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特表2024-544680UE、通信装置、UEの方法、および通信装置の方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-03
(54)【発明の名称】UE、通信装置、UEの方法、および通信装置の方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/16 20090101AFI20241126BHJP
   H04W 48/08 20090101ALI20241126BHJP
   H04W 60/00 20090101ALI20241126BHJP
   H04W 12/03 20210101ALI20241126BHJP
【FI】
H04W48/16 130
H04W48/08
H04W60/00
H04W12/03
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024533130
(86)(22)【出願日】2022-12-07
(85)【翻訳文提出日】2024-06-03
(86)【国際出願番号】 JP2022045181
(87)【国際公開番号】W WO2023106347
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】202111057371
(32)【優先日】2021-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】イアネブ イスクレン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067HH23
5K067HH36
5K067JJ61
(57)【要約】
【課題】
3GPP TS22.261において定められるサービス要件が存在する。しかしながら、要件を実現できる方法に関して、3GPP仕様書で明確なメカニズムが定められていない。
【解決手段】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する。前記方法は、前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信し、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する、
方法。
【請求項2】
さらに、前記第2のネットワークに対する登録手順を行う、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の情報は、登録要求メッセージに含まれ、
前記第2の情報は、登録承認メッセージに含まれる、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の情報及び前記第2の情報は暗号化される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
通信装置の方法であって、
ユーザ装置(User equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信し、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信する、
方法。
【請求項6】
さらに、前記第1の情報及び前記第2の情報を記憶する、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を受信し、
前記UEが位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を受信した後に送信する、
方法。
【請求項9】
通信装置の方法であって、
第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を送信し、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を送信した後に受信する、
方法。
【請求項10】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を受信し、
前記要求を受信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を送信する、
方法。
【請求項12】
通信装置の方法であって、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を送信し、
前記要求を送信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を受信する、
方法。
【請求項13】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
第1のネットワークにおいて前記UEが登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を送信し、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信し、
前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
方法。
【請求項15】
さらに、前記第2のネットワークにおいて前記第2のネットワークスライスに対する登録を行う、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
通信装置の方法であって、
第1のネットワークにおいてユーザ装置(User Equipment)(UE)が登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を受信し、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信し、
前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
方法。
【請求項18】
前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項17又は18に記載の方法。
【請求項20】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する手段と、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する手段と、
を備える、UE。
【請求項21】
前記第2のネットワークに対する登録手順を行う手段を更に備える、
請求項20に記載のUE。
【請求項22】
前記第1の情報は、登録要求メッセージに含まれ、
前記第2の情報は、登録承認メッセージに含まれる、
請求項20又は21に記載のUE。
【請求項23】
前記第1の情報及び前記第2の情報は暗号化される、
請求項20から22のいずれか1項に記載のUE。
【請求項24】
ユーザ装置(User equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信する手段と、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信する手段と、
を備える、通信装置。
【請求項25】
前記第1の情報及び前記第2の情報を記憶する手段を更に備える、
請求項24に記載の通信装置。
【請求項26】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項24又は25に記載の通信装置。
【請求項27】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を受信する手段と、
前記UEが位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を受信した後に送信する手段と、
を備える、UE。
【請求項28】
第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を送信し、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を送信した後に受信する、
通信装置。
【請求項29】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項28に記載の通信装置。
【請求項30】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を受信する手段と、
前記要求を受信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を送信する手段と、
を備える、UE。
【請求項31】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を送信する手段と、
前記要求を送信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を受信する手段と、
を備える、通信装置。
【請求項32】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項31に記載の通信装置。
【請求項33】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
第1のネットワークにおいて前記UEが登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を送信する手段と、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信する手段と、
を備え、
前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
UE。
【請求項34】
前記第2のネットワークにおいて前記第2のネットワークスライスに対する登録を行う手段を更に備える、
請求項33に記載のUE。
【請求項35】
前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
請求項33又は34に記載のUE。
【請求項36】
第1のネットワークにおいてユーザ装置(User Equipment)(UE)が登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を受信する手段と、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する手段と、
を備え、前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
通信装置。
【請求項37】
前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
請求項36に記載の通信装置。
【請求項38】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項36又は37に記載の通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法、通信装置の方法、UE、及び通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
非特許文献2において定められる以下のサービス要件が存在する。
-サービングネットワークは提供していないが他のネットワークからエリア内で利用可能であるネットワークスライスを要求するサービス/アプリケーションをアクティブにするローミングUEについて、HPLMNは、UEがネットワークスライスに登録し得るVPLMNの優先順位付け情報をUEに提供できるものとする。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications". V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】3GPP TS 22.261: "Service requirements for the 5G system". V18.4.0 (2021-09)
【非特許文献3】3GPP TS 23.501: "System architecture for the 5G System (5GS)". V17.2.0 (2021-09)
【非特許文献4】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)". V17.2.0 (2021-09)
【非特許文献5】3GPP TS 23.003: "Numbering, addressing and identification". V17.3.0 (2021-09)
【非特許文献6】3GPP TS 38.413: "NG-RAN; NG Application Protocol (NGAP)". V16.7.0 (2021-10)
【非特許文献7】IETF RFC 5580: "Carrying Location Objects in RADIUS and Diameter". (2009-08)
【非特許文献8】3GPP TS 33.501: "Security architecture and procedures for 5G system". V17.3.0 (2021-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記で示される要件を実現できる方法に関して、3GPP仕様書で明確なメカニズムが定められていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信することを含む。前記方法は、前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信することを含む。
【0006】
本開示の態様では、通信装置の方法は、ユーザ装置(User equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信することを含む。前記方法は、前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信することを含む。
【0007】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を受信することを含む。前記方法は、前記UEが位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を受信した後に送信することを含む。
【0008】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を送信することを含む。前記方法は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を送信した後に受信することを含む。
【0009】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を受信することを含む。前記方法は、前記要求を受信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を送信することを含む。
【0010】
本開示の態様では、通信装置の方法は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を送信することを含む。前記方法は、前記要求を送信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を受信することを含む。
【0011】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、第1のネットワークにおいて前記UEが登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を送信することを含む。前記方法は、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信することを含む。前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である。
【0012】
本開示の態様では、通信装置の方法は、第1のネットワークにおいてユーザ装置(User Equipment)(UE)が登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を受信することを含む。前記方法は、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信することを含む。前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である。
【0013】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する手段を含む。前記UEは、前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する手段を含む。
【0014】
本開示の態様では、通信装置は、ユーザ装置(User equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信する手段を含む。前記通信装置は、前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信する手段を含む。
【0015】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を受信する手段を含む。前記UEは、前記UEが位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を受信した後に送信する手段を含む。
【0016】
本開示の態様では、通信装置は、第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を送信することを含む。前記通信装置は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を送信した後に受信することを含む。
【0017】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を受信する手段を含む。前記UEは、前記要求を受信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を送信する手段を含む。
【0018】
本開示の態様では、通信装置は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を送信する手段を含む。前記通信装置は、前記要求を送信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を受信する手段を含む。
【0019】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、第1のネットワークにおいて前記UEが登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を送信する手段を含む。前記UEは、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信する手段を含む。前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である。
【0020】
本開示の態様では、通信装置は、第1のネットワークにおいてユーザ装置(User Equipment)(UE)が登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を受信する手段を含む。前記通信装置は、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する手段を含む。前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、セル選択及びセル再選択用のUEにおける新しい情報(ネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択用のUEにおける情報)を示す。
図2図2は、スライス情報(スライスインフォ)を示す。
図3図3は、第1の態様の第1の例のシグナリング図である(ネットワークスライス利用可能性に基づくVPLMN選択)。
図4図4は、第1の態様の第2の例のシグナリング図である(ネットワークスライス利用可能性に基づくVPLMN選択)。
図5図5は、第1の態様の第3の例のシグナリング図である(UEからUDMへのセキュアデータ転送)。
図6図6は、第1の態様の第4の例のシグナリング図である(UE及びUDM間のネットワークスライス情報のハンドシェイキング(プッシュモード))。
図7図7は、第1の態様の第5の例のシグナリング図である(UE及びUDM間のネットワークスライス情報のハンドシェイキング(プルモード))。
図8図8は、第2の態様の第1の例のシグナリング図である(要求に応じたUDMに対するUE及びネットワークの状態のプロビジョニング)。
図9図9は、第3の態様の第1の例のシグナリング図である(登録時のURSPルール更新を介したローミングにおける利用可能なネットワーク選択)。
図10図10は、システム概要を示す図である。
図11図11は、ユーザ装置(User equipment)(UE)を示すブロック図である。
図12図12は、(R)ANノードを示すブロック図である。
図13図13は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す図である。
図14図14は、無線部(Radio Unit)(RU)を示すブロック図である。
図15図15は、分散部(Distributed Unit)(DU)を示すブロック図である。
図16図16は、集約部(Centralized Unit)(CU)を示すブロック図である。
図17図17は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)を示すブロック図である。
図18図18は、PCFを示すブロック図である。
図19図19は、AUSFを示すブロック図である。
図20図20は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
<略語>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる略語及び以下のものが適用される。本明細書において定められる略語は、非特許文献1において同じ略語がある場合、当該略語の定義よりも優先される。
【0023】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
AMF-G Geographically selected Access and Mobility Management Function
AMF-NG Non-Geographically selected Access and Mobility Management Function
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BCCH Broadcast Control Channel
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
ePDG evolved Packet Data Gateway
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HPLMN Home Public Land Mobile Network
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In the Middle
MNC Mobile Network Code
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
N3IWF Non-3GPP InterWorking Function
N3GPP Non-3GPP access
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access-Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RAT Radio Access Technology
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name.
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UE User Equipment
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited Public Land Mobile Network
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
【0024】
<定義>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる用語及び定義、並びに以下のものが適用される。本明細書において定められる用語は、非特許文献1において同じ用語がある場合、当該用語の定義よりも優先される。
【0025】
<総論>
当業者であれば、図における要素は簡略化して示され、必ずしも縮尺通りに描かれていなくてもよいことを理解するであろう。更に、デバイスの構造に関して、デバイスの1つ以上の構成要素は、図において通常の記号によって表されている場合があり、図は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者に容易に明らかとなる詳細を伴う図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示し得る。
【0026】
本開示の原理の理解を促すために、ここで、図に示される態様を参照し、当該原理を記載するために特定の用語を使用する。それにも関わらず、それによって本開示のスコープが限定されることを意図していないことが理解されるであろう。示されたシステムにおけるそのような改変及び更なる修正、並びに当業者が通常思い付くであろう本開示の原理のそのような更なる応用は、本開示のスコープ内にあると解釈されるべきである。
【0027】
「備える」、「備えている」という用語、又はその任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、その結果、ステップのリストを備えるプロセス又は方法は、当該ステップを含むだけでなく、明示的に列挙されていないか又はそのようなプロセス若しくは方法に内在する他のステップも含み得る。同様に、「備える」で始まる1つ以上のデバイス、エンティティ、サブシステム、要素、構造、又は構成要素は、更なる制約が無ければ、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造、又は追加の構成要素の存在を除外するものではない。本明細書全体を通じて、「態様では」、「別の態様では」というフレーズ、及び同様の用語が出てくる場合、それらは全て、同じ態様を指し得るが、必ずしもそうでなくてもよい。
【0028】
特に定められていない限り、本明細書において使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書において提供されるシステム、方法、及び実施例は、単なる例示であって、限定を意図したものではない。
【0029】
以下の明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有するように定められるものとする多数の用語を参照する。単数形態「a」、「an」、及び「the」は、文脈において特に明確に定められていない限り、複数の言及を含む。
【0030】
データが、意味のある情報であって、パラメータに起因する値を表すとき、本明細書で使用される情報は、データ及び知見に関連付けられる。更に、知見は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。本例示的なシステムは、本開示の主題の説明を容易にするために簡略化され、本開示のスコープを限定することを意図したものではないことに留意されたい。システムに加えて又はシステムの代わりに、本明細書において開示される態様を実装するために、他のデバイス、システム、及び構成を使用してもよく、そのような全ての態様は、本開示のスコープ内にあると想定される。
【0031】
態様の各々、及び後述の各態様に含まれる要素は、独立して、又は互いに組み合わされて実装され得る。当該態様は、互いに異なる新規の特徴を含む。したがって、当該態様は、目的の達成又は互いに異なる問題の解決に寄与し、互いに異なる利点を得るのに寄与する。
【0032】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、UEがCMアイドル(CM-IDLE)状態、CM接続(CM-CONNECTED)状態、又はRRCインアクティブのCM接続(CM-CONNECTED)状態である場合に、VPLMNにおけるセル内で利用可能な全てのネットワークスライスを認識していることが想定される。
【0033】
例えば、図1及び図2は、AMF及びセルそれぞれによってUEに提供される情報を示す。UEは、一方がAMFからの情報であって他方がセルからの情報である2つの情報に基づいて、セル内で利用可能な全てのネットワークスライスを理解し得る。例えば、UEは、AMFからNASメッセージを受信する。例えば、NASメッセージは、グループID1によって識別される第1のグループがネットワークスライスA及びネットワークスライスBを含み、グループID2によって識別される第2のグループがネットワークスライスC及びネットワークスライスDを含み、グループID3によって識別される第3のグループがネットワークスライスE及びネットワークスライスFを含むことを示す情報を含む。加えて、UEは、セルを制御する(R)ANノードからシステム情報を受信する。「セル」は、「セルを制御する(R)ANノード」を意味し得る。例えば、(R)ANノードは、NG-RANノード又はgNBを意味し得る。システム情報は、スライスインフォ(Slice Info)を含む。UEは、(R)ANノードからRRC解放(RRC release)メッセージを受信し得る。スライスインフォは、RRC解放メッセージに含まれ得る。例えば、スライスインフォは、スライス情報(slice information)として表され得る。例えば、スライスインフォは、グループID1と、グループID2と、グループID3と、を含む。スライスインフォは、セルにおいて利用可能であるグループIDを示し得る。図1及び図2の例では、UEは、NASメッセージに含まれる情報、及びシステム情報又はRRC解放メッセージに含まれるスライスインフォに基づいて、ネットワークスライスA、ネットワークスライスB、ネットワークスライスC、ネットワークスライスD、ネットワークスライスE、及びネットワークスライスFがセル内利用可能であることを理解し得る。
【0034】
加えて、スライスインフォにおけるグループIDは、周波数情報に関連付けられる。図2の例では、グループID1(又はグループID1によって識別される第1のグループにおけるネットワークスライスA及びネットワークスライスB)は、優先度順に800MHz、900MHz、及び1.5GHzに関連付けられる。例えば、800MHzは、グループID1において最高の優先度を有する。例えば、1.5GHzは、グループID1において最低の優先度を有する。例えば、900MHzは、グループID1において800MHzと1.5GHzとの間の中間の優先度を有する。
【0035】
図1は、ネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択のうちの少なくとも一方についてユーザ装置(User Equipment)(UE)で利用可能な情報の例を示す。
【0036】
図2は、セルがUEにブロードキャストするスライスインフォの例を説明する。
【0037】
本開示により、HPLMNオペレータは、UEがローミングする各VPLMNにおけるネットワークスライスの利用可能性に基づいてVPLMNをUEが選択できるようにすることが可能になる。優先順位付け情報(prioritization information)は、スライス利用可能性情報(Slice Availability information)として表され得る。「S-NSSAIが利用可能である」は、「S-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが利用可能である」ことを意味し得る。
【0038】
<第1の態様>
ホーム公衆陸上モバイルネットワーク(Home Public Land Mobile Network)(HPLMN)オペレータが、UEがローミングしている間に訪問公衆陸上モバイルネットワーク(Visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)に関する優先順位付け情報をUEに提供できるようにするために、HPLMNオペレータは、非特許文献3、非特許文献4、及び他の3GPP仕様書において、UEが移動する位置に基づいてUDMがVPLMNに関する優先順位付け情報をUEに提供するようなメカニズムを必要とする。
【0039】
加えて、3GPPオペレータは概して、セルが使用する周波数帯域(Frequency Band)(FB)に基づいて、セルにおいて利用可能なネットワークスライスを構成することが知られている。ネットワークスライスが、極めて高い帯域幅を必要とする場合、ネットワークスライスは、高いFBを有するセルによってのみ提供され得る。他方、ネットワークスライスが、高速でランダムな移動を伴うUEをサポートする必要がある場合、低いFBが幅広いフレキシブルな電波の進入を提供するため、UEは、低いFBを有するセルを使用する。この事柄を考慮して、それは、HPLMNが、FB情報と共に利用可能なネットワークスライス情報を含むVPLMNの優先順位付け情報を提供する場合に、UEにとって有益である。次いで、UEは、UEが関心のあるネットワークスライスにアクセスするようにUEが望む最善のFBを有する新しいVPLMNを選択し得る。
【0040】
この第1の態様は、HPLMNオペレータが、UEがローミングしている間にVPLMNに関する優先順位付け情報をUEに提供することを可能にするメカニズムを開示する。VPLMNに関して提供される優先順位付け情報内で、各VPLMNは、位置ごとに及びFBごとに利用可能なネットワークスライスを含む関連付けられた情報を有し得る。
【0041】
第1の態様は、非特許文献2における要件を実現できる方法に関して、3GPP仕様書で明確なメカニズムが定められていないという問題を解決することができる。
【0042】
<第1の態様の第1の例>
第1の態様の第1の例は、UDM75が、登録手順において、ネットワークスライス関連の情報とVPLMNに関する優先順位付け情報をUE3に提供する方法を開示する。
【0043】
加えて、第1の態様の第1の例は、UE3が、登録手順の間にVPLMN関連の情報をUDM75に提供するメカニズムを開示する。
【0044】
第1の態様の第1の例を理解可能なものにするために、第1の態様の第1の例は、以下の例を挙げる。
【0045】
UE3に関して:
-UE3は、4つのアプリケーション、すなわち、APL1、APL2、APL3、及びAPL4をインストールしており、これらのアプリケーションはそれぞれ、UE3におけるURSPルールに基づいてネットワークスライスS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4に関連付けられている。
【0046】
-UEがVPLMN1に対する登録手順を開始するとき、UE3は、3つのアクティブなアプリケーションAPL1、APL2、及びAPL3を有する。すなわち、UE3は、VPLMN1によってアクセスが許可されるネットワークスライスS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3に関心がある。アプリケーションは、サービスとして表され得る。アプリケーションは、サービスに対応し得る。例えば、UE3は、APL1をアクティブにし、APL1に対応するサービス1を必要とし、S-NSSAI1に対応する登録手順を行い得る。
【0047】
VPLMN1に関して:
-セル501は、ネットワークスライスS-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする。例えば、セル501は、VPLMN1における(R)ANノードによって制御される。例えば、(R)ANノードは、NG-RANノード又はgNBを意味し得る。
【0048】
UE3のHPLMNに関して:
-UDM75は、UE3についてサブスクライブNSSAI(subscribed NSSAI)にS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4を含むUE3に関する加入者データを有する。例えば、UDM75は、HPLMNに含まれる。
【0049】
第1の態様の第1の例の詳細なプロセスは、後述の通りである。
【0050】
ステップ0.HPLMNにおけるUDM75は、世界中のローミングパートナ間のオペレータローミング協定に基づいてデータベース(Database)(DB)を保持する。DBは、位置ごとのローミングパートナのリストを含み得る。ローミングパートナのリストは、VPLMNのリストとして表され得る。例えば、HPLMNは、日本の東京で優先度順にローミングパートナVPLMN1、VPLMN2、及びVPLMN3を有する。例えば、ローミングパートナのリスト(又はVPLMNのリスト)は、日本の東京で優先度順にVPLMN1、VPLMN2、及びVPLMN3を含む。
【0051】
リスト内の各VPLMNエントリについて、UDM75は、FBと共に、当該位置で利用可能なS-NSSAIを保持し得る。例えば、東京でのVPLMN1において、S-NSSAI1及びS-NSSAI2は、900MHz周波数帯域で利用可能である。例えば、UDM75は、S-NSSAI1及びS-NSSAI2が東京でのVPLMN1において900MHz周波数帯域で利用可能であることを示す情報を保持する。例えば、リスト内の各VPLMNエントリについて、UDM75は、当該位置で利用可能なS-NSSAIを保持し得る。例えば、リスト内の各VPLMNエントリについて、UDM75は、RANタイプごとに、当該位置で利用可能なS-NSSAIを保持し得る。例えば、RANタイプは、RATタイプであり得る。
【0052】
このDBは基本的に、運用及び保守(Operation and Maintenance)(O&M)プロセスによって管理される。O&Mプロセスに加えて、HPLMNオペレータは、本開示によって開示されるような更新メカニズムに基づいて動的なDB更新を用いる。
【0053】
加えて、UDM75は、UE3についてサブスクライブNSSAIにS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4を含むUE3に関する加入者データを有する。
【0054】
ステップ1.UE3は、VPLMN1についてのインバウンドローマとして、一部のアプリケーションをUE3においてアクティブにする。UE3におけるURSPルールに基づいて、UE3は、登録手順においてUE3がVPLMN1に要求する必要があるS-NSSAIを認識する。例えば、4つのアプリケーションAPL1、APL2、APL3、及びAPL4がUE3にインストールされている。4つのアプリケーションの中で、3つのアプリケーションAPL1、APL2、及びAPL3がアクティブにされており、S-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3は、UE3におけるURSPルールに基づいてそれぞれ各アプリケーションに関連付けられたネットワークスライスである。
【0055】
ステップ2-1.UE3は、セル501によってサポートされるS-NSSAIのリストを示すシステム情報をセル501から受信し得る。セル501は、セル501を制御する、(R)ANノード、NG-RANノード、又はgNBとして表され得る。例えば、セル501は、S-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする。例えば、セル501がS-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする場合、システム情報は、S-NSSAI1及びS-NSSAI2を含むリストを示す。例えば、システム情報は、S-NSSAI1及びS-NSSAI2を含むスライスインフォを含む。
【0056】
ステップ2-2.UE3は、RRCメッセージにおいて、セル501によってサポートされるS-NSSAIのリストの情報を受信し得る。RRCメッセージは、RRC解放メッセージ又は既存の他のRRCメッセージであり得る。例えば、セル501は、S-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする。例えば、セル501がS-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする場合、RRCメッセージは、S-NSSAI1及びS-NSSAI2を含むリストを含む。例えば、RRCメッセージは、S-NSSAI1及びS-NSSAI2を含むスライスインフォを含む。例えば、UE3は、ステップ2-1でのシステム情報及びステップ2-2でのRRCメッセージのうちの少なくとも一方を受信し得る。
【0057】
ステップ3.UE3は、ユーザ識別情報(User identity)と、要求されるNSSAI(Requested NSSAI)と、提供されるNSSAI(Provided NSSAI)と、関心のあるNSSAI(Interested NSSAI)と、位置(Location)と、チューニングされるFB(Tuned FB)と、UE無線機能(UE Radio Capability)と、スライス利用可能性機能サポート(Slice Availability feature support)パラメータと、を含む登録要求(Registration Request)メッセージをAMF7001に送信する。登録要求メッセージは、利用可能なPLMNリスト(Available PLMNs list)を含み得る。AMF7001は、VPLMN1に位置している。以下のブレット(bullets)は、各パラメータの詳細を説明する。
【0058】
-ユーザ識別情報は、5G-GUTI、SUCI、又はSUPIであり得る。例えば、ユーザ識別情報は、UE3についての5G-GUTI、SUCI、又はSUPIであり得る。
【0059】
-要求されるNSSAIは、UE3がVPLMN1に対して要求を望むS-NSSAIのリストを含む。この例では、S-NSSAI1及びS-NSSAI2がセル501で利用可能なネットワークスライスであることをステップ2-1又はステップ2-2に基づいてUE3が認識しているとき、UE3は、要求されるNSSAIにS-NSSAI1及びS-NSSAI2を加える。すなわち、関連付けられるAPL3がUE3においてアクティブであるため、UE3はまた、S-NSSAI3の要求を望むが、セル501によるS-NSSAI3のサポートがないことにより、AMF7001によって受け入れられる見込みがないとき、UE3は、S-NSSAI3を要求しない。この例では、要求されるNSSAIは、S-NSSAI1とS-NSSAI2とを含む。
【0060】
-提供されるNSSAIは、UE3がキャンプオンするVPLMN1のセルにおいて利用可能であるS-NSSAIのリストを含み得る。この例では、UE3は、ステップ2-1及びステップ2-2で受信される情報に基づいてS-NSSAI1及びS-NSSAI2を加え得る。この例では、提供されるNSSAIは、S-NSSAI1とS-NSSAI2とを含む。
【0061】
一例では、提供されるNSSAIにおける各S-NSSAIは、S-NSSAIがVPLMN1において利用可能であるか又は展開されるFBのリストなどの関連付けられる情報を有し得る。UE3は、VPLMN1が提供する各FBにおけるシステム情報を聞くことによって、各FBにおいて、提供されるNSSAIを取得し得る。提供されるNSSAIは、利用可能なS-NSSAI(available S-NSSAI(s))として表され得る。例えば、UE3は、システム情報がブロードキャストされるFBを、提供されるNSSAIに関連付け得る。
【0062】
別の例では、提供されるNSSAIにおける各S-NSSAIは、RATタイプと共に、FBのリストなどの関連付けられる情報を有し得る。
【0063】
別の例では、提供されるNSSAIにおける各S-NSSAIは、別のVPLMNにおいてS-NSSAIが利用可能であるVPLMN IDと共に、FBのリストなどの関連付けられる情報を有し得る。UE3は、各VPLMNで各FBにおいてシステム情報を聞くことによって、各VPLMNでFBにおいて利用可能なS-NSSAIを取得し得る。
【0064】
提供されるNSSAIにおける各S-NSSAIは、FB、RATタイプ、及びPLMN IDの組み合わせなどの関連付けられる情報を有し得ることに留意されたい。例えば、提供されるNSSAIにおける各S-NSSAIは、FB、RATタイプ、及びPLMN IDのうちの少なくとも1つに関連付けられる。PLMN IDは、VPLMN IDを意味し得る。
【0065】
-関心のあるNSSAIは、UE3が関心のあるS-NSSAIのリストを含み得る。この例では、APL1、APL2、及びAPL3がUE3においてアクティブであるため、UE3は、S-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3を加え得る。例えば、関心のあるNSSAIは、S-NSSAI1と、S-NSSAI2と、S-NSSAI3と、を含み得る。一例では、関心のあるNSSAIは、UE3がVPLMN1に対して登録したいS-NSSAIを含むが、S-NSSAIは、UE3がキャンプオンするセルによって提供されない。例えば、関心のあるNSSAIは、S-NSSAI3を含み得る。
【0066】
-位置は、UE3の位置であり得る。位置は、UE3の地理的位置であり得る。例えば、位置は、トラッキングエリア識別情報(Tracking Area Identity)(TAI)、非特許文献5において定められるようなNRセルグローバル識別情報(NR Cell Global Identity)(NCGI)、非特許文献5において定められるようなNRセル識別情報(NR Cell Identity)(NCI)、非特許文献5において定められるようなE-UTRANセルグローバル識別子(E-UTRAN Cell Global Identifier)(ECGI)、非特許文献5において定められるようなグローバルケーブル識別子(Global Cable Identifier)(GCI)、一般的な市の名前、ジップコード、GPS位置で形成されるもの、又は非特許文献7において定められるような都市及び地理空間の位置フォーマットで表される位置であり得る。
【0067】
-チューニングされるFBは、現在UEがチューニングされている周波数帯域である。例えば、チューニングされるFBは、800MHz、900MHz、又は6GHzである。
【0068】
一例では、チューニングされるFBは、RATタイプなどの関連付けられる情報を有し得る。
【0069】
-UE無線機能は、UE3がサポートする周波数帯域を示す。UE無線機能はまた、UE3がサポートする周波数帯域及びRATタイプの組み合わせを示し得る。
【0070】
-スライス利用可能性機能サポートパラメータは、UE3がネットワークスライス利用可能性機能(network slice availability feature)をサポートすることを示す。すなわち、UE3がAMF7001を介してUDM75からスライス利用可能性情報を受信すると、UE3は、スライス利用可能性情報を処理して、受信したスライス利用可能性情報の処理の結果に基づいてVPLMNを選択できる。例えば、ネットワークスライス利用可能性機能は、UE3がスライス利用可能性情報を処理して、受信したスライス利用可能性情報の処理の結果に基づいてVPLMNを選択できることを示す。スライス利用可能性情報の処理、及び受信したスライス利用可能性情報の処理の結果に基づいたVPLMNの選択は、以下に記載される。
【0071】
スライス利用可能性機能サポートパラメータは、スライス利用可能性機能サポート(Slice Availability feature support)として表され得る。
【0072】
-利用可能なPLMNリスト:UE3はまた、利用可能なPLMNリスト内の各PLMNによってサポートされるネットワークスライス、各PLMNの周波数帯域と共に、当該位置での利用可能なPLMNのリストを含み得る。UE3は、利用可能なPLMNを確認するために当該位置において5GMMアイドル(5GMM-IDLE)モード又は5GMM接続(5GMM-CONNECTED)モードで無線周波数をスキャンすることによって、利用可能なPLMNリストを取得する。
【0073】
ステップ4.AMF7001は、VPLMN IDと、要求されるNSSAIと、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含むNudm_UECM_RegistrationメッセージをUDM75に送信する。AMF7001が、ステップ3で登録要求メッセージにおいてスライス利用可能性機能サポートパラメータを受信する場合、AMF7001は、要求されるNSSAIと、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含め得る。Nudm_UECM_Registrationメッセージは、利用可能なPLMNリストを含み得る。以下のブレットは、各パラメータを詳細に説明する。
【0074】
-VPLMN IDは、UE3が登録しているVPLMNを示す。例えば、VPLMN IDは、UE3が登録しているVPLMN1の識別情報であり得る。例えば、VPLMN IDは、UE3が登録しているVPLMN1を示す。
【0075】
-位置は、ステップ3における位置と同じであり得る。AMF7001は、セル501からの情報に基づいて位置パラメータを生成し得る。この場合、位置は、NCGI、NCI、TAI、非特許文献6において定められるようなN3IWFユーザ位置情報、TNGFユーザ位置情報、TWIFユーザ位置情報、W-AGFユーザ位置情報であり得る。
【0076】
-要求されるNSSAI、提供されるNSSAI、関心のあるNSSAI、チューニングされるFB、UE無線機能、利用可能なPLMNリスト、及びスライス利用可能性機能サポートパラメータは、ステップ3におけるものと同じであり得る。
【0077】
例えば、AMF7001が、登録要求メッセージ若しくはAMF及びUE間の任意の既存のメッセージ、又はAMF及びUE間の新しいメッセージをUE3から受信する場合、AMF7001は、Nudm_UECM_Registrationメッセージを送信し得る。
【0078】
ステップ5.ステップ4で受信される情報に基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する。例えば、UDM75が、VPLMN1を識別するVPLMN ID1、東京に設定される位置、並びにS-NSSAI1及びS-NSSAI2を含む提供されるNSSAIを受信する場合、UDM75は、ローミングパートナのリスト(又はVPLMNのリスト)においてVPLMN1に関連するエントリを追加又は更新する。この場合、例えば、UDM75は、S-NSSAI1及びS-NSSAI2が東京においてVPLMN1で利用可能であることを示すエントリをリストに追加する。例えば、UDM75が既に、VPLMN1に関するエントリを記憶している場合、UDM75は、S-NSSAI1及びS-NSSAI2が東京においてVPLMN1で利用可能であることを示す受信した情報に基づいて、エントリを更新する。加えて、例えば、エントリを追加又は更新する場合、UDM75は、チューニングされるFBによって示される周波数帯域をエントリに関連付ける。例えば、チューニングされるFBが800MHzを示す場合、UDMは、S-NSSAI1及びS-NSSAI2が東京においてVPLMN1で800MHzに関して利用可能であることを示すエントリをリストに追加する。
【0079】
スライス利用可能性機能サポートパラメータがステップ4でのNudm_UECM_Registrationメッセージに含まれる場合、UDM75は、スライス利用可能性情報を含むNudm_UECM_Registration応答メッセージをAMF7001に送信する。UDM75は、ステップ4でのNudm_UECM_Registrationメッセージにおいて受信したパラメータに基づいてスライス利用可能性情報を生成する。スライス利用可能性情報は、UE3が位置している位置においてUE3が利用可能であるS-NSSAIを示す。例えば、スライス利用可能性情報は、以下の形態のうちの1つを取り得る。
【0080】
-サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リスト。VPLMNの優先リストは、ステップ4で受信されるVPLMN ID、位置、提供されるNSSAI、及び関心のあるNSSAIに基づいてUDM75によって生成され得る。例えば、ステップ4で受信されるVPLMN ID、位置、提供されるNSSAI、及び関心のあるNSSAIに基づいて、UDM75は、UE3がS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3に関心があるが、VPLMN IDによって識別されるVPLMN1がUE3に対してS-NSSAI1、S-NSSAI2のみを許可し得ることを認識している。この状況に関して、UDM75は、S-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3の全てをサポートするVPLMNを選択し得、VPLMNとのローミング協定に基づいて優先リストを生成する。例えば、VPLMNの優先リストは、当該位置においてS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3の全てをサポートするVPLMNを含む。例えば、VPLMNの優先リストは、当該位置においてS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3の全てをサポートするVPLMN2を示し得る。
【0081】
-FB情報と共に、サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リスト。上記のブレットに加えて、UDM75は、FB及びUE無線機能と共に、提供されるNSSAIを考慮する。例えば、VPLMNの優先リストは、ステップ4で受信される、チューニングされるFB及び位置に関してS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3の全てをサポートするVPLMNを含む。この例がFB情報と共にVPLMNを提供するため、UE3は、示されるVPLMNにおいて、示されるFBを有するセルにチューニングし得る。例えば、VPLMNの優先リストは、位置及びチューニングされるFBに関してS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3の全てをサポートするVPLMN2を示し得る。
【0082】
-VPLMNのカバレッジ全体の位置に関するFB情報と共に、サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リスト。この例では、UDM75は、ステップ4での位置情報を考慮しない。代わりに、UDM75は、VPLMNがカバーする位置ごとのFB情報と共に、サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リストの完全なセットを生成する。この例の利点は、VPLMNの優先リストの完全なセットがUE3に提供されるため、UE3が同じVPLMNにとどまる限り、UE3がスライス利用可能性情報を取得する必要がないことである。位置の値は、ステップ3における位置と同じであり得る。例えば、VPLMNの優先リストは、位置及びFBごとにVPLMN2において利用可能なS-NSSAIを示し得る。例えば、VPLMNの優先リストは、第1のS-NSSAIが第1のVPLMNにおいて第1の位置及び800MHzに関して利用可能であって、第2のS-NSSAIが第1のVPLMNにおいて第1の位置及び900MHzに関して利用可能であって、第3のS-NSSAIが第1のVPLMNにおいて第2の位置及び800MHzに関して利用可能であって、第4のS-NSSAIが第1のVPLMNにおいて第2の位置及び900MHzに関して利用可能であって、第5のS-NSSAIが第2のVPLMNにおいて第1の位置及び800MHzに関して利用可能であって、第6のS-NSSAIが第2のVPLMNにおいて第1の位置及び900MHzに関して利用可能であって、第7のS-NSSAIが第2のVPLMNにおいて第2の位置及び800MHzに関して利用可能であって、第8のS-NSSAIが第2のVPLMNにおいて第2の位置及び900MHzに関して利用可能であることを示し得る。
【0083】
-サブスクライブNSSAIに基づく、サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リスト。この例では、UDM75は、ステップ4での要求されるNSSAI及びUDM75におけるサブスクライブNSSAIを考慮する。UDM75が、要求されるNSSAI及びサブスクライブNSSAIの両方を参照する場合、UDM75は、UE3がまだアクセスを許可されていない欠落S-NSSAI(missing S-NSSAI(s))を問題なく理解する。この例では、UDM75は、欠落S-NSSAIを有するVPLMNを含むVPLMNの優先リストを提供する。この例では、要求されるNSSAIは、S-NSSAI1とS-NSSAI2とを有する一方、UDM75は、UE3についてサブスクライブNSSAIとしてS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4を保持する。この場合、UDM75は、S-NSSAI3及びS-NSSAI4が欠落S-NSSAIであることを理解する。したがって、UDM75は、S-NSSAI3及びS-NSSAI4についてのVPLMNの優先リストを提供する。例えば、VPLMNの優先リストは、S-NSSAI3及びS-NSSAI4をサポートするVPLMNを含む。
【0084】
UDM75は、優先度順にVPLMNを列挙するVPLMNの上記優先リストを生成し得る。
【0085】
例えば、UDM75が、Nudm_UECM_Registrationメッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをAMF7001から受信する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Registration応答メッセージを送信し得る。
【0086】
例えば、UDM75が、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Registration応答メッセージを送信し得る。
【0087】
ステップ6.AMF7001は、UDM75からステップ5でNudm_UECM_Registration応答メッセージにおいて受信されるスライス利用可能性情報を含む登録承認(Registration Accept)メッセージをUE3に送信する。AMF7001が、ステップ3で登録要求メッセージにおいてスライス利用可能性機能サポートパラメータをUE3から受信しない場合、AMF7001は、スライス利用可能性情報を登録承認メッセージに含めない。登録承認メッセージは、許可NSSAI(Allowed NSSAI)及び拒否NSSAI(Rejected NSSAI)のうちの少なくとも一方を含み得る。
【0088】
例えば、AMF7001が、Nudm_UECM_Registration応答メッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをUDM75から受信する場合、AMF7001は、登録承認メッセージを送信し得る。
【0089】
ステップ7.AMF7001から登録承認メッセージを受信すると、UE3は、拒否NSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、を含む登録完了メッセージをAMF7001に送信する。以下のブレットは、各パラメータの詳細を説明する。
【0090】
-拒否NSSAIは、UE3によって要求されるがAMF7001によって拒否されるS-NSSAIのリストである。例えば、拒否NSSAIは、要求されるNSSAIに含まれるがAMF7001によって拒否されるS-NSSAIのリストであり得る。例えば、拒否NSSAIは、登録承認メッセージに含まれる拒否NSSAIと同じであり得る。
【0091】
-位置、チューニングされるFBは、ステップ3におけるものと同じであり得る。
【0092】
拒否NSSAIにおける各S-NSSAIは、FB、RATタイプ、及びPLMN IDの組み合わせなどの関連付けられる情報を有し得ることに留意されたい。例えば、拒否NSSAIにおける各S-NSSAIは、FB、RATタイプ、及びPLMN IDのうちの少なくとも1つに関連付けられる。例えば、PLMN IDは、VPLMN IDであり得る。
【0093】
ステップ8.UE3から登録完了メッセージを受信すると、AMF7001は、拒否NSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、を含むNudm_UECM_UpdateメッセージをUDM75に送信する。Nudm_UECM_Updateメッセージに含まれる拒否NSSAI、位置、及びチューニングされるFBは、ステップ7で受信されるものと同じであり得る。Nudm_UECM_Updateメッセージは、UE3が登録しているVPLMNを示すVPLMN IDを含み得る。例えば、VPLMN IDは、UE3が登録しているVPLMN1の識別情報であり得る。例えば、VPLMN IDは、UE3が登録しているVPLMN1を示す。
【0094】
ステップ9.ステップ4及びステップ8で受信される情報に基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する。UDM75は、UE3によってサポートされる、対応するVPLMN ID、RAT、又はFBを有する情報、例えば、拒否NSSAIを記憶する。一例では、UDM75が、UDM75におけるDBに基づいて、又は利用可能なPLMNリストに基づいて、拒否NSSAIにおけるS-NSSAIが別のVPLMN2によって提供されることを決定する場合、UDM75は次いで、最高の優先VPLMNとしてS-NSSAIと共にVPLMN2を含むスライス利用可能性情報を含むNudm_UECM_Update応答メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0095】
ステップ10.UDM75は、Nudm_UECM_Update応答メッセージをAMF7001に送信する。AMF7001がNudm_UECM_Update応答メッセージにおいてスライス利用可能性情報を受信すると、AMF7001は、UE3に対して新しい又は既存のNASメッセージを送信してスライス利用可能性情報を送信し得る。
【0096】
例えば、UDM75が、Nudm_UECM_Updateメッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをAMF7001から受信する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Update応答メッセージを送信し得る。
【0097】
例えば、UDM75が、ステップ4及びステップ8で受信される情報に基づいて、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Update応答メッセージを送信し得る。
【0098】
ステップ11.UE3は、ステップ6での登録承認メッセージにおいて受信したスライス利用可能性情報を調査して、UE3が新しいVPLMNに移動するかどうかに関する決定を行う。例えば、受信したスライス利用可能性情報が、VPLMN2がFB900MHzでS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3をサポートすることを示す場合、UE3における全てのアクティブなアプリケーションAPL1、APL2、及びAPL3が、関連付けられるデータネットワーク(Data Network)(DN)に接続され得るため、UE3は、VPLMN2においてFB900MHzを有するセル502に移動する。一例では、別のVPLMN2が拒否NSSAIにおけるS-NSSAIにサービスを提供し得るということをスライス利用可能性情報でUE3が見出すと、UE3は、VPLMN2を選択して、VPLMN2において拒否されたS-NSSAIに登録するための登録手順を開始し得る。例えば、VPLMN2が、FB900MHzでS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3をサポートし、VPLMN2が、受信したスライス利用可能性情報におけるVPLMNの中で最高の優先度を有することを、受信したスライス利用可能性情報が示す場合、UE3は、VPLMN2においてFB900MHzを有するセル502に移動する。
【0099】
ステップ12.UE3が、VPLMN2に移動することを決定したら、UE3は、セル502を聞いて、S-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3がサポートされることを確かめるためにシステム情報を受信し得る。
【0100】
ステップ13.UE3は、ユーザ識別情報と、要求されるNSSAIと、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含む登録要求メッセージをAMF7002に送信する。AMF7002は、VPLMN2に位置している。例えば、ステップ13での要求されるNSSAIは、S-NSSAI1と、S-NSSAI2と、S-NSSAI3と、を含む。例えば、ステップ13での提供されるNSSAIは、S-NSSAI1と、S-NSSAI2と、S-NSSAI3と、を含む。例えば、ステップ13での関心のあるNSSAIは、S-NSSAI1と、S-NSSAI2と、S-NSSAI3と、を含む。
【0101】
ステップ14.登録手順は、AMF7002に関して非特許文献4の項4.2.2.2.2におけるステップ4に続く。この例では、UE3は、VPLMN2に関してS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3に対するアクセスを許可される。例えば、VPLMN2及びVPLMN3が、FB900MHzでS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3をサポートすることを受信したスライス利用可能性情報が示し、受信したスライス利用可能性情報におけるVPLMNの中で、VPLMN2が最高の優先度を有し、VPLMN3が2番目の優先度を有し、VPLMN2におけるAMF7002に対する登録が拒否される場合、UE3は、VPLMN3においてFB900MHzを有するセルに移動し得る。
【0102】
提供されるNSSAIは、UE3が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスとして表され得る。関心のあるNSSAIは、UE3においてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、且つUE3が位置している第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスとして表され得る。スライス利用可能性情報は、第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す情報として表され得る。
【0103】
<第1の態様の第1の例の変形1>
AMF7001がステップ6で登録承認メッセージをUE3に送信すると、AMF7001は、ステップ7で登録完了メッセージがUE3から来るのを待機することなく、ステップ8として示されるように、拒否NSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、を含むNudm_UECM_UpdateメッセージをUDM75に送信し得る。
【0104】
<第1の態様の第1の例の変形2>
ステップ4でのNudm_UECM_Registrationメッセージの代わりに、AMF7001は、Nudm_SDM_Getメッセージ若しくはAMF及びUDM間の任意の既存のメッセージ、又はAMF及びUDM間の新しいメッセージを使用することによって、要求されるNSSAI、提供されるNSSAI、関心のあるNSSAI、位置、チューニングされるFB、UE無線機能、スライス利用可能性機能サポートパラメータをUDM75に送信する。
【0105】
<第1の態様の第1の例の変形3>
ステップ5でのNudm_UECM_Registration応答メッセージの代わりに、UDM75は、Nudm_SDM_Get応答メッセージ若しくはAMF及びUDM間の任意の既存のメッセージ、又はAMF及びUDM間の新しいメッセージを使用することによって、スライス利用可能性情報パラメータをAMF7001に送信する。
【0106】
<第1の態様の第1の例の変形4>
ステップ11で、UE3は、後で使用するために、AMF7001からの登録承認メッセージにおける受信したスライス利用可能性情報を記憶する。UE3におけるアプリケーションが、UE3が現在登録していないネットワークスライスに対するサービスを必要とする場合、UE3は、記憶した利用可能性情報を分析して、必要とされるネットワークスライスが現在、UE3の現在の位置において同じVPLMNで利用可能であるか、異なるFBにおいて利用可能であるか、又は異なるVPLMNにおいて利用可能であることをスライス利用可能性情報が明らかにする(又は示す)場合、UE3は、必要とされるネットワークスライスが利用可能であるVPLMN及びFBに関して登録手順をトリガする。
【0107】
<第1の態様の第2の例>
第1の態様の第2の例は、UDM75が、UE3及びUDM75間で暗号化プライベートコンテナ(ciphered private container)を使用して、登録手順において、ネットワークスライス関連の情報とVPLMNの優先順位付け情報をUE3に提供する方法を開示する。
【0108】
加えて、第1の態様の第2の例は、UE3が、登録手順の間にVPLMN関連の情報をUDM75に提供するメカニズムを開示する。
【0109】
第1の態様の第2の例を理解可能なものにするために、第1の態様の第2の例は、以下に示されるように第1の態様の第1の例と同じ例を挙げる。
【0110】
UE3に関して:
-UE3は、4つのアプリケーション、すなわち、APL1、APL2、APL3、及びAPL4をインストールしており、これらのアプリケーションはそれぞれ、UE3におけるURSPルールに基づいてネットワークスライスS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4に関連付けられている。
【0111】
-UE3がVPLMN1に対する登録手順を開始するとき、UE3は、3つのアクティブなアプリケーションAPL1、APL2、及びAPL3を有する。すなわち、UE3は、VPLMN1によってアクセスが許可されるネットワークスライスS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3に関心がある。アプリケーションは、サービスとして表され得る。アプリケーションは、サービスに対応し得る。例えば、UE3は、APL1をアクティブにし、APL1に対応するサービス1を必要とし、S-NSSAI1に対応する登録手順を行い得る。
【0112】
VPLMN1に関して:
-セル501は、ネットワークスライスS-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする。
【0113】
UE3のHPLMNに関して:
-UDM75は、UE3についてサブスクライブNSSAIにS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4を含むUE3に関する加入者データを有する。
【0114】
第1の態様の第2の例の詳細なプロセスは、後述の通りである。
【0115】
ステップ0.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ0と同じである。
【0116】
加えて、UDM75は、UE3について関連付けられるAUSF74を有する。それは、UE3及びAUSF74が共通のKausfを共有することを意味する。
【0117】
ステップ1.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ1と同じである。
【0118】
加えて、UE3は、AUSF74と共有されるKausfを保持する。
【0119】
ステップ2-1.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ2-1と同じである。
【0120】
ステップ2-2.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ2-2と同じである。
【0121】
ステップ3.UE3は、ユーザ識別情報と、要求されるNSSAIと、スライス利用可能性機能サポートと、UEからのデータ(Data from UE)を含む暗号化プライベートコンテナパラメータと、を含む登録要求メッセージをAMF7001に送信する。暗号化プライベートコンテナパラメータは、暗号化プライベートコンテナとして表され得る。UEからのデータは、UEからのデータパラメータ(Data from UE parameter)として表され得る。UE3は、UE3で保持されるKausfを使用して、UEからのデータを暗号化する。UEからのデータは、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含み得る。UEからのデータにおけるパラメータの詳細について、第1の態様の第1の例のステップ3におけるブレットを参照し得る。例えば、UE3は、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含むUEからのデータを暗号化し、暗号化したUEからのデータ(ciphered Data from UE)を暗号化プライベートコンテナパラメータに含める。
【0122】
UEからのデータの詳細について第1の態様の第6の例を参照し得る。
【0123】
UEからのデータの暗号化に関する詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0124】
ステップ4.AMF7001は、VPLMN IDと、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナと、を含むNudm_UECM_RegistrationメッセージをUDM75に送信する。例えば、UEからのデータは、暗号化したUEからのデータであり得る。AMF7001が、ステップ3で登録要求メッセージにおいてスライス利用可能性機能サポートパラメータを受信する場合、AMF7001は、暗号化プライベートコンテナをNudm_UECM_Registrationメッセージに含め得る。UEからのデータにおけるパラメータの詳細について、第1の態様の第1の例のステップ4におけるブレットを参照し得る。Nudm_UECM_Registrationメッセージは、ステップ3で受信される要求されるNSSAIを含み得る。
【0125】
例えば、AMF7001が、登録要求メッセージ若しくはAMF及びUE間の任意の既存のメッセージ、又はAMF及びUE間の新しいメッセージをUE3から受信する場合、AMF7001は、Nudm_UECM_Registrationメッセージを送信し得る。
【0126】
ステップ5.AMF7001からNudm_UECM_Registrationメッセージを受信すると、UDM75は、SoRヘッダ(SoR header)及び暗号化情報(Ciphered Information)を含むNausf_SoRDecipheringメッセージをAUSF74に送信して、暗号化情報を解読するようにAUSF74に求める。暗号化情報は、暗号化したUEからのデータを含む。AUSF74が暗号化情報としてのUEからのデータに関する解読を行った後、UDM75は、関連付けられるAUSF74から、クリアテキストを有するUDMからのデータ(Data from UDM)を含むNausf_SoRDeciphering応答メッセージを受信する。例えば、クリアテキストを有するUDMからのデータは、解読された又は暗号解読されたUDMからのデータ(deciphered or unencrypted Data from UDM)を意味し得る。例えば、AUSF74から送信されるUDMからのデータは、AUSF74によって解読される。
【0127】
ステップ4で受信される情報に基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する。例えば、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ5と同じプロセスを行い得る。
【0128】
UDM75及びAUSF74間の相互動作の詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0129】
スライス利用可能性機能サポートパラメータが、ステップ4でNudm_UECM_Registrationメッセージにおいて受信されるUEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナに含まれる場合、UDM75は、UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むNudm_UECM_Registration応答メッセージをAMF7001に送信する。例えば、UDM75は、DBを更新した後にNudm_UECM_Registration応答メッセージを送信する。例えば、UDM75が、Nudm_UECM_Registrationメッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをAMF7001から受信する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Registration応答メッセージを送信し得る。
【0130】
UDMからのデータは、UDMからのデータパラメータ(Data from UDM parameter)として表され得る。
【0131】
UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを生成するために、UDM75は、SoRヘッダ及びステアリング情報(Steering Information)を含むNausf_SoRProtectionメッセージをAUSF74に送信する。ステアリング情報は、クリアテキストを有するUDMからのデータを含む。例えば、クリアテキストを有するUDMからのデータは、解読された又は暗号解読されたUDMからのデータを意味し得る。AUSF74がステアリング情報としてのUDMからのデータに関する暗号化を行った後、UDM75は、暗号化されたUDMからのデータを含むNausf_SoRProtection応答メッセージをAUSF74から受信する。UDMからのデータにおけるパラメータの詳細について、第1の態様の第1の例のステップ5におけるブレットを参照し得る。例えば、UDMからのデータは、第1の態様の第1の例のスライス利用可能性情報を含み得る。
【0132】
UDMからのデータの詳細について第1の態様の第6の例を参照し得る。
【0133】
ステップ6.AMF7001は、UDM75からステップ5でNudm_UECM_Registration応答メッセージにおいて受信されるUDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含む登録承認メッセージをUE3に送信する。例えば、UDMからのデータは、暗号化されたUDMからのデータであり得る。AMF7001が、ステップ3で登録要求メッセージにおいてスライス利用可能性機能サポートパラメータをUE3から受信しない場合、AMF7001は、暗号化プライベートコンテナを登録承認メッセージに含めない。登録承認メッセージは、許可NSSAI及び拒否NSSAIのうちの少なくとも一方を含み得る。
【0134】
例えば、AMF7001が、Nudm_UECM_Registration応答メッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをUDM75から受信する場合、AMF7001は、登録承認メッセージを送信し得る。
【0135】
ステップ7.AMF7001から登録承認メッセージを受信すると、UE3は、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含む登録完了メッセージをAMF7001に送信する。UE3は、UE3で保持されるKausfを使用して、UEからのデータを暗号化する。UEからのデータは、拒否NSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、を含む。UEからのデータにおけるパラメータの詳細について、第1の態様の第1の例のステップ7におけるブレットを参照し得る。例えば、UE3は、拒否NSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、を含むUEからのデータを暗号化して、暗号化されたUEからのデータを含む登録完了メッセージを送信する。
【0136】
ステップ8.UE3から登録完了メッセージを受信すると、AMF7001は、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むNudm_UECM_UpdateメッセージをUDM75に送信する。Nudm_UECM_Updateメッセージに含まれるUEからのデータは、ステップ7で受信されるものと同じであり得る。
【0137】
ステップ9.AMF7001からNudm_UECM_Updateメッセージを受信すると、UDM75は、SoRヘッダ及び暗号化情報を含むNausf_SoRDecipheringメッセージをAUSF74に送信して、暗号化情報を解読するように、関連付けられるAUSF74に求める。暗号化情報は、暗号化されたUEからのデータを含む。AUSF74が暗号化情報としてのUEからのデータに関する解読を行った後、UDM75は、クリアテキストを有するUEからのデータを含むNausf_SoRDeciphering応答メッセージをAUSF74から受信する。例えば、クリアテキストを有するUEからのデータは、解読された又は暗号解読されたUEからのデータを意味し得る。
【0138】
ステップ8で受信される情報に基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する。例えば、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ9と同じプロセスを行い得る。
【0139】
UDM75及びAUSF74間の相互動作の詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0140】
ステップ10.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ10と同じである。
【0141】
ステップ11.UE3は、UE3におけるKausfを使用してステップ6で登録承認メッセージにおいて受信されるUDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを解読して、クリアテキストでスライス利用可能性情報を取得する。例えば、クリアテキストでのスライス利用可能性情報は、解読された又は暗号解読されたスライス利用可能性情報を意味し得る。UE3は、第1の態様の第1の例におけるステップ11に記載されるようなプロセスを行う。
【0142】
ステップ12.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ12と同じである。
【0143】
ステップ13.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ13と同じである。
【0144】
ステップ14.本ステップは、第1の態様の第1の例におけるステップ14と同じである。
【0145】
<第1の態様の第2の例の変形1>
ステップ4でのNudm_UECM_Registrationメッセージの代わりに、AMF7001は、Nudm_SDM_Getメッセージ若しくはAMF及びUDM間の任意の既存のメッセージ、又はAMF及びUDM間の新しいメッセージを使用することによって、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナをUDM75に送信する。
【0146】
<第1の態様の第2の例の変形2>
ステップ5でのNudm_UECM_Registration応答メッセージの代わりに、UDM75は、Nudm_SDM_Get応答メッセージ若しくはAMF及びUDM間の任意の既存のメッセージ、又はAMF及びUDM間の新しいメッセージを使用することによって、UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナをAMF7001に送信する。
【0147】
<第1の態様の第3の例>
第1の態様の第3の例は、UE3からUDM75へのセキュアなデータ転送を可能にする方法を開示する。第1の態様の第3の例は、第1の態様の他の例によって使用され得る。例えば、第1の態様の第3の例におけるプロセスは、UE3及びUDM75が暗号化データを通信するプロセスにおいて使用され得る。例えば、暗号化データは、UEからのデータ又はUDMからのデータであり得る。
【0148】
第1の態様の第3の例の詳細なプロセスは、後述の通りである。
【0149】
ステップ1.UE3及びAUSF74が、認証手順(Authentication procedure)において生成され得る共通のKausfを共有することが想定される。
【0150】
ステップ2.UE3が、UDM75に対してセキュアに転送するデータを有する場合、UE3は、Kausf及びカウンタSoR(CounterSoR)を使用してデータを暗号化する。UE3が、転送の成功に関してUDM75から応答を必要とする場合、UE3は、SoR-XMAC-IUAUSFを生成して、UE3においてSoR-XMAC-IUAUSFを記憶する。
【0151】
ステップ3.UE3は、SoR透過コンテナ(SoR transparent container)を含むメッセージをUDM75に送信する。SoR透過コンテナは、SoRヘッダと、SoR-MAC-IUAUSFと、カウンタSoRと、暗号化データと、を含み得る。以下のブレットは、各パラメータの詳細を説明する。
【0152】
-SoRヘッダは、SoR透過コンテナのフォーマットを示す。
【0153】
-SoR-MAC-IUAUSFは、AUSF74によって生成されるSoR-XMAC-IUAUSFと比較することによって、受信した暗号化データを検証するためにAUSF74によって使用される。
【0154】
-AUSF74がSoR-MAC-IUAUSFを生成する場合、カウンタSoRは、AUSF74によって使用される。カウンタSoRは、SoR-MAC-IUAUSF導出に対する新規入力(freshness input)として使用される。
【0155】
-暗号化データは、UE3がUDM75に転送するデータである。
【0156】
一例では、UE3は、SoR透過コンテナを含むNASメッセージをAMF7001に送信し、AMF7001は、SoR透過コンテナをUDM75に転送する。
【0157】
ステップ4.UE3からSoR透過コンテナを受信すると、UDM75は、要求者ID(Requester ID)と、SUPIと、サービス名(Service name)と、暗号化データと、SoR-MAC-IUAUSFと、カウンタSoRと、ACK表示(ACK Indication)パラメータと、を含むNausf_SoRDecipheringメッセージを生成する。以下のブレットは、各パラメータの詳細を説明する。
【0158】
-要求者IDは、Nausf_SoRDecipheringサービスに対する要求の識別子を示す。
【0159】
-SUPIは、UE3についてのユーザ識別情報である。
【0160】
-サービス名は、UDM75がUE3から送信される暗号化データの解読を要求することを示す。
【0161】
-ACK表示は、UDM75が応答をUE3に送信することを必要とされるという表示である。この表示が示される場合、AUSF74は、SoR-XMAC-IUAUSFを生成する。
【0162】
-暗号化データ、SoR-MAC-IUAUSF、及びカウンタSoRは、ステップ3におけるものと同じであり得る。
【0163】
一例では、Nausf_SoRDecipheringサービスは、例えば、固有のサービス名を有する、Nausf_SoRUnprotectサービス、Nausf_SoUnlockサービス、又はNausf_SoRProtectionサービスなどの異なるサービス名を有し得る。例えば、固有のサービス名は、解読(Deciphering)であり得る。
【0164】
別の例では、Nausf_SoRDecipheringメッセージは、例えば、固有のサービス名を有する、Nausf_SoRUnprotectメッセージ、Nausf_SoUnlockメッセージ、又はNausf_SoRProtectionメッセージなどの異なるメッセージ名を有し得る。例えば、固有のサービス名は、解読であり得る。
【0165】
ステップ5.Nausf_SoRDecipheringメッセージを受信すると、AUSF74は、SoR-XMAC-IUAUSFを生成又は計算して、それが、Nausf_SoRDecipheringメッセージにおいて受信されるSoR-MAC-IUAUSF値と一致するかどうかを検証する。SoR-XMAC-IUAUSF検証が成功すると、AUSF74は、受信した暗号化データを解読する。SoR-XMAC-IUAUSF検証の成功は、生成された(又は計算された)SoR-XMAC-IUAUSFが、Nausf_SoRDecipheringメッセージにおいて受信されるSoR-MAC-IUAUSF値と一致することを意味し得る。ACK表示が示される場合、AUSF74は、SoR-XMAC-IUAUSFを生成する。
【0166】
ステップ6.AUSF74は、クリアテキストを有するデータ、及び任意選択的にSoR-XMAC-IUAUSFを含むNausf_SoRDeciphering応答メッセージをUDM75に送信する。Nausf_SoRDeciphering応答メッセージに含まれるデータは、ステップ5でAUSF74によって解読される日付であり得る。
【0167】
一例では、Nausf_SoRDeciphering応答メッセージは、例えば、固有のサービス名を有する、Nausf_SoRUnprotect応答メッセージ、Nausf_SoUnlock応答メッセージ、又はNausf_SoRProtection応答メッセージなどの異なるメッセージ名を有し得る。例えば、固有のサービス名は、解読であり得る。
【0168】
ステップ7.AUSF74からNausf_SoRDeciphering応答メッセージを受信すると、UDM75は、UDM75における内部プロセスにクリアテキストでのデータを使用する。
【0169】
ステップ3で応答がUE3から示される場合、UDM75は、SoR-XMAC-IUAUSFを含むメッセージをUE3に送信する。
【0170】
一例では、UDM75は、SoR-XMAC-IUAUSFを含むメッセージをAMF7001に送信し、AMF7001は、NASメッセージを使用してSoR-XMAC-IUAUSFをUE3に転送する。
【0171】
ステップ8.ステップ7でUDM75からSoR-XMAC-IUAUSFを受信すると、UE3は、データ転送がUDM75に関して正常に完了したことを確かめるために、受信したSoR-XMAC-IUAUSFを、UE3がステップ2で一時的に記憶したSoR-XMAC-IUAUSFと比較する。例えば、受信したSoR-XMAC-IUAUSFが、UE3がステップ2で一時的に記憶したSoR-XMAC-IUAUSFと同じであることをUE3が決定する場合、UE3は、データ転送がUDM75に関して正常に完了したことを決定する。
【0172】
<第1の態様の第3の例の変形1>
第1の態様の第3の例では、カウンタSoRが、UDMからUEへのセキュアなデータ転送及びUEからUDMへのセキュアなデータ転送などの2つの手順に対して共通で使用されることが開示される。変形1は、UEからUDMへのセキュアなデータ転送が自身のカウンタ値、カウンタUSoR(CounterUSoR)を有し得ることを開示する。この場合、第1の態様の第3の例で現れる全てのカウンタSoRは、カウンタUSoRに置き換えられる。カウンタUSoRの使用は、カウンタSoRの使用と同じである。
【0173】
<第1の態様の第3の例の変形2>
第1の態様の第3の例では、SoR-XMAC-IUAUSFが一意に、UEからUDMへのセキュアなデータ転送に使用されることが開示される。変形2は、UEからUDMへのセキュアなデータ転送が、非特許文献8において定められるように既存のSoR-XMAC-IAUSFを使用し得ることを開示する。
【0174】
この場合、第1の態様の第3の例で現れる全てのSoR-XMAC-IUAUSFは、SoR-XMAC-IAUSFに置き換えられる。SoR-XMAC-IAUSFの使用は、SoR-XMAC-IUAUSFの使用と同じである。
【0175】
<第1の態様の第4の例>
第1の態様の第4の例は、暗号化プライベートコンテナを使用してUE3及びUDM75間のセキュアなデータ交換を可能にする方法を開示する。
【0176】
HPLMNオペレータが、UE3がローミングしている間にVPLMNの優先順位付け情報をUE3にプロビジョニングする必要がある場合、UDM75は、第1の態様の第4の例を使用して、VPLMNの優先順位付け情報をUE3に提供する。
【0177】
同様に、UE3が、VPLMN関連の情報をUDM75にプロビジョニングする必要がある場合、UE3は、第1の態様の第4の例を使用して、VPLMN情報をUDM75に提供する。
【0178】
第1の態様の第4の例の詳細なプロセスは、後述の通りである。
【0179】
ステップ1.プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがUE3、AMF7001、及びUDM75間で正常に行われていることが想定される。
【0180】
例えば、機能ネゴシエーションは、登録手順において行われる。
【0181】
-UE3は、プライベートコンテナハンドリング機能(Private container handling capability)パラメータを含む登録要求メッセージをAMF7001に送信する。プライベートコンテナハンドリング機能パラメータは、UE3がプライベートコンテナハンドリング機能をサポートすることを意味し得る。
【0182】
-AMF7001は、Nudm_UECM_Registrationメッセージ、Nudm_SDM_Getメッセージ、又は他の既存のメッセージにおいてこのパラメータをUDM75に転送する。AMF7001がプライベートコンテナハンドリングをサポートしない場合、AMF7001は、Nudm_UECM_Registrationメッセージ、Nudm_SDM_Getメッセージ、又は他の既存のメッセージにおいてこのパラメータをUDM75に転送せず、プライベートコンテナハンドリングネゴシエーションは失敗となる。
【0183】
-UDM75は、プライベートコンテナハンドリング機能パラメータを含む、Nudm_UECM_Registration応答メッセージ、Nudm_SDM_Get応答メッセージ、又は他の既存のメッセージを送信する。プライベートコンテナハンドリング機能パラメータは、UDM75又はHPLMNがプライベートコンテナハンドリング機能をサポートするかどうかを意味し得る。例えば、プライベートコンテナハンドリング機能パラメータは、UDM75又はHPLMNがプライベートコンテナハンドリング機能をサポートすることを意味し得る。例えば、プライベートコンテナハンドリング機能パラメータは、UDM75又はHPLMNがプライベートコンテナハンドリング機能をサポートしないことを意味し得る。例えば、UDM75が、UE3からのプライベートコンテナハンドリング機能パラメータを含むNudm_UECM_Registrationメッセージを受信する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Registration応答メッセージ、Nudm_SDM_Get応答メッセージ、又は他の既存のメッセージにプライベートコンテナハンドリング機能パラメータを含め得る。例えば、プライベートコンテナハンドリング機能パラメータが、UDM75又はHPLMNがプライベートコンテナハンドリング機能をサポートすることを意味する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Registration応答メッセージ、Nudm_SDM_Get応答メッセージ、又は他の既存のメッセージにプライベートコンテナハンドリング機能パラメータを含め得る。
【0184】
-AMF7001は、登録承認メッセージにおいてこのパラメータをUE3に転送する。UE3及びUDM75間のこれらのプロセスを行うことによって、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションは正常に行われている。UDM75又はHPLMNがプライベートコンテナハンドリング機能をサポートすることを示すプライベートコンテナハンドリング機能パラメータをUE3がUDM75から受信する場合、それは、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われていることを意味し得る。UDM75又はHPLMNがプライベートコンテナハンドリング機能をサポートしないことを示すプライベートコンテナハンドリング機能パラメータをUE3がUDM75から受信するか、又はUE3がUDM75からプライベートコンテナハンドリング機能パラメータを受信しない場合、それは、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが失敗となっていることを意味し得る。プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われている場合、UE3は、ステップ2におけるプロセスを行い得る。
【0185】
加えて、UDM75は、UE3について関連付けられるAUSF74を有し、UE3及びAUSF74は、共通のKausfを共有する。
【0186】
ステップ2.UE3がVPLMN情報をUDM75に送信する必要があり、UDM75がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることをUE3が認識している場合、UE3は、UE3において保持されるKausfを使用して、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを生成する。例えば、UE3がVPLMN情報をUDM75に送信する必要があり、UDM75がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることをUE3が認識している場合は、UE3がVPLMN情報をUDM75に送信する必要があり、プライベートコンテナハンドリンツについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われている場合を意味し得る。VPLMN情報は、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含み得る。UEからのデータは、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含み得る。VPLMN情報又はUEからのデータにおけるパラメータの詳細について、第1の態様の第1の例のステップ3におけるブレットを参照し得る。例えば、UE3は、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、利用可能なPLMNリストと、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含むUEからのデータを暗号化し、暗号化されたUEからのデータを暗号化プライベートコンテナに含める。例えば、UE3が、第1の態様の第1の例のステップ1並びにステップ2-1及びステップ2-2のうちの少なくとも一方を行い、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われている場合、UE3は、暗号化プライベートコンテナを生成する。
【0187】
UEからのデータの暗号化に関する詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0188】
ステップ3.UE3は、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むUL NASトランスポートメッセージをAMF7001に送信する。例えば、UEからのデータは、暗号化されたUEからのデータを意味し得る。
【0189】
UEからのデータの詳細について第1の態様の第6の例を参照し得る。
【0190】
ステップ4.UE3からUL NASトランスポートメッセージを受信すると、AMF7001は、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むNudm_UECM_RegistrationメッセージをUDM75に送信する。例えば、UEからのデータは、暗号化されたUEからのデータを意味し得る。
【0191】
ステップ5.AMF7001からNudm_UECM_Updateメッセージを受信すると、UDM75は、SoRヘッダ及び暗号化情報を含むNausf_SoRDecipheringメッセージをAUSF74に送信して、暗号化情報を解読するようにAUSF74に求める。暗号化情報は、暗号化されたUEからのデータを含む。AUSF74が暗号化情報としてのUEからのデータに関する解読を行った後、UDM75は、クリアテキストを有するUEからのデータを含むNausf_SoRDeciphering応答メッセージをAUSF74から受信する。例えば、クリアテキストを有するUEからのデータは、解読された又は暗号解読されたUEからのデータを意味し得る。
【0192】
ステップ4で受信される情報に基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する。例えば、受信した解読されたUEからのデータに基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新し得る。一例では、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ5で定められる動作を行い得る。一例では、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ9で定められる動作を行い得る。
【0193】
UDM75及びAUSF74間の相互動作の詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0194】
ステップ6.UDM75がVPLMNの優先順位付け情報をUE3に送信する必要があり、UE3がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることをUDM75が認識している場合、UDM75は、UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むNudm_UECM_Update応答メッセージをAMF7001に送信する。例えば、VPLMNの優先順位付け情報は、スライス利用可能性情報であり得る。例えば、UDM75は、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われていることによって、UE3がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることを認識し得る。例えば、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われていて、UDM75が、Nudm_UECM_Updateメッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをAMF7001から受信する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Update応答メッセージを送信し得る。例えば、UDM75が、Nudm_UECM_Updateメッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをAMF7001から受信する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Update応答メッセージを送信し得る。例えば、UDM75が、ステップ5でVPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Updaten応答メッセージを送信し得る。
【0195】
UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを生成するために、UDM75は、SoRヘッダ及びステアリング情報を含むNausf_SoRProtectionメッセージをAUSF74に送信する。ステアリング情報は、クリアテキストを有するUDMからのデータを含む。例えば、クリアテキストを有するUDMからのデータは、解読された又は暗号解読されたUDMからのデータを意味し得る。AUSF74がステアリング情報としてのUDMからのデータに関する暗号化を行った後、UDM75は、暗号化されたUDMからのデータを含むNausf_SoRProtection応答メッセージをAUSF74から受信する。UDMからのデータは、スライス利用可能性情報を含む。UDMからのデータにおけるスライス利用可能性情報の例に関して、第1の態様の第1の例のステップ5におけるブレットを参照し得る。例えば、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ5と同じようにスライス利用可能性情報を生成し得る。
【0196】
UDMからのデータの詳細について第1の態様の第6の例を参照し得る。
【0197】
ステップ7.AMF7001は、UDM75からステップ6でNudm_UECM Update応答メッセージにおいて受信されるUDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むDL NASトランスポートメッセージをUE3に送信する。例えば、UDMからのデータは、暗号化されたUDMからのデータを意味し得る。例えば、AMF7001が、Nudm_UECM_Update応答メッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをUDM75から受信する場合、AMF7001は、DL NASトランスポートメッセージを送信し得る。
【0198】
ステップ8.ステップ7でAMF7001からDL NASトランスポートメッセージを受信すると、UE3は、UE3におけるKausfを使用してDL NASトランスポートメッセージにおいて受信されるUDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを解読して、クリアテキストでUDMからのデータを取得する。例えば、UDMからのデータは、暗号化されたUDMからのデータを意味し得る。例えば、クリアテキストでのUDMからのデータは、解読された又は暗号解読されたUDMからのデータを意味し得る。UE3は、第1の態様の第1の例におけるステップ11に記載されるようなプロセスを行う。UE3が、暗号化プライベートコンテナを解読して、クリアテキストでUDMからのデータを取得した後、UE3は、第1の態様の第1の例におけるステップ11に記載されるようなプロセスを行い得る。
【0199】
<第1の態様の第5の例>
第1の態様の第5の例は、暗号化プライベートコンテナを使用してUE3及びUDM75間のセキュアなデータ交換を可能にする方法を開示する。
【0200】
HPLMNオペレータが、UE3がローミングしている間にVPLMNの優先順位付け情報をUE3にプロビジョニングする必要がある場合、UDM75は、第1の態様の第5の例を使用して、VPLMNの優先順位付け情報をUE3に提供する。
【0201】
同様に、UE3が、VPLMN関連の情報をUDM75にプロビジョニングする必要がある場合、UE3は、第1の態様の第5の例を使用して、VPLMN情報をUDM75に提供する。
【0202】
第1の態様の第5の例の詳細なプロセスは、後述の通りである。
【0203】
ステップ1.本ステップは、第1の態様の第4の例におけるステップ1と同じである。
【0204】
ステップ2及びステップ3。UDM75がVPLMNの優先順位付け情報をUE3に送信する必要があり、UE3がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることをUDM75が認識している場合、UDM75は、UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信する。例えば、VPLMNの優先順位付け情報は、スライス利用可能性情報であり得る。例えば、UDM75は、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われていることによって、UE3がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることを認識し得る。
【0205】
UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを生成するために、UDM75は、SoRヘッダ及びステアリング情報を含むNausf_SoRProtectionメッセージをAUSF74に送信する。ステアリング情報は、クリアテキストを有するUDMからのデータを含む。AUSF74がステアリング情報としてのUDMからのデータに関する暗号化を行った後、UDM75は、関連付けられるAUSF74から、暗号化されたUDMからのデータを含むNausf_SoRProtection応答メッセージを受信する。UDMからのデータは、スライス利用可能性情報を含む。UDMからのデータにおけるスライス利用可能性情報の例に関して、第1の態様の第1の例のステップ5におけるブレットを参照し得る。例えば、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ5と同じようにスライス利用可能性情報を生成し得る。例えば、UDM75は、第1の態様の第1の例に記載されるようにDBに含まれる情報に基づいてスライス利用可能性情報を生成し得る。
【0206】
例えば、UDM75は、位置ごとのローミングパートナのリスト内のエントリに基づいて、スライス利用可能性情報として、VPLMNのカバレッジ全体の位置に関するFB情報と共に、サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リストを生成し得る。例えば、ローミングパートナのリストは、VPLMNのリストであり得る。
【0207】
例えば、UDM75は、ローミングパートナのリストに含まれる各VPLMNのカバレッジ全体の位置に関するFB情報と共に、サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リストを生成し得る。例えば、ローミングパートナのリストは、VPLMNのリストであり得る。
【0208】
例えば、UDM75は、UDM75におけるサブスクライブNSSAIを根拠に、スライス利用可能性情報としてのサブスクライブNSSAIに基づいて、サポートされるS-NSSAIを有するVPLMNの優先リストを生成し得る。例えば、UE3についてのサブスクライブNSSAIがS-NSSAI1と、S-NSSAI2と、S-NSSAI3と、S-NSSAI4と、を含む場合、UDM75は、S-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4をサポートするVPLMNの優先リストを生成し得る。
【0209】
例えば、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われている場合、UDM75は、UDM75がVPLMNの優先順位付け情報をUE3に送信する必要があることを決定し得る。例えば、VPLMNの優先順位付け情報は、スライス利用可能性情報であり得る。UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0210】
例えば、UDM75におけるDBの内容が更新される場合、UDM75は、UDM75がVPLMNの優先順位付け情報をUE3に送信する必要があることを決定し得る。例えば、VPLMNの優先順位付け情報は、スライス利用可能性情報であり得る。UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0211】
例えば、UDM75におけるDBの内容が更新される場合、UDM75は、UDM75がVPLMNの優先順位付け情報をUE3に送信する必要があることを決定し得る。例えば、VPLMNの優先順位付け情報は、スライス利用可能性情報であり得る。プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われている場合、UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0212】
例えば、UDM75は定期的に、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0213】
例えば、UDM75が、UDM75におけるローカル構成又はオペレータのポリシーに基づいてNudm_SMD通知メッセージの送信をトリガされる場合、UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0214】
UDMからのデータの詳細について第1の態様の第6の例を参照し得る。
【0215】
ステップ4.AMF7001は、UDM75からステップ3でNudm_SMD通知メッセージにおいて受信されるUDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むDL NASトランスポートメッセージをUE3に送信する。例えば、UDMからのデータは、暗号化されたUDMからのデータであり得る。例えば、AMF7001が、Nudm_SMD通知メッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをUDM75から受信する場合、AMF7001は、DL NASトランスポートメッセージを送信し得る。
【0216】
ステップ5.UE3がVPLMN情報をUDM75に送信する必要があり、UDM75がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることをUE3が認識している場合、UE3は、UE3において保持されるKausfを使用して、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを生成する。例えば、UE3は、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われていることによって、UDM75がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることを認識し得る。VPLMN情報は、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含み得る。UEからのデータは、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含み得る。VPLMN情報又はUEからのデータにおけるパラメータの詳細について、第1の態様の第1の例のステップ3におけるブレットを参照し得る。例えば、UE3は、提供されるNSSAIと、関心のあるNSSAIと、位置と、チューニングされるFBと、UE無線機能と、スライス利用可能性機能サポートパラメータと、を含むUEからのデータを暗号化し、暗号化されたUEからのデータを暗号化プライベートコンテナに含める。例えば、UE3が、第1の態様の第1の例のステップ1並びにステップ2-1及びステップ2-2のうちの少なくとも一方を行い、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われている場合、UE3は、暗号化プライベートコンテナを生成する。
【0217】
UEからのデータの詳細について第1の態様の第6の例を参照し得る。
【0218】
UEからのデータの暗号化に関する詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0219】
UE3は、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むUL NASトランスポートメッセージをAMF7001に送信する。例えば、UEからのデータは、暗号化されたUEからのデータであり得る。例えば、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われていて、UE3がDL NASトランスポートメッセージを受信する場合、UE3は、暗号化プライベートコンテナを生成してUL NASトランスポートメッセージを送信し得る。例えば、UE3がDL NASトランスポートメッセージを受信する場合、UE3は、暗号化プライベートコンテナを生成してUL NASトランスポートメッセージを送信し得る。
【0220】
ステップ6.UE3からUL NASトランスポートメッセージを受信すると、AMF7001は、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むNudm_UECM_UpdateメッセージをUDM75に送信する。例えば、UEからのデータは、暗号化されたUEからのデータであり得る。
【0221】
ステップ7.AMF7001からNudm_UECM_Updateメッセージを受信すると、UDM75は、SoRヘッダ及び暗号化情報を含むNausf_SoRDecipheringメッセージをAUSF74に送信して、暗号化情報を解読するようにAUSF74に求める。暗号化情報は、暗号化されたUEからのデータを含む。AUSF74が暗号化情報としてのUEからのデータに関する解読を行った後、UDM75は、クリアテキストを有するUEからのデータを含むNausf_SoRDeciphering応答メッセージをAUSF74から受信する。例えば、クリアテキストを有するUEからのデータは、解読された又は暗号解読されたUEからのデータを意味し得る。
【0222】
ステップ6で受信される情報に基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新する。例えば、解読されたUEからのデータに基づいて、UDM75は、VPLMNにおけるサポートされるネットワークスライス情報に関連するDBを更新し得る。一例では、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ5で定められる動作を行い得る。一例では、UDM75は、第1の態様の第1の例のステップ9で定められる動作を行い得る。
【0223】
UDM75及びAUSF74間の相互動作の詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0224】
ステップ8.ステップ4でAMF7001からDL NASトランスポートメッセージを受信すると、UE3は、UE3におけるKausfを使用してDL NASトランスポートメッセージにおいて受信されるUDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを解読して、クリアテキストでUDMからのデータを取得する。例えば、クリアテキストでのUDMからのデータは、解読された又は暗号解読されたUDMからのデータを意味し得る。例えば、UDMからのデータは、暗号化されたUDMからのデータを意味し得る。UE3は、第1の態様の第1の例におけるステップ11に記載されるようなプロセスを行う。
【0225】
<第1の態様の第5の例の変形1>
ステップ4でのDL NASトランスポートメッセージの代わりに、AMF7001は、CONFIGURATION UPDATE COMMANDメッセージを使用することによって、UDMからのデータを含む暗号化プライベートコンテナをUE3に送信する。
【0226】
<第1の態様の第5の例の変形2>
ステップ5でのUL NASトランスポートメッセージの代わりに、UE3は、CONFIGURATION UPDATE COMMAND COMPLETEメッセージを使用することによって、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナをAMF7001に送信する。
【0227】
<第1の態様の第6の例>
第1の態様の第6の例は、第1の態様の一部の例に記載されるようなUDMからのデータ及びUEからのデータの例を開示する。
【0228】
表1は、UDMからのデータの一部の例を示す。例えば、UDMからのデータは、表1で列挙されるパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
【表1】
【0229】
表2は、UEからのデータの一部の例を示す。例えば、UEからのデータは、表2で列挙されるパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。VPLMN IDは、UE3が登録されるか又は登録しているVPLMNの識別情報を示し得る。「S-NSSAIx」は、任意のS-NSSAI又はS-NSSAIのうちのいずれか1つを意味し得る。
【表2】
【0230】
<第2の態様>
HPLMNオペレータが、UEがローミングしている間にVPLMNの正確な優先順位付け情報をUEに提供できるようにするために、HPLMNオペレータは、最新の情報を維持する必要がある。例えば、HPLMNオペレータは、UE構成のデータベース(Database)(DB)、及びUEがローミングしている位置におけるネットワーク状態を有し得る。
【0231】
HPLMNにおけるDBは基本的に、運用及び保守(Operation and Maintenance)(O&M)プロセスによって管理される。しかしながら、ローミングパートナは世界中にまたがっているため、ローミングパートナネットワークにおいて最新のネットワーク構成を維持することは非常に困難である。
【0232】
第2の態様は、UE構成及びUEがローミングしている位置におけるネットワーク状態に関する情報をHPLMNオペレータがセキュアに取得することを可能にする動的なDB更新メカニズムを開示する。
【0233】
第2の態様は、非特許文献2における要件を実現できる方法に関して、3GPP仕様書で明確なメカニズムが定められていないという問題を解決することができる。
【0234】
<第2の態様の第1の例>
第2の態様の第1の例は、UE3の構成、及びUE3がローミングしている位置におけるネットワーク状態に関する情報をUDM75がクエリする方法を開示する。
【0235】
第2の態様の第1の例の詳細なプロセスは、後述の通りである。
【0236】
ステップ1.本ステップは、第1の態様の第4の例におけるステップ1と同じである。
【0237】
ステップ2及びステップ3。UDM75が、UE3の構成、及びUE3が位置している位置におけるネットワーク状態のうちの少なくとも一方を取得する必要があり、UE3がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることをUDM75が認識している場合、UDM75は、UDMからの要求を含む暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信する。例えば、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われている場合、UDM75は、UE3がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることを認識している。
【0238】
UDMからの要求を含む暗号化プライベートコンテナを生成するために、UDM75は、SoRヘッダ及びステアリング情報を含むNausf_SoRProtectionメッセージをAUSF74に送信する。ステアリング情報は、クリアテキストを有するUDMからの要求を含む。例えば、クリアテキストを有するUDMからの要求は、解読された又は暗号解読されたUDMからの要求を意味し得る。AUSF74がステアリング情報としてのUDMからの要求に関する暗号化を行った後、UDM75は、暗号化されたUDMからの要求を含むNausf_SoRProtection応答メッセージをAUSF74から受信する。
【0239】
例えば、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われている場合、UDM75は、UDM75がUE3の構成、及びUE3が位置している位置におけるネットワーク状態のうちの少なくとも一方を取得する必要があることを決定し得る。UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0240】
例えば、UDM75におけるDBの内容が更新される場合、UDM75は、UDM75がUE3の構成、及びUE3が位置している位置におけるネットワーク状態のうちの少なくとも一方を取得する必要があることを決定し得る。UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0241】
例えば、UDM75におけるDBの内容が更新される場合、UDM75は、UDM75がUE3の構成、及びUE3が位置している位置におけるネットワーク状態のうちの少なくとも一方を取得する必要があることを決定し得る。プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションが正常に行われている場合、UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0242】
例えば、UDM75は定期的に、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0243】
例えば、UDM75が、UDM75におけるローカル構成又はオペレータのポリシーに基づいてNudm_SMD通知メッセージの送信をトリガされる場合、UDM75は、暗号化プライベートコンテナを含むNudm_SMD通知メッセージをAMF7001に送信し得る。
【0244】
UDMからの要求の詳細について第2の態様の第2の例を参照し得る。
【0245】
ステップ4.AMF7001は、UDM75からステップ3でNudm_SMD通知メッセージにおいて受信されるUDMからの要求を含む暗号化プライベートコンテナを含むDL NASトランスポートメッセージをUE3に送信する。例えば、UDMからの要求は、暗号化されたUDMからの要求を意味し得る。例えば、AMF7001が、Nudm_SMD通知メッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをUDM75から受信する場合、AMF7001は、DL NASトランスポートメッセージを送信する。
【0246】
ステップ5.ステップ4でAMF7001からDL NASトランスポートメッセージを受信すると、UE3は、UE3におけるKausfを使用してDL NASトランスポートメッセージにおいて受信されるUDMからの要求を含む暗号化プライベートコンテナを解読して、クリアテキストでUDMからの要求を取得する。例えば、クリアテキストでのUDMからの要求は、解読された又は暗号解読されたUDMからの要求を意味し得る。
【0247】
UE3は、UDMからの要求を確認して、UDMからの要求に基づいて、要求される情報を収集する。UE3が、UDM75に提供する要求される情報を収集するために動作を行う必要がある場合、UE3は、登録管理(Registration Management)(RM)手順、セッション管理(Session Management)(SM)手順、指定FBのスキャン、及び任意の他の動作のうちの少なくとも1つを行い得る。登録管理(Registration Management)(RM)手順は、UDM75による指定VPLMNに対する仮の登録手順であり得る。要求される情報の詳細について第2の態様の第2の例を参照し得る。
【0248】
ステップ6.UE3が、要求される情報を収集し、UDM75がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることをUE3が認識している場合、UE3は、UE3において保持されるKausfを使用して、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを生成する。例えば、プライベートコンテナハンドリングについての機能ネゴシエーションがステップ1で正常に行われている場合、UE3は、UDM75がプライベートコンテナハンドリングをサポートすることを認識している。例えば、UEからのデータは、要求される情報を含み得る。
【0249】
UEからのデータの詳細について第1の態様の第6の例を参照し得る。UEからのデータの詳細について第2の態様の第2の例を参照し得る。
【0250】
UEからのデータの暗号化に関する詳細について第1の態様の第3の例を参照し得る。
【0251】
次いで、UE3は、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナを含むUL NASトランスポートメッセージをAMF7001に送信する。例えば、UEからのデータは、暗号化されたUEからのデータを意味し得る。
【0252】
ステップ7.本ステップは、第1の態様の第5の例におけるステップ6と同じである。
【0253】
ステップ8.本ステップは、第1の態様の第5の例におけるステップ7と同じである。
【0254】
UDMからの要求は、UE3が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及びUE3においてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求として表され得る。
【0255】
<第2の態様の第1の例の変形1>
ステップ4でのDL NASトランスポートメッセージの代わりに、AMF7001は、CONFIGURATION UPDATE COMMANDメッセージを使用することによって、UDMからの要求を含む暗号化プライベートコンテナをUE3に送信する。
【0256】
<第2の態様の第1の例の変形2>
ステップ6でのUL NASトランスポートメッセージの代わりに、UE3は、CONFIGURATION UPDATE COMMAND COMPLETEメッセージを使用することによって、UEからのデータを含む暗号化プライベートコンテナをAMF7001に送信する。
【0257】
<第2の態様の第2の例>
第2の態様の第2の例は、第2の態様の第1の例に記載されるようにUDMからの要求の例を開示する。
【0258】
表3は、UDMからの要求の一部の例を示す。
【表3】
【0259】
例えば、UE3がUDMからの要求を受信する場合、UE3は、UE構成、許可NSSAI、構成されるNSSAI、利用可能なNSSAI、AMFがUE3に提供したネットワークスライス同時登録グループ(Network Slice Simultaneous Registration Group)(NSSRG)情報、SIM及びMEの両方におけるUEコンテキスト、割当利用可能性(Quota availability)、並びにUE3が位置しているネットワークの状態のうちの少なくとも1つなどのUEからのデータを含むUL NASトランスポートメッセージをAMF7001に送信する。例えば、NSSRG情報は、AMF7001によってUE3に提供され得る。例えば、SIM及びMEの両方におけるUEコンテキストは、PEI(IMEISV)を意味し得る。例えば、割当利用可能性は、PDUセッションがS-NSSAIxで確立され得るかどうかを示す情報か、UE3が位置しているVPLMNにおける割当状態(quota status)か、又はPDUセッションについての割り当て(quota)が利用可能であるかどうかを示す情報を意味し得る。例えば、UE3が位置しているネットワークの状態は、900MHzのFBでS-NSSAIxが利用可能であるかどうかを示す情報を意味し得る。
【0260】
例えば、UE3がUDMからの要求を受信する場合、UE3は、表2で列挙されるパラメータのうちの少なくとも1つなどのUEからのデータを含むUL NASトランスポートメッセージをAMF7001に送信する。「S-NSSAIx」は、任意のS-NSSAI又はS-NSSAIのうちのいずれか1つを意味し得る。
【0261】
<第3の態様>
第3の態様は、HPLMNオペレータがローミングUEに、そのローミングパートナに関するネットワークスライス利用可能性情報を提供することを可能にするメカニズムを開示する。例えば、ネットワークスライス利用可能性情報は、VPLMNごと、周波数帯域(Frequency Band)(FB)ごと、RATごと、及び位置ごとのネットワークスライスの利用可能性に関する情報を意味し得る。HPLMNは、全てのローミングパートナに関するネットワークスライス利用可能性情報を有するUDR及びUDMのうちの少なくとも一方におけるデータベース(Database)(DB)を利用する。この情報及びローミングUEの位置に基づいて、HPLMNは、ローミング時の利用可能なネットワークスライス選択用に新しいURSPルール(new URSP rule)を作成して、URSPルール更新を介して各々の登録及び再登録時にローミングUEにルールを提供する。
【0262】
第3の態様は、非特許文献2における要件を実現できる方法に関して、3GPP仕様書で明確なメカニズムが定められていないという問題を解決することができる。
【0263】
<第3の態様の第1の例>
図9は、以下の前置きの仮定に関する第3の態様の開示に基づいたUE及びネットワークの挙動及び相互作用に関する例を記載する:
【0264】
-UE3:ネットワークスライスS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、S-NSSAI4に対するサブスクライブ
【0265】
-VPLMN1:セル501及びAMF7001は、ネットワークスライスS-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする。
【0266】
-VPLMN2:セル502及びAMF7002は、ネットワークスライスS-NSSAI4をサポートする。
【0267】
ステップ0.HPLMNにおけるUDM75は、世界中からのホームオペレータのローミングパートナとのホームオペレータのローミング協定に関してデータベース(Database)(DB)を保持する。DBは、位置ごとのローミングパートナのリストを含み得る。例えば、ローミングパートナのリストは、VPLMNのリストを意味し得る。例えば、HPLMNは、日本の東京で優先度順に列挙されるローミングパートナVPLMN1、VPLMN2、及びVPLMN3を有する。DBにおける各VPLMNエントリについて、UDM75は、各々の位置ごとに、S-NSSAIが利用可能である周波数帯域(Frequency Band)(FB)及びRANに関する情報と共に、位置で利用可能な1つ以上のS-NSSAIを保持し得る。位置は、セル、セルのリスト、TA、TAのリスト、RA、又はRAのリストであり得る。例えば、東京でのVPLMN1において、S-NSSAI1及びS-NSSAI2が900MHz周波数帯域で利用可能であって、東京でのVPLMN2において、S-NSSAI4が利用可能である。
【0268】
このDBは基本的に、運用及び保守(Operation and Maintenance)(O&M)プロセスによって管理される。O&Mプロセスに加えて、HPLMNオペレータは、本開示によって開示されるような更新メカニズムに基づいて動的なDB更新を用い得る。加えて、UDM75は、UE3についてサブスクライブNSSAIにS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4を含むUE3に関する加入者データを有する。ローミングパートナのリスト(又はVPLMNのリスト)は、第1の態様の第1の例に関するものと同じであり得る。
【0269】
ステップ1.UE3は、HPLMNから移動して離れる。UE3は、UEの新しい位置におけるHPLMNの好ましいローミングパートナ、例えば、VPLMN1に関する登録をトリガする。
【0270】
ステップ2.UE3はまず、VPLMN1に属しているセル501を選択する。VPLMN1からセル501を選択する場合、UE3は、UE3が登録を必要とするネットワークスライス、例えば、S-NSSAI1及びS-NSSAI2をセル501がサポートするかどうかを考慮し得る。セル501がS-NSSAI1及びS-NSSAI2をサポートする場合、UE3は、セル501にキャンプオンし、UE3は、VPLMN1に属しているセル501とのRRC接続を確立する。例えば、UE3は、セル501においてブロードキャストされるシステム情報に基づいて、セル501が、UE3が登録を必要とするネットワークスライスをサポートするかどうかを考慮し得る。システム情報は、第1の態様の第1の例のステップ2-1に関するものと同じであり得る。
【0271】
ステップ3.UE3は、登録要求メッセージをVPLMN1のAMF7001に送信する。登録要求メッセージにおいて、UE3は、以下を含める:
【0272】
-UE Id:5G GUTI、SUPI、SUCI、又はPEIであり得るUE3の識別情報。
【0273】
-要求されるNSSAI:UE3は、構成されるNSSAI、許可NSSAIに基づいて、要求されるNSSAIを構築し、また、URSPルールを考慮し得、UE3は、PLMNにおいてサポートされるネットワークスライスを、要求されるNSSAIに含め得る。例えば、UE3は、VPLMN1のセル501によってサポートされるS-NSSAI1及びS-NSSAI2を、要求されるNSSAIに含め得る。
【0274】
-利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート表示:UE3が、UEが登録を要求するPLMN、例えば、VPLMN1によってサポートされないが、この位置における異なるPLMN若しくはこの位置における異なる周波数帯域(Frequency Band)(FB)のいずれかによってサポートされ得るか、又は異なる位置においてサポートされ得るネットワークスライスについて、例えば、「利用可能なネットワークスライス」又は任意の他の表示で呼ばれるネットワークスライスに対する登録の機能をサポートする場合、UE3は、「利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート」表示を登録要求メッセージに含める。例えば、UE3が、セル501において利用可能であるS-NSSAI以外のS-NSSAIをサポートする場合、UE3は、「利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート」表示を登録要求メッセージに含め得る。「利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート」表示は、UE3が、セル501において利用可能であるS-NSSAI以外のS-NSSAIをサポートすることを示し得る。
【0275】
ステップ4.AMF7001は、UE3をVPLMN1に登録するためにNudm_UECM_RegistrationメッセージをUDM75に送信する。AMF7001は、UDM75へのNudm_UECM_Registrationメッセージに以下のパラメータを含める:
【0276】
-UE Id:5G GUTI、SUPI、SUCI、又はPEIであり得るUE3の識別情報。
【0277】
-UE位置(UE location):UE3が登録要求メッセージにおいて「利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート」表示を示した場合、AMF7001は、UDM75へのNudm_UECM_RegistrationメッセージにUE位置を含める。例えば、UE位置は、UE3の位置を意味し得る。UE位置は、セル、TA若しくはRAの粒度、例えば、グローバルセル識別情報、グローバルセル識別情報のリスト、TA識別情報、TAのリスト、又はRA識別情報に関する位置であり得る。UE位置はまた、NCGI、NCI、TAI、非特許文献6の項9.3.1.16において定められるようなN3IWFユーザ位置情報、TNGFユーザ位置情報、TWIFユーザ位置情報、W-AGFユーザ位置情報であり得る。
【0278】
-要求されるNSSAI:UE3が登録要求メッセージにおいて「利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート」表示を示した場合、AMF7001は、UDM75へのNudm_UECM_Registrationメッセージに、UE3から受信される要求されるNSSAI、例えば、S-NSSAI1及びS-NSSAI2を含める。
【0279】
例えば、AMF7001が、登録要求メッセージ若しくはAMF及びUE間の任意の既存のメッセージ、又はAMF及びUE間の新しいメッセージをUE3から受信する場合、AMF7001は、Nudm_UECM_Registrationメッセージを送信し得る。
【0280】
ステップ5.AMF7001によって提供されるUE位置及び要求されるNSSAIと、UEネットワークスライスサブスクリプション情報と、DBにおけるネットワークスライス利用可能性情報と、に基づいて、UDM75は、UE3が登録されていないがUE3が今後いつか関心があり得るネットワークスライスについてネットワークスライス利用可能性情報を構築する。例えば、UE位置は、UE3の位置を意味し得る。UE3が登録されていないがUE3が今後いつか関心があり得るネットワークスライスは、ネットワークスライスが現在のUE位置において利用可能でないためネットワークスライスに対してUE3が登録されていないという意味、又はネットワークスライスが、現在のPLMN、例えば、VPLMN1を介して利用可能でないが、UE3がサブスクライブしてUE3が何らかの段階でアクセスを必要とし得るという意味で、利用可能なネットワークスライス(available network slice(s))又はネットワークスライスについての任意の他の表示で呼ばれ得る。例えば、UE3は、S-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4にサブスクライブするが、UEは、VPLMN1を介してS-NSSAI1及びS-NSSAI2に登録している。UEもサブスクライブするが登録されない残りのS-NSSAI3及びS-NSSAI4が、UDM75におけるDBからの情報に従って、異なる位置か、異なる周波数帯域(Frequency Band)(FB)か、又は異なるPLMNにおいて利用可能である場合、これらのネットワークスライスS-NSSAI3及びS-NSSAI4は、利用可能なネットワークスライスとみなされる。例えば、異なるPLMNは、VPLMN1とは異なるVPLMNを意味し得る。UE3が、これらのネットワークスライスにサブスクライブして、何らかの段階で、UEにおけるアプリケーションが、これらのネットワークスライスからのサービスを必要とし得るとき、これらのネットワークスライスはまた、「UEの関心のあるネットワークスライス」とみなされ得るか又は呼ばれ得る。これらの所謂「利用可能なネットワークスライス」又は「UEの関心のあるネットワークスライス」について、UDM75は、例えば、これらのネットワークスライスが位置、周波数帯域(Frequency Band)(FB)、RANタイプ、又はPLMNの観点でどこで利用可能であるかという、ネットワークスライス利用可能性情報を構築する。例えば、RANタイプは、RATタイプを意味し得る。例えば、UDM75は、S-NSSAI3及びS-NSSAI4がVPLMN2において利用可能であることを示すネットワークスライス利用可能性情報を構築する。
【0281】
ステップ6.UDM75は、HPLMNにおけるPCF7302へのNudr_DM_Notifyメッセージをトリガし、UDM75は、ネットワークスライス利用可能性情報、例えば、ネットワークスライスS-NSSAI3及びS-NSSAI4についてのネットワークスライス利用可能性情報をNudr_DM_Notifyメッセージに含め、UDM75はまた、ネットワークスライス利用可能性情報が適用可能であるUE_IdにUE3の識別情報を含める。例えば、UDM75が、ネットワークスライス利用可能性情報を構築する場合、UDM75は、Nudr_DM_Notifyメッセージを送信し得る。例えば、UDM75が、Nudm_UECM_Registrationメッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをAMF7001から受信する場合、UDM75は、Nudr_DM_Notifyメッセージを送信し得る。
【0282】
ステップ7.PCF7302は、UE3についてのURSPルールを更新するためにUE3についてのUDM75からのネットワークスライス利用可能性情報を使用する。PCF7302は、ネットワークスライスの利用可能性の詳細、すなわち、当該ネットワークスライスが利用可能である、位置、周波数帯域(Frequency Band)(FB)、RANタイプ、及びPLMNのうちの少なくとも1つと共に、UE3について利用可能であるネットワークスライスのリストを定めたポリシールールに関する、「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」か、「UEの関心のあるネットワークスライス選択ポリシー」か、又は任意の他の表示で呼ばれる、UE3についてのURSPルールにおける新しいエントリを作成し得る。例えば、RANタイプは、RATタイプを意味し得る。例えば、PLMNは、VPLMNを意味し得る。ネットワークスライスの利用可能性の詳細と共に、UE3について利用可能であるネットワークスライスのリストを定めたポリシールールに関する、「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」か、「UEの関心のあるネットワークスライス選択ポリシー」か、又は任意の他の表示は、まとめて「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」として表され得る。例えば、PCF7302は、S-NSSAI3及びS-NSSAI4がVPLMN2において利用可能であることを示す新しいエントリを作成して、UE3についてのURSPルールに新しいエントリを追加し得る。「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」は、S-NSSAI3及びS-NSSAI4がVPLMN2において利用可能であることを示し得る。
【0283】
ステップ8.PCF7302は、UE3がローミングしているVPLMN1におけるPCF7301へのNpcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージをトリガする。PCF7302は、「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を有するUE3についての新しいURSPルールを、PCF7301へのNpcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージに含めて、Npcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージをPCF7301に送信する。例えば、PCF7302がステップ7でUE3についてのURSPルールを更新する場合、PCF7302は、Npcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージを送信し得る。例えば、PCF7302が、Nudr_DM_Notifyメッセージ若しくはPCF及びUDM間の任意の既存のメッセージ、又はPCF及びUDM間の新しいメッセージをUDM75から受信する場合、PCF7302は、Npcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージを送信し得る。
【0284】
ステップ9.PCF7301は、VPLMN1のAMF7001へのNpcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージをトリガし、PCF7301は、「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を有するUE3についての新しいURSPルールをNpcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージに含める。PCF7301は、Npcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求をAMF7001に送信する。例えば、PCF7301が、Npcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージ若しくは訪問(visited)PLMNのPCF7301及びHPLMNのPCF7302間の任意の既存のメッセージ、又はPCF7301及びPCF7302間の新しいメッセージをPCF7302から受信する場合、PCF7301は、Npcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージを送信し得る。例えば、訪問PLMNは、VPLMN1を意味し得る。
【0285】
ステップ10.UDM75は、UDM75に関するUE登録を確証するためにNudm_UECM_Registration応答メッセージをAMF7001に返す。例えば、UDM75に関するUE登録は、UDM75に関するUE3の登録を意味し得る。ステップ10は、ステップ6の後に行われ得る。例えば、UDM75がステップ6でNudr_DM_Notifyメッセージを送信する場合、UDM75は、Nudm_UECM_Registration応答メッセージを送信する。
【0286】
ステップ11.AMF7001は、登録承認メッセージをUE3に返し、AMF7001は、以下のパラメータを登録要求メッセージに含める:
【0287】
-許可NSSAI:許可NSSAIにおいて、AMF7001は、UE3が登録を要求しており、且つVPLMN1によってサポートされるS-NSSAI1及びS-NSSAI2を返す。
【0288】
-新しいURSPルール:UE3が登録要求メッセージにおいて「利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート」表示を示した場合、AMF7001は、最新の「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を有する更新されたURSPルールを登録承認メッセージに含める。例えば、新しいURSPルールは、S-NSSAI3及びS-NSSAI4がVPLMN2において利用可能であることを示す「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を含む。
【0289】
例えば、AMF7001が、ステップ9でのNpcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージ若しくはPCF及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はPCF及びAMF間の新しいメッセージをPCF7301から受信する場合、AMF7001は、登録承認メッセージを送信し得る。
【0290】
例えば、AMF7001が、Nudm_UECM_Registration応答メッセージ若しくはUDM及びAMF間の任意の既存のメッセージ、又はUDM及びAMF間の新しいメッセージをUDM75から受信する場合、AMF7001は、登録承認メッセージを送信し得る。
【0291】
例えば、AMF7001が、ステップ9でのNpcf_UEPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージ及びNudm_UECM_Registration応答メッセージのうちの少なくとも一方を受信する場合、AMF7001は、登録承認メッセージを送信し得る。
【0292】
ステップ12.UE3は、更新された「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を有する受信したURSPルールを記憶する。UE3におけるアプリケーションが、利用可能なネットワークスライスのうちの1つ、例えば、S-NSSAI4におけるサービスを必要とする場合、UE3は、アプリケーションによって要求されるネットワークスライスが、同じFB、RAN、若しくはPLMN、又は異なるFB、異なるRAN、若しくは異なるPLMNにおいて、UE3の位置で利用可能であるかどうかを確認するために、URSPルール内の「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を分析する。要求されるネットワークスライスがUE位置において利用可能である場合、UE3は、VPLMN2においてS-NSSAI4についての登録手順をトリガする。例えば、要求されるネットワークスライスがUE位置において利用可能である場合は、S-NSSAI4がVPLMN2において利用可能である場合を意味し得る。例えば、UE位置は、UE3の位置を意味し得る。
【0293】
ステップ13.UE3は、VPLMN2のセル、例えば、セル502を選択し、UE3は、登録要求メッセージをVPLMN2のAMF7002に送信する。UE3は、要求されるNSSAIにS-NSSAI4を含め、UE3はまた、「利用可能なS-NSSAIに対する登録の機能のサポート」表示をVPLMN2のAMF7002への登録要求メッセージに含める。
【0294】
ステップ14.登録手順は、VPLMN2におけるAMF7002に関して3GPP TS23.502の項4.2.2.2.2におけるステップ4に続く。
【0295】
要求されるNSSAIは、第1のネットワークにおいてUE3が登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報として表され得る。「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」は、UE3がサブスクライブするネットワークスライスであって且つ第1のネットワークスライスとは異なっており第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報として表され得る。
【0296】
<第3の態様の第1の例の変形1>
図9のステップ4で、AMF7001は、要求されるNSSAIをUDM75へのNudm_UECM_Registrationメッセージに含めなくてもよい。この場合、UDM75は、要求されるNSSAIにおけるネットワークスライスを含む、UE3がサブスクライブする全てのネットワークスライスについてUDM75において利用可能なDBに基づいてネットワークスライス利用可能性情報を構築する。例えば、UEがS-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4にサブスクライブする場合、UDM75は、S-NSSAI1、S-NSSAI2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI4についてネットワークスライス利用可能性情報を構築する。
【0297】
<第3の態様の第1の例の変形2>
図9のステップ11で、AMF7001はまた、UE3が接続モードである場合、UE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージを介して、更新された「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を有する新しいURSPルールをUE3に伝え得る。例えば、ステップ11での登録承認メッセージの代わりに、AMF7001は、UE3が接続モードである場合、UE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージを介して、更新された「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を有する新しいURSPルールをUE3に伝え得る。
【0298】
UE3がアイドルモードである場合、AMF7001は、UE3を接続モードにするためにUE3をページングし得、AMF7001は、UE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージを介して、更新された「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を有するURSPルールをUE3に伝える。
【0299】
<第3の態様の第1の例の変形3>
ステップ7で、PCF7302は、UE3についてのURSPルール内に「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」を構築しつつ有効性制限(validity restriction)を含め得る。有効性制限は、時間の観点での制限であり得、例えば、ネットワークスライスは、特定の時間でのみ利用可能であるか、又はネットワークスライスは、特定の期間に利用可能である。有効性制限は、「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」内の特定のネットワークスライスごとであり得るか、又は概して「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」ごとであり得る。有効性制限が「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」内又はそれについて設定される場合、UE3は、利用可能なネットワークスライスに対する要求がUE3におけるアプリケーションによって要求されるときに当該有効性制限を考慮する。例えば、「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」が特定の日付まで有効であることを有効性制限が示す場合、UE3は、現在の日付が、有効性制限によって示される特定の日付内であるかどうかを確認する。例えば、特定の日付が2022年1月であって現在の日付が2021年12月である場合、UE3は、現在の日付が特定の日付内であるかどうかを確認又は決定し得る。現在の日付が、有効性制限によって示される特定の日付内であることをUE3が決定する場合、UE3は、「利用可能なネットワークスライス選択ポリシー」によって示されるS-NSSAIに対する登録手順を行い得る。
【0300】
<システム概要>
図10は、上記態様が適用可能なモバイル(セルラ又は無線)用の電気通信システム1を概略的に示す。
【0301】
電気通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステム概要を表す。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイルデバイス」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内で他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0302】
(R)ANノード5は、任意の無線アクセスをサポートしており、当該任意の無線アクセスは、5G無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、Beyond5G RAT、6G RAT、及び電気電子エンジニア学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定められるような無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む。
【0303】
(R)ANノード5は、無線部(Radio Unit)(RU)、分散部(Distributed Unit)(DU)、及び集約部(Centralized Unit)(CU)に分離され得る。一部の態様では、各部は、オープンRAN(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定められるようなアーキテクチャを採用することによって、互いに接続されて(R)ANノード5を構築してもよく、上記の部はそれぞれ、O-RU、O-DU、及びO-CUと称される。
【0304】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能に分離され得る。更に、複数のユーザプレーン機能が、通信をサポートするために割り当てられ得る。一部の態様では、ユーザトラフィックは、複数のユーザプレーン機能に分散されてもよく、各ユーザプレーン機能におけるユーザトラフィックは、UE3及び(R)ANノード5の両方において集約される。この分離アーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれ得る。
【0305】
(R)ANノード5はまた、衛星アクセスを使用して通信をサポートし得る。一部の態様では、(R)ANノード5は、衛星アクセス及び地上アクセスをサポートし得る。
【0306】
加えて、(R)ANノード5はまた、非無線アクセス用のアクセスノードと称され得る。非無線アクセスは、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)によって定められるような固定網アクセスと、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)によって定められるような光アクセスと、を含む。
【0307】
コアネットワーク7は、電気通信システム1における通信をサポートする論理ノード(又は「機能」)を含み得る。例えば、コアネットワーク7は、機能の中でも特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であり得る。論理ノードにおける各機能は、ネットワーク機能とみなされ得る。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることによって別のノードに提供され得る。
【0308】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化機構のネットワーク機能仮想化(European Telecommunications Standards Institute, Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)によって定められるようなネットワーク仮想化技術を適応させることによって、いくつかの位置からサービスを提供し、各位置においていくつかの実行インスタンスを提供する、分散型、冗長、ステートレス、及び拡張可能なものとして展開され得る。
【0309】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0310】
周知であるように、UE3が、電気通信システム1によってカバーされる地理的エリアの周囲で移動しているとき、UE3は、(R)ANノード5によってサービス提供されるエリア(すなわち、無線セル)に出入りし得る。UE3の追跡を維持し、様々な(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に接続された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、Beyond5G用のモビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)若しくはモビリティ管理ノード、又は6G用のモビリティ管理ノードは、AMF70の代わりに使用され得る。
【0311】
コアネットワーク7はまた、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72と、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73と、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)74と、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75と、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76と、を含む。UE3が、訪問公衆陸上モバイルネットワーク(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングすると、UE3のホーム公衆陸上モバイルネットワーク(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、並びにSMF71、UPF72、及びPCF73の機能のうちの少なくとも一部をローミングアウトUE3に提供する。
【0312】
UE3及びそれぞれのサービング(R)ANノード5は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。近隣の(R)ANノード5は、(所謂、「Xn」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切な(R)ANノード5対(R)ANノードインターフェースを介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、(所謂、「N2」/「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。コアネットワーク7から、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、パブリックネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであり得る。データネットワーク20がPLMNオペレータ又はモバイルバーチャルネットワークオペレータ(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem)(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供され得る。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続され得る。
【0313】
「Uu」インターフェースは、Uuインターフェースの制御プレーンと、Uuインターフェースのユーザプレーンと、を含み得る。
【0314】
Uuインターフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間のユーザトラフィックを伝達する役割を担っている。Uuインターフェースのユーザプレーンは、物理的な接続によるSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブ層を有する階層構造を有し得る。
【0315】
Uuインターフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続を確立、修正、及び解放する役割を担っている。Uuインターフェースの制御プレーンは、物理的な接続によるRRC、PDCP、RLC、及びMACサブ層を有する階層構造を有し得る。
【0316】
例えば、以下のメッセージは、ASシグナリングをサポートするためにRRC層において通信される。
【0317】
-RRCセットアップ要求メッセージ(RRC Setup Request):当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--確立原因(establishmentCause)及びue-識別情報(ue-Identity)。ue-識別情報(ue-Identity)は、ng-5G-S-TMSI-パート1(ng-5G-S-TMSI-Part1)の値又はランダム値(randomValue)を有し得る。
【0318】
-RRCセットアップ(RRC Setup)メッセージ:当該メッセージは、(R)ANノード5からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップメッセージ内で共に含まれ得る。
--マスタセルグループ(masterCellGroup)及び無線ベアラコンフィグ(radioBearerConfig)
【0319】
-RRCセットアップ完了(RRC setup complete)メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--guamiタイプ(guami-Type)、iabノード表示(iab-NodeIndication)、アイドル測定利用可能(idleMeasAvailable)、モビリティ状態(mobilityState)、ng-5G-S-TMSI-パート2(ng-5G-S-TMSI-Part2)、登録AMF(registeredAMF)、選択PLMN識別情報(selectedPLMN-Identity)
【0320】
UE3及びAMF70は、適切なインターフェース(例えば、所謂、N1インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。N1インターフェースは、NASシグナリングをサポートするためにUE3とAMF70との間の通信を提供する役割を担っている。N1インターフェースは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスにおいて確立され得る。例えば、以下のメッセージは、N1インターフェースにおいて通信される。
【0321】
-登録要求(registration request)メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GSモバイル識別情報(5GS mobile identity)、非流動ネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM機能(5GMM capability)、UEセキュリティ機能(UE security capability)、要求されるNSSAI(Requested NSSAI)、最後に訪問した登録TAI(Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク機能(S1 UE network capability)、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UE状態(UE status)、追加のGUTI(Additional GUTI)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、UEの使用設定(UE's usage setting)、要求されるDRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GS更新タイプ(5GS update type)、モバイルステーションクラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートされるコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、要求される拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、要求されるマッピングNSSAI(Requested mapped NSSAI)、要求される追加の情報(Additional information requested)、要求されるWUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求されるNB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters)。
【0322】
-登録承認(registration accept)メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録承認メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、等価PLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、構成されるNSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能サポート(5GS network feature support)、PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、サービスエリアリスト(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマ値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SOR透過コンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAI包含モード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、交渉DRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、交渉拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、保留NSSAI(Pending NSSAI)、暗号化キーデータ(Ciphering key data)、CAG情報リスト(CAG information list)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、交渉WUS支援情報(Negotiated WUS assistance information)、交渉NB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0323】
-登録完了(Registration Complete)メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--SOR透過コンテナ(SOR transparent container)。
【0324】
-認証要求(Authentication Request)メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(Authentication parameter RAND)(5G認証課題(5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(Authentication parameter AUTN)(5G認証課題(5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0325】
-認証応答(Authentication Response)メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証応答メッセージ内で共に存在し得る。
--認証応答メッセージ識別情報(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0326】
-認証結果(Authentication Result)メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証結果メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、EAPメッセージ(EAP message)、及びABBA。
【0327】
-認証失敗(Authentication Failure)メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証失敗メッセージ内で共に存在し得る。
--認証失敗メッセージ識別情報(Authentication failure message identity)、5GMM原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0328】
-認証拒否(Authentication Reject)メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--EAPメッセージ(EAP message)。
【0329】
-サービス要求(Service Request)メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス要求メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0330】
-サービス承認(Service Accept)メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス承認メッセージ内で共に存在し得る。
--PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、及びT3448値(T3448 value)。
【0331】
-サービス拒否(Service Reject)メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--5GMM原因(5GMM cause)、PDUセッション状態(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報リスト(CAG information list)。
【0332】
-構成更新コマンド(Configuration Update Command)メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新コマンドメッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新表示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリアリスト(Service area list)、ネットワークのフルネーム(Full name for network)、ネットワークのショートネーム(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、ユニバーサルタイム及びローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、構成されるNSSAI(Configured NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加の構成表示(Additional configuration indication)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0333】
-構成更新完了(Configuration Update Complete)メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新完了メッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新完了メッセージ識別情報(Configuration update complete message identity)。
【0334】
<ユーザ装置(User equipment)(UE)>
図11は、UE3(モバイルデバイス3)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、UE3は、トランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路31は、1つ以上のアンテナ32を介して、接続ノードに信号を送信し、接続ノードから信号を受信するように動作可能である。更に、UE3は、外部から情報を入力するか又は外部に情報を出力するユーザインターフェース34を含み得る。必ずしも図に示されているわけではないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの全ての通常の機能を有していてもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちのいずれか1つ又は任意の組み合わせによって提供され得る。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。コントローラ33は、メモリ36に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、トランシーバ制御モジュール3621を少なくとも有する通信制御モジュール362と、を含む。通信制御モジュール362は(そのトランシーバ制御モジュール3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF70などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。コントローラ33は、1つ以上の汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互に作用する。複数のUSIM35を備える場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにし得るか、又は複数のUSIM35を同時にアクティブにし得る。
【0335】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0336】
UE3は、例えば、生産若しくは製造用の機器のアイテム、及び/又はエネルギー関連機械のアイテム(例えば、ボイラ、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、バッテリ、原子力システム及び/若しくは関連機器、重電機械、真空ポンプを含むポンプ、コンプレッサ、ファン、ブロワ、油圧機器、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレータ、ロボット及び/若しくはその応用システム、ツール、モールド若しくはダイ、ロール、搬送機器、昇降機器、マテリアルハンドリング機器、繊維機械、縫製機械、印刷機械及び/若しくは関連の機械、紙工機械、化学機械、鉱山機械及び/若しくは建設機械及び/若しくは関連機器、農業、林業、及び/若しくは漁業用の機械及び/若しくは器具、安全及び/若しくは環境保全機器、トラクタ、精密ベアリング、チェーン、ギア、動力伝達機器、潤滑機器、バルブ、管継手、並びに/又は前述の機器若しくは機械のうちのいずれかについての応用システムなどの機器又は機械)であり得る。
【0337】
UE3は、例えば、輸送機器のアイテム(例えば、車両、自動車、自動2輪車、自転車、電車、バス、荷車、人力車、船及び他の船舶、航空機、ロケット、衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であり得る。
【0338】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータ及び関連機器、通信及び関連機器、電子構成要素などの情報通信機器)のアイテムであり得る。
【0339】
UE3は、例えば、冷凍機械、冷凍機械応用製品、商業及び/又はサービス業用機器のアイテム、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は機器、民生用電子機器及び電子器具(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカ、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーマシン、食洗機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連器具、掃除機などの民生用電子器具)であり得る。
【0340】
UE3は、例えば、電気応用システム又は機器(例えば、x線システム、粒子加速器、ラジオアイソトープ機器、音波機器、電磁応用機器、電力応用機器などの電気応用システム又は機器)であり得る。
【0341】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、試験機、若しくは測量若しくは検出機器(例えば、煙警報器、人警報センサ、モーションセンサ、無線タグなどの測量若しくは検出機器)、腕時計若しくは掛時計、実験室機器、光学装置、医療機器及び/若しくはシステム、武器、カトラリーのアイテム、ハンドツール、又は同種のものであり得る。
【0342】
UE3は、例えば、(別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機械)に取り付けるか又は挿入するように設計された無線カード又はモジュールなどの)無線装備パーソナルデジタルアシスタント又は関連機器であり得る。
【0343】
UE3は、様々な有線及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」に関して以下に記載されるアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であり得る。
【0344】
モノのインターネットデバイス(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワークコネクティビティ、及び/又は同種のものを備えてもよく、これにより、当該デバイスは、互いに、そして、他の通信デバイスとデータを収集及び交換することができる。IoTデバイスは、内部メモリに記憶されたソフトウェア命令に従う自動機器を備え得る。IoTデバイスは、人の監督又はやり取りを必要とすることなく動作し得る。IoTデバイスはまた、長期間、静止及び/又は停止したままであり得る。IoTデバイスは、(概して)固定の装置の一部として実装され得る。IoTデバイスはまた、非固定の装置(例えば、車両)に組み込まれ得るか、又は監視/追跡される動物若しくは人に取り付けられ得る。
【0345】
そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、IoT技術は、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0346】
IoTデバイスは時には、マシンタイプ通信(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス若しくはマシンツーマシン(Machine-to-Machine)(M2M)通信デバイス、又は狭帯域IoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも称されることが理解されるであろう。UE3は、1つ以上のIoT又はMTCアプリケーションをサポートし得ることが理解されるであろう。
【0347】
UE3は、スマートフォン又はウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であり得る。
【0348】
UE3は、車、コネクテッドカー、自動運転車、車両デバイス、自動2輪車、又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything)(V2X)通信モジュール(例えば、車両対車両通信モジュール、車両対インフラストラクチャ通信モジュール、車両対人通信モジュール、及び車両対ネットワーク通信モジュール)であり得る。
【0349】
<(R)ANノード>
図12は、例示的な(R)ANノード5、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、(R)ANノード5は、トランシーバ回路51を含み、トランシーバ回路51は、1つ以上のアンテナ52を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから信号を受信するように動作可能である。コントローラ54は、メモリ55に記憶されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、トランシーバ制御モジュール5521を少なくとも有する通信制御モジュール552と、を含む。
【0350】
通信制御モジュール552は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70、及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)コアネットワーク7との無線接続及び接続に関する、特に、接続確立及びメンテナンスに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、RRC接続確立メッセージ及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2基準点によるメッセージ)、Xnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn基準点によるメッセージ)などを含み得る。そのようなシグナリングはまた、送信の場合、例えば、ブロードキャスト情報(例えば、マスタ情報及びシステム情報)を含み得る。
【0351】
コントローラ54はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0352】
(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。マスタノード(Master Node)(MN)501及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)502は、(R)ANノード5と同じ構成要素を有し得る。
【0353】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図13は、(R)ANノード5態様が適用可能なO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0354】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線部(Radio Unit)(RU)60、分散部(Distributed Unit)(DU)61、及び集約部(Centralized Unit)(CU)62に分離されたシステム概要を表す。一部の態様では、各部は組み合わされ得る。例えば、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合されてもよく、DU61は、別の統合/結合部としてCU62に統合/結合されてもよい。ある部(例えば、RU60、DU61、及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。更に、CU62は、CU制御プレーン(Control plane)(CP)及びCUユーザプレーン(User plane)(UP)などの2つの機能部に分離され得る。CU CPは、(R)ANノード5において制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5においてユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、(所謂、「E1」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU UPに接続される。
【0355】
UE3及びそれぞれのサービングRU60は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。各RU60は、(所謂、「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してDU61に接続される。各DU61は、(所謂、「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU62に接続される。各CU62はまた、(所謂、「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。加えて、DU61のユーザプレーン部分はまた、(所謂、「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してコアネットワークノード7に接続され得る。
【0356】
RU60、DU61、及びCU62間で分離される機能に応じて、各部は、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインターフェースにおいてUE3と通信する機能を提供してもよく、DU61は、MAC層及びRLC層をサポートする機能を提供してもよく、CU62は、PDCP層、SDAP層、及びRRC層をサポートする機能を提供してもよい。
【0357】
<無線部(Radio Unit)(RU)>
図14は、例示的なRU60、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のRU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、RU60は、トランシーバ回路601を含み、トランシーバ回路601は、1つ以上のアンテナ602を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース603を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノード又はネットワーク部に信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワーク部から信号を受信するように動作可能である。コントローラ604は、メモリ605に記憶されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、トランシーバ制御モジュール60521を少なくとも有する通信制御モジュール6052と、を含む。
【0358】
通信制御モジュール6052は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、RU60と、UE3、別のRU60、及びDU61などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)RU60との無線接続及び接続に関する、特に、MAC層及びRLC層に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含み得る。
【0359】
コントローラ604はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0360】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0361】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。RU60についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0362】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図15は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール61421を使用して、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0363】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0364】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61又はCU62に統合/結合され得る。DU61についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部のうちの1つにおいて実装され得る。
【0365】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図16は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール62421を使用して、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0366】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0367】
上述のように、CU62は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。CU62についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0368】
<AMF>
図17は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール70421を使用して、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【0369】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。AMF7001及びAMF7002は、AMF70と同じ構成要素を有し得る。
【0370】
<PCF>
図18は、PCF73の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路731を含み、トランシーバ回路731は、ネットワークインターフェース732を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ733は、メモリ734に記憶されたソフトウェアに従ってPCF73の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ734に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7341と、トランシーバ制御モジュール73421を少なくとも有する通信制御モジュール7342と、を含む。通信制御モジュール7342は(そのトランシーバ制御モジュール73421を使用して、PCF73と、AMF70及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ポリシー管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0371】
PCF73は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。PCF7301及びPCF7302は、PCF73と同じ構成要素を有し得る。
【0372】
<AUSF>
図19は、AUSF74の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路741を含み、トランシーバ回路741は、ネットワークインターフェース742を介して、他のノード(UDM75を含む)に信号を送信し、他のノード(UDM75を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ743は、メモリ744に記憶されたソフトウェアに従ってAUSF74の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ744に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7441と、トランシーバ制御モジュール74421を少なくとも有する通信制御モジュール7442と、を含む。通信制御モジュール7442は(そのトランシーバ制御モジュール74421を使用して、AUSF74と、AMF70及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ポリシー管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0373】
AUSF74は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0374】
<UDM>
図20は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール75421を使用して、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0375】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0376】
<修正及び代替>
詳細な態様が上記で記載されている。依然、本明細書において具現化される本開示の恩恵を受けつつ、多数の修正及び代替が上記態様に対して行われ得ることを当業者は理解するであろう。単なる例示として、ここで、多数の当該代替及び修正が記載される。
【0377】
上記説明では、UE3及びネットワーク装置は、(通信制御モジュールなどの)多数の別々のモジュールを有するものとして理解を容易にするために記載されている。これらのモジュールはこのように、例えば、既存のシステムが本開示を実装するように修正された特定の用途について、他の用途では、例えば、最初から発明の特徴を考慮して設計されたシステムにおいて提供され得るが、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコード内に構築されてもよいため、これらのモジュールは、別々のエンティティとして認識できなくてもよい。これらのモジュールはまた、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの混合で実装され得る。
【0378】
各コントローラは、任意の好適な形態の処理回路を備えてもよく、例えば、1つ以上のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic unit)(ALU)、入力/出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/若しくはデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス、及び/若しくはアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア若しくはソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/若しくはタイマ、並びに/又は同種のものを含む(しかし、これらに限定されない)。
【0379】
上記態様では、多数のソフトウェアモジュールを記載した。ソフトウェアモジュールは、コンパイルされる形態又はコンパイルされない形態で提供されてもよく、コンピュータネットワークにおいて又は記録媒体上で信号としてUE3及びネットワーク装置に供給されてもよいことを当業者は理解するであろう。更に、当該ソフトウェアの一部又は全てによって行われる機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して行われ得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールは、UE3及びネットワーク装置の更新を容易にするため、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するためにソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
【0380】
上記態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用されている。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)も上記態様に従って使用され得る。
【0381】
ユーザ装置のアイテムは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダ、及び/又は同種のものなどの通信デバイスを含み得る。そのようなモバイル(更には、概して固定の)デバイスは通常、ユーザによって操作されるが、所謂、「モノのインターネット(Internet of Things)(IoT)」デバイス及び同様のマシンタイプ通信(machine-type communication)(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡略化するために、本出願は、説明においてモバイルデバイス(又はUE)を指すが、記載される技術は、そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の(モバイル及び/又は概して固定の)通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0382】
様々な他の修正が当業者に明らかであり、ここでは、更に詳細な記載は行わない。
【0383】
当業者によって理解されるように、本開示は、方法及びシステムとして具現化され得る。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、又はソフトウェア及びハードウェア態様を組み合わせた実施形態に関する形態を取り得る。
【0384】
ブロック図の各ブロックは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されるであろう。当該コンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)において指定される機能/行為を実装する手段を生成する。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、計算デバイス、例えば、複数のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装され得る。
【0385】
本明細書で開示される例と関連して記載される方法又はアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はその2つの組み合わせで直接的に具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当該技術分野において既知である任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに接続され得る。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在し得る。
【0386】
本開示の例に関する前の説明は、任意の当業者が本開示を行うか又は使用することを可能にするために提供される。当該例に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定められる一般的な原理は、本開示の趣旨又はスコープから逸脱することなく他の例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される例に限定されることを意図したものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴と整合する最も広いスコープが与えられるべきである。
【0387】
本開示の例示的な態様を参照して本開示を詳しく示して記載したが、本開示は当該態様に限定されるものではない。本明細書によって定められる本開示の趣旨及びスコープから逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更が行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は、5GSに限定されるものではなく、態様は、5GS以外の通信システム(例えば、6Gシステム、Beyond5Gシステム)にも適用可能である。
【0388】
<付記>
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下の付記のように記載され得るが、以下の付記に限定されるものではない。
【0389】
付記1.ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信し、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する、
方法。
【0390】
付記2.さらに、前記第2のネットワークに対する登録手順を行う、
付記1に記載の方法。
【0391】
付記3.前記第1の情報は、登録要求メッセージに含まれ、
前記第2の情報は、登録承認メッセージに含まれる、
付記1又は2に記載の方法。
【0392】
付記4.前記第1の情報及び前記第2の情報は暗号化される、
付記1から3のいずれか1項に記載の方法。
【0393】
付記5.通信装置の方法であって、
ユーザ装置(User equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信し、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信する、
方法。
【0394】
付記6.さらに、前記第1の情報及び前記第2の情報を記憶する、
付記5に記載の方法。
【0395】
付記7.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記5又は6に記載の方法。
【0396】
付記8.ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を受信し、
前記UEが位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を受信した後に送信する、
方法。
【0397】
付記9.通信装置の方法であって、
第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を送信し、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を送信した後に受信する、
方法。
【0398】
付記10.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記9に記載の方法。
【0399】
付記11.ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を受信し、
前記要求を受信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を送信する、
方法。
【0400】
付記12.通信装置の方法であって、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を送信し、
前記要求を送信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を受信する、
方法。
【0401】
付記13.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記12に記載の方法。
【0402】
付記14.ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
第1のネットワークにおいて前記UEが登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を送信し、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信し、
前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
方法。
【0403】
付記15.さらに、前記第2のネットワークにおいて前記第2のネットワークスライスに対する登録を行う、
付記14に記載の方法。
【0404】
付記16.前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
付記14又は15に記載の方法。
【0405】
付記17.通信装置の方法であって、
第1のネットワークにおいてユーザ装置(User Equipment)(UE)が登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を受信し、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信し、
前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
方法。
【0406】
付記18.前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
付記17に記載の方法。
【0407】
付記19.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記17又は18に記載の方法。
【0408】
付記20.ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する手段と、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する手段と、
を備える、UE。
【0409】
付記21.前記第2のネットワークに対する登録手順を行う手段を更に備える、
付記20に記載のUE。
【0410】
付記22.前記第1の情報は、登録要求メッセージに含まれ、
前記第2の情報は、登録承認メッセージに含まれる、
付記20又は21に記載のUE。
【0411】
付記23.前記第1の情報及び前記第2の情報は暗号化される、
付記20から22のいずれか1項に記載のUE。
【0412】
付記24.ユーザ装置(User equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信する手段と、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信する手段と、
を備える、通信装置。
【0413】
付記25.前記第1の情報及び前記第2の情報を記憶する手段を更に備える、
付記24に記載の通信装置。
【0414】
付記26.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記24又は25に記載の通信装置。
【0415】
付記27.ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を受信する手段と、
前記UEが位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を受信した後に送信する手段と、
を備える、UE。
【0416】
付記28.第1のネットワークスライスが利用可能である第1のネットワークを示す第1の情報を送信し、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第2のネットワークにおいて利用可能である第2のネットワークスライスを示す第2の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第2のネットワークにおいて利用可能でない、前記第1のネットワークスライスを示す第3の情報を、前記第1の情報を送信した後に受信する、
通信装置。
【0417】
付記29.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記28に記載の通信装置。
【0418】
付記30.ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
前記UEが位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を受信する手段と、
前記要求を受信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を送信する手段と、
を備える、UE。
【0419】
付記31.ユーザ装置(User Equipment)(UE)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する要求を送信する手段と、
前記要求を送信した後に前記第1の情報及び前記第2の情報を受信する手段と、
を備える、通信装置。
【0420】
付記32.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記31に記載の通信装置。
【0421】
付記33.ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
第1のネットワークにおいて前記UEが登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を送信する手段と、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信する手段と、
を備え、
前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
UE。
【0422】
付記34.前記第2のネットワークにおいて前記第2のネットワークスライスに対する登録を行う手段を更に備える、
付記33に記載のUE。
【0423】
付記35.前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
付記33又は34に記載のUE。
【0424】
付記36.第1のネットワークにおいてユーザ装置(User Equipment)(UE)が登録を要求する第1のネットワークスライスを示す第1の情報を受信する手段と、
第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する手段と、
を備え、前記第2のネットワークスライスは、前記UEがサブスクライブするネットワークスライスであって、前記第1のネットワークスライスとは異なっており、第2のネットワークにおいて利用可能である、
通信装置。
【0425】
付記37.前記第2の情報は、UEルート選択ポリシーを示す情報に含まれる、
付記36に記載の通信装置。
【0426】
付記38.前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
付記36又は37に記載の通信装置。
【0427】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0428】
この出願は、2021年12月9日に出願されたインド仮特許出願第202111057371号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0429】
1 電気通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 トランシーバ回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 トランシーバ回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 AUSF
75 UDM
76 NWDAF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
501 セル
502 セル
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 トランシーバ回路
602 アンテナ
603 ネットワークインターフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 トランシーバ回路
612 ネットワークインターフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 トランシーバ回路
622 ネットワークインターフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 トランシーバ回路
702 ネットワークインターフェース
703 コントローラ
704 メモリ
731 トランシーバ回路
732 ネットワークインターフェース
733 コントローラ
734 メモリ
741 トランシーバ回路
742 ネットワークインターフェース
743 コントローラ
744 メモリ
751 トランシーバ回路
752 ネットワークインターフェース
753 コントローラ
754 メモリ
3621 トランシーバ制御モジュール
5521 トランシーバ制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7001 AMF
7002 AMF
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7341 オペレーティングシステム
7342 通信制御モジュール
7441 オペレーティングシステム
7442 通信制御モジュール
7301 PCF
7302 PCF
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
60521 トランシーバ制御モジュール
61421 トランシーバ制御モジュール
62421 トランシーバ制御モジュール
70421 トランシーバ制御モジュール
73421 トランシーバ制御モジュール
74421 トランシーバ制御モジュール
75421 トランシーバ制御モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2024-06-03
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(User Equipment)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信する手段と、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する手段と、
を備える、UE。
【請求項2】
前記第2のネットワークに対する登録手順を行う手段を更に備える、
請求項に記載のUE。
【請求項3】
前記第1の情報は、登録要求メッセージに含まれ、
前記第2の情報は、登録承認メッセージに含まれる、
請求項又はに記載のUE。
【請求項4】
前記第1の情報及び前記第2の情報は暗号化される、
請求項からのいずれか1項に記載のUE。
【請求項5】
UE(User equipment)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信する手段と、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信する手段と、
を備える、通信装置。
【請求項6】
前記第1の情報及び前記第2の情報を記憶する手段を更に備える、
請求項に記載の通信装置。
【請求項7】
前記通信装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)である、
請求項又はに記載の通信装置。
【請求項8】
UE(User Equipment)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を送信し、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を受信する、
UEの方法。
【請求項9】
UE(User equipment)が位置している第1のネットワークにおいて利用可能である第1のネットワークスライスを示す第1の情報、及び前記UEにおいてアクティブにされるサービス又はアプリケーションによって必要とされ、前記第1のネットワークにおいて利用可能でない、第2のネットワークスライスを示す第2の情報を受信し、
前記第2のネットワークスライスが利用可能である第2のネットワークを示す第3の情報を送信する、
通信装置の方法。
【国際調査報告】