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特表2024-545558クロスデバイスナビゲーションタスク同期方法及び装置、デバイス、並びに記憶媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-10
(54)【発明の名称】クロスデバイスナビゲーションタスク同期方法及び装置、デバイス、並びに記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/52 20060101AFI20241203BHJP
   G01C 21/36 20060101ALN20241203BHJP
【FI】
G06F9/52 150Z
G01C21/36
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520828
(86)(22)【出願日】2022-10-21
(85)【翻訳文提出日】2024-04-04
(86)【国際出願番号】 CN2022126717
(87)【国際公開番号】W WO2023071940
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】202111244792.3
(32)【優先日】2021-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.WCDMA
3.ANDROID
4.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ワン,リー
【テーマコード(参考)】
2F129
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129AA03
2F129BB03
2F129BB19
2F129BB22
2F129BB26
2F129CC03
2F129DD13
2F129DD15
2F129EE02
2F129EE52
2F129EE78
2F129EE79
2F129EE81
2F129FF02
2F129FF11
2F129FF19
2F129FF20
2F129FF32
2F129FF57
2F129FF62
2F129FF63
2F129FF65
2F129GG17
2F129GG18
2F129HH02
2F129HH12
2F129HH20
2F129HH22
2F129HH35
(57)【要約】
本願はデータ伝送技術の分野に適用され、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法及び装置、デバイス、並びに記憶媒体を提供する。方法は、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じてナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成することと、第2端末が、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信し、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することとを含む。本願で提供される技術的解決法によれば、クロスデバイスナビゲーションタスク同期が実装可能である。クロスデバイスナビゲーションが実行される必要があるシナリオで、ユーザは、端末のナビゲーションアプリケーションのタスクを複数回セットする必要がないので、ナビゲーションタスク設定効率は大幅に向上し、ユーザの繰り返し操作は減る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと、
前記第1端末によって、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記ナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成することと、
第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信し、該ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することと、
前記第2端末によって、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することと
を有する同期方法。
【請求項2】
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第2端末によって、前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信することであり、前記通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
前記通信ラベルに応答して、前記第1端末によって、前記第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、該第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項1に記載の同期方法。
【請求項3】
前記した、前記第2端末によって、前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信することの前に、当該方法は、
前記第2端末によって、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信することと、
前記第2端末によって、前記ラベルサービススレッドを通じて前記ラベル書き込み要求に応答し、前記開始識別子を前記通信ラベルに加え、該通信ラベルを前記第2近距離通信モジュールに書き込むことと
を更に有する、
請求項2に記載の同期方法。
【請求項4】
前記第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、前記第1端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することの前に、当該方法は、
前記第2端末によって、前記第2端末が前記車両に関する起動イベントを検出する場合に、前記第1端末への通信接続を確立することと、
前記第2端末によって、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を前記第1端末へ送信して、前記第1端末が前記ナビゲーション同期情報を送信するようにすることと
を更に有する、
請求項1に記載の同期方法。
【請求項5】
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第1端末によって、前記第2端末によって送信された前記ナビゲーション転送通知を受信することと、
前記第1端末によって、前記ナビゲーション転送通知に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項4に記載の同期方法。
【請求項6】
前記した、前記第2端末によって、前記第2端末が前記車両に関するドア開放イベントを検出する場合に、前記第1端末への通信接続を確立することは、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第2端末が、前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第1端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合に、前記第2端末によって、前記登録デバイスリスト内の前記第1端末に関連した接続情報に基づいて、前記第1端末への前記通信接続を確立すること、又は
前記第2端末が、前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第1端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合に、前記第2端末によって、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へウェイクアップ命令を送信し、
前記第1端末によって、前記第2近距離通信モジュールを通じて前記第2端末によって送信された前記ウェイクアップ命令を受信し、
前記第1端末によって、前記第2端末への前記通信接続を確立するよう、前記ウェイクアップ命令に応答して前記第2端末へ無線接続要求を送信すること、と
を有する、
請求項4に記載の同期方法。
【請求項7】
前記第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、前記第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第1端末によって、前記第1端末が前記車両に関する駐車イベントを検出する場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することであり、前記近距離通信接続は、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
前記第1端末によって、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第1端末によって、前記第1端末が、前記第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることを認識する場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項1に記載の同期方法。
【請求項8】
前記した、前記第1端末によって、前記第1端末が前記車両に関する駐車イベントを検出する場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することは、
前記第1端末によって、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第1端末が、前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第2端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合に、前記第1端末によって、前記登録デバイスリスト内の前記第2端末に関連した接続情報に基づいて、前記第2端末への前記近距離通信接続を確立すること、又は
前記第1端末が、前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第2端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合に、前記第1端末によって、第1近距離通信モジュールを通じて前記第2端末へウェイクアップ命令を送信し、
前記第2端末によって、前記第1端末への前記近距離通信接続を確立するよう、前記ウェイクアップ命令に応答して前記第1端末へ近距離接続要求を送信すること、と
を有する、
請求項7に記載の同期方法。
【請求項9】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信し、該ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することは、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域に前記ナビゲーションデータをキャッシングし、前記第1端末への前記通信接続のハートビート信号を検出することと、
前記第2端末が前もってセットされた有効時間内に前記ハートビート信号を受信しなかった場合、前記第2端末によって、前記第1端末への前記近距離通信接続が途切れていることを認識し、前記ナビゲーション同期情報を前記第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと
を有する、
請求項7に記載の同期方法。
【請求項10】
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することの前に、当該方法は、
前記第1端末によって、前記ユーザのナビゲーション操作に応答して前記第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成することであり、前記ナビゲーションデータは前記ナビゲーションタスクに基づいて生成される、ことと、
前記第1端末によって前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前記第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信することであり、前記サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを前記第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、ことと、
前記サービス登録命令に応答して、前記第1端末によって、前記第1ナビゲーションアプリケーションを前記ナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、前記第1ナビゲーション転送モジュールを前記オン状態にセットすることであり、前記オン状態は、前記クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、前記第2端末に対して、前記第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成された前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと
を更に有する、
請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項11】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信し、該ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信し、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することの後で、当該方法は、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信することと、
前記第1端末によって、前記ナビゲーション同期完了情報に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションへ、前記ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、前記第1ナビゲーションアプリケーションの前記ナビゲーションタスクを停止することと
を更に有する、
請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項12】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信することの前に、当該方法は、
前記第1端末によって、前記第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得することであり、前記ナビゲーションアプリケーションリストは前記第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
前記第1端末によって、前記第1端末が、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在することを検出する場合、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を更に有する、
請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項13】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信することの後に、当該方法は、
前記第2端末によって、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出することと、
前記第2端末が、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在することを検出する場合、前記第2端末によって前記第2ナビゲーションアプリケーションとして、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションを使用し、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第2ナビゲーションアプリケーションへ前記ナビゲーション同期情報を送信する動作を実行することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を有する、
請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項14】
前記した、前記第2端末によって、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
前記第2端末によって、前記ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、該ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成することと、
前記第2端末によって、前記第2端末が、前記更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令を受信する場合に、前記ナビゲーション目的地に基づいて前記ナビゲーションタスクを更新することと
を有する、
請求項1乃至13のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項15】
第1端末に適用される、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前記ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成することと、
第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することであり、前記ナビゲーション同期情報は、前記第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するために使用される、ことと
を有する同期方法。
【請求項16】
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第2端末によるタッチ操作に応答して、前記第2端末の第2近距離通信モジュールによって送信された通信ラベルを受信することであり、前記通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
前記通信ラベルに応答して、前記第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、該第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項15に記載の同期方法。
【請求項17】
前記第2端末が、
前記第2端末が、ラベル書き込み条件が満足されることを検出する場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信し、
前記ラベルサービススレッドを通じて前記ラベル書き込み要求に応答し、前記開始識別子を前記通信ラベルに加え、該通信ラベルを前記第2近距離通信モジュールに書き込んだ後に、
前記通信ラベルは取得される、
請求項16に記載の同期方法。
【請求項18】
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信することであり、前記第2端末が前記第1端末に接続された後に、前記ナビゲーション転送通知は、前記第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることが検出されると、前記第1端末へ送信される、ことと、
前記ナビゲーション転送通知に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項15に記載の同期方法。
【請求項19】
前記した、前記第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信することの前に、当該方法は、
第2近距離通信モジュールを通じて前記第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信することと、
前記第2端末への前記通信接続を確立するよう、前記ウェイクアップ命令に応答して前記第2端末へ無線接続要求を送信することと
を更に有する、
請求項18に記載の同期方法。
【請求項20】
前記第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、前記第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記車両に関する駐車イベントが検出される場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することであり、前記近距離通信接続は、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項15に記載の同期方法。
【請求項21】
前記した、前記車両に関する駐車イベントを検出する場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第2端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、前記登録デバイスリスト内の前記第2端末に関連した接続情報に基づいて、前記第2端末への前記近距離通信接続を確立すること、又は
前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第2端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第1近距離通信モジュールを通じて前記第2端末へウェイクアップ命令を送信することであり、前記ウェイクアップ命令は、前記第2端末が前記第1端末への前記通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を有する、
請求項20に記載の同期方法。
【請求項22】
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記ユーザのナビゲーション操作に応答して前記第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成することであり、前記ナビゲーションデータは前記ナビゲーションタスクに基づいて生成される、ことと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前記第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信することであり、前記サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを前記第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、ことと、
前記サービス登録命令に応答して、前記第1ナビゲーションアプリケーションを前記ナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、前記第1ナビゲーション転送モジュールを前記オン状態にセットすることであり、前記オン状態は、前記クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、前記第2端末に対して、前記第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成された前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと
を有する、
請求項15乃至21のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項23】
前記した、第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することの後で、当該方法は、
前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第2端末によってフィードバックされたナビゲーション同期完了情報を受信することと、
前記ナビゲーション同期完了情報に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションへ、前記ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、前記第1ナビゲーションアプリケーションの前記ナビゲーションタスクを停止することと
を更に有する、
請求項15乃至22のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項24】
前記した、第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することの前に、当該方法は、
前記第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得することであり、前記ナビゲーションアプリケーションリストは前記第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を更に有する、
請求項15乃至23のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項25】
第2端末に適用される、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することであり、前記ナビゲーション同期情報は、前記第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションデータに基づいて生成される、ことと、
前記ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することと、
前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することと
を有する同期方法。
【請求項26】
前記した、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することは、
前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信して、前記第1端末が、前記通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、該第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得するようにすることであり、前記通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信することと
を有する、
請求項25に記載の同期方法。
【請求項27】
前記した、前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信することの前に、当該方法は、
前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信することと、
前記ラベルサービススレッドを通じて前記ラベル書き込み要求に応答し、前記開始識別子を前記通信ラベルに加え、該通信ラベルを前記第2近距離通信モジュールに書き込むことと
を更に有する、
請求項26に記載の同期方法。
【請求項28】
前記第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、
前記した、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することの前に、当該方法は、
前記車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、前記第1端末への通信接続を確立することと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を前記第1端末へ送信して、前記第1端末が前記ナビゲーション同期情報を送信するようにすることと
を更に有する、
請求項25に記載の同期方法。
【請求項29】
前記した、前記車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、前記第1端末への通信接続を確立することは、
前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第1端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、前記登録デバイスリスト内の前記第1端末に関連した接続情報に基づいて、前記第1端末への前記通信接続を確立すること、又は
前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第1端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へウェイクアップ命令を送信することであり、前記ウェイクアップ命令は、前記第1端末が前記第2端末への前記近距離通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を有する、
請求項28に記載の同期方法。
【請求項30】
前記第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、前記第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、
前記した、前記ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することは、
前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域に前記ナビゲーションデータをキャッシングし、前記第1端末への通信接続のハートビート信号を検出することと、
前もってセットされた有効時間内に前記ハートビート信号が受信されなかった場合、前記第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、前記ナビゲーション同期情報を前記第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと
を有する、
請求項25に記載の同期方法。
【請求項31】
前記した、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することの後に、当該方法は、
前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出することであり、前記ナビゲーションアプリケーションリストは前記第1ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、前記第2ナビゲーションアプリケーションとして、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションを使用し、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第2ナビゲーションアプリケーションへ前記ナビゲーション同期情報を送信する動作を実行することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を有する、
請求項25乃至30のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項32】
前記した、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
前記ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、該ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成することと、
前記更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、前記ナビゲーション目的地に基づいて前記ナビゲーションタスクを更新することと
を有する、
請求項25乃至31のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項33】
前記した、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することの後で、当該方法は、
前記第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信して、前記第1端末が、前記ナビゲーション同期完了情報に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、前記第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するようにすることを更に有する、
請求項25乃至32のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項34】
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて、前記プロセッサで実行され得るコンピュータプログラムと、を有し、
前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プロセッサは、請求項15乃至24のうちいずれか一項に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項35】
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて、前記プロセッサで実行され得るコンピュータプログラムと、を有し、
前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プロセッサは、請求項25乃至33のうちいずれか一項に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項36】
請求項34に記載の電子デバイスと、
請求項35に記載の電子デバイスと
を有するクロスデバイスナビゲーションタスク同期システム。
【請求項37】
コンピュータプログラムを記憶し、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項15乃至24のうちいずれか一項に記載の方法、又は請求項25乃至33のうちいずれか一項に記載の方法が実施される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、デバイス制御技術の分野に、特に、クロスデバイスナビゲーションタスク同期方法及び装置、デバイス、並びに記憶媒体に関係がある。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション技術の継続的発展により、ナビゲーション技術の適用シナリオは絶え間なく増えている。ナビゲーションは、運転車両のための初期のナビゲーションから、歩行中のユーザのためのナビゲーションへと徐々に発展し、サイクリングナビゲーションなどの適用シナリオ分野で更に細かく分類されている。ナビゲーションアプリケーションは、人々の生活や作業プロセスの中で欠くことのできない重要なアプリケーションのうちの1つとなっている。そのため、ナビゲーションタスクを迅速かつ便利に完了する方法は、至急解決される必要がある技術的課題となっている。
【0003】
既存のナビゲーションアプリケーションの場合、ユーザは、端末のナビゲーションアプリケーションにナビゲーション目的地を設定することがある。ナビゲーションアプリケーションは、ユーザの位置及び指定されたナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを生成し、ユーザの移動プロセスにおいて移動方向をユーザにプロンプトして、ナビゲーション目的を達成し得る。しかし、ユーザの実際のナビゲーションプロセスには、複数の異なるナビゲーションシナリオが存在する可能性があり、通常は、異なる端末が異なるナビゲーションシナリオでのナビゲーションのために使用される。例えば、車両運転シナリオでは、ナビゲーションは、車載端末のナビゲーションアプリケーションを使用することによってユーザのために実行されることがあり、歩行シナリオでは、ナビゲーションタスクは、ユーザによって持ち運ばれ得るスマートフォンを使用することによってユーザのために完了されることがある。従って、複数の異なるナビゲーションシナリオがナビゲーションプロセスに含まれる場合、ユーザは、異なる端末で複数回ナビゲーションタスクをセットする必要があるので、ユーザの設定操作は増え、ナビゲーションタスク設定効率は低下する。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施形態は、ナビゲーションタスク同期方法及び装置、デバイス、並びに記憶媒体を提供する。このようにして、ナビゲーション技術における以下の問題は解決できる。クロスデバイスナビゲーションシナリオでは、ユーザがナビゲーションタスクを複数回セットする必要があるために、ナビゲーションタスク設定効率が低く、ユーザの繰り返し設定が増える。
【0005】
第1の態様に従って、本願の実施形態は、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと、
第1端末が、ナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成することと、
第2端末が、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと、
第2端末が、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することと
を有する同期方法を提供する。
【0006】
第1の態様の可能な実施において、第1端末は第1ナビゲーション転送モジュールを含み、第2端末は第2ナビゲーション転送モジュールを含む。
【0007】
第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、具体的に、
第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することである。
【0008】
第1端末がナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成することは、具体的に、
第1端末が第1ナビゲーション転送モジュールを通じてナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成することである。
【0009】
第2端末が第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することは、具体的に、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することである。
【0010】
本願のこの実施形態を実装することの有利な効果は次の通りである:第1端末が、クロスデバイス伝送条件が満足されることを検出するとき、第1端末は、開始されたナビゲーションタスクのナビゲーションデータを第1ナビゲーションアプリケーションから第1端末のローカルの第1ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に取得し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成し、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し、それによって、クロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する。ナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末は、ローカルの第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーション同期情報を生成し第2ナビゲーションアプリケーションへ送信し、次いで、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することができ、それによってクロスデバイスナビゲーションタスク同期を実施する。既存のナビゲーション技術と比較して、クロスデバイスナビゲーションタスク同期が本願では実装可能である。クロスデバイスナビゲーションが実行される必要があるシナリオでは、ユーザは、端末のナビゲーションアプリケーションのタスクを複数回セットする必要がない。代わりに、ナビゲーションデータが、ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するよう、ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に転送され得、それによって、ナビゲーションタスクセット効率は大幅に向上し、ユーザの繰り返し操作は減る。その上、第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得した後、第1端末のローカルの第1ナビゲーション転送モジュールは、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールへナビゲーションデータを直接送信せず、ナビゲーションデータを対応するナビゲーション同期情報に変換する。ナビゲーション同期情報は、異なる端末のナビゲーション転送モジュール間で伝送され得る。次いで、ナビゲーション同期情報は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへ送信される。ナビゲーション同期情報は、2つの端末のナビゲーションアプリケーション間で直接伝送されない。従って、同じナビゲーションアプリケーションが第1端末及び第2端末でインストールされる必要がない。このようにして、クロスデバイス及びクロスアプリケーションナビゲーションデータ転送は実装でき、それによって、ナビゲーションタスク同期の適用範囲は更に改善される。
【0011】
第1の態様の可能な実施において、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
第2端末が、第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信することであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
通信ラベルに応答して、第1端末が、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0012】
第1の態様の可能な実施において、第2端末が、第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信する前に、方法は、
第2端末が、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信することと、
第2端末が、ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込むことと
を更に含む。
【0013】
第1の態様の可能な実施において、第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、第1端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末である。
【0014】
相応して、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する前に、方法は、
第2端末が車両に関するドア開放イベントを検出する場合に、第2端末が第1端末への通信接続を確立することと、
第2端末が、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を第1端末へ送信して、第1端末がナビゲーション同期情報を送信するようにすることと
を更に含む。
【0015】
第1の態様の可能な実施において、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
第1端末が、第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信することと、
第1端末が、ナビゲーション転送通知に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0016】
第1の態様の可能な実施において、第2端末が車両に関するドア開放イベントを検出する場合に、第2端末が第1端末への通信接続を確立することは、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
第2端末が、第1端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第1端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合には、第2端末が、登録デバイスリスト内の第1端末に関連した接続情報に基づいて、第1端末への通信接続を確立し、
第2端末が、第1端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第1端末が登録デバイスリスト内にあるが、第1端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合には、第2端末が、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へウェイクアップ命令を送信し、
第1端末が、第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信し、第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信し、
第1端末が、第2端末への通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第2端末へ無線接続要求を送信することと
を含む。
【0017】
第1の態様の可能な実施において、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0018】
相応して、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
第1端末が車両に関する駐車イベントを検出する場合に、第1端末が第2端末への近距離通信接続を確立することであり、近距離通信接続は第2端末へナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
第1端末が、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
第1端末が、第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることを認識する場合に、第1端末が第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0019】
第1の態様の可能な実施において、第1端末が車両に関する駐車イベントを検出する場合に、第1端末が第2端末への近距離通信接続を確立することは、
第1端末が、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
第1端末が、第2端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第2端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合には、第1端末が、登録デバイスリスト内の第2端末に関連した接続情報に基づいて、第2端末への近距離通信接続を確立し、
第1端末が、第2端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第2端末が登録デバイスリスト内にあるが、第2端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合には、第1端末が第1近距離通信モジュールを通じて第2端末へウェイクアップ命令を送信し、
第2端末が、第1端末への近距離通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第1端末へ近距離接続要求を送信することと
を含む。
【0020】
第1の態様の可能な実施において、第2端末が、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することは、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域にナビゲーションデータをキャッシングし、第1端末への通信接続のハートビート信号を検出することと、
第2端末が前もってセットされた有効時間内にハートビート信号を受信しなかった場合、第2端末が、第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと
を含む。
【0021】
第1の態様の可能な実施において、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する前に、方法は、
第1端末が、ユーザのナビゲーション操作に応答して第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成することであり、ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成される、ことと、
第1端末が、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信することであり、サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、ことと、
サービス登録命令に応答して、第1端末が、第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットすることであり、オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第2端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと
を更に含む。
【0022】
第1の態様の可能な実施において、第2端末が、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信し、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新した後で、方法は、
第2端末が第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信することと、
第1端末が、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止することと
を更に含む。
【0023】
第1の態様の可能な実施において、第2端末が第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信する前に、方法は、
第1端末が第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得することであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
第1端末が、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在することを検出する場合、第1端末が第2端末へナビゲーション同期情報を送信することであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を更に含む。
【0024】
第1の態様の可能な実施において、第2端末が第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信した後に、方法は、
第2端末が、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出することと、
第2端末が、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在することを検出する場合、第2端末が、第2ナビゲーションアプリケーションとして、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションを使用し、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへナビゲーション同期情報を送信する動作を実行することであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を含む。
【0025】
第1の態様の可能な実施において、第2端末がナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
第2端末が、ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成することと、
第2端末が、更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令を受信する場合に、第2端末がナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新することと
を含む。
【0026】
第2の態様に従って、本願の実施形態は、第1端末に適用される、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成することと、
第2端末へナビゲーション同期情報を送信することであり、ナビゲーション同期情報は、第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するために使用される、ことと
を含む同期方法を提供する。
【0027】
この実施では、第1端末がナビゲーション同期情報を第2端末へ送信した後、第2端末がナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーションタスクを更新するプロセスは、具体的に、第2端末が、受信したナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信し、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することである。
【0028】
第2の態様の可能な実施において、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
第2端末によるタッチ操作に応答して、第2端末の第2近距離通信モジュールによって送信された通信ラベルを受信することであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0029】
第2の態様の可能な実施において、第2端末が、ラベル書き込み条件が満足されることを第2端末が検出する場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信し、ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込んだ後に、通信ラベルは取得される。
【0030】
第2の態様の可能な実施において、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信することであり、第2端末が第1端末に接続された後に、ナビゲーション転送通知は、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることが検出されると、第1端末へ送信される、ことと、
ナビゲーション転送通知に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0031】
第2の態様の可能な実施において、第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信する前に、方法は、
第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信することと、
第2端末への通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第2端末へ無線接続要求を送信することと
を更に含む。
【0032】
第2の態様の可能な実施において、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末である。
【0033】
相応して、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
車両に関する駐車イベントが検出される場合に、第2端末への近距離通信接続を確立することであり、近距離通信接続は第2端末へナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0034】
第2の態様の可能な実施において、車両に関する駐車イベントを検出する場合に、第2端末への近距離通信接続を確立することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
第2端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第2端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第2端末に関連した接続情報に基づいて、第2端末への近距離通信接続を確立すること、又は
第2端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第2端末が登録デバイスリスト内にあるが、第2端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第1近距離通信モジュールを通じて第2端末へウェイクアップ命令を送信することであり、ウェイクアップ命令は、第2端末が第1端末への通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を含む。
【0035】
この実施では、第1端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信した後、第2端末は、ウェイクアップ命令に応答して、第1端末への通信接続を確立する。
【0036】
第2の態様の可能な実施において、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する前に、方法は、
ユーザのナビゲーション操作に応答して第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成することであり、ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成される、ことと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信することであり、サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、ことと、
サービス登録命令に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットすることであり、オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第2端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと
を更に含む。
【0037】
第2の態様の可能な実施において、第2端末へナビゲーション同期情報を送信した後、方法は、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2端末によってフィードバックされたナビゲーション同期完了情報を受信することと、
ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止することと
を更に含む。
【0038】
第2の態様の可能な実施において、第2端末へナビゲーション同期情報を送信する前に、方法は、
第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得することであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2端末へナビゲーション同期情報を送信することであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を更に含む。
【0039】
第3の態様に従って、本願の実施形態は、
前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されるナビゲーションデータ取得ユニットと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成するよう構成されるナビゲーション同期情報生成ユニットと、
第2端末へナビゲーション同期情報を送信するよう構成されるナビゲーション同期情報送信ユニットであり、ナビゲーション同期情報は、第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するために使用される、ナビゲーション同期情報送信ユニットと
を含むクロスデバイスナビゲーションタスク同期装置を提供する。
【0040】
第3の態様の可能な実施において、ナビゲーションデータ取得ユニットは、
第2端末によるタッチ操作に応答して、第2端末の第2近距離通信モジュールによって送信された通信ラベルを受信するよう構成される通信ラベル受信ユニットであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、通信ラベル受信ユニットと、
通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されるナビゲーション転送モジュール起動ユニットと
を含む。
【0041】
第3の態様の可能な実施において、第2端末が、ラベル書き込み条件が満足されることを第2端末が検出する場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信し、ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込んだ後に、通信ラベルは取得される。
【0042】
第3の態様の可能な実施において、ナビゲーションデータ取得ユニットは、
第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信するよう構成されるナビゲーション転送通知受信ユニットであり、第2端末が第1端末に接続された後に、ナビゲーション転送通知は、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることが検出されると、第1端末へ送信される、ナビゲーション転送通知受信ユニットと、
ナビゲーション転送通知に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されるナビゲーション転送通知応答ユニットと
を含む。
【0043】
第3の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク同期装置は、
第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信するよう構成されるウェイクアップ命令受信ユニットと、
第2端末への通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第2端末へ無線接続要求を送信するよう構成されるウェイクアップ命令応答ユニットと
を更に含む。
【0044】
第3の態様の可能な実施において、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末である。
【0045】
相応して、ナビゲーションデータ取得ユニットは、
車両に関する駐車イベントが検出される場合に、第2端末への近距離通信接続を確立するよう構成される駐車ドア開放トリガユニットであり、近距離通信接続は第2端末へナビゲーション同期情報を送信するために使用される、駐車ドア開放トリガユニットと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得するよう構成される第1ステータス認識ユニットと、
第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成される第1開始状態応答ユニットと
を含む。
【0046】
第3の態様の可能な実施において、駐車ドア開放トリガユニットは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識するよう構成される接続ステータス検出ユニットと、
第2端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第2端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第2端末に関連した接続情報に基づいて、第2端末への近距離通信接続を確立するよう構成される直接接続トリガユニットと、
第2端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第2端末が登録デバイスリスト内にあるが、第2端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第1近距離通信モジュールを通じて第2端末へウェイクアップ命令を送信するよう構成されるウェイクアップ命令送信ユニットであり、ウェイクアップ命令は、第2端末が第1端末への通信接続を確立することを可能にするために使用される、ウェイクアップ命令送信ユニットと
を含む。
【0047】
第3の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク同期装置は、
ユーザのナビゲーション操作に応答して第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成するよう構成されるナビゲーション操作応答ユニットであり、ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成される、ナビゲーション操作応答ユニットと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信するよう構成されるサービス登録ユニットであり、サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、サービス登録ユニットと、
サービス登録命令に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットするよう構成されるサービス登録応答ユニットであり、オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第2端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される、サービス登録応答ユニットと
を更に含む。
【0048】
第3の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク同期装置は、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2端末によってフィードバックされたナビゲーション同期完了情報を受信するよう構成されるナビゲーション同期完了情報受信ユニットと、
ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するよう構成されるナビゲーション終了ユニットと
を更に含む。
【0049】
第3の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク同期装置は、
第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得するよう構成されるナビゲーションアプリケーションリスト取得ユニットであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ナビゲーションアプリケーションリスト取得ユニットと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2端末へナビゲーション同期情報を送信するよう構成されるナビゲーションアプリケーション照合ユニットであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ナビゲーションアプリケーション照合ユニットと
を更に含む。
【0050】
第4の態様に従って、本願の実施形態は、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法を提供する。方法は、第2端末に適用され、
第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することであり、ナビゲーション同期情報は、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションデータに基づいて生成される、ことと、
ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することと、
ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することと
を含む。
【0051】
第4の態様の可能な実施において、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することは、
第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信して、第1端末が、通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するようにすることであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することと
を含む。
【0052】
第4の態様の可能な実施において、第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信する前に、方法は、
前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信することと、
ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込むことと
を更に含む。
【0053】
第4の態様の可能な実施において、第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0054】
相応して、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信する前に、方法は、
車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、第1端末への通信接続を確立することと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を第1端末へ送信して、第1端末がナビゲーション同期情報を送信するようにすることと
を更に含む。
【0055】
第4の態様の可能な実施において、車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、第1端末への通信接続を確立することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
第1端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第1端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第1端末に関連した接続情報に基づいて、第1端末への通信接続を確立すること、又は
第1端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第1端末が登録デバイスリスト内にあるが、第1端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へウェイクアップ命令を送信することであり、ウェイクアップ命令は、第1端末が第2端末への近距離通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を含む。
【0056】
この実施では、第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信した後、第1端末は、ウェイクアップ命令に応答して、第2端末への近距離通信接続を確立する。
【0057】
第4の態様の可能な実施において、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0058】
相応して、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域にナビゲーションデータをキャッシングし、第1端末への通信接続のハートビート信号を検出することと、
前もってセットされた有効時間内にハートビート信号が受信されなかった場合、第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと
を含む。
【0059】
第4の態様の可能な実施において、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信した後に、方法は、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出することであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第1ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2ナビゲーションアプリケーションとして、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションを使用し、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへナビゲーション同期情報を送信する動作を実行することであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を更に含む。
【0060】
第4の態様の可能な実施において、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成することと、
更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新することと
を含む。
【0061】
第4の態様の可能な実施において、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新した後に、方法は、
第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信して、第1端末が、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するようにすることを更に含む。
【0062】
第5の態様に従って、本願の実施形態は、
第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信するよう構成されるナビゲーション同期情報受信ユニットであり、ナビゲーション同期情報は、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションデータに基づいて生成される、ナビゲーション同期情報受信ユニットと、
ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信するよう構成されるナビゲーション同期情報送信ユニットと、
ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するよう構成されるナビゲーションタスク更新ユニットと
を含むナビゲーションタスク同期装置を提供する。
【0063】
第5の態様の可能な実施において、ナビゲーション同期情報受信ユニットは、
第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信して、第1端末が、通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するようにするよう構成される通信ラベル送信ユニットであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、通信ラベル送信ユニットと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信するよう構成されるタッチ操作フィードバックユニットと
を含む。
【0064】
第5の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク同期装置は、
前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信するよう構成されるラベル書き込み要求ユニットと、
ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込むよう構成される通信ラベル書き込みユニットと
を更に含む。
【0065】
第5の態様の可能な実施において、第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0066】
相応して、ナビゲーションタスク同期装置は、
車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、第1端末への通信接続を確立するよう構成されるドア開放イベントトリガユニットと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得するよう構成される第2ステータス認識ユニットと、
第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を第1端末へ送信して、第1端末がナビゲーション同期情報を送信するようにするよう構成される第2起動状態応答ユニットと
を更に含む。
【0067】
第5の態様の可能な実施において、ドア開放イベントトリガユニットは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識するよう構成される接続ステータス決定ユニットと、
第1端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第1端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第1端末に関連した接続情報に基づいて、第1端末への通信接続を確立するよう構成される直接接続送信ユニットと、
第1端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第1端末が登録デバイスリスト内にあるが、第1端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へウェイクアップ命令を送信するよう構成されるウェイクアップ実行ユニットであり、ウェイクアップ命令は、第1端末が第2端末への近距離通信接続を確立することを可能にするために使用される、ウェイクアップ実行ユニットと
を含む。
【0068】
第5の態様の可能な実施において、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0069】
相応して、ナビゲーション同期情報送信ユニットは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域にナビゲーションデータをキャッシングし、第1端末への通信接続のハートビート信号を検出するよう構成される情報キャッシングユニットと、
前もってセットされた有効時間内にハートビート信号が受信されなかった場合、第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信するよう構成されるハートビート信号リスニングユニットと
を含む。
【0070】
第5の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク同期装置は、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出するよう構成される一致アプリケーション検出ユニットであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第1ナビゲーションアプリケーションを含む、一致アプリケーション検出ユニットと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2ナビゲーションアプリケーションとして、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションを使用し、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへナビゲーション同期情報を送信する動作を実行するよう構成される第2ナビゲーションアプリケーション認識ユニットであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、第2ナビゲーションアプリケーション認識ユニットと
を更に含む。
【0071】
第5の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク更新ユニットは、
ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成するよう構成される更新プロンプト情報生成ユニットと、
更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新するよう構成される更新確認命令応答ユニットと
を含む。
【0072】
第5の態様の可能な実施において、ナビゲーションタスク同期装置は、
第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信して、第1端末が、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するようにするよう構成されるナビゲーション同期完了情報送信ユニットを更に含む。
【0073】
第6の態様に従って、本願の実施形態は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されて、プロセッサで実行され得るコンピュータプログラムとを含む電子装置を提供する。コンピュータプログラムを実行すると、プロセッサは、第2の態様の実施のいずれか1つに係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法を実施する。
【0074】
第7の態様に従って、本願の実施形態は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されて、プロセッサで実行され得るコンピュータプログラムとを含む電子装置を提供する。コンピュータプログラムを実行すると、プロセッサは、第4の態様の実施のいずれか1つに係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法を実施する。
【0075】
第8の態様に従って、本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、第2の態様又は第4の態様のいずれか1つに係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法が実施される。
【0076】
第9の態様に従って、本願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品が電子デバイスで実行されると、電子デバイスは、第2の態様又は第4の態様のいずれか1つに係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法を実行することができる。
【0077】
第10の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含むチップシステムを提供する。プロセッサはメモリに結合される。プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行して、第2の態様又は第4の態様のいずれか1つに係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法を実施する。
【0078】
第11の態様に従って、本願の実施形態は、第1端末及び第2端末を含むクロスデバイスナビゲーションシステムを提供する。
【0079】
第1端末は、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成される。
【0080】
第1端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じてナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成するよう構成される。
【0081】
第2端末は、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信するよう構成される。
【0082】
第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する。
【0083】
第11の態様の可能な実施において、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されることは、
第2端末が、第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信するよう構成されることであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
第1端末が、通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されることと
を含む。
【0084】
第11の態様の可能な実施において、第2端末は、
第2端末が、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信するよう構成され、
第2端末が、ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込むよう構成される、
よう更に構成される。
【0085】
第11の態様の可能な実施において、第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、第1端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末である。
【0086】
相応して、第2端末は、
第2端末が、車両に関するドア開放イベントが検出される場合に第1端末への通信接続を確立するよう構成され、
第2端末が、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得するよう構成され、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を第1端末へ送信して、第1端末がナビゲーション同期情報を送信するようにするよう構成される、
よう更に構成される。
【0087】
第11の態様の可能な実施において、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されることは、
第1端末が、第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信するよう構成されることと、
第1端末が、ナビゲーション転送通知に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されることと
を含む。
【0088】
第11の態様の可能な実施において、第2端末が、車両に関するドア開放イベントが検出される場合に第1端末への通信接続を確立するよう構成されることは、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識するよう構成されることと、
第2端末が、第1端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第1端末の接続ステータスが接続可能状態であることが認識される場合には、登録デバイスリスト内の第1端末に関連した接続情報に基づいて、第1端末への通信接続を確立するよう構成され、
第2端末が、第1端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第1端末が登録デバイスリスト内にあるが、第1端末の接続ステータスが接続不可状態であることが認識される場合には、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へウェイクアップ命令を送信するよう構成され、
第1端末が、第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信するよう構成され、
第1端末が、第2端末への通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第2端末へ無線接続要求を送信するよう構成される、ことと
を含む。
【0089】
第11の態様の可能な実施において、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0090】
相応して、第1端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されることは、
第1端末が車両に関する駐車イベントを検出する場合に、第1端末が第2端末への近距離通信接続を確立するよう構成されることであり、近距離通信接続は第2端末へナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
第1端末が、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得するよう構成されることと、
第1端末が、第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることが認識される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されることと
を含む。
【0091】
第11の態様の可能な実施において、第1端末が、車両に関する駐車イベントが検出される場合に第2端末への近距離通信接続を確立するよう構成されることは、
第1端末が、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識するよう構成されることと、
第1端末が、第2端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第2端末の接続ステータスが接続可能状態であることが認識される場合には、登録デバイスリスト内の第2端末に関連した接続情報に基づいて、第2端末への近距離通信接続を確立するよう構成され、
第1端末が、第2端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第2端末が登録デバイスリスト内にあるが、第2端末の接続ステータスが接続不可状態であることが認識される場合には、第1端末が第1近距離通信モジュールを通じて第2端末へウェイクアップ命令を送信するよう構成され、
第2端末が、第1端末への近距離通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第1端末へ近距離接続要求を送信するよう構成されることと
を含む。
【0092】
第11の態様の可能な実施において、第2端末が、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信するよう構成されることは、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域にナビゲーションデータをキャッシングし、第1端末への通信接続のハートビート信号を検出するよう構成されることと、
第2端末が、前もってセットされた有効時間内にハートビート信号が受信されなかった場合、第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信するよう構成されることと
を含む。
【0093】
第11の態様の可能な実施において、第1端末は、
第1端末が、ユーザのナビゲーション操作に応答して第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成するよう構成され、ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成され、
第1端末が、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信するよう構成され、サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用され、
第1端末が、サービス登録命令に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットするよう構成され、オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第2端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される、
よう更に構成される。
【0094】
第11の態様の可能な実施において、第1端末及び第2端末は、
第2端末が第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信するよう構成され、
第1端末が、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するよう構成される、
よう更に構成される。
【0095】
第11の態様の可能な実施において、第2端末が第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信する前に、次の:
第1端末が第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得するよう構成されることであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
第1端末が、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在することが検出される場合、第2端末へナビゲーション同期情報を送信するよう構成されることであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
が更に含まれる。
【0096】
第11の態様の可能な実施において、第2端末は、
第2端末が、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出するよう構成され、
第2端末が、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在することを検出する場合、第2端末が、第2ナビゲーションアプリケーションとして、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションを使用し、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへナビゲーション同期情報を送信する動作を実行するよう構成され、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、
よう更に構成される。
【0097】
第11の態様の可能な実施において、第2端末がナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
第2端末が、ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成するよう構成されることと、
第2端末が、更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新するよう構成されることと
を含む。
【0098】
第2の態様乃至第11の態様の有利な効果については、第1の態様の関連する記載を参照できる、ことが理解され得る。詳細については、ここで再び記載されない。
【図面の簡単な説明】
【0099】
図1】本願の実施形態に係るナビゲーションルートの模式図である。
図2A】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションのフローチャートである。
図2B】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションのフローチャートである。
図2C】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションのフローチャートである。
図3(a)-1】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションデータ伝送シナリオの模式図である。
図3(a)-2】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションデータ伝送シナリオの模式図である。
図3(b)-1】本願の他の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションデータ伝送シナリオの模式図である。
図3(b)-2】本願の他の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションデータ伝送シナリオの模式図である。
図4a(1)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク開始の模式図である。
図4a(2)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク開始の模式図である。
図4a(3)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク開始の模式図である。
図4b(1)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク開始の模式図である。
図4b(2)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク開始の模式図である。
図4b(3)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク開始の模式図である。
図4c】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク開始の模式図である。
図5(a)】本願の実施形態に係る、第1ナビゲーション転送モジュールのステータス切替の設定の模式図である。
図5(b)】本願の実施形態に係る、第1ナビゲーション転送モジュールのステータス切替の設定の模式図である。
図5(c)】本願の実施形態に係る、第1ナビゲーション転送モジュールのステータス切替の設定の模式図である。
図5(d)】本願の実施形態に係る、第1ナビゲーション転送モジュールのステータス切替の設定の模式図である。
図6(a)】本願の実施形態に係る第2端末のアプリケーションインストールプロンプトの模式図である。
図6(b)】本願の実施形態に係る第2端末のアプリケーションインストールプロンプトの模式図である。
図7(a)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの変更の模式図である。
図7(b)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの変更の模式図である。
図8(a)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの更新の模式図である。
図8(b)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの更新の模式図である。
図8(c)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの更新の模式図である。
図9(a)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの終了の模式図である。
図9(b)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの終了の模式図である。
図9(c)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの終了の模式図である。
図9(d)】本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの終了の模式図である。
図10(a)】本願の実施形態に係る同期失敗応答の模式図である。
図10(b)】本願の実施形態に係る同期失敗応答の模式図である。
図11A】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図11B】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図12】本願の実施形態に係る車載端末及びスマートフォンのタッチシナリオの模式図である。
図13A】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図13B】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図13C】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図13D】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図13E】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図14(a)】本願の実施形態に係る車載端末のインターフェースの模式図である。
図14(b)】本願の実施形態に係る車載端末のインターフェースの模式図である。
図15】本願の実施形態に係るユーザ端末、車載端末、及びサーバの間のサードパーティインタラクションのフローチャートである。
図16A】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図16B】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図16C】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式である。
図16D】本願の実施形態に係るナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。
図17】本願の実施形態に係る、第1端末によって実行されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施のフローチャートである。
図18】本願の実施形態に係る、第2端末によって実行されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施のフローチャートである。
図19】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期装置の構造のブロック図である。
図20】本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期装置の構造のブロック図である。
図21】本願の実施形態に係る端末デバイスの構造の模式図である。
図22】本願の実施形態に係る端末デバイスのソフトウェア構造のブロック図である。
図23】本願の実施形態に係る端末デバイスの構造のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0100】
以下の記載では、限定ではなく説明のために、具体的なシステム構造及び技術などの具体的な詳細は、本願の実施形態の完全な理解のために与えられている。ただし、当業者であれば、本願がこのような具体的な詳細によらずとも他の実施形態でも実施され得る、と知っているはずである。他の場合に、よく知られているシステム、装置、回路、及び方法の詳細な説明は、本願が不必要な詳細によって不明りょうにならずに記載されるように、省略される。
【0101】
本願の明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「含む」という用語は、記載されている特徴、全体、ステップ、動作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を示すもであって、1つ以上の他の特徴、全体、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又はそれらの組の存在又は追加を除外するものではない、ことが理解されるべきである。
【0102】
また、本願の明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「及び/又は」という用語は、1つ以上の関連する列挙アイテムの任意の組み合わせ及び全ての可能な組み合わせを示すものであり、これらの組み合わせ含む、ことも理解されるべきである。
【0103】
本願の明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、「~場合」という用語は、文脈に基づいて「~とき」、「~と」、「~を決定することに応答して」、又は「~を検出することに応答して」と解釈されてもよい。同様に、「~ことが決定される場合」又は「(記載されている条件又はイベント)が検出される場合」は、文脈に基づいて「~ことが決定されると」、「~ことを決定することに応答して」、「(記載されている条件又はイベント)が検出されると」、又は「(記載されている条件又はイベント)を検出することに応答して」の意味として解釈されてもよい。
【0104】
更に、本願の明細書及び添付の特許請求の範囲の記載において、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、単に記載を区別することを目的としており、相対的な重要度の指示又は示唆として理解されるべきではない。
【0105】
本願の明細書で記載されている「実施形態」、「いくつかの実施形態」などへの言及は、本願の1つ以上の実施形態が、実施形態を参照して記載されている特定の特徴、構造、又は特性を含むことを示している。従って、本明細書の様々な場所に現れる「実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「いくつかの他の実施形態において」及び「他の実施形態において」などの記述は、からな図示も同じ実施形態への言及する意味しているわけではない。代わりに、当該記述は、他の方法で別なふうに特に強調されない限り、「1つ以上の、しかし全てではない実施形態」を意味する。「含む」、「有する」、「持っている」という用語及びそれらの変形は全て、他の方法で別なふうに特に強調されない限り、「含むが限定されない」を意味する。
【0106】
ナビゲーション技術の継続的発展により、ナビゲーションアプリケーションの適用シナリオは増えており、人々の生活及び仕事の全ての側面をカバーしている。しかし、ナビゲーション技術の適用シナリオが絶え間なく増えると、それに応じてシナリオの複雑さは増す。同じナビゲーションルートには、歩行、サイクリング、運転、及びバスなどの種々のナビゲーションシナリオが含まれ得る。異なるシナリオでは、通常、ナビゲーションは、異なる端末のナビゲーションアプリケーションを使用することによって実行される必要がある。例えば、歩行シナリオでは、ユーザは、ナビゲーションのためにスマートフォンのナビゲーションアプリケーションを使用することがある。しかし、運転ナビゲーションシナリオでは、ユーザは、ナビゲーションを完了するために車載端末のナビゲーションアプリケーションを使用することがある。
【0107】
例えば、ナビゲーションタスクが記載のための例として使用される。旅行中、ユーザは、観光名所に行く必要があり、対応する目的地を任意の端末のナビゲーションアプリケーションに入力し得る。ナビゲーションアプリケーションは、ナビゲーション目的地及び最初の場所に基づいて、対応するナビゲーションタスクを生成し、リアルタイムで、ナビゲーション目的地に行くようユーザに指示し得る。図1は、本願の実施形態に係るナビゲーションルートの模式図である。図1を参照すると、ナビゲーションルートの起点は家であり、目的地は観光名所であり、ナビゲーションルートは歩道、道路、及び高速を含む。ナビゲーションルートの歩道セクション、つまりセクションA及びセクションCでは、ユーザは徒歩で移動する必要がある。道路及び高速のセクション、つまりセクションBでは、ユーザは運転により移動する必要がある。従って、ナビゲーションプロセス全体では、ユーザは最初に目的地、つまり観光名所をポータプルスマートフォンのナビゲーションアプリケーションに入力し、セクションAでの歩行を完了する必要がある。次いで、ユーザがセクションAでの歩行を完了し、セクションBに来ると、ユーザは、セクションBでの運転を完了するために、徒歩から運転へ切り替え得る。従って、セクションBのナビゲーションは、車両の車載端末のナビゲーションアプリケーションを使用することによってユーザのために実行され得る。この場合に、ユーザは、車載端末のナビゲーションアプリケーションに再び目的地を入力する必要がある。最後に、ユーザがセクションBでの運転を完了し、セクションCに来ると、ユーザは運転から徒歩に切り替える必要がある。この場合、ユーザは目的地をスマートフォンに再び入力する必要がある。
【0108】
ナビゲーションタスクが複数のナビゲーションシナリオを含む場合に、異なるナビゲーションシナリオでは異なる端末を使用することによってナビゲーションが完了されるとき、ユーザは、ナビゲーションタスクプロセス全体において複数回異なる端末でナビゲーション目的地を入力する必要がある。その結果、ユーザは、ナビゲーションタスク設定操作を複数回繰り返す必要があり、それによって、ナビゲーション効率は低下する。
【実施例1】
【0109】
従って、既存のクロスデバイスナビゲーションタスク同期技術の欠点を解消するために、本願はクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法を提供する。クロスデバイスナビゲーションタスク同期方法は、具体的に、2つの端末デバイス、つまり第1端末及び第2端末によって実行され得る。端末デバイスは、スマートフォン、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末(略して、車載端末)、タブレットコンピュータ、スマートウォッチ、又はスマートバンドなどの電子デバイスであってよい。ナビゲーションアプリケーションは端末デバイスにインストールされる。ユーザによって開始されるナビゲーションタスクは、ナビゲーションアプリケーションを使用することによって実行され得る。
【0110】
第1端末及び第2端末は同じタイプの端末であってもよい、ことが留意されるべきである。例えば、第1端末はスマートフォンであり、第2端末もスマートフォンである。確かに、代替的に、第1端末及び第2端末は異なるタイプのタイプであってもよい。例えば、第1端末はスマートフォンであり、第2端末は車載端末であり、あるいは、第1端末は車載端末であり、第2端末はスマートフォンである。ここで、第1端末及び第2端末の端末タイプは限定されず、適切な端末タイプが、実際のナビゲーションシナリオに応じて選択され得る。
【0111】
図2A図2B、及び図2Cは、本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションのフローチャートである。詳細は以下の通りである。
【0112】
S201:第1端末は、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する。
【0113】
この実施形態では、対応するクロスデバイス伝送条件は第1端末に対して設定され得る。クロスデバイス伝送条件は、第1ナビゲーションアプリケーションのローカルのナビゲーションタスクが他の端末(この実施形態では第2端末)と同期される必要があることを第1端末に通知するために使用される。例えば、第1端末は、クロスデバイスナビゲーションデータ伝送デバイスリストを記憶し得る。第1端末がデバイスリスト内のいずれかの登録端末の無線信号を見つける場合に、第1端末は、クロスデバイス伝送条件が満足されることを認識し、ステップS201の動作を実行する。他の例として、対応するクロスデバイス伝送トリガジェスチャが第1端末に対して設定されてもよい。ユーザによって開始されるタッチ制御操作が前もってセットされたトリガジェスチャに一致することを検出すると、第1端末は、クロスデバイス伝送条件が満足されることを認識し、ステップS201の動作を実行する。クロスデバイス伝送条件は具体的に、第1端末に対応する端末タイプ及び実際の使用ステータスに基づいて設定されてもよい。1つ以上のクロスデバイス伝送条件が存在してもよいことが留意されるべきである。
【0114】
例えば、図3(a)-1及び図3(a)-2は、本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションデータ伝送シナリオの模式図である。図3(a)-1及び図3(a)-2を参照して、ユーザはスマートフォンを持っており、スマートフォンの周囲範囲内には、車載端末を取り付けられた車両がある。スマートフォンのフォアグラウンドはナビゲーションアプリケーション(つまり、第1ナビゲーションアプリケーション)を起動する。この場合に、ユーザは、ナビゲーションアプリケーションに対応する操作インターフェースで、車載端末への方向でのスライド操作、つまりスライドトラック31を開始し得る。スライド操作は、クロスデバイスナビゲーションデータ伝送のための前もってセットされたトリガジェスチャである。従って、ユーザが長いスライド操作を開始することを検出すると、スマートフォンは、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足されることを決定し、ステップS201の動作を実行する。
【0115】
他の例として、第1端末のシナリオは、クロスデバイス伝送を実装することができる複数の端末を含む。図3(b)-1及び図3(b)-2は、本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションデータ伝送シナリオの模式図である。図3(b)-1及び図3(b)-2に示されるように、このシナリオでは、ユーザはスマートフォンを持っており、スマートフォンの周囲範囲内には、車載端末を取り付けられた複数の車両が存在する。言い換えれば、複数の第2端末が存在する。この場合に、第1端末がナビゲーションタスクを同期する必要がある第2端末は、次の3つ方法のうちのいずれか1つで決定され得る。3つの方法は夫々次の通りである。
【0116】
方法1:異なるクロスデバイス伝送条件が異なる第2端末に対して設定される。例えば、第1端末は、異なる第2端末に対して異なるトリガジェスチャを設定し得る。図3(b)-1に示されるように、車両Aの車載端末に対応するトリガジェスチャは左方向へのスライドであり、車両Bの車載端末に対応するトリガジェスチャは上方向へのスライドであり、車両Cの車載端末に対応するトリガジェスチャは右方向へのスライドである。これに基づいて、第1端末は、スマートフォンに対してユーザによって開始されたスライド操作を取得し、スライド操作及びそのスライド操作に一致するトリガジェスチャに基づいて、ナビゲーションタスクが同期される必要がある第2端末を決定し得る。例えば、この実施形態では、ユーザが上方向への長いスライド操作を開始すると、第1端末は、車両Bの車両端末を、ナビゲーションタスクが同期される必要がある第2端末として使用し得る。
【0117】
方法2:ナビゲーションタスクが同期される必要がある第2端末は、各第2端末と第1端末との相対位置に基づいて決定される。第1端末は、無線信号の信号強度に基づいて、又は距離センサなどの方法で、第1端末と各第2端末との間の相対的な位置関係を取得し、相対的な位置関係に基づいて、ナビゲーションタスクが同期される第2端末を決定し得る。相対的な位置関係は、第1端末と各第2端末との間の距離と、第1端末及び各第2端末の向きとであってよい。例えば、第1端末は、第1端末と各第2端末との間の距離を取得し、第1端末に最も近い第2端末を、ナビゲーションタスクが同期される第2端末として選択し得る。例えば、スマートフォンと車両Aの車載端末との間の距離は2mであり、スマートフォンと車両Bの車載端末との間の距離は1mであり、スマートフォンと車両Cの車載端末との間の距離は1.5mである。この場合に、第1端末は更に、車両Bの車載端末を、ナビゲーションタスクが同期される第2端末として使用し得る。
【0118】
方法3:ナビゲーションタスクが同期される必要がある第2端末は、デフォルトの優先順位に基づいて決定される。第1端末は、前もって各第2端末に対して対応する同期優先度を設定する。範囲内に複数の第2端末が存在することが同時に検出される場合、最も高い同期優先度を持った第2端末が、対応する同期優先度に基づいて、同期が実行される必要がある第2端末として選択され得る。例えば、表1は、第1端末によって前もって記憶されている同期優先度対応表を示す。表1に示されるように、車両Aの車載端末に対応する同期優先度は1であり、車両Bの車載端末に対応する同期優先度は2であり、車両Cの車載端末に対応する同期優先度は3である。この場合に、スマートフォンが上記の3つの車載端末を同時に見つけるならば、この場合に、車両Aの車載端末は同期優先度が最も高いので、車両Aの車載端末が、ナビゲーションタスクが同期される第2端末として使用される。
【表1】
【0119】
この実施形態において、第1ナビゲーション転送モジュールは第1端末に対して設定され、ナビゲーションタスクを実施することができる少なくとも1つの第1ナビゲーションアプリケーションは第1端末にインストールされている。第1ナビゲーションアプリケーションは具体的に、第1端末のアプリケーションレイヤで実行されるアプリケーションである。第1ナビゲーションアプリケーションは、ユーザによって開始されるナビゲーションタスクに応答することができる。第1ナビゲーション転送モジュールは具体的に、クロスデバイスナビゲーションタスク同期を実施するよう構成される。伝送動作には、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することが含まれる。
【0120】
この実施形態において、第1端末は、第1ナビゲーションアプリケーションから第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションタスクに関するナビゲーションデータを取得し得る。例えば、ナビゲーションデータは、ナビゲーションタスクのナビゲーション目的地、ナビゲーション開始点、中継点、ナビゲーションルート規則、現在位置、などを含む。ナビゲーション開始点とナビゲーション目的地との間には具体的に、重要な中継点がある。ユーザは1つ以上の中継点をセットし得る。生成されたナビゲーションルートは、ナビゲーション開始点を開始地点として使用し、ナビゲーション目的地を終点として使用し、各中継点を通過する。ナビゲーションルート規則は具体的に、ナビゲーションルートが生成される場合のユーザ好み、例えば、「高速優先」、「最小限の渋滞空間」、又は「最も安いコスト」などの種々の好みを決定するために使用され、それにより、ナビゲーションアプリケーションは、ユーザ好み及び実時間の道路上状況に基づいて、対応するナビゲーションルートを生成する。
【0121】
可能な実施において、第1ナビゲーション転送モジュールは、第1端末のアプリケーションレイヤで実行されるバックグラウンドプログラムであってよい。この場合に、第1ナビゲーション転送モジュールは、アプリケーションレイヤから、第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するための許可を取得してもよく、クロスデバイス伝送条件が満足されることが検出されると、許可に基づいて第1ナビゲーションアプリケーションから対応するナビゲーションデータを取得し得る。
【0122】
可能な実施において、第1ナビゲーション転送モジュールは、代替的に、第1端末のアプリケーションフレームワークレイヤで実行されてもよく、第1ナビゲーションアプリケーションに対してナビゲーションタスク同期のための対応するアプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface,API)を供給し、APIインターフェースを通じて第1ナビゲーションアプリケーションから対応するナビゲーションデータを取得し得る。
【0123】
この実施形態において、ステップS201の前に、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションは、ユーザによって開始されるナビゲーションタスクに応答している。言い換えれば、第1端末は、ナビゲーションタスクを実行中である端末である。
【0124】
依然として図2A図2B及び図2Cを参照して、更に、本願の他の実施形態において、第1端末は最初に、ステップS201の前に第1ナビゲーションアプリケーションを通じて、ユーザによって開始されたナビゲーションタスクに応答する必要があるので、これに基づいて、第1端末が、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する前に、方法はステップS200.1からステップ200.3の動作を更に含む。具体的に説明は次の通りである。
【0125】
S200.1:第1端末は、ユーザのナビゲーション操作に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成する。ナビゲーションデータは、ナビゲーションタスクに基づいて生成される。
【0126】
この実施形態において、第1端末は、フォアグラウンドで第1ナビゲーションアプリケーションを実行し得る。ユーザは、第1ナビゲーションアプリケーションによって生成された操作インターフェースでナビゲーション動作を開始し、例えば、対応するナビゲーション目的を入力して、対応するナビゲーションタスクを生成し得る。ナビゲーションタスクを実行する過程で、第1ナビゲーションアプリケーションは、ナビゲーションタスクに対応するナビゲーションデータを生成し得る。ユーザによって開始されるナビゲーション操作はタッチ制御操作であってよい。例えば、図4a(1)、図4a(2)及び図4a(3)は、本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの開始の模式図である。図4a(1)を参照して、第1端末は具体的にスマートフォンである。ナビゲーションアプリケーション、つまりアプリケーション41は、スマートフォンにインストールされている。ユーザは、アプリケーション41に対応するアイコンをタップすることによってアプリケーション41を起動し、図4a(2)に示される対応するナビゲーション操作インターフェースを生成し得る。第1端末は、ユーザによって領域42(具体的に、目的地)に入力されたナビゲーション目的地、例えば、「New World Plaza」を受け取ることができる。アプリケーション41が前もって第1端末の位置決め許可を取得している場合には、アプリケーション41は、第1端末に設定されている位置決めモジュールを使用することによって第1端末の現在位置情報を取得し、開始位置、つまり領域43に自動的に現在位置情報を書き込み得る。確かに、ユーザは、実際のケースに応じて開始位置を更に調整してもよく、つまり、領域43をタップすることによって対応する開始位置を入力してもよい。領域44では、ナビゲーションが実行される必要があるナビゲーションシナリオ、例えば、運転シナリオ、バスシナリオ、又は歩行シナリオが選択されてもよい。例えば、図4a(2)では、運転シナリオが選択されている。ナビゲーションタスクの全ての内容がセットされた後、対応するナビゲーションタスクは、コントロール45(つまり、ナビゲーション開始)をタップすることによって生成され得、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションは、図4a(3)に示されるように、ユーザをナビゲーションし始める。
【0127】
可能な実施において、ユーザによって開始されるナビゲーション操作は、代替的に、音声ナビゲーション操作であってもよい。例えば、図4b(1)、図4b(2)及び図4b(3)は、本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの開始の模式図である。図4b(1)を参照して、第1端末は具体的にスマートフォンであり、スマートフォンのナビゲーション操作インターフェースは音声ナビゲーションコントロール46を含む。ユーザがコントロール46をタップしたことをスマートフォンが検出する場合に、スマートフォンは、図4b(2)に示されている音声ナビゲーショントリガモードに入る。この状態で、スマートフォンは、ユーザによって送信された音声命令を聞く。例えば、ユーザが「観光名所Aに行きたい」と言う場合、スマートフォンは、観光名所Aへのナビゲーションがユーザのために実行される必要があると認識し、図4b(3)に示されるように、現在位置から観光名所Aまでのナビゲーションに対応するナビゲーションルートを生成する。
【0128】
例えば、図4cは、本願の他の実施形態に係るナビゲーションタスクの開始の模式図である。図4cの(1)を参照して、第1端末は具体的に車載端末である。図4cの(1)に示されるように、起動された後、車載端末は自動的にナビゲーションインターフェースに入り得る。対応する音声活性化コマンドは車載端末に対して設定され得る。ユーザが対応する音声活性化コマンド、例えば、「ハイ、私の車」を言ったことを車載端末が検出する場合に、車載端末は音声ナビゲーショントリガモードに入る。この状態で、車載端末は、ユーザによって送信された音声命令を聞く。例えば、図4cの(2)に示されるように、ユーザが「観光名所Aに行きたい」と言う場合、車載端末は、観光名所Aまでのナビゲーションルートを生成する。
【0129】
可能な実施において、ナビゲーションシナリオに対応するデフォルトのシナリオは、端末タイプに基づいて決定され得る。例えば、端末タイプが車載端末タイプである場合、ナビゲーションアプリケーションでの対応するナビゲーションシナリオは、デフォルトで運転シナリオとして選択され得る。端末タイプがポータブル端末タイプである場合、ナビゲーションアプリケーションでの対応するナビゲーションシナリオは、デフォルトで歩行シナリオとして選択されるか、あるいは、デフォルトでバスシナリオとして選択され得る。デフォルトのシナリオと端末タイプとの間の具体的な関係は、実際のケースに応じてセットされ得る。
【0130】
S200.2:第1端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信する。サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される。
【0131】
この実施形態において、ナビゲーションタスク同期がその後に実行される必要がある場合に第1ナビゲーション転送モジュールが第1ナビゲーションアプリケーションから対応するナビゲーションデータを取得することができるように、第1ナビゲーションアプリケーションはサービス登録命令を第1ナビゲーション転送モジュールへ送信する。第1ナビゲーション転送モジュールが第1端末のアプリケーションレイヤで実行されるバックグラウンドプログラムである場合、第1ナビゲーションアプリケーションは、アプリケーションレイヤのプログラム間の仮想通信インターフェースを通じて第1ナビゲーション転送モジュールへサービス登録命令を送信し得る。第1ナビゲーション転送モジュールが第1端末のアプリケーションフレームワークレイヤで実行されるナビゲーションマネージャである場合、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されるサービス登録命令は、第1ナビゲーション転送モジュールと第1ナビゲーションアプリケーションとの間のAPIインターフェースを通じて受信され得る。
【0132】
S200.3:サービス登録命令に応答して、第1端末は、第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットする。オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第2端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される。
【0133】
この実施形態において、第1端末の第1ナビゲーション転送モジュールはナビゲーション同期アプリケーションリストを記憶し得る。ナビゲーション同期アプリケーションリストは、サービス登録命令を送信する各アプリケーション、例えば第1ナビゲーションアプリケーションを記録し得る
【0134】
可能な実施において、複数のナビゲーションアプリケーション、例えば、Amap、Baidu Maps、及びGoogle Mapsが、第1端末にインストールされてもよい。ユーザが、第1端末を使用する過程で、複数のナビゲーションアプリケーションを起動する場合、各ナビゲーションアプリケーションがサービス登録命令を第1ナビゲーション転送モジュールへ送信する。従って、複数のナビゲーションアプリケーションが、第1ナビゲーション転送モジュールで保持されているナビゲーション同期アプリケーションリストには記録される。例えば、表2は、本願の実施形態に係るナビゲーション同期アプリケーションリストの模式図である。表2を参照して、対応するナビゲーションタスクを開始し実行した後、第1端末の任意のナビゲーションアプリケーションは、各受信されたサービス登録命令の時間を、対応するアプリケーション識別子と関連付け、関連付けをナビゲーション同期アプリケーションリストに格納し得る。第1端末は、ナビゲーション同期アプリケーションリストに基づいて、起動されたナビゲーションアプリケーション及び各ナビゲーションアプリケーションの登録時間を決定し得る。第1端末の起動プロセスでナビゲーションアプリケーションが複数のナビゲーションタスクを実行する場合、ナビゲーションアプリケーションは複数のサービス登録命令を第1ナビゲーション転送モジュールへ送信し得る。例えば、表2の第1エントリ及び第4エントリに基づいて、ナビゲーションアプリケーションBaidu Mapsは、14:00及び17:11の2つの時点でサービス登録命令を第1ナビゲーション転送モジュールへ送信している。この場合に、第1ナビゲーション転送モジュールは、最新の登録時間を持った第1ナビゲーションアプリケーション、例えば、表2で17:11の登録時間を持ったBaidu Mapsから、対応するナビゲーションデータを取得し得る。任意に、第1ナビゲーション転送モジュールは、フォアグラウンドで現在実行されている第1ナビゲーションアプリケーションから、対応するナビゲーションデータを取得する。
【表2】
【0135】
この実施形態において、サービス登録命令を第1ナビゲーション転送モジュールへ送信する各第1ナビゲーションアプリケーションは、第1端末のナビゲーションアプリケーションエコシステムを形成する。この実施形態において、第1端末は具体的に、ナビゲーション同期タスクを開始する端末である。他のシナリオでは、第1端末は、他の端末によって開始されたナビゲーション同期タスクに応答する端末であってもよい。この場合に、第1端末は、ナビゲーションタスクをピアエンドと同期させるよう、ナビゲーションアプリケーションエコシステムから、サービス登録命令を送信した第1ナビゲーションアプリケーションを選択し得る。
【0136】
この実施形態において、第1ナビゲーションアプリケーションのサービス登録命令を受信した後、第1ナビゲーション転送モジュールは、第1ナビゲーション転送モジュールのタスク同期切替をオン状態にセットし得る。従って、対応するクロスデバイス伝送条件が満足されることがその後に検出される場合に、ナビゲーションタスク同期プロシージャは自動的にトリガされ得る。言い換えれば、ステップS201からステップS203の動作が実行される。
【0137】
可能な実施において、第1ナビゲーション転送モジュールのステータス切替は更に、ユーザによって手動で設定されてもよい。
【0138】
例えば、図5(a)、図5(b)、図5(c)及び図5(d)は、本願の実施形態に係る、第1ナビゲーション転送モジュールのステータス切替の設定の模式図である。図5(a)を参照して、第1端末は、ユーザによって開始されたナビゲーション操作に応答する。例えば、ユーザは、ナビゲーション操作に対応するナビゲーションタスクを生成するよう、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションコントロール51をタップする。この場合に、第1端末は、ナビゲーションタスク同期サービスを有効にすべきかどうかをユーザにプロンプトするためにプロンプトボックス52を生成し得る。図5(b)に示されるように、プロンプトボックス52は同意コントロール53及び拒否コントロール54を含む。ユーザが確認コントロール53をタップすることを第1端末が検出する場合、ユーザがナビゲーションタスク同期サービスを有効にすることを確認したことが認識され、第1ナビゲーション転送モジュールはオン状態にセットされる。
【0139】
他の実施では、第1端末の第1ナビゲーション転送モジュールのナビゲーションタスク同期切替は、端末の設定インターフェースにおいて手動で設定されてもよい。例えば、図5(c)は第1端末のホーム画面を示す。ホーム画面は設定アイコン55を含む。ユーザが設定アイコン54をタップしたことを検出した後、第1端末は、図5(d)に示される対応する設定インターフェースを生成し得る。設定インターフェースにおいて、ユーザは第1端末の複数のアイテムを設定でき、例えば、第1端末のBluetoothモジュールを有効にしたり、Bluetoothモジュールに接続されている周辺機器を選択したり、又は無線ネットワークを設定したりする。第1端末は、第1ナビゲーション転送モジュールのステータスを変更するために、ユーザによって開始されたタップ操作に応答し得る。図5(d)に示されるように、第1ナビゲーション転送モジュールはオン状態にある。コントロール56に対してユーザによって実行されたタップ操作が検出される場合、第1ナビゲーション転送モジュールはオン状態からオフ状態に変更され得る。
【0140】
本願のこの実施形態において、ナビゲーションタスク同期を実行する前、第1ナビゲーションアプリケーションに対するナビゲーション操作を開始すると、第1端末は、対応するサービス登録命令を第1ナビゲーション転送モジュールへ自動的に送信する。第1ナビゲーション転送モジュールは、対応するナビゲーション同期アプリケーションリストに第1ナビゲーションアプリケーションを加え、第1ナビゲーション転送モジュールを自動的にオン状態にセットし得る。このようにして、ユーザは、第1ナビゲーション転送モジュールのステータスを手動でセットする必要がなく、それによって、設定効率は向上する。
【0141】
更に、本願の他の実施形態において、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足されることを第1端末が検出する場合、それは、ナビゲーションタスク同期が実行される必要があることを示す。この場合に、ナビゲーションタスク同期の成功率を向上させるために、第1電子デバイスは、第1ナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期条件を満足するかどうかを決定し得る。以下の2つの側面が含まれる。
【0142】
条件1:第1ナビゲーションアプリケーションはナビゲーションタスク同期許可を持っているか?
【0143】
条件2:第1ナビゲーションアプリケーションは現在第1端末のフォアグラウンドで実行されているか?
【0144】
異なるタイプのナビゲーションアプリケーションが第1端末にインストールされることがある。全てのナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期サービスをサポートするわけではないので、この場合に、第1ナビゲーション転送モジュールは、ナビゲーションタスク同期をサポートするアプリケーショントラストリスト、又はナビゲーションタスク同期をサポートしないアプリケーションブロックリストを記憶し得る。第1端末は、現在ナビゲーションタスクを開始している第1ナビゲーションアプリケーションがアプリケーショントラストリスト内又は対応するアプリケーションブロックリスト内にあるかどうかを決定して、第1ナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期許可を持っているかどうかを決定する。第1ナビゲーションアプリケーションがアプリケーショントラストリスト内にある(つまり、アプリケーションブロックリスト内にない)場合、第1ナビゲーションアプリケーションはナビゲーションタスク許可を持っていることが認識される。
【0145】
条件2について、第1端末は異なるアプリケーション同期動作を実施することができるので、ナビゲーションタスクが現在同期される必要があるかどうかを決定するために、クロスデバイス伝送条件が満足されることが検出される場合、第1ナビゲーションアプリケーションがフォアグラウンドで実行されるアプリケーションであるかどうかが検出され得る。この場合に、第1端末がユーザによって開始されたナビゲーションタスクを実行中であり、第1ナビゲーションアプリケーションによって出力されたナビゲーション情報を実時間で見ていることが決定され得る。これに基づいて、ナビゲーションタスク同期は、第1ナビゲーションアプリケーションで実行されているナビゲーションタスクを、他の端末のナビゲーションアプリケーション、つまり第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションと同期させるために、実行され得る。
【0146】
この実施形態において、クロスデバイス伝送条件が満足されることを検出した後、第1端末は、ナビゲーションタスク同期の成功率を確保し、かつ、不必要な同期操作を回避するために、第1ナビゲーションアプリケーションに対する前提条件決定を実行し得る。
【0147】
S202:第1端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じてナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成する。
【0148】
この実施形態において、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得した後、第1端末は、ナビゲーションデータに基づいて、対応するナビゲーション同期情報を生成し得る。
【0149】
可能な実施において、第1ナビゲーション転送モジュールは、取得されたナビゲーションデータを直接カプセル化し、次いで、対応するナビゲーション同期情報を生成し得る。言い換えれば、第1ナビゲーション転送モジュールは、ナビゲーションデータのデータコンテンツに対して処理を行わず、対応するデータパケットのヘッダ又はテイルを付加して、対応するナビゲーション同期情報を生成し取得する。
【0150】
可能な実施において、第1ナビゲーション転送モジュールはナビゲーションデータを前処理してもよい。前処理は、データクリーニング、データ標準化処理、及び/又はデータフォーマット変換を含むが、これらに限定されない。クロスデバイスナビゲーションタスク同期の過程で、第1端末にインストールされている第1ナビゲーションアプリケーション及び第2端末にインストールされている第2ナビゲーションアプリケーションは、同じナビゲーションアプリケーションでないことがある。クロスデバイス及びクロスアプリケーションナビゲーションデータ伝送を実施してナビゲーションタスク同期を更に完了するために、第1ナビゲーション転送モジュールは、生成されたナビゲーション同期情報が第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションによって読み出され得るようにナビゲーションデータを前処理してもよい。対応するナビゲーション同期情報を生成するようナビゲーションデータを前処理する方法は、次の通りであることができる。
【0151】
方法1:データ標準化処理。第1ナビゲーション転送モジュールは、ナビゲーションデータを、異なるタイプのナビゲーションアプリケーションと互換性があることができる標準フォーマットのデータに変換し得る。第1ナビゲーション転送モジュールは、対応する標準フォーマットテンプレートを記憶している。標準フォーマットテンプレートは複数の情報アイテムを含む。例えば、表3は、本願の実施形態に係る標準フォーマットテンプレートのフォーマットの模式図である。表3に示されるように、対応するフィールドは、標準フォーマットテンプレート内の異なる情報アイテムについて設定されている。第1ナビゲーション転送モジュールは、ナビゲーションデータから各情報アイテムに対応するパラメータ値を抽出し、パラメータを対応するフィールドに書き込んで、標準フォーマットでの対応するデータ、つまりナビゲーション同期情報を生成し得る。ピアエンドは、対応するデータを対応するフィールドから取得することができ、それによって、クロスデバイス及びクロスアプリケーションナビゲーションデータ同期を実施する。ヘッダは、標準フォーマットのデータに対応するデータ長さを制限し得る。中継点の数は可変であるから、より多くの中継点は、標準フォーマットのデータのますます長いデータ長さに対応する。従って、標準フォーマットのデータのデータ長さは、ヘッダを使用することによって定義され得るので、特定のカスタマイズされたコンテンツは、データフォーマットの標準化が確かにされる場合に運ばれ得る。
【表3】
【0152】
方法2:データフォーマット変換。第1ナビゲーション転送モジュールは、第1ナビゲーションアプリケーションから取得されたナビゲーションデータに対してフォーマット変換を実行し、ナビゲーションデータを、第2ナビゲーションアプリケーションに適応されるデータフォーマット、つまりナビゲーション同期情報に変換し得る。この場合に、第1端末は、ナビゲーションアプリケーション検出要求を第2端末へ送信してもよい。第2端末は、ナビゲーションアプリケーション検出要求に応答して、第2ナビゲーションアプリケーションのアプリケーション識別子を応答情報に付加し得る。第1端末は、応答情報をパースして、第2ナビゲーションアプリケーションのアプリケーション識別子を取得し、第2ナビゲーションアプリケーションに一致するデータフォーマットを決定し、ナビゲーションデータをそのデータフォーマットに変換して、対応するナビゲーション同期情報を生成する。
【0153】
依然として図2A図2B及び図2Cを参照して、更に、本願の他の実施形態において、第1端末がナビゲーション同期情報を第2端末へ送信する前に、ステップS202.1及びS202.2が更に含まれてもよい。具体的な説明は次の通りである。
【0154】
S202.1:第1端末は、第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得する。ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションを含む。
【0155】
この実施形態において、第1端末は、アプリケーションリスト取得要求を第2端末へ送信し得る。アプリケーションリスト取得要求は具体的に、第2端末にインストールされているナビゲーションアプリケーションを決定するために使用される。アプリケーションリスト取得要求に応答して、第2端末は、ローカルでインストールされている各ナビゲーションアプリケーションのアプリケーション識別子をナビゲーションアプリケーションリストに加え、ナビゲーションアプリケーションリストを第1端末へフィードバックし得る。ナビゲーションタスク同期が実行される必要がある第2ナビゲーションアプリケーションも第2端末にインストールされているので、ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションも含む。
【0156】
S202.2:第1端末は、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在することを第1端末が検出する場合に、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信する。第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは具体的に、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである。
【0157】
この実施形態において、ナビゲーションアプリケーションリストを取得した後、第1端末は、クロスデバイスナビゲーションタスクを実施することができるアプリケーション、つまり、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を持つアプリケーションが第2端末にインストールされているかどうかを決定し得る。クロスデバイスナビゲーションタスクを実施することができるアプリケーションが第2端末にインストールされている場合、第1端末はナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し得る。そうではなく、クロスデバイスナビゲーションタスクを実施することができるアプリケーションが第2端末にインストールされていない場合、この場合には、たとえ第1端末がナビゲーション同期情報を第2端末へ送信するとしても、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーションタスク同期を実行することができない。この場合に、第1端末はナビゲーション同期情報を第2端末へ送信しない。
【0158】
他の実施では、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在しない場合、第1端末は、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施するためのプロンプトを持つアプリケーションのナビゲーションアプリケーションをインストールするよう第2端末に促すために、アプリケーションインストール命令を第2端末へ送信し得る。
【0159】
例えば、図6(a)及び図6(b)は、本願の実施形態に係る、第2端末のアプリケーションインストールプロンプトの模式図である。図6(a)を参照して、第2端末は具体的に車載端末であってよい。第1端末がアプリケーションインストール命令を第2端末へ送信した後、第2端末は、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションをインストールすることにユーザが同意するどうかをクエリするために、アプリケーションインストールプロンプト情報を生成し得る。アプリケーションインストールプロンプト情報は同意コントロール61及び拒否コントロール62を含む。ユーザが同意コントロール61をタップすることが検出される場合に、図6(b)に示されるように、ナビゲーションタスク同期を実施することができるナビゲーションアプリケーションのインストールプロシージャが実行され、対応するインストールプロセス及び対応するインストールフェーズが表示される。一致するナビゲーションアプリケーションのインストールが完了した後、第2端末は新たにナビゲーションアプリケーションリストを第1端末へ送信し得る。この場合に、第1端末は、ナビゲーションアプリケーションリストに、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが含まれることを認識し、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し得る。
【0160】
本願のこの実施形態において、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信する前に、第1端末は最初に、第2端末が、ナビゲーションタスク同期に応答することができるナビゲーションアプリケーションを持っているかどうかを決定し、対応するナビゲーションアプリケーションが第2端末にインストールされている場合に、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信して、ナビゲーションタスク同期の成功率を向上させ、かつ、不必要な同期操作を回避する。
【0161】
依然として図2A図2B及び図2Cを参照して、ステップS203で、第2端末は、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへナビゲーション同期情報を送信する。
【0162】
この実施形態において、第1端末は第2端末への通信接続を確立する。通信接続は無線接続、例えばBluetooth接続、近距離通信(Near Field Communication,NFC)接続、又はワイヤレス・フィデリティ(Wireless Fidelity,Wi-Fi)接続であってよい。第1端末と第2端末との間の通信接続に基づいて、第2端末は、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することができる。第1端末は、第1ナビゲーション転送モジュール、つまり、無線通信インターフェースに対応する通信プロトコルを通じて、無線通信インターフェースを呼び出して、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し得る。相応して、第2端末も、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて対応する無線通信インターフェースを呼び出して、ナビゲーション同期情報を受信し得る。
【0163】
依然として図2A図2B及び図2Cを参照して、本願の他の実施形態において、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末は、ナビゲーションタスク同期に応答することができるナビゲーションアプリケーションが存在するかどうかをローカルで決定し得る。第2端末が第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信した後、以下のステップが更に含まれてもよい。
【0164】
S203.1:第2端末は、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出する。
【0165】
S203.2:第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在することを第2端末が検出する場合に、第2端末は、第2ナビゲーションアプリケーションとして、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションを使用し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信する動作を実行する。第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは具体的に、第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を持つアプリケーションである。
【0166】
この実施形態において、第1端末は、ナビゲーションタスク同期を実施することができるナビゲーションアプリケーションが第2端末にインストールされているかどうかを決定することができる。更に、第2端末も、ローカルのナビゲーションアプリケーションについてタスク同期の実行可能性をチェックすることができ、つまり、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報が、第2端末にインストールされている第2ナビゲーションアプリケーションと互換性があるかどうかを決定することができる。この場合に、第2端末は、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報に基づいて、第1端末にインストールされている第1ナビゲーションアプリケーションのアプリケーションタイプを決定し、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがローカルでインストールされているナビゲーションアプリケーションの中に存在するかどうかを決定し得る。第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが第2端末にインストールされている場合、つまり、第1端末に一致するナビゲーションアプリケーションが第2端末のナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2端末は、一致するナビゲーションアプリケーションを、ナビゲーションタスク同期のためのナビゲーションアプリケーションとして使用し得る。従って、第2ナビゲーション転送モジュールは、受信されたナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信し得る。
【0167】
本願のこの実施形態において、第2端末がナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末は、ナビゲーションタスク同期に応答することができるナビゲーションアプリケーションを第2端末がローカルで有しているかどうかを決定し、対応するナビゲーションアプリケーションが第2端末にインストールされている場合、ナビゲーション同期情報を対応するナビゲーションアプリケーションへ送信して、ナビゲーションタスク同期の成功率を向上させ、かつ、不必要な同期操作を回避し得る。
【0168】
可能な実施では、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信する前に、第2ナビゲーション転送モジュールは更に、ナビゲーション同期情報を前処理してもよく、それにより、前処理された情報は第2ナビゲーションアプリケーションと互換性があることができる。前処理は、データクリーニング、データ標準化処理、及び/又はデータフォーマット変換を含むが、これらに限定されない。具体的な前処理方法は、第1端末がナビゲーションデータを前処理する方法と同様である。具体的な説明については、ステップS202の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0169】
可能な実施では、複数のナビゲーションアプリケーションが第2端末にインストールされ、複数のナビゲーションアプリケーションが全て第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションと一致するならば、この場合に、第2端末は、各ローカルナビゲーションアプリケーションの起動時間に基づいて、ナビゲーションタスク同期のためのナビゲーションアプリケーション、つまり第2ナビゲーションアプリケーションを決定し得る。例えば、第2ナビゲーション転送モジュールは、ナビゲーションタスク同期のための第2ナビゲーションアプリケーションとして、最近起動されたナビゲーションアプリケーションを選択し得る。任意に、第2ナビゲーション転送モジュールは、起動時間に基づいて、ナビゲーションタスク同期のためのナビゲーションアプリケーションを決定してもよく、更には、第2端末にインストールされている各ナビゲーションアプリケーションを使用する回数に基づいて、ユーザによって一般的に使用されているナビゲーションアプリケーションを決定し、その一般的に使用されているナビゲーションアプリケーションを第2ナビゲーションアプリケーションとして使用してもよい。
【0170】
依然として図2A図2B及び図2Cを参照して、ステップS204で、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する。
【0171】
この実施形態において、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信した後、第2ナビゲーションアプリケーションは、第1ナビゲーションアプリケーションと第2ナビゲーションタスクとの間のナビゲーションタスク同期を実施するために、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションに対応するナビゲーションタスクをセットする。第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクの更新には、2つのケースが含まれる。
【0172】
ケース1:第2ナビゲーションアプリケーションは、タスクナビゲーションタスクを実行していない。この場合に、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて、対応するナビゲーションタスクを生成し得る。
【0173】
ケース2:同期の前に、第2ナビゲーションアプリケーションは他のナビゲーションタスクを実行中である。この場合に、第2端末は、第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクが、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションによって実行されているナビゲーションタスクと一致するように、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを変更し得る。
【0174】
例えば、図7(a)及び図7(b)は、本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの変更の模式図である。図7(a)を参照して、ナビゲーションタスク同期を実行する前に、第2端末は、場所Aへのナビゲーションのナビゲーションタスクを実行中である。この場合に、第1端末は、ナビゲーションタスク(場所Bへのナビゲーションのナビゲーションタスク)を第2端末と同期させ、対応するナビゲーション同期情報を第2端末へ送信する。この場合に、図7(b)に示されるように、第2端末は、目的地を場所Aから場所Bに変更するように、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新し得る。
【0175】
依然として図2A図2B及び図2Cを参照して、更に、可能な実施において、ナビゲーションタスク同期が第2ナビゲーションアプリケーションに対して実行される前に、ユーザは、同期操作に同意すべきかどうかを尋ねられてもよい。これに基づいて、ステップS204は具体的に次のステップを含み得る。
【0176】
S204.1:第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成する。
【0177】
S204.2:第2端末は、第2端末が更新プロンプト情報に基づいてフィードバックされた更新確認命令を受信する場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新する。
【0178】
この実施形態において、第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する前に、第2端末は、ナビゲーションタスクに対する更新操作にユーザが同意するかどうかを決定するために、対応するタスク更新プロンプト情報を生成し得る。ユーザがナビゲーションタスクに対する更新操作に同意する場合、ユーザは、対応する同意操作を第2端末で開始し得る。第2端末は、同意操作に基づいて、対応する更新確認命令を生成し得る。第2ナビゲーションアプリケーションが更新確認命令を受信した後、ナビゲーションタスクは、ナビゲーション同期情報内のナビゲーション目的地に基づいて更新され得る。
【0179】
例えば、図8(a)、図8(b)及び図8(c)は、本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの更新の模式図である。ナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションは、ナビゲーション同期情報をパースし、ナビゲーション同期情報において指定されているナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいて対応するタスク更新プロンプト情報を生成し得る。例えば、ナビゲーション目的地が観光名所Bである場合、タスク更新プロンプト情報は生成される。プロンプト情報の内容は、「携帯電話UserAでナビゲーションタスクを続けてもよろしいですか?」と表示され得る。ここで、図8(a)に示されるように、UserAは、ナビゲーションタスクを第2端末と同期させる特定のデバイスをユーザが決定するのを助けるように、スマートフォンの携帯電話識別子である。プロンプト情報はまた、今回更新するナビゲーションタスクの特定の目的地をユーザが決定するのを助けるように、「観光名所Bへのナビゲーションタスクを続けてもよろしいですか?」とも表示され得る。タスクプロンプト情報は確認コントロール81及びキャンセルコントロール82を含む。ユーザが第2ナビゲーションアプリケーションで確認コントロール81をタップすることを検出する場合に、第2端末は、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新し得る。図8(b)に示されるように、ユーザが確認コントロール81をタップした後、第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーション目的地は観光名所Bに変更され得る。ユーザがキャンセルコントロール82をタップする場合には、元のナビゲーション目的地が維持される。図8(c)に示されるように、第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーション目的地は観光名所Aのままである。
【0180】
本願のこの実施形態において、対応するタスク更新プロンプト情報は、ナビゲーションタスクを更新することに同意すべきかどうかをユーザに通知するために、生成され、それによって、誤った同期ケースを回避し、ナビゲーションタスク同期の精度を改善する。
【0181】
依然として図2A図2B及び図2Cを参照して、更に、本願の他の実施形態において、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新した後、第2端末は、ナビゲーションタスク同期が完了したことを第1端末に通知してもよい。言い換えれば、ステップS204の後、次のステップが含まれてもよい。
【0182】
S205:第2端末は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信する。
【0183】
S206:第1端末は、ナビゲーション同期完了情報に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションへ第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止する。
【0184】
この実施形態において、ナビゲーションタスクの更新が完了した後、第2端末は、ナビゲーション同期完了情報を第1端末へ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信し得る。第2端末によって送信されたナビゲーション同期完了情報を受信した後、第1端末は、第2端末がナビゲーションタスク同期を完了したこと、つまり、ナビゲーションタスクが第1端末からの実行のために第2端末で続けられていることを決定し得る。この場合に、第1端末は、ローカルで実行されていたナビゲーションタスクを終了し得る。従って、第1ナビゲーション転送モジュールは、終了命令を第1ナビゲーションアプリケーションへ送信し得る。終了命令を受信した後、第1ナビゲーションアプリケーションは、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションで実行されているナビゲーションタスクを停止し得る。このようにして、ナビゲーションタスクは移される。
【0185】
例えば、図9(a)、図9(b)、図9(c)及び図9(d)は、本願の実施形態に係るナビゲーションタスクの終了の模式図である。図9(a)を参照して、ナビゲーション同期情報を第2端末へ第1ナビゲーション転送モジュールを通じて送信した後、第1端末はローカルでプロンプト情報「同期化」を表示し、一般的な場合に同期化のために消費される時間及び現在の待ち時間に基づいて、対応する同期プロセスを表示し得る。図9(b)に示されるように、第1端末が第2端末によって送信されたナビゲーション同期完了情報を受信する場合に、第1端末は、第2端末がナビゲーションタスク同期を完了したことをユーザにプロンプトするために、プロンプト情報「同期完了」を生成し得る。この場合に、第1端末はナビゲーションタスクを直接終了することでき、例えば、第1ナビゲーションアプリケーションから出て、ナビゲーションタスクのホーム画面に戻るか、あるいは、図9(d)に示されているアプリケーションの初期インターフェースに戻ることができる。任意に、図9(c)に示されるように、第1端末がナビゲーション同期完了情報を受信した後、生成されるプロンプト情報には、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを終了すべきかどうかをユーザにクエリするための終了確認コントロール91が含まれてもよい。ユーザが終了確認コントロール91をタップしたことを第1端末が検出する場合に、第1端末は、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを終了し、図9(d)に示されるアプリケーションの初期インターフェースに戻ることができる。確かに、終了確認コントロール91は、対応する有効待ち時間を更に表示してもよい。第1端末が、有効待ち時間内に、ユーザによる終了確認コントロール91へのタップを受け取らなかった場合にも、第1端末は、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションの現在実行中のナビゲーションタスクを終了してもよい。
【0186】
可能な実施において、最大待ち時間が第1端末に対して設定されてもよい。第1端末がナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し、最大待ち時間内に、第2端末によってフィードバックされたナビゲーション同期完了情報を受信しなかった場合、第1端末は、第2端末へのナビゲーションタスク同期が失敗したと認識する。この場合に、第1端末は、同期が失敗したことを示すプロンプト情報を表示し得る。例えば、図10(a)及び図10(b)は、本願の実施形態に係る同期失敗応答の模式図である。図10(a)を参照して、第1端末が最大待ち時間内にナビゲーション同期完了情報を受信しなかった場合、第1端末は、対応する同期失敗プロンプト情報を第1ナビゲーションアプリケーションで表示し得る。プロンプト情報には、「再試行」コントロール101、「同期デバイス切替」コントロール102、及び「キャンセル」コントロール103が含まれ得る。ユーザがコントロール101をタップしたことを第1端末が検出する場合、第2端末がナビゲーション同期情報に基づき再びナビゲーションタスク同期を実行するように、第1端末はナビゲーション同期情報を第2端末へ再送する。ユーザがコントロール102をタップしたことを第1端末が検出する場合、図10(b)に示されるように、同期が実行され得る他の端末の端末識別子が生成され得る。ユーザは、表示されている他の端末から、ナビゲーションタスク同期が実行される必要がある端末を新たに選択し、その端末へナビゲーション同期情報を送信して、ナビゲーションタスク同期を実施し得る。ユーザがコントロール103をタップしたことを第1端末が検出する場合、それは、ナビゲーション同期操作を出て、ナビゲーションタスクの元のインターフェースに戻ることを示す。
【0187】
上記からは、本願のこの実施形態で提供されるクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法では、クロスデバイス伝送条件が満足されることを第1端末が検出すると、第1端末は、開始されたナビゲーションタスクのナビゲーションデータを第1ナビゲーションアプリケーションから第1端末のローカルの第1ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に取得し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成し、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し、それによって、クロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施し得る、ことが分かる。ナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末は、ナビゲーション同期情報を生成し、ローカルの第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することができ、次いで、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新して、クロスデバイスナビゲーションタスク同期を実施し得る。既存のナビゲーション技術と比較して、クロスデバイスナビゲーションタスク同期が本願では実装可能である。クロスデバイスナビゲーションが実行される必要があるシナリオでは、ユーザは、端末のナビゲーションアプリケーションのタスクを複数回セットする必要がない。代わりに、ナビゲーションデータが、ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するよう、ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に転送され得、それによって、ナビゲーションタスクセット効率は大幅に向上し、ユーザの繰り返し操作は減る。その上、第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得した後、第1端末の第1ナビゲーション転送モジュールは、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールへナビゲーションデータを直接送信せず、ナビゲーションデータを対応するナビゲーション同期情報に変換する。ナビゲーション同期情報は、異なる端末のナビゲーション転送モジュール間で伝送され得る。次いで、ナビゲーション同期情報は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへ送信される。ナビゲーション同期情報は、2つの端末のナビゲーションアプリケーション間で直接伝送されない。従って、同じナビゲーションアプリケーションが第1端末及び第2端末でインストールされる必要がない。このようにして、クロスデバイス及びクロスアプリケーションナビゲーションデータ転送は実装でき、それによって、ナビゲーションタスク同期の適用範囲は更に改善される。
【実施例2】
【0188】
実施例1と比較して、実施例2のクロスデバイス伝送条件はタッチ操作伝送条件である。具体的に言えば、実施例2は、ナビゲーションタスク同期がタッチ操作により2つの端末間でトリガされる場合の具体的な実施プロシージャについて具体的に記載する。この実施形態において、第1端末は、タッチ操作を開始する端末(つまり、積極的に他の端末に近づく端末)であってよい。例えば、ユーザは、第2端末へのタッチ操作を開始するために第1端末を持っている。代替的に、第1端末は、受動的にタッチ操作に応答する端末であってよい。例えば、ユーザは、第1端末へのタッチ操作を開始するために第2端末を制御する。例えば、次の例が説明のために使用される:第1端末はスマートフォンであり、第2端末は、車両に取り付けられたインテリジェント車両制御端末(略して、車載端末と呼ばれる)である。
【0189】
この実施形態において、ユーザはスマートフォンを持っており、スマートフォンを制御して、車載端末に対するタッチ操作を実行する。スマートフォン及び車載端末はNFCモジュールを有して構成される。2つの端末は、データ交換を実施するために、NFLを通じて近距離通信接続を確立することができる。例えば、図11A及び図11Bは、本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。同期方法はタッチトリガシナリオに適用される。具体的なインタラクションプロセスは次の通りである。
【0190】
S1103:車載端末は、スマートフォンによるタッチ操作に応答して、車載端末の近距離通信モジュールを通じてスマートフォンへ通信ラベルを送信する。
【0191】
この実施形態において、ユーザは、車載端末へのタッチ操作を開始するためにスマートフォンを制御し得る。この場合に、車載端末のNFCモジュールとスマートフォンのNFCモジュールとの間の距離は、前もってセットされた距離閾値よりも短い。従って、近距離通信接続が、車載端末とスマートフォンとの間でNFCモジュールを通じて確立され得る。この場合に、車載端末は、確立された近距離通信接続を通じて、事前に書かれた通信ラベルをスマートフォンへ送信し得る。
【0192】
例えば、図12は、本願の実施形態に係る、車載端末及びスマートフォンのタッチシナリオの模式図である。図12を参照して、ユーザはスマートフォンを持っており、スマートフォンは車載端末にタッチして、2つの端末のNFCモジュールをアクティブにし、2つの端末間でNFCモジュールを通じて近距離通信接続を確立し、それによって、通信ラベル及びその後のナビゲーション同期情報を伝送する。
【0193】
この実施形態において、ナビゲーションタスクの同期プロシージャを開始するために、車載端末によって送信された通信ラベルは、ナビゲーションタスク同期開始識別子を運び得る。開始識別子を含む通信ラベルを受信した後、スマートフォンは、クロスデバイス伝送条件が満足されることを決定し、ナビゲーションタスクの同期プロシージャを開始し得る。
【0194】
この実施形態において、ナビゲーションタスク同期開始識別子に加えて、通信ラベルは、車載端末の端末識別子、NFCモジュールのモジュール識別子、などを更に含んでもよい。確かに、車載端末は、ローカルでインストールされているナビゲーションアプリケーションのアプリケーション識別子を通信ラベルに更に付加してもよい。通信ラベルに具体的に含まれる情報は、実際のケースに応じて調整されてもよい。通信ラベルの内容はここで限定されない。
【0195】
更に、本願の他の実施形態において、車載端末がスマートフォンによって開始されたタッチ操作に応答する前に、車載端末は、車載端末の近距離通信モジュールに通信ラベルを事前に書き込んでもよい。言い換えれば、ステップS1103の前に、ステップS1101及びS1102が含まれ得る。具体的な説明は次の通りである。
【0196】
S1101:車載端末は、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信する。
【0197】
S1102:車載端末は、ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを車載端末の近距離通信モジュールに書き込む。
【0198】
この実施形態において、車載端末は最初に、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、車載端末で構成されている第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービスにラベル書き込み要求を送信して、対応する通信ラベルを車載端末の近距離通信モジュールに書き込み得る。ラベル書き込み条件は具体的に、車載端末が起動されることであってよい。例えば、車両が起動される場合、車両に取り付けられている車載端末は同時に起動される。この場合に、車載端末は、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足されることを認識し、ステップS1101の動作を実行する。
【0199】
この実施形態において、ラベルサービススレッドは車載端末で実行される。ラベルサービススレッドは具体的に、車載端末の近距離通信モジュールに通信ラベルを書き込みために使用される。従って、第2ナビゲーション転送モジュールがラベル書き込み要求をラベルサービススレッドに送信する場合に、それは、車載端末がナビゲーションタスク同期サービスを開始することを示す。これに基づいて、ラベルサービス書き込みスレッドは開始識別子を生成し、開始識別子を通信ラベルに加え、開始識別子を加えられた通信ラベルを車載端末の近距離通信モジュールに書き込み得る。
【0200】
本願のこの実施形態において、ラベル書き込み条件が満足される場合、ラベルサービススレッドは、車載端末の近距離通信モジュールに対して、ナビゲーションタスク同期を運ぶ通信ラベルを書き込む。従って、通信ラベルがピアエンドに送信される場合、ナビゲーションタスク同期プロシージャは自動的に開始でき、それによって、ユーザの操作は減り、同期効率は向上する。
【0201】
S1104:通信ラベルに応答して、スマートフォンは第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する。
【0202】
この実施形態において、車載端末によって送信された通信ラベルを受信した後、スマートフォンは通信ラベルをパースし得る。通信ラベルがナビゲーション同期開始識別子を運ぶことをスマートフォンが検出する場合、スマートフォンは、スマートフォンの第1ナビゲーション転送モジュールを起動及び設定し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得し得る。
【0203】
任意に、第1ナビゲーション転送モジュールが第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する前に、前提条件決定が実行されてもよい。次の2つの決定ステップが具体的に含まれ得る。
【0204】
S1105:第1ナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期許可を有するかどうかを決定する。
【0205】
S1106:第1ナビゲーションアプリケーションが現在スマートフォンのフォアグラウンドで実行されているかどうかを決定する。
【0206】
両方の決定動作が肯定である場合に、第1ナビゲーション転送モジュールは第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得し得る。具体的なプロセス及び決定方法については、実施例1のステップS201の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0207】
S1107:スマートフォンは、第1ナビゲーション転送モジュールを通じてナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成する。
【0208】
ステップS1107の実施は実施例1のステップS202のそれと完全に同じであるから、具体的な説明については、ステップS202の関連する説明を参照できる。詳細はここで再び記載されない。
【0209】
S1108:車載端末は、スマートフォンによって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信する。
【0210】
ステップS1108の実施は実施例1のステップS203のそれと完全に同じであるから、具体的な説明については、ステップS203の関連する説明を参照できる。詳細はここで再び記載されない。言い換えれば、ステップS1108で、車載端末は、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが車載端末2ローカルでインストールされているかどうかも決定することができ、一致するナビゲーションアプリケーションが存在する場合には、一致するナビゲーションアプリケーションを第2ナビゲーションアプリケーションとして認識する。
【0211】
S1109:車載端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する。
【0212】
任意に、ステップS1109は更に次を含む。
【0213】
S1109.1:車載端末は、ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成する。
【0214】
S1109.2:車載端末は、車載端末が更新プロンプト情報に基づいてフィードバックされた更新確認命令を受信する場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新する。
【0215】
ステップS1109の実施は、実施例1のステップS204のそれと完全に同じである。ステップS1109.1の実施は、実施例1のステップS204.1のそれと完全に同じである。ステップS1109.2の実施は、実施例1のステップS204.2のそれと完全に同じである。具体的な記載については、ステップS204、S204.1及びS204.2の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0216】
任意に、ステップS1109の後、次が更に含まれてもよい。
【0217】
S1110.車載端末は、ナビゲーション同期完了情報をスマートフォンへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信する。
【0218】
S1111:スマートフォンは、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止する。
【0219】
ステップS1110の実施は、実施例1のステップS205のそれと完全に同じである。ステップS1111の実施は、実施例1のステップS206のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS205及びS206の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0220】
本願のこの実施形態において、無線接続が第1端末と第2端末との間に確立されていない場合、第1端末と第2端末との間の通信接続はタッチ操作を通じて直ちに確立され得る。ナビゲーションタスク同期開始識別子が通信ラベルに加えられる。通信ラベルは、ナビゲーションタスク同期プロシージャを直ちに開始するように、近距離通信接続を通じて第1端末へ送信され、それによって、ナビゲーションタスク同期の効率を向上させる。
【実施例3】
【0221】
実施例1と比較して、この実施形態の適用シナリオは具体的に、車載が起動される場合に、ユーザによって持ち運ばれているユーザ端末のナビゲーションタスクが、車両に取り付けられたインテリジェント車両制御端末と同期する、というものである。これに基づいて、第1端末は具体的に、ユーザによって持ち運ばれているユーザ端末であり、第2端末は車載端末である。図13A図13B図13C図13D、及び図13Eは、本願の実施形態に係るナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。具体的な説明は次の通りである。
【0222】
S1301:ユーザ端末は、ユーザのナビゲーション操作に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成する。ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成される。
【0223】
S1302:ユーザ端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信する。サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を持つことを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される。
【0224】
S1303:サービス登録命令に応答して、ユーザ端末は第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットする。オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、車載端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される。
【0225】
ステップS1301の実施は、実施例1のステップS200.1のそれと完全に同じである。ステップS1302の実施は、実施例1のステップS200.2のそれと完全に同じである。ステップS1303の実施は、実施例1のステップS200.3のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS2001.1からS200.3の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0226】
実施例1と比較して、ユーザ端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する前に、この実施形態は更に次を含む。
【0227】
S1304:車載端末は、車両に関する起動イベントが検出される場合に、ユーザ端末への通信接続を確立する。
【0228】
この実施形態において、適用シナリオは、ユーザが車両に乗った後、歩行シナリオから運転シナリオへの切替が開始される、というものである。この場合に、ユーザ端末のナビゲーションタスクは、車両の車載端末と同期される必要がある。従って、トリガイベントは具体的に、車両が起動されることを検出ことである。起動イベントは車両ドア開放イベント、車両イグニッションイベント、車両電源ボタン押下イベント、などを含み、車両の起動時間を決定するために使用されてもよい。車両に関する起動イベントが検出される場合、車載端末は、ユーザのナビゲーションシナリオが変化したことを認識し得る。従って、車載端末は、ユーザによって持ち運ばれているユーザ端末への通信接続を確立し得る。通信接続は、近距離通信モジュールにより確立された通信接続であってよい。近距離通信モジュールは、Bluetooth通信モジュール、Bluetooth低エネルギ通信モジュール、又はWi-Fiモジュールなどの近距離無線通信を実装することができるモジュールであってよい。
【0229】
この実施形態において、トリガイベントを認識する動作は車載端末によって完了される。理由は次の通りである:ユーザ端末がナビゲーションタスクを車載端末と同期するシナリオでは、ユーザが車両を起動したかどうかを認識することは比較的困難である。しかし、車両の起動イベントが車載端末を使用することで検出される場合、車載端末は、ユーザのナビゲーションシナリオが運転シナリオに切り替えられることを簡単かつ正確に決定することができ、それによって、ナビゲーションタスク同期の精度は向上し、認識の難しさは低下する。
【0230】
この実施形態において、無線通信接続は具体的に、ユーザ端末と車載端末との間で確立される。無線通信接続がユーザ端末と車載端末との間で確立されている場合、ユーザ端末及び車載端末は、ユーザ端末及び車載端末の接続情報を記録している。接続情報は、デバイス識別子、接続キー、無線ネットワーク識別子、などを含むが、これらに限定されない。この場合に、車載端末及びユーザ端末は、記録されている接続情報に基づいて、車載端末とユーザ端末との間で通信接続を確立し得る。
【0231】
例えば、Bluetooth通信接続がユーザ端末と車載端末との間で確立され、ユーザ端末は車載端末のBluetooth接続情報を記録し、車載端末はまた、ユーザ端末を認証デバイスリストに加える。同様に、車載端末もユーザ端末のBluetooth接続情報を記憶し、ユーザ端末も車載端末を車載端末のローカルの認証デバイスリストに加える。車載端末が車両のドア開放イベントを見つけ検出する場合に、車載端末は、ユーザ端末のBluetooth信号が検出されるかどうかを見つけ得る。ユーザ端末のBluetooth信号が見つけられる場合、車載端末は、ユーザ端末のBluetooth接続情報に基づいて、Bluetooth接続要求をユーザ端末へ送信する。車載端末はユーザ端末の認証デバイスリストに記録されているので、ユーザ端末はBluetooth接続要求に同意し、車載端末へのBluetooth通信接続を確立する。
【0232】
更に、本願の他の実施形態において、ユーザ端末と車載端末との間で通信接続を確立する方法は具体的に、次のステップを使用することによって実施され得る。
【0233】
S1304.1:車載端末は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識する。
【0234】
この実施形態において、車両のドア開放イベントを検出した後、車載端末は、無線通信モジュールを通じて現在のシナリオでの無線信号を探し得る。従って、車載端末は、見つけられた無線信号に基づいて、前もって記憶された登録デバイスリスト内の接続された各登録端末の接続ステータスを決定し、収集結果を車載端末の第2ナビゲーション転送モジュールへフィードバックすることができる。第2ナビゲーション転送モジュールは、各登録端末に対応する接続ステータスに基づいて、対応する動作を実行し得る。登録端末の無線信号が現在のシナリオで見つけられる場合、その登録端末は接続可能状態にあると、つまり、デバイスがオンライン状態にあると、認識され得る。対照的に、登録端末の無線信号が現在の信号で見つけられる場合、その登録端末は接続不可状態にあると、つまり、デバイスはオフライン状態にあると、認識され得る。
【0235】
S1304.2:車載端末が、ユーザ端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、ユーザ端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合、車載端末は、登録デバイスリスト内のユーザ端末に関連した接続情報に基づいて、ユーザ端末への通信接続を確立する。
【0236】
この実施形態において、ユーザ端末がオンライン状態にある、つまり、ユーザ端末及び車載端末が接続可能状態にあるならば、この場合に、車載端末は、ユーザ端末に対して、ユーザ端末に関連した接続情報を送信し得る。接続情報は、ユーザ端末と車載端末との間の過去の接続プロセスにおいて車載端末によってローカルメモリに記録されている。従って、接続情報を受信した後、ユーザ端末は、現在の無線接続を確立するための要求が有効であることを認識し得る。従って、ユーザ端末は接続要求に応答し、車載端末への通信接続を確立する。
【0237】
S1304.3:車載端末が、ユーザ端末が登録デバイスリスト内にないか、又はユーザ端末が登録デバイスリスト内にあるが、ユーザ端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合、車載端末は、車載端末の近距離通信モジュールを通じてユーザ端末へウェイクアップ命令を送信する。
【0238】
この実施形態において、ユーザ端末がオフライン状態にある場合、2つの可能性が存在する。第1の可能性は、ユーザ端末がスクリーンオフ状態又はスタンバイ状態にあり、ユーザ端末の無線通信モジュールが起動していない、というものである。もう1つの可能性は、ユーザ端末が他の端末への無線通信接続を確立しているので、対応する接続ステータスが接続不可状態である、というものである。この場合に、車載端末は、ソフトバスを通じて携帯電話を起動することができ、つまり、ウェイクアップ命令をユーザ端末へ車載端末の近距離通信モジュールを通じて送信して、ユーザ端末の接続ステータスを調節することができる。
【0239】
S1304.4:ユーザ端末は、車載端末によって車載端末の近距離通信モジュールを通じて送信されたウェイクアップ命令を受信する。
【0240】
S1304.5:ユーザ端末は、ウェイクアップ命令に応答して、車載端末へ無線接続要求を送信して、車載端末への通信接続を確立する。
【0241】
この実施形態において、ユーザ端末は、ローカルの近距離通信モジュール(つまり、ユーザ端末の近距離通信モジュール)を通じてウェイクアップ命令を受信し、次いで、ローカルの近距離通信モジュールの接続ステータスを接続可能状態に調節する。この場合に、ユーザ端末は車載端末への通信接続を確立し得る。従って、ユーザ端末は、ユーザ端末の近距離通信モジュールを通じて車載端末へ無線接続要求を送信し得る。無線接続要求を受信した後、車載端末は、ローカルで記憶されている登録デバイスリスト内のユーザ端末のデバイス情報を更新することができ、また、ユーザ端末への通信接続を確立することができる。
【0242】
本願のこの実施形態において、車載端末は最初に、登録デバイスリスト内の各登録デバイスの接続ステータスに基づいて、ユーザ端末が現在接続可能状態にあるかどうかを決定する。ユーザ端末が接続可能状態にある場合、車載端末はユーザ端末に直接接続する。ユーザ端末が接続不可状態にある場合、車載端末は、ユーザ端末の接続ステータスを変更するためにウェイクアップ命令を送信し、それにより、車載端末及びユーザ端末は再接続され得、それによって、無線接続の成功率は向上する。
【0243】
S1305:車載端末はナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得する。
【0244】
この実施形態において、ユーザ端末への通信接続を確立した後、車載端末は、ナビゲーションタスク同期をサポートするナビゲーションアプリケーションが車載端末にインストールされているかどうかを認識し得る。ナビゲーションタスク同期をサポートするナビゲーションアプリケーションはナビゲーション同期アプリケーションリストに記録されている。従って、ユーザ端末への通信接続を確立した後、車載端末は、ナビゲーションアプリケーションリストが空であるかどうかを認識し得る。ナビゲーションアプリケーションリストが空でない場合、それは、車載端末がナビゲーションタスク同期動作をサポートしていることを示す。この場合に、車載端末は、第2ナビゲーション転送モジュールに対応する設定ステータスを取得し得る。
【0245】
この実施形態において、車載端末にインストールされているナビゲーションアプリケーションは、ナビゲーションタスク同期動作をサポートする必要がある。その上、ユーザも、ナビゲーションタスク同期サービスを有効にする必要がある。この場合に、車載端末は、第2ナビゲーション転送モジュールに対応する設定ステータスを認識する必要がある。第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスがオン状態にある場合、車載端末は、ユーザがナビゲーションタスク同期サービスを有効にしたことを認識し、ステップS1306の動作を実行する。対照的に、第2ナビゲーション転送モジュールがオフ状態にあることを車載端末が認識する場合、それは、ユーザがナビゲーションタスク同期サービスを有効にしないことを示す。この場合に、車載端末はナビゲーションタスク同期動作を終了する。
【0246】
S1306:車載端末は、第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知をユーザ端末へ送信し、それにより、ユーザ端末はナビゲーション同期情報を送信する。
【0247】
この実施形態において、第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることを検出する場合、車載端末は、ナビゲーションタスク同期プロシージャを開始するために、ナビゲーション転送通知をユーザ端末へ送信し得る。例えば、図14(a)及び図14(b)は、本願の実施形態に係る車載端末のインターフェースの模式図である。車載端末が起動された後、ユーザ端末が接続可能状態にあることを車載端末が認識する場合、車載端末は、ユーザ端末への通信接続を直接確立し、現在の接続ステータスをインターフェースに表示し得る。図14(a)に示されるように、インターフェースは、車載端末に接続されているユーザ端末の端末識別子、例えば「UserA」と、現在の接続ステータス、例えば「接続」とを表示する。この場合、ナビゲーションタスク同期をサポートするナビゲーションアプリケーションが車載端末にインストールされており、ナビゲーションタスク同期サービスが有効にされている場合、車載端末にローカルでインストールされており、ナビゲーションタスク同期をサポートする第2ナビゲーションアプリケーションが起動され得る。図14(b)に示されるように、現在の同期進捗状況、例えば、「UserAでのナビゲーションタスクと同期中」が表示される。
【0248】
可能な実施において、同じユーザアカウントがユーザ端末及び車載端末でログインされている場合、ユーザ端末と車載端末との間で確立された通信接続は具体的にサーバベースの通信接続である。言い換えれば、ユーザ端末及び車載端末はサーバに基づいてデータを交換し得る。
【0249】
例えば、ナビゲーション転送通知がユーザ端末と車載端末との間で伝送される例が、説明のために使用される。図15は、本願の実施形態に係る、ユーザ、車載端末、及びサーバの間のサードパーティインタラクションのフローチャートである。図15に示されるように、ユーザのユーザアカウントは車載端末でログインされる。ユーザ端末が接続可能状態にある(つまり、同じユーザアカウントがユーザ端末でログインされ、ユーザアカウントがオンライン状態にある)ことが検出されると、この場合に、車載端末はナビゲーション転送通知をサーバへ送信し得る。ナビゲーション転送通知は、車載端末上のログインされたユーザアカウントのアカウント識別子を運ぶ。ナビゲーション転送通知を受信した後、サーバは、同じユーザアカウントがログインされている他の端末、つまりユーザ端末へナビゲーション転送通知を転送する。ユーザ端末と車両端末との間の通信接続はサーバに基づいて確立された通信接続であってよい、ことが分かる。
【0250】
実施例1と比較して、この実施形態のユーザ端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、具体的に、ステップS1307及びS1308を含む。
【0251】
S1307:ユーザ端末は、車載端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信する。
【0252】
S1308:ユーザ端末は、ナビゲーション転送通知に応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する。
【0253】
この実施形態において、車両端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信した後、ユーザ端末はナビゲーションタスク同期プロシージャをトリガし、対応するナビゲーションデータを第1ナビゲーションアプリケーションから第1ナビゲーション転送モジュールを通じて取得する。確かに、ユーザ端末は、前提条件、例えば、第1ナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期許可を持っているかどうか、及び第1ナビゲーションアプリケーションがフォアグラウンドにあることを許可されているかどうか、の決定も実行してよい。そうである場合に、第1ナビゲーション転送モジュールは第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得し得る。第1ナビゲーション転送モジュールがナビゲーションデータを取得する具体的な方法については、ステップS201の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0254】
S1309:ユーザ端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じてナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成する。
【0255】
この実施形態のステップS1309の実施は実施例1のステップS203のそれと完全に同じであるから、具体的な説明については、ステップS203の関連する説明を参照できる。詳細はここで再び記載されない。
【0256】
S1310:車載端末は、ユーザ端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信する。
【0257】
この実施形態のステップS1310の実施は実施例1のステップS204のそれと完全に同じであるから、具体的な説明については、ステップS204の関連する説明を参照できる。詳細はここで再び記載されない。
【0258】
S1311:車載端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する。
【0259】
ステップS1311は、車載端末が、ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成し、更新プロンプト情報に基づいてフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新する、ことを含み得る。
【0260】
ステップS1310の後、次が更に含まれてもよい:車載端末は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてユーザ端末へナビゲーション同期完了情報を送信する。ユーザ端末は、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止する。
【0261】
本願のこの実施形態において、ドア開放イベントが車両から検出される場合、ユーザ端末は、ナビゲーションタスクがユーザ端末から車載端末で継続されるように、ナビゲーションタスクを車載端末と自動的に同期することができ、それによって、ユーザ操作は減り、ナビゲーション効率は向上する。
【実施例4】
【0262】
実施例1と比較して、この実施形態の適用シナリオは具体的に、車両が駐車された後、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末のナビゲーションタスクが、ユーザによって持ち運ばれているユーザ端末と同期される、と言うものである。これに基づいて、第1端末は具体的に車載端末であり、第2端末は、ユーザによって持ち運ばれているユーザ端末である。図16A図16B図16C及び図16Dは、本願の実施形態に係るナビゲーションタスク同期方法におけるインタラクションの模式図である。具体的な説明は次の通りである。
【0263】
S1601:車載端末は、ユーザのナビゲーション操作に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを生成する。ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成される。
【0264】
S1602:車載端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信する。サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を持つことを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される。
【0265】
S1603:サービス登録命令に応答して、車載端末は第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットする。オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、車載端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される。
【0266】
ステップS1601の実施は、実施例1のステップS200.1のそれと完全に同じである。ステップS1602の実施は、実施例1のステップS200.2のそれと完全に同じである。ステップS1603の実施は、実施例1のステップS200.3のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS2001.1からS200.3の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0267】
実施例1と比較して、この実施形態の車載端末が、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、具体的に、ステップS1604からS1606を含む。
【0268】
S1604:車載端末は、車載端末が車両に関する駐車イベントを検出する場合に、ユーザ端末への通信接続を確立する。近距離通信接続が、ユーザ端末へナビゲーション同期情報を送信するために使用される。
【0269】
この実施形態において、車載端末は、ナビゲーションタスクを実行している端末である。ナビゲーションシナリオが切り替えられない場合、車載端末は常に運転状態にある。この場合に、車両が駐車されるならば、例えば、運転速度が0であり、車両度が開放されることが検出されるならば、又は車両がエンストするならば、又は車両が電源を切られるならば、ユーザは運転状態から歩行状態に切り替わることが認識され得る。言い換えれば、ナビゲーションシナリオは変化する。ナビゲーションタスクは他の端末、つまり、ユーザによって持ち運ばれているユーザ端末と同期される必要がある。この場合に、車載端末はユーザ端末との通信を確立する。
【0270】
更に、本願の他の実施形態において、車載端末がユーザ端末への通信接続を確立することは、具体的に、次のステップを含んでもよい。
【0271】
S1604.1:車載端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識する。
【0272】
S1604.2:車載端末が、ユーザ端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、ユーザ端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合、車載端末は、登録デバイスリスト内のユーザ端末に関連した接続情報に基づいて、ユーザ端末への近距離通信接続を確立する。
【0273】
S1604.3:車載端末が、ユーザ端末が登録デバイスリスト内にないか、又はユーザ端末が登録デバイスリスト内にあるが、ユーザ端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合、車載端末は、車載端末の近距離通信モジュールを通じてユーザ端末へウェイクアップ命令を送信する。
【0274】
S1604.4:ユーザ端末は、車載端末への近距離通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して車載端末へ近距離接続要求を送信する。
【0275】
具体的に、ステップS1604.1からS1604.4の実施は、実施例3のステップS1304.1からS1304.5のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1304.1からS1304.5の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0276】
S1605:車載端末はナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得する。
【0277】
具体的に、ステップS1605の実施は、実施例3のステップS1305のそれと完全に同じであり、ステップS1606の実施は、実施例3のステップS1306のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1305及びS1306の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0278】
S1606:車載端末は、第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることを車載端末が認識する場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する。
【0279】
この実施形態において、対応するタスク同期サービスがローカルで有効にされることを車載端末が認識するならば、この場合に、ナビゲーションタスク起動プロシージャがトリガされ得る。車載端末はナビゲーションタスクを実行している端末であるから、車載端末のナビゲーションタスクは他のデバイス、つまりユーザ端末と同期される必要がある。この場合に、車載端末は、ローカルの第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを取得し得る。
【0280】
S1607:車載端末は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じてナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成する。
【0281】
具体的に、ステップS1607の実施は、実施例1のステップS202のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS202の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0282】
S1608:ユーザ端末は、車載端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信する。
【0283】
具体的に、ステップS1608の実施は、実施例1のステップS203のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS203の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0284】
更に、本願の他の実施形態において、ステップS1608は具体的に次を含んでもよい。
【0285】
S1608.1:ユーザ端末は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域にナビゲーション同期情報をキャッシングし、車載端末への通信接続のハートビート信号を検出する。
【0286】
この実施形態において、車載端末がナビゲーション同期情報をユーザ端末へ送信した後、ユーザ端末は直ぐにはナビゲーションタスク同期動作を実行せずに、最初にナビゲーション同期情報をキャッシュ領域にキャッシングし、ユーザ端末と車両端末との間にあり、近距離通信接続の活動を維持するために使用されるハートビート信号を検出してもよい。いくつかのシナリオでは、ユーザは車両を駐車し、ドアを開く。実際には、ユーザは、休憩のためだけに車両から降り、ナビゲーションシナリオを切り替えない。従って、ユーザ端末は、ハートビート信号を検出して、ユーザが車両から降りたかどうかを決定し、次いで、第2ナビゲーションアプリケーションのローカルのナビゲーションタスクを更新すべきかどうかを決定し得る。
【0287】
近距離通信接続は、一般に、車載端末とユーザ端末との間に確立され、近距離通信接続は、一般に、ハートビート信号を通じて2つの近距離通信接続の間で維持される。ハートビート信号は、前もってセットされた時間インターバルで生成される。時間インターバルは、続く有効時間よりも少ない値である。従って、車載端末とユーザ端末との間の距離が通信範囲内にあるならば、2つの通信パーティは、近距離通信接続を維持するよう、前もってセットされた時間インターバルでハートビート信号を絶えず送信する。ユーザ端末は、ユーザが車両から離れているかどうかを決定するためにハートビート信号を検出し得る。
【0288】
S1608.2:ハートビート信号が前もってセットされた有効時間内に受信されない場合、ユーザ端末は、車載端末への近距離通信接続が中断されたことを認識し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信する。
【0289】
この実施形態において、ユーザ端末が、前もってセットされた有効時間内に、車載端末によって送信されたハートビート信号を受信しなかった場合、それは、ユーザが端末が車載端末の通信範囲から出たこと、又は車載端末が閉じられたことを示し、ナビゲーションタスクがローカルで続けられる必要があることが決定され得る。従って、取得されたナビゲーション同期情報は、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへ送信され得、それにより、第2ナビゲーションアプリケーションはナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーションタスクを更新する。ナビゲーションは、ユーザ端末によりユーザのために続けられ得るので、ナビゲーションは車載端末からユーザ端末で続けられる。
【0290】
本願のこの実施形態において、ユーザ端末は、最初に、ナビゲーション同期情報をキャッシュ領域にキャッシングし、次いで、ユーザ端末と車載端末との間のハートビート信号を検出する。ナビゲーションタスク同期動作は、駐車ドア閉鎖イベントによってトリガされる。その上、ハートビート信号が有効時間内に検出されるかどうかに基づいて、ユーザ端末は、ユーザが車両から離れたかどうかを決定することができ、それによって、ナビゲーションタスク同期の精度を向上させ、誤動作を回避する。
【0291】
S1609:ユーザ端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する。
【0292】
この実施形態のステップS1609の実施は実施例1のステップS204のそれと完全に同じであるから、具体的な説明については、ステップS204の関連する説明を参照できる。詳細はここで再び記載されない。ナビゲーションタスクを更新する前、ユーザ端末はまた、対応するプロンプト情報を生成し、更新確認命令の受信後にナビゲーションタスクを更新してもよい、ことが留意されるべきである。
【0293】
本願のこの実施形態において、ユーザによって開始された駐車ドア閉鎖イベントを検出した後、車載端末はナビゲーションタスク同期をトリガする。このようにして、車載端末のナビゲーションタスクはユーザ端末に自動的に同期することができるので、ユーザはナビゲーション目的地を頻繁にセットする必要がなく、それによって、ナビゲーションタスク同期効率は向上する。
【実施例5】
【0294】
実施例1、実施例2、実施例3及び実施例4は、第1端末と第2端末との間のインタラクションの視点から、本願で提供されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施プロシージャについて記載している。実施例1乃至実施例4とは異なり、実施例5は、第1端末の単一の側の始点から、本願で提供されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施プロシージャについて記載する。図17は、本願の実施形態に係る、第1端末によって実行されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施のフローチャートである。具体的な説明は次の通りである。
【0295】
S1701:前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する。
【0296】
S1702:第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成する。
【0297】
S1703:第2端末へナビゲーション同期情報を送信し、ナビゲーション同期情報は、第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するために使用される。ナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末は、受信したナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信し、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する。
【0298】
この実施形態のステップS1701の実施は、実施例1のステップS201のそれと完全に同じである。この実施形態のステップS1702の実施は、実施例1のステップS202のそれと完全に同じである。この実施形態のステップS1703の実施は、実施例1のステップS203のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS201からS203の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0299】
任意に、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
第2端末によるタッチ操作に応答して、第2端末の第2近距離通信モジュールによって送信された通信ラベルを受信することと、
通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0300】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例2のステップS1103及びS1104のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1103及びS1104の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0301】
任意に、通信ラベルは、第2端末が、ラベル書き込み条件が満足されることを検出し、ラベル書き込み要求をラベルサービススレッドに第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信する場合に、ラベル書き込み要求に応答してラベルサービススレッドによって第2近距離通信モジュールに書き込まれる。
【0302】
任意に、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信することであり、第2端末が第1端末に接続された後に、ナビゲーション転送通知は、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることが検出されると、第1端末へ送信される、ことと、
ナビゲーション転送通知に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0303】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、ステップS1306及びS1307のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1306及びS1307の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0304】
任意に、第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信する前に、次の、
第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信することと、
第2端末への通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第2端末へ無線接続要求を送信することと
が更に含まれ得る。
【0305】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例3のステップS1304.4及びS1304.5のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1304.4及びS1304.5の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0306】
任意に、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末である。
【0307】
相応して、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
車両に関する駐車イベントが検出される場合に、第2端末への近距離通信接続を確立することであり、近距離通信接続は、第2端末へナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと
を含む。
【0308】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、ステップS1604及びS1605のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1604及びS1605の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0309】
任意に、車両に関する駐車イベントを検出する場合に、第2端末への近距離通信接続を確立することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
第2端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第2端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第2端末に関連した接続情報に基づいて、第2端末への近距離通信接続を確立すること、又は
第2端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第2端末が登録デバイスリスト内にあるが、第2端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第1近距離通信モジュールを通じて第2端末へウェイクアップ命令を送信することであり、ウェイクアップ命令は、第2端末が第1端末への通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を含む。
【0310】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例4のステップS1604.1及びS1604.4のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1604.1及びS1604.4の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0311】
相応して、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得する前に、次の、
ユーザのナビゲーション操作に応答して第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成することであり、ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成される、ことと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信することであり、サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、ことと、
サービス登録命令に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットすることであり、オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第2端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと
が更に含まれ得る。
【0312】
この実施形態の上記3つのステップの実施は、実施例1のステップS2001.からS200.3のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS2001.からS200.3の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0313】
任意に、第2端末へナビゲーション同期情報を送信した後には、次の、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2端末によってフィードバックされたナビゲーション同期完了情報を受信することと、
ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止することと
が更に含まれ得る。
【0314】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例1のステップS205及びS206のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS205及びS206の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0315】
任意に、第2端末へナビゲーション同期情報を送信する前に、次の、
第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得することであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2端末へナビゲーション同期情報を送信することであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
が更に含まれ得る。
【0316】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例1のステップS203.1及びS203.2のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS203.1及びS203.2の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0317】
この実施形態において、第1端末が、クロスデバイス伝送条件が満足されることを検出するとき、第1端末は、開始されたナビゲーションタスクのナビゲーションデータを第1ナビゲーションアプリケーションから第1端末のローカルの第1ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に取得し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成し、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し、それによって、クロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する。ナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末は、ローカルの第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーション同期情報を生成し第2ナビゲーションアプリケーションへ送信し、次いで、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することができ、それによってクロスデバイスナビゲーションタスク同期を実施する。既存のナビゲーション技術と比較して、クロスデバイスナビゲーションタスク同期が本願では実装可能である。クロスデバイスナビゲーションが実行される必要があるシナリオでは、ユーザは、端末のナビゲーションアプリケーションのタスクを複数回セットする必要がない。代わりに、ナビゲーションデータが、ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するよう、ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に転送され得、それによって、ナビゲーションタスクセット効率は大幅に向上し、ユーザの繰り返し操作は減る。その上、第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得した後、第1端末のローカルの第1ナビゲーション転送モジュールは、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールへナビゲーションデータを直接送信せず、ナビゲーションデータを対応するナビゲーション同期情報に変換する。ナビゲーション同期情報は、異なる端末のナビゲーション転送モジュール間で伝送され得る。次いで、ナビゲーション同期情報は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへ送信される。ナビゲーション同期情報は、2つの端末のナビゲーションアプリケーション間で直接伝送されない。従って、同じナビゲーションアプリケーションが第1端末及び第2端末でインストールされる必要がない。このようにして、クロスデバイス及びクロスアプリケーションナビゲーションデータ転送は実装でき、それによって、ナビゲーションタスク同期の適用範囲は更に改善される。
【実施例6】
【0318】
実施例1、実施例2、実施例3及び実施例4は、第1端末と第2端末との間のインタラクションの視点から、本願で提供されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施プロシージャについて記載している。実施例1乃至実施例4とは異なり、実施例6は、第2端末の単一の側の始点から、本願で提供されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施プロシージャについて記載する。図18は、本願の実施形態に係る、第2端末によって実行されるクロスデバイスナビゲーションデータ同期方法の実施のフローチャートである。具体的な説明は次の通りである。
【0319】
S1801:第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信し、ナビゲーション同期情報は、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションデータに基づいて生成される。
【0320】
S1802:ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信する。
【0321】
S1803:ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新する。
【0322】
この実施形態のステップS1801及びS1802の実施は、実施例1のステップS203のそれと完全に同じである。ステップS1803の実施は、実施例1のステップS204のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS203及びS204の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0323】
任意に、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することは、
第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信して、第1端末が、通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するようにすることを含む。
【0324】
この実施形態の上記のステップの実施は、実施例2のステップS1103のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1103の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0325】
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報が受信される。
【0326】
この実施形態の上記のステップの実施は、実施例2のステップS1110のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1110の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0327】
任意に、第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信する前に、次の、
前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信することと、
ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込むことと
が更に含まれる。
【0328】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例2のステップS1101及びS1102のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1101及びS1102の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0329】
任意に、第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0330】
相応して、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信する前に、次の、
車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、第1端末への通信接続を確立することと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を第1端末へ送信して、第1端末がナビゲーション同期情報を送信するようにすることと
が更に含まれる。
【0331】
この実施形態の上記3つのステップの実施は、実施例3のステップS1304からS1306のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1304からS1306の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0332】
任意に、車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、第1端末への通信接続を確立することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
第1端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第1端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第1端末に関連した接続情報に基づいて、第1端末への通信接続を確立すること、又は
第1端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第1端末が登録デバイスリスト内にあるが、第1端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へウェイクアップ命令を送信することであり、ウェイクアップ命令は、第1端末が第2端末への近距離通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を含む。
【0333】
この実施形態の上記3つのステップの実施は、実施例3のステップS1304.1からS1304.3のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1304からS1306の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0334】
任意に、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0335】
相応して、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域にナビゲーションデータをキャッシングし、第1端末への通信接続のハートビート信号を検出することと、
前もってセットされた有効時間内にハートビート信号が受信されなかった場合、第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと
を含む。
【0336】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例4のステップS1608.1及びS1608.2のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1608.1及びS1608.2の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0337】
任意に、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信した後には、次の、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出することであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第1ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2ナビゲーションアプリケーションとして、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションを使用し、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへナビゲーション同期情報を送信する動作を実行することであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
が更に含まれる。
【0338】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例1のステップS203.1及びS203.2のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS203.1及びS203.2の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0339】
任意に、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成することと、
更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新することと
を含む。
【0340】
この実施形態の上記2つのステップの実施は、実施例1のステップS204.1及びS204.2のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS204.1及びS204.2の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0341】
任意に、更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新することは、
第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信して、第1端末が、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するようにすることを含む。
【0342】
この実施形態の上記2つの上記のステップの実施は、実施例1のステップS205のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS205の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【実施例7】
【0343】
実施例5で記載されているクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法に対応して、図19は、本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期装置の構造のブロック図である。記載を簡単にするために、本願のこの実施形態に関係がある部分のみが示される。
【0344】
図19を参照して、クロスデバイスナビゲーションタスク同期装置は、
前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されるナビゲーションデータ取得ユニット191と、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成するよう構成されるナビゲーション同期情報生成ユニット192と、
第2端末へナビゲーション同期情報を送信するよう構成されるナビゲーション同期情報送信ユニット193であり、ナビゲーション同期情報は、第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するために使用される、ナビゲーション同期情報送信ユニット193と
を含む。
【0345】
任意に、ナビゲーションデータ取得ユニット191は、
第2端末によるタッチ操作に応答して、第2端末の第2近距離通信モジュールによって送信された通信ラベルを受信するよう構成される通信ラベル受信ユニットであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、通信ラベル受信ユニットと、
通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されるナビゲーション転送モジュール起動ユニットと
を含む。
【0346】
任意に、第2端末が、ラベル書き込み条件が満足されることを第2端末が検出する場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信し、ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込んだ後に、通信ラベルは取得される。
【0347】
任意に、ナビゲーションデータ取得ユニット191は、
第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信するよう構成されるナビゲーション転送通知受信ユニットであり、第2端末が第1端末に接続された後に、ナビゲーション転送通知は、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることが検出されると、第1端末へ送信される、ナビゲーション転送通知受信ユニットと、
ナビゲーション転送通知に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成されるナビゲーション転送通知応答ユニットと
を含む。
【0348】
任意に、ナビゲーションタスク同期装置は、
第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信するよう構成されるウェイクアップ命令受信ユニットと、
第2端末への通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第2端末へ無線接続要求を送信するよう構成されるウェイクアップ命令応答ユニットと
を更に含む。
【0349】
任意に、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末である。
【0350】
相応して、ナビゲーションデータ取得ユニット191は、
車両に関する駐車イベントが検出される場合に、第2端末への近距離通信接続を確立するよう構成される駐車ドア開放トリガユニットであり、近距離通信接続は第2端末へナビゲーション同期情報を送信するために使用される、駐車ドア開放トリガユニットと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得するよう構成される第1ステータス認識ユニットと、
第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するよう構成される第1開始状態応答ユニットと
を含む。
【0351】
任意に、駐車ドア開放トリガユニットは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識するよう構成される接続ステータス検出ユニットと、
第2端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第2端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第2端末に関連した接続情報に基づいて、第2端末への近距離通信接続を確立するよう構成される直接接続トリガユニットと、
第2端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第2端末が登録デバイスリスト内にあるが、第2端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第1近距離通信モジュールを通じて第2端末へウェイクアップ命令を送信するよう構成されるウェイクアップ命令送信ユニットであり、ウェイクアップ命令は、第2端末が第1端末への通信接続を確立することを可能にするために使用される、ウェイクアップ命令送信ユニットと
を含む。
【0352】
任意に、ナビゲーションタスク同期装置は、
ユーザのナビゲーション操作に応答して第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成するよう構成されるナビゲーション操作応答ユニットであり、ナビゲーションデータはナビゲーションタスクに基づいて生成される、ナビゲーション操作応答ユニットと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信するよう構成されるサービス登録ユニットであり、サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、サービス登録ユニットと、
サービス登録命令に応答して、第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットするよう構成されるサービス登録応答ユニットであり、オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第2端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される、サービス登録応答ユニットと
を更に含む。
【0353】
任意に、ナビゲーションタスク同期装置は、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2端末によってフィードバックされたナビゲーション同期完了情報を受信するよう構成されるナビゲーション同期完了情報受信ユニットと、
ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するよう構成されるナビゲーション終了ユニットと
を更に含む。
【0354】
任意に、ナビゲーションタスク同期装置は、
第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得するよう構成されるナビゲーションアプリケーションリスト取得ユニットであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ナビゲーションアプリケーションリスト取得ユニットと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2端末へナビゲーション同期情報を送信するよう構成されるナビゲーションアプリケーション照合ユニットであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ナビゲーションアプリケーション照合ユニットと
を更に含む。
【0355】
従って、第1端末が、クロスデバイス伝送条件が満足されることを検出するとき、本願のこの実施形態で提供されるクロスデバイスナビゲーションタスク同期装置は、開始されたナビゲーションタスクのナビゲーションデータを第1ナビゲーションアプリケーションから第1端末のローカルの第1ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に取得し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成し、ナビゲーション同期情報を第2端末へ送信し、それによって、クロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する。ナビゲーション同期情報を受信した後、第2端末は、ローカルの第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、ナビゲーション同期情報を生成し第2ナビゲーションアプリケーションへ送信し、次いで、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することができ、それによってクロスデバイスナビゲーションタスク同期を実施する。既存のナビゲーション技術と比較して、クロスデバイスナビゲーションタスク同期が本願では実装可能である。クロスデバイスナビゲーションが実行される必要があるシナリオでは、ユーザは、端末のナビゲーションアプリケーションのタスクを複数回セットする必要がない。代わりに、ナビゲーションデータが、ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するよう、ナビゲーション転送モジュールを通じて自動的に転送され得、それによって、ナビゲーションタスクセット効率は大幅に向上し、ユーザの繰り返し操作は減る。その上、第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得した後、第1端末のローカルの第1ナビゲーション転送モジュールは、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールへナビゲーションデータを直接送信せず、ナビゲーションデータを対応するナビゲーション同期情報に変換する。ナビゲーション同期情報は、異なる端末のナビゲーション転送モジュール間で伝送され得る。次いで、ナビゲーション同期情報は、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへ送信される。ナビゲーション同期情報は、2つの端末のナビゲーションアプリケーション間で直接伝送されない。従って、同じナビゲーションアプリケーションが第1端末及び第2端末でインストールされる必要がない。このようにして、クロスデバイス及びクロスアプリケーションナビゲーションデータ転送は実装でき、それによって、ナビゲーションタスク同期の適用範囲は更に改善される。
【実施例8】
【0356】
実施例5で記載されているクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法に対応して、図20は、本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期装置の構造のブロック図である。記載を簡単にするために、本願のこの実施形態に関係がある部分のみが示される。
【0357】
図20を参照して、クロスデバイスナビゲーションタスク同期装置は、
第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信するよう構成されるナビゲーション同期情報受信ユニット201であり、ナビゲーション同期情報は、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションデータに基づいて生成される、ナビゲーション同期情報受信ユニット201と、
ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信するよう構成されるナビゲーション同期情報送信ユニット202と、
ナビゲーション同期情報に基づいて第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するよう構成されるナビゲーションタスク更新ユニット203と
を含む。
【0358】
任意に、ナビゲーション同期情報受信ユニット201は、
第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へ通信ラベルを送信して、第1端末が、通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得するようにするよう構成される通信ラベル送信ユニットであり、通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、通信ラベル送信ユニットと、
第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信するよう構成されるタッチ操作フィードバックユニットと
を含む。
【0359】
任意に、ナビゲーションタスク同期装置は、
前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信するよう構成されるラベル書き込み要求ユニットと、
ラベルサービススレッドを通じてラベル書き込み要求に応答し、開始識別子を通信ラベルに加え、通信ラベルを第2近距離通信モジュールに書き込むよう構成される通信ラベル書き込みユニットと
を更に含む。
【0360】
任意に、第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0361】
相応して、ナビゲーションタスク同期装置は、
車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、第1端末への通信接続を確立するよう構成されるドア開放イベントトリガユニットと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得するよう構成される第2ステータス認識ユニットと、
第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を第1端末へ送信して、第1端末がナビゲーション同期情報を送信するようにするよう構成される第2起動状態応答ユニットと
を更に含む。
【0362】
任意に、ドア開放イベントトリガユニットは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識するよう構成される接続ステータス決定ユニットと、
第1端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第1端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、登録デバイスリスト内の第1端末に関連した接続情報に基づいて、第1端末への通信接続を確立するよう構成される直接接続送信ユニットと、
第1端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第1端末が登録デバイスリスト内にあるが、第1端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へウェイクアップ命令を送信するよう構成されるウェイクアップ実行ユニットであり、ウェイクアップ命令は、第1端末が第2端末への近距離通信接続を確立することを可能にするために使用される、ウェイクアップ実行ユニットと
を含む。
【0363】
任意に、第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末である。
【0364】
相応して、ナビゲーション同期情報送信ユニット202は、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域にナビゲーションデータをキャッシングし、第1端末への通信接続のハートビート信号を検出するよう構成される情報キャッシングユニットと、
前もってセットされた有効時間内にハートビート信号が受信されなかった場合、第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信するよう構成されるハートビート信号リスニングユニットと
を含む。
【0365】
任意に、ナビゲーションタスク同期装置は、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出するよう構成される一致アプリケーション検出ユニットであり、ナビゲーションアプリケーションリストは第1ナビゲーションアプリケーションを含む、一致アプリケーション検出ユニットと、
第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2ナビゲーションアプリケーションとして、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションを使用し、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへナビゲーション同期情報を送信する動作を実行するよう構成される第2ナビゲーションアプリケーション認識ユニットであり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションは、具体的に、第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、第2ナビゲーションアプリケーション認識ユニットと
を更に含む。
【0366】
任意に、ナビゲーションタスク更新ユニット203は、
ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成するよう構成される更新プロンプト情報生成ユニットと、
更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、ナビゲーション目的地に基づいてナビゲーションタスクを更新するよう構成される更新確認命令応答ユニットと
を含む。
【0367】
任意に、ナビゲーションタスク同期装置は、
第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信して、第1端末が、ナビゲーション同期完了情報に応答して第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションへ、ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを停止するようにするよう構成されるナビゲーション同期完了情報送信ユニットを更に含む。
【0368】
本願のこの実施形態で提供されるクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、車載端末、拡張現実(augmented reality,AR)デバイス/仮想現実(virtual reality,VR)デバイス、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック、又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)などの端末デバイスに適用され得る。端末デバイスの具体的なタイプは本願の実施形態で限定されない。
【0369】
例えば、端末デバイスは、WLANにおける基地局(STATION,ST)であってよく、あるいは、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol,STP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop,WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)デバイス、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムに接続されている他の処理デバイス、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルド通信デバイス若しくはハンドヘルドコンピューティングデバイス、及び/又は無線システム及び次世代通信システムでの通信に使用される他のデバイス、例えば、5Gネットワークのモバイル端末若しくは将来の進化した公衆地上移動体網(Public Land Mobile Network,PLMN)ネットワークのモバイル端末であってもよい。
【0370】
図21は、端末デバイス100の構造の模式図である。
【0371】
端末デバイス100は、プロセッサ110、外付けメモリインターフェース120、内蔵メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus,USB)インターフェース130、充電管理モジュール140、電力管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、ラウドスピーカ170A、受信器170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identity module,SIM)カードインターフェース195、などを含み得る。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光学近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周囲光センサ180L、骨伝導センサ180M、などを含み得る。
【0372】
本願のこの実施形態で表されている構造は、端末デバイス100に対する具体的な限定を構成するものではない、ことが理解できる。本願のいくつかの他の実施形態において、端末デバイス100は、図に示されているよりも多い又は少ないコンポーネントを含んでも、又はいくつかのコンポーネントを組み合わせても、又はいくつかのコンポーネントを分割しても、又は異なるコンポーネント配置を有してもよい。図示されているコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施されてもよい。
【0373】
プロセッサ110は1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。例えば、プロセッサ110はアプリケーションプロセッサ(application processor,AP)、モデムプロセッサ、グラフィクス処理ユニット(graphics processing unit,GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor,ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、ベースバンドプロセッサ、ニューラルネットワーク処理ユニット(neural network processing unit,NPU)、などを含んでもよい。異なる処理ユニットは独立したコンポーネントであってよく、あるいは、1つ以上のプロセッサに組み込まれてもよい。
【0374】
コントローラは、命令オペレーションコード及び時間シーケンス信号に基づいて動作制御信号を生成して、命令のフェッチ及び命令の実行の制御を完了し得る。
【0375】
メモリがプロセッサ110に更に配置されてもよく、命令及びデータを記憶するよう構成される。いくつかの実施形態において、プロセッサ110内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によってまさに使用されている又は巡回的に使用される命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ110が命令又はデータを再び使用する必要がある場合に、プロセッサ110はメモリから直接命令又はデータを呼び出してもよい。これは、繰り返しのアクセスを回避し、プロセッサ110の待ち時間を減らし、システム効率を向上させる。
【0376】
いくつかの実施形態において、プロセッサ110は1つ以上のインターフェースを含んでもよい。インターフェースには、集積回路(inter-integrated circuit,12C)インターフェース、インター集積回路サウンド(inter-integrated circuit sound,I2S)インターフェース、パルス符号変調(pulse code modulation,PCM)インターフェース、ユニバーサル非同期受信器/送信器(universal asynchronous receiver/transmitter,UART)インターフェース、モバイル産業プロセッサインターフェース(mobile industry processor interface,MIPI)、汎用入力/出力(general-purpose input/output,GPIO)インターフェース、加入者識別モジュール(subscriber identity module,SIM)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus,USB)インターフェース、などが含まれ得る。
【0377】
I2Cインターフェースは、双方向の同期シリアルバスであり、1つのシリアルデータライン(serial data line,SDA)と、1つのシリアルクロックライン(serial clock line,SCL)を含む。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、I2Cバスの複数のグループを含んでもよいプロセッサ110は、タッチセンサ180K、充電器、フラッシュ、カメラ193、などへ異なるI2Cバスインターフェースを通じて別々に結合されてもよい。例えば、プロセッサ110はI2Cインターフェースを通じてタッチセンサ180Kへ結合されてもよく、それにより、プロセッサ110は、端末デバイス100のタッチ機能を実施するように、I2Cバスインターフェースを通じてタッチセンサ180Kと通信する。
【0378】
I2Sインターフェースは、オーディオ通信を実行するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、I2Sバスの複数のグループを含んでもよい。プロセッサ110は、プロセッサ110とオーディオモジュール170との間で通信を実施するように、I2Sバスを通じてオーディオモジュール170へ結合され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、Bluetoothヘッドセットにより着呼に答える機能を実施するように、I2Sインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を送信し得る。
【0379】
PCMインターフェースも、オーディオ通信を実行し、アナログ信号をサンプリングし、量子化し、符号化するよう構成されてもよい。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、PCMバスインターフェースを通じて無線通信モジュール160へ結合され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170はまた、Bluetoothヘッドセットにより着呼に答える機能を実施するように、PCMインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を送信してもよい。I2Sインターフェース及びPCMインターフェースは両方とも、オーディオ通信を実行するよう構成され得る。
【0380】
UARTインターフェースはユニバーサルシリアルデータバスであり、非同期通信を実行するよう構成される。バスは双方向通信バスであってよい。バスは、送信されるべきデータをシリアル通信とパラレル通信との間で変換する。いくつかの実施形態において、UARTインターフェースは、通常、プロセッサ110を無線通信モジュール160へ接続するよう構成される。例えば、プロセッサ110は、Bluetoothヘッドセット機能を実装するために、UARTインターフェースを通じて無線通信モジュール160のBluetoothモジュールと通信する。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、Bluetoothヘッドセットにより音楽を再生する機能を実装するために、UARTインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を送信し得る。
【0381】
MIPIインターフェースは、ディスプレイ194又はカメラ193などの周辺コンポーネントへプロセッサ110を接続するよう構成され得る。MIPIインターフェースは、カメラシリアルインターフェース(camera serial interface,CSI)、ディスプレイシリアルインターフェース(display serial interface,DSI)などを含む。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、端末デバイス100の写真撮影機能を実装するために、CSIインターフェースを通じてカメラ193と通信する。プロセッサ110は、端末デバイス100の表示機能を実装するために、DSIインターフェースを通じてディスプレイ194と通信する。
【0382】
GPIOインターフェースは、ソフトウェアを使用することによって構成され得る。GPIOインターフェースは、制御信号又はデータ信号として構成されてよい。いくつかの実施形態において、GPIOインターフェースは、プロセッサ110をカメラ193、ディスプレイ194、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、センサモジュール180、などへ接続するよう構成され得る。GPIOインターフェースは、代替的に、I2Cインターフェース、I2Sインターフェース、UARTインターフェース、MIPIインターフェース、などとして構成されてもよい。
【0383】
USBインターフェース130は、USB標準規格に従うインターフェースであり、具体的に、miniUSBインターフェース、microUSBインターフェース、USBtypeCインターフェースなどであってよい。USBインターフェース130は、端末デバイス100を充電するために充電器へ接続するよう構成されてよく、あるいは、端末デバイス100と周辺機器との間でデータを伝送するよう構成されてよく、あるいは、ヘッドセットによりオーディオを再生するためにヘッドセットへ接続するよう構成されてよい。インターフェースは、代替的に、他の端末デバイス、例えばARデバイスへ接続するよう構成されてもよい。
【0384】
本願のこの実施形態で表されている、モジュール間のインターフェース接続関係は、説明のための例に過ぎず、端末デバイス100の構造に対する限定を構成するものではないことが理解できる。本願のいくつかの他の実施形態において、端末デバイス100は、代替的に、上記の実施形態の異なるインターフェース接続方式、又は複数のインターフェース接続方式の組み合わせを使用してもよい。
【0385】
充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受けるよう構成される。充電器は無線充電器又は有線充電器であってよい。有線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール140は、USBインターフェース130を通じて有線充電器の充電入力を受け得る。無線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール140は、端末デバイス100の無線充電コイルにより無線充電入力を受け得る。バッテリ142を充電するとき、充電管理モジュール140は、電力管理モジュール141を使用することによって端末デバイスへ更に電力を供給し得る。
【0386】
電力管理モジュール141は、バッテリ142、充電管理モジュール140、及びプロセッサ110へ接続するよう構成される。電力管理モジュール141は、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール140から入力を受け、電力をプロセッサ110、内蔵メモリ121、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160、などへ供給する。電力管理モジュール141は、バッテリ容量、バッテリサイクル数、及びバッテリヘルスの状態(漏電及びインピーダンス)などのパラメータをモニタするよう更に構成され得る。いくつかの他の実施形態において、電力管理モジュール141は、代替的に、プロセッサ110に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態において、電力管理モジュール141及び充電管理モジュール140は、代替的に、同じデバイスに配置されてもよい。
【0387】
端末デバイス100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、などを使用することによって実装され得る。
【0388】
アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送信及び受信するよう構成される。端末デバイス100の各アンテナは、1つ以上の通信周波数帯域をカバーするよう構成され得る。異なるアンテナは、アンテナ利用を増やすよう、更に多重化されてもよい。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシティアンテナとして多重化され得る。いくつかの他の実施形態において、アンテナは、チューニングスイッチと組み合わせて使用されてもよい。
【0389】
モバイル通信モジュール150は、2G/3G/4G/5gなどを含み、端末デバイス100に適用される無線通信ソリューションを提供し得る。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低雑音増幅器(low noise amplifier,LNA)などを含み得る。モバイル通信モジュール150は、アンテナ1により電磁波を受信し、受信した電磁波に対してフィルタ処理又は増幅などの処理を実行し、電磁波を復調のためにモデムプロセッサへ送信し得る。モバイル通信モジュール150は更に、モデムプロセッサによって変調された信号を増幅し、信号を、アンテナ1による放射のために電磁波に変換し得る。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールはプロセッサ110に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールは、プロセッサ110の少なくとも一部のモジュールと同じデバイスに配置されてもよい。
【0390】
モデムプロセッサは、変調器及び復調器を含み得る。変調器は、送信されるべき周波数ベースバンド信号を中間~高周波数信号に変調するよう構成される。復調器は、受信した電磁波信号を低周波数ベースバンド信号に復調するよう構成される。次いで、復調器は、復調により得られた低周波数ベースバンド信号を処理のためにベースバンドプロセッサへ送る。低周波数ベースバンド信号はベースバンドプロセッサによって処理され、次いで、アプリケーションプロセッサへ送られる。アプリケーションプロセッサは、オーディオデバイス(ラウドスピーカ170A、受信器170B、などに限定されない)を通じて音響信号を出力するか、あるいは、ディスプレイ194を通じて画像又はビデオを出力する。いくつかの実施形態において、モデムプロセッサは独立したコンポーネントであってもよい。いくつかの他の実施形態において、モデムプロセッサはプロセッサ110から独立することができ、モバイル通信モジュール150又は他の機能モジュールと同じデバイスに配置される。
【0391】
無線通信モジュール160は、端末デバイス100に適用され、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)(例えば、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)ネットワーク)、Bluetooth(Bluetooth,BT)、全地球航法衛星システム(global navigation、satellite system,GNSS)、周波数変調(frequency modulation,FM)、近距離通信(near field communication,NFC)技術、赤外線(infrared,IR)技術などの無線通信を含むソリューションを提供し得る。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信処理モジュールを組み込む1つ以上のコンポーネントであってよい。無線通信モジュール160は、アンテナ2を通じて電磁波信号を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタ処理を実行し、処理された信号をプロセッサ110へ送る。無線通信モジュール160は更に、送信されるべき信号をプロセッサ110から受信し、信号に対して周波数変調及び増幅を実行し、信号をアンテナ2による放射のために電磁波信号に変換し得る。
【0392】
いくつかの実施形態において、端末デバイス100のアンテナ1はモバイル通信モジュール150へ結合され、アンテナ2は無線通信モジュール160へ結合され、それにより、端末デバイス100は、無線通信技術を使用することによってネットワーク及び他のデバイスと通信することができる。無線通信技術には、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service,GPRS)、符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDMA)、時分割符号分割多重アクセス(time division code division multiple access,TD-SCDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術、などが含まれ得る。GNSSには、グローバルポジショニングシステム(global positioning system,GPS)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system,GLONASS)、BeiDou候補衛星システム(BeiDou navigation satellite system,BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system,QZSS)、及び/又は衛星航法補強システム(satellite-based augmentation system,SBAS)が含まれ得る。
【0393】
端末デバイス100は、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ、などを通じて表示機能を実装する。GPUは、画像処理用のマイクロプロセッサであり、ディスプレイ194及びアプリケーションプロセッサへ接続される。GPUは、数学及び幾何計算を実行し、画像をレンダリングするよう構成される。プロセッサ110は、表示情報を生成又は変更するようプログラム命令を実行する1つ以上のGPUを含み得る。ディスプレイ194は、具体的に、生成された検出報告を表示することができ、それにより、ユーザは、ディスプレイ194を使用することによって検出報告を見ることができる。
【0394】
ディスプレイ194は、画像、ビデオ、などを表示するよう構成される。ディスプレイ194は表示パネルを含む。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode,OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light-emitting diode,AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode,FLED)、mini-LED、micro-LED、micro-OLED、量子ドット発光ダイオード(quantum-dot light-emitting diode,QLED)、などであってよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス100は1つ又はN個のディスプレイ194を含んでよく、Nは1よりも大きい正の整数である。ディスプレイ194は、タッチパネル及び他の入力デバイスを含み得る。
【0395】
端末デバイス100は、ISP、カメラ193、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ、などにより写真撮影機能を実装し得る。
【0396】
ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するよう構成される。例えば、写真撮影中、シャッターが押され、光がレンズを通ってカメラの感光素子へ伝わり、光信号は電気信号に変換され、カメラの感光素子は電磁信号を処理のためにISPへ伝えて、電気信号を可視画像に変換する。ISPは更に、画像のノイズ、明るさ、及び顔色に対するアルゴリズム最適化を実行してもよい。ISPは更に、写真撮影シナリオの露出及び色温度などのパラメータを最適化し得る。いくつかの実施形態において、ISPはカメラ193に配置され得る。
【0397】
カメラ193は、静止画又はビデオを捕捉するよう構成される。オブジェクトの光学画像がレンズにより生成され、感光素子上に投影される。感光素子は電荷結合素子(charge-coupled device,CCD)又は相補型金属酸化半導体(complementary metal-oxide-semiconductor,CMOS)フォトトランジスタであってよい。感光素子は光信号を電気信号に変換し、次いで、電気信号ISBへ伝えて、電気信号をデジタル画像信号に変換する。ISPは、デジタル画像信号を処理のためにDSPへ出力する。DSPは、デジタル画像信号を、RGB又はYUVなどの標準フォーマットの画像信号に変換する。いくつかの実施形態において、端末デバイス100は、1つ又はN個のカメラ193を含んでもよく、Nは1よりも大きい正の整数である。
【0398】
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するよう構成され、デジタル画像信号に加えて他のデジタル信号を処理し得る。例えば、端末デバイス100が周波数を選択するとき、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギに対してフーリエ変換を実行するよう構成される。
【0399】
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮又は圧縮解除するよう構成される。端末デバイス100は、1種類以上のビデオコーデックをサポートし得る。このようにして、端末デバイス100は、複数のコーディングフォーマット、例えば、Moving Picture Experts Group(moving picture experts group,MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-3、及びMPEG-4でビデオを再生又は記録し得る。
【0400】
NPUは、ニューラルネットワーク(neural-network,NN)コンピューティングプロセッサであり、人間の脳の神経細胞間の伝達様式など、生物学的神経回路網の構造を参照して入力情報を高速に処理し、更には、継続的に自己学習を行うことができる。NPUは、端末デバイス100の知的認知、例えば、画像認識、顔認識、音声認識、テキスト理解などのアプリケーションを実装することができる。
【0401】
外付けメモリインターフェース120は、外付けメモリカード、例えば、microSDカードへ接続して、端末デバイスの記憶容量を拡張するよう構成され得る。外付けメモリカードは、データ記憶機能を実装するために、外付けメモリインターフェース120を介してプロセッサ110と通信する。例えば、音楽及びビデオなどのファイルが外部記憶カードには記憶されている。
【0402】
内蔵メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するよう構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。内蔵メモリ121はプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含み得る。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音響再生機能及び画像再生機能)によって必要とされるアプリケーション、などを記憶し得る。データ記憶領域は、端末デバイス100を使用する過程で生成されるデータ(例えば、オーディオデータ又は写真ブック)を記憶し得る。その上、内蔵メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、更には、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュ記憶デバイス、ユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage,UFS)、などを含んでもよい。プロセッサ110は、内蔵メモリ121に記憶されている命令及び/又はプロセッサに配置されているメモリに記憶されている命令を実行することによって、端末デバイス100の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。
【0403】
端末デバイス100は、音楽の再生又は録音などのオーディオ機能を、オーディオモジュール170、ラウドスピーカ170A、受信器170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサ、などにより実施し得る。
【0404】
オーディオモジュール170は、デジタルオーディオ情報を出力用のアナログオーディオ信号に変換するよう構成され、また、アナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換するよう構成される。オーディオモジュール170は、オーディオ信号を符号化及び復号化するよう更に構成されてもよい。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170はプロセッサ110に配置されてもよく、あるいは、オーディオモジュール170の一部の機能モジュールがプロセッサ110に配置される。
【0405】
ラウドスピーカ170Aは、「スピーカ」とも呼ばれ、オーディオ電気信号を音響信号に変換するよう構成される。端末デバイス100は、ラウドスピーカ170Aを通じてハンドフリー通話に出たり又は音楽を聴いたりするために使用され得る。特に、ラウドスピーカ170Aは、電子スケールに接触する必要がある部品をユーザに通知するために、プロンプト情報を出力するよう構成され得る。
【0406】
受信器170Bは、「イヤホン」とも呼ばれ、電気オーディオ信号を音響信号に変換するよう構成される。端末デバイス100を使用することによって通話したり又は音声情報を受け取ったりする場合に、受信器170Bは、音声を聞くために人間の耳の近くに置かれることがある。
【0407】
マイクロホン170Cは、「マイク」とも呼ばれ、音響信号を電気信号に変換するよう構成される。通話したり又は音声メッセージを送信したりする場合に、ユーザは、マイクロホン170C2音響信号を入力するために、ユーザの口によりマイクロホン170Cの近くで音響を作ることがある。少なくとも1つのマイクロホン170Cが端末デバイス100に配置され得る。いくつかの他の実施形態において、音響信号を集め、更には、ノイズ除去機能を実装するために、2つのマイクロホン170Cが端末に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態において、音響信号を集め、ノイズ除去を実装し、音源を認識して指向性録音機能などを実装するために、3つ、4つ、又はそれ以上のマイクロホン170Cが代替的に端末デバイス100に配置されてもよい。
【0408】
ヘッドセットジャック170Dは、優先ヘッドセットへ接続するよう構成される。ヘッドセットジャック170DはUSBインターフェース130であってよく、あるいは、3.5mmオープンモバイル端末プラットフォーム(open mobile terminal platform,OMTP)標準インターフェース又はアメリカ合衆国のセルラー電気通信産業協会(cellular telecommunications industry association of the USA,CTIA)標準インターフェースであってもよい。
【0409】
圧力センサ180Aは、圧力信号を検知するよう構成され、圧力信号を電気信号に変換することができる。いくつかの実施形態において、圧力センサ180Aはディスプレイ194に配置され得る。例えば、端末デバイスは、圧力センサ180Aによりユーザの重さを取得し得る。複数のタイプの圧力センサ180A、例えば、抵抗性圧力センサ、誘導性圧力センサ、容量性圧力センサがある。容量性圧力センサは、導電性材料を有する少なくとも2つの平行板を含み得る。力が圧力センサ180Aに加えられると、電極間の容量が変化する。端末デバイス100は、容量の変化に基づいて圧力の強さを決定する。タッチ操作がディスプレイ194に対して実行されるとき、端末デバイス100は、圧力センサ180Aによりタッチ操作の強さを検出する。端末デバイス100は更に、圧力センサ180Aの検出信号に基づいてタッチ位置を計算し得る。いくつかの実施形態において、同じタッチ位置に対して実行されるがタッチ操作の強さが異なるタッチ操作は、異なる操作命令に対応し得る。例えば、タッチ操作の強さが第1圧力閾値に満たないタッチ操作がSMSメッセージアプリケーションアイコンに実行される場合、SMSメッセージを見るための命令が実行され、あるいは、タッチ操作の強さが第1圧力閾値以上であるタッチ操作がSMSメッセージアプリケーションアイコンに実行される場合、新しいSMSメッセージを作成するための命令が実行される。
【0410】
ジャイロセンサ180Bは、端末デバイス100の動作姿勢を決定するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、3つの軸(つまり、x軸、y軸、及びz軸)の周りの端末デバイス100の角速度は、ジャイロセンサ180Bを使用することによって決定され得る。ジャイロセンサ180Bは、写真撮影中に画像安定化を実装するよう構成され得る。例えば、シャッターが押されると、ジャイロセンサ180Bは、端末デバイス100が揺れる角度を検出し、角度に基づいて、レンズモジュールが補償する必要がある距離を計算し、レンズが端末デバイス100の揺れを逆の動きにより相殺することを可能にして、画像安定化を実装する。ジャイロセンサ180Bはまた、ナビゲーションシナリオ及びモーションセンシングゲームシナリオでも使用され得る。
【0411】
気圧センサ180Cは、気圧を測定するよう構成される。いくつかの実施形態において、端末デバイス100は、位置決め及びナビゲーションを支援するために、気圧センサ180Cによって測定された気圧値に基づいて高度を計算する。
【0412】
磁気センサ180Dはホールセンサを含む。端末デバイス100は、磁気センサ180Dによりフリップカバー及びレザーケースの開閉を検出する。いくつかの実施形態において、端末デバイス100が折り畳み式携帯電話である場合、端末デバイス100は、磁気センサ180Dによりフリップカバーの開閉を検出し得る。更に、フリップカードの自動ロック解除などの機能は、フリップカバーの検出された開閉状態又はレザーケースの検出された開閉状態に基づいてセットされる。
【0413】
加速度センサ180Eは、端末デバイス100の様々な方向で(通常は3軸上で)加速度を検出し得る。重量の大きさ及び方向は、端末デバイス100が静止しているときに検出され得る。加速度センサ180Eは、端末デバイスの姿勢を認識するよう更に構成されてもよく、横向きと縦向きとの間の切り替え、又は歩数計などの用途で使用される。
【0414】
距離センサ180Fは、距離を測定するよう構成される。端末デバイス100は、赤外線光又はレーザーを使用することによって距離を測定し得る。いくつかの実施形態において、写真撮影シナリオでは、端末デバイス100は、高速焦点合わせを実装するために、距離センサ180Fを使用することによって距離を測定し得る。
【0415】
光学近接センサ180Gは、例えば、発光ダイオード(LED)及び光検出器、例えばフォトダイオードを含み得る。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードであってよい。端末デバイス100は、発光ダイオードにより赤外線を外向きに発射する。端末デバイス100は、フォトダイオードにより、近くのオブジェクトからの赤外線反射光を検出する。十分な反射光が検出されるとき、端末デバイス100は、端末デバイス100の近くにオブジェクトが存在することを決定し得る。不十分な反射光が検出されるとき、端末デバイス100は、端末デバイス100の近くにオブジェクトはないことを決定し得る。端末デバイス100は、光学近接センサ180Gにより、ユーザが通話のために耳の近くで端末デバイス100を保持していることを検出して、電力節約のために画面を自動でオフすることができる。光学近接センサ180Gはまた、画面の自動的にロック又はロック解除するために、レザーケースモード又はポケットモードでも使用され得る。
【0416】
周囲光センサ180Lは、周囲光強度を検知するよう構成される。端末デバイス100は、検知された周囲光強度に基づいてディスプレイ194の輝度を適応的に調整し得る。周囲光センサ180Lはまた、写真撮影中にホワイトバランスを自動調整するよう構成され得る。周囲光センサ180Lは更に、偶発的なタッチを防ぐために、端末デバイス100がパケットの中にあるかどうかを検出するよう光学近接センサ180Gと協働してもよい。
【0417】
指紋センサ180Hは、指紋を収集するよう構成される。端末デバイス100は、指紋に基づいたロック解除、アプリケーションのロックアクセス、指紋に基づいた写真撮影、指紋に基づいた受話、などを実装するために、収集した指紋の特徴を使用し得る。
【0418】
温度センサ180Jは、温度を検出するよう構成される。いくつかの実施形態において、端末デバイス100は、温度センサ180Jによって検出された温度に基づいて、温度処理ポリシーを実行する。例えば、温度センサ180Jによって報告された温度が閾値を超えるとき、端末デバイス100は、電力消費を削減しかつ熱保護を実装するために、温度センサ180Jの近くに位置付けられたプロセッサの性能を低下させる。いくつかの他の実施形態において、温度型の閾値よりも低いとき、端末デバイス100は、低温によって引き起こされる端末デバイス100の異常シャットダウンを回避するために、バッテリ142を加熱する。いくつかの他の実施形態において、温度が更なる他の閾値よりも低いとき、端末デバイス100は、低温により引き起こされる異常シャットダウンを回避するために、バッテリ142の出力電圧を昇圧する。
【0419】
タッチセンサ180Kは、「タッチコンポーネント」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kは、ディスプレイ194に配置されてもよく、それにより、タッチセンサ180K及びディスプレイ194は、「タッチ制御スクリーン」とも呼ばれるタッチスクリーンを構成する。タッチセンサ180Kは、タッチスクリーン上又はその近くのタッチ操作を検出するよう構成される。タッチセンサは、タッチイベントタイプを決定するために、検出されタッチ操作をアプリケーションプロセッサへ転送し得る。タッチ操作に関係がある視覚出力が、ディスプレイ194を使用することによって供給され得る。いくつかの他の実施形態において、タッチセンサ180Kは、代替的に、ディスプレイ194の位置とは異なる位置で端末デバイス100の表面上に配置されてもよい。
【0420】
骨伝導センサ180Mは振動信号を取得し得る。いくつかの実施形態において、骨伝導センサ180Mは、人間の声帯部分の振動骨の振動信号を取得し得る。骨伝導センサ180Mはまた、血圧拍動信号を受信するために、人間の脈拍と接触してもよい。いくつかの実施形態において、骨伝導センサ180Mは、代替的に、骨伝導ヘッドセットを取得するよう、ヘッドセットに配置されてもよい。オーディオモジュール170は、声帯部分の振動骨の、骨伝導センサ180Mによって取得される振動信号に基づいてパーシングにより音声信号を取得して、音声機能を実装し得る。アプリケーションプロセッサは、骨伝導センサ180Mによって取得されて血圧拍動信号に基づいて心拍情報をパースして、心拍検出機能を実装し得る。
【0421】
ボタン190は電源ボタン、ボリュームボタン、などを含む。ボタン190は、機械ボタンであっても、又はタッチボタンであってもよい。端末デバイス100は、ボタン入力を受け取り、端末デバイス100のユーザ設定及び機能制御に関係があるボタン信号入力を生成し得る。
【0422】
モータ191は振動プロンプトを生成し得る。モータ191は、着呼振動プロンプト又はタッチ振動フィードバックを提供するよう構成され得る。例えば、異なるアプリケーション(例えば、写真撮影及びオーディオ再生)に対して実行されるタッチ操作は、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。モータ191はまた、ディスプレイ194の異なる領域に実行されるタッチ操作のための異なる振動フィードバック効果に対応してもよい。異なる適用シナリオ(例えば、時間リマインダ、情報受け取り、アラームクロック、及びゲーム)も、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。タッチ振動フィードバックは更にカスタマイズされてもよい。
【0423】
インジケータ192は、インジケータ灯であってよく、充電ステータス又は電力充電を示すよう構成されるか、又はメッセージ、不在着信、通知、などを示すよう構成され得る。
【0424】
SIMカードインターフェース195はSIMカードへ接続するよう構成される。SIMカードは、端末デバイス100との接触又は端末デバイス100からの分離を実装するよう、SIMカードに挿入され、又はSIMカードインターフェース195から取り外され得る。端末デバイス100は、1つ又はN個のSIMカードインターフェースをサポートすることができ、Nは1よりも大きい正の整数である。SIMカードインターフェース195は、nano-SIMカード、micro-SIMカード、SIMカード、などをサポートすることができる。複数のカードが同時に同じSIMカードインターフェース195に挿入されてもよい。複数のカードは同じタイプであっても、又は異なるタイプであってもよい。SIMカードインターフェース195は異なるタイプのSIMカードと互換性がある。SIMカードインターフェース195はまた、外付け記憶カードとも互換性があることができる。端末デバイス100は、通話及びデータ通信などの機能を実装するために、SIMカードを通じてネットワークと相互作用する。いくつかの実施形態において、端末デバイス100はeSIM、つまり埋め込みSIMカードを使用する。eSIMカードは端末デバイス100に埋め込まれてよく、端末デバイス100から分離できない。
【0425】
端末デバイス100のソフトウェアシステムは、階層アーキテクチャ、イベント駆動アーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ、又はクラウドアーキテクチャを使用し得る。本願の実施形態において、階層アーキテクチャを有するAndroidシステムが、端末デバイス100のソフトウェア構造について記載するための例として使用される。
【0426】
図22は、本願の実施形態に係る端末デバイスのソフトウェア構造のブロック図である。
【0427】
階層アーキテクチャでは、ソフトウェアは複数のレイヤに分割される。各レイヤは明りょうな役割及びタスクを持っている。レイヤはソフトウェアを介して互いにやりとりする。いくつかの実施形態において、Androidシステムは4つのレイヤ、上から下にアプリケーションレイヤ、アプリケーションフレームワークレイヤ、Androidランタイム(Android runtime)システムレイヤ、及びカーネルレイヤに分割される。
【0428】
アプリケーションレイヤは一連のアプリケーションパッケージを含み得る。
【0429】
図22に示されるように、アプリケーションパッケージは、カメラ、カレンダ、地図、WLAN、Bluetooth、音楽、ビデオ、メッセージ、電子メール、ウェブチャット、及びWPSなどのアプリケーションを含み得る。
【0430】
アプリケーションフレームワークレイヤは、アプリケーションレイヤにあるアプリケーションのためのアプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface,API)及びプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワークレイヤはいくつかの事前定義された機能を含む。
【0431】
図22に示されるように、アプリケーションフレームワークレイヤは、ウィンドウマネージャ、コンテンツプロバイダ、ビューシステム、電話マネージャ、リソースマネージャ、通知マネージャ、などを含み得る。
【0432】
ウィンドウマネージャはウィンドウプログラムを管理するよう構成される。ウィンドウマネージャは、ディスプレイのサイズを取得したり、ステータスバーがあるかどうかを決定したり、画面ロックを実行したり、スクリーンショットを撮影したり、などを行うことができる。
【0433】
コンテンツプロバイダは、データを記憶及び取得し、データがアプリケーションにアクセス可能であるようにするよう構成される。データはビデオ、画像、音楽、発信及び受信、検索履歴及びブックマーク、電話帳、などを含み得る。
【0434】
ビューシステムは、テキストを表示するコントロール、及び画像を表示するコントロールなどの、視覚コントロールを含む。ビューシステムはアプリケーションを構成するよう構成され得る。表示インターフェースは1つ以上のビューを含み得る。例えば、SMSメッセージ通知アイコンを含む表示インターフェースは、テキスト表示ビュー及び画像表示ビューを含み得る。
【0435】
電話マネージャは、端末デバイスの通信機能、例えば、通話ステータス(応答、拒否、など)の管理を提供するよう構成される。
【0436】
リソースマネージャは、ローカライズされた文字列、アイコン、画像、レイアウトファイル、及びアプリケーション用のビデオファイルなどの様々なリソースを提供する。
【0437】
通知マネージャは、アプリケーションがステータスバーに通知情報を表示することを可能にし、通知メッセージを伝えるよう構成され得る。通知マネージャは、ユーザインタラクションなしで短い一時停止の後で自動的に消えることができる。例えば、通知マネージャは、ダウンロード完了を通知したり、メッセージ通知を与えたり、などするよう構成される。通知マネージャは、代替的に、グラフ又はスクロールバーテキストの形でシステムの上ステータスバーに現れる通知、例えば、バックグラウンドで実行されるアプリケーションの通知であってよく、あるいは、ダイアログウィンドウの形で画面に現れる通知であってよい。例えば、テキスト情報がステータスバーに表示され、プロンプトトーンが与えられ、端末デバイスが振動し、あるいは、インジケータ灯が点滅する。
【0438】
Androidランタイムは、カーネルライブラリ及び仮想マシンを含む。Androidランタイムは、Androidシステムのスケジューリング及び管理に関与する。
【0439】
カーネルライブラリは、2つの部分、Java言語で呼び出される必要がある機能、及びAndroidのカーネルライブラリを含む。
【0440】
アプリケーションレイヤ及びアプリケーションフレームワークレイヤは仮想マシンで実行される。仮想マシンは、アプリケーションレイヤ及びアプリケーションフレームワークレイヤのJavaファイルをバイナリファイルとして実行する。仮想マシンは、オブジェクトライフサイクル管理、スタック管理、スレッド管理、セキュリティ及び例外管理、並びにガベージコレクションなどの機能を実装するよう構成される。
【0441】
システムレイヤは、複数の機能モジュール、例えば、サーフェスマネージャ(surface manager)、メディアライブラリ(Media Library)、3次元グラフィクス処理ライブラリ(例えば、OpenGL ES)、及び2次元グラフィクスエンジン(例えば、SGL)を含み得る。
【0442】
サーフェスマネージャは、表示サブシステムを管理し、複数のアプリケーションのための2次元レイヤ及び3次元レイヤの融合を提供するよう構成される。
【0443】
メディアライブラリは、複数の広く使用されているオーディオ及びビデオフォーマット、静止画像、などにおける再生及び記録をサポートする。メディアライブラリは、複数のオーディオ及びビデオコーディングフォーマット、例えば、MPEG-4、H.264、MP3、AAC、AMR、JPG及びPNGをサポートし得る。
【0444】
3次元グラフィクス処理ライブラリは、3次元グラフィクス描画、画像レンダリング、合成、レイヤ処理、などを実装するよう構成される。
【0445】
2次元グラフィクスエンジンは、2次元描画ようの描画エンジンである。
【0446】
カーネルレイヤは、ハードウェアとソフトウェアとの間のレイヤである。カーネルレイヤは、少なくともディスプレイドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ、及びセンサドライバを含む。
【0447】
以下は、写真撮影シナリオを参照して端末デバイス100のソフトウェア及びハードウェアの動作プロシージャの例について記載する。
【0448】
タッチセンサ180Kがタッチ操作を受け取ると、対応するハードウェア割り込みがカーネルレイヤへ送信される。カーネルレイヤはタッチ操作を元の入力イベント(タッチ操作のタッチ座標及び時間スタンプなどの情報を含む)へと処理する。元の入力イベントはカーネルレイヤに格納される。アプリケーションフレームワークレイヤはカーネルレイヤから元の入力イベントを取得し、入力イベントに対応する制御を認識する。例えば、タッチ操作はシングルタップ操作であり、シングルタップ操作に対応する制御はカメラアプリケーションアイコンの制御である。カメラアプリケーションは、カメラアプリケーションを起動するために、アプリケーションフレームワークレイヤのインターフェースを呼び出す。次いで、カメラドライバが、カーネルレイヤを呼び出すことによって起動され、静止画又はビデオが、カメラ193を使用することによって捕捉される。
【0449】
図23は、本願の実施形態に係る端末デバイスの構造の模式図である。図23に示されるように、本願の端末デバイス23は、少なくとも1つのプロセッサ230(図23は1つしかプロセッサを示さない)、メモリ231、及びメモリ231に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ230で実行され得るコンピュータプログラム232を含む。コンピュータプログラム232を実行すると、プロセッサ230は、上記のクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法の実施形態のいずれかのステップを実施する。
【0450】
端末デバイス23は、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、又はクラウドサーバなどのコンピューティングデバイスであってよい。端末デバイスは、プロセッサ230及びメモリ231を含み得るがこれらに限定されない。当業者であれば、図23が端末デバイス23の一例にすぎず、端末デバイスに対する限定を構成するものではないと理解し得る。端末デバイス23は、図示されているよりも多い又は少ないコンポーネントを含んでもよく、あるいは、いくつかのコンポーネントは組み合わされてよく、あるいは、異なるコンポーネントが使用されてもよい。例えば、端末デバイス23は、入力/出力デバイス又はネットワークアクセスデバイスを更に含んでもよい。
【0451】
プロセッサ230は中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)であってよい。プロセッサ230は、代替的に、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェア部品、などであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは如何なる従来のプロセッサであってもよい。
【0452】
いくつかの実施形態において、メモリ231は、端末デバイス23の内蔵記憶ユニット、例えば、端末デバイス23のハードディスクドライブ又は内蔵記憶部であってよい。いくつかの他の実施形態において、メモリ231は、代替的に、端末デバイス23の外部記憶デバイス、例えば、プラグインハードディスク、スマートメディアカード(Smart Media Card、SMC)、セキュアデジタル(Secure Digital,SD)カード、又は端末デバイス23で提供されているフラッシュカード(Flash Card)であってもよい。更に、メモリ231は、端末デバイス23のものである内蔵記憶ユニット及び外部記憶デバイスの両方を含んでもよい。メモリ231は、オペレーティングシステム、アプリケーション、ブートローダ(BootLoader)、データ、他のプログラムなど、例えば、コンピュータプログラムのプログラムコードを記憶するよう構成される。メモリ231は、出力された又は出力されるべきデータを一時的に記憶するよう更に構成されてもよい。
【0453】
上記の装置/ユニットの間の情報交換及びその実行プロセスなどの内容は、本願の方法の実施形態と同じ概念に基づいている、ことが留意されるべきである。内容の具体的な機能及び技術的効果については、方法の実施形態を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0454】
当業者であれば、便宜上及び簡潔な記載のために、上記の機能ユニット又はモジュールへの分割が説明のための例として使用されているに過ぎない、と明りょうに理解し得る。実際の用途では、上記の機能は、要件に応じて実施のために異なる機能ユニット又はモジュールに割り当てられ得る。言い換えれば、装置の内部構造は、上述されている機能の全て又は一部を実施するために異なる機能ユニット又はモジュールに分割される。実施形態の機能ユニット及びモジュールは1つの処理ユニットに一体化されてよく、あるいは、ユニットの夫々は物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。一体化されたユニットはハードウェアの形で実施されてもよく、あるいは、ソフトウェア機能ユニットの形で実施されてもよい。その上、機能ユニット及びモジュールの具体的な名称は、機能ユニット及びモジュールを区別するのを容易にするためのものに過ぎず、本願の保護範囲を限定する意図はない。上記のシステムのユニット又はモジュールの具体的な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態の対応するプロセスを参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0455】
本願の実施形態は端末デバイスを更に提供する。端末デバイスは、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、及びメモリに記憶されており、少なくとも1つのプロセッサで実行され得るコンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムを実行すると、プロセッサは、上記の方法の実施形態のいずれか1つのステップを実施する。
【0456】
本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の方法の実施形態のステップが実施され得る。
【0457】
本願の実施形態はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がモバイル端末で実行されると、モバイル端末は、コンピュータプログラム製品を実行すると、上記の方法の実施形態のステップを実施することができる。
【0458】
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合、一体化されたユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本願の方法の実施形態におけるプロシージャの全て又は一部は、関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムによって実施され得る。コンピュータプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合に、上記の方法の実施形態のステップは実施され得る。コンピュータプログラムはコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードは、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、実行ファイル形式、何らかの中間形式、などであってよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムコードを写真撮影装置/端末デバイスに運ぶことできる少なくとも任意のエンティティ又は装置、記録媒体、コンピュータメモリ、リードオンリーメモリ(ROM,Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、電気搬送波信号、電気通信信号、及びソフトウェア分配媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、磁気ディスク、若しくは光学ディスクを含んでもよい。いくつかの法域では、コンピュータ可読媒体は、法律又は特許実務に従って電気搬送波信号又は電気通信信号であることができない。
【0459】
上記の実施形態では、各実施形態の説明は各々の焦点がある。詳細に記載又は実施形態に記録されていない部分については、他の実施形態の関連する説明を参照されたい。
【0460】
当業者であれば、本明細書で開示されている実施形態で記載される例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施され得る、と気づき得る。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、記載されている機能を実施するよう異なる方法を使用し得るが、実施が本願の範囲を越えることは考えられるべきではない。
【0461】
本願で提供されている実施形態では、開示されている装置/ネットワークデバイス及び方法は他の方法で実施されてもよい、ことが理解されるべきである。例えば、記載されている装置/ネットワークデバイスの実施形態は例に過ぎない。例えば、モジュール又はユニットへの分割は、単に、論理的な機能分割であり、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムに結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの特徴は無視されても又は実行されなくてもよい。その上、表示または議論されている相互結合又は直接結合若しくは通信接続は、何らかのインターフェースを通じて実施されてもよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な、機械的な、又は他の形式で実施されてもよい。
【0462】
別個の部分として記載されているユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの場所にあっても、又は複数のネットワークユニットに分散していてもよい。一部又は全てのユニットは、実施形態の解決法の目的を達成するために、実際の要件に従って選択されてもよい。
【0463】
上記の実施形態は、本願を限定するのではなく、単に、本願の技術的解決法について記載することを意図している。本願は上記の実施形態を参照して詳細に記載されているが、当業者であれば、本願の実施形態の技術的解決法の精神及び範囲から逸脱せずに、依然として、上記の実施形態で記載されている技術的解決法を変更したり、又はその一部の技術的特徴を均等置換したりすることができる、と理解するはずである。これらの変更及び置換は、本願の保護範囲内に入るべきである。
【0464】
本願は、2021年10月25日に中国国家知識産権局に、「CROSS-DEVICE NAVIGATION TASK SYNCHRONIZATION METHOD AND APPARATUS, DEVICE, AND STORAGE MEDIUM」という発明の名称で出願された中国特許出願第202111244792.3号に対する優先権を主張するものである。先の中国出願は、その全文を参照により本願に援用される。
図1
図2A
図2B
図2C
図3(a)-1】
図3(a)-2】
図3(b)-1】
図3(b)-2】
図4a(1)】
図4a(2)】
図4a(3)】
図4b(1)】
図4b(2)】
図4b(3)】
図4c
図5(a)】
図5(b)】
図5(c)】
図5(d)】
図6(a)】
図6(b)】
図7(a)】
図7(b)】
図8(a)】
図8(b)】
図8(c)】
図9(a)】
図9(b)】
図9(c)】
図9(d)】
図10(a)】
図10(b)】
図11A
図11B
図12
図13A
図13B
図13C
図13D
図13E
図14(a)】
図14(b)】
図15
図16A
図16B
図16C
図16D
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
【手続補正書】
【提出日】2024-04-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと、
前記第1端末によって、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記ナビゲーションデータのナビゲーション同期情報を生成することと、
第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信し、該ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することと、
前記第2端末によって、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することと
を有する同期方法。
【請求項2】
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第2端末によって、前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信することであり、前記通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
前記通信ラベルに応答して、前記第1端末によって、前記第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、該第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項1に記載の同期方法。
【請求項3】
前記した、前記第2端末によって、前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信することの前に、当該方法は、
前記第2端末によって、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信することと、
前記第2端末によって、前記ラベルサービススレッドを通じて前記ラベル書き込み要求に応答し、前記ナビゲーションタスク同期開始識別子を前記通信ラベルに加え、該通信ラベルを前記第2近距離通信モジュールに書き込むことと
を更に有する、
請求項2に記載の同期方法。
【請求項4】
前記第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、前記第1端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することの前に、当該方法は、
前記第2端末によって、前記第2端末が前記車両に関するドア開放イベントを検出する場合に、前記第1端末への通信接続を確立することと、
前記第2端末によって、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を前記第1端末へ送信して、前記第1端末が前記ナビゲーション同期情報を送信するようにすることと
を更に有する、
請求項1に記載の同期方法。
【請求項5】
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第1端末によって、前記第2端末によって送信された前記ナビゲーション転送通知を受信することと、
前記第1端末によって、前記ナビゲーション転送通知に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項4に記載の同期方法。
【請求項6】
前記した、前記第2端末によって、前記第2端末が前記車両に関するドア開放イベントを検出する場合に、前記第1端末への通信接続を確立することは、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第2端末が、前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第1端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合に、前記第2端末によって、前記登録デバイスリスト内の前記第1端末に関連した接続情報に基づいて、前記第1端末への前記通信接続を確立すること、又は
前記第2端末が、前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第1端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合に、前記第2端末によって、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へウェイクアップ命令を送信し、
前記第1端末によって、前記第2近距離通信モジュールを通じて前記第2端末によって送信された前記ウェイクアップ命令を受信し、
前記第1端末によって、前記第2端末への前記通信接続を確立するよう、前記ウェイクアップ命令に応答して前記第2端末へ無線接続要求を送信すること、と
を有する、
請求項4に記載の同期方法。
【請求項7】
前記第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、前記第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第1端末によって、前記第1端末が前記車両に関する駐車イベントを検出する場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することであり、前記近距離通信接続は、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
前記第1端末によって、ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第1端末によって、前記第1端末が、前記第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることを認識する場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項1に記載の同期方法。
【請求項8】
前記した、前記第1端末によって、前記第1端末が前記車両に関する駐車イベントを検出する場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することは、
前記第1端末によって、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第1端末が、前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第2端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合に、前記第1端末によって、前記登録デバイスリスト内の前記第2端末に関連した接続情報に基づいて、前記第2端末への前記近距離通信接続を確立すること、又は
前記第1端末が、前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第2端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合に、前記第1端末によって、第1近距離通信モジュールを通じて前記第2端末へウェイクアップ命令を送信し、
前記第2端末によって、前記第1端末への前記近距離通信接続を確立するよう、前記ウェイクアップ命令に応答して前記第1端末へ近距離接続要求を送信すること、と
を有する、
請求項7に記載の同期方法。
【請求項9】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信し、該ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することは、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域に前記ナビゲーションデータをキャッシングし、前記第1端末への前記近距離通信接続のハートビート信号を検出することと、
前記第2端末が前もってセットされた有効時間内に前記ハートビート信号を受信しなかった場合、前記第2端末によって、前記第1端末への前記近距離通信接続が途切れていることを認識し、前記ナビゲーション同期情報を前記第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと
を有する、
請求項7に記載の同期方法。
【請求項10】
前記した、第1端末によって、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することの前に、当該方法は、
前記第1端末によって、ユーザのナビゲーション操作に応答して前記第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成することであり、前記ナビゲーションデータは前記ナビゲーションタスクに基づいて生成される、ことと、
前記第1端末によって前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前記第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信することであり、前記サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを前記第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、ことと、
前記サービス登録命令に応答して、前記第1端末によって、前記第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、前記第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットすることであり、前記オン状態は、前記クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、前記第2端末に対して、前記第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成された前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと
を更に有する、
請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項11】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信し、該ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信し、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することの後で、当該方法は、
前記第2端末によって、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信することと、
前記第1端末によって、前記ナビゲーション同期完了情報に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションへ、前記ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、前記第1ナビゲーションアプリケーションの前記ナビゲーションタスクを停止することと
を更に有する、
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項12】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信することの前に、当該方法は、
前記第1端末によって、前記第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得することであり、前記ナビゲーションアプリケーションリストは前記第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
前記第1端末によって、前記第1端末が、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在することを検出する場合、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を更に有する、
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項13】
前記した、第2端末によって、前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信することの後に、当該方法は、
前記第2端末によって、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出することと、
前記第2端末が、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在することを検出する場合、前記第2端末によって前記第2ナビゲーションアプリケーションとして、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションを使用し、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第2ナビゲーションアプリケーションへ前記ナビゲーション同期情報を送信する動作を実行することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を有する、
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項14】
前記した、前記第2端末によって、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
前記第2端末によって、前記ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、該ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成することと、
前記第2端末によって、前記第2端末が、前記タスク更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令を受信する場合に、前記ナビゲーション目的地に基づいて前記ナビゲーションタスクを更新することと
を有する、
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項15】
第1端末に適用される、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前記ナビゲーションデータに対応するナビゲーション同期情報を生成することと、
第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することであり、前記ナビゲーション同期情報は、前記第2端末の第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新するために使用される、ことと
を有する同期方法。
【請求項16】
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第2端末によるタッチ操作に応答して、前記第2端末の第2近距離通信モジュールによって送信された通信ラベルを受信することであり、前記通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
前記通信ラベルに応答して、前記第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、該第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項15に記載の同期方法。
【請求項17】
前記第2端末が、
前記第2端末が、ラベル書き込み条件が満足されることを検出する場合に、第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信し、
前記ラベルサービススレッドを通じて前記ラベル書き込み要求に応答し、前記ナビゲーションタスク同期開始識別子を前記通信ラベルに加え、該通信ラベルを前記第2近距離通信モジュールに書き込んだ後に、
前記通信ラベルは取得される、
請求項16に記載の同期方法。
【請求項18】
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信することであり、前記第2端末が前記第1端末への通信接続を確立した後に、前記ナビゲーション転送通知は、前記第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にあることが検出されると、前記第1端末へ送信される、ことと、
前記ナビゲーション転送通知に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項15に記載の同期方法。
【請求項19】
前記した、前記第2端末によって送信されたナビゲーション転送通知を受信することの前に、当該方法は、
第2近距離通信モジュールを通じて前記第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信することと、
前記第2端末への前記通信接続を確立するよう、前記ウェイクアップ命令に応答して前記第2端末へ無線接続要求を送信することと
を更に有する、
請求項18に記載の同期方法。
【請求項20】
前記第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、前記第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
前記車両に関する駐車イベントが検出される場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することであり、前記近距離通信接続は、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得することと
を有する、
請求項15に記載の同期方法。
【請求項21】
前記した、前記車両に関する駐車イベントを検出する場合に、前記第2端末への近距離通信接続を確立することは、
第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第2端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、前記登録デバイスリスト内の前記第2端末に関連した接続情報に基づいて、前記第2端末への前記近距離通信接続を確立すること、又は
前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第2端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第2端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第1近距離通信モジュールを通じて前記第2端末へウェイクアップ命令を送信することであり、前記ウェイクアップ命令は、前記第2端末が前記第1端末への前記近距離通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を有する、
請求項20に記載の同期方法。
【請求項22】
前記した、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足される場合に、第1ナビゲーション転送モジュールを通じて第1ナビゲーションアプリケーションからナビゲーションデータを取得することは、
ーザのナビゲーション操作に応答して前記第1ナビゲーションアプリケーションを通じてナビゲーションタスクを生成することであり、前記ナビゲーションデータは前記ナビゲーションタスクに基づいて生成される、ことと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて、前記第1ナビゲーションアプリケーションによって送信されたサービス登録命令を受信することであり、前記サービス登録命令は、デバイス間でナビゲーションデータを伝送する許可を有することを前記第1ナビゲーションアプリケーションに認めるために使用される、ことと、
前記サービス登録命令に応答して、前記第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、前記第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットすることであり、前記オン状態は、前記クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、前記第2端末に対して、前記第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成された前記ナビゲーション同期情報を送信するために使用される、ことと
を有する、
請求項15乃至21のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項23】
前記した、第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することの後で、当該方法は、
前記第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第2端末によってフィードバックされたナビゲーション同期完了情報を受信することと、
前記ナビゲーション同期完了情報に応答して前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションへ、前記ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、前記第1ナビゲーションアプリケーションの前記ナビゲーションタスクを停止することと
を更に有する、
請求項15乃至21のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項24】
前記した、第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することの前に、当該方法は、
前記第2端末のナビゲーションアプリケーションリストを取得することであり、前記ナビゲーションアプリケーションリストは前記第2ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、前記第2端末へ前記ナビゲーション同期情報を送信することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第1ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を更に有する、
請求項15乃至21のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項25】
第2端末に適用される、クロスデバイスナビゲーションタスクの同期方法であって、
第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することであり、前記ナビゲーション同期情報は、前記第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションデータに基づいて生成される、ことと、
前記ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することと、
前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することと
を有する同期方法。
【請求項26】
前記した、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することは、
前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信して、前記第1端末が、前記通信ラベルに応答して、第1ナビゲーション転送モジュールを起動し、該第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションから前記ナビゲーションデータを取得するようにすることであり、前記通信ラベルがナビゲーションタスク同期開始識別子を運ぶ、ことと、
前記第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1端末によって送信された前記ナビゲーション同期情報を受信することと
を有する、
請求項25に記載の同期方法。
【請求項27】
前記した、前記第1端末によるタッチ操作に応答して、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へ通信ラベルを送信することの前に、当該方法は、
前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドへラベル書き込み要求を送信することと、
前記ラベルサービススレッドを通じて前記ラベル書き込み要求に応答し、前記ナビゲーションタスク同期開始識別子を前記通信ラベルに加え、該通信ラベルを前記第2近距離通信モジュールに書き込むことと
を更に有する、
請求項26に記載の同期方法。
【請求項28】
前記第2端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、
前記した、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することの前に、当該方法は、
前記車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、前記第1端末への通信接続を確立することと、
ナビゲーション同期アプリケーションリストを取得し、該ナビゲーション同期アプリケーションリストが空でない場合に、前記第2ナビゲーション転送モジュールの設定ステータスを取得することと、
前記第2ナビゲーション転送モジュールがオン状態にある場合に、ナビゲーション転送通知を前記第1端末へ送信して、前記第1端末が前記ナビゲーション同期情報を送信するようにすることと
を更に有する、
請求項25に記載の同期方法。
【請求項29】
前記した、前記車両に関するドア開放イベントが検出される場合に、前記第1端末への通信接続を確立することは、
前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあり、かつ、前記第1端末の接続ステータスが接続可能状態である場合に、前記登録デバイスリスト内の前記第1端末に関連した接続情報に基づいて、前記第1端末への前記通信接続を確立すること、又は
前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にないか、若しくは前記第1端末が前記登録デバイスリスト内にあるが、前記第1端末の接続ステータスが接続不可状態である場合に、第2近距離通信モジュールを通じて前記第1端末へウェイクアップ命令を送信することであり、前記ウェイクアップ命令は、前記第1端末が前記第2端末への前記通信接続を確立することを可能にするために使用される、こと、と
を有する、
請求項28に記載の同期方法。
【請求項30】
前記第2端末は、ユーザによって運ばれるユーザ端末であり、前記第1端末は、車両に取り付けられているインテリジェント車両制御端末であり、
前記した、前記ナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ第2ナビゲーション転送モジュールを通じて送信することは、
前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じてキャッシュ領域に前記ナビゲーションデータをキャッシングし、前記第1端末への通信接続のハートビート信号を検出することと、
前もってセットされた有効時間内に前記ハートビート信号が受信されなかった場合、前記第1端末への近距離通信接続が途切れていることを認識し、前記ナビゲーション同期情報を前記第2ナビゲーションアプリケーションへ送信することと
を有する、
請求項25に記載の同期方法。
【請求項31】
前記した、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報を受信することの後に、当該方法は、
前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがナビゲーションアプリケーションリストに存在するかどうかを検出することであり、前記ナビゲーションアプリケーションリストは前記第1ナビゲーションアプリケーションを含む、ことと、
前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションが前記ナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、前記第2ナビゲーションアプリケーションとして、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションを使用し、前記第2ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第2ナビゲーションアプリケーションへ前記ナビゲーション同期情報を送信する動作を実行することであり、前記第1ナビゲーションアプリケーションに一致する前記ナビゲーションアプリケーションは、具体的に、前記第2ナビゲーションアプリケーションとのクロスデバイスナビゲーションデータ伝送を実施する許可を有するアプリケーションである、ことと
を有する、
請求項25乃至30のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項32】
前記した、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することは、
前記ナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーション目的地を決定し、該ナビゲーション目的地に基づいてタスク更新プロンプト情報を生成することと、
前記タスク更新プロンプト情報に基づきフィードバックされた更新確認命令が受信される場合に、前記ナビゲーション目的地に基づいて前記ナビゲーションタスクを更新することと
を有する、
請求項25乃至30のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項33】
前記した、前記ナビゲーション同期情報に基づいて前記第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクを更新することの後で、当該方法は、
前記第1端末へナビゲーション同期完了情報を送信して、前記第1端末が、前記ナビゲーション同期完了情報に応答して前記第1端末の第1ナビゲーション転送モジュールを通じて前記第1ナビゲーションアプリケーションへ、前記ナビゲーションタスクに関する終了命令を送信して、前記第1ナビゲーションアプリケーションの前記ナビゲーションタスクを停止するようにすることを更に有する、
請求項25乃至30のうちいずれか一項に記載の同期方法。
【請求項34】
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて、前記プロセッサで実行され得るコンピュータプログラムと、を有し、
前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プロセッサは、請求項15に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項35】
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて、前記プロセッサで実行され得るコンピュータプログラムと、を有し、
前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プロセッサは、請求項25に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項36】
請求項34に記載の電子デバイスと、
請求項35に記載の電子デバイスと
を有するクロスデバイスナビゲーションタスク同期システム。
【請求項37】
コンピュータプログラムを記憶し、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項15に記載の方法、又は請求項25に記載の方法が実施される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
第1の態様の可能な実施において、第2端末が車両に関するドア開放イベントを検出する場合に、第2端末が第1端末への通信接続を確立することは、
第2端末が、第2ナビゲーション転送モジュールを通じて、前もってセットされた登録デバイスリスト内の各登録端末の接続ステータスを認識することと、
第2端末が、第1端末が登録デバイスリスト内にあり、かつ、第1端末の接続ステータスが接続可能状態であることを認識する場合には、第2端末が、登録デバイスリスト内の第1端末に関連した接続情報に基づいて、第1端末への通信接続を確立し、
第2端末が、第1端末が登録デバイスリスト内にないか、若しくは第1端末が登録デバイスリスト内にあるが、第1端末の接続ステータスが接続不可状態であることを認識する場合には、第2端末が、第2近距離通信モジュールを通じて第1端末へウェイクアップ命令を送信し、
第1端末が、第2近距離通信モジュールを通じて第2端末によって送信されたウェイクアップ命令を受信し
第1端末が、第2端末への通信接続を確立するよう、ウェイクアップ命令に応答して第2端末へ無線接続要求を送信することと
を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0138】
例えば、図5(a)、図5(b)、図5(c)及び図5(d)は、本願の実施形態に係る、第1ナビゲーション転送モジュールのステータス切替の設定の模式図である。図5(a)を参照して、第1端末は、ユーザによって開始されたナビゲーション操作に応答する。例えば、ユーザは、ナビゲーション操作に対応するナビゲーションタスクを生成するよう、第1ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションコントロール51をタップする。この場合に、第1端末は、ナビゲーションタスク同期サービスを有効にすべきかどうかをユーザにプロンプトするためにプロンプトボックス52を生成し得る。図5(b)に示されるように、プロンプトボックス52は同意コントロール53及び拒否コントロール54を含む。ユーザが同意コントロール53をタップすることを第1端末が検出する場合、ユーザがナビゲーションタスク同期サービスを有効にすることを確認したことが認識され、第1ナビゲーション転送モジュールはオン状態にセットされる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0139】
他の実施では、第1端末の第1ナビゲーション転送モジュールのナビゲーションタスク同期切替は、端末の設定インターフェースにおいて手動で設定されてもよい。例えば、図5(c)は第1端末のホーム画面を示す。ホーム画面は設定アイコン55を含む。ユーザが設定アイコン55をタップしたことを検出した後、第1端末は、図5(d)に示される対応する設定インターフェースを生成し得る。設定インターフェースにおいて、ユーザは第1端末の複数のアイテムを設定でき、例えば、第1端末のBluetoothモジュールを有効にしたり、Bluetoothモジュールに接続されている周辺機器を選択したり、又は無線ネットワークを設定したりする。第1端末は、第1ナビゲーション転送モジュールのステータスを変更するために、ユーザによって開始されたタップ操作に応答し得る。図5(d)に示されるように、第1ナビゲーション転送モジュールはオン状態にある。コントロール56に対してユーザによって実行されたタップ操作が検出される場合、第1ナビゲーション転送モジュールはオン状態からオフ状態に変更され得る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0141
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0141】
更に、本願の他の実施形態において、前もってセットされたクロスデバイス伝送条件が満足されることを第1端末が検出する場合、それは、ナビゲーションタスク同期が実行される必要があることを示す。この場合に、ナビゲーションタスク同期の成功率を向上させるために、第1端末は、第1ナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期条件を満足するかどうかを決定し得る。以下の2つの側面が含まれる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0144】
異なるタイプのナビゲーションアプリケーションが第1端末にインストールされることがある。全てのナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期サービスをサポートするわけではないので、この場合に、第1ナビゲーション転送モジュールは、ナビゲーションタスク同期をサポートするアプリケーショントラストリスト、又はナビゲーションタスク同期をサポートしないアプリケーションブロックリストを記憶し得る。第1端末は、現在ナビゲーションタスクを開始している第1ナビゲーションアプリケーションがアプリケーショントラストリスト内又は対応するアプリケーションブロックリスト内にあるかどうかを決定して、第1ナビゲーションアプリケーションがナビゲーションタスク同期許可を持っているかどうかを決定する。第1ナビゲーションアプリケーションがアプリケーショントラストリスト内にある(つまり、アプリケーションブロックリスト内にない)場合、第1ナビゲーションアプリケーションはナビゲーションタスク同期許可を持っていることが認識される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0166
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0166】
この実施形態において、第1端末は、ナビゲーションタスク同期を実施することができるナビゲーションアプリケーションが第2端末にインストールされているかどうかを決定することができる。更に、第2端末も、ローカルのナビゲーションアプリケーションについてタスク同期の実行可能性をチェックすることができ、つまり、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報が、第2端末にインストールされている第2ナビゲーションアプリケーションと互換性があるかどうかを決定することができる。この場合に、第2端末は、第1端末によって送信されたナビゲーション同期情報に基づいて、第1端末にインストールされている第1ナビゲーションアプリケーションのアプリケーションタイプを決定し、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションがローカルでインストールされているナビゲーションアプリケーションの中に存在するかどうかを決定し得る。第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが第2端末にインストールされている場合、つまり、第1ナビゲーションアプリケーションに一致するナビゲーションアプリケーションが第2端末のナビゲーションアプリケーションリストに存在する場合、第2端末は、一致するナビゲーションアプリケーションを、ナビゲーションタスク同期のためのナビゲーションアプリケーションとして使用し得る。従って、第2ナビゲーション転送モジュールは、受信されたナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信し得る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0171】
この実施形態において、第2端末の第2ナビゲーション転送モジュールがナビゲーション同期情報を第2ナビゲーションアプリケーションへ送信した後、第2ナビゲーションアプリケーションは、第1ナビゲーションアプリケーションと第2ナビゲーションアプリケーションとの間のナビゲーションタスク同期を実施するために、第1端末の第1ナビゲーションアプリケーションに対応するナビゲーションタスクをセットする。第2ナビゲーションアプリケーションのナビゲーションタスクの更新には、2つのケースが含まれる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0172】
ケース1:第2ナビゲーションアプリケーションは、ナビゲーションタスクを実行していない。この場合に、第2端末は、ナビゲーション同期情報に基づいて、対応するナビゲーションタスクを生成し得る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0198
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0198】
この実施形態において、車載端末は最初に、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足される場合に、車載端末で構成されている第2ナビゲーション転送モジュールを通じてラベルサービススレッドにラベル書き込み要求を送信して、対応する通信ラベルを車載端末の近距離通信モジュールに書き込み得る。ラベル書き込み条件は具体的に、車載端末が起動されることであってよい。例えば、車両が起動される場合、車両に取り付けられている車載端末は同時に起動される。この場合に、車載端末は、前もってセットされたラベル書き込み条件が満足されることを認識し、ステップS1101の動作を実行する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0234
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0234】
この実施形態において、車両のドア開放イベントを検出した後、車載端末は、無線通信モジュールを通じて現在のシナリオでの無線信号を探し得る。従って、車載端末は、見つけられた無線信号に基づいて、前もって記憶された登録デバイスリスト内の接続された各登録端末の接続ステータスを決定し、収集結果を車載端末の第2ナビゲーション転送モジュールへフィードバックすることができる。第2ナビゲーション転送モジュールは、各登録端末に対応する接続ステータスに基づいて、対応する動作を実行し得る。登録端末の無線信号が現在のシナリオで見つけられる場合、その登録端末は接続可能状態にあると、つまり、デバイスがオンライン状態にあると、認識され得る。対照的に、登録端末の無線信号が現在の信号で見つけられない場合、その登録端末は接続不可状態にあると、つまり、デバイスはオフライン状態にあると、認識され得る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0265
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0265】
S1603:サービス登録命令に応答して、車載端末は第1ナビゲーションアプリケーションをナビゲーション同期アプリケーションリストに加え、第1ナビゲーション転送モジュールをオン状態にセットする。オン状態は、クロスデバイス伝送条件が満足される場合に、ユーザ端末に対して、第1ナビゲーションアプリケーションに基づいて生成されたナビゲーション同期情報を送信するために使用される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0277
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0277】
具体的に、ステップS1605の実施は、実施例3のステップS1305のそれと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1305の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0289
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0289】
この実施形態において、ユーザ端末が、前もってセットされた有効時間内に、車載端末によって送信されたハートビート信号を受信しなかった場合、それは、ユーザが端末が車載端末の通信範囲から出たこと、又は車載端末が閉じられたことを示し、ナビゲーションタスクがローカルで続けられる必要があることが決定され得る。従って、取得されたナビゲーション同期情報は、第ナビゲーション転送モジュールを通じて第2ナビゲーションアプリケーションへ送信され得、それにより、第2ナビゲーションアプリケーションはナビゲーション同期情報に基づいてナビゲーションタスクを更新する。ナビゲーションは、ユーザ端末によりユーザのために続けられ得るので、ナビゲーションは車載端末からユーザ端末で続けられる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0290
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0290】
本願のこの実施形態において、ユーザ端末は、最初に、ナビゲーション同期情報をキャッシュ領域にキャッシングし、次いで、ユーザ端末と車載端末との間のハートビート信号を検出する。ナビゲーションタスク同期動作は、駐車ドア開放イベントによってトリガされる。その上、ハートビート信号が有効時間内に検出されるかどうかに基づいて、ユーザ端末は、ユーザが車両から離れたかどうかを決定することができ、それによって、ナビゲーションタスク同期の精度を向上させ、誤動作を回避する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0293
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0293】
本願のこの実施形態において、ユーザによって開始された駐車ドア開放イベントを検出した後、車載端末はナビゲーションタスク同期をトリガする。このようにして、車載端末のナビゲーションタスクはユーザ端末に自動的に同期することができるので、ユーザはナビゲーション目的地を頻繁にセットする必要がなく、それによって、ナビゲーションタスク同期効率は向上する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0333
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0333】
この実施形態の上記3つのステップの実施は、実施例3のステップS1304.1からS1304.3のそれらと完全に同じである。具体的な説明については、ステップS1304.1からS1304.3の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0356
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0356】
実施例で記載されているクロスデバイスナビゲーションタスク同期方法に対応して、図20は、本願の実施形態に係るクロスデバイスナビゲーションタスク同期装置の構造のブロック図である。記載を簡単にするために、本願のこの実施形態に関係がある部分のみが示される。
【国際調査報告】