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特表2024-546063スポーツモード処理方法及びウェアラブルデバイス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-17
(54)【発明の名称】スポーツモード処理方法及びウェアラブルデバイス
(51)【国際特許分類】
   A63B 71/06 20060101AFI20241210BHJP
【FI】
A63B71/06 F
A63B71/06 U
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529752
(86)(22)【出願日】2022-12-13
(85)【翻訳文提出日】2024-06-24
(86)【国際出願番号】 CN2022138794
(87)【国際公開番号】W WO2023109834
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】202111534187.X
(32)【優先日】2021-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュ、テン
(72)【発明者】
【氏名】チェン、シャオハン
(72)【発明者】
【氏名】スン、ユ
(57)【要約】
スポーツモード処理方法が開示され、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイス(100)がロードしたかどうかを判定する段階、ここで、第1指示は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示し、第1スポーツフィールドは、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドであり;第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイス(100)がロードしたと判定された後に、動きデータ及び測位データを取得する段階、ここで動きデータは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクション特徴を表し、測位データは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクションの場所、及び、ウェアラブルデバイス(100)の場所を表し;動きデータ、測位データ、及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを表示する段階を備える。スポーツモード処理方法を実行するためのウェアラブルデバイス、スポーツモード処理方法を実行するためのコンピュータ可読記憶媒体、及び、スポーツモード処理方法を実行するためのコンピュータプログラム製品が更に含まれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブルデバイスに適用されるスポーツモード処理方法であって、
前記ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドの地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する段階、ここで前記第1指示は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示し、前記第1スポーツフィールドは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするスポーツフィールドであり;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きデータ及び測位データを取得する段階、ここで、前記動きデータは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするケースにおいて、前記ユーザのアクション特徴を表し、前記測位データは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするケースにおける前記ユーザのアクションの場所、及び、前記ウェアラブルデバイスの場所を表し;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ユーザによる前記対象スポーツのプレイについての統計データを表示する段階
を備える方法。
【請求項2】
前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが第1コントロールを表示する段階、ここで前記第1コントロールは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1コントロールに対して前記ユーザによって実行される第1操作を受信した後に前記第1指示を受信する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ウェアラブルデバイスがハードウェアボタンを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記ハードウェアボタンに対して前記ユーザによって実行される第2動作を受信する段階、ここで前記第2動作は、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2動作を受信した後に、前記第1指示を受信する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが第1入力を受信する段階、ここで前記第1入力は、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示し;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1入力に対して前記ユーザによって実行された第3操作を受信した後に前記第1指示を受信する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドの地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1指示を受信した後に、前記第1スポーツフィールドを判定する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの識別子に基づいて、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する段階
を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ウェアラブルデバイスが前記第1スポーツフィールドを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、第1ユーザインタフェース上に第2コントロール及び第3コントロールを表示する段階、ここで、前記第2コントロールは第2スポーツフィールドを示し、前記第2スポーツフィールドは、前記第1スポーツフィールドにおける前記ウェアラブルデバイスの場所に基づいて、前記ウェアラブルデバイスによって測位を通じて取得されるスポーツフィールドであり、前記第2コントロールは更に、スポーツフィールドを選択するために使用され、前記第3コントロールは、前記スポーツフィールドを確認するために使用され;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第3コントロールに対して前記ユーザによって実行された第4操作を受信した後に、前記第2スポーツフィールドを前記第1スポーツフィールドとして判定する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2コントロールに対して前記ユーザによって実行された第5操作を受信した後に、第4コントロールを第2ユーザインタフェース上に表示する段階、ここで、前記第4コントロールはスポーツフィールドを検索するために使用され;
前記第4コントロールに対して前記ユーザによって実行される第6操作を受信した後に第2入力を受信する段階、ここで前記第2入力は第3スポーツフィールドを示し;前記第2入力に対して前記ユーザによって実行される第7操作を受信した後に、前記ユーザが前記第3スポーツフィールドを選択したと判定し、前記第2ユーザインタフェースから前記第1ユーザインタフェースに切り替えて表示し、ここで、前記第1ユーザインタフェース上の前記第2コントロールは前記第3スポーツフィールドを示し;及び
前記第3コントロールに対して前記ユーザによって実行される第8操作を受信した後に前記第3スポーツフィールドを前記第1スポーツフィールドとして判定する段階
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は更に:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、前記第1ユーザインタフェースから第3ユーザインタフェースに切り替えて表示する段階、ここで前記第3ユーザインタフェースは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするときに生成されるデータを表示するために使用される、
を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は更に:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしていないと判定した後に、前記ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイス又はサーバから前記第1スポーツフィールドの前記地図データを取得する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、取得された前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記第1スポーツフィールドの前記地図データをロードする段階
を備える、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記対象スポーツがゴルフであり、かつ、前記第1スポーツフィールドの前記地図データが、前記第1スポーツフィールドにおける各場所のホール識別子及びフィールドタイプを示すとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に動きデータ及び測位データを取得する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ及び測位センサを起動し、前記動きセンサを使用することによって前記動きデータを取得し、前記測位センサを使用することによって前記測位データを取得する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ、測位センサ、及び集音器を起動し、前記動きセンサを使用することによって前記動きデータを取得し、前記測位センサを使用することによって前記測位データを取得し、前記集音器を使用することによって音波データを取得する段階
を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ユーザによる前記対象スポーツのプレイについての統計データを表示する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する段階、ここで、各ストライクアクションのストライクデータは少なくとも、記録時間、前記ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量、スイングタイプ、ホール識別子、フィールドタイプ、ストライクポイント、及び、前記ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量を含み;及び
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクデータに基づいて前記統計データを表示する段階、ここで、前記統計データは少なくとも、各ストライクアクションの前記ストライクデータ、各フィールドタイプについてのストロークの総累積数量、各ホールについてのストロークの総累積数量、各スイングタイプについてのストローク分布、及び、すべてのホールについてのストロークの総累積数量を含む、
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
すべての前記ストライクアクションのいずれか1つについて、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び、前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、同じ期間内の動きデータ及び測位データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、前記ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したかどうかを判定する段階;及び
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、かつ、前記ストライクアクションが前記第1ストライクアクションであると判定したとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録する段階;又は
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ、及び、前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、ホール、又はハザードのいずれか1つであり、かつ、前記ストライクアクションが前記第1ストライクアクションでないと判定したとき、前記ストライクアクションのストライクポイント、及び、最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が第1閾値より大きいかどうかを判定し;前記距離が前記第1閾値より大きいとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、前記距離が前記第1閾値より小さい又はそれに等しいとき、第1情報を表示し、ここで前記第1情報は、ストライクアクションが実行されるかどうかを前記ユーザに質問するために使用され;第3入力が第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されることを前記第3入力が示すとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、第4入力が前記第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されないことを前記第4入力が示すとき、又は、前記第1時間長が経過した後にユーザ入力が受信されないとき、前記動きデータ及び前記測位データを更新する段階;又は
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであると判定したとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録する段階
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第1波形信号特徴を判定する段階、ここで前記第1波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1波形信号特徴に基づいて第1確率を判定する段階、ここで前記第1確率は、ストライクアクションの確率を示し;及び
前記第1確率が第2閾値より高いとき、前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階、又は
前記第1確率が前記第2閾値より小さい又はそれに等しいとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データを更新する段階
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第2波形信号特徴を判定する段階、ここで、前記第2波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み;
前記ウェアラブルデバイスが、前記集音器を使用することによって、前記加速度データ及び前記角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記音波データに基づいて第1音声信号特徴を判定する段階、ここで前記第1音声信号特徴は、周波数、エネルギー、又は山の値のうちの少なくとも1つを含む;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2波形信号特徴及び前記第1音声信号特徴に基づいて第2確率を判定する段階、ここで前記第2確率は、ストライクアクションの確率を示す;及び
前記第2確率が第3閾値より大きいとき、前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階;又は
前記第2確率が前記第3閾値より小さい又はそれに等しいとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ、前記角速度データ、及び前記測位データを更新する段階
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第3波形信号特徴を判定する段階、ここで前記第3波形信号特徴は、アップスイング変位及び/又は回転角を含み;
前記ウェアラブルデバイスが、前記集音器を使用することによって、前記加速度データ及び前記角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記音波データに基づいて、周波数、エネルギー、又は山の値のうちの少なくとも1つを第2音声信号特徴が含むと判定する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第3波形信号特徴及び前記第2音声信号特徴に基づいて、ストライクアクションに対応する確率、手振りアクションに対応する確率、及び、空振りアクションに対応する確率を判定する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションに対応する前記確率が最大の値であると判定したとき、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションに対応する前記確率が最大の値でないと判定したとき、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データを更新する段階
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記統計データは更に、各ホールについてのゴルフストライクパスを含む、請求項9から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記第1スポーツフィールドにおける任意のホールについて、前記ウェアラブルデバイスが、前記ホールについてのゴルフストライクパスを表示する段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクデータに基づいて、ホール識別子が前記ホールのホール識別子であるすべてのストライクアクションを選択し、すべての前記ストライクアクションの記録時間及びストライクポイントを判定する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記記録時間及び前記ストライクポイントに基づいて、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを前記第1スポーツフィールドの電子地図上に表示する段階
を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記記録時間及び前記ストライクポイントに基づいて、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、接続線を使用することによって、記録時間の昇順に、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクポイントを始めから終わりまで接続し、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する段階
を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
プロセッサ、メモリ、動きセンサ、測位センサ及びディスプレイを備えるウェアラブルデバイスであって、前記メモリ、前記動きセンサ、前記測位センサ、及び前記ディスプレイはすべて、前記プロセッサに連結され、前記メモリは、プログラム命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリにおける前記プログラム命令を呼び出すよう構成され、その結果、前記ウェアラブルデバイスは、請求項1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行する、ウェアラブルデバイス。
【請求項19】
コンピュータ命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令がウェアラブルデバイス上で実行するとき、前記ウェアラブルデバイスは、請求項1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、請求項1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行することが可能である、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、参照によって全体が本明細書に組み込まれる、「スポーツモード処理方法及びウェアラブルデバイス」と題する2021年12月15日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第202111534187.X号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本願は、端末技術の分野、特に、スポーツモード処理方法及びウェアラブルデバイスに関連する。
【背景技術】
【0003】
ゴルフは、レジャー用の競技スポーツである。様々なタイプのクラブが存在し、コースの環境は複雑である。ゴルフの試合が終了した後、ユーザは通常、ゴルフの試合の専門データ、例えば、各ストライクアクションのスイングタイプ及びストライクポイント、及び、各ホールについてのストロークの総累積数量及びストライクパスに着目する。これは、ユーザが包括的な検討及び分析を実行して、ゴルフにおけるユーザの弱点を完全に認識することに役立ち、その結果、ユーザは、完全な事後評価を実現し、科学的訓練計画を策定できる。
【0004】
現在、市場におけるゴルフ用のウェアラブルデバイス、例えば、リストバンド、腕時計型、又は歩数計付きの靴は通常、試合中の心拍数、運動時間及び歩数などの基本データを記録するが、ゴルフの試合の専門データを記録しない。これは、ユーザによる評価、検討、又は分析の助けにならない。
【発明の概要】
【0005】
本願は、ゴルフストライクパスを表示し、ゴルフの試合を検討及び分析するようユーザに指示することを助け、ユーザがユーザのスイングの習慣、ゴルフボール着地場所、ユーザのパフォーマンスの安定性、及び同様のものを認識することを助けるためのスポーツモード処理方法及びウェアラブルデバイスを提供する。
【0006】
第1態様によれば、本願は、ウェアラブルデバイスに適用されるスポーツモード処理方法を提供する。
【0007】
方法は:ウェアラブルデバイスが、第1指示の受信後、ロードされた第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスが有するかどうかを判定する段階、ここで第1指示は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示し、第1スポーツフィールドは、ユーザが対象スポーツをプレイしているスポーツフィールドである;ウェアラブルデバイスが、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に動きデータ及び測位データを取得する段階、ここで、動きデータは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクション特徴を表し、測位データは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクションの場所及びウェアラブルデバイスの場所を表す;及び、ウェアラブルデバイスが、動きデータ、測位データ、及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを表示する段階を備える。
【0008】
第1態様において提供されるスポーツモード処理方法によれば、対象スポーツのスポーツモードにおいて、対象スポーツをプレイするようにユーザに指示するための指示を受信した後に、ウェアラブルデバイスは、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドのロードされた地図データをウェアラブルデバイスが有するかどうかを判定し得る。ウェアラブルデバイスがスポーツフィールドの地図データをロードしたと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ユーザが対象スポーツをプレイするときに生成される動きデータ及び測位データを取得し得、ここで、動きデータは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクション特徴を表し、測位データは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクションの場所、及び、ウェアラブルデバイスの場所を表し得る。ウェアラブルデバイスは、動きデータ、測位データ、及びスポーツフィールドの地図データに基づいて、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを表示し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、対象スポーツを検討及び分析するようにユーザに指示することを助けるために、統計データを表示し得る。これにより、ユーザがユーザのスポーツ習慣、スポーツステータス、ユーザのパフォーマンスの安定性、及び同様のものを認識することを助ける。
【0009】
可能な設計において、ウェアラブルデバイスが第1指示を受信することは以下を含む。
【0010】
ウェアラブルデバイスは第1コントロールを表示し、ここで第1コントロールは、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示し、ウェアラブルデバイスは、第1コントロールに対してユーザによって実行される第1操作を受信した後に第1指示を受信する。
【0011】
可能な設計において、ウェアラブルデバイスがハードウェアボタンを含むとき、ウェアラブルデバイスが第1指示を受信することは以下を含む。
【0012】
ウェアラブルデバイスは、ハードウェアボタンに対してユーザによって実行される第2動作を受信し、ここで、第2動作は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
ウェアラブルデバイスは、第2動作を受信した後に、第1指示を受信する。
【0013】
可能な設計において、ウェアラブルデバイスが第1指示を受信することは以下を含む。
【0014】
ウェアラブルデバイスは第1入力を受信し、ここで第1入力は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
ウェアラブルデバイスは、第1入力に対してユーザによって実行される第3操作を受信した後に、第1指示を受信する。
【0015】
これは、ウェアラブルデバイスによって第1指示を受信する複数の実装を提供する。したがって、第1指示を受信した後に、ウェアラブルデバイスは、キャプチャされた関連データが対象スポーツから来るものであり、別のスポーツから来るものでないと判定し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、ユーザが対象スポーツをプレイするときに生成される関連データを正確かつ完全にキャプチャできる。
【0016】
可能な設計において、ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、ロードされた第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスが有するかどうかを判定することは、以下を含む。
【0017】
ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドを判定し;及び、ウェアラブルデバイスが、第1スポーツフィールドの識別子に基づいて、ウェアラブルデバイスが第1スポーツフィールドの地図データをロードしたかどうかを判定する。
【0018】
可能な設計において、ウェアラブルデバイスが第1スポーツフィールドを判定することは、以下を含む。
【0019】
ウェアラブルデバイスは、第2コントロール及び第3コントロールを第1ユーザインタフェース上に表示し、ここで、第2コントロールは第2スポーツフィールドを示し、第2スポーツフィールドは、第1スポーツフィールドにおけるウェアラブルデバイスの場所に基づいてウェアラブルデバイスによって測位を通じて取得されたスポーツフィールドであり、第2コントロールは更に、スポーツフィールドを選択するために使用され、第3コントロールは、スポーツフィールドを確認するために使用され;ウェアラブルデバイスは、第3コントロールに対してユーザによって実行された第4操作を受信した後に第2スポーツフィールドを第1スポーツフィールドとして判定し;又は、ウェアラブルデバイスは、第2コントロールに対してユーザによって実行された第5操作を受信した後に、第2ユーザインタフェース上に第4コントロールを表示し、ここで、第4コントロールは、スポーツフィールドを検索するために使用され;第4コントロールに対してユーザによって実行された第6操作を受信した後に第2入力を受信し、ここで第2入力は、第3スポーツフィールドを示し;第2入力に対してユーザによって実行された第7操作が受信された後に、ユーザが第3スポーツフィールドを選択したと判定し、表示のために第2ユーザインタフェースを第1ユーザインタフェースに切り替え、ここで第1ユーザインタフェース上の第2コントロールは第3スポーツフィールドを示し;第3コントロールに対してユーザによって実行された第8操作を受信した後に第3スポーツフィールドを第1スポーツフィールドとして判定する。
【0020】
したがって、ウェアラブルデバイスは、測位を通じて、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドを自動的に取得し得、また、スポーツフィールドを検索する機能をユーザに提供し得る。このようにして、ウェアラブルデバイスは、スポーツフィールドを判定する複数の方式をユーザに提供でき、プロセスは柔軟であり、操作は便利である。これによりユーザ体験の改善を助ける。
【0021】
可能な設計において、この方法は、以下の段階をさらに含む。
【0022】
ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、第1ユーザインタフェースを第3ユーザインタフェースに切り替えて表示し、ここで、第3ユーザインタフェースは、ユーザが対象スポーツをプレイするときに生成されたデータを表示するために使用される。
【0023】
したがって、ウェアラブルデバイスは、ユーザが対象スポーツをプレイするときに生成されるデータをリアルタイムに表示し得、ユーザによる対象スポーツのプレイのスポーツステータスをユーザへ適時に通知することに役立つ。
【0024】
可能な設計において、この方法は、以下の段階をさらに含む。
【0025】
ウェアラブルデバイスが第1スポーツフィールドの地図データをロードしていないと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイス又はサーバから第1スポーツフィールドの地図データを取得し;ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの取得された地図データに基づいて第1スポーツフィールドの地図データをロードする。
【0026】
したがって、ウェアラブルデバイスは、電子デバイス又はサーバを通じて、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドをロードし得、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを検出するための準備をする。
【0027】
可能な設計において、対象スポーツがゴルフであり、かつ、第1スポーツフィールドの地図データが第1スポーツフィールドにおける各場所のホール識別子及びフィールドタイプを示すとき、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、ウェアラブルデバイスが動きデータ及び測位データを取得することは、以下を含む。
【0028】
ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ及び測位センサを起動し、動きセンサを使用することによって動きデータを取得し、測位センサを使用することによって測位データを取得し;又はウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ、測位センサ、及び集音器を起動し、動きセンサを使用することによって動きデータを取得し、測位センサを使用することによって測位データを取得し、集音器を使用することによって音波データを取得する。
【0029】
したがって、ウェアラブルデバイスは、動きセンサ及び測位センサを使用することによって、動きデータ及び測位データをリアルタイムにキャプチャし得、又は、動きセンサ、集音器及び測位センサを使用することによって、動きデータ、音波データ、及び測位データをリアルタイムにキャプチャし得る。これは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションを適時かつ正確な方式で検出することに役立つ。
【0030】
可能な設計において、ウェアラブルデバイスが、動きデータ、測位データ、及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを表示することは、以下を含む。
【0031】
ウェアラブルデバイスは、動きデータ、測位データ、及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録し、ここで、各ストライクアクションのストライクデータは、少なくとも記録時間、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量、スイングタイプ、ホール識別子、フィールドタイプ、ストライクポイント、及び、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量を含み;ウェアラブルデバイスは、すべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて統計データを表示し、ここで、統計データは少なくとも、各ストライクアクションのストライクデータ、各フィールドタイプについてのストロークの総累積数量、各ホールについてのストロークの総累積数量、各スイングタイプについてのストローク分布、及び、すべてのホールについてのストロークの総累積数量を含む。
【0032】
したがって、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースにおけるユーザの各ストライクアクションをリアルタイムに監視し、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録し、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて統計データにおけるスポーツ統計インジケータを表示し得る。これは、ユーザがユーザのスイングの習慣、ゴルフボール着地場所、ユーザのパフォーマンスの安定性及び同様のものを適時に認識することに役立ち、更に、その後、ゴルフの試合を検討及び分析するようユーザに指示することに役立つ。
【0033】
可能な設計において、すべてのストライクアクションのいずれか1つについて、ウェアラブルデバイスが動きデータ、測位データ、及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいてすべてのストライクアクションのストライクデータを記録することは、以下を含む。
【0034】
ウェアラブルデバイスは、同じ期間内において動きデータ及び測位データを取得し;ウェアラブルデバイスは、動きデータに基づいて、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したかどうかを判定し;ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したとウェアラブルデバイスが判定した後に、ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションのフィールドタイプがティーでありストライクアクションは第1ストライクアクションであると判定したとき、測位データ及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいてストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したとウェアラブルデバイスが判定した後、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、ホール、又はハザードのいずれか1つであり、かつ、ストライクアクションが第1ストライクアクションでないと判定したときに、測位データ及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が第1閾値より大きいかどうかを判定し;距離が第1閾値より大きいとき、ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、距離が第1閾値より小さい又はそれに等しいとき、第1情報を表示し、ここで第1情報は、ストライクアクションが実行されるかどうかをユーザに質問するために使用され;第3入力が第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されることを第3入力が示すとき、ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、第4入力が第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されないことを第4入力が示すとき、又は、第1時間長が経過した後にユーザ入力が受信されないとき、動きデータ及び測位データを更新し;又は、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したとウェアラブルデバイスが判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであると判定するとき、測位データ及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいてストライクアクションのストライクデータを記録する。
【0035】
したがって、ユーザがゴルフコースにおいてゴルフをプレイするプロセスにおいて、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の動きデータ及び測位データに基づいて、ストライクアクションが検出されるかどうかを判定し得る。これにより、ユーザによって実行される腕の振り又は空振りによって引き起こされる偽のアクションを排除する。ストライクアクションが検出されたとウェアラブルデバイスが判定した後に、ストライクアクションのフィールドタイプがティー、フェアウェイ、又はハザードのいずれか1つであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションがゴルフボールに作用したときに発生する移動距離に基づいてストライクアクションのストライクデータを選択的に記録し得る。これにより、異常シナリオにおいて発生するアクション、例えば、空振り、試し振り、又は練習を排除する。ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであるとき、ウェアラブルデバイスは、ゴルフルールに従って、ストライクアクションのストライクデータを直接記録し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフコースにおいてゴルフをプレイするときにユーザによって実行されるすべてのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0036】
可能な設計において、動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、ウェアラブルデバイスが、動きデータに基づいて、ストライクアクションをウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定することは以下を含む。
【0037】
ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データに基づいて第1波形信号特徴を判定し、ここで、第1波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み;ウェアラブルデバイスは、第1波形信号特徴に基づいて第1確率を判定し、ここで第1確率は、ストライクアクションの確率を示し;及び、第1確率が第2閾値より大きいとき、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したと判定し;又は、第1確率が第2閾値より小さい又はそれに等しいとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データを更新する。
【0038】
可能な設計において、動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、ウェアラブルデバイスが、動きデータに基づいて、ストライクアクションをウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定することは以下を含む。
【0039】
ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データに基づいて第2波形信号特徴を判定し、ここで第2波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み;ウェアラブルデバイスは、集音器を使用することによって、加速度データ及び角速度データと同じ期間に属する音波データを取得し;ウェアラブルデバイスは、音波データに基づいて第1音声信号特徴を判定し、ここで第1音声信号特徴は、周波数、エネルギー又は山の値のうちの少なくとも1つを含み;ウェアラブルデバイスは、第2波形信号特徴及び第1音声信号特徴に基づいて第2確率を判定し、ここで第2確率はストライクアクションの確率を示し;及び、第2確率が第3閾値より高いとき、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したと判定し;又は、第2確率が第3閾値より低い又はそれに等しいとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ、角速度データ、及び、測位データを更新する。
【0040】
可能な設計において、動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、ウェアラブルデバイスが、動きデータに基づいて、ストライクアクションをウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定することは以下を含む。
【0041】
ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データに基づいて第3波形信号特徴を判定し、ここで第3波形信号特徴は、アップスイング変位及び/又は回転角を含み;ウェアラブルデバイスは、集音器を使用することによって、加速度データ及び角速度データと同じ期間に属する音波データを取得し;ウェアラブルデバイスは、音波データに基づいて、第2音声信号特徴が、周波数、エネルギー又は山の値のうちの少なくとも1つを含むと判定し;ウェアラブルデバイスは、第3波形信号特徴及び第2音声信号特徴に基づいて、ストライクアクションに対応する確率、手振りアクションに対応する確率、及び、空振りアクションに対応する確率を判定し;ストライクアクションに対応する確率が最大の値であると判定したとき、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したと判定し;又は、ストライクアクションに対応する確率が最大の値でないと判定したとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データを更新する。
【0042】
したがって、ウェアラブルデバイスによって、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したかどうかを判定する複数の実装が提供される。
【0043】
可能な設計において、統計データは更に各ホールについてのゴルフストライクパスを含む。
【0044】
可能な設計において、第1スポーツフィールドにおける任意のホールについて、ウェアラブルデバイスがホールについてのゴルフストライクパスを表示することは以下を含む。
【0045】
ウェアラブルデバイスは、すべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて、ホール識別子がホールのホール識別子であるすべてのストライクアクションを選択し、すべてのストライクアクションの記録時間及びストライクポイントを判定し;ウェアラブルデバイスは、すべてのストライクアクションの記録時間及びストライクポイントに基づいて、ホールについてのゴルフストライクパスを描画し;及び、ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの電子地図上のホールについてのゴルフストライクパスを表示する。
【0046】
可能な設計において、ウェアラブルデバイスが、すべてのストライクアクションの記録時間及びストライクポイントに基づいて、ホールについてのゴルフストライクパスを描画することは、以下を含む。
【0047】
ウェアラブルデバイスは、記録時間の昇順に、接続線を使用することによって、すべてのストライクアクションのストライクポイントを始めから終わりまで接続し、ホールについてのゴルフストライクパスを描画する。
【0048】
したがって、ウェアラブルデバイスは、スポーツストライクパスを完全かつ鮮明に表示でき、その後、ゴルフの試合を検討及び分析するようユーザに指示することに役立つ。これは、ユーザがユーザの弱点を包括的に評価し、科学的訓練計画を策定することを助ける。
【0049】
第2態様によれば、本願は、プロセッサ、メモリ、動きセンサ、測位センサ及びディスプレイを含むウェアラブルデバイスを提供する。メモリ、動きセンサ、測位センサ、及びディスプレイはすべてプロセッサに連結される。メモリは、プログラム命令を格納するよう構成される。プロセッサは、メモリにおけるプログラム命令を呼び出すよう構成されており、その結果、ウェアラブルデバイスは、第1態様又は第1態様の可能な設計のいずれか1つによるスポーツモード処理方法を実行する。
【0050】
第3態様によれば、本願はチップシステムを提供する。チップシステムは、メモリ、ディスプレイ及びセンサを含むウェアラブルデバイスにおいて使用される。チップシステムはプロセッサを含む。プロセッサが、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行するとき、ウェアラブルデバイスは、第1態様又は第1態様の可能な設計のいずれか一項によるスポーツモード処理方法を実行する。
【0051】
第4態様によれば、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを格納する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、ウェアラブルデバイスは、第1態様又は第1態様の可能な設計のいずれか1つによるスポーツモード処理方法を実装することが可能である。
【0052】
第5態様によれば、本願は、実行可能命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。実行可能命令は可読記憶媒体に記憶される。ウェアラブルデバイスの少なくとも1つのプロセッサは、実行可能命令を可読記憶媒体から読み取り得、少なくとも1つのプロセッサは実行可能命令を実行し、その結果、ウェアラブルデバイスは、第1態様又は第1態様の可能な設計のいずれか1つによるスポーツモード処理方法を実装する。
【図面の簡単な説明】
【0053】
図1】本願の実施形態によるウェアラブルデバイスの構造の概略図である。
【0054】
図2A】本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
図2B-1】本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
図2B-2】本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
【0055】
図3A】本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
図3B-1】本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
図3B-2】本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
【0056】
図4A】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4B】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4C】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4D】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4E】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4F】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4G】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4H】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4I】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4J】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4K】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4L】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4M】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4N】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4O】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4P】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4Q】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4R】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4S】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4T】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4U】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4V】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4W】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4X】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4Y】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
図4Z】本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
【0057】
図5】本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0058】
本願において、「少なくとも1つ」とは、1又は複数を意味し、「複数の」とは、2以上を意味する。「及び/又は」は、関連付けられた対象の間の関連関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、以下3つのケースを示し得る:Aだけが存在する、A及びBの両方が存在する、及び、Bだけが存在する、ここでA及びBは単数形又は複数形であり得る。「/」という文字は通常、関連付けられた対象の間の「又は」の関係を示す。「以下の項目のうちの少なくとも1つ」又はその同様の表現は、項目の1つ又は複数の項目の任意の組み合わせを含む、項目の任意の組み合わせを示す。例えば、a、b又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a及びbの組み合わせ、a及びcの組み合わせ、b及びcの組み合わせ、又はa、b、及びcの組み合わせを示し得、ここで、a、b、及びcの各々は、単数形又は複数形であり得る。加えて、「第1」及び「第2」という用語は単に、説明を目的とすることが意図されており、相対的重要性の指示又は示唆として理解されるべきでない。
【0059】
本願は、スポーツモード処理方法及びウェアラブルデバイス(例えば、リストバンド、腕時計、又は歩数計付きの靴)を提供する。対象スポーツのスポーツモードにおいて、対象スポーツをプレイするようユーザに指示するための指示を受信した後に、ウェアラブルデバイスは、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドのロードされた地図データをウェアラブルデバイスが有するかどうかを判定し得る。ウェアラブルデバイスがスポーツフィールドの地図データをロードしたと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ユーザが対象スポーツをプレイするときに生成される動きデータ及び測位データを取得し得、ここで、動きデータは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクション特徴を表し、測位データは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクションの場所、及び、ウェアラブルデバイスの場所を表し得る。ウェアラブルデバイスは、動きデータ、測位データ、及びスポーツフィールドの地図データに基づいて、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを表示し得る。
【0060】
したがって、ウェアラブルデバイスは、対象スポーツを検討及び分析するようにユーザに指示することを助けるために、統計データを表示し得る。これにより、ユーザがユーザのスポーツ習慣、スポーツステータス、ユーザのパフォーマンスの安定性、及び同様のものを認識することを助ける。
【0061】
対象スポーツの具体的な種類は、本願において限定されるものではない。説明を容易にするべく、対象スポーツがゴルフである例を、本願における詳細な説明に使用する。ゴルフをプレイするようユーザに指示するための指示を受信した後に、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするゴルフコースのロードされた地図データをウェアラブルデバイスが有するかどうかを判定し得る。ウェアラブルデバイスがゴルフコースの地図データをロードしたと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、動きセンサを使用することによって、ユーザがゴルフをプレイするときに生成された動きデータをリアルタイムに監視し得;測位センサを使用することによって、ユーザがゴルフをプレイするときに生成される測位データをリアルタイムに監視し得る。
【0062】
したがって、リアルタイムに検出された動きデータ及び測位データ、及び、ロードされたゴルフコースの地図データに基づいて、ウェアラブルデバイスは、手振り(腕振りとも称され得る)、空振り、試し振り、及び練習などの異常シナリオによって引き起こされる影響を完全に考慮し得、ゴルフコースにおいてユーザによって実行されるすべてのストライクアクションを正確に検出し、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0063】
各ストライクアクションのストライクデータは例えば、記録時間、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量、スイングタイプ、ホール識別子、フィールドタイプ、ストライクポイント(スイング場所とも称され得る)、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量、及びストライク距離を含み得る。
【0064】
前述の実施形態の説明に基づいて、ウェアラブルデバイスは、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づく統計データにおけるスポーツ統計インジケータを表示し得る。スポーツ統計インジケータは例えば、各ストライクアクションのストライクデータ、各フィールドタイプのストロークの総累積数量、各ホールのストロークの総累積数量、各スイングタイプのストローク分布、及びすべてのホールについてのストロークの総累積数量を含み得る。
【0065】
したがって、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースにおけるユーザの各ストライクアクションをリアルタイムに監視し、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録し、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて統計データにおけるスポーツ統計インジケータを表示し得る。これは、ユーザがユーザのスイングの習慣、ゴルフボール着地場所、ユーザのパフォーマンスの安定性及び同様のものを適時に認識することに役立ち、更に、その後、ゴルフの試合を検討及び分析するようユーザに指示することに役立つ。
【0066】
加えて、ウェアラブルデバイスは更に、記録されたすべてのストライクアクションのストライクポイントに基づいて、ゴルフコースの電子地図上に統計データにおけるスポーツストライクパスを表示し得、ここでスポーツストライクパスは、少なくとも1つのホールについてのゴルフストライクパス(ゴルフストライクトラックとも称され得る)を含み得る。
【0067】
したがって、ウェアラブルデバイスは、スポーツストライクパスを完全かつ鮮明に表示でき、その後にゴルフの試合を検討及び分析するようユーザに指示することに役立つ。これは、ユーザがユーザの弱点を包括的に評価し、科学的訓練計画を策定することを助ける。
【0068】
加えて、ウェアラブルデバイスは更に、集音器を使用することによって、ユーザがゴルフをプレイするときに生成される音波データをリアルタイムに監視し得;動きデータ及び音波データの両方に基づいて、ゴルフコースにおいてユーザによって実行される各ストライクアクションを判定し得る。これは更に、すべてのストライクアクションを正確に検出することに役立ち、統計データの記録正確度及び表示正確度を更に改善する。
【0069】
図1は、本願の実施形態によるウェアラブルデバイスの構造の概略図である。説明を容易にするために、図1において、ウェアラブルデバイス100が腕時計である例が説明のために使用される。
【0070】
図1に示されるように、ウェアラブルデバイス100は、デバイス本体101及びウェアラブル部品102を含み得る。
【0071】
デバイス本体101は、ディスプレイ1011及びタッチコンポーネント(1012及び1013)を含み得る。ディスプレイ1011は、時間、デバイス本体101のバッテリレベル、ブルートゥース(登録商標)識別子、受信メッセージ、ユーザのスポーツ情報、及び他の内容を表示するよう構成され得る。タッチコンポーネント(1012及び1013)は、例えば、タップなどの操作を受信して、ディスプレイ1011をオンにする、又は、例えばランニング、ゴルフ、ウォーキング、サイクリング、又は水泳などのスポーツモードを有効化又は無効化するよう構成され得る。タッチコンポーネント(1012及び1013)は、ソフトウェアコントロール1012及び/又はボタン1013によって表され得る。
【0072】
加えて、デバイス本体101は更に、ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されたサーバを使用することによって、又は、デバイス本体101におけるストレージモジュールを使用することによって、ユーザの移動歩数、消費カロリー、統計データ(例えば、統計データはスポーツ統計データ及びスポーツストライクパスを含み得る)を記録し得る。
【0073】
加えて、デバイス本体101は、電子デバイス(例えば、携帯電話又はタブレットコンピュータ)との無線通信接続を確立し得、その結果、ウェアラブルデバイス100は、着信リマインダ及びメッセージ通知などの基本機能を有する。いくつかの実施形態において、デバイス本体101は、ブルートゥースを通じて電子デバイスとの無線通信接続を確立し得る。デバイス本体101は、接続が確立されている電子デバイスへユーザのスポーツ情報を送信し得る。加えて、電子デバイスが着信又はメッセージ通知を受信するとき、デバイス本体101は、指示を電子デバイスから受信し得、着信又はメッセージ通知をユーザに通知し得る。加えて、ウェアラブルデバイス及び電子デバイスの間の通信接続は、上述の機能に限定されるものではない。
【0074】
電子デバイスは、携帯電話(例えば、折り畳み可能画面を有する携帯電話、又は、大画面を有する携帯電話)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ウェアラブルデバイス、車載デバイス、拡張現実(augmented reality, AR)/仮想現実(virtual reality, VR)デバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer, UMPC)、ネットブック、携帯情報端末(personal digital assistant, PDA(登録商標))、スマートテレビ、スマート画面、高精細度テレビ、4Kテレビ、スマートスピーカ、スマートプロジェクタ、又は同様のものであり得る。電子デバイスの具体的な種類は本願に限定されるものではない。加えて、電子デバイスについてのオペレーティングシステムのタイプは、本願において限定されるものではない。例えば、オペレーティングシステムは、Android(登録商標)システム、Linux(登録商標)システム、Windows(登録商標)システム、iOS(登録商標)システム、又はHarmonyオペレーティングシステム(Harmony operating system, HarmonyOS)である。
【0075】
ウェアラブル部品102は、デバイス本体101をマウントするために使用される。例えば、ウェアラブル部品102は、リストバンドストラップ、腕時計ストラップ、又は別の装置であり得る。ウェアラブル部品102は、デバイス本体101をユーザの手首に取り付けることができる装置である。
【0076】
本願において、動きセンサがデバイス本体101において構成され得る。デバイス本体101は、動きセンサを使用することによって、ユーザがゴルフをプレイするときに生成される動きデータをキャプチャし得る。動きデータは加速度データ及び角速度データを含み得る。動きセンサは加速度センサ及びジャイロスコープセンサを含み得る。加速度センサは、加速度データをリアルタイムにキャプチャするよう構成されている。ジャイロスコープセンサは、角速度データをリアルタイムにキャプチャするよう構成されている。加えて、動きデータは更に、加速度データ及び角速度データに基づいて変換を通じて取得される速度データ、距離データ、及び同様のものを含み得る。
【0077】
したがって、ウェアラブルデバイス100はユーザの手首に取り付けられ、その結果、動きセンサは、ユーザの手首の加速度データ及び角速度データをキャプチャし、各ストライクアクションを監視し、ユーザの手首の加速度データ及び角速度データに基づいて各ストライクアクションのスイングタイプを判定する。
【0078】
ウェアラブルデバイス100に加えて、動きセンサは代替的にゴルフクラブ内に配置され得ることに留意されたい。例えば、動きセンサは、独立したデバイスとしてゴルフクラブに固定され得るか、又は、動きセンサは、ゴルフクラブの一部としてゴルフクラブに統合され得、その結果、デバイス本体101は、動きデータをゴルフクラブからリアルタイムに受信できる。これは、本願において限定されるものではない。いくつかの実施形態において、動きセンサは、加速度センサ及びジャイロスコープセンサと統合された慣性測定ユニット(inertial measurement unit, IMU)であり得る。
【0079】
加えて、集音器(例えばマイク)がまた、デバイス本体101において構成され得、デバイス本体101は、集音器を使用することによって音波データをキャプチャし得る。したがって、ウェアラブルデバイス100は、ユーザの手首に取り付けられ、その結果、集音器は、ユーザがゴルフをプレイするときに生成される音波データをキャプチャし、各ストライクアクションを監視し、音波データと組み合わせた動きデータに基づいて、各ストライクアクションのスイングタイプ及びストライクフィールドを判定する。
【0080】
測位センサがデバイス本体101において構成され得、デバイス本体101は、測位センサを使用することによって、測位データをリアルタイムにキャプチャし、各ストライクアクションのストライクポイント、及び、ウェアラブルデバイスの場所をリアルタイムに監視し得る。測位データは、経度及び緯度座標、3D座標、又は同様のものによって表され得、測位データは、各ストライクアクションのストライクポイントを表し得る。
【0081】
測位センサは例えば、グローバルポジショニングシステム(global positioning system, GPS)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system, GLONASS)、北斗衛星導航系統(BeiDou navigation satellite system, BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system, QZSS)、及び/又は衛星ベースオーグメンテーションシステム(satellite-based augmentation system, SBAS)を使用し得る。
【0082】
上述した説明に基づいて、以下の本願の実施形態において、図2A図2B-1、図2B-2、図3A図3B-1、及び図3B-2を参照して、図1に示される構造のウェアラブルデバイスが、本願において提供されるスポーツモード処理方法を詳細に説明するための例として使用される。
【0083】
図2Aは、本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。図2Aに示されるように、本願において言及されるスポーツモード処理方法はS11~S17を含み得る。
【0084】
S11:ウェアラブルデバイスがゴルフモードを有効化する。
【0085】
ゴルフについては、ゴルフ及び他のスポーツ(例えば、ランニング、スキー、サイクリング、及びウォーキング)を区別するために、ゴルフモード(ゴルフコースモード又はゴルフスポーツモードとも称され得る)がウェアラブルデバイス上で設定され得る。ゴルフモードが有効化された後に、ウェアラブルデバイスは、キャプチャされた関連データがゴルフから来るものであり、別のスポーツから来るものではないと判定し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするときに生成された関連データを正確かつ完全にキャプチャできる。
【0086】
上述の関連データは、動きセンサによってキャプチャされた動きデータ及び測位センサによってキャプチャされた測位データを含み得るが、それらに限定されるものではない。加えて、関連データは更に、集音器によってキャプチャされた音波データ及び同様のものを含み得る。
【0087】
上述した説明に基づいて、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするときにゴルフモードを有効化する必要がある。ウェアラブルデバイスは複数の方式でゴルフモードを有効化し得る。
【0088】
方式1:ウェアラブルデバイスは入力1を通じてゴルフモードを有効化し得る。
【0089】
入力1が発話1であるとき、ウェアラブルデバイスは、ユーザによって入力される発話1を受信し得、発話1は、ゴルフモードを有効化するようウェアラブルデバイスをトリガするために使用される。発話1の具体的な実装は本願において限定されるものではない。例えば、ユーザは、発話を通じてウェアラブルデバイスを起動し、「ゴルフモードを有効化」又は「ゴルフをプレイしたい」という発話1をウェアラブルデバイスに入力し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、発話1に基づいてゴルフモードを有効化する。
【0090】
したがって、ウェアラブルデバイスは、ゴルフモードを有効化すうようにウェアラブルデバイスをトリガするために発話1が使用されると判定した後に発話1に応答してゴルフモードを有効化し得る。
【0091】
入力1が操作1であるとき、ウェアラブルデバイスは、タッチコンポーネント1に対して実行された操作1を受信し得、操作1は、ゴルフモードを有効化するようウェアラブルデバイスをトリガするために使用される。タッチコンポーネント1は、ウェアラブルデバイスのユーザインタフェース上に表示されるソフトウェアコントロールであり得、又は、タッチコンポーネント1は、ウェアラブルデバイス上に配置されるボタンであり得、又は、タッチコンポーネント1は、ソフトウェアコントロール及びウェアラブルデバイス上のボタンの組み合わせを含み得る。タッチコンポーネント1のサイズ、形状及び色などのパラメータは、本願において限定されるものではない。例えば、タッチコンポーネント1は図1におけるタッチコンポーネントであり得る。操作1は、タップ操作、ダブルタップ操作、タッチアンドホールド操作及び同様のものを含み得るが、これらに限定されるものではない。ウェアラブルデバイスのユーザインタフェースの場所、形状及びサイズなどのパラメータは本願において限定されるものではない。
【0092】
したがって、ウェアラブルデバイスは、操作1に応答してゴルフモードを有効化し得る。
【0093】
方式2:ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイしていると判定したとき、ゴルフモードを有効化し得る。
【0094】
ウェアラブルデバイスは、動きデータを使用することによって、ユーザがゴルフをプレイしているかどうかを判定し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイしていることを動きデータが示すと判定するとき、ゴルフモードを有効化し得る。
【0095】
ウェアラブルデバイスは、複数の方式で、ユーザがゴルフをプレイしているかどうかを判定し得る。
【0096】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、動きデータの特徴マップ(例えば、加速度波形特徴マップ及び角速度波形特徴マップ)を分析のために分類モデル1に入力し得る。ユーザがゴルフをプレイしていることを分析結果が示すとき、ウェアラブルデバイスはゴルフモードを有効化し得る。
【0097】
分類モデル1は、ユーザがゴルフをプレイしていると判定するために使用され、ゴルフを別のスポーツから区別し得る。分類モデル1は、標準ゴルフの特徴、例えば、アップスイング時間、ダウンスイング時間、静止ポイント、アップスイング距離、ダウンスイング距離及びスイング角度に基づいて、元のモデルを訓練することによって取得される。
【0098】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスは、動きデータ及び音波データの特徴マップ(例えば、加速度波形特徴マップ、角速度波形特徴マップ、及び音波形特徴マップ)を分析のために分類モデル2に入力し得る。ユーザがゴルフをプレイしていることを分析結果が示すとき、ウェアラブルデバイスはゴルフモードを有効化し得る。
【0099】
分類モデル2は、ユーザがゴルフをプレイしていると判定するために使用され、ゴルフを別のスポーツから区別し得る。分類モデル2は、標準ゴルフの特徴、例えば、アップスイング時間、ダウンスイング時間、静止ポイント、アップスイング距離、ダウンスイング距離、スイング角度及び音に基づいて、元のモデルを訓練することによって取得される。
【0100】
加えて、上述の実装に基づいて、ウェアラブルデバイスは代替的に、測位データに基づいて、ウェアラブルデバイスがゴルフコースに位置するかどうかを判定し、ユーザがゴルフをプレイしているかどうかを判定し得る。したがって、ウェアラブルデバイスがゴルフコースに位置するとき、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイしていると判定し得、ゴルフモードを有効化し得る。
【0101】
本願において、ユーザがゴルフをプレイしているかどうかを判定する実装は上述の実装に限定されるものではないことに留意されたい。
【0102】
方式3:ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイスによって送信された指示1に従ってゴルフモードを有効化し得る。
【0103】
電子デバイスは、入力2を受信し得、入力2に応答して、電子デバイスは、入力2に対応する指示1をウェアラブルデバイスへ送信し得る。指示1は、ゴルフモードを有効化するようウェアラブルデバイスをトリガするために使用される。
【0104】
入力2は発話2であり得、発話2は、ゴルフモードを有効化するようウェアラブルデバイスをトリガするために使用される。発話2の具体的な実装は本願において限定されるものではない。例えば、ユーザは、発話を通じて電子デバイスを起動し、「ウェアラブルデバイスのゴルフモードを有効化する」という発話2を電子デバイスに入力し得る。
【0105】
代替的に、入力2は、タッチコンポーネント2に対して実行される操作2であり得、操作2は、ゴルフモードを有効化するようウェアラブルデバイスをトリガするために使用される。タッチコンポーネント2は、電子デバイスのユーザインタフェース上に表示されるソフトウェアコントロールであり得、又は、タッチコンポーネント2は、電子デバイス上に配置されるボタンであり得、又は、タッチコンポーネント2は、ソフトウェアコントロール及び電子デバイス上のボタンの組み合わせを含み得る。タッチコンポーネント2のサイズ、形状及び色などのパラメータは、本願において限定されるものではない。操作2は、タップ操作、ダブルタップ操作、タッチアンドホールド操作及び同様のものを含み得るが、これらに限定されるものではない。電子デバイスのユーザインタフェースの場所、形状及びサイズなどのパラメータは本願において限定されるものではない。
【0106】
したがって、ウェアラブルデバイスは、指示1に応答してゴルフモードを有効化し得る。
【0107】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするときに生成される関連データをリアルタイムに取得し、各ストライクアクションを検出することに役立てるためにゴルフモードを有効化し得る。
【0108】
上述した説明に基づいて、いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスがゴルフモードを有効化していない、かつ、ゴルフモードが有効化される必要があると判定するとき、ウェアラブルデバイスはまず、ある期間(例えば3秒間)にわたって振動し、次に、ゴルフモードを有効化し、ウェアラブルデバイスがゴルフモードを有効化したことをユーザに通知し得る。
【0109】
加えて、ウェアラブルデバイスは、ゴルフモードを有効化した後に、ウェアラブルデバイスのディスプレイ上にプロンプト1を表示し得、プロンプト1は、ウェアラブルデバイスがゴルフモードを有効化したことをユーザに通知するために使用される。
【0110】
プロンプト1の具体的な実装は本願において限定されるものではない。例えば、プロンプト1は、ゴルフのアイコン及び「ゴルフモードが有効化されています」というテキストを含み得る。
【0111】
加えて、ウェアラブルデバイスは、ある期間(例えば、3秒間)が経過し、かつ、ユーザ操作が受信されないとき、ウェアラブルデバイスのディスプレイをオフにし得る。これは、ウェアラブルデバイスの電力消費を低減するのに役立つ。
【0112】
加えて、ウェアラブルデバイスがゴルフモードを有効化し、ゴルフモードを無効化するための入力3を受信した後に、ウェアラブルデバイスは、ある期間(例えば3秒間)にわたって振動し、次に、ゴルフモードを無効化して、ウェアラブルデバイスがゴルフモードを無効化したことをユーザに通知し得る。
【0113】
入力3は、発話3又はタッチコンポーネント3に対して実行される操作3であり得、ゴルフモードを無効化するようウェアラブルデバイスをトリガするために使用される。発話3の具体的な実装は本願において限定されるものではない。タッチコンポーネント3は、ウェアラブルデバイスのユーザインタフェース上に表示されるソフトウェアコントロールであり得、又は、タッチコンポーネント3は、ウェアラブルデバイス上に配置されるボタンであり得、又は、タッチコンポーネント3は、ソフトウェアコントロール及びウェアラブルデバイス上のボタンの組み合わせを含み得る。タッチコンポーネント3のサイズ、形状及び色などのパラメータは本願において限定されるものではない。操作3は、タップ操作、ダブルタップ操作、タッチアンドホールド操作及び同様のものを含み得るが、これらに限定されるものではない。ウェアラブルデバイスのユーザインタフェースの場所、形状及びサイズなどのパラメータは本願において限定されるものではない。加えて、タッチコンポーネント3は、上述のタッチコンポーネント1、又は、タッチコンポーネント1と異なるタッチコンポーネントであり得る。
【0114】
S12:ゴルフモードが有効化された後に、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスがゴルフコースの地図データをロードしたかどうかを判定する。
【0115】
ゴルフモードが有効化された後に、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするゴルフコースを判定する必要がある。
【0116】
ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするゴルフコースを複数の方式で判定し得る。いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスの現在位置に基づいて、測位を通じてウェアラブルデバイスによって取得されたゴルフコースを自動的に判定し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、測位を通じてウェアラブルデバイスによって取得されたゴルフコースに基づいて、ユーザがゴルフをプレイするゴルフコースを判定できる。したがって、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの識別子、例えば、名称又は番号を判定し得る。
【0117】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスは代替的に、受信された入力4に基づいて、ゴルフコースの識別子、例えば、名称又は番号を判定し得る。入力4は、ユーザがゴルフをプレイするゴルフコースをウェアラブルデバイスに通知するために使用される。入力4は、発話4又はタッチコンポーネントに対して実行される操作4であり得る。入力4の具体的な実装については、入力1、入力2、又は入力3の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0118】
上述した説明に基づいて、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの識別子に基づいて、ウェアラブルデバイスがゴルフコースの地図データをロード(記憶とも称され得る)したかどうかを判定し得る。
【0119】
ゴルフコースは通常、18のホールを含み、ゴルフコースの地図データは、ゴルフコースにおける各場所のホール識別子(例えば、番号又は名称)及びフィールドタイプを示し得る。ゴルフコースの地図データの具体的な実装は本願において限定されるものではない。したがって、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データに基づいて、ゴルフコースにおける各ホールのホール識別子、ホールが位置するエリアのサイズ及び場所、及び、ホールが位置するエリアに含まれる各フィールドのフィールドタイプ、フィールドサイズ、フィールド場所、及び同様のものを判定し得る。
【0120】
例えば、ゴルフコースの地図データは、ベクター画像におけるすべてのピクセルのフラグ(flag)を含み得る。各ピクセルのフラグは、ピクセルに対応するホール識別子及びフィールドタイプを示し、フラグは、番号、2進値、文字、字母、又は同様のものの形式で表され得る。
【0121】
ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、S13を実行し得る。
【0122】
ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしていないと判定した後に、複数の方式でゴルフコースの地図データをロードし得る。
【0123】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されているサーバへ指示2を送信し得る。したがって、サーバは、指示2に応答して、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスへ送信し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをロードできる。
【0124】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイスへ指示3を送信し得る。したがって、指示3に応答して、電子デバイスは、電子デバイスがゴルフコースの地図データをロードしたかどうかを判定する。
【0125】
電子デバイスは、ゴルフコースの地図データを電子デバイスがロードしたと判定したとき、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスへ送信し得、その結果、ウェアラブルデバイスはゴルフコースの地図データをロードできる。電子デバイスは、ゴルフコースの地図データを電子デバイスがロードしていないと判定したとき、指示4をサーバへ送信し得、その結果、サーバは、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスへ送信できる。したがって、ウェアラブルデバイスはゴルフコースの地図データをロードし得る。
【0126】
指示2、指示3及び指示4はすべて、ウェアラブルデバイスがゴルフコースの地図データをロードする必要があることを示す。指示2、指示3及び指示4は、識別子、2進値、文字、又は同様のものの形式で表され得る。例えば、指示2、指示3及び指示4は、ゴルフコースの名称を保持する。
【0127】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、サーバ及び/又は電子デバイスを通じてゴルフコースの地図データをロードし、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションをリアルタイムに検出する準備を行い得る。
【0128】
加えて、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データに基づいてゴルフコースの電子地図を描画し、電子地図を表示し得る。ゴルフコースの電子地図は、すべてのホールが位置するエリアを表示するか、又は、ユーザがゴルフをプレイするときに対応するホールが位置するエリアを表示し得る。ホール識別子、フィールドタイプ、フィールドサイズ、フィールド場所、及び同様のものは、各ホールが位置するエリアについてマーキングされ得る。
【0129】
S13:ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ及び測位センサを起動する。
【0130】
ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをロードするのに特定の時間を費やす必要がある。したがって、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ及び測位センサを起動し、デバイスが長い起動に起因してウェアラブルデバイスの電力を消費することを防止し得る。これは、ウェアラブルデバイスの電力消費を低減するのに役立つ。
【0131】
ゴルフモードを有効化する方式1において、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、入力1に応答して、動きセンサ及び測位センサを起動し得る。
【0132】
ゴルフモードを有効化する方式2において、ウェアラブルデバイスは動きセンサを使用することによって動きデータをキャプチャする必要があるので、ウェアラブルデバイスは、動きセンサを起動済みである。したがって、ウェアラブルデバイスは、動きデータに基づいて、ユーザがゴルフをプレイしていると判定し、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロード済みであると判定した後に、測位センサを起動し得る。
【0133】
ゴルフモードを有効化する方式3において、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、指示1に応答して、動きセンサ及び測位センサを起動し得る。
【0134】
S141:ウェアラブルデバイスは、動きセンサを使用することによって動きデータをリアルタイムに取得する。
【0135】
S142:ウェアラブルデバイスは、測位センサを使用することによって測位データをリアルタイムに取得する。
【0136】
S141及びS142の間には時系列が無く、S141及びS142は、同時に又は順次に実行され得る。
【0137】
ソフトウェアインタフェース及び/又はハードウェアインタフェースは、ウェアラブルデバイス及び動きセンサの間に配置され得、その結果、ウェアラブルデバイスは、インタフェースを通じて動きデータをリアルタイムに取得できる。ソフトウェアインタフェース及び/又はハードウェアインタフェースは、ウェアラブルデバイス及び測位センサの間に配置され得、その結果、ウェアラブルデバイスは、インタフェースを通じて測位データをリアルタイムに取得できる。
【0138】
したがって、ウェアラブルデバイスは、動きデータ及び測位データをリアルタイムにキャプチャし得る。これは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションを適時かつ正確な方式で検出することに役立つ。
【0139】
動きデータは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションのアクション特徴、例えば、スイングタイプを表し得る。測位データは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションのストライクポイント、及び、ゴルフコースにおけるウェアラブルデバイスの場所を表し得る。動きデータ及び測位データの具体的な実装については、上述の記述内容を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0140】
S15:ウェアラブルデバイスは、動きデータ及び測位データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する。
【0141】
ウェアラブルデバイスは、リアルタイムに取得された動きデータ及び測位データに基づいて、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行されるアクションをリアルタイムに監視し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、ユーザによって実行された各ストライクアクションを検出し得、各ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0142】
各ストライクアクションについて、ストライクデータは例えば、記録時間、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量、スイングタイプ、ホール識別子、フィールドタイプ、ストライクポイント、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量、及びストライク距離を含み得る。
【0143】
記録時間は、ウェアラブルデバイスがストライクアクションのストライクデータを記録する時点(瞬間とも称され得る)、又は、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを判定する時点である。
【0144】
ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量は、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの総累積数量におけるストライクアクションの連番である。ストライクアクションが属するホールは、ストライクアクションが実行される、ゴルフコース内のエリアにおけるホールである。具体的には、ホール識別子は、ストライクアクションが属するホールを示し得る。ストライクアクションが属するホールについてのストロークの総累積数量は、ストライクアクションが属するホールが位置する、ゴルフコースにおけるエリア内のストライクアクションの総数量である。ホール識別子は、識別のために、連番、名称、又は同様のものであり得る。
【0145】
例えば、ストライクアクションがホール1についての第iのストライクアクションであると想定すると、ストライクアクションが属するホールはホール1であり、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量はiであり、ここでiは正の整数である。
【0146】
スイングタイプは、ユーザがゴルフクラブをスイングした後に、ゴルフクラブがゴルフボールにヒットし、その結果、ゴルフボールが移動してゴルフクラブを前方へ駆動するアクションのタイプである。スイングタイプは、フルスイング、1/2スイング、1/4スイング、及びパッティングを含み得る。加えて、フィールドタイプがバンカー(バンカーとしても参照され得る)又はグリーンであるとき、スイングタイプは更に空振りを含み得る。空振りは、ユーザがゴルフクラブをスイングした後に、ゴルフクラブがゴルフボールにヒットすることなくゴルフボールの上をスライドするアクションのタイプである。
【0147】
ストライクポイントは、ストライクアクションが実行される、ゴルフコースにおける場所、すなわちスイング場所である。ストライクポイントは、測位データに基づいて判定され得、ストライクポイントは、経度及び緯度座標、3D座標、又は同様のものによって表され得る。
【0148】
ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量は、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの総累積数量におけるストライクアクションの連番である。ストライクアクションが属するフィールドは、ストライクアクションが実行される、ゴルフコースにおけるフィールドである。具体的には、フィールドタイプは、ストライクアクションが属するフィールドを示し得る。ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの総累積数量は、ストライクアクションが属するフィールドのフィールドタイプとフィールドタイプが同一である、ゴルフコースにおけるすべてのフィールドにおけるストライクアクションの総数量である。フィールドタイプは、ティー、フェアウェイ、バンカー、グリーン、ハザード、及び同様のものを含み得る。ハザードは例えば、樹木が位置するハザード、及び、池が位置するハザードを含み得る。
【0149】
例えば、ストライクアクションがホールについての第jのストライクアクションであると想定すると、ストライクアクションが属するフィールドはホールであり、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量はjであり、ここでjは正の整数である。
【0150】
ストライク距離は、ストライクアクションがゴルフボールに作用するときに発生する移動距離である。
【0151】
本願において、バンカーショットアクション及びグラウンドヒットアクションの各々もストライクアクションのタイプであることに留意されたい。バンカーショットアクションは、ユーザがゴルフクラブをスイングした後に、ゴルフクラブが砂にヒットし、ゴルフボールにヒットしてバンカーから出すアクションである。グラウンドヒットアクションは、ユーザがゴルフクラブをスイングした後に、ゴルフクラブがゴルフボールにヒットすることなく芝生にヒットするアクションである。
【0152】
ゴルフルールによれば、ユーザは、バンカー又はグリーンにおいて、試し振り又は練習を実行することが許可されず、ユーザは、ティー、フェアウェイ又はハザードにおいて試し振り及び練習を実行することが許可されている。したがって、ウェアラブルデバイスによって、リアルタイムに取得された動きデータ及び測位データに基づいて、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各アクションがストライクアクションであるかどうかを検出するための判定基準は、異なるフィールドタイプごとに変動する。
【0153】
図2B-1及び図2B-2を参照すると、以下では、ウェアラブルデバイスによって、S15における動きデータ及び測位データに基づいてすべてのストライクアクションのストライクデータを記録する具体的な実装を詳細に説明する。
【0154】
図2B-1及び図2B-2は、本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。図2B-1及び図2B-2に示されるように、本願において言及されるスポーツモード処理方法は、S21~S29を含み得る。
【0155】
ゴルフコースにおける任意のホールが位置するエリアにおいてユーザがゴルフをプレイするケースにおいて:
【0156】
S21~S232は、ウェアラブルデバイスによって、ホールが位置するエリアにおける第1ストライクアクションを検出し、第1ストライクアクションのストライクデータを記録する具体的な実装プロセスを説明する。
【0157】
S24~S29は、ウェアラブルデバイスによって、ホールが位置するエリアにおける第1ストライクアクション以外の残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録する具体的な実装プロセスを説明する。
【0158】
S21:ウェアラブルデバイスは、期間1内の動きデータ及び測位データを取得する。
【0159】
S141及びS142に基づいて、ウェアラブルデバイスは、ユーザによるゴルフのプレイのプロセス全体において、動きデータ及び測位データをリアルタイムに取得し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、同じ期間(すなわち期間1)内の動きデータ及び測位データを取得し、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される完全なアクションを分析するのに役立ち得る。
【0160】
期間1の特定の時間長は、本願において限定されるものではない。いくつかの実施形態において、期間1の時間長は、ユーザが1つのストライクアクションを実行する時間長より長い又はそれに等しくなるように設定され得る。
【0161】
例えば、動きセンサ及び測位センサが起動される時点から開始する時間長1において、ウェアラブルデバイスは、期間1内の動きデータ及び測位データをキャプチャし得る。
【0162】
代替的に、ゴルフコースにおける新しいホールが位置するエリアにユーザが入ると判定された時点から開始する時間長1において、ウェアラブルデバイスは、期間1内の動きデータ及び測位データをキャプチャし得る。
【0163】
したがって、ウェアラブルデバイスは、期間1内の動きデータから時間長11の動きデータを取得し得、期間1内の測位データから時間長12の測位データを取得し得る。
【0164】
時間長11及び時間長12の具体的な値は、時間長11及び時間長12の両方が期間1内である限り、本願において限定されるものではない。
【0165】
これにより、ウェアラブルデバイスが、同じ期間内の動きデータ及び測位データに基づいて1つのストライクアクションを判定できることを確実にする。
【0166】
S22:ウェアラブルデバイスは、期間1内の動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0167】
ストライクアクションが検出された場合、ウェアラブルデバイスはS231を実行する。ストライクアクションが検出されない場合、ウェアラブルデバイスはS232を実行する。
【0168】
ゴルフルールによれば、ユーザはゴルフをプレイするとき、手振りアクション、空振りアクション又はストライクアクションのうちの少なくとも1つを実行し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、期間1内の動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し得る。これにより、ユーザの誤操作、すなわち、手振り又は空振りによって引き起こされるアクションを排除し得る。
【0169】
ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されたかどうかを複数の方式で判定し得る。
【0170】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、動きセンサにおける加速度センサ及びジャイロスコープセンサに基づいて、期間1内の加速度データ及び角速度データをそれぞれキャプチャする。ウェアラブルデバイスは、期間1内の加速度データ及び角速度データに基づいて第1波形信号特徴を取得し得る。第1波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されるものではない。
【0171】
したがって、ウェアラブルデバイスは、第1波形信号特徴に基づいて第1確率を判定し得る。第1確率はストライクアクションの確率を示す。第1確率が閾値2より高いとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されたと判定し得る。第1確率が閾値2より小さい又はそれに等しいとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されなかったと判定し得る。閾値2の具体的な値は本願において限定されるものではない。
【0172】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、期間1内の動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、手振り及び空振りなどの異常シナリオを排除し得る。
【0173】
S231:期間1内の測位データ及びゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、ストライクアクションが第1ストライクアクションであると判定するとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S24を実行する。
【0174】
ストライクアクションが検出されたと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、期間1内の測位データに基づいて、ユーザがストライクアクションを実行するケースにおけるウェアラブルデバイスの場所を判定し得る。ウェアラブルデバイスの場所及びゴルフコースの地図データに基づいて、ウェアラブルデバイスは、ホールが位置するエリアにおいて、ウェアラブルデバイスが位置する具体的なフィールド、すなわち、ストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。
【0175】
ホールが位置するエリアにおけるストライクアクションのストライクデータが記録されていないと判定されるとき、又は、ホールについてのストロークの現在の総累積数量が0であると判定されるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが第1ストライクアクションであると判定し得る。
【0176】
したがって、ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、ストライクアクションが第1ストライクアクションであると判定されるとき、ウェアラブルデバイスは、第1ストライクアクションのストライクデータを記録し、S24を実行し得、その結果、ウェアラブルデバイスは引き続き、ホールが位置するエリアにおける残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0177】
ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量については、ホールについてのストロークの現在の総累積数量が0であるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量を1に更新し得る。
【0178】
ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量については、フィールドについてのストロークの現在の総累積数量が0であるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量を1に更新し得る。
【0179】
S232:ウェアラブルデバイスは、S231が実行されるまで、S21における期間1内の動きデータ及び測位データを更新する。
【0180】
ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されないと判定した後に、S21における期間1内の動きデータ及び測位データを更新し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、完全なアクションに対応する動きデータ及び測位データを最大限までキャプチャする。
【0181】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、S21における期間1内の動きデータ及び測位データを期間1'内の動きデータ及び測位データに更新し得る。
【0182】
期間1'の特定の時間長は、期間1'における少なくとも1つの時点が期間1における最新の時点より後である限り、本願において限定されるものではない。加えて、期間1'の時間長は、期間1のものと同一であり得るか、又は、それと異なり得る。
【0183】
例えば、期間1における最新の時点から開始する時間長1'において、ウェアラブルデバイスは、期間1'内の動きデータ及び測位データをキャプチャし得る。
【0184】
したがって、ウェアラブルデバイスは、期間1'内の動きデータから時間長11'の動きデータを取得し、期間1'内の測位データから時間長12'の測位データを取得し得る。
【0185】
時間長11'及び時間長12'の具体的な値は、時間長11'及び時間長12'の両方が期間1'内である限り、本願において限定されるものではない。
【0186】
これにより、ウェアラブルデバイスが、同じ期間内の動きデータ及び測位データに基づいて1つのストライクアクションを判定できることを確実にする。
【0187】
まとめると、ウェアラブルデバイスは第1ストライクアクションを検出し得、第1ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0188】
S24:ウェアラブルデバイスは、期間2内の動きデータ及び測位データを取得し、ここで期間2は期間1と異なる。
【0189】
S141及びS142に基づいて、ウェアラブルデバイスは、ユーザによるゴルフのプレイのプロセス全体において、動きデータ及び測位データをリアルタイムに取得し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、同じ期間(すなわち期間2)内の動きデータ及び測位データを取得し、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される完全なアクションを分析するのに役立ち得る。
【0190】
期間2の特定の時間長は、期間2における少なくとも1つの時点が期間1における最新の時点より後である限り、本願において限定されるものではない。加えて、期間2の時間長は、期間1のものと同一であり得るか、又は、それと異なり得る。いくつかの実施形態において、期間2の時間長は、ユーザが1つのストライクアクションを実行する時間長より長い又はそれに等しくなるように設定され得る。
【0191】
例えば、前のストライクアクションが検出された時点から開始する時間長2において、ウェアラブルデバイスは、期間2内の動きデータ及び測位データをキャプチャし得る。
【0192】
したがって、ウェアラブルデバイスは、期間2内の動きデータから時間長21の動きデータを取得し、期間2内の測位データから時間長22の測位データを取得し得る。
【0193】
時間長21及び時間長22の具体的な値は、時間長21及び時間長22の両方が期間2内にある限り、本願において限定されるものではない。
【0194】
これにより、ウェアラブルデバイスが、同じ期間内の動きデータ及び測位データに基づいて1つのストライクアクションを判定できることを確実にする。
【0195】
S25:ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されたかどうかを期間2内の動きデータに基づいて判定する。
【0196】
ストライクアクションが検出された場合、ウェアラブルデバイスはS261又はS262を実行する。ストライクアクションが検出されない場合、ウェアラブルデバイスはS29を実行する。
【0197】
S25の具体的な実装プロセスについては、図2B-1に示されるS22の実施形態の記述内容を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0198】
S261:期間2内の測位データ及びゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、フェアウェイ、又はハザードのいずれか1つであると判定したとき、ウェアラブルデバイスは、期間2内の測位データに対応するストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値1より大きいかどうかを判定する。
【0199】
距離が閾値1より大きい場合、ウェアラブルデバイスはS271を実行する。距離が閾値1より大きくない場合、ウェアラブルデバイスはS272を実行する。
【0200】
ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されたと判定した後に、期間2内の測位データ及びロードされたゴルフコースの地図データに基づいてストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。具体的な実装プロセスについては、S231の実施形態の記述内容を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。加えて、ウェアラブルデバイスは更に、ストライクアクションが実行された、ゴルフコース又はホールが位置するエリアにおける場所、すなわち、ストライクアクションのストライクポイントを判定し得る。
【0201】
ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、フェアウェイ、又はハザードのいずれか1つであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値1より大きいかどうかを判定し得る。ユーザによって実行されるスイングの連続が完全に考慮される。これにより、ユーザによって実行される空振り、試し振り、又は練習がストライクアクションとして誤判定される現象を回避する。
【0202】
最新の記録時間を有するストライクアクションは、現在の瞬間の前に記録されたすべてのストライクアクションのうち、記録時間が現在の時間に最も近いストライクアクションである。
【0203】
例えば、ウェアラブルデバイスは、現在の瞬間の前に第1ストライクアクション及び第2ストライクアクションを記録すると想定される。このケースにおいて、別のストライクアクションが検出されると判定された後に、ウェアラブルデバイスは、最新の記録時間を有するストライクアクションが第2ストライクアクションであると判定し得る。
【0204】
ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離は、ストライクアクションがゴルフボールに作用するときに発生する移動距離、すなわち、ストライクアクションのストライク距離を表す。
【0205】
閾値1の具体的な値は、本願において限定されるものではない。例えば、閾値1は、ユーザが1つのストライクアクションを実行する平均距離に等しいように設定され得る。
【0206】
S271:ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S29を実行する。
【0207】
ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値1より大きいとき、ウェアラブルデバイスは、ユーザがストライクアクションを実行した後にゴルフボールが長い距離を移動したと判定し得る。したがって、ウェアラブルデバイスはストライクアクションのストライクデータを記録し、S29を実行し、その結果、ウェアラブルデバイスは、引き続き、ホールが位置するエリアにおける残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録できる。
【0208】
ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量については、ホールについてのストロークの現在の総累積数量がNであるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量をN+1に更新し得る。本明細書におけるNは正の整数である。
【0209】
ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量については、フィールドについてのストロークの現在の総累積数量がMであるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量をM+1に更新し得る。本明細書におけるMは正の整数である。
【0210】
S272:ウェアラブルデバイスはメッセージ1を表示し、ここでメッセージ1は、ストライクアクションが実行されるかどうかをユーザに質問するために使用される。
【0211】
ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値1より小さい又はそれに等しいとき、ウェアラブルデバイスは、ユーザがストライクアクションを実行した後に、ゴルフボールが小さい距離を移動したと、又は、ゴルフボールが移動していないことがあり得ると判定し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、メッセージ1を表示し得、ユーザ入力に基づいて、ストライクアクションが、異常なケースにおいて発生するアクション、例えば、空振り、試し振り、又は練習であり得るケースを排除するのに役立ち得る。
【0212】
メッセージ1の具体的な実装は、本願において限定されるものではない。
【0213】
例えば、ストライクアクションは空振りアクションであると判定される。メッセージ1は、ストライクアクションが空振りアクションであり、ストライクアクションのストライクデータは記録されないとユーザに通知するために、又は、ストライクアクションが空振りアクションであることをユーザに通知し、ストライクアクションのストライクデータを記録するかどうかをユーザに質問するために、又は、移動距離が過剰に小さく、ストライクアクションのストライクデータは記録されないことをユーザに通知するために使用され得る。
【0214】
S281:ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが実行されることを示す入力5を時間長3内に受信した後にS271を実行する。
【0215】
S282:ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが実行されないことを示す入力6を時間長3内に受信した後に、又は、ユーザ入力を時間長3内に受信しないときに、S29を実行する。
【0216】
入力5又は入力6は、発話、又は、タッチコンポーネントに対して実行されるタップ操作、ダブルタップ操作、タッチアンドホールド操作、又は同様のものであり得る。入力5又は入力6の具体的な実装については、入力1、入力2又は入力3の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0217】
時間長3の具体的な値は本願において限定されるものではない。加えて、メッセージ1は更に、時間長3を表示するために使用され得、ストライクアクション、空振りアクション、試し振りアクション、又は練習アクションが実行されるかどうかを時間長3内に選択するようユーザに示すことに役立つ。
【0218】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、ユーザ入力に基づいて、空振り、試し振り、又は練習であり得るアクションを排除し、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出すると判定し得る。
【0219】
S262:期間2内の測位データ及びゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであると判定するとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S29を実行する。
【0220】
S261の実施形態の説明に基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S29を実行し得、その結果、ウェアラブルデバイスは引き続き、ホールが位置するエリアにおける残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録できる。
【0221】
S29:ホールが位置するエリアにおいてユーザがゴルフのプレイを終了し、次にS21を実行するまで、又は、ゴルフコースにおいてユーザがゴルフのプレイを終了するまで、ウェアラブルデバイスは、S24における期間2内の動きデータ及び測位データを更新する。
【0222】
ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されなかったと判定した後に、S24における期間2内の動きデータ及び測位データを更新し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、完全なアクションに対応する動きデータ及び測位データを最大限までキャプチャする。
【0223】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、S24における期間2内の動きデータ及び測位データを期間2'内の動きデータ及び測位データに更新し得る。
【0224】
期間2'の特定の時間長は、期間2'における少なくとも1つの時点が期間2における最新の時点より後である限り、本願において限定されるものではない。加えて、期間2'の時間長は、期間2のものと同一であり得るか、又は異なり得る。
【0225】
例えば、期間2'における最新の取得時点から開始する時間長2'において、ウェアラブルデバイスは、期間2'内の動きデータ及び測位データをキャプチャする。
【0226】
したがって、ウェアラブルデバイスは、期間2'内の動きデータから時間長21'の動きデータを取得し、期間2'内の測位データから時間長22'の測位データを取得し得る。
【0227】
時間長21'及び時間長22'の具体的な値は、時間長21'及び時間長22'の両方が期間2'内である限り、本願において限定されるものではない。
【0228】
これにより、ウェアラブルデバイスが、同じ期間内の動きデータ及び測位データに基づいて1つのストライクアクションを判定できることを確実にする。
【0229】
まとめると、ホールが位置するエリアにおいてユーザがゴルフのプレイを終了したと判定されるとき、ウェアラブルデバイスは、引き続きS24における期間2内の動きデータ及び測位データを更新する必要がなく、S21を実行し得、その結果、ゴルフコースにおいてユーザがゴルフのプレイを終了したと判定されるまで、ウェアラブルデバイスは引き続き、ゴルフコースにおける別のホールが位置するエリアにおけるすべてのストライクアクションを検出し、すべてのストライクアクションの対応するストライクデータを記録できる。次に、ウェアラブルデバイスは、動きセンサ及び測位センサをオフにし、ゴルフモードを無効化して、ユーザがゴルフをプレイするときに実行されるストライクアクション検出を終了し得る。
【0230】
ウェアラブルデバイスは、ホールが位置するエリアにおいてユーザがゴルフのプレイを終了したと、及び、ユーザがゴルフのプレイを終了したと、複数の方式で判定し得る。具体的な実装については、S12における、ユーザがゴルフをプレイしているというウェアラブルデバイスによる判定の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0231】
加えて、ウェアラブルデバイスは、ゴルフモードを無効化した後にウェアラブルデバイスのディスプレイ上にプロンプト2を表示し得、プロンプト2は、ウェアラブルデバイスがゴルフモードを無効化したとユーザに通知するために使用される。プロンプト2の具体的な実装は本願において限定されるものではない。例えば、プロンプト2は、「ゴルフモードが無効化されました」というテキストを含み得る。
【0232】
前述の実施形態の説明に基づいて、ユーザがゴルフコースにおいてゴルフをプレイするプロセスにおいて、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の動きデータ及び測位データに基づいて、ストライクアクションが検出されるかどうかを判定し得る。これにより、ユーザによって実行される腕の振り又は空振りによって引き起こされる偽のアクションを排除する。ストライクアクションが検出されたとウェアラブルデバイスが判定した後に、ストライクアクションのフィールドタイプがティー、フェアウェイ、又はハザードのいずれか1つであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションがゴルフボールに作用したときに発生する移動距離に基づいてストライクアクションのストライクデータを選択的に記録し得る。これにより、異常シナリオにおいて発生するアクション、例えば、空振り、試し振り、又は練習を排除する。ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであるとき、ウェアラブルデバイスは、ゴルフルールに従って、ストライクアクションのストライクデータを直接記録し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフコースにおいてゴルフをプレイするときにユーザによって実行されるすべてのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0233】
加えて、ストライクアクションが検出されたと判定した後、ウェアラブルデバイスは更に、ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示し得る。
【0234】
任意のストライクアクションが検出されたとき、ウェアラブルデバイスは更に以下の内容を実行し得る。
【0235】
ストライクアクションのフィールドタイプがグリーンであると判定したとき、ウェアラブルデバイスはメッセージ2を表示し得、ここでメッセージ2は、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーンであり、ストライクアクションのスイングタイプがパッティングとして記録されることをユーザに通知するために使用される。メッセージ2の具体的な実装は本願において限定されるものではない。
【0236】
ストライクアクションのフィールドタイプがバンカーであると判定したとき、ウェアラブルデバイスはメッセージ3を表示し得、ここでメッセージ3は、ストライクアクションのフィールドタイプがバンカーであるとユーザに通知し、ストライクアクションが検出されたかどうかをユーザに質問するために使用される。メッセージ3の具体的な実装は本願において限定されるものではない。
【0237】
ストライクアクションのフィールドタイプが、樹木が位置するハザード、又は、池が位置するハザードであると判定されたとき、測位センサの精度、及び、ゴルフコースの環境の複雑性に起因して、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクポイントを正確に判定しないことがあり得る。例えば、ウェアラブルデバイスは、測位を通じて、ストライクアクションのストライクポイントが、樹木が位置するハザード、又は池が位置するハザードであると識別し得る。したがって、ウェアラブルデバイスはメッセージ4を表示し得、ここでメッセージ4は、ストライクアクションのストライクポイントについてユーザに質問するために使用される。メッセージ4の具体的な実装は本願において限定されるものではない。
【0238】
ユーザが1つのフィールドタイプから別のフィールドタイプに切り替えたと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、メッセージ5を使用し得、ここでメッセージ5は、フィールドタイプの変化、ユーザが属するフィールドについての注意事項(例えば、練習又は試し振りを実行できない)、及び同様のものをユーザに通知するために使用される。
【0239】
1つのホールから別のホールにユーザが切り替えたと判定した後に、ウェアラブルデバイスはメッセージ6を使用し得、ここでメッセージ6は、ホールの変更、ユーザが属するホールについての注意事項、及び同様のものをユーザに通知するために使用される。
【0240】
本願において言及された上述のメッセージは、テキスト、画像、又は同様のものによってリアルタイムに表され得る。ウェアラブルデバイスは、フローティング方式でウィンドウの形式でユーザインタフェース上に上述のメッセージを表示し得るか、又は、上述のメッセージをユーザインタフェースに埋め込んで表示し得る。これも本願において限定されるものではない。加えて、上述のメッセージを表示するとき、ウェアラブルデバイスは、ユーザに通知するために、振動し得る、及び/又は、ビープ音を生成し得る。
【0241】
まとめると、ストライクアクションが検出されたと判定したとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータに基づいて、ホール、フィールド、スイングタイプ及び同様のものをユーザに適時に通知し、また、グリーン、バンカー、試し振り、練習、空振り、又はハザードなどの異常シナリオをユーザに適時に通知し、異常シナリオにおけるウェアラブルデバイスによる誤識別又は検出漏れを回避し得る。
【0242】
加えて、ウェアラブルデバイスは更に、上述のメッセージに基づいて、ユーザからのストライクアクションを再確認し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、ユーザ入力に基づいて、ストライクアクションのストライクデータを記録するかどうかを判定し得る。上述のメッセージの表示時間長、表示モード及びユーザ入力モードは本願において限定されるものではない。
【0243】
S16:ウェアラブルデバイスは、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて、スポーツ統計インジケータを表示する。
【0244】
ウェアラブルデバイスは、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータを分析することによって、リスト、アレイ、テーブル、ヒストグラム、折れ線グラフ、又は同様のものを使用することによってスポーツ統計インジケータを表示し得る。
【0245】
スポーツ統計インジケータは例えば、各ストライクアクションのストライクデータ、各フィールドタイプのストロークの総累積数量、各ホールのストロークの総累積数量、各スイングタイプのストローク分布、及びすべてのホールについてのストロークの総累積数量を含み得る。
【0246】
加えて、ウェアラブルデバイスは更に、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータを電子デバイスへ送信し得、その結果、電子デバイスは、ゴルフコースの電子地図上にスポーツ統計インジケータを表示できる。
【0247】
S17:ウェアラブルデバイスは、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づいてスポーツストライクパスを表示する。
【0248】
S17は任意選択であることに留意されたい。
【0249】
スポーツストライクパスは、少なくとも1つのホールについてのゴルフストライクパスを含む。
【0250】
任意のホールについてのゴルフストライクパスについては、ウェアラブルデバイスは、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータから、ホール識別子がホールを示すすべてのストライクアクションを選択し、すべてのストライクアクションの記録時間及びストライクポイントを判定し得る。ウェアラブルデバイスは、すべてのストライクアクションの記録時間及びストライクポイントに基づいてホールについてのゴルフストライクパスを描画し得る。
【0251】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、接続線を使用することによって、記録時間の昇順に、すべてのストライクアクションのストライクポイントを始めから終わりまで接続し、ホールについてのゴルフストライクパスを描画し得る。
【0252】
具体的には、ウェアラブルデバイスは、接続線を使用することによって、すべてのストライクアクションのストライクポイントを接続し、接続線をホールについてのゴルフストライクパスとして使用する。接続線において、最も早い記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントが開始ポイントであり、最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントが終了ポイントであり、隣接する記録時間を有する2つのストライクアクションのストライクポイントが接続される。
【0253】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースにおける各ホールについてのゴルフストライクパスを描画し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、フローティング方式で、ゴルフコースの電子地図上にスポーツストライクパスを表示し得る。
【0254】
ウェアラブルデバイスによってスポーツストライクパスを表示する方式は、本願において限定されるものではない。
【0255】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、スポーツストライクパスを描画するプロセスをゴルフコースの電子地図上に動的に表示し得る。例えば、ホールについてのゴルフストライクパスについては、ウェアラブルデバイスは、接続線を使用することによって、すべてのストライクアクションのストライクポイントを接続する対応する動的プロセスを表示し得る。
【0256】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの電子地図上にスポーツストライクパスを静的に表示し得る。
【0257】
加えて、ウェアラブルデバイスは更に、スポーツストライクパスにおける、最も早い記録時間を有するストライクアクションのストライクポイント、及び、最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントを表示し、及び/又は、スポーツストライクパスにおける各ストライクアクションのストライクポイントを表示し得る。
【0258】
加えて、ウェアラブルデバイスは更に、色、太線、又はグラフィックス形式、又は同様のものにより、ゴルフコースの電子地図上でスポーツストライクパスを区別又は強調し得る。
【0259】
加えて、ウェアラブルデバイスは更に、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータを電子デバイスへ送信し得、その結果、電子デバイスは、ゴルフコースの電子地図上でスポーツストライクパスを表示できる。
【0260】
図2A図2B-1及び図2B-2の実施形態の説明に基づいて、ゴルフルール、ゴルフコースのフィールドタイプ、及びゴルフのスポーツ特徴などの影響要因を完全に考慮して、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションをリアルタイムに検出し得、統計データを正確に表示するために、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。これは、ユーザがユーザのスイングの習慣、ゴルフボール着地場所、ユーザのパフォーマンスの安定性、及び同様のものを適時に認識することに役立ち、更に、ユーザがユーザの弱点を包括的に評価し、科学的訓練計画を策定することに役立つ。
【0261】
図3Aは、本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。図3Aに示されるように、本願において言及されるスポーツモード処理方法は、S31~S37を含み得る。
【0262】
S31:ウェアラブルデバイスがゴルフモードを有効化する。
【0263】
S31の具体的な実装については、図2Aに示されるS11の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0264】
S32:ゴルフモードが有効化された後に、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスがゴルフコースの地図データをロードしたかどうかを判定する。
【0265】
S32の具体的な実装については、図2Aに示されるS12の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0266】
S33:ウェアラブルデバイスは、ウゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ、集音器、及び測位センサを起動する。
【0267】
S33における動きセンサ及び測位センサを起動する具体的な実装については、図2Aに示されるS13の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0268】
ウェアラブルデバイスは、ゴルフコースの地図データをロードするのに特定の時間を費やす必要がある。したがって、ウェアラブルデバイスは更に、動きセンサ及び測位センサを起動したときに集音器を起動し、デバイスが長い起動に起因してウェアラブルデバイスの大きい電力を消費することを防止し得る。
【0269】
S341:ウェアラブルデバイスは、動きセンサを使用することによって動きデータをリアルタイムに取得する。
【0270】
S341の具体的な実装については、図2Aに示されるS141の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0271】
S342:ウェアラブルデバイスは、集音器を使用することによって、音波データをリアルタイムに取得する。
【0272】
ソフトウェアインタフェース及び/又はハードウェアインタフェースは、ウェアラブルデバイス及び集音器の間に配置され得、その結果、ウェアラブルデバイスは、インタフェースを通じて音波データをリアルタイムに取得できる。集音器はウェアラブルデバイス内に配置され得る。例えば、集音器は、独立したデバイスとしてウェアラブルデバイス内に固定され得るか、又は、集音器は、ウェアラブルデバイスの一部としてウェアラブルデバイス内に統合され得る。例えば、集音器はマイクであり得る。
【0273】
音波データは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションのアクション特徴、例えば、フィールドタイプ及びスイングタイプを表し得る。音波データの具体的な実装については上述の記述内容を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0274】
S343:ウェアラブルデバイスは、測位センサを使用することによって測位データをリアルタイムに取得する。
【0275】
S343の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS142の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0276】
S341、S342及びS343の間に時系列はなく、S341~S343は、同時に又は順次に実行され得る。
【0277】
したがって、ウェアラブルデバイスは、動きデータ、音波データ及び測位データをリアルタイムにキャプチャし得る。これは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションを適時かつ正確な方式で検出することに役立つ。
【0278】
S35:ウェアラブルデバイスは、動きデータ、音波データ、及び測位データに基づいてすべてのストライクアクションのストライクデータを記録する。
【0279】
ウェアラブルデバイスは、リアルタイムに取得された動きデータ、音波データ、及び測位データに基づいて、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行されるアクションをリアルタイムに監視し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、各ストライクアクションを判定し得、各ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0280】
各ストライクアクションのストライクデータの具体的な実装については、図2Aに示されるS15の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0281】
ゴルフルールによれば、ユーザは、バンカー又はグリーンにおいて、試し振り又は練習を実行することが許可されず、ユーザは、ティー、フェアウェイ又はハザードにおいて試し振り及び練習を実行することが許可されている。したがって、ウェアラブルデバイスによって、リアルタイムに取得された動きデータ、音波データ及び測位データに基づいて、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各アクションがストライクアクションであるかどうかを検出するための判定基準は、異なるフィールドタイプごとに変動する。
【0282】
図3B-1及び図3B-2を参照すると、以下では、S35における、ウェアラブルデバイスによって、動きデータ、音波データ、及び測位データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する具体的な実装を詳細に説明する。
【0283】
図3B-1及び図3B-2は、本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。図3B-1及び図3B-2に示されるように、本願において言及されるスポーツモード処理方法は、S41~S49を含み得る。
【0284】
ゴルフコースにおける任意のホールが位置するエリアにおいてユーザがゴルフをプレイするケースにおいて:
【0285】
S41~S432は、ウェアラブルデバイスによって、ホールが位置するエリアにおける第1ストライクアクションを検出し、第1ストライクアクションのストライクデータを記録する具体的な実装プロセスを説明する。
【0286】
S44~S49は、ウェアラブルデバイスによって、ホールが位置するエリアにおける第1ストライクアクション以外の残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録する具体的な実装プロセスを説明する。
【0287】
S41:ウェアラブルデバイスは、期間4内の動きデータ、音波データ及び測位データを取得する。
【0288】
S341、S342及びS343に基づいて、ウェアラブルデバイスは、ユーザによるゴルフのプレイのプロセス全体において、動きデータ、音波データ及び測位データをリアルタイムに取得し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、同じ期間(すなわち期間4)内の動きデータ、音波データ及び測位データを取得し、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される完全なアクションを分析するのに役立ち得る。
【0289】
期間4の具体的な実装については、図2B-1に示されるS21の実施形態における期間1の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0290】
S42:ウェアラブルデバイスは、期間4内の動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0291】
ストライクアクションが検出された場合、ウェアラブルデバイスはS431を実行する。ストライクアクションが検出されない場合、ウェアラブルデバイスはS432を実行する。
【0292】
ゴルフルールによれば、ユーザはゴルフをプレイするとき、手振りアクション、空振りアクション又はストライクアクションのうちの少なくとも1つを実行し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、期間4内の動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し得る。これにより、ユーザの誤操作、すなわち、手振り又は空振りによって引き起こされるアクションを排除し得る。
【0293】
ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されたかどうかを複数の方式で判定し得る。
【0294】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、動きセンサにおける加速度センサ及びジャイロスコープセンサに基づいて、期間4内の加速度データ及び角速度データをそれぞれキャプチャする。ウェアラブルデバイスは、期間4内の加速度データ及び角速度データに基づいて第2波形信号特徴を取得し得る。第2波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されるものではない。
【0295】
ウェアラブルデバイスは、集音器に基づいて、期間4内の音波データをキャプチャする。ウェアラブルデバイスは、期間4内の音波データに基づいて第1音声信号特徴を取得し得る。第1音声信号特徴は、周波数、エネルギー又は山の値のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0296】
したがって、ウェアラブルデバイスは、第2波形信号特徴及び第1音声信号特徴に基づいて第2確率を判定し得、ここで第2確率はストライクアクションの確率を示す。第2確率が閾値3より高いとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されたと判定し得る。第2確率が閾値3より小さい又はそれに等しいとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されなかったと判定し得る。閾値3の具体的な値は本願において限定されるものではない。
【0297】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスは、動きセンサにおける加速度センサ及びジャイロスコープセンサに基づいて、期間4内の加速度データ及び角速度データをそれぞれキャプチャする。ウェアラブルデバイスは、期間4内の動きデータ及び音波データに基づいて第3波形信号特徴を判定し得る。第3波形信号特徴は、アップスイング変位及び/又は回転角を含み得る。
【0298】
ウェアラブルデバイスは、集音器に基づいて期間4内の音波データをキャプチャする。ウェアラブルデバイスは、期間4内の音波データに基づいて第2音声信号特徴を取得し得る。第2音声信号特徴は、周波数、エネルギー又は山の値のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0299】
したがって、ウェアラブルデバイスは、第3波形信号特徴及び第2音声信号特徴に基づいて、手振りアクションの確率1、空振りアクションの確率2、及びストライクアクションの確率3を判定し得る。確率3が、確率1、確率2、確率3のうち最大のものであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されたと判定し得る。そうでない場合、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが検出されないと判定し得る。
【0300】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、期間4内の動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、手振り及び空振りなどの異常シナリオを排除し得る。
【0301】
加えて、ストライクアクションが検出されたと判定した後に、ウェアラブルデバイスは更に、ストライクアクションのスイングタイプがフルスイング、1/2スイング、1/4スイング、又はパッティングであるかどうかを分析し得る。
【0302】
S431:期間4内の測位データ及びゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、ストライクアクションが第1ストライクアクションであると判定するとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S44を実行する。
【0303】
S431の具体的な実装プロセスについては、図2B-1に示されるS231の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0304】
したがって、ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、ストライクアクションが第1ストライクアクションであると判定されるとき、ウェアラブルデバイスは、第1ストライクアクションのストライクデータを記録し、S44を実行し得、その結果、ウェアラブルデバイスは引き続き、ホールが位置するエリアにおける残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0305】
ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量については、ホールについてのストロークの現在の総累積数量が0であるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量を1に更新し得る。
【0306】
ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量については、フィールドについてのストロークの現在の総累積数量が0であるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量を1に更新し得る。
【0307】
S432:ウェアラブルデバイスは、S431が実行されるまで、S41における期間4内の動きデータ、音波データ及び測位データを更新する。
【0308】
ストライクアクションが検出されないと判定された後、ウェアラブルデバイスは引き続き、S41における期間4内の動きデータ、音波データ、及び測位データを更新し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、完全なアクションに対応する動きデータ、音波データ、及び測位データを最大限までキャプチャする。
【0309】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、S41における期間4内の動きデータ、音波データ、及び測位データを、期間4'内の動きデータ、音波データ、及び測位データに更新し得る。
【0310】
期間4'内の具体的な実装については、図2B-1に示されるS232の実施形態における期間1'の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0311】
まとめると、ウェアラブルデバイスは第1ストライクアクションを検出し得、第1ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0312】
S44:ウェアラブルデバイスは、期間5内の動きデータ、音波データ、及び測位データを取得し、ここで期間5は期間4と異なる。
【0313】
S341、S342及びS343に基づいて、ウェアラブルデバイスは、ユーザによるゴルフのプレイのプロセス全体において、動きデータ、音波データ及び測位データをリアルタイムに取得し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、期間5内の動きデータ、音波データ及び測位データを取得し得、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される完全なアクションを分析するのに役立つ。
【0314】
期間5の具体的な実装については、図2B-1に示されるS24における実施形態における期間2の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0315】
S45:ウェアラブルデバイスは、期間5内の動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0316】
ストライクアクションが検出された場合、ウェアラブルデバイスはS461又はS462を実行する。ストライクアクションが検出されない場合、ウェアラブルデバイスはS49を実行する。
【0317】
S45の具体的な実装プロセスについては、図3B-1に示されるS42の実施形態の記述内容を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0318】
S461:期間5内の音波データ、測位データ及びゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、フェアウェイ、又はハザードのいずれか1つであると判定したとき、ウェアラブルデバイスは、期間5内の測位データに対応するストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値2より大きいかどうかを判定する。
【0319】
距離が閾値2より高い場合、ウェアラブルデバイスはS471を実行する。距離が閾値2より高くない場合、ウェアラブルデバイスはS472を実行する。
【0320】
ストライクアクションが検出されたと判定された後に、音波データは様々なフィールドタイプの音特徴を表し得るので、ウェアラブルデバイスは、期間5内の音波データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがバンカー又はグリーンであるかどうかを予め判定し得る。
【0321】
ストライクアクションのフィールドタイプがバンカー又はグリーンであると判定したとき、ウェアラブルデバイスは引き続き、期間5内の測位データ及びロードされたゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプを判定する必要がなく、S471を実行し得る。
【0322】
ストライクアクションのフィールドタイプがバンカー又はグリーンでないと判定したとき、ウェアラブルデバイスは引き続き、期間5内の測位データ、及び、ロードされたゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。具体的な実装プロセスについては、図2B-2に示されるS261の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。加えて、ウェアラブルデバイスは更に、ストライクアクションが実行された、ゴルフコース又はホールが位置するエリアにおける場所、すなわち、ストライクアクションのストライクポイントを判定し得る。
【0323】
ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、フェアウェイ、又はハザードのいずれか1つであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値2より大きいかどうかを判定し得る。ユーザによって実行されるスイングの連続が完全に考慮される。これにより、ユーザによって実行される空振り、試し振り、又は練習がストライクアクションとして誤判定される現象を回避する。
【0324】
最新の記録時間を有するストライクアクションは、現在の瞬間の前に記録されたすべてのストライクアクションのうち、記録時間が現在の時間に最も近いストライクアクションである。
【0325】
例えば、ウェアラブルデバイスは、現在の瞬間の前に第1ストライクアクション及び第2ストライクアクションを記録すると想定される。このケースにおいて、ストライクアクションが検出されると判定された後に、ウェアラブルデバイスは、最新の記録時間を有するストライクアクションが第2ストライクアクションであると判定し得る。
【0326】
ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離は、ストライクアクションがゴルフボールに作用するときに発生する移動距離、すなわち、ストライクアクションのストライク距離を表す。
【0327】
閾値2の具体的な値は本願において限定されるものではない。例えば、閾値2は、ユーザが1つのストライクアクションを実行する平均距離に等しく設定され得る。
【0328】
S471:ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S49を実行する。
【0329】
ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値2より大きいとき、ウェアラブルデバイスは、ユーザがストライクアクションを実行した後にゴルフボールが長い距離を移動したと判定し得る。したがって、ウェアラブルデバイスはストライクアクションのストライクデータを記録し、S49を実行し、その結果、ウェアラブルデバイスは、引き続き、ホールが位置するエリアにおける残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録できる。
【0330】
ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量については、ホールについてのストロークの現在の総累積数量がNであるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量をN+1に更新し得る。本明細書におけるNは正の整数である。
【0331】
ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量については、フィールドについてのストロークの現在の総累積数量がMであるので、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量をM+1に更新し得る。本明細書におけるMは正の整数である。
【0332】
S472:ウェアラブルデバイスはメッセージ1を表示し、ここでメッセージ1は、ストライクアクションが実行されるかどうかをユーザに質問するために使用される。
【0333】
S472の具体的な実装プロセスについては、図2B-2に示されるS272の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0334】
S481:ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが実行されることを示す入力5を時間長6内に受信した後にS471を実行する。
【0335】
S482:ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションが実行されないことを示す入力6を時間長6内において受信した後に、又は、時間長6内にユーザ入力を受信しないとき、S49を実行する。
【0336】
時間長6の具体的な実装については、図2B-2に示されるS281及びS282の実施形態における時間長3の説明を参照されたい。S481の具体的な実装プロセスについては、図2B-2に示されるS281の実施形態の説明を参照されたい。S482の具体的な実装プロセスについては、図2B-2に示されるS282の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0337】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、ユーザ入力に基づいて、空振り、試し振り、又は練習であり得るアクションを排除し、ストライクアクションが検出されたと判定する。
【0338】
S462:期間5内の音波データ及び測位データ及びゴルフコースの地図データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであると判定するとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S49を実行する。
【0339】
S461の実施形態の説明に基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのストライクデータを記録し、S49を実行し得、その結果、ウェアラブルデバイスは引き続き、ホールが位置するエリアにおける残りのストライクアクションを検出し、残りのストライクアクションのストライクデータを記録できる。
【0340】
S49:ホールが位置するエリアにおいてユーザがゴルフのプレイを終了し、次にS41を実行するまで、又は、ゴルフコースにおいてユーザがゴルフのプレイを終了するまで、ウェアラブルデバイスは、S44における期間5内の動きデータ、音波データ及び測位データを更新する。
【0341】
ストライクアクションが検出されないと判定された後、ウェアラブルデバイスは、S44における期間5内の動きデータ、音波データ、及び測位データを更新し得、その結果、ウェアラブルデバイスは、完全なアクションに対応する動きデータ、音波データ、及び測位データを最大限までキャプチャする。
【0342】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、S44における期間5内の動きデータ、音波データ、及び測位データを、期間5'内の動きデータ、音波データ、及び測位データに更新し得る。
【0343】
期間5'の具体的な実装については、図2B-2に示されるS29の実施形態における期間2'の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0344】
したがって、ホールが位置するエリアにおいてユーザがゴルフのプレイを終了したと判定されるとき、ウェアラブルデバイスは、引き続きS44における期間5内の動きデータ、音波データ及び測位データを更新する必要がなく、S41を実行し得、その結果、ゴルフコースにおいてユーザがゴルフのプレイを終了したと判定されるまで、ウェアラブルデバイスは引き続き、ゴルフコースにおける別のホールが位置するエリアにおけるすべてのストライクアクションを検出し、すべてのストライクアクションの対応するストライクデータを記録できる。次に、ウェアラブルデバイスは、動きセンサ、集音器及び測位センサをオフにして、ゴルフモードを無効化し、ユーザがゴルフをプレイするときに実行されるストライクアクション検出を終了し得る。
【0345】
前述の実施形態の説明に基づいて、ユーザがゴルフコースにおいてゴルフをプレイするプロセスにおいて、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の動きデータ及び測位データに基づいて、ストライクアクションが検出されるかどうかを判定し得る。これにより、ユーザによって実行される腕の振り又は空振りによって引き起こされる偽のアクションを排除する。ストライクアクションが検出されたとウェアラブルデバイスが判定した後に、ストライクアクションのフィールドタイプがティー、フェアウェイ、又はハザードのいずれか1つであるとき、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションがゴルフボールに作用したときに発生する移動距離に基づいてストライクアクションのストライクデータを選択的に記録し得る。これにより、異常シナリオにおいて発生するアクション、例えば、空振り、試し振り、又は練習を排除する。ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであるとき、ウェアラブルデバイスは、ゴルフルールに従って、ストライクアクションのストライクデータを直接記録し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフコースにおいてゴルフをプレイするときにユーザによって実行されるすべてのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0346】
加えて、ストライクアクションが検出されたと判定した後、ウェアラブルデバイスは更に、ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示し得る。
【0347】
任意のストライクアクションが検出されるとき、ウェアラブルデバイスは更に、図2B-2に示されるS29の実施形態の内容を実行し得る。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0348】
S36:ウェアラブルデバイスは、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づいてスポーツ統計インジケータを表示する。
【0349】
S36の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS16の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0350】
S37:ウェアラブルデバイスは、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づいてスポーツストライクパスを表示する。
【0351】
S37は任意選択であることに留意されたい。
【0352】
S37の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS17の実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0353】
図3A図3B-1及び図3B-2の実施形態の説明に基づいて、ゴルフルール、ゴルフコースのフィールドタイプ、及びゴルフのスポーツ特徴などの影響要因を完全に考慮して、ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行される各ストライクアクションをリアルタイムに検出し得、スポーツ統計インジケータを正確に表示するために、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。これは、ユーザがユーザのスイングの習慣、ゴルフボール着地場所、ユーザのパフォーマンスの安定性、及び同様のものを適時に認識することに役立ち、更に、ユーザがユーザの弱点を包括的に評価し、科学的訓練計画を策定することに役立つ。
【0354】
前述の実施形態の説明に基づいて、図4A図4Zを参照して、ユーザがウェアラブルデバイスを保持しゴルフコースにおいてゴルフをプレイする例を使用することによって、ユーザがゴルフをプレイした後にウェアラブルデバイスによってスポーツモード処理方法を実装する具体的な実装プロセスが下で詳細に説明される。説明を容易にするために、図4A図4Zにおいて、ウェアラブルデバイスが図1における腕時計である例が説明のために使用される。
【0355】
図4A図4Zは、本願の実施形態によるヒューマンコンピュータインタラクションインタフェースの概略図である。
【0356】
1.腕時計はゴルフモードを有効化する。
【0357】
腕時計は、例として図4Aに示されるユーザインタフェース21を表示し得る。ユーザインタフェース21は、腕時計のホーム画面(home screen)であり得る。ユーザインタフェース21は、ステータスバー、ナビゲーションバー、カレンダインジケータ、天気インジケータ、時間インジケータ、バッテリレベルインジケータ、複数のアプリケーションアイコン、及び同様のものを含み得るが、これらに限定されるものではない。アプリケーションアイコンは更に、スポーツ及び健康アプリケーションのアイコン201を含み得るか、又は、例えば、音楽アプリケーションのアイコン、カメラアプリケーションのアイコン、設定アプリケーションのアイコン、地図アプリケーションのアイコン、又は、よく使用する連絡先のアプリケーションのアイコンを含み得る。
【0358】
腕時計は、ユーザによって示される、スポーツ及び健康アプリケーションを起動する操作(例えば、ユーザが図4Aに示されるユーザインタフェース21上のスポーツ及び健康アプリケーションのアイコン201をタップする)を検出した後に、例として図4Bに示されるユーザインタフェース22を表示し得る。ユーザインタフェース22は、スポーツ及び健康アプリケーションのページを表示するために使用される。
【0359】
図4Bにおいて、ユーザインタフェース22は、ゴルフアイコン202、ランニングアイコン、スキーアイコン、ウォーキングアイコン、及び同様のものを含み得るが、これらに限定されるものではない。ゴルフアイコン202は、ゴルフモードを有効化するために使用される。加えて、ユーザインタフェース22は更に、新しい動きを追加するためのコントロール及び同様のものを含み得る。
【0360】
腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフモードを有効化する操作(例えば、ユーザが、図4Bに示されるユーザインタフェース22上のゴルフアイコン202をタップする)を検出した後に、ゴルフモードを有効化し得、例として図4Cに示されるユーザインタフェース23を表示し得る。ユーザインタフェース23は、ゴルフモードが有効化された後に表示されるゴルフインタフェースである。
【0361】
ユーザインタフェース22上のゴルフアイコン202をタップする操作は、入力1又は操作1の実現可能な実装であり得る。
【0362】
加えて、腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフモードを無効化する操作(例えば、ユーザが、図4Cに示されるユーザインタフェース23上で右にスライドする)を検出した後に、ゴルフモードを無効化し得、例として図4Bに示されるユーザインタフェース22を表示し得る。
【0363】
ユーザインタフェース23上で右にスライドする操作は、入力3の実現可能な実装であり得る。
【0364】
図4A図4Cにおけるゴルフモードを有効化する方式に加えて、腕時計は、例として図4Dに示されるユーザインタフェース31を表示し得ることに留意されたい。ユーザインタフェース31は、腕時計のロック画面ページであり得る。ユーザインタフェース31は、時間インジケータ、バッテリレベルインジケータ、複数のアプリケーションアイコン、及び同様のものを含み得るが、これらに限定されるものではない。アプリケーションアイコンは更に、スポーツ及び健康アプリケーションにおけるゴルフアイコン219を含み得るか、又は、例えば、音楽アプリケーションのアイコン、カメラアプリケーションのアイコン、設定アプリケーションのアイコン、地図アプリケーションのアイコン、又は、よく使用する連絡先のアプリケーションのアイコンを含み得る。
【0365】
腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフモードを有効化する操作(例えば、ユーザが図4Dに示されるユーザインタフェース31上のスポーツ及び健康アプリケーションにおけるゴルフアイコン219をタップする)を検出した後に、ゴルフモードを有効化し得、例として図4Cに示されるユーザインタフェース23を表示し得る。
【0366】
ユーザインタフェース31上のスポーツ及び健康アプリケーションにおけるゴルフアイコン219をタップする操作は、入力1又は操作1の実現可能な実装であり得る。
【0367】
代替的に、腕時計は、図4Dに示されるユーザインタフェース31上のボタン220を含み得る。ユーザによって示される、ゴルフモードを有効化する操作(例えば、ユーザがボタン220をダブルタップする)を検出した後に、腕時計はゴルフモードを有効化し得、例として図4Cに示されるユーザインタフェース23を表示し得る。
【0368】
ボタン220をダブルタップする操作は、入力1又は操作1の実現可能な実装であり得る。
【0369】
代替的に、腕時計は、図4Dに示されるユーザインタフェース31上のボタン220を含み得る。ユーザによって示される、ゴルフモードを有効化する操作(例えば、ユーザがボタン220をダブルタップし、次に「ゴルフモードを有効化してください」という発話を入力する)を検出した後に、腕時計はゴルフモードを有効化し得、例として図4Cに示されるユーザインタフェース23を表示し得る。
【0370】
ボタン220をダブルタップし、次に、「ゴルフモードを有効化してください」という発話を入力する操作は、入力1又は発話1の実現可能な実装であり得る。
【0371】
代替的に、腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフモードを有効化する操作(例えば、ユーザが腕時計のダイヤルを回転する)を検出した後に、ゴルフモードを有効化し得、例として図4Cに示されるユーザインタフェース23を表示し得る。
【0372】
腕時計のダイヤルを回転する操作は、入力1又は操作1の実現可能な実装であり得る。
【0373】
まとめると、腕時計はゴルフモードを有効化し得る。
【0374】
加えて、ゴルフモードを有効化するとき、腕時計は、ゴルフモードが有効化されたことをユーザに通知するために振動し得る。代替的に、腕時計は、ゴルフモードが有効化されたことを示すメッセージを表示し得る。
【0375】
2.ゴルフモードが有効化された後に、腕時計は、腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしたかどうかを判定し、腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしたと判定した後に、動きセンサ、集音器、及び測位センサを起動する。
【0376】
図4Cにおいて、ユーザインタフェース23は、コントロール203及びコントロール204を含み得る。
【0377】
コントロール203は、測位を通じて腕時計によって取得されたゴルフコースの識別子、又は、ユーザによって選択されるゴルフコースの識別子を表示するために使用される。コントロール203は更に、腕時計によって推奨されるゴルフコースを閲覧するためのエントリを提供するために使用される。コントロール203は更に、ゴルフコースを再選択するためのエントリを提供するために使用される。コントロール204は、ゴルフコースを判定するためのエントリを提供するために使用される。加えて、ユーザインタフェース23は更に、コントロール205を含み得る。コントロール205は、ゴルフについてのアクションの模範へのエントリを提供するために使用される。
【0378】
21.ユーザは、腕時計によって推奨されるゴルフコースを閲覧するか、又は、ユーザはゴルフコースを再選択する。
【0379】
腕時計は、ユーザによって示される、腕時計によって推奨されるゴルフコースを閲覧する、又は、ゴルフコースを再選択する操作(例えば、ユーザが、図4Cに示されるユーザインタフェース23上のコントロール203をタップする)を検出した後に、例として図4Eに示されるユーザインタフェース24を表示し得る。ユーザインタフェース24は、腕時計によって推奨されるゴルフコースの識別子を表示するために使用される。加えて、ユーザインタフェース24は更に、例えばロードされた、又はロードされていない各ゴルフコースの地図データのロードステータスを表示するために使用される。加えて、ユーザインタフェース24は更に、別のゴルフコースを検索するためのエントリを提供するために使用される。
【0380】
図4Eにおいて、ユーザインタフェース24は、コントロール2061を含み得る。コントロール2061は、ゴルフコースaにおけるホール1を選択するためのエントリを提供するために使用される。加えて、ユーザインタフェース24は更に、コントロール2062及びコントロール2063を含み得る。コントロール2062は、テキスト入力に基づいて別のゴルフコースを検索するためのエントリを提供するために使用される。コントロール2063は、発話入力に基づいて別のゴルフコースを検索するためのエントリを提供するために使用される。
【0381】
腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフコースaにおけるホール1を選択する操作(例えば、ユーザがコントロール2061をタップする、又は図4Eに示されるユーザインタフェース24上で右にスライドする)を検出した後に、ユーザがゴルフコースaにおけるホール1を選択したと判定し得る。
【0382】
したがって、腕時計は、腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしたかどうかを判定し得る。
【0383】
腕時計は、腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしたと判定した後に、図4Eに示されるユーザインタフェース24の表示から、図4Cに示されるユーザインタフェース23の表示に切り替え得る。
【0384】
腕時計は、腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしていないと判定した後に、腕時計と通信可能に接続されているサーバ又は腕時計を通じてゴルフコースaの地図データをロードし得る。
【0385】
腕時計は更に、ゴルフコースaの地図データをロードするとき、腕時計によってゴルフコースaの地図データをロードするロード進捗状況を、図4Eに示されるユーザインタフェース24上に表示し得る。
【0386】
加えて、ゴルフコースaの地図データのロードが完了した後に、腕時計は、図4Eに示されるユーザインタフェース24上のゴルフコースaの地図データのロードステータス又はプロンプトを更新し得る。
【0387】
加えて、腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフコースbを選択する操作(例えば、ユーザは、図4Eに示されるユーザインタフェース24上の「ゴルフコースb」というテキストをタップする)を検出した後に、ユーザがゴルフコースbを選択したと判定し得る。したがって、腕時計は、腕時計がゴルフコースbの地図データをロードしたかどうかを判定し得る。具体的な実装プロセスについては、腕時計によって、ゴルフコースaの地図データがロードされたかどうかを判定及び識別することについての上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0388】
加えて、腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフコースcを選択する操作(例えば、ユーザが、図4Eに示されるユーザインタフェース24上のコントロール2062をタップし、「ゴルフコースc」というテキストを入力し、次に、「ゴルフコースc」というテキストをタップする)を検出した後に、ユーザがゴルフコースcを選択したと判定し得る。したがって、腕時計は、腕時計がゴルフコースcの地図データをロードしたかどうかを判定し得る。具体的な実装プロセスについては、腕時計によって、ゴルフコースaの地図データがロードされたかどうかを判定及び識別することについての上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0389】
加えて、腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフコースcを選択する操作(例えば、ユーザが、図4Eに示されるユーザインタフェース24上のコントロール2063をタップし、「ゴルフコースc」という発話を入力し、次に、「ゴルフコースc」という認識されたテキストをタップする)を検出した後に、ユーザがゴルフコースcを選択したと判定し得る。したがって、腕時計は、腕時計がゴルフコースcの地図データをロードしたかどうかを判定し得る。具体的な実装プロセスについては、腕時計によって、ゴルフコースaの地図データがロードされたかどうかを判定及び識別することについての上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0390】
説明を容易にするべく、本願において、ユーザがゴルフコースaにおけるホール1を選択する例を説明のために使用する。
【0391】
したがって、腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしたと判定した後に、腕時計は、図4Eに示されるユーザインタフェース24の表示から、図4Cに示されるユーザインタフェース23の表示に切り替え得る。このケースにおいて、ゴルフコースaの識別子はユーザインタフェース23上に表示される(ゴルフコースbが選択されたと判定された場合、ゴルフコースbの識別子がユーザインタフェース23上のコントロール203上に表示され;又は、ゴルフコースcが選択されたと判定された場合、ゴルフコースcの識別子がユーザインタフェース23上のコントロール203上に表示される)。
【0392】
腕時計は、ユーザによって示される、ゴルフコースaを確認する操作(例えば、ユーザが、図4Cに示されるユーザインタフェース23上のコントロール204をタップする)を検出した後に、動きセンサ、集音器及び測位センサを起動し得る。
【0393】
加えて、腕時計は、図4Cに示されるユーザインタフェース23の表示から、図4Fに示されるユーザインタフェース25の表示に切り替え得る。ユーザインタフェース25は、ユーザがゴルフをプレイするときに実行される各ストライクアクションのストライクデータを表示するために使用される。加えて、ユーザインタフェース25の初期状態は、腕時計がストライクアクションを検出しなかったことを示す。
【0394】
本願は、ユーザインタフェース25の表示スタイルに限定されるものではないことに留意されたい。
【0395】
22:ユーザは、測位を通じて腕時計によって取得されたゴルフコースが、ユーザがゴルフをプレイするゴルフコースaであると判定する。
【0396】
ユーザによって示される、ゴルフコースaにおけるホール1を確認する操作(例えば、ユーザが、図4Cに示されるユーザインタフェース23上のコントロール204をタップする)を検出した後に、腕時計は、ユーザがゴルフコースaにおけるホール1を選択したと判定し、ゴルフコースaの地図データがロードされたかどうかを判定し得る。
【0397】
腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしていないと判定した後、腕時計は、腕時計と通信可能に接続されているサーバ又は腕時計を通じてゴルフコースaの地図データをロードし得る。
【0398】
ゴルフコースaの地図データをロードするとき、腕時計は更に、腕時計によってゴルフコースaの地図データをロードするロード進捗状況を、図4Cに示されるユーザインタフェース23上に表示し得る。
【0399】
腕時計がゴルフコースaの地図データをロードしたと判定した後、腕時計は、動きセンサ、集音器、及び測位センサを起動し得、図4Cに示されるユーザインタフェース23の表示から、図4Fに示されるユーザインタフェース25の表示に切り替え得る。
【0400】
31:腕時計は、動きセンサを使用することによって動きデータをリアルタイムに取得する。
【0401】
動きセンサが起動された後に、腕時計は動きデータをリアルタイムに取得し得る。
【0402】
32:腕時計は、集音器を使用することによって、音波データをリアルタイムに取得する。
【0403】
集音器が起動された後に、腕時計は音波データをリアルタイムに取得し得る。
【0404】
33:腕時計は、測位センサを使用することによって、測位データをリアルタイムに取得する。
【0405】
測位センサが起動された後に、腕時計は測位データをリアルタイムに取得し得る。
【0406】
4:腕時計は、動きデータ、音波データ、及び測位データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する。
【0407】
ゴルフコースaにおけるホール1については、腕時計は、ホール1が位置するエリアにおける各ストライクアクションをリアルタイムに検出し得、ホール1が位置するエリアにおけるすべてのストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0408】
41:ホール1についての第1ストライクアクション
【0409】
ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいて、ユーザは、ゴルフをプレイするためにゴルフクラブをスイングする。このケースにおいて、図2A図2B-1、図2B-2、図3A図3B-1及び図3B-2の実施形態に基づいて、腕時計は以下のプロセスを実行し得る。
【0410】
腕時計は、期間内の取得された動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、又は、同一の時間長内の取得された動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、具体的には、ユーザがゴルフをプレイするときにユーザによって実行されるアクションがストライクアクションであるかどうかを検出する。
【0411】
腕時計がストライクアクションを検出したと判定した後に、腕時計は、動きデータと同じ期間内の取得された測位データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプがティーであるかどうかを判定し得る。
【0412】
ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、ホール1が位置するエリアにおけるストライクアクションのストライクデータが記録されていないと判定されたとき、腕時計は、ストライクアクションがホール1についての第1ストライクアクションであると判定し得、第1ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0413】
加えて、腕時計は、図4Fに示されるユーザインタフェース25の表示から、図4Gに示されるユーザインタフェース25の表示に切り替え得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第1ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0414】
42:ホール1についての第2ストライクアクション
【0415】
ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいて、ユーザは引き続き、ゴルフをプレイするためにゴルフクラブをスイングする。このケースにおいて、図2A図2B-1、図2B-2、図3A図3B-1及び図3B-2の実施形態に基づいて、腕時計は以下のプロセスを実行し得る。
【0416】
腕時計は、期間内の取得された動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、又は、同じ期間内の取得された動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0417】
ストライクアクションが検出されたと判定した後に、腕時計は、動きデータと同じ期間に属する取得された測位データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。
【0418】
腕時計は、ストライクアクションのフィールドタイプがバンカーであると判定したとき、図4Gに示されるユーザインタフェース25上に、例として図4Hに示されるウィンドウ207を表示し得る。ウィンドウ207は、ユーザがバンカーに入ったとユーザに通知するために、及び、検出されたストライクアクションがストライクアクションであるかどうかをユーザに質問するために使用される。
【0419】
加えて、ウィンドウ207は更に、特定の時間長(例えば5秒間)が経過した後にウィンドウ207を表示することをスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、ウィンドウ207によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。
【0420】
加えて、ウィンドウ207は更に、バンカーが再び検出された後に、ウィンドウ207を表示することをスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、後にウィンドウ207によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。通常、腕時計は、ストライクアクションのフィールドタイプがバンカーであることを初めて検出した後に、ウィンドウ207を表示し得る。加えて、腕時計は引き続き、ユーザがウィンドウ207の表示のスキップを選択しなかったと判定し、ストライクアクションのフィールドタイプがバンカーであることを再び検出した後に、ウィンドウ207を表示し得る。
【0421】
ウィンドウ207の表現形式はメッセージ3の実現可能な実装であり得る。
【0422】
ユーザによって示される、検出されたストライクアクションがストライクアクションであることを確認する操作(例えば、ユーザは、図4Hに示されるウィンドウ207における「OK」というテキストを有するコントロールをタップする、又は、ユーザ入力が5秒以内に受信されない)を検出した後に、腕時計は、ストライクアクションがホール1についての第2ストライクアクションであると判定し得、第2ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0423】
加えて、腕時計は、図4Hに示されるユーザインタフェース25の表示から、図4Iに示されるユーザインタフェース25の表示へ切り替え得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第2ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0424】
代替的に、腕時計は、ユーザによって示される、検出されたストライクモーションがストライクアクションでないと確認する操作(例えば、ユーザが図4Hに示されるウィンドウ207における「キャンセル」というテキストを有するコントロールをタップする)を検出した後に、ストライクアクションが検出されないと判定し得、引き続き、図4Gに示されるユーザインタフェース25を表示し得る。
【0425】
43:ホール1についての第3ストライクアクション
【0426】
ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいて、ユーザは引き続き、ゴルフをプレイするためにゴルフクラブをスイングする。このケースにおいて、図2A図2B-1、図2B-2、図3A図3B-1及び図3B-2の実施形態に基づいて、腕時計は以下のプロセスを実行し得る。
【0427】
腕時計は、期間内の取得された動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、又は、同じ期間内の取得された動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0428】
ストライクアクションが検出されたと判定した後に、腕時計は、動きデータと同じ期間に属する取得された測位データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。
【0429】
腕時計は、ストライクアクションのフィールドタイプがフェアウェイであると判定したとき、ストライクアクションのストライクポイント及び第2ストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値(例えば、上述の閾値1又は閾値2)より大きいかどうかを判定し得る。
【0430】
距離が閾値より小さい又はそれに等しいとき、腕時計は、ストライクアクションが空振りアクション、試し振りアクション、又は練習アクションであると予め判定し得る。説明を容易にするべく、本明細書では、ストライクアクションが空振りアクションであると腕時計が判定する例が説明のために使用される。
【0431】
いくつかの実施形態において、腕時計は、例として図4Iに示されるユーザインタフェース25上に、図4Jに示されるウィンドウ208を表示し得る。ウィンドウ208は、ストライクアクションのストライク距離が近いこと、及び、ストライクアクションのストライクデータが記録されないことをユーザに通知するために使用される。
【0432】
加えて、ウィンドウ208は更に、ストライク距離が近いと再び検出された後に、ウィンドウ208の表示をスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、ウィンドウ208によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。通常、腕時計は、ストライク距離が近いと初めて検出された後に、ウィンドウ208を表示し得る。加えて、腕時計は、ウィンドウ208の表示をスキップすることをユーザが選択していないと判定し、ストライク距離が近いことを再び検出した後に、引き続き、ウィンドウ208を表示し得る。
【0433】
ウィンドウ208の表現形式は、メッセージ1の実現可能な実装であり得る。
【0434】
したがって、特定の時間長(例えば5秒間)が経過した後、又は、ユーザによる、ウィンドウ208の表示のスキップを選択する操作が受信された後に、腕時計は引き続き、図4Iに示されるユーザインタフェース25を表示し得る。
【0435】
いくつかの他の実施形態において、腕時計は、図4Iに示されるユーザインタフェース25上に、例として図4Kに示されるウィンドウ209を表示し得る。ウィンドウ209は、ストライクアクションが空振りアクションであると、及び、ストライクアクションのストライクデータが記録されないとユーザに通知するために使用される。
【0436】
加えて、ウィンドウ209は更に、空振りアクションが再び検出された後に、ウィンドウ209の表示をスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、ウィンドウ209によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。通常、腕時計は、空振りアクションを初めて検出した後に、ウィンドウ209を表示し得る。加えて、腕時計は、ウィンドウ209の表示のスキップをユーザが選択していないと判定し、空振りアクションを再び検出した後に、引き続きウィンドウ209を表示し得る。
【0437】
ウィンドウ209の表現形式は、メッセージ1の別の実現可能な実装であり得る。
【0438】
したがって、特定の時間長(例えば5秒間)が経過した後、又は、ユーザによる、ウィンドウ209の表示のスキップを選択する操作が受信された後に、腕時計は引き続き、図4Iに示されるユーザインタフェース25を表示し得る。
【0439】
いくつかの他の実施形態において、腕時計は、図4Iに示されるユーザインタフェース25上に、例として図4Lに示されるウィンドウ210を表示し得る。ウィンドウ210は、ストライクアクションが空振りアクションであるとユーザに通知し、ストライクアクションのストライクデータを記録するかどうかをユーザに質問するために使用される。
【0440】
加えて、ウィンドウ210は更に、特定の時間長(例えば5秒間)が経過した後にウィンドウ210を表示することをスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、ウィンドウ210によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。
【0441】
ウィンドウ210の表現形式は、メッセージ1の別の実現可能な実装であり得る。
【0442】
腕時計は、ユーザによって示される、ストライクアクションのストライクデータを記録する操作(例えば、図4Lに示されるウィンドウ210における「記録」というテキストを有するコントロールがタップされる)を検出した後に、ストライクアクションが空振りアクションでないと判定し得、ストライクアクションがホール1についての第3ストライクアクションであると判定し得、第3ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0443】
加えて、腕時計は更に、例として、図4Lに示されるユーザインタフェース25から、図4Mに示されるユーザインタフェース25に切り替え得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第3ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0444】
代替的に、腕時計は、ユーザによって示される、ストライクアクションのストライクデータの記録をスキップする操作(例えば、図4Lに示されるウィンドウ210における「キャンセル」というテキストを有するコントロールがタップされる、又は、5秒以内にユーザ入力が受信されない)を検出した後に、ストライクアクションが空振りアクションであると判定し得、ストライクアクションのストライクデータを記録せず、引き続き、図4Iに示されるユーザインタフェース25を表示し得る。
【0445】
距離が閾値より大きいとき、腕時計は、ストライクアクションが検出されたと判定し得る。したがって、腕時計は、ストライクアクションがホール1についての第3ストライクアクションであると判定し得、第3ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0446】
加えて、腕時計は例として、図4Iに示されるユーザインタフェース25から、図4Mに示されるユーザインタフェース25に切り替え得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第3ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0447】
44:ホール1についての第4ストライクアクション
【0448】
ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいて、ユーザは引き続き、ゴルフをプレイするためにゴルフクラブをスイングする。このケースにおいて、図2A図2B-1、図2B-2、図3A図3B-1及び図3B-2の実施形態に基づいて、腕時計は以下のプロセスを実行し得る。
【0449】
腕時計は、期間内の取得された動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、又は、同じ期間内の取得された動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0450】
ストライクアクションが検出されたと判定した後に、腕時計は、動きデータと同じ期間に属する取得された測位データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。
【0451】
腕時計は、ストライクアクションのフィールドタイプが、池が位置するハザードであると判定したとき、図4Mに示されるユーザインタフェース25上に、例として図4Nに示されるウィンドウ211を表示し得る。ウィンドウ211は、ユーザが池に入ったとユーザに通知し、ストライクアクションのストライクポイントが検出されとユーザに通知するために使用され、その結果、ユーザは、ストライクアクションについての正確なストライクポイントを適時に選択でき、腕時計は、ストライクアクションのストライクポイントを適時に訂正できる。
【0452】
加えて、ウィンドウ211は更に、特定の時間長(例えば5秒間)が経過した後にウィンドウ211を表示することをスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、ウィンドウ211によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。
【0453】
ウィンドウ211の表現形式は、メッセージ4の実現可能な実装であり得る。
【0454】
腕時計は、ユーザによって示される、ストライクアクションについてのストライクポイントを選択する操作(例えば、図4Nに示されるウィンドウ211における「選択」というテキストを有するコントロールがタップされる)を検出した後に、例として図4Oに示されるユーザインタフェース26を表示し得る。ユーザインタフェース26は、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリア300を表示するために使用される。
【0455】
加えて、ユーザインタフェース26は更に、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリア300をズームイン又はズームアウトし、測位を通じて腕時計の現在位置を取得し、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリア300において発話入力に基づいて検索を実行するためのエントリを提供する、及び同様のもののために使用される。
【0456】
図4Oにおいて、ユーザインタフェース26は、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリア300を含み得る。加えて、ユーザインタフェース26は更に、コントロール212、コントロール213、及びコントロール214を含み得る。コントロール212は、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリア300において発話入力に基づいて検索を実行するためのエントリを提供するために使用される。コントロール213は、測位を通じて腕時計の現在位置を取得するために使用される。コントロール214は、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリア300をズームイン又はズームアウトするために使用される。
【0457】
ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリア300は、ティー301、フェアウェイ302、バンカー303、グリーン304、樹木が位置するハザード305、池が位置するハザード306、ホール1 307及び同様のものを含み得る。上述のフェアウェイ302は、ユーザがゴルフをプレイできる、ティー301及びホール1 307の間のフィールドである。
【0458】
図4Oにおいて、ユーザインタフェース26は更に場所A1を含み得る。場所A1は、ストライクアクションのストライクポイントを示す。
【0459】
ゴルフルールによれば、ユーザは、池が位置するハザードにおいてスイングを実行することが許可されない。したがって、腕時計は、ユーザによって示される、ストライクアクションについてのユーザによるストライクポイントの選択の操作(例えば、図4Oに示されるユーザインタフェース26上の場所A1が移動される)を検出した後に、例として図4Pに示されるユーザインタフェース26を表示し得る。ユーザインタフェース26は場所A2を含み得る。場所A2は、ユーザによって選択される、ストライクアクションのストライクポイントを示す。
【0460】
腕時計は、ユーザによって示される、ストライクアクションのストライクポイントが場所A2であると再判定する操作(例えば、図4Pに示されるユーザインタフェース26上の場所A2を確認するためのコントロールがタップされる)を検出した後に、ストライクアクションがホール1についての第4ストライクアクションであると判定し得、第4ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0461】
加えて、腕時計は、例として図4Qに示されるユーザインタフェース25を表示し得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第4ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0462】
本願において、図4Pに示されるユーザインタフェース26上の場所A2を確認するためのコントロールは示されないことに留意されたい。上述のコントロールは、ウィンドウ、メッセージ、又は同様のものの形式で表示され得る。これは、本願において限定されるものではない。
【0463】
加えて、腕時計は代替的に、ユーザによって示される、ストライクアクションについてのストライクポイントを選択する操作(例えば、図4Nに示されるウィンドウ211における「選択」というテキストを有するコントロールがタップされる)を検出した後に、例として図4Pに示されるユーザインタフェース26を表示し得る。これは、腕時計によって使用される測位センサの精度に依存する。
【0464】
代替的に、腕時計は、ユーザによって示される、ストライクアクションについてのストライクポイントの選択をスキップする操作(例えば、図4Nに示されるウィンドウ211における「キャンセル」というテキストを有するコントロールがタップされる、又は、5秒以内にユーザ入力が受信されない)を検出した後に、ストライクアクションがホール1についての第4ストライクアクションであると判定し得、第4ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0465】
したがって、腕時計は、例として図4Qに示されるユーザインタフェース25を表示し得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第4ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0466】
45:ホール1についての第5ストライクアクション
【0467】
ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいて、ユーザは引き続き、ゴルフをプレイするためにゴルフクラブをスイングする。このケースにおいて、図2A図2B-1、図2B-2、図3A図3B-1及び図3B-2の実施形態に基づいて、腕時計は以下のプロセスを実行し得る。
【0468】
腕時計は、期間内の取得された動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、又は、同じ期間内の取得された動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0469】
ストライクアクションが検出されたと判定した後に、腕時計は、動きデータと同じ期間に属する取得された測位データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。
【0470】
ストライクアクションのフィールドタイプがフェアウェイであると判定したとき、腕時計は、ストライクアクションのストライクポイント及び第3ストライクアクションのストライクポイントの間の距離が閾値(例えば、上述の閾値1又は閾値2)より大きいかどうかを判定し得る。
【0471】
距離が閾値より大きいとき、腕時計は、ストライクアクションが検出されたと判定し得る。したがって、腕時計は、ストライクアクションがホール1についての第5ストライクアクションであると判定し得、第5ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0472】
加えて、腕時計は例として、図4Qに示されるユーザインタフェース25から図4Rに示されるユーザインタフェース25に切り替え得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第5ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0473】
46:ホール1についての第6ストライクアクション
【0474】
ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいて、ユーザは引き続き、ゴルフをプレイするためにゴルフクラブをスイングする。このケースにおいて、図2A図2B-1、図2B-2、図3A図3B-1及び図3B-2の実施形態に基づいて、腕時計は以下のプロセスを実行し得る。
【0475】
腕時計は、期間内の取得された動きデータに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定し、又は、同じ期間内の取得された動きデータ及び音波データに基づいて、ストライクアクションが検出されたかどうかを判定する。
【0476】
ストライクアクションが検出されたと判定した後に、腕時計は、動きデータと同じ期間に属する取得された測位データに基づいて、ストライクアクションのフィールドタイプを判定し得る。
【0477】
腕時計は、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーンであると判定したとき、ストライクアクションがホール1についての第6ストライクアクションであると判定し得、第6ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0478】
加えて、腕時計は更に、例として、図4Rに示されるユーザインタフェース25、図4Sに示されるウィンドウ215を表示し得る。ウィンドウ215は、ユーザがグリーンに入ったことをユーザに通知し、ストライクアクションのスイングタイプをパッティングとして記録するために使用される。
【0479】
加えて、ウィンドウ215は更に、特定の時間長(例えば5秒間)が経過した後にウィンドウ215を表示することをスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、ウィンドウ215によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。
【0480】
加えて、ウィンドウ215は更に、グリーンが再び検出された後にウィンドウ215の表示をスキップするためのエントリを提供するために使用され、その結果、ユーザは、後にウィンドウ215によって邪魔されることなくゴルフに集中できる。通常、腕時計は、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーンであると初めて検出した後に、ウィンドウ215を表示し得る。加えて、腕時計は引き続き、ユーザがウィンドウ215の表示のスキップを選択しなかったと判定し、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーンであることを再び検出した後に、ウィンドウ215を表示し得る。
【0481】
ウィンドウ215の表現形式は、メッセージ2の実現可能な実装であり得る。
【0482】
したがって、特定の時間長(例えば5秒間)が経過した後、又は、ユーザによる、ウィンドウ215の表示のスキップを選択する操作が受信された後に、腕時計は、図4Sに示されるユーザインタフェース25の表示から、図4Tに示されるユーザインタフェース25の表示に切り替え得る。このケースにおいて、ユーザインタフェース25は、第6ストライクアクションのストライクデータをリアルタイムに表示するために使用される。
【0483】
まとめると、腕時計は、第6ストライクアクションがゴルフボールに作用した後にゴルフボールがホール1 307に入ったと判定したとき、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいてユーザがゴルフのプレイを終了したと、及び、ゴルフコースaにおけるホール1が位置するエリアにおいてユーザによって実行された6のストライクアクションのストライクデータを腕時計が記録したと判定し得る。
【0484】
加えて、腕時計は、図4Hに示されるウィンドウ207、図4Jに示されるウィンドウ208、図4Kに示されるウィンドウ209、図4Lに示されるウィンドウ210、図4Nに示されるウィンドウ211、又は、図4Sに示されるウィンドウ215を表示するとき、ユーザに通知するために、振動し、及び/又は、ビープ音を生成し得る。
【0485】
腕時計は、ユーザが1つのフィールドタイプから別のフィールドタイプに切り替えることを検出した後に、図4Hに示されるウィンドウ207、図4Nに示されるウィンドウ211、又は、図4Sに示されるウィンドウ215を使用して、ユーザにフィールドタイプ変化を適時に通知し得、異なるフィールドタイプに基づいて、パーソナライズされたリマインダ情報を表示し得ることが分かる。
【0486】
加えて、腕時計は、ストライクアクションが手振り、空振り、試し振り、練習、又は同様のものである異常シナリオを検出するとき、図4Jに示されるウィンドウ208、図4Kに示されるウィンドウ209、又は、図4Lに示されるウィンドウ210を使用して、ユーザに適時に通知し得るか、又は、ストライクアクションが実行されるかどうかをユーザに質問し得る。
【0487】
上述の内容の表現形式は、メッセージ1の実現可能な実装であり得る。
【0488】
上述した説明に基づいて、腕時計は、ユーザがゴルフコースaにおいてゴルフのプレイを終了するまで、ゴルフコースaにおける残りのホールが位置するエリアにおいてユーザによって実行される各ストライクアクションを同一又は同様の方式で検出及び記録し、ゴルフコースaにおける残りのホールが位置するエリアにおいてユーザによって実行される各ストライクアクションのストライクデータを記録し得る。
【0489】
5.腕時計は、記録されたすべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて、スポーツ統計インジケータ及びスポーツストライクパスを表示する。
【0490】
ユーザがゴルフコースaにおいてゴルフのプレイを終了した後に、腕時計は、ゴルフコースaにおけるすべてのホールが位置するエリアにおける各ストライクアクションのストライクデータに基づいて、スポーツ統計インジケータ及びスポーツストライクパスを取得し得る。
【0491】
加えて、腕時計は、例として図4Uに示されるユーザインタフェース27を表示し得る。ユーザインタフェース27は、スポーツ統計インジケータ及びスポーツストライクパスを表示するためのエントリを提供するために使用される。
【0492】
ユーザインタフェース27はコントロール216及びコントロール217を含み得る。コントロール216は、スポーツ統計インジケータを表示するためのエントリを提供するために使用される。コントロール217は、ゴルフコースaにおけるホール1についてのゴルフストライクパス308を表示するためのエントリを提供するために使用される。
【0493】
腕時計は、ユーザによって示される、スポーツ統計インジケータを閲覧する操作(例えば、図4Uに示されるユーザインタフェース27上のコントロール216がタップされる)を検出した後に、例として図4Vに示されるユーザインタフェース28を表示し得る。ユーザインタフェース28は、スポーツ統計インジケータを表示するために使用される。
【0494】
加えて、ユーザインタフェース28は更に、各ストライクアクションのストライクデータを編集する、例えば、ストライクデータを修正、削除又は追加ためのエントリを提供するために使用され;更に、色又は別の方式を使用して区別しながら、ユーザによって確認される必要があるストライクアクションのストライクデータ及びユーザによって確認される必要がないストライクアクションのストライクデータを表示するために使用され;更に、ゴルフコースaにおけるユーザによるゴルフのプレイのプロセスにおいて生成される心拍数及びエネルギーなどのデータを表示するために使用される。
【0495】
腕時計は、ユーザによって示される、スポーツ統計インジケータを閲覧する操作(例えば、図4Uに示されるユーザインタフェース27上のコントロール217がタップされる)を検出した後に、図4Oに示されるユーザインタフェース26上に、例として図4Wに示されるホール1についてのゴルフストライクパス308を表示し得;又は、図4Pに示されるユーザインタフェース26上に、例として図4Xに示されるホール1についてのゴルフストライクパス308を表示し得る。
【0496】
図4Yは、ホール1が位置する、図4Wにおけるエリア300の概略拡大図である。図4Yに示されるように、腕時計は、ホール1が位置するエリア300におけるホール1についてのゴルフストライクパス308を表示し得る。
【0497】
図4Zは、ホール1が位置する、図4Xにおけるエリア300の概略拡大図である。図4Zに示されるように、腕時計は、ホール1が位置するエリア300におけるホール1についてのゴルフストライクパス308を表示し得る。
【0498】
図4Y及び図4Zにおいて、ホール1が位置するエリア300において、6のストライクアクションにそれぞれ対応する6のストライクポイントが、例えば、1から6の数字及び円によってマーキングされ、第1ストライクアクションのストライクポイント及び第6ストライクアクションのストライクポイントは例えば、五芒星によってマーキングされる。
【0499】
加えて、図4Yにおいて、ウィンドウ218は更に、ホール1が位置するエリア300においてマーキングされる。ウィンドウ218は、ゴルフストライクパス308における第4ストライクアクションのストライクポイントを修正できることを示し、その結果、ユーザは、ストライクアクションのストライクポイントを適時に変更できる。
【0500】
腕時計は、ユーザによって示される、第4ストライクアクションについてのストライクポイントを再判定する操作(例えば、図4Wに示されるユーザインタフェース26上の第4ストライクアクションのストライクポイントが移動される)を検出した後に、図4Wに示されるユーザインタフェース26の表示から、図4Xに示されるユーザインタフェース26の表示に切り替え得、その結果、腕時計は、ユーザによる移動を通じて取得されたストライクポイントを第4ストライクアクションのストライクポイントとして記録できる。
【0501】
スポーツストライクパスを検索する上述の方式に加えて、腕時計は、ユーザによって入力される「ホール1についてのゴルフストライクパスを閲覧」というテキスト又は発話を受信したとき、例として図4W又は図4Xに示されるユーザインタフェース26を表示し得、その結果、ユーザは、ホール1についてのゴルフストライクパス308を適時に認識できることに留意されたい。
【0502】
加えて、腕時計は、腕時計に通信可能に接続されている電子デバイスへスポーツ統計インジケータ及びスポーツストライクパスを送信し得、その結果、電子デバイスはまた、スポーツ統計インジケータ及びスポーツストライクパスを表示できる。
【0503】
例えば、本願はスポーツモード処理方法を提供する。
【0504】
上述した説明に基づいて、図5を参照すると、本願において提供されるスポーツモード処理方法が詳細に説明される。
【0505】
図5は、本願の実施形態によるスポーツモード処理方法の概略フローチャートである。
【0506】
図5に示されるように、本願におけるスポーツモード処理方法は、ウェアラブルデバイスに適用され、本願におけるスポーツモード処理方法は、S101~S103を含み得る。
【0507】
S101:ウェアラブルデバイスは、第1指示を受信した後に、ウェアラブルデバイスが第1スポーツフィールドの地図データをロードしたかどうかを判定し、ここで第1指示は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示し、第1スポーツフィールドは、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドである。
【0508】
ウェアラブルデバイスの具体的な実装については、図1の実施形態におけるウェアラブルデバイス100の説明を参照されたい。例えば、対象スポーツはゴルフである。ウェアラブルデバイスによって第1指示を受信する具体的な実装については、ユーザがゴルフをプレイするときにウェアラブルデバイスによってゴルフモードを有効化する上述した説明を参照されたい。第1スポーツフィールドの具体的な実装については、ゴルフコースの上述した説明を参照されたい。第1スポーツフィールドの地図データの具体的な実装については、ゴルフコースの地図データの上述した説明を参照されたい。S101の具体的な実装については、ゴルフモードが有効化された後に、ウェアラブルデバイスによって、ウェアラブルデバイスが図2Aの実施形態におけるS12及び図3Aの実施形態におけるS32におけるゴルフコースの地図データをロードしたかどうかを判定することの説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0509】
S102:ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きデータ及び測位データを取得し、ここで、動きデータは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクション特徴を表し、測位データは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクションの場所及びウェアラブルデバイスの場所を表す。
【0510】
動きデータの具体的な実装については、動きセンサを使用することによって取得された動きデータの上述した説明を参照されたい。動きセンサの具体的な実装については、動きセンサの上述した説明を参照されたい。測位データの具体的な実装については、測位センサを使用することによって取得された測位データの上述した説明を参照されたい。測位センサの具体的な実装については、測位センサの上述した説明を参照されたい。S102の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS141及びS142、及び、図3Aの実施形態におけるS341及びS342の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0511】
S103:ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの動きデータ、測位データ及び地図データに基づいて、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを表示する。
【0512】
統計データはスポーツ統計データ及びスポーツストライクパスを含み得る。スポーツ統計データ及びスポーツストライクパスの具体的な実装については、スポーツ統計データ及びスポーツストライクパスの上述した説明を参照されたい。S103の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS16及び図3Aの実施形態におけるS36の説明を参照されたい。S103の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS16及びS17、及び、図3Aの実施形態におけるS36及びS37の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0513】
本願のスポーツモード処理方法によれば、対象スポーツのスポーツモードにおいて、ウェアラブルデバイスは、対象スポーツをプレイするようにユーザに指示するための指示を受信した後に、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定し得る。ウェアラブルデバイスがスポーツフィールドの地図データをロードしたと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ユーザが対象スポーツをプレイするときに生成される動きデータ及び測位データを取得し得、ここで、動きデータは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクション特徴を表し、測位データは、ユーザが対象スポーツをプレイするケースにおけるユーザのアクションの場所、及び、ウェアラブルデバイスの場所を表し得る。ウェアラブルデバイスは、動きデータ、測位データ、及びスポーツフィールドの地図データに基づいて、ユーザによる対象スポーツのプレイについての統計データを表示し得る。したがって、ウェアラブルデバイスは、対象スポーツを検討及び分析するようにユーザに指示することを助けるために、統計データを表示し得る。これにより、ユーザがユーザのスポーツ習慣、スポーツステータス、ユーザのパフォーマンスの安定性、及び同様のものを認識することを助ける。
【0514】
S101において、ウェアラブルデバイスは、第1指示を受信し得、ユーザが対象スポーツをプレイしていると判定し得る。
【0515】
第1指示の具体的な実装は、本願において限定されるものではない。
【0516】
複数の具体的な実施形態を参照すると、以下では、対象スポーツがゴルフである例を使用することによって第1指示の具体的な実装を詳細に説明する。
【0517】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、第1コントロールを表示し、ここで第1コントロールは、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示す。したがって、ウェアラブルデバイスは、第1コントロールに対してユーザによって実行された第1操作を受信した後に、第1指示を受信する。
【0518】
第1コントロールの具体的な実装については、タッチコンポーネント1が図2Aの実施形態におけるS11における方式1でウェアラブルデバイスのユーザインタフェース上に表示されるソフトウェアコントロールである説明を参照されたい。第1操作の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS11における方式1でタッチコンポーネント1上で実行される操作1の説明を参照されたい。したがって、第1指示は、操作1に応答してゴルフモードを有効化するための対応する指示である。
【0519】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスがハードウェアボタンを含むとき、ウェアラブルデバイスは、ハードウェアボタン上でユーザによって実行される第2動作を受信し、ここで第2動作は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示す。したがって、ウェアラブルデバイスは、第2動作を受信した後に第1指示を受信する。
【0520】
ハードウェアボタンの具体的な実装については、タッチコンポーネント1が、図2Aの実施形態におけるS11における方式1でウェアラブルデバイス上に配置されるボタンである説明を参照されたい。第2動作の具体的な実装については、図2Aにおける実施形態におけるS11における方式1でタッチコンポーネント1に対して実行される操作1の説明を参照されたい。したがって、第1指示は、操作1に応答してゴルフモードを有効化するための対応する指示である。
【0521】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスは第1入力を受信し、ここで第1入力は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示す。したがって、ウェアラブルデバイスは、第1入力に対してユーザによって実行される第3操作を受信した後に第1指示を受信する。
【0522】
第1入力の具体的な実装については、入力1が、図2Aの実施形態におけるS11における方式1の発話1である説明を参照されたい。第3操作の具体的な実装については、発話1が、図2Aの実施形態におけるS11における方式1でゴルフモードを有効化するようウェアラブルデバイスをトリガするために使用されると判定することの説明を参照されたい。したがって、第1指示は、発話1に応答してゴルフモードを有効化するための対応する指示である。
【0523】
いくつかの他の実施形態において、図2Aの実施形態におけるS11における方式2の説明を参照すると、ウェアラブルデバイスは代替的に、ユーザがゴルフをプレイしていると動きデータが示すと判定したとき、ゴルフモードを有効化するための対応する第1指示を受信し得る。
【0524】
いくつかの他の実施形態において、図2Aの実施形態におけるS11における方式3の説明を参照すると、ウェアラブルデバイスは代替的に、ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイスによってウェアラブルデバイスへ送信される指示1を第1指示として使用し得る。
【0525】
まとめると、ウェアラブルデバイスは、第1指示を受信するとき、ユーザが対象スポーツをプレイしていると判定し得る。例えば、対象スポーツはゴルフである。ウェアラブルデバイスは、ユーザがゴルフをプレイしていると判定し得、ゴルフモードを有効化し得る。
【0526】
S101において、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスが第1スポーツフィールドの地図データをロードしたかどうかを複数の方式で判定し得る。
【0527】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、第1指示を受信した後に第1スポーツフィールドを判定する。したがって、ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの識別子に基づいて、ウェアラブルデバイスが第1スポーツフィールドの地図データをロードしたかどうかを判定する。
【0528】
第1スポーツフィールドの識別子は、名称、番号、又は同様のものによって表され得る。上述の段階の具体的な実装については、図2Aの実施形態における、ゴルフモードが有効化された後に、ウェアラブルデバイスによって、ウェアラブルデバイスがS12及び図3Aの実施形態におけるS32におけるゴルフコースの地図データをロードしたかどうかを判定することの説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0529】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、第1ユーザインタフェース上に第2コントロール及び第3コントロールを表示し、ここで第2コントロールは第2スポーツフィールドを示し、第2スポーツフィールドは、第1スポーツフィールドにおけるウェアラブルデバイスの場所に基づいてウェアラブルデバイスによって測位を通じて取得されるスポーツフィールドであり、第2コントロールは更に、スポーツフィールドを選択するために使用され、第3コントロールは、スポーツフィールドを確認するために使用される。
【0530】
第1ユーザインタフェースの具体的な実装については、図4Cの実施形態におけるユーザインタフェース23の説明を参照されたい。第2コントロールの具体的な実装については、図4Cの実施形態におけるコントロール203の説明を参照されたい。第3コントロールの具体的な実装については、図4Cの実施形態におけるコントロール204の説明を参照されたい。第2スポーツフィールドの具体的な実装については、図4Cの実施形態におけるコントロール203に表示されるゴルフコースaにおけるコース1の説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0531】
測位を通じてウェアラブルデバイスによって取得される第2スポーツフィールドが、ユーザが対象スポーツをプレイするスポーツフィールドであるとユーザが判定したとき、ウェアラブルデバイスは、第3コントロールに対してユーザによって実行される第4操作を受信した後に、第2スポーツフィールドを第1スポーツフィールドとして判定する。
【0532】
第4操作の具体的な実装については、図4Cの実施形態におけるユーザインタフェース23上のコントロール204をタップする操作の説明を参照されたい。上述の段階の具体的な実装については、図4Cの実施形態における、腕時計がユーザインタフェース23上のコントロール204をタップする操作を検出した後に、ゴルフコースaにおけるホール1をユーザが選択したと判定することの説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0533】
ユーザがスポーツフィールドを再選択するとき、ウェアラブルデバイスは、第2コントロールに対してユーザによって実行された第5操作を受信した後に、第2ユーザインタフェース上に第4コントロールを表示し、ここで第4コントロールは、スポーツフィールドを検索するために使用される。
【0534】
第5操作の具体的な実装については、図4Cの実施形態におけるユーザインタフェース23上のコントロール203をタップする操作の説明を参照されたい。第2ユーザインタフェースの具体的な実装については、図4Eの実施形態におけるユーザインタフェース24の説明を参照されたい。第4コントロール及び上述の段階の具体的な実装については、腕時計によって、図4Cの実施形態におけるユーザインタフェース23上のコントロール203をタップする操作を検出した後に、図4Eにおけるユーザインタフェース24を表示することの説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0535】
第4コントロールに対してユーザによって実行される第6操作が受信された後に第2入力が受信され、ここで、第2入力は第3スポーツフィールドを示す。第2入力に対してユーザによって実行される第7操作が受信された後に、ユーザが第3スポーツフィールドを選択したと判定され、第2ユーザインタフェースは、第1ユーザインタフェースに切り替えられて表示され、ここで第1ユーザインタフェース上の第2コントロールは第3スポーツフィールドを示す。
【0536】
第6操作の具体的な実装については、図4Eの実施形態におけるユーザインタフェース24上のコントロール2062をタップする操作の説明を参照されたい。第2入力の具体的な実装については、図4Eの実施形態における、ユーザインタフェース24上のコントロール2062をタップし、次に、「ゴルフコースc」というテキストを入力する操作を実行することの説明を参照されたい。第3スポーツフィールドの具体的な実装については、図4Eの実施形態におけるゴルフコースcの説明を参照されたい。第7操作の具体的な実装については、図4Eの実施形態における、「ゴルフコースc」というテキストを入力し、次に「ゴルフコースc」というテキストをタップする操作の説明を参照されたい。上述の段階の具体的な実装については、図4Eの実施形態における、ユーザインタフェース24上のコントロール2062をタップし、「ゴルフコースc」というテキストを入力し、次に、「ゴルフコースc」というテキストをタップする操作を検出した後に、腕時計が、ゴルフコースcをユーザが選択したと判定することの説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0537】
代替的には、第6操作の具体的な実装については、図4Eの実施形態における、ユーザインタフェース24上のコントロール2063をタップする操作の説明を参照されたい。第2入力の具体的な実装については、図4Eの実施形態における、ユーザインタフェース24上のコントロール2063をタップし、次に、「ゴルフコースc」という発話を入力する操作を実行することの説明を参照されたい。第3スポーツフィールドの具体的な実装については、図4Eの実施形態におけるゴルフコースcの説明を参照されたい。第7操作の具体的な実装については、図4Eの実施形態における、「ゴルフコースc」という発話を入力し、次に、「ゴルフコースc」という認識されたテキストをタップする操作の説明を参照されたい。上述の段階の具体的な実装については、図4Eの実施形態における、腕時計が、ユーザインタフェース24上のコントロール2063をタップし、「ゴルフコースc」という発話を入力し、次に、「ゴルフコースc」という認識されたテキストをタップする操作を検出した後に、ユーザがゴルフコースcを選択したと判定し、図4Eに示されるユーザインタフェース24の表示から図4Cに示されるユーザインタフェース23の表示に切り替えることの説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0538】
第3コントロールに対してユーザ上で実行される第8操作が受信された後に、第3スポーツフィールドは第1スポーツフィールドとして判定される。
【0539】
ユーザによって選択された第3スポーツフィールドが「ゴルフコースa」であるとき、第8操作の具体的な実装については、図4Cの実施形態における、ユーザインタフェース23上のコントロール204をタップする操作の説明を参照されたい。上述の段階の具体的な実装については、図4Cの実施形態における、腕時計がユーザインタフェース23上のコントロール204をタップする操作を検出した後に、ゴルフコースaにおけるホール1をユーザが選択したと判定することの説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0540】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、第1ユーザインタフェースを第3ユーザインタフェースに切り替えて表示し、ここで、第3ユーザインタフェースは、ユーザが対象スポーツをプレイするときに生成されたデータを表示するために使用される。
【0541】
第1ユーザインタフェースの具体的な実装については、図4Cの実施形態におけるユーザインタフェース23の説明を参照されたい。第3ユーザインタフェースの具体的な実装については、図4Fの実施形態におけるユーザインタフェース25の説明を参照されたい。上述の段階の具体的な実装については、腕時計が、図4Cに示されるユーザインタフェース23の表示から、図4Fに示されるユーザインタフェース25の表示に切り替えることの上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0542】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスが第1スポーツフィールドの地図データをロードしていないと判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイス又はサーバから第1スポーツフィールドの地図データを取得し;ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの取得された地図データに基づいて第1スポーツフィールドの地図データをロードする。
【0543】
上述の段階の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS12、及び、図3Aの実施形態におけるS32における、ウェアラブルデバイスが、ゴルフコースの地図データをウェアラブルデバイスがロードしていないと判定した後に、複数の方式でゴルフコースの地図データをロードし得ることの上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0544】
いくつかの実施形態において、S102において、対象スポーツがゴルフであり、かつ、第1スポーツフィールドの地図データが、第1スポーツフィールドにおける各場所のホール識別子及びフィールドタイプを示すとき、ウェアラブルデバイスは、複数の実装で動きデータ及び測位データを取得し得る。
【0545】
いくつかの実施形態においてウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ及び測位センサを起動する。したがって、ウェアラブルデバイスは、動きセンサを使用することによって動きデータを取得し、測位センサを使用することによって測位データを取得する。
【0546】
上述の段階の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS13、S141及びS142の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0547】
いくつかの他の実施形態において、ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの地図データをウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ、測位センサ、及び集音器を起動する。したがって、ウェアラブルデバイスは、動きセンサを使用することによって動きデータを取得し、測位センサを使用することによって測位データを取得し、集音器を使用することによって音波データを取得する。
【0548】
上述の段階の具体的な実装については、図3Aの実施形態におけるS33、S341、S342及びS343の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0549】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、動きデータ、測位データ、及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録し、ここで各ストライクアクションのストライクデータは、少なくとも記録時間、ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量、スイングタイプ、ホール識別子、フィールドタイプ、ストライクポイント、及び、ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量を含む。したがって、ウェアラブルデバイスは、すべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて統計データを表示し、ここで、統計データは少なくとも、各ストライクアクションのストライクデータ、各フィールドタイプについてのストロークの総累積数量、各ホールについてのストロークの総累積数量、各スイングタイプについてのストローク分布、及び、すべてのホールについてのストロークの総累積数量を含む。
【0550】
上述の段階の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS15及びS16の上述した説明を参照されたい。代替的に、上述の段階の具体的な実装については、図3Aの実施形態におけるS35及びS36の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0551】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の動きデータ及び測位データを取得する。ウェアラブルデバイスは、動きデータに基づいて、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したかどうかを判定する。
【0552】
ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したとウェアラブルデバイスが判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのフィールドタイプがティーでありかつストライクアクションが第1ストライクアクションであると判定したとき、測位データ及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、ストライクアクションのストライクデータを記録する。
【0553】
代替的に、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したとウェアラブルデバイスが判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのフィールドタイプがティー、ホール又はハザードのいずれか1つであり、かつ、ストライクアクションが第1ストライクアクションでないと判定したとき、測位データ及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、ストライクアクションのストライクポイント及び最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が第1閾値より大きいかどうかを判定し;距離が第1閾値より大きいとき、ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、距離が第1閾値より小さい又はそれに等しいとき、第1情報を表示し、ここで、第1情報は、ストライクアクションが実行されるかどうかをユーザに質問するために使用され;第3入力が第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されることを第3入力が示すとき、ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、第4入力が第1時間長内に受信された、かつ、ストライクアクションが実行されないことを第4入力が示すとき、又は、第1時間長が経過した後にユーザ入力が受信されないとき、動きデータ及び測位データを更新する。
【0554】
代替的に、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したとウェアラブルデバイスが判定した後に、ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであると判定したとき、測位データ及び第1スポーツフィールドの地図データに基づいて、ストライクアクションのストライクデータを記録する。
【0555】
第1閾値の具体的な実装については、図2B-2の実施形態におけるS261において言及された閾値1の上述した説明を参照されたい。第1情報の具体的な実装については、図2B-2の実施形態におけるS272において言及されたメッセージ1の上述した説明を参照されたい。第1時間長の具体的な実装については、図2B-2の実施形態におけるS281及びS282において言及された時間長3の上述した説明を参照されたい。第3入力の具体的な実装については、図2B-2の実施形態におけるS281において言及された入力5の上述した説明を参照されたい。第4入力の具体的な実装については、図2B-2の実施形態におけるS282において言及された入力6の上述した説明を参照されたい。上述の段階の具体的な実装については、図2B-1及び図2B-2の実施形態におけるS21~S29の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0556】
代替的に、第1閾値の具体的な実装については、図3B-2の実施形態におけるS461において言及された閾値2の上述した説明を参照されたい。第1情報の具体的な実装については、図3B-2の実施形態におけるS472において言及されたメッセージ1の上述した説明を参照されたい。第1時間長の具体的な実装については、図3B-2の実施形態におけるS481及びS482において言及された時間長6の上述した説明を参照されたい。第3入力の具体的な実装については、図3B-2の実施形態におけるS481において言及された入力5の上述した説明を参照されたい。第4入力の具体的な実装については、図3B-2の実施形態におけるS482において言及された入力6の上述した説明を参照されたい。上述の段階の具体的な実装については、図3B-1及び図3B-2の実施形態におけるS41~S49の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0557】
本願において、ウェアラブルデバイスは、複数の方式において動きデータに基づいて、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したかどうかを判定し得る。
【0558】
いくつかの実施形態において、動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データに基づいて第1波形信号特徴を判定し、ここで、第1波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含む。ウェアラブルデバイスは、第1波形信号特徴に基づいて第1確率を判定し、ここで第1確率はストライクアクションの確率を示す。第1確率が第2閾値より高いとき、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したと判定する。第1確率が第2閾値より小さい又はそれに等しいとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データを更新する。
【0559】
上述の段階の具体的な実装については、図2B-1の実施形態におけるS22の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0560】
いくつかの他の実施形態において、動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データに基づいて第2波形信号特徴を判定し、ここで、第2波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含む。ウェアラブルデバイスは、集音器を使用することによって、加速度データ及び角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する。ウェアラブルデバイスは、音波データに基づいて第1音声信号特徴を判定し、ここで第1音声信号特徴は、周波数、エネルギー又は山の値のうちの少なくとも1つを含む。ウェアラブルデバイスは、第2波形信号特徴及び第1音声信号特徴に基づいて第2確率を判定し、ここで第2確率はストライクアクションの確率を示す。第2確率が第3閾値より高いとき、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したと判定する。第2確率が第3閾値より小さい又はそれに等しいとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ、角速度データ、及び測位データを更新する。
【0561】
上述の段階の具体的な実装については、図3B-1の実施形態におけるS42の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0562】
いくつかの他の実施形態において、動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データに基づいて第3波形信号特徴を判定し、ここで第3波形信号特徴はアップスイング変位及び/又は回転角を含む。ウェアラブルデバイスは、集音器を使用することによって、加速度データ及び角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する。ウェアラブルデバイスは、音波データに基づいて、第2音声信号特徴が、周波数、エネルギー、又は山の値のうちの少なくとも1つを含むと判定する。ウェアラブルデバイスは、第3波形信号特徴及び第2音声信号特徴に基づいて、ストライクアクションに対応する確率、手振りアクションに対応する確率、及び空振りアクションに対応する確率を判定する。ウェアラブルデバイスは、ストライクアクションに対応する確率が最大の値であると判定したとき、ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したと判定する。ストライクアクションに対応する確率が最大の値でないと判定したとき、ウェアラブルデバイスは、同じ期間内の加速度データ及び角速度データを更新する。
【0563】
上述の段階の具体的な実装については、図3B-1の実施形態におけるS42の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0564】
本願において、統計データは更に、各ホールについてのゴルフストライクパスを含む。したがって、第1スポーツフィールドにおける任意のホールについては、ウェアラブルデバイスは、すべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて、ホール識別子がホールのホール識別子であるすべてのストライクアクションを選択し、すべてのストライクアクションの記録時間及びストライクポイントを判定する。ウェアラブルデバイスは、すべてのストライクアクションの記録時間及びストライクポイントに基づいて、ホールについてのゴルフストライクパスを描画する。ウェアラブルデバイスは、第1スポーツフィールドの電子地図上のホールについてのゴルフストライクパスを表示する。
【0565】
上述の段階の具体的な実装については、図2Aの実施形態におけるS17の上述した説明を参照されたい。代替的に、上述の段階の具体的な実装については、図3Aの実施形態におけるS37の上述した説明を参照されたい。ここでは、詳細を再び説明しない。
【0566】
いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、接続線を使用することによって、記録時間の昇順にすべてのストライクアクションのストライクポイントを始めから終わりまで接続し、ホールについてのゴルフストライクパスを描画する。
【0567】
例えば、本願は、メモリ及びプロセッサを含むウェアラブルデバイスを提供する。メモリは、プログラム命令を格納するよう構成される。プロセッサは、メモリにおけるプログラム命令を呼び出すよう構成され、その結果、ウェアラブルデバイスは、前述の実施形態におけるスポーツモード処理方法を実行する。
【0568】
例えば、本願はチップシステムを提供する。チップシステムは、メモリ、ディスプレイ及びセンサを含むウェアラブルデバイスにおいて使用される。チップシステムはプロセッサを含む。プロセッサが、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行するとき、ウェアラブルデバイスは、前述の実施形態におけるスポーツモード処理方法を実行する。
【0569】
例えば、本願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを格納する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、ウェアラブルデバイスは、前述の実施形態におけるスポーツモード処理方法を実装することが有効化となる。
【0570】
例えば、本願は、実行可能命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。実行可能命令は可読記憶媒体に記憶される。ウェアラブルデバイスの少なくとも1つのプロセッサは、実行可能命令を可読記憶媒体から読み取り得、少なくとも1つのプロセッサは実行可能命令を実行し、その結果、ウェアラブルデバイスは、前述の実施形態におけるスポーツモード処理方法を実装する。
【0571】
前述の実施形態において、機能のすべて又はいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、又は、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実装され得る。機能がソフトウェアによって実装されるとき、機能のすべて又はいくつかは、コンピュータプログラム製品の形式で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ、実行されるとき、本願によるプロセス又は機能のすべて又はいくつかが生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル装置であってよい。コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は、データストレージデバイス、例えば、1又は複数の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピディスク、ハードディスクドライブ、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(Solid-State Drive, SSD))などであってよい。
【0572】
当業者であれば、前述の実施形態における方法のプロセスのすべて又はいくつかが、関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムによって実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが実行されるとき、方法の実施形態のプロセスが実行され得る。前述の記憶媒体には、ROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを格納できる任意の媒体が含まれる。
図1
図2A
図2B-1】
図2B-2】
図3A
図3B-1】
図3B-2】
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図4H
図4I
図4J
図4K
図4L
図4M
図4N
図4O
図4P
図4Q
図4R
図4S
図4T
図4U
図4V
図4W
図4X
図4Y
図4Z
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-06-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブルデバイスに適用されるスポーツモード処理方法であって、
前記ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドの地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する段階、ここで前記第1指示は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示し、前記第1スポーツフィールドは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするスポーツフィールドであり;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きデータ及び測位データを取得する段階、ここで、前記動きデータは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするケースにおいて、前記ユーザのアクション特徴を表し、前記測位データは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするケースにおける前記ユーザのアクションの場所、及び、前記ウェアラブルデバイスの場所を表し;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ユーザによる前記対象スポーツのプレイについての統計データを表示する段階
を備える方法。
【請求項2】
前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが第1コントロールを表示する段階、ここで前記第1コントロールは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1コントロールに対して前記ユーザによって実行される第1操作を受信した後に前記第1指示を受信する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ウェアラブルデバイスがハードウェアボタンを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記ハードウェアボタンに対して前記ユーザによって実行される第2動作を受信する段階、ここで前記第2動作は、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2動作を受信した後に、前記第1指示を受信する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが第1入力を受信する段階、ここで前記第1入力は、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示し;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1入力に対して前記ユーザによって実行された第3操作を受信した後に前記第1指示を受信する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドの地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1指示を受信した後に、前記第1スポーツフィールドを判定する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの識別子に基づいて、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ウェアラブルデバイスが前記第1スポーツフィールドを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、第1ユーザインタフェース上に第2コントロール及び第3コントロールを表示する段階、ここで、前記第2コントロールは第2スポーツフィールドを示し、前記第2スポーツフィールドは、前記第1スポーツフィールドにおける前記ウェアラブルデバイスの場所に基づいて、前記ウェアラブルデバイスによって測位を通じて取得されるスポーツフィールドであり、前記第2コントロールは更に、スポーツフィールドを選択するために使用され、前記第3コントロールは、前記スポーツフィールドを確認するために使用され;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第3コントロールに対して前記ユーザによって実行された第4操作を受信した後に、前記第2スポーツフィールドを前記第1スポーツフィールドとして判定する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2コントロールに対して前記ユーザによって実行された第5操作を受信した後に、第4コントロールを第2ユーザインタフェース上に表示する段階、ここで、前記第4コントロールはスポーツフィールドを検索するために使用され;
前記第4コントロールに対して前記ユーザによって実行される第6操作を受信した後に第2入力を受信する段階、ここで前記第2入力は第3スポーツフィールドを示し;前記第2入力に対して前記ユーザによって実行される第7操作を受信した後に、前記ユーザが前記第3スポーツフィールドを選択したと判定し、前記第2ユーザインタフェースから前記第1ユーザインタフェースに切り替えて表示し、ここで、前記第1ユーザインタフェース上の前記第2コントロールは前記第3スポーツフィールドを示し;及び
前記第3コントロールに対して前記ユーザによって実行される第8操作を受信した後に前記第3スポーツフィールドを前記第1スポーツフィールドとして判定する段階
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は更に:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、前記第1ユーザインタフェースから第3ユーザインタフェースに切り替えて表示する段階、ここで前記第3ユーザインタフェースは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするときに生成されるデータを表示するために使用される、
を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は更に:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしていないと判定した後に、前記ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイス又はサーバから前記第1スポーツフィールドの前記地図データを取得する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、取得された前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記第1スポーツフィールドの前記地図データをロードする段階
を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記対象スポーツがゴルフであり、かつ、前記第1スポーツフィールドの前記地図データが、前記第1スポーツフィールドにおける各場所のホール識別子及びフィールドタイプを示すとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に動きデータ及び測位データを取得する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ及び測位センサを起動し、前記動きセンサを使用することによって前記動きデータを取得し、前記測位センサを使用することによって前記測位データを取得する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ、測位センサ、及び集音器を起動し、前記動きセンサを使用することによって前記動きデータを取得し、前記測位センサを使用することによって前記測位データを取得し、前記集音器を使用することによって音波データを取得する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ユーザによる前記対象スポーツのプレイについての統計データを表示する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する段階、ここで、各ストライクアクションのストライクデータは少なくとも、記録時間、前記ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量、スイングタイプ、ホール識別子、フィールドタイプ、ストライクポイント、及び、前記ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量を含み;及び
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクデータに基づいて前記統計データを表示する段階、ここで、前記統計データは少なくとも、各ストライクアクションの前記ストライクデータ、各フィールドタイプについてのストロークの総累積数量、各ホールについてのストロークの総累積数量、各スイングタイプについてのストローク分布、及び、すべてのホールについてのストロークの総累積数量を含む、
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
すべての前記ストライクアクションのいずれか1つについて、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び、前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、同じ期間内の動きデータ及び測位データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、前記ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したかどうかを判定する段階;及び
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、かつ、前記ストライクアクションが第1ストライクアクションであると判定したとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録する段階;又は
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ、及び、前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、ホール、又はハザードのいずれか1つであり、かつ、前記ストライクアクションが前記第1ストライクアクションでないと判定したとき、前記ストライクアクションのストライクポイント、及び、最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が第1閾値より大きいかどうかを判定し;前記距離が前記第1閾値より大きいとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、前記距離が前記第1閾値より小さい又はそれに等しいとき、第1情報を表示し、ここで前記第1情報は、ストライクアクションが実行されるかどうかを前記ユーザに質問するために使用され;第3入力が第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されることを前記第3入力が示すとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、第4入力が前記第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されないことを前記第4入力が示すとき、又は、前記第1時間長が経過した後にユーザ入力が受信されないとき、前記動きデータ及び前記測位データを更新する段階;又は
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであると判定したとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録する段階
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第1波形信号特徴を判定する段階、ここで前記第1波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1波形信号特徴に基づいて第1確率を判定する段階、ここで前記第1確率は、ストライクアクションの確率を示し;及び
前記第1確率が第2閾値より高いとき、前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階、又は
前記第1確率が前記第2閾値より小さい又はそれに等しいとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データを更新する段階
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第2波形信号特徴を判定する段階、ここで、前記第2波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み;
前記ウェアラブルデバイスが、前記集音器を使用することによって、前記加速度データ及び前記角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記音波データに基づいて第1音声信号特徴を判定する段階、ここで前記第1音声信号特徴は、周波数、エネルギー、又は山の値のうちの少なくとも1つを含む;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2波形信号特徴及び前記第1音声信号特徴に基づいて第2確率を判定する段階、ここで前記第2確率は、ストライクアクションの確率を示す;及び
前記第2確率が第3閾値より大きいとき、前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階;又は
前記第2確率が前記第3閾値より小さい又はそれに等しいとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ、前記角速度データ、及び前記測位データを更新する段階
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第3波形信号特徴を判定する段階、ここで前記第3波形信号特徴は、アップスイング変位及び/又は回転角を含み;
前記ウェアラブルデバイスが、前記集音器を使用することによって、前記加速度データ及び前記角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記音波データに基づいて、周波数、エネルギー、又は山の値のうちの少なくとも1つを第2音声信号特徴が含むと判定する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第3波形信号特徴及び前記第2音声信号特徴に基づいて、ストライクアクションに対応する確率、手振りアクションに対応する確率、及び、空振りアクションに対応する確率を判定する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションに対応する前記確率が最大の値であると判定したとき、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションに対応する前記確率が最大の値でないと判定したとき、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データを更新する段階
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記統計データは更に、各ホールについてのゴルフストライクパスを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
前記第1スポーツフィールドにおける任意のホールについて、前記ウェアラブルデバイスが、前記ホールについてのゴルフストライクパスを表示する段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、すべてのストライクアクションのストライクデータに基づいて、ホール識別子が前記ホールのホール識別子であるすべてのストライクアクションを選択し、すべての前記ストライクアクションの記録時間及びストライクポイントを判定する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記記録時間及び前記ストライクポイントに基づいて、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを前記第1スポーツフィールドの電子地図上に表示する段階
を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記記録時間及び前記ストライクポイントに基づいて、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、接続線を使用することによって、記録時間の昇順に、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクポイントを始めから終わりまで接続し、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する段階
を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
プロセッサ、メモリ、動きセンサ、測位センサ及びディスプレイを備えるウェアラブルデバイスであって、前記メモリ、前記動きセンサ、前記測位センサ、及び前記ディスプレイはすべて、前記プロセッサに連結され、前記メモリは、プログラム命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリにおける前記プログラム命令を呼び出すよう構成され、その結果、前記ウェアラブルデバイスは、請求項1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行する、ウェアラブルデバイス。
【請求項19】
コンピュータ命令を備えるコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ命令がウェアラブルデバイス上で実行するとき、前記ウェアラブルデバイスは、請求項1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行することが可能である、コンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0572
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0572】
当業者であれば、前述の実施形態における方法のプロセスのすべて又はいくつかが、関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムによって実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが実行されるとき、方法の実施形態のプロセスが実行され得る。前述の記憶媒体には、ROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを格納できる任意の媒体が含まれる。
(他の可能な項目)
[項目1]
ウェアラブルデバイスに適用されるスポーツモード処理方法であって、
前記ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドの地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する段階、ここで前記第1指示は、ユーザが対象スポーツをプレイしていることを示し、前記第1スポーツフィールドは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするスポーツフィールドであり;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きデータ及び測位データを取得する段階、ここで、前記動きデータは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするケースにおいて、前記ユーザのアクション特徴を表し、前記測位データは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするケースにおける前記ユーザのアクションの場所、及び、前記ウェアラブルデバイスの場所を表し;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ユーザによる前記対象スポーツのプレイについての統計データを表示する段階
を備える方法。
[項目2]
前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが第1コントロールを表示する段階、ここで前記第1コントロールは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1コントロールに対して前記ユーザによって実行される第1操作を受信した後に前記第1指示を受信する段階
を含む、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記ウェアラブルデバイスがハードウェアボタンを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記ハードウェアボタンに対して前記ユーザによって実行される第2動作を受信する段階、ここで前記第2動作は、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示す;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2動作を受信した後に、前記第1指示を受信する段階
を含む、項目1に記載の方法。
[項目4]
前記ウェアラブルデバイスが第1指示を受信する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが第1入力を受信する段階、ここで前記第1入力は、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイしていることを示し;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1入力に対して前記ユーザによって実行された第3操作を受信した後に前記第1指示を受信する段階
を含む、項目1に記載の方法。
[項目5]
前記ウェアラブルデバイスが、第1指示を受信した後に、第1スポーツフィールドの地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1指示を受信した後に、前記第1スポーツフィールドを判定する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの識別子に基づいて、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたかどうかを判定する段階
を含む、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
[項目6]
前記ウェアラブルデバイスが前記第1スポーツフィールドを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、第1ユーザインタフェース上に第2コントロール及び第3コントロールを表示する段階、ここで、前記第2コントロールは第2スポーツフィールドを示し、前記第2スポーツフィールドは、前記第1スポーツフィールドにおける前記ウェアラブルデバイスの場所に基づいて、前記ウェアラブルデバイスによって測位を通じて取得されるスポーツフィールドであり、前記第2コントロールは更に、スポーツフィールドを選択するために使用され、前記第3コントロールは、前記スポーツフィールドを確認するために使用され;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記第3コントロールに対して前記ユーザによって実行された第4操作を受信した後に、前記第2スポーツフィールドを前記第1スポーツフィールドとして判定する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2コントロールに対して前記ユーザによって実行された第5操作を受信した後に、第4コントロールを第2ユーザインタフェース上に表示する段階、ここで、前記第4コントロールはスポーツフィールドを検索するために使用され;
前記第4コントロールに対して前記ユーザによって実行される第6操作を受信した後に第2入力を受信する段階、ここで前記第2入力は第3スポーツフィールドを示し;前記第2入力に対して前記ユーザによって実行される第7操作を受信した後に、前記ユーザが前記第3スポーツフィールドを選択したと判定し、前記第2ユーザインタフェースから前記第1ユーザインタフェースに切り替えて表示し、ここで、前記第1ユーザインタフェース上の前記第2コントロールは前記第3スポーツフィールドを示し;及び
前記第3コントロールに対して前記ユーザによって実行される第8操作を受信した後に前記第3スポーツフィールドを前記第1スポーツフィールドとして判定する段階
を含む、項目5に記載の方法。
[項目7]
前記方法は更に:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、前記第1ユーザインタフェースから第3ユーザインタフェースに切り替えて表示する段階、ここで前記第3ユーザインタフェースは、前記ユーザが前記対象スポーツをプレイするときに生成されるデータを表示するために使用される、
を備える、項目6に記載の方法。
[項目8]
前記方法は更に:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしていないと判定した後に、前記ウェアラブルデバイスに通信可能に接続されている電子デバイス又はサーバから前記第1スポーツフィールドの前記地図データを取得する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、取得された前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記第1スポーツフィールドの前記地図データをロードする段階
を備える、項目6又は7に記載の方法。
[項目9]
前記対象スポーツがゴルフであり、かつ、前記第1スポーツフィールドの前記地図データが、前記第1スポーツフィールドにおける各場所のホール識別子及びフィールドタイプを示すとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に動きデータ及び測位データを取得する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ及び測位センサを起動し、前記動きセンサを使用することによって前記動きデータを取得し、前記測位センサを使用することによって前記測位データを取得する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1スポーツフィールドの前記地図データを前記ウェアラブルデバイスがロードしたと判定した後に、動きセンサ、測位センサ、及び集音器を起動し、前記動きセンサを使用することによって前記動きデータを取得し、前記測位センサを使用することによって前記測位データを取得し、前記集音器を使用することによって音波データを取得する段階
を含む、項目1から8のいずれか一項に記載の方法。
[項目10]
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ユーザによる前記対象スポーツのプレイについての統計データを表示する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する段階、ここで、各ストライクアクションのストライクデータは少なくとも、記録時間、前記ストライクアクションが属するホールについてのストロークの累積数量、スイングタイプ、ホール識別子、フィールドタイプ、ストライクポイント、及び、前記ストライクアクションが属するフィールドについてのストロークの累積数量を含み;及び
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクデータに基づいて前記統計データを表示する段階、ここで、前記統計データは少なくとも、各ストライクアクションの前記ストライクデータ、各フィールドタイプについてのストロークの総累積数量、各ホールについてのストロークの総累積数量、各スイングタイプについてのストローク分布、及び、すべてのホールについてのストロークの総累積数量を含む、
を含む、項目9に記載の方法。
[項目11]
すべての前記ストライクアクションのいずれか1つについて、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータ、前記測位データ、及び、前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、すべてのストライクアクションのストライクデータを記録する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、同じ期間内の動きデータ及び測位データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、前記ウェアラブルデバイスがストライクアクションを検出したかどうかを判定する段階;及び
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプがティーであり、かつ、前記ストライクアクションが前記第1ストライクアクションであると判定したとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録する段階;又は
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ、及び、前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプが、ティー、ホール、又はハザードのいずれか1つであり、かつ、前記ストライクアクションが前記第1ストライクアクションでないと判定したとき、前記ストライクアクションのストライクポイント、及び、最新の記録時間を有するストライクアクションのストライクポイントの間の距離が第1閾値より大きいかどうかを判定し;前記距離が前記第1閾値より大きいとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、前記距離が前記第1閾値より小さい又はそれに等しいとき、第1情報を表示し、ここで前記第1情報は、ストライクアクションが実行されるかどうかを前記ユーザに質問するために使用され;第3入力が第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されることを前記第3入力が示すとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録し;又は、第4入力が前記第1時間長内に受信され、かつ、ストライクアクションが実行されないことを前記第4入力が示すとき、又は、前記第1時間長が経過した後にユーザ入力が受信されないとき、前記動きデータ及び前記測位データを更新する段階;又は
前記ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと前記ウェアラブルデバイスが判定した後に、前記ウェアラブルデバイスが、前記測位データ及び前記第1スポーツフィールドの前記地図データに基づいて、前記ストライクアクションのフィールドタイプがグリーン又はバンカーであると判定したとき、前記ストライクアクションのストライクデータを記録する段階
を含む、項目10に記載の方法。
[項目12]
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第1波形信号特徴を判定する段階、ここで前記第1波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み:
前記ウェアラブルデバイスが、前記第1波形信号特徴に基づいて第1確率を判定する段階、ここで前記第1確率は、ストライクアクションの確率を示し;及び
前記第1確率が第2閾値より高いとき、前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階、又は
前記第1確率が前記第2閾値より小さい又はそれに等しいとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データを更新する段階
を含む、項目11に記載の方法。
[項目13]
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第2波形信号特徴を判定する段階、ここで、前記第2波形信号特徴は、波の山の数量、波の谷の数量、波の山の値、波の谷の値、又は、波の山の値及び波の谷の値の間の差のうちの少なくとも1つを含み;
前記ウェアラブルデバイスが、前記集音器を使用することによって、前記加速度データ及び前記角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記音波データに基づいて第1音声信号特徴を判定する段階、ここで前記第1音声信号特徴は、周波数、エネルギー、又は山の値のうちの少なくとも1つを含む;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第2波形信号特徴及び前記第1音声信号特徴に基づいて第2確率を判定する段階、ここで前記第2確率は、ストライクアクションの確率を示す;及び
前記第2確率が第3閾値より大きいとき、前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階;又は
前記第2確率が前記第3閾値より小さい又はそれに等しいとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ、前記角速度データ、及び前記測位データを更新する段階
を含む、項目11に記載の方法。
[項目14]
前記動きデータが同じ期間内の加速度データ及び角速度データを含むとき、前記ウェアラブルデバイスが、前記動きデータに基づいて、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したかどうかを判定する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データに基づいて第3波形信号特徴を判定する段階、ここで前記第3波形信号特徴は、アップスイング変位及び/又は回転角を含み;
前記ウェアラブルデバイスが、前記集音器を使用することによって、前記加速度データ及び前記角速度データと同じ期間に属する音波データを取得する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記音波データに基づいて、周波数、エネルギー、又は山の値のうちの少なくとも1つを第2音声信号特徴が含むと判定する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、前記第3波形信号特徴及び前記第2音声信号特徴に基づいて、ストライクアクションに対応する確率、手振りアクションに対応する確率、及び、空振りアクションに対応する確率を判定する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションに対応する前記確率が最大の値であると判定したとき、ストライクアクションを前記ウェアラブルデバイスが検出したと判定する段階;又は
前記ウェアラブルデバイスが、ストライクアクションに対応する前記確率が最大の値でないと判定したとき、前記同じ期間内の前記加速度データ及び前記角速度データを更新する段階
を含む、項目11に記載の方法。
[項目15]
前記統計データは更に、各ホールについてのゴルフストライクパスを含む、項目9から14のいずれか一項に記載の方法。
[項目16]
前記第1スポーツフィールドにおける任意のホールについて、前記ウェアラブルデバイスが、前記ホールについてのゴルフストライクパスを表示する段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクデータに基づいて、ホール識別子が前記ホールのホール識別子であるすべてのストライクアクションを選択し、すべての前記ストライクアクションの記録時間及びストライクポイントを判定する段階;
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記記録時間及び前記ストライクポイントに基づいて、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する段階;及び
前記ウェアラブルデバイスが、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを前記第1スポーツフィールドの電子地図上に表示する段階
を含む、項目15に記載の方法。
[項目17]
前記ウェアラブルデバイスが、すべての前記ストライクアクションの前記記録時間及び前記ストライクポイントに基づいて、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する前記段階は:
前記ウェアラブルデバイスが、接続線を使用することによって、記録時間の昇順に、すべての前記ストライクアクションの前記ストライクポイントを始めから終わりまで接続し、前記ホールについての前記ゴルフストライクパスを描画する段階
を含む、項目16に記載の方法。
[項目18]
プロセッサ、メモリ、動きセンサ、測位センサ及びディスプレイを備えるウェアラブルデバイスであって、前記メモリ、前記動きセンサ、前記測位センサ、及び前記ディスプレイはすべて、前記プロセッサに連結され、前記メモリは、プログラム命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリにおける前記プログラム命令を呼び出すよう構成され、その結果、前記ウェアラブルデバイスは、項目1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行する、ウェアラブルデバイス。
[項目19]
コンピュータ命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令がウェアラブルデバイス上で実行するとき、前記ウェアラブルデバイスは、項目1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
[項目20]
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、項目1から17のいずれか一項に記載のスポーツモード処理方法を実行することが可能である、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】