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特表2024-545698チャネルアクセス方法、デバイス及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-10
(54)【発明の名称】チャネルアクセス方法、デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/0816 20240101AFI20241203BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20241203BHJP
   H04W 92/18 20090101ALN20241203BHJP
【FI】
H04W74/0816
H04W28/04 110
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024537564
(86)(22)【出願日】2022-11-28
(85)【翻訳文提出日】2024-06-20
(86)【国際出願番号】 CN2022134561
(87)【国際公開番号】W WO2023116348
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】202111574724.3
(32)【優先日】2021-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】▲ケイ▼衛民
(72)【発明者】
【氏名】盧有雄
(72)【発明者】
【氏名】賀海港
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067AA14
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
本願はチャネルアクセス方法、デバイス及び記憶媒体を提供する。第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法は、第1のSL伝送に対応する、前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを取得することと、前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応する前記コンテンションウィンドウを調整することと、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法であって、
第1のサイドリンク(SL)伝送に対応する、前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを取得することと、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、
前記第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応する前記コンテンションウィンドウを調整することと、を含む、
チャネルアクセス方法。
【請求項2】
前記第2のSL伝送が前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送であることは、
前記第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる直近の伝送であることと、前記第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる最初の伝送であることと、前記第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる複数回の伝送であることと、の1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーは、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を許容される最小値又は許容される次のより小さいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第1の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を次の許容されるより大きいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第2の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値をそのままに維持するために用いられる第3の調整ポリシーと、の1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第2のSL伝送の前記SL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて前記第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、
前記フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のSL伝送の前記SL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて前記第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することは、
前記第2のSL伝送がユニキャスト伝送タイプであることを特定し、フィードバック情報が確認(ACK)情報である第2のSL伝送の数を特定することと、
前記フィードバック情報がACK情報である第2のSL伝送の数に基づいて前記第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
第2のSL伝送のぞれぞれは少なくとも1つのデータブロックを含み、データブロックのそれぞれは1つのフィードバック情報に対応し、かつ前記SL伝送タイプはユニキャスト伝送であり、前記第2のSL伝送の前記SL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて前記第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することは、
前記第2のSL伝送のユニキャスト伝送でのフィードバック情報がACK情報であるデータブロックの数を特定することと、
前記ACK情報のデータブロックの数に基づいて前記第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のSL伝送の前記SL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて前記第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することは、
前記第2のSL伝送はフィードバック情報が非確認(NACK)情報である第1のグループキャストタイプのものであり、グループキャスト伝送でのフィードバック情報の数を特定するか、又は、グループキャスト伝送でのフィードバック情報が検出されたかどうかを特定することと、
前記フィードバック情報の数又はフィードバック情報が検出されたかどうかに基づいて前記第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のSL伝送は、フィードバック情報がACK情報又はNACK情報である第2のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードが少なくともACK情報を受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードがACKメッセージのみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがACK情報及びNACK情報を受信している場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードがACK情報のみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがNACK情報のみを受信しているか、ACK情報及びNACK情報を同時に受信しているか、又は、フィードバックメッセージを受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のSL伝送は、第2の通信ノードが対応するリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックする第3のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第2のSL伝送のグループキャスト伝送でのフィードバック情報がACK情報であることの数、ACK情報の割合、ACK情報に対応する第2の通信ノードの数又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合を特定することと、
前記ACK情報の数、ACK情報の割合、ACK情報に対応する第2の通信ノードの数又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記ACK情報又は前記ACK情報に対応する第2の通信ノードの数に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記ACK情報又は前記ACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第1のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記ACK情報又は前記ACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第2のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第2のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、前記第1のスレッショルド値が前記第2のスレッショルド値以上である、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ACK情報又は前記ACK情報に対応する第2の通信ノードの割合に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記ACK情報又は前記ACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第3のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記ACK情報又は前記ACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第4のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、前記第3のスレッショルド値が前記第4のスレッショルド値以上である、
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記フィードバック情報及びSL伝送タイプは予め設定されたフィードバック条件を満たし、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記フィードバック情報及びSL伝送タイプは予め設定されたフィードバック条件を満たし、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードの存在するチャネルの現在ビジーレベルを特定することと、
前記現在ビジーレベルに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記現在ビジーレベルに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記現在ビジーレベル及び前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに基づいて前記第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウの目標長さを特定することと、
前記コンテンションウィンドウの目標長さに従って前記第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整することと、を含む、
請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記現在ビジーレベルに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記現在ビジーレベルが第1のビジーレベル閾値以上である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記現在ビジーレベルが第2のビジーレベル閾値未満である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記現在ビジーレベルが第2のビジーレベル閾値を超えかつ第1のビジーレベル閾値未満である場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、を含み、前記第1のビジーレベル閾値が前記第2のビジーレベル閾値以上である、
請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記予め設定されたフィードバック条件は、
前記第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせないフィードバック情報のものであることと、
前記第1のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせないフィードバック情報のものであることと、
前記第1のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせるフィードバック情報及びSL伝送タイプのものであり、かつ前記SL伝送タイプがユニキャスト伝送であり、第2の通信ノードが同一のリソースを用いてフィードバック情報を伝送することと、
前記第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせるSL伝送タイプのものであり、かつ前記第1の通信ノードがフィードバックメッセージを取得していないことと、
前記第1の通信ノードが前記第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ前記第1のSL伝送が再送を含んでいないものであることと、
前記第1の通信ノードが前記第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ前記第1のSL伝送が前記第2のSL伝送に対応するセンシング時間長の後の1つの時間窓で行われる伝送であることと、の1つを含む、
請求項18~21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
第2の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法であって、
第1の通信ノードに、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のサイドリンク(SL)伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定させるように、前記第1のSL伝送に対応する第2のSL伝送の前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプを前記第1の通信ノードに送信し、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応する前記コンテンションウィンドウを調整することを含み、
前記第2のSL伝送は、前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である、
チャネルアクセス方法。
【請求項24】
通信モジュールと、メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記通信モジュールは、他の通信ノードと通信インターフェイスを行うように構成され、
前記メモリは、少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1~22又は23のいずれか一項に記載のチャネルアクセス方法を実現する、
チャネルアクセスデバイス。
【請求項25】
プロセッサに実行されると請求項1~22又は23のいずれか一項に記載のチャネルアクセス方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信技術の分野に関し、例えばチャネルアクセス方法、デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク(SideLink、SL)通信はライセンスドバンド又は専用バンドでランニングされ、例えば、V2X(vehicle to anything)通信はコネクッテッドカーに専用するバンドでランニングされることができる。SL通信の発展に伴い、従来のアンライセンスドバンド(Unlicensed band)でSL送信を行うニーズもますます強くなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
他のシステムのデバイスとの干渉が回避されるように、アンライセンスドバンドでSLの送信を行う前に、関連するバンド使用規範に従って、一般的にはリスンビフォートーク(Listen Before Talk、LBT)工程と呼ばれるチャネルアクセス工程を行う必要がある。SL伝送について、データの伝送タイプはユニキャスト、ブロードキャスト及びグループキャストを含む。そのため、異なるタイプのSL通信デバイスに対して、如何にコンテンションウィンドウを調整するかは解決すべき課題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例は、
第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法であって、
第1のサイドリンク(SL)伝送に対応する、前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを取得することと、前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応する前記コンテンションウィンドウを調整することと、を含む、
チャネルアクセス方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、
第2の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法であって、
第1の通信ノードに、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定させるように、前記第1のSL伝送に対応する第2のSL伝送の前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプを第1の通信ノードに送信し、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応する前記コンテンションウィンドウを調整することを含み、前記第2のSL伝送は、前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である、
チャネルアクセス方法を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
通信モジュールと、メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを備え、前記通信モジュールは、他の通信ノードと通信インターフェイスを行うように構成され、前記メモリは、1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成され、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサは、上記いずれか1つの実施例に記載の方法を実現する、
チャネルアクセスデバイスを提供する。
【0007】
本願の実施例は、
プロセッサに実行されると、上記いずれか1つの実施例に記載の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本願の実施例に係る1つのLBT時間長の配置模式図である。
図2】本願の実施例に係る1つの第1のSL伝送と第2のSL伝送との間の前後関係の模式図である。
図3】本願の実施例に係る1つのチャネルアクセス方法のフロー図である。
図4】本願の実施例に係る別のチャネルアクセス方法のフロー図である。
図5】本願の実施例に係る1つのチャネルアクセス装置の構造ブロック図である。
図6】本願の実施例に係る別のチャネルアクセス装置の構造ブロック図である。
図7】本願の実施例に係る1つのチャネルアクセスデバイスの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本願の実施例を説明する。以下、実施例の図面を参照しながら本願を記述し、挙げられる実例は本願を解釈するものに過ぎず、本願の範囲を限定するものではない。
【0010】
直接通信はSL通信と呼ばれることもでき、後にSL通信ですべての直接通信を表す。SL通信はライセンスドバンド又は専用バンドでランニングされ、例えば、V2X通信はコネクッテッドカーに専用するバンドでランニングされることができ、SL通信の発展に伴い、従来のアンライセンスドバンドでSL送信を行うニーズもますます強くなっている。他のシステムのデバイスとの干渉が回避されるように、アンライセンスドバンドでSLの送信を行う前に、関連するバンド使用規範に従って、一般的にはLBT工程と呼ばれるチャネルアクセス工程を行う必要があり、一般的には、LBT工程に対応する検出時間長内に検出チャネルリソースがアイドルである(LBTが成功する)と判定された場合、ユーザ機器(User Equipment、UE)は引続き送信することができ、そうでない場合、UEは伝送を放棄する必要がある。NR-U(New Radio on Unlicensed band)は、異なるシーンに適用されるように複数のLBT工程(チャネルアクセス工程、channel access procedureと呼ばれることもできる)を定義し、この工程において送信前に行われるLBTの時間長(duration)は、一定値(第2のチャネルアクセスタイプ、type2)であってもよいし、ランダム値(第1のチャネルアクセスタイプ、type1)であってもよい。例えば、第1のチャネルアクセスタイプについて、LBT時間長は乱数であってもよく、この乱数(Nとする)に関連する1つのパラメータはコンテンションウィンドウ(Contention Window、CW)である。ただし、LBT時間長の乱数Nは一般的に[0,CW]の間の1つの乱数に初期化され、CWの値は一定ではなく、伝送状況によって異なるコンテンションウィンドウに対応する可能性があるし、チャネルアクセス優先度によって異なるコンテンションウィンドウに対応する可能性がある。
【0011】
一般的なLBT工程(チャネルアクセス工程と呼ばれることもできる)はデバイス(基地局又は端末であってもよい)が伝送する前に発生し、その長さの時間的な幅がLBT時間長(この時間長が1つ又は複数のセンシングスロットsensing slotsを含んでもよい)と呼ばれることができる。図1は本願の実施例に係る1つのLBT時間長の配置模式図である。図1に示されるように、LBT時間長内にチャネルがアイドル(idle)であると特定された場合、このデバイスは送信することができる。
【0012】
LBT時間長(duration)がランダム値である場合(第1のチャネルアクセスタイプ、type1)、チャネルアクセスは異なるチャネルアクセス優先度クラス(Channel Access Priority Class、CAPC)に分けられることができ、異なるCAPCに対応するコンテンションウィンドウは異なってもよく、CWをCAPCがpのチャネルアクセスに対応するコンテンションウィンドウとし、CWの使用可能な最小値をCWp,minとし、CWの使用可能な最大値をCWp,maxとしてもよい。一例として、LBT時間長が長いほど、チャネルのアクセスに検出される必要がある時間長が長いことを表し、type1のアクセスのLBT時間長について、一回の優先度がpのアクセス工程について、そのLBTは一般的にT+N*Ts1に初期化され、ただし、Tがバックオフ時間長であり、Nがランダムな整数値であり、Ts1が1つのLBTセンシングスロットの時間長(一般的に9usである)であり、[0,CW]の間の均一的分布に適合し、衝突窓が大きいほど、対応するLBT時間長はより大きい確率で長くなる。
【0013】
SL通信システムでは、デバイス間にトラフィックの伝送が必要な場合、デバイス間のトラフィックデータは他のネットワークデバイスの伝送を介せず、直接的にデータソースデバイスからターゲットデバイスに伝送され、すなわちデバイス間の直接通信となる。SL通信は以下のような複数の伝送タイプ(cast type)を含む。
【0014】
ユニキャスト(unicast):ユニキャストについて、特定の1つのデバイスのみが受信側となり、受信側は受信されたデータをフィードバックし、フィードバックがACK又はNACKフィードバックであってもよく、すなわち受信側は、正しく受信するとACKをフィードバックし、誤って受信するとNACKをフィードバックする。
【0015】
グループキャスト(groupcast):グループキャストについて、特定の1グループのデバイスのみが受信側となり、受信側は受信されたデータをフィードバックする。
【0016】
グループキャストタイプ1(すなわち第1のグループキャストタイプ):フィードバックが非確認(Non-Acknowledgement、NACK)フィードバックのみであり、すなわち受信側は、正しく受信するとフィードバックせず、誤って受信するとNACK情報をフィードバックする。1つの実例では、送信側は同一のリソースを用いてすべての受信側のフィードバック情報を受信する。例えば、すべての受信側がフィードバックリソースを取得するときに同じパラメータを使用し、例えば同じグループメンバー番号(member ID)を使用すると、すべての受信側の取得したフィードバックリソースが同じとなる。
【0017】
グループキャストタイプ2(すなわち第2のグループキャストタイプ):フィードバックが確認(Acknowledgement、ACK)又はNACKフィードバックであり、すなわち受信側は、正しく受信するとACK情報をフィードバックし、誤って受信するとNACK情報をフィードバックしてもよい。1つの実例では、送信側は、同一のリソースを用いて受信側のACKフィードバック情報を受信し、別のリソースを用いて受信側のNACKフィードバック情報を受信する。例えば、すべての受信側がACKフィードバックリソースを取得するときに1グループの同じパラメータを使用し、NACKフィードバックリソースを取得するときに別の1グループの同じパラメータを使用し、例えばすべての受信側が同じグループメンバー番号x(member ID)を使用してACKリソースを取得し、同じグループメンバー番号y(member ID)を使用してACKリソースを取得すると、すべての受信側の取得したACK又はNACKフィードバックリソースが同じとなる。
【0018】
グループキャストタイプ3(すなわち第3のグループキャストタイプ):フィードバックがACK又はNACKフィードバックであり、すなわち受信側は、正しく受信するとACK情報をフィードバックし、誤って受信するとNACK情報をフィードバックしてもよい。そして、送信側は異なる受信側からのフィードバック情報を受信するときに、各々のリソースを用いて受信する。例えば、受信側はフィードバックリソースを取得するときに対応する1グループのパラメータを用い、例えば1つの受信側は自分のグループメンバー番号を使用してフィードバックリソースを取得し、グループメンバー番号が上位レイヤで配置されることができる。異なるグループメンバー番号が配置されることで、各受信側の取得したフィードバックリソースは異なるものであってもよいし、直交するものであってもよい。
【0019】
ブロードキャスト(broadcast):ブロードキャストについて、すべての周辺のUEが受信側であってもよく、受信側は受信されたデータをフィードバックせず、すなわちACK又はNACKフィードバックがない。また、グループキャスト及びユニキャストについて、フィードバックをディスエーブルさせることもでき、すなわちグループキャスト及びユニキャストの受信側はフィードバックしない。
【0020】
SL伝送について、データ伝送タイプにはユニキャスト、ブロードキャスト及びグループキャストが含まれ、SL通信に対してコンテンションウィンドウを特定又は調整する特有の方法を設計し、本願は、アンライセンスドバンド内で通信を行うデバイスのチャネルアクセス問題を解決するために用いられるものであり、異なる状況における異なる伝送タイプ(ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)のコンテンションウィンドウの調整に関する方法を含む。
【0021】
本願の実施例では、第1のSL伝送の前の1つ又は複数の第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて、第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定する。図2は本願の実施例に係る1つの第1のSL伝送と第2のSL伝送との間の前後関係の模式図である。図2に示されるように、第2のSL伝送は第1のSL伝送の前に位置する。
【0022】
1つの実例では、図2に示されるように、UEがSL信号を送信する前に上記第1のチャネルアクセスタイプを実行する(例えばtype 1 channel accessを使用する)ことは、第1のSL伝送と呼ばれ、1つの実例では、第1のSL伝送のチャネルアクセス優先度クラスはpである。1つの実例では、このUEは第1のSL伝送の前の1つのタイミングで1つ又は複数の第2のSL伝送を行い、第2のSL伝送が基準SL伝送と呼ばれることもでき、1つ又は複数の第2のSL伝送に対応する伝送時間帯が基準時間長と呼ばれることができる。第2のSL伝送の異なる状況に基づいて、第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定する。
【0023】
1つの実例では、第2のSL伝送は、UEが第1のチャネルアクセスタイプを使用して取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である。1つの実例では、第2のSL伝送の優先度は第1のSL伝送の優先度と同じであってもよい。1つの実例では、第2のSL伝送は、UEが第1のチャネルアクセスタイプを使用して取得したチャネル占有時間内に行われる直近の伝送、又は取得したチャネル占有時間内に行われる最初の伝送、又は取得したチャネル占有時間内に行われる複数回の伝送である。
【0024】
1つの実例では、第2のSL伝送はハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)フィードバックをイネーブルさせるSL伝送である。1つの実例では、第2のSL伝送は、例えばHARQフィードバックをイネーブルさせるSLユニキャスト(HARQフィードバックタイプがユニキャストACK/NACK)、SLグループキャストタイプ1(HARQフィードバックタイプがグループキャストNACK only)、又はSLグループキャストタイプ2(HARQフィードバックタイプがグループキャストACK/NACK)であってもよい、1つのHARQフィードバックのタイプ又は伝送タイプ(cast type)に対応することができる。
【0025】
1つの実例では、第2のSL伝送のフィードバック情報又は伝送タイプ(cast type)に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定し、1つの実例では、第2のSL伝送のフィードバック成功率が要件を満たしているかどうかを特定し、さらに第2のSL伝送のフィードバック成功率が要件を満たしているかどうかに基づいて第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0026】
1つの実施例では、図3は本願の実施例に係る1つのチャネルアクセス方法のフロー図である。本実施例は第1の通信ノードによって実行されることができる。ただし、第1の通信ノードは端末側(例えば、ユーザ機器)であってもよい。図3に示されるように、本実施例は、S310~S330を含む。
【0027】
S310、第1のSL伝送に対応する第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを取得する。
【0028】
第2のSL伝送は、第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である。実施例では、フィードバック情報は、第2の通信ノードが第1の通信ノードから送信されたトラフィックデータの受信に成功したかどうかを表すために用いられる。実際の通信過程において、フィードバック情報には、少なくともACK情報とNACK情報との1つが含まれる。第2の通信ノードは、トラフィックデータの受信に成功した場合ACK情報を第1の通信ノードにフィードバックし、トラフィックデータの受信に成功しなかった場合NACK情報を第1の通信ノードにフィードバックする。ただし、第2の通信ノードとはトラフィックデータの受信側であり、第1の通信ノードはトラフィックデータの送信側である。実施例では、SL伝送タイプには、ユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャストが含まれる。実際の操作過程において、ブロードキャストのシーンでは、受信側である第2の通信ノードが受信されたトラフィックデータをフィードバックしない、すなわちACK情報又はNACK情報のフィードバックがないため、SL伝送タイプにユニキャスト及びグループキャストが含まれることについて説明する。
【0029】
S320、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定する。
【0030】
コンテンションウィンドウ調整ポリシーは、第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウの長さ値を調整するために用いられるものである。一実施例では、コンテンションウィンドウ調整ポリシーは、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を許容される最小値又は許容される次のより小さいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第1の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を次の許容されるより大きいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第2の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値をそのままに維持するために用いられる第3の調整ポリシーとの1つを含む。実施例では、第1の調整ポリシーは、第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を減少する操作であってもよく、第2の調整ポリシーは、第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を増大する操作であってもよく、第3の調整ポリシーは、第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値をそのままに維持する操作であってもよい。
【0031】
S330、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0032】
実施例では、第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定した後、第1の通信ノードに、調整後のコンテンションウィンドウに従ってアンライセンスドバンド内にチャネルアクセスを行わせるように、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を調整することで、コンテンションウィンドウの最大限活用が確保され、第1のSL伝送のチャネルアクセス効率が向上する。
【0033】
一実施例では、第2のSL伝送が第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送であることは、第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる直近の伝送であることと、第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる最初の伝送であることと、第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる複数回の伝送であることと、の1つを含む。実施例では、第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる複数回の伝送である場合、第1の通信ノードは、すべての第2のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値に基づいて平均化し、平均値に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することができる。
【0034】
一実施例では、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、第2のSL伝送のSL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、を含む。実施例では、第2のSL伝送のフィードバック成功率は、フィードバック情報がACK情報である第2のSL伝送の数で表されることができ、予め設定されたフィードバック成功率閾値は、成功率の要件を満たしているかどうかを表すために用いられるものである。フィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の通信ノードは成功率の要件を満たしており、フィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第1の通信ノードは成功率の要件を満たしていない。
【0035】
一実施例では、第2のSL伝送のSL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することは、第2のSL伝送がユニキャスト伝送タイプであることを特定し、フィードバック情報がACK情報である第2のSL伝送の数を特定することと、フィードバック情報がACK情報である第2のSL伝送の数に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、を含む。実施例では、1つの第2のSL伝送は1つの伝送ブロックを携帯し、そして1つの伝送ブロックは1つのフィードバック情報に対応する。フィードバック情報がACK情報である第2のSL伝送の数は、フィードバック情報がACK情報である伝送ブロックの数であってもよい。
【0036】
一実施例では、第2のSL伝送のぞれぞれは少なくとも1つのデータブロックを含み、データブロックのそれぞれは1つのフィードバック情報に対応し、かつSL伝送タイプはユニキャスト伝送であり、第2のSL伝送のSL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することは、第2のSL伝送のユニキャスト伝送でのフィードバック情報がACK情報であるデータブロックの数を特定することと、ACK情報のデータブロックの数に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、を含む。実施例では、第2のSL伝送のぞれぞれは1つ又は複数のデータブロックを含み、そしてデータブロックのそれぞれは1つのフィードバック情報に対応することができ、すなわち1つの第2のSL伝送は複数のフィードバック情報に対応することができる。実施例では、ACK情報のデータブロックの数は、フィードバック情報がACK情報であることに対応する第2のSL伝送の数以上である。実施例では、SL伝送タイプがユニキャストであり、かつフィードバック情報にACK情報及びNACK情報が含まれてもよい場合、第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定する。
【0037】
一実施例では、フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む。
【0038】
実施例では、第1の調整ポリシー又は第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することは、第1の調整ポリシー又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することも含む。実施例では、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、現在第2のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値が少し大きくて、適切に小さくされ、すなわち第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は、第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することができることが判明され、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、現在第2のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウの開口の長さ値が少し小さくて、適切に大きくされ、すなわち第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は、第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することができることが判明される。
【0039】
一実施例では、第2のSL伝送のSL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することは、第2のSL伝送が、フィードバック情報がNACK情報である第1のグループキャストタイプのものであることを特定し、グループキャスト伝送でのフィードバック情報の数を特定するか、又は、グループキャスト伝送でのフィードバック情報が検出されたかどうかを特定することと、フィードバック情報の数又はフィードバック情報が検出されたかどうかに基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定することと、を含む。ただし、第1のグループキャストタイプとは、SL伝送タイプがグループキャストであり、かつフィードバック情報に同一のリソースを用いてフィードバックされるNACK情報が含まれることを意味する。実施例では、グループキャスト伝送でのフィードバック情報の数、又は、グループキャスト伝送でのフィードバック情報が検出されたかどうかに基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定する。
【0040】
一実施例では、フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む。
【0041】
実施例では、第1のグループキャストタイプは、NACK情報のみをフィードバックするものである。第2のSL伝送でフィードバック情報が検出されていない場合、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達したことが判明される。実施例では、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシー又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整し、すなわち第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を減少又は増大することができる。
【0042】
一実施例では、フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む。実施例では、第1のグループキャストタイプは、NACK情報のみをフィードバックするものである。第2のSL伝送でフィードバック情報が検出されていない場合、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達したことが判明される。実施例では、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第2の調整ポリシー又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整し、すなわち第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を増大又は維持することができる。
【0043】
一実施例では、フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む。実施例では、第1のグループキャストタイプは、NACK情報のみをフィードバックするものである。第2のSL伝送でフィードバック情報が検出されていない場合、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達したことが判明される。実施例では、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシー又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整し、すなわち第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を減少又は維持することができる。
【0044】
一実施例では、第2のSL伝送は、フィードバック情報がACK情報又はNACK情報である第2のグループキャストタイプを採用し、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第1の通信ノードが少なくともACK情報を受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む。実施例では、第2のSL伝送が第2のグループキャストタイプを採用する場合、第2のSL伝送のフィードバック情報としてACK情報のみが受信されるか、又は、ACK情報及びNACK情報が受信されると、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整し、第2のSL伝送のフィードバック情報としてNACK情報のみが受信されるか、又は、フィードバック情報が受信されていないと、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0045】
一実施例では、第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用する。
【0046】
フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第1の通信ノードがACKメッセージのみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第1の通信ノードがACK情報及びNACK情報を受信している場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む。実施例では、第2のSL伝送が第2のグループキャストタイプを採用する場合、第2のSL伝送のフィードバック情報としてACK情報のみが受信されると、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整し、第2のSL伝送のフィードバック情報としてACK情報及びNACK情報が受信されると、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整し、第2のSL伝送のフィードバック情報としてNACK情報のみが受信されるか、又は、フィードバック情報が受信されていないと、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0047】
一実施例では、第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用し、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第1の通信ノードがACK情報のみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、第1の通信ノードがNACK情報のみを受信しているか、ACK情報及びNACK情報を同時に受信しているか、又は、フィードバックメッセージを受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む。実施例では、第2のSL伝送が第2のグループキャストタイプを採用する場合、第2のSL伝送のフィードバック情報としてACK情報のみが受信されると、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整し、第2のSL伝送のフィードバック情報としてNACK情報のみが受信されたか、ACK情報及びNACK情報が同時に受信されたか、又は、フィードバックメッセージが受信されていないと、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0048】
一実施例では、第2のSL伝送は、第2の通信ノードが対応するリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックする第3のグループキャストタイプを採用し、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第2のSL伝送のグループキャスト伝送でのフィードバック情報がACK情報であることの数、ACK情報の割合、ACK情報に対応する第2の通信ノードの数又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合を特定することと、ACK情報の数、ACK情報の割合、ACK情報に対応する第2の通信ノードの数又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、を含む。実施例では、第2のSL伝送のSL伝送タイプがグループキャストであり、かつそれぞれの第2の通信ノードが対応するリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックする場合、第1の通信ノードは、ACK情報をフィードバックする第2の通信ノードの数とNACK情報をフィードバックする第2の通信ノードの数とを正確に特定することができる。ただし、ACK情報の数は、ACK情報に対応する第2の通信ノードの数と同じであり、ACK情報の割合は、ACK情報に対応する第2の通信ノードの割合と同じである。
【0049】
一実施例では、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第1のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第2のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第2のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、第1のスレッショルド値が第2のスレッショルド値以上である。実施例では、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第1のスレッショルド値を超えた場合、第2のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値が少し大きいことが判明され、ウィンドウの長さ値を適切に減少し、すなわち第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することができる。それに応じて、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第2のスレッショルド値未満である場合、第2のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値が少し小さいことが判明され、ウィンドウの長さ値を適切に増大し、すなわち第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することができる。一実施例では、第1のスレッショルド値は、第2のスレッショルド値と同じであってもよいし、第2のスレッショルド値より大きくてもよい。例示的には、第1のスレッショルド値及び第2のスレッショルド値は、1より大きく、第2の通信ノードの総数から1を引いたものより小さい整数である。例示的には、第1のスレッショルド値及び第2のスレッショルド値は、1、又は、第2の通信ノードの総数から1を引いた正の整数であってもよい。
【0050】
一実施例では、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第3のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第4のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、第3のスレッショルド値が第4のスレッショルド値以上である。実施例では、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第3のスレッショルド値を超えた場合、第2のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値が少し大きいことが判明され、ウィンドウの長さ値を適切に減少し、すなわち第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することができる。それに応じて、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第4のスレッショルド値未満である場合、第2のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値が少し小さいことが判明され、ウィンドウの長さ値を適切に増大し、すなわち第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することができる。一実施例では、第3のスレッショルド値は、第4のスレッショルド値と同じであってもよいし、第4のスレッショルド値より大きくてもよい。例示的には、第3のスレッショルド値及び第4のスレッショルド値は0~1の実数である。例えば、第3のスレッショルド値又は第4のスレッショルド値は、10%であってもよいし、100%であってもよい。
【0051】
一実施例では、フィードバック情報及びSL伝送タイプは予め設定されたフィードバック条件を満たし、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することを含む。実施例では、第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプであると、第1の通信ノードは、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することができる。
【0052】
一実施例では、フィードバック情報及びSL伝送タイプは予め設定されたフィードバック条件を満たし、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
第1の通信ノードの存在するチャネルの現在ビジーレベルを特定することと、現在ビジーレベルに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、を含む。実施例では、チャネルの現在ビジーレベルは0~1の数値であってもよい。実施例では、第1の通信ノードは、測定された現在ビジーレベルに基づいて、対応するチャネルアクセス優先度クラスのコンテンションウィンドウの目標長さを選択した後、このコンテンションウィンドウの目標長さに従って第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定し、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送のコンテンションウィンドウの現在の長さを調整する。
【0053】
一実施例では、現在ビジーレベルに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
現在ビジーレベル及び第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに基づいて第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウの目標長さを特定することと、コンテンションウィンドウの目標長さに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整することと、を含む。
【0054】
一実施例では、現在ビジーレベルに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
現在ビジーレベルが第1のビジーレベル閾値以上である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、現在ビジーレベルが第2のビジーレベル閾値未満である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、現在ビジーレベルが第2のビジーレベル閾値を超えかつ第1のビジーレベル閾値未満である場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、を含み、前記第1のビジーレベル閾値が第2のビジーレベル閾値以上である。実施例では、第1のビジーレベル閾値及び第2のビジーレベル閾値は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよく、これが限定されず、実際の状況に応じて設定されることができる。
【0055】
一実施例では、予め設定されたフィードバック条件は、
第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせないフィードバック情報のものであることと、第1のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせないフィードバック情報のものであることと、第1のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせるフィードバック情報及びSL伝送タイプのものであり、かつSL伝送タイプがユニキャスト伝送であり、第2の通信ノードが同一のリソースを用いてフィードバック情報を伝送することと、第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせるSL伝送タイプのものであり、かつ第1の通信ノードがフィードバックメッセージを取得していないことと、第1の通信ノードが第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ第1のSL伝送が再送を含んでいないものであることと、第1の通信ノードが第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ第1のSL伝送が第2のSL伝送に対応するセンシング時間長の後の1つの時間窓で行われる伝送であることと、の1つを含む。
【0056】
一実施例では、図4は本願の実施例に係る別のチャネルアクセス方法のフロー図である。本実施例は第2の通信ノードに適用されるものである。ただし、第2の通信ノードは端末(例えば、ユーザ機器)であってもよい。図4に示されるように、本実施例におけるチャネルアクセス方法はS210を含む。
【0057】
S410、第1の通信ノードに、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定させるように、第1のSL伝送に対応する第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを第1の通信ノードに送信し、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整することを含み、第2のSL伝送は、第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である。
【0058】
一実施例では、第2のSL伝送が前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送であることは、前記第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる直近の伝送であることと、前記第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる最初の伝送であることと、前記第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる複数回の伝送であることと、の1つを含む。
【0059】
一実施例では、コンテンションウィンドウ調整ポリシーは、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を許容される最小値又は許容される次のより小さいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第1の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を次の許容されるより大きいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第2の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値をそのままに維持するために用いられる第3の調整ポリシーと、の1つを含む。
【0060】
第2の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法における各パラメータの解釈については、上記実施例において第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法に関する記述を参照することができるため、ここでは繰り返して説明しない。
【0061】
一実施例では、第2のSL伝送のSL伝送タイプがフィードバックをイネーブルさせるユニキャスト伝送であり、フィードバック情報がACK情報及び/又はNACK情報であることを例とし、第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーの特定工程について説明する。実施例では、第2のSL伝送のHARQフィードバック情報はACK情報及び/又はNACK情報であり、かつSL伝送タイプ(cast type)はフィードバックをイネーブルさせるユニキャスト伝送であり、第2のSL伝送のHARQフィードバックの成功率を特定してこの成功率が要件を満たしているかどうかを判断することは、以下のような実例を含む。
【0062】
1つの実例では、それぞれの第2のSL伝送は1つのHARQフィードバック情報に対応し、すなわちSL伝送ブロックによるHARQフィードバックが用いられ、少なくとも1つの第2のSL伝送に対応するHARQフィードバック情報がACK情報であると、正解率が要件を満たしていると判定される。ただし、要件を満たしていることは、予め設定されたフィードバック成功率閾値に達したことを意味する。
【0063】
1つの実例では、1つ又は複数の第2のSL伝送のうちのそれぞれの第2のSL伝送はすべて少なくとも1つのデータブロックを含み、データブロックのそれぞれはすべて各々のHARQフィードバック情報に対応し、すなわちデータブロックによるHARQフィードバック情報が用いられ、このとき、HARQフィードバック情報がACK情報であるデータブロックの数又は割合がスレッショルドT以上であると、正解率が要件を満たしていると判定される。1つの実例では、データブロックは、1つのCB(code block)、1つのCBG(code block group)、又は1つのデータユニット(data unit)である。
【0064】
1つの実例では、正解率が要件を満たしている(すなわち予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した)と判定された場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整する。それぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することは、第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整することも含む。1つの実例では、正解率が要件を満たしていると判定された場合、UEは第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整してもよい。
【0065】
1つの実例では、正解率が要件を満たしていない(すなわち予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない)と判定された場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整する。それぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することは、第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整することも含む。1つの実例では、正解率が要件を満たしていないと判定された場合、UEは第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整してもよい。
【0066】
後の本願の実施例では、UEがコンテンションウィンドウを調整することは、特に断りがない限り、UEがそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整することを示す。後の出願の実施例では、グループキャストはブロードキャストを含んでもよく、例えば1つのブロードキャストがNACKフィードバックをイネーブルさせるものは、グループキャストタイプ1と呼ばれることもできる。
【0067】
一実施例では、第2のSL伝送のSL伝送タイプがフィードバックをイネーブルさせるグループキャスト伝送であり、フィードバック情報として同一のリソースを用いてNACK情報のみをフィードバックし、第1の通信ノードが送信UEであり、第2の通信ノードが受信UEであることを例とし、第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーの特定工程について説明する。実施例では、第2のSL伝送のHARQフィードバック情報はNACK情報であり、かつSL伝送タイプはフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプであり、第2のSL伝送のHARQフィードバックの成功率を特定してこの成功率が要件を満たしているかどうかを判断することは、以下のような実例を含む。
【0068】
1つの実例では、それぞれの第2のSL伝送は1つのHARQフィードバック情報に対応し、かつNACK情報しかフィードバックできず、ACK情報であるとフィードバックしない。
【0069】
第1のグループキャストタイプについて、送信UEは、どのくらいの受信UEがフィードバックしたか正確に知ることができず、また、受信UEがフィードバックしなければ、送信UEは以下のいくつかの状況を区別することができない。
【0070】
状況1:受信UEは、SL伝送を正しく受信し、フィードバックする必要がない。
【0071】
状況2:受信UEは、SL伝送を検出しながら受信することに失敗したが、チャネルがコンテンションされていないためNACKをフィードバックできない。
【0072】
状況3:受信UEは上記SL伝送を検出していない。そのため、フィードバックせず、すなわち実際的には受信UEは受信することに失敗する。
【0073】
実施例では、送信UEは状況2及び状況3を受信することに成功すると誤って判定するが、実際的には受信することに失敗した。また、第1のグループキャストタイプについて、NACK情報を検出したことができても、送信UEは正しく受信した受信UEがあるかどうかを特定することができず、正しく受信していないUEが一部あるとしか判定できず、受信することに成功したUEの数又は受信することに成功したUEのすべての受信UEに占める割合については、送信UEは知ることができない。
【0074】
1つの実例では、x個の第2のSL伝送の場合、少なくともx個の第2のSL伝送に対応するHARQフィードバック情報がフィードバック情報なしであり、すなわちフィードバック情報が検出されていないと、正解率が要件を満たしていると判定される。1つの実例では、1番目又は最後の第2のSL伝送に対応するHARQフィードバック情報がフィードバック情報なしであり、すなわちフィードバック情報が検出されていないと、正解率が要件を満たしていると判定される。
【0075】
1つの実例では、正解率が要件を満たしていると判定された場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。この実例では、UEはユニキャストに類似する方式に従って衝突窓を調整する。
【0076】
1つの実例では、正解率が要件を満たしていると判定された場合、UEは第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0077】
1つの実例では、正解率が要件を満たしていると判定された場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0078】
一実施例では、第2のSL伝送のSL伝送タイプがフィードバックをイネーブルさせるグループキャスト伝送であり、フィードバック情報として同一のリソースを用いてACK情報及びNACK情報をフィードバックし、第1の通信ノードが送信UEであり、第2の通信ノードが受信UEであることを例とし、第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーの特定工程について説明する。実施例では、第2のSL伝送のHARQフィードバック情報はACK情報及びNACK情報であり、Sl伝送タイプはフィードバックをイネーブルさせる第2のグループキャストタイプであり、第2のSL伝送のHARQフィードバックの成功率を特定してこの成功率が要件を満たしているかどうかを判断することは、以下のような実例を含む。
【0079】
1つの実例では、それぞれの第2のSL伝送は1つのHARQフィードバック情報に対応し、誤って受信するとNACK情報をフィードバックし、正しく受信するとACK情報をフィードバックする。第2のグループキャストタイプでは、ACK情報をフィードバックすることができ、第1のグループキャストタイプと類似し、複数の受信UEは同一のリソースでACK情報をフィードバックするか、又は同一のリソースでNACK情報をフィードバックし、送信UEは受信UEを区別することができない。第2のグループキャストタイプについて、送信UEは、どのくらいの受信UEがACKをフィードバックし、どのくらいの受信UEがNACKをフィードバックしたか正確に知ることができない。また、送信UEがHARQフィードバックを受信したことは、以下の状況を含む。
【0080】
状況1:受信UEはACK情報のみを受信した。
【0081】
状況2:受信UEはNACK情報のみを受信した。
【0082】
状況3:受信UEはACK情報及びNACK情報を受信した。
【0083】
状況4:受信UEはフィードバック情報を受信していない。
【0084】
1つの実例では、第2のSL伝送のフィードバックが状況1又は3であり、すなわちフィードバック情報が少なくともACK情報を含む場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってコンテンションウィンドウを調整する。
【0085】
1つの実例では、第2のSL伝送のフィードバックが状況1である場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、状況3である場合、第3の調整ポリシーに従ってコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってコンテンションウィンドウを調整する。
【0086】
1つの実例では、第2のSL伝送のフィードバックが状況1である場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってコンテンションウィンドウを調整する。
【0087】
1つの実例では、上記第2のSL伝送は、1つ又は複数のSL伝送のうちの少なくとも1つ、1番目又は最後の第2のSL伝送である。
【0088】
一実施例では、第2のSL伝送のSL伝送タイプがフィードバックをイネーブルさせるグループキャスト伝送であり、フィードバック情報として対応するリソースを用いてACK情報及びNACK情報をフィードバックし、第1の通信ノードが送信UEであり、第2の通信ノードが受信UEであることを例とし、第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーの特定工程について説明する。実施例では、第2のSL伝送のHARQフィードバック情報はACK情報及びNACK情報であり、かつSL伝送タイプ(cast type)はフィードバックをイネーブルさせる第3のグループキャストタイプであり、第2のSL伝送のHARQフィードバックの成功率を特定してこの成功率が要件を満たしているかどうかを判断することは、以下のような実例を含む。
【0089】
1つの実例では、それぞれの第2のSL伝送は1つのHARQフィードバック情報に対応し、それぞれの受信UEは、誤って受信するとNACK情報をフィードバックし、正しく受信するとACK情報をフィードバックする。第1のグループキャストタイプ及び第2のグループキャストタイプとは異なり、第3のグループキャストタイプを採用する場合、それぞれの受信UEは各々のリソースでACK情報をフィードバックするか、又はNACK情報をフィードバックし、送信UEは受信UEの総数mを知り、例えば受信UEがグループメンバーの総数(group size)がmであることを知った場合、送信UE自身を除いて受信UEの数はm-1である。同様に、送信UEは、フィードバックを検出することにより、どのくらいの受信UEがACK情報をフィードバックするか、どのくらいの受信UEがNACK情報をフィードバックするかを知ることができる。ただし、検出されたACK情報の数がkであると仮定する。
【0090】
1つの実例では、第2のSL伝送に対応するACK情報の数kがスレッショルドT1以上である場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってコンテンションウィンドウを調整する。
【0091】
1つの実例では、第2のSL伝送に対応するACK情報の割合、すなわちk/(m-1で示される、ACK情報をフィードバックするUEのすべてのグループにおける受信UEに占める割合が、スレッショルドT2以上である場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整し、そうでない場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってコンテンションウィンドウを調整する。
【0092】
1つの実例では、上記のスレッショルドT1、T2は事前定義、構成又は事前構成された値である。例えば、通常のT1は1からm-1までの数であるが、1つの特例では、T1は1又はm-1であってもよく、T2は通常0から1までの数、例えば10%であるが、別の特例では、T2は100%であってもよく、すなわちすべての受信UEがACKをフィードバックすることは正解率の条件を満たしていることに相当する。
【0093】
1つの実例では、上記第2のSL伝送は、1つ又は複数のSL伝送、1つ又は複数のSL伝送のうちの少なくとも1つのSL、1番目のSL又は最後のSLを含む。
【0094】
一実施例では、第2のSL伝送のHARQフィードバック情報として同一のリソースを用いてNACK情報をフィードバックし、かつSL伝送タイプ(cast type)はフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプである。1つの実例では、UEは正解率に基づいて衝突窓の操作を行わず、下記の方法に基づいてコンテンションウィンドウを調整してもよい。
【0095】
方式1:1つの実例では、第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプのものである場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。すなわち、フィードバックが受信されたかどうかにかかわらず、コンテンションウィンドウを調整せずに前回のコンテンションウィンドウを使用する。
【0096】
方式2:1つの実例では、第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプのものである場合、UEはチャネルの現在ビジーレベル(CBR、channel busy ratio、又はchannel occupied ratioであり、数値を0から1までの数値に変更する)を判定し、チャネルのビジーレベルに基づいてそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0097】
1つの実例では、異なるチャネルのビジーレベルに対応するコンテンションウィンドウの大きさを構成又は事前構成することができ、CBRを例とし、以下のテーブル1で示されるように、UEは、測定されたチャネルのビジーレベルに基づいて、テーブル1を使用して各チャネルアクセス優先度に適したコンテンションウィンドウを選択する。
【0098】
【表1】
【0099】
方式3:1つの実例では、第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプのものである場合、以下の少なくとも1つを含む。
【0100】
チャネルのビジーレベルのスレッショルド1(すなわち上記実施例における第1のビジーレベル閾値)を構成又は事前構成し、チャネルのビジーレベルがスレッショルド1以上である場合、UEは第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0101】
チャネルのビジーレベルのスレッショルド2(すなわち上記実施例における第2のビジーレベル閾値)を構成又は事前構成し、チャネルのビジーレベルがスレッショルド2以下である場合、UEは第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0102】
チャネルのビジーレベルがスレッショルド1とスレッショルド2との間にある場合、UEは第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1のSL伝送のCAPCに対応するコンテンションウィンドウを調整する。
【0103】
1つの実例では、スレッショルド1及びスレッショルド2は同じ値であってもよく、すなわち1つのスレッショルド値を構成又は事前構成すればよい。
【0104】
一実施例では、第2のSL伝送のHARQフィードバック情報がNACK情報であるか、又はSL伝送タイプ(cast type)がフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプである場合、上記実施例における現在ビジーレベルを用いて定義されたコンテンションウィンドウ調整ポリシーは同様に以下のシーンに適し、すなわち1つ前の実施例における「第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプのものである」ことは下記のシーンに置き換えられることができる。
【0105】
シーン1:第2のSL伝送はフィードバックをイネーブルさせないHARQフィードバック情報又はSL伝送タイプ(cast type)のものである。例えば、ブロードキャスト、フィードバックをディスエーブル(disable)させるユニキャスト、グループキャストなどのものであってもよい。
【0106】
シーン2:第1のSL伝送はフィードバックをイネーブルさせないHARQフィードバック情報又はSL伝送タイプ(cast type)のものである。例えば、ブロードキャスト、フィードバックをディスエーブル(disable)させるユニキャスト、グループキャストなどのものであってもよい。
【0107】
シーン3:第1のSL伝送はフィードバックをイネーブルさせる第1のグループキャストタイプのものである。
【0108】
シーン4:第2のSL伝送はフィードバックをイネーブルさせるSL伝送タイプ(cast type)のものであるが、UEは第2のSL伝送のフィードバック結果を取得しておらず、すなわち第2のSL伝送のフィードバック結果は使用されることができる。
【0109】
シーン5:UEは第2のSL伝送のフィードバック結果を取得しておらず、かつ第1のSL伝送は、再送を含んでいないものであるか、又は第2のSL伝送の基準時間長の後の1つの時間窓(time window、Tw)内に行われる伝送である。
【0110】
一実施例では、図5は本願の実施例に係る1つのチャネルアクセス装置の構造ブロック図である。本実施例は第1の通信ノードに適用されるものである。図5に示されるように、本実施例では、取得モジュール510と、特定モジュール520と、調整モジュール530と、を備える。
【0111】
取得モジュール510は、第1のサイドリンクSL伝送に対応する、第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを取得するように構成される。
【0112】
特定モジュール520は、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定するように構成される。
【0113】
調整モジュール530は、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整するように構成される。
【0114】
一実施例では、第2のSL伝送が第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送であることは、第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる直近の伝送であることと、第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる最初の伝送であることと、第2のSL伝送が取得したチャネル占有時間内に行われる複数回の伝送であることと、の1つを含む。
【0115】
一実施例では、コンテンションウィンドウ調整ポリシーは、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を許容される最小値又は許容される次のより小さいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第1の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を次の許容されるより大きいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第2の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値をそのままに維持するために用いられる第3の調整ポリシーと、の1つを含む。
【0116】
一実施例では、特定モジュール520は、
第2のSL伝送のSL伝送タイプでのフィードバック情報に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定するように構成される第1の特定ユニットと、フィードバック成功率及び予め設定されたフィードバック成功率閾値に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定するように構成される第2の特定ユニットと、を備える。
【0117】
一実施例では、第1の特定ユニットは、
第2のSL伝送がユニキャスト伝送タイプであることを特定し、フィードバック情報がACK情報である第2のSL伝送の数を特定するように構成される第1の特定サブユニットと、フィードバック情報がACK情報である第2のSL伝送の数に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定するように構成される第2の特定サブユニットと、を備える。
【0118】
一実施例では、第2のSL伝送のぞれぞれは少なくとも1つのデータブロックを含み、データブロックのそれぞれは1つのフィードバック情報に対応し、かつSL伝送タイプはユニキャスト伝送であり、第1の特定ユニットは、
第2のSL伝送のユニキャスト伝送でのフィードバック情報がACK情報であるデータブロックの数を特定するように構成される第3の特定サブユニットと、ACK情報のデータブロックの数に基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定するように構成される第4の特定サブユニットと、を備える。
【0119】
一実施例では、第2の特定ユニットは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、の1つに構成される。
【0120】
一実施例では、第1の特定ユニットは、
第2のSL伝送はフィードバック情報が非確認(NACK)情報である第1のグループキャストタイプのものであり、グループキャスト伝送でのフィードバック情報の数を特定するか、又は、グループキャスト伝送でのフィードバック情報が検出されたかどうかを特定するように構成される第5の特定サブユニットと、フィードバック情報の数又はフィードバック情報が検出されたかどうかに基づいて第2のSL伝送のフィードバック成功率を特定するように構成される第6の特定サブユニットと、を備える。
【0121】
一実施例では、第2の特定ユニットは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、の1つに構成される。
【0122】
一実施例では、第2の特定ユニットは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、の1つに構成される。
【0123】
一実施例では、第2の特定ユニットは、
第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第2のSL伝送のフィードバック成功率が予め設定されたフィードバック成功率閾値に達していない場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、の1つに構成される。
【0124】
一実施例では、第2のSL伝送は、フィードバック情報がACK情報又はNACK情報である第2のグループキャストタイプを採用し、特定モジュール520は、
第1の通信ノードが少なくともACK情報を受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、の1つに構成される。
【0125】
一実施例では、第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用する。
【0126】
特定モジュール520は、
第1の通信ノードがACKメッセージのみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第1の通信ノードがACK情報及びNACK情報を受信している場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、の1つに構成される。
【0127】
一実施例では、第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用する。
【0128】
特定モジュール520は、
第1の通信ノードがACK情報のみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、第1の通信ノードがNACK情報のみを受信しているか、ACK情報及びNACK情報を同時に受信しているか、又は、フィードバックメッセージを受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、の1つに構成される。
【0129】
一実施例では、第2のSL伝送は、第2の通信ノードが対応するリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックする第3のグループキャストタイプを採用する。
【0130】
特定モジュール520は、
第2のSL伝送のグループキャスト伝送でのフィードバック情報がACK情報であることの数、ACK情報の割合、ACK情報に対応する第2の通信ノードの数又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合を特定するように構成される第3の特定ユニットと、ACK情報の数、ACK情報の割合、ACK情報に対応する第2の通信ノードの数又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定するように構成される第4の特定ユニットと、を備える。
【0131】
一実施例では、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第1のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの数が第2のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第2のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、第1のスレッショルド値が第2のスレッショルド値以上である。
【0132】
一実施例では、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合に基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第3のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、ACK情報又はACK情報に対応する第2の通信ノードの割合が第4のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、第3のスレッショルド値が第4のスレッショルド値以上である。
【0133】
一実施例では、フィードバック情報及びSL伝送タイプは予め設定されたフィードバック条件を満たし、特定モジュール520は、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するように構成される。
【0134】
一実施例では、フィードバック情報及びSL伝送タイプは予め設定されたフィードバック条件を満たし、特定モジュール520は、
第1の通信ノードの存在するチャネルの現在ビジーレベルを特定するように構成される第5の特定ユニットと、現在ビジーレベルに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定するように構成される第6の特定ユニットと、を備える。
【0135】
一実施例では、第6の特定ユニットは、
現在ビジーレベル及び第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに基づいて第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウの目標長さを特定するように構成される第7の特定サブユニットと、コンテンションウィンドウの目標長さに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整するように構成される調整サブユニットと、を備える。
【0136】
一実施例では、第6の特定ユニットは、
現在ビジーレベルが第1のビジーレベル閾値以上である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、現在ビジーレベルが第2のビジーレベル閾値未満である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものと、現在ビジーレベルが第2のビジーレベル閾値を超えかつ第1のビジーレベル閾値未満である場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するものとに構成され、第1のビジーレベル閾値が第2のビジーレベル閾値以上である。
【0137】
一実施例では、予め設定されたフィードバック条件は、
第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせないフィードバック情報のものであることと、第1のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせないフィードバック情報のものであることと、第1のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせるフィードバック情報及びSL伝送タイプのものであり、かつSL伝送タイプがユニキャスト伝送であり、第2の通信ノードが同一のリソースを用いてフィードバック情報を伝送することと、第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせるSL伝送タイプのものであり、かつ第1の通信ノードがフィードバックメッセージを取得していないことと、第1の通信ノードが第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ第1のSL伝送が再送を含んでいないものであることと、第1の通信ノードが第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ第1のSL伝送が第2のSL伝送に対応するセンシング時間長の後の1つの時間窓で行われる伝送であることと、の1つを含む。
【0138】
本実施例に係るチャネルアクセス装置は、図3に示される実施例の第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法を実現するように構成され、その実現原理及び技術的効果が類似しているため、ここでは繰り返して説明しない。
【0139】
一実施例では、図6は本願の実施例に係る別のチャネルアクセス装置の構造ブロック図である。本実施例は第2の通信ノードに適用されるものである。図6に示されるように、本実施例では、送信機610を備える。
【0140】
送信機610は、第1の通信ノードに、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定させるように、第1のSL伝送に対応する第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを第1の通信ノードに送信し、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整するように構成され、第2のSL伝送は、第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である。
【0141】
本実施例に係るチャネルアクセス装置は、図4に示される実施例の第2の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法を実現するように構成され、その実現原理及び技術的効果が類似しているため、ここでは繰り返して説明しない。
【0142】
一実施例では、図7は本願の実施例に係る1つのチャネルアクセスデバイスの構造模式図である。図7に示されるように、本願に係るデバイスは、プロセッサ710と、メモリ720と、通信モジュール730とを備える。このデバイスにおけるプロセッサ710の数は1つ又は複数であってもよく、図7では1つのプロセッサ710を例としている。このデバイスにおけるメモリ720の数は1つ又は複数であってもよく、図7では1つのメモリ720を例としている。このデバイスのプロセッサ710、メモリ720及び通信モジュール730はバス又は他の方式で接続されてもよく、図7ではバスで接続されることを例としている。この実施例では、このデバイスは端末側(例えば、ユーザ機器)であってもよい。
【0143】
メモリ720はコンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム及びモジュール、例えば、本願の任意の実施例のデバイスに対応するプログラム命令/モジュール(例えば、チャネルアクセス装置における取得モジュール510、特定モジュール520及び調整モジュール530)を記憶するように構成されてもよい。メモリ720は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができるプログラム記憶領域と、デバイスの使用により作成されたデータなどを記憶することができるデータ記憶領域とを備えてもよい。また、メモリ720は、高速ランダムアクセスメモリを備えてもよく、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを備えてもよい。いくつかの実例では、メモリ720はプロセッサ710に対して遠隔的に設けられたメモリを備え、こられの遠隔メモリはネットワークによりデバイスに接続されてもよい。上記ネットワークの実例には、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信網、及びそれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。
【0144】
通信モジュール730は、他の通信ノードと通信インターフェイスを行うために用いられるように構成される。
【0145】
チャネルアクセスデバイスが第1の通信ノードである場合、上記提供されたデバイスは、上記任意の実施例に係る第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法を実行するように構成され、それに応じた機能及び効果を有してもよい。
【0146】
チャネルアクセスデバイスが第2の通信ノードである場合、上記提供されたデバイスは、上記任意の実施例に係る第2の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法を実行するように構成され、それに応じた機能及び効果を有してもよい。
【0147】
本願の実施例は、コンピュータプロセッサによって実行されると第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法を実行するために用いられるコンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供し、この方法は、第1のサイドリンク(SL)伝送に対応する、第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを取得することと、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整することと、を含む。
【0148】
本願の実施例は、コンピュータプロセッサによって実行されると第2の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法を実行するために用いられるコンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供し、この方法は、第1の通信ノードに、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定させるように、第1のSL伝送に対応する第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを第1の通信ノードに送信し、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って第1のSL伝送に対応するコンテンションウィンドウを調整することを含み、第2のSL伝送は、第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である。
【0149】
ユーザ機器という用語が、例えば携帯電話、ポータブルデータ処理装置、ポータブルウェブブラウザ又は車載移動局のようなあらゆる適切なタイプの無線ユーザ機器をカバーすることは、当業者が理解すべきである。
【0150】
一般的には、本願の様々な実施例は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理又はそれらのあらゆる組合せで実現されることができる。例えば、本願ではこれに限定されないが、いくつかの側面はハードウェアで実現され、他の側面はコントローラ、マイクロプロセッサ又は他のコンピューティングデバイスによって実行可能なファームウェア又はソフトウェアで実現されることができる。
【0151】
本願の実施例は、モバイルデバイスのデータプロセッサがコンピュータプログラム命令を実行することによって実現されることができ、例えばプロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組合せによって実現されてもよい。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、若しくは1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組合せで書かれたソースコード又はターゲットコードであってもよい。
【0152】
本願の図面におけるあらゆる論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよく、又は相互に接続された論理回路、モジュール及び機能を表してもよく、又はプログラムステップと論理回路、モジュール及び機能との組合せを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されることができる。メモリは、ローカルテクノロジー環境に適したあらゆるタイプを有し、あらゆる適切なデータメモリテクノロジーを用いて実現されることができ、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光メモリデバイス及びシステム(デジタルビデオディスク(Digital Video Disc、DVD)又はコンパクトディスク(Compact Disk、CD))などであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルテクノロジー環境に適したあらゆるタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、プログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)及びグループコアプロセッサアーキテクチャによるプロセッサであってもよいが、これらに限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-06-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法であって、
第1のサイドリンク(SL)伝送に対応する、前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である第2のSL伝送のフィードバック情報及びSL伝送タイプを取得することと、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、
前記第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応する前記コンテンションウィンドウを調整することと、を含む、
チャネルアクセス方法。
【請求項2】
前記第2のSL伝送が前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送であることは、
前記第2のSL伝送は、1つ又は複数のSL伝送を含む参照継続時間内の最終回の伝送であることと、
前記第2のSL伝送は、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックをイネーブルした伝送であることと、
前記第2のSL伝送は、HARQフィードバックタイプがユニキャストタイプである伝送であり、前記フィードバック情報がACK情報またはNACK情報であり、または、前記第2のSL伝送は、HARQフィードバックタイプがグループキャストタイプである伝送であり、前記フィードバック情報がACK情報またはNACK情報であることと、の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項3】
前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーは、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を許容される最小値又は許容される次のより小さいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第1の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値を次の許容されるより大きいウィンドウの長さ値に調整するために用いられる第2の調整ポリシーと、コンテンションウィンドウのウィンドウの長さ値をそのままに維持するために用いられる第3の調整ポリシーと、の1つを含む、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項4】
前記第2のSL伝送がフィードバックをイネーブルさせるユニキャストタイプであり、前記第2のSL伝送のフィードバック情報がACK情報またはNACK情報であり、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードが前記NACK情報を受信した場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードが前記NACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、を含む、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項5】
前記第2のSL伝送は、フィードバック情報がACK情報又はNACK情報である第2のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードが少なくともACK情報を受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項6】
前記第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードがACKメッセージのみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがACK情報及びNACK情報を受信している場合、第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがACK情報を受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項7】
前記第2のSL伝送は、同一のリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックするものである第2のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第1の通信ノードがACK情報のみを受信している場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記第1の通信ノードがNACK情報のみを受信しているか、ACK情報及びNACK情報を同時に受信しているか、又は、フィードバックメッセージを受信していない場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含む、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項8】
前記第2のSL伝送は、第2の通信ノードが対応するリソースを用いてACK情報又はNACK情報をフィードバックする第3のグループキャストタイプを採用し、
前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプに基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記第2のSL伝送のグループキャスト伝送でのフィードバック情報がACK情報であることの数またはACK情報の割合を特定することと、
前記ACK情報の数またはACK情報の割合に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することと、を含
前記ACK情報の割合は、前記フィードバック情報における前記ACK情報の数と、グループキャスト伝送での前記第2のSL伝送の第2の通信ノードの数との比である、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項9】
前記ACK情報に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記ACK情報が第1のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記ACK情報が第2のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第の調整ポリシーに従って前記第のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、前記第1のスレッショルド値が前記第2のスレッショルド値以上である、
請求項に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項10】
前記ACK情報に基づいて前記第1のSL伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定することは、
前記ACK情報が第3のスレッショルド値以上である場合、第1の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第1の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、
前記ACK情報が第4のスレッショルド値未満である場合、第2の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第2の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することと、の1つを含み、前記第3のスレッショルド値が前記第4のスレッショルド値以上である、
請求項に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項11】
前記第1のSL伝送または前記第2のSL伝送の前記フィードバック情報及びSL伝送タイプは予め設定されたフィードバック条件を満たす場合、
第3の調整ポリシーに従ってそれぞれのチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整するか、又は第3の調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応するチャネルアクセス優先度クラスに対応するコンテンションウィンドウを調整することを含む、
請求項1に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項12】
前記予め設定されたフィードバック条件は、
前記第2のSL伝送がフィードバック情報をイネーブルさせない伝送であることと、
前記第1のSL伝送がフィードバック情報をイネーブルさせない伝送であることと、
前記第1のSL伝送がフィードバック情報をイネーブルさせる伝送であり、かつ前記SL伝送タイプがユニキャスト伝送であり、第2の通信ノードが同一のリソースを用いてフィードバック情報を伝送することと、
前記第2のSL伝送がフィードバック情報をイネーブルさせる伝送であり、かつ前記第1の通信ノードがフィードバックメッセージを取得していないことと、
前記第1の通信ノードが前記第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ前記第1のSL伝送が再送を含んでいないものであることと、
前記第1の通信ノードが前記第2のSL伝送のフィードバックメッセージを取得しておらず、かつ前記第1のSL伝送が前記第2のSL伝送に対応するセンシング時間長の後の1つの時間窓で行われる伝送であることと、の1つを含む、
請求項11に記載のチャネルアクセス方法。
【請求項13】
第2の通信ノードに適用されるチャネルアクセス方法であって、
第1の通信ノードに、フィードバック情報及びSL伝送タイプに基づいて第1のサイドリンク(SL)伝送のコンテンションウィンドウ調整ポリシーを特定させるように、前記第1のSL伝送に対応する第2のSL伝送の前記フィードバック情報及び前記SL伝送タイプを前記第1の通信ノードに送信し、第1の通信ノードに、コンテンションウィンドウに従ってチャネルアクセスを行わせるように、前記コンテンションウィンドウ調整ポリシーに従って前記第1のSL伝送に対応する前記コンテンションウィンドウを調整することを含み、
前記第2のSL伝送は、前記第1のSL伝送の前に第1のチャネルアクセスタイプを用いて取得したチャネル占有時間内に行われる伝送である、
チャネルアクセス方法。
【請求項14】
通信モジュールと、メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記通信モジュールは、他の通信ノードと通信インターフェイスを行うように構成され、
前記メモリは、少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1~13のいずれか一項に記載のチャネルアクセス方法を実現する、
チャネルアクセスデバイス。
【請求項15】
プロセッサに実行されると請求項1~13のいずれか一項に記載のチャネルアクセス方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
記憶媒体。
【国際調査報告】