(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-21
(54)【発明の名称】調節可能なガス圧感知アセンブリを伴う圧縮ガスの圧力調整器
(51)【国際特許分類】
F16K 31/126 20060101AFI20241114BHJP
【FI】
F16K31/126 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531267
(86)(22)【出願日】2022-11-25
(85)【翻訳文提出日】2024-07-01
(86)【国際出願番号】 EP2022083277
(87)【国際公開番号】W WO2023094591
(87)【国際公開日】2023-06-01
(32)【優先日】2021-11-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】LU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521562016
【氏名又は名称】ロタレックス エス.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】シュミッツ,フィリップ
(72)【発明者】
【氏名】セレン,ステファン
(72)【発明者】
【氏名】カイチンジャー,エチエンヌ
【テーマコード(参考)】
3H056
【Fターム(参考)】
3H056AA01
3H056BB01
3H056CA06
3H056CB01
3H056CC10
3H056CD03
3H056DD02
3H056GG03
(57)【要約】
本発明は、圧縮ガスのための圧力調整器(2)に向けられ、それは、ガス入口(6)、ガス出口(8)、及びこのガス入口をガス出口に相互接続するガス通路(10)を伴う、本体(4)と;ガス通路(10)に位置された座部(14)を備えた遮断デバイス(12)と;座部(14)と協働するよう構成された遮断部(16)と;補助ガスで充填され、プラグ(24)によって閉じられる内部ボリューム(18.1)を画定する圧力感知アセンブリ(18)であって、弾性変形可能で、座部(14)の下流側のガス通路に位置され、かつ座部(14)の下流側におけるガス圧に依存して、座部(14)に対して遮断部(16)を作動させる、圧力感知アセンブリ(18)と;プラグ(24)を介して、内部ボリューム(18.1)に流体接続され、かつ内部ボリューム内の補助ガスの圧力を調節するために、補助ガスの外部源(28)を内部ボリュームに流体接続するよう構成された、ポート(20)と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮ガスのための圧力調整器(2、102、202)であって、
ガス入口(6、106、206)、ガス出口(8、108、208)、及び前記ガス入口(6、106、206)を前記ガス出口(8、108、208)に相互接続するガス通路(10、110、210)、を伴う本体(4、104、204)と、
遮断デバイス(12、112、1.212、2.212)であって、
前記ガス通路(10、110、210)に位置された、座部(14、114、1.214、2.214)、
前記座部(14、114、1.214、2.214)と協働するよう構成された、遮断部(16、116、1.216、2.216)、ならびに
補助ガスで充填された内部ボリューム(18.1、118.1、1.218.1、2.218.1)を画定し、プラグ(24、124、1.224、2.224、324.1、324.2)によって閉鎖され、弾性変形可能で、前記座部(14、114、1.214、2.214)の下流側の前記ガス通路に位置され、かつ前記座部(14、114、1.214、2.214)の下流側のガス圧に依存して、前記座部(14、114、1.214、2.214)に対して前記遮断部(16、116、1.216、2.216)を作動させるよう構成された、圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)、
を含んだ、遮断デバイス(12、112、1.212、2.212)と、
を備え、
ここで前記圧力調整器(2、102、202)は、
前記プラグ(24、124、1.224、2.224、324.1、324.2)を介して、前記圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)の前記内部ボリューム(18.1、118.1、1.218.1、2.218.1)に流体接続され、かつ、前記内部ボリューム(18.1、118.1、1.218.1、2.218.1)における補助ガスの圧力を調節するために、前記補助ガスの外部源(28)を前記内部ボリューム(18.1、118.1、1.218.1、2.218.1)に流体接続するよう構成された、ポート(20、120、1.220、2.220、320)を備えることを特徴とする、
圧力調整器(2、102、202)。
【請求項2】
前記ポート(20、120、1.220、2.220、320)は、前記圧力調整器の外部である、請求項1に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項3】
前記ポート(20、120、1.220、2.220、320)は、前記圧力調整器の長手方向軸に対して横断方向の主軸を示す、請求項1または2に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項4】
前記プラグ(24、124、1.224、2.224)は、前記圧力感知アセンブリ(18、118)の固定部分(18.2、118.2)に係合する、ネジ山部分(24.1、124.1)と、前記固定部分(18.2、118.2)に形成された補助的座部に係合する、円錐形ニードル部分(24.2、124.2)と、を備える、請求項1~3の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項5】
前記プラグ(24、124、1.224、2.224、324.1、324.2)は、前記ポート(20、120)と前記圧力感知アセンブリ(18、118)の前記内部ボリューム(18.1、118.1)との間における、流体接続部(26、126)に全体的に位置される、請求項1~4の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項6】
前記プラグ(24、124、1.224、2.224)は、前記ネジ山部分(24.1、124.1)と、前記円錐形ニードル部分(24.2、124.2)との間で、前記補助ガスのための内部通路(24.4、124.4)を備える、請求項4または5に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項7】
前記プラグ(24、124、1.224、2.224)は、前記圧力感知アセンブリ(18、118)の前記内部ボリューム(18.1、118.1)の反対側端部において、係合面(24.3、124.3)を備え、前記係合面(24.3、124.3)は、ツール(30)を前記ポート(20、120、1.220、2.220)の中に挿入することで、前記ツール(30)に係合するためのものである、請求項5または6に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項8】
前記プラグ(24、124、1.224、2.224)の前記係合面(24.3、124.3)は、前記ポート(20、120、1.220、2.220)に整合された、前記ツール(30)の挿入方向を示す、請求項7に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項9】
前記プラグ(24、124、1.224、2.224)の前記係合面(24.3、124.3)は、前記ツール(30)との係合が、前記ツール(30)の回転が前記プラグ(24、124、1.224、2.224)を回転させるように、回転で成されるよう構成される、請求項7または8に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項10】
前記プラグ(324.1、324.2)は、前記圧力感知アセンブリ(18、118)の固定部分(18.2、118.2)に形成された補助的座部の中に軸方向に圧入された、円錐形ピン(324.1)を備え、前記円錐形ピン(324.1)は、ネジ山の無い滑らかな外面を有する、請求項1~5の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項11】
前記プラグ(324.1、324.2)は、前記圧力感知アセンブリ(18、118)の前記固定部分(18.2、118.2)に溶接され、かつ前記円錐形ピン(324.1)と前記ポート(320)との間に流動的に位置された、溶接プラグ(324.2)をさらに備える、請求項10に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項12】
前記圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)は、固定部分(18.2、118.2)と、可動部分(18.3、118.3)と、前記固定部分(18.2、118.2)及び前記可動部分(18.3、118.3)に気密となるよう装着された、少なくとも1つの柔軟壁(18.4、118.4)と、を備え、前記圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)の内部ボリューム(18.1、118.1)は、少なくとも1つの前記柔軟壁(18.4、118.4)と、前記固定部分(18.2、118.2)と、前記可動部分(18.3、118.3)と、によって境界を定められる、請求項1~11の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項13】
前記遮断部(16、116、1.216、2.216)は、好ましくは固定で、前記圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)の前記可動部分(18.3、118.3)に機械式に連結される、請求項12に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項14】
少なくとも1つの前記柔軟壁(18.4、118.4)は、円形、蛇腹形状、かつ金属製である、請求項12または13に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項15】
前記圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)の前記固定部分(18.2、118.2)は、前記本体(4、104、204)に堅固に装着されるか、または前記本体(4、104、204)の一部である、請求項12~14の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項16】
前記遮断部(16、116、1.216、2.216)は、前記座部(14、114、1.214、2.214)の上流側における、ポペット(16.1、116.1、1.216.1、2.216.1)と、前記ポペット(16.1、116.1、1.216.1、2.216.1)から、前記座部(14、114、1.214、2.214)を通して、前記圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)まで延びた、茎部(16.4、116.4、1.216.4、2.216.4)と、を備える、請求項1~15の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項17】
前記遮断部(16、116、1.216、2.216)の前記茎部(16.4、116.4、1.216.4、2.216.4)は、前記圧力感知アセンブリ(18、118、1.218、2.218)の前記可動部分(18.3、118.3)に装着される、請求項12~15の内いずれか一項または請求項14に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項18】
前記ポート(20、120、1.220、2.220)は、前記本体(4、104、204)の円筒形外面に位置され、前記円筒形外面は、補助ガス源(28)に気密となるよう係合することができる、請求項1~17の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2、102、202)。
【請求項19】
前記本体(4)は、前記ガス入口(6)及び/または前記ガス出口(8)において、好ましくは端面封止部及び回転可能ナットを伴うコネクタ(5)を備える、請求項1~18の内いずれか一項に記載の圧力調整器(2)。
【請求項20】
前記本体(104、204)は、前記ガス出口(108、208)において、ガスシリンダ(111、211)の頸部(111.1、211.1)に係合するよう構成された、雄ネジ山部分(104.4.1、204.4.1)を備える、請求項1~18の内いずれか一項に記載の圧力調整器(102、202)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスシリンダ内で150barよりも大きく圧縮される工業用ガスなどの、圧縮ガスの圧力低減及び/または圧力調整の分野に向けられる。
【背景技術】
【0002】
米国特許出願公開第2019/0339726号明細書で公開された、従来技術の特許文献は、圧縮ガスのための圧力調整デバイスを開示しており、それは圧力感知アセンブリまたは調整器を備え、補助ガスで充填されてプラグによって閉鎖された内部ボリュームを画定する。この圧力感知アセンブリは、弾性変形可能であり、座部の下流側のガス通路に位置され、かつガス圧を調整するための座部と協働する遮断部を作動させる。圧力感知アセンブリは、一連の環状部材によって形成された一連の蛇腹、または(両側溶接によって)内部及び外部領域を径方向に交互に固定された隔壁を備え、アコーディオン状の配置を画定する。内部ボリュームは、プラグによって仮定上封止されるが、内部ボリュームの内側におけるガス圧が如何にして設定されるかは、詳述されていない。ガスで充填され、封止された内部ボリュームを形成する、このような圧力感知アセンブリの使用は、もたらされるガス圧の調整が、周辺圧または大気圧に依存するという点で、興味深い。特に、圧力調整器が、周辺のアクセスが無いガスシリンダの内側に位置される用途において、興味深い。しかし、圧力感知アセンブリの剛性に対する調節及び制御は困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2019/0339726号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述の先行技術における欠点の内少なくとも1つを克服するための、技術的課題のためのものである。より具体的には、本発明は、信頼できて容易に調節及び/または較正できる、圧縮ガスのための圧力調整器を提供する技術的課題のためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、圧縮ガスのための圧力調整器に向けられ、それは:ガス入口、ガス出口、及びこのガス入口をガス出口に相互接続するガス通路、を伴う本体と;ガス通路に位置された座部、及びこの座部と協働するよう構成された遮断部、を備えた遮断デバイスと;補助ガスで充填された内部ボリュームを画定してプラグによって閉鎖され、弾性変形可能で座部の下流側においてガス通路に位置され、かつ座部の下流側におけるガス圧に依存して、座部に対して遮断部を作動させるよう構成された、圧力感知アセンブリと、を備える。圧力調整器はポートをさらに備え、このポートは、プラグを介して圧力感知アセンブリの内部ボリュームに流体接続され、かつ内部ボリューム内における補助ガスの圧力を調節するために、補助ガスの外部源を内部ボリュームに流体接続するよう構成される。ポートは接続ポートである。
【0006】
好ましい実施形態によると、このポートは圧力調整器の外部にある。
【0007】
好ましい実施形態によると、ポートは、圧力調整器の長手方向軸に対して横断方向である、主軸を示す。
【0008】
有利には、ポートは、圧力調整器の長手方向軸に対して径方向である、主軸を示す。
【0009】
有利には、ポートは本体の外面で外に開く。この外面は、好ましくは円筒形である。
【0010】
補助ガスの外部源を、圧力感知アセンブリの内部ボリュームに流体接続させるポートの能力は、本体の接触面によって実現することができる。それを通して、ポートは外に開く。この接触面は、例えば、平坦かつ円形、またはシリンダの一部とすることができ、補助ガスの外部源との気密接触を可能にする。
【0011】
好ましい実施形態によると、プラグは、圧力感知アセンブリの固定部分に係合するネジ山部分と、この固定部分に形成された補助的座部と係合する円錐形ニードル部分と、を備える。
【0012】
好ましい実施形態によると、プラグは全体的に、ポートと圧力感知アセンブリの内部ボリュームとの間における流体接続部に、位置される。
【0013】
好ましい実施形態によると、プラグは、ネジ山部分と円錐形ニードル部分との間に、補助ガスのための内部通路を備える。
【0014】
好ましい実施形態によると、プラグは、圧力感知アセンブリにおける内部ボリュームの反対側の端部において、係合面を備える。この係合面は、ツールをポートの中に挿入することでこのツールと係合するためのものである。
【0015】
好ましい実施形態によると、プラグの係合面は、ポートと整合されたツールの挿入方向を示す。
【0016】
好ましい実施形態によると、プラグの係合面は、ツールの回転がプラグを回転させるよう、ツールとの係合が回転で成されるよう構成される。
【0017】
好ましい実施形態によると、プラグは、圧力感知アセンブリの固定部分に形成された補助的座部の中に軸方向に圧入される、円錐形ピンを含み、この円錐形ピンは、ネジ山の無い外側の滑らかな面を有する。
【0018】
好ましい実施形態によると、プラグは溶接プラグをさらに備える。この溶接プラグは、圧力感知アセンブリの固定部分に溶接されて、円錐形ピンとポートとの間に流動的に位置される。
【0019】
好ましい実施形態によると、圧力感知アセンブリは、固定部分と、可動部分と、この固定部分及び可動部分に気密となるよう装着された、少なくとも1つの柔軟壁と、を備える。圧力感知アセンブリの内部ボリュームは、上記の少なくとも1つの柔軟壁と、上記の固定部分と、上記の可動部分と、によって境界を定められる。
【0020】
好ましい実施形態によると、遮断部は、好ましくは固定して、圧力感知アセンブリの可動部分に機械的に連結される。
【0021】
好ましい実施形態によると、少なくとも1つの柔軟壁は、円形、蛇腹形状、かつ金属製である。
【0022】
好ましい実施形態によると、圧力感知アセンブリの固定部分は、本体に堅固に装着さえるか、または本体の一部である。
【0023】
好ましい実施形態によると、遮断部は、座部の上流側のポペットと、この座部を通してポペットから圧力感知アセンブリまで延びた茎部と、を備える。
【0024】
好ましい実施形態によると、遮断部の茎部は、圧力感知アセンブリの可動部分に装着される。
【0025】
好ましい実施形態によると、ポートは本体の円筒形外面に位置される。この円筒形外面は、調整ツールに気密となるよう係合できる。
【0026】
好ましい実施形態によると、本体は、ガス入口及び/またはガス出口においてそれぞれ、好ましくは端面封止部及び回転可能ナットを伴う、コネクタを備える。
【0027】
好ましい実施形態によると、本体は、ガス出口において、ガスシリンダの頸部と係合するよう構成された、雄ネジ山部を備える。
【0028】
本発明は、圧縮ガスの圧力調整器のための、圧力感知アセンブリにも向けることができ、それは補助ガスで充填された内部ボリュームを画定し、プラグによって閉鎖される。この圧力感知アセンブリは、弾性変形可能であり、座部の下流側におけるガス圧に依存して、遮断部を座部に対して作動させるよう構成される。圧力感知アセンブリは、プラグを介して内部ボリュームに流体接続されたポートをさらに備える。このプラグは、圧力感知アセンブリの固定部分に形成された補助的座部の中に軸方向に圧入される、円錐形ピンを備える。この円錐形ピンは、ネジ山の無い滑らかな面を有する。
【0029】
好ましい実施形態によると、ポートは接続ポートである。
【0030】
好ましい実施形態によると、プラグは溶接プラグをさらに備え、それは圧力感知アセンブリの固定部分に溶接され、かつ円錐形ピンとポートとの間に流動的に位置される。
【0031】
好ましい実施形態によると、円錐形ピンは2mm未満の最大外径を有する。
【0032】
好ましい実施形態によると、圧力感知アセンブリは、固定部分と、可動部分と、この固定部分及び可動部分に気密となるよう装着された、少なくとも1つの柔軟壁と、を備える。圧力感知アセンブリの内部ボリュームは、上記の少なくとも1つの柔軟壁と、上記の固定部分と、上記の可動部分と、によって境界を定められる。
【0033】
好ましい実施形態によると、少なくとも1つの柔軟壁は、円形、蛇腹形状、かつ金属製である。
【0034】
好ましい実施形態によると、ポートは、内部ボリュームにおける補助ガスの圧力を調節するために、補助ガスの外部源をこの内部ボリュームに流体接続するよう構成される。
【発明の効果】
【0035】
本発明は、信頼でき、かつ調節及び制御が容易な圧力調整器を提供するという点で、特に興味深い。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】本発明の第1の実施形態による、圧力調整器の断面図である。
【
図2】本発明の第2の実施形態による、圧力調整器の断面図である。
【
図3】本発明の第3の実施形態による、圧力調整器の断面図である。
【
図4】本発明の第4の実施形態による、圧力調整器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
図1は、本発明の第1の実施形態による、直線に並んだ圧力調整器の断面図である。
【0038】
圧力調整器2は、例えば第1の本体部分4.1と、第1の本体部分4.1の一方の端部に装着された第2の本体部分4.2と、第1の本体部分4.1の反対側における端部に装着された第3の本体部分4.3と、第1の本体部分4.1の反対側における端部において、第3の本体部分4.3に装着された第4の本体部分4.4と、で構成された本体4を備える。しかし、本体4は、この特定例のような4つの本体部分よりも少なく、または多く構成することができることを理解されたい。第1、第2、第3、及び第4の本体部分4.1、4.2、4.3、及び4.4は、溶接によって互いに装着されるが、ネジ止めまたは締め付けなど、他の装着手段が考慮され得ることを理解されたい。本体4には、ガス入口6と、ガス出口8と、ガス入口6をガス出口8に流体的に相互接続するガス通路10と、が形成される。
【0039】
例えば、第2の本体部分4.2は、ガス入口6を形成する管状ポートを備え、そこにコネクタ5が装着される。このコネクタは、例えば端面封止タイプであり、一般的に市販されている、自由に回転するナットを伴う。コネクタ5は管状ポートを備え、それは例えば溶接によって第2の本体部分4.2の管状ポートに装着される。ガス通路10の第1の部分10.1は、第2の本体部分4.2の管状ポートを通して長手方向に延びる。第1の本体部分4.1は、ボア形状の空洞を備え、それは遮断デバイス12を収容し、かつガス通路10の第2の部分10.2及び第3の部分10.3を形成する。
【0040】
第3の本体部分4.3は、第1の本体部分4.1の隣で、第2の本体部分4.2及びガス入口6の反対側に配置される。ガス通路10の第3の部分10.3の直ぐ下流側にある、ガス通路10の第4の部分10.4は、第3の本体部分4.3に形成される。第4の本体部分4.4は、第3の本体部分4.3に装着され、ガス出口8を形成する管状ポートを備え、そこにコネクタ5が装着される。このコネクタは、例えば端面封止タイプであり、一般的に市販されている、自由に回転するナットを伴う。コネクタ5は管状ポートを備え、それは例えば溶接によって、第4の本体部分4.4の管状ポートに装着される。
【0041】
遮断デバイス12は、ガス通路10に位置される。遮断デバイス12は、座部14、座部14と協働する遮断部16、及び圧力感知アセンブリまたは調整器18を備え、補助ガスで充填された内部ボリューム18.1を画定し、かつプラグ24によって閉鎖される。圧力感知アセンブリ18は、弾性変形可能で、座部14の下流側でガス通路10に位置される。圧力感知アセンブリ18は、座部の下流側におけるガス圧に依存して、遮断部16を座部14に対して作動させるよう構成される。
【0042】
遮断部16は、例えば座部14の上流側に位置され、かつ座部14の側部と協働するよう構成された、ポペット16.1を備える。この事例において、例えばOリングなどのガスケット16.2は、ポペット16.1の周りに嵌合し、例えばネジ止めでポペット16.1に係合したスリーブ16.3によって、ポペット16.1に対して保持される。ガスケット16.2は、気密となるよう、座部14に接触するように構成される。ガスケットは任意選択であり、座部及びポペットの材料に依存することを理解されたい。さらに、ガスケットは座部に設けることもできる。遮断部16は、ポペット16.1から、座部14を通して、圧力感知アセンブリ18まで長手方向に延びた、茎部16.4をさらに備える。例えば茎部16.4は、圧力感知アセンブリ18における対応した雌ネジ山に係合する、雄ネジ山を伴う自由端部を示す。茎部と圧力感知アセンブリとの間に、別の固定手段を考慮できることを理解されたい。
【0043】
明白であるように、座部14は、例えば第1の本体部分4.1などの本体4に形成された円板形状部分に、形成される。しかし、他の構造も考慮できることを理解されたい。例として、座部は本体4または第1の本体部分4.1に装着することができる。
【0044】
圧力感知アセンブリ18は、固定部分18.2と、可動部分18.3と、固定部分18.2及び可動部分18.3の両方に気密となるよう装着された、柔軟壁18.4と、を備える。柔軟壁18.4は、好ましくは金属製であり、溶接によって、固定部分18.2及び可動部分18.3の両方に装着される。柔軟壁18.4は、全体的に円形で、蛇腹またはアコーディオン形状の外形を示す。内部ボリューム18.1は、圧力感知アセンブリ18の柔軟壁18.4と、固定部分18.2と、可動部分18.3と、によって境界を定められる。
【0045】
圧力感知アセンブリ18の固定部分18.2は、例えば第3の本体部分4.3に形成されるが、圧力感知アセンブリの固定部分を、圧力調整器2の本体から分離することができ、または少なくともガス出口8を備えた本体部分から分離することができる。
【0046】
圧力感知アセンブリ18は、内部ボリューム18.1に含まれた補助ガスの圧縮力に加えて、可動部分18.3が固定部分18.2に対して柔軟壁18.4の弾性変形力に抗う方向に動く、という点で、長手方向に弾性変形可能である。それは、圧力感知アセンブリの圧縮における剛性が、内部ボリューム18.1内の補助ガス圧に直接依存する結果として生じる。
【0047】
動作中、圧縮ガスは、ガス入口6、ガス通路10の第1の部分10.1、及びガス通路10の第2の部分10.2を通って、遮断デバイス12まで流れる。次に圧縮ガスは、遮断部16と座部14との間の減少した断面間を流れ、それによって圧縮ガスは、ガス通路10の第3の部分10.3によって形成され、かつ圧力感知アセンブリ18を含んだ、調整チャンバに達したとき、積層されて圧力が減少する。圧力感知アセンブリ18における減少した圧力は、可動部分18.3を固定部分18.2に向けて、柔軟壁の弾性力、及び内部ボリューム18.1に含まれた補助ガスの圧力、の組み合わせに抗うように強いる。圧力感知アセンブリ18の、このような圧縮運動の際に、可動部分18.3は、遮断部16を上方へ座部14に近付くよう動かし、それによって、それらの間の断面を減少させ、より強いガスの積層及び圧力の減少をもたらす。この機構は、ガスシリンダに含まれた圧縮ガスの制御された圧力調整を提供する。このような圧力調整の原理は、当業者には公知であり、さらに詳述する必要はない。
【0048】
補助ガスで充填された、圧力感知アセンブリ18の内部ボリューム18.1は、プラグ24によって閉鎖される。プラグ24は、内部ボリューム内の補助ガスの圧力を調節するために、補助ガスの外部源28を内部ボリューム18.1に流体接続するよう構成されたポート20と、流体接続する。
【0049】
プラグ24及びポート20は、補助ガスの外部源28及びプラグ24を操作するためのツール30を介して、内部ボリューム18.1内の補助ガスの圧力を調節及び制御するのを可能にするよう構成される。ツール30のプラグ24との係合を介して、プラグ24を操作することによって、流体接続部26を開放する際に、補助ガスの外部源28は、このガスの圧力を調節することができ、一旦所望の圧力が実現されたら、流体接続部26を閉鎖するようプラグ24を操作することによって、内部ボリューム18.1を閉鎖することができる。
【0050】
防護キャップ22を、埃に対して閉鎖するよう、ポート20上に設置することができる。それは、プラスチックまたは他の材料、好ましくは本体の材料よりも柔らかいもので作ることができる。
【0051】
例えば、プラグ24は、圧力感知アセンブリ18の内部ボリューム18.1とポート20との間における流体接続部26に、全体的に位置される。これは、補助ガスの外部源28、及びツール30による圧力調節中に、ツール30が調節中に補助ガスと接触することになり、そのためポート20に流体接続した外部源28の補助ガス通路28.1に対して、気密接続する必要があることを意味する。ツール30と、外部源28の本体との間の回転する気密接続は、1つもしくは複数のガスケット、またはツールの円筒表面部分の周りに取り付けられた封止部によって実現することができ、気密封止を提供しながら、このツールの並進運動及び回転運動の組み合わせを可能にする。
【0052】
プラグ24は、流体接続部26に形成された、対応した内側ネジ山に係合する外側ネジ山部分24.1と、有利には円錐形で、かつ内側ボリューム18.1及びポート20の間の流体接続部26に形成された補助的座部に、気密となるよう係合するよう構成された、ニードル部分24.2と、を備える。プラグ24は、ツールをポート20の中に挿入することによって、ツール30に係合するために、ニードル部分24.2の反対側端部において、係合面24.3をさらに備える。プラグ24は、ネジ山部分24.1と円錐形ニードル部分24.2との間における補助ガスのための、内部通路24.4をさらに備えることができる。
【0053】
代替として、プラグ24は、圧力感知アセンブリ18の内部ボリューム18.1とポート20との間における流体接続部26に、部分的にのみ位置させることができる。より詳細には、係合面24.3は、流体接続部26の外側に流動的に位置させることができ、それによってプラグ24は、固定部分18.2または流体接続部26を形成する第3の本体部分4.3に、気密封止して接続することができる。このような構成において、ツール30は、補助ガスの外部源28の本体とは気密接続である必要はない。
【0054】
座部の高圧側すなわち座部の上流側にポペットを備えた遮断部を伴う、上述の圧力調整器は、常態で閉鎖することができる。すなわちガス出口におけるガス圧が大気圧であるとき、閉鎖される。その事例において、圧力調整器は、大気圧以下の圧力調整器として機能することができる。この圧力調整器は、出口における圧力が大気圧未満、すなわちあるレベルの減圧状態のとき、開く。このような状況において、ガス通路10の第3の部分10.3によって形成されたチャンバ内のガス圧は、大気圧から減少され、それによって、圧力感知アセンブリ18に作用する、生じた圧縮力を低減させる。次に後者は、内部ボリューム内の補助ガス圧が、柔軟壁の弾性力と共に、上記のチャンバ内の減少された圧力と釣り合うまで、第1の部分18.2から離れるよう、可動部分18.3を動かすことによって拡張することになる。
【0055】
代替として、上述の圧力調整器は、常態で開放することができる。すなわちチャンバ10.3内の圧力閾値が、遮断デバイスが閉鎖する圧力に達するまで、ガスが流れるのを可能にするために、入口における圧力が無い場合に開放される。このような構成において、手動の遮断弁を、遮断デバイス12の上流側及び/または下流側に予見することができる。
【0056】
遮断部が座部の高圧側にポペットを備える、上記の構成とは反対に、遮断部を、座部の低圧側すなわち下流側のみに位置させることができる。このような事例において、チャンバ10.3内のガス圧が、圧力感知アセンブリ18を座部に向けて圧縮して、それらの間の断面を減少させるよう、遮断部を座部に向けて動かすために、圧力感知アセンブリを逆さまにする必要がある。
【0057】
例えばフリットタイプのフィルタを、ガス通路の第1の部分10.1すなわち遮断デバイス12の上流側に設置することができる。同様に、やはりフリットタイプのフィルタを、ガス通路の第5の部分10.51すなわち遮断デバイス12の下流側に設置することもできる。
【0058】
上述の圧力調整器は、その圧力感知アセンブリが、静止状態すなわちガス流量が無い場合のみでなく、動的状態すなわちガス流量が出力されている場合でも、容易に制御及び調節できるという点で、特に有利である。
【0059】
図2は、本発明の第2の実施形態による、圧力調整器の断面図である。
図1における第1の実施形態の参照番号は、
図2における第2の実施形態の、同じまたは対応した要素を指定するために使用されるが、これらの参照番号には100が加えられている。第1の実施形態に関連する、これらの要素の説明を参照する。100と200との間から成る特定の参照番号は、特定の要素を指定するために使用される。
【0060】
図2における圧力調整器102は、基本的にガスシリンダ111の内側に位置される点で、
図1の直線に並んだ圧力調整器とは異なる。そのため、本体104の構造は、ガス入口106において管状ポートを伴う第2の本体部分が設けられない、という点で異なる。本体104は、第1の実施形態における第3の本体部分4.3に相当する、第2の本体部分104.2と、第2の本体部分104.2に隣接した、第1の実施形態における第4の本体部分4.4に相当する、第3の本体部分104.3と、を備える。本体104は、第3の本体部分104.3に隣接し、かつ雄ネジ山部分104.4.1が第4の本体部分104.4に設けられた、第4の本体部分104.4をさらに備える。雄ネジ山部分104.4.1は、ガスシリンダ111の頸部111.1における内側ネジ山と係合する。第3及び第4の本体部分104.3及び104.4を、一体化できること、さらには第2の本体部分104.2とも一体化できること、を理解されたい。
【0061】
圧力調整器102の本体104における、雄ネジ山部分の位置の変更を別として、その構造及び機能は、第1の実施形態における圧力調整器のものと同一である。
【0062】
第1の実施形態と同様、ガス入口106及び/またはガス出口8にフィルタを備えることができる。本実施形態において、フィルタは、ガス通路110の第5の部分110.5に設けられる。
【0063】
図3は、本発明の第3の実施形態による、圧力調整器の断面図である。
図2における第2の実施形態の参照番号は、
図3における第3の実施形態の、同じまたは対応した要素を指定するために使用されるが、これらの参照番号には100が加えられている。第2の実施形態、及び第1の実施形態にも関連する、これらの要素の説明を参照する。
【0064】
図3における圧力調整器は、基本的に2つのステージの圧力調整器であるという点で、
図2における圧力調整器とは異なる。圧力調整器202は、基本的に第1の圧力感知アセンブリ1.218及び第1のポート1.220を含んだ、第1の遮断デバイス1.212によって形成された、第1のステージと、基本的に第2の圧力感知アセンブリ2.218及び第2のポート2.220を含んだ、第2の遮断デバイス2.212によって形成された、第2のステージと、を備える。
【0065】
明白であるように、第2の圧力感知アセンブリ2.218及び第2のポート2.220を含んだ、第2の遮断デバイス2.212は、基本的に
図2における圧力調整器102の遮断デバイス112と同一である。
【0066】
第1の圧力感知アセンブリ1.218及び第1のポート1.220を含んだ、第1の遮断デバイス1.212は、
図2における圧力調整器102の第2の遮断デバイス2.212及び遮断デバイス121とは、類似するが同一ではない。しかし、機能的原理は同一である。相違点は、基本的に調整される圧力弁の違いによるものである。
【0067】
遮断部1.216は、第2の遮断デバイス2.212のような、ガスケット及びこのガスケットを保持するためのスリーブを備えないが、ポペット1.216.1及び茎部1.216.4のみを備える、という点で異なる。座部1.214は、本体の空洞に圧入される非金属材料で作られたワッシャで形成され、かつ例えばOリングなどのガスケットによって気密封止される。金属材料のような、より堅い材料で作られたポペット1.216は、非金属材料のような、より柔らかい材料で作られた座部1.214と、気密となるよう協働することができる。したがって、第1の遮断デバイス1.212は、第1のステージの圧力減少をもたらし、その一方で第1の遮断デバイス1.212の直ぐ下流側に配置された、第2の遮断デバイス2.212は、第2のステージの圧力減少をもたらす。
【0068】
第3の実施形態の圧力調整器202は、第1及び第2の実施形態と同様、大気圧以下の圧力調整器として、またはそうではなく設定することができる。
【0069】
例えばフリットタイプなどのフィルタは、ガス入口206におけるガス通路に設置される。好ましくはやはりフリットタイプである別のフィルタは、2つのステージ間のガス通路に設置される。好ましくはやはりフリットタイプである、さらに別のフィルタは、圧力調整器の第2のステージにおける下流側、かつガス出口208の上流側の、ガス通路に設置される。
【0070】
図4は、本発明の第4の実施形態による、直線に並んだ圧力調整器のポート部分の詳細断面図である。
【0071】
図1における第1の実施形態の参照番号は、
図4における第4の実施形態の、同じまたは対応した要素を指定するために使用されるが、これらの参照番号には300が加えられている。
【0072】
流体接続部に形成された、対応した内側ネジ山と係合する、外側ネジ山部分を備える代わりに、プラグ324は円錐形ピン324.1であり、それは流体接続部に形成された補助的座部の中に軸方向に挿入または圧入される。円錐形ピン324.1は、その全長に沿って滑らかである、外側の側面を示す。それは、
図1の28のような、補助ガスの外部源に統合されたツールによって挿入されるよう、意図される。この円錐形ピン324.1の利点は、ネジ山が付いたプラグ24よりも容易に、所定の位置に据えることができることである。プラグ24は、特に取り付けグリースのないときに、ネジ山で治金学的接合を形成することによって把持しがちである。これは、動作する部品がステンレス鋼で作られたとき、特に当てはまる。グリースの使用は、特に圧力調整器が刺激的なガスに接触することになる場合など、多くの用途で確実に避けるべきである。
【0073】
プラグ324は、溶接プラグ324.2をさらに備えることができる。それは、円錐形ピン324.1とポート320との間で流動的に、内部ボリュームとポート320との間における流体接続部に挿入される。溶接プラグは金属で作られ、好ましくは圧力感知アセンブリの固定部分と同じ金属で作られる。それは次に、好ましくは如何なる充填材も用いずに、固定部分に溶接することができ、溶接プラグは基本的に溶接中に充填材の役割を担う。溶接は、TIG法(タングステン不活性ガス)などで成すことができる。
【0074】
補助ガスの外部源を使用して、内部ボリュームにおける補助ガスの圧力を調節した後、補助ガスの外部源に統合されたツールを使用することで、円錐形ピン324.1を挿入して、気密障壁をもたらすことができる。円錐形ピン324.1に、例えばそれ自体がヘリウムなどの補助ガスと両立するグリースを、提供することができる。その後、溶接プラグ324.2は、溶接によって所定の位置に据えられる。次にそれは、第2のしっかりとした気密障壁を形成し、この気密障壁は、例えば刺激的な半導体用ガスなど、周囲のガスの、円錐形ピン324.1に提供される場合があるグリースとの如何なる接触も、追加的に防止する。
【0075】
代替のプラグを提供する、この第4の実施形態は、第1、第2、及び第3の実施形態のいずれにも適用可能である。
【国際調査報告】