(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-02
(54)【発明の名称】3次元カバーを有するウェアラブルコンピューティングデバイス用ディスプレイ
(51)【国際特許分類】
G09F 9/40 20060101AFI20241125BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20241125BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20241125BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20241125BHJP
【FI】
G09F9/40 302
G09F9/00 350Z
G09F9/30 365
G09F9/30 349Z
G09F9/00 366A
G06F1/16 312A
G06F1/16 312Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527556
(86)(22)【出願日】2021-12-06
(85)【翻訳文提出日】2024-07-05
(86)【国際出願番号】 US2021061954
(87)【国際公開番号】W WO2023107089
(87)【国際公開日】2023-06-15
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ,チュンホ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジュニョン
(72)【発明者】
【氏名】ハード,トリトン
(72)【発明者】
【氏名】ニールセン,イェンス・ミッチェル
(72)【発明者】
【氏名】カリノフスキ,デビッド・アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】スチュアート,ジェームス・エドワード
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094BA27
5C094DA08
5C094DA09
5C094DB05
5G435BB05
5G435EE02
5G435EE49
5G435GG43
5G435HH05
(57)【要約】
電子機器用のディスプレイが提供される。ディスプレイは、第1の複数のピクセルを有する第1の表示領域を含む。ディスプレイは、第1の表示領域の周辺部から延びる接続領域を含む。ディスプレイは、第2の複数のピクセルを有する第2の表示領域を含む。第2の表示領域は、第1の部分と、第2の部分とを含む。第1の部分は、接続領域から、第1の表示領域の周辺部の第1の部分の周りに延びる。第2の部分は、接続領域から、第1の表示領域の周辺部の第2の部分の周りに延びる。周辺部の第2の部分は、第1の表示領域の周辺部の第1の部分とは異なる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイであって、
第1の複数のピクセルを有する第1の表示領域と、
前記第1の表示領域の周辺部から延びる接続領域と、
第2の複数のピクセルを有する第2の表示領域とを備え、前記第2の表示領域は、第1の部分と、第2の部分とを含み、前記第1の部分は、前記接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第1の部分の周りに延び、前記第2の部分は、前記接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第2の部分の周りに延び、前記周辺部の前記第2の部分は前記周辺部の前記第1の部分とは異なる、ディスプレイ。
【請求項2】
前記第1の複数のピクセルに含まれるピクセルの総数は、前記第2の複数のピクセルに含まれるピクセルの総数とは異なる、請求項1に記載のディスプレイ。
【請求項3】
第1のギャップは、前記第2の表示領域の前記第1の部分と前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第1の部分との間に規定され、
第2のギャップは、前記第2の表示領域の前記第2の部分と前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第2の部分との間に規定される、任意の先行請求項に記載のディスプレイ。
【請求項4】
第1の複数の導体をさらに備え、前記第1の複数の導体の各導体は前記第1の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合され、前記ディスプレイはさらに、
第2の複数の導体を備え、前記第2の複数の導体の各導体は前記第2の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される、任意の先行請求項に記載のディスプレイ。
【請求項5】
前記第2の複数の導体の各導体は、前記接続領域を介して前記第1の表示領域から前記第2の表示領域まで延びる、請求項4に記載のディスプレイ。
【請求項7】
第1のメモリバッファと、第2のメモリバッファとを備えるディスプレイドライバ回路をさらに備え、前記第1のメモリバッファは、前記第1の複数の導体の対応する導体を介して、前記第1の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合され、前記第2のメモリバッファは、前記第2の複数の導体の対応する導体を介して、前記第2の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される、任意の先行請求項に記載のディスプレイ。
【請求項8】
ギャップは、前記第2の表示領域の前記第1の部分の端部と前記第2の表示領域の前記第2の部分の端部との間に規定される、任意の先行請求項に記載のディスプレイ。
【請求項9】
ウェアラブルコンピューティングデバイスであって、
ハウジングと、
前記ハウジングに配置された3次元カバーとを備え、前記3次元カバーは、透明材料を含み、内部容積を規定し、前記ウェアラブルコンピューティングデバイスはさらに、
前記3次元カバーによって規定された前記内部容積内に配置されたディスプレイを備え、前記ディスプレイは、
第1の複数のピクセルを有する第1の表示領域と、
前記第1の表示領域の周辺部から延びる第1の接続領域と、
第2の複数のピクセルを有する第2の表示領域とを備え、前記第2の表示領域は第1の部分と、第2の部分とを含み、前記第1の部分は、前記第1の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第1の部分の周りに延び、前記第2の部分は、前記第1の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第2の部分の周りに延び、前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第2の部分は、前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第1の部分とは異なる、ウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項10】
前記第2の表示領域の前記第1の部分及び前記第2の表示領域の前記第2の部分は、それぞれ、前記3次元カバーの内面の湾曲部分に結合される、請求項9に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項11】
前記第2の表示領域の前記第1の部分または前記第2の表示領域の前記第2の部分の少なくとも1つは、前記3次元カバーの前記内面の前記湾曲部分に積層される、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項12】
前記ディスプレイは、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイを備える、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項13】
第1のギャップは、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域の前記第1の部分との間に規定され、
第2のギャップは、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域の前記第2の部分との間に規定される、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項14】
前記ディスプレイは、
前記第1の表示領域の前記周辺部から延びる第2の接続領域をさらに備え、前記第2の接続領域は、前記第1の表示領域の前記周辺部に沿って前記第1の接続領域から離間しており、前記ディスプレイはさらに、
第3の複数のピクセルを有する第3の表示領域を備え、前記第3の表示領域は、前記第2の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第3の部分の周りに延びる第1の部分を含み、前記第3の表示領域は、前記第2の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第4の部分の周りに延びる第2の部分をさらに含む、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項15】
前記ディスプレイは、
第1の複数の導体をさらに備え、前記第1の複数の導体の各導体は、前記第1の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合され、前記ディスプレイはさらに、
第2の複数の導体を備え、前記第2の複数の導体の各導体は、前記第2の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項16】
前記第2の複数の導体の各導体は、前記第1の接続領域を介して前記第1の表示領域から前記第2の表示領域まで延びる、請求項15に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項17】
前記ディスプレイは、
第1のメモリバッファと、第2のメモリバッファとを備えるディスプレイドライバ回路をさらに備え、前記第1のメモリバッファは、前記第1の複数の導体の対応する導体を介して、前記第1の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合され、前記第2のメモリバッファは、前記第2の複数の導体の対応する導体を介して、前記第2の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項18】
前記第2の表示領域は、タッチスクリーンディスプレイとして構成される、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項19】
前記透明材料は、ガラス材料を含む、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項20】
画像センサをさらに備え、前記画像センサは、前記画像センサが前記ディスプレイの前記第2の表示領域の背後に配置されるように、前記3次元カバーの前記内部容積内に配置されている、任意の先行請求項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的にはウェアラブルコンピューティングデバイス用のディスプレイに関する。より具体的には、本開示は、3次元カバーを有するウェアラブルコンピューティングデバイス用のディスプレイに関する。
【背景技術】
【0002】
ウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、腕時計)には、ユーザーに対してコンテンツ(例えば、時間、日付など)を表示するためのディスプレイを含むことができる。ウェアラブルコンピューティングデバイスは、ユーザーが実行した活動に関するか、またはユーザーの生理状態に関するデータを収集できる。そのようなデータは、ユーザーの周りの周囲環境またはユーザーと環境との相互作用を表すデータを含むことができる。例えば、データは、ユーザーの動きに関する運動データ、及び/または心拍数、発汗レベルなどのユーザーの様々な生理学的特徴を測定することによって取得される生理学的データを含むことができる。
【発明の概要】
【0003】
本開示の実施形態の態様及び利点は、以下の説明に部分的に示されるか、または説明から学習できるか、もしくは実施形態の実践を通して学習できる。
【0004】
一態様では、ディスプレイが提供される。ディスプレイは、第1の複数のピクセルを有する第1の表示領域を含む。ディスプレイは、第1の表示領域の周辺部から延びる接続領域を含む。ディスプレイは、第2の複数のピクセルを有する第2の表示領域を含む。第2の表示領域は、第1の部分と、第2の部分とを含む。第1の部分は、接続領域から、第1の表示領域の周辺部の第1の部分の周りに延びる。第2の部分は、接続領域から、第1の表示領域の周辺部の第2の部分の周りに延びる。周辺部の第2の部分は、第1の表示領域の周辺部の第1の部分とは異なる。
【0005】
いくつかの実施態様では、第1の複数のピクセルに含まれるピクセルの総数は、第2の複数のピクセルに含まれるピクセルの総数とは異なる。
【0006】
いくつかの実施態様では、第1のギャップは、第2の表示領域の第1の部分と第1の表示領域の周辺部の第1の部分との間に規定される。さらに、第2のギャップは、第2の表示領域の第2の部分と第1の表示領域の周辺部の第2の部分との間に規定される。
【0007】
いくつかの実施態様では、ディスプレイは、第1の複数の導体と、第2の複数の導体とを含む。第1の複数の導体の各導体は、第1の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される。第2の複数のピクセルの各導体は、第2の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される。いくつかの実施態様では、第2の複数の導体の各導体は、接続領域を介して第1の表示領域から第2の表示領域まで延びる。
【0008】
いくつかの実施態様では、ディスプレイはディスプレイドライバ回路を含む。ディスプレイドライバ回路は、第1のメモリバッファと、第2のメモリバッファとを含む。第1のメモリバッファは、第1の複数のピクセルの対応する導体を介して、第1の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される。第2のメモリバッファは、第2の複数のピクセルの対応する導体を介して、第2の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される。いくつかの実施態様では、ギャップは、第2の表示領域の第1の部分の端部と第2の表示領域の第2の部分の端部との間に規定される。
【0009】
別の態様では、ウェアラブルコンピューティングデバイスが提供される。ウェアラブルコンピューティングデバイスは、ハウジングと、ハウジングに配置された3次元カバーとを含む。3次元カバーは透明な材料(例えばガラス材料)を含み、内部容積を規定する。ウェアラブルコンピューティングデバイスは、3次元カバーによって規定された内部容積内に配置されたディスプレイをさらに含む。ディスプレイは、第1の表示領域の周辺部から延びる第1の接続領域を含む。ディスプレイは、第2の複数のピクセルを有する第2の表示領域を含む。第2の表示領域は、第1の部分と、第2の部分とを含む。第1の部分は、第1の接続領域から、第1の表示領域の周辺部の第1の部分の周りに延びる。第2の部分は、第1の接続領域から、第2の表示領域の周辺部の第2の部分の周りに延びる。第1の表示領域の周辺部の第2の部分は、第1の表示領域の周辺部の第1の部分とは異なる。
【0010】
いくつかの実施態様では、第2の表示領域の第1の部分及び第2の表示領域の第2の部分はそれぞれ、3次元カバーの内面の湾曲部分に結合される。例えば、いくつかの実施態様では、第2の表示領域の第1の部分または第2の表示領域の第2の部分の少なくとも1つは、3次元カバーの内面の湾曲部分に積層される。
【0011】
いくつかの実施態様では、ディスプレイは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイを含む。
【0012】
いくつかの実施態様では、第1のギャップは、第1の表示領域と第2の表示領域の第1の部分との間に規定される。さらに、第2のギャップは、第1の表示領域と第2の表示領域の第2の部分との間に規定される。
【0013】
いくつかの実施態様では、ディスプレイは、第1の表示領域の周辺部から延びる第2の接続領域を含む。第2の接続領域は、第1の表示領域の周辺部に沿って第1の接続領域から離間している。ディスプレイは、第3の複数のピクセルを有する第3の表示領域をさらに含む。第3の表示領域は、第2の接続領域から、第1の表示領域の周辺部の第3の部分の周りに延びる第1の部分を含む。第3の表示領域は、第2の接続領域から、第1の表示領域の周辺部の第4の部分の周りに延びる第2の部分を含む。
【0014】
いくつかの実施態様では、ディスプレイは、第1の複数の導体と、第2の複数の導体とを含む。第1の複数の導体の各導体は、第1の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される。第2の複数のピクセルの各導体は、第2の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される。いくつかの実施態様では、第2の複数の導体の各導体は、第1の接続領域を介して第1の表示領域から第2の表示領域まで延びる。
【0015】
いくつかの実施態様では、ディスプレイはディスプレイドライバ回路を含む。ディスプレイドライバ回路は、第1のメモリバッファと、第2のメモリバッファとを含む。第1のメモリバッファは、第1の複数のピクセルの対応する導体を介して、第1の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される。第2のメモリバッファは、第2の複数のピクセルの対応する導体を介して、第2の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される。いくつかの実施態様では、ギャップは、第2の表示領域の第1の部分の端部と第2の表示領域の第2の部分の端部との間に規定される。
【0016】
いくつかの実施態様では、ディスプレイの第2の表示領域はタッチスクリーンディスプレイとして構成される。いくつかの実施態様では、ウェアラブルコンピューティングデバイスは、画像センサがディスプレイの第2の表示領域の背後に配置されるように、3次元カバーの内部容積内に配置された画像センサをさらに含む。
【0017】
本開示の様々な実施形態のこれらの及び他の特徴、態様及び利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を参照してよりよく理解されるようになる。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示の例示的な実施形態を説明し、説明と併せて、関連する原理を説明する役目を果たしている。
【0018】
当業者を対象とした発明を実施するための形態は、添付の図を参照する本明細書に説明されている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本開示のいくつかの実施態様によるウェアラブルコンピューティングデバイスを示す。
【
図2】本開示のいくつかの実施態様によるウェアラブルコンピューティングデバイスの断面図を示す。
【
図3】本開示のいくつかの実施態様によるウェアラブルコンピューティングデバイスの分解組立図を示す。
【
図4】本開示のいくつかの実施態様によるウェアラブルコンピューティングデバイスの3次元カバーの透視図を示す。
【
図5】本開示のいくつかの実施態様による
図4の3次元カバーの底面図を示す。
【
図6】本開示のいくつかの実施態様による3次元カバーを有するウェアラブルコンピューティングデバイスのディスプレイの透視図を示す。
【
図7】本開示のいくつかの実施態様による
図6のディスプレイの断面図を示す。
【
図8】本開示のいくつかの実施態様による、
図4の3次元カバーの上面図を示し、
図6のディスプレイがその内部容積内に配置されている。
【
図9】本開示のいくつかの実施態様による、
図4の3次元カバーの側面図を示し、
図6のディスプレイがその内部容積内に配置されている。
【
図10】本開示のいくつかの実施態様による
図6のディスプレイのピクセルの電気接続の概略図を示す。
【
図11】本開示のいくつかの実施態様による3次元カバーを有するウェアラブルコンピューティングデバイスの別のディスプレイの透視図を示す。
【
図12】本開示のいくつかの実施態様による
図11のディスプレイの断面図を示す。
【
図13】本開示のいくつかの実施態様による、
図4の3次元カバーの上面図を示し、
図11のディスプレイがその内部容積内に配置されている。
【
図14】本開示のいくつかの実施態様による、
図4の3次元カバーの側面図を示し、
図11のディスプレイがその内部容積内に配置されている。
【
図15】本開示のいくつかの実施態様による、
図4の3次元カバーの別の側面図を示し、
図11のディスプレイがその内部容積内に配置されている。
【
図16】本開示のいくつかの実施態様による
図11のディスプレイのピクセルの電気接続の概略図を示す。
【
図17】本開示のいくつかの実施態様によるウェアラブルコンピューティングデバイスの3次元カバーの内部容積内に配置された画像センサを示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
ここで本開示の実施形態を詳細に参照し、その例の1つ以上を図面に示す。各例は、本開示の説明として提供され、本開示の限定ではない。実際、本開示の範囲または精神から逸脱することなく、本開示において様々な修正及び変形をなし得ることが当業者には明らかであろう。例えば、一実施形態の一部として図示または説明されている特徴を別の実施形態と使用して、さらに別の実施形態を生み出すことができる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物の範囲内に入るような修正形態及び変形形態を網羅することを意図する。
【0021】
本開示の例示的な態様は、例えば、ユーザーの手首に装着できるウェアラブルコンピューティングデバイスを対象とする。ウェアラブルコンピューティングデバイスは、ハウジングと、ディスプレイとを含むことができる。ディスプレイは、ユーザーが見るためのコンテンツを表示するように構成できる。ウェアラブルコンピューティングデバイスは、カバーがディスプレイ上に配置されるようにハウジングに配置されたカバーをさらに含むことができる。このようにして、カバーは、ディスプレイを損傷する(例えば、傷つく)ことから保護できる。さらに、カバーは、透明材料(例えば、ガラス)を含むことができる。このようにして、ユーザーはカバーを通してディスプレイ上のコンテンツを見ることができる。
【0022】
本開示の例示的な態様は、内部容積を規定する3次元カバーを有するウェアラブルコンピューティングデバイスで使用できるディスプレイ(例えば、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ)を対象とする。ディスプレイは、第1の表示領域(例えば、メイン表示領域)と、第2の表示領域(例えば、二次表示領域)とを含むことができる。第1の表示領域及び第2の表示領域が、それぞれ複数のピクセルを含むことを理解されたい。
【0023】
第1の表示領域は、3次元カバーの第1の部分(例えば、平坦部分)の内面に結合(例えば、積層)することができる。このようにして、第1の表示領域は、3次元カバーの第1の部分を通して見るためのコンテンツを表示できる。さらに、第2の表示領域は、3次元カバーの第2の部分(例えば、湾曲部分)の内面に結合(例えば、積層)することができる。このようにして、ディスプレイの第2の表示領域は、3次元カバーガラスの第2の部分(例えば、湾曲部分)を通して、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを提供できる。
【0024】
ディスプレイは、第1の表示領域の周辺部から第2の表示領域まで延びる接続領域(例えば、ピクセルを有さない領域)を含むことができる。さらに、第2の表示領域は、接続領域から延びることができる。例えば、第2の表示領域は、第1の方向に(例えば、右回りに)接続領域から延びる第1の部分と、第1の方向とは反対である第2の方向に(例えば、左回りに)接続領域から延びる第2の部分とを含むことができる。このようにして、第2の表示領域の第1の部分は、第1の表示領域の周辺部の第1の部分の周りに延びることができ、一方、第2の表示領域の第2の部分は、第1の表示領域の周辺部の第2の部分の周りに延びることができる。第1の表示領域の周辺部の第2の部分が、第1の表示領域の周辺部の第2の部分とは異なる(例えば、重なり合わない)ことを理解されたい。このようにして、第2の表示領域の第1の部分及び第2の表示領域の第2の部分は重なり合わない。
【0025】
いくつかの実施態様では、接続領域は第1の表示領域に対して曲げやすい。例えば、ディスプレイの接続領域は、第1の表示領域に対して下方に曲げることができる。このようにして、第2の表示領域は、第2の表示領域を3次元カバーの湾曲した内面に結合(例えば、積層)するために第2の表示領域を配置するために、第1の表示領域に対して曲げることができる。代替実施態様では、接続領域は湾曲している場合がある。例えば、接続領域は、2つの方向(例えば、半径方向及び垂直方向)に沿って第1の表示領域から延びることができる。
【0026】
ディスプレイは、第1の複数の導体と、第2の複数の導体とを含むことができる。第1の複数の導体の各導体は、第1の表示領域に含まれる複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合できる。さらに、第2の複数の導体の各導体は、第2の表示領域に含まれる複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合できる。このようにして、第1の表示領域及び第2の表示領域は、互いと関係なく制御できる。
【0027】
ディスプレイは、表示領域(例えば、第1の表示領域、第2の表示領域)ごとに専用のメモリバッファを有するディスプレイドライバ回路を含むことができる。例えば、ディスプレイは、第1のメモリバッファと、第2のメモリバッファとを含むことができる。第1のメモリバッファは、第1の複数の導体の対応する導体を介して、第1の表示領域のピクセルのそれぞれに通信可能に結合できる。第2のメモリバッファは、第2の複数の導体の対応する導体を介して、第2の表示領域のピクセルのそれぞれに通信可能に結合できる。このようにして、第1の表示領域及び第2の表示領域は、別々に制御できる。例えば、いくつかの実施態様では、第2の表示領域は、常時表示ディスプレイ(AOD)として機能するように制御できる。
【0028】
本開示の例示的な態様によるウェアラブルコンピューティングデバイスは、多数の技術的な効果及び利点を提供できる。例えば、ディスプレイの第1の表示領域及びディスプレイの第2の表示領域によって、ディスプレイは、ウェアラブルコンピューティングデバイスの3次元カバーの形状に一致することが可能になる。例えば、第1の表示領域は、3次元カバーの内面の平坦部分に結合することができ、一方、第2の表示領域は、3次元カバーの内面の湾曲部分の周りを囲むことができる。このようにして、第1の表示領域は、3次元カバーの平坦部分を通して見るためのコンテンツを提供することができ、一方、第2の表示領域は、3次元カバーの湾曲部分を通して見るためのコンテンツを提供できる。さらに、ディスプレイは、第1の表示領域及び第2の表示領域用の専用の導体及びメモリバッファを含むため、表示領域(例えば、第1の表示領域及び第2の表示領域)は互いと無関係に制御できる。
【0029】
なおさらに、いくつかの実施態様では、第2の表示領域はタッチスクリーンとして構成でき、それによって別個の入力デバイス(例えば、押しボタン)の必要性が排除される。第2の表示領域のタッチスクリーン機能によって、ユーザーは、異なるタッチ入力(例えば、スクロール、ボタンの押下)を提供することが可能になる。例えば、第2の表示領域のタッチスクリーンは、ウェアラブルコンピューティングデバイスに通信可能に結合されたデバイス(例えば、サーモスタット)の動作を制御することと関連付けられた入力(例えば、スクロール)をユーザーが提供するためのダイヤルとして機能できる。このようにして、第2の表示領域のタッチスクリーンによって、ユーザーは、外部デバイスのより細かな制御が可能になる。別の例として、第2の表示領域の異なる部分は、ウェアラブルコンピューティングデバイス上で実行しているエクササイズアプリケーションと関連付けられた時計を開始/停止するために、ユーザーがタッチする(例えば、押す)ことができる。さらに、時計を開始/停止するためにユーザーがタッチできる第2の表示領域の部分は、ユーザーがウェアラブルコンピューティングデバイスをどちらの手首(例えば、左手首、右手首)に着用しているのかに応じて異なる位置にある場合がある。このようにして、エクササイズアプリケーションの時計を制御するためにタッチできる第2の表示領域の部分は、ユーザーがウェアラブルコンピューティングデバイスをどちらの手首に着用しているのかに関係なくアクセス可能である。
【0030】
ここで、図を参照すると、
図1~
図3は、本開示のいくつかの実施態様によるウェアラブルコンピューティングデバイス100を示す。図示のように、ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、例えば、ユーザーの腕102(例えば、手首)に装着できる。例えば、ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、ハウジング110を含むことができる。ハウジング110は、(例えば、プリント回路基板上に配置された)1つ以上の電子部品が配置される空洞111を規定できる。例えば、ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、空洞111内に配置されたプリント回路基板120を含むことができる。さらに、1つ以上の電子部品をプリント回路基板120に配置できる。ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、ハウジング110によって規定された空洞111内に配置された電池(図示せず)をさらに含むことができる。
【0031】
ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、第1のバンド130と、第2のバンド132とを含むことができる。図示のように、第1のバンド130は、ハウジング110上の第1の位置でハウジング110に結合できる。逆に、第2のバンド132は、ハウジング110上の第2の位置でハウジング110に結合できる。さらに、第1のバンド130及び第2のバンド132は、ハウジング110をユーザーの腕102に固定するために互いに結合できる。
【0032】
いくつかの実施態様では、第1のバンド130は、バックルまたは留め金(図示せず)を含むことができる。さらに、第2のバンド132は、第2のバンド132の長さに沿って互いから離間している複数の開口(図示せず)を含むことができる。そのような実施態様では、第1のバンド130と関連付けられたバックルの突起は、第2のバンド132によって規定された複数の開口の1つを通って延びて、第1のバンド130を第2のバンド132に結合できる。
【0033】
任意の適切なタイプの固締具を使用して、第1のバンド130を第2のバンド132に結合できることを理解されたい。例えば、いくつかの実施態様では、第1のバンド130及び第2のバンド132は磁石を含むことができる。そのような実施態様では、第1のバンド130及びと第2のバンド132は、ハウジング110をユーザーの腕102に固定するために互いに磁気で結合できる。
【0034】
ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、ユーザーが見るためのコンテンツ(例えば、時間、日付、生体測定、通知など)を表示するように構成されたディスプレイ140を含むことができる。例えば、ディスプレイ140は複数のピクセルを含むことができる。いくつかの実施態様では、ディスプレイ140は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイを含むことができる。ただし、ディスプレイ140は、任意の適切なタイプのディスプレイを含むことができることを理解されたい。
【0035】
ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、カバー150がディスプレイ140の上に配置されるようにハウジング110に配置されたカバー150を含むことができる。このようにして、カバー150は、ディスプレイ140を傷つくことから保護できる。いくつかの実施態様では、ウェアラブルコンピューティングデバイス100は、ハウジング110とカバー150との間に配置されたシール(図示せず)を含むことができる。例えば、シールの第1の表面はハウジング110に接触し、シールの第2の表面はカバー150に接触できる。このようにして、ハウジング110とカバー150との間のシールは、液体(例えば、水)がハウジング110によって規定される空洞111に進入するのを防ぐことができる。
【0036】
ユーザーがディスプレイ140上に表示されている情報を見ることができるように、カバー150が光学的に透明であり得ることを理解されたい。例えば、いくつかの実施態様では、カバー150はガラス材料を含むことができる。ただし、カバー150が任意の適切な光学的に透明な材料を含むことができることを理解されたい。
【0037】
ここで
図4及び
図5を参照すると、ウェアラブルコンピューティングデバイス用の3次元カバー200が提供されている。3次元カバー200は、x軸202、y軸、及びz軸206を規定する。x軸202、y軸204、及びz軸206が、互いに対して実質的に垂直である(例えば、15度未満の差、10度未満の差、5度未満の差、1度未満の差など)ことを理解されたい。また、
図1~
図3を参照して上述したウェアラブルコンピューティングデバイス100が3次元カバー200を含むことができることも理解されたい。例えば、
図1~
図3を参照して上述したカバー150は、3次元カバー200を含むことができる。3次元カバー200の詳細をここで説明する。
【0038】
3次元カバー200は、第1の部分210と、第2の部分212とを含むことができる。3次元カバー200の第1の部分210は、x軸202及びz軸206に沿って延びることができる。このようにして、第1の部分210は実質的に平坦である場合がある。3次元カバー200の第2の部分212は、y軸204に沿って3次元カバー200の第1の部分210から延びることができる。第2の部分212は、環状の形状を有する場合がある。さらに、3次元カバー200の第2の部分212は、3次元カバー200の第1の部分210の周辺部の周りに延びることができる。このようにして、3次元カバー200の第1の部分210及び3次元カバー200の第2の部分212は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのディスプレイを配置できる内部容積230を集合的に規定できる。いくつかの実施態様では、3次元カバー200は円錐台形状を有する場合がある。
【0039】
ここで
図6及び
図7を参照すると、本開示のいくつかの実施形態によるウェアラブルコンピューティングデバイス用のディスプレイ300が提供される。いくつかの実施態様では、ディスプレイ300は、円周方向C、半径方向R、及び垂直方向Vを規定できる。ディスプレイ300は、3次元カバーを含むウェアラブルコンピューティングデバイスに実装できる。例えば、ディスプレイ300は、
図4及び
図5に示す3次元カバー200を含むウェアラブルコンピューティングデバイスで使用できる。
【0040】
図示のように、ディスプレイ300は、第1の複数のピクセル312を有する第1の表示領域310(例えば、メインディスプレイ)を含む。例えば、第1の複数のピクセル312は、第1の表示領域310のかなりの部分(例えば、90パーセント超)をカバーするために必要とされるピクセルの総数を含むことができる。第1の表示領域310は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。さらに、第1の表示領域310は実質的に環状(例えば、円形)の形状を有する場合がある。いくつかの実施態様では、第1の表示領域310は、実質的に平坦である場合がある。
【0041】
ディスプレイ300は、接続領域320を含むことができる。いくつかの実施態様では、接続領域320にいずれのピクセルもない可能性がある。このようにして、接続領域320は、コンテンツを表示できない。図示のように、接続領域320は、第1の表示領域310の周辺部314から延びる。例えば、接続領域320は、半径方向Rに沿って第1の表示領域310の周辺部314から外側に延びることができる。さらに、いくつかの実施態様では、接続領域320は湾曲している場合がある。例えば、接続領域320は、半径方向R及び垂直方向Vに沿って第1の表示領域310の周辺部314から延びることができる。
【0042】
ディスプレイ300は、第2の複数のピクセル332を有する第2の表示領域330(例えば、サブディスプレイ)を含む。このようにして、第2の表示領域330は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。いくつかの実施態様では、第2の複数のピクセル332は、第2の表示領域330のかなりの部分(例えば、90パーセント超)をカバーするために必要とされるピクセルの総数を含むことができる。図示のように、第2の複数のピクセル332は、いくつかの実施態様では、複数の行に配置できる。さらに、複数の行のそれぞれに含まれるピクセルは、円周方向Cに沿って互いから離間している場合がある。このようにして、第2の表示領域330は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。
【0043】
いくつかの実施態様では、第2の表示領域330は、常時表示ディスプレイとして構成できる。代わりにまたはさらに、第2の表示領域330はタッチスクリーンディスプレイとして構成できる。例えば、第2の表示領域330は、1つ以上のタッチセンサを含むことができる。このようにして、ユーザーは、第2の表示領域330を介してユーザー入力(例えば、タッチ、スクロールなど)を提供できる。
【0044】
図示のように、第2の表示領域330は、接続領域320から延びることができる。このようにして、第1の表示領域310及び第2の表示領域330は、接続領域320を介して一体に形成できる。第2の表示領域330は、第1の部分334と、第2の部分336とを含むことができる。図示のように、第2の表示領域330の第1の部分334は、第1の方向D1で(例えば、左回りに)接続領域320から遠位端335まで延びることができる。さらに、第2の表示領域330の第2の部分336は、第2の方向D2で(例えば、右回りに)接続領域320から遠位端337まで延びることができる。第2の方向D2が第1の方向D1と反対であることを理解されたい。このようにして、第2の表示領域330の第1の部分334は、第1の表示領域310の周辺部314の第1の部分(例えば、第1の半分)の周りに延びることができ、第2の表示領域330の第2の部分336は、第1の表示領域310の周辺部314の第2の部分(例えば、第2の半分)の周りに延びることができる。
【0045】
第1の表示領域310の周辺部314の第1の部分が、第1の表示領域310の周辺部314の第2の部分とは異なることを理解されたい。このようにして、第2の表示領域330の第1の部分334及び第2の表示領域330の第2の部分336は互いに重なり合わない。例えば、第2の表示領域330の第1の部分334の遠位端335は、円周方向Cに沿って第2の表示領域330の第2の部分336の遠位端337を越えて延びない。
【0046】
いくつかの実施態様では、第1のギャップ350は、第1の表示領域310の周辺部314と第2の表示領域330の第1の部分334との間に規定される。さらに、第2のギャップ352は、第1の表示領域310の周辺部314と第2の表示領域330の第2の部分336との間に規定される。
【0047】
いくつかの実施態様では、第2の表示領域330の第1の部分334及び第2の表示領域330の第2の部分336は、ギャップ340が、第2の表示領域330の第1の部分334の遠位端335と第2の表示領域330の第2の部分336の遠位端337との間に規定されるように互いから離間している場合がある。例えば、ギャップ340は、第2の表示領域330の第1の部分334の遠位端335と、第2の表示領域330の第2の部分336の遠位端337との間で、円周方向Cに沿って規定できる。代替実施態様では、第1の部分334の遠位端335は、第2の部分336の遠位端337との間にギャップが規定されないように、第2の部分336の遠位端337と接触する(例えば、当たる)場合がある。
【0048】
ここで
図8及び
図9を参照すると、ディスプレイ300(
図6)は、3次元カバー200によって規定された内部容積230(
図4)内に配置できる。例えば、ディスプレイ300の第1の表示領域310は、3次元カバー200の第1の部分210(例えば、平坦部分)を通して見ることができる。さらに、第2の表示領域330は、3次元カバー200の第2の部分212(例えば、湾曲部分)を通して見ることができる。このようにして、ディスプレイ300は、3次元カバー200の第1の部分210(例えば、平坦部分)及び3次元カバー200の第2の部分212(例えば、湾曲部分)を通して視認できる。いくつかの実施態様では、第2の表示領域330は、円錐形状を有する場合がある。
【0049】
ここで
図10を参照すると、ディスプレイ300は、すべての表示領域(例えば、第1の表示領域310、第2の表示領域330)が同一平面内に平らに配置されている、マウントされていない状態で示されている。図示のように、ディスプレイ300は、第1の表示領域310と関連付けられた第1の複数の導体360を含むことができる。例えば、第1の複数の導体360の各導体は、第1の複数のピクセル312の対応するピクセルに電気的に結合できる。いくつかの実施態様では、第1の複数の導体の複数の導体は、第1の複数のピクセル312のそれぞれに電気的に結合できる。そのような実施態様では、第1の複数の導体360の第1の導体は、第1の複数のピクセル312の第1のピクセルに結合することができ、データラインとして使用できる。このようにして、データは、第1の複数の導体360の第1の導体を介して、第1の複数のピクセル312の第1のピクセルに書き込むことができる。さらに、第1の複数の導体360の第2の導体は、第1のピクセルに電気的に結合することができ、走査線として使用できる。このようにして、第1のピクセルのリセットと関連付けられた電気信号は、第1の複数の導体360の第2の導体を介して提供できる。
【0050】
図示のように、ディスプレイ300は、第2の複数の導体370を含むことができる。第2の複数の導体370は、第2の複数のピクセル332の対応するピクセルに電気的に結合できる。第2の複数の導体370が、ディスプレイ300の第1の表示領域310を参照して上述した第1の複数の導体360と同じように機能できることを理解されたい。さらに、第2の複数の導体370は、ディスプレイ300の接続領域320を介して第2の表示領域330まで延びることができる。
【0051】
ディスプレイ300には、ディスプレイドライバ回路380を含むことができる。図示のように、ディスプレイドライバ回路380は、第1の複数の導体360の対応する導体を介して、第1の複数のピクセル312のそれぞれに電気的に結合できる。さらに、ディスプレイドライバ回路380は、第2の複数の導体370の対応する導体を介して、第2の複数のピクセル332のそれぞれに電気的に結合できる。このようにして、ディスプレイドライバ回路380は、第1の表示領域310(例えば、第1の複数のピクセル312)及び第2の表示領域(例えば、第2の複数のピクセル332)の動作を制御できる。
【0052】
いくつかの実施態様では、ディスプレイドライバ回路380は、第1のメモリバッファ382と、第2のメモリバッファ384とを含むことができる。第1のメモリバッファ382は、ディスプレイ300の第1の表示領域310を介して表示されるコンテンツを格納できる。さらに、第2のメモリバッファ384は、ディスプレイ300の第2の表示領域330を介して表示されるコンテンツを格納できる。このようにして、ディスプレイドライバ回路380は、ディスプレイ300の第1の表示領域310及びディスプレイ300の第2の表示領域330を別々に制御できる。例えば、ディスプレイドライバ回路380は、第1のメモリバッファ382に格納された第1のコンテンツを表示するために第1の表示領域310の動作を制御できる。さらに、ディスプレイドライバ回路380は、第2のメモリバッファ384に格納された第2のコンテンツを表示するために第2の表示領域330の動作を制御できる。いくつかの実施態様では、第2のコンテンツは第1のコンテンツとは異なる場合がある。
【0053】
ここで
図11及び
図12を参照すると、本開示のいくつかの実施態様に従って、3次元カバーを有するウェアラブルデバイス用の別のディスプレイ400が提供される。ディスプレイ400は、円周方向C、半径方向R、及び垂直方向Vを規定できる。ディスプレイ400は、3次元カバーを含むウェアラブルコンピューティングデバイスに実装できる。例えば、ディスプレイ400は、
図4及び
図5に示す3次元カバー200を含むウェアラブルコンピューティングデバイスで使用できる。
【0054】
図示のように、ディスプレイ400は、第1の複数のピクセル412を有する第1の表示領域410(例えば、メインディスプレイ)を含む。例えば、第1の複数のピクセル412は、第1の表示領域410のかなりの部分(例えば、90パーセント超)をカバーするために必要とされるピクセルの総数を含むことができる。第1の表示領域410は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。さらに、第1の表示領域410は実質的に環状の形状を有する場合がある。
【0055】
ディスプレイ400は、第1の接続領域420を含むことができる。第1の接続領域420がいずれのピクセルも含まないことを理解されたい。図示のように、第1の接続領域420は、半径方向Rに沿って第1の表示領域410から延びる。さらに、いくつかの実施態様では、第1の接続領域420は湾曲している場合がある。そのような実施態様では、第1の接続領域420は、半径方向R及び垂直方向Vに沿って第1の表示領域410から延びることができる。
【0056】
ディスプレイ400は、第2の複数のピクセル432を有する第2の表示領域430(例えば、第1のサブディスプレイ)を含む。このようにして、第2の表示領域430は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。いくつかの実施態様では、第2の複数のピクセル432は、第2の表示領域430のかなりの部分(例えば、90パーセント超)をカバーするために必要とされるピクセルの総数を含むことができる。図示のように、第2の複数のピクセル432は、いくつかの実施態様では、複数の行に配置できる。さらに、複数の行のそれぞれに含まれるピクセルは、円周方向Cに沿って互いから離間している場合がある。このようにして、第2の表示領域430は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。いくつかの実施態様では、第2の表示領域430は、常時表示ディスプレイとして構成できる。
【0057】
第2の表示領域430は、第1の接続領域420から延びることができる。このようにして、第2の表示領域430は、半径方向Rに沿って第1の表示領域410から離間している場合がある。さらに、第1の接続領域420が湾曲または屈曲している実施態様では、第2の表示領域430は、半径方向R及び垂直方向Vに沿って第1の表示領域410から離間している場合がある。
【0058】
第2の表示領域430は、第1の部分434と、第2の部分436とを含むことができる。図示のように、第2の表示領域430の第1の部分434は、第1の方向で(例えば、左回りに)円周方向Cに沿って第1の接続領域420から遠位端435まで延びることができる。さらに、第2の表示領域430の第2の部分436は、第2の方向D2で(例えば、右回りに)円周方向Cに沿って第1の接続領域420から遠位端437まで延びることができる。第2の方向D2が第1の方向D1と反対であることを理解されたい。このようにして、第2の表示領域430の第1の部分434は、第1の表示領域410の周辺部414の第1の部分(例えば、第1の4半分)の周りに延びることができ、第2の表示領域430の第2の部分436は、第1の表示領域410の周辺部414の第2の部分(例えば、第2の4半分)の周りに延びることができる。第1の表示領域410の周辺部414の第1の部分が、第1の表示領域410の周辺部414の第2の部分とは異なることを理解されたい。このようにして、第2の表示領域430の第1の部分434及び第2の表示領域430の第2の部分436は重なり合わない。
【0059】
ディスプレイ400は、第2の接続領域422を含むことができる。第2の接続領域422がいずれのピクセルも含まないことを理解されたい。図示のように、第2の接続領域422は、円周方向Cに沿って第1の接続領域420から離間しており、半径方向Rに沿って第1の表示領域410から延びる。このようにして、第1の接続領域420及び第2の接続領域422は、第1の表示領域400の周辺部414に沿って互いから離間している。さらに、いくつかの実施態様では、第2の接続領域422は湾曲している場合がある。そのような実施態様では、第2の接続領域422は、半径方向R及び垂直方向Vに沿って第1の表示領域410から延びることができる。
【0060】
ディスプレイ400は、第3の複数のピクセル442を有する第3の表示領域440(例えば、第2のサブディスプレイ)を含む。このようにして、第3の表示領域440は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。いくつかの実施態様では、第3の複数のピクセル442は、第3の表示領域440のかなりの部分(例えば、90パーセント超)をカバーするために必要とされるピクセルの総数を含むことができる。図示のように、第3の複数のピクセル442は、いくつかの実施態様では、複数の行に配置できる。さらに、複数の行のそれぞれに含まれるピクセルは、円周方向Cに沿って互いから離間している場合がある。このようにして、第3の表示領域440は、ウェアラブルコンピューティングデバイスのユーザーが見るためのコンテンツを表示できる。いくつかの実施態様では、第3の表示領域440は、常時表示ディスプレイとして構成できる。代わりにまたはさらに、第3の表示領域440はタッチスクリーンディスプレイとして構成できる。
【0061】
第3の表示領域440は、第2の接続領域422から延びることができる。このようにして、第3の表示領域440は、半径方向Rに沿って第1の表示領域410から離間している場合がある。さらに、第2の接続領域422が湾曲または屈曲している実施態様では、第3の表示領域440は、半径方向R及び垂直方向Vに沿って第1の表示領域410から離間している場合がある。
【0062】
第3の表示領域440は、第1の部分444と、第2の部分446とを含むことができる。図示のように、第3の表示領域440の第1の部分444は、第2の方向D2で(例えば、右回りに)円周方向Cに沿って第2の接続領域422から遠位端445まで延びることができる。さらに、第3の表示領域440の第2の部分446は、第1の方向D1で(例えば、左回りに)円周方向Cに沿って第2の接続領域422から遠位端447まで延びることができる。
【0063】
第2の方向D2が第1の方向D1と反対であることを理解されたい。このようにして、第3の表示領域440の第1の部分444は、第1の表示領域410の周辺部414の第3の部分(例えば、第3の4半分)の周りに延びることができ、第3の表示領域440の第2の部分446は、第1の表示領域410の周辺部414の第4の部分(例えば、第4の4半分)の周りに延びることができる。第1の表示領域410の周辺部414の第3の部分が、第1の表示領域410の周辺部414の第4の部分とは異なることを理解されたい。このようにして、第3の表示領域440の第1の部分444及び第3の表示領域440の第2の部分446は重なり合わない。さらに、第1の表示領域410の周辺部414の第3の部分及び第1の表示領域410の周辺部414の第4の部分は、第1の表示領域410の周辺部414の第1の部分及び第1の表示領域410の周辺部414の第2の部分とは異なる場合がある。このようにして、第3の表示領域440の第1の部分444及び第2の表示領域430の第1の部分434は互いに重なり合わない。さらに、第3の表示領域440の第2の部分446及び第2の表示領域430の第2の部分436は互いに重なり合わない。
【0064】
いくつかの実施態様では、第2の表示領域430の第1の部分434の遠位端435、及び第3の表示領域440の第1の部分444の遠位端445は、接触する(例えば、当たる)場合がある。そのような実施態様では、第2の表示領域430の第1の部分434の遠位端435と、第3の表示領域440の第1の部分444の遠位端445との間にギャップはない。代替実施態様では、第2の表示領域430の第1の部分434の遠位端435と、第3の表示領域440の第1の部分444の遠位端445との間にギャップを規定できる。
【0065】
いくつかの実施態様では、第2の表示領域430の第2の部分436の遠位端437、及び第3の表示領域440の第2の部分446の遠位端445は、接触する(例えば、当たる)場合がある。このようにして、第2の表示領域430の第2の部分436の遠位端437と、第3の表示領域440の第2の部分446の遠位端447の間にギャップはない。代替実施態様では、第2の表示領域430の第2の部分436の遠位端437と、第3の表示領域440の第2の部分446の遠位端447との間にギャップを規定できる。
【0066】
いくつかの実施態様では、第1のギャップ450は、第1の表示領域410の周辺部414と第2の表示領域330の第1の部分434との間に規定される。さらに、第1のギャップ450は、第1の表示領域410の周辺部414と第3の表示領域440の第1の部分444との間にさらに規定できる。さらに、いくつかの実施態様では、第2のギャップ452は、第1の表示領域410の周辺部414と第2の表示領域430の第2の部分436との間に規定できる。さらに、第2のギャップ452は、第1の表示領域410の周辺部414と第3の表示領域440の第2の部分446との間にさらに規定できる。
【0067】
ここで
図13~
図15を参照すると、ディスプレイ400(
図11)は、3次元カバー200によって規定された内部容積230(
図4)内に配置できる。例えば、ディスプレイ400の第1の表示領域410は、3次元カバー200の第1の部分210(例えば、平坦部分)を通して見ることができる。さらに、第2の表示領域430及び第3の表示領域440は、3次元カバー200の第2の部分214(例えば、湾曲部分)を通して見ることができる。このようにして、ディスプレイ400は、3次元カバー200の第1の部分210(例えば、平坦部分)及び3次元カバー200の第2の部分212(例えば、湾曲部分)を通して視認できる。
【0068】
ここで
図16を参照すると、ディスプレイ400は、すべての表示領域(例えば、第1の表示領域410、第2の表示領域430、第3の表示領域440)がディスプレイ400と同一平面内に平らに配置されている、マウントされていない状態で示されている。図示のように、ディスプレイ400は、第1の表示領域410と関連付けられた第1の複数の導体460を含むことができる。例えば、第1の複数の導体460の各導体は、第1の複数のピクセル412の対応するピクセルに電気的に結合できる。いくつかの実施態様では、第1の複数の導体の複数の導体は、第1の複数のピクセル412のそれぞれに電気的に結合できる。そのような実施態様では、第1の複数の導体460の第1の導体は、第1の複数のピクセル412の第1のピクセルに結合することができ、データラインとして使用できる。このようにして、データは、第1の複数の導体460の第1の導体を介して、第1の複数のピクセル412の第1のピクセルに書き込むことができる。さらに、第1の複数の導体360の第2の導体は、第1のピクセルに電気的に結合することができ、走査線として使用できる。このようにして、第1のピクセルのリセットと関連付けられた電気信号は、第2の導体を介して提供できる。
【0069】
図示のように、ディスプレイ400は、第2の複数の導体470を含むことができる。第2の複数の導体470は、第2の表示領域430の第2の複数のピクセル432の対応するピクセルに電気的に結合できる。第2の複数の導体470が、ディスプレイ400の第1の表示領域410を参照して上述した第1の複数の導体460と同じように機能できることを理解されたい。さらに、第2の複数の導体470は、ディスプレイ400の第1の接続領域420を介して第2の表示領域430まで延びることができる。
【0070】
ディスプレイ400は、第3の複数の導体480を含むことができる。第3の複数の導体480は、第3の表示領域440の第3の複数のピクセル442の対応するピクセルに電気的に結合できる。第3の複数の導体480が、ディスプレイ400の第1の表示領域410を参照して上述した第1の複数の導体460と同じように機能できることを理解されたい。さらに、第3の複数の導体480は、ディスプレイ400の第2の接続領域422を介して第3の表示領域440まで延びることができる。
【0071】
ディスプレイ400は、ディスプレイドライバ回路490を含むことができる。図示のように、ディスプレイドライバ回路490は、複数の導体460、470、480の対応する導体を介して、表示領域(例えば、第1の表示領域410、第2の表示領域430、第3の表示領域440)のそれぞれに電気的に結合できる。例えば、ディスプレイドライバ回路490は、第1の複数の導体460の対応する導体を介して、第1の表示領域410の第1の複数のピクセル412のそれぞれに電気的に結合できる。ディスプレイドライバ回路490は、第2の複数の導体470の対応する導体を介して、第2の表示領域430の第2の複数のピクセル432のそれぞれに電気的に結合できる。ディスプレイドライバ回路490は、第3の複数の導体480の対応する導体を介して、第3の表示領域440の第3の複数のピクセル442のそれぞれに電気的に結合できる。このようにして、ディスプレイドライバ回路380は、第1の表示領域410(例えば、第1の複数のピクセル412)、第2の表示領域(例えば、第2の複数のピクセル432)、及び第3の表示領域440(例えば、第3の複数のピクセル442)の動作を制御できる。
【0072】
いくつかの実施態様では、ディスプレイドライバ回路490は、第1のメモリバッファ492と、第2のメモリバッファ494とを含むことができる。第1のメモリバッファ492は、ディスプレイ300の第1の表示領域410を介して表示されるコンテンツを格納できる。第2のメモリバッファ494は、ディスプレイ400の第2の表示領域430及びディスプレイ400の第3の表示領域440を介して表示されるコンテンツを格納できる。このようにして、ディスプレイドライバ回路490は、ディスプレイ300の第1の表示領域410及びディスプレイ400の第2及び第3の表示領域430、440を別々に制御できる。例えば、ディスプレイドライバ回路490は、第1のメモリバッファ492に格納された第1のコンテンツを表示するために第1の表示領域410の動作を制御できる。さらに、ディスプレイドライバ回路490は、第2のメモリバッファ494に格納された第2のコンテンツを表示するために第2及び第3の表示領域430、440の動作を制御できる。
【0073】
ここで
図17を参照すると、ウェアラブルコンピューティングデバイスの画像センサ500(例えば、カメラ)は、3次元カバー200の内部容積230内に配置できる。より具体的には、画像センサ500は、ディスプレイ400(
図11)のサブディスプレイ領域(例えば、第2の表示領域430、第3の表示領域440)の背後に配置できる。このようにして、少なくとも部分的には、サブディスプレイ領域が、3次元カバー200の第2の部分212(例えば、湾曲部分)に結合(例えば、積層)されることにより、画像センサ500の視野は、ディスプレイ400のメイン表示領域(例えば、第1の表示領域410)の背後に配置された画像センサの視野と比較して、広くすることができる。
【0074】
本主題は、その様々な具体的な例示的な実施形態を参照して詳細に説明されてきたが、各例は説明のために提供されており、本開示の制限ではない。当業者は、上述の内容を理解すると、そのような実施形態の変更、変形、及び均等物を容易に作成できる。したがって、本開示は、当業者にとって容易に明らかになるような、本主題に対するそのような修正、変更、及び/または追加を含めることを除外しない。例えば、一実施形態の一部として図示または説明された特徴を別の実施形態とともに使用して、さらなる実施形態を生み出すことができる。したがって、本開示は、そのような変更、変形、及び均等物を網羅することを意図している。
【手続補正書】
【提出日】2024-10-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイであって、
第1の複数のピクセルを有する第1の表示領域と、
前記第1の表示領域の周辺部から延びる接続領域と、
第2の複数のピクセルを有する第2の表示領域とを備え、前記第2の表示領域は、第1の部分と、第2の部分とを含み、前記第1の部分は、前記接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第1の部分の周りに延び、前記第2の部分は、前記接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第2の部分の周りに延び、前記周辺部の前記第2の部分は前記周辺部の前記第1の部分とは異なる、ディスプレイ。
【請求項2】
前記第1の複数のピクセルに含まれるピクセルの総数は、前記第2の複数のピクセルに含まれるピクセルの総数とは異なる、請求項1に記載のディスプレイ。
【請求項3】
第1のギャップは、前記第2の表示領域の前記第1の部分と前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第1の部分との間に規定され、
第2のギャップは、前記第2の表示領域の前記第2の部分と前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第2の部分との間に規定される、
請求項1又は2に記載のディスプレイ。
【請求項4】
第1の複数の導体をさらに備え、前記第1の複数の導体の各導体は前記第1の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合され、前記ディスプレイはさらに、
第2の複数の導体を備え、前記第2の複数の導体の各導体は前記第2の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される、
請求項1~3のいずれか1項に記載のディスプレイ。
【請求項5】
前記第2の複数の導体の各導体は、前記接続領域を介して前記第1の表示領域から前記第2の表示領域まで延びる、請求項4に記載のディスプレイ。
【請求項6】
第1のメモリバッファと、第2のメモリバッファとを備えるディスプレイドライバ回路をさらに備え、前記第1のメモリバッファは、前記第1の複数の導体の対応する導体を介して、前記第1の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合され、前記第2のメモリバッファは、前記第2の複数の導体の対応する導体を介して、前記第2の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される、
請求項4又は5に記載のディスプレイ。
【請求項7】
ギャップは、前記第2の表示領域の前記第1の部分の端部と前記第2の表示領域の前記第2の部分の端部との間に規定される、
請求項1~6のいずれか1項に記載のディスプレイ。
【請求項8】
ウェアラブルコンピューティングデバイスであって、
ハウジングと、
前記ハウジングに配置された3次元カバーとを備え、前記3次元カバーは、透明材料を含み、内部容積を規定し、前記ウェアラブルコンピューティングデバイスはさらに、
前記3次元カバーによって規定された前記内部容積内に配置されたディスプレイを備え、前記ディスプレイは、
第1の複数のピクセルを有する第1の表示領域と、
前記第1の表示領域の周辺部から延びる第1の接続領域と、
第2の複数のピクセルを有する第2の表示領域とを備え、前記第2の表示領域は第1の部分と、第2の部分とを含み、前記第1の部分は、前記第1の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第1の部分の周りに延び、前記第2の部分は、前記第1の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第2の部分の周りに延び、前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第2の部分は、前記第1の表示領域の前記周辺部の前記第1の部分とは異なる、ウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項9】
前記第2の表示領域の前記第1の部分及び前記第2の表示領域の前記第2の部分は、それぞれ、前記3次元カバーの内面の湾曲部分に結合される、請求項
8に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項10】
前記第2の表示領域の前記第1の部分または前記第2の表示領域の前記第2の部分の少なくとも1つは、前記3次元カバーの前記内面の前記湾曲部分に積層される、
請求項9に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項11】
前記ディスプレイは、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイを備える、
請求項8~10のいずれか1項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項12】
第1のギャップは、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域の前記第1の部分との間に規定され、
第2のギャップは、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域の前記第2の部分との間に規定される、
請求項8~11のいずれか1項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項13】
前記ディスプレイは、
前記第1の表示領域の前記周辺部から延びる第2の接続領域をさらに備え、前記第2の接続領域は、前記第1の表示領域の前記周辺部に沿って前記第1の接続領域から離間しており、前記ディスプレイはさらに、
第3の複数のピクセルを有する第3の表示領域を備え、前記第3の表示領域は、前記第2の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第3の部分の周りに延びる第1の部分を含み、前記第3の表示領域は、前記第2の接続領域から、前記第1の表示領域の前記周辺部の第4の部分の周りに延びる第2の部分をさらに含む、
請求項8~12のいずれか1項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項14】
前記ディスプレイは、
第1の複数の導体をさらに備え、前記第1の複数の導体の各導体は、前記第1の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合され、前記ディスプレイはさらに、
第2の複数の導体を備え、前記第2の複数の導体の各導体は、前記第2の複数のピクセルの対応するピクセルに電気的に結合される、
請求項8~13のいずれか1項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項15】
前記第2の複数の導体の各導体は、前記第1の接続領域を介して前記第1の表示領域から前記第2の表示領域まで延びる、請求項
14に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項16】
前記ディスプレイは、
第1のメモリバッファと、第2のメモリバッファとを備えるディスプレイドライバ回路をさらに備え、前記第1のメモリバッファは、前記第1の複数の導体の対応する導体を介して、前記第1の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合され、前記第2のメモリバッファは、前記第2の複数の導体の対応する導体を介して、前記第2の複数のピクセルのそれぞれに通信可能に結合される、
請求項14又は15に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項17】
前記第2の表示領域は、タッチスクリーンディスプレイとして構成される、
請求項8~16のいずれか1項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項18】
前記透明材料は、ガラス材料を含む、
請求項8~17のいずれか1項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【請求項19】
画像センサをさらに備え、前記画像センサは、前記画像センサが前記ディスプレイの前記第2の表示領域の背後に配置されるように、前記3次元カバーの前記内部容積内に配置されている、
請求項8~18のいずれか1項に記載のウェアラブルコンピューティングデバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
ここで
図4及び
図5を参照すると、ウェアラブルコンピューティングデバイス用の3次元カバー200が提供されている。3次元カバー200は、x軸202、y軸
204、及びz軸206を規定する。x軸202、y軸204、及びz軸206が、互いに対して実質的に垂直である(例えば、15度未満の差、10度未満の差、5度未満の差、1度未満の差など)ことを理解されたい。また、
図1~
図3を参照して上述したウェアラブルコンピューティングデバイス100が3次元カバー200を含むことができることも理解されたい。例えば、
図1~
図3を参照して上述したカバー150は、3次元カバー200を含むことができる。3次元カバー200の詳細をここで説明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
ディスプレイ400は、第2の接続領域422を含むことができる。第2の接続領域422がいずれのピクセルも含まないことを理解されたい。図示のように、第2の接続領域422は、円周方向Cに沿って第1の接続領域420から離間しており、半径方向Rに沿って第1の表示領域410から延びる。このようにして、第1の接続領域420及び第2の接続領域422は、第1の表示領域410の周辺部414に沿って互いから離間している。さらに、いくつかの実施態様では、第2の接続領域422は湾曲している場合がある。そのような実施態様では、第2の接続領域422は、半径方向R及び垂直方向Vに沿って第1の表示領域410から延びることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】
いくつかの実施態様では、第1のギャップ450は、第1の表示領域410の周辺部414と第2の表示領域430の第1の部分434との間に規定される。さらに、第1のギャップ450は、第1の表示領域410の周辺部414と第3の表示領域440の第1の部分444との間にさらに規定できる。さらに、いくつかの実施態様では、第2のギャップ452は、第1の表示領域410の周辺部414と第2の表示領域430の第2の部分436との間に規定できる。さらに、第2のギャップ452は、第1の表示領域410の周辺部414と第3の表示領域440の第2の部分446との間にさらに規定できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
ここで
図16を参照すると、ディスプレイ400は、すべての表示領域(例えば、第1の表示領域410、第2の表示領域430、第3の表示領域440)がディスプレイ400と同一平面内に平らに配置されている、マウントされていない状態で示されている。図示のように、ディスプレイ400は、第1の表示領域410と関連付けられた第1の複数の導体460を含むことができる。例えば、第1の複数の導体460の各導体は、第1の複数のピクセル412の対応するピクセルに電気的に結合できる。いくつかの実施態様では、第1の複数の導体の複数の導体は、第1の複数のピクセル412のそれぞれに電気的に結合できる。そのような実施態様では、第1の複数の導体460の第1の導体は、第1の複数のピクセル412の第1のピクセルに結合することができ、データラインとして使用できる。このようにして、データは、第1の複数の導体460の第1の導体を介して、第1の複数のピクセル412の第1のピクセルに書き込むことができる。さらに、第1の複数の導体
460の第2の導体は、第1のピクセルに電気的に結合することができ、走査線として使用できる。このようにして、第1のピクセルのリセットと関連付けられた電気信号は、第2の導体を介して提供できる。
【国際調査報告】