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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-17
(54)【発明の名称】人間の頭部のための保護デバイス
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/018 20060101AFI20241210BHJP
   A42B 3/18 20060101ALI20241210BHJP
   B60R 21/16 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
A41D13/018
A42B3/18
B60R21/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536278
(86)(22)【出願日】2022-12-20
(85)【翻訳文提出日】2024-06-19
(86)【国際出願番号】 EP2022087002
(87)【国際公開番号】W WO2023118151
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】102021134538.3
(32)【優先日】2021-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503358097
【氏名又は名称】オートリブ ディベロップメント エービー
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】ラムベルグ,ルドヴィグ
(72)【発明者】
【氏名】メン,シャン
(72)【発明者】
【氏名】ムッチアーノ-アールストロム,アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】バラゲ,ヘンリケ
(72)【発明者】
【氏名】ゴウダ,シャシャンク
(72)【発明者】
【氏名】ラーソン,エルヴィラ
【テーマコード(参考)】
3B107
3B211
3D054
【Fターム(参考)】
3B107AA01
3B107BA04
3B107CA02
3B107DA21
3B211AB11
3B211AB16
3B211AC04
3D054AA07
3D054CC04
(57)【要約】
【解決手段】 ガス空間(26)を取り囲む外皮を有するエアバッグ(12)を備えている、人間の頭部のための保護デバイス(10)が記載される。この保護デバイスの膨張したエアバッグ(12)は、当該人間の顔面の少なくとも一部分を覆う。
【選択図】図4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス空間(26)を取り囲む外皮を有するエアバッグ(12)を備えている、人間の頭部のための保護デバイス(10)であって、
膨張した前記エアバッグ(12)が、前記人間の顔面の少なくとも一部分を覆うことを特徴とする、保護デバイス(10)。
【請求項2】
膨張した前記エアバッグ(12)が、前記人間の前記顔面の実質的に全体を覆うことを特徴とする、請求項1に記載の保護デバイス。
【請求項3】
膨張した前記エアバッグ(12)が、前記人間の頭部の任意の他の部分を実質的に覆わないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の保護デバイス。
【請求項4】
膨張した前記エアバッグ(12)が、前記人間のこめかみの少なくとも一部分を追加的に覆うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の保護デバイス。
【請求項5】
前記エアバッグ(12)が、前記エアバッグが展開したときに前記人間の目の前方に位置決めされる透視領域を備えていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の保護デバイス。
【請求項6】
前記エアバッグが、前記透視領域内に透明材料の少なくとも1つの層を備えていることを特徴とする、請求項5に記載の保護デバイス。
【請求項7】
前記外皮によって取り囲まれた前記ガス空間が前記透視領域にわたって延在するように、前記エアバッグの前記外皮が、前記透視領域内に少なくとも2つの透明層を備えていることを特徴とする、請求項6に記載の保護デバイス。
【請求項8】
前記エアバッグ(12)が、前記エアバッグが展開したときに前記人間の目の前方の位置まで延在しないことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の保護デバイス。
【請求項9】
前記エアバッグが展開したときに前記人間の前記顔面に面する前記外皮の保護表面(17a)が、本質的に平坦であること、又は凹状フィレットの形状を有すること、又は本質的に皿形状であることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の保護デバイス。
【請求項10】
前記エアバッグが、内側テザーを備えていること、及び/又は前記ガス空間が複数のサブ空間に分けられていることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の保護デバイス。
【請求項11】
膨張可能な前記エアバッグが、ワンピース製織プロセスで少なくとも部分的に作製されたものであることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の保護デバイス。
【請求項12】
インフレータ(30)と、好ましくは前記インフレータをトリガするためのトリガ手段と、を更に備えていることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の保護デバイス。
【請求項13】
前記保護デバイスを前記人間の身体、衣類、バックパック、又はヘルメットに取り付けるための取り付け手段を更に備えていることを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の保護デバイス。
【請求項14】
前記膨張可能なエアバッグを前記取り付け手段と接続する少なくとも1つの外側テザー要素、又は前記取り付け手段が取り付けられる要素を備えていることを特徴とする、請求項13に記載の保護デバイス。
【請求項15】
前記保護デバイスが、未展開の前記エアバッグが前記ユーザの額の実質的に前方に位置付けられて、前記エアバッグが顎に向かう方向に展開するようにヘルメット(50)に取り付けられるように設計されていることを特徴とする、請求項13又は14に記載の保護デバイス。
【請求項16】
請求項1~15のいずれか一項に記載の保護デバイスと、前記保護デバイスが接続されるヘルメットと、を備えている、保護装置。
【請求項17】
エアバッグであって、
エアバッグ主要素(60)を備えており、前記エアバッグ主要素(60)が、へりによって互いに接続されている第1の層(61)及び第2の層(62)を備えており、よって、前記2つの層(61、62)及び前記へりが、ガス空間(26)を取り囲み、前記エアバッグ主要素(60)が、
-第1の方向にインフレータ側端部(71)からインフレータ遠端部(72)まで延在し、第2の方向に第1の横方向端部(73)から第2の横方向端部(74)まで延在する、充填セクション(70)であって、前記ガス空間(26)の充填チャンバ(70a)を含む、充填セクション(70)と、
-前記充填セクション(71)の前記第1の横方向端部(73)から延在する第1の組の横方向セクションであって、前記第1の組の横方向セクション(80、81、82)が、各々が前記ガス空間(26)の横方向チャンバ(80a、81a、82a)を含む、前記第1の組の横方向セクションの少なくとも2つの横方向セクション(80、81、82)を含み、
前記第1の組の横方向セクションの隣接した横方向チャンバ(80、81;81、82)が、膨張不可能な間隙(121、122)によって離間されている、第1の組の横方向セクションと、を含み、
前記エアバッグが、前記第1の組の横方向セクションの2つの隣接した横方向セクション(80、81;81、82)を接続する少なくとも1つの接続部(111、112)を更に備えている、エアバッグ。
【請求項18】
前記第1の組の横方向セクションが、各々が前記ガス空間(26)の横方向チャンバ(80a、81a、82a)を含む、少なくとも3つの横方向セクション(80、81、82)を備えていることを特徴とする、請求項17に記載のエアバッグ。
【請求項19】
前記エアバッグ主要素(60)が、
-前記充填セクション(70)の前記第2の横方向端部(74)から延在する第2の組の横方向セクションであって、前記第2の組の横方向セクションが、各々が前記ガス空間(26)の横方向チャンバ(90a、91a、92a)を含む、前記第2の組の横方向セクションの少なくとも2つの横方向セクション(90、91、92)を含み、
前記第2の組の横方向セクションの隣接した横方向チャンバ(90、91;91、92)が、膨張不可能な間隙(123、124)によって離間されている、第2の組の横方向セクションを更に備えており、
前記エアバッグが、前記第2の組の横方向セクションの2つの隣接した横方向セクション(90、91;91、92)を接続する少なくとも1つの接続部(113、114)を更に備えていることを特徴とする、請求項17又は18に記載のエアバッグ。
【請求項20】
前記エアバッグ主要素(60)及び前記エアバッグが鏡面対称であることを特徴とする、請求項19に記載のエアバッグ。
【請求項21】
前記エアバッグ主要素(60)の前記へりが、少なくともセクションにおいて、へりストリップ(100)の形態であり、前記接続部(111~114)が、このへりストリップのセクションを接続することを特徴とする、請求項17~20のいずれか一項に記載のエアバッグ。
【請求項22】
前記間隙(121~124)の少なくとも一部が、外側に向かって広がっていることを特徴とする、請求項17~21のいずれか一項に記載のエアバッグ。
【請求項23】
前記間隙の少なくとも一部が、拡大した内端部領域(121a、123a)を有することを特徴とする、請求項17~22のいずれか一項に記載のエアバッグ。
【請求項24】
前記エアバッグ主要素の前記間隙の少なくとも一部が材料を含まないことを特徴とする、請求項17~23のいずれか一項に記載のエアバッグ。
【請求項25】
請求項17~24のいずれか一項に記載のエアバッグを製造するための方法であって、以下のステップ、
-前記エアバッグ主要素を提供するステップと、
-少なくとも1つの前記間隙が少なくとも部分的に閉じられるように、前記エアバッグ主要素を折り畳む、又は曲げるステップと、
-前記間隙が少なくとも部分的に閉じられるように、少なくとも1つの接続部を適用するステップと、を含む、方法。
【請求項26】
エアバッグであって、
エアバッグ主要素(60)を備えており、前記エアバッグ主要素(60)が、へりによって互いに接続されている第1の層(61)及び第2の層(62)を備えており、よって、前記2つの層(61、62)及び前記へりが、ガス空間(26)を取り囲み、
前記エアバッグ主要素が、
前記第1の層の少なくとも2つの場所を接続する少なくとも1つの第1の内側接続部、
及び/又は
前記第2の層の少なくとも2つの場所を接続する少なくとも1つの第2の内側接続部を更に備えていることを特徴とする、エアバッグ。
【請求項27】
前記内側接続部が直線を形成することを特徴とする、請求項27に記載のエアバッグ。
【請求項28】
第1の群の内側接続部が、第1の配向で配向されていることを特徴とする、請求項27に記載のエアバッグ。
【請求項29】
第2の群の内側接続部が、前記第1の配向に対して実質的に45°で延在する第2の配向で配向されており、第3の群の内側接続部が、前記第2の配向に対して実質的に45°の角度で延在する第3の配向で配向されていることを特徴とする、請求項28に記載のエアバッグ。
【請求項30】
前記内側接続部が、矢印を形成することを特徴とする、請求項29に記載のエアバッグ。
【請求項31】
前記エアバッグ主要素が、少なくともセクションにおいて、ワンピース製織プロセスで作製されたものであること、及び前記内側接続部のうちの少なくとも1つが、追加のテザー糸(Y)をその層の生地の織り目に製織することによって形成されることを特徴とする、請求項26~30のいずれか一項に記載のエアバッグ。
【請求項32】
請求項17~24の少なくとも一項及び請求項26~31の少なくとも一項に記載の特徴を有する、エアバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の保護デバイス、請求項16に記載のかかる保護デバイス及びヘルメットを備えている保護装置、請求項17に記載のかかる保護デバイス又は保護装置の一部分として使用するのに適したエアバッグ、請求項25に記載のかかるエアバッグの製造方法、請求項26に記載のエアバッグ、並びに請求項32に記載のエアバッグに関するものである。
【0002】
本発明は、特に、自転車の乗り手によって使用されることを目的とする保護デバイスに関するものであるが、他の種類の車両、特に、車体のない、つまり、乗り手/運転者の頭部が車両の一部分によって取り囲まれていない他の車両の乗り手にも適用することができる。語学的に単純にするために、主に自転車の乗り手の場合に言及する。
【背景技術】
【0003】
事故が生じた場合に、自転車の乗り手の頭部が身体の最も弱い部分であることは既知の事実である。自転車の乗り手の頭部を保護するための最も一般的な手段は、主に頭部の上部及び後部を覆い、主に顔面を除く頭部全体を保護するヘルメットである。かかるヘルメットは、良好な保護を提供するが、多くの自転車の乗り手は、特により高い温度では、かかるヘルメットを着用するときに不快に感じるといった欠点を有する。
【0004】
一般的な国際公開第2007/050024(A1)号から、「膨張可能なヘルメット」の形態の保護デバイスが知られている。この特許出願書の用語を使用すれば、この人間の頭部のための保護デバイスは、(あらゆるエアバッグのように)ガス空間を取り囲む外皮を有するエアバッグを備えている。追加的に、この保護デバイスは、一般的なエアバッグデバイスと同様に、(通常は、異常な高い加速/減速を検出することによって)事故が検出されたときにインフレータがエアバッグを膨張させるように、インフレータと、このインフレータをトリガするためのトリガ手段と、を備えている。膨張したエアバッグは、本質的に、乗り手の頭部の大部分を覆うが顔面は覆わないヘルメットの形状を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この先行技術から始まり、本発明は、乗り手のための新しい種類の保護を提供する保護デバイスを提供することを目標とする。
【0006】
この目標は、請求項1に記載の特徴を有する保護デバイスによって解決される。かかる保護デバイス及びヘルメットを含む保護装置は、請求項16に定義されており、かかる保護デバイス又は保護装置において使用するのに適したエアバッグは、請求項17、26、及び32に定義されており、エアバッグの製造方法は、請求項25に定義されている。
【0007】
従来の自転車用ヘルメットは、大部分の事故では、乗り手の頭部に対して良好な保護を提供するが、無視できない数の事故では、自転車の乗り手が障害物(例えば、車のルーフレールであり得る)に顔面を直接ぶつけることにより、従来のヘルメット又は一般的な国際公開第2007/050024(A1)号に記載される保護デバイスが全く又はほとんど保護を提供しないことが分かっている。障害物に顔面を直接ぶつけることは、(当然ながら)自転車の乗り手に大きな悪影響を及ぼし、それは、びまん性脳外傷、頭蓋底骨折、並びに顔面骨折のような重傷につながり得る。
【0008】
したがって、本発明によれば、膨張したエアバッグは、当該人間の顔面の少なくとも一部を覆う。これは、衝撃力及びエネルギーを分散させ、衝撃力及びエネルギーの方向を変えることによって、顔面に直接的な保護を提供する。
【0009】
最大限の保護を提供するために、膨張したエアバッグが人間の顔面の実質的に全体を覆うことが好ましい場合がある。
【0010】
通常、膨張したエアバッグは、ヘルメットに干渉しないように、人間の頭部の任意の他の部分を実質的に覆わないこと、又はこめかみを除く人間の頭部の任意の他の部分を覆わないことが好ましい。
【0011】
展開したエアバッグが自転車の乗り手の視界を遮る場合は、それが自転車の乗り手のかなり邪魔になり得るので、しばしば、エアバッグは、エアバッグが展開したときに人間の目の前方に位置決めされる透視領域を備えていることが好ましい。
【0012】
代替として、エアバッグが展開したときにエアバッグが人間の目の前方の位置まで延在しないことが可能である。
【0013】
エアバッグが展開したときに人間の顔面に面する外皮の保護表面は、好ましくは、本質的に平坦であるか、又は顔面を包含するように少なくとも1つの方向に凹状である。
【0014】
エアバッグの輪郭を形成するために、内側テザーを含むことができ、及び/又はガス空間が複数のサブ空間に分けられる。
【0015】
膨張可能なエアバッグは、ワンピース製織プロセスで作製することができる。
【0016】
当然ながら、保護デバイスは、通常、インフレータと、インフレータをトリガするためのトリガ手段と、を備えている。
【0017】
更に、保護デバイスは、通常、保護デバイスを人間の身体、衣類、バックパック、又はヘルメットに取り付けるための取り付け手段を備えている。
【0018】
より良好な位置決めを提供するために、いくつかの場合では、保護デバイスが、膨張可能なエアバッグを取り付け手段と接続する少なくとも1つの外側テザー要素、又は取り付け手段が取り付けられる要素を更に備えていることが好ましくなり得る。
【0019】
顔面及び頭部の残りの部分の両方を保護する単一の保護装置を提供するために、保護デバイスは、特に、未展開のエアバッグがユーザの額の実質的に前方に位置付けられて、エアバッグが顎に向かう方向に展開するようにヘルメットに取り付けることができる。
【0020】
上述したように、しばしば、エアバッグの外皮が、本質的に平坦であること、又は凹状フィレットの形状を有すること、又は本質的に皿形状である保護表面(エアバッグが展開したときに人間の顔面に面する表面)を有することが好ましい。しばしば最良の保護を提供するので、皿形状が特に好ましい。この場合、展開したエアバッグは、実質的に「野球用グローブ状」に顔面(又はその一部)を覆う。
【0021】
簡単な手段によって乗り手の顔面の前方に凹形状を生成する1つの可能性は、第1の層の内側に第1の層の少なくとも2つの場所を接続するエアバッグ内の少なくとも1つの内側接続部を提供すること、及び/又は第2の層の内側に第2の層の少なくとも2つの場所を接続する少なくとも1つの第2の内側接続部を提供することである。
【0022】
簡単な手段によってかかる形状、特に「野球用グローブ形状」を生成する別の可能性は、少なくとも1つの外側接続部が適用された平坦なエアバッグ主要素からエアバッグを作製することである。エアバッグ主要素は、第1の方向にインフレータ側端部からインフレータ遠端部まで延在し、第2の方向に第1の横方向端部から第2の横方向端部まで延在する充填セクションを備えている。この充填セクションは、ガス空間の一部を形成する充填チャンバを備えている。第1の組の横方向セクションは、充填セクションの第1の横方向端部から延在する。この第1の組の横方向セクションは、各々がガス空間の横方向チャンバを含む少なくとも2つの横方向セクションを備えている。隣接した横方向チャンバは、膨張不可能な間隙によって離間されている。そうした間隙のうちの少なくとも1つ、好ましくは全ての間隙、は、エアバッグ主要素が平坦であるという事実にもかかわらず、展開したエアバッグが所望の形状を有するように、折り畳み又は曲げステップの後に接続することによって少なくとも部分的に閉じられる。好ましくは、エアバッグ主要素は、充填セクションが中央区間を形成し、エアバッグ主要素が「手のひら」形状又は「オークリーフ」形状であるように対称形である。
【0023】
内側接続部及び外側接続部を組み合わせることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
ここで、本発明は、図面の観点から、好ましい実施形態によって説明される。図は、以下を示す。
図1図1は、自転車事故及び本発明の第1の実施形態の作動原理を例解する。
図2図2は、実質的に図1に示されているが、その拡大図である。
図3図3は、エアバッグが完全に膨張した状態にある保護デバイスの第2の実施形態である。
図4図4は、図3による表現における本発明の第3の実施形態である。
図5図5は、図3及び図4による表現における本発明の第4実施形態である。
図6図6は、図4及び図5による表現における実施形態のエアバッグの断面図である。
図7図7は、図6に示されたものの変形例である。
図8図8は、図6及び図7に示されたものの更なる変形例である。
図9図9は、図3図5による表現における本発明の第5実施形態である。
図10図10は、図3図4図5、及び図9による表現における本発明の第6の実施形態である。
図11図11は、ヘルメットに取り付けられることを意図した(したがって、図4に示される実施形態と同様の)保護デバイスである。
図12図12は、エアバッグが膨張した状態にある図11の保護デバイスである。
図13図13は、内側接続部を備えているエアバッグである。
図13a図13aは、内側接続部の概略図である。
図14図14は、顔面保護エアバッグとして使用されるように適合された、エアバッグのためのエアバッグ主要素である。
図14a図14aは、図14の平面A-Aに沿った断面図である。
図15図15は、折り畳み又は曲げステップ後の図14のエアバッグ主要素である。
図16図16は、接続シームが適用された後の図15のエアバッグ要素、したがって、完成したエアバッグである。
図17図17は、その展開状態にある図16のエアバッグである。
【0025】
図面は男性の人を示しているので、実施形態は男性の自転車の乗り手の観点から説明されるが、当然ながら、全ての説明は、女性の乗り手又は子供にも同じように適用される。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、自転車の乗り手Bが自転車のハンドルバーを大幅に越えて転倒した、つまり、乗り手の頭部が前方下向きに移動する、自転車事故を概略的に示している。自転車の乗り手は、ヘルメット50を着用しているが、事故の発生時にその乗り手の顔面が保護されていないことが分かる。
【0027】
自転車の乗り手Bは、追加的に、ここではカラー40の形態である取り付け手段と、エアバッグ12と、インフレータ(図1に示さず)と、インフレータをトリガするためのトリガ手段(同じく図示せず)と、を備えた保護デバイス10を着用している。かかるトリガ手段は、通常、加速/減速センサを備えている。
【0028】
図1及び図2から明らかに分かるように、エアバッグ12は、自転車の乗り手の喉部及び顔面の下部を覆うように、カラー40から始まって実質的に上方に展開するが、乗り手の視界を遮らないように、乗り手の目は覆わない。あらゆるエアバッグのように、このエアバッグ12は、ガス空間を取り囲む外皮を備えている。分かるように、ガス空間は、例えば追加のシーム、テザー、などを提供することによって、複数のサブ空間又はチャンバに再分割することができ、これは、本出願で選択された定義によれば、エアバッグにも属しているが、その外皮には属していない。
【0029】
ヘルメット50とともに、展開したエアバッグ12は、自転車の乗り手の顔面を非常に高い程度に保護する。顔面の下部はエアバッグ12自体によって覆われ、額はヘルメットによって保護されており、また、エアバッグ12及び/又はヘルメットの前縁部が障害物にぶつかる前に、顔面の目の周りの領域が障害物にぶつかる可能性が極めて低くなるように、エアバッグ12及びヘルメットの前縁部の両方が目の周りの領域から突出している。
【0030】
図3は、エアバッグ12が自転車の乗り手の額まで延在するので、顔面のより大きい表面がエアバッグ12によって保護されている第2の実施形態を示している。乗り手の視界を維持するために、エアバッグ12は、エアバッグが完全に展開したときに目の前方に位置付けられる孔22の形態の透視領域20を備えている。
【0031】
上で説明された最初の2つの実施形態は、自転車の乗り手が(例えば、暖かい日中は非常に不快に感じるので)ヘルメットを着用しない場合であっても、保護デバイスがいくらかの保護を提供するという利点を有する。欠点は、最適な保護を得るために、自転車の乗り手が発明的な保護デバイス及びヘルメットを着用することが必要なことである。この欠点を克服するために、保護デバイスをヘルメットに取り付けることも可能である。これは、保護デバイスを、付加特徴として所与のヘルメットに取り付けること(図4)又は付加特徴をヘルメットに組み込むこと(図5)ができる別個のデバイスにすることで行うことができる。保護装置としては、ヘルメット及び発明的な保護デバイスの組み合わせが好ましい。
【0032】
保護デバイス10がヘルメットの付加物である場合は、図4に示されるように、ヘルメットの上部前方部分に取り付けるように設計された取り付け手段45を備えることが特に好ましい。この場合、エアバッグ12は、額領域から下方に展開し、よって、目の前方の領域を通過することが必要である。この場合は、例えばエアバッグ12の孔22の形態の透視領域20も、しばしば好ましい。ここでは、エアバッグ12がヘルメット50の上部前方縁部から下方に展開することも好ましいので、保護デバイス10がヘルメットに組み込まれている場合にも同じことが当てはまる。どちらの場合でも、通常、インフレータをエアバッグ12と接続する充填管25が提供されている。この充填管25は、エアバッグ材料から作製された可撓性ホースの形態であり得る。
【0033】
図4及び図5からも分かるように、エアバッグ12が下方へ、つまり、額から顎へ展開する場合でも、エアバッグ12が自転車の乗り手の喉を少なくとも部分的に覆うことが好ましい。
【0034】
上で述べたように、展開したエアバッグがユーザの視界を遮らないことが非常に好ましいので、展開したエアバッグがユーザの顔面の実質的に全て(額の少なくとも一部分を含む)を覆う場合には、透視部分20を提供する必要がある。図3図4、及び図5、並びに図4及び図5の展開したエアバッグを通る断面図である図6の概略図の実施形態に示されるように、この透視領域は、単に、ガス空間26を通って延在するエアバッグの孔22であり得る。
【0035】
図6から分かる別のことは、後壁17(ユーザの顔面に面する壁である)の保護表面17aが凹状であり得ることであり、好ましくは、保護表面17aは、本質的に野球用グローブのように顔面を覆うように、両方の方向に凹状である。
【0036】
保護を更に高めるために、遊離した粒子から目が保護されるように、(例えば、透明箔又は透明生地の形態の)透明層23を孔に提供することができる。この透明層は、外皮に接続される。示される実施形態では、透明層は、ガス空間を通って延在するトンネルに接続されているが、当然ながら、透明層は、前壁又は後壁に取り付けることも可能である。
図8は、ガス空間を通って延在する孔のない一実施形態を示す。ここで、透視領域は、前壁及び後壁それぞれの2つの透明領域23a、23bを備えている。これらは、特に透明生地で作製され得る。代替として、外皮全体が、かかる透明生地で作製され得る。
【0037】
保護デバイス10がヘルメットの付加物である場合は、図4に示されるように、ヘルメットの上部前方部分に取り付けられるように設計された取り付け手段45を備えることが特に好ましい。この場合、エアバッグ12は、額領域から下方に展開し、よって、目の前方の領域を通過することが必要である。この場合、例えばエアバッグ12の孔22の形態の透視領域20は、ほぼ必須である。ここでは、エアバッグ12がヘルメット50の上部前方縁部から下方に展開することも好ましいので、保護デバイス10がヘルメットに組み込まれている場合にも同じことが当てはまる。どちらの場合でも、通常、インフレータをエアバッグ12と接続する充填管25が提供されている。この充填管25は、エアバッグ材料から作製された可撓性ホースの形態であり得る。
【0038】
図4及び図5からも分かるように、エアバッグ12が下方へ、つまり、額から顎へ展開する場合は、エアバッグ12が自転車の乗り手の喉を少なくとも部分的に覆うことも好ましい。
【0039】
図9は、エアバッグ12(すなわち、その外皮)が、ユーザのこめかみを覆っており、したがって、追加の保護を提供する、実質的に管形状のこめかみ部分18を追加的に備えている一実施形態を示す。この場合、エアバッグは、顔面を覆う主要部分15と、こめかみを覆うこめかみ部分18と、を備えていると言うことができる。
【0040】
図10は、(図5に示される実施形態と同様に)保護デバイスがヘルメット50に組み込まれた一実施形態を示す。図5に示される実施形態との違いは、インフレータがヘルメット50の後方部分に位置付けられていること、及びかなり長い充填管25がこのインフレータ30からエアバッグの主要部分まで延在していることである。この充填管25(図5に示される充填管と同様)は、エアバッグの一部分であり得、つまり、可撓性材料で作製されている。
【0041】
図11及び図12は、ヘルメットに取り付けることを目的とする保護デバイス10を更に詳細に示している。取り付け手段45は、例えばスナップ式コネクタ(図示せず)によって、ヘルメットの前方に取り付けられるように設計されていることが分かる。この例では、エアバッグ(主要部分だけを備えている)は、比較的簡単に、すなわち、例えばシームの形態で、前壁と後壁との間に直接接続を提供することによって、又は外皮が複数の管形状のセクション(当然ながら、それに応じてガス空間26が分けられる)を備えるように内側テザーを提供することによって、輪郭が形成される。ユーザの視界を遮らないように、透明生地又は別の透明材料の外皮全体(つまり、前壁及び後壁)を生成することが可能であり得る。
【0042】
通常、エアバッグの簡単な「2D設計」が好ましく、その場合、エアバッグは、2つの層、すなわち、第1の層(例えば、前壁を形成する)と、第2の層(例えば、乗り手の顔面に面する後壁を形成する)と、を有する。エアバッグを成形するために、第1の層の少なくとも2つの場所を接続する少なくとも1つの第1の内側接続部を提供することができる。代替的に又は(好ましくは)追加的に、第1の層及び/又は第2の層が内側接続部によって曲げられるように、第2の層の少なくとも2つの場所を接続する少なくとも1つの第2の内側接続部を提供することができる。これらの内側接続部は、ワンピース製織プロセスによって形成することができる。
【0043】
図13は、各々が直線の形状を有する、第1の内側接続部131a、131b、131cと、第2の内側接続部132a、132b、132cと、を有する、かかるエアバッグ12の一実施形態を示している。層が(可能な)透視材料から作製されたものであることを除いて、当然ながら、内側接続部を外側から直接見ることができるので、この表現は非常に概略的である。第1の内側接続部131a、131b、131cは、第1の層(外側層、乗り手の顔面の反対側に面する)の一部を接続し、第2の内側接続部132a、132b、132cは、第2の層(内側層、乗り手の顔面に面する)の一部を接続する。エアバッグ12の上部領域では、内側接続部のアセンブリが下向き矢印(エアバッグが乗り手の顔面の前方にあり、乗り手が標準的な立ち位置又は着座位置にあるときに下向きである)を形成するように、内側接続部が、乗り手の顔面の対称軸と実質的に平行して延在し、かつエアバッグの下部領域にある、第1の配向を有する第1の群(内側接続部131a及び132aを有する)を形成し、内側接続部が、各々が第1の配向に対して実質的に45°の配向にある、第2の配向を有する第2の群(内側接続部131b及び132bを有する)及び第3の配向を有する第3の群(内側接続部131c、132cを有する)を形成する。
【0044】
内側接続部は、第2の層62の2つの端点P1とP2との間に延在する第2の内側接続部132aの例によって図13aに概略的に例解されるように、特に、追加のテザー糸Yの形態、又は生地の織り目に製織されたかかるテザー糸のセクションであり得る。他の内側接続部も同様に作製することができる。示された第2の内側接続部132aを形成する追加のテザー糸Yのセクションは、生地の横糸WEと実質的に平行に(したがって、縦糸WAに対して実質的に垂直に)延在し、かつ2つの端点P1とP2との間の連続した縦糸WAの上下を通過するように製織されている。追加のテザー糸Yは、端点P1、P2から、第2の層の近隣に向かって、又は第1の層(図13aに示さず)に向かって延在し得る。
【0045】
内側接続部が異なって角度付けされた、図13に示されるパターンを生成するために、追加のテザー糸が横糸の配向に沿うことができるように、いくつかのカットからエアバッグを組み立てることが必要であり得る。
【0046】
図14図17の観点から、ここで、上で説明した保護デバイスにおいて使用されるように適合されたエアバッグの別の好ましい実施形態が説明される。このエアバッグは、エアバッグ主要素と、ここでは接続シームの形態であるが、溶接、接着、などの形態でもあり得る複数の接続部と、を備えている。この実施形態のエアバッグは、製造が容易であるにもかかわらず、展開したエアバッグは、実質的に人間の顔面の形状に適合する形状を有する。これは、顔面(保護表面)に面するエアバッグの表面が、エアバッグが実質的に野球用グローブの形状を有するものとして説明することができるように、2つの方向において凹状であることを意味する。
【0047】
図14は、説明される実施形態のエアバッグ主要素を示している。このエアバッグ主要素は、エアバッグの外皮を形成し、また、エアバッグに典型的である2つの層61、62を有する。このエアバッグ主要素60は、(しばしば好ましい)ワンピース製織プロセスで作製することができるが、2つの層から作製することもでき、これらの層は、別の縫製ステップ、溶接ステップ、又は接着ステップによってこれらの層の外縁部に沿って接続される。当然ながら、2つの層61、62は、それらのへりに沿って互いに接続され、ここでは、へりストリップ100の形態である。このへりストリップ100は、この実施形態では実質的に一定の幅を有するが、これは必須の特徴ではない。
【0048】
エアバッグ主要素60の形状は、「手のひら形状」又は「オークリーフ形状」であると説明することができる。当該エアバッグ主要素は、第1の方向にインフレータ側端部71からインフレータ遠端部72まで延在し、第2の方向に第1の横方向端部73から第2の横方向端部74まで延在する充填セクション70を有する。充填セクションの第1の横方向端部73からは、第1の組の横方向セクションの3つの横方向セクション80、81、82が延在し、充填セクション70の第2の横方向端部74からは、第2の組の横方向セクションの3つの横方向セクション90、91、92が延在する。したがって、充填セクション70は、中央区間を形成する。図13から容易に分かるように、この実施形態のエアバッグ主要素60は、充填セクション70の中心線に沿って鏡面対称である。上で述べた横方向セクションの各々は、ガス空間の一部分を形成するチャンバ80a、81a、82a、90a、91a、及び92aを取り囲んでいる。
【0049】
図14から直接分かるように、一組のセクションの隣接したセクションは、間隙121~124によって分離されている。ここで、セクション80、81を分離する間隙121、及びセクション81、82を分離する間隙122の観点から、これらの間隙の形状をより詳細に説明する。エアバッグ主要素60の対称性のため、この説明はまた、第2の組の横方向セクション90~91及び間隙123~124のセクションにも当てはまる。
【0050】
横方向セクション81と横方向セクション82との間の間隙122は、実質的に三角形形状であるように、その内端からその外端まで一定に広がっている。横方向セクション80と横方向セクション81との間の間隙121は、その内端部に幅広セクション121aを有し、そこから間隙101が間隙121として外側に向かって広がっている。間隙122は、へりストリップ100のセクション103及び104によって画成されており、幅広セクション121aから延在する間隙101の一部分は、へりストリップのセクション101及び102によって画成されており、全ての間隙121~124は、完全に「材料のない」状態であり、これは、好ましいが、全ての考えられる実施形態に厳密に必要なものではない。また、間隙のいくつか又は間隙の一部分を、エアバッグ主要素60の膨張不可能な部分によって形成することも可能である。
【0051】
図15から分かるように、エアバッグ主要素60は、次の製造ステップにおいて折り畳まれるか、又は曲げられる。折り畳み又は曲げは、へりストリップのセクション101及び102を重ね、へりストリップのセクション103及び104を重ね、へりストリップのセクション105及び106を重ね、そして、へりストリップのセクション107及び108を重ねることによって行われる。その結果が図14に示されている。次のステップでは、へりストリップの重なりセクションが、接続部(ここでは、接続シーム)111~114(図15を参照されたい)によって互いに接続される。そうした接続部はまた、「外側接続部」とも称され得る。当然ながら、最初に、全ての折り畳み/曲げを行い、次いで、全てのシームを適用する必要はなく、また、1つの折り畳みを行い、次いで、1つのシームを適用し、次いで、次の折り畳みを行い、そして、次のシームを適用する、なども可能である。
【0052】
図16から、間隙121の内端部セクション121aは開いたままであることが分かる。当然ながら、同じことが間隙123の内端部セクション123aに当てはまる。したがって、これらの内端部セクションは、透視領域を形成する。
【0053】
図17は、完全に展開した状態の図16のエアバッグを示している。図から、エアバッグ主要素60及び接続部のジオメトリから生じる、上述した「野球用グローブ形状」が分かる。このエアバッグは、製造が比較的容易であるという事実にもかかわらず、人間の顔面に適合し、かつ追加的に透視領域の可能性を提供するエアバッグを得ることができる。
【0054】
図示されていないが、図13の観点から説明される内側接続部の成形原理、及び図14図17の観点から示される成形原理は、エアバッグが内側接続部及び外側接続部(シーム)の両方を備えるように組み合わせることができる。図14図17の実施形態に関して、実施形態13のエアバッグは、2つの層並びに内側接続部を備えているエアバッグ主要素だけから成る。
【符号の説明】
【0055】
10 保護デバイス
12 エアバッグ
15 主要部分
16 前壁/第1の層
17 後壁/第2の層
17a 保護表面
18 こめかみ部分
20 透視領域
22 孔
23、23a、23b 透明層
25 充填管
26 ガス空間
30 インフレータ
40 カラーの形態の取り付け手段
45 ヘルメットに取り付ける又は取り付けられるための取り付け手段
50 ヘルメット
60 エアバッグ主要素
61 第1の層
62 第2の層
70 充填セクション
70a 充填チャンバ
71 インフレータ側端部
72 インフレータ遠端部
73 第1の横方向端部
74 第2の横方向端部
75 充填チャンバ
80、81、82 第1の組の横方向セクションの横方向セクション
80a、81a、82a 第1の組の横方向セクションの横方向チャンバ
90、91、92 第1の組の横方向セクションの横方向セクション
90a、91a、92a 第1の組の横方向セクションの横方向チャンバ
100 へりストリップ
101~108 へりストリップのセクション
111~114 接続シーム
121~124 間隙
131a 第1の配向による第1の内側接続部
131b 第2の配向による第1の内側接続部
131c 第3の配向による第3の内側接続部
132a 第1の配向による第2の内側接続部
132b 第2の配向による第2の内側接続部
133c 第3の配向による第2の内側接続部
B 自転車の乗り手
P1、P2 端点
WA 縦糸
WE 横糸
Y 追加のテザー糸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図13a
図14
図14a
図15
図16
図17
【国際調査報告】