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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-20
(54)【発明の名称】尿量監視システム
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/00 20060101AFI20241113BHJP
【FI】
A61M1/00 130
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527330
(86)(22)【出願日】2022-11-09
(85)【翻訳文提出日】2024-06-26
(86)【国際出願番号】 US2022049418
(87)【国際公開番号】W WO2023086394
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】63/278,069
(32)【優先日】2021-11-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591018693
【氏名又は名称】シー・アール・バード・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】C R BARD INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100107249
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 恭久
(72)【発明者】
【氏名】ライ、クイリン
(72)【発明者】
【氏名】マン、グレゴリー
(72)【発明者】
【氏名】ヴァンダー ラーン、スカイラー
【テーマコード(参考)】
4C077
【Fターム(参考)】
4C077AA19
4C077DD11
4C077DD12
4C077HH06
4C077HH16
4C077HH21
(57)【要約】
自動尿量監視デバイスに結合された尿収集アセンブリを含む尿量監視システム。尿収集アセンブリは、ドレナージチューブと、ドレナージチューブに結合されたアキュムレータと、アキュムレータに流体結合された尿収集容器とを含む。自動尿量監視デバイスは、尿収集容器と動作可能に結合される。ロジックは、監視デバイスのロードセルからの信号に基づいて、容器内に収集された尿の量を決定する。アキュムレータに連結された真空ポンプは、尿をドレナージチューブに沿ってアキュムレータに引き込む空気の流れを生じさせる。アキュムレータは、空気の流れを尿から分離する。空気の流れは、女性の外部尿カテーテルを経由してドレナージチューブに入る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
尿量監視システムであって、
尿収集アセンブリと、自動尿量監視デバイスと、真空ポンプと、を備え、
前記尿収集アセンブリは、
遠位端及び近位端を画定するドレナージチューブと、
前記近位端において前記ドレナージチューブと結合されたアキュムレータと、
前記アキュムレータと流体結合された尿収集容器と、を備え、
前記自動尿量監視デバイスは、前記尿収集容器と動作可能に結合されており、
前記自動尿量監視デバイスは、前記システムのセンサと通信しているコンソールを含み、
前記コンソールは、プロセッサと、前記プロセッサによって実行されると、前記尿収集容器内に収集された尿の量を決定することを含む前記システムの動作を実行する、ロジックをその中に記憶したメモリと、を含み、
前記真空ポンプは、空気が前記真空ポンプによって前記アキュムレータから除去されるように、前記アキュムレータと流体結合され、
前記アキュムレータから除去された前記空気は、前記ドレナージチューブに沿って前記遠位端から前記アキュムレータまで尿の流れと混合された空気の流れを生じさせ、
前記アキュムレータは、前記尿の流れから前記空気の流れを分離するように構成されている、システム。
【請求項2】
前記尿収集アセンブリは、前記遠位端において前記ドレナージチューブと結合された尿カテーテルを更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記空気の流れは、前記尿カテーテルを通過する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記尿カテーテルは、外部女性用尿カテーテルである、請求項2または3に記載のシステム。
【請求項5】
前記アキュムレータは、上部空洞部分及び下部空洞部分を含む空洞を画定し、
前記空気の流れは、前記上部空洞部分に出入りし、
前記尿の流れのみが、前記下部空洞部分に出入りする、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記アキュムレータは、前記アキュムレータが垂直な向きに配置されるように、前記自動尿量監視デバイスに取り付けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記センサは、前記自動尿量監視デバイスのロードセルを含み、
前記ロードセルは、前記尿収集容器と動作可能に結合され、
前記ロードセルは、前記尿収集容器内に収集された尿によって規定される重力荷重を決定するように構成され、
前記尿収集容器内に収集された尿の量を決定することは、前記重力荷重に基づいて前記尿の量を決定することを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記尿収集アセンブリは、前記アキュムレータと前記尿収集容器との間に延びる管腔と直列に配置された一方向弁を更に備え、前記一方向弁は、前記尿収集容器から前記アキュムレータに向かう流体の流れを防止するように構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記尿収集容器は、剛性容器であり、
前記アキュムレータは、前記尿収集容器と堅固に結合されている、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
前記尿収集容器は、前記尿収集容器内の大気圧を規定するように構成された通気孔を含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記センサは、前記アキュムレータと前記尿収集容器との間に延びる前記管腔と直列に配置された流量計を含み、
前記流量計は、前記アキュムレータから前記尿収集容器へ通過する尿の流量を測定するように構成されており、
前記尿収集容器内に収集された尿の量を決定することは、前記流量に基づいて前記尿の量を決定することを含む、請求項9または10に記載のシステム。
【請求項12】
前記尿収集容器は、取り外し可能な蓋を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項13】
尿量監視システム方法であって、
尿カテーテルと結合され、前記尿カテーテルから離れて近位方向に延びるドレナージチューブ内に患者からの尿を受け入れることと、
前記尿カテーテルと、前記ドレナージチューブの近位端に配置されたアキュムレータと、の間で前記ドレナージチューブに沿って近位方向に空気の流れを確立することと、
前記空気の流れが、前記尿を前記ドレナージチューブに沿って前記アキュムレータへ近位方向に流すように、前記尿を前記空気の流れと混合することと、
前記アキュムレータ内で前記尿から前記空気の流れを分離することと、
前記アキュムレータの下流に位置する尿収集容器内に前記尿を収集することと、を備える、方法。
【請求項14】
前記空気の流れを確立することは、前記アキュムレータと流体結合された真空ポンプを作動させることを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記尿収集容器内に収集された尿によって規定される重力荷重を測定することと、
前記重力荷重に基づいて前記尿収集容器内に収集された前記尿の量を決定することと、を更に備える、請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
前記空気の流れは、前記尿カテーテルを経由して前記ドレナージチューブに入る、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記尿カテーテルは、外部女性用尿カテーテルである、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記空気の流れは、前記尿カテーテルと前記患者との間の非密閉境界面を介して前記尿カテーテルに入る、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
尿収集アセンブリであって、
アキュムレータと、第1のドレナージチューブと、第2のドレナージチューブと、尿収集容器と、を備え、
前記アキュムレータは、上部空洞部分及び下部空洞部分を含む閉鎖空洞を画定し、前記アキュムレータは、前記上部空洞部分と直接流体連通している空気ポートを含み、
前記第1のドレナージチューブは、第1の遠位端及び第1の近位端を画定し、前記第1のドレナージチューブは、前記上部空洞部分と直接流体連通するように、前記第1の近位端において前記アキュムレータと結合され、
前記第2のドレナージチューブは、第2の遠位端及び第2の近位端を画定し、前記第2のドレナージチューブは、前記下部空洞部分と直接流体連通するように、前記第2の遠位端において前記アキュムレータと結合され、
前記尿収集容器は、前記第2の近位端において前記第2のドレナージチューブと結合され、
前記空気ポートは、真空ポンプによって規定される空気の流れが、(i)前記第1のドレナージチューブに沿って近位方向に流れ、(ii)前記上部空洞部分の内外に流れるように、前記真空ポンプの空気ホースと結合するように構成されている、アセンブリ。
【請求項20】
前記尿収集容器は、前記尿収集容器内に収集された尿がロードセルに印加された重力荷重を規定するように、自動尿量監視デバイスのロードセルと動作可能に結合するように構成され、
前記自動尿量監視デバイスは、前記ロードセルと通信するコンソールを含み、
前記コンソールは、プロセッサと、前記プロセッサによって実行されると、前記重力荷重に基づいて前記尿収集容器内に収集された前記尿の量を決定することを含む前記自動尿量監視デバイスの動作を実行する、ロジックをその中に記憶したメモリと、を含む、請求項19に記載のアセンブリ。
【請求項21】
使用中に、患者によって排泄された尿が、(i)女性用外部カテーテルに入り、(ii)前記第1のドレナージチューブに沿って近位方向に流れ、(iii)前記アキュムレータに入るように、前記第1の遠位端において前記第1のドレナージチューブと結合された女性用外部カテーテルを更に備える、請求項19または20に記載のアセンブリ。
【請求項22】
前記真空ポンプによって規定された前記空気の流れは、前記尿を前記第1のドレナージチューブに沿って近位方向に流す、請求項19から21のいずれか一項に記載のアセンブリ。
【請求項23】
使用中、患者によって排泄された前記尿は、
前記上部空洞部分内で前記空気の流れから分離し、
前記上部空洞部分から前記下部空洞部分に落下し、
前記第2のドレナージチューブに沿って近位に流れ、
前記尿収集容器に入る、請求項19から22のいずれか一項に記載のアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、尿量監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の尿量監視システムは、患者から排泄された尿を経時的に捕捉する。これらのシステムは、重力流によって排出された尿を捕捉するように構成された尿収集容器と尿連通する、尿カテーテルを含むことができる。しかしながら、従属ループ(dependent loop)がチューブ内に形成される可能性があり、患者におけるカテーテル補助尿路感染症の増加をもたらす。更に、従属ループは、不正確な尿量測定値をもたす可能性がある。システムから従属ループを除去し、現在の尿量監視システムに適応可能な尿量監視システムを有することは、患者にとって有益であろう。そのようなシステムは、正確な尿量測定値をもたらし、患者がカテーテル補助尿路感染症を経験する可能性を低減することができる。本明細書で開示されるのは、前述したことに対処する尿量監視システム及び方法である。
【発明の概要】
【0003】
いくつかの実施形態による、自動尿量監視デバイスと結合された尿収集アセンブリを含む尿量監視システムが本明細書に開示される。尿収集アセンブリは、遠位端及び近位端を画定するドレナージチューブと、近位端においてドレナージチューブと結合されたアキュムレータと、アキュムレータと流体結合された尿収集容器とを含む。自動尿量監視デバイスは、尿収集容器と動作可能に結合されており、自動尿量監視デバイスは、システムのセンサと通信しているコンソールを含む。コンソールは、プロセッサと、プロセッサによって実行されると、尿収集容器内に収集された尿の量を決定することを含むシステムの動作を実行する、ロジックをその中に記憶したメモリと、を含む。システムは、空気が真空ポンプによってアキュムレータから除去されるように、アキュムレータと流体結合された真空ポンプを更に含む。アキュムレータから除去された空気は、ドレナージチューブに沿って遠位端からアキュムレータまで尿の流れと混合された空気の流れを生じさせ、アキュムレータは、尿の流れから空気の流れを分離するように構成されている。
【0004】
いくつかの実施形態では、尿収集アセンブリは、遠位端においてドレナージチューブと結合された尿カテーテルを更に含む。いくつかの実施形態では、空気の流れは、尿カテーテルを通過し、いくつかの実施形態では、尿カテーテルは、外部女性用尿カテーテルである。
【0005】
いくつかの実施形態では、アキュムレータは、上部空洞部分及び下部空洞部分を含む空洞を画定する。そのような実施形態では、空気の流れは、上部空洞部分に出入りし、尿の流れのみが、下部空洞部分に出入りする。
【0006】
いくつかの実施形態では、アキュムレータは、アキュムレータが垂直な向きに配置されるように、自動尿量監視デバイスに取り付けられている。
いくつかの実施形態では、センサは、自動尿量監視デバイスのロードセルを含む。ロードセルは、尿収集容器と動作可能に結合され、ロードセルは、尿収集容器内に収集された尿によって規定される重力荷重を決定するように構成されている。そのような実施形態では、尿収集容器内に収集された尿の量を決定することは、重力荷重に基づいて尿の量を決定することを含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、尿収集アセンブリは、アキュムレータと尿収集容器との間に延びる管腔と直列に配置された一方向弁を更に含み、一方向弁は、尿収集容器からアキュムレータに向かう流体の流れを防止するように構成されている。
【0008】
いくつかの実施形態では、尿収集容器は、剛性容器であり、いくつかの実施形態では、アキュムレータは、尿収集容器と堅固に結合されている。いくつかの実施形態では、尿収集容器は、尿収集容器内の大気圧を規定するように構成された通気孔を含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、センサは、アキュムレータと尿収集容器との間に延びる管腔と直列に配置された流量計を含み、流量計は、アキュムレータから尿収集容器へ通過する尿の流量を測定するように構成されており、尿収集容器内に収集された尿の量を決定することは、流量に基づいて尿の量を決定することを含む。いくつかの実施形態では、尿収集容器は、取り外し可能な蓋を含む。
【0010】
いくつかの実施形態による、尿カテーテルと結合され、尿カテーテルから離れて近位方向に延びるドレナージチューブ内に患者からの尿を受け入れることを含む、尿量監視システム方法も本明細書に開示される。この方法は更に、(i)尿カテーテルと、ドレナージチューブの近位端に配置されたアキュムレータと、の間でドレナージチューブに沿って近位方向に空気の流れを確立することと、(ii)空気の流れが尿をドレナージチューブに沿ってアキュムレータに向かって近位方向に流すように、尿を空気の流れと混合することと、を含む。この方法は、アキュムレータ内で尿から空気の流れを分離することと、アキュムレータの下流に位置する尿収集容器内に尿を収集することと、を更に含む。
【0011】
この方法のいくつかの実施形態では、空気の流れを確立することは、アキュムレータと流体結合された真空ポンプを作動させることを含む。
いくつかの実施形態では、この方法は、(i)尿収集容器内に収集された尿によって規定される重力荷重を測定することと、(ii)重力荷重に基づいて尿収集容器内に収集された尿の量を決定することと、を更に含む。
【0012】
この方法のいくつかの実施形態では、空気の流れは、尿カテーテルを経由してドレナージチューブに入る。この方法のいくつかの実施形態では、尿カテーテルは、外部女性用尿カテーテルであり、この方法のいくつかの実施形態では、空気の流れは、尿カテーテルと患者との間の非密閉境界面を介して尿カテーテルに入る。
【0013】
いくつかの実施形態による、上部空洞部分及び下部空洞部分を含む閉鎖空洞を画定するアキュムレータであって、上部空洞部分と直接流体連通している空気ポートを含むアキュムレータ、を含む、尿収集アセンブリも本明細書で開示される。アセンブリは、(i)第1の遠位端及び第1の近位端を画定する第1のドレナージチューブであって、上部空洞部分と直接流体連通するように、第1の近位端においてアキュムレータと結合されている、第1のドレナージチューブと、(ii)第2の遠位端及び第2の近位端を画定する第2のドレナージチューブであって、下部空洞部分と直接流体連通するように、第2の遠位端においてアキュムレータと結合されている、第2のドレナージチューブと、(iii)第2の近位端において第2のドレナージチューブと結合された尿収集容器と、を更に含む。空気ポートは、真空ポンプによって規定される空気の流れが、(i)第1のドレナージチューブに沿って近位方向に流れ、(ii)上部空洞部分の内外に流れるように、真空ポンプの空気ホースと結合するように構成されている。
【0014】
アセンブリのいくつかの実施形態では、尿収集容器は、尿収集容器内に収集された尿がロードセルに印加された重力荷重を規定するように、自動尿量監視デバイスのロードセルと動作可能に結合するように構成されている。自動尿量監視デバイスは、ロードセルと通信するコンソールを含み、コンソールは、プロセッサと、ロジックをその中に記憶したメモリとを含む。ロジックは、プロセッサによって実行されると、重力荷重に基づいて尿収集容器内に収集された尿の量を決定することを含む、自動尿量監視デバイスの動作を実行する。
【0015】
いくつかの実施形態では、アセンブリは、使用中に、患者によって排泄された尿が、(i)女性用外部カテーテルに入り、(ii)第1のドレナージチューブに沿って近位方向に流れ、(iii)アキュムレータに入るように、第1の遠位端において第1のドレナージチューブと結合された女性用外部カテーテルを更に含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、使用中、真空ポンプによって規定された空気の流れは、尿を第1のドレナージチューブに沿って近位方向に流す。
いくつかの実施形態では、使用中、患者によって排泄された尿は、(i)アキュムレータ内で空気の流れから分離し、(ii)上部空洞部分から下部空洞部分に落下し、(ii1)第2のドレナージチューブに沿って近位に流れ、(iv)尿収集容器に入る。
【0017】
本明細書において提供されるコンセプトのこれら及びその他の特徴は、そのようなコンセプトの特定の実施形態をより詳細に説明する添付された図面及び以下の説明を考慮すると、当業者にとってより明白になるであろう。
【0018】
添付の図面に示されている特定の実施形態を参照して、本開示のより詳細な説明が記載される。これらの図面は本発明の典型的な実施形態のみを表しており、したがって、その範囲を制限するものであるとみなされないことが理解される。本発明の例示的な実施形態は、以下の添付の図面を用いて、追加の特徴および詳細が記載され説明される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1A】いくつかの実施形態による、尿量監視システムを示す。
図1B】いくつかの実施形態による、図1Aの尿収集アセンブリのアキュムレータの断面図を示す。
図2】いくつかの実施形態による、尿量監視システムの第2の実施形態を示す。
図3】いくつかの実施形態による、使用中の図1Aのシステムの図である。
図4】いくつかの実施形態による、図1Aの尿量監視システムの例示的な方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
いくつかの特定の実施形態についてより詳細に開示される前に、本明細書において開示されている特定の実施形態は、本明細書において提供されているコンセプトの範囲を限定しないことが理解されるべきである。本明細書において開示されている特定の実施形態は、特定の実施形態から容易に分離でき、本明細書において開示されている他のいくつかの実施形態のいずれかと任意に組み合わせるまたは置き換えることができる特徴を有し得ることも理解されるべきである。
【0021】
本明細書において用いられている用語に関して、用語はいくつかの特定の実施形態を説明することを目的とするものであり、用語は本明細書において提供されているコンセプトの範囲を限定しないことも理解されるべきである。序数(例えば第1、第2、第3など)は一般的に、特徴や段階のグループ内の異なる特徴や段階を区別もしくは識別するために用いられ、連続性や数値による制限を提供しない。例えば、「第1」、「第2」、および「第3」の特徴や段階はその順序で現れる必要はなく、そのような特徴や段階を含む特定の実施形態がその3つの特徴や段階に制限される必要もない。「左」、「右」、「頂」、「底」、「前」、「後」等の表記やそれらに似た語句は便宜上用いられ、例えば、特定の決められた位置、方角、方向等を意味することは意図していない。むしろ、そのような表記は、例えば、相対的な位置、方角、方向等を反映させるために用いられる。「a」、「an」、および「the」の単数形は、文脈が単数であることを明確に示していなければ、複数への参照を含む。
【0022】
「に接続される」、「に結合される」、及び「と連通している」という語句は、機械的相互作用、電気的相互作用、磁気的相互作用、電磁的相互作用、流体的相互作用、及び熱的相互作用を含むがこれらに限定されない、2つ以上の実体間の任意の形態の相互作用を指す。2つの構成要素は、互いに直接接触していなくても、互いに結合することができる。例えば、2つの構成要素は、中間構成要素を介して互いに結合することができる。
【0023】
用語「近位」及び「遠位」は、本明細書に開示されるデバイスを含む、医療デバイスの両端部を指す。本明細書で使用されるとき、医療デバイス又は構成要素の近位端は、使用中に施術者に最も近い端部であり、遠位端は、反対の端部である。例えば、ドレナージチューブの近位端は、ドレナージチューブの利用中に施術者に最も近い端部として定義される。遠位端は、ドレナージチューブの長手方向に沿って近位端とは反対側の端部である。
【0024】
「ロジック」という用語は、1つ以上の機能を実行するように構成されたハードウェア、ファームウェア、又はソフトウェアを表すことができる。ハードウェアとして、ロジックという用語は、データ処理及び/又は記憶機能を有する回路を指す又は含むことができる。そのような回路の例としては、ハードウェアプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ、1つ以上のプロセッサコア、デジタル信号プロセッサ、プログラマブルゲートアレイ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit)「ASIC」など)、半導体メモリ、又は組合せ要素を挙げることができるが、これらに限定又は制限されない。
【0025】
加えて、又は代替として、ロジックという用語は、1つ以上のプロセス、1つ以上のインスタンス、アプリケーションプログラミングインターフェース(Application Programming Interface、API)、サブルーチン、関数、アプレット、サーブレット、ルーチン、ソースコード、オブジェクトコード、共用ライブラリ/ダイナミックリンクライブラリ(dynamic link library、dll)、又は更には1つ以上の命令、などのソフトウェアを指す又は含むことができる。このソフトウェアは、任意のタイプの好適な非一時的記憶媒体又は一時的記憶媒体(例えば、搬送波、赤外線信号、若しくはデジタル信号などの、電気的、光学的、音響的、又は他の形態の伝搬信号)に記憶されてもよい。非一時的記憶媒体の例としては、プログラマブル回路、揮発性メモリ(例えば、任意のタイプのランダムアクセスメモリ(random access memory)「RAM」)などの非永続的記憶装置、又は不揮発性メモリ(例えば、読み出し専用メモリ(read-only memory)「ROM」、電源バックアップ式RAM(power-backed RAM)、フラッシュメモリ、相変化メモリなど)、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、若しくはポータブルメモリデバイスなどの永続的記憶装置を挙げることができるが、これらに限定又は制限されない。ファームウェアとして、ロジックは、永続的記憶装置に記憶されてもよい。
【0026】
別段に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用されるとき、「流体」という用語は、例えば空気又は尿などの、液体又は気体を意味する。
【0027】
本明細書で開示される任意の方法は、説明された方法を実行するための1つ以上のステップ又はアクションを含む。方法ステップ及び/又はアクションは、互いに交換可能であり得る。換言すれば、ステップ又はアクションの特定の順序が実施形態の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップ及び/又はアクションの順序及び/又は使用が修正されてもよい。
【0028】
図1Aは、いくつかの実施形態による、尿量監視システム100の図である。尿量監視システム(「システム」)100は、一般に、自動尿量監視デバイス120と動作可能に結合された尿収集アセンブリ110を含む。システム100は、概して、患者から排出された尿を受け入れ、収集し、尿量に関連するメトリクスを生成するように構成されている。システム100は更に、例えば、ドレナージチューブの従属ループ内に蓄積し得る尿などの尿をドレナージチューブに沿って近位方向に能動的に変位させるように構成されている。
【0029】
尿収集アセンブリ110は、一緒に組み立てられたときに、患者から尿50を受け入れ、尿を尿収集バッグ106などの尿収集容器104に向けるように構成された流体構成要素を含む。いくつかの実施形態では、尿収集アセンブリ110は、尿カテーテル102を含んでもよく、尿カテーテル102は、外部女性用尿カテーテルであってもよい。尿収集バッグ106は、自動尿量監視デバイス120に取り外し可能に結合されている。いくつかの実施形態では、尿収集バッグ106は、自動尿量監視デバイス120から吊り下げられるように構成することができる。
【0030】
自動尿量監視デバイス120は、コンソール124と通信するロードセル122を含む。ロードセル122は、尿収集バッグ106が自動尿量監視デバイス120に結合されているときに、尿収集バッグ106内に収集された尿50に関連する荷重を測定するように構成されている。ロードセル122は、尿収集バッグ106が尿50を受け入れるときに、複数の測定を行うように構成することができる。いくつかの実施形態では、荷重測定値を使用して、例えば、本明細書でより詳細に説明するように、流量又は総体積などの、尿収集バッグ106内の尿50の収集に関連するいくつか(例えば、1つ、2つ、3つ、又はそれより多く)のメトリクスを生成することができる。いくつかの実施形態では、自動尿量監視デバイス120は、自立型であってもよく、スタンドから吊り下げられていてもよく、又は、例えば壁などの固定面に結合されていてもよい。いくつかの実施形態では、コンソール124は、コンソールが、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、又は携帯電話などの外部コンピューティングデバイス(図示せず)と通信し得るように、無線モジュール(図示せず)を含んでもよい。外部コンピューティングデバイスは、電子医療記録システムに接続することができる。
【0031】
尿収集アセンブリ110は、尿カテーテル102と尿収集バッグ106との間に直列に配置されたアキュムレータ140を含む。第1のドレナージチューブ130は、尿カテーテル102とアキュムレータ140との間に延び、第2のドレナージチューブ132は、アキュムレータ140と尿収集バッグ106との間に延びる。空気ホース164は、アキュムレータ140を真空ポンプ160と流体結合し、真空ポンプ160は、概して、アキュムレータ140から空気60を引き込むように構成されている。
【0032】
図1Bは、アキュムレータ140の詳細図である。アキュムレータ140は、閉鎖空洞145を画定する本体141を含む。使用中、アキュムレータ140は、図1Bに示すように垂直な向きに配置されている。空洞145は、上部空洞部分145A及び下部空洞部分145Bを画定する。第1のドレナージチューブ130は、入口ポート142を介してアキュムレータ140と結合され、入口ポート142は、第1のドレナージチューブ130と上部空洞部分145Aとの間の流体連通を確立する。同様に、空気ホース164は、空気ポート144を介してアキュムレータ140に結合され、空気ポート144は、空気ホース164と上部空洞部分145Aとの間の流体連通を確立する。第2のドレナージチューブ132は、出口ポート143を介してアキュムレータ140と結合され、出口ポート143は、第2のドレナージチューブ132と下部空洞部分145Aとの間の流体連通を確立する。いくつかの実施形態では、アキュムレータ140は、プラスチック、1種以上のポリマーなどから構築することができる。いくつかの実施形態では、アキュムレータ140は、押出成形、射出成形、3Dプリントなどされてもよい。アキュムレータ140は、単回使用又は単一の患者での使用のために構成することができる。代替実施形態では、アキュムレータ140は、複数の患者にわたって再使用するように構成することができる。
【0033】
使用中、空気60と尿50の混合物は、第1のドレナージチューブ130に沿って患者から離れて流れ、入口ポート142を介してアキュムレータ140に入る。アキュムレータ140内で、空気60は、尿50から分離する。より具体的には、空気60は、(i)入口ポート142を介して上部空洞部分145Aに入り、(ii)空気ポート144を介して上部空洞部分145Aを出る。尿50は、(i)入口ポート142を介して上部空洞部分145Aに入り、(ii)空気60から分離し、(iii)上部空洞部分145Aから下部空洞部分145Bに落下し、(iv)出口ポート143を介して下部空洞部分145Bを出る。いくつかの実施形態では、空洞145は、空洞145により尿50を出口ポート143へ向けるために、円錐形状又は漏斗形状を含んでもよい。尿50は、重力により第2のドレナージチューブ132に沿って尿収集バッグ106に流れる。
【0034】
真空ポンプ160は、概して、第1のドレナージチューブ130に沿った、及び空気ホース164に沿った、アキュムレータ140の内外への空気の流れ(すなわち、空気60の流れ)を規定する。いくつかの実施形態では、尿カテーテル102は、患者と密閉可能に結合されていない。したがって、空気60は、カテーテル-患者境界面において尿カテーテル102に入ることができる。したがって、尿50と空気60の両方は、第1のドレナージチューブ130に入り、第1のドレナージチューブ130に沿ってアキュムレータ140に向かって流れることができる。真空ポンプ160によって引き起こされる空気の流れは、尿50を第1のドレナージチューブ130に沿ってアキュムレータ140に向かって引き込むことができる。場合によっては、尿50は、真空ポンプ160によって引き起こされる空気の流れの助けを借りずに、第1のドレナージチューブ130に沿ってアキュムレータ140に向かって流れることができる。例えば、尿50は、真空ポンプ160が停止されている間、第1のドレナージチューブ130に沿って流れてもよい。
【0035】
図2は、図1A図1Bに関連して説明した尿量監視システム100の構成要素にいくつかの点で類似することができる尿量監視システムの別の実施形態を示す。図示の実施形態は、類似の特徴を有することができることが理解されるであろう。したがって、類似の特徴は、先頭の数字が「2」に増分された類似の参照番号で示す。例えば、アキュムレータは、図1A図1Bにおいて「140」として示され、アキュムレータは、図2において「240」として示される。したがって、同様に識別される特徴に関して上述した関連する開示は、以下で繰り返されない場合がある。更に、図1A図1Bに示す尿量監視システム100及び関連する構成要素の特定の特徴は、図面において参照番号によって示されていない、又は識別されていない場合があり、あるいは以下の記述において具体的に説明されていない場合がある。しかしながら、そのような特徴は、他の実施形態において示され、及び/又はそのような実施形態に関して説明する特徴と明らかに同じ、又は実質的に同じであり得る。したがって、そのような特徴の関連する説明は、図2の尿量監視システムの特徴に等しく適用される。図1A図1Bに示す尿量監視システム100及び構成要素に関して説明した特徴及びその変形の任意の好適な組合せを、図2の尿量監視システム200及び構成要素とともに使用することができ、逆もまた同様である。
【0036】
尿量監視システム200は、その中に尿を受け入れるように構成された尿収集容器204と尿連通している尿カテーテル202を含む。尿収集容器204は、その中に尿を受け入れるように構成された剛性容器208を含み、剛性容器208は、取り外し可能な蓋205を含む。したがって、取り外し可能な蓋205は、収集された尿の廃棄を可能にするために剛性容器208から分離することができる。いくつかの実施形態では、取り外し可能な蓋205は、圧入、スナップ嵌め、ねじ嵌合、締まり嵌めなどによって剛性容器208に取り外し可能に結合されていてもよい。いくつかの実施形態では、取り外し可能な蓋205は、それを通して尿を受け入れるように構成された取り入れポート212を含んでもよい。いくつかの実施形態では、剛性容器208は、使用中に剛性容器208を安定させるように構成されたドッキングステーション214上に配置されていてもよい。アキュムレータ240は、尿カテーテル202と剛性容器208との間に直列に配置されている。いくつかの実施形態では、第1のドレナージチューブ230は、尿カテーテル202とアキュムレータ240との間の尿連通を提供することができる。いくつかの実施形態では、アキュムレータ140は、取り入れポート212に直接取り付けられていてもよい(例えば、堅固に取り付けられていてもよい)。アキュムレータ140は、空気ホース264を介して真空ポンプ260と結合されている。いくつかの実施形態では、真空ポンプ260は、独立型構造であってもよく、又はドッキングステーション214に結合若しくは一体化されていてもよい。アキュムレータ240は、アキュムレータ240を取り入れポート212に直接結合することによって、垂直な向きに配置されていてもよい。
【0037】
いくつかの実施形態では、アキュムレータ240は、コンソール224と通信する流量計216を含んでもよく、流量計216は、アキュムレータ240から剛性容器208内に通過する尿の流れ又は流量を測定するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンソール224は、流量計216に一体化されていてもよく、取り外し可能な蓋205又はドッキングステーション214に結合されていてもよい。いくつかの実施形態では、コンソール224は、外部コンピューティングデバイスと通信していてもよい。いくつかの実施形態では、測定された流量を使用して、収集された尿に関連するメトリクスを検出、計算、又は決定することができる。いくつかの実施形態では、流量計216は、アキュムレータ240に一体化されていてもよく、又はアキュムレータ240に結合された別個の構造であってもよい。いくつかの実施形態では、取り入れポート212は、取り入れポート212と直列に配置された一方向弁213を含んでもよく、一方向弁213は、流体(すなわち、尿及び/又は空気)が取り入れポート212を介して剛性容器208を出ることを防止するように構成されている。いくつかの実施形態では、剛性容器208又は取り外し可能な蓋205は、剛性容器208内の大気圧を規定するように構成された通気孔217を含んでもよい。
【0038】
図3は、使用中の尿量監視システム100を示す。尿収集アセンブリ110は、自動尿量監視デバイス120と動作可能に結合されており、すなわち、尿収集バッグ106は、ロードセル122と結合されている。アキュムレータ140は、アキュムレータ140が垂直に向けられるように、尿量監視デバイス120に取り付けられている。真空ポンプ160は、空気ホース164を介してアキュムレータ140と流体結合されている。
【0039】
尿カテーテル102は、患者によって排泄された尿50が尿カテーテル102に入るように、患者(図示せず)と結合されている。尿カテーテル102は、空気60がカテーテル-患者境界面において尿カテーテル102に入るように、非密閉様式で接続する。真空ポンプ160を作動させて、尿カテーテル102からアキュムレータ140への第1のドレナージチューブ130に沿った空気60の流れを確立し、それによって尿50を第1のドレナージチューブ130に沿って引き込む。
【0040】
空気60は、アキュムレータ140内の上部空洞部分145A内で尿50から分離する(図1B参照)。空気60は、空気ポート144を介してアキュムレータ140(すなわち、上部空洞部分145A)を出る。尿50は、上部空洞部分145Aから下部空洞部分145Bに落下し、出口ポート143を介してアキュムレータ140(すなわち、下部空洞部分145B)を出る。尿50は、重力により第2のドレナージチューブ132に沿って尿収集バッグ106に向かって流れる。
【0041】
尿収集バッグ106は、尿50を収集する。尿収集バッグ106内に収集された尿50は、ロードセル122上の重力荷重(例えば、重量)を規定する。ロードセル122は、荷重を測定し、尿収集バッグ106内に収集された尿50によって規定される重力荷重に基づいて、それに応じてコンソール124に電気信号を提供する。
【0042】
コンソール124のロジックは、電気信号を処理して、収集バッグ106内の尿50の量を規定する。いくつかの実施形態では、ロジックは、ロードセル122から複数の電気信号を取得して、例えば、尿の瞬間的な量、尿の総量、定義された期間当たりの尿排出量、尿排泄の回数、又は尿排泄間の期間など、尿50の収集に関連する多くのメトリクスを規定する。ロジックは、メトリクスを外部コンピューティングデバイスに送信することができる。
【0043】
図4は、例示的な尿量監視システム方法のフローチャートを示す。尿量監視システム方法(方法)400は、以下のステップ、アクション、又はプロセスの全て又は任意のサブセットを含むことができる。方法400は、ドレナージチューブ内に患者からの尿を受け入れること(ブロック410)を含むことができる。ドレナージチューブは、尿カテーテルと結合され、尿カテーテルから離れて近位方向に延びてもよい。
【0044】
方法400は、ドレナージチューブに沿って近位方向に空気の流れを確立すること(ブロック420)を更に含んでもよく、空気の流れは、尿カテーテルとドレナージチューブの近位端に配置されたアキュムレータとの間のドレナージチューブの全長に沿って生じる。方法のいくつかの実施形態では、空気の流れを確立することは、アキュムレータと流体結合された真空ポンプを作動させることを含む。方法400のいくつかの実施形態では、空気の流れは、尿カテーテルを経由してドレナージチューブに入る。方法400のいくつかの実施形態では、尿カテーテルは、外部女性用尿カテーテルである。方法400のいくつかの実施形態では、空気の流れは、尿カテーテルと患者との間の非密閉境界面を介して尿カテーテルに入る。
【0045】
方法400は、空気の流れが尿をドレナージチューブに沿ってアキュムレータに向かって近位方向に流すように、尿を空気の流れと混合すること(ブロック430)を更に含むことができる。方法400は、アキュムレータ内で尿から空気の流れを分離すること(ブロック440)を更に含むことができる。方法400は、アキュムレータの下流に位置する尿収集容器内に尿を収集すること(ブロック450)を更に含むことができる。方法400は、尿収集容器内に収集された尿によって規定される重力荷重を測定すること(ブロック460)を更に含むことができる。方法400は、重力荷重に基づいて尿収集容器内に収集された尿の量を決定すること(ブロック470)を更に含むことができる。
【0046】
いくつかの特定の実施形態が本明細書において開示され、特定の実施形態はある程度詳細に開示されているが、特定の実施形態が本明細書において提供されているコンセプトの範囲を制限することは意図されていない。追加の改良及び/または修正は当業者にとって明らかであり得て、より広い態様では、これらの改良及び/または修正も同様に包含される。したがって、本明細書において提供されているコンセプトの範囲から逸脱せずに、本明細書において開示されている特定の実施形態から逸脱してもよい。
図1A
図1B
図2
図3
図4
【国際調査報告】