(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-10
(54)【発明の名称】マスクキーパー
(51)【国際特許分類】
B65D 65/04 20060101AFI20241203BHJP
B65D 65/40 20060101ALI20241203BHJP
【FI】
B65D65/04 Z
B65D65/40 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024534658
(86)(22)【出願日】2022-01-07
(85)【翻訳文提出日】2024-06-10
(86)【国際出願番号】 CN2022070732
(87)【国際公開番号】W WO2023130357
(87)【国際公開日】2023-07-13
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524219566
【氏名又は名称】梁 晋聡
【氏名又は名称原語表記】LEUNG, Chun Chung
【住所又は居所原語表記】Flat C, 5/F, Tower 6, 38 San Ma Tau Street, Grant Waterfront, To Kwa Wan, Kowloon, Hong Kong
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】梁 晋聡
【テーマコード(参考)】
3E086
【Fターム(参考)】
3E086AA12
3E086AB01
3E086AC02
3E086AC03
3E086BA02
3E086BA04
3E086BA14
3E086BA15
3E086BA24
3E086BB22
3E086CA35
(57)【要約】
マスクキーパーであって、平らに展開した場合、L字型本体(100)を含み、使用時、L字型本体(100)はL字型水平内側エッジの第1延長線(110)に沿って最初の折り畳みをし、次に、この時点でL字型本体(100)を通る予め設定された直線(111)に沿って2回目の折り畳みをするができ、予め設定された直線(111)は水平内側エッジに垂直であり、L字型本体(100)の表面に銀イオン抗菌被膜が塗布されている場合、マスクキーパーは、抗菌性能を有し、ユーザーの消毒の負担を軽減し、作りやすく、使いやすく、持ちやすく、機能が多く、使用効率を向上させることで無駄を削減させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクキーパーであって、
平らに展開した場合、L字型本体を含み、
使用時、前記L字型本体はL字型水平内側エッジの第1延長線に沿って最初の折り畳みをし、次に、この時点で前記L字型本体を通る予め設定された直線に沿って2回目の折り畳みをするができ、
前記予め設定された直線は前記水平内側エッジに垂直であることを特徴とするマスクキーパー。
【請求項2】
前記L字型本体の表面には銀イオン抗菌被膜が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載のマスクキーパー。
【請求項3】
前記L字型本体は第1パーティションと、前記第1パーティションに接続される第2パーティションと、前記第2パーティションに接続される第3パーティションと、前記第1延長線に位置する第1の折れ目と、前記予め設定された直線に位置する第2の折れ目とを含み、前記第2パーティションと前記第3パーティションはそれぞれ前記第1延長線の両側に位置し、前記第2パーティションと前記第1パーティションはそれぞれ前記予め設定された直線の両側に位置することを特徴とする請求項1に記載のマスクキーパー。
【請求項4】
前記第1の折れ目の幅は前記マスクキーパー以外のマスクの厚さにほぼ等しく、前記第2の折れ目の幅は前記マスクキーパー以外のマスクの厚さの2倍と第3パーティションの厚さの和にほぼ等しいことを特徴とする請求項3に記載のマスクキーパー。
【請求項5】
平らに展開した場合、前記第1パーティションの垂直外側エッジの平面に沿って右翼形領域が延在し、前記右翼形領域は前記第1パーティションの垂直外側エッジの第2延長線に沿って折り畳むことができることを特徴とする請求項3に記載のマスクキーパー。
【請求項6】
平らに展開した場合、前記第2パーティションの垂直外側エッジの平面に沿って左翼形領域が延在し、前記左翼形領域は前記第2パーティションの垂直外側エッジの第3延長線に沿って折り畳むことができることを特徴とする請求項5に記載のマスクキーパー。
【請求項7】
平らに展開した場合、前記第3パーティションの垂直内側エッジの平面に沿って第4パーティションが延在し、前記第4パーティションは前記予め設定された直線に沿って折り畳むことができることを特徴とする請求項5又は6に記載のマスクキーパー。
【請求項8】
前記第2延長線に第3の折れ目が設けられ、前記第3延長線に第4の折れ目が設けられ、前記第3の折れ目及び第4の折れ目の幅はマスクの厚さにほぼ等しいことを特徴とする請求項6に記載のマスクキーパー。
【請求項9】
前記第3パーティションと前記第4パーティションとの間に前記予め設定された直線に第5の折れ目が設けられることを特徴とする請求項7に記載のマスクキーパー。
【請求項10】
前記第2の折れ目の幅はマスクの厚さの2倍と前記第3パーティション及び前記第4パーティションの厚さの和にほぼ等しいことを特徴とする請求項9に記載のマスクキーパー。
【請求項11】
平らに展開した場合、前記第4パーティションの位置する平面に前記予め設定された直線方向に沿って第5パーティションが延在し、前記第5パーティションは第3パーティションの水平外側エッジの延長線に沿って折り畳むことができ、
前記第5パーティションの位置する平面に水平方向に沿って第6パーティションが延在し、前記第6パーティションは予め設定された直線に沿って折り畳むことができることを特徴とする請求項9に記載のマスクキーパー。
【請求項12】
前記第2の折れ目の幅はマスクの厚さの2倍と第3パーティション、第4パーティション、第5パーティション及び第6パーティションの厚さの和にほぼ等しく、前記第5の折れ目の幅は第5パーティション及び第6パーティションの厚さの和にほぼ等しいことを特徴とする請求項11に記載のマスクキーパー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は生活衛生用品の分野に関し、特にマスクキーパーに関する。
【背景技術】
【0002】
マスクは、一般的に口と鼻に装着し、口と鼻に入る空気を濾過することで、有害なガス、匂い、飛沫、ウイルスなどの物質をカットする役割を果たす衛生用品の一種であり、ガーゼ又は紙などの材料で作られている。マスクは肺に入る空気に対して一定の濾過作用を果たし、呼吸器感染症が流行する場合、粉塵などの汚染された環境において作業する場合、マスクの着用は非常に効果的である。マスクは空気濾過式マスクとガス供給式マスクに分けられる。
【0003】
工業の生産生活の中であるか、あるいは現在の世界中での感染症の蔓延によるものかに関わらず、マスクは既に徐々に現在人々が外出するための必需品となっている。感染症の蔓延を阻止する一般的な方法として、レストランで食事をするなど、実際に使用する際、マスクを外して再び使用する必要があることがしばしばある。
【0004】
本願の実施例を実現する過程において、発明者は、現在、人々はマスクを外した後、マスクをプラスチックケース、ビニール袋又はプラスチッククリップに保管しているが、このような方法は、マスクを効果的に保護するが、持ち運ぶのが不便であることを見出した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術において、人々がマスクをプラスチックケース、ビニール袋又はプラスチッククリップに保管するが、マスクを外した後に、持ち運ぶのが不便であるという問題を解決するために、本願の実施例はマスクキーパーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に基づいて、本願の一実施例はマスクキーパーを提供し、前記マスクキーパーは、平らに展開した場合、L字型本体を含み、使用時、前記L字型本体はL字型水平内側エッジの第1延長線に沿って最初の折り畳みをし、次に、この時点で前記L字型本体を通る予め設定された直線に沿って2回目の折り畳みをすることができる。前記予め設定された直線は前記水平内側エッジに垂直である。
【0007】
更に、前記L字型本体の表面には銀イオン抗菌被膜が塗布されている。
【0008】
更に、前記L字型本体は第1パーティションと、前記第1パーティションに接続される第2パーティションと、前記第2パーティションに接続される第3パーティションと、前記第1延長線に位置する第1の折れ目と、前記予め設定された直線に位置する第2の折れ目とを含み、前記第2パーティションと前記第3パーティションはそれぞれ前記第1延長線の両側に位置し、前記第2パーティションと前記第1パーティションはそれぞれ前記予め設定された直線の両側に位置する。
【0009】
更に、前記第1の折れ目の幅は前記マスクキーパー以外のマスクの厚さにほぼ等しく、前記第2の折れ目の幅は前記マスクキーパー以外のマスクの厚さの2倍と第3パーティションの厚さの和にほぼ等しい。
【0010】
更に、平らに展開した場合、前記第1パーティションの垂直外側エッジの平面に沿って右翼形領域が延在し、前記右翼形領域は前記第1パーティションの垂直外側エッジの第2延長線に沿って折り畳むことができる。
【0011】
更に、請求項5に記載のマスクキーパーによれば、平らに展開した場合、前記第2パーティションの垂直外側エッジの平面に沿って左翼形領域が延在し、前記左翼形領域は前記第2パーティションの垂直外側エッジの第3延長線に沿って折り畳むことができる。
【0012】
更に、前記第3パーティションの垂直内側エッジの平面に沿って第4パーティションが延在し、前記第4パーティションは前記予め設定された直線に沿って折り畳むことができる。
【0013】
更に、前記第2延長線に第3の折れ目が設けられ、前記第3延長線に第4の折れ目が設けられ、前記第3の折れ目及び第4の折れ目の幅はマスクの厚さにほぼ等しい。
【0014】
更に、前記第3パーティションと前記第4パーティションとの間に前記予め設定された直線に第5の折れ目が設けられる。
【0015】
更に、前記第2の折れ目の幅はマスクの厚さの2倍と前記第3パーティション及び前記第4パーティションの厚さの和にほぼ等しい。
【0016】
更に、平らに展開した場合、前記第4パーティションの位置する平面に前記予め設定された直線方向に沿って第5パーティションが延在し、前記第5パーティションは第3パーティションの水平外側エッジの延長線に沿って折り畳むことができ、前記第5パーティションの位置する平面に水平方向に沿って第6パーティションが延在し、前記第6パーティションは予め設定された直線に沿って折り畳むことができる。
【0017】
更に、前記第2の折れ目の幅はマスクの厚さの2倍と第3パーティション、第4パーティション、第5パーティション及び第6パーティションの厚さの和にほぼ等しく、前記第5の折れ目の幅は第5パーティション及び第6パーティションの厚さの和にほぼ等しい。
【発明の効果】
【0018】
本願の利点は、作りやすく、使いやすく、折り畳んだ後のサイズが小さく、持ち運びが簡単で、多機能であり、マスクを保存するために用いることができるだけでなく、他の物品、例えば、カード、領収書などを保管するために用いることもでき、使用効率を向上させることで無駄を削減させることができることにある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
1つ又は複数の実施例は、それに対応する添付図面中の図面により例示的に説明されるが、これらの例示的な説明は実施例を限定するものではなく、添付図面中の同じ参照番号を有する要素は類似する要素を表し、特に明記しない限り、添付図面中の図は縮尺を限定することを意図するものではない。
【
図1】
図1は本願の好適な実施例としてのマスクキーパーの平面展開模式図を示す。
【
図2】
図2は本願の好適な実施例としてのマスクを保管するステップの模式図を示す。
【
図3】
図3は本願の好適な実施例としての他の物品を保管するステップの模式図を示す。
【
図4】
図4は本願の別の好適な実施例としてのマスクキーパーの平面展開模式図を示す。
【
図5】
図5は本願の別の好適な実施例としてのマスクを保管するステップの模式図を示す。
【
図6】
図6は本願の別の好適な実施例としての他の物品を保管するステップの模式図を示す。
【
図7】
図7は本願の更に別の好適な実施例としてのマスクキーパーの平面展開模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本願の理解を容易にするために、以下、図面を参照しながら具体的な実施例によって本願を更に詳しく説明する。なお、本明細書で使用される用語「第1」、「第2」、「垂直」、「水平」、「左」、「右」、「内」、「外」及び類似する表現は説明のためのものに過ぎない。
【0021】
特に定義しない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は当業者が通常理解する意味と同じである。本願の明細書で使用される用語は具体的な実施例を説明するためのものに過ぎず、本願を限定するためのものではない。本明細書で使用される用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連する列挙された項目のいずれか及び全ての組合せを含む。
【0022】
また、互いに衝突しない限り、以下に説明される本願の異なる実施例に関わる技術的特徴は互いに組み合わせてもよい。
【0023】
今や、マスクは既に日常外出するための必需品となっている。レストランで食事をするなど、外出時に一時的にマスクを外し、後で再び着用する必要がある状況に遭遇する場合が多い。マスクの無駄を回避するために、市場にはマスクを保管する手段が既にいくつかある。他の実施例では、マスクキーパーは再利用可能な物品であり、通常比較的耐久性のあるプラスチックケース、ビニール袋、プラスチッククリップなどである。このような製品は複数回使用可能であるが、使用後、適時に消毒するのは難しく、マスクが汚染される可能性がある。そして、別の他の実施例では、マスクキーパーは、通常は紙袋、封筒、折り畳み可能な紙片などの使い捨て物品である。このような製品は使いやすいが、通常一回で短期間しか使用できない。このような製品のほとんどは使用後廃棄される。再利用可能な物品よりも衛生が保証され得るが、ゴミが多く発生し、資源の無駄を引き起こしやすい。
【0024】
図1を参照すると、
図1は、本願の好適な実施例としてのマスクキーパーの平面展開模式図を示す。マスクキーパーは展開時にL字型本体100を含む。
【0025】
L字型本体100の材料は、紙、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ビニールなどの材料を含むが、それらに限定されない。L字型本体100の表面は銀イオン抗菌被膜が塗布され、又は銀イオンを混入した原材料で形成されている。L字型本体100は薄片であり、L字型水平内側エッジの第1延長線110に沿って最初の折り畳みをし、次に、この時点でL字型本体100の幾何学的中心を通る予め設定された直線111に沿って2回目の折り畳みをすることができる。L字型本体100は、ニーズに応じて適切な具体的な形状及び寸法を選択してもよく、2回折り畳んだ後でマスクキーパーは、マスクの耳紐又はヘッドバンドを含まない部分を覆うことができることが好ましい。更に好ましくは、折り畳んだ後のマスクキーパーの外側エッジはマスクの外側エッジを1~5ミリメートル超える。本願のマスクキーパーは複数タイプのマスクを保管するためのものであってもよく、該複数タイプのマスクは使い捨て外科マスク、医療用保護マスク、綿布マスク、防塵マスク、美容マスクなどを含むが、それらに限定されない。マスクキーパーにマスクを保管した後、マスクの耳紐又はヘッドバンドを含まない部分が外部環境に汚染されることを効果的に回避することができ、更に保存時にマスクを固定しないことによるマスクの自己汚染を回避することができる。L字型本体100の厚さは材料によって異なり、1ミリメートル程度であることが好ましい。L字型本体100は、任意の色、好ましくはマスクの状況が見える任意の透明な色として設定されてもよい。
【0026】
なお、本願の実施例では、マスクキーパーを平らに置いた後、L字型本体100は、「L」字型の形状に従って設置された第1領域及び第2領域を有する。第2領域は第1領域の垂直方向の下方に設けられ、それにより、L字型本体100は上が大きくて下が小さく、且つ垂直方向に切欠を有する形状として形成される。そして、切欠内に位置するL字型本体100の輪郭縁部はいずれも内側エッジであり、第1延長線110は水平方向の水平内側エッジの延長線であり、切欠から離れたエッジが水平外側エッジである。そして、予め設定された直線111は切欠内に位置し、予め設定された直線111は垂直方向の垂直内側エッジであり、切欠から離れたエッジが垂直外側エッジである。好ましくは、予め設定された直線111はL字型本体100の幾何学的中心を通る。
【0027】
L字型本体100は、第1パーティション101と、第1パーティション101に接続される第2パーティション102と、第2パーティションに接続される第3パーティション103と、第1延長線110に位置する第1の折れ目120と、予め設定された直線111に位置する第2の折れ目121とを含む。第1パーティション101と第2パーティション102はマスクを置くためのものであり、第3パーティション103は第1の折れ目120に沿って折り畳まれてからマスクの対応する部分を覆う。第3パーティション103は折り畳んだ後、その予め設定された直線111に接近する側の縁部が第2の折れ目121を覆うことがなく、それによりL字型本体を第2の折れ目121に沿って2回目の折り畳みを容易にする。第1の折れ目120の幅はマスクの厚さにほぼ等しく、第3パーティション103を折り畳んだときにマスクを圧迫したり移動させたりすることはない。第2の折れ目121の幅はマスクの厚さの2倍と第3パーティション103の厚さの和にほぼ等しい。なお、本明細書に記載の「マスクの厚さ」はマスクの最も厚い部分の厚さである。
【0028】
L字型本体100は更に、第1パーティション101の垂直外側エッジの平面に沿って右翼形領域104が延在し、該右翼形領域104は第1パーティションの垂直外側エッジの第2延長線112に沿って折り畳むことができる。マスクが第1パーティション101及び第2パーティション102に配置される場合、右翼形領域104は折り畳まれてからマスクの対応する部分を覆い、マスクの移動を制限することに寄与することができるだけでなく、タッチ位置を提供することでユーザーがマスクに触れることができない場合にマスクを固定することを容易にすることもでき、より容易に操作できる。右翼形領域104は第1パーティション101と一体成形されたものであってもよく、接着剤などの方式で固定して接続されたものであってもよい。右翼形領域104はワイヤを内蔵するなどの方法により定型可能な折曲部を形成することができ、マスクの移動を制限する効果がより優れており、より使いやすい。
【0029】
L字型本体100は更に、第2パーティション102の垂直外側エッジの平面に沿って左翼形領域105が延在し、該左翼形領域105は第2パーティションの垂直外側エッジの第3延長線113に沿って折り畳むことができる。マスクが第1パーティション101及び第2パーティション102に配置される場合、左翼形領域105は折り畳まれてからマスクの対応する部分を覆い、マスクの移動を制限することに寄与することができるだけでなく、タッチ位置を提供することでユーザーがマスクに触れることができない場合にマスクを固定することを容易にすることもでき、より容易に操作できる。左翼形領域105は第2パーティション102と一体成形されたものであってもよく、接着剤などの方式で固定して接続されたものであってもよい。左翼形領域105はワイヤを内蔵するなどの方法により定型可能な折曲部を形成することができ、マスクの移動を制限する効果がより優れており、より使いやすい。
【0030】
L字型本体100は、第2延長線112に第3の折れ目122が設けられ、第3延長線113に第4の折れ目123が設けられ、第3の折れ目122及び第4の折れ目123の幅はマスクの厚さにほぼ等しく、それにより容易に折り畳むことができる。
【0031】
図2は、マスクを保管する際に上記の実施例を使用するステップを示す。S201では、マスクを第1パーティション101及び第2パーティション102に平らに置き、S202では、右翼形領域104及び左翼形領域105をマスク方向に折り畳んでマスクを覆い、S203では、第3パーティション103をマスク方向に折り畳んでマスクを覆い、S204では、更にマスクキーパーを予め設定された直線111に沿って折り畳み、S205では、最後に、マスクの耳紐又はヘッドバンドを折り畳まれたマスクキーパーの外に巻き付けて固定を助ける。
【0032】
マスクキーパーは、更に他の物品、例えば、カード、領収書、写真、紙幣などを保管するためのものであってもよい。
図3は、上記実施例の別の用途の使用方法を示す。S301~S302では、第3パーティション103を第2パーティション102に折り畳んで、左翼形領域105を折り畳んで第3パーティション103を覆い、ユーザーは更に左翼形領域105と第3パーティション103とを貼り付けて固定することができ、S303では、マスクキーパーを予め設定された直線111に沿って折り畳んで、第2パーティション102を最上部まで反転させて右翼形領域104に隣接させ、S304では、右翼形領域104を第2パーティション102に折り畳み、ユーザーは更に右翼形領域104と第2パーティション102とを貼り付けて固定し、又は面ファスナーやスナップなどの用具で右翼形領域104を第2パーティション102に取り外し可能に接続することができる。折り畳んだ後、第2パーティション102と第3パーティション103は、三方が閉じたポケットを形成することで、使用を容易にし、ユーザーは他の中間層を利用して保管することもできる。理解すべきことは、ユーザーは実際の必要に応じて自分で折り畳みステップを選択することにより所望の使用効果を実現できることである。
【0033】
図4を参照すると、
図4は、本願の別の好適な実施例としてのマスクキーパーの平面展開模式図を示す。
図1に示される実施例と比較して、この実施例は第3パーティション103の垂直内側エッジの平面に沿って第4パーティション106が延在し、第4パーティション106が予め設定された直線111に沿って折り畳むことができることを更に含む。理解されるように、第4パーティション106が予め設定された直線111に沿って第3パーティション103に折り畳まれた場合、その被覆面積は第3パーティション103の範囲を超えず、それにより再び折り畳むことを容易にし、第3パーティション103及び第4パーティション106が同時に第1延長線110に沿って第1パーティション101及び第2パーティション102に折り畳まれた後、第4パーティション106の被覆面積は第1パーティション101の範囲を超えず、それにより再び折り畳むことを容易にする。第3パーティション103と第4パーティション106との間に予め設定された直線111に第5の折れ目124が更に設けられており、第3パーティション103及び第4パーティション106を第1パーティション101及び第2パーティション102に折り畳んだ後、第5の折れ目124が第2の折れ目121と重なり合う。第1の折れ目120の幅はマスクの厚さにほぼ等しく、それにより第3パーティション103を折り畳んだときにマスクを圧迫したり移動させたりすることはない。第2の折れ目121の幅はマスクの厚さの2倍と第3パーティション103及び第4パーティション106の厚さの和にほぼ等しい。本明細書に記載の「マスクの厚さ」はマスクの最も厚い部分の厚さである。
【0034】
図5は、マスクを保管する際に上記の実施例を使用するステップを示す。S401では、マスクを第1パーティション101及び第2パーティション102に平らに置き、S402では、右翼形領域104及び左翼形領域105をマスク方向に折り畳んでマスクを覆い、S403では、第3パーティション103及び第4パーティション106を同時にマスク方向に折り畳んでマスクを覆い、S404では、更にマスクキーパーを予め設定された直線111に沿って折り畳み、S405では、最後に、マスクの耳紐又はヘッドバンドを折り畳まれたマスクキーパーの外に巻き付けて固定を助ける。
【0035】
マスクキーパーは更に、他の物品、例えば、カード、領収書、写真、紙幣などを保管するためのものであってもよい。
図6は、上記実施例の別の用途の使用方法を示す。S501~S502では、第4パーティション106を第3パーティション103に折り畳む。S502~S503では、折り畳まれた第3パーティション103及び第4パーティション106を第1延長線に沿って第2パーティション102に折り畳んで、左翼形領域105を折り畳んで第3パーティション103を覆い、ユーザーは更に左翼形領域105と第3パーティション103とを貼り付けて固定することができる。S503~S504では、マスクキーパーを予め設定された直線111に沿って折り畳んで、第2パーティション102を最上部まで反転させて右翼形領域104に隣接させる。S504~S505では、右翼形領域104を第2パーティション102に折り畳み、ユーザーは更に右翼形領域104と第2パーティション102とを貼り付けて固定し、又は面ファスナーやスナップなどの用具で右翼形領域104を第2パーティション102に取り外し可能に接続することができる。折り畳んだ後、第2パーティション102と第4パーティション106、第4パーティション106と第3パーティション103は、三方が閉じた2つのポケットを形成することで、使用を容易にする。ユーザーは他の中間層を利用して保管することもできる。理解すべきことは、ユーザーは実際の必要に応じて自分で折り畳みステップを選択することにより所望の使用効果を実現できることである。
【0036】
図7を参照すると、
図7は、本願の更に別の好適な実施例としてのマスクキーパーの平面展開模式図を示す。
図4に示される実施例と比較して、この実施例は第4パーティション106の位置する平面に予め設定された直線111方向に沿って第5パーティション107が延在し、第5パーティション107は第3パーティション103の水平外側エッジの第2延長線112に沿って折り畳むことができる。第5パーティション107の位置する平面に水平方向に沿って第6パーティション108が延在し、第6パーティション108は予め設定された直線111に沿って折り畳むことができる。理解されるように、第5パーティション107は第2延長線112に沿って第4パーティション106に折り畳まれた場合、その被覆面積は第4パーティション106の範囲を超えず、それにより再び折り畳むことを容易にする。第4パーティション106と第5パーティション107との間に第2延長線112に第6の折れ目125が更に設けられ、第5パーティション107と第6パーティション108との間に予め設定された直線111に第7の折れ目126が更に設けられており、第5パーティション107及び第6パーティション108を第3パーティション103及び第4パーティション106に折り畳んだ後、第7の折れ目126が第5の折れ目124と重なり合う。第2の折れ目121の幅はマスクの厚さの2倍と第3パーティション103、第4パーティション106、第5パーティション107及び第6パーティション108の厚さの和にほぼ等しく、第5の折れ目124の幅は第5パーティション107及び第6パーティション108の厚さの和にほぼ等しい。本明細書に記載の「マスクの厚さ」はマスクの最も厚い部分の厚さである。
【0037】
最後に、以下のことに留意されたい。上記の実施例は本願の技術的解決策を説明するためのものに過ぎず、それらを限定するものではない。本願の構想の下では、上記の実施例又は異なる実施例における技術的特徴を組み合わせることができ、ステップは任意の順序で実現することができ、上記で説明したように、本願のさまざまな側面において、他の多く変形が存在する。簡単にするために、それらは詳細には提供されていないが、上記実施例を参照して本願を詳しく説明しているので、当業者であれば、上記各実施例に記載された技術的解決策を修正し、又はその一部の技術的特徴を等価置換することは依然として可能であることを理解すべきである。これらの修正や置換は、対応する技術的解決策の本質を本願の各実施例の技術的解決策の範囲から逸脱させるものではない。
【国際調査報告】