(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-03
(54)【発明の名称】充電モジュールを利用した電気自動車充電システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20241126BHJP
B60L 53/57 20190101ALI20241126BHJP
B60L 53/53 20190101ALI20241126BHJP
B60L 53/67 20190101ALI20241126BHJP
【FI】
H02J7/00 P
H02J7/00 303C
H02J7/00 X
B60L53/57
B60L53/53
B60L53/67
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532963
(86)(22)【出願日】2022-11-24
(85)【翻訳文提出日】2024-05-31
(86)【国際出願番号】 KR2022018673
(87)【国際公開番号】W WO2023101312
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】10-2021-0171982
(32)【優先日】2021-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0007702
(32)【優先日】2022-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】523461324
【氏名又は名称】エバ インク
【氏名又は名称原語表記】EVAR INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【氏名又は名称】相田 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100189625
【氏名又は名称】鄭 元基
(74)【代理人】
【識別番号】100196139
【氏名又は名称】相田 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100199004
【氏名又は名称】服部 洋
(72)【発明者】
【氏名】イ フン
(72)【発明者】
【氏名】シン トンヒョク
(72)【発明者】
【氏名】キム キジェ
【テーマコード(参考)】
5G503
5H125
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503AA04
5G503BA02
5G503BB01
5G503CA08
5G503EA05
5G503FA06
5G503GD03
5G503GD06
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC23
5H125BC21
5H125BE01
5H125DD02
5H125EE61
(57)【要約】
充電モジュールを利用した電気自動車充電システムおよび方法が提供される。本発明の多様な実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電システムは、所定の地域内で、第1方向に同一線上に固定配置される複数の第1充電モジュールを含む第1充電モジュールグループおよび前記所定の地域内に配置され、制御命令により移動動作を遂行する第2充電モジュールを含み、前記第1充電モジュールグループは、前記複数の第1充電モジュールのうち一つ以上の第1充電モジュールと電気自動車が電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールを呼び出し、前記第2充電モジュールが第2方向に予め設定されたラインに沿って移動して前記一つ以上の第1充電モジュールと電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールの電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを充電する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の地域内で、同一線上に固定配置される複数の第1充電モジュールを含む第1充電モジュールグループ;および
前記所定の地域内に配置され、制御命令により移動動作を遂行する第2充電モジュール;を含み、
前記第1充電モジュールグループは、
前記複数の第1充電モジュールのうち一つ以上の第1充電モジュールと電気自動車が電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールを呼び出し、前記第2充電モジュールが移動して前記一つ以上の第1充電モジュールと電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールの電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを充電する、
充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項2】
前記第1充電モジュールグループは、
前記複数の第1充電モジュールが第1方向の一つの電力ラインで連結されるものの、前記複数の第1充電モジュールそれぞれは前記電気自動車の充電方式により相互間の電気連結解除が可能であり、
前記第2充電モジュールが第2方向に予め設定されたラインに沿って移動して前記第1充電モジュールグループの代表第1充電モジュールと連結された場合、前記第2充電モジュールの電力を前記代表第1充電モジュールと前記一つ以上の第1充電モジュールを連結する電力ラインを通じて前記一つ以上の第1充電モジュールに供給する、請求項1に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項3】
前記代表第1充電モジュールは、
前記複数の第1充電モジュールのうち前記予め設定されたラインと最も近い位置に固定配置される第1充電モジュールである、請求項2に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項4】
前記代表第1充電モジュールは、
前記第2充電モジュールと連結されるコネクタ;を含み、
前記第2充電モジュールは、
カメラセンサ;を含み、
前記カメラセンサを利用して前記コネクタの隣接した位置に付着された第1マーカーが識別される場合、前記カメラセンサを通じて前記コネクタを撮影することによって生成された映像データを分析して前記コネクタと結合する、請求項2に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項5】
前記電気自動車充電システムは、
複数の第1充電モジュールグループを含み、
前記第2充電モジュールは、
カメラセンサ;を含み、前記複数の第1充電モジュールグループのうちいずれか一つの第1充電モジュールグループから呼び出しを受ける場合、前記カメラセンサを利用して前記複数の第1充電モジュールグループそれぞれの代表第1充電モジュールと隣接した位置に付着された第2マーカーを識別して前記第2充電モジュールの現在位置を判断し、前記判断された第2充電モジュールの現在位置に基づいて前記第2充電モジュールの移動経路を生成する、請求項2に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項6】
前記電気自動車充電システムは、
複数の第1充電モジュールグループを含み、
前記複数の第1充電モジュールグループそれぞれの代表第1充電モジュールに備えられるレーザー出力モジュールを通じて所定の地域内にレーザーを照射することによって前記予め設定されたラインとして第2方向へのレーザーラインを生成し、
前記第2充電モジュールは、
制御命令によって前記生成されたレーザーラインに沿って移動する、請求項2に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項7】
前記電気自動車充電システムは、
複数の第2充電モジュールを含み、
前記第1充電モジュールグループは、
前記複数の第1充電モジュールと前記電気自動車が連結されることにより前記第2充電モジュールを呼び出すものの、前記複数の第1充電モジュールのうち前記電気自動車と連結された第1充電モジュールの個数に基づいて呼び出す第2充電モジュールの個数を決定する、請求項1に記載の移動式充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項8】
前記第1充電モジュールグループは、
外部電力源と連結され、前記複数の第1充電モジュールのうちいずれか一つの第1充電モジュールと電気自動車が連結される場合、前記外部電力源から供給される電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを低速充電させるものの、
使用者から高速充電要請を獲得する場合、前記第2充電モジュールを呼び出し、前記第2充電モジュールと前記いずれか一つの第1充電モジュールが電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールの電力と前記外部電力源の電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを高速充電させる、請求項1に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項9】
前記電気自動車充電システムは、
複数の第2充電モジュールを含み、
前記使用者から高速充電要請を獲得する場合、前記第2充電モジュールを呼び出すものの、一つの第1充電モジュールグループ内で高速充電しようとする電気自動車の個数に基づいて呼び出す第2充電モジュールの個数を決定する、請求項8に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項10】
前記電気自動車充電システムは、
複数の第1充電モジュールグループを含み、
前記第2充電モジュールは、
バッテリー;を含み、前記バッテリーの充電量が基準値未満である場合、前記複数の第1充電モジュールグループのうちいずれか一つの第1充電モジュールグループを選択し、前記選択したいずれか一つの第1充電モジュールグループの代表第1充電モジュールと連結して前記選択したいずれか一つの第1充電モジュールグループの代表第1充電モジュールを通じて前記いずれか一つの第1充電モジュールグループと連結された外部電力源から供給される電力の供給を受けて前記バッテリーを充電する、請求項8に記載の充電モジュールを利用した電気自動車充電システム。
【請求項11】
所定の地域内で、同一線上に固定配置される複数の第1充電モジュールを含む第1充電モジュールグループおよび前記所定の地域内に配置され、制御命令により移動動作を遂行する第2充電モジュールを含む充電モジュールを利用した電気自動車充電システムを利用して遂行される充電モジュールを利用した電気自動車充電方法において、
前記複数の第1充電モジュールのうち一つ以上の第1充電モジュールと電気自動車が電気的に連結される段階;
前記第2充電モジュールを呼び出す段階;および
前記第2充電モジュールが移動して前記一つ以上の第1充電モジュールと電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールの電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを充電する段階を含む、
充電モジュールを利用した電気自動車充電方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の多様な実施例は充電モジュールを利用した電気自動車充電システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車(EV、Electric vehicle)は全世界的な緑色成長政策の基調とともに、各国政府および企業の関心と投資を受けている未来型融合技術である。これに伴い、自動車産業は従来のオイル基盤自動車から電気自動車に市場の需要中心軸が急速に変化している。
電気自動車の需要が増加するにつれて、電気自動車だけでなく電気自動車を円滑に使うためのインフラ構築(充電装置、電力供給網など)に対する技術、そして最近では多数の電気自動車を充電できる方法および技術が多く開発されている。
一般的に、従来の電気自動車充電システムの場合、地下駐車場のように車両を駐車できる空間の一部に電気自動車充電器を設けて置き、充電をしようとする人が電気自動車充電器が設けられた場所に駐車をして電気自動車を充電する形態で運営されている。
しかし、複雑な構造の駐車場では電気自動車充電器の位置を探すのが難しく、位置を知っているとしても使用可能な充電器を探すために駐車場を探し回る場合がよく発生することになる。
また、駐車場に設けられている電気自動車充電空間の場合、電気自動車の充電が完了した後にも引き続き駐車をする場合が多いので電気自動車充電装置の作動有無を通じて充電可能空間を案内する場合、他人の電気自動車が駐車しているため再び充電空間を探し回らなければならない問題点が発生し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、前述された従来の電気自動車充電システムが有する問題点を解消することを目的とし、移動可能な形態の充電モジュールを利用して多数の地点に固定配置される充電モジュールに電力を供給することによって、駐車している位置に制約なくより容易に電気自動車を充電できる充電モジュールを利用した電気自動車充電システムを提供することである。
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及された課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述した課題を解決するための本発明の一実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電システムは、所定の地域内で、同一線上に固定配置される複数の第1充電モジュールを含む第1充電モジュールグループおよび前記所定の地域内に配置され、制御命令により移動動作を遂行する第2充電モジュールを含み、前記第1充電モジュールグループは、前記複数の第1充電モジュールのうち一つ以上の第1充電モジュールと電気自動車が電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールを呼び出し、前記第2充電モジュールが移動して前記一つ以上の第1充電モジュールと電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールの電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを充電することができる。
多様な実施例で、前記第1充電モジュールグループは、前記複数の第1充電モジュールが第1方向の一つの電力ラインで連結されるものの、前記複数の第1充電モジュールそれぞれは前記電気自動車の充電方式により相互間の電気連結解除が可能であり、前記第2充電モジュールが第2方向に予め設定されたラインに沿って移動して前記第1充電モジュールグループの代表第1充電モジュールと連結された場合、前記第2充電モジュールの電力を前記代表第1充電モジュールと前記一つ以上の第1充電モジュールを連結する電力ラインを通じて前記一つ以上の第1充電モジュールに供給することができる。
多様な実施例で、前記代表第1充電モジュールは、前記複数の第1充電モジュールのうち前記予め設定されたラインと最も近い位置に固定配置される第1充電モジュールであり得る。
多様な実施例で、前記代表第1充電モジュールは、前記第2充電モジュールと連結されるコネクタを含み、前記第2充電モジュールは、カメラセンサを含み、前記ライダーセンサを利用して前記コネクタの隣接した位置に付着された第1マーカーが識別される場合、前記カメラセンサを通じて前記コネクタを撮影することによって生成された映像データを分析して前記コネクタと結合することができる。
多様な実施例で、前記電気自動車充電システムは、複数の第1充電モジュールグループを含み、前記第2充電モジュールは、カメラセンサを含み、前記複数の第1充電モジュールグループのうちいずれか一つの第1充電モジュールグループから呼び出しを受ける場合、前記カメラセンサを利用して前記複数の第1充電モジュールグループそれぞれの代表第1充電モジュールと隣接した位置に付着された第2マーカーを識別して前記第2充電モジュールの現在位置を判断し、前記判断された第2充電モジュールの現在位置に基づいて前記第2充電モジュールの移動経路を生成することができる。
多様な実施例で、前記電気自動車充電システムは、複数の第1充電モジュールグループを含み、前記複数の第1充電モジュールグループそれぞれの代表第1充電モジュールに備えられるレーザー出力モジュールを通じて所定の地域内にレーザーを照射することによって前記予め設定されたラインとして第2方向へのレーザーラインを生成し、前記第2充電モジュールは、制御命令によって前記生成されたレーザーラインに沿って移動することができる。
多様な実施例で、前記電気自動車充電システムは、複数の第2充電モジュールを含み、前記第1充電モジュールグループは、前記複数の第1充電モジュールと前記電気自動車が連結されることにより前記第2充電モジュールを呼び出すものの、前記複数の第1充電モジュールのうち前記電気自動車と連結された第1充電モジュールの個数に基づいて呼び出す第2充電モジュールの個数を決定することができる。
多様な実施例で、前記第1充電モジュールグループは、外部電力源と連結され、前記複数の第1充電モジュールのうちいずれか一つの第1充電モジュールと電気自動車が連結される場合、前記外部電力源から供給される電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを低速充電させるものの、使用者から高速充電要請を獲得する場合、前記第2充電モジュールを呼び出し、前記第2充電モジュールと前記いずれか一つの第1充電モジュールが電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールの電力と前記外部電力源の電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを高速充電させることができる。
【0005】
多様な実施例で、前記電気自動車充電システムは、複数の第2充電モジュールを含み、前記使用者から高速充電要請を獲得する場合、前記第2充電モジュールを呼び出すものの、一つの第1充電モジュールグループ内で高速充電しようとする電気自動車の個数に基づいて呼び出す第2充電モジュールの個数を決定することができる。
多様な実施例で、前記電気自動車充電システムは、複数の第1充電モジュールグループを含み、前記第2充電モジュールは、バッテリーを含み、前記バッテリーの充電量が基準値未満である場合、前記複数の第1充電モジュールグループのうちいずれか一つの第1充電モジュールグループを選択し、前記選択したいずれか一つの第1充電モジュールグループの代表第1充電モジュールと連結して前記選択したいずれか一つの第1充電モジュールグループの代表第1充電モジュールを通じて前記いずれか一つの第1充電モジュールグループと連結された外部電力源から供給される電力の供給を受けて前記バッテリーを充電することができる。
前述した課題を解決するための本発明の他の実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電方法は、所定の地域内で、同一線上に固定配置される複数の第1充電モジュールを含む第1充電モジュールグループおよび前記所定の地域内に配置され、制御命令により移動動作を遂行する第2充電モジュールを含む充電モジュールを利用した電気自動車充電システムを利用して遂行される充電モジュールを利用した電気自動車充電方法において、前記複数の第1充電モジュールのうち一つ以上の第1充電モジュールと電気自動車が電気的に連結される段階、前記第2充電モジュールを呼び出す段階および前記第2充電モジュールが移動して前記一つ以上の第1充電モジュールと電気的に連結されることにより前記第2充電モジュールの電力を利用して前記電気自動車のバッテリーを充電する段階を含むことができる。
本発明のその他の具体的な事項は詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0006】
本発明の多様な実施例によると、移動可能な形態の充電モジュールを利用して多数の地点に固定配置される充電モジュールに電力を供給することによって、駐車している位置に制約なくより容易に電気自動車を充電することができるという利点がある。
また、移動可能な形態の充電モジュールを利用して多数の地点に固定配置される充電モジュールに電力を供給するものの、ラインレーザーなどのように予め設定されたラインに沿って移動式充電モジュールの移動動作をガイドすることによって、よりはやくかつ効率的に電力供給が可能であるという利点がある。
本発明の効果は以上で言及された効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の一実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電システムを図示した図面である。
【
図2a】多様な実施例に適用可能な第1充電モジュールグループを図示した図面である。
【
図2b】多様な実施例に適用可能な第1充電モジュールグループを図示した図面である。
【
図3a】多様な実施例に適用可能な第2充電モジュールを図示した図面である。
【
図3b】多様な実施例に適用可能な第2充電モジュールを図示した図面である。
【
図4】多様な実施例で、エネルギー貯蔵システム(Energy Storage System、ESS)形態の第1充電モジュールを図示した図面である。
【
図5】多様な実施例で、ダミー(Dummy)形態の第1充電モジュールを図示した図面である。
【
図6】多様な実施例で、自主的に低速充電動作が可能な形態の第1充電モジュールを図示した図面である。
【
図7】本発明の他の実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電方法のフローチャートである。
【
図8】多様な実施例で、充電モジュールを利用した電気自動車充電過程を図示した図面である。
【
図9】本発明のさらに他の実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法のフローチャートである。
【
図10】多様な実施例で、充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電過程を図示した図面である。
【
図11】本発明のさらに他の実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電方法を遂行するサーバーのハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本発明は以下で開示される実施例に制限されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施例は本発明の開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野の通常の技術者に本発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。
本明細書で使われた用語は実施例を説明するためのものであり本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使われる「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素の他に一つ以上の他の構成要素の存在または追加を排除しない。明細書全体に亘って同じ図面符号は同じ構成要素を指し示し、「および/または」は言及された構成要素のそれぞれおよび一つ以上のすべての組み合わせを含む。たとえ「第1」、「第2」等が多様な構成要素を叙述するために使われるが、これら構成要素はこれら用語によって制限されないことは言うまでもない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使うものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要素であってもよいのは言うまでもない。
他の定義がない限り、本明細書で使われるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野の通常の技術者に共通して理解され得る意味で使われ得るであろう。また、一般的に使われる辞書に定義されている用語は明白に特に定義されていない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
明細書で使われる「部」または「モジュール」という用語はソフトウェア、FPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「部」または「モジュール」は何らかの役割を遂行する。しかし、「部」または「モジュール」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「部」または「モジュール」はアドレッシングできる保存媒体にあるように構成され得、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成され得る。したがって、一例として「部」または「モジュール」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシーザー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイおよび変数を含む。構成要素と「部」または「モジュール」内で提供される機能はさらに小さい数の構成要素および「部」または「モジュール」で結合されたり追加的な構成要素と「部」または「モジュール」にさらに分離され得る。
空間的に相対的な用語である「下(below)」、「下(beneath)」、「下部(lower)」、「上(above)」、「上部(upper)」などは、図面に図示されているように、一つの構成要素と他の構成要素との相関関係を容易に記述するために使われ得る。空間的に相対的な用語は図面に図示されている方向に加え、使用時または動作時に構成要素の互いに異なる方向を含む用語として理解されるべきである。例えば、図面に図示されている構成要素をひっくり返す場合、他の構成要素の「下(below)」または「下(beneath)」で記述された構成要素は他の構成要素の「上(above)」に置かれ得る。したがって、例示的な用語である「下」は下と上の方向をすべて含むことができる。構成要素は他の方向へも配向され得、これに伴い、空間的に相対的な用語は配向により解釈され得る。
本明細書で、コンピュータは少なくとも一つのプロセッサを含むすべての種類のハードウェア装置を意味するものであり、実施例により該当ハードウェア装置で動作するソフトウェア的構成も包括する意味として理解され得る。例えば、コンピュータはスマートフォン、タブレットPC、デスクトップ、ノートパソコンおよび各装置で駆動される使用者クライアントおよびアプリケーションをすべて含む意味として理解され得、また、これに制限されるものではない。
【0009】
以下、添付された図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
本明細書で説明される各段階はコンピュータによって遂行されるものとして説明されるが、各段階の主体はこれに制限されるものではなく、実施例により各段階の少なくとも一部が互いに異なる装置で遂行されてもよい。
図1は、本発明の一実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電システムを図示した図面である。
図1を参照すると、本発明の一実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電システムは複数の第1充電モジュールグループ1000および複数の第2充電モジュール200を含むことができる。
ここで、
図1に図示された充電モジュールを利用した電気自動車充電システムは一実施例に従ったものであり、その構成要素が
図1に図示された実施例に限定されるものではなく、必要に応じて付加、変更または削除され得る。
一実施例で、第1充電モジュールグループ1000は所定の地域内に設置されるものの、第1方向に同一線上に固定配置される複数の第1充電モジュール100
0~100
Nを含むことができる。
より具体的には、多様な実施例で、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nそれぞれは
図2aに図示された通り、地下駐車場に配置される柱20に固定される形態で設置され得、複数の柱20のうち第1方向に同一線上に位置する柱20に設置された複数の第1充電モジュール100
0~100
Nを一つの第1充電モジュールグループ1000としてグループ化することができる。すなわち、充電モジュールを利用した電気自動車充電システムは所定の地域内に、第1方向に同一線上に配置される複数の第1充電モジュール100
0~100
Nをそれぞれ含む複数の第1充電モジュールグループ1000を含むことができる。しかし、これに限定されない。
多様な実施例で、
図2bに図示された通り、所定の地域内で第1方向に別途の構造物が設置され得、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nそれぞれは第1方向に設置された構造物上に固定される形態で設置され得る。
多様な実施例で、第1充電モジュールグループ1000に含まれた複数の第1充電モジュール100
0~100
Nは電気自動車10と電気的に連結するために、一側に充電ガンの形態のコネクタ(例:
図3の第1コネクタ110)を含むことができ、充電ガンの形態のコネクタを通じて電気自動車10と電気的に連結され得る。しかし、これに限定されず、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nそれぞれが
図2bに図示された通り、構造物上に固定されて設置される場合、有線で電気自動車10と連結されて電気自動車10に電力を供給できるだけでなく無線電力送信モジュールを通じて電気自動車10に無線で電力を供給することができる。
多様な実施例で、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち代表第1充電モジュール100
0は後述される第2充電モジュール200と電気的に連結されるために、他側にドッキングソケット(Docking socket)形態のコネクタ(例:第2コネクタ120)を含むことができ、ドッキングソケット形態の第2コネクタ120を通じて第2充電モジュール200と電気的に連結され得る。
ここで、代表第1充電モジュール100
0は一つの第1充電モジュールグループ1000に含まれた複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち予め設定されたラインと最も近い位置に設置される充電モジュールすなわち、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち最も左側に位置するか最も右側に位置する充電モジュールまたは複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち第1方向に最前端に位置する充電モジュールであり得る。しかし、これに限定されない。
【0010】
また、ここで、ドッキングソケット形態の第2コネクタ120は代表第1充電モジュール1000にのみ含まれ得、残りの他の第1充電モジュール(1001~100N)には含まれなくてもよいが、これに限定されない。
多様な実施例で、複数の第1充電モジュール1000~100Nのうち代表第1充電モジュール1000は一側にレーザービームを出力するためのレーザー出力モジュール170を含むことができ、レーザー出力モジュール170を通じて所定の地域内にレーザーを照射することによって、代表第1充電モジュール1000と隣接した位置に予め設定されたラインとしてラインレーザーを生成することができる。しかし、これに限定されず、レーザー出力モジュール170は所定の地域内の別途の空間に設置され得る。例えば、レーザー出力モジュール170は地下駐車場内部の天井部に設置され得る。
また、本明細書では第2充電モジュール200の移動経路をガイドするための目的でレーザー出力モジュール170を利用してラインレーザーを生成するものとして説明しているが、これに限定されず、事前に第2充電モジュール200に対する移動経路が設定(例:地下駐車場内部マップおよび座標値を基盤として移動経路設定)され、制御命令に基づいて予め設定された移動経路に沿って走行する方式が適用され得る。
また、第2充電モジュール200の移動経路をガイドするための目的で地下駐車場内部にはカラーテープが付着されるかペイントが塗布されるなど第2充電モジュール200の移動経路に沿って色相が表示され得、第2充電モジュール200がカラーセンサ(color sensor)を通じて移動経路上に表示された色相を追従して移動するように制御する方式が適用され得る。
また、第2充電モジュール200にはマグネチックマーカーを感知できるマグネチックセンサが備えられ、マグネチックセンサを通じて感知されたマグネチックマーカー情報に基づいて構成されたマグネチックランドマークを利用して第2充電モジュールの現在位置の判断および移動動作を制御する方式が適用され得る。
多様な実施例で、複数の第1充電モジュール1000~100Nのうち代表第1充電モジュール1000が設置された柱20の少なくとも一部の領域にはマーカーが付着され得る。例えば、代表第1充電モジュール1000が設置された柱20で、第1コネクタ120と隣接した位置に第1マーカー21が付着され得、柱20の複数の面のうち予め設定されたラインを眺める面の少なくとも一部の領域に第2マーカー22が付着され得る。
【0011】
ここで、第1マーカー21は代表第1充電モジュール100
0に対する情報を含んだり、代表第1充電モジュール100
0に対する情報を提供するリンク(例:URL)を含むことができる。また、ここで、第2マーカー22は所定の地域内での位置情報を含むことができる。すなわち、第1マーカー21を識別することによって、現在隣接した位置に設置された代表第1充電モジュール100
0に対する情報を獲得することができ、第2マーカー22を識別することによって所定の地域内での現在位置情報を獲得することができる。
一実施例で、第2充電モジュール200は所定の地域内に配置され、制御命令により移動動作を遂行できる。例えば、第2充電モジュール200は
図3aに図示された通り、別途の移動手段を含むことができ、外部から呼び出しが受信される場合、呼び出しが受信された位置を目的地点に設定し、移動手段を通じて現在位置から目的地点までの経路を移動する移動動作を遂行できる。
多様な実施例で、第2充電モジュール200は制御命令により所定の地域内を走行するものの、第2方向に予め設定されたラインに沿ってのみ移動することができる。しかし、これに限定されない。
多様な実施例で、第2充電モジュール200は第1充電モジュールグループ1000と連結されて第1充電モジュールグループ1000に含まれた複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち電気自動車10と連結された第1充電モジュールに電力を供給することができるが、これに限定されず、場合により電気自動車10と直接連結されて電気自動車10に直接電力を供給することができる。
多様な実施例で、第2充電モジュール200は代表第1充電モジュール100
0の第2コネクタ120と結合のためにコネクタ(例:
図4の210)を含むことができる。この時、第2充電モジュール200のコネクタ210は第2充電モジュール200の移動動作を遂行することにより毀損、破損したり、コネクタ210により駐車している車両または人に衝撃を加えないように、代表第1充電モジュール100
0が識別される前までは
図3bの(A)に図示された通り、コネクタ210をハウジング内部に挿入し、代表第1充電モジュール100
0が識別された時点で
図3bの(B)に図示された通り、コネクタ210をハウジング外部に突出させることができる。
ここで、第2充電モジュール200は内部に大容量バッテリーを具備し、パワーモジュールを通じてバッテリーに貯蔵された電力を外部に供給する移動式エネルギー貯蔵システム(Energy Storage System、ESS)モジュールであり得るが、これに限定されない。
また、ここで、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nと第2充電モジュール200はそれぞれの構成要素を含むハウジングの形態や設置方法(例:固定式または移動式)上の差があるだけで同じ構成要素を含むことができるが、これに限定されない。
多様な実施例で、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nそれぞれはエネルギー貯蔵システム(Energy Storage System、ESS)形態、ダミー(Dummy)形態または自主的に低速充電動作が可能な形態のうちいずれか一つの形態で具現され得る。以下、
図4~6を参照して説明することにする。
【0012】
図4は、多様な実施例で、エネルギー貯蔵システム(Energy Storage System、ESS)形態の第1充電モジュールを図示した図面である。
図4を参照すると、第1実施例に係る第1充電モジュール100(例:複数の第1充電モジュール100
0~100
N)すなわち、ESS形態の第1充電モジュール100は第1コネクタ110、第2コネクタ120、通信モジュール130、バッテリー140、パワーモジュール150および制御モジュール160を含むことができる。しかし、これに限定されない。
一実施例で、第1コネクタ110は充電ガンの形態で具現され得、第1コネクタ110を通じて電気自動車10と電気的に連結され得る。しかし、これに限定されず、第1コネクタ110は電気自動車10の駐車が可能な駐車面のそれぞれに配置される無線充電モジュール(図示されず)に含まれ、使用者要請(例:有線充電要請)により外部(例:電気自動車10方向)に導き出されて電気自動車10とドッキングされることにより、電気自動車10と電気的に連結される形態で具現され得る。
多様な実施例で、第1充電モジュール100は二つ以上の第1コネクタ110を含むことができ、二つ以上の第1コネクタ110を通じて互いに異なる二つ以上の電気自動車10と電気的に連結され得る。
一実施例で、第2コネクタ120はドッキングソケット(Docking Socket)形態で具現され得、第2コネクタ120を通じて第2充電モジュール200と電気的に連結され得る。ここで、第2コネクタ120はDCコンボの形態で形成され得るが、これに限定されない。ここで、第2コネクタ120は複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち代表第1充電モジュール100
0にのみ含まれ得るが、これに限定されない。
一実施例で、通信モジュール130は第2充電モジュール200を呼び出すことができる。例えば、通信モジュール130は第1コネクタ110を通じて電気自動車10と連結される場合、近距離無線通信方式(例:ブルートゥースなど)を通じて隣接した位置にある第2充電モジュール200を呼び出すことができる。ここで、通信モジュール130はSECC(Supply Equipment Communication Controller)であり得るが、これに限定されない。また、ここで、通信モジュール130は直接通信を通じてのcall方式およびQRコード等を通じてコンピューティング装置400で命令をする方式のうち少なくとも一つの方式を利用して通信を遂行できるが、これに限定されない。
一実施例で、バッテリー140は第1充電モジュール100内部に備えられる内蔵バッテリーであって、第2コネクタ120を通じて連結された第2充電モジュール200から供給される電力を貯蔵することができる。
一実施例で、パワーモジュール150は第2充電モジュール200から供給される電力を変換してバッテリー140に伝達でき、バッテリー140に貯蔵された電力を変換して電気自動車10に供給することができる。
一実施例で、制御モジュール160は第1充電モジュール100に含まれたそれぞれの構成要素(例:第1コネクタ110、第2コネクタ120、通信モジュール130、バッテリー140およびパワーモジュール150)の動作を制御する制御命令を出力することができる。例えば、制御モジュール160は第1コネクタ110を通じて電気自動車10との電気的連結が感知される場合、通信モジュール130を制御して第2充電モジュール200呼び出し信号を出力するようにすることができる。このために、第1充電モジュール100は別途の制御電源(例:12V電源)をさらに含むことができる。
【0013】
一実施例で、第2充電モジュール200は第1実施例に係る第1充電モジュール100と電気的に連結されることにより第1実施例に係る第1充電モジュール100に電力を供給することができる。このために、第2充電モジュール200はコネクタ210、両方向インバータ220、電気貯蔵装置(ESS)230、ライダーセンサ240およびカメラセンサ250を含むことができる。
多様な実施例で、第2充電モジュール200はコネクタ210を通じて第1充電モジュール100と連結され得る。このために、第2充電モジュール200のコネクタ210はドッキングソケット形態の第2コネクタ120と結合が可能な形態で具現され得る。しかし、これに限定されない。
多様な実施例で、第2充電モジュール200の両方向インバータ220はAC電力をDC電力にまたはDC電力をAC電力に変換することができる。例えば、電気貯蔵装置230に予め貯蔵された電力をDC変換して第1充電モジュール100に供給することができ、外部から提供されるDC電力をAC電力に変換して電気貯蔵装置230に貯蔵することができる。
多様な実施例で、第2充電モジュール200のライダーセンサ240は所定の地域に対するライダーセンサデータを収集することができ、収集されたセンサデータを分析して第2充電モジュール200の位置を認識することができる。
多様な実施例で、第2充電モジュール200のカメラセンサ250はライダーセンサ240を通じて認識された位置に基づいて動作されて、柱20に付着された第1マーカー21および第2マーカー22を識別でき、第1充電モジュール100の第2コネクタ120を撮影することによって映像データを獲得することができる。
すなわち、第1実施例に係る第1充電モジュール100は第2充電モジュール200と電気的に連結されることにより第2充電モジュール200から供給される電力を利用してバッテリー140を充電し、パワーモジュール150を通じてバッテリー140に充電された電力を電気自動車に供給する形態で具現され得る。
ここで、第1実施例に係る第1充電モジュール100は第2充電モジュール200から供給される電力を第1コネクタ110を通じて電気自動車10に有線供給するものとして説明しているが、これに限定されず、第1充電モジュール100は電気自動車10の駐車が可能な駐車面のそれぞれに配置される無線充電モジュール(図示されず)をさらに含むことができ、第2充電モジュール200から供給される電力を無線充電モジュールを通じて電気自動車10に無線供給すなわち、第1コネクタ110および無線充電モジュールを選択的に利用して電気自動車10に電力を供給したり、同時に利用して第2充電モジュール200から供給される電力を電気自動車に供給することができる。
【0014】
図5は、多様な実施例で、ダミー(Dummy)形態の第1充電モジュールを図示した図面である。
図5を参照すると、第2実施例に係る第1充電モジュール100’(例:複数の第1充電モジュール100
0~100
N)すなわち、ダミー(Dummy)形態の第1充電モジュール100’は第1コネクタ110’、第2コネクタ120’、通信モジュール130’、バッテリー140’、パワーモジュール150’および制御モジュール160’を含むことができる。しかし、これに限定されない。
一実施例で、第1コネクタ110’は充電ガンの形態で具現され得、第1コネクタ110’を通じて電気自動車10と電気的に連結され得る。ここで、第2実施例に係る第1コネクタ110’は第1実施例に係る第1コネクタ110と同じ形態で具現され得るが、これに限定されない。
一実施例で、第2コネクタ120’はドッキングソケット(Docking Socket)形態で具現され得、第2コネクタ120’を通じて第2充電モジュール200と電気的に連結され得る。ここで、第2実施例に係る第2コネクタ120’は第1実施例に係る第2コネクタ120と同じ形態で具現され得るが、これに限定されない。
一実施例で、通信モジュール130’(例:SECC(Supply Equipment Communication Controller)は第2充電モジュール200を呼び出すことができる。ここで、第2実施例に係る通信モジュール130’は第1実施例に係る通信モジュール130と同じ形態で具現され得るが、これに限定されない。
一実施例で、制御モジュール160’は第1充電モジュール100’に含まれたそれぞれの構成要素(例:第1コネクタ110’、第2コネクタ120’および通信モジュール130’)の動作を制御する制御命令を出力することができる。ここで、第2実施例に係る制御モジュール160’は第1実施例に係る制御モジュール160と同じ形態で具現され得る。
すなわち、第2実施例に係る第1充電モジュール100’は第2充電モジュール200と電気的に連結されることにより外部電力源(例:
図4の300)の電力供給なしに、第2充電モジュール200から供給される電力のみを電気自動車10に伝達する形態で具現され得る。
ここで、第2実施例に係る第1充電モジュール100’は第2充電モジュール200から供給される電力を第1コネクタ110’を通じて電気自動車10に有線供給するものとして説明しているが、これに限定されず、第1充電モジュール100’は電気自動車10の駐車が可能な駐車面のそれぞれに配置される無線充電モジュール(図示されず)をさらに含むことができ、第2充電モジュール200から供給される電力を無線充電モジュールを通じて電気自動車10に無線供給すなわち、第1コネクタ110’および無線充電モジュールを選択的に利用して電気自動車10に電力を供給したり、同時に利用して第2充電モジュール200から供給される電力を電気自動車に供給することができる。
【0015】
図6は、多様な実施例で、自主的に低速充電動作が可能な形態の第1充電モジュールを図示した図面である。
図6を参照すると、第3実施例に係る第1充電モジュール100’’(例:複数の第1充電モジュール100
0~100
N)すなわち、低速充電動作が可能な形態の第1充電モジュール100’’は第1コネクタ110’’、第2コネクタ120’’、通信モジュール130’’、パワーモジュール150’’および制御モジュール160’’を含むことができる。しかし、これに限定されない。
一実施例で、第1コネクタ110’は充電ガンの形態で具現され得、第1コネクタ110’’を通じて電気自動車10と電気的に連結され得る。ここで、第3実施例に係る第1コネクタ110’’は第1実施例に係る第1コネクタ110と同じ形態で具現され得るが、これに限定されない。
一実施例で、第2コネクタ120’’はドッキングソケット(Docking Socket)形態で具現され得、第2コネクタ120’’を通じて第2充電モジュール200と電気的に連結され得る。ここで、第3実施例に係る第2コネクタ120’’は第1実施例に係る第2コネクタ120と同じ形態で具現され得るが、これに限定されない。
一実施例で、通信モジュール130’’(例:SECC(Supply Equipment Communication Controller)は第2充電モジュール200を呼び出すことができる。ここで、第3実施例に係る通信モジュール130’’は第1実施例に係る通信モジュール130と同じ形態で具現され得るが、これに限定されない。
一実施例で、パワーモジュール150’’は外部電力源300から供給される電力を変換して電気自動車10に供給することができる。例えば、パワーモジュール150’’は外部電力源300から供給される22kW AC 3相の電力の入力を受けることができ、22kW AC 3相の電力を20kW DCに変換して低速充電のための電力を電気自動車10に供給することができる。このために、パワーモジュール150’’はAC/DCコンバータを含むことができる。しかし、パワーモジュール150’’に含まれたコンバータの種類はこれに限定されず、多様な種類のコンバータ(例:バッテリーのDC電力を電気自動車10に供給するためのDC/DCコンバータなど)を含むことができる。DC/DCコンバータは特に外部電力源300がDC供給が可能な電力源であるか電気自動車10の電力を外部DCバッテリーを充電する時に使われ得る。
また、パワーモジュール150’’は第2充電モジュール200から供給される電力と外部電力源300を通じて供給された電力を合算して高速充電のための電力を電気自動車10に供給することができる。
一実施例で、制御モジュール160’’は第1充電モジュール100’’に含まれたそれぞれの構成要素(例:第1コネクタ110’’、第2コネクタ120’’、通信モジュール130’’およびパワーモジュール150’’)の動作を制御する制御命令を出力することができる。ここで、第3実施例に係る制御モジュール160’’は第1実施例に係る制御モジュール160と同じ形態で具現され得る。
すなわち、第3実施例に係る第1充電モジュール100’’は電気自動車10と連結されることにより外部電力源300から供給される電力を変換して提供することによって、電気自動車10の低速充電を可能にし、第2充電モジュール200が連結されることにより外部電力源300から供給される電力と第2充電モジュール200から供給される電力を合算して提供することによって、電気自動車10の高速充電を可能にすることができる。
ここで、第3実施例に係る第1充電モジュール100’’は第2充電モジュール200から供給される電力を第1コネクタ110’’を通じて電気自動車10に有線供給するものとして説明しているが、これに限定されず、第1充電モジュール100’’は電気自動車10の駐車が可能な駐車面のそれぞれに配置される無線充電モジュール(図示されず)をさらに含むことができ、第2充電モジュール200から供給される電力を無線充電モジュールを通じて電気自動車10に無線供給すなわち、第1コネクタ110’’および無線充電モジュールを選択的に利用して電気自動車10に電力を供給したり、同時に利用して第2充電モジュール200から供給される電力を電気自動車に供給することができる。
また、第1実施例に係る第1充電モジュール100、第2実施例に係る第1充電モジュール100’および第3実施例に係る第1充電モジュール100’’はそれぞれ互いに異なる構成要素を含むものとして説明しているが、これに限定されず、第1実施例に係る第1充電モジュール100、第2実施例に係る第1充電モジュール100’および第3実施例に係る第1充電モジュール100’’それぞれに含まれたすべての構成要素を含む一つの第1充電モジュールで具現され得、動作状態により特定構成要素のみを選択的に駆動する形態で具現され得る。例えば、第1充電モジュールをダミー形態で動作しようとする場合、第1コネクタ、第2コネクタ、通信モジュールおよび制御モジュールのみが動作するように制御でき、低速/高速充電形態で動作しようとする場合、第1コネクタ、第2コネクタ、通信モジュール、パワーモジュールおよび制御モジュールが動作するように制御することができる。以下、
図7~10を参照して充電モジュールを利用した電気自動車充電方法および充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法について説明することにする。
【0016】
図7は本発明の他の実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電方法のフローチャートであり、
図8は多様な実施例で、充電モジュールを利用した電気自動車充電過程を図示した図面である。
図7および8に図示された充電モジュールを利用した電気自動車充電方法は、コンピューティング装置400により遂行されるものとして説明している。ここで、コンピューティング装置400は第1充電モジュール100(例:複数の第1充電モジュール100
0~100
N)および第2充電モジュール200それぞれの動作を制御するためにそれぞれの充電モジュール内に備えられる制御モジュール160を意味し得るが、これに限定されず、コンピューティング装置400は充電モジュールを利用した電気自動車充電プロセスを遂行するために第1充電モジュール100および第2充電モジュール200の外部に別途に備えられるコンピューティング用ハードウェア装置であり得る。
また、充電モジュールを利用した電気自動車充電方法は場合により、外部に別途に備えられるコンピューティング装置400と第1充電モジュール100および第2充電モジュール200の動作を制御するためにそれぞれのモジュール内に備えられる制御モジュール160を共に利用する形態で具現され得る。
また、充電モジュールを利用した電気自動車充電方法を遂行するのに先立ち、コンピューティング装置400は所定の地域内に備えられた複数の第1充電モジュール100
0~100
Nおよび複数の第2充電モジュール200それぞれの使用現況および電力保有現況および電気自動車の充電が可能な場所に関する情報などを出力するUIを使用者端末または所定の地域内に備えられるディスプレイ装置に提供でき、これを通じて使用者がより容易で便利な充電モジュールを利用した電気自動車充電方法を利用できるように補助することができる。
図7および8を参照すると、S110段階で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール100と電気自動車10の連結を感知することができる。例えば、電気自動車10を充電しようとする使用者が複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうちいずれか一つの充電モジュール(例:第1充電モジュール#N(100
N))の第1コネクタ110と電気自動車10のコネクタを連結することによって、第1充電モジュール#N(100
N)と電気自動車10を電気的に連結でき、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#N(100
N)と電気自動車10間の電気的連結状態を通じて第1充電モジュール#N(100
N)と電気自動車10が連結されたかどうかを判断することができる。
ここで、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nは
図4に図示された第1実施例に係る第1充電モジュール100および
図5に図示された第2実施例に係る第1充電モジュール100’であり得るが、これに限定されない。
S120段階で、コンピューティング装置400はS110段階を経て複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち第1充電モジュール#N(100
N)と電気自動車10が連結されたと判断される場合、第2充電モジュール200を呼び出すことができる。
【0017】
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#N(100N)と電気自動車10が連結されたと判断される場合、複数の第2充電モジュール200のうち最も隣接した位置にある第2充電モジュール200を最優先的に呼び出すことができる。この時、コンピューティング装置400は電気自動車10のバッテリー充電量を考慮して呼び出す第2充電モジュール200をフィルタリング(例:電気自動車10のバッテリーを充電するほど十分な電力を供給し難い第2充電モジュール200をフィルタリング)することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#N(100N)と電気自動車10が連結されたと判断される場合、複数の第2充電モジュールのうちバッテリー充電量が最も大きい第2充電モジュール200を優先的に呼び出すことができる。しかし、これに限定されない。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#N(100N)の少なくとも一部の領域にディスプレイが備えられた形態である場合、第1充電モジュール#N(100N)と電気自動車10が連結されたと判断されることによりディスプレイを通じて使用者認証のための使用者インターフェース(User Interface、UI)を提供でき、使用者がUIを通じて使用者認証手続きを遂行することに応答して第2充電モジュール200を呼び出すことができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#N(100N)の少なくとも一部の領域にディスプレイが備えられていない形態である場合、ネットワークを通じて使用者端末と連結され得、使用者端末に使用者認証のためのUIを提供することができ、使用者がUIを通じて使用者認証手続きを遂行することに応答して第2充電モジュール200を呼び出すことができる。
ここで、使用者端末は携帯性と移動性が保障される無線通信装置であって、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(Smartphone)、スマートパッド(Smartpad)、タブレットPC(Tablet PC)などのようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができるが、これに限定されない。
【0018】
また、ここで、ネットワークは複数の端末およびサーバーのようなそれぞれのノード相互間で情報交換が可能な連結構造を意味するものであり、このようなネットワークの一例としては近距離通信網(LAN:Local Area Network)、広域通信網(WAN:Wide Area Network)、インターネット(WWW:World Wide Web)、有線/無線データ通信網、電話網、有線/無線テレビ通信網などを含むことができる。また、無線データ通信網は3G、4G、5G、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、5GPP(5th Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)、ワイファイ(Wi-Fi)、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、RF(Radio Frequency)、ブルートゥース(Bluetooth)ネットワーク、NFC(Near-Field Communication)ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどを含むことができるが、これに限定されない。
S130段階で、コンピューティング装置400は第2充電モジュール200を呼び出したことに対する応答として、第2充電モジュール200が第2方向に予め設定されたラインに沿って移動するように制御でき、第2充電モジュール200がして第1充電モジュール#N(100N)と電気的に連結されることにより第2充電モジュール200の電力を利用して電気自動車10のバッテリーを充電させることができる。
より具体的には、所定の地域内に位置する複数の第1充電モジュールグループ1000それぞれは複数の代表第1充電モジュール1000を含むことができ、コンピューティング装置400は複数の代表第1充電モジュール1000それぞれに含まれた複数のレーザー出力モジュール170の動作を制御してレーザービームを照射させることによって、第2充電モジュール200の移動をガイドするための第2方向へのレーザーラインを生成することができる。しかし、これに限定されず、レーザー出力モジュール170は複数の代表第1充電モジュール1000外部に別途の空間に備えられることができる。
以後、コンピューティング装置400は第2充電モジュール200が呼び出された位置まで予め設定されたライン(レーザーライン)に沿って移動するように制御することができる。
【0019】
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第2充電モジュール200のライダーセンサ240を通じて所定の地域に対するライダーセンサデータを収集でき、収集されたライダーセンサデータを分析して第2充電モジュール200の位置を認識でき、第2充電モジュール200の現在位置によりカメラセンサ250を動作させて最も隣接した位置にある第2マーカー22を識別でき、識別された第2マーカー22を通じて第2充電モジュール200の現在位置を判断して呼び出された位置まで移動するための移動経路を生成することができ、移動経路に沿って移動するように第2充電モジュール200の移動動作を制御することができる。
以後、コンピューティング装置400は第2充電モジュール200が予め設定されたラインに沿って移動する過程で、ライダーセンサ240を通じて所定の地域に対するライダーセンサデータを収集でき、収集されたライダーセンサデータを分析して第2充電モジュール200のリアルタイム位置を認識でき、柱20と隣接した位置に位置することによって第1マーカー21を識別できるようにカメラセンサ250を動作させることができる。
この時、コンピューティング装置400は識別された第1マーカー21を通じて収集された情報に基づいて、第2充電モジュール200と隣接した位置にある代表第1充電モジュール1000が第2充電モジュール200を呼び出した第1充電モジュール#N(100N)を含む第1充電モジュールグループ1000の代表第1充電モジュール1000であるかどうかを判断し、判断結果によりカメラセンサ250の動作の有無を決定することができる。
以後、コンピューティング装置400はカメラセンサ250が動作することによって生成される映像データ(例:代表第1充電モジュール1000に含まれた第2コネクタ120を撮影した映像データ)を分析して代表第1充電モジュール1000に含まれた第2コネクタ120と第2充電モジュール200のコネクタ210が結合されるように動作を制御することによって、代表第1充電モジュール1000と第2充電モジュール200が電気的に連結されるように制御することができる。
以後、コンピューティング装置400は第2充電モジュール200から供給された電力が代表第1充電モジュール1000を通じて第1充電モジュール#N(100N)(例:電気自動車10と電気的に連結された充電モジュール)に供給されるようにすることによって、第2充電モジュール200の電力を利用して電気自動車10のバッテリーを充電させることができる。
電気自動車10と連結された第1充電モジュール#N(100N)は第1充電モジュール#N(100N)が属する第1充電モジュールグループ1000に含まれた他の第1充電モジュール1000~100N-1と一つの電力ラインで連結されるので、第1充電モジュールグループ1000に含まれた複数の第1充電モジュール1000~100Nのうちいずれか一つの第1充電モジュールに第2充電モジュール200が連結されても、一つの電力ラインを通じて他の第1充電モジュールにも電力が供給および分配され得る。
【0020】
したがって、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#N(100
N)に電力を供給しようとする場合、第2充電モジュール200を呼び出して第1充電モジュール#N(100
N)が属した第1充電モジュールグループ1000の代表第1充電モジュール100
0と第2充電モジュール200を連結させ、代表第1充電モジュール100
0と第1充電モジュール#N(100
N)を連結する一つの電力ラインを通じて第2充電モジュール200から供給された電力を第1充電モジュール#N(100
N)に供給することができる。しかし、これに限定されない。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は電気自動車10に対する充電方式により第2充電モジュール200と電気的に連結する第1充電モジュール100
0~100
Nを選択することができる。例えば、コンピューティング装置400は使用者から電気自動車10に対する低速充電要請を獲得したり、充電方式に対する別途の指示を獲得できなかった場合、前記のように第2充電モジュール200と代表第1充電モジュール100
0が連結されるように第2充電モジュール200の動作を制御することができる。一方、コンピューティング装置400は使用者から電気自動車10に対する高速充電要請を獲得した場合、第2充電モジュール200が電気自動車10と連結された第1充電モジュール#N(100
N)と直接的に連結されるように第2充電モジュール200の動作を制御することができる。この時、コンピューティング装置400は電気自動車10と連結された第1充電モジュール#N(100
N)と隣接した位置に位置する第1充電モジュール間の電気的な連結を解除することによって、第2充電モジュールと電気自動車10と連結された第1充電モジュール#N(100
N)が1:1連結されるように制御することができる。
多様な実施例で、複数の第1充電モジュール100
0~100
NがESS形態で具現される場合(例:
図4に図示された第1実施例に係る第1充電モジュール100)、コンピューティング装置400は複数の第1充電モジュール100
0~100
Nの動作を制御して第2充電モジュール200から供給される電力を利用して複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのバッテリー140を充電させることができ、パワーモジュール150を通じてバッテリー140に充電された電力を電気自動車10に供給することによって、電気自動車10のバッテリー11を充電することができる。
ここで、複数の第1充電モジュール100
0~100
NがESS形態で具現される場合(例:
図4に図示された第1実施例に係る第1充電モジュール100)、S120段階を経て呼び出された第2充電モジュール200が複数の第1充電モジュール100
0~100
Nに連結される前まで予め充電されたバッテリー140を利用して電気自動車10に電力を供給することができる。
【0021】
また、複数の第1充電モジュール100
0~100
NがESS形態で具現されるとき(例:
図4に図示された第1実施例に係る第1充電モジュール100)、電気自動車10と連結されていない場合、予め充電されたバッテリー140を利用して第2充電モジュール200に余剰電力(例:7kW)を供給することによって、第2充電モジュール200のバッテリーを充電させることができる。
多様な実施例で、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nがダミー形態で具現される場合(例:
図5に図示された第2実施例に係る第1充電モジュール100’)、コンピューティング装置400は複数の第1充電モジュール100
0~100
Nの動作を制御し、第2コネクタ120’を通じて第2充電モジュール200から供給される電力を第1コネクタ110’を通じて電気自動車10に伝達することによって、電気自動車10のバッテリー11を充電することができる。
ここで、コンピューティング装置400は第1コネクタ110を通じて電気自動車10に電力を供給するものとして説明しているが、これに限定されず、無線充電モジュールを通じて無線で電力を供給したり、第1コネクタ110を通じての有線供給および無線充電モジュールを通じての無線供給を同時に遂行できる。
多様な実施例で、コンピューティング装置100は使用者から電気自動車10に対する無線充電要請または有線充電要請を獲得することができ、使用者から無線充電要請を獲得する場合、無線充電モジュールを通じて電気自動車10にAC電力を無線供給でき、有線充電要請を獲得する場合、第1コネクタ110を通じて電気自動車10にDC電力を有線供給することができる。例えば、第2充電モジュール200はコンバータ(例:AC/DCコンバータなど)を含むことができ、コンピューティング装置400は使用者から無線充電要請を獲得することによって第2充電モジュール200の動作を制御してDC電力をAC電力に変換させることができ、第2充電モジュール200から変換されたAC電力の供給を受けて電気自動車10に無線供給することができる。また、コンピューティング装置400は使用者から有線充電要請を獲得することによって第2充電モジュール200からDC電力をそのまま供給されて電気自動車10に有線供給することができる。
ここで、無線充電要請および有線充電要請により電力の形態を変換するために第2充電モジュール200内にコンバータが含まれるものとして説明しているが、これに限定されず、第1充電モジュール100(例:複数の第1充電モジュール100
0~100
N)がコンバータを含んで第2充電モジュール200から供給される電力を無線または有線充電要請により適切な形態に変換して電気自動車10に有線/無線で供給することができる。例えば、コンピューティング装置400は使用者から無線充電要請を獲得することによって第1充電モジュール100の動作を制御して第2充電モジュール200から供給されたDC電力をAC電力に変換して無線充電モジュールを通じて電気自動車10に無線供給でき、使用者から有線充電要請を獲得することによって第2充電モジュール200から供給されたDC電力を第1コネクタ110を通じて電気自動車10に有線供給することができる。
また、場合によりコンバータは第1充電モジュール100および第2充電モジュール200にすべて含まれ得、状況によって第1充電モジュール100および第2充電モジュール200のうちいずれか一つの充電モジュールに含まれたコンバータを利用して電力を変換することができる。
【0022】
多様な実施例で、コンピューティング装置400は一つの第1充電モジュール100(例:複数の第1充電モジュール1000~100N)に二つ以上の第1コネクタ110が含まれて二つ以上の第1コネクタ110それぞれに互いに異なる二つ以上の電気自動車10が連結された場合、二つ以上の第1コネクタ110を利用して二つ以上の電気自動車10に電力を同時に供給することができるが、これに限定されず、二つ以上の電気自動車10それぞれに対する充電期限に基づいて、充電期限が短い電気自動車10から順次電力を供給することができる。
また、コンピューティング装置400は二つ以上の第1コネクタ110それぞれに互いに異なる二つ以上の電気自動車10が連結された場合、二つ以上の電気自動車10それぞれに対する電力供給方式(例:低速充電または高速充電)を独立的に設定することができ、設定値に基づいて二つ以上の電気自動車10それぞれに対して設定された電力供給方式により二つ以上の電気自動車10それぞれに独立的に電力を供給することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は複数の第1充電モジュール1000~100Nと電気自動車10が電気的に連結されることにより第2充電モジュール200を呼び出すものの、電気自動車10と連結された第1充電モジュールの個数すなわち、必要な電力の大きさにより呼び出す第2充電モジュール200の個数を決定することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は複数の第1充電モジュール1000~100Nに備えられるディスプレイまたは使用者端末のディスプレイを通じて出力されるUIを通じて、充電中である電気自動車10に関する情報(例:車両の番号、充電状態、充電量および費用情報など)を提供することができる。
【0023】
図9は本発明のさらに他の実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法のフローチャートであり、
図10は多様な実施例で、充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電過程を図示した図面である。
図9および10に図示された充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法は、コンピューティング装置400により遂行されるものとして説明している。ここで、コンピューティング装置400は第1充電モジュール100(例:複数の第1充電モジュール100
0~100
N)および第2充電モジュール200それぞれの動作を制御するためにそれぞれの充電モジュール内に備えられる制御モジュール160を意味し得るが、これに限定されず、コンピューティング装置400は充電モジュールを利用した電気自動車充電プロセスを遂行するために第1充電モジュール100および第2充電モジュール200の外部に別途に備えられるコンピューティング用ハードウェア装置であり得る。
また、充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法は場合により、外部に別途に備えられるコンピューティング装置400と第1充電モジュール100および第2充電モジュール200の動作を制御するためにそれぞれのモジュール内に備えられる制御モジュール160を共に利用する形態で具現され得る。
また、充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法を遂行するのに先立ち、コンピューティング装置400は所定の地域内に備えられた複数の第1充電モジュール100
0~100
Nおよび複数の第2充電モジュール200それぞれの使用現況および電力保有現況および電気自動車の充電が可能な場所に関する情報などを出力するUIを使用者端末または所定の地域内に備えられるディスプレイ装置に提供でき、これを通じて使用者がより容易で便利な充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法を利用できるように補助することができる。
図9および10を参照すると、S210段階で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール100と電気自動車10の連結を感知することができる。例えば、電気自動車10を充電しようとする使用者が複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうちいずれか一つの充電モジュール(例:第1充電モジュール#1(100
1))の第1コネクタ110と電気自動車10のコネクタを連結することによって、第1充電モジュール#1(100
1)と電気自動車10を電気的に連結でき、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#1(100
1)と電気自動車10間の電気的連結状態を通じて第1充電モジュール#1(100
1)と電気自動車10が連結されたかどうかを判断することができる。
ここで、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nは
図6に図示された第3実施例に係る第1充電モジュール100’’であり得るが、これに限定されない。
S220段階で、コンピューティング装置400はS110段階を経て複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち第1充電モジュール#1(100
1)と電気自動車10が連結されたと判断される場合、低速充電モードを動作して電気自動車10に第1大きさの電力を供給することができる。例えば、複数の第1充電モジュール100
0~100
Nのうち第1方向で最後団に連結された第1充電モジュール#N(100
N)は外部電力源300と連結され得、第1充電モジュール#1(100
1)と電気自動車10が連結されたと判断される場合、外部電力源300から供給されるAC電力(例:22kW AC 3相の電力)を第1大きさのDC電力に変換(例:20kW DC)して第1充電モジュール#1(100
1)に供給することによって、20kW DC電力を利用して電気自動車10のバッテリー11を低速充電することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400はS210段階を経て第1充電モジュール#1(100
1)と電気自動車10が連結されたと判断され、使用者から高速充電要請を獲得する場合、第2充電モジュール200を呼び出すことができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#1(100
1)と電気自動車10が連結されたと判断される場合、複数の第2充電モジュール200のうち最も隣接した位置にある第2充電モジュール200を最優先的に呼び出すことができる。この時、コンピューティング装置400は電気自動車10のバッテリー充電量を考慮して呼び出す第2充電モジュール200をフィルタリング(例:電気自動車10のバッテリーを充電するほど十分な電力を供給し難い第2充電モジュール200をフィルタリング)することができる。
【0024】
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#1(1001)と電気自動車10が連結されたと判断される場合、複数の第2充電モジュール200のうちバッテリー充電量が最も大きい第2充電モジュール200を優先的に呼び出すことができる。しかし、これに限定されない。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#1(1001)の少なくとも一部の領域にディスプレイが備えられた形態である場合、第1充電モジュール#1(1001)と電気自動車10が連結されたと判断されることによりディスプレイを通じて使用者認証のための使用者インターフェース(User Interface、UI)を提供でき、使用者がUIを通じて使用者認証手続きを遂行することに応答して第2充電モジュール200を呼び出すことができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#1(1001)の少なくとも一部の領域にディスプレイが備えられていない形態である場合、ネットワークを通じて使用者端末と連結され得、使用者端末に使用者認証のためのUIを提供することができ、使用者がUIを通じて使用者認証手続きを遂行することに応答して第2充電モジュール200を呼び出すことができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は電気自動車10と第1充電モジュール#1(1001)が連結されることにより第1充電モジュール#1(1001)を通じて第1大きさの電力を電気自動車10に供給するものの、電気自動車10のバッテリー充電量に基づいて電気自動車10の予想充電時間を算出し、算出された予想充電時間が予め設定された時間内に含まれるかどうかにより第2充電モジュール200の呼び出しの有無を決定することができる。
より具体的には、コンピューティング装置400は予め設定された時間が1時間であるとき、電気自動車10のバッテリー充電量に基づいて算出された予想充電時間(第1大きさの電力を電気自動車10に供給することによって電気自動車10のバッテリーが完全充電されるまで予想される充電時間)が1時間以内である場合には電気自動車10に対する充電方式を低速充電方式に決定でき、これに伴い、第2充電モジュール200を呼び出さず、第1充電モジュール#1(1001)のみを利用して電気自動車10に電力を供給することができる。
一方、コンピューティング装置400は予め設定された時間が1時間であるとき、電気自動車10のバッテリー充電量に基づいて算出された予想充電時間(第1大きさの電力を電気自動車10に供給することによって電気自動車10のバッテリーが完全充電されるまで予想される充電時間)が1時間を超過する場合には電気自動車10に対する充電方式を高速充電方式に決定でき、これに伴い、第2充電モジュール200を呼び出して第1充電モジュール#1(1001)と第2充電モジュール200を電力を電気自動車10に供給することができる。
【0025】
ここで、予め設定された時間は使用者から入力される電気自動車10の充電期限または充電完了時間であり得る。例えば、使用者から入力される予め設定された時間は「電気自動車10に対する充電を開始した時点からN時間後」のように所定の期間を示す値であり得、「13時30分」のように特定時点を示す値であり得る。
多様な実施例で、第1充電モジュール#1(1001)は二つの第1コネクタ110を含むことができ、二つの第1コネクタ110を通じてそれぞれ互いに異なる2台の電気自動車10が連結された場合(例えば、第1充電モジュール#1(1001)が設置された柱を挟んで左右側に互いに異なる2台の電気自動車10が駐車して第1充電モジュール#1(1001)と連結された場合)、コンピューティング装置400は第2充電モジュール200を呼び出して互いに異なる2台の電気自動車10それぞれに電力を供給することができる。この時、互いに異なる2台の電気自動車10それぞれには第1充電モジュール#1(1001)の電力と第2充電モジュール200の電力が分散されて供給されるところ、低速充電方式でのみ電力を供給することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は使用者から高速充電要請を獲得する場合、第2充電モジュール200を呼び出すものの、一つの第1充電モジュールグループ1000内で高速充電しようとする電気自動車10の個数に基づいて呼び出す第2充電モジュールの個数を決定することができる。
S230段階で、コンピューティング装置400はS220段階を経て呼び出された第2充電モジュール200と第1充電モジュール#1(1001)が電気的に連結されることにより高速充電モードを動作して電気自動車10に第1大きさの電力を供給することができる。例えば、コンピューティング装置400は第2充電モジュールが予め設定されたラインに沿って移動して第1充電モジュール#1(1001)が属する第1充電モジュールグループ1000の代表第1充電モジュール1000と連結される場合、代表第1充電モジュール1000を通じて伝達される第2充電モジュール200の電力(例:20kW DC)と外部電力源300から供給されたAC電力をDC電力に変換することによって生成された第1大きさのDC電力(例:20kW DC)を合算することによって第2大きさの電力(例:40kW DC)を生成でき、生成された第2大きさの電力を電気自動車10に供給することによって、40kW DC電力を利用して電気自動車10のバッテリー11を高速充電することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#1(1001)と連結された電気自動車10のバッテリー11が完全充電された場合、第2充電モジュール200との連結を解除するように代表第1充電モジュール1000および第2充電モジュール200の動作を制御することによって、第2充電モジュール200が他の電気自動車10の充電のためにさらに他の代表第1充電モジュール1000と連結されるようにすることができる。
【0026】
また、コンピューティング装置400は電気自動車10のバッテリー充電量に基づいて第1充電モジュール100が供給する第1大きさの電力のみで予め設定された時間内に電気自動車10のバッテリーの完全充電が可能であると判断される場合、第2充電モジュール200との連結を解除するように代表第1充電モジュール1000および第2充電モジュール200の動作を制御することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は第1充電モジュール#1(1001)と連結された電気自動車10のバッテリー11が完全充電された場合、第1大きさの電力を第2充電モジュール200に供給するように代表第1充電モジュール1000の動作を制御することによって、代表第1充電モジュール1000を通じて供給される外部電力源300の電力を利用して第2充電モジュール200に備えられたバッテリーを充電させることができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は電気自動車10のバッテリー充電量に基づいて算出された電気自動車10の予想充電時間が予め設定された時間内に含まれる場合、予め設定された時間と算出された電気自動車10の予想充電時間の差だけ第1大きさの電力を第2充電モジュール200に供給するように代表第1充電モジュール1000を制御することによって、代表第1充電モジュール1000を通じて供給される外部電力源300の電力を利用して第2充電モジュール200に備えられたバッテリーを充電させることができる。例えば、コンピューティング装置400は予め設定された時間が1時間であるとき電気自動車10の予想充電時間が40分である場合、予め設定された時間と予想充電時間の差である20分の間第1大きさの電力を第2充電モジュール200に供給するように代表第1充電モジュール1000を制御することができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は使用者から予め設定された時間と電気自動車10のバッテリー充電量に基づいて算出された電気自動車10の予想充電時間の差が基準時間(例:5時間)を超過する場合、電気自動車10と連結された第1充電モジュール#1(100N)が属する第1充電モジュールグループ1000の代表第1充電モジュール1000を充電拠点として指定することができ、所定の地域内に位置する複数の第2充電モジュール200それぞれのバッテリー充電量が基準値未満に低下する場合、充電拠点として指定された代表第1充電モジュール1000に移動および連結して充電拠点として指定された代表第1充電モジュール1000を通じて外部電力源300の電力の供給を受けて充電するように制御することができる。
【0027】
多様な実施例で、コンピューティング装置400は特定の第1充電モジュール1000~100Nが電気自動車10と連結されていないかまたは特定の第1充電モジュール1000~100Nと予め連結された電気自動車10のバッテリーが完全充電されたと判断される場合、複数の第2充電モジュール200それぞれに備えられたバッテリーの充電量をモニタリングすることができ、複数の第2充電モジュール200のうちバッテリーの充電量が予め設定された基準値未満であるいずれか一つの第2充電モジュールを選択することができ、選択したいずれか一つの第2充電モジュール200を呼び出すように特定の第1充電モジュール1000~100Nの動作を制御することができる。以後、コンピューティング装置400は特定の第1充電モジュール1000~100Nの呼び出し動作により特定の第1充電モジュール1000~100Nが属したグループの代表第1充電モジュール1000といずれか一つの第2充電モジュール200が連結される場合、第1大きさの電力がいずれか一つの第2充電モジュール200に供給されるように代表第1充電モジュール1000の動作を制御することによって、電気自動車10と連結されていないか予め連結された電気自動車10の充電が完全充電される場合、代表第1充電モジュール1000を通じて供給される外部電力源300の電力を利用してバッテリー充電量が低い第2充電モジュール200を充電させることができる。
多様な実施例で、コンピューティング装置400は特定第2充電モジュール200に備えられたバッテリーの充電量が予め設定された基準値未満になる場合、複数の第1充電モジュールグループ1000との近距離無線通信を通じて複数の第1充電モジュールグループ1000のうち電気自動車10と連結されていない第1充電モジュールグループ1000または予め連結された電気自動車10の個数が最も少ない第1充電モジュールグループ1000を選択するように特定第2充電モジュール200の動作を制御でき、特定第2充電モジュール200が選択された第1充電モジュールグループ1000の代表第1充電モジュール1000に移動して電気的に連結されるようにすることによって、代表第1充電モジュール1000を通じて供給される外部電力源300の電力を利用して特定第2充電モジュール200のバッテリーを充電させることができる。
【0028】
前述した充電モジュールを利用した電気自動車充電方法は、図面に図示されたフローチャートを参照して説明した。簡単な説明のために充電モジュールを利用した電気自動車充電方法は一連のブロックで図示して説明したが、本発明は前記ブロックの順序に限定されず、いくつかのブロックは本明細書に図示され叙述されたものと異なる順序で遂行されるかまたは同時に遂行され得る。また、本明細書および図面に記載されていない新しいブロックが追加されたり、一部のブロックが削除または変更された状態で遂行され得る。以下、
図11を参照して、第1充電モジュール100および第2充電モジュール200の外部に備えられ、充電モジュールを利用した電気自動車充電方法および充電モジュールを利用した電気自動車の低速および高速充電方法を遂行するコンピューティング装置400のハードウェア構成について説明することにする。
図11は、本発明のさらに他の実施例に係る充電モジュールを利用した電気自動車充電方法を遂行するサーバーのハードウェア構成図である。
図11を参照すると、多様な実施例で、コンピューティング装置400は一つ以上のプロセッサ410、プロセッサ410によって遂行されるコンピュータプログラム451をロード(Load)するメモリ420、バス430、通信インターフェース440およびコンピュータプログラム451を保存するストレージ450を含むことができる。ここで、
図11には本発明の実施例と関連する構成要素のみ図示されている。したがって、本発明が属した技術分野の通常の技術者であれば
図11に図示された構成要素の他に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることが分かる。
プロセッサ410はコンピューティング装置400の各構成の全般的な動作を制御する。プロセッサ410はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)または本発明の技術分野に広く知られている任意の形態のプロセッサを含んで構成され得る。
また、プロセッサ410は本発明の実施例に係る方法を実行するための少なくとも一つのアプリケーションまたはプログラムに対する演算を遂行でき、コンピューティング装置400は一つ以上のプロセッサを具備することができる。
多様な実施例で、プロセッサ410はプロセッサ410内部で処理される信号(またはデータ)を一時的および/または永久的に保存するラム(RAM:Random Access Memory、図示されず)およびロム(ROM:Read-Only Memory、図示されず)をさらに含むことができる。また、プロセッサ410はグラフィック処理部、ラムおよびロムのうち少なくとも一つを含むシステムオンチップ(SoC:system on chip)形態で具現され得る。
メモリ420は各種データ、命令および/または情報を保存する。メモリ420は本発明の多様な実施例に係る方法/動作を実行するためにストレージ450からコンピュータプログラム451をロードすることができる。メモリ420にコンピュータプログラム451がロードされると、プロセッサ410はコンピュータプログラム451を構成する一つ以上のインストラクションを実行することによって前記方法/動作を遂行できる。メモリ420はRAMのような揮発性メモリで具現され得るであろうが、本開示の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
バス430はコンピューティング装置400の構成要素間の通信機能を提供する。バス430はアドレスバス(address Bus)、データバス(Data Bus)および制御バス(Control Bus)などの多様な形態のバスで具現され得る。
【0029】
通信インターフェース440はコンピューティング装置400の有線/無線インターネット通信を支援する。また、通信インターフェース440はインターネット通信以外の多様な通信方式を支援してもよい。このために、通信インターフェース440は本発明の技術分野に広く知られている通信モジュールを含んで構成され得る。いくつかの実施例で、通信インターフェース440は省略され得る。
ストレージ450はコンピュータプログラム451を非臨時的に保存することができる。コンピューティング装置400を通じて充電モジュールを利用した電気自動車充電プロセスを遂行する場合、ストレージ450は充電モジュールを利用した電気自動車充電プロセスを提供するために必要な各種情報を保存することができる。
ストレージ450はROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリなどのような不揮発性メモリ、ハードディスク、着脱型ディスク、または本発明が属する技術分野で広く知られている任意の形態のコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含んで構成され得る。
コンピュータプログラム451はメモリ420にロードされる時、プロセッサ410に本発明の多様な実施例に係る方法/動作を遂行するようにする一つ以上のインストラクションを含むことができる。すなわち、プロセッサ410は前記一つ以上のインストラクションを実行することによって、本発明の多様な実施例に係る前記方法/動作を遂行できる。
一実施例で、コンピュータプログラム451は複数の第1充電モジュールのうち一つ以上の第1充電モジュールと電気自動車が電気的に連結される段階、第2充電モジュールを呼び出す段階および第2充電モジュールが第2方向に予め設定されたラインに沿って移動して一つ以上の第1充電モジュールと電気的に連結されることにより第2充電モジュールの電力を利用して電気自動車のバッテリーを充電する段階を含む充電モジュールを利用した電気自動車充電方法を遂行するようにする一つ以上のインストラクションを含むことができる。
【0030】
本発明の実施例に関連して説明された方法またはアルゴリズムの段階はハードウェアで直接具現されたり、ハードウェアによって実行されるソフトウェアモジュールで具現されたり、またはこれらの結合によって具現され得る。ソフトウェアモジュールはRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、ハードディスク、着脱型ディスク、CD-ROM、または本発明が属する技術分野で広く知られている任意の形態のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に常駐してもよい。
本発明の構成要素はハードウェアであるコンピュータと結合されて実行されるためにプログラム(またはアプリケーション)で具現されて媒体に保存され得る。本発明の構成要素はソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得、これと同様に、実施例はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。
以上、添付された図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野の通常の技術者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施され得ることが理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、制限的ではないものと理解されるべきである。
【国際調査報告】