(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-09
(54)【発明の名称】可変仮設構造物
(51)【国際特許分類】
E04H 15/24 20060101AFI20241202BHJP
E04H 15/34 20060101ALI20241202BHJP
E04H 15/64 20060101ALI20241202BHJP
E04B 1/344 20060101ALI20241202BHJP
【FI】
E04H15/24
E04H15/34 B
E04H15/64
E04B1/344 E
E04B1/344 F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534651
(86)(22)【出願日】2022-12-10
(85)【翻訳文提出日】2024-07-22
(86)【国際出願番号】 US2022052476
(87)【国際公開番号】W WO2023107732
(87)【国際公開日】2023-06-15
(32)【優先日】2021-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524219348
【氏名又は名称】ビジュー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】BIJOU CORP.
【住所又は居所原語表記】29 Knowlton St, Camden, ME 04843 United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】レイシー,アマンダ
【テーマコード(参考)】
2E141
【Fターム(参考)】
2E141AA00
2E141BB03
2E141CC03
2E141DD02
2E141DD12
2E141DD24
2E141EE09
2E141EE15
2E141EE16
2E141FF05
2E141GG01
(57)【要約】
提供されるのは、仮設構造物であって、接合アセンブリであって、ハブであって、ハブが環状部材である、ハブと、複数のヒンジであって、複数のヒンジの各々がハブ上に配置される、複数のヒンジと、複数のブラケットであって、ブラケットの各々が複数のヒンジの各々に旋回可能に取り付けられ、ブラケットの各々が、第1の歯部、第2の歯部、及び頂壁を有する、複数のブラケットと、を備えている接合アセンブリを備えている、仮設構造物である場合がある。仮設構造物は、複数の支柱であって、複数の支柱の各々が支柱頂端部及び支柱底端部を有する、複数の支柱と、複数の足部であって、複数の足部の各々が足柱部及び基部を備え、複数の足部の各々が、支柱底端部を受け入れるように寸法決めされており、複数のブラケットの各々が、支柱頂端部を受け入れるように寸法決めされている、複数の足部と、複数のパネルと、を更に備えている場合がある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮設構造物であって、
接合アセンブリであって、
ハブであって、
環状部材であるハブと、
複数のヒンジであって、前記複数のヒンジの各々が前記ハブ上に配置される、複数のヒンジと、
複数のブラケットであって、前記ブラケットの各々が前記複数のヒンジの各々に旋回可能に取り付けられ、前記ブラケットの各々が、少なくとも1つのブラケットループ、第1の歯部、第2の歯部、及び頂壁を有する、複数のブラケットと、
を備えている接合アセンブリと、
複数の支柱であって、前記複数の支柱の各々が支柱頂端部及び支柱底端部を有する、複数の支柱と、
複数の足部であって、前記複数の足部の各々が足柱部及び基部を備え、
前記複数の足部の各々が、前記支柱底端部を受け入れるように寸法決めされており、
前記複数のブラケットの各々が、前記支柱頂端部を受け入れるように寸法決めされている、
複数の足部と、
複数のパネルであって、前記複数のパネルの各々が、前記複数の支柱のうちの1つ又は複数を横断するように寸法決めされている、複数のパネルと、
を備えている仮設構造物。
【請求項2】
前記複数の足部の各々が、内側柱壁、外側柱壁、及び少なくとも1つの側部柱壁を更に備え、
前記基部と前記内側柱壁とによって内角が形成され、
前記基部と前記外側柱壁とによって外角が形成され、
前記内角が鋭角であり、前記外角が鈍角である、
請求項1に記載の仮設構造物。
【請求項3】
前記内角及び外角が補足的である、請求項2に記載の仮設構造物。
【請求項4】
前記複数のパネルの各々が、複数の取付部材を更に備え、前記取付部材の各々が、開口、ストラップ、及び締結具を備える、請求項1に記載の仮設構造物。
【請求項5】
前記取付部材の各々がタブ上に配置され、前記複数のパネルの各々が1つ又は複数のタブを備え、前記1つ又は複数のタブが前記複数のパネルの各々の周囲の周りに配置される、請求項4に記載の仮設構造物。
【請求項6】
複数のコネクタを更に備え、前記コネクタの各々が、上側支柱及び下側支柱を受け入れるように構成され、前記コネクタの各々が、
第1のコネクタ外壁及び少なくとも1つの第1のコネクタ側壁を有する第1のコネクタ部材であって、
前記第1のコネクタ外壁が、上側支柱外壁及び下側支柱外壁と接触し、
前記少なくとも1つの第1のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、
第1のコネクタ部材と、
第2のコネクタ内壁及び少なくとも1つの第2のコネクタ側壁を有する第2のコネクタ部材であって、
前記第2のコネクタ内壁が、上側支柱内壁及び下側支柱内壁と接触し、
前記少なくとも1つの第2のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、
第2のコネクタ部材と、
を備えている、請求項1に記載の仮設構造物。
【請求項7】
前記複数のコネクタの各々が、1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ内側底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴とを更に備え、
前記1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴、前記1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴、前記1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴、及び前記1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴が、前記上側支柱の上方に配置され、前記1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴、前記1つ又は複数の第1のコネクタ側底部穴、前記1つ又は複数の第2のコネクタ底部穴、及び前記1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴が、前記下側支柱の上方に配置される、
請求項6に記載の仮設構造物。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第1のコネクタ側壁と前記少なくとも1つの第2のコネクタ側壁との間にコネクタクリアランスが形成される、請求項7に記載の仮設構造物。
【請求項9】
前記複数のヒンジの各々が、ヒンジ取付部材を介して前記ハブに取り付けられ、前記複数のヒンジの各々がヒンジテールを有する、請求項1に記載の仮設構造物。
【請求項10】
前記複数のブラケットの各々が、ブラケットステムを介して、前記複数のヒンジの各々に旋回可能に取り付けられ、前記ブラケットステムが、前記頂壁に配置されたブラケットステムテールを更に備える、請求項1に記載の仮設構造物。
【請求項11】
仮設構造物であって、
接合アセンブリであって、
ハブと、
複数の突起であって、前記複数の突起の各々が前記ハブ上に配置される、複数の突起と、
複数のブラケットであって、前記ブラケットの各々が前記複数の突起の各々に旋回可能に取り付けられ、前記ブラケットの各々が、第1の歯部及び第2の歯部を有し、前記ブラケットの各々が、複数の支柱の1つを受け入れるように寸法決めされている、複数のブラケットと、
複数の足部であって、前記複数の足部の各々が足柱部及び基部を備え、
前記複数の足部の各々が、前記複数の支柱の1つを受け入れるように寸法決めされている、
複数の足部と、
を備えた接合アセンブリと、
複数のパネルであって、前記複数のパネルの各々が、前記複数の支柱のうちの1つ又は複数を横断するように寸法決めされている、複数のパネルと、
を備えている仮設構造物。
【請求項12】
前記複数の足部の各々が、内側柱壁、外側柱壁、及び少なくとも1つの側部柱壁を更に備え、
前記基部と前記内側柱壁とによって内角が形成され、
前記基部と前記外側柱壁とによって外角が形成され、
前記内角が鋭角であり、前記外角が鈍角である、
請求項11に記載の仮設構造物。
【請求項13】
前記内角及び外角が補足的である、請求項12に記載の仮設構造物。
【請求項14】
前記複数のパネルの各々が、複数の取付部材を更に備え、前記取付部材の各々が、開口、ストラップ、及び締結具を備える、請求項11に記載の仮設構造物。
【請求項15】
前記取付部材の各々がタブ上に配置され、前記複数のパネルの各々が1つ又は複数のタブを備え、前記1つ又は複数のタブが前記複数のパネルの各々の周囲の周りに配置される、請求項14に記載の仮設構造物。
【請求項16】
複数のコネクタを更に備え、前記コネクタの各々が、上側支柱及び下側支柱を受け入れるように構成され、前記コネクタの各々が、
第1のコネクタ外壁及び少なくとも1つの第1のコネクタ側壁を有する第1のコネクタ部材であって、
前記第1のコネクタ外壁が、上側支柱外壁及び下側支柱外壁と接触し、
前記少なくとも1つの第1のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、
第1のコネクタ部材と、
第2のコネクタ内壁及び少なくとも1つの第2のコネクタ側壁を有する第2のコネクタ部材であって、
前記第2のコネクタ内壁が、上側支柱内壁及び下側支柱内壁と接触し、
前記少なくとも1つの第2のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、
第2のコネクタ部材と、
を備えている、請求項11に記載の仮設構造物。
【請求項17】
前記複数のコネクタの各々が、1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ内側底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴とを更に備え、
前記1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴、前記1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴、前記1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴、及び前記1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴が、前記上側支柱の上方に配置され、前記1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴、前記1つ又は複数の第1のコネクタ側底部穴、前記1つ又は複数の第2のコネクタ底部穴、及び前記1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴が、前記下側支柱の上方に配置される、
請求項16に記載の仮設構造物。
【請求項18】
前記少なくとも1つの第1のコネクタ側壁と前記少なくとも1つの第2のコネクタ側壁との間にコネクタクリアランスが形成される、請求項17に記載の仮設構造物。
【請求項19】
前記ブラケットの各々に関し、前記第1の歯部及び前記第2の歯部が、各突起の両側の側部と接合する、請求項11に記載の仮設構造物。
【請求項20】
前記第1の歯部が、第1の歯部頂部、第1の歯部中間部、及び第1の歯部底部を備え、前記第2の歯部が、第2の歯部頂部、第2の歯部中間部、及び第2の歯部底部を備え、前記第1の歯部頂部が前記第1の歯部中間部に対して垂直であり、前記第2の歯部頂部が前
記第2の歯部中間部に対して垂直である、請求項11に記載の仮設構造物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮設構造物、具体的には、ソフトパネル及びヒンジを含む折り畳み可能な仮設構造物を可能にする装置及び方法の分野にある。
【背景技術】
【0002】
現在入手可能な子供用の遊戯用構造物は、一般に「1つのサイズがすべてに適合する」として販売されている。効果的には、そのような遊戯用構造物は、決まったサイズ及び向きである。これらの遊戯用構造物は、カスタマイズの方法でほとんど提供しない。そのような構造は、特に困難な設置及び実質的な投資に照らして、子供が遊んでいないと、子供にとって退屈になり、家族にとって負担になる。
【0003】
子供用の従来の遊戯用構造物は、多くの場合、1つ又は複数のスイング及びスライドと結合された、木材又は金属製の剛性構造である。多くの場合、そのような遊戯用構造物のキットは、様々なハードウェアを含み、組み立てが非常に困難であることが多い。一旦組み立てられると、構造のサイズに応じて、子供が構造から成長すると、それらを移動又は処分することは非常に困難になり得る。
【0004】
現在の遊戯用構造物は、通常、重い剛性の壁と固定された接続部とからなるため、長期間の使用のために容易に修正又は更新されることはない。典型的な遊戯用構造物はまた、購入時に消費者によって決定されなければならない1つの特定の年齢範囲及び遊戯パターンを対象とする。基本的に、従来の遊戯用構造物を購入する場合、親は、自分の子供の年の遊戯スタイルを事前に予測しようとしなければならない。
【0005】
可変のサイズ及び構成の遊戯用構造物のための装置及び方法を有することが望ましいであろう。
【0006】
したがって、容易に組み立てられて再配置される遊戯用構造物のための装置及び方法を有することが望ましいであろう。更に、成長する子供の変化する遊戯スタイルに適応可能な遊戯用構造物を有することが望ましい。
【0007】
更に、容易に折り畳む、移動させる、及び/又は格納することができる遊戯用構造物を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0008】
本開示の発明は、接合アセンブリを備える仮設構造物であってもよい。接合アセンブリは、ハブであって、ハブが複数のハブ壁を有する環状部材である、ハブ、複数のヒンジであって、複数のヒンジの各々が複数のハブ壁の各々の上に配置される、複数のヒンジ、及び/又は、複数のブラケットであって、ブラケットの各々が複数のヒンジの各々に旋回可能に取り付けられ、ブラケットの各々が、少なくとも1つのブラケットループ、第1の歯部、第2の歯部、及び頂壁を有する、複数のブラケットを含む場合がある。仮設構造物は、複数の支柱であって、複数の支柱の各々が支柱頂端部及び支柱底端部を有する、複数の支柱、複数の足部であって、複数の足部の各々が足柱部及び基部を備え、複数の足部の各々が、支柱底端部を受け入れるように寸法決めされており、複数のブラケットの各々が、支柱頂端部を受け入れるように寸法決めされている、複数の足部、並びに/又は、複数のパネルであって、複数のパネルの各々が、複数の支柱のうちの1つ又は複数を横断するように寸法決めされている、複数のパネルを更に備えている場合がある。
【0009】
本開示の発明は、ハブと、複数の突起であって、複数の突起の各々がハブ上に配置される、複数の突起と、複数のブラケットであって、ブラケットの各々が複数の突起の各々に旋回可能に取り付けられ、ブラケットの各々が、第1の歯部及び第2の歯部を有し、ブラケットの各々が、複数の支柱の1つを受け入れるように寸法決めされている、複数のブラケットと、を備えている接合アセンブリを備える仮設構造物であってもよい。本開示の発明は、複数の足部であって、複数の足部の各々が足柱部及び基部を備え、複数の足部の各々が、複数の支柱の1つを受け入れるように寸法決めされている、複数の足部と、複数のパネルであって、複数のパネルの各々が、複数の支柱のうちの1つ又は複数を横断するように寸法決めされている、複数のパネルと、を更に備えている場合がある。
【0010】
複数の足部の各々は、内側柱壁、外側柱壁、及び少なくとも1つの側部柱壁を更に備えている場合があり、基部と内側柱壁とによって内角が形成され、基部と外側柱壁とによって外角が形成され、内角が鋭角であり、外角が鈍角である。一実施形態では、内角及び外角は補足的である。
【0011】
複数のパネルの各々は、複数の取付部材を更に備えている場合があり、取付部材の各々は、開口、ストラップ、及び締結具を備える。一実施形態では、取付部材の各々はタブ上に配置され、複数のパネルの各々は1つ又は複数のタブを備え、1つ又は複数のタブは複数のパネルの各々の周囲の周りに配置される。一実施形態では、仮設構造物は、複数のコネクタを更に備えている場合があり、コネクタの各々が、上側支柱及び下側支柱を受け入れるように構成され、コネクタの各々が、第1のコネクタ外壁及び少なくとも1つの第1のコネクタ側壁を有する第1のコネクタ部材であって、第1のコネクタ外壁が、上側支柱外壁及び下側支柱外壁と接触し、少なくとも1つの第1のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、第1のコネクタ部材と、第2のコネクタ内壁及び少なくとも1つの第2のコネクタ側壁を有する第2のコネクタ部材であって、第2のコネクタ内壁が、上側支柱内壁及び下側支柱内壁と接触し、少なくとも1つの第2のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、第2のコネクタ部材と、を備えている場合がある。一実施形態では、複数のコネクタの各々は、1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ内側底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴とを更に備えている場合があり、1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴、1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴、1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴、及び1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴が、上側支柱の上方に配置され、1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴、1つ又は複数の第1のコネクタ側底部穴、1つ又は複数の第2のコネクタ底部穴、及び1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴が、下側支柱の上方に配置される。少なくとも1つの第1のコネクタ側壁と少なくとも1つの第2のコネクタ側壁との間にコネクタクリアランスが形成される場合がある。
【0012】
一実施形態では、ブラケットの各々に関し、第1の歯部及び第2の歯部が、各突起の両側の側部と接合する場合がある。一実施形態では、第1の歯部が、第1の歯部頂部、第1の歯部中間部、及び第1の歯部底部を備え、第2の歯部が、第2の歯部頂部、第2の歯部中間部、及び第2の歯部底部を備え、第1の歯部頂部が第1の歯部中間部に対して垂直であり、第2の歯部頂部が第2の歯部中間部に対して垂直である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図3】キャップを含む構造の一実施形態の図である。
【
図4A】複数のパネルを含む仮設構造物の一実施形態の図である。
【
図5】第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とを有するコネクタの一実施形態の図である。
【
図6】ヒンジがヒンジテールを有する接合アセンブリの別の実施形態の図である。
【
図7】ニッチを有する足部の別の実施形態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、完全に新しい次元を仮設構造物、具体的には遊戯用構造物として構成された仮設構造物に追加する。
【0015】
本明細書を通して、実行可能であれば、同様の構造は同様の参照番号によって識別される。いくつかの図では、追加の電気接続又は締結具などの構成要素は、図面を明確にするために省略されている。特に明記しない限り、「又は」という用語は、「A又はB」がAのみ、Bのみ、及びAとBとの両方を共に含むように「いずれか又は両方」を意味する。
【0016】
本開示の発明は、異なるパネルを使用して独自の遊戯空間を構築することにより、子供及び親のためのカスタマイズ可能な構造を容易にするための装置であってもよい。セットは、他の選択肢の中でも、ブラケット、パネル、ロープ、及び/又は木材を含むことができる。一実施形態では、構造は、いくつかの異なるソフトパネルを利用して、各「壁」上に異なる美観及び機能を設計することができる。したがって、パネルは、子供の遊戯を更新又は拡張するように切り替えることができる。更なる実施形態では、構造を互いに接続して、ほぼ無限の設計を作成することができる。構造は、ユーザが構造構成要素をコンパクトに保管すること、又は友達に送ることさえ可能にするサイズに分解することができる。
【0017】
パネルは様々な方法で使用することができ、ユーザは、自分のニーズに合うパネルを正確に選択することによって自分の構造をカスタマイズすることができる。ユーザは、必要に応じて、又は子供が成長するにつれて、自分の構造を常にアップグレード及び再加工して遊戯パターンを変更することができる。一実施形態では、構造の設計は、標準的で一貫したサイズの木ねじを備えた直線状のカットのみを使用することによって組み立てることが容易である。更に、構造はソフトパネルを利用することができるので、主構造からパネルを取り付けたり取り外したりすることが容易であり得る。更に、パネルは、使用されていないとき(例えば、折り畳まれる)にコンパクトに格納され得るように、十分に柔らかく柔軟であり得る。パネルは、耐UV性屋外材料から構成されてもよい。更に、パネルは、雨及び風がパネルを通過することができるように、透過性又は半透過性材料から構成されてもよい。一実施形態では、構造は、標準的な建築用木材の長さ(例えば、8’から12’の長さ)を有し、角張った切れ目のない標準サイズの木材、例えば2×4又は4×4を利用するように構成される。
【0018】
一実施形態では、セットは、選択された構造高さに応じて異なるサイズに適合する様々なソフトパネルを含むことができる。したがって、子供が成長するにつれて、ユーザは、異なる高さに適合するように元のパネルを拡張することができる。各パネルは、特定の機能を果たすことができ、単純なロープタイ、面ファスナ、スナップ、並びに/又はバック
ル(例えば、それにより、パネルを必要に応じて迅速且つ容易に交換することができる)を使用して構造に締結することができる。セットはまた、構造を地面に固定するための接地部を含むことができる。したがって、ユーザは、異なる側に重りを配置し、追加の構造を一緒にグループ化して、より大きなモジュール構造を作成することができる。
【0019】
図1を参照すると、本開示の本発明は、接合アセンブリ100を含む。接合アセンブリ100は、ハブ102を含むことができ、ハブ102は、複数のハブ壁104を更に含む。ハブ102は、複数のハブ壁104を有する環状部材であってもよく、壁104は平坦又は部分的に平坦である。例えば、ハブ102は、環状の多面部材であってもよい。しかしながら、ハブ102は、単一の外面及び/又は単一の内面を含むことができる。したがって、そのような実施形態では、ハブ102は、
図1に示すような平坦なハブ壁104を含まなくてもよい。一実施形態では、
図1によって表されるように、ハブ102は、六角形の角張った部材であってもよい。しかしながら、ハブ102は、任意の適切な形状又は寸法であってもよい。非限定的な例として、ハブ102は、3つの壁104、4つの壁104、5つの壁104、6つの壁104、7つの壁104、又は8つの壁104を含むことができる。しかしながら、ハブ102は、任意の適切な数の壁104を含むことができる。壁104は、各壁104が同じ寸法を有するように配置されてもよい。例えば、各壁104は、同じ長さ、幅、深さを有してもよく、隣接する壁104に対して同じ角度で配置されてもよい。ハブ102は、例えば、
図1に示されるように、及び他の半中空環状の実施形態では、中央空隙を有することができる。しかしながら、ハブ102は、(例えば、中空ではない実施形態では)空隙を含まなくてもよい。
【0020】
各ハブ壁102は、対応するヒンジ106を含むことができる。あるいは、任意の数のハブ壁104が、対応するヒンジ106を有してもよい。例えば、他のすべてのハブ壁104は、ヒンジ106を含むことができる。各ヒンジ106は、ヒンジ取付部108と、1つ又は複数のヒンジ取付穴110と、ヒンジピン112とを含んでもよい。ヒンジ取付部108は、ハブ壁104と同一平面上に配置されてもよい。例えば、ヒンジ取付部108は、ハブ壁104と接合するようなサイズの平坦な表面を有するディスク形状であってもよい。ヒンジ取付部108は、締結具(例えば、ねじ、釘、ピン、又は他の適切な締結具)を受け入れるように構成された1つ又は複数のヒンジ取付穴110を含むことができる。そのような実施形態では、ハブ壁104は、ヒンジ取付部108及びヒンジ106をハブ壁104に適切に取り付けることができるように、締結具を受け入れるように構成されたヒンジ取付部受入穴(図示せず)の数及び配置を含むことができる。一実施形態では、1つ又は複数のヒンジ取付穴110の各々は、隣接するヒンジ取付穴110から等距離にあってもよい。ヒンジ106は、ヒンジ取付部材111を更に含んでもよい。取付部材111は、各々が開口を有する1つ又は複数の歯部であってもよく、ヒンジピン112は、両方の開口を通して配置されてもよい。取付部材111は、ヒンジ取付部108に溶接されてもよい。あるいは、取付部材111及びヒンジ取付部108は、単一の材料片(例えば、鍛造又はフライス加工)であってもよい。
【0021】
各ヒンジ106は、対応するブラケット114を有することができる。ブラケット114は、ブラケットステム116、頂壁118、第1の歯部120、第2の歯部122、ブラケットループ124、及び/又は1つ若しくは複数のブラケット穴126を含んでもよい。ブラケットステム116は、ヒンジピン112を受け入れるように、及び/又は(例えば、ヒンジ取付部材111を介して)ヒンジ106によって受け入れられるように構成されてもよい。ヒンジ106並びにブラケット114及び/又はブラケットステム116は、移動可能に取り付けられてもよい。例えば、ヒンジ106をハブ102に固定して、ブラケット114をヒンジ106の周りに回転させることができる。一実施形態では、ブラケット114は、ヒンジ106の周りに約180度の運動を有することができる(例えば、y軸に沿って移動するように構成される)。しかしながら、代替の実施形態では、ブ
ラケット114は、ヒンジ106の周りに任意の適切な可動範囲を有することができる。一実施形態では、可動範囲は約180度である。ブッシュ又はワッシャは、ブラケット114とヒンジ106との間に配置されてもよい。そのような実施形態では、ブッシング又はワッシャは、ブラケット114とヒンジ106との間に摩擦を加えることができ、ブラケット114が移動するために高い程度の力を必要とする。例えば、ゴム(又は他の適切な材料)要素を利用して、ブラケット114が過度に速く又は過度に小さい力で揺動することを防止することができる。更なる実施形態では、ヒンジ106は、ブラケット114を所望の角度でロックすることを可能にするロック機構を含む。所望の角度が達成されると、ヒンジピン112は、支柱128が容易に動かないように締め付けられてもよい。例えば、ヒンジ106は、支柱128が他の支柱128に衝突するのを防止するために、支柱128が閉位置にあるときに締め付けられてもよい。更に、構造が崩壊するのを防止するために、支柱128が開位置にあるときにヒンジ106を締め付けることができる。しかしながら、代替の実施形態では、ヒンジ106又はブラケット114の任意の適切な構成要素を締め付けて、支柱128の移動を遅らせることができる。例えば、ボルト又はねじをヒンジ106及び/又はブラケット114に配置することができ、ボルト又はねじを締めると摩擦が増加し、潜在的な動きが減少する。一実施形態では、ヒンジピン112はねじ式である。更に、ブラケット114及び/又はヒンジ106は、ヒンジピン112を受け入れるようにねじ込まれてもよい。
【0022】
ブラケット114は、頂壁118を含むことができ、ブラケットステム116は、頂壁118から直交して延びる。ブラケットステム116は、略長方形の薄い部材であってもよい。しかしながら、ブラケットステム116は、ディスク形状の端部を有してもよい。ディスク形状の端部は、ヒンジ取付部材111と接触する表面積を増加させるように構成されてもよい。ブラケットステム116の端部は、ヒンジピン112を受け入れるように構成された穴を含んでもよい。しかしながら、別の実施形態では、ヒンジピン112は、ブラケットステム116と一体であってもよく、又はブラケットステムに固定されてもよい。例えば、ヒンジピン112は、ブラケットステム116の端部の両側に配置された円筒部材であってもよく、円筒部材は、ヒンジ取付部材111の穴を通って延びる。
【0023】
ブラケット116の各側は、歯部、例えば、第1の歯部120及び第2の歯部122を含むことができる。代替の実施形態では、ブラケット116は、第3及び/又は第4の歯部を含む。
あるいは、ブラケット114は、支柱128を受け入れる大きさのスリーブを含むことができる。頂壁118、第1の歯部120、及び第2の歯部122は、支柱128、例えば支柱頂端部130を受け入れるように構成及び寸法決めされてもよい。支柱128は、任意の標準的な木材片であってもよい。例えば、8、10、又は12フィートの2×4。したがって、ブラケット116は、1.5インチの第1の歯部120と第2の歯部122との間のギャップを伴って約3.5インチの幅であってもよい。しかしながら、ギャップは、任意の一般的な木材寸法を受け入れるようなサイズにすることができる。一実施形態では、第1の又は第2の歯部120/122は、(例えば、鋭い角又は縁を減らすために)丸みを帯びた底部を有してもよい。したがって、構造の構成要素のいずれかは、子供の多いユーザ及び大人の組み立て者に対する安全性を高める手段として、丸みを帯びた縁部を含むことができる。
【0024】
第1の歯部120及び/又は第2の歯部122は、ブラケットループ124及び1つ又は複数のブラケット穴126を含んでもよい。ブラケットループ124は、第1の歯部120及び/又は第2の歯部122の表面に配置された半円形部材又は任意の他の半環状部材であってもよい。ブラケットループ124は、ラッチ、キーリング、又は他の締結機構を受け入れるように構成されてもよい。ブラケット穴126は、標準的な締結具(例えば、木ねじ)を受け入れるようなサイズにすることができる。一実施形態では、支柱頂端部
130は、ブラケット穴126を介して標準的な締結具を受け入れるように構成された対応する穴を含むことができる。一実施形態では、歯部120/122は4つのブラケット穴126を有してもよく、各ブラケット穴は各歯部120/122の異なる角を占める。一実施形態では、ブラケットループ124は、歯部120/122の底部に配置されてもよく、且つ/又は2つのブラケット穴126の間に存在してもよい。更なる実施形態では、1つ又は複数のブラケット穴126が頂壁118に配置されてもよい。第1の歯部120の1つ又は複数のブラケット穴126及び第2の歯部122の1つ又は複数のブラケット穴126は、締結具がブラケット116の両側から衝突するのを防ぐために斜めにされてもよい。
【0025】
支柱128は、任意の標準的な木材であってもよい。あるいは、支柱128は、装置の重量を支持するのに十分に頑丈な任意の部材であってもよい。例えば、代替の実施形態では、支柱128は、PVCパイプ、銅パイプ、炭素繊維、ポリマー、又は任意の他の適切な材料であってもよい。
【0026】
本開示の発明はまた、足部200を含むことができる。足部200は、足柱部202を含むことができる。足柱部202は、支柱128、例えば支柱底端部132を受け入れるように構成され寸法決めされた部分的に中空の部材であってもよい。足柱部202は、内側柱壁204、外側柱壁206、及び/又は1つ若しくは複数の側部柱壁208を含むことができる。足部200の底部は、基部212であってもよい。基部212は、少なくとも足部200及び取り付けられた支柱128を支持するように、十分に平坦であってもよい。一実施形態では、足柱部202の内側の底面は、支柱底端部132を受け入れるように構成された傾斜した平坦部分である。例えば、角度付き平坦部分は、対応する支柱128が組み立てられた位置にあるときに基部212が地面に対して平行になるように角度が付けられてもよい。
【0027】
内側柱壁204と基部212との間に鋭角が形成されてもよい。したがって、外側柱壁206と基部212との間に鈍角が形成され得る。一実施形態では、内側柱壁204と基部212とによって形成される角度、及び外側柱壁206と基部212とによって形成される角度は補足的であってもよい。しかしながら、前述の角度は、任意の適切な角度であってもよい。一実施形態では、基部212は三角形であってもよい。そのような実施形態では、三角形の基部は、内側コーナの2つの杭穴214と外側コーナの1つの杭穴214とを含むように配向されてもよい。したがって、基部212は、構造をより良好に支持するために、内側部分(構造の中心により近い部分)に高い固定の能力を提供するように配向されてもよい。しかしながら、別の実施形態では、杭穴214は、基部212の任意の部分に配置されてもよく、及び/又は基部212は、任意の適切な形状であってもよい。
【0028】
足部200は、側部柱壁208の少なくとも一方に配置された足部ループ210を含むことができる。しかしながら、足部は、任意の数及び/又は組み合わせの足部ループ210を含むことができる。足部ループ210は、足部ループ210の水平面が基部212と平行になるように配置されてもよい。更なる実施形態では、足部ループ210は、内側柱壁204及び/又は外側柱壁206に配置されてもよい。様々な実施形態では、足部ループ210は、任意の角度及び向きで配置されてもよい。一実施形態では、足部ループ210は、足部ループ210の平面が支柱128に平行になるように、側部柱壁208の少なくとも1つに配置されてもよい。しかしながら、足部ループ210は、支柱128の底面に平行に配置されてもよい。
【0029】
基部は、1つ又は複数の杭穴214を含むことができる。杭穴214は、杭又は足部200を地面に締結する他の手段(例えば、ガラス質のヤード)を受け入れる大きさにすることができる。一実施形態では、杭穴214は、基部212の各隅部に配置される。更な
る実施形態では、足部200は、足柱部202内に排水穴を含むことができる。排水穴は、足柱部202の内側の底面の傾斜平面部の最下部に位置してもよい。排水穴は、足柱部202の内側と基部212の下の環境との間の流体連通を可能にすることができる。そのような排水穴は、支柱128を下って足柱部202内に流れ込む雨水を除去するように構成されてもよい。排水穴は、木材の腐朽を低減し、長期の構造的完全性を高めるのに役立ち得る。
【0030】
図3を参照すると、本開示の本発明はキャップ300を含むことができる。キャップは、キャップ頂部302及び複数のキャップ壁304を更に含むことができる。キャップ頂部302は、キャップ頂部302の内面がハブ102の頂面と接触するように十分に平坦であってもよい。キャップ壁304の各々は、壁304が対応する支柱128の外向きの表面に平行であるように構成されてもよい。例えば、キャップ300は、接合アセンブリ100と同一平面上に位置するようなサイズ及び構成とすることができる。一実施形態では、キャップ300、具体的にはキャップ壁304は、ヒンジ106がキャップ壁304の平面を越えて回転するのを防止するように傾斜している。例えば、キャップ壁304は、所定の角度を超えるヒンジ106の動きを物理的に阻止することができる。したがって、各キャップ壁304は、対応する支柱128の所望の角度に平行であってもよい。したがって、キャップ300は、支柱128と少なくとも同じ数の壁304を含むことができる。しかしながら、代替の実施形態では、キャップ300は、単一の外面、例えばドームに似た丸みを帯びた表面を含む。別の実施形態では、構造はキャップ300を含まなくてもよい。
【0031】
一実施形態では、キャップ300の内面は、構造的完全性を高めるためにリブを含む。キャップ300は、接合アセンブリ100(例えば、ハブ102の頂部)上に「スナップ」するように構成することができる。したがって、キャップ300の内面は、接合アセンブリ100の適切な部分を受け入れるように寸法決めされた取付機構を含むことができる。逆に、接合アセンブリ100は、キャップ300の内面の適切な部分を受け入れるように構成された取付機構を含むことができる。別の実施形態では、キャップ300は、金属ハブ102上のキャップの位置を維持するように構成された磁石を含む。
【0032】
図4Aを参照すると、本開示の本発明は、1つ又は複数のパネル400を含むことができる。各パネル400は、2つの隣接する支柱128を横断するようなサイズにすることができる。しかしながら、代替の実施形態では、パネル400は、任意の数の支柱128を横断するようなサイズにすることができる。パネル400は、2つの隣接する支柱128、接合アセンブリ100(例えば、接合アセンブリ100を部分的に覆う)、及び地面を横切ることができる。パネル400は、パネル特徴部402を含むことができる。パネル特徴部402は、ジッパーの出入り口、クライミングロープネット、又は任意の他の適切な特徴であってもよい。
【0033】
図4Bを参照すると、各パネル400は、複数の取付部材404を含むことができる。一実施形態では、取付部材404は、パネル400の外周に配置されてもよく、外側に延びてもよい。各取付部材404は、開口406、バックル408、ストラップ410、及び/又は締結具412を備えることができる。一実施形態では、取付部材404を利用して、パネル400を支柱128又は別のパネル400に可逆的に取り付けることができる。ストラップ410の端部に配置された締結具412を有するストラップ410は、開口406を通ってねじ込まれてもよく、そこで締結具412が係合されてもよい(例えば、面ファスナ)。ストラップ410は、バックル408を介してパネル400に可逆的に接続されてもよい。バックル408の一方の部分はパネル400上に配置されてもよく、バックル408の他方の部分はストラップ410上に配置されたままであってもよい。
【0034】
したがって、ユーザは、取付部材404を支柱128に近接して配置し、ストラップ410を支柱128の周りに巻き付け、開口406に通し、締結具412を係合させることによって、パネル400を支柱128に取り付けることができる。一実施形態では、ストラップ410は、ストラップ410の両側に締結具412を含むことができる。
【0035】
一実施形態では、取付部材404は、支柱128、別のパネル400、又は構造の別の構成要素上の受け部材と接合するように構成されてもよい。例えば、パネル400は、例えば面ファスナの「フック」などの受け部材を備えることができ、別のパネル400は締結具412を有することができ、締結具412は面ファスナの「ループ」である。したがって、取付部材404及び受け部材は、隣接するパネル400上に配置された相補的な締結具構成要素であってもよい。そのような実施形態では、各パネル400は、取付部材404と受け部材の両方を含むことができる。
【0036】
一実施形態では、取付部材404は、1つ又は複数の締結具412及びストラップ410を含むことができる。そのような実施形態では、取付部材は、近位端を含むことができ、例えば、最初にホストパネル(ホストパネルは、前述の取付部材404を含むパネルである)の開口406を貫通する。締結具412は、取付部材404の近位端と遠位端との両方に配置されてもよい。例えば、近位端は「フック」部分を含むことができ、遠位端は面ファスナの「ループ」部分を含むことができる。ストラップ410の近位端は、ホスト開口406を通されていてもよく、ストラップ410の近位端部分に縫い付けられてもよい。例えば、約3インチのストラップ410をホスト開口406内に供給し、180度回転させ、ストラップ410の最も近い近位端部分に取り付けることができる。そのような実施形態は、近位端でストラップ410にループを形成することができる。したがって、ストラップ410は、縫い付けられた近位端及び/又はループを介してホストパネル400に取り付けられてもよい。更に、ホストパネル400を隣接するパネル400又は支柱128に取り付けるために、ストラップ410の遠位端は、(ホストパネル400を隣接するパネル400に取り付けるために)隣接する開口406に通されてもよく、又は(ホストパネル400を支柱128に取り付けるために)支柱128の周りに通されてもよい。次に、取付部材404又はストラップ410の遠位端は、遠位端締結具を近位端締結具に締結するためにホスト開口406を通ってねじ込まれてもよく、したがってパネル400を別のパネル400又は支柱128に嵌合する。
【0037】
図5を参照すると、本開示の本発明は、例えば第1のコネクタ部材502a及び第2のコネクタ部材502bなどの1つ又は複数のコネクタ部材から構成されるコネクタ500を含んでもよい。一実施形態では、コネクタ500は、任意の適切な材料、例えば鋼から構成されてもよい。コネクタ500は、2つ以上の支柱128を結合するように構成されてもよい。例えば、コネクタ500は、支柱底端部132及び支柱頂端部130を受け入れることができる。
【0038】
一実施形態では、第1のコネクタ部材502a及び/又は第2のコネクタ部材502bは、2つの支柱128を部分的に囲む。例えば、各コネクタ部材502a/502bは、支柱128の少なくとも3つの側部と接合することができる。第1のコネクタ部材502aは、第1のコネクタ外壁504a及び1つ又は複数の第1のコネクタ側壁506aを有してもよい。第1のコネクタ外壁504aは、矩形であってもよく、1つ又は複数の支柱128の外側(例えば、構造の中心から外方に面する)に配置されてもよい。第1のコネクタ側壁506aは、三角形であってもよく、1つ又は複数の支柱128の側部と接合してもよい。第1のコネクタ側壁506aは直角三角形であってもよく、三角形の反対側の脚部は上側支柱128の上に配置され、斜辺と隣接する脚部とによって形成される頂点は下側支柱128の上に配置される。本開示の目的のために、上側支柱は、ブラケット114とコネクタ500との間に配置された支柱128であってもよく、下側支柱は、コネク
タ500と足部200との間に配置された支柱128であってもよい。
【0039】
1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴508a、1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴510a、1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴512a、及び1つ又は複数の第1のコネクタ側底部穴514aは、例えば木ねじ、ボルト、釘、又はピン等の任意の標準的な締結器具を受け入れる大きさ及び構成であってもよい。第1のコネクタ外側頂部穴508a及び第1のコネクタ側頂部穴512aは、第1のコネクタ502aを上側支柱128に締結するために利用されてもよい。第1のコネクタ外側底部穴510a及び第1のコネクタ側底部穴514aは、第1のコネクタ502aを下側支柱128に締結するために利用されてもよい。
【0040】
第2のコネクタ部材502bは、第2のコネクタ内壁504b及び1つ又は複数の1つ又は複数の第2のコネクタ側壁506bを有してもよい。第2のコネクタ内壁504bは、矩形であってもよく、1つ又は複数の支柱128の内側に配置されてもよい。第2のコネクタ側壁506bは、三角形であってもよく、1つ又は複数の支柱128の側部と接合してもよい。第2のコネクタ側壁506bは直角三角形であってもよく、三角形の反対側の脚部は下側支柱128の上に配置され、斜辺と隣接する脚部とによって形成される頂点は上側支柱128の上に配置される。
【0041】
1つ又は複数の第2のコネクタ内側頂部穴508b、1つ又は複数の第2のコネクタ内側底部穴510b、1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴512b、及び1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴514bは、例えば木ねじ、ボルト、釘又はピン等の任意の標準的な締結器具を受け入れる大きさ及び構成であってもよい。第2のコネクタ内側頂部穴508b及び第2のコネクタ側頂部穴512bは、第2のコネクタ502bを上側支柱128に締結するために利用されてもよい。第2のコネクタ内側底部穴510b及び第2のコネクタ側底部穴514bは、第2のコネクタ502bを下側支柱128に締結するために利用されてもよい。
【0042】
第1のコネクタ側壁506a及び第2のコネクタ側壁506bは、2つの側部が接合するとき、それらが一般に長方形(例えば、両方の三角形の辺から)を形成するような大きさであってもよい。側壁506a/506bは、第1のコネクタ部材502aと第2のコネクタ部材502bとの間にコネクタクリアランス516が存在するような大きさであってもよい。例えば、コネクタクリアランス516は、コネクタ部材502a/502b間の隙間であってもよい。このようなコネクタクリアランス516は、木材が理想的な寸法でない場合、第1のコネクタ外壁504a及び第2のコネクタ内壁504bが、(例えば、平坦な方法で)支柱128の内側及び外側と十分に接合できることを保証し得る。
【0043】
支柱接合線518(図示せず)は、上側支柱と下側支柱との合流点に存在してもよい。支柱接合線518は、コネクタ500の垂直方向の中間点に配置されてもよい。
【0044】
一実施形態では、穴508a/508b/510a/510b/512a/512b/514a/514bは、締結具(例えば、ねじ)の挿入が対向するコネクタ側壁から挿入された締結具と干渉しないように配置することができる。例えば、上述の穴は、1つの締結具が別の締結具と干渉しないように配置されてもよい。
【0045】
図6は、ヒンジ106がヒンジテール602を含む、接合アセンブリ100の更なる実施形態を示す。ヒンジテール602は、(例えば、ヒンジ取付部108を介して)ヒンジ106をハブ102に接続する部材であってもよい。ヒンジテール602は、支持を高めるためにフレア状にされてもよい。例えば、ヒンジ106の外側部分からヒンジ106の内側部分まで、ヒンジ106は垂直方向に狭くなってもよく、次いで、ヒンジ106がハ
ブ102に接触すると、ヒンジテール602に沿って垂直方向に広がる。ブラケットステム116は、ブラケットステムテール604を更に含むことができる。ブラケットステムテール604は、ブラケットステム116のフレア部分であってもよい。ブラケットステムテール604は、例えばヒンジ106の運動面内で長手方向に広がっていてもよい。
したがって、フレア状のブラケットステムテール604は、テール604がブラケットステム116の頂壁118と接合する表面積を増加させることによって、ブラケット114の剛性及び構造的完全性を増加させることができる。
【0046】
更に、
図6を参照すると、第1の歯部120及び第2の歯部122のブラケット穴126は、各歯部120/122の穴126が整列しないように構成することができる。例えば、第1の歯部120は、第1の歯部120に対して相対的に中央に配置された2つのブラケット穴126を有してもよい。そのような例では、第2の歯部122は、第2の歯部122の各隅部に配置された4つのブラケット穴126を有することができる。したがって、締結具は、反対側の歯部120/122からブラケット穴126に入るときに干渉しない場合がある。
【0047】
更に、
図6を参照すると、接合アセンブリ100は、1つ又は複数のアンカー穴606及び1つ又は複数のアンカーボルト608を含むことができる。アンカー穴606は、アンカーボルト608を受け入れるようなサイズにすることができる。別の実施形態では、1つのアンカーボルト608が1つ又は複数(例えば、2つ)のアンカー穴606を横断してもよい。アンカーボルト608は、吊り下げ装置(例えば、スイングシート又は吊り下げシート)の重量を支持するように構成されてもよい。一実施形態では、アンカーボルト608及び/又はアンカー穴606は、ねじ切りされてもよい(例えば、相補的にねじ切りされた)。更なる実施形態では、アンカーボルト608は、アンカーナット(図示せず)又は保持ピン(例えば、コッタピン)によって固定される。
【0048】
図7は、足部の更なる実施形態を示す図である。そのような実施形態では、基部212は、
図2のものよりも小さくてもよい。足柱部202は、基部212及び外側柱壁206に沿って配置されたニッチ702を有することができる。ニッチ702は、足柱部202の中空部分であってもよい。例えば、ニッチ702は、ユーザが杭を杭穴214に容易に挿入することと、基部212の必要な設置面積を削減することとの両方を可能にするようなサイズにすることができる。更に、足部200は、柱側壁(又は柱の任意の他の壁)に配置された1つ又は複数の柱穴704を含むことができる。柱穴704は、標準的な締結具を受け入れるように構成されてもよく、足部を支柱128に取り付けることを可能にする。
図7を参照すると、足部ループは、支柱128及び/又はパネル400(図示せず)と同じ角度に配置されてもよい。更に、基部は、基部突起706を含むことができる。基部突起706は、杭穴を部分的に囲んでもよい。そのような実施形態、例えば基部突起706を有する基部は、構造的に健全な杭穴と最小設置面積の基部との両方を提供するように構成されてもよい。
【0049】
図8Aを参照すると、パネルは、パネル壁にスリットとして構成されたドアを含むことができる。一実施形態では、パネルは、空気流を促進するように構成された材料から構成されてもよい。例えば、パネル材料は、風がパネルを通ってより容易に移動することができるように、適切に多孔性であってもよい。したがって、パネルが実質的な風を受けない可能性があるため、構造全体がより確実になり、転倒するように傾斜することが少なくなる。
【0050】
図8Bを参照すると、パネルは、パネル壁の中央に配置されたクライミングネットを含むことができる。パネルは、パネルの周囲に配置されたいくつかのタブ802を含むことができる。各タブは、1つ又は複数の締結具又はストラップを収容することができる。更
に、各パネルは、1つ又は複数の凹部804を含むことができる。凹部804は、タブ802を受け入れるようなサイズにすることができる。非限定的な例として、タブ802及び凹部804は、隣接するパネルが取り付けられると、タブ802が凹部804に入ることができるように構成されてもよい。したがって、パネルは、タブ802と凹部804とが接合して構造に継ぎ目のない表面を形成するように、締結具を介して取り付けることができる。
【0051】
各パネルは、支柱128の周りに、また次のパネルの受け側を通って巻き付く交互のフック及びループのストラップを含むことができる。したがって、ストラップ410及び/又は取付部材404は、それぞれの開口406を通して恒久的に固定されてもよい。しかしながら、別の実施形態では、ストラップ410及び/又は取付部材404は取り外し可能である。
【0052】
一実施形態では、パネルはタブ又は凹部を欠いていてもよい。そのような実施形態では、パネルは、パネルの周囲の周りに複数の開口406を含むことができる。例えば、開口406は、パネルの左側及び右側に配置することができる。開口406は、グロメットによって囲まれてもよい。各側の開口406は、互いに等距離にあってもよい。一実施形態では、開口406、リング、又は他の取付点をパネルの頂点の上に配置することができる。一実施形態では、取付部材404及び/又はストラップ410は、1つの開口406おきに配置されてもよい。更に、取付部材404及び/又はストラップ410は、パネルの左側とは逆に、パネルの右側の対向する交互の開口404に現れることができる。例えば、パネルの底部から始まり、左側の第1、第3、及び第5の開口406、並びに右側の第2、第4、及び第6の開口406にストラップ410が配置されてもよい。したがって、そのような構成の2つのパネルは、互い違いのストラップ410及び開口406を介して互いに取り付けることができる。
【0053】
一実施形態では、任意の数又は組み合わせのパネルを使用することができる。したがって、ユーザが構造にどのパネルを取り付けるかを選択することができるので、構造全体として非常にカスタマイズ可能である。別の実施形態では、パネルは、木材、ロープ、金属、ポリカーボネート、又はプラスチックから構成されてもよい。一実施形態では、パネルは、耐候性であり得るUV耐性屋外材料で構成される。
【0054】
パネルは、ロープを介して構造に固定されてもよい。例えば、各パネルは、1つ又は複数のグロメットを含むことができ、ユーザがグロメット及び対応する穴(例えば、ブラケットループ又は足部ループ)にロープを通すことによってパネルを支柱、ブラケット(例えば、ブラケットループ)、又は足部(例えば、足部ループ)に結び付けることを可能にする。
【0055】
本開示の発明は、商業的用途のために、災害地帯にシェルターシステムを構築するために、又はレクリエーション用途のために利用することができる。構造がシェルター用途に利用される実施形態では、パネルは、追加のストラップ及び/又は締結具を適用することによってしっかりと固定されてもよい。
【0056】
一実施形態では、構造が分解されるとき(例えば、ヒンジ106が下方に、ハブ102に向かって回転すると)、構造は、構造が組み立てられるときよりも比較的小さい占有面積を有する。分解は、支柱、ブラケット、足部、及び/又はコネクタを除去することを含むことができる。一実施形態では、分解構造は、出荷、小売、又は保管(例えば、任意のハードウェアストアで購入することができる支柱なし)のために容易にパッケージ化することができる。
【0057】
本開示の発明は、支柱128の標準的な木材サイズを利用することができるため、接合アセンブリ100、足部200、コネクタ500、及び/又はパネル400は、かさばる木材構成要素なしで容易に保管又は出荷することができる。例えば、構造を分解して、ユーザが接合アセンブリ100、足部200、コネクタ500、及び/又はパネル400を友人又は家族に送ることを可能にすることができる。このような例では、受入側が一旦受け入れた後、受入側は必要な標準的な木材を購入し、構造を組み立てるだけでよい。
【0058】
一実施形態では、構造の構造的完全性は、かしめられた足部200によって高められる。したがって、かしめられた足部200は、支柱128が頑丈で静的であることを可能にする。支柱128の各々は、同じ角度に配置されてもよい。しかしながら、代替の実施形態では、1つ又は複数の支柱128は1つ又は複数の角度で配置されてもよい。例えば、4つの支柱128は、第1の角度で配置されてもよく、2つの支柱は、第2の角度で配置されてもよい。そのような実施形態では、1つ又は複数のスタイルの足部200を利用することができる(例えば、支柱の様々な角度を受け入れるように角度付けされた足柱部を有する足部)。しかしながら、支柱128はまた、足部200なしで地面に固定されてもよい。少なくとも第1及び第2の角度を含む実施形態では、パネルは支柱128を定位置に保持する支持を提供してもよい。例えば、パネルは、このパネルが、ピンと張ったときに支柱128が移動するのを防止するように、十分に強くてもよい。
【0059】
したがって、パネルは様々なサイズであってもよい。パネルには、第1のサイズ及び第2のサイズが設けられてもよく、第1のサイズのパネルは、第1の角度の支柱間に存在するように構成され、第2のサイズのパネルは、第2の角度の支柱間に存在するように構成される。しかしながら、任意の隣接する支柱128を横切るのに適した任意のサイズのパネルを設けることができる。
【0060】
開示としての本発明は、組み立ての容易さ、分解の容易さ、及びパネル配置をカスタマイズ又はアップグレードする能力のために配置及び構成され得る。したがって、そのような実施形態では、構造は、基部ハードウェアを維持しながら、その構成を絶えず変更する手段を提供する。更に、構造は、減少した設置面積又は折り畳み状態に関して構成され、キャップはねじを緩められ、支柱は構造の中心に向かって押され、構造の折り畳み式の格納しやすいバージョンを作り出す。
【0061】
本開示の発明は、接合アセンブリを備える仮設構造物であってもよい。接合アセンブリは、ハブであって、ハブが複数のハブ壁を有する環状部材である、ハブ、複数のヒンジであって、複数のヒンジの各々が複数のハブ壁の各々の上に配置される、複数のヒンジ、及び/又は、複数のブラケットであって、ブラケットの各々が複数のヒンジの各々に旋回可能に取り付けられ、ブラケットの各々が、少なくとも1つのブラケットループ、第1の歯部、第2の歯部、及び頂壁を有する、複数のブラケットを含む場合がある。仮設構造物は、複数の支柱であって、複数の支柱の各々が支柱頂端部及び支柱底端部を有する、複数の支柱、複数の足部であって、複数の足部の各々が足柱部及び基部を備え、複数の足部の各々が、支柱底端部を受け入れるように寸法決めされており、複数のブラケットの各々が、支柱頂端部を受け入れるように寸法決めされている、複数の足部、並びに/又は、複数のパネルであって、複数のパネルの各々が、複数の支柱のうちの1つ又は複数を横断するように寸法決めされている、複数のパネルを更に備えている場合がある。
【0062】
一実施形態では、複数の足部の各々は、内側柱壁、外側柱壁、及び少なくとも1つの側部柱壁を更に備えている場合があり、基部と内側柱壁とによって内角が形成され、基部と外側柱壁とによって外角が形成され、内角が鋭角であり、外角が鈍角である。更に、内角及び外角は補足的な角度である場合がある。一実施形態では、複数のパネルの各々は、取付部材を更に備えてもよく、取付部材は、開口、バックル、ストラップ、及び締結具を備
える。取付部材の各々は、タブ上に配置されてもよく、複数のパネルの各々は、1つ又は複数のタブを含み、1つ又は複数のタブは、複数のパネルの各々の周囲の周りに配置されてもよい。更に、複数のパネルの各々は、複数のパネルの各々の周囲の周りに配置された1つ又は複数の凹部を更に備えてもよく、1つ又は複数のタブの各々及び1つ又は複数のタブの各々は相補的であってもよい。
【0063】
一実施形態では、仮設構造物は、複数のコネクタを更に備えている場合があり、コネクタの各々が、上側支柱及び下側支柱を受け入れるように構成され、コネクタの各々が、第1のコネクタ外壁及び少なくとも1つの第1のコネクタ側壁を有する第1のコネクタ部材であって、第1のコネクタ外壁が、上側支柱外壁及び下側支柱外壁と接触し、少なくとも1つの第1のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、第1のコネクタ部材と、第2のコネクタ内壁及び少なくとも1つの第2のコネクタ側壁を有する第2のコネクタ部材であって、第2のコネクタ内壁が、上側支柱内壁及び下側支柱内壁と接触し、少なくとも1つの第2のコネクタ側壁が、少なくとも1つの上側支柱側壁及び少なくとも1つの下側支柱側壁に接触する、第2のコネクタ部材と、を備えている。
【0064】
複数のコネクタの各々は、1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第1のコネクタ底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ内側底部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴と、1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴とを更に備えている場合があり、1つ又は複数の第1のコネクタ外側頂部穴、1つ又は複数の第1のコネクタ側頂部穴、1つ又は複数の第2のコネクタ頂部穴、及び1つ又は複数の第2のコネクタ側頂部穴が、上側支柱の上方に配置され、1つ又は複数の第1のコネクタ外側底部穴、1つ又は複数の第1のコネクタ側底部穴、1つ又は複数の第2のコネクタ底部穴、及び1つ又は複数の第2のコネクタ側底部穴が、下側支柱の上方に配置される。一実施形態では、少なくとも1つの第1のコネクタ側壁と少なくとも1つの第2のコネクタ側壁との間にコネクタクリアランスが形成される。
【0065】
仮設構造物は、接合アセンブリの上に少なくとも部分的に配置されたキャップを更に備えることができ、キャップは、キャップ頂部及び複数のキャップ壁を有し、キャップ壁の各々は、複数の支柱の動きの範囲を制限するように構成される。一実施形態では、複数のヒンジの各々は、ヒンジ取付部材を介してハブに取り付けられ、複数のヒンジの各々は、ヒンジテールを有する。更に、複数のブラケットの各々は、ブラケットステムを介して複数のヒンジの各々に旋回可能に取り付けられてもよく、ブラケットステムは、頂壁に配置されたブラケットステムテールを更に含んでもよい。
【0066】
図9~
図12を参照すると、本開示の本発明は、接合アセンブリ900を含む。接合アセンブリ900は、上述の接合アセンブリ100と共に、又はその代わりに利用することができる。したがって、本開示の本発明は、接合アセンブリ100のみ、接合アセンブリ900のみ、接合アセンブリ100及び接合アセンブリ900、並びに/又は接合アセンブリ100と接合アセンブリ900との両方の特徴を含む接合アセンブリを含むことができる。本開示の目的のために、代替の接合アセンブリ900は、本明細書に記載の構成要素(例えば、支柱128、足部200、キャップ300、パネル400など)のいずれかと互換性があってもよい。接合アセンブリ900は、ハブ902を含むことができ、ハブ902は、複数のハブ壁904を更に含む。各ハブ壁904は、三辺を含むことができ、最も遠い二辺は、中間辺から(
図9に示すように)対向する方向に等しい角度で傾斜している。ハブ902は、複数のハブ壁904を有する環状部材であってもよく、ハブ壁904は平坦又は部分的に平坦である。例えば、ハブ902は、複数のハブ突起906を備えた環状の多面部材であってもよい。一実施形態では、各ハブ突起906は、2つのハブ壁
904の各々からの1つの側部から構成されてもよい。各ハブ突起906は、ハブ902及び/又はハブ壁904から半径方向に延在することができる。しかしながら、ハブ902は、単一の外面及び/又は単一の内面を含むことができる。
したがって、そのような実施形態では、ハブ902は複数のハブ壁904を含むことができ、隣接するハブ壁904はハブ突起906を形成する。このような非限定的な例では、隣接するハブ壁904は、ハブ壁904の端部がハブ902から突出するように溶接又は他の方法で締結されてもよい。一実施形態では、
図9に示すように、ハブ902は、五角形の角張った部材であってもよい。しかしながら、ハブ902は、任意の適切な形状又は寸法であってもよい。非限定的な例として、ハブ902は、3つの壁904、4つの壁904、5つの壁904、6つの壁904、7つの壁904、又は8つの壁904を含むことができる。しかしながら、ハブ902は、任意の適切な数の壁904を含むことができる。壁904は、各壁904が同じ寸法を有するように配置されてもよい。例えば、各壁904は、同じ長さ、幅、深さを有してもよく、隣接する壁904に対して同じ角度で配置されてもよい。ハブ902は、例えば、
図9に示されるように、及び他の半中空環状の実施形態では、中央空隙を有することができる。しかしながら、ハブ902は、(例えば、中空ではない実施形態では)空隙を含まなくてもよい。
【0067】
各ハブ突起906は、対応するブラケット912を含むことができる。あるいは、任意の数のハブ突起906が、対応するブラケット912を有してもよい。例えば、ハブ突起906は1つおきにブラケット912を含むことができる。各ブラケット912は、第1の歯部908及び第2の歯部910を含むことができる。第1の歯部908及び第2の歯部910の各々は、ハブ突起906の両側に同一平面上に配置されてもよい。一実施形態では、第1の歯部908は、第1の歯部頂部920、第1の歯部中間部922、及び第1の歯部底部924を含み得る。一実施形態では、第2の歯部910は、第2の歯部頂部926、第2の歯部中間部928、及び第2の歯部底部930を含むことができる。一実施形態では、ブラケット912は、ブラケットステム116がヒンジ106に取り付けられ得る方法と同様の方法で、ハブ突起906に取り付けられ得る。
【0068】
一実施形態では、第1の歯部頂部920及び第2の歯部頂部926は、ハブ突起906と回転可能に接合してもよい。
図9に示すように、第1の歯部頂部920及び第2の歯部頂部926はそれぞれ略三角形であってもよい。しかしながら、第1の歯部頂部920及び第2の歯部頂部926は、任意の適切な形状又は寸法であってもよい。第1の歯部頂部920及び第2の歯部頂部926は、例えば、ハブ突起906へのブラケット912の旋回可能な取付けを可能にする取付点916を含むことができる。第1の歯部中間部922及び第2の歯部中間部928は、第1の歯部頂部920、第1の歯部底部924、第2の歯部頂部926、及び/又は第2の歯部底部930に直交して配置されてもよい。更に、補強材914を、第1の歯部頂部920、第1の歯部中間部922、第2の歯部頂部926、及び/又は第2の歯部中間部928に配置することができる。補強材914は、ブラケット912の強度及び剛性を高めるように構成された金属部品、溶接材料、ポリマー、又は他の構造であってもよい。一実施形態では、各ブラケット912は、例えば、第1の歯部908に配置された第1の及び第2の歯部910に配置された第2の、2つの補強材914を含むことができる。1つ又は複数の補強材914を含めることにより、第1の歯部908及び/又は第2の歯部910が支柱128からの過度の張力から曲がるのを防止することができる。
【0069】
ブラケット912は、例えば取付点916を介して締結具(例えば、ねじ、釘、ピン、又は他の適切な締結具)を受け入れるように構成された1つ又は複数の穴を含むことができる。第1の歯部908及び第2の歯部910は、締結具を介して、例えば取付点916を介して取り付けることができる。したがって、第1の歯部908及び第2の歯部910は、独立して旋回することができる。しかしながら、ブラケット912を支柱に取り付け
た後、第1の歯部908及び第2の歯部910は、両方の歯部908/910が支柱に取り付けられていることにより、タンデムに移動することができる。別の実施形態では、第1の歯部908及び第2の歯部910は、第1の歯部908及び第2の歯部910が支柱に取り付けられることなくタンデムに旋回するように連結されてもよい。一実施形態では、ブラケット912を含む第1の歯部908及び第2の歯部910は、単一の材料片(例えば、鍛造又はフライス加工)であってもよい。
【0070】
ブラケット912は、ハブ突起906に移動可能に取り付けられてもよい。例えば、ハブ突起906をハブ902に固定して、ブラケット912をハブ突起906の周りに回転させることができる。一実施形態では、ブラケット912は、ハブ突起906の周りに約180度の運動を有することができる(例えば、y軸に沿って移動するように構成される)。しかしながら、代替の実施形態では、ブラケット912は、ハブ突起906の周りに任意の適切な可動範囲を有することができる。一実施形態では、可動範囲は約180度である。ブッシュ又はワッシャは、ブラケット912とハブ突起906との間に配置されてもよい。そのような実施形態では、ブッシング又はワッシャは、ブラケット912とハブ突起906との間に摩擦を加えることができ、ブラケット912が移動するために高い程度の力を必要とする。例えば、ゴム(又は他の適切な材料)要素を利用して、ブラケット912が過度に速く又は過度に小さい力で揺動することを防止することができる。更なる実施形態では、ブラケット912及び/又はハブ突起906は、ブラケット912を所望の角度でロックすることを可能にするロック機構を含む。所望の角度が達成されると、取付点916(又はその締結具)は、支柱が容易に動かないように締め付けられてもよい。更に、ブラケット912及び/又はハブ突起906は、ピン又は他の締結具を受け入れるようにねじ込まれてもよい。
【0071】
ブラケット912は、第1の歯部頂部920及び/又は第2の歯部頂部926の内壁に配置されたディスク形状の端部を有してもよい。円盤状の端部は、ハブ突起906及びブラケット912と接触する表面積を増加させるように構成されてもよい。
【0072】
ブラケット912は、任意の標準的な木材片を受け入れるようなサイズにすることができる。例えば、8、10、又は12フィートの2×4。したがって、ブラケット912は、1.5インチの第1の歯部908と第2の歯部910との間のギャップを伴って約3.5インチの幅であってもよい。しかしながら、ギャップは、任意の一般的な木材寸法を受け入れるようなサイズにすることができる。一実施形態では、第1の又は第2の歯部908/910は、(例えば、鋭い角又は縁を減らすために)丸みを帯びた底部を有してもよい。したがって、構造の構成要素のいずれかは、子供の多いユーザ及び大人の組み立て者に対する安全性を高める手段として、丸みを帯びた縁部を含むことができる。
【0073】
ブラケット穴932は、標準的な締結具(例えば、木ねじ)を受け入れるようなサイズにすることができる。一実施形態では、支柱頂端部は、ブラケット穴932を介して標準的な締結具を受け入れるように構成された対応する穴を含むことができる。一実施形態では、第1の歯部908は、2つのブラケット穴932を含んでもよい。更に、第2の歯部910は、4つのブラケット穴932を含んでもよい。第1の歯部908の1つ又は複数のブラケット穴932及び第2の歯部910の1つ又は複数のブラケット穴932は、締結具がブラケット912の両側から衝突するのを防ぐために斜めにされてもよい。
図9に示すように、2つのブラケット穴932は、第1の歯部底部924のほぼ中央に配置されてもよく、4つのブラケット穴932は、第2の歯部底部930の各隅部の近くに配置されてもよい。
【0074】
図12を参照すると、ハブ902は、ハブの空隙内に配置されたバー918を含むことができる。例えば、バー918は、ハブ壁904のうちの2つ以上を横断する円筒部材(
又は他の適切な形状)であってもよい。例えば、
図12に示すように、バー918は、バー918の第1の端において第1のハブ壁904に直交して配置されてもよく、バー918の第2の端において隣り合う2つのハブ壁904の間に配置されてもよい。バー918は、バー918から物体を吊り下げることができるように十分に頑丈であってもよい。例えば、パネル又は他の補助材の一部をバー918に取り付けることができる。非限定的な例として、スイング又は他の相互作用する特徴が仮設構造物の範囲内に存在するように、スイング又は他の相互作用する特徴がバー918に結合されてもよい。
【0075】
本発明の特定の新規な特徴が示され説明されてきたが、例示された装置の形態及び詳細並びにその動作における様々な省略、置換及び変更が、本発明の精神から逸脱することなく当業者によってなされ得ることが理解されよう。
【国際調査報告】