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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-03
(54)【発明の名称】ソーラーモジュールの製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 31/05 20140101AFI20241126BHJP
   B23K 35/363 20060101ALI20241126BHJP
【FI】
H01L31/04 570
B23K35/363 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532661
(86)(22)【出願日】2022-12-09
(85)【翻訳文提出日】2024-05-30
(86)【国際出願番号】 EP2022025566
(87)【国際公開番号】W WO2023110146
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】202111058806
(32)【優先日】2021-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】598085065
【氏名又は名称】アルファ・アセンブリー・ソリューションズ・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ALPHA ASSEMBLY SOLUTIONS INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100221501
【弁理士】
【氏名又は名称】式見 真行
(72)【発明者】
【氏名】プジャリ、ナラハリ
(72)【発明者】
【氏名】クリシカ、ピー エム
(72)【発明者】
【氏名】サルカール、シウリ
【テーマコード(参考)】
5F251
【Fターム(参考)】
5F251EA19
5F251FA14
5F251JA03
5F251JA04
5F251JA05
(57)【要約】
ソーラーモジュールを製造する方法であって、当該方法は、金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池に接続することと、透明カバーシートを2つ以上の太陽電池に適用することと、を含み、金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池の各太陽電池に接続することは、表面上にバスバーを有する太陽電池を供給することと、接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給することと、バスバーと接触面との間にはんだを供給することと、金属インターコネクタをバスバーに接続するためにはんだをリフローすることと、を含み、はんだフラックスが反射添加剤を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーラーモジュールを製造する方法であって、
金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池に接続することと、
前記2つ以上の太陽電池に透明カバーシートを適用することと、を含み、
前記金属インターコネクタを前記2つ以上の太陽電池の各太陽電池に接続することは、
表面にバスバーを有する太陽電池を供給することと、
接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給することと、
前記バスバーと前記接触面との間にはんだを供給することと、
前記金属インターコネクタを前記バスバーに接続するために前記はんだをリフローすることと、を含み、
前記はんだフラックスは、反射性添加剤を含む、方法。
【請求項2】
前記反射性添加剤が染料及び/又は顔料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記反射性添加剤が、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化クロム、及びフェロシアン化第二鉄アンモニウムのうちの1つ以上を含む顔料を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記反射性添加剤が、二酸化チタンを含む顔料を含み、好ましくは前記二酸化チタンがフレークの形態であり、より好ましくは前記酸化チタンフレークがアルミナ及び/又はジルコニアでコーティングされている、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記染料が蛍光染料を含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記はんだフラックスが、蛍光増白剤をさらに含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記反射性添加剤が白色又は黄色である、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記フラックスが、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、0.1~15重量%の反射性添加剤、好ましくは0.3~2重量%の反射性添加剤を含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記はんだフラックスが、アクリル樹脂バインダ、好ましくはメタクリル樹脂バインダをさらに含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記はんだフラックスが、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、1~10重量%のアクリル樹脂バインダ、好ましくは2~6重量%のアクリル樹脂バインダを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記はんだフラックスが、ビニル樹脂バインダをさらに含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記はんだフラックスが、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、0.1~5重量%のビニル樹脂バインダ、好ましくは0.5~2重量%のビニル樹脂バインダを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記はんだフラックスが、アクリル樹脂バインダ及びビニル樹脂バインダを含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記はんだフラックスが、活性剤、好ましくはジカルボン酸を含む活性剤をさらに含み、好ましくは、前記ジカルボン酸が、アジピン酸、グルタル酸及びコハク酸のうちの1つ以上から選択される、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記はんだフラックスが、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、1~5重量%の活性剤を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記はんだフラックスが、樹脂、ロジン、湿潤剤、消泡剤、可塑剤、及び分散剤のうちの1つ以上をさらに含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記バスバーが、銅、スズ又は銀の接続パッドを備え、前記はんだをリフローすることが、前記金属インターコネクタを前記銅、スズ又は銀の接続パッドに接続する、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記金属インターコネクタが銅又は銅合金リボンを含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記透明カバーシートが、ガラス、好ましくはテクスチャガラスを含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
金属インターコネクタを太陽電池に接続する方法であって、
表面にバスバーを有する太陽電池を供給することと、
接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給することと、
前記バスバーと前記接触面との間にはんだを供給することと、
前記金属インターコネクタを前記バスバーに接続するために前記はんだをリフローすることと、を含み、
前記はんだフラックスは、反射性添加剤を含む、方法。
【請求項21】
太陽電池用の金属インターコネクタであって、前記金属インターコネクタは、表面上にはんだフラックスを有し、前記はんだフラックスは、反射性添加剤を含み、実質的に溶媒を含まない、金属インターコネクタ。
【請求項22】
固体成分及び任意選択で溶媒を含むはんだフラックスであって、前記固体成分が反射性添加剤を含む、はんだフラックス。
【請求項23】
前記はんだフラックスは、85~95重量%の溶媒を含む、請求項22に記載のはんだフラックス。
【請求項24】
前記溶媒がイソプロピルアルコールを含む、請求項22又は23に記載のはんだフラックス。
【請求項25】
前記はんだフラックスの総重量に基づいて、
85~95重量%のイソプロピルアルコール溶媒と、
0.5~10重量%のメタクリル樹脂バインダと、
0.1~5重量%のビニル樹脂バインダと、
1~5重量%の活性剤と、
0.3~2重量%の反射性添加剤であって、好ましくは前記反射性添加剤が、二酸化チタンを、より好ましくは粉末の形態で含む、反射性添加剤と、
任意選択で、0.1~2重量%の湿潤剤と、を含む、請求項22~24のいずれか一項に記載のはんだフラックス。
【請求項26】
前記はんだフラックスが実質的に溶媒を含まない、請求項22に記載のはんだフラックス。
【請求項27】
固体成分及び任意選択で溶媒を含むはんだフラックスであって、前記固体成分が黒色及び/又は青色顔料を含む、はんだフラックス。
【請求項28】
前記黒色及び/又は青色顔料が、酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料並びにカーボンブラックから選択される、請求項27に記載のはんだフラックス。
【請求項29】
前記はんだフラックスの総重量に基づいて、
85~95重量%のイソプロピルアルコール溶媒と、
0.5~10重量%のメタクリル樹脂バインダと、
0.1~5重量%のビニル樹脂バインダと、
1~5重量%の活性剤と、
0.5~2重量%の黒色顔料であって、酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料並びにカーボンブラックから選択される黒色顔料と、
任意選択で、0.1~2重量%の湿潤剤と、を含む、請求項27又は28に記載のはんだフラックス。
【請求項30】
前記はんだフラックスが実質的に溶媒を含まない、請求項27に記載のはんだフラックス。
【請求項31】
請求項1~19のいずれか一項に記載の方法に従って製造された、ソーラーモジュール。
【請求項32】
請求項21に記載の金属インターコネクタを製造する方法であって、
金属インターコネクタを供給することと、
請求項22~25のいずれか一項に記載のはんだフラックスを供給することと、
前記はんだフラックスを前記金属インターコネクタに塗布することと、
蒸発によって前記はんだフラックスから溶媒を除去することと、を含む、方法。
【請求項33】
請求項21に記載の金属インターコネクタを製造する方法であって、
金属インターコネクタを供給することと、
請求項26に記載のはんだフラックスを供給することと、
前記はんだフラックスを溶融することと、
溶融した前記はんだフラックスを前記金属インターコネクタに塗布することと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソーラーモジュールの製造方法、金属インターコネクタを太陽電池に接続する方法、太陽電池用の金属インターコネクタ、はんだフラックス、ソーラーモジュール、及び金属インターコネクタの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光起電力(Photovoltaic、PV)モジュールの組み立てにおいて、結晶シリコン(c-Si)太陽電池の相互接続は、典型的には、はんだ付けを使用する自動化された複合タビング及びストリンギング装置を使用することによって達成される。はんだ付けはフラックスを利用する。フラックスは、はんだ及び基板の両方の酸化物表面層と反応し、それによって酸化物表面層を除去する。これにより、リフロー中に清浄な金属が提供されることが保証され、その結果、濡れ及び関連する接合形成が進行することができる。フラックスは、典型的には液体であり、化学活性剤パッケージ、添加剤、溶媒系及び任意選択でロジン又は合成樹脂からなる。歴史的に、ソーラー産業はアルコールベースのフラックス配合物を使用してきた。
【0003】
工業用太陽電池を前面グリッドパターンと相互接続するために、平坦なはんだ被覆銅線は、通常、前面及び裏面上の2~20本のバスバーにはんだ付けされる。ワイヤ内の抵抗電力損失を最小にし、セル内の応力を最小にするために、これらのワイヤは細く幅広である。しかしながら、これらのワイヤによるセルのシェーディングは、カプセル化されたモジュールにおける著しい電力損失、いわゆる「シェーディング損失」を表す。
【0004】
このシェーディング損失を排除するために、研究者らは以前に、すべての接点がセルの後側に配置されるか、又はセルの後側に導かれるセル設計を探求してきた。しかしながら、そのようなセル設計は、複雑かつ高価であり好ましくない。
【0005】
代替手法では、第24回欧州PVSEC、2009年9月23日、ハンブルク、ドイツでSachsらによって発表された「Light-Capturing Interconnect Wire For 2% Module Power Gain」において、リボンの上面に三角形の溝を形成し、表面を銀などの反射層でコーティングすることが記載されている。溝は、入射光が、ガラス-空気界面で全内部反射を受けるのに十分に浅い角度でモジュールのガラスカバーシートに向かって上向きに反射され、太陽電池上に下向きに反射されるように設計される。バスバーに当たる光の80%もが潜在的に再捕捉され得、工業用太陽電池を用いた実験は、標準ワイヤを用いた対照と比較して、この光捕捉相互接続ワイヤを使用したカプセル化電池電流及び電力において2%の相対利得を示すと主張されている。しかしながら、このような手法は高価であり、垂直に入射する放射線に対してのみ良好に機能する。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、先行技術に関連する問題の少なくとも一部に取り組むこと、又は少なくとも、それに対して商業的に許容可能な代替策を提供することを希求する。
【0007】
本発明は、ソーラーモジュールの製造方法を提供し、この方法は、
金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池に接続することと、
2つ以上の太陽電池に透明カバーシートを適用することと、を含み、
金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池の各太陽電池に接続することは、
表面にバスバーを有する太陽電池を供給することと、
接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給することと、
バスバーと接触面との間にはんだを供給することと、
金属インターコネクタをバスバーに接続するためにはんだをリフローすることと、を含み、
はんだフラックスは、反射性添加剤を含む。
【0008】
本明細書で定義される各態様又は実施形態は、別途明確に示されない限り、任意の他の態様又は実施形態と組み合わせることができる。特に、好ましい又は有利であると示される任意の特徴は、好ましい又は有利であると示される任意の他の特徴と組み合わされてもよい。
【0009】
本発明者らは、驚くべきことに、得られたソーラーモジュールが、従来のソーラーモジュールと比較して低減されたシェーディング損失を示すことを見出した。
【0010】
フラックス中に反射コーティングが存在するため、はんだのリフローに続いて、金属インターコネクタは、その表面上に反射コーティングを備える。そのような反射コーティングは、少なくとも10%、より典型的には少なくとも20%、さらにより典型的には少なくとも30%、さらにより典型的には少なくとも35%、さらにより典型的には約40%の反射率を有することができる。使用時にこのような反射コーティングは光の散乱を増加させる。理論に束縛されるものではないが、散乱光子の約53%は、全内部反射角(ΦTIR=42°)よりも大きい角度で透明カバーシート/空気境界に当たった後、統計的に太陽電池に当たり、電流を誘導すると考えられる。これは、45%までの量子効率の増加を引き起こし得る。このより高い量子効率は、短絡電流密度の増加につながり、したがって、リボンの光学的に不活性な幅が減少する。
【0011】
有利なことに、従来のソーラーモジュールと比較して、そのような低減されたシェーディング損失は、入射放射線の角度にかかわらず提供され得る。さらに、ソーラーモジュールを製造する従来の方法と比較して、本発明の方法は単純かつ低コストである。
【0012】
本明細書で使用される「太陽電池」又は「光起電力セル」という用語は、物理的及び化学的現象である光起電力効果によって光エネルギーを直接電気に変換する電気デバイスを包含し得る。本明細書で使用される「ソーラーモジュール」又は「光起電力パネル」という用語は、すべてが1つの平面内に配向された、統合されたグループ内の複数の太陽電池を包含し得る。光起電力モジュールは、太陽に面する側にガラスシートを有することが多く、半導体ウェハを保護しながら光を通過させる。
【0013】
この方法は、金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池に接続することを含む。本明細書で使用する「金属インターコネクタ」という用語は、導電性ワイヤ又はリボンを包含することができる。「金属」とは、インターコネクタが金属又は合金から形成されるか、又は金属又は合金を含むことを意味する。このような接続は電気的接続である。2つ以上の太陽電池は、金属インターコネクタを介して互いに接続される。典型的には、金属インターコネクタは、第1の端部及び第2の端部を備え、1つの太陽電池が第1の端部に接続され、別の太陽電池が第2の端部に接続される。典型的には、金属コネクタは、1つの太陽電池の上部(すなわち、光に面する)表面を別の太陽電池の底部(すなわち、光に面していない表面)と接続し、すなわち、金属インターコネクタは、1つの太陽電池の正の表面を別の太陽電池の負の表面に接続し得る。
【0014】
本方法は、透明カバーシートを2つ以上の太陽電池に適用することを含む。具体的には、透明カバーシートは、2つ以上の太陽電池の外側表面に、より具体的には、使用時に入射光を受ける表面、すなわち太陽に面する表面に適用される。透明カバーシートは、太陽電池を物理的に保護しながら、光が下にある太陽電池まで通過することを可能にし得る。
【0015】
金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池の各太陽電池に接続することは、その表面上にバスバーを有する太陽電池を供給することを含む。「バスバー」という用語は、当技術分野における用語であり、本明細書で使用される場合、金属ストリップ又はバーを包含し得る。
【0016】
金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池の各太陽電池に接続することは、その接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給することを含む。「はんだフラックス」という用語は、当技術分野における用語であり、本明細書で使用される場合、化学洗浄剤、流動化剤、又は浄化剤を包含し得る。はんだフラックスは、はんだ付けされる表面から酸化金属を除去し、空気を締め出してさらなる酸化を防止し、及び/又はアマルガム化を容易にすることによって液体はんだの濡れ特性を改善することができる。本明細書で使用される「接触面」という用語は、太陽電池に接続される表面、並びに最終的な太陽電池モジュールにおいて入射光に面する表面(「受光」面)からなる表面を包含し得る。金属インターコネクタがリボンの形態である場合、接触面はリボンの上面及び下面の両方を含む。典型的には、接触面は、実質的にインターコネクタの外面全体を包含する。
【0017】
バスバーと接触面との間にはんだを供給することは、典型的には、バスバーと接触面との間にはんだを挟むことを含む。はんだは、典型的には、バスバー及び接触面の両方と接触するように設けられる。本明細書で使用される「はんだ」という用語は、金属加工品間に永久的な結合を生成するために使用される可融性金属合金を包含し得る。はんだは、冷却後に部品に付着して接続するために溶融されるが、はんだとして使用するのに適した合金は、接合される部品よりも低い融点を有する必要がある。
【0018】
はんだは、接触面に予め塗布されてもよい。言い換えれば、「接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給する」ステップ及び「バスバーと接触面との間にはんだを供給する」ステップは、その接触面上にはんだフラックス及びはんだを有する金属インターコネクタを供給する工程と、はんだが接触面とバスバーとの間に位置するように、太陽電池及び金属インターコネクタを配向する工程とを構成し得る。
【0019】
はんだフラックスは反射性添加剤を含む。本明細書で使用される「反射性添加剤」という用語は、光、特に太陽光を反射することができる種を包含し得る。反射性添加剤は、典型的には、はんだフラックスの液体成分中に懸濁された固体種である。
【0020】
反射性添加剤は、好ましくは染料及び/又は顔料を含む。そのような種は、反射コーティングに高レベルの反射率を提供することができ、それによってインターコネクタの光学的に不活性な幅を減少させる。
【0021】
反射性添加剤は、好ましくは顔料を含む。染料と比較して、顔料は増加した色堅牢度を示す。したがって、経時的なソーラーモジュールの性能の低下が低減する。さらに、染料と比較して、顔料は燃焼性が低い傾向があり、したがって火災の危険性を減少させる。
【0022】
染料と比較して、顔料は、従来のフラックス液に溶けにくい傾向があり、低レベルの分散を示し得る。結果として、顔料は、好ましくは、ポリオール、シラン、アミン及びアミン塩のうちの1つ以上でコーティングされる。このような種は、コーティングとの適合性を改善し、分散を増加させ、及び/又はフラックスの保管中の凝集を低減することができる。
【0023】
反射性添加剤は、好ましくは、鉄酸化物、亜鉛酸化物、アルミニウム酸化物、二酸化チタン(例えば、葉状(infoliated)TiO発泡体)、クロム酸化物、ペリレン、フェロシアン化鉄アンモニウム、銀(例えば、銀ナノ粒子)及びアルミニウム(例えば、アルミニウムペースト)のうちの1つ以上を含む顔料を含む。そのような種は、高レベルの反射率を提供し得る。
【0024】
反射性添加剤は、好ましくは二酸化チタンを含む顔料を含み、より好ましくは二酸化チタンがフレークの形態であり、さらにより好ましくは酸化チタンフレークがアルミナ及び/又はジルコニアでコーティングされている。このような種は、本発明での使用に特に適しており、特に高レベルの反射率を提供することができる。好ましくは、これらの種は、上で論じた理由のために、ポリオール、シラン、並びにアミン及びアミン塩のうちの1つ以上でコーティングされる。
【0025】
顔料は、好ましくは粒子(例えば、粉末)、より好ましくはフレークの形態である。そのような形態は、高レベルの反射率及び光散乱を提供し得る。粒子又はフレークは、好ましくは0.5~5μm、より好ましくは1~2μmの最長寸法を有する。そのようなサイズにより、顔料がフラックス中により容易に組み込まれることが可能になり得る。
【0026】
染料は、好ましくは蛍光染料(「レーザー」染料としても知られる)を含む。蛍光染料の存在は、ソーラーモジュールの量子効率を増加させ得る。このような染料の例としては、ローダミンbのようなローダミンベースの染料、酸-52、蛍光グリーン、フルオレセイン、ATToシリーズ染料、Cy2、tamra、Cal fluor red 590及びペリレン染料が挙げられるが、これらに限定されない。
【0027】
はんだフラックスは、蛍光増白剤をさらに含んでもよい。本明細書で使用するとき、用語「蛍光増白剤」は、電磁スペクトルの紫外及び紫色領域(通常340~370nm)の光を吸収し、蛍光によって青色領域(典型的には420~470nm)の光を再放出する化合物を包含し得る。これは、「白色化」効果を引き起こし、したがって、反射率を増加させ得る。好適な蛍光増白剤としては、例えば、OB、OB-1、KCB、KSN、FP-127、KB、4BK、DBH、ER-1、ER-2、ER-3、CXT、VBL、BBU及びCBS-Xが挙げられる。
【0028】
反射性添加剤は、好ましくは白色又は黄色であり、より好ましくは白色である。そのような色は、高レベルの反射率を提供する。
【0029】
フラックスは、フラックスの総重量に基づいて、0.1~15重量%の反射性添加剤、好ましくは0.3~2重量%の反射性添加剤を含む。そのような量は、はんだ付けされる表面から酸化金属を除去すること、空気を締め出してさらなる酸化を防止すること、及び/又は液体はんだの濡れ特性を改善することなど、はんだフラックスの他の役割を損なうことなく、高レベルの反射率を提供することができる。
【0030】
はんだフラックスは、アクリル樹脂バインダ、好ましくはメタクリル樹脂バインダをさらに含むことが好ましい。エラストマーであるそのようなバインダの存在は、フラックス、したがって得られる反射コーティングに柔軟性を提供することができる。その結果、例えばPID(Power Induced Degradation)によるソーラーモジュールの性能劣化が低減される。加えて、自動化された複合タビング及びストリンギング(Combined Tubbing and Stringing、CTS)装置における取扱い又は供給の間のチッピング又はフレーキングの低減があり得る。柔軟性は、ソーラーモジュールが任意の形状をとることを可能にすることができ、例えば、自動車、飛行機の翼、建物、ロボット、及び3次元(3-D)ディスプレイに巻き付けることが可能となる。さらに、そのようなバインダの存在により、高い動作温度であっても、はんだフラックスを実質的に「不粘着性」にすることができる。フラックスが粘着性である場合、リボンの位置合わせが損なわれる。粘着性フラックスは、位置合わせの問題を生じさせ、次に剥離強度の問題を生じさせる。また、粘着性又は粉末状の残留物がプーリ、グリッパ及び他の機械部品に付着して、頻繁な停止時間及び審美性の問題を引き起こす可能性がある。粘着性フラックスもセル破損の原因となる。フラックスが粘着性であるか、又は処理後の残留物が粘着性のままである場合、ロボットアームはストリングを適切に拾い上げることができない。これにより、組み立てられたストリングに微小亀裂が生じる可能性がある。さらに、そのようなバインダの存在は、フラックスを従来のエチルビニルアセテート(Ethyl Vinyl Acetate、EVA)積層材料と特に適合させることができる。
【0031】
はんだフラックスは、好ましくは、1~10重量%のアクリル樹脂バインダ、好ましくは2~6重量%のアクリル樹脂バインダを含む。この範囲より少ないと、十分なレベルの柔軟性及び非粘着性が提供されない場合がある。この範囲より多いと、はんだ付けされる表面から酸化金属を除去すること、空気を締め出してさらなる酸化を防止すること、及び/又は液体はんだの濡れ特性を改善することなど、はんだフラックスの他の役割が損なわれる可能性がある。
【0032】
アクリル樹脂バインダは、好ましくは、カルボキシル基、ヒドロキシル基、又はアミド基を有するアクリルポリマー、又はこれらの混合物であり、好ましくは5,000~500,000の重量平均分子量及び-20℃~+125℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーである。典型的に有用なアクリルポリマーは、アルキルメタクリレート、アルキルアクリレート、ヒドロキシアルキルアクリレート、ヒドロキシアルキルメタクリレートを含有し、スチレン、アクリル酸又はメタクリル酸を含有することができる。メタクリルアミド及びアクリルアミドのようなアミドモノマーを使用することができる。グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートのようなグリシジルモノマーも使用することができる。イソプレン系液状ゴム等も使用され得る。好ましいアクリルポリマーは、アルキル基中に1~18個の炭素原子を有するアルキルメタクリレート、アルキル基中に1~18個の炭素原子を有するアルキルアクリレート、及びヒドロキシアルキル基中に各2~4個の炭素原子を有するヒドロキシアルキルアクリレート又はヒドロキシアルキルメタクリレートである。
【0033】
はんだフラックスは、ビニル樹脂バインダをさらに含むことが好ましい。エラストマーであるそのようなバインダの存在は、フラックス、したがって得られる反射コーティングに柔軟性を提供することができる。結果として、例えば曲げの結果としてのソーラーモジュールの性能の低下が低減される。加えて、自動化された複合タビング及びストリンギング(CTS)装置における取扱い又は供給の間のチッピング又はフレーキングの低減があり得る。柔軟性は、ソーラーモジュールが任意の形状をとることを可能にすることができ、例えば、自動車、飛行機の翼、建物、ロボット、及び3次元(3-D)ディスプレイに巻き付けることが可能となる。さらに、そのようなバインダの存在により、高い動作温度であっても、はんだフラックスを実質的に「不粘着性」にすることができる。フラックスが粘着性である場合、リボンの位置合わせが損なわれる。粘着性フラックスは、位置合わせの問題を生じさせ、次に剥離強度の問題を生じさせる。また、粘着性又は粉末状の残留物がプーリ、グリッパ及び他の機械部品に付着して、頻繁な停止時間及び審美性の問題を引き起こす可能性がある。粘着性フラックスもセル破損の原因となる。フラックスが粘着性であるか、又は処理後の残留物が粘着性のままである場合、ロボットアームはストリングを適切に拾い上げることができない。これにより、組み立てられたストリングに微小亀裂が生じる可能性がある。さらに、そのようなバインダの存在は、フラックスを従来のポリオレフィン(Polyolefine、POE)及びEVA積層材料と特に適合させることができる。
【0034】
はんだフラックスは、好ましくは、0.1~5重量%のビニル樹脂バインダ、好ましくは0.5~2重量%のビニル樹脂バインダを含む。この範囲より少ないと、十分なレベルの柔軟性及び非粘着性が提供されない場合がある。この範囲より多いと、はんだ付けされる表面から酸化金属を除去すること、空気を締め出してさらなる酸化を防止すること、及び/又は液体はんだの濡れ特性を改善することなど、はんだフラックスの他の役割が損なわれる可能性がある。
【0035】
はんだフラックスは、アクリル樹脂(好ましくはメタクリル樹脂)バインダ及びビニル樹脂バインダの両方を含むことが好ましい。
【0036】
はんだフラックスは、好ましくは実質的にハロゲンを含まず、より好ましくはハロゲンを含まない。ハロゲン含有はんだフラックスと比較して、これは、金属インターコネクタ及び太陽電池を形成する材料に対してのはんだフラックスの攻撃性を減じることができる。これにより、ソーラーモジュールの信頼性を改善することができ、ソーラーモジュールが加速劣化試験IEC61215に合格することを可能にし得る。さらに、ハロゲンイオンがセル上に残り、移動して電流短絡を引き起こす可能性がある。
【0037】
はんだフラックスは、好ましくは活性剤、より好ましくはジカルボン酸を含む活性剤をさらに含み、さらにより好ましくは、ジカルボン酸は、アジピン酸、グルタル酸及びコハク酸の1つ以上から選択される。このような種は、はんだ付けされる表面から酸化金属を除去し、空気を締め出してさらなる酸化を防止し、及び/又は液体はんだの濡れ特性を改善するのに特に適し得る。
【0038】
はんだフラックスは、好ましくは、1~5重量%の活性剤を含む。
【0039】
はんだフラックスは、好ましくは、樹脂、ロジン、湿潤剤、消泡剤、可塑剤、及び分散剤のうちの1つ以上をさらに含む。
【0040】
はんだフラックスは、好ましくは、反射性添加剤(例えば、二酸化チタン)を湿潤及び分散させるための薬剤を含むことが好ましい。この部分は、フラックス組成物中の顔料及び/又は染料の湿潤及び分散を助けることができる。例えば、非イオン性、カチオン性及び/又は両性の湿潤剤及び分散剤を使用することができる。例示的な分散剤としては、ポリエチレングリコール及びその誘導体(例えば、PEG100、PPG)、低分子ポリアクリル及びメタクリル、BYK2023、BYK2117、BYK180などの顔料親和性基を有するブロックコポリマー、構造化コポリマー、E.I.DuPont de Nemours & Co.,Inc.から入手可能なZonyl FSNフルオロ界面活性剤(ペルフルオロアルキルエトキシレートとして記載される)、3Mの化成物製品部門から入手可能なFluorad FC-430(フルオロ脂肪族ポリマーエステルとして記載される)、並びにImperial Chemical Industriesから入手可能なATSURFフルオロ界面活性剤が挙げられるが、これらに限定されない。他の例示的な分散剤としては、アルコキシシラン(ポリアルキレンオキシド変性ヘプタメチルトリシロキサン)、エーテル(アリルオキシポリエチレングリコールメチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル)、ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、ヘキサジメチルシラン、ヘキサジメチルジシラザン、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアート、エチレングリコール系の水溶性エチレンオキシド付加物、プロピレングリコール系の水溶性エチレンオキシド-プロピレンオキシド付加物、ポリカルボン酸(少なくとも3個の炭素原子を有するジカルボン酸)、二量化カルボン酸、重合カルボン酸などが挙げられるが、これらに限定されない。特に好適な薬剤はBYK 2117である。
【0041】
好ましくは、バスバーは、銅、スズ又は銀の接続パッドを含み、はんだをリフローすることは、金属インターコネクタを銅、スズ又は銀の接続パッドに接続する。はんだフラックスは、銅、スズ及び銀へのはんだの特に好ましい濡れを可能にし得る。
【0042】
金属インターコネクタは、銅又は銅合金リボンを含むことが好ましい。銅又は銅合金リボンは、好ましいレベルの導電性を示すことができ、従来のはんだを使用してはんだ付けすることができる。
【0043】
透明カバーシートは、好ましくはガラスを含む。ガラスは、入射光が太陽電池を通過することを可能にしながら、太陽電池を保護するのに特に適している。ガラスは好ましくはテクスチャード加工される。
【0044】
この方法は、太陽電池を積層することをさらに含むことが好ましい。積層により、傷みやすく水分に敏感な相互接続された太陽電池の完全な封止を確実にすることができる。積層は、エチルビニルアセテート(EVA)及びポリオレフィン(POE)から選択される積層材料を使用して行われることが好ましい。本発明のはんだフラックスは、そのような材料と適合性がある。積層は、好ましくは、放射線に曝露される側(「フロントシート」)に透明カバーシートを適用し、反対側(「バックシート」)にポリマー層又は複合層を適用することを含む。
【0045】
はんだフラックスは、黒色又は青色顔料をさらに含んでもよい。黒色又は青色顔料の存在により、はんだフラックスが使用される金属インターコネクタに望ましい美的効果を提供することができる。したがって、インターコネクタは、美的魅力と高い反射率の両方を示すことができる。
【0046】
好適な黒色及び/又は青色顔料としては、例えば、酸化第二鉄ブラック、カーボンブラック、グラファイト、ピグメントブラックナンバー7、酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料(例えば、Sicopal(登録商標)ブラックL0095)、並びにソルベントブラック9、37、32、42、48及び49、好ましくは酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料(例えば、Sicopal(登録商標)ブラックL0095)、Microlith(登録商標)ブラック0066 A及びカーボンブラックが挙げられる。
【0047】
はんだフラックスは、黒色及び/又は青色顔料を湿潤及び分散させるための薬剤を含むことが好ましい。薬剤は、反射性添加剤を分散させるために上述した薬剤と同じであってもよい。このような薬剤は、黒色及び/又は青色顔料がカーボンブラックを含む場合に特に有益であり得る。黒色及び/又は青色顔料がカーボンブラックを含む場合、特に好適な薬剤はBYK 2117である。
【0048】
さらなる態様において、本発明は、ソーラーモジュールの製造方法を提供し、この方法は、
表面にバスバーを有する第1の太陽電池を供給することと、
表面にバスバーを有する第2の太陽電池を供給することと、
第1の端部及び第2の端部を有する金属インターコネクタを供給することと、
第1の太陽電池のバスバーと第1の端部との間にはんだを供給することと、
はんだをリフローして、第1の端部を第1の太陽電池のバスバーに接続することと、
第2の太陽電池のバスバーと第2の端部との間にはんだを供給することと、
はんだをリフローして、第2の端部を第2の太陽電池のバスバーに接続することと、
太陽電池に透明カバーシートを適用することと、を含み、
第1の端部及び第2の端部は、はんだフラックスでコーティングされ、はんだフラックスは、反射性添加剤を含む。
【0049】
本発明の第1の態様の利点及び好ましい特徴は、この態様に等しく当てはまる。
【0050】
はんだを供給する2つのステップ及び/又ははんだをリフローする2つのステップは、連続的に又は同時に実行され得る。
【0051】
さらなる態様において、本発明は、金属インターコネクタを太陽電池に接続する方法を提供し、この方法は、
表面にバスバーを有する太陽電池を供給することと、
接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給することと、
バスバーと接触面との間にはんだを供給することと、
はんだをリフローして金属インターコネクタをバスバーに接続することと、を含み、はんだフラックスが反射性添加剤を含む。
【0052】
本発明の第1の態様の利点及び好ましい特徴は、この態様に等しく当てはまる。
【0053】
さらなる態様において、本発明は、太陽電池用の金属インターコネクタを提供し、金属インターコネクタは、表面上にはんだフラックスを有し、はんだフラックスは、反射性添加剤を含み、実質的に溶媒を含まない。
【0054】
本発明の第1の態様の利点及び好ましい特徴は、この態様に等しく当てはまる。
【0055】
自動化されたタビング及びストリンギング機械において、フラックスは、典型的には、はんだ付けの直前にリボン又はセルに塗布される。典型的には、フラックスがセル/リボン上に噴霧されるか、又はリボンがフラックスタンク内に浸漬される。フラクシング作業は多くの残留物を生成し、機械部品を汚染する可能性がある。これは、次に、機械の停止時間を増加させる可能性があり、部品/セル上の汚染はほとんど避けられなくなる。さらに、浸漬コーティングのような作業により、フラックスが不均一となり、フィンガー及びセル領域上でフラックスの拡散が観察されることがある。黄変及び冷はんだ接合もまた、標準的なPVフラクシングに関連する一般的な問題である。従来のEVA(エチレンビニルアセテート)封入剤とフラックス残留物との間の適合性も文献に報告されている。このような問題は、本発明の金属インターコネクタの使用によって回避することができる。溶剤を含まない「予め塗布された」フラックスの使用により、残留物の形成及びそれに関連する問題が低減される。さらに、大量の可燃性(典型的にはアルコール性)溶媒の取扱い及び保管のコスト及び安全性への影響が回避される。
【0056】
金属インターコネクタは、その表面にはんだフラックスを有する。表面は、上述のような接触面、すなわち太陽電池に接続される表面であってもよい。
【0057】
フラックスは実質的に溶媒を含まず、典型的には完全に溶媒を含まない。フラックスは、2重量%未満の溶媒、典型的には1重量%未満の溶媒、さらにより典型的には0.1重量%未満の溶媒を含んでもよい。
【0058】
さらなる態様において、本発明は、固体成分及び任意選択で溶媒を含むはんだフラックスであって、固体成分が反射性添加剤を含む、はんだフラックスを提供する。
【0059】
本発明の第1の態様の利点及び好ましい特徴は、この態様に等しく当てはまる。
【0060】
好ましい実施形態では、はんだフラックスは、85~95重量%の溶媒を含む。
【0061】
溶媒は、好ましくはイソプロピルアルコールを含む。イソプロピルアルコールは、典型的なはんだ付け温度で蒸発し、それによってはんだ接合部に、接合部の電気的及び機械的性能に悪影響を及ぼし得る有機残留物をほとんど残さないので、フラックス中で使用するのに特に適している。
【0062】
好ましい実施形態では、はんだフラックスは、はんだフラックスの総重量に基づいて、
85~95重量%のイソプロピルアルコール溶媒と、
0.5~10重量%のメタクリル樹脂バインダと、
0.1~5重量%のビニル樹脂バインダと、
1~5重量%の活性剤と、
0.3~2重量%の反射性添加剤であって、好ましくは反射性添加剤が二酸化チタンを、より好ましくは粉末(例えばフレーク)の形態で含む、反射性添加剤と、
任意選択で、0.1~2重量%の湿潤剤と、を含む。
【0063】
このようなはんだフラックスは、高い反射率、柔軟性、非粘着性、非攻撃性及び優れた濡れ性の特に好ましい組み合わせを示す。
【0064】
好ましい実施形態では、はんだフラックスは実質的に溶媒を含まない。これにより、上述の溶媒に関連する欠点を回避することができる。そのような「無溶媒」はんだフラックスは、例えば、「ホットメルト」プロセスを使用して適用され得る。
【0065】
さらなる態様において、本発明は、固体成分及び任意選択で溶媒を含むはんだフラックスであって、固体成分が黒色及び/又は青色顔料を含む、はんだフラックスを提供する。
【0066】
本発明の第1の態様の利点及び好ましい特徴は、この態様に等しく当てはまる。
【0067】
黒色又は青色顔料の存在により、はんだフラックスが使用される金属インターコネクタに望ましい美的効果を提供することができる。
【0068】
好適な黒色及び/又は青色顔料としては、例えば、酸化第二鉄ブラック、カーボンブラック、グラファイト、ピグメントブラックナンバー7、酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料(例えば、Sicopal(登録商標)ブラックL0095)、並びにソルベントブラック9、37、32、42、48及び49、好ましくはカーボンブラック及び酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料(例えば、Sicopal(登録商標)ブラックL0095)が挙げられる。酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料(例えば、Sicopal(登録商標)ブラックL0095)は、黒色であるが光も反射し、それによって高い反射率及び好ましい審美性の好ましい組み合わせを提供するので、特に有益である。
【0069】
この態様の好ましい実施形態では、はんだフラックスは、はんだフラックスの総重量に基づいて、
85~95重量%のイソプロピルアルコール溶媒、
0.5~10重量%のメタクリル樹脂バインダ、
0.1~5重量%のビニル樹脂バインダ、
1~5重量%の活性剤、
0.5~2重量%の黒色顔料であって、カーボンブラック及び/又は酸化鉄及び酸化クロム[III]顔料を含む黒色顔料と、
任意選択で、0.1~2重量%の湿潤剤と、を含む。
【0070】
この態様の別の好ましい実施形態では、はんだフラックスは実質的に溶媒を含まない。これにより、上述の溶媒に関連する欠点を回避することができる。そのような「無溶媒」はんだフラックスは、例えば、「ホットメルト」プロセスを使用して適用され得る。
【0071】
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載の方法に従って製造されたソーラーモジュールを提供する。
【0072】
本発明の第1の態様の利点及び好ましい特徴は、この態様に等しく当てはまる。
【0073】
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載の金属インターコネクタを製造する方法を提供し、この方法は、
金属インターコネクタを供給することと、
本明細書に記載の溶媒含有はんだフラックスを供給することと、
はんだフラックスを金属インターコネクタに塗布することと、
蒸発によってはんだフラックスから溶媒を除去することと、を含む。
【0074】
はんだフラックスは、例えば、ブラッシング、コーティング、噴霧、噴霧コーティング、浸漬及びローリングのうちの1つ以上によって塗布されてもよい。蒸発は、はんだフラックスを、好ましくは溶媒の沸点よりも高い温度まで加熱することによって生じ得る。
【0075】
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載の金属インターコネクタを製造する方法を提供し、この方法は、
金属インターコネクタを供給することと、
本明細書に記載の「無溶媒」はんだフラックスを供給することと、
はんだフラックスを溶融することと、
溶融したはんだフラックスを金属インターコネクタに塗布することと、を含む。
【0076】
溶融したはんだフラックスは、例えば「ホットメルト」プロセスを使用して金属インターコネクタに塗布されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0077】
本発明を、これより、以下の非限定的な図面を参照して説明する。
図1】従来のソーラーモジュールに出入りする光の経路を示す概略図である。
図2】本発明によるソーラーモジュールに出入りする光の経路を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0078】
図1を参照すると、従来のソーラーモジュール(全体を1で示す)が示されている。太陽電池2は、表面にバスバー3を有している。太陽電池2を空気5から保護するために、モジュールの受光側はEVA膜を有するガラスからなるシート4で覆われている。インターコネクタ(平坦な金属リボン)6は、ミラーのように作用し、モジュールから入射する放射線(矢印で示す)を反射する。リボンによって覆われた領域(約3.5%)は、主に光電変換のために失われる。
【0079】
図2を参照すると、リボン6が反射層7で被覆されている本発明によるソーラーモジュールAが示されている。全内部反射の角度より大きい角度でガラス-空気表面8に当たった後、散乱した光子の一部は太陽電池に当たり、電流を誘導する。
【0080】
本発明は、これより、以下の非限定的な実施例に関連して論じられる。
【実施例1】
【0081】
異なるタイプのコーティング及び結合樹脂、可塑剤、並びにアジピン酸及びコハク酸などの有機酸をブレンドすることによって、柔軟で非粘着性のコーティング及び反射性フラックスを調製した。このフラックスコーティングは、金属リボン上にコーティングされたときに色を与え、本質的に反射性である。フラックス中に無機顔料を分散させた。このフラックスを製造する方法は次の通りである。樹脂を、調製するのに必要なフラックスの量に正確に測定し、加熱ジャケットを備えた清浄で乾燥した混合容器に加え、この混合物を溶媒と共に撹拌し、樹脂が溶解するまで温度を約60~70℃に維持した。混合物の過熱及び蒸発を避けるために、混合物を上述の温度付近に維持した。必要な数の有機酸をこの混合物に添加し、混合物が透明であることが観察されるまで、すべての固体が溶解するまで溶解させる。次いで、必要量の可塑剤を秤量し、この混合物に添加し、混合物の温度を60~70℃に維持しながら10分間混合する。このプロセス全体の間、容器を蓋で覆った。混合物全体を放置して室温まで冷却した。品質管理研究のために、必要量のフラックスをこの混合物から除去した。この配合物に必要な量の着色剤を秤量し、フラックス配合物に添加した。溶媒を使用した場合、この混合物を、着色剤が完全に分散するまで、7000~8000rpmで約60~70分間、高速剪断混合物上で剪断した。ホットメルトプロセスでは、固体混合物が流動性になった後に着色剤を添加した。高剪断混合プロセス中に混合物の温度を維持するために中間ブレークを与え、温度を50℃未満に維持した。得られた混合物を、さらなる使用のために、又は金属リボンをコーティングするために容器に移した。見られる沈降は、使用前に再分散されなければならない。さらなる用途のために、分散したフラックスを金属リボン上にプレコートした。
【0082】
この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂、2重量%の有機酸、1重量%の可塑剤及び1.5重量%の無機顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。顔料が黒色である場合、パネルの美観が向上する。
【0083】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックス被覆リボンを反射率分析にかけたところ、34~36%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例2】
【0084】
実施例1に記載したように、異なるタイプのコーティング及び結合樹脂、部分的に二量化されたロジン(Poly-Pale)、可塑剤、並びにアジピン酸及びコハク酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを調製した。フラックスは本質的に反射性であり、無機顔料がフラックス中に分散される。この実施例におけるフラックスは、1重量%のKe604及びpolypalロジン、2重量%の結合樹脂(ビニルポリマー)、2重量%の有機酸、0.5重量%の可塑剤及び1重量%の無機顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0085】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、27~30%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例3】
【0086】
異なるタイプの結合樹脂、部分的に二量化されたロジン(Poly-Pale)、可塑剤、ロジン、並びにアジピン酸及びコハク酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを実施例1に記載したように調製した。フラックスは本質的に反射性であり、顔料がフラックス中に分散されている。この実施例では、1%のKe604及びpolypalロジン、2重量%の結合樹脂、2重量%の有機酸を含有し、0.5重量%のBYK-2023を添加した。及び1.1重量%の顔料。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0087】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、30~32%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例4】
【0088】
実施例1に記載したように、異なるタイプの結合樹脂、可塑剤、アジピン酸及びコハク酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを調製した。フラックスは本質的に反射性であり、酸化亜鉛などの無機顔料がフラックス中に分散される。この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂、2.2重量%の有機酸、0.8重量%の可塑剤及び1.2重量%の無機酸を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0089】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、33~35%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例5】
【0090】
実施例1に記載したように、異なるタイプの結合樹脂、可塑剤、アジピン酸及びメチルコハク酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを調製した。フラックスは本質的に反射性であり、無機顔料、二酸化チタンがフラックス中に分散される。この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂、1.8重量%のアジピン酸及び0.4重量%のメチルコハク酸、0.8重量%の可塑剤及び1.2重量%の無機顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0091】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、33~36%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例6】
【0092】
実施例1に記載したように、異なるタイプの結合樹脂、可塑剤、アジピン酸及びコハク酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを調製した。フラックスは本質的に反射性であり、顔料がフラックス中に分散されている。この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂、1.8重量%のアジピン酸及び0.4重量%のコハク酸を含有する。0.8重量%の可塑剤、1.2重量%のアルミニウムペースト100ミクロン。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が0.5%増加した。
【0093】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、24~26%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例7】
【0094】
蛍光染料(Acid Red-52)を組成物に添加した以外は、実施例1を繰り返した。蛍光染料は、より短い波長で光を吸収し、より長い波長で発光し、したがってコーティングの量子効率及び反射率を改善し、それらは広角散乱を生じ、最大全内部反射を達成する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0095】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、35~38%の反射率を有していた。フラックスは、塗布され、5~6秒間乾燥されたときに完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例8】
【0096】
ロジンKe604、バーサミド(Versamid)、アジピン酸及びパルミチン酸などの有機酸、セレシンワックス及び顔料を組み合わせることによって、実施例1に記載したように反射性ホットメルト接着剤配合物を調製した。この実施例におけるフラックスは、22重量%のKe604、9重量%のバーサミド、20重量%のアジピン酸、27重量%のパルミチン酸、15重量%のセレシンワックス及び9重量%の顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0097】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、38~42%の反射率を有していた。フラックスは、塗布され、5~6秒間乾燥されたとき、完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例9】
【0098】
ロジンKe604、バーサミド、アジピン酸及びパルミチン酸などの有機酸、セレシンワックス及び顔料を組み合わせることによって、実施例1に記載したように反射性ホットメルト接着剤配合物を調製した。この実施例におけるフラックスは、25重量%のKe604、10重量%のバーサミド、23重量%のアジピン酸、15重量%のパルミチン酸、20重量%のセレシンワックス及び8重量%の顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0099】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、40~50%の反射率を有していた。フラックスは、塗布され、5~6秒間乾燥されたとき、完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例10】
【0100】
反射性ホットメルト接着剤配合物を実施例1に記載したように、
重合ロジンdymerex、unirez-2940、アジピン酸、パルミチン酸等の有機酸、ベンゾトリアゾール及び顔料を組み合わせることにより調製した。この実施例におけるフラックスは、18重量%のdymerex、26重量%のunirez-2940、30重量%のアジピン酸、24重量%のパルミチン酸、1重量%のベンゾトリアゾール及び1重量%の顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0101】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、40~50%の反射率を有していた。フラックスは、塗布され、5~6秒間乾燥されたとき、完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例11】
【0102】
実施例1に記載したように、重合ロジンdymerex、unirez-2940、アジピン酸及びパルミチン酸などの有機酸、ベンゾトリアゾール及び顔料を組み合わせることによって、反射性ホットメルト接着剤配合物を調製した。この実施例におけるフラックスは、20重量%のdymerex、24重量%のunirez-2940、25重量%のアジピン酸、27.8重量%のパルミチン酸、0.8重量%のベンゾトリアゾール及び1.4重量%の顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0103】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、40~50%の反射率を有していた。フラックスは、塗布され、5~6秒間乾燥されたとき、完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例12】
【0104】
異なるタイプの結合樹脂、ロジン(unirez-2940)、可塑剤、アジピン酸及びスベリン酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを実施例1に記載したように調製した。フラックスは本質的に反射性であり、実験室で合成した多孔質ナノ結晶TiO葉状発泡体をこのフラックス中に分散させた。この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂、1.2重量%のunirez-2940、1.8重量%のアジピン酸及び0.5重量%のコハク酸、0.8重量%の可塑剤、1.2重量%の葉状TiO発泡体が分散されたものを含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0105】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、14~16%の反射率を有していた。フラックスは、塗布され、5~6秒間乾燥されたときに部分的に粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例13】
【0106】
実施例1に記載したように、異なるタイプの結合樹脂、可塑剤、アジピン酸及びコハク酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを調製した。フラックスは本質的に反射性であり、顔料がフラックス中に分散されている。この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂、1.8重量%のアジピン酸及び0.4重量%のコハク酸を含有する。0.8重量%の可塑剤、2重量%の顔料(銀ナノ粒子)。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が増加した。
【0107】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、30~34%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例14】
【0108】
異なるタイプの結合樹脂、KE604、部分的に二量化されたロジン(Poly-Pale)、可塑剤、アジピン酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを実施例1に記載したように調製した。フラックスは本質的に反射性であり、Polygloss 90及びアルミニウムペースト100などの顔料スペーサがフラックス中に分散される。この実施例におけるフラックスは、1.6重量%の結合樹脂、0.6重量%のKe604、0.4重量%のPolypaleロジン、2.2重量%のアジピン酸、0.6重量%の可塑剤、1.2重量%の顔料polygloss 90及びアルミニウムペーストを含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が増加した。
【0109】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、14~16%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例15】
【0110】
異なるタイプの結合樹脂及びポリマー(ポリビニルピロリジンK30)、可塑剤、アジピン酸及びコハク酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを実施例1に記載のように調製した。フラックスは本質的に反射性であり、Polygloss 90及びアルミニウムペースト100などの顔料及び顔料スペーサがフラックス中に分散される。この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂及びポリビニルピロリジンK30、1.8重量%のアジピン酸、0.2重量%のコハク酸、0.8重量%の可塑剤、1.2重量%の顔料Polygloss90及びアルミニウムペーストを含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0111】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、30~35%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例16】
【0112】
実施例1に記載したように、中程度に活性化されたロジン無水物付加物、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、Irgacure 184(又はCiba Darocur(登録商標)1173)、アジピン酸及びコハク酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のUV硬化性フラックスを調製した。このフラックスは本質的に反射性であり、アルミニウムペースト-100のような顔料がこのフラックス中に分散される。この実施例におけるこのフラックスは、3重量%のロジン無水物付加物、4重量%のポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、1重量%のCiba Darocur(登録商標)1173、1.8重量%のアジピン酸、0.4重量%のコハク酸及び1.2重量%の無機染料アルミニウムペースト-100を含有する。
【0113】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、14~16%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例17】
【0114】
実施例1に記載したように、中程度に活性化されたロジン無水物付加物、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、Irgacure 184(又はCiba Darocur(登録商標)1173)、アジピン酸及びコハク酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のUV硬化性フラックスを調製した。このフラックスは本質的に反射性であり、アルミニウムペースト-100のような顔料がこのフラックス中に分散される。この実施例におけるこのフラックスは、6重量%のロジン無水物付加物、5重量%のポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、2重量%のCiba Darocur(登録商標)1173、2重量%のアジピン酸、0.6重量%のコハク酸及び1重量%の無機顔料アルミニウムペースト-100を含有する。
【0115】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、13~15%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例18】
【0116】
異なるタイプの結合樹脂、KE604、部分的に二量化されたロジン(Poly-Pale)、可塑剤、アジピン酸などの有機酸を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを実施例1に記載したように調製した。フラックスは本質的に反射性であり、顔料カーボンブラックをフラックス中に分散させた。この実施例におけるフラックスは、1.6重量%の結合樹脂、0.6重量%のKe604、0.4重量%のPolypaleロジン、2.2重量%のアジピン酸、0.6重量%の可塑剤、1重量%の顔料カーボンブラックを含有する。このフラックスをリボン上にコーティングした。これにより、ソーラーパネルの美観のための黒色のコーティングが得られた。
【0117】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例19】
【0118】
実施例1に記載したように、異なるタイプの結合樹脂、可塑剤、アジピン酸及びコハク酸などの有機酸、並びに分散剤を組み合わせることによって、柔軟で反射性のフラックスを調製した。フラックスは本質的に反射性であり、Polygloss90及びアルミニウムペースト100のような無機顔料がフラックス中に分散されている。この実施例におけるフラックスは、5重量%の結合樹脂、2.2重量%のアジピン酸及びコハク酸、0.6重量%のDisperse-BYK-180、1.2重量%の顔料polygloss90及びアルミニウムペーストを含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0119】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックスを反射率分析にかけたところ、15~16%の反射率を有していた。このフラックスは、塗布してすぐに乾燥させたときに完全に不粘着性であった。粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例20】
【0120】
実施例1を繰り返したこの実施例におけるフラックスは、等量の2.5重量%の2種の結合樹脂、2.2重量%のアジピン酸及びコハク酸などの有機酸、0.8重量%の可塑剤及び1.1重量%の顔料を含有する。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0121】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックス被覆リボンを反射率分析にかけたところ、34~38%の反射率を有した。フラックスは、塗布し、5~6秒間乾燥させたときに完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例21】
【0122】
実施例1を繰り返したこの実施例におけるフラックスは、4重量%の結合樹脂、2.2重量%のアジピン酸及びコハク酸などの有機酸、1重量%の可塑剤、並びに1.1重量%のpolygloss-90及びBLR-698(TiOサブミクロン粒子)などの顔料スペーサ。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0123】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックス被覆リボンを反射率分析にかけたところ、33~36%の反射率を有していた。フラックスは、塗布して5~6秒間乾燥させたときに完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例22】
【0124】
実施例1を繰り返したこの実施例におけるフラックスは、3.8重量%の結合樹脂、2.2重量%のアジピン酸及びコハク酸などの有機酸、0.8重量%の可塑剤、並びに0.6%のKe604、0.4%のpolypalロジン、及び1.1重量%の顔料スペーサpolygloss-90及びBLR-698(TiOサブミクロン粒子)。このフラックスをリボン上にコーティングし、リボンを反射率分析にかけたところ、これらのフラックスの高い反射性により、ソーラーパネルの電力出力が2.5%増加した。
【0125】
このフラックスの弾性は、フラックス被覆リボンを360°を超えてねじり、リボンを角度360°を超えて曲げ、クラック、リボン上のコーティングの接着を検査することによって試験した。フラックス被覆リボンを反射率分析にかけたところ、31~35%の反射率を有していた。フラックスは、塗布され、5~6秒間乾燥されたときに完全に不粘着性であり、粘着性は、1998年3月付けのIPC-TM-650方法2.4.44によって特徴付けられた。
【実施例23】
【0126】
無機白色顔料(TiO2)に加えてカーボンブラックを添加したことを除いて、実施例21を繰り返した。
【実施例24】
【0127】
無機白色顔料(TiO2)及びpolygloss-90などの顔料スペーサの代わりにカーボンブラックを組成物に添加したことを除いて、実施例21を繰り返した。これは、ソーラーパネルの美観を改善するために使用される非反射性フラックスである。
【実施例25】
【0128】
無機白色顔料(TiO2)に加えてソルベントブラック27を添加したことを除いて、実施例21を繰り返した。これにより、美的目的に理想的な黒色のコーティングがリボンに与えられ、反射率がわずかに改善された。
【0129】
これらの実施例の結果の概要は以下の通りである。
【0130】
【表1】
【0131】
前述の詳細な記載は、説明及び図解によって提供されたものであり、添付の特許請求の範囲の範囲を限定することを意図するものではない。本明細書に示される現時点で好ましい実施形態の多くの変形例は、当業者に明らかであり、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物の範囲内に留まる。
図1
図2
【手続補正書】
【提出日】2024-05-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーラーモジュールを製造する方法であって、
金属インターコネクタを2つ以上の太陽電池に接続することと、
前記2つ以上の太陽電池に透明カバーシートを適用することと、を含み、
前記金属インターコネクタを前記2つ以上の太陽電池の各太陽電池に接続することは、
表面にバスバーを有する太陽電池を供給することと、
接触面上にはんだフラックスを有する金属インターコネクタを供給することと、
前記バスバーと前記接触面との間にはんだを供給することと、
前記金属インターコネクタを前記バスバーに接続するために前記はんだをリフローすることと、を含み、
前記はんだフラックスは、反射性添加剤を含む、方法。
【請求項2】
前記反射性添加剤が染料及び/又は顔料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記反射性添加剤が、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化クロム、及びフェロシアン化第二鉄アンモニウムのうちの1つ以上を含む顔料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記反射性添加剤が、二酸化チタンを含む顔料を含み、好ましくは前記二酸化チタンがフレークの形態であり、より好ましくは前記酸化チタンフレークがアルミナ及び/又はジルコニアでコーティングされている、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記染料が蛍光染料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記はんだフラックスが、蛍光増白剤をさらに含み、かつ/又は
前記反射性添加剤は、白色又は黄色であり、及び/又は
前記フラックスが、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、0.1~15重量%の反射性添加剤、好ましくは0.3~2重量%の反射性添加剤を含み、かつ/又は
前記はんだフラックスが、アクリル樹脂バインダ、好ましくはメタクリル樹脂バインダをさらに含み、かつ/又は
前記はんだフラックスが、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、1~10重量%のアクリル樹脂バインダ、好ましくは2~6重量%のアクリル樹脂バインダを含み、かつ/又は
前記はんだフラックスが、ビニル樹脂バインダをさらに含み、かつ/又は
前記はんだフラックスは、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、0.1~5重量%のビニル樹脂バインダ、好ましくは0.5~2重量%のビニル樹脂バインダを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記はんだフラックスが、アクリル樹脂バインダ及びビニル樹脂バインダを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記はんだフラックスが、活性剤、好ましくはジカルボン酸を含む活性剤をさらに含み、好ましくは、前記ジカルボン酸が、アジピン酸、グルタル酸及びコハク酸のうちの1つ以上から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記はんだフラックスが、前記はんだフラックスの総重量に基づいて、1~5重量%の活性剤を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記はんだフラックスが、樹脂、ロジン、湿潤剤、消泡剤、可塑剤、及び分散剤のうちの1つ以上をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記バスバーが、銅、スズ又は銀の接続パッドを備え、前記はんだをリフローすることが、前記金属インターコネクタを前記銅、スズ又は銀の接続パッドに接続する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記金属インターコネクタが銅又は銅合金リボンを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記透明カバーシートが、ガラス、好ましくはテクスチャガラスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
太陽電池用の金属インターコネクタであって、前記金属インターコネクタは、表面上にはんだフラックスを有し、前記はんだフラックスは、反射性添加剤を含み、実質的に溶媒を含まない、金属インターコネクタ。
【請求項15】
請求項1~13のいずれか一項に記載の方法に従って製造された、ソーラーモジュール。
【国際調査報告】