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  • 特表-一種の熱転写装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-12-19
(54)【発明の名称】一種の熱転写装置
(51)【国際特許分類】
   B41F 16/00 20060101AFI20241212BHJP
【FI】
B41F16/00 Z
B41F16/00 M
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532906
(86)(22)【出願日】2023-02-07
(85)【翻訳文提出日】2024-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2023074773
(87)【国際公開番号】W WO2023160377
(87)【国際公開日】2023-08-31
(31)【優先権主張番号】202220404501.6
(32)【優先日】2022-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521278106
【氏名又は名称】湖南肆玖科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hunan Sijiu Technology Co., ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100188776
【弁理士】
【氏名又は名称】岩崎 吉男
(72)【発明者】
【氏名】黄文雄
(72)【発明者】
【氏名】艾敏
(57)【要約】
【課題】
本願は熱転写設備技術分野に関わり、具体的に熱転写装置に関わる、以下を含む。本体、熱圧板モジュール、ブラケットとパッド部材。本体はレベル延伸の上サポート座と下サポート座を有する。熱圧板モジュールは上サポート座の下に配置され、かつ駆動機構によって上下移動を操作する。
【解決手段】
ブラケットは下サポート座の上側に配置、熱転写物にサポートを提供することに用いられ、前記ブラケット辺縁の上側に定位突起が設置され、前記定位突起はクッション部材設置エリアを囲む。パッドは、パッド配置領域内に配置され、定位突起によって定位され、パッドの厚さは、定位突起の上面から突出するように構成される。ブラケット縁のティーチング突起によってパッドに有効なティーチングを行うことができ、パッドとブラケットの位置ずれを防止し、構造が簡単で、操作が敏速である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一種の熱転写装置であり、その特徴は以下の通りである。本体は、横に延びる上サポート座と下サポート座を有する。
【請求項2】
請求項1に記載の熱転写装置において、前記定位突起は、ブラケット縁の周りに設けられた一回りの凸縁であることを特徴とする熱転写装置。
【請求項3】
請求項1に記載の熱転写装置において、前記定位突起は、複数設けられており、ブラケット縁の一周に亘って設けられていることを特徴とする熱転写装置。
【請求項4】
請求項1に記載の熱転写装置において、前記ブラケットは、プラスチック製であり、ブラケット本体と、サポート座本体の外周に沿って下方に延びるブラケット壁縁と、ブラケット本体の下面に設けられたリブ構造とを備え、前記ブラケット壁縁は、ブラケット本体との接続部に沿って上方に凸状に形成されていることを特徴とする熱転写装置。
【請求項5】
請求項4に記載の熱転写装置において、前記ブラケットは2つのレール装置によって下サポート座に接続され、前記2つのレール装置はブラケットを下サポート座に対して引き出しおよび押し込み可能とし、前記ブラケット本体の下側には2つのレール装置の取り付け位置に対応して2本のレール取り付け凸壁が設けられ、ブラケットは2本のレール取り付け凸壁によってレール装置に接続され、前記2本のレール取り付け凸壁の前側にハンドル部材が設けられていることを特徴とする熱転写装置。
【請求項6】
請求項5に記載の熱転写装置において、レール取付突壁側部には、複数のレール装置連結部が設けられ、レール装置連結部には、第1縦補強サルーンが設けられ、レール取付突壁は、レール装置連結部に対して他方側には、第2縦補強サルーンが設けられていることを特徴とする熱転写装置。
【請求項7】
請求項6に記載の熱転写装置において、前記リブ構造は、ブラケット本体下辺に設けられ且つトロリ壁沿いに内側に沿って囲む補強リングと、補強リングとブラケット壁沿いとを接続する第1補強サルーンと、補強リングの内側に横方向に設けられる第2補強サルーンと、補強リングの内側に縦方向に設けられる第3補強サルーンとを含み、前記第1縦方向補強サルーン及び第2縦方向補強サルーンは、対応する位置の第2補強サルーンと接続されることを特徴とする熱転写装置。
【請求項8】
請求項7に記載の熱転写装置において、ハンドル部材は、2本のガイドレール取付凸壁の先端で下方に延びるハンドル取付壁を含み、ハンドル取付壁にはハンドル構造が設けられ、ハンドル取付壁は補強リングの外側に設けられ、ハンドル取付壁の内側には、複数の第3縦補強サルーンが設けられ、第3縦補強サルーンは、対応する位置の第1補強サルーンと連結されていることを特徴とする熱転写装置。
【請求項9】
請求項5から7のいずれか一項に記載の熱転写装置において、ガイドレール装置連結部には、複数のレール定位バンプが設けられ、前記レール装置は、レール定位バンプに対応して定位穴が設けられていることを特徴とする熱転写装置。
【請求項10】
請求項5から7のいずれか一項に記載の熱転写装置において、レール装置とロアサポート座の金属フレームをさらに備え、金属フレームは前側開口を有し、レール装置は金属フレームの開口の両側に連結され、金属フレームの下側は連結部材によってロアサポート座に連結されることを特徴とする熱転写装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は熱転写設備技術分野に関わる、具体的に熱転写装置に関わる、特にブラケットの改良である。
【背景技術】
【0002】
従来の熱転写機は一般的に油圧または空気圧の方式を採用し、構造が複雑で、重量が大きい。前記問題を解決するために、いくつかのメーカーはモーター伝動を採用する方案を設計し、この種類の熱転写機は本体、ベース、ブラケットと加熱圧板モジュールを含み、ブラケットはベースに設置され、通気率と熱圧効果を高めるために、一般的にブラケットにパッドを置く。
【発明の概要】
【0003】
これまでの熱転写機は、構造が複雑で、重量が大きいため、ブラケット周辺に定位突起を設置して、パッドを限定するのに用いることによって解決する。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の熱転写機では、作業板上のパッドは一般的に直接に放置され、ずれやすく、接続部品の方式で固定するメーカーもあり、操作が面倒である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の目的は従来のパッドが直接或は連結部材によってブラケットに放置して、転位しやすくて、操作が面倒である問題を解決する、ブラケット周辺に定位突起を設置して、パッドを限定するのに用いることによって解決する。
【発明の効果】
【0006】
熱転写装置は以下を含む。本体、熱圧板モジュール、ブラケットとパッド部材;本体はレベル延伸の上サポート座と下サポート座を有する。熱圧板モジュールは上サポート座の下に配置され、かつ駆動機構によって上下移動を操作する。ブラケットは下サポート座の上側に配置され、熱転写物にサポートを提供することに用いられ、前記ブラケット辺縁の上側に定位突起が設置され、前記定位突起はクッション部材設置エリアを囲む。パッド部材は前記パッド部材設置エリア内に設置されて、且つ前記定位突起より定位される、前記パッド部材の厚さは前記定位突起の上表面を突出するように配置される。
【0007】
ブラケット縁のティーチング突起によってパッドに有効なティーチングを行うことができ、パッドとブラケットの位置ずれを防止し、構造が簡単で、操作が敏速である。
【0008】
優先的に、前記定位突起はブラケット辺縁を囲んで設置する一回りの凸辺である。この方案は構造強度がよく、製造しやすい。取り替え可能で、前記定位突起は若干を設置して、且つブラケット辺縁の一周を囲んで設置する。
【0009】
優先的に、前記ブラケットはプラスチックで製造して、ブラケット本体及びブラケット本体外周に沿って下へ延伸するブラケット壁縁、及びブラケット本体下側に設置する補強筋構造を含む、前記ブラケット壁縁はブラケット本体と連結する部位に沿って上へ突起して前記定位突起を形成する。前記構造を採用すると、ブラケットの構造性が強化され、安定性がよい。
【0010】
優先的に、前記ブラケットはプラスチックで製造して、ブラケット本体及びブラケット本体外周に沿って下へ延伸するブラケット壁縁、及びブラケット本体下側に設置する補強筋構造を含む、前記ブラケット壁縁はブラケット本体と連結する部位に沿って上へ突起して前記定位突起を形成する。前記構造を採用すると、ブラケットの構造性が強化され、安定性がよい。
【0011】
優先的に、レール取付凸壁側部に若干のレール装置連結部を設置する、レール装置連結部に第1縦方向補強サルーンを設置する、レール取付凸壁はレール装置連結部の他側に対して第2縦方向補強サルーンを設置する。前記配置によって、レール取り付け凸壁の構造性を有効に向上させ、ブラケットのサポートをより安定させ、受力伝達をより安定させる。
【0012】
優先的に、レール取付凸壁側部に若干のレール装置連結部を設置する、レール装置連結部に第1縦方向補強サルーンを設置する、レール取付凸壁はレール装置連結部の他側に対して第2縦方向補強サルーンを設置する。前記配置によって、レール取り付け凸壁の構造性を有効に向上させ、ブラケットのサポートをより安定させ、受力伝達をより安定させる。
【0013】
優先的に、レール取付凸壁側部に若干のレール装置連結部を設置する、レール装置連結部に第1縦方向補強サルーンを設置する、レール取付凸壁はレール装置連結部の他側に対して第2縦方向補強サルーンを設置する。前記配置によって、レール取り付け凸壁の構造性を有効に向上させ、ブラケットのサポートをより安定させ、受力伝達をより安定させる。
【0014】
優先的に、レール装置の接続部に若干のレール定位バンプを設置し、前記レール装置はレール定位バンプに対応して定位穴を設置する。レール定位凸点と定位穴はレール装置の定位と受力の役割を果たす。
【0015】
優先的に、またレール装置と下サポート座の金属フレーム部材を含み、金属フレーム部材は前側開口を有し、レール装置は金属フレーム部材開口の相対両側に接続し、金属フレーム部材の下側は接続部材によって下サポート座と接続する。金属フレーム部材はレール装置と下サポート座を安定に連結する作用を果たす。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】熱転写印刷装置の立体模式図である。
図2】ブラケットを引き出した状態の熱転写印刷装置の立体模式図である。
図3】熱転写装置の立体断面図である。
図4】駆動機構の立体断面図である。
図5】駆動機構の一部を示す立体模式図である。
図6】サポート体及び下部サポート体の分解斜視図である。
図7】ブラケットの立面三次元概略図である。
図8】ブラケットおよびガイド機構の分解立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1図8を参照すると、熱転写装置は、本体1、熱圧板モジュール2、ブラケット3、およびパッドdを含む。本体1はレベル延伸の上サポート座1.1と下サポート座1.2を有する。熱圧板モジュールHは上サポート座1.1の下に配置され、駆動機構mによって上下動を操作される。ブラケット3は下サポート座1.2の上側に配置され、熱転写物にサポートを提供することに用いられ、ブラケット3の辺は上側に沿って定位突起3.1を設置し、定位突起3.1はクッション部材配置区3-dを囲む。パッドdは、パッド配置領域3-d内に配置され、定位突起3.1によって定位され、パッドdの厚さは、定位突起3.1の上面から突出するように配置される。ブラケット3辺縁の定位突起3.1によってクッション部材dに有効な定位を行うことができ、クッション部材dとブラケット3の転位を防止し、構造が簡単で、操作が敏速である。
【0018】
定位突起3.1はブラケット3辺縁を囲んで設置する一回りの凸辺であり、この構造は強度がよく、製造しやすい。上サポート座1.1の前端面に制御区域eを設置する、制御区域eに制御設備のデバイス、例えばキー、タッチスクリーンなどを設置する。
【0019】
図4および図5を参照すると、駆動機構mの一実施形態は、上側マウント1.1内に取り付けられたモーターm1、減速ギアm2、および伝達ギア部材m3と、ロッドナットRとを備えており、ロッドR1の上側端部は、減速ギアm2の中央部に固定接続されている。熱圧板モジュールH中部はナットR2と固定接続し、かつロッドR1の回転駆動によって上下動し、熱圧板モジュールH中部にロッド待避通路R0を設置する。
【0020】
一実施方案の中に、変速箱m4は上下に配置する第1箱部材m41と第2箱部材m42を含む、第1箱部材m41の内壁に第1軸受取付け部m411を設置する、第2箱部材m42の内壁に対応に第2軸受取付け部m421及び第2軸受取付け部m421中部を貫通するロッド組立穴m422を設置する、ロッドR1の上端に減速歯車m2の上側を貫通する、且つロッドR1の上端が減速歯車m2の下側と下側に位置して、それぞれ第1平面軸受m51と第2平面軸受m52を連結する、第1平面軸受m51は第1軸受取付け部m411に取付ける、第2平面軸受m52は第2軸受取付け部m421に取付ける。ロッドR1の上端は第1フラットベアリングm51と第2フラットベアリングm52を採用して第1ボックスパーツm41と第2ボックスパーツm42と組立て、第1フラットベアリングm51と第2フラットベアリングm52の軸方向サポート特性を利用して第1ベアリング取り付け部m411と第2ベアリング取り付け部m421と組立て、ロッドR1に対する軸方向定位を実現し、このように通用のロッドR1を採用してロッドR1に軸方向定位構造を加工する必要がなく、経済性が更に良い。
【0021】
ロッドR1の同心度を維持するために、ロッド取付穴m422の下には、ラジアル軸受m 53も設けられている。ロッドR1は、ラジアル軸受m53に取り付けられており、ラジアル軸受m53とは、ころ軸受のような同軸度の維持が可能な軸受を意味する。ラジアル軸受m53の取り付けを容易にするために、ロッド取付穴m422の下方には、下開きの第3の軸受取付部m423が設けられており、この第3の軸受取付部m423には、ラジアル軸受m53がネジ止めされて取り付けられている。
【0022】
図7を参照すると、ブラケット3は、プラスチック製であり、ブラケット本体3.2と、ブラケット本体3.2の外周に沿って下方に延びるブラケット壁縁部3.3と、ブラケット本体3.2の下面に設けられたリブ構造tとを備えており、ブラケット壁縁部3.3とブラケット本体3.2との接続部において上方に突出して定位突起3.1を形成している。前記構造を採用してブラケット3の構造性を強化できて、安定性がよい。
他の実施形態では、定位突起3.1は、いくつか設けられてもよく、ブラケット3の縁部の周りに一周して設けられる。
【0023】
図6及び図8を参照すると、ブラケット3は2つのレール装置Sによって下サポート座1.2に連結され、2つのレール装置Sはブラケット3を下サポート座1.2に対して引き出して押し込むことができ、ブラケット本体3.2の下側は2つのレール装置Sの取り付け位置に対応して2本のレール取り付け凸壁S1が設置され、ブラケット3は2本のレール取り付け凸壁S1によってレール装置Sに連結され、2本のレール取り付け凸壁S1の前にハンドル部材S2が設置される。2本のレール取り付け凸壁S1はレール装置Sを連結する作用以外に、補強効果を果たす。
【0024】
図7および図8を参照すると、レール取付凸壁S1の側部には、複数のレール装置連結部S10が設けられ、レール装置連結部S10には、第1の縦方向補強サルーンS11が設けられ、レール取付凸壁S1のレール装置連結部S10に対する他方側には、第2の縦方向補強サルーンS12が設けられている。前記配置によって、レール取り付け凸壁S1の構造性が有効的に向上され、ブラケット3のサポートをより安定させ、受力伝達をより安定させる。
【0025】
補強リブ構造tはブラケット本体3.2の下側縁に設置して且つブラケット壁縁3.3の内側に沿って囲む補強リングt0、補強リングt0とブラケット壁縁3.3を連結する第1補強筋t1、及び横方向に補強リングt0の内側に設置する第2補強筋t2、及び縦方向に補強リングt0の内側に設置する第3補強筋t3を含む、第1縦方向補強サルーンS11と第2縦方向補強サルーンS12は対応位置の第2補強筋t2と連結する。前記配置を採用して、ブラケット本体3.2の構造強度を更に向上させることができる。
【0026】
図7及び68を参照すると、ハンドル部材S2は、2本のレール取付凸壁S1の前端を有して下方に延びるハンドル取付壁S21を含み、ハンドル取付壁には、ハンドル構造S22が設けられ、ハンドル取付壁S21は、補強リングt0の外側に設けられ、ハンドル取付壁S21の内側には、複数の第3の縦方向補強サルーンS 211が設けられ、第3の縦方向補強サルーンS211は、対応する位置の第1の補強サルーンt1に接続されている。ハンドル取付壁S21はハンドル構造S22を連結する以外に、またブラケット本体3.2の作用を補強できる。
【0027】
ハンドル構造S22はハンドル取付壁S21の前側に取り付けるハンドルである。他の実施形態では、ハンドル構造S22は、ハンドル取付壁に一体的に形成されてもよい。
図7及び図8を参照すると、レール装置連結部S10には複数のレール定位バンプS101が設けられ、レール装置Sにはレール定位バンプS101に対応して定位穴S102が設けられている。レール定位バンプS101と定位穴S102はレール装置Sの定位と受力の役割を果たす。
【0028】
図6および図8を参照すると、レール装置Sと、金属製フレーム部材S3の開口部の両側に連結された前側開口部を有する下側ブラケットと、連結部材S31を介して下側ブラケット1.2に連結された金属製フレーム部材S3とをさらに備える。金属フレーム部材はレール装置Sと下サポート座1.2を安定に連結する作用を果たす。
【0029】
前記明細書の掲示と教示によって、本願が属する分野の技術者はまた前記実施方式に対して変更と修正を行うことができ、本願は前記掲示と説明した具体的な実施方式に限定されず、本願に対するいくつかの修正と変更も本願の請求項の保護範囲内に入るべきであろう。
【符号の説明】
【0030】
1 本体
2 熱圧板モジュール
3 ブラケット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】