(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-21
(54)【発明の名称】第一コネクタ、接続アセンブリおよび接続システム
(51)【国際特許分類】
F16B 13/14 20060101AFI20241114BHJP
F16B 12/18 20060101ALI20241114BHJP
【FI】
F16B13/14 A
F16B12/18 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024555258
(86)(22)【出願日】2022-12-20
(85)【翻訳文提出日】2024-05-15
(86)【国際出願番号】 CN2022140185
(87)【国際公開番号】W WO2023130950
(87)【国際公開日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】202210018877.8
(32)【優先日】2022-01-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524184404
【氏名又は名称】広州精諾科技発展有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU JINIO TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】501-504,Building A04, No.83,Kaiyuan Avenue,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong 510700,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】林 暁群
(72)【発明者】
【氏名】林 暁歓
(72)【発明者】
【氏名】蘇 偉生
(72)【発明者】
【氏名】郭 玉武
【テーマコード(参考)】
3J024
3J025
【Fターム(参考)】
3J024AA13
3J024CA13
3J025AA04
3J025DA01
(57)【要約】
本発明は一つの第一コネクタ、接続アセンブリおよび接続システムを開示するものである。第一コネクタは第一コネクタの本体を含む。第一コネクタの本体の一端には接続ボスが突出して形成され、他端には取付部が設けられる。取付部は第一部材の第一取付穴にロックするためのものである。第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に操作部が固定的に設けられる。操作部と接続ボスとの間には、接続溝を形成するための相対間隔がある。操作部は、外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させるように使われる。そのうち、操作部の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面がある。家具製品は本発明の接続アセンブリを使用して接続した後、ステルス性を高めることができる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一コネクタであって、第二コネクタと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、または、第一コネクタであって、第三コネクタおよびねじ付きファスナーと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、第一コネクタは第一コネクタの本体を含み、第一コネクタの本体の一端には接続ボスが突出して形成され、他端には取付部が設けられ、取付部は第一部材の第一取付穴にロックするためのものであり、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に操作部が固定的に設けられ、操作部と接続ボスとの間には、接続溝を形成するための相対間隔があり、操作部は、外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させるように使われ、
そのうち、操作部の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面があることを特徴とする第一コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の第一コネクタであって、操作部の断面が四角形や六角形や楕円形や腰丸形や花弁形である第一コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載の第一コネクタであって、操作部の断面積は接続ボスの断面積より大きい第一コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載の第一コネクタであって、接続ボスの断面が円形であり、接続ボスの直径が3~3.5mmである第一コネクタ。
【請求項5】
請求項1に記載の第一コネクタであって、接続溝が第一コネクタの本体の外側の側壁に沿って周方向に囲まれて環状溝状の形をしている第一コネクタ。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の第一コネクタであって、取付部は、第一コネクタの本体に固定的に接続する第一回転部を含み、第一回転部の外周の側壁には雄ねじが設けられ、または第一回転部の横方向の視線方向に沿って、第一の所定の直線方向に沿った第一回転部の両端間の距離は第二の所定の直線方向に沿った両端間の距離より大きく、
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、第一回転部は第一部材の第一取付穴の中で一定の角度回転した後、第一取付穴の内壁にロックする第一コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載の第一コネクタであって、操作部の断面積が第一回転部の断面積より大きい第一コネクタ。
【請求項8】
請求項1~5のいずれかに記載の第一コネクタであって、取付部は第一膨張体と、第一コネクタの本体に固定的に接続する第二回転部を含み、第二回転部は第一膨張体の中に回転可能に設けられ、第一膨張体の外壁には少なくとも一つの第一締め付けボスが設けられ、
第二回転部の外周の側壁には雄ねじが設けられ、または、第二回転部の横方向の視線方向に沿って、第三の所定の直線方向に沿った第二回転部の両端間の距離は、第四の所定の直線方向に沿った両端間の距離より大きく、
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、第二回転部は第一膨張体の中で一定の角度回転して、第一締め付けボスの少なくとも一つを第一膨張体の径方向に沿って外に膨張させ、そして、第一締め付けボスの少なくとも一つは第一部材の第一取付穴の内壁にロックする第一コネクタ。
【請求項9】
請求項8に記載の第一コネクタであって、第一締め付けボスが第一膨張体の一端に設けられ、第一膨張体の他端には安全チューブが嵌まる第一コネクタ。
【請求項10】
請求項1に記載の第一コネクタであって、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間にヒンジ部が設けられ、接続ボスと取付部とはヒンジ部によって互いに回転する第一コネクタ。
【請求項11】
第一コネクタであって、第二コネクタと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、または、第一コネクタは、第三コネクタおよびねじ付きファスナーと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、第一コネクタは、第一コネクタ本体を含み、第一コネクタの本体の一端には接続ボスが突出して形成され、他端には取付部が設けられ、取付部は第一部材の第一取付穴にロックするためのものであり、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に駆動用雄ねじ部が固定的に設けられ、駆動用雄ねじ部は雌ねじを有する操作部に接続を配合し、操作部と接続ボスとの間には、接続溝を形成するための相対間隔があり、操作部は外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させ、
そのうち、操作部の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面があることを特徴とする第一コネクタ。
【請求項12】
請求項11に記載の第一コネクタであって、接続ボスの断面が円形であり、接続ボスの直径が3~5.3mmである第一コネクタ。
【請求項13】
請求項11に記載の第一コネクタであって、取付部は第二膨張体と、第一コネクタの本体に固定的に接続するテーパー部を含み、第二膨張体の中にはテーパー状のチャネルがあり、テーパー部はテーパー状のチャネルに摺動可能に設けられ、第二膨張体の外壁に少なくとも一つの第二締め付けボスが設けられ、
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、テーパー部はテーパー状のチャネルに一定の距離スライドして、少なくとも一つの第二締め付けボスを第二膨張体の径方向に沿って外に膨張させ、そして、少なくとも一つの第二締め付けボスは第一部材の第一取付穴の内壁にロックする第一コネクタ。
【請求項14】
請求項11に記載の第一コネクタであって、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間にヒンジ部が設けられ、接続ボスと取付部とはヒンジ部によって互いに回転する第一コネクタ。
【請求項15】
接続アセンブリであって、第二部材に取り付ける第二コネクタと請求項1~14のいずれかの第一コネクタを含み、
第二コネクタは解除位置とロック位置との間で回転することができ、第二コネクタの側壁にスロットが設けられ、スロットの少なくとも1つの内壁にはクランプアームが設けられ、第二コネクタは解除位置にある時、接続ボスと接続溝はスロットの開口からスロットに挿入され、第二コネクタはロック位置にある時、クランプアームは接続ボスがスロットから引き出されることを制限する接続アセンブリ。
【請求項16】
請求項15に記載の接続アセンブリであって、第二コネクタは偏心輪の構造であり、第二コネクタの直径は6~11.5mmである接続アセンブリ。
【請求項17】
接続アセンブリであって、第二部材に挿入するための第三コネクタと、ねじ付きファスナーと、請求項1~14のいずれかの第一コネクタを含み、
第三コネクタの外壁には接続チャンネルが設けられ、第三コネクタの頂上部には接続チャンネルに連通する連結穴が設けられ、接続溝の少なくとも一部は接続チャンネルと連結穴との連通する位置に挿入され、ねじ付きファスナーは連結穴にねじ接続し、ねじ付きファスナーの一端は接続溝に挿入される接続アセンブリ。
【請求項18】
接続システムであって、第一部材と、第二部材と、請求項15~16のいずれかの接続アセンブリを含み、
第一部材には第一取付穴が設けられ、取付部は第一取付穴に挿入され、操作部は一定の角度回転する時、取付部は第一取付穴の内壁にロックし、
第二部材の底部には第二取付穴が設けられ、第二部材の側壁には第二取付穴に連通する取付チャンネルが設けられ、第二コネクタは第二取付穴の中に回転可能に設けられ、第二コネクタは解除位置にあるとき、接続ボスと接続溝とは取付チャンネルを通して第二コネクタのスロットに挿入され、それに、操作部は取付チャンネルの中にあり、第二コネクタはロック位置にある時、クランプアームは接続ボスがスロットから引き出されることを制限する接続システム。
【請求項19】
請求項18に記載の接続システムであって、取付チャンネルが、相互に連通する第一段サブチャネルと第二段サブチャネルを含み、第一段サブチャネルの断面積は、接続ボスの断面積に適合し、第二段サブチャンネルの断面積は操作部の断面積に適合する接続システム。
【請求項20】
接続システムであって、第一部材と、第二部材と、請求項17の接続アセンブリを含み、
第一部材には第一取付穴が設けられ、取付部は第一取付穴に挿入され、操作部は一定の角度回転する時、取付部は第一取付穴の内壁にロックし、
第二部材の底部には第二取付穴が設けられ、第二部材の側壁には第二取付穴に連通する取付チャンネルが設けられ、第三コネクタは第二取付穴に挿入されて、接続チャンネルを取付チャンネルに接続させ、接続溝の少なくとも一部は取付チャンネルを通して、接続チャンネルと連結穴との連通する位置に挿入され、それに、操作部は取付チャンネルの中にあり、ねじ付きファスナーは連結穴にねじ接続し、ねじ付きファスナーの一端は接続溝に挿入される接続システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は第一コネクタに関するものである。ツーインワンやスリーインワンやフォーインワンの家具のハードウェアコネクタのために使われる。本発明は接続アセンブリと接続システムにも関し、第一部材と第二部材との接続のために使用される。特に家具の部材の接続のために使われる。
【背景技術】
【0002】
現在、人々の美意識が高くなるにつれて、家具や設備の美観を向上させるために、二つの家具パネルの間にステルスなコネクタが徐々に使われる。そのうち、ツーインワンのコネクタやスリーインワンのコネクタやフォーインワンのコネクタなどのステルスなコネクタは、二つの家具パネルの接続のために広く使われる。
図1~
図3に示すように、既存のスリーインワンのコネクタは、主にインサートナット10と、連結棒20と、偏心輪30からなる。使用の時、インサートナット10は第一部材6’の第一取付穴61’の中に埋め込まれる。偏心輪30は第二部材7’の第二取付穴71’に取り付けられ、連結棒20の第一端はインサートナット10を通して第一部材6’にしっかりと接続する。インサートナット10は補強材として機能する。連結棒20の第二端は第二部材7’の内に挿入されて偏心輪30にしっかりと接続する。それによって、第一部材6’と第二部材7’とはスリーインワンのコネクタによってステルスに接続することを実現する。それとともに、スリーインワンのコネクタは着脱性が高く、複数回の分解と組立てによって第一部材6’と第二部材7’の分解と組み立てを実現することができる。
【0003】
そのうち、前記の連結棒20は、一般的に金属製またはプラスチック付き金属製である。連結棒20の第二端の端部には、偏心輪30に接続するための丸い頭部201が設けられる。既存の技術では、連結棒20の第一端はインサートナット10の中で回転できてしっかりとした接続を実現するために、連結棒20の丸い頭部201にはスロットまたはクロススロットまたは六角形スロットが設けられる。ドライバーや六角レンチを用いて連結棒20の丸い頭部201を回転させることによって、連結棒20の第一端をインサートナット10の中で回転させる。そのうち、現在の一般的な使用習慣に応じて、より良い効果を収めるために、連結棒20の丸い頭部201の直径および高さは大きく設計され、連結棒20の丸い頭部201を複数回操作できるようにする。しかしながら、それは、既存の亜鉛合金の材質である偏心輪30の直径を12mm(通常は15mm)より大きくする必要がある。その結果、第二部材7’の第二取付穴71’の穴径が大きく、使用者は大きい穴径である第二取付穴71’から偏心輪30を見やすく、スリーインワンのコネクタのステルス性が低くなって家具の美観に影響を与える。同様に、ツーインワンのコネクタまたはフォーインワンのコネクタも、連結棒20の丸い頭部201直径が大きい問題がある。その結果、第二部材7’の穴径が大きく、ツーインワンのコネクタまたはフォーインワンのコネクタのステルス性が低くなって家具の美観に影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
既存のツーインワンのコネクタまたはスリーインワンのコネクタ、またはフォーインワンのコネクタを使う時の前記の家具のステルス性が低いという技術的問題を解決するために、本発明の第一の方面は一つの第一コネクタを提供する。第一コネクタは、第二コネクタと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われる。または、第一コネクタは、第三コネクタおよびねじ付きファスナーと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われる。第一コネクタは、第一コネクタの本体を含み、第一コネクタの本体の一端には接続ボスが突出して形成され、他端には取付部が設けられる。取付部は第一部材の第一取付穴にロックするためのものである。第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に操作部が固定的に設けられる。操作部と接続ボスとの間には、接続溝を形成するための相対間隔がある。操作部は外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させる。
【0005】
そのうち、操作部の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面がある。
【0006】
いくつかの実施方法では、操作部の断面は四角形または六角形または楕円形または腰丸形または花弁形である。
【0007】
いくつかの実施方法では、操作部の断面積は接続ボスの断面積より大きい。
【0008】
いくつかの実施方法では、接続ボスの断面が円形であり、接続ボスの直径が3~5.3mmである。
【0009】
いくつかの実施方法では、接続溝は第一コネクタの本体の外側の側壁に沿って周方向に囲まれて環状溝状の形をしている。
【0010】
いくつかの実施方法では、取付部は、第一コネクタの本体と固定的に接続する第一回転部を含み、第一回転部の外周の側壁には雄ねじが設けられる。または第一回転部の横方向の視線方向に沿って、第一の所定の直線方向に沿った第一回転部の両端間の距離は第二の所定の直線方向に沿った両端間の距離より大きい。
【0011】
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、第一回転部は第一部材の第一取付穴の中で一定の角度回転した後、第一取付穴の内壁にロックする。
【0012】
いくつかの実施方法では、第一コネクタの本体、接続ボス、操作部および第一回転部は金属製の一体部品である。
【0013】
いくつかの実施方法では、第一コネクタの本体は、第一回転部と操作部との間に突出する第一規制ボスがある。
【0014】
いくつかの実施方法では、操作部の断面積は第一回転部の断面積より大きい。
【0015】
いくつかの実施方法では、取付部は第一膨張体と、第一コネクタの本体と固定的に接続する第二回転部を含む。第二回転部は第一膨張体の中に回転可能に設けられる。第一膨張体の外壁には少なくとも一つの第一締め付けボスが設けられる。
【0016】
第二回転部の外周の側壁には雄ねじが設けられる。または、第二回転部の横方向の視線方向に沿って、第三の所定の直線方向に沿った第二回転部の両端間の距離が、第四の所定の直線方向に沿った両端間の距離より大きい。
【0017】
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、第二回転部は第一膨張体の中に一定の角度回転して、第一締め付けボスの少なくとも一つを第一膨張体の径方向に沿って外に膨張させる。そして、第一締め付けボスの少なくとも一つは第一部材の第一取付穴の内壁にロックする。
【0018】
いくつかの実施方法では、第一締め付けボスは第一膨張体の一端に設けられ、第一膨張体の他端には安全チューブが嵌まる。
【0019】
いくつかの実施方法では、第一膨張体の外周の側壁には、第一締め付けボスに近づく第二制限ボスが設けられる。
【0020】
いくつかの実施方法では、第二回転部の外周の側壁には雄ねじが設けられる場合、第一膨張体の中には第二回転部との接続を配合する取付用雌ねじが設けられる。
【0021】
そのうち、第二回転部が第一膨張体の内に挿入される方向に沿って、取付用雌ねじの底部の直径は徐々に小さくなる。
【0022】
いくつかの実施方法では、第一膨張体における第一締め付けボスの位置で、第一膨張体の内部に連通する変形隙間が設けられる。
【0023】
いくつかの実施方法では、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間にヒンジ部が設けられ、接続ボスと取付部とはヒンジ部によって互いに回転する。
【0024】
前記の一番目の技術方案に基づき、本発明の一つの第一コネクタは既存の技術に比べ、以下のような利点がある。
【0025】
第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に操作部が固定的に設けられる。操作部は外部工具に駆動されて回転する時、第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させる。即ち、取付部の少なくとも一部は操作部と同時に回転し、取付部の少なくとも一部は第一部材の第一取付穴にロックする。それによって、第一コネクタは第一部材と接続する。操作は簡単で便利であり、組み立ての効率を向上させることができる。
【0026】
本発明の第一コネクタは、接続ボスと取付部との間に操作部が固定的に設けられる。それによって、接続ボスの直径を小さくし、第二コネクタ(即ち、既存技術の偏心輪)の直径を小さくし、第二部材の第二取付穴の穴径をもっと小さくすることができる。使用者は第二取付穴を通して第二コネクタを見にくく、第二部材における第二コネクタのステルス性を向上させ、家具製品の美観をさらに向上させることができる。それに、本発明が第一コネクタに操作部を設けることは、接続ボスにスロットやクロススロットや六角形スロットを設ける既存の技術に比べ、外部工具は操作部における力面積がより大きいし、力がもっと安定する。第一部材における第一コネクタの分解と組み立ての安定性を向上させ、耐用年数を長くし、経済効果を高めることができる。
【0027】
それに、本発明の第二の方面は一つの第一コネクタを提供する。第一コネクタは、第二コネクタと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われる。または、第一コネクタは、第三コネクタおよびねじ付きファスナーと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われる。第一コネクタは、第一コネクタの本体を含み、第一コネクタの本体の一端には接続ボスが突出して形成され、他端には取付部が設けられる。取付部は第一部材の第一取付穴にロックするためのものである。第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に駆動用雄ねじ部が固定的に設けられる。駆動用雄ねじ部は雌ねじを有する操作部に接続を配合する。操作部と接続ボスとの間には、接続溝を形成するための相対間隔がある。操作部は外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させる。
【0028】
そのうち、操作部の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面がある。
【0029】
いくつかの実施方法では、接続ボスの断面が円形であり、接続ボスの直径が3~5.3mmである。
【0030】
いくつかの実施方法では、取付部は、第二膨張体と、第一コネクタの本体に固定的に接続するテーパー部を含む。第二膨張体の中にはテーパー状のチャネルがあり、テーパー部はテーパー状のチャネルに摺動可能に設けられる。第二膨張体の外壁には少なくとも一つの第二締め付けボスが設けられる。
【0031】
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、テーパー部はテーパー状のチャネルに一定の距離スライドして、少なくとも一つの第二締め付けボスを第二膨張体の径方向に沿って外に膨張させる。そして、少なくとも一つの第二締め付けボスは第一部材の第一取付穴の内壁にロックする。
【0032】
いくつかの実施方法では、第二膨張体の中には制限キャビティが形成され、第一コネクタの本体はテーパー部と駆動用雄ねじ部との間に制限サラウンドが設けられる。制限サラウンドは制限キャビティの中に摺動可能に設けられる。
【0033】
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、テーパー部はテーパー状のチャネルに一定の距離スライドし、制限サラウンドは制限キャビティの一端に当接してテーパー部のスライドを制限する。少なくとも一つの第二締め付けボスは第二膨張体の径方向に沿って外に膨張して、少なくとも一つの第二締め付けボスは第一部材の第一取付穴の内壁にロックする。
【0034】
いくつかの実施方法では、第二膨張体の外周の側壁には、第二締め付けボスに近づく第三制限ボスが設けられる。
【0035】
いくつかの実施方法では、操作部の雌ねじの断面積は接続ボスの断面積より大きい。
【0036】
いくつかの実施方法では、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間にヒンジ部が設けられ、接続ボスと取付部とはヒンジ部によって互いに回転する。
【0037】
前記の二番目の技術方案に基づき、本発明の一つの第一コネクタは既存の技術に比べ、以下のような利点がある。
【0038】
第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に駆動用雄ねじ部が固定的に設けられる。駆動用雄ねじ部は雌ねじのある操作部に接続を配合する。操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、回転した操作部は駆動用雄ねじ部を直線的にスライドさせ、それによって、第一コネクタの本体の少なくとも一部を直線的にスライドさせる。即ち、取付部の少なくとも一部は直線的にスライドした後、取付部の少なくとも一部は第一部材の第一取付穴にロックする。それによって、第一コネクタは第一部材と接続する。操作は簡単で便利であり、組み立ての効率を向上させることができる。
【0039】
本発明の第一コネクタは、接続ボスと取付部との間に駆動用雄ねじ部および操作部を固定的に設けることによって、第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させる。それによって、接続ボスの直径を小さくし、第二コネクタ(即ち、既存技術の偏心輪)の直径を小さくし、第二部材の第二取付穴の穴径をもっと小さくすることができる。使用者は第二取付穴を通して第二コネクタを見にくく、第二部材における第二コネクタのステルス性を向上させ、家具製品の美観をさらに向上させることができる。それに、本発明は第一コネクタに駆動用雄ねじ部および操作部を設けることは、接続ボスにスロットやクロススロットや六角形スロットを設ける既存の技術に比べ、外部工具は操作部における力面積がより大きいし、力がもっと安定する。第一部材における第一コネクタの分解と組み立ての安定性を向上させ、耐用年数を長くし、経済効果を高めることができる。
【0040】
さらに、本発明の第三の方面は一つの接続アセンブリを提供し、第二部材に取り付ける第二コネクタと、前記の本発明の第一の方面および第二の方面における第一コネクタを含む。
【0041】
第二コネクタは解除位置とロック位置との間で回転することができる。第二コネクタの側壁にスロットが設けられ、スロットの少なくとも1つの内壁にはクランプアームが設けられる。第二コネクタは解除位置にある時、接続ボスと接続溝はスロットの開口からスロットに挿入される。第二コネクタはロック位置にある時、クランプアームは接続ボスがスロットから引き出されることを制限する。
【0042】
いくつかの実施方法では、第二コネクタには第二コネクタを回転させるための駆動部が設けられる。
【0043】
いくつかの実施方法では、駆動部の断面はスリーブの断面に適合する。
【0044】
いくつかの実施方法では、操作部の断面はスリーブの断面に適合する時、駆動部の断面の形状および面積は、操作部の断面の形状および面積と同じである。
【0045】
いくつかの実施方法では、第二コネクタは偏心輪の構造であり、第二コネクタの直径は6~11.5mmである。
【0046】
それに、本発明の第四の方面は一つの接続アセンブリを提供し、第二部材に挿入するための第三コネクタと、ねじ付きファスナーと、前記の本発明の第一の方面および第二の方面における第一コネクタを含む。
【0047】
第三コネクタの外壁には接続チャンネルが設けられ、第三コネクタの頂上部には接続チャンネルに連通する連結穴が設けられ、接続溝の少なくとも一部は接続チャンネルと連結穴との連通する位置に挿入される。ねじ付きファスナーは連結穴にねじ接続し、ねじ付きファスナーの一端は接続溝に挿入される。
【0048】
いくつかの実施方法では、第三コネクタは円柱形の構造である。接続チャンネルの両端はそれぞれ第三コネクタの相対的な両側を通り抜け、連結穴は第三コネクタの一端に設けられる。第三コネクタの直径は10mm以下である。
【0049】
それに、本発明の第五の方面は一つの接続システムを提供し、第一部材と、第二部材と、前記の本発明の第三の方面における接続アセンブリを含む。
【0050】
第一部材には第一取付穴が設けられ、取付部は第一取付穴に挿入される。操作部は一定の角度回転する時、取付部は第一取付穴の内壁にロックする。
【0051】
第二部材の底部には第二取付穴が設けられ、第二部材の側壁には第二取付穴に連通する取付チャンネルが設けられる。第二コネクタは第二取付穴の中に回転可能に設けられる。第二コネクタは解除位置にあるとき、接続ボスおよび接続溝は取付チャンネルを通して第二コネクタのスロットに挿入され、それに、操作部は取付チャンネルの中にある。第二コネクタはロック位置にある時、クランプアームは接続ボスがスロットから引き出されることを制限する。
【0052】
いくつかの実施方法では、取付チャンネルは、相互に連通する第一段サブチャネルと第二段サブチャネルを含む。第一段サブチャネルの断面積は接続ボスの断面積に適合する。第二段サブチャンネルの断面積は操作部の断面積に適合する。
【0053】
いくつかの実施方法では、装飾カバーも含まれる。装飾カバーは第二取付穴の中に挿入されて第二取付穴の開口を覆う。
【0054】
それに、本発明の第六の方面は一つの接続システムを提供し、第一部材と、第二部材と、前記の本発明の第四の方面における接続アセンブリを含む。
【0055】
第一部材には第一取付穴が設けられ、取付部は第一取付穴の中に挿入される。操作部は一定の角度回転する時、取付部は第一取付穴の内壁にロックする。
【0056】
第二部材の底部には第二取付穴が設けられ、第二部材の側壁には第二取付穴に連通する取付チャンネルが設けられる。第三コネクタは第二取付穴の中に挿入されて、接続チャンネルと取付チャンネルを接続させる。接続溝の少なくとも一部は取付チャンネルを通して、接続チャンネルと連結穴との連通する位置に挿入され、それに、操作部は取付チャンネルの中にある。ねじ付きファスナーは連結穴にねじ接続し、ねじ付きファスナーの一端は接続溝に挿入される。
【0057】
いくつかの実施方法では、取付チャンネルは、相互に連通する第一段サブチャネルと第二段サブチャネルを含む。第一段サブチャネルの断面積は、接続ボスの断面積に適合する。第二段サブチャンネルの断面積は操作部の断面積に適合する。
【0058】
いくつかの実施方法では、装飾カバーも含まれる。装飾カバーは第二取付穴の中に挿入されて第二取付穴の開口を覆う。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【
図1】
図1は、既存の技術におけるスリーインワンのコネクタの構造を示す図である。
【
図2】
図2は、既存の技術における第一部材、第二部材、スリーインワンのコネクタの分解構造を示す図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施例1における第一コネクタの一番目の構造を示す図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施例1における第一コネクタの二番目の構造を示す図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施例1における第一コネクタの三番目の構造を示す図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施例1における第一コネクタの四番目の構造を示す図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施例1における第一コネクタの五番目の構造を示す図である。
【
図8】
図8は、本発明の実施例1における第一コネクタの六番目の構造を示す図である。
【
図9】
図9は、本発明の実施例1における第一コネクタの七番目の構造を示す図である。
【
図10】
図10は、本発明の実施例1における第一コネクタの八番目の構造を示す図である。
【
図12】
図12は、本発明の実施例1における第一コネクタの九番目の構造を示す図である。
【
図13】
図13は、本発明の実施例1における第一コネクタの十番目の構造を示す図である。
【
図15】
図15は、本発明の実施例1における第一コネクタの十一番目の構造を示す図である。
【
図17】
図17は、本発明の実施例1における第一コネクタの十二番目の構造を示す図である。
【
図18】
図18は、本発明の実施例1における第一コネクタの十三番目の構造を示す図である。
【
図19】
図19は、本発明の実施例1におけるそのうちの一つの第一コネクタと第二コネクタからなる接続アセンブリの接続を示す図である。第二コネクタは解除位置にある。
【
図20】
図20は、本発明の実施例1におけるそのうちの一つの第一コネクタと第二コネクタからなる接続アセンブリの接続を示す図である。第二コネクタはロック位置にある。
【
図21】
図21は、本発明の実施例1における接続システムの分解状態を示す図である。
【
図22】
図22は、本発明の実施例1における接続システムの接続状態を示す断面図である。
【
図23】
図23は、本発明の実施例2における第一コネクタの一つの構造を示す図である。
【
図26】
図26は、本発明の実施例2における第一コネクタのもう一つの構造を示す図である。
【
図27】
図27は、本発明の実施例2における第一コネクタの別の構造を示す図である。
【
図28】
図28は、本発明の実施例2における接続システムの接続状態を示す断面図である。
【
図29】
図29は、本発明の実施例3におけるそのうちの一つの第一コネクタと第三コネクタおよびねじ付きファスナーからなる接続アセンブリの図である。
【
図30】
図30は、本発明の実施例3における第三コネクタとねじ付きファスナーの構造を示す図である。
【
図31】
図31は、本発明の実施例3における接続システムの分解状態を示す図である。
【
図32】
図32は、本発明の実施例3における接続システムの接続状態を示す断面図である。
【
図33】
図33は、本発明の実施例3における接続システムの接続状態を示すもう一つの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
本発明の具体的な実施方法を、添付の図および実施例をあわせて以下に詳細に説明する。以下の実施例は、本発明を説明するために使われるが、本発明の範囲を制限しない。
【0061】
本発明の説明において、「中心」、「縦」、「横」、「長さ」、「横幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後ろ」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」などの用語で示された方位や位置関係は、添付の図に基づきの方位や位置関係である。本発明を便利に説明し、説明を簡略化するためだけのものである。言及される装置やエレメントが特定の向きを持たなければならないこと、特定の向きで組み立てられること、特定の向きで操作されなければならないことを示すのではない。そのため、本発明の制限として理解するものではない。
【0062】
それに、「第一」および「第二」という用語は、説明のために使用され、相対的な重要性を暗示したり、あるいは示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするものではない。 そのため、「第一」および「第二」として定義される特徴は、明示的または暗示的に一つや複数のそのような特徴が含まれる。本発明の説明において、「複数」とは、明示的かつ具体的に制限されない場合、二つや二つ以上を意味する。
【0063】
本発明において、明示的かつ具体的に制限されない場合、「取付」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は広義に理解されるべきである。例えば、それは固定的に接続すること、または取り外し可能な接続、または一体化されることである。それは、機械的に接続すること、または電気的に接続することである。それは、直接に接続すること、または媒介を通して接続すること、または二つのエレメントの内部接続、または二つのエレメントの相互作用である。当業者であれば、本発明における前記の用語の具体的な意味を具体的な状況に応じて理解する。
【0064】
本発明において、明示的かつ具体的に制限されない場合、第一の特徴は第二の特徴の「上」または「下」にあることは、第一の特徴と第二の特徴との直接接触を含んでもよく、または第一の特徴と第二の特徴とは直接に接触しておらずにそれらの間の別の特徴を通して接触することを含んでもよい。そして、第一の特徴は第二の特徴の「上」や「上方」や「上面」にあることは、第一の特徴は第二の特徴の真上および斜め上にあること、または第一の特徴は第二の特徴より水平方向に高いことを示すことを含む。第一の特徴は第二の特徴の「下」や「下方」や「下面」にあることは、第一の特徴は第二の特徴の真下および斜め下にあること、または第一の特徴は第二の特徴より水平方向に低いことを示すことを含む。
【0065】
既存の技術において、
図1~
図2に示すように、スリーインワンのコネクタは、インサートナット10と、連結棒20と、偏心輪30からなる。主に二つの家具パネルのステルスな接続を実現するために使われる。そのうち、一つの家具パネルを第一部材6’とし、もう一つの家具パネルを第二部材7’とし、第一部材6’と第二部材7’の形状または材質は同じであっても異なっていてもよい。その形状は、例えば、板状体やブロック状体や柱状体などであってもよい。その材質は、木材やプラスチックや金属やポリマー合成材料などであっても、それらの集合体であってもよい。ここには制限しない。
【0066】
スリーインワンのコネクタを使う時、第一部材6’には第一取付穴61’が設けられ、第二部材7’には第二取付穴71’が設けられる。インサートナット10は第一部材6’の第一取付穴61’の中に埋め込まれる。偏心輪30は第二部材7’の第二取付穴71’の中に取り付けられる。連結棒20の第一端はインサートナット10を通して第一部材6’にしっかりと接続する。インサートナット10は補強材として機能する。連結棒20の第二端は第二部材7’の中に挿入されて偏心輪30にしっかりと接続する。それによって、第一部材6’と第二部材7’とはスリーインワンのコネクタによってステルスに接続することを実現する。それに、既存の技術においては、ツーインワンのコネクタまたはフォーインワンのコネクタも存在する。そのうち、ツーインワンのコネクタは連結棒20と偏心輪30からなる。使う時、連結棒20の第一端を第一部材6’の第一取付穴61’の中に直接的に取り付け、連結棒20の第二端を第二部材7’の中に挿入して偏心輪30にしっかりと接続する。それによって、ツーインワンのコネクタはスリーインワンのコネクタに比べて、インサートナット10が省略される。その結果、接続は比較的一般的な堅固さが得られる。フォーインワンのコネクタの接続方法については、この分野の既存の技術をご参照ください。ここでは説明しない。
【0067】
スリーインワンのコネクタであろうと、ツーインワンのコネクタであろうと、既存の連結棒20の第二端の端部には、偏心輪30と接続するための丸い頭部201が設けられる。丸い頭部201にはスロットまたはクロススロットまたは六角形スロット(通常はクロススロット)が設けられる。ドライバーを用いてクロススロットに作用し、丸い頭部201を回転させ、連結棒20の第一端をインサートナット10や第一部材6’の第一取付穴61’の中にロックさせる。連結棒20の長さは大きいため、連結棒20の第一端はインサートナット10や第一部材6’の第一取付穴61’の中に回転することを保証するように、通常に連結棒20の直径を大きく設計する必要がある。それによって、丸い頭部201のクロススロットは十分に大きくて十分に深い。連結棒20の回転を安定させるための丸い頭部201に作用するドライバーの力を確保する。それに、大きい直径である丸い頭部201はドライバーの繰り返しの操作を確保し、第一部材6'における連結棒20の複数回の分解と組み立てを実現することができる。
【0068】
前記の丸い頭部201の直径は大きいため、丸い頭部201に接続を配合する亜鉛合金材質である偏心輪30の直径は12mmより大きい必要がある。その結果、第二部材7’における第二取付穴71’の穴径は大きく、大きい穴径である第二取付穴71’は第二部材7’の美観に影響を与える。同時に、第一部材6’は第二部材7’と接続した後、使用者は第二取付穴71’から偏心輪30を見やすく、既存のスリーインワンのコネクタまたはツーインワンのコネクタのステルス性を低くし、家具の美観に影響を与える。
【0069】
それに、第一部材6’と第二部材7’との間にフォーインワンのコネクタを使う時、第二取付穴71’の穴径が大きい問題もある。これは第二部材7’と家具の美観に影響を与える。
【0070】
実施例1
そのため、既存の技術におけるツーインワンのコネクタやスリーインワンのコネクタを使って二つの家具パネルの接続のステルス性が低いという技術的問題に対して、本発明の実施例1では一つの接続アセンブリを開示する。
図19~
図22に示すように、接続アセンブリは第一コネクタ1と第二コネクタ2を含む。使う時、まず、第一コネクタ1を第一部材6にしっかりと接続し、第二コネクタ2を第二部材7の第二取付穴71の中に取り付け、第一コネクタ1の一端を第二部材7の中に挿入して第二コネクタ2にしっかりと接続する。それによって、第一部材6と第二部材7は第一コネクタ1と第二コネクタ2を通してステルスに接続することを実現する。そのうち、本発明の実施例1における第二コネクタ2の構造は、既存の技術における偏心輪30の構造と似っているが、異なる点は、第二コネクタ2の直径が先行技術における偏心輪30の直径よりはるかに小さいことである。それによって、第二取付穴71の穴径が小さくなり、第二部材7の美観が向上する。同時に、使用者は小さい穴径である第二取付穴71を通して第二コネクタ2を見にくくなり、家具の美観がさらに向上する。
【0071】
以下は本実施例1の第一コネクタ1の具体的な構造についてさらに説明する。
【0072】
図3~
図18に示すように、本発明の実施例1における第一コネクタ1は、第一コネクタの本体を含む。第一コネクタの本体の一端には接続ボス11が突出して形成され、他端には取付部12が設けられる。取付部12は第一部材6の第一取付穴61にロックするためのものである。第一コネクタの本体は接続ボス11と取付部12との間に操作部13が固定的に設けられる。操作部13と接続ボス11との間には、接続溝14を形成するための相対間隔がある。操作部13は外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させる。そのうち、操作部13の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面がある。
【0073】
操作部13は第一コネクタ本体に対して回転不能であり、操作部13は外部工具によって駆動されて回転する時、操作部13は第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させることが理解できる。そのうち、操作部13は、第一コネクタの本体に一体に形成されることができる。例えば、操作部13と第一コネクタの本体とは金属製やプラスチック製の一体部品である。または、操作部13は第一コネクタの本体に固定に設けられるように、しまりばめによって第一コネクタの本体の接続ボス11と取付部12との間に締め付けられるか包まれるか接着される。例えば、操作部13はプラスチック製の部品であり、第一コネクタの本体は金属製の部品である。操作部13の断面を非円形に設計し、または操作部13を非円柱形の構造に設計する必要がある。例えば、
図3~
図5に示すように、操作部13の側壁には少なくとも一つの操作平面がある。操作平面の数は一つや二つや四つや六つなどである。万力や他のプライヤやレンチなどの外部工具を用いて操作部13をクランプして回転させる。また、例えば、操作部13の側壁に操作穴があり、ドライバーや金属棒や内六角レンチなどの外部工具を操作穴に挿入して操作部13を回転させる。また、例えば、
図6に示すように、操作部13の側壁に操作凸点や操作溝があり、万力やレンチなどの外部工具を用いて操作凸点や操作溝をクランプして操作部13を回転させる。他の例としては、
図3、
図4、
図7~
図20に示すように、操作部13の断面はスリーブの断面に適合する時、操作部13を回転させる外部工具はソケットレンチである。そのうち、ソケットレンチはこの分野によく使われる工具である。例えば、国家規格のGB T 3390.1-2004の手動ソケットレンチ、または他の国家規格の手動ソケットレンチや電動レンチである。スリーブの断面は、三角形や方形や六角形や八角形などの多角形または楕円形または腰丸形または花弁形に制限されない非円形である。それによって、ソケットレンチを用いてスリーブを回転させる時、操作部13をスリーブと同時に回転させることができ、第一コネクタ1の取付部12の少なくとも一部を回転させて第一部材6にしっかりと接続する。
【0074】
以上のような方案に基づき、第一コネクタの本体に操作部13が設けられる。作業者は外部工具を用いて操作部13に作用して、取付部12を第一部材6に接続させる。操作中の力面積が大きいし、力が安定する。第一部材6における第一コネクタ1の取付効率と分解及び組み立ての安定性を向上させることができる。そして、第一コネクタの本体に操作部13が設けられることは、第二コネクタ2の直径を小さくし、第二部材7の第二取付穴71の穴径をもっと小さくし、第二部材7の美観を向上させることができる。使用者は小さい穴径である第二取付穴71を通して第二コネクタを見にくく、第二部材7における第二コネクタ2のステルス性を向上させ、家具製品の美観を向上させることができる。
【0075】
さらに、第一コネクタの本体は、接続ボス11を通して本実施例1における第二コネクタ2に取り外し可能に接続する。接続ボス11の断面は、円形や楕円形や四角形や六角形や不規則な形状などである。本発明の実施例1は、連結ボス11の具体的な形状を制限しない。通常に、接続ボス11の断面は円形であることが好ましく、接続溝14は第一コネクタの本体の外側の側壁に沿って周方向に囲まれて環状溝状をしている。作業者は第一コネクタ1を第一部材6に固定的に接続させた後、第一コネクタ1の取り付けの方向を区別する必要がなく、接続ボス11を第二コネクタ2の内部に挿入することができ、組み立ての便利性を向上させることができる。
【0076】
さらに、本実施例1におけるいくつかの実施方法では、接続ボス11の断面が円形である場合、接続ボス11の直径は、3~5.3mmである。例えば、3mm、3.5mm、4.0mm、4.2mm、4.5mm、5mm、5.3mmなどである。このような設計により、第二コネクタ2の直径が12mm以下であることを確保するので、本発明の実施例1における第二コネクタ2の直径は既存の技術における偏心輪30の直径よりはるかに小さくなる。第二部材7における第二コネクタ2のステルス性を向上させ、家具の美観を改善する。
【0077】
されに、そのうち、本実施例1における第一コネクタの接続ボス11の直径が4.2mm~5.3mmである場合、当業者は接続ボス11の端面にスロットまたはクロススロットまたは六角形スロットを加工することができる。ドライバーまたはレンチを用いてスロットやクロススロットや六角形スロットに挿入して第一コネクタの本体を回転させた後、スロットまたはクロススロットまたは六角形スロットが磨耗して再び使われることは難しい。あるいは、本実施例1における第一コネクタの接続ボス11の直径が4.2mm~5.3mmである場合、手動的または電動的なマイナスドライバーやプラスドライバーや六角形ドライバーを用いて、第一コネクタ1を直接に第一部材6に取り付けることは難しい。そのため、第一コネクタの本体を再び回転させるのは、操作部13を回転させる必要がある。第一コネクタ1を第一部材6に取り付ける時、操作部13が必要である。接続ボス11の端面にはスロットまたはクロススロットまたは六角形スロットが設けられる。これは本発明の保護範囲内である。もし、本実施例1における第一コネクタの接続ボス11の直径が3mm~4.2mmである場合、接続ボス11の端面にスロットまたはクロススロットまたは六角形スロットを加工することは難しい。その時、第一コネクタの本体を回転させることは、完全に操作部13に依存することになる。その時、第一コネクタ1と協働する第二コネクタ2の直径はもっと小さくなる。第二部材7の第二取付穴71の穴径を小さくしてステルス性を向上させることができる。
【0078】
これに対応して、第一コネクタの本体の環状溝状の接続溝14の直径は、接続ボス11の直径より小さい。即ち、本発明の実施例1における第一コネクタの本体の接続溝14の直径は1.8~4mmである。例えば1.8mm、2.0mm、2.5mm、3.0mm、3.5mm、4mmなどである。
【0079】
さらに、本実施例1におけるいくつかの実施方法では、外部工具が操作部13を回転させることによって、第一コネクタの本体を回転させる際の安定性を高めるために、操作部13の断面積は接続ボス11の断面積より大きい。即ち、操作部13の外輪郭で形成される外接円の直径は接続ボス11の直径より大きい。それによって、操作部13と外部工具との接触面積が大きく、第一部材6における第一コネクタ1の組み立ての安定性を向上させる。それに、外部工具はソケットレンチである場合、操作部13の断面積は接続ボス11の断面積より大きいことは、スリーブが接続ボス11を通して操作部13に嵌まることと、ソケットレンチが操作部13を回転させることを確保する。
【0080】
さらに、本実施例1における取付部12と第一部材6との接続の方法は、以下のように二つがある。一番目は、取付部12は第一回転部121を含むことである。使う時には、第一回転部121を直接に第一部材6の第一取付穴61の中に置き、第一回転部121は操作部13と同時に回転した後に第一取付穴61の内壁にロックする。二番目は、取付部12は第一膨張体122と第二回転部123を含むことである。第二回転部123は第一膨張体122の中に設けられて第一膨張体122に対して相対的に回転する。使う時には、第一膨張体122は第一部材6の第一取付穴61に設けられ、第二回転部123は操作部13と同時に回転した後に第一膨張体122の外周壁を膨張させる。それによって、第一膨張体122における第一締め付けボス122aは第一取付穴61の内壁にロックする。
【0081】
以下は、前記の取付部12と第一部材6との2つの接続方法について詳細に説明する。
【0082】
取付部12と第一部材6との一番目の接続方法としては、
図3~
図11に示すように、取付部12は第一回転部121を含む。操作部13は外部工具によって駆動されて回転する時、第一回転部121は第一部材6の第一取付穴61の中に一定の角度回転して第一取付穴61の内壁にロックする。そのうち、第一回転部121と第一取付穴61の内壁とのロックする方法は以下ように二つがある。一番目は、
図3~
図9に示すように、第一回転部121は円柱体または円錐体であり、それに、第一回転部121の外周の側壁には雄ねじが設けられる。第一回転部121の雄ねじの外径は第一取付穴61の直径より大きい。それによって、第一回転部121は、取付穴61の中に第一回転方向(通常は時計回り)に沿って回転する時、第一回転部121は第一取付穴61の中にセルフタッピングでねじ込まれ、第一回転部121の雄ねじを第一取付穴61の内壁にロックさせ、第一コネクタ1を第一部材6に固定的に接続させる。
【0083】
第一回転部121と第一取付穴61の内壁とのロックする二番目の方法としては、
図10~
図11に示すように、第一回転部121の横方向の視線方向に沿って、第一の所定の直線方向Uに沿った第一回転部121の両端間の距離は第二の所定の直線方向Vに沿った両端間の距離より大きい。そのうち、第一の所定の直線方向Uと第二の所定の直線方向Vには一定の夾角がある。例えば、30°、60°、または90°などである。これには制限しない。それによって、第一回転部121の断面は、例えば、楕円形や腰丸形や長方形や菱形などであり、第一部材6の第一取付穴61の形状およびサイズを第一回転部121の形状およびサイズに合わせる。即ち、第一取付穴61の断面は、楕円形や腰丸形や長方形や菱形などである。それによって、第一回転部121は隙間嵌めによって第一取付穴61に挿入するようにする。外部工具によって操作部13を第二回転方向(通常は時計回り)に沿って一定の角度回転させる時、第一回転部121も第一取付穴61の中に同じ角度回転する。それによって、第一回転部121の断面の長さのより大きい両端は、それぞれ、第一取付穴61の断面の長さのより小さい両端に移動する。その時、第一回転部121と第一取付穴61とはしまりばめの状態になることによって、第一回転部121と第一取付孔61の内壁との間にはクランプ力が生じ、第一回転部121が第一取付穴61から引き抜かれることを制限する。第一コネクタ1を第一部材6から取り外す場合、外部工具を用いて操作部13を第二回転方向の逆方向(通常は反時計回り)に回転させればよい。
【0084】
さらに、第一回転部121が操作部13と同時に回転することと、第一コネクタ1の全体が高い構造強度を有することを確保するために、第一コネクタの本体と接続ボス11と操作部13と第一回転部121は、例えば、鉄や亜鉛メッキ合金やステンレス鋼などからなる金属製の一体部品である。
【0085】
本実施例1における他の実施方法では、操作部13の断面積は第一回転部121の断面積より大きい。同時に、操作部13の断面積は第一取付穴61の断面積より大きい。それによって、第一回転部121は第一取付穴61に完全に挿入されて第一取付穴61の内壁とロックする時、操作部13の端部が第一部材6の表面に当接し、操作部13を取り付けの位置決めに利用することができ、組み立ての精度および利便性を向上させることができる。
【0086】
取付部12と第一部材6との二番目の接続方法としては、
図12~
図16に示すように、取付部12は第一膨張体122と第二回転部123を含む。第一膨張体122は、例えば、内部が中空の円筒構造である。第二回転部123は第一膨張体122の内部に回転可能に設けられ、第一膨張体122の外壁には少なくとも1つの第一締め付けボス122aが設けられる。第二回転部123と第一コネクタの本体とは一体に形成される構造であることによって、第二回転部123も操作部13と同時に回転する。操作部13は外部工具によって駆動されて回転する時、第二回転部123は第一膨張体122の中に一定の角度回転する。それによって、少なくとも一つの第一締め付けボス122aを第一膨張体122の径方向に沿って外に膨張させ、少なくとも一つの第一締め付けボス122aを第一部材6の第一取付穴61の内壁にロックさせる。
【0087】
本実施例1における第一締め付けボス122aの数は一つであっても複数であってもよい。第一締め付けボス122aと第一膨張体122とは一体に形成される構造である。第一締め付けボス122aと第一膨張体122とは、一定の弾性があってもよい。例えば、プラスチックの材質である。それに、本実施例1における第一膨張体122のその他の構造は、既存の技術におけるインサートナット10の構造と同じであるため、ここでは説明しない。
【0088】
さらに、本実施例1におけるいくつかの実施方法では、
図15と
図16に示すように、第一膨張体122は複数のサブアセンブリからなる。使用中の第一膨張体122の分散現象を防ぐために、第一締め付けボス122aは第一膨張体122の一端に設けられ、第一膨張体122の他端には安全チューブ16が設けられる。そのうち、安全チューブ16の直径は操作部13の直径より大きい。それによって、安全チューブ16は複数のサブアセンブリを取り囲んで第一膨張体122の接続の安定性を確保する。
【0089】
さらに、第二回動部123は第一締め付けボス122aを第一膨張体122の径方向に沿って外に膨張させる方法は、以下のように二つがある。一番目は
図12、
図15、
図16に示すように、第二回転部123は円筒状または円錐状であり、第二回転部123の外周の側壁には雄ねじが設けられる。第一膨張体122の中には第二回転部123に接続を配合する取付雌ねじ122bが設けられる。そのうち、第二回転部123の第一膨張体122の内部に挿入する方向に沿って、取付雌ねじ122bのねじの底部直径は徐々に小さくなる。第二回転部123は第一膨張体122の中に回転する時、第一膨張体122を外に膨張させることができる。
【0090】
第二回転部123は第一締め付けボス122aを第一膨張体122の径方向に沿って外に膨張させる二番目の方法としては、
図13と
図14に示すように、第二回転部123の横方向の視線方向に沿って、第三の所定の直線方向Xに沿った第二回転部123の両端間の距離は第四の所定の直線方向Yに沿った両端間の距離より大きい。そのうち、第三の所定の直線方向Xと第四の所定の直線方向Yには一定の夾角がある。例えば、30°、60°、または90°などである。これには制限しない。それによって、第二回転部123の断面は、例えば、楕円形や腰丸形や長方形や菱形などであり、第一膨張体122の内部の中空部の形状およびサイズを第二回転部123の形状およびサイズに合わせる。即ち、第一膨張体122の内部の中空部の断面は、楕円形や腰丸形や長方形や菱形などである。第二回転部123を隙間嵌めによって第一膨張体122の中に挿入されるようにする。外部工具によって操作部13を第四回転方向(通常は時計回り)に沿って一定の角度回転させる時、第二回転部123も第一膨張体122の内部で同じ角度回転する。それによって、第二回転部123の断面の長さのより大きい両端は、それぞれ、第一膨張体122の内部の中空部の断面の長さのより小さい両端に移動する。その時、第二回転部123と第一膨張体122の内部とはしまりばめの状態になることによって、第二回動部123は第一膨張体122の側壁をその径方向に沿って外に膨張させる。それによって、少なくとも1つの第一締め付けボス122aは膨張して第一取付穴61の内壁に当接し、第一取付穴61の中における第一膨張体122の滑り摩擦力が大きくなり、取付部12が第一取付穴61から引き抜かれることを制限し、第一コネクタ1と第一部材6とのしっかりとした接続を実現する。第一コネクタ1を第一部材6から取り外す場合、外部工具を用いて操作部13を第四回転方向の逆方向(通常は反時計回り)に回転させればよい。
【0091】
さらに、前記の第一コネクタの本体は、接続ボス11と取付部12との間が一体化した剛性構造であり、接続ボス11の中心線と取付部12の中心線とが同じ直線にあるようにする。その時、第一コネクタ1は通常に、第一部材6の接続面および第二部材7の接続面がそれぞれ垂直面や水平面である場合に適しており、大きい荷重力がある。
【0092】
いくつかの実施方法では、第一部材6と第二部材7との互いに接続して貼り合わせる側はともに斜面である場合、
図17、
図18、
図22に示すように、第一コネクタの本体は接続ボス11と取付部12との間にヒンジ部111が設けられ、接続ボス11と取付部12はヒンジ部111によって互いに回転する。それによって、接続ボス11と取付部12とは一定の夾角を形成するようになる。夾角は、例えば、10°、30°、65°、100°、150°、180°などである。具体的には、第一部材6と第二部材7との互いに接続する斜面に応じて、接続ボス11と取付部12との夾角を調整する。それによって、取付部12は第一部材6の接続面に固定的に接続するとともに、接続ボス11および接続溝14は第二部材7の接続面における第二コネクタ2に接続することができる。最後に第一部材6の接続面は第二部材7の接続面にくっ付いてステルスに接続することを実現する。
【0093】
そのうち、本発明の実施例1における操作部13は、ヒンジ部111より接続ボス11に近い。それによって、取付部12、ヒンジ部111、操作部13、接続溝14、接続ボス11は順次に第一コネクタの本体に設けられる。
【0094】
されに、本発明の実施例1におけるヒンジ部111は、枢軸やヒンジボールやユニバーサルジョイントであってもよい。具体的には、
図17に示すように、第一コネクタの本体は、接続ボス11と取付部12との間が分離構造である。即ち、第一コネクタの本体は第一分割体と第二分割体に分離される。接続ボス11は第一分割体にあり、取付部12は第二分割体にある。ヒンジ部111は枢軸である場合、第一分割体と第二分割体にそれぞれピボットホールが設けられる。ピンシャフトや円筒構造を枢軸にして第一分割体と第二分割体のピボットホールに順に通すことによって、第一分割体と第二分割体は枢軸を中心に相対回転し、接続ボス11と取付部12とが相対に回転することができる。
図18に示すように、ヒンジ部111はユニバーサルジョイントである場合、ユニバーサルジョイントは、例えば、十字軸である時、第一分割体と第二分割体はそれぞれシャフトホールが設けられる。第一分割体のシャフトホールは十字軸の第一回転軸に嵌め込まれ、第二分割体のシャフトホールは十字軸の第二回転軸に嵌め込まれる。それによって、第一分割体と第二分割体は十字軸の周りに相対的に回転することができ、接続ボス11と取付部12とが相対に回転することができる。角度の調整がもっと利き、組み立ての利便性が向上するので、本発明の実施例1における接続アセンブリは、二つの家具パネルの接続面が斜面である場合のステルスな接続に適用し、家具製品の美観を向上させることができる。
【0095】
さらに、前記の本発明の実施例1に係る第一コネクタ1の構造に基づき、以下は、実施例1における第一コネクタ1に接続を配合する第二コネクタ2の具体的な構造を説明する。
【0096】
図19と
図20に示すように、第二コネクタ2は、円筒状または円錐状または球状の構造であってもよい。第二部材7の底部(または頂部)には、第二コネクタ2を収容する第二取付穴71が設けられ、第二コネクタ2は隙間嵌めによって第二取付穴71の中に回転可能に設けられる。それによって、第二コネクタ2は第二部材7と直接に接続することができ、同時に第二コネクタ2は解除位置とロック位置との間で回転方向に回転できる。第二コネクタ2の側壁にスロット21が設けられ、スロット21の少なくとも1つの内壁にはクランプアーム22が設けられる。第二コネクタ2は解除位置にある時、接続ボス11と接続溝14はスロット21の開口を通してスロット21に挿入される。第二コネクタ2はロック位置にある時、クランプアーム22は接続ボス11がスロット21から引き抜かれることを制限する。
【0097】
図34に示すように、第一部材6と第二部材7との間のステルスな接続を実現するために、第二コネクタ2は完全に第二取付穴71の中に設けられる。そのため、第二部材7の側壁には第二取付穴71に接続する取付チャンネル72が設けられる。それによって、接続ボス11および接続溝14は取付チャンネル72を通して第二コネクタ2のスロット21に挿入される。その時、第一コネクタの本体の一部と操作部13も取付チャンネル72に挿入され、第一コネクタ1の一部が第二部材7の中に隠れる。そのとき、第一部材6の表面は第二部材7の表面にくっ付いてステルスに接続する。使用者は第一部材6や第二部材7の外部を通して第一コネクタ1と第二コネクタ2を見ることは難しい。
【0098】
さらに、本発明の実施例1におけるクランプアーム22は、スロット21の開口の縁に沿って設けられ、クランプアーム22の数は一つであっても二つであってもよい。通常はクランプアーム22は二つある時、二つのクランプアームはそれぞれスロット21の相対する二つの内側に設けられる。二つのクランプアーム22は接続溝14に設けられることによって、接続ボス11はスロット21から引き抜かれることを制限する。
【0099】
本実施例1におけるいくつかの実施方法では、第二コネクタ2は金属製である。例えば、鉄や鋼や亜鉛メッキ合金などの金属である。構造の強度が高く、大きな負荷要件を満たす。
【0100】
第二コネクタ2を解除位置とロック位置との間で回転させるために、第二コネクタ2の端部には第二コネクタ2を回転させるための駆動部23が設けられる。駆動部23は溝の構造であっても凸点の構造であってもよい。いくつかの実施方法では、
図19と
図20に示すように、駆動部23はスロットまたはクロススロットまたは内六角形スロットなどの溝の構造である。溝の構造である駆動部23は、第二コネクタ2がすべて第二取付穴71に取り付けられることを確保し、ステルス化を実現する。それから、工具を駆動部23の中に挿入して第二コネクタ2を第二取付穴71の中に回転させる。
【0101】
さらに、本発明の実施例1における第二コネクタ2は偏心輪の構造である。即ち、スロット21は偏心輪の構造である。第二コネクタ2は解除位置にある時、接続ボス11と接続溝14はスロット21の深い位置に挿入される。第二コネクタ2はロック位置にある時、接続ボス11はスロット21の浅い位置に挿入される。それによって、クランプアーム22は接続溝14にクランプされる。その時、クランプアーム22は接続ボス11に当接して接続ボス11がスロット21から引き抜かれることを制限する。前記の本発明の実施例1における第一コネクタ1の接続ボス11の直径は3~5.3mmである。本発明の実施例1における第二コネクタ2の直径は6~11.5mmである。例えば、6mm、7mm、8.5mm、10mm、11.5mmなどである。それによって、本発明の実施例1における第二コネクタ2の直径は既存の技術における偏心輪の直径よりはるかに小さく、第二取付穴71の穴径は小さく、第二部材7における第二コネクタ2のステルス性を向上させる。
【0102】
前記の本発明の実施例1における接続アセンブリの構造に基づき、本発明の実施例1における接続アセンブリを通して第一部材6と第二部材7とのステルスな接続を実現し、接続システムを形成することができる。
図21と
図22に示すように、接続システムは第一部材6と、第二部材7と、第一コネクタ1と、第二コネクタ2を含む。そのうち、第一部材6には第一取付穴61が設けられ、取付部12は第一取付穴61に挿入される。操作部13は一定の角度回転する時、取付部12は第一取付穴61の内壁にロックする。第二部材7の底部には第二取付穴71が設けられ、第二部材7の側壁には第二取付穴71に連通する取付チャンネル72が設けられ、第二コネクタ2は第二取付穴71の中に回転可能に設けられる。第二コネクタ2は解除位置にある時、接続ボス11と接続溝14は取付チャンネル72を通して第二コネクタ2のスロット21に挿入され、而も操作部13は取付チャンネル72の中にある。第二コネクタ2はロック位置にある時、クランプアーム22は接続ボス11がスロット21から引き抜かれることを制限し、第一部材6と第二部材7とは第一コネクタ1および第二コネクタ2を通してステルスに接続することを実現する。
【0103】
そのうち、本発明の実施例1における接続システムの第一コネクタ1および第一部材6の具体的な取り付けの方法、第二コネクタ2と第二部材7との具体的な取り付けの方法については、前記の説明をご参照ください。ここでは説明しない。
【0104】
本実施例1におけるいくつかの実施方法では、
図34に示すように、取付チャンネル72は相互に連通する第一段サブチャネル721と第二段サブチャネル722を含む。第一段サブチャネル721の断面積は接続ボス11の断面積に適合し、第二段サブチャネル722の断面積は操作部13の断面積に適合する。操作部13の断面積は接続ボス11の断面積より大きい場合、取付チャンネル72は可変径流路となり、取付チャンネル72のうちの第二取付穴71に近い部分(即ち、第一段サブチャネル721の断面積)は、取付チャンネル72のうちの開口部に近い部分(即ち、第二段サブチャネル722の断面積)より小さい。それによって、第一コネクタ1は取付チャンネル72により適合して挿入され、第二部材7の耐荷重が高くなり、第一部材6と第二部材7との接続の堅さを高めることができる。
【0105】
実施例2
既存の技術におけるツーインワンのコネクタまたはスリーインワンのコネクタを用いて二つの家具パネルの接続のステルス性が低いという技術的問題に対して、
図23~
図28に示すように、本発明の実施例2では一つの第一コネクタ1を開示する。それは前記の実施例1における第二コネクタ2と協働して接続アセンブリを形成する。第一部材6と第二部材7は本発明の実施例2における接続アセンブリを通してステルスな接続を実現する。そのうち、本発明の実施例2における第一コネクタ1の構造は、前記の実施例1における第一コネクタ1の構造と異なる。異なる点は、本実施例2における第一コネクタ1は第一コネクタの本体を含み、第一コネクタの本体の少なくとも一部は外力でスライドし、それによって、第一コネクタの本体の取付部12は第一部材6にしっかりと接続し、第一コネクタ1は第一部材6に取り付けられることである。
【0106】
具体的には、本実施例2における第一コネクタ1の具体的な構造を以下に詳細に説明する。
【0107】
図23~
図27に示すように、本実施例2における第一コネクタ1は、第一コネクタの本体を含む。第一コネクタの本体の一端には接続ボス11が突出して形成され、他端には取付部12が設けられる。取付部12は第一部材6の第一取付穴61にロックするためのものである。第一コネクタの本体は、接続ボス11と取付部12との間に駆動用雄ねじ部17が固定的に設けられる。駆動用雄ねじ部17は雌ねじのある操作部13に接続を配合する。操作部13と接続ボス11との間には、接続溝14を形成するための相対間隔がある。操作部13は外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させる。そのうち、操作部13の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面がある。
【0108】
なお、本実施例2における接続ボス11の構造は、前記の実施例1における接続ボス11の構造と全く同じである。その具体的な構造及び作動原理については、前記の実施例1にご参照ください。ここでは説明しない。例えば、接続ボス11の断面が円形である場合、接続ボス11の直径は3~5.3mmである。例えば、3mm、3.5mm、4.0mm、4.2mm、4.5mm、5mm、5.3mmなどである。
【0109】
本実施例2における操作部13の具体的な構造は、前記の実施例1における操作部13に似ているが、異なる点は、本実施例2における操作部13は第一コネクタの本体と相対的に離れる。即ち、操作部13を第一コネクタの本体から取り外すことができるということだ。第一コネクタの本体は、接続ボス11と取付部12との間に駆動用雄ねじ部17が固定的に設けられる。例えば、駆動用雄ねじ部17は第一コネクタの本体に一体に形成され、操作部13は駆動用雄ねじ部17の外に嵌め込まれ、操作部13の雌ねじは駆動用雄ねじ部17と組み合ってねじの接続を実現する。操作部13は外部工具によって駆動されて回転する時、ねじの接続の原理を利用して、操作部13の回転運動を駆動用雄ねじの直線運動に変換する。それによって、第一コネクタの本体の少なくとも一部は直線的にスライドする。
【0110】
さらに、取付部12と第一部材6の第一取付穴61とのしっかりとした接続について詳細に説明する。
【0111】
図23~
図26に示すように、本実施例2における取付部12は、第二膨張体124と、第一コネクタの本体に固定的に接続するテーパー部125を含む。第二膨張体124の中にはテーパー状のチャネル124aが形成され、テーパー部125はテーパー状のチャネル124aの中に摺動可能に設けられ、第二膨張体124の外壁には少なくとも一つの第二締め付けボス124bが設けられる。そのうち、操作部13は外部工具によって駆動されて回転する時、テーパー部125はテーパー状のチャネル124aの内に一定の距離スライドし、少なくとも一つの第二締め付けボス124bを第二膨張体124の径方向に沿って外に膨張させて、少なくとも一つの第二締め付けボス124bを第一部材6の第一取付穴61の内壁にロックさせる。テーパー部125の一端の断面積は他端の断面積より大きいことが理解できる。例えば、円台状やテーパー台状であっても、テーパーのない突起状であってもよい。テーパー部125はテーパー状のチャネル124aの中にスライドした後、少なくとも一つの第二締め付けボス124bを第二膨張体124の径方向に沿って外に膨張させることができる限り、ここではテーパー部125の形状を特に制限しない。テーパー部125は円台状であることが好ましく、テーパー部125は例えば、第一コネクタの本体の一端の端部に一体に形成される場合、テーパー状のチャネル124aの内周壁も円台状の形をしている。
【0112】
そのうち、テーパー部125は第二膨張体124の中のテーパー状のチャネル124aにうまく置くために、第二膨張体124は複数のサブアセンブリの組み合わせによって形成される。
図23~
図25に示すように、第二膨張体124は二つのテーパー溝の付いたサブアセンブリから組み合わせて形成される。第二締め付けボス124bと第二膨張体124とは一体に形成される構造である。第二締め付けボス124bと第二膨張体124は、一定の弾性があってもよい。例えば、プラスチックの一体部品である。さらに、第二締め付けボス124bは第二膨張体124の径方向に沿って外に膨張することを確保するために、第二膨張体124における第二締め付けボス124bの位置で、テーパー状のチャネル124aに連通する変形隙間が設けられる。変形隙間は第二膨張体124の変形能力を向上させるために使われる。
【0113】
本発明の実施例2における第一コネクタ1を第一部材6に取り付ける時、第二膨張体124を隙間嵌めによって第一部材6の第一取付穴61の中に置く。外部工具によって操作部13を第五方向(通常は時計回り)に沿って回転させる時、操作部13の雌ねじと駆動用雄ねじ部17とのねじの接続を通して、第一コネクタの本体の一部を直線状にスライドさせ、テーパー部125をテーパー状のチャネル124aの中にスライドさせる。それによって、テーパー部125の断面積の大きい一端は、徐々にテーパー状のチャネル124aの断面積の小さい一端に向かってスライドする。テーパー部125とテーパー状のチャネル124aの内周壁との間は徐々にしまりばめとなり、テーパー部125はテーパー状のチャネル124aの内壁に当接し、第二膨張体124の外周壁を径方向に沿って外に膨張させ、少なくとも一つの第二締め付けボス124bを第二膨張体124の径方向に沿って外に膨張させて第一部材6の第一取付穴61の内壁にロックさせ、取付部12と第一部材6の第一取付穴61とのしっかりとした接続を実現する。第一コネクタ1を第一部材6から取り外す場合、外部工具を用いて操作部13を第五方向の逆方向(通常は反時計回り)に回転させると、テーパー部125の断面積の大きい一端は徐々にテーパー状のチャネル124aの断面積の大きい一端に向かってスライドする。それによって、テーパー部125とテーパー状のチャネル124aの内周壁との間は徐々にしまりばめとなり、第二膨張体124の外周壁は徐々に径方向に沿って内に縮み、第二締め付けボス124bも第二膨張体124の径方向に沿って内に縮んで第一部材6の第一取付穴61の内壁から離れる。取付部12を取付穴から容易に引き抜き、第一コネクタ1を第一部材6から離れることができる。
【0114】
いくつかの実施方法では、外部工具が操作部13を回転させて第一コネクタの本体の一部を直線にスライドさせる際の安定性を高めるために、操作部13の雌ねじの断面積は接続ボス11の断面積より大きい。それによって、操作部13は接続ボス11を通して駆動用雄ねじ部17に取り付けることができ、第一コネクタ1の組み立ての効率を向上させることができる。それに、外部工具はソケットレンチである場合、操作部13の雌ねじの断面積は接続ボス11の断面積より大きい。それによって、スリーブは接続ボス11を通して操作部13に嵌め込まれることと、ソケットレンチは操作部13を回転させることを確保する。
【0115】
さらに、本実施例2におけるいくつかの実施方法では、
図26に示すように、第二膨張体124は複数のサブアセンブリからなる。使用中の第二膨張体124の分散現象を防ぐために、第二締め付けボス124bは第二膨張体124の一端に設けられ、第二膨張体124の他端には安全チューブ110が設けられる。そのうち、安全チューブ110の直径は駆動用雄ねじ部17の直径より大きい。それによって、安全チューブ110は複数のサブアセンブリを取り囲んで第二膨張体124の接続の安定性を確保する。
【0116】
さらに、前記の本実施例2における第一コネクタの本体は、接続ボス11と取付部12との間が一体化した剛性構造である。接続ボス11の中心線と取付部12の中心線とは同じ直線にあるようにする。その時、第一コネクタ1は通常に、第一部材6の接続面と第二部材7の接続面とはそれぞれ垂直面または水平面である場合に適しており、大きい荷重力がある。
【0117】
いくつかの実施方法では、第一部材6と第二部材7との互いに接続して貼り合わせる側はともに斜面である場合、
図27に示すように、本実施例2における第一コネクタの本体は接続ボス11と取付部12との間にヒンジ部111が設けられ、接続ボス11と取付部12はヒンジ部111によって互いに回転する。それによって、接続ボス11と取付部12とは一定の夾角を形成するようになる。夾角は、例えば、10°、30°、65°、100°、150°、180°などである。具体的には、第一部材6と第二部材7との互いに接続する斜面に応じて、接続ボス11と取付部12との夾角を調整する。それによって、取付部12は第一部材6の接続面に固定的に接続するとともに、接続ボス11および接続溝14は第二部材7の接続面における第二コネクタ2に接続することができる。最後に第一部材6の接続面は第二部材7の接続面にくっ付いてステルスに接続することを実現する。
【0118】
そのうち、本発明の実施例2における操作部13は、ヒンジ部111より取付部12に近い。それに、本実施例2におけるヒンジ部111の構造および作動原理については、前記の実施例1におけるヒンジ部111の説明をご参照ください。ここでは説明しない。
【0119】
本発明の実施例2における接続アセンブリの構造に基づき、
図28に示すように、本発明の実施例2における接続アセンブリを通して第一部材6と第二部材7とのステルスな接続を実現し、接続システムを形成することができる。そのうち、本実施例2における第一コネクタ1と第二コネクタ2とからなる接続システムについては、前記の実施例1における接続システムの説明をご参照ください。ここでは説明しない。
実施例3
【0120】
既存の技術におけるフォーインワンのコネクタを用いて二つの家具パネルの接続のステルス性が低いという技術的問題に対して、本発明の実施例3では一つの接続アセンブリを開示する。
図29~
図33に示すように、接続アセンブリは第三コネクタ3と、ねじ付きファスナー5と、前記の実施例1や実施例2における第一コネクタ1を含む。第三コネクタ3の外壁には接続チャンネル31が設けられ、第三コネクタ3の頂上部には接続チャンネル31に連通する連結穴32が設けられ、接続溝14の少なくとも一部は接続チャンネル31と連結穴32が連通する位置に挿入される。ねじ付きファスナー5は連結穴32にねじ接続し、ねじ付きファスナー5の一端は接続溝14に挿入される。そのうち、本発明の実施例3におけるねじ付きファスナー5の外周の側壁には雄ねじが設けられる。例えば、既存の技術におけるねじやボルトやねじ棒などである。連結穴32の内壁にはねじ付きファスナー5に接続を配合する雌ねじが設けられる。ねじ付きファスナー5を連結穴32の中に回転させてねじ付きファスナー5の一端を接続溝14の中に挿入し、ねじ付きファスナー5は第一コネクタ1の接続溝14を有する一端が接続チャンネル31から引き抜かれることを制限する。それによって、第一コネクタ1は第三コネクタ3およびねじ付きファスナー5にしっかりと接続し、第一部材6は第二部材7と相互に接続する。
【0121】
そのうち、本発明は接続ボス11と接続溝14の形状を制限しない。例えば、接続ボス11は円形や方形であっても他の不規則な形状であってもよい。接続溝14は環状溝状や方形溝やV字溝などでもよい。いくつかの実施方法では、
図29に示すように、本実施例3における接続ボス11は扁平な方形状であり、接続溝14はV字溝の形状であり、接続溝14は2つある。二つの接続溝14は、第一コネクタの本体の両側に対称的に設けられる。それに対応して、接続チャンネル31の断面の形状も接続ボス11の形状と同じである。それによって、接続ボス11を接続チャンネル31の中にスムーズに挿入する。
【0122】
本発明の実施例3における第三コネクタ3のその他の構造は、既存の技術におけるフォーインワンのコネクタのピン構造と同じであるため、ここでは説明しない。
【0123】
本発明の実施例3における接続アセンブリの構造に基づき、本発明の実施例3における接続アセンブリを通して第一部材6と第二部材7とのステルスな接続を実現し、接続システムを形成することができる。
図31~
図33に示すように、接続システムは第一部材6と、第二部材7と、第一コネクタ1と、第三コネクタ3を含む。そのうち、第一部材6には第一取付穴61が設けられ、取付部は第一取付穴61の中に挿入される。操作部は一定の角度回転する時、取付部は第一取付穴61の内側壁にロックする。第二部材7の底部には第二取付穴71が設けられ、第二部材7の側壁には第二取付穴71に連通する取付チャンネル72が設けられている。第三コネクタ3は第二取付穴71に挿入されて接続チャンネル31を取付チャンネル72に連通する。接続溝14の少なくとも一部は取付チャンネル72を通して、接続溝31と連結穴32との連通する位置に挿入され、そして、操作部は取付チャンネル72の中にある。ねじ付きファスナー5は連結穴32にねじ接続し、ねじ付きファスナー5の一端は接続溝14に挿入される。
【0124】
そのうち、本発明の実施例3における第一コネクタ1と第一部材6との取り付けの方法については、前記の実施例1や実施例2における第一コネクタ1と第一部材6との取り付けの方法をご参照ください。ここでは説明しない。
【0125】
本説明書の記載において、「一つの実施例」、「いくつかの実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体の例」、「いくつかの例」などの用語は、その実施例や例に関連して説明される具体的な特徴、構造、材料、または特性が、その実施例や例に含まれることを意味する。本説明書において、前記の用語の模式的表現は、必ずしも同じ実施例や例を指すものではない。さらに、説明した具体的な特徴、構造、材料または特性は、任意の1つまたは複数の実施例や例において、適切な方法で組み合わせることができる。
【0126】
本発明の実施例が示されたが、同業者は、本発明の原理および目的から逸脱しない場合、これらの実施例のさまざまな変更、修正、置換および変形を行うことができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物によって制限される。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一コネクタであって、第二コネクタと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、または、第一コネクタであって、第三コネクタおよびねじ付きファスナーと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、第一コネクタは第一コネクタの本体を含み、第一コネクタの本体の一端には接続ボスが突出して形成され、他端には取付部が設けられ、取付部は第一部材の第一取付穴にロックするためのものであり、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に操作部が固定的に設けられ、操作部と接続ボスとの間には、接続溝を形成するための相対間隔があり、操作部は、外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させるように使われ、
そのうち、操作部の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面があることを特徴とする第一コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の第一コネクタであって、操作部の断面が四角形や六角形や楕円形や腰丸形や花弁形である第一コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載の第一コネクタであって、操作部の断面積は接続ボスの断面積より大きい第一コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載の第一コネクタであって、接続ボスの断面が円形であり、接続ボスの直径が3~3.5mmである第一コネクタ。
【請求項5】
請求項1に記載の第一コネクタであって、接続溝が第一コネクタの本体の外側の側壁に沿って周方向に囲まれて環状溝状の形をしている第一コネクタ。
【請求項6】
請求項
1に記載の第一コネクタであって、取付部は、第一コネクタの本体に固定的に接続する第一回転部を含み、第一回転部の外周の側壁には雄ねじが設けられ、または第一回転部の横方向の視線方向に沿って、第一の所定の直線方向に沿った第一回転部の両端間の距離は第二の所定の直線方向に沿った両端間の距離より大きく、
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、第一回転部は第一部材の第一取付穴の中で一定の角度回転した後、第一取付穴の内壁にロックする第一コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載の第一コネクタであって、操作部の断面積が第一回転部の断面積より大きい第一コネクタ。
【請求項8】
請求項
1に記載の第一コネクタであって、取付部は第一膨張体と、第一コネクタの本体に固定的に接続する第二回転部を含み、第二回転部は第一膨張体の中に回転可能に設けられ、第一膨張体の外壁には少なくとも一つの第一締め付けボスが設けられ、
第二回転部の外周の側壁には雄ねじが設けられ、または、第二回転部の横方向の視線方向に沿って、第三の所定の直線方向に沿った第二回転部の両端間の距離は、第四の所定の直線方向に沿った両端間の距離より大きく、
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、第二回転部は第一膨張体の中で一定の角度回転して、第一締め付けボスの少なくとも一つを第一膨張体の径方向に沿って外に膨張させ、そして、第一締め付けボスの少なくとも一つは第一部材の第一取付穴の内壁にロックする第一コネクタ。
【請求項9】
請求項8に記載の第一コネクタであって、第一締め付けボスが第一膨張体の一端に設けられ、第一膨張体の他端には安全チューブが嵌まる第一コネクタ。
【請求項10】
請求項1に記載の第一コネクタであって、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間にヒンジ部が設けられ、接続ボスと取付部とはヒンジ部によって互いに回転する第一コネクタ。
【請求項11】
第一コネクタであって、第二コネクタと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、または、第一コネクタは、第三コネクタおよびねじ付きファスナーと組み合わせて、第一部材と第二部材との接続を実現するために使われ、第一コネクタは、第一コネクタ本体を含み、第一コネクタの本体の一端には接続ボスが突出して形成され、他端には取付部が設けられ、取付部は第一部材の第一取付穴にロックするためのものであり、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間に駆動用雄ねじ部が固定的に設けられ、駆動用雄ねじ部は雌ねじを有する操作部に接続を配合し、操作部と接続ボスとの間には、接続溝を形成するための相対間隔があり、操作部は外部工具によって駆動されて第一コネクタの本体の少なくとも一部を回転させ、
そのうち、操作部の外壁には、少なくとも一つの操作平面や操作穴や操作凸点や操作溝があり、またはスリーブの断面に適合した断面があることを特徴とする第一コネクタ。
【請求項12】
請求項11に記載の第一コネクタであって、接続ボスの断面が円形であり、接続ボスの直径が3~5.3mmである第一コネクタ。
【請求項13】
請求項11に記載の第一コネクタであって、取付部は第二膨張体と、第一コネクタの本体に固定的に接続するテーパー部を含み、第二膨張体の中にはテーパー状のチャネルがあり、テーパー部はテーパー状のチャネルに摺動可能に設けられ、第二膨張体の外壁に少なくとも一つの第二締め付けボスが設けられ、
そのうち、操作部は外部工具によって駆動されて回転する時、テーパー部はテーパー状のチャネルに一定の距離スライドして、少なくとも一つの第二締め付けボスを第二膨張体の径方向に沿って外に膨張させ、そして、少なくとも一つの第二締め付けボスは第一部材の第一取付穴の内壁にロックする第一コネクタ。
【請求項14】
請求項11に記載の第一コネクタであって、第一コネクタの本体は、接続ボスと取付部との間にヒンジ部が設けられ、接続ボスと取付部とはヒンジ部によって互いに回転する第一コネクタ。
【請求項15】
接続アセンブリであって、第二部材に取り付ける第二コネクタと請求項1~14のいずれかの第一コネクタを含み、
第二コネクタは解除位置とロック位置との間で回転することができ、第二コネクタの側壁にスロットが設けられ、スロットの少なくとも1つの内壁にはクランプアームが設けられ、第二コネクタは解除位置にある時、接続ボスと接続溝はスロットの開口からスロットに挿入され、第二コネクタはロック位置にある時、クランプアームは接続ボスがスロットから引き出されることを制限する接続アセンブリ。
【請求項16】
請求項15に記載の接続アセンブリであって、第二コネクタは偏心輪の構造であり、第二コネクタの直径は6~11.5mmである接続アセンブリ。
【請求項17】
接続アセンブリであって、第二部材に挿入するための第三コネクタと、ねじ付きファスナーと、請求項1~14のいずれかの第一コネクタを含み、
第三コネクタの外壁には接続チャンネルが設けられ、第三コネクタの頂上部には接続チャンネルに連通する連結穴が設けられ、接続溝の少なくとも一部は接続チャンネルと連結穴との連通する位置に挿入され、ねじ付きファスナーは連結穴にねじ接続し、ねじ付きファスナーの一端は接続溝に挿入される接続アセンブリ。
【請求項18】
接続システムであって、第一部材と、第二部材と、請求項
16の接続アセンブリを含み、
第一部材には第一取付穴が設けられ、取付部は第一取付穴に挿入され、操作部は一定の角度回転する時、取付部は第一取付穴の内壁にロックし、
第二部材の底部には第二取付穴が設けられ、第二部材の側壁には第二取付穴に連通する取付チャンネルが設けられ、第二コネクタは第二取付穴の中に回転可能に設けられ、第二コネクタは解除位置にあるとき、接続ボスと接続溝とは取付チャンネルを通して第二コネクタのスロットに挿入され、それに、操作部は取付チャンネルの中にあり、第二コネクタはロック位置にある時、クランプアームは接続ボスがスロットから引き出されることを制限する接続システム。
【請求項19】
請求項18に記載の接続システムであって、取付チャンネルが、相互に連通する第一段サブチャネルと第二段サブチャネルを含み、第一段サブチャネルの断面積は、接続ボスの断面積に適合し、第二段サブチャンネルの断面積は操作部の断面積に適合する接続システム。
【請求項20】
接続システムであって、第一部材と、第二部材と、請求項17の接続アセンブリを含み、
第一部材には第一取付穴が設けられ、取付部は第一取付穴に挿入され、操作部は一定の角度回転する時、取付部は第一取付穴の内壁にロックし、
第二部材の底部には第二取付穴が設けられ、第二部材の側壁には第二取付穴に連通する取付チャンネルが設けられ、第三コネクタは第二取付穴に挿入されて、接続チャンネルを取付チャンネルに接続させ、接続溝の少なくとも一部は取付チャンネルを通して、接続チャンネルと連結穴との連通する位置に挿入され、それに、操作部は取付チャンネルの中にあり、ねじ付きファスナーは連結穴にねじ接続し、ねじ付きファスナーの一端は接続溝に挿入される接続システム。
【国際調査報告】