(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-29
(54)【発明の名称】リマインダリブ付きゴルフクラブグリップ
(51)【国際特許分類】
A63B 53/14 20150101AFI20241122BHJP
A63B 60/10 20150101ALI20241122BHJP
A63B 60/08 20150101ALI20241122BHJP
A63B 102/32 20150101ALN20241122BHJP
【FI】
A63B53/14 G
A63B60/10
A63B60/08
A63B102:32
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537569
(86)(22)【出願日】2022-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-06-20
(86)【国際出願番号】 EP2022025588
(87)【国際公開番号】W WO2023117140
(87)【国際公開日】2023-06-29
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518042280
【氏名又は名称】イートン インテリジェント パワー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Eaton Intelligent Power Limited
【住所又は居所原語表記】30 Pembroke Road, Dublin 4 D04 Y0C2, Ireland
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【氏名又は名称】上島 類
(74)【代理人】
【識別番号】100210099
【氏名又は名称】遠藤 太介
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100221899
【氏名又は名称】高倉 みゆき
(72)【発明者】
【氏名】グレゴリー ダブリュー カヴィル
(72)【発明者】
【氏名】マイケル ジェー クロッカー
(72)【発明者】
【氏名】キース ディー ケラー
(72)【発明者】
【氏名】クレイグ アール バルニス
(72)【発明者】
【氏名】ブルース エイ ミラー
(72)【発明者】
【氏名】ダリル エイ ヴェトー
【テーマコード(参考)】
2C002
【Fターム(参考)】
2C002AA06
2C002GG07
2C002MM03
(57)【要約】
シャフトに嵌合するように構成された内径を有する中空本体を有するリマインダリブ付きゴルフクラブグリップが提供され、中空本体は、中空本体の長さに沿って延在する突出特徴部を備える。突出特徴部は、シャフトを中空本体に挿入する必要なく中空本体の外面から突出する。本体の外面の上方に突出部を生じさせるためにゴルフグリップがシャフト上にあることを必要としないことによって、突出部によって形成されるリマインダリブを確実に約0.040インチとすることができ、したがって現在のゴルフの規則に適合する。
【選択図】
図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャフトに嵌合するように構成された内径を有する中空本体を備え、
前記中空本体は、前記中空本体の長さに沿って延在する突出特徴部を備え、
前記突出特徴部は、前記シャフトを前記中空本体に挿入する必要なく前記中空本体の外面から突出する、リマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項2】
前記突出特徴部は、前記中空本体の外径より約0.040インチ突出している、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項3】
前記突出特徴部は、前記中空本体の他の部分よりも大きいデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で形成されている、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項4】
前記突出特徴部の前記エラストマー材料は、60ショアAから90ショアAのデュロメータ硬さを有する、請求項3に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項5】
前記突出特徴部の前記エラストマー材料は、前記中空本体の前記内径まで延び、前記中空本体のリブセクションを形成している、請求項3に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項6】
前記リブセクションは、前記中空本体の周囲内径と同一平面上にある、請求項5に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項7】
前記リブセクションは、前記中空本体の周囲内径から突出する内向き突出部を備える、請求項5に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項8】
前記中空本体の前記外面の周りに嵌合される前記中空本体とは異なる材料のラップを更に備える、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項9】
前記ラップは、前記突出特徴部が前記ラップの外面の上に延在するように、前記突出特徴部に当接している、請求項8に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項10】
前記ラップは、前記突出特徴部を覆っている、請求項8に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項11】
前記突出特徴部の第1の側に隣接する前記中空本体の前記外面における第1の溝と、
前記突出特徴部の第2の側に隣接する前記中空本体の前記外面における第2の溝と
を更に備える、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項12】
前記突出特徴部は、丸みを帯びた断面を有する、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項13】
前記突出特徴部は、三角形の断面を有する、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項14】
前記突出特徴部は、台形の断面を有する、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項15】
前記突出特徴部は、2段の突出部を有し、
前記2段の突出部の第2の段が、前記2段の突出部の第1の段から突出し、
前記第1の段と前記第2の段との両方は、前記シャフトを前記中空本体に挿入する必要なく前記中空本体の前記外面から突出する、請求項1に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項16】
前記第1の段は、丸みを帯びた断面を有する、請求項15に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項17】
前記第1の段は、箱型断面を有する、請求項15に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項18】
前記第1の段は、台形の断面を有する、請求項15に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項19】
前記第2の段は、前記第1の段の長さに沿った単一のビードである、請求項15に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【請求項20】
前記第2の段は、前記第1の段の長さに沿った少なくとも2つのビードを備える、請求項15に記載のリマインダリブ付きゴルフクラブグリップ。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ハンマー及びショベルなどの工具、並びにテニスラケット、スカッシュラケット、ラケットボールラケット及びゴルフクラブなどのスポーツ用品を含む把持装置に利用可能な多くの形態のグリップがある。グリップは、衝撃吸収特性を提供し、トルクに対する抵抗を提供し、ほとんど又は全く滑らずにしっかりと握ることを含め、ユーザが装置のコントロールを維持することを容易にする。
【0002】
ゴルファーがゴルフクラブのグリップ上に手をより安定かつ反復して位置させることができればできるほど、ゴルフクラブヘッドとの位置合わせがより安定し、したがってゴルフボールへの打撃がより安定する。ゴルフグリップは、ゴルファーの手の位置決めを補助する様々な技術を組み込んでいてもよい。例えば、ゴルフグリップは、手の配置を案内するためにグリップ表面にライン又は他のマーキングが描かれている場合がある。プロゴルフ協会(PGA)の規則では、リマインダリブと呼ばれる隆起したリブが認められている。リマインダリブを使用して、ゴルファーが安定して手を配置するのを補助し、コントロールの強化と、より低いスコアを出す可能性を促進することができる。したがって、ゴルファーがゴルフグリップをより容易に位置合わせしてゴルフゲームをより良く繰り返すことができる改善されたリマインダリブが引き続き必要とされている。
【発明の概要】
【0003】
リマインダリブ付きゴルフクラブグリップが提供される。説明したゴルフクラブグリップ設計は、ゴルフクラブのシャフトの上に挿入される必要なく突出する改善されたリマインダリブを提供する。突出したリマインダリブによる非円形性によって、ゴルフクラブのシャフト上にないときでも、容易に検出可能な手の位置合わせ機構を提供することができる。
【0004】
リマインダリブ付きゴルフクラブグリップは、シャフトに嵌合するように構成された内径を有する中空本体を含むことができ、中空本体は、中空本体の長さに沿って延在する突出特徴部を備え、突出特徴部は、シャフトを中空本体に挿入する必要なく中空本体の外面から突出する。実際、中空本体はシャフトに直接係合することができ、突出特徴部を有する領域は、中空本体内の周囲のグリップ芯と同一平面上にあることができる。
【0005】
この発明の概要は、以下の発明を実施するための形態において更に説明する概念の一部を簡略化して紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求される主題の主要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1Aから
図1Dは、リマインダリブ付きゴルフクラブグリップを示す。
図1Aは、ゴルフクラブグリップの側面図である。
図1Bは、ゴルフクラブグリップの上面図である。
図1Cは、シャフトが別々に示されたゴルフクラブグリップの側面図の断面図である。
図1Dは、
図1Aの線A-A′で二分した断面図である。
【
図2】
図2A及び
図2Bは、グリップの本体内の突出特徴部の例示的な実装形態を示す。
【
図3】
図3A及び
図3Bは、グリップの本体と一体の突出特徴部の例示的な実装形態を示す。
【
図4】
図4Aから
図4Cは、グリップ用の丸みを帯びた突出特徴部の斜視図及び断面図である。
【
図5】
図5Aから
図5Cは、グリップ用の三角形の突出特徴部の斜視図及び断面図である。
【
図6】
図6A及び
図6Bは、グリップ用の台形突出特徴部の斜視図及び断面図である。
【
図7】
図7Aから
図7Cは、グリップ用の正方形の突出特徴部の斜視図及び断面図である。
【
図8】
図8Aから
図8Cは、グリップ用の細い丸みを帯びた突出特徴部の斜視図及び断面図である。
【
図9】
図9Aから
図9Cは、グリップ用の2段の丸みを帯びた突出特徴部の斜視図及び断面図である。
【
図11】突出特徴部の第2の段のための複数のビード付きグリップを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
リマインダリブ付きゴルフクラブグリップが提供される。説明したゴルフクラブグリップ設計は、ゴルフクラブのシャフトの上に挿入される必要なく突出する改善されたリマインダリブを提供する。突出したリマインダリブによる非円形性によって、ゴルフクラブのシャフト上にないときでも、容易に検出可能な手の位置合わせ機構を提供することができる。
【0008】
現在のリマインダリブの設計では、シャフトの大きさ、テープの層などに依存して、リブの高さに不整合が生じる傾向がある。その結果、そのような設計では、プレイヤーの手にあるときにその効果が制限される。プレイヤーの中には、リマインダを全く感じない人もいる。有利なことに、本明細書で提示するリマインダリブは、シャフトの大きさ及びテープの層に関係なく安定して測定され、PGA及び米国ゴルフ協会(USGA)の要件に適合しながら、より際立つ感触を提供する。
【0009】
図1Aから
図1Dは、リマインダリブ付きゴルフクラブグリップを示す。
図1Aは、ゴルフクラブグリップの側面図である。
図1Bは、ゴルフクラブグリップの上面図である。
図1Cは、シャフトが別々に示されたゴルフクラブグリップの側面図の断面図である。
図1Dは、
図1Aの線A-A′で二分した断面図である。
【0010】
図1Aから
図1Cを参照すると、可撓性グリップ100は、本体110と、本体110の遠位端部にあるエンドキャップ120とを含む。本体110は、わずかに円錐台形状を有することができる。本体は、本体110の長さに沿って延在する突出特徴部115を有し、リマインダリブを提供する。エンドキャップ120は、取付時に空気を逃がすことができる貫通孔125を含むことができる。
【0011】
本体110は、ゴルフクラブのシャフト140に結合する内面130を有する中空コアを有するので、本体110は中空本体と呼ぶこともできる。本体110の内径は、ゴルフクラブのシャフト140に嵌合するように構成されており、グリップ100がゴルフクラブのシャフト140の突合せ端部145に取り付けられるときに、グリップ100の芯径(内径)がシャフト140の突合せ直径に対応する大きさになる(意図的に合わせるか又は過大サイズ若しくは過小サイズにさせることによって)。
【0012】
有利なことに、本明細書で説明する実施形態によれば、突出特徴部115は、シャフト140を本体110に挿入する必要なく本体110の外面150から突出する。
【0013】
突出特徴部115の突出部は、本体110の外側に所望の距離、例えば標準的なグリップの場合、実質的にグリップ100の本体の全長であり得る約7から8と3/4インチの範囲で、実質的に直線状に長手方向に延在していてもよい。PGAの規則との適合性を維持するために、突出特徴部115は、本体110の外径より約0.040インチ(例えば約1mm)突出している。突出特徴部115は、本体110内の別個の領域である(例えば
図2A及び2B参照)。しかしながら、いくつかの場合では、突出特徴部115は、本体110の残りの部分と一体であってもよい(例えば
図3A及び
図3B参照)。
【0014】
グリップ領域の外面は、突出特徴部115の全部又は一部に、デザイン、色及び/又はテクスチャを含んでもよく、あるいは全くなくてもよく、これは、突出特徴部115に隣接する外面の残りの部分と同様とするか、又はそれとは別個とすることができる。いくつかの場合では、本体110の外面150は、突出特徴部115の周りに溝(例えば
図4Bに示す溝410を参照)を含むことができる。溝は、所望に応じて任意の長さ、幅又は深さであってもよい。一例として、溝は、約0.3mmから約2.0mmの範囲の深さを有していてもよい。溝は、周囲全体、周囲の一部分、又は突出特徴部115の長さだけを走ることができる。例えば、グリップは、突出特徴部115の第1の側に隣接する本体110の外面における第1の溝(図示せず)と、突出特徴部115の第2の側に隣接する本体110の外面における第2の溝(図示せず)とを含むことができる。溝を使用して、突出特徴部115がグリップ100の外面上でより目立つのを補助することができる。
【0015】
【0016】
いくつかの場合では、突出特徴部115は、中空本体110の他の部分よりも大きいデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で形成される。現状では、45ショアAから90ショアAのデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で突出特徴部115の領域を形成することが満足のいくものであることが判明している。いくつかの場合では、突出特徴部115は、60ショアAから90ショアAのデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で形成される。いくつかの場合では、突出特徴部115は、少なくとも80ショアAのデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で形成される。現状では、本体110の他の部分を、ショアAスケールで30から60の範囲のデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で形成することが満足のいくものであることが判明している。いくつかの場合では、本体110の他の部分は、34から35ショアAの範囲のデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で形成される。
【0017】
いくつかの場合では、本体110の全体(突出特徴部115を含む)が同じエラストマー材料(及び硬さ)で形成され、本体110の外面150の周りに嵌合される本体110とは異なる材料のラップが適用される。
【0018】
上述したように、突出特徴部115は、本体110内の別個の領域であってもよい。
図2A及び
図2Bは、グリップの本体内の突出特徴部の例示的な実装形態を示す。
図2Aを参照すると、突出特徴部230の(本体220における)領域210は、中空本体220の他の部分よりも大きいデュロメータ硬さを有するエラストマー材料で形成されている。突出特徴部の領域210のエラストマー材料は、中空本体220の内径(ID)まで延び、中空本体220のリブセクションを形成している。図示の実施例では、突出特徴部230は、本体220の外面225から第1の高さだけ突出する第1の段232と、第1の段232から第2の高さだけ突出する第2の段234とを有する2段構造を含み、第1の高さ及び第2の高さは、規制に適合するように0.040インチ以下にすることができる。また、図示の実施例には、突出特徴部230の側に隣接する溝236(例えば、第1の溝及び第2の溝を提供する)も含まれる。したがって、
図4C、
図5C、
図6C、
図7C、
図8C、
図9C、
図10C、及び
図11に示す断面は、領域210に対応する別個の領域を明示的に図示していないが、これらの突出特徴部は、突出特徴部が中空本体の内径まで延在する本体内の別個の領域の一部である状態で、
図2Aに示すものと同様に実装することができる。
【0019】
有利なことに、特定の実装形態によれば、リブセクション(領域210)は、中空本体220の周囲内径(例えば周囲表面240)と同一平面上にある。同一平面の構成は、突出高さをより大きくコントロールすることを可能にする。
図2Bに示すような代替実装形態では、リブセクション250は、中空本体220の周囲内径(例えば周囲表面240)から突出する内向き突出部260を含む。内向き突出部260を使用して、グリップがシャフトに嵌合された後に、突出特徴部に追加の高さを提供することができる。
【0020】
また、
図1Aから
図1Dに関して上述したように、いくつかの場合では、突出特徴部115は、本体110の残りの部分と一体であってもよい。
図3A及び
図3Bは、グリップの本体と一体の突出特徴部の例示的な実装形態を示す。このようなゴルフグリップは、本体の外面の周りに嵌合される本体とは異なる材料のラップをさらに含むことができる。もちろん、例えば
図2Aに関して説明したように、異なるエラストマー材料の突出特徴部の実装形態にラップを適用することが可能であることを理解されたい。
【0021】
図3Aに示すように、グリップ300は、突出特徴部320がラップ310の外面315の上に延在するように本体330の突出特徴部320に当接するラップ310を含むことができる。このようなラップを有する実装形態では、グリップが確実に規制に適合するように、ラップの外面と突出特徴部の頂部との間の高さの差が約0.040インチである限り、突出特徴部の元の高さは0.040インチより高くすることができる。
【0022】
図3Bに示すように、グリップ340は、本体330の突出特徴部320を覆うラップ350を含むことができる。ラップが突出特徴部を覆うとき、ラップの継ぎ目(図示せず)は、継ぎ目が追加のテクスチャ及び/又は高さを提供するように、突出特徴部320において位置合わせさせることができる。このようなラップを有する実装形態の場合、継ぎ目と突出特徴部とを組み合わせた高さは、ラップ(例えばラップ350)の外面(例えば外面355)から0.040インチ以下に維持することができる。
【0023】
上述したように、突出特徴部は、様々な幾何学的形状、構造又は形状を有することができる。
図4Aから
図4Cは、グリップ用の丸みを帯びた突出特徴部の斜視図及び断面図である。
図4Cを参照すると、突出特徴部405付きグリップ400は、完全な円形状の丸みを帯びた断面を有することができる。また、グリップ400は、溝410を含むことができる。
【0024】
図5Aから5Cは、グリップ用の三角形の突出特徴部の斜視図及び断面図である。
図5Cを参照すると、突出特徴部505付きグリップ500は、三角形の断面を有することができ、V字形状を形成している。
【0025】
図6A及び
図6Bは、グリップ用の台形突出特徴部の斜視図及び断面図である。
図6Bを参照すると、突出特徴部605付きグリップ600は、台形の断面を有することができる。抜き勾配は、例えば25度とすることができる。いくつかの場合では、台形の角部を緩和して、鋭利な縁部を減らすことができる。
【0026】
図7Aから7Cは、グリップ用の正方形の突出特徴部の斜視図及び断面図である。
図7Cを参照すると、突出特徴部705付きグリップ700は、完全な箱型断面を有することができる。
【0027】
図8Aから8Cは、グリップ用の細い丸みを帯びた突出特徴部の斜視図及び断面図である。
図8Cを参照すると、突出特徴部805付きグリップ800は、完全なビード形状を有する断面を有することができる。
【0028】
いくつかの場合では、突出特徴部は2段の突出部を有し、2段の突出部の第2の段が、2段の突出部の第1の段から突出し、第1の段及び第2の段の両方は、シャフトを中空本体に挿入する必要なく中空本体の外面から突出する。ここで、第1の段と第2の段とを合わせた高さは、周囲のグリップ本体の外径より約0.040インチ突出している。
【0029】
図9Aから
図9Cは、グリップ用の2段の丸みを帯びた突出特徴部の斜視図及び断面図である。
図9Cを参照すると、グリップ900は、2段の突出部910を有することができ、第1の段912が丸みを帯びた断面を有し、丸みを帯びた箱を形成し、第2の段914がビードラインである。
【0030】
図10Aから
図10Cは、グリップ用の2段の箱型突出特徴部の斜視図及び断面図である。
図10Cを参照すると、グリップ1000は、2段の突出部1010を有することができ、第1の段1012が箱型断面を有し、鋭利な箱を形成し、第2の段1014がビードラインである。
【0031】
図9Aから
図9C及び
図10Aから
図10Cに見られるように、第2の段は、第1の段の長さに沿った単一のビードとすることができる。しかしながら、いくつかの場合では、第2の段は、第1の段の長さに沿った少なくとも2つのビードで形成される。
図11は、突出特徴部の第2の段のための複数のビード付きグリップを示す。
図11を参照すると、グリップ1120用の箱型突出特徴部1110上に2つのビード1100が示されている。
【0032】
本主題は、構造的特徴及び/又は行為に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲で定義される主題は、必ずしも上述の具体的な特徴又は行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述した具体的な特徴及び行為は、特許請求の範囲を実装する実施例として開示されており、他の均等の特徴及び行為は、特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【国際調査報告】