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特表2024-543203情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-19
(54)【発明の名称】情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/02 20090101AFI20241112BHJP
【FI】
H04W68/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532696
(86)(22)【出願日】2021-12-03
(85)【翻訳文提出日】2024-06-04
(86)【国際出願番号】 CN2021135531
(87)【国際公開番号】W WO2023097695
(87)【国際公開日】2023-06-08
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】シー,ラオ
(72)【発明者】
【氏名】リー,ヤンフア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD13
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の実施例は、情報処理方法、装置、通信デバイス、および記憶媒体を提供する。基地局によって実行される情報処理方法は、基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップであって、前記ページングサブグルーピング設定情報が、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるステップを含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局によって実行される情報処理方法であって、
基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるステップを含む、
情報処理方法。
【請求項2】
前記方法は、
基地局が第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしないステップをさらに含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される、
請求項1または2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値であり、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではなく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい、
請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する指示ビットをさらに含む、
請求項1~3のいずれかに記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップは、
前記基地局がCNの第2のサブグループID及び前記RANの第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップを含む、
請求項1~3のいずれかに記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしている場合、ページング早期指示(PEI)のサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップをさらに含む、
請求項1~6のいずれかに記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記方法は、
CNから送信された第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIを送信するステップをさらに含む、
請求項1~7のいずれかに記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記CNから送信された第2のサブグループIDが受信されていない場合、前記UEがサブグループIDをサポートしているか否かと、前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定するステップをさらに含む、
請求項8に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記UEがサブグループIDをサポートしているか否かと、前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定するステップは、
前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートし、かつ前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信するステップ、
または、
前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないステップ、
または、
前記基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないステップを含む、
請求項9に記載の情報処理方法。
【請求項11】
ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報処理方法であって、
基地局によって無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信するステップであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、UEが第1のサブグループIDを決定するためのものであるステップを含む、
情報処理方法。
【請求項12】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される、
請求項11に記載の情報処理方法。
【請求項13】
前記方法は、
CNの第2のサブグループIDが受信されておらず、前記ページングサブグルーピング設定情報が受信され、かつ前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするステップをさらに含む、
請求項11または12に記載の情報処理方法。
【請求項14】
前記方法は、
前記ページングサブグルーピング設定情報に基づいて基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定され、かつ前記第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするステップをさらに含む、
請求項11~13のいずれかに記載の情報処理方法。
【請求項15】
前記ページングサブグルーピング情報は、
前記基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する指示ビットを含む、
請求項14に記載の情報処理方法。
【請求項16】
前記方法は、
前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではない場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するステップ、
または、
前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値に等しい場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するステップをさらに含む、
請求項14に記載の情報処理方法。
【請求項17】
前記方法は、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていないと決定するステップ、
または
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていると決定するステップをさらに含む、
請求項14に記載の情報処理方法。
【請求項18】
前記第1のサブグループIDは以下の関数関係で決定され、
UE_ID=TMSI mod M、
Subgroup ID’=floor(UE_ID/(N * Ns)) mod NUEID
Subgroup ID=Subgroup ID’+offset、
前記Subgroup IDは前記第1のサブグループIDであり、前記TIMSIは前記UEの一時的な移動ユーザ識別コードであり、前記Mはモジュロ演算の定数であり、前記Nはページングフレームの数であり、前記Nsは1つのページングフレーム内のページングオケージョンの数であり、前記NUEIDは第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計であり、前記offsetは前記オフセット値である、
請求項12に記載の情報処理方法。
【請求項19】
情報処理装置であって、
基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成されるブロードキャストモジュールであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるブロードキャストモジュールを含む、
情報処理装置。
【請求項20】
前記ブロードキャストモジュールはさらに、基地局が第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしないように構成される、
請求項19に記載の情報処理装置。
【請求項21】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される、
請求項19または20に記載の情報処理装置。
【請求項22】
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値であり、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではなく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい、
請求項21に記載の情報処理装置。
【請求項23】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する指示ビットをさらに含む、
請求項19~22のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項24】
前記ブロードキャストモジュールは、前記基地局がCNの第2のサブグループID及び前記RANの第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成される、
請求項19~22のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項25】
前記ブロードキャストモジュールはさらに、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしている場合、ページング早期指示(PEI)のサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成される、
請求項19~24のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項26】
前記装置は、
CNから送信された第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIを送信するように構成される送信モジュールをさらに含む、
請求項19~25のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項27】
前記送信モジュールは、前記CNから送信された第2のサブグループIDが受信されていない場合、前記UEがサブグループIDをサポートしているか否かと、前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定するように構成される、
請求項26に記載の情報処理装置。
【請求項28】
前記送信モジュールは、前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートし、かつ前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信するか、または、前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないか、または、前記基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないように構成される、
請求項27に記載の情報処理装置。
【請求項29】
情報処理装置であって、
基地局によって無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信するように構成される受信モジュールであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものである受信モジュールを含む、
情報処理装置。
【請求項30】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される、
請求項29に記載の情報処理装置。
【請求項31】
前記装置は、
CNの第2のサブグループIDが受信されておらず、前記ページングサブグルーピング設定情報が受信され、かつ前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするように構成されるモニタモジュールをさらに含む、
請求項29または30に記載の情報処理装置。
【請求項32】
前記モニタモジュールは、前記ページングサブグルーピング設定情報に基づいて基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定され、かつ前記第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするように構成される、
請求項29または30に記載の情報処理装置。
【請求項33】
前記ページングサブグルーピング情報は、
前記基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する指示ビットを含む、
請求項32に記載の情報処理装置。
【請求項34】
前記装置は、
前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではない場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するか、または、前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値に等しい場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するように構成される第1の決定モジュールをさらに含む、
請求項32に記載の情報処理装置。
【請求項35】
前記装置は、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていないと決定するか、または、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていると決定するように構成される第2の決定モジュールをさらに含む、
請求項32に記載の情報処理装置。
【請求項36】
前記第1のサブグループIDは以下の関数関係で決定され、
UE_ID=TMSI mod M、
Subgroup ID’=floor(UE_ID/(N * Ns)) mod NUEID
Subgroup ID=Subgroup ID’+offset、
前記Subgroup IDは前記第1のサブグループIDであり、前記TIMSIは前記UEの一時的な移動ユーザ識別コードであり、前記Mはモジュロ演算の定数であり、前記Nはページングフレームの数であり、前記Nsは1つのページングフレーム内のページングオケージョンの数であり、前記NUEIDは第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計であり、前記offsetは前記オフセット値である、
請求項30に記載の情報処理装置。
【請求項37】
通信デバイスであって、
プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合、請求項1~10または11~18のいずれかに記載の情報処理方法の方法を実行する、
通信デバイス。
【請求項38】
実行可能なプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~10または11~18のいずれかに記載の情報処理方法の方法が実現される、
コンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術の分野に関するが、無線通信技術の分野に限定されず、特に、情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
アイドル状態(IDLE)/非アクティブ状態(INACTIVE)では、ネットワークはページングメカニズムによってユーザイクイップメント(User Equipment、UE)をページングする。ネットワークに送信すべきダウンリンクデータまたはシグナリングが存在する場合、ページングメッセージ(paging message)を送信することにより、UEに無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続確立または接続回復プロセスを開始させて、RRC接続状態に復帰させる。そのほか、ページングメカニズムは、ページングショートメッセージ(short message)を送信することにより、ネットワークがカバーしているRRC状態のすべてのUEにシステムメッセージの更新を受信することを通知し、地震と津波の警報システム(Earthquake and Tsunami Warning System、ETWS)及び商用移動警報システム(Commercial Mobile Alert System、CMAS)などの警報情報を通知することもできる。
【0003】
現在のページングメカニズムでは、UEはシステムメッセージ(System Information Block、SIB1)におけるページング設定(configuration)を読み取り、プロトコルによって協定されたページング計算式及び割り当てられたUE-IDを組み合わせて、モニタすべきページングオケージョン(paging occasion、 PO)を計算し、その後、UEは各ページングサイクルでこのPOをモニタする。なお、UE-IDはUEの認識コード5G-S-TMSI mod 1024によって得られ、これは、異なるUEが同じUE-IDを持つことができ、このようなUEも同じページンググループに割り当てられ、同じPOをモニタすることを意味する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、情報処理方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、基地局によって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、
基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定(configuration)情報をブロードキャストするステップであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるステップを含む。
【0006】
本開示の実施例の第2の態様によれば、UEによって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、
基地局によってRANの第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信するステップであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるステップを含む。
【0007】
本開示の実施例の第3の態様によれば、情報処理装置を提供し、前記装置は、
基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成されるブロードキャストモジュールであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるブロードキャストモジュールを含む。
【0008】
本開示の実施例の第4の態様によれば、情報処理装置を提供し、前記装置は、
基地局によってRANの第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信するように構成される受信モジュールであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものである受信モジュールを含む。
【0009】
本開示の実施例の第5の態様によれば、プロセッサ、トランシーバ、メモリ、及びメモリに記憶され、前記プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムを含む通信デバイスを提供し、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合、前記の第1の態様または第2の態様によって提供される情報処理方法を実行する。
【0010】
本開示の実施例の第6の態様によれば、実行可能なプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体を提供し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されると、前記の第1の態様または第2の態様によって提供される情報処理方法が実現される。
【0011】
本開示の実施例提によって提供される技術案によれば、この情報処理方法では、基地局はRANの第1のサブグループIDをサポートしている場合にページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストし、このように、UEはページングサブグルーピング設定情報を受信した場合に基地局がRANの第1のサブグループIDをサポートしていると決定し、このページングサブグルーピング設定情報を受信していない場合に基地局がRANの第1のサブグループIDをサポートしていないと決定し、このように、基地局がRANの第1のサブグループIDをサポートしているか否かを特にブロードキャストする指示情報に比べて、シグナリングオーバヘッドが小さいという特徴がある。
【0012】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示の実施例を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
ここの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する本発明の実施例を示し、明細書とともに本発明の実施例の原理を説明するために使用される。
図1】例示的な一実施例によって示される無線通信システムの概略構成図である。
図2】例示的な一実施例によって示されるページングに関連する概略図である。
図3】例示的な一実施例によって示される情報処理方法の概略フローチャートである。
図4】例示的な一実施例によって示される情報処理方法の概略フローチャートである。
図5】例示的な一実施例によって示される情報処理方法の概略フローチャートである。
図6】例示的な一実施例によって示される情報処理方法の概略フローチャートである。
図7】例示的な一実施例によって示される情報処理装置の概略構成図である。
図8】例示的な一実施例によって示される情報処理装置の概略構成図である。
図9】例示的な一実施例によって示されるUEの概略構成図である。
図10】例示的な一実施例によって示される通信デバイスの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に説明された実施形態は、本発明の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本発明の実施例のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0015】
本開示の実施例に使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を制限することを意図していない。本開示の実施例と添付の特許請求の範囲に使用される単数形の「一」と「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「及び/又は」とは、1つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又は全ての可能な組み合わせを指す。
【0016】
本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ばれることができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ばれることもできる。文脈によっては、本明細書で使用される単語「もし」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。
【0017】
図1を参照すると、本開示の実施例によって提供される無線通信システムの概略構成図を示す。図1に示すように、無線通信システムはセルラー移動通信技術に基づく通信システムであり、当該無線通信システムは、いくつかのUE11及びいくつかのアクセスデバイス12を含むことができる。
【0018】
UE11は、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供するデバイスを指し得る。UE11は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、UE11はもののインターネットUEであってもよく、例えば、センサデバイス、携帯電話(または「セルラー」電話とも呼ばれる)及びもののインターネットUEを有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、モバイルステーション(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、またはユーザイクイップメント(user equipment、UE)である。または、UE11は、無人航空機のデバイスであってもよい。または、UE11は、車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有する電子制御ユニットであってもよく、電子制御ユニットを外付けする無線通信デバイスであってもよい。あるいは、UE11は、路側デバイス、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号灯、または他の路側デバイスなどであってもよい。
【0019】
アクセスデバイス12は、無線通信システムにおけるネットワーク側デバイスであってもよい。当該無線通信システムは第4世代移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれる。または、当該無線通信システムは5Gシステムであってもよく、新しい無線通信(new radio、NR)システムまたは5G NRシステムとも呼ばれる。または、当該無線通信システムは5Gシステムの次世代のシステムであってもよい。5GシステムにおけるアクセスネットワークはNG-RAN(New Generation-Radio Access Network、新しい世代無線アクセスネットワーク)と呼ばれることができる。または、MTCシステムと呼ばれることができる。
【0020】
アクセスデバイス12は、4Gシステムにおいて用いられる進化型アクセスデバイス(eNB)であってもよい。または、アクセスデバイス12は、5Gシステムにおける集中分散アーキテクチャを用いるアクセスデバイス(gNB)であってもよい。アクセスデバイス12が集中分散アーキテクチャを用いる場合、通常、中央ユニット(central unit、CU)と少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)とを含む。中央ユニットには、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設けられている。分散ユニットには、物理(Physical、PHY)層のプロトコルスタックが設けられ、本開示の実施例はアクセスデバイス12の具体的な実現形態に対して限定しない。
【0021】
アクセスデバイス12とUE11との間は、無線エアインターフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態では、当該無線エアインターフェースは、第4世代の移動通信ネットワーク技術(4G)規格に基づく無線エアインターフェースである。または、当該無線エアインターフェースは、第5世代の移動通信ネットワーク技術(5G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、例えば、当該無線エアインターフェースは新しい無線である。または、当該無線エアインターフェースは5Gの次世代の移動通信ネットワーク技術規格に基づく無線エアインターフェースであってもよい。
【0022】
いくつかの実施例では、UE11間はE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立することができる。例えば車両のインターネット通信(vehicle to everything、V2X)におけるV2V(vehicle to vehicle、車両間)通信、V2I(vehicle to Infrastructure、路車間)通信及びV2P(vehicle to pedestrian、車両歩行者間)通信などのシーンである。
【0023】
いくつかの実施例では、上記無線通信システムは、ネットワーク管理デバイス13をさらに含むことができる。
【0024】
いくつかのアクセスデバイス12はそれぞれネットワーク管理デバイス13に接続される。ネットワーク管理デバイス13は、無線通信システムにおけるコアネットワークデバイスであってもよく、例えば、当該ネットワーク管理デバイス13は、進化されたパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)における移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。または、当該ネットワーク管理デバイスは、他のコアネットワークデバイス、例えばサービスゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、戦略及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)またはホームサブスクライバーサーバ(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。本開示の実施例では、ネットワーク管理デバイス13の実現形態を限定しない。
【0025】
図2に示すように、ネットワークがUE3をページングする必要がある場合、UE3によってモニタされるPOで、ページング(paging)ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を送信する。この場合、このPOですべてのUEはページングDCIを受信し、このページングDCIによって対応するダウンリンクデータチャネル(PDSCH)でページングメッセージ(paging message)を受信することを指示する。各UEは自身の識別子とマッチングすることでこのページングメッセージが自分に送信されるか否かを確認する。
【0026】
UE3のIDが識別子に正しくマッチングする場合、ネットワークにアクセスする。一方、UE1とUE2のIDが識別子に正しくマッチングしていない場合、応答を行わず、アイドル状態または非アクティブ状態に留まり続ける。このことから、ページングメカニズムがUEの不要なページングモニタを引き起こし、消費電力を増やすことが分かる。
【0027】
このため、不要なページングモニタを最適化するためにページングサブグルーピングメカニズムが導入される。同じPOのすべてのUEをいくつかのサブグループに分割することにより、この場合、UEは他のサブグループのページングメッセージの影響を受けず、自身に対応するサブグループをモニタするだけで、不要なページングモニタを減らすという目的を達成する。
【0028】
図3に示すように、本開示の実施例は基地局によって実行れる情報処理方法を提供し、前記方法は以下のステップS110を含む。
【0029】
S110では、基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストし、前記ページングサブグルーピング設定情報は、UEが第1のサブグループIDを決定するためのものである。
【0030】
この情報処理方法は基地局によって実行され、この基地局はeNBまたはgNBを含むことができる。
【0031】
基地局が無線RANの第1のサブグループIDをサポートしている場合、RANが非接続状態のUEをページングする場合、RANページングサブグルーピングのサブグループでUEをページングすることができることを示す。この第1のサブグループIDはRANページングサブグルーピングのサブグループ識別子である。前記非接続状態はアイドル状態及び/又は非アクティブ状態を含む。
【0032】
本開示の実施例では、基地局は第1のサブグループIDをサポートしている場合のみ、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストし、第1のサブグループIDをサポートしていない場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしなくてもよく、このように、基地局が第1のサブグループIDをサポートしているか否かをUEに暗黙的に指示することに相当する。
【0033】
このページングサブグルーピング設定情報はシステムメッセージブロック(System Information Block、SIB)に運ばれることができ、例示的には、ページングサブグルーピング設定情報はSIB1に含まれてもよいが、SIB1に限定されない。例えば、ページングサブグルーピング設定情報はSIB2に運ばれてもよい。要するに、ページングサブグルーピング設定情報はSIBxに運ばれてもよく、xの値は任意の正の整数であってもよい。例えば、前記ページングサブグルーピング設定情報を運ぶために、1つのSIBを設定する。
【0034】
いくつか実施例では、前記方法は、
基地局が第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしないステップをさらに含む。
【0035】
いくつかの場合、基地局が第1のサブグループIDをサポートしていない場合、基地局はページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしなく、すなわち、基地局は、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップをスキップするか、またはページングサブグルーピング設定情報がブロードキャストされない。このように、UEはページングサブグルーピング設定情報を受信できず、現在の基地局が第1のサブグループIDをサポートしていないこと、すなわちRANページングサブグルーピングのサブグループページングをサポートしていないことを知ることができる。
【0036】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、前記オフセットはコアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される。
【0037】
基地局がサポートしているサブグループのサブグルーピング数の合計は一定であってもよく、すなわち、基地局がサポートしている第1のサブグループIDと第2のサブグループIDとの和は決定されている。
【0038】
例えば、第1のサブグループIDの値の範囲は、自身の第1のサブグループIDの1つのパラメータを決定することができ、ページングサブグルーピング設定情報がこの第1のサブグループIDの値の範囲を含む場合、基地局が第1のサブグループIDをサポートしていることをUEに暗黙的に指示することに相当する。
【0039】
第1のサブグループIDの値の範囲は第1のサブグループIDのサブグルーピング数を決定するために使用され、このサブグルーピング数はUEの第1のサブグループIDを決定するために使用されることができる。
【0040】
一実施例では、前記ページングサブグルーピング設定情報は第1のサブグループIDのサブグルーピング数とオフセット値とを直接含む。ページングサブグルーピング設定情報が第1のサブグループIDのサブグルーピング数とオフセット値とを同時にブロードキャストしている場合、基地局が第1のサブグループIDをサポートしていることを暗黙的に指示するとともに、基地局によって設定された第1のサブグループIDのサブグルーピング数を指示し、オフセット値によって第1のサブグループIDの値の範囲を決定することができる。
【0041】
別の実施例では、ページングサブグルーピング設定情報が基地局によってサポートされている第1のサブグループIDのグルーピング数を指示せず、オフセット値のみを指示する場合、第1のサブグループIDのサブグルーピング数が、基地局によってサポートされている第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しくてもよいと考えられる。この第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計は、前記ページングサブグルーピング設定情報以外の任意の情報によって明示的または暗黙的に指示することができる。例えば、PEIに含まれるビット数によって前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計を暗黙的に指示する。
【0042】
前記オフセット値はCNの第2のサブグループIDのサブグルーピング数によって決定される。例えば、第2のサブグループIDのサブグルーピング数がXである場合、オフセット値はX以上で、Z以下であってもよく、Zは基地局によってサポートされている第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計であってもよい。
【0043】
一実施例では、基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かは、専用ビットで明示的に指示されてもよいし、暗黙的に指示されてもよい。
【0044】
以下、基地局が第2のIDをサポートしているか否かを暗黙的に指示する方式を提供する。
【0045】
いくつかの実施例では、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値であり、この極値は極大値または極小値であってもよい。例えば、第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計は3つのビットの8つの値から取得され、この場合、基地局によってサポートされる第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との最小合計は0であってもよく、すなわち、オフセット値が極小値0である場合、基地局が第2のサブグループIDにサブグルーピング数を予約しないことを示す。基地局によってサポートされる第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との最大合計は3ビットによって指示可能な極大値8であってもよく、すなわち極大値が8である。
【0046】
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではなく、基地局が第2のサブグループIDをサポートしている場合、基地局によってサポートされる第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計のうちの少なくとも1つのグループが第2のサブグループIDに割り当てられることを示し、この場合にオフセット値は上記の極大値または極小値ではない。
【0047】
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しい。基地局が第1のサブグループIDのサブグルーピング数で基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを暗黙的に指示する場合、例えば、基地局によってサポートされる第1のサブグループIDのサブグルーピング数が基地局によってサポートされる第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しく、この場合に基地局が第2のサブグループIDをサポートしていないことを示す。
【0048】
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい。基地局によってページングサブグルーピング設定情報を介して指示される第1のサブグループのサブグルーピング数が、基地局によってサポートされる第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい場合、少なくとも1つのサブグループIDが第2のサブグループIDとして設定可能であることを示し、基地局が第2のサブグループIDをサポートしていることをUEに暗黙的に示す。
【0049】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する指示ビットをさらに含む。
【0050】
ページングサブグルーピング設定情報には基地局がCNの第2のサブグループIDを特に指示するビットが含まれてもよい。例えば、この指示ビットは1つまたは複数のビットを含むことができる。この指示ビットが1つのビットであってもよい場合、この1つのビットの2つのビット値は、それぞれ基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示するために使用されることができる。
【0051】
一実施例では、前記S110は、
前記基地局がCNの第2のサブグループID及び前記RANの第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップを含むことができる。
【0052】
いくつかの実施例では、コアネットワークが第2のサブグループIDをサポートしている場合、基地局がそれに応じてサブグループIDもサポートしていると考えられ、この場合に基地局は第1のサブグループIDをサポートすることもでき、従って、基地局はページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストし、いずれもUEが第1のサブグループIDをサポートし、第2のサブグループIDもサポートすると考えられることができる。
【0053】
図4に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、この方法は以下のステップS210をさらに含む。
【0054】
S210では、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしている場合、PEIのサブグルーピング設定情報をブロードキャストする。
【0055】
PEIのサブグルーピング設定情報のブロードキャストにより、POをモニタするページングサブグループをさらにグルーピングしたことを示し、基地局が第2のサブグループIDをサポートしていることに相当する。
【0056】
PEIのサブグルーピング設定情報によって指示されるPEIはさらにグループ設定される。
【0057】
UEはPEIのサブグルーピング設定情報を受信した後、基地局が第2のサブグループIDをサポートしていると決定し、自身の第2のサブグループIDに基づいてPEIをモニタし、PEIがモニタされた後、第2のサブグループIDに対応するPOをモニタし、POのモニタ結果に基づいて物理ダウリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)伝送をモニタし、復号化する。
【0058】
いくつか実施例では、前記方法は、
CNから送信された第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIを送信する。
【0059】
基地局は、CNから送信された第2のサブグループIDが受信され、かつ基地局が第2のサブグループIDをサポートしている場合、第2のサブグループIDに基づいてPEIを送信し、これにより、ページンググループのサブグループ(このようなページンググループのサブグループはページングサブグループと呼ばれることができる)でPEIを送信して第2のサブグループID識別子に対応するページングサブグルーピング内のUEをウェイクアップしてPOをモニタさせることができる。さらにウェイクアップされたUEはPOをモニタする。現在基地局側がシステムショートメッセージのみを指示する場合、UEはPOのモニタ結果に基づいてさらにPDSCH伝送をモニタしない。現在の基地局がサービスデータを伝送するために特定のUEをページングする必要がある場合、POにおいてページングされたUEは、PDSCH伝送をさらにモニタし、これにより、POをモニタする必要のないUEをウエイクアップすることを減少させる。
【0060】
いくつかの場合、第2のサブグループIDの優先度は第1のサブグループIDの優先度より高くてもよく、このように、コアネットワークの第2のサブグループIDが受信された場合、基地局が第1のサブグループIDをサポートし、かつ現在の基地局が非アクティブ状態のUEをページングしても、基地局は第2のサブグループIDに基づいてPEIを送信する。
【0061】
図5に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、この方法は以下のステップS310をさらに含む。
【0062】
S310では、前記CNから送信された第2のサブグループIDが受信されていない場合、UEが第1のサブグループIDをサポートしているか否かと、基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定する。
【0063】
いくつかの実施例では、基地局がCNから送信された第2のサブグループIDを受信していない場合、コアネットワークが基地局がページングサブグルーピングに従ってUEをページングすることを要求しないことを示し、このとき、基地局がページングサブグルーピングに従ってUEをページングすることをサポートしているか否かは、UEが第1のサブグループIDをサポートしているか否かと、基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かをさらに決定することができる。
【0064】
例示的には、前記UEがサブグループIDをサポートしているか否かと、前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定するステップは、
前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートし、かつ前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信するステップ、
または、
前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないステップ、
または、
前記基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないステップを含む。
【0065】
UEが第1のサブグループIDをサポートし、かつ基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしている場合、UEと基地局の両方が第1のサブグループIDをサポートしていることを示し、この場合、UEの消費電力を低減するという目的から、第1のサブグループIDに基づいてPEIをブロードキャストすることができる。
【0066】
UEが第1のサブグループIDをサポートしていない場合、UEがページングをモニタできるを確保するために、第1のサブグループIDに従ってPEIを送信せず、ページンググループに基づいてPEIを直接ブロードキャストする。
【0067】
ページンググループに従ってPEIをブロードキャストする場合、PEIは、ページンググループ全体内のすべてのUEが対応するPOをモニタする必要があるか否かを指示し、第1のサブグループIDに従ってPEIを送信する場合、されにページングサブグルーピングに従って、ページンググループ内の異なるUEが対応するPOをモニタするか否かをそれぞれ指示する。例えば、ページンググループに従ってPEIをブロードキャストする場合、PEIのビット数は1つであってもよく、このビットの2つのビット値はこのPOに対応するページンググループ全体内のすべてのUEがこのPOをモニタする必要があるか否かをそれぞれ指示することができる。ページングサブグルーピングに従ってPEIをブロードキャストする場合、PEIは通常、複数のビットであり、各ビットは、異なるページングサブグルーピングのUEが対応するPOをモニタする必要があるか否かを指示する。例えば、PEIのビット数が4つのビットである場合、PEIの各ビットは1つのページングサブグルーピングのUEがPOをモニタする必要があるか否かを指示するために使用される。例えば、PEIのビット値が「0010」である場合、PEIとの3番目のページングサブグルーピング内のUEはこのPEIによって指示されるPOをモニタする必要があり、残りの1、2及び4番目のページングサブグルーピングがこのPOをモニタする必要がないため、UEの不必要なPOモニタを減少させる。
【0068】
UEが第1のサブグループIDをサポートしているが、基地局が第1のサブグループIDをサポートしているが第1のサブグループIDを決定するページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストせず、または基地局が第1のサブグループIDをサポートしていない場合、同様に基地局は第1のサブグループIDに基づいてページングサブグルーピングに従ってPEIを送信せず、ページンググループに基づいてPEIを送信する。
【0069】
いくつかの実施例では、前記第1のサブグループIDは以下の関数関係で決定され、
UE_ID=TMSI mod M、
Subgroup ID’=floor(UE_ID/(N * Ns))mod NUEID
Subgroup ID=Subgroup ID’+offset、
前記Subgroup IDは前記第1のサブグループIDであり、前記TIMSIは前記UEの一時的な移動ユーザ識別コードであり、前記Mはモジュロ演算の定数であり、前記Nはページングフレームの数であり、前記Nsは1つのページングフレーム内のページングオケージョンの数であり、前記NUEIDは第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計であり、前記offsetは前記オフセット値である。
【0070】
図6に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、UEによって実行され、前記方法は以下のステップS410を含む。
【0071】
S410では、基地局によってRANの第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信し、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものである。
【0072】
本開示の実施例によって提供される情報処理はUEによって実行されることができ、このUEは基地局から受信されたページングサブグルーピング設定情報に基づいて、基地局が第1のサブグループIDをサポートしているか否かを決定する。
【0073】
例示的には、UEは、ページングサブグルーピング設定情報を受信した場合、基地局が第1のサブグループIDをサポートしていると決定し、ページングサブグルーピング設定情報に基づいて第1のサブグループIDを決定することができる。
【0074】
また、例示的には、UEが基地局によってRANの第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信していない場合、UEは基地局が第1のサブグループIDをサポートしていないと決定し、UEは、第1のサブグループID識別子のページングサブグルーピングに基づいてPEIをモニタせず、ページンググループに基づいてPEIをモニタする。
【0075】
このページングサブグルーピング設定情報は基地局が第1のサブグループIDをサポートしているか否かを暗黙的に指示し、このようにUEはページングサブグルーピング設定情報の受信状況に基づいて、基地局が第1のサブグループIDをサポートしているか否かを決定する。
【0076】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDに基づいて決定される。
【0077】
UEがページングサブグルーピング設定情報を受信した場合、基地局が第1のサブグループIDをサポートしていると考えられる一方で、ページングサブグルーピング設定情報に基づいて自身の第1のサブグループIDを決定することができる。
【0078】
ページングサブグルーピング設定情報は、UEが自身の第1のサブグループIDを決定するための様々な設定情報であってもよい。本開示の実施例ではページングサブグルーピング設定情報の3つの例を提供し、具体的な実現は上記の例に限定されない。
【0079】
いくつか実施例では、前記方法は、
CNの第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするステップをさらに含む。
【0080】
いくつか実施例では、前記方法は、
CNの第2のサブグループIDが受信されておらず、前記ページングサブグルーピング設定情報が受信され、かつ前記UEがサブグループの第1のサブグループIDをサポートしている場合、第1のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするステップをさらに含む。
【0081】
UEがCNから送信された第2のサブグループIDを受信していない場合、UEは自身が第1のサブグループIDをサポートしているか否かと、基地局が第1のサブグループIDを決定するためのページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、このときにUEは第1のサブグループIDに基づいてPEIをモニタし、このように、UEは第1のサブグループIDに対応するPEIのみをモニタする必要がある。
【0082】
いくつか実施例では、前記方法は、
前記ページングサブグルーピング設定情報に基づいて基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定され、かつ前記第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするステップをさらに含む。
【0083】
UEが第2のサブグループIDを受信した場合、UEは優先的に第2のサブグループIDに基づいてPEIをモニタし、このように優先的に第2のサブグループIDに従ってPEIをモニタし、コアネットワークによるUEに対するページングサブグルーピングのサブグルーピング設定を優先することができる。
【0084】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング情報は、指示ビットを含み、
前記指示ビットは、前記基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する。
【0085】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング情報は基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていることを明示的に指示するものを直接含む。
【0086】
いくつか実施例では、前記方法は、
前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではない場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するステップ、
または、
前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値に等しい場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するステップをさらに含む。
【0087】
いくつかの実施例では、UEはページングサブグルーピング設定情報のオフセット値の値に基づいて、基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを決定することができる。
【0088】
ここでの極値は最大値及び/又は最小値を含む。例えば、第1のサブグループIDのオフセット値が0に等しい場合、第2のサブグループIDに使用可能な値の範囲がないことを示し、このときに基地局が第2のサブグループIDをサポートしていないことを示す。
【0089】
いくつか実施例では、前記方法は、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていないと決定するステップ、
または
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていると決定するステップをさらに含む。
【0090】
いくつかの実施例では、第1のサブグループIDのサブグルーピング数はUEが基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしているか否かを決定するために使用されることもできる。例えば、第1のサブグループIDのサブグルーピング数が第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しい場合、基地局がすべてのサブグループIDを第1のサブグループIDに割り当て、すなわち基地局が第2のサブグループIDをサポートしていないことを示す。
【0091】
第1のサブグループIDのサブグルーピング数が第1のサブグループIDと第2のサブグループIDより小さい場合、基地局が第1のサブグループIDのサブグルーピング数を設定するとき、第2のサブグループIDのサブグルーピング数を予約したことを示すため、基地局が第2のサブグループIDをサポートしていることも示す。
【0092】
一実施例では、いくつかの実施例では、前記第1のサブグループIDは以下の関数関係で決定され、
UE_ID=TMSI mod M、
Subgroup ID’=floor(UE_ID/(N * Ns))mod NUEID
Subgroup ID=Subgroup ID’+offset、
前記Subgroup IDは前記第1のサブグループIDであり、前記TIMSIは前記UEの一時的な移動ユーザ識別コードであり、前記Mはモジュロ演算の定数であり、前記Nはページングフレームの数であり、前記Nsは1つのページングフレーム内のページングオケージョンの数であり、前記NUEIDは第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計であり、前記offsetは前記オフセット値である。
【0093】
要約すると、UEはページングサブグルーピング設定情報に基づいて基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを暗黙的にまたは明示的に知ることができる。
【0094】
ページングサブグルーピングにとっては、ネットワーク側は1つのサブグループ識別子(subgroup ID)をUEに提供する必要があり、UEはこのIDに従って対応するページングサブグルーピングでモニタする。
【0095】
一形態は、コアネットワーク(CN)側がサブグループIDをUEに直接提供することであり、別の形態は、基地局側(gNB)が、UEがサブグループ(subgroup)IDを計算するためにページングサブグルーピング設定情報を提供することである。
【0096】
CNがサブグループIDをUEに直接提供する場合、UEはサブグループ(subgroup)IDを計算する必要がなく、登録中にコアネットワークから送信されたNASシグナリングによって1つのサブグループ(subgroup)IDを受信し、UEがRRC_IDLE/INACTIVEにある場合、このIDを用いてページングPEIまたはPOをモニタし、例えば、現在のサブグループ(subgroup)ID=3である場合、UEがページングPEIまたはPOを受信した時、ID=3に対応する情報ビット(例えば、PEIの3つのビットのビット値が001である)で指示を受信した場合にのみページングメッセージを受信し、そうでない場合、ページングメッセージを受信しない。
【0097】
基地局側がページングサブグルーピングの設定情報を提供する技術案の場合、UEは基地局によってブロードキャストされたページング設定情報に基づいて、自身のUE識別子(UE-ID)を組み合わせて、合意された式で1つのサブグループIDを計算し、このサブグループIDに従ってページングをモニタする。
【0098】
本出願において、第1のサブグループID及び第2のサブグループIDはいずれもページングサブグルーピングを識別する。ページングサブグルーピングはページングサブグループまたはサブグループと呼ばれることもできる。一方、1つのPOは1つのページンググループに対応し、1つのページンググループはさらに前記ページングサブグループに分割される。
【0099】
なお、2つの技術案がいずれもページングサブグルーピングメカニズムを実現することができるが、2つの技術案がネットワークで同時に使用される場合、UE側とネットワーク側のアラインメント、すなわちどの技術案を使用してページングモニタを行うかを考慮する必要がある。
【0100】
基地局がUE-IDのサブグループ案をサポートしている場合、システムメッセージを通じてUE-IDページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストする。そうでなければブロードキャストしない。UE-IDは、第1のサブグループIDの一種である。
【0101】
ある実施例では、基地局がUE-IDのサブグループ案をサポートしている場合、暗黙的な方式を使用して、システムメッセージSIBx(SIB1として合理的であるが、既存のSIBに限定されない)によってUE-IDページングサブグルーピングの設定情報をブロードキャストする。
【0102】
この方式は、gNBがUE-IDページングサブグルーピング案をサポートしているか否かを暗黙的に指示し、すなわちブロードキャストすることはサポートしていることを表し、ブロードキャストしないことはサポートしていないことを表し、より詳細には、UE-IDサブグループ案は、gNB側のサブグループ案として解釈することもできる。
【0103】
いくつかの実施例では、基地局は、現在の基地局がCNサブグループのサブグループ方式をさらにサポートしているか否かを指示するために、システムメッセージの1ビットで明示的に指示することができる。
【0104】
例えばこのビットのビット値が1であり、かつ基地局がUE-IDページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしている場合、現在の基地局がRANのサブグループID(すなわちUE-ID)をサポートし、CNのIDもサポートし、すなわちCN-IDをサポートする。
【0105】
いくつかの実施例では、現在の基地局がUE-IDのページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしても、基地局は、現在の基地局がCNのサブグループ方式をサポートしているか否かを指示するために、システムメッセージの1ビットで明示的に指示してもよい。
【0106】
UE-IDページングサブグルーピングの設定情報は、
UE-IDのサブグループ範囲を含み、例えば、基地局はSIBxによってUE-ID案のサブグループ範囲、例えばsubgroup IDが4-7であることをブロードキャストする。
【0107】
基地局がUE-IDのサブグルーピング数の合計及びオフセット値を設定し、例えば、基地局はSIBxによってUE-ID案のサブグルーピング数の合計NUEID、及びオフセット値(offset)をブロードキャストする。例えば、オフセット値は、CNが占有するサブグループ番号と重複しないように、計算されたsubgroup IDを修正するために使用される。このとき、UEと基地局は、次のような1つの可能な合意された式でsubgroup IDを計算することができる。
Subgroup ID’=floor(UE_ID/(N*Ns))mod NUEID
Subgroup ID=Subgroup ID’+offset
Nは現在の基地局によってブロードキャストして提供されるページングフレームの数を表し、Nsは現在の基地局によって提供される各ページングフレーム内のページングオケージョン(PO)の数を表し、UEは自身のUE-IDを組み合わせてsubgroup IDを計算することができる。NUEIDはUE-IDのサブグルーピング数の合計、すなわち上記の第1のサブグループIDのサブグルーピング数の合計を表す。関数floorは、小数点以下を切り捨てることを表す。
【0108】
UE_IDは以下の関数関係で計算される。
TMSI mod M。
例示的には、5G-S-TMSI mod 1024。
【0109】
合計サブグループIDの値の範囲が0~7であると仮定すると、CNサブグループが占めるIDは前の0~3であり、UE-IDサブグループが占めるIDは後の4~7であり、NEUID=4且つoffset=4でこの例を実現することが理解できる。
【0110】
オフセット値(offset)は必ず提供すべきではなく、提供されない場合、以下の2つの処理方式がある。提供されない場合、端末はプロトコルのデフォルト値、例えばoffset=0に従って処理し、このとき、基地局がCNサブグループをサポートしていない、すなわち上記の第2サブグループIDをサポートしていないことを示し、
提供されない場合、端末はプロトコルのデフォルト値に従って処理する。例えば、offset=Nであり、NはCNページングサブグルーピング案に割り当てられた合計数であり、Nはコアネットワークから取得されてもよく、基地局から設定されてもよい。
【0111】
一実施例では、基地局は、UE-ID案のサブグルーピング数の合計NUEIDをブロードキャストする必要はなく、オフセット値(offset)のみをブロードキャストする必要があり、offsetは、基地局が端末のためにブロードキャストしているページングサブグルーピング案に割り当てられた合計数を指し、このときにNUEIDは基地局によってサポートされるサブグルーピング数の合計からoffsetを減算したものに等しい。現在の合計のサブグルーピング数が8であると仮定すると、基地局は、offset=0で、現在の基地局がCNサブグループを提供していない、すなわち、CNサブグループ案をサポートしていないことを暗黙的に示す。もちろん、NUEID=8、およびRANのUE-IDがすべてのサブグループを占める場合、offset=0で表すこともできる。
【0112】
基地局がUE-IDサブグループ案をサポートしている場合、システムメッセージによってUE-IDページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストすると、基地局がCNページングサブグルーピング案とUE-IDサブグループ案の両方を同時にサポートしていることを暗黙的に指示する。
【0113】
基地局がPEIの設定情報をブロードキャストしている限り、基地局はCNページングサブグルーピングを暗黙的にサポートしていることを意味し、その上でページングサブグルーピング設定情報を組み合わせて基地局がUE-ID案をサポートしているか否かをさらに指示する。
【0114】
gNBはコアネットワークからsubgroup IDを受信したか否かに基づいて、どの案を使用してUEをページングするかを決定する。
【0115】
gNBは、コアネットワークから送信されたページングメッセージ(paging message)に含まれるサブグループ(subgroup)IDを受信すると、CNサブグループ案を使用し、すなわち直接このsubgroup IDを使用してUEをページングする。
【0116】
より詳細には、このsubgroup IDは、PEI送信を指示することができ、PO送信を指示することもでき、例えば、ID=0は、PEIを指示する第1のビットを1に設定して送信することに対応する。すなわち、コアネットワークはCNのサブグループIDを割り当てるため、端末が必ずページングサブグルーピング能力を有することを意味する。
【0117】
gNBはコアネットワークから送信されたCNのサブグループIDを受信する。CNのサブグループIDはN2シグナリングによって送信されてもよい。ここでのN2シグナリングは、初期コンテキストセットアップ応答(INITIAL CONTEXT SETUP RESPONSE)UEコンテキスト修正要求(UE CONTEXT MODIFICATION REQUEST)などで送信されたsubgroup IDを含むが、これに限定されない。
【0118】
UEが非アクティブ状態(RRC_INACTIVE)にある場合、コアネットワークはUEにデータまたはシグナリングを送信すると、基地局はCNサブグループ案を使用してこのUEをページングし、すなわちこのsubgroup IDを直接使用してUEをページングする。
【0119】
より詳細には、このsubgroup IDは、PEI送信を指示することができ、PO送信を指示することもでき、例えば、ID=0は、PEIを指示する第1のビットを1に設定して送信することに対応する。すなわち、コアネットワークは割り当てるため、端末が必ずページングサブグルーピング能力を有することを意味する。
【0120】
gNBがコアネットワークから送信されたサブグループ(subgroup)IDを受信していない場合に対応して、コアネットワークがページングメッセージ(paging message)を送信するとき、gNBにsubgroup IDを運ばず、またはコアネットワークがgNBにデータ/シグナリングを送信する場合、 gNBはUE能力及び現在UE-IDページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かに基づいてUE-IDのサブグループ方式を使用してUEをページングするか否かを決定する。両方がサポートしている場合、UE-IDページング案を使用し、そうでない場合、使用しない。
【0121】
すなわち、コアネットワークによって割り当てられたsubgroup IDの優先度はgNBによって計算されたsubgroup IDより高く、すなわちコアネットワークのsubgroup IDが存在する場合、基地局は、そのブロードキャストにおけるUE-IDページングサブグルーピング設定情報を無視する。
【0122】
UEはコアネットワークから送信されたページングサブグループ識別子(subgroup ID)に基づいて、対応するページングサブグループのPEIをモニタし、これにより、不必要なページングモニタを減少させる。
【0123】
例えば、すなわち、UEは登録中に、コアネットワークから1つのサブグループ(subgroup)IDを受信した場合、現在のgNBがUE-IDのページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするか否かにかかわらず、このsubgroup IDを使用してページングを直接モニタする。コアネットワークから受信されたサブグループIDは上記の第2のサブグループIDである。
【0124】
より詳細には、このsubgroup IDは、UEが受信したPEIまたはPOにページング指示が存在するか否かを指示することができ、例えば、ID=0は、PEIまたはPOを受信するサブグループの第1のビットが1である場合にページングが存在することに対応する。
【0125】
また、例えば、UEは1つのCNのsubgroup IDを有しても、gNBのシステムメッセージによってブロードキャストされた「1ビット」によって指示されたCNサブグループ能力により、CNサブグループ方式を使用するか否かを決定する必要がある。基地局が現在CNサブグループをサポートしていないことを指示する場合、UEは、有するCNサブグループIDを無視して、システムメッセージによってブロードキャストされたUE-IDページングサブグルーピング設定を使用してサブグループIDを計算する。
【0126】
また、例えば、UEが1つのCNのsubgroup IDを有しても、現在の基地局のNとoffsetが現在CNサブグループにsubgroup IDの空間(offset=0、N=8など)を予約していないことを暗黙的に指示する場合、UEは有するサブグループ(subgroup)IDを無視して、システムメッセージによってブロードキャストされたUE-IDページングサブグルーピング設定を使用してsubgroup IDを計算する。このCNサブグループIDは上記の第2のサブグループIDである。
【0127】
UEはコアネットワークからサブグループIDを受信していない場合、基地局によってブロードキャストされたUE-IDページングサブグルーピング設定情報に基づいて、対応するページングサブグループをモニタする。
【0128】
UEはコアネットワークからサブグループIDを受信していない場合、自身のUE-IDページングサブグルーピング能力、及びgNBがUE-IDページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かに基づいて、UE-IDページングサブグルーピング案を使用するか否かを決定し、両者がサポートしている場合、UEはUE-IDと式に基づいて1つのsubgroup IDを計算し、このsubgroup IDを使用してページングをモニタする。
【0129】
より詳細には、このsubgroup IDは、UEが受信したPEIまたはPOにページング指示が存在するか否かを指示することができ、例えば、ID=0は、PEIまたはPOを受信するサブグループの第1のビットが1である場合にページングが存在することに対応する。
【0130】
UEがコアネットワークからサブグループIDを受信しておらず、UEとgNBの一方の側がUE-IDページングサブグルーピング案をサポートしていない場合、ページングサブグルーピング技術は使用されない。コアネットワークから受信されたサブグループIDは上記の第2のサブグループIDである。
【0131】
すなわちコアネットワークによって割り当てられたサブグループIDの優先度はgNBのサブグループIDより高い。すなわち第2のサブグループIDの優先度は第1のサブグループIDの優先度より高い。
【0132】
図7に示すように、本開示の実施例は情報処理装置を提供し、前記装置は、
基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成されるブロードキャストモジュール110であって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるブロードキャストモジュール110を含む。
【0133】
この情報処理装置は基地局に含まれることができる。
【0134】
いくつかの実施例では、このブロードキャストモジュール11はプログラムモジュールであってもよく、このプログラムモジュールはプロセッサによって実行されると、ページングサブグルーピング設定情報のブロードキャストを実現することができる。
【0135】
別の実施例では、このブロードキャストモジュール110は、ソフトウェアとハードウェアの結合モジュールであってもよく、前記ソフトウェアとハードウェアの結合モジュールは、様々なプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されず、前記様々なプログラマブルアレイは、フィールドプログラマブルアレイおよび/または複雑なプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されない。
【0136】
いくつかの実施例では、このブロードキャストモジュール110は純粋なハードウェアモジュールであってもよく、前記純粋なハードウェアモジュールは専用集積回路を含むが、これに限定されない。
【0137】
いくつかの実施例では、前記ブロードキャストモジュール110は、さらに基地局が第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしないように構成される。
【0138】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される。
【0139】
いくつかの実施例では、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値であり、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではなく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい。
【0140】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する指示ビットをさらに含む。
【0141】
いくつかの実施例では、前記ブロードキャストモジュール110は、前記基地局がCNの第2のサブグループID及び前記RANの第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成される。
【0142】
いくつかの実施例では、前記ブロードキャストモジュール110は、さらに前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしている場合、ページング早期指示(PEI)のサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成される。
【0143】
いくつかの実施例では、前記装置は、
CNから送信された第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIを送信するように構成される送信モジュールをさらに含む。
【0144】
いくつかの実施例では、前記送信モジュールは、前記CNから送信された第2のサブグループIDが受信されていない場合、前記UEがサブグループIDをサポートしているか否かと、前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定するように構成される。
【0145】
いくつかの実施例では、前記送信モジュールは、前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートし、かつ前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信するか、または、前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないか、または、前記基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないように構成される。
【0146】
いくつかの実施例では、前記第1のサブグループIDは以下の関数関係で決定され、
UE_ID=TMSI mod M、
Subgroup ID’=floor(UE_ID/(N * Ns))mod NUEID
Subgroup ID=Subgroup ID’+offset、
前記Subgroup IDは前記第1のサブグループIDであり、前記TIMSIは前記UEの一時的な移動ユーザ識別コードであり、前記Mはモジュロ演算の定数であり、前記Nはページングフレームの数であり、前記Nsは1つのページングフレーム内のページングオケージョンの数であり、前記NUEIDは第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計であり、前記offsetは前記オフセット値である。
【0147】
図8に示すように、本開示の実施例は情報処理装置を提供し、前記装置は、
基地局によってRANの第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信するように構成される受信モジュール210であって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものである受信モジュール210を含む。
【0148】
この情報処理装置はUEに含まれることができる。
【0149】
いくつかの実施例では、この受信モジュール210はプログラムモジュールであってもよく、前記プログラムモジュールはプロセッサによって実行された後、ページングサブグルーピング設定情報の受信を実現することができる。
【0150】
いくつかの実施例では、この受信モジュール210は、ソフトウェアとハードウェアの結合モジュールであってもよく、このソフトウェアとハードウェアの結合モジュールは、様々なプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されず、前記様々なプログラマブルアレイは、フィールドプログラマブルアレイおよび/または複雑なプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されない。
【0151】
いくつかの実施例では、この受信モジュール210は純粋なハードウェアモジュールであってもよく、前記純粋なハードウェアモジュールは様々な専用集積回路を含むが、これらに限定されない。
【0152】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、前記オフセットがコアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される。
【0153】
CNの第1のサブグループIDが受信された場合、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIをモニタする。
【0154】
いくつかの実施例では、前記装置は、
CNの第2のサブグループIDが受信されておらず、前記ページングサブグルーピング設定情報が受信され、かつ前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするように構成されるモニタモジュールをさらに含む。
【0155】
いくつかの実施例では、前記モニタモジュールは、前記ページングサブグルーピング設定情報に基づいて基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定され、かつ前記第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてPEIをモニタするように構成される。
【0156】
いくつかの実施例では、前記ページングサブグルーピング情報は、指示ビットを含み、
前記指示ビットは、前記基地局が第2のサブグループIDをサポートしているか否かを指示する。
【0157】
いくつかの実施例では、前記装置は、
前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではない場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するか、または、前記ページング設定情報に含まれるオフセット値が第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値に等しい場合、前記基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定するように構成される第1の決定モジュールをさらに含む。
【0158】
いくつかの実施例では、前記装置は、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていないと決定するか、または、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていると決定するように構成される第2の決定モジュールをさらに含む。
【0159】
いくつかの実施例では、前記第1のサブグループIDは以下の関数関係で決定され、 UE_ID=TMSI mod M、
Subgroup ID’=floor(UE_ID/(N * Ns))mod NUEID
Subgroup ID=Subgroup ID’+offset、
前記Subgroup IDは前記第1のサブグループIDであり、前記TIMSIは前記UEの一時的な移動ユーザ識別コードであり、前記Mはモジュロ演算の定数であり、前記Nはページングフレームの数であり、前記Nsは1つのページングフレーム内のページングオケージョンの数であり、前記NUEIDは第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計であり、前記offsetは前記オフセット値である。
【0160】
本開示の実施例は通信デバイスを提供し、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
メモリにそれぞれ接続されるプロセッサと、を含み、
プロセッサは、上記のいずれかの技術案によって提供される端末の制御方法および/または情報処理方法を実行するように構成される。
【0161】
ここで、プロセッサは、非一時的なコンピュータ記憶媒体であり、通信デバイスの電源が切れた後も、その上に記憶されている情報を記憶し続けることができる様々なタイプの記憶媒体を含むことができる。
【0162】
ここで、前記通信デバイスは、アクセスデバイス、またはUE、または基地局を含む。
【0163】
プロセッサは、図3~6に示す方法の少なくとも1つのようなメモリに記憶されている実行可能なプログラムを読み取るために、バスなどを介してメモリに接続されてもよい。
【0164】
図9は例示的な一実施例によって示されるUE800のブロック図である。例えば、UE800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送ユーザイクイップメント、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0165】
図9を参照すると、UE800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、および通信コンポーネント816、のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0166】
処理コンポーネント802は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のようなUE800の全体の操作を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ820を含むことができる。なお、処理コンポーネント802は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0167】
メモリ804は、UE800での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、UE800で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0168】
電源コンポーネント806は、UE800の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント806は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、UE800の電力の生成、管理、及び配分に関連する他のコンポーネントとを含むことができる。
【0169】
マルチメディアコンポーネント808は、前記UE800とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネル上のジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント808は、1つのフロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。UE800が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又はリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0170】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、UE800が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されてもよく、または通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0171】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0172】
センサコンポーネント814は、UE800に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、デバイス800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントはUE800のディスプレイ及びキーパッドであり、センサコンポーネント814は、さらに、UE800またはその1つのコンポーネントの位置変化、ユーザとUE800との接触が存在または存在しないか、UE800の方位または加速/減速及びUE800の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント814は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0173】
通信コンポーネント816は、UE800と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。UE800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント816は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント816は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0174】
例示的な実施例では、UE800は、上記方法を実行するように、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されてもよい。
【0175】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、このコンピュータ記憶媒体に記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラムがプロセッサによって実行された後、上記のいずれかの技術案によって提供される情報処理方法、例えば、図3図6のいずれかに示す情報処理方法を実現することができる。例えば、このコンピュータプログラムはメモリ804に記憶されることができ、上記の方法を完了させるためにUE800のプロセッサ820によって実行されることができる。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスであってもよい。
【0176】
図10に示すように、本開示の一実施例は、アクセスデバイスの構造を示す。例えば、通信デバイス900は、ネットワーク側デバイスとして提供されてもよい。この通信デバイスは上記のアクセスデバイスであってもよい。このアクセスネットワークデバイスは基地局を含むが、これに限定されない。
【0177】
図10を参照すると、通信デバイス900は、1つまたは複数のプロセッサを含む処理コンポーネント922と、メモリ932によって表される、処理コンポーネント922によって実行される命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースとを含む。メモリ932に記憶されているアプリケーションプログラムは、各が1組の命令に対応する1以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント922は、上記方法に記載の前記アクセスデバイスに適用される任意の方法、例えば、図3~6に示す方法を実行するように命令を実行するように構成される。
【0178】
通信デバイス900は、通信デバイス900の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント926と、通信デバイス900をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインターフェース950と、入出力(I/O)インターフェース958とをさらに含むことができる。通信デバイス900は、Windows Server TM,Mac OS XTM,UnixTM,LinuxTM,FreeBSDTMまたは同様のようなメモリ932に記憶されているオペレーティングシステムを操作することができる。
【0179】
当業者であれば、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示的なものと見なされ、本発明の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0180】
なお、本発明は、上記に記載され、図面に示されている具体的な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本発明の範囲は、添付の請求項の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-06-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局によって実行される情報処理方法であって、
基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるステップを含む、
情報処理方法。
【請求項2】
前記方法は、
基地局が第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしないステップをさらに含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値であり、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記オフセット値は第1のサブグループIDのサブグルーピング数と第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計の極値ではなく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しく、
及び/又は、
前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしている場合、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数は、前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい、
請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップは、
前記基地局がCNの第2のサブグループID及び前記RANの第1のサブグループIDをサポートしている場合、前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするステップを含む、
請求項1~3のいずれかに記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記方法は、
CNから送信された第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてページング早期指示(PEIを送信するステップをさらに含む、
請求項1~のいずれかに記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記CNから送信された第2のサブグループIDが受信されていない場合、前記UEがサブグループIDをサポートしているか否かと、前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定するステップをさらに含む、
請求項に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記UEがサブグループIDをサポートしているか否かと、前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしているか否かとに基づいて、前記第1のサブグループIDに基づいてPEIを送信するか否かを決定するステップは、
前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートし、かつ前記基地局が前記ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしている場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信するステップ、
または、
前記UEが前記第1のサブグループIDをサポートしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないステップ、
または、
前記基地局がページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストしていない場合、前記第1のサブグループIDに基づいて前記PEIを送信しないステップを含む、
請求項に記載の情報処理方法。
【請求項9】
ユーザイクイップメント(UE)によって実行される情報処理方法であって、
基地局によって無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信するステップであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、UEが第1のサブグループIDを決定するためのものであるステップを含む、
情報処理方法。
【請求項10】
前記ページングサブグルーピング設定情報は、
前記第1のサブグループIDの値の範囲、
または、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数及びオフセット値、
または、
オフセット値を含み、
前記オフセット値は、コアネットワーク(CN)の第2のサブグループIDのサブグルーピング数に基づいて決定される、
請求項に記載の情報処理方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記ページングサブグルーピング設定情報に基づいて基地局がCNの第2のサブグループIDをサポートしていると決定され、かつ前記第2のサブグループIDが受信された場合、前記第2のサブグループIDに基づいてページング早期指示(PEIをモニタするステップをさらに含む、
請求項9又は10に記載の情報処理方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計に等しい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていないと決定するステップ、
または
前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数が前記第1のサブグループIDのサブグルーピング数と前記第2のサブグループIDのサブグルーピング数との合計より小さい場合、前記基地局が前記第2のサブグループIDをサポートしていると決定するステップをさらに含む、
請求項11に記載の情報処理方法。
【請求項13】
情報処理装置であって、
基地局が無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合、ページングサブグルーピング設定情報をブロードキャストするように構成されるブロードキャストモジュールであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものであるブロードキャストモジュールを含む、
情報処理装置。
【請求項14】
情報処理装置であって、
基地局によって無線アクセスネットワーク(RAN)の第1のサブグループIDをサポートしている場合に送信されたページングサブグルーピング設定情報を受信するように構成される受信モジュールであって、前記ページングサブグルーピング設定情報は、ユーザイクイップメント(UE)が第1のサブグループIDを決定するためのものである受信モジュールを含む、
情報処理装置。
【請求項15】
通信デバイスであって、
プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合、請求項1~のいずれかに記載の情報処理方法の方法を実行する、
通信デバイス。
【請求項16】
通信デバイスであって、
プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行する場合、請求項9又は10に記載の情報処理方法の方法を実行する、
通信デバイス。
【請求項17】
実行可能なプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれかに記載の情報処理方法の方法が実現される、
コンピュータ記憶媒体。
【請求項18】
実行可能なプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項9又は10に記載の情報処理方法の方法が実現される、
コンピュータ記憶媒体。
【国際調査報告】