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特表2024-545985ビデオ制作方法、装置、デバイスおよび媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-17
(54)【発明の名称】ビデオ制作方法、装置、デバイスおよび媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/854 20110101AFI20241210BHJP
   G11B 27/02 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
H04N21/854
G11B27/02 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519053
(86)(22)【出願日】2023-11-08
(85)【翻訳文提出日】2024-03-27
(86)【国際出願番号】 CN2023130519
(87)【国際公開番号】W WO2024099370
(87)【国際公開日】2024-05-16
(31)【優先権主張番号】202211394194.9
(32)【優先日】2022-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】リ,シンウェイ
【テーマコード(参考)】
5C164
5D110
【Fターム(参考)】
5C164GA06
5C164MC01P
5C164UB01S
5C164UB81S
5D110AA27
5D110AA29
5D110BB20
5D110CA05
5D110CA06
5D110CA08
5D110CA09
5D110CD02
(57)【要約】
本開示の実施例は、ビデオ制作方法、装置、デバイスおよび媒体に関し、この方法は、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成すること、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用され、第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録すること、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録すること、ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成することを含む。本開示の実施例では、複数のユーザが協働でビデオ制作を行うことにより、ビデオ制作効率が向上する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することであって、前記ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、前記ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用される、こと、
前記第1ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第1編集操作の編集結果を表示し、前記第1編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録すること、
前記第1ユーザの編集操作と前記第2ユーザの編集操作が衝突しないように、前記第2ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第2編集操作の編集結果を表示し、前記第2編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録すること、及び
前記ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、前記ビデオ制作タスクの制作結果を生成すること、を含む、ことを特徴とするビデオ制作方法。
【請求項2】
前記ビデオ制作タスクは、分割シーンビデオ素材を収集するための分割シーン収集タスクを含み、ここで、
前記分割シーン収集タスクの制作結果は分割シーンスクリプト草稿を得ることであり、前記分割シーンスクリプト草稿は少なくとも1つの分割シーンを記録するための撮影指示情報および分割シーンビデオ素材を含み、前記撮影指示情報は前記分割シーンビデオ素材の撮影方式特徴および/または撮影内容特徴を指示するために使用され、かつ
前記第1編集操作および前記第2編集操作は、前記分割シーン収集タスクの編集インタフェース上で前記分割シーンおよびその関連情報に対する追加、削除、および修正の少なくとも1つの編集操作、および/または、前記分割シーンに対応の分割シーンビデオ素材をアップロードすることを含み、前記分割シーンスクリプト草稿は各分割シーンの順序およびその分割シーンビデオ素材を記憶し、前記分割シーンビデオ素材を、前記分割シーンの順序に従ってビデオ編集インタフェースのビデオトラックに導入するために使用される、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項3】
前記ビデオ制作タスクは、前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するビデオ編集タスクを含み、ここで、
前記ビデオ編集タスクの制作結果は目標ビデオを生成することであり、前記第1編集操作および前記第2編集操作は、前記ビデオ編集タスクの編集インタフェースの編集トラック上で素材対象を編集操作することを含み、ここで、分割シーンビデオ素材に基づいて形成されたビデオトラッククリップは分割シーンの順序に従って前記編集トラック内のビデオトラック上に配置される、ことを特徴とする請求項1または2に記載のビデオ制作方法。
【請求項4】
前記ビデオ制作タスクの編集権限は、同時に一人のユーザのみによって占有されるようにサポートされ、前記第1編集操作は、前記第1ユーザが前記ビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に実行され、前記第2編集操作は、前記第2ユーザが前記ビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に実行され、前記第2ユーザの編集権限は、前記第1ユーザの編集権限が解除された後に権限付与される、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項5】
前記ビデオ制作タスクの編集権限は、同時に複数のユーザによって占有されるようにサポートされ、前記第1編集操作および前記第2編集操作は、前記第1ユーザおよび前記第2ユーザが同時に前記ビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に、両方同時に実行され、
前記第1編集操作は、前記ビデオ制作タスク中の第1素材対象を編集する処理をトリガするために使用され、前記第1編集操作の実行過程中、前記第1素材対象の編集状態は、前記第1編集操作以外の他の操作によって前記第1素材対象の編集がトリガされないようにロック状態に設定され、
前記第2編集操作は、前記ビデオ制作タスク中の第2素材対象を編集する処理をトリガするために使用され、前記第2編集操作の実行過程中、前記第2素材対象の編集状態は、前記第2編集操作以外の他の操作編集によって前記第2素材対象がトリガされないようにロック状態に設定される、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項6】
前記ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することは、
前記ビデオ制作タスクが作成されるユーザ空間タイプを検出すること、
前記ビデオ制作タスクが第3ユーザ空間に作成されたことを検出した場合に、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1共有提示情報を表示すること、
第3ユーザが前記第1共有提示情報に基づいて前記ビデオ制作タスクに対してトリガされた協働処理命令に応答して、前記第3ユーザに関連する候補ユーザグループを表示し、前記第3ユーザによって前記候補ユーザグループから選択された目標ユーザグループを取得すること、及び
前記目標ユーザグループにおいて前記ビデオ制作タスクを作成して表示し、前記ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替えること、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項7】
前記第3ユーザに、タスク共有完了情報を表示し、前記目標ユーザグループに対応するグループエントリを表示すること、
前記第3ユーザの前記グループエントリに対するトリガ操作に応答して、個人ユーザ空間を目標ユーザグループ空間に切り替えて表示し、前記目標ユーザグループ空間に前記ビデオ制作タスクを表示し、前記ビデオ制作タスクは共有状態識別子を表示することをさらに含む、ことを特徴とする請求項6に記載のビデオ制作方法。
【請求項8】
前記ビデオ制作タスクがユーザグループ空間に作成されたことを検出した場合に、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第2共有提示情報を表示すること、
第4ユーザが前記第2共有提示情報に基づいて前記ビデオ制作タスクに対してトリガされた協働処理命令に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替え、共有状態識別子を表示すること、をさらに含む、ことを特徴とする請求項6に記載のビデオ制作方法。
【請求項9】
前記の第1共有提示情報を表示する、または、前記の第2共有提示情報を表示する前に、
前記ビデオ制作タスクの現在編集内容を取得すること、
前記現在編集内容が予め設定された共有条件を満たすことが検出された場合、現在表示のユーザ空間タイプに対応する共有提示情報を生成することを、さらに含む、ことを特徴とする請求項8に記載のビデオ制作方法。
【請求項10】
ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成するために使用される作成モジュールであって、前記ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、前記ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用される、作成モジュールと、
前記第1ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第1編集操作の編集結果を表示し、前記第1編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録する第1表示モジュールと、
前記第1ユーザの編集操作と前記第2ユーザの編集操作が衝突しないように、前記第2ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第2編集操作の編集結果を表示し、前記第2編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録するために使用される第2表示モジュールと、
前記ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、前記ビデオ制作タスクの制作結果を生成するために使用される生成モジュールと、を備える、ことを特徴とするビデオ制作装置。
【請求項11】
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能命令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能命令を読み出し、前記実行可能命令を実行して、上記請求項1~9のいずれか1項に記載のビデオ制作方法を実施する、ことを特徴とする電子デバイス。
【請求項12】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、上記請求項1~9のいずれか1項に記載のビデオ制作方法を実行するために使用される、ことを特徴とする非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラム中の命令がプロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか1項に記載のビデオ制作方法が実施される、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本出願は、2022年11月08日に出願され、発明名称「ビデオ制作方法、装置、デバイスおよび媒体」、出願番号202211394194.9の中国発明特許出願の優先権を主張し、この中国出願のすべての内容は参照により本出願に組み込まれる。
本開示は、コンピュータアプリケーションの技術分野に関し、特にビデオ制作方法、装置、デバイスおよび媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術の発達に伴い、ビデオをキャリアとして情報を共有・発信することが主流となってきており、例えば、ビデオによる食のプロモーションなどが行われている。
【0003】
しかしながら、ビデオによるプロモーションのシーンの多様化に伴い、ビデオ制作の需要も多様化しており、多様化するビデオ制作の需要に対応するためには、ビデオに対して複数の編集作業を行う必要があり、ビデオ制作の長時間化を招くことから、ビデオの制作効率を高めることができる方法が急務となっている。
【発明の概要】
【0004】
上記技術的問題を全部または少なくとも一部を解決するために、本開示はビデオ制作方法、装置、デバイスおよび媒体を提供し、複数のユーザが協働でビデオ制作を行うことにより、ビデオ制作効率が向上する。
【0005】
本開示の実施例はビデオ制作方法を提供し、前記方法は、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することであって、前記ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、前記ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用される、こと;前記第1ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第1編集操作の編集結果を表示し、前記第1編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録すること;前記第1ユーザの編集操作と前記第2ユーザの編集操作が衝突しないように、前記第2ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第2編集操作の編集結果を表示し、前記第2編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録すること;及び前記ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、前記ビデオ制作タスクの制作結果を生成すること;を含む。
【0006】
本開示の実施例は、ビデオ制作装置をさらに提供し、前記装置は、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成するための作成モジュールであって前記ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、前記ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用される、作成モジュールと;前記第1ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第1編集操作の編集結果を表示し、前記第1編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録するための第1表示モジュールと;前記第1ユーザの編集操作と前記第2ユーザの編集操作が衝突しないように、前記第2ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第2編集操作の編集結果を表示し、前記第2編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録するための第2表示モジュールと;前記ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、前記ビデオ制作タスクの制作結果を生成するための生成モジュールと;を備える。
【0007】
本開示の実施例は、電子デバイスをさらに提供し、前記電子デバイスは、プロセッサと、前記プロセッサの実行可能命令が記憶されたメモリとを備え、前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能命令を読み出し、前記命令を実行して本開示の実施例が提供するビデオ制作方法を実現するために使用される。
【0008】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、本開示の実施例が提供するビデオ制作方法を実行するために使用される。
【0009】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品中の命令がプロセッサによって実行されると、本開示の実施例が提供するビデオ制作方法が実施される。
【発明の効果】
【0010】
本開示の実施例が提供する技術的解決策は先行技術と比較すると以下の利点を有する。
【0011】
本開示の実施例が提供するビデオ制作方法によれば、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成し、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用され、第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録し、さらに、第1ユーザの編集操作と第2ユーザの編集操作が衝突しないことが確保された場合、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェース上で第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録し、ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成する。本開示の実施例では、複数のユーザが協働でビデオ制作を行うことにより、ビデオ制作効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
添付図面と併せて、以下の具体的な実施形態を参照することにより、本開示の各実施例の上記および他の特徴、利点及態様はより明らかになるであろう。添付図面全体を通して、同一または類似の符号は同一または類似の要素を示す。添付図面は概略図であり、実物と要素は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。
図1】本開示の実施例が提供するビデオ制作方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の実施例が提供する別のビデオ制作方法の概略フローチャートである。
図3A】本開示の実施例が提供するビデオ制作シーンの概略図である。
図3B】本開示の実施例が提供するビデオ制作シーンの概略図である。
図4】本開示の実施例が提供する別のビデオ制作方法の概略フローチャートである。
図5】本開示の実施例が提供する別のビデオ制作シーンの概略図である。
図6】本開示の実施例が提供する別のビデオ制作シーンの概略図である。
図7】本開示の実施例が提供する別のビデオ制作シーンの概略図である。
図8】本開示の実施例が提供する別のビデオ制作シーンの概略図である。
図9】本開示の実施例が提供するビデオ制作装置の構造の概略図である。
図10】本開示の実施例が提供する電子デバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら本開示の実施例をより詳細に説明する。添付図面に本開示のいくつかの実施例が示されているが、本開示は様々な形態で実施され得、ここでの実施例に限定されなく、これらの実施例は、本開示をより徹底のかつ完全に理解するために使用されることを理解されたい。本開示の添付図面および実施例は例示的な目的でのみ使用され、本開示の保護範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
【0014】
本開示の方法実施形態に記載の各ステップは、異なる順序で、および/または並行して実行されてもよいことを理解されたい。さらに、方法実施形態は、ステップを追加するか、および/または示されるステップを省略することができる。本開示の範囲はこの点について特に限定されない。
【0015】
本明細書で使用される用語「含む」およびその変形は開放(open:非限定的)であり、すなわち「含むが、これに限定されない」を意味する。用語「に基づく」は、「少なくとも一部に基づく」を意味する。用語「一実施例」は「少なくとも1つの実施例」を意味し、用語「別の実施例」は「少なくとも1つの他の実施例」を意味し、用語「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を意味する。他の用語の関連する定義は以下の説明において示される。
【0016】
なお、本開示で言及される「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュールまたはユニットを区別するために使用され、これらの装置、モジュールまたはユニットによって実行される機能の順序または相互依存性を定義するために使用されないことに留意されたい。
【0017】
なお、本開示で言及される「1つ」、「複数」の修飾は、限定的ではなく例示的なものであることに留意されたく、当業者は、文脈上別段の明示がないかぎり、「1つまたは複数」と理解されるべきであることを理解されたい。
【0018】
本開示の実施形態における複数の装置間で相互作用するメッセージまたは情報の名称は、例示的な目的でのみ使用され、これらのメッセージまたは情報の範囲を限定することを意図していない。
【0019】
上記問題を解決するために、本開示の実施例はビデオ制作方法を提供し、該方法では、複数のユーザが作成されたビデオ制作タスクに対して協働して編集操作を実行することにより、ビデオ制作の効率が向上する。
【0020】
以下、具体的な実施例に関連して該方法を説明する。
【0021】
図1は、本開示の実施例が提供するビデオ制作方法の概略フローチャートであり、該方法はビデオ制作装置によって実行され、該装置はソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実現され得、一般に電子デバイスに統合されてもよい。図1に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0022】
ステップ101:ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成し、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用される。
【0023】
ここで、本実施例では、ユーザグループが予め作成され、ここで、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、すなわちユーザグループに複数のユーザが含まれる。
【0024】
本開示の一実施例では、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することにより、後続のユーザグループ中の第1ユーザと第2ユーザは協働して編集することができ、ここで、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用され、ここで、1つの完全なビデオは複数の分割シーンに分けられ、各分割シーンに対応する映画素材は分割シーンビデオ素材であると理解することができる。
【0025】
本実施例中のビデオ制作タスクは2段階に分けられ、第1段階は分割シーンビデオ素材の収集段階であり、第2段階は分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集する編集段階であり、この2段階はいずれもユーザグループ中の複数のユーザによって協働して処理され得ることを理解されたい。
【0026】
ステップ102:第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録する。
【0027】
本開示の一実施例では、第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録する。ここで、第1編集操作は、分割シーンビデオ素材を収集する操作、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集する操作を含む。
【0028】
ステップ103:第1ユーザの編集操作と第2ユーザの編集操作が衝突しないことが確保された場合に、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェース上で第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録する。
【0029】
本開示の一実施例では、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェース上で第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録し、ここで、第2編集操作は、分割シーンビデオ素材の操作および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集する操作を含む。
【0030】
ここで、協働編集が衝突しないことを確保するために、第1ユーザと第2ユーザの間の協働編集規則を予め設定し、第1ユーザの編集操作と第2ユーザの編集操作が衝突しないことを確保する。
【0031】
なお、異なる応用シーンでは、第1ユーザと第2ユーザの編集操作が衝突しないことを決定する方法は異なり、例示的に以下のとおりである。
【0032】
いくつかの可能な実施例では、編集モードを直列編集モードに設定し、本実施例では、同一のビデオ制作タスクの協働編集操作を順序通りに実行する必要がある。ビデオ制作タスクの編集権限は、同時に一人のユーザのみによって占有されるようにサポートされ、第1編集操作は、第1ユーザがビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に実行され、第2編集操作は、第2ユーザがビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に実行され、第2ユーザの編集権限は、第1ユーザの編集権限が解除された後に権限付与される。
【0033】
本実施例では、第1ユーザが申請した第1編集権限要求に応答して、第1ユーザにビデオ制作タスクの第1編集操作を権限付与し、第1ユーザが第1編集操作を完了して編集権限を解除した後、第2ユーザが申請した第2編集権限要求に応答して、第2ユーザにビデオ制作タスクの第2編集操作を権限付与する。
【0034】
ここで、本実施例では、第1ユーザと第2ユーザが編集権限の解除状態にあるとき、すなわち編集権限がないとき、対応の編集コントロールを操作不可能状態にすることができ、例えば、編集コントロールをグレー状態で表示し、対応のユーザに現在編集が不可能であることを想起させ、後者には、「**ユーザは編集していますので、編集を一時停止し、お待ちください」というテキストの形式で提示する。
【0035】
なお、上記編集権限の解除条件は、第1ユーザが対応の編集操作を完了して編集ページを閉じたことであってもよく、予め設定された時間を超えても第1ユーザが対応の編集操作を実行しなかったことを検出したことであってもよく、第1ユーザが予め設定された不正な編集操作を行ったことを検出したことであってもよい。ユーザの編集体験をさらに向上させるために、対応のユーザが編集権限を解除するとき、「あなたは今、編集権限を解除されました」などのテキストでリマインダー操作を行うことができる。
【0036】
いくつかの可能な実施例では、編集モードを並列編集モードに設定し、すなわち複数のユーザが同時に編集操作を実行することができる。本実施例では、ビデオ制作タスクの編集権限は、同時に複数のユーザによって占有されるようにサポートされ、第1編集操作と第2編集操作は、第1ユーザと第2ユーザが同時にビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に両方とも同時に実行され、第1編集操作は、ビデオ制作タスク中の第1素材対象を編集処理することをトリガするために使用され、第1編集操作の実行過程中、第1素材対象の編集状態は、第1編集操作以外の他の操作によって第1素材対象の編集がトリガされないように、ロック状態に設定され、第2編集操作は、ビデオ制作タスク中の第2素材対象を編集処理することをトリガするために使用され、第2編集操作の実行過程中、第2素材対象の編集状態は、第2編集操作以外の他の操作によって第2素材対象の編集がトリガされないように、ロック状態に設定される。すなわち、本実施例では、第1ユーザが申請したビデオ制作タスク中の第1素材対象の第1編集権限要求に応答して、ここで、第1素材対象はビデオ制作タスクにおける編集可能な任意の対象ユニットであってもよく、例えば、ある分割シーンビデオ素材であってもよく、ある分割シーンビデオ素材に関連するビデオ内容説明情報などであってもよく、第1ユーザが申請した第1素材対象の第1編集権限要求を取得した後、第1ユーザに第1素材対象の第1編集操作を権限付与し、第1素材対象の編集状態をロック状態に設定し、ここで、第1素材対象がロック状態にあるとき、他のユーザが第1素材対象の編集操作を実行できなくなり、第1ユーザ編集が完了した後、第1素材対象がアンロック状態にあり、他のユーザは第1素材対象を編集することができる。いくつかの可能な実施態様では、他のユーザが第1素材対象の編集操作を実行できないことを保証するために、第1素材対象がロック状態にあるとき、他のユーザの編集ページ上で第1素材対象に対応する編集コントロールを操作不可能状態に設定することができ、ユーザ操作体験をさらに向上させるために、第1ユーザが編集する第1素材対象について提示処理を行い、例えば、「第1素材対象は現在第1ユーザによって編集され、お待ちください」などのテキストの形式で提示してもよい。
【0037】
本実施例では、第1素材対象がロック状態にある場合に、第2ユーザに第1素材対象の編集を権限付与することを禁止し、第2ユーザが申請したロック状態でない第2素材対象に対する第2編集操作を権限付与することを許可してもよい。
【0038】
すなわち、本実施例では、同一の第1素材対象を同時に1つのユーザのみが編集することができるが、異なる素材対象を同時に異なるユーザが並列して編集することができ、ビデオ編集効率をさらに向上させることができる。
【0039】
ステップ104:ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成する。
【0040】
本開示の一実施例では、ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成し、ここで、ビデオ制作タスクの制作結果は分割シーンビデオ素材候を収集する結果に対応してもよく、分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集する結果に対応してもよく、ここで、制作結果は第1ユーザと第2ユーザの協働編集によって得られるので、いくつかのシーンでは、役割の異なる複数のユーザがそれぞれ対応のビデオ制作タスクの部分を編集することにより、ビデオ制作タスクの制作効率が向上する。
【0041】
以上のように、本開示の実施例のビデオ制作方法では、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成し、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用され、第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録し、さらに、第1ユーザの編集操作と第2ユーザの編集操作が衝突しないことが確保された場合に、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェース上で第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録し、ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成する。本開示の実施例では、複数のユーザが協働でビデオ制作を行うことにより、ビデオ制作効率が向上する。
【0042】
以下、具体的な実施例に関連して、ユーザグループのためのビデオ制作タスクをどのように作成するかの方法について説明する。
【0043】
いくつかの可能な実施例では、図2に示すように、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することは、以下のステップを含む。
【0044】
ステップ201:ビデオ制作タスクが作成されるユーザ空間タイプを検出する。
【0045】
本開示の一実施例では、ビデオ制作タスクが作成されるユーザ空間タイプを検出し、ユーザ空間タイプに基づいてビデオ制作タスクの協働編集処理を容易に実行し、ここで、ユーザ空間タイプは制作タスクのエントリタイプなどに基づいて認識され得る。
【0046】
ステップ202:ビデオ制作タスクが第3ユーザ空間で作成されたことを検出した場合に、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1共有提示情報を表示する。
【0047】
本開示の一実施例では、ビデオ制作タスクが第3ユーザ空間で作成されたことを検出した場合に、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1共有提示情報を表示し、ここで、第3ユーザ空間は第3ユーザが視認可能な記憶空間であり、第3ユーザ空間中のビデオ制作タスクはサムネイルの形式で表示され得、対応のサムネイルをトリガすることにより対応のビデオ制作タスクを開くことができ、個人空間のビデオ制作タスクが第3ユーザにしか見えず、また、第1共有提示情報は予め設定された共有コントロールであってもよく、バブルまたは他のスタイルのリマインダボックスに表示された共有リマインダー情報であってもよく、例えば、提示バブルに「他人と共有するかどうか」を表示してもよい。
【0048】
ステップ203:第3ユーザが第1共有提示情報に基づいてビデオ制作タスクに対してトリガされた協働処理命令に応答して、第3ユーザに関連する候補ユーザグループを表示し、第3ユーザが候補ユーザグループから選択した目標ユーザグループを取得する。
【0049】
本実施例では、第3ユーザが第1共有提示情報に基づいてビデオ制作タスクに対してトリガされた協働処理命令(例えば、第3ユーザが予め設定された協働処理コントロールをトリガすると、協働処理命令を取得したことなど)に応答して、第3ユーザに関連する候補ユーザグループを表示し、ここで、候補ユーザグループは予め設定された第3ユーザを含むグループであり、いくつかの可能な実施例では、第3ユーザのホームページで第3ユーザに関連する候補ユーザグループ、および各候補ユーザグループに含まれる候補ユーザを見ることができる。
【0050】
第3ユーザに関連する候補ユーザグループを表示した後、第3ユーザが候補ユーザグループから選択した目標ユーザグループを取得し、ここで、いくつかの可能な実施例では、各候補ユーザグループの前に選択されたコントロールを表示し、選択されたコントロールをトリガすることにより目標ユーザグループの選択を実現することができ、いくつかの可能な実施例では、グループ全体の候補ユーザグループを目標ユーザグループとして選択してもよく、いくつかの可能な実施例では、グループ全体の候補ユーザグループ中の複数のユーザを目標ユーザグループとして選択してもよい。
【0051】
ステップ204、目標ユーザグループがビデオ制作タスクを作成して表示した後、ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替える。
【0052】
本開示の実施例では、目標ユーザグループが前記ビデオ制作タスクを作成して表示し、ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替えることにより、複数のユーザの協働編集を可能にする。
【0053】
ここで、いくつかの可能な実施例では、ユーザが対応のビデオ制作タスクを開く際に、ユーザ身元を確認してもよく、ユーザが目標ユーザグループに属していることが確認された場合にのみ、対応の制作タスクを開き、そうでないと、ユーザ身元確認に失敗するように促し、ビデオ制作タスクを作成した第4ユーザに権限を申請する提示メッセージなどを表示してもよい。または、目標ユーザグループへの共有後、目標ユーザグループ中のユーザにパスワード情報を送信し、目標ユーザグループ中のユーザがパスワード情報に基づいてビデオ制作タスクに入るなどであってもよい。
【0054】
例えば、図3Aに示すように、ビデオ制作タスクが分割シーンビデオ素材を収集することである場合、分割シーンビデオ素材を収集するページはフォーム編集ページであり、フォーム編集ページに「グループに共有」コントロールが含まれ、ユーザが該コントロールをトリガすると、目標ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成し、ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替え、協働編集モードの下で、目標ユーザグループ中の複数のユーザが協働して対応のビデオ制作タスクを編集することがサポートされる。
【0055】
さらに、本開示の一実施例では、第3ユーザにタスク共有完了情報を表示し、例えば、タスク共有完了メッセージはポップアップウィンドウ形式、バブル形式などの任意の形式であってもよく、目標ユーザグループに対応するグループエントリを表示し、第3ユーザのグループエントリのトリガ操作に応答して、第3ユーザ空間を目標ユーザグループ空間に切り替えて表示し、目標ユーザグループ空間でビデオ制作タスクを表示し、ここで、ビデオ制作タスクは共有状態識別子を表示する。ここで、共有状態識別子の形式はシーン要求に応じて設定されてもよく、繰り返しの説明を省略し、例えば、図3Bに示すように、共有状態識別子は、フォーム編集ページの右上隅に表示されたコントロールモードであってもよい。ここで、目標ユーザグループ空間下で、複数のユーザによるビデオ編集タスクの編集結果を同期して表示する。
【0056】
いくつかの可能な実施例では、上記実施例に基づいて、図4に示すように、上記ステップ202の後、該方法は、さらに以下のステップを含む。
【0057】
ステップ401:ビデオ制作タスクがユーザグループ空間で作成されたことを検出した場合に、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第2共有提示情報を表示する。
【0058】
本実施例では、ビデオ制作タスクがユーザグループ空間で作成されたことを検出した場合に、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第2共有提示情報を表示し、ここで、第2共有提示情報の形式は、テキスト、グラフィックス、アニメーションなどの1つまたは複数の組み合わせであってもよく、ユーザグループ空間はグループユーザの視認可能な共通記憶空間と見なされ、ユーザグループ空間で編集されたビデオ制作タスクは、ユーザグループ空間内のすべてのユーザが見える。ユーザグループ空間中のビデオ制作タスクはサムネイルの形式で表示されてもよく、対応のサムネイルをトリガすることで対応のビデオ制作タスクを開くことができる。
【0059】
ステップ402:第4ユーザが第2共有提示情報に基づいてビデオ制作タスクに対してトリガされた協働処理命令に応答して、ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替え、共有状態識別子を表示する。
【0060】
ユーザグループ中の作成中の第4ユーザが第2共有提示情報に基づいてビデオ制作タスクの協働処理命令を検出した後(第4ユーザが予め設定された協働処理コントロールをトリガすると、協働処理命令などを取得することなど)、ビデオ制作タスクの編集モードを、
ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替え、共有状態識別子を表示し、ここで、第4ユーザが所在するユーザグループ中のすべてのユーザはビデオ制作タスクを協働編集することができ、ここで、共有状態識別子の形式はシーン要求に応じて設定されてもよく、繰り返しの説明を省略する。
【0061】
いくつかの可能な実施例では、第1共有提示情報を表示する、または、第2共有提示情報を表示する前に、ビデオ制作タスクの現在編集内容を取得し、現在編集内容が予め設定された共有条件を満たすことを検出した場合、現在表示されているユーザ空間タイプに対応する共有提示情報を生成し、すなわち本実施例では、対応の共有提示情報の表示を能動的にトリガし、ビデオ制作効率をさらに向上させることができる。
【0062】
ここで、異なる応用シーンでは、予め設定された共有条件は異なり、いくつかの可能な実施例では、現在編集内容の編集量を検出してもよく、編集量が予め設定された数の閾値に達したとき、予め設定された共有条件を満たすと見なされ、例えば、分割シーンビデオ素材においてアップロードされた分割シーンビデオ素材が2よりも大きいことが検出された場合、予め設定された共有条件を満たすと見なされ、いくつかの可能な実施例では、現在編集内容に基づいてビデオ制作タスクのタスク対象タイプを認識してもよく、タスク対象タイプが予め設定された共有タスク対象タイプに属する場合、予め設定された共有条件を満たすと見なされ、例えば、現在アップロードされた分割シーンビデオ素材に対応する素材対象が予め設定された素材対象タイプに属するかどうかを検出し、予め設定された素材対象タイプに属することが検出された場合、予め設定された共有条件を満たすと見なされる。
【0063】
もちろん、いくつかの可能な実施例では、共有提示情報を常に表示してもよく、すなわち現在ビデオ制作タスクの現在編集インタフェースに、任意の形式で対応の共有提示情報を表示して、ユーザがいつでも該共有提示情報に従って対応の共有確認操作を実行してもよい。
【0064】
以上のように、本開示の実施例のビデオ制作方法によれば、ビデオ制作タスクが作成されるユーザ空間タイプは第3ユーザ空間であるか、ユーザグループ空間であるかに関わらず、ビデオ制作タスクを、グループをサポートする協働編集モードに切り替え、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することができ、これにより、ユーザグループ中の複数のユーザが協働してビデオ制作タスクを編集することができ、ビデオ制作タスクの編集効率が向上する。
【0065】
以下、具体的な実施例に関連して、ビデオ制作タスクが異なるタスクを含む場合、ビデオ制作タスクの協働編集操作に対応する操作内容を説明する。
【0066】
本開示の一実施例では、ビデオ制作タスクは、分割シーンビデオ素材を収集するための分割シーン収集タスクを含む場合、本実施例では、分割シーン収集タスクの制作結果は分割シーンスクリプト草稿を得ることであり、分割シーンスクリプト草稿は、少なくとも1つの分割シーンを記録するための撮影指示情報、および分割シーンビデオ素材を含み、撮影指示情報は、分割シーンビデオ素材の撮影方式特徴および/または撮影内容特徴を指示するために使用される。
【0067】
ここで、撮影指示情報は分割シーンビデオ素材の撮影方式特徴および/または撮影内容特徴を指示するために使用され、ここで、撮影方式特徴は、分割シーンビデオ素材がどの撮影方式で撮影されたかを指示するために使用され、撮影内容特徴は、分割シーンビデオ素材に対する具体的な撮影内容を指示するために使用される。ここで、該分割シーンスクリプト草稿は「スクリプト」と見なされ、少なくとも1つの分割シーンの撮影指示情報および分割シーンビデオ素材を記録するために使用され、分割シーンスクリプト草稿には、ビデオに対応する各分割シーンに対応する分割シーンビデオ素材、および各分割シーンに対応する撮影指示情報が見える。
【0068】
例えば、図5に示すように、「A地天気記録」を撮影するビデオについて、分割シーンスクリプト草稿に含まれる分割シーン1が「朝の天気」の場合、対応の撮影指示情報はセリフテキスト、アウトライン、分割シーン説明および備考などの撮影内容特徴、および撮影スケール「クローズアップ」、カメラ動き「固定」などの撮影方式特徴を含む。分割シーンビデオ素材は上記撮影指示情報に従って撮影されたビデオクリップである。
【0069】
いくつかの可能な実施例では、分割シーンビデオ素材の収集効率をさらに向上させるために、第2デバイスを介して第1デバイスと協働することも可能であり、ここで、第2デバイスはスマートホンなどの携帯可能なモバイル端末であってもよく、第2デバイスは、その軽量のため、分割シーンビデオ素材の撮影を柔軟に実施することができ、第1デバイスはコンピュータなどの画面サイズが大きく、専門的性能に強いデバイス側であってもよく、第1デバイス側で撮影指示情報の編集などのビデオ編集処理が行われ、ビデオ編集過程がよりスムーズになり、豊富な編集機能に対応できるため、ビデオ編集の効率が向上する。
【0070】
本実施例では、1つの完全なビデオは複数の分割シーンに分割され得、各分割シーンは分割シーンビデオ素材と見なされ、ここで、上記のように、第2デバイスは、より可搬性および柔軟性が高いため、少なくとも1つの分割シーン中の分割シーンビデオ素材は第2デバイスによって分割シーンビデオ素材の撮影指示情報に基づいて撮影されて分割シーンスクリプト草稿に保存される(ここで、第2デバイスは1つであってもよく、複数であってもよく、第2デバイスは分割シーンスクリプト草稿に撮影された分割シーンビデオ素材を保存する際に、予め設定された「保存コントロール」をトリガすることで実現されてもよい)。
【0071】
本開示の実施例では、上記した協働編集操作中の第1編集操作と第2編集操作は、分割シーン収集タスクの編集インタフェース上で分割シーンおよびその関連情報の追加、削除、および修正の少なくとも1つの編集操作を含んでもよく、ここで、関連情報は上記撮影指示情報および分割シーンビデオ素材などを含む。
【0072】
例えば、分割シーンスクリプト草稿がフォーム編集ページの形式で表示される場合、第1編集操作と第2編集操作は、フォーム編集ページで任意のフォームユニット中の内容の編集、削除、およびフォームの行および列の追加および削除などの操作をさらに含んでもよい。
【0073】
上記した協働編集操作中の第1編集操作と第2編集操作は、分割シーンに対応の分割シーンビデオ素材をアップロードすることをさらに含んでもよく、分割シーンスクリプト草稿は各分割シーンの順序およびその分割シーンビデオ素材を記憶し、分割シーンビデオ素材を分割シーンの順序に従ってビデオ編集インタフェースのビデオトラックに導入するために使用される。
【0074】
ここで、ビデオ編集インタフェースは、ビデオトラックに加えて、セリフテキスト編集トラック、オーディオトラック、特殊効果トラックなどの任意のトラックを含んでもよい。他のトラック上の内容情報の導入順序も、分割シーンスクリプト草稿における順序と同じであり、詳細な列挙を省略する。
【0075】
本実施例では、ビデオ編集インタフェースがビデオトラックを含む場合を例にすると、ビデオ編集インタフェースに含まれる各ビデオクリップは分割シーンビデオ素材に対応し、分割シーンビデオ素材は分割シーンスクリプト草稿における順序に従って対応のビデオを構成する。
【0076】
例えば、フォームの形式で分割シーンスクリプト草稿を表示し、該フォーム編集ページは、以下の少なくとも1つの分割シーンに対応する撮影指示情報:分割シーン説明フィールド名(現在分割シーン撮影のトピックなどを指示するために使用される)、撮影ビデオフィールド名(現在分割シーンを説明するために使用され、例えば「撮影したクリップ」など)、および撮影方式フィールド名、ここで、撮影方式フィールド名は、撮影スケールフィールド名(例えば、遠景、近景、クローズアップ、中景、カスタムなど)、および/または、カメラ動きフィールド名(例えば、固定、パン、チルト、トラバース、昇降、フォロー、サラウンド)を含む。
【0077】
図6に示すように、「レモンティー作り」のビデオについて、ここで、「レモンティー作り」のビデオは少なくとも3つの分割シーンを含み、図ではフォーム編集ページの形式でこれらの3つの分割シーンが表示され、ここで、フォーム編集ページに含まれる撮影指示情報に対応する分割シーン説明フィールド名は「撮影したフィールド」などであり、撮影ビデオフィールド名は、「レモン洗浄」などを含み、撮影方式フィールドは撮影スケールおよびカメラ動作などを含む。ここで、第1ユーザAがデバイスS1上で分割シーン1に対応するセリフテキストを編集する同時に(図では、編集状態をグレーフィルで表示する)、ユーザBがデバイスS2上で分割シーン2に対応する撮影スケールフィールド名を編集し(図では、編集状態をグレーフィルで表示する)、最後にAとBの編集結果に応じて分割シーンスクリプト草稿を生成し、分割シーンスクリプト草稿にAとBの編集結果が反映され、これにより、分割シーンスクリプト草稿の編集効率が向上する。
【0078】
図7に示すように、これらの3つの分割シーンを順にビデオ編集インタフェースのビデオトラックに導入して対応のビデオを生成する。
【0079】
本開示の一実施例では、ビデオ制作タスクが分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するビデオ編集タスクを含む場合、ビデオ編集タスクの制作結果は目標ビデオを生成することであり、このとき第1編集操作と第2編集操作は、ビデオ編集タスクの編集インタフェースの編集トラック上で素材対象に対して様々な編集操作を行うことを含み、ここで、素材対象はビデオトラック中の分割シーンビデオ素材、セリフテキスト素材、オーディオ素材などの任意素材を含み、ここで、分割シーンビデオ素材に基づいて形成されたビデオトラッククリップは分割シーンの順序に従って編集トラック中のビデオトラック上に配置される。
【0080】
通常、分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するビデオ編集タスクは上記第1デバイス上で行われ、これにより、第1デバイスの操作画面が大きく、本実施例における協働編集のため、複数のユーザは複数の第1デバイス上で対応の素材対象を編集することができ、ビデオ編集タスクの実行効率がさらに向上する。
【0081】
例えば、図8に示すように、引き続き図7に示すシーンを例にすると、ビデオ編集タスクの編集インタフェースはビデオ編集トラックを含み、ビデオ編集トラックは3つの分割シーンに対応する分割シーンビデオ素材を含み、ビデオ編集インタフェースはビデオトラック領域、プレーヤー領域、およびビデオ編集領域を含み、ここで、プレーヤー領域は現在ビデオを表示してビデオ編集効果を直感的に知るために使用され、ビデオ編集領域はビデオの様々な編集機能コントロールなどを表示するために使用され、ビデオ編集領域で編集コントロールに対するトリガ操作により、ビデオ中のビデオトラッククリップの編集を実現する。本実施例では、第1ユーザCはデバイスS3上で分割シーン1に対応する分割シーンビデオ素材を編集すると同時に(図では、編集状態をボックスで表示する)、ユーザDはデバイスS上で分割シーン2に対応する分割シーンビデオ素材を編集し(図では、編集状態をボックスで表示する)、最後にCとDの編集結果に応じて目標ビデオを生成し、目標ビデオの編集効率が向上する。
【0082】
以上のように、本開示の実施例のビデオ制作方法は、ユーザが協働して分割シーンビデオ素材を収集し、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集することができ、分割シーンビデオ素材の収集および/または分割シーンビデオ素材の目標ビデオへの編集効率を向上させることができる。
【0083】
上記実施例を実現するために、本開示はビデオ制作装置をさらに提供する。
【0084】
図9は、本開示の実施例が提供するビデオ制作装置の構造の概略図であり、該装置はソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実現され、一般に電子デバイスに統合されてビデオを制作する。図9に示すように、該装置は、作成モジュール910、第1表示モジュール920、第2表示モジュール930および生成モジュール940を備え、ここで、
作成モジュール910は、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成するために使用され、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用され、
第1表示モジュール920は、第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録するために使用され、
第2表示モジュール930は、第1ユーザの編集操作と第2ユーザの編集操作が衝突しないことが確保された場合に、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェース上で第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録するために使用され、
生成モジュール940は、ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成するために使用される。
【0085】
本開示の実施例が提供するビデオ制作装置は、本開示の任意の実施例が提供するビデオ制作方法を実行可能であり、方法実行に対応する機能モジュールおよび有益な効果を有し、その実現原理は同様であるため、繰り返しの説明を省略する。
【0086】
以上のように、本開示の実施例のビデオ制作装置は、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成し、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用され、第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録し、さらに、第1ユーザの編集操作と第2ユーザの編集操作が衝突しないことが確保された場合に、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェース上で第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録し、ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成する。本開示の実施例では、複数のユーザが協働でビデオ制作を行うことにより、ビデオ制作効率が向上する。
【0087】
上記実施例を実現するために、本開示はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータプログラム/命令を含み、該コンピュータプログラム/命令がプロセッサによって実行されると上記実施例のビデオ制作方法を実現する。
【0088】
図10は、本開示の実施例が提供する電子デバイスの構造の概略図である。
【0089】
以下、具体的に図10を参照すると、本開示の実施例に使用するのに適した電子機器1000の概略構造図である。本開示の実施例中の電子デバイス1000は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤ)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、デジタルTV、デスクトップパソコンなどの固定端末を含むが、これらに限定されない。図10に示す電子機器は単なる一例であり、本開示の実施例の機能および使用範囲を何ら限定するものではない。
【0090】
図10に示すように、電子デバイス1000は、読み出し専用メモリ(ROM)1002に記憶されたプログラムまたはメモリ1008からランダムアクセスメモリ(RAM)1003にロードされたプログラムに従って様々な適切な動作および処理を実行し得るプロセッサ(例えば中央処理装置、グラフィックプロセッサなど)1001を備える。RAM1003には、電子機器1000の動作に必要な各種のプログラムやデータがさらに記憶される。プロセッサ1001、ROM1002およびRAM1003はバス1004を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース1005もバス1004に接続される。
【0091】
通常、I/Oインターフェース1005には、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなどの入力装置1006、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータなどの出力装置1007、磁気テープ、ハードディスクなどのメモリ1008、および通信装置1009が接続される。通信装置1009は、電子機器1000が他の装置と無線または有線通信してデータを交換できるようにすることができる。図10には様々な装置を備えた電子機器1000を図示しているが、図示されたすべての装置を実装または具備する必要はないことを理解されたい。代替的に、より多くのまたはより少ない装置を実装または具備してもよい。
【0092】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して上記したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実装されてもよい。例えば、本開示の実施例は、非一過性のコンピュータ可読媒体上に担持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムはフローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、前記コンピュータプログラムは、通信装置1009を介してネットワークからダウンロードされ、インストールされてもよく、またはメモリ1008からインストールされてもよく、またはROM1002からインストールされてもよい。このコンピュータプログラムがプロセッサ1001によって実行されると、本開示の実施例のビデオ制作方法において定義された上記機能が実現される。
【0093】
なお、本開示に記載のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体または上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は例えば電気、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置またはデバイス、または任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数の導線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記の任意適切な組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含むまたは記憶する任意の有形媒体であってもよく、このプログラムが命令実行システム、装置またはデバイスによって使用される、または組み合わせて使用されてもよい。本開示では、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドで、またはキャリアの一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、コンピュータ可読プログラムコードが担持される。このような伝搬データ信号は、電磁信号、光信号または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスによって使用される、または組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬または転送するコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、ワイヤ、光ファイバケーブル、RF(無線周波数)など、または上記の任意の適切な組み合わせなどの任意の適切な媒体によって転送されてもよいが、これらに限定されない。
【0094】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバーは、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)などの任意の現在既知または将来開発されるネットワークプロトコルを使用して通信してもよく、任意形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続してもよい。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(例えば、インターネット)およびエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、および任意の現在既知または将来開発されるネットワークが挙げられる。
【0095】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれてもよく、または前記電子機器に組み込まれずに別体であってもよい。
【0096】
上記コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数のプログラムを格納しており、上記1つまたは複数のプログラムが電子機器によって実行されると、前記電子機器に、ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成すること、ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用され、第1ユーザのビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1編集操作の編集結果を表示し、第1編集操作をビデオ制作タスクに記録すること、第1ユーザの編集操作と第2ユーザの編集操作が衝突しないことが確保された場合に、第2ユーザのビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、ビデオ制作タスクの編集インタフェース上で第2編集操作の編集結果を表示し、第2編集操作をビデオ制作タスクに記録すること、ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、ビデオ制作タスクの制作結果を生成すること、を実行させる。本開示の実施例では、複数のユーザが協働でビデオ制作を行うことにより、ビデオ制作効率が向上する。
【0097】
電子デバイスは、1つまたは複数のプログラミング言語またはその組み合わせで、本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードを記述することができ、上記プログラミング言語は、オブジェクト指向プログラミング言語(Java、Smalltalk、C++など)、および従来の手続き型プログラミング言語(「C」言語または類似のプログラミング言語)を含むが、これらに限定されない。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で実行してもよく、部分的にユーザのコンピュータ上で実行してもよく、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行してもよく、部分的にユーザのコンピュータ上で実行し、部分的にリモートコンピュータ上で実行してもよく、または完全にリモートコンピュータまたはサーバー上で実行してもよい。リモートコンピュータの場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)などのあらゆる種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されてもよいし、または、外部コンピュータに接続されてもよい(例えばインターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを介して接続される)。
【0098】
添付図面のフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施例に従ったシステム、方法およびコンピュータプログラム製品の可能なアーキテクチャ、機能および動作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図の各ボックスは、1つのモジュール、プログラムクリップ、またはコードの一部を表す場合があり、このモジュール、プログラムクリップ、またはコードの一部は指定された論理機能を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。また、代替としてのいくつかの実装では、ボックス内に示された機能は、添付図面に示された順序と異なる順序で発生する可能性もあることに留意されたい。例えば、連続して表現された2つのボックスは実際には実質的に並行して実行されることがあり、関連する機能によって、逆の順序で実行されることもある。また、ブロック図および/またはフローチャート中の各ボックス、およびブロック図および/またはフローチャート中のボックスの組み合わせは、指定された機能または操作を実行する専用のハードウェアベースのシステムで実装されてもよいし、または専用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせで実装されてもよいことに留意されたい。
【0099】
本開示の実施例において説明されるユニットはソフトウェアによって実装されてもよく、ハードウェアによって実装されてもよい。ここで、ユニットの名称は、所与の状況におけるユニット自身の限定を構成するものではない。
【0100】
本明細書において上記した機能は少なくとも部分的に、1つまたは複数のハードウェア論理構成要素によって実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用され得る例示的なハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD)などを含む。
【0101】
本開示の文脈において、機器可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスによって使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと組み合わせて使用されるプログラムを含むまたは記憶する有形の媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体または機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム、装置またはデバイス、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のワイヤに基づく電気的接続、ポータブル機器ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、またはこれらの任意の適切な組み合わせが挙げられる。
【0102】
以上の説明は、本開示の好ましい実施例、および採用される技術的原理の例示的な説明である。当業者にとって、本開示に関わる開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせによって形成される技術的解決策に限定されるものではなく、上記開示範囲から逸脱することなく、上記技術的特徴またはその等価特徴の任意の組み合わせによって形成される他の技術的解決策もカバーすべきであることを理解されたい。例えば、上記した特徴を、本開示に開示される同様の機能を有する技術的特徴と置換することによって形成される技術的解決策(これらに限定されない)もカバーする。
【0103】
さらに、各動作は特定の順序を用いて描かれているが、これは、動作が示された特定の順序または順次実行されることを要求するものとして解釈されるべきではない。特定の環境において、マルチタスクおよび並行処理は有利であり得る。同様に、いくつかの具体的な実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。単一実施例の文脈で説明した特定の特徴は、単一の実施例において組み合わせて実装することもできる。逆に、単一の実施例の文脈で説明した様々な特徴も、個別に、または任意の適切なサブコンビネーションで、複数の実施例で実施することができる。
【0104】
本主題は、構造の特徴および/または方法論理作用に特有の言語を用いて説明されてきたが、添付の特許請求の範囲に定義される主題は、必ずしも上記の特定の特徴または作用に限定されないことを理解されたい。むしろ、上記した特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態に過ぎない。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-04-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することであって、前記ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、前記ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用される、こと、
前記第1ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第1編集操作の編集結果を表示し、前記第1編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録すること、
前記第1ユーザの編集操作と前記第2ユーザの編集操作が衝突しないように、前記第2ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第2編集操作の編集結果を表示し、前記第2編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録すること、及び
前記ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、前記ビデオ制作タスクの制作結果を生成すること、を含む、ことを特徴とするビデオ制作方法。
【請求項2】
前記ビデオ制作タスクは、分割シーンビデオ素材を収集するための分割シーン収集タスクを含み、ここで、
前記分割シーン収集タスクの制作結果は分割シーンスクリプト草稿を得ることであり、前記分割シーンスクリプト草稿は少なくとも1つの分割シーンを記録するための撮影指示情報および分割シーンビデオ素材を含み、前記撮影指示情報は前記分割シーンビデオ素材の撮影方式特徴および/または撮影内容特徴を指示するために使用され、かつ
前記第1編集操作および前記第2編集操作は、前記分割シーン収集タスクの編集インタフェース上で前記分割シーンおよびその関連情報に対する追加、削除、および修正の少なくとも1つの編集操作、および/または、前記分割シーンに対応の分割シーンビデオ素材をアップロードすることを含み、前記分割シーンスクリプト草稿は各分割シーンの順序およびその分割シーンビデオ素材を記憶し、前記分割シーンビデオ素材を、前記分割シーンの順序に従ってビデオ編集インタフェースのビデオトラックに導入するために使用される、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項3】
前記ビデオ制作タスクは、前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するビデオ編集タスクを含み、ここで、
前記ビデオ編集タスクの制作結果は目標ビデオを生成することであり、前記第1編集操作および前記第2編集操作は、前記ビデオ編集タスクの編集インタフェースの編集トラック上で素材対象を編集操作することを含み、ここで、分割シーンビデオ素材に基づいて形成されたビデオトラッククリップは分割シーンの順序に従って前記編集トラック内のビデオトラック上に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項4】
前記ビデオ制作タスクの編集権限は、同時に一人のユーザのみによって占有されるようにサポートされ、前記第1編集操作は、前記第1ユーザが前記ビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に実行され、前記第2編集操作は、前記第2ユーザが前記ビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に実行され、前記第2ユーザの編集権限は、前記第1ユーザの編集権限が解除された後に権限付与される、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項5】
前記ビデオ制作タスクの編集権限は、同時に複数のユーザによって占有されるようにサポートされ、前記第1編集操作および前記第2編集操作は、前記第1ユーザおよび前記第2ユーザが同時に前記ビデオ制作タスクの編集権限を権限付与された場合に、両方同時に実行され、
前記第1編集操作は、前記ビデオ制作タスク中の第1素材対象を編集する処理をトリガするために使用され、前記第1編集操作の実行過程中、前記第1素材対象の編集状態は、前記第1編集操作以外の他の操作によって前記第1素材対象の編集がトリガされないようにロック状態に設定され、
前記第2編集操作は、前記ビデオ制作タスク中の第2素材対象を編集する処理をトリガするために使用され、前記第2編集操作の実行過程中、前記第2素材対象の編集状態は、前記第2編集操作以外の他の操作編集によって前記第2素材対象がトリガされないようにロック状態に設定される、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項6】
前記ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成することは、
前記ビデオ制作タスクが作成されるユーザ空間タイプを検出すること、
前記ビデオ制作タスクが第3ユーザ空間に作成されたことを検出した場合に、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第1共有提示情報を表示すること、
第3ユーザが前記第1共有提示情報に基づいて前記ビデオ制作タスクに対してトリガされた協働処理命令に応答して、前記第3ユーザに関連する候補ユーザグループを表示し、前記第3ユーザによって前記候補ユーザグループから選択された目標ユーザグループを取得すること、及び
前記目標ユーザグループにおいて前記ビデオ制作タスクを作成して表示し、前記ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替えること、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ制作方法。
【請求項7】
前記第3ユーザに、タスク共有完了情報を表示し、前記目標ユーザグループに対応するグループエントリを表示すること、
前記第3ユーザの前記グループエントリに対するトリガ操作に応答して、個人ユーザ空間を目標ユーザグループ空間に切り替えて表示し、前記目標ユーザグループ空間に前記ビデオ制作タスクを表示し、前記ビデオ制作タスクは共有状態識別子を表示することをさらに含む、ことを特徴とする請求項6に記載のビデオ制作方法。
【請求項8】
前記ビデオ制作タスクがユーザグループ空間に作成されたことを検出した場合に、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに第2共有提示情報を表示すること、
第4ユーザが前記第2共有提示情報に基づいて前記ビデオ制作タスクに対してトリガされた協働処理命令に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集モードを、ユーザグループをサポートする協働編集モードに切り替え、共有状態識別子を表示すること、をさらに含む、ことを特徴とする請求項6に記載のビデオ制作方法。
【請求項9】
前記の第1共有提示情報を表示する、または、前記の第2共有提示情報を表示する前に、
前記ビデオ制作タスクの現在編集内容を取得すること、
前記現在編集内容が予め設定された共有条件を満たすことが検出された場合、現在表示のユーザ空間タイプに対応する共有提示情報を生成することを、さらに含む、ことを特徴とする請求項8に記載のビデオ制作方法。
【請求項10】
ユーザグループに対してビデオ制作タスクを作成するために使用される作成モジュールであって、前記ユーザグループが少なくとも第1ユーザと第2ユーザを含み、前記ビデオ制作タスクは分割シーンビデオ素材を収集する、および/または前記分割シーンビデオ素材を目標ビデオに編集するために使用される、作成モジュールと、
前記第1ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第1編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第1編集操作の編集結果を表示し、前記第1編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録する第1表示モジュールと、
前記第1ユーザの編集操作と前記第2ユーザの編集操作が衝突しないように、前記第2ユーザの前記ビデオ制作タスクに対する第2編集操作に応答して、前記ビデオ制作タスクの編集インタフェースに前記第2編集操作の編集結果を表示し、前記第2編集操作を前記ビデオ制作タスクに記録するために使用される第2表示モジュールと、
前記ビデオ制作タスクに記録された編集操作に基づいて、前記ビデオ制作タスクの制作結果を生成するために使用される生成モジュールと、を備える、ことを特徴とするビデオ制作装置。
【請求項11】
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能命令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能命令を読み出し、前記実行可能命令を実行して、上記請求項1~9のいずれか1項に記載のビデオ制作方法を実施する、ことを特徴とする電子デバイス。
【請求項12】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、上記請求項1~9のいずれか1項に記載のビデオ制作方法を実行するために使用される、ことを特徴とする非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラム中の命令がプロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか1項に記載のビデオ制作方法が実施される、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【国際調査報告】