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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-28
(54)【発明の名称】ランダムアクセスチャネル構成
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/04 20090101AFI20241121BHJP
【FI】
H04W74/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024530507
(86)(22)【出願日】2021-12-29
(85)【翻訳文提出日】2024-06-25
(86)【国際出願番号】 CN2021142339
(87)【国際公開番号】W WO2023123012
(87)【国際公開日】2023-07-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ジュアン
(72)【発明者】
【氏名】リー, ユー ゴー
(72)【発明者】
【氏名】リー, ジヤン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, リー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
ランダムアクセスチャネル(「RACH」)プロセス等の初期アクセス通信の構成が、通信を初期化し、および/またはデバイスを同期させるために実施される。RACHフォーマットは、改良された通信のために修正および構成されることができる。例えば、RACHプリアンブルは、基準信号を用いて、複数のグループまたは測定値に基づいて、修正されることができる。プリアンブルまたはフォーマットは、持続時間に対する修正を用いて、修正されることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、
少なくとも2つのグループに基づいて、構成を決定することと、
初期アクセスの間、前記構成を使用して通信を確立するために、信号を受信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記構成は、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記受信することは、基地局によって、ユーザ機器(「UE」)から行われ、前記決定することは、前記基地局によって行われ、前記方法はさらに、
前記基地局によって、前記UEに、前記構成を伝送すること
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記信号は、前記UEと前記基地局との間の通信を確立するために使用される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも2つのグループは、第1のグループに関する旧来の情報と、第2のグループに関する新しい情報とを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも2つのグループの構成は、少なくともPRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期における前記少なくとも2つのグループ間の差異を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
基準信号を伝送することをさらに含み、
前記構成の決定は、前記基準信号または制御シグナリングインジケーションの測定値に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記基準信号は、以下、すなわち、一次同期信号、二次同期信号、チャネル状態情報基準信号、復調基準信号、位相追跡基準信号、またはサウンディング基準信号のうちの少なくとも1つを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記基準信号または前記制御シグナリングインジケーションの測定値は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、別の通信ノードまたはコアネットワークからのものである、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
無線通信のための方法であって、
初期アクセスの間、信号を伝送することと、
通信を確立するために、少なくとも2つのグループに基づいて、前記初期アクセスのための構成を利用することと
を含む、方法。
【請求項12】
前記初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記構成は、以下、すなわち、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記伝送することは、ユーザ機器(「UE」)によって、基地局に行われる、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記UEによって、前記初期アクセスのための構成を前記基地局から受信することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記少なくとも2つのグループは、第1のグループに関する旧来の情報と、第2のグループに関する新しい情報とを備える、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記少なくとも2つのグループのための構成は、少なくともPRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期における前記少なくとも2つのグループ間の差異を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
基準信号または制御シグナリングインジケーションを受信することと、
測定結果を、前記基準信号から、または前記制御シグナリングインジケーションから、前記基地局に報告することであって、前記構成は、前記測定結果に基づく、ことと
をさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記基準信号は、以下、すなわち、一次同期信号、二次同期信号、チャネル状態情報基準信号、復調基準信号、位相追跡基準信号、またはサウンディング基準信号のうちの少なくとも1つを備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記基準信号または前記制御シグナリングインジケーションの測定値は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、別の通信ノードまたはコアネットワークからのものである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
無線通信のための方法であって、
初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットの中に、持続時間を挿入することと、
前記持続時間を含む更新された初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットを形成することと
を含む、方法。
【請求項22】
前記初期アクセスは、前記フォーマットまたはプリアンブルフォーマットのための物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記持続時間は、ギャッププレフィックス(「GP」)または巡回プレフィックス(「CP」)に対する変更を備える、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記変更は、シンボルレベルを備える、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
無線通信のための方法であって、
初期アクセスの間、信号を受信することと、
閾値を比較することに基づいて、前記初期アクセスのための構成を修正することと
を含む、方法。
【請求項26】
前記構成は、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)のためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記閾値は、基地局または上位層パラメータによって構成され、基準信号の測定結果と比較される、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記PRACHフォーマットのシンボル番号は、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報に基づく、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記構成の修正は、前記閾値との比較に依存する、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
無線通信のための方法であって、
初期アクセスの間、信号を伝送することと、
閾値を比較することに基づいて、前記初期アクセスのための構成の修正を受信することと
を含む、方法。
【請求項31】
前記閾値は、基地局または上位層パラメータによって構成され、基準信号の測定結果と比較される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記構成の修正は、前記閾値との比較に依存する、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記PRACHフォーマットのシンボル番号は、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報に基づく、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
プロセッサと、メモリとを備える無線通信装置であって、前記プロセッサは、コードを前記メモリから読み取り、請求項1-33のいずれかに記載の方法を実施するように構成される、無線通信装置。
【請求項35】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、請求項1-33のいずれかに記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本書は、概して、無線通信を対象とする。より具体的には、無線通信は、ランダムアクセスチャネル(「RACH」)構成等の初期アクセスの構成を利用する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術は、世界をますます接続およびネットワーク化された社会に向かって移行させている。無線通信は、ユーザモバイルステーションと無線アクセスネットワークノード(限定ではないが、無線基地局を含む)との間の効率的ネットワークリソース管理および配分に依拠する。新世代ネットワークは、高速、短待ち時間、および超信頼性がある通信能力を提供し、人工知能(「AI」)要件を含む、異なる産業およびユーザからの要件を履行することが予期される。結果として、ユーザモバイルステーションまたはユーザ機器(「UE」)は、より複雑となりつつあり、継続的に通信されるデータの量は、増加する。同様に、ネットワークを経由して通信するデバイスの数量および多様性もまた、増加しつつある。UEとネットワークを接続するために使用される、初期アクセス通信もまた、複雑性において増加しつつある。垂直業界のための通信を改良し、信頼性要件を満たし、かつ新世代ネットワークサービスをサポートするために、通信改良が、行われるべきである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本書は、通信を初期化し、および/またはデバイスを同期させるために実施される、ランダムアクセスチャネル(「RACH」)プロセス等の初期アクセス通信の構成のための方法、システム、およびデバイスに関する。RACHフォーマットは、改良された通信のために修正および構成されることができる。例えば、RACHプリアンブルは、基準信号を用いて、複数のグループまたは測定値に基づいて、修正されることができる。プリアンブルまたはフォーマットは、持続時間に対する修正を用いて、修正されることができる。いくつかの実施形態では、基地局が、PRACHグループを構成し、次いで、UEが、閾値または制御インジケーションに基づいて、構成されるグループ情報のうちの1つを選定してもよい。構成されるグループ情報は、PRACHフォーマット、PRACH SCS、PRACHフォーマット、またはプリアンブルを利用し得る、初期アクセス信号を伝送するための他の情報を含んでもよい。
【0004】
一実施形態では、無線通信のための方法は、少なくとも2つのグループの構成を決定するまたは伝送することと、初期アクセスの間、信号を受信することとを含む。初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える。構成は、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える。受信することは、基地局によって、ユーザ機器(「UE」)から行われ、伝送することは、基地局によって、ユーザ機器(「UE」)に行われ、決定することは、基地局によって、行われる。信号は、UEと基地局との間の通信を確立する。少なくとも2つのグループは、第1のグループに関する旧来の情報と、第2のグループに関する新しい情報とを備える。少なくとも2つのグループの構成は、少なくともPRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期における少なくとも2つのグループ間の差異を含む。本方法はさらに、基準信号を伝送することを含む。構成の決定は、基準信号または制御シグナリングインジケーションの測定値に基づく。基準信号は、以下、すなわち、一次同期信号、二次同期信号、チャネル状態情報基準信号、復調基準信号、位相追跡基準信号、またはサウンディング基準信号のうちの少なくとも1つを備える。基準信号または制御シグナリングインジケーションの測定値は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、別の通信ノードまたはコアネットワークからのものである。
【0005】
別の実施形態では、無線通信のための方法は、初期アクセスの間、信号を伝送することと、少なくとも2つのグループに基づいて、初期アクセスのための構成を決定することとを含む。初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える。構成は、以下、すなわち、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACH SCS、RACH機会構成インデックス、PRACH周期のうちの少なくとも1つを備える。伝送することは、ユーザ機器(「UE」)によって、基地局に行われ、決定することは、UEによって、行われる。本方法は、初期アクセスのための構成を基地局からUEによって受信することを含む。信号は、UEと基地局との間の通信を確立する。少なくとも2つのグループは、第1のグループに関する旧来の情報と、第2のグループに関する新しい情報とを備える。少なくとも2つのグループのための構成は、少なくともPRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期における少なくとも2つのグループ間の差異を含む。本方法はさらに、基準信号を受信することと、測定結果を基地局に報告することとを含み、構成は、基準信号または制御シグナリングインジケーションの測定値に基づく。基準信号は、以下、すなわち、一次同期信号、二次同期信号、チャネル状態情報基準信号、復調基準信号、位相追跡基準信号、またはサウンディング基準信号のうちの少なくとも1つを備える。基準信号または制御シグナリングインジケーションの測定値は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、別の通信ノードまたはコアネットワークからのものである。
【0006】
別の実施形態では、無線通信のための方法は、初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットの中に、持続時間を挿入することと、持続時間を含む、更新された初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットを形成することとを含む。初期アクセスは、フォーマットまたはプリアンブルフォーマットのための物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える。持続時間は、ギャッププレフィックス(「GP」)または巡回プレフィックス(「CP」)に対する変更を備える。変更は、シンボルレベルを備える。
【0007】
別の実施形態では、無線通信のための方法は、初期アクセスの間、信号を受信することと、閾値を比較することに基づいて、初期アクセスのための構成を修正することとを含む。構成は、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)のためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える。閾値は、基地局または上位層パラメータによって構成され、基準信号の測定結果と比較される。PRACHフォーマットのシンボル番号は、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報に基づく。構成の修正は、閾値との比較に依存する。
【0008】
別の実施形態では、無線通信のための方法は、初期アクセスの間、信号を伝送することと、閾値を比較することに基づいて、初期アクセスのための構成の修正を受信することとを含む。閾値は、基地局または上位層パラメータによって構成され、基準信号の測定結果と比較される。構成の修正は、閾値との比較に依存する。PRACHフォーマットのシンボル番号は、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報に基づく。
【0009】
一実施形態では、無線通信装置は、プロセッサと、メモリとを備え、プロセッサは、コードをメモリから読み取り、上記に議論される実施形態のいずれかを実装するように構成される。
【0010】
一実施形態では、コンピュータプログラム製品は、その上に記憶される、コンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、上記に議論される実施形態のいずれかを実装させる。
【0011】
いくつかの実施形態では、プロセッサと、メモリとを備える、無線通信装置であって、プロセッサは、コードをメモリから読み取り、実施形態のいずれかに列挙される任意の方法を実施するように構成される、無線通信装置が、存在する。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、実施形態のいずれかに列挙される任意の方法を実施させる。上記および他の側面およびその実装は、図面、説明、および請求項により詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、例示的基地局を示す。
【0013】
図2図2は、例示的ランダムアクセス(「RA」)メッセージング環境を示す。
【0014】
図3図3は、初期アクセスシグナリングの一実施形態を示す。
【0015】
図4図4は、ランダムアクセスチャネル(「RACH」)プリアンブルフォーマットの実施形態を示す。
【0016】
図5図5は、グループに基づく、初期アクセス構成の実施形態を示す。
【0017】
図6図6は、基準信号に基づく、初期アクセス構成の実施形態を示す。
【0018】
図7図7は、付加的時間を伴う、初期アクセス構成の実施形態を示す。
【0019】
図8図8は、基準信号に基づく、付加的時間を伴う、初期アクセス構成の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
詳細な説明
本開示が、ここで、本開示の一部を形成し、例証として、実施形態の具体的実施例を示す、添付の図面を以降で参照して、詳細に説明されるであろう。しかしながら、本開示は、種々の異なる形態で具現化され得、したがって、網羅または請求される主題は、下記に記載されることになる実施形態のいずれかに限定されているものとして解釈されるように意図されるものではないことに留意されたい。
【0021】
本明細書および請求項全体を通して、用語は、明示的に記載される意味以外にも文脈において示唆または含意される微妙な意味を有し得る。同様に、本明細書に使用されるような語句「一実施形態では(in one embodiment)」または「いくつかの実施形態では(in some embodiments)」は、必ずしも、同一の実施形態を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「別の実施形態では(in another embodiment)」または「他の実施形態では(in other embodiments)」は、必ずしも異なる実施形態を指すわけではない。本明細書に使用されるような語句「1つの実装では(in one implementation)」または「いくつかの実装では(in some implementations)」は、必ずしも、同一の実装を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「別の実装では(in another implementation)」または「他の実装では(in other implementations)」は、必ずしも、異なる実装を指すわけではない。例えば、請求される主題が、全体的または部分的に、例示的実施形態または実装の組み合わせを含むことを意図している。
【0022】
一般に、専門用語は、少なくとも部分的に、文脈における使用から理解され得る。例えば、本明細書に使用されるような「および」、「または」、または「および/または」等の用語は、少なくとも部分的に、そのような用語が使用される文脈に依存し得る、種々の意味を含み得る。典型的には、「または」は、A、B、またはC等のリストを関連付けるために使用される場合、ここでは包括的な意味で使用されるA、B、およびC、およびここでは排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味することを意図している。加えて、本明細書に使用されるような用語「1つまたはそれを上回る」または「少なくとも1つ」は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の意味で任意の特徴、構造、または特性を説明するために使用され得る、または複数形の意味で特徴、構造、または特性の組み合わせを説明するために使用され得る。同様に、再び、「a」、「an」、または「the」等の用語は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の使用を伝えるように、または複数形の使用を伝えるように理解され得る。加えて、用語「~に基づく」または「~によって決定される」は、必ずしも、因子の排他的セットを伝えることを意図しないように理解され得、代わりに、再び、少なくとも部分的に、文脈に応じて、必ずしも明確に説明されない付加的因子の存在を可能にし得る。
【0023】
本明細書に説明される無線通信は、新規無線(「NR」)アクセスを含む、無線アクセスを通して行われ得る。無線リソース制御(「RRC」)は、IPレベル(ネットワーク層)におけるユーザ機器(「UE」)とネットワーク(例えば、基地局またはgNB)との間のプロトコル層である。RRC接続(RRC_CONNECTED)、RRC非アクティブ(RRC_INACTIVE)、およびRRCアイドル(RRC_IDLE)状態等の種々の無線リソース制御(RRC)状態が、存在し得る。説明されるように、UEは、ランダムアクセスチャネル(「RACH」)プロトコルスキームまたは構成されるグラント(「CG」)スキームまたはグラントスキームを通して、データを伝送することができる。RACHスキームは、単に、通信のためのプロトコルスキームの一実施例であって、限定ではないが、CGを含む、他の実施例も、可能性として考えられる。RACHスキームは、UEおよび基地局の同期を含む、通信を設定するための初期アクセスプロセスのために使用され得る。図1-2は、例示的無線アクセスネットワーク(「RAN」)ノード(例えば、基地局)およびユーザ機器およびメッセージング環境を示す。
【0024】
初期アクセスは、UEおよび基地局がアップリンク同期を確立するためのプロセスを指し得る。本初期アクセスの一実施例は、ランダムアクセスチャネル(「RACH」)プロセスまたはプロトコルを含んでもよい。本プロセスは、無線アクセス通信のための識別を取得することを含んでもよい。RACHは、電源投入されることに応じた、UEから基地局に対する第1のメッセージを含んでもよい。RACHは、無線端末によって、コール設定およびデータ伝送のためにモバイルネットワーク(TDMA/FDMA、およびCDMAベースのネットワーク)にアクセスするために使用される、共有チャネルである。UEは、MO(モバイル発信側)コールを行うことを所望する度に、RACHをスケジューリングする。RACHは、トランスポート層チャネルである一方、対応する物理層チャネルは、PRACHである。RACHは、UEとネットワーク(例えば、基地局)との間の通信のための初期アクセスの一部であってもよい。
【0025】
アップリンク同期を提供することに加え、RACHはまた、メッセージング(例えば、RRC接続要求)のためのリソースを取得するために使用されることができる。デバイス間のタイミングが、適切な通信のために必要であり得る。故に、UEと基地局との間のタイミング同期が、通信のために確立される。
【0026】
PRACHプリアンブルは、シグネチャと称され得る、具体的パターンを含んでもよい。UEは、プリアンブルを伝送するとき、具体的パターンを含む。限定された数のプリアンブルシグネチャ(例えば、64)が、存在し得、その中から、UEが、選択する。PRACHプリアンブルは、タイミングおよび周波数ドメインについてのデータを含んでもよい。プリアンブルは、異なるフォーマットを含んでもよく、そこから1つが、選定される。例えば、PRACH構成インデックスが、使用するためのプリアンブルフォーマットを決定するために使用されてもよい。PRACHは、他のパラメータに加え、UEのアップリンクタイミングを調節するために、ランダムアクセスプリアンブルをUEから基地局に搬送するために使用されてもよい。RACHプロセスは、以下の条件、すなわち、i)RRC_IDLEからの初期アクセス、ii)RRC接続再確立プロシージャ、iii)ハンドオーバ、iv)UL同期ステータスが「非同期」であるときのRRC_CONNECTEDの間のDLまたはULデータ到着、v)RRC_INACTIVEからの遷移、vi)SCell追加時に時間整合を確立するため、vii)他のシステム情報のための要求、および/またはviii)ビーム失敗復元のいずれかの間、必要であり得る。図1-2は、RACHを用いた初期アクセスの間等の通信のための例示的基地局およびUEを示す。
【0027】
図1は、例示的基地局102を示す。基地局は、無線ネットワークノードとも称され得る。基地局102はさらに、モバイル電気通信コンテキストにおいて、NodeB(NB、例えば、eNBまたはgNB)とも識別され得る。例示的基地局は、ユーザ機器(UE)104を用いてシグナリングを受信および伝送するために、無線Tx/Rx回路網113を含んでもよい。基地局はまた、基地局をコアネットワーク110、例えば、光学または有線相互接続、イーサネット(登録商標)、および/または他のデータ伝送媒体/プロトコルに結合するために、ネットワークインターフェース回路網116を含んでもよい。
【0028】
基地局はまた、システム回路網122を含んでもよい。システム回路網122は、プロセッサ124および/またはメモリ126を含んでもよい。メモリ126は、動作128および制御パラメータ130を含んでもよい。動作128は、基地局を機能させることをサポートするために、プロセッサ124のうちの1つまたはそれを上回るもの上での実行のための命令を含んでもよい。例えば、動作は、複数のUEからのランダムアクセス伝送要求をハンドリングしてもよい。制御パラメータ130は、パラメータを含む、または動作128の実行をサポートしてもよい。例えば、制御パラメータは、ネットワークプロトコル設定、ランダムアクセスメッセージングフォーマットルール、帯域幅パラメータ、無線周波数マッピング割当、および/または他のパラメータを含んでもよい。
【0029】
図2は、例示的ランダムアクセスメッセージング環境200を示す。ランダムアクセスメッセージング環境では、UE104は、ランダムアクセスチャネル252を経由して、基地局102と通信してもよい。本実施例では、UE104は、SIM1 202等の1つまたはそれを上回るサブスクライバ識別モジュール(SIM)をサポートする。電気および物理的インターフェース206は、例えば、システムバス210を通して、SIM1 202をユーザ機器ハードウェアの残りに接続する。
【0030】
モバイルデバイス200は、通信インターフェース212と、システム論理214と、ユーザインターフェース218とを含む。システム論理(システム回路網)214は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または他の論理の任意の組み合わせを含んでもよい。システム論理214は、例えば、1つまたはそれを上回るシステムオンチップ(SoC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、離散アナログおよびデジタル回路、および他の回路網を用いて、実装されてもよい。システム論理214は、UE104内の任意の所望の機能性の実装の一部である。その点に関して、システム論理214は、実施例として、音楽およびビデオをデコーディングおよび再生する、例えば、MP3、MP4、MPEG、AVI、FLAC、AC3、またはWAVデコーディングおよび再生、アプリケーションを起動する、ユーザ入力を受け取る、アプリケーションデータを保存および読み出す、一実施例として、インターネットコネクティビティのために、セルラー電話コールまたはデータ接続を確立する、維持する、および終了する、無線ネットワーク接続、Bluetooth(登録商標)接続、または他の接続を確立する、維持する、および終了する、およびユーザインターフェース218に関する関連情報を表示することを促進する、論理を含んでもよい。ユーザインターフェース218および入力228は、グラフィカルユーザインターフェース、タッチセンサ式ディスプレイ、触知フィードバックまたは他の触知出力、音声または顔認識入力、ボタン、スイッチ、スピーカ、および他のユーザインターフェース要素を含んでもよい。入力228の付加的実施例は、マイクロホン、ビデオおよび静止画像カメラ、温度センサ、振動センサ、回転および配向センサ、ヘッドセットおよびマイクロホン入/出力ジャック、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ、メモリカードスロット、放射センサ(例えば、IRセンサ)、および他のタイプの入力を含む。
【0031】
システム論理214は、1つまたはそれを上回るプロセッサ216と、メモリ220とを含んでもよい。メモリ220は、例えば、プロセッサ216がUE104のための所望の機能性を行うように実行する、制御命令222を記憶する。制御パラメータ224は、制御命令222のための構成および動作オプションを提供および規定する。メモリ220はまた、UE104が、通信インターフェース212を通して、送信するであろう、または受信した、任意のBT、Wifi、3G、4G、5G、または他のデータ226を記憶してもよい。種々の実装では、システム電力は、バッテリ282等の電力貯蔵デバイスによって供給されてもよい。
【0032】
通信インターフェース212では、無線周波数(RF)伝送(Tx)および受信(Rx)回路網230が、1つまたはそれを上回るアンテナ232を通して、信号の伝送および受信をハンドリングする。通信インターフェース212は、1つまたはそれを上回る送受信機を含んでもよい。送受信機は、変調/復調回路網、デジタル/アナログコンバータ(DAC)、シェーピング表、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)、フィルタ、波形シェーパ、フィルタ、前置増幅器、電力増幅器、および/または1つまたはそれを上回るアンテナを通して、または(いくつかのデバイスに関して)物理的(例えば、有線)媒体を通して、伝送および受信するための他の論理を含む、無線送受信機であってもよい。
【0033】
伝送および受信された信号は、多種多様なフォーマット、プロトコル、変調(例えば、QPSK、16-QAM、64-QAM、または256-QAM)、周波数チャネル、ビットレート、およびエンコーディングのいずれかに準拠してもよい。1つの具体的実施例として、通信インターフェース212は、2G、3G、BT、Wifi、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)+、4G/ロングタームエボリューション(LTE)、および5G規格下で伝送および受信をサポートする、送受信機を含んでもよい。しかしながら、下記に説明される技法は、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP(登録商標))、GSM(登録商標)アソシエーション、3GPP2、IEEE、または他のパートナシップまたは規格団体に由来するかどうかにかかわらず、他の無線通信技術にも適用可能である。
【0034】
無線通信では、初期アクセス通信は、異なるプロトコルを通して行われ得る。一実施例では、RACHは、基地局とUEとの間の通信を設定および同期させるための初期アクセス通信である。図3-8は、RACHに対する変更等、初期アクセス通信に対する修正のための種々の実施形態を示す。
【0035】
図3は、初期アクセスシグナリングの一実施形態を示す。基地局は、構成を決定する。ブロック302における構成は、情報グループ、基準信号決定、閾値、または他の特徴に基づいてもよい。一実施形態では、構成は、基準信号測定結果、AI試験データ、ビーム情報、または位置情報に基づく、PRACH情報グループのためのものである。本実施形態では、構成は、基地局によって、確立される。UEは、初期アクセス信号を基地局に伝送することができる。初期アクセス信号は、UEが最初に電源投入されると、送信され得、そのUEと基地局との間の通信を初期化および同期させるために使用される。初期アクセス信号は、ブロック304において、UEと基地局との間の通信を確立するために、確立された構成を利用してもよい。換言すると、構成は、初期アクセス通信のために使用され、これは、ブロック302において開始される。初期アクセスの構成はさらに、下記に説明される。通信は、初期アクセスとして説明されるが、RACHは、そのような通信の一実施例であって、下記の実施例に説明される。
【0036】
図4は、ランダムアクセスチャネル(「RACH」)プリアンブルフォーマット400の実施形態を示す。図3からの初期アクセス構成302は、RACHプリアンブルフォーマット400に対する修正または変更を含んでもよい。いくつかの実施形態では、RACHプリアンブルフォーマット400は、巡回プレフィックス(「CP」)402、プリアンブルシーケンス404、および/または保護時間(「GT」)406を含んでもよい。プリアンブルに対するさらなる変更は、下記に説明される。プリアンブルを含む、修正または構成されたRACHフォーマットは、拡張フォーマットまたは拡張プリアンブルと称され得る。
【0037】
図5は、グループに基づく、初期アクセス構成の実施形態を示す。少なくとも2つのグループを含む、構成が、ブロック502において、決定される。上記に説明されるように、決定は、基地局によって実施されてもよい。具体的には、グループに基づく決定は、PRACHフォーマットまたはSCS RACH機会(「RO」)構成(例えば、ConfigureIndex周期)を決定する、またはそれに影響を及ぼすための、少なくとも2つのグループを含んでもよい。第1のグループ情報は、旧来のグループ情報であってもよい一方、第2のまたは付加的グループ情報は、新しくてもよい。グループ情報は、グループ情報Nとして指定され得、Nは、整数であって、グループ情報0は、旧来のバージョンとなる。異なるグループ情報は、以下のパラメータ、すなわち、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会(「OR」)ConfigureIndex、および/またはPRACH周期のうちの少なくとも1つにおける差異を有してもよい。測定値プールおよび/またはグループ情報のマッピング比は、1:N、M:1であり得、NおよびMはそれぞれ、整数である。測定値プールは、図6に関してさらに議論されるように、基準信号からの測定値を含んでもよい。構成に基づいて、UEは、ブロック504において、基地局に、初期アクセスのための信号を送信する。初期アクセス(例えば、RACH)は、基地局とUEとの間の通信を確立するために使用される。
【0038】
以下の表は、測定値プールとグループ情報のマッピングの種々の実施例を図示する。
【表1】
【0039】
いくつかの実施形態では、測定値プールのマッチングは、同一グループに対するものであってもよい。表1は、各測定値プールが異なるグループに基づくことを図示したが、表2は、同一グループに割り当てられる、複数の測定値プールを図示する。
【表2】
【0040】
図6は、基準信号に基づく、初期アクセス構成の実施形態を示す。いくつかの実施形態では、ブロック602において、初期アクセス通信の構成を決定する、基地局はさらに、基準信号の測定結果に基づいてもよい。基準信号または制御シグナリングインジケーションは、ブロック604において、閾値との比較のために測定および使用されてもよい。測定結果は、少なくとも1つのタイプの基準信号(「RS」)からのものであってもよい。いくつかの実施形態では、RSは、以下、すなわち、SSB RS、一次同期信号(「PSS」)、二次同期信号(「SSS」)、チャネル状態情報基準信号(「CSI-RS」)、復調基準信号(「DMRS」)、位相追跡基準信号(「PTRS」)、および/またはサウンディング基準信号(「SRS」)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。他の実施形態では、測定結果は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、他の通信ノードまたはコアネットワークからの情報からのものであってもよい。
【0041】
いくつかの実施形態では、UEは、基地局構成閾値を使用してもよい。ブロック602における初期アクセス構成は、ブロック604において、測定または閾値との比較のために使用される。構成に基づいて、UEは、初期アクセスのための信号を基地局に送信する。初期アクセス(例えば、RACH)は、基地局とUEとの間の通信を確立する。
【0042】
表3は、一実施形態では、測定結果がPRACHフォーマットに対応する様子を図示する。パラメータは、測定値プール(測定結果セット)のうちの1つを満たし、測定値プールは、AI(人工知能)によって、事前に定義および/または測定され、これは、無線環境特性評価のために使用され得る。
【表3】
【0043】
表3に示されるように、「Result1」、「Result2」、「ResultX」、「ResultY」、「ResultP」、「ResultZ」、「ResultQ」.......は、異なる結果を指す。「X」、「Y」、「Z」、「W」、「P」、「Q」は、整数であって、「format1」、「formatZ」、「formatX」、「formatY」、「formatW」、「formatZ」、「formatQ」.......は、異なるPRACHフォーマットを指す。測定結果は、L1において測定された結果および/またはフィルタ後の結果を指し得る。
【0044】
図7は、付加的時間を伴う、初期アクセス構成の実施形態を示す。ブロック702において、初期アクセスのために決定される、初期構成は、少なくとも2つのグループ情報を含む。上記に議論されるように、本構成は、基地局によって実施されてもよく、グループ構成におけるパラメータのうちの1つとして、PRACHフォーマットを含んでもよく、および/または閾値をUEに対して使用してもよい。本初期アクセス構成は、ブロック706における初期アクセス伝送の前に、ブロック704において、持続時間を初期アクセスフォーマットおよび/またはプリアンブルの中に挿入することによって修正されてもよい。挿入される持続時間は、シンボルレベルと称され得る。追加される特殊持続時間は、RACHフォーマットが新しいPRACHフォーマットを形成するためのギャッププレフィックス(「GP」)および/または巡回プレフィックス(「CP」)に対するものであってもよい。図4は、一実施形態による、PRACHフォーマット構造の一実施例を図示する。
【0045】
PRACHフォーマットは、直接、プリアンブルシーケンス(表2内のN)およびCPを定義してもよいが、また、GTは、暗示的に示されてもよい。図4は、PRACH構造を示し、CPおよびプリアンブルシーケンスは、伝送部分であって、GT部分は、ギャップであって、伝送は、GT部分において行われず、これは、2つのPRACH機会における2つの隣接するPRACH伝送のために使用される。他の実施形態では、CP402およびプリアンブルシーケンス404は、PRACH伝送部分であってもよい。
【0046】
追加される持続時間は、シンボルと称され得る。いくつかの実施形態では、シンボルは、(2048+144)*K・2-μ=2192K・2-μ、(2048+144)K・2-μ+16・Kまたは(2048+512)K・2-μを指し得る。本実施例では、Kは、以下のように定義され得る、すなわち、時間ドメインにおける種々のフィールドのサイズは、時間単位T=1/(Δfmax・N)で表され、式中、Δfmax=480・10HzおよびN=4096である。定数κ=T/T=64であって、式中、T=1/(Δfref・Nf,ref)、Δfref=15・10Hz、およびNf,ref=2048である。RACHのためのμは、下記の表4に従い得る。
【表4】
【0047】
一実施形態では、シンボルレベル(持続時間)は、表5に示されるように、追加される。具体的には、表5は、シンボルレベルの3つのエントリへの追加を図示する。
【表5】
【0048】
さらなる実施形態では、シンボルレベル(持続時間)は、表6に示されるように、追加され、TCPは、表5における
【化1】
に従い、TGPは、シンボルレベル持続時間のMまたはN倍のいずれかによって修正され、TSEQは、表5におけるNに従う。「N*シンボルレベル持続時間」は、シンボルレベル持続時間のN倍である、持続時間を指す。「M*シンボルレベル持続時間」は、シンボルレベル持続時間のM倍である、持続時間を指す。NおよびMは、整数であって、下記に議論される表7に基づいて決定されてもよい。これは、拡張PRACHフォーマットの別の実施形態である。
【表6-1】
【表6-2】
【0049】
図8は、ブロック802において、基地局によって、少なくとも2つのPRACHグループ情報を含む、初期アクセス構成の実施形態を示し、UEは、ブロック804において、測定または閾値との比較に基づいて、少なくとも2つのPRACHグループ情報のうちの1つを使用し、構成において、初期アクセスフォーマット/プリアンブルの中に挿入される持続時間を使用する。ある持続時間を伴う、初期アクセス構成は、測定に基づく、または閾値との比較に基づく。代替として、構成は、少なくとも1つのタイプの基準信号(「RS」)からのものである、測定結果に基づく。いくつかの実施形態では、RSは、SSB RS、一次同期信号(「PSS」)、二次同期信号(「SSS」)、チャネル状態情報基準信号(「CSI-RS」)、復調基準信号(「DMRS」)、位相追跡基準信号(「PTRS」)、および/またはサウンディング基準信号(「SRS」)を含んでもよい。他の実施形態では、測定結果は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、他の通信ノードまたはコアネットワークからの情報からのものであってもよい。いくつかの実施形態では、UEは、基地局構成閾値を使用してもよい。初期アクセス構成は、ブロック804において、測定に基づいて、または閾値との比較に基づいて、持続時間を用いて修正される。持続時間(例えば、シンボルレベル)はさらに、図7に関して上記で議論される。基準信号に基づく、初期アクセス構成は、ブロック804において、ブロック806における初期アクセス伝送の前に、持続時間を初期アクセスフォーマットおよび/またはプリアンブルの中に挿入することによって、修正されてもよい。
【0050】
図4は、RACHプリアンブルの一実施例であった。RACHフォーマットは、異なる方法における修正の拡張であってもよい。一実施形態では、PRACHフォーマットは、固定されなくてもよい。新しい追加シンボル番号またはRSRP/RSRQの閾値は、RRCパラメータ、DCI、システム情報(SIB1)、MAC CE、他の上位層パラメータ、または他の制御シグナリングによって情報を与えられてもよい。新しい追加シンボル番号は、一実施形態では、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報によって示されてもよい。表7は、測位情報がUEとサービングセルとの間の距離を計算するために使用され得る方法を図示する。距離は、閾値距離値(例えば、X、Y、Z)に対して比較されることができる。換言すると、シンボル番号は、距離(すなわち、測位情報)に基づいて、変動されることができる。測位情報は、単に、表7におけるように、RACHを修正する、またはシンボル番号を設定するために使用され得る、情報(例えば、基準信号)の一実施例である。
【表7】
【0051】
表8-9はさらに、測位情報がPRACH構成を決定するために使用され得る方法を示す。表8および9は、グループ情報が構成される、異なる実施例である。表7と同様に、X、Y、およびZに関する値は、0<X<Y<Zに従う。
【表8】
【表9】
【0052】
表10-11はさらに、測定結果がPRACH構成を決定するために使用され得る方法を示す。表8および9は、(測定結果の一実施例として)測位情報を示したが、構成を修正または確立するために使用され得る、基準信号または情報の他の実施例も存在する。新しい追加シンボル番号は、パラメータによって暗示的に示されてもよく、これは、表11における測定値プールのうちの1つを満たす。
【表10】
【表11】
【0053】
上記に説明されるシステムおよびプロセスは、メモリ等の信号担持媒体、コンピュータ可読媒体内にエンコーディングされる、1つまたはそれを上回る集積回路、1つまたはそれを上回るプロセッサ等のデバイス内にプログラムされる、またはコントローラまたはコンピュータによって処理されてもよい。そのデータは、コンピュータシステム内で分析され、スペクトルを発生させるために使用されてもよい。本方法が、ソフトウェアによって実施される場合、ソフトウェアは、記憶デバイス内に常駐する、またはそれとインターフェースとをとる、メモリ、シンクロナイザ、通信インターフェース、または伝送機と通信する不揮発性または揮発性メモリ内に常駐してもよい。回路または電子デバイスが、データを別の場所に送信するように設計される。メモリは、論理機能を実装するための実行可能命令の順序付けられたリストを含んでもよい。説明される論理機能または任意のシステム要素は、光回路網、デジタル回路網を通して、ソースコードを通して、アナログ回路網を通して、アナログ電気等のアナログソース、オーディオ、またはビデオ信号、または組み合わせを通して、実装されてもよい。ソフトウェアは、命令実行可能システム、装置、またはデバイスによる、またはそれと接続した使用のために、任意のコンピュータ可読または信号担持媒体内に具現化されてもよい。そのようなシステムは、命令を、命令をまた実行し得る、命令実行可能システム、装置、またはデバイスから選択的にフェッチし得る、コンピュータベースのシステム、プロセッサ含有システム、または別のシステムを含んでもよい。
【0054】
「コンピュータ可読媒体」、「機械可読媒体」、「伝搬信号」媒体、および/または「信号担持媒体」は、命令実行可能システム、装置、またはデバイスによる、またはそれと接続した使用のために、ソフトウェアを含む、記憶する、通信する、伝搬する、またはトランスポートする、任意のデバイスを備えてもよい。機械可読媒体は、選択的に、限定ではないが、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム、装置、デバイス、または伝搬媒体であってもよい。機械可読媒体の実施例の非包括的リストは、1つまたはそれを上回るワイヤ、ポータブル磁気または光ディスク、揮発性メモリ、例えば、ランダムアクセスメモリ「RAM」、読取専用メモリ「ROM」、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、または光ファイバを有する、電気接続「電子機器」を含むであろう。機械可読媒体はまた、ソフトウェアが、画像として、または別のフォーマットにおいて(例えば、光学走査を通して)、電子的に記憶され、次いで、コンパイルおよび/または解釈または別様に処理され得るように、その上にソフトウェアが印刷される、有形媒体を含んでもよい。処理された媒体は、次いで、コンピュータおよび/または機械メモリ内に記憶されてもよい。
【0055】
本明細書に説明される実施形態の例証は、種々の実施形態の構造の一般的理解を提供するように意図される。例証は、本明細書に説明される構造または方法を利用する、装置およびシステムの要素および特徴の全ての完全な説明としての役割を果たすことを意図するものではない。多くの他の実施形態は、本開示を精査することに応じて、当業者に明白となり得る。他の実施形態も、構造および論理代用および変更が、本開示の範囲から逸脱することなく、行われ得るように、本開示から利用および導出されてもよい。加えて、例証は、単に、代表的であって、正確な縮尺で描かれない場合がある。例証内のある割合は、誇張され得る一方、他の割合は、最小限にされ得る。故に、本開示および図は、制限的ではなく、例証的と見なされるべきである。
【0056】
本開示の1つまたはそれを上回る実施形態は、本明細書では、個々および/または集合的に、単に、便宜上、かつ本願の範囲を任意の特定の発明または本発明の概念に自発的に限定することを意図することなく、用語「発明」によって称され得る。さらに、具体的実施形態が、本明細書に図示および説明されているが、同一または類似目的を達成するように設計される、任意の後続配列が、示される具体的実施形態のために代用され得ることを理解されたい。本開示は、種々の実施形態のあらゆる後続適合または変形例を網羅するように意図される。上記の実施形態および本明細書に具体的に説明されない他の実施形態の組み合わせは、説明を精査することに応じて、当業者に明白となるであろう。
【0057】
語句「coupled with(~と結合される)」は、直接接続されること、または1つまたはそれを上回る中間コンポーネントを通して間接的に接続されることを意味するように定義される。そのような中間コンポーネントは、ハードウェアおよびソフトウェアベースのコンポーネントの両方を含んでもよい。コンポーネントの配列およびタイプにおける変形例は、本明細書に記載されるような請求項の精神または範囲から逸脱することなく、作製されてもよい。付加的、異なる、またはより少ないコンポーネントが、提供されてもよい。
【0058】
上記の開示される主題は、制限的ではなく、例証的と見なされるべきであって、添付の請求項は、本発明の真の精神および範囲内に該当する、全てのそのような修正、拡張、および他の実施形態を網羅するように意図される。したがって、法律によって許容される最大範囲において、本発明の範囲は、以下の請求項およびそれらの均等物の最広許容可能解釈によって決定されるべきであって、前述の詳細な説明によって制限または限定されないものとする。本発明の種々の実施形態が、説明されているが、より多くの実施形態および実装が本発明の範囲内で可能性として考えられることが当業者に明白であろう。故に、本発明は、添付の請求項およびそれらの均等物に照らしたものを除き、制限されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-06-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、
基地局によって、少なくとも、旧来の情報を有する第1のグループと、新しい情報を有する第2のグループとに基づいて、構成を決定することと、
初期アクセスの間、基地局によって、ユーザ機器(UE)から、前記構成を使用して前記UEと前記基地局との間の通信を確立するために、信号を受信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備え、前記構成は、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、請求項に記載の方法。
【請求項3】
構成は、旧来の情報を有する前記第1のグループと、少なくとも前記PRACHフォーマット、前記SC前記RACH機会構成インデックス、または前記PRACH周期における新しい情報を有する前記第2のグループとの間の差異を含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記基地局によって、前記UEに、前記構成および基準信号を伝送することをさらに含み、
前記構成の決定は、前記基準信号または制御シグナリングインジケーションの測定結果さらに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記基準信号は一次同期信号、二次同期信号、チャネル状態情報基準信号、復調基準信号、位相追跡基準信号、またはサウンディング基準信号のうちの少なくとも1つを備える、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記基準信号または前記制御シグナリングインジケーションの測定結果は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、別の通信ノードまたはコアネットワークからのものである、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記基地局によって、初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットの中に、持続時間を挿入することと、
前記基地局によって、前記持続時間を含む更新された初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットを形成することと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記持続時間は、ギャッププレフィックス(「GP」)または巡回プレフィックス(「CP」)に対する変更を備え、前記変更は、シンボル番号を備える、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記PRACHフォーマットのシンボル番号は、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報に基づく、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記基地局によって、閾値を比較することに基づいて、前記初期アクセスのための構成を修正することであって、前記閾値は、前記基地局または上位層パラメータによって構成され、前記基準信号の測定結果と比較される、こと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
無線通信のための方法であって、
初期アクセスの間、ユーザ機器(UE)によって、基地局に、信号を伝送することと、
前記UEによって、前記基地局から、少なくとも、旧来の情報を有する第1のグループと、新しい情報を有する第2のグループとに基づいて、前記初期アクセスのための構成を受信することと、
前記UEと前記基地局との間の通信を確立するために、前記UEによって、前記初期アクセスのための構成を利用することと
を含む、方法。
【請求項12】
前記初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備え、前記構成は、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記UEによって、前記基地局から、持続時間を含む更新された初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットを受信することであって、前記持続時間は、前記基地局によって、初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットの中に挿入される、こと
をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記持続時間は、ギャッププレフィックス(「GP」)または巡回プレフィックス(「CP」)に対する変更を備え、前記変更は、シンボルレベルを備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記UEによって、前記基地局から、基準信号または制御シグナリングインジケーションを受信することと、
前記UEによって、前記基地局に、前記基準信号に関する測定結果または前記制御シグナリングインジケーションに関する測定結果を報告することであって、前記構成は、前記測定結果にさらに基づく、ことと
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記UEによって、前記基地局から、閾値を比較することに基づいて、前記初期アクセスのための前記構成の修正を受信することであって、前記閾値は、基地局または上位層パラメータによって構成され、基準信号の測定結果と比較される、こと
をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
プロセッサと、メモリとを備える無線通信装置であって、前記プロセッサは、コードを前記メモリから読み取り、請求項に記載の方法を実施するように構成される、無線通信装置。
【請求項18】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、請求項に記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項19】
無線通信のための装置であって、
命令を記憶しているメモリと、
前記メモリと通信しているプロセッサであって、前記プロセッサが、前記命令を実行すると、前記プロセッサは、前記装置に、
初期アクセスの間、前記装置によって、基地局に、信号を伝送することと、
前記装置によって、前記基地局から、少なくとも、旧来の情報を有する第1のグループと、新しい情報を有する第2のグループとに基づいて、前記初期アクセスのための構成を受信することと、
前記装置と前記基地局との間の通信を確立するために、前記装置によって、前記初期アクセスのための構成を利用することと
を実施させる、プロセッサと
を備える、装置。
【請求項20】
前記装置によって、前記基地局から、基準信号または制御シグナリングインジケーションを受信することと、
前記装置によって、前記基地局に、前記基準信号に関する測定結果または前記制御シグナリングインジケーションに関する測定結果を報告することであって、前記構成は、前記測定結果にさらに基づく、ことと
をさらに含む、請求項19に記載の装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
いくつかの実施形態では、プロセッサと、メモリとを備える、無線通信装置であって、プロセッサは、コードをメモリから読み取り、実施形態のいずれかに列挙される任意の方法を実施するように構成される、無線通信装置が、存在する。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、実施形態のいずれかに列挙される任意の方法を実施させる。上記および他の側面およびその実装は、図面、説明、および請求項により詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信のための方法であって、
少なくとも2つのグループに基づいて、構成を決定することと、
初期アクセスの間、前記構成を使用して通信を確立するために、信号を受信することと
を含む、方法。
(項目2)
前記初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記構成は、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記受信することは、基地局によって、ユーザ機器(「UE」)から行われ、前記決定することは、前記基地局によって行われ、前記方法はさらに、
前記基地局によって、前記UEに、前記構成を伝送すること
を含む、項目2に記載の方法。
(項目5)
前記信号は、前記UEと前記基地局との間の通信を確立するために使用される、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記少なくとも2つのグループは、第1のグループに関する旧来の情報と、第2のグループに関する新しい情報とを備える、項目2に記載の方法。
(項目7)
前記少なくとも2つのグループの構成は、少なくともPRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期における前記少なくとも2つのグループ間の差異を含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
基準信号を伝送することをさらに含み、
前記構成の決定は、前記基準信号または制御シグナリングインジケーションの測定値に基づく、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記基準信号は、以下、すなわち、一次同期信号、二次同期信号、チャネル状態情報基準信号、復調基準信号、位相追跡基準信号、またはサウンディング基準信号のうちの少なくとも1つを備える、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記基準信号または前記制御シグナリングインジケーションの測定値は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、別の通信ノードまたはコアネットワークからのものである、項目8に記載の方法。
(項目11)
無線通信のための方法であって、
初期アクセスの間、信号を伝送することと、
通信を確立するために、少なくとも2つのグループに基づいて、前記初期アクセスのための構成を利用することと
を含む、方法。
(項目12)
前記初期アクセスは、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記構成は、以下、すなわち、PRACHのためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記伝送することは、ユーザ機器(「UE」)によって、基地局に行われる、項目12に記載の方法。
(項目15)
前記UEによって、前記初期アクセスのための構成を前記基地局から受信することをさらに含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記少なくとも2つのグループは、第1のグループに関する旧来の情報と、第2のグループに関する新しい情報とを備える、項目12に記載の方法。
(項目17)
前記少なくとも2つのグループのための構成は、少なくともPRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期における前記少なくとも2つのグループ間の差異を含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
基準信号または制御シグナリングインジケーションを受信することと、
測定結果を、前記基準信号から、または前記制御シグナリングインジケーションから、前記基地局に報告することであって、前記構成は、前記測定結果に基づく、ことと
をさらに含む、項目14に記載の方法。
(項目19)
前記基準信号は、以下、すなわち、一次同期信号、二次同期信号、チャネル状態情報基準信号、復調基準信号、位相追跡基準信号、またはサウンディング基準信号のうちの少なくとも1つを備える、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記基準信号または前記制御シグナリングインジケーションの測定値は、ビーム情報、ページング情報、または測位情報等、別の通信ノードまたはコアネットワークからのものである、項目18に記載の方法。
(項目21)
無線通信のための方法であって、
初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットの中に、持続時間を挿入することと、
前記持続時間を含む更新された初期アクセスフォーマットまたはプリアンブルフォーマットを形成することと
を含む、方法。
(項目22)
前記初期アクセスは、前記フォーマットまたはプリアンブルフォーマットのための物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)プロトコルを備える、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記持続時間は、ギャッププレフィックス(「GP」)または巡回プレフィックス(「CP」)に対する変更を備える、項目21に記載の方法。
(項目24)
前記変更は、シンボルレベルを備える、項目23に記載の方法。
(項目25)
無線通信のための方法であって、
初期アクセスの間、信号を受信することと、
閾値を比較することに基づいて、前記初期アクセスのための構成を修正することと
を含む、方法。
(項目26)
前記構成は、物理ランダムアクセスチャネル(「PRACH」)のためのプリアンブル、PRACHフォーマット、PRACHサブキャリア間隔(「SCS」)、RACH機会構成インデックス、またはPRACH周期のうちの少なくとも1つを備える、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記閾値は、基地局または上位層パラメータによって構成され、基準信号の測定結果と比較される、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記PRACHフォーマットのシンボル番号は、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報に基づく、項目26に記載の方法。
(項目29)
前記構成の修正は、前記閾値との比較に依存する、項目26に記載の方法。
(項目30)
無線通信のための方法であって、
初期アクセスの間、信号を伝送することと、
閾値を比較することに基づいて、前記初期アクセスのための構成の修正を受信することと
を含む、方法。
(項目31)
前記閾値は、基地局または上位層パラメータによって構成され、基準信号の測定結果と比較される、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記構成の修正は、前記閾値との比較に依存する、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記PRACHフォーマットのシンボル番号は、ビーム情報、ページング情報、システム情報、または測位情報に基づく、項目30に記載の方法。
(項目34)
プロセッサと、メモリとを備える無線通信装置であって、前記プロセッサは、コードを前記メモリから読み取り、項目1-33のいずれかに記載の方法を実施するように構成される、無線通信装置。
(項目35)
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、項目1-33のいずれかに記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】