(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-21
(54)【発明の名称】通信方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0446 20230101AFI20241114BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20241114BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20241114BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20241114BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W28/06 110
H04W84/12
H04W72/0453
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527550
(86)(22)【出願日】2022-10-24
(85)【翻訳文提出日】2024-05-27
(86)【国際出願番号】 CN2022126982
(87)【国際公開番号】W WO2023082978
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】202111343099.1
(32)【優先日】2021-11-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】▲宮▼ 博
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 辰辰
(72)【発明者】
【氏名】淦 明
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067BB21
5K067CC02
5K067CC04
5K067DD34
(57)【要約】
本出願は、分散リソースユニット(DRU)送信モードにおける伝送効率を向上させるだけでなく、DRUに基づいて送信されるTB PPDUに含まれるロングトレーニングフィールド(LTF)のピーク対平均パワー比(PAPR)が比較的低いことに起因して、システム性能を向上させるための通信方法および通信装置を提供する。本方法では、STAは、トリガーフレームを受信し、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。STAは、DRU上でTB PPDUを送信し、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド(LTF)を含む。本出願は、IEEE802.11axの次世代Wi-Fiプロトコル、例えば、802.11beまたはEHTなどの、802.11ファミリープロトコルをサポートする、無線ローカルエリアネットワークシステムに適用される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
ステーションSTAによって、トリガーフレームを受信するステップであって、前記トリガーフレームは、分散リソースユニットDRU指示情報を含み、前記DRU指示情報は、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを送信するために、前記STAによって使用されるDRUを示す、ステップと、
前記STAによって、前記DRU上で前記TB PPDUを送信するステップであって、前記TB PPDUは、ロングトレーニングフィールドLTFを含む、ステップと
を備える、通信方法。
【請求項2】
通信方法であって、
アクセスポイントAPによって、トリガーフレームを送信するステップであって、前記トリガーフレームは、分散リソースユニットDRU指示情報を含み、DRU指示情報は、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを送信するために、STAによって使用されるDRUを示す、ステップと、
前記DRU上の前記APによって、前記STAによって送信された前記TB PPDUを受信するステップであって、前記TB PPDUは、ロングトレーニングフィールドLTFを含む、ステップと
を備える、通信方法。
【請求項3】
前記DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツMHz、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzであり、前記TB PPDUに含まれる前記LTFは、前記DRUによって占有される前記帯域幅に基づいて決定される、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、前記k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、前記x個のデータトーン内のy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは、全て正の整数であり、かつy≦xであり、
前記k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する、
請求項1ないし3の何れか一つに記載の方法。
【請求項5】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、20MHzであり、
kの値が9である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が4である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が2である場合、xの値は102であり、yの値は96である、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、40MHzであり、
kの値が18である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が8である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が4である場合、xの値は102であり、yの値は96である、
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、80MHzであり、
kの値が36である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が16である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が8である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が4である場合、xの値は234であり、yの値は192である、
請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、160MHzであり、
kの値が72である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が32である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が16である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が8である場合、xの値は234であり、yの値は192であるか、または
kの値が4である場合、xの値は468であり、yの値は384である、
請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、320MHzであり、
kの値が144である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が64である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が32である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が16である場合、xの値は234であり、yの値は192であるか、または
kの値が8である場合、xの値は468であり、yの値は384であるか、または
kの値が4である場合、xの値は980であり、yの値は768である、
請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記DRU指示情報は、以下の、すなわち、
リソースユニットRU割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、またはプライマリ/セカンダリ160サブフィールド
のうちの少なくとも一つを含む、請求項1ないし8の何れか一つに記載の方法。
【請求項11】
前記TB PPDUに含まれる前記LTFにおいて、前記k個の分散リソースユニットの各々の前記x個のデータトーンにおける値は、1または-1である、
請求項4ないし10の何れか一つに記載の方法。
/
【請求項12】
受信ユニットおよび送信ユニットを備える通信装置であって、
前記受信ユニットおよび前記送信ユニットは、請求項1、および請求項3ないし11の何れか一つに記載の方法を実行するように構成される、通信装置。
【請求項13】
受信ユニットおよび送信ユニットを備える通信装置であって、
前記受信ユニットおよび前記送信ユニットは、請求項2ないし11の何れか一つに記載の方法を実行するように構成される、通信装置。
【請求項14】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令を保存し、前記プログラム命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1ないし11の何れか一つに記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
プログラム命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1ないし11の何れか一つに記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、通信方法および通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2021年11月12日に中国国家知識産権局に出願された「通信方法および通信装置」と題する中国特許出願第202111343099.1号の優先権を主張しており、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
最近、米国連邦通信委員会は、6GHzスペクトルに関する規制を発行しており、これは、低電力屋内(low power indoor,LPI)通信モードを定義し、送信用の最大電力および最大周波数スペクトル密度を厳しく制限している。ステーション(Station,STA)については、送信用の最大電力は、24dBmに制限され、最大パワースペクトル密度は、-1dBm/MHzに制限される。換言すると、デバイスの送信電力は、最大電力および最大パワースペクトル密度の両方によって制限される。すなわち、送信電力は、最大電力値を超えることができず、送信用のパワースペクトル密度は、最大パワースペクトル密度を超えることができない。最大電力と比較して、最大パワースペクトル密度は、より厳しく制限され、送信用の許容最大電力は、通常、パワースペクトル密度によってより制限される。ステーションについては、帯域幅が320MHzである場合、ステーションの送信電力は、規定された最大電力の限界に達する。帯域幅が320MHz未満である場合、最大パワースペクトル密度の制限に起因して、ステーションは、より低い電力(本明細書では、規定された最大電力よりも低い電力を意味する)でのみ送信を実行することができる。
【0004】
また、欧州は、最近、6GHz帯に関する規制もリリースしている。LPI通信モードについては、送信用の最大電力は、23dBmに制限され、最大パワースペクトル密度は、10dBm/MHzに制限されている。帯域幅が20MHzを超えない場合、アクセスポイント(access point,AP)/STAの送信電力は、主にパワースペクトル密度によって制限される。帯域幅が20MHzを超える場合、AP/STAの送信電力は、主に最大電力によって制限される。
【0005】
したがって、パワースペクトル密度を増加させることなく、より高い利得を得るために、STAの送信電力をどのように増加させるかということが、緊急に解決されるべき問題になっている。
【発明の概要】
【0006】
本出願は、分散リソースユニット(distributed resource unit,DRU)送信モードにおける伝送効率を改善するだけでなく、DRUに基づいて送信されるトリガーベースの物理層プロトコルデータユニット(trigger-based physical layer protocol data unit,TB PPDU)に含まれるロングトレーニングフィールド(long training field,LTF)のピーク対平均比(peak to average power ratio,PAPR)が比較的低いことに起因して、システム性能を改善するための通信方法および装置を提供する。
【0007】
本出願の第一の態様は、WLAN通信に適用される通信方法を提供する。本方法は、ステーション(station,STA)によって実行されるか、または、本方法は、STA内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行される。第一の態様および第一の態様の可能な実装では、本方法がSTAによって実行される例を、説明に使用する。本方法において、STAは、トリガーフレームを受信し、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。STAは、DRU上でTB PPDUを送信し、TB PPDUは、LTFを含む。
【0008】
上述した技術的解決策に基づいて、STAがDRU指示情報を含むトリガーフレームを受信した後、STAは、DRU指示情報によって示されるDRU上でTB PPDUを送信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0009】
DRU指示情報が、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示すことは、DRU指示情報が、STAに割り当てられたDRUを示すこととして表現されることがあり、または、DRU指示情報が、APによってSTAに割り当てられたDRUを示すこととして表現され得て、DRUは、TB PPDUを搬送するために使用されることは、留意されるべきである。
【0010】
本出願の第二の態様は、WLAN通信に適用される通信方法を提供する。本方法は、アクセスポイント(access point,AP)によって実行されるか、または、本方法は、AP内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行される。第二の態様および第二の態様の可能な実装では、本方法がAPによって実行される例を、説明に使用する。本方法において、APは、トリガーフレームを送信し、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。APは、DRU上で、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを受信し、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールドLTFを含む。
【0011】
上述した技術的解決策に基づいて、APがDRU指示情報を含むトリガーフレームを送信した後、APは、DRU指示情報によって示されるDRU上でTB PPDUを受信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、連続RUと比較して、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0012】
本出願の第三の態様は、WLAN通信に適用される通信装置を提供する。本装置は、STAであるか、または、本装置は、STA内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)である。本装置内の受信ユニットは、トリガーフレームを受信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。本装置内の送信ユニットは、DRU上でトリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを送信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールドLTFを含む。
【0013】
上述した技術的解決策に基づいて、受信ユニットがDRU指示情報を含むトリガーフレームを受信した後、送信ユニットは、DRU指示情報によって示されるDRU上でTB PPDUを送信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、連続RUと比較して、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0014】
本出願の第四の態様は、WLAN通信に適用される通信装置を提供する。本装置は、APであるか、または、本装置は、AP内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)である。本装置内の送信ユニットは、トリガーフレームを送信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。本装置内の受信ユニットは、DRU上で、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを受信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールドLTFを含む。
【0015】
上述した技術的解決策に基づいて、送信ユニットがDRU指示情報を含むトリガーフレームを送信した後、受信ユニットは、DRU指示情報によって示されたDRU上でTB PPDUを受信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、連続RUと比較して、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0016】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzである。TB PPDUに含まれるLTFは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて決定される。
【0017】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は、トリガーフレームに含まれるアップリンク帯域幅サブフィールドおよび/またはアップリンク帯域幅拡張サブフィールドを使用することによって示される。
【0018】
任意選択で、STAおよびAPは、様々な帯域幅に対応するLTFを事前構成し(または規格において予め定義し、または事前保存し)得る。
【0019】
上述した技術的解決策に基づいて、異なるチャネル帯域幅において、DRUのためのトーンプランは、異なり得る。すなわち、各DRUに含まれるトーンの数量およびトーンの位置は、異なり得る。LTFのPAPRは、LTFを搬送するトーンのインデックスおよびLTFのシーケンス値に関連付けられる。STAがTB PPDUを生成して送信するプロセスにおいて、STAは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて、帯域幅内の比較的低いPAPRを有するLTFを決定し得て、これにより、STAは、様々な帯域幅通信シナリオにおいて比較的低いPAPRの利益を取得して、システム性能を改善することができる。
【0020】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは、全て正の整数であり、かつy≦xである。
【0021】
k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。
【0022】
任意選択で、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは同じである。
【0023】
任意選択で、k個の分散リソースユニットの各々は、z個のパイロットトーンをさらに含み、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの数量は、xおよびzの和である。
【0024】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅に含まれるk個の分散リソースユニットにおいて、各分散リソースユニットは、x個のデータトーンを含む。x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、これにより、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの間に大きい間隔が存在し、DRUに含まれるトーンの十分な離散化が実装することができる。したがって、同じパワースペクトル密度において、連続RUと比較して、最大電力増幅倍率を実装することができ、それによって、伝送効率を改善させる。
【0025】
また、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。そのため、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは、同じである。したがって、DRUによって占有される帯域幅に対応するLTFを構成するプロセスにおいて、比較的低いPAPR特性を有する複数のLTF基本シーケンスを含むシーケンスセットは、k個の分散リソースユニット内の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンについて決定され得て、k個の分散リソースユニット内の別の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンに対応するLTFは、LTFの構成プロセスを簡略化するために、シーケンスセットに基づいて決定される。
【0026】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は20MHzであり、
kの値が9である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が2である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0027】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、帯域幅は、78.125キロヘルツ(kHz)のトーン間隔を有する256個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、9個(すなわち、kの値は9である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0028】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0029】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は48であり、yの値は48である)および106トーンDRU(すなわち、kの値が2である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0030】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0031】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20MHzである。20MHz帯域幅に対応するLTFは、256個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
0 0 0 0 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1
1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1
1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1
1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 0 0 0 0 0}
である。
【0032】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzであり、
kの値が18である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0033】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する512個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、18個(すなわち、kの値は18である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0034】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0035】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は48であり、yの値は48である)および106トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0036】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0037】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzである。40MHz帯域幅に対応するLTFは、512個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
-1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1
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0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0038】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、80MHzであり、
kの値が36である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が234であり、yの値が192である。
【0039】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する1,024個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、36個(すなわち、kの値は36である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0040】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0041】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、および242トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は234であり、yの値は192である)がさらに含まれ得る。
【0042】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含む。
【0043】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、80MHzである。80MHz帯域幅に対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0 0 0 0 0
-1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 0 0 0
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である。
【0044】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、160MHzであり、
kの値が72である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が468であり、yの値が384である。
【0045】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する2,048個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、2,048個のトーンは、72個(すなわち、kの値は72である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0046】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0047】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、および484トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は468であり、yの値は384である)がさらに含まれ得る。
【0048】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0049】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、160MHzである。
【0050】
160MHz内のより低い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 0
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である。
【0051】
160MHz内のより高い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 0 0 0 0 0
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-1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0052】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、320MHzであり、
kの値が144である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が64である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が468であり、yの値が384であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が980であり、yの値が768である。
【0053】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する4,096個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、4,096個のトーンは、144個(すなわち、kの値は144である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0054】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0055】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が64である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、484トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は468であり、yの値は384である)、および996トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は980であり、yの値は768である)DRUがさらに含まれ得る。
【0056】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含み、各996トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0057】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、320MHzである。
【0058】
320MHz内の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1
-1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1
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0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
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1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0059】
320MHz内の第二の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
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0 0 0 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1
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である。
【0060】
320MHz内の第二の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
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0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1
1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0061】
320MHz内の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1
-1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1
1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0062】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRU指示情報は、RU割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、またはプライマリ/セカンダリ160サブフィールドのうちの少なくとも一つを含む。
【0063】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、TB PPDUに含まれるLTFにおいて、k個の分散リソースユニットの各々のx個のデータトーンの値は、1または-1である。
【0064】
TB PPDUに含まれるLTFは、値が0である部分と、値が0でない(すなわち、1または-1)部分とを含む。
【0065】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットの外側に含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられない場合、トーンに対応するLTFの値は0である。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、0の値を有するLTFによって占有されるトーンは、何れの分散リソースユニットにも属さないトーンである。
【0066】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットに含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられる場合、トーンに対応するLTFの値は、0でない(すなわち、1または-1)。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、値が0でない(すなわち、1または-1)LTFによって占有されるトーンは、一つまたは複数の分散リソースユニットに属するトーンである。
【0067】
本出願の実施形態の第五の態様は、少なくとも一つのプロセッサを含む通信装置を提供する。少なくとも一つのプロセッサは、メモリに結合され、メモリは、プログラムまたは命令を格納するように構成される。少なくとも一つのプロセッサは、プログラムまたは命令を実行するように構成され、これにより、本装置は、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実装するか、または本装置は、第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実装する。
【0068】
本出願の実施形態の第六の態様は、一つまたは複数のコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータがプロセッサによって実行されると、プロセッサは、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行するか、またはプロセッサは、第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行する。
【0069】
本出願の実施形態の第七の態様は、一つまたは複数のコンピュータを格納するコンピュータプログラム製品(またはコンピュータプログラムと呼ばれる)を提供する。本コンピュータプログラム製品がプロセッサによって実行されると、プロセッサは、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行するか、または、プロセッサは、第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行する。
【0070】
本出願の実施形態の第八の態様は、チップシステムを提供する。本チップシステムは、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つにおける機能を実装する際に、通信装置をサポートするように構成される、または第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つにおける機能を実装する際に、通信装置をサポートするように構成される、少なくとも一つのプロセッサを含む。
【0071】
可能な設計では、チップシステムは、メモリをさらに含む。メモリは、本通信装置に必要とされるプログラム命令およびデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、または、チップと、別の個別コンポーネントとを含み得る。任意選択で、チップシステムは、インターフェース回路をさらに含み、インターフェース回路は、少なくとも一つのプロセッサにプログラム命令および/またはデータを提供する。
【0072】
本出願の実施形態の第九の態様は、通信システムを提供する。本通信システムは、第三の態様における通信装置、および第四の態様における通信装置を含み、ならびに/または、通信システムは、第五の態様における通信装置を含む。
【0073】
第五の態様ないし第九の態様における何れかの設計によってもたらされる技術的効果については、第一の態様ないし第四の態様における異なる実装によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【
図1】本出願の一実施形態による、無線通信システムのアーキテクチャを示す模式図である。
【
図2a】本出願の一実施形態による、アクセスポイントの構造を示す模式図である。
【
図2b】本出願の一実施形態による、ステーションの構造を示す模式図である。
【
図3】20MHzについてのトーンプランおよび連続RU分布を示す模式図である。
【
図4】40MHzについてのトーンプランおよび連続RU分布を示す模式図である。
【
図5】80MHzについてのトーンプランおよび連続RU分布を示す模式図である。
【
図6a】アップリンク・マルチユーザー伝送を示す模式的フローチャートである。
【
図6b】アップリンク・マルチユーザー伝送を示す別の模式的フローチャートである。
【
図6c】アップリンク・マルチユーザー伝送を示す別の模式的フローチャートである。
【
図7A】802.11beトリガーフレームのフレームフォーマットを示す模式図である。
【
図7B】802.11beトリガーフレームのフレームフォーマットを示す模式図である。
【
図8】本出願の一実施形態による、通信方法を示す模式的フローチャートである。
【
図9】本出願の一実施形態による、通信装置の構造を示す模式図である。
【
図10】本出願の一実施形態による、通信装置の構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0075】
以下、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態における技術的な解決法を明確かつ完全に説明する。
【0076】
本出願の記載において、特に指定がない限り、「/」は、「または」を意味する。例えば、A/Bは、AまたはBを示し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連するオブジェクト間の関連関係のみについて説明し、三つの関係が存在する場合があることを示す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の三つの場合を示し得る。Aのみが存在する場合、AおよびBの両方が存在する場合、Bのみが存在する場合。また、「少なくとも一つの」は、一つまたは複数を意味し、「複数の」は、二つ以上を意味する。「以下のうちの少なくとも一つ」または同様の表現は、これらの項目の任意の組み合わせを指し、単一の項目または複数の項目の任意の組合せを含む。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも一つは、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを表し得る。a、b、およびcは、各々、単数または複数であり得る。
【0077】
本出願の記載において、「第一の」および「第二の」などという用語は、数量および実行順序を限定するものではなく、「第一の」および「第二の」などという用語は、明確な差を示すものではない。
【0078】
本出願において、「例」または「例えば」などという用語は、例、例示、または説明を与えることを表すために使用される。本出願における「例」、「など」、または「例えば」によって説明される任意の実施形態または設計は、別の実施形態または設計よりも好ましいまたはより多くの利点を有するものとして解釈されるべきでない。正確には、「例」、「など」、または「例えば」などという用語の使用は、関連する概念を具体的な方法において提示することを意図している。
【0079】
本出願において、「何時(when)」および「もし(if)」は、装置が客観的状況において対応する処理を実行することを意味し、時間を限定することを意図するものではないことは、理解されるべきである。これらの用語は、本装置が実装中に決定行為を行うことを要求されることを意味するものではなく、他の何れかの限定を意味するものではない。
【0080】
本出願において、単数形で表現される要素は、特に指定がない限り、「一つまたは複数(one or more)」を表すことを意図しているが、「唯一の(one and only one)」を表すものではない。
【0081】
本出願において、特に指定がない限り、実施形態または実装の同一または類似の部分については、相互に参照されたい。本出願の実施形態、および実施形態における実装/実装方法において、特に指定がない限り、または論理的な矛盾が生じない限り、用語および/または説明は、一貫しており、異なる実施形態の間で、および実施形態における実装/実装方法の間で、相互に参照され得る。異なる実施形態における技術的特徴、および実施形態における実装/実装方法における技術的特徴は、その内部の論理関係に基づいて、新しい実施形態、実装、または実装方法を形成するために組み合わされてもよい。本出願の以下の実装は、本出願の保護範囲を限定することを意図していない。
【0082】
本出願の実施形態に提供される方法の理解を容易にするために、以下では、本出願の実施形態に提供される方法のシステムアーキテクチャについて説明する。本出願の実施形態において説明されるシステムアーキテクチャは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しており、本出願の実施形態に提供される技術的解決策に対する如何なる限定も構成するものではないと理解され得る。
【0083】
本出願に提供される技術的解決策は、種々の通信システム、例えば、802.11規格を使用するシステムに適用され得る。例えば、802.11規格は、802.11be規格または次世代802.11規格を含むが、これらに限定されない。本出願の技術的解決策が適用可能であるシナリオは、以下を含む。すなわち、APと一つまたは複数のSTAとの間の通信、AP間の通信、またはSTA間の通信。本出願の実施形態では、「通信」という用語は、「データ伝送」、「情報伝送」、または「送信」と表現されることもある。
【0084】
図1は、本出願の一実施形態による、無線通信システムのアーキテクチャを示す模式図である。
図1に示されるように、無線通信システムには、一つまたは複数のAP(例えば、
図1に示されるAP100など)と、一つまたは複数のSTA(例えば、
図1に示されるSTA200およびSTA300など)とが含まれ得る。APおよびSTAは、WLAN通信プロトコルをサポートする。通信プロトコルは、802.11be(またはWi-Fi7、極高スループット(extremely high throughput,EHT)プロトコルと呼ばれる)を含んでもよく、802.11axおよび802.11acなどのプロトコルをさらに含んでもよい。確かに、通信技術の継続的な進化および発展に伴い、通信プロトコルは、802.11beおよび同様のものという次世代プロトコルをさらに含んでもよい。一例として、WLANを使用する。本出願における方法を実装するための装置は、WLAN内のAPもしくはSTAであってもよいし、またはAPもしくはSTAに搭載されるチップもしくは処理システムであってもよい。
【0085】
任意選択で、本出願におけるアクセスポイント(例えば、
図1におけるAP100など)は、無線通信機能を有する装置であり、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)プロトコルに基づく通信をサポートする。アクセスポイントは、WLANネットワーク内の別のデバイス(例えば、ステーションまたは別のアクセスポイントなど)と通信する機能を有する。確かに、アクセスポイントは、別のデバイスと通信する機能をさらに有し得る。WLANシステムでは、アクセスポイントは、アクセスポイントステーション(access point station,AP STA)と呼ばれることがある。無線通信機能を有する装置は、デバイス全体であってもよいし、またはデバイス全体または同様のものに搭載されるチップもしくは処理システムであってもよい。チップまたは処理システムが搭載されるデバイスは、チップまたは処理システムの制御下で、本出願の実施形態における方法および機能を実装し得る。本出願の実施形態におけるAPは、STAにサービスを提供する装置であり、802.11ファミリープロトコルをサポートし得る。例えば、APは、通信サーバ、ルータ、スイッチ、またはブリッジなどの、通信エンティティとし得る。APは、種々の形態におけるマクロベースステーション、マイクロベースステーション、中継ステーション、および同様のものを含み得る。確かに、APは、本出願の実施形態における方法および機能を実装するために、代替的に、種々の形態におけるこれらのデバイス内のチップおよび処理システムとし得る。
【0086】
任意選択で、本出願におけるステーション(例えば、
図1におけるSTA200またはSTA300など)は、無線通信機能を有する装置であり、WLANプロトコルを使用することによって通信をサポートする。ステーションは、WLANネットワーク内の別のステーションまたはアクセスポイントと通信する能力を有する。WLANシステムでは、ステーションは、非アクセスポイントステーション(non-access point station,non-AP STA)と呼ばれることがある。例えば、STAは、ユーザーがAPと通信し、さらにWLANと通信することを可能にする、任意のユーザー通信デバイスである。無線通信機能を有する装置は、デバイス全体であってもよいし、またはデバイス全体または同様のものに搭載されるチップもしくは処理システムであってもよい。チップまたは処理システムが搭載されるデバイスは、チップまたは処理システムの制御下で、本出願の実施形態における方法および機能を実装し得る。例えば、STAは、インターネットに接続することができるユーザー機器、例えば、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-mobile personal computer,UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、ネットブック、携帯情報端末(personal digital assistant,PDA)、またはモバイルフォンとし得る。あるいは、STAは、モノのインターネットにおけるモノのインターネットノード、車両のインターネットにおける車載通信装置、エンターテインメントデバイス、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、または同様のものとし得る。あるいは、STAは、上述した端末内のチップおよび処理システムとし得る。
【0087】
WLANシステムは、高速かつ低レイテンシの伝送を提供することができる。WLAN適用シナリオの継続的な進化に伴い、WLANシステムは、より多くのシナリオまたは業界、例えば、モノのインターネット業界、車両のインターネット業界、銀行業界、企業のオフィス、スタジアムおよび展示ホール、コンサートホール、ホテルの部屋、寮、病棟、教室、スーパーマーケット、広場、街路、生産作業場、および倉庫に適用されるようになっている。確かに、WLAN通信をサポートするデバイス(例えば、アクセスポイントまたはステーションなど)は、スマートシティにおけるセンサーノード(例えば、スマート水量計、スマート電力量計、またはスマート空気検出ノードなど)、スマートホームにおけるスマートデバイス(例えば、スマートカメラ、プロジェクタ、ディスプレイ、テレビジョン、ステレオ、冷蔵庫、または洗濯機など)、モノのインターネットにおけるノード、エンターテインメント端末(例えば、拡張現実(augmented reality,AR)デバイスまたは仮想現実(virtual reality,VR)デバイスなどのウェアラブルデバイスなど)、スマートオフィスにおけるスマートデバイス(例えば、プリンタ、プロジェクタ、スピーカー、またはステレオなど)、車両のインターネットにおける車両のインターネットデバイス、日常生活シナリオにおけるインフラストラクチャ(例えば、自動販売機、スーパーマーケットにおけるセルフサービス・ナビゲーション・コンソール、セルフサービス・キャッシュレジスター、またはセルフサービス注文機械など)、大規模スタジアムおよび音楽会場におけるデバイス、ならびに同様のものとし得る。STAおよびAPの具体的な形態は、本出願の実施形態において限定されるものではなく、単に本明細書の説明のための例に過ぎない。
【0088】
802.11規格が、物理層(physical layer,PHY)および媒体アクセス制御レイヤ(medium access control,MAC)に焦点を当てることは、理解されるべきである。例えば、
図2aは、本出願の一実施形態による、アクセスポイントの構造を示す模式図である。APは、マルチアンテナ/マルチ無線周波数のAPであっもよいし、または単一アンテナ/単一無線周波数のAPであってもよい。アンテナ/無線周波数は、データパケットを送信/受信するように構成される(本明細書におけるデータパケットは、物理層プロトコルデータユニット、すなわちPPDUと呼ばれることもある)。一実装では、APのアンテナ部分または無線周波数部分は、APの本体部分から分離され得て、リモートレイアウト構造内にある。
図2aでは、APは、物理層処理回路および媒体アクセス制御処理回路を含み得る。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成され得て、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成され得る。別の例では、
図2bは、本出願の一実施形態による、ステーションの構造を示す模式図である。
図2bは、単一アンテナ/単一無線周波数のSTAの構造を示す模式図である。実際のシナリオでは、STAは、代替的に、マルチアンテナ/マルチ無線周波数STAとし得て、三つ以上のアンテナを有するデバイスとし得る。アンテナ/無線周波数は、データパケットを送信/受信するように構成される。一実装では、STAのアンテナ部分または無線周波数部分は、STAの本体部分から分離され得て、リモートレイアウト構造内にある。
図2bでは、STAは、PHY処理回路およびMAC処理回路を含み得る。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成され得て、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成され得る。
【0089】
上述した内容は、本出願の実施形態におけるシステムアーキテクチャについて簡単に説明するものである。本出願の実施形態における技術的解決策をより良く理解するために、以下に、本出願の実施形態に関係する内容について説明する。
【0090】
1.リソースユニット(resource unit,RU)に基づくトーンプラン(tone plan)
【0091】
802.11ax規格(高効率(high efficient,HE)規格とも呼ばれる)は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、および80+80MHzにおける帯域幅構成をサポートする。160MHzと80+80MHzとの間の差異は、160MHzが連続周波数帯域であり、80+80MHzが二つの不連続な80MHz(各80MHzは連続周波数帯域である)であることにある。超大帯域幅、超高伝送速度、および超高スループットに対するユーザーの要件を満たすために、802.11be規格(EHT規格とも呼ばれる)は、帯域幅を160MHzから320MHzに拡張する。すなわち、802.11be規格は、320MHz/160+160MHz帯域幅構成をサポートする。加えて、802.11be規格は、RU単位においてリソースを割り当てる。
【0092】
以下に、例を使用することによって、様々な帯域幅サイズのトーンプランおよびRU分布について別々に説明する。
【0093】
図3は、20MHzについてのトーンプランおよびRU分布を示す模式図である。
図3に示されるように、帯域幅が20MHzである場合、帯域幅全体(すなわち、20MHz)は、一つの242トーンRUを含むか、または26トーンRU、52トーンRU、および106トーンRUという種々の組合せを含む。
【0094】
各RUは、データトーンおよびパイロットトーンを含む。データトーンは、データ情報を搬送するために使用され得て、パイロットトーンは、位相オフセットおよび/または周波数オフセットを推定するために使用される。
【0095】
任意選択で、データトーンおよびパイロットトーンは、LTFシーケンスを搬送するために使用され得る。
【0096】
RUに加えて、20MHz帯域幅は、幾つかのガード(guard)トーン、ヌルトーン、および/または直流(direct current,DC)トーンをさらに含む。具体的には、RUに含まれるトーンの範囲(サブキャリア範囲)については、802.11axにおける表27-7を参照されたい。
【0097】
242トーンRUは、242個のトーンを含むRUとして理解され得ることは、理解されるべきである。同様に、26トーンRUは、26個のトーンを含むRUとして理解され得て、52トーンRUは、52個のトーンを含むRUとして理解され得て、106トーンRUは、106個のトーンを含むRUとして理解され得る。
【0098】
図4は、40MHzについてのトーンプランおよびRU分布を示す模式図である。
図4に示されるように、帯域幅全体(すなわち、40MHz)は、一つの484トーンRUを含むか、または26トーンRU、52トーンRU、106トーンRU、および242トーンRUという種々の組合せを含む。484トーンRUは、484個のトーンを含むRUとして理解され得る。具体的には、RUに含まれるトーンの範囲については、802.11axにおける表27-8を参照されたい。
【0099】
図5は、80MHzについてのトーンプランおよびRU分布を示す模式図である。
図5に示されるように、帯域幅全体(すなわち、80MHz)は、一つの996トーンRUを含むか、または26トーンRU、52トーンRU、106トーンRU、242トーンRU、および484トーンRUという種々の組合せを含む。
図5に示されるように、
図5における484Lは、484トーンRUの左半分部分(すなわち、トーン範囲[-500:-17]またはトーン範囲[17:500])を表し、
図5における484Rは、242個のトーンを含む、484トーンRUの右半分部分を表し、これは、484+5DCの別の表現方式である。具体的には、RUに含まれるトーンの位置については、802.11axにおける表27-8を参照されたい。996トーンRUは、996個のトーンを含むRUとして理解され得る。本明細書における「左」および「右」という用語は、周波数領域における中心位置に対する相対的な関係のみを指す。一例として、484トーンRU[-500:-17]を使用する。実際の周波数領域リソース上では、「484L」は、484トーンRUの周波数領域中心に対する低周波数部分、すなわち、[-500:-259]であり、「484R」は、484トーンRUの周波数領域中心に対する高周波数部分、すなわち、[-258:-17]である。同様に、一例として、484トーンRU[17:500]を使用する。「484L」は[17:258]であり、「484R」は[259:500]である。
【0100】
帯域幅が160MHzである場合、帯域幅全体(すなわち、160MHz)は、二つの80MHzのトーンプランの複製として理解され得る。帯域幅全体(すなわち、160MHz)は、二つの996トーンRU、または、26トーンRU、52トーンRU、106トーンRU、242トーンRU、484トーンRU、および996トーンRUという任意の組合せを含む。帯域幅が320MHzである場合、帯域幅全体(すなわち、320MHz)は、4個の80MHzのトーンプランの複製として理解され得る。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【0101】
図3ないし
図5に示される各種トーンプランでは、242トーンRUが、1ユニットとして使用される。
図3ないし
図5における左端のRUが最低周波数を有し、
図3ないし
図5における右端のRUが最高周波数を有すると仮定する。左から右に、242トーンRUは、以下のように番号付けされ得る。すなわち、第1(1番目)、第2(2番目)、...、および第16(16番目)。一例として、320MHz帯域幅を使用することは、理解されるべきである。無線フレーム内のデータ(Data)フィールドは、最大16個の242トーンRUを占有する。換言すると、データフィールドでは、最大16個の242トーンRUが、周波数の昇順において16個の20MHzチャネルと1対1の対応にある。
【0102】
帯域幅に関しては、26トーンRUは、2MHzに対応し、52トーンRUは、4MHzに対応し、106トーンRUは、8MHzに対応し、242トーンRUは、20MHzに対応する。別のサイズのRUに対応する帯域幅は、加算または乗算によって対応して取得され得る。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【0103】
802.11be規格が複数のRUを一つのSTAに割り当てることを可能にすることは、理解されるべきである。すなわち、複数のRUは結合され、一つのSTAに割り当てられる。そのため、802.11be規格は、複数のリソースユニット(multiple RU,MRU)をサポートする。換言すると、上述した幾つかのRUに加えて、802.11be規格は、幾つかのMRUをさらに含む。例えば、一つの52トーンRUおよび一つの26トーンRUは、52+26トーンMRUを形成し、一つの106トーンRUおよび一つの26トーンRUは、106+26トーンMRUを形成する。例えば、一つの996トーンRUおよび一つの484トーンRUは、996+484トーンMRUを形成し、二つの996トーンRUおよび一つの484トーンRUは、2*996+484トーンMRUを形成し、三つの996トーンRUは、3*996トーンMRUを形成し、三つの996トーンRUおよび一つの484トーンRUは、3*996+484トーンRUを形成する。本明細書における記号「*」は、「乗算すること」または「によって乗算されること」を意味することは、さらに理解されるべきである。
【0104】
2.アップリンク・マルチユーザー伝送およびLTF
【0105】
802.11axおよび802.11beにおいて、アップリンク・マルチユーザー伝送は、重要な技術である。
図6aは、アップリンク・マルチユーザー伝送を示す模式的フローチャートである。
図6aに示されるように、アップリンク・マルチユーザー伝送手順は、以下を含む。すなわち、APは、アップリンク・マルチユーザー伝送をトリガーするためにトリガーフレームを送信し、トリガーフレームは、一つまたは複数のステーションの識別子情報およびリソース割り当て情報を搬送する。トリガーフレームを受信した後、各ステーションは、TB PPDUを使用することによって、割り当てられたリソースユニット(RU)上でアップリンクデータフレームを送信し、ショート・インターフレーム・スペース(Short Interframe Space,SIFS)の後に、APによって送信された肯定応答(block acknowledgement,BA)フレームを受信する。
【0106】
実装例では、
図6aに示される実装プロセスにおける通信プロセスは、
図6bによって実装され得る。トリガーフレームを受信した後、STAは、解析を通じてトリガーフレームからSTAのAIDに一致するユーザー情報フィールドを取得し、次いで、ユーザー情報フィールド内のリソースユニット割り当てサブフィールドによって示されるRU上でTB PPDUを送信する。
【0107】
例えば、HE通信シナリオにおいて、HE TB PPDUに含まれるフィールドを
図6bに示し、フィールドの名称および機能を表1に示す。
【0108】
【0109】
任意選択で、HE以外の別の通信シナリオでは、TB PPDUは、LTF(すなわち、表1におけるL-LTF)を含み得て、LTFは、チャネル推定に使用される。LTFシーケンスは、各帯域幅について設計され、LTF送信プロセス中に各トーン上で搬送される値を規定する。マルチストリームシナリオでは、各ストリームについてチャネル推定を実行するために、複数のOFDMシンボルが送信される。
【0110】
以下に、LTFの4x、2x、および1xモードについて説明する。様々なシナリオにおいてシステム効率をさらに改善するために、LTFフィールドは、4x、2x、および1xモードをサポートする必要がある。
図6cは、本出願の実施形態に適用可能な4x、2x、および1xモードを示す模式図である。一例として、20MHz帯域幅を使用する。トーンの位置が-128、-127、...、-2、-1、0、1、2、...、および127とマークされる場合、ロングトレーニングシーケンスを搬送する4x HE-LTFシンボル内のトーンは、-122、-121、...、-3、-2、2、3、...、121、および122に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンであり、トーン間隔は、次の通りである。すなわち、
【0111】
【0112】
である。ロングトレーニングシーケンスを搬送する2x HE-LTFシンボル内のトーンは、-122、-120、...、-4、-2、2、4、...、120、および122に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンである。同等に、トーンの位置は、-64、-63、...、-2、-1、0、1、2、...、および63としてマークされ得る。この場合、ロングトレーニングシーケンスを搬送する2x HE-LTFシンボル内のトーンは、-61、-60、...、-2、-1、1、2、...、60、および61に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンであり、トーン間隔は、次の通りである。すなわち、
【0113】
【0114】
である。同様に、ロングトレーニングシーケンスを搬送する1x HE-LTFシンボル内のトーンは、-120、-116、...、-8、-4、4、8、...、116、および120に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンである。同等に、トーンの位置は、-32、-31、...、-2、-1、0、1、2、...、および31としてマークされ得る。この場合、ロングトレーニングシーケンスを搬送する1x HE-LTFシンボル内のトーンは、-30、-29、...、-2、-1、1、2、...、29、および30に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンであり、トーン間隔は、次の通りである。すなわち、
【0115】
【0116】
すなわち、シーケンス内の四つの隣接する要素が、グループを形成する。グループ内の一つの要素のみが0でない場合、1xモードが使用される。グループ内の二つの要素が0でない場合、2xモードが使用される。グループ内の四つの要素の何れも0でない場合、4xモードが使用される。換言すると、LTFシーケンスは、1xシーケンス、2xシーケンス、および4xシーケンスに分割される。LTF 1xシーケンス内の二つの非ゼロ要素の間に少なくとも三つのゼロが存在し、LTF 2xシーケンス内の二つの非ゼロ要素の間に少なくとも一つのゼロが存在し、LTF 4xシーケンス内に連続する非ゼロ要素が存在する。LTF 4xシーケンス内の非ゼロ要素は、最も密であり、そのため、チャネル推定は、最も正確である。プロトコルは、様々な帯域幅におけるLTF 1x、LTF 2x、およびLTF 4xシーケンスを定義する。
【0117】
一例として80M帯域幅を使用する。LTF 4xシーケンスは、以下の通りである。すなわち、HELTF4x-500,500=
[+1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1,-1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1,-1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1,-1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1,-1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1,-1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1,-1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1,-1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1,-1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1,-1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, 0, 0, 0, 0, 0, +1, -1, -1, -1, -1,-1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1,-1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1,-1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1,-1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1,-1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1,-1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1,-1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1,-1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1,-1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1,-1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1,-1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1,-1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1]
である。
【0118】
また、11axプロトコルにおいて、20M、40M、80M、および160Mの帯域幅におけるLTF 1xシーケンス、LTF 2xシーケンス、およびLTF 4xシーケンスが、それぞれ規定される。11be世代において、20M、40M、80M、および160MのLTF 1xシーケンス、LTF 2xシーケンス、およびLTF 4xシーケンスは、11axのものに一致し、LTF 1xシーケンス、LTF 2xシーケンス、およびLTF 4xシーケンスのみが、新たに追加された320M帯域幅用に設計される。
【0119】
任意選択で、
図7Aおよび
図7Bは、802.11beトリガーフレームのフレームフォーマットを示す模式図である。
図7Aおよび
図7Bに示されるように、802.11beトリガーフレームは、共通情報フィールドおよびユーザー情報リストフィールドを含むが、これらに限定されない。共通情報フィールドは、全てのSTA(本明細書におけるSTAは、HE STAおよびEHT STAのうちの少なくとも一つを含む)によって読み取られる必要がある共通情報を含む。本明細書におけるEHT STAは、EHTプロトコルをサポートするだけでなく、HEおよび以前のプロトコルに適合するステーションである。幾つかのシナリオおよび実施形態では、本出願におけるHE STAは、最大限、HEプロトコルをサポートするが、将来のWi-Fiプロトコル、例えば、EHTプロトコルをサポートすることはない。しかしながら、本出願では、全てのHE STAが将来のWi-Fiプロトコルをサポートすることができないとは限らないことは、理解されるべきである。共通情報フィールドは、アップリンク帯域幅(UL BW)サブフィールドを含むが、これに限定されることなく、総アップリンク送信帯域幅を示すために、特殊ユーザー情報フィールド内のアップリンク帯域幅拡張サブフィールド(UL BW Extension subfield)と共に使用される。ユーザー情報リストフィールドは、一つの特殊ユーザー情報フィールド(関連付け識別子12サブフィールドの値は、2007に等しい)、および一つまたは複数のEHT変形ユーザー情報フィールドを含むが、これらに限定されない。特殊ユーザー情報フィールドは、全てのEHT STAによって読み取られる必要がある共通情報を含む。一つのEHT変形ユーザー情報フィールドは、一つのEHT STAが読み取る必要がある情報を含む。一つのEHT変形ユーザー情報フィールドは、関連付け識別子12(association identifier 12,AID12)サブフィールド、およびRU割り当て(RU allocation)サブフィールドを含むが、これらに限定されない。AID12サブフィールドは、STAの関連付け識別子を示し、RU割り当てサブフィールドは、STA(すなわち、AID12サブフィールドによって示されるSTA)に割り当てられたリソースユニットの特定の位置を示す。
【0120】
EHT STAについては、EHT STAに割り当てられたRUまたはMRUは、トリガーフレーム内の以下のサブフィールドを使用することによって共に示され得る。すなわち、リソースユニット割り当てサブフィールド(RU Allocation subfield)、アップリンク帯域幅サブフィールド(UL BW subfield)、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド(UL BW Extension subfield)、およびプライマリ/セカンダリ160サブフィールド(PS160 subfield)。
図7Aに示されるトリガーフレームのフォーマットから、共通情報フィールドは、ユーザー情報の領域内に特殊ユーザー情報フィールドが存在するか否かを示すために使用される、特殊ユーザー情報フィールド存在指示サブフィールドを含むことが分かる。ステーションによって送信されたEHT TB PPDUについて、EHT TB PPDUの帯域幅は、UL BWサブフィールドおよびUL BW拡張サブフィールドによって共に決定される。RU割り当てサブフィールドのB0、RU割り当てサブフィールドのB7-B1、およびPS160のマッピング関係について、以下の表2に示す。
【0121】
表2における帯域幅(Bandwidth)は、UL BWサブフィールドおよびUL BW拡張サブフィールドの両方に基づいて決定され、Nは、式N=2*X1+X0を使用することによって取得され得る。X1およびX0の値については、以下の表3を参照されたい。表3は、論理パラメータPS160およびB0から、物理パラメータX1およびX0への変換を示す。
【0122】
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】
表3において、P80は、プライマリ80MHzチャネルを表し、S80は、セカンダリ80MHzチャネルを表し、S160は、セカンダリ160MHzチャネルを表すことは、理解されるべきである。
【0129】
表3における周波数帯域構成は、絶対周波数におけるP80、S80、およびS160のシーケンスを意味し、左から右に低周波数から高周波数までを連続的に表す。例えば、[P80 S80]は、プライマリ80MHzチャネルが周波数の昇順における第一の80MHzチャネルであり、セカンダリ80MHzチャネルが周波数の昇順における第二の80MHzチャネルであることを示す。換言すると、[P80 S80]は、プライマリ80MHzチャネルが下位80MHzチャネルであり、セカンダリ80MHzチャネルが上位80MHzチャネルであることを示す。別の例では、[S80 P80 S160]は、セカンダリ80MHzチャネルが下位160MHzチャネルの下位80MHzチャネルであり、プライマリ80MHzチャネルが下位160MHzチャネルの上位80MHzチャネルであり、セカンダリ160MHzチャネルが上位160MHzチャネルであることを示す。
【0130】
3.分散(distributed)RU/離散RU
【0131】
低電力屋内(Low Power Indoor,LPI)通信シナリオでは、送信用の最大電力および最大パワースペクトル密度が制限される。最大電力と比較して、最大パワースペクトル密度は、より厳しく制限され、送信用の許容最大電力は、通常、パワースペクトル密度によってより制限される。最大パワースペクトル密度の制限に起因して、単一の連続RUの送信電力が制限される。本出願における連続RUは、複数の連続トーンを含むRU、または連続トーングループの二つのセットを含むRUであることは、理解されるべきである。連続トーングループのセットの各々に含まれる複数のトーンは、連続している。連続トーングループの二つのセットは、ガードトーン、ヌルトーン、または直流トーンによってのみ離間される。確かに、連続RUは、別の名称を有することもある。連続RUの名称は、本出願では限定されない。
【0132】
最大パワースペクトル密度は、1MHzの最大送信電力である。換言すると、最大パワースペクトル密度は、1MHzの送信電力がx dBm(dBm=10lg(mW)、ここで、lgは10を底とする対数を表す)を超えない形に制限される。最大パワースペクトル密度の最小粒度は、1MHzである。そのため、1MHzの送信電力が変更されない場合、すなわち、パワースペクトル密度が変更されない場合、送信電力を増加させるために、離散RU、または分散RU技術と呼ばれる技術が提案される。離散RU/分散RUは、連続RUに対応する。離散RUは、周波数領域において離散的である複数のトーンを含む。複数の離散トーンの一部または全部は、離散的であり得る。換言すると、複数の離散トーンは、周波数において連続する幾つかのトーンを含み、周波数において非連続である幾つかのトーンを含み得る。あるいは、複数の離散トーンの何れも、周波数において連続的ではない。本明細書では、「離散RU」、「分散RU」、および「DRU」は、互換的に使用され得ることは、理解されるべきである。
【0133】
同じ数量のトーンを含む離散RUおよび連続RUについて、周波数領域において低周波数開始位置から高周波数終了位置まで離散RUが広がる帯域幅は、連続RUによって占有される周波数領域帯域幅よりも大きい。このようにして、最大パワースペクトル密度が同じである場合、離散RUの総送信電力は、連続RUの総送信電力よりも高い。換言すると、パワースペクトル密度が制限される場合、制限された数量のトーン(例えば、連続する26トーンRUに含まれる26個のトーンなど)が、より広い帯域幅、すなわち、より多くのトーン(例えば、二つの連続する26トーンRU内の奇数番号のトーンなど)に離散的に割り当てられ、それによって、送信電力を増加させる。したがって、連続RUと比較して、離散RUを使用することによってデータが送信される場合、単一RUの送信電力を増加させることができ、それによって、単一トーン上の送信電力を増加させ、信号対雑音比(signal to noise ratio,SNR)を改善させる。
【0134】
本出願の本実施形態では、ユーザー(STA)の一つの送信プロセスにおいて、STAに割り当てられたリソースユニットRU内の全てのトーンの送信電力は同じであることが理解され得る。一例として、78.125kHzのトーン間隔を使用する。1MHzは、12.8個(約13個)のトーンを含む。1MHzの送信電力が、pmW(すなわち、最大パワースペクトル密度)を超えないと仮定する。任意の13個の連続トーンにおいて信号を搬送するトーンの数量の最大値は、各トーンの平均電力を決定し、信号の送信電力をさらに決定する。信号の送信電力は、各トーンの平均電力およびトーンの数量の積に等しい。例えば、任意の13個の連続トーン(1MHz)内の最大5個のトーンが信号を搬送すると仮定する。この場合、1MHz帯域幅における各トーンの平均電力は、(p/5)mWである。任意の13個の連続トーン(1MHz)内の最大2個のトーンが信号を搬送すると仮定する。この場合、1MHz帯域幅における各トーンの平均電力は、(p/2)mWである。換言すると、最大パワースペクトル密度は特定のものであり、任意の13個の連続トーンにおいて信号を搬送するトーンの数量が大きいほど、各トーン上の平均電力が小さくなり、総送信電力が小さくなることを示す。STAに割り当てられたリソースユニットが離散26トーンRUである、すなわち、信号を搬送するトーンの数量が26であると仮定すると、任意の13個の連続トーンにおいて最大二つのトーンが信号を搬送する場合、すなわち、離散26トーンRUによって占有される帯域幅が26/2=13MHzである場合、1MHz帯域幅における各トーンの平均電力は(p/2)mWであり、離散26トーンRUの総送信電力は、具体的には(p/2)*26mWであるトーンの総送信電力に基づいて計算され得るか、または具体的には13*p mWであるトーンによって占有される帯域幅に基づいて計算されることが分かる。STAに割り当てられたリソースユニットが連続26トーンRUである場合、連続26トーンRUは26個の連続トーン(13個の連続トーンの二つのセット)を含み、すなわち、連続26トーンRUによって占有される帯域幅は2MHzであるため、1MHz帯域幅内の各トーンの平均電力は、(p/13)mWであり、連続26トーンRUの総送信電力は、具体的には(p/13)*26mWであるトーンの総送信電力に基づいて計算されるか、または具体的には2*p mWであるトーンによって占有される帯域幅に基づいて計算され得る。比較すると、同じ最大パワースペクトル密度の下で、離散26トーンRUの総送信電力は、連続26トーンRUの総送信電力よりも6.5倍高くなる。
【0135】
本明細書において説明される離散RU/分散RU/DRUが周波数領域において離散的であるトーンを有するRUであることは、理解されるべきである。換言すると、この特徴を有するRUは、本明細書において離散RU/分散RU/DRUと呼ばれる。しかしながら、実際には、この特徴を有するRUは、別の名称を有することもある。これは、本出願では限定されない。説明を容易にするため、以下の実施形態では、この特徴を有するRUを、DRUとして表記する。
【0136】
4.ピーク対平均パワー比
【0137】
無線信号の振幅は、時間領域において常に変化する。そのため、無線信号の送信電力は、一定ではない。ピーク対平均パワー比(peak to average power ratio,PAPR)は、略してピーク対平均比である。ピーク対平均パワー比は、1シンボルにおける平均信号電力値に対する連続信号の瞬時電力ピーク値の比であり得る。ピーク対平均パワー比は、以下の式を使用して表現され得る。
【0138】
【0139】
Xiは、シーケンスのセットの時間領域離散値を表し、max(Xi2)は、時間領域離散値の二乗の最大値を表し、mean(Xi2)は、時間領域離散値の二乗の平均値を表す。
【0140】
OFDMシンボルは、独立して変調された複数のトーン信号を重畳することによって取得される。トーンの位相が同一または類似である場合、重畳された信号は、同じ初期位相信号によって変調され、比較的大きい瞬時電力ピーク値をもたらす。これは、比較的大きいPAPRに繋がる。OFDMシステムは、高いPAPRという欠点を有し、特に高帯域幅では、トーンが多いほど、PAPRがさらに厳しくなることに繋がる。一般的な電力増幅器のダイナミックレンジは限られるため、比較的大きいピーク対平均比を有するMIMO-OFDM信号は、電力増幅器の非線形領域に入る可能性が非常に高くなる。高いPAPRは、非線形信号歪みを引き起こし、明らかなスペクトル拡散干渉および帯域内信号歪みをもたらす。これは、システム性能を低下させる。したがって、シーケンスを設計する場合、シーケンスのPAPRが小さいほど優れている。
【0141】
OFDMは、周波数領域等化技術を使用する。そのため、チャネル推定の精度は、通信性能に大きく影響を及ぼす。しかしながら、OFDMシステムは、高いPAPRという欠点を有し、特に高帯域幅では、トーンが多いほど、PAPRがさらに厳しくなることに繋がる。高いPAPRは、非線形信号歪みに繋がり、システム性能を低下させる。
【0142】
上述した内容から、リソースユニットに含まれるトーンは、より大きい帯域幅(連続RUによって占有される帯域幅よりも大きい)に離散的に割り当てられ、それによって送信電力を改善することが分かる。加えて、通信がDRUに基づいて実行されるシナリオでは、システム性能を改善するためにPAPRをどのように低減するかということが、緊急に解決されるべき技術的問題である。
【0143】
例えば、11be生成によって決定されたEHT-LTF4xシーケンスが依然として使用される場合、DRUに対して、DRUに対応するトーンが選択されてLTFを送信し、取得されたPAPRデータを表4に示す。
【0144】
【0145】
表4から、EHT-LTF4xシーケンスがDRUに直接使用される場合、過度に大きいPAPRが引き起こされ、チャネル推定が不正確になり、システム性能が低下することが分かる。
【0146】
したがって、本出願は、DRU送信モードにおける伝送効率を改善するだけでなく、TB PPDUに含まれるLTFのPAPRが比較的低いことに起因して、システム性能も改善するための通信方法および装置を提供する。
【0147】
以下に、より多くの添付図面を参照しながら、本出願に提供される技術的解決策について詳細に説明する。
【0148】
任意選択で、本出願におけるステーションは、
図1に示される任意のSTA、例えば、STA200とし得る。本出願におけるアクセスポイントは、
図1に示される任意のAP、例えば、AP100とし得る。本出願におけるステーションおよびアクセスポイントの両方は、802.11beプロトコルをサポートし、802.11axおよび802.11acなどの、他のWLAN通信プロトコルをさらにサポートし得る。本出願におけるステーションおよびアクセスポイントは、802.11beの次世代プロトコルをさらにサポートし得ることは、理解されるべきである。換言すると、本出願において提供される方法は、802.11beプロトコルだけでなく、802.11beの次世代プロトコルにも適用可能である。
【0149】
図8は、本出願による通信方法を示す模式図である。本方法は、以下のステップを含む。
【0150】
S101:APは、トリガーフレームを送信する。
【0151】
本実施形態では、APは、ステップS101においてトリガーフレームを送信し、それに応じて、STAは、ステップS101においてトリガーフレームを受信する。トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。
【0152】
本実施形態および以下の実施形態において説明されるトリガーフレームは、種々の可能なフレームフォーマットにおけるものであってよく、規格において規定されたMACフレームの制御フレームのタイプであってよく、トリガーフレーム(trigger frame)、例えば、上述した802.11beにおけるトリガーフレームと呼ばれるか、またはトリガー機能を有する別のMACフレームとし得ることが理解され得る。トリガー機能を有する別のMACフレームは、TRS(triggered response scheduling,トリガー応答スケジューリング)機能を有するMACフレームと呼ばれることもあり、その機能は、通常、MACフレーム内にTRS制御サブフィールド(TRS control subfield)を含めることによって実装される。特定の例では、ステップS101において説明されたDRU指示情報は、トリガーフレーム内のユーザー情報フィールド(user information field)内のRU割り当て(RU allocation)フィールドにおいて搬送され得るか、または、別のMACフレーム内のTRS制御サブフィールド内のRU割り当てフィールドにおいて搬送され得る。
【0153】
任意選択で、DRU指示情報は、ステーションに割り当てられたDRUのサイズおよび位置を示す。DRUのサイズは、DRUのトーンの数量であり、DRUの位置は、周波数領域におけるDRUのトーンの位置である。通常、トーンインデックス範囲(サブキャリアインデックス範囲)は、周波数領域におけるDRUのトーンの位置を示す。DRUのサイズおよび位置は、規格において予め定義されたサイズおよび位置に従う。任意選択で、トリガーフレーム内のDRU指示情報は、連続RUシグナリング指示方法を再使用して、複雑性を低減させ得る。換言すると、トリガーフレーム内のDRU指示情報は、予め定義されたRU割り当てサブフィールド(RU allocation subfield)とし得る。表2を参照されたい。
【0154】
DRU指示情報がTB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示すことは、DRU指示情報がSTAに割り当てられたDRUを示すこととして表現されてもよいし、またはDRU指示情報がAPによってSTAに割り当てられたDRUを示すこととして表現されてもよく、DRUが、TB PPDUを搬送するために使用されることは、留意されるべきである。
【0155】
任意選択で、APは、DRUのトーンプランおよび各トーンの信号品質に基づいて、一つまたは複数のステーションに割り当てられるべきDRUを決定し、例えば、比較的良い品質を有するトーンを含むDRUをステーションに割り当てる。APは、ステップS101では、トリガーフレームを送信して、アップリンク・マルチユーザー伝送をトリガーし、トリガーフレームは、一つまたは複数のステーションのDRU指示情報を含む。それに応じて、APは、ステップS101では、トリガーフレームを受信するように、アップリンク・マルチユーザー伝送の各ステーションをスケジュールする。
【0156】
理解を容易にするため、本出願の本実施形態における説明のための一例として、一つのステーションを使用する。トリガーフレームのフレームフォーマットは、
図7Aおよび
図7Bに示され得て、詳細については、本明細書では改めて説明しない。トリガーフレームに含まれるDRU指示情報は、ステーションに割り当てられたDRU(サイズおよび位置を含む)を示す。DRU指示情報は、RU割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、およびプライマリ/セカンダリ160サブフィールドを含む。DRU指示情報の指示方法については、以下の表5を参照されたい。表5は、表2と類似しており、表2におけるRUが表5におけるDRUに置き換えられることに差異がある。表5におけるMDRUは、対応するDRUによって結合されたより大きいDRUである。結合の原理は、連続RUを結合させてMRUにする原理に一致しており、詳細については、改めて説明しない。すなわち、APは、表2に記載された方式においてSTAにリソースユニットを割り当て得る。換言すると、本出願の本実施形態では、連続RUの指示方式は、離散的なリソースユニットをSTAに割り当てるために再利用され得て、これにより、互換性を向上させることができ、製品実装の複雑さを低減することができる。
【0157】
【0158】
【0159】
【0160】
【0161】
【0162】
APは、アップリンク送信を実行するように、複数のSTAを同時にスケジュールし得るため、APは、各STAに割り当てられたリソースユニットと、20MHz帯域幅における分散RUのためのトーンプランとに基づいて、どのトーンのデータが同じSTAに属するかを決定し得て、これにより、APは、様々なSTAからのアップリンクデータを区別することができることは、理解されるべきである。
【0163】
任意選択で、トリガーフレームは、ステーションがDRUを使用するか、または連続RUを使用するかを示す指示情報を含み得る。指示情報の指示に基づいて、トリガーフレームを受信した後、ステーションは、スケジュールされたRUのタイプ、すなわち、RUがDRUであるか、または連続RUであるかを知り得て、これにより、シグナリングオーバーヘッドを増加させることなく、DRUおよび連続RUの互換性のある使用を実装することができる。
【0164】
例えば、指示情報は、トリガーフレームの共通情報フィールド(Common info Field)のサブフィールドにおいて搬送され得る。共通情報フィールド内のサブフィールドは、トリガーフレームにおける共通情報フィールド内の予備フィールド(11beにおける予備フィールド)とし得るか、または別のフィールドとし得る。これは、本出願では具体的に限定されない。加えて、トリガーフレームにおける共通情報フィールド内の予備フィールドが指示情報を搬送するために使用される場合、予備フィールドは使用済みであり、もはや予備フィールドとして考慮されない。本明細書におけるトリガーフレームは、TRS機能を有するMACフレームに置き換えられることもあり、ステーションが分散RUを使用するか、または連続RUを使用するかを示す指示情報は、TRSサブフィールドの予備ビットまたは新たに追加されたサブフィールドに配置され得ることは、理解されるべきである。同様に、予備ビットが使用済みである場合、予備ビットは、もはや予備ビットとして考慮されない。
【0165】
S102:APおよびSTAは、DRU上でTB PPDUを送信および受信する。
【0166】
本実施形態において、ステップS102では、STAは、DRU上でTB PPDUを送信する。それに応じて、ステップS102では、APは、DRU上でTB PPDUを受信する。
【0167】
ステップS101では、STAがAPによって送信されたトリガーフレームを受信した後、STAは、トリガーフレーム内のDRUの指示情報の指示に基づいて、ステーションに割り当てられたDRUを決定し得て、ステップS102では、STAは、DRU上でTB PPDUを送信することが理解され得る。
【0168】
DRUに含まれる具体的なトーンは、DRUのトーンプラン(tone plan)によって決定され得る。本出願における複数の実装は、複数のDRUのトーンプラン(tone plan)を提供する。詳細については、以下の実施形態を参照されたい。本出願の本実施形態に提供されるSTAおよびAPの間の通信帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzを含み得ることは、留意されるべきである。以下に、一例として、20MHzのためのトーンプランを使用することによって説明する。明らかに、この例を参照すると、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzにおけるトーンプランが実装され得る。
【0169】
分散RUのトーンプランにおいて、20MHz帯域幅は、9個の26トーンDRUを含み、各26トーンDRUは、24個のデータトーンおよび2個のパイロットトーンを含む。
【0170】
分散RUのトーンプランにおいて、20MHz帯域幅は、4個の52トーンDRUをさらに含み得て、各52トーンDRUは、2個の26トーンDRUのスプライシングとして考慮され得る。すなわち、各52トーンDRUは、48個のデータトーンおよび4個のパイロットトーンを含む。
【0171】
分散RUのトーンプランにおいて、20MHz帯域幅は、2個の106トーンDRUをさらに含み得て、各106トーンDRUは、2個の52トーンDRUおよび2個の補助トーンのスプライシングとして考慮され得る。
【0172】
任意選択で、2個の52トーンDRUは8個のパイロットトーンを含み、1個の106トーンDRUは4個のパイロットトーンのみを必要とするため、4個のパイロットトーンが、106トーンDRUのパイロットトーンとして8個のパイロットトーンから選択され、他の4個のパイロットトーンは、106トーンDRUのデータトーンとして使用される。換言すると、各106トーンDRUは、100個のデータトーン、2個の補助トーン、および4個のパイロットトーンを含む。補助トーンもデータトーンであるため、各106トーンDRUは、102個のデータトーンおよび4個のパイロットトーンを含むことと等価である。26トーンDRUは、26個のトーンを含む分散RUとして理解され得て、略してDRU26と呼ばれることもある。同様に、52トーンDRUは、52個のトーンを含む分散RUとして理解され得て、略してDRU52と呼ばれることもあり、106トーンDRUは、106個のトーンを含む分散RUとして理解され得て、略してDRU106と呼ばれることもある。他の寸法/サイズのDRUにも同様の理解があり、対応する短い名称があり得るが、本明細書に一つずつ列挙されていないことは、さらに理解されるべきである。
【0173】
具体的には、上述した実装における26トーンDRU、52トーンDRU、および106トーンDRUに含まれるトーンについては、以下の説明を参照されたい。
【0174】
20MHz帯域幅において合計256個のトーンが存在し、256個のトーンのインデックスは、[-128:127]、すなわち、-128、-127、-126、...、-1、0、1、...、125、126、および127として表現され得ることは、理解されるべきである。本出願におけるトーンインデックスは、周波数の昇順において番号付けされ得る。具体的には、最も小さいインデックス値を有するトーンは、最低周波数を有し、最も大きいインデックス値を有するトーンは、最高周波数を有する。20MHz帯域幅におけるガードトーンのインデックスは、[-128:-123,123:127]であり、直流トーンのインデックスは、[-3:3]である。データおよびパイロットトーンインデックスは、[-122:-4,4:122]である。具体的には、20MHz帯域幅における様々なサイズ/寸法のリソースユニットに対応するデータトーンの総数量およびパイロットトーンの総数量については、以下の説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0175】
20MHz帯域幅における分散RUのトーンプランの設計中に、インデックスが[-122:-4,4:122]であるデータトーンおよびパイロットトーンが、初期トーンセットとして使用され得て、対応するサイズの分散RUに適合するデータトーンセットおよびパイロットトーンセットが、初期トーンセットから選択されることは、留意されるべきである。例えば、分散RUサイズが26トーンであるDRUについて、20MHz帯域幅は、9個の26トーンDRUを含み得て、各26トーンDRUは、24個のデータトーンおよび2個のパイロットトーンを含む。例えば、[-122:-4,4:122]内の24*9個のデータトーンが、データトーンセットとして使用され得て、次いで、データトーンセットを除く初期トーンセット[-122:-4,4:122]の一部が、パイロットトーンセットとして使用される。26トーンDRUのデータトーンセットおよびパイロットトーンセットに基づいて、より大きい分散RUのデータトーンセットおよびパイロットトーンセットが調整され得るか、または、対応するサイズのDRU(例えば、52トーンRU、106トーンRU、または242トーンRUなど)に基づいて、対応するデータトーンセットおよび対応するパイロットトーンセットが再決定される。これは、本出願では限定されない。さらに、STAの送信電力が増加され得るという条件下で、データトーンセットおよびパイロットトーンセットとして特に使用されるトーンは、本出願では限定されない。例えば、一例として、26トーンDRUを使用する。インデックスが[-122:-4,4:122]である中間部分は、20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用され得て、データトーンセットを除くトーンセット[-122:-4,4:122]の一部は、パイロットトーンセットとして使用される。本明細書における中間部分は、境界としての中心周波数(インデックスが0であるトーン)に対して、正および負の周波数(正および負のトーンインデックス)が対称であるものとして理解され得る。あるいは、データトーンセットは、[-122:-4,4:122]の正確に中間部分ではなくてもよい。代わりに、左方向または右方向の何れかに平行移動する幾つかのトーンを有する中間部分も可能である。換言すると、データトーンセットの負のトーンインデックスおよび正のトーンインデックスは、完全に対称ではない。
【0176】
本出願の本実施形態では、正および負の周波数帯域上のトーンの一部(すなわち、インデックスが[-122:-4,4:122]であるトーン)が20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用され、データトーンセットを除くトーンセット[-122:-4,4:122]の一部がパイロットトーンセットとして使用される例を使用することによって、具体的な説明を与える。
【0177】
任意選択で、20MHz帯域幅上の分散RUのためのトーンプラン(20MHzトーンプラン)において、インデックスが[-115:-8,8:115]である216個のトーンが、20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用され、トーン範囲が[-122:-116,-7:-4,4:7,114:122]である22個のトーンのうちの18個が、パイロットトーンとして使用され、他の4個のトーンが(26トーンRUおよび52トーンRUのための)ヌルトーンとして使用されるか、または二つの106トーンRUの補助トーンとして使用される。
【0178】
別の20MHzトーンプランにおいて、インデックスが[-117:-10,10:117](または[-113:-6,6:113])である216個のトーンが20MHz帯域幅においてデータトーンセットとして使用され得て、トーン範囲が[-122:-118,-9:-4,4:9,118:122](または[-122:-114,-5:-4,4:5,114:122])である22個のトーンのうちの18個が、パイロットトーンとして使用され、他の4個のトーンが(26トーンRUおよび52トーンRUのための)ヌルトーンとして使用されるか、または2個の106トーンRUの補助トーンとして使用されることは、留意されるべきである。以下の実施形態では、「インデックスが[-115:-8,8:115]である216個のトーンを、20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用する」という実装プロセスのみを、説明のための例として使用する。
【0179】
例えば、DRUのトーンプランを設計するために、二つの原理が使用される。一方は、増幅倍率をできる限り増加させることである。すなわち、任意の帯域幅における任意のサイズのDRUについて、DRUにおける任意の13個の連続トーン内の信号を搬送するトーンの数量は、できる限り最小化される(換言すると、DRUに含まれるトーンは、できる限り分散される)。他方は、既存のシグナリングを再使用することである。RU間の相対的な関係を維持する必要がある。すなわち、2個のDRU-26をスプライシングすることによってDRU-52が取得され、DRU106には2個のDRU-52が含まれ、以下同様である。
【0180】
設計プロセスにおいて、増幅倍率を増加させるために、20M帯域幅について、最初に、正および負の周波数部分の中央領域におけるトーンが、均等にグループ化される。20MHzトーンプランにおいて、20MHz帯域幅における26トーンDRUに含まれるトーンインデックスを、以下を含む次の(1)~(36)と番号付けされたデータ行に示す。
(1)-115 -79 -43 8 44 80
(2)-114 -78 -42 9 45 81
(3)-113 -77 -41 10 46 82
(4)-112 -76 -40 11 47 83
(5)-111 -75 -39 12 48 84
(6)-110 -74 -38 13 49 85
(7)-109 -73 -37 14 50 86
(8)-108 -72 -36 15 51 87
(9)-107 -71 -35 16 52 88
(10)-106 -70 -34 17 53 89
(11)-105 -69 -33 18 54 90
(12)-104 -68 -32 19 55 91
(13)-103 -67 -31 20 56 92
(14)-102 -66 -30 21 57 93
(15)-101 -65 -29 22 58 94
(16)-100 -64 -28 23 59 95
(17)-99 -63 -27 24 60 96
(18)-98 -62 -26 25 61 97
(19)-97 -61 -25 26 62 98
(20)-96 -60 -24 27 63 99
(21)-95 -59 -23 28 64 100
(22)-94 -58 -22 29 65 101
(23)-93 -57 -21 30 66 102
(24)-92 -56 -20 31 67 103
(25)-91 -55 -19 32 68 104
(26)-90 -54 -18 33 69 105
(27)-89 -53 -17 34 70 106
(28)-88 -52 -16 35 71 107
(29)-87 -51 -15 36 72 108
(30)-86 -50 -14 37 73 109
(31)-85 -49 -13 38 74 110
(32)-84 -48 -12 39 75 111
(33)-83 -47 -11 40 76 112
(34)-82 -46 -10 41 77 113
(35)-81 -45 -9 42 78 114
(36)-80 -44 -8 43 79 115
【0181】
任意選択で、DRU-26の構成プロセスにおいて、各DRU-26に含まれる24個のトーンは、グループ化されたトーン(グループ化されたサブキャリア)と呼ばれることがあり、他の2個のトーンは、グループ化されていないトーン(グループ化されていないサブキャリア)と呼ばれる。DRU-26の構成プロセスでは、増幅倍率を増加させるために、対称スプライシング原理が使用され、これにより、各DRU-26のグループ化されたサブキャリアは、全体的な変換関係を形成する。詳細な設計については、20M帯域幅における26トーンDRUを示す、表6を参照されたい。
【0182】
表6に示されるように、(1)~(36)と番号付けされたデータの上述した行において、行番号が1、10、19、および28であるトーンは、第一のDRU-26とし得て、DRU26-1として表記され、DRU26-1は、トーンインデックスが-7および118であるトーンをさらに含む。行番号が2、11、20、および29であるトーンは、第二のDRU-26とし得て、DRU26-2として表記され、DRU26-2は、トーンインデックスが-6および119であるトーンをさらに含む。類推により、行番号が9、18、27、および36であるトーンは、九番目のDRU-26とし得て、DRU26-9として表記され、DRU26-9は、トーンインデックスが-118および7であるトーンをさらに含む。
【0183】
【0184】
任意選択で、DRU-52は、表6に示されるDRU-26を対称的にスプライシングすることによって取得される。詳細な設計については、表7を参照されたい。DRU-52のグループ化されたサブキャリアも、全体的な変換関係を形成する。
【0185】
【0186】
任意選択で、DRU-106に含まれる2個のDRU-52は、表7に示されるDRU-52を対称的にスプライシングすることによって取得される。詳細な設計については、表8を参照されたい。DRU-106のグループ化されたサブキャリアも、全体的な変換関係を形成する。
【0187】
【0188】
また、他の帯域幅(40M、80M、160M、および320M)について、他の帯域幅のデータトーングループは、20M帯域幅におけるグループを変換することによって取得され、様々なサイズのDRUも、対称スプライシング原理を使用することによって構成される。したがって、グループ化されたサブキャリアの全体的な変換関係も維持され得る。
【0189】
上述した規格において使用される20MHzトーンプランに基づいて、アクセスポイントは、規格に使用される20MHzトーンプランにおける任意のDRUをスケジュールしてもよいし、または相互に競合しない複数のDRUをスケジュールしてもよく、DRUは、一つまたは複数の異なるステーションに割り当てられることが理解され得る。相互に競合しないとは、同じトーンがないこと、または重複(重なり)が無いことを意味する。例えば、インデックスが1であるDRU106(すなわち、DRU106-1)は、一つまたは複数のステーションに割り当てられ、インデックスが2であるDRU52(すなわち、DRU52-2)は、一つまたは複数の他のステーションに割り当てられ、インデックスが4であるDRU26(すなわち、DRU26-4)は、一つまたは複数の他のステーションに割り当てられ、インデックスが9であるDRU26(すなわち、DRU26-9)は、一つまたは複数の他のステーションに割り当てられる。他の実施形態も同様であり、詳細については、改めて説明しない。
【0190】
具体的には、一つのアップリンクスケジューリングでは、連続RUまたは離散RUの何れかが使用される。通常、連続RUおよび離散RUは、同時に割り当てられない。そのため、現在のRUが連続RUであるか、または離散RUであることを何らかの方法において示すという前提の下で、一つのリソースユニット割り当てシグナリングのみが、スケジューリング情報において必要とされ得る。当業者であれば、上述した実装では、既存の連続RU割り当てシグナリング指示フィールドがDRU割り当てのために再使用され得るが、フィールドの意味は、DRU用の指示、例えば、上述した表5に示される指示方式と置き換えられることを理解し得る。このようにして、全体として追加のシグナリングオーバーヘッドが削減され、それによって、複雑さを低減させる。DRU割り当てシグナリングは、トリガーフレームまたは別のMACフレーム(例えば、トリガー応答スケジューリング(Triggered Response Scheduling,TRS)フィールドなど)内のアップリンクRU割り当て指示とし得る。
【0191】
上述されるように、STAおよびAPの間の通信帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzを含み得る。STAが、ステップS101において受信されたトリガーフレームに含まれるDRU指示情報に基づいて、STAに割り当てられたDRUを決定した後、STAは、ステップS102では、DRU上でTB PPDUを送信する。TB PPDUは、LTFを含む。以下に、TB PPDUに含まれるLTFについて説明する。
【0192】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzである。TB PPDUに含まれるLTFは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて決定される。
【0193】
具体的には、異なるチャネル帯域幅は異なるトーンインデックスを占有するため、無線信号のPAPRは、無線信号を搬送するトーンのインデックスに関連付けられる。換言すると、異なるチャネル帯域幅では、DRU用のトーンプランは、異なり得る。すなわち、各DRUに含まれるトーンの数量およびトーンの位置は、異なり得る。LTFのPAPRは、LTFを搬送するトーンのインデックスとLTFのシーケンス値とに関連付けられる。STAがTB PPDUを生成して送信するプロセスにおいて、STAは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて、帯域幅内の比較的低いPAPRを有するLTFを決定し得て、これにより、STAは、様々な帯域幅通信シナリオにおいて比較的低いPAPRの利益を取得して、システム性能を改善することができる。
【0194】
任意選択で、STAおよびAPは、様々な帯域幅に対応するLTFを事前構成し(または規格において予め定義し、または事前保存し)得て、これにより、ステップS102では、STAは、LTFに基づいてTB PPDUを生成し送信する。それに応じて、APがステップS102においてTB PPDUを受信した後、APは、一つまたは複数のSTAによって送信された受信済みのTB PPDUと、TB PPDUに含まれるLFTとに基づいて、一つまたは複数のSTAに対するチャネル推定を実行し得る。
【0195】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは、全て正の整数であり、かつy≦xである。
【0196】
k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。
【0197】
任意選択で、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは同じである。
【0198】
任意選択で、k個の分散リソースユニットの各々は、z個のパイロットトーンをさらに含み、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの数量は、xおよびzの和である。
【0199】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅に含まれるk個の分散リソースユニットにおいて、各分散リソースユニットは、x個のデータトーンを含む。x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は2以上であり、これにより、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの間に大きい間隔が存在し、DRUに含まれるトーンの十分な離散化を実装することができる。したがって、同じパワースペクトル密度において、連続RUと比較して、最大電力増幅倍率を実装することができ、それによって、伝送効率を改善させる。
【0200】
また、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。そのため、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは同じである。したがって、DRUによって占有される帯域幅に対応するLTFを構成するプロセスにおいて、比較的低いPAPR特性を有する複数のLTF基本シーケンスを含むシーケンスセットは、k個の分散リソースユニット内の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンについて決定され得て、k個の分散リソースユニット内の別の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンに対応するLTFは、LTFの構成プロセスを簡略化するために、シーケンスセットに基づいて決定される。
【0201】
以下に、例を使用することによって、様々な帯域幅に対するLTFについて説明する。
【0202】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が20MHzであることを示すとSTAが判定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が9である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が2である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0203】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、帯域幅は、78.125キロヘルツ(kHz)のトーン間隔を有する256個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、9個(すなわち、kの値は9である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0204】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0205】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、およぴ106トーンDRU(すなわち、kの値が2である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0206】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0207】
任意選択で、20MHz帯域幅に対応するLTFは、256個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンに対応するLTF(シーケンス20MHz案として表記される)の値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
0 0 0 0 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1
1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1
1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1
1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 0 0 0 0 0}
である。
【0208】
例えば、20M帯域幅において、合計で2個の106トーンDRUが存在する。2個の106トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが106である同じシーケンスについて、2個の106トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、2個の106トーンDRUの各々は、96トーン部分を含み、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。2個の96トーン部分に含まれる4個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、4個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての8個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、8個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0209】
したがって、20M帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0210】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0211】
ステップ2:Seq_24内にM個(Mは、0より大きく224未満の整数である)のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の2個のシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0212】
ステップ3:Seq_48内にN個(Nは、0より大きく248未満の整数である)のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合に比較的低いPAPRを有するシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0213】
ステップ4:Seq_96内にQ個(Qは、0より大きく296未満の整数である)のシーケンスが存在し、その長さが10である210個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、スプライシングを通して、その長さが106であるQ*210個のシーケンスが取得され得る。第一の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-1を、第一の106トーンDRUから選択する。第二の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-2を、第二の106トーンDRUから選択する。本明細書では、スクリーニング基準は、8個のDRU-26、4個のDRU-52、および2個のDRU-106のPAPRの最大値を最小にすることである。
【0214】
ステップ5:DRU26-5について、Seq_24に含まれるM個のシーケンスが差存在し、その長さが2である4個のシーケンスが生成される場合を考慮する。22=4であり、その長さが26である4*M個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスをS26-5として選択する。S106-1は、第一の106トーンDRU上に位置し、S106-2は、第二の106トーンDRU上に位置し、S26-5は、第五の26トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、20M帯域幅の256の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0215】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、およびQは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが20MHz帯域幅に含まれる256個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは、少なくとも2256であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関連のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、およびQに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0216】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、20MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される256個の要素を有するLTFは、表9に示されるように、PAPRを約2dBだけ低減し得る。
【0217】
【0218】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が40MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が18である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0219】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する512個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、18個(すなわち、kの値は18である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の2個のトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0220】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0221】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、および106トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0222】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0223】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzであり、40MHz帯域幅に対応するLTFは、512個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンに対応するLTF(シーケンス40MHz案として示される)の値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
-1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1
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である。
【0224】
例えば、40M帯域幅において、合計で4個の106トーンDRUが存在する。4個の106トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが106である同じシーケンスについて、4個の106トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の106トーンDRUの各々は、96トーン部分を含み、4個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが96である同じシーケンスについて、4個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。4個の96トーン部分に含まれる8個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、8個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、二つの24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスの場合、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての16個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、16個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0225】
したがって、40MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0226】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。40Mにおける24トーンの位置は、20Mにおける24トーンの位置とは異なり、各帯域幅において、探索が再び実行される必要があることは、留意されるべきである。
【0227】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0228】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0229】
ステップ4:Seq_96内にQ個のシーケンスが存在し、長さが10である210個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが106であるQ・210個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-1を、第一の106トーンDRUから選択する。第二の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-2を、第二の106トーンDRUから選択する。第三の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-3を、第三の106トーンDRUから選択する。第四の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-4を、第四の106トーンDRUから選択する。本明細書では、スクリーニング基準は、16個のDRU-26、8個のDRU-52、および4個のDRU-106のPAPRの最大値を最小にすることである。
【0230】
ステップ5:DRU26-5およびDRU26-14について、Seq_24に含まれるM個のシーケンスが存在し、長さが2である4個のシーケンスが生成される場合を考慮する。22=4であり、スプライシングを通して長さが26である4*M個のシーケンスが取得され得る。DRU26-5について、最も低いPAPRを有するシーケンスを、S26-5として選択する。DRU26-14について、最も低いPAPRを有するシーケンスを、S26-14として選択する。S106-1は、第一の106トーンDRU上に位置し、S106-2は、第二の106トーンDRU上に位置し、S106-3は、第三の106トーンDRU上に位置し、S106-4は、第四の106トーンDRU上に位置する。S26-5は、第五の26トーンDRU上に位置し、S26-14は、第14の26トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、40M帯域幅の512の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0231】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、およびQは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが40MHz帯域幅に含まれる256個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも2512であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、およびQに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0232】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、40MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される512個の要素を有するLTFは、表10に示されるように、PAPRを約1dBだけ低減し得る。
【0233】
【0234】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が80MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が36である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が234であり、yの値が192である。
【0235】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する1,024個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、36個(すなわち、kの値は36である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の2個のトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0236】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0237】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、および242トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は234であり、yの値は192である)がさらに含まれ得る。
【0238】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含む。
【0239】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は80MHzであり、80MHz帯域幅に対応するLTFは、1,024個の要素(シーケンス80MHz案として示される)を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0 0 0 0 0
-1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 0 0 0
1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1
-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0240】
例えば、80M帯域幅において、合計で4個の242トーンDRUが存在する。4個の242トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが242である同じシーケンスについて、4個の242トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の242トーンDRUの各々は、192トーン部分を含み、4個の192トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが192である同じシーケンスについて、4個の192トーン部分のPAPRは同じである。4個の242トーンDRUの各々は、24トーン部分をさらに含み、4個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが24である同じシーケンスについて、4個の24トーン部分のPAPRは同じである。各192トーン部分は、2個の96トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。4個の192トーン部分に含まれる8個の96トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが96である同じシーケンスについて、8個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。8個の96トーン部分に含まれる16個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、16個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての32個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、32個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0241】
したがって、80MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0242】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0243】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0244】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0245】
ステップ4:Seq_96内にT個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが192であるT2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が192トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_192を選択する。
【0246】
ステップ5:Seq_192内にQ個のシーケンスが存在し、Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが216であるQ・M個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の216トーンについて、比較的低いPAPRおよび216の長さを有するシーケンスセットSeq_216_1を、第一の216トーンから選択する。第二の216トーンについて、比較的低いPAPRおよび216の長さを有するシーケンスセットSeq_216_2を、第二の216トーンから選択する。第三の216トーンについて、比較的低いPAPRおよび216の長さを有するシーケンスセットSeq_216_3を、第三の216トーンから選択する。第四の216トーンについて、長さが216であり、PAPRが比較的低いシーケンスセットSeq_216_4を、第四の216トーンから選択する。
【0247】
ステップ6:DRU242-1について、Seq_216_1に含まれるU個のシーケンスが存在し、長さが26であるV個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが242であるU*V個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスを、スクリーニングを通して取得して、S242-1として使用する。本明細書では、スクリーニング基準は、36個のDRU-26、16個のDRU-52、8個のDRU-106、および4個のDRU-242のPAPRの最大値を最小にすることである。同様に、S242-2、S242-3、およびS242-4を取得し得る。S242-1は、第一の242トーンDRU上に位置し、S242-2は、第二の242トーンDRU上に位置し、S242-3は、第三の242トーンDRU上に位置し、S242-4は、第四の242トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、80M帯域幅の1024の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0248】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、Q、U、およびVは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが80MHz帯域幅に含まれる1,024個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも21024であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、Q、U、およびVに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0249】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、80MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される1,024個の要素を有するLTFは、表11に示されるように、PAPRを約2dBだけ低減し得る。
【0250】
【0251】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が160MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が72である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が468であり、yの値が384である。
【0252】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する2,048個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、2,048個のトーンは、72個(すなわち、kの値は72である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0253】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0254】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、および484トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は468であり、yの値は384である)がさらに含まれ得る。
【0255】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0256】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は160MHzであり、対応するLTFシーケンスは、シーケンス160MHz案として示される。160MHz内のより低い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 0
-1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 0 0
0 0 0 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 0 0 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1
1 1 1 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0257】
160MHz内のより高い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 0 0 0 0 0
1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 0 0 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0
-1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0258】
例えば、160M帯域幅において、合計で4個の484トーンDRUが存在する。4個の484トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが484である同じシーケンスについて、4個の484トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の484トーンDRUの各々は、384トーン部分を含み、4個の384トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが384である同じシーケンスについて、4個の384トーン部分のPAPRは同じである。4個の484トーンDRUの各々は、48トーン部分をさらに含み、4個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが48である同じシーケンスについて、4個の48トーン部分のPAPRは同じである。各384トーン部分は、2個の192トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の192トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが192である同じシーケンスについて、2個の192トーン部分のPAPRは同じである。4個の384トーン部分に含まれる8個の192トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが192である同じシーケンスについて、8個の192トーン部分のPAPRは同じである。各192トーン部分は、2個の96トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。8個の192トーン部分に含まれる16個の96トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが96である同じシーケンスについて、16個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。16個の96トーン部分に含まれる32個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、32個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての64個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、64個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0259】
したがって、80MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0260】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0261】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0262】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0263】
ステップ4:Seq_96内にT個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが192であるT2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が192トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_192を選択する。
【0264】
ステップ5:Seq_192内にR個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが384であるR2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が384トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_384を選択する。
【0265】
ステップ6:Seq_384内にQ個のシーケンスが存在し、Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが432であるQ・N個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の432トーンについて、比較的低いPAPRおよび432の長さを有するシーケンスセットSeq_432_1を、第一の432トーンから選択する。第二の432トーンについて、比較的低いPAPRおよび432の長さを有するシーケンスセットSeq_432_2を、第二の432トーンから選択する。第三の432トーンについて、比較的低いPAPRおよび432の長さを有するシーケンスセットSeq_432_3を、第三の432トーンから選択する。第四の432トーンについて、長さが432であり、PAPRが比較的低いシーケンスセットSeq_432_4を、第四の432トーンから選択する。
【0266】
ステップ7:DRU484-1について、Seq_432_1に含まれるA個のシーケンスが存在し、長さが52であるB個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが484であるA*B個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスを、スクリーニングを通して取得し、S484-1として使用する。本明細書では、スクリーニング基準は、72個のDRU-26、32個のDRU-52、16個のDRU-106、8個のDRU-242、および4個のDRU-484のPAPRの最大値を最小にすることである。同様に、S484-2、S484-3、およびS484-4を取得し得る。S484-1は、第一の484トーンDRU上に位置し、S484-2は、第二の484トーンDRU上に位置し、S484-3は、第三の484トーンDRU上に位置し、S484-4は、第四の484トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、160M帯域幅の2048の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0267】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、Q、T、R、A、およびBは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが160MHz帯域幅に含まれる2,048個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも22048であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、Q、T、R、A、およびBに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0268】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、160MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される2,048個の要素を有するLTFは、表12に示されるように、PAPRを約2dBだけ低減し得る。
【0269】
【0270】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が320MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が144である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が64である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が468であり、yの値が384であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が980であり、yの値が768である。
【0271】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する4,096個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、4,096個のトーンは、144個(すなわち、kの値は144である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の2個のトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0272】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0273】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が64である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、484トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は468であり、yの値は384である)、および996トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は980であり、yの値は768である)DRUがさらに含まれ得る。
【0274】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含み、各996トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0275】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は320MHzであり、対応するLTFは、シーケンス320MHz案として示される。320MHz内の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1
-1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1
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0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
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である。
【0276】
320MHz内の第二の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
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0 0 0 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1
-1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
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-1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0277】
320MHz内の第二の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1
1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1
-1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1
1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0278】
320MHz内の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1
-1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1
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1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0279】
例えば、320M帯域幅において、合計で4個の996トーンDRUがある。4個の996トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが996である同じシーケンスについて、4個の996トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の996トーンDRUの各々は、768トーン部分を含み、4個の768トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが768である同じシーケンスについて、4個の768トーン部分のPAPRは同じである。各768トーン部分は、2個の384トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の384トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが384である同じシーケンスについて、二つの384トーン部分のPAPRは同じである。4個の768トーン部分に含まれる8個の384トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが384である同じシーケンスの場合、8個の384トーン部分のPAPRは同じである。各384トーン部分は、2個の192トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の192トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが192である同じシーケンスについて、2個の192トーン部分のPAPRは同じである。8個の384トーン部分に含まれる16個の192トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが192である同じシーケンスについて、16個の192トーン部分のPAPRは同じである。各192トーン部分は、2個の96トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。16個の192トーン部分に含まれる32個の96トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが96である同じシーケンスについて、32個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。32個の96トーン部分に含まれる64個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、64個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての128個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、128個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0280】
したがって、80MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0281】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0282】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0283】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0284】
ステップ4:Seq_96内にT個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが192であるT2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が192トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_192を選択する。
【0285】
ステップ5:Seq_192内にR個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが384であるR2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が384トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_384を選択する。
【0286】
ステップ6:Seq_384内にW個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが768であるW2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が768トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_768を選択する。
【0287】
ステップ7:Seq_768内にA個のシーケンスが存在し、Seq_96内にT個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが864であるX・T個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の864トーンについて、比較的低いPAPRおよび864の長さを有するシーケンスセットSeq_864_1を、第一の864トーンから選択する。第二の864トーンについて、比較的低いPAPRおよび864の長さを有するシーケンスセットSeq_864_2を、第二の864トーンから選択する。第三の864トーンについて、比較的低いPAPRおよび864の長さを有するシーケンスセットSeq_864_3を、第三の864トーンから選択する。第四の864トーンについて、長さが864であり、PAPRが比較的低いシーケンスセットSeq_864_4を、第四の864トーンから選択する。
【0288】
ステップ8:DRU996-1について、Seq_864_1に含まれるZ個のシーケンスが存在し、長さが132であるB個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが996であるZ*B個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスを、スクリーニングを通して取得し、S996-1として使用する。本明細書では、スクリーニング基準は、144個のDRU-26、64個のDRU-52、32個のDRU-106、16個のDRU-242、8個のDRU-484、および4個のDRU-996のPAPRの最大値を最小にすることである。同様に、S996-2、S996-3、およびS996-4を取得し得る。
【0289】
S996-1は、第一の996トーンDRU上に位置し、S996-2は、第二の996トーンDRU上に位置し、S996-3は、第三の996トーンDRU上に位置し、S996-4は、第四の996トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、320M帯域幅の4096の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0290】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、Q、T、R、A、B、W、およびZは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが20MHz帯域幅に含まれる4,096個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも24096であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、Q、T、R、A、B、W、およびZに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0291】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、160MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される4,096個の要素を有するLTFは、表13に示されるように、PAPRを約2ないし4dBだけ低減し得る。
【0292】
【0293】
可能な実装では、上述した実施形態のうちの何れか一つに提供されるLTFから、TB PPDUに含まれるLTFにおいて、k個の分散リソースユニットの各々のx個のデータトーン内の値が1または-1であることが分かる。換言すると、TB PPDUに含まれるLTFは、値が0である部分と、値が0でない(すなわち、1または-1)部分とを含む。
【0294】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットの外側に含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられない場合、トーンに対応するLTFの値は0である。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、0の値を有するLTFによって占有されるトーンは、何れの分散リソースユニットにも属さないトーンである。
【0295】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットに含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられる場合、トーンに対応するLTFの値は、0でない(すなわち、1または-1)。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、値が0でない(すなわち、1または-1)LTFによって占有されるトーンは、一つまたは複数の分散リソースユニットに属するトーンである。
【0296】
以上、本出願を方法の観点から説明したが、以下、さらに本出願を装置の観点から説明する。
【0297】
図9は、本出願の一実施形態による、通信装置900を示す模式図である。通信装置900は、送信ユニット901および受信ユニット902を含む。
【0298】
一実装では、通信装置900は、具体的には、WLAN通信に適用され得る。本装置は、STAであってもよいし、または本装置は、STA内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)であってもよく、
図8に示される実施形態における通信方法を実装するように構成される。それに応じて、送信ユニット901および受信ユニット902は、以下のプロセスを含む。
受信ユニット902は、トリガーフレームを受信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示し、
送信ユニット901は、DRU上でトリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを送信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールドLTFを含む。
【0299】
一実装では、通信装置900は、具体的には、WLAN通信に適用され得る。本装置は、APであってもよいし、または本装置は、AP内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)であってもよく、
図8に示される実施形態における通信方法を実装するように構成される。それに応じて、送信ユニット901および受信ユニット902は、以下のプロセスを含む。
送信ユニット901は、トリガーフレームを送信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示し、
受信ユニット902は、DRU上で、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを受信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールドLTFを含む。
【0300】
可能な実装では、
DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツMHz、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzであり、TB PPDUに含まれるLTFは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて決定される。
【0301】
可能な実装では、
DRUによって占有される帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは全て正の整数であり、かつy≦xである。
【0302】
k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。
【0303】
任意選択で、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは同じである。
【0304】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20MHzであり、
kの値が9である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が2である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0305】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzであり、
kの値が18である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0306】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、80MHzであり、
kの値が36である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が234であり、yの値が192である。
【0307】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、160MHzであり、
kの値が72である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が468であり、yの値が384である。
【0308】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、320MHzであり、
kの値が144である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が64である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が468であり、yの値が384であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が980であり、yの値が768である。
【0309】
可能な実装では、DRU指示情報は、以下のうちの少なくとも一つを含む。すなわち、
リソースユニットRU割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、またはプライマリ/セカンダリ160サブフィールド。
【0310】
可能な実装では、
TB PPDUに含まれるLTFにおいて、k個の分散リソースユニットの各々のx個のデータトーンにおける値は、1または-1である。
【0311】
通信装置900は、上述した他の実施形態を実行し、対応する有益な効果を実装するようにさらに構成され得ることは、留意されるべきである。詳細については、上述した実施形態における説明を参照されたい。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【0312】
図10は、本出願の一実施形態による、通信装置1000の構造を示す模式図である。通信装置1000は、プロセッサ1001およびトランシーバ1002を含む。
【0313】
通信装置1000は、無線フレーム送信装置、無線フレーム受信装置、または無線フレーム送信装置もしくは無線フレーム受信装置内のチップとし得る。
【0314】
図10は、通信装置1000内の主要なコンポーネントのみを示す。プロセッサ1001およびトランシーバ1002に加えて、本通信装置は、メモリ1003および入出力装置(図示されない)をさらに含み得る。
【0315】
プロセッサ1001は、主に、通信プロトコルおよび通信データを処理し、通信装置全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。メモリ1003は、主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを保存するように構成される。トランシーバ1002は、無線周波数回路およびアンテナを含み得る。無線周波数回路は、主に、ベースバンド信号および無線周波数信号の間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは、主に、電磁波の形態において無線周波数信号を送信および受信するように構成される。入出力装置、例えば、タッチスクリーン、ディスプレイ、またはキーボードは、主に、ユーザーによって入力されたデータを受け取り、ユーザーにデータを出力するように構成される。
【0316】
プロセッサ1001、トランシーバ1002、およびメモリ1003は、通信バスを介して接続され得る。
【0317】
通信装置が電力投入された後、プロセッサ1001は、メモリ1003内のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムの命令を解釈および実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理し得る。データが無線において送信される必要がある場合、プロセッサ1001は、送信されるべきデータに対してベースバンド処理を実行し、次いで、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行し、次いで、アンテナを使用することによって、無線周波数信号を電磁波の形態において送信する。データが本通信装置に送信される場合、無線周波数回路は、アンテナを使用することによって無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換して、ベースバンド信号をプロセッサ1001に出力する。プロセッサ1001は、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
【0318】
上述した設計のうちの何れか一つにおいて、プロセッサ1001は、送信機能および受信機能を実装するための通信インターフェースを含み得る。例えば、通信インターフェースは、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路とし得る。送信機能および受信機能を実装するように構成されたトランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、分離されてもよいし、または相互に統合されてもよい。トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、コード/データを読み取り、書き込むように構成され得る。あるいは、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、信号を送信または転送するように構成され得る。
【0319】
上述した設計のうちの何れか一つにおいて、プロセッサ1001は、命令を保存し得る。この命令は、コンピュータプログラムとし得る。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001上で実行され、これにより、通信装置1000は、上述した実施形態のうちの何れか一つにおいて説明された方法を実行することができる。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001に留められてもよく、この場合、プロセッサ1001は、ハードウェアによって実装されてもよい。
【0320】
一実装では、通信装置1000は、回路を含み得る。この回路は、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける送信機能、受信機能、または通信機能を実装し得る。本出願において説明されたプロセッサおよび通信インターフェースは、集積回路(integrated circuit,IC)、アナログIC、無線周波数集積回路(radio frequency integrated circuit,RFIC)、混合信号IC、特定用途向け集積回路(Application-specific integrated circuit,ASIC)、プリント回路板(printed circuit board,PCB)、電子デバイス、または同様のものにおいて実装され得る。プロセッサおよび通信インターフェースは、種々のIC技術、例えば、相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor,CMOS)、N形金属酸化物半導体(N-type Metal-oxide-semiconductor,NMOS)、Pチャネル金属酸化物半導体(Positive Channel Metal Oxide Semiconductor,PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(Bipolar Junction Transistor,BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、およびガリウムヒ素(GaAs)を使用して製造され得る。
【0321】
別の実装では、無線周波数回路およびアンテナは、ベースバンド処理用のプロセッサとは無関係に配設され得る。例えば、分散シナリオでは、無線周波数回路およびアンテナは、本通信装置から独立して遠隔に配設され得る。
【0322】
本通信装置は、独立したデバイスであってもよいし、または大型デバイスの一部であってもよい。例えば、本通信装置は、以下とし得る。すなわち、
(1)独立した集積回路IC、チップ、またはチップシステムもしくはサブシステム、
(2)一つまたは複数のICを有するセットであって、任意選択で、ICセットは、代替的に、データおよび命令を格納するように構成された記憶コンポーネントを含み得る、セット、
(3)ASIC、例えば、モデム(Modem)、
(4)別のデバイスに埋め込むことができるモジュール、
(5)受信機、インテリジェント端末、無線デバイス、ハンドセット、モバイルユニット、車載デバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイス、もしくは同様のもの、または
(6)他のもの。
【0323】
また、プロセッサ1001は、例えば、ベースバンド関係の処理を実行するように構成され得るが、これらに限定されることなく、トランシーバ1002は、例えば、無線周波数送信および受信を実行するように構成され得るが、これらに限定されない。上述したコンポーネントは、相互に独立したチップ上に別個に配設されてもよいし、またはコンポーネントの少なくとも一部もしくは全部が、同じチップ上に配設されてもよい。例えば、プロセッサは、アナログベースバンドプロセッサおよびデジタルベースバンドプロセッサにさらに分割され得る。アナログベースバンドプロセッサおよびトランシーバは、同じチップ上に集積されてもよく、デジタルベースバンドプロセッサは、独立したチップ上に配設されてもよい。集積回路技術の継続的な発展により、一つのチップ上に集積され得るコンポーネントの数は、ますます増加している。例えば、デジタルベースバンドプロセッサおよび複数のアプリケーションプロセッサ(例えば、グラフィックス処理ユニットおよびマルチメディアプロセッサなどであるが、これらに限定されない)は、一つのチップ上に集積され得る。このチップは、システムオンチップ(system on chip)と呼ばれることがある。全てのコンポーネントが異なるチップ上に別々に配設されるか、または一つもしくは複数のチップ上に集積および配設されるか否かは、通常、製品設計に対する特定の要件に依存する。本出願の実施形態は、上述したコンポーネントの具体的な実装について何らの制限を課すものではない。
【0324】
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。本コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムコードを格納する。上述したプロセッサがコンピュータプログラムコードを実行すると、電子デバイスは、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行する。
【0325】
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。本コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行することが可能になる。
【0326】
本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。本装置は、チップの製品形態において存在し得る。本装置の構造は、プロセッサおよびインターフェース回路を含む。このプロセッサは、受信回路を介して別の装置と通信するように構成され、これにより、本装置は、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行する。
【0327】
本出願の一実施形態は、STAおよびAPを含むWLAN通信システムをさらに提供する。STAおよびAPは、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行し得る。
【0328】
本出願で開示された内容と組み合わせて説明される方法またはアルゴリズム手順は、ハードウェアによって実装されてもよいし、またはソフトウェア命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、フラッシュメモリ、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(Erasable Programmable ROM,EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)、または当技術分野において周知である他の任意形態の記憶媒体に格納され得る。例えば、記憶媒体は、プロセッサに結合され、これにより、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取るか、または記憶媒体に情報を書き込むことができる。確かに、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントとし得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に配置され得る。
【0329】
当業者であれば、上述した一つまたは複数の例において、本出願において説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実装され得ることを認識するはずである。これらの機能がソフトウェアによって実装される場合、上述した機能は、コンピュータ可読媒体中の一つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体に格納されてもよいし、または送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体および通信媒体を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムが一方の場所から他方の場所に伝送されることを可能にする、任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセス可能である、任意の利用可能な媒体とし得る。
【0330】
本出願は、実施形態を参照して説明されるが、保護を請求する本出願を実装するプロセスにおいて、当業者であれば、添付の図面、開示された内容、および添付の請求項を閲覧することによって、開示された実施形態の別の変形形態を理解し、実装し得る。請求項において、「備える」(comprising)は、別のコンポーネントまたは別のステップを除外することなく、「a」または「one」は、複数の場合を除外しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、請求項に列挙された幾つかの機能を実装し得る。幾つかの手段が相互に異なる従属請求項に記録されているが、これは、より良い効果を生み出すために、これらの手段を組み合わせることができないということを意味するものではない。
【0331】
本出願の目的、技術的解決策、および有益な効果は、上述した具体的な実装においてさらに詳細に説明される。上述した説明は、本出願の単なる具体的な実装であるが、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではないことは、理解されるべきである。本出願の技術的解決策に基づいて行われる如何なる変更、等価な置換、または改良も、本出願の保護範囲内に入るものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
ステーション
(STA
)によって、トリガーフレームを受信するステップであって、前記トリガーフレームは、分散リソースユニット
(DRU
)指示情報を含み、前記DRU指示情報は、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニット
(TB PPDU
)を送信するために、前記STAによって使用されるDRUを示す、ステップと、
前記STAによって、前記DRU上で前記TB PPDUを送信するステップであって、前記TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド
(LTF
)を含む、ステップと
を備える、通信方法。
【請求項2】
前記DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzであり、前記TB PPDUに含まれる前記LTFは、前記DRUによって占有される前記帯域幅に基づいて決定される、
請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記DRUによって占有され
る帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、前記k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、前記x個のデータトーン内のy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは、全て正の整数であり、かつy≦xであり、
前記k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する、
請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、20MHzであり、
kの値が9である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が4である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が2である場合、xの値は102であり、yの値は96である、
請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、40MHzであり、
kの値が18である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が8である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が4である場合、xの値は102であり、yの値は96である、
請求項
3に記載の方法。
【請求項6】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、80MHzであり、
kの値が36である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が16である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が8である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が4である場合、xの値は234であり、yの値は192である、
請求項
3に記載の方法。
【請求項7】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、160MHzであり、
kの値が72である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が32である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が16である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が8である場合、xの値は234であり、yの値は192であるか、または
kの値が4である場合、xの値は468であり、yの値は384である、
請求項
3に記載の方法。
【請求項8】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、320MHzであり、
kの値が144である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が64である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が32である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が16である場合、xの値は234であり、yの値は192であるか、または
kの値が8である場合、xの値は468であり、yの値は384であるか、または
kの値が4である場合、xの値は980であり、yの値は768である、
請求項
3に記載の方法。
【請求項9】
前記DRU指示情報は、以下の、すなわち、
リソースユニット
(RU
)割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、またはプライマリ/セカンダリ160サブフィールド
のうちの少なくとも一つを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項10】
前記TB PPDUに含まれる前記LTFにおいて、前記k個の分散リソースユニットの各々の前記x個のデータトーンにおける値は、1または-1である、
請求項
3に記載の方法。
【請求項11】
通信方法であって
アクセスポイント(AP)によって、トリガーフレームを送信するステップであって、前記トリガーフレームは、分散リソースユニット(DRU)指示情報を含み、前記DRU指示情報は、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニット(TB PPDU)を送信するために、ステーション(STA)によって使用されるDRUを示す、ステップと、
前記DRU上の前記APによって、前記STAによって送信された前記TB PPDUを受信するステップであって、前記TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド(LTF)を含む、ステップと
を備える、通信方法。
【請求項12】
前記DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzであり、前記TB PPDUに含まれる前記LTFは、前記DRUによって占有される前記帯域幅に基づいて決定される、
請求項11記載の方法。
【請求項13】
前記DRUによって有する帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、前記k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、前記x個のデータトーン内のy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは、全て正の整数であり、かつy≦xであり、
前記k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、20MHzであり、
kの値が9である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が4である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が2である場合、xの値は102であり、yの値は96である、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、40MHzであり、
kの値が18である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が8である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が4である場合、xの値は102であり、yの値は96である、
請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、80MHzであり、
kの値が36である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が16である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が8である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が4である場合、xの値は234であり、yの値は192である、
請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、160MHzであり、
kの値が72である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が32である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が16である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が8である場合、xの値は234であり、yの値は192であるか、または
kの値が4である場合、xの値は468であり、yの値は384である、
請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記DRUによって占有される前記帯域幅は、320MHzであり、
kの値が144である場合、xの値は24であり、yの値は24であるか、または
kの値が64である場合、xの値は48であり、yの値は48であるか、または
kの値が32である場合、xの値は102であり、yの値は96であるか、または
kの値が16である場合、xの値は234であり、yの値は192であるか、または
kの値が8である場合、xの値は468であり、yの値は384であるか、または
kの値が4である場合、xの値は980であり、yの値は768である、
請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記DRU指示情報は、以下の、すなわち、
リソースユニット(RU)割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、またはプライマリ/セカンダリ160サブフィールド
のうちの少なくとも一つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記TB PPDUに含まれる前記LTFにおいて、前記k個の分散リソースユニットの各々の前記x個のデータトーンにおける値は、1または-1である、
請求項13に記載の方法。
【請求項21】
受信ユニットおよび送信ユニットを備える通信装置であって、
前記受信ユニットおよび前記送信ユニットは、請求項
1ないし
10の何れか一つに記載の方法を実行するように構成される、通信装置。
【請求項22】
受信ユニットおよび送信ユニットを備える通信装置であって、
前記受信ユニットおよび前記送信ユニットは、請求項
11ないし
20の何れか一つに記載の方法を実行するように構成される、通信装置。
【請求項23】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令を保存し、前記プログラム命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1ないし10の何れか一つに記載の方法を実行することが可能になる
か、または前記コンピュータは、請求項11ないし20の何れか一つに記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、通信方法および通信装置に関する。
333
【背景技術】
【0002】
本出願は、2021年11月12日に中国国家知識産権局に出願された「通信方法および通信装置」と題する中国特許出願第202111343099.1号の優先権を主張しており、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
最近、米国連邦通信委員会は、6GHzスペクトルに関する規制を発行しており、これは、低電力屋内(low power indoor,LPI)通信モードを定義し、送信用の最大電力および最大パワースペクトル密度を厳しく制限している。ステーション(Station,STA)については、送信用の最大電力は、24dBmに制限され、最大パワースペクトル密度は、-1dBm/MHzに制限される。換言すると、デバイスの送信電力は、最大電力および最大パワースペクトル密度の両方によって制限される。すなわち、送信電力は、最大電力値を超えることができず、送信用のパワースペクトル密度は、最大パワースペクトル密度を超えることができない。最大電力と比較して、最大パワースペクトル密度は、より厳しく制限され、送信用の許容最大電力は、通常、パワースペクトル密度によってより制限される。ステーションについては、帯域幅が320MHzである場合、ステーションの送信電力は、規定された最大電力の限界に達する。帯域幅が320MHz未満である場合、最大パワースペクトル密度の制限に起因して、ステーションは、より低い電力(本明細書では、規定された最大電力よりも低い電力を意味する)でのみ送信を実行することができる。
【0004】
また、欧州は、最近、6GHz帯に関する規制もリリースしている。LPI通信モードについては、送信用の最大電力は、23dBmに制限され、最大パワースペクトル密度は、10dBm/MHzに制限されている。帯域幅が20MHzを超えない場合、アクセスポイント(access point,AP)/STAの送信電力は、主にパワースペクトル密度によって制限される。帯域幅が20MHzを超える場合、AP/STAの送信電力は、主に最大電力によって制限される。
【0005】
したがって、パワースペクトル密度を増加させることなく、より高い利得を得るために、STAの送信電力をどのように増加させるかということが、緊急に解決されるべき問題になっている。
【発明の概要】
【0006】
本出願は、分散リソースユニット(distributed resource unit,DRU)送信モードにおける伝送効率を改善するだけでなく、DRUに基づいて送信されるトリガーベースの物理層プロトコルデータユニット(trigger-based physical layer protocol data unit,TB PPDU)に含まれるロングトレーニングフィールド(long training field,LTF)のピーク対平均パワー比(peak to average power ratio,PAPR)が比較的低いことに起因して、システム性能を改善するための通信方法および装置を提供する。
【0007】
本出願の第一の態様は、WLAN通信に適用される通信方法を提供する。本方法は、ステーション(station,STA)によって実行されるか、または、本方法は、STA内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行される。第一の態様および第一の態様の可能な実装では、本方法がSTAによって実行される例を、説明に使用する。本方法において、STAは、トリガーフレームを受信し、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。STAは、DRU上でTB PPDUを送信し、TB PPDUは、LTFを含む。
【0008】
上述した技術的解決策に基づいて、STAがDRU指示情報を含むトリガーフレームを受信した後、STAは、DRU指示情報によって示されるDRU上でTB PPDUを送信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続リソースユニット(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0009】
DRU指示情報が、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示すことは、DRU指示情報が、STAに割り当てられたDRUを示すこととして表現されることがあり、または、DRU指示情報が、APによってSTAに割り当てられたDRUを示すこととして表現され得て、DRUは、TB PPDUを搬送するために使用されることは、留意されるべきである。
【0010】
本出願の第二の態様は、WLAN通信に適用される通信方法を提供する。本方法は、アクセスポイント(access point,AP)によって実行されるか、または、本方法は、AP内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行される。第二の態様および第二の態様の可能な実装では、本方法がAPによって実行される例を、説明に使用する。本方法において、APは、トリガーフレームを送信し、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。APは、DRU上で、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニット(TB PPDU)を受信し、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド(LTF)を含む。
【0011】
上述した技術的解決策に基づいて、APがDRU指示情報を含むトリガーフレームを送信した後、APは、DRU指示情報によって示されるDRU上でTB PPDUを受信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続リソースユニット(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、連続RUと比較して、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0012】
本出願の第三の態様は、WLAN通信に適用される通信装置を提供する。本装置は、STAであるか、または、本装置は、STA内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)である。本装置内の受信ユニットは、トリガーフレームを受信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。本装置内の送信ユニットは、DRU上でトリガーベースの物理層プロトコルデータユニット(TB PPDU)を送信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド(LTF)を含む。
【0013】
上述した技術的解決策に基づいて、受信ユニットがDRU指示情報を含むトリガーフレームを受信した後、送信ユニットは、DRU指示情報によって示されるDRU上でTB PPDUを送信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続リソースユニット(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、連続RUと比較して、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0014】
本出願の第四の態様は、WLAN通信に適用される通信装置を提供する。本装置は、APであるか、または、本装置は、AP内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)である。本装置内の送信ユニットは、トリガーフレームを送信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。本装置内の受信ユニットは、DRU上で、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニット(TB PPDU)を受信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド(LTF)を含む。
【0015】
上述した技術的解決策に基づいて、送信ユニットがDRU指示情報を含むトリガーフレームを送信した後、受信ユニットは、DRU指示情報によって示されたDRU上でTB PPDUを受信し、TB PPDUは、LTFを含む。したがって、連続リソースユニット(resource unit,RU)送信モードと比較して、DRUに含まれるトーンが離散的であるため、伝送効率は、連続RUと比較して、同じパワースペクトル密度で改善することができる。加えて、TB PPDUに含まれるLTFが比較的低いPAPRを有するため、システム性能を改善することができる。
【0016】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzである。TB PPDUに含まれるLTFは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて決定される。
【0017】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は、トリガーフレームに含まれるアップリンク帯域幅サブフィールドおよび/またはアップリンク帯域幅拡張サブフィールドを使用することによって示される。
【0018】
任意選択で、STAおよびAPは、様々な帯域幅に対応するLTFを事前構成し(または規格において予め定義し、または事前保存し)得る。
【0019】
上述した技術的解決策に基づいて、異なるチャネル帯域幅において、DRUのためのトーンプランは、異なり得る。すなわち、各DRUに含まれるトーンの数量およびトーンの位置は、異なり得る。LTFのPAPRは、LTFを搬送するトーンのインデックスおよびLTFのシーケンス値に関連付けられる。STAがTB PPDUを生成して送信するプロセスにおいて、STAは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて、帯域幅内の比較的低いPAPRを有するLTFを決定し得て、これにより、STAは、様々な帯域幅通信シナリオにおいて比較的低いPAPRの利益を取得して、システム性能を改善することができる。
【0020】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは、全て正の整数であり、かつy≦xである。
【0021】
k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。
【0022】
任意選択で、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比(PAPR)は同じである。
【0023】
任意選択で、k個の分散リソースユニットの各々は、z個のパイロットトーンをさらに含み、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの数量は、xおよびzの和である。
【0024】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅に含まれるk個の分散リソースユニットにおいて、各分散リソースユニットは、x個のデータトーンを含む。x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、これにより、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの間に大きい間隔が存在し、DRUに含まれるトーンの十分な離散化が実装することができる。したがって、同じパワースペクトル密度において、連続RUと比較して、最大電力増幅倍率を実装することができ、それによって、伝送効率を改善させる。
【0025】
また、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。そのため、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは、同じである。したがって、DRUによって占有される帯域幅に対応するLTFを構成するプロセスにおいて、比較的低いPAPR特性を有する複数のLTF基本シーケンスを含むシーケンスセットは、k個の分散リソースユニット内の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンについて決定され得て、k個の分散リソースユニット内の別の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンに対応するLTFは、LTFの構成プロセスを簡略化するために、シーケンスセットに基づいて決定される。
【0026】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は20MHzであり、
kの値が9である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が2である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0027】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、帯域幅は、78.125キロヘルツ(kHz)のトーン間隔を有する256個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、9個(すなわち、kの値は9である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0028】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0029】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は48であり、yの値は48である)および106トーンDRU(すなわち、kの値が2である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0030】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0031】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20MHzである。20MHz帯域幅に対応するLTFは、256個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
0 0 0 0 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1
1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1
1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1
1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 0 0 0 0 0}
である。
【0032】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzであり、
kの値が18である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0033】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する512個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、18個(すなわち、kの値は18である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0034】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0035】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は48であり、yの値は48である)および106トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0036】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0037】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzである。40MHz帯域幅に対応するLTFは、512個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
-1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0038】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、80MHzであり、
kの値が36である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が234であり、yの値が192である。
【0039】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する1,024個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、1024個のトーンは、36個(すなわち、kの値は36である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0040】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0041】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、および242トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は234であり、yの値は192である)がさらに含まれ得る。
【0042】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含む。
【0043】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、80MHzである。80MHz帯域幅に対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0 0 0 0 0
-1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 0 0 0
1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1
-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 --1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0044】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、160MHzであり、
kの値が72である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が468であり、yの値が384である。
【0045】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する2,048個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、2,048個のトーンは、72個(すなわち、kの値は72である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0046】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0047】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、および484トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は468であり、yの値は384である)がさらに含まれ得る。
【0048】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0049】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、160MHzである。
【0050】
160MHz内のより低い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 0
-1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 0 0
0 0 0 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
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-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 0 0 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1
1 1 1 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0051】
160MHz内のより高い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 0 0 0 0 0
1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 0 0
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である。
【0052】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、320MHzであり、
kの値が144である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が64である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が468であり、yの値が384であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が980であり、yの値が768である。
【0053】
上述した技術的解決策に基づいて、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する4,096個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、4,096個のトーンは、144個(すなわち、kの値は144である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0054】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0055】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が64である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、484トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は468であり、yの値は384である)、および996トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は980であり、yの値は768である)がさらに含まれ得る。
【0056】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含み、各996トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0057】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、320MHzである。
【0058】
320MHz内の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1
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0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1
1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0059】
320MHz内の第二の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 0 0
0 0 0 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1
-1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1
-1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0060】
320MHz内の第二の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1
1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1
-1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1
1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0061】
320MHz内の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1
-1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1
1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0062】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、DRU指示情報は、RU割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、またはプライマリ/セカンダリ160サブフィールドのうちの少なくとも一つを含む。
【0063】
第一の態様ないし第四の態様のうちの何れか一つの可能な実装では、TB PPDUに含まれるLTFにおいて、k個の分散リソースユニットの各々のx個のデータトーンの値は、1または-1である。
【0064】
TB PPDUに含まれるLTFは、値が0である部分と、値が0でない(すなわち、1または-1)部分とを含む。
【0065】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットの外側に含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられない場合、トーンに対応するLTFの値は0である。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、0の値を有するLTFによって占有されるトーンは、何れの分散リソースユニットにも属さないトーンである。
【0066】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットに含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられる場合、トーンに対応するLTFの値は、0でない(すなわち、1または-1)。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、値が0でない(すなわち、1または-1)LTFによって占有されるトーンは、一つまたは複数の分散リソースユニットに属するトーンである。
【0067】
本出願の実施形態の第五の態様は、少なくとも一つのプロセッサを含む通信装置を提供する。少なくとも一つのプロセッサは、メモリに結合され、メモリは、プログラムまたは命令を格納するように構成される。少なくとも一つのプロセッサは、プログラムまたは命令を実行するように構成され、これにより、本装置は、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実装するか、または本装置は、第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実装する。
【0068】
本出願の実施形態の第六の態様は、一つまたは複数のコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行されると、プロセッサは、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行するか、またはプロセッサは、第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行する。
【0069】
本出願の実施形態の第七の態様は、一つまたは複数のコンピュータを格納するコンピュータプログラム製品(またはコンピュータプログラムと呼ばれる)を提供する。本コンピュータプログラム製品がプロセッサによって実行されると、プロセッサは、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行するか、または、プロセッサは、第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つによる方法を実行する。
【0070】
本出願の実施形態の第八の態様は、チップシステムを提供する。本チップシステムは、第一の態様もしくは第一の態様の可能な実装の何れか一つにおける機能を実装する際に、通信装置をサポートするように構成される、または第二の態様もしくは第二の態様の可能な実装の何れか一つにおける機能を実装する際に、通信装置をサポートするように構成される、少なくとも一つのプロセッサを含む。
【0071】
可能な設計では、チップシステムは、メモリをさらに含む。メモリは、本通信装置に必要とされるプログラム命令およびデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、または、チップと、別の個別コンポーネントとを含み得る。任意選択で、チップシステムは、インターフェース回路をさらに含み、インターフェース回路は、少なくとも一つのプロセッサにプログラム命令および/またはデータを提供する。
【0072】
本出願の実施形態の第九の態様は、通信システムを提供する。本通信システムは、第三の態様における通信装置、および第四の態様における通信装置を含み、ならびに/または、通信システムは、第五の態様における通信装置を含む。
【0073】
第五の態様ないし第九の態様における何れかの設計によってもたらされる技術的効果については、第一の態様ないし第四の態様における異なる実装によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【
図1】本出願の一実施形態による、無線通信システムのアーキテクチャを示す模式図である。
【
図2a】本出願の一実施形態による、アクセスポイントの構造を示す模式図である。
【
図2b】本出願の一実施形態による、ステーションの構造を示す模式図である。
【
図3】20MHzについてのトーンプランおよび連続RU分布を示す模式図である。
【
図4】40MHzについてのトーンプランおよび連続RU分布を示す模式図である。
【
図5】80MHzについてのトーンプランおよび連続RU分布を示す模式図である。
【
図6a】アップリンク・マルチユーザー伝送を示す模式的フローチャートである。
【
図6b】アップリンク・マルチユーザー伝送を示す別の模式的フローチャートである。
【
図6c】アップリンク・マルチユーザー伝送を示す別の模式的フローチャートである。
【
図7A】802.11beトリガーフレームのフレームフォーマットを示す模式図である。
【
図7B】802.11beトリガーフレームのフレームフォーマットを示す模式図である。
【
図8】本出願の一実施形態による、通信方法を示す模式的フローチャートである。
【
図9】本出願の一実施形態による、通信装置の構造を示す模式図である。
【
図10】本出願の一実施形態による、通信装置の構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0075】
以下、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態における技術的な解決法を明確に説明する。
【0076】
本出願の記載において、特に指定がない限り、「/」は、「または」を意味する。例えば、A/Bは、AまたはBを示し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連するオブジェクト間の関連関係のみについて説明し、三つの関係が存在する場合があることを示す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の三つの場合を示し得る。Aのみが存在する場合、AおよびBの両方が存在する場合、Bのみが存在する場合。また、「少なくとも一つの」は、一つまたは複数を意味し、「複数の」は、二つ以上を意味する。「以下のうちの少なくとも一つ」または同様の表現は、これらの項目の任意の組み合わせを指し、単一の項目または複数の項目の任意の組合せを含む。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも一つは、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを表し得る。a、b、およびcは、各々、単数または複数であり得る。
【0077】
本出願の記載において、「第一の」および「第二の」などという用語は、数量および実行順序を限定するものではなく、「第一の」および「第二の」などという用語は、明確な差を示すものではない。
【0078】
本出願において、「例」または「例えば」などという用語は、例、例示、または説明を与えることを表すために使用される。本出願における「例」、「など」、または「例えば」によって説明される任意の実施形態または設計は、別の実施形態または設計よりも好ましいまたはより多くの利点を有するものとして解釈されるべきでない。正確には、「例」、「など」、または「例えば」などという用語の使用は、関連する概念を具体的な方法において提示することを意図している。
【0079】
本出願において、「何時(when)」および「もし(if)」は、装置が客観的状況において対応する処理を実行することを意味し、時間を限定することを意図するものではないことは、理解されるべきである。これらの用語は、本装置が実装中に決定行為を行うことを要求されることを意味するものではなく、他の何れかの限定を意味するものではない。
【0080】
本出願において、単数形で表現される要素は、特に指定がない限り、「一つまたは複数(one or more)」を表すことを意図しているが、「唯一の(one and only one)」を表すものではない。
【0081】
本出願において、特に指定がない限り、実施形態または実装の同一または類似の部分については、相互に参照されたい。本出願の実施形態、および実施形態における実装/実装方法において、特に指定がない限り、または論理的な矛盾が生じない限り、用語および/または説明は、一貫しており、異なる実施形態の間で、および実施形態における実装/実装方法の間で、相互に参照され得る。異なる実施形態における技術的特徴、および実施形態における実装/実装方法における技術的特徴は、その内部の論理関係に基づいて、新しい実施形態、実装、または実装方法を形成するために組み合わされてもよい。本出願の以下の実装は、本出願の保護範囲を限定することを意図していない。
【0082】
本出願の実施形態に提供される方法の理解を容易にするために、以下では、本出願の実施形態に提供される方法のシステムアーキテクチャについて説明する。本出願の実施形態において説明されるシステムアーキテクチャは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しており、本出願の実施形態に提供される技術的解決策に対する如何なる限定も構成するものではないと理解され得る。
【0083】
本出願に提供される技術的解決策は、種々の通信システム、例えば、802.11規格を使用するシステムに適用され得る。例えば、802.11規格は、802.11be規格または次世代802.11規格を含むが、これらに限定されない。本出願の技術的解決策が適用可能であるシナリオは、以下を含む。すなわち、APと一つまたは複数のSTAとの間の通信、AP間の通信、またはSTA間の通信。本出願の実施形態では、「通信」という用語は、「データ伝送」、「情報伝送」、または「送信」と表現されることもある。
【0084】
図1は、本出願の一実施形態による、無線通信システムのアーキテクチャを示す模式図である。
図1に示されるように、無線通信システムには、一つまたは複数のAP(例えば、
図1に示されるAP100など)と、一つまたは複数のSTA(例えば、
図1に示されるSTA200およびSTA300など)とが含まれ得る。APおよびSTAは、WLAN通信プロトコルをサポートする。通信プロトコルは、802.11be(またはWi-Fi7、極高スループット(extremely high throughput,EHT)プロトコルと呼ばれる)を含んでもよく、802.11axおよび802.11acなどのプロトコルをさらに含んでもよい。確かに、通信技術の継続的な進化および発展に伴い、通信プロトコルは、802.11beおよび同様のものという次世代プロトコルをさらに含んでもよい。一例として、WLANを使用する。本出願における方法を実装するための装置は、WLAN内のAPもしくはSTAであってもよいし、またはAPもしくはSTAに搭載されるチップもしくは処理システムであってもよい。
【0085】
任意選択で、本出願におけるアクセスポイント(例えば、
図1におけるAP100など)は、無線通信機能を有する装置であり、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)プロトコルに基づく通信をサポートする。アクセスポイントは、WLANネットワーク内の別のデバイス(例えば、ステーションまたは別のアクセスポイントなど)と通信する機能を有する。確かに、アクセスポイントは、別のデバイスと通信する機能をさらに有し得る。WLANシステムでは、アクセスポイントは、アクセスポイントステーション(access point station,AP STA)と呼ばれることがある。無線通信機能を有する装置は、デバイス全体であってもよいし、またはデバイス全体または同様のものに搭載されるチップもしくは処理システムであってもよい。チップまたは処理システムが搭載されるデバイスは、チップまたは処理システムの制御下で、本出願の実施形態における方法および機能を実装し得る。本出願の実施形態におけるAPは、STAにサービスを提供する装置であり、802.11ファミリープロトコルをサポートし得る。例えば、APは、通信サーバ、ルータ、スイッチ、またはブリッジなどの、通信エンティティとし得る。APは、種々の形態におけるマクロベースステーション、マイクロベースステーション、中継ステーション、および同様のものを含み得る。確かに、APは、本出願の実施形態における方法および機能を実装するために、代替的に、種々の形態におけるこれらのデバイス内のチップおよび処理システムとし得る。
【0086】
任意選択で、本出願におけるステーション(例えば、
図1におけるSTA200またはSTA300など)は、無線通信機能を有する装置であり、WLANプロトコルを使用することによって通信をサポートする。ステーションは、WLANネットワーク内の別のステーションまたはアクセスポイントと通信する能力を有する。WLANシステムでは、ステーションは、非アクセスポイントステーション(non-access point station,non-AP STA)と呼ばれることがある。例えば、STAは、ユーザーがAPと通信し、さらにWLANと通信することを可能にする、任意のユーザー通信デバイスである。無線通信機能を有する装置は、デバイス全体であってもよいし、またはデバイス全体または同様のものに搭載されるチップもしくは処理システムであってもよい。チップまたは処理システムが搭載されるデバイスは、チップまたは処理システムの制御下で、本出願の実施形態における方法および機能を実装し得る。例えば、STAは、インターネットに接続することができるユーザー機器、例えば、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-mobile personal computer,UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、ネットブック、携帯情報端末(personal digital assistant,PDA)、またはモバイルフォンとし得る。あるいは、STAは、モノのインターネットにおけるモノのインターネットノード、車両のインターネットにおける車載通信装置、エンターテインメントデバイス、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、または同様のものとし得る。あるいは、STAは、上述した端末内のチップおよび処理システムとし得る。
【0087】
WLANシステムは、高速かつ低レイテンシの伝送を提供することができる。WLAN適用シナリオの継続的な進化に伴い、WLANシステムは、より多くのシナリオまたは業界、例えば、モノのインターネット業界、車両のインターネット業界、銀行業界、企業のオフィス、スタジアムおよび展示ホール、コンサートホール、ホテルの部屋、寮、病棟、教室、スーパーマーケット、広場、街路、生産作業場、および倉庫に適用されるようになっている。確かに、WLAN通信をサポートするデバイス(例えば、アクセスポイントまたはステーションなど)は、スマートシティにおけるセンサーノード(例えば、スマート水量計、スマート電力量計、またはスマート空気検出ノードなど)、スマートホームにおけるスマートデバイス(例えば、スマートカメラ、プロジェクタ、ディスプレイ、テレビジョン、ステレオ、冷蔵庫、または洗濯機など)、モノのインターネットにおけるノード、エンターテインメント端末(例えば、拡張現実(augmented reality,AR)デバイスまたは仮想現実(virtual reality,VR)デバイスなどのウェアラブルデバイスなど)、スマートオフィスにおけるスマートデバイス(例えば、プリンタ、プロジェクタ、スピーカー、またはステレオなど)、車両のインターネットにおける車両のインターネットデバイス、日常生活シナリオにおけるインフラストラクチャ(例えば、自動販売機、スーパーマーケットにおけるセルフサービス・ナビゲーション・コンソール、セルフサービス・キャッシュレジスター、またはセルフサービス注文機械など)、大規模スタジアムおよび音楽会場におけるデバイス、ならびに同様のものとし得る。STAおよびAPの具体的な形態は、本出願の実施形態において限定されるものではなく、単に本明細書の説明のための例に過ぎない。
【0088】
802.11規格が、物理層(physical layer,PHY)および媒体アクセス制御レイヤ(medium access control,MAC)に焦点を当てることは、理解されるべきである。例えば、
図2aは、本出願の一実施形態による、アクセスポイントの構造を示す模式図である。APは、マルチアンテナ/マルチ無線周波数のAPであっもよいし、または単一アンテナ/単一無線周波数のAPであってもよい。アンテナ/無線周波数は、データパケットを送信/受信するように構成される(本明細書におけるデータパケットは、物理層プロトコルデータユニット、すなわちPPDUと呼ばれることもある)。一実装では、APのアンテナ部分または無線周波数部分は、APの本体部分から分離され得て、リモートレイアウト構造内にある。
図2aでは、APは、物理層処理回路および媒体アクセス制御処理回路を含み得る。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成され得て、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成され得る。別の例では、
図2bは、本出願の一実施形態による、ステーションの構造を示す模式図である。
図2bは、単一アンテナ/単一無線周波数のSTAの構造を示す模式図である。実際のシナリオでは、STAは、代替的に、マルチアンテナ/マルチ無線周波数STAとし得て、三つ以上のアンテナを有するデバイスとし得る。アンテナ/無線周波数は、データパケットを送信/受信するように構成される。一実装では、STAのアンテナ部分または無線周波数部分は、STAの本体部分から分離され得て、リモートレイアウト構造内にある。
図2bでは、STAは、PHY処理回路およびMAC処理回路を含み得る。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成され得て、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成され得る。
【0089】
上述した内容は、本出願の実施形態におけるシステムアーキテクチャについて簡単に説明するものである。本出願の実施形態における技術的解決策をより良く理解するために、以下に、本出願の実施形態に関係する内容について説明する。
【0090】
1.リソースユニット(resource unit,RU)に基づくトーンプラン(tone plan)
【0091】
802.11ax規格(高効率(high efficient,HE)規格とも呼ばれる)は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、および80+80MHzにおける帯域幅構成をサポートする。160MHzと80+80MHzとの間の差異は、160MHzが連続周波数帯域であり、80+80MHzが二つの不連続な80MHz(各80MHzは連続周波数帯域である)であることにある。超大帯域幅、超高伝送速度、および超高スループットに対するユーザーの要件を満たすために、802.11be規格(EHT規格とも呼ばれる)は、帯域幅を160MHzから320MHzに拡張する。すなわち、802.11be規格は、320MHz/160+160MHz帯域幅構成をサポートする。加えて、802.11be規格は、RU単位においてリソースを割り当てる。
【0092】
以下に、例を使用することによって、様々な帯域幅サイズのトーンプランおよびRU分布について別々に説明する。
【0093】
図3は、20MHzについてのトーンプランおよびRU分布を示す模式図である。
図3に示されるように、帯域幅が20MHzである場合、帯域幅全体(すなわち、20MHz)は、一つの242トーンRUを含むか、または26トーンRU、52トーンRU、および106トーンRUという種々の組合せを含む。
【0094】
各RUは、データトーンおよびパイロットトーンを含む。データトーンは、データ情報を搬送するために使用され得て、パイロットトーンは、位相オフセットおよび/または周波数オフセットを推定するために使用される。
【0095】
任意選択で、データトーンおよびパイロットトーンは、LTFシーケンスを搬送するために使用され得る。
【0096】
RUに加えて、20MHz帯域幅は、幾つかのガード(guard)トーン、ヌルトーン、および/または直流(direct current,DC)トーンをさらに含む。具体的には、RUに含まれるトーンの範囲(サブキャリア範囲)については、802.11axにおける表27-7を参照されたい。
【0097】
242トーンRUは、242個のトーンを含むRUとして理解され得ることは、理解されるべきである。同様に、26トーンRUは、26個のトーンを含むRUとして理解され得て、52トーンRUは、52個のトーンを含むRUとして理解され得て、106トーンRUは、106個のトーンを含むRUとして理解され得る。
【0098】
図4は、40MHzについてのトーンプランおよびRU分布を示す模式図である。
図4に示されるように、帯域幅全体(すなわち、40MHz)は、一つの484トーンRUを含むか、または26トーンRU、52トーンRU、106トーンRU、および242トーンRUという種々の組合せを含む。484トーンRUは、484個のトーンを含むRUとして理解され得る。具体的には、RUに含まれるトーンの範囲については、802.11axにおける表27-8を参照されたい。
【0099】
図5は、80MHzについてのトーンプランおよびRU分布を示す模式図である。
図5に示されるように、帯域幅全体(すなわち、80MHz)は、一つの996トーンRUを含むか、または26トーンRU、52トーンRU、106トーンRU、242トーンRU、および484トーンRUという種々の組合せを含む。
図5に示されるように、
図5における484Lは、484トーンRUの左半分部分(すなわち、トーン範囲[-500:-17]またはトーン範囲[17:500])を表し、
図5における484Rは、242個のトーンを含む、484トーンRUの右半分部分を表し、これは、484+5DCの別の表現方式である。具体的には、RUに含まれるトーンの位置については、802.11axにおける表27-8を参照されたい。996トーンRUは、996個のトーンを含むRUとして理解され得る。本明細書における「左」および「右」という用語は、周波数領域における中心位置に対する相対的な関係のみを指す。一例として、484トーンRU[-500:-17]を使用する。実際の周波数領域リソース上では、「484L」は、484トーンRUの周波数領域中心に対する低周波数部分、すなわち、[-500:-259]であり、「484R」は、484トーンRUの周波数領域中心に対する高周波数部分、すなわち、[-258:-17]である。同様に、一例として、484トーンRU[17:500]を使用する。「484L」は[17:258]であり、「484R」は[259:500]である。
【0100】
帯域幅が160MHzである場合、帯域幅全体(すなわち、160MHz)は、二つの80MHzのトーンプランの複製として理解され得る。帯域幅全体(すなわち、160MHz)は、二つの996トーンRU、または、26トーンRU、52トーンRU、106トーンRU、242トーンRU、484トーンRU、および996トーンRUという任意の組合せを含む。帯域幅が320MHzである場合、帯域幅全体(すなわち、320MHz)は、4個の80MHzのトーンプランの複製として理解され得る。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【0101】
図3ないし
図5に示される各種トーンプランでは、242トーンRUが、1ユニットとして使用される。
図3ないし
図5における左端のRUが最低周波数を有し、
図3ないし
図5における右端のRUが最高周波数を有すると仮定する。左から右に、242トーンRUは、以下のように番号付けされ得る。すなわち、第1(1番目)、第2(2番目)、...、および第16(16番目)。一例として、320MHz帯域幅を使用することは、理解されるべきである。無線フレーム内のデータ(Data)フィールドは、最大16個の242トーンRUを占有する。換言すると、データフィールドでは、最大16個の242トーンRUが、周波数の昇順において16個の20MHzチャネルと1対1の対応にある。
【0102】
帯域幅に関しては、26トーンRUは、2MHzに対応し、52トーンRUは、4MHzに対応し、106トーンRUは、8MHzに対応し、242トーンRUは、20MHzに対応する。別のサイズのRUに対応する帯域幅は、加算または乗算によって対応して取得され得る。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【0103】
802.11be規格が複数のRUを一つのSTAに割り当てることを可能にすることは、理解されるべきである。すなわち、複数のRUは結合され、一つのSTAに割り当てられる。そのため、802.11be規格は、複数のリソースユニット(multiple RU,MRU)をサポートする。換言すると、上述した幾つかのRUに加えて、802.11be規格は、幾つかのMRUをさらに含む。例えば、一つの52トーンRUおよび一つの26トーンRUは、52+26トーンMRUを形成し、一つの106トーンRUおよび一つの26トーンRUは、106+26トーンMRUを形成する。例えば、一つの996トーンRUおよび一つの484トーンRUは、996+484トーンMRUを形成し、二つの996トーンRUおよび一つの484トーンRUは、2*996+484トーンMRUを形成し、三つの996トーンRUは、3*996トーンMRUを形成し、三つの996トーンRUおよび一つの484トーンRUは、3*996+484トーンRUを形成する。本明細書における記号「*」は、「乗算すること」または「によって乗算されること」を意味することは、さらに理解されるべきである。
【0104】
2.アップリンク・マルチユーザー伝送およびLTF
【0105】
802.11axおよび802.11beにおいて、アップリンク・マルチユーザー伝送は、重要な技術である。
図6aは、アップリンク・マルチユーザー伝送を示す模式的フローチャートである。
図6aに示されるように、アップリンク・マルチユーザー伝送手順は、以下を含む。すなわち、APは、アップリンク・マルチユーザー伝送をトリガーするためにトリガーフレームを送信し、トリガーフレームは、一つまたは複数のステーションの識別子情報およびリソース割り当て情報を搬送する。トリガーフレームを受信した後、各ステーションは、TB PPDUを使用することによって、割り当てられたリソースユニット(RU)上でアップリンクデータフレームを送信し、ショート・インターフレーム・スペース(Short Interframe Space,SIFS)の後に、APによって送信された肯定応答(block acknowledgement,BA)フレームを受信する。
【0106】
実装例では、
図6aに示される実装プロセスにおける通信プロセスは、
図6bによって実装され得る。トリガーフレームを受信した後、STAは、解析を通じてトリガーフレームからSTAのAIDに一致するユーザー情報フィールドを取得し、次いで、ユーザー情報フィールド内のリソースユニット割り当てサブフィールドによって示されるRU上でTB PPDUを送信する。
【0107】
例えば、HE通信シナリオにおいて、HE TB PPDUに含まれるフィールドを
図6bに示し、フィールドの名称および機能を表1に示す。
【0108】
【0109】
任意選択で、HE以外の別の通信シナリオでは、TB PPDUは、LTF(すなわち、表1におけるL-LTF)を含み得て、LTFは、チャネル推定に使用される。LTFシーケンスは、各帯域幅について設計され、LTF送信プロセス中に各トーン上で搬送される値を規定する。マルチストリームシナリオでは、各ストリームについてチャネル推定を実行するために、複数のOFDMシンボルが送信される。
【0110】
以下に、LTFの4x、2x、および1xモードについて説明する。様々なシナリオにおいてシステム効率をさらに改善するために、LTFフィールドは、4x、2x、および1xモードをサポートする必要がある。
図6cは、本出願の実施形態に適用可能な4x、2x、および1xモードを示す模式図である。一例として、20MHz帯域幅を使用する。トーンの位置が-128、-127、...、-2、-1、0、1、2、...、および127とマークされる場合、ロングトレーニングシーケンスを搬送する4x HE-LTFシンボル内のトーンは、-122、-121、...、-3、-2、2、3、...、121、および122に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンであり、トーン間隔は、次の通りである。すなわち、
【0111】
【0112】
である。ロングトレーニングシーケンスを搬送する2x HE-LTFシンボル内のトーンは、-122、-120、...、-4、-2、2、4、...、120、および122に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンである。同等に、トーンの位置は、-64、-63、...、-2、-1、0、1、2、...、および63としてマークされ得る。この場合、ロングトレーニングシーケンスを搬送する2x HE-LTFシンボル内のトーンは、-61、-60、...、-2、-1、1、2、...、60、および61に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンであり、トーン間隔は、次の通りである。すなわち、
【0113】
【0114】
である。同様に、ロングトレーニングシーケンスを搬送する1x HE-LTFシンボル内のトーンは、-120、-116、...、-8、-4、4、8、...、116、および120に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンである。同等に、トーンの位置は、-32、-31、...、-2、-1、0、1、2、...、および31としてマークされ得る。この場合、ロングトレーニングシーケンスを搬送する1x HE-LTFシンボル内のトーンは、-30、-29、...、-2、-1、1、2、...、29、および30に位置し、残りのトーンは、ヌルトーンであり、トーン間隔は、次の通りである。すなわち、
【0115】
【0116】
すなわち、シーケンス内の四つの隣接する要素が、グループを形成する。グループ内の一つの要素のみが0でない場合、1xモードが使用される。グループ内の二つの要素が0でない場合、2xモードが使用される。グループ内の四つの要素の何れも0でない場合、4xモードが使用される。換言すると、LTFシーケンスは、1xシーケンス、2xシーケンス、および4xシーケンスに分割される。LTF 1xシーケンス内の二つの非ゼロ要素の間に少なくとも三つのゼロが存在し、LTF 2xシーケンス内の二つの非ゼロ要素の間に少なくとも一つのゼロが存在し、LTF 4xシーケンス内に連続する非ゼロ要素が存在する。LTF 4xシーケンス内の非ゼロ要素は、最も密であり、そのため、チャネル推定は、最も正確である。プロトコルは、様々な帯域幅におけるLTF 1x、LTF 2x、およびLTF 4xシーケンスを定義する。
【0117】
一例として80M帯域幅を使用する。LTF 4xシーケンスは、以下の通りである。すなわち、HELTF4x-500,500=
[+1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1,-1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1,-1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1,-1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1,-1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1,-1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1,-1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1,-1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1,-1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1,-1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, 0, 0, 0, 0, 0, +1, -1, -1, -1, -1,-1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1,-1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1,-1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1,-1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1,-1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1,-1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1,-1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1,-1, -1, -1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1,-1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1,-1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, -1, +1,-1, +1, +1, -1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, +1, +1, -1, +1, -1, +1, -1, -1, -1, -1, -1, +1, +1, +1, -1, -1, -1, -1, +1, -1, -1, +1, +1, +1,-1, +1, +1, -1, -1, +1, -1, +1, -1, +1]
である。
【0118】
また、11axプロトコルにおいて、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzの帯域幅におけるLTF 1xシーケンス、LTF 2xシーケンス、およびLTF 4xシーケンスが、それぞれ規定される。11be世代において、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzのLTF 1xシーケンス、LTF 2xシーケンス、およびLTF 4xシーケンスは、11axのものに一致し、LTF 1xシーケンス、LTF 2xシーケンス、およびLTF 4xシーケンスのみが、新たに追加された320M帯域幅用に設計される。
【0119】
任意選択で、
図7Aおよび
図7Bは、802.11beトリガーフレームのフレームフォーマットを示す模式図である。
図7Aおよび
図7Bに示されるように、802.11beトリガーフレームは、共通情報フィールドおよびユーザー情報リストフィールドを含むが、これらに限定されない。共通情報フィールドは、全てのSTA(本明細書におけるSTAは、HE STAおよびEHT STAのうちの少なくとも一つを含む)によって読み取られる必要がある共通情報を含む。本明細書におけるEHT STAは、EHTプロトコルをサポートするだけでなく、HEおよび以前のプロトコルに適合するステーションである。幾つかのシナリオおよび実施形態では、本出願におけるHE STAは、最大限、HEプロトコルをサポートするが、将来のWi-Fiプロトコル、例えば、EHTプロトコルをサポートすることはない。しかしながら、本出願では、全てのHE STAが将来のWi-Fiプロトコルをサポートすることができないとは限らないことは、理解されるべきである。共通情報フィールドは、アップリンク帯域幅(UL BW)サブフィールドを含むが、これに限定されることなく、総アップリンク送信帯域幅を示すために、特殊ユーザー情報フィールド内のアップリンク帯域幅拡張サブフィールド(UL BW Extension subfield)と共に使用される。ユーザー情報リストフィールドは、一つの特殊ユーザー情報フィールド(関連付け識別子12サブフィールドの値は、2007に等しい)、および一つまたは複数のEHT変形ユーザー情報フィールドを含むが、これらに限定されない。特殊ユーザー情報フィールドは、全てのEHT STAによって読み取られる必要がある共通情報を含む。一つのEHT変形ユーザー情報フィールドは、一つのEHT STAが読み取る必要がある情報を含む。一つのEHT変形ユーザー情報フィールドは、関連付け識別子12(association identifier 12,AID12)サブフィールド、およびRU割り当て(RU allocation)サブフィールドを含むが、これらに限定されない。AID12サブフィールドは、STAの関連付け識別子を示し、RU割り当てサブフィールドは、STA(すなわち、AID12サブフィールドによって示されるSTA)に割り当てられたリソースユニットの特定の位置を示す。
【0120】
EHT STAについては、EHT STAに割り当てられたRUまたはMRUは、トリガーフレーム内の以下のサブフィールドを使用することによって共に示され得る。すなわち、リソースユニット割り当てサブフィールド(RU Allocation subfield)、アップリンク帯域幅サブフィールド(UL BW subfield)、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド(UL BW Extension subfield)、およびプライマリ/セカンダリ160サブフィールド(PS160 subfield)。
図7Aに示されるトリガーフレームのフォーマットから、共通情報フィールドは、ユーザー情報の領域内に特殊ユーザー情報フィールドが存在するか否かを示すために使用される、特殊ユーザー情報フィールド存在指示サブフィールドを含むことが分かる。ステーションによって送信されたEHT TB PPDUについて、EHT TB PPDUの帯域幅は、UL BWサブフィールドおよびUL BW拡張サブフィールドによって共に決定される。RU割り当てサブフィールドのB0、RU割り当てサブフィールドのB7-B1、およびPS160のマッピング関係について、以下の表2に示す。
【0121】
表2における帯域幅(Bandwidth)は、UL BWサブフィールドおよびUL BW拡張サブフィールドの両方に基づいて決定され、Nは、式N=2*X1+X0を使用することによって取得され得る。X1およびX0の値については、以下の表3を参照されたい。表3は、論理パラメータPS160およびB0から、物理パラメータX1およびX0への変換を示す。
【0122】
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】
表3において、P80は、プライマリ80MHzチャネルを表し、S80は、セカンダリ80MHzチャネルを表し、S160は、セカンダリ160MHzチャネルを表すことは、理解されるべきである。
【0129】
表3における周波数帯域構成は、絶対周波数におけるP80、S80、およびS160のシーケンスを意味し、左から右に低周波数から高周波数までを連続的に表す。例えば、[P80 S80]は、プライマリ80MHzチャネルが周波数の昇順における第一の80MHzチャネルであり、セカンダリ80MHzチャネルが周波数の昇順における第二の80MHzチャネルであることを示す。換言すると、[P80 S80]は、プライマリ80MHzチャネルが下位80MHzチャネルであり、セカンダリ80MHzチャネルが上位80MHzチャネルであることを示す。別の例では、[S80 P80 S160]は、セカンダリ80MHzチャネルが下位160MHzチャネルの下位80MHzチャネルであり、プライマリ80MHzチャネルが下位160MHzチャネルの上位80MHzチャネルであり、セカンダリ160MHzチャネルが上位160MHzチャネルであることを示す。
【0130】
3.分散(distributed)RU/離散RU
【0131】
低電力屋内(Low Power Indoor,LPI)通信シナリオでは、送信用の最大電力および最大パワースペクトル密度が制限される。最大電力と比較して、最大パワースペクトル密度は、より厳しく制限され、送信用の許容最大電力は、通常、パワースペクトル密度によってより制限される。最大パワースペクトル密度の制限に起因して、単一の連続RUの送信電力が制限される。本出願における連続RUは、複数の連続トーンを含むRU、または連続トーングループの二つのセットを含むRUであることは、理解されるべきである。連続トーングループのセットの各々に含まれる複数のトーンは、連続している。連続トーングループの二つのセットは、ガードトーン、ヌルトーン、または直流トーンによってのみ離間される。確かに、連続RUは、別の名称を有することもある。連続RUの名称は、本出願では限定されない。
【0132】
最大パワースペクトル密度は、1MHzの最大送信電力である。換言すると、最大パワースペクトル密度は、1MHzの送信電力がx dBm(dBm=10lg(mW)、ここで、lgは10を底とする対数を表す)を超えない形に制限される。最大パワースペクトル密度の最小粒度は、1MHzである。そのため、1MHzの送信電力が変更されない場合、すなわち、パワースペクトル密度が変更されない場合、送信電力を増加させるために、離散RU、または分散RU技術と呼ばれる技術が提案される。離散RU/分散RUは、連続RUに対応する。離散RUは、周波数領域において離散的である複数のトーンを含む。複数の離散トーンの一部または全部は、離散的であり得る。換言すると、複数の離散トーンは、周波数において連続する幾つかのトーンを含み、周波数において非連続である幾つかのトーンを含み得る。あるいは、複数の離散トーンの何れも、周波数において連続的ではない。本明細書では、「離散RU」、「分散RU」、および「DRU」は、互換的に使用され得ることは、理解されるべきである。
【0133】
同じ数量のトーンを含む離散RUおよび連続RUについて、周波数領域において低周波数開始位置から高周波数終了位置まで離散RUが広がる帯域幅は、連続RUによって占有される周波数領域帯域幅よりも大きい。このようにして、最大パワースペクトル密度が同じである場合、離散RUの総送信電力は、連続RUの総送信電力よりも高い。換言すると、パワースペクトル密度が制限される場合、制限された数量のトーン(例えば、連続する26トーンRUに含まれる26個のトーンなど)が、より広い帯域幅、すなわち、より多くのトーン(例えば、二つの連続する26トーンRU内の奇数番号のトーンなど)に離散的に割り当てられ、それによって、送信電力を増加させる。したがって、連続RUと比較して、離散RUを使用することによってデータが送信される場合、単一RUの送信電力を増加させることができ、それによって、単一トーン上の送信電力を増加させ、信号対雑音比(signal to noise ratio,SNR)を改善させる。
【0134】
本出願の本実施形態では、ユーザー(STA)の一つの送信プロセスにおいて、STAに割り当てられたリソースユニットRU内の全てのトーンの送信電力は同じであることが理解され得る。一例として、78.125kHzのトーン間隔を使用する。1MHzは、12.8個(約13個)のトーンを含む。1MHzの送信電力が、pmW(すなわち、最大パワースペクトル密度)を超えないと仮定する。任意の13個の連続トーンにおいて信号を搬送するトーンの数量の最大値は、各トーンの平均電力を決定し、信号の送信電力をさらに決定する。信号の送信電力は、各トーンの平均電力およびトーンの数量の積に等しい。例えば、任意の13個の連続トーン(1MHz)内の最大5個のトーンが信号を搬送すると仮定する。この場合、1MHz帯域幅における各トーンの平均電力は、(p/5)mWである。任意の13個の連続トーン(1MHz)内の最大2個のトーンが信号を搬送すると仮定する。この場合、1MHz帯域幅における各トーンの平均電力は、(p/2)mWである。換言すると、最大パワースペクトル密度は特定のものであり、任意の13個の連続トーンにおいて信号を搬送するトーンの数量が大きいほど、各トーン上の平均電力が小さくなり、総送信電力が小さくなることを示す。STAに割り当てられたリソースユニットが離散26トーンRUである、すなわち、信号を搬送するトーンの数量が26であると仮定すると、任意の13個の連続トーンにおいて最大二つのトーンが信号を搬送する場合、すなわち、離散26トーンRUによって占有される帯域幅が26/2=13MHzである場合、1MHz帯域幅における各トーンの平均電力は(p/2)mWであり、離散26トーンRUの総送信電力は、具体的には(p/2)*26mWであるトーンの総送信電力に基づいて計算され得るか、または具体的には13*p mWであるトーンによって占有される帯域幅に基づいて計算されることが分かる。STAに割り当てられたリソースユニットが連続26トーンRUである場合、連続26トーンRUは26個の連続トーン(13個の連続トーンの二つのセット)を含み、すなわち、連続26トーンRUによって占有される帯域幅は2MHzであるため、1MHz帯域幅内の各トーンの平均電力は、(p/13)mWであり、連続26トーンRUの総送信電力は、具体的には(p/13)*26mWであるトーンの総送信電力に基づいて計算されるか、または具体的には2*p mWであるトーンによって占有される帯域幅に基づいて計算され得る。比較すると、同じ最大パワースペクトル密度の下で、離散26トーンRUの総送信電力は、連続26トーンRUの総送信電力よりも6.5倍高くなる。
【0135】
本明細書において説明される離散RU/分散RU/DRUが周波数領域において離散的であるトーンを有するRUであることは、理解されるべきである。換言すると、この特徴を有するRUは、本明細書において離散RU/分散RU/DRUと呼ばれる。しかしながら、実際には、この特徴を有するRUは、別の名称を有することもある。これは、本出願では限定されない。説明を容易にするため、以下の実施形態では、この特徴を有するRUを、DRUとして表記する。
【0136】
4.ピーク対平均パワー比
【0137】
無線信号の振幅は、時間領域において常に変化する。そのため、無線信号の送信電力は、一定ではない。ピーク対平均パワー比(peak to average power ratio,PAPR)は、略してピーク対平均比である。ピーク対平均パワー比は、1シンボルにおける平均信号電力値に対する連続信号の瞬時電力ピーク値の比であり得る。ピーク対平均パワー比は、以下の式を使用して表現され得る。
【0138】
【0139】
Xiは、シーケンスのセットの時間領域離散値を表し、max(X
i
2
)は、時間領域離散値の二乗の最大値を表し、mean(X
i
2
)は、時間領域離散値の二乗の平均値を表す。
【0140】
OFDMシンボルは、独立して変調された複数のトーン信号を重畳することによって取得される。トーンの位相が同一または類似である場合、重畳された信号は、同じ初期位相信号によって変調され、比較的大きい瞬時電力ピーク値をもたらす。これは、比較的大きいPAPRに繋がる。OFDMシステムは、高いPAPRという欠点を有し、特に高帯域幅では、トーンが多いほど、PAPRがさらに厳しくなることに繋がる。一般的な電力増幅器のダイナミックレンジは限られるため、比較的大きいピーク対平均比を有するMIMO-OFDM信号は、電力増幅器の非線形領域に入る可能性が非常に高くなる。高いPAPRは、非線形信号歪みを引き起こし、明らかなスペクトル拡散干渉および帯域内信号歪みをもたらす。これは、システム性能を低下させる。したがって、シーケンスを設計する場合、シーケンスのPAPRが小さいほど優れている。
【0141】
OFDMは、周波数領域等化技術を使用する。そのため、チャネル推定の精度は、通信性能に大きく影響を及ぼす。しかしながら、OFDMシステムは、高いPAPRという欠点を有し、特に高帯域幅では、トーンが多いほど、PAPRがさらに厳しくなることに繋がる。高いPAPRは、非線形信号歪みに繋がり、システム性能を低下させる。
【0142】
上述した内容から、リソースユニットに含まれるトーンは、より大きい帯域幅(連続RUによって占有される帯域幅よりも大きい)に離散的に割り当てられ、それによって送信電力を改善することが分かる。加えて、通信がDRUに基づいて実行されるシナリオでは、システム性能を改善するためにPAPRをどのように低減するかということが、緊急に解決されるべき技術的問題である。
【0143】
例えば、11be生成によって決定されたEHT-LTF4xシーケンスが依然として使用される場合、DRUに対して、DRUに対応するトーンが選択されてLTFを送信し、取得されたPAPRデータを表4に示す。
【0144】
【0145】
表4から、EHT-LTF4xシーケンスがDRUに直接使用される場合、過度に大きいPAPRが引き起こされ、チャネル推定が不正確になり、システム性能が低下することが分かる。
【0146】
したがって、本出願は、DRU送信モードにおける伝送効率を改善するだけでなく、TB PPDUに含まれるLTFのPAPRが比較的低いことに起因して、システム性能も改善するための通信方法および装置を提供する。
【0147】
以下に、より多くの添付図面を参照しながら、本出願に提供される技術的解決策について詳細に説明する。
【0148】
任意選択で、本出願におけるステーションは、
図1に示される任意のSTA、例えば、STA200とし得る。本出願におけるアクセスポイントは、
図1に示される任意のAP、例えば、AP100とし得る。本出願におけるステーションおよびアクセスポイントの両方は、802.11beプロトコルをサポートし、802.11axおよび802.11acなどの、他のWLAN通信プロトコルをさらにサポートし得る。本出願におけるステーションおよびアクセスポイントは、802.11beの次世代プロトコルをさらにサポートし得ることは、理解されるべきである。換言すると、本出願において提供される方法は、802.11beプロトコルだけでなく、802.11beの次世代プロトコルにも適用可能である。
【0149】
図8は、本出願による通信方法を示す模式図である。本方法は、以下のステップを含む。
【0150】
S101:APは、トリガーフレームを送信する。
【0151】
本実施形態では、APは、ステップS101においてトリガーフレームを送信し、それに応じて、STAは、ステップS101においてトリガーフレームを受信する。トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示す。
【0152】
本実施形態および以下の実施形態において説明されるトリガーフレームは、種々の可能なフレームフォーマットにおけるものであってよく、規格において規定されたMACフレームの制御フレームのタイプであってよく、トリガーフレーム(trigger frame)、例えば、上述した802.11beにおけるトリガーフレームと呼ばれるか、またはトリガー機能を有する別のMACフレームとし得ることが理解され得る。トリガー機能を有する別のMACフレームは、TRS(triggered response scheduling,トリガー応答スケジューリング)機能を有するMACフレームと呼ばれることもあり、その機能は、通常、MACフレーム内にTRS制御サブフィールド(TRS control subfield)を含めることによって実装される。特定の例では、ステップS101において説明されたDRU指示情報は、トリガーフレーム内のユーザー情報フィールド(user information field)内のRU割り当て(RU allocation)フィールドにおいて搬送され得るか、または、別のMACフレーム内のTRS制御サブフィールド内のRU割り当てフィールドにおいて搬送され得る。
【0153】
任意選択で、DRU指示情報は、ステーションに割り当てられたDRUのサイズおよび位置を示す。DRUのサイズは、DRUのトーンの数量であり、DRUの位置は、周波数領域におけるDRUのトーンの位置である。通常、トーンインデックス範囲(サブキャリアインデックス範囲)は、周波数領域におけるDRUのトーンの位置を示す。DRUのサイズおよび位置は、規格において予め定義されたサイズおよび位置に従う。任意選択で、トリガーフレーム内のDRU指示情報は、連続RUシグナリング指示方法を再使用して、複雑性を低減させ得る。換言すると、トリガーフレーム内のDRU指示情報は、予め定義されたRU割り当てサブフィールド(RU allocation subfield)とし得る。表2を参照されたい。
【0154】
DRU指示情報がTB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示すことは、DRU指示情報がSTAに割り当てられたDRUを示すこととして表現されてもよいし、またはDRU指示情報がAPによってSTAに割り当てられたDRUを示すこととして表現されてもよく、DRUが、TB PPDUを搬送するために使用されることは、留意されるべきである。
【0155】
任意選択で、APは、DRUのトーンプランおよび各トーンの信号品質に基づいて、一つまたは複数のステーションに割り当てられるべきDRUを決定し、例えば、比較的良い品質を有するトーンを含むDRUをステーションに割り当てる。APは、ステップS101では、トリガーフレームを送信して、アップリンク・マルチユーザー伝送をトリガーし、トリガーフレームは、一つまたは複数のステーションのDRU指示情報を含む。それに応じて、APは、ステップS101では、トリガーフレームを受信するように、アップリンク・マルチユーザー伝送の各ステーションをスケジュールする。
【0156】
理解を容易にするため、本出願の本実施形態における説明のための一例として、一つのステーションを使用する。トリガーフレームのフレームフォーマットは、
図7Aおよび
図7Bに示され得て、詳細については、本明細書では改めて説明しない。トリガーフレームに含まれるDRU指示情報は、ステーションに割り当てられたDRU(サイズおよび位置を含む)を示す。DRU指示情報は、RU割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、およびプライマリ/セカンダリ160サブフィールドを含む。DRU指示情報の指示方法については、以下の表5を参照されたい。表5は、表2と類似しており、表2におけるRUが表5におけるDRUに置き換えられることに差異がある。表5におけるMDRUは、対応するDRUによって結合されたより大きいDRUである。結合の原理は、連続RUを結合させてMRUにする原理に一致しており、詳細については、改めて説明しない。すなわち、APは、表2に記載された方式においてSTAにリソースユニットを割り当て得る。換言すると、本出願の本実施形態では、連続RUの指示方式は、離散的なリソースユニットをSTAに割り当てるために再利用され得て、これにより、互換性を向上させることができ、製品実装の複雑さを低減することができる。
【0157】
【0158】
【0159】
【0160】
【0161】
【0162】
APは、アップリンク送信を実行するように、複数のSTAを同時にスケジュールし得るため、APは、各STAに割り当てられたリソースユニットと、20MHz帯域幅における分散RUのためのトーンプランとに基づいて、どのトーンのデータが同じSTAに属するかを決定し得て、これにより、APは、様々なSTAからのアップリンクデータを区別することができることは、理解されるべきである。
【0163】
任意選択で、トリガーフレームは、ステーションがDRUを使用するか、または連続RUを使用するかを示す指示情報を含み得る。指示情報の指示に基づいて、トリガーフレームを受信した後、ステーションは、スケジュールされたRUのタイプ、すなわち、RUがDRUであるか、または連続RUであるかを知り得て、これにより、シグナリングオーバーヘッドを増加させることなく、DRUおよび連続RUの互換性のある使用を実装することができる。
【0164】
例えば、指示情報は、トリガーフレームの共通情報フィールド(Common info Field)のサブフィールドにおいて搬送され得る。共通情報フィールド内のサブフィールドは、トリガーフレームにおける共通情報フィールド内の予備フィールド(11beにおける予備フィールド)とし得るか、または別のフィールドとし得る。これは、本出願では具体的に限定されない。加えて、トリガーフレームにおける共通情報フィールド内の予備フィールドが指示情報を搬送するために使用される場合、予備フィールドは使用済みであり、もはや予備フィールドとして考慮されない。本明細書におけるトリガーフレームは、TRS機能を有するMACフレームに置き換えられることもあり、ステーションが分散RUを使用するか、または連続RUを使用するかを示す指示情報は、TRSサブフィールドの予備ビットまたは新たに追加されたサブフィールドに配置され得ることは、理解されるべきである。同様に、予備ビットが使用済みである場合、予備ビットは、もはや予備ビットとして考慮されない。
【0165】
S102:APおよびSTAは、DRU上でTB PPDUを送信および受信する。
【0166】
本実施形態において、ステップS102では、STAは、DRU上でTB PPDUを送信する。それに応じて、ステップS102では、APは、DRU上でTB PPDUを受信する。
【0167】
ステップS101では、STAがAPによって送信されたトリガーフレームを受信した後、STAは、トリガーフレーム内のDRUの指示情報の指示に基づいて、ステーションに割り当てられたDRUを決定し得て、ステップS102では、STAは、DRU上でTB PPDUを送信することが理解され得る。
【0168】
DRUに含まれる具体的なトーンは、DRUのトーンプラン(tone plan)によって決定され得る。本出願における複数の実装は、複数のDRUのトーンプラン(tone plan)を提供する。詳細については、以下の実施形態を参照されたい。本出願の本実施形態に提供されるSTAおよびAPの間の通信帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzを含み得ることは、留意されるべきである。以下に、一例として、20MHzのためのトーンプランを使用することによって説明する。明らかに、この例を参照すると、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzにおけるトーンプランが実装され得る。
【0169】
分散RUのトーンプランにおいて、20MHz帯域幅は、9個の26トーンDRUを含み、各26トーンDRUは、24個のデータトーンおよび2個のパイロットトーンを含む。
【0170】
分散RUのトーンプランにおいて、20MHz帯域幅は、4個の52トーンDRUをさらに含み得て、各52トーンDRUは、2個の26トーンDRUのスプライシングとして考慮され得る。すなわち、各52トーンDRUは、48個のデータトーンおよび4個のパイロットトーンを含む。
【0171】
分散RUのトーンプランにおいて、20MHz帯域幅は、2個の106トーンDRUをさらに含み得て、各106トーンDRUは、2個の52トーンDRUおよび2個の補助トーンのスプライシングとして考慮され得る。
【0172】
任意選択で、2個の52トーンDRUは8個のパイロットトーンを含み、1個の106トーンDRUは4個のパイロットトーンのみを必要とするため、4個のパイロットトーンが、106トーンDRUのパイロットトーンとして8個のパイロットトーンから選択され、他の4個のパイロットトーンは、106トーンDRUのデータトーンとして使用される。換言すると、各106トーンDRUは、100個のデータトーン、2個の補助トーン、および4個のパイロットトーンを含む。補助トーンもデータトーンであるため、各106トーンDRUは、102個のデータトーンおよび4個のパイロットトーンを含むことと等価である。26トーンDRUは、26個のトーンを含む分散RUとして理解され得て、略してDRU26と呼ばれることもある。同様に、52トーンDRUは、52個のトーンを含む分散RUとして理解され得て、略してDRU52と呼ばれることもあり、106トーンDRUは、106個のトーンを含む分散RUとして理解され得て、略してDRU106と呼ばれることもある。他の寸法/サイズのDRUにも同様の理解があり、対応する短い名称があり得るが、本明細書に一つずつ列挙されていないことは、さらに理解されるべきである。
【0173】
具体的には、上述した実装における26トーンDRU、52トーンDRU、および106トーンDRUに含まれるトーンについては、以下の説明を参照されたい。
【0174】
20MHz帯域幅において合計256個のトーンが存在し、256個のトーンのインデックスは、[-128:127]、すなわち、-128、-127、-126、...、-1、0、1、...、125、126、および127として表現され得ることは、理解されるべきである。本出願におけるトーンインデックスは、周波数の昇順において番号付けされ得る。具体的には、最も小さいインデックス値を有するトーンは、最低周波数を有し、最も大きいインデックス値を有するトーンは、最高周波数を有する。20MHz帯域幅におけるガードトーンのインデックスは、[-128:-123,123:127]であり、直流トーンのインデックスは、[-3:3]である。データおよびパイロットトーンインデックスは、[-122:-4,4:122]である。具体的には、20MHz帯域幅における様々なサイズ/寸法のリソースユニットに対応するデータトーンの総数量およびパイロットトーンの総数量については、以下の説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0175】
20MHz帯域幅における分散RUのトーンプランの設計中に、インデックスが[-122:-4,4:122]であるデータトーンおよびパイロットトーンが、初期トーンセットとして使用され得て、対応するサイズの分散RUに適合するデータトーンセットおよびパイロットトーンセットが、初期トーンセットから選択されることは、留意されるべきである。例えば、分散RUサイズが26トーンであるDRUについて、20MHz帯域幅は、9個の26トーンDRUを含み得て、各26トーンDRUは、24個のデータトーンおよび2個のパイロットトーンを含む。例えば、[-122:-4,4:122]内の24*9個のデータトーンが、データトーンセットとして使用され得て、次いで、データトーンセットを除く初期トーンセット[-122:-4,4:122]の一部が、パイロットトーンセットとして使用される。26トーンDRUのデータトーンセットおよびパイロットトーンセットに基づいて、より大きい分散RUのデータトーンセットおよびパイロットトーンセットが調整され得るか、または、対応するサイズのDRU(例えば、52トーンRU、106トーンRU、または242トーンRUなど)に基づいて、対応するデータトーンセットおよび対応するパイロットトーンセットが再決定される。これは、本出願では限定されない。さらに、STAの送信電力が増加され得るという条件下で、データトーンセットおよびパイロットトーンセットとして特に使用されるトーンは、本出願では限定されない。例えば、一例として、26トーンDRUを使用する。インデックスが[-122:-4,4:122]である中間部分は、20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用され得て、データトーンセットを除くトーンセット[-122:-4,4:122]の一部は、パイロットトーンセットとして使用される。本明細書における中間部分は、境界としての中心周波数(インデックスが0であるトーン)に対して、正および負の周波数(正および負のトーンインデックス)が対称であるものとして理解され得る。あるいは、データトーンセットは、[-122:-4,4:122]の正確に中間部分ではなくてもよい。代わりに、左方向または右方向の何れかに平行移動する幾つかのトーンを有する中間部分も可能である。換言すると、データトーンセットの負のトーンインデックスおよび正のトーンインデックスは、完全に対称ではない。
【0176】
本出願の本実施形態では、正および負の周波数帯域上のトーンの一部(すなわち、インデックスが[-122:-4,4:122]であるトーン)が20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用され、データトーンセットを除くトーンセット[-122:-4,4:122]の一部がパイロットトーンセットとして使用される例を使用することによって、具体的な説明を与える。
【0177】
任意選択で、20MHz帯域幅上の分散RUのためのトーンプラン(20MHzトーンプラン)において、インデックスが[-115:-8,8:115]である216個のトーンが、20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用され、トーン範囲が[-122:-116,-7:-4,4:7,114:122]である22個のトーンのうちの18個が、パイロットトーンとして使用され、他の4個のトーンが(26トーンRUおよび52トーンRUのための)ヌルトーンとして使用されるか、または二つの106トーンRUの補助トーンとして使用される。
【0178】
別の20MHzトーンプランにおいて、インデックスが[-117:-10,10:117](または[-113:-6,6:113])である216個のトーンが20MHz帯域幅においてデータトーンセットとして使用され得て、トーン範囲が[-122:-118,-9:-4,4:9,118:122](または[-122:-114,-5:-4,4:5,114:122])である22個のトーンのうちの18個が、パイロットトーンとして使用され、他の4個のトーンが(26トーンRUおよび52トーンRUのための)ヌルトーンとして使用されるか、または2個の106トーンRUの補助トーンとして使用されることは、留意されるべきである。以下の実施形態では、「インデックスが[-115:-8,8:115]である216個のトーンを、20MHz帯域幅におけるデータトーンセットとして使用する」という実装プロセスのみを、説明のための例として使用する。
【0179】
例えば、DRUのトーンプランを設計するために、二つの原理が使用される。一方は、増幅倍率をできる限り増加させることである。すなわち、任意の帯域幅における任意のサイズのDRUについて、DRUにおける任意の13個の連続トーン内の信号を搬送するトーンの数量は、できる限り最小化される(換言すると、DRUに含まれるトーンは、できる限り分散される)。他方は、既存のシグナリングを再使用することである。RU間の相対的な関係を維持する必要がある。すなわち、2個のDRU-26をスプライシングすることによってDRU-52が取得され、DRU106には2個のDRU-52が含まれ、以下同様である。
【0180】
設計プロセスにおいて、増幅倍率を増加させるために、20M帯域幅について、最初に、正および負の周波数部分の中央領域におけるトーンが、均等にグループ化される。20MHzトーンプランにおいて、20MHz帯域幅における26トーンDRUに含まれるトーンインデックスを、以下を含む次の(1)~(36)と番号付けされたデータ行に示す。
(1)-115 -79 -43 8 44 80
(2)-114 -78 -42 9 45 81
(3)-113 -77 -41 10 46 82
(4)-112 -76 -40 11 47 83
(5)-111 -75 -39 12 48 84
(6)-110 -74 -38 13 49 85
(7)-109 -73 -37 14 50 86
(8)-108 -72 -36 15 51 87
(9)-107 -71 -35 16 52 88
(10)-106 -70 -34 17 53 89
(11)-105 -69 -33 18 54 90
(12)-104 -68 -32 19 55 91
(13)-103 -67 -31 20 56 92
(14)-102 -66 -30 21 57 93
(15)-101 -65 -29 22 58 94
(16)-100 -64 -28 23 59 95
(17)-99 -63 -27 24 60 96
(18)-98 -62 -26 25 61 97
(19)-97 -61 -25 26 62 98
(20)-96 -60 -24 27 63 99
(21)-95 -59 -23 28 64 100
(22)-94 -58 -22 29 65 101
(23)-93 -57 -21 30 66 102
(24)-92 -56 -20 31 67 103
(25)-91 -55 -19 32 68 104
(26)-90 -54 -18 33 69 105
(27)-89 -53 -17 34 70 106
(28)-88 -52 -16 35 71 107
(29)-87 -51 -15 36 72 108
(30)-86 -50 -14 37 73 109
(31)-85 -49 -13 38 74 110
(32)-84 -48 -12 39 75 111
(33)-83 -47 -11 40 76 112
(34)-82 -46 -10 41 77 113
(35)-81 -45 -9 42 78 114
(36)-80 -44 -8 43 79 115
【0181】
任意選択で、DRU-26の構成プロセスにおいて、各DRU-26に含まれる24個のトーンは、グループ化されたトーン(グループ化されたサブキャリア)と呼ばれることがあり、他の2個のトーンは、グループ化されていないトーン(グループ化されていないサブキャリア)と呼ばれる。DRU-26の構成プロセスでは、増幅倍率を増加させるために、対称スプライシング原理が使用され、これにより、各DRU-26のグループ化されたサブキャリアは、全体的な変換関係を形成する。詳細な設計については、20M帯域幅における26トーンDRUを示す、表6を参照されたい。
【0182】
表6に示されるように、(1)~(36)と番号付けされたデータの上述した行において、行番号が1、10、19、および28であるトーンは、第一のDRU-26とし得て、DRU26-1として表記され、DRU26-1は、トーンインデックスが-7および118であるトーンをさらに含む。行番号が2、11、20、および29であるトーンは、第二のDRU-26とし得て、DRU26-2として表記され、DRU26-2は、トーンインデックスが-6および119であるトーンをさらに含む。類推により、行番号が9、18、27、および36であるトーンは、九番目のDRU-26とし得て、DRU26-9として表記され、DRU26-9は、トーンインデックスが-118および7であるトーンをさらに含む。
【0183】
【0184】
任意選択で、DRU-52は、表6に示されるDRU-26を対称的にスプライシングすることによって取得される。詳細な設計については、表7を参照されたい。DRU-52のグループ化されたサブキャリアも、全体的な変換関係を形成する。
【0185】
【0186】
任意選択で、DRU-106に含まれる2個のDRU-52は、表7に示されるDRU-52を対称的にスプライシングすることによって取得される。詳細な設計については、表8を参照されたい。DRU-106のグループ化されたサブキャリアも、全体的な変換関係を形成する。
【0187】
【0188】
また、他の帯域幅(40M、80M、160M、および320M)について、他の帯域幅のデータトーングループは、20M帯域幅におけるグループを変換することによって取得され、様々なサイズのDRUも、対称スプライシング原理を使用することによって構成される。したがって、グループ化されたサブキャリアの全体的な変換関係も維持され得る。
【0189】
上述した規格において使用される20MHzトーンプランに基づいて、アクセスポイントは、規格に使用される20MHzトーンプランにおける任意のDRUをスケジュールしてもよいし、または相互に競合しない複数のDRUをスケジュールしてもよく、DRUは、一つまたは複数の異なるステーションに割り当てられることが理解され得る。相互に競合しないとは、同じトーンがないこと、または重複(重なり)が無いことを意味する。例えば、インデックスが1であるDRU106(すなわち、DRU106-1)は、一つまたは複数のステーションに割り当てられ、インデックスが2であるDRU52(すなわち、DRU52-2)は、一つまたは複数の他のステーションに割り当てられ、インデックスが4であるDRU26(すなわち、DRU26-4)は、一つまたは複数の他のステーションに割り当てられ、インデックスが9であるDRU26(すなわち、DRU26-9)は、一つまたは複数の他のステーションに割り当てられる。他の実施形態も同様であり、詳細については、改めて説明しない。
【0190】
具体的には、一つのアップリンクスケジューリングでは、連続RUまたは離散RUの何れかが使用される。通常、連続RUおよび離散RUは、同時に割り当てられない。そのため、現在のRUが連続RUであるか、または離散RUであることを何らかの方法において示すという前提の下で、一つのリソースユニット割り当てシグナリングのみが、スケジューリング情報において必要とされ得る。当業者であれば、上述した実装では、既存の連続RU割り当てシグナリング指示フィールドがDRU割り当てのために再使用され得るが、フィールドの意味は、DRU用の指示、例えば、上述した表5に示される指示方式と置き換えられることを理解し得る。このようにして、全体として追加のシグナリングオーバーヘッドが削減され、それによって、複雑さを低減させる。DRU割り当てシグナリングは、トリガーフレームまたは別のMACフレーム(例えば、トリガー応答スケジューリング(Triggered Response Scheduling,TRS)フィールドなど)内のアップリンクRU割り当て指示とし得る。
【0191】
上述されるように、STAおよびAPの間の通信帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzを含み得る。STAが、ステップS101において受信されたトリガーフレームに含まれるDRU指示情報に基づいて、STAに割り当てられたDRUを決定した後、STAは、ステップS102では、DRU上でTB PPDUを送信する。TB PPDUは、LTFを含む。以下に、TB PPDUに含まれるLTFについて説明する。
【0192】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzである。TB PPDUに含まれるLTFは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて決定される。
【0193】
具体的には、異なるチャネル帯域幅は異なるトーンインデックスを占有するため、無線信号のPAPRは、無線信号を搬送するトーンのインデックスに関連付けられる。換言すると、異なるチャネル帯域幅では、DRU用のトーンプランは、異なり得る。すなわち、各DRUに含まれるトーンの数量およびトーンの位置は、異なり得る。LTFのPAPRは、LTFを搬送するトーンのインデックスとLTFのシーケンス値とに関連付けられる。STAがTB PPDUを生成して送信するプロセスにおいて、STAは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて、帯域幅内の比較的低いPAPRを有するLTFを決定し得て、これにより、STAは、様々な帯域幅通信シナリオにおいて比較的低いPAPRの利益を取得して、システム性能を改善することができる。
【0194】
任意選択で、STAおよびAPは、様々な帯域幅に対応するLTFを事前構成し(または規格において予め定義し、または事前保存し)得て、これにより、ステップS102では、STAは、LTFに基づいてTB PPDUを生成し送信する。それに応じて、APがステップS102においてTB PPDUを受信した後、APは、一つまたは複数のSTAによって送信された受信済みのTB PPDUと、TB PPDUに含まれるLFTとに基づいて、一つまたは複数のSTAに対するチャネル推定を実行し得る。
【0195】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは、全て正の整数であり、かつy≦xである。
【0196】
k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。
【0197】
任意選択で、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは同じである。
【0198】
任意選択で、k個の分散リソースユニットの各々は、z個のパイロットトーンをさらに含み、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの数量は、xおよびzの和である。
【0199】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅に含まれるk個の分散リソースユニットにおいて、各分散リソースユニットは、x個のデータトーンを含む。x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は2以上であり、これにより、k個の分散リソースユニットの各々に含まれるトーンの間に大きい間隔が存在し、DRUに含まれるトーンの十分な離散化を実装することができる。したがって、同じパワースペクトル密度において、連続RUと比較して、最大電力増幅倍率を実装することができ、それによって、伝送効率を改善させる。
【0200】
また、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。そのため、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは同じである。したがって、DRUによって占有される帯域幅に対応するLTFを構成するプロセスにおいて、比較的低いPAPR特性を有する複数のLTF基本シーケンスを含むシーケンスセットは、k個の分散リソースユニット内の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンについて決定され得て、k個の分散リソースユニット内の別の分散リソースユニットに含まれるy個のデータトーンに対応するLTFは、LTFの構成プロセスを簡略化するために、シーケンスセットに基づいて決定される。
【0201】
以下に、例を使用することによって、様々な帯域幅に対するLTFについて説明する。
【0202】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が20MHzであることを示すとSTAが判定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が9である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が2である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0203】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、帯域幅は、78.125キロヘルツ(kHz)のトーン間隔を有する256個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、256個のトーンは、9個(すなわち、kの値は9である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0204】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0205】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が20MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、およぴ106トーンDRU(すなわち、kの値が2である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0206】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0207】
任意選択で、20MHz帯域幅に対応するLTFは、256個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンに対応するLTF(シーケンス20MHz案として表記される)の値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1
-1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
0 0 0 0 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1
1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1
1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1
1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 0 0 0 0 0}
である。
【0208】
例えば、20M帯域幅において、合計で2個の106トーンDRUが存在する。2個の106トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが106である同じシーケンスについて、2個の106トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、2個の106トーンDRUの各々は、96トーン部分を含み、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。2個の96トーン部分に含まれる4個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、4個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての8個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、8個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0209】
したがって、20M帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0210】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0211】
ステップ2:Seq_24内にM個(Mは、0より大きく224未満の整数である)のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の2個のシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0212】
ステップ3:Seq_48内にN個(Nは、0より大きく248未満の整数である)のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合に比較的低いPAPRを有するシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0213】
ステップ4:Seq_96内にQ個(Qは、0より大きく296未満の整数である)のシーケンスが存在し、その長さが10である210個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、スプライシングを通して、その長さが106であるQ*210個のシーケンスが取得され得る。第一の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-1を、第一の106トーンDRUから選択する。第二の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-2を、第二の106トーンDRUから選択する。本明細書では、スクリーニング基準は、8個のDRU-26、4個のDRU-52、および2個のDRU-106のPAPRの最大値を最小にすることである。
【0214】
ステップ5:DRU26-5について、Seq_24に含まれるM個のシーケンスが差存在し、その長さが2である4個のシーケンスが生成される場合を考慮する。22=4であり、その長さが26である4*M個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスをS26-5として選択する。S106-1は、第一の106トーンDRU上に位置し、S106-2は、第二の106トーンDRU上に位置し、S26-5は、第五の26トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、20M帯域幅の256の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0215】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、およびQは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが20MHz帯域幅に含まれる256個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは、少なくとも2256であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関連のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、およびQに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0216】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、20MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される256個の要素を有するLTFは、表9に示されるように、PAPRを約2dBだけ低減し得る。
【0217】
【0218】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が40MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が18である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0219】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する512個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、512個のトーンは、18個(すなわち、kの値は18である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の2個のトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0220】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0221】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が40MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、および106トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は102であり、yの値は96である)がさらに含まれ得る。
【0222】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含む。
【0223】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzであり、40MHz帯域幅に対応するLTFは、512個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンに対応するLTF(シーケンス40MHz案として示される)の値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
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0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1
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である。
【0224】
例えば、40M帯域幅において、合計で4個の106トーンDRUが存在する。4個の106トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが106である同じシーケンスについて、4個の106トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の106トーンDRUの各々は、96トーン部分を含み、4個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが96である同じシーケンスについて、4個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。4個の96トーン部分に含まれる8個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、8個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、二つの24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスの場合、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての16個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、16個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0225】
したがって、40MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0226】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。40Mにおける24トーンの位置は、20Mにおける24トーンの位置とは異なり、各帯域幅において、探索が再び実行される必要があることは、留意されるべきである。
【0227】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0228】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスが存在する場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0229】
ステップ4:Seq_96内にQ個のシーケンスが存在し、長さが10である210個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが106であるQ*210個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-1を、第一の106トーンDRUから選択する。第二の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-2を、第二の106トーンDRUから選択する。第三の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-3を、第三の106トーンDRUから選択する。第四の106トーンDRUについて、最も低いPAPRおよび106の長さを有するシーケンスS106-4を、第四の106トーンDRUから選択する。本明細書では、スクリーニング基準は、16個のDRU-26、8個のDRU-52、および4個のDRU-106のPAPRの最大値を最小にすることである。
【0230】
ステップ5:DRU26-5およびDRU26-14について、Seq_24に含まれるM個のシーケンスが存在し、長さが2である4個のシーケンスが生成される場合を考慮する。22=4であり、スプライシングを通して長さが26である4*M個のシーケンスが取得され得る。DRU26-5について、最も低いPAPRを有するシーケンスを、S26-5として選択する。DRU26-14について、最も低いPAPRを有するシーケンスを、S26-14として選択する。S106-1は、第一の106トーンDRU上に位置し、S106-2は、第二の106トーンDRU上に位置し、S106-3は、第三の106トーンDRU上に位置し、S106-4は、第四の106トーンDRU上に位置する。S26-5は、第五の26トーンDRU上に位置し、S26-14は、第14の26トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、40M帯域幅の512の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0231】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、およびQは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが40MHz帯域幅に含まれる512個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも2512であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、およびQに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0232】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、40MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される512個の要素を有するLTFは、表10に示されるように、PAPRを約1dBだけ低減し得る。
【0233】
【0234】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が80MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が36である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が234であり、yの値が192である。
【0235】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する1,024個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、1024個のトーンは、36個(すなわち、kの値は36である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の2個のトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0236】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0237】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が80MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、および242トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は234であり、yの値は192である)がさらに含まれ得る。
【0238】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含む。
【0239】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は80MHzであり、80MHz帯域幅に対応するLTFは、1,024個の要素(シーケンス80MHz案として示される)を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0 0 0 0 0
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である。
【0240】
例えば、80M帯域幅において、合計で4個の242トーンDRUが存在する。4個の242トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが242である同じシーケンスについて、4個の242トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の242トーンDRUの各々は、192トーン部分を含み、4個の192トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが192である同じシーケンスについて、4個の192トーン部分のPAPRは同じである。4個の242トーンDRUの各々は、24トーン部分をさらに含み、4個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが24である同じシーケンスについて、4個の24トーン部分のPAPRは同じである。各192トーン部分は、2個の96トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。4個の192トーン部分に含まれる8個の96トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが96である同じシーケンスについて、8個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。8個の96トーン部分に含まれる16個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、16個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての32個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、32個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0241】
したがって、80MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0242】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0243】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0244】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0245】
ステップ4:Seq_96内にT個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが192であるT2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が192トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_192を選択する。
【0246】
ステップ5:Seq_192内にQ個のシーケンスが存在し、Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが216であるQ・M個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の216トーンについて、比較的低いPAPRおよび216の長さを有するシーケンスセットSeq_216_1を、第一の216トーンから選択する。第二の216トーンについて、比較的低いPAPRおよび216の長さを有するシーケンスセットSeq_216_2を、第二の216トーンから選択する。第三の216トーンについて、比較的低いPAPRおよび216の長さを有するシーケンスセットSeq_216_3を、第三の216トーンから選択する。第四の216トーンについて、長さが216であり、PAPRが比較的低いシーケンスセットSeq_216_4を、第四の216トーンから選択する。
【0247】
ステップ6:DRU242-1について、Seq_216_1に含まれるU個のシーケンスが存在し、長さが26であるV個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが242であるU*V個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスを、スクリーニングを通して取得して、S242-1として使用する。本明細書では、スクリーニング基準は、36個のDRU-26、16個のDRU-52、8個のDRU-106、および4個のDRU-242のPAPRの最大値を最小にすることである。同様に、S242-2、S242-3、およびS242-4を取得し得る。S242-1は、第一の242トーンDRU上に位置し、S242-2は、第二の242トーンDRU上に位置し、S242-3は、第三の242トーンDRU上に位置し、S242-4は、第四の242トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、80M帯域幅の1024の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0248】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、Q、U、およびVは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが80MHz帯域幅に含まれる1,024個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも21024であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、Q、U、およびVに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0249】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、80MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される1,024個の要素を有するLTFは、表11に示されるように、PAPRを約2dBだけ低減し得る。
【0250】
【0251】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が160MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が72である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が468であり、yの値が384である。
【0252】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する2,048個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、2,048個のトーンは、72個(すなわち、kの値は72である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の二つのトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0253】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0254】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が160MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、および484トーンDRU(すなわち、kの値が4である場合、xの値は468であり、yの値は384である)がさらに含まれ得る。
【0255】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0256】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は160MHzであり、対応するLTFシーケンスは、シーケンス160MHz案として示される。160MHz内のより低い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは、1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 0
-1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 0 0
0 0 0 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 0
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 0 0 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1
1 1 1 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0257】
160MHz内のより高い周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最高周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 0 0 0 0 0
1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 0 0 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0
-1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0258】
例えば、160M帯域幅において、合計で4個の484トーンDRUが存在する。4個の484トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが484である同じシーケンスについて、4個の484トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の484トーンDRUの各々は、384トーン部分を含み、4個の384トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが384である同じシーケンスについて、4個の384トーン部分のPAPRは同じである。4個の484トーンDRUの各々は、48トーン部分をさらに含み、4個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが48である同じシーケンスについて、4個の48トーン部分のPAPRは同じである。各384トーン部分は、2個の192トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の192トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが192である同じシーケンスについて、2個の192トーン部分のPAPRは同じである。4個の384トーン部分に含まれる8個の192トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが192である同じシーケンスについて、8個の192トーン部分のPAPRは同じである。各192トーン部分は、2個の96トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。8個の192トーン部分に含まれる16個の96トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが96である同じシーケンスについて、16個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。16個の96トーン部分に含まれる32個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、32個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての64個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、64個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0259】
したがって、160MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0260】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0261】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0262】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0263】
ステップ4:Seq_96内にT個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが192であるT2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が192トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_192を選択する。
【0264】
ステップ5:Seq_192内にR個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが384であるR2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が384トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_384を選択する。
【0265】
ステップ6:Seq_384内にQ個のシーケンスが存在し、Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが432であるQ・N個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の432トーンについて、比較的低いPAPRおよび432の長さを有するシーケンスセットSeq_432_1を、第一の432トーンから選択する。第二の432トーンについて、比較的低いPAPRおよび432の長さを有するシーケンスセットSeq_432_2を、第二の432トーンから選択する。第三の432トーンについて、比較的低いPAPRおよび432の長さを有するシーケンスセットSeq_432_3を、第三の432トーンから選択する。第四の432トーンについて、長さが432であり、PAPRが比較的低いシーケンスセットSeq_432_4を、第四の432トーンから選択する。
【0266】
ステップ7:DRU484-1について、Seq_432_1に含まれるA個のシーケンスが存在し、長さが52であるB個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが484であるA*B個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスを、スクリーニングを通して取得し、S484-1として使用する。本明細書では、スクリーニング基準は、72個のDRU-26、32個のDRU-52、16個のDRU-106、8個のDRU-242、および4個のDRU-484のPAPRの最大値を最小にすることである。同様に、S484-2、S484-3、およびS484-4を取得し得る。S484-1は、第一の484トーンDRU上に位置し、S484-2は、第二の484トーンDRU上に位置し、S484-3は、第三の484トーンDRU上に位置し、S484-4は、第四の484トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、160M帯域幅の2048の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0267】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、Q、T、R、A、およびBは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが160MHz帯域幅に含まれる2,048個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも22048であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、Q、T、R、A、およびBに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0268】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、160MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される2,048個の要素を有するLTFは、表12に示されるように、PAPRを約2dBだけ低減し得る。
【0269】
【0270】
一実装では、トリガーフレームに含まれるDRU指示情報が、STAの(割り当てられた)DRUによって占有される帯域幅が320MHzであることを示すとSTAが決定する場合、以下の条件が満たされる。すなわち、
kの値が144である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が64である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が468であり、yの値が384であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が980であり、yの値が768である。
【0271】
具体的には、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、帯域幅は、78.125kHzのトーン間隔を有する4,096個のトーンを含み得る。26トーンDRUが最小DRUとして使用される場合、4,096個のトーンは、144個(すなわち、kの値は144である)の26トーンDRUに分割され得る(すなわち、各DRUは、26個のトーンを含む)。加えて、各26トーンDRUは、24個のデータトーンを含み、24個のトーンのうちの任意の2個のトーン間の間隔は、2以上であって、トーンの離散度を改善させる。
【0272】
任意選択で、各26トーンDRUは、2個のパイロットトーンをさらに含む。
【0273】
同様に、DRUによって占有される帯域幅が320MHzである場合、52トーンDRU(すなわち、kの値が64である場合、xの値は48であり、yの値は48である)、106トーンDRU(すなわち、kの値が32である場合、xの値は102であり、yの値は96である)、242トーンDRU(すなわち、kの値が16である場合、xの値は234であり、yの値は192である)、484トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は468であり、yの値は384である)、および996トーンDRU(すなわち、kの値が8である場合、xの値は980であり、yの値は768である)がさらに含まれ得る。
【0274】
任意選択で、各52トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各106トーンDRUは、4個のパイロットトーンをさらに含み、各242トーンDRUは、8個のパイロットトーンをさらに含み、各484トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含み、各996トーンDRUは、16個のパイロットトーンをさらに含む。
【0275】
任意選択で、DRUによって占有される帯域幅は320MHzであり、対応するLTFは、シーケンス320MHz案として示される。320MHz内の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1
-1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1
-1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1
1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0276】
320MHz内の第二の最低周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 0 0
0 0 0 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1
-1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1
-1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0277】
320MHz内の第二の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
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0 0 0 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
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1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0278】
320MHz内の最高周波数を有する80MHz部分について、対応するLTFは1,024個の要素を含み、最低周波数から最も低い周波数までのトーンによって搬送されるLTFの値は、以下の通りである。すなわち、
{0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 1
1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 1 1
-1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 0 0
0 0 0 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1
1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0}
である。
【0279】
例えば、320M帯域幅において、合計で4個の996トーンDRUがある。4個の996トーンDRUは、全体的な変換関係を形成しない。そのため、長さが996である同じシーケンスについて、4個の996トーンDRUのPAPRは異なる。しかしながら、4個の996トーンDRUの各々は、768トーン部分を含み、4個の768トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。したがって、長さが768である同じシーケンスについて、4個の768トーン部分のPAPRは同じである。各768トーン部分は、2個の384トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の384トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが384である同じシーケンスについて、二つの384トーン部分のPAPRは同じである。4個の768トーン部分に含まれる8個の384トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが384である同じシーケンスの場合、8個の384トーン部分のPAPRは同じである。各384トーン部分は、2個の192トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の192トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが192である同じシーケンスについて、2個の192トーン部分のPAPRは同じである。8個の384トーン部分に含まれる16個の192トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが192である同じシーケンスについて、16個の192トーン部分のPAPRは同じである。各192トーン部分は、2個の96トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の96トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが96である同じシーケンスについて、2個の96トーン部分のPAPRは同じである。16個の192トーン部分に含まれる32個の96トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが96である同じシーケンスについて、32個の96トーン部分のPAPRは同じである。各96トーン部分は、2個の48トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の48トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが48である同じシーケンスについて、2個の48トーン部分のPAPRは同じである。32個の96トーン部分に含まれる64個の48トーン部分が全体の変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが48である同じシーケンスについて、64個の48トーン部分のPAPRは同じである。各48トーン部分は、2個の24トーン部分をスプライシングすることによって形成され、2個の24トーン部分は、全体的な変換関係を形成する。長さが24である同じシーケンスについて、2個の24トーン部分のPAPRは同じである。全ての128個の24トーン部分が全体的な変換関係を形成することは、理解に難くない。長さが24である同じシーケンスについて、128個の24トーン部分のPAPRは同じである。
【0280】
したがって、320MHz帯域幅では、LTFのシーケンス設計プロセスは、以下のプロセスを含む。
【0281】
ステップ1:最初に、1および-1を含み、位置が24トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなる、24の長さを有するシーケンスセットSeq_24を、探索を通して取得する。
【0282】
ステップ2:Seq_24内にM個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが48であるM2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が48トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_48を選択する。
【0283】
ステップ3:Seq_48内にN個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが96であるN2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が96トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_96を選択する。
【0284】
ステップ4:Seq_96内にT個のシーケンスがある場合を考慮すると、長さが192であるT2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が192トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_192を選択する。
【0285】
ステップ5:Seq_192内にR個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが384であるR2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が384トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_384を選択する。
【0286】
ステップ6:Seq_384内にW個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが768であるW2個のシーケンスは、任意の二つのシーケンスをスプライシングすることによって取得され得て、位置が768トーン部分にある場合にPAPRが比較的低くなるシーケンスセットSeq_768を選択する。
【0287】
ステップ7:Seq_768内にA個のシーケンスが存在し、Seq_96内にT個のシーケンスがあることを考慮すると、長さが864であるA・T個のシーケンスが、スプライシングを通して取得され得る。第一の864トーンについて、比較的低いPAPRおよび864の長さを有するシーケンスセットSeq_864_1を、第一の864トーンから選択する。第二の864トーンについて、比較的低いPAPRおよび864の長さを有するシーケンスセットSeq_864_2を、第二の864トーンから選択する。第三の864トーンについて、比較的低いPAPRおよび864の長さを有するシーケンスセットSeq_864_3を、第三の864トーンから選択する。第四の864トーンについて、長さが864であり、PAPRが比較的低いシーケンスセットSeq_864_4を、第四の864トーンから選択する。
【0288】
ステップ8:DRU996-1について、Seq_864_1に含まれるZ個のシーケンスが存在し、長さが132であるB個のシーケンスが生成される場合を考慮すると、長さが996であるZ*B個のシーケンスがスプライシングを通して取得され得て、最も低いPAPRを有するシーケンスを、スクリーニングを通して取得し、S996-1として使用する。本明細書では、スクリーニング基準は、144個のDRU-26、64個のDRU-52、32個のDRU-106、16個のDRU-242、8個のDRU-484、および4個のDRU-996のPAPRの最大値を最小にすることである。同様に、S996-2、S996-3、およびS996-4を取得し得る。
【0289】
S996-1は、第一の996トーンDRU上に位置し、S996-2は、第二の996トーンDRU上に位置し、S996-3は、第三の996トーンDRU上に位置し、S996-4は、第四の996トーンDRU上に位置し、残りの位置は、ゼロでパディングされて、320M帯域幅の4096の長さを有するLTFシーケンスを取得する。
【0290】
実際の適用では、上述したプロセスにおけるM、N、Q、T、R、A、B、W、およびZは、複雑さを低減するために、比較的小さい値、例えば、100、1000、または10000以下の整数に設定され得ることは、留意されるべきである。加えて、対応するLTFが320MHz帯域幅に含まれる4,096個のトーンについて網羅的な方式において決定される場合、決定プロセスの計算量の大きさは少なくとも24096であり、これは、既存のコンピュータの計算能力をはるかに超えており、実装することができないことが、上述したプロセスから分かる。しかしながら、上述したシーケンス関係のプロセスでは、同じLTFシーケンスが「全体的な変換関係」を形成する複数のDRUの間で搬送される場合、複数のDRUのPAPRは同じであるという特徴を考慮すると、M、N、Q、T、R、A、B、W、およびZに対して比較的小さい値を選択することによって、上述した実装プロセスの計算量の大きさは、224までに小さく低減され得る。これは、計算量を低減し、計算効率を大幅に改善させる。
【0291】
また、EHT-LTF4xシーケンスと比較して、320MHz帯域幅に対応し、上述した設計プロセスに基づいて取得される4,096個の要素を有するLTFは、表13に示されるように、PAPRを約2ないし4dBだけ低減し得る。
【0292】
【0293】
可能な実装では、上述した実施形態のうちの何れか一つに提供されるLTFから、TB PPDUに含まれるLTFにおいて、k個の分散リソースユニットの各々のx個のデータトーン内の値が1または-1であることが分かる。換言すると、TB PPDUに含まれるLTFは、値が0である部分と、値が0でない(すなわち、1または-1)部分とを含む。
【0294】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットの外側に含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられない場合、トーンに対応するLTFの値は0である。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、0の値を有するLTFによって占有されるトーンは、何れの分散リソースユニットにも属さないトーンである。
【0295】
任意選択で、トーンが任意の分散リソースユニットに含まれるか、または任意の分散リソースユニットに割り当てられる場合、トーンに対応するLTFの値は、0でない(すなわち、1または-1)。例えば、上述したLTFシーケンスにおいて、値が0でない(すなわち、1または-1)LTFによって占有されるトーンは、一つまたは複数の分散リソースユニットに属するトーンである。
【0296】
以上、本出願を方法の観点から説明したが、以下、さらに本出願を装置の観点から説明する。
【0297】
図9は、本出願の一実施形態による、通信装置900を示す模式図である。通信装置900は、送信ユニット901および受信ユニット902を含む。
【0298】
一実装では、通信装置900は、具体的には、WLAN通信に適用され得る。本装置は、STAであってもよいし、または本装置は、STA内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)であってもよく、
図8に示される実施形態における通信方法を実装するように構成される。それに応じて、送信ユニット901および受信ユニット902は、以下のプロセスを含む。
受信ユニット902は、トリガーフレームを受信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示し、
送信ユニット901は、DRU上でトリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを送信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド
(LTF
)を含む。
【0299】
一実装では、通信装置900は、具体的には、WLAN通信に適用され得る。本装置は、APであってもよいし、または本装置は、AP内の幾つかのコンポーネント(例えば、プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)であってもよく、
図8に示される実施形態における通信方法を実装するように構成される。それに応じて、送信ユニット901および受信ユニット902は、以下のプロセスを含む。
送信ユニット901は、トリガーフレームを送信するように構成され、トリガーフレームは、DRU指示情報を含み、DRU指示情報は、TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるDRUを示し、
受信ユニット902は、DRU上で、トリガーベースの物理層プロトコルデータユニットTB PPDUを受信するように構成され、TB PPDUは、ロングトレーニングフィールド
(LTF
)を含む。
【0300】
可能な実装では、
DRUによって占有される帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzであり、TB PPDUに含まれるLTFは、DRUによって占有される帯域幅に基づいて決定される。
【0301】
可能な実装では、
DRUによって占有される帯域幅は、k個の分散リソースユニットを含み、k個の分散リソースユニットの各々は、x個のデータトーンを含み、x個のデータトーンのうちのy個のデータトーンにおける全ての二つのデータトーン間のインデックス差分の絶対値は、2以上であり、k、x、およびyは全て正の整数であり、かつy≦xである。
【0302】
k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのインデックスは、全体的な変換関係を形成する。
【0303】
任意選択で、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンが同じLTFシーケンスを搬送する場合、k個の分散リソースユニットにおける異なる分散リソースユニット内のy個のデータトーンのピーク対平均パワー比PAPRは同じである。
【0304】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、20MHzであり、
kの値が9である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が2である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0305】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、40MHzであり、
kの値が18である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が102であり、yの値が96である。
【0306】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、80MHzであり、
kの値が36である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が234であり、yの値が192である。
【0307】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、160MHzであり、
kの値が72である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が468であり、yの値が384である。
【0308】
可能な実装では、DRUによって占有される帯域幅は、320MHzであり、
kの値が144である場合、xの値が24であり、yの値が24であるか、または、
kの値が64である場合、xの値が48であり、yの値が48であるか、または、
kの値が32である場合、xの値が102であり、yの値が96であるか、または、
kの値が16である場合、xの値が234であり、yの値が192であるか、または、
kの値が8である場合、xの値が468であり、yの値が384であるか、または、
kの値が4である場合、xの値が980であり、yの値が768である。
【0309】
可能な実装では、DRU指示情報は、以下のうちの少なくとも一つを含む。すなわち、
リソースユニットRU割り当てサブフィールド、アップリンク帯域幅サブフィールド、アップリンク帯域幅拡張サブフィールド、またはプライマリ/セカンダリ160サブフィールド。
【0310】
可能な実装では、
TB PPDUに含まれるLTFにおいて、k個の分散リソースユニットの各々のx個のデータトーンにおける値は、1または-1である。
【0311】
通信装置900は、上述した他の実施形態を実行し、対応する有益な効果を実装するようにさらに構成され得ることは、留意されるべきである。詳細については、上述した実施形態における説明を参照されたい。詳細について、本明細書では改めて説明しない。
【0312】
図10は、本出願の一実施形態による、通信装置1000の構造を示す模式図である。通信装置1000は、プロセッサ1001およびトランシーバ1002を含む。
【0313】
通信装置1000は、無線フレーム送信装置、無線フレーム受信装置、または無線フレーム送信装置もしくは無線フレーム受信装置内のチップとし得る。
【0314】
図10は、通信装置1000内の主要なコンポーネントのみを示す。プロセッサ1001およびトランシーバ1002に加えて、本通信装置は、メモリ1003および入出力装置(図示されない)をさらに含み得る。
【0315】
プロセッサ1001は、主に、通信プロトコルおよび通信データを処理し、通信装置全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。メモリ1003は、主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを保存するように構成される。トランシーバ1002は、無線周波数回路およびアンテナを含み得る。無線周波数回路は、主に、ベースバンド信号および無線周波数信号の間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは、主に、電磁波の形態において無線周波数信号を送信および受信するように構成される。入出力装置、例えば、タッチスクリーン、ディスプレイ、またはキーボードは、主に、ユーザーによって入力されたデータを受け取り、ユーザーにデータを出力するように構成される。
【0316】
プロセッサ1001、トランシーバ1002、およびメモリ1003は、通信バスを介して接続され得る。
【0317】
通信装置が電力投入された後、プロセッサ1001は、メモリ1003内のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムの命令を解釈および実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理し得る。データが無線において送信される必要がある場合、プロセッサ1001は、送信されるべきデータに対してベースバンド処理を実行し、次いで、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行し、次いで、アンテナを使用することによって、無線周波数信号を電磁波の形態において送信する。データが本通信装置に送信される場合、無線周波数回路は、アンテナを使用することによって無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換して、ベースバンド信号をプロセッサ1001に出力する。プロセッサ1001は、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
【0318】
上述した設計のうちの何れか一つにおいて、プロセッサ1001は、送信機能および受信機能を実装するための通信インターフェースを含み得る。例えば、通信インターフェースは、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路とし得る。送信機能および受信機能を実装するように構成されたトランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、分離されてもよいし、または相互に統合されてもよい。トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、コード/データを読み取り、書き込むように構成され得る。あるいは、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、信号を送信または転送するように構成され得る。
【0319】
上述した設計のうちの何れか一つにおいて、プロセッサ1001は、命令を保存し得る。この命令は、コンピュータプログラムとし得る。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001上で実行され、これにより、通信装置1000は、上述した実施形態のうちの何れか一つにおいて説明された方法を実行することができる。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001に留められてもよく、この場合、プロセッサ1001は、ハードウェアによって実装されてもよい。
【0320】
一実装では、通信装置1000は、回路を含み得る。この回路は、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける送信機能、受信機能、または通信機能を実装し得る。本出願において説明されたプロセッサおよび通信インターフェースは、集積回路(integrated circuit,IC)、アナログIC、無線周波数集積回路(radio frequency integrated circuit,RFIC)、混合信号IC、特定用途向け集積回路(Application-specific integrated circuit,ASIC)、プリント回路板(printed circuit board,PCB)、電子デバイス、または同様のものにおいて実装され得る。プロセッサおよび通信インターフェースは、種々のIC技術、例えば、相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor,CMOS)、N形金属酸化物半導体(N-type Metal-oxide-semiconductor,NMOS)、Pチャネル金属酸化物半導体(Positive Channel Metal Oxide Semiconductor,PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(Bipolar Junction Transistor,BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、およびガリウムヒ素(GaAs)を使用して製造され得る。
【0321】
別の実装では、無線周波数回路およびアンテナは、ベースバンド処理用のプロセッサとは無関係に配設され得る。例えば、分散シナリオでは、無線周波数回路およびアンテナは、本通信装置から独立して遠隔に配設され得る。
【0322】
本通信装置は、独立したデバイスであってもよいし、または大型デバイスの一部であってもよい。例えば、本通信装置は、以下とし得る。すなわち、
(1)独立した集積回路IC、チップ、またはチップシステムもしくはサブシステム、
(2)一つまたは複数のICを有するセットであって、任意選択で、ICセットは、代替的に、データおよび命令を格納するように構成された記憶コンポーネントを含み得る、セット、
(3)ASIC、例えば、モデム(Modem)、
(4)別のデバイスに埋め込むことができるモジュール、
(5)受信機、インテリジェント端末、無線デバイス、ハンドセット、モバイルユニット、車載デバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイス、もしくは同様のもの、または
(6)他のもの。
【0323】
また、プロセッサ1001は、例えば、ベースバンド関係の処理を実行するように構成され得るが、これらに限定されることなく、トランシーバ1002は、例えば、無線周波数送信および受信を実行するように構成され得るが、これらに限定されない。上述したコンポーネントは、相互に独立したチップ上に別個に配設されてもよいし、またはコンポーネントの少なくとも一部もしくは全部が、同じチップ上に配設されてもよい。例えば、プロセッサは、アナログベースバンドプロセッサおよびデジタルベースバンドプロセッサにさらに分割され得る。アナログベースバンドプロセッサおよびトランシーバは、同じチップ上に集積されてもよく、デジタルベースバンドプロセッサは、独立したチップ上に配設されてもよい。集積回路技術の継続的な発展により、一つのチップ上に集積され得るコンポーネントの数は、ますます増加している。例えば、デジタルベースバンドプロセッサおよび複数のアプリケーションプロセッサ(例えば、グラフィックス処理ユニットおよびマルチメディアプロセッサなどであるが、これらに限定されない)は、一つのチップ上に集積され得る。このチップは、システムオンチップ(system on chip)と呼ばれることがある。全てのコンポーネントが異なるチップ上に別々に配設されるか、または一つもしくは複数のチップ上に集積および配設されるか否かは、通常、製品設計に対する特定の要件に依存する。本出願の実施形態は、上述したコンポーネントの具体的な実装について何らの制限を課すものではない。
【0324】
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。本コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムコードを格納する。上述したプロセッサがコンピュータプログラムコードを実行すると、電子デバイスは、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行する。
【0325】
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。本コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行することが可能になる。
【0326】
本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。本装置は、チップの製品形態において存在し得る。本装置の構造は、プロセッサおよびインターフェース回路を含む。このプロセッサは、受信回路を介して別の装置と通信するように構成され、これにより、本装置は、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行する。
【0327】
本出願の一実施形態は、STAおよびAPを含むWLAN通信システムをさらに提供する。STAおよびAPは、上述した実施形態のうちの何れか一つにおける方法を実行し得る。
【0328】
本出願で開示された内容と組み合わせて説明される方法またはアルゴリズム手順は、ハードウェアによって実装されてもよいし、またはソフトウェア命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、フラッシュメモリ、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(Erasable Programmable ROM,EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)、または当技術分野において周知である他の任意形態の記憶媒体に格納され得る。例えば、記憶媒体は、プロセッサに結合され、これにより、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取るか、または記憶媒体に情報を書き込むことができる。確かに、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントとし得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に配置され得る。
【0329】
当業者であれば、上述した一つまたは複数の例において、本出願において説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実装され得ることを認識するはずである。これらの機能がソフトウェアによって実装される場合、上述した機能は、コンピュータ可読媒体中の一つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体に格納されてもよいし、または送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体および通信媒体を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムが一方の場所から他方の場所に伝送されることを可能にする、任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセス可能である、任意の利用可能な媒体とし得る。
【0330】
本出願は、実施形態を参照して説明されるが、保護を請求する本出願を実装するプロセスにおいて、当業者であれば、添付の図面、開示された内容、および添付の請求項を閲覧することによって、開示された実施形態の別の変形形態を理解し、実装し得る。請求項において、「備える」(comprising)は、別のコンポーネントまたは別のステップを除外することなく、「a」または「one」は、複数の場合を除外しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、請求項に列挙された幾つかの機能を実装し得る。幾つかの手段が相互に異なる従属請求項に記録されているが、これは、より良い効果を生み出すために、これらの手段を組み合わせることができないということを意味するものではない。
【0331】
本出願の目的、技術的解決策、および有益な効果は、上述した具体的な実装においてさらに詳細に説明される。上述した説明は、本出願の単なる具体的な実装であるが、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではないことは、理解されるべきである。本出願の技術的解決策に基づいて行われる如何なる変更、等価な置換、または改良も、本出願の保護範囲内に入るものとする。
【国際調査報告】