(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-28
(54)【発明の名称】ハンドヘルド3次元描画装置
(51)【国際特許分類】
B05C 5/04 20060101AFI20241121BHJP
B29C 48/02 20190101ALI20241121BHJP
B33Y 30/00 20150101ALI20241121BHJP
B29C 64/321 20170101ALI20241121BHJP
B29C 64/209 20170101ALI20241121BHJP
B05C 5/00 20060101ALI20241121BHJP
B05C 17/01 20060101ALI20241121BHJP
B05C 11/10 20060101ALI20241121BHJP
【FI】
B05C5/04
B29C48/02
B33Y30/00
B29C64/321
B29C64/209
B05C5/00 101
B05C17/01
B05C11/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531043
(86)(22)【出願日】2022-05-23
(85)【翻訳文提出日】2024-07-12
(86)【国際出願番号】 US2022030608
(87)【国際公開番号】W WO2023096667
(87)【国際公開日】2023-06-01
(32)【優先日】2021-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514166274
【氏名又は名称】ウォブルワークス・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Wobbleworks,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボーグ、マックスウェル
【テーマコード(参考)】
4F041
4F042
4F207
4F213
【Fターム(参考)】
4F041AB01
4F041BA02
4F041BA34
4F041BA48
4F041CB03
4F041CB34
4F041CB52
4F041CB55
4F042BA08
4F042BA12
4F042BA19
4F042CB03
4F042CB26
4F042FA36
4F042FA43
4F207AA01
4F207AC01
4F207AG15
4F207AJ08
4F207KA01
4F207KA17
4F207KK36
4F207KK43
4F207KL62
4F213AC01
4F213AJ08
4F213AR07
4F213AR12
4F213WA25
4F213WA97
4F213WB01
4F213WF36
4F213WL02
4F213WL74
4F213WL87
4F213WL96
(57)【要約】
描画装置は、ユーザの手で保持されるように構成され、ペンのようなハウジングの操作を可能にするように成形されたハウジングを含むことができ、装置のノズルアセンブリに向かって材料を支持または駆動する装填機構を含むことができる。ノズルアセンブリは、材料を押し出すことができる出口ノズルを有する。描画装置は、ハウジングに結合することができ、前進機構および/または自動後退機構とすることができるカートリッジアセンブリを受け入れ、構成要素の合理化された相乗的な活性化を使用して実行される追加の材料の準備を含む複数の動作を可能にし、分解および洗浄を容易にするように構成することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドヘルド描画装置であって、
内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの前記内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有する前記ハウジングと、
前記ハウジングに結合され、出口ノズルと、材料のペレットを溶融するための加熱要素と、を含むノズルアセンブリと、
前記加熱要素が前記ペレットを溶融させることを可能にするために、前記ペレットが前記ハウジング内の活性位置に駆動されて支持されることを可能にするように構成された装填機構と、
を含むハンドヘルド描画装置。
【請求項2】
前記装填機構が、前記ペレットを前記ハウジングの前記ポートで支持するように構成される、請求項1に記載の描画装置。
【請求項3】
前記装填機構が、前記ハウジングの前記ポートに取り外し可能に結合可能なカートリッジを含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項4】
前記カートリッジが、回転軸と、前記回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、前記複数のチャンバの各々が、内部に複数のペレットを支持するように構成され、前記複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において前記長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、前記回転軸の周りで回転可能である、請求項3に記載の描画装置。
【請求項5】
前記装填機構が、前記カートリッジを回転させ、前記ペレットを前記活性チャンバから前記加熱要素に向かって駆動するための前進機構をさらに含む、請求項4に記載の描画装置。
【請求項6】
前記ハウジング内に配置され、前記長手方向軸に沿って並進可能なプッシュロッドをさらに含み、前記プッシュロッドが、前記ペレットを溶融させて前記材料を押し出すために前記活性チャンバから前記加熱要素に向かって前記ペレットを駆動するための延伸位置に向かって前記活性チャンバ内に移動可能である、請求項5に記載の描画装置。
【請求項7】
前記前進機構が、前記プッシュロッドが前記延伸位置から離れる方向に移動することによって作動するリンクシステムを含み、前記リンクシステムに、追加の材料を前記活性位置に位置決めするためのカートリッジに対して駆動部材を接触させる、請求項6に記載の描画装置。
【請求項8】
前記リンクシステムが、ピボット逆リンク機構と、駆動ロッドと、ピボット前進リンク機構と、を含む、請求項7に記載の描画装置。
【請求項9】
前記プッシュロッドの前記延伸位置への運動を駆動するように構成されたモータをさらに含む、請求項6に記載の描画装置。
【請求項10】
前記プッシュロッドが、前記モータのギヤと係合するラックに結合される、請求項9に記載の描画装置。
【請求項11】
前記プッシュロッドの前記延伸位置への運動を駆動するように構成されたばね機構をさらに含む、請求項6に記載の描画装置。
【請求項12】
前記プッシュロッドが、前記延伸位置から装填位置に自動的に戻る、請求項6に記載の描画装置。
【請求項13】
モータを作動させて前記プッシュロッドの動きを制御し、それによって前記出口ノズルから前記ペレットを押し出すように構成されたアクチュエータをさらに含む、請求項6に記載の描画装置。
【請求項14】
前記装置の装填チャンバから前記プッシュロッドを押し出すように構成された反転機構をさらに含む、請求項6に記載の描画装置。
【請求項15】
前記反転機構が、前記プッシュロッドを前記活性チャンバから離れるように付勢するように構成されたばねを含む、請求項14に記載の描画装置。
【請求項16】
前記プッシュロッドが、ギヤ駆動装置と噛合式に係合するラックを含む、請求項14に記載の描画装置。
【請求項17】
前記複数のチャンバの各々が円筒形である、請求項4に記載の描画装置。
【請求項18】
前記カートリッジが5つのチャンバを含む、請求項3に記載の描画装置。
【請求項19】
前記カートリッジが少なくとも2つのチャンバを含む、請求項3に記載の描画装置。
【請求項20】
前記カートリッジが前記ハウジングの取り外し可能なカバー部分に結合され、前記カートリッジおよび前記取り外し可能なカバー部分が単一のユニットとして協働して、前記ハウジングからの前記カートリッジの挿入または取り外しを可能にする、請求項3に記載の描画装置。
【請求項21】
前記取り外し可能なカバー部分が、前記ポートに隣接する前記ハウジングの外面の輪郭または表面連続性と一致する外面を含む、請求項20に記載の描画装置。
【請求項22】
前記装填機構がクリップ機構を含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項23】
装填機構がレボルバカートリッジを含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項24】
前記装填機構が、材料の複数のペレットが支持されるベルトを含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項25】
前記装填機構がスクリュー駆動機構を含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項26】
前記装填機構が手動プッシュロッド機構を含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項27】
前記装填機構が波動生成機構を含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項28】
前記モータが、前記プッシュロッドの動きを制御し、それによって前記ペレットを前記出口ノズルから押し出す、請求項1に記載の描画装置。
【請求項29】
前記出口ノズルが、前記長手方向軸に沿って配置される、請求項1に記載の描画装置。
【請求項30】
前記加熱要素が、前記出口ノズルと前記装填機構との中間に配置される、請求項1に記載の描画装置。
【請求項31】
前記ハウジングが、ユーザの手に収まるように構成され、前記ハウジングに対して実質的に垂直なハンドルなしで構成される、請求項1に記載の描画装置。
【請求項32】
前記描画装置が、3D空間での描画を可能にするように構成された3次元(3D)描画ペンである、請求項1に記載の描画装置。
【請求項33】
前記加熱要素が、前記出口ノズルに隣接して配置され、前記出口ノズルを通って押し出す前に前記材料のペレットを溶融するように構成される、請求項1に記載の描画装置。
【請求項34】
前記ハウジングが第1の端部と第2の端部との間の長さを含み、前記長さが前記ハウジングの最大横断範囲よりも大きい、請求項1に記載の描画装置。
【請求項35】
前記装置が、前記出口ノズルから前記ペレットを連続的な垂直形態で押し出すように構成される、請求項1に記載の描画装置。
【請求項36】
ハンドヘルド描画装置であって、
内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの前記内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有する前記ハウジングと、
前記ハウジングの前記ポートに取り外し可能に結合可能な装填機構であって、内部で消耗材料を支持するように構成され、活性位置で前記長手方向軸と整列して前記材料を選択的に位置決めするように構成される、装填機構と、
前記ハウジングに結合され、出口ノズルおよび加熱要素を含むノズルアセンブリと、
を含む、ハンドヘルド描画装置。
【請求項37】
前記装填機構が、前記ハウジングの前記ポート内に取り外し可能に挿入可能なカートリッジを含み、前記カートリッジが、回転軸と、前記回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、前記複数のチャンバの各々が、内部に材料のペレットを支持するように構成され、前記複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において前記長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、前記回転軸の周りで回転可能である、請求項36に記載の描画装置。
【請求項38】
前記ハウジング内に配置され、前記長手方向軸に沿って並進可能なプッシュロッドをさらに含み、前記プッシュロッドが、前記ペレットを溶融させて前記材料を押し出すために前記活性チャンバから前記加熱要素に向かって前記ペレットを駆動するための延伸位置に向かって前記活性チャンバ内に移動可能である、請求項37に記載の描画装置。
【請求項39】
前記プッシュロッドの前記延伸位置への運動を駆動するように構成されたモータをさらに含む、請求項38に記載の描画装置。
【請求項40】
前記プッシュロッドが、前記モータのギヤと係合するラックに結合される、請求項39に記載の描画装置。
【請求項41】
前記プッシュロッドの前記延伸位置への運動を駆動するように構成されたばね機構をさらに含む、請求項38に記載の描画装置。
【請求項42】
前記モータを作動させて前記プッシュロッドの動きを制御し、それによって前記出口ノズルから前記ペレットを押し出すように構成されたアクチュエータをさらに含む、請求項39に記載の描画装置。
【請求項43】
前記カートリッジを回転させるための前進機構をさらに含む、請求項38に記載の描画装置。
【請求項44】
前記前進機構が、前記プッシュロッドが前記延伸位置から離れる方向に移動することによって作動するリンクシステムを含む、請求項43に記載の描画装置。
【請求項45】
前記リンクシステムが、ピボット逆リンク機構と、駆動ロッドと、ピボット前進リンク機構と、を含む、請求項44に記載の描画装置。
【請求項46】
前記出口ノズルが、前記長手方向軸に沿って配置される、請求項36に記載の描画装置。
【請求項47】
前記カートリッジが、5つのチャンバを含む、請求項37に記載の描画装置。
【請求項48】
前記カートリッジが少なくとも2つのチャンバを含む、請求項37に記載の描画装置。
【請求項49】
前記加熱要素が、前記出口ノズルと前記装填機構との中間に配置される、請求項37に記載の描画装置。
【請求項50】
前記複数のチャンバの各々が円筒形である、請求項37に記載の描画装置。
【請求項51】
前記プッシュロッドが、前記延伸位置から装填位置に自動的に戻る、請求項38に記載の描画装置。
【請求項52】
前記装置の装填チャンバから前記プッシュロッドを押し出すように構成された反転機構をさらに含む、請求項38に記載の描画装置。
【請求項53】
前記反転機構が、前記プッシュロッドを前記活性チャンバから離れるように付勢するように構成されたばねを含む、請求項52に記載の描画装置。
【請求項54】
前記プッシュロッドが、ギヤ駆動装置と噛合式に係合するラックを含む、請求項52に記載の描画装置。
【請求項55】
前記カートリッジが前記ハウジングのカバー部分に結合され、前記カートリッジおよび前記カバー部分が単一のユニットとして協働して、前記ハウジングからの前記カートリッジの挿入または取り外しを可能にし、前記ポートに隣接する前記ハウジングの外部に表面連続性を提供する、請求項37に記載の描画装置。
【請求項56】
前記ハウジングが、ペンとしてユーザの手に収まるように構成され、前記ハウジングに対して実質的に垂直なハンドルなしで構成される、請求項36に記載の描画装置。
【請求項57】
前記描画装置が、3D空間での描画を可能にするように構成された3次元(3D)描画ペンである、請求項36に記載の描画装置。
【請求項58】
前記ハウジングが、上部ハウジングおよび下部ハウジングを含み、前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングの少なくとも一方が、前記ノズルアセンブリに近接する冷却ポートを含む、請求項36に記載の描画装置。
【請求項59】
前記加熱要素が、前記出口ノズルに隣接して配置され、前記出口ノズルを通って押し出す前に前記材料を溶融するように構成される、請求項36に記載の描画装置。
【請求項60】
前記ハウジングが第1の端部と第2の端部との間の長さを含み、前記長さが前記ハウジングの最大横断範囲よりも大きい、請求項36に記載の描画装置。
【請求項61】
前記装置が、前記出口ノズルから材料のペレットを連続的な垂直形態で押し出すように構成される、請求項36に記載の描画装置。
【請求項62】
ハンドヘルド描画装置で使用するためのモジュール式カートリッジアセンブリであって、係合空洞を有する装着構成要素と、複数のチャンバを有し、前記係合空洞内に少なくとも部分的に受け入れられるように構成されたカートリッジと、前記カートリッジを前記カバー部材に対して装着して、前記カートリッジが長手方向軸の周りを回転して、前記複数のチャンバのうちの活性チャンバを前記カバー部材に対して目標位置に整列させることを可能にするために、前記装着構成要素の前記係合部材を結合することができる係合部分を有するカバー部材と、を含む、モジュール式カートリッジアセンブリ。
【請求項63】
前記カバー部材から延在する装着ブラケットをさらに含み、前記装着ブラケットが、前記装着構成要素が前記カバー部材に結合される組み立てられた構成で前記カートリッジが受け入れられるカートリッジレセプタクルを画定する、請求項62に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項64】
前記装着ブラケットが、前記活性チャンバを回転可能に位置合わせすることができる排出開口部を含む、請求項63に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項65】
複数の磁気結合部材をさらに含む、請求項62に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項66】
請求項62に記載のカートリッジアセンブリを含む、描画装置。
【請求項67】
ハンドヘルド描画装置であって、
内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの前記内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有する前記ハウジングと、
前記ハウジングの前記ポート内に取り外し可能に挿入可能なカートリッジであって、回転軸と、前記回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、前記複数のチャンバの各々が、内部に材料のペレットを支持するように構成され、前記複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において前記長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、前記回転軸の周りで回転可能である、カートリッジと、
前記活性位置に配置されたときに前記活性チャンバから材料を押し出すように構成された前進機構であって、延伸位置および後退位置を有するプッシュロッドを含み、前記プッシュロッドが、前記材料を前記活性チャンバから押し出すために前記延伸位置に移動可能であり、前記後退位置に移動するように構成される、前進機構と、
を含む、ハンドヘルド描画装置。
【請求項68】
前記前進機構が、モータと、前記プッシュロッドを前記延伸位置に駆動するために前記モータに結合されたスキップギヤと、を含み、前記モータが、前記プッシュロッドが前記後退位置に移動することを可能にするために前記プッシュロッドが前記スキップギヤと係合解除される位置まで前記スキップギヤを回転させるように構成される、請求項67に記載の描画装置。
【請求項69】
前記プッシュロッドが、前記プッシュロッドが前記スキップギヤから係合解除されたときに前記プッシュロッドを自動的に後退させるために前記プッシュロッドに後退力を加えるばねに結合されている、請求項68に記載の描画装置。
【請求項70】
前記プッシュロッドが、前記プッシュロッドを前記延伸位置から前記後退位置に向かって自動的に後退させるために前記プッシュロッドに後退力を加えるばねに結合されている、請求項67に記載の描画装置。
【請求項72】
ハンドヘルド描画装置であって、
内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの前記内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有する前記ハウジングと、
前記ハウジングの前記ポート内に取り外し可能に挿入可能なカートリッジであって、回転軸と、前記回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、前記複数のチャンバの各々が、内部に材料のペレットを支持するように構成され、前記複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において前記長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、前記回転軸の周りで回転可能である、カートリッジと、
前記カートリッジを回転させて、前記複数のチャンバのうちの別のチャンバを前記活性位置に位置合わせするように構成された回転機構と、
を含む、ハンドヘルド描画装置。
【請求項73】
前記回転機構が、長手方向運動を変換して前記カートリッジの回転運動を駆動するように構成された駆動リンク機構を含む、請求項72に記載の描画装置。
【請求項74】
前記描画装置から押し出すために前記活性チャンバから材料を駆動し、後退位置に戻ると、前記駆動リンク機構を作動させる長手方向の力を提供するように構成された前進機構をさらに含む、請求項73に記載の描画装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、押出装置、特に、3次元(3D)物体を構築するように材料を押し出すように構成されたハンドヘルド器具に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが特定のデザインおよび図柄を食品製造物に組み込むことを可能にする様々な装置が開発されている。いくつかの装置は、ユーザがケーキおよびクッキーを氷で装飾することを可能にする。他の装置は、ユーザが糖を溶融し、溶融した材料を鋳型または他の基材に注ぐことを可能にする。これらの装置は、一般に、材料がどのように分配されるかに対する何らかの制御をユーザに与え、いくつかは、材料を分配先端部に向かって駆動するためのトリガを有する銃の形態である。
【0003】
これらの装置は、用途が見出され、様々なユーザに訴求されている。しかしながら、これらの装置に関連する特定の制限および欠点のために、広範な採用が制限されてきた。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、ユーザが様々な異なる材料を使用して独自の設計およびワークピースを作成することを可能にすることができる描画装置および方法を説明する。さらに、本開示はまた、ユーザがそれを介してアートワークが作成されているツールではなくアートワークにより容易に焦点を合わせることを可能にするために、装置の迅速な再装填およびメンテナンスを可能にする描画装置および方法の態様を説明する。
【0005】
本明細書で開示されるいくつかの実施形態によれば、プロジェクトがユーザの注意を必要とする他の外的要因とより複雑になるにつれて、描画装置は、ユーザがプロジェクト自体の重要な側面に集中することができるように、単純で、信頼性があり、カスタマイズ可能で、長期にわたる材料の分配または流れを提供する必要があるという認識である。例えば、食品業界では、パティシエは、製品を装飾するために描画装置の実施形態を使用することができるが、基材または繊細さのバランス、一貫性、または温度、ならびにプロジェクトの他の態様などの他の要因を認識しなければならず、これらはすべて時間に敏感であり、詳細に注意する必要がある。
【0006】
本開示のいくつかの実施形態は、ユーザが2Dまたは3D構造を「描く」ことを可能にし、材料または供給原料を容易に補充または交換することを可能にするハンドヘルド描画装置を説明する。任意選択的に、いくつかの実施形態は、砂糖、グミ、または他の食用材料などの材料を、食品または飲料品を装飾するための芸術的な創作物に変換するために描画装置または方法を使用できるように構成することができる。これまで、本明細書に記載の方法での特定の材料の使用は、いくつかの要因に基づいて制限されてきた。
【0007】
例えば、いくつかの実施形態の一態様によれば、変形様式での糖の使用は、そのような装置での糖の溶融および取り扱いの困難さ、溶融した糖を意味のある距離にわたって前進させること、および信頼性が高く有用な押出ツールを提供することを含む様々な課題のために困難であるという認識である。
【0008】
さらに、いくつかの実施形態の一態様によれば、糖などの材料を溶融および押出成形することは、粘性、急速な硬化、ならびに材料の過熱または燃焼を含み得る、溶融糖およびその取り扱いの困難な特性のために、実質的な困難を呈する可能性があるという認識である。本明細書に提示される概念および開示を開発する際に、出願人は、糖を特定の距離にわたってうまく押し込むという課題、およびそのようなプロセスがどれほど困難であるかを発見した。
【0009】
さらに、作成の連続性が中断されないように、材料を首尾よく迅速に交換および/または装置に再装填することができるなど、他の課題が発生した。さらに、出願人は、ペンのように操作することができる快適で持ちやすい装置を確保することによって、装置およびプロセスをアーティストにとってアクセス可能にするという課題も認識した。
【0010】
これらおよび他の課題を念頭に置いて、本出願人は、現在開示されている装置および方法を開発し、プロおよび家庭規模で食品および飲料製品に組み込まれるマスターで詳細な技術を可能にする冷風産業の新しい市場にアクセスした。これらおよび他の進歩は、実質的な新製品セグメントを表しており、出願人は、そのために熱いフィードバックを受けており、その事業の驚くべき結果を期待している。
【0011】
したがって、いくつかの実施形態は、ハウジングと、ノズルアセンブリと、装填機構と、を含むハンドヘルド描画装置を提供することができる。ハウジングは、内部容積、長手方向軸、およびハウジングの内部容積へのアクセスを可能にするポートを有することができる。
【0012】
装填機構は、ノズルアセンブリから押し出すためにノズルアセンブリに向かって材料を配置または駆動することができる。装填機構は、材料をノズルアセンブリに向かって駆動するための前進機構を含むことができる。装填機構は、任意選択的に、材料を支持または担持し、ハウジングに解放可能に結合することができるカートリッジを含むことができる。
【0013】
いくつかの実施形態では、カートリッジは、ハウジングのポートに取り外し可能に挿入可能であり、回転軸と、その周りに配置された複数のチャンバと、を有することができる。複数のチャンバの各々は、その中に材料のペレットを支持し、回転軸を中心に回転可能であり、複数のチャンバのうちの活性チャンバを活性位置において長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように構成することができる。
【0014】
適所になると、活性チャンバ内に配置された材料をノズルアセンブリに向かって前進させることができる。ノズルアセンブリは、装置に結合することができ、出口ノズルと、装置からの材料の溶融および押出を容易にすることができる加熱要素と、を含むことができる。
【0015】
いくつかの実施形態では、装置は、ハウジング内に配置され、長手方向軸に沿って並進可能なプッシュロッドをさらに含むことができる。プッシュロッドは、ペレットを加熱要素に向かって活性チャンバから押し出してペレットを溶融させ、材料を押し出すために、延伸位置に向かって活性チャンバ内に移動可能であり得る。
【0016】
プッシュロッドは、モータ、ある種のばね(コイルまたはリーフ)、ユーザが加えた力、または他の駆動機構によって駆動され、プッシュロッドを延伸位置におよび/または延伸位置から外方に移動させることができる。したがって、いくつかの実施形態は、動作のためにモータを使用しない。
【0017】
例えば、装置は、ノズルアセンブリに向かって活性チャンバから材料を移動させる前進機構を含むことができる。前進機構は、構成要素の手動(例えば、ばね、圧縮された流体/空気などへの運動エネルギーの手動入力または位置エネルギーの蓄積によって完了する)または電動による移動を実行することができる。そのような手動移動は、プッシュロッドを押すことによってプッシュロッドを直接前進させること(直線駆動)、プッシュロッドに結合されたばねを予圧するためにプッシュロッドを引き戻し、次いで、ばねがプッシュロッドに直線力を加えることを可能にすること(直線駆動)、プッシュロッドを前進させるためのサムホイールの回転(装置の長手方向軸の周りの回転移動または装置の長手方向軸に対して横方向の回転移動)、またはそのような直線移動と回転移動の組み合わせによって実行することができる。したがって、いくつかの実施形態は、モータを使用せず、代わりに、ある種のばね(コイルまたはリーフ)、ユーザが加えた力、または他の駆動機構など、手動で入力された駆動力を使用する。
【0018】
いくつかの実施形態では、装置の前進機構は、モータ、ある種のばね(コイルまたはリーフ)、ユーザが加えた力、または装置に結合された他の駆動機構を含むことができる。駆動機構は、プッシュロッドの動作を延伸位置に駆動するように構成することができる。さらに、装置は、任意選択的に、装置に結合された1つまたは複数のアクチュエータを含むことができる。アクチュエータは、駆動機構を作動させ、プッシュロッドの動きを制御するように構成することができる。これにより、ユーザは、出口ノズルからペレットを押し出すことができる。
【0019】
さらに、いくつかの実施形態は、プッシュロッドを延伸位置から後退位置に向かって付勢することができる後退機構を含むことができる。プッシュロッドは、延伸位置から後退位置に向かって手動または自動で付勢することができる。
【0020】
任意選択的に、装置は、装置への材料の装填を容易にする再装填機構を含むことができる。例えば、再装填機構は、スクリュー駆動機構、プッシュロッド機構、クリップ機構、ベルト機構、および/または波動駆動機構を含むことができる。再装填機構は、いくつかの実施形態に従って使用することができるホッパ、カートリッジ、クリップ、および/またはベルトなどの1つまたは複数の材料装填構成要素を利用して、ユーザへの中断を最小限に抑えながら、装置の安定したまたは連続した使用を達成する迅速かつ簡単な方法を提供することができる。
【0021】
これらおよび他の特徴は、有利には、ユーザが、装置を適切に動作させるのではなく、装置を使用して実行されている実際の作業により集中することを可能にすることができる。
【0022】
さらなる理解を提供するために含まれており、この明細書の一部に組み込まれ、この明細書の一部を構成する添付の図面は、開示される実施形態を示し、説明と共に、開示される実施形態の原理を説明するのに役立つ。以下に、図について説明する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】いくつかの実施形態によるカートリッジ式描画装置の斜視図である。
【
図2】いくつかの実施形態による、カートリッジアセンブリが描画装置の本体から分離された、
図1に示す描画装置の底面斜視図である。
【
図3】いくつかの実施形態による、
図1に示す描画装置のドッキングレセプタクルの態様を示す底面斜視図である。
【
図4】いくつかの実施形態による、
図1の描画装置と共に使用するためのカートリッジアセンブリの斜視図である。
【
図5】
図4のカートリッジアセンブリの斜視断面図である。
【
図6】
図4のカートリッジアセンブリの分解図である。
【
図7】いくつかの実施形態による、内部構成要素を示すためにハウジングが取り外された描画装置の斜視図である。
【
図8】いくつかの実施形態による、内部構成要素を示すためにハウジングが取り外された描画装置の斜視図である。
【
図9】いくつかの実施形態による、プッシュロッドの延伸位置を示す描画装置の側面断面図である。
【
図10】いくつかの実施形態による、プッシュロッドの後退位置を示す描画装置の側面断面図である。
【
図11】いくつかの実施形態による、描画装置の側面図であり、ハウジングは、その内部構成要素を示すために取り外されており、プッシュロッドの延伸位置を示す。
【
図12】いくつかの実施形態による、描画装置の側面図であり、ハウジングは、その内部構成要素を示すために取り外されており、プッシュロッドの後退位置を示す。
【
図13】いくつかの実施形態による、カートリッジ式描画装置の側面断面図である。
【
図14】いくつかの実施形態による、カートリッジ用のばね式排出駆動装置を利用するカートリッジ式描画装置の側面断面図である。
【
図15】いくつかの実施形態による、カートリッジ用のベルト式排出駆動装置を利用するカートリッジ式描画装置の側面断面図である。
【
図16】いくつかの実施形態による、スクリュー駆動式排出駆動装置を有する描画装置の側面断面図である。
【
図17A】いくつかの実施形態による、プッシャ式排出駆動装置を有する描画装置の側面断面図である。
【
図17B】いくつかの実施形態による、プッシャ式排出駆動装置を有する描画装置の側面断面図である。
【
図18】いくつかの実施形態による、波動生成器式排出駆動装置を有する描画装置の側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に記載される発明を実施するための形態は、主題技術の様々な構成の説明として意図され、主題技術が実施され得る構成のみを表すことを意図するものではない。添付の図面は、本明細書に組み込まれ、詳細な説明の一部を構成する。詳細な説明は、主題技術の完全な理解を提供する目的のために特定の詳細を含む。しかしながら、これらの具体的な詳細なしで主題技術が実施され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの例では、主題技術の概念が不明瞭になることを回避するために、周知の構造および構成要素がブロック図形式で示されている。同様の構成要素は、理解を容易にするために同一の符号でラベル付けされている。
【0025】
本開示は、ハウジング、ノズルアセンブリ、および装填機構を有する3次元描画ペンを含むことができるハンドヘルド描画装置の様々な特徴を説明する。装填機構は、有利には、例えば押出および芸術的創作のためにノズルアセンブリに材料の実質的または半連続的な供給を提供することによって、3D描画ペンの使用を容易にすることができる。
【0026】
装填機構は、材料をノズルアセンブリに向かって駆動するための前進機構を含むことができる。
【0027】
装填機構は、任意選択的に、3Dペンによる使用のために材料を支持または担持するカートリッジを含むことができる。カートリッジは、3Dペンのハウジングに解放可能に結合することができる。
【0028】
いくつかの実施形態では、装填機構はまた、任意選択的に、材料を活性位置に再配置し、材料をノズルアセンブリに向かって駆動するための再装填機構を含むことができる。
【0029】
様々な前進および再装填機構と共に、カートリッジ型および非カートリッジ型装填機構を含む装填機構の様々な実施形態が本明細書で論じられ図示されている。これらおよび他の特徴は、本明細書に開示する描画ペンの1つまたは複数の実施形態に個別に修正または実装することができる。したがって、図に示す特徴は、本明細書で論じられ示されるように、所与の実施形態に交換可能に組み込まれてもよい。
【0030】
ここで図面を参照すると、本開示の実施形態の様々な態様が
図1~
図18に示されている。
図1は、本開示のいくつかの実施形態によるハンドヘルド押出装置または描画装置10の正面斜視図である。図示するように、描画装置10は、ユーザの手に収まるようなサイズおよび構成にすることができ、ペンまたは鉛筆などの筆記具のような操作を可能にするように適切に成形することができる細長いハウジング12を含むことができる。描画装置10は、1つ、2つ、3つ、またはそれ以上のアクチュエータ14を含むことができる。アクチュエータ14は、ユーザがアクチュエータ14を押圧または移動することを可能にする位置でハウジングに沿って配置することができ、それによって描画装置10の1つまたは複数の機能を作動させることができる、1つまたは複数のボタン16の形態とすることができる。アクチュエータ14は一連のボタン16として示されているが、アクチュエータ14は、スイッチ、スライダ、または当技術分野で知られている他のそのような特徴などの他の機能構成要素を含むことができる。
【0031】
描画装置10はまた、ノズルアセンブリ20および装填機構21を含むことができる。ノズルアセンブリ20は、描画装置10の遠位端部分に配置することができる。ユーザは、中心部分24および近位端部分26に沿って遠位端部分22の近位のハウジング12を把持することによって、描画装置10を操作することができる。
【0032】
ここで
図2を参照すると、描画装置10に材料をどのように装填することができるかを示すために、描画装置10が底面斜視図で示されている。描画装置10は、取り外し可能なカートリッジアセンブリ30を含むことができる装填機構を含むことができる。取り外し可能なカートリッジアセンブリ30は、描画装置10に挿入して装着することができる。有利には、カートリッジアセンブリ30は、ノズルアセンブリ20に隣接する、1つまたは複数のペレット32の形態の材料を支持することができ、それにより、材料32を短いまたは最小の距離に沿ってノズルアセンブリ20に向かって前進させることができる。ペレット32は、長方形または円形の形状、例えば材料のスティックの形状とすることができる。上述したように、材料の移動の長さは、使用時に詰まることも面倒になることもない信頼性が高く、ユーザフレンドリな描画装置を開発する際の重要な課題の1つとして特定されている。カートリッジアセンブリ30ならびに描画装置10上へのその配置および装填および図示の実施形態は、少なくとも描画装置10の使用中に材料32をカートリッジアセンブリ30から迅速に装填および駆動することができるという理由で、堅牢で革新的なアプローチを有利に提供する。
【0033】
図3に示すように、描画装置10のプッシュロッド40を使用して、カートリッジアセンブリ30内に存在する材料をノズルアセンブリ20に向かって前進または付勢することができる。材料がノズルアセンブリ20に入ると、材料を溶融して出口ノズル50から押し出すことができる。プッシュロッド40がその全サイクルを完了した後に、カートリッジアセンブリ30は、カートリッジアセンブリ32の別のチャンバがプッシュロッド40と位置合わせされることを可能にするように回転することができ、その結果、ユーザは、プッシュロッド40を作動させて、描画装置10を通って追加の材料を駆動し、それによって出口ノズル50から押し出すことができる。
【0034】
カートリッジアセンブリ30およびその動作は、
図2および
図3に示すように、
図4~
図6により詳細に示されている。図示するように、カートリッジアセンブリ30は、カートリッジ60、回転シャフト62、装着構成要素64、およびバックルカバー66を含むことができる。
【0035】
図4は、組み立てられた状態のカートリッジアセンブリの実施形態を示す。図示するように、カートリッジ60は、装着構成要素64内に受け入れられ、バックルカバー66に結合され得る。回転シャフト62は、
図5に示すように、回転開口部72内に延在する第1の端部70を画定することができる。回転開口部72と回転シャフト62の第1の端部70との間の回転係合、ならびに回転シャフト62とカートリッジ60の中心孔74との間の回転結合は、カートリッジ60を装着された構成に配置することを可能にすることができる。装着された構成では、
図5に示すように、カートリッジ60は、カートリッジ軸線78を中心に自由に回転することができる。さらに、装着構成要素64は、装着構成要素64の係合空洞92内にカートリッジ60の端部部分90を少なくとも部分的に受け入れることができる。いくつかの実施形態では、係合空洞92は、装着構成要素の中心軸に沿って長手方向に延在する円筒状凹部を含むことができる。係合空洞92は、カートリッジ60が装着構成要素64の係合空洞92内に少なくとも部分的に受け入れられることを可能にするために、カートリッジ軸線78と同軸に整列するように構成することができる。
【0036】
さらに、いくつかの実施形態によれば、装着構成要素64は、任意選択的に、
図3、
図4、および
図6に示すように、バックルカバー66の1つまたは複数のそれぞれの係合部材100と嵌合することができる1つまたは複数の係合部材102を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、装着構成要素64の係合部材100は、1つまたは複数の突起を含むことができる。突起は、バックルカバー66の係合部材102の対応する空洞または凹部機構と嵌合、相互作用、または係合することができる断面プロファイルを有することができる。
【0037】
図3~
図6に示す実施形態に示すように、装着構成要素64の係合部材100は、バックルカバー66の係合部材102の凹部と係合するようにスライドすることができる。係合部材100は、バックルカバー66の外面104の形状に追従して一致するように構成されたT字形断面を含むことができる。
図4に示すように、係合部材100,102は、ユーザが描画装置10のための望ましい人間工学的で把持しやすい輪郭または輪郭を有することを可能にするだけでなく、有利には、装着構成要素64が描画装置10内に配置されていることをユーザが迅速かつ容易に視覚的または触覚的に確認することを可能にする、描画装置10の滑らかで連続した外面を集合的に形成または提供するのを助けることができる。そのような実施形態は、カートリッジ60および装着構成要素64の存在を検証するための方法を提供することができ、少なくともカートリッジ60、および場合によっては描画装置10で使用するための材料32が存在しないか、または描画装置10に装填されない可能性があることをユーザに少なくとも示唆またはリマインダを提供する。
【0038】
カートリッジアセンブリ30の
図4~
図6に示す実施形態はまた、
図4および
図5に示すように、バックルカバー66が、カートリッジ60を受け入れることができるカートリッジ空洞またはレセプタクル110を含むことができることを示している。カートリッジレセプタクルは、カートリッジレセプタクル110内でのカートリッジ60の位置決めおよび回転を容易にするためにカートリッジ60を接触させることができる支持体を提供する1つまたは複数のリブ部材112を含むことができる。さらに、バックルカバー66は、レセプタクル装着壁またはブラケット114を含むことができ、それを通って回転開口部72が延在することができ、それに対してカートリッジ60を装填構成に配置することができる。さらに、装着ブラケットは、カートリッジ60内に配置された材料がノズルアセンブリ20に向かって排出開口部120を通過することを可能にするために、回転開口部72およびカートリッジ軸線78から軸方向に離間した排出開口部120を含むことができる。
【0039】
任意選択的に、バックルカバー66はまた、1つまたは複数の結合部材130を含むことができる。結合部材は、バックルカバー66と描画装置10のハウジング12とに隣接して配置され、それらの間をインターフェースすることができる。結合部材は、ハウジング12のそれぞれの結合部材132と機械的に、磁気的に、または他の方法で係合または嵌合することができる。再び
図3を参照すると、描画装置10は、ドッキングレセプタクル140を含むことができ、カートリッジアセンブリ30を受け入れることができる。ハウジングの結合部材132は、ドッキングレセプタクル140に隣接してまたはその中に配置することができる。
図2および
図3に示すように、結合部材132は、ハウジングからドッキングレセプタクル140内に延在することができる。バックルカバー66のそれぞれの結合部材130は、ドッキングレセプタクル140内に配置された結合部材132と係合することができる。したがって、カートリッジアセンブリ30がドッキングレセプタクル140内に配置されると、結合部材130,132間の係合は、カートリッジアセンブリ30が描画装置10のハウジング12と係合したままであり、誤って描画装置10から外れたり分離されたりしないようにすることができる。
【0040】
いくつかの実施形態では、結合部材130,132は、それぞれ互いに引き付け合う1つまたは複数の磁石を含むことができ、したがって、カートリッジアセンブリ30を装填位置にしっかりと係合しながら、カートリッジアセンブリを描画装置10に容易に結合することができる。さらに、ユーザによる十分な意図的な運動により、カートリッジアセンブリ30を取り外すことができる。例えば、カートリッジアセンブリ30は、ユーザの指を係合解除凹部142の中または下に配置し、カートリッジアセンブリ30をドッキングレセプタクル140から分離することによって、ドッキングレセプタクル140から取り外すことができる。係合解除凹部142は、ドッキングレセプタクル140の周縁に沿って配置することができる。突出した結合部材132と共に、係合解除凹部142およびドッキングレセプタクル140の一実施形態が
図3に示されている。
【0041】
任意選択的に、結合部材130は、対応してバックルカバー66内に陥凹することができ、それによって、磁気引力、ならびにカートリッジアセンブリ30がドッキングレセプタクル140に受け入れられ結合されるときのドッキングレセプタクル140に対するバックルカバー66の移動の1つまたは複数の自由度を制限するバックルカバー66とドッキングレセプタクル140との間の機械的係合の両方を提供する。
【0042】
いくつかの実施形態では、カートリッジアセンブリ30は、材料32の1つまたは複数のペレット32をそれぞれ装填することができる複数のチャンバを有する回転可能な構成要素として構成することができる。例えば、
図4~
図6を参照する。カートリッジは、1つまたは複数のチャンバ150を含むことができる。これらの図に示す実施形態は5つのチャンバを有するが、2つ、3つ、4つ、6つ、またはそれ以上のチャンバを有する他の実施形態を開発することができる。いくつかの実施形態によれば、カートリッジ60は、有利には、ユーザが一連のサイクルにわたって描画装置10を操作することを可能にするために、および/またはユーザが描画装置10から異なる種類の材料を装填および分配することを可能にするために、少なくとも2つのチャンバ150を含むことができる。
【0043】
いくつかの実施形態によれば、カートリッジ60のチャンバ150は、材料をそこに装填することを可能にする円筒形状を有することができる。さらに、チャンバ150は、カートリッジ軸線78の周りに対称的におよび/または均等に離間することができる。そのような整列は、チャンバ150の各々がバックルカバー66の排出開口部120と軸方向に整列するように回転可能であることを容易にすることができる。これに関して、排出開口部120は、材料32が排出開口部120を通って駆動されることを可能にするために、チャンバ150の各々の断面プロファイルまたは寸法に少なくとも等しくなるようなサイズにすることができる。以下でさらに説明するように、描画装置10の動作中に、チャンバ150の各々をカートリッジ軸線78の周りに連続的に回転させることができ、チャンバ150内に配置された材料32をチャンバ150から排出開口部120を通ってノズルアセンブリ20内に押し出し、そこで材料32を溶融させて出口ノズル50から押し出すことができる。
【0044】
カートリッジアセンブリ30およびドッキングレセプタクル140のモジュール性は、砂糖、ガム、プラスチック、または他のそのような材料などの別個の材料を利用することを意図した装置にはこれまで利用できなかった多くの利点および利点を提供することができる。本明細書に示され説明される構成要素の分解および組み立ての両方を含むモジュール性および装填の容易さは、ユーザがカートリッジアセンブリ30を迅速に取り外し、それに所望の材料アレイ(例えば、ペレット32)を装填し、使用のためにカートリッジアセンブリ30を描画装置10に直ちに結合することを可能にする。いくつかの実施形態の分解設備はまた、ユーザが装置のメンテナンスのために必要に応じて構成要素を洗浄および/または交換することを可能にする。
【0045】
描画装置10のモジュール性はまた、描画装置10の迅速な分解、洗浄、および組み立てを有利に可能にする。出願人は、複数のカートリッジアセンブリを提供することにより、カートリッジアセンブリを交換するための最小限の一時停止だけで、ユーザが描画装置10を使用して実質的に中断のない専用の時間を有することも可能になることを見出した。
【0046】
本開示の描画装置のこれらおよび他の利点は、他の従来の装置を使用しては不可能であった。実行可能な描画ペンを作成しようとする他の試みは、従来技術の装置の設計の悪さ、動作の遅さ、装填の遅さ、および他の問題のある態様のために失敗しており、本明細書に開示するいくつかの実施形態に従って提示される課題および開発を必ずしも企図していない。実際、これらの従来の装置とは対照的に、本開示は、迅速に有利に荷積みまたは荷降ろしすることができ、構成要素の単純で堅牢な組み立てを有し、押出プロセス中に必要な材料移動距離が最小限である描画装置を提供する。これらは、他の利点の中でも、これまで不可能であったように、信頼性が高く自由で中断のないワークフローおよび創造性を提供することによって、料理および他の芸術作品の作成を可能にする信頼性が高く、商業的に重要な製品を作り出す。
【0047】
描画装置10による材料の装填および組み立ての態様について説明したが、
図7~
図12に関してさらに説明する。上述したように、色、形状、および特性を含む材料の種類は、ユーザの所望に応じて変えることができる。装置は、砂糖、ガム(例えば、ゼラチン)、イソマルト、チョコレート、生地(例えば、押出プロセス中/押出プロセスによって調理することができるパスタ生地、パン生地、クッキー生地など)、ワックス、動物性脂肪、タピオカ、チーズ、タフィー、ジャム、砂糖、コーンパフ、挽肉、肉、ジャガイモ、または他の食用材料または粘土、セラミック、または他の硬化性クラフト材料などの様々な種類の材料を使用することができることが想定される。そのような材料は、使用され、カートリッジ60のチャンバ150のうちの1つまたは複数に装填されてもよい。
【0048】
任意選択的に、ユーザは、異なる材料タイプが同じカートリッジ60に装填される方法を実行することができ、それにより、ユーザが、第1の材料が基材上に押し出される連続プロセスを定義または実行することを可能にし、その後に、追加の材料(異なる色、特性、または他の特性を有してもよい)を第1の押し出された材料上に重ねることができ、それにより、ユーザの所望に応じて、層および材料特性の複雑な相互作用を提供する。例えば、チャンバ150には、それぞれ異なる色を有する糖のペレット32を装填することができる。これにより、描画装置10の動作は、ユーザのための多数の連続色を生成することができる。
【0049】
ここで
図7~
図12を参照して、描画装置10の他の態様および動作についてより詳細に説明する。
【0050】
いくつかの実施形態によれば、ハンドヘルド押出描画装置は、出口ノズルから押し出すために、描画装置を通ってノズルアセンブリに向かう材料の制御可能な流れをユーザに提供する。上述したように、従来の装置では、ユーザに描画装置の有意な度合いの中断のない低メンテナンス作業を提供することができない様々な努力がなされてきた。代わりに、そのような装置は、材料を再装填するか、または異なる種類の材料を装填するために、かなりのユーザ相互作用および操作を必要とする。さらに、そのような装置はまた、装置がリセットされるか、または追加の使用の準備が整う間に、ユーザがかなりの期間にわたって一時停止することを必要とする。そのような装置は、その中のいくつかの実施形態に従って開示されるように、実質的に連続的な動作において、異なる所望の特性を有する実質的な量の材料を提供する代わりに、装置の動作の段階中にユーザが待つ必要がある単一の少量の動作のみを提供する傾向がある。したがって、これらおよび他の利点は、本明細書に開示する描画装置の特徴を使用して可能である。
【0051】
描画装置は、再装填機構を有利に組み込むことができる。描画装置はまた、後退機構を含むことができる。後退機構は、手動または自動で作動させることができる。いくつかの実施形態によれば、これらの機構は、必要に応じて、単一の描画装置に組み込むことも、描画装置から省略することもできる。
【0052】
図7~
図12は、描画装置10の一実施形態の様々な構成要素を示す。この実施形態は、後退機構が再装填機構と組み合わせて使用される描画装置を示しているが、これらの機構は互いに独立して組み込むことができ、手動または自動で作動させることができる。本明細書でさらに説明するように、後退機構および再装填機構は、描画装置10において依存して動作または機能することができるが、これらの機構はまた、互いに独立して機能することができる。
【0053】
図7および
図8は、描画装置10の構成要素の態様を示すために、ハウジング12のない描画装置10のそれぞれ底面および背面斜視図を示している。
図9~
図12は、描画装置10の側面図を示しており、
図9および
図10は、
図3の切断線9-9に沿った断面図を示している。さらに、
図11および
図12は、描画装置10の側面図を示しており、描画装置10の構成要素の詳細を示すためにハウジングは省略されている。
図9および
図11は、前進機構が完全延伸位置250に配置された状態の描画装置10を示している。
図10および
図12は、完全後退位置にある前進機構を示す。さらに、
図9および
図11は、係合解除位置にある再装填機構も示している。
図10および
図12は、係合駆動位置にある再装填機構を示す。
【0054】
図7および
図8は、描画装置10の様々な構成要素を示す。
図7は、描画装置10が固定または装着プレート200を含むことができることを示している。固定プレート200は、本明細書で説明するように、固定、摺動、または回転結合を含む、描画装置10の様々な構成要素を装着または結合できるように構成することができる。固定プレート200は、少なくとも部分的に描画装置10の長さに沿って延在し、ハウジング12の少なくとも一部内に配置することができる。
図8は、描画装置10の構成要素の特徴をより明確に示すために、固定プレート200を省略して描画装置10の構成要素を示している。
【0055】
図7および
図8に示すように、描画装置10は、描画装置10内の材料の運動を駆動するためにギヤアセンブリ212に動作可能に接続されたモータ210などの駆動機構を含むことができる。しかしながら、上述したように、いくつかの実施形態は、モータを使用せず、代わりに、ある種のばね(コイルまたはリーフ)、ユーザが加えた力、または他の駆動機構など、手動で入力された駆動力を使用する。
図7および
図8を参照すると、モータ210およびギヤアセンブリ212は、アクチュエータ14を使用して、描画装置10の電気部品220によって生成された信号に応答して作動させることができる。電気部品220は、1つまたは複数の回路、マザーボード、PCB、ワイヤ、充電式バッテリなどのバッテリ、ライト、およびユーザが描画装置10の1つまたは複数の機能を制御することを可能にすることができる他の電子機能を含むことができる。
【0056】
後退機構は、モータ210およびギヤアセンブリ212と連動して、またはそれに応じて動作することができる。例えば、これらの図に示す実施形態では、ギヤアセンブリ212は、スキップギヤ230が所定量回転するまでモータ210がスキップギヤ230の運動を一方向に駆動することを可能にするスキップギヤ230を含むことができ、そこでモータ210は一時停止することができ、それによってスキップギヤ230が後退許容位置を維持することを可能にする。したがって、スキップギヤ230は、スキップギヤ230の歯が前進機構214のラック232と係合する駆動回転位置と、スキップギヤ230の歯がもはやラック232の歯と係合しない係合解除位置とを画定することができ、それによってラック232がスキップギヤ230に対して2つ移動することを可能にする。いくつかの実施形態では、スキップギヤ230の外周は、スキップギヤ230の歯の間に隙間がある歯付き部分および歯のない部分もしくは区間234を有することができる。ギャップは、ラック232がスキップギヤ230から外れることを可能にするのに十分に広くすることができる。
【0057】
後退機構は、
図9に示すように、モータ210がラック232を完全延伸位置250に前進させることを可能にすることができる。ラック232は、スキップギヤ230の回転により、完全延伸位置250まで駆動することができる。しかしながら、スキップギヤ230の歯が
図9に示す位置を超えてそこに示す方向254に回転されるほぼ
図9に示す瞬間に、スキップギヤ230は、その後に、スキップギヤ230の歯のない部分234がラック232の歯に隣接する位置まで回転されると、ラック232から係合解除することができる。
【0058】
スキップギヤ230とラック232との間の係合解除が
図10に示されている。同図に示すように、ラック232の歯は、ラック232の歯と隣接するようにスキップギヤ230の歯のない部分234が回転するスキップギヤ230の回転位置により、スキップギヤ230の歯と接触していない。
【0059】
いくつかの実施形態によれば、先行歯260から最終歯262までのスキップギヤのサイクルは、約5秒~約25秒、約10秒~約20秒、または約15秒の総駆動時間を有することができる。
【0060】
したがって、アクチュエータ14の作動時に、モータは、スキップギヤ230の円周または外周の約3/4が所与のサイクル時間で回転を完了する速度で、方向254にスキップギヤを前方に駆動することができる。
【0061】
任意選択的に、前進機構214は、スキップギヤ230が回転運動することなく専用の期間にわたって係合解除位置270に留まることを可能にするように構成することができ、またはスキップギヤ230が一定の速度で回転し続けることができ、それによってラック232が完全延伸位置250から完全後退位置252に移動するのに十分な時間を提供する。
【0062】
描画装置10の電気部品220は、スキップギヤ230がラック232を完全延伸位置250に駆動し、次いでラック232が完全後退位置252に達するまで特定の期間にわたってラック232から係合解除する完全なサイクルが生じることを可能にするように描画装置10が機能することを可能にするようにプログラムすることができる。
【0063】
いくつかの実施形態では、スキップギヤ230が
図10に示す係合解除位置270から完全に回転すると、サイクルを実行することができる。したがって、ユーザは、アクチュエータ14を作動させ、押し、またはトリガすることができ、それによって、スキップギヤ230の歯がラック232の歯に接触し始めるまでスキップギヤ230を係合解除位置270から回転を開始させ、ラックの動きを完全延伸位置250まで駆動し、その後に、
図9に示す位置を越えるスキップギヤ230の継続的な動きによって、
図10に示すように、スキップギヤの歯のない部分234を係合解除位置270に到達させる。係合解除位置270に入ると、ラック232は、手動でまたは自動的に駆動され、または引っ張られ、あるいは完全後退位置252に戻ることができる。
【0064】
モータまたは他の駆動機構を介して手動または自動で達成されるかどうかにかかわらず、ラック232を完全延伸位置250から離れるように付勢するように収縮または拡張することができるばねなどの機械的構成要素を使用して、ラック232の後退を容易にすることができる。
【0065】
そのような機械部品の一実施形態が、ばね280として
図9および
図10に示されている。
図9および
図10に示すように、ラック232が完全延伸位置250に向かって駆動されると、ばね280は、ラック232が完全延伸位置250に到達したときに、ばね280が、ラック232を完全後退位置252に向かって引っ張るために、スキップギヤ230が係合解除位置270に到達した時点で使用することができる高度の位置エネルギーを有するように、休止位置から引き離され、伸長され得る。
【0066】
あるいは、ラック232が完全延伸位置250に向かって駆動されるときにばね280を圧縮することができ、その後に、ばねは拡張してラック232を完全後退位置252に向かって押し戻すことができる。ラック232を完全延伸位置250に向かって駆動し、完全後退位置252に引き込むか押し戻すことを可能にする他の様々な構成を開発することができる。このようにして、後退機構は、ユーザが前進機構を選択的に作動させ、
図9に示すように、プッシュロッド236が材料のすべてを活性チャンバ150から押し出すまでラック232を前方に駆動することを可能にすることができる。その後に、ラック232およびプッシュロッド236は、プッシュロッド236が活性チャンバ150から完全に出た完全後退位置252に移動することができる。
【0067】
さらに
図7および
図8を参照すると、いくつかの実施形態によれば、描画装置10は、再装填機構を含むこともできる。再装填機構は、手動または自動で作動させることができる。再装填機構は、材料が描画装置10の出口ノズルに向かって駆動され得るように、ハウジング内で材料を移動または回転させるように構成された1つまたは複数の構成要素を含むことができる。
【0068】
例えば、プッシュロッド40が材料をノズルアセンブリ20に向かって駆動して出口ノズル50から押し出すように、材料をカートリッジアセンブリのチャンバ内に配置し、順次回転させることができる。再装填機構は、ユーザからの信号、描画装置10内の他の構成要素または機構の動作中の描画装置10内の機械的力に応答して、またはユーザによって加えられた機械的力に応答して、描画装置10内の材料を再装填または再配置するように機能することができる。
【0069】
図7および
図8に示す実施形態では、再装填機構は、駆動リンク機構300、インデックスロッド302、および逆リンク機構304を含むことができる。駆動リンク機構300、インデックスロッド302および逆リンク機構304は、直線運動をカートリッジアセンブリ30のカートリッジ60に与えられる回転運動に変換するために機能的に協働することができる。
【0070】
例えば、逆リンク機構304は、対向する端部がラック232およびインデックスロッド302の一部に接触することを可能にするように、固定プレート200にピボット可能に結合された細長い部材を含むことができる。逆リンク機構304は、交互の位置の間で旋回し、その後に再装填機構を作動させ、それによってカートリッジ60で直線運動を回転運動に変換するために駆動リンク機構300に付与することができる力をインデックスロッド302に付与することができる。
【0071】
ここで、
図9および
図11に示す第1の位置、
図10および
図12に示す第2の位置を参照して、逆リンク機構304の作動を説明する。例えば、
図9および
図11では、ラック232が延伸位置にある第1の位置に逆リンク機構304が示されており、したがって、ラック232は逆リンク機構304に接触していないか、または回転力を及ぼさない。したがって、逆リンク機構304はインデックスロッド302に接触していてもよいが、逆リンク機構304はインデックスロッド302に駆動力を及ぼさなくてもよい。したがって、上述のばねなどの付勢機構は、インデックスロッド302および駆動リンク機構300を係合解除位置に保持または維持する。
【0072】
しかしながら、
図10および
図12を参照すると、ラック232が後退位置252にリバウンドまたは移動すると、ラック232の一部、または当接部材320などのそれに結合された構成要素は、並進して逆リンク機構304のラック端部部分または要素330に接触することができ、それによって逆リンク機構304をそのピボット点306の周りにピボットさせ、それによって逆リンク機構304のインデックス端部部分または要素332を移動させてインデックスロッド302と接触させる。インデックス端部部分332がインデックスロッド302に接触すると、逆リンク機構304のインデックス端部部分332によってインデックスロッド302に軸方向の力を加えることができ、それによってインデックスロッド302の並進または他の移動を駆動し、駆動リンク機構300を作動させる。
【0073】
駆動リンク機構300が非カートリッジ駆動位置(
図9および
図11に示す)から作動すると、駆動リンク機構300は、カートリッジ60の突起または戻り止め機構などの係合部材340に接触して、カートリッジ60の動きをカートリッジ駆動位置(
図10および
図12に示す)に駆動することができる。駆動リンク機構300を介して係合部材340に接触することにより、カートリッジ軸線78を中心としてカートリッジ60に回転力を加えることができる。
【0074】
例えば、
図4を参照すると、カートリッジ60の係合部材340は、カートリッジ60の近位端部に沿ってカートリッジ60のカートリッジ軸線78または中心から半径方向に延在することができる。駆動リンク機構300は、駆動リンク機構300がインデックスロッド302の遠位端部分または接触界面346と接触すると、駆動ピボット点344(
図7~
図12に示す)の周りを回転することができる駆動部材342を含むことができる。
【0075】
図9および
図10に示すように、インデックスロッド302の接触界面346は、接触界面346部分が駆動リンク機構300の一部(駆動部材342にピボット可能に結合された中間またはピボットリンケージ348など)に当接する異なる長手方向位置で駆動リンク機構300と嵌合するように成形または構成することができる。
【0076】
図9を参照すると、接触界面346は、装置10の長手方向軸78に対して第1の角度で配置された第1の面を含むことができ、第1の面は、
図9および
図11に示すカートリッジ非駆動位置にあるときにピボットリンク348に接触することができる。例えば、接触界面346は、接触界面346がカートリッジ非駆動位置においてピボットリンク348の側面または面とほぼ一致または嵌合することを可能にする第1のピッチまたは角度でピボットリンクの側面または面に接触することができる。
【0077】
さらに、接触界面346は、
図10および
図12に示すカートリッジ駆動位置にあるときにピボットリンク348に接触することができる、装置10の長手方向軸78に対して第2の角度で配置された第2の面を含むことができる。例えば、接触界面346は、ピボットリンク348がカートリッジ駆動位置に向かって移動するときに、接触界面346がピボットリンク348の側面または面にほぼ一致または嵌合することを可能にする第2のピッチまたは角度でピボットリンク348の側面または面に接触することができる。
【0078】
さらに、インデックスロッド302がカートリッジ駆動位置に向かって遠位に駆動されると、カートリッジ60は回転して、次のチャンバをプッシュロッド40と軸方向に整列する。駆動リンク機構300のカートリッジ駆動位置への移動は、先行するまたは第1の回転位置から第2の回転位置へのカートリッジ60に対する接触およびカートリッジの回転をもたらす。特に、駆動リンク機構300が係合され、インデックスロッド302および接触界面346の遠位方向の動きに応答して移動すると、ピボットリンク348はピボット点344を中心にピボットする。これが起こると、ピボットリンク348は、
図10に示すように、インデックスロッド302の接触界面346の第2の傾斜面と接触することができる。
【0079】
上述したように、ラック232は、延伸位置250と後退位置252との間で移動することができる。いくつかの実施形態によれば、ラック232は、その近位端部または遠位端部に沿って1つまたは複数の付勢部材と係合することができる。付勢部材は、ハウジングの内部構造に直接的または間接的に結合、装着、または係合することができ、ラック232の一部に直接的または間接的に結合され、ラック232がモータ210の作用によって延伸位置に向かって移動または駆動されると、付勢部材が圧縮または伸張される。ラック232が完全延伸位置250に達すると、付勢部材はラックを係合解除位置に戻すことができる。
【0080】
いくつかの実施形態では、ラック232が完全延伸位置250に到達すると、前進機構214は、上述したように、歯のない部分234を有するスキップギヤ230を使用することができる。これにより、スキップギヤ230との係合が解除されている状態では、ラック付勢部材の作用によってラック232を後退位置252に押し戻しまたは引き戻すことができる。
【0081】
あるいは、ラック232が完全延伸位置250に達すると、モータ210は一時停止または「オフ」状態に入ることができ、その間、付勢部材は、モータ210の摩擦力またはアイドル状態に打ち勝つことによってラック232を後退位置252に駆動または戻し、それによってモータ210のシャフトを逆転段階で逆転させる。したがって、付勢部材は、非作動モータの摩擦に抗してラック232を係合解除位置または後退位置252に戻すことができる。そのような実施形態では、モータは、電源オフ状態または非駆動状態にあり、付勢部材によって単純に克服され得る。したがって、モータは、そのような実施形態ではラック232と噛み合ったまままたは回転係合したままであり、ユーザによって作動されたときにラック232に正の駆動力を加えるだけであり、完全延伸位置250までのみである。その後に、ラック付勢部材の作用によりモータ210を逆回転させることができる。
【0082】
上述したように、装置の装填機構は、例えば押出および芸術的創作のためにノズルアセンブリに材料の実質的または半連続的な供給を提供することによって、3D描画ペンの使用を有利に容易にすることができるように構成することができる。例えば、前進機構、カートリッジ、ベルトシステム、ホッパ、レボルバカートリッジ、スクリュー駆動システム、波動生成器、および/または再装填機構を含む様々な種類の装填機構を、3D描画ペンの1つまたは複数の実施形態に組み込むことができる。
図13~
図18は、これらの特徴および他の特徴を示しており、これらの特徴は、本明細書に開示する描画ペンの1つまたは複数の実施形態に個別に修正または交換可能に組み込むことができる。
【0083】
ここで
図13~
図18を参照すると、いくつかの実施形態による、任意選択的に描画装置に組み込むことができる前進および再装填機構およびその構成要素の実施形態の側面図が示されている。
【0084】
図13Aおよび
図13Bは、レボルバカートリッジ404を含む装填機構402を有する描画装置400の実施形態の側面断面図である。レボルバカートリッジ404は、描画装置400の本体に結合され、軸406を中心に回転可能であり得る。軸406は、前進機構またはプランジャ408の長手方向軸に対して平行に延在することができる。カートリッジ404が軸406の周りを回転すると、個々のスロットまたはバレル410は、材料のペレット412をバレル410内に装填し、軸406の周りを回転させ、準備完了位置または活性位置420から駆動することを可能にするように配置することができる。
【0085】
図13Aおよび
図13Bは、材料のペレット412を加熱要素に送り込み、出口ノズルを通って押し出すように、プランジャ408がバレル414内に完全に移動したことを示している。
図13Aおよび
図13Bに示す実施形態の利点の1つは、レボルバカートリッジ404が、バレル410が露出し、装填に利用可能であるような位置にあることである。
【0086】
図13Aに示すように、バレル410は、ペンの近位端部に向かう方向に装填することができる。しかしながら、いくつかの実施形態は、
図13Bに示すように、バレルがペンの遠位端部または先端部に向かう方向に材料の挿入を可能にするように構成することができる。
【0087】
図14は、クリップまたはクリップ機構454を使用する前進および再装填機構を含む装填機構452を有する描画装置450の実施形態を示す。クリップ454は、材料のいくつかのペレット456を運ぶことができる。そのような実施形態では、クリップ454は、その側面に沿ってなど、装置に結合することができ、それによって、クリップ内に収容された材料456を使用のために装置内に送達することを可能にする。
【0088】
例えば、クリップ454は、材料456が装填される内部容積と、材料456を容積から装置内に押し出す駆動構成要素とを含むことができる。駆動構成要素は、材料456を装置の装填チャンバ458に向かって移動させるための駆動力を提供するばねまたは他の構造を含むことができる。
【0089】
装填チャンバ458内に駆動位置に配置されると、装置のプッシュロッド460は、押出のために材料456をノズルアセンブリに向かって付勢することができる。ユーザは装置を作動させることができる(例えば、プッシュロッド460が作動状態にあり、ばね力によって軸方向に駆動されることを直接的または間接的に可能にすることができる、ボタンまたは他のアクチュエータなどの従来の作動機構を使用する)。
【0090】
図1~
図18に示す実施形態のいずれかの場合と同様に、装置500のいくつかの実施形態では、ユーザがプッシュロッド460をばね力に抗して引っ張り、プッシュロッド460を駆動位置に予圧する(プッシュロッド460を動かすために引っ張る)ことを可能にすることなどによって、プッシュロッド460を手動で作動させることができる。
【0091】
図1~
図18に示す実施形態のいずれかの場合と同様に、装置500のいくつかの実施形態では、プッシュロッド460は、モータ、ある種のばね(コイルまたはリーフ)、ユーザが加えた力、または例えば1つまたは複数のギヤを使用して回転力をプッシュロッド460の直線運動に変換する他の駆動機構によって作動させることができる。
【0092】
作動時に、プッシュロッド460は、装填チャンバ458内の材料456に対して軸方向の力を加えることができ、それによって材料456をノズルアセンブリに向かって駆動し、プッシュロッド460を駆動位置に向かって移動させる。次いで、プッシュロッド460は、ばね力に抗して駆動位置に向かって引き戻されることができ、それによって、装填チャンバ458をクリアにし、クリップ機構が追加の材料456を装填チャンバ458に押し込むことを可能にし、それによって、装置は、ユーザが装置を作動させ、押出プロセスを継続することを可能にする準備状態に再びある。
【0093】
図15は、ベルト駆動機構504を使用する前進および再装填機構を含む装填機構502を有する描画装置500の実施形態を示す。ベルト駆動機構504は、材料506を運ぶベルト504を使用することができ、追加の材料506を装置の装填チャンバ508に迅速に装填するために装置内および装置を通って供給することができる。材料506が装填チャンバ508内に配置されると、材料506は、プッシュロッド510によって押出成形のためにノズルアセンブリに向かって駆動され得る。
【0094】
いくつかの実施形態では、ベルト504は、手動または自動にかかわらず、装置を通って引き込まれるかまたは機械的に引っ張られ得る。ベルト504は、材料506がベルト504によって担持され、装填チャンバ508(例えば、ノズルアセンブリと軸方向に位置合わせされる)内に配置されるたびに前進または前進することができる。これにより、前進は、ベルト504によって担持された追加の材料506を、プッシュロッド510によって駆動されるための準備完了位置に移動させることができる。したがって、ユーザは、材料506が装填チャンバ508を通ってノズルアセンブリに駆動される後続のサイクルを完了することができる。
【0095】
ベルト504は、ベルト504が前進して使用されるときに、第1の側面開口部を通って第2の側面開口部から装置500のハウジング内に供給され得る。第1および第2の側面開口部は、ノズルアセンブリの近くで、装置500のハウジングの遠位端部分に隣接して配置することができる。
【0096】
いくつかの実施形態では、ベルト504は再使用可能であり、ユーザがベルト504に追加の材料を再装填することを可能にする。さらに、ベルト504は、使い捨てまたは使い捨て部品とすることができる。
【0097】
例えば、
図16は、スクリュー駆動機構554を使用する再装填機構を含む装填機構552を有する描画装置550の実施形態を示す。そのような実施形態は、装置(例えば、装填チャンバ558内にあり、装填チャンバに向かって材料556を駆動する)内で回転することができ、材料556が押出のためにノズルアセンブリに向かって装置内で駆動されることを可能にするアルキメデススクリュー554を含むことができる。材料556は、球状ビーズなどのペレットを含むことができる。
【0098】
スクリュー554は、モータ、ある種のばね(コイルまたはリーフ)、ユーザが加えた力、または他の駆動機構に結合され、それらを介して駆動され得る。モータであろうと手動で作動させようと、スクリュー554は、ユーザによる作動時に回転して、材料556をノズルアセンブリに向かって選択的に供給することができる。
【0099】
さらに、材料556は、装置の近位端部分またはサイドドアまたはポートで装置に結合することができるホッパを介して装填チャンバに供給することができる。
【0100】
次に、
図17Aおよび
図17Bは、プッシュ駆動機構およびホッパ604を使用する前進および再装填機構を含む装填機構602を有する描画装置600の実施形態を示す。プッシュ駆動機構およびホッパ604は、手動または自動で作動させることができる。いくつかの実施形態では、再装填機構は、プッシュ駆動機構を作動させ、ホッパ604からノズルアセンブリへの材料606の排出および駆動を支援することができる駆動機構入力を含むことができる。
【0101】
いくつかの実施形態は、装置600(例えば、装填チャンバ608内)内で往復運動することができ、材料606または消耗品が押出のためにノズルアセンブリに向かって装置600内で駆動されることを可能にするプッシュロッド610を含むことができる。
【0102】
材料606は、不均一または可変の幾何学的形状などの任意の幾何学的形状のペレットを含むことができる。さらに、材料606は、ホッパ604を介して装填チャンバ608に供給することができる。
【0103】
いくつかの実施形態では、ホッパ604は、装置600の近位端部分またはサイドドアまたはポートで装置600に取り外し可能に結合することができる。プッシュロッド機構610は、パワー入力(例えば、DCまたは蓄積エネルギーまたは手動入力であり、
図17Aに示すような開位置または装填位置から、
図17Bに示すような圧縮位置または駆動位置にプッシュロッド610を駆動する)によって材料606を圧縮して駆動することができる。
【0104】
最後に、
図18は、前進および再装填機構を含む装填機構652を有する描画装置650のさらに別の実施形態を示す。
図18では、波動生成機構652を使用する再装填機構。そのような実施形態では、材料656は、装置の近位端部の後部入口開口部(図示せず)内に、および/またはホッパもしくは他の材料搬送カートリッジを介して装置650内に装填することができる。例えば、開口部は、開口部への材料の挿入を可能にするが、開口部からの材料656の偶発的な除去(例えば、重力によって)を制限するリストリクタを含むことができる。
【0105】
装置650に入ると、材料656は、波動生成機構652を使用して押出のためにノズルアセンブリに向かって装置650内で駆動され得る。波動生成機構652は、超音波駆動またはうねり機構などによって、線形作動を生成し、材料またはペレット656に伝達するアクチュエータ部分660を含むことができる。任意選択的および/または代替的に、アクチュエータ部分660はまた、材料656を装置650を通してノズルアセンブリに向かって付勢する圧縮、転動作用または蠕動作用を生成することができる。
【0106】
有利には、再装填機構のいくつかの実施形態に従って使用することができるホッパ、カートリッジ、クリップ、およびベルトは、ユーザへの中断を最小限に抑えながら、装置の安定したまたは連続的な使用を達成する迅速かつ簡単な方法を提供する。これらおよび他の特徴により、ユーザは、装置を適切に動作させるのではなく、装置を使用して実行されている実際の作業により集中することができる。
【0107】
条項としての主題技術の例示
本開示の態様の様々な例は、便宜上、番号付きの条項(1、2、3など)として記載される。これらは例として提供されており、主題技術を限定するものではない。図面および符号の識別は、単に例として、例示のために以下で提供され、条項はこれらの識別によって限定されない。
【0108】
条項1.ハンドヘルド描画装置であって、内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有するハウジングと、ハウジングに結合され、出口ノズルと、材料のペレットを溶融するための加熱要素と、を含むノズルアセンブリと、加熱要素がペレットを溶融させることを可能にするために、ペレットがハウジング内の活性位置に駆動されて支持されることを可能にするように構成された装填機構と、を含むハンドヘルド描画装置。
【0109】
条項2.装填機構が、ペレットをハウジングのポートで支持するように構成される、条項1に記載の描画装置。
【0110】
条項3.装填機構が、ハウジングのポートに取り外し可能に結合可能なカートリッジを含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0111】
条項4.カートリッジが、回転軸と、回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、複数のチャンバの各々が、内部に複数のペレットを支持するように構成され、複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、回転軸の周りで回転可能である、条項3に記載の描画装置。
【0112】
条項5.装填機構が、カートリッジを回転させ、ペレットを活性チャンバから加熱要素に向かって駆動するための前進機構をさらに含む、条項4に記載の描画装置。
【0113】
条項6.ハウジング内に配置され、長手方向軸に沿って並進可能なプッシュロッドをさらに含み、プッシュロッドが、ペレットを溶融させて材料を押し出すために活性チャンバから加熱要素に向かってペレットを駆動するための延伸位置に向かって活性チャンバ内に移動可能である、条項5に記載の描画装置。
【0114】
条項7.前進機構が、プッシュロッドが延伸位置から離れる方向に移動することによって作動するリンクシステムを含み、リンクシステムに、追加の材料を活性位置に位置決めするためのカートリッジに対して駆動部材を接触させる、条項6に記載の描画装置。
【0115】
条項8.リンクシステムが、ピボット逆リンク機構と、駆動ロッドと、ピボット前進リンク機構と、を含む、条項7に記載の描画装置。
【0116】
条項9.プッシュロッドの延伸位置への運動を駆動するように構成されたモータをさらに含む、条項6に記載の描画装置。
【0117】
条項10.プッシュロッドが、モータのギヤと係合するラックに結合される、条項9に記載の描画装置。
【0118】
条項11.プッシュロッドの延伸位置への運動を駆動するように構成されたばね機構をさらに含む、条項6に記載の描画装置。
【0119】
条項12.プッシュロッドが、延伸位置から装填位置に自動的に戻る、条項6に記載の描画装置。
【0120】
条項13.モータを作動させてプッシュロッドの動きを制御し、それによって出口ノズルからペレットを押し出すように構成されたアクチュエータをさらに含む、条項6に記載の描画装置。
【0121】
条項14.装置の装填チャンバからプッシュロッドを押し出すように構成された反転機構をさらに含む、条項6に記載の描画装置。
【0122】
条項15.反転機構が、プッシュロッドを活性チャンバから離れるように付勢するように構成されたばねを含む、条項14に記載の描画装置。
【0123】
条項16.プッシュロッドが、ギヤ駆動装置と噛合式に係合するラックを含む、条項14に記載の描画装置。
【0124】
条項17.複数のチャンバの各々が円筒形である、条項4に記載の描画装置。
【0125】
条項18.カートリッジが、5つのチャンバを含む、条項3に記載の描画装置。
【0126】
条項19.カートリッジが少なくとも2つのチャンバを含む、条項3に記載の描画装置。
【0127】
条項20.カートリッジがハウジングの取り外し可能なカバー部分に結合され、カートリッジおよび取り外し可能なカバー部分が単一のユニットとして協働して、ハウジングからのカートリッジの挿入または取り外しを可能にする、条項3に記載の描画装置。
【0128】
条項21.取り外し可能なカバー部分が、ポートに隣接するハウジングの外面の輪郭または表面連続性と一致する外面を含む、条項20に記載の描画装置。
【0129】
条項22.装填機構がクリップ機構を含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0130】
条項23.装填機構がレボルバカートリッジを含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0131】
条項24.装装填機構が、材料の複数のペレットが支持されるベルトを含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0132】
条項25.装填機構がスクリュー駆動機構を含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0133】
条項26.装填機構が手動プッシュロッド機構を含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0134】
条項27.装填機構が波動生成機構を含む、先行する条項のいずれかの描画装置。
【0135】
条項28.出口ノズルが、長手方向軸に沿って配置される、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0136】
条項29.加熱要素が、出口ノズルと装填機構との中間に配置される、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0137】
条項30.ハウジングが、ユーザの手に収まるように構成され、ハウジングに対して実質的に垂直なハンドルなしで構成される、先行する条項のいずれかの描画装置。
【0138】
条項31.描画装置が、3D空間での描画を可能にするように構成された3次元(3D)描画ペンである、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0139】
条項32.加熱要素が、出口ノズルに隣接して配置され、出口ノズルを通って押し出す前に材料のペレットを溶融するように構成される、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0140】
条項33.ハウジングが第1の端部と第2の端部との間の長さを含み、長さがハウジングの最大横断範囲よりも大きい、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0141】
条項34.装置が、出口ノズルからペレットを連続的な垂直形態で押し出すように構成される、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0142】
条項35.ハンドヘルド描画装置であって、内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有するハウジングと、ハウジングのポートに取り外し可能に結合可能な装填機構であって、内部で消耗材料を支持するように構成され、活性位置で長手方向軸と整列して材料を選択的に位置決めするように構成される、装填機構と、ハウジングに結合され、出口ノズルおよび加熱要素を含むノズルアセンブリと、を含む、ハンドヘルド描画装置。
【0143】
条項36.装填機構が、ハウジングのポート内に取り外し可能に挿入可能なカートリッジを含み、カートリッジが、回転軸と、回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、複数のチャンバの各々が、内部に材料のペレットを支持するように構成され、複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、回転軸の周りで回転可能である、条項35に記載の描画装置。
【0144】
条項37.ハウジング内に配置され、長手方向軸に沿って並進可能なプッシュロッドをさらに含み、プッシュロッドが、ペレットを溶融させて材料を押し出すために活性チャンバから加熱要素に向かってペレットを駆動するための延伸位置に向かって活性チャンバ内に移動可能である、条項36に記載の描画装置。
【0145】
条項38.プッシュロッドの延伸位置への運動を駆動するように構成されたモータをさらに含む、条項37に記載の描画装置。
【0146】
条項39.プッシュロッドが、モータのギヤと係合するラックに結合される、条項38に記載の描画装置。
【0147】
条項40.プッシュロッドの延伸位置への運動を駆動するように構成されたばね機構をさらに含む、条項37に記載の描画装置。
【0148】
条項41.モータを作動させてプッシュロッドの動きを制御し、それによってペレットを出口ノズルから押し出すように構成されたアクチュエータをさらに含む、条項38に記載の描画装置。
【0149】
条項42.カートリッジを回転させるための前進機構をさらに含む、条項37に記載の描画装置。
【0150】
条項43.前進機構が、プッシュロッドが延伸位置から離れる方向に移動することによって作動するリンクシステムを含む、条項42に記載の描画装置。
【0151】
条項44.リンクシステムが、ピボット逆リンク機構と、駆動ロッドと、ピボット前進リンク機構と、を含む、条項43に記載の描画装置。
【0152】
条項45.出口ノズルが、長手方向軸に沿って配置される、条項35から44のいずれかに記載の描画装置。
【0153】
条項46.カートリッジが5つのチャンバを含む、条項36に記載の描画装置。
【0154】
条項47.カートリッジが少なくとも2つのチャンバを含む、条項36に記載の描画装置。
【0155】
条項48.加熱要素は、出口ノズルと装填機構との中間に配置される、条項36に記載の描画装置。
【0156】
条項49.複数のチャンバの各々が円筒形である、条項36に記載の描画装置。
【0157】
条項50.プッシュロッドが、延伸位置から装填位置に自動的に戻る、条項37に記載の描画装置。
【0158】
条項51.装置の装填チャンバからプッシュロッドを押し出すように構成された反転機構をさらに含む、条項37に記載の描画装置。
【0159】
条項52.反転機構が、プッシュロッドを活性チャンバから離れるように付勢するように構成されたばねを含む、条項51に記載の描画装置。
【0160】
条項53.プッシュロッドが、ギヤ駆動装置と噛合式に係合するラックを含む、条項51に記載の描画装置。
【0161】
条項54.カートリッジがハウジングのカバー部分に結合され、カートリッジおよびカバー部分が単一のユニットとして協働して、ハウジングからのカートリッジの挿入または取り外しを可能にし、ポートに隣接するハウジングの外部に表面連続性を提供する、条項36に記載の描画装置。
【0162】
条項55.ハウジングが、ペンとしてユーザの手に収まるように構成され、ハウジングに対して実質的に垂直なハンドルなしで構成される、条項35から54のいずれかに記載の描画装置。
【0163】
条項56.描画装置が、3D空間での描画を可能にするように構成された3次元(3D)描画ペンである、条項35から55のいずれかに記載の描画装置。
【0164】
条項57.ハウジングが、上部ハウジングおよび下部ハウジングを含み、上部ハウジングおよび下部ハウジングの少なくとも一方が、ノズルアセンブリに近接する冷却ポートを含む、条項35から56のいずれかに記載の描画装置。
【0165】
条項58.加熱要素が、出口ノズルに隣接して配置され、出口ノズルを通って押し出す前に材料を溶融するように構成される、条項35から57のいずれかに記載の描画装置。
【0166】
条項59.ハウジングが第1の端部と第2の端部との間の長さを含み、長さがハウジングの最大横断範囲よりも大きい、条項35から58のいずれかに記載の描画装置。
【0167】
条項60.装置が、出口ノズルから材料のペレットを連続的な垂直形態で押し出すように構成される、条項35から59のいずれかに記載の描画装置。
【0168】
条項61.ハンドヘルド描画装置で使用するためのモジュール式カートリッジアセンブリであって、係合空洞を有する装着構成要素と、複数のチャンバを有し、係合空洞内に少なくとも部分的に受け入れられるように構成されたカートリッジと、カートリッジをカバー部材に対して装着して、カートリッジが長手方向軸の周りを回転して、複数のチャンバのうちの活性チャンバをカバー部材に対して目標位置に整列させることを可能にするために、装着構成要素の係合部材を結合することができる係合部分を有するカバー部材と、を含む、モジュール式カートリッジアセンブリ。
【0169】
条項62.カバー部材から延在する装着ブラケットをさらに含み、装着ブラケットが、装着構成要素がカバー部材に結合される組み立てられた構成でカートリッジが受け入れられるカートリッジレセプタクルを画定する、条項61に記載のカートリッジアセンブリ。
【0170】
条項63.装着ブラケットが、活性チャンバを回転可能に位置合わせすることができる排出開口部を含む、条項62に記載のカートリッジアセンブリ。
【0171】
条項64.複数の磁気結合部材をさらに含む、条項61に記載のカートリッジアセンブリ。
【0172】
条項65.条項61から64のいずれかに記載のカートリッジアセンブリを含む、描画装置。
【0173】
条項66.ハンドヘルド描画装置であって、内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有するハウジングと、ハウジングのポート内に取り外し可能に挿入可能なカートリッジであって、回転軸と、回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、複数のチャンバの各々が、内部に材料のペレットを支持するように構成され、複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、回転軸の周りで回転可能である、カートリッジと、活性位置に配置されたときに活性チャンバから材料を押し出すように構成された前進機構であって、延伸位置および後退位置を有するプッシュロッドを含み、プッシュロッドが、材料を活性チャンバから押し出すために延伸位置に移動可能であり、後退位置に移動するように構成される、前進機構と、を含む、ハンドヘルド描画装置。
【0174】
条項67.前進機構が、モータと、プッシュロッドを延伸位置に駆動するためにモータに結合されたスキップギヤと、を含み、モータが、プッシュロッドが後退位置に移動することを可能にするためにプッシュロッドがスキップギヤと係合解除される位置までスキップギヤを回転させるように構成される、条項66に記載の描画装置。
【0175】
条項68.プッシュロッドが、プッシュロッドがスキップギヤから係合解除されたときにプッシュロッドを自動的に後退させるためにプッシュロッドに後退力を加えるばねに結合されている、条項67に記載の描画装置。
【0176】
条項69.プッシュロッドが、プッシュロッドを延伸位置から後退位置に向かって自動的に後退させるためにプッシュロッドに後退力を加えるばねに結合されている、条項66から68のいずれかに記載の描画装置。
【0177】
条項70.ハンドヘルド描画装置であって、内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有するハウジングと、装填機構が、ハウジングのポート内に取り外し可能に挿入可能なカートリッジであって、回転軸と、回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、複数のチャンバの各々が、内部に材料のペレットを支持するように構成され、複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、回転軸の周りで回転可能である、カートリッジと、カートリッジを回転させて、複数のチャンバのうちの別のチャンバを活性位置に位置合わせするように構成された回転機構と、を含む、ハンドヘルド描画装置。
【0178】
条項71.回転機構が、長手方向運動を変換してカートリッジの回転運動を駆動するように構成された駆動リンク機構を含む、条項70に記載の描画装置。
【0179】
条項72.描画装置から押し出すために活性チャンバから材料を駆動し、後退位置に戻ると、駆動リンク機構を作動させる長手方向の力を提供するように構成された前進機構をさらに含む、条項71に記載の描画装置。
【0180】
条項73.装填機構と、材料を装置の活性チャンバからノズルアセンブリに向かって駆動する前進機構と、をさらに含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0181】
条項74.クリップ機構、スクリュー駆動機構、ベルト機構、手動プッシュロッド機構、および/または波動生成機構を含む装填機構をさらに含む、先行する条項のいずれかに記載の描画装置。
【0182】
さらなる考察
いくつかの実施形態では、本明細書の条項のいずれかは、独立条項のいずれか1つまたは従属条項のいずれか1つに依存し得る。一態様では、条項(例えば、従属項または独立項)のいずれかは、任意の他の1つまたは複数の条項(例えば、従属項または独立項)と組み合わせることができる。一態様において、請求項は、節、文、句または段落に列挙された単語(例えば、ステップ、動作、手段または構成要素)の一部または全部を含み得る。一態様では、請求項は、1つまたは複数の節、文、語句または段落に列挙された単語の一部またはすべてを含むことができる。一態様では、各節、文、句、または段落の単語の一部が削除されてもよい。一態様では、追加の単語または要素が、節、文、句、または段落に追加されてもよい。一態様では、主題技術は、本明細書に記載された構成要素、要素、機能または動作のいくつかを利用することなく実装され得る。一態様では、主題技術は、追加の構成要素、要素、機能または動作を利用して実装され得る。
【0183】
上記の説明は、当業者が本明細書に記載の様々な構成を実施することを可能にするために提供されたものである。本技術は、様々な図および構成を参照して特に説明されているが、これらは例示のみを目的としており、本技術の範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことを理解されたい。
【0184】
本技術を実施するための他の多くの方法が存在し得る。本明細書に記載された様々な機能および要素は、主題技術の範囲から逸脱することなく、示されたものとは異なるように分割され得る。これらの構成に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、他の構成に適用されてもよい。したがって、本技術の範囲から逸脱することなく、当業者によって本技術に対して多くの変更および修正を行うことができる。
【0185】
開示されたプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の例示であることが理解される。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの固有の順序または階層が再配置され得ることが理解される。ステップのいくつかは、同時に実施されてもよい。添付の方法の請求項は、様々なステップの要素をサンプル順序で提示し、提示された固有の順序または階層に限定されることを意味しない。
【0186】
本明細書で使用される場合、項目のいずれかを分離するために「および」または「または」という用語を用いた、一連の項目の前の語句「少なくとも1つ」は、リストの各メンバ(すなわち、各項目)ではなく、リスト全体を修飾する。「の少なくとも1つ」という語句は、列挙された各項目の少なくとも1つの事項を選択する必要はなく、むしろ、この語句は、事項の任意の1つの少なくとも1つ、および/または事項の任意の組み合わせの少なくとも1つ、および/または事項の各々の少なくとも1つを含む意味を許容する。例として、「A、B、およびCの少なくとも1つ」または「A、B、またはCの少なくとも1つ」という語句はそれぞれ、Aのみ、Bのみ、またはCのみ、A、B、およびCの任意の組み合わせ、および/またはA、BおよびCの各々の少なくとも1つを指す。
【0187】
本開示で使用される「上部」、「底部」、「前部」、「後部」などの用語は、通常の重力の基準フレームではなく、任意の基準フレームを指すものとして理解されるべきである。このようにして、上面、底面、前面、および後面は、重力の基準フレームで上方に、下方に、斜めに、または水平に延在し得る。
【0188】
さらに、「含む」、「有する」などの用語が明細書または特許請求の範囲で使用される限り、そのような用語は、「備える」が特許請求の範囲で移行語として使用される場合に解釈されるので、「備える」という用語と同様に包括的であることを意図している。
【0189】
本明細書で使用される場合、「約」という用語は、当業者には理解されるように、述べられた実際の値に対するものであり、関連する状況下での測定の近似、不正確さ、および限界を可能にする。1つまたは複数の態様では、「約」、「実質的に」、および「およそ」という用語は、記載された実際の値の1パーセント未満~10パーセントの許容差、および他の適切な許容差など、それらの対応する用語および/または項目間の関連性について業界で受け入れられている許容差を提供することができる。
【0190】
本明細書で使用される場合、「含む」という用語は、指定された整数の存在を示すが、不特定の他の整数の可能性を可能にする。この用語は、指定された整数の特定の割合を意味するものではない。「含む(comprising)」という単語の変形、例えば「含む(comprise)」および「含む(comprises)」は、対応して同様の意味を有する。
【0191】
「例示的」という用語は、本明細書では「例、事例、または例示としての役割を果たす」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明される実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
【0192】
単数形の要素への言及は、特に明記しない限り、「1つおよび1つだけの」を意味するものではなく、「1つまたは複数」を意味することを意図している。男性代名詞(例えば、彼の)は、女性および中性(例えば、彼女の、およびその)を含み、その逆も同様である。「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。下線および/または斜体の見出しおよび小見出しは、便宜上のみ使用され、主題技術を限定するものではなく、主題技術の説明の解釈に関連して言及されるものではない。当業者に知られている、または後に当業者に知られるようになる、本開示を通して説明される様々な構成の要素に対するすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、主題技術に包含されることが意図される。さらに、本明細書に開示したものは、そのような開示が上記の説明に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公衆に専用であることを意図していない。
【0193】
詳細な説明は多くの詳細を含むが、これらは主題技術の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、単に主題技術の異なる例および態様を例示するものとして解釈されるべきである。主題技術の範囲は、上記で詳細に論じられていない他の実施形態を含むことを理解されたい。本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に開示する主題技術の方法および装置の構成、動作および詳細において、様々な他の修正、変更および変形を行うことができる。さらに、本開示の範囲内に包含されるために、本開示の異なる実施形態によって解決可能な(または達成可能なすべての利点を有する)すべての問題に装置または方法が対処する必要はない。本明細書における「できる」およびその派生語の使用は、肯定的な能力とは対照的に、「場合により」または「任意選択的に」の意味で理解されるものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドヘルド描画装置であって、
内部容積と、長手方向軸と、ハウジングの前記内部容積へのアクセスを可能にするポートと、を有する前記ハウジングと、
前記ハウジングに結合され、出口ノズルと、材料のペレットを溶融するための加熱要素と、を含むノズルアセンブリと、
前記加熱要素が前記ペレットを溶融させることを可能にするために、前記ペレットが前記ハウジング内の活性位置に駆動されて支持されることを可能にするように構成された装填機構と、
を含むハンドヘルド描画装置。
【請求項2】
前記装填機構が、前記ハウジングの前記ポートに取り外し可能に結合可能なカートリッジを含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項3】
前記カートリッジが、回転軸と、前記回転軸の周りに配置された複数のチャンバと、を有し、前記複数のチャンバの各々が、内部に複数のペレットを支持するように構成され、前記複数のチャンバのうちの活性チャンバを、活性位置において前記長手方向軸と整列して選択的に位置決めするように、前記回転軸の周りで回転可能である、請求項
2に記載の描画装置。
【請求項4】
前記装填機構が、前記カートリッジを回転させ、前記ペレットを前記活性チャンバから前記加熱要素に向かって駆動するための前進機構をさらに含む、請求項
3に記載の描画装置。
【請求項5】
前記ハウジング内に配置され、前記長手方向軸に沿って並進可能なプッシュロッドをさらに含み、前記プッシュロッドが、前記ペレットを溶融させて前記材料を押し出すために前記活性チャンバから前記加熱要素に向かって前記ペレットを駆動するための延伸位置に向かって前記活性チャンバ内に移動可能である、請求項
4に記載の描画装置。
【請求項6】
前記前進機構が、前記プッシュロッドが前記延伸位置から離れる方向に移動することによって作動するリンクシステムを含み、前記リンクシステムに、追加の材料を前記活性位置に位置決めするためのカートリッジに対して駆動部材を接触させる、請求項
5に記載の描画装置。
【請求項7】
前記リンクシステムが、ピボット逆リンク機構と、駆動ロッドと、ピボット前進リンク機構と、を含む、請求項
6に記載の描画装置。
【請求項8】
前記プッシュロッドの前記延伸位置への運動を駆動するように構成されたばね機構をさらに含む、請求項
5に記載の描画装置。
【請求項9】
モータを作動させて前記プッシュロッドの動きを制御し、それによって前記出口ノズルから前記ペレットを押し出すように構成されたアクチュエータをさらに含む、請求項
5に記載の描画装置。
【請求項10】
前記装置の装填チャンバから前記プッシュロッドを押し出すように構成された反転機構をさらに含む、請求項
5に記載の描画装置。
【請求項11】
前記カートリッジが前記ハウジングの取り外し可能なカバー部分に結合され、前記カートリッジおよび前記取り外し可能なカバー部分が単一のユニットとして協働して、前記ハウジングからの前記カートリッジの挿入または取り外しを可能にする、請求項
2に記載の描画装置。
【請求項12】
前記装填機構が
、クリップ機構
、材料の複数のペレットが支持されるベルト、スクリュー駆動機構、手動プッシュロッド機構、または波動生成機構を含む、請求項1に記載の描画装置。
【請求項13】
ハンドヘルド描画装置で使用するためのモジュール式カートリッジアセンブリであって、係合空洞を有する装着構成要素と、複数のチャンバを有し、前記係合空洞内に少なくとも部分的に受け入れられるように構成されたカートリッジと、前記カートリッジを前記カバー部材に対して装着して、前記カートリッジが長手方向軸の周りを回転して、前記複数のチャンバのうちの活性チャンバを前記カバー部材に対して目標位置に整列させることを可能にするために、前記装着構成要素の前記係合部材を結合することができる係合部分を有するカバー部材と、を含む、モジュール式カートリッジアセンブリ。
【請求項14】
前記カバー部材から延在する装着ブラケットをさらに含み、前記装着ブラケットが、前記装着構成要素が前記カバー部材に結合される組み立てられた構成で前記カートリッジが受け入れられるカートリッジレセプタクルを画定する、請求項
13に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項15】
請求項
13に記載のカートリッジアセンブリを含む、描画装置。
【国際調査報告】