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特表2024-545295検出方法およびその装置、端末、並びに記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-05
(54)【発明の名称】検出方法およびその装置、端末、並びに記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/16 20090101AFI20241128BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20241128BHJP
【FI】
H04W48/16 110
H04W24/10
H04W48/16 132
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537426
(86)(22)【出願日】2022-12-21
(85)【翻訳文提出日】2024-07-16
(86)【国際出願番号】 CN2022140630
(87)【国際公開番号】W WO2023116750
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】202111581846.5
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】507142144
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS GROUP CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】徐▲曉▼▲東▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA42
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ17
5K067LL11
(57)【要約】
方法は、現在のサービングセルの信号品質又は強度を測定することであって、測定は第1信号又はチャネルに基づく測定と固有測定リソースに基づく測定とを含み、第1信号又はチャネルの少なくとも1つの伝送信号又はチャネルは固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号又はチャネルと対応関係を有する、ことと、第1信号又はチャネルの少なくとも1つの伝送信号又はチャネルにおいて少なくとも1つの信号又はチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号又はチャネルの伝送信号又はチャネルから、信号品質又は強度が最適な1つの伝送信号又はチャネルを検出目標として選択することと、少なくとも1つの信号又はチャネルの検出結果の何れも第1条件を満たさない場合、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号又はチャネルを測定することによってセル常駐及び/又は固有測定リソースの目標伝送信号又はチャネルのスクリーニングを行うこととを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行される、検出方法であって、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定することであって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、
前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出方法。
【請求項2】
前記固有測定リソースは、ネットワーク側が前記端末にサービスを提供できるときに送信する必要がある、前記端末による測定に使用できる信号および/またはチャネルを含む、
請求項1に記載の検出方法。
【請求項3】
前記固有測定リソースは、
システムにおける同期に使用される参照信号、
システムにおける同期およびプライマリシステム情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む、
請求項2に記載の検出方法。
【請求項4】
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL)関係を有する、
請求項1に記載の検出方法。
【請求項5】
前記第1信号またはチャネルは、端末が1つのセルに常駐した後、前記端末が検出を行い、検出結果に基づいて常駐するセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項6】
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第1条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある、
請求項5に記載の検出方法。
【請求項7】
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第3閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第4閾値を満たさない場合、固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ現在のサービングセルの第1信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第5閾値を満たし、および/または受信信号品質が第6閾値を満たす場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第1信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項8】
前記第3閾値と第5閾値は、同じであるか、または異なるか、
および/または、
前記第4閾値と第6閾値は、同じであるか、または異なる、
請求項7に記載の検出方法。
【請求項9】
第1端末によって実行される、検出方法であって、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択することと、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定することであって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、
前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出方法。
【請求項10】
前記固有測定リソースは、
端末間のリンクにおける同期に使用される参照信号、
端末間のリンクにおける同期およびプライマリ情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む、
請求項9に記載の検出方法。
【請求項11】
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL)関係を有する、
請求項9に記載の検出方法。
【請求項12】
前記第2信号またはチャネルは、端末を選択した後、前記第1端末が検出を行い、検出結果に基づいて前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される、
請求項9ないし11のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項13】
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第2条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある、
請求項12に記載の検出方法。
【請求項14】
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第9閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第10閾値を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記第2端末の第2信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第11閾値を満たし、および/または受信信号品質が第12閾値を満たす場合、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第2信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する、
請求項9ないし11のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項15】
前記第9閾値と第11閾値は、同じであるか、または異なるか、
および/または、
前記第10閾値と第12閾値は、同じであるか、または異なる、
請求項14に記載の検出方法。
【請求項16】
検出装置であって、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定するように構成される第1測定ユニットであって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第1測定ユニットと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第1処理ユニットと、を備え、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、うちの1つを表す、検出装置。
【請求項17】
検出装置であって、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択するように構成されるモニタリングユニットと、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定するように構成される第2測定ユニットであって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第2測定ユニットと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第2処理ユニットと、を備え、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出装置。
【請求項18】
プロセッサと通信インターフェースとを備える端末であって、
前記プロセッサは、第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表し、
または、
前記プロセッサは、端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択し、前記通信インターフェースによって前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定し、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す、端末。
【請求項19】
プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶したメモリと、を備える端末であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行し、または請求項9ないし15のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行する、端末。
【請求項20】
プロセッサに、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行させ、または請求項9ないし15のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶された、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本願は、2021年12月22日に中国特許局に提出された、出願番号が202111581846.5である中国特許出願に基づいて提出されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容が参照により本願に組み込まれている。
【0002】
本願は、無線通信分野に関し、特に、検出方法およびその装置、端末、並びに記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在の端末は休眠状態であるが、定期的に測定を実行したり、現在のシステム内のいくつかのチャネルや信号を検出したりする準備ができている必要がある。この状態で、端末の消費電力は改善されているが、事前の受信準備が不要な状態と比較して、依然として数桁消費電力が増加するため、端末は、補助モジュールを用いて、ネットワーク側から送信された特定の信号(「ウェイクアップ信号」と呼んでもよい)の電力を監視することで、端末に送信される後続の信号の有無を决定し、信号の電力が特定の要求に達した場合、端末の通信モジュールはウェイクアップするように指示されるが、当該特定の信号の送信電力などの要因、および補助モジュールの受信機の感度などの要因の制限により、当該特定の信号が移動通信システム(例えば、第4世代移動通信技術(4G)または第5世代移動通信技術(5G))内のセルのカバレッジと一致することは保証されなく、一致しないと、ネットワーク側が当該特定信号を送信しても、端末は当該特定信号を検出することができず、電力が検出されないと、端末は、ネットワークが当該特定信号を送信してない場合と、ネットワーク側が当該特定信号を送信したが当該特定信号のカバレッジが不十分である場合とを区別できなく、つまり、曖昧性の問題が発生してしまう。このような曖昧性の問題を解決するために、関連技術では、定期的に送信される別の信号(「有効維持信号」と呼んでもよい)が先験的信号として導入され、補助モジュールが、現在電力が検出されないことは、ネットワークが当該特定信号を送信して以内結果なのか、当該特定信号のカバレッジが不十分な結果なのかを区別できるようにする。しかし、この方式では、端末は、2つの信号を検出する必要があるため、システム設計が複雑になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術的課題を解決するために、本願の実施例は、検出方法およびその装置、端末、並びに記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例の技術的解決策は、以下のように実現される。
【0006】
本願の実施例は、端末によって実行される、検出方法を提供し、前記方法は、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定することであって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、ここで、
前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0007】
上記の解決策において、前記固有測定リソースは、ネットワーク側が前記端末にサービスを提供できるときに送信する必要がある、前記端末による測定に使用できる信号および/またはチャネルを含む。
【0008】
上記の解決策において、前記固有測定リソースは、
システムにおける同期に使用される参照信号、
システムにおける同期およびプライマリシステム情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む。
【0009】
上記の解決策において、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL:Quasi Co-Location)関係を有する。
【0010】
上記の解決策において、前記第1信号またはチャネルは、端末が1つのセルに常駐した後、前記端末が検出を行い、検出結果に基づいて常駐するセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される。
【0011】
上記の解決策において、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第1条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある。
【0012】
上記の解決策において、選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第3閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第4閾値を満たさない場合、固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ現在のサービングセルの第1信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第5閾値を満たし、および/または受信信号品質が第6閾値を満たす場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第1信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する。
【0013】
上記の解決策において、前記第3閾値と第5閾値は、同じであるか、または異なるか、
および/または、
前記第4閾値と第6閾値は、同じであるか、または異なる。
【0014】
本願の実施例はさらに、第1端末によって実行される、検出方法を提供し、前記方法は、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択することと、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定することであって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、ここで、
前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0015】
上記の解決策において、前記固有測定リソースは、
端末間のリンクにおける同期に使用される参照信号、
端末間のリンクにおける同期およびプライマリ情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む。
【0016】
上記の解決策において、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL)関係を有する。
【0017】
上記の解決策において、前記第2信号またはチャネルは、端末を選択した後、前記第1端末が検出を行い、検出結果に基づいて前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される。
【0018】
上記の解決策において、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第2条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある。
【0019】
上記の解決策において、選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第9閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第10閾値を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記第2端末の第2信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第11閾値を満たし、および/または受信信号品質が第12閾値を満たす場合、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第2信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する。
【0020】
上記の解決策において、前記第9閾値と第11閾値は、同じであるか、または異なるか、
および/または、
前記第10閾値と第12閾値は、同じであるか、または異なる。
【0021】
本願の実施例はさらに、検出装置を提供し、前記装置は、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定するように構成される第1測定ユニットであって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第1測定ユニットと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第1処理ユニットと、を備え、ここで、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0022】
本願の実施例はさらに、検出装置を提供し、前記装置は、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択するように構成されるモニタリングユニットと、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定するように構成される第2測定ユニットであって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第2測定ユニットと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第2処理ユニットと、を備え、ここで、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0023】
本願の実施例はさらに、プロセッサと通信インターフェースとを備える端末を提供し、ここで、
前記プロセッサは、第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、ここで、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表し、
または、
前記プロセッサは、端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択し、前記通信インターフェースによって前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定し、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、ここで、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0024】
本願の実施例はさらに、プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶したメモリと、を備える端末を提供し、
ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、上記のいずれか1つの方法におけるすべての処理を実行する。
【0025】
本願の実施例はさらに、プロセッサに、上記のいずれか1つの方法におけるすべての処理を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶された、記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0026】
本願の実施例による検出方法およびその装置、端末、並びに記憶媒体では、第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、端末は、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行い、ここで、前記第1条件は、前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す。本願の実施例による解決策では、ネットワーク側は、1つの信号またはチャネルを送信し、休眠状態の端末に対して、この信号またはチャネルは、有効維持の機能を備えているし、ウェイクアップの機能も備えており、これにより、端末は、この1つの信号を検出するだけでよく、当該信号と固有測定リソースとの対応関係に基づいて、端末がいつ固有測定リソースに基づいて動作状態を決定する必要があるか、いつ当該信号に基づいて動作状態を決定する必要があるかを決定することができ、このようにして、システム設計の複雑さが大幅に軽減される。同時に、端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択し、前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、第1端末は、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定し、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行い、ここで、前記第2条件は、前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れている、のうちの1つを表す。本願の実施例による解決策では、端末は、ネットワーク側は、1つの信号またはチャネルを送信し、休眠状態の受信端末に対して、この信号またはチャネルは、有効維持の機能を備えているし、ウェイクアップの機能も備えており、これにより、受信端末は、この1つの信号を検出するだけで、当該信号と固有測定リソースとの対応関係に基づいて、端末がいつ固有測定リソースに基づいて動作状態を決定する必要があるか、いつ当該信号に基づいて動作状態を決定する必要があるかを決定することができ、このようにして、システム設計の複雑さが大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本願の実施例の検出方法の例示的なフローチャートである。
図2】本願の実施例の別の検出方法の例示的なフローチャートである。
図3】本願の実施例の検出装置の例示的な構造図である。
図4】本願の実施例の別の検出装置の例示的な構造図である。
図5】本願の実施例の端末の例示的な構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下では、図面および実施例を参照して、本願についてさらに詳細に説明する。
【0029】
関連技術では、端末の補助モジュールは、上記のウェイクアップ信号の電力の有無を監視することによって、その後に前記端末に送信された信号の有無を决定し、信号電力がある場合、ウェイクアップして、対応する動作を実行するように端末の通信モジュールに指示する。具体的に、アイドル状態では、セルの選択/再選択またはページングのモニタリングが実行される可能性があり、接続状態では、活性化期間(英語ではactive durationと表記できる)での物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control CHannel)などの、ウェイクアップ信号によって補助される信号またはチャネルの検出が実行される可能性があり、信号機能がない場合では、休眠状態を継続しまたはノード状態にあり、現在または後続のページング送信候補位置におけるページングを無視し、および/またはPDCCHまたは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared CHannel)の検出を無視する。
【0030】
一方、端末の補助モジュールはさらに、上記の有効維持信号の電力の検出により、端末が前記ウェイクアップ信号の有効なカバレッジ内にあるか否か、即ち、前記ウェイクアップ信号が有効のままであるか否かを判断し、前記有効維持信号が補助モジュールによって検出されない場合、または検出された前記有効維持信号の電力が特定の閾値より低い場合、端末が前記ウェイクアップ信号の有効なカバレッジ内にないと見なされ、端末の通信モジュールは、通常のアイドル状態におけるセルの再選択プロセスに戻るように、または通常のページング周期に従ってページングを正常にモニタリングするように、またはページング周期におけるいかなるページングを無視できず、またはネットワーク側の構成に従って当該端末の活性化期間に属すべきPDCCH候補位置におけるPDCCHを無視できず、PDCCHを正常にモニタリングするように通知され、補助モジュールが前記有効維持信号を検出した場合、または検出された前記有効維持信号の電力が特定の閾値以上である場合、ウェイクアップ信号が有効のままであることを示す。
【0031】
上記の説明から分かるように、関連技術では、前記ウェイクアップ信号の電力が検出されると、端末をウェイクアップする必要があると見なされ、前記ウェイクアップ信号が検出されないときの端末の動作の不確実性を回避するために、前記有効維持信号をさらに追加的に導入することで、曖昧性を区別し、具体的には、次の通りである。
【0032】
1)前記有効維持信号の電力が検出され、且つ前記ウェイクアップ信号の電力が検出されると、端末をウェイクアップする必要があることを表す。
【0033】
2)前記有効維持信号の電力が検出され、且つ前記ウェイクアップ信号の電力が検出されないと、端末をウェイクアップする必要がないことを表す。
【0034】
3)有効維持信号の電力が検出されないと、端末のウェイクアップまたは休眠状態を决定するために補助モジュールに依存できないことを表す。
【0035】
これを鑑み、本願の様々な実施例では、送信側(ネットワーク側またはサイドリンク(SL:SideLink)シナリオにおける端末)は、1つの信号またはチャネルを送信し(即ち、有効に維持するか否かを示す有効維持信号とウェイクアップのためのウェイクアップ信号とを個別に送信する必要がない)、休眠状態の端末に対して、この信号またはチャネルは、有効維持の機能とウェイクアップの機能の両方を有するため、端末は、この1つの信号を検出するだけで、当該信号とシステム固有信号(即ち、固有測定リソース)との対応関係に基づいて、端末がシステム固有信号に基づいて動作状態を決定する必要があるタイミングと、当該信号に基づいて動作状態を決定する必要があるタイミングを定義することにより、設計の複雑さが軽減される。
【0036】
有効維持の機能とウェイクアップの機能とを同時に有する信号を送信する送信側の異なりに応じて、端末の処理も異なり、以下では、異なる送信側に対する本願の実施例の解決策についてそれぞれ詳細に説明する。
【0037】
まず、送信側にネットワーク側が含まれる場合の本願の実施例の解決策について説明する。
【0038】
本願の実施例は、端末によって実行される、検出方法を提供し、図1に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0039】
ステップ101において、第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末は、セルの選択または再選択の完了後に常駐するセルを選択する。
【0040】
ステップ102において、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する。
【0041】
ステップ103において、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行い、ここで、
前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0042】
ここで、実際の適用において、前記端末は、ユーザ機器(UE:User Equipment)とも呼ばれ、ユーザとも呼ばれる。
【0043】
ステップ101において、前記端末が常駐するように選択したセルに前記第1信号またはチャネルが構成されている。それに対応して、前記現在のサービングセルは、前記端末によって常駐するように選択されたセルである。
【0044】
例示的に、第1セルに前記第1信号またはチャネルが構成されていると仮定して、前記端末がセルの選択または再選択の完了後に第1セルに常駐することを選択した後、前記端末は、前記第1セルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、前記第1セルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出電力が第1条件を満たす場合、前記端末は、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出電力のいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記第1セルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行う。
【0045】
ここで、1つの実施例では、前記固有測定リソースは、ネットワーク側が前記端末にサービスを提供できるときに送信する必要がある、前記端末による測定に使用できる信号および/またはチャネルを含む。
【0046】
具体的に、前記固有測定リソースは、
システムにおける同期に使用される参照信号、
システムにおける同期およびプライマリシステム情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含み得る。
【0047】
ここで、異なる標準の通信システムでは、上記の参照信号の名称は異なってもよく、例えば、5Gシステムでは、前記システムにおける同期およびプライマリシステム情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネルは、同期信号ブロック(SSB:Synchronization Signal Block)を含み、本願の実施例はこれに対して限定しない。
【0048】
前記第1信号またはチャネルは、端末が1つのセルに常駐した後、前記端末が検出を行い、検出結果に基づいて常駐するセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号(スケジューリング指示信号とも呼ばれる)に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される。
【0049】
具体的に、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第1条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号(例えば、PDCCH)を検出または監視する必要がない。
【0050】
それに対応して、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある。
【0051】
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが、前記サービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有することは、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちのある伝送信号またはチャネルが、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちのある伝送信号またはチャネルとQCL関係を有することを指し、この対応関係は、一対一であってもよく、即ち、前記第1信号またはチャネルの1つの伝送信号またはチャネルは、固有測定リソースの1つの伝送信号またはチャネルに対応することであり、一対複数であってもよく、即ち、前記第1信号またはチャネルの1つの伝送信号またはチャネルが、固有測定リソースの複数の伝送信号またはチャネルに対応することであり、つまり、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つが、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つとQCL関係を有する。
【0052】
ここで、実際の適用において、前記QCL関係は、伝送構成指示(TCI:Transmission Confituration Indicator)によって指定できる。
【0053】
ステップ103において、前記端末は、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たすか否かに基づいて、対応する処理を行う。
【0054】
ここで、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、前記端末が依然として現在のサービングセルのカバレッジ内にあることを示し、セルの選択または再選択を実行する必要なく、前記第1信号またはチャネルに基づいてビームの選択または再選択を実行すればよく、つまり、前記端末は、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記端末は、休眠状態を継続することができ、このとき、前記端末に対して、受信し検出する必要があるデータはない。
【0055】
それに対応して、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記端末が現在のサービングセルのカバレッジ内にない可能性があることを示し、この場合、前記端末は、現在のビームで前記第1信号またはチャネルの検出を続行できず、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの測定に基づいて、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを実行するか否かを決定し、具体的には、前記端末は、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの測定に基づいて、前記端末の現在の位置が依然として現在のサービングセルに属しているか否かをまず決定し、即ち、前記端末が現在依然として現在のサービングセルのカバレッジ内にあるか否かをまず決定し、依然として現在のサービングセルに属する場合、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを実行し、端末は、休眠状態から抜け出す必要があり(このとき、前記端末は、受信検出を実行する必要があると見なされ、または前記第1信号またはチャネルのカバレッジ内にないと見なされる)、ここで、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの測定に基づいて、端末の現在の位置の現在のセル信号強度がセルの再選択条件を満たす(例えば、予め設定された閾値より低い)と決定された場合、端末は、セルの再選択を行う必要がある。
【0056】
実際の適用において、前記第1閾値とは、通信システムによって指示される、第1信号またはチャネルに対応する伝送信号またはチャネルが有効な参照として使用できることを表すときに達する必要がある検出電力閾値を指す。前記第1閾値は、必要に応じて設定することができる。
【0057】
前記第2閾値とは、通信システムによって指示される、第1号またはチャネルに対応する伝送信号またはチャネルが有効な参照として使用できることを表すときに達する必要がある検出品質(検出強度とも呼ばれる)閾値を指す。前記第2閾値は、必要に応じて設定することができる。
【0058】
1つの実施例では、前記端末が、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行う場合、選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第3閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第4閾値を満たさない場合、前記端末は、固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ現在のサービングセルの第1信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はない。
【0059】
それに対応して、選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第5閾値を満たし、および/または受信信号品質が第6閾値を満たす場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第1信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する。
【0060】
上記の動作により、端末が、受信し検出する必要があるデータがないと決定した場合、休眠状態を継続し、現在のサービングセルにないと決定された場合、またはデータを受信し検出する必要があると決定した場合、通信モジュールを適時にウェイクアップできることが保証される。
【0061】
ここで、実際の適用において、前記第3閾値と第5閾値は、同じであってもよいし、異なってもよい。前記第4閾値と第6閾値は同じであってもよいし、異なってもよい。同時に、前記第3閾値、第4閾値、第5閾値、および第6閾値はすべて必要に応じて設定することができる。
【0062】
前記第1条件について、本願の実施例の解決策を実施するとき、必要に応じて5種の条件のうちの1つを選択することができる。
【0063】
本願の実施例による検出方法では、第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、端末は、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行い、ここで、前記第1条件は、前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す。本願の実施例による解決策では、ネットワーク側は、1つの信号またはチャネルを送信し、休眠状態の端末に対して、この信号またはチャネルは、有効維持の機能を備えているし、ウェイクアップの機能も備えており、これにより、端末は、この1つの信号を検出するだけでよく、当該信号と固有測定リソースとの対応関係に基づいて、端末がいつ固有測定リソースに基づいて動作状態を決定する必要があるか、いつ当該信号に基づいて動作状態を決定する必要があるかを決定することができ、このようにして、システム設計の複雑さが大幅に軽減される。
【0064】
次に、送信側に端末間のリンクにおける端末が含まれる場合の本願の実施例の解決策について説明する。
【0065】
本願の実施例はさらに、検出方法を提供し、前記方法は、第1端末によって実行され、即ち、端末間のリンクにおける端末によって実行され、即ち、SLシナリオにおける端末によって実行され、図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0066】
ステップ201において、端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択する。
【0067】
ステップ202において、前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定し、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する。
【0068】
ステップ203において、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行い、ここで、
前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0069】
ここで、実際の適用において、端末は、UEとも呼ばれ、ユーザとも呼ばれる。
【0070】
1つの実施例では、前記固有測定リソースは、
端末間のリンクにおける同期に使用される参照信号、即ち、SLの同期信号(S-SS:SL-Synchronization Signal)、
端末間のリンクにおける同期およびプライマリ情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、即ち、SLの同期およびプライマリ情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システム(即ち、基地局などのネットワーク側)によって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む。
【0071】
ここで、異なる標準の通信システムでは、上記の参照信号の名称は異なってもよく、例えば、5Gシステムでは、前記端末間のリンクにおける同期およびプライマリシステム情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネルは、SL SSBを含み、本願の実施例はこれに対して限定しない。
【0072】
前記第2信号またはチャネルは、端末を選択した後、前記第1端末が検出を行い、検出結果に基づいて前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号(スケジューリング指示信号とも呼ばれる)に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される。
【0073】
具体的に、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第2条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がない。
【0074】
それに対応して、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある。
【0075】
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有することは、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちのある伝送信号またはチャネルが、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちのある伝送信号またはチャネルとQCL関係を有することを指し、この対応関係は、一対一であってもよく、即ち、前記第2信号またはチャネルの1つの伝送信号またはチャネルは、固有測定リソースの1つの伝送信号またはチャネルに対応することであり、一対複数であってもよく、即ち、前記第2信号またはチャネルの1つの伝送信号またはチャネルが、固有測定リソースの複数の伝送信号またはチャネルに対応することであり、つまり、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つが、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つとQCL関係を有する。
【0076】
ステップ203において、前記第1端末は、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たすか否かに基づいて、対応する処理を行う。
【0077】
ここで、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、前記第1端末が依然として前記第2信号またはチャネルのカバレッジ内にあることを示し、固有測定リソースの複数の伝送信号またはチャネルの選択を実行する必要なく、前記第2信号またはチャネルに基づいて選択または再選択すればよく、つまり、前記第1端末は、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1端末は、休眠状態を継続することができ、このとき、前記第1端末に対して、受信し検出する必要があるデータはない。
【0078】
それに対応して、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第1端末が前記第2信号またはチャネルのカバレッジ内にない可能性があることを示し、この場合、前記第1端末は、現在のビームで前記第2信号またはチャネルの検出を続行できず、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの測定に基づいて、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行う必要がある。
【0079】
実際の適用において、前記第7閾値とは、通信システムまたは第2端末によって指示される、第2信号またはチャネルに対応する伝送信号またはチャネルが有効な参照として使用できることを表すときに達する必要がある検出電力閾値を指す。前記第7閾値は、必要に応じて設定することができる。
【0080】
前記第8閾値とは、通信システムによって指示される、第2信号またはチャネルに対応する伝送信号またはチャネルが有効な参照として使用できることを表すときに達する必要がある検出品質(検出強度とも呼ばれる)閾値を指す。前記第8閾値は、必要に応じて設定することができる。
【0081】
1つの実施例では、前記第1端末が、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行う場合、選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第9閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第10閾値を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記第2端末の第2信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はない。
【0082】
それに対応して、選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第11閾値を満たし、および/または受信信号品質が第12閾値を満たす場合、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第2信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する。
【0083】
上記の動作により、端末が、受信し検出する必要があるデータがないと決定した場合、休眠状態を継続し、データを受信し検出する必要があると決定した場合、通信モジュールを適時にウェイクアップできることが保証される。
【0084】
ここで、実際の適用において、前記第9閾値と第11閾値は、同じであってもよいし、異なってもよい。前記第10閾値と第12閾値は同じであってもよいし、異なってもよい。同時に、前記第9閾値、第10閾値、第11閾値、および第12閾値はすべて必要に応じて設定することができる。
【0085】
本願の実施例による検出方法では、端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択し、前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、第1端末は、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定し、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行い、ここで、前記第2条件は、前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れている、のうちの1つを表す。本願の実施例による解決策では、端末は、ネットワーク側は、1つの信号またはチャネルを送信し、休眠状態の受信端末に対して、この信号またはチャネルは、有効維持の機能を備えているし、ウェイクアップの機能も備えており、これにより、受信端末は、この1つの信号を検出するだけでよく、当該信号と固有測定リソースとの対応関係に基づいて、端末がいつ固有測定リソースに基づいて動作状態を決定する必要があるか、いつ当該信号に基づいて動作状態を決定する必要があるかを決定することができ、このようにして、端末の電力消費が大幅に削減される。
【0086】
本願の実施例の方法を実現するために、本願の実施例はさらに、端末に配置された、検出装置を提供し、図3に示すように、当該装置は、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定するように構成される第1測定ユニット302であって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第1測定ユニット302と、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第1処理ユニット303と、を備え、ここで、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0087】
ここで、1つの実施例では、図3に示すように、当該装置はさらに、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末がセルの選択または再選択の完了後に常駐するセルを選択するように構成される、常駐ユニット301を備える。
【0088】
前記第1処理ユニット303はさらに、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第3閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第4閾値を満たさない場合、固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ現在のサービングセルの第1信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第5閾値を満たし、および/または受信信号品質が第6閾値を満たす場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第1信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定するように構成される。
【0089】
実際の適用において、前記常駐ユニット301、第1測定ユニット302、および第2処理ユニット303は、検出装置におけるプロセッサによって通信インターフェースと組み合わせて実現することができる。
【0090】
本願の実施例の方法を実現するために、本願の実施例はさらに、端末に配置された、検出装置を提供し、図4に示すように、当該装置は、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択するように構成されるモニタリングユニット401と、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定するように構成される第2測定ユニット402であって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第2測定ユニット402と、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第2処理ユニット403と、を備え、ここで、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0091】
ここで、1つの実施例では、前記第2処理ユニット403はさらに、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第9閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第10閾値を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記第2端末の第2信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第11閾値を満たし、および/または受信信号品質が第12閾値を満たす場合、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第2信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定するように構成される。
【0092】
実際の適用において、前記モニタリングユニット401、第2測定ユニット402、および第2処理ユニット403は、検出装置におけるプロセッサによって通信インターフェースと組み合わせて実現することができる。
【0093】
なお、上記の実施例による検出装置が検出を行うとき、上記の各プログラムモジュールの分割のみを例に挙げて説明したが、実際の応用では、必要に応じて上記の処理を異なるプログラムモジュールにより割り当てられて遂行してもよく、即ち、装置の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割して、上述の処理のすべてまたは一部を遂行する。さらに、上記の実施例による検出装置は、検出方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実現過程は、方法の実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0094】
上記のプログラムモジュールのハードウェア実装に基づき、且つ本願の実施例の方法を実現するために、本願の実施例はさらに、端末を提供し、図5に示すように、当該端末500は、
他の端末および/またはネットワーク側と情報インタラクションを行うことができる、通信インターフェース501と、
他の端末および/またはネットワーク側との情報インタラクションを実現するために、前記通信インターフェース501に接続され、コンピュータプログラムを実行することにより、上記の1つまたは複数の技術的解決策による方法を実行する、プロセッサ502と、
メモリ503と、を備え、前記コンピュータプログラムは、メモリ503に記憶されている。
【0095】
具体的に、送信側にネットワーク側が含まれる場合、前記プロセッサ502は、第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、前記端末500が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、前記通信インターフェース501によって現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、ここで、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0096】
ここで、1つの実施例では、前記プロセッサ502はさらに、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第3閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第4閾値を満たさない場合、固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ現在のサービングセルの第1信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第5閾値を満たし、および/または受信信号品質が第6閾値を満たす場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第1信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定するように構成される。
【0097】
送信側に端末間のリンクにおける端末が含まれる場合、前記プロセッサ502は、端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択し、前記通信インターフェース501によって前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記通信インターフェース501によって前記第2端末の信号品質または信号強度を測定し、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、ここで、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す。
【0098】
ここで、1つの実施例では、前記プロセッサ502はさらに、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第9閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第10閾値を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記第2端末の第2信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第11閾値を満たし、および/または受信信号品質が第12閾値を満たす場合、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第2信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定するように構成される。
【0099】
なお、プロセッサ502および通信インターフェース501の具体的な処理プロセスは、上記の方法を参照して理解できる。
【0100】
もちろん、実際の適用では、端末500における各コンポーネントは、バスシステム504によって結合される。理解できることとして、バスシステム504は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するために使用される。データバスに加えて、バスシステム504は、電力バス、制御バスおよびステータス信号バスをさらに含む。しかし、説明を明確にするために、図5では、様々なバスがバスシステム504と表記されている。
【0101】
本願の実施例におけるメモリ503は、様々なタイプのデータを記憶して、端末500の動作をサポートするように構成される。これらのデータの例には、端末500で動作される任意のコンピュータプログラムを含む。
【0102】
上記の本願の実施例で開示された方法は、前記プロセッサ502に適用され、または前記プロセッサ502によって実現されることができる。前記プロセッサ502は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現プロセスにおいて、上記の方法の各ステップは、前記プロセッサ502内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形の命令によって遂行できる。上記の前記プロセッサ502は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであり得る。前記プロセッサ502は、本願の実施例で開示された各方法、ステップおよび論理ブロック図を実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサなどであり得る。本願の実施例で開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行されてもよいし、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの形成すによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体に配置でき、当該記憶媒体は、メモリ503に配置され、前記プロセッサ502は、メモリ503内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを遂行する。
【0103】
例示的な実施例において、端末500は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ(MCU:Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、または他の電子素子で実現でき、上記の方法を実行するために使用されることができる。
【0104】
本願実施例のメモリ503は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよいし、揮発性および不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable Read-Only Memory)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM(登録商標):ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク、またはリードオンリーメモリ(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)であり得、磁気表面メモリは、磁気ディスクメモリまたは磁気テープメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であり得る。例示的であるが限定的ではない例示によれば、多くの形のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static Random Access Memory)、同期スタティックランダムアクセスメモリ(SSRAM:Synchronous Static Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:SyncLink Dynamic Random Access Memory)、ダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DRRAM:Direct Rambus Random Access Memory)などが利用可能である。本願の実施例で説明されるメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0105】
例示的な実施例において、本願の実施例はさらに、記憶媒体、即ち、コンピュータ記憶媒体を提供し、具体的には、コンピュータ可読記憶媒体であり、例えば、コンピュータプログラムが記憶されたメモリ503を含み、上記のコンピュータプログラムは、端末500のプロセッサ502によって実行されることにより、上記の方法の前記ステップを遂行することができる。コンピュータ可読記憶媒体は、FRAM(登録商標)、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、またはCD-ROMなどのメモリであってもよい。
【0106】
説明すべきこととして、「第1」、「第2」等の用語は、類似する対象を区別するためのものであり、特定の順番または先後順序を説明するために使用されるものではない。
【0107】
さらに、本願の実施例で説明された技術的解決策は、競合することなく、任意に組み合わせることができる。
【0108】
上記は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定することを意図するものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-07-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行される、検出方法であって、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、端末によって現在選択されているセルの信号品質または信号強度を測定することであって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定および/または、前記端末によって現在選択されているセルの固有測定リソースに基づく測定を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記端末によって現在選択されているセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記端末によって現在選択されているセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、
前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出方法。
【請求項2】
前記固有測定リソースは、ネットワーク側が前記端末にサービスを提供できるときに送信する必要がある、前記端末による測定に使用できる信号および/またはチャネルを含む、
請求項1に記載の検出方法。
【請求項3】
前記固有測定リソースは、
システムにおける同期に使用される参照信号、
システムにおける同期およびプライマリシステム情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む、
請求項2に記載の検出方法。
【請求項4】
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL)関係を有する、
請求項1に記載の検出方法。
【請求項5】
前記第1信号またはチャネルは、端末が1つのセルに常駐した後、前記端末が検出を行い、検出結果に基づいて常駐するセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項6】
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第1条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある、
請求項5に記載の検出方法。
【請求項7】
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第3閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第4閾値を満たさない場合、固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記端末によって現在選択されているセルの第1信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第5閾値を満たし、および/または受信信号品質が第6閾値を満たす場合、前記端末によって現在選択されているセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第1信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記端末によって現在選択されているセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項8】
前記第3閾値と第5閾値は、同じであるか、または異なるか、
および/または、
前記第4閾値と第6閾値は、同じであるか、または異なる、
請求項7に記載の検出方法。
【請求項9】
第1端末によって実行される、検出方法であって、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択することと、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定することであって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定、および/または、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、
前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出方法。
【請求項10】
前記固有測定リソースは、
端末間のリンクにおける同期に使用される参照信号、
端末間のリンクにおける同期およびプライマリ情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む、
請求項9に記載の検出方法。
【請求項11】
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL)関係を有する、
請求項9に記載の検出方法。
【請求項12】
前記第2信号またはチャネルは、端末を選択した後、前記第1端末が検出を行い、検出結果に基づいて前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される、
請求項9ないし11のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項13】
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第2条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある、
請求項12に記載の検出方法。
【請求項14】
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第9閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第10閾値を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記第2端末の第2信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第11閾値を満たし、および/または受信信号品質が第12閾値を満たす場合、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第2信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する、
請求項9ないし11のいずれか一項に記載の検出方法。
【請求項15】
プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶したメモリと、を備える端末であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、請求項1ないしのいずれか一項に記載の検出方法実行し、または請求項9ないし11のいずれか一項に記載の検出方法実行する、端末。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
本願の実施例はさらに、プロセッサに、上記のいずれか1つの方法におけるすべての処理を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶された、記憶媒体を提供する。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
端末によって実行される、検出方法であって、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定することであって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、
前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出方法。
(項目2)
前記固有測定リソースは、ネットワーク側が前記端末にサービスを提供できるときに送信する必要がある、前記端末による測定に使用できる信号および/またはチャネルを含む、
項目1に記載の検出方法。
(項目3)
前記固有測定リソースは、
システムにおける同期に使用される参照信号、
システムにおける同期およびプライマリシステム情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む、
項目2に記載の検出方法。
(項目4)
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL)関係を有する、
項目1に記載の検出方法。
(項目5)
前記第1信号またはチャネルは、端末が1つのセルに常駐した後、前記端末が検出を行い、検出結果に基づいて常駐するセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される、
項目1ないし4のいずれか一項に記載の検出方法。
(項目6)
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第1条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第1条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある、
項目5に記載の検出方法。
(項目7)
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第3閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第4閾値を満たさない場合、固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ現在のサービングセルの第1信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第5閾値を満たし、および/または受信信号品質が第6閾値を満たす場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第1信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、現在のサービングセルの固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する、
項目1ないし4のいずれか一項に記載の検出方法。
(項目8)
前記第3閾値と第5閾値は、同じであるか、または異なるか、
および/または、
前記第4閾値と第6閾値は、同じであるか、または異なる、
項目7に記載の検出方法。
(項目9)
第1端末によって実行される、検出方法であって、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択することと、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定することであって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、ことと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択することと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うことと、を含み、
前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出方法。
(項目10)
前記固有測定リソースは、
端末間のリンクにおける同期に使用される参照信号、
端末間のリンクにおける同期およびプライマリ情報の指示に使用される参照信号および/またはチャネル、
システムによって構成された、アイドル状態の測定に使用できる参照信号、のうちの1つを含む、
項目9に記載の検出方法。
(項目11)
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの1つは、固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つと準同位置(QCL)関係を有する、
項目9に記載の検出方法。
(項目12)
前記第2信号またはチャネルは、端末を選択した後、前記第1端末が検出を行い、検出結果に基づいて前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対する後続の監視または検出が必要か否か、および/またはスケジューリング信号に対する検出または監視が必要か否かを判断するために使用される、
項目9ないし11のいずれか一項に記載の検出方法。
(項目13)
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのうちの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルが前記第2条件を満たす場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルのいずれかを検出する必要がなく、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がなく、
または、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルのいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出し、前記固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルをスクリーニングする必要があり、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要がある、
項目12に記載の検出方法。
(項目14)
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第9閾値を満たさなく、および/または受信信号品質が第10閾値を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースに対応する少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出または監視し、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があり、且つ前記第2端末の第2信号の少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを検出する必要はなく、
または、
選択された伝送信号またはチャネルの、受信信号強度が第11閾値を満たし、および/または受信信号品質が第12閾値を満たす場合、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルに対応する第2信号の伝送信号またはチャネルを検出し、検出結果に基づいて、前記第2端末の固有測定リソースの伝送信号またはチャネルを検出または監視する必要があるか否か、および/またはスケジューリング信号を検出または監視する必要があるか否かを決定する、
項目9ないし11のいずれか一項に記載の検出方法。
(項目15)
前記第9閾値と第11閾値は、同じであるか、または異なるか、
および/または、
前記第10閾値と第12閾値は、同じであるか、または異なる、
項目14に記載の検出方法。
(項目16)
検出装置であって、
第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定するように構成される第1測定ユニットであって、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第1測定ユニットと、
前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第1処理ユニットと、を備え、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、うちの1つを表す、検出装置。
(項目17)
検出装置であって、
端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択するように構成されるモニタリングユニットと、
前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定するように構成される第2測定ユニットであって、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有する、第2測定ユニットと、
前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成される第2処理ユニットと、を備え、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す、検出装置。
(項目18)
プロセッサと通信インターフェースとを備える端末であって、
前記プロセッサは、第1信号またはチャネルが構成されたセルにおいて、端末が、セルの選択または再選択の完了後に常駐するように選択されたセル内で、現在のサービングセルの信号品質または信号強度を測定し、前記測定は、前記第1信号またはチャネルに基づく測定と、現在のサービングセルの固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第1条件を満たす場合、第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第1信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第1条件を満たさない場合、現在のサービングセルの固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、セル常駐および/または固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、前記第1条件は、
前記第1信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第1閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第2閾値より優れていること、のうちの1つを表し、
または、
前記プロセッサは、端末の選択を完了し、第2端末をモニタリングすることを選択し、前記通信インターフェースによって前記第2端末から送信された第1情報を受信した場合、前記第2端末の信号品質または信号強度を測定し、前記第1情報は、前記第2端末が第2信号またはチャネルを送信することを指示し、前記測定は、前記第2信号またはチャネルに基づく測定と、前記第2端末から送信された固有測定リソースに基づく測定と、を含み、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルは、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの異なる伝送信号またはチャネルと対応関係を有し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルにおいて、少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果が第2条件を満たす場合、第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルから、信号品質または信号強度が最適な1つの伝送信号またはチャネルを検出目標として選択し、前記第2信号またはチャネルの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルの検出結果のいずれも前記第2条件を満たさない場合、前記第2端末の固有測定リソースの少なくとも1つの伝送信号またはチャネルを測定することによって、固有測定リソースの目標伝送信号またはチャネルのスクリーニングを行うように構成され、前記第2条件は、
前記第2信号またはチャネルの伝送信号またはチャネルが検出されること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値以上であること、
伝送信号またはチャネルの検出電力が第7閾値より大きいこと、
伝送信号またはチャネルの検出品質が第8閾値より優れていること、のうちの1つを表す、端末。
(項目19)
プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶したメモリと、を備える端末であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、項目1ないし8のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行し、または項目9ないし15のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行する、端末。
(項目20)
プロセッサに、項目1ないし8のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行させ、または項目9ないし15のいずれか一項に記載の検出方法におけるすべての処理を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶された、記憶媒体。
【国際調査報告】