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▶ エッジウェル パーソナル ケア ブランズ リミテッド ライアビリティ カンパニーの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-04
(54)【発明の名称】剥離接着剤付き吸収性物品
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/56 20060101AFI20241127BHJP
   A61F 13/15 20060101ALI20241127BHJP
   A61F 13/47 20060101ALI20241127BHJP
   A61F 13/511 20060101ALI20241127BHJP
   A61F 13/535 20060101ALI20241127BHJP
【FI】
A61F13/56 110
A61F13/15 220
A61F13/15 210
A61F13/15 390
A61F13/15 355A
A61F13/47 100
A61F13/511 100
A61F13/511 500
A61F13/535 200
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024538142
(86)(22)【出願日】2022-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-06-21
(86)【国際出願番号】 US2022082120
(87)【国際公開番号】W WO2023122650
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】63/292,760
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】315017030
【氏名又は名称】エッジウェル パーソナル ケア ブランズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Edgewell Personal Care Brands, LLC
【住所又は居所原語表記】1350 Timberlake Manor Parkway, Chesterfield, MO 63017 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ガーサフナー ジョセフ
【テーマコード(参考)】
3B200
【Fターム(参考)】
3B200AA01
3B200AA03
3B200BA16
3B200BB09
3B200BB20
3B200CA11
3B200DA25
3B200DB05
3B200DB11
3B200DC04
3B200DE05
3B200DE10
3B200EA23
3B200EA27
(57)【要約】
生理用及び/又は失禁用の吸収性物品であって、吸収性物品の裏面上に均一に塗布された感圧接着剤を有する吸収性物品。吸収性物品は、任意選択的に、カバー層及び任意選択的に内側転写層及び/又はコア層を含む、吸収性物品の身体対向側に沿って様々なトポグラフィーを生成するエンボス加工を有する。吸収性物品は、剥離材料、又は剥離材料に塗布された剥離可能な接着剤を有する吸収性物品を含み、その後、吸収性物品は、ローブ付きローラーを含むニップによって剥離材料上で感圧接着剤に適用される。このような吸収性物品の製造を支援する装置及び方法を本明細書において提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さ(14)と、幅(15)と、厚さ(16)とを有し、前記長さ(14)及び幅(15)がx-y平面にある吸収性物品(10)であって、
身体対向面(12)と、前記身体対向面(12)とは反対側の下部カバー面(13)とを有するカバー層(11)と、
前記下部カバー面(13)に隣接する吸収性コア(20)と、
裏面シート上面(17)と、前記裏面シート上面(17)の反対側の衣服対向面(19)とを有する裏面シート層(18)であって、前記衣服対向面(19)が、剥離可能な接着剤によって覆われた少なくとも一部分を有する、裏面シート層(18)と、
を備え、
前記カバー層(11)及び吸収性コア(20)のうちの少なくとも一方がエンボス加工されることにより、第2の身体対向高さ(36)よりも大きい第1の身体対向高さ(38)が生成され、
前記衣服対向面(19)の剥離可能な接着剤が複数のストライプ(32)で塗布され、
前記複数のストライプ(32)が、2本のストライプから50本のストライプである、吸収性物品(10)。
【請求項2】
半シリコン処理又は完全シリコン処理されたフィルム材料を含む剥離材料(52)を更に備える、請求項1に記載の吸収性物品(10)。
【請求項3】
前記吸収性物品(10)が、少なくとも1つのチャネル(27)及び最大約25のチャネル(27)を有するようにエンボス加工される、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記カバー層(11)が、カバー層ベース高さ(36)に対して前記身体対向面(12)上にエンボス加工された突起(25)があるようにエンボス加工(25)される、請求項3に記載の吸収性物品(10)。
【請求項5】
前記エンボス加工された突起(25)が、約0.020インチ(0.5mm)から約0.040インチ(1.0mm)の突起高さ(38)と、約0.020インチ(0.5mm)から約0.040インチ(1.0mm)の突起幅(39)とを有する、請求項4に記載の吸収性物品(10)。
【請求項6】
前記エンボス加工された突起(25)を分離する少なくとも1つのチャネル(27)を更に備え、前記チャネル(27)は、約0.0125インチ(0.31mm)から約0.0375インチ(0.95mm)のチャネル幅(37)を有する、請求項5に記載の吸収性物品(10)。
【請求項7】
長さ(14)と、幅(15)と、厚さ(16)とを有し、前記長さ(14)及び幅(15)がx-y平面にある吸収性物品(10)であって、
身体対向面(12)と、前記身体対向面(12)とは反対側の下部カバー面(13)とを有するカバー層(11)と、
前記下部カバー面(13)に隣接する吸収性コア(20)と、
裏面シート上面(17)と、前記裏面シート上面(17)の反対側の衣服対向面(19)とを有する裏面シート層(18)であって、前記衣服対向面(19)が、剥離可能な接着剤によって覆われた少なくとも一部分を有する、裏面シート層(18)と、
略矩形であり、上縁部と、最左縁部と、前記最左縁部の略反対側の最右縁部と、前記上縁部の略反対側の下縁部とを有する剥離材料(52)であって、前記剥離材料(52)が、物品対向側面(98)と、前記物品対向側面(98)とは反対側の外側面(100)とを有し、前記物品対向側面(98)及び前記外側面(100)が、前記上縁部(55)、側縁部(42)、及び下縁部(56)によって定められ、前記剥離材料(52)が、前記吸収性物品(10)の前記長さ(14)以上である剥離材料長さを有し、前記剥離材料(52)が、前記吸収性物品(10)の前記幅(15)以上である剥離材料幅を有し、前記剥離材料(52)が、半シリコン処理又は完全シリコン処理された材料又はコーティングを含む、剥離材料(52)と、
を備え、
前記カバー層(11)及び前記吸収性コア(20)のうちの少なくとも一方が、エンボス加工されることにより、第2の身体対向高さ(36)よりも大きい第1の身体対向高さ(38)が生成され、
前記剥離材料(52)の剥離可能な接着剤が複数のストライプ(32)に塗布され、
前記複数のストライプ(32)が、少なくとも2本のストライプ(32)及び最大約50本のストライプ(32)であり、
前記複数のストライプ(32)が、前記剥離材料(52)の前記物品対向側面(98)の総表面積の最大約20%から最大約50%の接着剤表面積を有し、
前記複数のストライプ(32)が、前記衣服対向面(19)の総表面積の約20%から最大約50%の接着表面積を有する、
吸収性物品(10)。
【請求項8】
接着剤を少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)に塗布する方法であって、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)を、少なくともカバー層(11)、1又は2以上の部分又は層を有するコア(20)、及び裏面シート(18)から組み立てるステップであって、前記裏面シート(18)が、前記吸収性物品(10)の裏面(34)を提供する衣服対向面(19)を有し、
前記カバー層(11)が、前記コア(20)に適用されて前記コア(20)に隣接し、前記コア(20)が、前記裏面シート(18)に適用されて前記裏面シート(18)に隣接し、前記カバー層(11)、前記コア(20)、及び前記裏面シート(18)が、圧力、熱、接着剤、又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つによって、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)に組み立てられ、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)は、前記カバー層(11)が1又は2以上の突起(26)及び1又は2以上のチャネル(27)を有する様々なトポグラフィーを有するように組み立てられる、ステップと、
剥離材料(52)が設けられて1又は2以上のノズルを通過して搬送され、前記ノズルは、前記剥離材料(52)が搬送されるときに、1又は2以上の線又はパターン(32)で前記剥離材料(52)上に接着剤を噴霧するステップと、
少なくとも移送ドラム(90)によって前記剥離材料(52)を、約0.5mmから約5mmのギャップサイズを有するニップ(76)内に搬送するステップであって、
前記剥離材料(52)が、前記剥離材料(52)の前記幅が前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記長さ(14)に対応するように搬送される、ステップと、
同時に、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)を搬送ベルト(78)上でニップ(76)に搬送するステップであって、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が、概ね且つ実質的に平坦であるか、又は折り畳まれた状態ではない、ステップと、
を含み、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記長さ(14)が、前記移送ベルト(78)又は回転ドラム(90)の前記幅と位置合わせされ、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が前記ニップ(76)内で前記剥離材料(52)上の前記接着剤に適用されると、圧力がローブ付きローラー(82)によって印加されることにより、前記剥離材料(52)と前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記裏面(34)との間に固定されるが剥離可能な接続部を提供し、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)及び前記剥離材料(52)が、前記ローブ付きローラー(82)及び前記移送ドラム(90)によって生成された前記ニップ(76)に係合されて通過し、
前記移送ドラム(90)が、前記移送ドラム(90)及び前記ローブ付きローラー(82)の各々が前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)及び前記剥離材料(52)の反対側にあるように、前記ローブ付きローラー(82)の略反対側にあり、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)及び前記剥離材料(52)が、ローブ状部分(86)の第1の部分(88)にて前記ローブ付きローラー(82)に係合し、
前記ローブ付きローラー(82)の前記ローブ状部分(86)は、ほぼ前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記幅(15)であるようなサイズにされ、
前記ローブ付きローラー(82)の前記第1の部分(88)が、少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が束にされて、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が前記剥離材料(52)に塗布された前記接着剤上に適切に着座しないか又は前記接着剤と嵌合しないようにすることを軽減する導入部を有し、
前記ローブ付きローラー(82)が、前記剥離材料(52)の搬送速度と実質的に等しい速度で回転する、
方法。
【請求項9】
長さ(14)と、幅(15)と、厚さ(16)とを有し、前記長さ(14)及び幅(15)がx-y平面にある、請求項1~8の何れかに記載の吸収性物品(10)であって、
身体対向面(12)と、前記身体対向面(12)とは反対側の下部カバー面(13)とを有するカバー層(11)と、
前記下部カバー面(13)に隣接する吸収性コア(20)と、
裏面シート上面(17)と、前記裏面シート上面(17)の反対側の衣服対向面(19)とを有する裏面シート層(18)であって、前記衣服対向面(19)が、剥離可能な接着剤によって覆われた少なくとも一部分を有する、裏面シート層(18)と、
を備え、
前記カバー層(11)及び前記吸収性コア(20)のうちの少なくとも一方が、エンボス加工されることにより、第2の身体対向高さ(36)よりも大きい第1の身体対向高さ(38)が生成され、
前記衣服対向面(19)が、剥離可能な接着剤が複数のストライプ(32)で塗布され、
前記複数のストライプ(32)が、2本のストライプから50本のストライプである、吸収性物品(10)。
【請求項10】
半シリコン処理又は完全シリコン処理されたフィルム材料を含む剥離材料(52)を更に備える、請求項1~9の何れかに記載の吸収性物品(10)。
【請求項11】
前記吸収性物品(10)が、少なくとも1つのチャネル(27)及び最大約25のチャネル(27)を有するようにエンボス加工される、請求項1~10の何れかに記載の吸収性物品。
【請求項12】
前記カバー層(11)が、カバー層ベース高さ(36)に対して前記身体対向面(12)上にエンボス加工された突起(25)があるようにエンボス加工(25)される、請求項1~11の何れかに記載の吸収性物品(10)。
【請求項13】
前記エンボス加工された突起(25)が、約0.020インチ(0.5mm)から約0.040インチ(1.0mm)の突起高さ(38)と、約0.020インチ(0.5mm)から約0.040インチ(1.0mm)の突起幅(39)とを有する、請求項1~12の何れかに記載の吸収性物品(10)。
【請求項14】
前記エンボス加工された突起(25)を分離する少なくとも1つのチャネル(27)を更に備え、前記チャネル(27)は、約0.0125インチ(0.31mm)から約0.0375インチ(0.95mm)のチャネル幅(37)を有する、請求項1~13の何れかに記載の吸収性物品(10)。
【請求項15】
長さ(14)と、幅(15)と厚さ(16)とを有し、前記長さ(14)及び幅(15)がx-y平面にある、請求項1~14の何れかに記載の吸収性物品(10)であって、
身体対向面(12)と、前記身体対向面(12)とは反対側の下部カバー面(13)とを有するカバー層(11)と、
前記下部カバー面(13)に隣接する吸収性コア(20)と、
裏面シート上面(17)と、前記裏面シート上面(17)の反対側の衣服対向面(19)とを有する裏面シート層(18)であって、前記衣服対向面(19)が、剥離可能な接着剤によって覆われた少なくとも一部分を有する、裏面シート層(18)と、
略矩形であり、上縁部と、最左縁部と、前記最左縁部の略反対側の最右縁部と、前記上縁部の略反対側の下縁部とを有する剥離材料(52)であって、前記剥離材料(52)が、物品対向側面(98)と、前記物品対向側面(98)とは反対側の外側面(100)とを有し、前記物品対向側面(98)及び前記外側面(100)が、前記上縁部(55)、側縁部(42)、及び下縁部(56)によって定められ、前記剥離材料(52)が、前記吸収性物品(10)の前記長さ(14)以上である剥離材料長さを有し、前記剥離材料(52)が、前記吸収性物品(10)の幅(15)以上である剥離材料幅を有し、前記剥離材料(52)が、半シリコン処理又は完全シリコン処理された材料又はコーティングを含む、剥離材料(52)と、
を備え、
前記カバー層(11)及び前記吸収性コア(20)のうちの少なくとも一方が、エンボス加工されることにより、第2の身体対向高さ(36)よりも大きい第1の身体対向高さ(38)が生成され、
前記剥離材料(52)の剥離可能な接着剤が複数のストライプ(32)で塗布され、
前記複数のストライプ(32)が、少なくとも2本のストライプ(32)及び最大約50本のストライプ(32)であり、
前記複数のストライプ(32)が、前記剥離材料(52)の前記物品対向側面(物品対向側面98)の前記総表面積の最大約20%から最大約50%の接着剤表面積を有し、
前記複数のストライプ(32)が、前記衣服対向面(19)の前記総表面積の約20%から最大約50%の接着表面積を有する、
吸収性物品(10)。
【請求項16】
請求項1~15の何れかに記載の接着剤を少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)に塗布する方法であって、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)を、少なくともカバー層(11)、1又は2以上の部分又は層を有するコア(20)、及び裏面シート(18)から組み立てるステップであって、前記裏面シート(18)が、前記吸収性物品(10)の裏面(34)を提供する衣服対向面(19)を有し、
前記カバー層(11)が、前記コア(20)に適用されて前記コア(20)に隣接し、前記コア(20)が、裏面シート(18)に適用されて前記裏面シート(18)に隣接し、前記カバー層(11)、前記コア(20)及び前記裏面シート(18)が、圧力、熱、接着剤、又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つによって、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)に組み立てられ、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)は、前記カバー層(11)が1又は2以上の突起(26)及び1又は2以上のチャネル(27)を有する様々なトポグラフィーを有するように組み立てられる、ステップと、
剥離材料(52)が設けられて1又は2以上のノズルを通過して搬送され、前記ノズルは、前記剥離材料(52)が搬送されるときに、1又は2以上の線又はパターン(32)で前記剥離材料(52)上に接着剤を噴霧するステップと、
少なくとも移送ドラム(90)によって前記剥離材料(52)を、約0.5mmから約5mmのギャップサイズを有するニップ(76)に搬送するステップであって、
前記剥離材料(52)が、前記剥離材料(52)の前記幅が前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記長さ(14)に対応するように搬送される、ステップと、
同時に、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)を前記搬送ベルト(78)上でニップ(76)に搬送するステップであって、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が、概ね且つ実質的に平坦であるか、又は折り畳まれた状態ではない、ステップと、を含み、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記長さ(14)が、前記移送ベルト(78)又は回転ドラム(90)の前記幅と位置合わせされ、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が前記ニップ(76)内で剥離材料(52)上の前記接着剤に適用されると、圧力がローブ付きローラー(82)によって印加されることにより、前記剥離材料(52)と前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記裏面(34)との間に固定されるが剥離可能な接続部を提供し、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)及び前記剥離材料(52)が、前記ローブ付きローラー(82)及び前記移送ドラム(90)によって生成されたニップ(76)に係合されて通過し、
前記移送ドラム(90)が、前記移送ドラム(90)及び前記ローブ付きローラー(82)の各々が前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)及び前記剥離材料(52)の反対側にあるように、前記ローブ付きローラー(82)の略反対側にあり、
前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)及び前記剥離材料(52)が、前記ローブ状部分(86)の第1の部分(88)にて前記ローブ付きローラー(82)に係合し、
前記ローブ付きローラー(82)の前記ローブ状部分(86)は、ほぼ前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)の前記幅(15)であるようなサイズにされ、
前記ローブ付きローラー(82)の前記第1の部分(88)が、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が束にされて、前記少なくとも1つの極薄吸収性物品(10)が前記剥離材料(52)に塗布された前記接着剤上に適切に着座しないか又は前記接着剤と嵌合しないようにすることを軽減する導入部を有し、
前記ローブ付きローラー(82)が、前記剥離材料(52)の搬送速度と実質的に等しい速度にて回転する、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年12月22日に出願された米国仮特許出願第63/292,760号の優先権を主張するものであり、その全体は、引用によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、月経用及び/又は失禁用の吸収性物品に関する。具体的には、本開示は、裏面シート(又は裏面)を有する吸収性物品であって、吸収性物品が、包装体、外装又は剥離紙などの剥離材料に粘着し、そこから剥がして下着に適用し、その後そこから剥がすことを可能にする接着剤を有する吸収性物品に関する。
【背景技術】
【0003】
現在の吸収体製品は、改良することができる幾つかの点を有する。製造設備が異なる材料特性を有する材料を取り扱うように設計されていないので、一部の現在の吸収性製品は、剥離紙を貼る必要がある設備で製造される。このような設備は、最終的に剥離紙及び包装紙の両方を有する製品をもたらすことになり、その結果、コストが増大し、最終的に消費者によって廃棄される可能性のある品目の数が増える。一部の現在の吸収性製品は、包装紙だけが備えられ、包装紙は、保護バリアとして機能し、吸収性製品の裏面の接着剤は、保管中及び使用前に一時的に付着される。現在の製造設備は、設備が[製品のカバー又は身体対向側上で、及び/又は潜在的に製品の中間層又はコアの少なくとも一部分内で]トポグラフィー的な変化を有する製品上に感圧接着剤を均一に塗布することができないので、製品が実質的に平坦であるか、又は別の言い方をすれば、エンボス加工なしの後者の製品構成に対応することが可能である。このような製品は、製品着用中の使用者の快適性を高め、機械的特性を向上させ、製品の吸収特性を向上させることができる、突起及びチャネルなどの機能が欠けている。このような製品は、エンボス加工を有することができないので、意図された利点を消費者に伝えるために視覚的な糸口に依存している。前述を要約して付け加えると、異なる製造業者によって製造されることが多い複数の部品を必要とするので、現在の吸収性製品は製造が困難であり、及び/又はコストが掛かる可能性がある。これらの製品の快適性及び/又は性能上の特徴を最大化し、可能であれば環境への影響を改善しながら、複雑さ及びコストを低減する必要がある。
【発明の概要】
【0004】
パッド、ライナー、マキシ又は極薄製品を含むナプキンなどの生理用又は失禁用の吸収性物品が提供される。吸収性物品は、カバー層、吸収性コア構造体、及び一般的に疎水性である裏面シートを有し、その結果、水分が、吸収性物品を通って下にある衣類(下着、パンツなど)上に移動するのが防止される。吸収性物品は、任意選択的に転写層を含む。他の実施形態において、転写層の特性は、カバー層及び/又は吸収性コアに設計される。このような後者の実施形態において、パッドの全体的な厚さは、任意選択的に低減される。このような後者の実施形態において、カバー層及び吸収性コアのうちの少なくとも一方の全厚は、層の厚さが先行技術の製品よりも大きく、ただしそれでもなお、厚さ低減の製品を達成するように増大される。本開示を通して企図されるようなこのような実施形態は、厚さの低減を達成するために多数の形態で使用することができるが、極薄が好ましい。
【0005】
吸収性物品は、長さ、幅、及び厚さを有し、長さは、約150mmから約330mmであり、幅は、約45mmから(最も広い部分にて)約150mmである。カバー、任意選択的な転写層、及び吸収性コアの総厚は、約0.9mmから約5mm、又は約1.5mmから約3.3mm、より好ましくは約2.5mmから約3.3mmである。カバー、任意選択的な転写層、及び吸収性コアの総重量は、約1.3gから約23g、又は約1.3gから約6g、又は約1.3gから約2.8g、又は約7gから約23g、又は約7gから約10gである。カバー、任意選択的な転写層、及び吸収性コアは、約240gsm未満、又は約170gsmから約220gsm、又は約180gsmから約200gsmの総基本重量(gsm)を有する。
【0006】
任意選択的に、カバー層は、エンボス加工されて、1又は2以上のチャネルによって分離された1又は2以上の突起を有する。カバー層は、第1の身体対向高さ、及び第1の身体対向高さとは異なる第2の身体対向高さを有する。カバー層は、任意選択的に、ハニカムエンボスカバーを含み、ハニカムは、第1の端部領域、第2の端部領域、及び/又は中央領域、及び/又は第1の側部領域、中央長さ領域、及び/又は第1の側部領域の反対側にある第2の側部領域など、吸収性物品の少なくとも一部分にわたる突起及びチャネルの繰り返しパターンである。
【0007】
吸収性コアは、約2gから約5g、又は約3gから約4g、又は約3.3gから約3.5gの総重量を有する。より頑丈なコア材料を有することは、カバー材料が重量が低減される場合に好ましく、このようなコア及びカバーの組み合わせによって、厚さ低減の吸収性物品が可能である。例えば、吸収性物品の総厚は、約3mm未満である。このような厚さは、構造体及び材料との組み合わせによって、本開示全体を通じて企図される好都合な特性及び特徴が可能であり且つ付与される。
【0008】
超吸収性材料は、吸収性コア全体の約10%から約50%、又は吸収性コア全体の約15%から約50%、又は吸収性コア全体の約15%から約25%を含む。パルプ又はセルロース系繊維の含有率は、吸収性コア全体の約50%から約90%、又は約50%から約85%である。
【0009】
吸収性物品は、(包装体、外装又は剥離紙などの)裏面シート及び/又は剥離材料に塗布された位置決め接着剤を含む。「位置決め接着剤」、「感圧接着剤」及び「剥離可能接着剤」という用語は、本開示の目的上、互換性がある。位置決め接着剤は、吸収性物品が使用のために衣服に適用される準備が整うまで、1又は2以上の剥離紙で覆われた複数のストライプ(又は線)などのパターンを含むが、これらに限定されない。一部の実施形態において、1本から50本の接着剤ストライプは、吸収性物品の長さに平行に延在するように、又は吸収性物品の長さに垂直に延在するように塗布される。特定の実施形態において、12本から50本の接着剤は、吸収性物品の長さに垂直に塗布される。
【0010】
一部の実施形態において、1本から約50本の接着剤ストライプは、ストライプが吸収性物品の長さに対して平行に延在するか、又は長さに対して垂直であるように塗布される。一部の実施形態において、接着剤の2本から5本の線が塗布される。一部の実施形態において、接着剤の2本の線が塗布される。代替実施形態において、位置決め接着剤は、少なくとも吸収性物品の両端の周りに、矩形又は正方形のパターンで塗布される。特定の実施形態において、20本から28本のストライプは、吸収性物品の長さに垂直に、又は吸収性物品の長さに対して角度を付けて塗布される。特定の実施形態において、30本から38本のストライプは、吸収性物品の長さに垂直に塗布される。特定の実施形態において、40本から48本のストライプが吸収性物品の長さに対して垂直に適用される。ストライプ又は線は、複数の個別のセグメントを含むことができる。このような実施形態において、少なくとも2本の接着剤ストライプは、4mmから約40mm、又は約4mmから約18mmのストライプ幅を有する。このような実施形態において、少なくとも2本の接着剤ストライプは、約180mmから約290mm、又は約180mmから約200mm、又は約190mm、又は約220mmから約250mm、又は約240mm、又は約250mmから約290mm、又は約270mmのストライプ長さを有する。
【0011】
代替実施形態において、位置決め接着剤は、少なくとも吸収性物品の両端の周りに矩形又は正方形のパターンで塗布される。一部の実施形態において、接着剤のストライプが塗布され、ストライプのうちの少なくとも1つは、接着剤のうちの少なくとも1つの他のストライプと異なる長さを有する。一部の実施形態において、複数のストライプは、吸収性物品の長さに対して垂直に配向され、吸収性物品の上縁部に対してストライプの最も近位に位置する第1のストライプは、第1のストライプの内側に位置するストライプよりも短い。一部の実施形態において、複数のストライプは、吸収性物品の長さに垂直又は斜めに配向され、吸収性物品の下縁部に対してストライプの最も近位に位置する最後のストライプは、最後のストライプの内側に位置するストライプよりも短い。
【0012】
接着剤ストライプは、吸収性物品の裏面層の部分によって互いから離間される。接着剤のないこのような領域は、無接着剤領域と呼ばれる。無接着剤領域は、接着剤ストライプの長さ未満か(線が円弧状であるか、2本以上の線の交点を含む場合)、接着剤ストライプの長さに等しいか、又はストライプよりも大きい長さを有することができる。無接着剤領域は、約1mmから約10mm、又は約2mmから約7mm、又は約2mmから約6mm、又は約4mmから約6mmの幅を有することができる。
【0013】
一部の実施形態において、接着剤は、吸収性物品の裏面層の総表面積の約20%から約50%の量で吸収性物品の裏面層に塗布される。
【0014】
一部の実施形態において、接着剤は、包装体の物品対向側面又は剥離材料に、包装体の物品対向側面の総表面積の約20%から約50%の量で塗布される。
【0015】
一部の実施形態において、接着剤は、本開示が教示するように、吸収性物品の剥離材料(例えば、包装体、外装、又は剥離紙)上にストライプで塗布される。その後、包装体が吸収性物品の裏層に適用される。
【0016】
一部の実施形態において、カバー層及び吸収性コアは、ラミネート接着剤を使用して組み立てられる。他の実施形態において、ラミネート接着剤は、このような組み立てには必要とされず、むしろ、製品は、熱及び/又は機械的圧着によって組み立てられる。
【0017】
吸収性物品は、任意選択的に、簡略化された製造工程を有する。一部の実施形態において、吸収性物品は、剥離紙を必要としない。従って、1つの剥離材料だけ(即ち、包装体又は外装のみ、また、剥離紙ではない)を塗布する必要があり、使用者が製品を使用者の下着に装着した後に廃棄される。このような単純な構造は、コスト面から好都合である。
【0018】
本開示が教示するような吸収性物品の実施形態は、先行技術に対して好都合である。例えば、吸収性物品の一部の実施形態は、エンボス加工を有し、エンボス加工は、単一の剥離材料、包装体(また剥離紙ではない)では達成することが困難である。
【0019】
本開示による吸収性物品は、少なくとも100gf、又は約100gfから約300gf、又は約100gfから約250gfの接着強度を有する。
【0020】
接着剤を包装材に及び吸収性物品の裏面上に塗布する方法を提供する。この方法は、包装材及び吸収性物品を提供する。吸収性物品は、少なくともカバー層、コア、及び裏面シートから共に形成され、圧力、熱、接着剤、又はこれらの組み合わせの何れかによって共に組み立てられる。カバー層は、裏面シートに対して形成することができ、及び/又は各層は、そのすぐ隣の層に直接装着することができる。吸収性物品は、吸収性物品が1又は2以上のチャネルによって分離された1又は2以上の突起を有するようにエンボス加工を有する。
【0021】
剥離材料(例えば、包装体、外装、又は剥離紙)は、接着剤が本開示によるパターンで塗布される。接着剤は、1又は2以上のノズルによって塗布される。ノズルは、接着剤の1又は2以上の線又はパターンを、本開示によって、包装材又は剥離紙材料に噴霧するように構成される。接着剤塗布ステップの後、包装体材料又は剥離紙材料は、少なくとも移送ドラムによって、約0.5mmから約4mm、又は約0.5mmから約3mm、又は約1mmのギャップサイズを有するニップ内に搬送される。包装体材料又は剥離紙材料は、その幅が少なくとも1つの吸収性物品の長さに対応するように搬送される。ギャップサイズは、吸収性物品の大きさ(即ち、厚さ)に合うように調整することができる。ギャップサイズは、異なるサイズの吸収性物品に好適な異なるサイズのローラーに対応するように調整することができる。
【0022】
同時に、少なくとも1つの吸収性物品は、ニップに搬送され、少なくとも1つの吸収性物品は、平坦である(又はまだ折り畳まれていない)。一部の実施形態において、少なくとも1つの吸収性物品の長さは、ベルト又は回転ドラムの幅と位置合わせされる。特定の実施形態において、少なくとも1つの吸収性物品は、ベルトによって又は真空によって移送される。1つの実施形態において、回転移送ドラムは、真空圧を少なくとも1つの吸収性物品に印加する。
【0023】
少なくとも1つの吸収性物品がニップ内で剥離材料上の接着剤に適用されると、圧力は、ローブ付きローラーによって印加され、その結果、固定されるが剥離可能な接続部が、剥離材料と少なくとも1つの吸収性物品の裏面との間に設けられる。少なくとも1つの吸収性製品及び剥離材料は、ローブ付きローラー及び転写ローラーによって生成されたニップに係合し、ニップを通過し、転写ローラーは、2つのローラーのそれぞれが少なくとも1つの吸収性製品及び包材の反対側にあるように、ローブ付きローラーの略反対側にある。少なくとも1つの吸収性製品及び剥離材料は、ローブ状部分の第1の部分にてローブ付きローラーに係合する。ローラーのローブ状部分は、吸収性物品のほぼ幅であるようなサイズにされる。ローブ付きローラーの第1の部分は、少なくとも1つの吸収性物品が束になり、剥離材料に塗布された接着剤に適切に着座又は嵌合しないようにすることを軽減する導入部を有する。ローブ付きローラーは、約120mmから約150mm、又は約130mmから約140mm、又は約131mmから約136mmのピッチを有する。
【0024】
ローブ付きローラーは、包装材又は剥離紙の搬送速度と実質的に等しい速度にて回転する。少なくとも1つの吸収性物品がベルト上で搬送される実施形態において、ローブ付きローラーは、少なくとも1つの吸収性物品の搬送速度と実質的に等しい速度にて回転する。少なくとも1つの吸収性物品が(真空を使用して)移送ドラムによって搬送される実施形態において、ローブ付きローラーの回転速度は、移送ドラムの回転速度に等しい。
【0025】
ローブ付きローラーは、第1の円周及び第2の円周を有する構造であり、第1の円周は、ローラーのローブ状部分の最大直径を有し、第2の円周は、トラフの最小直径を有する。第1の円周は、少なくとも1つのローブ状部分及び少なくとも1つのトラフを含むローラー全体の外接円を形成する。第2の円周は、ローラー全体の周りに内接する円を形成する。一部の実施形態において、少なくとも2つのローブ状部分及び少なくとも2つのトラフがあり、トラフは、ローブ状部分の各々を分離する。
【0026】
包装材又は剥離紙を吸収性物品に適用する装置を提供する。装置は、転動面を有するドラムを含む。転動面は、非円形であり、転動面の一部分は、外接円を画定する最大直径を有する。転動面は、転動面の一部が転動面のローブ状部分によって定められる転動面の最大直径よりも小さい直径を有するように、任意選択的にローブ状である。転動面は、転動面の一部が転動面のカム付き部分によって定められる転動面の最大直径よりも小さい直径を有するように、任意選択的にカム付きにされる。
【0027】
本開示のプロセス及び装置は、エンボス加工された吸収性物品の接着剤ストライプ内の接着剤の改良された一貫性をもたらす。先行するプロセス及び装置は、本開示が達成することができる1又は2以上のストライプの構成で一貫して接着剤を塗布することができなかった。従って、本開示の吸収性物品は、接着剤ストライプの長さ及び厚さのうちの少なくとも一方において、個々の接着剤ストライプ全体にわたって塗布された実質的に均一な量の接着剤を有する1又は2以上の接着剤ストライプを含む。従って、本開示の吸収性物品は、吸収性物品上の1又は2以上の接着剤ストライプの全て全体にわたって、このような1又は2以上の接着剤ストライプの長さ及び厚さのうちの少なくとも一方において、実質的に均一な量の接着剤が塗布された1又は2以上の接着剤ストライプを含む。
【0028】
本開示の他の例示的な実施形態を以下に示す。
【0029】
長さ、幅、及び厚さを有し、長さ及び幅がx-y平面にある、吸収性物品であって、
【0030】
身体対向面、及び身体対向面とは反対側の下部カバー面を有するカバー層と、
【0031】
下部カバー面に隣接する吸収性コアと、
【0032】
裏面シート上面、及び裏面シート上面の反対側の衣服対向面を有する裏面シート層であって、衣服対向面は、少なくとも一部分が、剥離可能な接着剤で覆われる裏面シート層とを備え、
【0033】
カバー層及び吸収性コアのうちの少なくとも一方が、エンボス加工されることにより、第2の本体対向高さよりも大きい第1の本体対向高さが、生成され、
【0034】
衣服対向面は、剥離可能な接着剤が複数のストライプで塗布され、
【0035】
複数のストライプは、2本のストライプから50本ストライプであり、
【0036】
半シリコン処理又は完全にシリコン処理されたフィルム材料を含む剥離材料を更に備え、
【0037】
吸収性物品は、少なくとも1つのチャネル、及び最大約25本のチャネルを有するようにエンボス加工され、
【0038】
カバー層は、カバー層ベース高さに対して身体対向面にエンボス加工された突起があるようにエンボス加工され、
【0039】
エンボス加工された突起は、約0.020インチ(0.5mm)から約0.040インチ(1.0mm)の突起高さ、及び約0.020インチ(0.5mm)から約0.040インチ(1.0mm)の突起幅を有し、
【0040】
エンボス加工された突起を分離する少なくとも1つのチャネルを更に備え、チャネルは、約0.0125インチ(0.31mm)から約0.0375インチ(0.95mm)のチャネル幅を有する、吸収性物品。
【0041】
長さ、幅、及び厚さを有し、長さ及び幅は、x-y平面にある、吸収性物品であって、
【0042】
身体対向面、及び身体対向面とは反対側の下部カバー面を有するカバー層と、
【0043】
下部カバー面に隣接する吸収性コアと、
【0044】
裏面シート上面、及び裏面シート上面の反対側の衣服対向面を有する裏面シート層であって、衣服対向面は、少なくとも一部分は、剥離可能な接着剤で覆われる、裏面シート層と、
【0045】
剥離材料は、略矩形であり、上縁部、最左縁部、最左縁部の略反対側の最右縁部、及び上縁部の略反対側の下縁部を有し、剥離材料は、物品対向側面及び物品対向側面とは反対側の外側面を有し、物品対向側面及び外側面は、上縁部、側縁部、及び下縁部によって定められ、剥離材料は、吸収性物品の長さ以上である剥離材料長さを有し、剥離材料は、吸収性物品の幅以上である剥離材料幅を有し、剥離材料は、半シリコン処理又は完全シリコン処理された材料又はコーティングを備え、
【0046】
カバー層及び吸収性コアのうちの少なくとも一方が、エンボス加工されることにより、第2の本体対向高さよりも大きい第1の本体対向高さが生成され、
【0047】
剥離材料は、剥離可能な接着剤を複数のストライプで塗布され、
【0048】
複数のストライプは、少なくとも2本、及び最大約50本であり、
【0049】
複数のストライプは、剥離材料の物品対向側面の総表面積の約20%から最大約50%の接着表面積を有し、
【0050】
複数のストライプは、衣服対向面の総表面積の約20%から最大約50%の接着面積を有する。
【0051】
接着剤を少なくとも1つの極薄吸収性物品に塗布する方法であって、
【0052】
少なくとも1つの極薄吸収性物品を、少なくともカバー層、1又は2以上の部分又は層を有するコア、及び裏面シートから組み立てるステップであって、裏面シートは、吸収性物品の裏面を提供する衣服対向面を有し、
【0053】
カバー層がコアに塗布され、コアに隣接し、コアは、裏面シートに適用され、裏面シートに隣接し、カバー層、コア、及び裏面シートは、圧力、熱、接着剤、又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つによって少なくとも1つの極薄吸収性物品に組み立てられ、
【0054】
少なくとも1つの極薄吸収性物品は、カバー層(11)が1又は2以上の突起及び1又は2以上のチャネルを有する様々なトポグラフィーを有するように組み立てられ、
【0055】
剥離材料は、設けられ、1又は2以上のノズルを通過して搬送され、ノズルは、剥離材料が搬送されるときに、1又は2以上の線又はパターンで剥離材料に接着剤を噴霧する、ステップと、
【0056】
剥離材料を、少なくとも移送ドラムによって、約0.5mmから約5mmのギャップサイズを有するニップ内に搬送するステップであって、
【0057】
剥離材料は、剥離材料の幅が少なくとも1つの極薄吸収性物品の長さに対応するように搬送される、ステップと、
【0058】
同時に、少なくとも1つの極薄吸収性物品を搬送ベルト上でニップ内に搬送し、少なくとも1つの極薄吸収性物品は、概ね及び実質的に平坦であるか、又は折り畳まれた状態ではない、ステップと、を含み、
【0059】
少なくとも1つの極薄吸収性物品の長さは、移送ベルト又は回転ドラムの幅と位置合わせされ、
【0060】
少なくとも1つの極薄吸収性物品がニップ内の剥離材料上の接着剤に適用されると、圧力は、ローブ付きローラーによって印加され、その結果、固定されるが剥離可能な接続部が、剥離材料と少なくとも1つの極薄吸収性物品の裏面との間に設けられ、
【0061】
少なくとも1つの極薄吸収性物品及び剥離材料は、ローブ付きローラーと移送ドラムによって生成されたニップに係合し、ニップを通過し、
【0062】
移送ドラムは、移送ドラム及びローブ付きローラーの各々が少なくとも1つの極薄吸収性物品及び剥離材料の反対側にあるように、ローブ付きローラーの略反対側にあり、
【0063】
少なくとも1つの極薄吸収性物品及び剥離材料は、ローブ状部分の第1の部分にてローブ付きローラーに係合し、
【0064】
ローブ付きローラーのローブ状部分は、少なくとも1つの極薄吸収性物品のほぼ幅であるようなサイズにされ、
【0065】
ローブ付きローラーの第1の部分は、少なくとも1つの極薄吸収性物品が束になり、少なくとも1つの極薄吸収性物品が剥離材料に塗布された接着剤上に適切に着座しないか、又は接着剤と嵌合しないようにすることを軽減する導入部を有し、
【0066】
ローブ付きローラーは、剥離材料の搬送速度と実質的に等しい速度にて回転する、方法。
【図面の簡単な説明】
【0067】
図1】本開示の1つの実施形態の角度付き上面図である。
図1A】本開示のカバー層の1つの実施形態の詳細概略図である。
図2図2から図5は、本開示の実施形態の上面図である。
図3】本開示の実施形態の上面図である。
図4】本開示の実施形態の上面図である。
図5】本開示の実施形態の上面図である。
図6】本開示の1つの実施形態の分解角度付き上面図である。
図7】本開示の吸収性物品の1つの実施形態の底面図である。
図8】本開示の吸収性物品の1つの実施形態の底面図である。
図9】本開示の吸収性物品の1つの実施形態の底面図である。
図10】本開示の吸収性物品の1つの実施形態の底面図である。
図11】本開示の吸収性物品の1つの実施形態の底面図である。
図12】本開示の吸収性物品の1つの実施形態の底面図である。
図13】本開示の1つの実施形態による製造方法による流れ図である。
図14】本開示の1つの実施形態による製造方法による流れ図である。
図15】本開示の1つの実施形態による従来技術の装置の概略図である。
図16】本開示の1つの実施形態による装置の概略図である。
図17A】本開示の1つの実施形態による装置の角度付き図である。
図17B図17bは、図17aの装置の側面図である。
図18図18は、本開示の1つの実施形態による装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0068】
図1に例示するように、吸収性物品(10)を提供する。座標は、x、y、及びzの方向において示し、本明細書において説明する主題の視点を理解する基準を示す。吸収性物品は、長さ(14)、幅(15)、及び厚さ(16)を有し、一般に、カバー層(11)と呼ばれることが多い最上部(又は身体に面する)表面(11)を含む。吸収性物品(10)は、カバー層(11)の反対側の裏面シート(又は裏面、又はバリア層)(18)を有し、一般に、使用者によって着用される衣服に面する。吸収性物品は、カバー層(11)と裏面シート(18)との間に吸収性コア(20)構造体を有する。任意選択的に、吸収性物品(10)は、カバー層(11)と吸収性コア(20)との間に転写層(22)を有する。
【0069】
吸収性物品(10)は、多くの形状を有するが、図示するように及び好ましくは、少なくとも極薄製品及びライナー製品のために、犬骨形状、ピーナッツ形状、砂時計形状、及び/又はバーベル形状が提供される。代替形状としては、概して円筒形、(側面が平行でなく、後方部分(又は第1の端部領域43)から前方部分(又は第2の端部領域44)に向かって互いに向かって先細りであるように)尖った形状、及び/又はこれらの混成物が挙げられる。吸収性物品(10)は、任意選択的に、使用者の腰部の周りで接合する、下着又はそれ自体への付着を容易にする羽根付き部分(中央領域(45)の側方側面又は第2の領域又は後部領域(44)の側方側面縁部(42)から発出する1又は2以上の1組の羽根付き部分)(58)を有する。吸収性物品(10)は、任意選択的に、パンツなどの又は下着形式の吸収性物品(図示せず)用のギャザー付きウエスト領域を有する。
【0070】
任意選択的に、吸収性物品(10)は、製品上の吸収性領域を示し、吸収性物品の深さの知覚を高め、及び/又は製品に入り込もうとする液体を覆い隠すのを補助するために、着色部分(28)及び非着色部分(24)を含んでいた。着色部分(28)は、カバー層(11)の上面(12)、カバー層(11)の[上面(12)の反対側である]下面(13)、又は吸収性コア(20)上/内にある。着色部分(28)は、様々な色にすることができるが、好ましくは、より見やすく、任意選択的に体液排出を覆い隠すより濃い色である。このような色とは、赤、青、紫、及び/又は緑である。
【0071】
カバー層(11)は、身体対向面(12)、及び身体対向面(12)の反対側の下部カバー面(13)を有する。身体対向面(12)は、使用されるとき、身体対向面(12)が少なくとも部分的に使用者と接触するように、又は最低限、流体などの身体排出物に馴染む吸収性物品(10)の第1の部分であるように、使用者の身体の方に向けられる。このような流体としては、例えば、尿及び/又は月経が挙げられる。
【0072】
一部の実施形態において、カバー層(11)は、スパンバウンド又はスパンレース材料である。カバー層(11)は、不織繊維及び/又は合成繊維を含む。カバー層(11)は、任意選択的にPE/PPの二成分繊維を有する。1つの実施形態において、カバー層(11)は、繊維の混合を含む。一部の実施形態において、ポリプロピレン、ポリエステル、及び/又はポリエチレン繊維が混合されている。例えば、ポリエステル繊維及びポリプロピレン繊維が混合されるか、又はポリエチレン繊維及びポリプロピレン繊維が混合される。このような繊維の比率は、それぞれ、約1:3から約3:1、又は別の言い方をすれば、それぞれ、約25%から約75%、及び約75%から約25%とすることができる。一部の実施形態において、繊維の比率はほぼ均等、約1:1、又は各々約50%とすることができる。一部の実施形態において、カバー層(11)は、約20gsmから約50gsm、又は約25gsmから約30gsm、又は約27gsmである基本重量を有する。一部の実施形態において、カバー層(11)は、水流絡合された画像化されたスパンレースである。一部の実施形態において、カバー層(11)は、一意に構成された画像又はパターンを有する。カバー材料は、Suominen,Fitesa及びShalagなどのメーカーによって製造される。
【0073】
一部の実施形態において、カバー層(11)は、エンボス加工される。エンボス加工は、1又は2以上のチャネル(27)によって区切られた1又は2以上の突起(26)を有する。1又は2以上の突起(26)は、突起高さ(38)及び突起幅(又は直径)(39)を有する。突起(27)ハニカム(25)構造体は、カバー層ベース高さ(36)に対して身体対向面(12)上で隆起される。突起高さ(38)は、第1の身体対向高さ(38)であり、これらの用語は、全体を通して互換的に使用される。ベース高さ(36)は、第2の身体向き高さ(36)であり、これらの用語は、全体を通して互換的に使用される。一部の実施形態において、エンボスは、パターンを形成する。一部の実施形態において、カバー層(11)はエンボスパターンを有し、このようなエンボスパターンの1又は2以上の突起(26)及び1又は2以上のチャネル(27)は、第1の端部領域(43)、第2の端部領域(44)、及び/又は中央領域(45)、及び/又は第1の側方領域(46)、中央長さ領域(48)、及び/又は第1の側方領域(46)の反対側にある第2の側方領域(47)など、吸収性物品の少なくとも一部分にわたる繰り返しパターンである。一部の実施形態において、エンボス模様は、吸収性物品(10)の実質的に全体にわたる繰り返し模様である。
【0074】
一部の実施形態において、カバー層(11)は、ハニカム(25)エンボスパターンを形成する突起(26)及びチャネル(27)を有し、(チャネル(27)によって分離された)ハニカム形状の突起(26)は、第1の端部領域(43)、第2の端部領域(44)、及び/又は中央領域(45)、及び/又は第1の側方領域(46)、中央長さ領域(48)、及び/又は第1の側方領域(46)の反対側の第2の側方領域(27)など、吸収性物品の少なくとも一部分にわたる繰り返しパターンである。一部の実施形態において、ハニカム(25)パターンは、吸収性物品(10)の実質的に全体にわたる繰り返しパターンである。カバー層(11)における突起(26)である個々の六角形構造体は、約0.0125インチから約0.0375インチ、又は0.0125インチ間のチャネル(27)によって分離される。カバー層(11)における個々の六角形構造体は、約0.020インチから約0.040インチ、より好ましくは約0.030インチの突起高さ(38)(又は第1の身体対向高さ(38)と第2の身体対向高さ(36)との差)を有する。第1の身体対向高さ(38)と第2の身体対向高さ(36)との間の距離は、少なくとも0.010インチであり、最大約1mmである。突起(26)の各側面(49)、すなわち、例示的な実施形態において、個々の六角形突起(26)の側面(49)は、約0.080インチから約0.10インチ、又は約0.090インチ突起長さ(50)を有する。反対側の外側の側面の中点まで外側の側面の中点によって定められ、その結果、垂直二等分線を両側面間に形成するような個々の六角形突起(26)の全体突起長(51)は、約0.15インチから約0.20インチであり、より好ましくは約0.16インチから約0.18インチ、又は約0.17インチである。個々の六角形突起(26)の幅/直径(39)は、約0.20インチから約0.30インチ、又は約0.21インチから約0.28インチである。
【0075】
吸収性コア(20)は、地層(30)と呼ばれる1又は2以上の層を含む。吸収性コア(20)は、任意選択的にエアレイド構造体であり、材料は、基材上に堆積される。吸収性コア(20)は、下部カバー面(13)に隣接する上部コア表面(21)、及び裏面シート上面(17)に隣接する下部コア表面(23)を有する。吸収性コア構造体は、EAM及びGlatfelterbなどのメーカーから購入することができる。
【0076】
吸収性コア(20)は、以下、すなわち、不織布、繊維、パルプ、吸収性材料、及び任意選択的に粘着性材料のうちの1つ以上を含む。繊維材料又はパルプ材料は、吸収性コア(20)の総重量の約40%から約95%である。一部の実施形態において、繊維材料は、吸収性コア(20)の総重量の約60%から90%である。一部の実施形態において、繊維材料は、吸収性コア(20)の総重量の約80%から90%である。
【0077】
パルプ及び二成分繊維の両方を有する吸収性コア(20)及び/又はその中における1又は2以上の層(30)において、パルプ及び二成分繊維の比率は、約3.5:1から約30:1である。第1の実施形態において、パルプ及び二成分繊維の比率は、約3.5:1から約8:1である。第2の実施形態において、パルプ及び二成分繊維の比率は、約10:1から約40:1である。このような実施形態において、パルプ材料は、吸収性コア(20)の総重量の約40%から約75%である。一部の実施形態において、パルプ材料は、吸収性コア(20)の総重量の約40%から約60%である。一部の実施形態において、パルプ材料は、吸収性コア(20)の総重量の約55%から約75%である。このような実施形態において、二成分繊維は、吸収性コア(20)の総重量の1%から15%である。一部の実施形態において、二成分繊維は、吸収性コア(20)の総重量の1%から10%である。
【0078】
一部の実施形態において、吸収性コア(20)は、吸収性コア(20)の総重量の約0.5%から約10%である接着剤を含む。
【0079】
一部の実施形態において、パルプ及び二成分繊維との比率は、約10:1から約40:1であり、パルプ材料は、吸収性コア(20)の総重量の約55%から約75%であり、二成分繊維は、吸収性コア(20)の総重量の5%から15%である。
【0080】
吸収性コア(20)におけるパルプは、処理済み、未処理、又は処理済み及び未処理の両方の混合物である。このようなパルプは、例えば、メーカーGP Cellulose又はInternational Paperによって販売される。
【0081】
二成分繊維は、PE-PETであり、例えば、GP Cellulose又はInternational Paperによって販売される。
【0082】
接着剤は、吸収性コア(20)の結合材として使用される。1つの形式の結合材は、分散バインダである。分散バインダは、ラテックス、酢酸ビニル及び/又はエチレンである。本開示の分散一部のバインダは、水性ポリマー分散体である。
【0083】
吸収性コア(20)において使用される高吸収性材料は、住友商事、日本触媒、BASF、Evonikによって販売される。例えば、住友によって販売される一部の超吸水性ポリマーのグレードとしては、SA55、SA60、SA60NタイプII、SA65、SA65s、SA70が挙げられる。超吸収性材料は、吸収性コア(20)の総重量の約5%から約40%である。
【0084】
裏面シート(18)は、裏面シート衣服対向面(19)の反対側にある裏面シート上面(17)を有する。裏面シート上面(17)は、吸収性コア(20)に、より具体的に、吸収性コア(20)のコア下面(23)に隣接する。裏面シート衣服対向面(19)は、典型的には、使用者によって着用される下着に隣接して位置決めされる。裏面シートの衣服対向面(19)は、吸収性物品(10)が交換される必要があるときに裏面シートの衣服対向面(19)を下着から分離することができるように、下着への一時的な装着を可能にする剥離可能な接着剤を有する。
【0085】
位置決め接着剤は、任意選択的に裏面シートである、[吸収性物品(10)の裏層(34)とすることができる]裏面シートの衣服対向面(19)に少なくとも1つのストライプ(32)において塗布される。より具体的には、裏面シート(18)の衣服対向面(19)は、接着剤が少なくとも1つのストライプ(又は線)(32)などのパターンで塗布される。任意選択的に、位置決め接着剤は、吸収性物品(10)が使用のために衣服に適用される準備が整うまで、剥離紙、外装、又は包装体などの1又は2以上の剥離材料(52)片によって覆われる複数のストライプ(32)を含む。一部の実施形態において、接着剤の1本から約50本の線(又はストライプ)(32)は、ストライプ(32)が吸収性物品(10)の長さ(14)に平行に延在するように又は長さ(14)に垂直に延在するように塗布される。一部の実施形態において、接着剤の2本から約5本の線(32)は、ストライプ(32)が吸収性物品(10)の長さ(14)に平行に延在するように又は長さ(14)に垂直に延在するように塗布される。一部の実施形態において、接着剤の2本の線(32)は、線(32)が吸収性物品(10)の長さ(14)に平行に延在するように塗布される。一部の実施形態において、接着剤の2本から約5本の線(32)は、ストライプ(32)が吸収性物品(10)の長さ(14)に平行に延在するように又は長さ(14)に垂直に延在するように塗布される。一部の実施形態において、接着剤の2本の線(32)は、線(32)が吸収性物品(10)の長さ(14)に平行に延在するように塗布される。代替実施形態において、位置決め接着剤は、少なくとも吸収性物品の両端の周りに、矩形又は正方形のパターンで塗布される。特定の実施形態において、20本から28本のストライプ(32)は、吸収性物品(10)の長さ(14)に垂直に適用される。特定の実施形態において、30本から38本のストライプ(32)は、吸収性物品(10)の長さ(14)に対して垂直に適用される。特定の実施形態において、40本から48本のストライプ(32)は、吸収性物品(10)の長さ(14)に垂直に適用される。2以上のノズルが使用される特定の実施形態において、各ノズルが同じパターン又は同じ量の接着剤を噴霧するように構成されるように、偶数のストライプ(32)を適用することが好ましい。特定の実施形態において、長さ(14)吸収性物品(10)に平行に延在する2本から20本の垂直ストライプ(32)が好ましい。特定の実施形態において、ストライプ(32)の長さは、全てのストライプ(32)が同じ長さを有するように均一である。特定の実施形態において、ストライプ(32)は、全てのストライプ(32)が均一であるように、同じ幅を有する。特定の実施形態において、ストライプ(32)間の間隔(40)は、1mmから約12mm、又は2mmから約10mm、又は2mmから約4mmである。特定の実施形態において、ストライプ(32)は、吸収性物品(10)の端部から1/4インチ及び約2.5インチ内まで延びる。特定の実施形態において、吸収性物品(10)の裏層(34)に塗布される接着剤の量は、裏層(34)の総表面積の約20%から約60%、又は約25%から約45%、又は約25%から約35%である。特定の実施形態において、ストライプ(32)の長さは、第1のノズルが第1の長さのストライプ(32)を適用し、第2のノズルが第1の長さとは異なる第2の長さのストライプ(32)を適用するように変化する。
【0086】
接着剤が接着ストライプ(32)上にある吸収性物品(10)は、100gfから300g、又は少なくとも約120gfから最大約300gf、又は少なくとも約150gfから最大約300gf、又は約120gfから約200gfの接着強度を有する。
【0087】
塗布された接着剤の質量は、約0.1gから約0.5g、又は約0.1gから約0.3g、又は約0.12gから約0.25g、又は約0.12gから約0.21gである。
【0088】
一部の実施形態において、1又は2以上の羽根(58)は、側方縁部(42)から外側に延び、下着に装着可能である。羽根(58)は、吸収性物品(10)が交換される必要があるときに羽根(58)を下着から分離することができるように、羽根(58)が下着に一時的に付着することを可能にする剥離可能な接着剤を有する。裏面シートの衣服対向面(19)及び/又は羽根(58)に剥離可能な接着剤又は感圧接着剤を有する実施形態において、剥離可能な接着剤は、使用前に吸収性物品(10)が他の物品に付着しないようにするために、剥離紙及び/又は外装又は包装体(52)などの剥離材料(52)によって覆われる。
【0089】
吸収性物品(10)は、長さ(14)、幅(15)、及び厚さ(16)を有し、長さ(14)は、約150mmから約330mmであり、幅は、(最も広い部分にて)約45mmから約150mmで変化する。カバー(11)、任意選択的な転写層(22)、及び吸収性コア(20)の総厚(15)は、約0.9mmから約5mm、又は約1.5mmから約3.3mm、より好ましくは約2.5mmから約3.3mmである。カバー(11)、任意選択的な転写層(22)、及び吸収性コア(20)は、約1.3gから約23g、又は約1.3gから約6g、又は約1.3gから約2.8g、又は約7gから約23g、又は約7gから約10gの総重量を有する。カバー(11)、任意選択的な転写層(22)、及び吸収性コア(22)は、約240gsm未満、又は約170gsmから約220gsm、又は約180gsmから約200gsmの総基本重量(gsm)を有する。
【0090】
吸収性コア(20)は、約2gから約5g、又は約3gから約4g、又は約3.3gから約3.5gの総重量を有する。より頑丈なコア材料を有することは、カバー材料は重量が低減される場合には好ましく、吸収性コア(20)とカバー層(11)のこのような組み合わせによって、厚さが低減された吸収性物品(10)が可能である。例えば、吸収性物品(10)の総厚(15)は、約3mm未満である。このような厚さ(15)は、構造体及び材料との組み合わせによって、本開示全体を通じて企図された好都合な特性及び特徴が可能であり、該好都合な特性及び特徴が付与される。
【0091】
以下の表1は、上述の手順にほぼ一致する手順を用いて本開示の教示によって達成された改善された特性を示す。

【0092】
示されるように、中央剥離紙の必要性を排除することによって(従って、吸収性物品(10)及びその包装体(52)のみを有することによって)、(表1の最下段上に示す)総質量は、最大約10%、又は約5%から10%、又は約8%から10%低減される。原材料が収穫及び/又は製造及び/又は加工される必要がなく、原材料が包装及び輸送される必要がなく、吸収性物品(10)を完全に組み立てるために必要とされるエネルギーがより少なくて済み、流通センター、顧客、及び/又は消費者への出荷向けの質量がより少なくて済むので、材料及び質量の低減によってコスト改善となり、並びに環境に好影響を与える。
【0093】
本開示の別の態様において、本開示のプロセス及び装置は、エンボス加工された吸収性物品(10)用の接着剤ストライプ(32)内の接着剤の改良された一貫性をもたらす。先行するプロセス及び装置は、1又は2以上のストライプ(32)の構成において一貫して接着剤を塗布することができなかったが、本開示は、それが可能である。従って、本開示の吸収性物品(10)は、接着剤ストライプ(32)の長さ(33)及び厚さ(31)のうちの少なくとも一方において、個々の接着剤ストライプ(32)全体にわたって塗布された実質的に均一な量の接着剤を有する1又は2以上の接着剤ストライプ(32)を含む。従って、本開示の吸収性物品(10)は、吸収性物品(10)上の1又は2以上の接着剤ストライプ(32)の全てにわたって、このような1又は2以上の接着剤ストライプ(32)の長さ(33)及び厚さ(31)のうちの少なくとも一方において、実質的に均一な量の接着剤が塗布された1又は2以上の接着剤ストライプ(32)を含む。一部の実施形態において、(裏面層(34)の何れもが接着ストライプ(32)内で覆われるように)接着剤によって覆われる(図6から図8においてのように、吸収性物品(10)の裏面層(34)上に位置決めされるときに接着剤ストライプ(32)を見ることによって見られる)接着剤ストライプ(32)の表面積の量は、接着剤ストライプ(32)の全体的な大きさの75%よりも大きいか、又は約80%よりも大きいか、又は約90%よりも大きいか、又は約95%よりも大きいか、又は約97%よりも大きいか、又は約98%よりも大きい。図8は、ストライプ(32)が接着剤で覆われていない部分を参照数字(35)で例示されるが、ストライプ(32)は、それ以外は接着剤で覆われる。一部の実施形態において、(図6から図8においてように、(裏面層(34)の何れも接着剤ストライプ(32)内で覆われるように)吸収性物品(10)の裏面に位置決めされるときに接着剤ストライプ(32)を見ることによって見られる)1又は2以上の接着剤ストライプ(32)の全ての表面積の量は、接着剤ストライプ(32)の全体的な大きさの約75%よりも大きいか、又は約80%よりも大きいか、又は約90%よりも大きいか、又は約95%よりも大きいか、又は約97%よりも大きいか、又は約98%よりも大きい。このような測定は、コンピュータソフトウェア及び高解像度カメラ又は顕微鏡で行うことができ、粘着ストライプ(32)の総表面積が測定される。また、接着剤で覆われた接着剤ストライプ(32)の表面積が測定され、或いは、接着剤で覆われていない接着剤ストライプ(35)の表面積が測定される。接着剤で覆われた粘着ストライプ(32)の表面積の割合は、(a)接着剤で覆われる粘着ストライプ(32)の表面積を(b)粘着ストライプ(32)の総表面積で除算することによって計算することができる。
【0094】
本開示による吸収性物品(10)は、ローブ付きローラー(82)を含む独特の製造装置によって可能にされる。現在、エンボス加工されたカバーシートを有するか、又はそうでなければ、カバーシート(11)上に様々なトポグラフィーを生成するリブ、チャネル、及び/又は突起を有する極薄吸収性物品(10)は、パッドの裏面シート(18)又は剥離紙の何れか上に位置決め接着剤が噴霧される。何れの場合も、吸収性物品(10)及び剥離紙は、その後、剥離紙が2つのローラーによって定められたニップ(76)によって極薄物品の裏面シート上に接着されるように組み立てられる。本出願人らは、(前述のエンボス加工又は他の地形的変化を有する)極薄吸収性物品(10)上に所望の形状又はパターンで位置決め接着剤を塗布し、包装体又は外装におけるフィルム材料などのフィルム材料に塗布された後、接着剤の形状又はパターンの各部分の全体(幅及び長さ)に沿って接着剤の一貫した広がりを達成することは、均一な円周を有する現在のローラーでは達成可能ではないことを発見した。本出願人らは、均一な圧力が(カバー層によって)可変のトポグラフィーを有する構造体にかけられると、位置決め用接着剤の一貫しない塗布となることに驚くほどに認識した。直感に反して、本出願人らは、吸収性物品(10)の長さ(14)にわたって不連続な圧力を可能にすると思われる非対称ローラー、即ち、ローブ付きローラー(82)を作成し、このローラー(82)では、剥離材料(52)の組立中の圧力の解放によって、材料を、剥離材料(52)から吸収性物品(10)への接着剤の一貫しない塗布を軽減するために塗布及び修正することができる。
【0095】
包装体、外装、又は剥離紙などの剥離材料(52)又は吸収性物品(10)の裏層(34)上に塗布する方法を提供する。これらの変形の各々は、接着剤を剥離材料(52)に塗布することから始め、その後、続いて、接着剤を吸収性物品(10)の裏面(34)に塗布することと、以下に順次説明する。図15から図18は、本方法、製品、及び装置の態様を示す。
【0096】
図13に例示するように、方法の第1のステップ(60)によって、剥離材料料(52)及び吸収性物品(10)を設ける。吸収性物品(10)は、少なくともカバー層(11)、コア(20)、及び裏面シート(19)から共に形成され、圧力、熱、接着剤、又はこれらの組み合わせの何れかによって共に組み立てられる。カバー層(11)は、裏面シート(19)に対して形成することができ、及び/又は各層は、そのすぐ隣の層に直接装着することができる。吸収性物品(10)は、1又は2以上のチャネル(27)によって分離された1又は2以上の突起(26)を有するようにエンボス加工を有する。或いは、吸収性物品(10)は、カバー層(11)上に様々なトポグラフィーを有し、従って、また、突起(26)、チャネル(27)、リブ、凹部等を有する。
【0097】
本方法の次のステップ(62)は、本開示による剥離材料(52)に接着剤をパターンで塗布することを含む。接着剤は、1又は2以上のノズルによって塗布される。ノズルは、接着剤の1又は2以上の線又はストライプ又はパターン(32)を本開示による剥離材料(52)に噴霧するように構成される。接着剤塗布ステップの後、ステップ(66)は、少なくとも移送ドラム(90)によって剥離材料(52)iを、約0.5mmから約4mm、又は約0.5mmから約3mm、又は約1mmのギャップサイズを有するニップ(76)に搬送することを含む。剥離材料(52)は、材料の幅が少なくとも1つの吸収性物品(10)の長さ(14)に対応するように搬送される。ギャップサイズは、吸収性物品(10)の大きさ(すなわち、厚さ)に合うように調整することができる。ギャップサイズは、異なるサイズの吸収性物品(10)に好適な異なるサイズのローラーに対応するように調整することができる。
【0098】
同時に、ステップ(64)が行われ、吸収性物品(10)は、ニップ(76)内に搬送され、吸収性物品(10)は、平坦である(又はまだ折り畳まれていない)。一部の実施形態において、吸収性物品(10)の長さ(14)は、ベルト(78)又は回転ドラム(80)の幅と位置合わせされる。特定の実施形態において、吸収性物品(10)は、ベルト(78)又は真空によって移送される。1つの実施形態において、回転移送ドラム(90)は、真空圧を吸収性物品(10)に印加する。
【0099】
吸収性物品(10)がニップ(76)内で剥離材料(52)上の接着剤に適用されると(ステップ68)、圧力は、ローブ付きローラー(82)によって印加され、その結果、固定されるが剥離可能な接続部は、剥離材料(52)と吸収性物品(10)の裏面(34)との間に設けられ、ステップ(70)に至る。その後、吸収性物品(10)に装着された剥離材料(52)は、裁断機(又はスリット機)に通され、それによって、[剥離材料(52)を有する]各個の吸収性物品(10)は、包装のために切断及び分離される(ステップ72)。
【0100】
図14に例示するように、方法の第1のステップ(60)によって、剥離材料料(52)及び吸収性物品(10)が設けられる。吸収性物品(10)は、少なくともカバー層(11)、コア(20)、及び裏面シート(19)から共に形成され、圧力、熱、接着剤、又はこれらの組み合わせの何れかによって共に組み立てられる。カバー層(11)は、裏面シート(19)に対して形成することができ、及び/又は各層は、そのすぐ隣の層に直接装着することができる。吸収性物品(10)は、1又は2以上のチャネル(27)によって分離された1又は2以上の突起(26)を有するようにエンボス加工を有する。或いは、吸収性物品(10)は、カバー層(11)上に様々なトポグラフィーを有し、従って、また、突起(26)、チャネル(27)、リブ、凹部等を有する。
【0101】
方法における次のステップ(62)は、接着剤を本開示による吸収性物品(10)にパターンで塗布することを含む。接着剤は、1又は2以上のノズルによって塗布される。ノズルは、本開示による吸収性物品(10)の裏面(34)上に接着剤の1又は2以上の線又はストライプ又はパターン(32)を噴霧するように構成される。接着剤塗布ステップの後、ステップ(66)は、少なくとも移送ドラム(90)によって吸収性物品(10)を、約0.5mmから約4mm、又は約0.5mmから約3mm、又は約1mmのギャップサイズを有するニップ(76)に搬送することを含む。吸収性物品(10)は、少なくとも1つの吸収性物品(10)の長さ(14)が剥離材料(52)の幅に対応するように搬送される。ギャップサイズは、吸収性物品(10)の大きさ(即ち、厚さ)に合うように調整することができる。ギャップサイズは、異なるサイズの吸収性物品(10)に好適な異なるサイズのローラーに対応するように調整することができる。
【0102】
同時に、ステップ(64)が行われ、剥離材料(52))は、ニップ(76)内に搬送され、吸収性物品(10)(又は剥離材料(52))は、が平坦である(又はまだ折り畳まれていない))。一部の実施形態において、剥離材料(52)の幅は、ベルト(78)又は回転ドラム(80)の幅と位置合わせされる。特定の実施形態において、剥離材料(52)は、ベルト(78)又は真空によって移送される。1つの実施形態において、回転移送ドラム(90)は、真空圧を剥離材料(52)に印加する。
【0103】
吸収性物品(10)がニップ(76)内で吸収性物品(10)の裏面(34)上で接着剤に塗布されると(ステップ68)、ローブ付きローラー(82)によって圧力が印加され、その結果、固定されるが剥離可能な接続部が、吸収性物品(10)の裏面(34)と剥離材料(52)との間に設けられ、ステップ(70)に至る。その後、吸収性物品(10)に装着された剥離材料(52)は、切断機(又はスリット機)に通され、それによって、[剥離材料(52)を有する]各個の吸収性物品(10)は、包装のために切断及び分離され(ステップ72)、包装された吸収性物品(10a)に至る。
【0104】
吸収性物品(10)及び剥離材料(52)は、ローブ付きローラー(82)及び移送ローラー(90)によって形成されたニップ(76)に係合し、ニップ(76)を通過し、移送ローラー(90)は、2つのローラー(82、90)の各々が吸収性物品(10)及び剥離材料(52)の反対側にあるように、ローブ付きローラー(82)略反対側にある。吸収性製品(10)及び剥離材料(52)は、ローブ状部分(86)の第1の部分(88)にてローブ付きローラー(82)に係合する。ローブ付きローラー(82)のローブ状部分(86)は、概ね、吸収性物品(10)の幅(15)であるように大きさ決めされる。ローブ付きローラー(82)の第1の部分(88)は、吸収性物品(10)が束になり、剥離材料(52)に塗布された接着剤上に適切に着座しないか、又は接着剤と嵌合しないようにすることを軽減する導入部を有する。ローブ付きローラー(82)は、約120mmから約150mm、又は約130mmから約140mm、又は約131mmから約136mmのピッチを有する。図17bに例示するように、ローブ付きローラー(82)は、ローブ付きローラー(82)の中心軸(84)から偏倚されるカム経路(74)に従う。
【0105】
ローブ付きローラー(82)は、剥離材料(52)の搬送速度と実質的に等しい速度にて回転する。少なくとも1つの吸収性物品(10)がベルト(78)上で搬送される実施形態において、ローブ付きローラー(86)は、少なくとも1つの吸収性物品(10)の[ベルト(78)の]搬送速度と実質的に等しい速度にて回転する。少なくとも1つの吸収性物品(10)が真空を利用する移送ドラム(90)によって搬送される実施形態において、ローブ付きローラー(86)の回転速度は、移送ドラム(90)の回転速度に等しい。
【0106】
ローブ付きローラー(86)は、第1の円周(94)及び第2の円周(96)を有するように構成され、第1の円周(94)は、ローラーのローブ状部分(86)の最大直径を有し、第2の円周(96)は、トラフの最小直径を有する。第1の円周(94)は、少なくとも1つのローブ状部分(86)及び少なくとも1つのトラフ(92)を含むローブ付きローラー(82)全体の周りに外接円を形成する。第2の円周(96)は、ローブ付きローラー(82)全体の周りに内接円を形成する。一部の実施形態において、少なくとも2つのローブ状部分(86)及び少なくとも2つのトラフ(92)があり、[第2の円周(96)の基礎を形成する]トラフ(92)は、ローブ状部分(86)の各々を分離する。
【0107】
剥離材料(52)を吸収性物品(10)に適用する装置を提供する。装置は、転動面を有するドラムを含む。転動面は、非円形であり、転動面の一部分は、外接円を画定する第1の円周(94)にて最大直径を有する。転動面は、任意選択的に、転動面の一部分が、転動面のローブ状部分(86)によって定められた転動面の最大直径を有する第1の円周(94)よりも小さい最小直径を有する第2の円周(96)を有するようにローブ状部分(86)を有する。転動面は、任意選択的に、転動面の一部分が、転動面のカム付き部分によって定められた転動面の最大直径を有する第1の円周(94)よりも小さい最小直径を有する第2の円周(96)を有するようにカム付きにされる。
【0108】
本明細書において、特許文書においてよくみられるように、「a」又は「an」という用語は、1又は2以上を含めて使用される。本明細書において、「又は」という用語は、別段の指示がない限り、非排他的な「又は」を意味する。上記の説明は、例示を意図したものであり、限定ではないことを理解されたい。例えば、上述の実施形態(及び/又はその態様)は、互いに組み合わせて使用することができる。他の多くの実施形態は、上記の説明を検討すると当業者には明らかであろう。従って、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照して、当該特許請求の範囲が権利を有する等価物の全範囲とともに決定されるべきである。添付の特許請求の範囲において、用語「including」及び「in which」は、それぞれ用語「comprising」及び「wherein」のプレインイングリッシュ(plain English)の等価物として使用される。更に、以下の特許請求の範囲において、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、単にラベルとして使用され、数値要件をその対象に課すことを意図されていない。上記の詳細な説明において、様々な特徴は、本開示を合理化するためにひとまとめにすることができる。この開示方法は、権利主張される実施形態が、各請求項において明示的に記載された以上の特徴を必要とするという意図を反映したものと解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明的主題は、単一の開示する実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴において存在することができる。従って、以下の特許請求の範囲は、各請求項がそれ自体別個の実施形態として成立することによって、本明細書に組み込まれる。
図1
図1A
図2-3】
図4-5】
図6
図7-9】
図10-12】
図13
図14
図15
図16
図17A
図17B
図18
【国際調査報告】