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特表2024-545255バーストコードストリームのデータ位相回復方法、システム、装置および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-05
(54)【発明の名称】バーストコードストリームのデータ位相回復方法、システム、装置および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 7/033 20060101AFI20241128BHJP
【FI】
H04L7/033
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536117
(86)(22)【出願日】2022-05-06
(85)【翻訳文提出日】2024-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2022091306
(87)【国際公開番号】W WO2023123794
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111630018.6
(32)【優先日】2021-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520412486
【氏名又は名称】深▲セン▼市紫光同創電子有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100160691
【弁理士】
【氏名又は名称】田邊 淳也
(72)【発明者】
【氏名】張 晋
(72)【発明者】
【氏名】呉 思遠
(72)【発明者】
【氏名】陳 新剣
【テーマコード(参考)】
5K047
【Fターム(参考)】
5K047AA12
5K047GG11
(57)【要約】
本出願は、バーストコードストリームのデータ位相回復方法、システム、装置および記憶媒体を開示し、この方法は、ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させること、CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させること、を含む。本出願の実施例では、高速ロッキングと低速トラッキングを組み合わせることにより、プロトコルによって規定されたプリセット時間内でのみデータ伝送帯域幅を増加させ、帯域幅を継続的に増加させないため、リンクの安定性に大きな影響を与えず、リンクの安定性を満たしながら、ロッキング時間要件を満たす。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるステップと、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるステップと、を含む、バーストコードストリームのデータ位相回復方法。
【請求項2】
前記ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であると検出された場合、前記伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるステップの前に、
CDR内の補間器のリアルタイム位相値を読み取るステップと、
前記リアルタイム位相値に基づいて、CDRの状態を判定し、CDRが収束状態にないことが判定した場合、前記補間器の位相値をプリセット位相値に割り当てるステップと、をさらに含む、請求項1に記載のバーストコードストリームのデータ位相回復方法。
【請求項3】
前記プリセット位相値は、前記ターゲット相手装置によるバーストデータ伝送の異なる履歴時点においてCDRが収束した時の前記補間器の位相値に基づいて得られる、請求項2に記載のバーストコードストリームのデータ位相回復方法。
【請求項4】
前記ターゲット相手装置において初めてデータバースト伝送が発生した場合、CDR内の補間器の初期位相値を前記プリセット位相値に設定するステップをさらに含む、請求項3に記載のバーストコードストリームのデータ位相回復方法。
【請求項5】
前記データ休止信号は人工データ休止信号を含み、
前記ターゲット相手装置においてデータバースト割り込みが発生したことが検出された場合、前記人工データ休止信号を有効に設定するステップと、
前記人工データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRが位相カウントを停止するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のバーストコードストリームのデータ位相回復方法。
【請求項6】
前記データ休止信号は異常データ休止信号を含み、
CDRの異常が検出された場合、前記異常データ休止信号を有効に設定するステップと、
前記異常データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRが位相カウントを停止するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のバーストコードストリームのデータ位相回復方法。
【請求項7】
データバースト伝送の終了が検出された場合、全ての前記データ休止信号を無効に設定するステップ、をさらに含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のバーストコードストリームのデータ位相回復方法。
【請求項8】
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるための高速ロッキングモジュールと、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるための低速トラッキングモジュールと、を備える、バーストコードストリームのデータ位相回復システム。
【請求項9】
メモリ、プロセッサおよび前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるステップ、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるステップを実現する、コンピュータ装置。
【請求項10】
前記ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であると検出された場合、前記伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させる前に、
CDR内の補間器のリアルタイム位相値を読み取ること、
前記リアルタイム位相値に基づいて、CDRの状態を判定し、CDRが収束状態にないことが判定した場合、前記補間器の位相値をプリセット位相値に割り当てること、をさらに含む、請求項9に記載のコンピュータ装置。
【請求項11】
前記プリセット位相値は、前記ターゲット相手装置によるバーストデータ伝送の異なる履歴時点においてCDRが収束した時の前記補間器の位相値に基づいて得られる、請求項10に記載のコンピュータ装置。
【請求項12】
前記ターゲット相手装置において初めてデータバースト伝送が発生した場合、CDR内の補間器の初期位相値を前記プリセット位相値に設定することをさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ装置。
【請求項13】
前記データ休止信号は人工データ休止信号を含み、
前記ターゲット相手装置においてデータバースト割り込みが発生したことが検出された場合、前記人工データ休止信号を有効に設定すること、
前記人工データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止すること、をさらに含む、請求項9に記載のコンピュータ装置。
【請求項14】
前記データ休止信号は異常データ休止信号を含み、
CDRの異常が検出された場合、前記異常データ休止信号を有効に設定すること、
前記異常データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止すること、をさらに含む、請求項9に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
データバースト伝送の終了が検出された場合、全ての前記データ休止信号を無効に設定すること、をさらに含む、請求項9~14のいずれか1項に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるステップと、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるステップと、を実現する、コンピュータ記憶媒体。
【請求項17】
前記ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であると検出された場合、前記伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させる前に、
CDR内の補間器のリアルタイム位相値を読み取ること、
前記リアルタイム位相値に基づいて、CDRの状態を判定し、CDRが収束状態にないことが判定した場合、前記補間器の位相値をプリセット位相値に割り当てること、をさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ記憶媒体。
【請求項18】
前記プリセット位相値は、前記ターゲット相手装置によるバーストデータ伝送の異なる履歴時点においてCDRが収束した時の前記補間器の位相値に基づいて得られる、請求項17に記載のコンピュータ記憶媒体。
【請求項19】
前記ターゲット相手装置において初めてデータバースト伝送が発生した場合、CDR内の補間器の初期位相値を前記プリセット位相値に設定することをさらに含む、請求項18に記載のコンピュータ記憶媒体。
【請求項20】
前記データ休止信号は人工データ休止信号を含み、
前記ターゲット相手装置においてデータバースト割り込みが発生したことが検出された場合、前記人工データ休止信号を有効に設定すること、
前記人工データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止すること、をさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ記憶媒体。
【請求項21】
前記データ休止信号は異常データ休止信号を含み、
CDRの異常が検出された場合、前記異常データ休止信号を有効に設定すること、
前記異常データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止すること、をさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ記憶媒体。
【請求項22】
データバースト伝送の終了が検出された場合、全ての前記データ休止信号を無効に設定することをさらに含む、請求項16~21のいずれか1項に記載のコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、2021年12月28日に中国特許局に出願され、出願番号202111630018.6、発明名称「バーストコードストリームのデータ位相回復方法、システム、装置および記憶媒体」の中国特許出願の優先権を主張し、そのすべての内容は参照によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に関し、特にバーストコードストリームのデータ位相回復方法、システム、装置および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
光通信の巨大な帯域幅を利用するために、現在、通信は時分割多重技術を使用して、高速光ファイバに低速信号を多重することが多く、ネットワーク同期の複雑さのために、異なるタイムスロット上の信号の完全な同期を達成することが困難であり、常に多かれ少なかれ周波数または位相差が存在し、受信側のクロックおよびデータ回復(Clock and Data Recovery、CDR)にはいくつかの特別な要件がある。高速シリアルバスでは、一般的に送信データストリームに埋め込まれたデータエンコードクロック情報を介して、その後、クロック回復を介して受信側でクロック情報を抽出し、データをサンプリングするために回復したクロックを使用するので、高速シリアル信号の送受信のためのクロック回復回路は非常に重要である。
【0004】
特に多くの通信サービスでは、多くの場合、バーストデータ(Brust Data)として知られているバースト特性を持ついくつかのデータを送信する必要があり、これらのバーストデータは、ランダムな送信時間、短い持続時間と他の特性を持っているため、バーストデータのクロック回復の受信側は、高速クロックデータの回復能力(一般的に1GHz以上のクロック周波数を必要とする)だけでなく、非常に高速(一般的に数百ナノ秒以内)が必要であり、このようなバーストデータのクロック・回復は、通常バーストクロックデータ回復(Burst Clock and Data Recovery、BCDR)と呼ばれる。図1は従来技術におけるCDRの構造図であり、図1に示すように、CDRクロック回復回路の原理は、上位トランスミッタ側でクロック・ドリフトとジッタの一部をトラッキングし、正しいデータ・サンプリングを保証することであり、CDR回路内のレシーバ・モジュールは、まず上位プロトコルから送信されたバイト信号をDCバランス・エンコードにマッピングし、パラレル・シリアル変換を用いて10ビット・エンコード結果をシリアル化し、シリアル化とパラレル・シリアル変換に必要な高速性を確保し、低ジッター・クロックはフェーズ・ロック・ループによって供給され、トランスミッター・モジュールは、CMOSレベルの高速シリアル・コード・ストリームをノイズ耐性の高い差動信号に変換し、バックプレーン接続または光ファイバー・チャネルを介してレシーバーに送信する。受信側では、受信モジュールが受信した低スイングの差動信号をCMOSレベルのシリアル信号に変換し、CDRがシリアル信号からクロック信号を抽出してシリアル信号の最良のサンプリングを完了し、シリアル-パラレル変換がCDRによって復元されたクロックを使用してシリアル信号をパラレルデータに変換し、パラレルデータをデコードしてバイト信号に縮小し、上位層のプロトコルチップに伝送して情報伝送プロセス全体が完了する。
【0005】
XGS-PONプロトコルでは、相手装置から送信されるデータはバースト割り込みやバースト送信が発生するため、受信端のCDRが安定し、プロトコルで指定された時間内に復元データのロックを完了できることが要求されるが、本発明者は、既存のCDRは固定帯域幅に従ってデータ変化に追従するように設計されており、短時間で迅速にデータをロックするためには、帯域幅を増加させる必要があるが、同時に帯域幅を増加させるとリンクの安定性が低下し、帯域幅を減らすとプロトコルで指定されているロック時間の要件を満たすことができない。
【発明の概要】
【0006】
本出願は、バーストコードストリームのデータ位相回復方法、システム、装置および記憶媒体を提供し、その主な目的はプロトコルによって規定された時間内でCDRデータロッキングを完了することである。
【0007】
本出願の技術的解決策は以下のとおりであり、バーストコードストリームのデータ位相回復方法は、
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させること、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させること、を含む。
【0008】
本出願の別の技術的解決策は以下のとおりであり、バーストコードストリームのデータ位相回復システムは、
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるための高速ロッキングモジュールと、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるための低速トラッキングモジュールと、を備える。
【0009】
本出願の別の技術的解決策は以下のとおりであり、コンピュータ装置は、メモリ、プロセッサおよび前記メモリに記憶され前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるステップ、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるステップを実現する。
【0010】
本出願の別の技術的解決策は以下のとおりであり、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるステップ、
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるステップを実現する。
【0011】
本出願によって提出されるバーストコードストリームのデータ位相回復方法、システム、装置および記憶媒体では、データバースト伝送が発生した場合、XGS-PONプロトコルによって規定されたプリセット時間内で、データ伝送帯域幅を増加させ、帯域幅が大きくなると単位時間内で伝送可能なデータの量が多くなり、CDR回路はデータの高速ロッキングを実現することができ、高速ロッキングを完了した後、増加したデータ伝送帯域幅を低下させ、通常なデータ伝送帯域幅となり、さらにCDRによるデータのトラッキングが完了する。本出願の実施例では、高速ロッキングと低速トラッキングを組み合わせることにより、プロトコルによって規定されたプリセット時間内でのみデータ伝送帯域幅を増加させ、帯域幅を継続的に増加させないため、リンクの安定性に大きな影響を与えず、リンクの安定性を満たしながら、ロッキング時間要件を満たす。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】従来技術におけるCDRの構造図である。
図2】本出願の実施例によって提供されるバーストコードストリームのデータ位相回復方法のフローチャートである。
図3】本出願の実施例によって提供されるCDRの構造図である。
図4】本出願の好ましい実施例によって提供されるバーストコードストリームのデータ位相回復方法のフローチャートである。
図5】本出願の実施例によって提供されるバーストコードストリームのデータ位相回復システムの構造概略図である。
図6】本出願の実施例中によって提供されるコンピュータ装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本出願の目的の実現、機能的特徴および利点は、実施例と併せて添付図面を参照してさらに説明される。
【0014】
なお、ここで説明される具体的な実施例は本出願を解釈するためのものに過ぎず、本出願を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
【0015】
図2は、本出願の実施例によって提供されるバーストコードストリームのデータ位相回復方法のフローチャートであり、図2に示すように、この方法は、以下を含む。
【0016】
図3は、本出願の実施例によって提供されるCDRの構造図であり、図3に示すように、本出願の実施例中のCDRは、従来技術のCDRアーキテクチャにPIコンフィギュレーションポート(PI_CTRL)、PIリアルタイムモニタリングポート(PI_READ)およびPI休止カウントポート(FREEZE)を追加し、具体的に、CDR回路の補間器から3つのピンが引き出され、それぞれPIコンフィギュレーションポート、PIリアルタイムモニタリングポートおよびPI休止カウントポートのために使用され、PIコンフィギュレーションポートはPIライトポートとして使用され、補間器のリアルタイム位相に値を割り当てるために使用され、PIリアルタイムモニタリングポートはPI値をリアルタイムで読み取るために小され、補間器のリアルタイム位相値を読み取ると見なされ、PI休止カウントポートは人工データ休止信号の値を設定するために使用される。
【0017】
S210、ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させ、
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出された場合、ターゲット相手装置はCDRに接続された装置であり、CDRに接続された装置は複数存在する可能性があり、本出願の実施例では一方の接続装置をターゲット相手装置として選択し、該ターゲット相手装置を例にして説明し、他の接続装置の実行過程は同様である。
【0018】
ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出された後、データ休止信号の状態を検出し、該データ休止信号が無効であれば、XGS-PONプロトコルによって規定された時間内に、初期設定されたデータ伝送帯域幅を増加させ、データ伝送帯域幅を増加させた後、その単位時間内で伝送可能なデータの量が増加し、CDRによるデータのロッキングを加速することができる。
【0019】
本出願の実施例では、プリセット時間内にデータ伝送帯域幅を増加させることにより、XGS-PONプロトコルによって規定されたプリセット時間内にデータを高速にロッキングすることができる。
【0020】
S220、CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させる。
【0021】
CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、データ伝送帯域幅は増加した後の帯域幅であり、大きなデータ伝送帯域幅を維持すると、リンク安定性が低下するため、リンク安定性を保持するために、増加したデータ伝送帯域幅を減少させ、ここでの減少とは、増加したデータ伝送帯域幅を低下させることであってもよく、増加したデータ伝送帯域幅を初期値に変更することであってもよい。
【0022】
本出願の実施例では、プリセット時間外にデータ伝送帯域幅を低下させることにより、ロッキングデータの低速トラッキングを実現し、リンクの安定性を確保することができる。
【0023】
本出願によって提出されるバーストコードストリームのデータ位相回復方法は、データバースト伝送が発生した場合、XGS-PONプロトコルによって規定されたプリセット時間内に、データ伝送帯域幅を増加させ、帯域幅が大きくなると単位時間内で伝送可能なデータの量が多くなり、CDR回路はデータの高速ロッキングを実現することができ、高速ロッキングが完了した後、増加したデータ伝送帯域幅を低下させ、通常のデータ伝送帯域幅となり、さらにCDRによるデータのトラッキングを完了する。本出願の実施例では、高速ロッキングと低速トラッキングを組み合わせることにより、プロトコルによって規定されたプリセット時間内でのみデータ伝送帯域幅を増加させ、帯域幅を継続的に増加させないため、リンクの安定性に大きな影響を与えず、リンクの安定性を満たしながら、ロッキング時間要件を満たす。
【0024】
上記実施例に基づいて、好ましくは、前記ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であると検出された場合、前記伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させる前に、
CDR内の補間器のリアルタイム位相値を読み取ること、
前記リアルタイム位相値に基づいて、CDRの状態を判定し、CDRが収束状態にないことが判定した場合、前記補間器の位相値をプリセット位相値に割り当てるをさらに含む。
【0025】
具体的に、高速ロッキングの前に、以下のステップによってCDRの収束を促進することができ、CDR収束時間を短縮させ、CDRの高速のデータロッキング時間をさらに短縮させることができ、該ステップは具体的に、
PI_READポートを介して補間器のリアルタイム位相値すなわちPI値を読み取り、同様のターゲット相手装置について、異なる時点でCDRが収束したときのリアルタイム位相値はあまり違わないはずであり、差の原因は各データ伝送過程中電圧と環境温度が変化することであるため、読み取ったリアルタイム位相値に基づいて、CDRが収束状態にあるかどうかを判定することができる。具体的に、CDRが収束状態にあるとき位相値が位置する区間を経験から判定し、現在伝送中のリアルタイム位相値が該区間にあると、該CDRが収束状態にあると判定し、そうでなければ、該CDRが非収束状態にあると判定する。
【0026】
CDRが収束状態にあると、何も操作せず、CDRが非収束状態にあると、プリセット位相値に基づいて該リアルタイム位相値を調整し、CDRの収束時間を早め、CDRのデータロッキング時間をさらに短縮することができる。
【0027】
上記実施例に基づいて、好ましくは、前記プリセット位相値は、前記ターゲット相手装置によるバーストデータ伝送の異なる履歴時点においてCDRが収束した時の前記補間器の位相値に基づいて得られる。
【0028】
具体的に、同様のターゲット相手装置について、異なる時点でCDRが収束したときのリアルタイム位相値はあまり違わないはずであり、本出願の実施例では、異なる時点でCDRが収束したときのリアルタイム位相値に基づいて、プリセット位相値を選択し、該プリセット位相値をリアルタイム位相値に割り当て、補間器のリアルタイム位相を調整する。
【0029】
上記実施例に基づいて、好ましくは、
前記ターゲット相手装置において初めてデータバースト伝送が発生した場合、CDR内の補間器の初期位相値を前記プリセット位相値に設定することをさらに含む。
【0030】
ターゲット相手装置において初めてデータバースト伝送が発生した場合、CDR内の補間器の初期位相値を該プリセット位相値に設定する。
【0031】
上記実施例に基づいて、好ましくは、前記データ休止信号は人工データ休止信号を含み、
前記ターゲット相手装置においてデータバースト割り込みが発生したことが検出された場合、前記人工データ休止信号を有効に設定すること、
前記人工データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止することをさらに含む。
【0032】
具体的に、該データ休止信号は人工データ休止信号を含み、人工データ休止信号とは、人工設定信号を意味し、人工で該信号を設定することにより、CDRの作動状態を制御することができる。具体的な実施過程で、ターゲット相手装置においてデータバースト割り込みが発生したことが検出された場合、該人工データ休止信号を有効に設定し、すなわち、FREEZEポートを介して該人工データ休止信号を設定し、該ポートを有効に設定した後、CDRが位相カウントを停止する。
【0033】
従来技術ではデータバースト割り込みが発生した場合、人工設定によりCDRの作動を停止することがないため、位相値がCDRで回転し続け、CDRが非常にハングアップしやすく、本出願の実施例では、人工でデータ休止信号を設定することにより、CDRの位相カウントを停止し、データ割り込み後のCDRハングアップを防止することができる。
【0034】
上記実施例に基づいて、好ましくは、前記データ休止信号は異常データ休止信号を含み、
CDRの異常が検出された場合、前記異常データ休止信号を有効に設定すること、
前記異常データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止することをさらに含む。
【0035】
本出願の実施例中のデータ休止信号は異常データ休止信号をさらに含み、該異常データ休止信号はCDRの自然異常を検出するために使用され、CDR異常が検出された場合、異常データ休止信号を有効に設定し、該異常データ休止信号が有効状態でも、CDRの位相カウントを停止する。
【0036】
上記実施例に基づいて、好ましくは、
データバースト伝送の終了が検出された場合、全ての前記データ休止信号を無効に設定することをさらに含む。
【0037】
具体的に、データバースト伝送が終了した場合、人工データ休止信号と異常データ休止信号の2つの信号をいずれも無効状態に設定し、次のデータバースト準備状態を用意する。
【0038】
図4は、本出願の好ましい実施例によって提供されるバーストコードストリームのデータ位相回復方法のフローチャートであり、図4に示すように、この方法は、
S410、システム初期化を実行し、対応する信号の初期値を設定し、補間器の初期位相値をプリセット位相値に設定すること、
S420、データバースト伝送時に、FREEZEとSIGDETが無効状態であるかどうかを検出し、無効状態であれば、後続操作を実行すること、
S430、PI_READを介して補間器のリアルタイム位相値を読み取り、該リアルタイム位相値に基づいてCDRが収束状態であるかどうかを判定し、非収束状態であれば、PI_CTRLを介して該リアルタイム位相値をプリセット位相値に設定すること、
S440、プロトコルによって規定されたプリセット時間内に、データ伝送帯域幅を増加させ、高速ロッキングを実現すること、
S450、データロッキングが完了した後、データ伝送帯域幅を減少させ、データ低速トラッキングを実現すること、
S460、データバースト割り込みが検出された場合、FREEZEを有効に設定し、データ伝送を終了し、CDRの異常が検出された場合、SIGDETを有効に設定し、データ伝送を終了する。
【0039】
以上のように、本出願の実施例はバーストコードストリームのデータ位相回復方法を提供し、データバースト伝送が発生した場合、XGS-PONプロトコルによって規定されたプリセット時間内に、データ伝送帯域幅を増加させ、帯域幅が大きくなると単位時間内に伝送可能なデータの量が多くなり、CDR回路はデータの高速ロッキングを実現することができ、高速ロッキングが完了した後、増加したデータ伝送帯域幅を減少させ、通常のデータ伝送帯域幅となり、さらにCDRによるデータのトラッキングを完了する。本出願の実施例では、高速ロッキングと低速トラッキングを組み合わせることにより、プロトコルによって規定されたプリセット時間内でのみデータ伝送帯域幅を増加させ、帯域幅を継続的に増加させないため、リンクの安定性に大きな影響を与えず、リンクの安定性を満たしながら、ロッキング時間要件を満たす。
そして、プリセット位相値に基づいて該リアルタイム位相値を調整することにより、CDRの収束時間を早め、CDRのデータロッキング時間をさらに短縮することができる。
【0040】
最後に、従来技術においてデータバースト割り込みが発生した場合、人工設定によりCDRの作動を停止することがないため、位相値がCDRにおいて回転し続け、CDRが非常にハングアップしやすく、本出願の実施例では、人工でデータ休止信号を設定することにより、CDRの位相カウントを停止し、データ割り込み後のCDRハングアップを防止することができる。
【0041】
図5は、本出願の実施例によって提供されるバーストコードストリームのデータ位相回復システムの構造概略図であり、図5に示すように、該システムは高速ロッキングモジュール510と低速トラッキングモジュール520を含み、
高速ロッキングモジュール510は、ターゲット相手装置でデータバースト伝送が発生したことが検出され、データ休止信号が無効状態であることが検出された場合、伝送プロトコルによって規定されたプリセット時間内で、CDRがデータロッキングを完了するまで、データ伝送帯域幅を増加させるために使用され、
低速トラッキングモジュール520は、CDRがデータロッキングを完了したことが検出された場合、増加したデータ伝送帯域幅を減少させるために使用される。
【0042】
本実施例は、上記方法に対応するシステムの実施例であり、その実施過程は上記方法実施例と同様であり、詳細は上記方法実施例を参照すればよく、本システム実施例はここで繰り返さない。
【0043】
上記実施例に基づいて、好ましくは、読み取りモジュールと判定モジュールをさらに備え、
前記読み取りモジュールはCDR内の補間器のリアルタイム位相値を読み取るために使用され、
前記判定モジュールは前記リアルタイム位相値に基づいて、CDRの状態を判定し、CDRが収束状態にないことが判定した場合、前記補間器の位相値をプリセット位相値に割り当てるために使用される。
【0044】
上記実施例に基づいて、好ましくは、前記プリセット位相値は、前記ターゲット相手装置によるバーストデータ伝送の異なる履歴時点においてCDRが収束した時の前記補間器の位相値に基づいて得られる。
【0045】
上記実施例に基づいて、好ましくは、初期化モジュールをさらに備え、
前記初期化モジュールは、前記ターゲット相手装置において初めてデータバースト伝送が発生した場合、CDR内の補間器の初期位相値を前記プリセット位相値に設定するために使用される。
【0046】
上記実施例に基づいて、好ましくは、前記データ休止信号は人工データ休止信号を含み、人工休止モジュールおよび第1停止モジュールをさらに含み、
前記人工休止モジュールは、前記ターゲット相手装置においてデータバースト割り込みが発生したことが検出された場合、前記人工データ休止信号を有効に設定するために使用され、
前記第1停止モジュールは、前記人工データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止するために使用される。
【0047】
上記実施例に基づいて、好ましくは、前記データ休止信号は異常データ休止信号を含み、異常データ休止モジュールおよび第2停止モジュールをさらに含み、
前記異常データ休止モジュールは、CDRの異常が検出された場合、前記異常データ休止信号を有効に設定するために使用され、
前記第2停止モジュールは、前記異常データ休止信号が有効であることが検出された場合、CDRの位相カウントを停止するために使用される。
【0048】
上記実施例に基づいて、好ましくは、リセットユニットをさらに含み、
前記リセットユニットは、データバースト伝送の終了が検出された場合、全ての前記データ休止信号を無効に設定するために使用される。
【0049】
上記バーストコードストリームのデータ位相回復システム中の各モジュールの一部または全部はソフトウエア、ハードウェアおよびそれらの組み合わせによって実現され得る。上記各モジュールは、プロセッサが以上の各モジュールに対応する操作を容易に実行するために、ハードウェアの形態でコンピュータ装置中のプロセッサにおいて組み込まれてもよいし、独立してもよいし、ソフトウエアの形態でコンピュータ装置中のメモリに記憶されてもよい。
【0050】
図6は、本出願の実施例によって提供されるコンピュータ装置の構造概略図であり、該コンピュータ装置はサーバであってもよく、その内部構造図は図6に示される。該コンピュータ装置は、システムバスを介して接続されたプロセッサ、メモリ、ネットワークインタフェースおよびデータベースを備える。ここで、該コンピュータ装置のプロセッサは、コンピューティングおよび制御機能を提供するために使用される。該コンピュータ装置のメモリは、コンピュータ記憶媒体、内部メモリを含む。該コンピュータ記憶媒体にオペレーティングシステム、コンピュータプログラムおよびデータベースが記憶される。該内部メモリはコンピュータ記憶媒体中のオペレーティングシステムとコンピュータプログラムの動作環境を提供する。該コンピュータ装置のデータベースは、バーストコードストリームのデータ位相回復方法を実行する過程において生成または取得されたデータ、例えばデータ休止信号、プリセット時間が記憶される。該コンピュータ装置のネットワークインタフェースは外部の端末とネットワークを介して通信可能に接続されるために使用される。該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとバーストコードストリームのデータ位相回復方法を実現する。
【0051】
一実施例では、コンピュータ装置が提供され、メモリ、プロセッサおよびメモリに記憶されプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、プロセッサがコンピュータプログラムを実行すると上記実施例中のバーストコードストリームのデータ位相回復方法のステップを実現する。または、プロセッサがコンピュータプログラムを実行するとバーストコードストリームのデータ位相回復システムの実施例中の各モジュール/ユニットの機能を実現する。
【0052】
一実施例では、コンピュータ記憶媒体が提供され、該コンピュータ記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータ可読記憶媒体は不揮発性であっても揮発性であってもよく、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると上記実施例中のバーストコードストリームのデータ位相回復方法のステップを実現する。または、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると上記バーストコードストリームのデータ位相回復システムの実施例中の各モジュール/ユニットの機能を実現する。
【0053】
当業者は、上記実施例方法中の全部または一部流れの実現は、関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムによって達成され、当該コンピュータプログラムは不揮発性コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、該コンピュータプログラムが実行されると、上記各方法の実施例の流れを含み得ることを理解されたい。ここで、本出願によって提供される各実施例で使用されるメモリ、ストレージ、データベースまたは他の媒体へのあらゆる言及は、不揮発性および/または揮発性メモリを含み得る。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)またはフラッシュメモリを含み得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)または外部キャッシュメモリを含み得る。例示であって限定ではなく、RAMは、静的RAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、デュアルデータレートSDRAM(DDRSDRAM)、エンハンスドSDRAM(ESDRAM)、同期リンク(Synchlink)DRAM(SLDRAM)、メモリバス(Rambus)ダイレクトRAM(RDRAM)、ダイレクトメモリバス動的RAM(DRDRAM)、およびメモリバス動的RAM(RDRAM)など、様々な形態で利用可能である。
【0054】
当業者には明らかなように、説明の便宜と簡略化のために、上記各機能ユニット、モジュールの分割を一例として説明したが、実際の応用において、上記機能は必要に応じて異なる機能ユニット、モジュールによって実行されるように割り当てることができ、すなわち、上記した全部または一部の機能を達成するために、前記装置の内部構造を異なる機能ユニットまたはモジュールに分割することができる。
【0055】
以上の実施例は本出願の技術的解決策を説明するためにのみ使用され、限定することを意図するものではなく、上述した実施例を参照して本出願を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上述した各実施例に記載の技術的解決策に修正を加え、または一部の技術的特徴に等価置換を加えることが可能であり、これらの修正または置換は、対応する技術的解決策の本質を本出願の各実施例の技術的解決策の精神および範囲から逸脱させるものではなく、すべて本出願の保護範囲内に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】