(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-13
(54)【発明の名称】不連続受信のスケジューリング方法及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20241206BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20241206BHJP
【FI】
H04W52/02 110
H04W72/0446
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539858
(86)(22)【出願日】2022-12-30
(85)【翻訳文提出日】2024-07-08
(86)【国際出願番号】 CN2022143853
(87)【国際公開番号】W WO2023125915
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111666562.6
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】柴 ▲麗▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
5K067DD11
(57)【要約】
本開示は、不連続受信のスケジューリング方法及び機器を提供しており、当該方法は、第一端末が、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報を受信することと、第一端末が、mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うこととを含み、mセットのDRX構成情報の対応関係には、mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不連続受信のスケジューリング方法であって、
第一端末が、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信することと、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うこととを含む、方法。
【請求項2】
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことを含み、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側からシグナリングを介して第一端末に送信されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末の上位層から第一端末の無線アクセス層に送信されたものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第uサービスのデータ到着特性及び/又はサービス性能要件に従って、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入とのうち、少なくとも1つを実行し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの関連関係を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第一サービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第qサービスにおける第uタイプのデータ到着特性及び/又は遅延等のサービス性能要件に従って、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入のうち、少なくとも1つを実行し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの関連関係を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一端末が、第一セットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信されたマルチキャストサービスの新伝送データを受信し、並びに、前記新伝送データの受信前又は前記新伝送データの受信時に、再送データの受信方式であって、マルチキャスト受信方式及び/又はユニキャスト受信方式が含まれる受信方式を確定することと、
前記第一端末が、前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの受信方式で、前記再送データに対応するPDCCHスケジューリングシグナリングの監視及び前記再送データの受信を行い、そのうち、マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信し、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することとを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
上述の再送データの受信方式を確定することは、
前記第一端末が、前記新伝送データの再送方式の指示情報に従って、前記再送データの受信方式を確定することを含み、そのうち、前記再送方式がポイントツーマルチポイント(PTM)方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式となり、前記再送方式がポイントツーポイント(PTP)方式であるとき、前記受信方式がユニキャスト受信方式となり、前記再送方式がPTP方式及びPTM方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式となる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第一端末が、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中から、前記新伝送データの再送方式の指示情報を抽出することを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
上述の再送データの受信方式を確定することは、
前記新伝送データのスケジューリング命令に前記再送方式の指示情報が含まれていないとき、前記再送データの受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式であると確定することを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、マルチキャスト往復遅延(HARQ RTT)タイマをスタートさせ、マルチキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、G-RNTI及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するマルチキャスト再送タイマをスタートさせることを含み、
ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、ユニキャストHARQ RTTタイマをスタートさせ、前記ユニキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するユニキャスト再送タイマをスタートさせることを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、上述のユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、
前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報に従って、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPを確定し、前記ターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPにて、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視することを更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記マルチキャストサービスの新伝送データは、第一ネットワーク側機器から送信されたものであり、
第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、第二セットのDRX構成情報に基づいて、第二ネットワーク側機器から送信された再送データであって、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一端末が、第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つことと、
前記第一端末が、第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信し、並びに、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信前又はネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項14】
前記第一端末が、ネットワーク側から送信された第一シグナリングであって、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを受信することと、
前記第一端末が、前記第一シグナリングに従って、前記第kセットのDRX構成情報内のアクティブ期間の開始位置情報及び/又は周期情報を更新することとを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第一シグナリングによって更新される時間情報は、ターゲット論理チャネルに対応するターゲットサービスの時間情報に関連し、前記ターゲット論理チャネルは、前記第kセットのDRX構成情報に対応する論理チャネルである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記mセットのDRX構成情報のうち、第nセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第nセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得することを更に含み、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行うことと、
前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
上述の前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得することは、
前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得することと、
前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定することとを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期(DRX Cycle)の中には、x(xは1よりも大きい整数)個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記方法は、前記第一端末が、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを受信することを更に含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
不連続受信のスケジューリング方法であって、
第一ネットワーク側機器が、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信することと、
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うこととを含む、方法。
【請求項22】
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことを含み、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側により構成されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末から第一ネットワーク側機器に送信されたものである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第uサービスのデータ到着特性及び/又はサービス性能要件に従って、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入とのうち、少なくとも1つを実行し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの関連関係を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第一サービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第qサービスにおける第uタイプのデータ到着特性及び/又は遅延等のサービス性能要件に従って、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入のうち、少なくとも1つを実行し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの関連関係を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一ネットワーク側機器が、第一セットのDRX構成情報に従ってマルチキャストサービスの新伝送データを送信し、並びに、前記新伝送データの送信前又は前記新伝送データの送信時に、再送データの再送方式であって、PTM方式及び/又はPTP方式が含まれる再送方式を確定することと、
前記第一ネットワーク側機器が、前記第一端末による前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの再送方式で、前記新伝送データに対応する再送データを前記第一端末に送信し、そのうち、PTM方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信し、PTP方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信することとを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第一ネットワーク側機器が、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中に、前記新伝送データの再送方式の指示情報をキャリーさせることを更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、PTP方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信する場合、前記方法は、
前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報を第一端末に送信して、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPが前記第一端末によって確定されるようにすることを更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
上述の第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信することは、
前記第一ネットワーク側機器が、第二ネットワーク側機器を介して、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信することを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一ネットワーク側機器が、第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つことと、
前記第一ネットワーク側機器が、第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信し、並びに、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信前又は第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項31】
前記第一ネットワーク側機器は、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを前記第一端末に送信する、請求項21に記載の方法。
【請求項32】
前記第一シグナリングによって更新される時間情報は、ターゲット論理チャネルに対応するターゲットサービスの時間情報に関連し、前記ターゲット論理チャネルは、前記第kセットのDRX構成情報に対応する論理チャネルである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第一ネットワーク側機器が、前記第kセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第kセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整して、前記第一シグナリングを送信することを更に含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得することと、
前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行うことと、
前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止することとを更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項35】
上述の前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得することは、
前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得することと、
前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定することとを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期DRX Cycleの中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項37】
x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記方法は、前記第一ネットワーク側機器が、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを送信することを更に含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
送受信機及びプロセッサを含む端末であって、
前記送受信機は、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである、端末。
【請求項39】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む端末であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~20の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、端末。
【請求項40】
送受信機及びプロセッサを含むネットワーク側機器であって、
前記送受信機は、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである、ネットワーク側機器。
【請求項41】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含むネットワーク機器であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項21~37の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、ネットワーク機器。
【請求項42】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~37の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年12月31日に中国で出願された中国特許出願第202111666562.6号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に含まれる。
本開示は、移動通信の技術分野に関し、具体的には、不連続受信のスケジューリング方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0002】
パケットベースのデータフローは通常、バースト的なものであり、データの伝送がないとき、ユーザ機器(User Equipment、UE)の受信回路をオフにすることで、消費電力を低減することが可能であるため、不連続受信(Discontinuous Reception、DRX)技術が導入されている。DRXの基本メカニズムは、RRC接続状態(RRC_CONNECTED)にあるUEに対してDRX周期(DRX cycle)を構成することである。
図1に示すように、DRX cycleには、通常、アクティブ期間(active time及び/又はOn Duration)と、非アクティブ期間(inactive time)とが含まれる。アクティブ期間内では、UEは、ウェイクアップして物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control CHannel、PDCCH)を監視する(アクティブ期間は、アクティブ化期間と呼ばれてもよい)一方で、非アクティブ期間(Opportunity for DRX)の時間内では、UEは、PDCCHを受信しなくなるが、他の物理チャネルのデータ、例えば物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)、及び肯定確認(ACK)/否定確認(NACK)を受信することが可能である(非アクティブ期間は、スリープ期間と呼ばれてもよい)。
【0003】
ネットワークは、RRC接続再構成(RRCconnectionReconfig)シグナリング又はRRC接続確立(RRCconnectionSetup)を介して、DRXパラメータを端末に送信することが可能である。DRXパラメータには、通常、いくつかの基本的なタイマ(timer)が含まれる。そのうち、1)onDurationTimer:1つのDRX cycleの開始から数えて、連続して監視されるPDCCHサブフレームの数(即ち、アクティブ化期間が続くサブフレームの数)である。2)drx-InactivityTimer:端末が初送の上り下りリンクデータを指示する1つのPDCCHの復号に成功した後、継続的にアクティブ化状態にある連続したPDCCHサブフレームの数である。3)drx-RetransmissionTimer:端末が下りリンク再送の受信を期待するサブフレームから、連続して監視されるPDCCHサブフレームの数である。4)longDRX-CycleStartoffset:longDRX-cycle及びdrxstartoffsetを指定したものである。5)shortDRX-cycle:shortDRX cycleが続くサブフレームの数である。6)drxShortCycleTimer:端末によってどれぐらいの時間内でshort DRX cycleが使用されるかを指定するものである。その値は、short DRX cycleの倍数である。
【0004】
関連技術のDRX構成は通常、UEごとに設計されており、サービスタイプやサービス伝播タイプ等の要素とは無関係であるため、精確な節電効果の実現が困難であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の少なくとも1つの実施例は、不連続受信においてより精確な節電を実現できる不連続受信のスケジューリング方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示は、次のように実現されている。
【0007】
第一局面において、本開示の実施例は、不連続受信のスケジューリング方法であって、
第一端末が、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信することと、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うこととを含む、方法を提供している。
【0008】
第二局面において、本開示の実施例は、不連続受信のスケジューリング方法であって、
第一ネットワーク側機器が、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信することと、
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うこととを含む、方法を提供している。
【0009】
第三局面において、本開示の実施例は、送受信機及びプロセッサを含む端末であって、
前記送受信機は、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである、端末を提供している。
【0010】
第四局面において、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む端末であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、第一局面に記載の方法のステップが実現される、端末を提供している。
【0011】
第五局面において、本開示の実施例は、送受信機及びプロセッサを含むネットワーク側機器であって、
前記送受信機は、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである、ネットワーク側機器を提供している。
【0012】
第六局面において、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含むネットワーク機器であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、第二局面に記載の方法のステップが実現される、ネットワーク機器を提供している。
【0013】
第七局面において、本開示の実施例は、プログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載の方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体を提供している。
【発明の効果】
【0014】
関連技術に比べて、本開示の実施例による不連続受信のスケジューリング方法及び機器は、サービス伝播タイプ、サービスタイプ、スケジューリング方式、フレームタイプ又はデータタイプ、サービス伝播方向等の要素に対応するDRX構成情報を導入することで、ネットワーク側機器により上記要素に基づいて端末用に対応するDRX構成情報が構成され、より精確な不連続受信を実現し、より良好な節電効果の達成をサポートすることができる。
【0015】
以下の好ましい実施形態の詳細な記述を読むことで、当業者にとって、様々な他の利点及びメリットが明らかになるであろう。図面は、好ましい実施形態を示すためのものに過ぎず、本開示に対する制限と見なされるべきではない。更に、図面の全体において、同じ部材は、同じ参照符号で示される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図2】本開示の実施例に係る不連続受信のスケジューリング方法が端末側に適用される場合のフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例に係るUEによるマルチキャストサービスの新伝送データ及び再送データの受信の例示図である。
【
図4】本開示の実施例に係る不連続受信のスケジューリング方法がネットワーク側機器に適用される場合のフローチャートである。
【
図5】本開示の一実施例に係る端末の構造模式図である。
【
図6】本開示の別の一実施例に係る端末の構造模式図である。
【
図7】本開示の一実施例に係るネットワーク側機器の構造模式図である。
【
図8】本開示の別の一実施例に係るネットワーク側機器の構造模式図である。
【
図9】本開示の更に別の一実施例に係る端末の構造模式図である。
【
図10】本開示の更に別の一実施例に係るネットワーク側機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら、本開示の例示的な実施例をより詳しく記述する。本開示の例示的な実施例が図面に示されているが、本開示は、様々な形態で実現可能であり、本明細書で述べた実施例によって制限されないことを理解されたい。むしろ、これらの実施例は、本開示をより徹底的に理解可能にするとともに、本開示の範囲を当業者に完全に伝えることを可能にするために提供されている。
【0018】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第一」、「第二」などの用語は、類似しているオブジェクトを区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序や前後順番を記述するために使用されるとは限らない。そのように使用されるデータは、適切な状況において互いに交換可能で、それによって、本明細書において記述される本開示の実施例は、例えば、本明細書において図示又は記述される順序以外の順序で実施可能であることを理解されたい。また、用語「含む」及び「有する」、並びにそれらのあらゆる変体は、非排他的な包含をカバーするものであり、例えば、一連のステップやユニットを含む手順、方法、システム、製品や機器は、明示的に列挙されているこれらのステップやユニットのみを含むことに限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、或いは、これらの手順、方法、製品や機器に固有の他のステップやユニットを含んでもよい。明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」とは、その前後のオブジェクトのうち、少なくとも1つを表すものである。
【0019】
本明細書で記述される技術は、NRシステム及び長期進化型(Long Time Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限定されず、様々な無線通信システム、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時間分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)及び他のシステムにも使用可能である。用語「システム」と「ネットワーク」とは、互換的に使用されることが多い。CDMAシステムは、例えばCDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)等の無線技術を実現できる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))及び他のCDMA変形態を含む。TDMAシステムは、例えばグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(Global System for Mobile Communication、GSM)などの無線技術を実現できる。OFDMAシステムは、例えばウルトラモバイルブロードバンド(UltraMobile Broadband、UMB)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.21(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDM等の無線技術を実現できる。UTRA及びE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の一部である。LTE及びより高度なLTE(例えばLTE-A)は、E-UTRAを用いた新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))とい名前の組織からの文献に記述されている。CDMA2000及びUMBは、「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP(登録商標)2)という名前の組織からの文献に記述されている。本明細書で記述される技術は、上記で言及されたシステム及び無線技術に使用可能であるし、他のシステム及び無線技術にも使用可能である。ところで、以下の記述では、例示的な目のでNRシステムを記述し、以下の記述の大部分では、NR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム以外にも適用可能である。
【0020】
以下の記述は、例を提供するものであり、請求項に記載の範囲、適用可能性又は構成を限定するものではない。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能及び配置について変更がなされ得る。様々な例は、必要に応じて、様々なプロシージャ又は構成要素を省略、置換又は追加し得る。例えば、記述される方法は、記述されるものとは異なる順序で実行可能であるとともに、様々なステップの追加、省略又は組み合わせも可能である。さらに、特定の例を参照して記述される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
【0021】
本明細書における「サービス」は、サービス、PDUセッション、サービス品質(Quality of Service、QoS)フロー、ストリーム(Stream)、サービスデータフロー(service data flow)、無線ベアラ、論理チャネルのうち、少なくとも1つの概念を表し得る。本明細書に記載の「データ」は、「データパケット」、「上りリンク共有物理チャネル伝送(Physical Uplink Share Channel transmission、PUSCH)」、「下りリンク共有物理チャネル伝送(Physical Downlink Share Channel transmission、PDSCH)」、「データユニット」、「伝送(transmission)」
及び「伝送ブロック」等の1つ又は複数であり得る。
【0022】
関連技術のDRX構成情報は通常、UEごとに設計されており、サービスタイプや伝播タイプ等の要素とは無関係である。グループキャスト等のシーンでは、ユニキャストサービス及びグループキャストサービスは、比較的独立しており、DRX技術の本来の目的としては、UEのデータ伝送性能を低下させることなく、即ちデータの送受信を欠落させることなく、端末がより良好に節電できるようにすることである。したがって、異なるサービスタイプや伝播タイプ等の場合により効果的なDRXメカニズムを提供できる態様が切望されている。
【0023】
以上の問題の少なくとも1つを解決するために、本開示の実施例は、不連続受信のスケジューリング方法を提供しており、
図2を参照して、当該方法は、第一端末側に適用される場合、以下のステップ21~22を含む。
【0024】
ステップ21は、第一端末が、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信することである。
ここで、各々のセットのDRX構成情報には、通常、DRX周期及び関連タイマの構成が含まれる。
【0025】
ステップ22は、前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことである。
【0026】
以上のステップにより、本開示の実施例は、サービス伝播タイプ、サービスタイプ、スケジューリング方式、フレームタイプ又はデータタイプ、サービス伝播方向等の要素に対応するDRX構成情報を導入しており、ネットワーク側機器により上記要素に基づいて端末用に対応するDRX構成情報が構成され、より精確な不連続受信を実現し、より良好な節電効果の達成をサポートすることができる。
【0027】
一例として、現在の通信ネットワークは、より豊富なサービス伝播タイプをサポートしており、例えば、グループキャスト方式のものがあるし、ユニキャスト方式のものもある。異なる伝播タイプであれば、それに対応するコアネットワーク及び/又は無線アクセスネットワークの操作も異なる。本開示の実施例は、異なる伝播タイプに対応するDRX構成情報を導入することで、関連技術に比べて、より粒度の細かいDRX構成を実現でき、端末は、自身が関心を持つサービスに応じて、対応するDRX方式を選択してそのDRX方式でアクティブ期間及び非アクティブ期間を実現可能となるため、より精確な節電が実現される。
【0028】
別の一例として、現在の通信ネットワークは、より豊富なサービスタイプをサポートしており、QoS要件が異なり、サービスの到着時間や到着周期も異なる。本開示の実施例は、異なるサービスタイプに対応するDRX構成情報を導入することで、関連技術に比べて、より粒度の細かいDRX構成を実現できるため、より精確な節電が実現される。
【0029】
更に別の一例として、セミパーシステントスケジューリング(Semi-Persistent Scheduling、SPS)又はCG等の準静的スケジューリングにおいては、通常、構成スケジューリングRNTI(Configured Scheduling RNTI、CS-RNTI)を用いてデータがスクランブルされるのに対して、動的スケジューリングにおいては、一般に、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell RNTI、C-RNTI)を用いてスクランブルされる。本開示の実施例は、異なるスケジューリング方式に対応するDRX構成情報を導入することで、関連技術に比べて、より粒度の細かいDRX構成を実現でき、UEは、PDCCHにて、より精確な節電が可能となる。例えば、もし端末が第一セットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で、CS-RNTIによってスクランブルされたPDCCHのみを監視し、第二セットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で、C-RNTIによってスクランブルされたPDCCHのみを監視するようにすれば、より精確な不連続受信を実現し、より良好な節電効果を達成することができる。
【0030】
更なる別の一例として、現在の通信ネットワークによってサポートされるサービス自体については、異なるデータフローや異なるフレームのQoS要件が異なり、重要性が異なり、サービスの到着時間や到着周期も異なる可能性がある。本開示の実施例は、サービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応するDRX構成情報を導入することで、関連技術に比べて、より粒度の細かいDRX構成を実現できるため、異なるフレームの特性に応じて、異なる節電モードとすることができ、より精確な節電が可能となる。例えば、XR向けのサービスの場合、もし端末が第一セットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内でXRのPフレームのデータのみを監視し、端末が第二セットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内でXRのIフレームのデータのみを監視し、端末が第三セットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内でXRのリアルタイム伝送制御プロトコル(Real-time Control Protocol、RTCP)フィードバックのデータのみを監視するようにすれば、より精確な不連続受信が実現され、より良好な節電効果が達成される。
【0031】
更にまたの一例として、以前の通信ネットワークによってサポートされるサービスのタイプは比較的単一であり、それに、性能(例えば遅延や信頼性など)に対する高い要件が求められず、多くのサービス間のイントラクションがアプリケーション層にて行われている。このように、処理の階層が高いため、遅延が高く、ジッタが大きく、無線リソースの浪費が多かった。現在の通信ネットワークがより豊富なサービスタイプをサポートし、多くのサービス間に明確なイントラクション関係があるという状況において、本開示の実施例は、異なる伝播方向に対応するDRX構成情報を構成することで、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に応じて、異なる節電モードとすることができ、より精確な節電が可能となる。例えば、1つのサービスは、上りリンク方向のサービスであり、機器からネットワーク側へのデータの伝送を担うものであり、もう1つのサービスは、下りリンク方向のサービスであり、ネットワーク側のアプリケーション層によるいくつかの受信情報のフィードバック及び/又はいくつかの制御命令等の情報の配信を担うものである。これら2つのサービス間には、明確な時間関係がある。例えば、上りリンク方向のサービスのアクティブ期間の開始位置は、下りリンク方向のサービスのアクティブ期間の開始位置よりも時間長さT1だけ早くなり、上りリンク方向のサービスのアクティブ期間の周期値は、下りリンク方向のサービスのアクティブ期間の周期値の半分である。このような場合は、異なる伝播方向に対応するDRX構成情報が導入されると、より精確な不連続受信を実現し、より良好な節電効果を達成することができる。
【0032】
本開示の実施例において、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間には、関連関係を有することも可能であり、bは、1よりも大きくm以下の整数である。具体的に、前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側からシグナリングを介して第一端末に送信されたもの、又は事前定義されたもの(例えば、関連プロトコルで定義されたもの又は事前約束されたもの)、又は前記第一端末の上位層(例えば、アプリケーション層や、RRC以上の他のプロトコル層又は機能層)から第一端末の無線アクセス層に送信されたものであってもよい。
【0033】
上記ステップ22において、前記第一端末は、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行う。
【0034】
具体的に、前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、以下の1)~4)のうち、少なくとも1つの関連関係を含む。
1)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
2)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
3)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
4)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第uサービスのデータ到着特性及び/又はサービス性能要件に従って、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入とのうち、少なくとも1つを実行し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
【0035】
例えば、端末は、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で1つの上りリンク方向のサービス(サービスtと仮定する)を送信しており、当該サービスtは、機器からネットワーク側へのデータの伝送を担うものであり、その後、端末は、前記上りリンクサービスに対応する別の1つの下りリンク方向のサービス(サービスuと仮定し、ネットワーク側のアプリケーション層によるいくつかの受信情報のフィードバック及び/又はいくつかの制御命令等の情報の配信を担うもの)との間の明確な時間関係(例えば、上りリンク方向のサービスのアクティブ期間の開始位置は、下りリンク方向のサービスのアクティブ期間の開始位置よりも時間長さT1だけ早い)に従って、前記サービスuに対応する第jセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間に進入し(或いは、非アクティブ化タイマ及び/又はondurationタイマ等をスタートさせ)、サービスuのデータを受信、及び/又は、サービスuのデータの受信を待つ。
【0036】
ここで、本明細書に記載の「指定された時間」とは、事前約束された時間、ネットワーク側により構成された時間や端末の上位層によって確定された時間等であってもよい。前記「直ちに」スタートとは、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信すると、対応するタイマをすぐにスタートさせる。前記非アクティブタイマとは、drx-InactivityTimerであり、前記アクティブ期間は、DRX周期内のOn Duration期間又はactive time期間であり、前記常時オンタイマとは、onDurationTimerであり、当該タイマは、DRX cycleの開始サブフレームから数えて、PDCCHの監視を必要とされる連続したサブフレームの数(即ち、アクティブ化期間が続くサブフレームの数)を指示するためのものである。
【0037】
また、説明すべきなのは、本明細書に記載の第iセット、第jセット、第tサービス、第uサービス等の表現は何れも、類似しているオブジェクトを区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序や前後順番を記述するために使用されるとは限らない。
【0038】
選択的に、前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、以下の1)~4)のうち、少なくとも1つを含んでもよい。
1)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
2)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
3)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第一サービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
4)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第qサービスにおける第uタイプのデータ到着特性及び/又は遅延等のサービス性能要件に従って、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入のうち、少なくとも1つを実行し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
【0039】
例えば、第qサービスは、XR向けのサービスであり、端末は、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で、XRのPフレームのデータ(第vタイプのデータ及び/又はシグナリング)のみを監視し、端末は、PフレームのデータとIフレームのデータとの時間関係、周波数領域リソースの位置やビームの位置等の他の関係に従って、指定された時間後又は直ちに、前記XR向けのサービスの第uタイプ(XRサービスのIフレーム)に対応する第zセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間に進入する(或いは、非アクティブ化タイマ及び/又はondurationタイマ等をスタートさせる)と確定し、XRサービスのIフレームのデータを受信、及び/又は、XRサービスのIフレームのデータの受信を待ち、そして、Iフレームのデータを受信した後、指定された時間後又は直ちに、前記XR向けのサービスのRTCPフィードバックに対応する第bセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間に進入し(或いは、非アクティブ化タイマ及び/又はondurationタイマ等をスタートさせ)、XRサービスのRTCPフィードバックデータを受信、及び/又は、XRサービスのRTCPフィードバックデータの受信を待つ。
【0040】
例えば、前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれる。前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む。例えば、第一端末は、第一セットのDRX構成情報に基づいて、ネットワーク側からグループキャスト方式で送信されたターゲットサービスの新伝送データを受信するのに対して、ネットワーク側からユニキャスト方式で送信されたターゲットサービスの再送データを受信する際、前記第一セットのDRX構成情報に関連する第二セットのDRX構成情報に基づいて、データの受信を行ってもよい。
【0041】
このように、上記ステップ22において、前記第一端末は、第一セットのDRX構成情報に基づいて、ネットワーク側機器から送信されたマルチキャストサービスの新伝送データを受信し、並びに、前記新伝送データの受信前又は前記新伝送データの受信時に、再送データの受信方式であって、マルチキャスト受信方式及び/又はユニキャスト受信方式が含まれる受信方式を確定することが可能である。
【0042】
前記第一端末が、前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの受信方式で、前記再送データに対応するPDCCHスケジューリングシグナリングの監視及び前記再送データの受信を行い、そのうち、マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はグループ構成スケジューリングRNTI(Group Configured Scheduling RNTI、G-CS-RNTI)によってスクランブルされた再送データを受信し、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信する。
【0043】
本開示の実施例において、第一端末は、再送データの受信方式を確定する場合、前記新伝送データの再送方式の指示情報に従って、前記再送データの受信方式を確定してもよく、そのうち、前記再送方式がポイントツーマルチポイント(PTM)方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式となり、前記再送方式がポイントツーポイント(PTP)方式であるとき、前記受信方式がユニキャスト受信方式となり、前記再送方式がPTP方式及びPTM方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式となる。
【0044】
また、前記第一端末は、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中から、前記新伝送データの再送方式の指示情報を抽出してもよい。ネットワーク側から前記再送方式が指示されていないとき、例えば、前記新伝送データのスケジューリング命令に前記再送方式の指示情報が含まれていないとき、前記第一端末は、前記再送データの受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式であると確定してもよい。
【0045】
マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、具体的に、マルチキャスト往復遅延(HARQ RTT)タイマをスタートさせ、マルチキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、G-RNTI及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するマルチキャスト再送タイマをスタートさせることを含んでもよい。
【0046】
そのうち、HARQ、即ちHybrid Automatic Repeat reQuestは、ハイブリッド自動再送要求であり、RTT、即ちRound Trip Timeは、往復時間であり、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、具体的に、ユニキャストHARQ RTTタイマをスタートさせ、前記ユニキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するユニキャスト再送タイマをスタートさせることを含んでもよい。
【0047】
本開示の実施例の上記方法は、キャリアアグリゲーションのシーンに適用されることも可能であり、例えば、前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、この場合、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報に従って、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPを確定し、前記ターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPにて、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視することを更に含む。
【0048】
本開示の実施例において、前記マルチキャストサービスの新伝送データと再送データとは、異なるネットワーク側機器から送信されたものであってもよい。例えば、前記マルチキャストサービスの新伝送データは、第一ネットワーク側機器から送信されたものであるのに対して、再送データは、第二ネットワーク側機器から送信されたものである。第一端末は、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視するとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、第二ネットワーク側機器から送信された前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信してもよい。
【0049】
選択的に、本開示の実施例において、前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、以下の1)~2)のうち、少なくとも1つの方式を含む。
1)前記第一端末が、第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つことである。
2)前記第一端末が、第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信し、並びに、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信前又はネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つことである。
【0050】
より柔軟なDRX構成を実現するために、本開示の実施例において、ネットワーク側は、必要に応じて、前記mセットのDRX構成情報のうち、或るセット(第kセットと仮定する)のDRX構成情報の時間情報をより柔軟かつ迅速に更新してもよい。この場合、前記第一端末は、ネットワーク側から送信された第一シグナリングであって、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを受信する。前記第一シグナリングは、RRCシグナリングと、メディアアクセス制御制御エレメント(Media Access Control Control Element、MAC CE)と、PDCCH制御シグナリングとのうち、少なくとも1つを含んでもよい。その後、前記第一端末は、前記第一シグナリングに従って、前記第kセットのDRX構成情報内のアクティブ期間の開始位置情報及び/又は周期情報を更新する。
【0051】
例えば、一部のサービス(例えば拡張現実(Extended Reality、XR)サービス)においては、もし論理チャネルに対応するサービスの時間情報内の周期値と、関連の第五世代移動通信技術(5th-Generation 5G)ネットワークの周期値とが合致せず、例えば、論理チャネルに対応するサービスの時間情報内の周期値と、DRX無線リソースの有効周期論理チャネルに対応するサービスの時間情報内の周期値とが無線フレームのサイクル周期10240msの除数(integer divisor))ではない場合、いくつかのDRXの周期後(例えば、SFN番号が一巡サイクルした後(warps around))には、関連技術のリソースコンピューティングにより算出された送信機会、即ちオフセット(offset)値と、実際のサービスパケットの送信を必要とされる時点とが一致しないという問題に繋がってしまい、このとき、DRX無線リソースの開始位置を更新するという方式で、この問題を解決することが可能であり、又は、このようなマルチステージのDRX構成の設定により、無線リソースの使用をそのような複雑なサービス特性により良好に適応させることも可能である。
【0052】
具体的に、前記第一シグナリングによって更新される時間情報は、ターゲット論理チャネルに対応するターゲットサービスの時間情報に関連し、前記ターゲット論理チャネルは、前記第kセットのDRX構成情報に対応する論理チャネルである。前記第一シグナリングによって更新される時間情報は、クロック情報と、前回のクロック情報のオフセット値(delta値)とのうち、少なくとも1つを含んでもよい。前記ターゲットサービスの時間情報は、
1)協定世界時(UTC)の時間情報と、
2)UTCと全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)クロックとのオフセット量と、
3)夏時間とローカル時間との関係情報と、
4)UTCとローカル時間とのオフセット量と、
5)UTCと特定のネットワークとのオフセット量と、
6)UTCとシステムフレーム番号(SFN)とのマッピング関係と、
7)メインクロックであるかどうかの指示情報と、
8)クロックのレベル情報と、
9)特定のクロックタイプのリファレンス時間との間のオフセット情報と、
10)クロックの同期精度情報と、
11)クロックの同期粒度情報と、
12)同期が不精確である情報と、
13)クロックのタイプ情報と、
14)リファレンス時間情報と、
15)リファレンス時間情報と、受信されたシグナリングとの位置関係の指示情報と、
16)クロックの時間更新周期情報とのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
ここで、前記リファレンス時間情報は、リファレンスシステムの無線フレーム情報と、リファレンスサブフレーム情報と、リファレンススロット情報と、リファレンス時間シンボル情報とのうち、少なくとも1つを更に含む。
【0053】
より柔軟なDRX構成を実現するために、本開示の実施例において、第一端末は、前記mセットのDRX構成情報のうち、或るセット(第nセットと仮定する)のDRX構成情報の時間情報を能動的に更新してもよい。例えば、前記mセットのDRX構成情報のうち、第nセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第nセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整する。
【0054】
第一端末が前記mセットのDRX構成情報のうち、或るセット(第nセットと仮定する)のDRX構成情報の時間情報を能動的に更新する前に、第一端末は、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得する必要があり、その後、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記mセットのDRX構成情報のうち、或るセット(第nセットと仮定する)のDRX構成情報の時間情報を更新すると確定する。具体的に、前記サービスの時間情報には、
1)データパケットの送信時間情報と、
2)データパケットの到着時間情報、データパケットの送信周期情報と、
3)データパケットの1つの周期の送信継続時間情報と、
4)データパケットの長さ情報と、
5)データパケットがキャッシュに常駐する時間長さ情報と、
6)データパケットの生存時間情報と、
7)データパケットのうち、最初のy(yは正整数)個のデータパケットの送信ステータス情報と、
8)データパケットの遅延要件と、
9)データパケットのHARQタイミングにおけるkの値と、
10)データパケットの信頼性要件と、
11)データパケットスケジューリングに合致する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)と、
12)データパケットの発信電力要件とのうち、少なくとも1つの情報が含まれてもよい。
【0055】
本開示の実施例は、DRX構成情報内に有効周期及び無効周期も導入しており、有効周期内では、不連続受信の関連操作を正常に実行可能であり、無線周期内では、不連続受信の関連操作の実行を停止する。例えば、第一端末は、前記mセットのDRX構成情報のうち、或るセット(第sセットと仮定する)のDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得してもよい。前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行い、前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止する。即ち、第一端末は、有効周期の時間情報によって指示される有効周期の期間中に、不連続受信の処理を正常に実行し、無効周期の時間情報によって指示される無効周期の期間中に、不連続受信の処理を一時停止する。
【0056】
1つの実現方式として、第一端末は、ネットワーク側機器によりRRC専用シグナリングを介して構成された前記第kセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を受信することで、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得してもよい。
【0057】
上記有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報の別の取得方式として、第一端末により、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得し、その後、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定してもよい。具体的に、前記サービスの時間情報には、
1)データパケットの送信時間情報と、
2)データパケットの到着時間情報、データパケットの送信周期情報と、
3)データパケットの1つの周期の送信継続時間情報と、
4)データパケットの長さ情報と、
5)データパケットがキャッシュに常駐する時間長さ情報と、
6)データパケットの生存時間情報と、
7)データパケットの最初のn(nは正整数)個のデータパケットの送信ステータス情報と、
8)データパケットの遅延要件と、
9)データパケットのHARQタイミングにおけるkの値と、
10)データパケットの信頼性要件と、
11)データパケットスケジューリングに合致する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)と、
12)データパケットの発信電力要件とのうち、少なくとも1つの情報が含まれてもよい。
【0058】
上記で言及された前記サービスの時間情報は、コアネットワーク又は無線アクセスネットワークからシグナリングを介してUEに送信されてよいし、プロトコルで定義されてもよく、また、端末の上位層(例えば、アプリケーション層や、RRC以上の他のプロトコル層又は機能層)から端末の無線アクセス層に通知されてもよく、更に、人工知能制御機能体から端末に通知されてもよい。
【0059】
本開示の実施例において、前記第一端末は、前記ネットワーク側機器から送信された複数のマルチキャストサービスを受信する必要がある場合、1つの大きなDRX周期の中に複数の小さなDRX周期を含めて、マルチステージのDRX構成情報を形成してもよい。例えば、前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期(DRX Cycle)の中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、具体的に、以下の1)~3)のうち、少なくとも1つの方式を含んでもよい。
1)前記x個の第二DRX周期の周期値が同じか又は異なることである。
2)前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することである。例えば、異なるストリームのデータ送信及び/又は受信の間には、時間関係が存在する。
3)前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることである。
【0060】
上記マルチステージのDRX構成情報の導入により、以下のa)及びb)のような有益な効果が奏される。
a)一部のサービス(例えばXRサービスや車両ツーエブリシング(vehicle to everything、V2X)サービス)には、異なるサービスフロー及び/又はストリームが含まれ、異なるサービスフロー及び/又はストリームの間では、送信周期、遅延/ジッタの性能要件、送信されるパケットのサイズの何れも違うが、これらのストリームにより、更にXRサービス又はV2Xサービスが1つ構成されるようになっている。このようなマルチステージのDRX構成の設定により、無線リソースの使用をそのような複雑なサービス特性により良好に適応させることが可能となる。
b)一部のサービス(例えばXRサービス)においては、もし論理チャネルに対応するサービスの時間情報内の周期値と、関連技術の5Gネットワークの周期値とが合致せず、例えば、論理チャネルに対応するサービスの時間情報内の周期値と、DRX無線リソースの有効周期論理チャネルに対応するサービスの時間情報内の周期値とが無線フレームのサイクル周期10240msの除数(integer divisor))ではない場合、いくつかのDRXの周期後(例えば、SFN番号が一巡サイクルした後(warps around))には、関連技術のリソースコンピューティングにより算出された送信機会、即ちoffset値と、実際のサービスパケットの送信を必要とされる時点とが一致しないという問題に繋がってしまい、このとき、DRX無線リソースの開始位置を更新するという方式で、この問題を解決することが可能であり、このようなマルチステージのDRX構成の設定により、無線リソースのアクティブ期間/非アクティブ期間の使用をそのような複雑なサービス特性により良好に適応させることが可能となる。
【0061】
具体的に、前記x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応する。
【0062】
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる。この場合、上記ステップ22において、前記第一端末は、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを受信してもよい。
【0063】
以下、基地局がユニキャストサービス及びMBSサービスにそれぞれ対応するDRX構成情報を端末用に構成する例を挙げて、以上の方法を更に説明する。
【0064】
この例において、基地局は、それぞれUEのユニキャストサービス及びマルチキャストブロードキャストサービス(Multicast Broadcast Service、MBS)用に、それぞれ異なるDRX構成及び対応するタイマを構成し、ユニキャストサービス及びMBSサービスにそれぞれ対応する2セットのDRX構成情報をUEに送信する。
【0065】
UEは、基地局から送信された上記2セットのDRX構成情報を受信し、正常の場合では、UEは、ユニキャストサービス及びMBSサービス用にそれぞれ構成されたDRX構成のアクティブ化状態で、データの受信及び対応するタイマのスタートを行い、即ち、ユニキャストのアクティブ期間(on duration)では、UEは、C-RNTIによってスクランブルされたPDCCHへの監視のみをオンにし、グループキャストのon durationでは、UEは、G-RNTIによってスクランブルされたPDCCHへの監視のみをオンにする。
【0066】
図3に示すように、仮にグループキャストのon durationでは、UEは、G-RNTI1によってスクランブルされたPDCCHへの監視のみをオンにすれば、このとき、1つのMBSサービスの新伝送データのスケジューリング命令が受信され、スケジューリング命令には指示情報がキャリーされ、当該指示情報は、当該MBSサービスの新伝送データの受信に失敗した場合に基地局によって使用される例えばPTM再送及び/又はPTP再送といった再送方式を指示するためのものである。スケジューリング命令に再送方式の指示情報がキャリーされていなければ、端末は、上記2つの再送方式が何れもあり得ると見なす。
【0067】
もしMBSサービスの新伝送のグループキャストデータの受信に成功した場合、ユニキャスト-DRXは、元の状態のままとなり、即ち、UEは、C-RNTIによってスクランブルされたPDCCHへの監視のみをオンにする。一方で、もし新伝送のグループキャストデータの受信に失敗した場合、ユニキャスト-DRXは、元の状態のままとなり、UEは、基地局の命令による指示に従って、HARQ RTT-マルチキャストのタイマ及び/又はHARQ RTT-ユニキャストのタイマをスタートさせ、何れか1つのタイマがタイムアウトした後、UEは、タイムアウトしたタイマに従って、再送データの監視を開始し、例えば、HARQ RTT-マルチキャストのタイマがタイムアウトしたのであれば、G-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視し、及び/又は、HARQ RTT-ユニキャストのタイマがタイムアウトしたのであれば、C-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視し、その同時に、タイムアウトしたタイマに従って、対応する再送タイマ、例えばグループキャスト再送タイマ及び/又はユニキャスト再送タイマをスタートさせる。
【0068】
また、キャリアアグリゲーションのシーンであれば、基地局は、当該グループキャストデータのパケットに関連するどのキャリアにおけるユニキャストDRXタイミング及びキャリア/BWPリソースを監視する必要があるかをUEに指示してもよい。
【0069】
このように、この例では、ユニキャスト及びグループキャスト用にDRX構成をそれぞれ構成することがサポートされ、節電効果が達成されるとともに、独立したDRX設計に起因して、PTM方式を介した新伝送データの送信やPTPを介した再送データの送信をサポートできないという問題が回避される。
【0070】
この例において、もしUEによって受信される必要のあるMBSサービスが複数あり、且つ時間フォーマットが異なる場合は、周期及び開始位置の時間を設計して、G-RNTIの区別度を追加してもよく、例えば、周期は10msであり、最初の10msでは、G-RNTI1/G-RNTI2を用いたPDCCH監視をオンにし、次の20msでは、G-RNTI3を用いたPDCCH監視をオンにし、それに続く20msでは、G-RNTI4を用いたPDCCH監視をオンにすることで、合計50msとなる1つの大きなサイクル周期が形成される。そして、基地局は、DCI命令を利用して、異なるG-RNTIに対応するPTMがHARQフィードバック又はHARQ再送を有効化するかどうかの情報をUEに指示する。もしHARQフィードバック又はHARQ再送を禁止することが指示された場合、UEは、DRX-HARQ-RTT-TIMER-DL及びDL再送タイマのスタートを自動的に禁止(又はこれら2つのタイマの値を自動的に「0」に設定)してもよく、即ち、当該G-RNTIのパケットの受信にエラーを発生させてもよい。
【0071】
また、もしUEが基地局1にてMBSを受信し、基地局2にてユニキャストサービスを受信する場合、これら2つの基地局の間は、当該UEのDRX構成情報を交換する必要がある。
【0072】
この例において、MBSサービスの時間周波数周期及び5Gで使用可能なDRXの周期が整数ではない場合、例えば工場の産業用制御命令やMBS DRXの周期は、一定期間が経過すると、サービスのデータ実際伝送時間からずれる可能性がある。UEは、MBSサービスのフォーマット情報に従って、DRXの有効伝送時間とサービスのデータ実際伝送時間とのずれが一定のスレッショルドに達した場合にMBS-DRXの送信周期/開始位置を自動的に調整してもよい。また、節電のため、基地局がPTPを利用してPTMデータを再送する必要があるとき、UEも、ユニキャスト-DRXの送信周期/開始位置を自動的に調整する必要がある。
【0073】
図4を参照して、本開示の実施例に係る非接続受信のスケジューリング方法は、第一ネットワーク側機器に適用される場合、以下のステップ41~42を含む。
【0074】
ステップ41は、第一ネットワーク側機器が、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信することである。
【0075】
ステップ42は、前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことである。
【0076】
以上のステップにより、本開示の実施例は、サービス伝播タイプ、サービスタイプ、スケジューリング方式、フレームタイプ又はデータタイプ、サービス伝播方向等の要素に対応するDRX構成情報を導入しており、上記要素に基づいて、ネットワーク側機器は、対応するDRX構成情報を端末用に構成可能となり、より精確な不連続受信を実現し、より良好な節電効果の達成をサポートすることができる。
【0077】
上記ステップ42において、前記第一ネットワーク側機器は、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行ってもよい。ここで、前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側により構成されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末から第一ネットワーク側機器に送信されたものである。
【0078】
具体的に、前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、以下の1)~8)のうち、少なくとも1つの関連関係を含む。
1)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
2)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
3)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
4)前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第uサービスのデータ到着特性及び/又はサービス性能要件に従って、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入とのうち、少なくとも1つを実行し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
5)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
6)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
7)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第一サービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
8)前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第qサービスにおける第uタイプのデータ到着特性及び/又は遅延等のサービス性能要件に従って、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入のうち、少なくとも1つを実行し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことである。
【0079】
例えば、前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれてもよい。前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む。
【0080】
この場合、上記ステップ42において、
前記第一ネットワーク側機器は、第一セットのDRX構成情報に従って、マルチキャストサービスの新伝送データを送信し、並びに、前記新伝送データの送信前又は前記新伝送データの送信時に、再送データの再送方式であって、PTM方式及び/又はPTP方式が含まれる再送方式を確定してもよい。
【0081】
また、前記第一ネットワーク側機器は、前記第一端末による前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの再送方式で、前記新伝送データに対応する再送データを前記第一端末に送信し、そのうち、PTM方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信し、PTP方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信する。
【0082】
選択的に、前記第一ネットワーク側機器は、端末による前記再送データの受信方式の確定を支援するために、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中に、前記新伝送データの再送方式の指示情報をキャリーさせてもよい。
【0083】
また、前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式を介して第一ネットワーク側機器に通信してもよい。この場合、基地局がPTP方式を用いると、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信する際、前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報を第一端末に送信して、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPが前記第一端末によって確定されるようにしてもよい。
【0084】
選択的に、上記ステップ42において、前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
1)前記第一ネットワーク側機器が、第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つことと、
前記第一ネットワーク側機器が、第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信し、並びに、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信前又は第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式を含んでもよい。
【0085】
また、本開示の実施例において、第一ネットワーク側機器は、前記再送データを送信する際、端末に直接送信してもよいし、第二ネットワーク側機器を介して、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信してもよい。
【0086】
より柔軟なDRX構成を実現するために、本開示の実施例において、第一ネットワーク側機器は、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを前記第一端末に送信してもよい。前記第一シグナリングは、RRCシグナリングと、MAC CEと、PDCCH制御シグナリングとのうち、少なくとも1つを含む。
【0087】
ここで、前記第一シグナリングによって更新される時間情報は、ターゲット論理チャネルに対応するターゲットサービスの時間情報に関連し、前記ターゲット論理チャネルは、前記第kセットのDRX構成情報に対応する論理チャネルである。
【0088】
具体的に、1つの実現方式として、前記第一ネットワーク側機器は、前記第kセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第kセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整して、前記第一シグナリングを送信する。
【0089】
選択的に、本開示の実施例は、有効周期及び無効周期も導入している。この場合、前記第一ネットワーク側機器は、前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得してもよい。例えば、第一ネットワーク側機器は、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得し、その後、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定する。
【0090】
このように、第一ネットワーク側機器は、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行い、前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止してもよい。
【0091】
具体的に、第一ネットワーク側機器は、RRC専用シグナリングを介して、第一端末用に前記第kセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を構成してもよい。
【0092】
第一ネットワーク側機器が複数のマルチキャストサービスを送信する場合、1つの大きなDRX周期の中に複数の小さなDRX周期を含めて、マルチステージのDRX構成情報を形成する。例えば、前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期(DRX Cycle)の中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
1)前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
2)前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
3)前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含む。
ここで、xは通常、1よりも大きい整数である。
【0093】
この場合、x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応する。
【0094】
マルチステージのDRX周期が導入される場合、前記第pセットのDRX構成情報には、具体的に、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれてもよい。この場合、前記第一ネットワーク側機器は、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを送信してもよい。
【0095】
ここまで、本開示の実施例の様々な方法を紹介した。以下、上記方法を実施する装置を更に提供する。
【0096】
図5を参照して、本開示の実施例は、第一受信モジュール501及び第一処理モジュール502を含む端末500を更に提供し、
第一受信モジュール501は、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信するためのものであり、
第一処理モジュール502は、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである。
【0097】
選択的に、前記第一処理モジュールは、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものでもあり、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側からシグナリングを介して第一端末に送信されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末の上位層から第一端末の無線アクセス層に送信されたものである。
【0098】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む。
【0099】
選択的に、前記第一処理モジュールは、
第一セットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信されたマルチキャストサービスの新伝送データを受信するための第二受信モジュールと、
前記新伝送データの受信前又は前記新伝送データの受信時に、再送データの受信方式であって、マルチキャスト受信方式及び/又はユニキャスト受信方式が含まれる受信方式を確定するための第一確定モジュールと、
前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの受信方式で、前記再送データに対応するPDCCHスケジューリングシグナリングの監視及び前記再送データの受信を行い、そのうち、マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信し、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信するための第三受信モジュールとを含む。
【0100】
選択的に、前記第一確定モジュールは、前記新伝送データの再送方式の指示情報に従って、前記再送データの受信方式を確定するためのものでもあり、そのうち、前記再送方式がポイントツーマルチポイント(PTM)方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式となり、前記再送方式がポイントツーポイント(PTP)方式であるとき、前記受信方式がユニキャスト受信方式となり、前記再送方式がPTP方式及びPTM方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式となる。
【0101】
選択的に、前記第一確定モジュールは、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中から、前記新伝送データの再送方式の指示情報を抽出するためのものでもある。
【0102】
選択的に、前記第一確定モジュールは、前記新伝送データのスケジューリング命令に前記再送方式の指示情報が含まれていないとき、前記再送データの受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式であると確定するためのものでもある。
【0103】
選択的に、前記第三受信モジュールは、
マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信する際、マルチキャスト往復遅延(HARQ RTT)タイマをスタートさせ、マルチキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、G-RNTI及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するマルチキャスト再送タイマをスタートさせ、
ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信する際、ユニキャストHARQ RTTタイマをスタートさせ、前記ユニキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するユニキャスト再送タイマをスタートさせるためのものでもある。
【0104】
選択的に、前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、前記第三受信モジュールは、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信する際、更に前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報に従って、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPを確定し、前記ターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPにて、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視するためのものでもある。
【0105】
選択的に、前記第三受信モジュールは、第二セットのDRX構成情報に基づいて、第二ネットワーク側機器から送信された前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信するためのものでもある。
【0106】
選択的に、前記第一処理モジュールは、
第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つことと、
第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信し、並びに、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信前又はネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式で、前記データの受信及び/又は送信を行うためのものでもある。
【0107】
選択的に、前記端末は、
ネットワーク側から送信された第一シグナリングであって、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを受信するための第四受信モジュールと、
前記第一シグナリングに従って、前記第kセットのDRX構成情報内のアクティブ期間の開始位置情報及び/又は周期情報を更新するための第一更新モジュールとを更に含む。
【0108】
選択的に、前記端末は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第nセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第nセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整するための第一調整モジュールを更に含む。
【0109】
選択的に、前記端末は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得するための第一取得モジュールを更に含み、
前記第一処理モジュールは、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行い、前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止するためのものでもある。
【0110】
選択的に、前記第一取得モジュールは、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得し、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定するためのものでもある。
【0111】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期DRX Cycleの中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含む。
【0112】
選択的に、x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記第一処理モジュールは、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを受信するためのものでもある。
【0113】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記
図2に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0114】
図6を参照して、本開示の実施例は、送受信機601及びプロセッサ602を含む端末600を更に提供し、
前記送受信機601は、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサ602は、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである。
【0115】
選択的に、前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものでもあり、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側からシグナリングを介して第一端末に送信されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末の上位層から第一端末の無線アクセス層に送信されたものである。
【0116】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む。
【0117】
選択的に、前記プロセッサは、
第一セットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信されたマルチキャストサービスの新伝送データを受信し、前記新伝送データの受信前又は前記新伝送データの受信時に、再送データの受信方式であって、マルチキャスト受信方式及び/又はユニキャスト受信方式が含まれる受信方式を確定し、前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの受信方式で、前記再送データに対応するPDCCHスケジューリングシグナリングの監視及び前記再送データの受信を行い、そのうち、マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信し、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信するためのものでもある。
【0118】
選択的に、前記プロセッサは、前記新伝送データの再送方式の指示情報に従って、前記再送データの受信方式を確定するためのものでもあり、そのうち、前記再送方式がポイントツーマルチポイント(PTM)方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式となり、前記再送方式がポイントツーポイント(PTP)方式であるとき、前記受信方式がユニキャスト受信方式となり、前記再送方式がPTP方式及びPTM方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式となる。
【0119】
選択的に、前記プロセッサは、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中から、前記新伝送データの再送方式の指示情報を抽出するためのものでもある。
【0120】
選択的に、前記プロセッサは、前記新伝送データのスケジューリング命令に前記再送方式の指示情報が含まれていないとき、前記再送データの受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式であると確定するためのものでもある。
【0121】
選択的に、前記プロセッサは、
マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信する際、マルチキャスト往復遅延(HARQ RTT)タイマをスタートさせ、マルチキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、G-RNTI及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するマルチキャスト再送タイマをスタートさせ、
ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信する際、ユニキャストHARQ RTTタイマをスタートさせ、前記ユニキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するユニキャスト再送タイマをスタートさせるためのものでもある。
【0122】
選択的に、前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、選択的に、前記プロセッサは、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信する際、更に前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報に従って、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPを確定し、前記ターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPにて、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視するためのものでもある。
【0123】
選択的に、前記プロセッサは、第二セットのDRX構成情報に基づいて、第二ネットワーク側機器から送信された前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信するためのものでもある。
【0124】
選択的に、前記プロセッサは、
第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つことと、
第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信し、並びに、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信前又はネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式で、前記データの受信及び/又は送信を行うためのものでもある。
【0125】
選択的に、前記送受信機は、ネットワーク側から送信された第一シグナリングであって、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを受信するためのものでもある。
【0126】
選択的に、前記プロセッサは、前記第一シグナリングに従って、前記第kセットのDRX構成情報内のアクティブ期間の開始位置情報及び/又は周期情報を更新するためのものでもある。
【0127】
選択的に、前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報のうち、第nセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第nセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整するためのものでもある。
【0128】
選択的に、前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得し、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行い、前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止するためのものでもある。
【0129】
選択的に、前記プロセッサは、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得し、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定するためのものでもある。
【0130】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期DRX Cycleの中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含む。
【0131】
選択的に、x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記プロセッサは、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを受信するためのものでもある。
【0132】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記
図2に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0133】
図7を参照して、本開示の実施例は、第一送信モジュール701及び第一処理モジュール702を含むネットワーク機器700を更に提供し、
第一送信モジュール701は、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信するためのものであり、
第一処理モジュール702は、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである。
【0134】
選択的に、第一処理モジュールは、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものでもあり、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側により構成されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末から第一ネットワーク側機器に送信されたものである。
【0135】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む。
【0136】
選択的に、第一処理モジュールは、
第一セットのDRX構成情報に従って、マルチキャストサービスの新伝送データを送信するための第二送信モジュールと、
前記新伝送データの送信前又は前記新伝送データの送信時に、再送データの再送方式であって、PTM方式及び/又はPTP方式が含まれる再送方式を確定するための第一確定モジュールと、
前記第一端末による前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの再送方式で、前記新伝送データに対応する再送データを前記第一端末に送信し、そのうち、PTM方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信し、PTP方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信するための第三送信モジュールとを含む。
【0137】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、
前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中に、前記新伝送データの再送方式の指示情報をキャリーさせるための第一指示モジュールを更に含む。
【0138】
選択的に、前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、
前記ネットワーク側機器は、
前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報を第一端末に送信して、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPが前記第一端末によって確定されるようにするための第四送信モジュールを更に含む。
【0139】
選択的に、前記第三送信モジュールは、第二ネットワーク側機器を介して、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信するためのものでもある。
【0140】
選択的に、前記第一処理モジュールは、
第iセットのDRX構成情報に従って、送信第tサービスのデータ及び/又はシグナリング後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つことと、
第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信し、並びに、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信前又は第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式で、データの受信及び/又は送信を行うためのものでもある。
【0141】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを前記第一端末に送信するための第五送信モジュールを更に含む。
【0142】
選択的に、前記第五送信モジュールは、前記第kセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第kセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整して、前記第一シグナリングを送信するためのものでもある。
【0143】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得するための第一取得モジュールを更に含み、
前記第一処理モジュールは、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行い、前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止するためのものでもある。
【0144】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、
RRC専用シグナリングを介して、第一端末用に前記第kセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を構成するための第一構成モジュールを更に含む。
【0145】
選択的に、前記第一取得モジュールは、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得し、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定するためのものでもある。
【0146】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期DRX Cycleの中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含む。
【0147】
選択的に、x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記第一処理モジュールは、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを送信するためのものでもある。
【0148】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記
図4に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0149】
図8を参照して、本開示の実施例は、送受信機801及びプロセッサ802を含むネットワーク機器800を更に提供し、
前記送受信機801は、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサ802は、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである。
【0150】
選択的に、前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものでもあり、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側により構成されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末から第一ネットワーク側機器に送信されたものである。
【0151】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含む。
【0152】
選択的に、前記プロセッサは、
第一セットのDRX構成情報に従って、マルチキャストサービスの新伝送データを送信し、
前記新伝送データの送信前又は前記新伝送データの送信時に、再送データの再送方式であって、PTM方式及び/又はPTP方式が含まれる再送方式を確定し、
前記第一端末による前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの再送方式で、前記新伝送データに対応する再送データを前記第一端末に送信し、そのうち、PTM方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信し、PTP方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信するためのものでもある。
【0153】
選択的に、前記プロセッサは、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中に、前記新伝送データの再送方式の指示情報をキャリーさせるためのものでもある。
【0154】
選択的に、前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、
前記プロセッサは、前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報を第一端末に送信して、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPが前記第一端末によって確定されるようにするためのものでもある。
【0155】
選択的に、前記プロセッサは、第二ネットワーク側機器を介して、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信するためのものでもある。
【0156】
選択的に、前記プロセッサは、
第iセットのDRX構成情報に従って、送信第tサービスのデータ及び/又はシグナリング後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つことと、
第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信し、並びに、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信前又は第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式で、データの受信及び/又は送信を行うためのものでもある。
【0157】
選択的に、前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを前記第一端末に送信するためのものでもある。
【0158】
選択的に、前記プロセッサは、前記第kセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第kセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整して、前記第一シグナリングを送信するためのものでもある。
【0159】
選択的に、前記プロセッサは、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得し、
前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行い、前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止するためのものでもある。
【0160】
選択的に、前記プロセッサは、RRC専用シグナリングを介して、第一端末用に前記第kセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を構成するためのものでもある。
【0161】
選択的に、前記プロセッサは、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得し、前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定するためのものでもある。
【0162】
選択的に、前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期DRX Cycleの中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含む。
【0163】
選択的に、x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記プロセッサは、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを送信するためのものでもある。
【0164】
説明すべきなのは、当該実施例における機器は、上記
図4に示す方法に対応する機器であり、上記各実施例における実現方式は、何れも当該機器の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を奏することもできる。本開示の実施例による上記機器は、上記方法の実施例によって実現された全ての方法ステップを実現できるとともに、同じ技術的効果を奏することもできるが、ここで、本実施例における方法の実施例と同じ部分及び有益な効果を詳細に繰り返さない。
【0165】
図9を参照して、本開示の実施例は、プロセッサ901と、メモリ902と、メモリ902に記憶されて前記プロセッサ901上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む端末900を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサ901によって実行されると、上記端末によって実行される不連続受信のスケジューリング方法の実施例の各手順が実現されるとともに、同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。
【0166】
図10を参照して、本開示の実施例は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、メモリ1002に記憶されて前記プロセッサ1001上で動作可能なコンピュータプログラムとを含むネットワーク機器1000を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサ1001によって実行されると、上記ネットワーク側機器によって実行される不連続受信のスケジューリング方法の実施例の各手順が実現されるとともに、同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。
【0167】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を更に提供しており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記不連続受信のスケジューリング方法の実施例の各手順が実現されるとともに、同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読取専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0168】
説明すべきなのは、本明細書において、用語「含む」、「含まれる」又は他の任意の変体は、非排他的な包含をカバーすることを意図しているため、一連の要素を含む手順、方法、物又は装置は、これらの要素を含むことだけではなく、明示的に列挙されていない他の要素、又はこの手順、方法、物若しくは装置に固有の要素を含む。さらなる制限がない限り、用語「1つの…を含む」によって限定された要素は、当該要素を含む手順、方法、物又は装置に他の同一の要素が存在することを排除しない。
【0169】
上記の実施形態に対する記述から、当業者は、ソフトウェアに、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えるという方式で、上記実施例に係る方法を実現可能であると明確に分かることができ、勿論、ハードウェアによっても実現可能であるが、多くの場合は、前者は、より好適な実施形態となる。このような理解に基づいて、本開示の技術態様の本質的部分、あるいは従来技術に対する貢献をもたらす部分は、ソフトウェア製品の形で具現化可能であり、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコンやネットワーク機器等であり得る)が本開示の各実施例に記載の方法を実行可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0170】
以上、図面を参照して本開示の実施例を記述したが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は、あくまでも例示的なもので、制限的なものではない。当業者は、本開示の教示の下で、本開示の主旨及び請求項の保護範囲から逸脱することなく、多数の形態を作り出すことができ、それらは、全て本開示の保護範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0171】
501 第一受信モジュール
502 第一処理モジュール
601 送受信機
602 プロセッサ
701 第一送信モジュール
702 第一処理モジュール
801 送受信機
802 プロセッサ
901 プロセッサ
902 メモリ
1001 プロセッサ
1002 メモリ
【手続補正書】
【提出日】2024-07-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不連続受信のスケジューリング方法であって、
第一端末が、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信することと、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うこととを含む、方法。
【請求項2】
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことを含み、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側からシグナリングを介して第一端末に送信されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末の上位層から第一端末の無線アクセス層に送信されたものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第uサービスのデータ到着特性及び/又はサービス性能要件に従って、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入とのうち、少なくとも1つを実行し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこと
と、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第一サービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第qサービスにおける第uタイプのデータ到着特性及び/又は遅延等のサービス性能要件に従って、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入のうち、少なくとも1つを実行し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの関連関係を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含
み、
前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一端末が、第一セットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信されたマルチキャストサービスの新伝送データを受信し、並びに、前記新伝送データの受信前又は前記新伝送データの受信時に、再送データの受信方式であって、マルチキャスト受信方式及び/又はユニキャスト受信方式が含まれる受信方式を確定することと、
前記第一端末が、前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの受信方式で、前記再送データに対応するPDCCHスケジューリングシグナリングの監視及び前記再送データの受信を行い、そのうち、マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信し、ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することとを含み、
又は、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一端末が、第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つことと、
前記第一端末が、第iセットのDRX構成情報に従って、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信し、並びに、ネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信前又はネットワーク側機器から送信された第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信した時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを受信、及び/又は、第uサービスのデータの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
上述の再送データの受信方式を確定することは、
前記第一端末が、前記新伝送データの再送方式の指示情報に従って、前記再送データの受信方式を確定することを含み、そのうち、前記再送方式がポイントツーマルチポイント(PTM)方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式となり、前記再送方式がポイントツーポイント(PTP)方式であるとき、前記受信方式がユニキャスト受信方式となり、前記再送方式がPTP方式及びPTM方式であるとき、前記受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式とな
り、
又は、
前記方法は、前記第一端末が、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中から、前記新伝送データの再送方式の指示情報を抽出することを更に含み、
又は、
上述の再送データの受信方式を確定することは、
前記新伝送データのスケジューリング命令に前記再送方式の指示情報が含まれていないとき、前記再送データの受信方式がマルチキャスト受信方式及びユニキャスト受信方式であると確定することを更に含み、
又は、
マルチキャスト受信方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、マルチキャスト往復遅延(HARQ RTT)タイマをスタートさせ、マルチキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、G-RNTI及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するマルチキャスト再送タイマをスタートさせることを含み、
ユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、ユニキャストHARQ RTTタイマをスタートさせ、前記ユニキャストHARQ RTTタイマがタイムアウトしたときに、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データの監視を開始し、対応するユニキャスト再送タイマをスタートさせることを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、上述のユニキャスト受信方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを受信することは、
前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報に従って、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPを確定し、前記ターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPにて、C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを監視することを更に含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記第一端末が、ネットワーク側から送信された第一シグナリングであって、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを受信することと、
前記第一端末が、前記第一シグナリングに従って、前記第kセットのDRX構成情報内のアクティブ期間の開始位置情報及び/又は周期情報を更新することとを更に含
み、
前記第一シグナリングによって更新される時間情報は、ターゲット論理チャネルに対応するターゲットサービスの時間情報に関連し、前記ターゲット論理チャネルは、前記第kセットのDRX構成情報に対応する論理チャネルであり、
又は、
前記方法は、前記mセットのDRX構成情報のうち、第nセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第nセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整することを更に含み、
又は、
前記方法は、前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得することを更に含み、
前記第一端末が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行うことと、
前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止することとを含み、
又は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期(DRX Cycle)の中には、x(xは1よりも大きい整数)個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含み、
x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記方法は、前記第一端末が、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを受信することを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
上述の前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得することは、
前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報を取得することと、
前記第sセットのDRX構成情報に対応するサービスの時間情報に従って、前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を確定することとを含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
不連続受信のスケジューリング方法であって、
第一ネットワーク側機器が、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信することと、
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うこととを含む、方法。
【請求項10】
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともb(bは1よりも大きくm以下の整数)セットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことを含み、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、ネットワーク側により構成されたもの、又は事前定義されたもの、又は前記第一端末から第一ネットワーク側機器に送信されたものである、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第iセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第uサービスのデータ到着特性及び/又はサービス性能要件に従って、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第jセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入とのうち、少なくとも1つを実行し、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第uサービスのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこと
と、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間に進入し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、指定された時間後又は直ちに、第一サービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマをスタートさせ、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つことと、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第hセットのDRX構成情報によって指示されるアクティブ期間内で第qサービスにおける第vタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信又は送信した後、関連する第qサービスにおける第uタイプのデータ到着特性及び/又は遅延等のサービス性能要件に従って、第qサービスにおける第uタイプに対応する第zセットのDRX構成情報の非アクティブタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報の常時オンタイマのスタートと、第zセットのDRX構成情報のアクティブ期間への進入のうち、少なくとも1つを実行し、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングを受信、及び/又は、第qサービスにおける第uタイプのデータ及び/又はシグナリングの受信を待つこととのうち、少なくとも1つの関連関係を含み、
又は、
前記mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応する場合、前記mセットのDRX構成情報には、グループキャスト方式に対応する第一セットのDRX構成情報と、ユニキャスト方式に対応する第二セットのDRX構成情報とが含まれ、
前記少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係は、第一セットのDRX構成情報と第二セットのDRX構成情報とが互いに関連することを含み、
前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一ネットワーク側機器が、第一セットのDRX構成情報に従ってマルチキャストサービスの新伝送データを送信し、並びに、前記新伝送データの送信前又は前記新伝送データの送信時に、再送データの再送方式であって、PTM方式及び/又はPTP方式が含まれる再送方式を確定することと、
前記第一ネットワーク側機器が、前記第一端末による前記新伝送データの受信に失敗した場合、前記再送データの再送方式で、前記新伝送データに対応する再送データを前記第一端末に送信し、そのうち、PTM方式が用いられるとき、第一セットのDRX構成情報に基づいて、マルチキャスト無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)及び/又はG-CS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信し、PTP方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信することとを含み、
又は、
前記第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報と、前記mセットのDRX構成情報のうち、少なくともbセットのDRX構成情報間の関連関係とに従って、データの受信及び/又は送信を行うことは、
前記第一ネットワーク側機器が、第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信した後、指定された時間後又は直ちに、第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つことと、
前記第一ネットワーク側機器が、第iセットのDRX構成情報に従って、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングを送信し、並びに、第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信前又は第tサービスのデータ及び/又はシグナリングの送信時に、第iセットのDRX構成情報に対応する第tサービスに関連する第uサービスに対応する第jセットのDRX構成情報を取得し、前記第jセットのDRX構成情報を利用して、前記第jセットのDRX構成情報の非アクティブタイマをスタートさせ、第uサービスのデータを送信、及び/又は、第uサービスのデータの送信を待つこととのうち、少なくとも1つの方式を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第一ネットワーク側機器が、前記マルチキャストサービスの新伝送データをスケジューリングするスケジューリング命令の中に、前記新伝送データの再送方式の指示情報をキャリーさせることを更に含
み、
又は、
前記第一端末は、キャリアアグリゲーション方式でネットワーク側機器に通信し、PTP方式が用いられるとき、第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信する場合、前記方法は、
前記再送データに関連するキャリア及び/又は部分帯域幅(BWP)リソースの指示情報を第一端末に送信して、監視されるターゲットキャリア及び/又はターゲットBWPが前記第一端末によって確定されるようにすることを更に含み、
又は、
上述の第二セットのDRX構成情報に基づいて、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信することは、
前記第一ネットワーク側機器が、第二ネットワーク側機器を介して、前記C-RNTI及び/又はCS-RNTIによってスクランブルされた再送データを送信することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第一ネットワーク側機器は、前記mセットのDRX構成情報のうち、第kセットのDRX構成情報の時間情報を更新するための第一シグナリングを前記第一端末に送信
し、
前記第一シグナリングによって更新される時間情報は、ターゲット論理チャネルに対応するターゲットサービスの時間情報に関連し、前記ターゲット論理チャネルは、前記第kセットのDRX構成情報に対応する論理チャネルであり、
前記方法は、
前記第一ネットワーク側機器が、前記第kセットのDRX構成情報のアクティブ期間の開始位置と、サービスのデータ実際伝送時間との間の時間ずれが所定の第一スレッショルドに達した場合、前記第kセットのDRX構成情報内のDRX周期及び/又は開始位置を調整して、前記第一シグナリングを送信することを更に含み、
又は、
第一ネットワーク側機器が、前記mセットのDRX構成情報のうち、第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報及び無効周期の時間情報を取得することと、
前記第sセットのDRX構成情報の有効周期の時間情報によって指示される期間中に、有効周期のアクティブ期間内でデータ及び/又はシグナリングの送信又は受信を行うことと、
前記第sセットのDRX構成情報の無効周期の時間情報によって指示される期間中に、データ及び/又はシグナリングのうち、少なくとも1つの送信又は受信を停止することとを更に含み、
又は、
前記mセットのDRX構成情報のうち、第pセットのDRX構成情報内の第一DRX周期DRX Cycleの中には、x個の第二DRX周期が含まれ、前記x個の第二DRX周期に対応する構成は、異なるか又は部分的に同じであるか又は対応関係を有し、
前記x個の第二DRX周期の周期値が同じであるか又は異なることと、
前記x個の第二DRX周期に対応するアクティブ期間の開始位置が明示的に指示されるか又は対応関係を有することと、
前記x個の第二DRX周期内の非アクティブ化タイマと、再送タイマと、アクティブ化タイマとのうち、少なくとも1つの対応する値の設定が同じであるか又は異なることとのうち、少なくとも1つの方式を含み、
x個のマルチキャストサービスのDRX周期によって1つのマルチキャストDRX周期が構成されており、前記第一DRX周期は、前記マルチキャストDRX周期であり、前記x個のマルチキャストサービスのうち、各々のマルチキャストサービスのDRX周期は、前記x個の第二DRX周期の1つに対応し、
前記第pセットのDRX構成情報には、前記マルチキャストDRX周期と、各々のマルチキャストサービスのDRX周期の前記マルチキャストDRX周期内での位置と、各々のマルチキャストサービスのDRX構成情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するG-RNTIと、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQフィードバックを有効化するかどうかの情報と、各々のマルチキャストサービスに対応するPTM伝送方式がHARQ再送を有効化するかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれ、
前記方法は、前記第一ネットワーク側機器が、第pセットのDRX構成情報に従って、各々のマルチキャストサービスのデータを送信することを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
送受信機及びプロセッサを含む端末であって、
前記送受信機は、ネットワーク側により構成されたm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を受信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである、端末。
【請求項15】
送受信機及びプロセッサを含むネットワーク側機器であって、
前記送受信機は、第一端末にm(mは1以上の整数)セットのDRX構成情報であって、前記mセットのDRX構成情報の対応関係には、
mセットのDRX構成情報が、異なる伝播タイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるサービスタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、異なるスケジューリング方式に対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービスの異なるフレームタイプ又はデータタイプに対応することと、
mセットのDRX構成情報が、1つのサービス又は異なるサービスの異なる伝播方向に対応することとのうち、少なくとも1つの対応関係が含まれるmセットのDRX構成情報を送信するためのものであり、
前記プロセッサは、前記mセットのDRX構成情報に従って、データの受信及び/又は送信を行うためのものである、ネットワーク側機器。
【国際調査報告】