(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-21
(54)【発明の名称】ガスシリンダからガスを吐出するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
F17C 13/04 20060101AFI20241114BHJP
F17C 13/12 20060101ALI20241114BHJP
【FI】
F17C13/04 301D
F17C13/12 301Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024528486
(86)(22)【出願日】2021-11-16
(85)【翻訳文提出日】2024-07-09
(86)【国際出願番号】 US2021059556
(87)【国際公開番号】W WO2023091126
(87)【国際公開日】2023-05-25
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520232666
【氏名又は名称】バイオテク,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100103182
【氏名又は名称】日野 真美
(74)【代理人】
【識別番号】100158481
【氏名又は名称】石原 俊秀
(72)【発明者】
【氏名】クーンス,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】アンダーソン,ピーター
(72)【発明者】
【氏名】ラウアー,ダニエル
(72)【発明者】
【氏名】ブトレス,デイビッド
(72)【発明者】
【氏名】ビショップ,ドナルド
【テーマコード(参考)】
3E172
【Fターム(参考)】
3E172AA02
3E172AA05
3E172AB01
3E172AB11
3E172BA01
3E172BB13
3E172BB17
3E172BD03
3E172DA90
3E172JA05
3E172KA03
(57)【要約】
ガス吐出システムは、ガスシリンダの複数の列を収容するように構成されたフレームと、ガスシリンダからガスを吐出するためのガス出口に流体的に結合された共通ガスマニホールドと、ガスシリンダの各列のためのガスマニホールドであって、それぞれの吐出弁によってその列の各シリンダに流体的に結合されるように構成されたガスマニホールドと、ガスシリンダの各列のための排気マニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための排気マニホールドは、それぞれの排気弁を介してその列の各シリンダに流体的に結合されるように構成され、各排気弁は、排気弁における温度が閾値温度を超えるときに開くように構成される、排気マニホールドと、共通排気マニホールドであって、各排気マニホールドが共通排気マニホールドに流体的に結合される、共通排気マニホールドと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス吐出システムであって、
ガスシリンダの複数の列を収容するように構成されたフレームと、
前記ガスシリンダからガスを吐出するためのガス出口に流体的に結合された共通ガスマニホールドと、
ガスシリンダの各列のためのガスマニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための前記ガスマニホールドは、それぞれの吐出弁によって前記列の各シリンダに流体的に結合されるように構成され、各ガスマニホールドが、前記共通ガスマニホールドに流体的に結合されている、ガスマニホールドと、
ガスシリンダの各列のための排気マニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための前記排気マニホールドは、それぞれの排気弁を介して前記列の各シリンダに流体的に結合されるように構成され、各排気弁は、前記排気弁における温度が閾値温度を超えるときに開くように構成される、排気マニホールドと、
共通排気マニホールドであって、各排気マニホールドが前記共通排気マニホールドに流体的に結合され、前記共通排気マニホールドの一端部分が、前記フレームのカバーに画定された開口を通って延びる、共通排気マニホールドと、
を備える、ガス吐出システム。
【請求項2】
各ガスシリンダのためのレバーであって、各レバーは、対応する前記ガスシリンダの前記吐出弁に結合するように構成される、レバーと、
ガスシリンダの各列のための作動バーであって、各列の前記ガスシリンダのための前記レバーが、対応する前記列の前記作動バーに取り付けられる、作動バーと、
を備える、請求項1に記載のガス吐出システム。
【請求項3】
各作動バーのための制御レバーを備え、
各制御レバーは、前記フレームに搭載されて、対応する前記作動バーに取り付けられ、
所与の列のための前記制御レバーの作動が前記列のための前記作動バーの動きを引き起こし、前記列の前記ガスシリンダの前記吐出弁を開くまたは閉じる、請求項2に記載のガス吐出システム。
【請求項4】
ガスシリンダの各列のための空気圧回路であって、所与の列のための前記制御レバーの動きが、対応する前記空気圧回路によって作動される、空気圧回路を備える、請求項3に記載のガス吐出システム。
【請求項5】
各空気圧回路を制御するためのスイッチを備えた制御パネルを備える、請求項4に記載のガス吐出システム。
【請求項6】
前記空気圧回路が、空気供給源に結合されるように構成される、請求項4に記載のガス吐出システム。
【請求項7】
前記空気供給源が、前記フレームが搭載可能な車両のエアブレーキシステム用のタンクを含む、請求項4に記載のガス吐出システム。
【請求項8】
各空気圧回路が、マルチチューブコネクタのそれぞれの口に結合される、請求項4に記載のガス吐出システム。
【請求項9】
緊急スイッチであって、前記緊急スイッチの作動が、各空気圧回路内の空気の排気を引き起こすように構成される、緊急スイッチを備える、請求項4に記載のガス吐出システム。
【請求項10】
各空気圧回路が、それぞれのスイッチによって制御可能な第1の空気圧回路部と、マルチチューブコネクタのそれぞれの口に結合された第2の空気圧回路部とを備え、
前記緊急スイッチの作動が、各空気圧回路の前記第1の空気圧回路部および前記第2の空気圧回路部内の空気の排気を引き起こすように構成される、請求項9に記載のガス吐出システム。
【請求項11】
各排気マニホールドを前記共通排気マニホールドに結合するアーチ状接続を備える、請求項1に記載のガス吐出システム。
【請求項12】
ガスシリンダの各列のための後部排気マニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための前記排気マニホールドは、前記列の各シリンダの後部排気装置に流体的に結合されるように構成され、各後部排気装置は、前記後部排気装置における温度が閾値温度を超えるときに開くように構成される、後部排気マニホールドと、
共通後部排気マニホールドであって、各後部排気マニホールドが前記共通後部排気マニホールドに流体的に結合される、共通後部排気マニホールドと、
を備える、請求項1に記載のガス吐出システム。
【請求項13】
後部排気キャップであって、前記共通後部排気マニホールドの一端部分に沿ってスライドできるように、スライド可能に前記共通後部排気マニホールドに結合された後部排気キャップを備え、
前記共通後部排気マニホールドの前記一端部分は、前記フレームの前記カバーに画定された後部開口を通って延びる、請求項12に記載のガス吐出システム。
【請求項14】
排気キャップであって、前記共通排気マニホールドの前記一端部分に沿ってスライドできるように、スライド可能に前記共通排気マニホールドに結合された排気キャップを備える、請求項1に記載のガス吐出システム。
【請求項15】
前記排気キャップが円筒形状を有し、前記円筒の軸に沿ってスリットが画定されている、請求項14に記載のガス吐出システム。
【請求項16】
前記共通排気マニホールドの前記端部が、前記排気キャップの前記スリット内に配設された突起物を備える、請求項15に記載のガス吐出システム。
【請求項17】
前記フレームが、前記フレームの側面に斜め支材を備え、各斜め支材は、前記フレームの前記側面の上部隅部から反対側の下部隅部へと延びる、請求項1に記載のガス吐出システム。
【請求項18】
前記フレームがトレーラに搭載可能である、請求項1に記載のガス吐出システム。
【請求項19】
ガスを吐出する方法であって、
空気供給源からガス吐出システムの空気圧回路に空気を供給することを含み、
前記ガス吐出システムが、
ガスシリンダの複数の列を収容するフレームと、
前記ガスシリンダからガスを吐出するためのガス出口に流体的に結合された共通ガスマニホールドと、
ガスシリンダの各列のためのガスマニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための前記ガスマニホールドは、それぞれの吐出弁を介して前記列の各シリンダに流体的に結合され、各ガスマニホールドが、前記共通ガスマニホールドに流体的に結合されている、ガスマニホールドと、
ガスシリンダの各列のための制御レバーであって、各制御レバーは、前記空気圧回路のそれぞれに結合され、所与の列のための前記制御レバーの作動が、前記列の各シリンダの前記吐出弁を開かせるまたは閉じる、制御レバーと、
ガスシリンダの各列のための排気マニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための前記排気マニホールドは、それぞれの排気弁を介して前記列の各シリンダに流体的に結合される、排気マニホールドと、
共通排気マニホールドであって、各排気マニホールドが前記共通排気マニホールドに流体的に結合される、共通排気マニホールドと、を備え、
前記方法がさらに、
前記空気圧回路のうち特定の空気圧回路を作動させることであって、
前記特定の空気圧回路を作動させることが、前記空気圧回路に結合された特定の制御レバーを作動させて、対応する前記列の前記ガスシリンダの前記吐出弁を開かせ、その結果、ガスが、前記列の前記ガスシリンダから前記列のための前記ガスマニホールドを通り、前記共通ガスマニホールドを通って流れて前記ガス出口から出る、作動させることと、
緊急スイッチを操作して、各排気マニホールドに沿って、前記共通排気マニホールドを通じてガスを排気することと、を含む、方法。
【請求項20】
所与の列のための前記制御レバーの作動が、前記列のための作動バーの動きを引き起こす、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
各ガスシリンダの前記吐出弁と、前記作動バーとにレバーが結合され、所与の列のための前記作動バーの動きが、前記列の前記ガスシリンダのための前記吐出弁を開かせるまたは閉じるようになっている、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ガス吐出システムの前記空気圧回路に空気を供給することが、前記ガス吐出システムが搭載されている車両のエアブレーキシステムの空気タンクから前記空気圧回路に空気を供給することを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記特定の空気圧回路を作動させることが、前記空気圧回路部によって前記特定の制御レバーに結合されている対応するスイッチを操作することを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記特定の空気圧回路を作動させることが、前記特定の空気圧回路に結合されたプログラム可能論理コントローラを使用して前記特定の空気圧回路を作動させることを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
各空気圧回路が、それぞれのスイッチにより制御可能な第1の空気圧回路部と、マルチチューブコネクタのそれぞれの口に結合された第2の空気圧回路部とを含み、
前記緊急スイッチを操作することが、各空気圧回路の前記第1の空気圧回路部および前記第2の空気圧回路部内の空気の排気を引き起こす、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
水素ガスなどのガスは、例えば車両の燃料として、住宅内で、または携帯型の動力源としてなど、様々な用途のためのエネルギー源として使用することができる。
【発明の概要】
【0002】
本明細書は、ガスシリンダを貯蔵および輸送するため、ならびにそのシリンダから水素や窒素などのガスを吐出するためのガス取扱システムについて記載する。
【0003】
1つの全体的態様において、ガス吐出システムは、ガスシリンダの複数の列を収容するように構成されたフレームを含む。システムは、ガスシリンダからガスを吐出するためのガス出口に流体的に結合された共通ガスマニホールドを含む。システムは、ガスシリンダの各列のためのガスマニホールドを含み、ガスシリンダの所与の列のためのガスマニホールドは、それぞれの吐出弁によってその列の各シリンダに流体的に結合されるように構成され、各ガスマニホールドが、共通ガスマニホールドに流体的に結合されている。システムは、ガスシリンダの各列のための排気マニホールドを含み、ガスシリンダの所与の列のための排気マニホールドは、それぞれの排気弁を介してその列の各シリンダに流体的に結合されるように構成され、各排気弁は、排気弁における温度が閾値温度を超えるときに開くように構成される。システムは、共通排気マニホールドを含み、各排気マニホールドは共通排気マニホールドに流体的に結合され、共通排気マニホールドの一端部分が、フレームのカバーに画定された開口を通って延びる。
【0004】
実装は、以下の特徴の1つまたは任意の組み合わせを含むことができる。
【0005】
ガス吐出システムは、各ガスシリンダのためのレバーであって、各レバーは、対応するガスシリンダの吐出弁に結合するように構成される、レバーと、ガスシリンダの各列のための作動バーであって、各列のガスシリンダのためのレバーが、対応する列の作動バーに取り付けられる、作動バーと、を含む。
【0006】
ガス吐出システムは、各作動バーのための制御レバーを含み、各制御レバーは、フレームに搭載されて、対応する作動バーに取り付けられ、所与の列のための制御レバーの作動がその列のための作動バーの動きを引き起こし、その列のガスシリンダの吐出弁を開くまたは閉じる。
【0007】
ガス吐出システムは、ガスシリンダの各列のための空気圧回路を含み、所与の列のための制御レバーの動きが、対応する空気圧回路によって作動される。ガス吐出システムは、各空気圧回路を制御するためのスイッチを備えた制御パネルを含む。
【0008】
ガス吐出システムの空気圧回路は、空気供給源に結合されるように構成される。ガス吐出システムの空気供給源は、フレームが搭載可能な車両のエアブレーキシステム用のタンクを含む。ガス吐出システムの各空気圧回路は、マルチチューブコネクタのそれぞれの口に結合される。
【0009】
ガス吐出システムは緊急スイッチを含み、緊急スイッチの作動が、各空気圧回路内の空気の排気を引き起こすように構成される。
【0010】
ガス吐出システムの各空気圧回路は、それぞれのスイッチによって制御可能な第1の空気圧回路部と、マルチチューブコネクタのそれぞれの口に結合された第2の空気圧回路部とを含み、緊急スイッチの作動が、各空気圧回路の第1の空気圧回路部および第2の空気圧回路部内の空気の排気を引き起こすように構成される。
【0011】
ガス吐出システムは、各排気マニホールドを共通排気マニホールドに結合するアーチ状接続を含む。
【0012】
ガス吐出システムは、ガスシリンダの各列のための後部排気マニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための排気マニホールドは、その列の各シリンダの後部排気装置に流体的に結合されるように構成され、各後部排気装置は、後部排気装置における温度が閾値温度を超えるときに開くように構成される、後部排気マニホールドと、共通後部排気マニホールドであって、各後部排気マニホールドが共通後部排気マニホールドに流体的に結合される、共通後部排気マニホールドと、を含む。
【0013】
ガス吐出システムは、後部排気キャップであって、共通後部排気マニホールドの一端部分に沿ってスライドできるように、スライド可能に共通後部排気マニホールドに結合された後部排気キャップを含み、共通後部排気マニホールドの一端部分は、フレームのカバーに画定された後部開口を通って延びる。
【0014】
ガス吐出システムは、排気キャップであって、共通排気マニホールドの一端部分に沿ってスライドできるように、スライド可能に共通排気マニホールドに結合された排気キャップを含む。排気キャップは、円筒形状を有し、その円筒の軸に沿ってスリットが画定されている。共通排気マニホールドの端部は、排気キャップのスリット内に配設された突起物を含む。
【0015】
フレームが、フレームの側面に斜め支材を含み、各斜め支材は、フレームの側面の上部隅部から反対側の下部隅部へと延びる、ガス吐出システム。
【0016】
フレームがトレーラに搭載可能である、ガス吐出システム。
【0017】
1つの全体的態様において、ガスを吐出する方法は、空気供給源からガス吐出システムの空気圧回路に空気を供給することを含む。
【0018】
ガス吐出システムは、ガスシリンダの複数の列を収容するフレームを含む。ガス吐出システムは、ガスシリンダからガスを吐出するためのガス出口に流体的に結合された共通ガスマニホールドを含む。ガス吐出システムは、ガスシリンダの各列のためのガスマニホールドを含み、ガスシリンダの所与の列のためのガスマニホールドは、それぞれの吐出弁を介してその列の各シリンダに流体的に結合され、各ガスマニホールドが、共通ガスマニホールドに流体的に結合されている。ガス吐出システムは、ガスシリンダの各列のための制御レバーを含み、各制御レバーは、空気圧回路のそれぞれに結合され、所与の列のための制御レバーの作動が、その列の各シリンダの吐出弁を開かせるまたは閉じる。ガス吐出システムは、ガスシリンダの各列のための排気マニホールドであって、ガスシリンダの所与の列のための排気マニホールドは、それぞれの排気弁を介してその列の各シリンダに流体的に結合される、排気マニホールドと、共通排気マニホールドであって、各排気マニホールドが共通排気マニホールドに流体的に結合される、共通排気マニホールドと、を含む。
【0019】
方法は、空気圧回路のうち特定の空気圧回路を作動させることを含み、特定の空気圧回路を作動させることが、その空気圧回路に結合された特定の制御レバーを作動させて、対応する列のガスシリンダの吐出弁を開かせ、その結果、ガスが、その列のガスシリンダからその列のためのガスマニホールドを通り、共通ガスマニホールドを通って流れてガス出口から出る。
【0020】
方法は、緊急スイッチを操作して、各排気マニホールドに沿って、共通排気マニホールドを通じてガスを排気することを含む。
【0021】
実装は、以下の特徴の1つまたは任意の組み合わせを含むことができる。
【0022】
所与の列のための制御レバーの作動が、その列のための作動バーの動きを引き起こす。各ガスシリンダの吐出弁と、作動バーとにレバーが結合され、所与の列のための作動バーの動きが、その列のガスシリンダのための吐出弁を開かせるまたは閉じるようになっている。
【0023】
ガス吐出システムの空気圧回路に空気を供給することは、ガス吐出システムが搭載されている車両のエアブレーキシステムの空気タンクから空気圧回路に空気を供給することを含む。
【0024】
特定の空気圧回路を作動させることは、空気圧回路部によって特定の制御レバーに結合されている対応するスイッチを操作することを含む。
【0025】
特定の空気圧回路を作動させることが、特定の空気圧回路に結合されたプログラム可能論理コントローラを使用して特定の空気圧回路を作動させることを含む。
【0026】
各空気圧回路は、それぞれのスイッチにより制御可能な第1の空気圧回路部と、マルチチューブコネクタのそれぞれの口に結合された第2の空気圧回路部とを含み、緊急スイッチを操作することが、各空気圧回路の第1の空気圧回路部および第2の空気圧回路部内の空気の排気を引き起こす。
【0027】
本明細書に記載される手法は、以下の利点の1つまたは複数を有することができる。1つまたは複数のフレームがトレーラの荷台に搭載され、吐出または充填場所に輸送され得るように、ガスシリンダの複数の列をモジュール式に収容するフレームが提供される。同じくトレーラの荷台に搭載され得る制御パネルを作業者が使用して、例えば、シリンダからガスを吐出するため、またはシリンダにガスを充填するために、ガスシリンダを開くまたは閉じることができる。シリンダの各列のシリンダは1つの単位として制御可能であり、シリンダの各列は、それぞれの他の列と独立して制御可能である。一部の場合には、各列のシリンダの開閉は、例えばフレームが搭載されているトレーラのエアブレーキシステムからの空気を使用する空気圧回路部を用いて、空圧作動される。シリンダの各列のシリンダは、例えばガスシリンダ内の温度が閾値レベルを超える場合に、シリンダからのガスを安全で効率的な方法で環境内に排気することを可能にする排出マニホールドに結合される。
【0028】
1つまたは複数の実装の詳細が添付図面および以下の説明に述べられる。説明および図面から、ならびに特許請求の範囲から、その他の特徴および利点が明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図2A】ガスシリンダを収容しているフレームのそれぞれ斜視図である。
【
図2B】ガスシリンダを収容しているフレームのそれぞれ正面図である。
【
図3】ガスシリンダを収容しているフレームの後面図である。
【
図7】
図7A:空圧作動アームアセンブリの図である。
図7B:空圧作動アームアセンブリの図である。
【
図9-1】
図9A:排気キャップを含む排気サブアセンブリの図であり、排気キャップは閉位置で示されている。
図9B:排気キャップを含む排気サブアセンブリの図であり、排気キャップは開位置で示されている。
【
図9-2】
図9C:排気キャップを含む排気サブアセンブリの図であり、排気キャップは閉位置で示されている。
【
図15A】ガスシリンダを収容するためのフレームの斜視図である。
【
図15B】ガスシリンダを収容するためのフレームの正面図である。
【
図15C】ガスシリンダを収容するためのフレームの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本明細書は、ガスシリンダを貯蔵および輸送するため、ならびにそのシリンダから水素や窒素などのガスを吐出するためのガス取扱システムについて記載する。フレームが、ガスシリンダの複数の列を収容する。1つまたは複数のフレームが、トレーラの荷台に搭載されてよい。同じくトレーラの荷台に搭載され得る制御パネルを作業者が使用して、例えば、シリンダからガスを吐出するため、またはシリンダにガスを充填するために、ガスシリンダを開くまたは閉じることができる。シリンダの各列のシリンダは1つの単位として制御可能であり、シリンダの各列は、それぞれの他の列と独立して制御可能である。場合によっては、各列のシリンダの開閉は、例えばフレームが搭載されているトレーラのエアブレーキシステムからの空気を使用する空気圧回路部を用いて、空圧作動される。シリンダの各列のシリンダは、例えばガスシリンダ内の温度が閾値レベル、例えば摂氏102度、を超える場合に、シリンダからのガスを環境内に排気することを可能にする排出マニホールドに結合される。
【0031】
図1は、ガスシリンダ110を貯蔵および輸送するため、ならびにそのシリンダから水素や窒素などのガスを吐出するためのガス取扱システム100の図である。ガスシリンダ110の複数の列がフレーム120に収納されており、シリンダ110の列は、フレーム120の最下部101から最上部103まで配置されている。
図1の例では、各フレーム120が5列のガスシリンダ110を収容し、各列に、5つの水平方向に隣接するガスシリンダ110がある。一部の例では、フレーム120は、5列よりも多いもしくは少ない列を収容することができ、または各列が5つよりも多いもしくは少ないシリンダ110を保持することができる。複数の(例えば、
図1の例では2つの)フレーム120が、例えば、ガスシリンダ110を所望の場所、例えば、シリンダからガスを吐出するためのガス吐出ステーション、またはシリンダ110を充填するための充填ステーションに(例えば、新しいシリンダを充填する、もしくはすでに使用されたシリンダを再充填する)輸送するために、トレーラ102の荷台に搭載されてよい。
【0032】
シリンダ110は、シリンダ110からガスを吐出し、シリンダ110にガスを充填するための管類を内蔵している吐出キャビネット130に流体的に結合される。シリンダ110は、シリンダ110に入るまたはシリンダ110から出るガスの流れをそれぞれ可能にするまたは不可能にするために開くまたは閉じることができる。各列のシリンダ110は1つの単位として制御可能であり、よって、所与の列のシリンダ110は、すべて開いているかすべて閉じているかのいずれかである。各列112は、それぞれの他の列と独立して制御可能である。シリンダ110の列の開状態または閉状態の制御は、制御キャビネット140から制御可能な、空圧アクチュエータなどのアクチュエータによって実施される。ガスの充填および吐出(吐出キャビネット130を介する)と、シリンダの制御(制御キャビネット140を介する)との分離は、例えば、作業者が吐出キャビネット130への管類接続を行い、次いでそれらの管類接続から遠隔にある制御キャビネット140で吐出動作または充填動作を制御できるようにすることにより、安全性を促進する。一部の例では、吐出動作または充填動作の遠隔制御は、例えばアクチュエータを制御するように構成されたプログラム可能論理コントローラ(PLC)の使用を通じて、制御キャビネット140から遠隔で行うことができる。
【0033】
図1の例では、各フレーム120の前側104が、トレーラ102の後部106に面している。シリンダ110は、ガスがそれを通って吐出または充填されることができる各シリンダ110の吐出端がフレーム120の前側104を向くように、フレーム120に収容される。吐出キャビネット130および制御キャビネット140は、トレーラ102の後部106に搭載される。シリンダ110の吐出端が吐出キャビネット130および制御キャビネット140の方を向くこの構成は、吐出キャビネット130および制御キャビネット140をシリンダ110に結合するための配管の長さを減らす。
【0034】
図2Aおよび
図2Bは、それぞれフレーム120の斜視図および正面図を示す。フレーム120は、シリンダの複数の列を収容し、1つのそのような列112が点線で表されている。前部弁アセンブリ202(下記で詳しく説明される)が、各シリンダ110の吐出端に取り付けられる。各列112のシリンダ110の前部弁アセンブリ202は、その列のための各自の水平方向ガスマニホールド204に結合される。シリンダ110の列112のための水平方向ガスマニホールド204は、共通の垂直方向ガスマニホールド206に結合され、垂直方向ガスマニホールド206は、ガスの吐出またはシリンダ110の充填のために吐出キャビネット130(
図1)内の管類に結合する。所与の列112の前部弁アセンブリ202のシリンダ弁が開いているとき、ガスが吐出のためにその列112のシリンダ110からガスマニホールド204内に、次いで共通ガスマニホールド206内に流れることができ、または、ガスがガス源からガスマニホールド206、204を介してシリンダ110に流れて、シリンダ110を充填することができる。
【0035】
各シリンダ110の前部弁アセンブリ202は、レバー210を含む。レバー210の位置は、前部弁アセンブリ202のシリンダ弁を開閉するために切り替えることができる。例えば、
図2Aおよび
図2Bに示されるように、レバー210がフレームの左上隅212の方を向いているとき、前部弁アセンブリ202の対応するシリンダ弁は閉じられる。レバー210がフレームの右上隅214の方を向いているとき、前部弁アセンブリ202の対応するシリンダ弁は開き、ガスがシリンダから流出して、それぞれのガスマニホールド204に(例えば、ガスを吐出するとき)、またはそれぞれのガスマニホールド204からシリンダに(例えば、シリンダ110を充填するとき)流入することができる。
【0036】
各列112の前部弁アセンブリ202のレバー210は、水平方向を向いたそれぞれの作動バー216に取り付けられる。制御レバー218が、各作動バー216に結合され、フレームのそれぞれの水平方向支材220に取り付けられる。制御レバー218の作動(例えば、制御キャビネット140から。
図1および以下の説明を参照)は、制御レバー218を動かし(例えば回転させ)、それにより今度は作動バー216が水平方向に動く。作動バー216の動きが、シリンダの110レバーの210の位置を変化させ、シリンダ110を開くかまたは閉じる。各列112の前部弁アセンブリ202のシリンダ弁が共通の作動バー216に結合されているので、所与の列の前部弁アセンブリ202のすべてのシリンダ弁が一緒に開かれるまたは閉じられる。各列の作動バー216は、それぞれの他の列の作動バー216から独立して制御可能であり、よって、各列の前部弁アセンブリ202のシリンダ弁は、それぞれの他の列の前部弁アセンブリ202のシリンダ弁とは独立して開くまたは閉じることができる。
【0037】
各列112のシリンダ110の前部弁アセンブリ202は、それぞれの排気マニホールド230にも結合されている。フレーム120内のシリンダ110のすべての列112に対応する水平方向排気マニホールド230は、それぞれのアーチ状接続231を介して共通排気マニホールド232に流体的に結合されている。共通排気マニホールド232は、フレーム120の前側の一方の側部端に隣接して、フレーム120内の一番下の列のガスシリンダ110から一番上の列のガスシリンダ110まで垂直方向に延びる。フレーム120の最上部に向かって、垂直方向排気マニホールド232は、内向きに角度が付けられ、フレーム120の上部カバー238の開口を通って延びる。排気キャップ240が、フレーム120の上部カバー238の上方で垂直方向排気マニホールド232に装着されて、ガス、例えば水素ガス、の排出を容易にすると共に、細片や水などの汚染物が垂直方向排気マニホールド232に入るのを防止する。
【0038】
フレーム120の後面図を示す
図3を参照すると、各列112のシリンダ110の後端にあるTRD端部栓アセンブリ302が、それぞれの後部排気マニホールド330に結合されている。フレーム120内のシリンダ110のすべての列112に対応する後部排気マニホールド330は、それぞれのアーチ状接続331を介して共通後部排気マニホールド332に流体的に結合される。後部排気マニホールド332は、フレーム120の後ろ側の一方の側部端に隣接して、フレーム120内の一番下の列のガスシリンダ110から一番上の列のガスシリンダ110まで垂直方向に延びる。フレーム120の後ろ側の最上部に向かって、後部垂直方向排気マニホールド332は、内向きに角度が付けられ、フレーム120の上部カバーの開口から外に延びる。後部排気キャップ340が、フレーム120の上部カバーの上方で後部垂直方向排気マニホールド332に装着されて、ガス、例えば水素ガス、の排出を容易にすると共に、細片や水などの汚染物が後部垂直方向排気マニホールド332に入るのを防止する。水平方向支材320が、後ろ側304の幅にわたって延びる。
【0039】
図4は、各シリンダ110の吐出端に結合される前部弁アセンブリ202を示す。前部弁アセンブリ202は、上部ブロック402および下部ブロック404を含む。各ブロック402、404は、長方形の1つの辺に沿って半円形の開口を画定する長方形のブロックである。組み立てられるとき、ブロック402、404は、半円形の開口が互いと隣接して、シリンダ110のネック408を囲む円形の開口405を画定するように、互いとボルトで締結される。下部ブロック404は、フレーム120の対応する水平方向支材220(
図2Aおよび
図2B参照)に取り付けられる支持柱406に結合される。一部の例では、支持柱406と下部ブロック404は、単一の材料片から形成される。フレームの水平方向支材に結合されたブロック402、404は、シリンダをフレーム120内で適所に保持する。
【0040】
シリンダ110のネック408は、弁410を介してシリンダの列に対応するガスマニホールド204(
図2Aおよび
図2B)に結合される。レバー210は、枢動点412で弁410に取り付けられる。弁410は、レバー210の作動によって制御される。レバー210が第1の位置にあるとき、弁410は閉じられ、ガスはシリンダ110に流入できず、そこから流出することもできない。レバーが第2の位置にあるとき、弁410は開き、ガスはシリンダ110に流入し、そこから流出することができる。シリンダを出たガス流は、コネクタ414を通って対応するガスマニホールド204(
図2Aおよび
図2B参照)に入り、シリンダに入るガス流は、同じ流路を反対方向にたどる。
【0041】
シリンダ110のネック408は、排気弁415を介して、対応する排気マニホールド230(
図2Aおよび
図2B)にも結合され、排気弁415は、例えば弁における温度が閾値を超えるときなど、排気が適切であるとき以外は閉じられている。例えば、排気弁415は、弁における温度が閾値、例えば摂氏102度、を超えることに反応して開く感温弁を含むことができる。排気弁415が開くと、シリンダ110からガスが流出し、排気コネクタ416を通って対応する排気マニホールド230に入る。
図4に示されるように、また
図2Aを参照すると、水平方向排気マニホールド230は、排気コネクタ416を介して弁415の下端に結合され、これにより、排気されたガスが水平方向排気マニホールド230を通って逃げ、次いで共通垂直方向排気マニホールド232を通って流れて大気中に出ることが可能になる。
【0042】
図5は、所与の列のシリンダとの間でガスを供給するガスマニホールド204を示す。ガスマニホールド204がフレームに組み付けられたとき、ガスマニホールド204は、対応するシリンダの列に対して概ね平行になる。ガスマニホールド204は、振動からの応力を緩和する働きをすることができる段階的な形状を有する。一部の例では、ガスマニホールド204は直線状であり得る。ガスマニホールド204は複数のコネクタ500を含み、各コネクタ500は、そのシリンダの列内の対応するシリンダ110の前部弁アセンブリ202(
図2Aおよび
図2B参照)と位置合わせされる。各コネクタ500は、シリンダ110がガスマニホールド204と流体的に結合できるように、対応する前部弁アセンブリ202のコネクタ414(
図4)に結合する。コネクタ500は、T分岐部504でガスマニホールド204の配管502に接合される。配管502の第1の端部506は、ガスマニホールド204がフレームに組み付けられたとき、垂直方向排気マニホールド232に隣接する。配管502の第1の端部506は閉じられている。配管の第2の端部508は、組み付けられたとき、共通ガスマニホールド206(
図2Aおよび
図2B)に結合される。
【0043】
図6を参照すると、共通ガスマニホールド206はコネクタ600を含み、各コネクタは、ガスマニホールド204のうち1つのガスマニホールドのコネクタ510に結合する(
図2A、
図2B、および
図5参照)。一部の例では、コネクタ600は、例えば輸送中に、ガスマニホールド204への確実な接続を保証するのを助ける防振アセンブリを含む。コネクタ600は、T分岐部604で共通ガスマニホールド206の配管602に接合され、配管602の上端606に配設される一番上のコネクタ600は、エルボー継手605によって配管602に接合される。共通ガスマニホールド206がフレームに組み付けられたとき、配管602の上端606は、フレームの上部カバー238(
図2A)の近くに位置する。配管602の下端608は、組み付けられたとき、ガス供給ラインに結合される。例えば、ガス供給ラインは、吐出ノズル、充填ノズル、またはその両方に至ることができる。
【0044】
図7Aおよび
図7Bを参照すると、所与の列のシリンダの弁410(
図4)を開閉するためのアクチュエータ700は、作動バー216、その列のシリンダのためのレバー210、およびその列のための制御レバー218を含む。各レバー210、218の第1の端部は、それぞれの接続点702で作動バー216に結合される。各レバー210の第2の端部は、枢動点412で対応する前部弁アセンブリ202の弁410(
図4)に取り付けられることにより、位置が固定される。制御レバー218の第2の端部は、枢動点708で空圧アクチュエータ706に取り付けられる。空圧アクチュエータ706は、レバー218の第2の端部の位置が水平方向支材220に対して固定されるように、水平方向支材220に取り付けられる。
【0045】
レバー210が第1の向きにあるとき(
図7A)、前部弁アセンブリ202の弁は閉じられる。レバー210が第2の向きにあるとき(
図7B)、前部弁アセンブリ202の弁は開き、ガスがシリンダに流入または流出することができる。レバー210を一方の向きから他方の向きに(例えば、
図7Aの向きから
図7Bの向きに)動かすには、制御レバー218が、例えば空圧アクチュエータ706によって実施される空圧作動により、作動される。作動されると、レバー218はその枢動点708を中心に回転する。レバー218の第2の端部は枢動点708に固定されているので、この回転は、レバー218の第1の端部を右に移動させ、それにより今度は矢印720によって示されるように作動バー216が右にずれる。作動バー216の右への動きにより、各レバー210が各自の枢動点704を中心に回転して、前部弁アセンブリ202の弁410を開ける。弁410を閉めるには、制御レバー218を反対方向に作動させて、作動バー216を左に移動させ、レバー210を回転させて弁410を閉じる。
【0046】
一部の例では、例えば安全上の理由から、空圧アクチュエータ706は、例えば気送空気圧が閾値レベル未満であるときには、デフォルト位置として閉じている機構によって作動される。例えば、空圧アクチュエータ706は、デフォルトで閉じているばねアクチュエータであり得る。この構成は、例えば、空気圧回路部内の空気を排気し、それにより気送空気圧を閾値未満に下げることにより、緊急時にシリンダを迅速に閉じることを可能にする。緊急停止ボタンが、制御キャビネット350内やフレーム120またはトレーラ102(
図1)上の他の箇所など様々な箇所に設けられ得る。
【0047】
シリンダ110の各列に対する制御レバー218の空圧作動は、制御キャビネット140内の対応するスイッチに結合された空気圧回路部によって実施される。一部の例では、空気圧回路部のための空気は、シリンダ110を搬送するトレーラ102(
図1)のエアブレーキシステム用の空気タンクから得られる。一部の例では、空気圧回路部のための空気は、例えばトレーラ102に搭載された空気タンクから、または遠隔の空気源(例えばフレーム120からいくらかの距離をおいて配設された)から得られる。
【0048】
図8Aを参照すると、排気マニホールド230は、例えばシリンダの1つもしくは複数またはガスマニホールド内の温度が閾値を超える場合に、ガスがシリンダから環境に排気されるための経路を提供する。排気マニホールド230がフレームに組み付けられたとき、排気マニホールド230は、シリンダの対応する列に対して概ね平行である。排気マニホールド230は、複数のコネクタ800を含み、各コネクタ800は、対応するシリンダ110の前部弁アセンブリ202(
図2Aおよび
図2B参照)と位置合わせされる。各コネクタ800は、シリンダ110が排気マニホールド230と流体的に結合できるように、対応する前部弁アセンブリの排気コネクタ416(
図4)に結合する。コネクタ800は、T分岐部804で排気マニホールド230の配管802に接合される。配管802の端部806は、共通排気マニホールド232に結合する継手を含む。
【0049】
図8Bを参照すると、一部の例では、各排気マニホールド230と共通排気マニホールド232との間の結合は、それぞれのアーチ状接続231を介する。アーチ状接続231は、配管802の端部806から垂直上方に延び、曲がって、垂直方向排気マニホールド232とのコネクタ800まで垂直下方に延びる。アーチ状接続321は、排気マニホールド230と共通排気マニホールド232の組み立てを容易にするために使用することができる。
【0050】
図9A~
図9Cを参照すると、排気キャップ240は、共通排気マニホールド232の上端を覆って、共通排気マニホールド232からのガスの排出を容易にすると共に、細片や水などの汚染物が共通排気マニホールド232に入るのを防止する。特に
図9Cを参照すると、排気キャップ240は、排気キャップ240が、共通排気マニホールド232のうちフレームの上部カバー238の上方に露出している部分に沿って上下にスライドできるように、スライド可能に共通排気マニホールド232に結合される。具体的には、排気キャップ240は、概ね円筒形であり、縦向きのスリット900がその側部に画定されている。共通排気マニホールド232に取り付けられた細長い突起物902(例えばボルト)が、スリット900内に配設され、共通排気マニホールドからスリット900を通って排気キャップ240の外部まで延びる。突起物902は、排気キャップ240が共通排気マニホールド232に沿って上下にスライドするときにガイドとして働く。例えば、突起物902は、排気キャップ240が、共通排気マニホールド232上で適所に留まることを保証する助けとなり、また排気キャップ240が過度に上方または下方にスライドするのを防止する。
【0051】
共通排気マニホールド232からガスが排出中でないとき、排気キャップ240は低位置または閉位置にある(
図9Aおよび
図9Cに示すように)。排気キャップは、フレームの上部カバー238の近くにあり、スリット900の最上部が突起物902の上に載る。ガスが共通排気マニホールドから排出されるとき、ガスは排気キャップ240を上に押す、または開ける(
図9Bに示すように)。排気キャップ240が共通排気マニホールド232に沿って上方にスライドすると、スリット900は、スリット900の底部が突起物に達するまで突起物902に沿ってスライドし、突起物に達した時点で、排気キャップ240はそれ以上上にスライドできなくなる。
【0052】
図10を参照すると、後部TRD端部栓アセンブリ302が、各シリンダ110の後端に結合されている。後部TRD端部栓アセンブリ302は、円形の開口155を画定する長方形のブロック152を含む。組み立てられたとき、円形の開口155は、シリンダ110のTRD端部栓158を囲む。ブロック152は、シリンダをフレーム120内で適所に保持するためのフレーム120(
図3参照)の対応する水平方向支材320に取り付けられる支持柱156に結合される。一部の例では、支持柱156は、ブロック152と一体である。TRD端部栓158は、例えばシリンダ内の温度が閾値を超えるときなど、排気が適切であるとき以外は閉じたままである。例えば、TRD端部栓158は、弁における温度が閾値、例えば摂氏102度、を超えることに反応して開く感温弁を含むことができる。TRD端部栓158が開くと、シリンダ110からガスが流出して、対応する後部排気マニホールドに流入する。
【0053】
図11を参照すると、一部の例では、各後部排気マニホールド330と共通後部排気マニホールド332との間の結合は、それぞれのアーチ状接続180を介する。アーチ状接続180は、後部垂直方向排気マニホールド332の一端から垂直上方に延び、曲がって、共通後部排気マニホールド332との接続部182まで垂直下方に延びる。
【0054】
再び
図3を参照すると、後部排気キャップ340は、排気キャップ240(
図9A~
図9Cに示される)と同様の構造である。具体的には、後部排気キャップ340は、後部排気キャップ340が、共通後部排気マニホールド332のうちフレームの上部カバー238の上方に露出している部分に沿って上下にスライドできるように、スライド可能に共通後部排気マニホールド332に結合される。具体的には、後部排気キャップ340は、概ね円筒形であり、縦向きのスリットがその側部に画定されている。共通後部排気マニホールド332に取り付けられた細長い突起物が、スリット内に配設され、後部排気キャップ340が共通後部排気マニホールド332に沿って上下にスライドするときにガイドとして働く。
【0055】
図12を参照すると、充填/吐出制御パネル130(
図1)は、フレーム120に収容されたシリンダからのガスの吐出またはシリンダへのガスの充填のための管類を収容する。
図1に示すように、吐出キャビネット130は、シリンダを収容しているフレーム120と同じトレーラに搭載される。吐出キャビネット130は、中に収容された管類(例えば、配管、弁、および他の流体流構成要素)を周囲条件から保護するための外部筐体を有する。
【0056】
吐出キャビネット130の管類は、水素ガスまたは窒素ガス源などのガス源に結合するように構成された充填入口252を含むシリンダ充填アセンブリ250を含む。ガス源からのガスは、充填入口252を介して充填配管254に流入する。充填アセンブリ250を通る流れは、弁256によって制御される。シリンダの充填はまた、上記で
図13A~
図13Cとの関連で説明されたように、ガスを受け取るためにレバー210を作動させてシリンダを開くことによって制御される。
【0057】
吐出キャビネット130の管類は、ガス吐出アセンブリ260も含み、ガス吐出アセンブリ260は、フレームに収容されたシリンダから吐出されたガスの行先、例えばローカルな貯蔵所のガスシリンダもしくはタンク、ガスを動力源とする車両(例えば水素動力車両)、またはその他の行先、と結合するように構成された吐出出口262を含む。ガスは、シリンダから吐出配管264を通って流れ、吐出出口262を介して行先に行く。吐出アセンブリ260を通る流れは、弁266によって制御される。シリンダからのガスの吐出も、上記で
図13A~
図13Cとの関連で説明されたように、ガスを吐出するためにレバー210を作動させてシリンダを開くことによって制御される。
【0058】
吐出キャビネット130に収容された補助アセンブリ270が、フレームに収容されたシリンダの充填またはシリンダからのガスの吐出のための代替の流路を提供する。補助アセンブリ270は、入口または出口として働くことができるコネクタ272を含む。例えば充填のためにシリンダに入るまたは吐出のためにシリンダから出る、補助配管274に沿ったガス流は、弁276によって制御される。
【0059】
一部の例では、シリンダ充填アセンブリ250の入口252、吐出アセンブリ260の出口262、および補助アセンブリ270のコネクタ272は、各々異なる種類の接続である。この構成は、様々な種類の充填システムまたは吐出システムとの接続を容易にする。一部の例では、シリンダ充填アセンブリ250の入口252、吐出アセンブリ260の出口262、および補助アセンブリ270のコネクタ272の1つまたは複数を異なる種類の接続に置き換えて、様々な種類の充填システムまたは吐出システムとの接続を容易にするさらなる柔軟性を提供することができる。
【0060】
図12の例では、弁は手動操作弁である。一部の例では、自動弁、例えばデジタル制御弁、を実装して、充填アセンブリおよび吐出アセンブリを通るガス流を制御することができる。
【0061】
充填配管254、吐出配管264、および補助配管274は、配管282を介して垂直方向ガスマニホールド206(
図2Aおよび
図2B)に結合する共通マニホールド280に結合される。共通マニホールド280との間を行き来する配管282に沿った流れは、弁284によって制御される。配管282は、排気管286を介して排気出口288に排気される。共通マニホールド280内のガス圧を示すために、圧力計290が共通マニホールド280に結合される。
【0062】
図13Aおよび
図13Bを参照すると、緊急遮断(ESD)/空圧制御キャビネット140(
図1)は、ユーザが所与の列112のシリンダ(
図2Aおよび
図2B)を開くまたは閉じることのできるインターフェースを提供する制御パネル350を収容する。
図13Aは、制御パネル350の前部のユーザを向く側356を示す。
図13Bは、制御パネル350と、シリンダの開閉を制御する空圧アクチュエータ706との間の管類接続390の概略図である。
【0063】
制御パネル350の前側356は、5つのアクチュエータスイッチ352を含み、各スイッチはシリンダの列のうちの1つに対応している。スイッチ352は、押しボタンスイッチ、レバー、つまみ、または別の種類のスイッチであり得る。スイッチ352は空圧アクチュエータシステムに結合され、スイッチが切り替えられると、シリンダの対応する列112の制御レバー218(
図7A~
図7B)が空圧作動され、それによりその列のシリンダを開くまたは閉じる。ここで説明される例では、各スイッチ352は、トレーラ102に搭載された複数のフレーム120各々の中のシリンダの対応する列112のための空圧アクチュエータ706を制御する。一部の例では、制御キャビネット140は追加的なスイッチを含み、各スイッチ352が、複数のフレーム120のうち対応する1つのフレーム120の中のシリンダの対応する列のための空圧アクチュエータ706を制御する。
【0064】
同じく
図13Bを参照すると、各スイッチ352は、制御パネル350の後ろ側で空気圧回路部に結合される。各空気圧回路部は、各フレーム120のシリンダのそれぞれの列112のための空圧アクチュエータ706(
図7Aおよび
図7B)に結合される。このようにして、スイッチ352の1つが切り替えられると、各フレームのシリンダの対応する列112各々のレバー218が、それぞれの空圧アクチュエータ706によって空圧作動され、その列のシリンダが開かれるまたは閉じられる。一部の例では、各スイッチ352は、単一のフレーム120のみのシリンダの列のための空圧アクチュエータ706を制御する。
【0065】
図13Aおよび
図13Bの例では、制御パネル350はまた、Twintec(ワシントン州オーバーン)ポートなどのマルチチューブコネクタ370を含む。マルチチューブコネクタ370は、マルチチューブコネクタ370の口に結合されたコントローラによる、それぞれの空気ラインによる空圧アクチュエータ706の遠隔制御を可能にし、空気圧回路部371がそれらの空気ラインを空圧スイッチ706に結合している。コントローラは、作業者にさらなる安全性を提供するために、制御パネル350から遠隔に、例えば近くの事務所に、またはガス流通施設の遠隔エリアに、位置し得る。一部の例では、リモートコントローラは、空圧制御出力を提供する論理制御システムを備えたプログラム可能論理コントローラ(PLC)であり得る。
【0066】
空気圧回路部のための空気は、外部の空気源から、スイッチ352を通じて空気圧回路部に結合されている空圧マニホールド380に提供される。一部の例では、空気は、ガス取扱システムが搭載されているトレーラのエアブレーキに供給する空気タンク372(
図13B)から提供される。エアチャック360が、空気圧回路部のための追加的または代替的な空気の供給源への接続を提供する。三方弁などの弁376が、空気圧回路部に提供される空気の供給源の選択を可能にする。
【0067】
図13Cを参照すると、スイッチ352を使用して空圧アクチュエータ706を制御するとき、空気は、所与のスイッチ352から空気圧回路部を通り、三方弁382を通って、対応する空圧アクチュエータ706に流れる。三方弁382は、マルチチューブコネクタ370と空圧アクチュエータ706との間の空気流を防止する。
図13Dを参照すると、マルチチューブコネクタ370を使用して空圧アクチュエータ706を制御するとき、空気は、マルチチューブコネクタ370に結合された管から三方弁382を通って、対応する空圧アクチュエータ706に流れる。三方弁は、スイッチと空圧アクチュエータの間の空気流を防止する。
【0068】
再び
図13Aおよび
図13Bを参照すると、制御パネル350の隔離弁374が、空圧マニホールド380への、したがってスイッチ352、空気圧回路部、および空圧アクチュエータ706への空気の供給を制御する。また、追加的な緊急停止弁384が、ESD排出口235および/またはスイッチ352もしくは弁386上の利用可能な逃がし口の1つまたは複数を通じて、空圧マニホールド380、スイッチ352、空気圧回路部、および空圧アクチュエータ706内の空気を排気するように動作可能である。緊急停止装置(ESD)384は、制御パネルまたは吐出キャビネット130、フレーム120、またはトレーラ102上の様々な箇所に配置され得る。
【0069】
隔離弁374または緊急停止装置384のいずれかを閉じると、空圧マニホールド380、スイッチ352、空気圧回路部、および空圧アクチュエータ706内の空気が、ESD排出口および/またはスイッチ352もしくは弁386上の利用可能な逃がし口の1つまたは複数を通じて排気される。空圧アクチュエータ706は、気送空気圧が閾値未満のときにデフォルトで閉位置を有するので、この空気の排気は、すべての空圧アクチュエータ706を実質的に直ちに閉じさせ、したがってすべてのシリンダを閉じる。緊急時には、隔離弁374が、すべてのシリンダを迅速に閉じる能力を作業者に提供する。
【0070】
ESD排出口235は、弁386によってマルチチューブコネクタ370の空気圧回路部371に結合される。空気がESD排出口235を通って流れるとき(例えば、隔離弁374または緊急停止弁384の1つまたは複数が緊急停止のために係合されるとき)、弁386は、空気が空気圧回路部371を通って流れるのを防止するために作動される。弁386の存在は、空圧アクチュエータ706の制御がマルチチューブコネクタ370を通じて行われるときでも、隔離弁374または緊急停止弁384の1つまたは複数の係合によって作動される緊急停止が行われることを可能にする。
【0071】
図13Eは、特定の緊急停止弁384が係合しているときの空気流経路を示す。緊急停止弁384の係合は、弁386を通ってESD排出口235から出る空気流経路を開く。マルチチューブコネクタ370と対応する空圧アクチュエータ706との間の(三方弁382を介した)空気流経路は閉じられる。
【0072】
制御パネル350の前側356にある計器が、システム内の空気圧およびガス圧を示す情報を提供する。計器364は、共通マニホールド280(
図12)内の空気圧を表示する。計器366は、空気取込み口360における空気圧を表示する。計器368は、空圧マニホールド380内のガス圧を表示する。
【0073】
図14を参照すると、ガスを吐出するための例示的方法では、ガス吐出システムが搭載されているトレーラのエアブレーキシステム用のタンクなどの空気供給源から、ガス吐出システムの空気圧回路に空気が供給される(460)。ガス吐出システムは、ガスシリンダ、例えば水素または窒素ガスシリンダ、の複数の列を収容するフレームを含む。ガス吐出システムは、ガスシリンダからガスを吐出するためのガス出口に流体的に結合され、かつ、ガスシリンダの各列のためのガスマニホールドに流体的に結合された共通ガスマニホールドを含む。ガスシリンダの所与の列のためのガスマニホールドは、それぞれの吐出弁を介して、その列の各シリンダと流体的に結合される。ガス吐出システムはまた、ガスシリンダの各列のための制御レバーを含み、各制御レバーは空気圧回路のそれぞれに結合されている。
【0074】
空気圧回路のうち特定の1つの空気圧回路を作動させて(462)、そのスイッチに対応する特定のシリンダの列にあるガスシリンダの吐出弁を開く。特定の空気圧回路の作動は、その空気圧回路に結合された制御レバーを作動させ(464)、それにより今度はその列の作動アームが動く(466)。各ガスシリンダの吐出弁にレバーが結合され、所与の列のガスシリンダのためのレバーはすべて、その列のための作動アームに結合される。特定の列のための作動アームの動きは、それにより、その列のガスシリンダのためのレバーを作動させて(468)、その列のシリンダの吐出弁を開く(470)。一部の例では、空気圧回路は、スイッチ、例えばトレーラの荷台に搭載されている制御パネルのスイッチ、の操作によって作動される。一部の例では、空気圧回路は、例えばマルチチューブコネクタを通じて、その特定の空気圧回路に結合されたプログラム可能論理コントローラを使用して作動される。
【0075】
所与の列のシリンダに対して吐出弁が開かれると、ガスが、それらのシリンダから、その列のためのガスマニホールドを通り、共通ガスマニホールドを通って流れ、吐出のためにガス出口を出る(472)。
【0076】
一部の例では、緊急スイッチを操作して(474)、各水平方向排気マニホールドに沿って、共通垂直方向排気マニホールドを通じて環境内にガスを排気する。例えば、緊急スイッチは、例えばガスマニホールドもしくはガスシリンダ内のガス圧が閾値を超える場合、または無制御のガス流が発生した場合に操作することができ、1つまたは複数のシリンダ各々のための排気弁が開かれる。
【0077】
図15A~
図15Cは、フレーム120の例示的構成の斜視図、正面図、および側面図を示す。フレームは、フレームの各縁部を画定する4本の平行な柱10a~10dを含む。各柱10a~10dは、フレーム120の最上部から最下部まで延びる。例えばトレーラに搭載されて、またはガスシリンダを収容した状態で、フレームが使用中のとき、柱10a~10dは縦向きになる。
【0078】
特に
図15Aおよび
図15Bを参照すると、水平方向支材220は、柱10aと10dの間をフレーム120の前部30にわたって延びる。フレーム120がシリンダを収容しているとき、シリンダの各列は、対応する支材220がその列のシリンダを支持するように、水平方向支材220の1つと整列する。各支材220は、一番下の支材を除き、支材220下方の柱10a、10dの交差点に配設された三角形のガセット12など、三角形の支持要素によって支持される。支持ガセット12はフレームを強化する。追加的な機械的支持が垂直方向支材15によって提供される。支材および三角形の支持要素からなる同様の構造が、フレームの後部にも存在する。
【0079】
水平方向の取り付け柱17が、フレーム120の前部30の面の前方に延びる。取り付けリング14が、フレーム120の右側23および左側の、フレーム120の上部の各隅に配設される。取り付け柱17および取り付けリング14は、フレームを扱うために(例えば、フレームをトレーラに搭載するため)、またはフレームに物品を取り付ける(例えば、スライドカバー)ために使用することができる。
【0080】
特に
図15Aおよび
図15Cを参照すると、水平方向支材16は、フレーム120の各側にわたって延び、右側32が
図15Cに示され、左側34は同様の構造を有する。水平方向支材16に加えて、斜め支材18a、18bも、フレーム120の各側32、34にわたって延びる。斜め支材18aは、フレームの上部前隅部から下部後隅部に延び、斜め支材18bは、フレームの上部後隅部から下部前隅部に延びる。三角形の支持要素20は、斜め支材18a、18bが柱10a~10dと交差する隅部でフレームを支持する。
【0081】
排出パネル22が、フレーム120の各側の上部に配設され、フレームの側部の少なくとも一部分にわたって延びる。
図15A~15Cの例では、排出パネル22は側部全体にわたって延びている。排出スリット24が、排出パネル22に画定され、起こり得るフレームの内部へのガスの蓄積を逃がすことを可能にする。
【0082】
特に
図15Aを参照すると、フレームの上部カバー238は、フレームの各縁部を画定する4本の柱10a~10dの間に延びている。上部カバー238の前部開口および後部開口26a、26bが存在し、これらは使用中でないときには覆われる。シリンダがフレーム120に搭載されたとき、共通排気マニホールドは、上部カバー238の開口26a、26bを通って延びる。
【0083】
以上、主題の特定の実施形態を説明した。他の実施形態が、以下の特許請求の範囲内にある。
【符号の説明】
【0084】
10a~10d 柱
12 ガセット
14 取り付けリング
15 垂直方向支材
16 水平方向支材
17 取り付け柱
18a、18b 斜め支材
22 排出パネル
24 排出スリット
23 右側
26a、26b 開口
30 前部
32 右側
34 左側
100 ガス取扱システム
102 トレーラ
110 ガスシリンダ
112 列
120 フレーム
101 最下部
103 最上部
104 前側
106 後部
130 吐出キャビネット、充填/吐出制御パネル
140 制御キャビネット
152 ブロック
156 支持柱
158 TRD端部栓
180 アーチ状接続
182 接続部
202 前部弁アセンブリ
204 水平方向ガスマニホールド
206 垂直方向ガスマニホールド
210 レバー
212 左上隅
214 右上隅
216 作動バー
218 制御レバー
220 水平方向支材
230 排気マニホールド
231 アーチ状接続
232 共通排気マニホールド
235 ESD排出口
238 上部カバー
240 排気キャップ
250 充填アセンブリ
252 充填入口
254 充填配管
256 弁
260 ガス吐出アセンブリ
262 吐出出口
264 吐出配管
266 弁
270 補助アセンブリ
272 コネクタ
276 弁
280 共通マニホールド
282 配管
286 排気管
290 圧力計
302 TRD端部栓アセンブリ
304 後ろ側
320 水平方向支材
321 アーチ状接続
330 後部排気マニホールド
331 アーチ状接続
332 後部排気マニホールド
340 後部排気キャップ
350 制御キャビネット、制御パネル
352 スイッチ
356 ユーザを向く側、前側
360 エアチャック
364、366、368 計器
370 マルチチューブコネクタ
374 隔離弁
376 弁
380 空圧マニホールド
382 三方弁
384 緊急停止弁、緊急停止装置
386 弁
390 管類接続
402 上部ブロック
404 下部ブロック
405 開口
406 支持柱
408 ネック
410 弁
412 枢動点
414 コネクタ
415 排気弁
416 排気コネクタ
500 コネクタ
502 配管
504 T分岐部
506 第1の端部
508 第2の端部
510 コネクタ
600、600’ コネクタ
602 配管
604 T分岐部
605 エルボー継手
606 上端
608 下端
700 アクチュエータ
702 接続点
706 空圧アクチュエータ
800 コネクタ
802 配管
804 T分岐部
806 端部
900 スリット
902 突起物
【国際調査報告】