(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-28
(54)【発明の名称】データの安全な取得のための方法、システム、およびコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
G06F 21/31 20130101AFI20241121BHJP
【FI】
G06F21/31
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536363
(86)(22)【出願日】2022-12-15
(85)【翻訳文提出日】2024-07-22
(86)【国際出願番号】 IB2022062290
(87)【国際公開番号】W WO2023111933
(87)【国際公開日】2023-06-22
(32)【優先日】2021-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515086056
【氏名又は名称】ナウ.ジージー インコーポレイテッド
【住所又は居所原語表記】2105 S. Bascom Avenue, Suite 380 Campbell, CA 95008 USA
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アローラ、ソヒル
(57)【要約】
本発明は、統合されたポータルを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータへのアクセスを可能にする。本発明はクライアント端末ユーザに関連付けられたユーザ識別子を受信し、検証コードを生成し、ユーザ識別子および検証コードを、選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連付けられたクラウドサービスサーバに送信するように構成された信頼できる仲介サーバを通して実装される。クラウドサービスサーバはユーザ識別子に関連付けられた端末デバイスを識別し、識別された端末デバイスに検証コードを送信することによって、ユーザ識別子を受信することに応答する。ユーザは、検証コードを入力するように促される。ユーザによって入力されたコードに一致する検証コードに応答して、信頼できる仲介サーバはユーザおよび選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータを取得し、ユーザがクライアント端末を介して取得されたデータにアクセスすることを可能にする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
信頼できる仲介サーバを介して、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするための方法であって、
前記方法は、
ユーザによって操作される信頼できる前記仲介サーバとクライアント端末との間のネットワーク通信を確立することと、
前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータを取得することと、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意的に関連付けられた識別子を含むユーザ識別子を受信することと、
検証コードを生成することと、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、前記ユーザ識別子、および前記検証コードを送信することと、ここで、前記クラウドサービスサーバは、前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、
前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始することと、
前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザによって入力されたコードを、前記クライアント端末から受信することと、
前記検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザおよび選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連付けられたデータを取得し、前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にすることとを含む方法。
【請求項2】
信頼できる前記仲介サーバは、代替不可能な非代替性トークン管理ポータルを実装するように構成された非代替性トークン管理ポータルサーバであり、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションは、選択された前記クラウドサービスアプリケーションによって提供されるクラウドベースサービスに関連する非代替性トークンを生成または記憶するソフトウェアアプリケーションであり、
取得された前記データは、前記ユーザと選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連する非代替性トークンのセットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
一組の前記非代替性トークン内の各非代替性トークンが選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられた、またはそれによって生成されたメディアコンテンツを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザ識別子に関連付けられた前記端末デバイスを識別する前記ステップは、前記ユーザ識別子に関連付けられた端末デバイスを識別するために、前記ユーザ識別子に関連付けられたデータレコードを解析するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスできるようにするには、取得された前記データを前記クライアント端末におけるディスプレイ上に表示し、ユーザが取得されたデータを閲覧、修正、または操作できるようにする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするためのシステムであって、
前記システムは、プロセッサが実装された信頼できる仲介サーバを備え、
信頼できる前記仲介サーバは、ユーザによって操作されるクライアント端末とのネットワーク通信を確立し、
前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するデータを取得し、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意に関連する識別子を含むユーザ識別子を受信し、
検証コードを生成し、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、前記ユーザ識別子、および前記検証コードを送信し、ここで、前記クラウドサービスサーバは、前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、
前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始し、
前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザが入力したコードを、前記クライアント端末から受信し、
前記検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザおよび選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連付けられたデータを取得し、前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にする、ように構成されるシステム。
【請求項7】
信頼できる前記仲介サーバは、代替不可能な非代替性トークン管理ポータルを実装するように構成された非代替性トークン管理ポータルサーバであり、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションは、選択された前記クラウドサービスアプリケーションによって提供されるクラウドベースサービスに関連する非代替性トークンを生成または記憶するソフトウェアアプリケーションであり、
取得された前記データは、前記ユーザと選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連する非代替性トークンのセットを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
一組の前記非代替性トークン内の各非代替性トークンは、選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連付けられた、またはクラウドサービスアプリケーションによって生成されたメディアコンテンツを含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記ユーザ識別子に関連付けられた前記端末デバイスを識別することが、前記ユーザ識別子に関連付けられた端末デバイスを識別するために、前記ユーザ識別子に関連付けられたデータレコードを解析することを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項10】
前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスできるようにするには、取得された前記データを前記クライアント端末におけるディスプレイ上に表示し、ユーザが取得されたデータを閲覧、修正、または操作できるようにする、請求項6に記載のシステム。
【請求項11】
信頼できる仲介サーバを介して、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするためのコンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラム製品は、その中に具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、
前記コンピュータ可読プログラムコードは、
ユーザによって操作される信頼できる前記仲介サーバとクライアント端末との間のネットワーク通信を確立するステップと、
前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するデータを取得するステップと、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意に関連付けられた識別子を含むユーザ識別子を受信するステップと、
検証コードを生成するステップと、
選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、前記ユーザ識別子、および前記検証コードを送信するステップと、ここで前記クラウドサービスサーバは、前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、
前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始するステップと、
前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザによって入力されたコードを、前記クライアント端末から受信するステップと、
検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザと選択された前記クラウドサービスアプリケーションとの両方に関連付けられたデータを取得するステップと、
前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にするステップと、
を実行するための命令を含むコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラウドベースのソフトウェアサービスの領域に関する。特に、本発明は、信頼できる仲介サーバを介してクラウドサービスサーバのデータまたは記録への安全なアクセスを可能にするためのデータにアクセスするための方法、システム、およびコンピュータプログラム製品を提供する。
【背景技術】
【0002】
手頃な価格のコンピューティングハードウェアの利用可能性の増加に伴い、例えばクラウドベースのゲームサービスを含む、クラウドベースの、またはネットワークベースのサービスにアクセスするために、複数のコンピューティングデバイスまたはデータ処理デバイスを使用することが、個人にとって一般的になっている。そのようなクラウドベースのサービスは一般に、デジタルデータおよび/またはデータレコードの生成、記憶、およびオンデマンド取得のための著しい機会を提供するが、任意のクラウドサービスに関連するデータまたはレコードにアクセスまたは取得することはユーザが最初に関係するクラウドサービスサーバにログインし、次いで、そのようなクラウドサービスサーバによって制御されるデータまたはレコードにアクセスすることを必要とする。日常的に利用可能かつ使用されるクラウドサービスの数が多いことを考慮すると、ユーザがデータレコードにアクセスまたは取得することを意図する各クラウドサービスサーバに個々にログインしなければならないことは、ユーザにとって不便であり、時間がかかる。
【0003】
したがって、統合されたポータルまたは統合されたデータ管理プラットフォームを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたはレコードの直接的、安全かつ集中的なアクセスまたは取得を可能にするソリューションが必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、統合されたポータルまたは統合されたデータ管理プラットフォームを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたはレコードの安全かつ集中的なアクセス/取得を可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態では、本発明が信頼できる仲介サーバを介して、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするための方法を提供する。前記方法は、(i)ユーザによって操作される信頼できる前記仲介サーバとクライアント端末との間のネットワーク通信を確立することと、(ii)前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータを取得することと、(iii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意的に関連付けられた識別子を含むユーザ識別子を受信することと、(iv)検証コードを生成することと、(v)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、(a)前記ユーザ識別子、および(b)前記検証コードを送信し、ここで前記クラウドサービスサーバは、(c)前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、(d)前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、(vi)前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始することと、(vii)前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザによって入力されたコードを、前記クライアント端末から受信することと、(viii)前記検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、(e)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザおよび選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連付けられたデータを取得し、(f)前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にすることとを含む。
【0006】
本発明はまた、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするためのシステムを提供する。前記システムは、プロセッサが実装された信頼できる仲介サーバを備え、信頼できる前記仲介サーバは、(i)ユーザによって操作されるクライアント端末とのネットワーク通信を確立し、(ii)前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するデータを取得し、(iii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意に関連する識別子を含むユーザ識別子を受信し、(iv)検証コードを生成し、(v)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、(a)前記ユーザ識別子、および(b)前記検証コードを送信し、ここで前記クラウドサービスサーバは、(c)前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、(d)前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、(vi)前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始し、(vii)前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザが入力したコードを、前記クライアント端末から受信し、(viii)前記検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、(e)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザおよび選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連付けられたデータを取得し、(f)前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にする、ように構成される。
【0007】
別の実施形態では、本発明は、信頼できる仲介サーバを介して、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするためのコンピュータプログラム製品を提供する。前記コンピュータプログラム製品はその中に具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記コンピュータ可読プログラムコードは、(i)ユーザによって操作される信頼できる前記仲介サーバとクライアント端末との間のネットワーク通信を確立するステップと、(ii)前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するデータを取得するステップと、(iii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意に関連付けられた識別子を含むユーザ識別子を受信するステップと、(iv)検証コードを生成するステップと、(v)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、(a)前記ユーザ識別子、および(b)前記検証コードを送信するステップと、ここで前記クラウドサービスサーバは、(c)前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、(d)前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、(vi)前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始するステップと、(vii)前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザによって入力されたコードを、前記クライアント端末から受信するステップと、(viii)検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、(e)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザと選択された前記クラウドサービスアプリケーションとの両方に関連付けられたデータを取得するステップと、(f)前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にするステップと、を実行するための命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明の開示を実施するために使用され得る種類のシステム環境を示す。
【
図2】
図2は、本発明の開示を実施するために使用され得る種類のシステム環境を示す。
【
図3】
図3は、統合ポータルまたは統合データ管理プラットフォームを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたはレコードの集中アクセス/取得を可能にするように構成されたシステムの例示的な構成を示す。
【
図4】
図4は、統合されたポータルまたは統合されたデータ管理プラットフォームを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたはレコードの集中アクセス/取得を可能にすることに関与する方法ステップを示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、
図4の方法を実施するためのシステムエンティティ間の通信フローを示す通信フロー図である。
【
図6】
図6は、ポータルサーバがNFT(非代替性トークン)管理ポータルサーバである、
図4の方法の実施形態に含まれる方法ステップを示すフローチャートである。
【
図7】
図7は、
図6の方法を実施するためのシステムエンティティ間の通信フローを示す通信フロー図である。
【
図8】
図8は、本発明を実施するための例示的なシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、クラウドベースのソフトウェアサービスの領域に関する。特に、本発明は、信頼できる仲介サーバを介してクラウドサービスサーバのデータまたは記録への安全なアクセスを可能にするためのデータにアクセスするための方法、システム、およびコンピュータプログラム製品を提供する。
【0010】
本発明の方法は
図1に示す種類のシステム環境100内で実施することができる。システム環境100は、ネットワーク104を介してサーバ106とインターフェースする1つまたは複数のクライアントデバイス102(例えば、ラップトップ102a、デスクトップ102b、モバイルデバイス102cおよび/またはセットトップボックス102dのいずれか)を含む。サーバ106は、クライアントデバイス102が、例えば、ソフトウェアアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたソフトウェアアプリケーションの設定、ダウンロードされたソフトウェアアプリケーションの更新、またはクライアントデバイス102によるデータをアップロードまたはダウンロードなど、いくつかの目的のうちの任意の1つまたは複数のためにサーバ106と通信する、従来のサーバクライアント構成をサポートするように構成され得うる。
【0011】
あるいは、サーバ106は、クラウドベースのサービスを要求元のクライアントデバイス102に提供するように構成され得る。クライアントデバイス102に必要なソフトウェアアプリケーションは、サーバ106上にインストールされ、実行され、そのソフトウェアアプリケーションからのビデオおよびオーディオ出力データは、クライアントデバイス102にストリーミングされ、その上にレンダリングされる。クライアントデバイス102のユーザまたはオペレータから受信された入力は、次に、サーバ106に送信され、サーバ106上で実行されている前記ソフトウェアアプリケーションの実行を制御するために使用される。
【0012】
したがって、例えば、クラウドベースのゲーム環境では、ゲームソフトウェアがインストールされ、前記ゲームソフトウェアを実行するように構成されたハードウェアデバイス上で実行され、サーバ106と統合または結合される。前記ゲームソフトウェアは、前記ハードウェアデバイス上で実行され、ビデオおよびオーディオゲームプレイデータは、前記ハードウェアデバイスから(任意選択的にサーバ106を介して)クライアントデバイス102にストリーミングされ、そこで表示および/またはオーディオ再生のためにレンダリングされる。クライアントデバイス102を操作しているゲームレイヤは、ゲームプレイ入力を提供するためにクライアントデバイス102のインターフェース制御を使用し、ゲームプレイ入力は、前記ゲームソフトウェアが実行されている前記ハードウェアデバイスにストリーミングバックされ、前記ハードウェアデバイス上で実行されている前記ゲームソフトウェアのゲームプレイ制御入力として使用される。
【0013】
図2は、
図1に関連してより一般的に説明された種類のシステム環境300のより具体的な実施形態を示す。
【0014】
システム環境200は、データネットワークまたはインターネット(図示せず)などの通信ネットワークを介して、クラウドサービスサーバシステム206とインターフェースする、1つまたは複数のクライアントデバイス202(たとえば、ラップトップ202a、デスクトップ202b、モバイルデバイス202cおよび/またはセットトップボックス202dのいずれか)を備える。クラウドサービスサーバシステム206はそれぞれが1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションの個別のインスタンスをプロビジョニングし、インスタンス化し、実行するように構成された、複数の個別のまたは別個のハードウェアシステムを備えることができる(またはそれと結合することができる)。結果として、クラウドサービスサーバシステム206はソフトウェアインスタンス#1(206a)、ソフトウェアインスタンス#2(206b)、アップトソフトウェアインスタンス#n(206c)を同時に実行するために、複数の個別または別個のハードウェアシステムを利用することができる。したがって、これらのソフトウェアインスタンス206a~206cの各々からのビデオおよび/またはオーディオデータは、1つまたは複数の要求元のクライアントデバイス202a~202dにストリーミングされ得る。
【0015】
例えば、
・クライアントデバイス202aは第1のソフトウェアアプリケーションのクラウドベースの実行をクラウドサービスサーバシステム206に要求することができる。クラウドサービスサーバシステム206は、(i)第1のハードウェアシステム上で実行するためにこの第1のソフトウェアアプリケーションの第1のインスタンスをインスタンス化すること、および(ii)第1のソフトウェアアプリケーションの第1のインスタンスからクライアントデバイス202aにビデオおよび/またはオーディオデータをストリーミングすることによって応答することができる。
・クライアントデバイス202bはクラウドサービスサーバシステム206に、第2のソフトウェアアプリケーションのクラウドベースの実行を要求してもよい。第2のソフトウェアアプリケーションは、第1のソフトウェアアプリケーションと同じであってもよく、または異なるソフトウェアアプリケーションを備えてもよい。クラウドサービスサーバシステム206は、(i)第2のハードウェアシステム上で実行するためにこの第2のソフトウェアアプリケーションの第2のインスタンスをインスタンス化すること、および(ii)第2のソフトウェアアプリケーションの第2のインスタンスからクライアントデバイス202aにビデオおよび/またはオーディオデータをストリーミングすることによって、応答してもよい。
・クライアントデバイス202cは、n個のソフトウェアアプリケーションのクラウドベースの実行をクラウドサービスサーバシステム206に要求してもよい。n個のソフトウェアアプリケーションは、第1または第2のソフトウェアアプリケーションのいずれかと同じであってもよく、または両方と異なってもよい。クラウドサービスサーバシステム206は、(i)このn個のソフトウェアアプリケーションのn個のインスタンスをインスタンス化してn個のハードウェアシステム上で実行すること、および(ii)n個のソフトウェアアプリケーションのn個のインスタンスからクライアントデバイス202cに映像および/またはオーディオデータをストリーミングすることによって、応答してもよい。
【0016】
図3は、統合ポータルまたは統合データ管理プラットフォームを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたはレコードの集中アクセス/取得を可能にするように構成されたシステム300の例示的な構成を示す。一実施形態では、前記統合ポータルまたは統合データ管理プラットフォームが信頼された中間サーバまたは信頼された中間プラットフォームによって実装され得る。
【0017】
図3に示すように、システム300は、クライアント端末302と、ポータルサーバ304と、クラウドサービスサーバ306とを備えてよい。
【0018】
クライアント端末302は、ユーザがクラウドベースのサービスにアクセスする任意のプロセッサベースのクライアントデバイスまたは端末を備え得る。様々な例では、クライアント端末302がデータネットワークまたはインターネットなどの通信ネットワークを介してポータルサーバ304とインターフェースするように構成された、ラップトップ、デスクトップ、モバイルデバイス、またはセットトップボックスのいずれかを含み得る。
【0019】
ポータルサーバ304はクライアントまたはクライアント端末(例えば、クライアント端末302)が、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたは記録にアクセス/取得することを可能にする目的で、統合ポータルまたは統合データ管理プラットフォームを実装するように構成されたサーバを備える。ポータルサーバがこの機能を実装する本発明による方法は、以下でより詳細に説明される。
【0020】
クラウドサービスサーバ306は1つまたは複数のクラウドベースのサービスまたはクラウドサービスアプリケーションインスタンスが実装されている任意のプロセッサベースのサーバを備えることができる。実行中のクラウドサービスアプリケーションインスタンスからのクラウドベースのサービスは、クラウドサービスサーバ306からクライアント端末302に通信ネットワークを介して送信または配信される。
【0021】
図3のシステム300は、この記述において後に説明される方法のいずれかを実装するために使用され得る。
【0022】
図4は、統合されたポータルまたは統合されたデータ管理プラットフォームを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたはレコードの集中アクセス/取得を可能にすることに関与する方法ステップを示すフローチャートである。一実施形態では、前記統合されたポータルまたは統合されたデータ管理プラットフォームが、ポータルサーバにおいて、またはポータルサーバを介して実装され得る。一実施形態では、前記ポータルサーバが、
図3のポータルサーバ304内に実装されてもよく、またはその一部を含んでもよい。 一実施形態では、前記統合ポータルまたは統合データ管理プラットフォームが信頼された中間サーバまたは信頼された中間プラットフォームによって実装されてもよい。
【0023】
ステップ402において、ユーザは、クライアント端末302を介して前記ポータルサーバ304にログインする。
【0024】
ステップ404は、クライアント端末302で受信されたユーザ入力に基づいて、クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306を選択することを含む。クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306を選択することによって、前記ユーザは、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306に関連するか、またはそれによって記憶されるか、または制御される、データまたはデータレコードまたは任意の形態のデジタルコンテンツを取得するか、または閲覧しようとする。
【0025】
ステップ406は、クライアント端末302を介してユーザ入力によってユーザidを受信することを含む。受信された前記ユーザidは、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306のレコード内の前記ユーザに一意に関連付けられた識別子を含む。
【0026】
ステップ408は、前記ポータルサーバ304において検証コード(例えば、ワンタイムパスワード(OTP)/光学コード(バーコードまたはQRコード(登録商標)または他の光学コード))を生成することを含む。
【0027】
ステップ410は、ポータルサーバ304から、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306に、(i)生成された前記検証コードと、(ii)受信された前記ユーザidとを送信することを含む。
【0028】
ステップ412は、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306において、受信された前記ユーザidに関連する端末デバイスを識別することを含み、前記端末デバイスの識別は、受信された前記ユーザidに関連するデータレコードを解析して、前記ユーザidに関連する端末デバイス(例えば、通信装置またはコンピューティングデバイス)を識別することによって達成される。
【0029】
ステップ414は、生成された前記検証コードを前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306から識別された前記端末デバイスに送信することを含む。
【0030】
その後、ステップ416は、ポータルサーバ304を介して、クライアント端末302において、前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに送信された前記検証コードを前記ユーザが入力するためのプロンプトを開始することを含む。
【0031】
ステップ418は、クライアント端末302から前記ポータルサーバに、前記ユーザが検証コードを入力するための前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末302において前記ユーザによって入力されたコード(例えば、OTP/光学コード/文字列)を送信することを含む。
【0032】
前記クライアント端末302から(前記ポータルサーバ304に)送信された前記コードが、前記ポータルサーバ304から(受信された前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに)送信された前記検証コードと一致することが判明したことに応答して、
ステップ420は、
・肯定的なユーザ識別認証決定を生成することと、
・データベースから、(i)ユーザによって関連付けられ/所有され、かつ(ii)クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306にも関連付けられる、データまたはデータレコード、またはデジタルコンテンツを取得することと、
および/または、
・ユーザが取得したデータにアクセスし、閲覧、修正、および/または操作することを可能にすることと、を含む。
【0033】
図5は、
図4の方法を実施するためのシステムエンティティ間の通信フローを示す通信フロー図である。
【0034】
ステップ5002において、ユーザは、クライアント端末502においてログイン情報を入力する。
【0035】
ステップ5004は、クライアント端末502からポータルサーバ504に前記ログイン情報を送信することを含む。ポータルサーバ504は受信された前記ログイン情報を使用して、ユーザの身元を認証し、前記ユーザが、ポータルサーバ504において実装される統合ポータルまたは統合データ管理プラットフォームにおいてアカウント/アクセス許可を有することが判明した場合、前記ログイン情報を使用して、前記ユーザが前記統合ポータルまたは前記統合データ管理プラットフォームにログインすることを可能にする。
【0036】
ステップ5006において、クライアント端末502においてユーザ入力が受信され、クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506を識別する。クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506を識別または選択することによって、前記ユーザは、識別された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506に関連するか、それによって記憶されるか、または制御される、データまたはデータレコードまたはデジタルコンテンツを、取得または閲覧し、購入対象として選択しようとする。
【0037】
ステップ5008は、前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506を識別するデータをクライアント端末502からポータルサーバ504に送信することを含む。
【0038】
ステップ5010は、クライアント端末502を介してユーザ入力によって前記ユーザidを受信することを含む。受信されたユーザidは、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506のレコード内の前記ユーザに一意に関連付けられた識別子を含む。
【0039】
ステップ5012は、ポータルサーバ504はその後、検証コード(例えば、OTP/光学コード)を生成することを含む。
【0040】
ステップ5014は、前記ポータルサーバ504から、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506に、(i)生成された前記検証コードと、(ii)受信された前記ユーザidとを送信することを含む。
【0041】
前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506は、受信された前記ユーザidに関連する端末デバイスを識別し、前記端末デバイスの識別は、受信された前記ユーザidに関連するデータレコードを解析して、ユーザidに関連する端末デバイス(たとえば、通信装置またはコンピューティングデバイス)を識別することによって達成される。
【0042】
ステップ5016は、生成された前記検証コードを前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506から識別された前記端末デバイスに送信することを含む。
【0043】
その後、ステップ5018は、前記ポータルサーバ504を介して、クライアント端末502において、前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに送信された前記検証コードを前記ユーザが入力するためのプロンプトを開始することを含む。
【0044】
ステップ5020は、クライアント端末502において、前記検証コードを入力するための前記プロンプトに応答して前記ユーザによって入力されたコードを受信することを含む。ステップ5022は、前記ユーザによって入力された前記コードをクライアント端末502からポータルサーバ504に送信することを含む。
【0045】
ポータルサーバ504はその後、クライアント端末502から受信したコードを、生成された前記検証コードと照合し、前記照合のステップに基づいて認証決定を生成する。一実施形態では、クライアント端末502から(前記ポータルサーバ504に)送信された前記コードが、前記ポータルサーバ504から(受信された前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに)送信された前記検証コードと一致することが判明したことに応答して、肯定的なユーザ識別情報認証決定が生成される。
【0046】
その後、肯定的なユーザ識別認証決定に応答して、ステップ5024は、前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ506に関連付けられた、またはその中のデータベースから、(i)前記ユーザによって関連付けられた/所有された、(ii)前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ1106にも関連付けられたデータまたはデータレコードまたはデジタルコンテンツを取得することを含む。
【0047】
次いで、ステップ5026は、前記ユーザがクライアント端末502を介して、取得された前記データ、データレコードおよび/またはデジタルコンテンツにアクセス、閲覧、修正、または操作することを可能にする。
【0048】
図6は
図4の方法の実施形態に関わる方法ステップを示すフローチャートであり、(i)前記ポータルサーバは、統合NFT管理ポータルまたは統合NFT管理プラットフォームを実装するように構成されたNFT(非代替性トークン)管理ポータルサーバであり、(ii)前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバは、クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバによって提供されるクラウドベースのサービスに関連する非代替性トークンを生成、記憶、または制御するクラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバである。
図6の実施形態では、前記NFT管理ポータルサーバが
図3のポータルサーバ304内に実装されてもよく、またはその一部を含んでもよい。一実施形態では、前記統合ポータルまたは統合データ管理プラットフォームが信頼できる中間サーバまたは信頼できる中間プラットフォームによって実装されてもよい。
【0049】
ステップ602において、ユーザは、クライアント端末302を介して前記NFT管理ポータルサーバにログインする。
【0050】
ステップ604は、クライアント端末302で受信されたユーザ入力に基づいて、クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306を選択することを含む。クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバを選択することによって、前記ユーザは、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306に関連付けられた、またはそれに基づいて生成されたメディアコンテンツを含む、購入選択のための非代替性トークンを取得または閲覧しようとする。
【0051】
ステップ606は、クライアント端末302を介してユーザ入力によってユーザidを受信することを含む。受信された前記ユーザidは、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306のレコード内の前記ユーザに一意に関連付けられた識別子を含む。
【0052】
ステップ608は、前記NFT管理ポータルサーバ304において、検証コード(例えば、ワンタイムパスワード(OTP)/光学コード(バーコードまたはQRコード(登録商標)または他の光学コード))を生成することを含む。
【0053】
ステップ610は、前記NFT管理ポータルサーバ304から、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306に、(i)生成された前記検証コードと、(ii)受信された前記ユーザidとを送信することを含む。
【0054】
ステップ612は、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306において、受信された前記ユーザidに関連する端末デバイスを識別することを含み、前記端末デバイスの識別は受信されたユーザidに関連するデータレコードを解析して、前記ユーザidに関連する端末デバイス(例えば、通信装置またはコンピューティングデバイス)を識別することによって達成される。
【0055】
ステップ614は、生成された前記検証コードを、前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306から識別された端末デバイスに送信することを含む。
【0056】
その後、ステップ616は、前記NFT管理ポータルサーバ304を介して、前記クライアント端末302において、前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに送信された前記検証コードを入力するためのプロンプトを開始することを含む。
【0057】
ステップ618は、クライアント端末302から前記NFT管理ポータルサーバ304に、前記ユーザが前記検証コードを入力するための前記プロンプトに応答して前記クライアント端末302において前記ユーザによって入力されたコード(例えば、OTP/光学コード/文字列)を送信することを含む。
【0058】
前記クライアント端末302から(前記NFT管理ポータルサーバ304に)送信された前記コードが、前記NFT管理ポータルサーバ304から(受信された前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに)送信された前記検証コードと一致することが判明したことに応答して、
ステップ620は、
・肯定的なユーザ識別認証決定を生成することと、
・データベースから、(i)ユーザによって関連付けられ/所有され、かつ(ii)クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ306にも関連付けられる、非代替性トークンのセットを取得することと、
および/または、
・前記ユーザが取得された前記非代替性トークンのセット内の権利を閲覧し、および/またはそれと取引し、および/またはそれを転送することを可能にすることと、を含む。
【0059】
図7は、
図6の方法を実施するためのシステムエンティティ間の通信フローを示す通信フロー図である。
【0060】
ステップ7002において、ユーザは、クライアント端末702においてログイン情報を入力する。
【0061】
ステップ7004は、クライアント端末702からNFT管理ポータルサーバ704に前記ログイン情報を送信することを含む。NFT管理ポータルサーバ704は、受信された前記ログイン情報を使用して、前記ユーザの身元を認証し、前記ユーザが、前記NFT管理ポータルにおいてアカウント/アクセス許可を有することが判明した場合、前記ログイン情報を使用して、前記ユーザが前記NFT管理ポータルにログインすることを可能にする。
【0062】
ステップ7006において、クライアント端末702においてユーザ入力が受信され、クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバを識別する。クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバを識別または選択することによって、前記ユーザは、識別された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバに関連付けられた、またはそれに基づいて生成されたメディアコンテンツを含む、購入選択のための非代替性トークンを取得または閲覧しようとする。
【0063】
ステップ7008は、前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバを識別するデータを、クライアント端末702からNFT管理ポータルサーバ704に送信することを含む。
【0064】
ステップ7010は、クライアント端末702を介してユーザ入力によってユーザidを、受信することを含む。受信された前記ユーザidは、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバのレコード内の前記ユーザに一意に関連付けられた識別子を備える。
【0065】
NFT管理ポータルサーバ704は、その後、検証コード(例えば、OTP/光学コード)を生成する。
【0066】
ステップ7014は、前記NFT管理ポータルサーバ704から、選択された前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ706に、(i)生成された前記検証コードと、(ii)受信された前記ユーザidとを送信することを含む。
【0067】
前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ706は、受信された前記ユーザidに関連する端末デバイスを識別し、前記端末デバイスの識別は、受信された前記ユーザidに関連するデータレコードを解析して、ユーザidに関連する端末デバイス(たとえば、通信装置またはコンピューティングデバイス)を識別することによって達成される。
【0068】
ステップ7016は、生成された前記検証コードを前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ706から識別された前記端末デバイスに送信することを含む。
【0069】
その後、ステップ7018は、前記NFT管理ポータルサーバ704を介して、クライアント端末702において、前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに送信された前記検証コードを入力するためのプロンプトを開始することを含む。
【0070】
ステップ7020は、クライアント端末702において、前記検証コードを入力するための前記プロンプトに応答して前記ユーザによって入力されたコードを受信することを含む。ステップ7022は、前記ユーザによって入力された前記コードをクライアント端末702からNFT管理ポータルサーバ704に送信することを含む。
【0071】
その後、NFT管理ポータルサーバ704はクライアント端末702から受信した前記コードと、生成された前記検証コードとを照合し、前記照合のステップに基づいて認証決定を生成する。一実施形態では、クライアント端末702から(前記NFT管理ポータルサーバ704に)送信された前記コードが前記NFT管理ポータルサーバ704から(受信された前記ユーザidに関連付けられた識別された前記端末デバイスに)送信された前記検証コードと一致することが判明したことに応答して、肯定的なユーザ識別情報認証決定が生成される。
【0072】
その後、肯定的なユーザ識別認証決定に応答して、ステップ7024は、前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ706に関連付けられた、またはその内部のデータベースから、(i)前記ユーザによって関連付けられ/所有され、かつ(ii)前記クラウドサービスアプリケーション/クラウドサービスサーバ706にも関連付けられた、非代替性トークンのセットを取得することを含む。
【0073】
次いで、ステップ7026は、前記ユーザがクライアント端末702を介して、取得された前記非代替性トークンのセット内の権利を閲覧し、かつ/またはそれと取引し、かつ/またはそれを転送することを可能にする。
【0074】
一実施形態では、本発明が信頼できる仲介サーバを介して、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするための方法を提供する。前記方法は、(i)ユーザによって操作される信頼できる仲介サーバとクライアント端末との間のネットワーク通信を確立することと、(ii)前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータを取得することと、(iii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意的に関連付けられた識別子を含むユーザ識別子を受信することと、(iv)検証コードを生成することと、(v)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、(a)前記ユーザ識別子および(b)前記検証コードを送信することと、ここで前記クラウドサービスサーバは、(c)前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、(d)前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、(vi)前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始することと、(vii)前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザによって入力されたコードを、前記クライアント端末から受信することと、(viii)前記検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、(e)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザおよび選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連付けられたデータを取得し、(f)前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にすることと、を含む。
【0075】
前記方法の一実施形態では、(i)信頼できる前記仲介サーバは、代替不可能な非代替性トークン管理ポータルを実装するように構成された非代替性トークン管理ポータルサーバであり、(ii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションは、選択された前記クラウドサービスアプリケーションによって提供されるクラウドベースサービスに関連する非代替性トークンを生成または記憶するソフトウェアアプリケーションであり、(iii)取得された前記データは、前記ユーザと選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連する非代替性トークンのセットを含む。
【0076】
前記方法のさらなる実施形態では、一組の前記非代替性トークン内の各非代替性トークンが選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられた、またはそれによって生成されたメディアコンテンツを含む。
【0077】
前記方法の別の実施形態では、ユーザ識別子に関連付けられた前記端末デバイスを識別する前記ステップは、前記ユーザ識別子に関連付けられた端末デバイスを識別するために、前記ユーザ識別子に関連付けられたデータレコードを解析するステップを含む。
【0078】
特定の方法の実施形態では、前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスできるようにするには、取得された前記データを前記クライアント端末におけるディスプレイ上に表示し、ユーザが取得されたデータを閲覧、修正、または操作できるようにすることを含む。
【0079】
本発明はまた、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするためのシステムを提供する。前記システムは、プロセッサが実装された信頼できる仲介サーバを備え、信頼できる前記仲介サーバは、(i)ユーザによって操作されるクライアント端末とのネットワーク通信を確立し、(ii)前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するデータを取得し、(iii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意に関連する識別子を含むユーザ識別子を受信し、(iv)検証コードを生成し、(v)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、(a)前記ユーザ識別子、および(b)前記検証コードを送信し、ここで前記クラウドサービスサーバは、(c)前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、(d)前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、(vi)前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始し、(vii)前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザが入力したコードを、前記クライアント端末から受信し、(viii)前記検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、(e)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザおよび選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連付けられたデータを取得し、(f)前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にする、ように構成される。
【0080】
システムの一実施形態では、(i)信頼できる前記仲介サーバは、代替不可能な非代替性トークン管理ポータルを実装するように構成された非代替性トークン管理ポータルサーバであり、(ii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションは、選択された前記クラウドサービスアプリケーションによって提供されるクラウドベースサービスに関連する非代替性トークンを生成または記憶するソフトウェアアプリケーションであり、(iii)取得された前記データは、前記ユーザと選択された前記クラウドサービスアプリケーションの両方に関連する非代替性トークンのセットを含む。
【0081】
前記システムの別の実施形態では、一組の前記非代替性トークン内の各非代替性トークンは、選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連付けられた、またはクラウドサービスアプリケーションによって生成されたメディアコンテンツを含む。
【0082】
前記システムのさらなる実施形態では、前記ユーザ識別子に関連付けられた前記端末デバイスを識別することが、前記ユーザ識別子に関連付けられた端末デバイスを識別するために、前記ユーザ識別子に関連付けられたデータレコードを解析することを含む。
【0083】
システムの追加の実施形態では、前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスできるようにするには、取得された前記データを前記クライアント端末におけるディスプレイ上に表示し、ユーザが取得されたデータを閲覧、修正、または操作できるようにする。
【0084】
本発明はさらに、信頼できる仲介サーバを介して、複数のクラウドサービスアプリケーションの中から選択されたクラウドサービスアプリケーションに関連するデータレコードへの安全なネットワークアクセスを可能にするためのコンピュータプログラム製品を提供する。前記コンピュータプログラム製品はその中に具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記コンピュータ可読プログラムコードは、(i)ユーザによって操作される信頼できる前記仲介サーバとクライアント端末との間のネットワーク通信を確立するステップと、(ii)前記クライアント端末を通して受信されたユーザ入力に基づいて、複数のクラウドサービスアプリケーションの中からクラウドサービスアプリケーションを選択し、選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するデータを取得するステップと、(iii)選択された前記クラウドサービスアプリケーションのレコードにおいて前記ユーザに一意に関連付けられた識別子を含むユーザ識別子を受信するステップと、(iv)検証コードを生成するステップと、(v)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連するクラウドサービスサーバに、(a)前記ユーザ識別子、および(b)前記検証コードを送信するステップと、ここで前記クラウドサービスサーバは、(c)前記ユーザ識別子に関連する端末デバイスを識別し、(d)前記検証コードを、識別された前記端末デバイスに送信することによって、前記ユーザ識別子の送信に応答するように構成され、(vi)前記クライアント端末を介して、前記ユーザが検証コードを入力するためのプロンプトを開始することと、(vii)前記プロンプトに応答して、前記クライアント端末で前記ユーザによって入力されたコードを、前記クライアント端末から受信するステップと、(viii)検証コードが前記クライアント端末において前記ユーザによって入力されて前記受信したコードと一致すると判定することに応答して、(e)選択された前記クラウドサービスアプリケーションに関連付けられたデータベースから、前記ユーザと選択された前記クラウドサービスアプリケーションとの両方に関連付けられたデータを取得するステップと、(f)前記ユーザが前記クライアント端末を介して取得された前記データにアクセスすることを可能にするステップと、を実行するための命令を含む。
【0085】
図8は、本発明を実施するための例示的なシステム800を示す。図示のシステム800は、1つ以上のプロセッサ804と少なくとも1つのメモリ806とを含むコンピュータシステム802を含む。プロセッサ804は、プログラム命令を実行するように構成され、実プロセッサまたは仮想プロセッサとすることができる。コンピュータシステム802は、説明された実施形態の使用または機能の範囲に関していかなる限定も示唆しないことが理解されるのであろう。コンピュータシステム802は汎用コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、集積回路、および本発明の前記方法を構成するステップを実施することができる他のデバイスまたはデバイスの配置のうちの1つまたは複数を含むことができるが、これらに限定されない。本発明によるコンピュータシステム802の例示的な実施形態は、1つまたは複数のサーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、携帯電話、通信装置、タブレット、ファブレット、および携帯情報端末を含むことができる。本発明の一実施形態では、メモリ806が本発明の様々な実施形態を実施するためのソフトウェアを格納することができる。コンピュータシステム802は、追加の構成要素を有することができる。例えば、コンピュータシステム802は、1つまたは複数の通信チャネル808、1つまたは複数の入力デバイス810、1つまたは複数の出力デバイス812、および記憶装置814を含み得る。バス、コントローラ、またはネットワークなどの相互接続機構(図示せず)は、コンピュータシステム802の構成要素を相互接続する。本発明の様々な実施形態では、オペレーティングシステムソフトウェア(図示せず)がプロセッサ804を使用してコンピュータシステム802内で実行する様々なソフトウェアのための動作環境を提供し、前記コンピュータシステム802の構成要素の異なる機能を管理する。
【0086】
前記通信チャネル808は、通信媒体を介した様々な他のコンピューティングエンティティへの通信を可能にする。前記通信媒体は、プログラム命令などの情報、または通信媒体内の他のデータを提供する。通信媒体は電気、光、RF、赤外線、音響、マイクロ波、ブルートゥース(登録商標)、または他の伝送媒体を用いて実装される有線または無線の方法を含むが、これらに限定されない。
【0087】
前記入力デバイス810は、タッチスクリーン、キーボード、マウス、ペン、ジョイスティック、トラックボール、音声デバイス、走査デバイス、または前記コンピュータシステム802に入力を提供することができる任意の別のデバイスを含むことができるが、これに限定されない。本発明の一実施形態では、前記入力デバイス810がアナログまたはデジタル形式のオーディオ入力を受け入れるサウンドカードまたは同様のデバイスであってもよい。前記出力デバイス812は、CRT、LCD、LEDディスプレイ上のユーザインターフェース、またはサーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、携帯電話、通信装置、タブレット、ファブレットおよび携帯情報端末、プリンタ、スピーカ、CD/DVDライタ、またはコンピュータシステム802からの出力を提供する任意の他のデバイスのいずれかに関連する任意の他のディスプレイを含み得るが、これらに限定されない。
【0088】
前記ストレージ814は磁気ディスク、磁気テープ、CD-ROM、CD-RW、DVD、任意のタイプのコンピュータメモリ、磁気ストライプ、スマートカード、プリントバーコード、または情報を記憶するために使用され、コンピュータシステム802によってアクセスされ得る任意の他の一時的または非一時的媒体を含み得るが、これらに限定されない。本発明の様々な実施形態では、記憶装置814が説明した実施形態のいずれかを実施するためのプログラム命令を含むことができる。
【0089】
本発明の一実施形態では、前記コンピュータシステム802が分散ネットワークの一部、または利用可能なクラウドリソースのセットの一部である。
【0090】
本発明は、プログラミング命令が遠隔位置から通信される、コンピュータ可読記憶媒体またはコンピュータネットワークなどのシステム、方法、またはコンピュータプログラム製品を含む多くの方法で実施され得る。
【0091】
本発明は、前記コンピュータシステム802と共に使用するためのコンピュータプログラム製品として適切に具現化することができる。本明細書で説明する方法は、典型的には、前記コンピュータシステム802または任意の他の同様のデバイスによって実行されるプログラム命令のセットを備える、コンピュータプログラム製品として実装される。プログラム命令のセットは例えば、ディスケット、CD-ROM、ROM、フラッシュドライブもしくはハードディスクなどのコンピュータ可読記憶媒体(記憶装置814)などの有形媒体上に記憶された一連のコンピュータ可読コードであってもよく、または、光通信チャネルもしくはアナログ通信チャネル808を含むがこれらに限定されない有形媒体のいずれかを介して、モデムもしくは他のインターフェースデバイスを介して前記コンピュータシステム802に送信可能であってもよい。コンピュータプログラム製品としての本発明の実施は、マイクロ波、赤外線、ブルートゥース、または他の送信技術を含むがこれらに限定されない無線技術を使用して、無形のものであってもよい。これらの命令はシステムに事前にロードすることができ、またはCD-ROMなどの記憶媒体に記録することができ、またはインターネットまたは携帯電話ネットワークなどのネットワークを介してダウンロードするために利用可能にすることができる。一連のコンピュータ可読命令は、本明細書で前述した機能の全部または一部を具現化することができる。
【0092】
したがって、本発明は、統合されたポータルまたは統合されたデータ管理プラットフォームを介して、複数のクラウドサービスのいずれかに関連付けられたデータまたは記録の、直接的、安全かつ集中的なアクセスまたは取得を可能にする。
【0093】
本発明の例示的な実施形態が本明細書に記載され、例示されているが、それらは単なる例示であることが理解されるのであろう。添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、または本発明の範囲を侵害することなく、形態および詳細における様々な修正が行われ得ることが、当業者によって理解されるのであろう。加えて、本明細書に例示的に開示される本発明は本明細書に具体的に開示されていない要素の非存在下で適切に実施されてもよく、具体的に企図される特定の実施形態では本明細書に具体的に開示されていない要素の非存在下で実施されることが意図される。
【国際調査報告】