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特表2024-543486データ伝送方法、装置、通信機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-21
(54)【発明の名称】データ伝送方法、装置、通信機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20241114BHJP
   H04W 80/06 20090101ALI20241114BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W80/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024528513
(86)(22)【出願日】2022-11-15
(85)【翻訳文提出日】2024-05-22
(86)【国際出願番号】 CN2022132011
(87)【国際公開番号】W WO2023083378
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】202111350583.7
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】507142144
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS GROUP CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】柴▲麗▼
(72)【発明者】
【氏名】徐▲曉▼▲東▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
データ伝送方法は、端末のPDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することを含み、第1条件は、PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、端末のPDCPエンティティは追加、低減及び再構成の少なくとも1つの変化が発生すること、端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減及び再構成の少なくとも1つの変化が発生すること、端末のPDCPエンティティに接続されるRLCエンティティは追加、低減及び再構成の少なくとも1つの変化が発生することの少なくとも1つを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
端末のパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティが、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することを含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1プロトコルデータユニット(PDU)の損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末が無線リンク失敗(RLF)回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される、データ伝送方法。
【請求項2】
前記端末のPDCPエンティティが、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することは、
前記PDCPエンティティが、前記第1条件を満たす場合に、廃棄タイマー又は再組み立てタイマーが期限になるときに、PDCPステータスレポートを送信すること、又は、
前記PDCPエンティティが、前記第1条件を満たす場合に、予め設定された周期に従ってPDCPステータスレポートを送信すること、を含む、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項3】
前記データ伝送方法は、
前記PDCPエンティティが受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しないことをさらに含む、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項4】
前記データ伝送方法は、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第1構成情報を受信することをさらに含み、
前記第1構成情報は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC 確認モード(AM)及び/又はRLC 非確認モード(UM)に対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項5】
前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するハイパーフレーム番号(HFN)を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとシーケンス番号(SN)を指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、
請求項4に記載のデータ伝送方法。
【請求項6】
前記端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方が自動再送要求(ARQ)機能を有する場合、前記データ伝送方法はさらに、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第2構成情報を受信し、前記第2構成情報に基づいて前記PDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化することを含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
【請求項7】
前記データ伝送方法は、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第3構成情報を受信することであって、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度、及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる、ことと、
前記端末が最も優先度の高いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することと、をさらに含む、
請求項6に記載のデータ伝送方法。
【請求項8】
前記データ伝送方法は、
前記端末が、パケット廃棄タイマー、パケット再送タイマー及びパケット再組み立てタイマーのうちのタイミング時間長が最も短いタイマーを決定し、前記タイミング時間長が最も短いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することをさらに含む、
請求項6に記載のデータ伝送方法。
【請求項9】
データ伝送方法であって、
第1ネットワークノードが端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送することを含み、
前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む、データ伝送方法。
【請求項10】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第1構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第1構成情報は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項9に記載のデータ伝送方法。
【請求項11】
前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するハイパーフレーム番号(HFN)を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとシーケンス番号(SN)を指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、
請求項10に記載のデータ伝送方法。
【請求項12】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第2構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第2構成情報は、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化するために使用され、前記端末のPDCPエンティティ及びRLCエンティティの両方がARQ機能を有する、
請求項9~11のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
【請求項13】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第3構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる、
請求項12に記載のデータ伝送方法。
【請求項14】
第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することであって、mは1以上の正の整数である、ことを含む、データ伝送方法。
【請求項15】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末がコアネットワークによって送信された第4構成情報を受信することをさらに含み、前記第4構成情報は、
PDUセッション構成情報、インターネットプロトコル(IP)アドレス、一時移動ユーザ識別コード(TMSI)識別子、ユーザプレーン部分の汎用パケット無線サービストンネルプロトコル(GTP-U)トンネル配置情報、登録エリア、セキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14に記載のデータ伝送方法。
【請求項16】
前記第4構成情報は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の前記データ送信及び/又は受信に適用される、
請求項15に記載のデータ伝送方法。
【請求項17】
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14に記載のデータ伝送方法。
【請求項18】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1ネットワークノードによって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
サービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、メディアアクセス制御(MAC)構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
請求項14に記載のデータ伝送方法。
【請求項19】
前記第1端末が前記第5構成情報の全部又は一部を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することをさらに含む、
請求項18に記載のデータ伝送方法。
【請求項20】
前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、
前記第1端末が前記第5構成情報に基づいてデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することを含み、前記データはパブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がサービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCPサービスデータユニット(SDU)であり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がメディアアクセス制御(MAC)層である場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置が物理層(PHY)である場合、前記データは物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)伝送である、
請求項18に記載のデータ伝送方法。
【請求項21】
前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、
前記第1端末が第1ネットワークノード又は人工知能(AI)制御体によって送信された集約及び/又は分流の条件に基づいて、前記データを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信すること、
又は、前記第1端末がデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを自主的に選択すること、を含み、
ここで、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14に記載のデータ伝送方法。
【請求項22】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1指示情報を前記第1ネットワークノードに送信することであって、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、
前記第1端末が第2指示情報を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信することであって、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、をさらに含む、
請求項21に記載のデータ伝送方法。
【請求項23】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1ネットワークノードに第1要求情報を送信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される、
請求項14に記載のデータ伝送方法。
【請求項24】
前記データ伝送方法は、
データ集約及び/又は分流を確立する前に、前記第1端末がデータ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つ端末と第1情報をやり取りすることをさらに含み、前記第1情報は、送信電力能力、無線周波数(RF)チェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項18に記載のデータ伝送方法。
【請求項25】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第2情報を第1ネットワークノード及び/又はコアネットワークに送信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項24に記載のデータ伝送方法。
【請求項26】
前記第1端末が、第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5Gサービス品質識別子(5QI)パラメータ分解を行う分解結果を受信することをさらに含む、
請求項14に記載のデータ伝送方法。
【請求項27】
第2端末が第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信することであって、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信し、mは1以上の正の整数である、ことを含む、データ伝送方法。
【請求項28】
前記データ伝送方法は、
前記第2端末が第1ネットワークノード又は前記第1端末によって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
請求項27に記載のデータ伝送方法。
【請求項29】
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項27に記載のデータ伝送方法。
【請求項30】
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータは、パブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置がPHYである場合、前記データはPUSC伝送である、
請求項27に記載のデータ伝送方法。
【請求項31】
前記データ伝送方法は、
前記第2端末が前記第1端末によって送信された第2指示情報を受信することをさらに含み、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記第2端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、
請求項27に記載のデータ伝送方法。
【請求項32】
第1ネットワークノードが第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信することであって、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である、ことを含む、データ伝送方法。
【請求項33】
前記第5構成情報はさらに、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
請求項32に記載のデータ伝送方法。
【請求項34】
前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む、
請求項32に記載のデータ伝送方法。
【請求項35】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1指示情報を受信することをさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送を開始すること、及び/又は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを指示するために使用される、
請求項32に記載のデータ伝送方法。
【請求項36】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1要求情報を受信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信を要求すること、及び/又は前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される、
請求項32に記載のデータ伝送方法。
【請求項37】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第2情報を受信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項32に記載のデータ伝送方法。
【請求項38】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5QIパラメータ分解を行い、分解結果を取得し、前記分解結果を前記第1端末に送信することをさらに含む、
請求項32に記載のデータ伝送方法。
【請求項39】
端末に適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、PDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信するように構成される第1通信ユニットを含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1プロトコルデータユニット(PDU)の損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末が無線リンク失敗(RLF)回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される、データ伝送装置。
【請求項40】
第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送するように構成される第2通信ユニットを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む、データ伝送装置。
【請求項41】
第1端末に適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信するように構成される第3通信ユニットを含み、mは1以上の正の整数である、データ伝送装置。
【請求項42】
第2端末に適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信するように構成される第4通信ユニットを含み、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信する、データ伝送装置。
【請求項43】
第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信するように構成される第5通信ユニットを含み、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である、データ伝送装置。
【請求項44】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに請求項1~8のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに請求項9~13のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに請求項14~26のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに請求項27~31のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに請求項32~38のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項45】
メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されてプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含む通信機器であって、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項1~8のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項9~13のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項14~26のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項27~31のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項32~38のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現する、通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、出願番号が202111350583.7であり、出願日が2021年11月15日である中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願の優先権を主張し、該中国特許出願のすべての内容が参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信技術分野に関し、具体的にデータ伝送方法、装置、通信機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、データ伝送には、単一端末のアップリンク電力が制限されることによりデータ送信速度が制限され、帯域幅の使用が制限され、信頼性を保障できず、及びデータ送信がパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)を使用する高速かつ効果的なAM(Acknowledged Mode)モードの自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat-reQuest)に基づく再送技術をサポートしないことが存在し、セルのエッジで特に顕著である。現在のARQ再送のトリガーはタイムリーではなく、限界性が比較的大きく、車載モノのインターネット(V2X:Vehicle to Everything)、拡張現実(AR:Augmented Reality)、仮想現実(VR:Virtual Reality)、及びマルチキャストサービスなどの高信頼性低遅延と大帯域幅の要求の伝送性能需要を保障することができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の実施例は、データ伝送方法、装置、通信機器及び記憶媒体を提供する。
【0005】
本開示の実施例の技術的解決策は、以下のように実現される。
【0006】
第1態様では、本開示の実施例は、データ伝送方法を提供し、前記データ伝送方法は、
端末のPDCPエンティティが、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することを含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1プロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)の損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント(Point To Point)送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント(Point To Multipoint)送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC:Radio Link Control)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS:Quality of Service)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末が無線リンク失敗(RLF:Radio Link Failure)回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される。
【0007】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記端末のPDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することは、前記PDCPエンティティが前記第1条件を満たす場合に、廃棄タイマー又は再組み立てタイマーが期限になるときに、PDCPステータスレポートを送信すること、又は、前記PDCPエンティティが前記第1条件を満たす場合に、予め設定された周期に従ってPDCPステータスレポートを送信すること、を含む。
【0008】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記PDCPエンティティが受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しないことをさらに含む。
【0009】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第1構成情報を受信することをさらに含み、前記第1構成情報は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS:Quality of Service)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC 確認モード(AM:Acknaw|edged Mode)及び/又はRLC 非確認モード(UM:Unacknow|edged Mode)に対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するハイパーフレーム番号(HFN:Hyper Frame Number)を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとシーケンス番号(SN)を指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0011】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方がARQ機能を有する場合、前記データ伝送方法はさらに、前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第2構成情報を受信し、前記第2構成情報に基づいて前記PDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化することを含む。
【0012】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第3構成情報を受信することであって、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度、及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる、ことと、前記端末が最も優先度の高いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することと、をさらに含む。
【0013】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記端末が、パケット廃棄タイマー、パケット再送タイマー及びパケット再組み立てタイマーのうちのタイミング時間長が最も短いタイマーを決定し、前記タイミング時間長が最も短いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することをさらに含む。
【0014】
第2態様では、本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供し、前記データ伝送方法は、
第1ネットワークノードが端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送することを含み、前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第1構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第1構成情報は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0016】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとSNを指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0017】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1ネットワークノードが第2構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第2構成情報は、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化するために使用され、前記端末のPDCPエンティティ及びRLCエンティティの両方がARQ機能を有する。
【0018】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1ネットワークノードが第3構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる。
【0019】
第3態様では、本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供し、前記データ伝送方法は、
第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することであって、mは1以上の正の整数である、ことを含む。
【0020】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1端末がコアネットワークによって送信された第4構成情報を受信することをさらに含み、前記第4構成情報は、
PDUセッション構成情報、インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)アドレス、一時移動ユーザ識別コード(TMSI:Temporary Mobile Subscriber Identity)識別子、ユーザプレーン部分の汎用パケット無線サービストンネルプロトコル(GTP-U:General Packet Radio Service (GPRS) Tunnel Protocol-User Plane)トンネル配置情報、登録エリア、セキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第4構成情報は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の前記データ送信及び/又は受信に適用される。
【0022】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1端末が第1ネットワークノードによって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、前記第5構成情報は、
サービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP:Service Data Adaptation Protocol)構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、メディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS:Semi-Persistent Scheduling)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック非連続受信(DRX:Discontinous Reception)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0024】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1端末が前記第5構成情報の全部又は一部を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することをさらに含む。
【0025】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、
前記第1端末が前記第5構成情報に基づいてデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することを含み、前記データはパブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCPサービスデータユニットSDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がメディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)層である場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置が物理層(PHY:Physical Layer)である場合、前記データは物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)伝送である。
【0026】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、
前記第1端末が第1ネットワークノード又は人工知能(AI:Artificial Intelligence)制御体によって送信された集約及び/又は分流の条件に基づいて、前記データを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信すること、
又は、前記第1端末がデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを自主的に選択すること、を含み、
ここで、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1端末が第1指示情報を前記第1ネットワークノードに送信することであって、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、
前記第1端末が第2指示情報を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信することであって、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、をさらに含む。
【0028】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1端末が第1ネットワークノードに第1要求情報を送信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される。
【0029】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、データ集約及び/又は分流を確立する前に、前記第1端末がデータ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つ端末と第1情報をやり取りすることをさらに含み、前記第1情報は、送信電力能力、無線周波数RFチェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0030】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1端末が第2情報を第1ネットワークノード及び/又はコアネットワークに送信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1端末が、第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5Gサービス品質識別子(5QI)パラメータ分解を行う分解結果を受信することをさらに含む。
【0032】
第4態様では、本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供し、前記データ伝送方法は、
第2端末が第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信することであって、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信し、mは1以上の正の整数である、ことを含む。
【0033】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第2端末が第1ネットワークノード又は前記第1端末によって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0034】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータは、パブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置がPHYである場合、前記データはPUSC伝送である。
【0036】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第2端末が前記第1端末によって送信された第2指示情報を受信することをさらに含み、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記第2端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される。
【0037】
第5態様では、本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供し、前記データ伝送方法は、
第1ネットワークノードが第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信することであって、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である、ことを含む。
【0038】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第5構成情報はさらに、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0039】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0040】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1指示情報を受信することをさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送を開始すること、及び/又は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを指示するために使用される。
【0041】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1要求情報を受信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信を要求すること、及び/又は前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される。
【0042】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第2情報を受信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記データ伝送方法は、前記第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5QIパラメータ分解を行い、分解結果を取得し、前記分解結果を前記第1端末に送信することをさらに含む。
【0044】
第6態様では、本開示の実施例は、端末に適用されるデータ伝送装置をさらに提供し、前記データ伝送装置は、前記端末のPDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信するように構成される第1通信ユニットを含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される。
【0045】
第7態様では、本開示の実施例は、第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置をさらに提供し、前記データ伝送装置は、端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送するように構成される第2通信ユニットを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
第8態様では、本開示の実施例は、第1端末に適用されるデータ伝送装置をさらに提供し、前記データ伝送装置は、m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信するように構成される第3通信ユニットを含み、mは1以上の正の整数である。
【0047】
第9態様では、本開示の実施例は、第2端末に適用されるデータ伝送装置をさらに提供し、前記データ伝送装置は、第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信するように構成される第4通信ユニットを含み、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信する。
【0048】
第10態様では、本開示の実施例は、第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置をさらに提供し、前記データ伝送装置は、第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信するように構成される第5通信ユニットを含み、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である。
【0049】
第11態様では、本開示の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、プロセッサに本開示の実施例の前述のいずれかの態様に記載の方法のステップを実現させる。
【0050】
第12態様では、本開示の実施例は通信機器をさらに提供し、前記通信機器は、メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されてプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが前記プログラムを実行するとき、本開示の実施例の前述のいずれかの態様に記載の方法のステップを実現する。
【0051】
本開示の実施例は、データ伝送方法、装置、通信機器及び記憶媒体を提供し、前記データ伝送方法は、端末のPDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することを含み、前記第1条件は、前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティに接続されるRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される。本開示の実施例の技術的解決策を採用することにより、端末のPDCPエンティティは、上記の第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信し、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーし、ARQ再送のタイムリーなトリガーを実現し、高信頼性低遅延と大帯域幅の要求の伝送性能需要を保障することができる。また、複数の端末がサービスを連携して送信し、他の端末を介して送信するなどの手段の補完により、データ送信速度が制限され、帯域幅の使用が制限され、及び信頼性を保障できないなどのデータ伝送問題をさらに克服する。
【図面の簡単な説明】
【0052】
図1】本開示の実施例のデータ伝送方法の第1の模式的フローチャートである。
【0053】
図2】本開示の実施例のデータ伝送方法の第2の模式的フローチャートである。
【0054】
図3】本開示の実施例のデータ伝送装置の第1の構成の構造的模式図である。
【0055】
図4】本開示の実施例のデータ伝送装置の第2の構成の構造的模式図である。
【0056】
図5】本開示の実施例のデータ伝送方法の第3の模式的フローチャートである。
【0057】
図6】本開示の実施例のデータ伝送方法の第4の模式的フローチャートである。
【0058】
図7】本開示の実施例のデータ伝送方法の第5の模式的フローチャートである。
【0059】
図8a】本開示の実施例のデータ伝送方法における複数の端末間のサービス集約及び/又は分流(シャント)の模式図である。
図8b】本開示の実施例のデータ伝送方法における複数の端末間のサービス集約及び/又は分流(シャント)の模式図である。
【0060】
図9】本開示の実施例のデータ伝送方法における複数の端末間のサービス集約及び/又は分流のプロトコルスタックの模式図である。
【0061】
図10】本開示の実施例のデータ伝送方法のインタラクションプロセスの模式図である。
【0062】
図11】本開示の実施例のデータ伝送装置の第3の構成の構造的模式図である。
【0063】
図12】本開示の実施例のデータ伝送装置の第4の構成の構造的模式図である。
【0064】
図13】本開示の実施例のデータ伝送装置の第5の構成の構造的模式図である。
【0065】
図14】本開示の実施例の通信機器のハードウェア構成の構造的模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0066】
以下、図面及び具体的な実施例を参照しながら、本開示をさらに詳しく説明する。
【0067】
本願の実施例の技術的解決策は様々な通信システムに適用することができ、例えば、長期的進化(LTE:Long Time Evolution)/LTEの進化型(LTE-A:LTE-Advanced)システムに限定されず、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)、周波数分割多元接続(FDMA:Frequency Division Multiple Access)、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA:Single-carrier Frequency-Division Multiple Access)及び他のシステムなどのほかの無線通信システムにも適用可能である。本願の実施例における用語「システム」及び「ネットワーク」は常に互換的に用いられる。説明される技術は、上記言及したシステム及び無線技術に適用可能であるだけでなく、他のシステム及び無線技術にも適用可能である。しかしながら、以下の記述において、例として新しい無線(NR:New Radio)システムについて説明し、以下の記述の大半においてNR用語が使用されるが、これらの技術は、第6世代(6G:6th Generation)通信システムなどのNRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも適用可能である。本願の実施例における「データ」は、「データパケット」、「伝送(transmission)」、「データユニット」、「アップリンク共有物理チャネル伝送(PUSCH transmission:Physical Uplink Share Channel transmission)」、ダウンリンク共有物理チャネル伝送(PDSCH transmission:Physical Downlink Share Channel transmission)」及び「伝送ブロック(TB:Transport Block)」などのうちの少なくとも1つと解釈することができる。
【0068】
本願の実施例における「サービス」は、サービス、PDUセッション、サービス品質フロー(QoS flow:Quality of Service flow)、ストリーム(Stream)、又はサービスデータフロー(service data flow)、無線ベアラー(Radio Bearer)、論理チャネルなどの概念のうちの少なくとも1つを表すことができる。
【0069】
本願の実施例におけるデータは、サービスに対応するデータ又はトラフィックを表す。
【0070】
例示的に、本開示の実施例に適用される通信システムは、第1ネットワークノードと端末機器(端末、通信端末などとも呼ばれてもよい)とを含むことができる。第1ネットワークノードは、端末機器と通信する機器であってもよい。ここで、第1ネットワークノードは、一定の領域範囲内に通信カバレッジを提供することができ、該領域内に位置する端末と通信することができる。オプションとして、第1ネットワークノードは、各通信システムにおける基地局、リレー、IAB、送受信ポイント(TRP)、集中ユニット(CU:Centralized Unit)、及び分散ユニット(DU:Distributed Unit)のいずれか1つであってもよく、例えばLTEシステムにおける進化型基地局(eNB:Evolutional Node B)、5Gシステム又はNRシステムにおける基地局(gNB)であってもよい。
【0071】
本願の実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を備えた機器を通信機器と称し得ることを理解すべきである。通信機器は、通信機能を備えた第1ネットワークノード及び端末を備えることができ、第1ネットワークノード及び端末機器は以上に記載の具体的な機器であってもよく、ここでは詳細な説明を省略する。通信機器は、さらに、通信システムにおける他の機器、例えばネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを備えることができ、本開示の実施例ではこれに対して限定しない。
【0072】
理解すべきこととして、本願の実施例における用語「及び/又は」は関連するオブジェクトの関連関係を説明するためのものに過ぎず、3つの関係が存在してもよいことを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、及びBが単独で存在することの3つの状況を示してもよい。また、本明細書における文字「/」は一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0073】
本願の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、必ずしも特定の順序又は前後順序を説明するためのものではなく、類似する対象を区別するために用いられる。このように使用されるデータは、本明細書に記載された本願の実施例が例えば本明細書に図示又は説明された順序以外の順序で実施され得るように、適切な場合で交換可能であることを理解すべきである。また、「含む」及び「備える」という用語及びそれらのいかなる変形は、非排他的な包含を網羅することを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されず、明確に列挙されていない他のステップ又はユニットを含んでもよいか又はこのようなプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0074】
本開示の実施例はデータ伝送方法を提供し、図1は本開示の実施例のデータ伝送方法の第1の模式的フローチャートである。図1に示すように、前記方法は、ステップ101を含む。
【0075】
ステップ101において、端末のPDCPエンティティは、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信し、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御RLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム(Stream)又はサービスデータフロー(service data flow)、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される。
【0076】
ここで、前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生することは、前記PDCPエンティティはポイントツーポイント伝送モードからポイントツーマルチポイント伝送モードへの変化が発生することを表し、前記伝送モードは、送信及び/又は受信モードを含む。
【0077】
ここで、サービスセルの信号状態は、参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Receiving Power)、参照信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Receiving Quality)、受信された信号強度指示(RSSI:Received Signal Strength Indication)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS:Channel State Information-Reference Signal)ステータスレポートというパラメータによって体現されるが、これらに限定されない。
【0078】
本開示の実施例の技術的解決策を採用すると、端末のPDCPエンティティが上記の第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することで、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーし、ARQ再送のタイムリーなトリガーを実現し、高信頼性低遅延と大帯域幅の要求の伝送性能需要を保障することができる。
【0079】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記端末のPDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することは、前記PDCPエンティティが前記第1条件を満たす場合に、廃棄タイマーが期限になるときに、PDCPステータスレポートを送信すること、又は、前記PDCPエンティティが前記第1条件を満たす場合に、予め設定された周期に従ってPDCPステータスレポートを送信すること、を含む。
【0080】
本実施例では、前記PDCPエンティティは、上記の第1条件を満たす場合に、例えば第1PDUの損失が検出された条件で、廃棄タイマーが期限になるときに、PDCPステータスレポートを送信して第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーする。又は、前記PDCPエンティティは、PDCPステータスレポートを周期的に送信して、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーする。
【0081】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記PDCPエンティティが受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しないことをさらに含む。
【0082】
従来の技術的解決策では、PDCPエンティティはバッファの受信ウィンドウを介してデータを受信し、受信ウィンドウはデータの伝送に伴って移動し、受信ウィンドウの開始位置はデータの識別子に関連する。PDUの損失が検出されでも、受信バッファの受信ウィンドウの開始位置も移動する必要があり、このようにして、再伝送されたデータが受信ウィンドウ内に落ちず、即ち再伝送されたPDUを受信することができない。
【0083】
本実施例では、前記PDCPエンティティが前記第1条件を満たす場合に、前記PDCPエンティティは受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しない。例示的に、第1PDUの損失が検出された条件では、前記PDCPエンティティは受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しない。このようにして、第1ネットワークノードがデータを再伝送するときに、再伝送されたデータは受信ウィンドウ内に落ち、端末のPDCPは再伝送されたデータを受信することができる。
【0084】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第1構成情報を受信することをさらに含み、前記第1構成情報は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム(Stream)又はサービスデータフロー(service data flow)、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0085】
ここで、AMモードは信頼性モードと呼ばれてもよく、AMモードでは、RLCエンティティがARQを介して誤り訂正を行う。UMモードは非信頼性モードと呼ばれてもよく、UMモードでは、RLCエンティティが再送を行わない。
【0086】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するハイパーフレーム番号(HFN)を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか(ここで、絶対時間は世界協定時間(UTC:Universal Time Coordinated)又は他のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)時間によって指示される)、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとシーケンス番号(SN)を指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0087】
いくつかの選択可能な実施例では、前記端末のメディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)エンティティがそれぞれRLCエンティティを介して少なくとも2つのPDCPエンティティに接続される場合、上記のPDCPエンティティは、前記少なくとも2つのPDCPエンティティのうちのいずれかのPDCPエンティティである。即ち、端末のMACエンティティがそれぞれRLCエンティティを介して少なくとも2つのPDCPエンティティに接続される場合、各PDCPエンティティは上記のデータ伝送解決策、例えば、以下の条件のうちの少なくとも1つを満たす場合にPDCPステータスレポートを送信し、受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しないなどの解決策を多重化することができる。
【0088】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方がARQ機能を有する場合、前記方法はさらに、前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第2構成情報を受信し、前記第2構成情報に基づいて前記PDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化することを含む。
【0089】
本実施例では、端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方がARQ機能を有する場合、衝突を回避するために、端末は、第1ネットワークノードの構成(即ち、第2構成情報)に基づいて、前記PDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化することができる。
【0090】
ここで、例示的に、前記第2構成情報は、シグナリングにより送信されてもよく、例えば、前記端末は、前記第1ネットワークノードによって送信されたシグナリングを受信し、前記シグナリングに前記第2構成情報が含まれる。
【0091】
いくつかの例では、前記端末がポイントツーマルチポイント(PTM:Point To Multipoint)のリンクのみを構成する場合、前記第2構成情報は、RLCエンティティのARQ機能をアクティブ化するために使用され得る。別のいくつかの例では、前記端末がPTMとポイントツーポイント(PTP:Point To Point)のリンクを同時に構成する場合、前記第2構成情報はPDCPエンティティのARQ機能をアクティブ化するために使用され得る。
【0092】
いくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第3構成情報を受信することであって、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度、及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる、ことと、前記端末が最も優先度の高いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することと、をさらに含む。
【0093】
本実施例では、端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方がARQ機能を有する場合、第1ネットワークノードは、シグナリングによりパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度、及びパケット再組み立てタイマーの優先度(即ち、第3構成情報)を端末に構成することができ、端末は、最も優先度の高いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することができる。例えば、パケット廃棄タイマーの優先度が最も高い場合、パケット廃棄操作を実行することができ、パケット再送タイマーの優先度が最も高い場合、パケット再送操作を実行することができ、パケット再組み立てタイマーの優先度が最も高い場合、パケット再組み立て操作を実行することができる。ここで、上記の操作は、具体的にPDCPエンティティ又はRLCエンティティにより実行され得る。
【0094】
いくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記端末が、パケット廃棄タイマー、パケット再送タイマー、及びパケット再組み立てタイマーのうちのタイミング時間長が最も短いタイマーを決定し、前記タイミング時間長が最も短いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することをさらに含む。
【0095】
本実施例では、端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方がARQ機能を有する場合、端末は、各タイマーのタイミング時間長に基づいて、タイミング時間長が最も短いタイマーに対応する動作メカニズムの実行を選択することができる。例えば、パケット廃棄タイマーのタイミング時間長が最も短い場合、パケット廃棄操作を実行することができ、パケット再送タイマーのタイミング時間長が最も短い場合、パケット再送操作を実行することができ、パケット再組み立てタイマーのタイミング時間長が最も短い場合、パケット再組み立て操作を実行することができる。ここで、上記の操作は、具体的にPDCPエンティティ又はRLCエンティティにより実行され得る。
【0096】
上記の実施例に基づいて、本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供する。図2は本開示の実施例のデータ伝送方法の第2の模式的フローチャートである。図2に示すように、前記方法はステップ201を含む。
【0097】
ステップ201において、第1ネットワークノードは、端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送する。
【0098】
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが第1構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第1構成情報は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム(Stream)又はサービスデータフロー(service data flow)、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0100】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか(ここで、絶対時間はUTC又は他のGNSS時間によって指示される)、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとSNを指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0101】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが第2構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第2構成情報は、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化するために使用され、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティの両方がARQ機能を有する。
【0102】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが第3構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる。
【0103】
上記の実施例に基づいて、本開示の実施例は、端末に適用されるデータ伝送装置をさらに提供する。図3は本開示の実施例のデータ伝送装置の第1の構成の構造的模式図である。図3に示すように、前記装置は、PDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信するように構成される第1通信ユニット11を含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される。
【0104】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記装置は第1処理ユニット12をさらに含み、前記第1処理ユニット12は、前記PDCPエンティティが前記第1条件を満たす場合に、廃棄タイマーが期限になるときに、前記第1通信ユニット11によりPDCPステータスレポートを送信するように構成され、又は、前記PDCPエンティティが前記第1条件を満たす場合に、前記第1通信ユニット11により予め設定された周期に従ってPDCPステータスレポートを送信するように構成される。
【0105】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記装置は、前記PDCPエンティティにより受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しないように構成される第1処理ユニット12をさらに含む。
【0106】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1通信ユニット11はさらに、前記第1ネットワークノードによって送信された第1構成情報を受信するように構成され、
前記第1構成情報は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0107】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとSNを指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0108】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1通信ユニット11はさらに、前記端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方がARQ機能を有する場合、前記第1ネットワークノードによって送信された第2構成情報を受信し、前記第2構成情報に基づいて前記PDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化するように構成される。
【0109】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記装置は第1処理ユニット12をさらに含み、
前記第1通信ユニット11はさらに、前記第1ネットワークノードによって送信された第3構成情報を受信するように構成され、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度、及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれ、
前記第1処理ユニット12は、最も優先度の高いタイマーに対応する動作メカニズムを実行するように構成される。
【0110】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記装置は、パケット廃棄タイマー、パケット再送タイマー、及びパケット再組み立てタイマーのうちのタイミング時間長が最も短いタイマーを決定し、前記タイミング時間長が最も短いタイマーに対応する動作メカニズムを実行するように構成される第1処理ユニット12をさらに含む。
【0111】
本開示の実施例では、前記装置における第1処理ユニット12は、実際の適用において中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、マイクロ制御ユニット(MCU:Microcontroller Unit)又はプログラム可能なゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)で実現されてもよい。前記装置における第1通信ユニット11は、実際の適用において通信モジュール(インフラ通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース及びプロトコルなどを含む)及び送受信アンテナにより実現されてもよい。
【0112】
本開示の実施例は、第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置をさらに提供する。図4は、本開示の実施例のデータ伝送装置の第2の構成の構造的模式図である。図4に示すように、前記装置は、端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送するように構成される第2通信ユニット21を含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0113】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2通信ユニット21はさらに、第1構成情報を前記端末に送信するように構成され、前記第1構成情報は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとSNを指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0115】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2通信ユニット21はさらに、第2構成情報を前記端末に送信するように構成され、前記第2構成情報は、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化するために使用され、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティの両方がARQ機能を有する。
【0116】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2通信ユニット21はさらに、第3構成情報を前記端末に送信するように構成され、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度、及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる。
【0117】
本開示の実施例では、前記装置における第2通信ユニット21は、実際の適用において通信モジュール(インフラ通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース及びプロトコルなどを含む)及び送受信アンテナにより実現されてもよい。
【0118】
本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供する。図5は本開示の実施例のデータ伝送方法の第3の模式的フローチャートである。図5に示すように、前記方法はステップ301を含む。
【0119】
ステップ301において、第1端末は、m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信し、mは1以上の正の整数である。前記第1端末と前記m個の端末との間のデータ集約及び/又は分流として記述することもできる。
【0120】
本開示のすべての実施例では、m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータは、第1端末とm個の端末との間のデータ集約及び/又は分流として記述することもでき、具体的に、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む。
【0121】
ここで、m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータであることは、第1端末及びm個の端末が関連するサービスのデータを送信及び/又は受信することを含む。
【0122】
ここで、前記関連するサービスは、同じユーザからのサービス、同じアプリケーションサーバからのサービス、同じ識別子に関連付けられたサービス、同じQoSフローからのサービス、同じIPフローからのサービス、同じサービスデータフローからのサービス、グループ関係のあるサービス、マルチパス関係のサービス、集約及び/又は分流関係の端末のサービスからのうちの少なくとも1つを表す。
【0123】
ここで、前記データは、サービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP:Service Data Adaptation Protocol)PDU、PDCPサービスデータユニット(SDU:Service Data Unit)、PDCP DU、RLC SDU、RLC PDU、MAC SDU、MAC PDU、TB、PUSCH伝送、PDSCH伝送、のうちの少なくとも1つである。
【0124】
本実施例では、m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、第1端末によってm個の端末を介して第1ネットワークノードに伝送(送信及び/又は受信)されるデータを指す。上記の第1端末はさらに、第1ネットワークノードにデータを直接送信し、及び/又は第1ネットワークノードからのデータを直接受信することができ、その場合、第1端末が第1ネットワークノードと直接やり取りするデータは、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータを表すが、m個の端末を介して送信及び/又は受信されるデータではない。
【0125】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1端末がコアネットワークによって送信された第4構成情報を受信することをさらに含み、前記第4構成情報は、
PDUセッション構成情報、IPアドレス、TMSI識別子、ユーザプレーン部分の汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)トンネルプロトコル(GTP-U:GPRS Tunnel Protocol-User Plane)トンネル配置情報、登録エリア、セキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
本実施例では、第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信する前に、前記第1端末は、コアネットワークによって送信された上述の第4構成情報を受信する。
【0127】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信する前に、前記方法は、前記第1端末が第1ネットワークノードによって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報(前記データとは、第1端末によってm個の端末を介して伝送(送信及び/又は受信)されるデータを指す)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0128】
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0129】
ここで、前記新たな論理層は、データ序列管理などの他の機能に使用される。
【0130】
本開示のすべての実施例では、第1ネットワークノードによった転送された、コアネットワークによって送信された第4構成情報と送信された第5構成情報は、1つのメッセージにあってもよく、2つの独立したメッセージであってもよい。
【0131】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1端末が前記第5構成情報の全部又は一部を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することをさらに含む。
【0132】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、前記第1端末が前記第5構成情報に基づいてデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することを含み、前記データはパブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置が物理層(PHY)である場合、前記データは物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)伝送である。
【0133】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、前記第1端末が第1ネットワークノード又はAI制御体によって送信された集約及び/又は分流の条件に基づいて前記データを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信すること、
又は、前記第1端末がデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを自主的に選択すること、を含み、
ここで、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0134】
ここで、前記AI制御体は、人工知能技術に使用される制御エンティティ又は論理体であり、例えば、データ分析、策略決定などに使用される制御エンティティ又は論理体である。
【0135】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1端末が第1指示情報を前記第1ネットワークノードに送信することであって、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、前記第1端末が第2指示情報を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信することであって、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、をさらに含む。
【0136】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1端末が第1ネットワークノードに第1要求情報を送信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される。
【0137】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、データ集約及び/又は分流を確立する前に、前記第1端末がデータ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つ端末と第1情報をやり取りすることをさらに含み、前記第1情報は、送信電力能力、無線周波数(RF:Radio Frequency)チェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1端末が第2情報を第1ネットワークノード及び/又はコアネットワークに送信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0139】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1端末が、第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5Gサービス品質識別子(5QI)パラメータ分解を行う分解結果を受信することをさらに含む。
【0140】
上記の実施例に基づいて、本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供する。図6は本開示の実施例のデータ伝送方法の第4の模式的フローチャートである。図6に示すように、前記方法はステップ401を含む。
【0141】
ステップ401において、第2端末は、第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信し、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信し、mは1以上の正の整数である。
【0142】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、ステップ401を実行する前に、前記方法は、前記第2端末が第1ネットワークノード又は前記第1端末によって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0143】
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0144】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む。
【0145】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータは、パブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置がPHYである場合、前記データはPUSC伝送である。
【0146】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、ステップ401を実行する前に、前記方法は、前記第2端末が前記第1端末によって送信された第2指示情報を受信することをさらに含み、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記第2端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される。
【0147】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、ステップ401を実行する前に、前記方法は、前記第2端末が前記第1端末によって送信された前記第5構成情報の全部又は一部を受信することをさらに含む。
【0148】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2端末と前記第1端末がデータ集約及び/又は分流関係を有する場合、前記方法は、前記第2端末が前記第1端末と第1情報をやり取りすることをさらに含み、前記第1情報は、送信電力能力、RFチェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、非地面ネットワークをサポートする能力、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
上記の実施例に基づいて、本開示の実施例は、データ伝送方法をさらに提供する。図7は本開示の実施例のデータ伝送方法の第5の模式的フローチャートである。図7に示すように、前記方法はステップ501を含む。
【0150】
ステップ501において、第1ネットワークノードは、第5構成情報及び/又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信し、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である。前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末と他のm個の端末のうちの少なくとも1つの端末との集約及び/又は分流の条件を表す。
【0151】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第5構成情報はさらに、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0152】
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0153】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0154】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1指示情報を受信することをさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送を開始すること、及び/又は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを指示するために使用される。
【0155】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1要求情報を受信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送を要求すること、及び/又は前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される。
【0156】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが前記第1端末及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に第3指示情報を送信することをさらに含み、前記第3指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される。
【0157】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第2情報を受信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0158】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記方法は、前記第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5QIパラメータ分解を行い、分解結果を取得し、前記分解結果を前記第1端末に送信することをさらに含む。
【0159】
以下、具体的な例を参照して本開示の実施例のデータ伝送方法について説明する。
【0160】
例1
本例では、複数のUEを使用してサービス(データ)を伝送(受信及び/又は送信を含む)する。
【0161】
以下、2つのUEを例として、図8aに示すように、例えば、2つのUEはそれぞれUE1及びUE2として記される。
【0162】
複数のUE間に存在する第1リンクは、Wi-Fi、Uu、Bluetooth(登録商標)、PC5、バスなどのインターフェースであってもよい。それぞれUE1 PDUセッション(UE1 PDU session)とUE2 PDUセッション(UE2 PDU session)である、2つの単独のPDUセッションを2つのUEに確立し、UE1 PDUセッションのパスは、図8aの実線を参照し、UE2 PDUセッションのパスは、図8aの破線を参照する。集約及び/又は分流のサービスに対して、コアネットワークは、1つのUE(例えば、アンカーUE、UE1)と1セットの構成(即ち、前述の実施例における第4構成情報)のみを確立する。即ち、本例におけるUE1は、前述の第1端末に相当する。前記第4構成情報は、PDUセッション構成情報、IPアドレス、TMSI識別子、GPRSトンネルプロトコル-ユーザプレーン(GTP-U)トンネル配置情報、NAS配置情報、登録エリア、セキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0163】
又は、集約及び/又は分流のサービスに対して、コアネットワークと複数のUEとの間でパブリック構成を確立し、該構成は第6構成情報と呼ばれてもよく、前記第6構成情報は、パブリックPDUセッション構成情報、パブリックIPアドレス、パブリックTMSI識別子、パブリックGTP-Uトンネル配置情報、NAS配置情報、パブリック登録エリア、パブリックセキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0164】
スケジューリング又は伝送プロセス中にサービス品質を保証するために、例えば、サービス1に対応するデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)1がUE1において送信及び/又は受信され、サービス2に対応するDRB2がUE2において送信及び/又は受信される。別に、サービス1に対応するDRB1の異なるデータ又は同じデータがUE1及びUE2において分流し、即ち、UE1は、サービス1に対応するDRB1のデータを第1ネットワークノードと直接送信及び/又は受信し、このようなデータは、例えば第2データと呼ばれてもよい。UE1は、UE2を介してサービス1に対応するDRB1のデータを第1ネットワークノードに送信及び/又は受信することもでき、このようなデータは、例えば第1データと呼ばれてもよい。第1データと第2データの内容は同じでも異なっていてもよい。ダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)に対して、無線アクセスネットワーク(RAN)及び/又はUE側はそれぞれ、サービス品質と連続性を保証するためのパブリック論理層を有し、即ち、データ集約及び/又は分流は、SDAP、新たな論理層、PDCP、RLC、MAC、又は物理層のうちの少なくとも1つで動作する。
【0165】
ここで、新たな論理層は、データ序列管理などの他の機能に使用される。
【0166】
したがって、第1ネットワークノード(例えばRANノード)は、複数のUE間のデータ集約及び/又は分流の構成を構成し、複数のUE上で該サービス(又はQoSフロー)に対応するデータ無線ベアラを確立する。他のUE(例えばUE2)は、第1ネットワークノードとRRC接続を確立してもよく、又はRRC接続を確立しない。
【0167】
例示的に、第1ネットワークノード(例えばRANノード)は、データ集約及び/又は分流を実行するUE(例えばUE1及びUE2)に第5構成情報を送信するか、又は第1ネットワークノード(例えばRANノード)は、データ集約及び/又は分流を実行するUEのうちの1つ(例えばUE1)に第5構成情報を送信し、UE1はさらに第5構成情報の全部又は一部を他のUE(例えばUE2)に転送する。前記第5構成情報は、SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、又は物理層構成情報のうちの少なくとも1つの構成情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、例えばアップリンク及び/又はダウンリンク、
データに対応するサービス(例えばQoSフロー、無線ベアラ、論理チャネルのうちの少なくとも1つ)のセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0168】
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0169】
図9を参照すると、例えば、パブリック層がPDCP層である場合、UE1に送信される第5構成情報は、SDAP構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報を含む。UE2に送信される第5構成情報は、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報を含む。
【0170】
例えば、パブリック層がSDAP及び/又は新たな論理層である場合、UE1に送信される第5構成情報は、SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報を含む。UE2に送信される第5構成情報は、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報を含む。
【0171】
例えば、パブリック層がRLC層である場合、UE1に送信される第5構成情報は、SDAP構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報を含む。UE2に送信される第5構成情報は、MAC構成情報及び物理層構成情報を含む。
【0172】
例えば、パブリック層がMACである場合、UE1に送信される第5構成情報は、SDAP構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報を含む。UE2に送信される第5構成情報は、物理層構成情報を含む。
【0173】
図8bを参照すると、UE2及びUE1からのデータは、第1ネットワークノード(例えばRANノード)において組み合わせ(又は新たに並べ替え)られ(例えば、PDCPエンティティ内に)、ここで、一部の情報(例えば、UEアイデンティティ、ベアラ情報など)は、UE1とUE2の間で交換されるか、又は第1ネットワークノード(例えばRANノード)によって構成されてもよい。
【0174】
アップリンクデータが到着する場合、UE1は、ネットワーク又はAI制御体によって送信された集約及び/又は分流の条件に基づいて、データを本UE(即ちUE1)上で送信するか、又は他のUE(例えばUE2)に転送することができる。
【0175】
又は、アップリンクデータが到着する場合、UE1は、データを本UE(即ちUE1)上で送信し、又は他のUE(例えばUE2)に転送することを自主的に選択する。
【0176】
具体的に転送されるデータは、パブリック層の位置に基づいて決定される。
【0177】
パブリック層の位置がSDAP、又はPDCP以上の新たな論理層である場合、転送されるデータはPDCP SDUである。
【0178】
パブリック層の位置がPDCPである場合、転送されるデータはPDCP PDUである。
【0179】
パブリック層の位置がRLCである場合、転送されるデータはRLC PDUである。
【0180】
パブリック層の位置がMACである場合、転送されるデータはMAC PDUである。
【0181】
パブリック層の位置がPHYである場合、PUSCH伝送を転送する。
【0182】
ここで、前記集約及び/又は分流の条件は、
UE1の送信電力が一定の閾値より大きいか、及び/又は一定の閾値以上であること、
UE1が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
UE1のデータ損失率が一定の閾値より大きいか、及び/又は一定の閾値以上であること、
UE1が無線リンク失敗状態に入ること、
UE1の到着するデータ量が一定の閾値より大きいか、及び/又は一定の閾値以上であること、
UE1のバッファ領域のデータ量が一定の閾値より大きいか、及び/又は一定の閾値以上であること、
UE1のデータに対応するサービス(例えばQoSフロー、無線ベアラ、論理チャネルのうちの少なくとも1つ)のレートが一定の閾値より大きいか、及び/又は一定の閾値以上であること、
UE1のデータに対応するサービス(例えばQoSフロー、無線ベアラ、論理チャネルのうちの少なくとも1つ)信頼性が一定の閾値より大きいか、及び/又は一定の閾値以上であること、
UE1のデータに対応するサービス(例えばQoSフロー、無線ベアラ、論理チャネルのうちの少なくとも1つ)遅延が一定の閾値より小さいか、及び/又は一定の閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0183】
いくつかの選択可能な実施例では、1つのUE(例えばUE2)は、UE1から関連情報を取得した後、UE2が特定のDRBに属するUE1のデータの転送を開始又は停止することを第1ネットワークノード(例えばRANノード)に通知する。したがって、対応するDRB(例えばPDCP)において集約又は分流プロセスを再起動又は停止しなければならない。オプションとして、UE2の第1ネットワークノード(例えばRANノード)対する指示に対して、UE1は、UE1のID(例えばセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI:Cell-Radio Network Temporary Identifier))、UE1のデータに対応するDRB ID及び/又は論理チャネルなどの構成情報をUE2に提供しなければならない。
【0184】
オプションとして、UE1は、関連するUE情報(例えばUE2の情報)、例えば能力情報又は許可情報などを何らかの方式でコアネットワーク(CN)に報告することができ、又は、コアネットワークのホームサブスクライバーユーザサーバ(HSS:Home Subscriber Server)又は他のデータベースノードにおいて集約関係を予め構成し、又は、UEの予め構成された情報において取得する。
【0185】
UE2(UE1に属する)からのトラフィックは、UE2のキーに基づいて暗号化され、その後、第1ネットワークノード(例えばRANノード)側で、まずUE2のPDCPにおけるUE2キーを使用してそれを復号し、その後、UE1のPDCPに渡して新たに並べ替えなければならない。
【0186】
該サービスのPDUセッションはUE1によって集約方式でトリガーされるため、UE2はUE1から該サービスに対するキー情報を継承する。
【0187】
又は、集約サービスの非アクセス層(NAS:Non-Access-Stratum)パラメータ(KAMF、NHを含む)はUE1にのみ割り当てられるため、集約PDCPオプションに移動し、そのうち1つのPDCPのみが分割DRBに割り当てられる場合、UE1とUE2のデータ使用に対するセキュリティパラメータは同じである。
【0188】
又は、2つのUEが2つの独立したPDCPを持つ構成では、2組のセキュリティパラメータをアクセス層(AS:Access-Stratum)において構成することができる。
【0189】
又は、UE1がまずUE1のキーを使用してデータパケットを暗号化し、「暗号化されたPDCP PDU」がUE2に送信され(例えば、Wi-Fiを使用して)、次にUE2はそれを第1ネットワークノード(例えば、RANノード)に送信する(UE2のキーを使用してそれを再暗号化する可能性がある)。次に、第1ネットワークノード(例えばRANノード)側から、UE2は、第1ネットワークノード(例えばRANノード)におけるPDCPでそれを復号し、UE1の第1ネットワークノード(例えばRANノード)におけるPDCPに渡し、最後に、UE1の第1ネットワークノード(例えばRANノード)におけるPDCPはデータパケットを復号する。
【0190】
オプションとして、データ集約及び/又は分流を確立する前に、コアネットワークは、複数のUEパケット許可情報を第1ネットワークノードに送信する。
【0191】
コアネットワーク又は第1ネットワークノードは、2つ又は複数のエアインターフェース上で該サービス又はQoSフローに対してQoS分解又は5QIパラメータ分解を行う。例えば、遅延、ジッタ、レート、帯域幅などのパラメータに対して2つ又は複数のエアインターフェース上で分解を行う。第1ネットワークノードは、分解されたパラメータをUE(例えばUE1)に通知する。オプションとして、コアネットワークは、分解されたパラメータを第1ネットワークノード及び/又はUE(例えばUE1)に通知する。オプションとして、CUはF1を介して分解されたパラメータをDUに通知する。
【0192】
オプションとして、データ集約及び/又は分流を確立する前に、データ集約及び/又は分流関係を有するUE(例えばUE1及びUE2)間に第1情報をやり取りする必要があり、第1情報は、送信電力能力、RFチェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、及びUE1とUE2の間の伝送遅延情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0193】
オプションとして、データ集約及び/又は分流を確立する前に、データ集約及び/又は分流関係を有するUE(例えばUE1及びUE2)間に第1情報をやり取りする必要があり、第1情報は、送信電力能力、RFチェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、及びUE1とUE2の間の伝送遅延情報、のうちの少なくとも1つを含む。そして、UE1は、UE1とUE2がやり取りする第1情報を第1ネットワークノード、コアネットワーク、及びAI制御体のうちの少なくとも1つに通知する。
【0194】
オプションとして、データ集約及び/又は分流関係が存在するUEが異なる第1ネットワークノードにある場合、第1ネットワークノード間に上記の第4構成情報及び/又は第1情報の全部又は一部をやり取りする必要がある。
【0195】
例2
本例では、コアネットワークは複数のUEの集約及び/又は分流関係を感知せず、第1ネットワークノードのみが感知する。
【0196】
第1ネットワークノード(例えばRANノード)だけに、集約及び/又は分流とUEとの間の識別子及び対応する関連関係、例えばC-RNTIを知らせる。つまり、コアネットワークは1つのUE(例えばアンカーUE、UE1)だけを知ることができ、関連する他のUE(例えばUE2)の存在を知らない。
【0197】
他のステップは例1と同じである。
【0198】
例3
UE1及び/又はUE2のうちのいずれかのUEが条件ハンドオーバープロセスを開始する場合、第1リンクを介して他のUEに通知し、例えば、UE1はUE2に通知し、他のUEが一緒に条件ハンドオーバーを行うようにトリガーする。
【0199】
ここで、UE1は、
ハンドオーバーの開始、
ハンドオーバーされる目標セル、第1ネットワークノード、キャリア情報、及びビーム情報のうちの少なくとも1つの情報、
L2プロトコルスタックの構成情報、物理層構成情報、測定情報のうちの少なくとも1つの情報を含むハンドオーバー後の構成情報、
ハンドオーバー実行の時間情報、のうちの少なくとも1つをUE2に通知する。
【0200】
例4
ネットワーク側がUE1及び/又はUE2のいずれかのUEにハンドオーバー情報を送信する場合、第1リンクを介して他のUEに通知し、例えば、UE1はUE2に通知し、他のUEが一緒にハンドオーバーするようにトリガーする。
【0201】
ここで、UE1は、
ハンドオーバーの開始、
ハンドオーバーされる目標セル、第1ネットワークノード、キャリア情報、及びビーム情報のうちの少なくとも1つの情報、
L2プロトコルスタックの構成情報、物理層構成情報、測定情報のうちの少なくとも1つの情報を含むハンドオーバー後の構成情報、
ハンドオーバー実行の時間情報、のうちの少なくとも1つをUE2に通知する。
【0202】
例5
ネットワーク側がハンドオーバー情報をUE1及びUE2に送信し、指示情報を搬送する場合、前記指示情報は、
一緒にハンドオーバーされる他のUEの情報、
一緒にハンドオーバーされる他のUEと集約及び/又は分流を行うサービス(例えばQoSフロー、無線ベアラー、及び論理チャネルの少なくとも1つ)情報、
一緒にハンドオーバーされる他のUEのハンドオーバーされる目標セル、第1ネットワークノード、キャリア情報、及びビーム情報のうちの少なくとも1つの情報、
L2プロトコルスタックの構成情報、物理層構成情報、及び測定情報のうちの少なくとも1つの情報を含む、一緒にハンドオーバーされる他のUEのハンドオーバー後の構成情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0203】
例6
図10は本開示の実施例のデータ伝送方法のインタラクションプロセスの模式図である。図10に示すように、前記方法は、
UE1とUE2との間に情報インタラクションを行うことを含み、インタラクション情報は、具体的に前述の実施例における第1情報であってもよく、前記第1情報は、例えば、送信電力能力、RFチェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0204】
UE1は、第1ネットワークノード(例えば基地局)を介してコアネットワークにサービス情報などを含む第4構成情報を要求する。例示的に、前記第4構成情報は、PDUセッション構成情報、IPアドレス、TMSI識別子、GTP-Uトンネル配置情報、登録エリア、セキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。オプションとして、UE1は、第1ネットワークノード(例えば基地局)を介して関連関係のある端末情報(例えばUE2の情報)及び上記の第1情報などをコアネットワークに通知することもできる。
【0205】
オプションとして、UE1は、単独で第1ネットワークノード(例えば基地局)を介して関連関係のある端末情報(例えばUE2の情報)及び上記の第1情報などをコアネットワークに通知することもできる。
【0206】
オプションとして、UE1は、関連関係のある端末情報(例えばUE2の情報)及び上記の第1情報などを第1ネットワークノード(例えば基地局)に通知する。
【0207】
オプションとして、コアネットワークは、データベースなどの情報に基づいて、UE1と関連関係のある端末情報(例えばUE2の情報)をUE1及び/又は第1ネットワークノードにプッシュすることもできる。
【0208】
コアネットワークは、第4構成情報と集約及び/又は分流の条件のうちの少なくとも1つを第1ネットワークノードに送信し、第1ネットワークノードは前記第4構成情報、第5構成情報、集約及び/又は分流の条件のうちの少なくとも1つをUE1に送信する。
【0209】
ここで、前記第5構成情報に含まれる内容は、上記の実施例に記載されるものを参照することができ、ここでは詳細な説明を省略する。
【0210】
ここで、前記集約及び/又は分流の条件に含まれる内容は、上記の実施例に記載されるものを参照することができ、ここでは詳細な説明を省略する。
【0211】
オプションとして、UE1は、前記第4構成情報及び/又は前記第5構成情報をUE2に送信し、及び/又は、第1ネットワークノードは、前記第4構成情報及び/又は前記第5構成情報をUE2に送信する。
【0212】
第1ネットワークノード又はUE1は、集約及び/又は分流の条件に基づいて、データ集約及び/又は分流を開始するかどうかを決定する。
【0213】
データ集約及び/又は分流の開始を決定する場合、UE1は、第1指示情報を第1ネットワークノードに送信し、前記第1指示情報は、UE1がUE2へのデータの送信、及び/又はUE2からのデータの受信を開始することを指示するために使用され、UE1は、第2指示情報をUE2に送信し、前記第2指示情報は、UE1がUE2へのデータの送信、及び/又はUE2からのデータの受信を開始することを指示するために使用される。
【0214】
及び/又は、第1ネットワークノードは、第3指示情報をUE2に送信し、前記第3指示情報は、UE1がUE2へのデータの送信、及び/又はUE2からのデータの受信を開始することを指示するために使用される。
【0215】
又は、UE1は、第1要求情報を第1ネットワークノードに送信し、前記第1要求情報は、前記UE1がUE2へのデータの送信、及び/又はUE2からのデータの受信を要求することに使用される。
【0216】
さらに、UE1は、UE2を介してデータ伝送を行う(データを受信及び/又は送信する)ことができ、UE2と第1ネットワークノードとの間にデータ伝送を行う(データを受信及び/又は送信する)ことができる。
【0217】
上記の実施例に基づいて、本開示の実施例は、データ伝送装置をさらに提供する。図11は、本開示の実施例のデータ伝送装置の第3の構成の構造的模式図である。図11に示すように、前記装置は、第1端末に適用される。前記装置は、m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信するように構成される第3通信ユニット31を含み、mは1以上の正の整数である。
【0218】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、コアネットワークによって送信された第4構成情報を受信するように構成され、前記第4構成情報は、PDUセッション構成情報、IPアドレス、TMSI識別子、GTP-Uトンネル配置情報、登録エリア、セキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0219】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第4構成情報は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の前記データ送信及び/又は受信に適用される。
【0220】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む。
【0221】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、第1ネットワークノードによって送信された第5構成情報を受信するように構成され、前記第5構成情報は複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0222】
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0223】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、前記第5構成情報の全部又は一部を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送するように構成される。
【0224】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、前記第5構成情報に基づいてデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送するように構成され、前記データはパブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置がPHYである場合、前記データはPUSCH伝送である。
【0225】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記装置は、第3処理ユニット32をさらに含み、前記第3処理ユニット32は、第1ネットワークノード又はAI制御体によって送信された集約及び/又は分流の条件に基づいて前記第3通信ユニット31を介して前記データを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信するように構成され、又は、データを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを自主的に選択するように構成される。
【0226】
ここで、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0227】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、第1指示情報を前記第1ネットワークノードに送信するように構成され、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用され、さらに第2指示情報を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信するように構成され、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される。
【0228】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、第1要求情報を第1ネットワークノードに送信するように構成され、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送を要求することに使用される。
【0229】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、データ集約及び/又は分流を確立する前に、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つ端末と第1情報をやり取りするように構成され、前記第1情報は、送信電力能力、RFチェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0230】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、第1ネットワークノード及び/又はコアネットワークに第2情報を送信するように構成され、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0231】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第3通信ユニット31はさらに、第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5QIパラメータ分解を行う分解結果を受信するように構成される。
【0232】
本開示の実施例では、前記装置における第3処理ユニット32は、実際の適用においてCPU、DSP、MCU、又はFPGAで実現されてもよい。前記装置における第3通信ユニット31は、実際の適用において通信モジュール(インフラ通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース及びプロトコルなどを含む)及び送受信アンテナにより実現されてもよい。
【0233】
本開示の実施例は、データ伝送装置をさらに提供する。図12は、本開示の実施例のデータ伝送装置の第4の構成の構造的模式図である。図12に示すように、前記装置は、第2端末に適用される。前記装置は、第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信するように構成される第4通信ユニット41を含み、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信し、mは1以上の正の整数である。
【0234】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第4通信ユニット41はさらに、第1ネットワークノード又は前記第1端末によって送信された第5構成情報を受信するように構成され、前記第5構成情報は、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0235】
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0236】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む。
【0237】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータは、パブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置がPHYである場合、前記データはPUSC伝送である。
【0238】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第4通信ユニット41はさらに、前記第1端末によって送信された第2指示情報を受信するように構成され、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記第2端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される。
【0239】
本開示の実施例では、前記装置における第4通信ユニット41は、実際の適用において通信モジュール(インフラ通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース及びプロトコルなどを含む)及び送受信アンテナにより実現されてもよい。
【0240】
本開示の実施例は、第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置をさらに提供する。図13は、本開示の実施例のデータ伝送装置の第5の構成の構造的模式図である。図13に示すように、前記装置は、第1ネットワークノードに適用される。前記装置は、第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信するように構成される第5通信ユニット51を含み、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である。
【0241】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第5構成情報はさらに、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のHARQプロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、BWP、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0242】
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む。
【0243】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0244】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第5通信ユニット51はさらに、前記第1端末によって送信された第1指示情報を受信するように構成され、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信を開始すること、及び/又は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを指示するために使用される。
【0245】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第5通信ユニット51はさらに、前記第1端末によって送信された第1要求情報を受信するように構成され、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信を要求すること、及び/又は前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される。
【0246】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記第5通信ユニット51はさらに、前記第1端末によって送信された第2情報を受信するように構成され、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0247】
本開示のいくつかの選択可能な実施例では、前記装置は、2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5QIパラメータ分解を行い、分解結果を取得するように構成される第5処理ユニット52をさらに含み、
前記第5通信ユニット51はさらに、前記分解結果を前記第1端末に送信するように構成される。
【0248】
本開示の実施例では、前記装置における第5処理ユニット52は、実際の適用においてCPU、DSP、MCU、又はFPGAで実現されてもよい。前記装置における第5通信ユニット51は、実際の適用において通信モジュール(インフラ通信キット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化されたインターフェース及びプロトコルなどを含む)及び送受信アンテナにより実現されてもよい。
【0249】
説明すべきこととして、上記実施例が提供するデータ伝送装置はデータ伝送を行う場合、上記の各プログラムモジュールの分割を例として説明し、実際の適用において、必要に応じて異なるプログラムモジュールにより上記処理を完了することができ、即ち装置の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割することで、上記説明した全て又は一部の処理を完了する。また、上記実施例が提供するデータ伝送装置とデータ伝送方法の実施例は同一の構想に属し、その具体的な実現過程について方法の実施例を参照して、ここでは詳細な説明を省略する。
【0250】
本開示の実施例は、通信機器をさらに提供する。前記通信機器は、前述の実施例における端末又はネットワークノードであってもよい。図14は、本開示の実施例の通信機器のハードウェア構成の構造的模式図である。図14に示すように、前記通信機器は、メモリ62、プロセッサ61、及びメモリ62に記憶されてプロセッサ61上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサ61が前記プログラムを実行するとき、本開示の実施例の端末(例えば第1端末又は第2端末)又は第1ネットワークノードに適用される前記データ伝送方法のステップを実現する。
【0251】
オプションとして、前記通信機器は1つ又は複数のネットワークインターフェース63をさらに含む。前記通信機器における各コンポーネントは、バスシステム64によって互いに結合される。バスシステム64は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するために使用されることが理解され得る。データバスに加えて、バスシステム64は、電源バス、制御バス及びステータス信号バスも含む。しかし、明確に説明するために、様々なバスが図14では全てバスシステム64として記される。
【0252】
理解可能なこととして、メモリ62は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable Read-Only Memory)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM(登録商標):Ferromagnetic Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash(登録商標) Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク、又は読み出し専用型光ディスク(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)であってもよい。磁気表面メモリは、磁気ディスクメモリ又は磁気テープメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして用いられるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。限定ではなく例示的な説明により、多くの形態のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static Random Access Memory)、同期スタティックランダムアクセスメモリ(SSRAM:Synchronous Static Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink Dynamic Random Access Memory)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DRRAM:Direct Rambus Random Access Memory)が利用可能である。本開示の実施例に記載されるメモリ62は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0253】
上記の本開示の実施例に開示された方法はプロセッサ61に適用され、又はプロセッサ61により実現されてもよい。プロセッサ61は、信号処理能力を備えた集積回路チップであり得る。実現する過程において、上記方法の各ステップは、プロセッサ61におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形式の指令により完成することができる。上記プロセッサ61は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。プロセッサ61は、本開示の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサ又はいかなる従来のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例に開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって実行して完了されるか、又は復号化プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完了されるものとして直接具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体は、メモリ62に位置し、プロセッサ61はメモリ62内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0254】
例示的な実施例では、通信機器は、前述の方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、複雑プログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、又は他の電子部品によって実現されてもよい。
【0255】
例示的な実施例では、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータプログラムを含むメモリ62をさらに提供し、上記のコンピュータプログラムは、通信機器のプロセッサ61によって実行されて、前述の方法に記載のステップを完了することができる。コンピュータ可読記憶媒体は、FRAM(登録商標)、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash(登録商標) Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、又はCD-ROMなどのメモリであってもよく、上記のメモリの1つ又はそれらの任意の組み合わせを含む様々なデバイスであってもよい。
【0256】
本開示の実施例によって提供されるコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、本開示の実施例の端末(例えば第1端末又は第2端末)又は第1ネットワークノードに適用される前記データ伝送方法のステップを実現する。
【0257】
本願が提供する幾つかの方法実施例に開示された方法は、矛盾しない場合に任意に組み合わせられて、新たな方法実施例を得ることができる。
【0258】
本願が提供する幾つかの製品実施例に開示された特徴は、矛盾しない場合に任意に組み合わせられて、新たな製品実施例を得ることができる。
【0259】
本願が提供する幾つかの方法又は機器実施例に開示された特徴は、矛盾しない場合に任意に組み合わせられて、新たな方法実施例又は機器実施例を得ることができる。
【0260】
本願が提供する幾つかの実施例では、開示された機器及び方法は、他の方式によって実現され得ることを理解すべきである。上記説明された機器の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実現するときに他の区分方式があり得て、例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わせられてもよく又は別のシステムに統合されてもよく、又は一部の特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される各構成部分の相互結合又は直接結合又は通信接続は一部のインターフェース、機器又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0261】
分離部材として説明された上記ユニットは、物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は、物理的ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、即ち1つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際のニーズに応じてその中の一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0262】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、すべて1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは単独で存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットはハードウェアの形式で実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0263】
当業者が理解できることとして、上記の方法の実施例を実現する全部又は一部のステップは、プログラムにより関連するハードウェアに命令して完了されてもよく、前述のプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムは実行されるとき、上記の方法の実施例を含むステップを実行し、前述の記憶媒体は、モバイル記憶装置、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0264】
又は、本開示の上記統合されたユニットがソフトウェア機能モジュールの形式で実現され、かつ独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の実施例の技術的解決策は本質的に、又は先行技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、1つのコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又は第1ネットワークノードなどであり得る)に、本開示の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。前記の記憶媒体は、モバイル記憶装置、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0265】
上記に記載されるものは、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲はこれに限定されない。いかなる当業者が本開示に開示される技術的範囲内で容易に想到しうる変化又は置換は、すべて本開示の保護範囲に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8a
図8b
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-05-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
端末のパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティが、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することを含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1プロトコルデータユニット(PDU)の損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末が無線リンク失敗(RLF)回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される、データ伝送方法。
【請求項2】
前記端末のPDCPエンティティが、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することは、
前記PDCPエンティティが、前記第1条件を満たす場合に、廃棄タイマー又は再組み立てタイマーが期限になるときに、PDCPステータスレポートを送信すること、又は、
前記PDCPエンティティが、前記第1条件を満たす場合に、予め設定された周期に従ってPDCPステータスレポートを送信すること、を含む、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項3】
前記データ伝送方法は、
前記PDCPエンティティが受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しないことをさらに含む、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項4】
前記データ伝送方法は、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第1構成情報を受信することをさらに含み、
前記第1構成情報は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC 確認モード(AM)及び/又はRLC 非確認モード(UM)に対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項5】
前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するハイパーフレーム番号(HFN)を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとシーケンス番号(SN)を指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、
請求項4に記載のデータ伝送方法。
【請求項6】
前記端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方が自動再送要求(ARQ)機能を有する場合、前記データ伝送方法はさらに、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第2構成情報を受信し、前記第2構成情報に基づいて前記PDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化することを含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
【請求項7】
データ伝送方法であって、
第1ネットワークノードが端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送することを含み、
前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む、データ伝送方法。
【請求項8】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第1構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第1構成情報は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項に記載のデータ伝送方法。
【請求項9】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第2構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第2構成情報は、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化するために使用され、前記端末のPDCPエンティティ及びRLCエンティティの両方がARQ機能を有する、
請求項7~8のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
【請求項10】
第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することであって、mは1以上の正の整数である、ことを含む、データ伝送方法。
【請求項11】
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項10に記載のデータ伝送方法。
【請求項12】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1ネットワークノードによって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
サービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、メディアアクセス制御(MAC)構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
請求項10に記載のデータ伝送方法。
【請求項13】
前記第1端末が前記第5構成情報の全部又は一部を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することをさらに含む、
請求項12に記載のデータ伝送方法。
【請求項14】
前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、
前記第1端末が前記第5構成情報に基づいてデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することを含み、前記データはパブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がサービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCPサービスデータユニット(SDU)であり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がメディアアクセス制御(MAC)層である場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置が物理層(PHY)である場合、前記データは物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)伝送である、
請求項12に記載のデータ伝送方法。
【請求項15】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1指示情報を前記第1ネットワークノードに送信することであって、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、
前記第1端末が第2指示情報を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信することであって、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、をさらに含む、
請求項10に記載のデータ伝送方法。
【請求項16】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1ネットワークノードに第1要求情報を送信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される、
請求項10に記載のデータ伝送方法。
【請求項17】
前記データ伝送方法は、
データ集約及び/又は分流を確立する前に、前記第1端末がデータ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つ端末と第1情報をやり取りすることをさらに含み、前記第1情報は、送信電力能力、無線周波数(RF)チェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項12に記載のデータ伝送方法。
【請求項18】
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第2情報を第1ネットワークノード及び/又はコアネットワークに送信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17に記載のデータ伝送方法。
【請求項19】
前記第1端末が、第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5Gサービス品質識別子(5QI)パラメータ分解を行う分解結果を受信することをさらに含む、
請求項10に記載のデータ伝送方法。
【請求項20】
第2端末が第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信することであって、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信し、mは1以上の正の整数である、ことを含む、データ伝送方法。
【請求項21】
前記データ伝送方法は、
前記第2端末が第1ネットワークノード又は前記第1端末によって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
請求項20に記載のデータ伝送方法。
【請求項22】
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項20に記載のデータ伝送方法。
【請求項23】
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータは、パブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置がPHYである場合、前記データはPUSC伝送である、
請求項20に記載のデータ伝送方法。
【請求項24】
前記データ伝送方法は、
前記第2端末が前記第1端末によって送信された第2指示情報を受信することをさらに含み、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記第2端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、
請求項20に記載のデータ伝送方法。
【請求項25】
第1ネットワークノードが第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信することであって、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である、ことを含む、データ伝送方法。
【請求項26】
前記第5構成情報はさらに、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
請求項25に記載のデータ伝送方法。
【請求項27】
前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む、
請求項25に記載のデータ伝送方法。
【請求項28】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1指示情報を受信することをさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送を開始すること、及び/又は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを指示するために使用される、
請求項25に記載のデータ伝送方法。
【請求項29】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1要求情報を受信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信を要求すること、及び/又は前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される、
請求項25に記載のデータ伝送方法。
【請求項30】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第2情報を受信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項25に記載のデータ伝送方法。
【請求項31】
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5QIパラメータ分解を行い、分解結果を取得し、前記分解結果を前記第1端末に送信することをさらに含む、
請求項25に記載のデータ伝送方法。
【請求項32】
メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されてプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含む通信機器であって、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項1~のいずれか一項に記載のデータ伝送方法実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項7~8のいずれか一項に記載のデータ伝送方法実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項10~19のいずれか一項に記載のデータ伝送方法実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項20~24のいずれか一項に記載のデータ伝送方法実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項25~31のいずれか一項に記載のデータ伝送方法実現する、通信機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0051】
本開示の実施例は、データ伝送方法、装置、通信機器及び記憶媒体を提供し、前記データ伝送方法は、端末のPDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することを含み、前記第1条件は、前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティに接続されるRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される。本開示の実施例の技術的解決策を採用することにより、端末のPDCPエンティティは、上記の第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信し、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーし、ARQ再送のタイムリーなトリガーを実現し、高信頼性低遅延と大帯域幅の要求の伝送性能需要を保障することができる。また、複数の端末がサービスを連携して送信し、他の端末を介して送信するなどの手段の補完により、データ送信速度が制限され、帯域幅の使用が制限され、及び信頼性を保障できないなどのデータ伝送問題をさらに克服する。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
データ伝送方法であって、
端末のパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティが、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することを含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1プロトコルデータユニット(PDU)の損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末が無線リンク失敗(RLF)回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される、データ伝送方法。
(項目2)
前記端末のPDCPエンティティが、第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信することは、
前記PDCPエンティティが、前記第1条件を満たす場合に、廃棄タイマー又は再組み立てタイマーが期限になるときに、PDCPステータスレポートを送信すること、又は、
前記PDCPエンティティが、前記第1条件を満たす場合に、予め設定された周期に従ってPDCPステータスレポートを送信すること、を含む、
項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目3)
前記データ伝送方法は、
前記PDCPエンティティが受信バッファの受信ウィンドウの開始位置を変更しないことをさらに含む、
項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目4)
前記データ伝送方法は、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第1構成情報を受信することをさらに含み、
前記第1構成情報は、
前記PDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC 確認モード(AM)及び/又はRLC 非確認モード(UM)に対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む、
項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目5)
前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するハイパーフレーム番号(HFN)を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとシーケンス番号(SN)を指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、
項目4に記載のデータ伝送方法。
(項目6)
前記端末のPDCPエンティティとRLCエンティティの両方が自動再送要求(ARQ)機能を有する場合、前記データ伝送方法はさらに、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第2構成情報を受信し、前記第2構成情報に基づいて前記PDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化することを含む、
項目1~5のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
(項目7)
前記データ伝送方法は、
前記端末が前記第1ネットワークノードによって送信された第3構成情報を受信することであって、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度、及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる、ことと、
前記端末が最も優先度の高いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することと、をさらに含む、
項目6に記載のデータ伝送方法。
(項目8)
前記データ伝送方法は、
前記端末が、パケット廃棄タイマー、パケット再送タイマー及びパケット再組み立てタイマーのうちのタイミング時間長が最も短いタイマーを決定し、前記タイミング時間長が最も短いタイマーに対応する動作メカニズムを実行することをさらに含む、
項目6に記載のデータ伝送方法。
(項目9)
データ伝送方法であって、
第1ネットワークノードが端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送することを含み、
前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む、データ伝送方法。
(項目10)
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第1構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第1構成情報は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生し、PDCPステータスレポートを送信すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減し、PDCPステータスレポートを送信すること、
PDCPステータスレポートを送信するのは、RLC AMモード及び/又はRLC UMモードに対応すること、という指示情報のうちの少なくとも1つを含む、
項目9に記載のデータ伝送方法。
(項目11)
前記第1構成情報は、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するハイパーフレーム番号(HFN)を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応する絶対時間を指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、1番目の損失データが検出された絶対時間の情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、第1PDUによって失われたデータに対応するHFNを指示する情報を搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに対応するHFNとシーケンス番号(SN)を指示する情報を搬送すること、
送信されたPDCPステータスレポートが、データを暗号化する必要があるかどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データにヘッダー圧縮が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、
送信されたPDCPステータスレポートが、データに完全性保護が必要かどうかを指示するものを搬送するかどうか、という指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、
項目10に記載のデータ伝送方法。
(項目12)
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第2構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第2構成情報は、前記端末のPDCPエンティティ又はRLCエンティティのARQ機能をアクティブ化又は非アクティブ化するために使用され、前記端末のPDCPエンティティ及びRLCエンティティの両方がARQ機能を有する、
項目9~11のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
(項目13)
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが第3構成情報を前記端末に送信することをさらに含み、前記第3構成情報にパケット廃棄タイマーの優先度、パケット再送タイマーの優先度及びパケット再組み立てタイマーの優先度が含まれる、
項目12に記載のデータ伝送方法。
(項目14)
第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することであって、mは1以上の正の整数である、ことを含む、データ伝送方法。
(項目15)
前記データ伝送方法は、
前記第1端末がコアネットワークによって送信された第4構成情報を受信することをさらに含み、前記第4構成情報は、
PDUセッション構成情報、インターネットプロトコル(IP)アドレス、一時移動ユーザ識別コード(TMSI)識別子、ユーザプレーン部分の汎用パケット無線サービストンネルプロトコル(GTP-U)トンネル配置情報、登録エリア、セキュリティパラメータ、のうちの少なくとも1つを含む、
項目14に記載のデータ伝送方法。
(項目16)
前記第4構成情報は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の前記データ送信及び/又は受信に適用される、
項目15に記載のデータ伝送方法。
(項目17)
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
m個の端末を介して前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む、
項目14に記載のデータ伝送方法。
(項目18)
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1ネットワークノードによって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
サービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、メディアアクセス制御(MAC)構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
項目14に記載のデータ伝送方法。
(項目19)
前記第1端末が前記第5構成情報の全部又は一部を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することをさらに含む、
項目18に記載のデータ伝送方法。
(項目20)
前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、
前記第1端末が前記第5構成情報に基づいてデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に転送することを含み、前記データはパブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がサービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCPサービスデータユニット(SDU)であり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がメディアアクセス制御(MAC)層である場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置が物理層(PHY)である場合、前記データは物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)伝送である、
項目18に記載のデータ伝送方法。
(項目21)
前記第1端末がm個の端末を介してデータを送信及び/又は受信することは、
前記第1端末が第1ネットワークノード又は人工知能(AI)制御体によって送信された集約及び/又は分流の条件に基づいて、前記データを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信すること、
又は、前記第1端末がデータを前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信し、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを自主的に選択すること、を含み、
ここで、前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む、
項目14に記載のデータ伝送方法。
(項目22)
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1指示情報を前記第1ネットワークノードに送信することであって、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、
前記第1端末が第2指示情報を前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末に送信することであって、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、ことと、をさらに含む、
項目21に記載のデータ伝送方法。
(項目23)
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第1ネットワークノードに第1要求情報を送信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信、及び/又は前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される、
項目14に記載のデータ伝送方法。
(項目24)
前記データ伝送方法は、
データ集約及び/又は分流を確立する前に、前記第1端末がデータ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つ端末と第1情報をやり取りすることをさらに含み、前記第1情報は、送信電力能力、無線周波数(RF)チェーン能力、処理能力、サポートされる帯域幅、サポートされる周波数の組み合わせ、前記m個の端末間の伝送遅延及び/又はジッタの情報、前記m個の端末間の集約及び/又は分流可能なサービスをサポートする情報、のうちの少なくとも1つを含む、
項目18に記載のデータ伝送方法。
(項目25)
前記データ伝送方法は、
前記第1端末が第2情報を第1ネットワークノード及び/又はコアネットワークに送信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む、
項目24に記載のデータ伝送方法。
(項目26)
前記第1端末が、第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5Gサービス品質識別子(5QI)パラメータ分解を行う分解結果を受信することをさらに含む、
項目14に記載のデータ伝送方法。
(項目27)
第2端末が第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信することであって、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信し、mは1以上の正の整数である、ことを含む、データ伝送方法。
(項目28)
前記データ伝送方法は、
前記第2端末が第1ネットワークノード又は前記第1端末によって送信された第5構成情報を受信することをさらに含み、前記第5構成情報は、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
項目27に記載のデータ伝送方法。
(項目29)
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとは、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、前記第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの同じデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが同じサービスの異なるデータである状況、
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータと、第1端末によって送信及び/又は受信されるデータとが異なるサービスのデータである状況、のうちの少なくとも1つを含む、
項目27に記載のデータ伝送方法。
(項目30)
前記第2端末と前記第1端末との間で伝送されるデータは、パブリック層の位置に基づいて決定され、
ここで、前記パブリック層の位置がSDAP又はPDCP以上の新たな論理層である場合、前記データはPDCP SDUであり、
前記パブリック層の位置がPDCPである場合、前記データはPDCP PDUであり、
前記パブリック層の位置がRLCである場合、前記データはRLC PDUであり、
前記パブリック層の位置がMACである場合、前記データはMAC PDUであり、
前記パブリック層の位置がPHYである場合、前記データはPUSC伝送である、
項目27に記載のデータ伝送方法。
(項目31)
前記データ伝送方法は、
前記第2端末が前記第1端末によって送信された第2指示情報を受信することをさらに含み、前記第2指示情報は、前記第1端末が前記第2端末へのデータの送信、及び/又は、前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を開始することを指示するために使用される、
項目27に記載のデータ伝送方法。
(項目32)
第1ネットワークノードが第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信することであって、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である、ことを含む、データ伝送方法。
(項目33)
前記第5構成情報はさらに、複数の端末間のデータ集約及び/又は分流を構成するために使用され、
前記第5構成情報は、
SDAP構成情報、新たな論理層構成情報、PDCP構成情報、RLC構成情報、MAC構成情報、及び物理層構成情報のうちの少なくとも1つの情報、
データ集約及び/又は分流を行う方向、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリック構成許可及び/又は半持続スケジューリング(SPS)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の構成許可及び/又はSPS、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数のパブリックDRX構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成される1つ又は複数の非連続受信(DRX)構成、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるHARQ冗長バージョン番号、
前記第1端末に対して構成されるデータの新規送信の設定、及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるデータのk回目の再送の設定(kは1より大きい自然数である)、
前記第1端末及び前記m個の端末における各端末に対してそれぞれ構成されるキャリア、帯域幅部分(BWP)、及びビームリソースのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記データに対応するサービスのセキュリティ情報は、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が前記第1端末と前記m個の端末に同時に適用される状況、
前記データに対応するサービスのセキュリティ情報が複数の構成を含み、複数の構成のセキュリティ情報がそれぞれ前記第1端末と前記m個の端末に適用される状況、のうちのいずれか1つを含む、
項目32に記載のデータ伝送方法。
(項目34)
前記集約及び/又は分流の条件は、
第1端末の送信電力が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が第1ネットワークノードの集約及び/又は分流をアクティブ化するシグナリングを受信すること、
第1端末が集約及び/又は分流可能なサービスに関するページングメッセージを受信すること、
第1端末のデータ損失率が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末が無線リンク失敗状態に入ること、
第1端末の到着するデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のバッファ領域のデータ量が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービスのレートが予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス信頼性が予め設定された閾値より大きいか、及び/又は予め設定された閾値以上であること、
第1端末のデータに対応するサービス遅延が予め設定された閾値より小さいか、及び/又は予め設定された閾値以下であること、という状況のうちの少なくとも1つを含む、
項目32に記載のデータ伝送方法。
(項目35)
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1指示情報を受信することをさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの転送を開始すること、及び/又は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータを受信することを指示するために使用される、
項目32に記載のデータ伝送方法。
(項目36)
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第1要求情報を受信することをさらに含み、前記第1要求情報は、前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末へのデータの送信を要求すること、及び/又は前記第1端末が前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末からのデータの受信を要求することに使用される、
項目32に記載のデータ伝送方法。
(項目37)
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが前記第1端末によって送信された第2情報を受信することをさらに含み、前記第2情報は、データ集約及び/又は分流関係を有する前記m個の端末のうちの少なくとも1つの端末の情報を含み、前記少なくとも1つの端末の情報は、
端末の識別子、
前記第1情報、のうちの少なくとも1つを含む、
項目32に記載のデータ伝送方法。
(項目38)
前記データ伝送方法は、
前記第1ネットワークノードが2つ又は複数のエアインターフェース上でサービス又はQoSフローに対してQoS分解、又は5QIパラメータ分解を行い、分解結果を取得し、前記分解結果を前記第1端末に送信することをさらに含む、
項目32に記載のデータ伝送方法。
(項目39)
端末に適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、PDCPエンティティが第1条件を満たす場合にPDCPステータスレポートを送信するように構成される第1通信ユニットを含み、前記第1条件は、
前記PDCPエンティティが第1プロトコルデータユニット(PDU)の損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記PDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連する無線リンク層制御(RLC)エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、サービス品質(QoS)フロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末が無線リンク失敗(RLF)回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1ネットワークノードがデータを再伝送することをトリガーするために使用される、データ伝送装置。
(項目40)
第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、端末によって送信されたPDCPステータスレポートを受信し、前記PDCPステータスレポートに基づいてデータを再伝送するように構成される第2通信ユニットを含み、
ここで、前記PDCPステータスレポートは、第1条件を満たす場合に送信され、前記第1条件は、
前記端末のPDCPエンティティが第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティが予め設定された数より大きいか又は予め設定された数以上の第1PDUの損失を検出したこと、
前記端末のPDCPエンティティはポイントツーポイント送信及び/又は受信モードからポイントツーマルチポイント送信及び/又は受信モードへの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるアダプテーション層エンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティに接続されるか又は関連するRLCエンティティは追加、低減、及び再構成のうちの少なくとも1つの変化が発生すること、
前記端末のPDCPエンティティのセキュリティ構成は変化が発生すること、
前記端末が他の端末と同じサービス、QoSフロー、ストリーム又はサービスデータフロー、又はPDUセッションを送信及び/又は受信する接続を確立又は削減すること、
前記端末が非カバーエリアから再びカバーエリアに入ること、
前記端末によって測定されたサービスセルの信号状態が予め設定された閾値以上であること、
前記端末がRLF回復を完了すること、のうちの少なくとも1つを含む、データ伝送装置。
(項目41)
第1端末に適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信するように構成される第3通信ユニットを含み、mは1以上の正の整数である、データ伝送装置。
(項目42)
第2端末に適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、第1端末からのデータを受信し、及び/又は前記第1端末にデータを送信するように構成される第4通信ユニットを含み、前記第2端末は、m個の端末のうちの1つの端末であり、前記第1端末は、前記m個の端末を介してデータを送信及び/又は受信する、データ伝送装置。
(項目43)
第1ネットワークノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、第5構成情報、又は集約及び/又は分流の条件を第1端末及び/又は第2端末に送信するように構成される第5通信ユニットを含み、前記第5構成情報及び/又は前記集約及び/又は分流の条件は、前記第1端末がm個の端末のうちの少なくとも1つの端末にデータを転送するために使用され、mは1以上の正の整数であり、前記第2端末は、前記m個の端末のうちの1つの端末である、データ伝送装置。
(項目44)
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに項目1~8のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに項目9~13のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに項目14~26のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに項目27~31のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させるか、又は、
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに項目32~38のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目45)
メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されてプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含む通信機器であって、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、項目1~8のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、項目9~13のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、項目14~26のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、項目27~31のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現するか、又は、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、項目32~38のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実現する、通信機器。
【国際調査報告】