(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-10
(54)【発明の名称】ULP受信器を使用するシステム情報取得及び更新
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20241203BHJP
H04W 4/50 20180101ALI20241203BHJP
H04W 76/27 20180101ALI20241203BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W4/50
H04W76/27
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527644
(86)(22)【出願日】2022-11-15
(85)【翻訳文提出日】2024-06-13
(86)【国際出願番号】 US2022049917
(87)【国際公開番号】W WO2023086661
(87)【国際公開日】2023-05-19
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガルシア,ヴァージル
(72)【発明者】
【氏名】エルコトビー,フサイン
(72)【発明者】
【氏名】久保田 啓一
(72)【発明者】
【氏名】エススイエ,アリ
(72)【発明者】
【氏名】プラガダ,ラヴィクマール
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067EE02
5K067HH22
5K067HH28
(57)【要約】
【解決手段】 WTRUは、ベースライン構成のセットの指示(例えば、ベースライン構成のセット又はベースライン構成のセットへのポインタ/インデックス)を受信することができる。ベースライン構成のセットは、少なくとも第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成を含み得る。WTRUは、第1の情報(例えば、第1のシグネチャ)を受信することができ、第1の情報は、第1のベースライン構成が、選択されたベースライン構成(例えば、現在のSIベースライン)であることを示す。第1の情報は、低電力受信器を介して受信され得る。WTRUは、スケジューリング情報を受信及び/又は判定し得る。スケジューリング情報は、第1の更新情報に関連付けられた第1のスケジュールの少なくとも指示を含み得る。WTRUは、第1のスケジュールに従って、第2の情報(例えば、第2のシグネチャ)を受信することができる。第2の情報は、第1の更新情報(例えば、選択されたベースライン構成への更新を示す第1の更新情報)を示し得る。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサを含み、前記プロセッサが、
ベースライン構成のセットの指示を受信することであって、前記ベースライン構成のセットが、少なくとも第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成を含む、受信することと、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、前記第1のベースライン構成が、選択されたベースライン構成であることを示す、受信することと、
スケジューリング情報を判定することであって、前記スケジューリング情報が、第1の更新情報に関連付けられた第1のスケジュールの少なくとも指示を含む、判定することと、
前記第1のスケジュールに従って、第2の情報を受信することであって、前記第2の情報が前記第1の更新情報を示し、前記第1の更新情報が前記選択されたベースライン構成への変更を示す、受信することと、を行うように構成されている、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記WTRUが、メイン受信器及び低電力受信器を更に備え、前記第1の情報が、前記低電力受信器を介して受信される、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記プロセッサが、前記選択されたベースライン構成及び前記第1の更新情報に基づいて、前記選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンを判定するように更に構成されている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記スケジューリング情報が、第2の更新情報に関連付けられた第2のスケジュールの指示を含み、前記プロセッサが、前記第2のスケジュールに従って、第3の情報を受信するように更に構成されており、前記第3の情報が、前記第2の更新情報を示す、請求項3に記載のWTRU。
【請求項5】
前記プロセッサが、前記選択されたベースライン構成の前記第1の更新バージョン及び前記第2の更新情報に基づいて、前記選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンを判定するように更に構成されている、請求項4に記載のWTRU。
【請求項6】
前記第1の情報が第1のシグネチャを含み、前記第2の情報が第2のシグネチャを含み、前記第3の情報が第3のシグネチャを含む、請求項4に記載のWTRU。
【請求項7】
前記第1の更新情報が、前記第2の情報の受信に関連付けられた時間又は周波数のうちの1つ以上によって示される、請求項1に記載のWTRU。
【請求項8】
前記選択されたベースライン構成が、リソースの第1のセット及びリソースの第2のセットを含み、前記リソースの第1のセットが、第1のシステム情報ブロックに関連付けられた第1の複数の情報要素であり、前記リソースの第2のセットが、第2のシステム情報ブロックに関連付けられた第2の複数の情報要素であり、前記第1の更新情報が、前記リソースの第1のセットへの更新を示し、前記第1の更新情報は、前記リソースの第1のセット内のリソースが、前記第2のベースライン構成内のリソースの第1の対応するセットからのリソースで置き換えられることを示すことによって、前記リソースの第1のセットへの前記更新を示し、前記プロセッサが、前記選択されたベースライン構成及び前記第1の更新情報に基づいて、前記選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンを判定するように更に構成されている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項9】
前記ベースライン構成のセットは、第3のベースライン構成を含み、前記スケジューリング情報が、第2の更新情報に関連付けられた第2のスケジュールの指示を含み、前記プロセッサが、前記第2のスケジュールに従って、第3の情報を受信するように更に構成されており、前記第3の情報が、前記第2の更新情報を示す、請求項8に記載のWTRU。
【請求項10】
前記第2の更新情報が、前記リソースの第2のセットへの更新を示し、前記第2の更新情報は、前記リソースの第2のセット内のリソースのサブセットが、前記第3のベースライン構成内のリソースの第2の対応するセットからのリソースのサブセットで置き換えられることを示すことによって、前記リソースの第2のセットへの前記更新を示し、前記プロセッサが、前記選択されたベースライン構成の前記第1の更新バージョン及び前記第2の更新情報に基づいて、前記選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンを判定するように更に構成されている、請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
前記プロセッサが、測定を実施するために、前記選択されたベースライン構成の更新バージョンからのリソースを使用するように更に構成されている、請求項10に記載のWTRU。
【請求項12】
前記ベースライン構成のセットが、システム情報ベースライン構成のセットである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項13】
無線送信/受信ユニット(WTRU)で実装される方法であって、前記方法が、
ベースライン構成のセットの指示を受信することであって、前記ベースライン構成のセットが、少なくとも第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成を含む、受信することと、
第1の情報を受信することであって、前記第1の情報は、前記第1のベースライン構成が、選択されたベースライン構成であることを示す、受信することと、
スケジューリング情報を判定することであって、前記スケジューリング情報が、第1の更新情報に関連付けられた第1のスケジュールの少なくとも指示を含む、判定することと、
前記第1のスケジュールに従って、第2の情報を受信することであって、前記第2の情報が、前記第1の更新情報を示す、受信することと、を含む、方法。
【請求項14】
前記WTRUが、メイン受信器及び低電力受信器を備え、前記第1の情報が、前記低電力受信器を介して受信され、前記第1の情報が、第1のシグネチャを含み、前記第2の情報が、第2のシグネチャを含み、前記第3の情報が、第3のシグネチャを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記選択されたベースライン構成及び前記第1の更新情報に基づいて、前記選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンを判定することとであって、前記スケジューリング情報が、第2の更新情報に関連付けられた第2のスケジュールの指示を含む、判定することと、
前記第2のスケジュールに従って、第3の情報を受信することであって、前記第3の情報が、前記第2の更新情報を示す、受信することと、
前記選択されたベースライン構成の前記第1の更新バージョン及び前記第2の更新情報に基づいて、前記選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンを判定することと、を更に含む、請求項1に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年11月15日に出願された米国仮出願第63/279,536号の利益を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
無線通信を使用するモバイル通信は、進化し続けている。モバイル通信無線アクセス技術(radio access technology、RAT)の第5世代は、5Gの新たな無線(new radio、NR)と称され得る。以前の(従来の)世代のモバイル通信RATは、例えば、第4世代(fourth-generation、4G)ロングタームエボリューション(long-term evolution、LTE)であり得る。無線通信デバイスは、例えば、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)などのアクセスネットワークを介して、他のデバイス及びデータネットワークとの通信を確立し得る。
【発明の概要】
【0003】
WTRUがシステム情報及びシステム情報更新を受信するためのシステム、方法、及び手段が、本明細書で開示される。WTRUは、プロセッサ、メイン受信器、及び低電力受信器を備えることができ、超低電力(ultra-low power、ULP)受信器が、本明細書では低電力受信器の一例として使用され得る。プロセッサは、メイン受信器及び/又は低電力受信器、例えば、本明細書で説明されるものを介して情報を受信し得る。WTRUは、低電力受信器を介してシグネチャを受信することができ、受信されたシグネチャは、WTRUが、選択されたベースライン構成を判定すること、及び/又は選択されたベースライン構成を更新することを可能にする情報を提供する。
【0004】
WTRUは、ベースライン構成のセットの指示(例えば、ベースライン構成のセット又はベースライン構成のセットへのポインタ/インデックス)を受信することができる。ベースライン構成のセットは、システム情報のベースライン構成であってもよい。ベースライン構成のセットは、少なくとも第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成を含み得る。WTRUは、第1の情報(例えば、第1のシグネチャ)を受信することができ、第1の情報は、第1のベースライン構成が、選択されたベースライン構成(例えば、現在のSIベースライン)であることを示す。第1の情報は、低電力受信器を介して受信され得る。WTRUは、スケジューリング情報を受信及び/又は判定し得る。スケジューリング情報は、第1の更新情報に関連付けられた第1のスケジュールの少なくとも指示を含み得る。WTRUは、第1のスケジュールに従って、第2の情報(例えば、第2のシグネチャ)を受信することができる。第2の情報は、第1の更新情報(例えば、選択されたベースライン構成への更新を示す第1の更新情報)を示し得る。第1の更新情報は、第2の情報の受信に関連付けられた時間又は周波数のうちの1つ以上によって示され得る。
【0005】
WTRUは、選択されたベースライン構成及び第1の更新情報(例えば、第1のシグネチャ)に基づいて、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンを判定することができる。WTRUは、例えば、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンが更新されるまで、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンからのリソースを使用することができる。スケジューリング情報は、第2の更新情報に関連付けられた第2のスケジュールの指示を更に含むことができ、又はWTRUは、第2のスケジュールの指示を別個に受信することができる。WTRUは、第2のスケジュールに従って、第3の情報(例えば、第3のシグネチャ)を受信することができる。第3の情報(例えば、第3のシグネチャ)は、第2の更新情報を示し得る。WTRUは、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョン及び第2の更新情報に基づいて、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンを判定し得る。WTRUは、例えば、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンが更新されるまで、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンからのリソースを使用することができる。説明される更新特徴は、システム情報を変更することを可能にし得る(例えば、オンデマンドシステム情報要求を必要とせずに、システム情報を変更することを可能にし得る)。
【0006】
いくつかの例では、以下のうちの1つ以上が適用され得る。選択されたベースライン構成は、リソースの第1のセットとリソースの第2のセットとを備え得る。リソースの第1のセットは、第1のシステム情報ブロックに関連付けられた第1の複数の情報要素であり得る。リソースの第2のセットは、第2のシステム情報ブロックに関連付けられた第2の複数の情報要素であり得る。第1の更新情報は、リソースの第1のセットへの更新を示し得る。例えば、第1の更新情報は、リソースの第1のセット中のリソースが、第2のベースライン構成中のリソースの第1の対応するセットからのリソースで置き換えられるべきであることを示すことによって、リソースの第1のセットへの更新を示し得る。WTRUは、選択されたベースライン構成及び第1の更新情報に基づいて、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンを判定することができる。ベースライン構成のセットは、第3のベースライン構成を含み得る。スケジューリング情報が、第2の更新情報に関連付けられた第2のスケジュールの指示を含み得る。WTRUは、第2のスケジュールに従って、第3の情報を受信することができる。第3の情報は、第2の更新情報を示し得る。第2の更新情報は、リソースの第2のセットへの更新を示し得る。第2の更新情報は、リソースの第2のセット中のリソースのサブセットが、第3のベースライン構成中のリソースの第2の対応するセットからのリソースで置き換えられるべきであることを示すことによって、リソースの第2のセットへの更新を示し得る。WTRUは、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョン及び第2の更新情報に基づいて、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンを判定し得る。WTRUは、測定を実施するために、選択されたベースライン構成の更新バージョンからのリソースを使用し得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1A】
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを例解するシステム図である。
【
図1B】
図1Bは、一実施形態による、
図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)を例解するシステム図である。
【
図1C】
図1Cは、一実施形態による、
図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(Core Network、CN)を例解するシステム図である。
【
図1D】
図1Dは、一実施形態による、
図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを例解するシステム図である。
【
図2A】
図2Aは、エネルギー検出(energy detection、ED)ベースのミキサファースト受信器の例示的な図を例解する。
【
図2B】
図2Bは、エネルギー検出(energy detection、ED)ベースのミキサファースト受信器の例示的な図を例解する。
【
図3】
図3は、全パッシブRFフロントエンドを有する超低電力(ULP)受信器の図を例解する。
【
図4A】
図4Aは、4つの例示的なULPセルタイプを用いて展開されたULPネットワークを例解する。
【
図4B】
図4Bは、4つの例示的なULPセルタイプを用いて展開されたULPネットワークを例解する。
【
図4C】
図4Cは、4つの例示的なULPセルタイプを用いて展開されたULPネットワークを例解する。
【
図4D】
図4Dは、4つの例示的なULPセルタイプを用いて展開されたULPネットワークを例解する。
【
図5】
図5は、ULP RRC状態とUu RRC状態との間の例示的な分割を例解する。
【
図6】
図6は、時間/周波数リソース及びSIBマッピングを例解する。
【
図7】
図7は、ULP受信器を使用するSI更新のための連続的シグナリングの一例を例解する。
【
図8】
図8は、ULP受信器を使用するSI更新のための増分シグナリングの一例を例解する。
【
図9】
図9は、シグネチャを介してULP受信器を使用してIDLE/INACTIVE状態にあるWTRUによって実施される例示的なシステム情報取得手順を例解す。
【
図10】
図10は、Uu支援構成及びULPを介した連続的SIシグナリングを用いたSI取得の例示的な手順を例解する。
【
図11】
図11は、Uu送信によって支援されるオンデマンドULP SI取得の一例を例解する。
【
図12】
図12は、Uu送信によって支援されるオンデマンドULP SI取得の一例を例解する。
【
図13】
図13は、Uu支援を用いた連続的かつオンデマンドのSI取得の例示的な手順を例解する。
【
図14】
図14は、例示的なULPシステム情報更新手順を例解する。
【
図15】
図15は、ULP SIシグネチャの変更の例示的な手順を例解する。1つ以上の以下が実施され得る。
【
図16】
図16は、ULPを介した例示的なSIB-ULP更新手順を例解する。
【
図17】
図17は、SI構成ベースラインの増分更新を含む、SIを更新するための例示的ネットワーク手順を例解する。
【
図18】
図18は、ULP受信器を使用してデルタSIBを使用する増分的SI更新のための例示的なシグナリングシーケンスを例解する。
【
図19】
図19は、ULPベースのSI増分更新を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。
【
図20】
図20は、Uu送信要求の助けを借りて増分及びオンデマンドのULPベースのSI更新を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。
【
図21】
図21は、Uu送信要求の助けを借りて増分更新かつオンデマンドのULPベースのSI更新を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。
【
図22】
図22は、連続的かつオンデマンドのULP SI更新を実施するULP受信器対応WTRUを例解する。
【
図23】
図23は、SI更新のデュアルモード(ULP及びメイン無線)受信を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。
【
図24】
図24は、サポートされていないシグネチャを受信する場合に、シグネチャの限られたセットを使用して増分的/連続的SI更新を実施するULP受信器対応WTRUを例解する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を例解する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、このようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンク多重キャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を用いてもよい。
【0009】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112と、を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが、理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも「局」及び/又は「STA(Station)」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定加入者ユニット又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、無線呼出し、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネットデバイス、ウォッチ又は他の着用式の、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術用)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用無線ネットワーク及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを、含んでもよい。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0010】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)、ノードB、エンコードB、ホームノードB、ホームeノードB、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(Access Point、AP)、無線ルータなどであってもよい。基地局114a、114bは、各々単一の要素として描画されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
【0011】
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、中継ノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上の搬送波周波数で無線信号を送信、かつ/又は受信するように、構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトルと未認可スペクトルとの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか、又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、セルセクタに更に分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を採用し得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信、かつ/又は受信してもよい。
【0012】
基地局114a、114bは、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得、この無線インターフェースは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。無線インターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
【0013】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得るが、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセス方式を用い得る。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(UMTS Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、広帯域CDMA(Wideband CDMA、WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117を確立してもよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed UL Packet Access、HSUPA)を含んでもよい。
【0014】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用して無線インターフェース116を確立し得る。
【0015】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得、この技術は、新たな無線(NR)を使用して無線インターフェース116を確立し得る。
【0016】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用される無線インターフェースは、複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)との間で送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び/又は送信によって、特徴付けられ得る。
【0017】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard、IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0018】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、HomeノードB、Home eノードB、又はアクセスポイントであり得るが、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立し得る。更に別の実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立することができる。
図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0019】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得るが、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、誤り許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し得る、かつ/又は、ユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施し得る。
図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが、理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を用いて、別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
【0020】
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を果たしてもよい。PSTN108は、従来型電話サービス(Plain Old Telephone Service、POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、伝送制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用される、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT、又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0021】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、
図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0022】
図1Bは、一例示のWTRU102を例解するシステム図である。
図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
【0023】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして描画するが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一体に統合され得るということが理解されよう。
【0024】
送信/受信要素122は、無線インターフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)との間で信号を送信するか、又は受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0025】
送信/受信要素122は、単一の要素として
図1Bに描画されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用し得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0026】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0027】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得るが、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつメモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリから情報にアクセスして、メモリにデータを記憶し得る。
【0028】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り得、WTRU102内の他のコンポーネントに電力を分配し、かつ/又はその電力を制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0029】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得るが、これは、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、又はその代わりに、WTRU102は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近接基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置決定方法によってロケーション情報を取得し得ることが理解されよう。
【0030】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得るが、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
【0031】
WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信用)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送信及び受信が、並列及び/又は同時であり得る、全二重無線機を含んでもよい。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介した信号処理のいずれかを介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WRTU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のうちのいくつか又は全てのうちのどれかの送信及び受信のための、半二重無線機を含み得る。
【0032】
図1Cは、一実施形態による、RAN104及びCN106を例解するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0033】
RAN104は、eノード-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のeノード-Bを含み得るということが理解されよう。eノード-B160a、160b、160cは各々、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eノード-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eノード-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0034】
eノード-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得るが、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバー意思決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。
図1Cに示すように、eノード-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0035】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)162、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(Packet Data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含んでもよい。前述の要素の各々は、CN106の一部として描画されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運営され得ることが、理解されよう。
【0036】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノード-B162a、162b、162cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0037】
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeノード-B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cとの間でルーティングして、転送し得る。SGW164は、eノードB間ハンドオーバー中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実施し得る。
【0038】
SGW164は、PGW166に接続され得るが、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0039】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0040】
WTRUは、無線端末として
図1A~
図1Dに記載されているが、ある特定の代表的な実施形態では、このような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的又は永久的に)使用し得ることが企図される。
【0041】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0042】
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(Access Point、AP)及びAPと関連付けられた1つ以上の局(station、STA)を有し得る。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入る、及び/又はBSSから出るトラフィックを搬送する、別のタイプの有線ネットワーク/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを、有してもよい。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先へ生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを通って送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ得る、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、これらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)を使用して送信され得る。ある特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はこれを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
【0043】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。ある特定の代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを検知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると検知/検出及び/又は決定された場合、特定のSTAは、バックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つの局のみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信され得る。
【0044】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、40MHz幅のチャネルを形成するために、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介して、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得る。
【0045】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHzチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理、及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別個に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信器では、80+80構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
【0046】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及び搬送波は、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルで5MHz、10MHz、及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロ通達範囲エリア内のMTCデバイスなど、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、特定の能力、例えば、特定の帯域幅及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、これらのためのみのサポート)を含む、限定された能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0047】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP、及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、これのみをサポートする)STA(例えば、MTC型デバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因してプライマリチャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであるとみなされ得る。
【0048】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
【0049】
図1Dは、一実施形態による、RAN113及びCN115を例解するシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を採用して、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
【0050】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し得る、かつ/又はgNB180a、180b、180cから信号を受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aとの間で無線信号を送信、かつ/又は受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネント搬送波をWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのコンポーネント搬送波のサブセットは、未認可スペクトル上にあり得るが、残りのコンポーネント搬送波は、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
【0051】
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、及び/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又は拡張性のある長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。
【0052】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノード-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eノード-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeノード-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eノード-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0053】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられてもよく、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバー意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータの経路指定、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへの制御プレーン情報の経路指定などを処理するように、構成されてもよい。
図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0054】
図1Dに示すCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として描画されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運用され得ることが、理解されよう。
【0055】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)アクセスのためのサービスなどの異なる使用事例のために、確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFiなどの非3GPPアクセス技術などの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)と、の間で交換するための、制御プレーン機能を提供してもよい。
【0056】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシ施行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなどの、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0057】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続することができ、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、例えば、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシを施行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなどの、他の機能を実施し得る。
【0058】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN115は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに、接続されてもよい。
【0059】
図1A~
図1D、及び
図1A~
図1Dの対応する説明から見て、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノード-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書で説明される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関する、本明細書で説明される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又は、ネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートしてもよい。
【0060】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実施するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装及び/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施してもよい。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得る、及び/又は地上波無線通信を使用して試験を実施し得る。
【0061】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実施し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0062】
WTRUがシステム情報及びシステム情報更新を受信するためのシステム、方法、及び手段が、本明細書で開示される。WTRUは、プロセッサ、メイン受信器、及び低電力受信器を備えることができ、超低電力(ULP)受信器が、本明細書では低電力受信器の一例として使用され得る。プロセッサは、メイン受信器及び/又は低電力受信器、例えば、本明細書で説明されるものを介して情報を受信し得る。WTRUは、低電力受信器を介してシグネチャを受信することができ、受信されたシグネチャは、WTRUが、選択されたベースライン構成を更新することを可能にする情報を提供する。
【0063】
WTRUは、ベースライン構成のセットの指示(例えば、ベースライン構成のセット又はベースライン構成のセットへのポインタ/インデックス)を受信することができる。ベースライン構成のセットは、システム情報のベースライン構成であってもよい。ベースライン構成のセットは、少なくとも第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成を含み得る。WTRUは、第1の情報(例えば、第1のシグネチャ)を受信することができ、第1の情報は、第1のベースライン構成が、選択されたベースライン構成(例えば、現在のSIベースライン)であることを示す。第1の情報は、低電力受信器を介して受信され得る。WTRUは、スケジューリング情報を受信及び/又は判定し得る。スケジューリング情報が、第1の更新情報に関連付けられた第1のスケジュールの少なくとも指示を含み得る。WTRUは、第1のスケジュールに従って、第2の情報(例えば、第2のシグネチャ)を受信することができる。第2の情報は、第1の更新情報(例えば、選択されたベースライン構成への更新を示す第1の更新情報)を示し得る。第1の更新情報が、第2の情報の受信に関連付けられた時間又は周波数のうちの1つ以上によって示され得る。
【0064】
WTRUは、選択されたベースライン構成及び第1の更新情報(例えば、第1のシグネチャ)に基づいて、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンを判定することができる。WTRUは、例えば、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンが更新されるまで、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンからのリソースを使用することができる。スケジューリング情報は、第2の更新情報に関連付けられた第2のスケジュールの指示を更に含むことができ、又はWTRUは、第2のスケジュールの指示を別個に受信することができる。WTRUは、第2のスケジュールに従って、第3の情報(例えば、第3のシグネチャ)を受信することができる。第3の情報(例えば、第3のシグネチャ)は、第2の更新情報を示し得る。WTRUは、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョン及び第2の更新情報に基づいて、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンを判定し得る。WTRUは、例えば、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンが更新されるまで、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンからのリソースを使用することができる。説明される更新特徴は、システム情報を変更することを可能にし得る(例えば、オンデマンドシステム情報要求を必要とせずに、システム情報を変更することを可能にし得る)。
【0065】
いくつかの例では、以下のうちの1つ以上が適用され得る。選択されたベースライン構成は、リソースの第1のセットとリソースの第2のセットとを備え得る。リソースの第1のセットは、第1のシステム情報ブロックに関連付けられた第1の複数の情報要素であり得る。リソースの第2のセットは、第2のシステム情報ブロックに関連付けられた第2の複数の情報要素であり得る。第1の更新情報は、リソースの第1のセットへの更新を示し得る。例えば、第1の更新情報は、リソースの第1のセット中のリソースが、第2のベースライン構成中のリソースの第1の対応するセットからのリソースで置き換えられるべきであることを示すことによって、リソースの第1のセットへの更新を示し得る。WTRUは、選択されたベースライン構成及び第1の更新情報に基づいて、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンを判定することができる。ベースライン構成のセットは、第3のベースライン構成を含み得る。スケジューリング情報が、第2の更新情報に関連付けられた第2のスケジュールの指示を含み得る。WTRUは、第2のスケジュールに従って、第3の情報を受信することができる。第3の情報は、第2の更新情報を示し得る。第2の更新情報は、リソースの第2のセットへの更新を示し得る。第2の更新情報は、リソースの第2のセット中のリソースのサブセットが、第3のベースライン構成中のリソースの第2の対応するセットからのリソースで置き換えられるべきであることを示すことによって、リソースの第2のセットへの更新を示し得る。WTRUは、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョン及び第2の更新情報に基づいて、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンを判定し得る。WTRUは、測定を実施するために、選択されたベースライン構成の更新バージョンからのリソースを使用し得る。
【0066】
超低電力(ULP)受信器を使用したシステム情報取得及び更新のためのシステム、方法、及び手段が本明細書で開示される。WTRUは、ULP受信器を使用して、エネルギー効率のよい及び/又はレイテンシ効率のよいシステム情報取得及び/又は更新を可能にすることができる。IDLE/INACTIVE状態モビリティ中にシグネチャベースのインデックスシグナリングを使用して、ULP受信器を介したシステム情報(system information、SI)のWTRUの取得をサポートするための手順が、実装され得る。ULP受信器へのインデックス及び低スループットシグナリングを使用して、構成のシグナリングされたベースラインSIセットにわたるWTRUの増分的SI更新をサポートするための手順が、実装され得る。メイントランシーバからの支援を利用して、ULP受信器に宛てられたオンデマンドSIのWTRUの要求をサポートするための手順が、実装され得る。サポートされていないSIシグネチャのWTRUの検出、並びにレガシーSI取得及び更新手順へのフォールバックの考慮をサポートするための手順が、実装され得る。
【0067】
WTRUは、ULP受信器を利用して、SI構成の事前構成されたセット、増分更新のための適格な情報要素(information element、IE)及びSIブロックのリスト、並びに/又はシグネチャベースのインデックスと事前構成されたSI構成セットとの間のマッピングに基づいて、ベースライン及び/又は増分更新メッセージのシグナリングされたインデックスを使用して、更新されたSI構成を判定することができる。
【0068】
WTRUは、ULP受信器又はメイン受信器へのオンデマンド送信に適格であるSIブロック(SI block、SIB)を示すSI更新メッセージを、ULP受信器を介して受信することができる。WRUは、エネルギーバジェット及び/又はモビリティに基づいて、ULPベースのSI更新への関心を判定することができる。WTRUは、メイントランシーバを使用して、オンデマンドSIB送信の要求をULP受信器に送信することができる。
【0069】
WTRUは、SIBの事前構成されたリストのための連続するシグネチャベースのインデックスシグナリングを使用して、更新されたSI構成を判定することができる。WTRUは、SIBのうちの1つに対応するサポートされていないシグネチャを判定することができる。WTRUは、メイントランシーバを使用して、欠落しているSIBのオンデマンド要求にフォールバックすることができる。
【0070】
WTRUは、SIBの事前構成された順序付きのリストのための連続するシグネチャベースのインデックスシグナリングを使用して、更新されたSI構成を判定することができる。WTRUは、判定されたSIBのうちの1つを使用して、ULP受信器へのオンデマンド送信に適格であるSIBのリストを判定することができる。WTRUは、メイントランシーバを使用して、オンデマンドSIB送信の要求をULP受信器に送信することができる。
【0071】
WTRUは、ULPシグナリング及び/又はメイントランシーバシグナリングに適格であるSIBを示すSI更新指示メッセージを、ULP受信器を介して受信することができる。WTRUは、受信された更新メッセージ、エネルギーバジェット、又は受信信号強度のうちの1つ以上に基づいて、SIB構成更新のために利用されるべき受信器タイプ(ULP又はメイン)を判定することができる。WTRUは、ULP受信器及びメイン受信器を利用して、対応するSIBの構成を受信及び/又は更新することができる。
【0072】
通常の無線機、メイン無線機、及び従来の無線機という用語は、互換的に使用され得る。通常の受信器、メイン受信器、レガシー受信器、及び従来の受信器という用語は、互換的に使用され得、通常の無線機、メイン無線機、及び従来の無線機と互換的に使用され得る。低電力受信器及び超低電力(ULP)受信器という用語は、ULP受信器が低電力受信器の一例であり得る場合、互換的に使用され得る。
【0073】
セルラ及びWLANなどの無線技術では、無線周波数(radio frequency、RF)フロントエンドは通常、パッシブ及びアクティブコンポーネントのミックスであり得る。例えば、パッシブコンポーネントは、Rxアンテナ、及び/又はTx/Rx経路スイッチ及び/又はフィルタを含み得る。パッシブコンポーネントは、機能するために、ほとんど電力を使用しない、又は全く電力を使用しない場合がある(例えば、必要としない場合がある)。アクティブコンポーネントは、機能するための電力を必要とし得る。例えば、キャリア周波数に同調する発振器、低雑音増幅器、及びRx経路内のA/Dコンバータは、アクティブコンポーネントであり得る。
【0074】
RFコンポーネント設計は、アクティブ電源(例えば、低電力、例えば、メイン無線機/受信器よりも低い電力を使用して受信する受信器)の最小限の使用又は不在で、受信されたRF波形(例えば、受信デバイスによってアンテナフロントエンドを通して収集され得る)を処理することができるタイプのRF回路を有効にし得る。ULP受信器は、本明細書では、低電力受信器の一例として使用され得る。RF回路(例えば、低電力受信器)のタイプは、超低電力(ULP)モードで、例えば、アクティブ電源の最小限の使用又は不在を伴って、受信されたRF波形(受信デバイスによってアンテナフロントエンドを通して収集され得る)を処理することが可能であり得る。例えば、そのようなデバイス(例えば、受信器)は、パッシブRFコンポーネント(例えば、パッシブRFコンポーネントのみ)を使用するように構成されてもよく、例えば、信号を処理するために、受信されたRF波形からエネルギーを収穫してもよく、例えば、WTRUは、回路を動作させるために、受信された波形から収穫されたエネルギーを使用してもよい。いくつかの例では、ミキサファーストアーキテクチャが使用され得、RF低雑音増幅器(low noise amplifier、LNA)の使用が排除され得、及び/又はパッシブRFコンポーネントの開発が焦点であり得る。パッシブ(又はほぼパッシブ)ULP受信器は、電圧増倍器又は整流器、チャージポンプ及び/又は信号検出器のために使用される(必要とされる)機能を実装するために、カスケードコンデンサ、ゼロバイアスショットキーダイオード、MEMS、又はその他などのRFコンポーネントを使用し得る。ULP受信器がアンテナ遠方界で動作し得、合理的なリンクバジェットをサポートすることができる。
【0075】
ULP受信器は、既知のシグネチャ波形についての相関及び/又は低データレート信号の受信など、信号検出(例えば、基本信号検出)を実施し得る(例えば、実施することが可能であり得る)。ULP受信器は、エネルギーハーベストモードで動作するように構成されてもよく、例えば、ULP受信器は、Rxアンテナを通してULP受信器フロントエンドに入るRF波形からのエネルギーを蓄積する。基地局(小エリア又は中エリアのセルラ基地局)のリンクバジェット特性がサポートされ得る。例えば、ULP受信器は、(例えば、ウェイクアップシグナリングの検出に続いて、デバイス内部ウェイクアップ及び信号割込みをトリガするための)ウェイクアップ無線機として使用され得、アクティブRFコンポーネントを使用してメイン受信器(例えば、メインモデム)に起動するように促す。
【0076】
デバイス電力消費の低減は、ULP受信器が使用される場合に実現され得る。例では、セルラ(例えば、3G、4G、5Gなど)モデムトランシーバは、RRC_CONNECTEDモードなどでの受信(例えば、アクティブ受信)中に受信信号を復調及び/又は処理するために、最大数百mWまで使用し得る。電力消費は、デバイス上でアクティブなRFフロントエンドチェーンの数、受信のために使用されるチャネル帯域幅、及び/又は受信されるデータレートに応じて増減し得る。例では、デバイスは、RRC_IDLEモードにあり得、受信又は送信されているデータがないと判定し得、受信器が毎秒数回電源オンするように構成され得ることを確実にするために、(e)DRXなどのセルラ無線電力節約プロトコルを有効にし得る。例では、デバイスは、セル(再)選択手順及び/又はページングチャネルにおける送信の受信の目的で、サービングセル及び/又は隣接セルの受信信号強度を測定することなどのタスクを実施することができる。例では、デバイスは、例えば、コヒーレント復調をサポートするために、AFC及び/又はチャネル推定を実施し得る。例えば、デバイスがRRC_IDLEにあるときのデバイス電力消費は、数mW程度であり得る。拡張MTC(enhanced MTC、eMTC)及び/又は狭帯域(narrowband、NB)-IoTを伴う例では、(例えば、RRC_IDLEモードにおける)ウェイクアップ信号の処理のためのシーケンス検出回路はまた、ウェイクアップ受信器の形態で実装され得る。そのような例では、デバイスは、A/Dコンバータ及び/又は(例えば、デジタルベースバンド)プロセッサの一部を電源切断し得る。例えば、LNAに関連する電力消費が(例えば、通常)ミリワット範囲である場合、低雑音増幅器及び/又は発振器など、RFフロントエンド中の1つ以上のアクティブコンポーネントが使用され得る。例では、ULP受信器は、例えば、RF LNAを除去し、電力消費が局部発振器によって支配されることによって、(例えば、RRC_IDLEモードにおける)デバイスの電力消費を約1mW又はそれ未満に低減することが可能であり得る(例えば、低減し得る)。
【0077】
オンオフキーイング(On-Off Keying、OOK)及び周波数シフトキーイング(Frequency-Shift Keying、FSK)などの変調方式が、ULP受信器において使用され得る。OOKは、ULP無線機を設計する場合に、(例えば、その単純さに起因して)魅力的であり得る。
図2A~
図2Bは、エネルギー検出(energy detection、ED)ベースのミキサファースト受信器の例示的な図を例解する。
図2Aは、OOK無線のためのEDベースのミキサファースト受信器の簡略図を例解する。
図2Bは、FSK無線のためのEDベースのミキサファースト受信器の簡略図を例解する。
図3は、パッシブRFフロントエンド(例えば、全パッシブRFフロントエンド)を有するULP受信器の簡略ブロック図を例解する。
【0078】
WTRUは、RAT(例えば、2G、3G、4G、5GなどのRAT)のうちの1つ以上を実装することができる。そのようなWTRUは、例えば、RRC_IDLEモードにおいて、PLMN選択、セル選択/再選択、及び/又は位置登録手順を実施することができる。WTRUは、例えば、能力に応じて、例えば、RRC_IDLEモードにおいて、手動CSG選択又はMBMS周波数優先順位付けをサポートすることができる。WTRUは、RNA更新及び/又はRRC_INACTIVE状態での動作をサポートすることができる。
【0079】
WTRUがスイッチオンされたことに応答して、WTRUによってPLMNを選択することができる。選択されたPLMNに関連付けられたRATが、設定され得る。セル選択により、WTRUは、選択されたPLMNのセル(例えば、好適なセル)を探索することができ、セルの利用可能なサービスを(例えば、WTRUに)提供するためのセルを選ぶことができ、及び/又は選ばれたセルの制御チャネルを監視することができる。WTRUは、例えば、選ばれたセルのトラッキングエリアにおける登録手順(例えば、非アクセス層(non-access stratum、NAS)登録)によって、その存在を登録することができる。
【0080】
RRC_IDLE状態にあるWTRUを伴う例では、WTRUは、サービングセル及び/又は隣接セル上で受信信号強度測定を実施することができる。WTRUが、セル再選択基準に従ってセル(例えば、より好適なセル)を見つけた場合、WTRUは、そのセルを再選択することができ、そのセルにキャンプオンすることができる。セル(例えば、新しいセル)が、WTRUが登録され得る少なくとも1つのトラッキングエリアに属さない場合、位置登録が実施され得る。WTRUは、PLMN(例えば、より高い優先度のPLMN)を探索することができ、この探索は、規則的な時間間隔で実施することができ、例えば、別のPLMN(例えば、より高い優先度のPLMN)が、例えば、WTRUのNAS(例えば、NASレイヤ)によって選択されている場合、セル(例えば、好適なセル)を探索することができる。
【0081】
WTRUは、登録されたPLMNのカバレッジを失う可能性がある。新しいPLMNは、(例えばWTRUによって)自動的に選択され得る。新しいPLMNは、手動で選択され得る(例えば、利用可能なPLMNの指示がユーザに提示され得、ユーザが手動選択を実施し得る)。ネットワークがRAT(例えば、ある特定のRAT)に対してセル選択を優先順位付けし、(例えば、低モビリティ、中モビリティ、又は高モビリティの)WTRUが、セル再選択を実施し、及び/又は選択されたトラッキングエリアがWTRUによって再選択されるのを防止することができるレートを制御するための1つ以上の制御手段が存在し得る。
【0082】
WTRUは、(例えば、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態で)セルにキャンプオンすることができ、PLMNからシステム情報を受信することができ、RRC接続を確立するか、若しくは中断されたRRC接続を再開することができ、かつ/又はETWS若しくはCMAS通知を受信することができる。ネットワークが、登録されたWTRUに制御メッセージを送信するか、又はデータを配信する必要がある場合、ネットワークは、WTRUがキャンプされ得るトラッキングエリアのセットを知ることができる。ページングメッセージは、対応するエリアのセット内のセル(例えば、全てのセル)の制御チャネル上でWTRUに送られ得る。WTRUは、ページングメッセージを受信することができ、応答することができる。
【0083】
いくつかの通信システムでは、セルにキャンプオンする前に、デバイスは、セルのシステム情報を取得し得、キャンプオンされるべきセルに関連付けられた構成パラメータを取得し得る。システム情報(system information、SI)は、デフォルト/共通制御リソースセット(Control Resource Set、CORESET)、ページング構成情報、及び/又はセル選択構成情報などのパラメータを含み得る。
【0084】
例(例えば、NR)では、SIは、マスタ情報ブロック(Master Information Block、MIB)及び/又はシステム情報ブロック(SIB)及び/又は位置SIB(positional SIB、posSIBs)に分割され得る。システム情報の記述及び取得について、本明細書で説明する。
【0085】
MIBは、(例えば、80msの)周期性を用いて、及び/又は(例えば、80msの)期間内に行われるSSBベースの反復を用いて、BCH上で送信され得る。MIBは、セルからSIB1を取得するために使用され得るパラメータを含み得る。MIBの第1の送信は、サブフレーム単位でスケジュールされ得、反復は、SSBの期間に従ってスケジュールされ得る。
【0086】
SIB1は、(例えば、160msの)周期性を用いて、及び/又は(例えば、160msの)期間内に行われる可変送信反復周期性を用いて、DL-SCH上で送信され得る。SIB1のデフォルト送信反復周期は、20msであってもよく、実際の送信反復周期は、ネットワーク実装形態に依存してもよい。SSB及びCORESET多重化パターン1を伴う例では、SIB1反復送信期間は、20msであり得る。SSB及びCORESET多重化パターン2/3を伴う例では、SIB1送信反復周期が、SSB周期と同じであってもよい。SIB1は、他のSIBの利用可能性及びスケジューリング(例えば、SIメッセージへのSIBのマッピング、周期性、及び/又はSIウィンドウサイズ)に関連付けられた又は関係する情報を含み得る。そのような利用可能性及びスケジューリング情報は、1つ以上のSIBがオンデマンドで提供される(例えば、オンデマンドでのみ提供される)かどうかの指示を含むことができ、SIBがオンデマンドで提供される(例えば、オンデマンドでのみ提供される)場合、SI要求を実施するためにWTRUによって使用される構成情報を含み得る。SIB1は、セル固有SIBであってもよい。
【0087】
SIB1及びposSIB以外のSIBは、例えば、DL-SCHを介して送信され得るSIメッセージ中で搬送され得る。同じ周期性を有するSIB又はposSIB(例えば、SIB又はposSIBのみ)は、同じSIメッセージにマッピングされ得る。SIB及びposSIBは、異なるSIメッセージにマッピングされ得る。(例えば、各)SIメッセージは、周期的に発生する時間ドメインウィンドウ(SIウィンドウと称されることがあり、全てのSIメッセージについて同じ長さを有し得る)内で送信され得る。(例えば、各)SIメッセージは、SIウィンドウに関連付けられてもよく、異なるSIメッセージのSIウィンドウは、重複しなくてもよい。SIウィンドウ内で、対応するSIメッセージ(例えば、対応するSIメッセージのみ)が送信され得る。SIメッセージは、SIウィンドウ内で複数回送信され得る。SIB又はposSIB(例えば、SIB1を除く)は、例えば、SIB1中の指示を使用して、セル固有又はエリア固有であるように構成され得る。セル固有のSIBは、SIBを提供するセル内で(例えば、セル内のみで)適用可能であり得る。エリア固有SIBは、1つ以上のセルを含み得、パラメータ(例えば、systemInformationAreaID)によって識別され得る、SIエリアと称されるエリア内で適用可能であり得る。
【0088】
SIメッセージへのSIBのマッピングは、第1のパラメータ(例えば、schedulingInfoList)において構成され得る。SIメッセージへのposSIBのマッピングは、第2のパラメータ(例えば、posSchedulingInfoList)において構成され得る。SIB(例えば、各SIB)は、単一のSIメッセージ(例えば、単一のSIメッセージのみ)に含まれてもよく、各SIB及びposSIBは、そのSIメッセージに多くても1回含まれる。
【0089】
RRC_CONNECTED状態にあるWTRUを伴う例では、ネットワークは、例えば、WTRUが、システム情報又はページングを監視するように構成された共通探索空間を持たないアクティブなBWPを有する場合、専用シグナリングを通じて(例えば、RRCReconfigurationメッセージを使用して)システム情報を提供することができる。ネットワークは、WTRUからの要求に応答して、システム情報を提供することができる。物理レイヤは、SIBが使用し得る最大サイズに制限を課し得る。例えば、最大SIB1又はSIメッセージサイズは、2976ビットであり得る。
【0090】
SIB1及び他のシステム情報(other system information、OSI)は、PDSCH送信及びDCI(例えば、PDSCH送信をスケジューリングするDCI)内のDL-SCHを介して送られ得、DCIは、SI-RNTIでスクランブルされたDCI 1_0フォーマットであり得る。(例えば、DCI内の)インジケータは、(例えば、ページングDCI内のシステム情報インジケータビットを介して)DCIがSIB1を含むかOSIを含むかを識別するように設定され得る。OSIのための探索空間は、例えば、それらがSIB1探索空間と異なる場合、SIB1中で示され得る。
【0091】
ネットワークがSIの構成を修正する場合、ネットワークは、その修正を示すためにページングメッセージ(例えば、特定のページングメッセージ)を送り得る。ページングDCI(例えば、P-RNTIでスクランブルされたDCI 1_0フォーマット)は、例えばショートメッセージフィールドの最初の2ビットを介して、何らかのSIが変更されている、又は通知を受信しているという指示を含み得るショートメッセージを含み得る。
【0092】
WTRUは、以下、すなわち、(例えば、電源オンに応答して)セル選択、セル再選択、カバレッジ外から戻ること、同期完了を伴う再構成に応答して、別のRATからネットワークに入ること、システム情報が変化したという指示を受信すること、PWS通知を受信すること、上位レイヤから要求(例えば、測位要求)を受信すること、又は、WTRUが、記憶されたSIB若しくはposSIBの有効なバージョン、及び/又は要求されたSIBの有効なバージョンを有していないと判定すること、のうちの1つ以上に応答して、SI取得手順を適用することができる。
【0093】
ULPネットワークは、以下のセル、すなわちULPセル若しくはUuセルのうちの1つ以上を含み得る。ULPセルは、限られた帯域幅でエネルギー効率の良いデータ通信を可能にし得るULPインターフェースを提供することができる。Uuセルに関連して、ULPセルは、Uu無線インターフェースをサービスする(例えば、通常の)セルに関連付けられ得る。ULPセルに関連付けられた(例えば、通常の)セルは、「Uuセル」と呼ばれ得る。
【0094】
ULPネットワークは、例示的なタイプのULPセルを有し得る。
図4A~
図4Dは、4つの例示的なULPセルタイプを用いて展開されたULPネットワークを例解する。
図4Aは、例示的なULPセルタイプ1を用いて展開されたULPネットワークを例解する。Uu-ULPハイブリッドセルは、例えば同時に、Uuインターフェース及びULPインターフェースをサービスし得る。Uuインターフェース及びULPインターフェースは、同じ地理的カバレッジを有し得る。Uu/ULPカバレッジ評価のために、UuRS(例えば、SSB)及び/又はULPRS(例えば、ULPが本明細書で低電力の一例として使用され得る場合)などの基準信号が使用され得る。
【0095】
図4Bは、例示的なULPセルタイプ2を用いて展開されたULPネットワークを例解する。Uu-ULPハイブリッドセルは、例えば同時に、Uuインターフェース及びULPインターフェースをサービスし得る。ULPインターフェースは、Uuインターフェースよりも小さい地理的カバレッジを有し得る。Uuカバレッジ評価のために、UuRS(例えば、SSB)などの基準信号が使用され得る。ULPカバレッジ評価のために、ULPRSなどの基準信号が使用され得る。ULPセルタイプ2は、(例えば、そのような様式で)ULPRS及びUuRS(例えば、SSB)を提供し得る。
【0096】
図4Cは、例示的なULPセルタイプ3を用いて展開されたULPネットワークを例解する。第1のULPセル(例えば、一例として使用される小型ULPセル)は、ページングのために、及び/又はULPセルのためのSI(ULP-SI)のために、ULPインターフェースをサービスし得る。第2のULPセル(例えば、一例として使用される第2の小型ULPセル)は、ページングのために、及び/又はULPセルのためのSI(ULP-SI)のために、ULPインターフェースをサービスし得る。第1の小型ULPセル及び第2の小型ULPは、Uuセルに関連付けられ得る。第1の小型ULPセル及び第2の小型ULPセルは、(例えば、単一の)Uuセルのカバレッジ内にコロケートされ得る。ULPカバレッジ評価のために、ULPRSなどの基準信号が使用され得る。
【0097】
図4Dは、例示的なULPセルタイプ4を用いて展開されたULPネットワークを例解する。ULPセル(例えば、一例として使用される小型ULPセル)は、ページングのためにULPインターフェースをサービスし得、ULPセルのためにSIをサービングし得る(ULP-SI)。小型ULPセルは、2つのUuセル、すなわちUuセル1及びUuセル2に関連付けられ得る。小型ULPセルは、2つのUuセルのカバレッジのエッジに位置し得る。
【0098】
ULPネットワークは、本明細書で説明されるULPセルタイプのうちの1つ又は組み合わせを用いて展開され得る。
図5は、ULP RRC状態とUu RRC状態との間の例示的な分割を例解する。ULP RRC IDLE/INACTIVE状態は、第1の受信器(例えば、ULP受信器)を使用してIDLE/INACTIVE状態におけるWTRUの挙動を管理するRRC状態であってもよい。Uu RRC IDLE/INACTIVE状態は、第2の受信器(例えば、従来/レガシーの受信器)を使用してIDLE/INACTIVE状態におけるWTRUの挙動を管理する(例えば、レガシー/従来の)RRC状態であってもよい。
【0099】
WTRUは、大量の時間にわたってRRC IDLE状態にとどまることができ、IDLEモード動作に関連付けられた電力消費は、WTRUのバッテリ寿命に影響を及ぼす可能性がある。WTRUは、例えば、IDLE/INACTIVEモードにおけるWTRUの動作のために使用されるシステムパラメータを決定するために、システム情報を取得すること、及び/又は更新(例えば、任意の更新)の指示を監視することができる(例えば、必要とすることができる)。そのような動作は、ネットワークイベントの存在を判定するためにページングオケージョン(Paging Occasion、PO)を監視すること、RRC接続確立/再開手順を開始すること、又はRRC接続状態に遷移することのうちの1つ以上を含み得る。WTRU(例えば、超低電力(ULP)(例えば、パッシブ又はセミパッシブ)受信器を実装するWTRU)は、それが(例えば、アクティブに)送信又は高データレート受信を実施していない場合、ほぼゼロの電力消費から利益を得ることができる。ULP受信器から利益を得るために、及び/又はWTRUのバッテリ寿命を延ばすために、システム情報配信のためのULP受信器の制限された容量を克服する特徴が実装されてもよく、ULP受信器固有のシステム情報抽象化及び/又はシグナリングのための特徴が実装されてもよい。いくつかの例では、ゼロエネルギー(Zero-Energy、ZE)受信器は、例えば、IDLEモード動作中に、その電力消費を補償するためにエネルギーハーベストを考慮し得る。本明細書のいくつかの例では、ULP受信器は、エネルギー効率のよいシステム情報取得及び/又は更新をサポートするためにシステムに統合され得る。
【0100】
いくつかの例では、シグネチャを使用するシグナリングシステム情報が実装され得、マシンタイプ通信(machine-type communication、MTC)システム情報(SI)取得を使用し得る。いくつかの例では、SI取得及び/又は更新は、ULP受信器が(例えば、従来/メインの)Uu無線のディープスリープ(例えば、より長い持続時間)を有効にするために利用される場合に、実装され得る。システム設計の柔軟性を可能にし、かつ/又は改善するために、特徴が実装され得、この特徴は、オンデマンドSIシグナリング、設計の柔軟性を向上させるためのいくつかのシグナリングフォーマット、例えば、連続的、増分的、暗黙的、若しくは明示的なシグナリングのサポート、及び/又はULP無線によるサポートされていないシグネチャの指示/検出を使用するWTRUの(例えば、潜在的に変化する)能力に関連する問題の処理、を含み得る。
【0101】
本明細書で説明する1つ以上の特徴は、例えば、ULP受信器を使用して、システム情報取得及び/又はシステム情報更新を有効にし得る。1つ以上の特徴は、例えば、制限された容量及び/又は低いデータレートを有し得るULP受信器へのシグナリングのための、システム情報ブロック及び/又は情報要素のインデックス化を含み得る。本明細書で説明する特徴は、ULP固有のシステム情報関連パラメータ、例えば、情報要素の定義を含み得る。本明細書で説明される特徴は、WTRUの従来の無線機へのSI構成セットの有効化、シグナリング、及び/若しくは構成を含むことができ、並びに/又はWTRUのULP無線機へのSI構成セットの指示を(例えば、シグネチャを介して)含むことができる。本明細書で説明される特徴は、例えば、ULP受信器を使用する、システム情報ブロック及び/又は情報要素の増分更新の有効化、シグナリング、及び/又は構成を含み得る。本明細書で説明される特徴は、例えば、WTRUのULP受信器及び従来の無線機(例えば、送信器)を使用する、システム情報ブロック及び/又は情報要素のオンデマンド更新の有効化、シグナリング、及び/又は構成を含み得る。例えば、従来の無線機は、更新構成として、及び/又はフォールバックソリューションとして使用され得る。本明細書で説明する特徴は、例えば、受信能力及び/又は検出失敗の場合、サポートされていないシグネチャの有効化、シグナリング、及び/又は構成を含み得る。
【0102】
デュアルモードSI更新/取得は、SI更新/取得が低電力受信器及び/又は通常の受信器によって達成される実装形態を指し得る。どの受信器を使用すべきかの判定は、SIB(例えば、各SIB)のための構成された設定に依存し得る。
【0103】
(例えば、ULP物理ダウンリンク制御チャネルが例として使用され得る場合)低電力物理ダウンリンク制御チャネルは、LP-PDCCH又はULP-PDCCHと称される場合がある。LP-PDCCHは、ULP受信器に固有であり得る特性を有する、制御信号、例えば、ウェイクアップ信号及び/又はダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)(例えば、ページングDCI)を搬送し得る(例えば、搬送することが可能であり得る)物理チャネル(例えば、PDCCH、PDCCHのようなチャネル、新しく定義された物理チャネルなど)であり得る。
【0104】
(例えば、ULP物理ダウンリンク共有チャネルが例として使用され得る場合)低電力物理ダウンリンク共有チャネルは、LP-PDSCH又はULP-PDSCHと称される場合がある。LP-PDSCHは、ULP受信器に固有であり得る特性を有する、情報信号、例えばページングメッセージを搬送し得る(例えば、搬送することが可能であり得る)物理チャネル(例えば、PDSCH、PDSCHのようなチャネル、新しく定義された物理チャネルなど)であり得る。
【0105】
サービングUuセルは、(例えば、現在の)サービングULPセルに関連付けられたUuセルを指し得る。Uuセルは、サービングULPセルの構成を提供することができ、及び/又は、例えば、ユーザデータトラフィックのために、及び/又はサービングULPセルにキャンプオンされたWTRUへのRRCシグナリングのために、データ通信リンクを提供し得る。2つ以上のULPセルが、単一のUuセルに関連付けられ得る。
【0106】
サービングULPセルは、WTRUのためのULPインターフェースにサービスするセルを指し得る。
【0107】
SI構成のセットは、(例えば、全ての)SIBのためのシステムパラメータのアンサンブルであるSI構成のセットを指し得る。
【0108】
SI構成のセットのリストは、インデックス付けされ得るSI構成の複数のセットのコレクションであるSI構成のセットのリストを指し得る。
【0109】
ULP-SIBは、ULP関連構成を含み得るシステム情報ブロックを指し得る。
【0110】
Uu/ULPセルは、Uu又はULPセルが、異なる動作状態、例えば、レガシーUu RRC IDLE状態及びULP RRC IDLE状態につながり得る別個の物理エンティティ又は論理エンティティを示し得る実装形態を指し得る。
【0111】
ULP受信器のためのシステム情報要素及び/又はシステム情報インデックス付けが実装され得る。
【0112】
ULP関連システム情報要素及び/又はULP関連システム情報要素のインデックス付けが実装され得る。
【0113】
ULP受信器は、例えば、IDLE/INACTIVEモードにおける無線動作のために、システム情報パラメータのセットを決定するために使用され得る。
【0114】
ネットワークは、例えば、従来の無線機によって、システム情報取得の一部として、SIB、例えば、追加のSIB、新しいSIBなど(例えば、本明細書では例示的なSIBとして使用され得るULP-SIB)を送信し得る。ULP-SIBは、エアチャネル上で構成された復号するために使用する(例えば、使用することができる)ULP受信器のための情報を含み得る。ULPのためのSIBは、例えば、従来の無線機のUu受信器に送信され得る。ULPのためのSIBは、SIB1のパラメータ(例えば、SI-SchedulingInfo)内でスケジュール/構成され得る。
【0115】
SIB1は、他のSIBの利用可能性及び/又はスケジューリング(例えば、SIメッセージへのSIBのマッピング、周期性、及び/又はSIウィンドウサイズ)に関係する情報を含み得る。この情報は、1つ以上のSIBがオンデマンドで提供される(例えば、オンデマンドでのみ提供される)かどうかの指示を含むことができ、SIBがオンデマンドで提供される(例えば、オンデマンドでのみ提供される)場合、SI要求を実施するためにWTRUによって使用される構成情報を含み得る。SIB1は、セル固有SIBであってもよい。
【0116】
システム情報パラメータは、従来の無線機のために意図される、及び/又は従来の無線機によって取得されるシステム情報ブロック/要素から継承され得、それは、従来の無線機及びULP無線機をサービスする単一のセル、又は従来の無線機をサービスするセル(例えば、独立セル及び関連セル)に対応し得る。(例えば、継承され得る)パラメータセットは、PLMN識別情報、トラッキングエリア識別情報、又はシステムフレーム番号(例えば、部分的又は完全)、のうちの1つ以上を含み得る。
【0117】
パラメータ(例えば、パラメータセット)を継承することによって、インターフェースのうちの1つに対して取得された構成は、他のインターフェースに対して有効であってもよく、具体的に更新される、又は2回以上構成される必要がなくてもよい。
【0118】
いくつかの例では、ULP受信器に固有であり得、ULP対応WTRUにシグナリングされ得る(例えば、専用にシグナリングされ得る)システム情報パラメータセット(例えば、別のシステム情報パラメータセット)が存在し得る。このパラメータセットは、以下のうちの1つ以上を含み得る。
【0119】
パラメータセットは、例えば、PLMNがULP動作に専用である場合、ULPセルのPLMN識別情報を含み得る。PLMN情報リスト中のPLMN情報(例えば、各PLMN情報)は、関連付けられたULPセルが、PLMNの加入者によって使用され得るかどうかをシグナリングし得る。
【0120】
パラメータセットは、システムフレーム番号(System Frame Number、SFN)を含み得る。SFNは、デューティサイクルがULPページングのために適用される場合(例えば、その場合のみ)に含まれ得る(例えば、デューティサイクルがULPページングのために適用されない場合、SFNは含まれないことがある)。
【0121】
パラメータセットは、関連付けられたUuセルの情報を含み得る。ULPセルが2つ以上の関連付けられたUuセルを有する場合、ULPセルは、関連付けられたUuセルのセル識別情報をシグナリングするように構成され得る(例えば、シグナリングする必要があり得る)。この関連付け情報は、WTRUが、UuインターフェースにアクセスするためのサービングUuセルを決定する場合(例えば、WTRUが、ある量のデータを受信/送信する場合)に使用され得る。
【0122】
パラメータセットは、ULPインデックス付けされたシステム情報シグナリング及び/又は更新のためのシグネチャセットを含み得る。シグネチャは、例えば、ULP無線動作に切り替える前に、(例えば、システム情報又は(例えば、専用)RRCシグナリング(例えば、RRCReconfiguration又はRRCReleaseメッセージ)を介して)従来の無線機にシグナリングされ得る、2つ以上のシステム情報構成セットからサービングセル(例えば、現在のサービングセル)のシステム情報構成セットを識別するために使用され得る。パラメータセット(例えば、シグネチャセット)は、例えば、周期的かつデューティサイクル化された動作又は便宜的受信動作に基づく、シグネチャ周期性、スケジューリング情報、又は探索空間情報(例えば、時間及び/又は周波数リソース)のうちの1つ以上を含み得る。
【0123】
パラメータセットは、LP-PDCCHのための構成と、(例えば、いくつかの例では)LP-PDSCHのための構成とを含み得る。これらの制御チャネル及びデータチャネルは、例えば、データ送信(例えば、明示的データ送信)を含み得るULPデータペイロードを搬送するために、シグネチャ/シーケンスの代替として使用され得る。構成は、LP-PDCCH探索空間構成情報及び/又はLP-PDSCHスケジューリング情報構成であり得るか、又はそれを含み得る。構成は、LP-DCI構成情報、例えば、変調、反復などであり得るか、又はそれを含み得る。
【0124】
パラメータセットは、ULPセルの信号強度を識別及び/又は測定するためにWTRUによって使用され得る、LP-PSS、LP-SSS、又は物理セル識別情報(Physical Cell Identity、PCI)へのマッピングのうちの1つ以上の存在の指示を含み得る。
【0125】
パラメータセットは、(例えば、いくつかの例では)ページング構成情報を含み得る。ページング構成情報は、ULP固有ページング探索空間、ULP固有の初期ページング指示構成(例えば、存在指示、DCIフォーマット及び/若しくは探索空間、並びに/又はシーケンス情報)、又はULP固有のWTRUグループ化情報、のうちの1つ以上を含み得る。
【0126】
パラメータセットは、UuセルとULPセルとの関連付けを含み得る。例えば、Uuセルは、Uuセルに関連付けられたULPセルPCIをシグナリングし得る。Uuセルは、関連付けられたULPセルのためのULPセル関連構成パラメータを提供することができ、WTRUは、サービングULPセルのためのULPセル構成パラメータを適用することができる(例えば、WTRUが関連付けられたULPセルのうちの1つにキャンプオンされている場合)。WTRUは、例えば、Uuインターフェースが使用される(例えば、使用される必要がある)と判定された場合、サービングULPセル(例えば、現在のサービングULPセル)に関連付けられたUuセルによってサービスされるUuインターフェースを使用することができる。
【0127】
パラメータセットは、例えば、増分的SI更新、連続的SI更新、オンデマンドSI更新、UuとULP SIとの間の分割など、SI取得のための有効化された特徴など、SI取得のための情報(例えば、構成)を含み得る。
【0128】
パラメータセットは、ユーザがULP又はUuインターフェースを使用するための電力プロファイル(例えば、WTRUがULPの使用をトリガするように構成されている残りのバッテリ寿命パーセンテージ)を含み得る。
【0129】
システム情報インデックス付けが実装され得る。
【0130】
システム情報は、例えば、限られた数の情報ビット及び/又は(例えば、比較的)短いシーケンスを用いてシグナリングされ得、これは、例えば、Uuトランシーバの支援にかかわらず、(例えば、限られたスループットを有し得る)ULP受信器がシステム情報パラメータを取得及び/又は更新するのを助け得る。これは、(例えば、既存の及び/又は新たに)定義されたシステム情報ブロック及び/又は要素へのインデックス付け方式及び/又はマッピングとして、システム情報シグネチャ/シーケンス(例えば、シグネチャ又はシーケンスが、本明細書では互換的であり得る)の使用及び/又は定義を伴い得る。システム情報のシグナリングは、増分的システム情報更新メッセージの定義を含み得る。
【0131】
SIインデックスは、シグネチャ(例えば、本明細書で例として使用され得るULPシグネチャ)を介してシグナリングされ得る。
【0132】
容量制限及びULP受信器がサポートし得るシーケンスの限られた数を克服するために、SIの取得は、圧縮され得る。ネットワークは、例えば、ネットワークがSI構成を更新又は変更することを決定する(例えば、望む)ことができる場合に、WTRUがどの構成セットを使用することができるかを識別するためのシグネチャとして作用することができるシーケンスを送信することができる。シグネチャとその対応する構成セットとの間のマッピングは、WTRUによって使用されることが可能であり、従来のUuインターフェースを使用して(例えば、専用SIB構成及び/又はRRCシグナリングを使用して)メイン無線機によって受信される(例えば、最初に受信される)ことが可能であり、その条件で、WTRUは、ULPセルにキャンプすることが可能であり、かつ/又はULP受信器動作に切り替えることが可能である。例えば、ULP-SIBリスト構成情報は、例えば、(例えば、現在の)サービングセルから送られたシステム情報又は(例えば、専用の)RRCメッセージを介して、従来のUuインターフェースを介して送られ得る。構成情報は、エリア内のULP対応セルによって使用され得る可能な構成セット(例えば、ベースライン構成のセット)のリストを含み得る。構成セット(例えば、各構成セット)のシグネチャは、構成コンテンツ(例えば、コンテンツをハッシュする)に関連してもよく、又はリスト内の行のインデックスに基づいてもよい。
【0133】
シグネチャは、ネットワーク固有であってもよく、又は特定のエリア内のセルのグループに固有であってもよい。シグネチャ(例えば、特定のシグネチャ)は、セル内でブロードキャストされ得る(例えば、各セルが、特定のシグネチャを有し得る)。シグネチャは、対応する(例えば、所望の又は示された)システム情報構成セット(例えば、選択されたベースライン構成)を示すために、サービスされるULP対応デバイスにブロードキャストすることができる。シグネチャ及びシーケンスは、(例えば、低電力相関器又は受信器を使用して)WTRUなどのULP対応デバイスによって受信され得る。例えば、シグネチャ又はシーケンスは、(例えば、構成又はシグネチャに関連する事前定義されたスケジューリング又はタイミングがあるかどうかにかかわらず)任意の時間に受信され得る。シグネチャは、例えば、事前定義されたスケジューリングシーケンスに従って、ULP受信器によって受信されてもよい。シグネチャは、基準信号(例えば、LP-PSS及び/又はLP-SSS)に続いて送られ得、受信器は、(例えば、受信された基準信号に基づいて)シグネチャのソースを識別することが可能であり得る。基準信号とシグネチャとの間のタイミングは、スケジュールされた/構成されたシーケンスの一部であり得る。RSとシグネチャとの間のタイミングは、構成(例えば、SIB-ULP)の一部であり得るか、又はシグネチャ/シーケンスを介して受信されたスケジューリング情報の一部であり得る。
【0134】
ULP受信器は、シグネチャについて、例えば、SI取得及び/又は更新について、デューティサイクル化された監視を実施することができる。ULP受信器がデューティサイクルを使用している場合、ULPデバイスは、システムのSFNをチェックすることができ、SI監視の周期性についてチェックすることができる。例えば、デューティサイクルの周期性がNである場合、ULPデバイスは、SFN mod N=x,x∈{0,1,...,N-1}である場合、シグネチャを監視し得る。ネットワークは、例えば、デューティサイクル構成に基づいて、(例えば、それに応答して)対応するフレーム中で信号を送信し得る。
【0135】
ブロードキャストシグネチャ(例えば、各ブロードキャストシグネチャ)は、システムのアクティブなSIB(例えば、システムの全てのアクティブなSIB)を含む完全なSI構成セット、部分的/サブセットSI構成セット、例えば、システムのアクティブなSIBからの1つ以上のSIB構成、又は、部分的なSIB構成若しくは情報要素又は情報要素のセットのうちの1つ以上にマッピングされ得る。
【0136】
ネットワークは、構成のセット(例えば、ベースライン構成のセット)をWTRUに、例えば、ULP受信器を有するWTRUに送信することができる。この送信は、Uu SIB又はRRCシグナリングを通してであり得る。ネットワークは、(例えば、その後に)シーケンスを送信することができ、シーケンスは、WTRUへのシグネチャとして作用することができる。WTRUは、例えば、ネットワークから受信されたシグネチャに基づいて適用する構成を取り出すことによって、受信されたシグネチャに基づいて、構成(例えば、選択されたベースライン、又は選択されたベースライン構成を更新するために使用するベースライン)を判定することができる。シグネチャは、低電力受信器を介してWTRUによって受信することができる。
【0137】
例えば、ネットワーク及びULPデバイスは、複数のシグネチャをサポートしてもよく、8つのサポートされるシグネチャの例が使用されてもよい。ネットワークは、4つの異なる完全なSI構成の対応するセット、ULP-SIBに固有の2つの構成セット、及び頻繁に変更される特定のIEのための2つの構成セットを有するようにデバイスを構成することができる。
【0138】
SI構成のセットは、SI構成のセットのリストとして表され得、リストのインデックス(例えば、各インデックス)は、SIBパラメータのフルセットであり得るSI構成のセットにマッピングし得る。これは、パラメータの大テーブルとしてみなされ得、インデックス/列の組み合わせ(例えば、各インデックス/列の組み合わせ)がパラメータであり得る/パラメータを示し得る。SIパラメータの記憶及び表現の他の好適な変形は、除外されず、同様に実装されてもよい。
【0139】
連続するSIシグナリングは、再使用可能なシグネチャを介して実施され得る。
【0140】
シグネチャ及び/又はシーケンスを介したシグナリングは、情報の(例えば、余分な)ビットを搬送することができ、例えば、シグネチャの最大数を増加させることなく、ULP受信器が探索及び/又は復号することが可能であり得る。ULPインターフェースは、(例えば、そのような様式で)構成及び/又は構成更新の数を(例えば、その制限された容量で)増やすことが可能であり得、受信されたシグネチャの複雑さを低減し得る。
【0141】
例では、第1の指示は、SI更新が着信している可能性があり、かついくつかのタイムスロット及び/又はウィンドウがSI構成の異なる部分を含むと予想され得ることをWRTUに通知することができる。タイミング(例えば、各タイミング)は、例えば、タイミングがタイムスロット及び/又は時間ウィンドウであり得る場合、構成サブパート、又は選ぶべき可能な構成のセットを指し得る。例えば、連続する時間ウィンドウ(例えば、各連続する時間ウィンドウ)は、SIB更新及び関連付けられたマッピング構成に対応し得る。
【0142】
異なるSIB及び/又はIE更新のための別個のスケジューリングを有することによって、これらの(例えば、これらの各々の)スケジュールされたウィンドウにおいて、サポートされ、利用可能な可能なシグネチャ(例えば、全てのサポートされ、利用可能な可能なシグネチャ)が再使用され得る。(例えば、各)スケジュールされた更新のためのシグネチャと関連付けられた構成との間のマッピングは、例えば、SIB又はRRC再構成を介して、Uu上で送られ得る。
【0143】
連続的なSIシグナリング手順が基準として開始信号に関連付けられる場合、WTRUによって(例えば、いつでも)受信されるシグネチャのうちの1つは、この手順の開始を参照するように構成され得る。このシグネチャを受信したことに応答して、WTRUは、連続的な更新手順を開始することができ、ネットワークがスケジュールされた構成(例えば、各スケジュールされた構成)のための更なる信号を送信することを期待することができる。
【0144】
例では、WTRUは、例えば、識別可能なシグネチャを受信したことに応答して、例えば、シグネチャ及びそのシグネチャのスケジューリングに基づいて、実施すべき関連する構成変更又は更新を決定することができる。
【0145】
ULP物理レイヤ構成では、スペクトル中のタイミング及び/又は周波数固有エリアが定義され得、受信器は、例えば、この構成に基づいて、受信されたシグネチャと、それが表すもの、例えば、特定の時間インスタンスにおける第1のシグネチャとの間の対応を識別し得、周波数リソースは、第1のSIBに対応し得る。
【0146】
例えば、時間分離は、異なるSIB及び/又はSI IEを更新するように構成され得る。これらの時間分離(例えば、ウィンドウ)のタイミングは、フレームインデックス、同期信号、及び/又は後続のシグネチャを示す前のシグナリングに関して構成され得る。
【0147】
各連続する送信ウィンドウのタイミングは、(事前)構成され得、ULPデバイスと共有され得る。例えば、手順の開始点は、所与のシグネチャインデックスであるように構成され得、ウィンドウ(例えば、各ウィンドウ)の開始時間(例えば、ウィンドウの開始と前のシグネチャ又はウィンドウとの間のオフセット)及びウィンドウ(例えば、各ウィンドウ)の持続時間は、対応する意味(例えば、SIBインデックス)とともに(例えば、共同で)構成され得る。タイミング構成は、(例えば、NRにおいて)メイン無線機によって使用されるOFDMシンボル、スロット、サブフレーム、又は絶対時間及び持続時間(例えば、ms)に関係し得る。周波数ドメイン構成は、リソースブロック、サブバンド、帯域幅部分などに関連し得る。
【0148】
連続するシグナリングウィンドウ(例えば、2つのウィンドウ)は、同じ持続時間(例えば、5シンボル)又は異なる持続時間(例えば、それぞれ、5シンボル及び7シンボル)を有し得る。WTRUは、周波数ドメインにおいて多重化され得る2つ以上のシグネチャを(例えば、同時に)監視することが可能であり得、例えば、シグネチャを、構成されたコンテンツにマッピングするために、使用される周波数及び時間リソースを解釈することができる。一例では、
図6は、時間/周波数リソース及びSIBマッピングを例解する。
図6では、2つの時間リソース(t_1及びt_2)並びに2つの周波数リソース(f_1及びf_2)にわたる4つのシグナリングリソースプールが示されている。図示のように、(t_1,f_1)はSIB1にマッピングし、(t_2,f_1)はSIB3にマッピングし、(t_1,f_2)はSIB5にマッピングし、(t_2,f_2)はULP-SIBにマッピングする。
【0149】
受信された複数のシグネチャは、異なるようにマッピングされ得る。
【0150】
SIシグナリング(例えば、周期的SI指示)の場合、物理レイヤ上で受信されたインデックス(例えば、全てのインデックス)、並びにそれらのそれぞれの時間及び周波数ウィンドウは、論理インデックスにマッピングされ得る(例えば、合同でマッピングされる)。論理インデックスは、可能なSI構成のためのエントリを有するテーブル(例えば、より大きいテーブル)を参照し得る。
【0151】
SI更新の場合、時間/周波数ウィンドウ(例えば、各時間/周波数ウィンドウ)は、更新(例えば、特定の更新)、例えば、SIBのグループ、SIB、IEのグループなどに構成され得る。そのウィンドウ中で受信された指示(例えば、インデックス)は、SI構成のテーブルを参照し得る。使用すべきSI構成(例えば、現在のインスタンスにおいて使用すべきSI構成)は、受信された場合に更新を伴う進行中のSI構成ベースライン(例えば、選択されたベースライン構成)であり得、更新されたIE/SIBは、受信されたインデックスからの値を使用し得る。すなわち、少なくとも2つのインデックスが使用されてもよく、1つはベースライン(例えば、選択されたベースライン構成)のためのものであり、他はベースライン値をオーバーライドする特定の更新のためのものである。いくつかの例では、ベースラインと同じ構成テーブルを参照する代わりに、ウィンドウ中のシグネチャは、ベースライン値を(例えば、また)オーバーライドし得る、SIB/IE構成の他の(例えば、追加的に構成された)テーブル中のインデックスを参照し得る。
【0152】
本明細書で説明されるように、WTRUは、ベースライン構成のセット(例えば、ベースライン構成のセットの指示を受信することができる。
図7は、例えば、ULP受信器を使用した、WTRUへのSI更新のための連続的シグナリングの一例を例解する。
図7は、SIベースラインのテーブル(例えば、Config#0~#N)におけるベースライン構成の受信されたセットの例を例解する。示されるように、順次更新の指示における順次/連続更新の指示は、WTRUによって(例えば、ULP受信器を介して)受信されてもよく、ここで、WTRUは、インデックス2として構成されたSIベースラインを使用している(例えば、現在使用している)(例えば、現在のSIベースライン#2は、Config#2である)。例えば、WTRUは、選択されたベースライン構成としてConfig#2を使用している可能性があり、選択されたベースライン構成は、(例えば、本明細書で説明されるように)選択されたベースライン構成としてWTRUに指示されている可能性がある。Config#2(例えば、選択されたベースライン構成)のSIB2がSIベースライン構成インデックス0(例えば、Config#0)の値に従って修正されるべきであることを示すために、以下の第1のシーケンス/シグネチャがWTRUにシグナリングされ得る(例えば、例えば低電力受信器を介してWTRUによって受信され得る)。例えば、
図7に示されるように、第1のシーケンス/シグネチャの受信に基づいて、WTRUは、Config#2(例えば、選択されたベースライン構成)のSIB2内のIEを、Config#0からの対応するSIB2のIEで置き換えることができる(例えば、選択されたベースライン構成の第1の更新バージョンをもたらす)。第1のシーケンス/シグネチャのシグナリングに続いて、SIB3のいくつかのIE(例えば、IEインデックス1及び2)がベースライン構成インデックス1(例えば、Config#1)において見出されるIE値を使用するように修正されるべきであることを示すために、第2のシーケンス/シグネチャがWTRUにシグナリングされ得る(例えば、低電力受信器を介してWTRUによって受信され得る)。例えば、
図7に示されるように、第2のシーケンス/シグネチャの受信に基づいて、WTRUは、選択されたベースライン構成の第1のバージョンのSIB3のIE#1及びIE#2を、Config#1からの対応するSIB3のIE#1及びIE#2で置き換えることができる(例えば、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョンをもたらす)。第2の更新(例えば、選択されたベースライン構成の第2の更新バージョン)は、選択されたIE/SIBのための示されたベースラインのマージであり得る。第1及び第2のシーケンス/シグネチャは、同じシーケンス/シグネチャであってもよく、又は異なるシーケンス/シグネチャであってもよい。
【0153】
増分的/構造化された部分的SI更新メッセージが、実装され得る。
【0154】
SIは、例えば、構造化され得る及び/又は互いに完了し得る部分的なSI更新を使用して、増分的にシグナリングされ得る。全てのSIBのための構成の包括的なリストを有することは、実際に実現可能ではないことがある。各SIB中のIEのための潜在的な組み合わせの数が大きいことがあり、初期構成において(例えば、従来のインターフェースを介しても)大きいオーバーヘッドを生じることがあり、インデックス自体が、搬送すべき多くのビットを有することがある。増分的な手法が使用されてもよく、SI更新がSI構成ベースライン及び追加のIE更新を使用して行われ得る。最初にベースラインを確立するために、一連のシグナリングが実施され得る。例えば、WTRUは、ベースライン構成のセットを受信した場合がある。ネットワークは、(例えば、ベースライン構成のセットの)既知のSI構成のシグネチャをWTRUに送信することができ(例えば、ULP受信器を介して受信される)、例えば、シグネチャによって示される既知のSI構成は、選択されたベースライン構成であり得る。ネットワークは、選択されたベースライン構成内のどのIE(例えば、もしあれば)を修正するべきかを示すために、1つ又はいくつかの信号を(例えば、その後)送信することができる。増分更新信号は、どのIEが更新されるか、及び/又は更新値の指示(例えば、値又は値へのポインタ)を示し得る。増分更新における値の指示は、絶対値(例えば、構成の値)又はベースラインと比較した相対値であり得る(例えば、使用されることが意図される(例えば、所望される)構成値は、増分更新値とベースライン構成値との和である)。
【0155】
増分的SIシグナリング/更新手順がサポートされるように構成される場合、WTRUによって(例えば、いつでも)受信され得るシグネチャのうちの1つは、この手順の開始を示すように構成され得る。このシグネチャを受信したことに応答して、WTRUは、増分シグナリング/更新手順を開始することができ、ネットワークがSI構成の増分更新のために更なる信号を送信することを期待することができる。
【0156】
増分更新を実施することができるようにするために、ネットワークは、ULPベースの増分更新のサポートを示すことができる構成情報を(例えば、WTRUに)送ることができる。構成情報は、どのSIBがこの特徴によってカバーされ、どれがカバーされないかの指示を含み得る。例えば、構成は、どのSIBが増分更新をサポートし得るかを示す、ULP-SIBのIE(例えば、専用IE)中のSIBのリストを含み得る。リストは、WTRUによって受信されるべき(例えば、既存の、又は構成された)SIBのブール値のリストとして表され得る。
【0157】
増分更新をサポートするSIB内で、どのIEが増分更新をサポートすることができるかを示す構成情報が、(例えば、また)WTRUに送られてもよい。例えば、構成は、例えば、どのIEが増分更新をサポートするかを示す、ULP-SIBのIE中の(例えば、関係する)SIBのためのIEのリストを含み得る。リストは、例えば、SIB(例えば、各SIB)において、WTRUによって受信されるべき(例えば、既存の、又は構成された)IEのブール値のリストとして表され得る。
【0158】
増分更新を使用することができるIEに関して(例えば、増分更新を使用することが可能であり得る各IEに関して)、更新がどのように実施されるかに関する情報を受信することができ(例えば、WTRUは、IEがどのように増分更新されるかを示す構成情報を受信することができ)、例えば、以下の例のうちの1つ以上を適用することができる。
【0159】
例えば階層的更新信号を用いて取得された値は、ベースライン構成の値を置き換え得る。この場合、階層的更新信号を介して取得される値は、可能な任意の値であるように構成されてもよく、(例えば、したがって)このIEのビット数は、元のSIBにおけるビット数と同じであってもよい。いくつかの例では、この値は、例えば、このIEのために使用される(例えば、必要とされる)ビット数を低減するために、可能な値のサブセットであるように構成され得る。
【0160】
例えば、増分更新信号を用いて得られた値が使用されてもよく、これは、ベースライン構成の値に加算される。この増分更新のビット数は、(例えば、実際の)IEのビット数よりも小さくなるように構成され得る。連続する整数値の場合、更新が3ビットにわたってコーディングされると、更新は、ベースラインの第2の値に対して0~7の利得を生成し得る。この更新は、正及び負の値、例えば、-3~+4を有するように構成され得る。IE値が値の不連続セットから取られる場合、更新値は、そのセット内のインデックスの増分を参照し得る。
【0161】
例えば、値の部分的な更新が、SI更新信号を介して送られ得、例えば、IEのビットのサブセット(例えば、サブセットのみ)が、送られるように構成され得る。IEのビットのサブセットは、ベースライン構成のIEのビットを置き換えることができる。部分的なビット更新は、元の値の3つの最下位ビット(Least Significant Bit、LSB)を置き換えるように設定され得る。ベースライン構成は、構成(例えば、広範な構成)を有するように(例えば、そのような様式で)設定されてもよく、部分的更新は、構成に改良を提供してもよい。部分的更新において置き換えられるように構成され得るIEのビットのサブセットは、柔軟(例えば、完全に柔軟)であり得、例えば、(例えば、関係する)IEのためのビットのバイナリマスクとして、構成において送られ得る。
【0162】
ベースライン及び更新を構成する場合、ネットワークは、ベースラインを選択し得、オーバーヘッドを最小限にするように構成を更新し得る。例えば、ネットワークは、WTRUが隣接セル(例えば、いくつかの(例えば、少数の)隣接セル)において受信することができる潜在的な構成を(例えば、セル間の協調を用いて)知り、かつ/又は取得することができる。ネットワークは、(例えば、応答して)受信されるべきいくつかのベースライン(例えば、シグネチャを通して)と、オーバーヘッド(例えば、総オーバーヘッド)を最小限にし得る対応する更新とを構成し得る。ネットワークは、(例えば、また)ベースラインを選択することができ、例えば、ネットワーク自体のSI構成の履歴に基づいて、構成を更新することができる。
【0163】
(例えば、デルタSIBと称されることがある)増分更新は、最初に定義されたSIBと同じIEを含み得、デルタUu SIB中のIEは、任意選択的なIEとして定義され得る。ネットワークは、IEのうちの1つ以上を省略してもよく、省略されたIEは、(例えば、現在の)SI更新手順の一部として更新されなくてもよい。全てのIEが増分更新に適格ではない場合、適格なもの(例えば、適格なもののみ)が列挙されてもよい。
【0164】
以下に示されるのは、可能なSIB(例えば、RRC定義されたSIB)及び対応するデルタSIB/デルタUu SIBを説明する2つの例示的なテーブルである。
【0165】
【0166】
これらの例は、デルタSIB/デルタUuSIB内のIEが、任意選択的なIEとして定義され、例えば、デルタSIBX内のIE(IE1、IE2、IE3、又はIE4)のうちの1つ(例えば、1つのみ)が、デルタSIB/デルタUu SIB内に存在し得ることを示す。SIBXは、必須IEを含み得る(例えば、含む必要があり得る)(例えば、全てのIE(IE1~IE4)が存在し得る)。
【0167】
増分更新機能がもたらし得るオーバーヘッド削減の大まかな推定は、更新される必要がないフィールドと、任意選択的なIEフィールドの総数のlog2にあるIEフィールドインジケータとの間の差とみなされ得る。インジケータのための10ビットは、1024個のIEをカバーすることが可能であり得、(例えば、したがって)デルタSIBは、オーバーヘッドコストが低減されるために、更新すべきでない非常に少ないIEを有し得る。IEフィールド当たり5~8ビットの場合、2つのIEが更新されない場と、オーバーヘッドの正味利得が存在し得る。例えば、総負荷が512ビットである(例えば、最大許容SIBサイズが2976ビットである)SIBの場合、所望の構成が構成されたシグネチャ内にない場合、ネットワークは、512ビットをシグナリングしなければならないことになる。増分手法を使用する場合、ネットワークは、(例えば、最初に)ベースライン構成(例えば、32個の可能なシグネチャに対して5ビット)及び増分更新をシグナリングすることができ、例えば、増分更新は、更新するべきIEの数に依存し得る。増分SIBは、SIBの任意選択的IEの数のlog2(例えば、8ビット)を搬送することができ、これは、更新されたフィールド及び更新されたIEの値(例えば、各々について8ビット)を示すために使用され得る。5つのIEが更新を得る(例えば、必要とする)と判定される場合、(例えば、512の代わりに)5(シグネチャ)+80(5*デルタSIB)ビットが送られ得る。
【0168】
増分更新は、例えば、シグネチャを使用して、又は(例えば、明示的な)データを使用してシグナリングされ得る。シグネチャの場合、それらの対応するコンテンツは、リストされ、インデックス付けされ、及び/又はIE構成を用いて構成され得る。シグネチャを使用するそのような方法は、潜在的な更新の数及び/又は柔軟性を制限する可能性がある。
【0169】
明示的データを使用する場合、データは、WRTUによって復号され得(例えば、復号される必要があり得)、ULPデータチャネル、例えば、LP-SCHを介して送られ得る。そのデータを使用して(例えば、そのデータの前に)増分更新をシグナリングすることに備えて、着信データの指示が、シグネチャ信号とともにネットワークから送られてもよく、シグネチャ信号は、WRTUが後続のデータが到着するのを監視する(例えば、予想する)ことを可能にし得る。WRTUは、着信データパケットを正確に復号することができるように、ULPセルと(例えば、また)再同期することができる。
【0170】
明示的データコンテンツは、(例えば、より容易に)更新可能であってもよく、任意のSI構成並びに/又は(例えば、特定の)IE要素及び値を含んでもよい。このデータは、例えば、シグネチャ構成に類似する構成のプリセットリストへのインデックス又は参照を(例えば、また)含んでもよい。
【0171】
容量制限されたULPインターフェース上の(例えば、大きい)オーバーヘッドを回避するために、明示的データ転送は、要素(例えば、特定の要素)又は要素のグループに限定され得る。明示的データは、所望のSI構成と、WTRU側における構成のリスト内に存在するSI構成との間の差に(例えば、また)限定され得る。
【0172】
図8は、例えば、ULP受信器を使用するWTRUへのシグナリングなど、SI更新のための増分シグナリングの一例を例解する。示されるように、増分SI更新(例えば、ベースラインの指示+増分更新指示における手順の使用の指示)は、シグネチャ(例えば、専用シグネチャ)によって示され得、シグネチャの後に、ベースラインSI構成セット、例えば、
図8の例では構成セット#2(例えば、Config#2)であり得る選択されたベースライン構成を示す第1のシグネチャが続き得る。第1のシグネチャは、例えば、SI更新指示からの時間オフセットにおいて、又は受信されたSI更新指示からの時間オフセットにおける第1のタイムスロット内で受信され得る。WTRUは、(例えば、第1のシグネチャを受信した後に)SI構成セット#2(例えば、選択されたベースライン構成)のSIB2における2つのIE及びSIB3における2つのIEの更新を示す増分更新メッセージ、例えば、デルタSIBを受信することができる。デルタSIBは、示されたIEの増分更新を含むことができ(例えば、また含む)、例えば、SIB2内のIE#1は、1の値だけ増加される。WTRUは、デルタSIB内の受信された増分更新を使用して、示された選択されたベースライン構成、例えば、Config#2を更新することができ、更新されたSI構成を適用することができる。例えば、結果は、選択されたベースライン構成の更新バージョンであってもよい。本明細書の例では、選択されたベースライン構成の更新バージョンからのリソースが、(例えば測定などを実施するために)WTRUによって使用され得る。
【0173】
特定のSI更新メッセージ指示が、実装され得る。
シグネチャのシーケンス(例えば、特定のシーケンス)は、進行中のSI更新/取得を実装する(例えば、示す)ために使用され得る。シーケンスは、どのSIブロック及び/又は要素が更新されるべきかを示し得、後続のシーケンスは、SIブロック及び/又は要素に適用されるべき(例えば、実際の)構成を参照し得る(例えば、対応する構成リストのインデックスを参照する)。構成のリストは、SIブロック(例えば、WTRUにおいて構成され得る、例えば、SI要素の各SIブロック又はグループに対して準備され得る。構成のリストは、例えば、全てのSI要素を含むリストと比較して、より広い範囲の構成及び柔軟性を可能にし得る。
【0174】
WTRUが第1のシグナリング(例えば、第1のシグネチャ)を受信したことに応答して、WTRUは、第1のシグナリングを、更新されるべきSIブロック又は要素にマッピングすることができ、(例えば、次いで)対応するリストを使用して、後続のシグネチャをマッピングすることができる。
【0175】
これの1つの利点は、要素の1つのブロック又は1つのグループがシステムにおいて更新される(例えば、要素の1つのブロック又は1つのグループのみがシステムにおいて更新される)場合、SI更新が、2つのシグネチャ送信(例えば、2つのみのシグネチャ送信)を使用して達成され得ることであり得る。
【0176】
WTRUは、複数のシグネチャを受信するように構成され得、例えば、第1のシグネチャは、更新されるべき1つ以上の特定のSIBを示し、第2のシグネチャは、シグナリングされたSIB取り出しのために使用されるべきSI構成の事前構成されたセットへのインデックスを示す。
【0177】
WTRUは、複数のシグネチャを受信するように構成され得、例えば、第1のシグネチャは、第2のシグネチャのために使用されるべきSI構成の事前構成されたセットを示し、第2のシグネチャは、シグナリングされたSIB取り出しのために使用されるべきSI構成の事前構成されたセットへのインデックスを示す。
【0178】
UuによるULPサポートの識別が、実装され得る。
【0179】
ULPアイドルモードをアクティブ化するための条件として、WTRUデバイスは、サービングセルがULPをサポートしているかどうかを判定することができる。セルがULPをサポートするか否かを識別するために、1つ以上のやり方が使用され得る。以下のうちの1つ以上が、適用され得る。
【0180】
ULPがサポートされているかどうかを判定するために、WTRUは、(例えば本明細書の説明に従って構成された)Uu SIB1がULP-SIBスケジューリングのための構成を含むかどうかをチェックすることができる。例えば、WTRUデバイスは、schedulingInfoList内のスケジュールされたULP-SIB及び/又はSIB1内のsi-SchedulingInfoの存在に基づいて、ULPサポートを判定することができる。存在しない場合、WTRUは、UuセルがULPをサポートしていないと判定することができる。存在する場合、WTRUは、ULPをサポートするセルのためのULP-SIBにおいて構成されたULPセルのULPセルIDを判定することができる。
【0181】
WTRUデバイスは、(例えば、LP-SSを感知することを通じて取得される)ULPセルIDと、(例えば、Uu ULP-SIBを通じて取得される)構成されたULPセルのリスト内のULPセルIDとの間の対応に基づいて、ULPサポートを判定することができる。
【0182】
ULPがサポートされているかどうかを判定するために、WTRUは、MIB及び/又はSIB1内に専用インジケータが存在するかどうかを判定してもよい。
【0183】
専用インジケータをMIBに含めることは、(例えば、MIBが少数のビット(例えば、少数のビットのみ)を含み得、可能な限り信頼性があり、後方/前方互換である必要があり得るので)コストのかかる動作であり得る。専用インジケータをMIB中に含めることは、システムが、(例えば、ULP情報についてのいくつかの可能性をブラインド復号することなしに)ULP固有情報を含めるための専用SIB1フォーマットを有することを可能にし得る。MIBに専用インジケータを含めることは、ULPサポートのより高速な識別を可能にし得る。
【0184】
WTRUデバイスは、例えば、MIBコンテンツを読み取ることによって、Uuを用いたULP動作のサポートを判定することができる。ULPサポートを表す専用ビットフラグは、例えば、MIBのスペアビットを使用して、(例えば、既存の)MIBフォーマットに追加され得る。
【0185】
ULPサポートのための専用インジケータを含めることは、例えば、ULP SIがUuを介してULP-SIBとして送信される場合、SIB1において(例えば、ビットフラグとして)実装され得る。その場合、SIB1は、サポートを示すことができ(例えば、サポートを示すことのみができ)、WTRUは、ULPリンクを介して、及び/又はRRCReconfigurationメッセージを介して、残りの構成を取得することができる。
【0186】
WTRUデバイスは、例えば、SIB1コンテンツを読み取ることによって、Uuを用いたULP動作のサポートを判定することができる。ULPサポートを表す専用ビットフラグは、(例えば、既存の)SIB1フォーマットに追加され得る。SIB1の復号及び/又はこのビット情報の読み出しに応答して、ULPサポートが識別され得る。
【0187】
特徴(例えば、更なる特定の特徴)に対するサポートは、例えば、ULP SIB構成及び/又はWTRU能力のコンテンツを読み出すことから判定され得る。例えば、そのような特徴は、増分更新、Uu支援を伴うオンデマンドULP更新、及び/又は連続更新若しくは特定の指示特徴を含み得る。
【0188】
サポートされる特徴の識別中に、WTRUは、例えば、SIB又はRRCを介して受信された構成を読み出すことを介して、ネットワークによってサポートされるULP関連の特徴を判定することができる。そのような特徴は、例えば、直接シグネチャ、増分更新、オンデマンド更新などを使用して、SIBが更新されるべきやり方を含み得る。
【0189】
SI更新は、ULPと従来のインターフェース(例えば、Uuインターフェース)との間で分割され得る。
【0190】
ネットワークは、スケジューリング及び/又はそれらの周期性態様又はオンデマンド態様を含む、他のSIBがどのように受信され得るかをSIB1において構成し得る。異なるSIBのスケジューリング/オンデマンド態様は、異なり得る。異なるSIBは、異なるサイズを有し得る。システムにおいて異なるSIBが有し得る重要性は、異なり得る。
【0191】
構成は、どのSIBがどのインターフェースを介して取得及び/又は更新されるように構成されているかを示し得る。SIBは、例えば、構成によって示されるように、Uu又はULPインターフェースを介して取得又は更新され得る。
【0192】
構成は、SIB1に含まれ得る。指示は、SIB1中のスケジュールされたSIB(例えば、スケジュールされたSIBの各々)のために(例えば、具体的に)追加され得る。いくつかの例では、SIBのいくつか(例えば、セット)は、従来の受信器を介して取得/更新され得、他のSIBは、ULP受信器を介して取得/更新され得る。
【0193】
SIB処理の分割は、ULP-SIBにおいて構成され得る。ULP-SIBがWTRUにシグナリングされたことに応答して、WTRUは、どのSIBがどのインターフェース/受信器によって処理されるべきかを判定することが可能であり得る。SIB処理の分割は、レガシーSIB1を変更しないという利点(例えば、より良好な後方互換性)を有し得る。例えば、WTRUは、最初に、デフォルト又は従来のインターフェース/受信器を用いてSIBを(例えば、最初に)取得するように構成されてもよく、ULP受信器を介したWTRUの動作は、更新(例えば、選択されたベースライン構成を更新するために使用される、本明細書で説明されるシグネチャなどの更新のみ)に適用されてもよい。
【0194】
本明細書で説明する構成は、SIBが周期的であるかオンデマンドであるかを示す構成とともに動作し得る(例えば、それに加えて動作し得る)。例えば、ネットワークは、いくつかのSIBをULP及びオンデマンドであるように構成し得る。ULP及びオンデマンドに構成されているSIBに関連する追加の手順が、本明細書で説明される。
【0195】
Uu SIBを受信するように構成される場合、ULP受信器は、いくつかのIEを用いて構成され得る(例えば、ULP受信器がSIBを(例えば、正しく)受信し得るように、Uu SIB1のIEと同様に)。例えば、ULP受信器は、他のSIBの利用可能性及び/又はスケジューリング(例えば、schedulingInfoList内のSIメッセージへのSIBのマッピング、周期性、SIウィンドウサイズ)に関連付けられた(例えば、それに関する)情報で構成されてもよく、情報は、1つ以上のSIBがオンデマンドで提供される(例えば、オンデマンドでのみ提供される)かどうかの指示を含んでもよい。
【0196】
どのインターフェース/受信器を使用すべきかの判定は、以下のうちの1つ以上に基づき得る。この判定は、インターフェース/受信器が表すことができるオーバーヘッド、例えば、SIBのサイズ、(例えば、十分な)構成代替を処理するためのプリセット構成の潜在的なリストのサイズなどに基づき得る。この判定は、SIBが、オンデマンドであるように構成されるか、周期的であるように構成されるかに基づき得る。例えば、ネットワーク又はデバイスのうちのいくつかがUu支援オンデマンドULP SIB更新をサポートしない場合、オンデマンドULP SIB更新は、Uuインターフェースを介して(例えば、Uuインターフェースのみを介して)搬送され得る。
【0197】
例では、ULP受信器は、ULPインターフェースを介して全てのSIBを受信するように構成され得る(例えば、受信するように構成されることは、本明細書で使用される場合、受信することを含み得る)。例では、ULP受信器は、そのインターフェースを介してULP-SIB(例えば、ULP-SIBのみ)を受信するように構成され得る。例では、ULP受信器は、ULPインターフェースを介してUu SIBの一部(例えば、一部のみ)を受信するように構成され得、Uu受信器は、(例えば、Uuインターフェースを介して)残りの部分を受信するように構成され得る。例えば、ULP受信器は、SIB1~SIB5の受信を処理するように構成され得、Uu受信器は、SIB6~SIB14を処理するように構成され得る。この構成を取得したことに応答して、SI更新シグナリングを取得するWTRUは、(例えば、明示的なシグナリングの代わりに)この構成に基づいて(例えば、使用して)どのインターフェース/受信器を使用すべきかを識別することができる。
【0198】
インデックス付けされたシステム情報の取得手順及び更新手順が実装され得る。ULP受信器を使用して、周期的及び/又はオンデマンドシステム情報取得及び更新をサポートする手順が実装され得る。事前設定されたシステム情報ベースライニング及び増分更新手順が実装され得る。
【0199】
インデックス付けされたシステム情報の取得手順が実装され得る。システム情報は、特定のセルにキャンプオンすることの適格性を判定するために、及び/又はネットワークへの初期アクセスを実施することができるように、WTRUによって使用され得る(例えば、WTRUに必要とされ得る)。WTRUは、従来の受信器を利用して、ネットワークへの初期アクセスのために使用される(例えば、必要とされる)(例えば、現在の)Uuサービングセルのシステム情報を取得することができ、複数のセルによってカバーされる定義されたエリア内で有効なシステム情報セットを取得することができ、及び/又はULP受信器を利用して、(例えば、現在の)Uu/ULPサービングセルに対して有効なシステム情報セットを判定することができる。いくつかの例では、WTRUは、ULP受信器を利用して、デフォルトの事前設定されたシステム情報セット及び/又はULP受信器によって検出可能なシステム情報シグネチャを使用して、(例えば、現在の)サービングUu/ULPセルに対して有効なシステム情報セットを判定することができる。
【0200】
SI初期取得のための手順が実装され得る。
【0201】
図9は、シグネチャを介してULP受信器を使用してIDLE/INACTIVE状態にあるWTRUによって実施される例示的なシステム情報取得手順を例解する。例示的なシステム情報取得手順は、(例えば、IDLE/INACTIVE状態モビリティ中に)サービングセルのシステム情報を判定する際にULP受信器を支援するために、及び/又はSIシグネチャシグナリングを利用してULP受信器サービングセルにキャンプオンされるために、WTRUが(例えば、従来の受信器を使用して)システム情報セットをどのように取得することができるかの手順であってもよい。
【0202】
WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。100において、WTRUは、セル探索を実施することができ、セル選択基準を満たすことができる発見されたUuセルとの同期することを試みることができる。101において、WTRUは、例えば、同期の後に、Uuセルについてのシステム情報を取得することができる。102において、WTRUは、受信されたシステム情報を記憶することができ、例えば、記憶されたシステム情報によって与えられた構成パラメータを使用することによって、Uuセルにキャンプオンすることができる。103において、WTRUは、ULPアイドルモード状態に移行するための関心/基準を判定することができる。104において、WTRUは、Uuセルに関連付けられたULPセルと同期することを試みることができる。関連付けられたULPセル情報は、Uuセルから受信されたシステム情報又は(例えば、専用)RRCメッセージ(例えば、RRCReconfigurationメッセージ)によって与えられ得る。105において、WTRUは、ULPセルから送られ得るSIB-ULPを受信することができる。106において、WTRUは、Uuインターフェースを介してULP-SIBリストから送られ得る、ULPセルについてのULPシステム情報(例えば、Uuセルから送られたシステム情報又は専用RRCメッセージ)を識別することができる。107において、WTRUは、例えば、(例えば、106において)識別されたULPシステム情報内の構成パラメータを使用することによって、ULPセルにキャンプオンすることができる。
【0203】
異なるWTRUは、例えば、サポートされるシグネチャの数に関して、異なる能力を有することができる。例えば、第1のWTRUは、6つのシグネチャの監視(例えば、一貫した監視)をサポートすることができ、第2のWTRUは、10個のシグネチャの監視(例えば、一貫した監視)をサポートすることができる。例えば、電力消費に対する所望の挙動/要件に基づいて、異なるWTRU能力に対応するために、ネットワークは、第1のWTRUによってサポートされるシグネチャのうちの1つの割り当てを使用して、サポートされていないシグネチャシグナリングを示すことができる。いくつかの例では、第1のWTRUは、ネットワークの助けなしに、サポートされていないシグネチャを検出すること、例えば、構成されたウィンドウ中にサポートされたシグネチャが存在しないことを検出することができる(例えば、そのように要求されることができる)。このシナリオの一例が、
図10に例解されている。
【0204】
図10は、Uu支援構成及びULPを介した連続的SIシグナリングを用いたSI取得の例示的な手順を例解する。SI取得の例示的な手順は、本明細書で説明するように(例えば、IDLE/INACTIVE状態モビリティ中に)サービングセルのシステム情報を判定する際にULP受信器を支援するために、及び/又は時限/階層SIシグネチャシグナリングを利用してULP受信器サービングセルにキャンプオンされるために、WTRUが(例えば、従来の受信器を使用して)システム情報セットをどのように取得することができるかの手順であってもよい。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。WTRUは、例えば、従来の受信器を使用して、(例えば、現在の)サービングセルのシステム情報を受信することができ、初期アクセスパラメータ、及び/又は(例えば、定義されたエリア内のセルのグループのための)ULP受信器の時限/階層SI取得のサポートを判定することができる。WTRUは、初期アクセスパラメータを利用して、ULP受信器能力を報告することができる。WTRUは、インデックス付けされたシステム情報セットのスケジューリング/シグナリング、及び/又はULP受信器のサポートされるシグネチャへのマッピングを要求することができる。WTRUは、インデックス付けされたシステム情報セット、システム情報シグナリング階層、及び/又はマッピング情報を受信することができる。WTRUは、IDLE/INACTIVE状態モビリティ及び/又はインデックス付きシステム情報取得のために、ULP受信器を利用することができる。ULP受信器は、例えば、構成されたシグネチャを使用して、階層システム情報間隔の開始を検出することができる。WTRUは、例えば、(例えば、ULP受信器を使用して)(例えば、現在の)サービングセルのシステム情報を取り出す/更新するために、タイミング/階層情報、及び/又はサポートされたシグネチャとシステム情報セットとの間のマッピングを利用することができる。例えば、WTRUは、第5の事前設定されたシステム情報セットからシステム情報要素の第1のブロックを取り出すために、構成されたシグネチャの検出からの第1の持続時間T内に検出され得る第1のシグネチャを利用することができる。WTRUは、第7の事前設定システム情報セットからシステム情報要素の第2のブロックを取り出すために、構成されたシグネチャの検出からの第1の持続時間に続くT第2の持続時間T内で検出され得る第2のシグネチャ(例えば、第1の検出されたシグネチャと同じ又は異なる)を利用する。第5及び第7のシステム情報セットの選択は、サポートされたシグネチャとシステム情報セットとの間のマッピングに基づくことができる。選択されたシステム情報セットからのシステム情報要素の取り出されたブロックは、シグナリングされた階層情報に基づいてシグネチャがいつ検出されるかに依存し得る。いくつかの例では、第1の持続時間は、SIB3のための更新を示すために使用され得、第2の持続時間は、SIB5のための更新を示すために使用され得る。
【0205】
【数1】
異なるシステム情報ブロック又はブロックのグループについての更新期間
【0206】
【数2】
内にあってもよい更新持続時間Tは、1つ以上のOFDMシンボル、スロット、及び/又はサブフレームを含み得る。
【0207】
WTRUは、例えば、システム情報要素のN番目のブロックに対応する階層的間隔のN番目の持続時間内に、サポートされていないシグネチャを検出することができる(例えば、WTRUが、構成されたシグネチャを使用して階層的システム情報間隔の開始を検出しない場合)。サポートされていないシグネチャの検出を判定することは、
図10に例解されるように、シグネチャがサポートされているかどうかを判定することに対する代替的な決定であり得る。サポートされていないシグネチャの検出は、例えば、システム情報要素のN番目のブロックに割り当てられたN番目の持続時間内に、サポートされたシグネチャの検出の失敗に基づくことができる。シグネチャの物理的特性によって、サポートされていないシグネチャがULP受信器に送られる場合、受信器は、サポートされていないシグネチャを検出することができない場合がある。サポートされていないシグネチャは、事前定義された時間ウィンドウ内にシグネチャが不在であると認識されてもよく、その不在は、サポートされていないシグネチャとして解釈されてもよい。いくつかの例では、サポートされていないシグネチャの検出は、サポートされていないシグネチャを検出するためのWTRU/グループ/グローバルに割り当てられたシグネチャの検出、及び/又は階層的間隔のN番目の持続時間内の任意の他のサポートされたシグネチャの検出の失敗に基づくことができる。認識されていない又はサポートされていないシグネチャが検出されたことに応答して、フォールバック手順が、SIを取得するためにトリガされ得る。例えば、WTRUは、その従来の無線をウェイクアップすることができ、それを同期させることができ(例えば、必要な場合)、完全な又は部分的なSI取得を実施することができる。部分的SI取得を実施するための1つのやり方は、ULP SI手順から取得された情報(例えば、サポートされていないイベントが発生したタイミング)を使用して、どのSI又はSIブロックが更新されていたかを判定することであり得、従来の無線機は、ネットワークによってサポートされる場合、特定のSI要求を送信し得る。
【0208】
ネットワークは、例えば、ネットワークが特定の時間ウィンドウ内でシグネチャをWTRUに送信する場合、送信を繰り返すことができる。繰り返される送信に基づいて、ULP受信器は、シグネチャの正確な受信の機会を増加させ得る。ULP受信器は、いくつかのシグネチャの受信を使用して、予想されるSI更新を検証し、及び/又は受信された信号を累積して信号品質を高めることができる。
【0209】
ネットワークが、構成された時間ウィンドウ内でWTRUにシグネチャを送信する場合、かつ少なくとも1つのWTRUが、それが送信する信号をサポートしていないことをネットワークが認識している場合、ネットワークは、サポートされていない信号シグネチャ及びSI取得/更新のためのシグネチャを連続的に/反復的に送ることができる。
【0210】
いくつかの例では、WTRUは、デフォルトの事前設定されたシステム情報セット及びULP受信器検出可能シグネチャへのマッピングを利用して、(例えば、現在の)サービングセルについての初期システム情報セットを(例えば、ULP受信器を使用して)取得することができる。WTRUは、事前設定された(例えば、仕様デフォルト)構成を使用することができ、初期アクセスパラメータ、及び/又は定義されたエリア内のセルのグループのためのULP受信器の時限/階層SI取得のサポートを判定することができる。WTRUは、IDLE/INACTIVE状態モビリティ及び/又はインデックス付きシステム情報取得のために、ULP受信器を利用することができる。ULP受信器は、タイミングフリーシグネチャを検出することができ、タイミングフリーシグネチャは、時間基準、例えば、同期信号、スロット番号、フレーム番号などを使用する(例えば、必要とする)ことなく(例えば、いつでも)送信され得るシグネチャであり得る。WTRUは、受信されたシグネチャを、SIブロック又は要素に(例えば、事前設定/デフォルトマッピング構成に従って)マッピングすることができ、対応する構成を適用することができる。例えば、事前設定された構成は、いくつかのシグネチャがULP SI構成のリストの要素(例えば、各要素)に割り当てられることを示し得る。ネットワークは、第3のULP SI構成に対応するシグネチャを送信することができる。WTRUデバイスは、構成リストの第3の構成を使用することができ、それをULP受信器に適用することができる。
【0211】
説明される例は、異なるシグネチャを受信するための時間ドメインウィンドウに言及し得る。当業者が理解するように、これらの例は、対応するコンテンツを示し、それにマッピングするために使用されているシグネチャ(例えば、SIBインデックス)の周波数ドメイン受信及び/又は時間ドメイン受信に適用され得る。
【0212】
(例えば、ULP受信器を介した)オンデマンドSI取得をサポートするための手順が実装され得る。
【0213】
RAT(例えば、NR)では、SIBは、周期的又はオンデマンドであるように構成され得る。オンデマンドSIBは、ユーザによって要求されていない限り、ユーザに送信されなくてもよい。これは、システム内の無線機のオーバーヘッド及び/又はオンタイムを最小限にすることが意図され得る。
【0214】
MIB及びSIB1は、Uuユーザが接続を動作及び/又は開始するために必要であり得るので、周期的(例えば、常に周期的)であり得る。他のSIBが構成され得、SIBが周期的であるかオンデマンドであるかの構成は、SIB1中で示され得る。SIB1は、他のSIBの利用可能性及び/又はスケジューリング(例えば、SIメッセージへのSIBのマッピング、周期性、SIウィンドウサイズ)に関連付けられた(例えば、それを示す)情報を含むことができ、例えば、情報は、1つ以上のSIBがオンデマンドで提供される(例えば、オンデマンドでのみ提供される)かどうかの指示を含むことができ、SIBがオンデマンドで提供される(例えば、オンデマンドでのみ提供される)場合、情報は、SI要求を実施するためにWTRUによって使用される構成を含むことができる。
【0215】
ULP受信器は、送信することができない場合がある。オンデマンドSIB取得を実施するために、WTRUは、そのUu送信器をウェイクアップすることができ、Uu送信器を介してSIB要求を送ることができる。
【0216】
図11~
図12は、Uu送信によって支援されるオンデマンドULP SI取得の一例を例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。WTRUは、ULP受信器を使用してオンデマンドSIBを受信するように構成することができる。オンデマンドSIBを受信することを決定したことに応答して、WTRUは、Uu送信器をウェイクアップし、同期を確立し(例えば、必要な場合)、例えば、要求構成に基づいて、SIB要求を送信する準備をすることができる。要求の受信に応答して、ネットワークは、ULPリンクを介して対応するSIBを送信することができる。WTRUは、ULP受信器を介して、例えば、構成された探索空間上で、SIBを監視及び/又は受信することができる。
【0217】
所望のSIB更新及び/又は取得が(例えば、進行中の)手順から欠落していることをWTRUが検出した場合、オンデマンドSI取得をトリガすることができる。例えば、SI変更通知がどの後続のSIBが更新されるべきかを示す場合、かつWTRUが進行中の手順において所望のSIBを検出/復号することができなかった場合、WTRUは、(例えば、更に)SIBを受信することができるように、オンデマンド要求を実施することができる。
【0218】
図13は、Uu支援を用いた連続的かつオンデマンドのSI取得の例示的な手順を例解する。例示的な手順は、例えば、IDLE/INACTIVE状態モビリティを実施し、時限/連続SIシグネチャシグナリングを利用しながら、WTRUが(例えば、ULP受信器を使用して)システム情報要素のオンデマンドブロックをどのように取得することができるかの手順であってもよい。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。WTRUは、例えば、従来の受信器を使用して、サービングセルの(例えば、現在のサービングセルの)システム情報を受信することができ、初期アクセスパラメータ及び/又は、例えば、定義されたエリア内のセルのグループのための、ULP受信器のオンデマンド及び連続的なSI取得のサポートを判定することができる。WTRUは、初期アクセスパラメータを利用して、ULP受信器能力を報告し、並びに/又はインデックス付けされたシステム情報セットのスケジューリング/シグナリング及び/若しくはULP受信器のサポートされたシグネチャへのマッピングを要求することができる。WTRUは、インデックス付けされたシステム情報セット、システム情報シグナリング階層構成、及び/又はマッピング情報を受信することができる。WTRUは、IDLE/INACTIVE状態モビリティ及び/又はインデックス付きシステム情報取得のために、ULP受信器を利用することができる。ULP受信器は、連続するシステム情報間隔の開始を検出することができ、例えば、検出された構成されたシグネチャに基づいて、間隔持続時間/スロットとシステム情報要素のブロックとの間のマッピングを判定することができる。WTRUは、例えば、ULP受信器を使用して、サービングセル(例えば、現在のサービングセル)のためのシステム情報要素の決定されたブロックを取り出す、及び/又は更新するために、タイミング及び/又は連続情報、及び/又はサポートされたシグネチャとシステム情報セットとの間のマッピングを利用することができる。WTRUは、例えば、その能力又はシステム情報変更通知の検出に基づいて、システム情報要素の異なるブロックを取得すること(例えば、必要性)を判定することができる。WTRUは、初期アクセスパラメータを利用して、システム情報要素のブロック(例えば、所望のブロック)を要求することができる。WTRUは、スケジューリング情報を受信することができ、従来の受信器及び/又はULP受信器を利用して、システム情報要素の所望のブロックを受信することができる。
【0219】
WTRUは、例えば、システム情報要素のM番目のブロックに対応する階層的間隔のN番目の持続時間内に、サポートされていないシグネチャを検出することができる(例えば、WTRUが、連続するシステム情報間隔の開始を検出しない場合、及び/又は、例えば、検出された構成されたシグネチャに基づいて、間隔持続時間/スロットとシステム情報要素のブロックとの間のマッピングを判定する場合)。サポートされていないシグネチャの検出は、例えば、システム情報要素のM番目のブロックに割り当てられたN番目の持続時間内に、サポートされたシグネチャの検出の失敗に基づくことができる。いくつかの例では、サポートされていないシグネチャの検出は、サポートされていないシグネチャを検出するためのWTRU/グループ/グローバルに割り当てられたシグネチャの検出、及び/又は階層的間隔のN番目の持続時間内の任意の他のサポートされたシグネチャの検出の失敗に基づくことができる。
【0220】
システム情報再構成及び/又はシステム情報更新のための手順が実装され得る。
【0221】
ULP受信器によってサポートされ得る限られた数のシグネチャに起因して、事前設定又は最初にシグナリングされるシステム情報セットの数は、制限され得、システム情報パラメータの全ての可能な組み合わせをカバーしないことがある。ネットワークは、ユーザの(事前)構成に現在リストされていない構成を使用する(例えば、使用するように計画又は準備される)ことができる。構成を修正及び/又は更新することを可能にし得る方法が使用され得、ネットワークは、ユーザ(事前)構成セットにまだ記憶されていないSI構成を選択する際に(例えば、より多くの)柔軟性を有し得る。
【0222】
例えば、システム柔軟性を有効にするために、2つのタイプの更新を実装することができる。
【0223】
第1のタイプの更新の実装形態を使用して、ユーザが、例えば、(事前)構成を通して、構成のいくつかのセットを取得することに応答して、ネットワークは、事前設定又は最初にシグナリングされたシステム情報を修正及び/又は更新することが可能であり得る。ユーザ側で記憶された構成のセットは、ネットワークからの動的構成変更を反映及び/又はサポートするように更新され得る。
【0224】
第2のタイプの更新の実装形態を使用して、ユーザがいくつかのSI構成セットを(例えば、最初に)割り当てられたことに応答して、ネットワークは、例えば、ベースライン構成セットに加えて特定のIEを変更することによって、ユーザによって使用される構成を更新することが可能であり得る。これは、より細かい粒度の構成を提供することができ、ネットワークは、まだ構成されていないIE又はSIパラメータに関する特定の更新及び/又は詳細な更新を送ることができる。
【0225】
どのタイプの更新を実施するかの選択は、構成更新が永続的であるか(例えば、永続的であると予想されるか)、又は長寿命であるか(例えば、ユーザの(事前)構成内の構成のリストを更新することがより良いことを示し得る)、又は修正が一時的であるかどうかに基づき得る。いくつかの例では、更新のタイプを判定するために、WTRUは、所望の構成を取得するために予想される(例えば、必要な)オーバーヘッドを識別することができる。特定の要素によるベースライン構成の修正が、例えば、特にULPインターフェース上で、あまりに多くのオーバーヘッドを使用する(例えば、必要とする)ことが予想される場合、構成の構成されたセットにおける変更を実施すること、例えば、更新するためにより少ないオーバーヘッドを必要とし得るベースライン(例えば、新しいベースライン)を示すこと(例えば、今回及びその後)が好ましいことがある。
【0226】
SI構成の(事前)構成されたセットの再構成が実装され得る。ネットワークが、選択のために利用可能なSI構成のセットの再構成を実施することを反対した場合、ネットワークは、例えば、手順を開始するシグナリングを通して、デバイスに変更を示し得る。例えば、そのようなSIセット再構成を示す専用シグネチャが、ULPインターフェースを介して送られ得る。この指示を検出すると、WTRUは、例えば、Uu及び/又はULPインターフェースを介して、SI更新を実施するために、本明細書で説明される手順に従うことができる。
【0227】
図14は、例示的なULPシステム情報更新手順を例解する。例示的な手順は、WTRUがULPセルにキャンプオンしている場合に、ULP受信器が構成のセット(例えば、ベースライン構成)を取得するのを支援するために、従来の受信器を使用して、WTRUがシステム情報セットをどのように更新するかの手順であり得る。
【0228】
WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。200において、WTRUは、(例えば、Uuインターフェースを介して)システム情報の更新をシグナリングする指示を受信することができ、例えば、ウェイクアップ信号又はページング指示を介して、(例えば、現在の)サービングULPセルに関連付けられたUuセルからSIの更新を取得することを判定することができる。
【0229】
201において、WTRUは、ULPセルに関連付けられたUuセルと同期することができる。202において、WTRUは、システム情報更新手順(例えば、現在のシステム情報更新手順の一部として更新されたシステム情報ブロック(SIB)を、例えば、ネットワークを介して取得することができる。
【0230】
203において、WTRUは、受信及び/又は更新されたSIBを用いて、記憶されたシステム情報を更新することができる。
【0231】
204において、WTRUは、サービングUuセルに関連付けられたULPセルと同期することができる(例えば、Uuセル-ULPセル関連付け情報は、Uuセルから送られたシステム情報又は専用RRCメッセージに由来し得る)。
【0232】
205において、WTRUは、同期されたULPセルから送られたSIB-ULPを取得することができる。SIB-ULPは、ULPセルに対応するULPシステム情報を識別するために使用され得るシグネチャを含むことができる。
【0233】
206において、WTRUは、ULPセルから送られたSIB-ULPによって与えられるシグネチャを用いて、Uuインターフェースを介してULP-SIB-リストから送られたULPセルに対応するULPシステム情報(例えば、Uuセル又は専用RRCメッセージから送られているシステム情報)を識別することができる。
【0234】
207において、WTRUは、例えば、識別されたULPシステム情報内の構成パラメータを使用して、ULPセルにキャンプオンすることができる。
【0235】
WTRUが(例えば、本明細書で説明されるように)SI変更の指示を受信する場合、SI変更の受信された指示(例えば、送られた信号)は、SIの単純な変更を示す場合があり、WTRUは、例えば、どのSIBが更新されるべきかを事前に知ることなく、進行中のSI更新手順の一部としてネットワークからSIB(例えば、全てのSIB)を取得するために従来の受信器を使用する(例えば、必要とする)ことを判定することができる。WTRUは、(例えば、従来の受信器を介して)ネットワークがデバイスに送るSIBを取得することができる。いくつかのSIBがオンデマンド要求のために決定される(例えば、オンデマンド要求を必要とする)場合、従来のトランシーバは、(例えば、本明細書で説明するように)要求を実施し得る。
【0236】
いくつかの例では、着信SI更新手順を示すために使用されるULP SI変更指示が、どのSIB又はSIBのグループが更新されているかの指示を含み得る。例では、この指示は、更新が特定のSIBに関係するかどうか、及び/又は、特定の例では、これがULP-SIBについてであるかどうかを指定するなど、バイナリオプションに限定され得る(例えば、信号は、更新がULP-SIBのためのものであるか、又は何らかの他のSIBのためのものであるかを示し得る)。例では、指示は、SIB1、ULP-SIB、及び他のSIBのリストなど、更新されるべき2つ以上の特定のSIBをシグナリングし得る。例では、指示は、更新されるべき1つ以上のIE又はIEのグループをシグナリングし得る。2つ以上のグループ化の組み合わせが、実装されてもよい。
【0237】
WTRUデバイスは、例えば、そのような指示を受信したことに応答して、例えば、受信されたSI変更指示及び/又はそのデバイス能力(例えば、全てのデバイスがサイドリンク又は測位のためにSIBを受信するわけではない)に従って、どのSIBが更新されるべきかを判定することができる。WTRUは、例えば、以下で詳述されるような従来の受信器を使用して、SI更新手順を進めることができる。いくつかのSIBがオンデマンド要求のために決定される(例えば、オンデマンド要求を必要とする)場合、従来のトランシーバは、要求を実施し得る。
【0238】
WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。200’において、WTRUは、例えば、Uuインターフェースを介して、システム情報の更新をシグナリングする指示を受信することができ、例えば、ウェイクアップ信号又はページング指示を介して、(例えば、現在の)サービングULPセルに関連付けられたUuセルからSIの更新を取得する(例えば必要とする)ことを判定することができる。指示は、どのSIBが更新されるべきかの選択を(例えば、更に)含み得る。
【0239】
201’において、WTRUは、ULPセルに関連付けられたUuセルと同期することができる。
【0240】
202’において、WTRUは、システム情報更新手順(例えば、現在のシステム情報更新手順の一部として更新されたシステム情報ブロック(SIB)を、例えば、ネットワークを介して取得することができる。
【0241】
203’において、WTRUは、受信及び/又は更新されたSIBを用いて、記憶されたシステム情報を更新することができる。
【0242】
204’において、WTRUは、サービングUuセルに関連付けられたULPセルと同期することができる(例えば、Uuセル-ULPセル関連付け情報は、Uuセルから送られたシステム情報又は専用RRCメッセージに由来し得る)。
【0243】
205’において、WTRUは、同期されたULPセルから送られたSIB-ULPを取得することができる。SIB-ULPは、ULPセルに対応するULPシステム情報を識別するために使用され得るシグネチャを含むことができる。
【0244】
206’において、WTRUは、ULPセルから送られたSIB-ULPによって与えられるシグネチャを用いて、Uuインターフェースを介して送られたULP-SIB-リストからのULPセルに対応するULPシステム情報(例えば、Uuセル又は専用RRCメッセージから送られたシステム情報を介して)を識別することができる。
【0245】
207’において、WTRUは、例えば、識別されたULPシステム情報内の構成パラメータを使用して、ULPセルにキャンプオンすることができる。
【0246】
シグネチャは、サービングULPセルに対応するULP SI、並びに/又は関連付けられたUuセルに対応するULP SI及びSIを示し得る。いくつかの実装形態では、ULPセル及び関連するUuセルは、同じ物理セルであり得る。
【0247】
特定のSIBについてのスケジューリング情報は、指示信号及び/又は指示に続く別個のメッセージに含まれてもよい。このスケジューリング方法は、クロスセルスケジューリングメカニズムを表すことができる。このクロスセルスケジューリング方法は、SI更新だけでなく、Uuセルにおける通常のDLデータ受信にも適用することができる。
【0248】
ULPインターフェースは、例えば、特にULP-SIBのために、所与のSIBのための構成のセット(例えば、所与のSIBのための構成の新しいセット)の選択に対応するシグネチャを送信するために(例えば、SI更新の形態で)使用され得る。例えば、異なるSIBに対する可能な構成のリストを受信したWTRUデバイスは、シグネチャを検出することができ、対応する構成を判定することができる。WTRUは、(例えば、それに応答して)対応する構成をデバイスに適用することができる。ULP-SIB更新の例では、例えば、
図15に例解されるように、ULP受信器は、構成(例えば、新しい構成)を適用することができ、WTRUは、ULPセルにキャンプオンすることができる。SIB更新が従来のSIBに対応する場合、WTRUは、キャンプされたUu受信器に構成を適用することができる。
【0249】
図15は、ULP SIシグネチャの変更の例示的な手順を例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。500において、ULPセルは、例えば、ULP SIシグネチャ変更指示を介して、サービングUuセルによって与えられたULP-SIBリストに対応するシグネチャ(例えば、新しいシグネチャ)をシグナリングし得る。ULP SIシグネチャ変更指示は、ウェイクアップ信号(wake-up signal、WUS)を介して、ページング指示を介して、又はLP-DCIを介して送られ得る。501において、WTRUは、例えば、シグネチャに従って、サービングUuセルによって与えられるULP-SIBリストからULP SIを再選択することができ、選択されたULP SIによって与えられる構成を適用することができる。
【0250】
図16は、ULPインターフェースを介した例示的なSIB-ULP更新手順を例解する。例示的な手順は、例えば、WTRUがULPセルにキャンプオンしている場合に、構成のセット(例えば、構成の変更されたセット又は新しいセット)を取得するために、WTRUがULP受信器を使用してシステム情報セットをどのように更新するかの手順であり得る。SI変更指示は、SIを更新するためにULPインターフェースを使用するためのオプションを提供し得る。SI変更指示は、ULP-SIBが、更新される(例えば、更新を必要とする)と判定されたSI(例えば、SIB)であることを示し得る。シグネチャであり得る後続の信号において、ネットワークは、どのULP-SIB構成が使用されるべきかを示すために、ULPインターフェースを使用し得る。ネットワークは、選ばれるべき可能なULP-SIBのリストを以前に示している可能性があり、WTRUは、リスト(例えば、シグネチャと可能なULP-SIB構成との間のマッピング)を記憶している可能性がある。マッピングは、ULP-SIBが更新されるべきであるという情報と、WTRUによって以前に取得された可能なULP-SIB構成のリストとを含み得るか、又はそれらであり得る、受信された信号から生じ得る。この方法は、可能な構成の(事前に)構成されたセットにおける切り替え又は変更を可能にし得る。
【0251】
WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。300において、WTRUは、例えば、ウェイクアップ信号又はページング指示を介して、(例えば、ULPインターフェースを介して)システム情報の更新をシグナリングする指示を受信することができる。
【0252】
301において、WTRUは、例えば、ULP受信器を介して、SIB-ULP(例えば、新しいSIB-ULP)を受信することができ、SIスケジューリング情報をチェックすることができ、及び/又は更新されたSIを取得することができる。
【0253】
302において、WTRUは、受信されたSIB-ULP内に構成を記憶することができ、構成を適用することができる。
【0254】
いくつかの例では、ULPセルは、着信であり得るSI変更を示すための信号を送信(例えば、最初に送信)し得、この信号は、後続の更新が明示的データを使用し得ることを示し得る。ULP受信器は、例えば、(例えば、必要な場合)ULP-RSを使用して、ULPセルと同期することができる。ネットワークは、(例えば、次いで)対応する更新を明示的データとともに(例えば、ULPインターフェースを介して)転送し得、明示的データは、ULP受信器デバイスによって復号され得る。明示的データは、更新されるべきIE又はSIBのセットを含み得る。ULPの容量は、Uuインターフェースの容量よりも小さくてもよい。SI最大パケットサイズは、Uuの最大SIパケットよりも小さくてもよい。いくつかのパケットが必要とされ得る。単一のULPデータパケットが十分なペイロードを搬送することができない場合、いくつかの明示的なSI更新パケットを送信することが可能であり得る。
【0255】
いくつかの例では、WTRUにおいて記憶されたSIセットの再構成は、セル/位置のモビリティ及び/又は変更によってトリガされ得る。例えば、再構成は、無線通知エリア更新(radio notification area update、RNAU)又はトラッキングエリア更新(tracking area update、TAU)手順がトリガされる場合にトリガされ得る。SI構成は、セル固有であってもよく、セルの特定のグループ、例えば、トラッキングエリア、登録エリアなどに関連していてもよい。トラッキングエリア又は登録エリア内に位置するWTRU、又はそれを変更するWTRUがセルを変更している場合、SIは、(例えば、それに応じて)更新されるものとする。WTRUが、例えば、事前構成又は取得されたSI構成を通して、位置(例えば、新しい位置)のためのSI構成を知っている場合、WTRUは、例えば、受信されたシグネチャに対応するロケーションのSI構成を適用することができる。WTRUがSI構成を知らない場合、WTRUは、その位置からのSI取得をトリガすることができる。
【0256】
いくつかの例では、ULP-SIBは、所与のUuセルの範囲又はサポート内の複数のULPセルにわたって適用されるべき構成を含み得る。ULPセルの構成は、同一であってもよい。サイズをULP-SIBに低減するために、1つの構成が、ULPセルIDのリストとともに送られ得、構成は適用可能であり得、セルID識別は、対応するSI構成を判定するのに十分であり得る。WTRUは、それが、対応する構成された/シグナリングされたULP-SIB内のULPセルIDに一致するULPセルのカバレッジ内にあることを検出した場合、WTRUは、取得された構成をULP動作に適用することができる。
【0257】
所与のUuセル又はいくつかの近くのセル内で、構成が類似しているはずであることが予想されるが、異なるULPセルに対して異なる構成を使用することも可能である。
【0258】
いくつかの例では、ULP-SIBは、(例えば、所与の又は複数のUuセルからの)複数のULPセルにわたって適用されるべき構成を含み得る。異なるULPセルの構成は、互いに異なってもよい。構成を送る1つのやり方は、各々に対する参照としてULPセルIDを有する個々の構成のリストを送ることであり得る。1つのやり方は、それぞれのIDを有する各ULPセルのための一次構成及び/又は区別可能な構成のリストを送ることであり得る。近くのセルの構成を知り、送信するために、ネットワークは、セル協調を使用して、その近隣セル内のULP構成の情報を共有することができる。
【0259】
SI構成ベースラインへの増分更新が、実装され得る。
【0260】
図17は、SI構成ベースラインの増分更新を含む、SIを更新するための例示的ネットワーク手順を例解する。例解されるように、ネットワークがSI更新を送る準備をしている場合、ネットワークは、所望の更新構成がWTRU側に記憶されているかどうか、例えば、WTRUに送られたSI構成セットの最新バージョンが所望の構成を含むかどうかを判定することができる。所望の構成が最新バージョンに含まれる場合、SI変更又は更新が実施されてもよく、例えば、SI構成(例えば、新しいSI構成)を示すシグネチャが送られ、(例えば、現在)使用されている構成を置き換える。
【0261】
ユーザ/WTRUに送られたSI構成セットの最新バージョンが所望の構成を含まない場合、ネットワークは、所望の構成とWTRU側で利用可能な記憶された構成との間の差を識別することができる。ネットワークは、所望の構成に最も近い記憶された構成を選択することができる。この構成は、着信更新のベースラインとして作用することができる。一例では、最も近い構成は、特定のIE/SIB更新の最小オーバーヘッドが予想され得る(例えば、必要とされ得る)構成をネットワークが選択することを意味し得る。1つの方法は、例えば、所望の構成と選択された構成との間の値の差にかかわらず、更新すべきIEの数を決定することであり得る。
【0262】
ベースライン構成がシステムによって使用される(例えば、システムによって現在使用されている)ものでない場合、ネットワークは、そのようなベースライン構成を示す信号を送る(例えば、最初に送る)ことができる。ネットワークは、特定の更新(例えば、追加の特定の更新)を送る(例えば、更に送る)ことができる。これらの特定の更新に含まれるIE/SIBは、ベースライン構成のIE/SIBを置き換え得る。
【0263】
図18は、ULP受信器を使用してデルタSIBを使用する増分的SI更新のための例示的なシグナリングシーケンスを例解する。例解されるように、SIは、SI変更指示の受信に続いて、ULP受信器を使用して更新され得る。ULP受信器は、スループットにおいて制限され得る。階層的手法が実装され得、例えば、サービングセルは、事前構成されたシグネチャマッピング手法を介して完全なSI情報を使用して(例えば、最初に使用して)SIB情報を配信し、ULPセルは、シグナリングされたSIコンテンツと所望の構成との間の差(例えば、デルタSIB)を(例えば、後で)送信し得る。最初に送られるSIは、例えば、デルタ送信のためのオーバーヘッドコストを最小限にするために、ネットワークによって選ばれ得る。増分更新の指示は、SI変更指示信号を介して、又は第1の/ベースラインSI指示において送られ得る。デルタ構成は、構成された場合にシグネチャマッピングを使用してもよく、又は(例えば、明示的な)データ指示を使用してもよい。(例えば、既存の)SIB構成に対する最小の変更に限定されると、少数のIE(例えば、少数のIEのみ)が、変更される(例えば、変更を必要とする)ことがWTRUによって判定され得ることが予想され得る。
【0264】
WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。400において、WTRUは、例えば、シグネチャ/ウェイクアップ信号又はページング指示を介して、ベースライン構成及びULP受信器を介した増分更新シグナリングを使用してシステム情報の更新をシグナリングする指示を受信することができる。
【0265】
401において、WTRUは、事前構成された、又はシグナリングされた(例えば、従来の受信器を介して受信された)ULP-SIBにおけるSI構成のセットからのSI構成セットベースライン(例えば、新しいSI構成セットベースライン)を示すことができるシグネチャを受信することができる。WTRUは、更新されるべきSI構成内のSIスケジューリング情報及び/又は1つ以上のパラメータを判定することができる。SIスケジューリング情報は、事前構成、例えば、ベースラインシグネチャが受信されたときに対する時間オフセット、周波数リソースの事前構成されたセット、ベースラインシグネチャの受信に続く受信メッセージ、及び/又はシグナリングされたベースラインSI構成に含まれるSIBのうちの1つに基づいて判定され得る。
【0266】
402において、WTRUは、スケジュールされたデルタSIBを受信することができ、これは、ベースラインSI構成セット内のIE/SIBに対応する更新されたパラメータを含み得る。デルタSIBは、どのIE/SIBが現在のデルタSIBに含まれているか、及び/又はIEの値(例えば、IEの新しい値)を示すことができる。
【0267】
403において、WTRUは、Uuセルから受信された記憶されたSI構成セットを更新することができる(例えば、デルタSIBによって与えられた(例えば、新たに)受信された情報を用いて、構成を適用することができる)。
【0268】
増分ULP SI更新は、実装され得る。
図19は、ULPベースのSI増分更新を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。WTRUは、ULP能力を(例えば、ネットワークに)報告する。WTRUは、SI取得及び/又はSI更新構成情報を受信することができる。WTRUは、(例えば、本明細書で説明されるように)増分システム情報更新のための指示を受信し、検出することができる。WTRUは、シグネチャを受信することができ、このシグネチャは、受信されたSI取得構成に基づいてベースラインSI構成(例えば、選択されたベースライン構成、例えば、ベースライン構成のセットからの選択されたベースライン構成)を示すことができる。WTRUは、(例えば、基準点からのオフセット(例えば、及び周波数リソース)を判定するために、(例えば、受信された増分SI更新指示(例えば、基準点として)及び受信されたSI更新構成に基づいて)増分SI更新信号のスケジューリング情報を判定することができる。WTRUは、例えば、判定されたスケジューリング構成に従って、本明細書で説明されるような増分SI更新信号(例えば、シグネチャ、デルタSIBなど)を受信することができ、これは、いくつかの例では、セルランキング基準のための(例えば、任意の)周波数内オフセット及び/又は周波数間オフセットを含むことができる。WTRUは、例えば、判定されたSI構成ベースライン、受信された増分SI更新、及び/又は受信されたSI更新構成に基づいて、SI構成パラメータを更新することができる。WTRUは、例えば、更新されたSI構成(例えば、セルランキング基準オフセット)に基づいて、セル(再)選択評価を実施することができ、セル(例えば、新しいセル)にキャンプオンすることができる。
【0269】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、システム情報(例えば、WTRUの電源投入に応答して(例えば、メイン無線機を介して)取得されたシステム情報)及び/又はRRCシグナリングを使用して受信され得る。SI取得構成及び/又はSI更新構成は、サービングセル(例えば、現在のサービングセル)及び/又は定義されたエリア内のセルのセット内で有効であり得る。
【0270】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、ベースラインSI構成、増分ULPベースのSI更新のサポート、増分更新に適格であるIE及び対応するSIBのリスト、又は増分更新シグナリングフォーマット(例えば、増分更新によって置き換えられるべきベースラインIE値中のビットのサブセット)のうちの1つ以上を含み得る。
【0271】
増分SI更新の指示の検出は、WTRUがIDLE又はINACTIVE、例えば、ULP RRC_IDLE状態及び/又はULP RRC_INACTIVE状態で動作している間に行われ得る。
【0272】
増分更新のための構成は、構成された値を受信された値で置き換えることができ、又は受信された値を(例えば、すでに)構成された値に追加することができる。
【0273】
オンデマンド増分ULP SI取得及び/又はSI更新が、実装され得る。
図20は、例えば、ULP受信器を使用して、及び/又はUu送信要求の助けを借りて、増分及びオンデマンドのULPベースのSI更新を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。WTRUは、ULP能力情報を報告することができ、並びに/又はSI取得構成及び/若しくはSI更新構成情報を受信することができる。WTRUは、増分及び/又はオンデマンドのSI更新の指示を検出(例えば、受信)することができる。WTRUは、シグネチャを受信することができ、このシグネチャは、例えば、受信されたSI取得構成に基づいてベースラインSI構成(例えば、選択されたベースライン構成、例えば、ベースライン構成のセットからの選択されたベースライン構成)を示すことができる。WTRUは、例えば、メイン/従来の無線機を介して、オンデマンド要求を送信することができる。WTRUは、例えば、メイン/従来の無線機を介して受信されたDCIに基づいて、ULP増分SI更新信号のスケジューリング情報を受信及び/又は判定し得る。WTRUは、例えば、判定されたスケジューリング構成に従って、増分SI更新信号(例えば、シグネチャ、デルタSIBなど)を受信することができる。WTRUは、例えば、判定されたSI構成ベースライン、受信された増分SI更新、及び/又は判定されたSI更新構成に基づいて、SI構成パラメータを更新することができる(例えば、
図7及び/又は
図8を参照して、例えば、本明細書で説明される通り)。
【0274】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、システム情報及び/又はRRCシグナリングを使用して受信され得る。SI取得構成及び/又はSI更新構成は、サービングセル(例えば、現在のサービングセル)及び/又は定義されたエリア内のセルのセット内で有効であり得る。
【0275】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、ベースラインSI構成、増分ULPベース及び/又はTx支援オンデマンドSI更新のサポート、増分更新に適格であるIE及び対応するSIBのリスト、又は増分更新シグナリングフォーマット(例えば、増分更新によって置き換えられるべきベースラインIE値中のビットのサブセット)のうちの1つ以上を含み得る。
【0276】
増分及びオンデマンドSI更新の指示の検出は、WTRUがULP RRC_IDLE状態及び/又はULP RRC_INACTIVE状態で動作している間に行われ得る。
【0277】
増分及びオンデマンドSI更新の指示の検出は、例えば、オンデマンド増分SI更新シグナリングの利用可能性を示すシグネチャの検出に基づいて判定され得る。
【0278】
増分及びオンデマンドSI更新の指示の検出は、例えば、増分SI更新シグナリングの利用可能性を示すシグネチャの検出と、(例えば、ある時間期間内の)ULP増分SI更新の復号の失敗とに基づいて判定され得る。
【0279】
メイン/従来の無線機を介したオンデマンド要求の送信は、ULP受信器デバイスがウェイクアップ信号をメイン/従来の無線機に送り、オンデマンドULP増分更新の初期送信又は反復送信の要求を(例えば、メイン/従来の無線機を介して)送信することによって先行され得る。
【0280】
ULP増分SI更新信号のスケジューリング情報の判定は、受信されたSI更新構成及び/又は判定されたSI構成ベースラインに基づき得る。
【0281】
更新されたSI構成は、セルランキング基準オフセットの値(例えば、新しい値)を含み得る。WTRUは、例えば、更新されたSI構成に基づいて、セル(再)選択評価を実施することができ、セル(例えば、新しいセル)にキャンプオンすることができる。
【0282】
WTRUは、例えば、サービング基地局(base station、BS)からの測定された受信信号強度、及び/又はオンデマンド要求送信を完了するために使用されると判定されたエネルギー(例えば、必要とされるエネルギー)に基づいて、オンデマンドULP増分SI更新の要求を(例えば、メイン/従来の無線機を介して)送信するために、又は従来のSI取得/更新手順にフォールバックするために、ウェイクアップ信号をメイン/従来の無線機に送ることができる。
【0283】
図21は、例えば、ULP受信器を使用して、及び/又はUu送信要求の助けを借りて、増分更新及びオンデマンドのULPベースのSI更新を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。ULP受信器は、レイテンシ及び/又はエネルギーバジェット制約を有し得る。WTRUは、ULP能力情報を報告することができ、並びに/又はSI取得構成及び/若しくはSI更新構成情報を受信することができる。WTRUは、増分SIシグナリングフォーマットの指示シグネチャを検出することができる。WTRUは、シグネチャを受信することができ、このシグネチャは、受信されたSI取得構成に基づいてベースラインSI構成(例えば、選択されたベースライン構成、例えば、ベースライン構成のセットからの選択されたベースライン構成)を示すことができる。ベースラインシグネチャが正しく検出され、増分更新メッセージが欠落しているという第1の条件で、WTRUは、レイテンシ許容範囲を評価することができる。レイテンシが許容できないと判定されたという第2の条件で、WTRUは、ULP増分更新メッセージのオンデマンド再送信の要求を(例えば、メイン/従来の無線機を介して)送信することができる。WTRUは、スケジューリング情報を受信及び/又は判定し得る。WTRUは、例えば、受信されたDCI及び/又はスケジューリング情報に基づいて、増分SI更新メッセージ(例えば、シグネチャ、デルタSIBなど)を受信することができる。WTRUは、ULP受信器を介して増分SI更新メッセージを受信することができる。WTRUは、例えば、判定されたSI構成ベースライン、受信された増分SI更新、及び/又は判定されたSI更新構成に基づいて、SI構成パラメータを更新することができる(例えば、
図7及び/又は
図8を参照して、例えば、本明細書で説明される通り)。
【0284】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、例えば、システム情報及び/又はRRCシグナリングを使用して受信され得る。SI取得構成及び/又はSI更新構成は、サービングセル(例えば、現在のサービングセル)及び/又は定義されたエリア内のセルのセット内で有効であり得る。
【0285】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、ベースラインSI構成、増分ULPベース及び/又はTx支援オンデマンドのSI更新のサポート、増分更新に適格であるIE及び対応するSIBのリスト、又は増分更新シグナリングフォーマット(例えば、増分更新によって置き換えられるべきベースラインIE値中のビットのサブセット)のうちの1つ以上を含み得る。
【0286】
増分及びオンデマンドSI更新の指示の検出は、WTRUがULP RRC_IDLE状態及びULP RRC_INACTIVE状態で動作している間に行われ得る。
【0287】
レイテンシ許容範囲は、構成された有効性持続時間(例えば、構成された有効性タイマー)及び/又はULPベースのSIシグナリング周期性に基づいて判定される。例えば、レイテンシは、SI有効性時間持続時間(例えば、SI有効性タイマー)がULPベースのSIシグナリングの少なくとも1つの期間よりも長い場合、許容可能であると判定される。レイテンシは、SI有効性時間持続時間(例えば、SI有効性タイマー)がULPベースのSIシグナリングの少なくとも1つの期間よりも長くない場合、許容不可能であると判定される。
【0288】
レイテンシ許容性条件は、受信信号強度及び/又はエネルギーバジェットに依存し得る。
【0289】
SI有効性持続時間(例えば、SI有効性タイマー)は、SI構成(例えば、現在使用されているSI構成)に対応する(例えば、同一である)SI構成を示す信号/シグネチャの受信/検出によって初期化され得るか、又はリセットされ得る。
【0290】
メイン/従来の無線機を介したオンデマンド要求の送信は、ULP受信器がウェイクアップ信号をメイン/従来の無線機に送り、オンデマンドULP増分更新の初期送信又は反復送信の要求を送信することによって先行され得る。
【0291】
ULP増分SI更新信号のスケジューリング情報の判定は、受信されたSI更新構成又は判定されたSI構成ベースラインのうちの1つ以上に基づき得る。
【0292】
WTRUは、従来のSI取得/更新手順にフォールバックすることができ、例えば、WTRUがベースラインSI構成シグネチャ及び/又は増分SI更新メッセージを検出/復号することに失敗したという条件で、WTRUは、レイテンシが許容できないと判定し、かつ/又はULPオンデマンド要求がエネルギーバジェット閾値を下回る(例えば、エネルギー効率の観点から非効率的である)と判定する。
【0293】
WTRUは、例えば、WTRUがベースラインSI構成シグネチャ及び/又は増分SI更新メッセージを検出/復号することに失敗し、レイテンシが許容可能であるとWTRUが判定するという条件で、ULP SIシグナリングの別の期間を待つことを決定することができる。
【0294】
WTRUは、例えば、サービングBSからの測定された受信信号強度、及び/又はオンデマンド要求送信を完了するために使用されると判定されたエネルギー(例えば、必要とされるエネルギー)に基づいて、オンデマンドULP増分SI更新の要求を(例えば、メイン/従来の無線機を介して)送信するために、又は従来のSI取得/更新手順にフォールバックするために、ウェイクアップ信号をメイン/従来の無線機に送ることができる。
【0295】
ベースラインSI構成は、例えば、(例えば、ベースラインSI構成を示す専用シグネチャの代わりに)増分更新メッセージ中のインデックスによって判定され得る。
【0296】
いくつかの例では、オンデマンドの連続的なULP SI取得及び/又はSI更新が、実装され得る。
図22は、例えばULP受信器を使用して、連続的かつオンデマンドのULP SI更新を実施するULP受信器対応WTRUを例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。WTRUは、ULP能力情報を報告することができ、並びに/又はSI取得構成及び/若しくはSI更新構成情報(例えば、連続更新シグナリングフォーマット及び/若しくはSI更新フォーマットを含むことができる)を受信することができる。WTRUは、連続及び/又はオンデマンドのSI更新の指示を検出することができる。WTRUは、シグネチャを受信することができ、このシグネチャは、例えば、受信されたSI取得構成に基づいてベースラインSI構成(例えば、選択されたベースライン構成、例えば、ベースライン構成のセットからの選択されたベースライン構成)を示すことができる。WTRUは、例えば、メイン/従来の無線機を介して、オンデマンド要求を送信することができる。WTRUは、例えば、受信されたDCIに基づいて、ULP連続及び/又はオンデマンドSI更新信号のスケジューリング情報を受信及び/又は判定し得る。WTRUは、少なくとも、例えば、少なくとも1つの周波数リソース上で連続して、(例えば、第1の検出されたシグネチャに従う)第1のSI構成の更新、及び(例えば、第2の検出されたシグネチャに従う)第2のSI構成の更新、例えば、決定されたスケジューリング情報及び/又は受信された連続更新シグナリングフォーマットに基づく受信を(例えば、ULP受信器を介して)受信することができる。WTRUは、例えば、判定されたSI構成ベースライン、受信された連続及び/若しくはオンデマンドのSI更新、並びに/又は判定されたSI更新フォーマットに基づいて、SI構成パラメータを更新することができる(例えば、
図7及び/又は
図8を参照して、本明細書で説明される通り)。
【0297】
SI取得構成及び/又は更新構成は、例えば、システム情報及び/又はRRCシグナリングを使用して受信され得る。SI取得構成及び/又は更新構成は、サービングセル(例えば、現在のサービングセル)及び/又は定義されたエリア内のセルのセット内で有効であり得る。
【0298】
SI取得構成及び/又は更新構成は、ベースラインSI構成、ULPベースの連続及び/又はTx支援オンデマンドのSI更新のサポート、連続及びオンデマンド更新に適格であるIE及び対応するSIBのリスト、並びに/又は連続更新シグナリングのスケジューリング/フォーマットのうちの1つ以上を含み得る。
【0299】
連続更新シグナリングフォーマットは、周期性、適格なSIB順序/数、更新と指示若しくはシグネチャとの間のマッピング、又は(例えば、各)SIBについての更新のオンデマンド適格性のうちの1つ以上を含み得る。
【0300】
連続及びオンデマンドのSI更新の指示の検出は、WTRUがULP RRC IDLE状態又はULP RRC INACTIVE状態で動作している間に行われ得る。
【0301】
メイン/従来の無線機を介したオンデマンド要求の送信は、ULP受信器がウェイクアップ信号をメイン/従来の無線機に送り、オンデマンドULP連続更新の初期送信又は反復送信の要求を(例えば、メイン/従来の無線機を介して)送信することによって先行され得る。
【0302】
ULP連続SI更新信号のスケジューリング情報の判定は、受信されたSI更新構成及び/又は判定されたSI構成ベースラインに基づき得る。
【0303】
第1のSI構成及び/又は第2のSI構成は、SIB(例えば、少なくとも1つのSIB)のIEの(例えば、少なくとも)サブセットであり得る。
【0304】
第1の検出されたシグネチャ及び第2の検出されたシグネチャは、1つ以上の時間及び/又は周波数リソースにわたって再使用され得る同じシグネチャであり得る。
【0305】
連続SI更新構成は、例えば、構成された有効性持続時間(例えば、有効性時間)によって初期化された持続時間(例えば、タイマー)の満了時に、連続更新手順を繰り返すべきかどうか(例えば、繰り返す必要があるかどうか)を判定するためにWTRUによって使用され得る有効性持続時間(例えば、有効性時間)を含み得る。
【0306】
オンデマンドSI更新指示の検出(例えば、WTRUからの後続のオンデマンド要求(例えば、その必要性)の判定)は、シグナリングされたベースラインSI内の1つ以上のSIBを更新するべきであるという判定(例えば、その必要性)を示す(例えば、受信されたSI更新指示内の)情報に基づき得る。1つ以上のSIBの更新は、オンデマンドで送信され得る(例えば、オンデマンドでのみ送信され得る)。
【0307】
オンデマンドSI更新指示の検出(例えば、WTRUからのオンデマンド要求の後続の判定)は、(例えば、連続するSI更新シグナリングウィンドウ内の)シグネチャのうちの1つ以上の検出の失敗に基づくことができ、シグネチャのうちの1つ以上は、オンデマンド要求に適格である1つ以上のSIBに対応することができる。
【0308】
WTRUは、例えば、オンデマンドSI更新要求のためのトリガ基準に基づいて、説明されたものとは異なる順序で、本明細書で説明される特徴を実施することができる。例では、ベースラインSI構成及び/又は後続のSI更新シグナリングの受信は、オンデマンド送信要求(例えば、その必要性)の判定に先行し得る。
【0309】
いくつかの例では、SI更新のデュアルモード受信が、実装され得る。
【0310】
図23は、SI更新のデュアルモード(ULP及びメイン無線)受信を実施するULP受信器対応WTRUの一例を例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。
【0311】
WTRUは、ULP能力情報を報告することができ、並びにSI取得構成及び/若しくはSI更新構成情報を受信することができる。WTRUは、ベースラインSI構成セット(例えば、選択されたベースライン構成、例えば、ベースライン構成のセットから選択されたベースライン構成)を示すシグネチャを受信することができ、かつ/又はシステム情報更新の指示を受信することができる。WTRUは、例えば、(例えば、SI更新の)受信された指示及び/又は受信モードスケジューリング構成に基づいて、第1のSI構成のULP受信器スケジューリング情報及び/又は第2のSI構成のメイン無線機スケジューリング情報を判定することができる。WTRUは、例えば、第1及び第2のSI構成更新を受信するために、ULP及びメイン無線受信器を(例えば、同時に又は順次に)利用することができる。WTRUは、例えば、判定されたSI構成ベースライン、受信されたSI更新、及び/又は判定されたSI更新構成に基づいて、SI構成パラメータを更新することができる。
【0312】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、例えば、システム情報及び/又はRRCシグナリングを使用して受信され得る。SI取得構成及び/又はSI更新構成は、(例えば、現在の)サービングセル)及び/又は定義されたエリア内のセルのセット内で有効であり得る。
【0313】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、デュアルモード(例えば、ULP受信器及び/若しくはメイン受信器の使用)更新のサポートの指示、並びに/又はあるモード(例えば、各モード)、例えば、ULP Rxモード若しくは通常Rxモードでの更新に適格なSIBのリストを含み得る。
【0314】
SI取得及び/又は更新の指示の検出は、WTRUがULP RRC IDLE状態又はULP RRC INACTIVE状態で動作している間に行われ得る。
【0315】
第1のSI構成及び/又は第2のSI構成は、SIB(例えば、少なくとも1つのSIB)のIEの(例えば、少なくとも)サブセットであり得る。
【0316】
第1のSI構成及び/又は第2のSI構成は、例えば、連続、増分、又は完全更新シグナリングフォーマットのうちの1つ以上を使用して、受信され得る。
【0317】
サポートされていないシグネチャの処理が実装されてもよい。
図24は、サポートされていないシグネチャを受信する場合に、シグネチャの限られたセットを使用して増分的/連続的SI更新を実施するULP受信器対応WTRUを例解する。WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上を実施し得る。
【0318】
WTRUは、ULP能力情報を報告することができ、並びに/又はSI取得構成及び/若しくはSI更新構成情報(例えば、SI連続更新シグナリングフォーマットを含むことができる)を受信することができる。WTRUは、例えば、追跡又は通知エリアなどの構成された登録内で、SI更新指示を受信することができる。WTRUは、例えば、受信されたSI取得構成に基づいてベースラインSI構成(例えば、選択されたベースライン構成、例えば、ベースライン構成のセットからの選択されたベースライン構成)を示すシグネチャを受信することができる。WTRUは、例えば、受信されたSI更新指示及び/又は構成情報に基づいて、連続SI更新信号のULPスケジューリング情報を判定することができる。WTRUは、例えば、決定されたスケジューリング情報及び/又は受信されたSI連続更新シグナリングフォーマットに従って、連続SI更新信号を受信することができる。サポートされていないシグネチャが検出されるという条件で、WTRUは、例えば、検出された連続するULPベースのSI更新、及びサポートされていないシグネチャと更新されたSIBとの間の対応に基づいて、完全なSIB更新又は部分的なSIB更新を受信するためにメイン無線機を利用することができる。WTRUは、例えば、判定されたSI構成ベースライン、並びにULP及び/又は通常受信モードで受信された決定されたSIB更新に基づいて、SI構成(例えば、現在のSI構成)を更新することができる。
【0319】
SI取得構成及び/又はSI更新構成は、例えば、システム情報及び/又はRRCシグナリングを使用して受信され得る。SI取得構成及び/又はSI更新構成は、サービングセル(例えば、現在のサービングセル)及び/又は定義されたエリア内のセルのセット内で有効であり得る。
【0320】
SI取得構成及び/又はSI更新構成情報は、ベースラインSI構成、ULPベースの連続又は増分SI更新のサポート、連続及び/又は増分更新に適格であるIE及び対応するSIBのリスト、又は連続及び/又は増分更新シグナリングフォーマットのうちの1つ以上を含み得る。
【0321】
連続及び/又は増分SI更新の指示の検出は、WTRUがULP RRC IDLE状態又はULP RRC INACTIVE状態で動作している間に行われ得る。
【0322】
ULPスケジューリング情報は、構成された時間オフセット、時間ウィンドウ、タイムスロット、スロットの数、又は周波数リソースのうちの1つ以上を含むことができ、構成された時間オフセットは、ベースラインSI構成セットを示す受信されたSI更新指示及び/又は受信されたシグネチャに関するものであり得る。
【0323】
(例えば、完全なSIB更新又は部分的SIB更新の)メイン無線機受信及び/又は要求送信は、ULP受信器がウェイクアップ信号をメイン/従来の無線機に送ることによって先行され得る。
【0324】
完全なSIB更新又は部分的なSIB更新のメイン無線機受信は、更新を受信するための要求の送信によって先行され得、送信は、メイン無線機を介し得、受信されたSI取得及び更新構成に基づき得る。
【0325】
メイン無線機のウェイクアップは、ULP受信器に宛てられたSI更新シグナリング(例えば、明示的なSI更新シグナリング)を要求するためであり得る。
【0326】
WTRUからのメイン無線受信器の使用は、例えば、増分的又は連続的なSI更新のためのULPシグネチャの受信における、サポートされていないシグネチャの検出、及び/又は、シグネチャの検出された失敗に基づき得る。
【0327】
上述の特徴及び要素は、特定の組み合わせで説明されているが、各特徴又は要素は、好ましい実施形態の他の特徴及び要素なしで単独で使用されてもよく、又は他の特徴及び要素を用いて若しくはそれらを用いずに、様々な組み合わせで使用されてもよい。
【0328】
本明細書で説明される実装形態は、3GPP特有プロトコルを考慮し得るが、本明細書で説明される実装形態は、このシナリオに限定されず、他の無線システムに適用可能であり得ることが、理解されよう。例えば、本明細書で説明される解決策は、LTE、LTE-A、新たな無線(NR)、又は5G特有プロトコルを考慮するが、本明細書で説明される解決策は、このシナリオに限定されず、他の無線システムにも適用可能であることが、理解されよう。例えば、システムを、3GPP、5G、及び/又はNRネットワーク層を参照して説明してきたが、想定される実施形態は、特定のネットワーク層技術を使用する実装形態以外にも及ぶ。同様に、潜在的な実装形態は、全てのタイプのサービス層アーキテクチャ、システム、及び実施形態に及ぶ。本明細書に記載の技術は、独立して適用することができ、及び/又は他のリソース構成技術と組み合わせて使用することができる。
【0329】
本明細書で説明されるプロセスは、コンピュータ及び/又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、及び/又はファームウェアに実装され得る。コンピュータ可読媒体の例としては、(有線接続及び/又は無線接続を介して送信される)電子信号及び/又はコンピュータ可読記憶媒体が挙げられるが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどであるがこれらに限定されない磁気媒体、磁気光学媒体、並びに/又はコンパクトディスク(Compact Disc、CD)-ROMディスク、及び/若しくはデジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、端末、基地局、RNC(Radio Network Controller、無線ネットワークコントローラ)、及び/又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0330】
本明細書に記載のプロセスを実施するエンティティは、モバイルデバイス、ネットワークノード、又はコンピュータシステムのメモリに記憶され、そのプロセッサ上で実行されるソフトウェア(例えば、コンピュータ実行可能命令)の形態で実装され得る論理エンティティであり得ることが理解される。すなわち、プロセスは、モバイルデバイス、及び/又はノード若しくはコンピュータシステムなどのネットワークノードのメモリに記憶されたソフトウェア(例えば、コンピュータ実行可能命令)の形態で実装されてもよく、このコンピュータ実行可能命令は、ノードのプロセッサによって実行されると、考察されたプロセスを実施する。また、図面に例解される任意の送信及び受信プロセスは、ノードのプロセッサ及びそれが実行するコンピュータ実行可能命令(例えば、ソフトウェア)の制御下でノードの通信回路によって実施され得ることが理解される。
【0331】
本明細書に記載の様々な技術は、ハードウェア若しくはソフトウェア、又は必要に応じて両方の組み合わせに関連して実装され得る。したがって、本明細書に記載された主題の実装形態及び装置、又はその特定の態様若しくは部分は、任意の他の機械可読記憶媒体を含む有形媒体で具体化されたプログラムコード(例えば、命令)の形態を取ることができ、プログラムコードは、コンピュータなどの機械にロードされて実行されるとき、その機械は、本明細書に記載された主題を実施するための装置となる。プログラムコードが媒体に記憶されている場合、プログラムコードは、アクションを集合的に実施する1つ以上の媒体に記憶されている場合があり、すなわち、1つ以上の媒体は一緒に、アクションを実施するためのコードを含み、ただし、2つ以上の単一媒体が存在する場合、コードのいずれの特定の部分も任意の特定の媒体に記憶する必要はない。プログラマブルデバイス上でのプログラムコード実行の場合、コンピューティングデバイスは、一般に、プロセッサ、プロセッサによって読み取り可能な記憶媒体(揮発性メモリと不揮発性メモリ及び/又は記憶素子を含む)、少なくとも1つの入力デバイス、及び少なくとも1つの出力デバイスを含む。1つ以上のプログラムは、例えば、API、再利用可能なコントロールなどの使用を通じて、本明細書に記載の主題に関連して記載されたプロセスを実装又は利用することができる。このようなプログラムは、コンピュータシステムと通信するために、高レベルの手続き型又はオブジェクト指向プログラミング言語で実装されることが好ましい。ただし、プログラムは、必要に応じて、アセンブリ言語又は機械語で実装することができる。いずれの場合も、言語はコンパイル型言語又はインタプリタ型言語であってもよく、またハードウェア実装と組み合わされてもよい。
【0332】
例示的な実施形態は、1つ以上のスタンドアロンコンピューティングシステムの環境で本明細書に記載の主題の態様を利用することを言及する場合があるが、本明細書に記載の主題は、そのように限定されるものではなく、むしろ、ネットワーク又は分散コンピューティング環境などの任意のコンピューティング環境に関連して実装されてもよい。なお更に、本明細書に記載の主題の態様は、複数の処理チップ若しくはデバイス内又はそれらにわたって実装することができ、ストレージは、複数のデバイスにわたって同様に影響を受ける場合がある。このようなデバイスには、パーソナルコンピュータ、ネットワークサーバ、ハンドヘルドデバイス、スーパーコンピュータ、又は自動車及び飛行機などの他のシステムに統合されたコンピュータが挙げられ得る。
【0333】
本開示の主題の好ましい実施形態を説明する際には、図に例解されるように、分かりやすくするために特定の用語が用いられる。しかしながら、特許請求された主題は、そのように選択された特定の用語に限定されることを意図するものではなく、各特定の要素は、同様の目的を達成するために同様の様式で動作する全ての技術的均等物を含むことを理解されたい。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
メイン受信器と、
低電力受信器と、
プロセッサと、を備え、前記プロセッサが、
前記メイン受信器を介して、ベースライン構成のセットの指示を受信することであって、前記ベースライン構成のセットが、第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成を含む、受信することと、
前記メイン受信器が非アクティブ状態にある低電力モードに遷移することと、
前記低電力受信器を介して、前記第1のベースライン構成の指示を受信することと、
前記第1のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、
前記低電力受信器を介して、前記第1のベースライン構成の第1の情報要素に対する第1の変更を示す第1の更新情報を受信することと、
前記第1の更新情報に従って前記第1のベースライン構成を更新することと、
第1の更新された前記第1のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を行うように構成されている、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記プロセッサが、
前記低電力受信器を介して、第1の更新された前記第1のベースライン構成の第2の情報要素に対する第2の変更を示す第2の更新情報を受信することと、
前記第2の更新情報に従って第1の更新された前記第1のベースライン構成を更新することと、
第2の更新された前記第1のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を行うように更に構成されている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記プロセッサが、
前記低電力受信器を介して、前記第2のベースライン構成の指示を受信することと、
前記第2のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を行うように更に構成されている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記プロセッサが、
前記低電力受信器を介して、前記第2のベースライン構成の情報要素に対する変更を示す第2の更新情報を受信することと、
前記第2の更新情報に従って前記第2のベースライン構成を更新することと、
更新された前記第2のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を行うように更に構成されている、請求項3に記載のWTRU。
【請求項5】
前記プロセッサが、
前記第2の更新情報が受信されなかったことを判定することと、
第1の更新された前記第1のベースライン構成に関連するレイテンシが閾値を上回ることを判定することと、
前記レイテンシが前記閾値を上回ることに応答して、前記メイン受信器にウェイクアップ信号を送ることと、
前記メイン受信器を介して、前記第2の更新情報の再送信の要求を送ることと、を行うように更に構成されている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
前記プロセッサが、
第1の更新された前記第1のベースライン構成に関連するレイテンシが閾値を上回ることを判定することと、
前記レイテンシが前記閾値を上回ることに応答して、前記メイン受信器にウェイクアップ信号を送ることと、
前記メイン受信器を介して、第2の更新情報の要求を送ることと、を行うように更に構成されている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項7】
前記第1の更新情報は、前記WTRUが、前記第1のベースライン構成の前記第1の情報要素の値を前記第2のベースライン構成の情報要素の値に変更することを示す、請求項1に記載のWTRU。
【請求項8】
前記プロセッサが、
有効性タイマー及びシステム情報シグナリング周期性の指示を受信することと、
前記有効性タイマーが満了する前に残っている時間量よりも前記システム情報シグナリング周期性が長いという条件で、第1の更新された前記第1のベースライン構成に関連するレイテンシが閾値を上回ることを判定することと、
前記レイテンシが前記閾値を上回ることに応答して、前記メイン受信器にウェイクアップ信号を送ることと、を行うように更に構成されている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項9】
メイン受信器及び低電力受信器を備える無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、前記方法が、
前記メイン受信器を介して、ベースライン構成のセットの指示を受信することであって、前記ベースライン構成のセットが、第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成を含む、受信することと、
前記メイン受信器が非アクティブ状態にある低電力モードに遷移することと、
前記低電力受信器を介して、前記第1のベースライン構成の指示を受信することと、
前記第1のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、
前記低電力受信器を介して、前記第1のベースライン構成の第1の情報要素に対する第1の変更を示す第1の更新情報を受信することと、
前記第1の更新情報に従って前記第1のベースライン構成を更新することと、
第1の更新された前記第1のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を含む、方法。
【請求項10】
前記方法が、
前記低電力受信器を介して、第1の更新された前記第1のベースライン構成の第2の情報要素に対する第2の変更を示す第2の更新情報を受信することと、
前記第2の更新情報に従って第1の更新された前記第1のベースライン構成を更新することと、
第2の更新された前記第1のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法が、
前記低電力受信器を介して、前記第2のベースライン構成の指示を受信することと、
前記第2のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記方法が、
前記低電力受信器を介して、前記第2のベースライン構成の情報要素に対する変更を示す第2の更新情報を受信することと、
前記第2の更新情報に従って前記第2のベースライン構成を更新することと、
更新された前記第2のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記方法が、
第2の更新情報が受信されなかったことを判定することと、
第1の更新された前記第1のベースライン構成に関連するレイテンシが閾値を上回ることを判定することと、
前記レイテンシが前記閾値を上回ることに応答して、前記メイン受信器にウェイクアップ信号を送ることと、
前記メイン受信器を介して、前記第2の更新情報の再送信の要求を送ることと、を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記方法が、
第1の更新された前記第1のベースライン構成に関連するレイテンシが閾値を上回ることを判定することと、
前記レイテンシが前記閾値を上回ることに応答して、前記メイン受信器にウェイクアップ信号を送ることと、
前記メイン受信器を介して、第2の更新情報の要求を送ることと、を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の更新情報は、前記WTRUが、前記第1のベースライン構成の前記第1の情報要素の値を前記第2のベースライン構成の情報要素の値に変更することを示す、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
前記方法が、
有効性タイマー及びシステム情報シグナリング周期性の指示を受信することと、
前記有効性タイマーが満了する前に残っている時間量よりも前記システム情報シグナリング周期性が長いという条件で、第1の更新された前記第1のベースライン構成に関連するレイテンシが閾値を上回ることを判定することと、
前記レイテンシが前記閾値を上回ることに応答して、前記メイン受信器にウェイクアップ信号を送ることと、を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
メイン受信器と、
低電力受信器と、
プロセッサと、を備え、前記プロセッサが、
前記メイン受信器を介して、第1のベースライン構成及び第2のベースライン構成の指示を受信することと、
前記低電力受信器を介して、前記第1のベースライン構成の指示を受信することと、
前記第1のベースライン構成に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、
前記低電力受信器を介して、前記第1のベースライン構成の情報要素に対する変更を示す更新情報を受信することと、
前記第1のベースライン構成及び前記更新情報に基づいて、前記メイン受信器又は前記低電力受信器のうちの少なくとも1つを構成することと、を行うように構成されている、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【国際調査報告】