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特表2024-544704ページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-03
(54)【発明の名称】ページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/00 20090101AFI20241126BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20241126BHJP
【FI】
H04W68/00
H04W72/0446
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534526
(86)(22)【出願日】2021-12-10
(85)【翻訳文提出日】2024-06-12
(86)【国際出願番号】 CN2021137209
(87)【国際公開番号】W WO2023102920
(87)【国際公開日】2023-06-15
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】フ,ティン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067CC04
5K067CC12
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示は、PEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法、装置、デバイス及び記憶媒体を提供し、前記方法は、無線通信システムに適用され、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含む。本開示では、ネットワークデバイス及び/又はユーザイクイップメントは、PEIに対応するPOと1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定することができ、PEIの位置を決定するために前提を提供して、PEIの位置を正確に決定することができ、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法であって、
前記方法は、ユーザイクイップメント又はネットワークデバイスによって実行され、
ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含む、
ことを特徴とするページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項2】
前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
ページング早期指示(PEI)に対応するページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項3】
前記ページング早期指示(PEI)に対応するページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
PEIに対応するPOの数が前記1つのページングフレームにおけるPOの数以下であることに応答して、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)が存在するページングフレームが、前記PEIに対応する最初のページングフレームであると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項4】
前記ページング早期指示(PEI)に対応するページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
PEIに対応するPOの数が前記1つのページングフレームにおけるPOの数より大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含み、
【数1】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である、
ことを特徴とする請求項2に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項5】
前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
poが前記1つのページングフレームにおけるPOの数より小さいことに応答して、前記PEIに対応する最初のページングフレームが、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定するステップを含み、
poは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である、
ことを特徴とする請求項1に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項6】
前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)とページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
poが前記1つのページングフレームにおけるPOの数以上であることに応答して、ネットワークデバイスが以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含み、
【数2】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である、
ことを特徴とする請求項1に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項7】
前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)とページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差を、前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号として決定するステップを含み、第2の値は、
【数3】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である、
ことを特徴とする請求項1に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項8】
前記第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項4又は6に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項9】
前記ipoは、以下の式で決定され、
【数4】
UE_IDはユーザ識別子であり、POnumPerPEIは、前記PEIに対応するページングオケージョン(PO)の数であり、floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である、
ことを特徴とする請求項4~7のいずれかに記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項10】
通信装置であって、
ページング早期指示(PEI)に対応するページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するための処理モジュールを含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項11】
通信装置であって、
プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、請求項1~9のいずれかに記載の方法を実現するために用いられる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項12】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には命令が記憶され、前記命令がコンピュータで呼び出して実行される場合、前記コンピュータに請求項1~9のいずれかに記載の方法を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術分野に関し、特に、PEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術では、例えば、第5世代移動通信技術(5th Generation Mobile Communication Technology、5Gと略称する)において、ユーザイクイップメント(User Equipment)がRRCアイドル状態(Radio Resource Control IDLE、RRC-IDLE)またはRRC非アクティブ状態(RRC-INACTIVE)にある場合、サイクル的なモニタリングページング(paging)メッセージが必要である。UEは、ページングメッセージをモニタリングした後、RRC接続状態(RRC-CONNECTED)に入って、ネットワーク側と正常に通信することができる。ページングメッセージは物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel 、PDSCH)に運び、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)によってスケジューリングすることができる。
【0003】
UEにとって、それに対応するページングオケージョン(Paging Occasion、 PO)はサイクル的に出現し、ページングオケージョン(PO)が存在する無線フレームをページングフレーム(PagingFrame、PF)と呼ぶ。ネットワークデバイスは、UEがRRCアイドル状態でエネルギー消費を節約するために、UEにページング早期指示(Pagingearlyindication、PEI)を送信する。PEIの使用方法は以下の通り、
1、UEは本UEに対応するPEI指示を受信し、このPEIがUEのウェイクアップを指示した場合、UEは、次のページングオケージョンの前にウェイクアップしてページングメッセージをモニタリングする必要がある。
【0004】
2、UEは本UEに対応するPEI指示を受信し、このPEIがUEのウェイクアップを指示していない場合、UEは、次のページングサイクルにウェイクアップする必要がなく、すなわち、UEは、次のページングオケージョンをモニタリングする必要がない。
【0005】
3、UEが本UEに対応するPEI指示を受信されていない場合、UEは次のページングサイクルウェイクアップする必要がなく、すなわち、UEは、次のページングオケージョンをモニタリングする必要がない。
【0006】
1つのPEIは、1つ又は複数のPOに対応することができる(1つのPEIに対応するPOの数は、上位構成パラメータPOnumPerPEIによって決定することができる)。これらのPOは、1つのページングフレーム(pagingframe、PF)上であってもよく、複数のPFを超えることであってもよい(最大は2つのPFである)。
【0007】
PEIに対応する最初のページングフレーム(又は先頭PFと呼ぶ)をどのようにポジショニングすることは、解決すべき技術的問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
これを考慮して、本開示は、PEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様では、PEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法を提供し、前記方法は、ユーザイクイップメント又はネットワークデバイスによって実行され、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含む。本開示の実施例では、ページング早期指示(PEI)1つ又は複数のページングオケージョン(PO)に対応することができ、且つPEIは1つ又は複数のページングフレームに対応することができるため、ネットワークデバイス及び/又はユーザイクイップメントは、PEIに対応するPOと1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定することができ、PEIの位置を決定するために前提を提供して、PEIの位置を正確に決定することができ、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【0010】
可能な実施形態では、前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含む。
【0011】
可能な実施形態では、前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
PEIに対応するPOの数が前記1つのページングフレームにおけるPOの数以下であることに応答して、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)が存在するページングフレームが、前記PEIに対応する最初のページングフレームであると決定するステップを含む。
【0012】
可能な実施形態では、前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
PEIに対応するPOの数が前記1つのページングフレームにおけるPOの数より大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含み、
【数1】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0013】
可能な実施形態では、前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
poが前記1つのページングフレームにおけるPOの数より小さいことに応答して、前記PEIに対応する最初のページングフレームが、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定するステップを含み、
poは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0014】
可能な実施形態では、前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)とページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
poが前記1つのページングフレームにおけるPOの数以上であることに応答して、ネットワークデバイスが以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップを含み、
【数2】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0015】
可能な実施形態では、前記ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)とページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差を、前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号として決定するステップを含み、第2の値は、
【数3】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0016】
可能な実施形態では、前記第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であると決定するステップを含む。
【0017】
可能な実施形態では、前記ipoは、以下の式で決定され、
【数4】
UE_IDはユーザ識別子であり、POnumPerPEIは、前記PEIに対応するページングオケージョン(PO)の数であり、floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0018】
第2の態様では、通信装置を提供する。当該通信装置は、上述第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計においてユーザイクイップメントによって実行されるステップを実行するために用いられることができる。当該ユーザイクイップメントは、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造プラスソフトウェアモジュールの形式で上述各方法における各機能を実現することができる。
【0019】
ソフトウェアモジュールで第2の態様に記載の通信装置を実現する場合、当該通信装置は処理モジュールを含むことができる。
【0020】
上述第1の態様に記載のステップを実行する場合、処理モジュールは、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0021】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0022】
【数5】
【0023】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数Nより大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられ、
【数6】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0024】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、ipoがNより小さいことに応答して、前記PEIに対応する最初のページングフレームが、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定するために用いられ、
poは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0025】
【数7】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0026】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差を、前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号として決定するために用いられ、第2の値は、
【数8】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0027】
可能な実施形態では、前記第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定することは、
前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であると決定することを含む。
【0028】
可能な実施形態では、前記ipoは、以下の式で決定され、
【数9】
UE_IDはユーザ識別子であり、POnumPerPEIは、前記PEIに対応するページングオケージョン(PO)の数であり、floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0029】
第3の態様では、通信装置を提供する。当該通信装置は、上述第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計においてネットワークデバイスによって実行されるステップを実行するために用いられることができる。当該ネットワークデバイスは、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造プラスソフトウェアモジュールの形式で上述各方法における各機能を実現することができる。
【0030】
ソフトウェアモジュールで第3の態様に記載の通信装置を実現する場合、当該通信装置は処理モジュールを含むことができる。
【0031】
上述第1の態様に記載のステップを実行する場合、処理モジュールは、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0032】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0033】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数N以下であることに応答して、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)が存在するページングフレームが、前記PEIに対応する最初のページングフレームであると決定するために用いられる。
【0034】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数Nより大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられ、
【数10】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0035】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、ipoがNより小さいことに応答して、前記PEIに対応する最初のページングフレームが、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定するために用いられ、
poは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0036】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、ipoがN以上であることに応答して、ネットワークデバイスが以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられ、
【数11】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0037】
可能な実施形態では、前記処理モジュールは、さらに、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差を、前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号として決定し、第2の値は、
【数12】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0038】
可能な実施形態では、前記第2の値に基づいて前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するステップは、
前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であると決定するステップを含む。
【0039】
可能な実施形態では、前記ipoは、以下の式で決定され、
【数13】
UE_IDはユーザ識別子であり、POnumPerPEIは、前記PEIに対応するページングオケージョン(PO)の数であり、floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0040】
第4の態様では、通信装置を提供し、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計を実現するために用いられる。
【0041】
第5の態様では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には命令(又はコンピュータプログラム、プログラムと呼ぶ)が記憶され、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体がコンピュータで呼び出されて実行される場合、コンピュータに上述第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計を実行させる。
【0042】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0043】
本明細書に記載された図面は、本開示の実施例をさらに理解するためのものであり、本願の一部を構成する。本開示の例示的な実施例およびその説明は、本開示の実施例を説明するためのものであり、本開示の実施例に対する不当な制限を構成するものではない。図面では、
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
図1】本開示の実施例により提供される無線通信システムアーキテクチャ概略図である。
図2】例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。
図3】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。
図4】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。
図5】例示的な実施例によるページングサイクルの概略図である。
図6】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。
図7】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。
図8】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。
図9】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。
図10】例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する装置の構成図である。
図11】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する装置の構成図である。
図12】例示的な実施例による別のPEIに対応する最初のページングフレームを決定する装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
図面及び具体的な実施形態と組み合わせて本開示の実施例をさらに説明する。
【0045】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の請求項の範囲に詳細に記載された、本開示のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0046】
図1に示すように、本開示の実施例によって提供されたページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法は、無線通信システム100に適用することができ、当該無線通信システムは、ユーザイクイップメント102とネットワークデバイス101を含むことができる。ユーザイクイップメント102は、キャリアアグリゲーションをサポートするように設定され、ユーザイクイップメント102は、ネットワークデバイス101の複数のキャリアユニットに接続することができ、1つのプライマリキャリアユニットと1つまたは複数のセカンダリキャリアユニットを含む。
【0047】
以上の無線通信システム100は、低周波シナリオにも高周波シナリオにも適用できることを理解されたい。無線通信システム100の応用シナリオには、長期進化(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割デュプレクス(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割デュプレクス(time division duplex、TDD)システム、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(worldwide interoperability for micro wave access、WiMAX)通信システム、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)システム、将来の第5世代(5th-Generation、5G)システム、新無線(new radio、NR)通信システムまたは将来的に進化するパブリックモバイルネットワーク(public land mobile network,PLMN)システムなどを含むが、これらに限定されない。
【0048】
以上に示すユーザイクイップメント102(user equipment、UE)は、端末(terminal)、アクセス端末、端末ユニット、端末局、移動局(mobile station、MS)、遠隔局、遠隔端末、移動端末(mobile terminal)、無線通信デバイス、端末エージェント、またはユーザイクイップメントなどであってもよい。ユーザイクイップメント102は、1つまたは複数の通信システムの1つまたは複数のネットワークデバイス(例えば、無線通信)と通信し、ネットワークデバイスによって提供されるネットワークサービスを受けることができる無線送受信機能を備えることができ、ここでのネットワークデバイスは、図に示す基地局を含むが、これらに限定されない。
【0049】
ユーザイクイップメント102は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタル処理(personal digital assistant、PDA)デバイス、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、計算デバイス、または無線モデムに接続される他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるユーザイクイップメント、または将来進化するPLMNネットワークにおけるユーザイクイップメントなどであってもよい。
【0050】
ネットワークデバイス101は、アクセスネットワークデバイス(またはアクセスサイトポイント)であってもよい。アクセスネットワークデバイスとは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)基地局などのネットワークアクセス機能を提供する装置を指す。ネットワークデバイス101は、具体的には、基地局(base station、BS)デバイス、または基地局デバイスおよび基地局デバイスを制御するための無線リソース管理デバイスなどを含むことができる。当該ネットワークデバイス101は、さらに、中継局(中継デバイス)、アクセスポイント、および将来の5Gネットワークにおける基地局、将来進化するPLMNネットワークにおける基地局またはNR基地局などを含むことができる。ネットワークデバイス101は、ウェアラブルデバイスまたは車載デバイスであってもよい。ネットワークデバイス101は、通信モジュールを有する通信チップであってもよい。
【0051】
例えば、ネットワークデバイス101は、5Gにおける次世代基地局(gnodeB、gNB)、LTEシステムにおける進化型ノードB(evolved node B、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、WCDMAシステムにおけるノードB(node B、NB)、CRANシステムにおける無線コントローラ、基地局コントローラ(basestation controller、BSC)、GSMシステムまたはCDMAシステムにおける基地局送受信局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved nodeB、またはhome node B、HNB、またはhome node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、伝送ポイント(transmitting and receiving point、TRP)、送信ポイント(transmitting point、TP)、または移動交換センターなど)を含むが、これらに限定されない。
【0052】
PEIオケージョン(PEIOccasion、PEI-O)は、当該PEIに対応する1つの又は複数のPFにおける最初のページングフレームの時間領域位置に対していくつかの無線フレームレベルのオフセットが有する。例えば、当該PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレーム(又は先頭PFと呼ぶ)のシステムフレーム番号(systemframenumber、SFN)がSFN nである場合、PEI-Oが存在するSFNはSFN n-Kであり、すなわちK個の無線フレームのオフセットを有する。
【0053】
本開示の実施例はページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法を提供する。図2は例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含み、
ステップS21-1、ネットワークデバイスがPEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、PEIに対応する最初のページングフレームを決定し、
ステップS21-2、ユーザイクイップメントがPEIに対応する1つ又は複数のPOと1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、PEIに対応する最初のページングフレームを決定する。
【0054】
なお、上記のステップ番号は、説明の便宜上であり、実行順序の限定ではない、上記ステップは任意の順序で実行することができ、本開示の実施例はこれに限定されない。
【0055】
可能な実施形態では、1つのページングフレームにおけるPOの数は、1つのページングフレームに含まれるPOの数である。例えば、1つのページングフレームはX個のPOを含む場合、1つのページングフレームにおけるPOの数はXである。
【0056】
可能な実施形態では、ステップS21-1は、ネットワークデバイスが決定されたPEIに対応する最初のページングフレームに基づいてPEIの位置を決定するステップをさらに含む。例えば:決定されたPEIに対応する最初のページングフレームの位置と上述K個の無線フレームのオフセットとに基づいて、PEIの位置を決定する。
【0057】
可能な実施形態では、ステップS21-2は、ユーザイクイップメント決定されたPEIに対応する最初のページングフレームに基づいてPEIの位置を決定するステップをさらに含む。例えば:決定されたPEIに対応する最初のページングフレームの位置と上述K個の無線フレームのオフセットとに基づいて、PEIの位置を決定する。
【0058】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)を決定することを指すことができる。
【0059】
可能な実施形態では、端末デバイス又はネットワークデバイスは、PEIに対応するPOの数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、PEIに対応する最初のページングフレームを決定することができる。
【0060】
本開示の実施例では、ネットワークデバイス、ユーザイクイップメントは、各自のPEIに対応するPOと1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定し、PEIの位置を決定するために前提を提供して、PEIの位置を正確に決定することができ、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【0061】
本開示の実施例はPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法を提供し、前記方法は、ユーザイクイップメント102又はネットワークデバイス101によって実行される。図3は例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。図3に示すように、前記方法は、以下のステップを含み、
ステップS301、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームPF中のPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定する。
【0062】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0063】
可能な実施形態では、1つのページングフレームにおけるPOの数は、1つのページングフレームに含まれるPOの数である。例えば、1つのページングフレームはX個のPOを含む場合、1つのページングフレームにおけるPOの数はXである。
【0064】
可能な実施形態では、端末デバイスとネットワークデバイスは、PEIに対応するPOの数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、PEIに対応する最初のページングフレームを決定することができる。
【0065】
本開示の実施例では、ページング早期指示(PEI)1つ又は複数のページングオケージョン(PO)に対応することができ、且つPEIは1つ又は複数のページングフレームに対応することができるため、ネットワークデバイス及び/又はユーザイクイップメントは、PEIに対応するPOと1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定することができ、PEIの位置を決定するために前提を提供して、PEIの位置を正確に決定することができ、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【0066】
本開示の実施例はPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法を提供し、前記方法は、ユーザイクイップメント102又はネットワークデバイス101によって実行される。図4は例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。図4に示すように、前記方法は、以下のステップを含み、
ステップS401、PEIに対応するPOの数が前記1つのページングフレームにおけるPOの数N以下であることに応答して、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)が存在するページングフレームがPEIに対応する最初のページングフレームであると決定する。
【0067】
可能な例では、図5を例とすると、SFNは0~1024サイクルで循環する。T=128、すなわちユーザイクイップメントのページングサイクルの値は128であり、又は、ユーザイクイップメントのページングサイクルは、128個のシステム無線フレームであるとして理解する。1つのページングサイクルは、例示的に16個のページングフレームPFを含む。1つのPFでは、N個のPOを含むことができる。N=2であり、すなわち1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数は2であり、又は1つのページングフレームは2つのページングオケージョンを含むこととして理解する。POnumPerPEI=2であり、すなわちPEIに対応するPOの数POnumPerPEIは2である。UEがPEI指示を受信した後、PEIがUEのウェイクアップを指示した場合、UEは、当該PEIに対応する、且つ本UEに対応するPOをモニタリングする必要がある。POnumPerPEI≦Nsが成立するため、UEは、PEIに対応する最初のページングフレーム、すなわち本UEのためにモニタリングされたPOが存在するページングフレームを決定することができる。すなわち、
関連技術において1つのページングサイクルにおける異なるページングフレームは、異なるUEに対応する。
【0068】
可能な実施形態では、ネットワークデバイスが最初のページングフレームを決定することは、ネットワークデバイスが最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0069】
本開示の実施例では、ネットワークデバイス又はユーザイクイップメントは、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数がN以下である場合、PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)がユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定して、PEIの位置を正確に決定し、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【0070】
本開示の実施例はPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法を提供し、前記方法は、ユーザイクイップメント102又はネットワークデバイス101によって実行される。図6は例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。図6に示すように、前記方法は、以下のステップを含み、
ステップS601、PEIに対応するPOの数が前記1つのページングフレームのPOの数Nより大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定し、
【数14】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応するPOの相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0071】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。すなわち、前記ステップS601は、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数Nより大きいことに応答して、UEによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差は、すなわちPEIに対応する最初のページングフレームのSFNであることができ、
第2の値は、
【数15】
であり、
なお、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数N以下である場合、同様に以下の式に基づいてPEIに対応する最初のページングフレームのSFNを計算することができ、
【数16】
すなわち、前記ステップS401は、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームにおけるPOの数N以下であることに応答して、UEによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)と第2の値の差は、すなわちPEIに対応する最初のページングフレームのSFNであることができ、
第2の値は、
【数17】
である。
【0072】
図5を例とすると、可能な例では、SFNは1024とするサイクル循環であり、T=128、ユーザイクイップメントのページングサイクルの値は128であり、すなわちユーザイクイップメントのページングサイクルが128個のシステム無線フレームである。PFのSFN決定式に基づいて、UEは、自分が対応するPFが存在するSFNが8、136、264、392、520、648、776、904であることを決定する。(SFNは1024とするサイクル循環である。)。
【0073】
ネットワークデバイスは、1つのページングサイクルに16個のページングフレームを含むように設定する。N=2、すなわち1つのページングフレームにおけるPOの数が2であり、又は1つのページングフレームは2つのページングオケージョンを含むこととして理解する。POnumPerPEI=4、すなわちPEIに対応するPOの数POnumPerPEIが4である。POnumPerPEI=4であるため、条件POnumPerPEI>Nが成立することを決定することができ、UEは、式(1)に基づいて本UEによってモニタリングされたPOのUEによってモニタリングされたPEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPO index(0からカウント開始)ipoを計算し、
【数18】
UE_IDはユーザ識別子であり、5G_S_TMSI mod 1024によって取得することができる。floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0074】
poの値の範囲は0~ POnumPerPEI-1であり、本例では、すなわち、ipoの値の範囲は0~ 3である。
【0075】
UEがPEI指示を受信した後、PEIがUEのウェイクアップを指示した場合、UEは、当該PEIに対応する、且つ本UEに対応するPOをモニタリングする必要があり、すなわち、当該PEIに対応するipo+1番目のPOである。
【0076】
当該POの相対的なインデックスがipo=0であり、対応するPF のSFNが8であると仮定すると、UEは、PEIに対応する最初のページングフレームのSFNを決定することができ、すなわち以下であり、
【数19】
当該POの相対的なインデックスがipo=1であり、対応するPF のSFNが8であると仮定すると、UEは、PEIに対応する最初のページングフレームのSFNを決定することができ、すなわち以下であり、
【数20】
当該POの相対的なインデックスがipo=2であり、対応するPF のSFNが136であると仮定すると、UEは、PEIに対応する最初のページングフレームのSFNを決定することができ、すなわち以下であり、
【数21】
当該POの相対的なインデックスがipo=3であり、対応するPF のSFNが136であると仮定すると、UEは、PEIに対応する最初のページングフレームのSFNを決定することができ、すなわち以下であり、
【数22】
本開示の実施例では、ネットワークデバイス又はユーザイクイップメントは、PEIに対応するPOの数がNより大きい場合、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスに基づいてPEIに対応するページングフレームにおける最初のページングフレームのSFNを計算して、PEIの位置を正確に決定し、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【0077】
本開示の実施例は、PEI位置を決定する方法を提供し、前記方法は、ユーザイクイップメント102又はネットワークデバイス101によって実行される。図7は例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。図7に示すように、前記方法は、以下のステップを含み、
ステップS701、ipoが1つのページングフレームにおけるPOの数より小さいことに応答して、前記PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームが、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定する。
【0078】
前記Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0079】
可能な実施形態では、ネットワークデバイスが最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0080】
可能な実施形態では、ネットワークデバイスが最初のページングフレームを決定することは、ネットワークデバイスが最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0081】
【数23】
【0082】
本開示の実施例はPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法を提供し、前記方法は、ユーザイクイップメント102又はネットワークデバイス101によって実行される。図8は例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。図8に示すように、前記方法は、以下のステップを含み、
ステップS801、ipoが1つのページングフレームにおけるPOの数以上であることを応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定し、
【数24】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応するPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0083】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。すなわち、前記ステップS801は、ipoがN以上であることに応答して、UEによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差は、すなわちPEIに対応する最初のページングフレームのSFNであることができ、
第2の値は、
【数25】
であり、
なお、ipoがNより小さい場合、同様に以下の式に基づいてPEIに対応する最初のページングフレームのSFNを計算することができ、
【数26】
すなわち、前記ステップS601は、ipoがNより小さいことに応答して、UEによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)と第2の値の差は、すなわちPEIに対応する最初のページングフレームのSFNであることができる。
【0084】
可能な実施形態では、UEは式(1)に基づいて本UEによってモニタリングされたPOのUEによってモニタリングされたPEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPO index(0からカウント開始)ipoを計算し、
【数27】
UE_IDはユーザ識別子であり、5G_S_TMSI mod 1024によって取得することができる。floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0085】
poの値の範囲は0~ POnumPerPEI-1である。
【0086】
可能な実施形態では、POが存在するページングフレームを決定することは、POが存在するページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0087】
本開示の実施例では、ネットワークデバイス又はユーザイクイップメントは、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応するPOにおける相対的なPOインデックスに基づいて、PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)を計算して、PEIの位置を正確に決定し、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【0088】
本開示の実施例はPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法を提供し、前記方法は、ユーザイクイップメント102又はネットワークデバイス101によって実行される。図9は例示的な実施例によるPEIに対応する最初のページングフレームを決定する方法のフローチャートである。図9に示すように、前記方法は、以下のステップを含み、
ステップS901、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差を、前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号として決定し、
第2の値は、
【数28】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0089】
可能な実施形態では、UEは式(1)に基づいて本UEによってモニタリングされたPOのUEによってモニタリングされたPEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPO index(0からカウント開始)ipoを計算し、
【数29】
UE_IDはユーザ識別子であり、5G_S_TMSI mod 1024によって取得することができる。floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0090】
【数30】
【0091】
可能な実施形態では、ネットワークデバイスが最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0092】
本開示の実施例では、ネットワークデバイス又はユーザイクイップメントに基づいてに基づいてユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)を計算して、PEIの位置を正確に決定し、ユーザイクイップメントがPEI DCIを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
【0093】
上述実施例中、PEIに対応するPOの数と1つのページングフレームに含まれるPOの数との間の関係を決定する必要がなく、前述第2の値を計算するスキームを無差別的に使用して最初のページングフレームを決定する。もちろん、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数以下であるシナリオでは、その取得された計算結果とステップS901取得された結果が同じである。
【0094】
以上の方法の実施例と同じ考え方に基づいて、本開示の実施例は、さらに通信装置を提供し、当該通信装置は、上述方法の実施例のユーザイクイップメント102の機能を備えることができ、上述実施例により提供されるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行するために使用される。当該機能は、ハードウェアで実現することができ、ソフトウェア又はハードウェアで対応するソフトウェア実現を実行することもできる。当該ハードウェア又はソフトウェアは1つ又は複数の上述機能に対応するモジュールを含む。
【0095】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るユーザイクイップメント102とし、上述方法の実施例におけるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行することができる。
【0096】
前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み
処理モジュール1002は、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0097】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0098】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るユーザイクイップメント102とし、上述方法の実施例におけるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0099】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0100】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るユーザイクイップメント102とし、上述方法の実施例におけるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数N以下であることに応答して、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)が存在するページングフレームがPEIに対応する最初のページングフレームであると決定するために用いられる。
【0101】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0102】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るユーザイクイップメント102とし、上述方法の実施例におけるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数Nより大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいてユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOが存在するページングフレームを決定し、
【数31】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応するPOの相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0103】
可能な実施形態では、処理モジュール1002は、さらに、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数Nより大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、前記PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であることを決定する、第2の値は、
【数32】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0104】
可能な実施形態では、処理モジュール1002は、ipoがNより小さいことに応答して、前記PEIに対応する複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステム無線フレームのフレーム番号SFNが、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのSFNであることを決定するために用いられ、
前記Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0105】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0106】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るユーザイクイップメント102とし、上述方法の実施例におけるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ipoがNより小さいことに応答して、前記PEIに対応する複数のページングフレームにおける最初のページングフレームが、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定するために用いられる。
【0107】
前記Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0108】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るユーザイクイップメント102とし、上述方法の実施例におけるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み
処理モジュール1002は、ipoがN以上であることに応答して、ネットワークデバイスが以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられ、
【数33】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応するPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0109】
可能な実施形態では、処理モジュール1002は、さらに、ipoがN以上であることに応答して、前記PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であると決定し、第2の値は、
【数34】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0110】
可能な実施形態では、UEは式(1)に基づいて本UEによってモニタリングされたPOのUEによってモニタリングされたPEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPO index(0からカウント開始)ipoを計算し、
【数35】
UE_IDはユーザ識別子であり、5G_S_TMSI mod 1024によって取得することができる。floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0111】
poの値の範囲は0~ POnumPerPEI-1であり、
可能な実施形態では、POが存在するページングフレームを決定することは、POが存在するページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0112】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るユーザイクイップメント102とし、上述方法の実施例におけるユーザイクイップメント102によって実行されるステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差に基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられ、
第2の値は、
【数36】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0113】
可能な実施形態では、前記PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であることを決定する。
【0114】
UEは式(1)に基づいて本UEによってモニタリングされたPOのUEによってモニタリングされたPEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPO index(0からカウント開始)ipoを計算し、
【数37】
UE_IDはユーザ識別子であり、5G_S_TMSI mod 1024によって取得することができる。floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0115】
poの値の範囲は0~ POnumPerPEI-1である。
【0116】
以上の方法の実施例と同じ考え方に基づいて、本開示の実施例さらに通信装置を提供し、当該通信装置は、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101の機能を有し、上述実施例により提供されるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行するために用いられることができる。当該機能は、ハードウェアで実現することができ、ソフトウェア又はハードウェアで対応するソフトウェア実現を実行することもできる。当該ハードウェア又はソフトウェアは1つ又は複数の上述機能に対応するモジュールを含む。
【0117】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。
【0118】
前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0119】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0120】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)の数と1つのページングフレームにおけるPOの数とに基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられる。
【0121】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0122】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数N以下であることに応答して、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)が存在するページングフレームがPEIに対応する最初のページングフレームであると決定するために用いられる。
【0123】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0124】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数Nより大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定し、
【数38】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応するPOの相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0125】
可能な実施形態では、処理モジュール1002は、さらに、PEIに対応するPOの数が1つのページングフレームに含まれるPOの数Nより大きいことに応答して、以下の式に基づいて第2の値を計算し、前記PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であることを決定するために用いられ、第2の値は、
【数39】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0126】
可能な実施形態では、処理モジュール1002は、ipoがNより小さいことに応答して、前記PEIに対応する複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステム無線フレームを決定するフレーム番号SFNが、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのSFNであるために用いられ、
前記Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0127】
可能な実施形態では、最初のページングフレームを決定することは、最初のページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0128】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ipoがNより小さいことに応答して、前記PEIに対応する複数のページングフレームにおける最初のページングフレームが、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームであると決定するために用いられる。
【0129】
前記Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数である。
【0130】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ipoがN以上であることに応答して、ネットワークデバイスが以下の式に基づいて第2の値を計算し、第2の値に基づいてPEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられ、
【数40】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたPOの前記PEIに対応するPOにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0131】
可能な実施形態では、処理モジュール1002は、さらに、ipoがN以上であることに応答して、前記PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)が、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差であることを決定するために用いられ、第2の値は、
【数41】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0132】
可能な実施形態では、UEは式(1)に基づいて本UEによってモニタリングされたPOのUEによってモニタリングされたPEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPO index(0からカウント開始)ipoを計算し、
【数42】
UE_IDはユーザ識別子であり、5G_S_TMSI mod 1024によって取得することができる。floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0133】
poの値の範囲は0~ POnumPerPEI-1であり、
可能な実施形態では、POが存在するページングフレームを決定することは、POが存在するページングフレームのSFNを決定することを指す。
【0134】
可能な実施形態では、図10に示すような通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。前記通信装置1000は、処理モジュール1002を含み、
処理モジュール1002は、ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差に基づいて、前記PEIに対応する最初のページングフレームを決定するために用いられ、第2の値は、
【数43】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である。
【0135】
UEは式(1)に基づいて本UEによってモニタリングされたPOのUEによってモニタリングされたPEIに対応する1つ又は複数のPOにおける相対的なPO index(0からカウント開始)ipoを計算し、
【数44】
UE_IDはユーザ識別子であり、5G_S_TMSI mod 1024によって取得することができる。floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である。
【0136】
poの値の範囲は0~ POnumPerPEI-1である。
【0137】
当該通信装置がユーザイクイップメント102である場合、その構造は、さらに図11に示すようになる。装置1100、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送ユーザ端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0138】
図11を参照すると、装置1100は、処理コンポーネント1102、メモリ1104、電力コンポーネント1106、マルチメディアコンポーネント1108、オーディオコンポーネント1110、入力/出力(I/O)インターフェース1112、センサコンポーネント1114、および通信コンポーネント1116、のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0139】
処理コンポーネント1102は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置1100の全体の操作を制御する。処理コンポーネント1102は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ1120を含むことができる。また、処理コンポーネント1102は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント1102は、マルチメディアコンポーネント1108と処理コンポーネント1102とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0140】
メモリ1104は、装置1100上の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置1100で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ1104は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0141】
電力コンポーネント1106は、装置1100の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電力コンポーネント1106は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他の装置1100への電力の生成、管理、及び配分に関連するコンポーネントを含むことができる。
【0142】
マルチメディアコンポーネント1108は、前記装置1100とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント1108は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置1100が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0143】
オーディオコンポーネント1110は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント1110は、装置1100が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1104に記憶されてもよく、または通信コンポーネント1116を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント1110は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0144】
I/Oインターフェース1112は、処理コンポーネント1102と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0145】
センサコンポーネント1114は、装置1100に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1114は、装置1100のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置1100のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント1114は、さらに、装置1100または装置1100の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと装置1100との接触が存在または存在しないか、装置1100の方位または加速/減速および装置1100の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント1114は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント1114は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント1114は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0146】
通信コンポーネント1116は、装置1100と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置1100は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント1116は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント1116は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0147】
例示的な実施例では、装置1100は、上記方法を実行するように、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品のような1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0148】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ1104をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置1100のプロセッサ1120によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0149】
以上の方法の実施例と同じ考え方に基づいて、本開示の実施例さらに通信装置を提供し、当該通信装置は、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101の機能を有し、上述実施例により提供されるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行するために用いられることができる。当該機能は、ハードウェアで実現することができ、ソフトウェア又はハードウェアで対応するソフトウェア実現を実行することもできる。当該ハードウェア又はソフトウェアは1つ又は複数の上述機能に対応するモジュールを含む。
【0150】
可能な実施形態では、図12に示す通信装置1000は、上述方法の実施例に係るネットワークデバイス101とし、上述方法の実施例におけるネットワークデバイス101によって実行されたステップを実行することができる。
【0151】
当該通信装置がネットワークデバイスである場合、その構造はさらに図12に示すようにすることができる。基地局を例として通信装置の構造を説明する。図12に示すように、装置1200は、メモリ1201、プロセッサ1202、送受信コンポーネント1203、及び電源コンポーネント1206を含む。メモリ1201はプロセッサ1202と結合され、通信装置1200が各機能を実現するための必要なプログラム及びデータを保存するために使用されることができる。当該プロセッサ1202は、通信装置1200をサポートして上述方法に対応する機能を実行するように設定され、前記機能は、メモリ1201によって記憶されたプログラムを呼び出すことによって実現することができる。送受信コンポーネント1203は無線トランシーバであってもよく、通信装置1200が無線エアーインタフェースを介してシグナリングおよび/またはデータを受信し、及びシグナリングおよび/またはデータを送信することをサポートするために使用されることができる。送受信コンポーネント1203は、送受信ユニットまたは通信ユニットと呼ばれることもでき、送受信コンポーネント1203は、無線周波数コンポーネント1204と1つまたは複数のアンテナ1205を含むことができ、無線周波数コンポーネント1204は遠端無線周波数ユニット(remote radio unit、RRU)であってもよく、具体的には、無線周波数信号の伝送及び無線周波数信号とベースバンド信号の変換に使用されることができ、当該1つまたは複数のアンテナ1205は、具体的には、無線周波数信号の放射及び受信のために使用することができる。
【0152】
通信装置1200がデータを送信する必要がある場合、プロセッサ1202は、送信すべきデータに対してベースバンド処理を行った後、ベースバンド信号を無線周波数ユニットに出力し、無線周波数ユニットがベースバンド信号に対して無線周波数処理を行った後に無線周波数信号をアンテナを介して電磁波の形式で送信することができる。データが通信装置1200に送信される場合、無線周波数ユニットはアンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサ1202に出力し、プロセッサ1202はベースバンド信号をデータに変換し、当該データを処理することができる。
【0153】
当業者であれば、本明細書を考慮し、且つ本明細書に開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到できる。本開示の実施例は、本開示の一般原理に従い、且つ本開示の実施例に開示されていない当技術分野における通常の知識又は従来の技術手段を含む、本開示の実施例のあらゆる変形、使用、又は適応性変化を含むことを意図する。明細書および実施例は、例示的なものにみなされるだけで、本開示の実施例の実際の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0154】
なお、本開示の実施例は、上記で説明され、添付の図面に示された厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱せずに、様々な修正および変更を行える。本開示の実施例の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【0155】
産業上の実用性
ネットワークデバイス又はユーザイクイップメントは、ページング早期指示(PEI)に対応する1つ又は複数のページングオケージョン(PO)に基づいて前記PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームのシステムフレーム番号(SFN)を決定して、PEIに対応する1つ又は複数のページングフレームにおける最初のページングフレームの位置を正確に決定して、ユーザイクイップメントがページングメッセージを正確に受信させ、通信効率を向上させる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-06-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法であって、
前記方法は、ユーザイクイップメント又はネットワークデバイスによって実行され、
ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差を、前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号として決定するステップを含み、前記第2の値は、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスと1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数とに基づいて決定される、
ことを特徴とするページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項2】
2の値は、
【数1】
はラウンドダウンを示し、ipoは、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスであり、Nは、1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数であり、Tは、前記ユーザイクイップメントのページングサイクルであり、Nは、前記ユーザイクイップメントの1つのページングサイクルにおけるページングフレームの数である、
ことを特徴とする請求項1に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項3】
前記ipoは、以下の式で決定され、
【数2】
UE_IDはユーザ識別子であり、POnumPerPEIは、前記PEIに対応するページングオケージョン(PO)の数であり、floorはラウンドダウンであり、modはモジュロ演算である、
ことを特徴とする請求項に記載のページング早期指示(PEI)に対応する最初のページングフレームを決定する方法。
【請求項4】
通信装置であって、
ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョンが存在するページングフレームのシステムフレーム番号と第2の値の差を、前記PEIに対応する最初のページングフレームのシステムフレーム番号として決定するための処理モジュールを含み、
前記第2の値は、前記ユーザイクイップメントによってモニタリングされたページングオケージョン(PO)の前記PEIに対応する1つ又は複数のページングオケージョンにおける相対的なPOインデックスと1つのページングフレームにおけるページングオケージョンの数とに基づいて決定される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項5】
通信装置であって、
プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、請求項1~のいずれかに記載の方法を実現するために用いられる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項6】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には命令が記憶され、前記命令がコンピュータで呼び出して実行される場合、前記コンピュータに請求項1~のいずれかに記載の方法を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】