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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-05
(54)【発明の名称】ポリウレタンフォーム及びその形成方法
(51)【国際特許分類】
C08G 18/48 20060101AFI20241128BHJP
C08G 18/42 20060101ALI20241128BHJP
C08G 18/40 20060101ALI20241128BHJP
C08G 101/00 20060101ALN20241128BHJP
【ＦＩ】
C08G18/48 004
C08G18/42
C08G18/40 018
C08G101:00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024533938
(86)(22)【出願日】2022-12-28
(85)【翻訳文提出日】2024-06-06
(86)【国際出願番号】 US2022082470
(87)【国際公開番号】W WO2023129960
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111651538.5
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】63/266,745
(32)【優先日】2022-01-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン－ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Ｓａｉｎｔ－Ｇｏｂａｉｎ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ Ｐｌａｓｔｉｃｓ， Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ
【住所又は居所原語表記】３１５００ Ｓｏｌｏｎ Ｒｏａｄ Ｓｏｌｏｎ， ４４１３９ ＯＨ ＵＳＡ
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スン，ウェンジュン
(72)【発明者】
【氏名】ドン，ユエ
【テーマコード（参考）】
4J034
【Ｆターム（参考）】
4J034BA07
4J034CA04
4J034CB03
4J034CC03
4J034CC08
4J034CD04
4J034DA01
4J034DB04
4J034DB05
4J034DC25
4J034DF01
4J034DF12
4J034DF14
4J034DG04
4J034DG08
4J034DG15
4J034DQ05
4J034DQ16
4J034DQ18
4J034HA01
4J034HA02
4J034HA06
4J034HA07
4J034HB07
4J034HC12
4J034HC64
4J034HC65
4J034HC67
4J034HC71
4J034QA01
4J034QA02
4J034QA03
4J034QA05
4J034QB01
4J034QB03
4J034QB14
4J034QC01
4J034RA10
4J034RA12
4J034RA14
(57)【要約】
【解決手段】 本開示は、ポリウレタンフォーム及びその形成方法に関する。ポリウレタンフォームは、第１のポリオール成分と、第２のポリオール成分と、第３のポリオール成分と、を含み得る。第１のポリオール成分は、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含み得る。第２のポリオール成分は、ポリエーテルポリオールを含み得る。第３のポリオール成分は、グラフト化ポリエーテルポリオールを含み得る。ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約８００ｋｇ／ｍ３以下の密度を有し得る。ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３の調整された圧縮力たわみ対密度比を有し得る。
【選択図】図１
【選択図】図１
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリウレタンフォームであって、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含む第１のポリオール成分と、
ポリエーテルポリオールを含む第２のポリオール成分と、
グラフト化ポリエーテルポリオールを含む第３のポリオール成分と、を含み、
前記ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約８００ｋｇ／ｍ３以下の密度を含み、
前記ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３の調整された圧縮力たわみ対密度比を含み、前記調整された圧縮力たわみ対密度比は、ＣＦＤ７０／（Ｄ＾２．６）に等しく、ＣＦＤ７０は、２３℃、７０％圧縮歪みで測定されたＰａ単位のポリウレタンフォームの圧縮力たわみに等しく、Ｄは、ｋｇ／ｍ３単位のポリウレタンフォームの密度に等しい、ポリウレタンフォーム。
【請求項2】
前記ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．４の調整された圧縮力たわみ対密度比を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項3】
前記ポリウレタンフォームは、少なくとも約１０℃のガラス転移温度を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項4】
前記ポリウレタンフォームは、約８５℃以下のガラス転移温度を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項5】
前記ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約７９０ｋｇ／ｍ３以下の密度を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項6】
前記ポリウレタンフォームは、約９５．５％以下の圧縮回復率を有する、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項7】
前記第１のポリオール成分は、少なくとも約２０ＫＯＨｍｇ／ｇかつ約１００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項8】
前記第１のポリオール成分は、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌかつ約８０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項9】
前記第１のポリオール成分は、少なくとも２かつ８以下の官能性を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項10】
前記ポリウレタンフォームは、前記ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１重量％かつ約５０重量％以下の第１のポリオール成分の含有量を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項11】
前記第１のポリオール成分は、ポリカルボン酸（及び／若しくはポリカルボン酸誘導体）と多価アルコール（及び／若しくは多価アルコール誘導体）との縮合によって、又は開始剤及び触媒としての活性水素含有化合物の存在下でのエポキシ化合物の開環重合によって生成される、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項12】
前記第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ＫＯＨｍｇ／ｇかつ約８００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項13】
前記第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌかつ約２０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項14】
前記第２のポリオール成分は、少なくとも約３かつ約８以下の官能性を含む、請求項１に記載のポリウレタンフォーム。
【請求項15】
ポリウレタンフォームを形成する方法であって、原料混合物を提供することであって、前記原料混合物は、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含む未加工の第１ポリオール成分と、
ポリエーテルポリオールを含む未加工の第２のポリオール成分と、
グラフト化ポリエーテルポリオールを含む未加工の第３のポリオール成分と、
ポリカプロラクトンポリオールを含む未加工の第４のポリオール成分と、を含む、提供することと、前記原料混合物をポリウレタンフォームに形成することと、を含み、
前記ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約８００ｋｇ／ｍ３以下の密度を含み、
前記ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３の調整された圧縮力たわみ対密度比を含み、前記調整された圧縮力たわみ対密度比は、ＣＦＤ７０／（Ｄ＾２．６）に等しく、ＣＦＤ７０は、２３℃、７０％圧縮歪みで測定されたＰａ単位のポリウレタンフォームの圧縮力たわみに等しく、Ｄは、ｋｇ／ｍ３単位のポリウレタンフォームの密度に等しい、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、ポリウレタンフォーム及びその形成方法に関し、より具体的には、本開示は、改善された性能を有するポリウレタンフォーム及びその形成方法に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
ポリウレタンフォームは、建築、輸送及び電子工学の用途で広く使用されている。しかしながら、そのようなポリウレタンフォームは、多くの場合、それらを具体的な安全上の問題を起こしやすくする具体的な特性を含む。例えば、そのようなポリウレタンフォームは、一般的に、それらの固有の化学的性質（すなわち、ポリウレタンフォームの「－ＮＨ－ＣＯＯ－基」が多くの他のポリマーよりも低い分解温度を引き起こす）及び物理的性質（すなわち、ポリウレタンの低い密度が燃焼中に激しい滴下を引き起こし、多孔質構造が酸素及び熱伝達を促進する）に起因して、急速な火災成長を起こしやすい。したがって、改善された安全特性を有するポリウレタンフォーム配合物が所望される。
【0003】
第１の態様によれば、ポリウレタンフォームは、第１のポリオール成分と、第２のポリオール成分と、第３のポリオール成分と、を含み得る。第１のポリオール成分は、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含み得る。第２のポリオール成分は、ポリエーテルポリオールを含み得る。第３のポリオール成分は、グラフト化ポリエーテルポリオールを含み得る。ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約８００ｋｇ／ｍ３以下の密度を有し得る。ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３の調整された圧縮力たわみ対密度比を有してもよく、調整された圧縮力たわみ対密度比は、ＣＦＤ７０／（Ｄ＾２．６）に等しく、ＣＦＤ７０は、２３℃、７０％圧縮歪みで測定されたＰａ単位のポリウレタンフォームの圧縮力たわみに等しく、Ｄは、ｋｇ／ｍ３単位のポリウレタンフォームの密度に等しい。
【0004】
更に別の態様によれば、ポリウレタンフォームを形成する方法は、原料混合物を提供することと、原料混合物をポリウレタンフォームに形成することと、を含み得る。原料混合物は、未加工の第１のポリオール成分と、未加工の第２のポリオール成分と、未加工の第３のポリオール成分と、を含み得る。未加工の第１のポリオール成分は、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含み得る。未加工の第２のポリオール成分は、ポリエーテルポリオールを含み得る。未加工の第３のポリオール成分は、グラフト化ポリエーテルポリオールを含み得る。ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約８００ｋｇ／ｍ３以下の密度を有し得る。ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３の調整された圧縮力たわみ対密度比を有してもよく、調整された圧縮力たわみ対密度比は、ＣＦＤ７０／（Ｄ＾２．６）に等しく、ＣＦＤ７０は、２３℃、７０％圧縮歪みで測定されたＰａ単位のポリウレタンフォームの圧縮力たわみに等しく、Ｄは、ｋｇ／ｍ３単位のポリウレタンフォームの密度に等しい。
【図面の簡単な説明】
【0005】
実施形態は、例として示されており、添付の図面に限定されない。
【0006】
【0007】
当業者は、図中の要素が簡略化及び明瞭化を目的として例解されており、必ずしも縮尺通りに描画されていないことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の考察は、教示の特定の実施態様及び実施形態に焦点を当てている。詳細な説明は、特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示又は教示の範囲又は適用性に関する限定として解釈されるべきではない。本明細書で提供される本開示及び教示に基づいて、他の実施形態を使用することができることが理解されよう。
【0009】
「備える、含む（comprises）」、「備える、含む（comprising）」、「含む（includes）」、「含む（including）」、「有する（has）」、「有する（having）」という用語、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図している。例えば、特徴のリストを含む方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるものではないが、明示的に列挙されていない他の特徴、又はそのような方法、物品、若しくは装置に固有の他の特徴を含み得る。更に、矛盾する記載がない限り、「又は（or）」は、包含的なｏｒを指し、排他的なｏｒを指すのではない。例えば、条件Ａ又はＢは、以下のいずれか１つによって満たされる：Ａが真であり（又は存在し）、Ｂが偽である（又は存在しない）、Ａが偽であり（又は存在せず）、Ｂが真である（又は存在する）、及び、ＡとＢとの両方が真である（又は存在する）。
【0010】
また、「ａ」又は「ａｎ」の使用は、本明細書に記載の要素及び構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜上、及び本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、そうでないことを意味することが明らかでない限り、１つ、少なくとも１つ、又は単数形が複数形も含むものとして、又はその逆として理解されるべきである。例えば、単一の物品が本明細書に記載されている場合、単一の物品の代わりに２つ以上の物品を使用してもよい。同様に、２つ以上の物品が本明細書に記載されている場合、その２つ以上の物品を、単一の物品に置き換えてもよい。
【0011】
本明細書に記載される実施形態は、一般的に、ポリウレタンフォーム及びその形成方法を対象とする。より具体的には、本明細書に記載される実施形態は、優れた圧縮性能を有するポリウレタンフォーム、及びその形成方法に関する。
【0012】
例証の目的のために、図１は、本明細書に記載される特定の実施形態による、ポリウレタンフォーム形成方法１００を示す略図を含む。ポリウレタン形成方法１００は、原材料混合物を提供する第１の工程１１０と、原材料混合物をポリウレタンフォームに形成する第２の工程１２０と、を含み得る。
【0013】
第１の工程１１０を参照すると、特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工の第１のポリオール成分と、未加工の第２のポリオール成分と、未加工の第３のポリオール成分と、を含み得る。
【0014】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工の第１のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１重量％、例えば、少なくとも約２重量％、又は少なくとも約３重量％、又は少なくとも約４重量％、又は少なくとも約５重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１５重量％、又は少なくとも約２０重量％、又は更には少なくとも約２５重量％の未加工の第１のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約５０重量％以下、例えば、約５５重量％以下、又は約５０重量％以下、又は約４５重量％以下、又は約４０重量％以下、又は約３５重量％以下、又は更には約３０重量％以下の未加工の第１のポリオール成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工の第１のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工の第１のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0015】
更に他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、特定のＯＨ数を有し得る。例えば、未加工の第１のポリオール成分は、少なくとも約２０ＫＯＨｍｇ／ｇ、例えば、少なくとも約２５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約４０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約４５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約５０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約５５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は更には少なくとも約６０ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、約１００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、例えば、約９５ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約９０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約８５ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約８０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約７５ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約７０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は更には約６５ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を有し得る。未加工の第１のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第１のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0016】
なおも他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、バイオベースのポリオール、又はそれらの組み合わせを含み得る。
【0017】
更に他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、特定の官能性を有し得る。例えば、未加工の第１のポリオール成分は、少なくとも２、例えば、少なくとも２．５、又は少なくとも３、又は少なくとも３．５、又は少なくとも４、又は更には少なくとも５の官能性を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、約６以下、例えば、約５以下、又は約４以下、又は約３以下、又は更には約２以下の官能性を有し得る。未加工の第１のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第１のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0018】
他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、特定の分子量を有し得る。例えば、未加工の第１のポリオール成分は、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２１００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２２００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２３００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２４００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２６００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２７００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２８００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２９００ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約３０００ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、約８０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約７８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７３００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６３００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約５８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約５５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約５２００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約５０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約４８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約４５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約４３００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約４０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約３８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約３５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は更には約３３００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。未加工の第１のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第１のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0019】
なおも他の実施形態によれば、未加工の第１のポリオール成分は、ジカルボン酸とポリオールとの縮合によって調製されてもよい。
【0020】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工の第２のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１重量％、例えば、少なくとも約２重量％、又は少なくとも約３重量％、又は少なくとも約４重量％、又は少なくとも約５重量％、又は少なくとも約６重量％、又は少なくとも約７重量％、又は少なくとも約８重量％、又は少なくとも約９重量％、又は更には少なくとも約１０重量％の未加工の第２のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約２０重量％以下、例えば、約１９重量％以下、又は約１８重量％以下、又は約１７重量％以下、又は更には約１６重量％以下の未加工の第２のポリオール成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工の第２のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工の第２のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0021】
更に他の実施形態によれば、未加工の第２のポリオール成分は、特定のＯＨ数を有し得る。例えば、未加工の第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ＫＯＨｍｇ／ｇ、例えば、少なくとも約２２０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約２４０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約２６０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約２８０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３００ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３２０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３４０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３６０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３８０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は更には少なくとも約４００ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第２のポリオール成分は、約８００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、例えば、約７４０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約７３０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約７２０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約７００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約６８０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約６６０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約６４０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約６２０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約６００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約５８０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約５６０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約５４０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約５２０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は更には約５００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を有し得る。未加工の第２のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第２のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0022】
なおも他の実施形態によれば、未加工の第２のポリオール成分は、特定の官能性を有し得る。例えば、未加工の第２のポリオール成分は、少なくとも約３、例えば、少なくとも約４、又は少なくとも約５、又は更には少なくとも約６の官能性を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第２のポリオール成分は、約８以下、例えば、約７以下、又は約６以下、又は更には約５以下の官能性を有し得る。未加工の第２のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第２のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0023】
他の実施形態によれば、未加工の第２のポリオール成分は、特定の分子量を有し得る。例えば、未加工の第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２１０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２２０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２３０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２４０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２６０ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約２７０ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第２のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約１９００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１７００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１６００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１４００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１３００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１２００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約９００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約４００ｇ／ｍｏｌ以下、又は更には約３００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。未加工の第２のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第２のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0024】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工の第３のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原材料混合物の総重量に対して少なくとも約１重量％、例えば、少なくとも約２重量％、又は少なくとも約３重量％、又は少なくとも約４重量％、又は少なくとも約５重量％、又は少なくとも約６重量％、又は少なくとも約７重量％、又は少なくとも約８重量％、又は少なくとも約９重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１１重量％、又は少なくとも約１３重量％、又は少なくとも約１５重量％、又は少なくとも約１７重量％、又は少なくとも約１９重量％、又は少なくとも約２１重量％、又は少なくとも約２３重量％、又は少なくとも約２５重量％、又は更には少なくとも約２７重量％の未加工の第３のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原材料混合物の総重量に対して約５０重量％以下、例えば、約４８重量％以下、又は約４５重量％以下、又は約４３重量％以下、又は約４０重量％以下、又は約３８重量％以下、又は約３５重量％以下、又は約３３重量％以下、又は約３０重量％以下、又は更には約２８重量％の未加工の第３のポリオール成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工の第３のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工の第３のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0025】
更に他の実施形態によれば、未加工の第３のポリオール成分は、重量による特定の固形分含有量を有し得る。例えば、未加工の第３のポリウレタンフォームは、少なくとも約１０重量％、例えば、少なくとも約１２重量％、又は少なくとも約１４重量％、又は少なくとも約１６重量％、又は少なくとも約１８重量％、又は少なくとも約２０重量％、又は少なくとも約２２重量％、又は少なくとも約２４重量％、又は少なくとも約２６重量％、又は少なくとも約２８重量％、又は更には少なくとも約３０重量％の重量による固形分含有量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第３のポリオール成分は、約６０重量％以下、例えば、約５５重量％以下、又は約５０重量％以下、又は約４５重量％以下、又は約４０重量％以下、又は更には約３５重量％以下の重量による固形分含有量を有し得る。未加工の第３のポリオール成分の重量による固形分含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第３のポリオール成分の重量による固形分含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0026】
なおも他の実施形態によれば、未加工の第３のポリオール成分は、開始剤の存在下にて親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールとビニルモノマーとのグラフト重合によって生成されてもよい。
【0027】
なおも他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、特定の官能性を有し得る。例えば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２、又は少なくとも約２．２、又は少なくとも約２．４、又は少なくとも約２．６、又は少なくとも約２．８の官能性を有し得る。なおも他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、約４以下、又は約３．８以下、又は約３．６以下、又は約３．４以下、又は約３．２以下の官能性を有し得る。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0028】
他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、特定の分子量を有し得る。例えば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２２５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２７５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約３０００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約３５００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約４０００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約４５００ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約５０００ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、約１２０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約１１７５０ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１２５０ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１０７５０ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１０５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１００００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約９５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約９０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約８５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は少なくとも約８０００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約７５００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約７０００ｇ／ｍｏｌ、又は更には約６５００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0029】
なおも他の実施形態によれば、原料混合物は、未加工の第４のポリオール成分を更に含み得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第４のポリオール成分は、ポリカプロラクトンポリオールを含む。
【0030】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工の第４のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１重量％、例えば、少なくとも約３重量％、又は少なくとも約５重量％、又は少なくとも約８重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１３重量％、又は更には少なくとも約１５重量％の未加工の第４のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原材料混合物は、原材料混合物の総重量に対して約２５重量％以下、例えば、約２４重量％以下、又は約２３重量％以下、又は約２２重量％以下、又は約２１重量％以下、又は約２０重量％以下、又は約１９重量％以下、又は約１８重量％以下、又は約１７重量％以下、又は更には約１６重量％以下の未加工の第４のポリオール成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工の第４のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工の第４のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0031】
更に他の実施形態によれば、未加工の第４のポリオール成分は、特定のＯＨ数を有し得る。例えば、未加工の第４のポリオール成分は、少なくとも約４０ＫＯＨｍｇ／ｇ、例えば、少なくとも約４３ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約４５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約５０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約７０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約９０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約１１０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約１５０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は更には少なくとも約２００ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第４のポリオール成分は、約６００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、例えば、約５５０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約５００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約４５０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約４００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約３５０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約３００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約２５０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を有し得る。未加工の第４のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第４のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0032】
なおも他の実施形態によれば、未加工の第４のポリオール成分は、特定の官能性を有し得る。例えば、未加工の第３のポリオール成分は、少なくとも約２、又は少なくとも約２．２、又は少なくとも約２．４、又は少なくとも約２．６、又は少なくとも約２．８の官能性を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第４のポリオール成分は、約４以下、又は約３．８以下、又は約３．６以下、又は約３．４以下、又は約３．２以下の官能性を有し得る。未加工の第４のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第４のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0033】
他の実施形態によれば、未加工の第４のポリオール成分は、特定の分子量を有し得る。例えば、未加工の第４のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２１０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２２０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２３０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２４０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２６０ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約２７０ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、未加工の第４のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約１９００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１７００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１６００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１４００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１３００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１２００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約９００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約４００ｇ／ｍｏｌ以下、又は更には約３００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。未加工の第４のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。未加工の第４のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0034】
なおも他の実施形態によれば、原料混合物は、未加工触媒成分を更に含み得る。
【0035】
なおも他の実施形態によれば、未加工触媒成分は、スズ、銅、鉛、亜鉛、コバルト、又はニッケルなどの金属成分を含有する金属触媒、及び第三級アミン又は第四級アンモニウム塩などのアミン触媒を含み得る。
【0036】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工触媒成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は更には少なくとも約１．５重量％の未加工触媒成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約５重量％以下、例えば、約４．７５重量％以下、又は約４．５重量％以下、又は約４．２５重量％以下、又は約４．０重量％以下、又は約３．７５重量％以下、又は約３．５重量％以下、又は約３．２５重量％以下、又は約３．０重量％以下、又は約２．７５重量％以下、又は約２．５重量％以下、又は約２．２５重量％以下、又は更には約２．０重量％以下の未加工触媒成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工触媒成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工触媒成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0037】
なおも他の実施形態によれば、原料混合物は、未加工充填剤成分を更に含み得る。
【0038】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工充填剤成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は更には少なくとも約１．５重量％の未加工充填剤成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約４０重量％以下、例えば、約３７重量％以下、又は約３５重量％以下、又は約３２重量％以下、又は約３０重量％以下、又は約２７重量％以下、又は約２５重量％以下、又は約２２重量％以下、又は約２０重量％以下、又は約１８重量％以下、又は約１５重量％以下、又は約１２重量％以下、又は約１０重量％以下、又は約７重量％以下、又は約５重量％以下、又は更には約３重量％以下の未加工充填剤成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工充填剤成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工充填剤成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0039】
なおも他の実施形態によれば、原料混合物は、未加工鎖延長剤成分を更に含み得る。
【0040】
なおも他の実施形態によれば、未加工鎖延長剤成分は、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、又はトリプロピレングリコールなどの少なくとも２つのイソシアネート反応性基を有する化合物を含み得る。
【0041】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工鎖延長剤成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は少なくとも約１．５重量％、又は少なくとも約１．７５重量％、又は更には少なくとも約２重量％の未加工鎖延長剤成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原材料混合物の総重量に対して約７重量％以下、例えば、約６．５重量％以下、又は約６．０重量％以下、又は約５．５重量％以下、又は約５．０重量％以下、又は約４．５重量％以下、又は約４．０重量％以下、又は約３．５重量％以下、又は約３重量％以下、又は更には約２．５重量％の未加工鎖延長剤成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工鎖延長剤成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工鎖延長剤成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0042】
なおも他の実施形態によれば、原料混合物は、未加工界面活性剤成分を更に含み得る。
【0043】
更に他の実施形態によれば、未加工界面活性剤成分は、エアロゾル、ベントナイト、ポリ尿素化合物、又はそれらの組み合わせを含み得る。
【0044】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工界面活性剤成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原材料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は少なくとも約１．５重量％、又は少なくとも約１．７５重量％、又は少なくとも約２．０重量％、又は少なくとも約２．２５重量％、又は更には少なくとも約２．５重量％の未加工界面活性剤成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約７重量％以下、例えば、約６．５重量％以下、又は約６．０重量％以下、又は約５．５重量％以下、又は約５．０重量％以下、又は約４．５重量％以下、又は約４．０重量％以下、又は約３．５重量％以下、又は更には約３．０重量％以下の未加工界面活性剤成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工界面活性剤成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工界面活性剤成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0045】
なおも他の実施形態によれば、原料混合物は、未加工イソシアネート成分を更に含み得る。
【0046】
なおも他の実施形態によれば、未加工イソシアネート成分は、単量体メチレンジフェニルジイソシアネート（monomeric methylenediphenyl diisocyanate、ＭＤＩ）、変性ＭＤＩ、ポリマーＭＤＩ、及びそれらの組み合わせを含み得る。
【0047】
特定の実施形態によれば、原料混合物は、未加工イソシアネート成分の特定の含有量を含み得る。例えば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約７．０重量％、例えば、少なくとも約８重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１１重量％、又は少なくとも約１２重量％、又は少なくとも約１３重量％、又は少なくとも約１４重量％、又は少なくとも約１６重量％、又は少なくとも約１８重量％、又は更には少なくとも約２０重量％の未加工イソシアネート成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約４０重量％以下、例えば、約３９重量％以下、又は約３８重量％以下、又は約３７重量％以下、又は約３５重量％以下、又は約３４重量％以下、又は約３２重量％以下、又は更には約３０重量％以下の未加工イソシアネート成分の含有量を含み得る。原料混合物中の未加工イソシアネート成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。原料混合物中の未加工イソシアネート成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0048】
更に他の実施形態によれば、原料混合物をポリウレタンフォームに形成することは、原料混合物を発泡させて発泡材料混合物を形成することを含み得る。なおも他の実施形態によれば、原料混合物をポリウレタンフォームに形成することは、発泡材料混合物を硬化させてポリウレタンフォームを形成することを更に含み得る。
【0049】
ここで、本明細書に記載される実施形態に従って形成されたポリウレタンフォームを参照すると、ポリウレタンフォームは、第１のポリオール成分と、第２のポリオール成分と、第３のポリオール成分と、を含み得る。
【0050】
他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、特定の調整された圧縮力たわみ対密度比を有してもよく、調整された圧縮力たわみ対密度比は、ＣＦＤ７０／（Ｄ＾２．６）に等しく、ＣＦＤ７０は、２３℃、７０％圧縮歪みで測定されたＰａ単位のポリウレタンフォームの圧縮力たわみに等しく、Ｄは、ｋｇ／ｍ３単位のポリウレタンフォームの密度に等しい。例えば、ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３、例えば、少なくとも約０．４、又は少なくとも約０．５、又は少なくとも約０．６、又は少なくとも約０．７の調整された圧縮力たわみ対密度比を有し得る。なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、約２．５以下、例えば、約２．３以下の調整された圧縮力たわみ対密度比を有し得る。ポリウレタンフォームの調整された圧縮力たわみ対密度比は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォームの調整された圧縮力たわみ対密度比は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0051】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ＡＳＴＭ Ｄ７０２８に従って測定される特定のガラス転移温度を有し得る。例えば、ポリウレタンフォームは、少なくとも約１０℃、例えば、少なくとも約１３℃、又は少なくとも約１６℃、又は少なくとも約２０℃、又は少なくとも約２３℃、又は少なくとも約２６℃、又は少なくとも約３０℃、又は少なくとも約３５℃、又は少なくとも約３７℃、又は少なくとも約４０℃、又は少なくとも約４２℃、又は少なくとも約４５℃、又は少なくとも約４７℃、又は更には少なくとも約５０℃のガラス転移温度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、約８５℃以下、例えば、約８３℃以下、又は約８０℃以下、又は約７８℃以下、又は約７５℃以下、又は約７３℃以下、又は約７０℃以下、又は約６８℃以下、又は約６５℃以下のガラス転移温度を有し得る。ポリウレタンフォームのガラス転移温度は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォームのガラス転移温度は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0052】
更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、１）フォームを５０ｍｍ／分の速度で元の厚さ（Ｔ１）の７５％まで圧縮し、この圧縮歪み下で１分間保持することと、２）応力を除去し、３０分後に厚さ（Ｔ２）を測定することと、３）圧縮回復率を１－（Ｔ１－Ｔ２）／（０．２５＊Ｔ１）として計算することと、によって測定される、特定の圧縮回復率を有し得る。例えば、ポリウレタンフォームは、９５．５％以上、又は９５．６％以上、又は９５．７％以上、又は９５．８％以上、又は９５．９％以上、又は９６．０％以上、又は９６．１％以上、又は９６．２％以上、又は９６．３％以上、又は９６．４％以上、又は９６．５％以上、又は９６．６％以上、又は９６．７％以上、又は９６．８％以上、又は９６．９％以上、又は９７．０％以上、又は９７．１％以上、又は９７．２％以上、又は９７．３％以上、又は９７．４％以上、又は９７．５％以上、又は９７．６％以上、又は９７．７％以上、又は９７．８％以上、又は９７．９％以上、又は９８．０％以上、又は９８．１％以上、又は９８．２％以上、又は９８．３％以上、又は９８．４％以上、又は９８．５％以上の圧縮回復率を有し得る。ポリウレタンフォームの圧縮回復率は、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォームの圧縮回復率は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0053】
なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ＡＳＴＭ＃Ｄ３５７４に従って測定される特定の密度を有し得る。例えば、ポリウレタンフォームは、少なくとも約６０ｋｇ／ｍ３、例えば、少なくとも約７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約５００ｋｇ／ｍ３の密度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、約７９０ｋｇ／ｍ３以下、例えば、約７８０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７７０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７６０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７５０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７４０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７３０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７２０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７１０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７００ｋｇ／ｍ３以下の密度を有し得る。ポリウレタンフォームの密度は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォームの密度は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0054】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、第１のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１重量％、例えば、少なくとも約２重量％、又は少なくとも約３重量％、又は少なくとも約４重量％、又は少なくとも約５重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１５重量％、又は少なくとも約２０重量％、又は更には少なくとも約２５重量％の第１のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約５０重量％以下、例えば、約５５重量％以下、又は約５０重量％以下、又は更には約４５重量％以下の第１のポリオール成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の第１のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の第１のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0055】
更に他の実施形態によれば、第１のポリオール成分は、特定のＯＨ数を有し得る。例えば、第１のポリオール成分は、少なくとも約２０ＫＯＨｍｇ／ｇ、例えば、少なくとも約２５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約３５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約４０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は更には少なくとも約４５ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第１のポリオール成分は、約１００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、例えば、約９５ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約９０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約８５ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は更には約８０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を有し得る。第１のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第１のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0056】
なおも他の実施形態によれば、第１のポリオール成分は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、バイオベースのポリオール、又はそれらの組み合わせを含み得る。
【0057】
更に他の実施形態によれば、第１のポリオール成分は、特定の官能性を有し得る。例えば、リンポリオール成分は、少なくとも２、例えば、少なくとも３、又は少なくとも４、又は更には少なくとも５の官能性を有し得る。
【0058】
他の実施形態によれば、第１のポリオール成分は、特定の分子量を有し得る。例えば、第１のポリオール成分は、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２１００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２２００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２３００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２４００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２６００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２７００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２８００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２９００ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約３０００ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第１のポリオール成分は、約８０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約７８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７３００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約７０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６３００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約６０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約５８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は更には約５５００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。第１のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第１のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0059】
なおも他の実施形態によれば、第１のポリオール成分は、ポリカルボン酸（及び／若しくはポリカルボン酸誘導体）と多価アルコール（及び／若しくは多価アルコール誘導体）との縮合によって、又は開始剤及び触媒としての活性水素含有化合物の存在下でのエポキシ化合物の開環重合によって生成されてもよい。
【0060】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、第２のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約５重量％、例えば、少なくとも約６重量％、又は少なくとも約７重量％、又は少なくとも約８重量％、又は少なくとも約９重量％、又は更には少なくとも約１０重量％の第２のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約２０重量％以下、例えば、約１９重量％以下、又は約１８重量％以下、又は約１７重量％以下、又は更には約１６重量％以下の第２のポリオール成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の第２のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の第２のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0061】
更に他の実施形態によれば、第２のポリオール成分は、特定のＯＨ数を有し得る。例えば、第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ＫＯＨｍｇ／ｇ、例えば、少なくとも約２１０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約２２０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約２３０ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は更には少なくとも約２４０ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第２のポリオール成分は、約８００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、例えば、約７４０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約７３０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約７２０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は更には約７１０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を有し得る。第２のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第２のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0062】
なおも他の実施形態によれば、第２のポリオール成分は、特定の官能性を有し得る。例えば、第２のポリオール成分は、少なくとも約３、例えば、少なくとも約４、又は少なくとも約５、又は更には少なくとも約６の官能性を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第２のポリオール成分は、約８以下、例えば、約７以下、又は約６以下、又は更には約５以下の官能性を有し得る。第２のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第２のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0063】
他の実施形態によれば、第２のポリオール成分は、特定の分子量を有し得る。例えば、第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２１０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２２０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２３０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２４０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２６０ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約２７０ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第２のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約１９００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１７００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１６００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１４００ｇ／ｍｏｌ以下、又は更には約１３００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。第２のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第２のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0064】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、第３のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１重量％、例えば、少なくとも約２重量％、又は少なくとも約３重量％、又は少なくとも約４重量％、又は少なくとも約５重量％、又は少なくとも約６重量％、又は少なくとも約７重量％、又は少なくとも約８重量％、又は少なくとも約９重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は更には少なくとも約１１重量％の第３のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約５０重量％以下、例えば、約４８重量％以下、又は約４５重量％以下、又は約４３重量％以下、又は約４０重量％以下、又は約３８重量％以下、又は約３５重量％以下、又は約３３重量％以下、又は約３０重量％以下、又は更には約２８重量％の第３のポリオール成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の第３のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の第３のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0065】
更に他の実施形態によれば、第３のポリオール成分は、重量による特定の固形分含有量を有し得る。例えば、第３のポリオール成分は、少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１２重量％、又は少なくとも約１４重量％、又は少なくとも約１６重量％、又は更には少なくとも約１８重量％の重量による固形分含有量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第３のポリオール成分は、約６０重量％以下、例えば、約５５重量％以下、又は約５０重量％以下、又は約４５重量％以下の重量による固形分含有量を有し得る。第３のポリオール成分の重量による固形分含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第３のポリオール成分の重量による固形分含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0066】
なおも他の実施形態によれば、第３のポリオール成分は、開始剤の存在下にて親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールとビニルモノマーとのグラフト重合によって生成されてもよい。
【0067】
なおも他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、特定の官能性を有し得る。例えば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２の官能性を有し得る。なおも他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、約４以下の官能性を有し得る。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0068】
他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、特定の分子量を有し得る。例えば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２２５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２７５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約３０００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約３５００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約４０００ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約４５００ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約５０００ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、親ポリオキシプロピレンエーテルポリオーは、約１２０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約１１７５０ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１２５０ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１１０００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１０７５０ｇ／ｍｏｌ以下、又は更には約１０５００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールの分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0069】
なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、第４のポリオール成分を更に含み得る。なおも他の実施形態によれば、第４のポリオール成分は、ポリカプロラクトンポリオールを含む。
【0070】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、第４のポリオール成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１重量％、例えば、少なくとも約３重量％、又は少なくとも約５重量％、又は少なくとも約８重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１３重量％、又は更には少なくとも約１５重量％の第４のポリオール成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約２５重量％以下、例えば、約２４重量％以下、又は約２３重量％以下、又は約２２重量％以下、又は約２１重量％以下、又は約２０重量％以下、又は約１９重量％以下、又は約１８重量％以下、又は約１７重量％以下、又は更には約１６重量％の第４のポリオール成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の第４のポリオール成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の第４のポリオール成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0071】
更に他の実施形態によれば、第４のポリオール成分は、特定のＯＨ数を有し得る。例えば、第４のポリオール成分は、少なくとも約４０ＫＯＨｍｇ／ｇ、例えば、少なくとも約４３ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約４５ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は少なくとも約４８ＫＯＨｍｇ／ｇ、又は更には少なくとも約５０ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第４のポリオール成分は、約６００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、例えば、約５５０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約５００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下、又は約４５０ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を有し得る。第４のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第４のポリオール成分のＯＨ数は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0072】
なおも他の実施形態によれば、第４のポリオール成分は、特定の官能性を有し得る。例えば、第３のポリオール成分は、少なくとも約２の官能性を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第４のポリオール成分は、約４以下の官能性を有し得る。第４のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第４のポリオール成分の官能性は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0073】
他の実施形態によれば、第４のポリオール成分は、特定の分子量を有し得る。例えば、第４のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌ、例えば、少なくとも約２１０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２２０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２３０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２４０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２５０ｇ／ｍｏｌ、又は少なくとも約２６０ｇ／ｍｏｌ、又は更には少なくとも約２７０ｇ／ｍｏｌの分子量を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第４のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下、例えば、約１９００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１８００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１７００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１６００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１５００ｇ／ｍｏｌ以下、又は約１４００ｇ／ｍｏｌ以下、又は更には約１３００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を有し得る。第４のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第４のポリオール成分の分子量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0074】
なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、触媒成分を更に含み得る。
【0075】
なおも他の実施形態によれば、触媒成分は、スズ、銅、鉛、亜鉛、コバルト、又はニッケルなどの金属成分を含有する金属触媒、及び第三級アミン又は第四級アンモニウム塩などのアミン触媒を含み得る。
【0076】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、触媒成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は更には少なくとも約１．５重量％の触媒成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約５重量％以下、例えば、約４．７５重量％以下、又は約４．５重量％以下、又は約４．２５重量％以下、又は約４．０重量％以下、又は約３．７５重量％以下、又は約３．５重量％以下、又は約３．２５重量％以下、又は約３．０重量％以下、又は約２．７５重量％以下、又は約２．５重量％以下、又は約２．２５重量％以下、又は更には約２．０重量％以下の触媒成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の触媒成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の触媒成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0077】
なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、充填剤成分を更に含み得る。
【0078】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、充填剤成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は更には少なくとも約１．５重量％の充填剤成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約４０重量％以下、例えば、約３７重量％以下、又は約３５重量％以下、又は約３２重量％以下、又は約３０重量％以下、又は約２７重量％以下、又は約２５重量％以下、又は約２２重量％以下、又は更には約２０重量％以下の充填剤成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の充填剤成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の充填剤成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0079】
なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、鎖延長剤成分を更に含み得る。
【0080】
なおも他の実施形態によれば、鎖延長剤成分は、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、又はトリプロピレングリコールなどの少なくとも２つのイソシアネート反応性基を有する化合物を含み得る。
【0081】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、鎖延長剤成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は更には少なくとも約１．５重量％の鎖延長剤成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約７重量％以下、例えば、約６．５重量％以下、又は約６．０重量％以下、又は約５．５重量％以下、又は約５．０重量％以下、又は約４．５重量％以下、又は約４．０重量％以下、又は更には約３．５重量％以下の鎖延長剤成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の鎖延長剤成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の鎖延長剤成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0082】
なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、界面活性剤成分を更に含み得る。
【0083】
更に他の実施形態によれば、界面活性剤成分は、エアロゾル、ベントナイト、ポリ尿素化合物、又はそれらの組み合わせを含み得る。
【0084】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、界面活性剤成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％、例えば、少なくとも約０．２５重量％、又は少なくとも約０．５重量％、又は少なくとも約０．７５重量％、又は少なくとも約１．０重量％、又は少なくとも約１．２５重量％、又は更には少なくとも約１．５重量％の界面活性剤成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約７重量％以下、例えば、約６．５重量％以下、又は約６．０重量％以下、又は約５．５重量％以下、又は約５．０重量％以下、又は約４．５重量％以下、又は約４．０重量％以下、又は更には約３．５重量％以下の界面活性剤成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中の界面活性剤成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中の界面活性剤成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0085】
なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、イソシアネート成分を更に含み得る。
【0086】
なおも他の実施形態によれば、イソシアネート成分は、単量体メチレンジフェニルジイソシアネート（ＭＤＩ）、変性ＭＤＩ、ポリマーＭＤＩ、及びそれらの組み合わせを含み得る。
【0087】
特定の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、イソシアネート成分の特定の含有量を含み得る。例えば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約７．０重量％、例えば、少なくとも約８重量％、又は少なくとも約１０重量％、又は少なくとも約１１重量％、又は少なくとも約１２重量％、又は少なくとも約１３重量％、又は少なくとも約１４重量％、又は更には少なくとも約１５重量％のイソシアネート成分の含有量を含み得る。更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約４０重量％以下、例えば、約３９重量％以下、又は約３８重量％以下、又は約３７重量％以下、又は約３５重量％以下、又は更には約３４重量％以下のイソシアネート成分の含有量を含み得る。ポリウレタンフォーム中のイソシアネート成分の含有量は、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォーム中のイソシアネート成分の含有量は、上記の任意の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0088】
更に他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、特定の厚さを有し得る。例えば、ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．５ｍｍ、例えば、少なくとも約０．５５ｍｍ、又は少なくとも約０．６ｍｍ、又は少なくとも約０．６５ｍｍ、又は少なくとも約０．７ｍｍ、又は更には少なくとも約０．７５ｍｍの厚さを有し得る。なおも他の実施形態によれば、ポリウレタンフォームは、約１５ｍｍ以下、例えば、約１４．５ｍｍ以下、又は約１４．０ｍｍ以下、又は約１３．５ｍｍ以下、又は約１３．０ｍｍ以下、又は約１２．５ｍｍ以下、又は約１２．０ｍｍ以下、又は約１１．５ｍｍ以下、又は約１１．０ｍｍ以下、又は約１０．５ｍｍ以下、又は約１０．０ｍｍ以下、又は約９．５ｍｍ以下、又は約９．０ｍｍ以下、又は約８．５ｍｍ以下、又は約８．０ｍｍ以下、又は約７．５ｍｍ以下、又は約７．０ｍｍ以下、又は約６．５ｍｍ以下、又は約６．０ｍｍ以下、又は約５．５ｍｍ以下、又は約５．０ｍｍ以下、又は約４．５ｍｍ以下、又は約４．０ｍｍ以下、又は約３．５ｍｍ以下、又は約３．０ｍｍ以下、又は約２．５ｍｍ以下、又は約２．０ｍｍ以下、又は約１．５ｍｍ以下、又は更には約１．０ｍｍ以下の厚さを有し得る。ポリウレタンフォームの厚さは、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。ポリウレタンフォームの厚さは、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されるであろう。
【0089】
ここで、本明細書に記載される実施形態に従って形成されたポリウレタンフォームの特定の使用を参照すると、特定の実施形態は、ポリウレタンフォームを含み得るバッテリー圧縮パッドを含み得る。バッテリー圧縮パッドのポリウレタンフォームは、本明細書に記載される実施形態のうちのいずれかに従って形成され得ることが理解されるであろう。バッター圧縮パッドのポリウレタンフォームは、本明細書に記載される実施形態のうちのいずれかを参照して記載される成分のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されるであろう。バッテリー圧縮パッドのポリウレタンフォームは、本明細書に記載される実施形態を参照して記載される特性のうちのいずれかを含み得ることがなおも更に理解されるであろう。
【0090】
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。それらの態様及び実施形態のいくつかを本明細書に記載する。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が例解的であるに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は、以下に列挙される実施形態のうちのいずれか１つ以上に従い得る。
【0091】
実施形態１．ポリウレタンフォームであって、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含む第１のポリオール成分と、ポリエーテルポリオールを含む第２のポリオール成分と、グラフト化ポリエーテルポリオールを含む第３のポリオール成分と、を含み、ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約８００ｋｇ／ｍ３以下の密度を含み、ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３の調整された圧縮力たわみ対密度比を含み、調整された圧縮力たわみ対密度比は、ＣＦＤ７０／（Ｄ＾２．６）に等しく、ＣＦＤ７０は、２３℃、７０％圧縮歪みで測定されたＰａ単位のポリウレタンフォームの圧縮力たわみに等しく、Ｄは、ｋｇ／ｍ３単位のポリウレタンフォームの密度に等しい、ポリウレタンフォーム。
【0092】
実施形態２．ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．４、又は少なくとも約０．５、又は少なくとも約０．６、又は少なくとも約０．７の調整された圧縮力たわみ対密度比を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0093】
実施形態３．ポリウレタンフォームは、約２．５以下、又は約２．３以下の調整された圧縮力たわみ対密度比を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0094】
実施形態４．ポリウレタンフォームは、少なくとも約１０℃のガラス転移温度を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0095】
実施形態５．ポリウレタンフォームは、約８５℃以下のガラス転移温度を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0096】
実施形態６．ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約５００ｋｇ／ｍ３の密度を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0097】
実施形態７．ポリウレタンフォームは、約７９０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７８０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７７０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７６０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７５０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７４０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７３０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７２０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７１０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７００ｋｇ／ｍ３以下の密度を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0098】
実施形態８．ポリウレタンフォームは、約９５．５％以下の圧縮回復率を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0099】
実施形態９．第１のポリオール成分は、少なくとも約２０ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0100】
実施形態１０．第１のポリオール成分は、約１００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0101】
実施形態１１．第１のポリオール成分は、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0102】
実施形態１２．第１のポリオール成分は、約８０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0103】
実施形態１３．第１のポリオール成分は、少なくとも２の官能性を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0104】
実施形態１４．第１のポリオール成分は、８以下の官能性を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0105】
実施形態１５．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１重量％の第１のポリオール成分の含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0106】
実施形態１６．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約５０重量％以下の第１のポリオール成分の含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0107】
実施形態１７．第１のポリオール成分は、ポリカルボン酸（及び／若しくはポリカルボン酸誘導体）と多価アルコール（及び／若しくは多価アルコール誘導体）との縮合によって、又は開始剤及び触媒としての活性水素含有化合物の存在下でのエポキシ化合物の開環重合によって生成される、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0108】
実施形態１８．第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0109】
実施形態１９．第２のポリオール成分は、約８００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0110】
実施形態２０．第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0111】
実施形態２１．第２のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0112】
実施形態２２．第２のポリオール成分は、少なくとも約３の官能性を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0113】
実施形態２３．第２のポリオール成分は、約８以下の官能性を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0114】
実施形態２４．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１．０重量％の第２のポリオール成分の含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0115】
実施形態２５．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約２０．０重量％以下の第２のポリオール成分の含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0116】
実施形態２６．第３のポリオール成分は、少なくとも約１０重量％の重量による固形分含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0117】
実施形態２７．第３のポリオール成分は、約６０重量％以下の重量による固形分含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0118】
実施形態２８．第３のポリオール成分は、開始剤の存在下にて親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールとビニルモノマーとのグラフト重合によって生成される、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0119】
実施形態２９．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態２８に記載のポリウレタンフォーム。
【0120】
実施形態３０．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、約１２０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態２８に記載のポリウレタンフォーム。
【0121】
実施形態３１．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２の官能性を含む、実施形態２８に記載のポリウレタンフォーム。
【0122】
実施形態３２．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、約４以下の官能性を含む、実施形態２８に記載のポリウレタンフォーム。
【0123】
実施形態３３．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１．０重量％の第３のポリオール成分の含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0124】
実施形態３４．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約５０．０重量％以下の第３のポリオール成分の含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0125】
実施形態３５．ポリウレタンフォームは、第４のポリオール成分を更に含み、第４のポリオール成分は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール及びポリカプロラクトンポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0126】
実施形態３６．第４のポリオール成分は、第１のポリオール成分よりも低い分子量を有する、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0127】
実施形態３７．第４のポリオール成分は、第２のポリオール成分よりも低い官能性を有する、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0128】
実施形態３８．第４のポリオール成分は、少なくとも約４０ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を含む、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0129】
実施形態３９．第４のポリオール成分は、約６００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0130】
実施形態４０．第４のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0131】
実施形態４１．第４のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0132】
実施形態４２．第４のポリオール成分は、少なくとも約２の官能性を含む、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0133】
実施形態４３．第４のポリオール成分は、約４以下の官能性を含む、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0134】
実施形態４４．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１．０重量％の第４のポリオール成分の含有量を含む、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0135】
実施形態４５．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約２５．０重量％以下の第４のポリオール成分の含有量を含む、実施形態３５に記載のポリウレタンフォーム。
【0136】
実施形態４６．ポリウレタンフォームは、触媒を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0137】
実施形態４７．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％の触媒含有量を含む、実施形態４６に記載のポリウレタンフォーム。
【0138】
実施形態４８．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約１．５重量％以下の触媒含有量を含む、実施形態４６に記載のポリウレタンフォーム。
【0139】
実施形態４９．ポリウレタンフォームは、充填剤を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0140】
実施形態５０．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％の充填剤含有量を含む、実施形態４９に記載のポリウレタンフォーム。
【0141】
実施形態５１．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約４０．０重量％以下の充填剤含有量を含む、実施形態４９に記載のポリウレタンフォーム。
【0142】
実施形態５２．ポリウレタンフォームは、鎖延長剤を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0143】
実施形態５３．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％の鎖延長剤含有量を含む、実施形態５２に記載のポリウレタンフォーム。
【0144】
実施形態５４．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約７．０重量％以下の鎖延長剤含有量を含む、実施形態５２に記載のポリウレタンフォーム。
【0145】
実施形態５５．ポリウレタンフォームは、界面活性剤を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0146】
実施形態５６．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約０．１重量％の界面活性剤含有量を含む、実施形態５５に記載のポリウレタンフォーム。
【0147】
実施形態５７．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約７．０重量％以下の界面活性剤含有量を含む、実施形態５５に記載のポリウレタンフォーム。
【0148】
実施形態５８．ポリウレタンフォームは、イソシアネートを含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0149】
実施形態５９．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して少なくとも約１５重量％のイソシアネート含有量を含む、実施形態５８に記載のポリウレタンフォーム。
【0150】
実施形態６０．ポリウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの総重量に対して約４０重量％以下のイソシアネート含有量を含む、実施形態１に記載のポリウレタンフォーム。
【0151】
実施形態６１．ポリウレタンフォームを形成する方法であって、原料混合物を提供することであって、原料混合物は、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含む未加工の第１のポリオール成分と、ポリエーテルポリオールを含む未加工の第２のポリオール成分と、グラフト化ポリエーテルポリオールを含む未加工の第３のポリオール成分と、ポリカプロラクトンポリオールを含む未加工の第４のポリオール成分と、を含む、提供することと、原料混合物をポリウレタンフォームに形成することと、を含み、ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３かつ約８００ｋｇ／ｍ３以下の密度を含み、ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．３の調整された圧縮力たわみ対密度比を含み、調整された圧縮力たわみ対密度比は、ＣＦＤ７０／（Ｄ＾２．６）に等しく、ＣＦＤ７０は、２３℃、７０％圧縮歪みで測定されたＰａ単位のポリウレタンフォームの圧縮力たわみに等しく、Ｄは、ｋｇ／ｍ３単位のポリウレタンフォームの密度に等しい、方法。
【0152】
実施形態６２．ポリウレタンフォームは、少なくとも約０．４、又は少なくとも約０．５、又は少なくとも約０．６、又は少なくとも約０．７の調整された圧縮力たわみ対密度比を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0153】
実施形態６３．ポリウレタンフォームは、約２．５以下、又は約２．３以下の調整された圧縮力たわみ対密度比を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0154】
実施形態６４．ポリウレタンフォームは、少なくとも約１０℃のガラス転移温度を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0155】
実施形態６５．ポリウレタンフォームは、約８５℃以下のガラス転移温度を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0156】
実施形態６６．ポリウレタンフォームは、少なくとも約１００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約１７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約２７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３５０ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約３７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４００ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４２５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約４７５ｋｇ／ｍ３、又は少なくとも約５００ｋｇ／ｍ３の密度を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0157】
実施形態６７．ポリウレタンフォームは、約７９０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７８０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７７０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７６０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７５０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７４０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７３０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７２０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７１０ｋｇ／ｍ３以下、又は約７００ｋｇ／ｍ３以下の密度を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0158】
実施形態６８．ポリウレタンフォームは、約９５．５％以上の圧縮回復率を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0159】
実施形態６９．未加工の第１のポリオール成分は、少なくとも約２０ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0160】
実施形態７０．未加工の第１のポリオール成分は、約１００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0161】
実施形態７１．未加工の第１のポリオール成分は、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0162】
実施形態７２．未加工の第１のポリオール成分は、約８０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0163】
実施形態７３．未加工の第１のポリオール成分は、少なくとも２の官能性を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0164】
実施形態７４．未加工の第１のポリオール成分は、８以下の官能性を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0165】
実施形態７５．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１重量％の未加工の第１のポリオール成分の含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0166】
実施形態７６．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約５０重量％以下の未加工の第１のポリオール成分の含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0167】
実施形態７７．未加工の第１のポリオール成分は、ポリカルボン酸（及び／若しくはポリカルボン酸誘導体）と多価アルコール（及び／若しくは多価アルコール誘導体）との縮合によって、又は開始剤及び触媒としての活性水素含有化合物の存在下でのエポキシ化合物の開環重合によって生成される、実施形態６１に記載の方法。
【0168】
実施形態７８．未加工の第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0169】
実施形態７９．未加工の第２のポリオール成分は、約８００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0170】
実施形態８０．未加工の第２のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0171】
実施形態８１．未加工の第２のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0172】
実施形態８２．未加工の第２のポリオール成分は、少なくとも約３の官能性を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0173】
実施形態８３．未加工の第２のポリオール成分は、約８以下の官能性を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0174】
実施形態８４．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１．０重量％の未加工の第２のポリオール成分の含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0175】
実施形態８５．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約２０．０重量％以下の未加工の第２のポリオール成分の含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0176】
実施形態８６．未加工の第３のポリオール成分は、少なくとも約１０重量％の重量による固形分含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0177】
実施形態８７．未加工の第３のポリオール成分は、約６０重量％以下の重量による固形分含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0178】
実施形態８８．未加工の第３のポリオール成分は、開始剤の存在下にて親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールとビニルモノマーとのグラフト重合によって生成される、実施形態６１に記載の方法。
【0179】
実施形態８９．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２０００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態８８に記載の方法。
【0180】
実施形態９０．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、約１２０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態８８に記載の方法。
【0181】
実施形態９１．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、少なくとも約２の官能性を含む、実施形態８８に記載の方法。
【0182】
実施形態９２．親ポリオキシプロピレンエーテルポリオールは、約４以下の官能性を含む、実施形態８８に記載の方法。
【0183】
実施形態９３．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１．０重量％の未加工の第３のポリオール成分の含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0184】
実施形態９４．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約５０．０重量％以下の未加工の第３のポリオール成分の含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0185】
実施形態９５．原料混合物は、未加工の第４のポリオール成分を更に含み、未加工の第４のポリオール成分は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール及びポリカプロラクトンポリオールの群から選択される少なくとも１つの成分を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0186】
実施形態９６．未加工の第４のポリオール成分は、未加工の第１のポリオール成分よりも低い分子量を有する、実施形態９５に記載の方法。
【0187】
実施形態９７．未加工の第４のポリオール成分は、未加工の第２のポリオール成分よりも低い官能性を有する、実施形態９５に記載の方法。
【0188】
実施形態９８．未加工の第４のポリオール成分は、少なくとも約４０ＫＯＨｍｇ／ｇのＯＨ数を含む、実施形態９５に記載の方法。
【0189】
実施形態９９．未加工の第４のポリオール成分は、約６００ＫＯＨｍｇ／ｇ以下のＯＨ数を含む、実施形態９５に記載の方法。
【0190】
実施形態１００．未加工の第４のポリオール成分は、少なくとも約２００ｇ／ｍｏｌの分子量を含む、実施形態９５に記載の方法。
【0191】
実施形態１０１．未加工の第４のポリオール成分は、約２０００ｇ／ｍｏｌ以下の分子量を含む、実施形態９５に記載の方法。
【0192】
実施形態１０２．未加工の第４のポリオール成分は、少なくとも約２の官能性を含む、実施形態９５に記載の方法。
【0193】
実施形態１０３．未加工の第４のポリオール成分は、約４以下の官能性を含む、実施形態９５に記載の方法。
【0194】
実施形態１０４．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１．０重量％の未加工の第４のポリオール成分の含有量を含む、実施形態９５に記載の方法。
【0195】
実施形態１０５．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約２５．０重量％以下の未加工の第４のポリオール成分の含有量を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0196】
実施形態１０６．原料混合物は、未加工触媒を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0197】
実施形態１０７．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％の未加工触媒含有量を含む、実施形態１０６に記載の方法。
【0198】
実施形態１０８．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約１．５重量％以下の未加工触媒含有量を含む、実施形態１０６に記載の方法。
【0199】
実施形態１０９．原料混合物は、未加工充填剤を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0200】
実施形態１１０．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％の未加工充填剤含有量を含む、実施形態１０９に記載の方法。
【0201】
実施形態１１１．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約４０．０重量％以下の未加工充填剤含有量を含む、実施形態１０９に記載の方法。
【0202】
実施形態１１２．原料混合物は、未加工鎖延長剤を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0203】
実施形態１１３．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％の未加工鎖延長剤含有量を含む、実施形態１１２に記載の方法。
【0204】
実施形態１１４．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約７．０重量％以下の未加工鎖延長剤含有量を含む、実施形態１１２に記載の方法。
【0205】
実施形態１１５．原料混合物は、未加工界面活性剤を含む、実施形態６１に記載の方法。
【0206】
実施形態１１６．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約０．１重量％の未加工界面活性剤含有量を含む、実施形態１１５に記載の方法。
【0207】
実施形態１１７．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約７．０重量％以下の未加工界面活性剤含有量を含む、実施形態１１５に記載の方法。
【0208】
実施形態１１８．原料混合物は、未加工イソシアネートを含む、実施形態６１に記載の方法。
【0209】
実施形態１１９．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して少なくとも約１５重量％の未加工イソシアネート含有量を含む、実施形態１１８に記載の方法。
【0210】
実施形態１２０．原料混合物は、原料混合物の総重量に対して約４０重量％以下の未加工イソシアネート含有量を含む、実施形態１１８に記載の方法。
【実施例】
【0211】
本明細書に記載の概念は、以下の実施例において更に説明されるが、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲を限定するものではない。
【0212】
実施例１
サンプルポリウレタンフォームＳ１～Ｓ６を本明細書に記載の実施形態に従って形成し、比較サンプルＣＳ１～ＣＳ３をサンプルＳ１～Ｓ６との比較のために形成した。サンプルポリウレタンフォームＳ１～Ｓ６及び比較サンプルＣＳ１～ＣＳ３の組成を以下の表１にまとめる。
サンプルポリウレタンフォームＳ１～Ｓ６を本明細書に記載の実施形態に従って形成し、比較サンプルＣＳ１～ＣＳ３をサンプルＳ１～Ｓ６との比較のために形成した。サンプルポリウレタンフォームＳ１～Ｓ６及び比較サンプルＣＳ１～ＣＳ３の組成を以下の表１にまとめる。
【表1】
【0213】
表１に示したポリオールの特性を、以下の表２にまとめる。
【表2】
【0214】
液相が均質になるまで、全ての液体成分（第１のポリオール、第２のポリオール、第３のポリオール、第４のポリオール、鎖延長剤、界面活性剤、触媒を含む）を混合することによって、サンプルポリウレタンフォームを形成した。次いで、任意の充填剤を液体混合物に添加した。次いで、合わせた混合物を、均質な組成物に達するまで混合した。最後に、イソシアネートを合わせた混合物に添加した。最終混合物を１７０℃のオーブンで数分間硬化させた。
【0215】
サンプルポリウレタンフォームを試験し、密度、７０％圧縮比で測定されたポリウレタンフォームの圧縮力たわみ（compression force deflection、ＣＦＤ）、及びガラス転移温度を決定した。試験の結果を、以下の表３にまとめる。
【表3】
【0216】
一般的な説明又は実施例において、上で説明された活動の全てが必要とされるわけではなく、特定の活動の一部分は必要とされない場合があり、記載される活動に加えて１つ以上の更なる活動が行われ得ることに留意されたい。なおも更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれらが行われる順序ではない。
【0217】
利益、他の利点、及び問題の解決策は、特定の実施形態に関して上で説明されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策をもたらすかより顕著にする可能性がある任意の特徴は、請求項のいずれか又は全ての重要な、必要な、又は本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0218】
本明細書に記載の実施形態の明細書及び例解図は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書及び例解図は、本明細書に記載される構造又は方法を使用する装置及びシステムの全ての要素及び特徴の網羅的かつ包括的な説明として役立つことを意図するものではない。別個の実施形態が単一の実施形態中に組み合わせて提供され得、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において説明されている様々な特徴が、別々に又は任意の部分的組み合わせで提供され得る。更に、範囲に記載された値への言及は、その範囲内ありとあらゆる値を含む。多くの他の実施形態が、本明細書を読んだ後にのみ当業者に明らかとなり得る。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、又は別の変更を行うことができるように、他の実施形態を使用し、本開示から導出することができる。したがって、本開示は、限定的ではなく、例示的なものとみなされるべきである。
【図1】
【国際調査報告】