(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-05
(54)【発明の名称】無線通信のためのモデル制御および管理
(51)【国際特許分類】
H04W 24/02 20090101AFI20241128BHJP
H04W 48/08 20090101ALI20241128BHJP
H04W 48/02 20090101ALI20241128BHJP
【FI】
H04W24/02
H04W48/08
H04W48/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529538
(86)(22)【出願日】2022-07-14
(85)【翻訳文提出日】2024-06-26
(86)【国際出願番号】 CN2022105764
(87)【国際公開番号】W WO2024011514
(87)【国際公開日】2024-01-18
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ジェン, グオゼン
(72)【発明者】
【氏名】ルー, ジャオフア
(72)【発明者】
【氏名】シャオ, フアフア
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ウェンフェン
(72)【発明者】
【氏名】リー, ルン
(72)【発明者】
【氏名】リー, ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ユシン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE16
5K067HH21
(57)【要約】
無線通信システムに適用されるモデルを制御および/または管理するための技術が記載される。無線通信方法の一例は、第1の無線デバイスにより、ネットワーク内に位置する第2のデバイスに、モデル情報を要求する第1のメッセージを伝送することと、第1の無線デバイスにより、第1のメッセージを伝送することに応じて第2のメッセージを受信することとを含み、第2のメッセージは、第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、前記方法は、
第1の無線デバイスにより、ネットワーク内に位置する第2のデバイスに、モデル情報を要求する第1のメッセージを伝送することと、
前記第1の無線デバイスにより、前記第1のメッセージを伝送することに応じて第2のメッセージを受信することと
を含み、
前記第2のメッセージは、前記第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む、方法。
【請求項2】
前記モデル記述情報は、前記モデルの識別子を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のメッセージは、前記モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、
物理セル識別子(PCI)、
送受信ポイント(TRP)識別子、
絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、
セルの帯域幅、
セルのサブキャリア間隔、
ビームの数、
前記数のビームのそれぞれの方向、
ポートの数、
基準信号の時間周期性、
サブバンド粒度、
前記モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、
前記モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または
周波数領域におけるリソースマッピングパターン
のうちのいずれか1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の無線デバイスにより、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスに、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを伝送することであって、前記第3のメッセージは、前記モデルの前記識別子を含む、ことと、
前記第3のメッセージを伝送することに応じて、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含む前記モデル展開情報を含む第4のメッセージを受信することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のメッセージは、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の無線デバイスにより、前記第1のメッセージを伝送することに応じて、障害メッセージを受信することをさらに含み、前記障害メッセージは、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスが前記モデル情報を有さないことを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の無線デバイスは、基地局である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の無線デバイスは、通信デバイスである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のメッセージは、前記通信デバイスによって伝送され、前記第2のメッセージは、第1の非アクセス層(NAS)メッセージおよび第2のNASメッセージをそれぞれ使用して前記通信デバイスによって受信される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
支援データを取得する要求を前記通信デバイスによって基地局に伝送することと、
前記要求を伝送することに応じて、前記基地局が基準信号を伝送するときの前記基準信号のボアサイト方向、および/または前記基地局が前記基準信号を伝送するときの前記基準信号のビーム幅を含む前記支援データを受信することと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記通信デバイスによって、基地局に、
物理セル識別子(PCI)、
送受信ポイント(TRP)識別子、
絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、
セルの帯域幅、
セルのサブキャリア間隔、
ビームの数、
前記数のビームのそれぞれの方向、
ポートの数、
基準信号の時間周期性、
サブバンド粒度、
前記モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、
前記モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または
周波数領域におけるリソースマッピングパターン
からの任意の1つ以上の構成を取得する要求を伝送することと、
前記要求を伝送することに応じて、前記要求に含まれる前記任意の1つ以上の構成を受信することと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワーク内に位置する第2のデバイスにより、モデル情報を要求する第1のメッセージを第1の無線デバイスから受信することと、
前記第2のデバイスにより、前記第1のメッセージを受信することに応じて第2のメッセージを伝送することと
を含み、
前記第2のメッセージは、前記第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む、方法。
【請求項14】
前記モデル記述情報は、前記モデルの識別子を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のメッセージは、前記モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、
物理セル識別子(PCI)、
送受信ポイント(TRP)識別子、
絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、
セルの帯域幅、
セルのサブキャリア間隔、
ビームの数、
前記数のビームのそれぞれの方向、
ポートの数、
基準信号の時間周期性、
サブバンド粒度、
前記モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、
前記モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または
周波数領域におけるリソースマッピングパターン
のうちのいずれか1つ以上を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記ネットワーク内の前記第2のデバイスにより、前記第1の無線デバイスから、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを受信することであって、前記第3のメッセージは、前記モデルの前記識別子を含む、ことと、
前記第3のメッセージを受信することに応じて、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含む前記モデル展開情報を含む第4のメッセージを伝送することと
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のメッセージは、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のデバイスにより、前記第1のメッセージを受信することに応じて、障害メッセージを伝送することをさらに含み、前記障害メッセージは、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスが前記モデル情報を有さないことを示す、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の無線デバイスは、基地局である、請求項13に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の無線デバイスは、通信デバイスである、請求項13に記載の方法。
【請求項22】
無線通信方法であって、前記方法は、
基地局により、モデル情報を含むシステム情報メッセージを伝送することを含み、
前記モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、
各モデル記述情報は、通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する、方法。
【請求項23】
前記複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで送信される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、
前記複数のリソースのうちの少なくとも1つは、前記複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる、
請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
支援データを前記通信デバイスに伝送することをさらに含み、
前記支援データは、前記基地局が基準信号を伝送するときの前記基準信号のボアサイト方向、および/または前記基地局が前記基準信号を伝送するときの前記基準信号のビーム幅を含む、
請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記少なくとも1つの識別子は、
前記モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、
前記モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または
前記第1の識別子および前記第2の識別子
のうちのいずれか1つを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記基地局によって、前記通信デバイスにより使用される前記モデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを前記通信デバイスから受信すること
をさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項30】
無線通信方法であって、前記方法は、
通信デバイスにより、モデル情報を含むシステム情報メッセージを基地局から受信することを含み、
前記モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、
各モデル記述情報は、前記通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する、方法。
【請求項31】
前記複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで受信される、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、
前記複数のリソースのうちの少なくとも1つは、前記複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる、
請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
支援データを受信することをさらに含み、
前記支援データは、前記基地局が基準信号を伝送するときの前記基準信号のボアサイト方向、および/または前記基地局が前記基準信号を伝送するときの前記基準信号のビーム幅を含む、
請求項30に記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも1つの識別子は、
前記モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、
前記モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または
前記第1の識別子および前記第2の識別子
のうちのいずれか1つを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項37】
前記通信デバイスによって、前記通信デバイスにより使用される前記モデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを前記基地局に伝送することをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
請求項1から37のうちの一項以上に記載される方法を実施するように構成されるプロセッサを備える、無線通信用装置。
【請求項39】
コードが記憶される非一時的コンピュータ可読プログラム記憶媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されるときに、請求項1から37のうちの一項以上に記載される方法を前記プロセッサに実施させる、非一時的コンピュータ可読プログラム記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
この文書は、一般に、デジタル無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
移動通信技術によって、世界はより一層つながったネットワーク化社会に向かっている。既存の無線ネットワークと比較して、次世代システムおよび無線通信技術は、はるかに広い範囲のユースケース特性をサポートし、より複雑で洗練された範囲のアクセス要件および柔軟性を提供する必要がある。
【0003】
ロングタームエボリューション(LTE)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって開発された、移動デバイスおよびデータ端末のための無線通信規格である。LTEアドバンスト(LTE-A)は、LTE規格を拡張する無線通信規格である。5Gとして知られる第5世代の無線システムは、LTEおよびLTE-A無線規格を進歩させ、より高いデータレート、多数の接続、超低遅延、高信頼性、および他の新興のビジネスニーズをサポートすることに専念している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
概要
無線通信システムに適用されるモデルを制御および/または管理するための技術が開示され、モデルは人工知能(AI)および/または機械学習(ML)に関連することができる。
【0005】
無線通信方法の第1の例は、第1の無線デバイスにより、ネットワーク内に位置する第2のデバイスに、モデル情報を要求する第1のメッセージを伝送することと、第1の無線デバイスにより、第1のメッセージを伝送することに応じて第2のメッセージを受信することとを含み、第2のメッセージは、第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む。
【0006】
幾つかの実施形態では、モデル記述情報がモデルの識別子を含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、物理セル識別子(PCI)、送受信ポイント(TRP)識別子、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、セルの帯域幅、セルのサブキャリア間隔、ビームの数、その数のビームのそれぞれの方向、ポートの数、基準信号の時間周期性、サブバンド粒度、モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または周波数領域におけるリソースマッピングパターンのうちのいずれか1つ以上を含む。幾つかの実施形態において、方法は、第1の無線デバイスにより、ネットワーク内の第2のデバイスに、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを伝送することであって、第3のメッセージがモデルの識別子を含む、ことと、第3のメッセージを伝送することに応じて、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む第4のメッセージを受信することとをさらに含む。幾つかの実施形態において、第2のメッセージは、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む。
【0007】
幾つかの実施形態において、方法は、第1の無線デバイスにより、第1のメッセージを伝送することに応じて、障害メッセージを受信することをさらに含み、障害メッセージは、ネットワーク内の第2のデバイスがモデル情報を有さないことを示す。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが基地局である。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが通信デバイスである。幾つかの実施形態では、第1のメッセージが通信デバイスによって伝送され、第2のメッセージは、第1の非アクセス層(NAS)メッセージおよび第2のNASメッセージをそれぞれ使用して通信デバイスによって受信される。幾つかの実施形態において、方法は、支援データを取得する要求を通信デバイスによって基地局に伝送することと、要求を伝送することに応じて、基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向、および/または基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅を含む支援データを受信することとさらに含む。
【0008】
幾つかの実施形態において、方法は、物理セル識別子(PCI)、送受信ポイント(TRP)識別子、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、セルの帯域幅、セルのサブキャリア間隔、ビームの数、その数のビームのそれぞれの方向、ポートの数、基準信号の時間周期性、サブバンド粒度、モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または周波数領域におけるリソースマッピングパターンからの任意の1つ以上の構成を取得する要求を通信デバイスによって基地局に伝送することと、要求を伝送することに応じて、要求に含まれる任意の1つ以上の構成を受信することとをさらに含む。
【0009】
無線通信方法の第2の例は、ネットワーク内に位置する第2のデバイスにより、モデル情報を要求する第1のメッセージを第1の無線デバイスから受信することと、第2のデバイスにより、第1のメッセージを受信することに応じて第2のメッセージを伝送することとを含み、第2のメッセージは、第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む。
【0010】
幾つかの実施形態では、モデル記述情報がモデルの識別子を含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、物理セル識別子(PCI)、送受信ポイント(TRP)識別子、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、セルの帯域幅、セルのサブキャリア間隔、ビームの数、その数のビームのそれぞれの方向、ポートの数、基準信号の時間周期性、サブバンド粒度、モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または周波数領域におけるリソースマッピングパターンのうちのいずれか1つ以上を含む。幾つかの実施形態において、方法は、ネットワーク内の第2のデバイスにより、第1の無線デバイスから、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを受信することであって、第3のメッセージがモデルの識別子を含む、ことと、第3のメッセージを受信することに応じて、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む第4のメッセージを伝送することとをさらに含む。
【0011】
幾つかの実施形態において、第2のメッセージは、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む。幾つかの実施形態において、方法は、第2のデバイスにより、第1のメッセージを受信することに応じて、障害メッセージを伝送することをさらに含み、障害メッセージは、ネットワーク内の第2のデバイスがモデル情報を有さないことを示す。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが基地局である。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが通信デバイスである。
【0012】
無線通信方法の第3の例は、基地局により、モデル情報を含むシステム情報メッセージを伝送することを含み、モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、各モデル記述情報は、通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する。
【0013】
幾つかの実施形態において、複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで送信される。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、複数のリソースのうちの少なくとも1つは、複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる。幾つかの実施形態において、複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む。幾つかの実施形態において、方法は、支援データを通信デバイスに伝送することをさらに含み、支援データは、基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向、および/または基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅を含む。
【0014】
幾つかの実施形態において、少なくとも1つの識別子は、モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または第1の識別子および第2の識別子のうちのいずれか1つを含む。幾つかの実施形態において、方法は、基地局によって、通信デバイスによって使用されるモデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを通信デバイスから受信することをさらに含む。
【0015】
無線通信方法の第4の例は、通信デバイスにより、モデル情報を含むシステム情報メッセージを基地局から受信することを含み、モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、各モデル記述情報は、通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する。
【0016】
幾つかの実施形態において、複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで受信される。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、複数のリソースのうちの少なくとも1つは、複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる。幾つかの実施形態において、複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む。
【0017】
幾つかの実施形態において、方法は、支援データを受信することをさらに含み、支援データは、基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向、および/または基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅を含む。幾つかの実施形態において、少なくとも1つの識別子は、モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または第1の識別子および第2の識別子のうちのいずれか1つを含む。幾つかの実施形態において、方法は、通信デバイスによって、通信デバイスにより使用されるモデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを基地局に伝送することをさらに含む。
【0018】
さらに別の例示的な態様では、前述の方法は、プロセッサ実行可能コードの形態で具現化され、非一時的コンピュータ可読記憶媒体内に記憶される。コンピュータ可読記憶媒体内に含まれるコードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、本特許文書に記載されている方法を実施させる。
【0019】
さらに別の例示的な実施形態では、前述の方法を実行するように構成されるまたはそのように動作可能なデバイスが開示される。
【0020】
上記および他の態様ならびにそれらの実装形態は、図、明細書本文、および特許請求の範囲においてより詳細に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】
図1は、複数の通信デバイスを備える通信システムのブロック図を示す。
【0022】
【
図2】
図2は、モデル情報を要求するためのフローチャートの一例を示す。
【0023】
【
図3】
図3は、モデル情報を伝送するためのフローチャートの一例を示す。
【0024】
【
図4A】
図4Aは、モデル情報を伝送するためのフローチャートの他の例を示す。
【0025】
【
図4B】
図4Bは、モデル情報を受信するためのフローチャートの一例を示す。
【0026】
【
図5】
図5は、ネットワークデバイスまたは通信デバイスの一部であり得るハードウェアプラットフォームの例示的なブロック図を示す。
【0027】
【
図6】
図6は、開示された技術の幾つかの実装に基づく基地局(BS)およびユーザ機器(UE)を含む無線通信の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
詳細な説明
I.序論
【0029】
人工知能/機械学習は、様々な分野で研究され、使用されている。無線通信システム、特に物理レイヤの効率を改善するための幾つかの研究もある。例えば、AI/MLモデルを使用して、チャネル状態情報(CSI)の精度を高めることができる。さらに、AI/MLモデルは、空間領域と時間領域の両方でチャネルビーム情報を予測することができる。さらに、測位、チャネル推定、省電力、およびモビリティ管理は、幾つかの他のユースケースである。しかしながら、これは、現在の5G無線通信システムのアーキテクチャおよびシグナリング設計内でAIモデルをどのように制御および管理するかについての明確な解決策ではない。この特許文書は、無線通信システムに適用されるAI/MLモデルを制御および管理するための幾つかの技術的解決策を提案する。
【0030】
議論を容易にするために、以下の用語が幾つかの一般的な説明によって与えられる。
【0031】
以下の様々なセクションの例示的な見出しは、開示された主題の理解を容易にするために使用され、特許請求される主題の範囲を決して限定するものではない。したがって、1つの例示的なセクションの1つ以上の特徴は、別の例示的なセクションの1つ以上の特徴と組み合わせることができる。さらに、説明を明確にするために5G用語が使用されているが、本明細書に開示された技術は、5Gまたは5G Advance技術のみに限定されず、他のプロトコルを実装した無線システムで使用されてもよい。
【表1-1】
【表1-2】
さらに、AI/MLモデルは例示的なシナリオであり、この特許文書に記載された技術的解決策は、入力と出力との間の関係を決定する任意のモデルに一般化または適用可能であり得る。
【0032】
II.例示的な技術的解決策
【0033】
まず、AIモデル情報は、AIモデル記述情報および/またはAIモデル展開情報を含むことができ、または参照することができる。
○AIモデル記述情報は、使用されるAIモデルの特性を記述する情報を含むことができ、AIモデル記述情報に含まれるAIモデルの特性は、以下のうちの任意の1つ以上を含むことができる。
●モデル機能/目的(例えば、これは、CSI圧縮、空間領域におけるビーム予測、またはUE位置決めのうちの1つであり得る)
●モデル識別子(ID)および/またはバージョンID
●2サイドモデルの場合、モデルIDは、以下のいずれか1つを含むことができる:
○AIモデルのエンコーダに関連する第1のID(または生成モデルID)、
○AIモデルのデコーダに関連する第2のID(または再構成モデルID)、
○第1のIDおよび第2のID。
●同じモデルIDを有する2つのAIモデルは、異なるバージョンIDを有してもよく、これは以下のうちの少なくとも1つを意味し得る。
○同じAIモデル構造を有するが異なるAIモデルパラメータを有する2つのAIモデル
○1つのAIモデルが別のAIモデルから更新/微調整されるため、2つのAIモデルはAIモデル構造の幾つかの共通部分を有してもよく、2つのAIモデルはAIモデル構造およびAIモデルパラメータの幾つかの共通部分を有してもよい。
●AIモデル入力の前処理
●例えば、AIモデル入力に用いるデータへの正規化方法
○例えば、データは、AIモデル入力に供給される前に、データの最大値に正規化されるべきである。
●AIモデル入力タイプ
●例えば、チャネル測定および/または支援データ
○例えば、チャネル測定は、時間領域におけるチャネルインパルス応答/周波数領域におけるチャネル周波数応答/基準信号受信電力(RSRP)とすることができる。
○例えば、支援データは、gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向および/またはgNBが基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅(例えば、3dBビーム幅)であり得る。
●AIモデル入力形状
●例えば、AIモデル入力に使用されるデータの次元数と各次元のサイズ
●AIモデル入力順序
●例えば、AIモデル入力に使用されるデータに含まれる異なる次元の順序。
●以下の例では、AIモデル入力タイプ、AIモデル入力形状、およびAI入力順序の理解方法について説明する。
○データは、以下の3次元を有するチャネル測定値(すなわち、AIモデル入力タイプ)を含む(すなわち、次元の数および各次元のサイズ)。ここで、データは3次元行列である。したがって、AIモデル記述情報は、3次元行列をどのように構築する(または順序付ける)かを含むべきである。一例は、空間領域、周波数領域、および時間領域が、それぞれデータの第1の次元、第2の次元、および第3の次元に対応することであり得る(すなわち、異なる次元の順序)。
●空間領域内のポートの数(またはサイズ)
●周波数領域の周波数ユニットの数(またはサイズ)
●時間領域における時間機会の数(またはサイズ)
●例えば、データの各要素を表すために限られたビットを使用する、AIモデル入力の量子化方法。
●AIモデル出力タイプ
●例えば、UE位置、異なる種類の測定値(例えば、RSRP、タイミング情報)など。
●AIモデル出力形状
●例えば、AIモデル出力の次元数と各次元のサイズ
●AIモデル出力順序
●例えば、異なる次元がAIモデル出力に含まれる順序。
●AIモデル出力の後処理
●例えば、AIモデル出力の量子化方法であって、限定されたビットを使用してAIモデル出力の各要素を表す方法。
●AIモデル推論レイテンシ
●例えば、AIモデル推論エンティティがAIモデル推論を実行するのにかかる時間/レイテンシ
●適用可能なシナリオ
●例えば、AIモデルは、どの物理セルおよび/またはキャリア周波数にのみ適用できるかを示すために、
○AIモデル展開情報は、AIモデルによって使用される1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むことができる。AIモデル展開情報の1つ以上の値は、モデル構造および/またはモデルパラメータに関連してもよい。AIモデル展開情報は、以下のいずれか1つ以上を含む。
●AIモデル構造であって、以下を含み得る。
●レイヤの数
●各レイヤのネットワーク(例えば、全結合ニューラルネットワークまたは畳み込みニューラルネットワーク)
●各レイヤのニューロン数
●各レイヤで用いられる活性化関数
●各レイヤの順序
●AIモデルパラメータ(例えば、AIモデル内のニューロンの値/重み)
●例えば、AIモデル展開情報は、AIモデル推論エンティティ(例えば、UEまたはネットワーク)によって実行され得るコンパイルされたファイル(例えば、ランタイムバイナリ画像)であり得る。
●別の例では、AIモデル展開情報は、実行のためにAIモデル推論エンティティによってさらにコンパイルされ得る解釈可能なファイルであってもよく、解釈可能なファイルは、異なるAIモデル推論エンティティによって解釈され得る統一表現形式を使用してもよい。
●AIモデル推論エンティティは、AIモデル構造および/またはAIモデルのAIモデルパラメータを更新することができる。
●AIモデル推論エンティティは、AIモデル構造および/またはAIモデルパラメータに対する更新をレガシーAIモデルに受信することができる
【0034】
以下のセクションでは、どのエンティティがAIモデル推論を実行するかに従って、モデル制御および管理をどのように実行するかについて説明および提案する。
○ネットワークサイドモデル
○UEサイドモデル
○2サイドモデル
【0035】
図1は、複数の通信デバイスを備える通信システムのブロック図を示す。
図1に示すように、ユーザ機器(UE)は、基地局(例えば、gNBまたはNG-RANノード)およびネットワークデバイス(例えば、コアネットワークエンティティまたはクラウドサーバ)と通信する。ネットワークサイドデバイス(例えば、コアネットワークエンティティ)は基地局とも通信することができる。説明を容易にするために、モデル記憶、AIモデル情報の転送、またはデータ収集などを担当するモデル制御エンティティが定義される。モデル制御エンティティは、gNB、コアネットワークエンティティ、またはクラウドサーバに存在してもよい。
【0036】
III.ケース1:ネットワークサイドモデル
【0037】
この場合、gNB/NG-RANノードはAIモデル推論を決定し、モデル制御エンティティはコアネットワークエンティティに存在する。この場合、gNB/NG-RANノードは、第1の無線デバイスと見なすことができ、第2のデバイスは、コアネットワークエンティティに存在するデバイスとすることができる。
【0038】
gNBは、AIモデル情報の要求をモデル制御エンティティに送信することができる。
●幾つかの実施形態では、要求は、要求されたAIモデル情報の機能/目的を示す情報を含み得る。例えば、ビーム予測の場合、CSI予測またはLoS/NLoS識別
●幾つかの実施形態では、要求は、(gNBがどの種類のAIモデルを必要とするかを決定するためにモデル制御エンティティに使用できる)以下の情報のいずれか1つ以上をさらに含んでもよい。
○物理セルID(PCI)
○TRP(送受信ポイント)ID
○ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)
○セルの帯域幅
○セルのサブキャリア間隔
○ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
○各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
○ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
○基準信号の時間周期性
○サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
○AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)。
○AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)。
○周波数領域でのリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
【0039】
モデル制御エンティティは、gNBからの要求に応じて応答を送信する。
●応答は、要求に対する障害を示すことができる(例えば、モデル制御エンティティに要求されたAIモデル情報がない)。
●幾つかの実施形態では、応答は、AIモデルのAIモデル記述情報のみを含んでもよく、各AIモデルは、AIモデルIDによって一意に識別されてもよい。
○幾つかの実施形態では、gNBがAIモデル記述情報を受信したことに応じて、gNBは、AIモデルのAIモデル展開情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができ、要求はAIモデルIDを含むことができる。
●幾つかの実施形態では、応答は、AIモデル記述情報とAIモデルのAI展開情報の両方を含んでもよく、各AIモデルは、AIモデルIDによって一意に識別されてもよい。
【0040】
図2は、モデル情報を要求するためのフローチャートの一例を示す。動作202は、第1の無線デバイスにより、ネットワーク内に位置する第2のデバイスに、モデル情報を要求する第1のメッセージを伝送することを含む。動作204は、第1の無線デバイスにより、第1のメッセージを伝送することに応じて第2のメッセージを受信することを含み、第2のメッセージは、第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む。
【0041】
幾つかの実施形態では、モデル記述情報がモデルの識別子を含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、物理セル識別子(PCI)、送受信ポイント(TRP)識別子、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、セルの帯域幅、セルのサブキャリア間隔、ビームの数、その数のビームのそれぞれの方向、ポートの数、基準信号の時間周期性、サブバンド粒度、モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または周波数領域におけるリソースマッピングパターンのうちのいずれか1つ以上を含む。幾つかの実施形態において、方法は、第1の無線デバイスにより、ネットワーク内の第2のデバイスに、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを伝送することであって、第3のメッセージがモデルの識別子を含む、ことと、第3のメッセージを伝送することに応じて、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む第4のメッセージを受信することとをさらに含む。幾つかの実施形態において、第2のメッセージは、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む。
【0042】
幾つかの実施形態において、方法は、第1の無線デバイスにより、第1のメッセージを伝送することに応じて、障害メッセージを受信することをさらに含み、障害メッセージは、ネットワーク内の第2のデバイスがモデル情報を有さないことを示す。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが基地局である。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが通信デバイスである。幾つかの実施形態では、第1のメッセージが通信デバイスによって伝送され、第2のメッセージは、第1の非アクセス層(NAS)メッセージおよび第2のNASメッセージをそれぞれ使用して通信デバイスによって受信される。幾つかの実施形態において、方法は、支援データを取得する要求を通信デバイスによって基地局に伝送することと、要求を伝送することに応じて、基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向、および/または基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅を含む支援データを受信することとさらに含む。
【0043】
幾つかの実施形態において、方法は、物理セル識別子(PCI)、送受信ポイント(TRP)識別子、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、セルの帯域幅、セルのサブキャリア間隔、ビームの数、その数のビームのそれぞれの方向、ポートの数、基準信号の時間周期性、サブバンド粒度、モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または周波数領域におけるリソースマッピングパターンからの任意の1つ以上の構成を取得する要求を通信デバイスによって基地局に伝送することと、要求を伝送することに応じて、要求に含まれる任意の1つ以上の構成を受信することとをさらに含む。
【0044】
図3は、モデル情報を伝送するためのフローチャートの一例を示す。動作302は、ネットワーク内に位置する第2のデバイスにより、モデル情報を要求する第1のメッセージを第1の無線デバイスから受信することを含む。動作304は、第2のデバイスにより、第1のメッセージを受信すること応じて第2のメッセージを伝送することを含み、第2のメッセージは、第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む。
【0045】
幾つかの実施形態では、モデル記述情報がモデルの識別子を含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む。幾つかの実施形態において、第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、物理セル識別子(PCI)、送受信ポイント(TRP)識別子、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、セルの帯域幅、セルのサブキャリア間隔、ビームの数、その数のビームのそれぞれの方向、ポートの数、基準信号の時間周期性、サブバンド粒度、モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または周波数領域におけるリソースマッピングパターンのうちのいずれか1つ以上を含む。幾つかの実施形態において、方法は、ネットワーク内の第2のデバイスにより、第1の無線デバイスから、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを受信することであって、第3のメッセージがモデルの識別子を含む、ことと、第3のメッセージを受信することに応じて、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む第4のメッセージを伝送することとをさらに含む。
【0046】
幾つかの実施形態において、第2のメッセージは、モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む。幾つかの実施形態において、方法は、第2のデバイスにより、第1のメッセージを受信することに応じて、障害メッセージを伝送することをさらに含み、障害メッセージは、ネットワーク内の第2のデバイスがモデル情報を有さないことを示す。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが基地局である。幾つかの実施形態では、第1の無線デバイスが通信デバイスである。
【0047】
IV.ケース2:UEサイドモデル
【0048】
この場合、UEは第1の無線デバイスと見なすことができ、第2のデバイスはgNB/NG-RANノードまたはコアネットワークエンティティに存在するデバイスとすることができる。
【0049】
ケース2-1:UEは、幾つかのAIモデル情報をgNB/NG-RANノードに提供することができる
【0050】
幾つかの実施形態では、UEは、クラウドサーバからAIモデルをダウンロードすることができる。しかしながら、gNBは、UEから何らかのAIモデル情報が提供される前のAIモデルのAIモデル情報を有さない。
【0051】
幾つかの実施形態では、幾つかのAIモデル情報は、対応するAIモデルのAIモデル記述情報の一部のみを含む。
【0052】
幾つかの実施形態では、UEは、AI展開情報をgNBに提供する必要はない。
【0053】
幾つかの実施形態では、UEは、支援データを要求する要求をgNBに送信することができ(支援データは、UEにおけるAIモデル推論に役立ち得る)、支援データは、以下のうちの任意の1つ以上を含み得る。
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅(例えば、3dBビーム幅)
【0054】
幾つかの実施形態では、UEは、好ましい構成を提供する要求をgNBに送信することができ(好ましい構成に基づく測定/支援データをAIモデル入力として使用することができる)、要求に示された好ましい構成は、以下のいずれか1つ以上を含むことができる。
●物理セルID(PCI)
●TRP(送受信ポイント)ID
●ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)
●セルの帯域幅
●セルのサブキャリア間隔
●ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
●各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
●ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
●基準信号の時間周期性
●サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
●AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●周波数領域におけるリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
【0055】
ケース2-2:モデル制御エンティティがgNB/NG-RANノードに存在する
【0056】
幾つかの実施形態では、gNBは、システム情報メッセージでAIモデル情報を伝送することができる。
●システム情報メッセージは、ブロードキャストチャネル内のSIB(システム情報ブロック)によって伝送され得る。
●システム情報メッセージは、UEがRRC接続状態にあるときにRRCメッセージでUEに伝送され得る。
●システム情報メッセージは、AIモデル情報のAIモデル記述情報のみを含み得る。
○複数のAIモデルがシステム情報メッセージに含まれてもよく、各AIモデルはその対応するAIモデル記述情報を有する。各AIモデルは、AIモデルIDによって一意に識別されてもよい。
●システム情報メッセージはまた、AIモデル情報を要求または示すためにUEによって使用され得るリソースの構成を含み得る。例えば、基地局は、UEがリソースの1つでデータを伝送するとき、基地局が、データを伝送するためにUEによって使用されているリソースに基づいて、UEによる使用が要求されているAIモデルを決定できるように、複数のリソースと複数のAIモデルとの間のマッピングを記憶することができる。
○リソースはPUCCHリソースであり得る。
○リソースは、ランダムアクセスチャネル(RACH)であり得る。
○1つのリソースは、少なくとも1つのAIモデルと関連付けられ得る。
○UEは、関連付けられたAIモデルのAIモデル情報を提供するようにgNBに要求するためにPUCCH/RACHを送信することができる。
【0057】
幾つかの実施形態では、gNBは、支援データをUEに提供することができ(支援データは、UEにおけるAIモデル推論に役立つことができる)、支援データは、以下のうちの任意の1つ以上を含むことができる。
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅(例えば、3dBビーム幅)
【0058】
図4Aは、モデル情報を伝送するフローチャートの一例である。動作402は、基地局により、モデル情報を含むシステム情報メッセージを伝送することを含み、モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、各モデル記述情報は、通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する。
【0059】
幾つかの実施形態において、複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで送信される。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、複数のリソースのうちの少なくとも1つは、複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる。幾つかの実施形態において、複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む。幾つかの実施形態において、方法は、支援データを通信デバイスに伝送することをさらに含み、支援データは、基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向、および/または基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅を含む。
【0060】
幾つかの実施形態において、少なくとも1つの識別子は、モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または第1の識別子および第2の識別子のうちのいずれか1つを含む。幾つかの実施形態において、方法は、基地局によって、通信デバイスによって使用されるモデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを通信デバイスから受信することをさらに含む。
【0061】
図4Bは、モデル情報を受信するためのフローチャートの一例を示す。動作452は、通信デバイスにより、モデル情報を含むシステム情報メッセージを基地局から受信することを含み、モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、各モデル記述情報は、通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する。
【0062】
幾つかの実施形態において、複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで受信される。幾つかの実施形態において、システム情報メッセージは、通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、複数のリソースのうちの少なくとも1つは、複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる。幾つかの実施形態において、複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む。
【0063】
幾つかの実施形態において、方法は、支援データを受信することをさらに含み、支援データは、基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向、および/または基地局が基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅を含む。幾つかの実施形態において、少なくとも1つの識別子は、モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または第1の識別子および第2の識別子のうちのいずれか1つを含む。幾つかの実施形態において、方法は、通信デバイスによって、通信デバイスにより使用されるモデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを基地局に伝送することをさらに含む。
【0064】
ケース2-3:モデル制御エンティティがコアネットワークエンティティに存在する
【0065】
ケース2-3-1:AIモデル情報がgNB/NG-RANノードに対して非透過的である
【0066】
この場合、UEはAIモデル推論を決定/実行し、モデル制御エンティティはコアネットワークエンティティに存在する。AIモデル情報は、gNB/NG-RANノードに対して非透過的であり、これは、gNBがAIモデル記述情報とAIモデルのAIモデル展開情報の両方を有することを意味する。
●gNBとモデル制御エンティティとの間のAIモデル情報の転送であり、これは、以下のケース1の説明と同様である(違いは、AIモデル推論がUEで完全に実行されることである)。
●gNBは、AIモデル情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができる。
○幾つかの実施形態では、要求は、AIモデルの目的を示す情報を含むことができる。例えば、ビーム予測、CSI予測、またはLoS/NLoS識別のために、
○幾つかの実施形態では、要求は、以下の情報のいずれか1つ以上をさらに含むことができる(これは、モデル制御エンティティがどのAIモデルがgNBによって必要とされるかを決定するために使用できる)。
●物理セルID(PCI)
●TRP(送受信ポイント)ID
●ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)
●セルの帯域幅
●セルのサブキャリア間隔
●ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
●各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
●ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
●基準信号の時間周期性
●サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
●AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●周波数領域におけるリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
○モデル制御エンティティは、gNBからの要求に応じて応答を送信する。
●応答は、要求に対する障害を示すことができる(例えば、モデル制御エンティティに要求されたAIモデル情報がない)。
●幾つかの実施形態では、応答はAIモデルのAIモデル記述情報のみを含んでもよく、各AIモデルはモデルIDによって一意に識別されてもよい。
●gNBは、AIモデルのAIモデル展開情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができ、要求はAIモデルIDを含むことができる。
●幾つかの実施形態では、応答は、AIモデル記述情報とAIモデルのAI展開情報の両方を含むことができ、各AIモデルは、モデルIDによって一意に識別され得る。
○gNBは、AIモデルのAIモデル展開情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができ、要求はAIモデルIDを含むことができる。
【0067】
gNBとUEとの間のAIモデル情報の転送であり、これは、以下のケース2-2の説明と同様である。
●幾つかの実施形態では、gNBは、システム情報メッセージでAIモデル情報を伝送することができる。
○システム情報メッセージは、ブロードキャストチャネルのSIB(システム情報ブロック)によって伝送され得る。
○UEがRRC接続状態にあるとき、システム情報メッセージはRRCメッセージでUEに伝送され得る。
○システム情報メッセージは、AIモデル情報のAIモデル記述情報のみを含み得る。
●複数のAIモデルがシステム情報メッセージに含まれてもよく、各AIモデルは対応するAIモデル記述情報を有する。各AIモデルは、IDによって一意に識別されてもよい。
○システム情報メッセージはまた、AIモデル情報を要求するためにUEによって使用され得るリソースの構成を含み得る。
●リソースは、PUCCHリソースであり得る。
●リソースは、ランダムアクセスチャネル(RACH)であり得る。
●1つのリソースは、少なくとも1つのAIモデルと関連付けられてもよい
●UEは、関連するAIモデルのAIモデル展開情報を提供するようにgNBに要求するためにPUCCH/RACHを送信することができる
【0068】
幾つかの実施形態では、gNBは、支援データをUEに提供することができ(支援データは、UEにおけるAIモデル推論に役立つことができる)、支援データは、以下のうちの任意の1つ以上を含むことができる。
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅(例えば、3dBビーム幅)
【0069】
ケース2-3-2:AIモデル情報はgNB/NG-RANノードに透過的である
【0070】
この場合、UEはAIモデル推論を決定/実行し、モデル制御エンティティはコアネットワークエンティティに存在する。gNBは、UEから何らかのAIモデル情報を提供される前に、AIモデルのAIモデル情報を有していない。
●UEは、AIモデル情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができる。
○幾つかの実施形態では、要求は、AIモデルの目的を示す情報を含むことができる。例えば、ビーム予測の場合、CSI予測またはLoS/NLoS識別
○幾つかの実施形態では、要求は、以下の情報(どの種類のAIモデルがUEによって必要とされるかを決定するためにモデル制御エンティティに使用できる)のいずれか1つ以上をさらに含むことができる。
●物理セル識別子(PCI)
●送受信ポイント識別子(TRP ID)
●絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)
●セルの帯域幅
●セルのサブキャリア間隔
●ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
●各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
●ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
●基準信号の時間周期性
●サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
●AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●周波数領域におけるリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
●モデル制御エンティティは、UEからの要求に応じて応答を送信する。
○応答は、要求に対する障害を示すことができる(例えば、モデル制御エンティティに要求されたAIモデル情報がない)。
○幾つかの実施形態では、応答はAIモデルのAIモデル記述情報のみを含むことができ、各AIモデルはAIモデルIDによって一意に識別され得る。
●UEは、AIモデルのAIモデル展開情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができ、要求はAIモデルIDを含むことができる。
○幾つかの実施形態では、応答はAIモデル記述情報とAIモデルのAI展開情報の両方を含むことができ、各AIモデルはモデルIDによって一意に識別され得る。
●幾つかの実施形態では、要求および応答は、UEとモデル制御エンティティとの間のNAS(非アクセス層)メッセージによって伝送される。
●幾つかの実施形態では、UEは、モデル制御エンティティからAIモデルをダウンロードすることができる。しかしながら、gNBは、UEから幾つかのAIモデル情報を提供される前のAIモデルのAIモデル情報を有さず、これは、以下のようにケース2-1と同様である。
○幾つかの実施形態では、AIモデル情報は、対応するAIモデルのAIモデル記述情報の一部のみを含む。
○幾つかの実施形態では、UEは、AI展開情報をgNBに提供する必要がないか、またはUEは、AI展開情報をgNBに提供しないことを決定する。
○幾つかの実施形態では、UEは、支援データを取得する要求をgNBに送信することができ(支援データは、UEでのAIモデル推論に役立ち得る)、支援データは、以下のうちの任意の1つ以上を含み得る。
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅(例えば、3dBビーム幅)
○幾つかの実施形態では、UEは、好ましい構成を提供する要求をgNBに送信することができ(好ましい構成に基づく測定/支援データをAIモデル入力として使用することができる)、要求に示された好ましい構成は、以下のいずれか1つ以上を含むことができる。
●物理セルID(PCI)
●TRP(送受信ポイント)ID
●ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)
●セルの帯域幅
●セルのサブキャリア間隔
●ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
●各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
●ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
●基準信号の時間周期性
●サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
●AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●周波数領域におけるリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
【0071】
ケース2-3-3:部分AIモデル情報はgNB(またはNG-RANノード)に透過的である
●この場合、UEはAIモデル推論を決定/実行し、モデル制御エンティティはコアネットワークエンティティに存在する。部分的なAIモデル情報がgNBに対して透過的であるとは、gNBがAIモデルのAIモデル記述情報を有し、gNBがAIモデルのAI展開情報のAIモデル情報を有さないことを意味する。
●gNBは、AIモデル記述情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができる。
○幾つかの実施形態では、要求は、AIモデルの目的を示す情報を含むことができる。例えば、ビーム予測の場合、CSI予測またはLoS/NLoS識別
○幾つかの実施形態では、要求は、以下の情報のいずれか1つ以上をさらに含むことができる(これは、gNBによってどの種類のAIモデルが必要かを決定するためにモデル制御エンティティに使用できる)。
●物理セルID(PCI)
●TRP(送受信ポイント)ID
●ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)
●セルの帯域幅
●セルのサブキャリア間隔
●ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
●各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
●ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
●基準信号の時間周期性
●サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
●AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●周波数領域におけるリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
●モデル制御エンティティは、gNBからの要求に応じて応答を送信する。
○応答は、要求に対する障害を示すことができる(例えば、モデル制御エンティティに要求されたAIモデルがない)。
○幾つかの実施形態では、応答はAIモデルのAIモデル記述情報のみを含み得、各AIモデルはモデルIDによって一意に識別され得る。
●幾つかの実施形態では、UEは、以下の方法のうちの1つを介してAIモデル情報を取得することができる。
○gNBは、UEに、モデル制御エンティティからAIモデル展開情報をダウンロードするように指示することができる。
●指示は、AIモデルのモデルIDまたはAIモデル記述情報のいずれかを含み得る。
●UEは、要求されたAIモデルがUEによって取得されたことを示す応答をgNBに送信することができる。
○gNBは、UEにAIモデル展開情報を提供するようにモデル制御エンティティに要求することができる
●指示は、AIモデルのモデルIDまたはAIモデル記述情報のいずれかを含み得る。
●モデル制御エンティティは、どのAIモデルがUEに提供されたかを示す応答をgNBに送信することができる。
○UEは、AIモデル情報を提供するようにモデル制御エンティティに要求することができる
○上記の方法では、モデル制御エンティティとUEとの間のAIモデル情報の転送は、以下のケース2-3-2の説明と同様である。
●UEは、AIモデル情報の要求をモデル制御エンティティに送信することができる。
●幾つかの実施形態では、要求は、AIモデルの目的を示す情報を含み得る。例えば、ビーム予測の場合、CSI予測またはLoS/NLoS識別
●幾つかの実施形態では、要求は、以下の情報(どの種類のAIモデルがUEによって必要とされるかを決定するためにモデル制御エンティティに使用できる)のいずれか1つ以上をさらに含んでもよい。
○物理セルID(PCI)
○TRP(送受信ポイント)ID
○ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)
○セルの帯域幅
○セルのサブキャリア間隔
○ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
○各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
○ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
○基準信号の時間周期性
○サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
○AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)。
○AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)。
○周波数領域でのリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
●モデル制御エンティティは、UEからの要求に応じて応答を送信する。
●応答は、要求に対する障害を示すことができる(例えば、モデル制御エンティティに要求されたAIモデル情報がない)。
●応答は、AIモデルのAIモデル記述情報のみを含んでもよく、各AIモデルは、AIモデルIDによって一意に識別されてもよい。
●幾つかの実施形態では、応答は、AIモデルのAIモデル記述情報のみを含んでもよく、各AIモデルは、モデルIDによって一意に識別されてもよい。
○UEは、AIモデルのAIモデル展開情報を求める要求をモデル制御エンティティに送信することができ、要求はAIモデルIDを含むことができる。
●幾つかの実施形態では、応答は、AIモデル記述情報とAIモデルのAI展開情報の両方を含んでもよく、各AIモデルは、AIモデルIDによって一意に識別されてもよい。
●幾つかの実施形態では、要求および応答は、UEとモデル制御エンティティとの間のNAS(非アクセス層)メッセージによって伝送される。
【0072】
幾つかの実施形態では、gNBは、支援データをUEに提供することができ(支援データは、UEにおけるAIモデル推論に役立つことができる)、支援データは、以下のうちの任意の1つ以上を含むことができる。
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅(例えば、3dBビーム幅)
【0073】
V.ケース3:2サイドモデル
【0074】
ケース3-1:UEは、幾つかのAIモデル情報をgNB/NG-RANノードに提供することができる
【0075】
幾つかの実施形態では、UEは、クラウドサーバからAIモデルのエンコーダ部分をダウンロードすることができる。しかしながら、gNBは、UEから何らかのAIモデル情報が提供される前のAIモデルのAIモデル情報を有さない。
【0076】
幾つかの実施形態では、幾つかのAIモデル情報は、AIモデルのエンコーダ部分に対応するためのAIモデル記述情報の一部のみを含み、各エンコーダ部分はIDによって一意に識別され得る。幾つかの実施形態では、UEは、AI展開情報をgNBに提供する必要はない。
【0077】
幾つかの実施形態では、UEは、支援データを要求する要求をgNBに送信することができ(支援データは、UEでのAIモデル推論に役立ち得る)、支援データは、以下のうちの任意の1つ以上を含み得る。
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のボアサイト方向
●gNBが基準信号を伝送するときの基準信号のビーム幅(例えば、3dBビーム幅)
【0078】
幾つかの実施形態では、UEは、好ましい構成を提供する要求をgNBに送信することができ(好ましい構成に基づく測定値をAIモデル入力として使用することができる)、要求に示される好ましい構成は、以下のいずれか1つ以上を含むことができる。
●物理セルID(PCI)
●TRP(送受信ポイント)ID
●ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)
●セル帯域幅およびサブキャリア間隔
●ビームの数(例えば、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの数)
●各ビームの方向(例えば、方向は、ビームのボアサイト方向とすることができる)
●ポートの数(例えば、CSI-RSリソースのポートの数)
●基準信号の時間周期性
●サブバンド粒度(例えば、サブバンドに含まれるリソースブロックの数)
●AIモデル入力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●AIモデル出力に使用される予想される時間機会の数(時間領域でのビーム予測または時間領域でのCSI予測に使用され得る)
●周波数領域におけるリソースマッピングパターン(例えば、周波数領域におけるチャネル推定またはCSI予測に使用され得る、どのリソース要素が基準信号を伝送するかを示すために)
【0079】
幾つかの実施形態では、gNBは、UEでのAIモデル推論にどのAIモデル(またはエンコーダ部分)が使用されるべきかを指示することができ、指示は、エンコーダ部分への少なくともAIモデルIDを含むことができる。
【0080】
ケース3-2:gNB/NG-RANノードがUEに幾つかのAIモデル情報を提供することができる
【0081】
幾つかの実施形態では、gNBは、システム情報メッセージでAIモデル情報を伝送することができる。
●システム情報メッセージは、ブロードキャストチャネル内のSIB(システム情報ブロック)によって伝送され得る。
●システム情報メッセージは、UEがRRC接続状態にあるときにRRCメッセージでUEに伝送され得る。
●システム情報メッセージは、AIモデル情報のAIモデル記述情報のみを含み得る。
○複数のAIモデルがシステム情報メッセージに含まれてもよく、各AIモデルはその対応するAIモデル記述情報を有する。各AIモデルは、AIモデルIDによって一意に識別されてもよい。幾つかの実施形態では、AIモデルIDは、以下のいずれかとすることができる。
●エンコーダ部分ID
●デコーダ部分ID
●{エンコーダ部分ID、デコーダ部分ID}の対
【0082】
幾つかの実施形態では、システム情報メッセージはまた、AIモデル情報を要求するためにUEによって使用され得るリソースの構成を含み得る。
●リソースは、PUCCHリソースであり得る。
●リソースは、ランダムアクセスチャネル(RACH)であり得る。
●1つのリソースは、少なくとも1つのAIモデルと関連付けられてもよい。
●UEは、AIモデルのエンコーダ部分のAIモデル情報を提供するようにgNBに要求するためにPUCCH/RACHを送信することができる。
【0083】
幾つかの実施形態では、UEは、(例えば、エンコーダ部分IDを介して)どのエンコーダ部分がAIモデル推論に使用されたかをgNBに通知することができる。
【0084】
ケース3-3:モデル制御エンティティがコアネットワークエンティティに存在する
【0085】
競合がない場合、モデル制御エンティティとgNBとの間で発生するAIモデルのデコーダ部分に関連するAIモデル情報の転送は、ネットワークサイドモデルについてケース1の手順を再利用することができる。
【0086】
競合がない場合、モデル制御エンティティとgNBとの間またはモデル制御エンティティとUEとの間で発生するAIモデルのエンコーダ部分に関連するAIモデル情報の転送は、UEサイドモデルについてケース2-3の手順を再利用することができる。
【0087】
図5は、ネットワークデバイス(例えば、基地局)または通信デバイス(例えば、ユーザ機器(UE))の一部であり得るハードウェアプラットフォーム500の例示的なブロック図を示す。ハードウェアプラットフォーム500は、少なくとも1つのプロセッサ510と、それに記憶された命令を有するメモリ505とを含む。命令は、プロセッサ510による実行時に、
図1~
図4Bおよびこの特許文書で説明された様々な実施形態に記載される動作を実行するためのハードウェアプラットフォーム500を構成する。送信機515は、情報またはデータを別のデバイスに伝送するまたは送信する。例えば、ネットワークデバイス送信機は、ユーザ機器にメッセージを送信することができる。受信機520は、別のデバイスによって伝送されたまたは送信された情報またはデータを受信する。例えば、ユーザ機器は、ネットワークデバイスからメッセージを受信することができる。
【0088】
前述した実施態様は、無線通信に適用される。
図6は、基地局620と、1つ以上のユーザ機器(UE)611、612および613とを含む無線通信システム(例えば、5GまたはNRセルラネットワーク)の例を示す。幾つかの実施形態では、UEは、ネットワークへの通信リンク(破線矢印631、632、633によって示されるように、アップリンク方向と呼ばれることもある)を使用してBS(例えば、ネットワーク)にアクセスし、その後、BSからUEへの後続の通信(例えば、矢印641、642、643によって示される、ダウンリンク方向と呼ばれることもある、ネットワークからUEへの方向で示される)を可能にする。幾つかの実施形態では、BSは、UEに情報を送信し(矢印641、642、643によって示されるように、ダウンリンク方向と呼ばれることもある)、その後、UEからBSへの後続の通信(例えば、破線矢印631、632、633によって示される、アップリンク方向と呼ばれることもある、UEからBSへの方向で示される)を可能にする。UEは、例えば、スマートフォン、タブレット、モバイルコンピュータ、マシンツーマシン(M2M)デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイスなどであってもよい。
【0089】
本明細書では、「例示的」という用語は、「一例」を意味するために使用され、特に明記しない限り、理想的または好ましい実施形態を意味しない。
【0090】
本明細書で説明される実施形態の幾つかは、ネットワーク環境のコンピュータによって実行されるプログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体で具現化されるコンピュータプログラム製品によって、1つの実施形態で実施され得る方法またはプロセスの一般的な文脈で説明される。コンピュータ可読媒体としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)などを含むがこれらに限定されないリムーバブルおよび非リムーバブル記憶デバイスを挙げることができる。したがって、コンピュータ可読媒体は、非一時的記憶媒体を含むことができる。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するまたは特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含んでもよい。コンピュータまたはプロセッサ実行可能命令、関連するデータ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書で開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令または関連するデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセスに記載された機能を実施するための対応する動作の例を表す。
【0091】
開示された実施形態の幾つかは、ハードウェア回路、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを使用するデバイスまたはモジュールとして実装することができる。例えば、ハードウェア回路実装は、例えばプリント回路基板の一部として統合された個別のアナログおよび/またはデジタル構成要素を含むことができる。これに代えてまたは加えて、開示された構成要素またはモジュールは、特定用途向け集積回路(ASIC)および/またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイスとして実装することができる。幾つかの実装形態は、これに加えてまたは代えて、本出願の開示された機能性と関連付けられるデジタル信号処理の動作上の必要性のために最適化されたアーキテクチャを有する専用マイクロプロセッサであるデジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでもよい。同様に、各モジュール内の様々な構成要素またはサブ構成要素は、ソフトウェア、ハードウェアまたはファームウェアで実装されてもよい。モジュール内のモジュールおよび/またはコンポーネント間の接続は、それだけに限定されないが、適切なプロトコルを使用するインターネット、有線、または無線ネットワークを介した通信を含む、当技術分野で知られている接続方法および媒体のいずれか1つを使用して提供されてもよい。
【0092】
この文書は多くの詳細を含むが、これらは特許請求される発明または特許請求され得る発明の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で本明細書に記載されている特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明される様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、または任意の適切な部分的組み合わせで実施することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上記で説明され、最初にそのように特許請求されてもよいが、特許請求される組み合わせからの1つ以上の特徴は、場合によっては、組み合わせから切り取られてもよく、特許請求される組み合わせは、部分的な組み合わせまたは部分的な組み合わせの変形に向けられてもよい。同様に、それぞれの動作は、特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示された特定の順序、或いは連続した順序で実行されること、または示された全ての動作が実行されることが必要であると理解されるべきではない。
【0093】
本開示に記載および例示されているものに基づいて、幾つかの実装および例のみが記載されており、他の実装、強化および変形を行うことができる。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、前記方法は、
第1の無線デバイスにより、ネットワーク内に位置する第2のデバイスに、モデル情報を要求する第1のメッセージを伝送することと、
前記第1の無線デバイスにより、前記第1のメッセージを伝送することに応じて第2のメッセージを受信することと
を含み、
前記第2のメッセージは、前記第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む、方法。
【請求項2】
前記モデル記述情報は、前記モデルの識別子を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のメッセージは、前記モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の無線デバイスにより、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスに、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを伝送することであって、前記第3のメッセージは、前記モデルの前記識別子を含む、ことと、
前記第3のメッセージを伝送することに応じて、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含む前記モデル展開情報を含む第4のメッセージを受信することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のメッセージは、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の無線デバイスにより、前記第1のメッセージを伝送することに応じて、障害メッセージを受信することをさらに含み、前記障害メッセージは、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスが前記モデル情報を有さないことを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワーク内に位置する第2のデバイスにより、モデル情報を要求する第1のメッセージを第1の無線デバイスから受信することと、
前記第2のデバイスにより、前記第1のメッセージを受信することに応じて第2のメッセージを伝送することと
を含み、
前記第2のメッセージは、前記第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む、方法。
【請求項8】
前記モデル記述情報は、前記モデルの識別子を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のメッセージは、前記モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワーク内の前記第2のデバイスにより、前記第1の無線デバイスから、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを受信することであって、前記第3のメッセージは、前記モデルの前記識別子を含む、ことと、
前記第3のメッセージを受信することに応じて、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含む前記モデル展開情報を含む第4のメッセージを伝送することと
をさらに含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のメッセージは、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のデバイスにより、前記第1のメッセージを受信することに応じて、障害メッセージを伝送することをさらに含み、前記障害メッセージは、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスが前記モデル情報を有さないことを示す、請求項
7に記載の方法。
【請求項13】
請求項1から
12のうちの
いずれか一項に記載される方法を実施するように構成されるプロセッサを備える、無線通信用装置。
【請求項14】
コードが記憶される非一時的コンピュータ可読プログラム記憶媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されるときに、請求項1から
12のうちの
いずれか一項に記載される方法を前記プロセッサに実施させる、非一時的コンピュータ可読プログラム記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
上記および他の態様ならびにそれらの実装形態は、図、明細書本文、および特許請求の範囲においてより詳細に記載される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信方法であって、前記方法は、
第1の無線デバイスにより、ネットワーク内に位置する第2のデバイスに、モデル情報を要求する第1のメッセージを伝送することと、
前記第1の無線デバイスにより、前記第1のメッセージを伝送することに応じて第2のメッセージを受信することと
を含み、
前記第2のメッセージは、前記第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む、方法。
(項目2)
前記モデル記述情報は、前記モデルの識別子を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1のメッセージは、前記モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、
物理セル識別子(PCI)、
送受信ポイント(TRP)識別子、
絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、
セルの帯域幅、
セルのサブキャリア間隔、
ビームの数、
前記数のビームのそれぞれの方向、
ポートの数、
基準信号の時間周期性、
サブバンド粒度、
前記モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、
前記モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または
周波数領域におけるリソースマッピングパターン
のうちのいずれか1つ以上を含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記第1の無線デバイスにより、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスに、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを伝送することであって、前記第3のメッセージは、前記モデルの前記識別子を含む、ことと、
前記第3のメッセージを伝送することに応じて、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含む前記モデル展開情報を含む第4のメッセージを受信することと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第2のメッセージは、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記第1の無線デバイスにより、前記第1のメッセージを伝送することに応じて、障害メッセージを受信することをさらに含み、前記障害メッセージは、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスが前記モデル情報を有さないことを示す、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記第1の無線デバイスは、基地局である、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記第1の無線デバイスは、通信デバイスである、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記第1のメッセージは、前記通信デバイスによって伝送され、前記第2のメッセージは、第1の非アクセス層(NAS)メッセージおよび第2のNASメッセージをそれぞれ使用して前記通信デバイスによって受信される、項目9に記載の方法。
(項目11)
支援データを取得する要求を前記通信デバイスによって基地局に伝送することと、
前記要求を伝送することに応じて、前記基地局が基準信号を伝送するときの前記基準信号のボアサイト方向、および/または前記基地局が前記基準信号を伝送するときの前記基準信号のビーム幅を含む前記支援データを受信することと
をさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記通信デバイスによって、基地局に、
物理セル識別子(PCI)、
送受信ポイント(TRP)識別子、
絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、
セルの帯域幅、
セルのサブキャリア間隔、
ビームの数、
前記数のビームのそれぞれの方向、
ポートの数、
基準信号の時間周期性、
サブバンド粒度、
前記モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、
前記モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または
周波数領域におけるリソースマッピングパターン
からの任意の1つ以上の構成を取得する要求を伝送することと、
前記要求を伝送することに応じて、前記要求に含まれる前記任意の1つ以上の構成を受信することと
をさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目13)
無線通信方法であって、前記方法は、
ネットワーク内に位置する第2のデバイスにより、モデル情報を要求する第1のメッセージを第1の無線デバイスから受信することと、
前記第2のデバイスにより、前記第1のメッセージを受信することに応じて第2のメッセージを伝送することと
を含み、
前記第2のメッセージは、前記第1の無線デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述するモデル記述情報を含む、方法。
(項目14)
前記モデル記述情報は、前記モデルの識別子を含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第1のメッセージは、前記モデル情報を要求する目的を識別するフィールドを含む、項目13に記載の方法。
(項目16)
前記第1のメッセージは、以下の情報、すなわち、
物理セル識別子(PCI)、
送受信ポイント(TRP)識別子、
絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)、
セルの帯域幅、
セルのサブキャリア間隔、
ビームの数、
前記数のビームのそれぞれの方向、
ポートの数、
基準信号の時間周期性、
サブバンド粒度、
前記モデルへの入力のために使用される第1の予想される時間機会の数、
前記モデルへの出力のために使用される第2の予想される時間機会の数、および/または
周波数領域におけるリソースマッピングパターン
のうちのいずれか1つ以上を含む、項目13に記載の方法。
(項目17)
前記ネットワーク内の前記第2のデバイスにより、前記第1の無線デバイスから、モデル展開情報を要求する第3のメッセージを受信することであって、前記第3のメッセージは、前記モデルの前記識別子を含む、ことと、
前記第3のメッセージを受信することに応じて、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含む前記モデル展開情報を含む第4のメッセージを伝送することと
をさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目18)
前記第2のメッセージは、前記モデルによって使用されるべき1つ以上のパラメータに対応する1つ以上の値を含むモデル展開情報を含む、項目13に記載の方法。
(項目19)
前記第2のデバイスにより、前記第1のメッセージを受信することに応じて、障害メッセージを伝送することをさらに含み、前記障害メッセージは、前記ネットワーク内の前記第2のデバイスが前記モデル情報を有さないことを示す、項目13に記載の方法。
(項目20)
前記第1の無線デバイスは、基地局である、項目13に記載の方法。
(項目21)
前記第1の無線デバイスは、通信デバイスである、項目13に記載の方法。
(項目22)
無線通信方法であって、前記方法は、
基地局により、モデル情報を含むシステム情報メッセージを伝送することを含み、
前記モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、
各モデル記述情報は、通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する、方法。
(項目23)
前記複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで送信される、項目22に記載の方法。
(項目25)
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、
前記複数のリソースのうちの少なくとも1つは、前記複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる、
項目22に記載の方法。
(項目26)
前記複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
支援データを前記通信デバイスに伝送することをさらに含み、
前記支援データは、前記基地局が基準信号を伝送するときの前記基準信号のボアサイト方向、および/または前記基地局が前記基準信号を伝送するときの前記基準信号のビーム幅を含む、
項目22に記載の方法。
(項目28)
前記少なくとも1つの識別子は、
前記モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、
前記モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または
前記第1の識別子および前記第2の識別子
のうちのいずれか1つを含む、項目22に記載の方法。
(項目29)
前記基地局によって、前記通信デバイスにより使用される前記モデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを前記通信デバイスから受信すること
をさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目30)
無線通信方法であって、前記方法は、
通信デバイスにより、モデル情報を含むシステム情報メッセージを基地局から受信することを含み、
前記モデル情報は、対応する複数のモデルと関連付けられる複数のモデル記述情報を含み、
各モデル記述情報は、前記通信デバイスによって使用されるべきモデルの1つ以上の特性を記述する、方法。
(項目31)
前記複数のモデル記述情報のうちの1つは、1つのモデルの少なくとも1つの識別子を含む、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスがRRC接続状態にあるときにシステム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)メッセージで受信される、項目30に記載の方法。
(項目33)
前記システム情報メッセージは、前記通信デバイスによって使用されるべき複数のリソースの構成を含み、
前記複数のリソースのうちの少なくとも1つは、前記複数のモデルからの少なくとも1つのモデルにマッピングされる、
項目30に記載の方法。
(項目34)
前記複数のリソースは、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)を含む、項目33に記載の方法。
(項目35)
支援データを受信することをさらに含み、
前記支援データは、前記基地局が基準信号を伝送するときの前記基準信号のボアサイト方向、および/または前記基地局が前記基準信号を伝送するときの前記基準信号のビーム幅を含む、
項目30に記載の方法。
(項目36)
前記少なくとも1つの識別子は、
前記モデルのエンコーダに関連する第1の識別子、
前記モデルのデコーダに関連する第2の識別子、または
前記第1の識別子および前記第2の識別子
のうちのいずれか1つを含む、項目30に記載の方法。
(項目37)
前記通信デバイスによって、前記通信デバイスにより使用される前記モデルのエンコーダに関連する識別子を含むメッセージを前記基地局に伝送することをさらに含む、項目30に記載の方法。
(項目38)
項目1から37のうちの一項以上に記載される方法を実施するように構成されるプロセッサを備える、無線通信用装置。
(項目39)
コードが記憶される非一時的コンピュータ可読プログラム記憶媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されるときに、項目1から37のうちの一項以上に記載される方法を前記プロセッサに実施させる、非一時的コンピュータ可読プログラム記憶媒体。
【国際調査報告】