IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ニューロスケーピング デザイン インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-544176ビデオ会議の分析及び最適化のためのシステム及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-28
(54)【発明の名称】ビデオ会議の分析及び最適化のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20241121BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20241121BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20241121BHJP
   G06F 40/279 20200101ALI20241121BHJP
【FI】
H04N7/15
G06F3/01 510
G06F3/16 650
G06F40/279
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531454
(86)(22)【出願日】2022-11-23
(85)【翻訳文提出日】2024-07-18
(86)【国際出願番号】 US2022080420
(87)【国際公開番号】W WO2023097269
(87)【国際公開日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】63/282,858
(32)【優先日】2021-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/282,863
(32)【優先日】2021-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/282,866
(32)【優先日】2021-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/282,871
(32)【優先日】2021-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/284,301
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/284,308
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/284,322
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/284,336
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/993,472
(32)【優先日】2022-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524197909
【氏名又は名称】ニューロスケーピング デザイン インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ムーアサム、ディー.ベンネット
(72)【発明者】
【氏名】フセイン、アリ
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164FA09
5C164FA10
5C164UB41S
5C164VA00P
5C164VA07S
5C164YA12
5C164YA21
5E555AA46
5E555AA61
5E555AA64
5E555AA71
5E555BA02
5E555BA76
5E555BB02
5E555BC04
5E555BD07
5E555CA42
5E555CA47
5E555CB64
5E555CB66
5E555CB67
5E555CC03
5E555DB41
5E555DC13
5E555EA03
5E555EA22
5E555EA23
5E555EA27
5E555FA00
(57)【要約】
本明細書に記載の発明は、通信に関し、より詳細には、定量分析が、ビデオ通話プレゼンテーションを最適化するためのKPIを判断するために行われ得るように、通信がどのように受信されているかを理解すること及び通信がどのように受信されているかを理解するためのリアルタイム行動フィードバックを提供することのためのシステム及び方法に関する。開示されるのは、以下を備える通信ガイダンス・システムである:非一時的コンピュータ可読媒体と、入力認識インターフェースと、非一時的コンピュータ可読媒体及び入力認識インターフェースに動作可能に接続された処理電気回路構成要素、処理電気回路構成要素は、以下のタスクを実施するように構成される:ユーザ及び受信者からのオーディオ及びビデオ・データの分析を実施するタスクと、ユーザの通信品質を、履歴データに基づいて、分析するタスクと、分析に基づいてフィードバックを提供するタスク。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非一時的コンピュータ可読媒体と、
入力認識インターフェースと、
前記非一時的コンピュータ可読媒体及び前記入力認識インターフェースに動作可能に接続された処理電気回路構成要素と
を備え、前記処理電気回路構成要素が、
ユーザ及び受信者からのオーディオ及びビデオ・データの分析を実施し、
履歴データに基づいて、前記ユーザの通信品質を分析し、
前記分析に基づいてフィードバックを提供する
というタスクを実施するように構成された、通信ガイダンス・システム。
【請求項2】
推奨が、発話の抑揚を変更すること、適切なジェスチャをモニタすること、適時に内容を表示すること、カメラ又はオーディオ機器を修正すること、背景又は照明を更新すること、及び追加入力を前記受信者が提供することを可能にするための機会を識別することのいずれかを含むことができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
通信ガイダンス・システム内に1つ又は複数の論点を受信するステップと、
通信ガイダンス・システム内に1つ又は複数の論点を受信するステップと、
ビデオ会議通話中に前記論点を分類及び表示するステップと、
前記ビデオ会議通話に参加するすべての当事者の前記発話を分析して前記1つ又は複数の論点のいずれかが言及されたかを判断するステップと、
前記発話の前記分析に基づいて前記1つ又は複数の論点の表示を更新するステップと
を含む、ビデオ会議通話中の論点追跡方法。
【請求項4】
自然言語処理アルゴリズムを使用して前記1つ又は複数の論点を前処理するステップをさらに含む、請求項3に記載の論点追跡方法。
【請求項5】
前記1つ又は複数の論点を考慮して完了したビデオ会議通話を分析するステップをさらに含み、前記論点が含まれた場合に、各論点が提示された順番、各論点を論じて費やされた時間の量、及び各論点に関する前記受信者から受信されたフィードバックのうちの少なくとも1つを判断するために分析を実施する、請求項3に記載の論点追跡方法。
【請求項6】
ユーザ及び受信者のオーディオ及び視覚データを、前記プレゼンテーション中に、記録するステップと、
前記記録されたオーディオ及びビデオ・データの分析を実施するステップと、
前記ユーザの通信品質を、履歴データに基づいて、分析するステップと、
前記分析に基づいてフィードバックを提供するステップと
を含む、プレゼンテーションを分析する方法。
【請求項7】
領域又は地域によって前記オーディオ及びビデオ・データを分類するステップをさらに含む、請求項6に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項8】
各領域又は地域に関連する集計された分析されたオーディオ及びビデオ・データを各領域又は地域と比較するステップをさらに含む、請求項7に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項9】
所定の閾値よりも低い統計的に有意な範囲である任意の領域又は地域の前記プレゼンテーションを修正するステップをさらに含む、請求項8に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項10】
前記統計的に有意な範囲が、前記所定の閾値から少なくとも1つの標準偏差にある、請求項9に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信に関し、より詳細には、ビデオ通話プレゼンテーションを最適化するためのKPIを判断するために定量分析を行うことができるように、通信がどのように受信されているかを理解するための、及び通信がどのように受信されているかを理解するためにリアルタイム行動フィードバックを提供するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ますます多くのミーティングが、オンライン・ビデオ通信を介して開かれているので、通信の典型的な非言語的手段のうちのいくつかは、限られた洞察、物理的存在若しくは各参加者の視界の欠如の結果として妨げられている。これはさらに、視聴覚機器並びにインターネット速度及び処理の品質によって、損なわれ得る。しかしながら、ビデオ会議を介して通信することの結果として、追加データが、追跡され得、それをリアルタイムで行われ得る。そのことは、非言語的通信の制限のうちのいくつかを相殺するのを助けるのみならず通信がどのように受信されているかの進歩及びより深い洞察をもたらすことができる。これは、機械学習及び人工知能では前には追跡されていない及び分析されたメトリクスを使用して、行われ得、それにより、改良された通信をもたらす。メトリクスの追跡/分析は、プレゼンタへの個別化されたフィードバックをもたらすことができ、それにより受信者とプレゼンタとの間の通信を改良するための即時のフィードバックを提供する。メッセージングがどのように受信され、応答されるかをよりよく理解するためにである。この及び他の問題への解決法の提供が、以下に提供される記述及び実施例を通して、明らかとなろう。
【0003】
これらの新しいメトリクスが、追跡されるとき、それらのメトリクスの精度及び関連性を更新するシステム及び方法もまた、必要とされる。特に、重要パフォーマンス・インジケータ(KPI:key performance indicator)を生成すること及びそれらのKPIがビデオ通話プレゼンテーションをどのように最適化することができるかを理解することである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
ビデオ会議通話中の論点の識別のための通信ガイダンス・システムの使用
1つの実施例では、通信ガイダンス・システムは、整理された及び効率的なやり方で材料を通信する及び効率的に提示するためにプレゼンタによって使用されることになる論点をセットアップするために使用される。
【0005】
別の実施例では、通信ガイダンス・システムは、非一時的コンピュータ可読媒体と、入力認識インターフェースと、非一時的コンピュータ可読媒体及び入力認識インターフェースに動作可能に接続された処理電気回路構成要素とを備え、処理電気回路構成要素は、1つ又は複数の論点を受信するタスクを実施する、ユーザ又は受信者からの発話を分析する、発話のいずれかが1つ又は複数の論点と相互に関連するかを識別する、論じられている論点を示すやり方で1つ又は複数の論点を修正するように構成される。
【0006】
別の実施例では、処理電気回路構成要素はさらに、1つ又は複数の論点を考慮して、完了したビデオ会議をさらに分析し、以下のうちの少なくとも1つを判断するために分析を実施することができる:各論点が提示された順番、各論点を論じて費やされた時間の量、及び各論点に関する受信者から受信されたフィードバック。
【0007】
別の実施例では、ビデオ会議通話中の論点追跡方法は、通信ガイダンス・システム内に1つ又は複数の論点を受信するステップ、ビデオ会議通話中に論点を分類及び表示するステップ、ビデオ会議に参加するすべての当事者の発話を分析するステップ、1つ又は複数の論点のいずれかが言及されたかを判断するためにコールするステップ、及び発話の分析に基づいて1つ又は複数の論点の表示を更新するステップを含む。
【0008】
別の実施例では、論点追跡方法はさらに、自然処理言語アルゴリズムを使用して1つ又は複数の論点を前処理するステップを含む。
【0009】
別の実施例では、論点追跡方法はさらに、1つ又は複数の論点を考慮して完了したビデオ会議通話を分析するステップをさらに含み、分析を実施して以下のうちの少なくとも1つを判断する:各論点が提示された順番、各論点を論じて費やされた時間の量、及び各論点に関する受信者から受信されたフィードバック。
【0010】
ビデオ会議通話の通話前分析のための通話ガイダンス・システムの使用
別の実施例では、通信ガイダンス・システムは、プレゼンタが情報を通信する仕方に関連する様々な態様のいくつかの通話前分析を実施するために、使用される。これらの分析のうちのいくつかは、音声レベルの一貫性、適切な音調変化、適切なジェスチャ、内容に関するタイミング、受信者の言葉の及び非言語的フィードバックの認識、及び多数の他の態様を含む。
【0011】
別の実施例では、通信ガイダンス・システムは、非一時的コンピュータ可読媒体と、入力認識インターフェースと、非一時的コンピュータ可読媒体及び入力認識インターフェースに動作可能に接続された処理電気回路構成要素とを備え、処理電気回路構成要素は、ユーザ及び受信者からのオーディオ及びビデオ・データの両方を分析する、ユーザが目的を達成したかの評価を所定の目的に基づいて判断する、及び評価に基づいて改良の推奨を提供するように構成される。
【0012】
別の実施例では、推奨は、以下のうちのいずれかを含むことができる:発話の抑揚を変更すること、適切なジェスチャをモニタすること、適時に内容を表示すること、カメラ又はオーディオ機器を修正すること、背景又は照明を更新すること、及び追加入力を受信者が提供することを可能にするための機会を識別すること。
【0013】
ビデオ会議通話の通話後分析のための通信ガイダンス・システムの使用
別の実施例では、通信ガイダンス・システムは、プレゼンタが情報を通信する仕方に関連する様々な態様のいくつかの通話後分析を実施するために、使用される。これらの分析のうちのいくつかは、音声レベルの一貫性、適切な音調変化、適切なジェスチャ、内容に関するタイミング、受信者の言葉の及び非言語的フィードバックの認識、及び多数の他の態様を含む。
【0014】
別の実施例では、プレゼンテーションを分析する方法は、以下のステップを含んで、開示される:プレゼンテーションが提示された度にプレゼンテーションに関連するプレゼンタ及び受信者の両方のオーディオ及び視覚データを記録するステップと、所定の目的が満たされた程度を判断するために所定の目的に基づいて受信されたオーディオ及び視覚データを分析するステップ。
【0015】
別の実施例では、プレゼンテーションを分析する方法はさらに、領域又は地域によってオーディオ及びビデオ・データを分類するステップを含む。
【0016】
別の実施例では、プレゼンテーションを分析する方法はさらに、各領域又は地域に関連する集計された分析されたオーディオ及びビデオ・データを各領域又は地域と比較するステップを含む。
【0017】
別の実施例では、プレゼンテーションを分析する方法はさらに、所定の閾値よりも低い統計的に有意な範囲である任意の領域又は地域のプレゼンテーションを修正するステップを含む。
【0018】
別の実施例では、プレゼンテーションを分析する方法の統計的に有意な範囲は、所定の閾値からの少なくとも1つの標準偏差にある。
【0019】
投資利益率を測定するための通信ガイダンス・システムの使用
別の実施例では、通信ガイダンス・システムは、以下を備える:非一時的コンピュータ可読媒体と、入力認識インターフェースと、非一時的コンピュータ可読媒体及び入力認識インターフェースに動作可能に接続された処理電気回路構成要素、処理電気回路構成要素は、ユーザ及び受信者からのオーディオ及びビデオ・データの両方を分析する、ユーザが目的を達成したかの評価を所定の目的に基づいて判断する、及び評価に基づいて改良の推奨を提供するタスクを実施するように構成される。
【0020】
別の実施例では、通信ガイダンス・システム推奨は、以下のうちの1つ又は複数を含むことができる:発話の抑揚を変更すること、適切なジェスチャをモニタすること、適時に内容を表示すること、カメラ又はオーディオ機器を修正すること、背景又は照明を更新すること、及び追加入力を受信者が提供することを可能にするための機会を識別すること。
【0021】
別の実施例では、論点追跡方法は、以下のステップを含む:通信ガイダンス・システム内に1つ又は複数の論点を受信するステップと、ビデオ会議通話中に論点を分類及び表示するステップと、ビデオ会議通話に参加するすべての当事者の発話を分析して1つ又は複数の論点のいずれかが言及されたかを判断するステップと、発話の分析に基づいて1つ又は複数の論点の表示を更新するステップ。
【0022】
別の実施例では、販売チームのROIを判断する方法が、以下のステップを含んで、開示される:通信ガイダンス・システムを使用して各ビデオ会議営業通話からのオーディオ及び視覚データを記録するステップと、CRMデータを受信するステップと、CRMデータを考慮してオーディオ及び視覚データを分析してビデオ会議営業通話の各受信者に関連するプロファイルを構築するステップと、それぞれの記録されたビデオ会議営業において重要な瞬間及び達成の瞬間を識別するステップと、生成されたプロファイルに基づいてデモグラフィック・データを開発する及び重要な瞬間及び達成の瞬間の両方をデモグラフィック・データと関連付けるステップと、販売データをデモグラフィック・データに関連付けるステップと、デモグラフィック・データの少なくとも1つのデモグラフィック・エリアの達成の瞬間のデータと販売データを比較するステップと、比較される販売データに関連する販売チームを判断することと、各デモグラフィック・エリアにわたる平均販売データと判断された販売チーム及びそれらのコストを比較するステップ。
【0023】
別の実施例では、販売チームのROIを判断する方法はさらに、特定のデモグラフィックについての販売データと併せて識別された重要な瞬間及び達成の瞬間情報を使用して特定のデモグラフィックに対する新製品の発売に関連する推定コストを判断することを含む。
【0024】
通信ガイダンス・システムを更新するシステム及び方法
別の実施例では、通信ガイダンス・システムを更新する方法は、通信ガイダンス・システムを使用して各ビデオ会議営業通話からのオーディオ及び視覚データを記録するステップと、ビデオ会議営業通話の各受信者のベースライン行動データベースを考慮してオーディオ及び視覚データを分析して行動インジケータを判断するステップと、各受信者に関連する販売データを行動インジケータと比較するステップと、比較される販売データ及び行動インジケータに基づいてベースライン行動データベースを更新するステップとを含む。
【0025】
別の実施例では、通信ガイダンス・システムを更新する方法はさらに、ビデオ会議営業通話に関連する販売代理人メモを集めるステップと、その情報を使用してベースライン行動データベースを更新するステップとをさらに含む。
【0026】
別の実施例では、通信ガイダンス・システムを更新する方法はさらに、ビデオ会議営業通話に関連する受信者販売代理人メモを集めるステップと、それらのメモを使用して1人又は複数の受信者のそれぞれに関連する個々のプロファイルを構築するステップと、個々のプロファイルのそれぞれを使用してベースライン行動データベースを更新するステップとを含む。
【0027】
行動推奨を生成するためのシステム及びデータベース
別の実施例では、使用されるべき産業ツールを推奨する方法は、1つ又は複数の所望の行動結果に関する入力を受信するステップと、レバー及びレンズ・タクソノミ・フレームワークを使用して入力を分析するステップとを含み、そこで、レバーは、産業ツールを示し、レンズは、関与に影響する認知的要因を示し、そして、フレームワークは、特定のビデオ会議プレゼンテーション中に使用される関連レバー又はレンズを確認又は更新するために、産業によって分類された複数の記録されたビデオ会議プレゼンテーションを使用して、及び、記録されたビデオ会議プレゼンテーションによってさらに有効にされなければならない、フレームワークにおいて識別された残りのレンズ及びレバーを有効にするための重み付けアルゴリズムをさらに開発して、有効にされる。
【0028】
ビデオ通話最適化推奨及び販売チーム最適化を提供するためのシステム及び方法
別の実施例では、1つ又は複数の重要パフォーマンス・インジケータを生成する及び1つ又は複数の重要パフォーマンス・インジケータに基づいてアクション項目を推奨する方法は、産業ツールを表すレバー及び関与に影響する認知的要因を表すレンズのデータベースを含む認知的反響フレームワークと最新のジャーナル研究を比較する設計推奨エンジンを使用する産業特有の洞察を生成するステップと、複数のビデオ会議プレゼンテーションからの記録されたオーディオ及び視覚データに基づいて通話後分析及び洞察情報を通信ガイダンス・システムを使用して生成するステップと、産業特有の洞察を考慮して通話後分析及び洞察情報を分析してユーザからの質問に関連する1つ又は複数の重要パフォーマンス・インジケータを生成するステップと、1つ又は複数の重要パフォーマンス・インジケータに基づいて推奨を生成するステップとを含む。
【0029】
リアルタイム行動フィードバックのシステム及び方法
本明細書で企図されているのは、ライブ・ビデオ会議ミーティング中にリアルタイム・フィードバック(及びガイダンス・プロンプト)を提供するためのシステム及び方法である。フィードバックのうちのいくつかは、以下を含む変数の機械学習分析から生成される:注目分析、音声属性、体位、眼の関与、及びふるまい分析。フィードバックの形のそれぞれは、色インジケータ、目盛り、グラフ、パーセンテージ又は他の数の形でライブ・ビデオ会議通話中にフィードバックで異常なパフォーマンスの瞬間を通して案内され得る。
【0030】
提供者が、受信者と関わるとき、非言語的及び言葉の通信の形での受信者のフィードバックが、受信者からの関与のレベルに関する様々なインジケータを提供するために、モニタ及び分析される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】論点を識別するための通信ガイダンス・システムを使用する1つの方法論のフローチャートを示す。
図2】論点を通信ガイダンス・システムに統合する概要図を示す。
図3】論点をモニタ及び追跡する通信ガイダンス・システムのスクリーンショットの一実例を示す。
図4】通信ガイダンス・システムを用いる通話前分析を通した提案された目標をサポートすることができる方法論の全体概要図を示す。
図5図4の通信ガイダンス・システム部分の概要図を示す。
図6】練習ビデオ会議プレゼンテーション中に達成されるべきいくつかの目的の概要図を示す。
図7】通信ガイダンス・システムを使用して通話後分析を実施するための方法論の概要図を示す。
図8】通話後分析処理及び取得され得る情報の様々な態様の概要図を示す。
図9】通信ガイダンス・システムと併せて使用され得る様々なユーザ及び使用のROIフローチャートを示す。
図10】通信ガイダンス・システムの内容、分析及び重み付けを更新するフローチャートを示す。
図11】ビデオ会議通話に関連するいくつかのエリアのためのKPI及び推奨を生成するための方法論のフローチャートを示す。
図12A】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図12B】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図12C】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図12D】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図12E】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図12F】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図12G】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図12H】ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェースの様々な表示を示す。
図13】ビデオ会議通話に参加する者から様々なタイプのデータを受信すること、データを分析すること及び分析されたデータに基づいてフィードバックを表示することのフローチャートを示す。
図14】通信ガイダンス・システム及び方法論の概観を示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
ビデオ会議通話中の論点の識別のための通信ガイダンス・システムの使用
本開示は、概して、ライブの又は記録されたビデオ・ミーティング・プレゼンテーション中に論点を受信、追跡及び分析するように設計された通信ガイダンス・システム及び関連方法に関する。本出願は、ユーザの通信スキル及びプレゼンテーション全体の改善においてユーザをサポートするために、この及び他の潜在的通話前分析タスクに焦点を当てる。
【0033】
任意のミーティングの目的のうちの1つは、論じられるべき項目のリストを伝えることを試みることである。これらの項目は、「論点」と称され得る。それらの論点が所与の通話中に伝えられたかどうかを評価し、サポートするために、プラットフォームが、アプリとして又はブラウザを介して実行され得ると本明細書では企図されている。本プラットフォームは、ユーザ又はプレゼンタがビデオ会議中に扱うことを望む論点のそれぞれを受信し、それらをメモリに記憶するように構成され得る。ビデオ会議が、始まっているとき、プラットフォームは、論点又は各論点の番号又は文字などの参照インジケータを表示し、識別された論点を強調表示することができる。論点の識別は、自然言語処理エンジンを使用して、達成され得る。
【0034】
図1は、論点を識別するための通信ガイダンス・システムを使用する1つの方法論のフローチャート10を示す。ステップ110では、ユーザ又はプレゼンタは、システムに論点のリストを入力し、特定の方式で表示するためにそれらの論点に順番を付けることもできる。ユーザ/プレゼンタはまた、論点を表示するスタイル並びに論点が達成された後に関連するスタイルを選択することができる。システムは、次いで、ステップ112で、データベースに論点を記憶し、任意選択で、テキスト認識及び自然処理言語アルゴリズムを使用して、論点の前処理分析を実施することができる。たとえば、システムは、入力された論点に特定のユーザの音声をマッチさせるために、ユーザにそれぞれの論点を口頭で読むように促し、それにより効率的に及び正確にシステムが実行することを可能にすることができる。ユーザが、受信者が前に記録されたプレゼンテーションに参加していたことを認識している場合、、論点が受信者の側から識別される又は論じられるときに、再び論点を効率的に及び正確に識別するために、ユーザの追加のNLP分析が、今後のプレゼンテーションのためのアルゴリズムを更新するために、行われることになる。
【0035】
論点が、一旦システムに入力され、今後のビデオ会議通話に関する識別されたユーザ及び受信者に基づいて分析された後は、論点は、次いで、実際のビデオ会議通話中にステップ116で表示され得る。システム114が、それぞれの論点を識別するとき、システムは、次いで、表示された論点にユーザが指定したスタイルで達成されたという印を付ける
ことができる。
【0036】
図2は、論点210を通信ガイダンス・システムに統合する概要図20を示す。前述のように、これらの論点は、ユーザ及び/又は顧客の入力によって保持及び判断されることになる特定のプレゼンテーションに基づいてカスタイマイズ可能212であり得る。これらの論点はまた、ある特定の論点が論じられなかった前のプレゼンテーションからの論点のリストからインポートされ得る。これらの論点は、それらが表示される、及びたとえば同僚と、ユーザがプレゼンテーションをリハーサルする、通話前練習220の一部として使用され得る。通話前の間に、システムは、再び、いつそれぞれの論点が達成されたかを識別することができる。前述のように、230は、論点がビデオ会議通話中にどのように使用され得るか及びそれらが232でどのように強調表示されるかを示す。通話が達成された後、追加の通話後分析240が、論じられた論点のそれぞれをさらに分析するために、実施され得る。たとえば、会話中のどの時点である特定の論点が紹介されたか、それらが紹介された順番、各論点に費やされた時間、各論点がプレゼンテーションの受信者から受けた解説、質問、又は注目の量、及び他の分析。
【0037】
図3は、論点をモニタ及び追跡する通信ガイダンス・システムのスクリーンショット30の一実例を示す。プレゼンテーションを受ける人の表示320は、ディスプレイの主要焦点であり得、ユーザ/プレゼンタの表示322は、ディスプレイ全体のより小さく少ない焦点に位置する。論点310は、それらが右側に示されているように、ディスプレイ上の様々なエリアに配置又は再配置され得る。図示するように、様々なスタイルが、いつ論点が達成されたかを識別するために、インポートされ得る。たとえば、図示するように、テキストは、それらの点が論じられなかった場合には、赤で現れ、対照的に、論じられたものについては緑色で現れる。論じられたそれらの論点はまた、取り消され、又は完全に取り除かれ得る。
【0038】
ビデオ会議通話の通話前分析のための通話ガイダンス・システムの使用
図4は、通話前分析430を通して及び通信ガイダンス・システム50を利用することによって方法論が提案された目標420をどのようにサポートすることができるかの全体概要図40を示す。図示するように、左端の列410は、販売代理412を含むいくつかのユーザ・タイプを示す。他のユーザ・タイプが、本出願を構築する及びそれに関連する他の出願において明らかとなろう。販売代理人412として、人は、達成を目指されるいくつかの目標又は目的をしばしば有する。リストに記載されているのは、パフォーマンス、焦点、関心、関与、関係、接続、信頼、及び合意を含む、これらの目的のうちのいくつかの目的の抽出された見本である。通信ガイダンス・システムの通話前トレーニング及び分析部分は、これらの提示された目的を向上させる及び最終的に達成するのを助けることができる。1つの基本的な実例では、販売代理412は、図6の概要図60に示されたものなどの、同僚とのプレゼンテーションを練習する。
【0039】
列430に戻って参照すると、列420に明記された目的のうちのいくつかを達成するために、プレゼンタの様々な態様が、記録及び分析される。たとえば、販売代理412からの最適なパフォーマンスを確実にするために、通信ガイダンス・システムは、マイク・レベル及び販売代理を表示するカメラの位置決めを分析することができる。レベルが低すぎる、又は位置決めが外れている場合、システム50は、それに応じてそれらを調整するために、推奨を行うことができる。システムは、カメラのために使用されるハードウェアを分析し、カメラの設定を最適化することができる。システムはまた、与えられるべきプレゼンテーションのタイプ、プレゼンタのハードウェア、及びプレゼンテーションを受ける意図された聴衆に基づくことができる照明又は背景設定の変更を推奨することができる。照明は個人の気分に影響し得る、ということが知られている。プレゼンタを理解して、可能であれば、ユーザのディスプレイ・セットアップはまた、この分析に役立つことができる。たとえば、プレゼンタが、デュアル・モニタ・システムを使用する場合、システムは、どの画面がメイン画面であるべきか及びどの画面がサポート画面であるべきかを判断するのに役立つことができる。システムはまた、メイン画面に通話のある特定の部分の間に表示されることになる1つの画面において使用される情報又は資源の推奨を提供することができる。別の変更形態では、システムは、ユーザが情報を口頭で伝えることに対するものとしての内容を示す共有モードを切り替えるべきかどうかを判断することができる。
【0040】
たとえば、販売代理人が、彼らが彼らの2次モニタ上に有する一連の統計を引用している又は列挙している場合、プレゼンテーションの受信者は、ここで、画面上の示された統計を見ていることになり、どこを又はどのように販売代理人がその瞬間に見ているかにはあまり焦点を当てないことになるので、システムは、プレゼンテーションのその部分が提示されることになっているときに、再生待ちに追加されるスライドの一部にそれらの統計値がなることを推奨することができ、それによって、販売代理人が受信者と適切なアイ・コンタクトを行うのとは対照的に統計値の精度に焦点を当てることを可能にする。したがって、目的のうちの1つであり得る、潜在的な注意散漫を減らし、受信者の焦点を維持する。
【0041】
練習会議通話が、完了した後は、システムはまた、ユーザの発話の抑揚、プレゼンテーションの流れを判断し、受信者が関与又は応答しようと試みていた口頭の又は可視の待ち行列をユーザが逃したかを分析することもできる。たとえば、時には、販売代理人は、彼らが任意の質問をするより前に提示しているセクションの内容を彼らは終了する必要があると感じることがある。通信ガイダンス・システムは、受信者が発する音と併せて受信者の体姿勢を分析して販売代理人が受信者が話すことを可能にするための機会を逃したかを判断するように構成される。これのいくつかの実例には、何かを言うための休止を待つ彼らを示し得る、ある期間に受信者の口が大きく開けられていることが含まれる。点頭、手のジェスチャ、又は非言語的な音、たとえば、興奮、混乱、不合意などを示すもの、はすべて、受信者が応答することを可能にするための逃された機会の数を判断するために、分析され得る。システムはまた、ユーザ又は受信者が話し過ぎたり、他者の話を遮ったりした回数をピックアップすることができる。
【0042】
通信ガイダンス・システム50は、通話前分析及びライブ分析態様の両方において構成され得る。後述のうちのいくらかは、両方を記述することになるが、本願の主目的は、通話中に必ずしも容易にアクセス可能ではない、通話後分析態様の多く、たとえば、誰が話しているかのパーセンテージ、販売代理人の異なる態様又は口調又は抑揚への反応など、に焦点を当てる。通話後分析の付加的態様は、目標とされる聴衆に基づいて、パラメータ、たとえば、背景、照明、カメラ角度、及び発話の抑揚、を更新することを含む。
【0043】
図5は、図4の通信ガイダンス・システム50部分の概要図を示す。データ点列500の下に、通信ガイダンス・システム50が分析のために受信及び使用することができる様々な入力のリストがある。これらの入力のうちの多数は、ビデオ会議通話を行うために使用される参加者のコンピュータ・システムに既に関連付けられたマイクロフォン及びカメラによって、受信され得る。これは、ラップトップ、デスクトップ、スマートフォン、タブレットなどを含む。入力のうちのいくつかは、アイ・トラッキング、頭部及び体の動きなどの初期分析を必要とする。これらの動きは、ユーザの体の部分及び各部分が実施している動きを判断することができる動き分析アルゴリズムによって、最初に定義される。これは、未加工のカメラ視覚データからの分析の第1の層として見られ得る。この初期分析が行われた後は、動きは、次いで、閾値、たとえば、データ点条件列510の下に示されたそれらの実例、に対してさらに分析され得る。たとえば、図示するように、列500からのアイ・トラッキング・データは、次いで、列510のまばたき閾値に対してさらに分析され得る。
【0044】
列520の下のこれらの条件付けされたデータ結果のうちの1つ又は複数は、列530の下のフィードバックのタイプ、たとえば、前述のフィードバック・インジケータのうちのいくつか、を提供するために使用され得る。たとえば、「口を開けたまま息を吸い込むこと及び止めること」条件付けされたデータと結合された「点頭」条件付けされたデータは、参加者が非常に魅了されている及び応答する機会を探しているということを示し得る。したがって、注目インジケータは、高くなり得、その一方で、別のフィードバック・インジケータは、参加者は伝えられた情報に応答する準備ができているので、プレゼンタは話すのを止める必要がある、ということを示し得る。これは、絵文字又は点滅する境界線の形で現れ得る。
【0045】
列500に戻って参照すると、入力のうちのいくつかは、それぞれの参加者に関する前に獲得された詳細に関連し、与えられようとしているプレゼンテーションからのデータ、通話の目的又は目標などさえも含み得る。これらのデータ点は、次いで、それらのキーワード及び言い回しが言及されたか及びさらにどの参加者によって言及されたかを判断するために自然言語処理アルゴリズムを使用して、キーワードを識別するために、使用され得る。たとえば、プレゼンタが、彼らの論点のうちの1つを伝える場合、その論点目標が、達成され得、プレゼンテーション中に達成された論点のタイプの数/パーセンテージを示すインジケータが表示される。さらに、受信者が、特定の方式で、たとえば、論点を繰り返すこと、点頭(積極的又は否定的)で、論点を繰り返した又は確認した場合、次いで、別のインジケータが、彼らが同意したか否かを参照して、その論点に関する「同意」に関して表示され得る。
【0046】
再び、図6を参照すると、販売代理人が、本明細書に記載の通信ガイダンス・システムを利用するとき、通信ガイダンス・システムは、彼ら、プレゼンタ602、がオーディオ及びビデオ・パラメータ612をチェックし、同僚、受信者604、との練習をして、これによりプレゼンテーションの保持を改善し、論点を再検討し、タイミングを分析し、及びレイアウト614を調整することを可能にする。
【0047】
ビデオ会議通話の通話後分析のための通信ガイダンス・システムの使用
図7は、通信ガイダンス・システムを使用して通話後分析70を実施する方法論の概要図を示す。前述のように、自然言語処理アルゴリズム700は、任意の話されたテキストを処理するために、通話中に実行している及びバックグラウンドにおいて処理していることが可能である。このNLPアルゴリズムは、すべての参加者を認識する及び対話を筆記するように構成され得る。あらゆる文は、信頼性値及びタイムスタンプと現れる。関連出願において述べたように、発話のこのリアルタイム認識は、論点が単に従属節の一部ではなく関連性のあるものであることを確実にするために、所定の閾値に基づいて信頼性値で入力された論点を識別するために使用され得る。ユーザが、ビデオの様々な部分に容易に飛ぶことができるように、このNLPアルゴリズムはまた、通話702の事後分析のために使用され得る。たとえば、事後分析が、さらに分類及び分析又は再検討され得るように、タイムスタンプを有する筆記された対話はまた、様々な行動応答タイプにタイムスタンプを付ける及びそれを整合させることもできる、行動応答アルゴリズムを使用して分析される、様々な検出された言葉の及び非言語的なキャプチャされたデータと整合させられ得る。これは、いつ受信者が興奮していたかを通話中にすべての時間によって分類すること、及びそれらのセクションを再生すること又は別法として受信者が興奮していた時間の周りで生じた対話に関連するテキストを表示することを含み得る。
【0048】
この種の分析及び他の分析は、単一の通話において行われ得るが、より多くの分析が、分析が、同じプレゼンタ又は様々なプレゼンタが特定のプレゼンテーションを提示していた、いくつかのビデオ記録された通話にわたり分析が実施されるときに、行われ得る。図8は、複数の通話分析を含む、取得され得る通話後分析処理及び情報の様々な態様の概略図70を示す。この複数の通話分析を通して、それは、人のふるまい及び口調、照明、身振りなどのあらゆることに対する応答の連続して更新されるジャーナル洞察を利用する、設計推奨エンジン800のトレーニングのために使用され得る。組み合わせて分析されるとき、通信ガイダンス・システム50は、現在のプレゼンテーションを修正する又は提示される前に将来のプレゼンテーションを分析するための推奨をさらに容易に確認する及び行うために、最適化され得る。
【0049】
通話後分析はまた、プレゼンタが彼らのプリフライト又は通話前プラン802と同意させられている程度まで判断することを含むことができる。これのうちのいくらかは、前述のように論点を含むが、システムに入力された目的及び目標、たとえば、ある特定の関与又は理解レベルに達することすること、をさらに含むことができる。
【0050】
図8にも示されているのは、領域及び地域804に関連する分析である。たとえば、プレゼンテーションは、それが提示されている領域に基づいて異なって受信されている。それは、販売チーム間の差、同様に個人間の差、販売人としての又は彼らが受けた内部トレーニングの時間の差を分析することができる。
【0051】
この情報のすべてはまた、さらに行動認識態様を洗練する及び材料を提示するための最良のやり方をカスタマイズするように、個々の販売チーム・メンバ及び通常の受信者、たとえば、販売プレゼンテーションを定期的に聞く医師及びマネージャ、のプロファイルを生成及び構築するために、使用され得る。
【0052】
投資利益率を測定するための通信ガイダンス・システムの使用
図9は、通信ガイダンス・システム50と併せて使用され得る様々な使用法9000及びユーザ902のROIフローチャート90を示す。販売チーム及び、特に、医薬品又は他の医療に基づく製品を販売する者のROIを判断する従来の機構は、通常は、郵便番号ごとに書かれたスクリプトの数、薬局ごとのスクリプトの数、並びに医師などに関するデータを収集することを含む。このデータうちのいくらかは、第三者ソースから磨かれる及び取得される必要がある。前述のように通信ガイダンス・システム50を用いることによって、通話データを使用して関与及び応答の品質メトリクスを生成することに加えて、直接の通話を介してこの情報のうちのいくらかをキャプチャする能力がさらに、販売におけるトレンドを予測するために使用され得る。これは、次いで、所与のキャンペーンの有効性、販売チームの有効性、及びそのようなものを監督している管理チームがどのように実施しているかを判断するために使用され得、次いでコスト、時間、及び収益と比較され得る。
【0053】
たとえば、図9の入力904列に示されるように、データは、科学ジャーナル・データ、未加工の又は前処理され得る、通信ガイダンス・システム・データ、並びに縦断的及びCRMデータを含む複数のソースから収集及び分析され得る。入力データのこれらのタイプのそれぞれは、次いで、出力908列に表示されたいくつかの出力のうちの1つを生み出すために、図9の操作906列に表示される技法のうちのいくつかを使用して、操作され得る。これらの操作のうちのいくつかは、出力として使用される又は追加分析のために使用される及び他の未加工の又は操作されたデータと結合されて出力を生み出すことができる追加情報を生成するために分析され得る入力ソースのうちの1つ又は複数からのデータを組み込む。
【0054】
1つのそのような実例は、特定の医師との1つ又は複数の通話に基づいて通話ガイダンス・システムからさらに記録されたCRMデータを使用することを含む。この情報は、医師の個々のふるまい及びパフォーマンスのプロファイルを構築するために使用され得る。ますます多くのプロファイルが、構築されるので、さらなる分析が、各プロファイルに関連するデモグラフィック情報を使用して、別のデモグラフィックよりも1つのデモグラフィックに販売することに困難があるかを判断するために、実施され得る。各デモグラフィックが伝える質問又は関心事のタイプもまた、使用され得、そこでは、この情報は、通信ガイダンス・システムを使用するそれぞれのビデオ営業通話からタグ付けされる。次いで、それらの関心事は、デモグラフィック、すなわちどの領域又は販売チーム(又は個人)がそれらの関心事を受信したによって分類され、次いで、特定の領域における、並びにいくつかの領域を横断する販売と比較され得る。ここから、チーム及びこれらのチームのそれぞれをサポートする経営陣に費やされるコストの分析が、多数のROIメトリクスのうちの1つを判断するために実施され得る。この情報は、次いで、販売を改善しようと試みる又は新しいエリアに新製品を発売するための予測分析の一部として使用され得る。
【0055】
通信ガイダンス・システムを更新するシステム及び方法
図10は、通信ガイダンス・システムの内容、分析及び重み付けを更新するフローチャート100を示す。前述のように、通信ガイダンス・システムを有することの利点のうちのいくつかは、合意、混乱、承認、容認などを判断することなどの様々な行動メトリクスを判断するために使用され得る、ビデオ会議営業通話中にキャプチャされ得るいくつかのタイプのデータをキャプチャ及び分析する能力を中心に展開する。
【0056】
通信ガイダンス・システム・フィードバック及び更新する方法論及びシステムの必要性は、以下の実例で部分的に示され得る。各受信者は、その個人に特有でもよい言語的及び身体的な傾向を有する。ポーカー及び他のゲームにおいて、個人は、しばしば、どんな種類の手を彼らが現在保持しているかに関して他に密告し得る任意の指示を含む、彼らの敵の「テル」が何であるかを見定めようと試みる。野球では、サインが、使用され、届けられようとしている次の投球を理解するためにしばしば傍受される。したがって、ユーザ・プロファイルを構築すること及び彼らの反応を理解することを通して学習され得る、販売プレゼンテーションの受信者がどのように考えているかを理解することもまた重要であり得る。さらに説明するために、受信者が、彼らに「より硬い」仕方で彼ら自身を提示させる、背部手術を最近有した場合、肯定的又は否定的応答は、その件について背部手術又は背部の問題を有さなかった別のユーザとはかなり異なり得る。
【0057】
これを達成する1つの方法は、それぞれの受信者のプロファイルを構築すること及び学習された情報でそれらのプロファイルを更新することを介する。これは、図10において見ることができ、そこでは、アルゴリズムが、ユーザのプロファイルを更新する、並びに他の出力1020及び更新10030を生成するために使用され得る様々な入力1010を受信する。初期受信者ベースラインは、他の受信者ふるまい及び応答のデータベースを使用して、生成され得る。このデータベースは、更新された研究、たとえば、ジャーナル記事、によって、強化され得る。通信ガイダンス・システムが、使用され続けるとき、販売データを含む他の情報が、学習された肯定的及び否定的インジケータを確認するために、使用され得る。個々のプロファイルに関して、ユーザ・メモ、及び前の通話分析もまた、個々のユーザの基礎プロファイルを更新するために、使用され得る。特定の販売チーム・メンバにより積極的に又は否定的に応答することを含む付加的情報もまた、推奨され得る。たとえば、特定の受信者が、同じ通話において及び/又はいくつかの通話にわたって個々に若しくは通話の組合せにおいて販売チームの複数のメンバに交流した可能性がある。システムは、新製品を紹介する又は更新する、並びに任意の問題を解決する、又はいくつかの事柄に関与するのに最も適した、販売チームのメンバに関する判断を行うために各ユーザにユーザが与える応答に基づいて推奨を行い得る。
【0058】
行動推奨を生成するためのシステム及びデータベース
前述の実施例に関連する別の態様は、それらの所望の結果を達成する又は別法として、プレゼンテーションを分析する及びありそうな行動結果を予測する仕方に関する推奨を行うために所望の行動結果を分析することができるレバー及びレンズ・タクソノミ・フレームワークを生成、更新、有効化及び使用する態様である。
【0059】
最も単純な形では、レバー及びレンズ・タクソノミ・フレームワークは、関与に影響する認知的要因のコンパイルである、複数のレンズ、並びに、レンズに影響を与える使用に利用可能な産業ツールのコンパイルである、複数のレバーで構成される。これらのレンズ及びレバーはさらに、産業によって配置され得、レバー及びレンズを特定の産業に適した又は関するものにさらに減らすことができる。
【0060】
このレバー及びレンズ・タクソノミ・フレームワークは、科学ジャーナル記事を分析すること及び自然言語処理アルゴリズムを使用してレバー又はレンズ・バケツに情報を解析することによって、生成され得る。以下は、これらのバケツのそれぞれが含むことができるもののサンプリングである:
レンズ:
・注目
・重要点
・注意散漫
・期待
・プライミング
・注目のきっかけ
・マルチタスク動作
・タスク・パフォーマンス
・検索
・デフォルト・モード・ネットワーク
・タスク肯定的ネットワーク
・心の迷走
・警戒
・持続的注目
・分割的注目
・気分
・味わっている
・感情予測
・興奮
・肯定的影響
・否定的影響
・記憶された楽しみ
・消費の楽しみ
・感情の喚起
・満足感
・動機付けアフォーダンス
・愉快
・畏怖
・プライド
・恐れ
・認知過程及び偏見
・説得
・ストーリテリング
・語りの輸送
・考え方
・文脈
・親しみ
・支払い意欲
・製品評価
・ブランド・ロイヤリティ
・消費者行動
・ユーザ行動
・内容とフォーマットとの一致
・意思決定
・足掛かり
・ドア・イン・ザ・フェイス
・精緻化可能性モデル
・骨組み
・信用性
・認知的負荷及び疲労
・参加
・認知課税
・作業メモリ負荷
・知覚閾値
・知覚過負荷
・動機付け及び行動
・ブランド・ロイヤリティ
・消費者行動
・ユーザ行動
・動機付け
・関与
・アプローチ行動
・回避行動
・購入意思
・態度
・グループ・ダイナミックス
・社会規範
・社会的動機付け
・参加
・社会的評価
・プライバシ
・個人空間
・内集団ひいき
・社会的行動
・適合
・社会的圧力
・集団凝集性
・自律性
・アイデンティティ強化
・関係構築
・集団思考
・社会的手抜き
・保持
・チャンキング
・ブランド認知
・ブランド想起
・足場
・忘却曲線
・想起練習
・間隔を置いたトレーニング
・想起
・認識
・親しみ
レバー:
・聴衆プライミング
・通信前
・アジェンダ
・プレショー
・音
・ソニック・ブランディング
・サウンド効果
・音楽選択
・BPM
・ジャンル
・ソニック・ロゴ
・サウンド・スケーピング
・インセンティブ
・ゲーミフィケーション
・賞及びバッジ
・コンテスト
・リーダーボード
・支払い
・プレゼンテーション・デザイン
・語り口
・ビデオ・フィード
・ステージ・デザイン
・スライド・フォーマット
・プレゼンタの習慣
・バーチャル・ウェブカム設定
・パワーポイント
・ウェブベースの命令
・ブレンド型学習
・マルチメディア学習
・教育戦略
・イメージ
・色
・顔
・ポージング
・写真
・イラストレーション
・視覚的設計
・ブランディング
・双方向性
・相互作用設計
・チャットルーム
・チャットボット
・グループ・サイズ
・ビデオ・フォーマット及びパフォーマンス
・技術的品質
・ピクチャ・イン・ピクチャ
・ステッカ
・スピーカ・フレーミング及びセットアップ
・連続性
・編集
・同期ビデオ
・ダイナミック2d
・ビデオ・プレイヤ
・スピーカ
・インタビュ・レイアウト
・スピーカ・フレーミング及びセットアップ
・紹介
・レクチャ
・アイ・コンタクト
・メモ配置
・リキャップ
・対面
・カリスマ
・プレゼンテーション・スキル
・デジタル・コンテンツ
・マルチメディア
・オンライン・ビデオ
・ブログ
・ブイログ
・ツイート
・ストリーミング・コンテンツ
・ソーシャル・メディア投稿
・オンライン講座
・ウェブページ設計
・広告
・通知
・スマートフォン
・香り
・香りタイプ
・拡散オプション
・香り強度
・周囲の香り
・ブレイク
・ネーチャー・ブレイク
・マイクロ・ブレイク
・ランチ・ブレイク
・アクティブ・ブレイク
・パッシブ・ブレイク
・ブレイク存続期間
・ブレイクのタイプ
・音声
・音声トレーニング
・音声ピッチ
・声色
・音声量
・呼吸パターン
・音声の口調
・口頭のプレゼンテーション
・ナビゲーション
・視覚的マーカ
・ユーザ・ジャーニ
・ウェイファインディング
・群衆密度
・職場文化
・フィードバック
・肯定的フィードバック・パフォーマンス評価
・フィードバック捜索
・効果的フィードバック
・測定
・経験サンプリング
・イベント再建方法
・バイオフィードバック
・ウェアラブル
・リストバンド
・感情バイオフィードバック
・調査設計
・プレゼンス・インベントリの感覚
・書き込み
・広告
・オプ・エド
・販売キャンペーン
・営業通話
【0061】
所定の数のこれらのバケツが、満たされた後は、それらは、通信ガイダンス・システムからの記録された通話後分析を使用して有効にされ始め、特定の産業に関連する個々のレンズ及びレバーの効力を有効にすることができる。たとえば、ビデオ会議営業通話が、医薬化合物の新しい配達機構に関する場合、レバー及びレンズ・タクソノミ・フレームワークは、その産業と利用可能な利用可能なレンズ及びレバー・バケツをより分け、次いで、記録されたビデオ会議営業通話をそれらに基づいて分析し得る。レンズのうちの1つが、複数の部分注目要素を有する注目である場合、レバー・プレゼンテーション・デザイン及びそれぞれのプレゼンテーション・デザイン部分要素とクロス分析し、部分要素のそれぞれへの受信者応答に基づいて有効にすることができる。この分析は、次いで、その産業のそれらの特定のレンズ及びレバーを更新するために、使用され得る。
【0062】
レンズ及びレバーのうちのより多くが、記録されたビデオ会議データを介して有効にされるとき、重み付けアルゴリズムが、有効にされなかった他のレンズ及びレバーへの更新が行われるべきかどうかを判断するために、開発され得る。
【0063】
レバー及びレンズ・タクソノミ・フレームワークを確立したとき、ユーザは、ここで、特定の産業のための所望の行動結果を入力することができ、フレームワークは、使用するレバーのタイプ、並びに様々なレンズへの影響に関する推奨を生成することができる。
【0064】
ビデオ通話最適化推奨及び販売チーム最適化を提供するためのシステム及び方法
図11は、ビデオ会議通話に関連するいくつかのエリアのKPI及び推奨を生成するための方法論のフローチャート110を示す。前述のように、通信ガイダンス・システムは、受信者からの様々な行動態様を理解する及び様々な目標及び目的の追跡を助けるために、使用され得る。しかしながら、追加の重要パフォーマンス・インジケータ(KPI)が、図11に示すような最適化通信エンジンを使用して、生成され得る。これらのKPIは、モジュラ・トレーニング、カスタム・トレーニング、知識管理及びインテリジェンス・コンタクト、設計及びマーケティング・メッセージング、並びに飛行計画(プレゼンテーションの流れ)の最大化に関連し得る。
【0065】
どのようにこれが達成されるかは、設計推奨エンジンがジャーナル記事及び認知的反響フレームワークを分析して産業特有の洞察を生成することである。認知的反響フレームワークは、通信ガイダンス・システムを使用して収集され得る産業ノウハウ、最新のジャーナル研究、及び経験データに対して自動的に点検され得る複数のデータベースで構成され得る。このデータベースは、複数のレバー及びレンズで構成され得、そこで、レバーは、ユーザに利用可能な産業ツールであり、レンズは、関与に影響する認知的要因であり、これらの両方は、特定の産業によってさらに定義され得る。たとえば、アーキテクチャ産業は、医薬産業とは異なる利用可能な産業ツールを有しようとしている。同様に、それぞれのための関与に影響するレンズ又は認知的要因は、産業規範に基づいて異なり得る。コンパイル、点検及び更新された後は、設計推奨エンジンは、認知的反響フレームワーク及び最新のジャーナル研究を用いて産業特有の洞察を生成することができる。この情報は、通信ガイダンス・システムからの通話後分析並びにライブ・フィードバックと結合され得、様々なKPIを生成するために最適化通信エンジンによって使用され得る。
【0066】
1つの実例では、定期的ブレイク及び背景照明及び色と組み合わせて使用されるトレーナの音声及び速度は、トレーニングを受ける人の関与レベルに影響し、肯定的な経験をもたらすが、保持知識を低減する。したがって、最適化通信エンジンは、満たされるべき目標又は目的に基づいて、KPIを定義することができる。たとえば、コースにおいて後に知識の保持に向けて動くようにトレーニングの様々な態様を変化させながら、保持又はコースを修了する可能性を増やすやり方でトレーニング・コース又は特定のモジュールを開始すること。ブランド・ロイヤリティの構築は、トレーニングの目的でもあり得、ブランド・ロイヤリティを構築するための利用する最良のツールの理解が、識別され得る。
【0067】
最適化通信エンジンの1つの使用法では、ユーザは、目的、たとえば、ブランド・ロイヤリティを増やすこと、を入力することができ、エンジンは、最もよく達成する仕方に関してKPIを生成することができる。さらに、複数の目的が、達成されるべき場合、エンジンは、特定のプレゼンテーションのための手引書の役割を果たす、飛行計画を生成することができる。この飛行計画は、様々な目的を達成する仕方の道標及びそれを行う能力の最適化に関連するKPIを含むことができる。
【0068】
最適化通信エンジンを使用する別のやり方は、個々のメンバのパフォーマンス、たとえば、販売チーム、を分析するそれである。システムは、領域及び製品ごとに分けられた、他の販売チーム・メンバのパフォーマンス、並びに経験年数、トレーニングの量、監督チーム、給与などを含むいくつかの他の要因を用いることができる。パフォーマンス・データの分析が生成された後は、システムは、改善する方法を判断するために、測定されたメトリクスのうちの1つ又は複数を選ぶことができる。これは、個人が改善し得る特定のエリアを識別するために、営業通話の受信者、領域、サービスを受ける人口のデモグラフィック、天気及び時節を含むことができる、外生要因又は原因、並びに、作業空間環境、トレーニング、管理上の支援、給与などを含み得る、内部要因又は原因を考慮する最適化通信エンジンによって、達成される。たとえば、個人が、心臓病の薬を売っている場合、そこでは、競合の心臓病の薬及びそれらの効果に関する彼らの知識が限られているという判断がされ、次いで、推奨が、競合の心臓病の薬に関してトレーニングを受ける又はさらに研究を行うように行われ得る。これは、個々の販売メンバが競合の製品に関して受信される質問にどのように応答するかを比較する際に識別され得、それは、類似の質問に応答する他者及びそれらの状況における受信者がその応答でどのように満たされたか又は満たされなかったかと比較及び対比される。エンジンは、開始点としてビデオ会議通話中に他の販売チーム・メンバからの応答を廃棄することを通して競合の心臓病の薬の周りの事実のリストを生成し得る。
【0069】
エンジンが推奨を行い得る、別のやり方は、適切な販売チーム・メンバ及び彼らのスタイルを受信者及び彼らの行動プロファイルに対して分析することによる。このやり方では、エンジンは、次に特定の受信者に誰が電話すべきかに関する推奨を行い、その受信者のプロファイル、及び設計推奨エンジンから生成された産業特有の洞察に部分的に基づいて、その通話がどのように達成されるべきかの道標又は飛行計画を生成し得る。
【0070】
リアルタイム行動フィードバックのシステム及び方法
本開示は、概して、ライブの又は記録されたビデオ・ミーティング・プレゼンテーションに基づいて行動及び他のタイプのフィードバックを提供するように設計された通信ガイダンス・システム30及び関連方法に関する。
【0071】
図12A~Hは、ビデオ会議ミーティングと使用するためのリアルタイム・フィードバック・インターフェース120A~Hの様々な表示を示す。リアルタイム・フィードバック・インターフェース120A~Hは、独立型インターフェースであり得、又は別法としてインターフェースは、他の現在のビデオ会議プラットフォームに統合され得る。現在示されているリアルタイム・フィードバック・インターフェース120A~Hは、プレゼンタ又は提供者視界からの視界を伝えることを意図されている。図示するように、プレゼンタ又はユーザが通信している受信者又は他の関係者を見るためのメイン・ビデオ・エリア1202が存在する。見ているセクション1220は、ビデオ会議通話を実施するユーザ又はプレゼンタの視界であり得る。より大きな又は扱いにくくない視聴体験を優先するように最小化され得る、制御設定及び特徴セクション1230が、提供される。同様に、通話中にメモを取ること又は通話の論点を表示することを可能にするができる、メモ・セクション1222が提供される。フィードバック・インジケータ1210、1212、1214、及び1216は、様々なインターフェース120A~Hを通して示されるように様々な位置及びフォーマットで構成され得る。たとえば、インジケータは、数、パーセンテージ、言葉、色、勾配目盛り又はその組合せの形であり得る。インジケータは、強度を増減したり、所与の時間において点滅したりすることもできる。
【0072】
フィードバック・インジケータのうちのいくつかは、注目インジケータ1210、音声インジケータ1212、行動インジケータ1214及び「自然インジケータ」1216を含むことができる。注目インジケータ1210は、受信者が通話中に与えている注目のレベルを示すために、図14に記述された様々なデータ入力を使用して、分析することができる。このレベルは、受信者に関連するデータ入力に基づいて変動することができる。この注目インジケータは、それが絶えず更新されている、回転するインジケータであり得る。通話の終わりにおける全体的注目インジケータもまた、提供され得る。
【0073】
音声インジケータ1212は、通話中に受信者が与えている関心のレベルを示すために、図14に記述された及び特定の音声レベル、揺らぎなどにおける様々なデータ入力を使用して、分析され得る。その他のフィードバック・インジケータに類似して、これはまた、ビデオ会議通話を通して変動し得る。示されたこのインジケータは、受信者の音声の結果としての分析に主として焦点を当てている。しかしながら、別個のユーザ/プレゼンタ音声フィードバック・インジケータは、どれほど良くプレゼンタの音声が受信されているかに焦点を当てることができる。再び、その他のような音声インジケータ1214は、それが絶えず更新されている、回転する又は変化するインジケータであり得る。総合的な音声インジケータ分析が、通話の終わりに提供され得る。
【0074】
行動インジケータ1214は、通話中に受信者が与えているふるまい応答のタイプを示すために、図14に記述された様々なデータ入力を使用して、分析することができる。この応答タイプはまた、受信者に関連するデータ入力に基づいて変動することができる。この行動インジケータ1114は、それが絶えず更新されている、回転する又は変化するインジケータであり得る。総合的な行動分析が、通話の終わりに提供され得る。
【0075】
自然インジケータ1116は、受信者からの感情のクオリア、たとえば、自然対中立、を分析することができる。この自然インジケータに関わる他の変数は、嬉しい、悲しい、怒っている、退屈しているになり、通話中にプレゼンタが受信者の要求を克服する又はそれに応えることを可能にすることになる。
【0076】
図13は、ビデオ会議通話に参加する者から様々なタイプのデータを受信すること、データを分析すること及び分析されたデータに基づいてフィードバックを表示することのフローチャート130を示す。図示するように、オーディオ1310及び視覚データ1312の両方が、ビデオ会議通話の提供者又はプレゼンタから収集される。同様に、オーディオ1320及び視覚データ1322が、受信者から収集される。この情報が、収集されているとき、それは、提供者/プレゼンタのためのステップ1314及び受信者のためのステップ1324において行動データベースによって分析され始める。各参加者について収集及び分析された情報は、互いのためのベースラインを生成するために、使用される。ベースラインが生成された後は、情報は、フィードバック・インジケータを生成するために、両方の参加者から結合され得る。これらのフィードバック・インジケータは、次いで、表示され得る、たとえば、図12A~HA~Hにおいて前述されたもの。これらは、参加者からのオーディオ及び視覚データ入力に基づいて生成され得る唯一のタイプのインジケータではない、ということを理解されたい。
【0077】
図14は、通信ガイダンス・システム30及び方法論の概観を示す。データ点列1400の下には、通信ガイダンス・システム140が分析のために受信及び使用することができる様々な入力のリストがある。これらの入力のうちの多数は、ビデオ会議通話を行うために使用される参加者のコンピュータ・システムに既に関連付けられたマイクロフォン及びカメラによって受信され得る。これは、ラップトップ、デスクトップ、スマートフォン、タブレットなどを含む。入力のうちのいくつかは、アイ・トラッキング、頭部及び体の動きなどの初期分析を必要とする。これらの動きは、ユーザの体の部分及び各部分が実施している動きを判断することができる動き分析アルゴリズムによって、最初に定義される。これは、未加工のカメラ視覚データからの分析の第1の層として見ることがきる。この初期分析が行われた後は、動きは、次いで、閾値、たとえば、データ点条件列1410の下に示されたそれらの実例、に対してさらに分析され得る。たとえば、図示するように、列1400からのアイ・トラッキング・データは、次いで、列1410のまばたき閾値に対してさらに分析され得る。
【0078】
列1420の下のこれらの条件付けされたデータ結果のうちの1つ又は複数は、列1430の下のフィードバックのタイプ、たとえば、前述のフィードバック・インジケータのうちのいくつか、を提供するために、使用され得る。たとえば、「口を開けたまま息を吸い込むこと及び止めること」条件付けされたデータと結合された「点頭」条件付けされたデータは、参加者が非常に関与している及び答える機会を探しているということを示し得る。したがって、注目インジケータは、高くなり得、その一方で、別のフィードバック・インジケータは、参加者は伝えられた情報に答える準備ができているので、プレゼンタは話すのを止める必要がある、ということを示し得る。これは、絵文字又は点滅する境界線の形で現れ得る。
【0079】
列1400に戻って参照すると、入力のうちのいくつかは、それぞれの参加者に関する以前に獲得された詳細に関連し、与えられようとしているプレゼンテーションからのデータ、通話の目的又は目標などさえも含むことができる。これらのデータ点は、次いで、それらのキーワード及び言い回しが述べられたか及びさらにどの参加者によってかを判断するために、自然処理言語アルゴリズムを使用して、キーワードを識別するために使用され得る。たとえば、プレゼンタが、彼らの論点のうちの1つを伝える場合、その論点目的が、達成され得、プレゼンテーション中に達成された論点のタイプの数/パーセンテージを示すインジケータが表示される。さらに、受信者が、特定の方式で論点を繰り返した又は確認した、たとえば、論点を繰り返すこと、点頭(積極的に又は否定的に)、場合、次いで、別のインジケータが、その論点に関する「同意」に関して表示され得る、彼らが同意したか否か。
【0080】
本発明の例示である、様々な実施例及びオプションが、説明され、発明の精神及び範囲内の追加の実施例を認識が当業者には理解されよう。修正及び変更が、本開示の範囲を逸脱せずに、開示された実施例に行われ得る。本明細書で開示された実施例の適用は変更され得る、ということが当業者には理解されよう。したがって、追加及び修正が、本開示の原理を逸脱せずに、行われ得る。この関連で、そのような変更は本開示の範囲にまだあることになる、ということが意図されている。したがって、本開示は、示されたものとしての特定の実施例に制限されず、本開示の精神及び範囲内の修正を包含することが意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図12F
図12G
図12H
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-07-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非一時的コンピュータ可読媒体と、
入力認識インターフェースと、
前記非一時的コンピュータ可読媒体及び前記入力認識インターフェースに動作可能に接続された処理電気回路構成要素と
を備え、前記処理電気回路構成要素が、
ユーザ及び受信者からのオーディオ及びビデオ・データの分析を実施し、
履歴データに基づいて、前記ユーザの通信品質を分析し、
前記分析に基づいてフィードバックを提供する
というタスクを実施するように構成された、通信ガイダンス・システム。
【請求項2】
推奨が、発話の抑揚を変更すること、適切なジェスチャをモニタすること、適時に内容を表示すること、カメラ又はオーディオ機器を修正すること、背景又は照明を更新すること、及び追加入力を前記受信者が提供することを可能にするための機会を識別することのいずれかを含むことができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
通信ガイダンス・システム内に1つ又は複数の論点を受信するステップと
デオ会議通話中に前記論点を分類及び表示するステップと、
前記ビデオ会議通話に参加するすべての当事者の前記発話を分析して前記1つ又は複数の論点のいずれかが言及されたかを決定するステップと、
前記発話の前記分析に基づいて前記1つ又は複数の論点の表示を更新するステップと
を含む、ビデオ会議通話中の論点追跡方法。
【請求項4】
自然言語処理アルゴリズムを使用して前記1つ又は複数の論点を前処理するステップをさらに含む、請求項3に記載の論点追跡方法。
【請求項5】
前記1つ又は複数の論点を考慮して完了したビデオ会議通話を分析するステップをさらに含み、前記論点がカバーされたかどうか含まれた場合に、各論点が提示された順番、各論点を論じて費やされた時間の量、及び各論点に関する前記受信者から受信されたフィードバックのうちの少なくとも1つを決定するために分析を実施する、請求項3に記載の論点追跡方法。
【請求項6】
ユーザ及び受信者のオーディオ及び視覚データを、前記プレゼンテーション中に、記録するステップと、
前記記録されたオーディオ及びビデオ・データの分析を実施するステップと、
前記ユーザの通信品質を、履歴データに基づいて、分析するステップと、
前記分析に基づいてフィードバックを提供するステップと
を含む、プレゼンテーションを分析する方法。
【請求項7】
領域又は地域によって前記オーディオ及びビデオ・データを分類するステップをさらに含む、請求項6に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項8】
各領域又は地域に関連する集計された分析されたオーディオ及びビデオ・データを各領域又は地域と比較するステップをさらに含む、請求項7に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項9】
所定の閾値よりも低い統計的に有意な範囲である任意の領域又は地域の前記プレゼンテーションを修正するステップをさらに含む、請求項8に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項10】
前記統計的に有意な範囲が、前記所定の閾値から少なくとも1つの標準偏差にある、請求項9に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項11】
前記分析は、前記受信者の体姿勢を分析して、前記受信者が前記ユーザに応答しようとした1以上の回数を識別することをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記体姿勢は、ある期間に前記受信者の口が大きく開けられていること、前記受信者の点頭、前記受信者の手のジェスチャのうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記体姿勢を分析することは、前記受信者が発する非言語的な音を分析して興奮、混乱又は不合意の少なくとも1つを識別することと併せて行われる、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記表示を更新することは、言及された前記1つ又は複数の論点の数又はパーセンテージを示すインジケータをディスプレイ上に表示することを含む、請求項3に記載の論点追跡方法。
【請求項15】
前記分析することは、
プレゼンタによる論点の言及を識別することと、
前記論点を繰り返す、又は前記論点が前記プレゼンタによって言及されたことの確認を示す体姿勢を提示する、1人又は複数の前記受信者を識別することと
を含む、請求項14に記載の論点追跡方法。
【請求項16】
前記表示を更新することは、1人又は複数の前記受信者が言及されている前記論点を確認したことを示すインジケータをディスプレイ上に表示することを含む、請求項15に記載の論点追跡方法。
【請求項17】
前記体姿勢は点頭を含む、請求項16に記載の論点追跡方法。
【請求項18】
前記記録されたオーディオ及びビデオ・データの分析を実施するステップは、行動応答アルゴリズムを使用して、前記記録されたオーディオ及びビデオ・データから言葉の及び非言語的なデータを検出することを含む、請求項6に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項19】
前記言葉の及び非言語的なデータを検出することは、前記言葉の及び非言語的なデータから、受信者がいつ興奮したかを識別することを含み、
前記分析に基づいて前記フィードバックを提供することは、前記受信者が興奮したときに実質的に生じた対話に関連するテキストを表示することを含む、請求項18に記載のプレゼンテーションを分析する方法。
【請求項20】
前記記録するステップ、前記実施するステップ、前記分析するステップ及び前記提供するステップは、同じ前記受信者と2人以上の異なるプレゼンタを含む2つ以上のプレゼンテーションに対して繰り返され、
行動モデルを介して、前記受信者が各前記プレゼンタに対してどの程度応答するかを記述するインジケータを評価するステップと、
どの前記プレゼンタが前記受信者から最も良い応答を得たかを識別するステップと
をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項21】
前記ビデオ会議通話は、通話前のビデオ会議プレゼンテーションの練習である、請求項3に記載の通信ガイダンス・システム。
【国際調査報告】