(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-17
(54)【発明の名称】撮影方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 23/63 20230101AFI20241210BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20241210BHJP
H04N 23/667 20230101ALI20241210BHJP
G06F 3/04847 20220101ALI20241210BHJP
【FI】
H04N23/63 110
H04N23/60 500
H04N23/667
G06F3/04847
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024536414
(86)(22)【出願日】2023-03-01
(85)【翻訳文提出日】2024-06-18
(86)【国際出願番号】 CN2023079003
(87)【国際公開番号】W WO2023165515
(87)【国際公開日】2023-09-07
(31)【優先権主張番号】202210200351.1
(32)【優先日】2022-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ワンリ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジョナン
【テーマコード(参考)】
5C122
5E555
【Fターム(参考)】
5C122EA42
5C122EA61
5C122FA07
5C122FK37
5C122FK38
5C122FK40
5C122FK41
5C122FL03
5C122FL08
5C122HA87
5C122HB01
5C122HB05
5E555AA03
5E555AA26
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC17
5E555CA12
5E555CA42
5E555CB12
5E555CB33
5E555CC03
5E555DB03
5E555DB18
5E555DB20
5E555DB52
5E555FA00
(57)【要約】
本開示の実施例は、撮影方法、装置、電子機器及び記憶媒体を開示し、該方法は、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示することと、ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを撮影対象に適用することと、前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示することと、前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示することと、
ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを撮影対象に適用して、前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示することであって、前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものであることと、
前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示することと、
前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影することとを含む、撮影方法。
【請求項2】
前記第1の撮影コントロールの前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域と、前記複数の第1のテンプレート標識の前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域とが異なり、前記第1の撮影コントロールは、前記複数の第1のテンプレート標識のうちのいずれかを遮らない、請求項1に記載の撮影方法。
【請求項3】
前記複数の第1のテンプレート標識の前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域の背景は、透明である、請求項1に記載の撮影方法。
【請求項4】
前記第1の撮影コントロールには、第1の所定の提示情報が関連付けられる、請求項1に記載の撮影方法。
【請求項5】
前記第1の所定の提示情報は、ユーザが前記第1の撮影コントロールをトリガすることにより撮影状態に入るように提示するためのものである、請求項4に記載の撮影方法。
【請求項6】
撮影モードがコマ撮り撮影モードである場合、前記の、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影した後、前記撮影方法は、
第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第3のトリガ操作に応答して、第2の所定のインタフェースを表示することをさらに含み、前記第2の所定のインタフェースは、複数の第2のテンプレート標識と第2の撮影コントロールとを含み、前記第2の撮影コントロールには、第2の所定の提示情報が関連付けられ、前記第2の所定の提示情報と前記第1の所定の提示情報とが異なる、請求項4に記載の撮影方法。
【請求項7】
前記第2の所定の提示情報は、ユーザが前記第2の撮影コントロールをトリガすることにより撮影し続けることを提示するためのものである、請求項6に記載の撮影方法。
【請求項8】
前記の、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示することは、
前記撮影テンプレートに配置された画像編集操作に従って、前記撮影対象を編集処理して、編集処理された前記撮影対象に前記撮影テンプレートに対応する画像編集効果を呈示させるようにすることを含む、請求項1に記載の撮影方法。
【請求項9】
前記複数の第1のテンプレート標識は、前記第1の撮影ページに表示された撮影対象に基づいて決定され、
前記撮影方法は、
前記撮影対象が前記第1の撮影ページに現れたことを検出すると、前記撮影対象の属性特徴を決定することと、
前記撮影対象の属性特徴に基づいて、前記第1のテンプレート標識を決定することとをさらに含む、請求項1に記載の撮影方法。
【請求項10】
前記属性特徴は、前記撮影対象が属するカテゴリを含む、請求項9に記載の撮影方法。
【請求項11】
前記撮影テンプレートは、前記撮影対象の記述情報を含み、前記記述情報は、前記撮影対象の名称又は属性情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の撮影方法。
【請求項12】
前記撮影テンプレートは、オーディオリソース、プロップリソース又はインタラクションリソースのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の撮影方法。
【請求項13】
第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示するための第1の表示モジュールと、
ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示するための処理モジュールであって、前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものである処理モジュールと、
前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示するための第2の表示モジュールと、
前記計時標識が所定の標識に更新された場合、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影するための撮影モジュールとを含む、撮影装置。
【請求項14】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに請求項1~12のいずれか1項に記載の撮影方法を実現させる、電子機器。
【請求項15】
プロセッサによって実行されると、請求項1~12のいずれか1項に記載の撮影方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~12のいずれか1項に記載の撮影方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、出願番号がCN202210200351.1であり、出願日が2022年3月2日である中国特許出願を基礎としており、その優先権を主張し、該中国出願の全ての開示内容は参照により本出願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、情報技術分野に関し、特に撮影方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ネットワーク技術やモバイル端末技術の急速な発展につれて、モバイル端末に適合するアプリケーションが増加しつつある。例えば、ビデオアプリケーションがある。ビデオアプリケーションにより、ユーザは、ビデオを閲覧したり、ビデオを録画したり、画像を撮影したりすることができる。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実施例は、
第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示することであって、前記複数の第1のテンプレート標識は、前記第1の撮影ページに表示された撮影対象に基づいて決定されることと、
ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示することと、
前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示することと、
前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影することとを含む、撮影方法を提供する。
【0005】
本開示の実施例は、
第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示するための第1の表示モジュールと、
ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示するための処理モジュールであって、前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものである処理モジュールと、
前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示するための第2の表示モジュールと、
前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影するための撮影モジュールとを含む、撮影装置をさらに提供する。
【0006】
本開示の実施例は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに上記撮影方法を実現させる、電子機器をさらに提供する。
【0007】
本開示の実施例は、プロセッサによって実行されると、上記撮影方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0008】
本開示の実施例は、プロセッサによって実行されると、上記撮影方法を実現させるコンピュータプログラム又は命令を含む、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0009】
本開示の実施例は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに本開示のいずれか1つの実施例における撮影方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、並びに態様は、添付図面を結び付けながら、以下の発明を実施するための形態を参照することでより明らかとなる。全ての添付図面において、同一又は類似する要素を同一又は類似する符号で示している。添付図面は概略的なものであり、原本及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。
【
図1】本開示の幾つかの実施例における撮影方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の幾つかの実施例における第1の撮影ページの概略図である。
【
図3】本開示の幾つかの実施例における第1の所定のインタフェースの概略図である。
【
図4】本開示の別の幾つかの実施例における第1の撮影ページの概略図である。
【
図5】本開示の幾つかの実施例における第2の撮影ページの概略図である。
【
図6】本開示の幾つかの実施例における第2の所定のインタフェースの概略図である。
【
図7】本開示の幾つかの実施例における撮影装置の構成概略図である。
【
図8】本開示の幾つかの実施例における電子機器の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下は、添付図面を参照しながら、本開示の実施例をより詳細に記述する。添付図面においては本開示の幾つかの実施例が示されたが、本開示を様々な形態で実現することができ、ここで記述された実施例に限定されると解釈されるべきではないことを理解されたい。逆に、これらの実施例は、本開示をより徹底的且つ完全に理解するために提供される。本開示の添付図面及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するものではないことを理解されたい。
【0012】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行されてもよく、且つ/又は並行して実行されてもよいことを理解されたい。さらに、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよく、且つ/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲はこの点において限定されない。
【0013】
本明細書で使用される「含む」という用語及びその変形は、開放式包括であり、即ち、「を含むが、それらに限定されない」を意味する。「基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」を意味する。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を意味し、「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を意味し、「幾つかの実施例」という用語は、「少なくとも幾つかの実施例」を意味する。他の用語の関連定義は、以下の記述において与えられる。
【0014】
なお、本開示で記載された「第1の」、「第2の」などの概念は、単に異なる装置、モジュール、又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0015】
なお、本開示で記載された「1つ」、「複数」の修飾は、例示的なものであり、制限性のあるものではない。特別な説明がない限り、「1つ又は複数」と理解されるべきであることが当業者に自明である。
【0016】
本開示の実施形態における複数の装置間でやりとりされるメッセージ又は情報の名称は、説明的なものに過ぎず、これらメッセージ又は情報の範囲を限定するものではない。
【0017】
前に述べたように、どのようにユーザがビデオを録画したり、画像を撮影したりする際の操作の利便性を高めるかが解決すべき技術課題の1つである。
【0018】
上記技術課題を解決し、又は少なくとも部分的に上記技術課題を解決するために、本開示の実施例は、撮影の利便性を向上させ、ユーザの使用体験を向上させる上で有利となる撮影方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0019】
図1は、本開示の幾つかの実施例における撮影方法のフローチャートである。本実施例は、クライアントにおいてビデオ又は画像の撮影を行う場合に適用可能である。該方法は、撮影装置によって実行されてもよく、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアで実現されてもよい。該装置は、電子機器、例えば、端末に配置されてもよく、スマートフォン、パームトップ、タブレット、ディスプレイ付きウェアラブルデバイス、デスクトップ、ラップトップ、一体型機器、スマートホーム機器などを含むが、それらに限定されない。
【0020】
図1に示すように、この方法は以下のようなステップを含む。
【0021】
ステップ110:第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示する。
【0022】
例示的に、第1の撮影ページの幾つかの実施例の概略図である
図2を参照して、第1の撮影ページは、所定のコントロール210と撮影コントロール220とを含み、ユーザは、撮影コントロール220をトリガすることにより撮影状態に入ることができる。しかし、撮影コントロール220をトリガすることにより撮影状態に入る方式では、システムが提供する撮影テンプレートを適用することができず、撮影して得られたビデオ又は画像は、編集処理されていないオリジナルビデオ又は画像である。
【0023】
例えば、撮影テンプレートは、オリジナル映像素材に対して実行される画像編集操作を配置して、オリジナル映像素材が前記画像編集操作に従って編集された後に新しい映像素材を生成し、前記撮影テンプレートに対応する画像編集効果を呈示するようにするためのものである。従って、ユーザが撮影する前に、例えば、撮影テンプレートを選択すれば、撮影して得られたビデオ又は画像にエフェクトを呈示させるようにすることができ、撮影して得られたビデオ又は画像の効果を向上させることができる。
【0024】
ユーザに複数の選択的な撮影テンプレートを提供することにより、ユーザは、効果の優れたビデオ又は画像を迅速に撮影することができ、撮影の難易度を下げ、撮影の利便性とユーザの使用体験を向上させることができる。
【0025】
ユーザが所定のコントロール210をトリガすると、第1の所定のインタフェースを表示する。第1の所定のインタフェースの幾つかの実施例の概略図である
図3に示すように、前記第1の所定のインタフェース300は、複数の第1のテンプレート標識310と第1の撮影コントロール320とを含む。前記複数の第1のテンプレート標識310は、前記第1の撮影ページに表示された撮影対象に基づいて決定される。即ち、第1の撮影ページに表示された撮影対象に基づいて、複数の第1のテンプレート標識310をパーソナライズして表示する。例えば、第1の撮影ページに表示された撮影対象が人物である場合、第1の所定のインタフェースに表示された複数の第1のテンプレート標識310は、人物に対して画像編集を行うことに適したテンプレートであってもよい。第1の撮影ページに表示された撮影対象が植物である場合、第1の所定のインタフェースに表示された複数の第1のテンプレート標識310は、植物に対して画像編集を行うことに適したテンプレートであってもよい。
【0026】
第1の撮影ページに表示された撮影対象に基づいて、複数の第1のテンプレート標識310をパーソナライズして表示し、各第1のテンプレート標識310には、撮影テンプレートが関連付けられる。従って、現在の撮影対象により適した撮影テンプレートをユーザに提供し、撮影の難易度を下げ、ユーザの撮影体験を向上させることができる。
【0027】
幾つかの実施例では、第1の撮影コントロール320の第1の所定のインタフェース300における表示領域330と、複数の第1のテンプレート標識310の第1の所定のインタフェース300における表示領域340とが異なる。それにより、第1の撮影コントロール320が第1のテンプレート標識310を遮ることを回避する。即ち、第1の撮影コントロール320は、第1のテンプレート標識310に重ねて表示されるのではなく、第1の撮影コントロール320は、複数の第1のテンプレート標識310のうちのいずれかを遮ることがなく、ユーザのインタラクション体験を向上させる。
【0028】
幾つかの実施例では、複数の第1のテンプレート標識310の第1の所定のインタフェース300における表示領域340の背景は、透明色である。即ち、表示領域340を通して下層ページ350を視認することができ、第1の所定のインタフェース300による下層ページ350に対する遮りをできる限り減らし、ユーザインタラクション体験を向上させる目的を達成する。
【0029】
例えば、表示領域340の背景は透明であり、表示領域340の背景は、色が付いていてもよいし、色が付いていなくてもよい。
【0030】
ステップ120:ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示する。前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものである。
【0031】
図4には、第1の撮影ページの別の幾つかの実施例の概略図が示される。撮影対象が蝶である場合を例にして、ユーザがターゲットテンプレート標識410をトリガすると、ターゲットテンプレート標識410に関連付けられた撮影テンプレートを撮影対象430に適用して、第1の撮影ページにターゲットテンプレート標識410に関連付けられた撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示する。
【0032】
例示的に、前記撮影テンプレートは、少なくとも前記撮影対象の記述情報を含む。撮影対象の記述情報は、撮影対象の名称、属性情報などを含んでもよい。例えば、「蝶は、昆虫類に属する」を含む。ユーザは、ターゲットテンプレート標識410を採択することのみにより、撮影された「蝶」の画像に「蝶は、昆虫類に属する」という記述情報を追加することができ、撮影効果を向上させ、撮影の難易度を下げ、ユーザの撮影体験の向上に寄与する。ユーザは、各テンプレート標識に対応するプレビュー効果を閲覧して、その中から満足のいく1つのテンプレート標識を採択し、そして、「撮影を開始する」コントロール420をトリガすれば、直接的に撮影状態に入ることができ、インタフェースを切り替える必要がない。
【0033】
なお、本開示の実施例は、ニーズに応じて、撮影対象に対して様々な記述情報を設定してもよく、本開示の実施例は、これについて制限を加えない。
【0034】
幾つかの実施例では、前記撮影テンプレートは、オーディオリソース、プロップリソースとインタラクションリソースのうちの少なくとも1つをさらに含み、それにより、撮影テンプレートに基づいて撮影された画像又はビデオにオーディオリソース、プロップリソースとインタラクションリソースのうちの少なくとも1つを含ませる。ここで、オーディオリソースは、効果音又は音楽を含んでもよい。プロップリソースとは、撮影に用いられるプロップ、例えば、「虎の頭」、「猫耳」などのプロップを指す。インタラクションリソースとは、インタラクションコントロールに基づいてインタラクション機能を実現するリソース、例えば、撮影対象の購入リンク、購入コントロールなどを指す。
【0035】
例えば、前述した、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示することは、前記撮影テンプレートに配置された画像編集操作に従って、前記撮影対象を編集処理して、編集処理された撮影対象に前記撮影テンプレートに対応する画像編集効果を呈示させるようにすることを含む。
【0036】
幾つかの実施例では、前記方法は、前記撮影対象が前記第1の撮影ページに現れたことを検出すると、前記撮影対象の属性特徴を決定することと、前記撮影対象の属性特徴に基づいて、前記第1のテンプレート標識を決定することとをさらに含む。ここで、前記属性特徴は、例えば、撮影対象が属するカテゴリ(例えば、人物、植物、動物など)又はより詳細な幾つかの特徴、例えば、長髪、短髪、眼鏡の着用の有無などであってもよい。撮影対象の属性特徴に基づいて第1のテンプレート標識を決定することにより、撮影対象に基づいてパーソナライズして推薦する目的を実現して、撮影效率を向上させることができる。
【0037】
幾つかの実施形態では、ユーザが撮影角度を調整し、又は他の撮影準備を行う時間を事前に確保するために、ユーザが「撮影を開始する」コントロール420をトリガすると、計時状態に入る。計時時間が所定の時間に達すると、撮影状態に入る。
【0038】
ステップ130:前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示する。
【0039】
ステップ140:前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影する。
【0040】
ここで、計時方式は、カウントダウンであってもよい。例えば、3秒カウントダウンする場合、第1の撮影ページに、計時数字3-2-1を順次表示し、そして、撮影状態に入る。
図5には、第2の撮影ページの幾つかの実施例の概略図が示される。計時方式は、カウントアップであってもよく、例えば、3sカウントアップする。第1の撮影ページに、計時数字1-2-3を順次表示し、そして、撮影状態に入る。
【0041】
本撮影する前に、所定時間の遅延を設けることで、ユーザが撮影角度を調整し、又は他の撮影準備を行う時間を提供することができ、ユーザが心理的な準備を行う時間を有するようにすることができ、さらに、撮影品質と撮影効率を向上させる目的を達成する。
【0042】
本開示の実施例による技術案は、関連技術と比較して少なくとも以下の利点を有する。本開示の実施例による撮影方法では、第1の所定のインタフェースに、複数の第1のテンプレート標識が表示される他、第1の撮影コントロールがさらに表示される。このように、例えば、ユーザがある第1のテンプレート標識を選択する際に、直接的に第1の撮影コントロールを介して撮影状態に入ることができ、撮影状態に入るためにインタフェースを切り替える必要がない。且つ、本撮影する前に、所定時間の計時を設けることにより、ユーザが撮影画角を調整し、撮影効果をプレビューすることを容易にし、撮影の利便性及びユーザ体験を向上させる目的を達成し、撮影効率を向上させることができる。
【0043】
幾つかの実施例では、撮影の難易度を下げるために、前記第1の撮影コントロールには、第1の所定の提示情報が関連付けられ、該第1の撮影コントロールをトリガすることにより、撮影状態に入ることができることをユーザに提示する。例えば、第1の所定の提示情報は、「撮影を開始する」であってもよい。
図3に示すように、撮影コントロール320に第1の所定の提示情報が関連付けられ、
図4に示すように、撮影コントロール420に第1の所定の提示情報が関連付けられる。
【0044】
幾つかの実施例では、撮影モードがコマ撮り撮影モードである場合、前述した、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影した後、前記方法は、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第3のトリガ操作に応答して、前記第1の撮影ページに第2の所定のインタフェースを表示することをさらに含み、前記第2の所定のインタフェースは、複数の第2のテンプレート標識と第2の撮影コントロールとを含み、前記第2の撮影コントロールには、第2の所定の提示情報が関連付けられ、前記第2の所定の提示情報と前記第1の所定の提示情報とが異なる。第2の所定の提示情報は、例えば、「撮影し続ける」である。第2の所定のインタフェースの幾つかの実施例の概略図である
図6に示すように、第2の撮影コントロール610には、第2の所定の提示情報「撮影し続ける」が関連付けられる。幾つかの実施例では、ユーザが第2の撮影コントロールをトリガすると、依然としてまず計時状態に入り、計時時間が満了すると、撮影状態に入り、撮影を開始する。
【0045】
ここで、コマ撮り撮影モードは、異なる回で撮影されたビデオをつなぎ合わせて1つの連続ビデオを生成するモードである。例えば、第1回で撮影されたビデオの時間長が4sであり、第2回で撮影されたビデオの時間長が6sである場合、第1回で撮影されたビデオと第2回で撮影されたビデオをつなぎ合わせて時間長が10sである連続ビデオとし、ビデオの前の4sに第1回で撮影されたビデオを再生し、ビデオの後の6sに第2回で撮影されたビデオを再生する。
【0046】
本開示の実施例による撮影方法では、第1のテンプレート標識を表示する所定のインタフェースに、複数の第1のテンプレート標識が表示される他、第1の撮影コントロールがさらに表示される。このように、ユーザがある第1のテンプレート標識を選択する場合、直接的に第1の撮影コントロールを介して撮影状態に入ることができ、撮影状態に入るためにインタフェースを切り替える必要がない。且つ、本撮影する前に、所定時間の計時を設けることにより、ユーザが撮影画角を調整し、撮影効果をプレビューすることを容易にし、撮影の利便性及びユーザ体験を向上させる目的を達成し、撮影効率を向上させることができる。
【0047】
図7は、本開示の幾つかの実施例における撮影装置の構成概略図である。本開示の実施例による撮影装置は、クライアントに配置されてもよい。該撮影装置は、具体的には、第1の表示モジュール710、処理モジュール720、第2の表示モジュール730、撮影モジュール740を含む。
【0048】
第1の表示モジュール710は、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示するためのものである。処理モジュール720は、ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示するためのものであり、前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものである。第2の表示モジュール730は、前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示するためのものである。撮影モジュール740は、前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影するためのものである。
【0049】
幾つかの実施例では、前記第1の撮影コントロールには、第1の所定の提示情報が関連付けられる。
【0050】
幾つかの実施例では、撮影モードがコマ撮り撮影モードである場合、前記第1の表示モジュール710は、さらに、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第3のトリガ操作に応答して、前記第1の撮影ページに第2の所定のインタフェースを表示することに用いられ、前記第2の所定のインタフェースは、複数の第2のテンプレート標識と第2の撮影コントロールとを含み、前記第2の撮影コントロールには、第2の所定の提示情報が関連付けられ、前記第2の所定の提示情報と前記第1の所定の提示情報とが異なる。
【0051】
幾つかの実施例では、前記第1の撮影コントロールの前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域と、前記複数の第1のテンプレート標識の前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域とが異なる。それにより、前記第1の撮影コントロールが前記第1のテンプレート標識を遮ることを回避する。
【0052】
幾つかの実施例では、前記複数の第1のテンプレート標識の前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域の背景は、透明である。
【0053】
幾つかの実施例では、前記撮影テンプレートは、少なくとも前記撮影対象の記述情報を含む。
【0054】
幾つかの実施例では、前記撮影テンプレートは、オーディオリソースとインタラクションリソースのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0055】
幾つかの実施例では、処理モジュール720は、具体的には、前記撮影テンプレートに配置された画像編集操作に従って、前記撮影対象を編集処理して、編集処理された撮影対象に前記撮影テンプレートに対応する画像編集効果を呈示させるようにすることに用いられる。
【0056】
幾つかの実施例では、前記装置は、前記撮影対象が前記第1の撮影ページに現れたことを検出すると、前記撮影対象の属性特徴を決定することと、前記撮影対象の属性特徴に基づいて、前記第1のテンプレート標識を決定するための決定モジュールをさらに含む。
【0057】
本開示の実施例による撮影装置は、本開示の方法実施例による撮影方法においてクライアントが実行するステップを実行することができ、ここでは、備える実行ステップと有益な効果についてこれ以上説明しない。
【0058】
図8は、本開示の幾つかの実施例における電子機器の構成概略図である。以下は、本開示の実施例を実現することに適合する電子機器800の構成概略図を示す
図8を具体的に参照する。本開示の実施例における電子機器800は、例えば、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルマルチメディア再生機)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)、ウェアラブルデバイスなどのモバイル端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータ、スマートホーム機器などの固定端末を含んでもよいが、それらに限定されない。
図8に示された電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何の限定も加えない。
【0059】
図8に示すように、電子機器800は処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)801を含んでもよく、それはリードオンリーメモリ(ROM)802に記憶されたプログラム又は記憶装置808からランダムアクセスメモリ(RAM)803にロードされたプログラムによって様々な適切な動作及び処理を実行して本開示の実施例による方法を実現させることができる。RAM 803には、電子機器800の操作に必要な様々なプログラムやデータがさらに記憶されている。処理装置801、ROM 802及びRAM 803は、バス804を介して相互に接続される。入力/出力(I/O)インタフェース805もバス804に接続される。
【0060】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラヘッド、マイクロホン、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置806と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、発振器などを含む出力装置807と、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置808と、通信装置809とがI/Oインタフェース805に接続されていてもよい。通信装置809は電子機器800が他の機器と無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図8に様々な装置を有する電子機器800が示されているが、示された装置の全てを実施したり、具備したりすることを要求する意図がないことを理解されたい。それ以上又は以下の装置を代替的に実施したり、具備したりすることが可能である。
【0061】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照しながら記述したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それは非一時的なコンピュータ可読媒体に搭載された、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含むことにより、上記撮影方法を実現させる。このような実施例では、このコンピュータプログラムは通信装置809によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置808からインストールされ、又はROM 802からインストールされ得る。処理装置801によってこのコンピュータプログラムが実行されると、本開示の実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0062】
なお、本開示における上記コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス或いはそれらの任意の組み合わせであってもよいが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体は、例として、1つ又は複数の導線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、このプログラムは命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドで伝播されるデータ信号又は搬送波で一部を伝播するデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードを搭載した。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してもよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はさらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、このコンピュータ可読信号媒体は命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、RF(ラジオ周波数)など又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0063】
幾つかの実施形態では、クライアントやサーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)などの任意の現在既知の又は将来開発されるネットワークプロトコルを用いて通信することができ、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、インターネット(例えば、インターネット)、及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、並びに現在既知の又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0064】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれるものであってもよいし、該電子機器に実装されていない単独したものであってもよい。
【0065】
上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器に、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示することと、ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示することであって、前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものであることと、前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示することと、前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影することとを実行させる。
【0066】
幾つかの実施例では、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器によって実行されると、該電子機器は、上記実施例に記載された他のステップを実行してもよい。
【0067】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせを用いて書くことが可能であり、上記プログラミング言語は、オブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、さらに一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含むが、それらに限定されない。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いてインターネット経由で接続する)。
【0068】
添付図面のうちフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分を代表することができ、このモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分は、指定された論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。なお、幾つかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は添付図面に付したものと異なる順序で実現されてもよい。例えば、2つの連続的に示されたブロックは、実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は操作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよい。
【0069】
本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。ここで、ユニットの名称は、該ユニット自身を限定しない場合がある。
【0070】
本明細書で上述された機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理構成要素によって実行され得る。例えば、使用可能な例示的なハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブル論理装置(CPLD)などを含むが、それらに限定されない。
【0071】
本開示において、機械可読媒体は、有形媒体であってもよく、命令実行システム、装置、又は機器によって使用され、又は命令実行システム、装置、又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含み、又は記憶することができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であり得る。機械可読媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置、もしくは機器、又は上記任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の配線に基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0072】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示は、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示することと、ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示することであって、前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものであることと、前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示することと、前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影することとを含む、撮影方法を提供する。
【0073】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、前記第1の撮影コントロールの前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域と、前記複数の第1のテンプレート標識の前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域とが異なる。それにより、前記第1の撮影コントロールが前記第1のテンプレート標識を遮ることを回避する。
【0074】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、前記複数の第1のテンプレート標識の前記第1の所定のインタフェースにおける表示領域の背景は、透明である。
【0075】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、前記第1の撮影コントロールには、第1の所定の提示情報が関連付けられる。
【0076】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、撮影モードがコマ撮り撮影モードである場合、前述した、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影した後、前記方法は、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第3のトリガ操作に応答して、前記第1の撮影ページに第2の所定のインタフェースを表示することをさらに含み、前記第2の所定のインタフェースは、複数の第2のテンプレート標識と第2の撮影コントロールとを含み、前記第2の撮影コントロールには、第2の所定の提示情報が関連付けられ、前記第2の所定の提示情報と前記第1の所定の提示情報とが異なる。
【0077】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、前記撮影テンプレートは、少なくとも前記撮影対象の記述情報を含む。
【0078】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、前記撮影テンプレートは、オーディオリソースとインタラクションリソースのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0079】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、前述した、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示することは、前記撮影テンプレートに配置された画像編集操作に従って、前記撮影対象を編集処理して、編集処理された撮影対象に前記撮影テンプレートに対応する画像編集効果を呈示させるようにすることを含む。
【0080】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示による撮影方法において、幾つかの実施例では、前記撮影対象が前記第1の撮影ページに現れたことを検出すると、前記撮影対象の属性特徴を決定することと、前記撮影対象の属性特徴に基づいて、前記第1のテンプレート標識を決定することとをさらに含む。
【0081】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示は、第1の撮影ページでの所定のコントロールに対する第1のトリガ操作に応答して、複数の第1のテンプレート標識と第1の撮影コントロールとを含む第1の所定のインタフェースを表示するための第1の表示モジュールと、ターゲットテンプレート標識に作用する第2のトリガ操作に応答して、前記ターゲットテンプレート標識に関連付けられた撮影テンプレートを前記撮影対象に適用して、前記第1の撮影ページに前記撮影テンプレートに対応するプレビュー効果を表示するための処理モジュールであって、前記第2のトリガ操作は、前記複数の第1のテンプレート標識から前記ターゲットテンプレート標識を選択するためのものである処理モジュールと、前記第1の撮影コントロールに作用する操作に応答して、前記第1の所定のインタフェースを隠し、第2の撮影ページを表示し、前記第2の撮影ページに計時標識を表示するための第2の表示モジュールと、前記計時標識が所定の標識に更新されると、前記撮影テンプレートに基づいて前記撮影対象を撮影するための撮影モジュールとを含む撮影装置を提供する。
【0082】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに本開示によるいずれか1つに記載の撮影方法を実現させる電子機器を提供する。
【0083】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、本開示は、プロセッサによって実行されると、本開示によるいずれか1つに記載の撮影方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0084】
上述したのは本開示の好ましい実施例及び適用する技術原理の説明に過ぎない。本開示に係る開示の範囲は、上記技術的特徴の特定組合による技術案に限定されず、上記開示の構想を逸脱することなく上記技術的特徴又はそれと同等な特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術案をも含むべきであることが当業者に自明である。例えば、上記特徴と本開示に開示された(それらに限定されない)類似的な機能を有する技術的特徴を互いに取り替えて形成した技術案をも含む。
【0085】
また、各操作は、特定の順序で記述されているが、これは、そのような操作が、示されている特定の順序で、又は順次的な順序で実行されることを求めている、と理解されるべきではない。所定の環境では、マルチタスクと並行処理が有利であり得る。同様に、若干の具体的な実装の詳細が上記記述に含まれるが、それらは、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。単一の実施例に関連して記述されている特定の特徴は、単一の実施例と組み合わせても実装可能である。逆に、単一の実施例に関連して記述されている様々な特徴はまた、複数の実施例で別々に、又は何らかの適切なサブコンビネーションで実装可能である。
【0086】
本主題は、構造的特徴及び/又は方法論理動作に特有の言語で記述されたが、添付の特許請求の範囲に限定された主題は、必ずしも上記で記述された特定の特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述された特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態に過ぎない。
【国際調査報告】