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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-12
(54)【発明の名称】較正アラーム方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/145 20060101AFI20241205BHJP
【FI】
A61B5/145
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516491
(86)(22)【出願日】2022-06-02
(85)【翻訳文提出日】2024-03-13
(86)【国際出願番号】 KR2022007877
(87)【国際公開番号】W WO2023128081
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0190646
(32)【優先日】2021-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ナハ,ジソン
(72)【発明者】
【氏名】セオ,ジュンヘ
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ミンジ
(72)【発明者】
【氏名】カン,ユンヒ
(72)【発明者】
【氏名】カン,ヨンジェ
【テーマコード(参考)】
4C038
【Fターム(参考)】
4C038KK10
4C038KL01
4C038KM03
4C038KX01
(57)【要約】
本発明は、連続生体情報測定システムで較正アラームを提供する方法に関するものであり、より具体的に、使用者の実際較正時刻に基礎して次の較正時刻を計算することで、既設定された較正周期と相異に較正がなされても実際較正時刻に基礎して計算した次の較正時刻を使用者に知らせてくれることができるし、センサーの全体使用期間を複数の較正区間で区分して複数の較正区間のうちで実際基準生体値が入力される時刻が属する較正区間に基礎して相異に次の較正時刻を計算することで、較正時刻ごとに入力される基準生体値を利用して生体値を正確に較正することができる較正アラーム方法に関するものである。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサーで測定した測定生体値を較正するための基準生体値の入力時刻を判断する段階と、
前記基準生体値の入力時間が属する較正区間を判断する段階と、
判断した前記較正区間に基礎して次の較正時刻を計算する段階と、及び
計算した前記次の較正時刻に基礎して使用者に較正アラームを提供する段階と、を含んで、
前記センサーは使用者の身体に挿入されて一定期間の間使用者の生体情報を測定することを特徴とする較正アラーム方法。
【請求項2】
前記センサーは使用者の血糖値を測定するセンサーであり、
前記基準生体値は前記センサーで測定した測定血糖値を較正するために別途の血糖測定機を通じて測定した基準血糖値であることを特徴とする請求項1に記載の較正アラーム方法。
【請求項3】
前記較正アラーム方法は、
前記次の較正時刻に無関に次の基準生体値が入力される場合、前記次の基準生体値の入力時刻が属する較正区間に基礎して較正時刻を再計算することを特徴とする請求項1に記載の較正アラーム方法。
【請求項4】
前記較正アラーム方法は、
前記基準生体値または前記次の基準生体値を利用して較正因子を計算し、新しい基準生体値が入力される前まで前記較正因子を利用して前記測定生体値を較正することを特徴とする請求項3に記載の較正アラーム方法。
【請求項5】
前記較正アラーム方法で前記較正区間は、
追加安定化区間、バッファー区間及び最終安定化区間で区分されることを特徴とする請求項4に記載の較正アラーム方法。
【請求項6】
前記基準生体値の入力時刻が前記追加安定化区間に属する場合、
前記基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期が追加安定化区間、バッファー区間及び最終安定化区間のうちである較正区間に基礎して次の較正時刻を計算することを特徴とする請求項5に記載の較正アラーム方法。
【請求項7】
前記較正アラーム方法は、
前記基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期が追加安定化区間に属する場合、
前記基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期で次の較正時刻を計算することを特徴とする請求項6に記載の較正アラーム方法。
【請求項8】
前記較正アラーム方法は、
前記基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期がバッファー区間に属する場合、
前記基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期で次の較正時刻を計算することを特徴とする請求項6に記載の較正アラーム方法。
【請求項9】
前記較正アラーム方法は、
前記基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期が最終安定化区間に属する場合、
前記バッファー区間の終了時点で次の較正時刻を計算することを特徴とする請求項6に記載の較正アラーム方法。
【請求項10】
前記基準生体値の入力時刻が前記バッファー区間または前記最終安定化区間に属する場合、
前記基準生体値の入力時刻以後既設定された第2較正周期で次の較正時刻を計算することを特徴とする請求項5に記載の較正アラーム方法。
【請求項11】
前記較正アラームを提供する段階は、
前記次の較正時刻が渡来したかを判断する段階と、
前記次の較正時刻が渡来した時点で測定した較正条件パラメーターが較正条件を満足するかを判断する段階と、及び
前記較正条件パラメーターが較正条件を満足する場合較正アラームを生成して生成した較正アラームを使用者に提供する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の較正アラーム方法。
【請求項12】
前記較正アラーム方法は、
前記次の較正時刻が渡来した時点で測定した較正条件パラメーターが較正条件を満足することができない場合、設定された時間の間較正条件パラメーターをモニタリングして設定された時間以内にモニタリングした較正条件パラメーターが較正条件を満足する場合較正アラームを生成することを特徴とする請求項11に記載の較正アラーム方法。
【請求項13】
連続生体情報測定システムにおいて、
使用者の身体に挿入されて一定期間の間連続して使用者の生体値を測定するセンサーと、及び
測定生体値を受信して基準生体値を利用して前記測定生体値を較正する使用者端末機を含んで、
前記使用者端末機は、
センサーで測定した測定生体値を較正するための基準生体値の入力時刻を判断し、前記基準生体値の入力時間が属する較正区間を判断し、判断した前記較正区間に基礎して次の較正時刻を計算し、計算した前記次の較正時刻に基礎して使用者に較正アラームを提供することを特徴とする連続生体情報測定システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報測定システムで較正アラームを提供する方法に関するものであり、より具体的には、使用者の実際較正時刻に基礎して次の較正時刻を計算することで、既設定された較正周期と相異に較正がなされても実際較正時刻に基礎して計算した次の較正時刻を使用者に知らせてくれることができるし、センサーの全体使用期間を複数の較正区間で区分して複数の較正区間中で基準生体値が入力される時刻が属する較正区間に基礎して相異に次の較正時刻を計算することで、較正時刻ごとに入力される基準生体値を利用して生体値を正確に較正することができる較正アラーム方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は現代人にたくさん発生される慢性疾患で国内の場合全体人口の5%に該当する200万人以上に至る。
【0003】
糖尿病は肥満、ストレス、誤った食習慣、先天的遺伝など多様な原因によって膵臓で作られるインスリンが絶対的に不足であるか、または相対的に不足で血液で糖に対する均衡をすぐ取ってくれることができないことで血液内に糖成分が絶対的に多くなるようになって発病する。
【0004】
血液内には普通一定濃度の葡萄糖が含有されているし、組織細胞はここでエネルギーを得ている。
【0005】
しかし、葡萄糖が必要以上に増加するようになれば、肝臓や筋肉または脂肪細胞などに適切に貯蔵されることができずに血液内に蓄積され、これにより糖尿病患者は正常人よりずっと高い血糖が維持され、過多な血糖は組織をそのまま通過して小便で排出されることによって身体の各組織に絶対的に必要な糖分は不足になって身体各組織に異常を催すようになる。
【0006】
糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がないことが特徴であるが、病気が進行されれば糖尿病特有の多飲、多食、多尿、体重減少、全身倦怠、皮膚掻痒症、手と足の傷が治らないで長続きする場合などの特有の症状が現われて、病気がいっそうさらに進行されれば視力障害、高血圧、腎臓病、中風、歯周疾患、筋けいれん及び神経痛、壊疽などで先に進む合併症が現われる。
【0007】
このような糖尿病を診断して合併症で先に進まないように管理するためには体系的な血糖測定と治療が併行されなければならない。
【0008】
糖尿病は管理のために倦まず弛まなく血糖を測定する必要があって血糖測定と関連される装置はその需要が倦まず弛まず増加する趨勢である。糖尿病患者が血糖調節を厳格にさせる場合、糖尿病の合併症発生が著しく減ることは各種研究を通じて確認されている。それによって糖尿病患者は血糖調節のために規則的に血糖を測定することが非常に重要である。
【0009】
糖尿病患者の血糖管理のために一般に採血式血糖測定機(finger prick method)が主に使用されるが、このような採血式血糖測定機は糖尿病患者の血糖管理にお手助けになるが、測定当時の結果だけ現われるために頻りに変化する血糖数値を正確に把握することが難しい問題がある。また、採血式血糖測定機は一日にも随時に血糖を測定するために毎度採血をする必要があって、糖尿病患者に採血に対する負担が大きい問題がある。
【0010】
糖尿病患者は、一般に高血糖及び低血糖状態を行き交うが、応急状況は低血糖状態で発生する。低血糖状態は糖分が長い間持続されない場合に発生し、意識を失うか、または最悪の場合命を失うこともある。したがって、低血糖状態を即刻で見つけることは糖尿病患者に非常に重要である。しかし、間歇的に血糖を測定する採血式血糖測定機は明らかな限界がある。
【0011】
このような採血式血糖測定機の限界を乗り越えるため、人体内に挿入して数分間隔で血糖を測定する連続血糖測定システム(CGMS: Continuous Glucose Monitoring System)が開発されたし、これを利用して糖尿病患者の管理と応急状況に容易に対処することができる。
【0012】
連続血糖測定システムは使用者の身体部位に付着されて体液から生体値を測定するセンサートランスミッタと、伝送を受けた生体値に対する情報を使用者に出力する通信端末機などを含んで構成される。センサートランスミッタは人体に一部が挿入される連続血糖測定用センサーを具備するが、センサーは一定使用期間、例えば、おおよそ15日程度間人体に挿入される。センサートランスミッタは体液から周期的に生体値を測定し、通信端末機には生体管理アプリケーションが設置されてセンサートランスミッタから生体値を周期的に受信して受信した生体値に対する情報を使用者に出力する。
【0013】
センサートランスミッタのセンサーは使用期間続いて肌に挿入されているが、センサーが挿入される身体部位によってセンサー敏感度が相異なことがあるし、身体部位のセンサー挿入位置が同一であっても時間が経過することによってセンサーの敏感度が変化するようになる。センサートランスミッタで測定した生体値は敏感度変化に従って誤差を有するようになって、誤差を乗り越えるために測定した生体値に較正因子を適用して使用者の生体値を較正しなければならない。
【0014】
正確な生体値を使用者に提供するためにセンサートランスミッタから受信した生体値は初期較正されなければならないし、以後センサートランスミッタの使用期間の間に一定較正周期ごとに続いて較正されなければならない。より具体的に見れば、初期較正時別途の測定機、例えば、採血式血糖測定機を通じて測定した基準生体値とセンサートランスミッタから受信した生体値から初期較正因子を計算し、以後受信した生体値に初期較正因子を適用して受信した生体値を較正する。
【0015】
センサートランスミッタの使用期間の間に較正周期ごとに続いて別途測定機を通じて測定した基準生体値とセンサートランスミッタから受信した生体値で較正因子を計算し、次の較正周期が渡来する前まで較正因子を適用してセンサートランスミッタから受信した生体値を較正しなければならない。
【0016】
センサーが身体に挿入された後センサーが安定化されるまで一定な時間が必要となるが、センサーの安定化がなされる前には生体値を正確に測定するためにセンサー安定化以後よりひんぱんな較正が必要である。したがって、通信端末機は設定された較正周期が渡来する場合使用者に較正アラームを提供することで、使用者が設定された較正周期ごとに基準生体値を入力するように誘導する。
【0017】
しかし、使用者が設定された較正周期と無関係に任意時刻に基準生体値を入力する場合、既設定された較正周期に較正アラームを再び使用者に提供して使用者は不必要な較正を繰り返すか、または不必要な較正アラームの提供を受ける問題点を有する。一方、使用者が設定された較正周期と無関係に基準生体値を入力しても既設定された較正周期に較正アラームを使用者に提供することで、基準生体値を入力する時刻と次の較正時刻の差が好適な較正間隔を脱して生体値を正確に較正することができないという問題点を有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、上で言及した従来の較正アラーム方法が有する問題点を解決するためのものであり、本発明が達成しようとする目的は、使用者の実際較正時刻に基礎して次の較正時刻を計算して計算した次の較正時刻に基礎して使用者に較正アラームを提供する方法を提供することである。
【0019】
本発明が達成しようとする他の目的は、センサーの全体使用期間を複数の較正区間で区分して複数の較正区間中で基準生体値が実際入力される時刻が属する較正区間に基礎して相異に次の較正時刻を計算して生体値を正確に較正することができる較正アラーム方法を提供することである。
【0020】
本発明が達成しようとするまた他の目的は、既設定された較正周期と無関係に基準生体値を実際入力する時刻が属する区間に基礎して次の較正時刻を計算して使用者に不必要な較正アラームが提供されることを防止することができる較正アラーム方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明の目的を達成するために本発明による較正アラーム方法は、センサーで測定した測定生体値を較正するための基準生体値の入力時刻を判断する段階と、基準生体値の入力時間が属する較正区間を判断する段階と、判断した較正区間に基礎して次の較正時刻を計算する段階と、計算した次の較正時刻に基礎して使用者に較正アラームを提供する段階を含んで、ここで、センサーは使用者の身体に挿入されて一定期間の間連続して使用者の生体情報を測定することを特徴とする。
【0022】
ここで、センサーは使用者の血糖値を測定するセンサーであり、基準生体値はセンサーで測定した測定血糖値を較正するために別途の血糖測定機を通じて測定した基準血糖値であることを特徴とする。
【0023】
本発明による較正アラーム方法は、次の較正時刻に無関係に次の基準生体値が入力される場合、次の基準生体値の入力時刻が属する較正区間に基礎して較正時刻を再計算することを特徴とする。
【0024】
本発明による較正アラーム方法は、基準生体値または次の基準生体値を利用して較正因子を計算し、新しい基準生体値が入力される前まで較正因子を利用して前記測定生体値を較正することを特徴とする。
【0025】
本発明による較正アラーム方法で較正区間は、追加安定化区間、バッファー区間及び最終安定化区間で区分されることを特徴とする。
【0026】
本発明による較正アラーム方法で基準生体値の入力時刻が追加安定化区間に属する場合、基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期が追加区間、バッファー区間及び最終安定化区間のうちである較正区間に基礎して次の較正時刻を計算することを特徴とする。
【0027】
本発明による較正アラーム方法で基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期が追加安定化区間に属する場合、基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期で次の較正時刻を計算することを特徴とする。
【0028】
本発明による較正アラーム方法で基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期がバッファー区間に属する場合、基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期で次の較正時刻を計算することを特徴とする。
【0029】
本発明による較正アラーム方法で基準生体値の入力時刻以後既設定された第1較正周期が最終安定化区間に属する場合、バッファー区間の終了時点で次の較正時刻を計算することを特徴とする。
【0030】
本発明による較正アラーム方法で基準生体値の入力時刻がバッファー区間または最終安定化区間に属する場合、基準生体値の入力時刻以後既設定された第2較正周期で次の較正時刻を計算することを特徴とする。
【0031】
本発明の目的を達成するために本発明による連続生体情報測定システムは使用者の身体に挿入されて一定期間の間連続して使用者の生体値を測定するセンサーと、測定生体値を受信して基準生体値を利用して測定生体値を較正する使用者端末機を含んで、使用者端末機はセンサーで測定した測定生体値を較正するための基準生体値の入力時刻を判断し、基準生体値の入力時間が属する較正区間を判断し、判断した較正区間に基礎して次の較正時刻を計算し、計算した次の較正時刻に基礎して使用者に較正アラームを提供することを特徴とする。
【発明の効果】
【0032】
本発明による較正アラーム方法は次のような効果を有する。
【0033】
第一、本発明による較正アラーム方法は、使用者の実際較正時刻に基礎して次の較正時刻を計算することで、既設定された較正周期と相異に較正がなされても実際較正時刻に基礎して計算した次の較正時刻を使用者に知らせてくれることができる。
【0034】
第二、本発明による較正アラーム方法は、センサーの全体使用期間を複数の較正区間で区分して複数の較正区間のうちで基準生体値が実際入力される時刻が属する較正区間に基礎して相異に次の較正時刻を計算することで、較正時刻ごとに入力される基準生体値を利用して生体値を正確に較正することができる。
【0035】
第三、本発明による較正アラーム方法は、既設定された較正周期と無関係に基準生体値を実際入力する時刻が属する区間に基礎して次の較正時刻を計算することで、使用者に不必要な較正アラームが提供されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1図1は本発明の一実施例による生体値測定システムを示した概略図である。
図2図2は初期較正情報または周期的較正情報の入力例を説明するための図面である。
図3図3は本発明による較正アラーム装置を説明するための機能ブロック図である。
図4図4は本発明による較正お知らせ部を説明するための機能ブロック図である。
図5図5は本発明による較正アラーム方法を説明するための流れ図である。
図6図6は本発明による較正アラーム方法で使用される全体較正区間の一例を説明するための図面である。
図7図7は本発明によって次の較正時刻を計算する一例を説明するための流れ図である。
図8図8は基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間に属する場合次の較正時刻を計算する一例を説明するための図面である。
図9図9は基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間に属しない場合次の較正時刻を計算する一例を説明するための図面である。
図10図10は本発明で較正アラームを提供する方法の一例を説明するための図面である。
図11図11は入力制御部133から使用者インターフェースに提供する較正アラームの一例を示している。
図12図12は入力制御部133から使用者インターフェースに提供する較正アラームの一例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明で使用される技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではないことを留意しなければならない。また、本発明で使用される技術的用語は本発明で特別に他の意味に定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般的に理解される意味で解釈されなければならないし、過度に包括的な意味で解釈されるか、または過度に縮まった意味で解釈されてはいけない。また、本発明で使用される技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない誤った技術的用語である時には、当業者が正しく理解することができる技術的用語で取り替えられて理解されなければならないであろう。
【0038】
また、本発明で使用される単数の表現は文脈上明白に異なるように志さない限り複数の表現を含む。本発明で、"構成される"または"含む"などの用語は発明に記載された多くの構成要素ら、または多くの段階を必ずすべて含むことで解釈されてはいけなくて、そのうちで一部構成要素らまたは一部段階らは含まれないこともあって、または追加的な構成要素または段階らをさらに含むことができることで解釈されなければならない。
【0039】
また、添付された図面は本発明の思想を易しく理解するようにするためのものであるだけ、添付された図面によって本発明の思想が制限されることで解釈されてはいけないことを留意しなければならない。
【0040】
以下、添付した図面を参照で本発明による較正アラーム方法に対してより具体的に見る。
【0041】
図1は、本発明の一実施例による生体値測定システムを示した概略図である。
【0042】
以下では生体値の一例で血糖値であり、基準生体値の一例で基準血糖値で説明するが、本発明が適用される分野によって血糖値以外に多様な生体値を測定することができる。
【0043】
図1を参照すれば、本発明の一実施例による生体値測定システム1はセンサートランスミッタ10及び通信端末機30を含む。
【0044】
センサートランスミッタ10は身体に付着されるが、センサートランスミッタ10が身体に付着時センサートランスミッタ10のセンサー一端は肌に挿入されてセンサーの使用期間の間人体の体液から血糖値を示す血糖信号を測定する。
【0045】
通信端末機30はセンサートランスミッタ10から血糖信号を受信して受信した血糖信号を較正因子で較正して較正血糖値に単位変換後使用者に表示することができる端末機であり、スマートフォン、タブレットPC、またはノートブックなどのようにセンサートランスミッタ10と通信することができる端末機が利用されることができる。勿論、通信端末機30はこれに限定されるものではなくて、通信機能を含んでプログラムやアプリケーションが設置されることができる端末機ならどのような種類の端末機であることができる。
【0046】
すなわち、センサートランスミッタ10は使用者の血糖値に対応する血糖信号、例えば、電流信号を生成して血糖信号を通信端末機30に送信するが、通信端末機30は電流値の血糖信号を較正因子で較正して較正血糖値に単位変換する。本発明が適用される分野によってセンサートランスミッタ10で血糖信号から直接血糖値に単位変換して通信端末機30ではセンサートランスミッタ10から受信した血糖値を較正因子で較正することができる。
【0047】
以下、本発明でセンサートランスミッタ10で測定した血糖信号または単位変換された血糖値を測定血糖値であると言及し、通信端末機30で血糖信号または単位変換された血糖値を較正因子で較正した血糖値を較正血糖値であると言及する。
【0048】
センサートランスミッタ10は通信端末機30の要請によってまたは設定された時刻ごとに測定血糖値に対する情報を通信端末機30に送るが、センサートランスミッタ10と通信端末機30との間でデータ通信のためにセンサートランスミッタ10と通信端末機30はお互いにUSBケーブルなどによって有線で通信連結されるか、または赤外線通信、NFC通信、ブルートゥース(登録商標)などの無線通信方式で通信連結されることができる。
【0049】
より具体的に見ると、センサートランスミッタ10と通信端末機30との間で通信が連結される場合、センサートランスミッタ10の安定化後別途の血糖測定機(図示せず)を通じて測定した基準血糖値を利用して初期較正因子を計算して初期較正因子を利用して測定血糖値に対する初期較正が遂行される。以後、通信端末機30はセンサートランスミッタ10から受信した測定血糖値を初期較正因子で較正して較正血糖値を使用者に出力提供する。
【0050】
センサートランスミッタ10で測定血糖値を正確に較正するために、通信端末機30はセンサートランスミッタ10の使用期間の間に周期的に別途の血糖測定機を通じて測定した基準血糖値を利用して新規較正因子を計算して新規較正因子を使ってセンサートランスミッタから受信した測定血糖値を較正して較正血糖値を計算して計算した較正血糖値を使用者に出力提供する。
【0051】
図2は、初期較正情報または、周期的較正情報の入力例を説明するための図面であり、ここで較正情報は別途の血糖測定機を通じてテストストリップで測定した使用者の基準血糖値である。図2を参照して詳しく見れば、センサートランスミッタと通信端末機が通信連結された時点(t)から設定された初期安定化時間(TiS)間が経過するまでセンサートランスミッタを初期安定化させる。
【0052】
センサートランスミッタのセンサーが初期安定化される時点(tに、通信端末機に初期較正情報が入力される。ここで、初期較正情報は較正因子を正確に計算するために多数回入力されることができる。通信端末機は初期較正情報とセンサートランスミッタで測定した血糖値を利用して初期較正因子を計算し、初期較正因子を利用してセンサートランスミッタから受信した測定血糖値を較正して使用者の較正血糖値を計算する。
【0053】
センサートランスミッタのセンサーが初期安定化された以後センサートランスミッタの使用期間満了時点まで周期的に、望ましくは12時間、24時間などの較正周期に新規較正情報が通信端末機に入力されるが、センサートランスミッタのセンサーが初期安定化された以後センサーは一定時間の間に追加安定化が必要なことがあって、追加安定化区間(Tfs)では12時間ごとの較正周期(Tで新規較正情報が入力されて追加安定化区間以後最終安定化区間(Tes)ではセンサートランスミッタのセンサーが24時間、48などの較正周期(T)で新規較正情報が入力されることができる。
【0054】
センサーが同一な環境と同一な条件で製作時センサーは身体に挿入後一定な敏感度の変化特性(sensitivity drift)を有するようになるが、このような敏感度変化特性に基礎してセンサーの製造環境によって追加安定化区間または最終安定化区間の長さを相異に設定するか、または追加安定化区間または最終安定化区間での較正周期をお互いに相異に設定することができる。
【0055】
通信端末機は新規較正情報が入力される度に新規較正情報が入力される時点からセンサートランスミッターで受信した測定血糖値を較正することに使用する新規較正因子を計算して新規較正因子を利用してセンサートランスミッタから受信した測定血糖値を較正して使用者の血糖値を計算する。
【0056】
図3は、本発明による較正アラーム装置を説明するための機能ブロック図である。
【0057】
該当較正アラーム装置はセンサートランスミッタと通信を遂行して較正血糖値を使用者に知らせてくれるスマート端末機などの通信端末機で具現されるか、または別途の受信装置を通じて具現されることができる。
【0058】
図3を参照してより具体的に見れば、使用者インターフェース部110を通じて基準血糖値を入力するための使用者命令が入力される場合較正お知らせ部130は基準血糖値を入力するための入力画面を使用者インターフェース部110に活性化して使用者は活性化された入力画面を通じて基準血糖値を入力することができる。
【0059】
ここで較正お知らせ部130は貯蔵部150に貯蔵された較正周期に基礎して較正周期が渡来したかを判断して較正周期が渡来した場合使用者インターフェース部110を通じて使用者に較正アラームを提供することができるが、使用者は較正アラームに基礎して基準血糖値を入力する。しかし、本発明が適用される分野によって基準血糖値は較正周期に無関に使用者の要請によって全体較正区間のうちでいつでも入力されることができる。
【0060】
較正周期に無関に使用者が基準血糖値を入力する場合、較正アラーム部130は基準血糖値の入力時間に基礎して入力時刻が属する較正区間を判断し、判断した較正区間に基礎して較正周期を再計算する。貯蔵部150に貯蔵された較正周期は再計算された較正周期で更新され、較正アラーム部150は更新された較正周期に基礎して次の較正時刻が渡来する場合使用者インターフェース部110を通じて使用者に較正アラームを提供する。
【0061】
基準血糖値が入力される場合、較正部170は送受信部190を通じて受信した測定血糖値のうちで基準血糖値の入力時刻に相応する測定血糖値を判断して基準血糖値及び相応する測定血糖値でなされた較正対(pair)を生成する。較正部170は較正対を利用して新しい較正因子を計算する。較正部170は基準血糖値が入力された以後受信される測定血糖値を新しい較正因子で較正して較正血糖値を計算し、計算した較正血糖値を使用者インターフェース部110を通じて使用者に提供する。
【0062】
本発明が適用される分野によって較正部170は入力された基準血糖値及び相応する測定血糖値でなされた現在較正対を利用して較正因子を計算することができるが、正確な較正因子を計算するため現在較正対と過去較正対を利用して回帰(regressive)方式で新しい較正因子を計算することができる。
【0063】
図4は、本発明による本発明による較正お知らせ部を説明するための機能ブロック図である。
【0064】
図4を参照してより具体的に見れば、較正時刻判断部131は貯蔵部に貯蔵された較正周期に基礎して次の較正時刻が渡来したかを判断し、次の較正時刻が渡来した場合入力制御部133に次の較正時刻が渡来したことを知らせてくれるためのお知らせ信号を提供する。
【0065】
入力制御部133はお知らせ信号に基礎し、またはお知らせ信号に無関に使用者インターフェース部を通じて入力された基準血糖値の入力命令に基礎して使用者インターフェース部に入力画面を活性化するが、入力画面を通じて基準血糖値が入力される場合較正区間判断部137は基準血糖値の入力時刻に基礎してセンサーの全体較正区間のうちで基準血糖値の入力時刻が属する較正区間を判断する。
【0066】
センサーの全体較正区間はセンサーが肌に挿入された後初期安定化完了時点を基準で順次に追加安定化区間、バッファー区間及び最終安定化区間で区分されることができる。
【0067】
較正時刻計算部138は基準血糖値の入力時刻が属する較正区間に基礎して次の較正時刻を計算し、貯蔵部に既貯蔵された次の較正時刻を計算した次の較正時刻で更新する。
【0068】
望ましくは、本発明による較正お知らせ部はパラメーター判断部135をさらに含むことができるが、次の較正時刻が渡来した場合入力制御部133は使用者に較正アラームを提供する前、または較正アラームを提供すると共に較正血糖値の変化率または較正血糖値の大きさなどの較正条件パラメーターが較正条件を満足するかを判断する。入力制御部133は較正条件パラメーターが較正条件を満足する場合使用者インターフェース画面に入力画面を活性化して使用者が基準血糖値を入力するようにできる。
【0069】
望ましくは、本発明による較正お知らせ部は、較正修正部139をさらに含むことができるが、較正修正部139は使用者命令に従って次の較正時刻に較正アラームが提供されないようにアラームを解除するか、または使用者スケジュール情報に基礎して次の較正時刻を修正するか、または使用者命令に従って次の較正時刻を次の較正時刻の隣接時間、例えば、次の較正時刻から1時間前、2時間前、1時間以後、2時間以後などで修正することができる。
【0070】
図5は、本発明による較正アラーム方法を説明するための流れ図である。
【0071】
図5を参照してより具体的に見れば、基準血糖値が入力されたかを判断する(S110)。基準血糖値が入力される場合基準血糖値の入力時刻が全体較正区間のうちでどの較正区間に属するかを判断する(S130)。
【0072】
ここで、全体較正区間は初期安定化完了時点を開始で時間手順によって順次に追加安定化区間、バッファー区間及び最終安定化区間で区分することができる。本発明が適用される分野によって全体較正区間は多様な較正区間で区分することができるし、これは本発明の範囲に属する。
【0073】
ここで、基準血糖値は使用者命令に従って較正周期に入力されるか、または較正周期と無関に全体較正区間でいつでも入力されることができる。
【0074】
基準血糖値の入力時刻が属する較正区間に基礎し、すなわち、基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間、バッファー区間及び最終安定化区間のうちでどの較正区間に属するかに基礎して次の較正時刻を計算する(S150)。次の較正時刻が計算される場合次の較正時刻が渡来する前でも次の較正時刻が計算された時点にあらかじめ次の較正時刻に対する情報を知らせてくれることができる。
【0075】
一方、次の較正時刻が渡来する場合較正アラームを生成し、生成した較正アラームを使用者に提供する(S170)。
【0076】
図6は、本発明による較正アラーム方法で使用される全体較正区間の一例を説明するための図面である。
【0077】
図6に示されているところのように、初期安定化時点(t以後時間手順によって順次に追加安定化区間(Tfs)、バッファー区間(TB)及び最終安定化区間(Tes)で区分することができる。追加安定化区間(Tfs)は初期安定化以後最終安定化区間(Tes)以前までセンサーの安定化がさらに必要な区間であり、追加安定化区間(Tfs)には第1較正周期ごとに基準血糖値の入力を受けて較正して最終安定化区間(Tes)には第2較正周期ごとに基準血糖値の入力を受けて較正する。ここで、第1較正周期は第2較正周期と同一であるか、またはさらに短いことを特徴とする。このように追加安定化区間(Tfs)には最終安定化区間(Tes)より頻繁に基準血糖値の入力を受けて較正することで、センサーが最終安定化がなされる前まで正確に測定血糖値を較正することができる。
【0078】
図7は、本発明によって次の較正時刻を計算する一例を説明するための流れ図である。
【0079】
図7を参照してより具体的に見れば、基準血糖値の入力時刻が既設定された較正周期と臨界範囲以内であるかを判断する(S151)。基準血糖値の入力時刻が既設定された較正周期と臨界範囲以内の場合入力された基準血糖値を利用して較正因子を生成し、既設定された較正周期で次の較正時刻を計算する(S152)。
【0080】
しかし、基準血糖値の入力時刻が既設定された較正周期と比べて臨界範囲を脱して基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間に属するかを判断する(S153)。基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間の場合基準血糖値の入力時刻に第1較正周期を加えて基準血糖値の入力時刻以後第1較正周期が属する較正区間を判断する(S155)。基準血糖値の入力時刻以後第1較正周期が属する較正区間が追加安定化区間、バッファー区間及び最終安定化区間のうちでどの較正区間に属するかによって第1較正周期で次の較正時刻を計算するか、またはバッファー区間の終了時点で次の較正時刻を計算する(S157)。
【0081】
しかし、基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間ではない場合、すなわち、基準血糖値の入力時刻がバッファー区間または最終安定化区間に属する場合、第2較正周期で次の較正時刻を計算する(S159)。
【0082】
本発明が適用される分野によって基準血糖値の入力時刻が既設定された較正周期と臨界範囲以内であるかを判断する段階を略し、基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間、バッファー区間または最終安定化区間のうちでどの較正区間に属するかのみを判断し、これに基礎して基準血糖値の入力時間を基準で前で説明した方式で次の較正時刻を計算することができる。
【0083】
図8は、基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間に属する場合次の較正時刻を計算する一例を説明するための図面である。
【0084】
図8(a)に示されているところのように、基準生体値の入力時刻(tC)以後既設定された第1較正周期(Tが追加安定化区間(Tfs)に属する場合、基準生体値の入力時刻(tc)以後既設定された第1較正周期(Tで次の較正時刻(tNC)を計算する。
【0085】
図8(b)に示されているところのように、基準生体値の入力時刻(tC)以後既設定された第1較正周期(Tがバッファー区間(TB)に属する場合、基準生体値の入力時刻(tC)以後既設定された第1較正周期(Tで次の較正時刻(TNC)を計算する。
【0086】
図8(c)に示されているところのように、基準生体値の入力時刻(tC)以後既設定された第1較正周期(Tが最終安定化区間(Tes)に属する場合、バッファー区間の終了時点(tE)で次の較正時刻(TNC)を計算する。
【0087】
図9は、基準血糖値の入力時刻が追加安定化区間に属しない場合次の較正時刻を計算する一例を説明するための図面である。
【0088】
図9(a)に示されているところのように、基準生体値の入力時刻(tC)がバッファー区間(TB)に属する場合、基準生体値の入力時刻(tC)以後既設定された第2較正周期(T)で次の較正時刻(TNC)を計算する。
【0089】
図9(b)に示されているところのように、基準生体値の入力時刻(tC)が最終安定化区間(Tes)に属する場合、基準生体値の入力時刻(tC)以後既設定された第2較正周期(T)で次の較正時刻(TNC)を計算する。
【0090】
図10は、本発明で較正アラームを提供する方法の一例を説明するための図面である。
【0091】
図10を参照してより具体的に見れば、次の較正時刻が渡来したかを判断する(S171)。
【0092】
次の較正時刻が渡来した場合、次の較正時刻が渡来した時点で測定した較正条件パラメーターが較正条件を満足するかを判断する(S173)。ここで較正条件パラメーターは較正血糖値の変化率、下限臨界値または上限臨界値などが使用されることができる。このように較正アラームを提供する前または較正アラームを提供する時較正条件パラメーターが較正条件を満足するかを判断することで、血糖値の変化率が臨界変化率を超過して血糖値が急速に上昇または下降する時点に測定した基準血糖値で較正因子を計算することができないようにする。または、このように較正アラームを提供する前または較正アラームを提供する時較正条件パラメーターが較正条件を満足するかを判断することで、血糖値が下限臨界値または上限臨界値を超過する時点に測定した基準血糖値で較正因子を計算することができないようにする。
【0093】
次の較正時刻が渡来した時点に測定した較正条件パラメーターが較正条件を満足する場合較正アラームを生成して生成した較正アラームを使用者に提供する(S177)。
【0094】
一方、次の較正時刻が渡来した時点に測定した較正条件パラメーターが較正条件を満足することができない場合、次の較正時刻以後一定時間の間較正条件パラメーターをモニタリングして(S175)一定時間以内に較正条件パラメーターが較正条件を満足するかを判断する。一定時間以内に較正条件パラメーターが較正条件を満足する場合較正アラームを生成して使用者に提供する。
【0095】
しかし、一定時間が経過するように較正条件パラメーターが較正条件を満足することができない場合エラーメッセージを生成して生成したエラーメッセージを使用者に提供する。ここで、エラーメッセージはエラー条件によってセンサーを除去しなさいというメッセージであるか、複数の基準血糖値を入力して較正しなさいというメッセージであるか、較正することができないというメッセージであることができる。
【0096】
図11は、入力制御部133から使用者インターフェースに提供する較正アラームの一例を示している。
【0097】
図11(a)に示されているように、較正アラームには較正時刻であることを知らせるメッセージと共に基準血糖値を入力することができる画面が活性化されているが、使用者は別途の血糖測定機とセンサーストリップを利用して基準血糖値を測定して測定した基準血糖値を直接入力画面に入力して較正因子を計算することができる。
【0098】
しかし、このように使用者が直接基準血糖値を入力する場合、基準血糖値を入力時使用者の誤りによって実際基準血糖値と相異な値を基準血糖値に入力することができるし、このような場合測定血糖値を正確に較正することができないという問題点を有する。また、基準血糖値を測定時使用者の手に砂糖などがついている場合実際使用者の血糖値と相異な値で基準血糖値が測定されることができるし、このような場合過ち測定した基準血糖値で測定血糖値を正確に較正することができないという問題点を有する。
【0099】
図11(b)に示されているように、入力制御部133は較正アラームを提供時センサーを通じて測定した血糖値に基礎して計算した現在較正血糖値を入力画面に共に提供する。現在較正血糖値は現在較正周期すぐ以前に計算した較正因子で計算した血糖値であり、使用者の実際血糖値で大きく脱しない値であるが、使用者は入力画面に提供された現在較正血糖値から始めて測定した基準血糖値と現在較正血糖値との間の差を増加または減少アイコン(例えば、矢印)を通じて基準血糖値を入力するようにできる。このように現在較正血糖値を基準で基準血糖値を入力するようにすることで、使用者が誤りで相異な基準血糖値を入力することを防止することができるし、測定した基準血糖値と現在較正血糖値との差が大きい場合再び基準血糖値を測定するように誘導することができる。
【0100】
図12は、入力制御部133から使用者インターフェースに提供する較正アラームの一例を示している。
【0101】
図12に示されているように、使用者インターフェース部を通じて基準血糖値を入力するための較正命令が入力される場合、次の較正時刻と較正命令が入力される時間を比べて較正命令が次の較正時刻と相異な時刻に入力される場合使用者に較正周期が渡来しなかったことを知らせてくれるメッセージと共に基準血糖値を入力するための画面を活性化する。
【0102】
このように較正周期と無関に基準血糖値を入力するための較正命令が入力される場合、較正周期と無関にいつでも基準血糖値を入力するようにし、但し、現在較正周期が渡来しなかったことを知らせてくれて使用者が不必要に採血して基準血糖値を入力することを防止することができる。
【0103】
一方、前述した本発明の実施例らはコンピューターで実行されることができるプログラムで作成可能であり、コンピューターで読める記録媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピューターで具現されることができる。
【0104】
前記コンピューターで読める記録媒体は、マグネチック記憶媒体(例えば、ロム(ROM)、フロッピー、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD-ROM、ディーブイディーなど)及びキャリアウエーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような記憶媒体を含む。
【0105】
本発明は、図面に示された実施例を参照に説明されたが、これは例示的なものに過ぎなくて、本技術分野の通常の知識を有した者ならこれから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解するであろう。よって、本発明の真正な技術的保護範囲は添付された登録請求範囲の技術的思想によって決まらなければならないであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】