(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-17
(54)【発明の名称】マルチメディア情報表示方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G09G 5/00 20060101AFI20241210BHJP
G09G 5/377 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
G09G5/00 550C
G09G5/377 100
G09G5/00 530M
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024541076
(86)(22)【出願日】2022-12-01
(85)【翻訳文提出日】2024-07-08
(86)【国際出願番号】 CN2022135977
(87)【国際公開番号】W WO2023160104
(87)【国際公開日】2023-08-31
(31)【優先権主張番号】202210177343.X
(32)【優先日】2022-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】周 慧 虹
【テーマコード(参考)】
5C182
【Fターム(参考)】
5C182AB02
5C182AB08
5C182AB25
5C182AB37
5C182AC02
5C182AC03
5C182AC43
5C182BA01
5C182BA14
5C182BA30
5C182BA47
5C182BA55
5C182BA56
5C182CB52
5C182CB54
(57)【要約】
本願は、マルチメディア情報表示方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。前記マルチメディア情報表示方法は、電子機器に適用され、目標表示領域を決定するステップ(S110)と、海抜変化パラメータを取得するステップ(S120)と、海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するステップ(S130)と、前記第1マルチメディア情報を前記目標表示領域に更新するステップ(S140)と、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に適用されるマルチメディア情報表示方法であって、
目標表示領域を決定するステップと、
海抜変化パラメータを取得するステップと、
前記海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するステップと、
前記第1マルチメディア情報を前記目標表示領域に更新するステップと、を含む、マルチメディア情報表示方法。
【請求項2】
前記目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、前記第2マルチメディア情報及び前記第1マルチメディア情報は異なる海抜パラメータに対応し、
前記海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得する前記ステップは、
前記海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、前記第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、前記第2海抜パラメータと前記海抜変化パラメータから第1海抜パラメータを算出し、前記第1海抜パラメータから前記第1マルチメディア情報を取得するステップを含む、請求項1に記載のマルチメディア情報表示方法。
【請求項3】
前記目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、前記第2マルチメディア情報及び前記第1マルチメディア情報は同じ海抜パラメータに対応し、
前記海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得する前記ステップは、
前記海抜変化パラメータが予め設定された閾値以下である場合、前記第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、前記第2海抜パラメータに基づいて前記第1マルチメディア情報を取得するステップを含む、請求項1に記載のマルチメディア情報表示方法。
【請求項4】
前記目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、前記第2マルチメディア情報は、目標経路を含む背景要素と、前記目標経路に重畳表示され、第3海抜パラメータに対応するマーク要素と、を含み、
前記海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得する前記ステップは、
前記目標経路の長さ値を取得するステップと、
前記目標経路における前記マーク要素の第1位置を取得するステップと、
前記海抜変化パラメータ、前記第3海抜パラメータ、前記長さ値、及び前記第1位置から、前記目標経路における前記マーク要素の第2位置を算出するステップと、
前記マーク要素を前記第2位置に表示し、第1マルチメディア情報を得るステップと、を含む、請求項1に記載のマルチメディア情報表示方法。
【請求項5】
目標表示領域を決定する前記ステップは、
前記電子機器の現在の動作状態を検出するステップと、
前記現在の動作状態が予め設定された目標動作状態である場合、前記目標動作状態に応じて前記目標表示領域を決定するステップと、を含む、請求項1に記載のマルチメディア情報表示方法。
【請求項6】
前記目標動作状態は、
ロック画面状態、又は
スリープ画面状態、又は
トリガ信号に応答して第2マルチメディア情報を前記目標表示領域に表示する動作状態のうちの1つを含む、請求項5に記載のマルチメディア情報表示方法。
【請求項7】
前記現在の動作状態がスリープ画面状態である場合、前記第1マルチメディア情報を前記目標表示領域に更新する前記ステップは、
前記海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、予め設定されたトリガ条件がトリガされたと検出すると、前記第1マルチメディア情報を前記目標表示領域に更新するステップを含む、請求項5に記載のマルチメディア情報表示方法。
【請求項8】
目標表示領域を決定するように構成された領域決定ユニットと、
海抜変化パラメータを取得するように構成されたパラメータ取得ユニットと、
前記海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するように構成された情報取得ユニットと、
前記第1マルチメディア情報を前記目標表示領域に更新するように構成された情報更新ユニットと、を含む、電子機器。
【請求項9】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~7のいずれか1項に記載のマルチメディア情報表示方法を実現する、電子機器。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか1項に記載のマルチメディア情報表示方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号が202210177343.X、出願日が2022年2月24日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張しており、当該中国特許出願の全ての内容は引用により参考として本願に組み込まれている。
【0002】
本願の実施例は、端末の技術分野に関し、特にマルチメディア情報表示方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するが、これらに限定されるものではない。
【背景技術】
【0003】
端末の使用中、ユーザが設定した画像やシステムが提供する画像を表示することができ、例えば、ユーザが自分の好みに応じて設定したデスクトップの壁紙やロック画面の壁紙を表示したり、デスクトップウィジェットやアプリケーションインターフェースに対応する画像を表示したりできる。
【0004】
しかし、端末は、ユーザが設定した画像やシステムが提供した画像を表示する場合、当該画像を固定的に表示することしかできないため、視覚効果が固定され、表示効果が低くなり、ユーザエクスペリエンスに不利となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以下は、本明細書で詳細に説明される主題の概要である。本概要は、特許請求の範囲の保護範囲を制限するためのものではない。
【0006】
本願の実施例は、マルチメディア情報表示方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様では、本願の実施例は、電子機器に適用されるマルチメディア情報表示方法を提供する。前記マルチメディア情報表示方法は、
目標表示領域を決定するステップと、
海抜変化パラメータを取得するステップと、
前記海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するステップと、
前記第1マルチメディア情報を前記目標表示領域に更新するステップと、を含む。
【0008】
第2態様では、本願の実施例は、また、電子機器を提供する。前記電子機器は、
目標表示領域を決定するように構成された領域決定ユニットと、
海抜変化パラメータを取得するように構成されたパラメータ取得ユニットと、
前記海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するように構成された情報取得ユニットと、
前記第1マルチメディア情報を前記目標表示領域に更新するように構成された情報更新ユニットと、を含む。
【0009】
第3態様では、本願の実施例は、また、電子機器を提供する。前記電子機器は、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、上記のマルチメディア情報表示方法を実現する。
【0010】
第4態様では、本願の実施例は、また、
上記のマルチメディア情報表示方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0011】
第5態様では、本願の実施例は、また、コンピュータプログラム製品を提供する。前記コンピュータプログラム製品は、
コンピュータプログラム又はコンピュータ命令を含み、前記コンピュータプログラム又は前記コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されており、コンピュータ機器のプロセッサが前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から前記コンピュータプログラム又は前記コンピュータ命令を読み取り、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラム又は前記コンピュータ命令を実行すると、上記のマルチメディア情報表示方法を前記コンピュータ機器に実行させる。
【0012】
本願の他の特徴及び利点は、後の明細書で説明され、明細書から部分的に明らかになるか、本願を実施することによって理解される。本願の目的及びその他の利点は、明細書、特許請求の範囲及び図面において特に指摘されている構成によって達成、取得され得る。
図面は、本願の技術案の更なる理解を提供するために使用され、明細書の一部を構成し、本願の実施例と共に本願の技術案を解釈するために使用され、本願の技術案を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本願の一実施例によるマルチメディア情報表示方法のフローチャートである。
【
図2】本願の一実施例による第1マルチメディア情報をテキスト記述で表現した例示的な図である。
【
図3】
図1のステップS130の方法の一例のフローチャートである。
【
図4】本願の実施例による第1マルチメディア情報を風景画像で表現した例示的な図である。
【
図5】
図1のステップS130の別の方法のフローチャートである。
【
図6】
図1のステップS130の別の方法のフローチャートである。
【
図7】本願の一実施例によるマルチメディア情報の更新前の第1位置におけるマーク要素の例示的な図である。
【
図8】本願の一実施例によるマルチメディア情報の更新中の他の位置におけるマーク要素の例示的な図である。
【
図9】本願の一実施例によるマルチメディア情報の更新後の第2位置におけるマーク要素の例示的な図である。
【
図10】本願の一実施例によるマルチメディア情報の更新のフローチャートである。
【
図11】本願の一実施例による電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本願の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面及び実施例を参照して、本願についてさらに詳細に説明する。本明細書に記載された具体的な実施例は、本願を解釈するためにのみ使用され、本願を限定するために使用されないことが理解されるべきである。
【0015】
なお、論理順序はフローチャートで示されているが、図示又は説明されているステップは、フローチャートの順序とは異なるもので実行されてもよい。明細書、特許請求の範囲、及び上記の図面における用語「第1」、「第2」などは、類似の対象を区別するためのものであり、特定の順序又は優先順位を説明するために使用されるものではない。
【0016】
本願の実施例は、マルチメディア情報表示方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。マルチメディア情報表示方法は、目標表示領域を決定し、海抜変化パラメータを取得し、海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得し、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新する。したがって、本願の実施例による形態は、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新することができ、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置の変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0017】
以下では、図面を参照して、本願の実施例についてさらに説明する。
【0018】
図1を参照すると、
図1は、本願の一実施例によるマルチメディア情報表示方法のフローチャートであり、当該マルチメディア情報表示方法は、電子機器に適用され、ステップS110、ステップS120、ステップS130、及びステップS140を含んでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0019】
ステップS110:目標表示領域を決定する。
【0020】
なお、目標表示領域は、電子機器の画面全体であってもよいし、例えば、当該電子機器のデスクトップウィジェットの画面内の位置、あるアプリケーションインターフェースの画面内の位置など、電子機器の画面内の局所的な位置であってもよいし、あるいは、当該目標表示領域は、ギャラリー内であってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。なお、当該目標表示領域は、当該電子機器に接続されたスマートウォッチ、タブレットや携帯電話など、当該電子機器に相互接続された他の電子機器の目標表示領域であってもよく、ここでは特に限定されるものではない。
【0021】
ステップS120:海抜変化パラメータを取得する。
【0022】
なお、海抜変化パラメータを取得する方法には、さまざまな方法があり、ここでは特に限定されるものではない。例えは、高度計に基づいて海抜変化パラメータを取得するか、又は、気圧計が取得した気圧の値を海抜変化パラメータに変換するか、又は、ユーザの歩数を監視し、歩数と海抜との間の関数関係によって変換して海抜変化パラメータを得るか、又は、機器の使用時間と海抜変化パラメータとの関数関係もしくは画面の点灯回数と海抜変化パラメータとの関数関係を確立することによって海抜変化パラメータを間接的に得るか、又は、ある機器のアプリケーション機能を使用して海抜変化パラメータを直接取得する、海抜変化パラメータを取得することができる他の方法を採用するか、又は、当該電子機器に接続された他の電子機器、例えば、当該電子機器に接続されたスマートウォッチ、タブレットや携帯電話などによって海抜変化パラメータを取得する。なお、上記の高度計や気圧計などは、いずれも当該電子機器又は当該電子機器に接続された他の電子機器に内蔵された機能部品であってもよい。
【0023】
ステップS130:海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得する。
【0024】
このステップでは、ステップS120で海抜変化パラメータを取得したので、海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得することができ、ユーザの位置の変化に応じてマルチメディア情報を更新するという目的を達成させるために、次のステップで第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新することを容易にする。
【0025】
ステップS140:第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新する。
【0026】
このステップでは、ステップS130で第1マルチメディア情報を取得したので、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新することで、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を動的に更新することができる。
【0027】
なお、第1マルチメディア情報の表現形式は、テキスト記述、行動軌跡、行動状態、経路画像、経路アニメーション、音声、ビデオなどであってもよい。なお、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新することは、マルチメディア情報を目標表示領域に追加して表示又は再生することであってもよいし、該第1マルチメディア情報を当該目標表示領域に関連付けて表示又は再生することなどであってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。ここで、
図2に示すように、
図2は、第1マルチメディア情報をテキスト記述で表現した例示的な図であり、ここでは特に限定されるものではない。
【0028】
また、なお、第1マルチメディア情報は、時間、季節情報、気象情報、運動歩数、又は残量情報などの他の情報を含んでもよい。第1マルチメディア情報は、時間、季節情報、気象情報、運動歩数、残量情報などに応じてさらに更新されてもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0029】
本実施例では、上記のステップS110~ステップS140を含むマルチメディア情報表示方法を採用することにより、まず、目標表示領域を決定し、次に、海抜変化パラメータを取得し、当該海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得し、最後に、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新する。したがって、本願の実施例は、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新することができ、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0030】
一実施例では、
図3に示すように、目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が異なる海抜パラメータに対応する場合、ステップS130についてさらに説明する。このステップS130は、ステップS210を含んでもよいが、これに限定されるものではない。
【0031】
ステップS210:海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータと海抜変化パラメータから第1海抜パラメータを算出し、第1海抜パラメータから第1マルチメディア情報を取得する。
【0032】
なお、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式は、いずれも、テキスト、行動軌跡、行動状態、経路画像、風景画像、経路アニメーション、音声、ビデオなどであってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。例えば、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式がいずれも風景画像である場合、第2マルチメディア情報中の風景に応じてその風景に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータと海抜変化パラメータから第1海抜パラメータを算出し、当該第1海抜パラメータを対応する風景画像に変換してもよい。当該風景画像は第1マルチメディア情報であり、第1マルチメディア情報は、
図4に示す通りであるが、本実施例はこれを特に限定しない。
【0033】
なお、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が異なる海抜パラメータに対応する場合がさまざまであり、例えば、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ異なる山の異なる海抜パラメータに対応する場合や、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ同じ山の異なる海抜パラメータに対応する場合などがあり、本実施例はこれを特に限定しない。例えば、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ同じ山の異なる海抜パラメータに対応し、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式がいずれも風景画像である場合、第1マルチメディア情報は、A山における位置変化前の風景画像であり、第2マルチメディア情報は、A山における位置変化後の風景画像である。あるいは、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ異なる山の異なる海抜パラメータに対応し、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式がいずれも風景画像である場合、第1マルチメディア情報はA山の風景画像であり、第2マルチメディア情報はB山の風景画像であってもよい。
【0034】
なお、予め設定された閾値は、10m又は20mなどの特定の値、そのほかの値、または0~20mや0~40mなどの数値範囲、その他の範囲であってもよいが、ここで特に限定されるものではない。なお、実際の応用では、検出誤差により、実際にはユーザが移動していないが、海抜変化パラメータが変化する可能性があるので、予め設定された閾値を設定することで誤検出を回避することができる。例えば、海抜変化パラメータが気圧計により変換されたとすると、気圧に影響する要因は温度、湿度や高さであるため、ユーザの位置が変化していない場合、第2マルチメディア情報が雨の降っていないときに取得され、気圧計が豪雨のときに読み込まれた場合、気圧計を読み込んだときにユーザの位置の温度と湿度が変化して気圧値が変化すると、気圧値の変換によって得られる海抜変化パラメータはゼロではない数値となり、誤検出が発生するので、予め設定された閾値を設定することで誤検出を回避することができる。
【0035】
また、なお、海抜変化パラメータには、メートル、キロメートル、キロメートル、またはその他の測定単位など、実際の状況に応じて選択できる多くの測定単位があり、ここでは特に限定されるものではない。
【0036】
本実施例では、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が異なる海抜パラメータに対応するので、海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータと当該海抜変化パラメータから第1海抜パラメータを算出し、第1海抜パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得することで、次のステップで第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新するための準備ができる。本願の実施例は、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新するという目的を達成し、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0037】
一実施例では、予め設定された閾値が特定の数値の20mである場合、海抜変化パラメータは400mであり、海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きく、したがって、第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得することができる。第2海抜パラメータが1000mであると仮定し、第2海抜パラメータと海抜変化パラメータから算出された第1海抜パラメータ1400mから第1マルチメディア情報を取得することができる。
【0038】
一実施例では、
図5に示すように、目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ海抜パラメータに対応する場合、ステップS130についてさらに説明し、このステップS130は、ステップS310を含んでもよいが、これに限定されるものではない。
【0039】
ステップS310:海抜変化パラメータが予め設定された閾値以下である場合、第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得する。
【0040】
このステップでは、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ海抜パラメータに対応するので、海抜変化パラメータが予め設定された閾値以下である場合、第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得することで、次のステップで第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新するための準備ができる。本願の実施例は、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新するという目的を達成し、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0041】
なお、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ海抜パラメータに対応する場合がさまざまであり、例えば、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ山の同じ海抜パラメータの異なる角度のマルチメディア情報として表現されてもよいし、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ海抜の異なる山の同じ海抜パラメータのマルチメディア情報として表現されてもよいし、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が異なる海抜の異なる山の同じ海抜パラメータのマルチメディア情報として表現されてもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0042】
一実施例では、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報は、同じ山の同じ海抜パラメータの異なる角度のマルチメディア情報として表現されてもよく、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式はいずれも風景画像であり、予め設定された閾値は0mであり、海抜変化パラメータが0mである場合、海抜変化パラメータは予め設定された閾値に等しいと仮定し、第2マルチメディア情報としてA山の海抜が3000mである位置の朝日面の風景が表示され、第1マルチメディア情報としてA山の海抜が3000mである位置の日陰面の風景が表示され、本実施例はこれを特に限定しない。
【0043】
一実施例では、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報は、同じ海抜の異なる山の同じ海抜パラメータのマルチメディア情報として表現されてもよく、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式はいずれも風景画像であり、予め設定された閾値は10mであり、海抜変化パラメータが0mである場合、海抜変化パラメータは予め設定された閾値よりも小さいと仮定し、A峰及びB峰の海抜がともに6000mである場合、第2マルチメディア情報としてA峰の海抜パラメータが5000mである位置の画像が表示され、第1マルチメディア情報としてB峰の海抜パラメータが5000mである位置の画像が表示されてもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0044】
一実施例では、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報は、異なる海抜の異なる山の同じ海抜パラメータのマルチメディア情報として表現されてもよく、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式はいずれも行動軌跡であり、海抜変化パラメータが予め設定された閾値に等しいとき、現在の海抜パラメータが4000mであり、A山の頂上の海抜が4000mであり、B山の頂上の海抜が8000mであり、B山の中腹の海抜が4000mであると仮定し、第2マルチメディア情報として、A山の頂上からA山の麓までのユーザの行動軌跡が表示され、第1マルチメディア情報としてB山の麓からB山の中腹までのユーザの行動軌跡が表示され、本実施例はこれを特に限定しない。
【0045】
一実施例では、
図6に示すように、目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、第2マルチメディア情報は、背景要素とマーク要素を含んでもよく、マーク要素又は背景要素を独立して含んでもよく、又は第2マルチメディア情報をマークすることができる他の要素を含んでもよいが、ここでは特に限定されるものではない。ここで、背景要素は目標経路を含んでもよく、マーク要素は目標経路上に重畳表示されてもよい。このマーク要素が第3海抜パラメータに対応する場合、ステップS130についてさらに説明し、このステップS130は、ステップS410、ステップS420、ステップS430、及びステップS440を含んでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0046】
ステップS410:目標経路の長さ値を取得する。
【0047】
なお、目標経路は曲線経路であってもよいし、直線経路などであってもよく、そのうち、曲線経路は閉じた曲線経路であっても、閉じていない曲線経路であってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0048】
ステップS420:目標経路におけるマーク要素の第1位置を取得する。
【0049】
なお、第1位置は、目標経路の開始位置であってもよいし、目標経路の他の位置であってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0050】
ステップS430:海抜変化パラメータ、第3海抜パラメータ、長さ値、及び第1位置から、目標経路におけるマーク要素の第2位置を算出する。
【0051】
このステップでは、ステップS120、ステップS410、及びステップS420において、海抜変化パラメータ、目標経路長の長さ値、及び目標経路におけるマーク要素の第1位置を取得する。マーク要素が第3海抜パラメータに対応するので、海抜変化パラメータ、第3海抜パラメータ、長さ値、及び第1位置から、目標経路におけるマーク要素の第2位置を算出することで、次のステップで第1マルチメディア情報を得るための準備ができる。
【0052】
なお、第2位置は、目標経路の開始位置又は終了位置であってもよいし、目標経路の他の位置であってもよく、第2位置が目標経路の開始位置である場合、ユーザは移動していないことになり、ここでは特に限定されるものではない。
【0053】
一実施例では、目標経路におけるマーク要素の第2位置Mは、以下の式(1)を用いて算出されてもよい。
【数1】
【0054】
ここで、式(1)において、Lは目標経路の長さ値、Hはマーク要素に対応する第3海抜パラメータ、hは海抜変化パラメータを表す。
【0055】
なお、目標経路における第1位置から第2位置Mまでのマーク要素の経路軌跡はアニメーションとして表現してもよく、この経路はマーク要素の重畳表示によって得られ、すなわち、経路軌跡における他の位置の図示もパラメータの変化に応じて式(1)によって算出することもできる。ここで、マルチメディア情報の更新前の第1位置(すなわち、第2マルチメディア情報)におけるマーク要素の図示は
図7に、マルチメディア情報の更新中の他の位置におけるマーク要素の図示は
図8に、マルチメディア情報の更新後の第2位置におけるマーク要素の画像(すなわち、第1マルチメディア情報)は
図9に示す。
【0056】
一実施例では、
図10に示すように、
図10は、マルチメディア情報の更新のフローチャートであり、マルチメディア情報を更新するステップは以下の通りである。
【0057】
ステップ1:最初に使用する状態を海抜0の状態に自動的に設定し、目標表示領域において初期状態をアニメーションで表示し、初期状態経路を0とする。
【0058】
ステップ2:長さLの経路曲線を目標にマッチングさせる。
【0059】
ステップ3:それぞれの海抜Hを検索する。
【0060】
ステップ4:海抜の変化を監視し、海抜変化の絶対値hを取得する。
【0061】
ステップ5:(h/H)×Lを計算することにより値mを得る。
【0062】
ステップ6:目標位置のアニメーション経路がmに到達し、他の位置の図示もこのパラメータに応じて変化する。
【0063】
ステップ7:一部の重要なノードでは、目標に近いノードなど、アニメーションに多くの効果を加えてもよい。
【0064】
ステップ8:次の段階に進む。
【0065】
なお、本実施例におけるステップは、上記の
図6に示す実施例のステップS410~S440と同様の技術原理及び技術的効果を有するが、本実施例の技術原理及び技術的効果については、上記の
図6に示す実施例における関連説明を参照することができるので、内容の重複を避けるため、ここでは詳しく説明しない。
【0066】
ステップS440:マーク要素を第2位置に表示し、第1マルチメディア情報を得る。
【0067】
このステップでは、ステップS430で目標経路におけるマーク要素の第2位置が算出されるので、次のステップで目標表示領域に表示された第2マルチメディア情報を第1マルチメディア情報に更新するために、このマーク要素を第2位置に表示し、第1マルチメディア情報を得ることができる。
【0068】
なお、第1マルチメディア情報は、マーク要素を重ね合わせることにより得られる行動軌跡及び背景要素などを含んでもよく、このうち、背景要素は、山、太陽、雲、雨、又は太陽光などであってもよく、表示効果を豊かにすることができるが、ここでは特に限定されるものではない。
【0069】
なお、第2マルチメディア情報における背景要素は、山、太陽、雲、雨、又は太陽光などであってもよく、表示効果を豊かにすることができる。これに加えて、第2マルチメディア情報には、システム事件、気象情報、運動歩数、残量情報などが含まれてもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0070】
本実施例では、ステップS410~S440のマルチメディア情報表示方法を採用することにより、まず、目標経路の長さ値を取得し、次に、目標経路におけるマーク要素の第1位置を取得し、次いで、海抜変化パラメータ、第3海抜パラメータ、長さ値、及び第1位置から、目標経路におけるマーク要素の第2位置を算出し、最後に、マーク要素を第2位置に表示し、第1マルチメディア情報を得ることができる。したがって、本願の実施例は、ユーザの行動軌跡に応じて新しいマルチメディア情報を動的に取得することができ、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0071】
一実施例では、目標表示領域を決定するステップは、以下のステップを有する。
【0072】
-電子機器の現在の動作状態を検出する。
【0073】
-現在の動作状態が予め設定された目標動作状態である場合、目標動作状態に応じて目標表示領域を決定する。
【0074】
なお、予め設定された目標動作状態は、ロック画面状態、スリープ画面状態、又はトリガ信号に応答して第2マルチメディア情報を目標表示領域に表示する動作状態などであってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。例えば、ある電子機器の現在の動作状態を検出し、当該電子機器の画面がアンロック状態にある場合、当該電子機器内のあるアプリケーションソフトウェアをクリックすると、当該アプリケーションソフトウェアが開いた後の画面全体又は画面内の局所的な位置に第2マルチメディア情報の動作状態が表示される。ここで、「当該電子機器内のあるアプリケーションソフトウェアをクリックする」の「クリックする」により対応するトリガ信号が発生したり、当該電子機器のロック画面状態の壁紙の画面内での位置が目標表示領域となったり、当該電子機器の壁紙のスリープ画面状態での画面内の位置が目標表示領域となったりする。ここで、当該壁紙は、動的な壁紙であってもよいし、静止壁紙であってもよいが、本願の実施例はこれを特に限定しない。
【0075】
一実施例では、この現在の動作状態がスリープ画面状態であり、海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、予め設定されたトリガ条件がトリガされたと検出すると、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新することができるが、ここでは特に限定されるものではない。例えば、電子機器が携帯電話であり、携帯電話の現在の動作状態がスリープ画面状態であると仮定し、取得された海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、携帯電話を持ち上げるか、又は携帯電話の前面カメラがユーザの目又は顔などを捉える場合、第1マルチメディア情報が携帯電話の目標表示領域に自動的に更新される。ここで、「持ち上げる」アクション及び「ユーザの目又は顔などを捉える」アクションは、いずれも予め設定されたトリガ条件であり、もちろん、予め設定されたトリガ条件は、電子機器が目標表示領域に第1マルチメディア情報を表示するようにトリガする他の指示情報や操作アクションなどであってもよく、本実施例はこれを特に限定しない。
【0076】
さらに、本願の別の実施例は、また、電子機器を提供し、当該電子機器は、
-目標表示領域を決定するように構成された領域決定ユニットと、
-海抜変化パラメータを取得するように構成されたパラメータ取得ユニットと、
-海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するように構成された情報取得ユニットと、
-第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新するように構成された情報更新ユニットと、を含む。
【0077】
なお、目標表示領域は、画面全体であってもよいし、例えば、当該電子機器のデスクトップウィジェットの画面内での位置、あるアプリケーションインターフェースの画面内での位置など、画面内の局所的な位置であってもよいし、あるいは、当該目標表示領域は、ギャラリー内であってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。なお、当該目標表示領域は、当該電子機器に接続されたスマートウォッチ、タブレットや携帯電話など、当該電子機器に相互接続された他の電子機器の目標表示領域であってもよく、ここでは特に限定されるものではない。
【0078】
なお、パラメータ取得ユニットが海抜変化パラメータを取得する方法には、さまざまな方法があり、例えば、パラメータ取得ユニットが高度計である場合、高度計に基づいて海抜変化パラメータを取得し、パラメータ取得ユニットが気圧計を含む場合、気圧計が取得した気圧の値を海抜変化パラメータに変換し、パラメータ取得ユニットが歩数計を含む場合、ユーザの歩数を監視し、歩数と海抜との関数関係によって変換して海抜変化パラメータを得る。あるいは、パラメータ取得ユニットは、ある機器の海抜変化パラメータを直接取得するアプリケーション機能であったり、当該電子機器に接続されている他の電子機器、例えば、当該電子機器に接続されているスマートウォッチ、タブレットや携帯電話などによって当該海抜変化パラメータを取得したりし、ここでは特に限定されるものではない。なお、上記の高度計や気圧計などは、いずれも当該電子機器又は当該電子機器に接続された他の電子機器に内蔵された機能部品であってもよい。
【0079】
なお、第1マルチメディア情報の表現形式は、テキスト記述、行動軌跡、行動状態、経路画像、経路アニメーション、音声、ビデオなどであってもよい。なお、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新することは、マルチメディア情報を目標表示領域に追加して表示又は再生することであってもよいし、当該第1マルチメディア情報を当該目標表示領域に関連付けて表示又は再生することなどであってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。ここで、
図2に示すように、
図2は、第1マルチメディア情報をテキスト記述で表現した例示的な図であり、ここでは特に限定されるものではない。
【0080】
また、なお、第1マルチメディア情報は、時間、季節情報、気象情報、運動歩数、残量情報などの他の情報を含んでもよい。第1マルチメディア情報は、時間、季節情報、天気情報、運動歩数、又は残量情報などに応じてさらに更新されてもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0081】
本実施例では、領域決定ユニットによって目標表示領域を決定し、パラメータ取得ユニットによって海抜変化パラメータを取得し、情報取得ユニットによってパラメータ取得ユニットからの海抜変化パラメータを受信し、海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得し、最後に情報更新ユニットによって当該第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新する。したがって、本願の実施例は、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新することができ、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置の変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0082】
一実施例では、目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が異なる海抜パラメータに対応する場合、情報取得ユニットは第1取得サブユニットを含む。
第1取得サブユニットは、海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータと海抜変化パラメータから第1海抜パラメータを算出し、第1海抜パラメータから第1マルチメディア情報を取得するように構成される。
【0083】
なお、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式は、いずれも、テキスト、行動軌跡、行動状態、経路画像、風景画像、経路アニメーション、音声、ビデオなどであってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。例えば、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式がいずれも風景画像である場合、第2マルチメディア情報中の風景に応じてその風景に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータと海抜変化パラメータから第1海抜パラメータを算出し、当該第1海抜パラメータを対応する風景画像に変換してもよい。当該風景画像は第1マルチメディア情報であるが、本実施例はこれを特に限定しない。
【0084】
なお、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が異なる海抜パラメータに対応する場合がさまざまであり、例えば、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ異なる山の異なる海抜パラメータに対応する場合や、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ同じ山の異なる海抜パラメータに対応する場合などがあり、本実施例はこれを特に限定しない。例えば、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ同じ山の異なる海抜パラメータに対応し、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式がいずれも風景画像である場合、第1マルチメディア情報は、A山における位置変化前の風景画像であり、第2マルチメディア情報は、A山における位置変化後の風景画像である。あるいは、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報がそれぞれ異なる山の異なる海抜パラメータに対応し、第1マルチメディア情報の表現形式及び第2マルチメディア情報の表現形式がいずれも風景画像である場合、第1マルチメディア情報はA山の風景画像であり、第2マルチメディア情報はB山の風景画像であってもよい。
【0085】
なお、予め設定された閾値は、10m又は20mなどの特定の値、そのほかの値、または0~20mや0~40mなどの数値範囲、その他の範囲であってもよいが、ここで特に限定されるものではない。なお、実際の応用では、検出誤差により、実際にはユーザが移動していないが、海抜変化パラメータが変化する可能性があるので、予め設定された閾値を設定することで誤検出を回避することができる。例えば、海抜変化パラメータが気圧計により変換されたとすると、気圧に影響する要因は温度、湿度や高さであるため、ユーザの位置が変化していない場合、第2マルチメディア情報が雨の降っていないときに取得され、気圧計が豪雨のときに読み込まれた場合、気圧計を読み込んだときにユーザの位置の温度と湿度が変化して気圧値が変化すると、気圧値の変換によって得られる海抜変化パラメータはゼロではない数値となり、誤検出が発生するので、予め設定された閾値を設定することで誤検出を回避することができる。
【0086】
また、なお、海抜変化パラメータには、メートル、キロメートル、キロメートル、またはその他の測定単位など、実際の状況に応じて選択できる多くの測定単位があり、ここでは特に限定されるものではない。
【0087】
本実施例では、海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、第1取得サブユニットによって第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータと海抜変化パラメータから第1海抜パラメータを算出し、第1海抜パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得することができる。したがって、本願の実施例は、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新するという目的を達成し、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0088】
一実施例では、目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ海抜パラメータに対応する場合、情報取得ユニットは第2取得ユニットを含む。
【0089】
第2取得サブユニットは、海抜変化パラメータが予め設定された閾値以下である場合、第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するように構成される。
【0090】
本実施例では、海抜変化パラメータが予め設定された閾値以下である場合、第2取得サブユニットによって第2マルチメディア情報に対応する第2海抜パラメータを取得し、第2海抜パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得することができる。したがって、本願の実施例は、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新するという目的を達成し、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0091】
なお、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ海抜パラメータに対応する場合がさまざまであり、例えば、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ山の同じ海抜パラメータの異なる角度のマルチメディア情報として表現されてもよいし、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が同じ海抜の異なる山の同じ海抜パラメータのマルチメディア情報として表現されてもよいし、第2マルチメディア情報及び第1マルチメディア情報が異なる海抜の異なる山の同じ海抜パラメータのマルチメディア情報として表現されてもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0092】
一実施例では、目標表示領域には第2マルチメディア情報が表示されており、第2マルチメディア情報が目標経路を含む背景要素と、目標経路に重畳表示され、第3海抜パラメータに対応するマーク要素とを含む場合、情報取得ユニットは、
-目標経路の長さ値を取得するように構成された長さ取得ユニットと、
-目標経路におけるマーク要素の第1位置を取得するように構成された位置取得ユニットと、
-海抜変化パラメータ、第3海抜パラメータ、長さ値、及び第1位置から、目標経路におけるマーク要素の第2位置を算出するように構成された位置計算ユニットと、
-マーク要素を第2位置に表示し、第1マルチメディア情報を得るように構成された第3取得サブユニットと、を含む。
【0093】
本実施例では、長さ取得ユニットによって目標経路の長さ値を取得し、位置取得ユニットによって目標経路におけるマーク要素の第1位置を取得し、次いで位置計算ユニットによって海抜変化パラメータ、第3海抜パラメータ、長さ値、及び第1位置から目標経路におけるマーク要素の第2位置を算出し、最後に第3取得サブユニットによってマーク要素を第2位置に表示して第1マルチメディア情報を得ることができる。したがって、本願の実施例は、ユーザの行動軌跡に応じて新しいマルチメディア情報を動的に取得することができ、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0094】
なお、第2マルチメディア情報は、背景要素とマーク要素を含んでもよく、マーク要素又は背景要素を独立して含んでもよく、又は第2マルチメディア情報をマークすることができる他の要素を含んでもよく、ここでは特に限定されるものではない。ここで、背景要素は目標経路を含んでもよく、マーク要素は目標経路上に重畳表示されてもよい。
【0095】
一実施例では、目標表示領域には、マーク要素の行動軌跡がアニメーションで表示される。第1位置の経路を0、目標経路の長さ値をL、マーク要素に対応する第3海抜パラメータをHと仮定して、海抜の変化を監視し、海抜変化の絶対値h、すなわち海抜変化パラメータhを取得すると、目標経路におけるマーク要素の第2位置Mは、以下の式(1)を用いて算出されてもよい。
【数2】
【0096】
なお、目標経路における第1位置から第2位置Mまでのマーク要素の経路軌跡はアニメーションとして表現することができ、この経路はマーク要素の重畳表示によって得られ、すなわち、経路軌跡における他の位置の図示もパラメータの変化に応じて式(1)によって算出することもできる。ここで、マルチメディア情報の更新前の第1位置(すなわち、第2マルチメディア情報)におけるマーク要素の図示は
図7に、マルチメディア情報の更新中の他の位置におけるマーク要素の図示は
図8に、マルチメディア情報の更新後の第2位置におけるマーク要素の画像(すなわち、第1マルチメディア情報)は
図9に示す。
【0097】
なお、目標経路は曲線経路であってもよいし、直線経路などであってもよく、そのうち、曲線経路は閉じた曲線経路であっても、閉じていない曲線経路であってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0098】
なお、第1位置は、目標経路の開始位置であってもよいし、目標経路の他の位置であってもよいが、ここでは特に限定されるものではない。
【0099】
なお、第2位置は、目標経路の開始位置又は終了位置であってもよいし、目標経路の他の位置であってもよく、第2位置が目標経路の開始位置である場合、ユーザは移動していないことになり、ここでは特に限定されるものではない。
【0100】
一実施例では、領域決定ユニットは、
-電子機器の現在の動作状態を検出するように構成された状態検出ユニットと、
-現在の動作状態が予め設定された目標動作状態である場合、目標動作状態に応じて目標表示領域を決定するように構成された領域決定サブユニットと、を含む。
【0101】
一実施例では、目標動作状態は、次のいずれか1つを含んでもよい。
-(1)ロック画面状態、又は
-(2)スリープ画面状態、又は
-(3)トリガ信号に応答して第2マルチメディア情報を目標表示領域に表示する動作状態。
【0102】
一実施例では、目標動作状態が、トリガ信号に応答して第2マルチメディア情報を目標表示領域に表示する(3)に記載の状態であると仮定し、状態検出ユニットによって電子機器の現在の動作状態を検出することができ、当該電子機器の現在の動作状態がアンロック状態である場合、当該電子機器内のアプリケーションソフトウェアをクリックし、当該アプリケーションソフトウェアが開いた後に画面全体又は画面内の局所的な位置に第2マルチメディア情報の動作状態を表示すると、領域決定ユニットは、目標表示領域が、アプリケーションソフトウェアが開いた後の画面全体又は画面内の局所的な位置であると判定することができる。海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、第1マルチメディア情報を当該目標表示領域に更新することができ、ここで、「当該電子機器内のアプリケーションソフトウェアをクリックする」の「クリックする」により、対応するトリガ信号が発生するが、本実施例はこれを特に限定しない。
【0103】
一実施例では、目標動作状態が(1)に記載の状態であるロック画面状態であると仮定し、状態検出ユニットによって当該電子機器の現在の動作状態がロック画面状態であることが検出される。当該現在の動作状態が予め設定された目標動作状態である場合、領域決定サブユニットは、目標表示領域がロック画面壁紙の画面内での位置であると判定することができる。海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、第1マルチメディア情報を当該目標表示領域に更新することができる。ここで、壁紙は、動的な壁紙であってもよく、静止壁紙であってもよいが、本実施例はこれを特に限定しない。
【0104】
一実施例では、目標動作状態が(2)に記載の状態であるスリープ画面状態である場合、状態検出ユニットによって当該電子機器の状態がスリープ画面状態であることが検出される。当該現在の動作状態が予め設定された目標動作状態であると仮定し、領域決定サブユニットは、目標表示領域がスリープ画面壁紙の画面内での位置であると判定することができる。海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、第1マルチメディア情報を当該目標表示領域に更新することができる。ここで、壁紙は、動的な壁紙であってもよく、静止壁紙であってもよいが、本実施例はこれを特に限定しない。
【0105】
一実施例では、当該現在の動作状態がスリープ画面状態であり、海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、予め設定されたトリガ条件がトリガされたと検出すると、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新することができるが、ここでは特に限定されるものではない。例えば、電子機器が携帯電話であり、携帯電話の現在の動作状態がスリープ画面状態であると仮定し、取得された海抜変化パラメータが予め設定された閾値よりも大きい場合、携帯電話を持ち上げるか、又は携帯電話の前面カメラがユーザの目又は顔などを捉える場合、第1マルチメディア情報が携帯電話の目標表示領域に自動的に更新される。ここで、「持ち上げる」アクション及び「ユーザの目又は顔などを捉える」アクションは、いずれも予め設定されたトリガ条件であり、もちろん、予め設定されたトリガ条件は、電子機器が目標表示領域に第1マルチメディア情報を表示するようにトリガする他の指示情報や操作アクションなどであってもよく、本実施例ではこれを特に限定しない。
【0106】
なお、電子機器は、装置であってもよく、端末の部品、集積回路、又はチップなどであってもよく、電子機器が装置である場合、この装置は、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、ハンドヘルド、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、スーパーモバイルパーソナル、コンピュータ(CUMP:ultra-mobile personal computer)、ネットブック、又はパーソナルデジタルアシスタント(PDA:personal digital assistant)などのモバイル電子機器であってもよく、非モバイル電子機器であってもよく、本願の実施例はこれを特に限定しない。本願の実施例は、高齢者が電子機器を自立的に操作できるように支援するのに有利であり、当該電子機器がモバイル電子機器である場合、高齢者が他人の助けによって自立的に使用できるので、被支援者は時間的又は空間的な制約を受けずに他人の助けを借りて電子機器を操作することができ、非常に柔軟かつ効率的であり、ユーザエクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0107】
なお、電子機器は、アンドロイド(Android)(登録商標)オペレーティングシステムであってもよく、入力出力システム(IOS:Input Output System)オペレーティングシステムであってもよく、その他の可能なオペレーティングシステムであってもよいオペレーティングシステムを有する装置であってもよく、本願の実施例はこれを特に限定しない。
【0108】
なお、本実施例の電子機器は、先のいずれかの実施例と同様のマルチメディア情報表示方法を実現することができるため、本実施例の電子機器は、先のいずれかの実施例のマルチメディア情報表示方法と同様の技術原理及び技術的効果を有しており、内容の重複冗長化を避けるため、ここでは詳しく説明しない。
【0109】
また、
図11に示すように、本願の一実施例は、また、メモリ202と、プロセッサ201と、メモリ202に記憶され、プロセッサ201で動作可能なコンピュータプログラムとを含む電子機器200を提供する。
【0110】
プロセッサ201とメモリ202は、バス又は他の方法で接続されてもよい。
【0111】
メモリ202は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム及び非一時的なコンピュータ実行可能プログラムを記憶するために使用されてもよい。さらに、メモリ202は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートストレージデバイスのような非一時的なメモリを含んでもよい。いくつかの実施形態では、メモリ202は、プロセッサ201に対して遠隔的に設置されたメモリを含んでもよく、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してプロセッサ201に接続されてもよい。上記のネットワークの例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0112】
なお、本実施例における電子機器200は、例えば、
図1に示す実施例における電子機器であってもよく、これらの実施例は、いずれも同一の発明思想に属するため、これらの実施例は、同様な実現原理及び技術的効果を有しており、ここでは詳しく説明しない。
【0113】
上記の実施例のマルチメディア情報表示方法を実現するために必要な非一時的なソフトウェアプログラム及び命令は、メモリ202に記憶されており、プロセッサ201によって実行されると、上記の実施例におけるマルチメディア情報表示方法、例えば、上記の
図1の方法ステップS110~S140、
図3の方法ステップS210、
図5の方法ステップS310、
図6の方法ステップS410~S440が実行される。
【0114】
上記の機器の実施例は単なる例示であり、別個の構成要素として示されたユニットは、物理的に分離されていてもよく、物理的に分離されていなくてもよく、すなわち、1つの場所に配置されてもよく、又は複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。これらのモジュールの一部又は全部は、実際の必要に応じて、本実施例の形態の目的を達成するために選択されてもよい。
【0115】
さらに、本願の一実施例は、また、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータ実行可能命令が記憶されており、当該コンピュータ実行可能命令は、プロセッサ又はコントローラ、例えば、上記の機器実施例におけるプロセッサによって実行されると、上記の実施例におけるマルチメディア情報表示方法、例えば、上記の
図1の方法ステップS110~S140、
図3の方法ステップS210、
図5の方法ステップS310、及び
図6の方法ステップS410~S440を前記プロセッサに実行させることができる。
【0116】
さらに、本願の一実施例は、また、コンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム又はコンピュータ命令を含み、コンピュータプログラム又はコンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されており、コンピュータ機器のプロセッサがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からコンピュータプログラム又はコンピュータ命令を読み取り、プロセッサがコンピュータプログラム又はコンピュータ命令を実行して、上記の実施例におけるマルチメディア情報表示方法、例えば、上記の
図1の方法ステップS110~S140、
図3の方法ステップS210、
図5の方法ステップS310、
図6の方法ステップS410~S440をコンピュータ装置に実行させる。
【0117】
本願の実施例は、目標表示領域を決定するステップと、海抜変化パラメータを取得するステップと、海抜変化パラメータに基づいて第1マルチメディア情報を取得するステップと、第1マルチメディア情報を目標表示領域に更新するステップと、を含む。したがって、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報を、ユーザがいる海抜に応じて動的に更新することができ、これにより、目標表示領域に表示されるマルチメディア情報がユーザの位置の変化に追従して変化することを可能にし、マルチメディア情報の表示方法を豊かにして、スマート端末の表示効果を最適化し、視覚効果を高め、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させるのに有利である。
【0118】
上記で開示された方法におけるステップの全部又は一部、システムは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及びそれらの適切な組み合わせとして実装されてもよい。物理的構成要素の一部又はすべては、中央プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、マイクロプロセッサなどのプロセッサによって実行されるソフトウェアとして、又はハードウェアとして、又は特定用途向け集積回路などの集積回路として実装されてもよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ記憶媒体(又は非一時的媒体)及び通信媒体(又は一時的媒体)を含んでもよいコンピュータ読み取り可能な媒体上に配布してもよい。当業者に周知のように、コンピュータ記憶媒体という用語は、情報(例えば、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータ)を記憶するための任意の方法又は技術において実施される、揮発性及び不揮発性の、取り外し可能な、及び取り外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる他の任意の媒体を含むが、これらに限定されない。さらに、通信媒体は、通常、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波や他の送信機構のような変調データ信号中の他のデータを含み、任意の情報配信媒体を含み得ることが、当業者には周知である。
【0119】
以上、本願のいくつかの実施について具体的に説明したが、本願は上記の実施形態に限定されるものではなく、当業者は本願の範囲に反することなく種々の均等な変形又は置換を行ってもよく、これらの均等な変形又は置換は、いずれも本願の特許請求の範囲によって定められた範囲内に含まれるものとする。
【国際調査報告】