IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特表-電子機器 図1
  • 特表-電子機器 図2
  • 特表-電子機器 図3
  • 特表-電子機器 図4
  • 特表-電子機器 図5
  • 特表-電子機器 図6
  • 特表-電子機器 図7
  • 特表-電子機器 図8
  • 特表-電子機器 図9
  • 特表-電子機器 図10
  • 特表-電子機器 図11
  • 特表-電子機器 図12
  • 特表-電子機器 図13
  • 特表-電子機器 図14
  • 特表-電子機器 図15
  • 特表-電子機器 図16
  • 特表-電子機器 図17
  • 特表-電子機器 図18
  • 特表-電子機器 図19
  • 特表-電子機器 図20
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-09
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20241202BHJP
   H05K 5/00 20060101ALI20241202BHJP
【FI】
G06F1/16 312G
H05K5/00 A
G06F1/16 312E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536058
(86)(22)【出願日】2022-12-06
(85)【翻訳文提出日】2024-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2022136724
(87)【国際公開番号】W WO2023109558
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】202111544364.2
(32)【優先日】2021-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ジャオチアーン
(72)【発明者】
【氏名】バオ,ジーンハン
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ,ハオ
(72)【発明者】
【氏名】マオ,シオーンユイ
【テーマコード(参考)】
4E360
【Fターム(参考)】
4E360AA02
4E360AA03
4E360AB42
4E360AB61
4E360BA04
4E360BB03
4E360BB12
4E360BB22
4E360BC04
4E360BD03
4E360EC11
4E360ED12
4E360EE03
4E360FA12
4E360GA51
4E360GA53
4E360GB26
4E360GB45
4E360GB46
4E360GC08
(57)【要約】
この出願は電子機器を提供する。当該電子機器は、第1のハウジング及び第2のハウジングを含む。第1のハウジングは、ストッパ及び第1のクランプ部材を備える。第2のハウジングは、第1のキャビティ、摺動部材、及び第2のクランプ部材を備える。第1のキャビティは第1の孔を備え、第1のキャビティは第1の孔を介して外部と連通する。第1のハウジング及び第2のハウジングは、第1のクランプ部材及び第2のクランプ部材を用いることによってクランプされ且つ接続される。第1の孔を介して摺動部材に作用力が作用するとき、摺動部材が第1方向に沿って移動し、ストッパが第2方向に摺動部材に対して移動し、第1のクランプ部材及び第2のクランプ部材がクランプすることから分離へと変化し、第1のハウジング及び第2のハウジングがクランプすることから分離へと変化し、当該電子機器が開かれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のハウジング(100)及び第2のハウジング(200)を有する電子機器であって、
前記第1のハウジング(100)は、ストッパ(121)及び第1のクランプ部材(111)を備え、
前記第2のハウジング(200)は、第1のキャビティ(220)、摺動部材(600)、及び第2のクランプ部材(231)を備え、
前記第1のキャビティ(220)は第1の孔(210)を備え、前記第1のキャビティ(220)は前記第1の孔(210)を介して外部と連通し、前記摺動部材(600)は前記第1のキャビティ(220)内に配置され、前記第1の孔(210)は前記摺動部材(600)に少なくとも部分的に対向し、
前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)は、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)を用いることによってクランプされ且つ接続され、前記第1のクランプ部材(111)と前記第2のクランプ部材(231)とがクランプされるときに、前記第1のハウジング(100)と前記第2のハウジング(200)とがクランプされ、第1方向(P1)における前記摺動部材(600)及び前記ストッパ(121)の投影が少なくとも部分的に重なり合い、前記第1方向(P1)は、前記第1の孔(210)が前記摺動部材(600)を向く方向であり、
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用するとき、前記摺動部材(600)が前記第1方向(P1)に沿って移動し、前記ストッパ(121)が前記摺動部材(600)に対して第2方向(P2)に変位を生じ、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)が、クランプすることから分離へと変化し、前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)が、クランプすることから分離へと変化し、前記第2方向(P2)は前記第2のハウジング(200)が前記第1のハウジング(100)を向く方向である、
電子機器。
【請求項2】
前記ストッパ(121)は第1表面(1211)を有し、前記摺動部材(600)は第2表面(6001)を有し、
前記第1表面(1211)又は前記第2表面(6001)のうち少なくとも一方は、斜面又は円弧面であり、
第1方向(P1)における前記摺動部材(600)及び前記ストッパ(121)の投影が少なくとも部分的に重なり合うことは、前記第1方向(P1)における前記第1表面(1211)及び前記第2表面(6001)の投影が少なくとも部分的に重なり合うことを有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)が、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)を用いることによってクランプされ且つ接続されるとき、前記ストッパ(121)が前記摺動部材(600)と少なくとも部分的に当接する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記第1のキャビティ(220)の底面に第2の突起(224)が配設され、前記第1のキャビティ(220)の側壁にサイドアーム(225)が配設され、
前記第2の突起(224)と前記サイドアーム(225)との間に第1の摺動空間(226)が形成され、
前記摺動部材(600)は第1の摺動部(6002)を備え、
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用し、前記摺動部材(600)が前記第1方向(P1)に沿って移動することは、前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に前記作用力が作用し、前記第1の摺動部(6002)が前記第1方向(P1)に沿って前記第1の摺動空間(226)に対して移動することを有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
当該電子機器は更に弾性部材(500)を有し、
前記第1のキャビティ(220)の底面に第1の突起(223)が配設され、
前記弾性部材(500)は第2の孔(501)を備え、前記弾性部材(500)は前記第1のキャビティ(220)内に配置され、
前記弾性部材(500)と前記第1の突起(223)とが、前記第2の孔(501)を介して互いに嵌合する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記弾性部材(500)に第1の段差部(503)が配設され、該第1の段差部(503)と前記第1のキャビティ(220)の前記底面との間に第2の摺動空間(227)が形成され、
前記摺動部材(600)は、第2の摺動部(6003)及び第3の摺動部(6004)を備え、
前記第2の摺動部(6003)は前記第2の摺動空間(227)内に配置され、前記第3の摺動部(6004)は、前記第1のキャビティ(220)の前記底面と接触する、
請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用し、前記摺動部材(600)が前記第1方向(P1)に沿って移動することは、前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に前記作用力が作用し、前記第2の摺動部(6003)が前記第1方向(P1)に沿って前記第2の摺動空間(227)に対して移動し、前記第3の摺動部(6004)が前記第1方向(P1)に沿って前記第1のキャビティ(220)の前記底面に対して移動することを有する、
請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第1のキャビティ(220)の前記底面に摺動スロットが配設され、該摺動スロットは前記第1方向(P1)に沿って延在し、
前記第3の摺動部(6004)は前記摺動スロット内に配置され、
前記第3の摺動部(6004)が前記第1方向(P1)に沿って前記第1のキャビティ(220)の前記底面に対して移動することは、前記第3の摺動部(6004)が前記第1方向(P1)に沿って前記摺動スロットに対して移動することを有する、
請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記弾性部材(500)と前記第1の突起(223)は締まり嵌めされる、請求項5に記載の電子機器。
【請求項10】
弾性部材(500)と第1のキャビティ(220)は締まり嵌めされる、請求項5に記載の電子機器。
【請求項11】
前記摺動部材(600)は第1の接続片(6007)を備え、該第1の接続片(6007)は、該第1の接続片のネック部(6005)及び該第1の接続片のヘッド部(6006)を備え、
前記第1の孔(210)が前記摺動部材(600)に少なくとも部分的に対向することは、前記第1の孔(210)が前記第1の接続片の前記ネック部(6005)に少なくとも部分的に対向することを有し、
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用することは、前記第1の孔(210)を介して前記第1の接続片の前記ネック部(6005)に前記作用力が作用することを有する、
請求項1乃至4のいずれか一項又は請求項6乃至10のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項12】
前記第1の接続片の前記ヘッド部(6006)の長さ(L7)は、前記第1の接続片の前記ネック部(6005)の長さ(L6)よりも大きい、又は、前記第1の接続片の前記ヘッド部(6006)の幅(W3)は、前記第1の接続片の前記ネック部(6005)の幅(W2)よりも大きい、
請求項11に記載の電子機器。
【請求項13】
前記ストッパ(121)と前記第1のハウジング(100)とが一体形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項、又は請求項6乃至10のいずれか一項、又は請求項12に記載の電子機器。
【請求項14】
前記弾性部材(500)の材料は、プラスチック、金属、又はゴムのうちの少なくとも1つである、請求項5に記載の電子機器。
【請求項15】
前記第1のハウジング(100)は封止キット(112)を備え、前記第2のハウジング(200)は第2のキャビティ(230)を備え、
前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)が、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)を用いることによってクランプされ且つ接続されるとき、前記封止キット(112)を用いることによって前記第2のキャビティ(230)が封止される、
請求項1乃至4のいずれか一項、又は請求項6乃至10のいずれか一項、請求項12、又は請求項14に記載の電子機器。
【請求項16】
前記第2のキャビティ(230)は、バッテリ(300)及び回路基板(400)を備えている、請求項15に記載の電子機器。
【請求項17】
当該電子機器は電子追跡機器である、請求項1乃至4のいずれか一項、請求項6乃至10のいずれか一項、請求項12、請求項14、又は請求項16に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2021年12月16日に中国国家知識産権局に出願された、“電子機器”と題された中国特許出願第202111544364.2号に対する優先権を主張するものであり、それをその全体にてここに援用する。
この出願は、電子機器技術の分野に関し、特に、ポータブル電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、製品ラインでの分解のための電子機器上に取っ手を確保する必要がある。取っ手は、電子機器の外観を損ない、製品の外観の優美さに影響を及ぼし得るので、分解するのが容易であり且つ製品の外観に影響を及ぼさない電子機器を設計することが、重要な開発トレンドになっている。
【発明の概要】
【0003】
電子機器の美観に影響を及ぼすことなく電子機器の分解設計を単純化するために、この出願は、分解するのが容易であり且つ製品の外観に影響を及ぼさない電子機器を提供する。
【0004】
この出願は電子機器10を提供する。電子機器10は、第1のハウジング100及び第2のハウジング200を含む。第1のハウジング100は、第1のクランプ部材111及びストッパ121を備える。第2のハウジング200は、第1のキャビティ220、摺動部材600、及び第2のクランプ部材231を備える。第1のキャビティ220は、第1の孔210及び摺動ブロック600を備える。第1のキャビティ220は第1の孔210を介して外部と連通する。第1の孔210は摺動ブロック600に少なくとも部分的に対向し、第1のクランプ部材111と第2のクランプ部材231はクランプされて接続されることができ、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231を用いることによって、第1のハウジング100と第2のハウジング200とがクランプされ且つ接続され得る。第1のクランプ部材111と第2のクランプ部材231とがクランプされるときに、第1のハウジング100と第2のハウジング200とがクランプされ、第1方向P1において摺動部材600及びストッパ121の投影が少なくとも部分的に重なり合い、ここで、第1方向P1は、第1の孔210が摺動部材600を向く方向である。
【0005】
第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、摺動部材600が第1方向P1に沿って移動することができ、ストッパ121が摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じることができ、ストッパ121が第2方向P2に変位を生じることで、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231が、クランプすることから分離へと変化することができ、第1のハウジング100及び第2のハウジング200が、クランプすることから分離へと変化し、その結果、電子機器10が開かれる。第2方向P2は、第2のハウジング200が第1のハウジング100へと延びる方向である。摺動部材600が第1方向P1に沿って移動することによって電子機器10を開くことができるので、バックルを配置する必要がなく、それにより、電子機器10の外観の完全性が確保され、製品競争力が向上される。
【0006】
この出願のこの実施形態において、ストッパ121は第1表面1211を含むことができ、摺動部材600は第2表面6001を含むことができ、第1表面1211又は第2表面6001のうち少なくとも一方は、斜面又は円弧面であることができる。第1方向P1におけるストッパ121及び摺動部材600の投影が少なくとも部分的に重なり合うので、第1方向P1における第1表面1211及び第2表面6001の投影が少なくとも部分的に重なり合う。
【0007】
この出願のこの実施形態において、第1のハウジング100及び第2のハウジング200が、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231を用いることによってクランプされ且つ接続されるとき、摺動部材600がストッパ121と少なくとも部分的に当接することができる。第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、摺動部材600が第1方向P1に沿って移動してストッパ121を押し、第2方向P2に変位を生じさせ、その結果、電子機器10が開かれる。摺動部材600がストッパ121と少なくとも部分的に当接するので、摺動部材600が第1方向P1に沿って移動してストッパ121を押して電子機器10を開くときに、摺動部材600の摺動変位が短縮され、電子機器10を開く速さが改善され、製品競争力が向上される。
【0008】
この出願のこの実施形態において、底面及び側壁が第1のキャビティ220に配設され得る。第1のキャビティ220の底面に第2の突起224が配設されることができ、第1のキャビティ220の側壁にサイドアーム225が配設されることができ、第2の突起224とサイドアーム225との間に第1の摺動空間226が形成されることができる。摺動部材600に第1の摺動部6002が配設されることができ、第1の摺動部6002は第1の摺動空間226内に配置される。第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、摺動部材600が第1方向P1に沿って移動することができ、第1の摺動部6002が第1の摺動空間226内で第1方向P1に沿って移動することができ、ストッパ121が摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じ、その結果、電子機器10が開かれる。第1の摺動空間226は、第1のキャビティ220の構造を用いることによって形成され、摺動部材600の構造の少なくとも一部が、第1の摺動空間226と協働するように摺動する。これは、構造設計を単純化し、製品競争力を向上させる。
【0009】
この出願のこの実施形態において、第1のキャビティ220内に底面及び弾性部材500が配設され得る。第1のキャビティ220の底面に第1の突起223が配設されることができ、弾性部材500に第2の孔501が配設されることができ、弾性部材500と第1の突起223とが第2の孔501を通して互いに協働して、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0010】
この出願のこの実施形態において、弾性部材500は第1の段差部503を備えることができ、第1の段差部503と第1のキャビティ220の底面との間に第2の摺動空間227が形成され得る。摺動部材600に第2の摺動部6003及び第3の摺動部6004が配設され得る。第2の摺動部6003は第2の摺動空間227内に配置される。第3の摺動部6004は、第1のキャビティ220の底面と接触する。第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、摺動部材600が第1方向P1に沿って移動することができ、第2の摺動部6003が第2の摺動空間227内で第1方向P1に沿って移動することができる。第3の摺動部6004は、第1のキャビティ220の底面上を第1方向P1に沿って移動することができ、ストッパ121が摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じ、その結果、電子機器10が開かれ、それにより製品競争力が向上される。第2の摺動空間227は、第1のキャビティ220と弾性部材500の構造の少なくとも一部とを用いることによって形成され、摺動部材600の構造の少なくとも一部が、第2の摺動空間227と協働するように摺動する。これは、構造設計を単純化し、製品競争力を向上させる。
【0011】
この出願のこの実施形態において、第1のキャビティ220の底面に摺動スロットが配設されることができ、該摺動スロットは第1方向P1に沿って延在し、該摺動スロット上に第3の摺動部6004が配置される。第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、摺動部材600が第1方向P1に沿って移動することができ、第3の摺動部6004が第1のキャビティ220の底面の摺動スロット上を第1方向P1に沿って移動することができる。ストッパ121が、摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じ、その結果、電子機器10が開かれる。第3の摺動部6004と協働することにより、摺動スロットは、第3の摺動部6004のための摺動支持機能を提供し、これは、摺動経路の不確実性を低減させ、構造信頼性及び製品競争力を向上させる。
【0012】
この出願のこの実施形態において、弾性部材500は第1の突起223と締まり嵌めされることができる。第1のハウジング100と第2のハウジング200とがクランプすることから分離へと変化するとき、弾性部材500及び第1の突起223が抜け落ちることが防止される。
【0013】
この出願のこの実施形態において、弾性部材500は第1のキャビティ220と締まり嵌めされることができる。第1のハウジング100と第2のハウジング200とがクランプすることから分離へと変化するとき、弾性部材500が第の1キャビティ220から抜け落ちることが防止される。
【0014】
この出願のこの実施形態において、摺動部材600は第1の接続片6007を備え得る。第1の接続片6007は、第1の接続片のネック部6005及び第1の接続片のヘッド部6006を備え得る。第1の孔210が摺動ブロック600に少なくとも部分的に対向し、第1の孔210は第1の接続片のネック部6005に少なくとも部分的に対向する。第1の孔210を介して第1の接続片のネック部6005に作用力が作用するとき、第1の接続片のネック部6005が第1方向P1に沿って移動し、摺動部材600が第1方向P1に沿って移動し、ストッパ121が摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じ、その結果、電子機器10が開かれる。第1の接続片のネック部6005及び第1の接続片のヘッド部6006が配設され、作用力が第1の接続片のネック部6005に作用することで、摺動部材600が摺動を行い、あるいは、装飾部品を掛ける機能を果たすように、ロープが第1の接続片のネック部6005に配置されてもよい。第1の接続片のネック部6005の機能を再利用することにより、摺動部材600を用いてカバーを開けることができるだけでなく、ロープを掛ける機能も摺動部材600を用いて実現することができ、これは製品競争力を向上させる。
【0015】
この出願のこの実施形態において、第1の接続片のヘッド部6006の長さL7は、第1の接続片のネック部6005の長さL6よりも大きいことができ、又は、第1の接続片のヘッド部6006の幅W3は、第1の接続片のネック部6005の幅W2よりも大きいことができ、その結果、第1の接続片のネック部6005にロープが配置されるときに、サイズ関係を用いることによって、ロープが第1の接続片のネック部6005から抜け落ちるのを防止することができる。
【0016】
この出願のこの実施形態において、ストッパ121が第1のハウジング100から抜け落ちるのを防止することができるように、ストッパ121と第1のハウジング100とが一体形成され得る。これは構造部品の設計を単純化する。
【0017】
この出願のこの実施形態において、弾性部材500の材料は、プラスチック、金属、又はゴムのうちの少なくとも1つとし得る。
【0018】
この出願のこの実施形態において、第1のハウジング100は封止キット112を備えることができ、第2のハウジング200は第2のキャビティ230を備えることができる。第1のハウジング100及び第2のハウジング200が、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231を用いることによってクランプされ且つ接続されるとき、封止キット112を用いることによって第1のキャビティ220を第2のキャビティ230と分離することができ、封止キット112を用いることによって第2のキャビティ230を封止して、水や汚れなどが第2のキャビティ230に入って第2のキャビティ230内のデバイスを腐食させることを防止することができる。
【0019】
この出願のこの実施形態において、第2のキャビティ230内にバッテリ300及び回路基板400が配置され得る。
【0020】
この出願のこの実施形態において、電子機器10は、電子ラベル機器、電子追跡機器、電子測位機器、携帯電話、腕時計、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、又はウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、タッチテレビジョン、ウォーキートーキー、ネットブック、POS端末、ウェアラブル機器、バーチャルリアリティ機器、及び他のエレクトロニクス製品とし得る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】この出願の一実施形態に従った電子機器の概略図である。
図2図1に示す電子機器の分解図である。
図3】完全に開いた状態の図1に示す電子機器の構造の概略図である。
図4図3に示す第1のハウジングの構造の概略図である。
図5図4に示す第1のハウジングのB-Bに沿った断面図である。
図6図3に示す第1のキャビティの分解図である。
図7図6に示す第1のキャビティのC-Cに沿った断面図である。
図8図6に示す弾性部材の構造を第1の視点から見た概略図である。
図9図6に示す弾性部材の構造を第2の視点から見た概略図である。
図10】第1のキャビティ内に配置された後の弾性部材のC-Cに沿った断面図である。
図11図6に示す摺動部材の構造を第1の視点から見た概略図である。
図12図6に示す摺動部材の構造を第2の視点から見た概略図である。
図13図3に示す第1のキャビティのA-Aに沿った断面図である。
図14】この出願の一実施形態に従った電子機器及びエジェクタピンの構造の概略図である。
図15図14に示す電子機器及びエジェクタピンのD-Dに沿った断面図である。
図16図14に示すエジェクタピンが第1方向に沿って電子機器と結合された構造の概略図である。
図17図16に示す概略構成図のE-Eに沿った断面図である。
図18図1に示す電子機器を第1方向に沿ってエジェクタピンが開く概略構造図である。
図19図18に示す概略構成図のF-Fに沿った断面図である。
図20】半分開いた状態の図1に示す電子機器の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
この出願の実施形態は電子機器を提供する。
【0023】
図1は、この出願の一実施形態に従った電子機器の概略図である。
【0024】
この出願のこの実施形態における電子機器は、電子ラベル機器、電子追跡機器、電子測位機器、携帯電話、腕時計、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、又はウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、タッチテレビジョン、ウォーキートーキー、ネットブック、POS端末、ウェアラブル機器、バーチャルリアリティ機器、又はこれらに類するものとし得る。
【0025】
電子機器10は、第1のハウジング100及び第2のハウジング200を含んでいる。第1のハウジング100が第2のハウジング200と結合されており、第2のハウジング200は第1の孔210を備える。
【0026】
図2は、図1に示す電子機器の分解図である。第1のハウジング100、第2のハウジング200、バッテリ300、回路基板アセンブリ400、弾性部材500、及び摺動部材600が含まれている。第2のハウジング200は、第1のキャビティ220及び第2のキャビティ230を備え、第1のキャビティ220が第1の孔210を備え、第2のキャビティ230は第2のクランプ部材231を有する。
【0027】
図3は、完全に開いた状態の図1に示す電子機器の構造の概略図である。第1のハウジング100は、第1の収容空間110及び第2の収容空間120を備える。第1のクランプ部材111が第1の収容空間110に配置され、ストッパ121が第2の収容空間120に配置され、ストッパ121は第1表面1211を持つ。第2のハウジング200は、第1のキャビティ220及び第2のキャビティ230を備える。弾性部材500及び摺動部材600が第1のキャビティ220の内側に配置され、摺動部材600は第2表面6001を持つ。第2のキャビティ230の内側に、バッテリ300、回路基板アセンブリ400、及び第2のクランプ部材231が配置される。第1のクランプ部材111は、座屈を介して第2のクランプ部材231に接続されることができ、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231を用いることによって第1のハウジング100及び第2のハウジング200が互いに接続され、その結果、電子機器10の第1のハウジング100と第2のハウジング200とが堅固に結合され得る。
【0028】
この出願のこの実施形態において、2つ以上の第1のクランプ部材111が第1のハウジング100に配置されてもよく、2つ以上の第2のクランプ部材231が第2のキャビティ230内に配置されてもよい。複数の第1のクランプ部材111と複数の第2のクランプ部材231とが、座屈を介して対になるように接続され得る。それら複数の第1のクランプ部材111及び複数の第2のクランプ部材231を用いて第1のハウジング100と第2のハウジング200とが接続されることで、電子機器10の第1のハウジング100と第2のハウジング200とが堅固に結合される。
【0029】
図4は、図3に示す第1のハウジングの構造の概略図である。図5は、図4に示す第1のハウジングのB-Bに沿った断面図である。第1のハウジング100は更に封止キット112を備え、封止キット112は第1の収容空間110の外側に配置され、封止キット112を用いることによって第1の収容空間110と第2の収容空間120とが分離される。第1のハウジング100と第2のハウジング200が結合されるとき、封止キット112を用いて第1のキャビティ220と第2のキャビティ230も分離されることができる。第1のハウジング100及び第2のハウジング200は、封止キット112を用いることによって封止されたキャビティを形成することができる。第1のキャビティ220は第1の孔210を介して外部と連通しているので、例えば水及び空気などの物質が第1の孔210を介して第1のキャビティ220に入ることができ、第2のキャビティ230は封止キット112を用いることによって第1のキャビティ220から隔離されることができ、その結果、第2のキャビティ230の内側のバッテリ300や回路基板アセンブリ400などが損傷されるのが防止され、それにより製品封止性能が確保される。
【0030】
この出願のこの実施形態において、封止キット112の材料はゴムとし得る。
【0031】
この出願のこの実施形態において、封止キット112は弾性であるとし得る。封止キット112が第1の収容空間110の外側に配置されるとき、封止キット112が第1の収容空間110の外壁によって圧迫されるので、封止キット112の反発機能が、封止キット112が第1のハウジング100と密接に結合されることを可能にし、封止キット112が第1のハウジング100から抜け落ちるのを防止することができる。
【0032】
この出願のこの実施形態において、代わりに第1の収容空間110の外壁が弾性であってもよい。封止キット112が第1の収容空間110の外側に配置されるとき、第1の収容空間110の外壁が封止キット112によって圧迫されるので、第1の収容空間110の外壁の反発機能が、封止キット112が第1のハウジング100と密接に結合されることを可能にし、封止キット112が第1のハウジング100から抜け落ちるのを防止することができる。
【0033】
図6は、図3に示す第1のキャビティの分解図であり、第1のキャビティ220、弾性部材500、及び摺動部材600を含んでいる。第1のキャビティ220は、第1の突起223、第2の突起224、及びサイドアーム225を備えている。図7は、図6に示す第1のキャビティのC-Cに沿った断面図である。第1のキャビティ220は長さL1を持ち、第1のキャビティ220は底面及び側壁を持つ。第1のキャビティ220の底面及び/又は第1のキャビティ220の側壁は平滑であってもよいし、第1のキャビティ220の底面及び/又は第1のキャビティ220の側壁は代わりに凸凹であってもよい。第1の突起223及び第2の突起224は第1のキャビティ220の底面に配設され、サイドアーム225は第1のキャビティ220の側壁に配設され、サイドアーム225と第2の突起224との間に第1の摺動空間226が形成される。
【0034】
図8は、図6に示す弾性部材の構造を第1の視点から見た概略図である。図9は、図6に示す弾性部材の構造を第2の視点から見た概略図である。弾性部材500は、第2の孔501、弾性部502、及び第1の段差部503を備える。図10は、図6に示す第1のキャビティ内に配置された後の弾性部材のC-Cに沿った断面図である。弾性部材500が第1のキャビティ220内に配置された後、第1のキャビティ220は更に長さL2及び長さL3を持ち、第1の段差部503と第1のキャビティ220の底面との間に第2の摺動空間227が形成され、第1の摺動空間226、第2の摺動空間227、サイドアーム225、第2の突起224、第1のキャビティ220の側壁、第1の段差部503、及び第1のキャビティ220の底面の間に、第3の摺動空間228が形成される。
【0035】
この出願のこの実施形態において、弾性部材500及び第1の突起223は、第2の孔501を通して結合されることができ、第1の突起223が弾性部材500の内壁と当接する。弾性部材500の内壁が第1の突起223によって圧迫されるので、弾性部材500の反発機能が、第1の突起223が弾性部材500と密接に結合されることを可能にし、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0036】
この出願のこの実施形態において、第1の突起223が代わりに弾性であってもよく、弾性部材500及び第1の突起223が第2の孔501を通して結合される。第1の突起223が弾性部材500の内壁によって圧迫されるので、第1の突起223の反発機能が、第1の突起223と弾性部材500とが堅く結合されることを可能にし、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0037】
この出願のこの実施形態において、弾性部材500は、2つ以上の第2の孔501を有してもよく、第1のキャビティ220は、2つ以上の第1の突起223を有してもよい。弾性部材500と複数の第1の突起223が複数の第2の孔501を通して結合され、複数の第1の突起223が弾性部材500の内壁と当接する。弾性部材500の内壁が複数の第1の突起223によって圧迫されるので、弾性部材500の反発機能が、複数の第1の突起223が弾性部材500と堅く結合されることを可能にし、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0038】
この出願のこの実施形態において、第1の突起223が代わりに弾性であってもよく、弾性部材500は、2つ以上の第2の孔501を有してもよく、第1のキャビティ220は、2つ以上の第1の突起223を有してもよく、弾性部材500が、複数の第2の孔501を通して複数の第1の突起223と結合され、複数の第1の突起223が弾性部材500の内壁と当接する。複数の第1の突起223が弾性部材500の内壁によって圧迫されるので、複数の第1の突起223の反発機能が、複数の第1の突起223が弾性部材500と堅く結合されることを可能にし、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0039】
この出願のこの実施形態において、第2の孔501は貫通孔とすることができ、第1の突起223の高さは第2の孔501の長さと一致することができ、弾性部材500が第2の孔501を通して第1の突起223と結合される。弾性部材500の内壁と第1の突起223との間の接触面積が大きいので、第1の突起223と弾性部材500とが堅く結合されて、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0040】
この出願のこの実施形態において、弾性部502は第1のキャビティ220の内壁と当接することができ、弾性部502の反発機能が、弾性部材500が第1のキャビティ220と堅く結合されることを可能にし、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0041】
この出願のこの実施形態において、2つ以上の弾性部502が弾性部材500に配設されてもよく、複数の弾性部502が第1のキャビティ220の内壁と当接する。弾性部材500と第1のキャビティ220とが複数の弾性部502の反発機能を通じて堅く結合され、弾性部材500が抜け落ちるのを防止することができる。
【0042】
図11は、図6に示す摺動部材の構造を第1の視点から見た概略図であり、第1の摺動部6002、第2の摺動部6003、第3の摺動部6004、及び第1の接続片6007を含んでいる。摺動部材600は長さL4及び長さL5を持ち、第1の接続片6007は第1の接続片のネック部6005及び第1の接続片のヘッド部6006を備え、第1の接続片のネック部6005は長さL6を持ち、第1の接続片のヘッド部6006は長さL7を持ち、第1の接続片のネック部6005は凹部60051を備える。図12は、図4に示す摺動部材の構造を第2の視点から見た概略図である。摺動部材600は更に、第2表面6001を持つ。摺動部材600は幅W1を持ち、第1の接続片のネック部6005は幅W2を持ち、第1の接続片のヘッド部6006は幅W3を持つ。図13は、図3に示す第1のキャビティのA-Aに沿った断面図である。摺動部材600は、第1のキャビティ220及び第3の摺動空間228の底面上に配置され、第2の摺動部6003は第2の摺動空間227内に配置され、第1の摺動部6002は第1の摺動空間226内に配置され、第3の摺動部6004は第1のキャビティ220の底面上に配置される。第2の摺動部6003は第2の摺動空間227内で摺動することができ、第1の摺動部6002は第1の摺動空間226内で摺動することができ、第3の摺動部6004は第1のキャビティ220の底面上で摺動することができ、摺動部材600は第3の摺動空間228内で摺動することができる。
【0043】
この出願のこの実施形態において、第2の摺動空間227は、弾性部材500の第1の段差部503と第1のキャビティ220の底面との間に形成され、摺動部材600の第2の摺動部6003は第2の摺動空間227内に配置される。弾性部材500は第1の突起223と堅く結合され得るので、弾性部材500は代わりに、弾性部503を用いることによって第1のキャビティ220と堅く結合されて、摺動部材600が第1のキャビティ220から抜け落ちるのを防止してもよい。
【0044】
この出願のこの実施形態において、第1のキャビティ220の長さL1は、摺動部材600の長さL4以上であり、第1のキャビティ220の長さL2は、摺動部材600の長さL4以上であり、第1のキャビティ220の長さL1は、摺動部材600の長さL5以下であり、第1のキャビティ220の長さL2は、摺動部材600の長さL5以下である。これは、摺動部材600が第3の摺動空間228から抜け落ちるのを防止することができる。
【0045】
この出願のこの実施形態において、第1の摺動部6002のサイズと第2の摺動部6003のサイズとが異なってもよく、又は第1の摺動部6002の外観と第2の摺動部6003の外観とが異なってもよく、その結果、ユーザが摺動部材600を第1のキャビティ220内に配置するときのユーザの誤操作を防止することができ、間違い防止機能が提供される。
【0046】
この出願のこの実施形態において、第1の接続片のネック部6005はロープを掛けることができ、第1の孔210はロープ穴を掛ける機能を持つことができ、ロープの一端が第1の接続片のネック部6005に掛けられ、ロープの他端が第1の孔210を通って外に延びる。ロープが第1の接続片のネック部6005から抜け落ちるのを防止することができるように、第1の接続片のヘッド部6006の長さL7は、第1の接続片のネック部6005の長さL6よりも大きい。第1の接続片のネック部6005を用いることによってロープを掛ける機能が実現されるので、製品競争力が向上される。
【0047】
取り得る一実装において、第1の接続片のネック部6005はロープを掛けることができ、第1の孔210はロープ穴を掛ける機能を持つことができ、ロープの一端が第1の接続片のネック部6005に掛けられ、ロープの他端が第1の孔210を通って外に延びる。ロープが第1の接続片のネック部6005から抜け落ちるのを防止することができるように、第1の接続片のヘッド部6006の幅W3は、第1の接続片のネック部6005の幅W2よりも大きい。第1の接続片のネック部6005を用いることによってロープを掛ける機能が実現されるので、製品競争力が向上される。
【0048】
取り得る一実装において、第1の接続片のネック部6005はロープを掛けることができ、第1の孔210はロープ穴を掛ける機能を持つことができ、ロープの一端が第1の接続片のネック部6005に掛けられ、ロープの他端が第1の孔210を通って外に延びる。ロープが第1の接続片のネック部6005から抜け落ちるのを防止することができるように、第1の接続片のヘッド部6006の長さL7は、第1の接続片のネック部6005の長さL6よりも大きく、第1の接続片のヘッド部6006の幅W3は、第1の接続片のネック部6005の幅W2よりも大きい。第1の接続片のネック部6005を用いることによってロープを掛ける機能が実現されるので、製品競争力が向上される。
【0049】
この出願のこの実施形態において、摺動部材600が第1のキャビティ220の底面上を安定して摺動することができるように、摺動部材600は2つ以上の第3の摺動部6004を有してもよい。
【0050】
図14は、この出願の一実施形態に従った電子機器及びエジェクタピンの構造の概略図である。エジェクタピン700が含まれる。エジェクタピン700にエジェクタピンヘッド710が配設され、エジェクタピン700は第1方向P1に沿って移動することができる。第1方向P1は、第1の孔210から摺動部材600へと延びる方向である。図15は、図14に示す電子機器及びエジェクタピンのD-Dに沿った断面図である。第1のキャビティ220は幅W4を持ち、ストッパ121の第1表面1211が摺動部材600の第2表面6001に少なくとも部分的に対向することができ、第1の接続片のネック部6005の凹部60051が第1の孔210に少なくとも部分的に対向する。
【0051】
この出願のこの実施形態において、2つ以上の第1表面1211がストッパ121上に配設されることができ、2つ以上の第2表面6001が摺動部材600上に配設されることができ、複数の第1表面1211及び複数の第2表面6001が互いに対向することができる。他の取り得る一設計において、ストッパ121上に第1表面1211が配設され、2つ以上のストッパ121が第2の収容空間120内に配置されることができ、2つ以上の第2表面6001が摺動部材600上に配設されることができ、複数の第1表面1211及び複数の第2表面6001が互いに対向することができる。
【0052】
この出願のこの実施形態において、第1表面1211又は第2表面6001のうち少なくとも一方は斜面又は円弧面であることができ、摺動部材600の幅W1は第1のキャビティ220の幅W4よりも小さい。第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、摺動部材600は、第1のキャビティ220の第3の摺動空間228内で第1方向P1に沿って第2のキャビティ230の方に摺動することができ、ストッパ121が摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じ、ここで、第2方向P2は、第2のハウジング200が第1のハウジング100へと延びる方向である。ストッパ121が第2方向P2に変位を生じることで、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231がクランプすることから分離へと変化し、第1のハウジング100及び第2のハウジング200がクランプすることから分離へと変化し、その結果、電子機器10が開かれる。摺動部材600が第1のキャビティ220の第3の摺動空間228内で第1方向P1に沿って第2のキャビティ230の方に摺動するので、電子機器10を開く機能が実現され、製品競争力が向上される。
【0053】
この出願のこの実施形態において、第1のハウジング100と第2のハウジング200とがクランプされるとき、ストッパ121が摺動部材600と少なくとも部分的に当接することができ、第1表面1211が第2表面6001と少なくとも部分的に当接することができる。第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、摺動部材600が第1のキャビティ220の第3の摺動空間228内で第1方向P1に沿って第2のキャビティ230の方に摺動し、摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じるようにストッパ121を押し、それ故に、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231がクランプすることから分離へと変化し、第1のハウジング100及び第2のハウジング200がクランプすることから分離へと変化し、その結果、電子機器10が開かれる。ストッパ121が摺動部材600と少なくとも部分的に当接するので、摺動部材600が第3の摺動空間228内を第1方向P1に沿って摺動して電子機器10を開くとき、摺動部材600の摺動変位が短縮され、電子機器10を開く速さが改善され、製品競争力が向上される。
【0054】
この出願のこの実施形態において、第1のキャビティ220の底面に摺動スロットが配設されることができ、第3の摺動部6004が摺動スロットとともに配置される。第3の摺動部6004は摺動スロット内を摺動することができる。第1の孔210を介して摺動部材600に作用力が作用するとき、第3の摺動部6004が摺動スロット内を第1方向P1に沿って第2のキャビティ230の方に摺動することができ、ストッパ121が摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じ、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231がクランプすることから分離へと変化し、第1のハウジング100及び第2のハウジング200がクランプすることから分離へと変化し、その結果、電子機器10が開かれる。第3の摺動部6004が摺動スロット内を第1方向P1に沿って第2のキャビティ230の方に摺動するので、電子機器10を開く機能が実現され、製品競争力が向上される。
【0055】
図16は、図14に示すエジェクタピンが第1方向に沿って電子機器と結合された構造の概略図である。エジェクタピン700は、第1方向P1に沿って移動し、第2のハウジング200と結合されることができる。エジェクタピン700のエジェクタピンヘッド710が、少なくとも部分的に第1の孔210内に配置され得る。図17は、図16に示す概略構成図のE-Eに沿った断面図である。エジェクタピン700は、第1の孔210を通って摺動部材600に作用することができる。作用力の下で摺動部材600が第1方向P1に沿って移動する。ストッパ121が摺動部材600に対して第2方向P2に変位を生じる。第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231がクランプすることから分離へと変化し、第1のハウジング100及び第2のハウジング200がクランプすることから分離へと変化する。
【0056】
図18は、電子機器が開かれている概略構成図である。図19は、図18に示す概略構成図のF-Fに沿った断面図である。図13及び図19を参照するに、電子機器10を開く必要があるとき、エジェクタピン700が第1方向P1に沿って第2のハウジング200に向けて移動され、エジェクタピン700のエジェクタピンヘッド710が移動して第1の接続片のネック部6005の凹部60051と少なくとも部分的に当接すると、エジェクタピン700のエジェクタピンヘッド710が第1の接続片のネック部6005の凹部60051を押して、第1の接続片6007に第1方向P1の第1の作用力を与える。第1の作用力が、摺動部材600を第1方向P1に沿って第1のキャビティ220の底面上を摺動するように駆動し、摺動部材600の第2表面6001も第1方向P1に移動する。ストッパ121の第1表面1211又は摺動部材600の第2表面6001のうち少なくとも一方は斜面又は円弧面とすることができる。ストッパ121の第1表面1211は、摺動部材600の第2表面6001と少なくとも部分的に対向している。摺動部材600の第2表面6001がストッパ121の第1表面1211を押して、第1方向P1に沿ってストッパ121に第2の作用力を与え、第2方向P2における第2の作用力の成分は0より大きい。第2の作用力の第2方向P2の成分がストッパ121を第2方向P2に沿って移動するように駆動する。摺動部材600がストッパ121の第1表面1211を押して、ストッパ121に第2の作用力を与え、第1のハウジング100を第2方向P2に沿って移動するように駆動する。第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231がクランプ状態から分離へと変化し、第1のハウジング100と第2のハウジング200とが分離され、電子機器10が開かれる。エジェクタピン700を用いることによって摺動部材600が押されることで、摺動部材600が第1のキャビティ220の第3の摺動空間228内を第1方向P1に沿って第2のキャビティ230の方に摺動し、電子機器10を開く機能が実現され、製品競争力が向上される。
【0057】
図20は、電子機器10が半分開かれた状態にある概略図である。第1のクランプ部材111が第2のクランプ部材231から分離され、第1のハウジング100が第2のハウジング200から分離される。第1の孔210を通って第2のハウジング200に挿入されたエジェクタピン700が摺動部材600を第1のキャビティ220の内側に押して、摺動部材600に第1方向P1の第1の作用力を与えるので、第1の作用力が摺動部材600を第1方向P1に沿って摺動するように駆動し、摺動部材600の第2表面6001がストッパ121の第1表面1211を押してストッパ121に第2の作用力を与え、第2方向P2の第2の作用力の成分がストッパ121を第2方向P2に沿って移動するように駆動し、ストッパ121が第1のハウジング100を第2方向P2に沿って移動するように駆動し、その結果、電子機器10が開かれる。この出願のこの実施形態において、バックルを配設する必要はない。摺動部材600がハウジングと協働するように配置され、摺動部材600がエジェクタピン700を介して押されることで、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231がクランプ状態から分離へと変化し、第1のハウジング100及び第2のハウジング200がクランプすることから分離へと変化する。これは、電子機器10の外観の完全性を確保する。摺動部材600、エジェクタピン700、及び第1の孔210を用いることにより、ハウジングはクランプすることから分離へと変化することができ、ロープ穴を掛ける機能も実現することができる。電子機器10は、ロープを掛けるための追加の穴を必要とせず、これは、製品の外観上の穴の数を減少させ、製品の外観競争力を向上させる。
【0058】
この出願のこの実施形態において、電子機器10を閉じる必要があるとき、第2方向P2とは反対の第3方向P3に第3の作用力が第1のハウジング100に作用され、第3の作用力が、第2方向P2とは反対の第3方向P3に沿って移動するように第1のハウジング100を駆動する。ストッパ121の第1表面1211が第3方向P3に沿って移動するとき、ストッパ121の第1表面1211が摺動部材600の第2表面6001を押して摺動部材600に第4の作用力を与え、第1方向P1とは反対の第4方向P4における第4の作用力の成分は0より大きく、第4方向P4の第4の作用力の成分が、第1方向P1とは反対の第4方向P4に沿って移動するように摺動部材600を駆動する。第1のクランプ部材111が座屈を通じて第2のクランプ部材231に接続されると、第1のクランプ部材111及び第2のクランプ部材231を用いることによって第1のハウジング100と第2のハウジング200とが結合され、電子機器10が閉じられる。
【0059】
この出願のこの実施形態で提供される電子機器によれば、第2のハウジングの側部孔にエジェクタピンが挿入され、第1のハウジングが持ち上げられて電子機器を分解する。バックルを配設する必要がないので、電子機器の外観の完全性が確保される。第2のハウジングの側部孔は更に、ロープ穴を掛ける機能を持つことができる。当該電子機器は、ロープを掛けるための追加の穴を必要とせず、これは製品の外観上の穴の数を減少させ、製品の外観競争力を向上させる。
【0060】
更に言及しておくべきことには、この出願のこの実施形態において、例えば第1、第2、第3、及び第4などの関係用語は、1つのエンティティ又は動作を別のエンティティ又は動作から区別するために使用されるにすぎず、必ずしも、これらのエンティティ又は動作の間に何らかの実際の関係又は順序が存在することを必要としたり暗示したりするものではない。また、用語“含む”又は任意の他の用語は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、それ故に、要素のリストを含む構造又は機器は、それらの要素を含むだけでなく、明示的に列挙されない他の要素も含み、あるいは、そのような構造又は機器に固有の要素を更に含む。“含む”又は“含有する”によって先行される要素は、更なる制約なしに、その要素を含む構造又は機器内の追加の同一の要素の存在を排除しない。
【0061】
以上の説明は、実施形態の特定の実装にすぎず、実施形態の保護範囲を限定する意図はない。実施形態で開示された技術的範囲内の如何なる変形又は置換も、実施形態の保護範囲内に入るものである。従って、実施形態の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2024-06-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のハウジング(100)及び第2のハウジング(200)を有する電子機器であって、
前記第1のハウジング(100)は、ストッパ(121)及び第1のクランプ部材(111)を備え、
前記第2のハウジング(200)は、第1のキャビティ(220)、摺動部材(600)、及び第2のクランプ部材(231)を備え、
前記第1のキャビティ(220)は第1の孔(210)を備え、前記第1のキャビティ(220)は前記第1の孔(210)を介して外部と連通し、前記摺動部材(600)は前記第1のキャビティ(220)内に配置され、前記第1の孔(210)は前記摺動部材(600)に少なくとも部分的に対向し、
前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)は、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)を用いることによってクランプされ且つ接続され、前記第1のクランプ部材(111)と前記第2のクランプ部材(231)とがクランプされるときに、前記第1のハウジング(100)と前記第2のハウジング(200)とがクランプされ、第1方向(P1)における前記摺動部材(600)及び前記ストッパ(121)の投影が少なくとも部分的に重なり合い、前記第1方向(P1)は、前記第1の孔(210)が前記摺動部材(600)を向く方向であり、
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用するとき、前記摺動部材(600)が前記第1方向(P1)に沿って移動し、前記ストッパ(121)が前記摺動部材(600)に対して第2方向(P2)に変位を生じ、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)が、クランプすることから分離へと変化し、前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)が、クランプすることから分離へと変化し、前記第2方向(P2)は前記第2のハウジング(200)が前記第1のハウジング(100)を向く方向である、
電子機器。
【請求項2】
前記ストッパ(121)は第1表面(1211)を有し、前記摺動部材(600)は第2表面(6001)を有し、
前記第1表面(1211)又は前記第2表面(6001)のうち少なくとも一方は、斜面又は円弧面であり、
第1方向(P1)における前記摺動部材(600)及び前記ストッパ(121)の投影が少なくとも部分的に重なり合うことは、前記第1方向(P1)における前記第1表面(1211)及び前記第2表面(6001)の投影が少なくとも部分的に重なり合うことを有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)が、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)を用いることによってクランプされ且つ接続されるとき、前記ストッパ(121)が前記摺動部材(600)と少なくとも部分的に当接する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記第1のキャビティ(220)の底面に第2の突起(224)が配設され、前記第1のキャビティ(220)の側壁にサイドアーム(225)が配設され、
前記第2の突起(224)と前記サイドアーム(225)との間に第1の摺動空間(226)が形成され、
前記摺動部材(600)は第1の摺動部(6002)を備え、
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用し、前記摺動部材(600)が前記第1方向(P1)に沿って移動することは、前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に前記作用力が作用し、前記第1の摺動部(6002)が前記第1方向(P1)に沿って前記第1の摺動空間(226)に対して移動することを有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
当該電子機器は更に弾性部材(500)を有し、
前記第1のキャビティ(220)の底面に第1の突起(223)が配設され、
前記弾性部材(500)は第2の孔(501)を備え、前記弾性部材(500)は前記第1のキャビティ(220)内に配置され、
前記弾性部材(500)と前記第1の突起(223)とが、前記第2の孔(501)を介して互いに嵌合する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記弾性部材(500)に第1の段差部(503)が配設され、該第1の段差部(503)と前記第1のキャビティ(220)の前記底面との間に第2の摺動空間(227)が形成され、
前記摺動部材(600)は、第2の摺動部(6003)及び第3の摺動部(6004)を備え、
前記第2の摺動部(6003)は前記第2の摺動空間(227)内に配置され、前記第3の摺動部(6004)は、前記第1のキャビティ(220)の前記底面と接触する、
請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用し、前記摺動部材(600)が前記第1方向(P1)に沿って移動することは、前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に前記作用力が作用し、前記第2の摺動部(6003)が前記第1方向(P1)に沿って前記第2の摺動空間(227)に対して移動し、前記第3の摺動部(6004)が前記第1方向(P1)に沿って前記第1のキャビティ(220)の前記底面に対して移動することを有する、
請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第1のキャビティ(220)の前記底面に摺動スロットが配設され、該摺動スロットは前記第1方向(P1)に沿って延在し、
前記第3の摺動部(6004)は前記摺動スロット内に配置され、
前記第3の摺動部(6004)が前記第1方向(P1)に沿って前記第1のキャビティ(220)の前記底面に対して移動することは、前記第3の摺動部(6004)が前記第1方向(P1)に沿って前記摺動スロットに対して移動することを有する、
請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記弾性部材(500)と前記第1の突起(223)は締まり嵌めされる、又は
弾性部材(500)と第1のキャビティ(220)は締まり嵌めされる、
請求項5に記載の電子機器。
【請求項10】
前記摺動部材(600)は第1の接続片(6007)を備え、該第1の接続片(6007)は、該第1の接続片のネック部(6005)及び該第1の接続片のヘッド部(6006)を備え、
前記第1の孔(210)が前記摺動部材(600)に少なくとも部分的に対向することは、前記第1の孔(210)が前記第1の接続片の前記ネック部(6005)に少なくとも部分的に対向することを有し、
前記第1の孔(210)を介して前記摺動部材(600)に作用力が作用することは、前記第1の孔(210)を介して前記第1の接続片の前記ネック部(6005)に前記作用力が作用することを有する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項11】
前記第1の接続片の前記ヘッド部(6006)の長さ(L7)は、前記第1の接続片の前記ネック部(6005)の長さ(L6)よりも大きい、又は、前記第1の接続片の前記ヘッド部(6006)の幅(W3)は、前記第1の接続片の前記ネック部(6005)の幅(W2)よりも大きい、
請求項10に記載の電子機器。
【請求項12】
前記ストッパ(121)と前記第1のハウジング(100)とが一体形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項13】
前記弾性部材(500)の材料は、プラスチック、金属、又はゴムのうちの少なくとも1つである、請求項5に記載の電子機器。
【請求項14】
前記第1のハウジング(100)は封止キット(112)を備え、前記第2のハウジング(200)は第2のキャビティ(230)を備え、
前記第1のハウジング(100)及び前記第2のハウジング(200)が、前記第1のクランプ部材(111)及び前記第2のクランプ部材(231)を用いることによってクランプされ且つ接続されるとき、前記封止キット(112)を用いることによって前記第2のキャビティ(230)が封止される、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項15】
前記第2のキャビティ(230)は、バッテリ(300)及び回路基板(400)を備えている、請求項14に記載の電子機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
の出願は、電子機器技術の分野に関し、特に、ポータブル電子機器に関する。
【国際調査報告】