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特表2024-545123アミューズメントコンテンツ処理システムと方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-05
(54)【発明の名称】アミューズメントコンテンツ処理システムと方法
(51)【国際特許分類】
   A63G 31/16 20060101AFI20241128BHJP
   A63G 7/00 20060101ALI20241128BHJP
   A63G 31/00 20060101ALI20241128BHJP
【FI】
A63G31/16
A63G7/00
A63G31/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534241
(86)(22)【出願日】2022-12-07
(85)【翻訳文提出日】2024-08-06
(86)【国際出願番号】 US2022052104
(87)【国際公開番号】W WO2023107542
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】63/287,602
(32)【優先日】2021-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/308,847
(32)【優先日】2022-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/075,125
(32)【優先日】2022-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511077292
【氏名又は名称】ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100233504
【弁理士】
【氏名又は名称】北岡 尚子
(72)【発明者】
【氏名】ゲルゲン パトリック ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョーダン ロバート
(57)【要約】
アミューズメントパークアトラクションに関するコンテンツ処理システムは、アミューズメントコンテンツのアウトプットに関する1又は2以上の制御命令を含むデータストリームを受信するように構成されているプロセッサを含む。プロセッサはまた、1又は2以上の付属品の動作特性を個別認識するように構成されている。プロセッサはまた、1又2以上の動作特性に基づいて、付属品を介してユーザに対して提供されるための調整されたアミューズメントコンテンツのアウトプットに関する1又は2以上のアップデートされた制御命令を含んでいる修正されたデータストリームを生成するためにデータストリームの修正を完了させるように構成されている。プロセッサはまた、付属品に修正されたデータストリームを送信するように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミューズメントパークアトラクションに関するコンテンツ処理システムであって、前記コンテンツ処理システムは、プロセッサを含み、
前記プロセッサは、
アミューズメントコンテンツのアウトプットに関する1又は2以上の制御命令を含むデータストリームを受信し、
付属品の1又は2以上の動作特性を個別認識し、
1又は2以上の動作特性に基づいて、前記付属品を介して、ユーザに提示されるために調整されたアミューズメントコンテンツのアウトプットに関するアップデートされた1又は2以上の制御命令を含んでいる修正されたデータストリームを生成するためのデータストリームの修正を完了させ、
前記付属品へ修正されたデータストリームを送信するように構成されている、
コンテンツ処理システム。
【請求項2】
前記コンテンツ処理システムは前記付属品を含み、
前記付属品は、第一の通信コンポーネントを含み、前記プロセッサは通信可能に第二の通信コンポーネントと連結され、前記第一の通信コンポーネントと前記第二の通信コンポーネントは、前記付属品に対する前記修正されたデータストリームのワイヤレス送信を可能にする、
請求項1に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項3】
前記コンテンツ処理システムは制御盤を含み、
前記制御盤は、前記第一の通信コンポーネントを有し、前記付属品の集積制御回路に取り外し可能に連結された、
請求項2に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項4】
前記付属品は前記アミューズメントパークアトラクションのオブジェクト上に調整されたアミューズメントコンテンツを投影するように構成されたプロジェクタを含む、
請求項1に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項5】
前記付属品は、ユーザにより装着され、ユーザの視線上に、調整されたアミューズメントコンテンツを重ね合わせるように構成されたウェアラブル可視化装置を含む、
請求項1に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項6】
前記付属品は、調整されたアミューズメントコンテンツを示す音声の信号をアウトプットするように構成されたオーディオシステムを含む、
請求項1に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項7】
前記プロセッサは、第五世代(5G)ブロードバンドセルラーネットワーク技術を介して、前記付属品に修正されたデータストリームを送信するように構成された、
請求項1に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項8】
データストリームを生成するように構成されたサーバを含み、前記プロセッサは前記サーバからデータストリームを受信するように構成され、データストリームの修正を完了させるために、1又は2以上の動作特性に基づいて、前記プロセッサは、修正されたデータストリームの1又は2以上のアップデートされた制御命令を生成するために前記サーバから受信したデータストリームにおいて含まれた1又は2以上の制御命令を調整するように構成されている、
請求項1に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項9】
データストリームを生成するように構成されたサーバを含み、前記プロセッサは前記サーバからデータストリームを受信するように構成され、
データストリームの修正を完了させるために前記プロセッサは、
1又は2以上の動作特性に基づいて、修正されたデータストリームの1又は2以上のアップデートされた制御命令を生成するために、データストリームにおいて含まれた1又は2以上の制御命令を調整するように前記サーバに指示し、
前記サーバからの修正されたデータストリームを受信するように構成されている、
請求項1に記載のコンテンツ処理システム。
【請求項10】
アトラクションシステムは、
付属品の動作パラメタを示すフィードバックを取得するように構成されたセンサを含む前記付属品と、
少なくとも、前記フィードバックの一部に基づいたアミューズメントコンテンツを含むデータストリームを生成するように構成されたサーバと、
処理システムであって、
前記付属品の型を個別認識し、
前記付属品の前記型に基づき、前記付属品を介して、ユーザに対しアウトプットされた調整されたアミューズメントコンテンツを含む修正されたデータストリームを生成するためにデータストリームの修正を完了させ、前記付属品に対し修正されたデータストリームを送信するように構成された処理システムと、を含む、
アトラクションシステム。
【請求項11】
前記付属品は、オブジェクト上に調整されたアミューズメントコンテンツを投影するように構成されたプロジェクタを含む、
請求項10に記載のアトラクションシステム。
【請求項12】
前記付属品は、視覚アウトプットデバイス、オーディオアウトプットデバイス、触覚アウトプットデバイス又はそれらの組み合わせを有するモバイルアッセンブリを含み、ユーザに対して調整されたアミューズメントコンテンツをアウトプットするように構成されている、
請求項10に記載のアトラクションシステム。
【請求項13】
データストリームの修正を完了させるために、前記処理システムは、
前記付属品の型に基づいて、修正されたデータストリームを生成するために前記サーバから受信したデータストリームにおいて含まれている1又は2以上の制御命令を調整するように構成されている、
請求項10に記載のアトラクションシステム。
【請求項14】
データストリームの修正を完了させるために、前記処理システムは、
前記付属品の型に基づいて、修正されたデータストリームを生成するためにデータストリームにおいて含まれている1又は2以上の制御命令を調整するように前記サーバに指示し、
前記サーバから修正されたデータストリームを受信するように構成された、
請求項10に記載のアトラクションシステム。
【請求項15】
前記付属品は、複数の位置に輸送可能なモバイルアッセンブリと連結され、前記サーバは、モバイルアッセンブリから離れた位置に配置されている、
請求項10に記載のアトラクションシステム。
【請求項16】
アトラクションの処理システムを機能させる方法であって、
ユーザに対する演出に関して第一の付属品によりアウトプットされるように構成されているアミューズメントコンテンツのデータストリームについてサーバを介して生成することと、
第二の付属品を前記処理システムと通信可能に連結することと、
前記処理システムを介して、前記第二の付属品の1又は2以上の動作特性を個別認識することと、
前記第二の付属品の1又は2以上の動作特性に基づいて、ユーザに対する演出に関し、前記第二の付属品により、アウトプットされるための調整されたアミューズメントコンテンツを含む修正されたデータストリームを生成するためにデータストリームの修正を完了させることと、及び
前記処理システムを介して前記第二の付属品に対して修正されたデータストリームを送信することと、
を含む方法。
【請求項17】
前記第二の付属品はプロジェクタを含み、前記第二の付属品を介して、オブジェクト上に調整されたアミューズメントコンテンツを投影することと、
1又は2以上の動作特性は、プロジェクタの位置を含み、前記処理システムを介して前記位置においての調整を個別認識することと、
修正されたデータストリームを生成するために前記位置においての調整に基づいてデータストリームの修正を完了させることと、をさらに含む
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
制御盤を前記第二の付属品と連結することと、
前記制御盤は、前記第二の付属品の集積制御回路と通信するように構成された第一の通信コンポーネントを含み、
前記第二の付属品に対して、前記処理システムから修正されたデータストリームのワイヤレス送信を可能にするために前記処理システムの第二の通信コンポーネントに対して前記第一の通信コンポーネントとリンクすることと、をさらに含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項19】
データストリームの修正を完了させることは、
前記処理システムで前記サーバからデータストリームを受信することと、
前記処理システムを介して、修正されやデータストリームを生成するために前記サーバから受信したデータストリームにおいて含まれた1又は2以上の制御命令を調整することと、を含む
請求項16に記載の方法。
【請求項20】
データストリームの修正を完了させることは、
前記処理システムを介して、修正されたデータストリームを生成するためにデータストリームにおいて含まれた1又は2以上の制御命令を前記サーバに調整するように指示することと、
前記処理システムで、前記サーバから修正されたデータストリームを受信することと、を含む、
請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年12月9日出願の米国仮出願第63/287、602号「ウェアラブル可視化デバイスのためのアミューズメントコンテントプロセッシングシステム及び方法」及び2022年2月10日出願の米国仮出願第63/308、847号「アミューズメントコンテンツ処理システム及び方法」の優先権及び利益を主張するものであり、その開示内容全体は、全ての目的のために引用により各々が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本節は、以下で説明され及び/又は特許請求されている本技術の様々な態様に関連する場合がある様々な技術的態様を読者に紹介することを意図している。この議論は読者に、本開示の様々な態様の、よりよい理解を容易にするための背景情報を提供する助けになると信じられている。従って、これらの説明は、先行技術の自白としてではなく、この観点において読まれるべきものであると理解されるべきである。
【0003】
アミューズメントパーク及び/又はテーマパークは、来園客に喜びを提供することにおいて有用な様々なエンターテインメントアトラクション、レストラン、そして乗り物を含むことができる。アミューズメントパークのエリアは、ある観客に特別にターゲットされた異なるテーマを持つことができる。例えば、あるエリアは、伝統的に子供たちにとって関心事であるテーマを含むことができるが、他のエリアは伝統的にもっと熟年の観客にとって関心事であるテーマを含むことができる。一般に、テーマを持つこのようなエリアはアトラクション又はテーマ型アトラクションとしてよばれる。テーマ型アトラクションは、固定された設備、ビルディング、レイアウト、小道具、装飾等を使用して設置されることができ、ほとんどがあるテーマに一般的に関連することができる。いくつかのケースでは、そのようなアトラクションの来園客に関する没入経験は、付属品(例えば、ウェアラブル可視化装置又はプロジェクタ)を介して、来園客に対し供給されることができる追加の特徴(例えば、視覚要素、オーディオサウンド、触覚フィードバック)でテーマを増やすことによって高められることができる。来園客にアトラクションの経験を高めるような方法において、そのような特徴の演出が調整されることが望ましいであろうと理解されている。
【発明の概要】
【0004】
本開示のある実施形態の概要は以下に示す通りである。これらの態様は、これらのある実施形態の簡単な概要を読者にただ与えるために提供され、これらの態様は、この開示の範囲を制限することを意図したものではないということが理解されるべきである。
【0005】
一つの実施形態では、アミューズメントパークのアトラクションのためのコンテンツ処理システムは、アミューズメントのコンテンツのアウトプットのための1又は2以上の制御命令を含むデータストリームを受信するように構成されているプロセッサを含む。プロセッサはまた、1又は2以上の付属品の動作特性を個別認識するように構成されている。プロセッサはまた、付属品を介してユーザに示されている調整されたアミューズメントコンテンツのアウトプットに関する1又は2以上のアップデートされた制御命令を含む修正されたデータストリームを発生させるために、1又は2以上の動作特性に基づき、データストリームの修正を完了させるように構成されている。プロセッサはまた、修正されたデータストリームを付属品に送るように構成されている。
【0006】
一つの実施形態では、アトラクションシステムは、付属品の動作パラメタを示すフィードバックを取得するように構成されたセンサを有する付属品を含む。アトラクションシステムは、フィードバックに少なくとも部分的に基づいて、アミューズメントコンテンツを含むデータストリームを発生させるように構成されたサーバを含んでいる。アトラクションシステムはまた、付属品の型を個別認識するように構成され、付属品の型に基づいて付属品を介してユーザにアウトプットされる調整されたアミューズメントコンテンツを含む修正されたデータストリームを生成するためにデータストリームの修正を完了させるように構成されている処理システムを含んでいる。処理システムはまた、修正されたデータストリームを付属品に送信するように構成されている。
【0007】
一つの実施形態では、アトラクションの処理システムを機能させるための方法は、サーバを介して、アミューズメントコンテンツのデータストリームが、ユーザに対する演出のための第一の付属品によりアウトプットされるように構成されているアミューズメントコンテンツのデータストリームを生成することを含んでいる。方法はまた、処理システムに対し、第二の付属品を通信可能に連結することと、処理システムを介して、1又は2以上の第二の付属品の動作特性を個別認識することを含んでいる。方法はまた、1又は2以上の第二の付属品の動作特性に基づいて、ユーザに対する演出のための第二の付属品によりアウトプットされた調整されたアミューズメントコンテンツを含んでいる修正されたデータストリームを生成するためにデータストリームの修正を完了させることを含んでいる。
方法は、また、処理システムを介して、第二の付属品に対し修正されたデータストリームを送信することを含んでいる。
【0008】
上記に示されたその特徴の様々な改良を本開示の様々な態様に関連して行うことができる。さらなる特徴が、また、同様にこれらの様々な態様において組み込まれることができる。これらの改良と追加の特徴は個別に存在し又は任意の組み合わせで存在することができる。
【0009】
図面全体を通して文字のようなものが、部分のようなものを表す図面を伴うことに関して、以下の詳述された説明が読まれるとき、本開示のこれらの及び他の特徴、態様そして、優位性はよりよく理解されることになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本開示の実施形態のとおり、アミューズメントコンテンツ処理システムを含む拡張現実、仮想現実及び/又は混合現実(AR/VR)システムの概要図である。
図2図2は、本開示の実施態様のとおり、図1のアミューズメントコンテンツ処理システムを有するアミューズメントパークアトラクションの概要図である。
図3図3は、本開示の実施形態のとおり、図1のアミューズメントコンテンツ処理システムを機能させるための処理の実施形態のフロー図である。
図4図4は、本開示の実施形態のとおり、アミューズメントコンテンツ処理システムを有するアミューズメントパークアトラクションの概要図である。
図5図5は、本開示の実施形態のとおり、図4のアミューズメントコンテンツ処理システムを機能させるための処理の実施形態のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1又は2以上の具体的な実施形態が以下に説明されるだろう。これらの実施形態の簡潔な説明を提供しようとするために、実際の実装のすべての特徴が本明細書に説明されているわけではない。いかなるこのような実際の実装のような開発でも、いかなるエンジニアリングや設計のプロジェクトと同様に、実装によっては異なることができるシステム関連やビジネス関連の制約の遵守のような開発者の特定の目的を達成するために、数多くの実装特有の決定を下されなければならないことが理解されるべきである。しかも、このような開発する労力は複雑であり、時間を消費するだろうが、それにもかかわらず、本開示の利益を受ける当業者にとっては、設計、製作、そして製造を日常的に引き受けることになるであろうことが理解されるべきである。
【0012】
本開示の様々な実施形態の要素を紹介すると、冠詞の“a”、“an”、“the”は、1以上の要素があると意味することが意図される。“comprising”、“including”、そして“having”という用語は、包括的であることを意図し、リストされた要素以外に他の追加の要素が存在する場合があるということを意味している。加えて、本開示の“one embodiment”や“an embodiment”への言及は、列挙された特徴もまた組み込んだ追加の実施形態の存在を除くように解釈されるつもりはないことを理解されるべきである。
【0013】
アミューズメントパークは、アミューズメント経験(例えば、スリルのある乗り物、アニメ化されたキャラクタショー、ゲーム及び/又は映像、オーディオ及び/又は触覚の演出)を来園客に提供するように構成されているアミューズメントパークアトラクションを含むことができる。あるケースでは、アミューズメントパークアトラクションは、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)及び/又は混合現実(ARとVRの組み合わせ)システム(AR/VRシステム)を有するアトラクションシステムを含むことができる。
AR/VRシステムは、来園客にAR/VR経験(例えば、AR経験、VR経験又は両方)を提供することによって来園客にアミューズメントパークアトラクションの経験を高めるように構成されることができる。実際に、あるアトラクションの特徴と同様に、あるハードウエア構成、ソフトウエア構成(例えば、アルゴリズムの構造及び/又はモデル化された応答)の組み合わせは、カストマイズ可能にされ、個人向けにされ及び/又はインタラクティブであることができるAR/VR経験を来園客に提供するように活用されることができる。
【0014】
例えば、AR/VRシステムは、来園客がアトラクションのコースの間又はアミューズメントパークの設計されたエリアを横断する間は、来園客により装着されることができるヘッドマウントディスプレイ(例えば、電子ゴーグル又はディスプレイ、眼鏡)のような付属品(例えば、ウェアラブル可視化装置)を含むことができる。
ウェアラブル可視化装置は、来園客があるAR/VRシーンをみることを可能にするように構成されることができる。特に、ウェアラブル可視化装置は、アミューズメントパークの現実世界環境においてバーチャルリアリティの技術で重ね合わされている特徴によって、またアミューズメントパークの乗り物などにおいて異なる経験を提供する調整可能な仮想環境を提供することにより、来園客に経験を高めるように活用されることができる。
いくつかのケースでは、ウェアラブル可視化装置は、例えば、1又は2以上のウェアラブル可視化装置のシーン、ディスプレイ及び/又はプロジェクタ(例えば、仮想網膜ディスプレイ)を介して、来園客に対して提供された仮想特徴に加えて又はその代わりに、来園客にフィードバック(例えば、オーディオコンテンツ、触覚フィードバック)を提供するように構成された追加のアウトプットデバイス(例えば、オーディオスピーカー、触覚デバイス)を含むことができる。
【0015】
あるケースでは、アトラクションシステムは来園客にアミューズメントパークアトラクションの経験を高めるために、ウェアラブル可視化装置に追加して又はその代わりに他の付属品(例えば、システム又はデバイス)を含むことができる。例えば、アトラクションシステムは、アミューズメントパークアトラクションのある領域、エリア及び/又は要素の上にコンテンツ(例えば、動画、静止画、仮想特徴)を表示(例えば、表面の上に投影)するように構成された1又は2以上のプロジェクタ(例えば、付属品)を含むことができる。プロジェクタにより表示されたコンテンツは、アトラクションの来園客により提供されたインプット(例えば、ユーザインプット)に基づいてインタラクティブであり、調整可能であることができる。さらにまた、アトラクションシステムは、触覚デバイス、水噴霧器及び/又はオーディオサウンドシステムのような他の付属品(例えば、システム又はデバイス)を含むことができる。ウェアラブル可視化装置、プロジェクタ及び/又は他のシステム又はデバイスは、アトラクションにより提供された没入感のある来園客の経験を高めるために単独で又はお互いに接続され使用されることができる。
【0016】
本明細書で使用されているように、「付属品」 は、来園客により占められた乗り物車両の乗車サイクルのコースのあらゆる場所で及び/又は別の適切な環境において、来園客がアミューズメントパークのエリアに配置され又は横断する間、来園客にアミューズメントコンテンツを提供するように構成された1又は2以上のシステム、デバイス及び/又はコンポーネントのいかなる組み合わせも関連付けることができる。そのため、付属品は、ウェアラブル可視化装置、プロジェクタ、触覚デバイス(例えば、ウェアラブル触覚デバイス)、オーディオサウンドシステム(例えば、1又は2以上のスピーカー)、水噴霧器、エアノズル等を含むことができる。さらに、「アミューズメントコンテンツ」は付属品を介して、来園客に提供されることができるいかなる適切なアウトプットも関連付けることができる。限定されない例として、アミューズメントコンテンツは、ウェアラブル可視化装置(例えば、第一の付属品)により来園客に提供されたAR/VRシーン、プロジェクタ(例えば、第二の付属品)を介してユーザに示される視覚イメージ、触覚デバイス(例えば、第三の付属品)を介して来園客に提供される触覚アウトプット、オーディオサウンドシステム(例えば、第四の付属品)を介して来園客に提供されるオーディオアウトプット、水噴霧器又は空気ノズル(例えば、第五の付属品)により提供される流体アウトプット(例えば、水、空気)又は、それのいかなる組み合わせも関連付けられることができる。
【0017】
本開示の実施形態は、アミューズメントコンテンツ処理システムに関連し、また、ユーザに対するアミューズメントコンテンツのさらに効果的な演出を促進する方法において及び/又は付属品が実装されているアミューズメントパークアトラクションの他の特徴(例えば、小道具、アニメーションフィギュア)でアミューズメントコンテンツのさらに調和した一体化を促進する方法において、付属品を介してユーザ(例えば、来園客)に提供されるアミューズメントコンテンツのアウトプットを調整するように構成されている処理システムとして本明細書に関連付けられる。例えば、付属品がウェアラブル可視化装置又はプロジェクタ(例えば、スタンドアローンプロジェクタ、つまりユーザに装着されるように構成されていない)を含む実施形態の中で、処理システムは、アトラクションシステムにおいて実装されたウェアラブル可視化装置又はプロジェクタのバージョンや型に基づいて、ウェアラブル可視化装置又はプロジェクタによる活用関してより適切であり、ウェアラブル可視化装置又はプロジェクタの全体の機能を高めることができる構成においてデータストリームを配置するために、ウェアラブル可視化装置又はプロジェクタに提供されたアミューズメントコンテンツのデータストリームの調整を完了させるように構成されることができる。ウェアラブル可視化装置又はプロジェクタのデータストリームの調整を完了させるように構成されることができ、ウェアラブル可視化装置又はプロジェクタの全ての機能を高めることができるウェアラブル可視化装置又はプロジェクタによる利用に関して、より適切である構成においてデータストリームをセットするように構成されることができる。
【0018】
一つの実施形態では、処理システムは、付属品(例えば、ウェアラブル可視化装置、プロジェクタ)を介して、ユーザに示されるアミューズメントコンテンツの少なくとも一部を生成するように構成されたサーバ(例えば、1又は2以上のコンピュータグラフィック生成ユニットのシステム)と通信可能に連結され及び/又は一体化されることができる。サーバは、処理システムに対するアミューズメントコンテンツを含むデータストリーム(例えば、ワイヤレスデータストリーム)を送信するように構成されることができる。処理システムは、通信可能に付属品に連結するように構成され、付属品のコンポーネント(例えば、ディスプレイ、スピーカー、触覚デバイス)を介してユーザに対してアミューズメントコンテンツに一致する演出の関する付属品に対してデータストリームの一部、全部又は修正版を送信するように構成されることができる。付属品との接続(例えば、有線、無線接続)が成立の上で、処理システムは付属品のバージョン(例えば、型、ブランド)を個別認識することができる。処理システムは、付属品に対して提供された特定のデータストリームが、付属品による利用に関して最も適切な構成においてあるように、付属品の個別認識されたバージョン及び/又は別の特徴に基づいて、アミューズメントコンテンツの生成を調整し、又はデータストリームのアウトプットを調整するようにサーバに指示することができる。
【0019】
さらに詳細の例として、付属品がウェアラブル可視化装置を含む実施形態において、ウェアラブル可視化装置との接続の上で、処理システムは、ウェアラブル可視化装置において含まれたインプットセンサ(例えば、モーションセンサ、光学センサ、タッチセンサ)の型、量及び/又は位置(例えば、ユーザの頭部及び/又はコーディネートシステムに関して)を決定し、ウェアラブル可視化装置において含まれているアウトプットデバイス(例えば、ディスプレイデバイス、オーディオスピーカー、触覚デバイス)の型、量及び/又は位置(例えば、ユーザの頭部及び/又はコーディネートシステムに関して)を決定し、以下に詳細に議論されるように、他の特徴の間で、ウェアラブル可視化装置上でロードされたウェアラブル可視化装置のソフトウエアバージョン(例えば、ドライババージョン)を決定するように構成されることができる。処理システムは、ウェアラブル可視化装置の個別認識されたインプットセンサ、アウトプットデバイス及び/又はソフトウエアバージョンに基づいて、サーバにより生成されたアミューズメントコンテンツのアウトプットをサーバに調整するようにサーバに指示し及び/又はウェアラブル可視化装置によりユーザに対する演出に関するより効果的な構成においてアミューズメントコンテンツをセットするために及び/又は、ウェアラブル可視化装置に対して(例えば、サーバにより)送信されたアミューズメントコンテンツの全ての質(例えば、解像度)を高めるために追加の、よりわずかの、又はコントロールされたアミューズメントコンテンツを生成するようにサーバに指示することができる。あるケースでは、処理システムは、ウェアラブル可視化装置の個別認識された型又はバージョンに基づいて、サーバから受信したアミューズメントコンテンツのデータストリームをローカルに調整することができる。さらに、以下に説明するように、処理システムは、ウェアラブル可視化装置の個別認識に基づいて、アトラクションシステムの動作全体にわたってウェアラブル可視化装置の健康状態(例えば、稼働状態)をより効果的に記録し、監視し及び/又は分析することができる。
さらに、処理システムは、例えば、付属品がプロジェクタ又は付属品の別の型を含む実施形態で似た方法を実行することができる。これら及び他の特徴は、図面を参照にして以下に詳細に説明されるだろう。
【0020】
以上を念頭に置いて、図1は、ユーザ(例えば、来園客、アミューズメントパークの従業員、乗り物車両の乗客)にAR/VRシーンの経験(例えば、見る、相互作用する)を可能にするように構成されたAR/VRシステム10を有するアトラクションシステム8の実施形態の概要図である。示された実施形態において、AR/VRシステム10は、ウェアラブル可視化装置12(例えば、ヘッドマウントディスプレイのような付属品)及びゲストインターフェースデバイス14を有するウェアラブル可視化システム11を含む。ゲストインターフェースデバイス14(例えば、ヘッドストラップアッセンブリ)は、ユーザの頭部に連結され、ウェアラブル可視化装置12に対し取り外しできるように連結するように構成されることができる。そのため、ウェアラブル可視化装置12がゲストインターフェースデバイス14と順調に機能することは、AR/VRシステム10を利用しているユーザの頭部に対し、ウェアラブル可視化装置12を連結することを容易にする。他の実施形態では、ウェアラブル可視化装置12は、例えば、ゲストインターフェースデバイス14がウェアラブル可視化装置12のハウジングと一体になっている構成のような、いかなる他の適切な構成も含むことができる。
【0021】
示された実施形態では、ウェアラブル可視化装置12は、ウェアラブル可視化装置12のハウジング18に結合されたレンズ部分16(例えば、AR/VR眼鏡、ゴーグル)を含む。レンズ部分16は、ある仮想特徴24(例えば、AR特徴)が重ね合わされることができる1又は2以上のレンズ20又はディスプレイ(例えば、透明、半透明、不透明)を含むことができる。一つの実施形態では、レンズ20は、ユーザが、現実世界環境22に一体化されるものとして仮想特徴24だとわかるようにレンズ20上で、重ね合わされたある仮想特徴24と共にレンズ20を通して、ユーザに現実世界環境22(例えば、アトラクションにおける物理的構造)を見ることを可能にすることができる。つまり、レンズ部分16は、ユーザの視線上に仮想特徴24を重ね合わせることによってユーザの視界を少なくとも部分的に制御することができる。この目標を達成するために、ウェアラブル可視化装置12は、レンズ20を通して、ユーザにより見ることができる物理的、現実世界環境22上で、重ね合わされたある仮想特徴24を有する非現実的環境26(例えば、ゲーム環境)をユーザに見えるようにし、知覚することができるようにできる。仮想特徴24は、ウェアラブル可視化装置12を介して、ユーザに提供されたアミューズメントコンテンツの少なくとも部分的に形成することができる。
【0022】
限定されない例として、レンズ20は透明(例えば、透けて見える)の発光ダイオード(LED)ディスプレイ又は透明(例えば、透けて見える)の有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイを含むことができる。一つの実施形態では、レンズ部分16は、ユーザの両目に対し画像を表示するためにある距離に広がる一体成形の構造物から形成されることができる。つまり、そのような実施形態では、レンズ20(例えば、第一のレンズ28、第二のレンズ29)は、第一のレンズ28がユーザの第一の目(例えば、左目)に調節されることができ、第二のレンズ29がユーザの第二の目(例えば、右目)に調節されることができる、単一の、連続した材料から形成されることができる。他の実施形態では、レンズ部分16は、2又は3以上の別々のレンズ20から形成される多数個の構造物であることができる。
【0023】
一つの実施形態では、ウェアラブル可視化装置12は、ユーザの視界を完全に制御することができる(例えば、不透明な視野表面を使用すること)。つまり、レンズ20はユーザに仮想特徴24(例えば、VR特徴)を表示するように構成された不透明な又は透明でないディスプレイを含むことができる。そのため、ユーザによって見ることができる非現実的環境26は、例えば、1又は2以上の仮想特徴24と電子的に統合された物理的、現実世界環境22の現実世界の画像を含むリアルタイムビデオであることができる。このようにして、ウェアラブル可視化装置12を装着することにおいて、ユーザは非現実的環境26により完全に取り囲まれていると感じることができ、ある仮想特徴24を含む現実世界環境22になるために非現実的環境26を知覚することができる。一つの実施形態では、ウェアラブル可視化装置12は、ある仮想特徴24が重ね合わされたユーザにより見ることができる現実世界のオブジェクトを超えて重ね合わせるように、ユーザの片目又は両目に光を投射するように構成された光投影特徴(例えば、仮想網膜ディスプレイ)のような特徴を含むことができる。そのようなウェアラブル可視化装置12は、網膜ディスプレイを含むと考えられることができる。
【0024】
そのため、非現実的な環境26は、AR経験、VR経験、混合現実経験、コンピュータに介在された現実経験、それについての組み合わせ、又は他の類似の非現実的環境26を含むことができることが理解されるべきである。さらに、ウェアラブル可視化装置12は、非現実的環境26を創り出すために単一で又は他の特徴との組み合わせにおいて使用されることができることが理解されるべきである。実際、以下に議論されているように、ゲームの間中のような、アミューズメントパークアトラクションの乗車の間又は別の時間の間中ずっと、アミューズメントパークの特定のエリア又はアトラクションの間中ずっと、アミューズメントパークと結び付けられたホテルに向かう乗車の間、ホテル等で、ユーザは、ウェアラブル可視化装置12を装着することができる。
【0025】
ウェアラブル可視化装置12は、以下に議論されているように、非現実的環境26の態様の創作を支持するように構成されたローカルプロセッサ30及びメモリ32を含むことができる。ローカルプロセッサ30は、現在開示されている技術の少なくとも部分的に、例えば、レンズ部分16を介して仮想特徴24の表示を容易にすることを実行するための命令を実行するためにメモリ32と動作可能に連結されることができる。これらの命令は、メモリ32及び/又は他のストレジのような実体的であり非一時的なコンピュータが可読であるメディアに蓄積されたプログラム又はコードに符号化されることができる。ローカルプロセッサ30は、一般の目的のプロセッサ、システムオンチップ(SoC)デバイス、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はいくつかの他の類似プロセッサ構成であることができる。
【0026】
一つの実施形態では、ローカルプロセッサ30は、ウェアラブル可視化装置12を取り巻く環境の1又は2以上パラメタ及び/又はウェアラブル可視化装置12を装着しているユーザからのインプットを示すフィードバックをローカルプロセッサ30に提供するように構成されることができるウェアラブル可視化装置12の、1又は2以上のインプットセンサ34と、通信可能に連結されることができる。例えば、方向データ、位置データ、視点データ(例えば、焦点長さ、方向、姿勢)、モーショントラッキングデータ等を示すフィードバックをローカルプロセッサ30に向かって提供することができる方向センサ、位置センサ(例えば、加速度計、磁気探知機、ジャイロスコープ、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)レシーバ)、モーショントラッキングセンサ(例えば、電磁気的でソリッドステートのモーショントラッキングセンサ)、慣性計測装置(IMUs)、及び/又はその他のセンサを、インプットセンサ34は含むことができる。追加的に、又は代替的にインプットセンサ34は、ウェアラブル可視化装置12の周囲のアンビエント照明を示すフィードバックを提供するように構成された光学センサ、例えば、ローカルプロセッサ30及び他のものに対するユーザインプットを送信するように構成されたタッチセンサ又はボタン及びその他を含むことができる。以下に議論するように、ウェアラブル可視化装置12上のインプットセンサ34の量、型及び/又は位置は、AR/VRシステム10において使用されているウェアラブル可視化装置12の特定の型、バージョン及び/又はブランドに基づいて変化することができる。
【0027】
一つの実施形態では、ウェアラブル可視化装置12は、例えば、レンズ部分16を介してユーザに対して示されたビジュアルアミューズメントコンテンツ(例えば、仮想特徴24)に加えて、又はその代わりに追加のアミューズメントコンテンツをユーザへ提供するように構成された1又は2以上のアウトプットデバイス36を含むことができる。限定されない例として、オーディオアウトプット(例えば、テーマ化された音楽、又はノイズ)をユーザに提供するように構成され、及び/又はユーザに触覚フィードバックを提供するように構成された触覚デバイス(例えば、振動機器)をユーザに提供するように構成された1又は2以上のオーディオスピーカーをアウトプットデバイス36は含むことができる。そのため、ウェアラブル可視化装置12によりユーザに提供されたアミューズメントコンテンツは、(例えば、レンズ部分16及び/又はアウトプットデバイス36を介して)ウェアラブル可視化装置12によりアウトプットされることができる視覚、聴覚及び/又は触覚コンテンツのいかなる一つの又はその組み合わせも含むことができる。アウトプットデバイス36は、ローカルプロセッサ30と通信可能に連結されることができ、ローカルプロセッサ30から受信した命令に基づいてユーザに対し対応するアミューズメントコンテンツをアウトプットするように構成されることができる。以下に議論されているように、インプットセンサ34と同様に、ウェアラブル可視化装置12上のアウトプットデバイス36の量、型及び/又は位置は、AR/VRシステム10において使用されているウェアラブル可視化装置12の特定の型、バージョン及び/又はブランドに基づいて変化することができる。
【0028】
一つの実施形態では、アミューズメントパーク環境において実装されているとき、ウェアラブル可視化装置12は、構造物からウェアラブル可視化装置12の分離を(例えば、少なくとも一時的に)阻むため、構造物(例えば、AR/VRシステム10を有するアミューズメントパークライドの乗り物車両42)と物理的に連結(例えば、ケーブル40を介してつながれる)されることができる。ケーブル40は、アミューズメントパークアトラクションのユーザ及び/又はオペレータが、乗り物車両42に対しまた乗り物車両42からウェアラブル可視化装置12を物理的に連結し又は切り離すことを可能にするコネクタ44(例えば、クイック分離プラグ)を介して、乗り物車両42と取り外し可能なように連結されることができる。さらに、ケーブル40は、電気的にウェアラブル可視化装置12のローカルプロセッサ30と、一つの実施形態では、乗り物車両42上に含まれることができる(例えば、物理的に乗り物車両42と連結された)AR/VRシステム10の処理システム50(例えば、アミューズメントコンテンツ処理システム)を連結することができる。以下に議論されているように、他の実施形態では、処理システム50は、乗り物車両42と連結されず、乗り物車両42と離れて配置されることができる。さらに、一つの実施形態では、ローカルプロセッサ30は、ケーブル40の代わりにワイヤレス接続(例えば、ブルートゥース(登録商標)接続)を介して処理システム50と通信可能に連結されることができる。さらに、一つの実施形態では、ウェアラブル可視化装置12がケーブル40を介して、乗り物車両42と物理的につながれないように、ケーブル40がAR/VRシステム10から除かれることができる。
【0029】
一つの実施形態では、処理システム50は、乗り物車両42から離れて(例えば、乗り物の外で)配置されることができるサーバ52(例えば、1又は2以上のリモートサーバ、コンピュータグラフィック生成ユニット)とローカルプロセッサ30を通信可能に連結するように構成されることができる。以下に詳細に議論されているように、一つの実施形態では、ローカルプロセッサ30は、例えばインプットセンサ34により取得されたフィードバックを処理システム50に提供することができ、処理システム50は、ローカルプロセッサ30から受信された、いくつかの又は全てのセンサフィードバックをサーバ52へ提供することができる。サーバ52は、ウェアラブル可視化装置12によりユーザに対してアウトプットのための「アミューズメントコンテンツ」として本明細書で言及されたAR/VRコンテンツ、オーディオコンテンツ及び/又は触覚コンテンツを生成し又はさもなければ調整するためにインプットセンサ34から受信されたセンサフィードバックの少なくとも部分的に利用するように構成されることができる。
【0030】
例えば、サーバ52はウェアラブル可視化装置12によりユーザに表示され又はさもなければ、提示されるためにアミューズメントコンテンツを生成し、送信することができる。特に、サーバ52は、1又は2以上のリモートプロセッサ54(例えば、汎用目的のプロセッサ又はその他のプロセッサ)及びリモートメモリ56を含み、例えば、ユーザに関して非現実的環境26を生成することにおいて役立つデータを処理することができる。非現実的環境26を生成することにおいて役立つデータは、ウェアラブル可視化装置12のそれぞれのインプットセンサ34から受信されたリアルタイムデータ、AR/VRシステム10を有するアミューズメントアトラクションの他のセンサにより取得された様々なセンサデータ及び/又はリモートメモリ56において蓄積されたデータを含み、しかし、これに限定されない。一つの実施形態では、ユーザの周囲の現実世界環境22に関してウェアラブル可視化装置12により提示されたAR/VR特徴を統合するための基準枠を生成するそのようなデータをサーバ52は、使用することができる。例えば、サーバ52はユーザの方向、位置、注視方向、視野、動き等において、変化を反映するためにレンズ部分16上で、表示するためのAR/VRグラフィックを選択的に生成することができる。サーバ52はまた、ウェアラブル可視化装置12のユーザにより(例えば、1又は2以上のインプットセンサ34を介して)、提供されたインプットにおいて変化を反映するためにAR/VRグラフィックを選択的に生成することができる。その上、サーバ52は、サーバ52により(例えば、リモートメモリ56に)蓄積された、ある予定された又はモデル化されたアルゴリズムに従ってAR/VR特徴に影響を受けるようにすることができるシミュレーションされた命令に基づいてAR/VRグラフィックを生成することができる。例のように、予定され、モデル化されたアルゴリズムは、物理エンジン又は類似のモジュールにより、又はサーバ52の一部として実装されることができる。一つの実施形態では、共有されたゲームにおいて複数ユーザの中の特定ユーザが共有されたゲームにおいて複数ユーザ(例えば、プレイヤ)の中で他のユーザにより適用されたゲームの効果をみることができるように、サーバ52は、共有されたゲームにおいて、複数ユーザに対応する上記に記載される情報又はデータを追跡することができる。
【0031】
一つの実施形態では、サーバ52は、シリーズにおいて処理システム50と共にウェアラブル可視化装置12のローカルプロセッサ30に通信可能に連結されることができる。そのため、処理システム50はローカルプロセッサ30とサーバ52との間の情報(例えば、データストリーム、制御シグナル、センサフィードバック)を受信し、また送信することができる。処理システム50は、本明細書で議論された技術の全ての中のいくつかを実行するように構成された中間プロセッサ60,中間メモリ62を含むことができる。一つの実施形態では、処理システム50は、乗り物車両42の車外に配置されることができ、例えば、サーバ52と一体化され及び/又はサーバ52の一部を形成することができることが理解されるべきである。そのような実施形態では、ウェアラブル可視化装置12のローカルプロセッサ30は、サーバ52(例えば、サーバ52と一体化した処理システム50)と通信可能に直接的に連結されることができる。そのため、処理システム50、サーバ52、又はその両方は、本明細書で議論された技術を実行するように構成されることができるということが理解されるべきである。
【0032】
さらに、それぞれのプロセッサ30、54及び60は、複数のマイクロプロセッサ、1又は2以上の「汎用目的の」マイクロプロセッサ、1又は2以上の特別な目的のマイクロプロセッサ及び/又は1又は2以上の特定用途向け集積回路(ASICs)、又はそれのいくつかの組み合わせを含むことができることを理解されるべきである。例えば、プロセッサ30,54及び60は、1又は2以上の縮小命令セット・コンピューター(RISC)プロセッサを含むことができる。メモリデバイス32,56,及び62は、ランダムアクセスメモリ(RAM)のような揮発性及び/又はリードオンリーメモリ(ROM)のような不揮発性メモリを含むことができる。メモリデバイス32,56及び62は制御ソフトウエア、ルックアップテーブル、設定データ、コミュニケーションプロトコル又はそれに似たもののような情報をそれぞれ格納することができる。
【0033】
図2は、AR/VRシステム10を有するアトラクション70の実施形態の概要図である。明確にするために、アトラクション70はアトラクションシステム8のいくつか又は全てを形成することができることを理解されなければならない。さらに、アトラクション70は、本明細書でより詳細に議論されているいかなる付属品も含むことができる。アトラクション70は、乗り物車両42がアトラクション70の順次的な乗車サイクル(例えば、ロード/アンロード・サイクル)の間中、周遊するように構成されているコース72(例えば、予め定義され、又は未定義の進路)を含むことができる。例えば、乗り物車両42は、アトラクション70の乗車/下車用プラットフォーム74で乗り物車両42に中へ乗客(例えば、AR/VRシステム10のユーザ)を乗せること又は乗り物車両42から乗客を降ろすことを周期的に割り当てている間、コース72に沿って、乗車サイクルを反復して実行するように構成されることができる。上記で議論されているように、一つの実施形態では、処理システム50は、乗り物車両42に含まれる(例えば、連結される)ことができ、コース72に沿って、乗り物車両42と周遊するように構成されている。処理システム50は、適切な通信回路75(例えば、ワイヤレス通信コンポーネント)を介して、サーバ52と通信可能に連結されることができる。
【0034】
上記で議論されているように、サーバ52は、(例えば、乗り物車両42が乗車サイクルを実行している間のような)アトラクション70のユーザ76に提示(例えば、ウェアラブル可視化装置12を介して)されるためのアミューズメントコンテンツを提供し、生成するように構成されることができる。サーバ52は、コース72に沿って乗り物車両42の位置に基づいて、またコース72について配置された特徴(例えば、アニメーションフィギュア)に基づいて、及び/又はユーザ76からのゲームプレイ又は他のインプットに基づいて、アミューズメントコンテンツの演出を同期させるように構成されることができる。サーバ52は、ウェアラブル可視化装置12のインプットセンサ34や、乗り物車両42上に含まれている1又は2以上のセンサ78(例えば、追跡センサ)から受信され、又はアトラクション70の中央乗車制御システムから受信した他のデータから受信されたセンサフィードバックに基づいたコースに沿って乗り物車両42の位置を決定するように構成されることができる。どんな場合でも、サーバ52は、ユーザ76に対しアミューズメントコンテンツの演出を可能にするために、ウェアラブル可視化装置12に対し、制御命令(例えば、データストリーム)の一部、全部、又は修正版を送信することができる処理システム50にアミューズメントコンテンツをアウトプットするための制御命令を含んでいるデータストリームを送信すること(例えば、通信回路75を介して)ができる。データストリームは、ウェアラブル可視化装置12が、ユーザ76に対してアミューズメントコンテンツ(例えば、ビジュアルコンテンツ、オーディオコンテンツ、触覚コンテンツ)の演出をアウトプットすることを可能にする様々な制御命令を含むことができる。
以下で議論されたように、処理システム50は、処理システム50と通信可能に連結されたウェアラブル可視化装置12の個別認識された型に基づいて、サーバ52から受信したデータストリームにおいて制御命令を調整し又は修正することができ、サーバ52に、代わりの制御命令を有する修正されたデータストリームを生成し、提供するように指示することができる。使用された本明細書のように、例えば、「制御命令」は、1又は2以上の付属品(例えば、ウェアラブル可視化装置12)の設計されたコンポーネント、特徴及び/又はサブシステムを機能させ及び/又は制御するための命令を含むことができる。
【0035】
次の議論を進めると、図3は、処理システム50と連結された(例えば、ワイヤレスに連結され、電気的に連結された)ウェアラブル可視化装置12の型に基づいてユーザに対しての演出のためにウェアラブル可視化装置12に提供されたアミューズメントコンテンツを調整するためのプロセス80の実施形態のフロー図である。プロセス80は、例えば、アトラクション70の乗車サイクルのコースの間、カストマイズされたAR経験、VR経験及び/又は混合の現実経験を生成することにおいて役立つことができる。プロセス80は、非一時的なコンピュータが可読であるメディア(例えば、メモリ32,56及び/又は62)に蓄積された初期化されたコード又は命令の典型になることができ、例えば、処理システム50の中間プロセッサ60により実行されることができる。明確にするために、次の議論は、図2及び3を並列に参照し続けることができる。
【0036】
プロセス80は、ブロック82により示されているように、処理システム50と通信可能に連結されたウェアラブル可視化装置12の型を個別認識することから始めることができる。例えば、一つの実施形態では、代替のウェアラブル可視化装置84は、通信ケーブル86を介して、乗り物車両42と初めに物理的及び電気的に連結されることができる。一つの実施形態では、ユーザ(例えば、アトラクション70のオペレータ、ユーザ76)は、乗り物車両42の支持構造体88(例えば、筐体)と連結されることができるコネクタ44から通信ケーブル86を取り外すことにより乗り物車両42から代替のウェアラブル可視化装置84を切り離すことができる。ユーザは、ウェアラブル可視化装置12と乗り物車両42とを物理的及び/又は電気的に連結するために、例えば、ウェアラブル可視化装置12のケーブル40とコネクタ44を連結することにより、代替のウェアラブル可視化装置84をウェアラブル可視化装置12と交換することができる。
【0037】
新しいウェアラブル可視化装置(例えば、ウェアラブル可視化装置12)が乗り物車両42と連結されたというフィードバックを受信するのと同時に、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12(例えば、ブロック82で)の型又はバージョンを個別認識することができる。例えば、処理システム50にウェアラブル可視化装置12のバージョン、ブランド及び/又はシリアルナンバに関連する情報を送信するように構成されているローカルプロセッサ30との通信を介して、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12の型を個別認識することができる。
【0038】
一つの実施形態では、処理システム50は、ケーブル40をコネクタ44と連結するために使用されることができるケーブル40のプラグ90の構造又はバージョンに基づいてウェアラブル可視化装置12の型を個別認識することができる。例えば、コネクタ44は、様々な異なるプラグ90を受け入れるように構成された様々な受信ポート92を含むことができる。プラグ90の各々は、ウェアラブル可視化装置12の異なる型と結合されることができ、又は一致することが知られることができる。処理システム50は、通信プラグ90(例えば、高解像度マルチメディア・インターフェース[HDMI(登録商標)]、ユニバーサル・シリアル・バス[USB]プラグ等)を介して、かみ合わされている受信ポート92の特定の型に基づいて乗り物車両42と連結されたウェアラブル可視化装置12の型を個別認識することができる。つまり、処理システム50は、プラグ90が受信ポート92に含まれている第一の受信ポートとかみ合わされるという決定に対応してウェアラブル可視化装置12の第一の型としてウェアラブル可視化装置12を個別認識することができ、プラグ90が受信ポート92に含まれている第二の受信ポートとかみ合わされているという決定に対応してウェアラブル可視化装置12の第二の型としてウェアラブル可視化装置12を個別認識することができる。他の実施形態では、処理システム50は、以下に議論されたようにウェアラブル可視化装置12に対するもう一つのテストシグナルの送信を介して、ウェアラブル可視化装置12の型を決定することができる。
【0039】
ブロック82の実行の一部として、処理システム50は、乗り物車両42と連結されたウェアラブル可視化装置12の型と関連がある動作特性を決めることができる。そのような動作特性は、ウェアラブル可視化装置12において含まれているインプットセンサ34の型、量及び/又は相対的位置、ウェアラブル可視化装置12において含まれているアウトプットデバイス36(例えば、ディスプレイデバイス、オーディオスピーカー、触覚デバイス)の型、量及び/又は相対的位置、ウェアラブル可視化装置12のローカルプロセッサ30上にロードされたソフトウエアバージョン(例えば、ドライバ)、ウェアラブル可視化装置12において含まれているディスプレイのリフレッシュレート(例えば、60Herz[HZ]、90HZ)、とりわけその他の特徴を含むことができる。例えば、一つの実施形態では、処理システム50からリクエストを受信すると同時に、ローカルプロセッサ30は、ウェアラブル可視化装置12の動作特性を示すフィードバック(例えば、デジタル及び/又はアナログデータ)を処理システム50に提供することができる。処理システム50は、またウェアラブル可視化装置の様々な型及び/又はバージョンの動作特性が蓄積されたデータベースにアクセスすることができ、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12の動作特性を決定するためにウェアラブル可視化装置12の型及び/又はバージョンによりデータベースを検索することができる。
【0040】
追加的に又は代替的に、処理システム50は、例えば、ウェアラブル可視化装置12上に含まれているインプットセンサ34の型及び/又はアウトプットデバイス36の型を個別認識するためにウェアラブル可視化装置12にテストシグナルを送ることができる。限定されない例として、処理システム50は、アウトプットデバイス36が触覚アウトプットデバイスを含むか否かを決定するためのテストシグナルを送ることができる。処理システム50がテストシグナルに反応して触覚アウトプットデバイスからのフィードバックを受信するようにウェアラブル可視化装置12が触覚アウトプットデバイスを含むならば、処理システム50は、処理システム50と現在、連結されている特定のウェアラブル可視化装置12が触覚アウトプットデバイスを含むという指示を記録し、蓄積する(例えば、メモリ62において)ことができる。あるいは、ウェアラブル可視化装置12に対し、処理システム50からテストシグナルの送信に対して応答して、触覚アウトプットデバイスから応答が受信されない場合、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12が触覚デバイスを含まないという指示を記録し、蓄積すること(例えば、メモリ62において)ができる。テストは、この方法で自動化され、又は手動の構成要素(例えば、来園客のインプット)を含むことができる。例えば、テストシグナルの後、ウェアラブル可視化装置12が対応するアウトプットを提供したかどうかを示すために話された及び/又は入力されたインプットを提供するために、ユーザ76が(例えば、レンズ20上で提示されたテキストを介して)指示されることができる。
【0041】
特定のウェアラブル可視化装置12が、処理システム50にコネクタ44に連結され、又は処理システム50とワイヤレスで連結されたという指示を受信すると同時に、上記で議論された典型的な動作特性に加えて、又はその代わりに広く様々なウェアラブル可視化装置12の動作特性を決定するために、処理システム50は、上記の技術を実行することができることが理解されるべきである。さらに、ウェアラブル可視化装置12が(例えば、ケーブル40の代わりに)ワイヤレスで処理システム50と連結されている実施形態では、ワイヤレス通信シグナルがウェアラブル可視化装置12と処理システム50との間で確立したという決定の上で、処理システム50は、ブロック82を実行することができることが理解されるべきである。例えば、処理システム50は、第一のワイヤレス通信シグナルが、第一のウェアラブル可視化装置(例えば、代替のウェアラブル可視化装置84)と処理システム50との間で切断され、第二のウェアラブル可視化装置(例えば、ウェアラブル可視化装置12)と処理システム50との間の第二のワイヤレス通信シグナルが確立されたという決定時、ブロック82は実行することができる。
【0042】
一つの実施形態では、異なるウェアラブル可視化装置(例えば、ウェアラブル可視化装置12又は84)は、アトラクション70の乗車サイクルのそれぞれの反復の間、処理システム50と通信可能に(例えば、有線又は無線で)連結されることができる。例えば、一つの実施形態では、アトラクション70の来園客は、彼ら自身の専用のウェアラブル可視化装置12(例えば、来園客により個人的に所有され、借用され及び/又は貸し出されたウェアラブル可視化装置)をアトラクション70に持ってくることができ、乗り物車両42の乗車サイクルの実行に先立ち、アトラクション70のローディングサイクルの間、処理システム50と彼らの専用のウェアラブル可視化装置12との間で、通信を確立することができる。そのため、来園客は、乗車サイクルのコースを通して専用のウェアラブル可視化装置12を装着でき、そして、乗り物車両42から来園客を降ろすために、乗り物車両42が乗車/下車用プラットフォーム74に再び入るときのように、乗車サイクルの終了時にウェアラブル可視化装置12を乗り物車両42から切り離す(例えば、物理的に切り離し、通信可能に切り離す)ことができる。そのため、処理システム50は、乗車サイクルの各々の反復の間、プロセス80のブロック82を実行することができる。他の実施形態では、ウェアラブル可視化装置12は、複数乗車サイクル(例えば、何十、何百又は何千もの乗車サイクル)のために乗り物車両42と依然として連結され(例えば、物理的に連結され、通信可能に連結され)続けることができ、その代わりに乗車サイクルの予定の数の実行において乗り物車両42から切り離される(例えば、物理的に切り離される、通信可能に切り離される)ことができ、また別のウェアラブル可視化装置と置き換えられることができる(例えば、メンテナンス、又は切り離されたウェアラブル可視化装置の検査を可能にするために)。
【0043】
一つの実施形態では、ブロック82で処理システム50と現在連結された(例えば、通信可能に連結された)ウェアラブル可視化装置12の型の個別認識において、ブロック91により指示されたように、ウェアラブル可視化装置12へのアミューズメントコンテンツの送信に先立って、ウェアラブル可視化装置12の個別認識された型に基づいて、処理システム50は、(例えば、アトラクション70の乗車サイクルの間)サーバ52から受信されたアミューズメントコンテンツを調整する(例えば、修正する)ことができる。例えば、サーバ52は、アトラクション70の乗車サイクルのコースの間中、ウェアラブル可視化装置12を介して、ユーザ76に対してアミューズメントコンテンツを演出のために役立つ制御命令(例えば、第一の送信パラメタ)を含む処理システム50に対して第一のデータストリームを生成し、アウトプットすることができる。ウェアラブル可視化装置12の個別認識された型に関連する情報に基づいて(例えば、ブロック82で決定されたように)、処理システム50は、第二のデータストリーム(例えば、第二の送信パラメタを有する修正されたデータストリーム)を生成するために、サーバ52から受信した第一のデータストリームにおいて1又は2以上の制御命令を修正することができ、その次に、ブロック93により示されたように第二のデータストリーム(例えば、第二の送信パラメタを有する修正されたデータストリーム)をウェアラブル可視化装置12へ送信することができる。この目的のために、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12により受信されたとき、ウェアラブル可視化装置12が(例えば、ウェアラブル可視化装置12がサーバ52から第一のデータストリームを受信したときと比較されたように)ユーザ76にアミューズメントコンテンツをより適切にアウトプットすることを可能にする構成(例えば、第二のデータストリームの構成)に第一のデータストリームを変換することができる。
【0044】
例えば、一つの実施形態では、サーバ52は、第一の解像度及び/又は第一のリフレッシュレート(例えば、90Hz)で演出された仮想特徴を含むアミューズメントコンテンツのデータストリームを出力できる。つまり、サーバ52は第一の送信パラメタ一式を有するアミューズメントコンテンツのデータストリームをアウトプットすることができる。処理システム50は、サーバ52により提供されたデータストリームの第一の解像度及び/又は第一のリフレッシュレートよりも異なることができる第二の解像度及び/又は第二のリフレッシュレート(例えば、60Hz)を操作するように構成されているディスプレイシステムをウェアラブル可視化装置12が含むことを(例えば、ブロック82で)決定することができる。そのような実施形態では、処理システム50は、サーバ52により受信したデータストリームを調整又は修正(例えばローカルプロセッサ30上でローカルに)することができ、ウェアラブル可視化装置12に対して第二の解像度及び/又は第二のリフレッシュレートで提示された仮想特徴を有する修正されたデータストリームをアウトプットすることができる。つまり、サーバ52は、第二の(例えば異なる)送信パラメタ一式を有するアミューズメントコンテンツのデータストリームをアウトプットすることができる。この目的のため、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12に対して(例えば、ウェアラブル可視化装置12のローカルプロセッサ30に対して)のデータストリームの送信に先立ち、ウェアラブル可視化装置12のコンポーネント(例えば、ウェアラブル可視化装置12のディスプレイシステム)による使用のためにより適切である構成を有するためにサーバ52から受信したデータストリームを修正することができる。
【0045】
別の例として、ウェアラブル可視化装置12は、サーバ52によりアウトプットされたオーディオストリームの構成よりも異なることができるオーディオストリーム(例えば、モノラル、ステレオ)の特定の構成をアウトプットするように構成された例えば、アウトプットデバイス36(例えば、スピーカー)を含むということを処理システム50は、ブロック82で決定することができる。そのような実施形態では、処理システム50は、サーバ52からオーディオストリームを受信することができ、ウェアラブル可視化装置12により受信されるために望ましいオーディオ構成に対してサーバ52から受信されたオーディオストリームを変換することができ、ウェアラブル可視化装置12の望ましい構成を有するウェアラブル可視化装置12に対して修正されたオーディオストリームを送信することができる。そのため、処理システム50が、ウェアラブル可視化装置12の決定された動作特性に基づいて、ウェアラブル可視化装置12のローカルプロセッサ30に対するアミューズメントコンテンツデータストリームの送信に先立ち、サーバ52から受信されたアミューズメントコンテンツデータストリームの複数のパラメタ(例えば、制御命令)を調整することができることを理解されるべきである。
【0046】
追加的に又は代替的にブロック91の実行に対して、ブロック82の実行において、ブロック94で示されたように、調整されたアミューズメントコンテンツ処理システム50と現在連結されたウェアラブル可視化装置12の個別認識された型に基づいて決定される、調整されたアミューズメントコンテンツを含む修正されたデータストリームを生成するようにサーバ52に指示することができる。つまり、処理システム50は、サーバ52から処理システム50へのデータストリームの送信に先立ち、サーバ52により生成されたアミューズメントコンテンツのデータストリームの少なくとも一つの態様の生成を調整又は修正するようにサーバ52に指示することができる。つまり、処理システム50は、ローカルに、例えば、処理システム50の中間プロセッサ60を介して態様をローカルに調整する代わりに、ウェアラブル可視化装置12の個別認識された型に基づいてアミューズメントコンテンツの少なくとも一つの態様の生成をリモートで調整及び/又は修正するようにサーバ52に指示することができる。
【0047】
例えば、ブロック82でウェアラブル可視化装置12の特定の動作特性(例えば、ディスプレイ解像度及び/又はリフレッシュレート)を決定するのと同時に、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12の特定の動作特性に対応する構成(例えば、ディスプレイ解像度、リフレッシュレート)におけるアミューズメントコンテンツのデータストリームをアウトプットするようにサーバ52に指示することができる。一つの実施形態では、ウェアラブル可視化装置12の決定された動作特性に基づいて、処理システム50は、サーバ52によりアウトプットされたアミューズメントコンテンツのデータストリームにおいて追加のデータ又はより僅かのデータを含むようにサーバ52に指示することができる。この方法において、例えば、ウェアラブル可視化装置12において含まれており特定のコンポーネントにより使用できないか、効果的には使用できない場合があるデータの送信を除くか減らす一方で、処理システム50はウェアラブル可視化装置12の効果的な動作のために適切なデータ(例えば、通信回路75を介して)の効果的な送信を促進することができる。このことは、ウェアラブル可視化装置12を介して、ユーザ76に対してアミューズメントコンテンツの演出において待ち時間を減らすことができる。
【0048】
例えば、一つの実施形態では、サーバ52は、アミューズメントコンテンツのデータストリームにおいて、アウトプットデバイス36の第一のグループを機能させる制御命令を含むことに対してデフォルトにすることができる。ブロック82の実行中、処理システム50は、処理システム50と現在連結された特定のウェアラブル可視化装置12が、指示データ(例えば、デフォルトコンテンツ)が典型的にサーバ52により提供されるアウトプットデバイス36のいくつかを含まないことを決定することができる。そのような実施形態では、処理システム50が、サーバ52から処理システム50に対する余分なデータの送信を処理システム50が減らし又は除去することができるように、処理システム50はウェアラブル可視化装置12から除かれているものとして個別認識されているアウトプットデバイス36に関連したデータのアウトプットを継続するようにサーバ52に指示することができる。例のように、アミューズメントコンテンツデータストリームの一部として、サーバ52はウェアラブル可視化装置12において含まれることができる触覚フィードバックデバイスの機能を制御するために使用された制御命令を通常にアウトプットすることができる。ブロック82で、処理システム50が、ウェアラブル可視化装置12はアウトプットデバイス36の一部として触覚デバイスを含まないことを決定するならば、処理システム50は、サーバ52に、触覚フィードバックデバイスに関する制御命令の生成及び/又は送信を一時的にそのままの状態にするように指示することができる。
【0049】
逆に言うと、一つの実施形態では、サーバ52が通常に制御命令を提供しない追加的なアウトプットデバイス36をウェアラブル可視化装置12は含むことができる。ウェアラブル可視化装置12がそのようなアウトプットデバイス36を含むことを(例えば、ブロック82で)決定する上で、処理システム50は、サーバ52に、追加のアウトプットデバイス36に対応する追加の制御命令を生成し、処理システム50に送信されたアミューズメントコンテンツのデータストリームにおけるそのような制御命令を含むように指示することができる。一つの実施形態では、プロセス80のブロック91及びブロック94は、一体となって、実行されることができることが理解されるべきである。つまり、そのような実施形態では、処理システム50は、サーバ52から処理システム50へのデータストリームの送信に先立ち、制御命令の少なくとも一部を調整し又は修正するようにサーバ52に指示する一方で、サーバ52から受信され、アミューズメントコンテンツデータストリームにおいて(例えば、中間プロセッサ60を介して)ローカルに含まれた制御命令の少なくとも一部を調整することができる。この方法で、処理システム50は第一のウェアラブル可視化装置(例えば、第一の型)、第二のウェアラブル可視化装置(例えば、第二の型)等に関する適正で、カストマイズされた制御命令につながる方法で機能することができる。一つの実施形態では、処理システム50は、通信しているウェアラブル可視化装置(ほとんどの共通の型及び/又はアミューズメントパークにより提供された型であることができる)が接続されている一方で、及び/又は接続されたウェアラブル可視化装置の型や他の特徴が決定され得ない(例えば、認識されず、及び/又は知られずに)一方で、結果的に提供されているデフォルトコンテンツをもたらす方法で機能することができる。
【0050】
一つの実施形態では、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12の個別認識された型に基づいてモデル化されたアルゴリズム(例えば、アミューズメントコンテンツを生成するためのグラフィックジェネレーションアルゴリズム)の異なるタイプを活用するように、サーバ52に指示することができる。例えば、一つの実施形態では、ウェアラブル可視化装置12の第一の個別認識された型は、比較的高い取得頻度でデータをサンプリングし、比較的高い解像度でサンプリングされ、及び/又は異なるオペレーティングパラメタ(例えば、加速度、速度、光、ゲストオーディオインプット)の比較的高い量でデータをサンプリングするように構成されたインプットセンサ34の第一のグループを含むことができる。そのような実施形態では、ウェアラブル可視化装置12の第一の型において含まれているインプットセンサ34の第一のグループから受信したフィードバックを効果的に取得し、分析するために第一のモデル化されたアルゴリズムが適切であることができる、アミューズメントコンテンツのデータストリームを生成するために、処理システム50は、第一のモデル化されたアルゴリズム(例えば、進化しモデル化されたアルゴリズム)を使用するようにサーバ52に指示することができる。そのため、処理システム50は、例えば、比較的高い解像度及び粒度のアミューズメントコンテンツを生成するようにサーバ52に指示することができる。他の実施形態では、ウェアラブル可視化装置12の第二の個別認識された型は、比較的低い取得頻度でデータをサンプリングし、比較的低い解像度でデータをサンプリングし、及び/又は異なるオペレーティングパラメタ(例えば、加速度及び速度のみ)の比較的低い量をサンプリングするように構成されたインプットセンサ34の第二のグループを含むことができる。そのような実施形態では、ウェアラブル可視化装置12の第二の型において含まれているインプットセンサ34の第二のグループから受信したフィードバックを効果的に取得し、分析するために第二のモデル化されたアルゴリズムが適切であることができる、アミューズメントコンテンツのデータストリームを生成するために、処理システム50は、第二のモデル化されたアルゴリズム(例えば、ベーシックのモデル化されたアルゴリズム)を使用するようにサーバ52に指示することができる。従って、処理システム50は、比較的低い解像度又は粒度でアミューズメントコンテンツを生成するようにサーバ52に指示することができる。この方法では、例えば、通信回路75によって提供されたコミュニケーションネットワーク上で、混雑状態を減らす一方で、乗り物車両42からと連結されることができる様々な異なるウェアラブル可視化装置12の効果的な機能を可能にするために合わせてあるアミューズメントコンテンツのデータストリームをサーバ52が提供するように、処理システム50は機能することができる。
【0051】
一つの実施形態では、処理システム50は、例えば、ウェアラブル可視化装置12のメモリ32に上にロードされたソフトウエア及び/又はドライバの検出されたバージョンに基づいてアミューズメントコンテンツのデータストリームを生成するために使用されたモデル化されたアルゴリズムの型を調整するようにサーバ52に指示することができる。
一つの実施形態では、ウェアラブル可視化装置12のローカルプロセッサ30は、処理システム50とのウェアラブル可視化装置12の通信可能な連結をすると同時に、アミューズメントコンテンツの生成中、サーバ52による使用法に関してサーバ52に対して、ドライバ、プログラム又はその他のデータをアップロードすることができる。例えば、ローカルプロセッサ30は、サーバ52がウェアラブル可視化装置12によるアウトプットに関して、追加のアミューズメントコンテンツ及び/又は調整されたアミューズメントコンテンツを生成することを可能にすることができるサーバ52に対するドライバ及び/又は制御アルゴリズムをアップロードすることができる。処理システム50は、通信しているウェアラブル可視化装置が接続されている一方で、及び/又は接続されたウェアラブル可視化装置の型や他の特徴が決定され得ない(例えば、認識されず、及び/又は知られずに)一方で、結果的に使用されているデフォルトモデル化されたアルゴリズムをもたらす方法で機能することができる。
【0052】
一つの実施形態では、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12の健康状態(例えば、稼働状態又は機能性)又はライフサイクルのモニタリング及びロギングを容易にすることができる。例えば、乗り物車両42(例えば、コネクタ44に対して)とウェアラブル可視化装置12との連結において、処理システム50は、乗り物車両42でウェアラブル可視化装置12の場所を決定することができる。例えば、乗り物車両42の各々のシート100は、特定のコネクタ44と関連付けられることができる。つまり、乗り物車両42の第一のシート102はウェアラブル可視化装置12を受けるように構成された第一のコネクタ104を含み、乗り物車両42の第二のシート106はウェアラブル可視化装置12を受けるように構成された第二のコネクタ108を含むことができる。そのため、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12が連結されている個別認識されたコネクタ104又は106に基づいて、第一のシート102又は第二のシート106において配置された乗客によりウェアラブル可視化装置12が使用されたか否かを決定することができる。ウェアラブル可視化装置12が処理システム50とワイヤレスで連結されているような他の実施形態では、処理システム50は、他のセンサフィードバック(例えば、乗り物車両42の上で含まれる近接センサ及び/又はウェアラブル可視化装置12の中で含まれる追跡センサからのフィードバック)に基づいて第一のシート102の乗客又は第二のシート106の乗客によりウェアラブル可視化装置12が、使用されたか否かを決定することができる。
【0053】
図2で図示された実施形態で示されたように、第二のシート106は、乗り物車両42の乗車/下車作業中、乗車/下車用プラットフォーム74に対して末端にある乗り物車両42の反対側に置かれた側112の近くに配置されることができる一方で、第一のシート102は、乗り物車両42の乗車/下車作業中に乗車/下車用プラットフォーム74に対して、隣接して配置された乗り物車両42の入口/出口側110に近くに配置されることができる。そのため、より多くの乗客が第二のシート106に関連付けられた別のウェアラブル可視化装置を渡すよりも、アトラクション70の動作期間を超えて第一のシート102と関連付けられたウェアラブル可視化装置12を渡すことができるために、第一のシート102及び第二のシート106の両方から乗り/降りする乗客は、乗り物車両42の各々のロード/アンロード・サイクルの間、第一のシート102と関連付けられているウェアラブル可視化装置12を渡すことができる。ウェアラブル可視化装置のあるコンポーネントが適切に機能していない(例えば、触覚応答がなく、音声がなく、及び/又はピクセルが抜けている)ことを示すフィードバックを受信するだけでなくアトラクション70において含まれている各々のウェアラブル可視化装置は、特定のシート102又は106と結び付けられたコネクタ44と連結されているという乗車サイクルの量を記録することができる。そのため、処理システム50は、乗り物車両42の上のウェアラブル可視化装置12の位置が(例えば、第一のシート102の近く、第二のシート106の近くで)ウェアラブル可視化装置12の動作寿命又は健康に影響を及ぼすかどうかを決定するために(例えば、アトラクション70のオペレータにより)使用されることができるデータの取得を容易にする。
【0054】
一つの実施形態では、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12が第一のシート102(例えば、第一のコネクタ104と連結された)上で、実装された、乗車サイクルの量と、ウェアラブル可視化装置12が第二のシート106上で(例えば、第二のコネクタ108と連結された)実装された乗車サイクルの量との間の差異が閾値を超えるという判定時に乗り物車両42上でウェアラブル可視化装置12の位置を調整するように命令を生成することができる。命令は、アトラクション70のオペレータにより伝えられた電子デバイス120に対するメッセージの送信、(例えば、ウェアラブル可視化装置12上の)発光体の照明、音声アラート又は(第一のシート102から第二のシート106へウェアラブル可視化装置12を動かすように指示するための)別の適切なアラートを含むことができる。そのため、処理システム50は、ウェアラブル可視化装置12の動作寿命を高めることができる、第一のシートと第二のシート102,106(例えば、閾値の差異がより少ない)の間でウェアラブル可視化装置12のバランスの取れた使用を容易にすることができる。
【0055】
ウェアラブル可視化装置12に追加して又はその代わりに、他の付属品190が乗り物車両42と連結されることができることが理解されるべきである。本明細書で詳細に議論されるように、そのような付属品190は、例えば、乗り物車両42の適切な表面上に及び/又はアトラクションシステム8の別の適切なオブジェクト又は領域上に、又は向かって光を投射するように構成されたプロジェクタを含むことができる。加えて、又は代替的に、付属品190は、第一及び第二のシート102,106と連結され、例えば、ユーザのインプットに反応して及び/又は乗り物車両42がコース72の予定された区域を横断する間、シート102,106を振動させるように構成されることができる触覚デバイスを含むことができる。そのような実施形態では、処理システム50は本明細書で議論された技術に従って、これらの付属品190の健全性をモニタすることができる。この方法で、処理システム50は、第一及び第二のシート102,106の間で、付属品190のバランスの取れた使用を同様に容易にでき、こうして付属品190の動作寿命を高めることができる。
【0056】
図4は、アトラクションシステム8の少なくとも一部を形成することができるアトラクション200の実施形態の概要図である。アトラクション200は、アトラクション70のいくつかの又は全ての特徴を含むことができることを理解されるべきである。示された実施形態では、アトラクション200は、(例えば、アトラクションシステム8の乗車サイクルのコースの間中)ユーザ76にアミューズメントコンテンツをアウトプットするように構成されることができる1又は2以上の付属品190を含む。例えば、付属品190は、ウェアラブル可視化装置12(又は複数のウェアラブル可視化装置12)、プロジェクタ204(又は複数のプロジェクタ)、補助付属品206又はそれの組み合わせを含むことができる。プロジェクタ204は、オブジェクト210又はアトラクション200の構成要素の表面上に、静止画像、映像、拡張現実のコンテンツ又はそれの組み合わせ投射するように構成されたスタンドアローン映写デバイス(例えば、光投影デバイス、つまり物理的にウェアラブル可視化装置12から物理的に分離され、及び/又はユーザ76により装着されるように構成されていない)を含むことができる。例えば、一つの実施形態では、プロジェクタ204は、乗り物車両42と連結されることができ、オブジェクト210は、プロジェクタ204がアミューズメントコンテンツを投影するように構成される乗り物車両42上又は乗り物車両42内の領域を含むことができる。
【0057】
他の実施形態ではオブジェクト210は、劇場、アニメーションフィギュアの一部等の適切な表面を含むことができる。実際、プロジェクタ204は、乗り物車両42に連結されないようにでき、代わりに、アミューズメントパーク環境の別の適切な環境に配置される(例えば、固定され)ことができるということを理解されるべきである。補助付属品206は、ユーザ76に対し触覚フィードバックを提供するように構成された1又は2以上の触覚デバイスを含むことができる例えば、補助付属品206は、乗り物車両42のシート100と連結されることができ、シート100に対し振動インプットを提供するように構成されることができる。追加的に又は代替的に、補助付属品206は、ユーザ76に対して触覚フィードバックを直接的に提供するためにユーザ76により装着されるように構成されたウェアラブル触覚装置を含むことができる。さらに、補助付属品206は、音声コンテンツをアウトプットするように構成された1又は2以上のスピーカー218を有するオーディオシステム、アトラクション200の領域に沿って、及び/又はユーザ76に向かって又はユーザ76の上に流体流(例えば、水、空気)を方向付けるように構成された1又は2以上のノズルを有する流体スプレーシステム、ユーザ76と交流するように構成された別の適切な付属品又はそれの組み合わせを含むことができる。
【0058】
一つの実施形態では、各々の付属品190は、付属品190に対応するいくつかの又は全てのコンポーネントの動作を制御するように構成されている集積制御回路220を含むことができる。例えば、ウェアラブル可視化装置12の集積制御回路220(例えば、ローカルプロセッサ30、メモリ32)は、ウェアラブル可視化装置12のレンズ部分16上にAR/VRコンテンツを投影するように構成されたディスプレイコンポーネントの動作をさせるように構成されることができる。プロジェクタ204の集積制御回路220は、オブジェクト210の上に視覚特徴を投影するように構成されたディスプレイコンポーネント(例えば、1又は2以上のレンズ222)を機能させるように構成されることができる。さらに、補助付属品206の集積制御回路220は、補助付属品206のコンポーネント(例えば、スピーカー218、触覚デバイス)に対応する機能をすることができる。
【0059】
一つの実施形態では、集積制御回路220は、処理システム50との通信(例えば、ワイヤレス通信)を可能にするために機能性を欠くことができる。本明細書で詳細に議論されているように、各々の付属品190の集積制御回路220は、それゆえ、対応する付属品190と処理システム50との間での通信を可能にするように構成されることができる、対応する制御盤226と通信可能に連結されていることができる。制御盤226は、集積制御回路220及び制御盤226の間で確立されることができる有線接続228を介して、又は適切な無線接続を介して対応する集積制御回路220と電気的に及び/又は通信可能に連結されることができる。そのため、制御盤226は、現在開示されている技術に対応して付属品190が通信可能にし、データの送信を可能にし、及び/又は処理システム50及び/又はサーバ52により制御されることを可能にするための適切な付属品190に組み込まれることができる。つまり、制御盤226は、例えば、付属品190の集積制御回路220と処理システム50及び/又はサーバ52との間の通信を容易にする中間通信コンポーネントとして機能することができる。
【0060】
例として、一つの実施形態では、各々の制御盤226は、対応するプロセッサ230及び対応するメモリ232を収納するように構成された筐体を含むことができる。プロセッサ230は、複数のマイクロプロセッサ、1又は2以上の「汎用」マイクロプロセッサ、1又は2以上の特別な目的のマイクロプロセッサ、及び/又は1又は2以上の特定用途向け集積回路(ASICs)又はそれのいくつかの組み合わせを含むことができる。例えば、プロセッサ230は、1又は2以上の縮小命令セット・コンピューター(RISC)プロセッサを含むことができる。各々のメモリデバイス232は、ランダムアクセスメモリ(RAM)のような揮発性のメモリ及び/又はリードオンリーメモリ(ROM)のような不揮発性メモリを含むことができる。メモリデバイス232は、制御ソフトウエア、参照テーブル、設定データ、コミュニケーションプロトコル又は同様のもの、のような各々の情報を蓄積することができる。さらに、各々の制御盤226は、付属品190の集積制御回路220と処理システム50との間で、及び/又は付属品190の集積制御回路220とサーバ52との間でワイヤレス通信を容易にする通信コンポーネント234を各々含むことができる。つまり、通信コンポーネント234は、通信回路75を介して、処理システム50との、及び/又はサーバ52との通信を容易にすることができる。
【0061】
そのため、ユーザ(例えば、アトラクションシステム8のオペレータ)は、付属品190の動作機能性を高めるための制御盤226を活用することができる。つまり、ユーザは、現在開示された技術に従って付属品190の制御及び機能を可能にするため、制御盤226を対応する付属品190と連結(例えば、電気的に連結、通信可能に連結、物理的に連結)することができる。一つの実施形態では、制御盤226は、対応する付属品190の筐体内で配置されることができ、及び/又は付属品190の集積制御回路220と一体化されることができる。どんな場合でも、制御盤226は、対応する付属品190と処理システム50及び/又はサーバ52の間で無線通信(例えば、第四世代[4G]のブロードバンドセルラーネットワーク技術を介して、第五世代[5G]ブロードバンドセルラーネットワーク技術を介して)を可能にすることができる。別の実施形態では、集積制御回路220は、制御盤226が対応する付属品190から除かれることができるように、処理システム50と通信する(例えば、無線で通信する)ための機能性を有することができる。
【0062】
サーバ52は、付属品190に送信されるとき、(例えば、処理システム50と対応する制御盤226との間の通信を介して)付属品190に(例えば、アトラクション200の乗車サイクルの間中のように)アトラクション200のユーザ76に特定のアミューズメントコンテンツのアウトプットことを可能にする制御命令を、生成するように構成されることができる。以下に議論されるように、制御命令は、付属品190の動作を介して様々な異なるアミューズメントコンテンツのアウトプットを完了させるための適切な制御命令を含むことができる。サーバ52は、コースに沿って又は、アトラクション200のエリア(例えば、動作エリア)において、乗り物車両(例えば、乗り物車両42)の位置に基づいて、アトラクション200のコースについて配置された特徴(例えば、アニメーションフィギュア)に基づいて、及び/又はゲームプレイ又はユーザ76からの他のインプットに基づいてアミューズメントコンテンツの演出に同期するように構成されることができる。どんな場合でも、サーバ52は、ユーザ76に対するアミューズメントコンテンツの演出を可能にするために付属品190(例えば、制御盤226との通信を介して)のどんな一つの又は組み合わせに対して、いくつかの、全ての又は修正版の制御命令(例えば、データストリーム)を送信することができる処理システム50にアミューズメントコンテンツをアウトプットするための制御命令を含むデータストリームを送信(例えば、通信回路75を介して)することができる。以下に議論されるように、処理システム50は、サーバ52から受信したデータストリームにおいて制御命令を調整し、又は修正することができ、処理システム50と通信可能に連結された付属品190の個別認識された型やバージョンに基づいて、代わりの制御命令を有する修正されたデータストリームを生成し提供するようにサーバ52に命令することができる。一つの実施形態では、処理システム50は、サーバ52と一体化されることができることを理解されるべきである。例えば、そのような実施形態では、サーバ52は本明細書で議論された処理システム50の機能を果たすことができる。そのため、処理システム50及びサーバ52は、例えば、付属品190から離れている共通の筐体238において収納されることができる。
【0063】
次の議論を円滑に進めると、図5は、処理システム50と連結された(例えば、ワイヤレスで連結された)付属品190の型、バージョン及び/又は特徴に基づいてユーザに対する演出に関して付属品190に提供されたアミューズメントコンテンツを調整することに関してプロセス240の実施形態のフロー図である。プロセス240は、例えば、アトラクション200の乗車サイクルのコースの間中、ユーザ76に対して提供されるためにカストマイズされたアミューズメントコンテンツを生成することにおいて、有益であることができる。さらに、プロセス240は、異なる付属品190が処理システム50と通信可能に連結されたという決定に対応して、サーバ52により生成されたアミューズメントコンテンツを自動的に調整し、又は修正することを促進することができる。そのため、プロセス240は、例えば、アトラクション200上で行われることができるメンテナンスの間中、1又は2以上の付属品190の交換に対応してアミューズメントコンテンツの調整を容易にすることができる。プロセス240は、非一時的なコンピュータが可読であるメディア(例えば、メモリ32,56,62及び/又は230)に蓄積された初期化されたコード又は命令の典型例になることができ、例えば、処理システム50の中間プロセッサ60によりを実行されることができる。明確にするために、次の議論を、図4及び5を同時に参照しながら続けることができる。
【0064】
プロセス240は、ブロック242により示されたように、処理システム50と通信可能に連結された付属品190の個別認識された型と共に開始することができる。例えば、一つの実施形態では、ユーザ(例えば、アトラクション200のオペレータ、ユーザ76)は、プロジェクタ204と処理システム50との間のワイヤレス通信チャンネルを確立するためにプロジェクタ204を処理システム50と通信可能に連結する(例えば、通信回路75及び対応する通信コンポーネント234を介して)ことができる。ユーザはいかなる他の適切な付属品190も同様に処理システム50とワイヤレスで連結することができる。
【0065】
付属品190(例えば、付属品190のいずれかひとつ)が、処理システム50と通信可能に連結されたというフィードバックを受信すると同時に、処理システム50は付属品190の型又はバージョンを個別認識することができる(例えば、ブロック242で)。
例えば、プロジェクタ204のバージョン、ブランド及び/又はシリアルナンバに関係する情報を処理システム50へ(例えば、ワイヤレスに、つまり対応する制御盤226との連携を介して)送信するように構成されているプロジェクタ204の集積制御回路220との通信を介して処理システム50は、プロジェクタ204の型を個別認識することができる。
【0066】
ブロック242の実行の部分として、処理システム50は、ワイヤレスで処理システム50と連結された付属品190の型と関連する動作特性を決定することができる。例えば、プロジェクタ204に関して、そのような動作特性は、プロジェクタ204で含まれている1又は2以上のレンズ222の型、量及び/又は相対的な位置、プロジェクタ204の解像度及び/又はリフレッシュレート、プロジェクタ204のアウトプットひずみ係数、プロジェクタ204の集積制御回路220上にロードされたソフトウエアバージョン(例えば、ドライバ)、とりわけ他の特徴を含むことができる。
【0067】
例えば、一つの実施形態では、処理システム50からのリクエストを受信するのと同時にプロジェクタ204の制御盤226は、プロジェクタ204の動作特性を示すフィードバックを(例えば、デジタルデータ、ワイヤレスデータ)処理システム50に提供することができる。処理システム50はまた、プロジェクタ204の様々な型及び/又はバージョンの動作特性又は他の付属品190の様々な型及び/又はバージョンの動作特性を蓄積するデータベースにアクセスすることができ、処理システム50は、プロジェクタ204の動作特性か又は他の付属品190の動作特性かを決定するために、プロジェクタ204の型及び/又はバージョン又は他の付属品190の型及び/又はバージョンによりデータベースを検索することができる。追加的に又は代替的に、処理システム50は、上記の動作特性のどれか一つ又は組み合わせを個別認識するためにプロジェクタ204及び/又は他の付属品190にテストシグナル(例えば、ワイヤレスリクエスト)を送ることができる。
【0068】
限定しない例として、処理システム50は、プロジェクタ204に含まれているレンズや複数のレンズ222の型を決定するためにテストシグナルを送信することができる。一つの実施形態では、補助付属品206がオーディオシステムを含むところでは、例えば、オーディオシステムに含まれることができるスピーカー218の型、量、ワット数及び/又は相対的な配置を決定するために処理システム50は補助付属品206の制御盤226と通信することができる。実際、特定の付属品190が処理システム50にワイヤレスで連結されたという指示を受信すると同時に、処理システム50は、本明細書で議論された典型的な動作特性に追加して又はその代わりに広く様々な付属品190の動作特性を決定するために上記の技術を実行することができることを理解されるべきである。
【0069】
一つの実施形態では、付属品190のいくつかが経時的に交換され、アップグレードされることができる。例えば、ユーザは、現在のプロジェクタ204の不良状態を個別認識した上でプロジェクタ204を別のプロジェクタ(例えば、新しいプロジェクタ、異なるプロジェクタ)に交換することができる。不良状態は、プロジェクタ204の集積制御回路220により及び/又はプロジェクタ204の制御回路226により個別認識されることができる。不良状態の指示は、例えば、電子デバイス120上の表示されたメッセージ又はアラートを介して、ユーザに対して次に不良状態を示すことができる処理システム50及び/又はサーバ52に送信されることができる。追加的に又は代替的に、ユーザはプロジェクタ204の手動の検査を介して不良状態を個別認識できる(例えば、プロジェクタ204がもはやアミューズメントコンテンツを適切に表示することがないことを決定する上で)。さらにいっそう、プロジェクタ204が、対応する動作寿命又は使用可能寿命を超えること(例えば、プロジェクタ204又はプロジェクタ204のコンポーネントの予定の動作時間量の動作において)の決定の上で別の(例えば、異なる)プロジェクタ204に交換されることができる。いかなるそのようなシナリオにおいても、ユーザはアトラクション200から付属品190を取り除く(例えば、切り離す)ことができ、アトラクション200上で対応する交換用付属品190を設置することができる。交換用付属品190(例えば、交換用プロジェクタ204)の設置において、ユーザは、例えば、付属品190と処理システム50との間のワイヤレス通信リンクを確立するように付属品190を機能させることができる。その結果、処理システム50は、前述の技術に従って、新しく繋がった付属品190を個別認識するように継続する。
【0070】
一つの実施形態では、ブロック242で処理システム50と現在連結されている(例えば、ワイヤレスに連結され、つまりリンクされている)付属品190(例えば、交換用プロジェクタ204)の型の個別認識の上で、ブロック244により示されたように、付属品190に対してアミューズメントコンテンツの送信に先立って、処理システム50は、付属品190(及び/又はそれの特性)の個別認識された型に基づいて、サーバ52から受信したアミューズメントコンテンツを調整する(例えば、修正する)ことができる。
例えば、アトラクション200の動作中、サーバ52は、1又は2以上の付属品190を介して、ユーザ76に対するアミューズメントコンテンツの演出に関して役立つ制御命令を含む処理システム50に対する第一のデータストリームを生成し、アウトプットすることができる。第一のデータストリームは、ウェアラブル可視化装置12を介してユーザに対するアミューズメントコンテンツ(例えば、AR/VRコンテンツ)を演出するための制御命令(例えば、第一の送信パラメタ)を含み、プロジェクタ204を介してユーザ76に対するアミューズメントコンテンツ(例えば、画像、動画)を演出するための制御命令を含み、及び/又は補助付属品206を介して、ユーザ76に対するアミューズメントコンテンツ(例えば、触覚フィードバック、音声アウトプット)を演出するための制御命令を含むことができる。個別認識された付属品190の型(例えば、及び/又はそれの特性、つまりブロック242で決定されたように)に関連する情報に基づいて、処理システム50は、第二データストリーム(例えば、修正されたデータストリーム)を生成するためにサーバ52から受信した第一のデータストリームにおける1又はそれ以上の制御命令を修正することができ、ブロック246で、示されたように、対応する付属品190に対して(第一の送信パラメタと異なる第二の送信パラメタを含んでいる)第二のデータストリームを続いて送信することができる。この目標を達成するために、対応する付属品190により受信されたとき、処理システム50は、第一のデータストリームを、対応する付属品190が(例えば、対応する付属品190がサーバ52から第一のデータストリームを受信するときと比較して)ユーザ76に対してアミューズメントコンテンツをより適切にアウトプットするのを可能にする構成(例えば、第二のデータストリームの構成)に、変換することができる。
【0071】
例えば、一つの実施形態で、サーバ52は、第一の解像度及び/又は第一のリフレッシュレート(例えば、90Hz)でプロジェクタ204によりユーザ76に提示された視覚特徴を含むアミューズメントコンテンツのデータストリームをアウトプットできる。追加的に又は代替的に、サーバ52は、第一のオーディオ構成(例えば、サラウンド音響)において補助付属品206のスピーカー218によりアウトプットされるためのオーディオファイルを含むアミューズメントコンテンツのデータストリームをアウトプットすることができる。処理システム50は、サーバ52により提供されたデータストリームの第一の解像度及び/又は第一のフレッシュレートより異なることができる第二の解像度及び/又は第二のフレッシュレート(例えば、60Hz)で機能するように構成されたディスプレイコンポーネントをプロジェクタ204は含むことを決定する(例えば、ブロック242で)ことができる。
【0072】
さらに、補助付属品206が、サーバ52により提供されたデータストリームにおいての第一のオーディオ構成よりも異なることができる第二のオーディオ構成(例えば、モノラル)において音声をアウトプットするように構成されたスピーカー構成を含むという決定(例えば、ブロック242で)を処理システム50は、することができる。そのような実施形態では、処理システム50は、サーバ52より受信したデータストリームを(例えば、中間プロセッサ60上でローカルに)調整し、又は修正することができ、第二の解像度及び/又はプロジェクタ204に対する第二のフレッシュレートで提示された視覚特徴を有し、第二オーディオ構成において補助付属品206のスピーカー128によりアウトプットされるためのオーディオファイルを有する修正されたデータストリームをアウトプットすることができる。
【0073】
この目標を達成するために、処理システム50は、例えば、プロジェクタ204に及び/又は補助付属品206に対するデータストリームの送信に先駆けて、プロジェクタ204のコンポーネント(例えば、プロジェクタ204のディスプレイシステム)及び/又は補助付属品206のスピーカー218による使用に関してより適切である構成を有するためにサーバ52から受信されたデータストリームを修正することができる。実際に、処理システム50は、付属品190のいずれか一つの決定された動作特性に基づいて、対応する付属品190(例えば、付属品190の制御盤226)に対するアミューズメントコンテンツデータストリームの送信に先駆けて、サーバ52から受信したアミューズメントコンテンツデータストリームの複数のパラメタ(例えば、制御命令)を調整することができるということを理解されるべきである。
【0074】
ブロック244の実行に対し追加的に又は代替的に、処理システム50は、ブロック242の実行上で、アミューズメントコンテンツの調整が、ブロック248により示されたように、処理システム50と通信可能に現在連結されている付属品190又は複数の付属品190の個別認識された型(及び/又はそれらの特性)に基づいて決定される、調整されたアミューズメントコンテンツを含む修正されたデータストリームを生成するようにサーバ52に指示することができる。つまり、処理システム50は、サーバ52から処理システム50へのデータストリームの送信に先駆けて、サーバ52により生成されたアミューズメントコンテンツのデータストリームの少なくとも一つの態様の生成を調整し又は修正するようにサーバ52に指示することができる。言い換えれば、処理システム50は、例えば、処理システム50の中間プロセッサ60を介して、ローカルに態様を調整することの代わりに、対応する付属品190(及び/又はそれの特性)の個別認識された型に基づいて、リモートで生成を調整し、アミューズメントコンテンツの少なくとも一つの態様の生成を修正するようにサーバ52に指示できる。
【0075】
例えば、ブロック242でプロジェクタ204の特定の動作特性(例えば、ディスプレイ解像度及び/又はリフレッシュレート)を決定するのと同時に、又は補助付属品206(例えば、スピーカー128のスピーカー構成)の特定の動作特性を決定するのと同時に、処理システム50は、プロジェクタ204及び/又は補助付属品206の特定の動作特性と一致する構成(例えば、ディスプレイ解像度、リフレッシュレート、つまりオーディオ構成)においてアミューズメントコンテンツのデータストリームをアウトプットするようにサーバ52に指示することができる。一つの実施形態で、決定されたプロジェクタ204の動作特性及び/又は決定された補助付属品206の動作特性に基づいて、処理システム50は、サーバ52によりアウトプットされたアミューズメントコンテンツのデータストリームにおいて追加データ又はより少ないデータを含むようにサーバ52に指示できる。この方法で、例えば、プロジェクタ204及び/又は補助付属品206において含まれている特定のコンポーネントにより使用できないか又は効果的に使用できないデータ送信を割愛する又は削減する一方で、処理システム50は、プロジェクタ204及び/又は補助付属品206の効果的な動作に関する適切なデータの効果的な送信を容易にすることができる(例えば、通信回路75を介して)。このことは、プロジェクタ204の及び/又は補助付属品206を介して、ユーザ76に対してアミューズメントコンテンツの演出において待ち時間を削減できる。
【0076】
一つの実施形態では、例えば、ウェアラブル可視化装置12の集積回路220又は制御盤226、プロジェクタ204の集積回路220又は制御盤226及び/又は補助付属品206の集積回路220又は制御盤226上にロードされたソフトウエア及び/又はドライバの検出されたバージョンに基づいてアミューズメントコンテンツのデータストリームを生成するために使用されているモデル化されたアルゴリズムの型を調整するように処理システム50は、サーバ52に指示することができる。一つの実施形態では、プロジェクタ204の集積回路220又はプロジェクタ204の制御盤226は、処理システム50との通信可能に連結(例えば、ワイヤレスで連結する)すると同時に、プロジェクタ204に関するアミューズメントコンテンツの生成中、サーバ52による使用に関してドライバ、プログラム又は他のデータをサーバ52へアップロードすることができる。例として、プロジェクタ204の集積回路220及び/又は制御盤226は、プロジェクタ204によるアウトプットのために追加のアミューズメントコンテンツ及び/又は調整されたアミューズメントコンテンツをサーバ52が生成できるようにすることができる、サーバ52に対するドライバ及び/又は制御アルゴリズムをアップロードできる。接続されている(例えば、処理システム50にリンクされている)付属品190の型又は他の特徴は決定されることができない(例えば、認識されず及び/又は知られることがない)一方で、処理システム50は、結果的に、使用されているデフォルトのモデル化アルゴリズムになるという方法において動作することができる。
【0077】
図4を参照すると、プロジェクタ204の制御盤226は、プロジェクタ204のローカルパラメタを示す信号を検出又は生成するように構成されているセンサ260(例えば、又は複数のセンサ260)を含むことができる。位置パラメタは、プロジェクタ204がアミューズメントコンテンツを投影するように構成されているオブジェクト210からプロジェクタ204が配置されている距離のように、アトラクション200の特徴に関連するプロジェクタ204の位置及び/又は方向を示すことができる。例えば、センサ260は、座標面においてプロジェクタ204の位置をモニタするように構成された1又は2以上のGPSセンサ、プロジェクタ204のコンポーネント(例えば、レンズ222)とオブジェクト(例えば、オブジェクト210)との間の距離をモニタするように構成された1又は2以上の光による検知と測距(LIDAR)センサ又は別の適切なセンサ又はセンサアレイを含むことができる。処理システム50は及び/又はサーバ52は、プロジェクタ204の位置パラメタを示すフィードバックを受信することができ、位置パラメタに基づいてプロジェクタ204に対するアミューズメントコンテンツデータストリームのアウトプットを調整することができる。
【0078】
例えば、プロジェクタ204の位置パラメタが変わったことを示すセンサ260からの指示を受信すると同時に、処理システム50はプロジェクタ204に対して提供されたアミューズメントコンテンツデータストリームのアウトプットをローカルに(例えば、中間プロセッサ60上で)調整することができ、及び/又は調整された位置パラメタに基づいて代わりのアミューズメントコンテンツを生成するようにサーバ52に指示することができる。例として、オブジェクト210上に投影されたとき、視覚特徴が空間的に依然として正確であるために、処理システム50は、プロジェクタ204により提供されたアミューズメントコンテンツデータストリームにおいて含まれている視覚映像の歪みの調整を完了させることができる(例えば、視覚特徴は、オブジェクト210に対して初期の場所から新しい場所にプロジェクタ204の動きに基づいて変形されていない)。
【0079】
図4を参照すると、1又は2以上の付属品190は、様々な場所(例えば、アミューズメントパークの異なるエリア、つまり様々なショー会場)の間で移動可能となり得る(例えば、専用の車輪又は軌道を介して、つまり輸送デバイス上で乗客を乗せることを介して)モバイルアッセンブリ270と連結される(例えば、物理的に連結される)ことができる。モバイルアッセンブリ270は、付属品190のスタンドアローンオペレーションを可能にするのに十分なコンポーネントを収納するフレーム又は筐体を含むことができる。例えば、モバイルアッセンブリ270は、現在開示されている技術に従って、付属品190の動作のための電力を供給するために適切な電源272を含むことができる。追加的に又は代替的に、モバイルアッセンブリ270が、補助電力ユニット276(例えば、発電機、送電網)から動力(例えば、電力)を受信することを可能にするプラグ274(例えば、コネクションポート)をモバイルアッセンブリ270は、含むことができる。
【0080】
どんな場合でも、この方法では、モバイルアッセンブリ270は、モバイルアッセンブリ270の付属品を使用している(例えば、ウェアラブル可視化装置12を装着している、つまりプロジェクタ204により表示されたコンテンツを見ている)1又は2以上の来園客(例えば、ユーザ76)に対し、アミューズメントコンテンツを提供するために要求された場所に運ばれることができる。付属品190が現在の開示された技術に従って、処理システム50及び/又はサーバ52とワイヤレスで連結するように構成されているので、処理システム50及び/又はサーバ52はモバイルアッセンブリ270から離れた場所に配置されることができる。つまり、1又は2以上の付属品190が処理システム50及び/又はサーバ52の再配置を伴うことなしで来園客にアミューズメントコンテンツを提供することができるために、モバイルアッセンブリ270は、様々な要求された場所に運ばれることができ、1又は2以上の付属品190は処理システム50及び/又はサーバ52とリンクされる(例えば、通信可能に連結される、つまりワイヤレスで連結される)ことができる。
【0081】
上記に記載されているように、本開示の実施形態は、アミューズメントパークアトラクションのコースの間中、ユーザに対するもっと効果的なアミューズメントコンテンツの演出を容易にするために、サーバと通信可能に連結されることができ、アミューズメントコンテンツを受信するように構成された付属品の1又は2以上の動作特性に基づいて、サーバによるアミューズメントコンテンツのアウトプットを仕立てるか又はさもなければ、調整するのに役立つ1又は2以上の技術的効果を提供することができる。この明細書における技術的な効果及び問題は例示であり、限定するものではないということを理解されるべきである。実際、明細書において説明された実施形態が、他の技術的効果を有することができ、また他の技術的問題を解決することができるということが注意されるべきである。
【0082】
本開示で示される実施形態は、様々な修正や代替の形態を受け入れる余地がある一方で、具体的な実施形態が、図面における例示の方法で見られることができ、本明細書で詳細に説明されている。しかし、本開示は、開示された特定の形態に対して限定されることを意図したものではないことを理解されるべきである。本開示は、以下に添付した特許請求の範囲によって定義されたように本開示の精神とスコープの範囲内に収まるすべての修正物、均等物、及び代替物を包含する。
【0083】
本明細書で、述べられ及び特許請求された技術は、現在の技術分野を明らかに向上させ、及び従って、抽象的でなく、漠然としておらず、又は純粋に理論的でもない実用的な性質の有形物及び具体例が参照され及び適用される。さらにまた、もし、この明細書の最後に添付されたいずれの特許請求の範囲の請求項も“[機能]を[実行]する方法”又は“[機能]を[実行]するステップ”として指定される1又は2以上の要素を含むならば、米国特許法112条(f)のもとでそのような要素が解釈されるべきことを意図している。しかしながら、どんな他の方法において指定された要素を含んでいるどんな特許請求の範囲の請求項に関しても、米国特許法112条(f)のもとでそのような要素は解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】