特表 2024-543274 包装装置

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-11-20

(54)【発明の名称】包装装置

(51)【国際特許分類】

   A45D 40/10 20060101AFI20241113BHJP

【ＦＩ】

A45D40/10

【審査請求】未請求

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2024531677

(86)(22)【出願日】2022-11-23

(85)【翻訳文提出日】2024-07-26

(86)【国際出願番号】 FR2022052167

(87)【国際公開番号】W WO2023094772

(87)【国際公開日】2023-06-01

(31)【優先権主張番号】2112671

(32)【優先日】2021-11-29

(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】500404605

【氏名又は名称】パフューム クリスチャン ディオール

(74)【代理人】

【識別番号】110000729

【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所

(72)【発明者】

【氏名】バスール、ダミアン

(57)【要約】

製品、特に化粧品を包装するための装置（１００）であって、装置は、開放端（１２）を有するスリーブ（１０）と、スリーブ（１０）内で、保持要素（５０）によって保持される引込位置と、解放位置との間で移動可能な、製品のための支持体（３０）と、保持要素（５０）を中和して、戻り力により引込位置から解放位置への支持体（３０）の移動を引き起こすアクチュエータ（６０）と、を備え、保持要素（５０）は、アクチュエータ（６０）の作動が無い場合に自動的に再装着するように構成される。
【選択図】 図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

製品、特に化粧品のための包装装置（１００）であって、
開放端（１２）を有するスリーブ（１０）と、
前記製品の支持体（３０）であって、前記スリーブ（１０）内で、前記支持体（３０）が保持要素（５０）によって保持される引込位置と、解放位置との間で移動可能な前記支持体（３０）と、
前記保持要素（５０）を中和して、戻り力により前記引込位置から前記解放位置への前記支持体（３０）の移動を引き起こすアクチュエータ（６０）と、を備え、
前記保持要素（５０）は、前記アクチュエータ（６０）の作動が無い場合に自動的に再装着するように構成され、
前記保持要素（５０）はスプリットされたリングを含み、
前記アクチュエータ（６０）は前記リングのスプリット（５８）に係合するタブ（６５）を含む、包装装置（１００）。

【請求項2】

前記支持体（３０）は、前記引込位置と前記解放位置との間で長手方向に移動可能であり、
前記アクチュエータ（６０）は、前記保持要素（５０）の少なくともひとつの停止部（５５）を横方向に移動させることで、前記停止部（５５）を中和可能に構成されている、請求項１に記載の包装装置。

【請求項3】

前記停止部（５５）を担持する、前記保持要素（５０）の少なくともひとつの部分（５６）が、前記中和された状態と前記再装着された状態との間で、横方向に弾性変形可能である、請求項２に記載の包装装置。

【請求項4】

前記アクチュエータ（６０）が、前記スリーブ（１０）内で回転移動可能である、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項5】

前記アクチュエータ（６０）は、前記アクチュエータ（６０）が回転移動する方向に関わらず、前記保持要素（５０）を中和するように構成されている、請求項４に記載の包装装置。

【請求項6】

前記アクチュエータ（６０）と前記スリーブ（１０）とが、前記アクチュエータ（６０）のストロークを制限するように互いに係合している、請求項１～５のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項7】

前記保持要素（５０）は、前記アクチュエータ（６０）の移動方向に関して前記スリーブと一体で移動する部分（５２）を含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項8】

前記支持体（３０）は、環状に配置され、前記引込位置において、前記保持要素（５０）と協働するように構成された複数のフック（３７）を含む、請求項１～７のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項9】

前記支持体（３０）及び前記アクチュエータ（６０）のうちの第一の要素が、前記支持体（３０）及び前記アクチュエータ（６０）のうちの第二の要素のガイド（６４）と係合する、請求項１～８のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項10】

前記支持体（３０）上に設けられ、口紅機構のような製品容器（３２）をさらに備える、請求項１～９のいずれか一項に記載の包装装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本開示は包装装置に関し、より詳細には、製品、特に化粧品を包装するための装置に関する。

【背景技術】

【0002】

包装装置、特に口紅、クリーム又はスプレータイプの化粧品用の包装装置は、例えばバッグ又はハンドバッグに入れて容易に持ち運ぶことができ、頻繁に使用されなければならない。したがって、包装装置は、軽量で場所を取らず、収容された製品を容易に取り出すことができ、すなわち、使用者がその操作に特別な注意を払うことなく、ほとんど労力を必要とせず、簡単な方法で容易に行うことができるものでなければならない。また、この装置は、簡単な操作で製品を収納でき、使用者が特に注意を払う必要がないものでなければならない。さらに、この収納は信頼できるものでなければならない、すなわち、製品が誤って取り出されることが避けられなければならない。

【0003】

本出願人による国際出願WO2014／096651は、化粧品を、供給位置、解放位置、保管位置、又は引込位置のいずれかに保持するために、磁石要素を使用する解決策を提案している。この解決策は満足のいくものであるが、消費者は現在、例えば磁石を使用しない、生態系への影響が低減された包装装置を望んでいる。したがって、必ずしも磁石を使用する必要はないが、少なくとも同程度の信頼性を有する新しいタイプの包装装置が必要とされている。

【発明の概要】

【0004】

この目的のために、本開示は、製品、特に化粧品のための包装装置であって、開放端を有するスリーブと、スリーブ内で引込位置と解放位置との間で移動可能な、製品のための支持体と、保持要素を中和し、したがって、戻り力の影響下で引込位置から解放位置への支持体の移動を引き起こすことができるアクチュエータと、を備え、保持要素は、アクチュエータの作動がない場合に自動的に再装着するように構成されている、包装装置に関する。

【0005】

支持体は、分配や気化等の機構を有するかに関わらず、製品、又はリザーバ等の製品を収容する中間容器を支えることができる。

【0006】

支持体が解放位置にあるとき、支持体は、支持体を解放位置に保持しようとする戻りシステムによって及ぼされる力を受ける。戻りシステムによって及ぼされる力は、支持体を引込位置に戻すために使用者によって及ぼされる力によって克服され得る。

【0007】

保持要素は支持体を引込位置に保持する。保持要素を中和するとは、保持要素が支持体を引込位置に保持する機能を果たせないようにすることである。保持要素が中和されると、支持体は引込位置と解放位置の間を自由に移動できるようになる。その後、戻り力が働き、支持体は解放位置に戻る。保持要素を再装着することは、保持要素を中和することの逆である。再装着後、保持要素は再び、支持体を引込位置に保持する機能を果たすことができるが、支持体自体はこの時点で、引込位置にない可能性がある。支持体が引込位置に戻ると、支持体は再び保持される。

【0008】

戻り力は、例えばエラストマーやバネによって発揮されるような弾性的な戻り力であってもよく、例えば磁石によって発揮されるような磁気的な戻り力であってもよい。より一般的には、戻り力は戻りシステムによって発揮される。戻り力は引力であっても斥力であっても構わない。

【0009】

アクチュエータの作動がない場合、保持要素が自動的に再装着されるという事実により、典型的には、支持体が解放位置まで移動した後、アクチュエータが使用者によって解放された際、支持体は、製品を分配した後、戻り力に対抗する単純な力によって、非常に容易に引っ込めることができる。したがって、本装置は特に簡単な構造で使用でき、安価で使用者に好適なものとなる。

【0010】

さらに、引込位置における支持体の保持は保持要素に依存しており、保持要素は信頼性の高い方法で実施でき、必ずしも磁気的な協働を採用する必要はない。それにもかかわらず、磁石が戻りシステムとして使用される場合、引込位置での保持が保持要素によって保証されるため、磁石は、従来技術よりも比較的強力でなくすることができる。その結果、包装装置の環境への影響が大幅に改善される。

【0011】

いくつかの実施形態では、支持体は、引込位置と解放位置との間で長手方向に移動可能であり、アクチュエータは、保持要素の少なくとも１つの停止部を、横方向に移動させることによって、中和することができる。このようにして、引込位置で戻り力に対抗する保持要素の前記停止部は、それが中和されたとき、すなわちここでは支持体の移動方向に対して横方向に移動したとき、代わりに支持体の通過を可能にする。

【0012】

いくつかの実施形態では、保持要素は、円周方向に分散された複数の前記停止部を含む。したがって、支持体は引込位置でより信頼性の高い方法で保持される。以下では、１つの停止部のみを説明するが、開示される特性は、場合に応じて、存在する停止部の全部又は一部に適用することができる。

【0013】

いくつかの実施形態では、前記停止部を支える保持要素の少なくとも一部は、中和された状態と装着された状態との間で、横方向に弾性的に変形可能である。弾性的に変形可能な特徴は、摩耗することなく変形することを保証するだけでなく、対抗力が無い場合、特にアクチュエータの作動が無い場合に、保持要素の自動的な再装着をも保証する。

【0014】

例えば、前記部分は、保持要素の局所的に狭くなった部分を含むことができ、これにより、その弾性変形が容易になる。

【0015】

いくつかの実施形態では、アクチュエータはスリーブ内で回転移動可能である。したがって、作動態様は使用者にとって特に快適であり、これにより、意図しない動作が制限される。

【0016】

いくつかの実施形態では、アクチュエータは、アクチュエータが回転される方向に関係なく、保持要素を中和できるように構成される。言い換えると、アクチュエータは、スリーブに対して一方向及び反対方向に相対的に移動するように構成されてもよく、両方の方向が保持要素を中和することを可能にする。したがって、包装装置は使用において、優れた柔軟性を提供する。

【0017】

いくつかの実施形態では、アクチュエータとスリーブは、アクチュエータの移動を制限するように互いに係合する。アクチュエータの移動が制限されることにより、アクチュエータが過剰に移動して、包装装置の一部、例えば保持要素や戻りシステムを破損することが回避される。さらに、包装装置は頑丈な印象を与える。

【0018】

いくつかの実施形態では、保持要素はスプリットされたリングを含み、アクチュエータはリングのスプリットに係合するタブを含む。アクチュエータが移動すると、特にリングと平行に移動させると、タブはリングに支持されるまでスプリット内を移動し、次にリングを押して、それによってリングの直径を大きくし、中和する。スプリットされたリングはシンプルで頑丈、かつ安価な装置である。スプリットされたリングはサークリップであってもよい。

【0019】

いくつかの実施形態では、保持要素はアクチュエータの移動方向に、スリーブと一体的に移動する部分を含む。したがって、前記部分は、移動方向にスリーブに対して固定されているが、他の方向においてはスリーブに対して移動可能であってもよい。これらの実施形態では、保持要素の一部分（前記一体的に動く部分）がスリーブに対して動かないように保持される一方で、保持要素の他の部分（アクチュエータが作用する部分）がスリーブに対して相対的に移動されるので、保持要素の中和はより効果的である。

【0020】

いくつかの実施形態では、支持体は、引込位置において保持要素と協働するように構成され、環状に配置された複数のフックを含む。すべてのフックが常に保持要素と協働する必要はなく、協働点よりも多くのフックを設けることにより、支持体の位置決めにおいてより大きな柔軟性が得られることが理解できる。さらに、支持体と保持要素の間の協働を複数のフックに分配させることで、力を分散させ、装置の良好なセンタリングを保証することができ、より信頼性が高くなる。

【0021】

いくつかの実施形態では、支持体とアクチュエータのうちの第一の要素は、支持体及びアクチュエータのうちの第二の要素のガイドと係合する。支持体とアクチュエータは、前述の通り、アクチュエータの動きが支持体の動きを引き起こすように協働する。第一の要素は、ガイドに係合する後述の要素を含んでもよく、例えば、突起、スロット、ピン等の形態である。他のタイプの協働も想定される。

【0022】

ガイドは、特に支持体が解放位置にあるときに、戻り力に対向する停止部を形成することができる。ガイドはさらに、解放位置が所定の固有の位置となるように構成されてもよく、特にアクチュエータ及び／又はスリーブに対する支持体の一定の向きを保証する。例えば、ガイドは、三角形の一般的な形状を有することができ、例えばその頂点は解放位置において前記第一の要素と協働する。

【0023】

いくつかの実施形態では、包装装置は支持体上に設けられた製品容器をさらに備える。容器は、支持体に対して取り外し可能であってもよく、包装装置はその後、収納ケースとして機能し、場合によっては詰め替え可能であり、異なる製品で使用可能である。

【0024】

いくつかの実施形態では、製品容器は口紅機構である。その他の容器としては、ボトル、スプレー、その他のディスペンサー等が想定される。

【図面の簡単な説明】

【0025】

本開示の主題のさらなる特徴及び利点は、添付の図を参照して、非限定的な例として与えられる以下の実施形態の説明により明らかになる。

【0026】

【図1】図１は、一実施形態による包装装置の分解透視図である

【0027】

【図2】図２は、引込位置にある図１の装置の縦断面図である。

【0028】

【図3】図３は、解放位置にある図１の装置の別の平面における縦断面図である。

【0029】

【図4】図４は、図２のIV－IV平面における、包装装置の一部分の横断面図である。

【0030】

【図5】図５は、側面から見た、包装装置の動作を示す模式図である。

【発明を実施するための形態】

【0031】

図１～図５は、実施形態に基づく包装装置１００を示す。

【0032】

先に示したように、包装装置１００は、スリーブ１０を含む。この場合では、スリーブ１０は筒状であり、特に、長手方向を規定するＸ軸を中心とする円筒状である。半径方向とは、このＸ軸に垂直で、Ｘ軸と交差する方向である。同様に、軸方向又は長手方向の平面とは、スリーブのＸ軸を含む平面であり、半径方向の平面とは、Ｘ軸に垂直な平面である。円周とは、半径方向の平面に属し、その中心がスリーブのＸ軸に属する円と理解される。接線方向又は円周方向とは、円周に接する方向であり、スリーブのＸ軸に垂直であるが、この軸を通らない方向である。

【0033】

特に断らない限り、形容詞の内側及び外側は半径方向に関して使用され、要素の内側部分は、半径方向に関して、当該要素の外側部分よりも軸に近い。

【0034】

ここでは、スリーブ１０は円形の断面を有するが、後述するアクチュエータ６０の作動、例えば回転させることができるものであれば、他の断面も想定される。

【0035】

スリーブ１０は、対向する２つの端部１２、１４を有する。これらの端部の一方は、図の上部に示されており、開放端１２である。他の端部１４は、図の下部に示されており、後述するベース２０によって閉じられるようになっている。

【0036】

また、包装装置１００は、化粧品のような製品のための支持体３０を備える。製品は、固体、液体、ペースト、又は粉体として提供されても構わない。典型的には、製品は口紅であっても構わない。必要に応じて、図示のように、製品は、場合によっては分配手段（不図示のポンプ、カム、噴霧器等）を備えたその場限りの容器３２に入れて提供されてもよい。あるいは、製品は、中間容器なしで、支持体３０上に直接提供されてもよい。以下では、簡潔に、しかし一般性を損なわないように、製品が容器３２に収容されている場合について説明する。支持体３０から独立した容器３２を設けることで、製品の塗布のために容器３２を取り外すことが可能になり、包装装置１００は本質的に収納ケースとなる。いずれにしても、容器３２が支持体３０から独立していることで、包装装置１００を異なる製品に適用することができ、場合によっては詰め替え可能にできる。

【0037】

支持体３０は、スリーブ１０の内側で可動に、より詳細には長手方向Ｘに移動可能に取り付けられている。支持体３０は、図２に示すように通常は製品にアクセスできない引込位置と、図３に示すように支持体３０が製品へのアクセスを容易にする解放位置との間を移動するようになっている。典型的には、解放位置では、容器３２はスリーブ１０を越えて延びることができ、一方、引込位置では、容器３２はスリーブ１０に収容され、好ましくはスリーブ１０に完全に収容される。

【0038】

本実施例では、支持体は台座３４を有し、ここでは管状のジャケット３６が台座３４から突出し、台座３４とジャケット３６は共に、容器３２を収容できるレセプタクルを規定する。より具体的には、ジャケット３６は台座からスリーブ１０の開放端１２に向かって、長手方向に突出している。ジャケット３６は、管状である代わりに、容器３２と協働できる１つ以上のグリッパーから構成することもできるし、容器３２を支持体３０と取り外し可能に構成された他の形態をとることもできる。本実施例では、容器３２はジャケット３６に強制的にはめ込まれ、摩擦によって保持される。摩擦のレベルは、容器３２を支持体３０から手動で取り外すことができるように調整することができる。

【0039】

支持体３０は、図２に示すように、キャップ３８と、ジャケット３６と、台座３４との間で容器３２を囲むようにキャップ３８を有してもよい。例えば、キャップ３８は、図２に示すように、容器３２の一端に支持され、ジャケット３６から離間して配置されてもよい。別の例によれば、キャップ３８はジャケット３６の自由端に支持され、任意に容器３２の端部から離間して配置され、容器３２の上部に設けられた任意の分配ヘッドを意図せず作動させる危険性がないようにすることができる。

【0040】

本実施形態では、キャップ３８は支持体３０を延長する。キャップ３８は、少なくとも支持体３０の引込位置では、全体がスリーブ１０に収容されるように設計されても構わない。また、ジャケットは、支持体の引込位置（図２）及び解放位置（図３）の両方で、全体がスリーブ内に収容されることに留意されたい。

【0041】

前述の通り、キャップ３８は任意であり、設けなくてもよいし、他の取り外し可能な要素、もしくは取り外し不可能な要素、例えば噴霧器の押しボタン、装飾要素等と置き換えてもよく、このような要素は容器３２と関連付けることができる。

【0042】

また、包装装置１００は、バネ４０を含む。バネ４０の一端は、支持体３０、より詳細にはジャケット３６とは反対側の台座３４の面に支持される。支持体３０は、バネ４０に対して長手方向Ｘ軸周りに回転自在であっても構わない。本実施形態では、バネ４０は、らせんバネであるが、他のタイプのバネであってもよく、より一般的には、戻り力を発揮できる他の戻りシステムであってもよい。

【0043】

さらに、包装装置１００は、支持体３０を引込位置に保持する保持要素５０を備える。本実施形態では、保持要素５０はスプリットされたリングを含むが、他の形態の保持要素も想定される。

【0044】

本実施形態では、より詳細には、保持要素５０は、スリーブ１０の突起１３に対応して協働するように構成されたノッチ５３を有する、中間部分５２と呼ばれる部分を含む。このように、保持要素５０の一部は、スリーブ１０に対して長手方向Ｘ軸に関する回転において固定される。より一般的には、スリーブ１０と保持要素５０を一体に回転可能にする他のアセンブリも可能である。

【0045】

また、保持要素５０は、スリーブ１０の内部ショルダー部（図２参照）の間に位置することもあり、この場合、ある程度のクリアランスは許容されるものの、スリーブ１０に対する長手方向の相対的な移動は実質的に阻止される。

【0046】

リングセクター形状のフランク５４は、中間部分５２の両側に延び、フランク５４に対して相対的に幅が狭められたフィン５６が延びている。フィン５６の狭小化は、フィン５６が変形できるように半径方向の空間をフィン５６とスリーブ１０との間に提供するために、その外径を小さくすることを含む場合がある。

【0047】

フィン５６はスプリット５８の両側で互いに向かい合っている。

【0048】

図１及び図４からより明らかなように、支持体３０を引込位置に保持するために、保持要素５０は、少なくとも１つの停止部を有してもよく、本実施形態では、長手方向Ｘ周りに均等に角度配分された３つの停止部５５を有することができる。停止部５５の数と位置は様々であってもよい。本実施形態では、停止部５５は中間部分５２に設けられ、停止部５５はそれぞれのフィン５６に設けられる。フィン５６は、横方向に弾性変形可能な保持要素５０の部分を形成する。狭小化により、フィン５６は、保持要素５０の残りの部分と比較して優先的に変形することができる。

【0049】

引込位置では、停止部５５は支持体３０と協働する。例えば、先に示したように、支持体３０は、引込位置において、保持要素５０、特に停止部５５と協働するように構成され、環状に配置された複数のフック３７を含んでもよい。この場合、各フック３７は、支持体３０、特に台座３４からジャケット３６とは反対側に突出する。各フック３７は、保持要素５０に向かって、すなわち半径方向外側に開いた引掛け空間を画定する。フック３７の頭部とフックが突出する台座３４との間に画定される引掛け空間は、停止部５５を収容することができる。各停止部５５は、１つ又は複数のフック３７と係合されることができ、後者の場合が図４に示されている。横方向に延びる停止部５５は、フック３７を保持することによって、支持体３０の長手方向の動きを阻止するように構成されている。

【0050】

さらに、包装装置１００は、最終的にアクチュエータ６０を含み、アクチュエータの動きが支持体３０の引込位置と解放位置との間の移動を引き起こす。本実施形態では、アクチュエータ６０は、長手方向Ｘに関して筒状であり、より詳細には、円形断面を有する円筒状である。アクチュエータ６０は、図の上部に図示され、開口する第一の端部６１と、図の下部に図示されて、同じく開口する第二の端部６３とを有する。

【0051】

本実施形態では、アクチュエータ６０はスリーブ１０内で可動に、特に回転可能に、典型的には長手方向Ｘに関して回転可能に取り付けられている。

【0052】

第一の端部６１は、リング６２の対応する脚部を挿入するための凹部を含んでもよい。後述するように、リング６２は、アクチュエータ６０の取り扱いを容易にするために設けられてもよい。図示されたインターロックによる固定の代替として、リング６２は、アクチュエータ６０に、特に一体的に回転可能に、任意の適切なインターロックにより、あるいはより一般的に任意の適切な手段（接着等）により組み付けることができ、あるいはアクチュエータ６２と一体的に形成することもできる。さらに、リング６２は、アクチュエータ６０より半径方向に大きくても構わない。リング６２の開放端６１は、スリーブ１０を越えて延び、使用者がアクセスでき、取り扱うことができる。

【0053】

さらに、突起６６はアクチュエータ６０に設けられ、スリーブ１０の方向に、より具体的にはスリーブ１０の対応するスロット１６に係合するように突出していてもよい。突起６６はスリーブ１０の弾性変形を容易にするために、スリーブ１０のストリップ上に設けられてもよい。したがって、突起６６のスロット１６への挿入は容易であり、損傷もない。スロット１６は、限られた角度範囲、例えば９０°以下まで延びており、スリーブ１０に対するアクチュエータ６０の角度移動を制限することができる。もちろん、スリーブ１０に対するアクチュエータ６０の角度移動を制限するために、アクチュエータ６０の移動を制限するようにアクチュエータ６０とスリーブ１０が互いに（ここでは一方が他方の内側に）係合することを実現するための他の任意の手段を想定し得る。さらに、突起６６及び／又は対応するスロット１６の数及び位置は様々であってもよい。

【0054】

さらに、スロット１６及び突起６６をそれぞれ端部１２、６１の近くに位置させることにより、スリーブ１０のアクチュエータ６０への装着が容易になるが、これは必ず必要なことではなく、他の位置を想定することも可能である。

【0055】

第二の端部６３において、アクチュエータ６０は、特に図４に示すように、保持要素５０のスプリット５８に係合するように構成されたタブ６５を含むことができる。タブ６５は、アクチュエータ６０から保持要素５０の方向に長手方向に突出している。

【0056】

さらに、図１～図３に示すように、アクチュエータ６０はガイド６４を含む。ここでは、アクチュエータ６０は、実際には、直径方向に対向する２つのガイド６４を含むが、一般性を損なうことなく、以下では、単一のガイド６４について説明する。なお、ガイドの数及び配置は様々であってよく、ガイドは互いに同一であってもよいし、同一でなくてもよいことが理解される。

【0057】

ガイド６４は、ここではアクチュエータ６０の切り欠きの形で設けられているが、溝、レール等から構成することもできる。したがって、アクチュエータ６０は、ガイド６４を有し、第一の要素、すなわちここでは支持体３０が係合する第二の要素を形成する。より具体的には、支持体３０は少なくとも一つのラグ３５、例えばアクチュエータがガイド６４を有するのと同数のラグ３５を含む。ラグ３５は、支持体３０がアクチュエータ６０に嵌め込まれたとき、ガイド６４と（ここではガイド６４内で）係合する。ラグ３５は支持体３０から、ここではジャケット３６から、アクチュエータ６０に向かって突出していてもよい。

【0058】

支持体３０とアクチュエータ６０との間の協働は、支持体３０がスリーブ１０に対して取り得る位置、特に引込位置と解放位置を規定する。

【0059】

ガイド６４へのラグ３５の挿入を容易にするために、ガイド６４はアクチュエータ６０の一端、この場合は開放端６１とは反対側の端部６３で開口していてもよい。図１には、ガイド６４よりも小さい開口部６４ａが示されているが、ガイド６４と同じかそれよりも大きい開口部６４ａを設けることもできる。しかし、これは必須ではなく、ラグ３５は、アクチュエータ６０又は支持体３０の弾性変形を利用して挿入することもできる。

【0060】

包装装置１００の組み立ては、以下の方法で達成することができる。別段の記載がない限り、又は文脈上必要とされない限り、ステップの順序は変更されてもよい。

【0061】

容器３２は支持体３０内、この例ではジャケット３６の内側に置かれる。容器３２は支持体３０に可逆的に固定されても、されていなくてもよい。アクチュエータ６０は支持体３０に取り付けられ、ラグ３５はガイド６４の開口端から、より具体的には開口部６４ａから挿入される。

【0062】

保持要素５０は、スリーブ１０に挿入され、保持要素５０は、スリーブ１０と一体的に回転可能とされる。容器－支持体－アクチュエータアセンブリはスリーブ１０内に配置することができ、アクチュエータ６０のタブ６５は保持要素５０のスプリット５８と協働し、支持体３０のフック３７は保持要素５０の停止部５５と協働する。

【0063】

スリーブ１０内への様々な要素の挿入は、典型的にはスリーブ１０の内側に設けられた肩部に応じて、端部１２、１４の一方又は他方から行うことができる。ステップの順序は、組み立ての方向に合わせられる。

【0064】

リング６２はアクチュエータ６０に組み付けられる。さらに、バネ４０は、支持体３０と包装装置１００を閉じるために追加されるベース２０との間に取り付けられる。ベース２０は、バヨネットタイプのマウントによって、スリーブ１０に組み付けることができる。しかし、他のどのような組み付けも想定し得る。

【0065】

弾性部材、より一般的には戻りシステムの一例であるバネ４０は、支持体３０とベース２０との間にあるときにプレストレスを受けるように寸法決めされている。より具体的には、バネ４０は、支持体３０をベース２０から離す方向に付勢するという意味で、圧縮状態でプレストレスされる。このようにして、バネ４０は、後で見るように支持体３０を解放位置に移動するように構成された戻りシステムを形成する。したがって、戻りシステム（バネ４０）は、支持体３０を第一方向、ここではすなわち長手方向に戻すように構成されている。

【0066】

図２からわかるように、アクチュエータ６０は、スリーブ１０内で長手方向に保持され得る。端部６１では、リング６２はアクチュエータ６０を越えて半径方向に延び、スリーブ１０の内径を越える。端部６３では、スリーブ１０は保持要素５０上に載る。言い換えると、スリーブ１０はリング６２と保持要素５０との間で長手方向に保持され、突起１６もこの保持に寄与している。

【0067】

包装装置１００が組み立てられると、アクチュエータ６０は、使用者がアクセス可能な部分、特にこの場合はリング６２を示す。しかし、リング６２は、突起１６によって長手方向にブロックされているため、リング６２は、使用者がスリーブ１０からアクチュエータを取り外すことを許容しない。

【0068】

本実施形態では、アクチュエータ６０は、スリーブ１０内で長手方向に移動可能に固定される。また、アクチュエータ６０は、スリーブ１０内で、特に長手方向Ｘ周りに回転可能とされる。ここで、アクチュエータ６０は、リング６２に対する使用者の単純な操作によって回転駆動することができる。しかし、回転駆動のための、他のより高度な機構を想定することもできる。

【0069】

図２は、支持体３０が引込位置にある包装装置１００を示す。すでに説明した図４に示されているように、保持要素５０が、支持体３０が引込位置にあるときにバネ４０の戻り力の影響下で支持体３０の移動を制限するように設けられた少なくとも１つの停止部５５を有することで、支持体３０が引込位置に保持される。より具体的には、停止部５５は、支持体のフック３７によって引掛けられる。その結果、支持体３０のラグ３５は、図５の概略図上でＡと示された安定位置に位置する。支持体３０は、例えばキャップ３８がリング６２と水平になる図２に示す位置にある。

【0070】

使用者が、製品を分配する目的で容器３２を開放したいときは、使用者はリング６２を回転させることができる。図５に示されるように、ガイド６４は、引込位置において、アクチュエータ６０をいずれかの方向に回転させることができるようになっている。

【0071】

したがって、使用者は、アクチュエータ６０を、この場合は回転駆動して、前述の突起６６によって制限され得る一定の移動に沿って移動させる。この移動の終点で、ラグ３５は図５の位置Ｂ（又は対称位置）に位置し、この位置は中間的で不安定な位置である。アクチュエータ６０の回転は、タブ６５の回転を引き起こし、タブ６５は、フィン５６の自由端を保持し、フィン５６を弾性的に、この場合は半径方向外側に変形させるところまで押す。そうすることにより、停止部５５の少なくとも１つが横方向に、ここでは半径方向平面に移動し、その結果、この停止部５５はフック３７に係合しなくなり、停止部５５が中和される。

【0072】

残りの停止部５５は、その数、位置又は抵抗力により、バネ４０の戻り力に対抗するのに十分ではない。その結果、保持要素５０は、支持体３０を保持しなくなるという意味で、中和される。戻り力の影響により、支持体３０は図３に示される解放位置に移動し、ラグ３５は図５に示される安定した位置Ｃにある。この位置で、使用者はキャップ３８を容易に取り外し、容器３２に収容された製品を分配してキャップ３８を戻すことができ、あるいは容器３２、例えば口紅機構を取り出し、使用後に支持体３０に再び挿入することができる。

【0073】

支持体３０が解放位置まで移動する間、使用者は通常リング６２を解除しているため、アクチュエータ６０はスリーブ１０に対して自由に回転することができる。弾性により、保持要素５０は元の形状に戻ろうとするため、タブ６５に作用して、アクチュエータ６０が元の位置に戻る。これと並行して、支持体３０の長手方向の移動の間、ラグ３５はガイド６４上の傾斜したカム面６７を押し、これもまたアクチュエータ６０を回転させ、より一般的にはアクチュエータ６０を初期位置に戻す傾向がある。したがって、保持要素５０は、アクチュエータ６０の作動が無い場合に、自動的に再装着するように構成されている。もちろん、自動的な再装着は、保持要素５０の弾性によってのみ得ることができるし、あるいはガイドのカム面６７によってのみ、あるいはさらに別の方法で得ることができる。

【0074】

支持体３０がスリーブ１０から完全に離脱することを避けるために、長手方向への支持体３０の移動は、バネ４０の戻り力に対向するガイド６０の停止部６８によって制限することができる。さらに、支持体が解放位置に移動する間にラグ３５が停止部６８に押し付けられると、クリック音が聞こえ、解放位置に到達したことを使用者に感じさせ、したがって、包装装置が正しく作動していることを感じさせる。

【0075】

支持体３０は、バネ４０の戻り力の影響を受けて、解放位置に保持される。この位置では、ガイド６４とラグ３５が、解放位置（図５の位置Ｃ）において、円周方向（アクチュエータ６０の作動方向）において実質的に相補的な形状を有することで、アクチュエータ６０を動かすことはできない。

【0076】

支持体３０を解放位置から引込位置に移動させるには、使用者は、バネ４０の付勢力に勝る十分な力で支持体３０を押さなければならない。これを達成するために、使用者は、キャップ３８を押すか容器３２を再び係合させ、キャップ３８又は容器３２が順に支持体３０を押すようにしても構わない。その際、ラグ３５は、支持体３０のフック３７が保持要素５０の停止部５５と再び協働するまで、ガイド６４の自由空間内を移動する。フック３７は、一種のスナップフィットによって、停止部５５に再び係合することができる。フック３７とフィン５６は、弾性変形してフック３７が停止部５５を越えて通過できるように互いに押し付け合い、その後、フック３７と停止部５５は、バネ４０の戻り力の影響下で停止部５５がフック３７の移動に対向する静止位置に復帰する。ラチェットによる引込位置への移動は、フック３７（図２参照）及び／又は停止部５５に設けられた斜面によって容易にすることができる。

【0077】

使用者が、動作の終わりに圧力を開放すると、バネ４０は、フック３７を停止部５５に押し付ける。この時、カチッという音が聞こえることにより、使用者は引込位置に到達したことを感じ、したがって包装装置が適切に動作していることを感じる。その後、ラグ３５は図５の位置Ａに位置する。

【0078】

本実施形態では、ガイドは、図１及び図５に見られるように、三角形又は三角形の一般的な形状を有しており、停止部６８に近い三角形の頂点は、支持体３０に対するアクチュエータ６０の固有の位置、典型的には解放位置に対応し、一方、頂点とは反対側の三角形の底部は、支持体３０に対するアクチュエータ６０の複数の可能な位置、典型的には引込位置に対応する。カム面６７は、底部と頂点を接続する。三角形の辺は、迅速な作動を容易にするために、図示のように丸みを帯びることができる。もちろん他の形状も考えられる。

【0079】

必要であれば、例えばラグ３５をスリーブ１０の長手方向の溝やスロットに係合するように延ばすことにより、支持体３０をスリーブ１０に対して所定の向きに保持しても構わない。必要であれば、長手方向の溝を隠すために装飾的なカラーを追加してもよい。

【0080】

本明細書は特定の例示的な実施形態に言及しているが、特許請求の範囲によって定義される本発明の一般的な範囲から逸脱することなく、これらの実施例に変形を適用することができる。例えば、本明細書を通して既に示した変形例に加えて、以下のような変更が考えられる。
ラグ３５はアクチュエータ６０に設けられてもよく、ガイド６４が支持体３０に設けられてもよく、より一般的には、全ての機械的な協働は、反転されても構わない。
並進と回転の方向を交換することができる。

【0081】

より一般的には、図示又は言及された様々な実施形態の個々の特徴は、追加の実施形態に組み合わせることができる。したがって、本明細書及び図面は、制限的な意味ではなく例示的な意味で考慮されなければならない。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【手続補正書】

【提出日】2024-07-29

【手続補正1】

【補正対象書類名】特許請求の範囲

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項1】

製品、特に化粧品のための包装装置（１００）であって、
開放端（１２）を有するスリーブ（１０）と、
前記製品の支持体（３０）であって、前記スリーブ（１０）内で、前記支持体（３０）が保持要素（５０）によって保持される引込位置と、解放位置との間で移動可能な前記支持体（３０）と、
前記保持要素（５０）を中和して、戻り力により前記引込位置から前記解放位置への前記支持体（３０）の移動を引き起こすアクチュエータ（６０）と、を備え、
前記保持要素（５０）は、前記アクチュエータ（６０）の作動が無い場合に自動的に再装着するように構成され、
前記保持要素（５０）はスプリットされたリングを含み、
前記アクチュエータ（６０）は前記リングのスプリット（５８）に係合するタブ（６５）を含む、包装装置（１００）。

【請求項2】

前記支持体（３０）は、前記引込位置と前記解放位置との間で長手方向に移動可能であり、
前記アクチュエータ（６０）は、前記保持要素（５０）の少なくともひとつの停止部（５５）を横方向に移動させることで、前記停止部（５５）を中和可能に構成されている、請求項１に記載の包装装置。

【請求項3】

前記停止部（５５）を担持する、前記保持要素（５０）の少なくともひとつの部分（５６）が、前記中和された状態と前記再装着された状態との間で、横方向に弾性変形可能である、請求項２に記載の包装装置。

【請求項4】

前記アクチュエータ（６０）が、前記スリーブ（１０）内で回転移動可能である、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項5】

前記アクチュエータ（６０）は、前記アクチュエータ（６０）が回転移動する方向に関わらず、前記保持要素（５０）を中和するように構成されている、請求項４に記載の包装装置。

【請求項6】

前記アクチュエータ（６０）と前記スリーブ（１０）とが、前記アクチュエータ（６０）の移動を制限するように互いに係合している、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項7】

前記保持要素（５０）は、前記アクチュエータ（６０）の移動方向に関して前記スリーブと一体で移動する部分（５２）を含む、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項8】

前記支持体（３０）は、環状に配置され、前記引込位置において、前記保持要素（５０）と協働するように構成された複数のフック（３７）を含む、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項9】

前記支持体（３０）及び前記アクチュエータ（６０）のうちの第一の要素が、前記支持体（３０）及び前記アクチュエータ（６０）のうちの第二の要素のガイド（６４）と係合する、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項10】

前記支持体（３０）上に設けられた製品容器（３２）をさらに備える、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装装置。

【請求項11】

前記製品容器（３２）は口紅機構である、請求項１０に記載の包装装置。

【手続補正3】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００５２

【補正方法】変更

【補正の内容】

【0052】

第一の端部６１は、リング６２の対応する脚部を挿入するための凹部を含んでもよい。後述するように、リング６２は、アクチュエータ６０の取り扱いを容易にするために設けられてもよい。図示されたインターロックによる固定の代替として、リング６２は、アクチュエータ６０に、特に一体的に回転可能に、任意の適切なインターロックにより、あるいはより一般的に任意の適切な手段（接着等）により組み付けることができ、あるいはアクチュエータ６０と一体的に形成することもできる。さらに、リング６２は、アクチュエータ６０より半径方向に大きくても構わない。リング６２の開放端６１は、スリーブ１０を越えて延び、使用者がアクセスでき、取り扱うことができる。

【国際調査報告】