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特表2024-546150データ伝送方法、装置及び電子デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-17
(54)【発明の名称】データ伝送方法、装置及び電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20241210BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20241210BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20241210BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04W72/0446
H04W72/0453
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024535941
(86)(22)【出願日】2022-08-12
(85)【翻訳文提出日】2024-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2022112308
(87)【国際公開番号】W WO2024031708
(87)【国際公開日】2024-02-15
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518056748
【氏名又は名称】新華三技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】NEW H3C TECHNOLOGIES CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100230086
【弁理士】
【氏名又は名称】譚 粟元
(72)【発明者】
【氏名】孔 磊
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067CC02
5K067CC04
5K067DD24
5K067DD34
(57)【要約】
本発明はデータ伝送方法、装置及び電子デバイスを提供する。本発明の一態様によれば、該方法は、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、前記目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソースと前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用されるデータ伝送方法であって、
基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項2】
前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEが4ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースが前記SBFD時間周波数リソース内に位置することであれば、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、
前記SBFD時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記重なりリソースに対応する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含む、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連するデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標ROを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、又は前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記UEが2ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、
目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項21】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを送信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標MsgA PUSCHを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項28】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項29】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項30】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項31】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項32】
前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することが禁止される場合、前記目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することが許可されれば、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を送信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項20~31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である、ことを特徴とする請求項3~32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記設定情報がブロードキャストシグナリング又は下りリンク制御情報DCIに付加されて前記UEに送信される、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記目標ROはMsgA ROである、ことを特徴とする請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用されるデータ伝送方法であって、
目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項37】
前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する、ことを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項36又は37に記載の方法。
【請求項39】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を受信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含む、ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項36又は37に記載の方法。
【請求項42】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項36又は37に記載の方法。
【請求項47】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項49】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項51】
前記目標ROはMsgA ROである、ことを特徴とする請求項36~50のいずれか一項に記載の方法。
【請求項52】
前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、
目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす、ことを特徴とする請求項36又は37に記載の方法。
【請求項53】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項57】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項58】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項59】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項60】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項61】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項62】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項63】
前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてMsgA ROの探知を実行することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHの探知を禁止するが、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を受信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項52~62のいずれか一項に記載の方法。
【請求項64】
前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である、ことを特徴とする請求項38~63のいずれか一項に記載の方法。
【請求項65】
前記SBFD時間周波数リソースの設定情報をブロードキャストシグナリングに付加してUEに送信し、又は、
前記SBFD時間周波数リソースの設定情報を下りリンク制御情報DCIに付加してUEに送信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項66】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用されるデータ伝送装置であって、
基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項67】
前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する、ことを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項68】
前記UEが4ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROである、ことを特徴とする請求項66又は67に記載の装置。
【請求項69】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースが前記SBFD時間周波数リソース内に位置することであれば、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項68に記載の装置。
【請求項70】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、
前記SBFD時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記重なりリソースに対応する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項68に記載の装置。
【請求項71】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項72】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定するために用いられ、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ことを特徴とする請求項71に記載の装置。
【請求項73】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項71に記載の装置。
【請求項74】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項75】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項74に記載の装置。
【請求項76】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項74に記載の装置。
【請求項77】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項74に記載の装置。
【請求項78】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連するデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項74に記載の装置。
【請求項79】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項80】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項79に記載の装置。
【請求項81】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項79に記載の装置。
【請求項82】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項79に記載の装置。
【請求項83】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項79に記載の装置。
【請求項84】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標ROを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、又は前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項79に記載の装置。
【請求項85】
前記UEが2ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、
目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす、ことを特徴とする請求項66又は67に記載の装置。
【請求項86】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項87】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを送信することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項88】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、を含む、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項89】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項90】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、を含む、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項91】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項92】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標MsgA PUSCHを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項93】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項94】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項95】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項96】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項97】
前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することが禁止される場合、前記目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することが許可されれば、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を送信する、ことを特徴とする請求項85~96のいずれか一項に記載の装置。
【請求項98】
前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である、ことを特徴とする請求項68~97のいずれか一項に記載の装置。
【請求項99】
前記設定情報がブロードキャストシグナリング又は下りリンク制御情報DCIに付加されて前記UEに送信される、ことを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項100】
前記目標ROはMsgA ROである、ことを特徴とする請求項66~84のいずれか一項に記載の装置。
【請求項101】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用されるデータ伝送装置であって、
目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項102】
前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する、ことを特徴とする請求項101に記載の装置。
【請求項103】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項101又は102に記載の装置。
【請求項104】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を受信することであると決定するために用いられ、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ことを特徴とする請求項103に記載の装置。
【請求項105】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項103に記載の装置。
【請求項106】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項101又は102に記載の装置。
【請求項107】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項106に記載の装置。
【請求項108】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項106に記載の装置。
【請求項109】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項106に記載の装置。
【請求項110】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項106に記載の装置。
【請求項111】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する、ことを特徴とする請求項101又は102に記載の装置。
【請求項112】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項111に記載の装置。
【請求項113】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項111に記載の装置。
【請求項114】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項111に記載の装置。
【請求項115】
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項111に記載の装置。
【請求項116】
前記目標ROはMsgA ROである、ことを特徴とする請求項101~115のいずれか一項に記載の装置。
【請求項117】
前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、
目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす、ことを特徴とする請求項101又は102に記載の装置。
【請求項118】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項119】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項120】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項121】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項122】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項123】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項124】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項125】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項126】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項127】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる、ことを特徴とする請求項117に記載の装置。
【請求項128】
前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてMsgA ROの探知を実行することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHの探知を禁止するが、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を受信する、ことを特徴とする請求項117~127のいずれか一項に記載の装置。
【請求項129】
前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である、ことを特徴とする請求項103~128のいずれか一項に記載の装置。
【請求項130】
前記SBFD時間周波数リソースの設定情報をブロードキャストシグナリングに付加してUEに送信し、又は前記SBFD時間周波数リソースの設定情報を下りリンク制御情報DCIに付加してUEに送信するための送信モジュールをさらに含む、ことを特徴とする請求項101に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信分野に関し、特にデータ伝送方法、装置及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の時分割複信(Time-Division Duplex、TDD)通信システムは通常、HD(Half-Duplex、半二重)モードで動作する。TDDフレーム構造はDL(DownLink、下りリンク)スロット、S(Special、特別)スロット及びUL(UpLink、上りリンク)スロットに分けることができ、そのうちSスロットはUL、DL又はGP(Guard Period、ガード期間)に用いることができる。現在の5G商用ネットワークにおいて、ネットワークスループットを向上させるために、一般的に多くのDLスロットが設定され、相対的に少ないULスロットが設定されるため、上りリンク伝送速度が制限されるとともに、上りリンク伝送遅延が大きくなる。
【0003】
FD(Full-Duplex、全二重)通信は送信と受信を同時に行い、即ち上りリンクと下りリンクのデータ伝送を同時に行うことができる。標準化の観点から、現在、3GPP(登録商標)プロトコルグループは既にFD通信を研究項目とし、正式に標準化作業を開始している。各オペレーター、端末メーカーなどもFD通信における様々なキー技術を研究している。
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様はデータ伝送方法を提供し、前記方法はサブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用され、前記方法は、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む。
【0005】
本発明の第2の態様はデータ伝送方法を提供し、前記方法はサブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用され、前記方法は、目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む。
【0006】
本発明の第3の態様はデータ伝送装置を提供し、前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用され、前記装置は、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む。
【0007】
本発明の第4の態様はデータ伝送装置を提供し、前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用され、前記装置は、目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む。
【0008】
本発明の第5の態様は、少なくとも1つのプロセッサと、機械実行可能命令を記憶する機械可読記憶媒体とを含み、前記機械実行可能命令を読み取ることにより、前記少なくとも1つのプロセッサが上記いずれかの態様に記載のデータ伝送方法を実行するように促される電子デバイスを提供する。
【0009】
本発明にて提供される技術案によれば、現在の5G HDシステムに影響を与えないことなく、TDD SBFDの時間周波数領域リソースを用いて上りリンクランダムアクセス伝送を行うことができ、上りリンクアクセスリソースを増加させることができ、それによりアクセス遅延を減少させるとともに、DLチャネルとPRACHとが重なる時の伝送基準が与えられ、基地局とUEの受信と伝送動作を決定し、基地局とUEのブラインド検出(blind detection)を減少させて上りリンク伝送機会を効果的に増加させ、上りリンク伝送の信頼性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例によるデータ伝送方法のフローを示す概略図である。
図2】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図3】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図4】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図5】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図6】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図7】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図8】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図9】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図10】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図11】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図12】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図13】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図14】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図15】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図16】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図17】本発明の実施例によるデータ伝送装置の構造を示す概略図である。
図18】本発明の実施例による電子デバイスの構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明及び特許請求の範囲で使用される単数形の「1種」、「前記」及び「該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図している。また、本発明で使用される用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連する列挙された項目の任意又は全ての可能な組み合わせを含むことを意味することを理解されたい。
【0012】
本発明の実施例では、様々な情報を説明するために第1、第2、第3などの用語を使用することがあるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるものではないことを理解されたい。これらの用語は、同じタイプの情報を区別するためにのみ使用される。例えば、本発明の範囲を逸脱しない場合、第1の情報は第2の情報と呼ばれてもよく、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ばれてもよい。文脈に応じて、使用される単語「…場合」は、「…と」、「…時」又は「決定に応答して」と解釈されてもよい。
【0013】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を明確且つ完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力をかけずに取得した他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0014】
TDD通信システムにおいて、下りリンクと上りリンクとを区別するために時間領域リソースが使用されており、したがって、上りリンクに割り当てられる時間が限られていることにより、セルカバレッジの減少、伝送遅延の増加及び上りリンク容量の不足が生じることは、現在のTDD通信システムに存在する問題である。また、従来の5G NRシステムはTDD HDモードでの物理チャネルの時間周波数領域リソースの割り当てしか考慮されておらず、TDD FDモードの時間周波数領域リソースにおいて上りリンク物理チャネルを伝送する方法や、TDD FDモードにおいてユーザ機器(UE)が上りリンクランダムアクセスを行う方法については考慮されていない。
【0015】
このため、本発明は主にTDD FDモードにおいてUEが上りリンクランダムアクセスを行う方法について、TDD FDモードにおけるUEのランダムアクセス方法及び伝送基準を提供し、FD UEがNRシステムに円滑且つ効率的にアクセスできることを保証するとともに、既存端末のアクセス及びデータ伝送が影響を受けないことを保証する。
【0016】
本発明の一例において、サブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用される新規なデータ伝送方法を提供する。図1に示すように、該方法は以下のステップ101~103を含む。
【0017】
ステップ101において、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定する。
【0018】
ステップ102において、前記目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソースと前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する。
【0019】
ステップ103において、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行する。
【0020】
本発明の技術案において、全二重通信はサブバンド全二重(Sub-Band Full Duplex:SBFD)の方式で実現される。具体的に、現在のTDDモードでの時間周波数リソースにおいて一部のSBFD時間周波数リソースを設定し、同一時刻に、該SBFD時間周波数リソースにおいて、他の時間周波数リソース(上りリンク時間周波数リソース又は下りリンク時間周波数リソース)と異なる方向にデータを伝送できるようにする。
【0021】
SBFD時間周波数リソースの設定は柔軟であり、一般的に基地局によって半静的方式又は動的方式によって実行される。半静的方式によって設定すれば、設定情報は基地局がシステムシグナリング(例えば、ブロードキャストシグナリング、又はRRCシグナリング)によってUEに送信してもよく、動的方式によって設定すれば、設定情報は基地局が下りリンク制御情報DCIによってUEに送信してもよい。SBFDをサポートするUE(SBFD UEと略称する)は受信したシステムシグナリング又はDCIからSBFD時間周波数リソースの設定を識別することができ、SBFDをサポートしないUE(Legacy UEと略称する)は基地局が自身に対してSBFDリソースの設定を行うことを期待せず、基地局が設定しても、Legacy UEは該設定を直接無視し、従来の通信モードに従ってネットワークアクセス及び通信を行う。SBFDについては、3GPP(登録商標) TSG-RAN WG1会議資料のR1-2203157及びR1-2203204を参照して、より多くの情報を取得することができる。
【0022】
ステップ101において、SBFDをサポートするUEは基地局から送信された設定情報を取得する。該設定情報に基づいて、SBFD時間周波数リソースの設定単位(例えば、スロット又はミニスロット)、どのスロットに設定されるか、設定周期、適応範囲(例えば、ULスロット、DLスロット、Sスロット、又はこれらの組み合わせ)、及びその他の時間周波数リソースに関連する設定などを決定することができる。「目標スロット」はSBFD時間周波数リソースが設定されたULスロット、DLスロット又はSスロットである。ULスロットを例とし、SBFD時間周波数リソースはULスロットの全てのULシンボル又は一部のULシンボルに設定されてもよい。周波数領域から見ると、各ULシンボルについて、SBFD時間周波数リソースは該シンボルにおける少なくとも1つの物理リソースブロックPRBを占有してもよい。該物理リソースブロックは部分帯域幅BWP(partial bandwidth)内に定義されてもよく、実際の伝送に用いられるリソースであり、各BWP内において、物理リソースブロックは予め定義されたインデックス規則に従って番号付けされる。DLスロット、Sスロットの場合は、ULスロットと類似する。
【0023】
UEは該設定情報に基づいて目標スロットを決定することができ、該目標スロットは現在注目されているスロットと理解されてもよく、SBFD時間周波数リソースが設定されたいずれかのスロットであってもよい。該目標スロットに関連する目標時間周波数リソースは従来の5G通信メカニズムに合致する時間周波数リソースであり、上りリンクデータを送信するための上りリンク時間周波数リソース、下りリンクデータを送信するための下りリンク時間周波数リソース、又は上りリンク時間周波数リソース及び下りリンク時間周波数リソースの両方を含むものであってもよい。例えば、該目標時間周波数リソースはランダムアクセスチャネル機会RO(RACH Occasion)に対応するRO時間周波数リソース、同期信号ブロックSSBに対応するSSB時間周波数リソース、又はRO時間周波数リソース及びSSB時間周波数リソースの両方を含むものなどであってもよく、ここでは一々列挙しない。実際の状況に応じて、該目標時間周波数リソースにおける一部のリソースは該目標スロットと異なる別のスロットに位置する可能性があり、例えば2ステップのランダムアクセス手順(random access procedure)において、MsgA RO時間周波数リソースとMsgA PUSCH時間周波数リソースとは異なるスロットに位置する。SBFD時間周波数リソースと、目標時間周波数リソースと、目標スロットとの関連は基地局から送信された設定情報によって決定することができる。
【0024】
ステップ102において、UEは目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソースと前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する。
【0025】
本発明の例において、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソース(上りリンク/下りリンク時間周波数リソース)とが重なる/重ならないことは、主に周波数領域での重なる/重ならないことを意味し、時間領域での重なり状況を考慮しない。SBFDモードがTDD通信システムにおいてサブバンド複信技術を導入するため、周波数領域において、目標時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとを区別するだけで、SBFD時間周波数リソースとの衝突が発生しない。また、本発明の実施例において、上りリンク時間周波数リソースと下りリンク時間周波数リソースとの重なりについて、該重なりは時間領域、周波数領域、又は時間周波数領域における重なりであってもよく、上りリンク時間周波数リソースと下りリンク時間周波数リソースとが重ならないことは、時間、周波数領域のいずれにおいても重ならないことを意味する。
【0026】
本ステップにおいて、SBFD時間周波数リソースと従来の通信メカニズムに従って設定された時間周波数リソースとの間の衝突状況を考慮することにより、SBFDモードに適するデータ伝送メカニズムを決定する。
【0027】
3GPP(登録商標)プロトコルグループはSBFDモードに対して関連草案を提案したが、該草案は単に従来の5G通信システムを基にSBFD時間周波数リソースの使用を増加し、SBFD時間周波数リソースの設定に関連する部分を除き、リソーススケジューリング及びチャネル伝送などに対するポリシーに変更はない。即ち、従来のSBFDモードに対する草案はSBFD時間周波数リソースの使用が既存のポリシーと衝突する可能性があるという問題を考慮していない。しかしながら、本例のデータ伝送方法は上りリンク/下りリンクチャネル及び信号が実際に使用する時間周波数リソースと設定されたSBFD時間周波数リソースとの重なり状況を考慮して、SBFDモードに基づく全二重通信システムに明確なデータ伝送ポリシーを提供することで、UEと基地局との間のSBFDに基づく全二重通信を実現することができる。
【0028】
以上、図1を参照しながら、本発明の例によるデータ伝送方法について説明した。以下、上りリンク/下りリンクチャネル伝送の具体的な例に基づき、該データ伝送方法の各ステップについてさらに説明する。
【0029】
UEには、上りリンクチャネル伝送を行うために、ランダムアクセス手順を実行することが必要である。ランダムアクセス手順はUEとネットワークとの間に無線リンクを確立するために必要なプロセスであり、ランダムアクセス手順が完了しなければ、UEと基地局との間にデータ交換操作を正常に行うことができない。UEはランダムアクセス手順によって以下の2つの基本的な機能を実現することができる。1)基地局との間の上りリンク同期を取得し、上りリンクの同期がずれると、UEはPRACHでしかデータを伝送できず、2)上りリンクリソース(UL_GRANT)を申請する。
【0030】
一般的なランダムアクセス手順は4ステップのランダムアクセスと2ステップのランダムアクセスとに分けられる。以下、SBFDモードでのチャネル伝送について、4ステップのランダムアクセス及び2ステップのランダムアクセスに基づいて説明する。以下の説明では、主にランダムアクセスに係る上りリンク/下りリンク時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとの間の衝突から、SBFDモードでのデータ伝送メカニズムの設計を考慮し、具体的なランダムアクセス手順について詳しく説明しない。
【0031】
SBFDモードでの4ステップのランダムアクセス伝送方法
4ステップのランダムアクセス手順のステップ1において、UEは基地局にメッセージ(MSG1)を送信し、該メッセージはランダムアクセスチャネル機会ROにより伝送されるランダムアクセス信号(即ち、プリアンブルpreamble)である。本発明の技術案はSBFDモードでのROチャネルの伝送に対応するポリシーを制定する。
【0032】
まず、ROチャネルのみがSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明し、この場合、上記ステップ102に言及された目標時間周波数リソースはROチャネルが占有する時間周波数リソース(以下、RO時間周波数リソースと呼ぶ)であってもよい。1つの目標スロットには、1つ又は複数のROが設定される可能性があり、そのうちのいずれかのROを目標ROとしてSBFDモードに基づくデータ伝送メカニズムを説明する。
【0033】
具体的に、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースが前記SBFD時間周波数リソース内に位置することであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0034】
図2はSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。図2に示すように、ROが位置するRO時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとは完全に重なる状態にあり、即ち、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置する。このとき、SBFD時間周波数リソースがULシンボル上又はFシンボル上に設定されていれば、該ROは有効であり、UEはSBFD時間周波数リソース(該RO時間周波数リソースに対応する部分)によってランダムアクセス信号を送信することができる。SBFD時間周波数リソースがDLシンボル上に設定さていれば、該ROは無効であり、このとき、UEが該ROによってランダムアクセス信号を送信することを禁止する。
【0035】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、前記SBFD時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記重なりリソースに対応する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0036】
図3はSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。図3に示すように、RO時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとは部分的に重なる状態にある。このとき、SBFD時間周波数リソースがULシンボル上又はFシンボル上に設定されていれば、該ROを無効と見なし、該ROによってランダムアクセス信号を送信することを禁止する手段1と、該ROを有効と見なし、UEがSBFD時間周波数リソースにおける該RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースによって一部のランダムアクセス信号を送信できる手段2であって、該一部のランダムアクセス信号が該ランダムアクセス信号における該重なりリソースによって送信可能な部分である手段2との2つの伝送手段が可能である。SBFD時間周波数リソースがDLシンボル上に設定さていれば、該ROは無効であり、このとき、UEが該ROによってランダムアクセス信号を送信することを禁止する。
【0037】
以上はROチャネルのみがSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明した。しかしながら、ROチャネル以外に、SBFD時間周波数リソースと重なる他の下りリンクチャネル/信号が存在する可能性があり、ROチャネルの伝送に影響を与える。以下、ROチャネル及び他のチャネルが共にSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明する。
【0038】
以下、下りリンクチャネル/信号が同期信号ブロックSSBである場合を例に説明する。
【0039】
SSBは基地局とUEとの間の同期に用いられ、セルのキー情報を含むMIB(Master Information Block、マスター情報ブロック)及びSIB1(Scheduling Information Block 、スケジューリング情報ブロック)を送信するため、UEがSSBを正確に受信することは正常な通信を実現する基礎である。UEは、まず、SSBを受信する必要があり、続いてSIB1を受信し、SIB1から抽出されたSBFD時間周波数リソースの設定情報に基づいてランダムアクセスを開始する。しかしながら、本発明の実施例によるデータ伝送方法の説明において、SSBの受信時間による影響を考慮する必要がなく、これは、SSBの受信が周期的であり、1つの周期内に複数のSSBの集合が存在するためであり、本発明の技術案は、UEがSBFD時間周波数リソースの設定情報を解析した後に、SSBを含む異なるチャネル/信号に対するスケジューリング/伝送に注目する。
【0040】
本発明の一例において、ステップ102に言及された目標時間周波数リソースは目標ROが位置するRO時間周波数リソースと、SSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0041】
本発明の一例において、ステップ102における決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0042】
SBFDモードをサポートするUEについて、該UEはさらに、半二重UEであって、即ちSBFD時間周波数リソースにおいて送信又は受信を行うことができるが、同一時刻に、送信又は受信のみを行うことができ、HD UEと呼ばれるものと、全二重UEであって、即ち同一時刻に、SBFD時間周波数リソースにおいて送信及び受信を同時に行うことができ、FD UEと呼ばれるものとの2種類に分けられる。UEは、半二重モードをオンにする場合、半二重UEとすることができ、全二重モードをオンにする場合、全二重UEとすることができる。
【0043】
図4はSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。図4に示すように、目標時間周波数リソースはRO時間周波数リソース及びSSB時間周波数リソースを含み、ここで、RO時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとは完全に重なる状態にあり、即ち、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置する。この場合に、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり状況はRO時間周波数リソースとSSB時間周波数リソースとの間の重なりをさらに含む。このとき、SSB時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なる(部分的に重なることを指す)か否かに関わらず、SSB時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとが重ならなければ、FD UEについて、SSB及びROチャネルは正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、HD UEについて、SSBとROチャネルとの間の時間間隔は上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たす必要があり、そうでなければ、ROチャネルが無効と見なされ、該ROチャネルにおいてRACH preambleを送信することを禁止し、SSBによって搬送されるデータのみを受信する。該時間間隔は、SSBの受信終了時刻からROの送信開始時刻までの間隔であってもよいし、SSBの送信開始時刻からROの受信終了時刻までの間隔であってもよく、後述する時間間隔の決定方法も類似している。該上りリンク下りリンク変換時間は、当分野で汎用的な上りリンクデータ送信と下りリンクデータ受信との間の切り替えに要する時間である。
【0044】
本発明の一例において、ステップ102における決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含む。
【0045】
図5に示すように、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SSB時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとは部分的に重なり、このとき、ROチャネルを無効と見なし、UEがROチャネルにおいてRACH preambleを送信することを禁止し、SSBによって搬送されるデータを正常に受信する手段1と、ROチャネルを有効と見なし、ROチャネルにおいてRACH preambleの一部を送信し、SSBによって搬送されるデータを正常に受信する手段2との2つの伝送手段が可能である。手段2において、具体的にRO時間周波数リソースにおけるSSB時間周波数リソースと重ならない部分、即ち残りのリソースにより、RACH preambleにおける該残りの部分に関連するデータを送信する。
【0046】
SSBの受信が正常な通信の基礎であるため、SSBの受信優先度は他の下りリンクチャネル/信号より高く、SSBとROとが衝突する時、SSBの受信を優先的に保証する。基地局側は、SSBとSBFD時間周波数リソース又はROチャネルとの衝突を考慮する必要がなく、SSBを正常に送信する。
【0047】
以上はROチャネル及びSSBが共にSSB時間周波数リソースと重なる場合について説明した。以下、ROチャネルと物理下りリンク共用チャネルPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)とが共存する場合を例として上記データ伝送方法を説明する。
【0048】
本発明の一例において、ステップ101に言及された目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0049】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0050】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0051】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0052】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連するデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0053】
図6に示すように、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果には以下のいくつかの異なる状況の例が存在し、そのうち、1つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであり、2つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであり、3つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであり、4つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことである。これは単なる例示であり、制限的なものではない。
【0054】
1つ目の状況については、図6に示すRO#1及びPDSCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDSCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、いずれも影響を受けない。即ち、UEはRO#1チャネルによって搬送されるランダムアクセス信号を正常に送信でき、基地局はPDSCH1によって搬送される下りリンクデータを正常に送信できる。UEが半二重TTDモードであれば、RO#1とPDSCH1チャネルとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDSCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、そうでないとき、ROチャネルのみにおいてRACH preambleを送信し、PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止する。UEが半二重TTDモードである限り、UEであっても基地局であっても上りリンク下りリンク時間周波数リソース間の時間間隔が上りリンク下りリンクの切り替え時間の条件を満たすか否かを考慮する必要があり、後続に係る他の実施例においても同様である。
【0055】
基地局についても、UEの動作モードが半二重であるか全二重であるかを考慮する必要がある。UEがネットワークにアクセスするプロセスにおいて、基地局はUEにメッセージを送信してUEの能力を問い合わせ、メッセージを受信した後、UEは自身の能力を基地局に報告し、このように基地局はUEがSBFD能力を有するUEであるか否かを知ることができるとともに、該UEがFD UEであるかHD UEであるかを知ることができる。
【0056】
2つ目の状況については、図6に示すRO#2及びPDSCH2のように、この場合、PDSCH2の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDSCH2の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH2に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるRO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDSCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0057】
3つ目の状況については、図6に示すRO#2及びPDSCH3のように、この場合、PDSCH3の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDSCH3の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH3の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH3に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるSBFD時間周波数リソース及びRO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDSCH3によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。該レートマッチングは通常の技術を採用し、本発明において説明は省略する。
【0058】
4つ目の状況については、図6に示すRO#1及びPDSCH3のように、この場合に、FD UEは、PDSCH3の受信を正常に実行し、RO#1チャネルにおいてRACH preambleを送信することができ、しかし、基地局はPDSCH3を送信する時、PDSCH3の時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとの重なりを考慮する必要があり、レートマッチングを実行した後、PDSCH3のSBFD時間周波数リソースと重ならない部分において下りリンクデータを送信する。HD UEは、RO#1チャネルにおいてRACH preambleを正常に送信し、また、同様に上りリンク下りリンク変換時間TRXを考慮する必要があり、上りリンク下りリンク変換時間の条件が満たされる場合にのみ、PDSCH3によって搬送される下りリンクデータを受信する。
【0059】
以上はROチャネル及びPDSCHが共にSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明し、なお、該PDSCHはPDSCHの繰り返し伝送(repetition)であってもよく、即ち、以上説明したデータ伝送メカニズムは同様にPDSCHの繰り返し伝送に適用される。
【0060】
以下、ROチャネル及び物理下りリンク制御チャネルPDCCH(physical downlink control channel)が共にSBFD時間周波数リソースと重なる場合を例として上記データ伝送方法を説明する。
【0061】
本発明の一例において、ステップ101に言及された目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0062】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0063】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0064】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0065】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0066】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0067】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、又は前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0068】
図7に示すように、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果には以下のいくつかの異なる状況の例が存在し、そのうち、1つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであり、2つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDCCH時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであり、3つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDCCH時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことである。もちろん、他の状況がある可能性もあり、単なる例示であり、これらに限定されない。
【0069】
1つ目の状況については、図7に示すRO#1及びPDCCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDCCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、RO#1とPDCCH1チャネルとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDCCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、そうでないとき、RO#1チャネルのみにおいてRACH preambleを送信し、PDCCH1によって搬送されるデータを受信することを禁止する。
【0070】
2つ目の状況については、図7に示すRO#2及びPDCCH2のように、この場合、PDCCH2の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDCCH2の重ならない部分を受信する手段2と、送信しようとするRACH preambleがないとき、PDCCH2の受信を正常に行い、RO#2を無視し、又はPDCCH2を受信しない手段3との3つの伝送手段がある。手段2において、PDCCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDCCH2に対応するPDCCH時間周波数リソースにおけるRO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDCCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDCCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDCCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0071】
3つ目の状況については、図7に示すRO#2及びPDCCH3のように、この場合、PDCCH3の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDCCH3の重ならない部分を受信する手段2と、送信しようとするRACH preambleがないとき、PDCCH3の受信を正常に行い、RO#2を無視し、又はPDCCH3を受信しない手段3との3つの伝送手段がある。手段2において、PDCCH3の重ならない部分の受信については、具体的に、PDCCH3に対応するPDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDCCH3によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDCCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDCCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0072】
以上の3つの状況の例では、SBFD時間周波数リソースとPDCCH時間周波数リソースとの部分的な重なりが考慮されていない。SBFD時間周波数リソースとPDCCH時間周波数リソースとが部分的に重なっていれば、PDCCHとROとの重なり部分を除去する他に、さらにSBFD時間周波数リソースと重なる部分を除去する必要がある。
【0073】
以上はROチャネル、SSB、PDSCH、PDCCHを例として、SBFDモードでの4ステップのランダムアクセス手順におけるランダムアクセス信号の伝送メカニズムについて説明した。
【0074】
本発明の一例において、上記ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、上記ランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0075】
5G NRの通信メカニズムによれば、ROとSSBとの間にはマッチング関係がある。従来のUE(Legacy UE)について、SBFDの設定を識別できないため、SSBとROとのマッチング関係がSBFDの設定によって変化しない。しかし、SBFDモードをサポートするUE(SBFD UE)について、SSBとROとのマッチング関係がSBFDの設定によって変化する。図8から分かるように、SBFD時間周波数リソースはDLスロット内に位置し、UL/Flexibleに設定され、図8の上半分はLegacy UEに対応し、下半分はSBFD UEに対応し、legacy UEがSIB1におけるSBFDの設定を識別しないため、Legacy UEのSSBとROとのマッチング関係は、SSB#1がslot#2のRO#2に対応し、SSB#2がslot#2のRO#3に対応することであり、SBFD UEがSIB1におけるSBFDの設定を識別するため、SBFD UEのSSBとROとのマッチング関係は、SSB#1がslot#1のRO#1及びslot#2のRO#3に対応し、SSB#2がslot#2のRO#2に対応することであるため、legacy UEとSBFD UEとのSSBとROとのマッチング関係はSBFDの設定によって異なる。このとき、UEがRO#2又はRO#3を選択してRACH preambleを送信すれば、基地局は該preambleが、legacy UEとSBFD UEのうち、どののUEから送信されたかを知らないため、ROに対応するSSBを決定することができず、これはlegacy UEとSBFD UEとが同じpreamble集合を使用するためである。
【0076】
このため、本発明の技術案は、SBFD UEを識別するために、SBFDモードに対して専用のRACH preambleを設定することを提案し、ブロードキャストシグナリング(例えば、SIB1)によって搬送されるSBFD専用のRACH preambleの設定は以下の通りである。SBFD UEが設定に基づいてSBFD専用のRACH preambleを選択して送信するため、基地局が該preambleを受信すると、アクセスする必要があるのがSBFD UEであることを知り、SBFD UEのために設定されたSSBとROとのマッチング関係に基づいてランダムアクセスレスポンスRAR(random access response)を送信するための下りリンクビームを決定する。
RACH-ConfigCommonFor SBFD{
SBFD-TotalNumberOfRA-Preambles
SBFD-SSB-PerRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB}
【0077】
又は、ROによって区別し、SBFD UEはSBFDモードに対して設定されたROグループにおけるROを使用し、Legacy UEは通常設定されたROを使用し、SSBとSBFD専用のROグループにおけるRO及び通常設定されたROとをそれぞれマッチングさせ、具体的には図9に示す。SBFD UEはSlot#1におけるRO#1とRO#2のみを使用し、Legacy UEはSlot#2におけるRO#1とRO#2を使用し、これにより、SBFDを設定することによりSSBとROとのマッチング関係が誤識別されることがなくなる。
【0078】
SBFD時間周波数リソースの設定はブロードキャストシグナリングの方式によりUEに送信される。ブロードキャストシグナリングがSBFD時間周波数リソースの設定を含まない場合、PDCCH orderによってトリガされたランダムアクセスに応答して、上りリンクランダムアクセスのためのSBFDリソースを動的に設定してもよい。DCIに含まれる情報指示内容は下表に示され、図10に示すように、主にSBFD時間周波数リソース及び該リソースにおけるPRACHリソースを指示する。
【表1】
【0079】
SBFDモードでの2ステップのランダムアクセス伝送方法
2ステップのランダムアクセス手順は4ステップのランダムアクセス手順を簡略化したものである。4ステップのランダムアクセス手順のステップ1において、ROチャネルによってランダムアクセス信号を送信するが、2ステップのランダムアクセス手順のステップ1において、MsgA ROチャネルの他に、さらにMsgA PUSCHチャネルを利用して上りリンクデータを送信し、該MsgA PUSCHチャネルは該MsgA ROチャネルと関連している。
【0080】
以下、2ステップのランダムアクセス手順で使用される上りリンク/下りリンク時間周波数リソースに関連してSBFDモードでのデータ伝送メカニズムについて説明する。
【0081】
本発明の一例において、ステップ101における目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0082】
ブロードキャストシグナリングにSBFDを設定すると、2ステップのランダムアクセスのリソース設定に影響を与え、現在、主に3つの状況がある。1つ目の状況は、SBFDリソースに2ステップのランダムアクセスのMsgA ROのみが設定されるとともに、MsgA PUSCHが従来のULスロットに設定され、MsgA ROとMsgA PUSCHが関連付けられる状況であり、この状況はSBFDモードをサポートするUEのみに適用され、具体的には図11に示す。
【0083】
MsgA ROとMsgA PUSCHとのリソース割り当てについては2つの方法があり、1つは、MsgA ROリソースとMsgA PUSCHリソースとはSBFD UEのみに割り当てられる方法であり、もう1つは、MsgA ROリソースはSBFDユーザのみに割り当てられるが、MsgA PUSCHリソースについては、SBFD UE及びlegacy UEが共有でき、また、SBFD UEとlegacy UEとを区別するために、SBFD専用のRACH preambleを設定してSBFD UEを識別し、又はSBFD UEがSBFDリソースにおけるROのみを使用できる方法である。
【0084】
2つ目の状況は、SBFDリソースに2ステップのランダムアクセスのMsgA ROも設定され、MsgA PUSCHチャネルも設定され、MsgA ROとMsgA PUSCHが関連付けられる状況であり、この状況はSBFD UEのみに適用され、具体的には図12に示す。
【0085】
3つ目の状況は、SBFDリソースに2ステップのランダムアクセスのMsgA PUSCHのみが設定されるとともに、MsgA ROが従来のULスロットにあり、MsgA ROとMsgA PUSCHが関連付けられる状況であり、この状況はSBFD UEのみに適用され、具体的には図13に示す。
【0086】
MsgA ROとMsgA PUSCHとのリソース割り当てについては2つの方法があり、1つは、MsgA ROとMsgA PUSCHはSBFD UEのみに対して割り当てられる方法であり、もう1つは、MsgA PUSCHはSBFDユーザのみに割り当てられるが、MsgA ROリソースについては、SBFD UE及びlegacy UEが共有でき、SBFD UEは2ステップのRACHを利用でき、legacy UEは2ステップのRACH又は4ステップのRACHを利用でき、また、SBFD UEとlegacy UEとを区別するために、SBFD専用のRACH preambleを設定してSBFD UEを識別し、又はSBFD UEがSBFDリソースにおけるMsgA PUSCH及び対応するmsgA ROのみを使用できることにより2ステップのランダムアクセスを行ってもよい。
【0087】
SBFDモードでの2ステップのランダムアクセス伝送方法において、MsgA ROチャネルの伝送メカニズムは4ステップのランダムアクセス伝送方法に類似し、ここで重複する説明は省略し、以下、主にMsgA PUSCHの伝送について説明する。しかしながら、MsgA PUSCHとMsgA ROチャンネルとの関連性のため、MsgA ROチャンネルが無効である場合に、MsgA PUSCHも無効であり、即ち、MsgA PUSCHを使用してデータは送信されない。しかし、MsgA PUSCHが無効である場合に、MsgA ROチャネルが有効であれば、MsgA ROチャネルにおいてランダムアクセス信号を正常に送信することができ、続いてUE はMsgA PUSCHの繰り返し伝送を行う。このとき、繰り返し伝送カウンタがタイムアウトすれば、2ステップのランダムアクセスから4ステップのランダムアクセスに切り替えてもよい。
【0088】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0089】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、又は前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを送信することであると決定するステップを含む。
【0090】
図14に示すように、PUSCH時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果は2つの状況に分けられ、そのうち、1つ目の状況は、SSB時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、SSB時間周波数リソースと前記PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことである。1つ目の状況については、UEが全二重TDDモードであれば、SSB及びMsgA PUSCHは正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、SSBとMsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、SSB及びMsgA PUSCHは正常に送受信でき、そうでないとき、MsgA PUSCHは無効であり、SSB時間周波数リソースのみにおいてデータを受信する。
【0091】
図14に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の2つ目の状況は、SSB時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、SSB時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることである。2つ目の状況については、MsgA PUSCHが無効であり、UEが該MsgA PUSCHにおいてデータを送信できない手段1と、MsgA PUSCHが有効であり、UEが該MsgA PUSCHにおいて一部のデータを送信できる手段2との2つの伝送方法がある。手段2において、該MsgA PUSCHにおいて一部のデータを送信することは、具体的に、MsgA PUSCHに対応するPUSCH時間周波数リソースにおけるSSB時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。また、上りリンクチャネル伝送を行うための上りリンク時間周波数リソースが変化したため、UEは符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな上りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが送信した該一部のデータは実際にMsgA PUSCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0092】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0093】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0094】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0095】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0096】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標MsgA PUSCHを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0097】
図15に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果は2つの状況に分けられ、そのうち、1つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、PDCCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが重ならないことである。1つ目の状況については、図15におけるMsgA PUSCH1/PUSCH2及びPDCCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDCCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、MsgA PUSCH1/PUSCH2とPDCCH1との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDCCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、そうでないとき、MsgA PUSCH1/PUSCH2のみにおいてデータを送信し、PDCCH1によって搬送されるデータを受信することを禁止する。
【0098】
図15に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の2つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、PDCCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記PUSCHの送信開始点より遅いことである。2つ目の状況については、図15に示すPUSCH1/PUSCH2及びPDCCH2のように、この場合、PDCCH2の受信をキャンセルし、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信のみを実行する手段1と、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信を実行するとともに、PDCCH2の重ならない部分を受信する手段2と、UEが2ステップのRACH送信を実行しないことを知る場合に、PDCCH2の受信を正常に行い、MsgA PUSCH1/PUSCH2を無視する手段3との3つの伝送手段がある。手段2において、PDCCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDCCH2に対応するPDCCH時間周波数リソースにおけるPUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、PDCCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDCCH2とMsgA PUSCH1/PUSCH2との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDCCH2によって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0099】
図16に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果は3つの状況に分けられ、そのうち、1つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、PDSCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが重ならないことである。1つ目の状況については、図16に示すMsgA PUSCH1/PUSCH2及びPDSCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDSCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、MsgA PUSCH1/PUSCH2とPDSCH1との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDSCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、そうでないとき、MsgA PUSCH1/PUSCH2のみにおいてデータを送信し、PDSCH1によって搬送されるデータを受信することを禁止する。
【0100】
図16に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の2つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDSCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることである。2つ目の状況については、図16に示すPUSCH1/PUSCH2及びPDSCH2のように、この場合、PDSCH2の受信をキャンセルし、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信のみを実行する手段1と、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信を実行するとともに、PDSCH2の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH2に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるPUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、PDSCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCH2とMsgA PUSCH1/PUSCH2との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCH2によって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0101】
図16に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の3つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、PDSCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることである。3つ目の状況については、図16に示すPUSCH1/PUSCH2及びPDSCH3のように、この場合、PDSCH3の受信をキャンセルし、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信のみを実行する手段1と、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信を実行するとともに、PDSCH3の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH3の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH3に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるSBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、PDSCH3によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCH3とMsgA PUSCH1/PUSCH2との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCH3によって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0102】
SBFD時間周波数リソースの設定はブロードキャストシグナリングの方式によりUEに送信される。ブロードキャストシグナリングがSBFD時間周波数リソースの設定を含まない場合、PDCCH orderによってトリガされたランダムアクセスに応答して、上りリンクランダムアクセスのためのSBFDリソースを動的に設定してもよい。DCIに含まれる情報指示内容は下表に示され、主にSBFD時間周波数リソース及び該リソースにおける2ステップのPRACHリソースを指示する。
【表2】
【0103】
上記UEに適用されるデータ伝送方法に対応して、本発明の一例において、サブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用されるデータ伝送方法であって、目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含むことを特徴とするデータ伝送方法が提供される。
【0104】
本発明の一例において、前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する。
【0105】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0106】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、又は前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を受信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含む。
【0107】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップを含む。
【0108】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0109】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0110】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0111】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0112】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0113】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0114】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0115】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0116】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0117】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0118】
本発明の一例において、前記目標ROはMsgA ROである。
【0119】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0120】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップを含む。
【0121】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0122】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCh時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0123】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0124】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0125】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0126】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0127】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0128】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0129】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0130】
本発明の一例において、前記方法はさらに、前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてMsgA ROの探知を実行することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHの探知を禁止するが、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を受信するステップを含む。
【0131】
本発明の一例において、前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0132】
本発明の一例において、前記方法はさらに、前記SBFD時間周波数リソースの設定情報をブロードキャストシグナリングに付加してUEに送信し、又は、前記SBFD時間周波数リソースの設定情報を下りリンク制御情報DCIに付加してUEに送信するステップを含む。
【0133】
以上、各具体例を参照して本発明にて提供されるデータ伝送方法について詳細に説明した。本発明にて提供される技術案によれば、現在の5G HDシステムに影響を与えないことなく、TDD SBFDの時間周波数領域リソースを用いて上りリンクランダムアクセス伝送を行うことができ、上りリンクアクセスリソースを増加させることができ、それによりアクセス遅延を減少させるとともに、DLチャネルとPRACHとが重なる時の伝送基準が定義され、基地局とUEの受信と伝送動作を決定し、基地局とUEのブラインド検出を減少させて上りリンク伝送機会を効果的に増加させ、上りリンク伝送の信頼性を向上させる。
【0134】
上記データ伝送方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例において、UEに適用されるデータ伝送装置が提供される。前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用され、図17に示すように、前記装置は第1の決定モジュール1701、第2の決定モジュール1702及び実行モジュール1703を含む。
【0135】
第1の決定モジュール1701は、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するために用いられ、第2の決定モジュール1702は、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するために用いられ、実行モジュール1703は、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するために用いられる。
【0136】
本発明の一例において、前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する。
【0137】
本発明の一例において、前記UEが4ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROである。
【0138】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースが前記SBFD時間周波数リソース内に位置することであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0139】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、前記SBFD時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記重なりリソースに対応する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0140】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0141】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定するために用いられ、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである。
【0142】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0143】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0144】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0145】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0146】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0147】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連するデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0148】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0149】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0150】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0151】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0152】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0153】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、又は前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0154】
本発明の一例において、前記UEが2ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0155】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0156】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、又は前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを送信することであると決定するために用いられる。
【0157】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCh時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0158】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0159】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0160】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0161】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標MsgA PUSCHを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0162】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0163】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0164】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0165】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0166】
本発明の一例では、前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することが禁止される場合、前記目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することが許可されれば、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を送信する。
【0167】
本発明の一例において、前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0168】
本発明の一例において、前記設定情報がブロードキャストシグナリング又は下りリンク制御情報DCIに付加されて前記UEに送信される。
【0169】
本発明の一例において、前記目標ROはMsgA ROである。
【0170】
上記データ伝送方法と同様の概念に基づいて、本発明の一例において、基地局に適用されるデータ伝送装置が提供される。
【0171】
本発明の一例において、前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用され、前記装置は、
目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む。
【0172】
本発明の一例において、前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する。
【0173】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0174】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を受信することであると決定するために用いられ、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである。
【0175】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するために用いられる。
【0176】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0177】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0178】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0179】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0180】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0181】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0182】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0183】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0184】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0185】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0186】
本発明の一例において、前記目標ROはMsgA ROである。
【0187】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、
目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0188】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するために用いられる。
【0189】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0190】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0191】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0192】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0193】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0194】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0195】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0196】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0197】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0198】
本発明の一例において、前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてMsgA ROの探知を実行することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHの探知を禁止するが、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を受信する。
【0199】
本発明の一例において、前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0200】
本発明の一例において、前記装置はさらに、前記SBFD時間周波数リソースの設定情報をブロードキャストシグナリングに付加してUEに送信し、又は前記SBFD時間周波数リソースの設定情報を下りリンク制御情報DCIに付加してUEに送信するための送信モジュールを含む。
【0201】
上記方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、電子デバイス(例えば上記例の基地局又はユーザ機器)を提供し、図18に示すように、電子デバイスはプロセッサ1801と機械可読記憶媒体1802とを含み、機械可読記憶媒体1802には、プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶されており、プロセッサ1801は、機械実行可能命令を実行して、本発明の上記例に開示されたデータ伝送方法を実施するために用いられる。
【0202】
上記方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、いくつかのコンピュータ命令を記憶している機械可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ命令がプロセッサによって実行されると、本発明の上記例に開示されたデータ伝送方法が実施され得る。
【0203】
ここで、上記機械可読記憶媒体は、実行可能命令、データなどの情報を格納又は記憶することができる電子、磁気、光学、又は他の物理記憶装置であってもよい。例えば、機械可読記憶媒体は、RAM(Radom Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、ストレージドライブ(例えば、ハードディスクドライブ)、ソリッドステートドライブ、任意のタイプの記憶ディスク(例えば、光ディスク、dvdなど)、又は類似の記憶媒体、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0204】
上記実施例で説明したデバイス、装置、又はモジュールは、具体的には、コンピュータチップ、エンティティ、又は何らかの機能を有する製品によって実現されてもよい。典型的な実現デバイスはコンピュータであり、コンピュータの具体的な形態は、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ付き電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、メディアプレーヤ、ナビゲーションデバイス、電子メール送受信デバイス、ゲーム機、タブレット、ウェアラブルデバイス、又はこれらのデバイスの任意のいくつかの組み合わせであってもよい。
【0205】
なお、説明の便宜上、上記の装置を説明する時に機能によって様々なユニットに分けてそれぞれ説明する。もちろん、本発明を実施する際に、各ユニットの機能を同一又は複数のソフトウェア及び/又はハードウェアで実現することも可能である。
【0206】
当業者であれば分かるように、本発明の実施例が、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。従って、本発明は、ハードウェアだけからなる実施例、ソフトウェアだけからなる実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例なる形態を用いてもよい。さらに、本発明の実施例は、コンピュータで使用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータで使用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用してもよい。
【0207】
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実現されてもよいことが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現するための装置が生成される。
【0208】
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスに特定の方法で作業するように指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、その結果、該コンピュータ可読メモリに記憶されている命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現する命令装置を含む製品が生成される。
【0209】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードしてもよく、それにより、一連の動作ステップがコンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスにおいて実行されることで、コンピュータにより実施される処理が生成され、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスにおいて実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロック内で指定される機能を実現するためのステップが提供される。
【0210】
上記は、本発明の実施例に過ぎず、本発明を限定するために使用されるものではない。当業者にとって、本発明に対して様々な修正及び変更がなされ得る。本発明の趣旨と原理から逸脱せずに行った任意の修正、同等な置換、改善など、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれるものとするべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2024-06-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用されるデータ伝送方法であって、
基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項2】
前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEが4ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースが前記SBFD時間周波数リソース内に位置することであれば、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、
前記SBFD時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記重なりリソースに対応する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、
前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連するデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標ROを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、又は前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記UEが2ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、
目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを送信することであると決定するステップを含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標MsgA PUSCHを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することが禁止される場合、前記目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することが許可されれば、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を送信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である、ことを特徴とする請求項3~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用されるデータ伝送方法であって、
目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項12】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を受信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定するステップと、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップと、を含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含み、
又は、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用されるデータ伝送装置であって、
基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項16】
サブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用されるデータ伝送装置であって、
目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む、ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項17】
プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子デバイスであって、
前記機械可読記憶媒体には、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶されており、前記プロセッサは、前記機械実行可能命令を実行して、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法、又は請求項11~14のいずれか一項に記載の方法を実施するために用いられる、ことを特徴とする電子デバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信分野に関し、特にデータ伝送方法、装置及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の時分割複信(Time-Division Duplex、TDD)通信システムは通常、HD(Half-Duplex、半二重)モードで動作する。TDDフレーム構造はDL(DownLink、下りリンク)スロット、S(Special、特別)スロット及びUL(UpLink、上りリンク)スロットに分けることができ、そのうちSスロットはUL、DL又はGP(Guard Period、ガード期間)に用いることができる。現在の5G商用ネットワークにおいて、ネットワークスループットを向上させるために、一般的に多くのDLスロットが設定され、相対的に少ないULスロットが設定されるため、上りリンク伝送速度が制限されるとともに、上りリンク伝送遅延が大きくなる。
【0003】
FD(Full-Duplex、全二重)通信は送信と受信を同時に行い、即ち上りリンクと下りリンクのデータ伝送を同時に行うことができる。標準化の観点から、現在、3GPP(登録商標)プロトコルグループは既にFD通信を研究項目とし、正式に標準化作業を開始している。各オペレーター、端末メーカーなどもFD通信における様々なキー技術を研究している。
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様はデータ伝送方法を提供し、前記方法はサブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用され、前記方法は、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む。
【0005】
本発明の第2の態様はデータ伝送方法を提供し、前記方法はサブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用され、前記方法は、目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含む。
【0006】
本発明の第3の態様はデータ伝送装置を提供し、前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用され、前記装置は、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む。
【0007】
本発明の第4の態様はデータ伝送装置を提供し、前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用され、前記装置は、目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む。
【0008】
本発明の第5の態様は、少なくとも1つのプロセッサと、機械実行可能命令を記憶する機械可読記憶媒体とを含み、前記機械実行可能命令を読み取ることにより、前記少なくとも1つのプロセッサが上記いずれかの態様に記載のデータ伝送方法を実行するように促される電子デバイスを提供する。
【0009】
本発明にて提供される技術案によれば、現在の5G HDシステムに影響を与えないことなく、TDD SBFDの時間周波数領域リソースを用いて上りリンクランダムアクセス伝送を行うことができ、上りリンクアクセスリソースを増加させることができ、それによりアクセス遅延を減少させるとともに、DLチャネルとPRACHとが重なる時の伝送基準が与えられ、基地局とUEの受信と伝送動作を決定し、基地局とUEのブラインド検出(blind detection)を減少させて上りリンク伝送機会を効果的に増加させ、上りリンク伝送の信頼性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例によるデータ伝送方法のフローを示す概略図である。
図2】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図3】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図4】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図5】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図6】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図7】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図8】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図9】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図10】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図11】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図12】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図13】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図14】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図15】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図16】本発明の実施例によるSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。
図17】本発明の実施例によるデータ伝送装置の構造を示す概略図である。
図18】本発明の実施例による電子デバイスの構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明及び特許請求の範囲で使用される単数形の「1種」、「前記」及び「該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図している。また、本発明で使用される用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連する列挙された項目の任意又は全ての可能な組み合わせを含むことを意味することを理解されたい。
【0012】
本発明の実施例では、様々な情報を説明するために第1、第2、第3などの用語を使用することがあるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるものではないことを理解されたい。これらの用語は、同じタイプの情報を区別するためにのみ使用される。例えば、本発明の範囲を逸脱しない場合、第1の情報は第2の情報と呼ばれてもよく、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ばれてもよい。文脈に応じて、使用される単語「…場合」は、「…と」、「…時」又は「決定に応答して」と解釈されてもよい。
【0013】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を明確且つ完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力をかけずに取得した他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0014】
TDD通信システムにおいて、下りリンクと上りリンクとを区別するために時間領域リソースが使用されており、したがって、上りリンクに割り当てられる時間が限られていることにより、セルカバレッジの減少、伝送遅延の増加及び上りリンク容量の不足が生じることは、現在のTDD通信システムに存在する問題である。また、従来の5G NRシステムはTDD HDモードでの物理チャネルの時間周波数領域リソースの割り当てしか考慮されておらず、TDD FDモードの時間周波数領域リソースにおいて上りリンク物理チャネルを伝送する方法や、TDD FDモードにおいてユーザ機器(UE)が上りリンクランダムアクセスを行う方法については考慮されていない。
【0015】
このため、本発明は主にTDD FDモードにおいてUEが上りリンクランダムアクセスを行う方法について、TDD FDモードにおけるUEのランダムアクセス方法及び伝送基準を提供し、FD UEがNRシステムに円滑且つ効率的にアクセスできることを保証するとともに、既存端末のアクセス及びデータ伝送が影響を受けないことを保証する。
【0016】
本発明の一例において、サブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用される新規なデータ伝送方法を提供する。図1に示すように、該方法は以下のステップ101~103を含む。
【0017】
ステップ101において、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定する。
【0018】
ステップ102において、前記目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソースと前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する。
【0019】
ステップ103において、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行する。
【0020】
本発明の技術案において、全二重通信はサブバンド全二重(Sub-Band Full Duplex:SBFD)の方式で実現される。具体的に、現在のTDDモードでの時間周波数リソースにおいて一部のSBFD時間周波数リソースを設定し、同一時刻に、該SBFD時間周波数リソースにおいて、他の時間周波数リソース(上りリンク時間周波数リソース又は下りリンク時間周波数リソース)と異なる方向にデータを伝送できるようにする。
【0021】
SBFD時間周波数リソースの設定は柔軟であり、一般的に基地局によって半静的方式又は動的方式によって実行される。半静的方式によって設定すれば、設定情報は基地局がシステムシグナリング(例えば、ブロードキャストシグナリング、又はRRCシグナリング)によってUEに送信してもよく、動的方式によって設定すれば、設定情報は基地局が下りリンク制御情報DCIによってUEに送信してもよい。SBFDをサポートするUE(SBFD UEと略称する)は受信したシステムシグナリング又はDCIからSBFD時間周波数リソースの設定を識別することができ、SBFDをサポートしないUE(Legacy UEと略称する)は基地局が自身に対してSBFDリソースの設定を行うことを期待せず、基地局が設定しても、Legacy UEは該設定を直接無視し、従来の通信モードに従ってネットワークアクセス及び通信を行う。SBFDについては、3GPP(登録商標) TSG-RAN WG1会議資料のR1-2203157及びR1-2203204を参照して、より多くの情報を取得することができる。
【0022】
ステップ101において、SBFDをサポートするUEは基地局から送信された設定情報を取得する。該設定情報に基づいて、SBFD時間周波数リソースの設定単位(例えば、スロット又はミニスロット)、どのスロットに設定されるか、設定周期、適応範囲(例えば、ULスロット、DLスロット、Sスロット、又はこれらの組み合わせ)、及びその他の時間周波数リソースに関連する設定などを決定することができる。「目標スロット」はSBFD時間周波数リソースが設定されたULスロット、DLスロット又はSスロットである。ULスロットを例とし、SBFD時間周波数リソースはULスロットの全てのULシンボル又は一部のULシンボルに設定されてもよい。周波数領域から見ると、各ULシンボルについて、SBFD時間周波数リソースは該シンボルにおける少なくとも1つの物理リソースブロックPRBを占有してもよい。該物理リソースブロックは部分帯域幅BWP(partial bandwidth)内に定義されてもよく、実際の伝送に用いられるリソースであり、各BWP内において、物理リソースブロックは予め定義されたインデックス規則に従って番号付けされる。DLスロット、Sスロットの場合は、ULスロットと類似する。
【0023】
UEは該設定情報に基づいて目標スロットを決定することができ、該目標スロットは現在注目されているスロットと理解されてもよく、SBFD時間周波数リソースが設定されたいずれかのスロットであってもよい。該目標スロットに関連する目標時間周波数リソースは従来の5G通信メカニズムに合致する時間周波数リソースであり、上りリンクデータを送信するための上りリンク時間周波数リソース、下りリンクデータを送信するための下りリンク時間周波数リソース、又は上りリンク時間周波数リソース及び下りリンク時間周波数リソースの両方を含むものであってもよい。例えば、該目標時間周波数リソースはランダムアクセスチャネル機会RO(RACH Occasion)に対応するRO時間周波数リソース、同期信号ブロックSSBに対応するSSB時間周波数リソース、又はRO時間周波数リソース及びSSB時間周波数リソースの両方を含むものなどであってもよく、ここでは一々列挙しない。実際の状況に応じて、該目標時間周波数リソースにおける一部のリソースは該目標スロットと異なる別のスロットに位置する可能性があり、例えば2ステップのランダムアクセス手順(random access procedure)において、MsgA RO時間周波数リソースとMsgA PUSCH時間周波数リソースとは異なるスロットに位置する。SBFD時間周波数リソースと、目標時間周波数リソースと、目標スロットとの関連は基地局から送信された設定情報によって決定することができる。
【0024】
ステップ102において、UEは目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソースと前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する。
【0025】
本発明の例において、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソース(上りリンク/下りリンク時間周波数リソース)とが重なる/重ならないことは、主に周波数領域での重なる/重ならないことを意味し、時間領域での重なり状況を考慮しない。SBFDモードがTDD通信システムにおいてサブバンド複信技術を導入するため、周波数領域において、目標時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとを区別するだけで、SBFD時間周波数リソースとの衝突が発生しない。また、本発明の実施例において、上りリンク時間周波数リソースと下りリンク時間周波数リソースとの重なりについて、該重なりは時間領域、周波数領域、又は時間周波数領域における重なりであってもよく、上りリンク時間周波数リソースと下りリンク時間周波数リソースとが重ならないことは、時間、周波数領域のいずれにおいても重ならないことを意味する。
【0026】
本ステップにおいて、SBFD時間周波数リソースと従来の通信メカニズムに従って設定された時間周波数リソースとの間の衝突状況を考慮することにより、SBFDモードに適するデータ伝送メカニズムを決定する。
【0027】
3GPP(登録商標)プロトコルグループはSBFDモードに対して関連草案を提案したが、該草案は単に従来の5G通信システムを基にSBFD時間周波数リソースの使用を増加し、SBFD時間周波数リソースの設定に関連する部分を除き、リソーススケジューリング及びチャネル伝送などに対するポリシーに変更はない。即ち、従来のSBFDモードに対する草案はSBFD時間周波数リソースの使用が既存のポリシーと衝突する可能性があるという問題を考慮していない。しかしながら、本例のデータ伝送方法は上りリンク/下りリンクチャネル及び信号が実際に使用する時間周波数リソースと設定されたSBFD時間周波数リソースとの重なり状況を考慮して、SBFDモードに基づく全二重通信システムに明確なデータ伝送ポリシーを提供することで、UEと基地局との間のSBFDに基づく全二重通信を実現することができる。
【0028】
以上、図1を参照しながら、本発明の例によるデータ伝送方法について説明した。以下、上りリンク/下りリンクチャネル伝送の具体的な例に基づき、該データ伝送方法の各ステップについてさらに説明する。
【0029】
UEには、上りリンクチャネル伝送を行うために、ランダムアクセス手順を実行することが必要である。ランダムアクセス手順はUEとネットワークとの間に無線リンクを確立するために必要なプロセスであり、ランダムアクセス手順が完了しなければ、UEと基地局との間にデータ交換操作を正常に行うことができない。UEはランダムアクセス手順によって以下の2つの基本的な機能を実現することができる。1)基地局との間の上りリンク同期を取得し、上りリンクの同期がずれると、UEはPRACHでしかデータを伝送できず、2)上りリンクリソース(UL_GRANT)を申請する。
【0030】
一般的なランダムアクセス手順は4ステップのランダムアクセスと2ステップのランダムアクセスとに分けられる。以下、SBFDモードでのチャネル伝送について、4ステップのランダムアクセス及び2ステップのランダムアクセスに基づいて説明する。以下の説明では、主にランダムアクセスに係る上りリンク/下りリンク時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとの間の衝突から、SBFDモードでのデータ伝送メカニズムの設計を考慮し、具体的なランダムアクセス手順について詳しく説明しない。
【0031】
SBFDモードでの4ステップのランダムアクセス伝送方法
4ステップのランダムアクセス手順のステップ1において、UEは基地局にメッセージ(MSG1)を送信し、該メッセージはランダムアクセスチャネル機会ROにより伝送されるランダムアクセス信号(即ち、プリアンブルpreamble)である。本発明の技術案はSBFDモードでのROチャネルの伝送に対応するポリシーを制定する。
【0032】
まず、ROチャネルのみがSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明し、この場合、上記ステップ102に言及された目標時間周波数リソースはROチャネルが占有する時間周波数リソース(以下、RO時間周波数リソースと呼ぶ)であってもよい。1つの目標スロットには、1つ又は複数のROが設定される可能性があり、そのうちのいずれかのROを目標ROとしてSBFDモードに基づくデータ伝送メカニズムを説明する。
【0033】
具体的に、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースが前記SBFD時間周波数リソース内に位置することであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0034】
図2はSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。図2に示すように、ROが位置するRO時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとは完全に重なる状態にあり、即ち、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置する。このとき、SBFD時間周波数リソースがULシンボル上又はFシンボル上に設定されていれば、該ROは有効であり、UEはSBFD時間周波数リソース(該RO時間周波数リソースに対応する部分)によってランダムアクセス信号を送信することができる。SBFD時間周波数リソースがDLシンボル上に設定さていれば、該ROは無効であり、このとき、UEが該ROによってランダムアクセス信号を送信することを禁止する。
【0035】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、前記SBFD時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記重なりリソースに対応する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0036】
図3はSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。図3に示すように、RO時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとは部分的に重なる状態にある。このとき、SBFD時間周波数リソースがULシンボル上又はFシンボル上に設定されていれば、該ROを無効と見なし、該ROによってランダムアクセス信号を送信することを禁止する手段1と、該ROを有効と見なし、UEがSBFD時間周波数リソースにおける該RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースによって一部のランダムアクセス信号を送信できる手段2であって、該一部のランダムアクセス信号が該ランダムアクセス信号における該重なりリソースによって送信可能な部分である手段2との2つの伝送手段が可能である。SBFD時間周波数リソースがDLシンボル上に設定さていれば、該ROは無効であり、このとき、UEが該ROによってランダムアクセス信号を送信することを禁止する。
【0037】
以上はROチャネルのみがSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明した。しかしながら、ROチャネル以外に、SBFD時間周波数リソースと重なる他の下りリンクチャネル/信号が存在する可能性があり、ROチャネルの伝送に影響を与える。以下、ROチャネル及び他のチャネルが共にSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明する。
【0038】
以下、下りリンクチャネル/信号が同期信号ブロックSSBである場合を例に説明する。
【0039】
SSBは基地局とUEとの間の同期に用いられ、セルのキー情報を含むMIB(Master Information Block、マスター情報ブロック)及びSIB1(Scheduling Information Block 、スケジューリング情報ブロック)を送信するため、UEがSSBを正確に受信することは正常な通信を実現する基礎である。UEは、まず、SSBを受信する必要があり、続いてSIB1を受信し、SIB1から抽出されたSBFD時間周波数リソースの設定情報に基づいてランダムアクセスを開始する。しかしながら、本発明の実施例によるデータ伝送方法の説明において、SSBの受信時間による影響を考慮する必要がなく、これは、SSBの受信が周期的であり、1つの周期内に複数のSSBの集合が存在するためであり、本発明の技術案は、UEがSBFD時間周波数リソースの設定情報を解析した後に、SSBを含む異なるチャネル/信号に対するスケジューリング/伝送に注目する。
【0040】
本発明の一例において、ステップ102に言及された目標時間周波数リソースは目標ROが位置するRO時間周波数リソースと、SSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0041】
本発明の一例において、ステップ102における決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0042】
SBFDモードをサポートするUEについて、該UEはさらに、半二重UEであって、即ちSBFD時間周波数リソースにおいて送信又は受信を行うことができるが、同一時刻に、送信又は受信のみを行うことができ、HD UEと呼ばれるものと、全二重UEであって、即ち同一時刻に、SBFD時間周波数リソースにおいて送信及び受信を同時に行うことができ、FD UEと呼ばれるものとの2種類に分けられる。UEは、半二重モードをオンにする場合、半二重UEとすることができ、全二重モードをオンにする場合、全二重UEとすることができる。
【0043】
図4はSBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なりを示す概略図である。図4に示すように、目標時間周波数リソースはRO時間周波数リソース及びSSB時間周波数リソースを含み、ここで、RO時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとは完全に重なる状態にあり、即ち、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置する。この場合に、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり状況はRO時間周波数リソースとSSB時間周波数リソースとの間の重なりをさらに含む。このとき、SSB時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なる(部分的に重なることを指す)か否かに関わらず、SSB時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとが重ならなければ、FD UEについて、SSB及びROチャネルは正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、HD UEについて、SSBとROチャネルとの間の時間間隔は上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たす必要があり、そうでなければ、ROチャネルが無効と見なされ、該ROチャネルにおいてRACH preambleを送信することを禁止し、SSBによって搬送されるデータのみを受信する。該時間間隔は、SSBの受信終了時刻からROの送信開始時刻までの間隔であってもよいし、SSBの送信開始時刻からROの受信終了時刻までの間隔であってもよく、後述する時間間隔の決定方法も類似している。該上りリンク下りリンク変換時間は、当分野で汎用的な上りリンクデータ送信と下りリンクデータ受信との間の切り替えに要する時間である。
【0044】
本発明の一例において、ステップ102における決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含む。
【0045】
図5に示すように、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SSB時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとは部分的に重なり、このとき、ROチャネルを無効と見なし、UEがROチャネルにおいてRACH preambleを送信することを禁止し、SSBによって搬送されるデータを正常に受信する手段1と、ROチャネルを有効と見なし、ROチャネルにおいてRACH preambleの一部を送信し、SSBによって搬送されるデータを正常に受信する手段2との2つの伝送手段が可能である。手段2において、具体的にRO時間周波数リソースにおけるSSB時間周波数リソースと重ならない部分、即ち残りのリソースにより、RACH preambleにおける該残りの部分に関連するデータを送信する。
【0046】
SSBの受信が正常な通信の基礎であるため、SSBの受信優先度は他の下りリンクチャネル/信号より高く、SSBとROとが衝突する時、SSBの受信を優先的に保証する。基地局側は、SSBとSBFD時間周波数リソース又はROチャネルとの衝突を考慮する必要がなく、SSBを正常に送信する。
【0047】
以上はROチャネル及びSSBが共にSSB時間周波数リソースと重なる場合について説明した。以下、ROチャネルと物理下りリンク共用チャネルPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)とが共存する場合を例として上記データ伝送方法を説明する。
【0048】
本発明の一例において、ステップ101に言及された目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0049】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0050】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0051】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0052】
本発明の一例において、上記ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連するデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0053】
図6に示すように、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果には以下のいくつかの異なる状況の例が存在し、そのうち、1つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであり、2つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであり、3つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであり、4つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことである。これは単なる例示であり、制限的なものではない。
【0054】
1つ目の状況については、図6に示すRO#1及びPDSCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDSCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、いずれも影響を受けない。即ち、UEはRO#1チャネルによって搬送されるランダムアクセス信号を正常に送信でき、基地局はPDSCH1によって搬送される下りリンクデータを正常に送信できる。UEが半二重TTDモードであれば、RO#1とPDSCH1チャネルとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDSCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、そうでないとき、ROチャネルのみにおいてRACH preambleを送信し、PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止する。UEが半二重TTDモードである限り、UEであっても基地局であっても上りリンク下りリンク時間周波数リソース間の時間間隔が上りリンク下りリンクの切り替え時間の条件を満たすか否かを考慮する必要があり、後続に係る他の実施例においても同様である。
【0055】
基地局についても、UEの動作モードが半二重であるか全二重であるかを考慮する必要がある。UEがネットワークにアクセスするプロセスにおいて、基地局はUEにメッセージを送信してUEの能力を問い合わせ、メッセージを受信した後、UEは自身の能力を基地局に報告し、このように基地局はUEがSBFD能力を有するUEであるか否かを知ることができるとともに、該UEがFD UEであるかHD UEであるかを知ることができる。
【0056】
2つ目の状況については、図6に示すRO#2及びPDSCH2のように、この場合、PDSCH2の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDSCH2の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH2に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるRO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDSCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0057】
3つ目の状況については、図6に示すRO#2及びPDSCH3のように、この場合、PDSCH3の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDSCH3の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH3の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH3に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるSBFD時間周波数リソース及びRO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDSCH3によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。該レートマッチングは通常の技術を採用し、本発明において説明は省略する。
【0058】
4つ目の状況については、図6に示すRO#1及びPDSCH3のように、この場合に、FD UEは、PDSCH3の受信を正常に実行し、RO#1チャネルにおいてRACH preambleを送信することができ、しかし、基地局はPDSCH3を送信する時、PDSCH3の時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとの重なりを考慮する必要があり、レートマッチングを実行した後、PDSCH3のSBFD時間周波数リソースと重ならない部分において下りリンクデータを送信する。HD UEは、RO#1チャネルにおいてRACH preambleを正常に送信し、また、同様に上りリンク下りリンク変換時間TRXを考慮する必要があり、上りリンク下りリンク変換時間の条件が満たされる場合にのみ、PDSCH3によって搬送される下りリンクデータを受信する。
【0059】
以上はROチャネル及びPDSCHが共にSBFD時間周波数リソースと重なる場合について説明し、なお、該PDSCHはPDSCHの繰り返し伝送(repetition)であってもよく、即ち、以上説明したデータ伝送メカニズムは同様にPDSCHの繰り返し伝送に適用される。
【0060】
以下、ROチャネル及び物理下りリンク制御チャネルPDCCH(physical downlink control channel)が共にSBFD時間周波数リソースと重なる場合を例として上記データ伝送方法を説明する。
【0061】
本発明の一例において、ステップ101に言及された目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0062】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0063】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0064】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0065】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0066】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0067】
本発明の一例において、ステップ102において実行される決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、又は前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0068】
図7に示すように、RO時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果には以下のいくつかの異なる状況の例が存在し、そのうち、1つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであり、2つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDCCH時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであり、3つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDCCH時間周波数リソースとRO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことである。もちろん、他の状況がある可能性もあり、単なる例示であり、これらに限定されない。
【0069】
1つ目の状況については、図7に示すRO#1及びPDCCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDCCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、RO#1とPDCCH1チャネルとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDCCH1及びRO#1チャネルは正常に送受信でき、そうでないとき、RO#1チャネルのみにおいてRACH preambleを送信し、PDCCH1によって搬送されるデータを受信することを禁止する。
【0070】
2つ目の状況については、図7に示すRO#2及びPDCCH2のように、この場合、PDCCH2の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDCCH2の重ならない部分を受信する手段2と、送信しようとするRACH preambleがないとき、PDCCH2の受信を正常に行い、RO#2を無視し、又はPDCCH2を受信しない手段3との3つの伝送手段がある。手段2において、PDCCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDCCH2に対応するPDCCH時間周波数リソースにおけるRO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDCCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDCCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDCCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0071】
3つ目の状況については、図7に示すRO#2及びPDCCH3のように、この場合、PDCCH3の受信をキャンセルし、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信のみを実行する手段1と、RO#2チャネルにおけるRACH preambleの送信を実行するとともに、PDCCH3の重ならない部分を受信する手段2と、送信しようとするRACH preambleがないとき、PDCCH3の受信を正常に行い、RO#2を無視し、又はPDCCH3を受信しない手段3との3つの伝送手段がある。手段2において、PDCCH3の重ならない部分の受信については、具体的に、PDCCH3に対応するPDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにより、PDCCH3によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDCCHとROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDCCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0072】
以上の3つの状況の例では、SBFD時間周波数リソースとPDCCH時間周波数リソースとの部分的な重なりが考慮されていない。SBFD時間周波数リソースとPDCCH時間周波数リソースとが部分的に重なっていれば、PDCCHとROとの重なり部分を除去する他に、さらにSBFD時間周波数リソースと重なる部分を除去する必要がある。
【0073】
以上はROチャネル、SSB、PDSCH、PDCCHを例として、SBFDモードでの4ステップのランダムアクセス手順におけるランダムアクセス信号の伝送メカニズムについて説明した。
【0074】
本発明の一例において、上記ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、上記ランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0075】
5G NRの通信メカニズムによれば、ROとSSBとの間にはマッチング関係がある。従来のUE(Legacy UE)について、SBFDの設定を識別できないため、SSBとROとのマッチング関係がSBFDの設定によって変化しない。しかし、SBFDモードをサポートするUE(SBFD UE)について、SSBとROとのマッチング関係がSBFDの設定によって変化する。図8から分かるように、SBFD時間周波数リソースはDLスロット内に位置し、UL/Flexibleに設定され、図8の上半分はLegacy UEに対応し、下半分はSBFD UEに対応し、legacy UEがSIB1におけるSBFDの設定を識別しないため、Legacy UEのSSBとROとのマッチング関係は、SSB#1がslot#2のRO#2に対応し、SSB#2がslot#2のRO#3に対応することであり、SBFD UEがSIB1におけるSBFDの設定を識別するため、SBFD UEのSSBとROとのマッチング関係は、SSB#1がslot#1のRO#1及びslot#2のRO#3に対応し、SSB#2がslot#2のRO#2に対応することであるため、legacy UEとSBFD UEとのSSBとROとのマッチング関係はSBFDの設定によって異なる。このとき、UEがRO#2又はRO#3を選択してRACH preambleを送信すれば、基地局は該preambleが、legacy UEとSBFD UEのうち、どののUEから送信されたかを知らないため、ROに対応するSSBを決定することができず、これはlegacy UEとSBFD UEとが同じpreamble集合を使用するためである。
【0076】
このため、本発明の技術案は、SBFD UEを識別するために、SBFDモードに対して専用のRACH preambleを設定することを提案し、ブロードキャストシグナリング(例えば、SIB1)によって搬送されるSBFD専用のRACH preambleの設定は以下の通りである。SBFD UEが設定に基づいてSBFD専用のRACH preambleを選択して送信するため、基地局が該preambleを受信すると、アクセスする必要があるのがSBFD UEであることを知り、SBFD UEのために設定されたSSBとROとのマッチング関係に基づいてランダムアクセスレスポンスRAR(random access response)を送信するための下りリンクビームを決定する。
RACH-ConfigCommonFor SBFD{
SBFD-TotalNumberOfRA-Preambles
SBFD-SSB-PerRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB}
【0077】
又は、ROによって区別し、SBFD UEはSBFDモードに対して設定されたROグループにおけるROを使用し、Legacy UEは通常設定されたROを使用し、SSBとSBFD専用のROグループにおけるRO及び通常設定されたROとをそれぞれマッチングさせ、具体的には図9に示す。SBFD UEはSlot#1におけるRO#1とRO#2のみを使用し、Legacy UEはSlot#2におけるRO#1とRO#2を使用し、これにより、SBFDを設定することによりSSBとROとのマッチング関係が誤識別されることがなくなる。
【0078】
SBFD時間周波数リソースの設定はブロードキャストシグナリングの方式によりUEに送信される。ブロードキャストシグナリングがSBFD時間周波数リソースの設定を含まない場合、PDCCH orderによってトリガされたランダムアクセスに応答して、上りリンクランダムアクセスのためのSBFDリソースを動的に設定してもよい。DCIに含まれる情報指示内容は下表に示され、図10に示すように、主にSBFD時間周波数リソース及び該リソースにおけるPRACHリソースを指示する。
【表1】
【0079】
SBFDモードでの2ステップのランダムアクセス伝送方法
2ステップのランダムアクセス手順は4ステップのランダムアクセス手順を簡略化したものである。4ステップのランダムアクセス手順のステップ1において、ROチャネルによってランダムアクセス信号を送信するが、2ステップのランダムアクセス手順のステップ1において、MsgA ROチャネルの他に、さらにMsgA PUSCHチャネルを利用して上りリンクデータを送信し、該MsgA PUSCHチャネルは該MsgA ROチャネルと関連している。
【0080】
以下、2ステップのランダムアクセス手順で使用される上りリンク/下りリンク時間周波数リソースに関連してSBFDモードでのデータ伝送メカニズムについて説明する。
【0081】
本発明の一例において、ステップ101における目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0082】
ブロードキャストシグナリングにSBFDを設定すると、2ステップのランダムアクセスのリソース設定に影響を与え、現在、主に3つの状況がある。1つ目の状況は、SBFDリソースに2ステップのランダムアクセスのMsgA ROのみが設定されるとともに、MsgA PUSCHが従来のULスロットに設定され、MsgA ROとMsgA PUSCHが関連付けられる状況であり、この状況はSBFDモードをサポートするUEのみに適用され、具体的には図11に示す。
【0083】
MsgA ROとMsgA PUSCHとのリソース割り当てについては2つの方法があり、1つは、MsgA ROリソースとMsgA PUSCHリソースとはSBFD UEのみに割り当てられる方法であり、もう1つは、MsgA ROリソースはSBFDユーザのみに割り当てられるが、MsgA PUSCHリソースについては、SBFD UE及びlegacy UEが共有でき、また、SBFD UEとlegacy UEとを区別するために、SBFD専用のRACH preambleを設定してSBFD UEを識別し、又はSBFD UEがSBFDリソースにおけるROのみを使用できる方法である。
【0084】
2つ目の状況は、SBFDリソースに2ステップのランダムアクセスのMsgA ROも設定され、MsgA PUSCHチャネルも設定され、MsgA ROとMsgA PUSCHが関連付けられる状況であり、この状況はSBFD UEのみに適用され、具体的には図12に示す。
【0085】
3つ目の状況は、SBFDリソースに2ステップのランダムアクセスのMsgA PUSCHのみが設定されるとともに、MsgA ROが従来のULスロットにあり、MsgA ROとMsgA PUSCHが関連付けられる状況であり、この状況はSBFD UEのみに適用され、具体的には図13に示す。
【0086】
MsgA ROとMsgA PUSCHとのリソース割り当てについては2つの方法があり、1つは、MsgA ROとMsgA PUSCHはSBFD UEのみに対して割り当てられる方法であり、もう1つは、MsgA PUSCHはSBFDユーザのみに割り当てられるが、MsgA ROリソースについては、SBFD UE及びlegacy UEが共有でき、SBFD UEは2ステップのRACHを利用でき、legacy UEは2ステップのRACH又は4ステップのRACHを利用でき、また、SBFD UEとlegacy UEとを区別するために、SBFD専用のRACH preambleを設定してSBFD UEを識別し、又はSBFD UEがSBFDリソースにおけるMsgA PUSCH及び対応するmsgA ROのみを使用できることにより2ステップのランダムアクセスを行ってもよい。
【0087】
SBFDモードでの2ステップのランダムアクセス伝送方法において、MsgA ROチャネルの伝送メカニズムは4ステップのランダムアクセス伝送方法に類似し、ここで重複する説明は省略し、以下、主にMsgA PUSCHの伝送について説明する。しかしながら、MsgA PUSCHとMsgA ROチャンネルとの関連性のため、MsgA ROチャンネルが無効である場合に、MsgA PUSCHも無効であり、即ち、MsgA PUSCHを使用してデータは送信されない。しかし、MsgA PUSCHが無効である場合に、MsgA ROチャネルが有効であれば、MsgA ROチャネルにおいてランダムアクセス信号を正常に送信することができ、続いてUE はMsgA PUSCHの繰り返し伝送を行う。このとき、繰り返し伝送カウンタがタイムアウトすれば、2ステップのランダムアクセスから4ステップのランダムアクセスに切り替えてもよい。
【0088】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0089】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、又は前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを送信することであると決定するステップを含む。
【0090】
図14に示すように、PUSCH時間周波数リソースはSBFD時間周波数リソース内に位置し、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果は2つの状況に分けられ、そのうち、1つ目の状況は、SSB時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、SSB時間周波数リソースと前記PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことである。1つ目の状況については、UEが全二重TDDモードであれば、SSB及びMsgA PUSCHは正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、SSBとMsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、SSB及びMsgA PUSCHは正常に送受信でき、そうでないとき、MsgA PUSCHは無効であり、SSB時間周波数リソースのみにおいてデータを受信する。
【0091】
図14に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の2つ目の状況は、SSB時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、SSB時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることである。2つ目の状況については、MsgA PUSCHが無効であり、UEが該MsgA PUSCHにおいてデータを送信できない手段1と、MsgA PUSCHが有効であり、UEが該MsgA PUSCHにおいて一部のデータを送信できる手段2との2つの伝送方法がある。手段2において、該MsgA PUSCHにおいて一部のデータを送信することは、具体的に、MsgA PUSCHに対応するPUSCH時間周波数リソースにおけるSSB時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。また、上りリンクチャネル伝送を行うための上りリンク時間周波数リソースが変化したため、UEは符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな上りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが送信した該一部のデータは実際にMsgA PUSCHによって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0092】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0093】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0094】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0095】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0096】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標MsgA PUSCHを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0097】
図15に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果は2つの状況に分けられ、そのうち、1つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、PDCCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが重ならないことである。1つ目の状況については、図15におけるMsgA PUSCH1/PUSCH2及びPDCCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDCCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、MsgA PUSCH1/PUSCH2とPDCCH1との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDCCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、そうでないとき、MsgA PUSCH1/PUSCH2のみにおいてデータを送信し、PDCCH1によって搬送されるデータを受信することを禁止する。
【0098】
図15に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の2つ目の状況は、PDCCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、PDCCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記PUSCHの送信開始点より遅いことである。2つ目の状況については、図15に示すPUSCH1/PUSCH2及びPDCCH2のように、この場合、PDCCH2の受信をキャンセルし、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信のみを実行する手段1と、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信を実行するとともに、PDCCH2の重ならない部分を受信する手段2と、UEが2ステップのRACH送信を実行しないことを知る場合に、PDCCH2の受信を正常に行い、MsgA PUSCH1/PUSCH2を無視する手段3との3つの伝送手段がある。手段2において、PDCCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDCCH2に対応するPDCCH時間周波数リソースにおけるPUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、PDCCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDCCH2とMsgA PUSCH1/PUSCH2との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDCCH2によって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0099】
図16に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果は3つの状況に分けられ、そのうち、1つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、PDSCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが重ならないことである。1つ目の状況については、図16に示すMsgA PUSCH1/PUSCH2及びPDSCH1のように、この場合、UEが全二重TDDモードであれば、PDSCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、いずれも影響を受けず、UEが半二重TTDモードであれば、MsgA PUSCH1/PUSCH2とPDSCH1との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすとき、即ち、時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXより大きければ、PDSCH1及びMsgA PUSCH1/PUSCH2は正常に送受信でき、そうでないとき、MsgA PUSCH1/PUSCH2のみにおいてデータを送信し、PDSCH1によって搬送されるデータを受信することを禁止する。
【0100】
図16に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の2つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが重ならず、PDSCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることである。2つ目の状況については、図16に示すPUSCH1/PUSCH2及びPDSCH2のように、この場合、PDSCH2の受信をキャンセルし、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信のみを実行する手段1と、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信を実行するとともに、PDSCH2の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH2の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH2に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるPUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、PDSCH2によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCH2とMsgA PUSCH1/PUSCH2との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCH2によって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0101】
図16に示すように、SBFD時間周波数リソースと目標時間周波数リソースとの重なり結果の3つ目の状況は、PDSCH時間周波数リソースとSBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、PDSCH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることである。3つ目の状況については、図16に示すPUSCH1/PUSCH2及びPDSCH3のように、この場合、PDSCH3の受信をキャンセルし、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信のみを実行する手段1と、MsgA PUSCH1/PUSCH2におけるデータの送信を実行するとともに、PDSCH3の重ならない部分を受信する手段2との2つの伝送手段がある。手段2において、PDSCH3の重ならない部分の受信については、具体的に、PDSCH3に対応するPDSCH時間周波数リソースにおけるSBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースを利用して、PDSCH3によって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することを指す。ここで、該一部のデータを受信する時に、同様にUEがHD UEであるかFD UEであるかを考慮する必要があり、FD UEであれば、正常に受信し、HD UEであれば、PDSCH3とMsgA PUSCH1/PUSCH2との間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間TRXを満たすか否かを考慮する必要がある。また、下りリンクチャネル伝送を行うための下りリンク時間周波数リソースが変化したため、基地局側は符号化側のデータに対してレートマッチング(rate-matching)を実行して新たな下りリンク時間周波数リソースに適応させる必要があり、したがって、このとき、UEが受信した該一部のデータは実際に基地局側がPDSCH3によって搬送される元のデータに対してレートマッチングを行った後に得たデータである。
【0102】
SBFD時間周波数リソースの設定はブロードキャストシグナリングの方式によりUEに送信される。ブロードキャストシグナリングがSBFD時間周波数リソースの設定を含まない場合、PDCCH orderによってトリガされたランダムアクセスに応答して、上りリンクランダムアクセスのためのSBFDリソースを動的に設定してもよい。DCIに含まれる情報指示内容は下表に示され、主にSBFD時間周波数リソース及び該リソースにおける2ステップのPRACHリソースを指示する。
【表2】
【0103】
上記UEに適用されるデータ伝送方法に対応して、本発明の一例において、サブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用されるデータ伝送方法であって、目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するステップと、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップと、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するステップと、を含むことを特徴とするデータ伝送方法が提供される。
【0104】
本発明の一例において、前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する。
【0105】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0106】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、又は前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を受信することであると決定するステップであって、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである、ステップを含む。
【0107】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップを含む。
【0108】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0109】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0110】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0111】
本発明の一例において、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0112】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0113】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0114】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0115】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0116】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0117】
本発明の一例において、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定する。
【0118】
本発明の一例において、前記目標ROはMsgA ROである。
【0119】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0120】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するステップを含む。
【0121】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することであると決定するステップを含む。
【0122】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCh時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するステップと、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップと、を含む。
【0123】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0124】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0125】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0126】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0127】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0128】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0129】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するステップは、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するステップを含む。
【0130】
本発明の一例において、前記方法はさらに、前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてMsgA ROの探知を実行することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHの探知を禁止するが、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を受信するステップを含む。
【0131】
本発明の一例において、前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0132】
本発明の一例において、前記方法はさらに、前記SBFD時間周波数リソースの設定情報をブロードキャストシグナリングに付加してUEに送信し、又は、前記SBFD時間周波数リソースの設定情報を下りリンク制御情報DCIに付加してUEに送信するステップを含む。
【0133】
以上、各具体例を参照して本発明にて提供されるデータ伝送方法について詳細に説明した。本発明にて提供される技術案によれば、現在の5G HDシステムに影響を与えないことなく、TDD SBFDの時間周波数領域リソースを用いて上りリンクランダムアクセス伝送を行うことができ、上りリンクアクセスリソースを増加させることができ、それによりアクセス遅延を減少させるとともに、DLチャネルとPRACHとが重なる時の伝送基準が定義され、基地局とUEの受信と伝送動作を決定し、基地局とUEのブラインド検出を減少させて上りリンク伝送機会を効果的に増加させ、上りリンク伝送の信頼性を向上させる。
【0134】
上記データ伝送方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例において、UEに適用されるデータ伝送装置が提供される。前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートするUEに適用され、図17に示すように、前記装置は第1の決定モジュール1701、第2の決定モジュール1702及び実行モジュール1703を含む。
【0135】
第1の決定モジュール1701は、基地局から送信された設定情報に基づいて目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するために用いられ、第2の決定モジュール1702は、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するために用いられ、実行モジュール1703は、決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するために用いられる。
【0136】
本発明の一例において、前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する。
【0137】
本発明の一例において、前記UEが4ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROである。
【0138】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースが前記SBFD時間周波数リソース内に位置することであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0139】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記RO時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが上りリンクULシンボル又はフレキシブルFシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は、前記SBFD時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重なる重なりリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記重なりリソースに対応する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は前記SBFD時間周波数リソースに対応するシンボルが下りリンクDLシンボルである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0140】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0141】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することを禁止し、又は前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記ランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を送信することであると決定するために用いられ、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである。
【0142】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記ランダムアクセス信号を送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0143】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0144】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0145】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0146】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0147】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連するデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0148】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0149】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0150】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0151】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0152】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0153】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標ROを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、又は前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0154】
本発明の一例において、前記UEが2ステップのランダムアクセス手順によりネットワークにアクセスする場合、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0155】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0156】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止し、又は前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを送信することであると決定するために用いられる。
【0157】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCh時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0158】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0159】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0160】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0161】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、送信しようとするランダムアクセス信号がない場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標MsgA PUSCHを無視し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0162】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0163】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0164】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0165】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記UEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを送信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0166】
本発明の一例では、前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてデータを送信することが禁止される場合、前記目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースにおいてデータを送信することが許可されれば、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を送信する。
【0167】
本発明の一例において、前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0168】
本発明の一例において、前記設定情報がブロードキャストシグナリング又は下りリンク制御情報DCIに付加されて前記UEに送信される。
【0169】
本発明の一例において、前記目標ROはMsgA ROである。
【0170】
上記データ伝送方法と同様の概念に基づいて、本発明の一例において、基地局に適用されるデータ伝送装置が提供される。
【0171】
本発明の一例において、前記装置はサブバンド全二重SBFDモードをサポートする基地局に適用され、前記装置は、
目標スロットに対応するSBFD時間周波数リソース及び前記目標スロットに関連する目標時間周波数リソースを決定するための第1の決定モジュールと、
前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定するための第2の決定モジュールと、
決定したデータ伝送操作を前記目標スロットにおいて実行するための実行モジュールと、を含む。
【0172】
本発明の一例において、前記目標スロットは上りリンクULスロット、下りリンクDLスロット又は特別スロットであり、前記SBFD時間周波数リソースは、時間領域において前記目標スロットの少なくとも1つのシンボルを占有し、周波数領域において各シンボルに対して少なくとも1つの物理リソースブロックを占有する。
【0173】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0174】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、又は、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおける残りのリソースにおいて、前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号における前記残りのリソースに関連する一部のランダムアクセス信号を受信することであると決定するために用いられ、前記残りのリソースが前記RO時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない時間周波数リソースである。
【0175】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号の検出を実行することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するために用いられる。
【0176】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0177】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0178】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0179】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0180】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0181】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは目標ランダムアクセスチャネル機会ROが位置するRO時間周波数リソースと、目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースとを含み、
前記目標ROは前記目標スロットに対して設定された少なくとも1つのROのうちいずれかのROであり、
前記RO時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置する。
【0182】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0183】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記ランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0184】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0185】
本発明の一例において、前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記RO時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標ROの送信開始点より早いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記RO時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記RO時間周波数リソースのみにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0186】
本発明の一例において、前記目標ROはMsgA ROである。
【0187】
本発明の一例において、前記目標時間周波数リソースは、ランダムアクセスメッセージMsgAを送信するための目標MsgAランダムアクセスチャネル機会ROが位置するMsgA RO時間周波数リソースと、目標MsgA ROに関連する目標MsgA物理上りリンク共用チャネルPUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースと、を含み、
目標MsgA ROと目標MsgA PUSCHとは、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定されること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定され、MsgA PUSCHとMsgA ROが異なるスロットに対応すること、又は、
目標MsgA PUSCHがSBFD時間周波数リソースを割り当てられていないスロットに設定され、目標MsgA PUSCHに関連する目標MsgA ROがSBFD時間周波数リソースを割り当てられたスロットに設定されることを満たす。
【0188】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記SSBと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記SSB時間周波数リソースにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、前記SSB時間周波数リソースのみにおいて前記SSBによって搬送されるデータを送信することであると決定するために用いられる。
【0189】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは同期信号ブロックSSBが位置するSSB時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記SSB時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重なり又は重ならず、前記SSB時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおける前記SSB時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータにおける前記残りのリソースに関連する一部のデータを受信することであると決定するために用いられる。
【0190】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0191】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0192】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0193】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク制御チャネルPDCCHが位置するPDCCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDCCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDCCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なるが、前記PDCCHの受信開始点が前記目標MsgA PUSCHの送信開始点より遅いことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記RO時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記RO時間周波数リソースにおいて前記目標ROによって搬送されるランダムアクセス信号を受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDCCHと前記目標ROとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDCCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDCCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDCCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDCCHによって搬送されるデータを受信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0194】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0195】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが重ならず、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0196】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが部分的に重なることであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソース及び前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記MsgA PUSCH時間周波数リソース及び前記SBFD時間周波数リソースのいずれとも重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、
前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、又は、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0197】
本発明の一例において、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースは前記SBFD時間周波数リソース内に位置し、前記目標時間周波数リソースは目標物理下りリンク共用チャネルPDSCHが位置するPDSCH時間周波数リソースをさらに含み、
前記第2の決定モジュールは、前記SBFD時間周波数リソースと前記目標時間周波数リソースとの重なり結果に基づいて、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作を決定する時に、具体的に、
前記重なり結果が、前記PDSCH時間周波数リソースと前記SBFD時間周波数リソースとが部分的に重なり、前記PDSCH時間周波数リソースと前記MsgA PUSCH時間周波数リソースとが重ならないことであれば、
前記基地局からデータを受信しようとするUEが全二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、
前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することであると決定し、又は、
前記UEが半二重TDDモードである場合、前記目標時間周波数リソースに対応するデータ伝送操作が、
前記目標PDSCHと前記目標MsgA PUSCHとの間の時間間隔が上りリンク下りリンク変換時間より大きいという条件が満たされるとき、前記目標PDSCHによって搬送されるデータに対してレートマッチングを実行し、前記PDSCH時間周波数リソースにおける前記SBFD時間周波数リソースと重ならない残りのリソースにおいて、前記レートマッチングを実行した後に得たデータを送信し、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、
前記条件が満たされないとき、前記MsgA PUSCH時間周波数リソースのみにおいて前記目標MsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信し、前記PDSCH時間周波数リソースにおいて前記目標PDSCHによって搬送されるデータを送信することを禁止することであると決定するために用いられる。
【0198】
本発明の一例において、前記目標MsgA ROが無効である場合、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてMsgA ROの探知を実行することを禁止し、前記目標MsgA ROに関連する目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHによって搬送されるデータを受信することを禁止し、又は、
目標MsgA PUSCHが位置するMsgA PUSCH時間周波数リソースにおいてMsgA PUSCHの探知を禁止するが、前記MsgA RO時間周波数リソースにおいてランダムアクセス信号を受信する。
【0199】
本発明の一例において、前記目標RO又は前記目標MsgA ROはSBFDモードに対して設定された専用のROグループに属し、及び/又は、
前記目標RO又は前記目標MsgA ROによって搬送されるランダムアクセス信号はSBFDモードに対して設定された専用のランダムアクセス信号、又はプロトコルによって規定された通常のランダムアクセス信号である。
【0200】
本発明の一例において、前記装置はさらに、前記SBFD時間周波数リソースの設定情報をブロードキャストシグナリングに付加してUEに送信し、又は前記SBFD時間周波数リソースの設定情報を下りリンク制御情報DCIに付加してUEに送信するための送信モジュールを含む。
【0201】
上記方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、電子デバイス(例えば上記例の基地局又はユーザ機器)を提供し、図18に示すように、電子デバイスはプロセッサ1801と機械可読記憶媒体1802とを含み、機械可読記憶媒体1802には、プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶されており、プロセッサ1801は、機械実行可能命令を実行して、本発明の上記例に開示されたデータ伝送方法を実施するために用いられる。
【0202】
上記方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、いくつかのコンピュータ命令を記憶している機械可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ命令がプロセッサによって実行されると、本発明の上記例に開示されたデータ伝送方法が実施され得る。
【0203】
ここで、上記機械可読記憶媒体は、実行可能命令、データなどの情報を格納又は記憶することができる電子、磁気、光学、又は他の物理記憶装置であってもよい。例えば、機械可読記憶媒体は、RAM(Radom Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、ストレージドライブ(例えば、ハードディスクドライブ)、ソリッドステートドライブ、任意のタイプの記憶ディスク(例えば、光ディスク、dvdなど)、又は類似の記憶媒体、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0204】
上記実施例で説明したデバイス、装置、又はモジュールは、具体的には、コンピュータチップ、エンティティ、又は何らかの機能を有する製品によって実現されてもよい。典型的な実現デバイスはコンピュータであり、コンピュータの具体的な形態は、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ付き電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、メディアプレーヤ、ナビゲーションデバイス、電子メール送受信デバイス、ゲーム機、タブレット、ウェアラブルデバイス、又はこれらのデバイスの任意のいくつかの組み合わせであってもよい。
【0205】
なお、説明の便宜上、上記の装置を説明する時に機能によって様々なユニットに分けてそれぞれ説明する。もちろん、本発明を実施する際に、各ユニットの機能を同一又は複数のソフトウェア及び/又はハードウェアで実現することも可能である。
【0206】
当業者であれば分かるように、本発明の実施例が、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。従って、本発明は、ハードウェアだけからなる実施例、ソフトウェアだけからなる実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例なる形態を用いてもよい。さらに、本発明の実施例は、コンピュータで使用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータで使用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用してもよい。
【0207】
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実現されてもよいことが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現するための装置が生成される。
【0208】
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスに特定の方法で作業するように指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、その結果、該コンピュータ可読メモリに記憶されている命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現する命令装置を含む製品が生成される。
【0209】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードしてもよく、それにより、一連の動作ステップがコンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスにおいて実行されることで、コンピュータにより実施される処理が生成され、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスにおいて実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロック内で指定される機能を実現するためのステップが提供される。
【0210】
上記は、本発明の実施例に過ぎず、本発明を限定するために使用されるものではない。当業者にとって、本発明に対して様々な修正及び変更がなされ得る。本発明の趣旨と原理から逸脱せずに行った任意の修正、同等な置換、改善など、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれるものとするべきである。
【国際調査報告】