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特表2024-544946バッテリーモジュールの充放電検査システムおよびこの方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-05
(54)【発明の名称】バッテリーモジュールの充放電検査システムおよびこの方法
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/48 20060101AFI20241128BHJP
   H01M 50/244 20210101ALI20241128BHJP
   H01M 50/296 20210101ALI20241128BHJP
【FI】
H01M10/48 P
H01M50/244 Z
H01M50/296
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527684
(86)(22)【出願日】2023-05-03
(85)【翻訳文提出日】2024-05-10
(86)【国際出願番号】 KR2023006006
(87)【国際公開番号】W WO2023214783
(87)【国際公開日】2023-11-09
(31)【優先権主張番号】10-2022-0054492
(32)【優先日】2022-05-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン、ジャエ ジン
【テーマコード(参考)】
5H030
5H040
【Fターム(参考)】
5H030AA10
5H030AS06
5H030FF41
5H040AA03
5H040AY10
5H040DD26
(57)【要約】
本発明の一実施例によると、バッテリーモジュールを支持し前記バッテリーモジュールを移送するように備えられる支持部材;前記支持部材の一側上部に備えられる第1固定部材;前記支持部材の一側下部に備えられる第2固定部材;前記第1固定部材、支持部材および第2固定部材を順次貫通して配置される連結ピン;および前記バッテリーモジュールの充放電を通じてバッテリーの異常有無を検査する充放電検査部を含み、前記第1固定部材は前記バッテリーモジュールから延びる第1ワイヤハーネスと連結されるように備えられ、前記第2固定部材は充放電検査部から延びる第2ワイヤハーネスと連結されるように備えられることを特徴とするバッテリーモジュール充放電検査システムが提供され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーモジュールを支持し前記バッテリーモジュールを移送するように備えられる支持部材;
前記支持部材の一側上部に備えられる第1固定部材;
前記支持部材の一側下部に備えられる第2固定部材;
前記第1固定部材、前記支持部材および前記第2固定部材を順次貫通して配置される連結ピン;および
前記バッテリーモジュールの充放電を通じてバッテリーの異常有無を検査する充放電検査部を含み、
前記第1固定部材は前記バッテリーモジュールから延びる第1ワイヤハーネスと連結されるように備えられ、前記第2固定部材は前記充放電検査部から延びる第2ワイヤハーネスと連結されるように備えられる、バッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項2】
前記第1固定部材および前記第2固定部材は前記支持部材の厚さ方向に垂直に向かい合うように備えられる、請求項1に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項3】
前記連結ピンは前記第1固定部材、前記支持部材および前記第2固定部材の積層方向に沿って延び、前記連結ピンの延長長さが前記第1固定部材、前記支持部材および前記第2固定部材の厚さの総和より大きい、請求項1に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項4】
前記バッテリーモジュールの端子台と接触して電流を印加する電流印加部を含む、請求項1に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項5】
前記端子台は正極および負極の一対からなる、請求項4に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項6】
前記電流印加部と前記端子台の連結および前記第2固定部材と前記充放電検査部の連結は自動で遂行される、請求項4に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項7】
前記バッテリーモジュールは複数個のバッテリーセルを含む、請求項1に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項8】
前記バッテリーセルは二次電池である、請求項7に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項9】
前記第1ワイヤハーネスは、
前記バッテリーモジュールの挿入部に挿入される第1コネクタ;
前記第1固定部材と結合されて前記連結ピンと電気的に接続される第2コネクタ;および
前記第1コネクタと前記第2コネクタを連結する第1連結部を含む、請求項1に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項10】
前記第1連結部は軟性を有する、請求項9に記載のバッテリーモジュール充放電検査システム。
【請求項11】
第1ワイヤハーネスを形成し、固定部に装着されたバッテリーモジュールと前記第1ワイヤハーネスを連結する結合工程;および
前記固定部を通じて移送された前記バッテリーモジュールの充放電検査を遂行する検査工程を含み、
前記固定部は、
前記バッテリーモジュールを支持し前記バッテリーモジュールを移送するように備えられる支持部材;
前記支持部材の一側上部に備えられる第1固定部材;
前記支持部材の一側下部に備えられる第2固定部材;および
前記第1固定部材、前記支持部材および前記第2固定部材を順次貫通して配置される連結ピンを含み、
前記結合工程で前記第1固定部材は前記バッテリーモジュールから延びる前記第1ワイヤハーネスと連結され、
前記検査工程で前記第2固定部材は充放電検査部と連結されるバッテリーモジュール充放電検査方法。
【請求項12】
前記充放電検査部から延長される第2ワイヤハーネスを含み、前記検査工程で前記固定部は前記第2ワイヤハーネスと結合される、請求項11に記載のバッテリーモジュール充放電検査方法。
【請求項13】
前記第1ワイヤハーネスは軟性を有する第1連結部を含んで前記結合工程で前記第1ワイヤハーネスと前記第1固定部材の連結は手動で遂行され、
前記検査工程で前記充放電検査部と前記第2固定部材の連結は自動で遂行される、請求項11に記載のバッテリーモジュール充放電検査方法。
【請求項14】
前記検査工程で前記バッテリーモジュールの端子台に電流印加部を連結して前記バッテリーモジュールに電流を印加する、請求項13に記載のバッテリーモジュール充放電検査方法。
【請求項15】
前記検査工程で前記端子台と前記電流印加部の連結は自動で遂行される、請求項14に記載のバッテリーモジュール充放電検査方法。
【請求項16】
二次電池バッテリーモジュールを支持し前記二次電池バッテリーモジュールを工程と工程の間で移送するように備えられる二次電池製造用パレットにおいて、
前記二次電池製造用パレットは、
前記二次電池バッテリーモジュールを支持する支持部材;
前記支持部材の一側上部に備えられる第1固定部材;
前記支持部材の一側下部に備えられる第2固定部材;
前記第1固定部材、前記支持部材および前記第2固定部材を順次貫通して配置される連結ピンを含み、
前記第1固定部材は、第1ワイヤハーネスの形成および結合が遂行される結合工程で、前記二次電池バッテリーモジュールから延びる前記第1ワイヤハーネスと連結されるように備えられ、
前記第2固定部材は、前記結合工程の後に遂行される充放電検査工程で、充放電検査部から延びる第2ワイヤハーネスと連結されるように備えられる、二次電池製造用パレット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバッテリーモジュールの充放電検査システムおよびこの方法に関し、安定的かつ効率的にバッテリーモジュールの充放電検査を遂行できる検査システムおよび方法に関する。
【0002】
本出願は2022年5月3日付韓国特許出願第10-2022-0054492号に基づいた優先権の利益を主張し、該当韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は本明細書の一部として含まれる。
【背景技術】
【0003】
一般的にバッテリーモジュールには二次電池に電気的に接続される多数の電線が提供される。この電線は通常、コネクタを含むワイヤハーネス(wire harness)形態で設けられる。
【0004】
ここで、コネクタはバッテリーモジュールで発生した電気エネルギーを外部装置に提供できるように、外部装置と電気的な接続をなすことができ、また、バッテリーモジュールの充放電のような二次電池の特性を感知するために、バッテリーモジュール製造工程時、充放電検査装置と電気的に連結され得る。
【0005】
現在、バッテリーモジュールの充放電検査システムは、作業者がワイヤハーネス部を利用して手作業でバッテリーモジュールと充放電検査部を連結して検査工程を遂行している。このため、検査工程でワイヤハーネス部が動き、手動作業による検査工程に多くの時間が必要とされる問題が発生した。
【0006】
また、ワイヤハーネスを形成してこれをバッテリーモジュールと連結する結合工程が遂行された後、バッテリーモジュールは以後の検査工程に移送される。この時、ワイヤハーネスの流動が発生してワイヤハーネスが破損する恐れも存在している。
【0007】
したがって、このような問題を解決するためのバッテリーモジュールの充放電検査システムが要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来の問題を解決しようとすることを目的とする。
【0009】
本発明の一実施例を通じて、バッテリーモジュールのワイヤハーネスの流動を抑制し、省人化を通じての自動充放電検査を遂行できる充放電検査システムおよびこの方法を提供しようとする。
【0010】
本発明の一実施例を通じて、バッテリーモジュールの移送過程でワイヤハーネスの流動によるワイヤハーネスの破損を防止できる充放電検査システムおよびこの方法、そしてバッテリーモジュールの移送パレットを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した目的を達成するために、本発明の一実施例によると、バッテリーモジュールを支持し前記バッテリーモジュールを移送するように備えられる支持部材;前記支持部材の一側上部に備えられる第1固定部材;前記支持部材の一側下部に備えられる第2固定部材;前記第1固定部材、支持部材および第2固定部材を順次貫通して配置される連結ピン;および前記バッテリーモジュールの充放電を通じてバッテリーの異常有無を検査する充放電検査部を含み、前記第1固定部材は前記バッテリーモジュールから延びる第1ワイヤハーネスと連結されるように備えられ、前記第2固定部材は充放電検査部から延びる第2ワイヤハーネスと連結されるように備えられることを特徴とするバッテリーモジュール充放電検査システムが提供され得る。
【0012】
前記支持部材はバッテリーモジュールを支持し移送するパレットと言え、前記パレットに前記第1固定部材、第2固定部材そして連結ピンが備えられたものと言える。
【0013】
前記第1固定部材および第2固定部材は前記支持部材の厚さ方向に垂直に向かい合うように備えられることが好ましい。
【0014】
前記連結ピンは前記第1固定部材、支持部材および第2固定部材の積層方向に沿って延び、前記連結ピンの延長長さが第1固定部材、支持部材および第2固定部材の厚さの総和より大きいことが好ましい。
【0015】
前記バッテリーモジュールの端子台と接触して電流を印加する電流印加部を含むことができる。
【0016】
前記端子台は正極および負極の一対からなり得る。前記正極および負極は上部に露出するように位置することが好ましい。
【0017】
前記電流印加部と前記端子台の連結および前記第2固定部材と前記充放電検査部の連結は自動で遂行されることが好ましい。すなわち、電動駆動を通じてこのような電気的連結および連結解除が遂行されることが好ましい。
【0018】
前記バッテリーモジュールは複数個のバッテリーセルを含むことができる。前記バッテリーセルは二次電池であることが好ましい。
【0019】
前記第1ワイヤハーネスは、前記バッテリーモジュールの挿入部に挿入される第1コネクタ;前記第1固定部材と結合されて前記連結ピンと電気的に接続される第2コネクタ;および前記第1コネクタと第2コネクタを連結する第1連結部を含むことができる。
【0020】
前記第1連結部は軟性を有することができる。
【0021】
前述した目的を達成するために、本発明の一実施例によると、第1ワイヤハーネスを形成し、固定部に装着されたバッテリーモジュールと前記第1ワイヤハーネスを連結する結合工程;および前記固定部を通じて移送されたバッテリーモジュールの充放電検査を遂行する検査工程を含み、前記固定部は、前記バッテリーモジュールを支持し前記バッテリーモジュールを移送するように備えられる支持部材;前記支持部材の一側上部に備えられる第1固定部材;前記支持部材の一側下部に備えられる第2固定部材;および前記第1固定部材、支持部材および第2固定部材を順次貫通して配置される連結ピンを含み、前記結合工程で前記第1固定部材は前記バッテリーモジュールから延びる第1ワイヤハーネスと連結され、前記検査工程で前記第2固定部材は充放電検査部と連結されることを特徴とするバッテリーモジュールの充放電検査方法が提供され得る。
【0022】
前記充放電検査部から延長される第2ワイヤハーネスを含み、前記検査工程で前記固定部材は前記第2ワイヤハーネスと結合されることが好ましい。
【0023】
前記第1ワイヤハーネスは軟性を有する第1連結部を含んで前記結合工程で前記第1ワイヤハーネスと前記第1固定部材の連結は手動で遂行され、前記検査工程で充放電検査部と前記第2固定部材の連結は自動で遂行されることが好ましい。すなわち、電動力を利用して充放電検査部と第2固定部材の連結と連結解除が遂行されることが好ましい。
【0024】
前記検査工程で前記バッテリーモジュールの端子台に電流印加部を連結して前記バッテリーモジュールに電流を印加することができる。前記電流印加部は前記充放電検査部と別途に備えられ得る。
【0025】
前記検査工程で前記端子台と電流印加部の連結は自動で遂行されることが好ましい。すなわち、検査工程で電流印加部と前記バッテリーモジュール電極との連結は自動で遂行されることが好ましい。
【0026】
前述した目的を達成するために、本発明の一実施例によると、二次電池バッテリーモジュールを支持し前記バッテリーモジュールを工程と工程の間で移送するように備えられる二次電池製造用パレットにおいて、前記パレットは、前記バッテリーモジュールを支持する支持部材;前記支持部材の一側上部に備えられる第1固定部材;前記支持部材の一側下部に備えられる第2固定部材;前記第1固定部材、支持部材および第2固定部材を順次貫通して配置される連結ピンを含み、前記第1固定部材は、第1ワイヤハーネスの形成および結合が遂行される結合工程で、前記バッテリーモジュールから延びる第1ワイヤハーネスと連結されるように備えられ、前記第2固定部材は、前記結合工程の後に遂行される充放電検査工程で、充放電検査部から延びる第2ワイヤハーネスと連結されるように備えられることを特徴とする二次電池製造用パレットが提供され得る。
【0027】
前述した目的を達成するために、本発明の一実施例に係るバッテリーモジュールの充放電検査システムは、第1側面に備えられた端子台および前記第1側面と向かい合う第2側面に備えられた挿入部を含むバッテリーモジュール;前記バッテリーモジュールを支持する支持部材、前記バッテリーモジュールと離隔間隔を有して前記支持部材の上部に配置される第1固定部材、前記支持部材の下部に配置される第2固定部材、および前記第1固定部材、支持部材および第2固定部材を順に貫通して配置される連結ピンを含む固定部;前記バッテリーモジュールの挿入部に挿入される第1コネクタ、前記固定部の第1固定部材を貫通して配置された連結ピンと電気的に接続される第2コネクタ、および前記第1コネクタと第2コネクタを連結する第1連結部を含む第1ワイヤハーネス部;前記第2固定部材を貫通して配置された連結ピンと電気的に接続される第3コネクタ、前記第2固定部材を貫通して配置された連結ピンと電気的に接続される第3コネクタ、前記第3コネクタを支持し、前記第2固定部材を貫通して配置された連結ピンに向かって前記第3コネクタを移動させる位置調節部および前記位置調節部を貫通して前記第3コネクタに連結される第2連結部を含む第2ワイヤハーネス部;前記第2ワイヤハーネス部と連結される充放電検査部;および前記バッテリーモジュールの端子台に接触する電流印加部を含むことができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の一実施例を通じて、バッテリーモジュールのワイヤハーネスの流動を抑制し、省人化を通じての自動充放電検査を遂行できる充放電検査システムおよびこの方法を提供することができる。
【0029】
本発明の一実施例を通じて、バッテリーモジュールの移送過程でワイヤハーネスの流動によるワイヤハーネスの破損を防止できる充放電検査システムおよびこの方法を提供することができる。
【0030】
本発明の一実施例を通じて、バッテリーモジュールにワイヤハーネスを連結する工程の後続工程でワイヤハーネスの流動を抑制して後続工程でワイヤハーネスの破損を防止できる二次電池製造用移送パレットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本出願の一実施例に係るバッテリーモジュールの充放電検査システムを例示的に示した図面である。
図2】本出願の一実施例に係るバッテリーモジュールの第1側面を例示的に示した図面である。
図3】本出願の一実施例に係るバッテリーモジュールの挿入部に第1ワイヤハーネスが連結される過程を説明するために例示的に示した図面である。
図4】本出願の一実施例に係る固定部の連結ピンに第1ワイヤハーネスが連結される過程を説明するために例示的に示した図面である。
図5】本出願の一実施例に係るバッテリーモジュールの端子台に電流印加部を接触する過程を説明するために例示的に示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付された図面を参照で本出願のバッテリーモジュールの充放電検査システムを説明し、添付された図面は例示的なもので、本出願のバッテリーモジュールの充放電検査システムが添付された図面に制限されるものではない。
【0033】
図1は、本出願の一実施例に係るバッテリーモジュールの充放電検査システムを例示的に示した図面である。
【0034】
図1に示した通り、本出願のバッテリーモジュールの充放電検査システムは固定部200と充放電検査部500を含んでなり得る。
【0035】
固定部200はバッテリーモジュール100を支持する構成であって、好ましくは充放電検査のための検査工程だけでなく以前の工程から前記バッテリーモジュール100を支持するように備えられ得る。すなわち、バッテリーモジュール100に第1ワイヤハーネス部300を連結する結合工程で前記固定部200は前記バッテリーモジュール100を支持し、前記固定部200は後続する検査工程で前記バッテリーモジュール100を移送するように備えられ得る。
【0036】
前記固定部200は一般的な二次電池製造用移送パレットとは異なり、バッテリーモジュール100の移送/支持だけでなく第1ワイヤハーネス部300を固定させる役割を遂行することができる。すなわち、一端はバッテリーモジュール100と連結され、他端は自由端に形成される第1ワイヤハーネス部300で、前記固定部200は前記他端と結合されて前記第1ワイヤハーネス部300全体を固定させる役割を遂行することができる。
【0037】
バッテリーモジュール100は第1側面に備えられた端子台110および前記第1側面と向かい合う第2側面に備えられた挿入部120を含んでなり得る。すなわち、バッテリーモジュールは一例として直六面体の形状で形成されて長さ方向に両端に備えられる第1側面と第2側面に端子台110および挿入部120が備えられ得る。
【0038】
前記バッテリーモジュール100はバッテリーセルを外部衝撃と熱、振動などから保護するために一定の個数で束ねてフレームの中に入れたバッテリー組立体であり、前述した端子台110および挿入部120を含む。
【0039】
前記端子台110は前記バッテリーモジュール100に電流を印加するための電流印加部が電気的に連結される部分であり、前記バッテリーモジュール100の第1側面に備えられる。前記端子台110を通じて前記バッテリーモジュール100に電流を印加することによって、前記バッテリーモジュール100の充放電が遂行され得る。本明細書で「第1側面」はいずれか一つの側面を意味する。
【0040】
図2は、本出願の一実施例に係るバッテリーモジュールの第1側面を例示的に示した図面である。
【0041】
図2に示した通り、前記端子台110は正極(+)および負極(-)の一対からなり得る。これを通じて、前記電流印加部は前記端子台110の正極(+)および負極(-)それぞれに電気的な接触を遂行してバッテリーモジュール100に電流を印加することができる。前記端子台110が正極(+)および負極(-)の一対からなることによって、前記電流印加部を通じての前述した接触を遂行してバッテリーモジュールの充放電を遂行するための電流を前記バッテリーモジュール100に印加することができる。
【0042】
また、図1および図3に示した通り、前記挿入部120は前記バッテリーモジュール100に充放電検査部500が電気的に連結されるように前記第1ワイヤハーネス部300が挿入される部分であり、前記第1側面と向かい合う第2側面に備えられ得る。本明細書で「第1側面と向かい合う第2側面」は第1側面と向かい合う位置に設けられた第1側面とは異なる側面を意味する。
【0043】
一つの例示において、前記バッテリーモジュール100は複数個のバッテリーセルを含むことができる。本明細書で用語「複数」は二以上を意味するもので、上限が特に制限されるものではない。
【0044】
例えば、前記バッテリーセルは二次電池であり得る。具体的には、前記二次電池は電気エネルギーを充電および放電して使用できる電池である。例えば、前記二次電池はリチウム二次電池であり得る。前記リチウム二次電池は正極(Cathode)、分離膜(Separator)および負極(Anode)が積層された電極組立体がパウチに装着されて製造され得る。前記リチウム二次電池はリチウムイオンが正極のリチウム金属酸化物から負極に挿入(Intercalation)および脱離(Deintercalation)する過程が繰り返されながら、充放電が進行され得る。
【0045】
第1ワイヤハーネス部300は前記バッテリーモジュール100と外部装置を連結するためのケーブルモジュールと言える。すなわち、バッテリーモジュール100と外部装置を電気的に連結するためのモジュールと言える。前記第1ワイヤハーネス部300は充放電検査のために充放電検査部と電気的に連結されるように備えられ得る。すなわち、充放電検査工程で外部装置は充放電検査部と言える。
【0046】
第1ワイヤハーネス部300は第1コネクタ310、第2コネクタ320およびこれらを連結する第1連結部330を含むことができる。
【0047】
前記第1コネクタ310は前記バッテリーモジュール100と前記第1連結部330を電気的に連結するための接続機構であり、前記第1連結部330の一端と連結されて前記バッテリーモジュール100の挿入部120に挿入されて接続される。本明細書で「一端」はいずれか一末端を意味する。
【0048】
図3は、本発明の一実施例に係るバッテリーモジュールの挿入部に第1ワイヤハーネスが連結される過程を説明するために例示的に示した図面である。図3に示した通り、前記第1ワイヤハーネス部300は前記挿入部120に第1コネクタ310が接続されることによって、前記バッテリーモジュール100と連結され得る。
【0049】
前記第2コネクタ320は前記固定部200と前記第1連結部330を電気的に連結するための接続機構であり、前記第1連結部330の他の一端と連結されて前記固定部200の第1固定部材220を貫通して配置された連結ピン240と接続され得る。本明細書で「他の一端」は一端とは異なるいずれか一つの末端、すなわち他端を意味する。
【0050】
前記第1連結部330は前記第1コネクタ310と第2コネクタ320を電気的に連結する部分であり、両末端にそれぞれ第1コネクタ310および第2コネクタ320が電気的に連結される。前記第1連結部330は前述した第1コネクタ310および第2コネクタ320が固定されることにより流動が抑制されて、省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0051】
一つの例示において、前記第1連結部330は軟性を有することができる。前記第1連結部330は軟性を有することによって、作業者が前記第2コネクタ320と第3コネクタ410を手作業で連結しなければならない問題が存在し得るが、前記固定部200、具体的には連結ピン240により前記第2コネクタ320が固定されて流動が抑制されることによって省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0052】
一般的に、従来の結合工程は第1ワイヤハーネス部の組立および挿入部120と第1コネクタ310の接続が手作業で遂行されたし、この結合工程で第2コネクタ320は自由端として放置されるため、第1ワイヤハーネス部全体が流動されて後続工程への移動時または後続工程時に第1ワイヤハーネス部が損傷する恐れが存在した。
【0053】
このような問題を解決するために、本発明の一実施例によると、固定部200に第1ワイヤハーネス部300の第2コネクタ320が固定結合され得る第1固定部材220を形成することができる。
【0054】
前記固定部200は前記バッテリーモジュール100を支持し、前記第1ワイヤハーネス部300と第2ワイヤハーネス部400を電気的に接続して固定させるための構成であり、支持部材210、第1固定部材220、第2固定部材230および連結ピン240を含むことができる。前記バッテリーモジュール100の充放電検査システムは前記第1固定部材220を有する固定部200を含むことによって、第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0055】
前記支持部材210は前記バッテリーモジュール100を支持し、具体的には、前記バッテリーモジュール100および第1固定部材220を支持し、工程のうち前記バッテリーモジュールを装着させて移動させる部材である。
【0056】
一つの例示において、前記支持部材210は前記連結ピン240が通過して固定されるように設けられた第1溝(図示されず)を具備することができる。前記支持部材210は前述した第1溝を具備することによって、前記連結ピンを固定された状態で維持させることができる。これによってバッテリーモジュール100の充放電検査時に前記連結ピンに挿入される前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0057】
また、前記第1溝は複数個であり得、前記支持部材210の前記第1固定部材220が配置される位置に設けられ得る。この時、前記複数個の第1溝の数は後述する複数個の連結ピン240の数以上であれば特に制限されるものではない。
【0058】
また、前記第1溝の大きさ、具体的には前記第1溝一つの直径は前記連結ピン一つの直径と同一であり得、具体的な大きさは特に制限されるものではない。前記第1溝の直径が前記連結ピン240の直径と同一であることにより、前記連結ピン240が前記第1溝に挿入されて固定された状態で維持され、バッテリーモジュール100の充放電検査時に前記連結ピン240に挿入される前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。本明細書で「連結ピンの直径」は第1溝に挿入される断面積の直径を意味し得る。
【0059】
前記第1固定部材220は前記連結ピン240を固定させる部材であり、前記バッテリーモジュール100と離隔間隔を有して前記支持部材210の上部に配置され得る。前記第1固定部材220を通じて連結ピン240を固定させることによって、バッテリーモジュール100の充放電検査時に前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0060】
一つの例示において、前記第1固定部材220は前記連結ピン240が通過して固定されるように設けられた第2溝(図示されず)を具備することができる。前記第1固定部材220は前述した第2溝を具備することによって、前記連結ピン240を固定された状態で維持させることができる。これによってバッテリーモジュール100の充放電検査時に前記連結ピン240に挿入される前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0061】
また、前記第2溝は複数個であり得、前記支持部材210の前記第1溝が配置される位置と一致する位置に設けられ得る。この時、前記複数個の第2溝の数は後述する複数個の連結ピン240の数以上であれば特に制限されるものではない。
【0062】
また、前記第2溝の大きさ、具体的に前記第2溝一つの直径は前記連結ピン一つの直径と同一であり得、具体的な大きさは特に制限されるものではない。前記第2溝の直径が前記連結ピン240の直径と同一であることにより、前記連結ピン240が前記第2溝に挿入されて固定された状態で維持され、バッテリーモジュール100の充放電検査時に前記連結ピン240に挿入される前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0063】
また、前記第1固定部材220は前記支持部材210に接触する面積が前記第1溝の大きさ、具体的には前記複数個の第1溝の円の広さを足した大きさより大きければ特に制限されるものではない。
【0064】
前記第2固定部材230は前記連結ピン240を固定させる部材であり、前記支持部材210の下部に配置される。前記第2固定部材230を通じて連結ピン240を固定させることによって、バッテリーモジュール100の充放電検査時に前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0065】
一つの例示において、前記第2固定部材230は前記連結ピン240が通過して固定されるように設けられた第3溝(図示されず)を具備することができる。前記第2固定部材230は前述した第3溝を具備することによって、前記連結ピン240を固定された状態で維持させることができる。これによってバッテリーモジュール100の充放電検査時に前記連結ピン240に挿入される前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0066】
また、前記第3溝は複数個であり得、前記支持部材210の前記第1溝が配置される位置と一致する位置に設けられ得る。この時、前記複数個の第3溝の数は後述する複数個の連結ピン240の数以上であれば特に制限されるものではない。
【0067】
また、前記第3溝の大きさ、具体的には前記第3溝一つの直径は前記連結ピン一つの直径と同一であり得、具体的な大きさは特に制限されるものではない。前記第3溝の直径が前記連結ピン240の直径と同一であることにより、前記連結ピン240が前記第3溝に挿入されて固定された状態で維持され、バッテリーモジュール100の充放電検査時に前記連結ピン240に挿入される前記第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0068】
前記第2固定部材230は前記支持部材210に接触する面積が前記第1溝の大きさ、具体的には前記複数個の第1溝の円の広さを足した大きさより大きければ特に制限されるものではない。
【0069】
一つの例示において、前記第1固定部材220および第2固定部材230は厚さ方向に沿って平行に積層され得る。これを通じて、前記連結ピン240を後述する位置に固定させることができる。すなわち、前記第1固定部材220および第2固定部材は前記支持部材210を挟んで互いに向かい合うように備えられ得る。すなわち、垂直に上下の位置に備えられ得る。この時、連結ピン240は直線で形成されて前記支持部材210を貫通し、両端はそれぞれ第1固定部材220および第2固定部材230に固定結合され得る。
【0070】
したがって、前記第1固定部材220および第2固定部材230は前記支持部材210に常に固定されており、その位置も固定されることが好ましい。
【0071】
前記連結ピン240は前記第1ワイヤハーネス部300と第2ワイヤハーネス部400、具体的には、第1ワイヤハーネス部300の第2コネクタ320と前記第2ワイヤハーネス部400の第3コネクタ410の通電のための部材であり、前記第1固定部材220、支持部材210および第2固定部材230をこの順に貫通して配置される。前記固定部200は前記連結ピン240を含むことによって、第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0072】
一つの例示において、前記連結ピン240は第1固定部材220、支持部材210および第2固定部材230の積層方向に延び、前記連結ピン240の延長長さlが前記第1固定部材220、支持部材210および第2固定部材230の厚さの総和tより大きくてもよい。すなわち、前記連結ピン240は延長長さが直線で形成されたピンの形態を有することができる。前記連結ピン240は長さ方向長さlが前記第1固定部材220、支持部材210および第2固定部材230の厚さの総和tより大きいことによって、前記第1固定部材220、支持部材210および第2固定部材230を貫通して前記第2コネクタ320および第3コネクタ410それぞれに挿入され得、これによって、第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。本明細書で用語「厚さ」は高さ方向の長さを意味する。本明細書で用語「長さ方向に延びる」とは、連結ピンが長さ方向に沿って長く形成された形態を意味する。
【0073】
また、前記連結ピン240は複数個であり得、上限が特に制限されるものではない。
【0074】
充放電検査のために、バッテリーモジュール100は充放電検査部500と電気的に連結されなければならない。従来には手作業でこのような連結が遂行された。
【0075】
本実施例によると、充放電検査部500は第2ワイヤハーネス部400と連結されるように備えられ得る。前記第2ワイヤハーネス部400が第2固定部材230と接続され得る。
【0076】
前記第2ワイヤハーネス部400は前記固定部200の連結ピン240と充放電検査部500の間を電気的に連結するためのケーブルであり、前述した第3コネクタ410、位置調節部420および第2連結部430を含むことができる。
【0077】
前記第3コネクタ410は前記第2固定部材230を貫通して配置された連結ピン240と第2連結部430を電気的に連結するための接続機構であり、前記第2連結部430の一端と連結されて前記固定部200の第2固定部材230を貫通して配置された連結ピン240に接続される。
【0078】
前記位置調節部420は往復運動を通じて前記第3コネクタ410の位置を調節する部分であり、前記第3コネクタ410を支持し、前記第2固定部材230を貫通して配置された連結ピン240に向かって前記第3コネクタ410を移動させる。前記位置調節部420は前述した駆動を通じて前記第2固定部材230を貫通して配置された連結ピン240に前記第3コネクタ410を挿入または分離することができる。例えば、前記位置調節部ではシリンダを使うことができる。すなわち、位置調節部420の駆動を通じて充放電検査部500と支持部材210の間の電気的連結は自動で遂行され得る。また、支持部材210とバッテリーモジュール100の間の電気的連結は以前の工程すなわち結合工程で遂行され得る。したがって、充放電検査工程で充放電検査部500と支持部材210の自動連結のみが遂行されることによって、結果として充放電検査部500とバッテリーモジュール100の間の電気的連結が効果的かつ安定的に遂行され得る。
【0079】
前記第2連結部430は前記第3コネクタ410と充放電検査部500を連結する部分であり、一端が前記位置調節部420を貫通して前記第3コネクタ410に連結され、他の一端が前記充放電検査部500に連結される。
【0080】
一つの例示において、前記第2連結部430は軟性を有することができる。前記第2連結部430は軟性を有することによって、作業者が前記第3コネクタ410と充放電検査部500を手作業で連結しなければならない不合理な点が存在し得るが、前記固定部200、具体的には連結ピン240により前記第3コネクタ410が固定されて流動が抑制されることによって省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、これを通じて作業時間を短縮させることができる。
【0081】
前記充放電検査部500は前記バッテリーモジュール製造時に活性化工程で前記バッテリーモジュールの充電および放電性能を確認するための検査装置であり、前記第2ワイヤハーネス部400、具体的には、第2連結部430と電気的に接続される。これを通じて、第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、作業時間を短縮させることができる。
【0082】
一つの例示において、前記充放電検査部500は前記バッテリーモジュール100の挿入部120と電気的に連結されて充電または放電が遂行され得る。具体的には、前記充放電検査部500は第1ワイヤハーネス部300、固定部200の連結ピン240および第2ワイヤハーネス部400を通じて前記バッテリーモジュール100の挿入部120に電気的に連結され得る。これを通じて、第1ワイヤハーネス部300の流動が抑制されて省人化を通じての自動充放電検査が可能であり、作業時間を短縮させることができる。
【0083】
本実施例によると、充放電検査部500とは別途に前記電流印加部600が備えられ得る。前記電流印加部600は前記バッテリーモジュール100に電流を印加する構成であり、前記端子台110に接触するように備えられ得る。すなわち、充放電検査工程で、電流印加部600は電流の印加を制御してバッテリーモジュールの充放電を誘導し、充放電検査部500で充放電の電圧および電流値変化、絶縁抵抗および耐電圧検査およびバッテリー温度監視等を通じてバッテリーモジュールの正常の有無を検査することができる。
【0084】
一つの例示において、前記電流印加部600は前記バッテリーモジュール100の端子台と電気的に連結されて電流を印加することができる。図5は、本発明の一実施例に係る端子台に電流印加部を接触する過程を説明するために例示的に示した図面である。
【0085】
図5に示した通り、前記電流印加部600は二つのプローブ(Probe)610を具備し、それぞれのプローブ610を端子台110の正極(+)および負極(-)それぞれに接触させて電気的に連結されることによって、バッテリーモジュール100の充電または放電を遂行するための電流を印加することができる。これを通じて、前記バッテリーモジュール100に電流を印加する充電および電流を放電する放電の正常の有無を充放電検査部を通じて確認することができる。
【0086】
一方、本発明の一実施例において、固定部200において第2固定部材230の位置は固定されている。そして、第2固定部材230と第2ワイヤハーネス部400が結合される途中で第2固定部材230の位置も固定されている。したがって、第2固定部材230と第2ワイヤハーネス部400の結合および結合解除、換言すると、検査工程で充放電検査部500とバッテリーモジュール100の連結は自動で遂行され得る。
【0087】
一方、本発明の一実施例において、バッテリーモジュール100は自らの重量によって支持部材210上に安定的に装着され得る。バッテリーモジュール100の端子台に形成される電極は上部に露出され得る。したがって、電流印加部600のプローブ610は自動で電極と接続され、または接続が解除され得る。なぜならば、プローブと電極の電気的接続は形を合わせるなどの機械的な結合は不要であるためである。これはプローブ610が電極上部に移動して電極と接触することで両者の電気的接続は充分であるためである。したがって、電流印加部600とバッテリーモジュール100の間の電気的接続も検査工程内において自動で遂行され得る。
【0088】
つまり、本実施例によると、充放電検査工程で作業者が手作業で検査を進める必要なしに、自動で遂行されて安定的かつ効率的な充放電検査が遂行され得る。
【産業上の利用可能性】
【0089】
発明の詳細な説明に記載されている。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】