(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-21
(54)【発明の名称】メッセージ処理
(51)【国際特許分類】
H04L 41/06 20220101AFI20241114BHJP
【FI】
H04L41/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024535967
(86)(22)【出願日】2022-06-14
(85)【翻訳文提出日】2024-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2022098631
(87)【国際公開番号】W WO2023240438
(87)【国際公開日】2023-12-21
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518056748
【氏名又は名称】新華三技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】NEW H3C TECHNOLOGIES CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100149249
【氏名又は名称】田中 達也
(72)【発明者】
【氏名】邱 元香
(57)【要約】
本願は通信技術分野に関し、メッセージ処理を提供する。本願技術案は、第1サービスメッセージを受信することと、第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと第1サービスメッセージとを含み、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を含み、先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、第1ネットワーク機器、第2ネットワーク機器はいずれも第1順方向パスおよび第1逆方向パスにある。本願によれば、配置の作業量を軽減できる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理方法であって、
第1サービスメッセージを受信することと、
第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を含み、
前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、前記第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器は共に前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある、ことを特徴とする、メッセージ処理方法。
【請求項2】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、
前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、
前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない、ことを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ処理方法。
【請求項3】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、
前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する、ことを特徴とする、請求項2に記載のメッセージ処理方法。
【請求項4】
前記第1サービスメッセージを受信した後、前記メッセージ処理方法は、
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことであって、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴であることと、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得ることと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ処理方法。
【請求項5】
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行った後、前記のメッセージ処理方法は、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値がいずれも第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項4に記載のメッセージ処理方法。
【請求項6】
前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである、ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載のメッセージ処理方法。
【請求項7】
前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットは前記第1指示情報を運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項5に記載のメッセージ処理方法。
【請求項8】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項7に記載のメッセージ処理方法。
【請求項9】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項8に記載のメッセージ処理方法。
【請求項10】
前記メッセージ処理方法は、
第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することであって、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器は共に第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであることと、
前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ処理方法。
【請求項11】
前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成した後、前記メッセージ処理方法は、
前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することと、
前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することであって、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むことと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項10に記載のメッセージ処理方法。
【請求項12】
前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納した後、前記メッセージ処理方法は、
指定の期間内に前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除すること、をさらに含む、請求項11に記載のメッセージ処理方法。
【請求項13】
第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理装置であって、
第1サービスメッセージを受信する、受信モジュールと、
第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することに用いられ、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものである、送信モジュールと、を含み、
前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、前記第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器はいずれも前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある、ことを特徴とする、メッセージ処理装置。
【請求項14】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、
前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、
前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない、ことを特徴とする、請求項13に記載のメッセージ処理装置。
【請求項15】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、
前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する、ことを特徴とする、請求項14に記載のメッセージ処理装置。
【請求項16】
前記メッセージ処理装置は、
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことに用いられ、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴である、マッチングモジュールと、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得る、カプセル化モジュールと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項13に記載のメッセージ処理装置。
【請求項17】
前記カプセル化モジュールは、さらに、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、に用いられる、ことを特徴とする、請求項16に記載のメッセージ処理装置。
【請求項18】
前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである、ことを特徴とする、請求項13~17のいずれか1項に記載のメッセージ処理装置。
【請求項19】
前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで前記第1指示情報を持ち運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項17に記載のメッセージ処理装置。
【請求項20】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項19に記載のメッセージ処理装置。
【請求項21】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項20に記載のメッセージ処理装置。
【請求項22】
前記メッセージ処理装置は、さらに、生成モジュールを含み、
前記受信モジュールは、第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することにも用いられ、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであり、
前記生成モジュールは、前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することに用いられる、ことを特徴とする、請求項13に記載のメッセージ処理装置。
【請求項23】
前記メッセージ処理装置は、さらに、格納モジュールとカプセル化モジュールとを含み、
前記格納モジュールは、前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することに用いられ、
前記カプセル化モジュールは、前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することに用いられ、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含む、ことを特徴とする、請求項22に記載のメッセージ処理装置。
【請求項24】
前記メッセージ処理装置は、さらに、
指定の期間内に前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除する、削除モジュールを含む、ことを特徴とする、請求項23に記載のメッセージ処理装置。
【請求項25】
ネットワーク機器であって、
プロセッサと、
送受信機と、
機械可読記憶媒体と、を含み、
前記機械可読記憶媒体には、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶されており、
前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、
前記送受信機により第1サービスメッセージを受信することと、
前記送受信機により第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を実行させ、
前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器はいずれも前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある、ことを特徴とする、ネットワーク機器。
【請求項26】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、
前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、
前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない、ことを特徴とする、請求項25に記載のネットワーク機器。
【請求項27】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、
前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する、ことを特徴とする、請求項26に記載のネットワーク機器。
【請求項28】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことであって、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴であることと、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得ることと、を実行させる、ことを特徴とする、請求項25に記載のネットワーク機器。
【請求項29】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記送受信機により前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記送受信機により前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、を実行させる、ことを特徴とする、請求項28に記載のネットワーク機器。
【請求項30】
前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである、ことを特徴とする、請求項25~29のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
【請求項31】
前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで前記第1指示情報を持ち運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項29に記載のネットワーク機器。
【請求項32】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項31に記載のネットワーク機器。
【請求項33】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項32に記載のネットワーク機器。
【請求項34】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記送受信機により第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することであって、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであることと、
前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することと、を実行させる、ことを特徴とする、請求項25に記載のネットワーク機器。
【請求項35】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することと、
前記送受信機により前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記送受信機により前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することであって、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むことと、実行させる、ことを特徴とする、請求項34に記載のネットワーク機器。
【請求項36】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
指定の期間内に前記送受信機により前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除すること、を実行させる、ことを特徴とする、請求項35に記載のネットワーク機器。
【請求項37】
機械実行可能命令が記憶されている機械可読記憶媒体であって、プロセッサによって呼び出しおよび実行されると、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに請求項1~12のいずれかに記載のメッセージ処理方法におけるステップを実現させる、ことを特徴とする、機械可読記憶媒体。
【請求項38】
プロセッサに、請求項1~12のいずれかに記載のメッセージ処理方法におけるステップを実現させる、ことを特徴とする、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信技術分野に関し、特にメッセージ処理に関する。
【背景技術】
【0002】
インサイチュ運用管理および保守(In-situ Operation Administration and Maintenance、IOAM)とは、インサイチュフロー検出技術であり、指定のサービストラフィックのメッセージに制御情報を挿入し、転送機器はメッセージが持つ制御情報を認識した後、当該メッセージから採取した情報をアナライザーに報告することにより、アナライザーにネットワークにおける微細な不具合を認識させ、各サービスの遅延、パケットロス状況等の性能情報を正確に検出し、ネットワークの品質をリアルタイムにモニタリングすることを実現し、速やかにネットワークの故障の位置付けおよび転送パスの最適化を行う。
【0003】
従来の伝送ネットワークにおいて、通常、バックアップリンクが配備されており、順方向トラフィックおよびバックホールトラフィックに対する検出を実現するために、先頭ノードおよび各バックアップリンクの末尾ノードに検出を要するサービスフローの特徴を配置する必要がある。
【0004】
インタネットプロトコルバージョン6セグメントルーティング(Segment Routing Internet Protocol Version 6、SRv6)ネットワーキングを例として、
図1に示すように、機器A、C、D、E、F、G、Hはいずれもベアラネットワークに位置する。機器Aは先頭ノード(Ingress)であり、機器Aと機器Bとの間に2つの転送パスがあり、そのうちプライマリパスは機器A-C-E-Gであり、バックアップパスは機器A-D-F-Hであり、機器Gはプライマリパスの末尾ノードであり、機器Hはバックアップパスの末尾ノードである。機器Iから機器Bまでのサービスフローがベアラネットワークにおいての伝送品質を測定しようとすれば、機器Aに当該サービスフローの特徴を配置する必要がある。当該サービスフローの逆方向フローに対してベアラネットワークにおいての伝送品質を測定しようとすれば、サービスフローが実際に経由するパスは、ネットワークの品質により影響され、動的に切り替える可能性があるため、それぞれ逆方向パスの各先頭ノードに、すなわち機器Gおよび機器Hに、逆方向フローの特徴を配置する必要がある。バックアップパスが多い場合、配置を要する機器の数も多いため、配置の作業量が多くなる。
【発明の概要】
【0005】
本願実施例の目的は、配置の作業量が軽減されるメッセージ処理を提供する。具体的な技術案は以下の通りである。
【0006】
第1態様として、本願実施例は、第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理方法を提供する。
前記方法は、
第1サービスメッセージを受信することと、第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を含み、前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、前記第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器はいずれも前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある。
【0007】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションが第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない。
【0008】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードが前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0009】
一可能な実施形態において、前記第1サービスメッセージを受信した後、前記方法は、前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことであって、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴であることと、前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得ることと、をさらに含む。
【0010】
一可能な実施形態において、前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行った後、前記方法は、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2表示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、をさらに含む。
【0011】
一可能な実施形態において、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである。
【0012】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで前記第1指示情報を持ち運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ。
【0013】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ。
【0014】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ。
【0015】
一可能な実施形態において、前記方法は、第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することであって、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであることと、前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することと、をさらに含む。
【0016】
一可能な実施形態において、前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成した後、前記方法は、前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することと、前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することであって、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むことと、をさらに含む。
【0017】
一可能な実施形態において、前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納した後、前記方法は、
指定の期間内に前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除すること、をさらに含む。
【0018】
第2態様として、本願実施例は、第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理装置を提供する。
前記装置は、
第1サービスメッセージを受信する、受信モジュールと、第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することに用いられ、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものである、送信モジュールとを含み、前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、前記第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器はいずれも前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある。
【0019】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションが第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない。
【0020】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0021】
一可能な実施形態において、前記装置は、前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことに用いられ、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴である、マッチングモジュールと、前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得る、カプセル化モジュールと、をさらに含む。
【0022】
一可能な実施形態において、前記カプセル化モジュールは、さらに、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、に用いられる。
【0023】
一可能な実施形態において、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである。
【0024】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで前記第1指示情報を持ち運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ。
【0025】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ。一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ。
【0026】
一可能な実施形態において、前記装置は、生成モジュールをさらに含み、前記受信モジュールは、第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することにも用いられ、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであり、前記生成モジュールは、前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することに用いられる。
【0027】
一可能な実施形態において、前記装置は、前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納する、格納モジュールをさらに含み、前記カプセル化モジュールは、前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することにも用いられ、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含む。
【0028】
一可能な実施形態において、前記装置は、指定の期間内に前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除する、削除モジュールをさらに含む。
【0029】
第3態様として、本願実施例は、ネットワーク機器を提供する。前記ネットワーク機器は、
プロセッサと、送受信機と、機械可読記憶媒体とを含み、前記機械可読記憶媒体には、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶されており、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、前記送受信機により第1サービスメッセージを受信することと、前記送受信機により第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることとを実行させ、前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、前記第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器はいずれも、前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある。
【0030】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションが第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない。
【0031】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0032】
一可能な実施形態において、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことであって、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴であることと、前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得ることと、をさらに実行させる。
【0033】
一可能な実施形態において、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記送受信機により前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記送受信機により前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、をさらに実行させる。
【0034】
一可能な実施形態において、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである。
【0035】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで前記第1指示情報を持ち運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ。
【0036】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ。
【0037】
一可能な実施形態において、前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ。
【0038】
一可能な実施形態において、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、
前記送受信機により第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することであって、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであることと、前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することと、をさらに実行させる。
【0039】
一可能な実施形態において、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、
前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することと、前記送受信機により前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記送受信機により前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することであって、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むことと、をさらに実行させる。
【0040】
一可能な実施形態において、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、
指定の期間内に前記送受信機により前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除することをさらに実行させる。
【0041】
第4態様として、本願実施例は、機械実行可能命令が記憶されており、前記機械実行可能命令は、プロセッサによって呼び出しおよび実行されると、前記プロセッサに上記メッセージ処理方法の方法ステップを実現させる、ことを特徴とする、機械可読記憶媒体を提供する。
【0042】
第5態様として、本願実施例は命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータで実行されると、コンピュータに上記メッセージ処理方法の方法ステップを実行させる、コンピュータプログラム製品さらに提供する。
【0043】
以上の技術案によれば、第1ネットワーク機器は、第1サービスメッセージに第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第1サービスメッセージと第1インサイチュフロー検出オプションとを含む第2サービスメッセージを転送することができる。第1インサイチュフロー検出オプションは第1指示情報と第1付加情報とを含んでいるため、末尾ノードが当該第2サービスメッセージを受信した際に、第1付加情報に含まれる第1逆方向サービスフロー特徴を取得することができる。このように、使用されるパスの末尾ノードが第1逆方向サービスフロー特徴を取得できることが実現され、サービスフローが他のバックアップパスを経由しないため、で他のバックアップパスに第1逆方向サービスフロー特徴を手動で配置する必要がなく、配置の作業量を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本出願の実施例および従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例および従来技術に必要な図面を簡単に説明するが、無論、以下に説明される図面は単に本出願の実施例の一部であり、当業者であれば、創造的な働きをせずに、これらの図面に基づいて他の図面が得られることができる。
【
図1】
図1は背景技術が提供するSRv6ネットワーキングの構成模式図である。
【
図2】
図2は本願実施例が提供するインサイチュフロー検出ネットワークの構成の例示的模式図である。
【
図3】
図3は本願実施例が提供するメッセージ処理方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は本願実施例が提供するインサイチュフロー検出オプションの構成模式図である。
【
図5a】
図5aは本願実施例が提供する付加情報の構成模式図である。
【
図5b】
図5bは本願実施例が提供する他の付加情報の構成模式図である。
【
図6】
図6は本願実施例が提供する他のメッセージ処理方法のフローチャートである。
【
図7】
図7は本願実施例が提供するメッセージ処理装置の構成模式図である。
【
図8】
図8は本願実施例が提供するネットワーク機器の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、本願実施例の目標、技術案および利点がより明確になるよう、図面を参照しながら例を挙げて本願実施例をさらに詳しく説明する。無論、説明される実施例は単に本願実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本願実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を必要とせずに得られる全ての他の実施例は何れも本願の保護範囲に該当する。
【0046】
理解の便宜上、まず、本願実施例に関する関連概念について説明する。
【0047】
本願実施例に係るインサイチュフロー検出技術は、IOAMに基づくインサイチュフロー検出技術であり、すなわちインサイチュフロー検出ネットワーキングにおいて伝送されるサービスメッセージがインサイチュフロー検出データを持ち、インサイチュフロー検出ネットワーキングにおける各機器がサービスメッセージに含まれているインサイチュフロー検出データを認識した後、インサイチュフロー検出データに基づいてアナライザーに測定データを報告できる。
【0048】
図2に示すように、
図2は本願実施例が提供するインサイチュフロー検出ネットワークの構成の例示的模式図であり、当該インサイチュフロー検出ネットワーキングには、先頭ノードと、複数の中間ノードと、末尾ノードとを含み、
図2には2つの中間ノードをそれぞれ例示的に示し、それぞれ、中間ノード1および中間ノード2である。中間ノード1はインサイチュフロー検出不可であり、中間ノード2はインサイチュフロー検出可能である。
【0049】
先頭ノードは、実際なサービスフローを受信し、当該サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行う必要があると確定した場合、アナライザーに当該サービスフローに対する測定データを送信し、当該サービスフローにインサイチュフロー検出データを追加し、自身に接続している中間ノード1へ、インサイチュフロー検出データを持っているサービスフローを転送することに用いられる。中間ノード1がインサイチュフロー検出不可であるため、サービスフローを中間ノード2に直接に転送する。
【0050】
中間ノード2は、サービスフローを受信することに用いられ、当該サービスフローがインサイチュフロー検出データを含むことを認識し、かつインサイチュフロー検出データが指示する測定タイプがホップバイホップ測定である場合、当該インサイチュフロー検出データに基づいてアナライザーに当該サービスフローに対する測定データを送信し、末尾ノードに当該サービスフローを転送すること、または、インサイチュフロー検出データが指示する測定タイプがエンドツーエンド測定である場合、アナライザーに測定データを送信する必要がなく、末尾ノードに当該サービスフローを転送することに用いられる。
【0051】
末尾ノードは、サービスフローを受信し、当該サービスフローがインサイチュフロー検出データを含むことを認識した場合、当該インサイチュフロー検出データに基づいてアナライザーに当該サービスフローに対する測定データを送信し、当該サービスフローにおけるインサイチュフロー検出データを削除し、さらに当該サービスフローを転送することに用いられる。
【0052】
アナライザーは、先頭ノード、中間ノードおよび末尾ノードから送信された測定データを受信し、受信した測定データに対して集約および計算を行うことに用いられる。アナライザーおよびインサイチュフロー検出可能である機器はいずれもクロック同期プロトコルを実行し、
図2において、アナライザーと、先頭ノードと、中間ノード2と末尾ノードとの間のクロックは同期している。
【0053】
図2はインサイチュフロー検出ネットワークの一例であり、ネットワークを配備する際に、ネットワークの信頼性を向上するために、バックアップリンクをさらに配備してよい。すなわち、インサイチュフロー検出ネットワーキングは、
図1における機器A、C、D、E、F、G、Hを含んでよく、
図1における機器Aは先頭ノードであり、機器Gおよび機器Hは末尾ノードであり、機器A、G、Hはいずれもネットワーク側エッジ(Provider Edge、PE)機器であり、機器C、D、E、FはPE機器またはP機器であってよく、P(Provider)機器とはネットワーク側コア機器であり、機器Iおよび機器Bはいずれもユーザ側エッジ(Customer Edge、CE)機器である。これらの機器はいずれも、サービスフローが持っているインサイチュフロー検出データに応じて、アナライザーへ測定データを送信できる。
【0054】
なお、
図1に係る機器および
図2に係るノードはいずれも、スイッチまたはルータ等のネットワーク機器であってもよい。
【0055】
本願実施例において、インサイチュフロー検出ネットワークにおけるバックアップパスは1つに限らず、例えば複数のパスが互いのバックアップとする場合、複数の末尾ノードが存在している。複数の末尾ノードのそれぞれに対してインサイチュフロー検出を要する逆方向フロー特徴を配置すると、配置の作業量が多くなる。
【0056】
なお、末尾ノードのハードウェアデータフォワーディングプレーンが逆方向フロー特徴に基づいて逆方向フローに対してインサイチュフロー検出を行うように、末尾ノードのハードウェアデータフォワーディングプレーンに逆方向フロー特徴を配布する必要がある。このように、逆方向フロー特徴は末尾ノードのハードウェアリソースを占有する。
【0057】
逆方向フローがいずれかのバックアップパスのみを経由するため、つまり、逆方向フローが他のバックアップパスを経由しないため、他のバックアップパスの末尾ノードに配置されている逆方向フロー特徴は使用されない。これらの逆方向フロー特徴は使用されなくても削除できなく、末尾ノードのハードウェアリソースを占有する。バックアップパスが多いほど、または逆方向フロー特徴が多いほど、ベアラネットワークに無駄になったハードウェアリソースも多く、ハードウェアリソースが足りない場合、ハードウェアリソースを必要とする他のサービスがハードウェアリソースを要求できなく、正常に配備できないことになる。
【0058】
上記課題を解決するために、本願実施例は、第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理方法を提供する。
当該方法は、
第1サービスメッセージを受信することと、第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと第1サービスメッセージとを含み、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を含み、先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、第1ネットワーク機器、第2ネットワーク機器はいずれも第1順方向パスおよび第1逆方向パスにある。
【0059】
当該方法により、第1ネットワーク機器は第1サービスメッセージを受信した後、第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信してよく、第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと第1サービスメッセージとを含み、第1インサイチュフロー検出オプションは第1指示情報と第1付加情報とを含むため、第1順方向パスの末尾ノードが当該第2サービスメッセージを受信した際に、第1付加情報に含まれる第1逆方向サービスフロー特徴を取得できる。このように、現在使用されるパスの末尾ノードが第1逆方向サービスフロー特徴を自動的に取得でき、逆方向サービスフローが他のバックアップパスを経由しないため、他のバックアップパスに第1逆方向サービスフロー特徴を手動で配置する必要がなく、配置の作業量を軽減できる。
【0060】
以下は、本願実施例が提供するメッセージ処理方法について詳しく説明する。
【0061】
図3に示すように、本願実施例は、第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理方を提供する。当該方法は以下のステップを含む。
【0062】
S301、第1サービスメッセージを受信する。
【0063】
当該第1サービスメッセージはインサイチュフロー検出ネットワーキング外部の機器から第1ネットワーク機器に送信したサービスメッセージであり、
図1に示したSRv6ネットワークを例として、当該第1サービスメッセージは機器Iから機器Aに送信したサービスメッセージであってよい。
【0064】
S302、第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと第1サービスメッセージとを含み、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものである。
【0065】
先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、第1ネットワーク機器、第2ネットワーク機器はいずれも第1順方向パスおよび第1逆方向パスにある。
【0066】
例えば、第1逆方向パスは
図1における機器Gから機器Aまでの間のパスであり、それに応じて、第1順方向パスは機器Aから機器Gまでの間のパスであり、第1逆方向パスの先頭ノードは機器Gであり、同時に、機器Gは第1順方向パスの末尾ノードとしてよい。
【0067】
あるいは、第1逆方向パスは
図1における機器Hから機器Aまでの間のパスであり、それに応じて、第1順方向パスは機器Aから機器Hまでの間のパスであり、第1逆方向パスの先頭ノードは機器Hであり、同時に、機器Hは第1順方向パスの末尾ノードとしてよい。
【0068】
以上の2つの例にはいずれも、機器Aは第1順方向パスの先頭ノードであり、第1ネットワーク機器は機器Aであってよい。第2ネットワーク機器は機器Cまたは機器Dであってもよい。
【0069】
本願実施例において、第1ネットワーク機器は自身のメッセージ転送ポリシーに従って第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することができる。例えば、SRv6のベアラネットワークに適用すれば、第1ネットワーク機器は第1サービスメッセージにセグメントルーティングヘッダ(Segment Routing Header、SRH)をカプセル化して、第2ネットワーク機器にSRHおよび第1インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第2サービスメッセージを送信してよく、第2ネットワーク機器は、当該サービスメッセージが第1順方向パスの末尾ノードに転送されるまで、SRHに基づいて第1順方向パスに沿って当該第2サービスメッセージを転送し続いてよい。
【0070】
第1インサイチュフロー検出オプションは上記したインサイチュフロー検出データを含み、このほか、さらに第1指示情報および第1付加情報が追加されており、第1指示情報の値が第1値または第2値であってよく、例えば、第1値が1であってよく、第2値が0であってよい。
【0071】
第1指示情報の値が第1値である場合、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含む。
【0072】
第1指示情報の値が第2値である場合、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含まない。
【0073】
第1付加情報における第1逆方向サービスフロー特徴は、インサイチュフロー検出を要する逆方向サービスフローの特徴であり、逆方向サービスフローは第1逆方向パスにおける先頭ノードから末尾ノードへの方向に沿って転送されるサービスフローである。第1逆方向サービスフロー特徴は、メッセージ5タプル、またはソースインタネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレスおよびソースポート番号、または宛先IPおよび宛先IPポート番号等のインサイチュフロー検出を要するトラフィック特徴を反映するための情報であってよい。好ましくは、第1逆方向サービスフロー特徴は、例えばメッセージに持たれるメディアアクセス制御(Media Access Control 、MAC)アドレスまたはメッセージのロードにおいてトラフィック特徴を反映するための情報等、トラフィック特徴を反映するための他の情報をさらに含んでよい。
【0074】
なお、第1逆方向パスの先頭ノードは、第2サービスメッセージを受信した後、第1付加情報に含まれる第1逆方向サービスフロー特徴に基づいて第1サービスフロー認識規則を生成することができ、続いて第1逆方向パスの末尾ノードは、第1サービスフロー認識規則に基づいてインサイチュフロー検出を要する逆方向サービスフローを認識することができると理解される。
【0075】
当該方法により、第1ネットワーク機器は、第1サービスメッセージを受信した後、第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信してよく、第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと第1サービスメッセージとを含む。第1インサイチュフロー検出オプションが第1指示情報と第1付加情報とを含むため、第1順方向パスの末尾ノードが当該第2サービスメッセージを受信した際に、第1付加情報に含まれる第1逆方向サービスフロー特徴を取得できる。このように、現在使用されるパスの末尾ノードが第1逆方向サービスフロー特徴を自動的に取得でき、逆方向サービスフローが他のバックアップパスを経由しないため、他のバックアップパスに第1逆方向サービスフロー特徴を手動で配置する必要がなく、配置の作業量を軽減できる。
【0076】
一実施形態において、第1インサイチュフロー検出オプションは第2指示情報をさらに含み、第2指示情報は第1逆方向パスの先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものである。
【0077】
第2指示情報の値は、第1値または第2値となってよく、例えば、第1値が1であってよく、第2値が0であってよい。
【0078】
第2指示情報の値が第1値である場合、先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成することを指示する。
【0079】
第2指示情報の値が第2値である場合、先頭ノードが第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0080】
本願実施例において、第1ネットワーク機器には予め第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴が配置されている。第1順方向フロー特徴はインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、第2順方向フロー特徴はインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴である。すなわち、受信したメッセージが第1順方向フロー特徴と一致する場合、当該メッセージに対してインサイチュフロー検出を行う必要があり、当該メッセージがさらに第2順方向フロー特徴と一致する場合、当該メッセージに対応する逆方向サービスフローもインサイチュフロー検出の必要があると確定される。
【0081】
第1順方向フロー特徴と第2順方向フロー特徴は同じでよい。あるいは、第2順方向フロー特徴は、第1順方向フロー特徴に加えて、さらに他の特徴を追加するものである。すなわち、第1順方向フロー特徴を満たすサービスフローの全部または一部のサービスフローは、第2順方向フロー特徴を満たすサービスフローである。
【0082】
上記第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴は、メッセージ5タプル、またはソースIPアドレスとソースポート番号、またはソース宛先IPと宛先IPポート番号等のインサイチュフロー検出を要するトラフィック特徴を反映するための情報であってよい。好ましくは、第1順方向サービスフロー特徴および第2順方向サービスフロー特徴は、例えばメッセージに持たれるMACアドレスまたはメッセージのロードにおけるトラフィック特徴を反映するための情報等、トラフィック特徴を反映するための他の情報をさらに含んでよい。
【0083】
その上で、第1ネットワーク機器は、第1サービスメッセージを受信した後、第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行ってよい。
【0084】
なお、第1ネットワーク機器に配置されている第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴はいずれも複数のセットを含んでよく、先頭ノードは第1サービスメッセージを受信した後、第1サービスメッセージと各セットの第1順方向トラフィック特徴および各セットの第2順方向フロー特徴とそれぞれマッチングしてよい。本願実施例において、1セットの第1順方向フロー特徴と第2順方向フロー特徴とのマッチング過程を例として説明する。
【0085】
上記マッチングを完成した後、第1ネットワーク機器は、マッチング結果に応じてサービスメッセージにインサイチュフロー検出オプションをカプセル化することができる。具体的に、以下の3つの状況を含むことがある。
【0086】
状況1、第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、第1サービスメッセージの外層に第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第2サービスメッセージを得る。
【0087】
SRv6ネットワークにおいて第1サービスメッセージを伝送するために、さらに第1サービスメッセージの外層にSRHをカプセル化する必要がある。すなわち、第2サービスメッセージは、第1サービスメッセージと、第1インサイチュフロー検出オプションと、SRHとを含む。
【0088】
第1インサイチュフロー検出オプションに含まれる第1指示情報および第2指示情報はいずれも、値が第1値となり、かつ第1インサイチュフロー検出オプションは第1逆方向サービスフロー特徴を含む。
【0089】
一実施形態において、第1ネットワーク機器に複数セットの第2順方向フロー特徴に対応する第1逆方向サービスフロー特徴が配置されてよく、それに応じて、第1インサイチュフロー検出オプションは複数の第1付加情報を含んでよい。例えば、ソースIPアドレスおよびソースポート1の逆方向フローに対してインサイチュフロー検出を行う必要があり、かつ宛先IPアドレス2および宛先ポート2の逆方向フローに対してインサイチュフロー検出を行う必要がある場合、その中の1セットの第1逆方向サービスフロー特徴はソースIPアドレスとソースポート1とを含み、ほかの1セットの第1逆方向サービスフロー特徴は宛先IPアドレス2と宛先ポート2とを含む。それで、第1インサイチュフロー検出オプションは2つの第1付加情報を含み、各第1付加情報は1セットの第1逆方向サービスフロー特徴を含む。
【0090】
好ましくは、スメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行った後、状況2または状況3をさらに含むことがある。
【0091】
状況2、第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴と一致し、かつ第2順方向フロー特徴と一致しない場合、第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得て、第2ネットワーク機器に第3サービスメッセージを送信する。
【0092】
第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含む。
【0093】
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴と一致する場合、当該第1サービスメッセージに対してインサイチュフロー検出を行う必要があるため、当該第1サービスメッセージに第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化する必要がある。
【0094】
また、第1サービスメッセージが第2順方向フロー特徴と一致しないため、当該第1サービスメッセージに対応する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行う必要がない。すなわち第1順方向パスの末尾ノードが第1サービスフロー認識規則を生成する必要がないため、第1ネットワーク機器は第2インサイチュフロー検出オプションにおいて第2指示情報を第2値として設置され、第1順方向パスの末尾ノードが第1サービスフロー認識規則を生成する必要がないことを指示する。
【0095】
SRv6ネットワークにおいて第1サービスメッセージを伝送するために、さらに第1サービスメッセージの外層にSRHをカプセル化する必要がある。すなわち第3サービスメッセージは第1サービスメッセージと、第2インサイチュフロー検出オプションと、SRHとを含む。
【0096】
状況3、第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ第1ネットワーク機器に第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得て、第2ネットワーク機器に第4サービスメッセージを送信する。
【0097】
第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である第1指示情報と値が第1値である第2指示情報とを含む。
【0098】
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合は、当該第1サービスメッセージに対してインサイチュフロー検出を行う必要があり、当該第1サービスメッセージに対応する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行う必要もあることを示している。それで、第1順方向パスの末尾ノードが第1サービスフロー認識規則を生成することを報知する必要があるため、第3インサイチュフロー検出オプションにおいて第2指示情報を第1値として設置してよい。
【0099】
第1ネットワーク機器に第1逆方向サービスフロー特徴が配置されないため、第3インサイチュフロー検出オプションに第1逆方向サービスフロー特徴をカプセル化できない。そのため、第3インサイチュフロー検出オプションにおいて第1指示情報を第2値として設置され、末尾ノードに第3インサイチュフロー検出オプションが第1付加情報を含まないことを指示することができる。さらに、末尾ノードは第1サービスメッセージの5タプルに基づいて第1サービスフロー認識規則を自動的に生成することができ、当該末尾ノードに逆方向サービスフロー特徴を手動で配置する必要がなく、他のバックアップパスの末尾ノードに逆方向フロー特徴を手動で配置する必要もなく、配置の作業量を軽減できる。また、他のバックアップパスの末尾ノードのハードウェアリソースを占有しなく、ベアラネットワークにハードウェアリソースの占有を軽減できる。
【0100】
ある場合において、順方向サービスフローのソースIPアドレスおよびソースポートは逆方向サービスフローの宛先IPアドレスおよび宛先ポートであり、順方向サービスフローの宛先IPアドレスおよび宛先ポートは逆方向サービスフローのソースIPアドレスおよびソースポートであるため、第1順方向パスの末尾ノードは順方向サービスフローの5タプルに基づいて逆方向サービスフロー特徴を生成することができる。
【0101】
しかし、一部のサービスフローの順方向サービスフロー特徴と逆方向サービスフロー特徴とは非対称であり、すなわち順方向サービスフローのソースポートは逆方向サービスフローの宛先ポートと異なり、または順方向サービスフローのソースIPアドレスは逆方向サービスフローの宛先IPアドレスと異なる。この場合では、末尾ノードは直接に順方向サービスフローの5タプルに応じて逆方向サービスフロー特徴を生成できない。そのため、本願実施例において、前もって第1ネットワーク機器に第1逆方向サービスフロー特徴を配置してよく、かつ第1ネットワーク機器は第1インサイチュフロー検出オプションの第1付加情報に第1逆方向サービスフロー特徴を持ってよい。さらに、末尾ノードは、第1付加情報に持たれる第1逆方向サービスフロー特徴に基づいて第1サービスフロー認識規則を生成してよい。このように、逆方向サービスフローの5タプルと順方向サービスフローの5タプルとは非対称としても、末尾ノードが第1サービスフロー認識規則を正確に生成でき、配置の作業量を軽減する上で、末尾ノードが生成した第1サービスフロー認識規則の正確性を確保することを実現した。
【0102】
ここで、上記第1インサイチュフロー検出オプション、第2インサイチュフロー検出オプションおよび第3インサイチュフロー検出オプションの構成が同じであり、いずれも拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで第1指示情報を持ち運び、サービスフロー方向識別フィールドは第2指示情報を運ぶ。何れかのインサイチュフロー検出オプションにおいて、第1指示情報の値が第1値である場合は、インサイチュフロー検出オプションが第1付加情報を含むことを表し、第1指示情報の値が第2値である場合は、インサイチュフロー検出オプションが第1付加情報を含まないことを表す。また、何れかのインサイチュフロー検出オプションにおいて、第2指示情報の値が第1値である場合は、逆方向パスの先頭ノードにサービスフロー認識規則を生成することを指示し、第2指示情報の値が第2値である場合、逆方向パスの先頭ノードにサービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0103】
インサイチュフロー検出オプションはインタネットプロトコル第6版(Internet Protocol Version 6、IPv6)メッセージの宛先オプション拡張ヘッダ(Destination Options Header)にカプセル化されてよく、インサイチュフロー検出オプションの構成を
図4に示す。
【0104】
オプショナルタイプ(Option Type)はインサイチュフロー検出オプションのタイプである。
【0105】
オプショナルデータ長さ(Opt Data Len)はインサイチュフロー検出オプションの長さである。
【0106】
FlowMonIDは20bitを占有し、検出されたサービスフローのIDである。
【0107】
Lは1bitを占有し、パケットロス(Loss)マークである。
【0108】
Dは1bitを占有し、遅延(delay)マークである。
【0109】
R、Rsv およびReservedはいずれも予約フィールドはある。
【0110】
ヘッダタイプ指示(Header Type Indication、HTI)は持たれた拡張データタイプを表すためのものであり、値が0となる場合、拡張データがないことを表し、値が0以外となる場合、拡張データが持たれることを表す。
【0111】
NodeMonIDは20bitを占有し、機器ノード識別子であり、先頭ノードはサービスメッセージにインサイチュフロー検出オプションをカプセル化する際に、当該フィールドに自身のノード識別子を追加してよい。
【0112】
Fは1bitを占有し、サービスフロー方向識別フィールドはあり、第2指示情報を運ぶためのものであり、値が1となる場合、第1逆方向パスの先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、値が0となる場合、第1逆方向パスの先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0113】
Pは測定周期である。
【0114】
Tは1bitを占有し、検出タイプを表すためのものであり、検出タイプはエンドツーエンド検出とホップバイホップ検出とを含む。
【0115】
拡張フロー検出タイプフィールド(Extension Flow Monitor Type、Ext FM Type)はビットマップ(bitmap)の形式によって標識されてよい。本願実施例において、Ext FM Typeが予約した1ビットで第1指示情報を運んでよく、インサイチュフロー検出オプションに第1逆方向サービスフロー特徴を含む第1付加情報を持っているか否かを指示するためのものである。例えば、第13予約ビットを占有して第1指示情報を運んでよい。当該ビットの値が1である場合は、第1逆方向サービスフロー特徴を含む第1付加情報を持っていることを指示し、当該ビットの値が0である場合は、第1逆方向サービスフロー特徴を含む第1付加情報を持っていないことを指示する。
【0116】
図4を第1インサイチュフロー検出オプションの例として、拡張フロー検出タイプフィールドの後の予約フィールドは第1付加情報を運ぶことができる。ここで、予約フィールドはタイプ-長さ-値(Type-Length-Value、TLV)の構成を含み、TLV構成のValueフィールドは第1付加情報を運ぶ。インサイチュフロー検出オプションが複数の第1付加情報を含む場合、インサイチュフロー検出オプションは複数のTLV構成を含み、各TLV構成は1つの第1付加情報を運ぶ。
【0117】
本願実施例に係る付加情報はいずれもTLV構成であり、
図5aに示すように、Typeは付加データのタイプであり、例えば、Type=1である場合は、付加データが第1逆方向サービスフロー特徴であることを示す。
【0118】
Lengthは付加データの長さを表し、Valueは付加データの詳細内容であり、すなわち第1逆方向サービスフロー特徴である。
【0119】
例えば、
図5bに示すように、Valueに含まれている第1逆方向サービスフロー特徴はfamily、ソースIPアドレス(SIP)、ソースIPマスク(SIP Mask)、宛先IPアドレス(DIP)、宛先IPマスク(DIP Mask)、プロトコル番号(Protocol)、ソースポート(Sport)および宛先ポート(Dport)であってよい。他の第1逆方向サービスフロー特徴を表すための情報を含んでよいが、本願実施例は限定しない。ここで、familyは、第1逆方向サービスフロー特徴に含まれているIPアドレスのタイプを表すために用いられ、例えばIPアドレスのタイプはIPv6アドレスまたはIPv4アドレスでもよい。
【0120】
なお、同じIPサブネットの逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行う必要がある場合、第1順方向パスの末尾ノードが当該サブネットにおける各IPアドレスに対して第1サービスフロー認識規則を生成すれば、末尾ノードの多くのハードウェアリソースが無駄になる。例えば、インサイチュフロー検出を行う必要があるIPサブネットは100個のIPアドレスを含めば、末尾ノードはこの100個のIPアドレス内の各IPアドレスのサービスメッセージを受信した後、それぞれ1つの第1サービスフロー認識規則を構築する必要がある。このように、100個の規則を構築し、ハードウェアデータフォワーディングプレーンに配布する必要があり、多くのハードウェアリソースを占有する。
【0121】
本願実施例において、第1ネットワーク機器に配置されている第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、当該IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを第1逆方向パスの先頭ノードに指示するためのものである。このように、第1ネットワーク機器が同じIPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行う必要があると確定した場合、第1インサイチュフロー検出オプションに追加した第1逆方向サービスフロー特徴は、当該IPサブネットを表すIPアドレスおよびマスクを含む。さらに、第1逆方向パスの先頭ノードは当該IPサブネットおよびマスクに対して第1サービスフロー認識規則を生成してよく、すなわち当該IPサブネットに属する逆方向フローに対してインサイチュフロー検出を行うことを実現でき、ハードウェアリソースの占有を軽減できる。
【0122】
上記実施例において、第1ネットワーク機器は第1順方向パスの先頭ノードである。このほか、第1ネットワーク機器は他の順方向パスの末尾ノードとしてよく、このシナリオで、
図6に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0123】
S601、第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信し、第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含む。
【0124】
第1ネットワーク機器、第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、第1ネットワーク機器は第2逆方向パスの先頭ノードである。
【0125】
ここで、第2順方向パスにおけるサービスフロー転送方向は第3ネットワーク機器から第1ネットワーク機器への方向であり、第2逆方向パスにおけるサービスフロー転送方向は第1ネットワーク機器から第3ネットワーク機器への方向であり、第1ネットワーク機器は第2順方向パスの末尾ノードである。
【0126】
例えば、第2順方向パスは機器1-機器2-機器3-機器Aであり、第2逆方向パスは機器A-機器3-機器2-機器1である場合、機器Aは第1ネットワーク機器であり、機器Aは第2順方向パスの末尾ノードでもあり、第2逆方向パスの先頭ノードでもある。
【0127】
S602、第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成する。
【0128】
ここで、第2逆方向パスの先頭ノードである第1ネットワーク機器が生成した第2サービスフロー認識規則は、当該第2逆方向サービスフロー特徴と一致するサービスメッセージに対してインサイチュフロー検出を行うことであってよい。
【0129】
当該方法により、第1ネットワーク機器が第2逆方向パスの先頭ノードである場合、受信した第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、第1ネットワーク機器は第4インサイチュフロー検出オプションの第2付加情報から第2逆方向サービスフロー特徴を取得し、第2逆方向サービスフロー特徴に基づいて第2サービスフロー認識規則を生成することができる。このように、複数のバックアップパスがある場合でも、現在使用されるバックアップパスの末尾ノードが第2サービスフロー認識規則を自動的に生成し、当該末尾ノードに第2逆方向サービスフロー特徴を手動で配置する必要がなく、かつ他の使用されないバックアップパスに第2逆方向サービスフロー特徴を手動で配置する必要がなく、配置の作業量を軽減できる。
【0130】
なお、第1ネットワーク機器は、第5サービスメッセージの5タプルに基づいてのではなく、第5サービスメッセージの第4インサイチュフロー検出オプションにおける第2逆方向サービスフロー特徴に基づいて第2サービスフロー認識規則を直接に生成するこができるため、当該第5サービスメッセージとバックホールメッセージの5タプルとは非対称である場合でも、第1ネットワーク機器は第2サービスフロー認識規則を正確に生成することができる。
【0131】
上記S602において、第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成した後、第1ネットワーク機器は第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納してよい。さらに、第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを第3ネットワーク機器に送信する。
【0132】
ここで、第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含む。第2指示情報の値が第2値であることは、第2逆方向パスの末尾ノードに逆方向サービスフロー認識規則を生成する必要がないことを指示し、第1指示情報の値が第2値であることは、第5インサイチュフロー検出オプションは付加情報を含まないことを指示する。当該第5インサイチュフロー検出オプションの構成については
図4を参照してよく、第2指示情報は
図4におけるFフィールドの値であってよく、第2指示情報の値が0であり、第1指示情報は
図4におけるExt FM Typeフィールド中の1ビットであってよく、第1指示情報の値が0である。
【0133】
ここで、第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージとは、第1ネットワーク機器は第2順方向パスの末尾ノードであり、同時に、第2逆方向パスの先頭ノードである際に受信した、CE機器からのサービスメッセージである。
【0134】
本願実施例において、第2順方向パスの末尾ノードである第1ネットワーク機器は、第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信した後、第5サービスメッセージ中の第4インサイチュフロー検出オプションに対して解析を行い、解析結果について後続の操作を行ってよい。具体的な解析過程は以下のとおりである。
【0135】
ステップ1、第4インサイチュフロー検出オプションのFフィールドを解析し、Fフィールドが第2指示情報を持っている。
【0136】
第2指示情報の値が第1値である場合、ステップ2を実行し、第2指示情報の値が第2値である場合、ステップ4を実行する。
【0137】
ステップ2、第4インサイチュフロー検出オプションのExt FM Typeが持っている第1指示情報を解析する。
【0138】
第1指示情報は第1値である場合、ステップ3を実行し、第1指示情報は第2値である場合、ステップ5を実行する。
【0139】
ステップ3、第4インサイチュフロー検出オプションに含まれる第2付加情報を取得し、第2付加情報に含まれる第2逆方向サービスフロー特徴に基づいて第2サービスフロー認識規則を生成し、第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納し、ステップ5を実行する。
【0140】
ステップ4、第5サービスメッセージの5タプル情報に基づいてサービスフロー認識規則を生成し、生成したサービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納し、ステップ4を実行する。
【0141】
ここで、第1ネットワーク機器は、5タプル情報に含まれるソースIPアドレスおよびソースポート番号を、それぞれ逆方向認識規則の宛先IPアドレスおよび宛先ポート番号として、5タプル情報に含まれる宛先IPアドレスおよび宛先ポート番号を、それぞれ逆方向認識規則のソースIPアドレスおよびソースポート番号として、5タプル情報に含まれるプロトコル番号を逆方向認識規則のプロトコル番号とすることができる。
【0142】
ステップ5、第5サービスメッセージの第4インサイチュフロー検出オプションを削除し、第4インサイチュフロー検出オプションを持たない第5サービスメッセージをCE機器に転送する。
【0143】
ここで、末尾ノードはさらに、第5サービスメッセージに持たれるSRH拡張ヘッダを削除し、さらに、SRHヘッダがカプセル化されていないオリジナルな第5サービスメッセージを転送する必要がある。
【0144】
末尾ノードのハードウェアリソースを占有しすぎることをさらに回避するために、第1ネットワーク機器が第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納した後、指定の期間内に当該第2サービスフロー認識規則と一致するメッセージを受信しなかった場合、当該第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンから削除する。
【0145】
第1ネットワーク機器がプライマリ・バックアップパスの切り替えなどの理由で、第2サービスフロー認識規則と一致するメッセージを長時間受信しなかった場合、第2サービスフロー認識規則が占有する末尾ノードのハードウェアリソースを解放し、ハードウェアリソースが無駄になることを回避できるように、第2サービスフロー認識規則をエージングし削除してよい。
【0146】
以下、
図1を参照して、本願実施例が提供するメッセージ処理方法について例示的に説明する。
図1において、機器Aは先頭ノードである。機器Aはベアラネットワーク外部のCE機器から第1サービスメッセージを受信した際に、第1サービスメッセージの特徴を解析し、第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴と一致するか否か、第2順方向フロー特徴と一致するか否かを判断することができる。第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、第1サービスメッセージに対してインサイチュフロー検出を行う必要があり、かつ第1サービスメッセージのバックホールメッセージに対してインサイチュフロー検出を行う必要があると確定する。
【0147】
そして、機器Aは第1サービスメッセージのIPv6ヘッダの後に第1インサイチュフロー検出オプションおよびSRHを順に追加し、第2サービスメッセージを得て、第2サービスメッセージを機器Cに転送する。当該第1インサイチュフロー検出オプションの構成については
図4を参照してよく、FフラグビットおよびExt FM Typeの1つの指定のビットはいずれも1であり、かつ第1付加情報に機器Aに予め配置された第1逆方向サービスフロー特徴を持っている。
【0148】
なお、機器Aはさらに、予め配置された第1順方向フロー特徴に対する検出周期に応じて、アナライザーに測定データを報告する必要がある。当該測定データは、1つの検出周期に受信した第1順方向フロー特徴に適合するサービスメッセージの数と各サービスメッセージを受信した際のタイムスタンプとを含んでよい。本願実施例は検出周期および測定データに含まれる具体的内容について制限しない。
【0149】
機器Cは第2サービスメッセージを受信した後、パスに沿って第2サービスメッセージを機器Eに転送し、機器Eは第2サービスメッセージを機器Gに転送する。機器C、機器Eおよび機器Gはいずれも第2サービスメッセージの第1インサイチュフロー検出オプションに応じてアナライザーに測定データを報告することができる。
【0150】
末尾ノードである機器Gは、第2サービスメッセージを受信した後、当該第2サービスメッセージに含まれる第1インサイチュフロー検出オプションを解析し、Fフラグビットが1であり、かつExt FM Typeに指定のビットが1であることを解析できれば、第1付加情報を解析し続き、第1付加情報から第1逆方向サービスフロー特徴を取得し、第1逆方向サービスフロー特徴に基づいて第1サービスフロー認識規則を生成し、さらに当該第1サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納する。
【0151】
なお、機器Gは、当該カプセル化された第2サービスメッセージにおけるSRHおよび第1インサイチュフロー検出オプションを削除し、オリジナルサービスメッセージを回復し、ローカル転送テーブルに従ってオリジナルサービスメッセージを機器Bに送信することができる。
【0152】
続いて機器Gは機器Bからサービスメッセージを受信した際に、当該サービスメッセージのSRHが第1サービスフロー認識規則と一致する場合、当該サービスメッセージにSRHおよびインサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、当該インサイチュフロー検出オプションに含まれるFフラグビットが0であり、かつExt FM Typeに指定のビットが0である。
【0153】
さらに、当該サービスメッセージは機器Eおよび機器Cを順に経由して機器Aに転送する。
【0154】
上記方法実施例に対応して、本願実施例は、第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理装置をさらに提供する。
図7に示すように、当該装置は、
第1サービスメッセージを受信する、受信モジュール701と、
第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することに用いられ、第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと第1サービスメッセージとを含み、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成することに用いられ、先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、第1ネットワーク機器、第2ネットワーク機器はいずれも第1順方向パスおよび第1逆方向パスにある、送信モジュール702と、を含む。
【0155】
本願の他の実施例において、第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、第1指示情報は、第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、第1指示情報の値が第1値である場合、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、第1指示情報の値が第2値である場合、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含まない。
【0156】
本願の他の実施例において、第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、第2指示情報は、先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
第2指示情報の値が第1値である場合、先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、第2指示情報の値が第2値である場合、先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0157】
本願の他の実施例において、当該装置は、
第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことに用いられ、第1順方向フロー特徴はインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴である、マッチングモジュールと、
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、第1サービスメッセージの外層に第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第2サービスメッセージを得る、カプセル化モジュールと、を含む。
【0158】
本願の他の実施例において、カプセル化モジュールは、
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴と一致し、かつ第2順方向フロー特徴と一致しない場合、第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、第2ネットワーク機器に第3サービスメッセージを送信することであって、第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ第1ネットワーク機器に第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、第2ネットワーク機器に第4サービスメッセージを送信することであって、第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である第1指示情報と値が第1値である第2指示情報とを含むこと、にも用いられる。
【0159】
本願の他の実施例において、第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを先頭ノードに指示するためのものである。
【0160】
本願の他の実施例において、第1インサイチュフロー検出オプション、第2インサイチュフロー検出オプションおよび第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで第1指示情報を持ち運び、サービスフロー方向識別フィールドは第2指示情報を運ぶ。
【0161】
本願の他の実施例において、第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ。
【0162】
本願の他の実施例において、第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、TLV構成のvalueフィールドは第1付加情報を運ぶ。
【0163】
本願の他の実施例において、当該装置は、生成モジュールさらに含み、
受信モジュール701は、第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することにも用いられ、第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、第1ネットワーク機器、第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、第1ネットワーク機器は第2逆方向パスの先頭ノードであり、
生成モジュールは、第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することに用いられる。
【0164】
本願の他の実施例において、当該装置は、さらに、
第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納する、格納モジュールを含み、
カプセル化モジュールは、第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを前記第3ネットワーク機器に送信することにも用いられ、第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含む。
【0165】
本願の他の実施例において、当該装置は、さらに、
指定の期間内に第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除する、削除モジュールを含む。
【0166】
同じ発明の思想に基づいて、
図8に示すように、上記本願実施例が提供するメッセージ処理方法により、本願実施例は、プロセッサ801と、機械可読記憶媒体802と、送受信機804とを含む、ネットワーク機器をさらに提供する。機械可読記憶媒体802はプロセッサ801によって実行可能な機械実行可能命令が記憶されており、機械実行可能命令は、プロセッサ801に、
送受信機804により第1サービスメッセージを受信することと、送受信機804により第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと第1サービスメッセージとを含み、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を実行させ、ここで、先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、第1ネットワーク機器、第2ネットワーク機器はいずれも第1順方向パスおよび第1逆方向パスにある。
【0167】
好ましくは、第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、第1指示情報は、第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、
第1指示情報の値が第1値である場合、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、
第1指示情報の値が第2値である場合、第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含まない。
【0168】
好ましくは、第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、第2指示情報は、先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
第2指示情報の値が第1値である場合、先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、
第2指示情報の値が第2値である場合、先頭ノードに第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する。
【0169】
好ましくは、機械実行可能命令は、さらに、プロセッサ801に、
第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことであって、第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴であることと、
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、第1サービスメッセージの外層に第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第2サービスメッセージを得ることと、を実行させる。
【0170】
好ましくは、機械実行可能命令は、さらに、プロセッサ801に、
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴と一致し、かつ第2順方向フロー特徴と一致しない場合、第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、送受信機804により第2ネットワーク機器に第3サービスメッセージを送信することであって、第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
第1サービスメッセージが第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ第1ネットワーク機器に第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、送受信機804により第2ネットワーク機器に第4サービスメッセージを送信することであって、第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である第1指示情報と値が第1値である第2指示情報とを含むこと、を実行させる。
【0171】
好ましくは、第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを先頭ノードに指示するためのものである。
【0172】
好ましくは、第1インサイチュフロー検出オプション、第2インサイチュフロー検出オプションおよび第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで第1指示情報を持ち運び、サービスフロー方向識別フィールドは第2指示情報を運ぶ。
【0173】
好ましくは、第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ。
【0174】
好ましくは、第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、TLV構成のvalueフィールドは第1付加情報を運ぶ。
【0175】
好ましくは、機械実行可能命令は、さらに、プロセッサ801に、
送受信機804により第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することであって、第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、第1ネットワーク機器、第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、第1ネットワーク機器は第2逆方向パスの先頭ノードであることと、
第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することと、を実行させる。
【0176】
好ましくは、機械実行可能命令は、さらに、プロセッサ801に、第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することと、送受信機804により第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、送受信機804により前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することであって、第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むことと、を実行させる。
【0177】
好ましくは、機械実行可能命令は、さらに、プロセッサ801に、
指定の期間内に送受信機804により第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンから削除すること、を実行させる。
【0178】
図8に示すように、電子機器は、通信バス803をさらに含んでよい。プロセッサ801と機械可読記憶媒体802と送受信機804との間は通信バス803を経由して互いに通信し、通信バス803は外設部件コンポーネント接続標準(英語:Peripheral Component Interconnect、PCI)バスまたは拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バス等であってもよい。当該通信バス803は、アドレスバス、データバス、制御バス等に分けられてよい。
【0179】
送受信機804は無線通信モジュールであってよく、送受信機804はプロセッサ801の制御によって他の機器(ACおよび端末)とのデータインタラクションを行う。
【0180】
機械可読記憶媒体802はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含んでよく、非揮発性メモリ(Non-Volatile Memory、NVM)を含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリである。なお、機械可読記憶媒体802は、少なくとも1つの前述プロセッサから離れた記憶装置であってもよい。
【0181】
プロセッサ801は、セントラルプロセッサ(Central Processing Unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、NP)等を含む汎用なプロセッサであってよく、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、現場で書き換え可能な論理回路の多数配列(Field-Programmable Gate Array、FPGA)または他の書き換え可能な論理デバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタ倫理デバイス、ディスクリートハードウェアアセンブリであってもよい。
【0182】
同じ発明の思想に基づいて、上記本願実施例が提供するメッセージ処理方法により、本願実施例は、プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶されている、機械可読記憶媒体を提供する。プロセッサ被機械実行可能命令は上記何れかのメッセージ処理方法のステップを実現させる。
【0183】
本願が提供するさらなる実施例において、命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータで実行されると、コンピュータに上記実施例におけるいずれかのメッセージ処理方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0184】
なお、本文において、「第1」と「第2」等の関係用語は1つのエンティティまたは運用を他のエンティティまたは運用を区別するのみに用いられ、これらのエンティティまたは運用の間にこのような実際な関係または順序がいずれかあることを、要求または示唆するものではない。また、用語「含まれる」、「含む」または他のいずれかの変形は非排他的な「含む」を意味する。従って、一連の要素を含む流れ、方法、製品あるいはデバイスは、それらの要素のみを含むものではなく、さらに明確に挙げていない他の要素も含み、または、さらにこのような流れ、方法、製品あるいはデバイスに固有する要素も含む。これ以上の制限が存在しない場合、「1つの…を含む」という記述によって限定した要素は、記載した要素を含む流れ、方法、製品、またはデバイスに、他の同じの要素が存在することを排除しない。
【0185】
本明細書中の各実施例は、関連するように説明されており、各実施例の間に同じまたは類似する部分については相互参照すればよく、各実施例において重点的に説明したのは、他の実施例と異なる箇所である。特に、装置の実施例にとって、基本的に方法に関する実施例に類似するので、比較的に簡単に説明され、関連するところは方法に関する実施例の部分に参照すればよい。
【0186】
以上の記載は本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を制限することを意図するものではない。本願の主旨および原則内で行われる如何なる修正、均等の代替、改良等は何れも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理方法であって、
第1サービスメッセージを受信することと、
第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を含み、
前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、前記第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器は共に前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある、ことを特徴とする、メッセージ処理方法。
【請求項2】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、
前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、
前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない、ことを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ処理方法。
【請求項3】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、
前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する、ことを特徴とする、請求項2に記載のメッセージ処理方法。
【請求項4】
前記第1サービスメッセージを受信した後、前記メッセージ処理方法は、
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことであって、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴であることと、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得ることと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ処理方法。
【請求項5】
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行った後、前記のメッセージ処理方法は、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値がいずれも第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項4に記載のメッセージ処理方法。
【請求項6】
前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである、ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載のメッセージ処理方法。
【請求項7】
前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットは前記第1指示情報を運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項5に記載のメッセージ処理方法。
【請求項8】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項7に記載のメッセージ処理方法。
【請求項9】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項8に記載のメッセージ処理方法。
【請求項10】
前記メッセージ処理方法は、
第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することであって、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器は共に第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであることと、
前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ処理方法。
【請求項11】
前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成した後、前記メッセージ処理方法は、
前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することと、
前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することであって、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むことと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項10に記載のメッセージ処理方法。
【請求項12】
前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納した後、前記メッセージ処理方法は、
指定の期間内に前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除すること、をさらに含む、請求項11に記載のメッセージ処理方法。
【請求項13】
第1ネットワーク機器に適用されるメッセージ処理装置であって、
第1サービスメッセージを受信する、受信モジュールと、
第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することに用いられ、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションは第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものである、送信モジュールと、を含み、
前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、前記第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器はいずれも前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある、ことを特徴とする、メッセージ処理装置。
【請求項14】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、
前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、
前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない、ことを特徴とする、請求項13に記載のメッセージ処理装置。
【請求項15】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、
前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する、ことを特徴とする、請求項14に記載のメッセージ処理装置。
【請求項16】
前記メッセージ処理装置は、
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことに用いられ、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴である、マッチングモジュールと、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得る、カプセル化モジュールと、をさらに含む、ことを特徴とする、請求項13に記載のメッセージ処理装置。
【請求項17】
前記カプセル化モジュールは、さらに、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、に用いられる、ことを特徴とする、請求項16に記載のメッセージ処理装置。
【請求項18】
前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである、ことを特徴とする、請求項13~17のいずれか1項に記載のメッセージ処理装置。
【請求項19】
前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで前記第1指示情報を持ち運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項17に記載のメッセージ処理装置。
【請求項20】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項19に記載のメッセージ処理装置。
【請求項21】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項20に記載のメッセージ処理装置。
【請求項22】
前記メッセージ処理装置は、さらに、生成モジュールを含み、
前記受信モジュールは、第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することにも用いられ、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであり、
前記生成モジュールは、前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することに用いられる、ことを特徴とする、請求項13に記載のメッセージ処理装置。
【請求項23】
前記メッセージ処理装置は、さらに、格納モジュールとカプセル化モジュールとを含み、
前記格納モジュールは、前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することに用いられ、
前記カプセル化モジュールは、前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することに用いられ、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含む、ことを特徴とする、請求項22に記載のメッセージ処理装置。
【請求項24】
前記メッセージ処理装置は、さらに、
指定の期間内に前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除する、削除モジュールを含む、ことを特徴とする、請求項23に記載のメッセージ処理装置。
【請求項25】
ネットワーク機器であって、
プロセッサと、
送受信機と、
機械可読記憶媒体と、を含み、
前記機械可読記憶媒体には、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶されており、
前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに、
前記送受信機により第1サービスメッセージを受信することと、
前記送受信機により第2ネットワーク機器に第2サービスメッセージを送信することであって、前記第2サービスメッセージは第1インサイチュフロー検出オプションと前記第1サービスメッセージとを含み、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含み、前記第1付加情報は第1逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1逆方向サービスフロー特徴は、第1逆方向パスの先頭ノードがインサイチュフロー検出するための第1サービスフロー認識規則を生成するためのものであることと、を実行させ、
前記先頭ノードは第1順方向パスの末尾ノードであり、第1ネットワーク機器、前記第2ネットワーク機器はいずれも前記第1順方向パスおよび前記第1逆方向パスにある、ことを特徴とする、ネットワーク機器。
【請求項26】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1インサイチュフロー検出オプションに第1付加情報を含むか否かを示すためのものであり、
前記第1指示情報の値が第1値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含み、
前記第1指示情報の値が第2値である場合、前記第1インサイチュフロー検出オプションは前記第1付加情報を含まない、ことを特徴とする、請求項25に記載のネットワーク機器。
【請求項27】
前記第1インサイチュフロー検出オプションは、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成するか否かを指示するためのものであり、
前記第2指示情報の値が第1値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成することを指示し、
前記第2指示情報の値が第2値である場合、前記先頭ノードに前記第1サービスフロー認識規則を生成しないことを指示する、ことを特徴とする、請求項26に記載のネットワーク機器。
【請求項28】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記第1サービスメッセージと第1順方向フロー特徴および第2順方向フロー特徴とに対してマッチングを行うことであって、前記第1順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う順方向サービスフローの特徴であり、前記第2順方向フロー特徴がインサイチュフロー検出を行う逆方向サービスフローに対応する順方向サービスフローの特徴であることと、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致する場合、前記第1サービスメッセージの外層に前記第1インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記第2サービスメッセージを得ることと、を実行させる、ことを特徴とする、請求項25に記載のネットワーク機器。
【請求項29】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴と一致し、かつ前記第2順方向フロー特徴と一致しない場合、前記第1サービスメッセージの外層に第2インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第3サービスメッセージを得、前記送受信機により前記第2ネットワーク機器に前記第3サービスメッセージを送信することであって、前記第2インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むこと、または、
前記第1サービスメッセージが前記第1順方向フロー特徴および前記第2順方向フロー特徴の両方と一致し、かつ前記第1ネットワーク機器に前記第1逆方向サービスフロー特徴が配置されていない場合、前記第1サービスメッセージに第3インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、第4サービスメッセージを得、前記送受信機により前記第2ネットワーク機器に前記第4サービスメッセージを送信することであって、前記第3インサイチュフロー検出オプションは、値が第2値である前記第1指示情報と値が第1値である前記第2指示情報とを含むこと、を実行させる、ことを特徴とする、請求項28に記載のネットワーク機器。
【請求項30】
前記第1逆方向サービスフロー特徴は、IPサブネットを表すためのIPアドレスおよびマスクを含み、前記IPサブネットに属する逆方向サービスフローに対してインサイチュフロー検出を行うことを前記先頭ノードに指示するためのものである、ことを特徴とする、請求項25~29のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
【請求項31】
前記第1インサイチュフロー検出オプション、前記第2インサイチュフロー検出オプションおよび前記第3インサイチュフロー検出オプションはいずれも、拡張フロー検出タイプフィールドと、サービスフロー方向識別フィールドと、予約フィールドとを含み、前記拡張フロー検出タイプフィールドにおける1ビットで前記第1指示情報を持ち運び、前記サービスフロー方向識別フィールドは前記第2指示情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項29に記載のネットワーク機器。
【請求項32】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項31に記載のネットワーク機器。
【請求項33】
前記第1インサイチュフロー検出オプションの予約フィールドはTLV構成を含み、前記TLV構成のvalueフィールドは前記第1付加情報を運ぶ、ことを特徴とする、請求項32に記載のネットワーク機器。
【請求項34】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記送受信機により第3ネットワーク機器から送信された第5サービスメッセージを受信することであって、前記第5サービスメッセージは第4インサイチュフロー検出オプションを含み、前記第4インサイチュフロー検出オプションは第2付加情報を含み、前記第2付加情報は第2逆方向サービスフロー特徴を含み、前記第1ネットワーク機器、前記第3ネットワーク機器はいずれも第2順方向パスおよび第2逆方向パスにあり、前記第1ネットワーク機器は前記第2逆方向パスの先頭ノードであることと、
前記第2逆方向サービスフロー特徴に基づいてインサイチュフロー検出するための第2サービスフロー認識規則を生成することと、を実行させる、ことを特徴とする、請求項25に記載のネットワーク機器。
【請求項35】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
前記第2サービスフロー認識規則をフォワーディングプレーンに格納することと、
前記送受信機により前記第2サービスフロー認識規則に適合する第6サービスメッセージを受信した際に、前記第6サービスメッセージに第5インサイチュフロー検出オプションをカプセル化して、前記送受信機により前記第3ネットワーク機器に前記第5インサイチュフロー検出オプションがカプセル化されている第6サービスメッセージを送信することであって、前記第5インサイチュフロー検出オプションは、共に値が第2値である第1指示情報および第2指示情報を含むことと、実行させる、ことを特徴とする、請求項34に記載のネットワーク機器。
【請求項36】
前記機械実行可能命令は、さらに、前記プロセッサに、
指定の期間内に前記送受信機により前記第2サービスフロー認識規則と一致するサービスメッセージを受信しなかった場合、前記第2サービスフロー認識規則を前記フォワーディングプレーンから削除すること、を実行させる、ことを特徴とする、請求項35に記載のネットワーク機器。
【請求項37】
機械実行可能命令が記憶されている機械可読記憶媒体であって、プロセッサによって呼び出しおよび実行されると、前記機械実行可能命令は、前記プロセッサに請求項
1~5、7~12のいずれかに記載のメッセージ処理方法におけるステップを実現させる、ことを特徴とする、機械可読記憶媒体。
【請求項38】
プロセッサに、請求項
1~5、7~12のいずれかに記載のメッセージ処理方法におけるステップを実現させる、ことを特徴とする、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】