特表 2024-545644 ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定および指示する方法ならびに装置

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-12-10

(54)【発明の名称】ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定および指示する方法ならびに装置

(51)【国際特許分類】

   H04W 74/0838 20240101AFI20241203BHJP

【ＦＩ】

H04W74/0838

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2024534590

(86)(22)【出願日】2021-12-10

(85)【翻訳文提出日】2024-06-11

(86)【国際出願番号】 CN2021137257

(87)【国際公開番号】W WO2023102939

(87)【国際公開日】2023-06-15

(81)【指定国・地域】

【公序良俗違反の表示】

（特許庁注：以下のものは登録商標）

１．ブルートゥース

(71)【出願人】

【識別番号】516180667

【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司

【氏名又は名称原語表記】Ｂｅｉｊｉｎｇ Ｘｉａｏｍｉ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｃｏ．，Ｌｔｄ．

【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．０１８， Ｆｌｏｏｒ ８， Ｂｕｉｌｄｉｎｇ ６， Ｙａｒｄ ３３， Ｍｉｄｄｌｅ Ｘｉｅｒｑｉ Ｒｏａｄ， Ｈａｉｄｉａｎ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ， Ｂｅｉｊｉｎｇ １０００８５， Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】100079108

【弁理士】

【氏名又は名称】稲葉 良幸

(74)【代理人】

【識別番号】100109346

【弁理士】

【氏名又は名称】大貫 敏史

(74)【代理人】

【識別番号】100117189

【弁理士】

【氏名又は名称】江口 昭彦

(74)【代理人】

【識別番号】100134120

【弁理士】

【氏名又は名称】内藤 和彦

(74)【代理人】

【識別番号】100108213

【弁理士】

【氏名又は名称】阿部 豊隆

(72)【発明者】

【氏名】リウ，シャウフェイ

(72)【発明者】

【氏名】ウー，ユーミン

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067DD11

5K067EE02

(57)【要約】

本開示は、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定および指示する方法ならびに装置に関する。前記ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法は、４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートするステップと、前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するステップとを含む。本開示によれば、端末は、指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することができる。端末が複数のリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に直面する場合、どのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを判断しにくい技術的問題が回避される。
【選択図】 図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

端末によって実行される、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法であって、
４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートするステップと、
前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とするランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項2】

前記指定されたリリースは、ネットワーク側デバイスの指示に基づいて決定されるか、またはプロトコルに基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項3】

前記指定されたリリースは、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項4】

前記レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースは、
リリース１５およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項３に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項5】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令（ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒ）によるイニシエート、
システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および
切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項３に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項6】

指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するステップは、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項５に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項7】

前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項8】

前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するステップは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項9】

前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含み、
前記方法は、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項８に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項10】

前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含み、
前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項８に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項11】

前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末の実装に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項８に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項12】

前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するステップは、
ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項13】

前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含み、
前記方法は、
ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１２に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項14】

前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含み、
前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１２に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項15】

前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末の実装に基づいて、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１２に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項16】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートおよび切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含み、
前記方法は、
イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項５に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項17】

イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップは、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項18】

前記イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップは、
ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項19】

前記イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップは、
端末の実装に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項20】

端末によって実行される、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法であって、
４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートするステップと、
端末の前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するステップと、を含む、
ことを特徴とするランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項21】

前記指定されたリリースは、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項２０に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項22】

前記レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースは、リリース１５およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項２１に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項23】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令（ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒ）によるイニシエート、
システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および
切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項２１に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項24】

指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するステップは、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２３に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項25】

前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２４に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項26】

前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２４に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項27】

リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項28】

リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含み、
前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように前記端末に指示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項２６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項29】

前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２４に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項30】

ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２９に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項31】

ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含み、
前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように前記端末に指示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項２９に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項32】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートおよび切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含み、前記方法は、
指定された方式に従って、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように前記端末に指示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項２３に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項33】

指定された方式は、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定することと、
ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項３２に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項34】

ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置であって、
１つまたは複数のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートし、
端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように構成される、
ことを特徴とするランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置。

【請求項35】

ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置であって、
１つまたは複数のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートし、
端末の前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するように構成される、
ことを特徴とするランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置。

【請求項36】

通信装置であって、
プロセッサと、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項１～１９のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法が実現される、
ことを特徴とする通信装置。

【請求項37】

通信装置であって、
プロセッサと
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項２０～３３のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法が実現される、
ことを特徴とする通信装置。

【請求項38】

コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項１～１９のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法におけるステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【請求項39】

コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項２０～３３のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法におけるステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本開示は、通信技術の分野に関し、特に、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置、通信装置、およびコンピューター読み取り可能な記憶媒体に関する。

【背景技術】

【0002】

一部のシナリオでは、端末がランダムアクセスをイニシエートすることができる。ランダムアクセスはステップに従って分類されると、２ステップランダムアクセスと４ステップランダムアクセスとを含むことができる。ランダムアクセスは競合タイプに従って分類されると、競合ランダムアクセス（Ｃｏｎｔｅｎｔｉｏｎ－ｂａｓｅｄ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＢＲＡ）と非競合ランダムアクセス（Ｃｏｎｔｅｎｔｉｏｎ－Ｆｒｅｅ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＦＲＡ）とを含むことができる。

【0003】

４ステップＣＦＲＡの場合について、４ステップＣＦＲＡをイニシエートした後、端末は、物理ランダムアクセスチャネルオケージョン（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎ、ＲＯ）とも呼ばれるランダムアクセスオケージョンで４ステップＣＦＲＡを開始する必要があるため、端末は、まず４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する必要がある。

【0004】

しかしながら、ネットワーク側がＣＦＲＡ設定情報でＲＯリソースを指示しない場合もあり、この場合、端末は４ステップＣＢＲＡ設定情報におけるＲＯリソースを使用することができる。

【0005】

しかしながら、ランダム通信技術の発展に伴い、アプリケーションシナリオも拡大し、さまざまなシナリオのフィーチャー（ｆｅａｔｕｒｅ）に適用するために、さまざまなフィーチャーに対して異なるＣＢＲＡ設定情報を設定できるようになったたため、端末は複数のＣＢＲＡ設定情報が設定可能である。これは、端末がＣＦＲＡ設定情報内でＲＯリソース情報を決定できない場合、ＣＢＲＡ設定情報内のどのＲＯリソースをＣＦＲＡに使用するかを決定することが困難である。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0006】

これに鑑み、関連技術における技術的課題を解決するために、本開示の実施例は、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置、通信装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案する。

【課題を解決するための手段】

【0007】

本発明の実施例の第１の態様によれば、端末によって実行される、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法であって、４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエート（ｉｎｉｔｉａｔｅ）するステップと、前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリース（Ｒｅｌｅａｓｅ）の４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するステップと、を含む、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法が提案される。

【0008】

本発明の実施例の第２の態様によれば、端末によって実行される、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法であって、４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートするステップと、端末の前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するステップと、を含む、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法が提案される。

【0009】

本開示の実施例の第３の態様によれば、ランダムアクセスオケージョンのリソース情報を決定する装置であって、１つまたは複数のプロセッサを含み、前記プロセッサは、４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートし、端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように構成される、ランダムアクセスオケージョンのリソース情報を決定する装置が提案される。

【0010】

本開示の実施例の第４の態様によれば、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置であって、１つまたは複数のプロセッサを含み、前記プロセッサは、４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）をイニシエートし、端末の前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するように構成される、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置が提案される。

【0011】

本開示の実施例の第５の態様によれば、通信装置であって、プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法が実現される、通信装置が提案される

【0012】

本開示の実施例の第６の態様によれば、通信装置であって、プロセッサと
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法が実現される、通信装置が提案される。

【0013】

本開示の実施例の第７の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法におけるステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提案される。

【0014】

本開示の実施例の第８の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法におけるステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提案される。

【発明効果】

【0015】

本発明の実施例によれば、端末は、指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することができる。これにより、端末はｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定されていても、どのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを正確に決定することができる。端末が複数のリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に直面する場合、どのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを判断しにくい技術的問題が回避される。

【図面の簡単な説明】

【0016】

本開示の実施例における技術案をより明確に説明するために、実施例の説明に使用する必要がある図面を以下に簡単に説明する。明らかなように、以下の説明における図面は、本開示の一部の実施例にすぎなく、当業者であれば、創作的な努力をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。

【0017】

【図1】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法の概略フローチャートである。

【図2】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する別の方法の概略フローチャートである。

【図3】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図4】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図5】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図6】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図7】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法の概略フローチャートである。

【図8】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する別の方法の概略フローチャートである。

【図9】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図10】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図11】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図12】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示するさらに別の方法の概略フローチャートである。

【図13】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置の概略ブロック図である。

【図14】本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置の概略ブロック図である。

【発明を実施するための形態】

【0018】

本開示の実施例における技術案について、本開示の実施例の図面を参照して以下に明確かつ完全に説明する。明らかなように、説明された実施例は本開示の実施例の一部にすぎず、すべての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、創作的な努力をすることなく当業者によって得られる他のすべての実施例は、本開示の保護の範囲内に含まれる。

【0019】

本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明することのみを目的としており、本開示を限定することを意図するものではない。本開示および添付の特許請求の範囲で使用される単数形「１種」および「当該」は、文脈上明らかに別段の意味がない限り、複数形も含むものとする。また、本明細書で使用される「および／または」という用語は、関連する列挙された１つまたは複数の項目のあらゆるまたはすべての可能な組み合わせを指し、これを含むことも理解されたい。

【0020】

本開示の実施例では、第１、第２、第３などの用語を使用して様々な情報を説明するかもしれないが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、同じ種類の情報を互いに区別するためにのみ使用される。たとえば、本開示の範囲から逸脱しない場合、第１の情報は第２の情報と呼ばれてもよい。同様に、第２の情報は第１の情報と呼ばれてもよい。文脈によっては、たとえば、本明細書で使用される「・・・すると、」という単語は、「・・・場合」または「・・・とき」または「決定に応じて」と解釈される場合がある。

【0021】

簡潔化して理解しやすくするために、この明細書では、大きさ関係を特徴付けるときに「より大きい」または「より小さい」、「より高い」または「より低い」という用語を使用する。しかし、当業者であれば、「より大きい」という用語は「以上」という意味も含み、「より小さい」という用語は「以下」という意味も含み、「より高い」という用語には「以上」という意味を含み、「より低い」という用語は「以下」という意味も含むことを理解されたい。

【0022】

端末は、４ステップＣＦＲＡをイニシエートした後、ランダムアクセスオケージョンＲＯ（物理ランダムアクセスチャネルオケージョンとも呼ばれる）でＣＦＲＡを開始する必要があるため、端末は、まず４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する必要がある。

【0023】

通常、４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報には、ＣＦＲＡ設定に２つの部分の内容が含まれる。１つの部分はＲＯ設定情報であり、もう１つの部分は同期信号ブロック（ＳＳＢ）（ＳｙｎｃｈＲＯｎｉｚａｔｉｏｎ Ｓｉｇｎａｌ Ｂｌｏｃｋ）とＲＯとの対応付けである。端末は、これらの２つの部分に基づいて、４ステップＣＦＲＡを開始するＲＯを決定することができる。

【0024】

しかしながら、ネットワーク側がＣＦＲＡ設定情報でＲＯリソース情報を指示しない場合もあり、たとえばＣＦＲＡ設定情報にＲＯ設定情報が含まれていない場合、端末は、４ステップＣＢＲＡ設定情報（情報要素ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎ ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎによって指示する）におけるＲＯリソースを使用することができる。

【0025】

しかしながら、ランダム通信技術の発展に伴い、アプリケーションシナリオも拡張し、たとえばＲ１７では、スライシングＳｌｉｃｉｎｇ、小容量データ伝送ＳＤＴ（Ｓｍａｌｌ Ｄａｔａ Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ）、カバレッジ拡張ＣＥ（Ｃｏｖｅｒａｇｅ Ｅｎｈａｎｃｅｍｅｎｔ）、能力削減デバイスＲｅｄｃａｐ（Ｒｅｄｕｃｅｄ Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ）など、さまざまなシナリオのｆｅａｔｕｒｅフィーチャーに適するために、異なるフィーチャーに対して異なるＣＢＲＡ設定情報を設定することができる。つまり、端末は、リリース１７（Ｒｅｌｅａｓｅ１７）の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定される。リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報は、複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を含むことができる。

【0026】

そして、端末は、Ｒ１５およびリリース１６の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報などのレガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報も設定される。ｌｅｇａｃｙリリースでは、ネットワーク側デバイスは、上記フィーチャーごとに端末に対して異なるＣＢＲＡ設定情報を設定せず、端末に対して１つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のみを設定する。

【0027】

したがって、端末は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡ のＲＯリソース情報とリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報とが設定されている場合、端末にとって、複数のリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が存在する。複数のリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に直面する場合、端末はどのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを判断しにくい。本開示の以下の実施例は、主にこの技術的問題を解決するために提案される。

【0028】

図１は、本開示の一実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法の概略フローチャートである。この実施例に示されるランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法は、端末によって実行可能であり、前記端末は、ネットワーク側デバイスと通信することができる。前記端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、センサ、モノのインターネットデバイスなどの通信装置を含むが、これらに限定されない。前記ネットワーク側デバイスは、４Ｇ、５Ｇ、６Ｇなどの通信システムにおけるネットワーク側デバイス、たとえば、基地局、コアネットワークなどを含むが、これらに限定されない。

【0029】

図１に示すように、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法は、以下のステップＳ１０１およびステップＳ１０２を含むことができる。
ステップＳ１０１において、４ステップ非競合ランダムアクセスＣＦＲＡをイニシエートする。
ステップＳ１０２において、前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する。

【0030】

一実施例において、端末が特定の場合では、４ステップＣＦＲＡをイニシエートすることができ、ここで、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令ＰＤＣＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ ＣｏｎｔＲＯｌ Ｃｈａｎｎｅ） ｏｒｄｅｒによるイニシエート、システム情報要求ＳＩ（Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ） ｒｅｑｕｅｓｔによるイニシエート、および切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む。

【0031】

４ステップＣＦＲＡをイニシエートした後、端末は、４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する必要があり、たとえば、ＣＦＲＡ設定情報に前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報があるか否かを決定する必要がある。前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報がある場合、端末は、前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報に基づいて、４ステップのＣＦＲＡを開始するＲＯを決定することができ、前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報が存在しない場合、４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することができる。

【0032】

本開示の実施例によれば、端末は、指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することができる。これにより、端末はｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定されていても、どのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを正確に決定することができる。端末が複数のリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に直面する場合、どのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを判断しにくい技術的問題が回避される。

【0033】

なお、関連技術（たとえば、Ｒ１５、Ｒ１６）において、４ステップＣＢＲＡ設定情報に対応する情報元素がＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎであるため、ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎは、デフォルトでｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡ設定情報を指す。

【0034】

本開示の実施例によれば、指定されたリリースが具体的にはどのリリースであるかを明確にするために、情報元素ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎを調整することができる。

【0035】

たとえば、リリース１７におけるＣＢＲＡ設定について、ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎ－ｒ１７など、異なるサフィックスによってｌｅｇａｃｙリリースにおけるＣＢＲＡ設定と区別することができる。

【0036】

たとえば、リリース１７におけるＣＢＲＡ設定について、ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎＥｘｔ－Ｒ１７など、異なる名称によってｌｅｇａｃｙリリースにおけるＣＢＲＡ設定と区別することができる。

【0037】

一実施例において、前記指定されたリリースは、ネットワーク側デバイスの指示に基づいて決定されるか、またはプロトコルに基づいて決定される。

【0038】

端末は、ネットワーク側デバイスの指示に基づいて前記指定されたリリースを決定することができる。たとえば、ネットワーク側デバイスによって指示された指定されたリリースがＲ１７である場合、端末は、リリース１７の４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する。たとえば、ネットワーク側デバイスによって指示された指定されたリリースがｌｅｇａｃｙリリースである場合、端末は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する。

【0039】

端末は、プロトコルに基づいて前記指定されたリリースを決定することもできる。たとえば、プロトコル合意によって指定されたリリースがＲ１７である場合、端末は、リリース１７の４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する。たとえば、プロトコル合意によって指定されたリリースがｌｅｇａｃｙリリースである場合、端末は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する。

【0040】

一実施例において、前記指定されたリリースは、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つを含む。一実施例において、前記レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースは、リリース１５およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む。

【0041】

図２は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する別の方法の概略フローチャートである。図２に示すように、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するステップは、以下のステップＳ２０２を含む。
ステップＳ２０２において、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定する。

【0042】

一実施例において、４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒによるイニシエート、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートなどを含むことができる。

【0043】

４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に主に含まれたＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係は、端末が決定する必要があるＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係である。

【0044】

上記の３つのイニシエート方式について、イニシエート方式がシステム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートまたは切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートである場合、端末は、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定する必要がある。

【0045】

一方、イニシエート方式がＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒによるイニシエートである場合、ＰＤＣＣＨにはＳＳＢインデックス、およびＰＲＡＣＨ ｍａｓｋインデックスなどの情報が指示されており、端末がこれらの情報に基づいてＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することができるため、端末は、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定すればよい。

【0046】

すなわち、上記の３つのイニシエート方式のすべてについて、端末は、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定する必要があり、たとえば、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定することができる。一方、イニシエート方式がシステム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートまたは切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートである場合、端末は、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係をさらに決定する必要がある。前記対応関係を決定する内容に関しては、後述する実施例で説明する。

【0047】

また、イニシエート方式がＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒによるイニシエートである場合、本実施例において、ネットワーク側デバイスは、ＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を指示せず、端末は、４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報を決定してもよい。ネットワーク側デバイスは、ＰＤＣＣＨにおけるダウンリンク制御情報ＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ ＣｏｎｔＲＯｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）によって、ＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を指示し、端末は、ＤＣＩによって指示されたＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報を決定してもよい。

【0048】

図３は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。図３に示すように、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するステップは、以下のステップＳ３０１を含む。
ステップＳ３０１において、前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定する。

【0049】

一実施例において、指定されたリリースがｌｅｇａｃｙリリースであってもよい。そうすると、端末は、前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0050】

図４は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。図４に示すように、前記前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するステップは、以下のステップＳ４０１を含む。
ステップＳ４０１において、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定する。

【0051】

一実施例において、指定されたリリースがリリース１７であってもよい。リリース１７において異なるフィーチャーに対して異なるＣＢＲＡ設定情報を設定することができるため、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定可能である。

【0052】

この場合、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部の（１つであってもよいし、複数であってもよい）リソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定してもよいし、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定してもよい。

【0053】

ここで、端末がリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定する。前記一部のリソース情報は、事前定義されたＲ１７の４ステップＣＢＲＡ設定情報リストに基づいてを決定することができ、たとえば、リストにおいて複数のＲＯ設定情報が順番に並べられ、前記一部のリソース情報はリスト内の最初のｎ個の設定情報であってもよく、ｎは１以上の整数である。

【0054】

また、端末が全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することは、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報によって設定されたＲＯが端末にとって利用可能であることを意味する。

【0055】

一実施例において、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む。

【0056】

前記方法は、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む。

【0057】

一実施例において、端末はネットワーク側デバイスの指示に従って、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するか否かを決定することができる。

【0058】

たとえば、ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0059】

一方、ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することができる。

【0060】

一実施例において、前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む。

【0061】

前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む。

【0062】

一実施例において、端末は自身能力に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するか否かを決定することができる。

【0063】

たとえば、自身能力が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0064】

一方、端末の能力が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することができる。

【0065】

一実施例において、端末の能力は、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐなどのフィーチャーに対する端末のサポート状況をさらに含んでもよい。端末は、前記フィーチャーから、自身能力がサポートするフィーチャーを決定することができる。そうすると、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、サポートするフィーチャーに対応する１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、さらに、決定された１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0066】

たとえば、ネットワーク側デバイスは、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐの４つのフィーチャーについて、端末に対してリリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報をそれぞれ設定し、端末の能力がそのうちのＣＥおよびＲｅｄｃａｐの２つのフィーチャーのみをサポートする場合、端末は、リリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、ＣＥおよびＲｅｄｃａｐフィーチャーに対応する２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、さらに、決定された２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0067】

一実施例において、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末の実装（implementation）に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む。

【0068】

たとえば、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定しないことを、端末が自身の実装に基づいて決定した場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することができる。

【0069】

たとえば、端末は自身の実装に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0070】

たとえば、端末は、自身の実装に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0071】

なお、端末の実装について、前述した前記ネットワーク側デバイスの指示などの実施例と組み合わせることができる。たとえば、ネットワーク側デバイスは、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示する。端末は、自身の実装に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの１つを選択しまたはリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0072】

図５は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。図５に示すように、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するステップは、以下のステップＳ５０１を含む。

【0073】

ステップＳ５０１において、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうち一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定する。

【0074】

一実施例において、指定されたリリースは、ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７を含むことができる。リリース１７において異なるフィーチャーに対して異なるＣＢＲＡ設定情報を設定することができるため、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定されることができる。

【0075】

この場合、端末は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの、一部の（１つであってもよいし、複数であってもよい）リソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定してもよいし、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定してもよい。

【0076】

ここで、端末が少なくともリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定する場合、前記一部のリソース情報は、事前定義されたＲ１７の４ステップＣＢＲＡ設定情報リストに基づいて決定することができる。たとえば、リストにおいて複数のＲＯ設定情報が順番に並べられ、前記一部のリソース情報はリスト内の最初のｎ個の設定情報であってもよく、ｎは１以上の整数である。

【0077】

また、端末が全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することは、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報によって設定されたＲＯが端末にとって利用可能であることを意味する。

【0078】

一実施例において、前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む。

【0079】

前記方法は、
ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む。

【0080】

一実施例において、端末は、ネットワーク側デバイスの指示に従って、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するか否かを決定することができる。

【0081】

たとえば、ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0082】

一方、ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することができる。

【0083】

一実施例において、前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む。

【0084】

前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するステップをさらに含む。

【0085】

一実施例において、端末は、自身能力に基づいて、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するか否かを決定することができる。

【0086】

たとえば、自身能力がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0087】

一方、自身能力がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報のみに基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することができる。

【0088】

一実施例において、端末の能力は、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐなどのフィーチャーに対する端末のサポート状況を含んでもよい。端末は、前記フィーチャーから、自身能力がサポートするフィーチャーを決定することができる。端末が少なくともリリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する際に、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、サポートするフィーチャーに対応する１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、さらに、決定された１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0089】

たとえば、ネットワーク側デバイスは、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐの４つのフィーチャーについて、端末に対してリリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報をそれぞれ設定し、端末の能力がそのうちのＣＥおよびＲｅｄｃａｐの２つのフィーチャーのみをサポートする場合、端末は、リリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、ＣＥおよびＲｅｄｃａｐフィーチャーに対応する２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、さらに、決定された２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0090】

一実施例において、前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップは、
前記端末の実装に基づいて、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するステップを含む。

【0091】

たとえば、端末自身の実装は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することであってもよい。

【0092】

たとえば、端末自身の実装は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定すればよい。

【0093】

たとえば、端末自身の実装は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のみに基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することであってもよい。

【0094】

図６は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。図６に示すように、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートおよび切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む。前記方法は、以下のステップＳ６０１をさらに含む。

【0095】

ステップＳ６０１において、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定する。

【0096】

一実施例において、前述した実施例から分かるように、上記の３つのイニシエート方式において、端末は、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定する必要がある。たとえば、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定することができる。

【0097】

一方、イニシエート方式がシステム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートまたは切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートである場合、端末は、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係をさらに決定する必要がある。さらに、端末は、ＲＯ設定情報および前記対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡに使用されるＲＯを決定することができる。

【0098】

一実施例において、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップは、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定するステップを含む。

【0099】

端末が前述した実施例に基づいて、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定した後、さらに、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定することができる。すなわち、ＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係は、同じＲＯリソース情報に属してもよい。

【0100】

一実施例において、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップは、
ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定された（たとえば、システムセージでのブロードキャストなど）すべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップを含む。

【0101】

端末は、前述した実施例に基づいて、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定した後、ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報（必ずしも指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に限定されるものではない）における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することができる。

【0102】

なお、ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報にはＳＳＢとＲＯとの対応関係が複数存在する場合、端末は、その中から、１つのＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することができる。ここで、ＳＳＢとＲＯとの対応関係は、１／８、１／４、１／２、１、２、４、８、１６などの数値で特徴付けられ、端末はそのうちの１つの数値を選択することができ、たとえば、最大値または最小値を選択する。

【0103】

一実施例において、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップは、
端末の実装に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップを含む。

【0104】

以下の実施例は、ネットワーク側デバイス指示の場合、端末がイニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報をどのように決定するかをネットワーク側から説明する。なお、ネットワーク側デバイス指示は、端末が指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する方式の１つに過ぎなく、端末は、プロトコル合意に従って、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定してもよい。

【0105】

図７は、本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法の概略フローチャートである。本実施例に示されるランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法はネットワーク側デバイスによって実行することができ、前記ネットワーク側デバイスは、端末と通信することができ、前記端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、センサ、モノのインタネットデバイスなどの通信装置を含むが、これらに限定されない。前記ネットワーク側デバイスは、４Ｇ、５Ｇ、６Ｇなどの通信システムにおけるネットワーク側デバイス、たとえば、基地局、コアネットワークなどを含むが、これらに限定されない。

【0106】

図７に示すように、前記ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法は、以下のステップＳ７０１およびステップＳ７０２を含むことができる。
ステップＳ７０１において、４ステップ非競合ランダムアクセスＣＦＲＡをイニシエートする。
ステップＳ７０２において、端末の前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示する。

【0107】

一実施例において、ネットワーク側デバイスは、特定の場合では、端末が４ステップＣＦＲＡを行うことをイニシエートすることができる、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令（ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒ）によるイニシエート、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む。

【0108】

ネットワーク側デバイスが、端末が４ステップＣＦＲＡを行うことをイニシエートした後、端末が４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する必要があり、たとえば、ＣＦＲＡ設定情報に前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報がある否かを決定する。前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報がある場合、端末は、前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報に基づいて、４ステップのＣＦＲＡを開始するＲＯを決定することができる。前記端末のために個別に設定されたＲＯリソース情報が存在しない場合、４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することができる。

【0109】

本開示の実施例によれば、ネットワーク側デバイスは、指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように端末に指示することができる。これにより、端末は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定されていても、端末は、どのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを正確に決定することができる。端末が複数のリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に直面する場合、どのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するかを判断しにくい技術的問題が回避される。

【0110】

なお、関連技術（たとえば、Ｒ１５、Ｒ１６）において、４ステップＣＢＲＡ設定情報に対応する情報元素がＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎであるため、ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎがデフォルトでｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡ設定情報を指す。

【0111】

本開示の実施例によれば、指定されたリリースが具体的にはどのリリースであるかを明確にするために、情報元素ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎを調整することができる。

【0112】

たとえば、リリース１７におけるＣＢＲＡ設定について、ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎ－ｒ１７など、異なるサフィックスによってｌｅｇａｃｙリリースにおけるＣＢＲＡ設定と区別することができる。

【0113】

たとえば、リリース１７におけるＣＢＲＡ設定について、ＲＡＣＨ－ＣｏｎｆｉｇＣｏｍｍｏｎＥｘｔ－Ｒ１７など、異なる名称によってｌｅｇａｃｙリリースにおけるＣＢＲＡ設定と区別することができる。

【0114】

一実施例において、前記指定されたリリースは、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つを含む。一実施例において、前記レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースは、リリース１５およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む。

【0115】

図８は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する別の方法の概略フローチャートである。図８に示すように、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するステップは、以下のステップＳ８０１を含む。

【0116】

ステップＳ８０１において、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示する。

【0117】

一実施例において、４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒによるイニシエート、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートなどを含むことができる。

【0118】

４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に主に含まれたＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係は、端末が決定する必要があるＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係である。

【0119】

上記の３つのイニシエート方式について、イニシエート方式がシステム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートまたは切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートである場合、端末は、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定する必要がある。

【0120】

一方、イニシエート方式がＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒによるイニシエートである場合、ネットワーク側デバイスがＰＤＣＣＨでＳＳＢインデックス、ＰＲＡＣＨ ｍａｓｋインデックスなどの情報を指示し、端末がこれらの情報に基づいてＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することができるため、ネットワーク側デバイスは、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように端末に指示すればよい。

【0121】

すなわち、上記の３つのイニシエート方式について、ネットワーク側デバイスは、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように端末に指示する必要がある。たとえば、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することができる。一方、イニシエート方式がシステム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートまたは切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートである場合、ネットワーク側デバイスはイニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように端末にさらに指示する必要がある。前記対応関係を決定する内容に関しては、後述する実施例で説明する。

【0122】

また、イニシエート方式がＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒによるイニシエートである場合、本実施例において、ネットワーク側デバイスは、ＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を指示せず、端末は、４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報を決定してもよい。ネットワーク側デバイスは、ＰＤＣＣＨにおけるダウンリンク制御情報ＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ ＣｏｎｔＲＯｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）によってＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を指示し、端末は、ＤＣＩによって指示されたＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報を決定してもよい。

【0123】

図９は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示するさらに別の方法の概略フローチャートである。図９に示すように、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、以下のステップＳ９０１を含む。
ステップＳ９０１において、前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示する。

【0124】

一実施例において、指定されたリリースがｌｅｇａｃｙリリースであってもよい。そうすると、ネットワーク側デバイスは、前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することができる。

【0125】

図１０は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。図１０に示すように、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、以下のステップＳ１００１を含む。

【0126】

ステップＳ１００１において、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示する。

【0127】

一実施例において、指定されたリリースがリリース１７であってもよい。リリース１７において異なるフィーチャーに対して異なるＣＢＲＡ設定情報を設定することができるため、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定可能である。

【0128】

この場合、ネットワーク側デバイスは、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部の（１つであってもよいし、複数であってもよい）リソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末を指示してもよいし、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定してもよい。

【0129】

ここで、ネットワーク側デバイスは、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示する。前記一部のリソース情報は、事前定義されたＲ１７の４ステップＣＢＲＡ設定情報リストに基づいて決定することができる。たとえば、リストにおいて複数のＲＯ設定情報が順番に並べられ、前記一部のリソース情報はリスト内の最初のｎ個の設定情報であってもよく、ｎは１以上の整数である。

【0130】

また、ネットワーク側デバイスが、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することは、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報によって設定されたＲＯが端末にとって利用可能であることを意味する。

【0131】

一実施例において、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む。

【0132】

一実施例において、ネットワーク側デバイスが、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように端末に指示した場合、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定する。

【0133】

一方、ネットワーク側デバイスが、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように端末に指示しなかった場合、端末は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することができる。

【0134】

一実施例において、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む。

【0135】

前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように前記端末に指示するステップをさらに含む。

【0136】

一実施例において、ネットワーク側デバイスは端末の自身能力に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示するか否かを決定することができる。

【0137】

たとえば、端末の能力がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートするとネットワーク側デバイスが決定した場合（端末がＲ１７に導入された前記複数のフィーチャーの１つまたは組み合わせをサポートすることを指してもよい）、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することができる。

【0138】

一方、端末の能力がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしないとネットワーク側デバイスが決定した場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように端末に指示することができる。

【0139】

一実施例において、端末の能力は、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐなどのフィーチャーに対する端末のサポート状況を含んでもよい。ネットワーク側デバイスは端末に基づいて、前記フィーチャーから、端末がサポートするフィーチャーを決定することができる。そうすると、ネットワーク側デバイスは、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、端末がサポートするフィーチャーに対応する１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、さらに、決定された１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することができる。

【0140】

たとえば、ネットワーク側デバイスは、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐの４つのフィーチャーについて、端末に対してリリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報をそれぞれ設定し、ネットワーク側デバイスが端末の能力に基づいて、端末がＣＥおよびＲｅｄｃａｐの２つのフィーチャーのみをサポートすることを決定すると、リリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、ＣＥおよびＲｅｄｃａｐフィーチャーに対応する２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、決定された２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することができる。

【0141】

図１１は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。図１１に示すように、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、以下のステップＳ１１０１を含む。
ステップＳ１１０１において、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示する。

【0142】

一実施例において、指定されたリリースがｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７を含むことができる。リリース１７において異なるフィーチャーに対して異なるＣＢＲＡ設定情報を設定することができるため、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報が設定可能である。

【0143】

この場合、ネットワーク側デバイスは、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの、一部の（１つであってもよいし、複数であってもよい）リソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示してもよいし、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示してもよい。

【0144】

ここで、ネットワーク側デバイスが少なくともリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示する場合、前記一部のリソース情報は、事前定義されたＲ１７の４ステップＣＢＲＡ設定情報リストに基づいて決定することができる。たとえば、リストにおいて複数のＲＯ設定情報が順番に並べられ、前記一部のリソース情報はリスト内の最初のｎ個の設定情報であってもよく、ｎは１以上の整数である。

【0145】

また、ネットワーク側デバイスが全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することは、全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報によって設定されたＲＯが端末にとって利用可能であることを意味する。

【0146】

一実施例において、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む。

【0147】

一実施例において、ネットワーク側デバイスは、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することができる。

【0148】

一方、ネットワーク側デバイスが、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することを端末に指示しなかった場合、端末は、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することができる。

【0149】

一実施例において、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む。

【0150】

前記方法は、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように前記端末に指示するステップをさらに含む。

【0151】

一実施例において、ネットワーク側デバイスは端末の能力に基づいて、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示するか否かを決定することができる。

【0152】

たとえば、端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートするを有するとネットワーク側デバイスが決定した場合（端末がＲ１７に導入された前記複数のフィーチャーの１つまたは組み合わせをサポートすることを指してもよい）、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように端末に指示することができる。

【0153】

一方、端末の能力がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしないとネットワーク側デバイスが決定した場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように端末に指示することができる。

【0154】

一実施例において、端末の能力は、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐなどのフィーチャーに対する端末のサポート状況をさらに含んでもよい。端末は、前記フィーチャーから自身能力がサポートするフィーチャーを決定することができる。端末が少なくともリリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する際に、端末は、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、サポートするフィーチャーに対応する１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、さらに、決定された１つまたは複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0155】

たとえば、ネットワーク側デバイスは、Ｓｌｉｃｉｎｇ、ＳＤＴ、ＣＥ、およびＲｅｄｃａｐの４つのフィーチャーについて、端末に対してリリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報をそれぞれ設定し、端末の能力がそのうちのＣＥおよびＲｅｄｃａｐの２つのフィーチャーのみをサポートする場合、端末は、リリース１７の４つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、ＣＥおよびＲｅｄｃａｐフィーチャーに対応する２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を決定し、さらに、決定された２つの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定することができる。

【0156】

図１２は、本開示の実施例に係る、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するさらに別の方法の概略フローチャートである。図１２に示すように、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む。前記方法は、以下のステップＳ１２０１をさらに含む。

【0157】

ステップＳ１２０１において、指定された方式に従って、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように前記端末に指示する。

【0158】

一実施例において、前述した実施例から分かるように、上記の３つのイニシエート方式のそれぞれについて、ネットワーク側は、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように端末に指示する必要がある。たとえば、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定することができる。

【0159】

一方、イニシエート方式がシステム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートまたは切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートである場合、ネットワーク側デバイスは、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように端末にさらに指示する必要がある。具体的には、指定された方式に従って、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように端末に指示することができる。そして、端末は、ＲＯ設定情報および前記対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡに使用されるＲＯを決定することができる。

【0160】

一実施例において、指定された方式は、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定することと、
ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定された（たとえば、システム情報ブロードキャスト）すべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

【0161】

一実施例において、端末が前述した実施例に基づいて、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定した後、さらに、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定することができる。すなわち、ＲＯ設定情報およびＳＳＢとＲＯとの対応関係は、同じＲＯリソース情報に属してもよい。

【0162】

一実施例において、端末が前述した実施例に基づいて、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定した後、ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報（必ずしも指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に限定されるものではない）における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することができる。

【0163】

なお、ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報にＳＳＢとＲＯとの対応関係が複数存在する場合、端末は、その中から、１つのＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することができる。ここで、ＳＳＢとＲＯとの対応関係は、１／８、１／４、１／２、１、２、４、８、１６などの数値で特徴付けられ、端末はそのうちの１つの数値を選択でき、たとえば、最大値または最小値を選択する。

【0164】

前述したランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法の実施例に対応して、本開示は、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置の実施例をさらに提供する。

【0165】

本開示の実施例は、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置を提案し、前記装置が端末に適用可能であり、前記端末はネットワーク側デバイスと通信することができる。前記端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、センサ、モノのインタネットデバイスなどの通信装置を含むが、これらに限定されない。前記ネットワーク側デバイスは、４Ｇ、５Ｇ、６Ｇなど通信システムにおけるネットワーク側デバイス、たとえば、基地局、コアネットワークなど含むが、これらに限定されない。

【0166】

一実施例において、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置は、１つまたは複数のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
４ステップ非競合ランダムアクセスＣＦＲＡをイニシエートし、
前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように構成される。

【0167】

一実施例において、前記指定されたリリースは、ネットワーク側デバイスの指示に基づいて決定される、またはプロトコルに基づいて決定される。

【0168】

一実施例において、前記指定されたリリースは、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリース、およびリリース１７のうちの少なくとも１つを含む。

【0169】

一実施例において、前記レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースは、リリース１５、およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む。

【0170】

一実施例において、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令（ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒ）によるイニシエート、
システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および
切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む。

【0171】

一実施例において、前記プロセッサは、前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0172】

一実施例において、前記プロセッサは、前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0173】

一実施例において、前記プロセッサは、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0174】

一実施例において、前記プロセッサは、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0175】

前記プロセッサは、さらに、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように構成される。

【0176】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0177】

前記プロセッサは、さらに、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように構成される。

【0178】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記端末の実装に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0179】

一実施例において、前記プロセッサは、
ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0180】

一実施例において、前記プロセッサは、
ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0181】

前記プロセッサは、さらに、
ネットワーク側デバイスから、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように構成される。

【0182】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0183】

前記プロセッサは、さらに、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように構成される。

【0184】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記端末の実装に基づいて、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように構成される。

【0185】

一実施例において、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートおよび切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含み、前記プロセッサは、さらに、
イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように構成される。

【0186】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定するように構成される。

【0187】

一実施例において、前記プロセッサは、
ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように構成される。

【0188】

一実施例において、前記プロセッサは、
端末の実装に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように構成される。

【0189】

本開示の実施例は、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する装置を提供し、前記装置はネットワーク側デバイスに適用可能であり、前記ネットワーク側デバイスは端末と通信することができ、前記端末携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、センサ、およびモノのインタネットデバイスなどの通信装置を含むが、これらに限定されない。前記ネットワーク側デバイスは、４Ｇ、５Ｇ、６Ｇなど通信システムにおけるネットワーク側デバイス、たとえば、基地局、コアネットワークなどを含むが、これらに限定されない。

【0190】

一実施例において、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する装置は、１つまたは複数のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
４ステップ非競合ランダムアクセスＣＦＲＡをイニシエートし、
端末の前記端末に対するＣＦＲＡのＲＯ設定情報に設定された個別なランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報が存在しない場合、指定されたリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）リソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0191】

一実施例において、前記指定されたリリースは、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリース、およびリリース１７のうちの少なくとも１つを含む。

【0192】

一実施例において、前記レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースは、リリース１５、およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む。

【0193】

一実施例において、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令（ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒ）によるイニシエート、
システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および
切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む。

【0194】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報のＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0195】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0196】

一実施例において、前記プロセッサは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0197】

一実施例において、前記プロセッサは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0198】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0199】

前記プロセッサは、さらに、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0200】

一実施例において、前記プロセッサは、
ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0201】

一実施例において、前記プロセッサは、
ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0202】

一実施例において、前記プロセッサは、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報およびリリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報におけるＲＯ設定情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報として決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0203】

前記プロセッサは、
前記端末が、リリース１７の４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＲＯ設定情報を決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0204】

一実施例において、前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む。前記プロセッサは、さらに、
指定された方式に従って、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように前記端末に指示するように構成される。

【0205】

一実施例において、指定された方式は、
前記指定されたリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係をイニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定することと、
ネットワーク側デバイスによって前記端末に事前設定されたすべてのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

【0206】

上記の実施例における装置に関しては、各モジュールが動作を実行する具体的な形態は、関連する方法の実施例で詳細に説明されているため、ここでは詳細な説明を省略する。

【0207】

装置の実施例に関しては、方法の実施例にほぼ対応するため、関連する詳細については、方法の実施例の一部の説明を参照してください。前述した 装置の実施例は、単なる例示するものである。セパレートコンポーネントとして説明されたモジュールは、物理的に分離されていても、分離されていなくてもよい。つまり、それらは、１つの場所に配置されていてもよいし、複数のネットワークモジュールに分散されていてもよい。実際のニーズに応じてモジュールの一部またはすべてを選択して、本実施例の解決策の目的を達成することができる。当業者であれば、創作的な努力をすることなく、理解して実施することができる。

【0208】

本開示の実施例は、プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶するためのメモリとを含む通信装置をさらに提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のいずれか１つの実施例に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法が実現される。

【0209】

本開示の実施例は、プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶するためのメモリとを含む通信装置をさらに提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のいずれか１つの実施例に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法が実現される。

【0210】

本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のいずれか１つの実施例に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法が実現される。

【0211】

本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のいずれか１つの実施例に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法が実現される。

【0212】

図１３に示すように、図１３は、本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示するための装置１３００の概略ブロック図である。装置１３００は、１つの基地局として提供されてもよい。図１３を参照すると、装置１３００は、処理コンポーネント１３２２、無線送信／受信コンポーネント１３２４、アンテナコンポーネント１３２６、および無線インターフェースに特有の信号処理部分を含む。処理コンポーネント１３２２は、１つまたは複数のプロセッサをさらに含んでもよい。処理コンポーネント１３２２のうちの１つのプロセッサは、上記のいずれか１つの実施例に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法を実現するように構成されてもよい。

【0213】

図１４は、本開示の実施例に係るランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するための装置１４００の概略ブロック図である。たとえば、装置１４００は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、携帯情報端末などであってもよい。

【0214】

図１４に示すように、装置１４００は、処理コンポーネント１４０２、メモリ１４０４、電源コンポーネント１４０６、マルチメディアコンポーネント１４０８、オーディオコンポーネント１４１０、入力／出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース１４１２、センサコンポーネント１４１４および通信コンポーネント１４１６のうちの１つまたは複数を含むことができる。

【0215】

処理コンポーネント１４０２は、表示、電話通話、データ通信、カメラ動作、および記録動作に関連する動作など、装置１４００の動作全体を制御する。処理コンポーネント１４０２は、上記のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定するための方法のステップのすべてまたは一部を完了するための命令を実行する１つまたは複数のプロセッサ１４２０を含むことができる。また、処理コンポーネント１４０２は、処理コンポーネント１４０２と他のコンポーネントとの間の対話を容易にする１つまたは複数のモジュールを含むことができる。たとえば、処理コンポーネント１４０２は、マルチメディアコンポーネント１４０８と処理コンポーネント１４０２との間の対話を容易にするマルチメディアモジュールを含むことができる。

【0216】

メモリ１４０４は、装置１４００での動作をサポートするためにさまざまなタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例には、装置１４００上で動作する任意のアプリケーションまたは方法に関する指示、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオなどが含まれる。メモリ１４０４は、スタティックランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、あらゆるタイプの揮発性および非揮発性ストレージデバイスまたはそれらの組み合わせによって実現することできる。

【0217】

電源コンポーネント１４０６は、装置１４００の様々なコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント１４０６は、電力管理システム１４０６、１つ以上の電源１４０６ 、および電力の生成、管理、および装置１４００への配電に関連する他のコンポーネントを含むことができる。

【0218】

マルチメディアコンポーネント１４０８は、装置１４００とユーザとの間の１つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）およびタッチパネル（ＴＰ）を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実現することができる。前記タッチパネルは、タッチパネル上のタッチ、スライド、およびタッチパネル上のジェスチャを感知する1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、前記タッチまたはスライド 動作に関連する継続時間および圧力も検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント１４０８は、フロントカメラおよび／またはリアカメラを含む。装置１４００が撮影モードまたはビデオモードなどの動作モードにあるとき、フロントカメラおよび／またはリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、固定光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離および光学ズーム機能を持たせるものであってもよい。

【0219】

オーディオコンポーネント１４１０は、オーディオ信号を出力および／または入力するように構成される。たとえば、オーディオコンポーネント１４１０は、１つのマイクロホン（ＭＩＣ）を含み、装置１４００が通話モード、録音モード、音声認識モードなどの動作モードにあるとき、マイクロホンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号はさらにメモリ１４０４に記憶されるか、通信コンポーネント１４１６を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント１４１０は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。

【0220】

Ｉ／Ｏインターフェース１４１２は、処理コンポーネント１４０２と周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供する。上記の周辺インターフェースモジュールは、キーボード１４、クリックホイール１４、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、ロックボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。

【0221】

センサコンポーネント１４１４は、装置１４００のさまざまな面でのステータス評価を提供するための１つまたは複数のセンサを含む。たとえば、センサコンポーネント１４１４は、装置１４００の開／閉状態、装置１４００のディスプレイおよびキーパッドなどのコンポーネントの相対位置を検出することができ、また、センサコンポーネント１４１４は、装置１４００または装置１４００の１つのコンポーネントの位置変化、装置１４００とユーザとの接触の有無、装置１４００の向きまたは加速／減速および装置１４００の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント１４１４は、物理的接触なしに近くの物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサコンポーネント１４１４は、イメージング用途で使用するためのＣＭＯＳまたはＣＣＤイメージセンサなどの光センサを含んでもよい。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント１４１４は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサを含んでもよい。

【0222】

通信コンポーネント１４１６は、装置１４００と他のデバイスとの間の有線または無線通信を容易にするように構成される。装置１４００は、ＷｉＦｉ、２Ｇ、 ３Ｇ、４ＧＬＴＥ、５Ｇ ＮＲ、またはそれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、前記通信コンポーネント１４１６は、放送チャネルを介して、外部放送管理システムからの放送信号または放送関連情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信コンポーネント１４１６は、近距離無線通信（ＮＦＣ）モジュールをさらに含み、短距離通信を促進する。たとえば、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）技術、赤外線データアソシエーション（ＩｒＤＡ）技術、超広帯域（ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（ＢＴ）技術およびその他の技術に基づいて実現することができる。

【0223】

例示的な実施例では、装置１４００は、１つまたは複数の特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理デバイス（ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子コンポーネントによって実現することができ、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する上記の方法を実行する。

【0224】

例示的な実施例では、命令を含むメモリ１４０４など、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がさらに提供され、上記の命令が１４００のプロセッサ１４２０によって実行されることにより、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する上記の方法を完成させる。たとえば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＣＤ－ＲＯＭ、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスなどであってもよい。

【0225】

当業者が本明細書を考慮し本開示を実践することにより、本開示の他の実施案に容易に想到し得る。本開示は、本開示のあらゆる変形、用途、または適宜な変化を網羅することを意図しており、これらの変形、用途、または適宜な変化は、本開示の一般原理に従い、且つ本開示に開示されていない技術分野における周知常識または慣用の技術的手段を含む、明細書および実施例は、単に例示するものとしてみなすべき、本開示の真の範囲および精神は特許請求の範囲によって定義される。

【0226】

本開示は、上ですでに説明され、且つ図面に示された正確な構成に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく様々な修正および変更を行うことができることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。

【0227】

本明細書では、第１や第２などの関係用語は、１つのエンティティまたは操動作を別のエンティティまたは動作から区別するためにのみ使用されており、必ずしもそれらの間には関係または順序が存在することを要求または暗示するものではない。「含む」、「包含」という用語、またはそのあらゆる他の変形は、非排他的な包含を網羅することを意図しており、これにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品またはデバイスがそれらの要素だけでなく、明確にリストされていない他の要素も含み、またはそのようなプロセス、方法、物品、またはデバイスに固有の要素をさらに含む。さらなる限定なしに、・・・を含む」という記述によって定義される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品、またはデバイスにはほかの同一要素が存在することを排除するものではない。

【0228】

本開示の実施例に係る方法および装置について上で詳細に説明し、本明細書では、具体的な例を用いて本開示の原理および実施形態を説明したが、上記の実施例の説明は、本開示の方法およびその中心思想の理解を助けるためにのみ使用される。また、当業者にとっては、本開示の思想に基づいて具体的な実施形態および適用範囲を変更することができる。まとめてみると、本明細書の内容が本開示を限定するものとして理解されるべきではない。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【手続補正書】

【提出日】2024-06-11

【手続補正1】

【補正対象書類名】特許請求の範囲

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項1】

端末によって実行される、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法であって、
イニシエートされたランダムアクセスのランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）設定情報を決定するステップと、
前記端末によってサポートされる少なくとも１つのフィーチャー及び／又はネットワーク側デバイスの指示に基づいて、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のＲＯリソース情報から、少なくとも１つのＲＯリソース情報を決定するステップであって、前記端末に対するＲＯ設定情報に設定された個別なＲＯリソース情報が存在しないステップと、
前記決定された少なくとも１つのＲＯリソース情報を前記イニシエートされたランダムアクセスのＲＯリソース情報として決定するステップであって、前記イニシエートされたランダムアクセスが４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）を含むステップと、を含む、
ことを特徴とするランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項2】

前記端末によってサポートされる少なくとも１つのフィーチャーに基づいて、ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、少なくとも１つのＲＯリソース情報を決定するステップは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、前記端末によってサポートされるフィーチャーに対応するＲＯリソース情報を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項3】

前記ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースは、ネットワーク側デバイスの指示に基づいて決定されるか、またはプロトコルに基づいて決定され、
前記ｌｅｇａｃｙリリースは、
リリース１５およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項4】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令（ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒ）によるイニシエート、
システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および
切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項１に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項5】

ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、少なくとも１つのＲＯリソース情報を決定するステップは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項４に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項6】

前記ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップを含むか、又は、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項５に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項7】

前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップは、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信した場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップを含み、
前記方法は、
ネットワーク側デバイスから、リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定する指示を受信しなかった場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項8】

前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップを含み、
前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項9】

前記リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップは、
前記端末の実装に基づいて、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部の前記リリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項10】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートおよび切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含み、
前記方法は、
イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報における同期信号ブロック（ＳＳＢ）とＲＯとの対応関係を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項４に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項11】

イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するステップは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１０に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法。

【請求項12】

ネットワーク側デバイスによって実行される、ランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法であって、
端末によってイニシエートされたランダムアクセスのランダムアクセスオケージョン（ＲＯ）設定情報を決定するステップと、
前記端末によってサポートされる少なくとも１つのフィーチャーに基づいて、レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のＲＯリソース情報から、少なくとも１つのＲＯリソース情報を決定し、及び／又は、ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップ競合ランダムアクセス（ＣＢＲＡ）のＲＯリソース情報から、少なくとも１つのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するステップであって、前記端末に対するＲＯ設定情報に設定された個別なＲＯリソース情報が存在しないステップと、
前記決定された少なくとも１つのＲＯリソース情報を前記イニシエートされたランダムアクセスのＲＯリソース情報として決定するステップであって、前記イニシエートされたランダムアクセスが４ステップ非競合ランダムアクセス（ＣＦＲＡ）を含むステップと、を含む、
ことを特徴とするランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項13】

前記端末によってサポートされる少なくとも１つのフィーチャーに基づいて、ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、少なくとも１つのＲＯリソース情報を決定するステップは、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、前記端末によってサポートされるフィーチャーに対応するＲＯリソース情報を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１２に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項14】

前記レガシー（ｌｅｇａｃｙ）リリースは、リリース１５およびリリース１６のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項１２に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項15】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、
物理ダウンリンク制御チャネル命令（ＰＤＣＣＨ ｏｒｄｅｒ）によるイニシエート、
システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエート、および
切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項１２に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項16】

前記ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報から、少なくとも１つのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するステップは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１５に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項17】

前記ｌｅｇａｃｙリリースおよびリリース１７のうちの少なくとも１つのリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
前記ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するように前記端末に指示するステップを含むか、又は、
リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するように前記端末に指示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１６に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項18】

リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するように前記端末に指示するステップは、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートする場合、リリース１７の複数の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報のうちの一部または全部のリソース情報を、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報として決定するように前記端末に指示するステップを含み、
前記方法は、
前記端末がリリース１７の４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定することをサポートしない場合、ｌｅｇａｃｙリリースの４ステップＣＢＲＡのＲＯリソース情報に基づいて、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報を決定するように前記端末に指示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１７に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項19】

前記４ステップＣＦＲＡをイニシエートする方式は、システム情報要求（ＳＩ ｒｅｑｕｅｓｔ）によるイニシエートおよび切替（Ｈａｎｄｏｖｅｒ）命令によるイニシエートのうちの少なくとも１つを含み、前記方法は、
指定された方式に従って、イニシエートされた４ステップＣＦＲＡのＲＯリソース情報におけるＳＳＢとＲＯとの対応関係を決定するように前記端末に指示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項１５に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法。

【請求項20】

通信装置であって、
プロセッサと、
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項１～１１のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法が実現される、
ことを特徴とする通信装置。

【請求項21】

通信装置であって、
プロセッサと
コンピュータプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項１２～１９のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法が実現される、
ことを特徴とする通信装置。

【請求項22】

コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項１～１１のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を決定する方法におけるステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【請求項23】

コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項１２～１９のいずれか１項に記載のランダムアクセスオケージョンリソース情報を指示する方法におけるステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【国際調査報告】