(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-04
(54)【発明の名称】カートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/42 20200101AFI20241127BHJP
A24F 40/30 20200101ALI20241127BHJP
【FI】
A24F40/42
A24F40/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024538458
(86)(22)【出願日】2022-12-29
(85)【翻訳文提出日】2024-06-24
(86)【国際出願番号】 KR2022021623
(87)【国際公開番号】W WO2023128662
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2022-0000491
(32)【優先日】2022-01-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0059804
(32)【優先日】2022-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ソンウク
(72)【発明者】
【氏名】キム、テフン
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュオン
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ヒョンチン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、チュンホ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AB22
4B162AB23
4B162AC02
4B162AC12
4B162AC17
(57)【要約】
カートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置が提供される。カートリッジは、液体を貯蔵するように構成された第1チャンバーを定義するように形成されたコンテナと、空気が通過する第2チャンバーを定義するように形成されたフレームと、前記コンテナと前記フレームとの間に位置して前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを分離し、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通させる第1液体流入ホールを定義するように形成されたプレートと、前記第2チャンバーに配置され、前記流入ホールを介して前記第1チャンバーと連通する芯と、前記芯を加熱するヒーターと、前記プレートから前記第1チャンバー内に突出し、前記プレートから遠くなる方向に次第に細くなるニードルと、を含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を貯蔵するように構成された第1チャンバーを定義するように形成されたコンテナと、
空気が通過する第2チャンバーを定義するように形成されたフレームと、
前記コンテナと前記フレームとの間に位置して前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを分離し、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通させる第1液体流入ホールを定義するように形成されたプレートと、
前記第2チャンバーに配置され、前記流入ホールを介して前記第1チャンバーと連通する芯と、
前記芯を加熱するヒーターと、
前記プレートから前記第1チャンバー内に突出し、前記プレートから遠くなる方向に次第に細くなるニードルと、を含む、カートリッジ。
【請求項2】
前記プレートは、前記第1チャンバーと向き合う面から前記第1液体流入ホールに向かって傾くように陥没した流入ガイドを含む、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記ニードルは、前記流入ガイドに隣接している、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記ニードルは複数のニードルのうちの一つであり、
前記複数のニードルは前記流入ガイドの周囲に互いに離隔している、請求項3に記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記複数のニードルのそれぞれは、液体が前記第1チャンバーから前記流入ガイドに流入する方向に次第に広くなるように形成される、請求項4に記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記複数のニードルのそれぞれは角錐形状を有する、請求項5に記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記流入ガイドは、前記第1液体流入ホールに向かう方向に幅が次第に増加し、下側に向かう方向に幅が次第に減少する、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項8】
前記流入ガイドは、
一端部から前記第1液体流入ホールに向かって下側に傾く傾斜ラインと、
前記傾斜ラインに沿って前記第1液体流入ホールに向かって幅が次第に増加し、前記傾斜ラインに向かって幅が次第に減少し、前記傾斜ラインで交わる一対の傾斜面と、を含む、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項9】
前記ニードルは、前記傾斜面のエッジに隣接し、前記傾斜面が傾く方向に傾いたニードル傾斜面を含む、請求項8に記載のカートリッジ。
【請求項10】
前記プレートは前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通させる第2液体流入ホールを定義するように形成され、
前記芯は前記第2チャンバーに対して横方向に延び、それぞれ前記第1液体流入ホール及び前記第2液体流入ホールに対応してその下に位置する第1端部及び第2端部を含む、請求項8に記載のカートリッジ。
【請求項11】
前記傾斜ラインの他端は前記芯に対応するように配置される、請求項10に記載のカートリッジ。
【請求項12】
前記流入ガイドは前記第1液体流入ホールに対して下側に傾き、前記流入ガイドの下端部は前記第1液体流入ホールの底側の下に位置する、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項13】
前記第1液体流入ホールに隣接した前記流入ガイドの一部の幅は前記第1液体流入ホールの幅よりも小さい、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項14】
前記ニードルは前記流入ガイドの一面から突出する、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項15】
前記ニードルは前記第1液体流入ホールの周辺に形成される、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項16】
外側に開口した挿入空間を定義するように形成され、前記挿入空間と連通するようにカートリッジに結合されるボディーとを含み、
前記カートリッジは、
液体を貯蔵するように構成された第1チャンバーを定義するように形成されたコンテナと、
空気が通過する第2チャンバーを定義するように形成されたフレームと、
前記コンテナと前記フレームとの間に位置して前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを分離し、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通させる第1液体流入ホールを定義するように形成されたプレートと、
前記第2チャンバーに配置され、前記流入ホールを介して前記第1チャンバーと連通する芯と、
前記芯を加熱するヒーターと、
前記プレートから前記第1チャンバー内に突出し、前記プレートから遠くなる方向に次第に細くなるニードルと、を含む、エアロゾル生成装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、カートリッジに貯蔵される液体中の気泡の大きさを減らすか又は気泡を除去することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、気泡が芯に向かう液体の流動を妨げることを減らすことである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、芯が液体を吸収しなかった状態で加熱されることを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願で説明する主題の一側面によれば、カートリッジは、液体を貯蔵するように構成された第1チャンバーを定義するように形成されたコンテナと、空気が通過する第2チャンバーを定義するように形成されたフレームと、前記コンテナと前記フレームとの間に位置して前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを分離し、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通させる第1液体流入ホールを定義するように形成されたプレートと、前記第2チャンバーに配置され、前記流入ホールを介して前記第1チャンバーと連通する芯と、前記芯を加熱するヒーターと、前記プレートから前記第1チャンバー内に突出し、前記プレートから遠くなる方向に次第に細くなるニードルと、を含む。
【0008】
本出願で説明する主題の他の側面によれば、エアロゾル生成装置は、前記カートリッジと、外側に開口した挿入空間を定義するように形成され、前記挿入空間と連通するようにカートリッジに結合されるボディーと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジに貯蔵される液体中の気泡の大きさを減らすか又は気泡を除去することができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、気泡が芯に向かう液体の流動を妨げることを減らすことができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、芯が液体を吸収しなかった状態で加熱されることを防止することができる。
【0012】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。同一又は類似の構成要素は相異なる図面に図示されていても同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0015】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみを考慮して使用されるものである。「モジュール」及び「部」は互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0016】
また、本明細書に開示された実施例の以降の説明において、関連した公知の技術についての具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨をあいまいにする可能性がある場合はその詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本明細書に開示された技術的思想が限定されない。したがって、添付図面は本開示の思想及び範囲に含まれるすべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0017】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0018】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0019】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0020】
図1及び
図2を参照すると、エアロゾル生成装置は、バッテリー10、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ40のうちの少なくとも一つを含むことができる。バッテリー10、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ40のうちの少なくとも一つはエアロゾル生成装置のボディー110内部に配置され得る。
【0021】
ボディー110はスティック200が挿入可能な挿入空間34を備えることができる。挿入空間34は上側に開口し得る。挿入空間34は上下方向に長く延びる円筒形状を有し得る。ヒーター30は挿入空間34の周辺に形成され得る。例えば、ヒーター30は挿入空間34の周囲を取り囲むことができる。
【0022】
図1を参照すると、バッテリー10、制御部20、カートリッジ40及びヒーター30が一列に配置され得る。
図2を参照すると、カートリッジ40及びヒーター30が互いに向き合うように並んで配置され得る。エアロゾル生成装置100の内部構造は図示のものに限定されない。
【0023】
バッテリー10は、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ40のうちの少なくとも一つが動作するように電力を供給することができる。バッテリー10は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。
【0024】
制御部20は、エアロゾル生成装置100全般の動作を制御することができる。制御部20は、バッテリー10、ヒーター20及びカートリッジ40のうちの少なくとも一つの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100の構成のそれぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるかを判断することができる。
【0025】
ヒーター30は、バッテリー10から供給された電力によって発熱することができる。ヒーター30は挿入空間34に挿入されたスティック200を加熱することができる。
【0026】
カートリッジ40は内部に液体を貯蔵することができる。カートリッジ40は液体を加熱して内部でエアロゾルを生成することができる。カートリッジ40で生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置100に挿入されたスティック200を通過して使用者に伝達され得る。
【0027】
スティック200の下部は挿入空間34に挿入され、上部は外部に露出され得る。使用者はスティック200の上部を口で銜えて空気を吸入することができる。使用者がスティック200を通して空気を吸入すると、空気はカートリッジ40に流入した後、エアロゾルを伴い、挿入空間34及び挿入空間34に挿入されたスティック200を通過して使用者に提供され得る。
【0028】
図3を参照すると、カートリッジ40は第1コンテナ41及び第2コンテナ42を含むことができる。第2コンテナ42は第1コンテナ41の下側に結合され得る。カートリッジ流入口411はカートリッジ40の一側が開口することによって形成され得る。カートリッジ流入口411は第1コンテナ41の上端が開口することによって形成され得る。カートリッジ流入口411は外部と連通し得る。カートリッジ40の外部の空気はカートリッジ流入口411を通してカートリッジ40の内部に流入することができる。
【0029】
図4~
図6を参照すると、カートリッジ40は、第1コンテナ41及び第2コンテナ42を含むことができる。第1コンテナ41は第2コンテナ42の上側に結合され得る。プレート45は第1コンテナ41と第2コンテナ42との間又は第1コンテナ41とフレーム43との間に結合され得る。
【0030】
第1コンテナ41は内部に液体を貯蔵することができる第1チャンバーC1を備えることができる。第1コンテナ41は第1チャンバーC1を取り囲み、第1チャンバーC1の下部は開口し得る。第1チャンバーC1の開口はプレート45によって覆われ得る。
【0031】
第1コンテナ41は空気が通過する流入路412を備えることができる。第1チャンバーC1と流入路412とは互いに隔離され得る。流入路412は第1コンテナ41の一側で上下に長く延び得る。第1チャンバーC1と流入路412とは互いに並んで形成され得る。
【0032】
第1コンテナ41はカートリッジ流入口411を備えることができる。カートリッジ流入口411は第1コンテナ41の上部が開口することによって形成され、流入路412と連通し得る。流入路412の上端はカートリッジ流入口411と連通し得る。流入路412の下端は連結ホール451、フレーム流路451及びチャンバー流入口431と連通し得る。
【0033】
第2コンテナ42は第1コンテナ41の下部に結合され得る。第2コンテナ42は、上部が開口し、下部が覆われた空間424を備えることができる。フレーム43は第2コンテナ42の空間424の内部に収容され得る。
【0034】
第2コンテナ42はカートリッジ排出口422を備えることができる。カートリッジ排出口422は第2コンテナ42の一側部に形成され得る。カートリッジ排出口422は第2コンテナ42の側部から厚さ方向に突出した排出ポート423の内側に形成され得る。カートリッジ排出口422は第2コンテナ42の内部の空間424と連通し得る。
【0035】
フレーム43は第2コンテナ42の内部の空間424に挿入され、第2コンテナ42と結合され得る。第2コンテナ42の側壁から空間424に突出した締結部材426はフレーム43と締結されることによってフレーム43を固定することができる。
【0036】
フレーム43は内部に第2チャンバーC2を備えることができる。フレーム43は第2チャンバーC2を取り囲み、第2チャンバーC2の上部は開口し得る。第2チャンバーC2の上部はプレート45によって覆われ得る。
【0037】
フレーム43はチャンバー流入口431を備えることができる。チャンバー流入口431は第2チャンバーC2を取り囲む側壁の一面が開口することによって形成され得る。チャンバー流入口431は第2チャンバーC2と連通し得る。フレーム流路4310はフレーム43の上側に開口し得る。チャンバー流入口431はフレーム流路4310の一端に連結され得る。フレーム流路4310はフレーム流路4310の上端から下側に延び、前記チャンバー流入口431まで曲線形に延び得る。
【0038】
フレーム43はチャンバー排出口432を備えることができる。チャンバー排出口432はフレーム43の一側部に形成され得る。チャンバー排出口432は第2チャンバーC2と連通し得る。チャンバー排出口432はフレーム43の側部から厚さ方向に突出したポートの内側に形成され得る。チャンバー排出口432は第2チャンバーC2と連通し得る。チャンバー排出口432はカートリッジ排出口422に対応する位置に形成され得る。チャンバー排出口432は第2チャンバーC2に対して第2チャンバー流入口431の反対位置に形成され得る。芯441はチャンバー流入口431とチャンバー排出口432との間に配置され得る。フレーム43が第2コンテナ32と結合されると、チャンバー排出口432とカートリッジ排出口422とは互いに連通し得る。
【0039】
フレーム43は内部に芯溝434を備えることができる。芯溝434は第2チャンバーC2と連通し得る。芯溝434は第2チャンバーC2が一側に陥没することによって形成され得る。芯溝434は一対として形成され得る。一対の芯溝434は第2チャンバーC2の両側に形成され得る。一対の芯溝434は第2チャンバーC2を中心に互いに対して対向し得る。芯溝434の上部は開口し得る。
【0040】
芯441は第2チャンバーC2で横に長く延びる円筒形状を有し得る。芯441の両端のそれぞれは一対の芯溝434のそれぞれに挿入されて位置し得る。芯441の中心部は第2チャンバーC2に位置し得る。芯441の両端部又は反対端部はそれぞれ第1端部及び第2端部と言える。芯441の第1端部は第1液体流入ホールに対応してその下に位置し、芯441の第2端部は第2液体流入ホールに対応してその下に位置し得る。芯441は第2チャンバーC2の一芯溝434から他の芯溝434に長く延び得る。芯441は第1チャンバーC1と連結され、第1チャンバーC1から液体を受けることができる。芯441は芯溝434でフレーム43及びプレート45によって固定され得る。
【0041】
ヒーティングコイル442は芯441の中心部の周囲に巻かれ得る。ヒーティングコイル442は芯441の長手方向に沿って芯441の周囲に巻かれ得る。ヒーティングコイル442は第2チャンバーC2に配置され得る。ヒーティングコイル442は一対の芯溝434の間に位置し得る。
【0042】
ヒーティングコイル442は電気抵抗性ヒーターであり得る。ヒーティングコイル442は、電流を受けると、内部抵抗によって熱が発生し、熱が外部に放出され得る。ヒーティングコイル442は発熱して芯441を加熱することができる。ヒーティングコイル442は導体であり得る。
【0043】
リード443はヒーティングコイル442から延び得る。リード443は一対として形成され、ヒーティングコイル442の両端部のそれぞれに電気的に連結され得る。リード443はヒーティングコイル442の端部から芯441の外側に延び得る。リード443はフレーム43の底を貫通し、第2コンテナ42の底に配置された電極に電気的に連結され得る。バッテリー10はリード443及びヒーティングコイル442に順次電流を印加してヒーティングコイル442を発熱させることができる。リード443は伝導体であり得る。
【0044】
プレート451は第1コンテナ41と第2コンテナ42との間又は第1コンテナ41とフレーム43との間に結合され得る。プレート45は第1チャンバーC1の開口部分を覆って密閉することができる。プレート45はフレーム43の上部を覆うことができる。プレート45は第2チャンバーC2の開口部分を覆って密閉することができる。プレート45は第1チャンバーC1と第2チャンバーC2との間に配置され、第1チャンバーC1と第2チャンバーC2とを分離することができる。
【0045】
プレート45は一側に連結ホール451を備えることができる。連結ホール451は流入路412とフレーム流路4310との間に位置し得る。連結ホール451は流入路412とフレーム流路4310とを連結することができる。
【0046】
プレート45は液体流入ホール454を備えることができる。液体流入ホール454のうちの一つは複数の流入ホール454のうちの一つであり得る。複数の液体流入ホール454のうちの一つは第1液体流入ホールと言え、複数の液体流入ホール454のうちの他のものは第2液体流入ホールと言える。例えば、一対の液体流入ホール454がプレート45に形成される場合、一対の液体流入ホール454のうちの一方は第1液体流入ホールと言え、他方は第2液体流入ホールと言える。液体流入ホール454は芯溝434に対応する位置に一対として形成され得る。一対の液体流入ホール454は芯441の両端の上側に位置し得る。液体流入ホール454は第1チャンバーC1と芯溝434とを連通させることができる。芯441の両端のそれぞれは一対の液体流入ホール454のそれぞれを介して第1チャンバーC1と連結され得る。第1チャンバーC1に貯蔵された液体は液体流入ホール454を通して芯溝434に流入することができる。芯441は、芯441の端部を通して芯溝434に流入した液体を芯441の全体で吸収することができる。
【0047】
フック溝435はチャンバー排出口432に隣接した位置でチャンバー排出口432の上側に形成され得る。フック453はプレート45の一側から下側に突出し得る。フック453はフレーム43の上部に形成されたフック溝435に挿入されて締結され得る。プレート45がフレーム43に締結され、第2コンテナ42に結合された第1コンテナ41はプレート45のエッジ部456をフレーム43に向けて押すことができる。
【0048】
結合リブ425は第2コンテナ42の上縁から上側に突出し得る。結合溝415は第1コンテナ41の下縁から上側に陥没し得る。結合リブ425と結合溝415とは互いに対応し得る。結合リブ425は結合溝415に挿入され、第1コンテナ41と接着され得る。第1コンテナ41の下端端は結合リブ425の内側に突出し、フレーム43に向けてプレート45のエッジ456を押すことができる。
【0049】
空気はカートリッジ流入口411を通してカートリッジ40の内部に流入し、カートリッジ排出口412を通してカートリッジ40の外部に排出され得る。カートリッジ40の内部に流入した空気は、流入路412、連結ホール451、フレーム流路4310、チャンバー流入口431、第2チャンバーC2、チャンバー排出口432及びカートリッジ排出口422を順次通過して外部に排出され得る。
【0050】
ヒーティングコイル442が発熱して芯441を加熱すると、芯441から第2チャンバーC2内にエアロゾルが形成され得る。カートリッジ40を通過する空気は第2チャンバーC2でエアロゾルを伴ってカートリッジ排出口422に排出され得る。
【0051】
図6~
図8を参照すると、プレート45は流入ガイド453を含むことができる。流入ガイド453は液体流入ホール454に向かって斜めに形成され得る。流入ガイド453は第1チャンバーC1と向き合うプレート45の上面から液体流入ホール454に向かって下側に傾くように形成され得る。流入ガイド453はプレート45の上面が下側に陥没することによって形成され得る。第1チャンバーC1に貯蔵された液体は流入ガイド453を通して液体流入ホール454に案内され得る。
【0052】
流入ガイド453は一対として形成され得る。一対の流入ガイド453のそれぞれは一対の液体流入ホール454のそれぞれに対応し得る。一対の液体流入ホール454はプレート45の両側に形成され得る。
【0053】
流入ガイド453の一端はプレート45の中心に隣接し、流入ガイド453の他端は液体流入ホール454に隣接し得る。流入ガイド453はプレート45の中心付近から液体流入ホール454に向かって延び得る。一対の流入ガイド453のそれぞれは、プレート45の中心付近から一対の液体流入ホール454のそれぞれに向かって両側に延び得る。流入ガイド453は第1チャンバーC1に貯蔵された液体を液体流入ホール454に流動するように案内することができる。
【0054】
流入ガイド453はプレート45の中心に隣接した流入ガイド453の一端から液体流入ホール454に隣接した流入ガイド453の他端まで次第に拡張し得る。流入ガイド453の幅は液体流入ホール454に向かって次第に増加し、下側に向かって次第に減少し得る。流入ガイド453はガイド流路4534を形成することができる。ガイド流路4534は液体流入ホール454の一側と連通し得る。
【0055】
それぞれの流入ガイド453は液体流入ホール454に向かって次第に拡張する一対の傾斜面4531を備えることができる。それぞれの流入ガイド453は一対の傾斜面4531の間に位置する傾斜ライン4532を含むことができる。一対の傾斜面4531は、傾斜ライン4532で交わることができる。傾斜ライン4532は液体流入ホール454に向かって下側に傾くように延び得る。傾斜ライン4532の端部は芯サポーター452及び芯441に上下方向に対応して位置し得る。傾斜面4531は、流入ガイド453で流動する液体を傾斜ライン4532に案内することができる。液体は両傾斜面4531から傾斜ライン4532に集まり、傾斜ライン4532は液体を液体流入ホール454に案内することができる。傾斜面4531はガイド傾斜面4531と言える。
【0056】
液体流入ホール454は流入ガイド453の幅方向に長く延びる形状を有し得る。液体流入ホール454の長幅W21は液体流入ホール454の短幅W22よりも大きくてもよい。液体流入ホール454の長幅W21は流入ガイド453の他端の幅W1よりも大きくてもよい。液体流入ホール454と流入ガイド453との間を基準に、液体流入ホール454の幅W21は流入ガイド453の幅W1よりも大きくてもよい。液体流入ホール454の短幅方向を基準に、液体流入ホール454の幅W22は傾斜ライン4532の端部に対応する位置に隣接した位置で最大の大きさを有し得る。
【0057】
液体流入ホール454は不規則形状を有し得る。例えば、液体流入ホール454は四角形、円形、楕円形、三角形などの規則形状ではなくてもよい。例えば、液体流入ホール454の一側は流入ガイド453が取り囲むガイド流路4534と連通し、液体流入ホール454の他側はプレート45に形成されたホール周辺部4541によって取り囲まれ、曲りくねった形状(squiggly shape)を有し得る。ホール周辺部4541は曲りくねった形状を有し得る。
【0058】
カートリッジ40の製造過程で、第1チャンバーC1に液体が満たされるとき、液相に気泡が形成され、よって、第1チャンバーC1の内部に、液体の内部に気泡が混じった状態の液体が貯蔵され得る。しかし、本開示の実施例によって、第1チャンバーC1に貯蔵された液体が流入ガイド453の傾斜に沿って流れるにつれて、液体及び気泡が移送される速度が速くなり、気泡間の衝突が発生することにより、気泡が自ら除去されるか又はその大きさが小さくなることができる。また、流入ガイド453の一端の狭幅が、相対的に大きな大きさを有する気泡が流入ガイド453に流入することを制限することができる。よって、液体流入ホール454が大きな気泡によって詰まることを減らすことができる。
【0059】
また、流入ガイド453の長幅W1よりも液体流入ホール454の長幅W21が大きく、液体流入ホール454の形状が不規則形状を有するので、流入ガイド453によって移送される気泡によって液体流入ホール454が詰まることを減らすことができる。
【0060】
プレート45はニードル455を含むことができる。ニードル455は突起455又はパターン455と言える。ニードル455はプレート45から第1チャンバーC1内に突出し得る。ニードル455は突出方向に次第に細くなり得る。ニードル455は端部が尖っている形状を有し得る。例えば、ニードル455は角錐形状又は円錐形状に形成され得る。しかし、ニードル455の形状はこれに限定されない。ニードル455は液体流入ホール454及び/又は流入ガイド453の周辺に形成され得る。
【0061】
液体が第1チャンバーC1から液体流入ホール454を通して芯溝434及び芯441に流動するとき、ニードル455は液体に混入された気泡と接触して気泡の大きさを減らすことができる。
【0062】
よって、液体に混入された気泡が液体流入ホール454を詰めることを減らすことができる。また、気泡が液体の流動を遮断することによって芯441が液体を吸収しなかった状態で加熱されることを防止することができる。
【0063】
ニードル455は流入ガイド453の周辺に複数が配置され得る。複数のニードル455は流入ガイド453を取り囲むことができる。ニードル455は流入ガイド453のエッジ4531aに隣接して配置され得る。複数のニードル455は流入ガイド453のエッジ4531aの形状に対応する形状に配列され得る。
【0064】
複数のニードル455は流入ガイド453のエッジ4531aに沿って所定の間隔dで離隔して配列され得る。複数のニードル455の間の離隔した間隔dは、流入ガイド453の長幅W1又は液体流入ホール454の長幅W21よりも小さくてもよい。複数のニードル455の間の離隔した間隔dは、液体流入ホール454の短幅W22よりも小さくてもよい。液体又は気泡は複数のニードル455の間を通過して流入ガイド453に流入することができる。
【0065】
よって、流入ガイド453に流入する気泡の大きさを制限することができる。また、流入ガイド453に流入する気泡の大きさを減らすか又は気泡を除去することができる。
【0066】
ニードル455は角錐形状を有し得る。例えば、ニードル455は三角錐形状を有し得る。ニードル455はニードルチップ4551を含むことができる。ニードルチップ4551はニードル455の上端の尖っている部分と定義することができる。ニードル455はニードル傾斜面4552を含むことができる。ニードル傾斜面4552は角錐形状のニードル455の一面と定義することができる。ニードル傾斜面4552の大きさは互いに異なり得る。ニードル455はニードルエッジ4553を含むことができる。ニードルエッジ4553は二つのニードル傾斜面4552が交わるエッジ部分と定義することができる。
【0067】
ニードル455は、液体が流入ガイド453に流入する方向の逆方向に次第に細くなるように形成され得る。ニードル455は、液体が流入ガイド453に流入する方向に次第に広くなるように形成され得る。例えば、ニードル455が三角錐形状を有するとき、ニードル455は、いずれか一つのニードルエッジ4553を基準に、二つのニードル傾斜面4552が液体が流入ガイド453に流入する方向に次第に広くなるように、配置され得る。
【0068】
よって、液体中の気泡は、ニードル455のエッジに衝突することにより、大きさが減少するか又は除去され得る。
【0069】
液体流入ホール454の一側は流入ガイド453によって取り囲まれるガイド流路4534と連通し得る。液体流入ホール454の他側はプレート45に形成されたホール周辺部4541によって取り囲まれ得る。
【0070】
流入ガイド453は液体流入ホール454の下側に延び得る。傾斜ライン4532の一端はプレート45の上面に対応する高さに形成され、傾斜ライン4532の他端は液体流入ホール454よりも下側に位置し得る。傾斜ライン4532の他端は液体流入ホール454よりも所定の高さHだけ下側に離隔し得る。傾斜ライン4532の他端とホール周辺部4541との間の幅W3は、横方向に形成された液体流入ホール454の短幅W22よりも大きくてもよい。
【0071】
よって、傾斜ライン4532に沿って液体の通過する断面積が増加し、気泡が液体流入ホール454にかかることを減らすことができる。
【0072】
図6及び
図9を参照すると、プレート45は芯サポーター452を含むことができる。芯サポーター452はプレート45の下側に突出し得る。芯サポーター452は流入ガイド453の他端に隣接した位置から下側に延び得る。芯サポーター452は液体流入ホール454に隣接し得る。芯441及び芯サポーター452は傾斜ライン4532に対応して位置し得る。芯サポーター452の下面は芯の断面に対応する形状に上側に陥没し得る。例えば、芯サポーター452の下面は、円筒状芯441の形状の一側に対応するカーブ形状を有し得る。
【0073】
芯サポーター452は一対として提供され得る。一対の芯サポーター452のそれぞれは一対の液体流入ホール454のそれぞれに隣接し得る。一対の芯サポーター452は芯441の両端部のそれぞれに対応し得る。一対の芯サポーター452は芯441の両端を支持するか又は固定することができる。芯441の下端は芯溝434からフレーム43によって支持され、芯441の上端は芯サポーター452によって支持され得る。芯441の端部は液体流入ホール454の下側に配置され得る。
【0074】
図10を参照すると、ニードル傾斜面4552はニードル455の下端からニードルチップ4551まで次第に細くなる形状を有し得る。ニードル傾斜面4552は三角形を有し得る。ニードル傾斜面4552はプレート45の上面から傾き得る。ガイド傾斜面4531のエッジ4531aに隣接したニードル傾斜面4552は前記ガイド傾斜面4531が傾いた方向に傾き得る。ニードル傾斜面4552の傾斜はガイド傾斜面4531の傾斜と同一であるか又は類似し得る。ニードル傾斜面4552はガイド傾斜面4531と連結され得る。ニードル傾斜面4552はガイド傾斜面4531と連続した傾斜面を形成することができる。ニードル傾斜面4552はガイド傾斜面4531から上側に延びる形状を有し得る。
【0075】
よって、流入ガイド453に流入する液体中の気泡がニードルチップ4551によって大きさ減少するか又は除去され、液体はニードル傾斜面4552によって流入ガイド453に流入して収集されるように案内され得る。また、ニードル傾斜面4552によって、流入ガイド453で流動する液体及び気泡を加速させることにより、気泡の大きさを減らすか又は除去することができる。
【0076】
図11を参照すると、第1ニードル455aは流入ガイド453のエッジ4531aに沿って複数が配列され得る。第1ニードル455aは互いに所定の距離dだけ離隔して配列され得る。第2ニードル455bは、第1ニードル455aから所定の距離d’だけ離隔するように複数の第1ニードル455aの間に一定の間隔で配列され得る。複数の第1ニードル455aの間の距離dと第1ニードル455a及び第2ニードル455bの間の距離d’とは同一であるか又は類似し得る。液体又は気泡は複数の第1ニードル455a及び第2ニードル455bの間を通過して流入ガイド453に流入することができる。
【0077】
よって、流入ガイド453に流入する気泡の大きさを制限することができる。また、気泡とニードルとの間の衝突頻度又は気泡間の衝突頻度を増加させることにより、気泡の大きさを減らすか又は気泡を除去することができる。
【0078】
図12及び
図13を参照すると、ニードル455は流入ガイド43から突出し得る。ニードル455は流入ガイド43の傾斜面453から突出し得る。ニードル455は傾斜面453に複数が形成され得る。複数のニードル455は傾斜面453のエッジ4531aに隣接し得る。複数のニードル455は傾斜面453のエッジ4531aが延びる方向に離隔して配列され得る。複数のニードル455は互いに所定の距離dだけ離隔して配列され得る。液体は複数のニードルの間を通して液体流入口454に流入することができる。
【0079】
ニードル455は三角錐形状を有し得る。ニードル455は、液体が流入ガイド453に流入する方向の逆方向に次第に細くなるように形成され得る。ニードル455は、液体が流入ガイド453に流入する方向に次第に広くなるように形成され得る。例えば、ニードル455は、いずれか一つのニードルエッジ4553を基準に、二つのニードル傾斜面4552が液体が流入ガイド453に流入する方向に次第に広くなるように配置され得る。
【0080】
よって、流入ガイド453に流入する気泡の大きさを制限することができる。また、流入ガイド453に流入する気泡の大きさを減らすか又は気泡を除去することができる。
【0081】
図14及び
図15を参照すると、流入ガイド453はなくてもよい。液体流入口454は第1ホール周辺部4541及び第2ホール周辺部4541によって取り囲まれ得る。第1ホール周辺部4541は液体流入口454の一側を覆うことができる。第1ホール周辺部4541は不規則形状を有し得る。第1ホール周辺部4541は曲りくねった形状を有し得る。第2ホール周辺部4542は液体流入口454の他側を覆うことができる。第1ホール周辺部4541及び第2ホール周辺部4542は互いに連結され得る。
【0082】
ニードル455はプレート45の上面から上側に突出し得る。ニードル455は第2ホール周辺部4542のエッジに隣接し得る。複数のニードル455は第2ホール周辺部4542に沿って離隔して配列され得る。複数のニードル455は互いに所定の間隔dで離隔し得る。液体は複数のニードルの間を通して液体流入口454に流入することができる。
【0083】
ニードル455は三角錐形状を有し得る。ニードル455はプレート45の中心から液体流入口454に向かう方向に次第に拡張するように配置され得る。いずれか一つのニードル455において、いずれか一つのニードルエッジ4553は液体流入口454に向かう方向に傾き得る。前記ニードルエッジ4553を中心に、二つのニードル傾斜面4552は液体流入口454に向かう方向に次第に拡張するように形成され得る。
【0084】
よって、流入ガイド453に流入する気泡の大きさを制限することができる。また、流入ガイド453に流入する気泡の大きさを減らすか又は気泡を除去することができる。
【0085】
図1~
図15を参照すると、本開示の一側面によるカートリッジは、液体を貯蔵するように構成された第1チャンバーを定義するように形成されたコンテナと、空気が通過する第2チャンバーを定義するように形成されたフレームと、前記コンテナと前記フレームとの間に位置して前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを分離し、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通させる第1液体流入ホールを定義するように形成されたプレートと、前記第2チャンバーに配置され、前記流入ホールを介して前記第1チャンバーと連通する芯と、前記芯を加熱するヒーターと、前記プレートから前記第1チャンバー内に突出し、前記プレートから遠くなる方向に次第に細くなるニードルと、を含むことができる。
【0086】
本開示の他の側面によれば、前記プレートは、前記第1チャンバーと向き合う面から前記第1液体流入ホールに向かって傾くように陥没した流入ガイドを含むことができる。
【0087】
本開示の他の側面によれば、前記ニードルは前記流入ガイドに隣接し得る。
【0088】
本開示の他の側面によれば、前記ニードルは複数のニードルのうちの一つであり、前記複数のニードルは前記流入ガイドの周囲に互いに離隔し得る。
【0089】
本開示の他の側面によれば、前記複数のニードルのそれぞれは、液体が前記第1チャンバーから前記流入ガイドに流入する方向に次第に広くなるように形成され得る。
【0090】
本開示の他の側面によれば、前記複数のニードルのそれぞれは角錐形状を有し得る。
【0091】
本開示の他の側面によれば、前記流入ガイドは、前記第1液体流入ホールに向かう方向に幅が次第に増加し、下側に向かう方向に幅が次第に減少し得る。
【0092】
本開示の他の側面によれば、前記流入ガイドは、一端部から前記第1液体流入ホールに向かって下側に傾く傾斜ラインと、前記傾斜ラインに沿って前記第1液体流入ホールに向かって幅が次第に増加し、前記傾斜ラインに向かって幅が次第に減少し、前記傾斜ラインで交わる一対の傾斜面と、を含むことができる。
【0093】
本開示の他の側面によれば、前記ニードルは、前記傾斜面のエッジに隣接し、前記傾斜面が傾く方向に傾いたニードル傾斜面を含むことができる。
【0094】
本開示の他の側面によれば、前記プレートは前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通させる第2液体流入ホールを定義するように形成され、前記芯は前記第2チャンバーに対して横方向に延び、それぞれ前記第1液体流入ホール及び前記第2液体流入ホールに対応してその下に位置する第1端部及び第2端部を含むことができる。
【0095】
本開示の他の側面によれば、前記傾斜ラインの他端は前記芯に対応するように配置され得る。
【0096】
本開示の他の側面によれば、前記流入ガイドは前記第1液体流入ホールに対して下側に傾き、前記流入ガイドの下端部は前記第1液体流入ホールの底側の下に位置し得る。
【0097】
本開示の他の側面によれば、前記第1液体流入ホールに隣接した前記流入ガイドの一部の幅は前記第1液体流入ホールの幅よりも小さくてもよい。
【0098】
本開示の他の側面によれば、前記ニードルは前記流入ガイドの一面から突出し得る。
【0099】
本開示の他の側面によれば、前記ニードルは前記第1液体流入ホールの周辺に形成され得る。
【0100】
本開示の一側面によるエアロゾル生成装置は、前記カートリッジと、外側に開口した挿入空間を定義するように形成され、前記挿入空間と連通するようにカートリッジに結合されるボディーと、を含むことができる。
【0101】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0102】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0103】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
【国際調査報告】