(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-28
(54)【発明の名称】ミツバチを虫から守るための昇華装置
(51)【国際特許分類】
A01M 1/20 20060101AFI20241121BHJP
【FI】
A01M1/20 Y
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024535631
(86)(22)【出願日】2022-12-14
(85)【翻訳文提出日】2024-07-29
(86)【国際出願番号】 HU2022050089
(87)【国際公開番号】W WO2023111605
(87)【国際公開日】2023-06-22
(32)【優先日】2021-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】HU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524222946
【氏名又は名称】フェニョシー、ジャノス
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】弁理士法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フェニョシー、ジャノス
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA11
2B121CA03
2B121CA17
2B121EA21
2B121EA30
2B121FA02
2B121FA20
(57)【要約】
本発明は、ミツバチを節足動物の害虫から守るための昇華装置に関し、この装置は、加熱された内部空間と蓋と少なくとも1つの加熱手段とを有しかつ蒸気排出管を有するポットを備えている。本発明は、ポット(4)が厚肉底部を有することを特徴とする。厚肉底部には、その軸線が互いに角度をなして位置するように、交差する2つの止まり穴(11)が形成され、一方の穴は、ポットの底部から直接的に、またはポット(4)の側壁を通って、加熱された内部空間(6)に開口し、かつ、他方の穴は、ポット(4)の外部空間に開口している。ポット(4)の外部空間に開口する止まり穴(11)には底部排出管(5)が配置され、ポットの底部から加熱された内部空間(6)に直接的に開口する止まり穴(11)には蒸気放出管(2)が配置されている。内部空間(6)に開口する蒸気放出管(2)の端部は、蓋(3)の下にそこから間隔を空けて配置されている。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
節足動物の害虫からミツバチを守るための昇華装置であって、前記装置は、加熱された内部空間と蓋と少なくとも1つの加熱手段とを有しかつ蒸気排出管を有するポットを備え、
前記ポット(4)が厚肉底部を有し、前記厚肉底部には、その軸線が互いに角度をなして位置するように、交差する2つの止まり穴(11)が形成され、一方の前記穴は、前記ポット(4)の前記底部から直接的に、または前記ポット(4)の側壁を通って、前記加熱された内部空間(6)に開口し、かつ、他方の前記穴は、前記ポット(4)の外部空間に開口し、前記ポット(4)の前記外部空間に開口する前記止まり穴(11)には底部排出管(5)が配置され、前記ポットの前記底部から前記加熱された内部空間(6)に直接的に開口する前記止まり穴(11)には蒸気放出管(2)が配置され、前記内部空間(6)に開口する前記蒸気放出管(2)の端部は前記蓋(3)の下にそこから間隔を空けて配置されることを特徴とする、
昇華装置。
【請求項2】
前記交差する止まり穴(11)は互いに垂直であることを特徴とする、
請求項1に記載の昇華装置。
【請求項3】
前記蒸気放出管(2)は、前記ポット(4)の前記側壁を通って前記加熱された内部空間(6)に開口する前記止まり穴(11)で構成されていることを特徴とする、
請求項1に記載の昇華装置。
【請求項4】
蒸気放出管(2)は、前記ポット(4)の前記側壁を通って前記加熱された内部空間(6)に開口する前記止まり穴(11)内に配置されていることを特徴とする、
請求項1に記載の昇華装置。
【請求項5】
前記加熱手段は、好ましくは前記底部排出管(5)の横に配置される、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つの加熱カートリッジ(8)として実装されることを特徴とする、
請求項1に記載の昇華装置。
【請求項6】
前記蓋(3)は、前記装置内へのシュウ酸の供給を容易にするように適合されたシュウ酸投下管(1)を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の昇華装置。
【請求項7】
温度センサを受け入れるのに適合した穴(7)は、前記ポット(4)の前記加熱された内部空間(6)の下に配置されていることを特徴とする、
請求項1に記載の昇華装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、養蜂場での使用に適合しており、ポットと、少なくとも1つの加熱手段と、蒸気排出管とを備えるシュウ酸昇華装置に関する。本発明による昇華装置は、昇華プロセスを最適化することができ、排出管内でシュウ酸が凝縮する危険性を大幅に低減することができる。その結果、シュウ酸昇華装置は、より容易で、より迅速で、よりエネルギー効率に優れた作動を可能にし、シュウ酸昇華装置のメンテナンスが少なくて済むことになる。
【背景技術】
【0002】
アジアミツバチダニは、最も蔓延しているミツバチの害虫の1つである。ミツバチヘギイタダニは、ウイルス性疾患を蔓延させてミツバチのコロニーの健康状態を悪化させ、それらが防除されずに増殖するとコロニーの喪失につながることが非常に多いため、ミツバチヘギイタダニを防除する(すなわち、それらの数を所定の閾値以下に抑える)ことは非常に重要である。一般に認められたダニ防除方法の1つは、シュウ酸の昇華または蒸発(さまざまな用語が使用されている。英語の文献では「蒸発」という用語がより頻繁に適用されている一方、ハンガリー語ではこの方法は広く「昇華」と呼ばれているおり、以下では後者の用語を使用する。)であり、この方法では、結晶シュウ酸(H2C2O4・2H2O)を昇華装置内にて高温(通常190乃至230℃)で昇華させ、発生した蒸気を巣箱の内部に導入する。高温のシュウ酸蒸気が冷えて外部の湿気を吸収すると、凝縮し、巣箱の内面に薄いシュウ酸の結晶層を形成し、それによりダニ防除効果を付与する。シュウ酸二水和物は、157℃の温度で昇華し始める。しかしながら、シュウ酸二水和物が235乃至240℃の温度以上に加熱されると、シュウ酸二水和物はミツバチに有害なギ酸に次第に変態する。
【0003】
養蜂家は、上述のシュウ酸処理を行うために、適切に構成された装置を使用する。従来技術には、昇華のためのさまざまな技術的解決策が含まれる。本発明は、この解決策を改善するものであって、排出管を除いて、加熱されたポットが昇華プロセスの過程で密閉されており、加熱によりシュウ酸二水和物が昇華するとポット内に過圧を生じさせ、シュウ酸蒸気をポットから放出して、ポットの排出管を通してミツバチの巣箱内に導入するものである。
【0004】
図1および
図2に関連して、従来技術の装置を説明する。装置のポット4は、良好な熱伝導特性を有する金属製である。最も頻繁に使用される加熱要素は、ポット4の外側に取り付けられた筒状のバンドヒーター(クランプヒーターとも呼ばれる)である。温度センサは、円筒形ポット4の底部に配置された穴7内に配置されている。このセンサは、バンドヒーターのオン・オフを切り替えることでバンドヒーターを制御して、ポット4を所望の温度に保つために使用される。加圧下でシュウ酸蒸気を放出する上部排出管9は、ポット4の蓋近くのポット4の円筒側面に配置されている。上部排出管9をポット4の上端部に配置する必要があるのは、さもなければ(すなわち、排出管が底部に位置している場合)、ポット4の内部空間に配置されたシュウ酸二水和物に含まれる結晶水が最初に沸騰するため、シュウ酸が液体状態でポットから出てしまうからである。しかしながら、上部排出管9がポット4の上部から始まっているため、シュウ酸は蒸気としてのみ抜け出ることができる。2種類の配置が、一般に普及している。配置の一つでは、シュウ酸は上部排出管9を通して排出される(このような解決策は、インターネットサイト(https://www.talitha-info.com/?lang=hu)で紹介されているOxalika PRO装置で適用されている)。別の従来技術の解決策の場合では、シュウ酸は湾曲した排出管10を通って装置から出る(このような解決策は、インターネットサイト(http://www.citovar.hu/termekkategoria/szublimalas/szublimalashoz-kijuttato-eszkozok/)で見つかるSzublimOx、Varroa-Ox、Provapなどの装置で適用されている)。
【0005】
この技術的解決策では、上端部から水平または斜めに延びる湾曲した排出管10は、下向きに曲げられ、かつポット4の底部に達する地点で再び90度に曲げられており、これにより、この装置は、(ランディングボードが付いている)巣箱の低い位置にある入口からも昇華処理を行うために適用することができる。
【0006】
同様の解決策は、特許文献US10,757,921B1にも開示されている。この解決策でもバンドヒーティングを適用しており、シュウ酸蒸気はポットの蓋から突出した上部排出管から排出される。
【0007】
別の従来技術の技術的解決策は、実用新案明細書TW20190213843に提示されるものであり、円筒側面はバーナーで加熱され、蒸気排出管は円筒表面と(外側から)ポットの下とを通り、底部で湾曲した形状を有するものである。
【0008】
最も広く適用されている技術的解決策を適用した上述の装置には、以下の動作不良がある可能性がある。
【0009】
バンドヒーターを適用することは最適ではなく、なぜならばシュウ酸が装置内に供給されると、ポット4の底部に落ちてそこから熱を奪うためである。その結果、温度センサが温度低下を検知して、バンドヒーターをオンにする。しかしながら、バンドヒーターから供給される熱は、長時間の遅れ(制御には大きな時定数がある)を経てポット4の底部に到達し、実地経験から明らかなように、これにより、過熱が著しくなるか、またはPID温度制御の場合には昇温が遅れて温度変動が大きくなる。
【0010】
第1の解決策では、上部排出管9がポット4の比較的薄い円筒壁に取り付けられているため、上部排出管を十分に加熱することができず、すなわち、その端部が、そこを流れるシュウ酸蒸気の一部が凝縮する臨界温度まで冷却される傾向があり、これにより(遅かれ早かれ)管が閉塞する。凝縮したシュウ酸を除去するのは、時間のかかる作業である。悪天候(寒さと風の強さ)では、閉塞の頻度がさらに高くなる。シュウ酸を確実に蒸気状態のみで放出するためには、排出管がポット4の上端部に位置している必要があるが、排出管の端部はランディングボードの上方のミツバチの巣箱の出口に接近できるような装置の底部に位置するのが好ましいため、上部排出管9の配置は最適ではない。第2の解決策のように、シュウ酸蒸気が湾曲した排出管10を通ってハチの巣内に導入される場合も、結果は同じである。湾曲した排出管10の長さ部分は外部空間に位置して延びており、またその湾曲形状により湾曲した排出管10が冷却されやすくなり、したがって排出管は閉塞しやすくなる。一方、湾曲形状により、(それ自体に時間がかかる)管の清掃がさらに困難で面倒になる。それに加えて、湾曲した排出管10の曲げ、ろう付けおよび/または溶接は、大きな労力を必要とし、時間のかかる作業である。
【0011】
湾曲した排出管10を備える解決策の別の欠点は、その必要な湾曲形状を得るために管が軟質金属、通常は軟質銅で作られているので、この排出管が、時間の経過とともにさらに軟らかくなり、使用中に折れる傾向があることである。
【0012】
本発明の目的は、従来技術の解決策の欠点を解消することにより、シュウ酸蒸気を放出するための改良された排出管を提供すること、およびより最適な加熱システムと、これらの改良された特徴を有し連続生産できるポットとを提供することである。
【0013】
本発明は、排出管がポットの底部の近くに配置されている場合、および排出管が十分な強度を有する材料で作られると同時に、できるだけ短く、できるだけ単純な構成である場合、ハチの巣の出口を通る昇華をより好ましい方法で実施できるという認識に基づいている。また、ポットの内部は、沸騰しているシュウ酸二水和物が底部に配置された排出管を通って流出できないように、すなわち、シュウ酸蒸気のみが装置から出られるように、構成できることも我々は認識している。我々のさらなる認識によれば、排出経路をできるだけ短く設けて、それを加熱手段にできるだけ近づけて配置することにより、適切な温度条件が得られるので、シュウ酸の凝縮を防止するために必要な温度を適切に確保することができる。
【発明の開示】
【0014】
したがって、本発明による技術的解決策は、節足動物の害虫からミツバチを守るための昇華装置であって、上記装置は、加熱された内部空間と蓋と少なくとも1つの加熱手段とを有しかつ蒸気排出管を有するポットを備えている。本発明は、ポットが厚肉底部を有することを特徴とする。厚肉底部には、その軸線が互いに角度をなして位置するように、交差する2つの止まり穴が形成されており、一方の穴は、ポットの底部から直接的に、またはポットの側壁を通って、加熱された内部空間に開口しており、かつ他方の穴は、ポットの外部空間に開口している。ポットの外部空間に開口する止まり穴には、底部排出管が配置されている。また、ポットの底部から加熱された内部空間に直接的に開口する止まり穴には、蒸気放出管が配置されている。内部空間に開口する蒸気放出管の端部は、蓋の下にそこから間隔を空けて配置されている。
【0015】
本発明の好ましい実施形態によれば、交差する止まり穴は互いに垂直である。
【0016】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、蒸気放出管は、ポットの側壁を通って加熱された内部空間に開口する止まり穴で構成されるか、または蒸気放出管が上記止まり穴内に配置されている。
【0017】
本発明の別の好ましい実施形態では、加熱手段が、好ましくは底部排出管の横に配置される、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つの加熱カートリッジとして実装されることを特徴とする。
【0018】
本発明のさらに好ましい実施形態では、蓋は、装置内へのシュウ酸の供給を容易にするように適合されたシュウ酸投下管を備えている。
【0019】
本発明の別の好ましい実施形態では、温度センサを受け入れるために適合された穴が、ポットの加熱された内部空間の下に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
以下では、添付図面を参照して、本発明による昇華装置を例示的な実施形態に関連して説明する。
【0021】
【
図1】
図1は、現在市販されている、上端部に取り付けられた直線状の排出管を備えた従来技術の解決策の断面図である。
【0022】
【
図2】
図2は、現在広く適用されている、湾曲した排出管を備えた従来技術の解決策の断面図である。
【0023】
【
図3】
図3は、本発明による装置のポットの不等角投影断面図である。
【0024】
【
図4】
図4は、本発明による装置のポットの断面図である。
【0025】
【
図5】
図5は、本発明による装置のポットの底部排出口および加熱カートリッジの位置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1および
図2は、背景技術の項で上述した従来技術の装置に適用されるポットの構成を示す。
図3および
図4に見られるように、本発明による昇華装置のポット4は、7乃至50mmの厚さを有する厚肉底部を備え、例示的な実施形態では好ましくは30mmであり、かつ加熱された内部空間6を含む。ポット4の厚肉底部には、交差する2つの止まり穴11が、止まり穴11の軸線が互いに角度をなして位置するように、好都合には互いに垂直であるように形成されており、ここで、一方の穴は、直接的に、またはポット4の側壁を通って、加熱された内部空間6に開口し、他方の穴は、ポット4の外部空間に開口している。ポット4の外部空間に開口する(好ましくは水平な)止まり穴11には、底部排出管5が配置されている。底部排出管5は、シュウ酸蒸気をハチの巣の入り口に運ぶように適合されている。例示的な実施形態では、少なくとも1つだが、好ましくは2つの加熱カートリッジ8が底部排出管5の両側に配置されており(
図5参照)、このカートリッジが底部排出管5を取り囲み、至近距離でそれを加熱するようになっている。本発明に従って管を配置することにより、バンドヒーティングを適用しながら必要な機能を達成することもできるので、加熱手段はバンドヒーターであってもよい。さらに、加熱された内部空間6に直接的に開口する(好ましくは垂直な)止まり穴11には、蒸気放出管2が配置されている。(好都合には垂直な)止まり穴11がポット4の側壁内に形成されている場合には、蒸気放出管2がこの止まり穴11で構成されるように本発明を実施することが可能である。蒸気放出管2および底部排出管5は、プレスで、ねじ接続で、または当業者には自明なその他の方法で止まり穴11内に固定することができる。止まり穴11が交差している構成であるため、シュウ酸蒸気が加圧下で止まり穴11を通って自由に抜け出ることができる。蒸気放出管2の長さは、ポット4に取り付けられた蓋3と接触しないように、すなわち、そこから間隔を空けるように選択される。内部空間6に開口する止まり穴11がポット4の側壁内に形成されている場合、この止まり穴は、蓋3とは間隔を空けて、そのすぐ下に配置された開口を通して内部空間6と連通する。このような構成により、シュウ酸の蒸気2が蒸気放出管に確実に入り込むと同時に、加熱により結晶水中で沸騰したシュウ酸液が管を通って流出するのを防止することができる。好都合には、シュウ酸投下管1は、装置内へのシュウ酸の供給を容易にするために蓋3内に配置されている。シュウ酸が装置内に供給された後、投下管1は、ポット4を加圧でき、シュウ酸の蒸気が底部排出管5を通してのみ抜け出られるように密閉される。好都合には、ポット4の加熱された内部空間6の下の加熱手段(我々の例では、2つの加熱カートリッジ8)の近くには、穴7が配置され、測定された温度値に基づいて加熱手段のオン・オフを切り替える。
【0027】
本発明による器具には以下のような利点がある。
【0028】
加熱された内部空間6に供給されたシュウ酸二水和物による温度低下は、加熱された内部空間6の直下に位置する温度センサによって検出され、その結果、加熱カートリッジ8がオンになる。このようにして、迅速な反応時間(低時定数)での温度制御を実現できる。
【0029】
外部空間の温度に関係なく、蒸気放出管2は加熱された内部空間6に位置しているため、冷却され得ず、シュウ酸がその中で凝縮しないようになる。
【0030】
底部排出管5は、ポット4の厚肉底部から始まり、2つの加熱カートリッジ8の間に直接位置しているため、冷却されにくく、したがってシュウ酸がその中で凝縮しにくい。
【0031】
底部排出管5は、放出管から分離するように構成されており、湾曲または屈曲されていないため、容易に機械加工することができる。したがって、底部排出管は装置全体の重量を支えるように適合されているため、作動中に装置の重量によって生じる機械的負荷に耐えることもできるような強度の材料(例えば、銅、真鍮など)で好都合には製造される。
【0032】
底部排出管5を含む解決策により、ハチの巣の出口を通してミツバチのコロニーを昇華処理することができる。
【0033】
本発明による装置は、一般的なCNC機械加工技術を適用して製造することができ、すなわち手作業、はんだ付け、または溶接を必要としない。
【0034】
より大量に連続製造する場合には、図面に示された別個に機械加工された蒸気放出管2を、好都合には、成形により、またはポット4の壁内に形成された空洞としてでも、製造できるように構成を変更することができる。
【国際調査報告】