(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-21
(54)【発明の名称】サブスクリプション変更通知において分析識別子を提供するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04W 36/00 20090101AFI20241114BHJP
【FI】
H04W36/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518358
(86)(22)【出願日】2022-10-20
(85)【翻訳文提出日】2024-05-09
(86)【国際出願番号】 CN2022126367
(87)【国際公開番号】W WO2024082207
(87)【国際公開日】2024-04-25
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, シャオジアン
(72)【発明者】
【氏名】ジュー, ジングオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE16
(57)【要約】
サブスクリプション変更通知において少なくとも1つの分析識別子(ID)を提供するためのシステムおよび方法が提示される。ターゲットデータ分析機能(DAF)は、ソースDAFからターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプションの転送を受け入れ得る。少なくとも1つの分析サブスクリプションは、新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ得る。ターゲットDAFは、分析コンシューマに通知メッセージを送信し得る。ターゲットDAFは、新しいサブスクリプション相関IDおよび少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示を備え得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
ターゲットデータ分析機能(DAF)によって、ソースDAFからターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプションの転送を受け入れることであって、前記少なくとも1つの分析サブスクリプションは、新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられる、ことと、
前記ターゲットDAFによって、前記新しいサブスクリプション相関IDと前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている通知メッセージを分析コンシューマに送信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記通知メッセージは、前記ソースDAFに関連付けられた古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記ソースDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上を修正または削除することを決定すること、または
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上を修正または削除するための要求を前記ターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションは、前記ソースDAFから前記分析コンシューマによってサブスクライブされる全ての分析サブスクリプションから成る、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2のターゲットDAFが、
前記ソースDAFから前記第2のターゲットDAFへの少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの転送を受け入れ、前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ、
前記第2の新しいサブスクリプション相関IDと前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの識別表示とを備えている第2の通知メッセージを前記分析コンシューマに送信する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記第2のターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
第2のターゲットDAFが、
前記ターゲットDAFから前記第2のターゲットDAFへの前記少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上の分析サブスクリプションの転送を受け入れ、前記1つ以上の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ、
前記第2の新しいサブスクリプション相関IDと前記1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示とを備えている第2の通知メッセージを前記分析コンシューマに送信する請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記分析コンシューマは、
前記1つ以上の分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記1つ以上の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記1つ以上の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記第2のターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記ソースDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記ソースDAFと共に残っている前記少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記ソースDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示と前記1つ以上の分析サブスクリプションの前記識別表示とに従って、前記ターゲットDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記ターゲットDAFと共に残っている前記少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記ターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
方法であって、前記方法は、分析コンシューマによって、ターゲットデータ分析機能(DAF)から、通知メッセージを受信することを含み、
前記通知メッセージは、(i)ソースDAFから前記ターゲットDAFに転送された少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられた新しいサブスクリプション相関識別子(ID)と、(ii)前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている、方法。
【請求項13】
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに実行させることができる、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項14】
請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えているデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、サブスクリプション変更通知において少なくとも1つの分析識別子(ID)を提供するためのシステムおよび方法を含むが、これらに限定されない無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
標準化団体である第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、現在、5G新無線(5G NR)と呼ばれる新しい無線インターフェース、および次世代パケットコアネットワーク(NG-CNまたはNGC)の規定を進めている。5G NRは、3つの主要な構成要素:5Gアクセスネットワーク(5G-AN)、5Gコアネットワーク(5GC)、およびユーザ機器(UE)を有する。異なるデータサービスおよび要件の有効化を容易にするために、ネットワーク機能とも呼ばれる5GCの要素は簡略化されており、それらの一部はソフトウェアベースであり、一部はハードウェアベースであるので、必要に応じて適合され得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に開示された例示的な実施形態は、従来技術において提示された1つ以上の課題に関連する問題を解決することのみならず、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって容易に明らかになる更なる特徴を提供することも対象とする。様々な実施形態によれば、例示的なシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が本明細書に開示されている。しかしながら、これらの実施形態は、例として提示されており、限定するものではなく、本開示を読む当業者に明らかなように、開示された実施形態に対する様々な修正(例えば、様々な開示された例、実施形態、および/または実装からの特徴を組み合わせることを含む)は、本開示の範囲内に留まりながら行われ得る。
【0004】
少なくとも1つの側面は、以下のシステム、方法、装置、またはコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。ターゲットデータ分析機能(DAF)(例えば、ネットワークデータ分析機能(NWDAF))は、ソースDAFからターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプションの転送を受け入れ得る。少なくとも1つの分析サブスクリプションは、(例えば、ターゲットNWDAFによって割り振られた/割り当てられた)新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ得る。ターゲットDAFは、分析コンシューマに通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify要求メッセージ)を送信し得る。ターゲットDAFは、新しいサブスクリプション相関IDおよび少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示を備え得る。少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示は、ID番号、名前、グループ番号、テーブルのインデックス、またはアイテム番号のうちの少なくとも1つを含み得る。通知メッセージは、ソースDAFに関連付けられた(例えば、ソースDAFによって割り振られた/割り当てられた)古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに含み得る。
【0005】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、少なくとも1つの他の分析サブスクリプション(例えば、ソースNWDAFと共に残っているそれらの分析サブスクリプション)を修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求をソースDAFに送信し得る。
【0006】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、ターゲットNWDAFに転送されたそれらの分析サブスクリプション)のうちの1つ以上を修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上を修正または削除するための要求をターゲットDAFに送信し得る。幾つかの実施形態において、少なくとも1つの分析サブスクリプションは、ソースDAFからの分析サブスクリプションによってサブスクライブされ得る全ての分析サブスクリプションから成り得る。
【0007】
幾つかの実施形態において、第2のターゲットDAFは、ソースDAFから第2のターゲットDAFへの少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの転送を受け入れ得る。少なくとも1つの他の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ得る。第2のターゲットDAFは、分析コンシューマに第2の通知メッセージを送信し得る。第2の通知メッセージは、第2の新しいサブスクリプション相関IDと、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの識別表示とを備え得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を第2のターゲットDAFに送信し得る。
【0008】
幾つかの実施形態において、第2のターゲットDAFは、少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上の分析サブスクリプションのターゲットDAFから第2のターゲットDAFへの転送を受け入れ(例えば、転送を引き受ける、受ける)得る。1つ以上の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ得る。第2のターゲットDAFは、分析コンシューマに第2の通知メッセージを送信し得る。第2の通知メッセージは、第2の新しいサブスクリプション相関IDと、1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示とを備え得る。分析コンシューマは、1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示に従って、1つ以上の分析サブスクリプションを修正(例えば、更新、変更)または削除(例えば、終結/終、中止、サブスクリプション解除)することを決定し得る。分析コンシューマは、1つ以上の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を第2のターゲットDAFに送信し得る。
【0009】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、ソースDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、ソースDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求をソースDAFに送信し得る。
【0010】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示と1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示とに従って、ターゲットDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、ターゲットDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求をターゲットDAFに送信し得る。
【0011】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、ターゲットデータ分析機能(DAF)から通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify要求メッセージ)を受信し得る。通知メッセージは、(i)ソースDAFからターゲットDAFに転送される少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられる新しいサブスクリプション相関識別子(ID)、および(ii)少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示を備え得る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本解決策の様々な例示的な実施形態が、以下の図または図面を参照して以下に詳細に記載される。図面は、例示のみを目的として提供されており、読者の本解決策の理解を容易にするために本解決策の例示的な実施形態を単に描写している。したがって、図面は、本解決策の広がり、範囲、または適用性を限定するものと見なされるべきではない。例示を明確かつ容易にするために、これらの図面は、必ずしも縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。
【0013】
【
図1】本開示の実施形態による本明細書に開示された技術が実装され得るセルラ通信ネットワークの一例を示す。
【0014】
【
図2】本開示の幾つかの実施形態による基地局およびユーザ機器デバイスの一例のブロック図を示す。
【0015】
【
図3】本開示の幾つかの実施形態による5Gシステムにおける分析公開アーキテクチャの一例を示す。
【0016】
【
図4】本開示の幾つかの実施形態による分析サブスクリプション動作のシーケンス図を示す。
【0017】
【
図5】本開示の幾つかの実施形態による分析サブスクリプション動作のシーケンス図を示す。
【0018】
【
図6】本開示の幾つかの実施形態による分析サブスクリプション動作のシーケンス図を示す。
【0019】
【
図7】本開示の幾つかの実施形態による分析サブスクリプション動作のシーケンス図を示す。
【0020】
【
図8】本開示の幾つかの実施形態による分析サブスクリプション動作のシーケンス図を示す。
【0021】
【
図9】本開示の一実施形態によるサブスクリプション変更通知において少なくとも1つの分析識別子(ID)を提供するためのフロー図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
(1.移動通信技術および環境)
図1は、本開示の実施形態による本明細書に開示された技法が実装され得る例示的な無線通信ネットワークおよび/またはシステム100を示している。以下の説明では、無線通信ネットワーク100は、セルラーネットワークまたは狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)ネットワークなどの任意の無線ネットワークであり得、本明細書では「ネットワーク100」と呼ばれる。そのような例示的なネットワーク100は、通信リンク110(例えば、無線通信チャネル)を介して互いに通信し得る基地局102(以下「BS102」、無線通信ノードとも呼ばれる)およびユーザ機器デバイス104(以下「UE104」、無線通信デバイスとも呼ばれる)と、地理的領域101に重なるセル126、130、132、134、136、138、および140のクラスタとを含む。
図1では、BS102およびUE104は、セル126のそれぞれの地理的境界内に含まれている。他のセル130、132、134、136、138および140の各々は、意図されたユーザに適切な無線通信有効範囲を提供するために、その割り当てられた帯域幅において動作する少なくとも1つの基地局を含み得る。
【0023】
例えば、BS102は、UE104に適切な有効通信範囲を提供するために、割り当てられたチャネル送信帯域幅において動作し得る。BS102およびUE104は、それぞれ、ダウンリンク無線フレーム118およびアップリンク無線フレーム124を介して通信し得る。各無線フレーム118/124は、データシンボル122/128を含み得るサブフレーム120/127にさらに分割され得る。本開示では、BS102およびUE104は、一般に、本明細書に開示された方法を実践し得る「通信ノード」の非限定的な例として本明細書に記載されている。そのような通信ノードは、本解決策の様々な実施形態に従って、無線および/または有線通信を行うことが可能であり得る。
【0024】
図2は、本解決策の幾つかの実施形態による無線通信信号(例えば、OFDM/OFDMA信号)を伝送および受信するための例示的な無線通信システム200のブロック図を示している。システム200は、本明細書に詳細に記載される必要がない既知または従来の動作特徴をサポートするように構成された構成要素および要素を含み得る。例示的な一実施形態において、システム200は、前述したように、
図1の無線通信環境100などの無線通信環境においてデータシンボルを通信(例えば、伝送および受信)するために使用されることができる。
【0025】
システム200は、一般に、基地局202(以下、「BS202」)およびユーザ機器デバイス204(以下、「UE204」)を含む。BS202は、BS(基地局)トランシーバモジュール210、BSアンテナ212、BSプロセッサモジュール214、BSメモリモジュール216、およびネットワーク通信モジュール218を含み、各モジュールは、データ通信バス220を介して必要に応じて互いに結合および相互接続される。UE204は、UE(ユーザ機器)トランシーバモジュール230、UEアンテナ232、UEメモリモジュール234、およびUEプロセッサモジュール236を含み、各モジュールは、データ通信バス240を介して必要に応じて互いに結合および相互接続される。BS202は、通信チャネル250を介してUE204と通信し、通信チャネルは、本明細書に記載されたようなデータの伝送に適した任意の無線チャネルまたは他の媒体であり得る。
【0026】
当業者によって理解されるように、システム200は、
図2に示すモジュール以外の任意の数のモジュールをさらに含み得る。当業者は、本明細書に開示された実施形態に関連して記載された様々な例示的なブロック、モジュール、回路、および処理ロジックが、ハードウェア、コンピュータ読み取り可能なソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の実際的な組合せで実装され得ることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性および適合性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して全体的に記載されている。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ファームウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の用途およびシステム全体に課された設計制約に依存し得る。本明細書に記載の概念に精通した者は、各特定の用途に適した方法においてそのような機能を実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない
【0027】
幾つかの実施形態によれば、UEトランシーバ230は、本明細書では、各々がアンテナ232に結合された回路を備えている無線周波数(RF)伝送機およびRF受信機を含む「アップリンク」トランシーバ230と呼ばれ得る。複信スイッチ(図示せず)が、代替として、アップリンク伝送機または受信機をアップリンクアンテナに時間複信方式で結合し得る。同様に、幾つかの実施形態によれば、BSトランシーバ210は、本明細書では、各々がアンテナ212に結合された回路を備えているRF伝送機およびRF受信機を含む「ダウンリンク」トランシーバ210と呼ばれ得る。ダウンリンク複信スイッチが、代替として、ダウンリンク伝送機または受信機をダウンリンクアンテナ212に時間複信方式で結合し得る。2つのトランシーバモジュール210および230の動作は、ダウンリンク伝送機がダウンリンクアンテナ212に結合されると同時に、アップリンク受信機回路が無線送信リンク250を介した伝送の受信のためにアップリンクアンテナ232に結合されるように、時間調整され得る。反対に、2つのトランシーバ210および230の動作は、アップリンク伝送機がアップリンクアンテナ232に結合されると同時に、ダウンリンク受信機が無線送信リンク250を介した伝送の受信のためにダウンリンクアンテナ212に結合されるように、時間調整され得る。幾つかの実施形態において、複信方向の変化の間に最小ガード時間を有する打ち切り時間同期がある。
【0028】
UEトランシーバ230および基地局トランシーバ210は、無線データ通信リンク250を介して通信し、特定の無線通信プロトコルおよび変調方式をサポートし得る適切に構成されたRFアンテナ装置212/232と協働するように構成される。幾つかの例示的な実施形態において、UEトランシーバ210および基地局トランシーバ210は、ロングタームエボリューション(LTE)および新興の5G規格などの業界規格をサポートするように構成される。しかしながら、本開示は、特定の規格および関連するプロトコルへの適用に必ずしも限定されないことが理解される。むしろ、UEトランシーバ230および基地局トランシーバ210は、将来の規格またはその変形を含む代替的または追加的な無線データ通信プロトコルをサポートするように構成され得る。
【0029】
様々な実施形態によれば、BS202は、例えば、進化型ノードB(eNB)、サービングeNB、ターゲットeNB、フェムトステーション、またはピコステーションであり得る。幾つかの実施形態において、UE204は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイスなどの様々なタイプのユーザデバイスにおいて具現化され得る。プロセッサモジュール214および236は、汎用プロセッサ、コンテンツアドレス可能メモリ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の適切なプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実現され得る。この方法において、プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、状態機械などとして実現され得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
【0030】
さらに、本明細書に開示された実施形態に関連して記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、ファームウェア、各々がプロセッサモジュール214および236によって実行されるソフトウェアモジュール、またはそれらの任意の実際的な組み合わせで直接具現化され得る。メモリモジュール216および234は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当該技術分野において知られている任意の他の形態の記憶媒体として実現され得る。これに関連して、メモリモジュール216および234の各々は、プロセッサモジュール210および230が、それぞれ、メモリモジュール216および234から情報を読み取り、それらに情報を書き込むことができるように、プロセッサモジュール210および230に結合され得る。メモリモジュール216および234は、それぞれのプロセッサモジュール210および230に統合され得る。幾つかの実施形態において、メモリモジュール216および234の各々は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行される命令の実行中に一時変数または他の中間情報を記憶するためのキャッシュメモリを含み得る。メモリモジュール216および234の各々は、それぞれ、プロセッサモジュール210および230によって実行される命令を記憶しているための不揮発性メモリも含み得る。
【0031】
ネットワーク通信モジュール218は、一般に、基地局トランシーバ210と、基地局202と通信するように構成された他のネットワーク構成要素および通信ノードとの間の双方向通信を可能にする基地局202のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、処理ロジック、および/または他の構成要素を表す。例えば、ネットワーク通信モジュール218は、インターネットまたはWiMAXのトラフィックをサポートするように構成され得る。典型的な配置では、限定されないが、ネットワーク通信モジュール218は、基地局トランシーバ210が従来のイーサネット(登録商標)ベースのコンピュータネットワークと通信し得るように、802.3イーサネット(登録商標)インターフェースを提供する。この方法において、ネットワーク通信モジュール218は、コンピュータネットワーク(例えば、移動通信交換局(MSC))に接続するための物理インターフェースを含み得る。指定された動作または機能に関して本明細書で使用される「ために構成された」、「ように構成された」という用語、およびそれらの活用形は、指定された動作または機能を実施するように物理的に構成、プログラム、フォーマット、および/または配置されたデバイス、構成要素、回路、構造、機械、信号などを指す。
【0032】
開放型システム間相互接続(OSI)モデル(本明細書では「開放型システム間相互接続モデル」と呼ばれる)は、他のシステムとの相互接続および通信に開放されたシステム(例えば、無線通信デバイス、無線通信ノード)によって使用されるネットワーク通信を定義する概念的かつ論理的なレイアウトである。モデルは、7つのサブコンポーネントまたは層に分割され、それらの各々は、その上および下の層に提供されるサービスの概念上の集合を表す。OSIモデルは、論理ネットワークも定義し、異なる層プロトコルを使用することによってコンピュータパケット転送を効果的に記述する。OSIモデルは、7層OSIモデルまたは7層モデルと呼ばれ得る。幾つかの実施形態において、第1の層は、物理層であり得る。幾つかの実施形態において、第2の層は、媒体アクセス制御(MAC)層であり得る。幾つかの実施形態において、第3の層は、無線リンク制御(RLC)層であり得る。幾つかの実施形態において、第4の層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層であり得る。幾つかの実施形態において、第5の層は、無線リソース制御(RRC)層であり得る。幾つかの実施形態において、第6の層は、非アクセス層(NAS)層またはインターネットプロトコル(IP)層であり得、第7の層は、他の層である。
【0033】
当業者が本解決策を作製および使用することを可能にするために、本解決策の様々な例示的な実施形態が添付の図面を参照して以下に記載される。当業者にとって明らかなように、本開示を読んだ後、本明細書に記載された例に対する様々な変更または修正が、本解決策の範囲から逸脱することなく行われることができる。したがって、本解決策は、本明細書に記載および例示された例示的な実施形態および用途に限定されない。さらに、本明細書に開示された方法におけるステップの特定の順序または階層は、単なる例示的な手法である。設計の選好に基づいて、開示された方法またはプロセスのステップの特定の順序または階層は、本解決策の範囲内に留まりながら並べ替えることができる。したがって、当業者は、本明細書に開示された方法および技法が、サンプルの順序で様々なステップまたは動作を提示し、本解決策が、特に明記しない限り、提示された特定の順序または階層に限定されないことを理解されよう。
(2.サブスクリプション変更通知に分析識別子(ID)を提供するためのシステムおよび方法)
【0034】
ネットワークデータ分析機能(NWDAF)は、内部トリガ(例えば、負荷分散、正常なシャットダウン)および/または外部トリガ(例えば、ユーザ機器(UE)モビリティ)に起因して、その分析サブスクリプションのうちの1つ以上を他のNWDAFインスタンスに転送し得る。分析サブスクリプション転送手順は、全てのサブスクリプションについて、または特定のエリア、特定の分析識別子(ID)、特定のネットワーク機能(NF)、および/または特定のUEに関連するサブスクリプションの選択された一部について行われ/達成され/実行され得る。
【0035】
ユーザ機器、ネットワーク機能および/または動作、管理、および保守(OAM)システムからデータを収集するために、NWDAFは、関連データを大規模に分析できるように、ネットワークコア内に存在するマイクロサービス機能からデータを抽出し得る。分析(例えば、データを含む、またはデータから導出/生成される)は、例えば、傾向およびパターンを識別するための異なるタイプのネットワークデータおよび統計の分析、またはネットワーク/性能問題(例えば、パケット損失、スループット、または待ち時間)の分析のうちの少なくとも1つを含み得る。分析は、NWDAFによって生成および/または提供され得、ネットワーク上に何のデバイス(例えば、デバイスのタイプ、機能、動作モード)があり得るか、およびデバイスが互いにどのように通信するかについての洞察を提供し得る。分析は、デバイスの分析を他のデバイスのデータ/分析と比較して互いに関係付けることもできる。分析コンシューマは、NWDAFが提供/生成し得る1つ以上の特定の分析に対して要求および/またはサブスクライブし得る。これらの分析サブスクリプションの少なくとも1つは、対応する分析を分析コンシューマに配信するために、別のNWDAFに転送され得る。
【0036】
ターゲットNWDAFが1つ以上の分析サブスクリプションを引き継ぐと、ターゲットNWDAFは、サブスクリプション変更通知を介して、別のNWDAFからの分析サブスクリプションの転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。通知は、ターゲットNWDAFによって割り当てられた新しいサブスクリプション相関IDと、ソースNWDAFによって割り振られた古いサブスクリプション相関IDとを含み得る。分析コンシューマは、古いサブスクリプション相関IDを新しいサブスクリプション相関IDで置き換えることができる。分析コンシューマは、(例えば、対応するサブスクリプションの一部または全てを修正または削除するために)対応するサブスクリプションの更なる管理のために新しいサブスクリプション相関IDを使用し得る。
【0037】
しかしながら、ソースNWDAFがその分析サブスクリプションの一部をターゲットNWDAFに転送する場合、依然としてソースNWDAFに保持されている残りの分析サブスクリプションについては、古いサブスクリプション相関IDが新しいものと既に交換されている可能性があるため、分析コンシューマは、古いサブスクリプション相関IDを使用して残りの分析サブスクリプションを修正または削除することができないこともある。
【0038】
図3は、5Gシステムにおける分析公開アーキテクチャの一例を示す。NWDAFは、任意の5Gコア(5GC)ネットワーク機能(NF)(例えば、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))に直接、またはデータ収集調整機能(DCCF)/メッセージングフレームワークのアダプタ機能(MFAF)を介して、分析結果を公開(例えば、生成、提供、産出、出力、公表)し得る。分析公開アーキテクチャは、以下の機能のうちの少なくとも1つを含み得る:分析コンシューマ(例えば、AMF)、データ収集調整機能(DCCF)、メッセージングフレームワークのアダプタ機能(MFAF)、分析データリポジトリ機能(ADRF)、および/またはネットワークデータ分析機能(NWDAF)。
【0039】
分析コンシューマは、NWDAFからの分析情報の通知に対する少なくとも1つのサブスクリプション(サブスクリプション解除)を管理する機能を提供/含み得る。DCCFは、1つ以上のNFサービスコンシューマからの要求に基づいて、1つ以上のNFからの分析および/またはデータの収集を調整する機能を提供し得る。MFAFは、NFコンシューマが、MFAFによって受信されたマッピングデータおよび/または分析の挙動をアウトバウンド通知エンドポイントに対して構成または再構成できるようにする機能を提供し得る。ADRFは、NFコンシューマがADRFからのデータまたは分析を記憶、検索、および/または除去することを可能にする機能を提供し得る。NWDAFは、異なる分析イベントのための分析情報をNFサービスコンシューマに提供し得る。NWDAFインスタンスは、別のNWDAFインスタンスへの分析サブスクリプションの転送を要求し得る。
(実装例0:ソースNWDAFによって開始される分析サブスクリプション転送手順)
【0040】
ステップ1において、分析コンシューマは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析(例えば、分析のタイプ)をサブスクライブするための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求)を送信し得る。要求は、分析コンシューマによってサブスクライブされている分析の識別表示、通知ユニフォームリソース識別子(URI)、および/または通知相関IDを含み得る。
【0041】
ステップ2において、ソースNWDAFは、少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられたサブスクリプション相関IDを割り当て得る(例えば、生成する、割り振る)。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。応答メッセージは、サブスクリプション相関IDを含み得る。
【0042】
ステップ3(例えば、任意選択的なステップ)では、外部トリガおよび/または内部トリガに基づいて、ソースNWDAFは、ターゲットNWDAFへの分析サブスクリプション転送(例えば、ソースNWDAFからサブスクライブされた分析コンシューマの少なくとも1つの分析サブスクリプションの転送)を準備することを決定し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)を発見し得る。NWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFに要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を送信し得る。要求メッセージは、要求メッセージ内の指示情報(例えば、準備された分析サブスクリプション転送指示)を含み得る。1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)は、ネットワーク機能(NF)または動作、管理、および保守(OAM)からデータ収集を開始し得、指示された分析サブスクリプションのための分析生成を開始し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFからターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)を選択することを決定し得る。ソースNWDAFは、選択されたターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)に、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぐように選択されたターゲットNWDAFに求めるための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を送信し得る。ソースNWDAFは、他の候補ターゲットNWDAF-Zへの準備された分析サブスクリプション転送をキャンセルし得る。準備ステップがある場合、選択されたターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを短時間で引き継ぐことができる。
【0043】
ステップ4において、ソースNWDAFは、ソースNWDAFから1つ以上の他のNWDAFへの分析サブスクリプション転送を開始することを決定し得る。ソースNWDAFは、転送すべき1つ以上の分析サブスクリプションを決定し得、ターゲットNWDAFへの(1つ以上の決定された分析サブスクリプションの)分析サブスクリプション転送を実行することを決定し得る。ソースNWDAFは、例えば、ソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFの負荷、能力、処理能力に基づいて、ターゲットNWDAFに転送されるべき1つ以上の分析サブスクリプションを決定し得る。
【0044】
ステップ5において、ソースNWDAFは、NWDAF発見を実行し得、(例えば、複数のターゲット/候補NWDAFから)ターゲットNWDAFを選択し得る。準備された分析サブスクリプション転送の一部としてターゲットNWDAFが既に発見されている場合、NWDAF発見はスキップされ得る。
【0045】
ステップ6において、ソースNWDAFは、(Nnwdaf_EventsSubscription_Transferサービスオペレーションを使用して)ステップ4で決定された1つ以上の分析サブスクリプションをターゲットNWDAFに転送するための要求メッセージを送信し得る。要求メッセージは、転送されている分析サブスクリプションを含み/識別し/指定し得、準備された分析サブスクリプション転送中に提供されていない場合、通知URI、および/またはステップ1で分析コンシューマからソースNWDAFによって受信された通知相関IDを含み得る。
【0046】
ステップ7(例えば、任意選択的なステップ)において、ターゲットNWDAFは、(例えば、要求メッセージに応答して)ソースNWDAFに応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer応答)を送信し得る。
【0047】
ステップ8において、ターゲットNWDAFは、ソースDAFからターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、ステップ4で決定された、および/または要求メッセージで識別された1つ以上の分析サブスクリプション)の転送を受け入れ得る。ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから受信した情報に基づいて、(例えば、分析コンシューマによる消費のための分析の生成を実行するために)少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぎ/受信し得る。準備された分析サブスクリプション転送中にまだ行われていない場合、ターゲットNWDAFは、受信/転送された分析サブスクリプションに新しいサブスクリプション相関IDを割り振り得る。
【0048】
ステップ9および10において、ターゲットNWDAFは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージを使用して、分析サブスクリプション転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。ターゲットNWDAFによって割り当てられた/割り振られた新しいサブスクリプション相関IDおよびソースNWDAFによって割り当てられた/割り振られた古いサブスクリプション相関IDは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージにおいて提供され/含められ/識別され得る。要求メッセージは、分析コンシューマがステップ1でソースNWDAFと共に行った初期サブスクリプション要求に通知を互いに関係付けることをすることを可能にする通知相関IDを含み得る。分析コンシューマは、(例えば、要求メッセージに応答して)ターゲットNWDAFに応答メッセージ(例えば、NnwdafEventsSubscriptionNotify応答)を送信し得る。
【0049】
ステップ11(例えば、条件ステップ)において、ステップ6でターゲットNWDAFによって受信されたNnwdaf_EventsSubscription_Transfer要求に「分析コンテキスト識別子」が含まれていた場合、ターゲットNWDAFは、Nnwdaf_AnalyticsInfo_ContextTransferサービスオペレーションを呼び出すことによって「分析コンテキスト」を要求し得る。
【0050】
ステップ12(例えば、任意選択的なステップ)において、応答メッセージがステップ7で送信されていない場合、ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFに(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)応答メッセージを送信することによって、分析サブスクリプション転送を確認(例えば、分析サブスクリプション転送の受け入れを確認)し得る。
【0051】
ステップ13において、ターゲットNWDAFは、(例えば、分析または処理を実行して)新しい入力データに基づいて新しい出力分析を導出/生成し得る。
【0052】
ステップ14および15において、ターゲットNWDAFは、サブスクリプション変更通知または通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notifyメッセージ)を使用して、新しい分析について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。
【0053】
ターゲットNWDAFは、転送された分析の識別表示をサブスクリプション変更通知に含み得、それは、どのサブスクライブされた分析が転送されたか、および転送されていないかを分析コンシューマが識別することを可能にすることができ、その結果、分析コンシューマは、転送された分析サブスクリプションのために新しいサブスクリプション相関IDを使用し、ソースNWDAFと共に残っている分析サブスクリプションのために古い相関サブスクリプションIDを使用することができる。
(実装例1:サブスクライブされた分析の一部がソースNWDAFからターゲットNWDAFに転送される)
【0054】
ステップ1において、分析コンシューマは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析(例えば、分析のタイプ)をサブスクライブするための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求)を送信し得る。要求メッセージは、分析コンシューマによってサブスクライブされている分析、通知ユニフォームリソース識別子(URI)、および/または通知相関IDを含み得る。
【0055】
ステップ2において、ソースNWDAFは、少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられたサブスクリプション相関IDを割り当て得る(例えば、生成する、割り振る)。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。応答メッセージは、サブスクリプション相関IDを含み得る。
【0056】
ステップ3(例えば、任意選択的なステップ)において、ソースNWDAFは、トリガに従って、ターゲットNWDAFへのサブスクライブされた分析の一部について分析サブスクリプション転送(例えば、ソースNWDAFからサブスクライブされた分析コンシューマの少なくとも1つの分析サブスクリプションの転送)を準備することを決定し得る。例えば、転送のためのトリガは、負荷分散の問題に起因し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)を発見し得る。NWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFに要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を送信し得る。要求メッセージは、要求メッセージ内の指示情報(例えば、準備された分析サブスクリプション転送指示)を含み得る。1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)は、ネットワーク機能(NF)または動作、管理、および保守(OAM)からデータ収集を開始し得、指示された分析サブスクリプションのための分析生成を開始し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFからターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)を選択することを決定し得る。ソースNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぐように選択されたターゲットNWDAFに求めるための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を選択されたターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)に送信し得る。ソースNWDAFは、他の候補ターゲットNWDAF-Zへの準備された分析サブスクリプション転送をキャンセルし得る。準備ステップがある場合、選択されたターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを短時間で引き継ぐことができる。
【0057】
ステップ4において、ソースNWDAFは、ソースNWDAFから1つ以上の他のNWDAFへの分析サブスクリプション転送を開始することを決定し得る。ソースNWDAFは、転送すべき1つ以上の分析サブスクリプションを決定し得、ターゲットNWDAFへの(1つ以上の決定された分析サブスクリプションの)分析サブスクリプション転送を実行することを決定し得る。ソースNWDAFは、例えば、ソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFの負荷、能力、処理能力に基づいて、ターゲットNWDAFに転送されるべき1つ以上の分析サブスクリプションを決定し得る。
【0058】
ステップ5において、ソースNWDAFは、NWDAF発見を実行し得、(例えば、複数のターゲット/候補NWDAFから)ターゲットNWDAFを選択し得る。準備された分析サブスクリプション転送の一部としてターゲットNWDAFが既に発見されている場合、NWDAF発見はスキップされ得る。
【0059】
ステップ6において、ソースNWDAFは、(Nnwdaf_EventsSubscription_Transferサービスオペレーションを使用して)ステップ4で決定された1つ以上の分析サブスクリプションをターゲットNWDAFに転送するための要求メッセージを送信し得る。要求メッセージは、転送されている分析サブスクリプションを含み/識別し/指定し得、準備された分析サブスクリプション転送中に提供されていない場合、通知URI、および/またはステップ1で分析コンシューマからソースNWDAFによって受信された通知相関IDを含み得る。
【0060】
ステップ7(例えば、任意選択的なステップ)において、ターゲットNWDAFは、(例えば、要求メッセージに応答して)ソースNWDAFに応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer応答)を送信し得る。
【0061】
ステップ8において、ターゲットNWDAFは、ソースDAFからターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、ステップ4で決定された、および/または要求メッセージで識別された1つ以上の分析サブスクリプション)の転送を受け入れ得る。ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから受信した情報に基づいて、(例えば、分析コンシューマによる消費のための分析の生成を実行するために)少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぎ/受信し得る。準備された分析サブスクリプション転送中にまだ行われていない場合、ターゲットNWDAFは、受信/転送された分析サブスクリプションに新しいサブスクリプション相関IDを割り振り得る。
【0062】
ステップ9および10において、ターゲットNWDAFは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージを使用して、分析サブスクリプション転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。ターゲットNWDAFによって割り当てられた/割り振られた新しいサブスクリプション相関ID、転送された分析ID(例えば、分析IDのリスト)、およびソースNWDAFによって割り当てられた/割り振られた古いサブスクリプション相関IDは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージにおいて提供され/含まれ/識別され得る。要求メッセージは、分析コンシューマがステップ1でソースNWDAFと共に行った初期サブスクリプション要求に通知を互いに関係付けることをすることを可能にする通知相関IDを含み得る。分析コンシューマは、(例えば、要求メッセージに応答して)ターゲットNWDAFに応答メッセージ(例えば、NnwdafEventsSubscriptionNotify応答)を送信し得る。
【0063】
ステップ11(例えば、条件付きステップ)において、ステップ6でターゲットNWDAFによって受信されたNnwdaf_EventsSubscription_Transfer要求に「分析コンテキスト識別子」が含まれていた場合、ターゲットNWDAFは、Nnwdaf_AnalyticsInfo_ContextTransferサービスオペレーションを呼び出すことによって「分析コンテキスト」を要求し得る。
【0064】
ステップ12(例えば、任意選択的なステップ)において、応答メッセージがステップ7で送信されていない場合、ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFに(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)応答メッセージを送信することによって、分析サブスクリプション転送を確認(例えば、分析サブスクリプション転送の受け入れを確認)し得る。
【0065】
ステップ13において、ターゲットNWDAFは、新しい入力データに基づいて(例えば、転送された分析サブスクリプションに関して)新しい出力分析を(例えば、分析または処理を実行して)導出/生成し得る。
【0066】
ステップ14および15において、ターゲットNWDAFは、サブスクリプション変更通知または通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notifyメッセージ)を使用して、新しい分析について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。
【0067】
ステップ16および17において、分析コンシューマは、ソースNWDAFに要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求またはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ソースNWDAFにおける少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除し得る。分析コンシューマは、転送された分析IDに基づいて、どのサブスクリプションがまだソースNWDAFにあるかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ソースNWDAFによって割り当てられてステップ2で分析コンシューマによって受信された古いサブスクリプション相関IDを含み得る。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0068】
ステップ18および19において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_SubscribeまたはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ターゲットNWDAFにおける少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上を修正または削除し得る。分析コンシューマは、転送された分析IDに基づいて、どのサブスクリプションがターゲットNWDAFにあり得るかを決定/知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ9で分析コンシューマによって受信されたターゲットNWDAFによって割り当てられた新しいサブスクリプション相関IDを含み得る。ターゲットNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0069】
ターゲットNWDAFは、転送された分析の識別表示をサブスクリプション変更通知に含み/組み込み得、それは、分析コンシューマがどのサブスクライブされた分析が転送され、どれが転送されていないかを識別することができ、その結果、分析コンシューマは、転送された分析サブスクリプションのために新しいサブスクリプション相関IDを使用し、ソースNWDAFと共に残っている分析サブスクリプションのために古い相関サブスクリプションIDを使用することができる。
(実装例2:全てのサブスクライブされた分析がソースNWDAFからターゲットNWDAFに転送される)
【0070】
ステップ1において、分析コンシューマは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析(例えば、分析のタイプ)をサブスクライブするための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求)を送信し得る。要求は、分析コンシューマによってサブスクライブされている分析の識別表示、通知ユニフォームリソース識別子(URI)、および/または通知相関IDを含み得る。
【0071】
ステップ2において、ソースNWDAFは、少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられたサブスクリプション相関IDを割り当て得る(例えば、生成する、割り振る)。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。応答メッセージは、サブスクリプション相関IDを含み得る。
【0072】
ステップ3(例えば、任意選択的なステップ)において、ソースNWDAFは、トリガに従って、ターゲットNWDAFへのサブスクライブされた分析の分析サブスクリプション転送(例えば、ソースNWDAFからサブスクライブされた分析コンシューマの全ての分析サブスクリプションの転送)を準備することを決定し得る。例えば、トリガは、正常なシャットダウンの開始またはスケジューリングに起因し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)を発見し得る。NWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFに要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を送信し得る。要求メッセージは、要求メッセージ内の指示情報(例えば、準備された分析サブスクリプション転送指示)を含み得る。1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)は、ネットワーク機能(NF)または動作、管理、および保守(OAM)からデータ収集を開始し得、指示された分析サブスクリプションのための分析生成を開始し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFからターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)を選択することを決定し得る。ソースNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぐように選択されたターゲットNWDAFに求めるための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を選択されたターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)に送信し得る。ソースNWDAFは、他の候補ターゲットNWDAF-Zへの準備された分析サブスクリプション転送をキャンセルし得る。準備ステップがある場合、選択されたターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを短時間で引き継ぐことができる。
【0073】
ステップ4において、ソースNWDAFは、ソースNWDAFから1つ以上の他のNWDAFへの分析サブスクリプション転送を開始することを決定し得る。ソースNWDAFは、転送すべき全ての分析サブスクリプションを決定し得、ターゲットNWDAFへの(決定された全ての分析サブスクリプションの)分析サブスクリプション転送を実行することを決定し得る。ソースNWDAFは、例えば、ソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFの負荷、能力、処理能力に基づいて、全ての分析サブスクリプションがターゲットNWDAFに転送されるべきであると決定し得る。
【0074】
ステップ5において、ソースNWDAFは、NWDAF発見を実行し得、(例えば、複数のターゲット/候補NWDAFから)ターゲットNWDAFを選択し得る。準備された分析サブスクリプション転送の一部としてターゲットNWDAFが既に発見されている場合、NWDAF発見はスキップされ得る。
【0075】
ステップ6において、ソースNWDAFは、(Nnwdaf_EventsSubscription_Transferサービスオペレーションを使用して)ステップ4で決定された全ての分析サブスクリプションをターゲットNWDAFに転送するための要求メッセージを送信し得る。要求メッセージは、転送されている分析サブスクリプションを含み/識別し/指定し得、準備された分析サブスクリプション転送中に提供されていない場合、通知URI、および/またはステップ1で分析コンシューマからソースNWDAFによって受信された通知相関IDを含み得る。
【0076】
ステップ7(例えば、任意選択的なステップ)において、ターゲットNWDAFは、(例えば、要求メッセージに応答して)ソースNWDAFに応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer応答)を送信し得る。
【0077】
ステップ8において、ターゲットNWDAFは、ソースDAFからターゲットDAFへの全ての分析サブスクリプション(例えば、ステップ4で決定された、および/または要求メッセージで識別された全ての分析サブスクリプション)の転送を受け入れ得る。ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから受信した情報に基づいて、(例えば、分析コンシューマによる消費のための分析の生成を実行するために)分析サブスクリプションを引き継ぎ/受信し得る。準備された分析サブスクリプション転送中にまだ行われていない場合、ターゲットNWDAFは、受信/転送された分析サブスクリプションに新しいサブスクリプション相関IDを割り振り得る。
【0078】
ステップ9および10において、ターゲットNWDAFは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージを使用して、分析サブスクリプション転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。ターゲットNWDAFによって割り当てられた/割り振られた新しいサブスクリプション相関ID、転送された分析ID(例えば、分析IDのリスト)、およびソースNWDAFによって割り当てられた/割り振られた古いサブスクリプション相関IDは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージに提供され/含まれ/識別され得る。要求メッセージは、分析コンシューマがステップ1でソースNWDAFを用いて行われた初期サブスクリプション要求に通知を互いに関係付けることを可能にする通知相関IDも含み得る。分析コンシューマは、(例えば、要求メッセージに応答して)ターゲットNWDAFに応答メッセージ(例えば、NnwdafEventsSubscriptionNotify応答)を送信し得る。
【0079】
ステップ11(例えば、条件ステップ)において、ステップ6でターゲットNWDAFによって受信されたNnwdaf_EventsSubscription_Transfer要求に「分析コンテキスト識別子」が含まれていた場合、ターゲットNWDAFは、Nnwdaf_AnalyticsInfo_ContextTransferサービスオペレーションを呼び出すことによって「分析コンテキスト」を要求し得る。
【0080】
ステップ12(例えば、任意選択的なステップ)において、応答メッセージがステップ7で送信されていない場合、ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFに(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)応答メッセージを送信することによって、分析サブスクリプション転送を確認(例えば、分析サブスクリプション転送の受け入れを確認)し得る。
【0081】
ステップ13において、ターゲットNWDAFは、新しい入力データに基づいて(転送された分析サブスクリプションに対応する)新しい出力分析を(例えば、分析または処理を実行して)導出/生成し得る。
【0082】
ステップ14および15において、ターゲットNWDAFは、サブスクリプション変更通知または通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notifyメッセージ)を使用して、新しい分析について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。
【0083】
ステップ16および17において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_SubscribeまたはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ターゲットNWDAFに転送された分析サブスクリプションのうちの1つ以上を(分析IDを使用して)修正または削除し得る。分析コンシューマは、転送された分析IDに基づいて、ターゲットNWDAFにどのサブスクリプションがあるかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ9で分析コンシューマによって受信されたターゲットNWDAFによって割り当てられた新しいサブスクリプション相関IDを含み得る。ターゲットNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0084】
ターゲットNWDAFは、転送された分析の識別表示をサブスクリプション変更通知に含み得、それは、分析コンシューマがどのサブスクライブされた分析が転送されたか、および転送されていないかを識別することができ、その結果、分析コンシューマは、転送された分析サブスクリプションのために新しいサブスクリプション相関IDを使用し、ソースNWDAFに残っている/維持されている/保持されている分析サブスクリプションのために古い相関サブスクリプションIDを使用することができる。
【0085】
サブスクライブされた全ての分析は、ソースNWDAFからターゲットNWDAFに転送され得る。ソースNWDAFは、全ての分析サブスクリプションが要求メッセージ内でターゲットNWDAFに転送されていることをターゲットNWDAFに示さないこともある。したがって、ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFによってサブスクライブされた分析の全部が転送されたか、一部が転送されたかを知ることができないこともある。したがって、ターゲットNWDAFが新しいサブスクリプション相関IDを転送されたサブスクリプションに正確に関連付けることを可能にするために、ターゲットNWDAFは、それが転送を受信するたび、新しい対応するサブスクリプション相関IDと一緒に、転送されているサブスクリプションのリストを単に/常に含み得る。すなわち、ターゲットNWDAFの観点から、転送されたサブスクリプションの新たに追加された識別表示は、分析コンシューマに報告するために必須であり得る。
(実装例3:サブスクライブされた分析が異なるターゲットNWDAFに転送される)
【0086】
ステップ1において、分析コンシューマは、ソースNWDAFから少なくとも1つの(例えば、タイプの)分析(例えば、分析ID1、2、および3のサブスクリプション)にサブスクライブするための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求)を送信し得る。要求は、分析コンシューマによってサブスクライブされている分析、通知ユニフォームリソース識別子(URI)、および/または通知相関IDを含み得る。
【0087】
ステップ2において、ソースNWDAFは、少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、分析サブスクリプションID1、2、および3)に関連付けられたサブスクリプション相関IDを割り当て得る(例えば、生成する、割り振る)。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。応答メッセージは、サブスクリプション相関IDを含み得る。
【0088】
幾つかの実施形態において、準備ステップ(
図7には示されていない)が実施されることができる。ソースNWDAFは、準備ステップを実行することを決定し得る。準備ステップでは、ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)を発見し得る。NWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFに要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を送信し得る。要求メッセージは、要求メッセージ内の指示情報(例えば、準備された分析サブスクリプション転送指示)を含み得る。1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)は、ネットワーク機能(NF)または動作、管理、および保守(OAM)からデータ収集を開始し得、指示された分析サブスクリプションのための分析生成を開始し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFからターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)を選択することを決定し得る。ソースNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぐように選択されたターゲットNWDAFに求めるための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を選択されたターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)に送信し得る。ソースNWDAFは、他の候補ターゲットNWDAF-Zへの準備された分析サブスクリプション転送をキャンセルし得る。準備ステップがある場合、選択されたターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを短時間で引き継ぐことができる。
【0089】
ステップ3において、外部トリガおよび/または内部トリガに基づいて、ソースNWDAFは、ソースNWDAFから1つ以上の他のNWDAFへの分析サブスクリプション転送を開始することを決定し得る。ソースNWDAFは、転送すべき少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上(例えば、分析サブスクリプションID1および2)を決定し得、1つ以上のターゲットNWDAFへの(1つ以上の決定された分析サブスクリプションの)分析サブスクリプション転送を実行することを決定し得る。ソースNWDAFは、例えば、ソースNWDAFおよび/または1つ以上のターゲットNWDAFの負荷、能力、処理能力に基づいて、1つ以上のターゲットNWDAFに転送されるべき1つ以上の分析サブスクリプションを決定し得る。
【0090】
ステップ4において、ソースNWDAFは、NWDAF発見を実行し得、1つ以上のターゲットNWDAF(例えば、複数のターゲット/候補NWDAFから)を選択し得る。例えば、ソースNWDAFは、分析サブスクリプションID1および分析サブスクリプションID2を伴うサブスクリプションを転送すべきターゲットNWDAF1およびターゲットNWDAF2をそれぞれ選択し得る。
【0091】
ステップ5において、ソースNWDAFは、分析サブスクリプションID1をターゲットNWDAF1に転送するための要求メッセージを(Nnwdaf_EventsSubscription_Transferサービスオペレーションを使用して)送信し得る。要求メッセージは、転送されている分析サブスクリプション(例えば、ID1)、通知URI、および/またはステップ1で分析コンシューマからソースNWDAFによって受信された通知相関IDを含み/識別し/指定し得る。
【0092】
ステップ6において、ターゲットNWDAF1は、(例えば、要求メッセージに応答して)ソースNWDAFに応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer応答)を送信し得る。
【0093】
ステップ7において、ソースNWDAFは、分析サブスクリプション(例えば、ID2)をターゲットNWDAF2に転送するための要求メッセージを(Nnwdaf_EventsSubscription_Transferサービスオペレーションを使用して)送信し得る。要求メッセージは、転送されている分析サブスクリプション(例えば、ID2)、通知URI、および/またはステップ1で分析コンシューマからソースNWDAFによって受信された通知相関IDを含み/識別し/指定し得る。
【0094】
ステップ8において、ターゲットNWDAF2は、(例えば、要求メッセージに応答して)ソースNWDAFに応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer応答)を送信し得る。
【0095】
ステップ9において、ターゲットNWDAF1は、ソースNWDAFからターゲットNWDAF1への少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、分析サブスクリプションID1)の転送を受け入れ得る。ターゲットNWDAF1は、ソースNWDAFから受信した情報に基づいて、(例えば、分析コンシューマによる消費のための分析の生成を実行するために)少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぎ/受信し得る。ターゲットNWDAF1は、受信/転送された分析サブスクリプションに新しいサブスクリプション相関ID(例えば、サブスクリプション相関ID1)を割り当て得る。
【0096】
ステップ10および11において、ターゲットNWDAF1は、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージを使用して、分析サブスクリプション転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。ターゲットNWDAF1によって割り当てられた/割り振られた新しいサブスクリプション相関ID、転送された分析ID(例えば、分析サブスクリプションID1)、およびソースNWDAFによって割り当てられた/割り振られた古いサブスクリプション相関IDは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージに提供され/含められ/識別され得る。要求メッセージは、分析コンシューマがステップ1でソースNWDAFを用いて行われた初期サブスクリプション要求に通知を互いに関係付けることを可能にする通知相関IDも含み得る。分析コンシューマは、(例えば、要求メッセージに応答して)応答メッセージ(例えば、NnwdafEventsSubscriptionNotify応答)をターゲットNWDAF1に送信し得る。
【0097】
ステップ12において、ターゲットNWDAF2は、ソースNWDAFからターゲットNWDAF2への少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、分析サブスクリプションID2)の転送を受け入れ得る。ターゲットNWDAF2は、ソースNWDAFから受信した情報に基づいて、(例えば、分析コンシューマによる消費のための分析の生成を実行するために)少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぎ/受信し得る。ターゲットNWDAF2は、受信/転送された分析サブスクリプションに新しいサブスクリプション相関ID(例えば、サブスクリプション相関ID2)を割り当て得る。
【0098】
ステップ13および14において、ターゲットNWDAF2は、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージを使用して、分析サブスクリプション転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。ターゲットNWDAF2によって割り当てられた/割り振られた新しいサブスクリプション相関ID、転送された分析ID(例えば、分析サブスクリプションID2)、およびソースNWDAFによって割り当てられた/割り振られた古いサブスクリプション相関IDは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージに提供され/含められ/識別され得る。要求メッセージは、分析コンシューマがステップ1でソースNWDAFと行った初期サブスクリプション要求に通知を互いに関係付けることを可能にする通知相関IDも含み得る。分析コンシューマは、(例えば、要求メッセージに応答して)応答メッセージ(例えば、NnwdafEventsSubscriptionNotify応答)をターゲットNWDAF2に送信し得る。
【0099】
ステップ15および16において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求またはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ソースNWDAFで分析サブスクリプション(例えば、ID3)を修正または削除し得る。分析コンシューマは、ステップ10および11、ならびにステップ13および14で受信した分析IDに基づいて、どのサブスクリプションが依然としてソースNWDAFにあることができるかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ2で分析コンシューマによって受信されたソースNWDAFによって割り当てられた古いサブスクリプション相関IDを含み得る。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0100】
ステップ17および18において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_SubscribeまたはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ターゲットNWDAF1で分析サブスクリプション(例えば、ID1)を修正または削除し得る。分析コンシューマは、ステップ10および11で受信した分析サブスクリプションIDに基づいて、どのサブスクリプションがターゲットNWDAF1にあることができるかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ10で分析コンシューマによって受信されたターゲットNWDAF1によって割り当てられた新しいサブスクリプション相関IDを含み得る。ターゲットNWDAF1は、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0101】
ステップ19および20において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_SubscribeまたはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ターゲットNWDAF2で分析サブスクリプション(例えば、ID2)を修正または削除し得る。分析コンシューマは、ステップ13および14で受信した分析サブスクリプションIDに基づいて、どのサブスクリプションがターゲットNWDAF2にあることができるかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ13で分析コンシューマによって受信されたターゲットNWDAF2によって割り当てられた新しいサブスクリプション相関IDを含み得る。ターゲットNWDAF2は、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0102】
ターゲットNWDAF1およびターゲットNWDAF2は、転送された分析の識別表示をサブスクリプション変更通知に含み得、それは、分析コンシューマがどのサブスクライブされた分析が転送され、どれが転送されていないかを識別することができ、その結果、分析コンシューマは、転送された分析サブスクリプションのために新しいサブスクリプション相関IDを使用し、ソースNWDAFと共に残っている分析サブスクリプションのために古い相関サブスクリプションIDを使用することができる。
(実装例4:転送された分析がターゲットNWDAFから別のNWDAFにさらに転送される)
【0103】
ステップ1において、分析コンシューマは、ソースNWDAFから少なくとも1つの(例えば、タイプの)分析(例えば、分析サブスクリプションID1、2、および3)にサブスクライブするための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求)を送信し得る。要求は、分析コンシューマによってサブスクライブされている分析、通知ユニフォームリソース識別子(URI)、および/または通知相関IDを含み得る。
【0104】
ステップ2において、ソースNWDAFは、少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、分析サブスクリプションID1、2、および3)に関連付けられたサブスクリプション相関IDを割り当て(例えば、生成し、割り振り)得る。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。応答メッセージは、サブスクリプション相関IDを含み得る。
【0105】
幾つかの実施形態において、準備ステップ(
図8には示されていない)が実施されることができる。ソースNWDAFは、準備ステップを実行することを決定し得る。準備ステップでは、ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)を発見し得る。NWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFに要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を送信し得る。要求メッセージは、要求メッセージ内の指示情報(例えば、準備された分析サブスクリプション転送指示)を含み得る。1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-YおよびNWDAF-Z)は、ネットワーク機能(NF)または動作、管理、および保守(OAM)からデータ収集を開始し得、指示された分析サブスクリプションのための分析生成を開始し得る。ソースNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFからターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)を選択することを決定し得る。ソースNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぐように選択されたターゲットNWDAFに求めるための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を選択されたターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-Y)に送信し得る。ソースNWDAFは、他の候補ターゲットNWDAF-Zへの準備された分析サブスクリプション転送をキャンセルし得る。準備ステップがある場合、選択されたターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを短時間で引き継ぐことができる。
【0106】
ステップ3において、外部トリガおよび/または内部トリガに基づいて、ソースNWDAFは、ソースNWDAFから1つ以上の他のNWDAFへの分析サブスクリプション転送を開始することを決定し得る。ソースNWDAFは、転送すべき少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上(例えば、分析サブスクリプションID1および2)を決定し得、ターゲットNWDAFへの(1つ以上の決定された分析サブスクリプションの)分析サブスクリプション転送を実行することを決定し得る。ソースNWDAFは、例えば、ソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFの負荷、能力、処理能力に基づいて、ターゲットNWDAFに転送されるべき1つ以上の分析サブスクリプションを決定し得る。
【0107】
ステップ4において、ソースNWDAFは、NWDAF発見を実行し得、(例えば、複数のターゲット/候補NWDAFから)ターゲットNWDAF-Aを選択し得る。例えば、ソースNWDAFは、分析ID1サブスクリプションおよび分析ID2サブスクリプションのためにターゲットNWDAF-Aを選択し得る。
【0108】
ステップ5において、ソースNWDAFは、ターゲットNWDAF-Aに分析サブスクリプション(例えば、ID1およびID2)を転送するための要求メッセージを(Nnwdaf_EventsSubscription_Transferサービスオペレーションを使用して)送信し得る。要求メッセージは、転送されている分析サブスクリプションID1およびID2、通知URI、および/またはステップ1で分析コンシューマからソースNWDAFによって受信された通知相関IDを含み/識別し/指定し得る。
【0109】
ステップ6において、ターゲットNWDAF-Aは、(例えば、要求メッセージに応答して)ソースNWDAFに応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer応答)を送信し得る。
【0110】
ステップ7において、ターゲットNWDAF-Aは、ソースNWDAFからターゲットNWDAF-Aへの少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、分析サブスクリプションID1および2)の転送を受け入れ得る。ターゲットNWDAF-Aは、ソースNWDAFから受信した情報に基づいて、(例えば、分析コンシューマによる消費のための分析の生成を実行するために)少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぎ/受信し得る。ターゲットNWDAF-Aは、受信/転送された分析サブスクリプションに新しいサブスクリプション相関ID(例えば、サブスクリプション相関ID1)を割り当て得る。
【0111】
ステップ8および9において、ターゲットNWDAF-Aは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージを使用して、分析サブスクリプション転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。ターゲットNWDAF-Aによって割り当てられた/割り振られた新しいサブスクリプション相関ID、転送された分析ID(例えば、ID1および2を含む分析サブスクリプションIDのリスト)、およびソースNWDAFによって割り当てられた/割り振られた古いサブスクリプション相関IDは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージに提供され/含められ/識別され得る。要求メッセージは、分析コンシューマがステップ1でソースNWDAFを用いて行われた初期サブスクリプション要求に通知を互いに関係付けることを可能にする通知相関IDも含み得る。分析コンシューマは、(例えば、要求メッセージに応答して)ターゲットNWDAF-Aに応答メッセージ(例えば、NnwdafEventsSubscriptionNotify応答)を送信し得る。
【0112】
幾つかの実施形態において、準備ステップ(
図8には示されていない)が実施されることができる。ターゲットNWDAFは、準備ステップを実行することを決定し得る。準備ステップでは、ターゲットNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-EおよびNWDAF-F)を発見し得る。NWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFに要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を送信し得る。要求メッセージは、要求メッセージ内の指示情報(例えば、準備された分析サブスクリプション転送指示)を含み得る。1つ以上の候補ターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-EおよびNWDAF-F)は、ネットワーク機能(NF)または動作、管理、および保守(OAM)からデータ収集を開始し得、指示された分析サブスクリプションのための分析生成を開始し得る。ターゲットNWDAFは、1つ以上の候補ターゲットNWDAFからターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-E)を選択することを決定し得る。ターゲットNWDAFは、ターゲットNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぐように選択されたターゲットNWDAFに求めるための要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer)を選択されたターゲットNWDAF(例えば、NWDAF-E)に送信し得る。ターゲットNWDAFは、他の候補ターゲットNWDAF-Fへの準備された分析サブスクリプション転送をキャンセルし得る。準備ステップがある場合、選択されたターゲットNWDAFは、ターゲットNWDAFから少なくとも1つの分析サブスクリプションを短時間で引き継ぐことができる。
【0113】
ステップ10において、外部トリガおよび/または内部トリガに基づいて、ターゲットNWDAF-Aは、ターゲットNWDAF-Aから別のターゲットNWDAFへの分析サブスクリプション転送を開始することを決定し得る。ターゲットNWDAF-Aは、ターゲットNWDAF-Aに転送されている少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、分析サブスクリプションID1および2)のうちの転送すべき1つ以上(例えば、分析サブスクリプションID2)を決定し得、別のターゲットNWDAFへの(1つ以上の決定された分析サブスクリプションの)分析サブスクリプション転送を実行することを決定し得る。ターゲットNWDAF-Aは、例えば、ソースNWDAF、ターゲットNWDAF-A、および/またはターゲットNWDAF-Bの負荷、能力、処理能力に基づいて、ターゲットNWDAF-Bに転送されるべき1つ以上の分析サブスクリプションを決定し得る。
【0114】
ステップ11において、ターゲットNWDAF-Aは、NWDAF発見を実行し得、(例えば、複数のターゲット/候補NWDAFから)ターゲットNWDAF-Bを選択し得る。例えば、ターゲットNWDAF-Aは、分析サブスクリプションID2に関してターゲットNWDAF-Bを選択し得る。
【0115】
ステップ12において、ターゲットNWDAF-Aは、(ID2の)分析サブスクリプションをターゲットNWDAF-Bに転送するための要求メッセージを(Nnwdaf_EventsSubscription_Transferサービスオペレーションを使用して)送信し得る。要求メッセージは、転送されている分析サブスクリプション(ID2)、通知URI、および/またはステップ1で分析コンシューマからソースNWDAFによって受信された通知相関IDを含み/識別し/指定し得る。
【0116】
ステップ13において、ターゲットNWDAF-Bは、(例えば、要求メッセージに応答して)ターゲットNWDAF-Aに応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Transfer応答)を送信し得る。
【0117】
ステップ14において、ターゲットNWDAF-Bは、ターゲットNWDAF-AからターゲットNWDAF-Bへの少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、分析サブスクリプションID2)の転送を受け入れ得る。ターゲットNWDAF-Bは、ターゲットNWDAF-Aから受信した情報に基づいて、(例えば、分析コンシューマによる消費のための分析の生成を実行するために)少なくとも1つの分析サブスクリプションを引き継ぎ/受信し得る。ターゲットNWDAF-Bは、受信/転送された分析サブスクリプションに新しいサブスクリプション相関ID(例えば、サブスクリプション相関ID2)を割り当て得る。
【0118】
ステップ15および16において、ターゲットNWDAF-Bは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージを使用して、分析サブスクリプション転送の成功について分析コンシューマに知らせ/通知し得る。ターゲットNWDAF-Bによって割り当てられた/割り振られた新しいサブスクリプション相関ID、転送された分析ID(例えば、分析サブスクリプションID2)、およびソースNWDAFによって割り当てられた/割り振られた古いサブスクリプション相関IDは、(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify)要求メッセージに提供され/含まれ/識別され得る。要求メッセージは、分析コンシューマがステップ1でソースNWDAFを用いて行われた初期サブスクリプション要求に通知を互いに関係付けることを可能にする通知相関IDも含み得る。分析コンシューマは、(例えば、要求メッセージに応答して)ターゲットNWDAF-Bに応答メッセージ(例えば、NnwdafEventsSubscriptionNotify応答)を送信し得る。
【0119】
ステップ17および18において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Subscribe要求またはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ソースNWDAFで分析サブスクリプション(ID3を有する)を修正または削除し得る。分析コンシューマは、ステップ8および9で受信した分析サブスクリプションIDのリストに基づいて、どのサブスクリプションが依然としてソースNWDAFにあることができるかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ2で分析コンシューマによって受信されたソースNWDAFによって割り当てられた古いサブスクリプション相関IDを含み得る。ソースNWDAFは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)Subscribe応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0120】
ステップ19および20において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_SubscribeまたはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ターゲットNWDAF-Aで分析サブスクリプション(ID1)を修正または削除し得る。分析コンシューマは、ステップ8および9で受信された分析サブスクリプションIDのリスト、およびステップ15および16で受信された分析サブスクリプションIDに基づいて、どのサブスクリプションがターゲットNWDAF-Aにあり得るかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ8で分析コンシューマによって受信されたターゲットNWDAF-Aによって割り当てられた新しいサブスクリプション相関IDを含み得る。ターゲットNWDAF-Aは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)サブスクライブ応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0121】
ステップ21および22において、分析コンシューマは、要求メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_SubscribeまたはNnwdaf_EventsSubscription_Unsubscribeサービスオペレーション)を送信することによって、ターゲットNWDAF-Bで(ID2を有する)分析サブスクリプションを修正または削除し得る。分析コンシューマは、ステップ8および9で受信された分析サブスクリプションIDのリスト、およびステップ15および16で受信された分析サブスクリプションIDに基づいて、どのサブスクリプションがターゲットNWDAF-Bにあり得るかを知り/認識し得る。要求メッセージは、ステップ15で分析コンシューマによって受信されたターゲットNWDAF-Bによって割り当てられた新しいサブスクリプション相関IDを含み得る。ターゲットNWDAF-Bは、応答メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_(un)サブスクライブ応答)を分析コンシューマに送信し得る。
【0122】
ターゲットNWDAF-AおよびターゲットNWDAF-Bは、転送された分析の識別表示をサブスクリプション変更通知に含み/組み込み得、それは、分析コンシューマがどのサブスクライブされた分析が転送され、どれが転送されていないかを識別することができ、その結果、分析コンシューマは、転送された分析サブスクリプションのために新しいサブスクリプション相関IDを使用し、ソースNWDAFと共に残っている分析サブスクリプションのために古い相関サブスクリプションIDを使用することができる。
【0123】
上記の実装例からの1つ以上の特徴は、特定の実装例に限定されず、任意の側面(例えば、任意の優先順位および/または順序で、同時にまたは他の方法で)で組み合わせられることができることを理解すべきである。
【0124】
図9は、本開示の実施形態によるサブスクリプション変更通知において少なくとも1つの分析識別子(ID)を提供するためのフロー図を示す。方法900は、
図1~2に関連して本明細書に詳述されている構成要素およびデバイスのうちの任意の1つ以上を使用して実施され得る。概要として、方法900は、幾つかの実施形態において、ターゲットデータ分析機能(DAF)によって実行され得る。実施形態に応じて、方法900では、追加の、より少ない、または異なる動作が実行され得る。動作の少なくとも1つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。
【0125】
ターゲットデータ分析機能(DAF)(例えば、ネットワークデータ分析機能(NWDAF))は、ソースDAFからターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプションの転送を受け入れ得る。少なくとも1つの分析サブスクリプションは、(例えば、ターゲットNWDAFによって割り振られた/割り当てられた)新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ得る。ターゲットDAFは、分析コンシューマに通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify要求メッセージ)を送信し得る。ターゲットDAFは、新しいサブスクリプション相関IDと、転送されている少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを含み得る。少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示は、ID番号、名前、グループ番号、テーブルのインデックス、またはアイテム番号のうちの少なくとも1つを含み得る。通知メッセージは、ソースDAFに関連付けられた(例えば、ソースDAFによって割り振られた/割り当てられた)古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに含み得る。
【0126】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、少なくとも1つの他の分析サブスクリプション(例えば、ソースNWDAFと共に残っているそれらの分析サブスクリプション)を修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求をソースDAFに送信し得る。
【0127】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、少なくとも1つの分析サブスクリプション(例えば、ターゲットNWDAFに転送されたそれらの分析サブスクリプション)のうちの1つ以上を修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上を修正または削除するための要求をターゲットDAFに送信し得る。幾つかの実施形態において、少なくとも1つの分析サブスクリプションは、ソースDAFからの分析コンシューマによってサブスクライブされる全ての分析サブスクリプションから成り得る。
【0128】
幾つかの実施形態において、第2のターゲットDAFは、ソースDAFから第2のターゲットDAFへの少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの転送を受け入れ得る。少なくとも1つの他の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ得る。第2のターゲットDAFは、分析コンシューマに第2の通知メッセージを送信し得る。第2の通知メッセージは、第2の新しいサブスクリプション相関IDと、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの識別表示とを含み得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を第2のターゲットDAFに送信し得る。
【0129】
幾つかの実施形態において、第2のターゲットDAFは、ターゲットDAFから第2のターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプションの1つ以上の分析サブスクリプションの転送を受け入れ得る。1つ以上の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ得る。第2のターゲットDAFは、分析コンシューマに第2の通知メッセージを送信し得る。第2の通知メッセージは、第2の新しいサブスクリプション相関IDと、1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示とを含み得る。分析コンシューマは、1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示に従って、1つ以上の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、1つ以上の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を第2のターゲットDAFに送信し得る。
【0130】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示に従って、ソースDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、ソースDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求をソースDAFに送信し得る。
【0131】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示(例えば、ターゲットDAFに転送されたものを識別する)および1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示(例えば、第2のターゲットDAFに転送されたものを識別する)に従って、ターゲットDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定し得る。分析コンシューマは、ターゲットDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求をターゲットDAFに送信し得る。
【0132】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、ターゲットデータ分析機能(DAF)から通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify要求メッセージ)を受信し得る。通知メッセージは、(i)ソースDAFからターゲットDAFに転送される少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられる新しいサブスクリプション相関識別子(ID)、および(ii)少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示を含み得る。
【0133】
本解決策の様々な実施形態が前述されてきたが、それらは限定ではなく例としてのみ提示されていることを理解すべきである。同様に、様々な図は、当業者が本解決策の例示的な特徴および機能を理解することを可能にするために提供される例示的なアーキテクチャまたは構成を描写し得る。しかしながら、そのような当業者であれば分かるように、解決策が示された例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代替のアーキテクチャおよび構成を使用して実装され得る。さらに、当業者によって理解されるように、一実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に記載された別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせることができる。したがって、本開示の広がりおよび範囲は、前述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
【0134】
「第1」、「第2」などの呼称を使用する本明細書における要素へのいかなる言及も、概して、それらの要素の量または順序を限定するものではないことも理解される。むしろ、これらの呼称は、本明細書では、2つ以上の要素または要素の例を区別する便利な手段として使用し得る。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみを使用し得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0135】
さらに、当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表されることができることを理解するであろう。例えば、上記の説明において言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁気粒子、光場または光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
【0136】
当業者は、本明細書に開示された側面にとともに記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のいずれも、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組合せ)、ファームウェア、(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことができる)命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード、またはこれらの技法の任意の組合せによって実装される得ることをさらに認識するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に前述されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとして実装されるか、またはこれらの技法の組合せとして実装されるかは、特定の用途およびシステム全体に課された設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を特定の用途ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装判断は、本開示の範囲から逸脱するものではない。
【0137】
さらに、当業者は、本明細書に記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、デバイス、構成要素、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る集積回路(IC)内に実装され得るか、またはそれによって実行され得ることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の様々な構成要素と通信するためのアンテナおよび/またはトランシーバをさらに含み得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または、本明細書に記載された機能を行うための任意の他の適切な構成として実装されることができる。
【0138】
ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶されることができる。したがって、本明細書に開示された方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されたソフトウェアとして実装し得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムまたはコードを転送することを可能にし得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスし得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、または命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスし得る任意の他の媒体を含み得る。
【0139】
本明細書で使用される「モジュール」という用語は、本明細書で説明される関連する機能を行うためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。さらに、説明の目的で、様々なモジュールは個別のモジュールとして記載されるが、当業者に明らかであるように、2つ以上のモジュールは、本解決策の実施形態による関連機能を実行する単一のモジュールを形成するために組み合わされ得る。
【0140】
さらに、本解決策の実施形態において、メモリまたは他の記憶装置、および通信構成要素が使用され得る。明確にするために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本解決策の実施形態を記載していることが理解され得る。しかしながら、本解決策を損なうことなく、異なる機能ユニット、処理論理要素、またはドメイン間の機能の任意の適切な配分が使用され得ることは明らかである。例えば、別々の処理論理要素またはコントローラによって行われるように示されている機能は、同じ処理論理要素またはコントローラによって行われ得る。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的な構造または編成を示すのではなく、記載された機能を提供するための適切な手段への言及にすぎない。
【0141】
本開示に記載された実施形態に対する様々な修正は、当業者に容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用し得る。したがって、本開示は、本明細書に示された実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本明細書に開示された新規の特徴および原理と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、
ターゲットデータ分析機能(DAF)
が、ソースDAFから
、前記ソースDAFから前記ターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプション
を転送
するための要求メッセージを
受信することであって、前記少なくとも1つの分析サブスクリプションは、新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられる、ことと、
前記ターゲットDAF
が、前記新しいサブスクリプション相関IDと前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている通知メッセージを分析コンシューマに送信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記通知メッセージは、前記ソースDAFに関連付けられた古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
方法であって、前記方法は、分析コンシューマ
が、ターゲットデータ分析機能(DAF)から、通知メッセージを受信することを含み、
前記通知メッセージは、(i)ソースDAFから前記ターゲットDAFに転送された少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられた新しいサブスクリプション相関識別子(ID)と、(ii)前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている、方法。
【請求項4】
前記通知メッセージは、前記ソースDAFに関連付けられた古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに備えている、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ターゲットデータ分析機能(DAF)であって、前記ターゲットDAFは、少なくとも1つのプロセッサを備えており、前記少なくとも1つのプロセッサは、
ソースDAFから、送受信機を介して、前記ソースDAFから前記ターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプションを転送するための要求メッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの分析サブスクリプションは、新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられる、ことと、
前記送受信機を介して、分析コンシューマに、前記新しいサブスクリプション相関IDと前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている通知メッセージを送信することと
を行うように構成されている、ターゲットDAF。
【請求項6】
前記通知メッセージは、前記ソースDAFに関連付けられた古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに備えている、請求項5に記載のターゲットDAF。
【請求項7】
分析コンシューマであって、前記分析コンシューマは、少なくとも1つのプロセッサを備えており、前記少なくとも1つのプロセッサは、ターゲットデータ分析機能(DAF)から、受信機を介して、通知メッセージを受信するように構成されており、
前記通知メッセージは、(i)ソースDAFから前記ターゲットDAFに転送された少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられた新しいサブスクリプション相関識別子(ID)と、(ii)前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている、分析コンシューマ。
【請求項8】
前記通知メッセージは、前記ソースDAFに関連付けられた古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに備えている、請求項7に記載の分析コンシューマ。
【請求項9】
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、請求項
1に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに
実施させることができる、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項10】
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、請求項2に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに実施させることができる、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項11】
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、請求項3に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに実施させることができる、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項12】
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、請求項4に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに実施させることができる、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
幾つかの実施形態において、分析コンシューマは、ターゲットデータ分析機能(DAF)から通知メッセージ(例えば、Nnwdaf_EventsSubscription_Notify要求メッセージ)を受信し得る。通知メッセージは、(i)ソースDAFからターゲットDAFに転送される少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられる新しいサブスクリプション相関識別子(ID)、および(ii)少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示を備え得る。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、前記方法は、
ターゲットデータ分析機能(DAF)によって、ソースDAFからターゲットDAFへの少なくとも1つの分析サブスクリプションの転送を受け入れることであって、前記少なくとも1つの分析サブスクリプションは、新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられる、ことと、
前記ターゲットDAFによって、前記新しいサブスクリプション相関IDと前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている通知メッセージを分析コンシューマに送信することと
を含む、方法。
(項目2)
前記通知メッセージは、前記ソースDAFに関連付けられた古いサブスクリプション相関ID、または通知相関IDのうちの少なくとも1つをさらに備えている、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記ソースDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上を修正または削除することを決定すること、または
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上を修正または削除するための要求を前記ターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションは、前記ソースDAFから前記分析コンシューマによってサブスクライブされる全ての分析サブスクリプションから成る、項目1に記載の方法。
(項目6)
第2のターゲットDAFが、
前記ソースDAFから前記第2のターゲットDAFへの少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの転送を受け入れ、前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ、
前記第2の新しいサブスクリプション相関IDと前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションの識別表示とを備えている第2の通知メッセージを前記分析コンシューマに送信する、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記少なくとも1つの他の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記第2のターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、項目6に記載の方法。
(項目8)
第2のターゲットDAFが、
前記ターゲットDAFから前記第2のターゲットDAFへの前記少なくとも1つの分析サブスクリプションのうちの1つ以上の分析サブスクリプションの転送を受け入れ、前記1つ以上の分析サブスクリプションは、第2の新しいサブスクリプション相関識別子(ID)に関連付けられ、
前記第2の新しいサブスクリプション相関IDと前記1つ以上の分析サブスクリプションの識別表示とを備えている第2の通知メッセージを前記分析コンシューマに送信する項目1に記載の方法。
(項目9)
前記分析コンシューマは、
前記1つ以上の分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記1つ以上の分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記1つ以上の分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記第2のターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示に従って、前記ソースDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記ソースDAFと共に残っている前記少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記ソースDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記分析コンシューマは、
前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの前記識別表示と前記1つ以上の分析サブスクリプションの前記識別表示とに従って、前記ターゲットDAFと共に残っている少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除することを決定すること、または
前記ターゲットDAFと共に残っている前記少なくとも1つの分析サブスクリプションを修正または削除するための要求を前記ターゲットDAFに送信すること
のうちの少なくとも1つを行う、項目8に記載の方法。
(項目12)
方法であって、前記方法は、分析コンシューマによって、ターゲットデータ分析機能(DAF)から、通知メッセージを受信することを含み、
前記通知メッセージは、(i)ソースDAFから前記ターゲットDAFに転送された少なくとも1つの分析サブスクリプションに関連付けられた新しいサブスクリプション相関識別子(ID)と、(ii)前記少なくとも1つの分析サブスクリプションの識別表示とを備えている、方法。
(項目13)
命令を記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、項目1から12のいずれか一項に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに実行させることができる、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(項目14)
項目1から12のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えているデバイス。
【国際調査報告】