特表2024-544392 | 知財ポータル「IP Force」

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 新華三技術有限公司の特許一覧

特表2024-544392リソース割り当て方法、装置及び電子機器

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

目に優しい文字サイズ小中大 PDF Top

< >

1
2
3A
3B
3C
3D
3E
3F
3G
4A
4B
4C
4D
5
6A
6B
6C
6D

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-11-29

(54)【発明の名称】リソース割り当て方法、装置及び電子機器

(51)【国際特許分類】

H04W 72/0453 20230101AFI20241122BHJP

H04W 72/23 20230101ALI20241122BHJP

【ＦＩ】

H04W72/0453

H04W72/23

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2024535928

(86)(22)【出願日】2022-11-04

(85)【翻訳文提出日】2024-06-14

(86)【国際出願番号】 CN2022129851

(87)【国際公開番号】W WO2024092715

(87)【国際公開日】2024-05-10

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】518056748

【氏名又は名称】新華三技術有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＮＥＷＨ３ＣＴＥＣＨＮＯＬＯＧＩＥＳＣＯ．，ＬＴＤ．

(74)【代理人】

【識別番号】110002468

【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所

(74)【代理人】

【識別番号】100230086

【弁理士】

【氏名又は名称】譚粟元

(72)【発明者】

【氏名】周雷

(72)【発明者】

【氏名】孔磊

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067DD34

5K067EE02

5K067EE10

5K067EE61

5K067JJ04

5K067JJ21

(57)【要約】

本発明は、リソース割り当て方法、装置及び電子機器を提供する。当該方法は、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信するステップと、ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるステップと、を含む。前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。本発明の技術的解決策によれば、リソース利用率を向上させることができる。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

基地局装置に適用されるリソース割り当て方法であって、
帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報をユーザ機器（ＵＥ）に送信するステップと、
ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるステップと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む、
ことを特徴とするリソース割り当て方法。

【請求項2】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、前記Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースはＫ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとは異なるか又は同じである、
ことを特徴とする請求項１に記載の方法。

【請求項4】

下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ前記ＢＷＰ識別子が下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、及び／又は、
下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ前記ＢＷＰ識別子が上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項３に記載の方法。

【請求項5】

【請求項6】

前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ前記下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、又は、前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ前記上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項５に記載の方法。

【請求項7】

ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信する前に、
無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージによって、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを前記ＵＥに送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１～６のいずれか１項に記載の方法。

【請求項8】

前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、
当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とが同じであるか又は異なる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む、
ことを特徴とする請求項７に記載の方法。

【請求項9】

前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアとを含み、前記第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びフレキシブル（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ）スロット又はシンボルに用いられ、前記第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、サブバンド全二重（ＳＢＦＤ）スロット又はシンボルに用いられ、
下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルにおいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第１の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み、
ＳＢＦＤスロット又はシンボルにおいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第２の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第３のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第４のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む、
ことを特徴とする請求項７に記載の方法。

【請求項10】

【請求項11】

前記ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、
前記スイッチフラグが第１の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するように前記ＵＥに指示し、
前記スイッチフラグが第２の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するように前記ＵＥに指示する、
ことを特徴とする請求項１０に記載の方法。

【請求項12】

前記ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するように前記ＵＥに指示し、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するように前記ＵＥに指示する、
ことを特徴とする請求項１０に記載の方法。

【請求項13】

ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信した後、
ＢＷＰ切り替え時間内に、前記ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、更新後のＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１０に記載の方法。

【請求項14】

【請求項15】

ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信した後、
前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定し、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいて前記ＵＥとのデータ伝送を行うことをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。

【請求項16】

【請求項17】

前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記下りリンクシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。

【請求項18】

【請求項19】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記上りリンクシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１８に記載の方法。

【請求項20】

前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定することは、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項１５に記載の方法。

【請求項21】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項２０に記載の方法。

【請求項22】

【請求項23】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することと、を含む、
ことを特徴とする請求項２２に記載の方法。

【請求項24】

ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信することは、
ブロードキャストメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信すること、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信すること、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信すること、又は、
ＤＣＩメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信することを含む、
ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。

【請求項25】

前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する、
ことを特徴とする請求項２４に記載の方法。

【請求項26】

前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含む、
ことを特徴とする請求項２５に記載の方法。

【請求項27】

ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤイネーブル情報を前記ＵＥに送信することさらに含み、
前記ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、前記ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである、
ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。

【請求項28】

ユーザ機器（ＵＥ）に適用されるリソース割り当て方法であって、
基地局装置から送信された帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を受信するステップと、
ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップと、
基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信し、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定し、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するステップと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む、
ことを特徴とするリソース割り当て方法。

【請求項29】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、前記Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースはＫ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項２８に記載の方法。

【請求項30】

【請求項31】

【請求項32】

【請求項33】

【請求項34】

ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップは、
設定されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップ、又は、
無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２８～３３のいずれか１項に記載の方法。

【請求項35】

【請求項36】

【請求項37】

前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信することは、
下り制御情報（ＤＣＩ）メッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信すること、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信すること、又は、
ＲＲＣメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信することを含む、
ことを特徴とする請求項２８～３３のいずれか１項に記載の方法。

【請求項38】

前記ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、
前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得することは、
前記スイッチフラグが第１の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、
前記スイッチフラグが第２の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止することを含む、
ことを特徴とする請求項３７に記載の方法。

【請求項39】

前記ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、
前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得することは、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止することを含む、
ことを特徴とする請求項３７に記載の方法。

【請求項40】

前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信した後、
ＢＷＰ切り替え時間内に、前記ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、前記基地局装置から送信された更新後のＢＷＰアクティブ化設定を受信し、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項３７に記載の方法。

【請求項41】

前記基地局装置から送信された、サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信することをさらに含み、
前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することは、
前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定することと、
前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することと、を含む、
ことを特徴とする請求項２８～３３のいずれか１項に記載の方法。

【請求項42】

前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することは、
前記ＵＥのアクセスプロセスにおいて、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、又は、前記ＵＥのアクセスプロセスにおいて、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、
前記ＵＥのアクセスが成功した後、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することを含む、
ことを特徴とする請求項４１に記載の方法。

【請求項43】

【請求項44】

前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記下りリンクシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項４３に記載の方法。

【請求項45】

【請求項46】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記上りリンクシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項４５に記載の方法。

【請求項47】

前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定することは、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項４２に記載の方法。

【請求項48】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項４７に記載の方法。

【請求項49】

【請求項50】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することと、を含む、
ことを特徴とする請求項４９に記載の方法。

【請求項51】

前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信することは、
ブロードキャストメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信すること、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信すること、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信すること、又は、
ＤＣＩメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信することを含む、
ことを特徴とする請求項４１に記載の方法。

【請求項52】

【請求項53】

【請求項54】

ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤイネーブル情報を受信することをさらに含み、
前記ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、前記ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである、
ことを特徴とする請求項４１に記載の方法。

【請求項55】

基地局装置に適用されるリソース割り当て装置であって、
帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を決定するために用いられる決定モジュールと、
ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をユーザ機器（ＵＥ）に送信し、ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるために用いられる送信モジュールと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む、
ことを特徴とするリソース割り当て装置。

【請求項56】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、前記Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースはＫ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項５５に記載の装置。

【請求項57】

【請求項58】

【請求項59】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における第１のＢＷＰ識別子及び第２のＢＷＰ識別子について、前記第１のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数と前記第２のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数とは同じか又は異なり、
前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ、前記第２のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する、
ことを特徴とする請求項５５に記載の装置。

【請求項60】

【請求項61】

前記送信モジュールは、さらに、
無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージによって、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを前記ＵＥに送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項５５～６０のいずれか１項に記載の装置。

【請求項62】

前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、前記ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、
当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とが同じであるか又は異なる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む、
ことを特徴とする請求項６１に記載の装置。

【請求項63】

【請求項64】

前記送信モジュールは、ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するとき、具体的に、
下り制御情報（ＤＣＩ）メッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項５５～６０のいずれか１項に記載の装置。

【請求項65】

【請求項66】

【請求項67】

前記送信モジュールは、さらに、
ＢＷＰ切り替え時間内に、前記ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、更新後のＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させるために用いられる、
ことを特徴とする請求項６４に記載の装置。

【請求項68】

前記送信モジュールは、さらに、
サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定させ、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるために用いられる、
ことを特徴とする請求項５５～６０のいずれか１項に記載の装置。

【請求項69】

前記決定モジュールは、さらに、
前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定し、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいて前記ＵＥとのデータ伝送を行うために用いられる、
ことを特徴とする請求項６８に記載の装置。

【請求項70】

【請求項71】

前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記下りリンクシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記決定モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項７０に記載の装置。

【請求項72】

【請求項73】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記上りリンクシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記決定モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項７２に記載の装置。

【請求項74】

前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記決定モジュールは、前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定するとき、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定するために用いられる、
ことを特徴とする請求項６９に記載の装置。

【請求項75】

前記決定モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項７４に記載の装置。

【請求項76】

【請求項77】

前記決定モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項７６に記載の装置。

【請求項78】

前記送信モジュールは、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するとき、具体的に、
ブロードキャストメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＤＣＩメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項６８に記載の装置。

【請求項79】

前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥが、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する、
ことを特徴とする請求項７８に記載の装置。

【請求項80】

【請求項81】

前記送信モジュールは、さらに、
ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤイネーブル情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、
前記ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、前記ブロードキャストメッセージはＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである、
ことを特徴とする請求項６８に記載の装置。

【請求項82】

ユーザ機器（ＵＥ）に適用されるリソース割り当て装置であって、
基地局装置から送信された帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を受信し、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得し、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられる受信モジュールと、
前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定するために用いられる取得モジュールと、
前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するために用いられる伝送モジュールと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む、
ことを特徴とするリソース割り当て装置。

【請求項83】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、前記Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースはＫ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項８２に記載の装置。

【請求項84】

【請求項85】

【請求項86】

【請求項87】

【請求項88】

前記受信モジュールは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するとき、具体的に、
設定されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するために用いられ、又は、
無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項８２～８７のいずれか１項に記載の装置。

【請求項89】

【請求項90】

【請求項91】

前記受信モジュールは、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するとき、具体的に、
下り制御情報（ＤＣＩ）メッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項８２～８７のいずれか１項に記載の装置。

【請求項92】

前記ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、
前記取得モジュールは、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するとき、具体的に、
前記スイッチフラグが第１の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、
前記スイッチフラグが第２の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９１に記載の装置。

【請求項93】

前記ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、
前記取得モジュールは、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するとき、具体的に、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９１に記載の装置。

【請求項94】

前記受信モジュールは、さらに、
ＢＷＰ切り替え時間内に、前記ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、前記基地局装置から送信された更新後のＢＷＰアクティブ化設定を受信し、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９１に記載の装置。

【請求項95】

前記受信モジュールは、さらに、
前記基地局装置から送信された、サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、
前記伝送モジュールは、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するとき、具体的に、
前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定し、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するために用いられる、
ことを特徴とする８２～８７のいずれか１項に記載の装置。

【請求項96】

前記伝送モジュールは、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するとき、具体的に、
前記ＵＥのアクセスプロセスにおいて、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、又は、前記ＵＥのアクセスプロセスにおいて、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、
前記ＵＥのアクセスが成功した後、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９５に記載の装置。

【請求項97】

【請求項98】

前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記下りリンクシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９７に記載の装置。

【請求項99】

【請求項100】

前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記上りリンクシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９９に記載の装置。

【請求項101】

前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記伝送モジュールは、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定するとき、具体的に、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９５に記載の装置。

【請求項102】

前記伝送モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項１０１に記載の装置。

【請求項103】

【請求項104】

前記伝送モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項１０３に記載の装置。

【請求項105】

前記受信モジュールは、前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するとき、具体的に、
ブロードキャストメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、又は、
ＤＣＩメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項９５に記載の装置。

【請求項106】

【請求項107】

【請求項108】

前記受信モジュールは、さらに、
ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤイネーブル情報を受信するために用いられ、
前記ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、前記ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである、
ことを特徴とする請求項９５に記載の装置。

【請求項109】

プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子機器であって、前記機械可読記憶媒体は、前記プロセッサによって実行可能な機器実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは、機器実行可能命令を実行して、請求項１～５４のいずれか１項に記載の方法を実現するために用いられる、
ことを特徴とする電子機器。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、通信分野に関し、特に、リソース割り当て方法、装置及び電子機器に関する。

【背景技術】

【0002】

時分割複信（ＴｉｍｅＤｉｖｉｓｉｏｎＤｕｐｌｅｘ、ＴＤＤ）システムは、５Ｇシステムなどの移動通信システムに広く使用されている。ＴＤＤシステムにおいて、フレーム構造は、ＤＬ（ＤｏｗｎＬｉｎｋ、下りリンク）スロット、ＵＬ（ＵｐＬｉｎｋ、上りリンク）スロット及びＳ（Ｓｐｅｃｉａｌ、スペシャル）スロットに分けられる。ＤＬスロットは複数のＤＬシンボルを含み、これらのＤＬシンボルに対応する周波数領域リソースでは下りリンクデータが処理される。ＵＬスロットは複数のＵＬシンボルを含み、これらのＵＬシンボルに対応する周波数領域リソースでは上りリンクデータが処理される。Ｆスロットは、少なくとも１つのＦ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ、フレキシブル）シンボルを含む。Ｆシンボルは、ＤＬに使用されてもよく、すなわち、Ｆシンボルに対応する周波数領域リソースでは下りリンクデータが処理される。Ｆシンボルは、ＵＬに使用されてもよく、すなわち、Ｆシンボルに対応する周波数領域リソースでは上りリンクデータが処理される。Ｆシンボルは、ＧＰ（ＧｕａｒｄＰｅｒｉｏｄ）に使用されてもよく、すなわち、Ｆシンボルに対応する周波数領域リソースでは上りリンクと下りリンクの切り替えのガードが行われる。ＴＤＤシステムは、ＨＤ（ＨａｌｆＤｕｐｌｅｘ、半二重）モードで動作されてもよく、すなわち、同一時刻において、同じ周波数領域リソースはＵＬ又はＤＬのみに使用することができる。

【発明の概要】

【課題を解決するための手段】

【0003】

本発明は、基地局装置に適用されるリソース割り当て方法を提供し、当該方法は、
帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報をユーザ機器（ＵＥ）に送信するステップと、
ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるステップと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0004】

本発明は、ユーザ機器（ＵＥ）に適用されるリソース割り当て方法を提供し、当該方法は、
基地局装置から送信された帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を受信するステップと、
ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップと、
基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信し、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定し、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するステップと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0005】

本発明は、基地局装置に適用されるリソース割り当て装置を提供し、当該装置は、
帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を決定するために用いられる決定モジュールと、
ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をユーザ機器（ＵＥ）に送信し、ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるために用いられる送信モジュールと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0006】

本発明は、ユーザ機器（ＵＥ）に適用されるリソース割り当て装置を提供し、当該装置は、
基地局装置から送信された帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を受信し、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得し、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられる受信モジュールと、
前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定するために用いられる取得モジュールと、
前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するために用いられる伝送モジュールと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0007】

本発明は、プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子機器を提供し、前記機械可読記憶媒体は、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは、機械実行可能命令を実行して、上記に開示されたリソース割り当て方法を実現するために用いられる。

【発明の効果】

【0008】

上記の技術案から分かるように、シングルキャリアで柔軟なＢＷＰ（ＢａｎｄＷｉｄｔｈＰａｒｔ、帯域幅部分）設定を使用し、ＴＤＤシステムにおけるデータ伝送をサポートするために、ＢＷＰによってＵＥに柔軟な下りリンク周波数領域リソース及び上りリンク周波数領域リソースを設定することができ、これにより、リソース利用率を向上させ、ネットワークカバレッジとネットワーク容量を向上させ、上りリンク伝送リソースとセルカバレッジを増加させ、上りリンク伝送遅延を低減させ、上りリンク伝送容量を増大させることができる。

【図面の簡単な説明】

【0009】

【図1】本発明の一実施例におけるリソース割り当て方法のフローチャートである。

【図2】本発明の一実施例におけるリソース割り当て方法のフローチャートである。

【図3A】本発明の一実施例におけるＢＷＰ周波数領域リソース設定の概略図である。

【図3B】本発明の一実施例におけるＢＷＰ周波数領域リソース設定の概略図である。

【図3C】本発明の一実施例におけるＢＷＰ周波数領域リソース設定の概略図である。

【図3D】本発明の一実施例におけるＢＷＰ周波数領域リソース設定の概略図である。

【図3E】本発明の一実施例におけるＢＷＰ周波数領域リソース設定の概略図である。

【図3F】本発明の一実施例におけるＢＷＰ周波数領域リソース設定の概略図である。

【図3G】本発明の一実施例におけるＢＷＰ周波数領域リソース設定の概略図である。

【図4A】本発明の一実施例におけるＢＷＰ切り替えの概略図である。

【図4B】本発明の一実施例におけるＢＷＰ切り替えの概略図である。

【図4C】本発明の一実施例におけるＢＷＰ切り替えの概略図である。

【図4D】本発明の一実施例におけるＢＷＰ切り替えの概略図である。

【図5】本発明の一実施例におけるサブバンド周波数領域リソースの周波数領域関係の概略図である。

【図6A】ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。

【図6B】ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。

【図6C】ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。

【図6D】ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。

【発明を実施するための形態】

【0010】

本発明の実施例で使用される用語は、本発明を限定するためのものではなく、特定の実施例を記述するためのものに過ぎない。本発明の実施例及び特許請求の範囲で使用される単数形の「１つ」、「前記」、及び「当該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、多数の形を含むことも意図される。本明細書で使用される用語の「及び／又は」は、関連付けてリストされた１つ又は複数のアイテムを含む任意又は全ての可能な組み合わせを意味することを理解されたい。本明細書の実施例では、様々な情報を記述するために第１、第２、第３などの用語を使用する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、同じタイプの情報を互いに区別するためにのみ使用される。例えば、本発明の範囲を逸脱することなく、第１の情報を第２の情報と呼んでもよく、同様に、第２の情報を第１の情報と呼んでもよい。文脈によるが、さらに、使用されている言葉の「もし」は、「……時」、あるいは「……場合」、あるいは「……決定したことに応答する」と解釈してもよい。

【0011】

ＴＤＤ（ＴｉｍｅＤｉｖｉｓｉｏｎＤｕｐｌｅｘ）システムにおいて、フレーム構造は、ＤＬ（ＤｏｗｎＬｉｎｋ）スロット、ＵＬ（ＵｐＬｉｎｋ）スロット及びＦ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ）スロットに分けられる。ＤＬスロットは複数のＤＬシンボルを含み、これらのＤＬシンボルに対応する周波数領域リソースでは下りリンクデータが処理される。ＵＬスロットは複数のＵＬシンボルを含み、これらのＵＬシンボルに対応する周波数領域リソースでは上りリンクデータが処理される。Ｆスロットは少なくとも１つのＦシンボルを含む。Ｆシンボルは、ＤＬ、ＵＬ、又はＧＰ（ＧｕａｒｄＰｅｒｉｏｄ）に使用されてもよい。現在、ＴＤＤシステムはＨＤ（ＨａｌｆＤｕｐｌｅｘ）モードで動作されてもよく、すなわち、同一時刻において、同じ周波数領域リソースはＵＬ又はＤＬのみに使用することができる。周波数領域リソースをより柔軟に使用し、リソース利用率を向上させるために、ＴＤＤシステムは、ＦＤ（Ｆｕｌｌ－Ｄｕｐｌｅｘ、全二重）モードで動作されてもよい。すなわち、同一時刻において、同じ周波数領域リソースは同時にＵＬとＤＬに使用することができ、つまり、同じ周波数領域リソースで上りリンクデータと下りリンクデータが同時に処理される。ＴＤＤシステムにおいて、フレーム構造が決定されると、ＵＥ（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ユーザ機器）はフレーム構造に従ってデータを送受信することができる。フレーム構造は、ＤＬスロット、ＵＬスロット及びＦスロットに分けられる。ＨＤモードを使用するＵＥに対して、基地局装置（ｇＮＢなど）は、フレーム構造に基づいてＵＥの送受信をスケジューリングする。ＦＤモードを使用するＵＥに対して、基地局装置は、フレーム構造に基づいてＵＥの送信、受信又は同時送受信をスケジューリングする。以上のように、基地局装置は、フレーム構造を設定し、フレーム構造をＵＥに通知することで、ＵＥがフレーム構造を知ることができ、データの送受信を正確に行うことができる。別の観点から、ＵＥは、フレーム構造を知った後、ＵＥ間の可能な干渉を知ることができ、これにより、干渉除去技術を採用して干渉を軽減し、通信の信頼性を向上させることができる。一例では、ＴＤＤシステムにおいて、下りリンク伝伝送がメインであるフレーム構造に対して、通常、多くのＤＬスロットが設定されており、これによりＵＬスロットが少なくなり、上りリンク伝送レートが制限され、上りリンクデータの伝送遅延が増加し、上りリンク伝送の遅延が大きくなり、上りリンクサービスに不利になる。

【0012】

本発明の一実施例では、ＢＷＰによってＵＥに柔軟な下りリンク周波数領域リソース及び上りリンク周波数領域リソースを設定し、上りリンク周波数領域リソースで上りリンクデータを伝送することができるリソース割り当て方法が提供される。すなわち、当該方法は、下りリンクスロット又はＦスロットを使用して上りリンク周波数領域リソースを設定し、上りリンク周波数領域リソースで上りリンクデータを伝送することにより、上りリンク伝送レートを高め、上りリンクデータの伝送遅延を低減させることができる。また、当該方法は、上りリンクスロット又はＦスロットを使用して下りリンク周波数領域リソースを設定し、下りリンク周波数領域リソースで下りリンクデータを伝送することにより、下りリンク伝送レートを高め、下りリンクデータの伝送遅延を低減させることができる。

【0013】

本発明の一実施例では、基地局装置に適用されるリソース割り当て方法が提供される。図１は、リソース割り当て方法のフローチャートである。当該方法は、以下のステップを含む。

【0014】

ステップ１０１において、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信する。ここで、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み得る。

【0015】

一例において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数でありる。Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースは、Ｋ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソース又はＫ個の連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0016】

一例において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、当該ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、当該ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとは異なるか又は同じである。

【0017】

一例において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ当該ＢＷＰ識別子が下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、当該ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり得、及び／又は、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ当該ＢＷＰ識別子が上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、当該ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり得る。

【0018】

一例において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における第１のＢＷＰ識別子及び第２のＢＷＰ識別子について、第１のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数と第２のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数とは同じでも異なってもよい。第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ、第２のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。

【0019】

一例において、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース（例えば、１つのＢＷＰ周波数領域リソース）に対応し、且つ下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、又は、第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース（例えば、１つのＢＷＰ周波数領域リソース）及び上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0020】

ステップ１０２において、ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信することにより、ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させる。ここで、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0021】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定（ＢＷＰａｃｔｉｖａｔｉｏｎｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）をＵＥに送信する前に、ＲＲＣ（ＲａｄｉｏＲｅｓｏｕｒｃｅＣｏｎｔｒｏｌ、無線リソース制御）メッセージによって、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルをＵＥに送信してもよい。

【0022】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられる。当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とが同じであるか又は異なる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み得る。

【0023】

【0024】

下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルにおいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第１の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み、ＳＢＦＤスロット又はシンボルにおいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第２の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第３のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第４のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む。

【0025】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信することは、ＤＣＩ（ＤｏｗｎｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、下り制御情報）メッセージによってＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信すること、又は、ＭＡＣ－ＣＥ（ＭＡＣ（ＭｅｄｉａＡｃｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌ）－ＣｏｎｔｒｏｌＥｌｅｍｅｎｔ、ＭＡＣ制御要素）メッセージによってＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信すること、又は、ＲＲＣメッセージによってＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信することを含むが、これらに限定されない。

【0026】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、スイッチフラグが第１の値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するようにＵＥに指示し、スイッチフラグが第２の値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するようにＵＥに指示する。

【0027】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するようにＵＥに指示し、ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するようにＵＥに指示する。

【0028】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信した後、ＢＷＰ切り替え時間内に、ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、更新後のＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信することにより、ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させる。

【0029】

一例において、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信することにより、ＵＥに、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定させ、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させてもよい。ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、サブバンド周波数領域リソースを含む。

【0030】

一例において、ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定し、利用可能な周波数領域リソースに基づいてＵＥとのデータ伝送を行ってもよい。

【0031】

一例において、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含む。これに基づいて、

【0032】

ＳＢＦＤ伝送に用いられる下りリンクシンボルについて、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、下りリンクシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。

【0033】

サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、下りリンクシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0034】

ＳＢＦＤ伝送に用いられる上りリンクシンボルについて、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、上りリンクシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、上りリンクシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0035】

ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0036】

サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0037】

サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。又は、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、すなわち、利用可能な周波数領域リソースを決定してもよいし、利用可能な周波数領域リソースを決定しなくてもよい。

【0038】

サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する。又は、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、すなわち、利用可能な周波数領域リソースを決定してもよいし、利用可能な周波数領域リソースを決定しなくてもよい。

【0039】

一例において、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信することは、ブロードキャストメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信すること、又は、ＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信すること、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信すること、又は、ＤＣＩメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信することを含むが、これらに限定されない。

【0040】

一例において、サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含む。又は、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含む。又は、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、ＵＥは、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量（周波数領域リソースの量は、ＵＥに予め設定されてもよく、基地局によってＵＥに送信されてもよく、これは限定されない）とに基づいて、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、ＵＥは、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含む。

【0041】

又は、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、ＵＥは、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、ＵＥは、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含む。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、ＵＥは、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。

【0042】

一例において、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの量とを含み、又は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含む。上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、上りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの量とを含み、又は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含む。ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、ガードサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの量とを含み、又は、ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、ガードサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含む。

【0043】

一例において、ブロードキャストメッセージ、ＲＲＣメッセージ、ＤＣＩメッセージ又はＭＡＣ－ＣＥメッセージによってＳＢＦＤイネーブル情報をＵＥに送信してもよい。ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢ（ＭａｓｔｅｒＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＢｌｏｃｋ）メッセージ又はＳＩＢ（ＳｙｓｔｅｍＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＢｌｏｃｋ）メッセージである。

【0044】

【0045】

本発明の一実施例では、ＵＥに適用されるリソース割り当て方法が提供される。図２は、リソース割り当て方法のフローチャートである。当該方法は、以下のステップを含む。

【0046】

ステップ２０１において、基地局装置から送信されたＢＷＰ周波数領域リソース設定情報を受信する。ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み得る。

【0047】

一例において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数である。Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースは、Ｋ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソース又はＫ個の連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0048】

一例において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとは異なるか又は同じである。

【0049】

【0050】

【0051】

【0052】

ステップ２０２において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得する。ここで、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0053】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップは、設定されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップ、又は、ＲＲＣメッセージによって、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを受信するステップを含んでもよい。

【0054】

【0055】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアを含み、第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルに用いられ、第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、ＳＢＦＤスロット又はシンボルに用いられる。下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルにおいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第１の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み、ＳＢＦＤスロット又はシンボルにおいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第２の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第３のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第４のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む。

【0056】

ステップ２０３において、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信し、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定し、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送する。

【0057】

一例において、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信することは、ＤＣＩメッセージによって基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信すること、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信すること、又は、ＲＲＣメッセージによって基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信することを含む。

【0058】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、スイッチフラグが第１の値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、スイッチフラグが第２の値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止する。

【0059】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止する。

【0060】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定を受信した後、ＢＷＰ切り替え時間内に、ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、基地局装置から送信された更新後のＢＷＰアクティブ化設定を受信し、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定する。

【0061】

一例において、基地局装置から送信された、サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をさらに受信することができ、これに基づいて、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することは、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定し、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することを含むが、これらに限定されない。

【0062】

一例において、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することは、ＵＥのアクセスプロセスにおいて、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、又は、ＵＥのアクセスプロセスにおいて、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、ＵＥのアクセスが成功した後、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することを含んでもよい。

【0063】

【0064】

ＳＢＦＤ伝送に用いられる下りリンクシンボルについて、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、下りリンクシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、下りリンクシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0065】

ＳＢＦＤ伝送に用いられる上りリンクシンボルについて、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、上りリンクシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、上りリンクシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0066】

ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。

【0067】

サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0068】

サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。

【0069】

サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。又は、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。

【0070】

サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。又は、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する。

【0071】

一例において、基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信することは、ブロードキャストメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信すること、又は、ＲＲＣメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信すること、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信すること、又は、ＤＣＩメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信することを含むが、これらに限定されない。

【0072】

【0073】

【0074】

【0075】

一例において、ブロードキャストメッセージ、ＲＲＣメッセージ、ＤＣＩメッセージ、又はＭＡＣ－ＣＥメッセージによって、基地局装置から送信されたＳＢＦＤイネーブル情報を受信してもよい。ＳＢＦＤイネーブル情報は、ＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられる。ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢ（ＭａｓｔｅｒＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＢｌｏｃｋ、マスター情報ブロック）メッセージ又はＳＩＢ（Ｓｙｓｔｅｍｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎｂｌｏｃｋ、システム情報ブロック）メッセージである。ＳＩＢメッセージは、任意のＳＩＢ情報ブロックを表すＳＩＢｘであり得る。

【0076】

【0077】

以下、実施例を参照しながら、本発明の上記技術案を説明する。

【0078】

ＴＤＤのフレーム構造は、半静的（ｓｅｍｉ－ｓｔａｔｉｃ）設定と動的（ｄｙｎａｍｉｃ）指示によって完成され得る。上位レイヤシグナリングにおいてＳＦＩ（ＳｌｏｔＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒスロットフォーマットインジケータ）によって複数のＳＦＣ（ＳｌｏｔＦｏｒｍａｔＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎスロットフォーマットコンビネーション）を定義する。例えば、基地局装置は、サービスニーズを満たすスロットフォーマットを選択し、これらのスロットフォーマットをＳＦＣに追加することができる。一部のスロットフォーマットについては、表１を参照されたい。ＤはＤＬシンボル、ＵはＵＬシンボル、Ｆはフレキシブル（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ）シンボルを表す。各ＳＦＣは、固定ＩＤで示され、１つ以上のスロットフォーマットタイプを含む。

【0079】

【表1】

【0080】

ＳＦＩの設定が完了した後、基地局装置はＲＲＣメッセージにおいて複数のスロットフォーマットコンビネーションをＵＥに送信する。ＲＲＣシグナリングによって複数のスロットフォーマットコンビネーションが設定された後、基地局装置は、周期的ＰＤＣＣＨによりＤＣＩフォーマット２＿０において、現在使用されているＳＦＣのインデックスをＵＥに通知する。ＵＥは、ＤＣＩフォーマット２＿０の情報を正しく受信した後、ＳＦＣインデックスの値に基づいて、一定の周期内の各スロットのスロットフォーマットを決定する。このように、基地局装置及びＵＥは、動的指示によりフレーム構造の設定を完成し、上り・下りリンクデータ伝送を行うことができる。

【0081】

リソース割り当ては、時間領域リソース割り当てと周波数領域リソース割り当て（下りリンクチャネルのリソース割り当てを例とする）とに分けられる。時間領域リソース割り当て：ＤＣＩにおけるＴｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ（時間領域リソース割り当て）フィールドは、下りリンクチャネルの時間領域の位置を示し、合計４つのｂｉｔを有し、値が０～１５である。値がｍであると仮定すると、ｍ＋１は、時間領域リソース割り当てテーブルの行インデックスを示し、当該行における情報は、ＰＤＳＣＨの時間領域リソースを示す。２つの指示方法があり、１つは、ＰＤＳＣＨと当該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセットと、スロットにおけるＰＤＳＣＨの開始シンボルと、ＰＤＳＣＨが占有するシンボル長との３つの情報を示すことである。もう一つは、ＰＤＳＣＨと当該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＰＤＣＣＨとの間のスロットオフセット、１つのＳＬＩＶ値、ユーザ装置がＳＬＩＶ値に基づいて算出したＰＤＳＣＨの開始シンボル、及びＰＤＳＣＨが占有するシンボル数を示す。

【0082】

周波数領域リソース割り当て：ＤＣＩにおけるＦｒｅｑｕｅｎｃｙｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ（周波数領域リソース割り当て）フィールドは、下りリンクチャネルの周波数領域リソース割り当てを示す。ＰＤＳＣＨの周波数領域リソース割り当ては、Ｔｙｐｅ０とＴｙｐｅ１に分けられる。Ｔｙｐｅ０は非連続リソース割り当てをサポートし、周波数ダイバーシティ利得を取得する。Ｔｙｐｅ１は連続リソース割り当てをサポートし、当該フィールドに必要なｂｉｔ数を減少させることができる。ＤＣＩｆｏｒｍａｔ１＿０はＴｙｐｅ１のみをサポートする。Ｔｙｐｅ０：非連続リソース割り当てタイプについて、１つのＲＢＧは、Ｐ個の連続ＶＲＢからなる１つのＶＲＢｇｒｏｕｐであり、ＶＲＢの数は上位層（上位レイヤ：ｈｉｇｈｅｒｌａｙｅｒ）パラメータｒｂｇ－ＳｉｚｅとＢＷＰ帯域幅により決定される。リソース割り当てタイプがＴｙｐｅ０の場合、Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔは１つのｂｉｔｍａｐとして、どのＲＢＧが下りリンクチャネルに割り当てられるかを示し、ｂｉｔｍａｐにおける各ｂｉｔは１つのＲＢＧを表し、最上位ｂｉｔはＲＢＧ０に対応する。類推して、ｂｉｔが１であることはＲＢＧが下りリンクチャネルに割り当てられることを表し、ｂｉｔが０であることはＲＢＧが下りリンクチャネルに割り当てられないことを表す。Ｔｙｐｅ１：周波数領域リソース指示フィールドは、ｂｉｔｍａｐとして使用されず、１つのＲＩＶ（ＲｅｓｏｕｒｃｅＩｎｄｉｃａｔｏｒＶａｌｕｅ）値を示す。ユーザ機器は、この値に基づいて下りリンクチャネルの開始ＲＢ及び占有されるＲＢの数を計算する。

【0083】

ＴＤＤシステムにおいて、フレーム構造は、スロットに従って、ＵＬスロット、ＤＬスロット及びＦスロットに分けられる。Ｆスロットにおけるシンボルは、ＵＬシンボル、ＤＬシンボル及びＦ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ）シンボルとして配置されてもよい。Ｆシンボルは、ＵＬ、ＤＬ又はＧＰに使用することができる。ここで、上りリンクデータは、ＵＬスロットで伝送されてもよいし、Ｆスロット内のＵＬシンボル又はＦシンボルで伝送されてもよい。上りリンクデータは、ＤＬスロットで伝送できず、Ｆスロット内のＤＬシンボルでも伝送できない。同様に、下りリンクデータは、ＤＬスロットで伝送されてもよいし、Ｆスロット内のＤＬシンボル又はＦシンボルで伝送されてもよい。下りリンクデータは、ＵＬスロットで伝送できず、Ｆスロット内のＵＬシンボルでも伝送できない。

【0084】

ＳＢＦＤ周波数領域リソースは、時間周波数リソース（例えば、ＵＬスロット、ＤＬスロット、及びＦスロット）において設定され得る。ＳＢＦＤ周波数領域リソース上で、他の時間周波数リソースとは異なる方向のデータを伝送することができる。例えば、ＤＬスロットにＳＢＦＤ周波数領域リソースを設定し、ＳＢＦＤ周波数領域リソースを介して上りリンクデータを伝送することにより、上りリンクデータがＤＬスロットで伝送される。また、例えば、ＦスロットのＤＬシンボルにＳＢＦＤ周波数領域リソースを設定し、ＳＢＦＤ周波数領域リソースを介して上りリンクデータを伝送することにより、上りリンクデータがＦスロットにおけるＤＬシンボルで伝送される。ＵＬスロットにＳＢＦＤ周波数領域リソースを設定し、ＳＢＦＤ周波数領域リソースを介して下りリンクデータを伝送することにより、下りリンクデータがＵＬスロットで伝送される。また、例えば、ＦスロットにおけるＵＬシンボルにＳＢＦＤ周波数領域リソースを設定し、ＳＢＦＤ周波数領域リソースを介して下りリンクデータを伝送することにより、下りリンクデータがＦスロットにおけるＵＬシンボルで伝送される。

【0085】

一例において、ＳＢＦＤシンボルは、基地局装置及びＵＥがＳＢＦＤサブバンド（ｓｕｂ－ｂａｎｄ）を配置可能なシンボルとして定義される。これらのＳＢＦＤシンボルのＳＢＦＤサブバンド（ＳＢＦＤ周波数領域リソースと呼ばれる）において、基地局装置及びＵＥは、全二重通信を行うことができる。つまり、ＳＢＦＤ周波数領域リソースにおいて、上りリンク伝送、下りリンク伝送、又は上り下りリンク同時伝送を行うことができる。ここで、ＳＢＦＤ周波数領域リソースは、上りリンク、下りリンク又はＦｌｅｘｉｂｌｅとして明示的に示されてもよい。ＳＢＦＤ周波数領域リソースがＦｌｅｘｉｂｌｅとして示される場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソースで上りリンク又は下りリンクを柔軟にスケジューリングすることができる。

【0086】

ここで、ＳＢＦＤスロット又はＳＢＦＤシンボルの配置は、ＤＬスロット、ＵＬスロット、及びＦスロットのうちのどのシンボルがＳＢＦＤの伝送に用いられるか、実施の周期及び開始点などを含んでもよい。

【0087】

ＴＤＤＦＤモードにおいて、一例では、シングルキャリアの場合の、ＢＷＰ周波数領域リソース設定、ＢＷＰアクティブ化設定テーブル、ＢＷＰアクティブ化設定、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定、ＢＷＰ周波数領域リソースとＳＢＦＤのサブバンド周波数領域リソースとの間の関係（例えば、ＳＢＦＤの上りリンクサブバンド周波数領域リソースと上りリンクＢＷＰ周波数領域リソースとの間の関係、ＳＢＦＤの下りリンクサブバンド周波数領域リソースと下りリンクＢＷＰ周波数領域リソースとの間の関係）などに関するリソース割り当て方法が提供される。以下、これらの内容について説明する。

【0088】

まず、ＢＷＰ周波数領域リソース設定：基地局装置は、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信し、ＵＥは、基地局装置から送信されたＢＷＰ周波数領域リソース設定情報を受信する。ここで、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み得る。

【0089】

一例において、基地局装置がＵＥにＢＷＰを設定する場合、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとは同一のＢＷＰ識別子に対応し得、異なるＢＷＰ識別子に対応してもよい。下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとは異なってもよく、又は同じであってもよい。

【0090】

図３Ａを参照すると、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は１であり、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は１であり、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースは上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと異なる。図３Ａにおいて、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースは、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと部分的に重なる。例えば、上りリンクＢＷＰ１のＢＷＰ周波数領域リソースは、４０番目のＰＲＢから１００番目のＰＲＢまでであり、下りリンクＢＷＰ１のＢＷＰ周波数領域リソースは、０番目のＰＲＢから６０番目のＰＲＢまでである。明らかに、ＢＷＰ周波数領域リソースの重なる部分は、４０番目のＰＲＢから６０番目のＰＲＢまでである。

【0091】

図３Ｂを参照すると、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は１であり、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は１であり、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースは上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと異なる。図３Ｂにおいて、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースは、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと重ならない。

【0092】

例えば、下りリンクＢＷＰ１のＢＷＰ周波数領域リソースは、０番目のＰＲＢから５０番目のＰＲＢまでであり、上りリンクＢＷＰ１のＢＷＰ周波数領域リソースは、６１番目のＰＲＢから１００番目のＰＲＢまでである。

【0093】

一例において、基地局装置がＵＥにＢＷＰを設定するとき、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、同一のＢＷＰ識別子に対応し得る。当該ＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース（少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである）に対応し得、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。あるいは、当該ＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース（少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである）に対応し得、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。ここで、不連続なＢＷＰ周波数領域リソースは、離散的なＢＷＰ周波数領域リソースと呼ばれてもよい。

【0094】

例えば、ＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得、この２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。ＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。図３Ｃを参照すると、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は３であり、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は３であり、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースは、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと異なる（図３Ｃにおいて重ならないが、部分的に重なってもよい）。下りリンクＢＷＰ３のＢＷＰ周波数領域リソースは、０番目のＰＲＢから２０番目のＰＲＢまで、及び７１番目のＰＲＢから１００番目のＰＲＢまでであり、上りリンクＢＷＰ３のＢＷＰ周波数領域リソースは、２１番目のＰＲＢから７０番目のＰＲＢまでである。

【0095】

別の例では、ＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得、この２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。ＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。図３Ｄを参照すると、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は３であり、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は３であり、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースは、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと異なる（図３Ｄにおいて重ならないが、部分的に重なってもよい）。上りリンクＢＷＰ３のＢＷＰ周波数領域リソースは、０番目のＰＲＢから２０番目のＰＲＢまで、及び７１番目のＰＲＢから１００番目のＰＲＢまでであり、下りリンクＢＷＰ３のＢＷＰ周波数領域リソースは、２１番目のＰＲＢから７０番目のＰＲＢまでである。

【0096】

一例において、基地局装置がＵＥにＢＷＰを設定するとき、複数のＢＷＰを設定することができ、例えば、複数の非対称の下りリンクＢＷＰ及び／又は上りリンクＢＷＰを設定する。下りリンクＢＷＰの数と上りリンクＢＷＰの数は同じであっても異なってもよく、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は同じであっても異なってもよい。例えば、ＵＥに２つの下りリンクＢＷＰ及び１つの上りリンクＢＷＰを設定してもよいし、ＵＥに１つの下りリンクＢＷＰ及び２つの上りリンクＢＷＰを設定してもよいし、ＵＥに２つの下りリンクＢＷＰ及び２つの上りリンクＢＷＰを設定してもよい。

【0097】

一例において、基地局装置がＵＥに２つのＢＷＰを設定する例を使用して、この２つのＢＷＰのＢＷＰ識別子はそれぞれ、第１のＢＷＰ識別子及び第２のＢＷＰ識別子として表され、第１のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数と、第２のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数とは同じであってもよく、又は異なってもよい。

【0098】

一例において、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得、第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。図３Ｅを参照すると、第１のＢＷＰ識別子は１であり、第２のＢＷＰ識別子は２であり、ＢＷＰ１は下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、ＢＷＰ２は下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。図３Ｅでは、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは２：１の比率で設定され、基地局装置は、２つの下りリンクＢＷＰと１つの上りリンクＢＷＰを設定する。もちろん、より多くの下りリンクＢＷＰが設定されてもよく、より多くの上りリンクＢＷＰが設定されてもよく、これについて本明細書において限定されない。例えば、２つの下りリンクＢＷＰと２つの上りリンクＢＷＰを設定して、２つのＢＷＰマッチングペアを構成してもよい。各ＢＷＰマッチングペアは、１つの下りリンクＢＷＰと１つの上りリンクＢＷＰを含む。

【0099】

一例において、第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得、第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。図３Ｆを参照すると、第１のＢＷＰ識別子は１であり、第２のＢＷＰ識別子は２であり、ＢＷＰ１は上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、ＢＷＰ２は下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。図３Ｆでは、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは１：２の比率で設定され、基地局装置は、１つの下りリンクＢＷＰと２つの上りリンクＢＷＰを設定する。もちろん、より多くの下りリンクＢＷＰが設定されてもよく、より多くの上りリンクＢＷＰが設定されてもよく、これについて本明細書において限定されない。例えば、２つの下りリンクＢＷＰと２つの上りリンクＢＷＰを設定して、２つのＢＷＰマッチングペアを構成してもよい。各ＢＷＰマッチングペアは、１つの下りリンクＢＷＰと１つの上りリンクＢＷＰを含む。

【0100】

一例において、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。又は、第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し得る。図３Ｇを参照すると、第１のＢＷＰ識別子は１であり、第２のＢＷＰ識別子は３であり、ＢＷＰ１は上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、ＢＷＰ３は下りリンクＢＷＰの２つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。下りリンクＢＷＰの２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0101】

図３Ｇでは、下りリンクＢＷＰ及び上りリンクＢＷＰは３：２の比率で設定され、基地局装置は、３つの下りリンクＢＷＰ及び２つの上りリンクＢＷＰを設定する。ここで、基地局装置は、対称ＢＷＰマッチングペアと非対称ＢＷＰマッチングペアを設定することができ、対称ＢＷＰマッチングペアは、下りリンクＢＷＰ１と上りリンクＢＷＰ１であってもよく、非対称ＢＷＰマッチングペアは、下りリンクＢＷＰ３と上りリンクＢＷＰ３であってもよい。ここで、異なるＢＷＰマッチングペアに対応するＢＷＰ識別子は異なってもよく、ＢＷＰ周波数領域リソースの非連続的な割り当てをサポートする。

【0102】

以上から分かるように、各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースは、Ｋ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソース又はＫ個の連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0103】

一例において、基地局装置は、ＵＥにＢＷＰ周波数領域リソースを設定した後、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信してもよい。ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み得る。表２は、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報の例である。ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰリソース割り当て指示情報と呼ばれてもよい。

【0104】

【表2】

【0105】

ここで、ＢＷＰ－ＩＤはＢＷＰ識別子を表し、ＩＮＴＥＧＥＲ（０・・３）はＢＷＰ識別子の値を表し、例えば、１、２、３であり、ｌｏｃａｔｉｏｎＡｎｄＢａｎｄｗｉｄｔｈ－１はＢＷＰ識別子に対応する１番目のＢＷＰ周波数領域リソースを表し、ｌｏｃａｔｉｏｎＡｎｄＢａｎｄｗｉｄｔｈ－ＫはＢＷＰ識別子に対応するＫ番目のＢＷＰ周波数領域リソースを表し、ＩＮＴＥＧＥＲ（０・・３７９４９）はＢＷＰ周波数領域リソースに対応する位置を表し、例えば、０番目のＰＲＢから２０番目のＰＲＢまでである。上りリンクＢＷＰと下りリンクＢＷＰが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、上りリンクＢＷＰに対応するＢＷＰ周波数領域リソースと、下りリンクＢＷＰに対応するＢＷＰ周波数領域リソースとは異なっていてもよい。したがって、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報（表２に示される）は、このＢＷＰ識別子が上りリンクＢＷＰに対応するＢＷＰ識別子であるか、又は下りリンクＢＷＰに対応するＢＷＰ識別子であるかをさらに示すことができる。上記のプロセスは、本明細書では繰り返さない。

【0106】

次に、ＢＷＰアクティブ化設定テーブル：基地局装置及びＵＥは、同じＢＷＰアクティブ化設定テーブルを予め設定してもよく、例えば、物理層でＢＷＰアクティブ化設定テーブルを予め設定する。あるいは、基地局装置は、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得し、ＲＲＣメッセージによってＢＷＰアクティブ化設定テーブルをＵＥに送信してもよく、例えば、基地局装置は、ＲＲＣメッセージによってＢＷＰアクティブ化設定テーブルを複数のＵＥにブロードキャストしてもよい。

【0107】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含み得る。ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられる。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子は同じであってもよいし、異なってもよい。表３に示すように、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルの例であり、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルには１６種類の設定が与えられる。

【0108】

【表3】

【0109】

表３から分かるように、ＢＷＰ指示情報は４ビットで表されてもよく、各ＢＷＰ指示情報は、１つのＢＷＰ識別子設定ペアに対応する。当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、例えば、ＢＷＰ指示情報「００００」に対応するＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子が１であり、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子が１であることを示すために用いられる。

【0110】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含み得る。ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアとを含み得る。第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とは、同じであっても異なってもよい。且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルに用いられる。第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とは、同じであっても異なってもよい。且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、ＳＢＦＤスロット又はシンボルに用いられる。表４は、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルの例である。

【0111】

【表4】

【0112】

表４から分かるように、ＢＷＰ指示情報は４ビットで表されてもよく、各ＢＷＰ指示情報は、１つのＢＷＰ識別子設定ペアに対応する。当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアとを含む。下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルについて、第１の設定ペアは有効であり、第２の設定ペアは無効であり、第１の設定ペアによって下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示す。ＳＢＦＤスロット又はシンボルについて、第２の設定ペアは有効であり、第１の設定ペアは無効であり、第２の設定ペアによって下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示す。

【0113】

第３に、ＢＷＰアクティブ化設定：一例では、ＢＷＰアクティブ化設定プロセスは、以下のステップを含み得る。

【0114】

ステップＳ１１において、基地局装置は、ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信する。ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報、例えば、００００又は０００１のような、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおけるいずれかのＢＷＰ指示情報を含む。

【0115】

一例において、基地局装置は、ＤＣＩメッセージによって当該ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信してもよいし、基地局装置は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって当該ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信してもよいし、基地局装置は、ＲＲＣメッセージによって当該ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信してもよい。

【0116】

ステップＳ１２において、ＵＥは、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信し、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得する。

【0117】

一例において、ＵＥは、表３に示されるＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得することができ、当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる。第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とは同じでも異なってもよく、例えば、ターゲットＢＷＰ指示情報が００００である場合、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子が１であり、上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子が１であることを示すために用いられる。

【0118】

一例において、ＵＥは、表４に示されるＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得することができ、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアとを含む。下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルについて、第１の設定ペアは有効であり、第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とは同じであるか又は異なり、例えば、ターゲットＢＷＰ指示情報が００００である場合、第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子が１であり、上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子が１であることを示すために用いられる。ＳＢＦＤスロット又はシンボルに関して、第２の設定ペアは有効であり、第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第３のＢＷＰ識別子と第４のＢＷＰ識別子とは同じであるか又は異なり、例えば、ターゲットＢＷＰ指示情報が００００である場合、第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子が２であり、上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子が２であることを示すために用いられる。

【0119】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグと上記ターゲットＢＷＰ指示情報とを含み得る。スイッチフラグが第１の値である場合、ＵＥは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得することができ、スイッチフラグが第２の値である場合、ＵＥは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止し、すなわち、ステップＳ１２及び後続のステップを実行せず、この場合、ＵＥの処理方式は限定されない。

【0120】

例えば、ＤＣＩメッセージにスイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とが搬送されることができる。例えば、ＤＣＩメッセージは、Ｂａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔｉｎｄｉｃａｔｏｒ（帯域幅部分指示）を含んでもよい。Ｂａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔｉｎｄｉｃａｔｏｒに１つのスイッチフラグが追加されてもよい。表５に示すように、スイッチフラグが第２の値（例えば、０）である場合、Ｂａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔｉｎｄｉｃａｔｏｒは元のＢＷＰ切り替え指示に使用され、スイッチフラグが第１の値（例えば、１）である場合、ＢａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔｉｎｄｉｃａｔｏｒはターゲットＢＷＰ指示情報に使用される。

【0121】

【表5】

【0122】

一例において、ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値（例えば、表３又は表４におけるＢＷＰ指示情報以外の任意の値）である場合、ＵＥは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止し、すなわち、ステップＳ１２及び後続のステップを実行せず、ＵＥの処理方式は限定されない。ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値（例えば、表３又は表４の任意の値）でない場合、ＵＥは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから、ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得してもよい。

【0123】

例えば、表６に示すように、Ｂａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔｉｎｄｉｃａｔｏｒを区別するために、新しいＢａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔｉｎｄｉｃａｔｏｒｆｏｒＳＢＦＤＩＥ（ＳＢＦＤ要素の帯域幅部分指示）をＤＣＩメッセージに追加する。

【0124】

【表6】

【0125】

ステップＳ１３において、ＵＥは、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定する。例えば、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含むので、ＵＥは、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定してもよい。

【0126】

一例において、表３に示されるように、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み得る。表４に示されるように、下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルについて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアのうちの第１の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み得る。ＳＢＦＤスロット又はシンボルについて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアのうちの第２の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第３のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第４のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み得る。

【0127】

ステップＳ１４において、ＵＥは、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送する。

【0128】

例えば、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースが上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含む場合、ＵＥは、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースでデータを送信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は信号を送信することができる。

【0129】

例えば、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースが下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含む場合、ＵＥは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースでデータを受信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は信号を受信することができる。

【0130】

一例において、ＵＥのアクセスプロセスにおいて、ＵＥは、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することができ、例えば、上りリンクデータ（例えば、アプリケーションデータ又は信号）を送信することができ、又は下りリンクデータ（例えば、アプリケーションデータ又は信号）を受信することができる。ＵＥのアクセスが成功した後、ＵＥは、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することができる。

【0131】

ステップＳ１５において、基地局装置は、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペア（すなわち、ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペア）に関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定する。

【0132】

ステップＳ１６において、基地局装置は、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてＵＥとのデータ伝送を行う。

【0133】

例えば、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースが上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含む場合、基地局装置は、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースでデータを受信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は信号を受信することができる。ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースが下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含む場合、基地局装置は、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースでデータを送信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は信号を送信することができる。

【0134】

第４に、ＢＷＰアクティブ化設定の切り替え：基地局装置は、ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信した後、ＢＷＰ切り替え時間内に、ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、更新後のＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信し、更新後のＢＷＰアクティブ化設定は、更新後のターゲットＢＷＰ指示情報を含む。ＵＥは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから、更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定し、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送する。

【0135】

図４Ａは、ＢＷＰ切り替えの概略図（単一のＢＷＰの場合、単一のアクティブＢＷＰペアの切り替え）である。ＤＬＢＷＰ＃１（すなわち、下りリンクＢＷＰ１）／ＵＬＢＷＰ＃１（すなわち、上りリンクＢＷＰ１）及びＤＬＢＷＰ＃３／ＵＬＢＷＰ＃３は、非対称ＢＷＰ周波数領域リソース設定を有し、ＤＬＢＷＰ＃３は、非連続的な２つのＢＷＰ周波数領域リソースを有し、ＢＷＰ＃２のＤＬＢＷＰ／ＵＬＢＷＰは、同じＢＷＰ周波数領域リソースを占有する。ＢＷＰ切り替え時間内に、基地局装置はまずＤＣＩによりＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１をアクティブ化し、次に、基地局装置はＤＣＩによりＵＥにＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１をＢＷＰ＃２に切り替えることを通知し、その後、基地局装置はＤＣＩによりＵＥにＢＷＰ＃２をＤＬＢＷＰ＃３／ＵＬＢＷＰ＃３に切り替えることを通知する。

【0136】

図４Ａにおいて、横軸はＴｉｍｅ／Ｅｖｅｎｔ（時間／イベント）であり、縦軸はＦｒｅｑｕｅｎｃｙ（周波数）であり、ＢＷＰｓｗｉｔｃｈｉｎｇｂｙＤＣＩはＤＣＩによりＢＷＰ切り替えを実現することを表し、ＢＷＰ－ＩｎａｃｔｉｖｉｔｙＴｉｍｅｒＥｘｐｉｒｙはＤＣＩアクティビティタイマの満了を表し、すなわちＢＷＰ切り替え時間内に切り替えを行うことを表す。

【0137】

図４Ｂは、ＢＷＰ切り替えの概略図である。ＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１、ＢＷＰ＃２、及びＤＬＢＷＰ＃３／ＵＬＢＷＰ＃３は、対称ＢＷＰ周波数領域リソース設定を有し、ＤＬＢＷＰ＃３は、非連続的な２つのＢＷＰ周波数領域リソースを有し、基地局装置及びＵＥは、異なるＢＷＰ識別子の同時アクティブ化をサポートする。ＢＷＰ切り替え時間内に、基地局装置はまずＤＣＩによりＤＬＢＷＰ＃１とＵＬＢＷＰ＃３をアクティブ化し、次に、基地局装置はＤＣＩによりＵＥにＤＬＢＷＰ＃１とＵＬＢＷＰ＃３をＢＷＰ＃２に切り替えることを通知し、その後、基地局装置はＤＣＩによりＵＥにＢＷＰ＃２をＤＬＢＷＰ＃３とＵＬＢＷＰ＃１に切り替えることを通知する。

【0138】

図４Ｃは、ＢＷＰ切り替えの概略図である。ＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１、ＤＬＢＷＰ＃２／ＵＬＢＷＰ＃２及びＤＬＢＷＰ＃３／ＵＬＢＷＰ＃３は、異なるＢＷＰ周波数領域リソース設定を有し、ＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１及びＤＬＢＷＰ＃３／ＵＬＢＷＰ＃３は、非対称ＢＷＰ周波数領域リソースを有し、ＤＬＢＷＰ＃３は、非連続な２つのＢＷＰ周波数領域リソースを有し、ＢＷＰ＃２のＤＬＢＷＰ／ＵＬＢＷＰは、同じＢＷＰ周波数領域リソースを占有する。ＢＷＰ切り替え時間内に、基地局装置はまずＤＣＩによりＤＬＢＷＰ＃１とＵＬＢＷＰ＃１をアクティブ化し、次に、基地局装置はＤＣＩによりＵＥにＤＬＢＷＰ＃１とＵＬＢＷＰ＃１をＤＬＢＷＰ＃２とＵＬＢＷＰ＃２に切り替えることを通知し、その後、基地局装置はＤＣＩによりＵＥにＤＬＢＷＰ＃２とＵＬＢＷＰ＃２をＤＬＢＷＰ＃３とＵＬＢＷＰ＃３に切り替えることを通知する。

【0139】

図４Ｄは、ＢＷＰ切り替えの概略図である（複数のＢＷＰ切り替えの場合、すなわち、表４の２つの設定ペアの切り替え）。ＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１及びＤＬＢＷＰ＃３／ＵＬＢＷＰ＃３は、非対称ＢＷＰ周波数領域リソース設定を有し、ＤＬＢＷＰ＃３は、非連続的な２つのＢＷＰ周波数領域リソースを有する。ＢＷＰ＃２のＤＬＢＷＰ＃２／ＵＬＢＷＰ＃２は、同じＢＷＰ周波数領域リソースを占有する。ＢＷＰ切り替え時間内に、基地局装置はまずＤＣＩによりＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１とＤＬＢＷＰ＃２／ＵＬＢＷＰ＃２をアクティブ化し、次に、基地局装置はＤＣＩによりＵＥにＤＬＢＷＰ＃１／ＵＬＢＷＰ＃１とＤＬＢＷＰ＃２／ＵＬＢＷＰ＃２をＤＬＢＷＰ＃３／ＵＬＢＷＰ＃３に切り替えることを通知する。

【0140】

第５に、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定：基地局装置は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信してもよく、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、サブバンド周波数領域リソースを含み、サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み得る。例えば、基地局装置は、ブロードキャストメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信し、又は、ＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信し、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信し、又は、ＤＣＩメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信する。

【0141】

一例において、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み得る。

【0142】

一例において、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み得る。

【0143】

一例において、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とを含み得る（周波数領域リソースの量は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報において搬送され得るか、ＵＥにおいて予め設定され得るか、又は別のメッセージによって伝送され得る。この例では、周波数領域リソースの量は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報において搬送される）。下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量（例えば、ＰＲＢの総数）とによって、周波数領域リソースの量から下りリンクサブバンド周波数領域リソースを除外して、上りリンクサブバンド周波数ドメインリソースに対応する位置情報を取得することができる。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とを含み得、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とによって、周波数領域リソースの量から上りリンクサブバンド周波数領域リソースを除外して、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を取得することができる。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み得る。

【0144】

一例において、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とを含み、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいてガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とを含み、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含む。

【0145】

一例において、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソース及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とを含み、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいてガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とを含み、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含む。

【0146】

一例において、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量を含み、上記のパラメータによって上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量を含み、上記のパラメータによって下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量を含み、上記のパラメータによってガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。又は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含む。

【0147】

以上から分かるように、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報に基づいて下りリンクサブバンド周波数領域リソースの位置を決定することができる。サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報に基づいて上りリンクサブバンド周波数領域リソースの位置を決定することができる。サブバンド周波数領域リソースがガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報に基づいてガードサブバンド周波数領域リソースの位置を決定することができる。

【0148】

例えば、図５は、ＵＬｓｕｂｂａｎｄ（上りリンクサブバンド周波数領域リソース）、ＤＬｓｕｂｂａｎｄ（下りリンクサブバンド周波数領域リソース）、及びｇｕａｒｄｂａｎｄ（ガードサブバンド周波数領域リソース）の周波数領域関係の概略図である。ＵＬｓｕｂｂａｎｄ、ＤＬｓｕｂｂａｎｄ及びｇｕａｒｄｂａｎｄの指示方式は、ブロードキャストメッセージ、ＲＲＣメッセージ（すなわち、ＲＲＣ専用メッセージ）、ＭＡＣ－ＣＥメッセージ、又はＤＣＩメッセージなどによって搬送されてもよい。

【0149】

ＵＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置と、ｇｕａｒｄｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの総数及び周波数領域位置とを示すことができ（ｇｕａｒｄｂａｎｄは明示的に示されてもよいし、０であってもよい）、ＰＲＢの総数（すなわち、周波数領域リソースの量）及びＰＲＢの周波数領域位置によって、ＵＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置と、ｇｕａｒｄｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置とを除外して、残りはＤＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置である。又は、ＤＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置と、ｇｕａｒｄｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの総数及び周波数領域位置とを示すことができ、ＰＲＢの総数及びＰＲＢの周波数領域位置によって、ＤＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置と、ｇｕａｒｄｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置とを除外して、残りはＵＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置である。又は、ＵＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置と、ＤＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの総数及び周波数領域位置とを示すことができ、ＰＲＢの総数及びＰＲＢの周波数領域位置によって、ＤＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置と、ＵＬｓｕｂｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置とを除外して、残りはｇｕａｒｄｂａｎｄによって占有されるＰＲＢの数及び周波数領域位置である。

【0150】

一例において、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み得、すなわち、開始ＰＲＢを示す番号と、周波数領域を占有するＰＲＢの総数（Ｍ×Ｎ）とを含み得る。表７は、位置情報の一例である。

【0151】

【表7】

【0152】

一例において、表８に示すように、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み得る。すなわち、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と終了位置とに基づいて、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの占有総数を計算する。

【0153】

【表8】

【0154】

一例において、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、上りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み得、すなわち、開始ＰＲＢを示す番号と、周波数領域を占有するＰＲＢの総数（Ｍ＊Ｎ）とを含み得る。表９は、位置情報の一例である。

【0155】

【表9】

【0156】

一例において、表１０に示すように、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み得る。すなわち、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と終了位置とに基づいて、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの占有総数を計算する。

【0157】

【表10】

【0158】

一例において、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、ガードサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み得、すなわち、開始ＰＲＢを示す番号と、周波数領域を占有するＰＲＢの総数（Ｍ＊Ｎ）とを含み得る。表１１は、位置情報の一例である。

【0159】

【表11】

【0160】

一例において、表１２に示すように、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、ガードサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み得る。すなわち、ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と終了位置とに基づいて、ガードサブバンド周波数領域リソースの占有総数を計算する。

【0161】

【表12】

【0162】

一例において、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、ｂｉｔｍａｐによって示されてもよく、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、ｂｉｔｍａｐによって示されてもよく、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、ｂｉｔｍａｐによって示されてもよい。ｂｉｔｍａｐが位置情報を示す方式について、表１３は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報の例を示す。

【0163】

【表13】

【0164】

第６に、ＳＢＦＤｆｅａｔｕｒｅ（特徴）イネーブル指示：基地局装置は、ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによって、ＳＢＦＤイネーブル情報をＵＥに送信することができる。ＳＢＦＤイネーブル情報は、ＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられる。すなわち、ＵＥはＳＢＦＤ機能を有効にする。ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージであってよく、ＳＩＢメッセージはＳＩＢｘであってよい。例えば、基地局装置は、以下のように、ブロードキャストメッセージによって１ビットのＳＢＦＤイネーブル情報を搬送してもよいし、ＵＥ専用ＲＲＣメッセージによって１ビットのＳＢＦＤイネーブル情報を搬送してもよい。
｛ …
ｓｕｂｂａｎｄｆｕｌｌＤｕｐｌｅｘＥｎａｂｌｅｄＥＮＵＭＥＲＡＴＥＤ｛ｅｎａｂｌｅｄ｝ＯＰＴＩＯＮＡＬ，
．．．｝

【0165】

例えば、システムを用いてブロードキャストが実行される場合、ＳＢＦＤイネーブル情報は、ＭＩＢ又はＳＩＢｘによってセル内のすべてのＵＥにブロードキャストされてもよい。ＳＩＢｘは任意のＳＩＢ情報ブロックを表す。ＭＩＢを用いてＦＤイネーブル情報をブロードキャストする場合、ＭＩＢのスペア（Ｓｐａｒｅ）によってＳＢＦＤモードの有効／無効を表すことができる。

【0166】

ＳＢＦＤモードのイネーブルが重要なシステム設定パラメータであることを考慮して、ＳＩＢｘを用いてＳＢＦＤイネーブル情報をブロードキャストする場合、ＳＩＢ１でブロードキャストする。サービングセル共通設定（ｓｅｒｖｉｎｇＣｅｌｌＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎ）によって、ＭＩＢ又はＳＩＢ１と同じ重要なシステム情報を伝送する可能性があることを考慮すると、ｓｅｒｖｉｎｇＣｅｌｌＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎとＳＩＢ１との両方に存在するパラメータによって、ＳＢＦＤイネーブル情報を示すことができる。ＴＤＤ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎは、フレーム構造設定パラメータであり、またｓｅｒｖｉｎｇＣｅｌｌＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎとＳＩＢ１の共通パラメータであるため、ＴＤＤ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎにＳＢＦＤイネーブルパラメータを導入する。
ＴＤＤ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎ：：＝ＳＥＱＵＥＮＣＥ｛ …
ｓｕｂｂａｎｄｆｕｌｌＤｕｐｌｅｘＥｎａｂｌｅｄＥＮＵＭＥＲＡＴＥＤ｛ｅｎａｂｌｅｄ｝ＯＰＴＩＯＮＡＬ，
．．．｝

【0167】

当該パラメータは、オプションのパラメータであってもよい。当該パラメータが設定されていない場合、ＳＢＦＤ機能がデフォルトで有効になっていない。ｅｎａｂｌｅｄが明示的に設定される場合のみ、当該ＳＢＦＤ機能が有効になる。

【0168】

第７に、ＢＷＰ周波数領域リソースとＳＢＦＤのサブバンド周波数領域リソースとの関係である。

【0169】

一例において、ＵＥは、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定し、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送することができる。例えば、利用可能な周波数領域リソースが上りリンク周波数領域リソース（すなわち、上りリンク伝送に用いられる周波数領域リソース）を含む場合、ＵＥは、上りリンク周波数領域リソースでデータ（すなわち、上りリンクデータ）を送信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は上りリンク信号を送信することができる。利用可能な周波数領域リソースが下りリンク周波数領域リソース（すなわち、下りリンク伝送に用いられる周波数領域リソース）を含む場合、ＵＥは、下りリンク周波数領域リソースでデータ（すなわち、下りリンクデータ）を受信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は下りリンク信号を受信することができる。

【0170】

一例において、基地局装置は、ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと、ＵＥに対応するサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定し、利用可能な周波数領域リソースに基づいてＵＥとのデータ伝送を行うことができる。例えば、利用可能な周波数領域リソースが上りリンク周波数領域リソースを含む場合、基地局装置は、上りリンク周波数領域リソースでデータ（すなわち、上りリンクデータ）を受信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は上りリンク信号などを受信することができる。利用可能な周波数領域リソースが下りリンク周波数領域リソースを含む場合、基地局装置は、下りリンク周波数領域リソースでデータ（すなわち、下りリンクデータ）を送信することができ、例えば、アプリケーションデータ又は下りリンク信号を送信することができる。

【0171】

一例において、ＵＥ／基地局装置は、サブバンド周波数領域リソースを取得することができ、サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み得る。ＵＥ／基地局装置は、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースをさらに取得することができ、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み得る。

【0172】

ケース１：ＳＢＦＤ伝送に用いられる下りリンクシンボル（又は下りリンクスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソース（上りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、下りリンクシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合（例えば、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとを同時に含み、又は、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含まず、下りリンクシンボルであるため、残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである）、利用可能な周波数領域リソースは、以下の方法で決定される。

【0173】

下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを受信し、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを送信する。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースを決定することができない。すなわち、ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを受信せず、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを送信しない。

【0174】

図６Ａは、ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。ＤＬシンボル（ｓｙｍｂｏｌ）において、基地局装置は、ＵＥ１に割り当てた下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＤＬＢＷＰ１であり、また、ＵＥ２に割り当てた下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＤＬＢＷＰ２である。ＤＬＢＷＰ１とＤＬｓｕｂｂａｎｄ（すなわち、下りリンクサブバンド周波数領域リソース）との間に重なる周波数領域リソースが存在するため、ＵＥ１と基地局装置は、ＤＬＢＷＰ１とＤＬｓｕｂｂａｎｄの重なる周波数領域リソースで下りリンクデータを伝送することができる。ＤＬＢＷＰ２とＤＬｓｕｂｂａｎｄとの間に重なる周波数領域リソースが存在するため、ＵＥ２と基地局装置は、ＤＬＢＷＰ２とＤＬｓｕｂｂａｎｄの重なる周波数領域リソースで下りリンクデータを伝送することができる。

【0175】

上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを送信し、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを受信する。上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、利用可能な周波数領域リソースを決定することができない。すなわち、ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを送信せず、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを受信しない。

【0176】

図６Ａに示すように、基地局装置は、ＵＥ１に割り当てた上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＵＬＢＷＰ１であり、また、ＵＥ２に割り当てた上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＵＬＢＷＰ２である。ＵＬＢＷＰ１とＵＬｓｕｂｂａｎｄ（すなわち、上りリンクサブバンド周波数領域リソース）との間に重なる周波数領域リソース（当該重なる周波数領域リソースはＵＬｓｕｂｂａｎｄであってもよい）が存在するため、ＵＥ１と基地局装置は、ＵＬＢＷＰ１とＵＬｓｕｂｂａｎｄの重なる周波数領域リソースで上りリンクデータを伝送することができる。ＵＬＢＷＰ２とＵＬｓｕｂｂａｎｄとの間に重なる周波数領域リソースが存在しないため、ＵＥ２と基地局装置は上りリンクデータを伝送することができない。

【0177】

一例において、基地局装置及びＵＥは、ＤＬＢＷＰの非連続リソース割り当て及びＵＬＢＷＰの非連続リソース割り当てをサポートする。図６Ｂは、ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＤＬＢＷＰ１であり、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＵＬＢＷＰ１である。明らかに、２つのＵＬＢＷＰ１は非連続ＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0178】

ケース２：ＳＢＦＤ伝送に用いられる下りリンクシンボル（又は下りリンクスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、下りリンクシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合（下りリンクシンボルであるため、残りの周波数領域リソースは下りリンクサブバンド周波数領域リソースである）、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソース（すなわち、サブバンド周波数領域リソース内の下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び残りの周波数領域リソース）を利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは、利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを受信し、基地局装置は、利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを送信する。

【0179】

しかし、このケース２では、ＵＥ及び基地局装置は、上りリンクデータを伝送することができない。

【0180】

ケース３：ＳＢＦＤ伝送に用いられる上りリンクシンボル（又は上りリンクスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース（下りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、上りリンクシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合（例えば、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとを同時に含み、又は、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含まず、上りリンクシンボルであるため、残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである）、利用可能な周波数領域リソースは、以下の方法で決定される。

【0181】

【0182】

【0183】

ケース４：ＳＢＦＤ伝送に用いられる上りリンクシンボル（又は上りリンクスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、上りリンクシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合（上りリンクシンボルであるため、残りの周波数領域リソースは上りリンクサブバンド周波数領域リソースである）、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソース（すなわち、サブバンド周波数領域リソース内の上りリンクサブバンド周波数領域リソース及び残りの周波数領域リソース）を利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは、利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを送信し、基地局装置は、利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを受信する。

【0184】

しかし、このケース４では、ＵＥ及び基地局装置は、下りリンクデータを伝送することができない。

【0185】

ケース５：ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボル（又はＦｌｅｘｉｂｌｅスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース（下りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合（例えば、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとを含み、又は、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含まず、ＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＵＬに用いられるため、残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである）、利用可能な周波数領域リソースは、以下の方法で決定される。

【0186】

【0187】

【0188】

ケース６：ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボル（又はＦｌｅｘｉｂｌｅスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース（下りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース（例えば、ＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＤＬに用いられるため、残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである）である場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソース（すなわち、サブバンド周波数領域リソース内の下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び残りの周波数領域リソース）を利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを受信することができ、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを送信することができる。

【0189】

しかし、このケース６では、ＵＥ及び基地局装置は、上りリンクデータを伝送することができない。

【0190】

ケース７：ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボル（又はＦｌｅｘｉｂｌｅスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソース（上りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合（例えば、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとを含み、又は、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含まず、ＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＤＬに用いられ、残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである）、利用可能な周波数領域リソースは、以下の方法で決定される。

【0191】

【0192】

【0193】

図６Ｃは、ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル（ｓｙｍｂｏｌ）において、基地局装置は、ＵＥ１に割り当てた下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＤＬＢＷＰ１であり、また、ＵＥ２に割り当てた下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＤＬＢＷＰ２である。ＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＤＬに用いられる場合、ＵＬｓｕｂｂａｎｄ（ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報により指示される）以外の残りの周波数領域リソースはＤＬｓｕｂｂａｎｄである。ＤＬＢＷＰ１とＤＬｓｕｂｂａｎｄとの間に重なる周波数領域リソースが存在するため、ＵＥ１と基地局装置は、ＤＬＢＷＰ１とＤＬｓｕｂｂａｎｄの重なる周波数領域リソースで下りリンクデータを伝送することができる。ＤＬＢＷＰ２とＤＬｓｕｂｂａｎｄとの間に重なる周波数領域リソースが存在するため、ＵＥ２と基地局装置は、ＤＬＢＷＰ２とＤＬｓｕｂｂａｎｄの重なる周波数領域リソースで下りリンクデータを伝送することができる。

【0194】

図６Ｃに示すように、基地局装置は、ＵＥ１に割り当てた上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＵＬＢＷＰ１であり、また、ＵＥ２に割り当てた上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースはＵＬＢＷＰ２である。ＵＬＢＷＰ１とＵＬｓｕｂｂａｎｄとの間に重なる周波数領域リソースが存在するため、ＵＥ１と基地局装置は、ＵＬＢＷＰ１とＵＬｓｕｂｂａｎｄの重なる周波数領域リソースで上りリンクデータを伝送することができる。ＵＬＢＷＰ２とＵＬｓｕｂｂａｎｄとの間に重なる周波数領域リソースが存在しないため、ＵＥ２と基地局装置は上りリンクデータを伝送することができない。

【0195】

ケース８：ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボル（又はＦｌｅｘｉｂｌｅスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソース（上りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合（例えば、ＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＵＬに用いられ、残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである）、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソース（すなわち、サブバンド周波数領域リソース内の上りリンクサブバンド周波数領域リソース及び残りの周波数領域リソース）を利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを送信することができ、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを受信することができる。

【0196】

しかし、このケース８では、ＵＥ及び基地局装置は、下りリンクデータを伝送することができない。

【0197】

１つの例において、場合５～ケース８について、基地局装置は、ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＵＬに用いられることを動的に指示することにより、ＵＥは、ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＵＬに用いられることを知り、残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである。又は、基地局装置は、ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＤＬに用いられることを動的に指示することにより、ＵＥは、ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＤＬに用いられることを知り、残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである。

【0198】

ケース９：ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボル（又はＦｌｅｘｉｂｌｅスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース（下りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合（例えば、ＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＤＬに用いられるのかＵＬに用いられるのかが明示的に示されず、残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、すなわち、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボルにおける残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースであるか上りリンクサブバンド周波数領域リソースであるかが明示されない場合）、利用可能な周波数領域リソースは、以下の方法で決定される。

【0199】

【0200】

上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを送信し、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを受信する。又は、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、利用可能な周波数領域リソースを決定することができない。すなわち、ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを送信せず、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで上りリンクデータを受信しない。

【0201】

ケース１０：ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボル（又はＦｌｅｘｉｂｌｅスロット）について、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソース（上りリンクサブバンド周波数領域リソースとガードサブバンド周波数領域リソース）を含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合（例えば、ＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルがＤＬに用いられるのかＵＬに用いられるのかが明示的に示されず、残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、すなわち、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボルにおける残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースであるか上りリンクサブバンド周波数領域リソースであるかが明示されない場合）、利用可能な周波数領域リソースは、以下の方法で決定される。

【0202】

【0203】

下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースを利用可能な周波数領域リソースとして決定する。ＵＥは利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを受信し、基地局装置は利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを送信する。又は、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、利用可能な周波数領域リソースを決定することができない。すなわち、ＵＥは、利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを受信せず、基地局装置は、利用可能な周波数領域リソースで下りリンクデータを送信しない。

【0204】

一例において、ケース１～ケース１０について、利用可能な周波数領域リソースで動的スケジューリングの下りリンクデータを伝送してもよく、利用可能な周波数領域リソースで半静的スケジューリングの下りリンクデータ伝送してもよく、例えばＰＤＳＣＨ、ＰＤＣＣＨ、ＣＳＩ－ＲＳ、及びＤＬＰＲＳなどの下りリンクデータを伝送してもよい。利用可能な周波数領域リソースで動的にスケジューリングの上りリンクデータ、例えば、ＰＵＣＣＨ、ＰＵＳＣＨ、ＰＲＡＣＨ、及びＳＲＳなどの上りリンクデータを伝送してもよい。

【0205】

一例において、ＵＥのアクセスプロセスにおいて、ＵＥは、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送してもよい。又は、ＵＥのアクセスプロセスにおいて、ＵＥは、利用可能な周波数領域リソースではなく、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送してもよい。ＵＥのアクセスが成功した後、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送する。

【0206】

例えば、基地局装置は、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報（例えば、ＤＬｓｕｂｂａｎｄ／ＵＬｓｕｂｂａｎｄ／Ｇｕａｒｄｂａｎｄなどのサブバンド周波数領域リソース）をブロードキャストし、その後、ＵＥは、ｉｎｉｔｉａｌＢＷＰ（初期ＢＷＰ）でアクセスする。ｉｎｉｔｉａｌＢＷＰとサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソース（ｏｖｅｒｌａｐ）が有する場合、ＵＥは、ｉｎｉｔｉａｌＢＷＰと重なるＤＬｓｕｂｂａｎｄ又はＵＬｓｕｂｂａｎｄでアクセスしてデータを送受信することができる。

【0207】

アクセスが成功した後、ＵＥは、複数のＢＷＰ設定ペアが設定され、且つ、ＵＥは、基地局装置によって示されたａｃｔｉｖｅ（動作）ＢＷＰ設定ペア（すなわち、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペア）に切り替えられる。ＵＥは、ａｃｔｉｖｅＢＷＰとサブバンド周波数領域リソースとの関係をチェックし、ａｃｔｉｖｅＢＷＰとサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソース（ｏｖｅｒｌａｐ）を有する場合、ＵＥは、ＳＢＦＤによって示された周波数領域リソースに基づいて動作する（すなわち、データ送受信を行う）。示された周波数領域リソースは、ａｖｔｉｖｅＢＷＰに対応する周波数領域リソースであってもよく、ａｖｔｉｖｅＢＷＰと重なるサブバンド周波数領域リソース、例えば、ＤＬｓｕｂｂａｎｄ又はＵＬｓｕｂｂａｎｄであってもよい。

【0208】

別の例として、ＵＥがｉｎｉｔｉａｌＢＷＰにアクセスした後、基地局装置は、専用シグナリング（例えばＲＲＣメッセージ）によって、複数のＢＷＰ設定ペアとＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報（例えばＤＬｓｕｂｂａｎｄ／ＵＬｓｕｂｂａｎｄ／Ｇｕａｒｄｂａｎｄなどのサブバンド周波数領域リソース）を設定することができる。基地局装置は専用シグナリングによって新しいＢＷＰ設定ペアを割り当て、ＵＥは基地局装置によって示されたａｃｔｉｖｅＢＷＰ設定ペア（すなわちターゲットＢＷＰ識別子設定ペア）に切り替えることができる。ＵＥはａｃｔｉｖｅＢＷＰとサブバンド周波数領域リソースとの関係をチェックし、ａｃｔｉｖｅＢＷＰとサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが有する場合、ＵＥはＳＢＦＤによって示された周波数領域リソースに基づいて動作する（すなわち、データ送受信を行う）。示された周波数領域リソースは、ａｖｔｉｖｅＢＷＰに対応する周波数領域リソースであってもよく、ａｖｔｉｖｅＢＷＰと重なるサブバンド周波数領域リソース、例えばＤＬｓｕｂｂａｎｄ又はＵＬｓｕｂｂａｎｄであってもよい。

【0209】

一例において、図６Ｄに示すように、ＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとのマッチング関係の概略図である。基地局装置は、ＵＥ１にサブバンド周波数領域リソース（例えばＤＬｓｕｂｂａｎｄ／ＵＬｓｕｂｂａｎｄ／Ｇｕａｒｄｂａｎｄなど）を設定し、且つＵＥ１に設定した動作ＢＷＰペアはＤＬＢＷＰ１とＵＬＢＷＰ１である。ＵＥは、ＤＬＢＷＰ１／ＵＬＢＷＰ１とサブバンド周波数領域リソースとの関係をチェックし、ＤＬＢＷＰ１／ＵＬＢＷＰ１とサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースを有する場合、ＵＥはＳＢＦＤ時間周波数領域指示に基づいて動作する。

【0210】

例えば、合計の周波数領域リソースは１００個のＰＲＢであり、ＤＬｓｕｂｂａｎｄが占有する周波数領域リソースは（１～３０番目のＰＲＢ、７１～１００番目のＰＲＢ、合計で６０個のＰＲＢ）であり、ＵＬｓｕｂｂａｎｄが占有する周波数領域リソースは（４１～６０番目のＰＲＢ、合計で２０個のＰＲＢ）であり、ｇｕａｒｄｂａｎｄが占有する周波数領域リソースは（３１～４０番目のＰＲＢ、６１～７０番目のＰＲＢ、合計で２０個のＰＲＢ）である。ＤＬＢＷＰ１の周波数領域リソースは（２１～６０番目のＰＲＢ、合計で４０個のＰＲＢ）であり、ＵＬＢＷＰ１の周波数領域リソースは（３１～５０番目のＰＲＢ、合計で２０個のＰＲＢ）であり、ＤＬＢＷＰ１とＵＬＢＷＰ１とが同じ中心周波数点を有し、ＵＬＢＷＰ１とＵＬｓｕｂｂａｎｄとの重なる部分は（４１～５０番目のＰＲＢ、合計で１０個のＰＲＢ）であり、ＤＬＢＷＰ１とＤＬｓｕｂｂａｎｄとの重なる部分は（２１～３０番目のＰＲＢ、合計で１０個のＰＲＢ）である。したがって、ＵＥは、ＳＢＦＤの時間領域指示と、ＵＬＢＷＰ１とＵＬｓｕｂｂａｎｄとの重なる部分（４１～５０番目のＰＲＢ、合計で１０個のＰＲＢ）とに基づいて、上りリンクデータを受信することができる。また、ＵＥは、ＳＢＦＤの時間領域指示と、ＤＬＢＷＰ１とＤＬｓｕｂｂａｎｄとの重なる部分（２１～３０番目のＰＲＢ、合計で１０個のＰＲＢ）に基づいて、下りリンクデータを送信することができる。

【0211】

上記プロセスにおいて、ＵＥは、ＳＢＦＤ機能を有効にするＵＥであってもよく、ＳＢＦＤＵＥと呼ばれてもよい。

【0212】

以上の技術案から分かるように、シングルキャリアで柔軟なＢＷＰ設定を使用し、ＴＤＤシステムにおけるデータ伝送（すなわち、データ送信とデータ受信）をサポートするために、ＢＷＰによってＵＥに柔軟な下りリンク周波数領域リソース及び上りリンク周波数領域リソースを設定することができ、これにより、リソース利用率を向上させ、ネットワークカバレッジとネットワーク容量を向上させ、上りリンク伝送リソースとセルカバレッジを増加させ、上りリンク伝送遅延を低減させ、上りリンク伝送容量を増大させることができる。基地局装置は、ＤＬ／ＵＬＢＷＰの１つのグループを半静的／動的に設定し、ＤＬ／ＵＬＢＷＰの識別子は同じであっても異なってもよく、ＤＬ／ＵＬＢＷＰの中心周波数は同じであっても異なってもよい。ＤＬＢＷＰ毎に連続／非連続の周波数領域リソースを割り当て、ＵＬＢＷＰ毎に連続／非連続の周波数領域リソースを割り当ててもよい。

【0213】

同一の発明思想に基づき、上記リソース割り当て方法に対応するリソース割り当て装置、基地局装置及びＵＥをさらに提供する。基地局装置及びＵＥが問題を解決する原理はリソース割り当て方法に類似するため、基地局装置及びＵＥの実施は、リソース割り当て方法の実施を参照することができ、本明細書では繰り返さない。

【0214】

上記方法と同様の思想に基づき、本発明の一実施例は、基地局装置に適用されるリソース割り当て装置を提供し、前記装置は、
帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を決定するために用いられる決定モジュールと、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をユーザ機器（ＵＥ）に送信し、ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるために用いられる送信モジュールと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0215】

一例において、前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、前記Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースはＫ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0216】

一例において、前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとは異なるか又は同じである。

【0217】

一例において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ前記ＢＷＰ識別子が下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、及び／又は、
下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ前記ＢＷＰ識別子が上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0218】

一例において、前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における第１のＢＷＰ識別子及び第２のＢＷＰ識別子について、前記第１のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数と前記第２のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数とは同じか又は異なり、
前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ、前記第２のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。

【0219】

一例において、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ前記下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、又は、前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ前記上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0220】

一例において、前記送信モジュールは、さらに、無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージによって、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを前記ＵＥに送信するために用いられる。一例では、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、前記ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とが同じであるか又は異なる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む。

【0221】

一例において、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアとを含み、前記第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びフレキシブル（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ）スロット又はシンボルに用いられ、前記第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、サブバンド全二重（ＳＢＦＤ）スロット又はシンボルに用いられ、
下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルにおいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第１の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み、
ＳＢＦＤスロット又はシンボルにおいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第２の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第３のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第４のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む。

【0222】

一例において、前記送信モジュールは、ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するとき、具体的に、
下り制御情報（ＤＣＩ）メッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信するために用いられる。

【0223】

一例において、前記ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、
前記スイッチフラグが第１の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するように前記ＵＥに指示し、
前記スイッチフラグが第２の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するように前記ＵＥに指示する。

【0224】

一例において、前記ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するように前記ＵＥに指示し、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するように前記ＵＥに指示する。

【0225】

一例において、前記送信モジュールは、さらに、
ＢＷＰ切り替え時間内に、前記ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、更新後のＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させるために用いられる。

【0226】

一例において、前記送信モジュールは、さらに、
サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定させ、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるために用いられる。

【0227】

一例において、前記決定モジュールは、さらに、
前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定し、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいて前記ＵＥとのデータ伝送を行うために用いられる。

【0228】

【0229】

一例において、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記下りリンクシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記決定モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0230】

【0231】

一例において、前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記上りリンクシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記決定モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0232】

一例において、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記決定モジュールは、前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定するとき、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定するために用いられる。

【0233】

一例において、前記決定モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0234】

一例において、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記決定モジュールは、前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定するとき、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定するために用いられる。

【0235】

一例において、前記決定モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0236】

一例において、前記送信モジュールは、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するとき、具体的に、
ブロードキャストメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、又は、
ＤＣＩメッセージによって前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信するために用いられる。

【0237】

一例において、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥが、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。

【0238】

一例において、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含む。

【0239】

一例において、前記送信モジュールは、さらに、
ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤイネーブル情報を前記ＵＥに送信するために用いられ、
前記ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、前記ブロードキャストメッセージはＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである。

【0240】

上記方法と同様の思想に基づき、本発明の一実施例は、ユーザ機器（ＵＥ）に適用されるリソース割り当て装置を提供し、前記装置は、
基地局装置から送信された帯域幅部分（ＢＷＰ）周波数領域リソース設定情報を受信し、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得し、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられる受信モジュールと、
前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定するために用いられる取得モジュールと、
前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するために用いられる伝送モジュールと、を含み、
前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0241】

【0242】

【0243】

【0244】

一例において、前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における第１のＢＷＰ識別子及び第２のＢＷＰ識別子について、前記第１のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数と前記第２のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数とは同じであるか又は異なり、
前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ、前記第２のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。

【0245】

【0246】

一例において、前記受信モジュールは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するとき、具体的に、
設定されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するために用いられ、又は、
無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを受信するために用いられる。

【0247】

一例において、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、
当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とが同じであるか又は異なる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む。

【0248】

【0249】

一例において、前記受信モジュールは、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するとき、具体的に、
下り制御情報（ＤＣＩ）メッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信するために用いられる。

【0250】

一例において、前記ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、
前記取得モジュールは、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するとき、具体的に、
前記スイッチフラグが第１の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、
前記スイッチフラグが第２の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するために用いられる。

【0251】

一例において、前記ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、
前記取得モジュールは、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するとき、具体的に、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するために用いられる。

【0252】

一例において、前記受信モジュールは、さらに、
ＢＷＰ切り替え時間内に、前記ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、前記基地局装置から送信された更新後のＢＷＰアクティブ化設定を受信し、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定するために用いられる。

【0253】

一例において、前記受信モジュールは、さらに、
前記基地局装置から送信された、サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、
前記伝送モジュールは、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するとき、具体的に、
前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定し、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するために用いられる。

【0254】

一例において、前記伝送モジュールは、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するとき、具体的に、
前記ＵＥのアクセスプロセスにおいて、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、又は、前記ＵＥのアクセスプロセスにおいて、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、
前記ＵＥのアクセスが成功した後、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するために用いられる。

【0255】

【0256】

一例において、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記下りリンクシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0257】

【0258】

一例において、前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記上りリンクシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0259】

一例において、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記伝送モジュールは、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定するとき、具体的に、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記利用可能な周波数領域リソースとして決定するために用いられる。

【0260】

一例において、前記伝送モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0261】

【0262】

一例において、前記伝送モジュールは、さらに、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止するために用いられる。

【0263】

一例において、前記受信モジュールは、前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するとき、具体的に、
ブロードキャストメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられ、又は、
ＤＣＩメッセージによって前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信するために用いられる。

【0264】

一例において、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。

【0265】

【0266】

一例において、前記受信モジュールは、さらに、
ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによって、前記基地局装置から送信されたＳＢＦＤイネーブル情報を受信するために用いられ、
前記ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、前記ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである。

【0267】

上記方法と同様な思想に基づき、本発明の一実施例において、プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子機器（例えば、上記実施例の基地局装置、ＵＥ）を提供する。機械可読記憶媒体は、プロセッサによって実行可能な機器実行可能命令を記憶し、プロセッサは、機器実行可能命令を実行して、上記実施例に開示されたリソース割り当て方法を実現するために用いられる。一例において、電子機器が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信するステップと、ＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信することにより、ＵＥに、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させ、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させるステップと、を実行する。ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0268】

一例において、電子機器がＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、基地局装置から送信されたＢＷＰ周波数領域リソース設定情報を受信するステップと、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップと、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信し、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからＢＷＰアクティブ化設定に含まれるターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定し、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送するステップと、を実行する。ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報は、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係を含み、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルは、ＢＷＰ指示情報とＢＷＰ識別子設定ペアとのマッピング関係を含む。

【0269】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースはＫ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0270】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとは異なるか又は同じである。

【0271】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つＢＷＰ識別子が下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、及び／又は、
下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つＢＷＰ識別子が上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0272】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における第１のＢＷＰ識別子及び第２のＢＷＰ識別子について、第１のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数と第２のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数とは同じであるか又は異なり、
第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ、第２のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する。

【0273】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、又は、第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである。

【0274】

一例において、電子機器が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＲＲＣメッセージによって、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルをＵＥに送信するステップをさらに実行する。電子機器がＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、設定されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを取得するステップ、又は、ＲＲＣメッセージによって、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定テーブルを受信するステップをさらに実行する。

【0275】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、
当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とが同じであるか又は異なる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む。

【0276】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアとを含み、第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルに用いられ、第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、ＳＢＦＤスロット又はシンボルに用いられ、
下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルにおいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第１の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み、
ＳＢＦＤスロット又はシンボルにおいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第２の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、第３のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、第４のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む。

【0277】

一例において、電子機器が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＤＣＩメッセージによってＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信すること、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによってＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信すること、又は、ＲＲＣメッセージによってＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信する処理をさらに実行する。電子機器がＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＤＣＩメッセージによって、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信すること、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信すること、又は、ＲＲＣメッセージによって、基地局装置から送信されたＢＷＰアクティブ化設定を受信する処理をさらに実行する。

【0278】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、
スイッチフラグが第１の値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するようにＵＥに指示し、
スイッチフラグが第２の値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するようにＵＥに指示する。

【0279】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、
ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するようにＵＥに指示し、
ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルからターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するようにＵＥに指示する。

【0280】

一例において、電子機器が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＢＷＰ切り替え時間内に、ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、更新後のＢＷＰアクティブ化設定をＵＥに送信する処理をさらに実行する。電子機器がＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＢＷＰ切り替え時間内に、ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、基地局装置から送信された更新後のＢＷＰアクティブ化設定を受信する処理をさらに実行する。ここで、ＵＥは、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得し、ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定する。

【0281】

一例において、電子機器が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信することにより、ＵＥに、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定させ、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させる処理をさらに実行する。

【0282】

一例において、電子機器がＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、基地局装置から送信された、サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信し、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定し、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送する処理をさらに実行する。

【0283】

一例において、電子機器がＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＵＥのアクセスプロセスにおいて、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、又は、ＵＥのアクセスプロセスにおいて、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースに基づいてデータを伝送し、ＵＥのアクセスが成功した後、利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送する処理をさらに実行する。

【0284】

一例において、電子機器が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定し、利用可能な周波数領域リソースに基づいてＵＥとのデータ伝送を行う処理をさらに実行する。

【0285】

【0286】

一例において、電子機器が基地局装置又はＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、下りリンクシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する処理をさらに実行する。

【0287】

【0288】

一例において、電子機器が基地局装置又はＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、上りリンクシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する処理をさらに実行する。

【0289】

一例において、電子機器が基地局装置又はＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、
サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、重なる周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースをＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定する処理をさらに実行する。

【0290】

一例において、電子機器が基地局装置又はＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する処理をさらに実行する。

【0291】

【0292】

一例において、電子機器が基地局装置又はＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止する処理をさらに実行する。

【0293】

一例において、電子装置が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ブロードキャストメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信し、又は、ＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信し、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信し、又は、ＤＣＩメッセージによってＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報をＵＥに送信する処理をさらに実行する。電子機器がＵＥである場合について、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ブロードキャストメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信し、又は、ＲＲＣメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信し、又は、ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信し、又は、ＤＣＩメッセージによって基地局装置から送信されたＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を受信する処理をさらに実行する。

【0294】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、
サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、ＵＥは、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、ＵＥは、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、又は、
サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、ＵＥは、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、ＵＥは、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、ＵＥは、上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出する。

【0295】

一例において、プロセッサによって実行される処理において、下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、下りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、上りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、上りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、ガードサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、ガードサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含む。

【0296】

一例において、電子機器が基地局装置である場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤイネーブル情報をＵＥに送信する処理をさらに実行する。電子機器がＵＥである場合、機器実行可能命令がプロセッサによって実行されると、ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによって、基地局装置から送信されたＳＢＦＤイネーブル情報を受信する処理をさらに実行する。ＳＢＦＤイネーブル情報は、ＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである。

【0297】

上記方法と同様の思想に基づき、本発明の実施例は、機械可読記憶媒体をさらに提供し、前記機械可読記憶媒体は、いくつかのコンピュータ命令を記憶し、前記コンピュータ命令がプロセッサにより実行された時、本発明の上記例において開示されたリソース割り当て方法が実施される。

【0298】

ここで、上記機械可読記憶媒体は、任意の電子的、磁気的、光学的、又は他の物理的記憶装置であってもよく、実行可能命令、データなどの情報を含み、又は記憶することができる。例えば、機械可読記憶媒体は、ＲＡＭ（ＲａｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ、ランダムアクセスメモリ）、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、ストレージドライブ（例えばハードディスクドライブ）、ソリッドステートドライブ、任意のタイプのストレージディスク（例えば光ディスク、ｄｖｄなど）、又は類似の記憶媒体、又はこれらの組み合わせであってもよい。

【0299】

上記実施例で説明したシステム、装置、モジュール又はユニットは、具体的に、コンピュータチップ、又はエンティティにより実現されてもよく、又は何らかの機能を有する製品により実現されてもよい。典型的な実現機器は、コンピュータであり、コンピュータの具体的な形態は、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ付き電話、スマートフォン、携帯情報端末（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔ）、メディアプレーヤー、ナビゲーション機器、電子メール送受信機器、ゲーム機、タブレット型パソコン、ウェアラブル機器、又はこれらの機器の任意のいくつかの組み合わせであってもよい。

【0300】

なお、記述の便宜上、以上の装置を記述する時、その機能に応じて各ユニットに分けて記述する。当然ながら、本発明を実施する時、各ユニットの機能を同じ又は複数のソフトウェア及び／又はハードウェアで実現することができる。

【0301】

当業者には、本発明の実施例が、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることが理解される。したがって、本発明は、全体的にハードウェアの実施例、全体的にソフトウェアの実施例、又はソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた実施例の形態を採用することができる。さらに、本発明の実施例は、コンピュータ使用可能プログラムコードを内部に含む１つ又は複数のコンピュータ使用可能記憶媒体（磁気ディスク記憶装置、ＣＤ－ＲＯＭ、光学記憶装置などを含むが、これらに限定されない）で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。

【0302】

本発明は、本発明の実施例による方法、機器（システム）、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び／又はブロック図を参照して記述される。フローチャート及び／又はブロック図における各フロー及び／又はブロック、並びにフローチャート及び／又はブロック図におけるフロー及び／又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実現され得ることが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は他のプログラマブルなデータ処理機器のプロセッサに提供されてもよく、汎用コンピュータ又は他のプログラマブルなデータ処理機器のプロセッサにより実行された命令が、フローチャートの１つのフロー又は複数のフロー及び／又はブロック図の１つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するための装置を生成する。さらに、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルなデータ処理機器に指定された方式で動作するように指導することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、当該コンピュータ可読メモリに記憶された命令が、命令装置を含む製造品を生成し、当該命令装置は、フローチャートの１つのフロー又は複数のフロー及び／又はブロック図の１つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現する。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルなデータ処理機器にロードすることもでき、一連の操作ステップがコンピュータ又は他のプログラマブルな機器で実行されて、コンピュータで実現される処理を生成し、それによりコンピュータ又は他のプログラマブルな機器で実行される命令が、フローチャートの１つのフロー又は複数のフロー及び／又はブロック図の１つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するためのステップを提供する。

【0303】

以上の説明は、本発明の実施例にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、当業者にとって様々な変更及び変形が可能である。本発明の精神及び原理内で行われた任意の修正、等価置換、改良などは、いずれも本発明の特許請求の範囲内に含まれるべきである。

【図1】

【図2】

【図3A】

【図3B】

【図3C】

【図3D】

【図3E】

【図3F】

【図3G】

【図4A】

【図4B】

【図4C】

【図4D】

【図5】

【図6A】

【図6B】

【図6C】

【図6D】

【手続補正書】

【提出日】2024-06-14

【手続補正1】

【補正対象書類名】特許請求の範囲

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項1】

【請求項2】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における各ＢＷＰ識別子について、当該ＢＷＰ識別子はＫ個のＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、Ｋは正の整数であり、前記Ｋが１より大きい場合、Ｋ個のＢＷＰ周波数領域リソースはＫ個の不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、及び／又は、
前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係において、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとは異なるか又は同じであり、
ここで、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ前記ＢＷＰ識別子が下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、及び／又は、
下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰとが同一のＢＷＰ識別子に対応し、且つ前記ＢＷＰ識別子が上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応する場合、前記ＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記ＢＷＰ識別子とＢＷＰ周波数領域リソースとのマッピング関係における第１のＢＷＰ識別子及び第２のＢＷＰ識別子について、前記第１のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数と前記第２のＢＷＰ識別子に対応するＢＷＰの数とは同じであるか又は異なり、
前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ、前記第２のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、及び、
前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、又は、前記第１のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、
前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ前記下りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースであり、又は、前記第２のＢＷＰ識別子は、下りリンクＢＷＰの少なくとも１つのＢＷＰ周波数領域リソース及び上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースに対応し、且つ前記上りリンクＢＷＰの少なくとも２つのＢＷＰ周波数領域リソースは不連続なＢＷＰ周波数領域リソースである、
ことを特徴とする請求項１に記載の方法。

【請求項4】

ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信する前に、
無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージによって、ＢＷＰアクティブ化設定テーブルを前記ＵＥに送信するステップをさらに含み、
前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、
当該ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、第１のＢＷＰ識別子と第２のＢＷＰ識別子とが同じであるか又は異なる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み、
及び／又は、
前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルにおける各ＢＷＰ識別子設定ペアについて、当該ＢＷＰ識別子設定ペアは、第１の設定ペアと第２の設定ペアとを含み、前記第１の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びフレキシブル（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ）スロット又はシンボルに用いられ、前記第２の設定ペアは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰのＢＷＰ識別子とを示すために用いられ、且つ、下りリンクＢＷＰと上りリンクＢＷＰは、サブバンド全二重（ＳＢＦＤ）スロット又はシンボルに用いられ、
下りリンクスロット又はシンボル、上りリンクスロット又はシンボル、及びＦｌｅｘｉｂｌｅスロット又はシンボルにおいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第１の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第１のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第２のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第１のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第２のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含み、
ＳＢＦＤスロット又はシンボルにおいて、前記ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアにおける第２の設定ペアが、下りリンクＢＷＰの第３のＢＷＰ識別子と上りリンクＢＷＰの第４のＢＷＰ識別子とを示すために用いられる場合、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、前記第３のＢＷＰ識別子に対応する下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと、前記第４のＢＷＰ識別子に対応する上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースとを含む、
ことを特徴とする請求項１～３のいずれか１項に記載の方法。

【請求項5】

ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することは、
下り制御情報（ＤＣＩ）メッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信すること、又は、
ＭＡＣ－ＣＥメッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信すること、又は、
ＲＲＣメッセージによって前記ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することを含み、
前記ＢＷＰアクティブ化設定は、スイッチフラグとターゲットＢＷＰ指示情報とを含み、
前記スイッチフラグが第１の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するように前記ＵＥに指示し、
前記スイッチフラグが第２の値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するように前記ＵＥに指示し、及び／又は、
前記ＢＷＰアクティブ化設定は、ターゲットＢＷＰ指示情報を含み、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値である場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアの取得を禁止するように前記ＵＥに指示し、
前記ターゲットＢＷＰ指示情報が目標値でない場合、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記ターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得するように前記ＵＥに指示し、及び／又は、
ＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信した後、
ＢＷＰ切り替え時間内に、前記ＵＥに対応するＢＷＰ周波数領域リソースが変化すると、更新後のＢＷＰアクティブ化設定を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、前記ＢＷＰアクティブ化設定テーブルから前記更新後のＢＷＰアクティブ化設定に含まれる更新後のターゲットＢＷＰ指示情報に対応するターゲットＢＷＰ識別子設定ペアを取得させ、前記ＢＷＰ周波数領域リソース設定情報に基づいて、ターゲットＢＷＰ識別子設定ペアに関連するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースを決定させることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１～３のいずれか１項に記載の方法。

【請求項6】

サブバンド周波数領域リソースを含むＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信することにより、前記ＵＥに、前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースと前記サブバンド周波数領域リソースとに基づいて、利用可能な周波数領域リソースを決定させ、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいてデータを伝送させることをさらに含み、及び、
ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報を前記ＵＥに送信した後、
前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定し、前記利用可能な周波数領域リソースに基づいて前記ＵＥとのデータ伝送を行うことをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１～３のいずれか１項に記載の方法。

【請求項7】

【請求項8】

【請求項9】

前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定することは、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は下りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクサブバンド周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、を含み、及び、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、又は、前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在しない場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項６に記載の方法。

【請求項10】

前記ターゲットＢＷＰ周波数領域リソースは、下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソース及び／又は上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースを含み、前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、ＳＢＦＤ伝送に用いられるＦｌｅｘｉｂｌｅシンボルについて、前記ＵＥに対応するターゲットＢＷＰ周波数領域リソースとサブバンド周波数領域リソースとに基づいて、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースを決定することは、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、
前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定し、
前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記重なる周波数領域リソースを前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースとして決定することと、を含み、及び、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記上りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することと、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含み、且つ、前記Ｆｌｅｘｉｂｌｅシンボル内の、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソース以外の残りの周波数領域リソースが未知サブバンド周波数領域リソースである場合、前記下りリンクＢＷＰのＢＷＰ周波数領域リソースと前記未知サブバンド周波数領域リソースとの間に重なる周波数領域リソースが存在する場合、前記ＵＥに対応する利用可能な周波数領域リソースの決定を禁止することと、を含む、
ことを特徴とする請求項６に記載の方法。

【請求項11】

【請求項12】

前記サブバンド周波数領域リソースは、下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースのうちの少なくとも１つを含み、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース及び上りリンクサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と周波数領域リソースの量とに基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、又は、
前記サブバンド周波数領域リソースが下りリンクサブバンド周波数領域リソース、上りリンクサブバンド周波数領域リソース、及びガードサブバンド周波数領域リソースを含む場合、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記周波数領域リソースの量に基づいて、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を含み、又は、
前記ＳＢＦＤ周波数領域リソース設定情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報とを含み、且つ、前記ＵＥは、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報、及び周波数領域リソースの量に基づいて、前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報を導出し、及び、
前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記下りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記上りリンクサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含み、
前記ガードサブバンド周波数領域リソースに対応する位置情報は、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースによって占有されるＰＲＢの数とを含み、又は、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの開始位置と、前記ガードサブバンド周波数領域リソースの終了位置とを含む、
ことを特徴とする請求項１１に記載の方法。

【請求項13】

ブロードキャストメッセージ又はＲＲＣメッセージによってＳＢＦＤイネーブル情報を前記ＵＥに送信することさらに含み、
前記ＳＢＦＤイネーブル情報はＳＢＦＤ機能を有効にするために用いられ、前記ブロードキャストメッセージは、ＭＩＢメッセージ又はＳＩＢメッセージである、
ことを特徴とする請求項６に記載の方法。

【請求項14】

【請求項15】

【請求項16】

【請求項17】

プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子機器であって、前記機械可読記憶媒体は、前記プロセッサによって実行可能な機器実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは、機器実行可能命令を実行して、請求項１～３のいずれか１項に記載の方法を実現するために用いられる、
ことを特徴とする電子機器。

【国際調査報告】

知財求人

知財求人お知らせサービス

知財のニュースを調べる
- 知財ニュース
- 知財周辺ニュース
企業の特許を調べる
知財のセミナーを調べる
知財,特許事務所への求職・転職
特許事務所をさがす
弁理士試験を受ける
- 年の弁理士試験情報
- 弁理士試験の合格率など統計
知財の法律をしらべる
期限日をしらべる
- 今日に対して意見書・補正書の期限
- 今日に対して審査請求期限日
知財の判決をしらべる
コンテンツ・リンク
運営会社
プレスの皆様へ
- お問い合わせ
ユーザーの皆様
- お問い合わせ・フィードバック
広告掲載を希望の皆様へ
- 広告掲載について
- 求人広告の掲載について

IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版