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特表2024-545513懸濁液濃縮物組成物中の結晶成長を防止するための分散剤系
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-09
(54)【発明の名称】懸濁液濃縮物組成物中の結晶成長を防止するための分散剤系
(51)【国際特許分類】
   A01N 25/04 20060101AFI20241202BHJP
   A01N 47/38 20060101ALI20241202BHJP
   A01N 43/78 20060101ALI20241202BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20241202BHJP
   A01N 43/56 20060101ALI20241202BHJP
【FI】
A01N25/04 102
A01N47/38 Z
A01N43/78 101
A01P7/04
A01N43/56 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534667
(86)(22)【出願日】2022-12-12
(85)【翻訳文提出日】2024-06-28
(86)【国際出願番号】 US2022052501
(87)【国際公開番号】W WO2023114120
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】63/288,930
(32)【優先日】2021-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391022452
【氏名又は名称】エフ エム シー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】FMC CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100127926
【弁理士】
【氏名又は名称】結田 純次
(74)【代理人】
【識別番号】100216105
【弁理士】
【氏名又は名称】守安 智
(72)【発明者】
【氏名】ライビン・ブルース・ヤン
(72)【発明者】
【氏名】エヴァン・フランシス・ケラー
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AC01
4H011BA01
4H011BB09
4H011BB10
4H011BB14
4H011BC03
4H011BC17
4H011BC19
4H011DA15
4H011DG11
4H011DH02
(57)【要約】
本明細書に記載されているのは、結晶成長を防止するための分散剤の組合せを含む、懸濁液濃縮(SC)配合物である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1種の活性成分;
少なくとも1種のポリマー分散剤;
少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項2】
前記活性成分が、約50℃~約90℃の範囲の融点を有する、請求項1に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項3】
前記活性成分が、約0.2mg/L~約400mg/Lの範囲の水溶性を有する、請求項1~2のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項4】
前記活性成分が、殺虫剤、除草剤、殺線虫剤、バイオ農薬、殺真菌剤、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~3のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項5】
前記活性成分が、インドキサカルブ、ジフェノコナゾール、ビクスロゾン、ベフルブタミド、s-ベフルブタミド、ピラクロストロビン、クロキントセットメキシル、クロラントラニリプロール、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~4のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項6】
前記活性成分が、インドキサカルブ、クロラントラニリプロール、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~5のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項7】
前記活性成分が、約1:1~3:1の範囲の割合のインドキサカルブとクロラントラニリプロールを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項8】
前記活性成分が、約1:1~2:1の範囲の割合のインドキサカルブとクロラントラニリプロールを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項9】
前記活性成分が、インドキサカルブを含み、前記インドキサカルブが、約85%~約100%の範囲の純度で存在する、請求項1~8のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項10】
前記活性成分が、インドキサカルブを含み、前記インドキサカルブが、活性な異性体と不活性な異性体の混合物を含み、前記活性な異性体と不活性な異性体が、約90:10~約100:0の範囲の割合で存在する、請求項1~9のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項11】
水をさらに含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項12】
殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組合せから選択される、補助剤をさらに含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項13】
室温で少なくとも2週間保管すること、上昇させた温度で少なくとも2週間保管すること、凍結しその後融解すること、及びこれらの組合せから選択される、安定性試験の後の、平均粒径が、約0.1μm~約10μmの範囲である、請求項1~12のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項14】
10.0~50.0重量%の少なくとも1種の活性成分;
1.0~6.0重量%の少なくとも1種のポリマー分散剤;
0.1~6.0重量%の少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
0.1~6.0重量%の少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で0.1~1.0重量%の少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項15】
前記少なくとも1種のポリマー分散剤が、メタクリル酸-メタクリル酸メチル-ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレートコポリマー、アクリルポリマー及び/又はコポリマー、ポリメタクリル酸メチル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、アクリルグラフトコポリマー、アクリル櫛型ポリマー、Atlox 4913、Stepflow 4000、Tersperse 2500、Geropon DA 1349、Agrilan 755、EMULSON AG TRN 141-5、これらの溶液、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~14のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項16】
前記少なくとも1種のホスフェート系分散剤が、リン酸エステル、エトキシ化リン酸エステル、トリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステル、エトキシ化脂肪族アルコールリン酸エステル、アルキルポリエトキシエタノールリン酸エステル、Soprophor 3D33、Dextrol OC-180、Stepfac 8181PT3K、Stepfac AG8438、Stepfac TSP-PE、Surfom 1323 SC、Tersperse 2222、Tersperse 2201、これらの塩、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~15のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項17】
前記少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤が、アルキル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、Polystep B-25、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、ナフタレンスルホネート縮合物、アルキルナフタレンスルホネート、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム-ホルムアルデヒド縮合物、Morwet D-425、Morwet D-400、Morwet D-809、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~16のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項18】
前記少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤が、スルホスクシネート、スルホコハク酸アルキル、ココ-グルコシドスルホコハク酸二ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジイソブチルスルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸の二ナトリウムエトキシ化アルコール半エステル、Eucarol AGE SS、Aerosol OT-75 PG、Aerosol IB-45、Aerosol A-102、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~17のいずれか一項に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【請求項19】
農芸化学懸濁液濃縮物組成物を調製する方法であって、
少なくとも1種の活性成分;
少なくとも1種のポリマー分散剤;
少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む混合物を形成することを含む方法。
【請求項20】
少なくとも1種の活性成分;
少なくとも1種のポリマー分散剤;
少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用する方法であって;
有害生物を防除するために前記農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用することを含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年12月13日に出願された米国仮特許出願第63/288,930号明細書の利益を主張する。
【0002】
本開示は、結晶成長を防止するための分散剤と抗結晶化剤との組合せを含む、懸濁液濃縮(SC)配合物を対象とする。
【背景技術】
【0003】
懸濁液濃縮物配合物は、水に分散した固体活性成分を含む。SCは、配合物タイプ、例えば、乳化性濃縮物(EC)及び水和剤(WP)配合物と比較したとき、使用の容易さ及び有効性、粉塵の排除、及び溶媒の害の排除を含めたそれらの多数の利点のために人気を得てきた。
【0004】
ロバスト且つ安定なSC配合物を配合するために、活性成分は、保管中に結晶成長を呈してはならない。しかし、多数の活性な農芸化学成分は、保管中に結晶成長を起こしやすいことが知られている。この問題を有する多くの活性な農芸化学成分は、約60℃~約100℃の範囲の融点を有する。SC配合物中での結晶成長は、保管安定性及び噴霧試験における失敗をもたらすので、結晶成長を呈するSC配合物は、許容できない。したがって、望ましい保管寿命を達成するために、SC配合物中で長時間(例えば2年間)結晶成長を防止する必要がある。
【0005】
さらに、いったん水と混合されて噴霧される準備ができたら、活性成分は、晶出せずに、この形成された噴霧液滴内にとどまるべきである。しかし、結晶成長を伴うSC配合物が適用される場合、アプリケーター装置のフィルター、プレフィルター、及び/又はノズルが、結晶化された活性成分によって詰まるようになり、これにより活性成分の有効且つ均一な適用が不可能になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの問題に対処するために、本明細書で開示されるのは、結晶成長が低下された農芸化学懸濁液濃縮物組成物である。特定の分散剤(界面活性剤及びポリマーを含む)の組合せを含む混合物が、懸濁剤濃縮物中で結晶成長低下を呈することが判明している。これらの組成物は、活性成分及び分散剤を含めた成分の複数の組合せについて、実証されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、本明細書で提供されるのは、少なくとも1種の活性成分;少なくとも1種のポリマー分散剤;少なくとも1種のホスフェート系分散剤;少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤を含む、農芸化学懸濁液濃縮物組成物である。
【0008】
別の態様では、本明細書で提供されるのは、農芸化学懸濁液濃縮物組成物を調製する方法であって、少なくとも1種の活性成分;少なくとも1種のポリマー分散剤;少なくとも1種のホスフェート系分散剤;少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤を含む混合物を形成することを含む方法である。
【0009】
さらに別の態様では、本明細書で提供されるのは、少なくとも1種の活性成分;少なくとも1種のポリマー分散剤;少なくとも1種のホスフェート系分散剤;少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤を含む農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用する方法であって;有害生物を防除するために農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用することを含む方法である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図2】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図3】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図4】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図5】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図6】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図7】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図8】本開示によるものではない比較SC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図9】本開示によるSC組成物の顕微鏡画像を示す。
図10】本開示によるSC組成物の顕微鏡画像を示す。
図11】本開示によるものではない比較SC組成物の顕微鏡画像を示す。
図12】本開示によるものではない比較SC組成物の顕微鏡画像を示す。
図13】本開示によるものではない比較SC組成物の顕微鏡画像を示す。
図14】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図15】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図16】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図17】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図18】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
図19】本開示によるSC組成物の粒度分布の図面による描写を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書で用いるところでは、用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含有する(contains)」、「含有する(containing)」、「で特徴付けられる(characterized by)」、又はそれらの任意の他の変形は、明確に示される任意の制限を受けて、非排他的な包含をカバーすることを意図する。例えば、要素のリストを含む組成物、混合物、プロセス若しくは方法は、それらの要素のみに必ずしも限定されず、明確にリストされないか、又はそのような組成物、混合物、プロセス若しくは方法に固有の他の要素を含んでもよい。
【0012】
移行句「からなる(consisting of)」は、明記されないいかなる要素、工程、又は原料をも排除する。特許請求の範囲における場合、そのようなものは、それらと通常関係がある不純物を除いて列挙されるもの以外の材料の包含をクレームから締め出す。語句「からなる」が、前文の直後よりもむしろ、クレームの本体の条項に現れる場合、それは、当該条項に記述される要素のみを限定し;他の要素は、全体としてクレームから排除されない。
【0013】
移行句「から本質的になる(consisting essentially of)」は、文字通り開示されるものに加えて、材料、工程、特徴、成分、又は要素を含む組成物又は方法を定義するために用いられ、ただし、これらの追加の材料、工程、特徴、成分、又は要素は、特許請求される開示の基本的な及び新規な特性に実質的に影響を及ぼさない。用語「から本質的になる」は、「含む(comprising)」と、「からなる(consisting of)」との中間領域を占める。
【0014】
開示又はその一部を、「含む(comprising)」などの開放端用語を使って定義している場合、(特に明記しない限り)この記載が、用語「から本質的になる」又は「からなる」を用いてそのような開示をまた記載していると解釈されるべきであることが容易に理解されるはずである。
【0015】
さらに、明確にそれとは反対を述べられない限り、「又は(or)」は、包括的な「又は」を意味し、排他的な「又は」を意味しない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)且つBが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)且つBが真である(又は存在する)、並びにA及びBの両方ともが真である(又は存在する)。
【0016】
また、本開示の要素又は成分に先行する不定冠詞「a」及び「an」は、要素又は成分の場合(すなわち、出現)の数に関して非限定的であることを意図する。それ故「a」又は「an」は、1つ若しくは少なくとも1つを含むと読まれるべきであり、要素又は成分の単数語形はまた、特に数が明らかに単数形であることを意図しない限り複数形を含む。
【0017】
本明細書において列挙した任意の数値範囲は、より低い値からより高い値までのすべての値を含むことがまた理解される。例えば、重量比範囲が1:50と記述されている場合、例えば、2:40、10:30、又は1:3などの値は、本明細書において明確に列挙されることが意図される。これらは特に意図するものの単に例であり、列挙した最も低い値及び最も高い値を含めたそれらの間の数値のすべての可能な組み合わせは、本出願において明確に記述されていると考えられる。
【0018】
本明細書において使用する場合、用語「約」は、値のプラス又はマイナス10%を意味する。
【0019】
本明細書に開示されるのは、農芸化学懸濁液濃縮物組成物である。これらの組成物は、懸濁剤濃縮物中で結晶成長低下を呈する、特定の分散剤(界面活性剤及びポリマーを含む)の組み合わせを含む。本組成物は、結晶成長(結晶化)を効率的に防止し、粘度、保管安定性、凍結融解サイクル安定性を改善し、より高い添加量(約150g/L~300g/L及び/又は600g/L)でのインドキサカルブ及び他の農薬活性成分についての懸濁剤濃縮物配合物の調製を可能にし、商品原価(COG)を有意に下げる。
【0020】
多くの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、少なくとも1種の活性成分;少なくとも1種のポリマー分散剤;少なくとも1種のホスフェート系分散剤;少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤を含む。
【0021】
多くの実施形態では、活性成分の融点は、この組成物にとって重大な特徴である。SC配合物中での保管不安定性及び/又は結晶成長を呈する多くの活性な農芸化学成分は、約60℃~約100℃の範囲の融点を有する。
【0022】
いくつかの実施形態では、活性成分は、約100℃未満の融点を有する。いくつかの実施形態では、活性成分は、約50℃~約100℃の範囲の融点を有する。いくつかの実施形態では、活性成分は、約50℃~約90℃の範囲の融点を有する。
【0023】
多くの実施形態では、活性成分の水溶性は、この組成物にとって重大な特徴である。SC配合物中での保管不安定性及び/又は結晶成長を呈する多くの活性な農芸化学成分は、約0.1mg/L~約2000mg/Lの範囲の水溶性を有する。
【0024】
いくつかの実施形態では、活性成分は、約2000mg/L未満の水溶性を有する。いくつかの実施形態では、活性成分は、約0.2mg/L~約400mg/Lの範囲の水溶性を有する。
【0025】
一般に、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、当技術分野で公知のあらゆる適切な活性成分を含むことができる。いくつかの実施形態では、活性成分は、殺虫剤、除草剤、殺線虫剤、バイオ農薬、殺真菌剤、及びこれらの組み合わせから選択される。
【0026】
いくつかの実施形態では、活性成分は、インドキサカルブ、ジフェノコナゾール、ビクスロゾン、ベフルブタミド、s-ベフルブタミド、ピラクロストロビン、クロキントセットメキシル、クロラントラニリプロール、及びこれらの組み合わせから選択される。いくつかの実施形態では、活性成分は、インドキサカルブ、クロラントラニリプロール、及びこれらの組み合わせから選択される。
【0027】
いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、水をさらに含む。
【0028】
いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組み合わせから選択される、補助剤をさらに含む。
【0029】
一般に、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、改善された保管安定性及び低下された結晶成長を呈する。いくつかの実施形態では、室温で少なくとも2週間保管すること、上昇させた温度で少なくとも2週間保管すること、凍結しその後融解すること、及びこれらの組合せから選択される、安定性試験の後の、農芸化学懸濁液濃縮物組成物の平均粒径は、約0.1μm~約10μmの範囲である。
【0030】
一般に、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、界面活性剤及びポリマーを含めた、特定の分散剤の組み合わせを含む。組合せることができる分散剤群の非限定的な例を、そのそれぞれの系統別に下に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
いくつかの実施形態では、A群の少なくとも1種の分散剤、B群の少なくとも1種の分散剤、C群の少なくとも1種の分散剤、及びD群の少なくとも1種の分散剤の組み合わせが、特に好都合である。
【0033】
いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、10.0~50.0重量%の少なくとも1種の活性成分;1.0~6.0重量%の少なくとも1種のポリマー分散剤;0.1~6.0重量%の少なくとも1種のホスフェート系分散剤;0.1~6.0重量%の少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び任意選択で0.1~1.0重量%の少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤を含む。
【0034】
いくつかの実施形態では、少なくとも1種のポリマー分散剤は、メタクリル酸-メタクリル酸メチル-ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレートコポリマー、アクリルポリマー及び/又はコポリマー、ポリメタクリル酸メチル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、アクリルグラフトコポリマー、アクリル櫛型ポリマー、これらの溶液、及びこれらの組合せから選択される。例としては、Atlox 4913、Stepflow 4000、Tersperse 2500、Geropon DA 1349、Agrilan 755、EMULSON AG TRN 141-5、これらの溶液、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0035】
いくつかの実施形態では、少なくとも1種のホスフェート系分散剤は、リン酸エステル、エトキシ化リン酸エステル、トリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステル、エトキシ化脂肪族アルコールリン酸エステル、これらの塩、及びこれらの組み合わせから選択される。例としては、アルキルポリエトキシエタノールリン酸エステル、Soprophor 3D33、Dextrol OC-180、Stepfac 8181PT3K、Stepfac AG8438、Stepfac TSP-PE、Surfom 1323 SC、Tersperse 2222、Tersperse 2201、これらの塩、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0036】
いくつかの実施形態では、少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤は、アルキル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、Polystep B-25、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、ナフタレンスルホネート縮合物、アルキルナフタレンスルホネート、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム-ホルムアルデヒド縮合物、及びこれらの組み合わせから選択される。例としては、Morwet D-425、Morwet D-400、Morwet D-809、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0037】
いくつかの実施形態では、少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤は、スルホスクシネート、スルホコハク酸アルキル、ココ-グルコシドスルホコハク酸二ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジイソブチルスルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸の二ナトリウムエトキシ化アルコール半エステル、及びこれらの組み合わせから選択される。例としては、Eucarol AGE SS、Aerosol OT-75 PG、Aerosol IB-45、Aerosol A-102、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0038】
いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、さらなる分散剤を含む。さらなる分散剤には、界面活性剤、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び/又は湿潤剤が含まれ得る。
【0039】
一般に、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、当技術分野で公知のあらゆる適切な方法に従って調製することができる。いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、少なくとも1種の活性成分;少なくとも1種のポリマー分散剤;少なくとも1種のホスフェート系分散剤;少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤を含む混合物を形成することを含む方法に従って調製される。
【0040】
いくつかの実施形態では、混合物は、水をさらに含む。
【0041】
いくつかの実施形態では、混合物は、殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組み合わせから選択される、補助剤をさらに含む。
【0042】
一般に、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、当技術分野で公知のあらゆる適切な方法に従って調製することができる。いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、有害生物を防除するために農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用することを含む方法に従って使用される。
【0043】
いくつかの実施形態では、有害生物は、農学的有害生物、非農学的有害生物、脊椎有害生物、無脊椎有害生物、昆虫、及びこれらの組み合わせから選択される。
【0044】
いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、水をさらに含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、農芸化学懸濁液濃縮物組成物は、殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組み合わせから選択される、補助剤をさらに含む。
【0046】
いくつかの実施形態では、殺有害生物性活性成分は、少なくとも約10重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約30重量%、少なくとも約40重量%、少なくとも約50重量%、又は少なくとも約60重量%、及びそれらから構築される範囲、例えば、約10重量%~約60重量%、約10重量%~約50重量%、約20重量%~約60重量%、約20重量%~約50重量%、約15重量%~約40重量%、約20重量%~約35重量%、又は約25重量%~約35重量%の量で存在する。一実施形態では、殺有害生物性活性成分は、高強度で存在する。高強度配合物中の殺有害生物性活性成分の有用な量には、これらに限定されないが、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、又は少なくとも約60%、したがって、例えば、約10%重量%、約30重量%~約60重量%、約30重量%~約55重量%、約35重量%~約50重量%、又は約45重量%~約55重量%から構築される範囲が含まれる。いくつかの実施形態では、殺有害生物性活性成分は、約150g/L、300g/L、500g/L又は600g/Lの濃度で存在する。
【0047】
いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、約85%~約100%の範囲の純度で存在する。いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、少なくとも約85%、少なくとも約86%、少なくとも約87%、少なくとも約88%、少なくとも約89%、少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、又は少なくとも約100%の純度で存在する。
【0048】
いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、活性な異性体と不活性な異性体の混合物を含む。いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、約90:10~約100:0の範囲の割合の、活性な異性体と不活性な異性体の混合物を含む。いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、約85:15、約86:14、約87:13、約88:12、約89:11、約90:10、91:9、92:8、93:7、94:6、95:5、96:4、97:3、98:2、99:1、又は約100:0の範囲の割合の、活性な異性体と不活性な異性体の混合物を含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、約1:1~約10:1の範囲の割合の、2種の異なる活性成分を含む。いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、約1:1~約31の範囲の割合の、2種の異なる活性成分を含む。いくつかの実施形態では、農薬活性成分は、約1:1~約2:1の範囲の割合の、2種の異なる活性成分を含む。
【0050】
一実施形態では、水を使用して、懸濁液濃縮物組成物を希釈し、本開示によって使用することができる噴霧混合物を提供する。本開示の噴霧混合物中の活性化合物の濃度は、特定の範囲内で変動することができる。一般に、活性化合物の濃度は、約0.0003~約5重量パーセント、好ましくは約0.003~約3重量パーセントである。
【0051】
本開示の噴霧混合物は、従来の方法によって調製することができる。例えば、濃縮物は、必要とされる構成要素を任意の望ましい順序で合わせることによって調製することができる。典型的には、構成要素を10℃~30℃の間の温度にて合わせ、バッチを均一となるまで混合し、適切な場合、このように得られた混合物を濾過する。いつでも施用される状態となっている水性噴霧混合物を調製するために、濃縮された配合物は、必要に応じて撹拌及び/又はポンピングしながら多量の水と混合し、配合物を水に均一に分布することができる。
【0052】
目的に適した通常の混合装置及び/又は噴霧機器を、本開示の噴霧混合物の調製及び施用のために用いることができる。
【0053】
一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シアントラニリプロール、(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータシフルトリン、シハロジアミド、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルベンジアミド、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウフルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、及びN-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピジフルメトフェン、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロラントラニリプロール、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、テトラニリプロール、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス、昆虫病原性真菌、並びにこれらの組み合わせから選択されるさらなる殺有害生物性活性成分をさらに含む。
【0054】
本開示の組成物は、殺虫剤、除草剤、バイオ殺有害生物剤、殺線虫剤、殺菌剤、及び殺真菌剤から選択される1種若しくは複数の有害生物防除剤を任意選択で含み得る。これらの有害生物防除剤(すなわち、殺虫剤、殺真菌剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、除草剤及び生物剤)についての一般の参考文献は、The Pesticide Manual,13th Edition,C.D.S.Tomlin,Ed.,British Crop Protection Council,Farnham,Surrey,U.K.,2003及びThe BioPesticide Manual,2nd Edition,L.G.Copping,Ed.,British Crop Protection Council,Farnham,Surrey,U.K.,2001を含む。
【0055】
殺虫剤の非限定的例には、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウ-フルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス又は昆虫病原性真菌、及びこれらの組み合わせが含まれる。
【0056】
殺真菌剤の非限定的例には、殺真菌剤、例えば、アシベンゾラル-S-メチル、アルジモルフ、アメトクトラジン、アミノピリフェン、アミスルブロム、アリラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル(ベナラキシル-Mを含めた)、ベンダニル、ベノミル、ベンチアバリカルブ(ベンチアバリカルブ-イソプロピルを含めた)、ベンゾビンジフルピル、ベトキサジン、ビナプアクリル、ビフェニル、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラストサイジン-S、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、カルボキシン、カルプロパミド、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、水酸化銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、コウモキシストロビン、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジクロベンチアゾクス、ジクロフルアニド、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフルメトリム、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール(ジニコナゾール-Mを含めた)、ジノカップ、ジピメチトロン、ジチアノン、ジチオラン、ドデモルフ、ドジン、エコナゾール、エタコナゾール、エディフェンホス、エノクサストロビン(エネストロブリンとしてまた知られている)、エポキシコナゾール、エタボキサム、エチリモール、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナミンストロビン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェンピコキサミド、フェンプロピディン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン酢酸塩、フェンチンヒドロキシド、ファーバム、フェリムゾン、フロメトキン、フロリルピコキサミド、フルオピモミド、フルアジナム、フルジオキソニル、フルフェンオキシストロビン、フルインダピル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオキサピプロリン、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、フサライド(フタリドとしてまた知られている)、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、グアザチン、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン三酢酸塩、インピルフルキサム、ヨージカルブ、イプコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、イプフルフェノキン、イソフェタミド、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソフルシプラム、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマイシン、クレソキシムメチル、ランコトリオン、マンコゼブ、マンジプロパミド、マンデストロビン、マネブ、マパニピリン、メフェントリフルコナゾール、メプロニル、メプチルジノカップ、メタラキシル(メタラキシル-M/メフェノキサムを含めた)、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メチラム、メトミノストロビン、メチルテトラプロール、メトラフェノン、ミクロブタニル、ナフチチン、ネオ-アソジン(メタンアルソン酸第二鉄)、ヌアリモール、オクチリノン、オフレース、オリサストロビン、オキサジキシル、オキサチアピプロリン、オキソリン酸、オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、オキシテトラサイクリン、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、ペルフルアゾレート、亜リン酸(その塩、例えば、ホセチル-アルミナムを含めた)、ピコキシストロビン、ピペラリン、ポリオキシン、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロビネブ、プロキナジド、プロチオカルブ、プロチオコナゾール、ピジフルメトフェン(Adepidyn(登録商標))、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラプロポイン、ピラオキシストロビン、ピラジフルミド、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブタカルブ、ピリダクロメチル、ピリフェノックス、ピリオフェノン、ペリソクサゾール、ピリメタニル、ピリフェノックス、ピロールニトリン、ピロキロン、キンコナゾール、キンメチオネート、キノフメリン、キノキシフェン、キントゼン、シルチオファム、セダキサン、シメコナゾール、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テブフロキン、テレクロサラム、テクロフタラム、テクナゼン、テルビナフィン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート、チオファネート-メチル、チラム、チアジニル、トルクロホスメチル、トルプロカルブ、トリフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアリモル、トリアゾキシド、三塩基性硫酸銅、トリクロピリカルブ、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリモフラミドトリシクラゾール、トリフロキシストロビン、トリフォリン、トリチコナゾール、ウニコナゾール、バリダマイシン、バリフェナレート(バリフェナールとしてまた知られている)、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム、ゾキサミド、1-[4-[4-[5-(2,6-ジフルオロフェニル)-4,5-ジヒドロ-3-イソオキサゾリル]-2-チアゾリル]-1-ピペリジニル]-2-[5-メチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]エタノン、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0057】
殺線虫剤の非限定的例には、フルオピラム、スピロテトラマト、チオジカルブ、ホスチアゼート、アバメクチン、イプロジオン、フルエンスルホン、二硫化ジメチル、チオキサザフェン、1,3-ジクロロプロペン(1,3-D)、メタム(ナトリウム及びカリウム)、ダゾメット、クロロピクリン、フェナミホス、エトプロホス、カズサフォス、テルブホス、イミシアホス、オキサミル、カルボフラン、チオキサザフェン、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)、並びにこれらの組み合わせが含まれる。殺菌剤の非限定的例は、ストレプトマイシンである。殺ダニ剤の非限定的例には、アミトラズ、チノメチオナート、クロロベンジレート、シヘキサチン、ジコホール、ジエノクロール、エトキサゾール、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェンプロパトリン、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾックス、プロパルギット、ピリダベン、テブフェンピラド、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0058】
水は、媒体として使用される。一実施形態では、水は、少なくとも約25重量%の量で存在する。一実施形態では、水は、少なくとも約30重量%の量で存在する。一実施形態では、水は、少なくとも約35重量%の量で存在する。
【0059】
分散剤
分散剤の特定の組み合わせが、本開示の重大な態様である。分散剤は、配合物中で活性成分を分散させ、水中での分散後の凝集を予防することができる。
【0060】
いくつかの実施形態では、分散剤は、ナフタレンスルホネート誘導体又はリグノスルホネート誘導体から選択される分散剤を含むことができる。
【0061】
いくつかの実施形態では、分散剤は、少なくとも1種のポリマー界面活性剤を含むことができる。ポリマー界面活性剤は、限定はされないが、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー、及び星形ポリマーを含めた、いくつかのカテゴリーに分類される。ポリマー界面活性剤は、非イオン性又はアニオン性であり得る。ブロックコポリマーの非限定的な例には、Atlas(商標)G-5000及びAtlas(商標)G-5002L(ブチルブロックコポリマー)が含まれる。グラフトコポリマーの非限定的な例は、Atlox(登録商標)4913(そこから伸長するPEGを有するメタクリル酸メチルグラフトコポリマー骨格)である。非イオン性ポリマーの非限定的な例は、Break Thru(登録商標)DA 647である。アニオン性ポリマーの非限定的な例は、変性スチレンアクリルポリマー(例えば、Metasperse(商標)550s)又はリグノスルホネートの塩(例えば、Reax 88B又はBorresperse NA)である。
【0062】
いくつかの実施形態では、分散剤は、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート、アルキルナフタレンスルホネート塩、ナフタレンスルホネート塩、ナフタレンスルホネート縮合物、ナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、ホルムアルデヒド及びナトリウムを有するナフタレンスルホン酸ポリマー、ナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物塩、並びにこれらの組み合わせから選択される分散剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、分散剤は、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、ナフタレンスルホネート縮合物、ナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物、ホルムアルデヒド及びナトリウムを有するナフタレンスルホン酸ポリマー、ナフタレンスルホネート縮合物ナトリウム塩、アルキルナフタレンスルホネート-ホルムアルデヒド縮合物塩、並びにこれらの組み合わせから選択される分散剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、分散剤は、リグノスルホン酸ナトリウム、リグノスルホン酸カルシウム、リグノスルホン酸ナトリウム塩、リグノスルホン酸、並びにこれらの組み合わせから選択される分散剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、分散剤は、Atlox 4913、Atlas(商標)G-5000、Morwet D425、及びこれらの組み合わせから選択される分散剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、分散剤は、アルキルナフタレンスルホネート縮合物(例えば、Morwet D-400及びMorwet D-809)、リグニンスルホネート(例えば、Reax 88B及びPolyfon F)、リグニンスルホネートとナフタレンスルホネートのブレンド(例えば、Morwet D-360及びMorwet D-390)、Morwet D-500 (Morwet D-425とブロックコポリマーのブレンド)、フェノールスルホネート縮合物(例えば、Vultamol(登録商標)DN)、ポリアクリラート(例えば、Agrilan 789及びAgrilan 700)、ポリアクリラートグラフトコポリマー(例えば、Dispersogen ACP 120)、脂肪酸メチルタウリドのナトリウム塩(例えば、Hostapon TPHC)、クレゾール-ホルムアルデヒド縮合生成物のナトリウム塩(例えば、Dispersogen 1494)、スチレンアクリルコポリマー(例えば、Metasperse 550S)、アルコキシレート脂肪アルコールリン酸エステル(例えば、Crodafos C10/5A及びDextrol OC-180)、アリールフェノールエトキシレートリン酸エステル(例えば、Soprophor FLK)、アリールフェノールエトキシレートサルフェートエステル(例えば、Soprophor 4D384)、マレイン酸/アクリル酸コポリマー(例えば、Sokalan(登録商標)CP 5及びSokalan(登録商標)CP 7)、マレイン酸/オレフィンコポリマー(例えば、Sokalan(登録商標)CP 9)、アルキルジフェニルオキシドスルホネート(例えば、Dowfax 3B2及びDowfax C10L)、並びにビニルエーテルポリマー及びコポリマーの塩(例えば、EasySperse(商標)P-20)から選択される分散剤を含むことができる。
【0063】
農芸化学懸濁液濃縮組成物は、湿潤剤を含むことができる。一実施形態では、湿潤剤は、ジェミニ型界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、アルコール、ハロゲン、アミン、ホスフェート、サルフェート、スルホネート、及びカルボキシレートから選択される少なくとも2個の極性基を含むジェミニ型界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、分岐又は非分岐C~C12アルキル、分岐又は非分岐C~C12アルケニル、及び分岐又は非分岐C~C12アルキニルから選択される少なくとも2個の疎水性鎖を含むジェミニ型界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、C~C12アルキル、C~C12アルケニル、及びC~C12アルキニルから選択されるスペーサーを含むジェミニ型界面活性剤である。別の実施形態では、湿潤剤は、2,4,7,9-テトラメチルデカ-5-イン-4,7-ジオールである。別の実施形態では、湿潤剤は、Dynol 607である。
【0064】
一実施形態では、湿潤剤は、ジェミニ型界面活性剤ではない。本開示の組成物は、非イオン性界面活性剤の群の1種以上の湿潤剤を含むことができる。
【0065】
非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤の非限定的な例には、アルコキシレート、脂肪アルコールアルコキシレート、シロキサン/シリコーン、アルキルフェノールアルコキシレート、脂肪酸アルコキシレート、アルコキシル化アミン、アルコキシル化脂肪酸アミド、末端ブロックされたアルコキシレート、ポリヒドロキシ化合物の脂肪酸エステル、グリセロールの脂肪酸エステル、ソルビトールの脂肪酸エステル、スクロースの脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、アミンオキシド、及びこれらの組合せが含まれる。アルコキシ基は、適切には、ランダム又はブロック立体構造の、エトキシ、プロポキシ、又はエトキシとプロポキシ基の組合せであり得る。
【0066】
より詳細には、非イオン性界面活性剤の非限定的な例には、アルコールアルコキシレート(例えば、天然及び合成アルコール(分岐又は直鎖であり得る)をベースとし、且つアルコール及び酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、又はこれらの混合物から調製される、アルコールアルコキシレート);アミンエトキシレート、アルカノールアミド、及びエトキシ化アルカノールアミド;アルコキシル化トリグリセリド(例えば、エトキシ化ダイズ油、ヒマシ油、及びナタネ油);アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、オクチル-(例えば、Triton(登録商標)Xシリーズ)、ノニル-(例えば、Tergitol(登録商標)HPシリーズ)、ジノニル-、又はドデシル-));エトキシ化脂肪酸;エトキシ化脂肪エステル及び油(例えば、Break Thru(登録商標)SP 133);エトキシ化メチルエステル;エトキシ化トリスチリルフェノール(酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、又はこれらの混合物から調製されたものが含まれる);脂肪酸エステル、グリセロールエステル、ラノリンをベースとする誘導体、ポリエトキシレートエステル、例えば、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビトール脂肪酸エステル及びポリエトキシ化グリセロール脂肪酸エステル;他のソルビタン誘導体、例えば、ソルビタンエステル;ポリマー界面活性剤、例えば、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー(例えば、酸化エチレン又は酸化プロピレンから調製されたブロックポリマー、及びリバースブロックポリマー(ここでは、末端ブロックは、酸化プロピレンから調製される);エトキシ化脂肪酸)、アルキドPEG(ポリエチレングリコール)樹脂、アルキド型コポリエステル、グラフト又は櫛型ポリマー、及び星形ポリマー;ポリエチレングリコール(PEG);ポリエチレングリコール脂肪酸エステル;シリコーンをベースとする界面活性剤;糖誘導体、例えば、スクロースエステル、アルキルポリグリコシド及びアルキル多糖;並びにこれらの組み合わせが含まれる。一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、Agnique PG 9116である。
【0067】
いくつかの態様では、非イオン性界面活性剤構成成分は、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトールエトキシレートエステル、及びこれらの組み合わせから選択される、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む。ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的な例には、モノラウリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)20)、モノパルミチン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)40)、モノステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)60)、トリステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)65)、モノオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)80)、トリオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)85)、及びこれらの組み合わせが含まれる。ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的な例には、Tween(登録商標)20、Tween(登録商標)21、Tween(登録商標)40、Tween(登録商標)60、Tween(登録商標)80、及びSurfonic(登録商標)L24-4が含まれる。本明細書に記載されたバイオ農薬に適している可能性があるソルビトールエトキシレートエステルの非限定的な例には、ポリオキシエチレンソルビトールオレエート(例えば、Arlatone(登録商標)TV)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1086)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1096)、オレイン酸-ラウリン酸ポリオキシエチレン(例えば、Atlox 1045AR(登録商標))、及びこれらの組み合わせが含まれる。20、30、40、50、60、70、又は80のエトキシ化度を有するポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル及びソルビトールエトキシレートエステルが、一般に適切である。
【0068】
いくつかの態様では、非イオン性界面活性剤構成成分は、少なくとも1種のオルガノシリコーン界面活性剤を含むことができる。本開示の範囲内のオルガノシリコーン界面活性剤の非限定的な例には、ポリエーテルシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)OE441);ポリエーテルトリシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)S240、Break Thru(登録商標)S233);ポリオキシエチレンジメチルシロキサン(例えば、Dyne-Amic(登録商標)(メチル化シードオイルとの混合物));ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン(例えば、信越化学工業株式会社によって製造されたKF-640);ポリアルキレンオキシド変性ポリメチルシロキサン(例えば、Helena Chemicalによって製造されたKinetic);ポリオキシエチレンプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Masil(登録商標)SF19);ポリエーテル変性ポリシロキサン(例えば、Quark(アルキルフェノールエトキシレートとの混合物));ヒドロキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silflow(登録商標)(エトキシ化アセテート、ポリエチレングリコールモノアリルエーテルアセテート、及びポリエチレングリコールジアセテートとの混合物));ポリアルキレンオキシド変性ヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silwet(登録商標)L77);ポリエーテル/ポリメチルシロキサンコポリマー(例えば、Syl-Coat(登録商標));ポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロキサン(例えば、Xiameter(登録商標));ポリオキシアルキレンオキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン;シロキサン/ポリアルキレンオキシドコポリマー(例えば、Vestis(商標)(ポリアルキレンオキシドとの混合物))が含まれる。いくつかの態様では、非イオン性界面活性剤オルガノシリコーン界面活性剤は、ポリエーテルトリシロキサン、例えば、Break Thru(登録商標)S240(ポリエーテルトリシロキサンとアルコールエトキシレートとの混合物(CAS 9043-30-5))、Break Thru(登録商標)S321、Break Thru(登録商標)S200、Break Thru(登録商標)OE 441、Break Thru(登録商標)S278、Break Thru(登録商標)S243、Break Thru(登録商標)S233、Silwet(登録商標)L-77、Silwet(登録商標)408、Silwet(登録商標)HS 429、Silwet(登録商標)HS 312、Silwet(登録商標)Y-12808、Silwet(登録商標)L-7607、Silwet(登録商標)L-7602、Silwet(登録商標)L-7210、Silwet(登録商標)L-7002、Silwet(登録商標)L-720、及びSilwet(登録商標)L-7200、Sylgard(登録商標)309、及びSilibase(登録商標)2848、並びにこれらの組合せである。いくつかの態様では、オルガノシリコーン界面活性剤は、Break Thru(登録商標)S240である。いくつかの態様では、オルガノシリコーン界面活性剤は、Silwet(登録商標)HS 312である。
【0069】
いくつかの態様では、非イオン性界面活性剤構成成分は、少なくとも1種のアルコールアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種のアルキルフェノールアルコキシレート界面活性剤、少なくともシードオイルアルコキシレート界面活性剤(例えば、Ecosurf(登録商標)SA-4、Ecosurf(登録商標)SA-7、Ecosurf(登録商標)SA-9、及びEcosurf(登録商標)SA-15)、少なくとも1種のアルキルアミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の獣脂アミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の脂肪酸アルコキシレート界面活性剤、並びにこれらの組合せを含むことができる。いくつかの態様では、アルコキシレートは、エンドキャップ処理することができる。アルコールアルコキシレートは、一般に、エーテル連結によって親水性アルコキシ鎖に付着している疎水性アルキル鎖を含み、一般式R-(OC2~4-OHを有する。Rは、C6~18直鎖又は分岐鎖アルキルであり得る。アルコキシ部分(OC2~4)は、エトキシ、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、又はtert-ブチルであり得る。いくつかの態様では、アルコキシ部分は、ポリマーエトキシ及びポリマープロポキシ又はポリマーブトキシのブロックコポリマーであり得、nは、適切には、2~100の整数であり得る。適切なアルコールアルコキシレートには、直鎖アルコールアルコキシレート、分岐アルコールアルコキシレート、第二級アルコールアルコキシレート及び、これらの混合物が含まれる。アルコールアルコキシレートの非限定的な例には:Plurafac(登録商標)SL-42(C6~10-(PO)(EO));Plurafac(登録商標SL-62(C6~10-(PO)(EO));一般構造Guerbet C10-(PO)(EO)のLutensol(登録商標)XLシリーズ(限定はされないが、Lutensol(登録商標)XL-40、Lutensol(登録商標)XL-50、Lutensol(登録商標)XL-60、Lutensol(登録商標)XL-70、Lutensol(登録商標)XL-79、Lutensol(登録商標)XL-80、Lutensol(登録商標)XL-89、Lutensol(登録商標)XL-90、Lutensol(登録商標)XL-99、Lutensol(登録商標)XL-100、及びLutensol(登録商標) XL-140が含まれる);一般構造Guerbet C10-(EO)のLutensol(登録商標)XPシリーズ(限定はされないが、Lutensol(登録商標)XP-40、Lutensol(登録商標)XP-50、Lutensol(登録商標)XP-60、Lutensol(登録商標)XP-70、Lutensol(登録商標)XP-79、Lutensol(登録商標)XP-80、Lutensol(登録商標)XP-89、Lutensol(登録商標)XP-90、Lutensol(登録商標)XP-99、Lutensol(登録商標)XP-100が含まれる);一般構造オキソC10-(EO)のLutensol(登録商標)ONシリーズ(限定はされないが、Lutensol(登録商標)ON-30、Lutensol(登録商標)ON-50、Lutensol(登録商標)ON-60、Lutensol(登録商標)ON-70、Lutensol(登録商標)ON-80、Lutensol(登録商標)ON-110が含まれる);一般構造オキソC13/15-(EO)のLutensol(登録商標)AOシリーズ(限定はされないが、Lutensol(登録商標)AO-3、Lutensol(登録商標)AO-5、Lutensol(登録商標)AO-7、Lutensol(登録商標)AO-79、Lutensol(登録商標)AO-8、Lutensol(登録商標)AO-11が含まれる);一般構造オキソC13-(EO)のLutensol(登録商標)TOシリーズ(限定はされないが、Lutensol(登録商標)TO-6、Lutensol(登録商標)TO-65、Lutensol(登録商標)TO-7、Lutensol(登録商標)TO-79、Lutensol(登録商標)TO-8、Lutensol(登録商標)TO-89、Lutensol(登録商標)TO-10、Lutensol(登録商標)TO-109、Lutensol(登録商標)TO-12、Lutensol(登録商標)TO-129、Lutensol(登録商標)TO-15、Lutensol(登録商標)TO-20が含まれる);一般構造オキソC11~14--C13リッチ(EO)のLutensol(登録商標)TDシリーズ(限定はされないが、Lutensol(登録商標)TDA-6、Lutensol(登録商標)TDA 8、Lutensol(登録商標)TDA-9、Lutensol(登録商標)TDA-10が含まれる);一般構造2-エチルヘキシル(PO)(EO)のEcosurf(登録商標)EHシリーズ(Ecosurf(登録商標)EH-3、Ecosurf(登録商標)EH-6、及びEcosurf(登録商標)EH-9が含まれる);Ecosurf(登録商標)SAシリーズ(Ecosurf(登録商標)SA-4(C6~12-(PO)3~4(EO))、Ecosurf(登録商標)SA-7(C6~12-(PO)3~4(EO)、及びEcosurf(登録商標)SA-9(C6~12-(PO)3~4(EO))が含まれる);Tergitol(登録商標)15-S-3、Tergitol(登録商標)15-S-5、Tergitol(登録商標)15-S-7、Tergitol(登録商標)15-S-9、Tergitol(登録商標)15-S-12、Tergitol(登録商標)15-S-15、Tergitol(登録商標)15-S-20、Tergitol(登録商標)15-S-30、及びTergitol(登録商標)15-S-40;Tergitol(登録商標)L-61、Tergitol(登録商標)L-62、Tergitol(登録商標)L-64、Tergitol(登録商標)L-81、及びTergitol(登録商標)L-101;Tergitol(登録商標)TMN-3、Tergitol(登録商標)TMN-6、及びTergitol(登録商標)TMN-10)、並びにこれらの組合せが含まれる。いくつかの態様では、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TDA 6である。いくつかの態様では、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TO 6である。いくつかの態様では、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TO 8である。
【0070】
いくつかの態様では、非イオン性界面活性剤構成成分は、少なくとも1種のポリマー界面活性剤を含むことができる。ポリマー界面活性剤は、限定はされないが、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー、及び星形ポリマーを含めた、いくつかのカテゴリーに分類される。ポリマーのモノマー単位の非限定的な例には、酸化エチレン、酸化プロピレン、アクリル、スチレン、メタクリル、ヒドロキシステアレート、及びエステル(例えば、アルキド)が含まれる。例には、限定はされないが、EO/POブロックコポリマー、アクリル/スチレンコポリマー、メタクリルコポリマー、ポリヒドロキシステアレート誘導体、アルキドPEG樹脂誘導体、及びこれらの組合せが含まれる。ブロックコポリマーの非限定的な例には、Atlas(商標)G-5000及びAtlas(商標)G-5002L(ブチルブロックコポリマー)が含まれる。グラフトコポリマーの非限定的な例は、Atlox(登録商標)4913(そこから伸長したPEGを有するメタクリル酸メチルグラフトコポリマー骨格)である。いくつかの態様では、非イオン性界面活性剤構成成分は、Atlox(登録商標)4913を含む。いいくつかの態様では、非イオン性界面活性剤構成成分は、Atlas(商標)G-5000を含む。いくつかの態様では、非イオン性界面活性剤構成成分は、Atlox(登録商標)4913、Atlas(商標)G-5000、及びLutensol(登録商標)TDA6を含む。
【0071】
一実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約10重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。
【0072】
アニオン性界面活性剤構成成分
本開示の組成物は、1種以上のアニオン性界面活性剤を含むことができる。アニオン性界面活性剤の非限定的な例には、アルキルアリールスルホン酸及びその塩;カルボキシル化アルコール;ジフェニルスルホネート誘導体;オレフィンスルホネート;リン酸エステル、例えば、アルコールアルコキシレートのリン酸エステル、アルキルフェノールアルコキシレートのリン酸エステル、及びスチリルフェノールエトキシレートのリン酸エステル;タンパク質をベースとする界面活性剤;サルコシン誘導体;スチリルフェノールエーテルサルフェート;油及び脂肪酸のサルフェート及びスルホネート;エトキシ化アルキルフェノールのサルフェート及びスルホネート;アルコールのサルフェート;アルコキシル化アルコールのサルフェートの塩;アミン及びアミドのスルホネート、例えばN,N-アルキルタウレート;ベンゼン、クメン、トルエン、キシレン、及びドデシル及びトリデシルベンゼンのスルホネート;ナフタレン及びアルキルナフタレンのスルホネート;分留された石油のスルホネート;スルホスクシンアメート;スルホスクシネート及びその誘導体、例えばスルホコハク酸ジアルキル塩;並びにこれらの組合せが含まれる。塩の形態のアニオン性界面活性剤のカチオン性対イオンの非限定的な例には、限定はされないが、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又は(C1~6)アルキルアンモニウムカチオンが含まれ得る。
【0073】
本開示の範囲内のアニオン性界面活性剤の非限定的な例には、ラウリル硫酸アンモニウム;ラウリル硫酸マグネシウム;2-エチル-ヘキシル硫酸ナトリウム;オクチル硫酸ナトリウム;オレイル硫酸ナトリウム;トリデシル硫酸ナトリウム;トリエタノールアミンラウリルサルフェート;アンモニウムノニルフェノールエーテルサルフェート;アンモニウムノノキシノール-4-サルフェートスルホスクシンアメート;N-(1,2-ジカルボキシエチル)-N-オクタデシルスルホ-スクシンアミド酸四ナトリウム;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル(Aerosol OT 75 PG);ナフタレンスルホン酸カルシウム(DAXAD(登録商標)19LCAD);メチルオレイルタウリン酸ナトリウム(Geropon(登録商標)T-77);ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム;N-オレイルN-メチルタウレート;1,4-ジオクトキシ-1,4-ジオキソ-ブタン-2-スルホン酸;ラウリル硫酸ナトリウム;ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(Steol CS-370);ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(Rhodacal(登録商標)60BE及び70B);ドデシルベンゼンスルホン酸イソプロピルアミン(Bio-Soft(登録商標)N-411);ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Morwet(登録商標)IP)が含まれる。いくつかの態様では、アニオン性界面活性剤は、Aerosol OT 75 PGである。
【0074】
本開示のいくつかの態様では、界面活性剤構成成分は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤と少なくとも1種のアニオン性界面活性剤との混合物を含むことができる。
【0075】
一実施形態では、非ジェミニアニオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約10重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。
【0076】
他の界面活性剤
本開示のいくつかの態様では、界面活性剤構成成分は、少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を、任意選択で含むことができる。カチオン性界面活性剤の非限定的な例には、アミド及びエトキシ化アミド;アミン(例えば、N-アルキルプロパンジアミン、トリプロピレントリアミン、及びジプロピレンテトラミン);エトキシ化アミン、エトキシ化ジアミン、及びプロポキシル化アミン(アミン、及び酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、又はこれらの混合物から調製されるもの);アミン塩、例えば、酢酸アミン及びジアミン塩;第四級アンモニウム塩、例えば、第四級塩、エトキシ化第四級塩及びジ第四級塩;アミンオキシド、例えば、アルキルジメチルアミンオキシド及びビス-(2-ヒドロキシエチル)-アルキルアミンオキシド;並びにこれらの組合せが含まれる。
【0077】
本開示のいくつかの態様では、界面活性剤構成成分は、少なくとも1種の双性イオン性(両性)界面活性剤を、任意選択で含むことができる。双性イオン性(両性)界面活性剤の非限定的な例には、ベタイン、N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸、C8~18アルキル基を含有するアルキルアミノ酢酸、及びこれらの組合せが含まれる。
【0078】
本開示の濃縮物組成物中の総界面活性剤含量は、適切には、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%であり得る。界面活性剤と活性成分の重量比は、適切には、約10:1、約7.5:1、約5:1、約2.5:1、約2:1、約1.5:1、約1.25:1、約1.1:1、約1:1、約1:1.1、約1:1.25、約1:1.5、約1:2、約1:2.5、約1:5、約1:7.5、又は約1:10、及びこれらから構築される範囲、例えば、約10:1~約1:10、約5:1~約1:5、約2.5:1~約1:2.5、約1.1:1~約1:1.1、約1:1~約1:1.25、約1:1~約1:1.2、約1:1~約1:1.5、又は約1:1~約1:1.1である。
【0079】
界面活性剤構成成分が1種以上の非イオン性界面活性剤及び1種以上のアニオン性界面活性剤を含む態様では、総非イオン性界面活性剤と総アニオン性界面活性剤の重量比は、適切には、約5:1、約4:1、約3.5:1、約3.25:1、約3:1、約2.75:1、約2.5:1、約2.25:1、約2:1、約1.75:1、約1.5:1、約1.25:1、又は約1:1、及びこれらから構築される範囲、例えば、約5:1~約1:1、約3.5:1~約1:1、約3.5:1~約1.5:1、約3.25:1~約1.75:1、約3:1~約1.75:1、約2.75:1~約1.75:1、又は約2.75:1~約1.5:1である。こうした態様では、濃縮物組成物中の総非イオン性界面活性剤含量は、適切には、約2重量%、約5重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約17.5重量%、約20重量%、約22.5重量%、約25重量%、約30重量%、又は約35重量%、及びこれらから構築される範囲、例えば、約2重量%~約35重量%、約5重量%~約30重量%、約10重量%~約25重量%、約12.5重量%~約20重量%、又は約12.5重量%~約17.5重量%である。こうした態様では、濃縮物組成物中の総アニオン性界面活性剤含量は、適切には、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%。約0.5重量%。約0.75重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約20重量%、又は約25重量%、及びこれらから構築される範囲、例えば、約2重量%~約25重量%、約2.5重量%~約20重量%、約2.5重量%~約15重量%、約2.5重量%~約10重量%、又は約5重量%~約10重量%である。
【0080】
アジュバント
いくつかの態様では、1種以上のアジュバントを使用することができる。いくつかの態様では、アジュバントは、殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組合せから選択される。
【0081】
不凍剤は、配合物が凍結するのを防止することができる。一実施形態では、不凍剤は、プロピレングリコール、グリセロール、尿素、及びこれらの組合せから選択される。本開示のいくつかの態様では、不凍剤は、プロピレングリコールである。本開示のいくつかの態様では、不凍剤は、グリセロールである。本開示のいくつかの態様では、不凍剤は、プロピレングリコールとグリセロールの混合物である。
【0082】
殺生物剤は、細菌が増殖するのを防止することができる。適切な殺生物剤には、限定はされないが、殺菌剤、例えば、Legend(商標)MK(5-クロロ-2-メチル-3(2H)-イソチアゾロンと2-メチル-3(2H)-イソチアゾロンの混合物)、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ホルムアルデヒド、安息香酸、又は1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)-オン又はその塩、例えば、Proxel(登録商標)BD又はProxel(登録商標)GXL(Arch)、Acticide LA 1209、Acticide SPX、Proxel GXL、KathonCG/ICP、及びKathonCG/ICPIIが含まれる。一実施形態では、殺生物剤は、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、5-クロロ-2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン、2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン、及びこれらの組合せから選択される。
【0083】
一実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非ジェミニ非イオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約0.1重量%の範囲の量で存在する。
【0084】
消泡剤は、製品の製造及び取扱いの間に泡立つのを防止することができる。一実施形態では、消泡剤は、シリコーンをベースとするエマルジョン(例えば、Xiameter AFE 0100、SAG 1572、Agnique DFM 111S、Break Thru AF 9903)から選択される。一実施形態では、消泡剤は、Agnique DFM 111Sである。別の実施形態では、消泡剤は、Dowsil AFE 3101である。
【0085】
一実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。
【0086】
レオロジー調節剤は、沈澱及び沈降を防止することができる。一実施形態では、レオロジー調節剤は、水和ケイ酸アルミン酸マグネシウム、キサンタンガム、及びこれらの組合せから選択される。一態様では、適切な市販品として入手可能なレオロジー調節剤には、例えば、Van Gel B、Veegum K、Veegum HS、Veegum T、Veegum Pure、Acti-gel 208、Rhodopol 23、Aerosil、AEROSIL(登録商標)R 202、AEROSIL(登録商標)R 805、AEROSIL(登録商標)R 812 S、AEROSIL(登録商標)R 816、AEROSIL(登録商標)R 972、AEROSIL(登録商標)R 974、AEROSIL(登録商標)200、AEROSIL(登録商標)300、AEROSIL(登録商標)380、及びベントナイト(例えば、Vanatural)が含まれる。別の態様では、適切な有機増粘剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースである。一実施形態では、レオロジー調節剤は、Acti-Gel 208である。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、Rhodopol 23である。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、Acti-Gel 208とRhodopol 23の組合せである。
【0087】
一実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約4重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約3重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約0.25重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調節剤は、約0.01重量%~約0.1重量%の範囲の量で存在する。
【0088】
植食性昆虫
植食性昆虫は、植物を餌にすることによって、例えば、茎葉、茎、葉、果物若しくは種子の組織を摂食することによって、又は植物の維管束液を吸うことによって、植物に対して傷害をもたらす無脊椎有害生物を指す。葉を餌とする昆虫は、外部(表面寄生性)であり得るか、又はそれらは、時には特定の細胞型に特化して組織に穴を開け得る。半翅類(Hemiptera)、総翅類(Thysanoptera)、直翅類(Orthoptera)、鱗翅類(Lepidoptera)、甲虫類(Coleoptera)、異翅類(Heteroptera)、膜翅類(Hymenoptera)、及び双翅類(Diptera)を含めた昆虫目の大部分において植食性昆虫種が存在する。
【0089】
農学的又は非農学的無脊椎有害生物の例としては、ヤガ科のアワヨトウ、ヨトウムシ、シャクトリムシ、及びタバコガ(例えば、ピンクステムボーラー(セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)Walker)、コーンスタークボーラー(セサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides)Lefebvre)、ヨトウガ(スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)Cramer)、ツマジロクサヨトウ(スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith)、シロイチモンジョトウ(スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner)、コットンリーフワーム(スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)Boisduval)、イエローストリップトアーミーワーム(スポドプテラ・オルニトガーリ(Spodoptera ornithogalli)Guenee)、タマナヤガ(アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)Hufnagel)、ムクナいも虫(アンチカルシア・ゲムマタリス(Anticarsia gemmatalis)Huebner)、グリーンフルーツワーム(リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)Walker)、ヨトウガ(バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)Linnaeus)、ダイズシャクトリムシ(プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)Walker)、キャベツシャクトリムシ(トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner)、ニセアメリカタバコガ(ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)Fabricius))などの、鱗翅目の卵、幼虫及び成虫;メイガ科からのボーラー(穴を開ける虫)、ケースベアラー(繭を作る昆虫)、ウェブワーム(食葉にクモの巣のような巣を作る蝶や蛾の幼虫)、コーンワーム(コーン毛虫)、キャベッジワーム(アオムシ)及びスケレトナイザー(葉を食い荒らす虫)(例えば、ヨーロッパコーンボーラー(オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)Huebner)、ネーブルオレンジワーム(アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)Walker)、コーンルートウェブワーム(クランブス・カリギノセルス(Crambus caliginosellus)Clemens)、芝蠕虫(ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker)、シュガーケーンステムボーラー(チロ・インフスカテルラス(Chilo infuscatellus)Snellen)、トマトスモールボーラー(ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)Guenee)、グリーンリーフホルダー(クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis))、グレープリーフホルダー(デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)Huebner)、メロンワーム(ディアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)Stoll)、キャベッジセンターグラブ(ヘルアラ・ヒダラリス(Helluala hydralis)Guenee)、イエローステムボーラー(スシルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)Walker)、アーリーシュートボーラー(スシルポファガ・インフスカテラス(Scirpophaga infuscatellus)Snellen)、ホワイトステムボーラー(スシルポファガ・インノタタ(Scirpophaga innotata)Walker)、トップシュートボーラー(スシルポファガ・ニベラ(Scirpophaga nivella)Fabricius)、暗頭ダークヘッドのライスボーラー(チロ・ポリクリスス(Chilo polychrysus)Meyrick)、ストライプドライスボーラー(チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker)、キャベツクラスターいも虫(クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)English)などのソッドウェブワーム(メイガ科:蠕ツトガ科(Crambinae)));ハマキガ科のリーフローラー、ブッドワーム(植物の芽を貪り食う毛虫)、シードワーム、及びフルーツワーム(例えば、コドリンガ(シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus)、グレープベリー蛾(エンドピザ・ビテアナ(Endopiza viteana)Clemens)、ナシノヒメシンクイ(グラホリタ・モレスタ(Grapholita molesta)Busck)、ミカンニセコドリンガ(クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)Meyrick)、シトラスボーラー(エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)Lima)、赤色縞リーフローラー(アルギロテニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)Walker)、斜め縞リーフローラー(コリストネウラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)Harris)、薄茶リンゴ蛾(エピフィアス・ポスティフィッタナ(Epiphyas postvittana)Walker)、ヨーロッパグレープベリー蛾(エウポエシリア・アムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)Huebner)、リンゴ芽蛾(パンデミス・ピルサナ(Pandemis pyrusana)Kearfott)、雑食性リーフローラー(プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)Walsingham)、縞のある果樹ハマキガ(パンデミス・セラサナ(Pandemis cerasana)Huebner)、リンゴ茶色ハマキガ(パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)Denis & Schiffermueller));
並びに多くの他の経済的に重要な鱗翅目(例えば、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus)、ワタアカミムシガの幼虫(ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders)、マイマイガ(リマントリア・ジスパー(Lymantria dispar)Linnaeus)、モモ果実ボーラー(カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)Walsingham)、モモ小枝ボーラー(アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)Zeller)、ジャガイモキバガの幼虫(フトリマエア・オペルキュレラ(Phthorimaea operculella)Zeller)、スポテッドテニフォームリーフマイナー(リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)Fabricius)、アジアリンゴハモグリバエ(リソコレティス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)Matsumura)、ライスリーフフォルダー(レロデア・エウファラ(Lerodea eufala)Edwards)、リンゴハモグリバエ(ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)Zeller));チャバネゴキブリ科及びゴキブリ科からのゴキブリ(例えば、トウヨウゴキブリ(ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)Linnaeus)、アジアゴキブリ(ブラッテラ・アサヒナイ(Blatella asahinai)Mizukubo)、チャバネゴキブリ(ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)Linnaeus)、褐色縞ゴキブリ(スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)Fabricius)、ワモンゴキブリ(ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)Linnaeus)、トビイロゴキブリ(ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)Burmeister)、マデイラゴキブリ(ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)Fabricius))、くすんだ茶色のゴキブリ(ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuliginosa)Service)、オーストラリアゴキブリ(ペリプラネタ・オーストララシアエ(Periplaneta australasiae)Fabr.)、ロブスターコックローチ(ナウホエタ・シネレア(Nauphoeta cinerea)Olivier)及びスムースコッローチ(シムプロセ・パレンス(Symploce pallens)Stephens))を含むゴキブリ目の卵、若虫及び成虫;ヒゲナガゾウムシ科、マメゾウムシ科、及びゾウムシ科からのゾウムシ(例えば、ワタミゾウムシ(アントノムス・グランディス(Anthonomus grandis)Boheman)、イネミズゾウムシ(リソルホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)Kuschel)、穀物倉ゾウムシ(シトフィラス・グラナリウス(Sitophilus granarius)Linnaeus)、穀象虫(シトフィラス・オリザエ(Sitophilus oryzae)Linnaeus))、スズメノカラビラゾウムシ(リストロノツス・マキュリコリス(Listronotus maculicollis)Dietz)、ブルーグラスゾウムシ(スフェノフォルス・パルウルス(Sphenophorus parvulus)Gyllenhal)、シバオサゾウムシ(スフェノフォルス・ベナタス・ベスチタス(Sphenophorus venatus vestitus))、デンバービルバグ(スフェノフォルス・シカトリストリツス(Sphenophorus cicatristriatus Fahraeus))を含む甲虫目の卵、葉面摂食、果実摂食、根摂食、種子摂食及び小胞状組織摂食幼虫並びに成虫;
ハムシ科のミノハムシ、キューカンバービートル、根切り虫、ハムシ、ポテトビートル、及びハモグリバエ(例えば、コロラドハムシ(レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say)、ウェスタンコーンルートワーム(ジアブロチカ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera)LeConte));コガネムシ科からのコガネムシ及び他のカブトムシ(例えば、マメコガネ(ポリリア・ヤポニカ(Popillia japonica)Newman)、セマダラコガネ(アノマラ・オリエンタリス(Anomala orientalis)Waterhouse、エクソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)(Waterhouse)Baraud)、北部コガネカブト(シクロセファラ・ボレアリス(Cyclocephala borealis)Arrow)、南部コガネカブト(シクロセファラ・イマキュラタ(Cyclocephala immaculata)Olivier又はC.ルリダ(C.lurida)Bland)、フンコロガシ及び地虫(コガネムシ種)、クソコガネの一種(アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)Haldeman)、緑がかったコフキコガネ(コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)Linnaeus)、アカビロウドコガネ(マラデラ・カスタネア(Maladera castanea)Arrow)、メイ/ジューンビートル(フィロファガ種(Phyllophaga spp.))並びにヨーロッパコガネムシ(リゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)Razoumowsky));カツオブシムシ科からのカツオブシムシ;コメツキムシ科からのコメツキムシの幼虫;キクイムシ科からのキクイムシ並びにゴミムシダマシ科からのコクヌストモドキが挙げられる。
【0090】
さらに、農学的及び非農学的有害生物には、クギヌキハサミムシ科からのハサミムシ(例えば、ヨーロッパハサミムシ(フォルフィキュラ・オーリキュラリア(Forficula auricularia)Linnaeus)、クロハサミムシ(チェリソチェス・モリオ(Chelisoches morio)Fabricius))を含む革翅目の卵、成虫及び幼虫;カスミカメムシ科からのカスミカメムシ、セミ科からのセミ、オオヨコバイ科からのヨコバイ(例えば、エムポアスカ種(Empoasca spp.))、トコジラミ科からのポテトリーフホッパー、トコジラミ(例えば、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus)、ビワハゴロモ上科及びウンカ科からのウンカ、ツノゼミ科からのツノゼミ、キジラミ科からのキジラミ、コナジラミ科からのコナジラミ、アブラムシ科からのアブラムシ、ネアブラムシ科からのネアブラムシ属昆虫、コナカイガラムシ科からのコナカイガラムシ、カタカイガラムシ科、マルカイガラムシ科及びワタフキカイガラムシ科からのカイガラムシ、グンバイムシ科からのグンバイムシ、カメムシ科からのカメムシ、ナガカメムシ科からのアメリカコバネナガカメムシ(例えば、毛深いアメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・ロイコプテルス・ヒルツス(Blissus leucopterus hirtus)Montandon)及び南部アメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・インスラリス(Blissus insularis)Barber))並びにナガカメムシ科からの他の種子害虫、アワフキムシ科からのアワフキムシ、ヘリカメムシ科からのヘリカメムシ、並びにホシカメムシ科からのツツガムシの幼虫及びコットンステイナーなどの半翅目及びヨゴバイ亜目の卵、未熟虫、成虫及び幼虫が含まれる。
【0091】
農学的及び非農学的有害生物にはまた、ハダニ科のクモダニ及びアカダニ(例えば、リンゴハダニ(パノニカス・ウルミ(Panonychus ulmi)Koch)、ナミハダニ(テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)Koch)、McDanielダニ(テトラニクス・マクダニエリ(Tetranychus mcdanieli)McGregor))などのダニ目(ダニ)の卵、幼虫、若虫及び成虫;ヒメハダニ科のフラットマイト(例えば、シトラスフラットマイト(ブレビパルパス・ルイシ(Brevipalpus lewisi)McGregor));フシダニ科のサビダニ及び芽ダニ並びに他の葉面摂食ダニ、及びヒト及び動物の健康に重要なダニ、すなわち、ヒョウヒダニ科のイエダニ、ニキビダニ科のニキビダニ、ニクダニ科のコナダニ;カタダニとして一般に知られる、マダニ科のマダニ(例えば、シカダニ(イクソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)Say)、オーストラリアまひダニ(イクソデス・ホロシクラス(Ixodes holocyclus)Neumann)、アメリカイヌダニ(デルマセンター・バリアビリス(Dermacentor variabilis)Say)、ローンスターチック(アンブリオマ・アメリカナム(Amblyomma americanum)Linnaeus))及び軟ダニとして一般に知られる、ヒメダニ科のマダニ(例えば、回帰熱マダニ(オルニトドロス・ツリカタ(Ornithodoros turicata)、一般家禽マダニ(アルガス・ラジアツス(Argas radiatus));キュウセンダニ、シラミダニ、及びヒゼンダニ科のヒゼンダニ及び疥癬虫;グラスホッパー、バッタ及びコオロギ(例えば、移住性グラスホッパー(例えば、メラノプラス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)Fabricius、M.ディファレンシャリス(M.differentialis)Thomas)、アメリカグラスホッパー(例えば、シストセルカ・アメリカーナ(Schistocerca americana)Drury)、砂漠バッタ(シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)Forskal)、トノサマバッタ(ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)Linnaeus)、ブッシュローカスト(ゾノセラス種(Zonocerus spp.)、イエコオロギ(アセタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)Linnaeus)、ケラ(例えば、黄褐色ケラ(スカプテリスクス・ビシナス(Scapteriscus vicinus)Scudder)及び南部ケラ(スカプテリスクス・ボレリイ(Scapteriscus borellii)Giglio-Tos))を含む直翅目の卵、成虫及び若虫;ハモグリバエ(例えば、マメ野菜ハモグリバエ(リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)Blanchard)などのリリオミザ属種(Liriomyza spp.))、小昆虫、ミバエ(ミバエ科)、フリットフライ(例えば、オスシネラ・フリット(Oscinella frit)Linnaeus)、ソイルマゴット、イエバエ(例えば、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)Linnaeus)、小イエバエ(例えば、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)Linnaeus、F.フェモラリス(F.femoralis)Stein)、サシバエ(例えば、ストモキシズ・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)Linnaeus)、フェースフライ、ノサシバエ、クロバエ(例えば、クリソミア種(Chrysomya spp.)、ホルミア種(Phormia spp.))、及び他のキンバエ有害生物、ウマバエ(例えば、タバヌス種(Tabanus spp.)、ウマバエの幼虫(例えば、ガストロフィルス種(Gastrophilus spp.)、オエストルス種(Oestrus spp.)、ウシバエ(例えば、ハイポデルマ種(Hypoderma spp.))、メクラアブ(例えば、クリソップス種(Chrysops spp.))、ヒツジシラミバエ(例えば、メロファグス・オビヌス(Melophagus ovinus)Linnaeus)及び他の短角類、蚊(例えば、アエデス種(Aedes spp.)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレックス種(Culex spp.)、ブヨ(例えば、プロシムリウム種(Prosimulium spp.))、シムリウム種(Simulium spp.))、ヌカカ、サンドフライ、クロバネキノコバエ類、並びに他の長角亜目を含む双翅目の卵、成虫及び若虫;ネギアザミウマ(トリプス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman)、ヒラズハナアザミウマ(フランクリニエラ種(Frankliniella spp.))、及び他の葉面摂食アザミウマを含む総翅目の卵、成虫及び若虫;フロリダオオアリ(カムポノツス・フロリダヌス(Camponotus floridanus)Buckley)、アカオオアリ(カムポノツス・フェルギネウス(Camponotus ferrugineus)Fabricius)、クロオオアリ(カムポノツス・ペンシルバニクス(Camponotus pennsylvanicus)De Geer)、シロアシアリ(テクノミルメックス・アルビペス(Technomyrmex albipes)fr.Smith)、オオアタマアリ(フェイドール種(Pheidole sp.))、ゴーストアント(タピノマ・メラノセファルム(Tapinoma melanocephalum)Fabricius);ファラオ(Pharaoh)アリ(モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)Linnaeus)、チビヒアリ(ワスマニア・アウロプンクタータ(Wasmannia auropunctata)Roger)、カミアリ(ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis geminata)Fabricius)、ヒアリ(ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)Buren)、アルゼンチンアリ(イリドミルメックス・フミリス(Iridomyrmex humilis)Mayr)、クレイジー・アント(パラトレキナ・ロンギコルニス(Paratrechina longicornis)Latreille)、ペイブメントアント(テトラモリウム・カエスピツム(Tetramorium caespitum)Linnaeus)、トウモロコシ畑蟻(ラシウス・アリエヌス(Lasius alienus)Foerster)及び臭いのあるイエアリ(タピノマ・セシル(Tapinoma sessile)Say)を含むアリ類科のアリを含む膜翅目の害虫が含まれる。ハナバチ(クマバチを含む)、スズメバチ、イエロー・ジャケット、カリバチ、及びハバチ(ネオジプリオン(Neodiprion)種;セフス(Cephus)種) を含む他の膜翅目;シロアリ科(例えば、マクロテルメス属種(Macrotermes sp.)、オドントテルメス・オベサス(Odontotermes obesus)Rambur)、レイビシロアリ科(例えば、クリプトテルメス属種(Cryptotermes sp.)、及びミゾガシラシロアリ科(例えば、レチクリテルミス種(Reticulitermes sp.)、コプトテルメス種(Coptotermes sp.)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)Hagen)科のシロアリ、東部地下シロアリ(レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)Kollar)、西部地下シロアリ(レチクリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus)Banks)、イエシロアリ(コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus)Shiraki)、ウエストインディアンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・イミグランス(Incisitermes immigrans)Snyder)、パウダーポストシロアリ(クリプトテルメス・ブレビス(Cryptotermes brevis)Walker)、ドライウッドシロアリ(インシシテルメス・スナイデリ(Incisitermes snyderi)Light)、南東部地下シロアリ(レチクリテルメス・バージニカス(Reticulitermes virginicus)Banks)、ウェスタンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・ミノル(Incisitermes minor)Hagen)、ナスティテルメス属種(Nasutitermes sp.)などの樹上シロアリ並びに経済的に重要な他のシロアリを含む他の等翅目の害虫;セイヨウシミ(レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)Linnaeus)及びマダラシミ(テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)Packard)などのシミ目の害虫;食毛目の、そしてアタマジラミ(ペジクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)De Geer)、ヒトジラミ(ペジクルス・フマヌス(Pediculus humanus)Linnaeus)、ニワトリジラミ(メナカンタス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)Nitszch)、犬刺咬シラミ(トリコデクテス・カニス(Trichodectes canis)De Geer)、綿毛状シラミ(ゴニオコテス・ガリナエ(Goniocotes gallinae)De Geer)、ヒツジジラミ(ボビコラ・オビス(Bovicola ovis)Schrank)、ウシジラミ(ヘマトピナス・ユーリステルナス(Haematopinus eurysternus)Nitzsch)、ハナナガウシジラミ(リノグナツス・ビツリ(Linognathus vituli)Linnaeus)並びにヒト及び動物を攻撃する他の吸血及び刺咬寄生性シラミを含む害虫;オリエンタルラットノミ(キセノプシラ・チェオピス(Xenopsylla cheopis)Rothschild)、ネコノミ(シテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)Bouche)、イヌノミ(シテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)Curtis)、ニワトリノミ(セラトフィラス・ガリナエ(Ceratophyllus gallinae)Schrank)、吸着蚤(エキドノファガ・ガリナセア(Echidnophaga gallinacea)Westwood)、ヒトノミ(プレックス・イリタンス(Pulex irritans)Linnaeus)並びに哺乳類及び鳥類に影響を及ぼす他のノミを含むノミ目の害虫。カバーされる追加の節足動物有害生物には、ドクイトグモ(ロクソスセレス・レクルーサ(Loxosceles reclusa)Gertsch & Mulaik)及びクロゴケグモ(ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)Fabricius)などの真正クモ目のクモ、並びにゲジゲジ(スクチゲラ・コレオプトラタ(Scutigera coleoptrata)Linnaeus)などのゲジ目のムカデ類が含まれる。
【0092】
貯蔵穀物の無脊椎有害生物の例としては、ナガシンクイムシ(プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus))、コナガシンクイムシ(リゾペルタ・ドミニカ(Rhyzopertha dominica))、穀象虫(スチオフィラス・オリザエ(Stiophilus oryzae))、コクゾウムシ(スチオフィラス・ジーマイス(Stiophilus zeamais))、ササゲゾウムシ(カロソブルーカス・マキュラタス(Callosobruchus maculatus))、コクヌストモドキ(トリボリウム・カスタネウム(Tribolium castaneum))、穀物倉ゾウムシ(スチオフィラス・グラナリウス(Stiophilus granarius))、ノシメマダラメイガ(プロディア・インタープンクテラ(Plodia interpunctella))、地中海コクヌストモドキ(エフェスチア・クーニエラ(Ephestia kuhniella))及びカクムネヒラタムシ又はコクゾウムシ(rusty grain beetle)(クリプトレスティス・フェルギネウス(Cryptolestis ferrugineus)が挙げられる。
【0093】
本開示の組成物は、経済的に重要な農業有害生物(すなわち、メロイドギネ属(Meloidogyne)の根瘤線形動物、プラチレンクス属(Pratylenchus)のネグサレセンチュウ(lesion nematodes)、トリコドルス属(Trichodorus)のユミハリセンチュウ(stubby root nematodes)など)並びに動物及びヒト健康有害生物(すなわち、馬における普通円虫(Strongylus vulgaris)、犬におけるイヌ回虫(Toxocara canis)、羊における捻転胃虫(Haemonchus contortus)、犬における犬糸状虫(Dirofilaria immitis Leidy)、馬における寄生蠕虫類(Anoplocephala perfoliata)、反すう動物における肝テツ(Fasciola hepatica Linnaeus)などの、すべての経済的に重要な吸虫、条虫、及び回虫など)などの、しかしそれらに限定されない円虫目、カイチュウ目、蟯虫、桿線虫目、旋尾線虫目、及びエノプルス目の商業的に重要なメンバーを含む線虫綱、条虫綱、吸虫綱、及びこう頭虫鋼のメンバーへの活性を有する可能性がある。
【0094】
本開示の組成物は、鱗翅目の有害生物(例えば、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)Huebner(コットンリーフワーム)、アルキプス・アルギロスピラ(Archips argyrospila)Walker(フルーツツリーリーフローラー)、A.ロサナ(A.rosan)Linnaeus(ヨーロッパリーフローラー)及び他のアルキプス種、チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker(ライスステムボーラー)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrosis medinalis)Guenee(ライスリーフローラー)、クランブス・カリギノセルラス(Crambus caliginosellus)Clemens(コーンルートウェブワーム)、クランブス・テテレルス(Crambus teterrellus)Zincken(ブルーグラスウェブワーム)、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus(コドリンガ)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)Boisduval(スパイニーボウルワーム)、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)Fabricius(スポテッドボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)Huebner(アメリカボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・ゼア(Helicoverpa zea)Boddie(アメリカタバコガの幼虫)、ヘリオティス・ビレスセンス(Heliothis virescens)Fabricius(ニセアメリカタバコガ)、ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker(ソッドウェブワーム)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)Denis & Schiffermueller(グレープベリー蛾)、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders(ワタアカミムシガの幼虫)、フィロクニスティス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)Stainton(ミカンハモグリバエ)、ピエリス・ブラシカエ(Pieris brassicae)Linnaeus(ラージホワイトバタフライ)、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)Linnaeus(スモールホワイトバタフライ)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus(コナガ)、スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner(シロイチモンジョトウ)、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)Fabricius(ハスモンヨトウ、クラスターいも虫)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith(ツマジロクサヨトウ)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner(キャベツシャクトリムシ)及びツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)Meyrick(トマトハモグリバエ))に対して活性を有する可能性がある。
【0095】
本開示の組成物は、アシルトシホン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)Harris(エンドウピゲナガアブラムシ)、アフィス・クラシボラ(Aphis craccivora)Koch(ササゲアブラムシ)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)Scopoli(黒豆アブラムシ)、アフィス・ゴシッピー(Aphis gossypii)Glover(ワタアブラムシ、メロンアブラムシ)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)De Geer(リンゴアブラムシ)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)Patch(スピレアエイフィッド)、アウラコルサム・ソラニ(Aulacorthum solani)Kaltenbach(フォックスグローブエイフィッド)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)Cockerell(イチゴアブラムシ)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)Kurdjumov/Mordvilko(ロシアコムギアブラムシ)、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)Paaserini(バラ色リンゴアブラムシ)、エリオソマ・ラニゲラム(Eriosoma lanigerum)Hausmann(リンゴワタムシ)、ハイアロプテラス・プルニ(Hyalopterus pruni)Geoffroy(ミーリープラムエイフィッド)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)Kaltenbach(ニセダイコンアブラムシ)、メトポロフィウム・ジルホズム(Metopolophium dirrhodum)Walker(穀物アブラムシ)、マクロシフム・エウホルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)Thomas(ジャガイモアブラムシ)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)Sulzer(ピーチ-ポテトエイフィッド、モモアカアブラムシ)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)Mosley(レタスアブラムシ)、天疱瘡種(Pemphigus spp.)(根アブラムシ及びこぶアブラムシ)、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)Fitch(トウモロコシアブラムシ)、ロパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)Linnaeus(バードチェリー-オートエイフィッド)、シザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)Rondani(ムギミドリアブラムシ)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)Fabricius(イングリッシュグレインアフィド)、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)Buckton(スポテッドアルファルファエイフィッド)、トキソプテラ・オーランチイ(Toxoptera aurantii)Boyer de Fonscolombe(黒ミカンアブラムシ)、及びトキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)Kirkaldy(茶ミカンアブラムシ);アデルゲス属(Adelges)種(カサアブラムシ);フィロキセラ・デバスタトリクス(Phylloxera devastatrix)Pergande(ペカンフィロキセラ);ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)Gennadius(タバココナジラミ、ワタコナジラミ)、ベミシア・アルゲンチフォリ(Bemisia argentifolii)Bellows & Perring(シルバーリーフコナジラミ)、ディアレウロデス・シトリ(Dialeurodes citri)Ashmead(ミカンコナジラミ)及びトリアロイロデス・バポラリオラム(Trialeurodes vaporariorum)Westwood(オンシツコナジラミ);エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)Harris(ポテトリーフホッパー)、ラオデルファックス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)Fallen(スモーラーブラウンプラントホッパー)、マクロレステス・クアドリリネアツス(Macrolestes quadrilineatus)Forbes(アスターリーフホッパー)、ネフォテティクス・シンチセプス(Nephotettix cinticeps)Uhler(グリーンリーフホッパー)、ネフォテティクス・ニグロピクツス(Nephotettix nigropictus)Stal(ライスリーフホッパー)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)Stal(トビイロウンカ)、ペレグリヌス・マイディス(Peregrinus maidis)Ashmead(コーンプラントホッパー)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)Horvath(ホワイトバックドプラントホッパー)、ソガトデス・オリジコラ(Sogatodes orizicola)Muir(ライスデルファシッド)、ティフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)McAtee(ホワイトアップルリーフホッパー)、エリスロネオウラ属(Erythroneoura)種(グレープリーフホッパー);マギシダダ・セプテンデシム(Magicidada septendecim)Linnaeus(周期ゼミ);イセルヤ・プルチャシ(Icerya purchasi)Maskell(ワタフキカイガラムシ)、クアドラスピディオツス・ペルニシオサス(Quadraspidiotus perniciosus)Comstock(サンホセカイガラムシ);プラノコッカス・シトリ(Planococcus citri)Risso(ミカンコナカイガラムシ);シュードコッカス属(Pseudococcus)種(他のコナカイガラムシ複合体);カコプシラ・ピリコラ(Cacopsylla pyricola)Foerster(ホタホシナシキジラミ)、トリオザ・ジオスピリ(Trioza diospyri)Ashmead(柿キジラミ)を含む同翅目からのメンバーへの著しい活性を有し得る。
【0096】
本開示の組成物はまた、アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)Say(ミナミアオカメムシ)、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)De Geer(スカッシュ・バグ)、ブリサス・ロイコプテラス(Blissus leucopterus)Say(アメリカコバネナガカメムシ)、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus(トコジラミ)、コリツカ・ゴシッピー(Corythuca gossypii)Fabricius(コットンレースバグ)、シルトペルチス・モデスタ(Cyrtopeltis modesta)Distant(トマトバグ)、ディスデルカス・スツレルス(Dysdercus suturellus)Herrich-Schaeffer(コットンステイナー)、オイチスタス・セルバス(Euchistus servus)Say(ブラウンスティンクバグ)、オイチスタス・バリオラリウス(Euchistus variolarius)Palisot de Beauvois(ワンスポッテッドスティンクバグ)、ヒメマダラカメムシ(Graptosthetus)種(シードバグの複合体)、ハリモルファ・ハリス(Halymorpha halys)Stal(褐色大理石様スティンクバグ)、レプトグロッスス・コルクルス(Leptoglossus corculus)Say(リーフフーティッドパインシードバグ)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)Palisot de Beauvois(ミドリメクラガメ)、ネザラ・ビリデュラ(Nezara viridula)Linnaeus(サザーングリーンスティンクバグ)、オエバラス・プグナクス(Oebalus pugnax)Fabricius(ライススティンクバグ)、オンコペルタス・ファシアタス(Oncopeltus fasciatus)Dallas(ラージミルクウィードバグ)、シューダトモスセリス・セリアツス(Pseudatomoscelis seriatus)Reuter(コットンフリーホッパー)を含む半翅目からのメンバーへの活性を有し得る。本開示の化合物によって駆除される他の昆虫目には、総翅目(例えば、フランクリニエラ・オクシデンタリス(Frankliniella occidentalis)Pergande)(ミカンキイロアザミウマ)、シルトトリップス・シトリ(Scirthothrips citri)Moulton(ミカンアザミウマ)、セリコスリップス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)Beach(大豆アザミウマ)、及びスリップス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman(ネギアザミウマ);並びに甲虫目(例えば、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say(コロラドハムシ)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)Mulsant(インゲンテントウ)及びアグリオテス(Agriotes)属、アトウス(Athous)属又はリモニウス(Limonius)属のハリガネムシ)が含まれる。
【0097】
いくつかの態様において、本開示の組成物は、ミカンキイロアザミウマ(フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、ポテトリーフホッパー(エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、ワタアブラムシ(アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella L.))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、シルバーリーフコナジラミ(シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii Bellows & Perring))を防除するのに有用である。
【0098】
本開示のシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、甲虫類(Coleoptera)、ハムシ科(Chrysomelidae)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)ビーンリーフビートル、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)テンサイトビハムシ、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)インゲンテントウ、エピトリキス・ククメリス(Epitrix cucumeris)ポテトトビハムシ、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)シリアルリーフビートル、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コイトリンクス・ナピ(Ceutorhynchus napi)キャベツステムゾウムシ、コイトリンクス・クアドリデンス(Ceutorhynchus quadridens)キャベツ薹シギゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、ヒペラ・ブルネイペンニス(Hypera bruneipennis)エジプトアルファルファゾウムシ、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)アルファルファゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、ケシキスイムシ科(Nitidulidae)、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、ウジ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、双翅類(Diptera)、ハモグリバエ科(Agromyzidae)、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ハナバエ科(Anthomyiidae)、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、イエバエ科(Muscidae)、アテリゴナ・オリザ(Atherigona oryzae)ライス実生ハエ、ハネオレバエ科(Psilidae)、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミバエ科(Tephritidae)、アナストレファ・フラテルクルス(Anastrepha fraterculus)サウスアメリカショウジョウバエ、アナストレファ・ルデンス(Anastrepha ludens)メキシコショウジョウバエ、アナステルファ・ストリアタ(Anasterpha striata)グアバショウジョウバエ、バクトロセラ・ククルビタ(Bactrocera cucurbitae)メロンハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、ラゴレチス・セラシ(Rhagoletis cerasi)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・シングラタ(Rhagoletis cingulata)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、
半翅類(Hemiptera)、コナジラミ科(Aleyrodidae)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)キャベツコナジラミ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)シトラスコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、アブラムシ科(Aphididae)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)ダイズアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ナスツルチイ(Aphis nasturtii)クロウメモドキアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ブラキカウズス・ペルシカ(Brachycaudus persicae)ブラックモモアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)ヨーロッパクルミアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)ミーリープラムアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosiphum nymphaeae)プラムアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)スポテッドアルファルファアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)リーフホッパー/ヨコバイ複合体、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、ホルテンシア・シミリス(Hortensia similis)一般のグリーンリーフホッパー、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、ジャコビアスカ・リビカ(Jacobiasca lybica)ワタヨコバイ、ツマグロリーフホッパー属(Nephotettix)の種であるライスグリーンリーフホッパー複合体、チフロシバ・ロサ(Typhlocyba rosae)ローズリーフホッパー、チフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー、ヘリカメムシ科(Coreidae)レプトコリサ・オラトリウス(Leptocorisa oratorius)ライスバグ、ライスイヤーバグ、パディーバグ、ウンカ科(Delphacidae)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、マルカイガラムシ科(Diaspididae)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、アオバハゴロモ科(Flatidae)、メトカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)シトラスアオバハゴロモ、カメムシ科(Pentatomidae)、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、エデッサ属(Edessa)の種であるカメムシ、キジラミ科(Psyllidae)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、トリオザ・オイゲニア(Trioza eugeniae)ユージェニアキジラミ、リリーピリーキジラミ、膜翅類(Hymenoptera)ハバチ科(Tenthredinidae)、ホプロカンパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)ヨーロッパアップルハバチ、
鱗翅類(Lepidoptera)、ツトガ科(Crambidae)、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)ピンクボウルワーム、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ホソガ科(Gracillariidae)、グラシラリア・テイボラ(Gracillaria theivora)チャハマキムシ、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、フィロノリクテル・コリホリエラ(Phyllonorycter coryfoliella)ナッツリーフブリスターガ、フィロノリクテル・クラタエゲラ(Phyllonorycter crataegella)アップルブロッチリーフマイナー、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・エルマエラ(Phyllonorycter elmaella)ウエスタンテンチフォームリーフマイナー、セセリチョウ科(Hesperiidae)、ボルボ・シナラ(Borbo cinara)ライスハマキムシ、ハモグリガ科(Lyonetiidae)、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)ナシノハブリスターガ、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)モモ、リーフマイナー、ヤガ科(Noctuidae)、アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)ハスモンヨトウ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オートグラファカリフォルニアアルファルファシャクトリムシ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、クリソデイキシス・カルシテス(Chrysodeixis chalcites)グリーンガーデンシャクトリムシ、クリソデイキシス・エリオソマ(Chrysodeixis eriosoma)グリーンセミルーパー、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)エジプトボウルワーム、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)ノーザンラフボウルワーム、フェルチア・スブテラネア(Feltia subterranea)グラニュレイトネキリムシ、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プロデニア・オルニトガリ(Prodenia ornithogalli)イエローストリップトヨトウムシ、プソイダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)真のヨトウムシ、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、コハモグリガ科(Phyllocnistidae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、シロチョウ科(Pieridae)、コリアス・オイリテム(Colias eurytheme)アルファルファイモムシ、レプトホビア・アリパ(Leptophobia aripa)緑目白色、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツイモムシ、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)ワタイモムシ、ジアファニア・ニチダルチス(Diaphania nitidaltis)メロンワーム、ヘルラ・ヒドラリス(Hellula hydralis)キャベツセンターウジ、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)キャベツウェブワーム、レロデア・オイファラ(Lerodea eufala)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)ビーンポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)スモールトマトボーラー、ニンフラ・デプンクタリス(Nymphula depunctalis)ライス毛翅目幼虫、オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、マンズカ・セキスタ(Manduca sexta)トマトイモムシ、タバコイモムシ、スメリンツス属(Smerinthus)の種であるスズメガ、ハマキガ科(Tortricidae)、
リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア・プルケラナ(Argyrotaenia pulchellana)グレープハマキガ、アルギロタエニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)赤色縞ハマキムシ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、シジア・プルニボラ(Cydia prunivora)小アップルワーム、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)アップルブラウンハマキガ、パンデミス・リミタタ(Pandemis limitata)3本線ハマキムシ、パラミエロイス・トランスイテラ(Paramyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、プラチノタ・イダオイサリス(Platynota idaeusalis)タフテッドアップルバッドガ、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)雑食性ハマキムシ、総翅類(Thysanoptera)、アザミウマ科(Thripidae)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、フランクリニエラ・スクルトゼイ(Frankliniella schultzei)一般のブロッサムアザミウマ、フランクリニエラ・トリチシ(Frankliniella tritici)イースタンフラワーアザミウマ、メガルロトリプス・スジョステドチ(Megalurothrips sjostedti)ササゲアザミウマ、メガルロトリプス・ウシタツス(Megalurothrips usitatus)ビーンブロッサムアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、セリコトリプス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)ダイズアザミウマ、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)オリエンタルライスアザミウマ、アザミウマアリゾネンシス(Thrips arizonensis)ワタアザミウマ、アザミウマメリジオナリス(Thrips meridionalis)モモアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0099】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0100】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0101】
本開示のクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、:甲虫類(Coleoptera)(ハムシ科(Chrysomelida)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、リストロノツス・マクリコリス(Listronotus maculicollis)スズメノカタビラゾウムシ、オリゾファグス・オリザ(Oryzophagus oryzae)ライスウォーターゾウムシ、スフェノホルス属(Sphenophorus)の種であるゾウムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)クソコガネの一種、アホジウス属(Aphodius)の種であるオオタマオシコガネ、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、シクロセファラ属(Cyclocephala)の種であるコガネカブト、エキソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)オリエンタルカブトムシウジ、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)アジアガーデンカブトムシ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、及びリゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)ヨーロッパコガネムシ);双翅類(Diptera)(ハモグリバエ科(Agromyzidae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、及びリリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー);半翅類(Hemiptera)(コナジラミ科(Aleyrodidae)、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、及びチフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー);等翅目(Isoptera)(ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、シロアリ科(Termitidae)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ);並びに鱗翅類(Lepidoptera)(ヒトリガ科(Arctiidae)、エスチグメン・アクレア(Estigmene acrea)アメリカヒトリガの幼虫、ツトガ科(Crambidae)、アキラ・ランタリス(Achyra rantalis)ガーデンウェブワーム、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、シャクガ科(Geometridae)、オペロフテラ・ブルマタ(Operophthera brumata)ナミスジフユナミシャク、ホソガ科(Gracilaridae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、リトコレチス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ハモグリガ科(Lyonetidae)、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、ナシノハブリスターガ、ヤガ科(Noctuidae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンフィピラ・ピルアミドイデス(Amphipyra pyramidoides)コブグリーンフルーツワーム、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、アウトグラファ・ガンマ(Autographa gamma)一般のガンマキンウワバ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、エアリアス属(Earias)の種(すなわち、フエゲリアナ(huegeliana)、インスラナ(insulana)、ビテラ(vitella))ラフ、とげのある、ノーザンラフボウルワーム、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)グリーンフルーツワーム、ヨトウガ(Mamestra brassicae)キャベツガ、オルトシア・ヒビスシ(Orthosia hibisci)グリーンフルーツワーム、ファラエノイデス・グリシナ(Phalaenoides glycinae)グレープバインモス、フィトメトラ・アクタ(Phytometra acuta)トマトセミルーパー、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、シロチョウ科(Pieridae)、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、クランブス属(Crambus)の種である切芝ウェブワーム、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツクラスターイモムシ、ジアファニア属(Diaphania)の種(すなわち、ヒアリナタ(hyalinata)、ニチダリス(nitidalis))であるメロンワーム、ピクルスワーム、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)小ストークボーラー、エベルゲスチス・リモサリス(Evergestis rimosalis)クロスストリップトアオムシ、ヘジルエプタ・インジカタ(Hedylepta indicata)ダイズリーフフォルダー、ヘルラ属(Hellula)の種(すなわち、ヒドラリス(hydralis)、ウンダリス(undalis))であるキャベツセンターウジ、キャベツウェブワーム、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、マルカ属(Maruca)の種であるポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)トマトスモールボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、スズメガ属(Manduca)の種(すなわち、キンクマクラタ(quinquemaculata)、セキスタ(sexta))であるトマト/タバコイモムシ、ハマキガ科(Tortricidae)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア属(Argyrotaenia)の種(すなわち、プルケラナ(pulchellana)、ベルチナナ(velutinana))であるグレープハマキガ、赤色縞ハマキムシ、ボナゴタ・クラナオデス(Bonagota cranaodes)ブラジルアップルハマキムシ、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)ニセコドリンガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)シトラスボーラー、エンドピザ・ビタナ(Endopiza vitana)グレープベリーガ、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)ライトブラウンアップルガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガ、パンデミス属(Pandemis)の種(すなわち、セラサナ(cerasana)、ヘパラナ(heparana)、縞のある果樹ハマキガ、リミタタ(limitata)、ピルサナ(pyrusana))であるアップルブラウンハマキガ、3本線ハマキムシ、アップルパンデミック、プラチノタ属(Platynota)の種(すなわち、イダオイサリス(idaeusalis)、スツルタナ(stultana))であるタフテッドアップルバッドガ、雑食性ハマキムシ、マダラガ科(Zygaenidae)、及びハリシナ属(Harrisina)の種(すなわち、アメリカナ(americana)、ブリリアンス(brillians))であるグレープリーフ/ウエスタングレープリー葉を食い荒らす幼虫)に対して有効である。
【0102】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0103】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0104】
植物
このように、これらの本組成物は、農学的農作物、他の非農学的園芸作物及び植物を植食性の無脊椎有害生物から保護するのに有用である。この有用性は、遺伝子工学(すなわち、遺伝子組換え)によって導入されたか、又は有利な形質を提供するために突然変異誘発によって改変された遺伝物質を含有する作物及び他の植物(すなわち、農学的及び非農学的の両方)を保護することを含む。このような形質の例には、除草剤への耐性、植食性有害生物(例えば、昆虫、ダニ、アブラムシ、クモ、線虫、カタツムリ、植物病原性真菌、細菌及びウィルス)への抵抗性、改善された植物成長、不利な成長条件、例えば、高温若しくは低温、低い若しくは高い土壌湿気、及び高塩分への耐性の増加、開花若しくは結果の増加、収穫収量の増加、より急速な成熟、収穫産物のより高い質及び/若しくは栄養価、又は収穫産物の改善された貯蔵若しくは加工特性が含まれる。トランスジェニック植物は、複数の形質を発現するように改変することができる。遺伝子工学又は突然変異誘発によって実現される形質を含有する植物の例には、殺虫性バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒素を発現しているコーン、綿、ダイズ及びジャガイモの変種、例えば、YIELD GARD(登録商標)、KNOCKOUT(登録商標)、STARLINK(登録商標)、BOLLGARD(登録商標)、NuCOTN(登録商標)及びNEWLEAF(登録商標)、INVICTA RR2PRO(商標)、並びにコーン、綿、ダイズ及びナタネの除草剤耐性変種、例えば、ROUNDUP READY(登録商標)、LIBERTY LINK(登録商標)、IMI(登録商標)、STS(登録商標)及びCLEARFIELD(登録商標)、並びにグリホサート除草剤に対する抵抗性を実現するN-アセチルトランスフェラーゼ(GAT)を発現している作物、又はアセト乳酸シンターゼ(ALS)を阻害する除草剤に対する抵抗性を実現するHRA遺伝子を含有する作物が含まれる。本組成物は、遺伝子工学によって導入されたか、又は突然変異誘発によって改変された形質と相乗的に相互作用し、このように、形質の表現型発現若しくは有効性を増進し得るか、又は本化合物及び組成物の無脊椎有害生物防除の有効性を増加させ得る。特に、本組成物は、無脊椎有害生物に対して毒性であるタンパク質又は他の天然物の形質発現と相乗的に作用して、これらの有害生物の相加的を超える防除を実現し、すなわち、それら個別の効果を合計したより大きな複合効果を生じさせ得る。
【0105】
本開示の範囲内の植物は、作物、野菜、果物、果樹以外の樹木、芝生、及び他の使用(花、バイオ燃料植物及び観賞用茎葉)を含む。作物は、コーン、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、ソルガム、綿、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、ビート、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ、及び当技術分野において公知の他のものを含む。野菜は、ナス科の野菜(例えば、ナス、トマト、ピーマン、コショウ及びジャガイモ);ウリ科の野菜(例えば、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、及びメロン);アブラナ科の野菜(例えば、ダイコン、カブラ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、及びカリフラワー);キク科の野菜(例えば、ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク及びレタス);ユリ科の野菜(例えば、ネギ、タマネギ、ニンニク及びアスパラガス);セリ科の野菜(例えば、ニンジン、パセリ、セロリ及びパースニップ);アカザ科の野菜(例えば、ホウレンソウ及びスイスチャード);並びにシソ科の野菜(例えば、エゴマ(Perilla frutescens)、ミント及びバジル)を含む。果物は、仁果類(例えば、リンゴ、セイヨウナシ、ニホンヤマナシ、カリン及びマルメロ);核果類(例えば、モモ、セイヨウスモモ、ネクタリン、ウメ(Prunus mume)、桜桃、アンズ及びプルーン);柑橘類果実(例えば、ウンシュウミカン(Citrus unshiu)、オレンジ、レモン、ライム及びグレープフルーツ);木の実(例えば、クリ、クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ペカン、ピスタチオ、カシューナッツ及びマカデミアナッツ);液果類(例えば、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、イチゴ、及びラズベリー);ブドウ;カキ;カキの木;オリーブ;スモモ;バナナ;コーヒー;ナツメヤシ;ココナツ;並びに油ヤシを含む。果樹以外の樹木は、茶;マルベリー;並びに他の樹木(例えば、セイヨウトネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ(Ginkgo biloba)、ライラック、カエデ、カシ属(Quercus)、ポプラ、ユダの木、フウ(Liquidambar formosana)、スズカケノキ、ケヤキ、クロベ、モミの木、ツガ、ビャクシン、マツ属(Pinus)、トウヒ属(Picea)、イチイ(Taxus cuspidate)、ニレ及びトチノキ)、サンゴジュ、イヌマキ(Podocarpus macrophyllus)、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、及びカナメモチ(Photinia glabra))を含む。芝生使用は、芝(例えば、シバ(Zoysia japonica)、コウシュンシバ(Zoysia matrella));ギョウギシバ;ベントグラス;フェスツカ(festucae);ドクムギを含む。花使用は、バラ、カーネーション、キク、ユーストマ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、ゲンチアナ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デイジー、シンビジウム及びベゴニアを含む。バイオ燃料植物は、ジャトロファ属(jatropha)、ベニバナ、カメリナ、スイッチグラス、ジャイアントミスカンサス(Miscanthus giganteus)、クサヨシ(Phalaris arundinacea)、ダンチク(Arundo donax)、ケナフ、キャッサバ、及びヤナギを含む。
【0106】
非農学的使用
非農学的使用は、作物の田畑以外の領域における無脊椎有害生物の防除を指す。本組成物の非農学的使用は、貯蔵された穀物、マメ及び他の食料品における、並びに繊維製品、例えば、衣類及びカーペットにおける無脊椎有害生物の防除を含む。本組成物の非農学的使用はまた、観賞植物、森林、庭、道路脇及び鉄道路、並びに芝地上、例えば、芝生、ゴルフコース及び牧草地における無脊椎有害生物の防除を含む。本組成物の非農学的使用はまた、ヒト及び/又はペット、家畜、牧場の動物、動物園の動物若しくは他の動物が占有し得る家及び他の建物における無脊椎有害生物の防除を指す。本組成物の非農学的使用はまた、建物において使用される木材又は他の構造材料を損傷し得る有害生物、例えば、シロアリの防除を含む。
【0107】
本組成物の非農学的使用はまた、寄生性であるか、又は感染症をうつす、無脊椎有害生物を防除することによってヒト及び動物の健康を保護することを含む。動物寄生生物の防除は、宿主動物の体の表面(例えば、肩、腋窩、腹部、大腿部の内側部)に寄生する外部寄生生物、及び宿主動物の体の内部(例えば、胃、腸、肺、静脈、皮下、リンパ組織)に寄生する内部寄生生物を防除することを含む。外部寄生性又は疾患媒介有害生物には、例えば、ツツガムシ、マダニ、シラミ、カ、ハエ、ダニ及びノミが含まれる。内部寄生生物には、犬糸状虫、十二指腸虫及び蠕虫が含まれる。本開示の組成物は、動物上の寄生生物による寄生又は感染の全身的及び/又は非全身的防除に適している。本開示の組成物は、外部寄生性又は疾患媒介有害生物と闘うのに特に適している。本開示の組成物は、農作業動物、例えば、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、バッファロー、ウサギ、めんどり、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ及びハチ;ペット動物及び家畜、例えば、イヌ、ネコ、ペットの鳥及び観賞魚;並びにいわゆる実験動物、例えば、ハムスター、モルモット、ラット及びマウスに寄生する寄生生物と闘うのに適している。これらの寄生生物と闘うことによって、致死率及びパフォーマンスの低減(肉、乳、羊毛、皮、卵、はちみつなどに関して)が低減し、その結果、本開示の組成物を施用することは、動物のより経済的で単純な畜産を可能とする。
【0108】
植物の全て又は植物の任意の部分は、本開示によって処理することができる。用語「植物」は、本明細書において使用されるように、全ての植物及び植物集団、例えば、望ましい及び望ましくない野生植物又は作物(自然に存在する作物を含めた)であると理解される。作物は、トランスジェニック植物を含めた、及び植物育種家の権利によって保護することができるか、又は保護することができない植物栽培品種を含めた、通常の育種及び最適化方法によって、又はバイオテクノロジー及び遺伝子工学方法によって、又はこれらの方法の組合せによって得ることができる植物でよい。植物部分は、地面の上及び下の植物の全ての部分及び器官、例えば、苗条、葉、花及び根を意味すると理解され、言及し得る例は、葉、針葉、柄、茎、花、子実体、果物及び種子、並びに根、塊茎及び根茎である。植物部分はまた、収集された材料、並びに栄養繁殖材料及び生殖繁殖材料、例えば、切り枝、塊茎、根茎、側枝及び種子を含む。
【0109】
本開示による組成物による植物及び植物部分の処理は、植物若しくは植物部分との直接の接触によって、又は通例の処理方法を使用した植物の環境、生息地若しくは貯蔵スペース上への作用によって行われる。例えば、本明細書に記載のような処理は、液浸、噴霧、蒸発、微粒化、散布、延展、注入によって、及び繁殖材料の場合は(特に、種子の場合は)、任意選択でさらなる層を伴う組成物を含むコーティングの層を施用することによってでよい。
【0110】
一実施形態では、本開示の組成物を、植物へと空中に送達する。別の実施形態では、本開示の組成物は、無人の空中輸送手段(UAV)によって送達される。
【0111】
野生植物種及び植物栽培品種、又は通常の生物学的育種方法、例えば、交雑又は原形質融合によって得られるもの、及びその部分は処理し得る。また、適切な場合、通常の方法と組み合わせた遺伝子工学方法によって得られるトランスジェニック植物及び植物栽培品種(遺伝子組み換え生物)、並びにその部分が処理される。いずれの場合にも市販されているか又は使用されている植物栽培品種の植物は、本開示によって処理される。植物栽培品種は、通常の育種によって、突然変異誘発によって、又は組換えDNA技術によって得られてきた新規な特性(「形質」)を有する植物を意味すると理解される。これらは、栽培品種、生物型又は遺伝子型でよい。
【0112】
本開示によって処理し得るトランスジェニック植物又は植物栽培品種(遺伝子工学によって得られる)は、遺伝子組み換えによって、これらの植物に特に有利で有用な形質を与えた遺伝物質を受けた全ての植物を含む。このような形質の例は、より良好な植物成長、高温又は低温に対する耐性の増加、干ばつ又は水若しくは土壌塩含量に対する耐性の増加、開花性能の増加、より容易な収穫、加速された成熟、より高い収穫高、収集された生成物のより高い質及び/又はより高い栄養価、収集された生成物のより良好な保存安定性及び/又は加工性である。このような形質のさらなる特に強調される例は、動物及び微生物有害生物に対する、例えば、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌及び/又はウイルスに対する植物のより良好な防御、並びに特定の除草活性化合物に対する植物の耐性の増加である。トランスジェニック植物の例には、重要な作物、例えば、穀類(コムギ、コメ)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、サトウダイコン、トマト、エンドウマメ及び他の野菜変種、綿、タバコ、アブラナ及び果物植物(果物であるリンゴ、セイヨウナシ、柑橘類果実及びブドウを伴う)が含まれ、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、綿、タバコ及びアブラナに重点が置かれる。形質は、植物において形成される毒素、特に、植物においてバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からの遺伝物質によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにまたこれらの組合せによって)形成されるものによる、昆虫、蛛形類動物、線虫及びナメクジ及びカタツムリに対する植物の防御の増加を含む(「Bt植物」)。他の形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター並びに耐性遺伝子及び対応して発現されるタンパク質及び毒素による、真菌、細菌及びウイルスに対する植物の防御の増加である。形質はまた、特定の除草活性化合物、例えば、イミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサート又はホスフィノトリシン(例えば、「PAT」遺伝子)に対する植物の耐性の増加を含む。問題になっている望ましい形質を与える遺伝子はまた、トランスジェニック植物において互いに組み合わせて存在することができる。「Bt植物」の例には、商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、綿、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(綿)、Nucotn(登録商標)(綿)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)で販売されている、トウモロコシ変種、綿変種、ダイズ変種及びジャガイモ変種が含まれる。除草剤耐性植物の例は、商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホサートに対する耐性、例えば、トウモロコシ、綿、ダイズ)で販売されているトウモロコシ変種、綿変種及びダイズ変種である。Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、アブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに対する耐性)及びSTS(登録商標)(スルホニル尿素に対する耐性、例えば、トウモロコシ)。除草剤抵抗性植物(除草剤耐性のために通常の様式で育種された植物)は、名称Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)で販売されている変種を含む。農業作物は、穀類、果樹、柑橘類果実、マメ科植物、園芸作物、ウリ科植物、油性植物、タバコ、コーヒー、茶、ココア、サトウダイコン、サトウキビ、及び綿からなる群から選択される。
【0113】
植物種又は植物栽培品種、それらの位置及び成長条件(土壌、気候、生育期間、ダイエット)によって、本開示による処理はまた、超相加(「相乗」)効果をもたらし得る。このように、例えば、施用割合の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は本開示によって使用することができる物質及び組成物の活性の増加、より良好な植物成長、高温又は低温に対する耐性の増加、干ばつ又は水若しくは土壌塩含量に対する耐性の増加、開花性能の増加、より容易な収穫、加速された成熟、より高い収穫高、収集された生成物のより高い質及び/又はより高い栄養価、収集された生成物のより良好な保存安定性及び/又は加工性が可能であり、これらは、実際に予想された効果を超える。
【0114】
本開示による組成物で保護することができる作物は、例えば、穀類(コムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、コメ、トウモロコシ、ソルガムなど)、果樹(リンゴ、セイヨウナシ、セイヨウスモモ、モモ、アーモンド、サクランボ、バナナ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリーなど)、柑橘類の木(オレンジ、レモン、マンダリンミカン、グレープフルーツなど)、マメ科植物(インゲンマメ、エンドウマメ、レンズマメ、ダイズなど)、野菜(ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ、ナス、コショウなど)、ウリ科(cucurbitaceae)(カボチャ、ズッキーニ、キュウリ、メロン、スイカなど)、油性植物(ヒマワリ、ナタネ、ピーナッツ、ヒマシ、ココナツなど)、タバコ、コーヒー、茶、ココア、サトウダイコン、サトウキビ、及び綿を含む。
【0115】
農業作物を保護するために、本開示の組成物は、植物の任意の部分に、又は播種の前に種子上に、又は植物が成長する土壌の上に施用することができる。
【0116】
本開示の実施形態は、以下を含む:
【0117】
実施形態1.
少なくとも1種の活性成分;
少なくとも1種のポリマー分散剤;
少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0118】
実施形態2.
活性成分が、約50℃~約90℃の範囲の融点を有する、実施形態1に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0119】
実施形態3.
活性成分が、約0.2mg/L~約400mg/Lの範囲の水溶性を有する、実施形態1~2のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0120】
実施形態4.
活性成分が、殺虫剤、除草剤、殺線虫剤、バイオ農薬、殺真菌剤、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~3のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0121】
実施形態5.
活性成分が、インドキサカルブ、ジフェノコナゾール、ビクスロゾン、ベフルブタミド、s-ベフルブタミド、ピラクロストロビン、クロキントセットメキシル、クロラントラニリプロール、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~4のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0122】
実施形態6.
水をさらに含む、実施形態1~5のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0123】
実施形態7.
殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組合せから選択される、補助剤をさらに含む、実施形態1~6のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0124】
実施形態8.
室温で少なくとも2週間保管すること、上昇させた温度で少なくとも2週間保管すること、凍結しその後融解すること、及びこれらの組合せから選択される、安定性試験の後の、平均粒径が、約0.1μm~約10μmの範囲である、実施形態1~7のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0125】
実施形態9.
10.0~50.0重量%の少なくとも1種の活性成分;
1.0~6.0重量%の少なくとも1種のポリマー分散剤;
0.1~6.0重量%の少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
0.1~6.0重量%の少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で0.1~1.0重量%の少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む、実施形態1~8のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0126】
実施形態10.
少なくとも1種のポリマー分散剤が、メタクリル酸-メタクリル酸メチル-ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレートコポリマー、アクリルポリマー及び/又はコポリマー、ポリメタクリル酸メチル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、アクリルグラフトコポリマー、アクリル櫛型ポリマー、Atlox 4913、Stepflow 4000、Tersperse 2500、Geropon DA 1349、Agrilan 755、EMULSON AG TRN 141-5、これらの溶液、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~9のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0127】
実施形態11.
少なくとも1種のホスフェート系分散剤が、リン酸エステル、エトキシ化リン酸エステル、トリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステル、エトキシ化脂肪族アルコールリン酸エステル、アルキルポリエトキシエタノールリン酸エステル、Soprophor 3D33、Dextrol OC-180、Stepfac 8181PT3K、Stepfac AG8438、Stepfac TSP-PE、Surfom 1323 SC、Tersperse 2222、Tersperse 2201、これらの塩、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~10のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0128】
実施形態12.
少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤が、アルキル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、Polystep B-25、スルホン化芳香族ポリマーナトリウム塩、ナフタレンスルホネート縮合物、アルキルナフタレンスルホネート、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム-ホルムアルデヒド縮合物、Morwet D-425、Morwet D-400、Morwet D-809、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~11のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0129】
実施形態13.
少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤が、スルホスクシネート、スルホコハク酸アルキル、ココ-グルコシドスルホコハク酸二ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジイソブチルスルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸の二ナトリウムエトキシ化アルコール半エステル、Eucarol AGE SS、Aerosol OT-75 PG、Aerosol IB-45、Aerosol A-102、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~12のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0130】
実施形態14.
農芸化学懸濁液濃縮物組成物を調製する方法であって、
少なくとも1種の活性成分;
少なくとも1種のポリマー分散剤;
少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む混合物を形成することを含む方法。
【0131】
実施形態15.
混合物が、水をさらに含む、実施形態14に記載の方法。
【0132】
実施形態16.
混合物が、殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組合せから選択される、補助剤をさらに含む、実施形態14~15のいずれかに記載の方法。
【0133】
実施形態17.
少なくとも1種の活性成分;
少なくとも1種のポリマー分散剤;
少なくとも1種のホスフェート系分散剤;
少なくとも1種のアルキルサルフェート系又はスルホネート系湿潤剤;及び
任意選択で少なくとも1種のスルホスクシネート系分散剤
を含む農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用する方法であって;
有害生物を防除するために農芸化学懸濁液濃縮物組成物を使用することを含む方法。
【0134】
実施形態18.
有害生物が、農学的有害生物、非農学的有害生物、脊椎有害生物、無脊椎有害生物、昆虫、及びこれらの組合せから選択される、実施形態17に記載の方法。
【0135】
実施形態19.
農芸化学懸濁液濃縮物組成物が、水をさらに含む、実施形態17~18のいずれかに記載の方法。
【0136】
実施形態20.
農芸化学懸濁液濃縮物組成物が、殺生物剤、消泡剤、不凍剤、レオロジー調節剤、溶媒、担体、油担体、さらなる分散剤、及びこれらの組合せから選択される、補助剤をさらに含む、実施形態17~19のいずれかに記載の方法。
【0137】
実施形態21.
活性成分が、インドキサカルブ、クロラントラニリプロール、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~4のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0138】
実施形態22.
活性成分が、約1:1~3:1の範囲の割合のインドキサカルブとクロラントラニリプロールを含む、実施形態21に記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0139】
実施形態23.
活性成分が、約1:1~2:1の範囲の割合のインドキサカルブとクロラントラニリプロールを含む、実施形態21~22のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0140】
実施形態24.
活性成分が、インドキサカルブを含み、インドキサカルブが、約85%~約100%の範囲の純度で存在する、実施形態21~23のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【0141】
実施形態25.
活性成分が、インドキサカルブを含み、インドキサカルブが、活性な異性体と不活性な異性体の混合物を含み、活性な異性体と不活性な異性体が、約90:10~約100:0の範囲の割合で存在する、実施形態21~24のいずれかに記載の農芸化学懸濁液濃縮物組成物。
【実施例
【0142】
さらに詳述することなく、従前の記載を使用する当業者は、本開示をその最も完全な程度まで利用することができると考えられる。したがって、下記の実施例は、単に例示であり、決して本開示を限定するものではないと解釈される。
【0143】
実施例1.比較SC/OD配合物。
長期の安定性及び結晶成長に関する問題を実証するために、本開示によるものではない比較SC/OD配合物を調製した。この配合物は、150g/Lの濃度を有する。このSC/OD配合物の粒径を、図8に示す。このSC/OD配合物の画像を、図11~13に示す。この配合物の構成成分を、表1に詳述する。
【0144】
【表2】
【0145】
実施例2.本発明のSC配合物。
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分を、表2に詳述する。
【0146】
【表3】
【0147】
【表4】
【0148】
実施例3.本発明のSC配合物。
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分を、表3に詳述する。
【0149】
【表5】
【0150】
【表6】
【0151】
実施例4.本発明の分散剤。
本開示によるSC配合物には、本明細書に記載された通りの成分の様々な組合せが含まれる。表4には、本SC配合物に有用な本発明の分散剤が含まれる。A群の少なくとも1種の分散剤、B群の少なくとも1種の分散剤、C群の少なくとも1種の分散剤、及びD群の少なくとも1種の分散剤の組合せが、特に好都合である。
【0152】
【表7】
【0153】
実施例5.本発明の300g/L SC配合物。
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表4に詳述する。
【0154】
【表8】
【0155】
【表9】
【0156】
実施例6.本発明の500g/L及び600g/L SC配合物。
本開示による本発明のSC配合物を、500g/L及び600g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表5に詳述する。
【0157】
【表10】
【0158】
【表11】
【0159】
実施例7.好ましい本発明の配合物。
次の配合物は、本開示による好ましい実施形態である。これらの好ましい実施形態は、非限定的である。
【0160】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表6に詳述する。
【0161】
【表12】
【0162】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表7に詳述する。
【0163】
【表13】
【0164】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表8に詳述する。
【0165】
【表14】
【0166】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表9に詳述する。保管結果を、図14に示す。
【0167】
【表15】
【0168】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表10に詳述する。保管結果を、図15に示す。
【0169】
【表16】
【0170】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表12に詳述する。保管結果を、図16に示す。
【0171】
【表17】
【0172】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表13に詳述する。保管結果を、図18~19に示す。
【0173】
【表18】
【0174】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表14に詳述する。保管結果を、図17に示す。
【0175】
【表19】
【0176】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表15に詳述する。
【0177】
【表20】
【0178】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表16に詳述する。
【0179】
【表21】
【0180】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表17に詳述する。
【0181】
【表22】
【0182】
本開示による本発明のSC配合物を、500g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表18に詳述する。
【0183】
【表23】
【0184】
本開示による本発明のSC配合物を、500g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表19に詳述する。
【0185】
【表24】
【0186】
本開示による本発明のSC配合物を、500g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表20に詳述する。
【0187】
【表25】
【0188】
本開示による本発明のSC配合物を、500g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表21に詳述する。
【0189】
【表26】
【0190】
本開示による本発明のSC配合物を、500g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表22に詳述する。
【0191】
【表27】
【0192】
本開示による本発明のSC配合物を、500g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表23に詳述する。
【0193】
【表28】
【0194】
本開示による本発明のSC配合物を、600g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表24に詳述する。
【0195】
【表29】
【0196】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表25に詳述する。
【0197】
【表30】
【0198】
本開示による本発明のSC配合物を、300g/Lで調製した。この配合物の構成成分及び相対重量百分率を、表26に詳述する。
【0199】
【表31】
【0200】
実施例8.粒子サイズ決定。
より小さい体積のサンプルが必要とされることを可能にし、それによって廃棄を少なくする、小容量アダプター(SVA)付属品を備えたSympa TEC Helos粒径測定装置(particle sizer)で、配合物をサイズ決定した。この装置は、1μmから875μmまでの粒子の測定を可能にする3つのレンズ(R1/R3/R5レンズ)を備えていた。最初の測定については、細かい粒子から粗い粒子までのより大きい範囲をカバーするために、測定値の組合せを使用することが必要とされることもあった。粉砕後、より小さい粒子を獲得し、R1レンズを使用して、粒度分布のより正確な画像を独占的に得ることができた。
【0201】
配合物を、ストック溶液(約5重量%)を作製することによって調製した。次いで、これを、SVAに滴下し、循環させることができた。12~15%の吸光度に到達したら、装置を始動し、粒子をサイズ決定した。ソフトウェアは、複数のレンズを使用する場合には測定値を組合せた、又は単一のレンズの読み取りを提供した。読み取りは、図面形式と表形式の両方であり、サイズ分布を詳細に示した。典型的な望ましい出力には、SCの粉砕の目標であるd50及びd90の粒径が含まれていた。
【0202】
種々の配合物についての粒度分布が、図1~8において観察される。図1~7は、本開示によるSC組成物についての粒度分布を表す。図8は、本開示によるものではないSC組成物についての粒度分布を表す。
【0203】
図1~7では、赤線は、室温のSC組成物に相当し、青線は、54℃で2週間エージングさせたSC組成物に相当し、緑線は、凍結融解後のSC組成物に相当する。
【0204】
図8では、赤線は、室温のSC組成物に相当し、青線は、凍結融解後のSC組成物に相当し、緑線は、54℃で3週間エージングさせたSC組成物に相当し、灰色線は、54℃で2週間エージングさせたSC組成物に相当する。
【0205】
図14~16では、赤線は、54℃で2週間エージングさせたSC組成物に相当し、青線は、凍結融解後のSC組成物に相当し、緑線は、3℃で1週間エージングさせたSC組成物に相当し、灰色線は、室温のSC組成物に相当する。
【0206】
図17~18では、赤線は、54℃で2週間エージングさせたSC組成物に相当し、青線は、凍結融解後のSC組成物に相当し、緑線は、室温のSC組成物に相当する。
【0207】
図19では、赤線は、室温で6か月間エージングさせたSC組成物に相当し、青線は、室温のSC組成物に相当し、緑線は、上昇させた室温のSC組成物に相当する。
【0208】
見てわかる通り、図1~7及び14~19の粒度分布は、条件の範囲にわたって対称であり幅が狭い。対照的に、図8の粒度分布は、条件の範囲にわたって非対称であり幅が広い。
【0209】
実施例9.顕微鏡造影。
配合物の造影を、Leica DMI 3000B顕微鏡を使用して実施して、実際の粒子をリアルタイムで可視化した。この顕微鏡は、ステージの下に対物レンズを有しており、上からの照明を使用して、懸濁液中の活性成分の鮮明な画像を提供した。対物レンズの倍率は、10×/20×/40×/63×であった。拡大すると同時に、懸濁液中のいかなる結晶も、視野の暗い領域上で鮮やかに対比されている点として見えることとなるように、光を偏光させることができた。この方法は、生じる場合に経時的な粒子の成長/再結晶を追跡するために確実であり、また、以前に収集された粒径データと組合せることができた。
【0210】
観察するのに濃すぎる懸濁液を作製しないように、SCをDI水に入れた非常に薄い懸濁液(約1~2重量%)を作製することによって、配合物を調製した。次いで、この配合物を、シングルウェルプレートスライドガラス(カバーガラスを伴う)にピペットで移し、顕微鏡のステージに置いた。最初に低倍率で焦点合わせを行った。画像がはっきり見えたら、所望される外観まで倍率を上げた。偏光で観察する場合には、しばしば、上からの光を最大光度に上げる必要があり、次いで、Leica LAS Xソフトウェア及び接続されたデジタルカメラを使用してデジタル方式で画像を取り込むことができた。これらの画像は、粒子分布及びサイズを分析するために、視覚的補助として使用する及び/又はLeicaソフトウェアを使用して処理することができた。
【0211】
種々の配合物についての顕微鏡画像が、図9~13において観察される。図9~10は、本開示によるSC組成物についての画像を表す。図9は、室温の、本開示によるSC組成物についての画像を表す。図10は、54℃で3週間エージングさせた、本開示によるSC組成物についての画像を表す。
【0212】
図11~13は、本開示によるものではない比較SC組成物についての画像を表す。図11は、室温の、本開示によるものではない比較SC組成物についての画像を表す。図12は、54℃で3週間エージングさせた、本開示によるものではない比較SC組成物についての画像を表す。図11は、凍結融解のサイクル後の、本開示によるものではない比較SC組成物についての画像を表す。
【0213】
見てわかる通り、図9~10の粒径は、条件の範囲にわたって小さく均一である。対照的に、図11~13の粒径は、条件の範囲にわたって大きく不均一である。
【0214】
実施例10.活性成分異性体。
インドキサカルブには、活性な異性体と不活性な異性体が含まれる。インドキサカルブのS鏡像異性体のみが、活性である。インドキサカルブの等級及び純度は、下の表に示す通り、製造者及び供給源によって著しく異なる。いずれにせよ、インドキサカルブは、これらの様々な等級及び純度すべてにわたって、本開示では有用である。
【0215】
【表32】
【0216】
実施例11.低純度活性成分。
本開示による配合物は、安定な懸濁液濃縮(SC)配合物製品を産生するために、低級(すなわち低純度)の活性成分、例えばインドキサカルブを含むことができるであろう。実証された配合物を、下の表に示す。
【0217】
【表33】
【0218】
【表34】
【0219】
実施例12.混合された活性成分。
本開示による配合物は、クロラントラニリプロールとあらかじめ混合されたインドキサカルブの安定な懸濁液濃縮(SC)配合物製品を産生するために、異なる等級の活性成分、例えばインドキサカルブを含むことができるであろう。実証された配合物を、下の表に示す。
【0220】
【表35】
【0221】
【表36】
【0222】
本明細書は、最良の態様を含めた本開示を例示し、また当業者が任意の装置又はシステムを作製及び使用し、任意の組み込まれた方法を行うことを含めて本開示を実行することを可能とする実施例を使用する。本開示の特許性のある範囲は特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の実施例を含み得る。このような他の実施例は、これらが特許請求の範囲の文字通りの言葉と異ならない構造要素を有する場合、又はこれらが特許請求の範囲の文字通りの言葉から実体のない差異を有する同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【国際調査報告】