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特表2024-545596クオンツ取引戦略を実行するための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-10
(54)【発明の名称】クオンツ取引戦略を実行するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/04 20120101AFI20241203BHJP
【FI】
G06Q40/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024528590
(86)(22)【出願日】2021-11-15
(85)【翻訳文提出日】2024-06-28
(86)【国際出願番号】 CN2021130705
(87)【国際公開番号】W WO2023082265
(87)【国際公開日】2023-05-19
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
2.WINDOWS PHONE
3.iOS
(71)【出願人】
【識別番号】522365915
【氏名又は名称】富途網絡科技(深▲チェン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】FUTU NETWORK TECHNOLOGY(SHENZHEN)CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】28 floor,D1 building,Kexing Science Park,15 Keyuan Road,Nanshan District,Shenzhen,Guangdong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ホア、パイポー
【テーマコード(参考)】
5L040
【Fターム(参考)】
5L040BB51
(57)【要約】
本願の実施例は、クオンツ取引戦略を実行するための方法及び装置を提供し、グラフィカルインターフェイスによってクオンツ取引戦略の実行を実現し、ユーザがプログラムコードを記述する能力を備える必要がなく、ユーザの体験が向上する。該クオンツ取引戦略を実行するための方法は、実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するステップと、ユーザから入力した第1命令を取得するステップと、該第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するステップと、該第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加し、該第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するステップと、該第1実行記録により、該第1クオンツ取引戦略を実行し、該第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クオンツ取引戦略を実行するための方法であって、
実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するステップと、
ユーザから入力した第1命令を取得するステップと、
前記第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するステップと、
前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加するステップと、
前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得するステップと、を含む、ことを特徴とするクオンツ取引戦略を実行するための方法。
【請求項2】
前記第1命令に応答し、第1クオンツ取引戦略を取得するステップは、
前記第1命令に応答し、前記第1クオンツ取引戦略のパラメータ設定インターフェイスを表示するステップと、
前記パラメータ設定インターフェイスにより、ユーザから入力した実際の市場実行に関連する前記パラメータを取得するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パラメータ設定インターフェイスにより前記第1クオンツ取引戦略の記録記述を表示するステップをさらに含み、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされた場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略のバックテスト結果を記述するために使用され、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされていない場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされていないことを記述し、および/または、前記第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推薦するために使用され、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされた後に更新される場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略の更新前のバックテスト結果を記述し、更新後の前記第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推薦するために使用される、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加する前に、
実際の市場実行に関連する前記パラメータを検出し、または前記ユーザの取引口座の相場権限を検出するステップ、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
実際の市場実行に関連する前記パラメータは、戦略名称、取引口座、頻度パラメータのうちの少なくとも1つを含み、前記頻度パラメータは実行ターゲットおよび/または実行頻度を含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記グラフィカルインターフェイスはナビゲーションバーをさらに含み、
ユーザから入力した第1命令を取得するステップは、
前記ナビゲーションバーにおける前記第1クオンツ取引戦略の第1入口を介して、前記第1命令を取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記グラフィカルな表示インターフェイスは、クオンツ取引戦略を確立するための戦略キャンバスをさらに含み、
ユーザから入力した第1命令を取得するステップは、
前記戦略キャンバスにおける前記第1クオンツ取引戦略の第2入口を介して、前記第1命令を取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
ユーザから入力した第1命令を取得するステップは、
前記実行領域に表示される第3入口を介して、前記第1命令を取得するステップ、を含む、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略の実行を停止するステップ、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1クオンツ取引戦略が前記実行領域に初めて添加される場合、または前記実行領域での前記第1クオンツ取引戦略の有効期間が終了する場合、または前記第1クオンツ取引戦略の実行を停止した後に実行を再開始する場合、取引パスワードインターフェイスを表示するステップと、
前記取引パスワードインターフェイスによりユーザから入力した取引パスワードを取得するステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1クオンツ取引戦略の実行情報は、前記第1クオンツ取引戦略のポジション及び注文状況、収益概要、実行ログ、トレンドグラフの中の少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
クオンツ取引戦略を実行するための装置であって、
実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するための表示ユニットと、
ユーザから入力した第1命令を取得するための取得ユニットと、
前記第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するための処理ユニットと、を備え、
前記処理ユニットはまた、前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加するために使用され、
前記処理ユニットはまた、前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得するために使用される、ことを特徴とするクオンツ取引戦略を実行するための装置。
【請求項13】
電子機器であって、プロセッサとメモリを備え、前記メモリに命令が記憶され、前記プロセッサは前記命令を実行する際に、前記プロセッサに請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行させる、ことを特徴とする電子機器。
【請求項14】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムを記憶するために使用され、前記コンピュータプログラムはコンピュータに請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行させる、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードが通信機器によって実行される際に、前記通信機器に請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例はソフトウェア技術の分野に関し、且つより具体的に、クオンツ取引戦略を実行するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
金融市場でのクオンツ取引戦略の適用はますます広くなっている。クオンツ取引戦略は、投資家またはチームの利益損失に直接影響する。そのため、クオンツ取引戦略は特に重要である。
【0003】
ユーザは、クオンツ取引戦略を作成して実行するとき、多くの場合、プログラミング言語でコードを記述するようにアプリケーションプログラムインタフェース(Application Programming Interface、API)を呼び出し、クオンツ取引を実現する。このような方式で、ユーザは、プログラムコードを書く能力を備える必要があり、例えば取引環境を手動で構成し、対応するAPIインタフェースをダウンロードし、対応するプログラミングソフトウェアでインタフェースを接続し、最終的に、APIインタフェースの関数を学習し、取引関数を呼び出して自動化取引を実現し、及びプログラミング中の変数、関数、クラス、転送制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)接続などの複雑な概念を理解し、負荷の高いAPIドキュメントを読み、専門的なハードルが高い。また、すべての操作はいずれもコードで行われるため、ユーザはインタフェースから返された値しかで口座や相場などの情報を監視できず、ユーザ体験が悪い。
【0004】
このため、ユーザの需要を満たすためのクオンツ取引戦略を実行する簡単な方式を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、クオンツ取引戦略を実行するための方法及び装置を提供し、グラフィカルインターフェイスによりクオンツ取引戦略の実行を実現することができ、ユーザがプログラムコードを記述する能力を持つ必要がなく、ユーザ体験が向上する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様は、クオンツ取引戦略を実行するための方法を提供し、
実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するステップと、
ユーザが入力した第1命令を取得するステップと、
前記第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するステップと、
前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に加えて、前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するステップと、
前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得するステップと、を含む。
【0007】
第2態様は、クオンツ取引戦略を実行するための装置を提供し、
実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するための表示ユニットと、
ユーザが入力した第1命令を取得するための取得ユニットと、
前記第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するための処理ユニットと、を備え、
前記処理ユニットはまた、前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加することに用いられ、
前記処理ユニットはまた、前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得することに用いられる。
【0008】
第3態様は、プロセッサとメモリを備える電子機器を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは、該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することによって、上記第1態様における方法を実行することに用いられる。
【0009】
第4態様は、コンピュータに上記第1態様及び第1態様の任意の実現形態における方法を実現させるコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0010】
第5態様は、コンピュータに上記第1態様及び第1態様の任意の実現形態における方法を実現させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0011】
第6態様は、コンピュータ上で実行する際に、コンピュータに上記第1態様及び第1態様の任意の実現形態における方法を実現させるコンピュータプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0012】
本願の実施例は、実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示し、ユーザが入力した命令に応答し、第1実行記録を形成するように、第1クオンツ取引戦略を該実行領域に加え、該第1実行記録により、第1クオンツ取引戦略を実行し、該第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得する。このため、本願の実施例は、ユーザと直観的に対話できるグラフィカルインターフェイスを介してクオンツ取引戦略の実行を実現し、ユーザがプログラムコードを記述する能力を持つ必要がなく、ユーザ体験が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本願の実施例で使用される使用シーンの模式図である。
図2】本願の実施例によるクオンツ取引戦略の作成方法を示す模式的なフローチャートである。
図3】本願の実施例によるグラフィカルインターフェイスを示す一具体例である。
図4】本願の実施例によるグラフィカルインターフェイスのナビゲーションバーを示す一具体例である。
図5】本願の実施例によるグラフィカルインターフェイスの戦略キャンバスを示す一具体例である。
図6】本願の実施例によるパラメータ設定インターフェイスを示す一例である。
図7A】本願の実施例によるパラメータ設定インターフェイスを示す他の例である。
図7B】本願の実施例によるパラメータ設定インターフェイスを示す他の例である。
図8A】本願の実施例による実行リストを示す一例である。
図8B】本願の実施例による実行リストを示す他の例である。
図9】本願の実施例による取引パスワードウィンドウを示す一例である。
図10】本願の実施例によるクオンツ取引戦略を実行するための装置を示す模式的なブロック図である。
図11】本願の実施例による電子機器を示す模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本願の実施例における図面を組み合わせて、本願の実施例における技術的解決手段を明らかで、完全に説明し、明らかで、説明した実施例は全部の実施例ではなく、本願の一部の実施例である。本願における実施例に基づいて、当業者は創造的な作業なしに得られたすべてのその他の実施例は、本願が保護する範囲に属する。
【0015】
本願の実施例において、「Aに対応するB」とはBがAに関連すると示され、AによってBを決定することができることを理解すべきである。しかし、AによってBを決定することは単にAによってBを決定することを意味せず、更にA及び/又はその他の情報によってBを決定することができることをさらに理解すべきである。
【0016】
本願の説明では、特に明記されていない限り、「少なくとも1つ」とは、1つまたは複数のことを指し、「複数」とは、2つまたは2つ以上のことを意味する。また、「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明するものであり、3種の関係があるのを示し、例えば、A及び/又はBは、単独にAが存在し、同時にAとBが存在し、単独にBが存在するという三種の場合を示すことができ、ここでA、Bは単数または複数であってもよい。キャラクター「/」は、一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。「以下の少なくとも1項(個)」又はその同様な表現は、これらの項のうちの任意の組み合わせを指し、単一項(個)又は複数項(個)の任意の組合わせを含む。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1項(個)は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、又はa-b-cを示すことができ、ここでa、b、cは単一でも、複数でもよい。
【0017】
本願の実施例に現れた第1、第2などの説明は、記述対象を示して区別するためのものであり、順序の区別がなく、本願の実施例において機器の個数の特別な限定を示すものではなく、本願の実施例に対するいかなる制限を構成するものでもないことをさらに理解すべきである。
【0018】
明細書における実施例に関連する特定の特徴、構造または特性は本願の少なくとも1つの実施例に含まれることをさらに理解すべきである。なお、これらの特定の特徴、構造または特性は任意の適切な方式で1つまたは複数の実施例に組み合わせることができる。
【0019】
なお、「含む」と「有する」という用語及びそれらのいずれかの変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、例えば、一連のステップまたはユニットを含む過程、方法、システム、製品または装置は、必ずしも明確にリスクされたものに限定されなく、明確にリストされていない、またはこれらの過程、方法、製品または装置に固有の他のステップまたはユニットを含んでもよい。
【0020】
図1は本願の実施例による使用シーンの模式図である。該使用シーンは電子機器101に関し、電子機器101は、スマートフォン(例えばAndroid携帯電話、iOS携帯電話、Windows Phone携帯電話など)、タブレット、ハンドヘルド、ノートパソコン、モバイルインターネットデバイス(mobile Internet device)、ウェアラブルデバイス、車載機器などの様々な端末機器であってよく、限定されない。端末機器はユーザ機器(User Equipment、UE)、端末またはユーザ装置などとも呼ばれ、限定されない。
【0021】
選択可能に、電子機器101はサーバ(例えば相場サーバ)と無線通信技術によってデータの転送を行うことができる。例示的に、図1に示される電子機器101はクライアント/サーバ(client/server、C/S)モードであってもよく、クライアントはサービス側(例えばサーバ)からデータを引き出すことができる。一具体例として、クライアントはMVP(Model-View-Presenter)アーキテクチャを採用し、インターフェイス、データ操作、データウェアハウスなどを互いに分離することができる。
【0022】
本願の実施例において、例示的に、電子機器は、実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示することができ、該実行領域は少なくとも1つのクオンツ取引戦略に対応する実行記録、及び該実行記録に対応するクオンツ取引戦略の実行情報を含み、ユーザは電子機器101を操作することによって第1グラフィカルなクオンツ取引戦略を実行領域に加え、該第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成し、次に、該第1実行記録により、該第1クオンツ取引戦略を実行し、該第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得することができる。
【0023】
例示的に、本願の実施例におけるクオンツ取引のターゲットは先物、株式または基金などの製品であってもよく、限定されない。
【0024】
説明する必要がある点として、図1に示すような使用シーンは、本願の実施例を説明するためにのみ使用され、限定するためのものではない。具体的に実施する際に、実際の必要に応じて本願の実施例による技術的解決手段を活用することができる。
【0025】
図2は、本願の実施例によるクオンツ取引戦略を実行するための方法200の模式的なフローチャートである。方法200は図1における電子機器101、または該電子機器101に設けられる回路またはチップにより実行することができる。図2に示すように、方法200はステップ210~240を含む。
【0026】
210、グラフィカルインターフェイスを表示し、前記グラフィカルインターフェイスは実行領域を含む。
【0027】
例示的に、前記実行領域は少なくとも1つのクオンツ取引戦略に対応する実行記録、及び前記実行記録に対応するクオンツ取引戦略の実行情報を含む。
【0028】
例示的に、端末機器にインストールされるアプリケーションプログラム(application、APP)のインターフェイスには、ユーザがクオンツ取引戦略を作成するためのグラフィカルインターフェイスを表示することができる。該APPはデスクトップ側APP、または携帯電話側APPであってもよく、限定されない。
【0029】
例示的に、クオンツ取引戦略は、例えば開始コントロール、条件コントロールまたはイベントコントロールなどの少なくとも1つのグラフィカルなコントロールを含むことができ、限定されない。ここで、ユーザは該少なくとも1つのグラフィカルなコントロールの属性パラメータを編集することによって、該クオンツ取引戦略を得ることができる。
【0030】
以下、APPの表示インターフェイスを組み合わせてグラフィカルなクオンツ取引戦略を作成する過程を詳細に説明する。以下の実施例における各インターフェイス図は、本願の実施例によって提供される技術的解決手段を容易に理解するためのものであり、本願の技術的解決手段を限定するものではないことを理解すべきである。
【0031】
図3はグラフィカルインターフェイスの一具体例を示し、該グラフィカルインターフェイスは実行領域300を含み、実行領域300に実行リスト310と実行情報320が含まれてもよい。図3に示すように、実行リスト310に少なくとも1つのクオンツ取引戦略の実行記録が含まれてもよく、実行情報320は実行リストにおける実行記録に対応するクオンツ取引戦略の実行情報を表示するために使用される。
【0032】
例示的に、図3に示すように、各実行記録は、例えばシリアル番号、戦略名称、状態、ターゲット、口座、実行時間及びターゲット頻度などの中の少なくとも1つなどの1つのクオンツ取引戦略の関連情報を含むことができ、お客様は戦略実行の関連情報を知るようにする。シリアル番号は、実行記録を実行リストに添加する順序、例えば1、2、3、4などを示すことができ、戦略名称は、実行記録に対応するクオンツ取引戦略の名称、例えば戦略1、戦略2、戦略4などを示すことができ、状態は、実行記録に対応するクオンツ取引戦略の実行状態を示すことができ、例えば実行中と停止中の2つの状態を含み、ターゲットは、実行記録に対応するクオンツ取引戦略に関するターゲット、例えばテンセント持株、アリババなどを示すことができ、口座は、実際の市場取引実行記録に対応するクオンツ取引戦略用の口座、例えば香港株式融資融券口座(9856)などを示し、実行時間は、実行記録に対応するクオンツ取引戦略の実行時間を示すために使用され、ターゲット頻度は、実行記録に対応するクオンツ取引戦略に関するターゲットの頻度、例えば毎日Kなどを示すために使用される。
【0033】
例示的に、図3を参照し続いて、例えば実行領域320には少なくとも4つの領域が含まれ、それぞれポジション及び注文状況321、収益概要322、実行ログ323及びトレンドグラフ324の中の少なくとも1つである。各領域はそれぞれ異なる角度からクオンツ取引戦略の事項状況を示す。例示的に、ポジション及び注文状況321は、実行記録に対応するクオンツ取引戦略の口座のポジション及び注文状況を示し、収益概要322は、クオンツターゲットの方式で実行記録に対応するクオンツ取引戦略の収益リスク表現を示すために使用され、実行ログ323は、実行記録に対応するクオンツ取引戦略をホワイトワードの方式でユーザに伝達し、ユーザが戦略の実行状況を監視することを助けるために使用され、トレンドグラフ324は、実行記録に対応するクオンツ取引戦略に関するターゲットのK線図を示すために使用され、ユーザは戦略売買ポイントを比較し、収益リスクを容易に原因分析できる。
【0034】
選択可能に、実行領域における各領域は、実行リストに選択された実行記録に対応するクオンツ取引戦略の実行情報を示すことができる。幾つかの実施例において、実行領域における実行情報は、実行リストにおける実行記録の切り替えにつれて変化する。
【0035】
例示的に、収益概要322では、リストの形式で対応する戦略の収益指標を示すことができる。このリストは、ユーザが実行リストにおける実行記録を切り替えるにつれて切り替えることができる。収益指標は、例えば総収益、当日収益、総利回り、当日利回り、シャープ比率のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0036】
例示的に、トレンドグラフ324に示されたのは、実行ターゲット及びイベントコントロールに現れたターゲットである。ユーザが開始実行に入る場合、K線は実際の市場に基づいて動的に生成することができる。ここで、クライアントにおける見積書-K線図領域を再利用することができる。また、元のクライアントにおける見積書-K線図領域と異なる点は、ここで、線画機能、指標管理などを削除することができ、限定されない。選択可能に、注文ポイント、取引ポイントなどの2種類の売買ポイントは異なるスタイルでK線シミュレーションに示すことができ、限定されない。例えば、注文ポイントについて、ユーザが注文した時点を示すことができ、取引ポイントについて、ユーザが注文した後に取引が成立する時点を示すことができる。選択可能に、K線シミュレーションの上段ではK線周期、例えば時間別、数日、日K、週K、季節K、年K、1分K、3分K、5分K、15分K、30分K、1時間K、2時間K、4時間K、Tick等を切り替えることができ、限定されない。K線周期を切り替えた後に曲線がそれにつれて変化する。デフォルトのK線周期は戦略の頻度に従って切り替えることができ、例えば戦略周期が日Kであると、表示されたK線周期は日Kである。選択可能に、ユーザによって選択されたターゲット数に応じて表示することができ、表示される配置はデフォルトで上下に配置でき、配置のための十分なスペースがない場合、スクロールバーによって拡張されてもよい。また複数の図形の組み合わせを無制限に形成することができる。
【0037】
例示的に、ポジション及び注文状況321は、口座を切り替えることができる。選択可能に、戦略に対応する口座をデフォルトで表示することができる。また、ポジションリストまたは履歴注文リストを切り替え、データのエクスポート、及び注文照会などをサポートすることができ、限定されない。
【0038】
幾つかの選択可能な実施例において、図4を参照し、グラフィカルインターフェイスはナビゲーションバー330をさらに含む。図4に示すように、ナビゲーションバー310は少なくとも1つのクオンツ取引戦略(例えば戦略1、戦略2、戦略3、新戦略、新戦略1、新戦略2等)を表示することができる。選択可能に、ナビゲーションバー310に、クオンツ取引戦略の状態、例えばバックテストを表示することもできる。選択可能に、ナビゲーションバーに新しいクオンツ取引戦略のアイコン、例えば「+」などを表示することもできる。
【0039】
幾つかの選択可能な実施例において、図5を参照し、グラフィカルインターフェイスはナビゲーションバー340をさらに含んでもよい。戦略キャンバス340はクオンツ取引戦略を作成するために使用され、例えばユーザは少なくとも1つのグラフィカルなコントロールを戦略キャンバスに添加して対応するボックスを形成し、接続線を介してコントロールを接続してクオンツ取引戦略を確立することができる。選択可能に、グラフィカルインターフェイスに戦略キャンバスにおけるコントロールの属性パラメータを編集するための属性ボックスが含まれてもよい。
【0040】
220、ユーザから入力した第1命令を取得する。該第1命令は、実際の市場実行クオンツ取引戦略、例えば第1クオンツ取引戦略を添加することを指示するために使用する。
【0041】
第1の可能な実現形態として、上記ナビゲーションバーにおける第1クオンツ取引戦略の第1入口を介して、上記第1命令を取得することができる。
【0042】
図4を参照し、ユーザは、ナビゲーションバー330内の第1クオンツ取引戦略の1つの具体例(例えば戦略3)ボタンに、例えばクリック、長押し、マウスホバー、またはマウスの右ボタンクリックなどの操作を行い、第1入口、例えば加えた実行ボタン41を表示することができる。該加えた実行ボタン41に対して、例えばクリック、長押し、またはマウスの右ボタンクリックなどの操作を行うことによって、ユーザは上記第1命令を入力し、戦略3を実際の市場実行に添加することを指示することができる。それに対応して、電子機器は、該加えた実行ボタン41により、ユーザから入力した第1命令を取得し、さらに戦略3を実際の市場実行に添加することを決定する。
【0043】
選択可能に、戦略3のボタンを操作した後、名前の変更、削除、コピーなどの他のボタンを表示することができる。電子機器は、これらのボタンからユーザによって入力された戦略3に対する対応する操作の命令を取得することができ、限定されない。
【0044】
第2種の可能な実現形態として、戦略キャンバスにおける第1クオンツ取引戦略の第2入口を介して、前記第1命令を取得することができる。
【0045】
図5を参照し、戦略キャンバス340に第1クオンツ取引戦略を表示する場合、ユーザは戦略キャンバス340内の戦略実行ボタンに、例えばクリック、長押し、マウスホバー、またはマウスの右ボタンクリックなどの操作を行い、第2入口、例えば実際の市場ボタン42を表示することができる。該実際の市場ボタン42に対して、例えばクリック、長押し、またはマウスの右ボタンクリックなどの操作を行うことによって、ユーザは上記第1命令を入力し、戦略キャンバス340に表示された第1クオンツ取引戦略を実際の市場実行に添加することを指示する。それに対応して、電子機器は該実際の市場ボタン42により、ユーザから入力した第1命令を取得し、戦略キャンバス340に表示された第1クオンツ取引戦略を実際の市場実行に添加することを決定する。
【0046】
選択可能に、戦略実行ボタンを操作した後、バックテストなどの他のボタンを表示することもできる。電子機器はこれらのボタンからユーザによって入力された戦略キャンバス340内の第1クオンツ取引戦略に対する対応する操作の命令を取得することができ、限定されない。
【0047】
第3種の可能な実現形態として、実行領域に表示された第3入口を介して、前記第1命令を取得することができる。
【0048】
図3を参照し続いて、ユーザは実行リスト310における添加+ボタン43に、入りクリック、長押し、またはマウスの右ボタンクリックなどの操作を行うことができ、ユーザは上記第1命令を入力することができ、クオンツ取引戦略に実際の市場実行を添加する必要があることを指示する。
【0049】
第4種の可能な実現形態として、ナビゲーションバー330に表示された第4入口を介して、前記第1命令を取得することができる。
【0050】
図4を参照し続いて、ユーザはナビゲーションバー330における実行+ボタン43に、入りクリック、長押し、またはマウスの右ボタンクリックなどの操作を行うことができ、ユーザは上記第1命令を入力することができ、クオンツ取引戦略に実際の市場実行を添加する必要があることを指示する。
【0051】
本願の実施例は、ナビゲーションバー、実行リスト、及び戦略キャンバスにいずれも異なる入口(例えばボタンtab)を設けることによってユーザから入力した第1命令を取得し、ユーザがtabを不必要に切り替える頻度を減らし、ユーザの操作効率を向上させるのに役に立ち、さらにユーザの体験が向上する。
【0052】
なお、ここでは、上記4種の方式で第1命令を取得する方式について説明したが、本願の実施例はこれに限らず、例えばユーザはまた、グラフィカルインターフェイスにおけるその他の入口を介して第1命令を入力してもよいし、または電子機器のその他のモジュールまたはユニット、例えば音声入力ユニットを介して第1命令を入力してもよく、本願はこれを限定しない。
【0053】
230、前記第1命令に応答し、第1クオンツ取引戦略を取得し、前記第1クオンツ取引戦略は実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む。
【0054】
幾つかの選択可能な実施例において、上記第1命令に応答し、前記第1クオンツ取引戦略のパラメータ設定インターフェイスを表示し、次に前記パラメータ設定インターフェイスを介してユーザから入力した実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを取得する。例示的に、該パラメータ設定インターフェイスはポップアップウィンドウであってよく、例えば上記第1命令に応答し、パラメータ設定インターフェイスポップアップウィンドウをポップアップすることにより、ユーザはクオンツ取引戦略の実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを入力するようにしてもよい。
【0055】
このため、本願の実施例において、ユーザは該パラメータ設定インターフェイスにより、自身の状況を組み合わせ、対応するパラメータをパーソナライズして設定し、ユーザ体験が向上することができる。
【0056】
例示的に、前記実際の市場実行に関連するパラメータは、戦略名称、取引口座、頻度パラメータの中の少なくとも1つを含み、前記頻度パラメータは実行ターゲットおよび/または実行頻度を含む。ここで、戦略名称はユーザが実際の市場実行に添加する必要があるクオンツ取引戦略の名称である。選択可能に、ユーザは自身の必要に応じて対応する戦略を添加することができる。取引口座は戦略実行の口座である。選択可能に、ユーザは口座の資金状態、証券会社などの情報に基づいて適切な口座を選択することができる。頻度パラメータは、実行パラメータグループ(ターゲットグループとも呼ばれる)を含んでよく、例えば実行ターゲットと頻度を含み、実行ターゲットは、実行ターゲットが、所定の頻度でデータがプッシュされると、戦略をトリガーして1回実行することを示す。
【0057】
幾つかの選択可能な実施例において、図6を参照し、パラメータ設定インターフェイス350の例を示す。図6に示すように、ドロップダウンオプション、例えば列挙型ドロップダウンメニューによって戦略を選択することができ、ここで、列挙オプションはナビゲーションバーにおけるクオンツ取引戦略であってもよい。
【0058】
選択可能に、戦略名称は実行パラメータ設定に入る方式によって異なるデフォルト値を表示する。例えば、上記第1種の可能な第1命令を取得する実現形態の場合、戦略名称のデフォルト値は戦略3であってもよく、また例えば、上記第2種の可能な第1命令を取得する実現形態の場合、戦略名称のデフォルト値は戦略キャンバス内の選択された第1クオンツ取引戦略であってもよく、また例えば、上記第3種または第4種の可能な第1命令を取得する実現形態の場合、戦略名称のデフォルト値は空であってもよい。
【0059】
図6を参照し続いて、戦略が選択された後、ユーザが実際の市場取引を行う口座を選択する必要がある。例示的に、ドロップダウンオプション、例えば列挙型ドロップダウンメニューによって口座を選択することができ、ここで、列挙オプションは該ユーザが有するすべての口座、またはその中の一部であってもよく、限定されない。口座のデフォルト値は以下の3種の状況に応じて決定することができる。
【0060】
状況1:1つの対応する口座がある
例示的に、対応する口座ロジックは、キャンバス内の第1の取引イベント(例えば注文、キャンセル)におけるターゲットに対応する市場を検出し、この市場を使用した口座を対応する口座として採用する。このとき、口座のデフォルト値は、戦略選択に一致する口座を示し、例えば、図7Aを参照し、開始ボックス360中で戦略適用ターゲットが株式を選択すると、口座はデフォルトで株式口座、例えば口座1を選択する。
【0061】
状況2、2つ及び2つ以上の対応する口座がある
このとき、口座のデフォルト値は空と示される。
【0062】
状況3、ユーザが関連口座を開設していない
このとき、口座デフォルト値は空と示されるが、ドロップダウンするとその他の口座を見えることができる。
【0063】
本願の一実施例において、実行パラメータグループの数は1つ、2つまたは複数であってもよく、各実行パラメータグループは同一の戦略に対応し、各実行パラメータグループ内のターゲットは1つ、2つまたは複数を含むことができ、実行パラメータグループにはターゲット、及びターゲットに対応する頻度パラメータが含まれる。各ターゲットは1種類の頻度パラメータに対応でき、各ターゲットに対応する頻度パラメータは同じでも、異なってもよい。
【0064】
図6を参照し続いて、ユーザが口座を選択した後、頻度に関連するパラメータを記入できる。例示的に、ユーザはパラメータ設定インターフェイス350における新規作成ボタン61によって1組の実行パラメータグループ、例えば実行パラメータグループ62、実行パラメータグループ63を新規作成することができ、該実行パラメータグループは、少なくとも1つのターゲット及び各ターゲットに対応する実行頻度を含むことによって、クオンツ取引戦略に代入して実行と取引処理を行う。選択可能に、複数のグループのパラメータを取り込んで1つの実行記録のパラメータとしてパッケージ化することができ、例えば実行パラメータグループ62と実行パラメータグループ63を1つの実行記録のパラメータとしてパッケージ化し、即ち複数のグループのパラメータ(例えばパラメータグループ62とパラメータグループ63)を同様な戦略に代入し、且つ同一のポートフォリオとしてパッケージ化することに相当する。このため、本願の実施例は、複数のグループの実行パラメータグループを設定することによって、1組のコードを用いて複数のグループのターゲットを監視するのに役に立つ一方、実行領域操作を繰り返して添加する回数を減らすのに役に立つ。
【0065】
例として、実行パラメータグループの数を制限することができ、例えば1つのクオンツ取引戦略は最も多く5組の実行パラメータグループに対応でき、本願はこれを限定しない。幾つかの実施例において、実行パラメータグループの数が上限に達すると、新規作成ボタン61を無効に設定し、「実行パラメータグループの数が上限に達した」などというテキストをhoverし、本願はこれを限定しない。
【0066】
図6を参照し続いて、本実施例において、各実行パラメータグループの視認性を高めるように、実行パラメータグループの名称を設定してもよい。実行パラメータグループの名称はシリアル番号で記述されても、ユーザにより自分設定されてもよいし、実行ターゲットの名称によって決定されてもよく、例えば、実行パラメータグループ62と実行パラメータグループ63の中の実行ターゲットは1つのみがあると、実行パラメータグループ62の名称を実行ターゲット1と命名し、実行パラメータグループ63の名称を実行ターゲット2と命名することができる。図7Bを参照し、実行ターゲット名称は開始ボックス360に設定されたトリガー実行ターゲットパラメータの中の名称と一致するように表示することができ、例えば実行ターゲット1、または実行ターゲット2などであり、本願はこれを限定しない。選択可能に、実行パラメータの設定では、実行ターゲット名称は修正をサポートしない。修正する必要があると、開始ボックスで行うことができる。
【0067】
選択可能に、実行パラメータグループにはターゲット名称と実行頻度が含まれることができる。図6に示すように、ターゲット名称は、列挙を検索することで決定することができる。選択可能に、デフォルト値は空と表示することも、ユーザの需要に応じて修正することができ、例えばドロップダウンオプションにより実行ターゲット1を「テンセント持株」または「中国平安」などに設定することができる。ここで、該ターゲットは実行をトリガーするターゲットを示し、即ち当該実行ターゲットは設定された頻度でデータがプッシュされると、戦略全体をトリガーして1回実行する。選択可能に、ターゲットの数は開始ボックス360に設定された数と一致し、変更をサポートしない。
【0068】
図6を参照し続いて、頻度についてドロップダウンオプション、例えば列挙型ドロップダウンメニューを設定して頻度を選択することができる。例示的に、頻度は日K、1分K、3分K、5分K、15分K、30分K、60分K、Tick、1回のみ実行などであってもよく、限定されない。選択可能に、デフォルト値は1分Kであってもよい。ここで、該頻度設定は実行ターゲットの頻度設定であり、実行ターゲットの該頻度でのデータを購読し、複数の実行ターゲットがあると、複数回購読できる。
【0069】
選択可能に、パラメータ設定インターフェイスにおけるパラメータオプションデータは現在のユーザに基づいて取得されることができる。例示的に、パラメータ設定インターフェイス(例えばポップアップウィンドウ)を初期化する場合、ユーザの戦略リストデータを取得することができ、戦略の基礎情報(例えばターゲットグループ、実行開始時間、実行持続時間、残りのロック解除時間など)、及び戦略に対応する実行パラメータグループの基礎情報(例えば信号ターゲット、頻度など)を含み、ユーザの口座リストデータを取得することができ、口座基礎情報等を含み、限定されない。他の幾つかの実施例において、データの取得時間を該データが必要な時刻まで遅らせることができ、本願はこれを限定しない。
【0070】
選択可能に、戦略選択コントロールにより戦略選択項目を変更し、現在の実行パラメータグループの基礎情報の変更をトリガーすると同時に、実行パラメータグループ表示領域全体をクリアすることができる。実行パラメータグループを添加するために使用される場合、現在の実行パラメータグループ基礎情報に基づいて実行パラメータグループ内容を含む全体コントロールを生成することができる。ユーザは実行パラメータグループを削除する際に、実行パラメータグループに対応する全体コントロールを削除することができる。幾つかの実施例において、戦略オプションを変更した後、以前の戦略の実行パラメータグループデータを保留することができ、元の選択された戦略に戻るときに実行パラメータグループデータを再表示することができるようにする。
【0071】
【0072】
【0073】
幾つかの選択可能な実施例において、前記パラメータ設定インターフェイスは前記第1クオンツ取引戦略の記録記述を表示する。第1クオンツ取引戦略がバックテストされた場合で、該記録記述は第1クオンツ取引戦略のバックテスト結果を記述するために使用される。第1クオンツ取引戦略がバックテストされていない場合、該記録記述は第1クオンツ取引戦略がバックテストされていないことを記述し、および/または、第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推奨するために使用される。第1クオンツ取引戦略がバックテスト後に更新する場合、該記録記述は第1クオンツ取引戦略の更新前のバックテスト結果を記述し、更新後の第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推薦する。
【0074】
図6を参照し続いて、例えばパラメータ設定インターフェイスで戦略を選択した後、選択可能に、選択された戦略を検出していないと、テキストが現れ、ユーザに検出を促すことができ、確認ボタンを無効に設定する。選択された戦略が検出された場合、インターフェイスに選択された戦略の記録記述を表示することができる。該記録記述は、選択された戦略の関連情報、例えばバックテストするかどうか、収益がいくらかなどを表示することができる。具体的に、3種の状況に分けることができる。
【0075】
状況1:バックテストしていない
【0076】
具体的に、ユーザは実際の市場に添加される戦略をバックテストしていないと、操作リスクがあり、このとき、ユーザにバックテストすることを促すことができる。例えば「該戦略が履歴のバックテストを経ていないので、バックテストして戦略の業績表現を見ることを推薦する」というテキストを表示することができる。
【0077】
状況2:現在のバージョン(即ち最新バージョン)をバックテストした
【0078】
具体的に、ユーザは最新バージョンの戦略をバックテストしており、このとき、バックテスト結果を表示することができる。例示的に、バックテスト結果は年間収益、区間収益、変動率及びバックテスト区間などのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0079】
さらに、本実施例はクオンツ取引戦略をバックテストした後、バックテスト結果に基づいてクオンツ取引戦略を調整することができる。
【0080】
状況3:非現在バージョンをバックテストした
【0081】
具体的に、ユーザが該戦略をバックテストしたが、後続で該戦略を修正しており、且つ修正した後にバックテストしておらず、このとき、前回のバックテスト結果を表示することができ、同時に、ユーザに該戦略が修正された後にバックテストしないことを促し、ユーザは現在バージョンをバックテストすることを推薦する。
【0082】
選択可能に、戦略のバックテスト情報はパラメータ設定インターフェイス(例えばポップアップウィンドウ)が初期化する際に取得した戦略リストデータに含まれることができ、戦略選択コントロールにより戦略オプションを変えてバックテストをトリガーし、内容変更を表示することができる。例示的に、バックテストを経ていない戦略について、バックテストリマインダー領域を表示し、バックテストデータ領域を非表示し、バックテストリマインダー領域の内容をユーザにバックテストすることを促すことに変更することができ、現在バージョンをバックテストした戦略について、バックテストリマインダー領域を表示し、バックテストデータ領域を表示し、バックテストリマインダー領域の内容を戦略タイプテキストに変更することができ、バックテストデータを選択された戦略のバックテストデータに変更し、非現在バージョンをバックテストした戦略について、バックテストリマインダー領域を表示し、バックテストデータ領域を表示し、バックテストリマインダー領域の内容をユーザにバックテストすることを推薦することに変更することができる。
【0083】
幾つかの選択可能な実施例において、パラメータ実行設定インターフェイスでは、ユーザにリスクを促してもよく、例えば取引リスクを開示するためにユーザに法的条件のチェークを促す。ユーザが実際の市場実行のリスクポイントを了解できるようにする。図6を参照し続いて、パラメータボックスの下で、ユーザに「「API開発者使用許諾契約書」と免責事項を読んで受け入れました」チェックを入れて同意しなければ、次のステップに進むことができない。選択可能に、ユーザがチェックを1回入れたと、次回でシステムが自動的にチェックを入れることができ、ユーザの体験が向上するようにする。選択可能に、テキストをハイパーリンクとして設定でき、ユーザがクリックした後に詳細な法的条件の内容または免責事項をポップアップすることができる。選択可能に、法的条件をチェックを入れていない場合、パラメータ設定インターフェイスにおける確認ボタンを無効に設定することができ、該確認ボタンコントロールを禁用するようにする。
【0084】
幾つかの選択可能な実施例において、ユーザが実行パラメータの設定を完了した後、戦略の実際の市場実行に関連するパラメータを検出したり、ユーザの取引口座の相場権限を検出したりしてもよい。
【0085】
例示的に、戦略の実際の市場実行に関連するパラメータを検出することは、戦略、口座、ターゲットグループの三者の間で検出することを含むことができ、これにより、ユーザが早期にエラーを識別できることを助ける。選択可能に、ユーザに修正することを促してもよく、戦略が実際の市場実行に入る際にエラーが発生し、ユーザの財産が不必要な損失を受けることを減少または回避するようにする。戦略の検出に合格しなかった場合、クオンツコンポーネントはユーザに戦略の修正を促すことができ、そうでないと、戦略は実行リストに添加することができず、つまり、戦略が実際の市場実行に添加することができないことを意味する。
【0086】
一可能な実現形態として、戦略と口座の間で検出することができる。例えば、戦略タイプが口座タイプと一致する必要があり、例えば証券類戦略は証券口座の下でしか実行できず、先物口座の下では実行できず、同様に、先物戦略は先物口座でのみ実行できる。そうでないと、テキストプロンプトエラーが発生するとともに、確定ボタンを無効に設定することができる。
【0087】
1つの具体的な例として、ユーザが開始ボックスに配置された第1クオンツ取引戦略のタイプは証券であるが、実行パラメータ設定インターフェイスでユーザが先物口座を選択したため、戦略タイプが口座タイプに一致せず、このとき、エラーを報告してユーザに、例えば「該口座が戦略タイプと矛盾し、先物口座を選択したり、または開始ボックス内で戦略タイプを修正する」というテキストで促すことができる。
【0088】
他の可能な実現形態として、口座とターゲットとの間で検出することができる。例えば、口座がターゲットの間で一致に保持する必要があり、例えば先物口座が先物類のターゲットをスマートに取引し、株式、オプションなどを取引することができず、証券類の口座が株式、オプションなどのみ取引し、先物を取引することができない。また例えば、ユーザが戦略キャンバスにおける取引イベント(例えば注文、キャンセル)の中で、実行ターゲットを使用したと、実行ターゲットタイプが口座タイプに一致するかどうかを検出する必要がある。そうでないと、テキストプロンプトエラーが発生するとともに、確定ボタンを無効に設定することができる。
【0089】
一具体的な例として、ユーザは実行パラメータ設定インターフェイスで先物口座を選択しており、このとき、ターゲット選択がテンセント持株であると、一致しない状況が発生し、エラーを報告してユーザに、例えば「この口座タイプがターゲット種類と矛盾し、先物口座のターゲット種類を選択してください」というテキストで促すことができる。
【0090】
例示的に、パラメータの設定が完了した後、ユーザの口座に対して相場権限の検出を行ってもよく、戦略が実際の市場実行の過程で、ユーザの現在の相場権限が戦略に必要な相場権限をカバーできるかどうかを確認する。一具体的な例として、ユーザの現在の権限が香港株BMP相場権限であるが、戦略は10ファイルの見積もり(LV2権限)を使用したと仮定すると、このとき、ユーザに相場権限を購買したり、戦略を修正したりすることを促すことができる。
【0091】
幾つかの選択可能な実施例において、パラメータの検出は2種の対話中に完了することができる。以下、この2種の対話過程を記述する。
【0092】
一方の対話過程では、対応するパラメータ設定が完了した後、パラメータ内容が有効であるかどうかを検出することができ、例えば以下の検出の中の少なくとも1つを含むことができ、
1、口座選択フレームワークが口座選択項目を変更すると、戦略が選択されたときに、選択された口座の基礎データと選択された戦略の基礎データからタイプがマッチするかどうかを検出し、
2、ターゲット選択コントロールがターゲット選択項目を変更すると、選択されたターゲットのデータと選択された戦略に対応するターゲットグループの基礎データから必要な権限を含むかどうかを検出し、戦略が選択されたときに選択されたターゲットのデータと選択された戦略の基礎データからタイプがマッチするかどうかを検出する。
【0093】
他方の対話過程で、パラメータ設定の確認を完了してから、パラメータ内容が完全であるかどうかを検出することができ、例えば以下の検出の中の少なくとも1つを含むことができ、
1、選択された有効戦略を検出し、
2、選択された有効口座を検出し、口座タイプが戦略タイプにマッチし、
3、ターゲットグループにおける各ターゲットの選択された有効データを検出し、且つターゲットのある対応する権限とターゲットタイプは戦略タイプにマッチし、
4、法的条件をチェックを入れたと検出する。
【0094】
240、前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加する。
【0095】
例示的に、第1クオンツ取引戦略の実際の市場実行に関連するパラメータ検出を完了した後、第1クオンツ取引戦略を実行リストに添加し、該第1クオンツ取引戦略に対応する実行記録、即ち第1実行記録を形成する。例えば、実行パラメータ設定インターフェイスの確定ボタンをクリックすることによって、検出後の戦略を実行リストに添加することを実現し、実行リストに1つの実行記録を増加することを実現する。
【0096】
250、前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得する。
【0097】
例示的に、第1実行記録によって提供された入口を介して、ユーザから入力した第2命令を取得し、該第2命令に応答し、前記第1クオンツ取引戦略の実行状態を制御することができ、例えば第1クオンツ取引戦略の実行を開始し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得する。
【0098】
選択可能に、前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略の実行を停止してもよい。例えば第1実行記録によって提供された入口を介して、ユーザから入力した第3命令を取得し、第3命令に応答し第1クオンツ取引戦略の実行を停止する。
【0099】
つまり、第1クオンツ取引戦略の実行状態は実行中または停止中を含む。選択可能に、複数の戦略を同時に実行することをサポートすることができる。
【0100】
一可能な実現形態として、図8Aを参照し、実行リスト310における実行記録に操作欄64が含まれてもよく、「開始」または「停止」ボタンを含むことができ、ユーザはこの「開始」または「停止」ボタンをクリックすることによって対応する戦略の実行状態を切り替えることができる。
【0101】
他の可能な実現形態として、図8Bを参照し、戦略の実行記録を操作(例えばクリック、またはマウスの右クリック、またはマウスのhoverなど)することによって、操作ボックス65を表示することができ、ここで、該戦略の状態を切り替えるボタンを表示することができる。例えば、図8Bでは、実行中の戦略1の場合、マウスを右クリックすることによって実行停止ボタンをポップアップすることができ、このとき、該ボタンにより、実行戦略1を停止することができる。また、停止中の戦略の場合、操作により実行開始ボタンをポップアップすることができ、このとき、該ボタンにより、該戦略の実行を開始することができる。選択可能に、戦略の状態を切り替えるボタンを表示する際に、例えば編集、削除、または他のボタンなどの他のボタンを表示してもよく、限定されない。
【0102】
幾つかの選択可能な実施例において、戦略の実行中に、エラー報告が発生したと、該戦略の状態は停止中に自動的に切り替えることができる。選択可能に、ポップアップウィンドウ、または実行ログを介してユーザに促すことができる。
【0103】
幾つかの選択可能な実施例において、実行リストの内容はフレームワークにより管理することができる。例示的に、「開始」または「停止」ボタンをクリックする場合、実行リストにおける内容をデータインタフェースに記憶し、「削除」または「停止実行」を右クリックすると、内容をデータインタフェースに記憶することができる。同様に、データインタフェースを修正する場合、イベントを介して実行リストに通知して、その内容をリアルタイムに更新することができる。
【0104】
幾つかの選択可能な実施例において、第1クオンツ取引戦略を実行リストに初めて添加した場合、または実行リストでの第1クオンツ取引戦略の有効期間が終了した場合、または第1クオンツ取引戦略が実行を停止した後に再開始した場合に、取引パスワードインターフェイス、例えば図9に示すような取引パスワードウィンドウを表示し、次に、該取引パスワードインターフェイスによりユーザから入力した取引パスワードを取得する。つまり、この3つの場合で、ユーザがロックを解除する必要があり、これにより、ユーザの資金の安全性を確保し、端末機器(例えばコンピューター、スマートフォンなど)は画面がロックされていないために他人に取引されるリスクを軽減することができる。
【0105】
例示的に、第1クオンツ取引戦略を実行リストに初めて添加する場合、ユーザが実行パラメータ設定インターフェイスを完了した後、ユーザがロックを解除するかどうかを検出する。ロックを解除していないと検出すると、図9に示すような取引パスワードウィンドウをポップアップすることができる。ユーザは、正確な取引パスワードを入力する場合のみ、取引を成功にロックを解除することができる。取引を成功にロックを解除した後にのみ、クオンツ取引戦略を実行リストに添加することができ、そうでないと、添加することができない。選択可能に、成功にロックを解除した後、ウィンドウを閉じて、実行パラメータ設定インターフェイスに戻ることができる。
【0106】
選択可能に、クオンツコンポーネント内の複数の実行記録に対して、ユーザ表現では証券会社に応じて個別にロックを解除することができ、即ち異なる証券会社の実行記録のロック解除が互いに干渉しない。また、同一の証券会社且つ実行中の実行記録はロック解除市場を共有することができ、例えば最新のものを基準とする。
【0107】
幾つかの実施例において、クオンツコンポーネントのロック解除状態はAPPに手動で注文したロック解除状態と共有しなくてもよい。例えば、ユーザが他のモジュールでロックを解除した場合、クオンツコンポーネントの単一の実行記録のロック解除状態に影響を与えない。
【0108】
幾つかの実施例において、実行リストでは、各実行記録にロック解除時間を該実行記録に対応する有効期間として設定することができる。例えば、戦略が持続的に実行されている状態で、有効期間は14日であってもよく、戦略が停止状態にある場合、有効期間は15分間であってもよい。選択可能に、クライアントは、チケットの有効期間限が切れる前にチケット連続要求を自動的に開始して、ロック解除期間を延長できる。選択可能に、ユーザが有効期間以内でパスワード(例えばその他の戦略を開始したり、実行記録における一時停止中戦略などを再開始したりする)を再入力したと、有効期間を再カウントすることができる。チケット連続が上限に達した場合、サーバから返されたエラーコードに基づいて、ユーザのスクリプトを停止することができ、例えばこの実行記録状態を停止中に変更するとともに、実行ログではテキストでユーザに促すことができる。実行状態でロック解除時間が1日よりも短いと、有効期限が近づいていることをユーザに促す。
【0109】
例示的に、戦略が持続的に実行されている状態で、ユーザは「ロック解除」をクリックして有効期間を手動で更新することができ、このとき、入力取引パスワードウィンドウをポップアップすることができる。パスワードを正確に入力した後、同じ証券会社且つ実行中の実行記録の有効期間を14日に更新する。戦略が停止状態にある場合、ロック解除ボタンを無効に設定することができ、このとき、ユーザは手動で有効期間を更新することができない。
【0110】
例示的に、第1クオンツ取引戦略の実行を停止した後、また、再開始した場合、ユーザが停止状態で且つロック解除の有効期間が過ぎた実行記録を再開始できると、パラメータ設定ポップアップウィンドウを実行することができ、ユーザが記入してから確認をクリックしたと、取引パスワードウィンドウをポップアップし、ユーザが再度ロックを解除できるようにする。
【0111】
幾つかの選択可能な実施例において、ロック解除の有効期間と継続期間の動作は同じプラットフォームで管理することができる。継続期間に近づくと、(例えば実行ログ、またはポップアップウィンドウ)でユーザに継続することを促すことができる。また、有効期間が過ぎたり、または途中に継続が失敗したと、実行ログ、またはポップアップウィンドウでユーザに再度ロック解除することを促すことができる。
【0112】
選択可能に、実行記録はロック解除残り時間、ロック解除状態更新ボタンなども含むことができ、限定されない。例示的に、実行リストにおけるロック解除残り時間について、データインタフェースを介して取得することができる。例として、戦略が初めて作成された場合、または後続でロック解除などの操作により有効期間を更新する場合にパスワードロック解除残り時間を取得する。残り時間を得た後、タイマーで残り時間を計算する。選択可能に、実行リストにおけるロック解除残り時間を毎分更新することができる。
【0113】
このため、本願の実施例は、実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示し、ユーザから入力した命令に応答し、第1クオンツ取引戦略を該実行領域に添加することによって、第1実行記録を形成し、該第1実行記録により、第1クオンツ取引戦略を実行し、該第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得することができる。このため、本願の実施例は、ユーザと直観的に対話するグラフィカルインターフェイスを介してクオンツ取引戦略の実行を実現することができ、ユーザがプログラムコードを記述する能力を備える必要がなく、ユーザの体験が向上する。
【0114】
また、本願の実施例によって提供されたクオンツ取引戦略を実行するための方法により、自動化取引を実現した後、実行領域に実行記録に対応するクオンツ取引戦略の実行情報、例えば収益概要、K線トレンドグラフ、ポジション及び履歴注文、実行ログなどを表示することができ、ユーザに戦略の有効性を分析することを助けることができ、さらに、ユーザの体験が向上する。
【0115】
幾つかの選択可能な実施例において、戦略キャンバスでは戦略を修正することができる。対応的に、実行記録は戦略キャンバス中の戦略の更新に応じてリアルタイムに更新することができる。例示的に、以下の2種の状況に分けることができる。
【0116】
状況1、実行中の戦略の修正
【0117】
このとき、実行記録に影響を与えなく、即ち戦略に関連する実行記録はユーザの戦略キャンバスでの修正の影響を受けなく、実行に添加するときに設定されたパラメータ及び戦略実行を保持する。選択可能に、キャンバスではユーザに戦略を実行していることを促すことができ、且つ修正戦略が実行に影響を与えない。更新後の戦略を実行する必要があると、該戦略を一時停止してから該戦略を再開始することができる。
【0118】
停止後に修正された戦略の実行記録を再開始する場合、実行パラメータ設定インターフェイスをポップアップしてユーザにパラメータを記入させる。同時に、パラメータ設定インターフェイスはユーザに戦略が修正されたことを促すことができ、パラメータを再配置する必要がある。
【0119】
状況2、停止中の戦略の修正
【0120】
このとき、実行記録に影響を与え、即ち実行記録は最新の戦略に更新されることができる。例示的に、停止してから修正された戦略の実行記録を再開始し、実行パラメータ設定インターフェイスをポップアップして、ユーザにパラメータを記入させることができる。同時に、パラメータ設定インターフェイスはユーザにこの戦略が修正されたことを促すことができ、パラメータを再配置する必要がある。
【0121】
幾つかの選択可能な実施例において、実行リストにおけるある行を選択した場合、実行領域における他のモジュールはそれに従ってこの選択された実行記録に対応する戦略の実行情報に切り替えることができる。
【0122】
幾つかの選択可能な実施例において、実行リストでは編集、削除などの操作をサポートする。例えば、選択された実行記録に対して、マウスを右クリックして編集または削除ボタンをポップアップすることができる。ユーザが編集を選択すると、実行パラメータ設定インターフェイスをポップアップしてユーザにパラメータを修正させることができる。選択可能に、戦略が実行中の状態にあると、マウスを右クリックして編集ボタンをポップアップしなくてもよい。また、実行パラメータ設定インターフェイスにおける戦略と口座は修正をサポートしなくてもよく、例えば無効に設定する。
【0123】
以上、図面を組み合わせて本願の具体的な実施形態を詳細に説明したが、本願は上記実施形態における具体的な細部に制限されず、本願の技術的構想範囲内で、本願の技術的解決手段に対して様々な簡単な変形を行うことができ、これらの簡単な変形はいずれも本願の保護範囲に属する。例えば、上記の具体的な実施形態に説明された各具体的な技術的特徴は、矛盾しない場合、任意の適切な方式で組み合わせることができ、不必要な重複を避けるために、本願は様々な可能な組み合わせ方式を別途に説明しない。また例えば、本願の様々な異なる実施形態の間を任意に組み合わせることができ、本願の思想から逸脱しない限り、同様に本願で開示された内容と見なされる。
【0124】
さらに、本願の様々な方法実施例では、上記各過程のシリアル番号の大きさは実行順序の前後を意味せず、各過程の実行順序はその機能と内在的論理とに基づいて決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程について何ら制限するものではないことを理解すべきである。これらのシリアル番号は、説明される本願の実施例は図示または説明される順序以外の順序で実施され得るように、適切な場合で互換できることを理解すべきである。
【0125】
以下、図10図11を組み合わせて、本願の装置実施例を詳細に説明する。
【0126】
図10は、本願の実施例によるクオンツ取引戦略を実行するための装置400の模式的なブロック図である。図10に示すように、前記装置400は表示ユニット410、取得ユニット420及び処理ユニット430を備えることができる。
【0127】
表示ユニット410は、実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するために使用され、
取得ユニット420は、ユーザから入力した第1命令を取得するために使用され、
処理ユニット430は、前記第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するために使用され、
前記処理ユニット430はまた、前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加するために使用され、
前記処理ユニット430はまた、前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得するために使用される。
【0128】
選択可能に、前記処理ユニット430は具体的に、
前記第1命令に応答し、前記第1クオンツ取引戦略のパラメータ設定インターフェイスを表示することと、
前記パラメータ設定インターフェイスによりユーザから入力した前記実際の市場実行に関連するパラメータを取得することと、に用いられる。
【0129】
選択可能に、前記表示ユニット410はまた、前記パラメータ設定インターフェイスにより前記第1クオンツ取引戦略の記録記述を表示するために使用され、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされた場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略のバックテスト結果を記述するために使用され、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされていない場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされていないことを記述し、および/または、前記第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推薦するために使用され、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされた後に更新される場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略の更新前のバックテスト結果を記述し、更新後の前記第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推薦するために使用される。
【0130】
選択可能に、前記処理ユニット430はまた、
前記実際の市場実行に関連するパラメータを検出し、または前記ユーザの取引口座の相場権限を検出するために使用される。
【0131】
選択可能に、前記実際の市場実行に関連するパラメータは戦略名称、取引口座、頻度パラメータのうちの少なくとも1つを含み、前記頻度パラメータは実行ターゲットおよび/または実行頻度を含む。
【0132】
選択可能に、前記グラフィカルインターフェイスはナビゲーションバーをさらに含む。前記取得ユニット420は具体的に、
前記ナビゲーションバーにおける前記第1クオンツ取引戦略の第1入口を介して、前記第1命令を取得するために使用される。
【0133】
選択可能に、前記グラフィカルな表示インターフェイスは、クオンツ取引戦略を確立するための戦略キャンバスをさらに含む。
【0134】
前記取得ユニット420は、具体的に、
前記戦略キャンバスにおける前記第1クオンツ取引戦略の第2入口を介して、前記第1命令を取得するために使用される。
【0135】
選択可能に、前記取得ユニット420は、具体的に、
前記実行領域に表示される第3入口を介して、前記第1命令を取得するために使用される。
【0136】
選択可能に、前記処理ユニット430はまた、
前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略の実行を停止するために使用される。
【0137】
選択可能に、前記表示ユニット410はまた、
前記第1クオンツ取引戦略が前記実行領域に初めて添加される場合、または前記実行領域での前記第1クオンツ取引戦略の有効期間が終了する場合、または前記第1クオンツ取引戦略の実行を停止した後に実行を再開始する場合、取引パスワードインターフェイスを表示するために使用され、
前記取得ユニット420はまた、前記取引パスワードインターフェイスによりユーザから入力した取引パスワードを取得するために使用される。
【0138】
選択可能に、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報は、前記第1クオンツ取引戦略のポジション及び注文状況、収益概要、実行ログ、トレンドグラフの中の少なくとも1つを含む。
【0139】
装置実施例と方法実施例が互いに対応でき、同様な記述について方法実施例を参照することができることを理解すべきである。重複を避けるため、ここでこれ以上説明しない。具体的に、該実施例では、装置400は本願の実施例の方法200を実行するそれぞれの主体に対応でき、且つ装置400における各モジュールの前述と他の操作および/または機能はそれぞれ図2における各方法におけるそれぞれの流れを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここでこれ以上説明しない。
【0140】
以上では、図面を参照して機能モジュールの観点から本願の実施例の装置とシステムを説明した。該機能モジュールはハードウェア形式で実現しても、ソフトウェア形式の命令で実現しても、ハードウェアとソフトウェアモジュールの組合わせで実現してもよいことを理解すべきである。具体的に、本願の実施例における方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積ロジック回路および/またはソフトウェア形式の命令で完了することができ、本願の実施例で開示された方法を組み合わせたステップは、ハードウェア復号化プロセッサにより実行して完了され、または復号化プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組合わせにより実行して完了されることとして直接具現化することができる。選択的に、ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的に書き換え可能なプログラマブルメモリ、レジスタなどの当該分野の成熟した記憶媒体に位置することができる。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサがメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアを組み合わせて上記方法実施例におけるステップを完了する。
【0141】
図11は本願の実施例による電子機器800の模式的なブロック図である。
【0142】
図11に示すように、該電子機器800は、
メモリ810とプロセッサ820を備えてもよい。該メモリ810は、コンピュータプログラムを記憶して、該プログラムコードを該プロセッサ820に転送するために使用される。換言すれば、該プロセッサ820はメモリ810からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0143】
例えば、該プロセッサ820は、該コンピュータプログラムにおける命令に従って上記方法200におけるステップの中のステップを実行するために使用できる。
【0144】
本願の幾つかの実施例において、該プロセッサ820は、
汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)またはその他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネント等を含むが、これらに限定されない。
【0145】
本願の幾つかの実施例において、該メモリ810は、
揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを含むが、これらに限定されない。不揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部高速キャッシュとして使用される。制限ではなく、例示的な説明によって、複数の形式のRAMを利用することができ、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータ速率同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)である。
【0146】
本願の幾つかの実施例において、該コンピュータプログラムは、1つまたは複数のモジュールに分割することができ、該1つまたは複数のモジュールは該メモリ810に記憶され、該プロセッサ820により実行され、本願によって提供されるコーディング方法を完了するようにする。該1つまたは複数のモジュールは、特定の機能を完了できる一連のコンピュータプログラム命令セグメントであってもよく、該命令セグメントは、該コンピュータプログラムの該電子機器800における実行過程を記述するために使用される。
【0147】
選択可能に、図11に示すように、該電子機器800は、
該プロセッサ820またはメモリ810に接続されることができるトランシーバ830をさらに備える。
【0148】
プロセッサ820は、該トランシーバ830と他の機器との通信を制御することができ、具体的に、他の機器に情報またはデータを送信したり、他の機器により送信された情報またはデータを受信したりすることができる。トランシーバ830は、送信機と受信機を含むことができる。トランシーバ830はアンテナをさらに含んでもよく、アンテナの数は1つまたは複数であってもよい。
【0149】
該電子機器800における各コンポーネントはバスシステムを介して接続され、バスシステムは、データバス以外、電源バス、制御バス及び状態信号バスをさらに含むことを理解すべきである。
【0150】
本願の一態様によれば、プロセッサとメモリを備える通信装置を提供し、該メモリはコンピュータプログラムを記憶するために使用され、該プロセッサは、前記エンコーダに上記方法実施例の方法を実行させるように、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行する。
【0151】
本願の一態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体を提供し、該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、該コンピュータが上記方法実施例の方法を実行することができる。または、本願の実施例は命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、該命令がコンピュータによって実行されるとき、コンピュータに上記方法実施例の方法を実行させる。
【0152】
本願の他の態様によれば、コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは該コンピュータ命令を実行し、該コンピュータ機器に上記方法実施例の方法を実行させる。
【0153】
換言すれば、ソフトウェアで実現する際に、全部または一部的にコンピュータプログラム製品の形で実現することができる。前記コンピュータプログラム製品は1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータに前記コンピュータプログラム命令をロードと実行する場合に、全部または一部的に本願の実施例に記載のフローまたは機能を生成する。前記コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、或いはその他のプログラマブル装置であってよい。前記コンピュータ命令はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され、或いは1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に伝送されることができ、例えば、前記コンピュータ命令は1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバーまたはデータセンターから有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line、DSL))または無線(例えば赤外線、ワイヤレス、電子レンジ等)の方法によって他のウェブサイト、コンピュータ、サーバーまたはデータセンターに伝送されることができる。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はコンピュータがアクセスできる任意の利用可能なメディアであってよく或いは1つまたは複数の利用可能なメディアにより集積されたサーバー、データセンター等のデータ記憶機器を含む。前記利用可能なメディアは磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、テープ)、光学媒体(例えば、デジタルビデオディスク(Digital Video Disc、DVD))、或いは半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk、SSD))などであってよい。
【0154】
当業者は、本文に開示された実施例に記載の各例示のユニット及びアルゴリズムステップを組み合わせて、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現することができることを認識することができる。これらの機能はハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定のアプリケーションおよび設計制約によって決められる。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法で説明した機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えると考えられない。
【0155】
当業者は、説明の便宜と簡潔のために、上記に記載のシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記方法の実施例における対応過程を参照することができ、ここで繰り返して説明しないことを明らかに了解することができる。
【0156】
本願によるいくつかの実施例において、開示したシステム、装置及び方法は、その他の方式によって実現されることができることを理解すべきである。例えば以上のような装置実施例は単に例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの分割は、ロジック機能分割だけであり、実際な実現時に別の分割方式があり、例えば、複数のユニット又は組立部品を結合してもよいし、又は別のシステムに集積してもよいし、又はいくつかの特徴を無視でき、又は実行しなくてもよい。また、表示又は検討した互いの間にカップリング、又は直接カップリング、又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接カップリング又は通信接続であってよく、電気的、機械的又はその他の形式の接続であってもよい。
【0157】
上記の分離部材として説明したユニットは物理的に分離してもよいし、又は分離しなくてもよく、ユニットとして表示する部材は物理ユニットであってもよいし、又は物理ユニットではなくてもよく、即ち1つの場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じてその中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例手段の目的を実現することができる。
【0158】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよいし、各ユニットは単独に物理的に存在してもよいし、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。
【0159】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現するとともに独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本発明の実施例の技術的解決手段は本質的或いは従来技術に貢献する部分は或いは該技術的解決手段の部分はソフトウェア製品の形式で表現することができ、該コンピュータソフトウェア製品が1つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ設備(パーソナルコンピュータ、サーバー、或いはネットワーク設備等である)が本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行するための若干の指令を含む。前述の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用記憶装置(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、ディスク或いはCD等の様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
【0160】
以上のように、本願の具体的な実施形態だけであるが、本願の保護範囲はこれに制限されなく、当業者の誰でも本願が開示した技術範囲内で、容易に想到した変化又は置換は、全て本願の保護範囲に含まれる。このため、本願の保護範囲は前記請求項の保護範囲を基準とすべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
【図
図8A
図8B
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-06-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クオンツ取引戦略を実行するための方法であって、
実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するステップと、
ユーザから入力した第1命令を取得するステップと、
前記第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するステップと、
実際の市場実行に関連する前記パラメータを検出し、または前記ユーザの取引口座の相場権限を検出し、異常と検出した場合警告を行うステップと、
異常と検出しない場合、前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加するステップと、
前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得するステップと、を含
前記第1命令に応答し、第1クオンツ取引戦略を取得するステップは、
前記第1命令に応答し、前記第1クオンツ取引戦略のパラメータ設定インターフェイスを表示するステップと、
前記パラメータ設定インターフェイスにより、ユーザから入力した実際の市場実行に関連する前記パラメータを取得するステップと、を含む、ことを特徴とするクオンツ取引戦略を実行するための方法。
【請求項2】
前記パラメータ設定インターフェイスにより前記第1クオンツ取引戦略の記録記述を表示するステップをさらに含み、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされた場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略のバックテスト結果を記述するために使用され、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされていない場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされていないことを記述し、および/または、前記第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推薦するために使用され、
前記第1クオンツ取引戦略がバックテストされた後に更新される場合、前記記録記述は前記第1クオンツ取引戦略の更新前のバックテスト結果を記述し、更新後の前記第1クオンツ取引戦略をバックテストすることを推薦するために使用される、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項3】
実際の市場実行に関連する前記パラメータは、戦略名称、取引口座、頻度パラメータのうちの少なくとも1つを含み、前記頻度パラメータは実行ターゲットおよび/または実行頻度を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記グラフィカルインターフェイスはナビゲーションバーをさらに含み、
ユーザから入力した第1命令を取得するステップは、
前記ナビゲーションバーにおける前記第1クオンツ取引戦略の第1入口を介して、前記第1命令を取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記グラフィカルな表示インターフェイスは、クオンツ取引戦略を確立するための戦略キャンバスをさらに含み、
ユーザから入力した第1命令を取得するステップは、
前記戦略キャンバスにおける前記第1クオンツ取引戦略の第2入口を介して、前記第1命令を取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
ユーザから入力した第1命令を取得するステップは、
前記実行領域に表示される第3入口を介して、前記第1命令を取得するステップ、を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略の実行を停止するステップ、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項8】
前記第1クオンツ取引戦略が前記実行領域に初めて添加される場合、または前記実行領域での前記第1クオンツ取引戦略の有効期間が終了する場合、または前記第1クオンツ取引戦略の実行を停止した後に実行を再開始する場合、取引パスワードインターフェイスを表示するステップと、
前記取引パスワードインターフェイスによりユーザから入力した取引パスワードを取得するステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記第1クオンツ取引戦略の実行情報は、前記第1クオンツ取引戦略のポジション及び注文状況、収益概要、実行ログ、トレンドグラフの中の少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
クオンツ取引戦略を実行するための装置であって、
実行領域を含むグラフィカルインターフェイスを表示するための表示ユニットと、
ユーザから入力した第1命令を取得するための取得ユニットと、
前記第1命令に応答し、実際の市場実行に関連する少なくとも1つのパラメータを含む第1クオンツ取引戦略を取得するための処理ユニットと、
実際の市場実行に関連する前記パラメータを検出し、または前記ユーザの取引口座の相場権限を検出し、異常と検出した場合警告を行うための検出ユニットと、を備え、
前記処理ユニットはまた、異常と検出しない場合、前記第1クオンツ取引戦略に対応する第1実行記録を形成するように、前記第1クオンツ取引戦略を前記実行領域に添加するために使用され、
前記処理ユニットはまた、前記第1実行記録により、前記第1クオンツ取引戦略を実行し、前記第1クオンツ取引戦略の実行情報を取得するために使用され、
前記処理ユニットは、具体的には、
前記第1命令に応答し、前記第1クオンツ取引戦略のパラメータ設定インターフェイスを表示することと、
前記パラメータ設定インターフェイスにより、ユーザから入力した実際の市場実行に関連する前記パラメータを取得することと、に用いられる、ことを特徴とするクオンツ取引戦略を実行するための装置。
【請求項11】
電子機器であって、プロセッサとメモリを備え、前記メモリに命令が記憶され、前記プロセッサは前記命令を実行する際に、前記プロセッサに請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実行させる、ことを特徴とする電子機器。
【請求項12】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムを記憶するために使用され、前記コンピュータプログラムはコンピュータに請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実行させる、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードが通信機器によって実行される際に、前記通信機器に請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実行させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】