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特表2024-545823交差点間距離基盤の交差点信号システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-12
(54)【発明の名称】交差点間距離基盤の交差点信号システム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/07 20060101AFI20241205BHJP
【FI】
G08G1/07 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024540043
(86)(22)【出願日】2022-12-26
(85)【翻訳文提出日】2024-06-28
(86)【国際出願番号】 KR2022021297
(87)【国際公開番号】W WO2023128510
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0193952
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524247569
【氏名又は名称】ドンリム ティーエヌエス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】DONGRIM TNS CO., LTD
【住所又は居所原語表記】5F, 17-1 Wolpyeong-ro 48beon-gil, Nam-gu, Ulsan 44674 Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】イ タクス
(72)【発明者】
【氏名】ソン サムヒョン
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA28
5H181JJ12
5H181JJ13
(57)【要約】
本発明による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点110;第1交差点110から450~550m他側方向に離隔された第2交差点210;第1交差点110に設けられた第1信号機110S;及び第2交差点210に設けられた第2信号機210S;を含み、第1信号機110Sの第1現示111は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示112は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示113は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示114は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示111、第2現示112、第3現示113、第4現示114の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であり、第2信号機210Sの第1現示211は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示212は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示213は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示214は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示211、第2現示212、第3現示213、第4現示214の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1交差点;
前記第1交差点から450~550m他側方向に離隔された第2交差点;
前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び
前記第2交差点に設けられた第2信号機;
を含み、
前記第1信号機の第1現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であり、
前記第2信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であることを特徴とする交差点間距離基盤の交差点信号システム。
【請求項2】
第1交差点;
前記第1交差点から900~1100m他側方向に離隔された第2交差点;
前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び
前記第2交差点に設けられた第2信号機;
を含み、
前記第1信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であり、
前記第2信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、23~25秒、39~41秒、19~21秒であることを特徴とする交差点間距離基盤の交差点信号システム。
【請求項3】
第1交差点;
前記第1交差点から220~280m他側方向に離隔された第2交差点;
前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び
前記第2交差点に設けられた第2信号機;
を含み、
前記第1信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ39~41秒、39~41秒、19~21秒、19~21秒であり、
前記第2信号機の第1現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ43~45秒、35~37秒、39~41秒、19~21秒であることを特徴とする交差点間距離基盤の交差点信号システム。
【請求項4】
第1交差点;
前記第1交差点から450~550m他側方向に離隔された第2交差点;
前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び
前記第2交差点に設けられた第2信号機;
を含み、
前記第1信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、23~25秒、39~41秒、19~21秒であり、
前記第2信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ39~41秒、39~41秒、19~21秒、19~21秒であることを特徴とする交差点間距離基盤の交差点信号システム。
【請求項5】
前記第1交差点の一側に900~1100m離隔された交差点;及び
前記交差点に形成された信号機を;
を含み、
前記信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、
第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、
前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、 前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であることを特徴とする請求項4に記載の交差点間距離基盤の交差点信号システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交通通信の分野に関し、詳しくは、交差点間距離基盤の交差点信号システムに関する。
【背景技術】
【0002】
都市間幹線道路の交差点(十字路)の信号制御は、通常、双方向直進後、左折する信号システム、すなわち先直進後分離信号を基本に運用している。通勤時には、交通量が多くなる方向に信号周期を調節して稼動する。
【0003】
しかし、先直進分離信号は、交差点間の離隔距離(離隔時間)、2交差点間のオフセット(OFFset)で双方向(上り、下り)連動システムをすべて満足できない限界がある。つまり、従来の交通システムは、渋滞時に発生する車両台数に応じて信号周期だけを考慮しているため、交差点間の距離に対する連動性が無視され、渋滞が容易に解決できないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、双方向連動幅を最大化する信号システムであって、交差点間の距離を基準に信号周期を調節するが、直進と左折信号を同時信号で表示し、停滞区域の車両渋滞を解消することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題の解決のために、本発明による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点;前記第1交差点から450~550m他側方向に離隔された第2交差点;前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び前記第2交差点に設けられた第2信号機;を含み、前記第1信号機の第1現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であり、前記第2信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒である。
【0006】
本発明の別の実施形態による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点;前記第1交差点から900~1100m他側方向に離隔された第2交差点;前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び前記第2交差点に設けられた第2信号機;を含み、前記第1信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であり、前記第2信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、23~25秒、39~41秒、19~21秒である。
【0007】
本発明のさらに別の実施形態による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点;前記第1交差点から220~280m他側方向に離隔された第2交差点;前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び前記第2交差点に設けられた第2信号機;を含み、前記第1信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ39~41秒、39~41秒、19~21秒、19~21秒であり、前記第2信号機の第1現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値はそれぞれ43~45秒、35~37秒、39~41秒、19~21秒である。
【0008】
本発明のさらに別の実施形態による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点;前記第1交差点から450~550m他側方向に離隔された第2交差点;前記第1交差点に設けられた第1信号機;及び前記第2交差点に設けられた第2信号機;を含み、前記第1信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、23~25秒、39~41秒、19~21秒であり、前記第2信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ39~41秒、39~41秒、19~21秒、19~21秒である。
【0009】
前記第1交差点の一側に900~1100m離隔された交差点;及び前記交差点に形成された信号機を;を含み、前記信号機の第1現示は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、前記第1現示、前記第2現示、前記第3現示、前記第4現示の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であるのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、直進信号と左折信号を同時信号とし、一側、他側、上側、下側のすべての方向に表示し、続く交差点との距離による現示値を設定して、効率的な交通量の流れを誘導する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一般的な交差点における現示及び現示値を示す図である。
図2】本発明の一実施例による2つの交差点間の距離が500mである信号システム図である。
図3】本発明の一実施例による2つの交差点間の距離が1,000mである信号システム図である。
図4】本発明の一実施例による2つの交差点間の距離が250mである信号システム図面
図5】本発明の一実施例による交差点間の距離が500mであり、一側に形成された交差点から一側方向に1000m離隔されて別の交差点が形成された場合の信号システム図である。
図6】本発明の一実施例による3つの交差点が形成され、それぞれの間の距離が1,000m、500mである信号システム図である。
図7】従来の交通システムを反映した交通量測定模写図である。
図8】本発明の一実施例による交通システムを反映した交通量測定模写図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明による交差点間距離基盤の交差点信号システムの実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。添付図面を参照して説明するにあたり、同一又は対応する構成要素は同一の図面番号を付与し、これに対する重複する説明は省略することとする。
【0013】
また、以下で使用される第1、第2などの用語は、同一又は相応する構成要素を区別するための識別記号に過ぎず、同一又は相応する構成要素が第1、第2などの用語によって限定されるものではない。
【0014】
また、結合とは、各構成要素間の接触関係において、各構成要素間で物理的に直接接触している場合だけを意味するのではなく、他の構成が各構成要素間に介在し、その他の構成に構成要素がそれぞれ接触されている場合まで包括する概念として使用される。
【0015】
以下、添付表及び図面を参照して、本発明の一実施例による交差点間距離基盤の交差点信号システムについて詳細に説明する。
【0016】
本発明による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点110;第1交差点110から450~550m他側方向に離隔された第2交差点210;第1交差点110に設けられた第1信号機110S;及び第2交差点210に設けられた第2信号機210S;を含み、第1信号機110Sの第1現示111は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示112は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示113は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示114は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示111、第2現示112、第3現示113、第4現示114の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であり、第2信号機210Sの第1現示211は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示212は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示213は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示214は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示211、第2現示212、第3現示213、第4現示214の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒である。
【0017】
一般に、都市幹線道路の交差点信号制御は、通常、双方向直進後、左折する信号システム(先直進分離信号)で運営される。通勤時の交通量加重方向(一方向)連動システムで運営され交通量を処理することが一般的であるが、従来の先直進分離信号は、交差点間の離隔距離(離隔時間)、交差点のオフセット(Offset)で双方向(上り/下り)連動システムをすべて満足することができないという問題があった。
【0018】
本発明は、双方向連動幅を最大化する信号システムであり、共通周期は120秒、主方向現示は40秒前後、副方向現示は20秒前後に設定する。道路の通行速度は、警察庁の安全政策5030に基づき、主要道路は50km/hを適用した。
【0019】
双方向連動幅の最大化のために、直左分離信号ではない直左同時信号を適用し、交差点間の離隔距離(時間)による現示パターン、現示率、連動値-主現示が灯火される交差点別の相対時間値を算定した。
【0020】
交差点間の離隔時間が共通周期の1/2より小さい場合は、2つの交差点間の離隔時間が共通周期の120秒の半分である60秒以下の場合である。
【0021】
離隔距離が500m、走行速度50km/hである場合、離隔時間は36秒である。
【0022】
2つの交差点の双方向(上り/下り)処理現示順序を逆に灯火し、2つの交差点の連動値を同じにすると、連動幅を最大に増やすことができる。1現示を離隔時間(36秒)で算定すると、交差点別処理交通量は減少することができるが、停止時間が減少し、双方向通行時間は増加する傾向がある。
【0023】
本発明の別の実施例による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点120;第1交差点120から900~1100m他側方向に離隔された第2交差点220;第1交差点120に設けられた第1信号機120S;及び第2交差点220に設けられた第2信号機220S;を含み、第1信号機120Sの第1現示121は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示122は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示123は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示124は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示121、第2現示122、第3現示123、第4現示124の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であり、第2信号機220Sの第1現示221は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示222は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示223は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示224は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示221、第2現示222、第3現示223、第4現示224の現示値は、それぞれ35~37秒、23~25秒、39~41秒、19~21秒である。
【0024】
この場合、図3のような現示パターンと現示値で実現される。
【0025】
2つの交差点間の離隔時間が共通周期である120秒1/2(60秒)以上であれば、基準となる現示に配分時に交通量処理が低下される。
【0026】
離隔距離が1,000m、走行速度50km/hである場合、離隔時間は、72秒である。
【0027】
第2交差点220への第2信号機220Sの連動値は48秒である。
【0028】
2つの交差点の下り処理信号を1現示、上り出発交差点処理信号は2現示、上り到着交差点処理信号は3現示で灯火し、2つの交差点の連動値差を離隔時間だけ間隔を置くと、双方向連動幅を最大に広げることができる。
【0029】
現示順序は同じにし、片方の交差点の現示を渡り現示(1、3現示)に灯火すると、交差点別の処理交通量は減少する可能性はあるが、停止時間が減少し、双方向通行時間は非常に増加する。
【0030】
本発明のさらに別の実施例による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点130;第1交差点130から220~280m他側方向に離隔された第2交差点230;第1交差点130に設けられた第1信号機130S;及び第2交差点230に設けられた第2信号機230S;を含み、第1信号機130Sの第1現示131は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示132は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示133は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示134は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示131、第2現示132、第3現示133、第4現示134の現示値は、それぞれ39~41秒、39~41秒、19~21秒、19~21秒であり、第2信号機230Sの第1現示231は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示232は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示133は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示134は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示131、第2現示132、第3現示133、第4現示134の現示値は、それぞれ43~45秒、35~37秒、39~41秒、19~21秒である。
【0031】
この場合、図4のように、2つの交差点間の離隔時間が共通周期である120秒の1/4(30秒)未満であれば、離隔距離の基準となる現示に配分時に交通量処理が低下される。
【0032】
離隔距離が250m、走行速度50km/hである場合の離隔時間は、18秒である。
【0033】
2つの交差点の双方向(上り/下り=他側/一側)処理現示順序を逆に灯火する。
【0034】
第1交差点130の連動値は-2、第2交差点230連動値は第1交差点1現示+離隔時間+連動値(40秒+18秒-2)を加えて56秒である。
【0035】
第2交差点230の1現示値は、第1交差点の連動値-第2交差点の連動値-離隔時間(118秒-56秒-18秒=44秒)で44秒である。
【0036】
本発明のさらに別の実施例による交差点間距離基盤の交差点信号システムは、第1交差点220;第1交差点220から450~550m他側方向に離隔された第2交差点240;第1交差点220に設けられた第1信号機220S;及び第2交差点240に設けられた第2信号機240S;を含み、第1信号機220Sの第1現示221は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示222は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示223は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示224は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示221、第2現示222、第3現示223、第4現示224の現示値は、それぞれ35~37秒、23~25秒、39~41秒、19~21秒であり、第2信号機240Sの第1現示241は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示242は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示243は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示244は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示241、第2現示242、第3現示243、第4現示244の現示値は、それぞれ39~41秒、39~41秒、19~21秒、19~21秒である。
【0037】
第1交差点220の一側に900~1100m離隔された交差点250;及び交差点250に形成された信号機250S;を含み、信号機250Sの第1現示251は、一側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第2現示252は、他側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第3現示253は、下側方向に沿って直進信号と左折信号が同時に表示され、第4現示254は、上側方面に沿って直進信号と左折信号が同時に表示されるとともに、第1現示251、第2現示252、第3現示253、第4現示254の現示値は、それぞれ35~37秒、43~45秒、19~21秒、19~21秒であるのが好ましい。
【0038】
この場合、図6のように、渡り現示(1、3現示灯火)と連続現示(1、2現示灯火)が隣接した場合であって、第1交差点220の主方向現示が1、3現示に灯火し、第2交差点240の主方向現示が1、2現示に灯火する場合、双方向連動幅の最大化のための信号計画になり得る。
【0039】
離隔距離が500m、走行速度50km/hである場合、離隔時間は、36秒である。
【0040】
連続現示交差点(第2交差点240)上り待ち時間=(連続現示交差(第2交差点240連動値+1現示)-(渡り現示交差点(第1交差点220)連動値+1現示+2現示+離隔時間)=120秒+40秒)-(0秒+40秒+20秒+36秒)=160秒-96秒=64秒、
渡り現示交差点(第1交差点220)下り待ち時間=(渡り現示交差点(第1交差点220)連動値)-(連続現示交差点(第2交差点240)連動値+離隔距離)=120秒-36秒=84秒、
連続現示交差点調整連動値=(渡り現示連動値)+(周期/2+(|上り待ち時間-下り待ち時間|/2=48秒+60秒+10秒=118秒、
連続現示交差点上り調整待ち時間=(連続現示交差点連動値+1現示)-(渡り現示交差点連動値+1現示+2現示+離隔距離)=118秒+40秒)-(48秒+36秒+24秒+36秒)=158秒-144秒=14秒、
渡り現示交差点下り調整待ち時間=(渡り現示交差点連動値)-(連続現示交差点連動値+離隔距離)=48秒-2秒+36秒)=14秒、
に設定した。
【0041】
本発明を適用する場合、軸別な5つの交差点に対する従来の先直進分離信号の運営時と比較して、本発明の思想である双方向連動システム同時信号を運営すると、平均通行時間は64秒(27%)減少し、平均通行速度は12.3km/h(36%)増加した。また、停止回数が1回減少する効果があった。
【0042】
下記表1は、本発明が適用された実施例と従来の信号システムである比較例による通行時間、走行速度及び停止回数を計算して比較したものである。
【0043】
走行模写図は、図7図8に示した。
【表1】
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】