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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-17
(54)【発明の名称】ボタン電池
(51)【国際特許分類】
   H01M 6/16 20060101AFI20241210BHJP
   H01M 50/109 20210101ALI20241210BHJP
   H01M 50/153 20210101ALI20241210BHJP
   H01M 50/545 20210101ALI20241210BHJP
   H01M 50/56 20210101ALI20241210BHJP
   H01M 4/64 20060101ALI20241210BHJP
   H01M 4/74 20060101ALI20241210BHJP
   H01M 4/66 20060101ALI20241210BHJP
   H01M 4/06 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
H01M6/16 C
H01M50/109
H01M50/153
H01M50/545
H01M50/56
H01M4/64 A
H01M4/74 C
H01M4/66 A
H01M4/06 L
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024533304
(86)(22)【出願日】2024-02-02
(85)【翻訳文提出日】2024-06-04
(86)【国際出願番号】 CN2024075469
(87)【国際公開番号】W WO2024114840
(87)【国際公開日】2024-06-06
(31)【優先権主張番号】202320122324.7
(32)【優先日】2023-02-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518405050
【氏名又は名称】恵州億緯▲リ▼能股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】EVE ENERGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 38, Huifeng 7th Road, Zhongkai Hi-Tech Zone Huizhou, Guangdong 516006, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲韓▼ 丹丹
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 治▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】祝 媛
(72)【発明者】
【氏名】曹 浪
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ 佩玲
【テーマコード(参考)】
5H011
5H017
5H024
5H043
5H050
【Fターム(参考)】
5H011AA03
5H011CC06
5H017AA03
5H017AS02
5H017CC05
5H017EE04
5H017HH01
5H017HH03
5H024AA03
5H024AA12
5H024BB05
5H024CC03
5H024DD02
5H024DD15
5H024EE01
5H024HH13
5H024HH15
5H043AA05
5H043BA07
5H043CA07
5H043CA11
5H043DA03
5H050AA08
5H050BA06
5H050CA02
5H050CB12
5H050DA04
5H050FA10
5H050FA15
5H050GA03
5H050HA04
5H050HA08
5H050HA12
(57)【要約】
本発明は、ボタン電池を開示する。本発明のボタン電池は、ケース10と、正極粉体層400と、集電体300とを備える。ケース10は、互いに連結された正極ケース100と負極ケース200とを含む。正極ケース100及び負極ケース200がキャビティ101を形成するように包囲する。正極粉体層400は、キャビティ101内に配置される。キャビティ101内に集電体300が配置され、集電体300と正極粉体層400とが積層配置され、集電体300の少なくとも一部が正極粉体層400内に埋め込まれ、集電体300の正極粉体層400から離れる面と正極ケース100の底面とが当接するように配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボタン電池であって、
ケース(10)と正極粉体層(400)と集電体(300)とを含み、
前記ケース(10)が、互いに接続された正極ケース(100)と負極ケース(200)を含み、前記正極ケース(100)及び前記負極ケース(200)がキャビティ(101)を形成するように包囲し、
前記正極粉体層(400)が前記キャビティ(101)内に配置され、
前記集電体(300)が前記キャビティ(101)内に配置され、前記集電体(300)と前記正極粉体層(400)とが積層されて配置され、前記集電体(300)の少なくとも一部が前記正極粉体層(400)内に埋め込まれ、前記集電体(300)の前記正極粉体層(400)から離れる面が前記正極ケース(100)の底面に当接するように配置される、
ことを特徴とするボタン電池。
【請求項2】
前記集電体(300)は網状構造である、
請求項1に記載のボタン電池。
【請求項3】
前記集電体(300)の前記正極粉体層(400)内に埋め込まれる面は、フロスト面またはバリがある面である、
請求項1に記載のボタン電池。
【請求項4】
前記集電体(300)が前記正極粉体層(400)に埋め込まれる高さは、前記集電体(300)の全高の50%~95%である、
請求項1に記載のボタン電池。
【請求項5】
前記集電体(300)が、交差して配置された複数の集電バー(310)を含み、前記複数の集電バー(310)が網状構造に形成され、前記複数の集電バーの交差部(320)の厚さが前記集電バー(310)の厚さよりも大きい、
請求項2に記載のボタン電池。
【請求項6】
前記集電体(300)の材質がニッケル又はアルミニウム又はステンレス鋼である、
請求項1に記載のボタン電池。
【請求項7】
前記正極粉体層(400)の締固め密度が2.0~3.0g/mmである、
請求項1に記載のボタン電池。
【請求項8】
前記集電体(300)及び前記正極粉体層(400)の断面が円形であり、前記集電体(300)と前記正極粉体層(400)の断面の直径の比が1:1~1:1.5である、
請求項1に記載のボタン電池。
【請求項9】
前記集電体(300)のメッシュが菱形であり、前記菱形の短対角線の長さaと長対角線の長さbとの比が1:1~1:3である、
請求項2に記載のボタン電池。
【請求項10】
前記正極粉体層(400)の前記集電体(300)に当接する面と、前記集電体(300)の縦断面とがいずれも波状であり、又は、前記正極粉体層(400)の前記集電体(300)に当接する面と前記集電体(300)の縦断面とがいずれもジグザグ状である、
請求項1ないし9のうちのいずれか一項に記載のボタン電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2023年2月6日に中国特許庁に提出された出願番号202320122324.7の中国特許出願の優先権を主張しており、当該出願の全ての内容が引用によって本出願に組み込まれている。
本出願は電池の技術分野に関するものであり、例えばボタン電池に関するものである。
【背景技術】
【0002】
リチウム二酸化マンガン電池の主な構成要素は、負極ケース、負極、セパレータ、正極(正極リングを含む)、正極ケース、電解液の6つである。電池セルの内部空間が限られているため、正極と負極の占有空間が制限され、さらにセルの容量、すなわち寿命が制限されてしまう。
【0003】
現段階では、リチウムマンガンボタン式電池セルの多くは、正極リングが正極粉体層を包む構造を採用している。この構造により、正極リングの占有空間が比較的に大きくて、さらに正極と負極の配置空間が制限されて、電池セルの容量が比較的に小さくて、使用寿命が比較的に短くなってしまう。
【0004】
そのため、これらの問題を解決するボタン電池を求めている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は電池セルの容量が大きく、寿命が長いボタン型電池を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様では、本出願の実施例はボタン電池を提供する。前記ボタン電池は、ケースと正極粉体層と集電体とを含み、前記ケースが、互いに接続された正極ケースと負極ケースを含み、前記正極ケース及び前記負極ケースがキャビティを形成するように包囲し、前記正極粉体層が前記キャビティ内に配置され、前記集電体が前記キャビティ内に配置され、前記集電体と前記正極粉体層とが積層されて配置され、前記集電体の少なくとも一部が前記正極粉体層内に埋め込まれ、前記集電体の前記正極粉体層から離れる面が前記正極ケースの底面に当接するように配置される。
【0007】
一実施例では、前記集電体は網状構造である。
【0008】
一実施例では、前記集電体の前記正極粉体層内に埋め込まれる面は、フロスト面またはバリがある面である。
【0009】
一実施例では、前記集電体が前記正極粉体層に埋め込まれる高さは、前記集電体の全高の50%~95%である。
【0010】
一実施例では、前記集電体が、交差して配置された複数の集電バーを含み、前記複数の集電バーが網状構造に形成され、前記複数の集電バーの交差部の厚さが前記集電バーの厚さよりも大きい。
【0011】
一実施例では、前記集電体の材質がニッケル又はアルミニウム又はステンレス鋼である。
【0012】
一実施例では、前記正極粉体層の締固め密度が2.0~3.0g/mmである。
【0013】
一実施例では、前記集電体及び前記正極粉体層の断面が円形であり、前記集電体と前記正極粉体層の断面の直径の比が1:1~1:1.5である。
【0014】
一実施例では、前記集電体のメッシュが菱形であり、前記菱形の短対角線の長さaと長対角線の長さbとの比が1:1~1:3である。
【0015】
一実施例では、前記正極粉体層の前記集電体に当接する面と前記集電体の縦断面とがいずれも波状であり、又は、前記正極粉体層の前記集電体に当接する面と前記集電体の縦断面とがいずれもジグザグ状である。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るボタン電池は、正極ケースと負極ケースとの組み立てにより、正極粉体層と集電体とを収容するキャビティが形成される。集電体の少なくとも一部を正極粉体層の中に埋め込むことによって、集電体のケース内の占有空間を減少させることで、正極粉体層の体積を適切に増加させることができ、さらに電池セル容量を増加させ、電池の寿命を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施例一に係るボタン電池の断面図である。
図2】本発明の実施例一に係るロール状集電体の構造の模式図である。
図3】本発明の実施例一に係る集電体の構造の模式図である。
図4】本発明の実施例一に係る集電体及び正極粉体層の分解模式図である。
図5】本発明の実施例三に係る集電体と正極粉体層との組立構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願の説明において、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内側」、「外側」等の用語が示す方位又は位置関係は、単に本願の説明を容易にし、説明を簡略化するためのものであって、特定の方位を有し、特定の方位で構成され、動作しなければならないことを示し又は暗示するものではなく、図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、したがって本願を限定するものと理解することはできないことを説明する必要がある。さらに、用語「第一」、「第二」は、単に説明の目的のためだけに用いられ、相対的重要性を示す又は暗示するものとは理解されない。用語「第1の位置」および「第2の位置」は2つの異なる位置であり、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上」および「上」にあることは、第2の特徴の直上および斜め上に第1の特徴があること、または単に第1の特徴の水平の高さが第2の特徴の水平の高さよりも高いことを意味することを含む。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下」及び「下」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直下及び斜め下にあることを含むか、又は単に第1の特徴の水平高さが第2の特徴の水平高さよりも小さいことを示す。
【0019】
本願の説明においては、別段の明確な規定及び限定がない限り、用語「取り付け」、「接続」、「接続」は一般的に理解されるべきであることを明記する必要がある。例えば、固定接続、取り外し可能接続、又は一体的接続であることができる。机械的にも、電気的にも、接続することができる。直接接続することができて、中間媒体を介して間接的に接続することができて、2つの部品の内部の連通することができる。当業者にとっては、状況に応じて上記用語の本出願における意味を理解することができる。
【0020】
以下では、添付の図面に示されている本明細書の実施形態を説明し、ここで、最初から最後まで同じまたは類似の符号は、同じまたは類似の要素、または同じまたは類似の機能を有する要素を表す。図面を参照して以下に説明する実施形態は、本出願を説明するためにのみ使用される例示的なものであり、本出願を限定するものと理解できない。
【0021】
[実施例一]
図1および図2を参照すると、本実施例に提供されるボタン電池は、ケース10と、正極粉体層400と、集電体300とを備える。ケース10は、互いに連結された正極ケース100と負極ケース200とを含む。正極ケース100及び負極ケース200がキャビティ101を形成するように包囲する。正極粉体層400は、キャビティ101内に配置される。キャビティ101内に集電体300が配置され、集電体300と正極粉体層400とが積層配置され、集電体300の少なくとも一部が正極粉体層400内に埋め込まれ、集電体300の正極粉体層400から離れる面と正極ケース100の底面とが当接するように配置される。
【0022】
前記ボタン電池は、正極ケース100と負極ケース200との組み立てにより、正極粉体層400と集電体300とを収容するキャビティ101が形成される。集電体300の少なくとも一部を正極粉体層400の中に埋め込むことによって、正極リングの設置に比べると集電体300のケース10内での占有空間が比較的に少ないことで、正極粉体層の体積を適切に増加させることができ、さらに電池セル容量を増加させ、電池の寿命を延長することができる。
【0023】
図1を続けて参考すると、正極ケース100と負極ケース200とが上下に係止接続され、ケース10の内部には、上から順に、集電体300、正極粉体層400、セパレータ500、負極シート600が積層配置される。
【0024】
図2および図3を参照すると、選択的に、集電体300は、網状構造である。選択的に、集電体300は、一体成形された網状構造である。集電体300は網状構造を採用することで、集電体300を正極粉体層400の中に埋め込むことが容易になると同時に、集電体300と正極粉体層400の圧着にも役立ち、両者の間の接続はより強固になる。選択的に、本実施例では、集電体300の原料はロール状であり、ボタン電池の組み立ての前に、ロール状の集電体700を平面に展開し、自動打抜き網装置を用いて円形シート状集電体300に打抜く必要がある。
【0025】
正極粉体層400の特性に応じて、集電体300の正極粉体層400内に埋め込まれる面は、フロスト面またはバリがある面であることで、集電体300と正極粉体層400との間の結合力を高め、両者の離脱を防止できる。
【0026】
正極粉体層400に埋め込まれた集電体300の高さは、集電体300の高さ全体の50~95%であり、例えば、50%、60%、80%、または95%などであってもよい。なお、集電体300の正極粉体層400に埋め込まれた高さは、正極粉体層400の厚さ、キャビティ101の大きさ等のパラメータに応じて設定してもよい、ここでは限定しない。集電体300の一部を正極粉体層400に埋め込むことにより、キャビティ101内における集電体300の占有スペースを減少させることができ、正極粉体層400の体積を適切に増加させることができ、さらに電池セル容量を向上させ、電池寿命を延長することができる。
【0027】
集電体300は、交差して配置された複数の集電バー310を含み、複数の集電バー310は網状構造に形成され、複数の集電バーの交差部320の厚さは、集電バー310の厚さよりも大きい。本実施例では、集電バーの交差部320の厚さは、集電バー310の厚さの1.2~1.5倍、例えば、1.2倍、1.3倍、1.4倍、1.5倍等にしてもよい。集電バーの交差部320の厚さを増加させることにより、集電体300の構造的強度を増加させることができ、組立時や使用時に集電体300が損傷してしまうことを防止できる。
【0028】
集電体300のメッシュは菱形であり、菱形の長い対角線の長さaと短い対角線の長さbとの比は1:1~1:3であり、例示的には、1:1、1:2、1:3、または他の比であってもよく、その比は電池モデルに応じて選択されてもよい。メッシュを設けることにより、集電体300を正極粉体層400に圧入しやすくし、加工の難易度を下げることができる。
【0029】
集電体300の材質はニッケル又はアルミニウム又はステンレス鋼であり、集電体300の材質の選択が電池セルのパルス能力に影響を与える。集電体300はニッケル又はアルミニウムを採用することで、大電流パルスの面で表現能力が比較的に強いである。
【0030】
正極粉体層400は、多くはマンガン粉体からなり、集電体300をよりよく結合するために、正極粉体層400の締固め密度は、2.0~3.0g/mmであり、例えば、2.0g/mm、2.5g/mm、3.0g/mm、または他の数値であってもよい。
【0031】
集電体300及び正極粉体層400の断面はいずれも円形であり、集電体300と正極粉体層400の断面直径の比は1:1~1:1.5であり、例えば、1:1、1:1.2、1:1.5、又は他の比であってもよい。集電体300と正極粉体層400とは同心状に配置してもよい、集電体300の断面積は正極粉体層400の断面積よりも小さく、それにより、集電体300を正極粉体層400に埋め込むことができることが保証される。
【0032】
本実施例におけるボタン電池の組立工程は以下である。
【0033】
図4を参照して、プレス機により、集電体300を正極粉体層400に圧着して埋め込んで正極を作る。負極ケース200内に負極シート600を装填し、裁断されたセパレータ500を負極シート600上に被せ、セパレータ500の上に電解液を滴下し、滴下完了後、セパレータ500の上に正極粉体層400を載置し、正極ケース100を負極ケース200に係合して、密閉性がある電池をパッケージングする。
【0034】
[実施例二]
本実施例で提供されるボタン電池の構造は、実施例一と同じであり、両方の異なる点が電池の組立工程である。以下、本実施例のボタン電池の組立工程についてのみ説明する。
【0035】
負極ケース200に負極シート600を装填し、裁断されたセパレータ500を負極シート600の上に被せ、セパレータ500の上に電解液を滴下し、滴下完了後、セパレータ500の上に正極粉体層400を載置し、正極粉体層400の上に集電体300を載置し、正極ケース100と負極ケース200を密封して係合し、正極ケース100と負極ケース200を係合した後に発生する圧力により集電体300を正極粉体層400に埋め込む。
【0036】
[実施例三]
本実施例で提供されるボタン電池は、本実施例一と同じであるが、両方の異なる点が電池の組立工程である。以下、本実施例のボタン電池の組立工程についてのみ説明する。
【0037】
図5を参照して、プレス機により、集電体300を正極粉体層400に圧着して埋め込んで正極を作る。プレス機で集電体300と正極粉体層400を圧着する金型は波状またはジグザグ状であり、それによって正極粉体層400の集電体300に当接する面と、集電体300の縦断面はいずれも波状になり、または、正極粉体層400の集電体300に当接する面と、集電体300の縦断面はいずれもジグザグ状になる。波状またはジグザグ状の金型を採用することで、集電体300と正極粉体層400の結合力を増加させて、両者の離脱を防止することができる。負極ケース200に負極シート600を装填し、裁断されたセパレータ500を負極シート600の上に被せ、セパレータ500の上に電解液を滴下し、滴下完了後、セパレータ500の上に正極粉体層400を載置し、負極ケース200に正極ケース100を係合して密閉性がある電池をパッケージングする。
【符号の説明】
【0038】
10:ケース
101:キャビティ
100:正極ケース
200:負極ケース
300:集電体
310:集電バー
320:集電バーの交差部
400:正極粉体層
500:セパレータ
600:負極シート
700:ロール状集電体
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】